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中長期的に中国が日本を質でも抜いたらインバウンドは急激に減るんだろうなという話をよくきくけど。

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2020-21年秋冬NYコレのストリートスナップから見るリアルトレンド ロングブーツトレンド復活の兆し

 寒さが続くニューヨークでは現在、2020-21年秋冬ニューヨーク・ファッション・ウイークが開催されている。「WWDジャパン」はショーやプレゼンテーション会場に赴く業界人の私服スナップを届けているが、今回は足元に注目。氷点下を下回る日々が続き、さらに雨の日もあったニューヨークでは、ロングブーツを選ぶ人が続出。素材はレザーやスエード、色もクラシックなブラックやホワイトからメタリックなど、多種多様なブーツがニューヨーカーの足元を寒さから守っているようだ。エレガントなハイヒールタイプやよりカジュアルでスポーティーなフラットタイプの双方が見られ、自由にコーディネートに組み込んでいる様子。

 しばらくショート丈のブーツが流行っていた中、数シーズン前からランウエイでロングブーツの提案が少しずつ増えており、今季もいくつかのショーで早速登場している。日本では暖冬が続くならばロングブーツにとっては向かい風となるが、そろそろ“おしゃれ”としてブームが復活するかも?

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「フェンディ」が2020年春夏アイテムのポップアップ サステナ認証コットンの限定アイテムも

 「フェンディ(FENDI)」は2020年春夏コレクションを集めたポップアップイベント「フェンディ ソーラードリーム(FENDI SOLAR DREAM)」を2月12日から東京・伊勢丹新宿本店で、3月11日から大阪・阪急うめだ本店で開催する。

 コレクションは、太陽をイメージさせるオレンジや黄色の色彩、フラワープリントやギンガムチェック、ブランドのアイコニックなストライプ“ペカン”をミックスしたグラフィカルが特徴だ。伊勢丹新宿本店では期間中、20年春夏コレクションからインスパイアされた“フェンディフラワー”を自分で作れる体験型アニメーションを用意する。

 またイベントの開催を記念して、持続可能な方法で生産された「BCI(ベター・コットン・イニシアティブ)」の認証コットンを使用した限定商品を発売する。19年にデビューした“FFトート”は“セレリア”レザーの新作も先行発売する予定だ。

■フェンディ ソーラードリーム
日程:2月12〜18日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿3-14-1

日程:3月11〜17日
時間:10:00~20:00
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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新型肺炎の影響で上海ファッション・ウイークなどが延期 中国人デザイナーのパリコレ・ミラノコレ欠席も

 新型コロナウイルスの被害が拡大していることを受け、3月26日から開催される予定だった上海ファッション・ウイークと、同月25~31日に北京で行われる中国ファッション・ウイークの延期が発表された。新たな日程については中国政府や関係者の間で調整されているが、いずれもまだ発表されていない。

 上海ファッション・ウイークは、中国の豊かな人材と巨大な消費市場を背景にその存在感を増してきており、会期中にはアジア最大級のファッション展示会も開催される。昨シーズンは7つの公式ショールームや展示会なども合わせておよそ1700のブランドが参加した。一方の中国ファッション・ウイークは、世界のファッション業界における中国の存在感を高めるため、海外で通用する若手デザイナーを発掘することを主な狙いとしている。

 新型コロナウイルスの影響はこれだけではない。2月24~3月3日に開催されるパリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)でショーを行う予定だった中国のブランド、「マーシャ・マ(MASHA MA)」「シャッツィ・チェン(SHIATZY CHEN)」「ユマ ワン(UMA WANG)」「ジャレル ザン(JAREL ZHANG)」「カルバン ルオ(CALVIN LUO)」「メゾン マイ(MAISON MAI)」が参加を取りやめた。

 パリコレを運営するフランスのオートクチュール・プレタポルテ連合協会(La Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、「これら6ブランドが発表する予定だった作品を披露できるように、当協会のデジタルプラットフォームなどを最大限に活用する」とコメントした。ハリー・ワン(Harry Wang)=シャッツィ・チェン最高経営責任者は、「慎重に検討した結果、最も適切だと思われる行動を取った。さしあたり、新たな方法でコレクションを発表することに集中する」と語った。

 2月18~24日開催のミラノ・ファッション・ウイークでも、中国の新進デザイナー8人が参加をキャンセルしたほか、中国からのバイヤーやプレスが渡航および入国制限措置などにより来場できないことが予想されている。同イベントを運営するイタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、こうした中国のファッション業界関係者がオンラインで参加できるように、「チャイナ・ウィー・アー・ウィズ・ユー(China, we are with you)」プロジェクトを立ち上げた。会場では、参加を見送った中国人デザイナーのインタビューをライブ配信するほか、その作品をビデオ投影する。バイヤー向けには、参加デザイナーのインタビューやショーのライブ配信を行い、専用のソーシャルメディア・プラットフォームでコレクションについてコメントできるようにするという。

 またインド・バンガロールでは、アジアのアパレルメーカーやブランド、小売業が多数参加する見本市「アパレル・ソーシング・ウイーク(Apparel Sourcing Week)」が2月20~22日に開催される予定だったが、やはり新型コロナウイルスの影響のため6月18~20日に延期すると主催者が公式サイトで発表した。会期中のセッションには、ナイキ(NIKE)や香港の大手商社リー&フォン(LI & FUNG)などの経営陣が登壇する予定だった。

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LA発ブランド「アミリ」が「ザラ」に3億円の損害賠償請求 人気ジーンズのコピー問題

 ロサンゼルス発のブランド「アミリ(AMIRI)」を擁するアトリエ ラグジュアリー グループ(ATELIER LUXURY GROUP)は、「ザラ(ZARA)」が「アミリ」の代表的なジーンズ“MX2”の形を模倣し販売したことが連邦商標法上のトレードドレスを侵害しているなどとして、販売差し止めのほか、懲罰的損害賠償などを含む約300万ドル(約3億2400万円)の損害賠償を求めて提訴した。

 問題となったジーンズはどちらもスキニータイプで、膝上にプリーツを施したレザーの切り替えを採用している。また、膝のあたりにファスナーがあしらわれている点や、色落ちした風合い、色展開という点も共通している。価格は「ザラ」の50ドル(約5400円)に対して「アミリ」が1150ドル(約12万4200円)以上で販売している。
アトリエ ラグジュアリー グループの代理人弁護士は、「『ザラ』の行いは見過ごせるものではない。アトリエ ラグジュアリー グループは商品の開発に多大な時間とリソース、技術を費やした。われわれは『ザラ』に責任を取らせる。法廷で決着をつける日を心待ちにしている」とコメントした。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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LA発ブランド「アミリ」が「ザラ」に3億円の損害賠償請求 人気ジーンズのコピー問題

 ロサンゼルス発のブランド「アミリ(AMIRI)」を擁するアトリエ ラグジュアリー グループ(ATELIER LUXURY GROUP)は、「ザラ(ZARA)」が「アミリ」の代表的なジーンズ“MX2”の形を模倣し販売したことが連邦商標法上のトレードドレスを侵害しているなどとして、販売差し止めのほか、懲罰的損害賠償などを含む約300万ドル(約3億2400万円)の損害賠償を求めて提訴した。

 問題となったジーンズはどちらもスキニータイプで、膝上にプリーツを施したレザーの切り替えを採用している。また、膝のあたりにファスナーがあしらわれている点や、色落ちした風合い、色展開という点も共通している。価格は「ザラ」の50ドル(約5400円)に対して「アミリ」が1150ドル(約12万4200円)以上で販売している。
アトリエ ラグジュアリー グループの代理人弁護士は、「『ザラ』の行いは見過ごせるものではない。アトリエ ラグジュアリー グループは商品の開発に多大な時間とリソース、技術を費やした。われわれは『ザラ』に責任を取らせる。法廷で決着をつける日を心待ちにしている」とコメントした。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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TSIが事業会社のトップ交代 ナノ・ユニバース、ローズバッド、ジャックなど

 TSIホールディングスは、複数の事業会社のトップ交代を3月1日付で実施すると発表した。ナノ・ユニバースは濱田博人社長が退任し、前川正典サンエー・ビーディー社長が兼任する体制になる。ローズバッドはサンエー・ビーディー社長と兼任していた前川社長が退任し、林哲也商品本部長が昇格する。「ステューシー(STUSSY)」を展開するジャックは、曽根道弘社長が取締役に退き、子会社スタージョイナス社長でもある松下一英取締役が就任する。

 同時にTSIは組織変更としてアパレル子会社を4つのグループに分類し、カンパニー制度を導入する。第1事業カンパニー(前川・執行役員第1事業カンパニー長)はサンエー・ビーディー、ナノ・ユニバース、第2事業カンパニー(押木源弥・執行役員第2事業カンパニー長)はサンエー・インターナショナル、アングローバル、アルページュ、アナディス、UNIT&GUEST、アンドワンダー、第3事業カンパニー(仙座学・執行役員第3事業カンパニー長)はTSIグルーヴアンドスポーツ、スピックインターナショナル、第4事業カンパニー(下地毅・第4事業カンパニー長)が上野商会、ローズバッド、ジャック、アイソラー、スタージョイナスをそれぞれ所管する。

 またプラットフォーム部を新設し、TSI・プロダクション・ネットワークの生産機能と、TSI ECストラテジーのEC戦略とIT戦略の機能を統合する。プラットフォーム部の部長を三宅孝彦副会長が兼任。TSI・プロダクション・ネットワークの井上隆亮社長、TSI ECストラテジーの柏木又浩社長はそれぞれ退任し、両社の社長を三宅氏が兼任する体制になる。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「アディダス」が史上最速モデルで“厚底”に逆襲 初のカーボンプレート内蔵ランシューズ

 アディダス ジャパン(ADIDAS JAPAN)は、日本人ランナー向けのランニングシューズ“アディゼロ”シリーズの新作“アディゼロ プロ(adizero Pro)”を4月1日に発売する。シューズ内部には同社初となるカーボンプレートが付き、蹴り出す力を推進力に変えるとともに着地時の柔軟性を加えた。さらに高い反発性とクッション性を備えた独自の素材“ブーストフォーム”や軽量のミッドソール“ライトストライク”を組み合わせて、速さと軽さにこだわったランニングの最上位モデルと位置付ける。

 2018年11月には同モデルの試走会が東京都内で開かれ、メディア関係者らが新作を体験。足を入れた瞬間から「アディダス」の既存モデルとははき心地が明らかに異なり、走行中もこれまでとは一線を画す前への推進力に驚きの声が上がっていた。開発に携わったシューズクリエイターの大森敏明は「“アディゼロ プロ”によって、アスリートがこれまで到達できなかった速さで走ることができる」とコメント。ほかの関係者も「最速のシューズ」と口をそろえるなど自信を見せている。

 価格は2万2000円で、サイズは22〜31cm。アディダスのブランドコアストア各店とオンラインストア、ステップ スポーツ(STEP SPORTS)で販売する。

 近年のランニングシューズ市場は、同じくカーボンプレートを内蔵する「ナイキ(NIKE)」の“厚底”シューズが話題を集めている。国内外のマラソン大会で上位入賞している男性ランナーの多くが「ナイキ」を着用し、新記録を連発。さらに「第96回箱根駅伝」で総合優勝した青山学院大学は「アディダス」と包括契約を結んでいるものの、自由意思で選択できるシューズに関しては出場した選手全員が「ナイキ」を選んでいた。

 「ナイキ」の“厚底”の競技での一人勝ち状態が続いている現状に陸上の国際統括団体であるワールドアスレチックス(世界陸連)も動き、1月31日にシューズの新たな規定を発表。「内蔵するプレートは1枚まで」「靴底の厚さは40mmまで」「レースの4カ月前から一般購入できること」の3つが追加された。東京五輪のマラソンは女子が8月8日、男子が同9日に行われるため、“アディゼロ プロ”も着用可能となる。

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「エルメス」初のメイクラインは詰め替え可能なリップスティック サステナビリティ推進を発信

 仏高級ブランド大手のエルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)は、香水に続く化粧品事業であるメイクアップラインの第1弾「ルージュ・エルメス(ROUGE HERMES)」コレクションを3月4日に世界同時発売する。環境問題への意識が高まり、国内外の大手企業が海洋プラスチックごみへの対応を進める中、同社は中身の詰め替えが可能な容器を使った口紅を展開することを明らかにした。日本では「エルメス」銀座店、「エルメス」伊勢丹新宿本店、「エルメス」阪急うめだ本店、「エルメス」オンラインブティックに限定して販売する。

 世界的にESG(環境・社会・企業統治)を重視する流れがある中で、化粧品や日用品メーカーもより本格的に容器リサイクルに取り組もうとしている。エルメスは183年のメゾンの歴史の中で、メイクアップ化粧品に参入するのは今回が初めてのこと。近い将来、ファンデーションやスキンケア製品など品目を拡充し、香水、メイクアップ、スキンケアを化粧品事業の3本の柱として育成する計画だ。化粧品事業本格化の第一歩となる今回のプロジェクトで、パッケージ容器に質の高い素材を用いて繰り返し長く使える製品設計を採用することで「持続可能な発展を支える職人であろう」という信念と、「CSR(企業の社会的責任)の理念に基づき環境に配慮したもの作りを行う」というメッセージを発信する。

 「ルージュ・エルメス」コレクションでは、メイン製品であるサテンとマットの2つの質感がそろうリップスティックを全24色で展開。そのほかリップバームやリップペンシル、リップカラーバーム、リップブラシの5製品をそろえ、カラフルなパッケージに収めた数量限定のリップスティックやミラー付きリップケースやペンダントタイプのミラーなども用意する。価格は4100~8000円。リップスティックの別売りのレフィル(4400円)は6月発売を予定する。

 リップコレクションの開発はパルファム・ビューティ部門のCEOであるアニエス・ドゥ・ヴィリエ(Agnes de Villiers)が統括し、アーティスティック・ディレクターであるピエール・アレクシィ・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)をはじめレディス部門アーティスティックディレクター兼レディスシルク部門クリエイティブ・ディレクターのバリ・バレ(Bali Baret)、シューズ・ジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターを務めるピエール・アルディ(Pierre Hardy)、ビューティ部門のクリエイティブ・ディレクターであるジェローム・トゥロン(Jerome Touron)らが携わった。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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パリ素材見本市、コロナウィルスの影響で中国企業100社近くが出展取り止めか

 2月11日に開幕したパリの大型ファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION以下、PV)」を、新型コロナウイルスが直撃した。1755社が2020-21年秋冬向けのテキスタイルを中心に糸、レザー、資材、図案、縫製などのカテゴリーに分かれて出展しているが、縫製カテゴリーは97社の出展者の大半が中国企業のため、会場のホール2を一つ丸ごと閉鎖した。その他のテキスタイルや糸、資材などでもブース自体のない場所が点在している。PVの運営当局は出展を取り止めた企業については公表していない。

ブースに生地サンプルがない

 中国のある有力テキスタイルメーカーのブースにはサンプルが一切なく、ブースに立つのは欧州の契約エージェントが2人。英国のエージェントの女性は「中国からスタッフが渡航できず、通常そろうはずのテキスタイルサンプルはない。急きょ中国から送られてきた見本帳で対応している」と話す。その他の出展がかなった中国テキスタイルメーカーのブースでも、サンプルの数は少なく、ブースに立つのは欧州のスタッフが目立った。

中国からの来場者の姿はほとんどなし

 来場者数も目に見えて少ない。中国からの来場者の姿はほとんどなく、アメリカやイタリアのメーカーも中国、香港、台湾のスタッフの渡航を取りやめるといった措置を取っているという。主催者であるPVの中国担当スタッフの姿もない。

 中国以外の企業も、多くの人が集まるトレードショーはリスクがあると渡航を取りやめたところも多いようだ。ある出展社からは「北欧ブランドが急きょとりやめた」とも聞いた。

PVとしての提案は「握手やハグは控えましょう」

 会場には「健康のために握手やハグは控えましょう」という看板が立てられ、また空きブースはないものの、出展を取りやめた企業のスペースを用いて、通常はほとんどない椅子とテーブルを置いたレストスペースが複数設けられている。

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【動画】「アーバン・ファミマ!!」のキーマンが語るコラボレーションの裏側

 アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)とファミリーマート(FAMILY MART)のコラボレーション店舗「アーバン・ファミマ!!」が2月12日、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーにオープンした。大手コンビニとアパレルの初めての取り組みということで、内覧会にもさまざまなメディアが来場し、注目度の高さがうかがえた。「WWDジャパン」はキーマンの一人、アーバンリサーチの齊藤悟事業支援本部 販売促進部シニアマネージャーを直撃。コラボレーションのきっかけや目的などについて聞いた。

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ライトオン創業家の藤原祐介氏が新社長に

 ジーンズ専門店大手のライトオンは、新社長に藤原祐介取締役営業本部長(42)が昇格する3月1日付の人事を発表した。2018年4月から社長を務めた川﨑純平氏(39)は取締役管理本部長に異動する。

 藤原新社長はライトオンの創業者である政博氏の長男で、1977年2月23日東京都生まれ。2004年6月にライトオンに入社。05年に取締役、16年からは台湾の子会社である台灣萊特昂股份有限公司の董事長を務める。社長就任後も営業本部長は兼任する。また藤原政博代表取締役会長は取締役相談役に退く。

 ライトオンは18年8月期決算で2年ぶりに黒字化したが、19年8月期決算は本業のもうけを示す営業損益が21億円の赤字で、前期の12億円の黒字から転落した。

 川﨑氏は2年弱の間に、本社機能を茨城県つくば市から東京の京セラ原宿ビルに移したり自社ECにAI(人工知能)を導入してリニューアルしたり、さらには“ジーンズセレクトショップ”への転換やプライベートブランド「バックナンバー(BACK NUMBER)」の強化など改革を進めたが、志半ばでの交代となる。

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「サリー ラポワント」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「サリー ラポワント(SALLY LAPOINTE)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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チケットプレゼント企画 代々木競技場に戻ってきたクリエイティブの祭典「ルームス40」にご招待

 アッシュ・ペー・フランスが主催するクリエイティブの祭典「ルームス40(rooms 40)」が2月20~22日に開催される。ファッション、デザイン、アート、フード、工芸、民芸などの約550ブランドが集結し、アート展示を見られるほか、セミナーに参加やデザイナーから直接商品を購入することが可能だ。記念すべき20周年で40回目の今回は会場を、国立代々木競技場第一体育館に3年ぶりに戻し、20日をビジネス関係者のみの入場、21、22日を一般開放する。これまで平日のみの開催だったが、今回は最終日が土曜日開催となる。

 MoMA(ニューヨーク現代美術館)のキュレーターが選んだ商品が並ぶMoMAデザインストアの初出展をはじめ、アーティストの加藤ユウやマサルオザキ(MASARU OZAKI)によるインスタレーション、NTTドコモとアーティストの松山しげきのコラボレーションアートなどを楽しむことができる。

 トークショーやワークショップを開催する「ルームス アカデミー」では、映画監督の押井守と脚本家で女優の近衛はな、映像作家の森本晃司らが登壇する「ILCサポーターズ未来会議」を実施するほか、SDGs、オーガニックライフ、フェミニズムなどのキーワードにまつわる13のトークショーを実施する。

 「WWD JAPAN.com」は、抽選で「ルームス40」に読者を招待する。当選者には招待状をメールで発送。応募の締め切りは2月17日15時。


■ルームス エクスペリエンス37
日程:2月20~22日 ※20日はビジネス関係者のみ
時間:10:00~18:00
場所:国立代々木競技場第一体育館
住所:東京都渋谷区神南2-1-1
入場料:前売券1500円/当日券2000円

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ペルミラが「ゴールデン グース」買収へ

 投資会社ペルミラ(PERMIRA)がゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)を買収する。数日以内に契約が決まる見込みで、ペルミラが12億8000万ユーロ(約1536億円)でカーライル・ヨーロッパ・バイアウト(CARLYLE EUROPE BUYOUT)から引き継ぐ。

 ゴールデン グースの2019年度決算はまだ発表されていないが、売上高3億ドル(約327億円)、EBITDA (利払い前・税引き前・減価償却前利益)9000万ドル(約98億円)を見込んでおり、ペルミラはEBITDAの14倍以上を支払うことになる。

 同社はスニーカーがビジネスの基幹で売上高の約8割を占めているが、アクセサリーやウエアにカテゴリーを広げているところだ。17年3月以降、50店をオープンし、昨年は全58店を運営、ほかに世界900件の卸先がある。売上高は17年にカーライルが買収した当時の倍になっているという。

 シルヴィオ・カンパラ(Silvio Campara)が最高経営責任者を、パトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)が会長を務めている。デザインは社内のチームが行なっているが、元「グッチ」でディ・マルコのパートナーであるフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)がアクセサリーとウエアを他担当するといわれている。

 ペルミラは主にIT、消費財、金融、ヘルスケア関連企業に投資をしており、アパレル業界では「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」や「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」などに投資している。また、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」および同ブランドの日本・東アジアにおける総販売代理店であるスタイラ(STYLA)の過半数の株式を取得している。

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「サリー ラポワント」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「サリー ラポワント(SALLY LAPOINTE)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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福井県の大手アイウエア企業シャルマンの社長が交代 アメリカ法人社長が昇格

 福井県鯖江市の大手アイウエア企業シャルマンは、宮地正雄・社長が退任し、後任に本庄正享(ほんじょう・まさきよ)・専務執行役員兼シャルマンUSA社長兼CEOが就任する人事を発表した。3月26日に開催予定の株主総会と取締役会で正式に決定される。

 本庄新社長は1963年12月8日、福井県生まれ。福井大学工学部高分子工学科を卒業後、86年にシャルマンの製造部門である堀川製作所に入社。その後、同社グループの中国工場で製造部門を経験し、アメリカ、フランス、香港の現地法人で商品企画を担当した後、2015年に常務執行役員欧米事業部長、企画統括担当に就任、18年に再びアメリカに赴任してシャルマンUSA社長兼CEOとなり、今年1月に専務執行役員に就任した。シャルマンの売上高の半分以上を海外市場が占めていることから、今後も重要となるグローバル経営に対して、本庄氏の約20年にわたる国際経験の豊富さが今回の人事につながったようだ。なお、10年間社長を務めた宮地氏の今後については未定。

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ゴールドウイン次期社長に「ザ・ノース・フェイス」成長の立役者の渡辺氏 創業家以外から初

 ゴールドウインは12日、次期社長に渡辺貴生副社長(59)が4月1日付で就任するトップ人事を発表した。創業家以外の社長就任は初めて。西田明男社長(67)は代表権を持つ会長として引き続き経営に携わる。同社は新人事について、創業70周年目を迎え経営基盤のさらなる強化と意思決定の迅速化を図るためと説明。新たな経営体制でさらなる企業価値の向上を目指すという。

 渡辺次期社長は1982年にゴールドウイン入社後、85年から「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の日本における事業に携わる。商品や店舗開発などに従事し、2005年に同社執行役員ノースフェイス事業部長に就任。ブランドを同社の売り上げの中核を担うまでに成長させた。06年にはアウトドアスタイル事業本部長を兼任するなど複数のブランドを統括し、17年に副社長に就いていた。

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大坂なおみ選手が「アディアム」とコラボ!三越伊勢丹HDが事業終了する「アナ スイ」の行く末やいかに NYコレつれづれ日記VOL.3

 2020-21年秋冬のニューヨーク・コレクションが佳境を迎えております。日本では新型肺炎の感染が拡大していますが、NYでは市民の生活にそこまで大きな影響は出ていない模様。しかし、NYコレとしては大きな変化が……!中国のバイヤーやジャーナリストの姿をあまり見かけないのです。中国のバイイングパワーや生産パワーに拠っている部分が大きい昨今の世界のファッション産業、一体どうなっちゃうんでしょうか。などといったことも考えつつ、NYコレ4日目のダイジェストをどうぞ!

フィービーロスな大人女性も歓喜!絶好調「ザ・ロウ」の上質エレガンス

 4日目は、オルセン姉妹による「ザ・ロウ(THE ROW)」から日記スタート!こちらのブランド、伊勢丹新宿本店3階のバイヤーが「19-20年秋冬に伸び率が最も高かったブランド」にあげており、現在絶好調です。以前は「コート1着50万円から!」って感じでしたが、このところウエアも雑貨ももう少し買いやすい商品(バッグで10万円前後など)も出していて、クリエーションが素敵なのはもちろん、ビジネスの舵取りも巧みでございます。今季のショーは、ビバリー・ペッパー(Beverly Pepper)さんという、先日亡くなられたアメリカの女性アーティストの彫刻などが置かれた空間で実施。会場に漂うインテリジェンス濃度の高さは、確実にNYコレいちです!チャコールグレーやブラウンのワントーンで見せる、上質なリラックスエレガンスにうっとり。フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が表舞台を去り、何を着ていいかが分からなくなっているかつての「セリーヌ(CELINE)」ファンにも、ドンズバではまるブランドだと思います。

「ザ・ロウ」2020-21年秋冬ショーから

“ギャル度”はNYで一番!「アリス アンド オリビア」であげぽよ~

 「ザ・ロウ」がインテリジェンス度ナンバーワンなら、「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA、通は“アリオリ”と略す)」は“ギャル度”ナンバーワン!こちらのプレゼンで見るべきは新作を身に着けたモデルではなく(いやそれも見るべきですが)、会場に詰め掛けた熱気あふれるファンのギャルたち。ギャルがアゲアゲな感じで写真を撮りまくっててー、モデルもそれに応えるように盛れる感じにポージングしてくれてー、マジ最&高!あげぽよ~!!な感じなのです。……って、まるで茶化しているかのようになりましたが、そうではなく、これこそ人をハッピーにするファッションの力だなと思うのです。「ギャルと『アリオリ』は地球を救う」だよ、マジで!

「アリス アンド オリビア」2020-21年秋冬プレゼンテーションから

グランドスラム優勝後に「アディアム」を着た大坂選手が見たい!

 エレガントな奥さま層に人気の「フォクシー(FOXEY)」の創業者ご夫妻のお嬢さまで、コロンビア大卒の才媛、前田華子さんによる「アディアム(ADEAM)」は、今回プロテニス選手の大坂なおみさんとコラボ!もちろん大坂選手も会場に駆けつけました。アスリートは姿勢がよく、たたずまいに無駄がなく、パワフルなオーラを放っていて本当に美しい!大坂さんとのコラボというからにはスポーティーなアイテムを作ったのかしら?と思いますが、コラボ商品は意外や非常にエレガントなドレス群。黒いレースをたたいた真っ白なドレープミニドレスなど、大坂選手の締まった体によく似合いそうです。是非グランドスラムで優勝してこちらのドレスを着ていただきたい!

「アナ スイ」先生ご乱心?よろしくお願いしますよ先生!

 20年3月末で三越伊勢丹ホールディングス(HD)がファッション事業を終了すると発表し、世の中をザワつかせた「アナ スイ(ANNA SUI)」。コスメは今後も継続とのことですが、「この先このブランドはどうなっちゃうのかしら!」などと思いながらショーを鑑賞。……が、ダークファンタジー&ゴスな照明により、服も化粧もほぼ見えず!ブランドの行く末を暗示しているかのように感じちゃったんですが大丈夫ですか?大丈夫じゃないですよね?帰りの地下鉄でヘアメイクがショーそのままのモデルを見て、初めて「ああ、こういう化粧だったんだな」と分かる始末。とは言え、熱烈なファンがしっかりといるブランドですので、アナ先生くれぐれもよろしくお願いしますよ!!

「アナ スイ」2020-21年秋冬のショーから

レッドカーペットの常連「オスカー デ ラ レンタ」にもう1パンチを期待

 本日のトリはアメリカンクチュールの「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA、以下、オスカー)」。会場はブライアントパークにある公共図書館の回廊です。先日のアカデミー賞でも、スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)女史などが「オスカー」を着用し、ゴージャスな美を振りまいていましたが、そんな伝統あるレッドカーペットブランドをディレクションするのは、初日にショーをした「モンス(MONSE)」を手掛ける(比較的)若いデザインデュオ。16年に彼らがディレクターに就任し、伝統あるブランドをモダンに昇華することを目指してきたと思いますが、やはり大胆に変えるのは難しいのかも?2年半前にショーを見た時はより挑戦的でモダンな方向へと模索していたように感じたので、今季の安心感のある(=ややコンサバ)華やかなドレス群を見て、もう1パンチほしいようにも感じました。色使いや柄はかなり派手で、その点はなかなか攻めているんですけどね。が、このブランドの顧客が求めるものはまさに安心感のある華やかさだと思うので、これが正しい姿なのかも。

「オスカー デ ラ レンタ」2020-21年秋冬ショーから

番外編:NYで最も混んでいた店はリセールの「ザ・リアルリアル」だという現実

 「ザ・リアルリアル(THE REALREAL)」と聞いて分かったアナタはかなりファッション小売り通!こちら、ラグジュアリーブランドのリセールECサイト(つまりECが主体のコメ兵みたいな感じ)なんですが、ソーホーに旗艦店もあって、通りすがりに立ち寄ってみました。土曜の午後だったというのもありますが、これがまあかなり混んでおりまして。今回のNY出張中、最も混んでいたお店は今のところブッチギリでここです。そんなところに、消費の潮流の今を感じました。ちなみにこの旗艦店、VMDが非常にシャレてます。店頭のスタイリングはちゃんとスタイリストが組んでいそう。コメ兵との最も大きな違いはそこだと思う(どっちがいい、悪いとかではないです)。

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丸井がD2C支援特化の新会社 資金から人材まで全てをサポート

 丸井グループは2月12日、D2Cブランドのエコシステムを支援する会社として新たに設立したD2C&Co.(ディーツーシーアンドカンパニー)の発表会を開催した。丸井グループの100%子会社で、出資額は1億円、社長には 加藤浩嗣・丸井グループ取締役 常務執行役員が就く。D2Cブランドへの投資・融資やリアル店舗の出店と運営の支援、D2Cブランドのキュレーションサイトの構築などを通じて、D2C業界全体の成長と発展を目指す。

 投資に関しては、3年間で30億円程度の出資を予定。丸井グループは2023年3月期までに合計300億円の投資を計画しており、これまでにも、EC構築支援サービスを提供するBASEやオーダースーツのD2Cブランド「ファブリック トウキョウ(FABRIC TOKYO)」、パーソナライズヘアケアブランド「メデュラ(MEDULLA)」を運営するSpartyをはじめ、約130億円の投資を実施してきているが、残りの170億円のうちの一部をD2C関連のスタートアップ企業にフォーカスする。また、一般的なテック企業に比べ初期投資はかからないものの、成長期には運転資金が不足しがちなD2Cブランドの状況に対応するため、機動的な資金提供が可能な融資のメニューを充実させていく予定だ。

 また、リアル店舗の出店では、年間2億人が来店する全国のマルイ店舗でのポップアップショップや常設店など、期間や面積に応じた柔軟な出店機会を用意するほか、什器や内装といった売り場作りのノウハウも提供。店舗運営や接客のスキルにおいても、丸井グループの社員の派遣などを通じた支援を行う。キュレーションサイトに関しては、現状は計画段階だが、丸井グループが出資しているD2Cブランドを含む、複数のブランドをキュレーションしたサイトにより、顧客属性の近いブランド同士の相互送客などを計画しているという。

 新会社の設立に関して、丸井グループの青井浩・代表取締役社長は「当社では“売らない店舗”として従来の店舗から体験型ストアへの転換を推進するなど、これまでに新たな領域へ参入してきた。この背景には、百貨店や郊外のSC(ショッピングセンター)よりも大きな売り場を持たず、品ぞろえも劣るという丸井グループの特徴がある。そんな中で生き残っていくためには、周りと違うゲームをどのように作り出していくかが重要だった。まだ始めたばかりだが、非常にいい手応えでスタートできたという実感がある」と語る。新会社の今後の業績について加藤社長は「5年後に黒字化を目指す。ただ、新会社の事業単独での拡大を目指しているのではなく、グループ全体の企業価値向上に取り組んでいくつもりだ」と説明する。

 発表会の後半では、丸井グループの出資先であるBASEの鶴岡裕太代表やファブリック トウキョウの森雄一郎代表、Spartyの深山陽介代表らを招いてのトークセッションも行われた。新会社の設立について鶴岡代表は「BASEでの出店者を見ていると、モノ作りやマーケティング、リアル店舗の運営ノウハウなどにおいていずれかが欠けているブランドも多い。それをプロが外部からサポートしてくれるのは非常に心強い」と感想を述べる。深山代表は「ウェブベースではPDCAのサイクルが非常に速い一方で、リアル店舗ではウェブと同じようにはいかない。ズレがリアル店舗出店の妨げの一員になっていた。丸井の新会社は、そういった妨げを取り除き、成長の加速を手助けできると思う」と語る。森代表はリアル店舗を通じた顧客体験とブランド価値の向上について話しつつ、「ニッチなファンを持つブランドもたくさんあるが、丸井の支援によってそういったブランドがたくさん生まれてくると世の中はもっと面白くなるのではないか」と期待を見せた。

 トークセッションの最後では、丸井グループの青井社長が新会社設立後の今後のビジョンについて話した。「丸井グループだけが大きくなればいいというわけではない。D2Cブランドを支援することで社会が良くなっていくと本気で思っている。リターン目的の単なる投資ではなく、さまざまな面からブランドを支援しようとしているのはそのためだ。大規模なブランドはもちろん、ニッチでも深く刺さるようなブランドをも巻き込んで盛り上げていくことで、楽しい世界を作っていけると考えているし、貢献していきたい」。

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「プロエンザ スクーラー」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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「ガブリエラ ハースト」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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「オスカー デ ラ レンタ」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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新型肺炎の影響が広がるファッション業界 「バーバリー」「カナダグース」「ザ・ノース・フェイス」など、中国での一時休業や業績の下方修正が相次ぐ

 新型コロナウイルスの影響が、世界中のファッションブランドにも及んでいる。バーバリー(BURBERRY)は “新型コロナウイルスの影響について”というプレスリリースを2月7日に出し、中国本土にある64店のうち24店を一時的に休業していることを発表した。同社が1月22日に発表した2019年10~12月期(第3四半期)決算での売上高は前年同期比1.1%増の7億1900万ポンド(約1013億円)で、今後の見通しについても「1ケタ台の成長率」としていたが、今回のプレスリリースではそれが難しくなる可能性があることを示唆した。同社の売上高のうち中国本土は40%、香港は8%程度を占めていたが、長期化しているデモの影響によって第3四半期は香港での売り上げが全体のおよそ4%にまで落ち込んでいた。そこに新型コロナウイルスの被害拡大が追い打ちをかけた格好だ。

 マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)は、「中国本土で被害が拡大しているコロナウイルスの影響で、ラグジュアリー分野の需要が全体的に落ち込んでいる。こうした事態がどれほど継続するのかは予想できないが、これまで実施してきた事業戦略を今後も自信を持って続けていく」と語った。なお、「バーバリー」は20-21年秋冬コレクションのショーを4月に上海で開催するが、これを予定通りに行うかどうかについては言及しなかった。

 カナダグース ホールディングス(CANADA GOOSE HOLDINGS)も同様に、20年3月通期決算の見通しを下方修正している。19年10~12月期決算の売上高は同13.2%増の4億5210万カナダドル(約370億円)と好調で、通期では前年比20%増程度を見込んでいたが、これを同13.8~15.0%増に修正した。ダニー・リース(Dani Reiss)社長兼CEOは、「新型コロナウイルスの猛威は短期的に見て大きな逆風だが、第3四半期の結果もよく、長期的には成長軌道にあるものと考えている」と述べた。

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁するVFコープ(VF CORP)も、中国にある店舗の6割程度を一時的に休業した。なお、中国は同社の売り上げ全体の約6%を占めているという。スティーブ・レンドル(Steve Rendle)会長兼社長兼CEOは、「サプライチェーンへの影響を現時点で推測することは難しいが、売上原価の約16%相当を中国から直接調達しており、そのうち7%程度を米国市場で販売している。新型コロナウイルスによってアジア太平洋地域の売り上げが短期的な影響を受けることは避けられないが、同地域における当社の成長機会は非常に大きく、長期的には引き続き力強く成長するものと見ている」と説明した。

 なお、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」や「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)も中国本土にある225店のうちおよそ150店を一時的に休業しており、19年度の売上高が1億ドル(約108億円)程度減少する可能性があるとしている。

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「プロエンザ スクーラー」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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「コーチ1941」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「コーチ1941(COACH 1941)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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2020-21年秋冬NYコレのストリートスナップから見るリアルトレンド マニッシュなパンツスタイルで極寒を凌ぐニューヨーカー

 気温が氷点下を下回る日が続く極寒のニューヨークでは現在、2020-21年秋冬ニューヨーク・ファッション・ウイークが開催中だ。厳しい冷え込みの中、ファッション・ウイークに赴くインフルエンサーやエディター、バイヤーの多くは、パンツスタイルをチョイス。トレンドがストリートからエレガントにシフトする中でスーツスタイルも目立ち、中でもジャケットにパンツを組み合わせるコーディネートが目を引いた。リラックスしたシルエットのものがほとんどで、スーツスタイルにカジュアルさをプラスしたり、ストリートの名残を感じさせるボリューミーなシルエットを楽しんだりしている。コンバットブーツをはじめとするレザーブーツを合わせる人も多く、今季はマニッシュなスタイルが主流となりそうだ。

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「オスカー デ ラ レンタ」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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「アナ スイ」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「アナ スイ(ANNA SUI)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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英高級ECマッチズファッションの新CEOはアマゾンから

 ECを主力とするイギリスのセレクトショップ、マッチズファッション ドットコム(MATCHESFASHION.COM 以下、マッチズファッション)の新最高経営責任者(CEO)に、3月19日付でアジャイ・カヴァン(Ajay Kavan)=アマゾン(AMAZON)国際特別プロジェクト担当バイス・プレジデントが就任する。昨年8月に退任したウルリック・ジェローム(Ulric Jerome)CEOの後任だ。

 カヴァン次期CEOは、インドのPSGカレッジ・オブ・テクノロジーで応用科学とコンピュータ技術を専攻後、イギリスのマンチェスター・ビジネス・スクールとアメリカのハーバード・ビジネス・スクールでビジネスを学んだ。これまで25年以上にわたり小売業界に携わり、イギリスとアジアでのマルチチャネルビジネス構築を支援。9年間バイスプレジデントを務めてきたアマゾンでは、世界規模での顧客体験の改善に取り組んだ他、消費財などイギリスとEUにおける主力ビジネスを推進し、イギリス、EU、日本での「アマゾン フレッシュ(Amazon Fresh)」のローンチといったグローバル戦略を主導してきた。

 就任について、カヴァン次期CEOは「とてもエキサイティングかつデジタルにおいて革新的なラグジュアリー・ライフスタイルブランドに加われることにワクワクしている。グローバルな顧客のためにビジネスの改善を続けるとともに、事業規模を拡大し、マッチズファッションを皆が誇りに思う職場にするため、才能あふれるチームと一緒に働くのが楽しみだ」とコメントしている。

 同社は2017年10月、投資会社のアパックス・パートナーズ(APAX PARTNERS)の傘下に入り、テクノロジーへの投資を加速するとともに物理的な体験を強化。ジェローム前CEOは在任中、「モバイル・ファースト」を掲げ、ロンドン市内への90分配送や香港市場の開拓、韓国語や日本語といったウェブサイトのローカライズ、パーソナルなサービスやさまざまなイベントを行う店舗「5 カルロス プレイス(5 CARLOS PLACE)」のオープンなどに取り組み、ビジネスの発展に貢献してきた。

 なお、カンパニーズハウスに提出された書類によると同社の19年1月期の売上高は前期比27%増の3億7200万ポンド(約528億円)、利益は96%減の80万5396ポンド(約1億1436万円)だった。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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D2Cはただの直販ではない タクラムの佐々木康裕ディレクターに聞く“その本質”とは?

 ここ数年でトレンドワードとなった “D2C(Direct to Consumer)”。かつてはスタートアップ企業が手掛けるD2Cブランドが多かったが、最近は大手企業もD2Cブランドをスタートさせるなど、大きな広がりを見せている。その一方でD2C=直販=中抜き構造(中間マージンを省く)と捉えている人もいるが、それはD2Cの一面でしかない。ではD2Cの本質とは何か。今回、ビジネス書「D2C 『世界観』と『テクノロジー』で勝つブランド戦略 」(NewsPicksパブリッシング)を1月に出版したタクラムの佐々木康裕ディレクターに話を聞いた。

WWD:まず佐々木さんが考えるD2Cの定義を教えてください。

佐々木康裕(以下、佐々木):D2Cはメーカー業であるとともに、メディア業でもあり、テック業でもあるのが特徴です。いかにデジタルを駆使して顧客とコミュニケーションを取り、エンゲージメントを高めていくかが重要で、単なる“中抜きのメーカー業”ではないということは理解しておいた方がいいですね。

WWD:最近は日本でも多くのD2Cブランドが誕生してきました。一方でただのトレンドではないかといった意見もありますが?

佐々木:そうは思いません。これからはD2Cという考え方がブランドを運営する上で基本原則になっていくと思っています。D2Cは、「デジタルでお客さまと直接つながって、意見を聞いて、求める以上のものを作る」というのが根本的な考え方です。これまでの「物を売るのがゴール」ではなく、開封体験、実際の使用方法、アフターケアなど購入後のストーリーまでを考えてお客さまと向き合うことが大切なのです。そういう考え方を持たないブランドが、中抜きのビジネスモデルだけをまねしてD2Cブランドというのは、本質的なところではD2Cとは言えない。

WWD:D2Cの強みは顧客データを収集できるという部分にあるといわれていますが、それは伝統的なブランドでもやっているのでは?

佐々木:D2Cの場合は毎日多くのフィードバックが得られるので、それをもとにすぐに改良できるのが強みです。ある意味でソフトウェア型の考え方で、製品も大きな部分は変えていなくても、細かい部分などはかなりの頻度でアップデートしているんです。そこがIT企業に近い部分で、伝統的なブランドだと時間がかかってなかなかできない。また購入動機や購入層などを知ることができるのでプロモーションに活用できたりしますし、SNS広告でも「どんな写真で、どんな時間帯、どんな内容の投稿が支持されているのか」も分かるので、データに基づいてしっかりとマーケティングができます。

WWD:日本では「GU」などはかなり顧客データを活用していますが?

佐々木:そういう意味では「GU」や「ユニクロ」はかなりD2Cに近い考え方のブランドだと思います。

WWD:少しうがった見方をすると、D2Cブランドは物のよさよりもデジタルマーケティング力で差がつくのではと思うのですが?

佐々木:「この時間に、こういう投稿をすると伸びる」みたいなことが分かるので、それをハックするだけで実際に数字が上がってしまうという現象は起きています。ただそれは他のブランドもすぐにまねするので、長続きはしない。もともとD2CブランドはSNSを使って安いコストで高いエンゲージメントを獲得して顧客化していくという流れが一般的でしたが、最近はSNSの広告費が高騰し、そうしたデジタルだけでの戦略では長続きしなくなってきています。そのため、今はD2Cでもリアル店舗を持つことが重要になってきていて、店舗に来た人を顧客にするという流れになっています。だからこそ品質がよくないと売れないし、生き残っていけないんです。

WWD:海外ではD2Cのユニコーン化(企業価値評価額が10億ドル以上で、未上場ベンチャー企業)が話題となっていますが、一方で「過大評価なのでは」という意見もあります。

佐々木:たしかにアメリカでは投資家から注目が集まって大量の資金が集まっている分、過大評価されているD2C企業もいくつかは存在すると思います。まだまだブームとして取り上げられることも多いので、それが落ち着いたらきちんとした評価になるのではないかと思います。ただ、だからといってD2Cというビジネスモデルが有効であることには変わりはありません。

D2Cはビジネスモデルであるとともにステージでもある

WWD:佐々木さんの著書では「D2Cブランドはある程度の規模になったら、従来のマスブランド的なアプローチになる」という趣旨のことを書いていましたが、そうするとこれまでのマスブランドと変わらなくなるのでは?

佐々木:D2Cはビジネスモデルであるとともに、ある意味では “早期に顧客を獲得して売り上げを伸ばしていく”というステージの名前でもあると思います。一定の規模、日本だと20~30億円ほどまでくると、さらなる成長を目指して店舗展開やテレビCM、小売りへの卸しといったマスへのアプローチが必要になってきます。直営店を増やして多店舗化していくことが成長にもつながっていきます。海外ではD2Cスタートアップでも将来的にどう小売りへ卸していくか、その戦略がないと投資が受けられないという話も聞きます。そのためスタートアップ企業はD2Cというステージからいかに早く抜け出して、マスブランドへ成長していくかも考えなくてはなりません。

WWD:そうなると既存ブランドと同じようになってしまい、お客さまが離れていくのではないですか?

佐々木:「知る人ぞ知る」みたいなニッチなブランドが好きな人は離れていくかもしれませんが、基本的にD2Cというのは“世界観”と“お客さまとのコミュニケーション”を大事にしているので、ブランドに対してのエンゲージメントが高く、規模が大きくなったから離れるというのは少ないのではないでしょうか。ただそれによって今までよりも質が下がるなどがあるともちろんお客さまは離れていくと思いますが。

WWD:もともと直販でやっていたものを卸すとなると、その分利益率も悪くなるのでは?

佐々木:D2Cブランドにとってはそれがすごくジレンマいなっています。アメリカでは、顧客データを共有するかわりに、流通側に渡すマージンをすごく低くするなどといった特殊な契約を結んでいるブランドもあると聞きます。あとはスケールメリットで、1個あたりの利益は減っても、数は売れるので全体としての利益は上がるという考え方ですね。

WWD:D2Cというとスタートアップ企業が行うビジネスというイメージでしたが、最近は大手企業でもやり始めています。

佐々木:たしかにナイキ(NIKE)やP&G、ウォルマート(WALMART)など大手企業もD2Cをやり始めていますね。それはD2Cというのが早期に顧客を獲得でき、かつ密度の高い顧客エンゲージメントを獲得できるビジネスモデルだからで、大手でもスタートアップでも変わらないと思います。ただ大手の場合だと、自社でD2Cブランドを立ち上げる以外にも、買収や提携といった選択肢もあります。

WWD:アップル(APPLE)は究極のD2Cだといわれていますが、どう思われますか?

佐々木:まさにそうですね。あの規模であれほど高い利益率はすごい。基本的には直営店か、かなり管理されたショップインショップでどこでも世界観が統一されている。さすがとしか言えないですね。

WWD:日本で注目しているD2Cブランドはどこですか?

佐々木:オーダースーツのD2Cブランド「ファブリック トウキョウ(FABRIC TOKYO)」です。代表の森(雄一郎)さんのD2Cビジネスへの解像度の高さ、資金調達額、規模感などは日本ではずば抜けているなと思います。「ファブリック トウキョウ」が成功すれば、D2Cのビジネスモデルがさらに注目されるので、とても期待しています。

WWD:日本でもさらにD2Cブランドは増えていくと思いますか?

佐々木:そうですね。先ほども言ったように、D2Cはブランドを始めるハードルを下げつつ、早期に顧客を獲得できるビジネスモデルなので、今後2~3年で今の何倍ものスタートアップが生まれると思います。

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日本最安値の均一業態!? 全品199円均一「大金星」はFL70%で利益出す仕組み

 おそらく日本最安値という全品199円(税別)均一業態、「199円酒場 大金星 栄本店」が、2020年1月8日名古屋市中区にオープンした。運営元は、「美食ダイニング さんきゅう」と「定額イタリアン THANK YOU(さんきゅう)」を各2店舗、「横浜家系ラーメン こめよし家」を展開する名古屋市のK-FOODS株式会社。コンセプトは「打倒中食!コンビニより安く、コンビニより美味しく!」。FC展開含めて、3年以内の100店舗を目指す。
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いきなりステーキ、レディースセット・お子様ステーキ発売。ファミリー客に挑戦。

株式会社ペッパーフードサービス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長CEO:一瀬 邦夫)が、2月10日(月)より「いきなり!ステーキ」のレストランコート店・ロードサイド店にて、『レディースセット・お子様ステーキ』の販売をスタートさせた。終日販売する。
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新型ウイルスの影響でスウォッチ グループが展示会中止 過剰反応か?それとも自己防衛か?

 訪日外国人客減による免税売上高ダウンなど、日本のファッションビジネスにも深刻な影響を与えている新型コロナウイルスだが、時計業界も打撃を受けた。世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が、3月4~6日の会期でスイス・チューリッヒで開催予定だった新作展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」の中止を決めたのだ。同展示会では「ブレゲ(BREGUET)」「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」「ブランパン(BLANCPAIN)」「ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)」「グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHUETTE ORIGINAL)」「オメガ(OMEGA)」の同グループ上位6ブランドを世界中の時計バイヤーやプレス関係者に披露する予定だった。

 開催までちょうど1カ月というタイミングでの決定に、時計バイヤーやプレス関係者からは困惑の声が上がった。「この状況では仕方ない」という反応の一方で、「過剰反応では?」という疑問や不満の声もある。ただ、過剰反応か否かは医学の専門家でも判断できない状況であり、来場者やスイス国内の安全を優先した決断なのだろう。

 今回の展示会中止で、SARS(重症急性呼吸器症候群)の渦中にあった03年4月に開催された世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」を思い出したベテラン関係者も多いかもしれない。香港、中国、シンガポール、ベトナムの時計関連企業による展示は、そもそもバーゼルから離れたチューリヒの別会場で開催予定だったが、スイス連邦保健局の命令により開催わずか2日前に中止が決定された。それどころか見本市会場や空港でアジア人を見ると、露骨に距離を取ったり、中には罵倒してくる人もいた。見本市の主催者は多額の損害を受けたとして保健局を提訴したが、棄却された。

 スウォッチ グループは高額な出展料や旧態依然とした運営体制への不満から、19年に「バーゼル・ワールド」への出展を中止した。この決定は、“バーゼルとジュネーブ、2大見本市を舞台に新作を発表する”という、1989年から30年以上続いてきた時計業界の慣例を大きく揺るがし、見本市自体の意味や価値を問い直すきっかけとなった。日本のセイコーウオッチやカシオ計算機も「バーゼル・ワールド2020」への出展を中止した。

※もう一つは「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」(旧S.I.H.H.)

 そんなスウォッチ グループが19年から独自開催するのが「タイム・トゥ・ムーブ」だ。しかし結果は、同グループにとっても時計業界にとっても残念なものだった。新作発表の場が分散したことで情報も分散し、紙媒体は大型の時計特集を企画することが難しくなった。「スウォッチ グループが発信できた情報量は、前年の約6割にとどまる」と語る時計関係者もいるほどだ。

 4月25日から行われる「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」と、それに続けて30日から開催される「バーゼル・ワールド2020」も、ウイルスの拡大次第では大きな影響を受けるだろう。場合によっては、日本を含めたアジアからの出展・来場禁止や、見本市自体の中止が検討されてもおかしくない。ただし現時点の情報を総合すると新型コロナウイルスによる致死率は2〜3%で、「感染力は強いが致死率は低く、致死率が10%を超えるSARSやMERS(中東呼吸器症候群)のような対策は不要では?」という専門家も出始めている。もちろん楽観はできないが、時計業界のためにも一刻も早い収束を願う。

【エディターズ・チェック】
3日間かけてジュネーブ、ジュウ渓谷、ビエンヌ、ラ・ショー・ド・フォンの各ブランドの本社や特設会場を巡り、工場見学や新作発表を体験したプレス向けの「タイム・トゥ・ムーブ2019」に対して、「タイム・トゥ・ムーブ2020」はチューリヒの2つのビルでプレゼンテーションを行う昨年のバイヤー展にならうスタイルだった。イベントが開催された場合、国内移動の感覚でチューリヒに来られるヨーロッパからの参加者はともかく、6ブランドだけのために多大な負担を強いられる極東からの参加者からは不満や批判が起きたかもしれない。「ロンジン(LONGINES)」「ラドー(RADO)」「ハミルトン(HAMILTON)」「ティソ(TISSOT)」など、スウォッチ グループ傘下の比較的手頃なブランドは国や地域ごとに展示会やイベントを行っており、今回の中止を契機に同グループには新作発表の方法を世界規模で再考してほしい。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理 

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「新タバコ法」施行まで2カ月を切る!居酒屋再々編の序章になるのか?

 4月の「新タバコ法」施行まで残り2カ月を切った。昨年までに対応を発表した大手ファミレスやカフェ系チェーンに比べ、最後まで様子を見極めていた居酒屋チェーンも対応策を明らかにしている。時間切れが近づく中、喫煙ブース設置の代理店を含めて、ギリギリの攻防が続く。
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編集長は先週何した? 卒業審査会シーズン 大阪通いでガラ空き新幹線に驚く

 みなさん、こんにちは。「WWDジャパン」編集長の向千鶴です。コロナウイルスの影響で、イベント中止のお知らせが連日届きます。特にインポートブランドが日本で開くグローバルイベントは中国から人を呼べないためほぼ中止で、店頭も大打撃です。香港の友人からは「人を誘う、集うという行為が非常に微妙でウィルス気疲れ症候群が発生している」とLINEが届き気持ちがふさがります。だけどふさいでいても仕方なし。「美味しい物を食べて、よい景色見て免疫力高めて優しくあろう(笑)」と互いを鼓舞してLINEを〆ました。他人事ではないですが、一番大変なのが中国であることは間違いなし。頑張れ中国!

2月3日(月)
新大阪行き新幹線はガラガラ

 セミナー登壇のため大阪出張のこの日、新大阪行き新幹線が空いていて驚きました。こちらは新大阪に着く直前の、のぞみの車内です。新大阪行きですし、京都で大勢が降車した後ではありますが、それにしても月曜日の朝9:30ですから、いつもなら出張者と観光客で混み合っていた気がします。海外からの観光客が激減していますね。これでは売り場はキツい…。最後の一枚はせめてもの和みのサービスカットです。

2月6日(木)
毎日ファッション大賞から
「アンリアレイジ」Tシャツ

 毎日ファッション大賞の事務局の方が来社され、第37回大賞を受賞した「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と取り組んだTシャツを紹介してくれました。ボディーは同じく昨年、特別賞を受賞した日本環境設計によるもの。賞を授与するだけではなく、「形に残すことで一人でも多くの方に知ってもらい、環境問題にも関心を持ってもらえたら」とのこと。売り上げの一部はグリーンベルト運動に寄付されるそうです。こういったことは手間がかかるけど、大事ですよね。行動力あるのみです。ちなみに、Tシャツは毎日新聞社のオンラインストアで販売しています。

2月6日(木)
特集「メンズ2020-21年秋冬メンズ特集第2弾」
責了と今日のおやつ

 女がスラックスを履くように、男性がワンピースを着たって全くもって良いのです。男性が泣きたいときに泣ける社会になったら、日本はホントにもっと強くなれると思います。今日のおやつは丸久小山園の宇治抹茶を使ったグリコの高級ポッキー「バトンドール」。濃厚!

2月7日(金)
大阪文化服装学院の
卒業審査会

 今週2度目の大阪は羽田から飛行機で出張。伊丹空港行きJAL便は満席でマスク着用率98%。異様な光景でした。

 向かったのは、大阪文化服装学院の卒業コレクション。イタリア、スペイン、韓国など海外からの学校関係者も多数来日してフロントローに座り盛り上がりました。卒業作品を通じて知る若者たちの視点や興味は刻々と変わっていくから興味深い。今年は女性が強かった!テーマ設定の背景を聞くと「就職活動でアパレルの面接官が男性ばかりで違和感があった」といった話になります。若者は大人たちをホントよく見ています。

2月8日(土)
中部ファッション専門学校の
卒コレ審査

 愛知県は知立にある中部ファッション専門学校の卒業コレクションの審査会へ。会場は栄にあるイベントホールです。名古屋は大阪や東京よりも心なしかマスク着用率が低く、電車の中のピリピリ感も低めで少しホッとしました。ポートフォリオをじっくり見た後にショーで作品を審査。アイデアから始まり、服へと展開してゆく学生たちの頭の中をのぞくようで楽しいです。

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