ポーラ・オルビスHD19年12月期は売上高11.5%減 新型肺炎の影響で2020年の通期計画を下方修正

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2019年12月期連結決算は基幹ブランド「ポーラ(POLA)」のインバウンド売り上げの減少などが影響し、売上高が前年比11.5%減の2199億円となった。営業利益は同21.2%減の311億円。前連結会計年度にナチュラルスキンケアブランド「ジュリーク(JURLIQUE)」の固定資産の減損損失や医療品事業事業整理損などの特別損失を計上したことが影響し、純利益は同134%増の196億円だった。

 事業部別ではビューティケア事業の売上高が同7.1%減の2148億円。「ポーラ」は中国本土や韓国で高成長が続いたものの国内が中国のEC法(電子商取引法)施行による影響でこれまで支持が高かった美容健康食品を中心とするインバウンド需要が減少し、売上高が同9.8%減の1355億円、営業利益は21.6%減の255億円だった。

 「オルビス(ORBIS)」は、エイジングスキンケアシリーズ「オルビス ユー」、特定保健用食品の「オルビス ディフェンセラ」で新規顧客の獲得に成功した一方で、戦略的に購買層を絞りこみ既存顧客が減少し、売上高が同0.6%減507億円、営業利益は同0.9%減の92億円で着地した。また育成ブランドに掲げる「THREE」は売上高が同7.2%増の110億円、営業利益が同53.2%減の4億円だった。

 不動産事業の売上高は同3.2%減の26億円、その他の売上高が同83.5%減の24億円だった。

 2020年12月期連結決算は新型肺炎でインバウンドや免税店、中国、香港市場での売り上げに影響していることを鑑みて、当初の想定地を見直し、同1.3%減の2170億円(当初想定は2265億円)、営業利益は同0.2%増の312億円(当初予定値は343億円)を見込んでいる。

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この様子だとアメリカへも渡航禁止だな。アメリカの日本企業は撤退しなくても大丈夫なん?日本人にはうつらんのかな?

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フェムテックは “人生が豊かになる夢のある商品” 女性のためのセックストイから膣トレグッズまでそろえるアジュマ代表に聞く

 女性向けのセックストイや生理用品などを扱う専門店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」を運営するアジュマは1996年に創業したフェムテック専門会社だ。現在は台湾発の月経カップ「フルムーンガール(FULLMOON GIRL)」や経血吸収型サニタリーショーツ「ムーンパンツ(MOON PANTS)」をはじめ、英国発オーガニックデリケートゾーンコスメ「イエス(YES)」などの海外のフェムテック商品の輸入代理店も務めている。

 創業当初からセックストイは男性が女性に使用する目的ではなく、女性目線のセレクトで選ばれており、創業時から繰り返し使える生理用品の月経カップを取り扱っている。現在は東京・本郷三丁目にショールームを構えているほか、昨秋には大丸梅田店の生理周期に寄り添った商品を扱う売り場「ミチカケ」にフェムテック専門店「ムーンド バイ LPC」を開いた。

 24年以上セクシャルウェルネスのマーケットを見てきたアジュマ創業者の北原みのり代表に、創業時の当初の話から国内外のフェムテックの傾向を話を聞いた。

WWD:どのようにスタートさせたのか?

北原:24年目になりますが、20代のときにこの社会で生きていくことって辛いと思っていたんです。性のことで困ったり、傷ついても情報がなくて話せる場所がない。だから自分でそういう場所を作ろうと思って「ラブピースクラブ」を立ち上げました。ピースは“平和(PEACE)”ではなく“個(PIECE)”。個人を愛しましょうという思いを込めています。

WWD:創業当初からセックストイを販売してきた?

北原:はい。アメリカに旅行へ行ったときに、フェミニストのセックスグッズショップを見て衝撃を受けました。日本の“大人のおもちゃ”は男性が女性に使う“オラオラ”したものばっかりで、自分には関係のないものだと思ってきたけれど、アメリカには女性が楽しめるセックスショップグッズがありました。これが私がやりたいことだと、思ったんです。形から全く異なり、男性器の形をしているのではなく、イルカの形だったり(笑)。素材もとても良くて、体に使うので安全なものを輸入販売したいと思いました。

WWD:取り扱い商品はどのように変わってきた?

北原:最初からセックストイと一緒に生理用品や避妊グッズなども扱ってきました。月経カップも24年前から販売しています。初めは全く売れなくて、自分でも使い方をよく理解していなかったんですが、天然ゴムのラテックス製で土に還るのでエコ素材のもので、ヨーロッパでは80〜90年代から出てきていたんです。また布ナプキンも早めに扱っていました。

WWD:ビジネスは小売りと卸の2軸だ。

北原:もともとオンラインで個人の方に販売してきましたが、女性経営者で興味を持ってくださる方が増え、10年前くらいから少しずつ輸入業を広めて生きました。

“生理ってずっと存在してきたのに、なぜ語られてこなかったんだろう?”

WWD:国内外でも“フェムテック”という言葉が広まりだして、マーケットはどのように変化していると感じるか?

北原:やっと今まで私たちがやってきたことに名前が付いたと感じました。去年の今頃まで“フェムテック”という言葉をパワーポイントで資料を作って説明してきたと思うと、本当にこの1年で空気が変わりました。昨夏に経血吸収型ショーツの「ムーンパンツ」を発売したときの反応は、一昨年に月経カップの「フルムーンガール」を出したときとは全く異なっていました。「こういうのが欲しかった!」というマーケットが少しづつできてきたと思います。反応も大きく、その波がどんどん膨らんでいる印象です。

WWD:特に昨年は生理にまつわる話題がSNSでも広がった印象だ。

北原:生理って人類が始まってからずっとあるものなのに、なんでこんなに語られてことなかったんだろうと思いました。いろんな世代の女性たちと生理について話すと、失敗したことはいないんですよね。皆「こういうものがあればいいな」と感じているけど、我慢してきたと感じます。現代女性は昔に比べて生理の回数が増えているので、生理用品にも選択肢が広がっていることはとてもポジティブなことだとおもいます。

WWD:“フェムテック”をどのように定義付ける?

北原:“フィメール+テクノロジー”で女性のテクノロジーという意味なので女性のセクシュアリティー、セクシャルヘルス、リプロ(不妊)や生殖に関わることももっと豊かで安心に安全に楽しめるようなものだと思っています。

WWD:“フェムテック”は5年後に世界で5兆円規模になるといわれていますが、その大きな可能性を感じられる?

北原:私が1990年代に出合いましたが、広まるには20年以上の時間がかかっているんですが、“フェムテック”の商品はとても便利で一度使うと戻れないです。地球にいる半分が女性で、彼女たちが性や生理のことで悩んでいるとしたらこのマーケットはどんどん広がって生きます。

WWD:繰り返し使える月経カップや経血吸収型パンツなど環境問題の部分でも時代が注目するタイミングだ。

北原:本当にそのタイミングが来たんだと思います。膣トレ関連の商品も大企業が投資をして作っているのとは異なり、クラウドファンディングで始まっているものも多い。輸入販売しているオーストラリアの生理用品では、売り上げの半分は女性の教育に寄付されるようなコンセプトになっていて、フェムテックの根底には社会を良くしたいというポジティブでエシカルな考えがあります。購入すると“人生が豊かになる”と信じられるような夢のある商品がフェムテックだと思います。

WWD:膣トレ(骨盤底筋のトレーニング)のアイテムも扱っている。

北原:出産した後や40〜50代の方で、膣の筋肉がゆるくなってきて尿漏れなどで困ってらっしゃる方たちもいます。今までも膣トレというと、“大人のおもちゃ”の一つで男性のために膣締めようっていう考え方がメインでした。でも、昨今は女性たちが開発して真面目にトレーニングする商品があります。

WWD:売れ筋の商品は?

北原:台湾発の経血吸収型の「ムーンパンツ」です。アイデアは約2年前から聞いていたんですが、ナプキンやタンポンのいらない生理用パンツがあると聞いて、「そんなものある訳ない」と思ったんです。でも、台湾って布の技術が発達していて、こんなに薄い生地なのに防水ができて、抗菌作用もあり、雑菌が繁殖しないためにすごく研究がされているんです。「フルムーンガール」も台湾の別会社なのですが、台湾の生理用品はとても進んでいます。

WWD:商品のパッケージもかわいいが、日本向けのデザインに変えてローカライズしていると聞いた。

北原:はい、「ムーンパンツ」も「フルムーンガール」も台湾版パッケージもかわいいんですけど、全部漢字になって“月経杯”って書かれると少し焼酎っぽい名前になってしまうので(笑)。10〜20代の方にも手に取ってもらえるようにかわいいパッケージを目指しました。

“性や生理について話せる
場所があることの大切さ”

WWD:大阪の大丸梅田店の新ゾーン「ミチカケ(MICHIKAKE)」にフェムテック専門店「ムーンド バイ LPC」を開いた理由は?

北原:私たちの販売するデリケートゾーンケア商品が百貨店で扱われるようになったのは約3年前から。商品があることで、コスメを買いに来たお客さまが販売員と生理やセックスの話を百貨店でできるようになったと実感しました。そういう場所があることは大切だと思って、大丸梅田店さんの話を聞いたときに絶対に出店したいと思いました。

WWD:「ムーンド バイ LPC」をオープンして見えて来た課題、発見はあるか?

北原: まだ“フェムテック”って言われても、性教育が全くない中でこの分野がなぜ必要なのか説明すること。このマーケットを作るにはお客さまと会話をしながら私たちも学ばなければならないと思います。また、一人車椅子のスタッフがいるのですが、彼女の話は本当に勉強になります。障害を持っている方の生理用品の開発はすごく重要だと感じました。

WWD:商品を手に取るときに相談できることは大事?

北原:例えば、性交痛の悩みは誰に話たらいいのか分からない。病院にいっても相手にされず、「ローションを使えばいい」と言われたり。でも痛みって我慢できないもの。クラウドファンディングで出て来た「オーナット」は男性側にクッションを付ける新しいタイプの性交痛緩和アイテム。この商品がいかに良かったか電話で30分以上語られたお客さまもいました。

WWD:海外ではどの国が進んでいるのか?

北原:今はアメリカやイギリスの女性たちがクラウドファンディングで立ち上げている商品が盛り上がっていて、ドイツはテクノロジーにも強く先進的です。アジアでは台湾。どの会社もまだ会社の規模は小さくて、オフィスも15〜20人くらいで小さいです。日本からもそういった企業家が増えるといいなとおもいます。

WWD:フェムテックは会社としても商品としても女性の働き方を変えていきそうだ。

北原:そうなんです。やっぱり実際にその商品を使用する女性が決定権の場に立つことで、商品の質は変わってきてると思います。こんな商品があるんだって気付きとか、豊かな感じになるなってことをこの数年で実感しています。フェムテックの分野で日本が遅れをとっているのは、女性が自由に発言できて、性に関してきちんと知識を持つ機会がないからだと思います。そういったところは解放できるように、組織の中も女性がもっと生き生き働けるような場所とか、性のことを真面目に商品化できるようなそういった機会が与えられるような職場が増えて、女性たちが希望を持って自分たちの場所を作っていけるといいなって思います。

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2020-21年秋冬ロンドン・コレクションの見どころ 新型コロナやブレグジットの影響は?

 2020-21年秋冬シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(LONDON FASHION WEEK 以下、LFW)が開幕した。2月14〜18日の計5日間で英国の老舗ブランドから若手ブランドまで60以上のブランドがランウエイショーやプレゼンテーションを行う予定だ。

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」がロンドンにカムバックし、英国のF1ドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とサステナブルなコラボコレクション、「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は「ザ・ノース・ フェイス(THE NORTH FACE)」とコラボレーションしたコレクションを披露する

 昨シーズンからスタートした一般入場可能な“パブリックショー(Public Show)”は「テンパリー ロンドン(TEMPERLEY LONDON)」と「デ ラ ヴァリ(DE LA VALI)」が各3回ずつ開催。

 コロナウイルスの影響でショーの中止や招待客の見送りなどもみられており、ベトナムと中国をルーツに持つ「アサイ(ASAI )」や台湾出身の「ジェイミー ウェイ ファン(JAMIE WEI HUANG)」などがショーをキャンセルしている。「バーバリー(BURBERRY)」はアジア太平洋地域出身のセレブリティやインフルエンサーのショーへの招待を見送った。

 また、1月31日からイギリスは欧州連合(EU)から離脱したが、今年は移行期間のため、まだ大きな変化は見られていない。

2月14日(金)
9:00「ユハン ワン(YUHAN WANG)」
10:00~17:00「マルベリー(MULBERRY)」◎
10:00~18:00「アマンダ ウェイクリー(AMANDA WAKELEY)」◎
11:00「オン|オフ プレゼンツ…(ON|OFF PRESENTS…)」
13:00「アシュリー ウィリアムズ(ASHLEY WILLIAMS)」
14:00「16アーリントン(16ARLINGTON)」
14:00 「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」
15:00「リチャード マローン(RICHARD MALONE)」
16:00「シュリンプス(SHRIMPS)」
17:00「シャーロット ノウルズ(CHARLOTTE KNOWLES)」
17:30~19:30「テンパリー ロンドン(TEMPERLEY LONDON)」◎
18:00「ウエストミンスター大学 BA(UNIVERSITY OF WESTMINSTER BA)」
19:00「マティ ボヴァン(MATTY BOVAN)」
20:00「セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)」

2月15日(土)
9:00「アサイ(ASAI)」
10:00「ペーター ペトロフ(PETAR PETROV)」
10:30~12:30「テンパリー ロンドン」★
11:00「ファッションイースト(FASHION EAST)」
11:30~13:30「フィービー イングリッシュ(PHOEBE ENGLISH)」◎
12:00「トーガ(TOGA)」
13:00~15:00「テンパリー ロンドン」★
13:00「マーケス アルメイダ(MARQUES'ALMEIDA)」
13:30~15:30「アンダーエイジ(UNDERAGE)」◎
14:00「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」
15:00「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」
15:30~17:30「テンパリー ロンドン」★
15:30~17:30「リクソ(RIXO)」◎
16:00「デヴィッド コーマ(DAVID KOMA)」
17:00「ハルパーン(HALPERN)」
17:30~19:30「ステファン ジョーンズ ミリナリー(STEPHEN JONES MILLINERY)」
18:00~20:00「テンパリー ロンドン」★
18:00「レジーナ ピョウ(REJINA PYO)」
19:00 「アウェイク モード(A.W.A.K.E. MODE)」
20:00「リチャード クイン(RICHARD QUINN)」

2月16日(日)
9:00「ボスデン(BOSIDENG)」
10:00「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」
11:00「プリーン バイ ソーントン ブレガッツィ(PREEN BY THORNTON BREGAZZI)」
12:00「ローラン ムレ(ROLAND MOURET)」
12:30~14:30「デ ラ ヴァリ」★
12:30~14:30「オスマン(OSMAN)」◎
13;00「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」
13:30~16:30「アスピナル オブ ロンドン(ASPINAL OF LONDON)」◎
14:00「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」
15:00~17:00「デ ラ ヴァリ」
15:00「ロクサンダ(ROKSANDA)」
16:00「チャラヤン(CHALAYAN)」
17:00「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」
17:30~19:30「デ ラ ヴァリ」★
18:00「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」
19:00「パム・ホッグ(PAM HOGG)」
20:00「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」

2月17日(月)
9:00「ポーラ ノア(PAULA KNORR)」
10:00「フーシャン ザン(HUISHAN ZHANG)」
11:00「アーデム(ERDEM)」
11:30-12:30「ポール コステロ(PAUL COSTELLOE)」◎
12:00「ボラ アクス(BORA AKSU)」
12:30-14:30「エデライン リー(EDELINE LEE)」◎
13:00「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」
14:30-16:30「ジョンストンズ オブ エルガン(JOHNSTONS OF ELGIN)」◎
15:00「クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)」
17:00「バーバリー(BURBERRY)」
17:30-19:30「Olivia Rubin」◎
19:00 「インターナショナル・ウールマーク・プライズ(International Woolmark Prize)」
20:00「アシッシュ(ASHISH)」

2月18日(火)
9:00「マーク・ファスト(MARK FAST)」
10:00「ダックス(DAKS)」
12:00「ボビー アブリー(BOBBY ABLEY)」

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」が米「ザ・ノース・フェイス」とコラボ

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のコンテンポラリーラインとして1997年に発足した「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA以下、エムエム6)」が、米「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とコラボレートする。今回のコラボレーションのベースとなるのは、厳しい天候下でも着用できるようにデザインされた「ザ・ノース・フェイス」の定番マウンテンジャケットをはじめとするアイテムだ。

 「エムエム6」は、90年に発売された同マウンテンジャケットの技術的精密度と機能性の高さに着目し、コンセプチュアルにアプローチした。コラボアイテムは2020-21年秋冬ロンドン・ファッション・ウイーク期間中の2月16日に「エムエム6」のショーで発表される。

 今回のコラボレーションについて「エムエム6」は、「両ブランドの基礎となる部分とカスタマイズできる部分、そしてそれぞれの特徴的なデザインを巧みに融合させた」とコメントしている。

 米「ザ・ノース・フェイス」は「シュプリーム(SUPREME)」「サカイ(SACAI)」「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」などのブランドと活発に提携するなどして、この10年間で登山家からファッション愛好家に至るまで幅広く人気を集めており、売り上げも絶好調だ。

 「ザ・ノース・フェイス」は日本ではゴールドウインが商標権を持っているが、同アイテムが日本で発売されるかどうかは未定だ。

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「ヴェラ・ウォン」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「#FR2」石川涼 × 異色の靴下ブランド 2人の異端児からネット時代のアパレル処世術を探る

 ネット発のソックスブランド「ソックスソックス(S〇XSOCKS)」をご存知だろうか? 2018年設立の同ブランドは、商品名や商品説明欄にはギャルのような言葉遣いや絵文字を多用するなど、他ブランドにはない異色の世界観を構築している。そんな同ブランドは、かねてから「ヴァンキッシュ(VANQUISH)」や「#FR2」を運営するせーのの石川涼社長に憧れを抱いており、以前「WWDJAPAN.com」で掲載したインタビュー記事で「#FR2」とのコラボレーションを熱望したところ、なんと本当にコラボが実現。2月24日まで東京・原宿の「#FR2ギャラリー」で「ソックスソックス」とのコラボポップアップを開催中だ。そこで今回、石川社長と「ソックスソックス」を手掛ける明石泰士氏にインタビュー。“業界の異端児”とも言える2人の考えから、ネット時代のアパレル処世術を探った。

WWD:コラボレーションが実現した経緯は?

石川涼せーの社長(以下、石川):ツイッターで僕のフォロワーから「この記事で石川さんについて書かれてますよ」ってDMが来たんだよね。それでコラボを決めた。

WWD:「ソックスソックス」とならコラボしてもいいと思った理由は?

石川:躊躇してない感じが良かった。個人的には今アパレル業界のほとんどの人たちがオーバーコンプライアンスになり、ダメな方向に向かっているなと感じていて、僕らはその状況を突っぱねるような形で進んできた。「ソックスソックス」の明石くんたちのような若い世代でも、突っぱねている人たちがいるんだと思って。もういないかと思っていたから。

明石泰士(以下、明石):ありがとうございます。確かに、僕が「ソックスソックス」を始めたのは、周囲の「かっこいい服を着て、かっこつけているのが良い」という環境をぶっ壊そうと思ったからでした。最近はそういった“逆張り精神”的なブランドが少なくなってきたようにも感じるんですが、石川さんはどのように思われているんですか?

石川:なんでみんな同じようなやり方をするんだろう、とは感じるね。どのニュースを見ていても、大体みんな同じことを言っている。今だとサステナブルとか、エシカルとかが主流だけど、僕から見たら「はぁ?」と思ってしまう。時代的にそういう風潮だとしても、同じ方向に進んでしまったら大企業が勝つに決まってる。自分たちの個性を探して磨きべきだし、周りと違うからみんなが欲しくなって結果的に売れるはず。

WWD:アパレルでは現在、暖冬や増税などの影響で不調な企業が多いが、2人の現状はどうか?

石川:暖冬なんか全然関係ない。ハッキリ言って、うちは前年からの伸びはヤバいし、「#FR2」では一日で7000万円以上売ったコラボもある。その前のコラボも4000万円分の在庫が100%プロパーで消化している。結局、お客さんが欲しがっているものを提供できているかが一番大事なんだよね。「暖冬とかで売れない」と言っている企業は、単にお客さんが欲しいと思うものが無いってだけ。

明石:僕らは石川さんとは違って数字とかを語れる規模にはないですのですが、そろそろ拡大していかないとなと考えています。ただ、自分たちの個性とビジネスのバランスのとり方が難しいとも感じています。石川さんはどうやってバランスを取っていますか?

石川:難しいよね。ただ、とにかくファンを増やし続けることが一番大切。あとは現時点でセールをしなければ売れないようなブランドは今後、なくなっていくと思う。そう考えると、常に買えない状況を作ることも必要になってくる。でも、単に商品数を絞ればいいという話ではなく、120人のファンがいたら100枚のアイテムを売る。次はファンを220人に増やして200枚を売ってと、徐々にパイを増やしていく。どの道一段飛ばしはできないから、今までやったことのない店に挑戦するとか、アイテムが売れて着たらどうすべきかとか、段階的に挑戦する方がいいと思う。

全ては環境 今は「ネットじゃない」

WWD:ファンを増やし続けるために、石川社長が意識していることは?

石川:今がどういう環境か、そのもとで消費者は何を欲しがっているのか、どういうモノの買い方をしているのかを常に分析することかな。例えばインスタが盛り上がってきた時には、インスタの中の人たちが何を求めているのかをずっと探してきた。離れた人ともコミュニケーションが日常的に取れる時代に、そのコミュニケーションの中心となるにはどうしたらいいかを考えた。今、僕らはそうなってきているし、今後は世界に向けてもっと拡大させていきたいと思っている。

明石:コミュニケーションは僕も重視しています。ポップアップ開催中の接客の際もそうだし、商品のデザインでもお客さんからの“突っ込み”を想定していたり。インスタも盛り上がって大分経っていますが、今の環境って石川さんはどう思われてるんですか?

石川:言っていい(笑)?はっきり言って、今はネットじゃない。みんながネットで何でも買える時代で、全ての情報も日常的にアクセスできるようになってしまったからこそ、本当に欲しいモノはネット上にはない。つまり、ネットで買えないモノが重要になってくる。今、「#FR2」は各国の観光地のど真ん中に店舗を出して、そこでしか買えないモノをお土産屋のパッケージで売っているんだけど、全店舗で当たっている。僕らがやっているビジネスは、観光地というお客さんがいる場所で、ある程度の認知があるモノを「そこでしか買えません」と言って売り切っている。あとは転売なりなんなりで、コンシューマーが勝手にネット上のインフラを使って売ってくれる。僕としては、このビジネスで世界に行けると思う。決して転売とかを推奨しているわけではなく、今の環境は誰にも止められない。だったら自分たちはどうしていくか、と考えただけ。

WWD:“土産屋”のさらに先を、石川社長はどう考えている?

石川:教えられないなぁ(笑)。ただ、今は消費行動の目的に服が上がらなくなってきている。今僕らがやっているのは、例えば京都に行って「何か京都っぽいモノを買って帰ろう」と思った時に、その中に「#FR2」が上がってくるかどうか、というところなんだよね。単に服というよりは、記念品に近いし、ステータスになるモノでもある。現時点では、そこしかセールと無縁な領域は無いと思う。

明石:でも、競合も“土産屋”ビジネスに参入してきた際には、また別のことをしなければならなくなりますよね?

石川:そうだね。ただ、できないと思う。今から参入したところで場所が取れない。僕らが場所を取れたのは参入が早かった上、各地の地元企業と組ませてもらっているから。今年は宮古島とかハワイとかに出店する予定だね。

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「ロダルテ」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「ロダルテ(RODARTE)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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BLACKPINKをビジュアルに起用 「アディダス」の“スーパースター”がアップデート

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は2月13日、“スーパースター(SUPERSTAR)”を女性向けにアップデートした新作“ステージコレクション(STAGE COLLECTION)”を発売した。キービジュアルには韓国のガールズグループ、BLACKPINKを起用した。価格は1万4000円。

 アイコニックな“スーパースター”のクラシカルな要素に、厚型のアウトソールなど現代的なひねりを利かせたディテールを加え、異なるシルエットの4型をそろえる。白と黒のレザーアッパーに異素材をミックスしたモデルや、過去のシルエットをアップデートしアッパー部分をシースルーにしたモデルも登場。

 アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウや「アディダス オリジナルス」の店舗、「アディダス」公式オンラインストアなどで販売する。

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アシックスが5年ぶりの増収増益 2020年は東京五輪効果に期待も新型肺炎の影響に懸念

 アシックスの2019年12月期連結決算は、売上高が前期比2.2%減の3780億円、本業のもうけを示す営業利益は同1.1%増の106億円で、為替影響を除くと売上高は同1.6%増となるため、5年ぶりの増収増益となった。営業利益は、広告宣伝費を前期から30億円増やしたものの、前期から取り組んでいる構造改革や不採算店舗20店の閉店、ECの売り上げが76%増と好調に推移したため4年ぶりの増益につながった。

 カテゴリー別では、「アシックス(ASICS)」の主力のランニングシューズと「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」が売り上げをけん引。ランニングシューズの売上高は同0.4%減の1701億円だったものの、為替影響を除くと同4.4%増の1781億円と復調。苦戦が続いていた北米エリアの底打ちに加え、高い走行効率を打ち出す注力モデル“メタライド(METARIDE)”“グライドライド(GLIDERIDE)”の好調や、専門店のサービス拡充などが奏功した。

 日本や東アジアで好調の「オニツカタイガー」は売上高が同6.3%増の455億円、営業利益が同10.1%増の83億円。インフルエンサーを活用したデジタルマーケティングが直営店やECでの売り上げ拡大に寄与し増益となった。

 エリア別の売上高は、日本が同2.3%増、現地通貨ベースで北米が同1.2%増と復調した一方、欧州は同3.7%減と苦戦。EC化が進む流通に対応するとともに、「オニツカタイガー」の大型店をロンドンやミラノに開いて対策を進める。

 20年12月期は、公式スポンサーを務める東京オリンピック・パラリンピック関連のグッズの売り上げを200億円と想定し、カーボンプレート内蔵のランニングシューズなど主力商品をさらに充実させて売上高は同5.8%増の4000億円を目指す。しかし営業利益は当初の増益予想を見直し、中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの影響なども考慮して同15.4%減の90億円を見込む。廣田康人社長COO(最高執行責任者)は「現在は中国にある140の直営店の約6割が閉店している状態。インバウントにも影響が考えられるため、マイナスは出るだろう」と危惧する一方、生産体制については「シューズはベトナム、アパレルは日本に生産拠点の移行を進めており、対応の目処はたっている」とした。

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「ジャスト イン XX」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「ジャスト イン XX(JUST IN XX)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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アーバンリサーチが余った服をリメイクする新レーベル「リライツ」をスタート

 アーバンリサーチは3月14日、倉庫に眠っていた衣料をリメイクする新レーベル「リライツ アーバンリサーチ(REWRITES URBAN RESEARCH)」をスタートする。“リライツ”は書き換えるを意味し、余った服を新たな衣服として生まれ変わらせる。

 「リライツ アーバンリサーチ」は大阪発のリメイクブランド「インク(INK)」と、雑貨ブランド「ザ カラー(THE COLOR)」の西村顕デザイナーが手掛ける。第一弾は「ブラック」をテーマに、素材となる生地を黒染めし、相性の良いものを組み合わせ、再構築する。一点一点素材が異なるため、リメイクならではの一点モノの風合いが特徴だ。G-1ジャケットをモチーフにしたアウター(3万円)やランダムな切替しが特徴の長袖シャツ(2万1000円)、ポリエステルやレーヨンを使った半袖シャツ(1万8000円)、2本の異なるパンツを再構築したパンツ(2万1000円)、Tシャツとタンクトップをレイヤードしたカットソー(7000円)、アウターと同素材のバッグ(9000円)とハット(7000円)、元の洋服を裁断して組み合わせたストール(9000円)の8型を並べる。

 アーバンリサーチの名古屋パルコ店、KYOTO、なんばCITY店、福岡パルコ店、アーバンリサーチIDのルミネエスト新宿店、渋谷パルコ店、ラフォーレ原宿店(2月29日オープン)、オンラインストアで取り扱う。

 また。14~15日には、アーバンリサーチ堀江店でリメイクの際に出た端切れを使ってベレー帽を作れるワークショップを開催する。

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新型肺炎によるセルフコスメの影響は 一部容器欠品や秋以降の発売にも響く

 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの影響は、ドラッグストアやバラエティーショップで扱うセルフコスメの容器の供給にも波及し始めている。収束の見込みが立たない状況の中、影響は今後も拡大しそうだ。

 「ベビーフット(BABYFOOT)」「QB」など美と健康にかかわる製品やサービスを企画開発、販売するリベルタは、「除菌関連アイテムが売れているため、トリガースプレー容器の供給が安定しなくなっている」と山田祐子商品部ブランド戦略課は述べる。⽣活雑貨⽤品や美容・健康商品を扱うコジットは、中国に自社倉庫と工場、上海支店を持つ。同社の向川さき企画部マネージャーPRディレクターは、「クッションやウエア、家庭用品は欠品となっている。ビューティ関連アイテムも今後は一部製品の容器が欠品する恐れがある」という。「サボリーノ」「クリアラスト(CLEAR LAST)」「AHA」などを展開するスタイリングライフ・ホールディングス BCL カンパニーは、「静岡に研究開発から出荷までを行う自社工場『静岡プロダクツセンター』があるため、供給面の影響は出ていない。しかし、容器のパーツなど一部で春以降影響があるかもしれない」と平井達也スタイリングライフ・ホールディングス グループ経営戦略部は語る。

 一方、店頭での影響も出ており、BCL カンパニーは、「百貨店ブランド『べキュア(VECUA)』はリップトリートメントを中止しているほか、『外に出たくない』という理由からエステご予約のお客さまから若干キャンセルがあった。店頭接客ではマスク着用を行っていたが、マスクの供給が追い付かず今は中止している。2月に入り、小売りの客数が減少(5%~最大30%くらい)している。インバウンド需要のある『サボリーノ』は、インバウンド客に絞ったプロモーションを行ってはいないので大きな影響はない」。リベルタは、「店舗へはアルコールを配布するほか、手洗い、うがい、通勤ラッシュを避けるために出社時間の変更、中国を含めた出張スケジュールは現地の状況を確認しながら対応している」と話す。

 さらに、上海支店のあるコジットの日本人メンバーは、出社できない状態で自宅勤務を行っている。自社倉庫も閉鎖中で輸入ができない上、今年9月発売予定の冬用アイテムのサンプルがあがってこない状態。リベルタも上海の関連会社の日本人スタッフは日本へ待避しており、現地の状況を見ながら業務を遂行。また、「ウエアを製作している工場は稼働しておらず、連絡がとれないため納品が遅れる可能性もある」と述べ、生産面や販売面などさらなる影響を及ぼす可能性がある。

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ルックHD19年12月期 不買運動の中で韓国事業が大きく伸長

 ルックホールディングスの2019年12月期連結業績は、売上高が前期比微減の439億円、営業利益が同0.9%減の16億円、純利益が同9.8%減の19億円だった。ジーンズブランド「デンハム(DENHAM)」事業の本国への譲渡(19年10月)で国内事業の売上高が目減りしたが、好調の韓国事業やECが補った。6月の伊イルビゾンテの買収に伴う販管費増(約3億2800万円)などにより、営業減益となった。

 国内事業の売上高は同6.6%減の291億円。中核事業会社のルックは、新規の「イルビゾンテ(IL BISONTE)」をはじめ「マリメッコ(MARIMEKKO)」「アーペーセー(A.P.C.)」など主力ブランドが堅調。低迷していた百貨店向けの「コレット(KORET)」が同横ばい、「スキャパ(SCAPA)」が同2%増だった。「自社の企画・販売組織の努力はもちろんだが、他社ブランドが百貨店から撤退していることも追い風になっている」と多田和洋社長。

 海外では、稼ぎ頭の韓国事業の売上高が同5%増の167億円。事業子会社アイディールックが輸入販売する「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」などが好調だった。韓国の自社EC「アイディールックモール」がけん引する同社の海外EC売上高は、同46%増の12億円。顧客データを活用したマーケティングが奏功した。日系企業の不買運動が加熱する中での業績伸長について、多田社長は「企業運営や商品企画の現地化などを進めていることもあり、マーケットでは現地の企業として認知されている」と説明する。

 20年12月期連結業績予想は、売上高が前期比微増の440億円、営業利益が同3.5%増の17億円、純利益が同38.6%減の12億円を見込む。最終減益予想は、19年10月の旧本社の売却益20億円の反動減によるもの。20年度中は、「イルビゾンテ」の直営店を新たに4店出店し、ブランド50周年施策により認知拡大を図る。非アパレル分野の裾野も広げる。19年4月に独占輸入販売権を取得したポルトガルの高級せっけん「クラウス ポルト(CLAUS PORTO)」の展開を本格化し、直営1号店を新宿ルミネ1に3月4日出店。韓国では秋に新しく2つのインポートブランドの取り扱いを開始する。

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アパレルがダメなのはわかるけどまだこれから本当の意味での大変な時期が来ることをみんな薄々感じてたりして。。。

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出店ラッシュ! 「トゥー フェイスド」が日本初の旗艦店を渋谷にオープン 今年に入り3店舗目、今後も出店続く

 ELCグループのカリフォルニア発メイクアップブランド「トゥー フェイスド(TOO FACED)」は昨年夏の日本上陸から約半年が過ぎ、さらなる出店攻勢をかけている。2月14日に、初の旗艦店を東京・渋谷のマグネット バイ 渋谷109に開設。今年に入ってからは1月に博多阪急や阪急うめだ本店に出店、今後2月にジェイアール名古屋タカシマヤ、3月には高島屋横浜店への出店が決定しており、8店舗体制(セミセルフショップは除く)となる。

 初の旗艦店は渋谷の駅前の好立地だ。「ブランドのターゲット層を20代中心にしているため、渋谷のスクランブル交差点に近いという立地とは相性がよい」と木村ダーリーンELC ジャパン トゥー フェイスド事業部 プロダクト マーケティング アシスタント マネージャーは語る。店舗は、共同創業者のジェロッド・ブランディーノ(Jerrod Blandino)チーフクリエイティブディレクターが日本のためだけにデザイン。商品は、上陸以来発売の希望が多かったハート型のハンドミラーや、ビーガン素材でできたうさぎ型メイクポーチなどのグッズのほか、アメリカで売り上げナンバーワンマスカラ「ベター ザン セックス」のウォータープルーフタイプを限定品として用意する。

 「トゥーフェイスド」は、1998年に米・カリフォルニアで誕生。ピンクやハートなどかわいらしさを打ち出しながらも、カラーのテイストからかっこよさも兼ね備え、20代を中心に支持を集めている。本国がインスタグラムでの発信に力を入れ人気を獲得していることから、日本でも上陸と同時にローカルアカウントを立ち上げ、日本の若年層が好むややナチュラルなメイク写真をアップするなど独自のコンテンツも発信。アカウントは、開設から3カ月ほどでフォロワー数5万を達成した。

 「ターゲット層からの人気に加え、ほかにはないブランドの世界観で、多くのデベロッパーから出店のオファーがある」という。今回、リアルなタッチポイントを増やしブランドの世界観を発信することで、さらなる成長を目指す。

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「アシックス」がカーボンプレート内蔵の新モデル“メタレーサー”発売 「ナイキ」「アディダス」に対抗

 「アシックス(ASICS)」は、マラソンや駅伝などレースシーンに向けたランニングシューズの新モデル“メタレーサー(METARACER)”を4月中旬に発売する。

 “メタレーサー”はシューズのつま先部分が上方にそった特殊な構造となっており、加重がかかることで重心を効率的に前方へ移動させる仕組みだ。またシューズ内部には1枚のカーボンプレートを内蔵し、効率的なランニング動作をサポートする。より高速走行に対応するため、軽量素材を採用してパフォーマンス面の向上かつ軽量化も図る。

 今後、アスリートに向けた取り組みを強化し、パフォーマンス面に特化した商品ラインアップをさらに充実させていくという。

 2月14日に開催された2019年12月期決算記者説明会において、廣田康人社長COO(最高執行責任者)は「われわれはシューズに対して厚底、薄底という定義はしていない。トップアスリート向けのシューズなので、実際にアスリートに履いてもらい、結果を残してほしい」と述べた。

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流通の技術革新を見るにはウオルマートをよくウオッティングしてると新しいのがわかる。

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「ブルガリ」が世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド2020」から撤退

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下で、ウオッチ&ジュエリー部門で最大の売り上げを誇る「ブルガリ(BVLGARI)」が、世界最大の時計・宝飾見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2020」からの撤退を発表した。一方で、同じく傘下の「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ウブロ(HUBLOT)」「ゼニス(ZENITH)」は出展を継続する。4ブランドはいずれも「バーゼル・ワールド」のメインホール入り口近くの一等地にブースを構える、同見本市にとって重要な出展ブランドだ。

 「ブルガリ」の出展辞退の理由は3つ。1つ目は、1月にアラブ首長国連邦・ドバイのブルガリ リゾート アンド・レジデンス ドバイで開催した「LVMH ウォッチ ウィーク 2020」で、すでに新作を発表済みであること。2つ目が、新型コロナウイルスの感染拡大による海外渡航者の不安定な社会および経済状況を考慮したこと。3つ目が、「バーゼル・ワールド2020」の4月30日から5月5日という会期ではビジネス上支障があること。

 一方でジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリ・グループ最高経営責任者(CEO)は、「これは『バーゼル・ワールド』そのものからの離脱を意味するものではない」と断り、「21年の『バーゼル・ワールド』出展の可否は、開催時期とコストを考慮して6月末までに検討する」と述べた。

 出展を継続する「タグ・ホイヤー」「ウブロ」「ゼニス」を率いるウオッチ部門のプレジデント、ステファン・ビアンキ(Stephane Bianchi)は「時計業界における『バーゼル・ワールド』の重要性を考え、予定通り出展する」とコメントした。

 LVMH内で対応が真っ二つに分かれる結果となったが、この対比はジュエラー兼ウオッチメーカーである「ブルガリ」と、純粋なウオッチメーカーである「タグ・ホイヤー」「ウブロ」「ゼニス」の、時計業界におけるポジションの違いから生まれたものと考えられる。

 LVMH内のパワーゲームだとするうがった見方もある。しかしババン=ブルガリ・グループCEOは、「これから世界中で開催するロードショー形式の新作プロモーションで、3つの時計ブランドとも可能な限り協力する」と述べている。

 新型コロナウイルスをめぐっては、世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が、3月4~6日の会期でスイス・チューリッヒで開催予定だった新作展示会「タイム・トゥ・ムーブ(TIME TO MOVE)2020」の中止を決定している。ちなみに同グループは、19年に「バーゼル・ワールド」と決別している。

 LVMH傘下の3ブランドは出展継続を表明したが、今後の状況次第では「バーゼル・ワールド2020」と、それに先駆けて4月25日から29日までジュネーブで開かれる「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」ともども開催が危ぶまれる。2月末をめどに中止か開催決行かの最終判断が下されると関係者は話している。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理 

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アリババ、新型肺炎の影響で第4四半期の売り上げ減少を示唆 傘下の物流会社は通常の2割以下の稼働率

 中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)は、新型コロナウイルスの影響で2020年1~3月期(第4四半期)の売上高が予想を下回ることを示唆した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国政府は1月末までだった春節(旧正月)の連休を2月3日まで延長したが、縫製を含めた製造工場は2月9日までの休業が通達されていた。現在は一部の企業活動が再開されているが、資材調達や従業員の確保がネックとなり、操業の正常化はまだ遠い状態だ。

 マギー・ウー(Maggie Wu)最高財務責任者は、「商品やサービスに対する需要はあるが、中国国内のオフィスや工場、店舗が休業しているため通常のように生産することは難しい。最終的にどの程度の影響となるのか現段階では分からないが、2月に入ってからの12日間ほどを見ると、成長率にマイナスの影響があることは避けられないだろう。特に多くのメーカーが出店する国内のマーケットプレイスが打撃を受けている。しかし現在の状況は一時的なものであり、長期的には中国市場と当社が成長軌道にあることを確信している」と語った。

 アリババ・グループ傘下のスマート物流プラットフォーム会社、ツァイニャオ(CAINIAO)でも人手が不足しており、物流サービスは通常の20%以下の稼働率となっている。しかし同社はAI(人工知能)やロボットを活用した有料サービスも行っているため、影響は限定的だ。また不要不急の外出を避けている人が多いことから、食品や日用品なども含めてオンラインで購入するケースが増加しており、プラスの影響となっている。在宅勤務を許可する企業も多いため、アリババが開発した社内業務効率化アプリ「ディングトーク(DingTalk)」の導入率も大幅にアップしているという。なおアリババは出店企業への支援策として、全プラットフォームサービスの20年上半期分の料金の減免、倉庫の使用料や配送料の値下げ、低金利ローンの提供などを打ち出している。

 ダニエル・チャン(Daniel Zhang)=エグゼクティブ・チェアマン兼最高経営責任者は、「アパレルや家電業界はサプライチェーンが通常通りに機能していないことによる困難に加えて、新型肺炎の猛威による消費意欲の落ち込みにも直面している。しかし事態が収束すれば、長らく自宅にいざるを得ない状況だった人々の“外出して買い物をしたい”という強い意欲が働き、需要が回復すると確信している」と述べた。

 19年10~12月期(第3四半期)におけるアリババの売上高は前年同期比37.6%増の1614億元(約2兆4210億円)と増収だった。これは主に中国国内での小売事業とクラウドコンピューティング事業がけん引しており、20年1月の売り上げも新型コロナウイルスの影響が出るまでは引き続き好調だった。

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オンワードが横浜の「総合研究所」をミス・パリに売却 美容の専門職大学に

 オンワードホールディングス(HD)が横浜市郊外で運営する「オンワード総合研究所」が閉鎖され、跡地にエステティック大手のミス・パリ・グループが設立する美容の専門職大学ができることが分かった。すでにミス・パリ・グループはオンワードHDから土地・建物の取得を進めており、3月に所有権が移る。ミス・パリ・グループは2021年4月の開校を目指している。

 オンワードHDは「当社からはコメントできない」としているが、同社はこのところ財務体質の向上のために不動産の売却を相次いで行っており、今回の売却もその一環とみられる。現時点では売却額なども明らかにしていない。

 オンワード総合研究所は1991年、オンワード樫山(当時)の商品開発や人材育成のための施設として横浜市都筑区に開設された。閑静な住宅街の中の約1万3600平方メートルの広い敷地には、400人が入るホールや大小の会議室、77室の宿泊施設、大型のレストラン・バー、フィットネスクラブやプールなどを完備。オンワードの技術開発センターとしての機能のほか、さまざまな企業の研修に利用されてきた。またドラマや映画のロケ地にもよく使われている。

 跡地にはミス・パリ・グループの学校法人ミスパリ学園が設立する「ビューティアンドウェルネス専門職大学(仮称)」がキャンパスを構える。すでにウェブサイトで学校紹介を行っており、3月には説明会を開く予定だ。

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「ディオン リー」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「ディオン リー(DION LEE)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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「ロエベ」と「ランバン」が和解 「ランバン」新クリエイティブ・ディレクターの移籍問題に決着

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下の「ロエベ(LOEWE)」は、ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)の移籍が競業避止義務違反に当たるとして、中国の投資会社フォースン インターナショナル(FOSUN INTERNATIONAL以下、フォースン)傘下の「ランバン(LANVIN)」を相手取りパリ商業裁判所に提訴していたが、このほど和解が成立した。

 「一定期間、競業他社への移籍禁止を『ロエベ』と約束していたブルーノ・シアレッリを『ランバン』が新アーティスティック・ディレクターに迎えた件について和解した」と両社はコメントを発表。そのなかで、「『ランバン』は今回の人事について性急すぎた結果、『ロエベ』への配慮を欠いていた」と明記している。

 シアレッリは、2016年3月に「ロエベ」に参加。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)直属のメンズウエア・デザイン・ディレクターを務めていた。「ロエベ」との契約には19年5月まで競業他社への移籍を禁止する条項が含まれていたが、同年1月には「ランバン」がシアレッリを新アーティスティック・ディレクターに迎えたことを発表した。

 LVMHは競業避止について厳しいことで有名だ。ラフ・シモンズ(Raf Simons)が「ディオール(DIOR)」から「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」に移籍した際も、競業避止期間が終了した日を移籍日としていた。

 今回のトラブルの背景には、苦難続きの「ランバン」の再建を新経営陣が急いだことが原因とされている。「ランバン」はアルベール・エルバス(Alber Elbaz)が15年にブランドを去って以降、後任のブシュラ・ジャラール(Bouchra Jarrar)が在任わずか16カ月で退任し、オリヴィエ・ラピドス(Olivier Lapidus)も2シーズンでブランドを去るなどウィメンズのトップが定着しなかった。18年には会社清算の危機に直面し、フォースンが過半数株式を取得したことで傘下に収めた。メンズも18年11月には13年間クリエイティブ・ディレクターを務めたルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が退任した。現在はシアレッリがメンズとウィメンズ双方を統括し、ブランドの若返りと再建に着手したばかりだ。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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「マイケル・コース」にキャメロン・ダラスやレッドベルベット、ドラマチックにNYコレを締めくくった「マーク ジェイコブス」 NYコレつれづれ日記 VOL. 5

 日々時差ぼけと寒さと戦うNYコレクション取材班ですが、気づけばあっという間に2020-21年秋冬ニューヨーク・ファッション・ウイークの最終日を迎えました。今季は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「トム フォード(TOM FORD)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」ら常連ブランドが不在だったに加え、「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「ティビ(TIBI)」などがショー形式で発表しなかったせいか、ファッションウイークがかなり短いように感じています。そんな最終日はNYコレを代表する「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」から始まり、最後は「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が華麗なるフィナーレを届けました。

「マイケル・コース」は眉毛を強調したヘルシーなメイクアップ

 最終日の朝は「マイケル・コース」コレクションのバックステージ取材から始まります。会場に着くとさすが「マイケル・コース」、豪華なモデルばかりです。中でもフレジャ・ベハ・エリクセン(Freja Beha Erichsen)はかなり余裕のある佇まいでベテランのオーラを醸し出していました。肝心のメイクですが、マイケルはナチュラルなメイクアップを好み、あるシーズンはすっぴんでモデルがランウエイを歩かせたことさえありましたが、今季も引き続き健康的なルックが印象的でした。ファンデーションは最小限にとどめ、アイライナーを目の周りにぼかすように入れて目元の陰影を演出し、チークにクリームカラーをなじませて血色感を出していました。でも実はコレ、リハーサルの前までは違うメイクだったんです。今回は会場が暗くて照明が真上から強く当たることで顔に影が出やすいことから、強めに入れていたシェーディングを血色感を演出するピンクのチークに変えたそう。こういう直前のハプニングもあるのがバックステージの醍醐味の一つ(!?)ですね。

レッドベルベットのジョイや
キャメロン・ダラス、
西内まりやがフロントロー

 バックステージ取材を終えて、そのまま「マイケル・コース」のショーを鑑賞。今季は“エクエストリアン(馬術)”や“ヘリテージ”からインスピレーションを受け、レザーのベルトやハーネスをアクセントにしたカシミヤのケープや千鳥柄のジャケット、ライディングブーツなどが登場。どれもクラシックでトラディッショナル、そして上品なムードが漂うアイテムでした。前シーズンのアメリカントラッドをテーマにしたコレクションに続き、マイケルはファストファッションの“悪”に気づき始めた若者に対し、どの時代でも着られるようなタイムレスなピースを打ち出しています。今季はそこに“シック”“コージー(着心地が良い)”で“イージー(着やすい)”がキーワードとして加わり、タイトなドレスやハイヒールは一切登場せず、着やすさ・動きやすさも重視したそうです。ランウエイを歩くモデルも豪華でしたが、フロントローもももちろんそうです。若い子に大人気のキャメロン・ダラス(Cameron Dallas)、K-POPグループのレッドベルベット(RED VELVET)のジョイ(Joy)、日本からは西内まりやが登場しました。

レッド・ベルベットのジョイ

キャメロン・ダラス

「マイケル・コース コレクション」ランウエイ

「マーク ジェイコブス」の
バックステージは100人以上の
モデルの支度でバタバタ

 続いて、「マーク ジェイコブス」のヘアメイクの取材へ向かいます。今回はモデルが90人以上、ダンサーが30人いるということで、全員分のヘアメイクをセットするのにバタバタしている様子でした。普通はショーが始まる3〜4時間前にモデルやスタッフが集合するのが普通ですが、「マーク ジェイコブス」は凝った演出を好むこともあり、8-12時間前が当たり前、今回も18:00と19:00(「マーク」はショーを2回、それぞれ別のお客さんに披露します)のショーのために、バックステージの取材は12:30に入りました。前回は61人全く異なるヘアメイクがとても印象的で「WWDビューティ」の表紙にもしましたが、今回は同じアイテムを使いながら人によって使い方を変えているそう。基本的には黒いアイライナーと赤のリップスティックを全員に用い、アイライナーをぼかす人もいればキャットアイにする人もいたり、リップも輪郭まできっちり塗るフルリップやティントのように中央だけに塗る人もいたそう。ダイバーシティー(多様性)が重視される今の時代において、みんな同じメイク、というのは通じなくなってきていますね。

「マーク ジェイコブス」のヘアメイク

「カルバン・クライン」がミレニアルズ向けに“映える”イベント開催

 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」が2月13~15日に、ソーホーでポップアップイベントを開催するというのでお邪魔してきました。こちら、“CK ワン(CK ONE)”のアンダーウエアとジーンズ、香水の“CK エブリワン(CK EVERYONE)”の合同イベントなんですが、 “CK ワン”でこのようにカテゴリーを超えたキャンペーンを仕掛けるのは初めてだそう。1990年代にケイト・モス(Kate Moss)を起用し一世を風靡したCKのロゴが大人には懐かしいですが、ミレニアル世代にとっては新鮮!会場にはインスタ映えスポットを多数作り込んでいて、香水瓶やアンダーウエアに好きな文字や文章をプリントしてパーソナライズしてくれるサービスも支持されそうです。香水はパッケージに再生紙を利用したり、オイル使用を極力抑えるなど、今の時代の感覚に合わせた商品になっています。2月28日~3月31日には、渋谷スクランブルスクエアでも同様のイベントを開催するそう。

「トム ブラウン」がサムスンの
折りたためるスマホをデザイン

 「マーク ジェイコブス」のヘアメイク取材を終えて、今度は「トム ブラウン(THOM BROWNE)」とサムスン(SAMSUNG)のコラボイベントのために「トリー バーチ」がショーを行ったオークション会場、サザビーズ(SOTHEBY'S)へ。2月11日に発表したばかりの新作スマホ“ギャラクシー Z フリップ”は縦に折り曲げることができる画期的なデザインが特徴。それをトム・ブラウンがデザインしたということで、アイコニックなトリコロールのモチーフを外側に施したほか、画面の中のアイコンも「トム ブラウン」仕様になっています。スマホ以外にもイアフォンやスマートウオッチも登場し、3月発売予定とのことです。

ドラマチックなショーでNYFWを締めくくった「マーク」のマジック

 さて、ニューヨーク・ファッション・ウイーク最後のショー、「マーク ジェイコブス」の時間となりました。マークは以前大幅にショーを遅らせてエディターを怒らせたというエピソードがあり、以来きっちりオンタイムにショーを始めるため、30分前に会場に着くとすでに大勢のゲストが来場していました。日本からはけみおや松岡モナ、長谷川ミラ、けーしゃんらが呼ばれておりました。広大な会場の中に入ると、カフェのようにテーブルがいくつも並んでおり、テーブルを囲む椅子に座るスタイルです。19:00になった途端に会場が真っ暗になり、そこから爆音で音楽が流れ始めます。すると奥の方からモデルと一緒にダンサーが次々と異なる方向に歩き出し、踊り始めました。エモーショナルで時には激しい踊りで知られるコンテンポラリーダンスの振り付け師、キャロル・アーミタージュ(Karole Armitage)による演出です。右往左往に踊るダンサーの間をモデルが数人ずつに分かれて歩いてくるのですが、最初はどこに注目して見ればいいのか分からないほどインパクトのある演出です。洋服は過去、現在、未来の女性がテーマで、さまざまな年代のファッションをイメージしたルックが登場。柔らかなパステルカラーに染め上げた1960年代のAラインドレスやコート、70年代をほうふつとさせるパンツルック、さらに90年代を連想させるボディコンのバスチエとパンツは歌手のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)が着用して登場しました。感情的な踊りと体の芯まで響き渡るような音楽が相まり、息を呑むようなドラマチックなショー。まるでランウエイショーを見ていることを忘れさせるのは、マークの“マジック”なのかもしれません。そんなドラマチックな演出で、マークはニューヨーク・ファッション・ウイークを締めくくったのでした。

けみお

「マーク ジェイコブス」のランウエイ

「マーク ジェイコブス」のランウエイ

「マーク ジェイコブス」のランウエイ

「マーク ジェイコブス」のランウエイ

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ストラスブルゴなどを手掛けるリデアの田島淳滋代表取締役が死去

 セレクトショップのストラスブルゴ(STRASBURGO)などを手掛けるリデアカンパニーリミテッドの田島淳滋・代表取締役が1月30日に死去した。62歳だった。告別式は遺族のみで執り行われており、お別れ会の予定は未定。

 同氏は1957年1月31日、大阪生まれ。90年に同社を創業。同年ストラスブルゴ一号店を西心斎橋にオープンした。同社ストラスブルゴのほかに、イタリア・ナポリ発のテーラリングブランド「キートン(KITON)」やイタリア発ニットブランド「クルチアーニ(CRUCIANI)」、イギリス発の紳士靴「エドワードグリーン(EDWARD GREEN)」、クラシコイタリアの「ラルディーニ(LARDINI)」などを輸入販売しており、全国で29店舗を運営する。

 同社は公式サイト内で「故人の熱い意志を継ぎ、社員一同、皆様に愛されるファッションのご提案を致し続ける所存でございます」とコメントした。なお、後任には石原秀樹氏が就任した。

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比べて低い「ロイヤリティー」と「FLコスト」! 「韓丼」のFCシステムの人気の理由に迫る【PR】

 「カルビ丼」550円、「スン豆腐」650円の 2大看板で郊外やロードサイドを中心に46店舗を展開する、京都発の「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」(2020年2月現在)。FCオーナーに人気の理由は、前回見てきた他にないオリジナリティ、簡単に真似できないパッケージの完成度と参入障壁の高さに加えて、ロイヤリティー2%など、利益が残りやすいFCシステムにあるという。
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ロレアル2019年通期決算は2ケタの増収増益 アジア太平洋地域の売り上げが1兆円超え

 ロレアル(L’OREAL)の2019年12月期通期決算は、売上高が前期比10.9%増(為替変動調整後の実質では8%増)の298億7000万ユーロ(約3兆5835億円)、営業利益は同12.7%増の55億4000万ユーロ(約6646億円)と増収だった。しかし純利益は特別損失を計上したことにより同3.7%減の37億5000万ユーロ(約4498億円)だった。

 部門別では、百貨店向け高級化粧品のリュクス事業部で「ランコム(LANCOME)」「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」が2ケタの伸びとなり、売上高で同17.6%増の110億1980万ユーロ(約1兆3220万円)を記録。敏感肌用などのアクティブコスメティックス事業部は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」が好調に推移し、売上高で同17.1%増の26億6370万ユーロ(約3195億円)と過去最高の業績を達成した。マス向け化粧品のコンシューマープロダクツ事業部は「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」がけん引し、売上高で同6.0%増の127億4820万ユーロ(約1兆5294億円)、サロン向け化粧品のプロフェッショナル事業部は「ケラスターゼ(KERASTASE)」の2ケタ増で成長し、売上高で同5.5%増の34億4190万ユーロ(約4129億円)と全部門で増収となった。

 地域別では、成長を続けるアジア太平洋、中南米、東欧、中東、アフリカを含む新興市場が売上高で同20.5%増の140億2950万ユーロ(約1兆6831億円)と拡大した。中でもアジア太平洋は同30.4%増の96億5800万ユーロ(約1兆1586億円)と同グループ最大の市場となった。そのほか西欧が同2.6%増の82億7710万ユーロ(約9930億円)、北米はメイクアップの不振により成長が鈍化し、同4.6%増の75億6700万ユーロ(約9078億円)だった。

 またeコマースとトラベルリテール事業も全体の好調に寄与した。eコマースの売り上げは同52.4%増と大きな伸びを示し、売り上げ構成比は15.6%に達している。トラベルリテールも同25.3%増と引き続き拡大している。

 ジャン・ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)=ロレアル会長兼最高経営責任者は、「中国市場の伸びが著しいが、韓国、インド、インドネシア、マレーシアも順調に伸びている」と述べた。また新型コロナウイルスの影響について「中国におけるビジネスやアジアにおけるトラベルリテール事業への影響は一時的なもので、現時点で評価するのは時期尚早」として今年度の増収増益に対しても自信を見せた。

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「ヴェロニカ ビアード」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「ヴェロニカ ビアード(VERONICA BEARD)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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人気美容師も注目 美しいカラーヘアをかなえる新生「プロマスターカラーケア」誕生

 日本のヘアカラーを長きにわたりけん引するホーユープロフェッショナルのヘアカラー剤「プロマスター(PROMASTER)」。昨秋のヘアカラー剤リニューアルに続き、今年2月、ヘアケアブランド「プロマスターカラーケア(PROMASTER COLOR CARE)」をフルリニューアルする。集中ケアから、デイリー使いのカラー素材ケアへ。ヘアカラーを続ける女性の髪に、素材づくりの視点からカラーダメージを高補修するラインアップだ。

髪質や仕上がりに合わせて
4ラインを用意

 生涯ヘアカラーを続ける女性が増えている背景を受け、「プロマスターカラーケア」は色持ちのためのケアから、髪そのものの素材を整えるために補修するヘアケアへとフルリニューアルした。新テクノロジーにより、ヘアカラーを繰り返した髪を内側から表面まで補修し、均一な素材感へと導く。これによってヘアカラーの色持ちや髪の手触りはもちろん、色ムラや過染まりの抑制にもつながり、キレイなヘアカラーをもっと楽しめるようになる。シャンプー、トリートメントが2000円以下という使い続けやすい価格で、これまでサロンでのヘアケアメニューやサロン専売のホームケアを体験してこなかった人にもぜひおすすめしたい。今だけではなく未来の美しいヘアカラーへ導くヘアケアブランドの誕生だ。

人気ヘアスタイリストが語る
「プロマスターカラーケア」の魅力

ヘアサロンだけのスペシャルケア
「サロントリートメント」も
ラインアップ

 髪のダメージやカラーの色持ちが気になる人に向けて「プロマスターカラーケア」は髪のプロである美容師の手で施されるサロントリートメントも用意。カラーによるダメージを受けた髪を集中的に補修する濃密なトリートメント3種を丁寧に重ねて浸透させることで、髪を内側から美しく均一な素材感に導く。行きつけのヘアサロンで「プロマスターカラーケア」を見かけたらぜひ担当美容師にお問い合わせを。


PHOTO : KAZUMA TAKIGAWA
PHOTO(PRODUCT) : HIROKI WATANABE
TEXT : MAKIKO FUKUDA

問い合わせ先
ホーユーお客さま相談室
0120-416-229

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「マーク ジェイコブス」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション バックステージ

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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女性の悩みに寄り添うメディアコマース「ランドリーボックス」 代表が語るフェムテックの可能性

 昨年8月に開設された「ランドリーボックス」は、女性の健康問題をテクノロジーで解決するフェムテックに特化したメディアコマースのスタートアップだ。“あらゆる私に選択肢を”をキーワードにした女性の悩みに寄り添う記事コンテンツの提供と、関連商品の販売を行っている。ランドリーボックス代表の西本美沙は前職でドワンゴの広報を務めていた際に、同社のブログサービスを使ってセックストイに関する情報を綴った個人ブログをスタート。そのブログのきっかけで、フェムテックに出合ったという。彼女がフェムテックに注目した理由から「ランドリーボックス」の今後の展望などを語ってもらった。

WWD:「ランドリーボックス」開設の経緯を教えてください

西本:前職でPRを担当した際、いくつかのブログ立ち上げの広報に携わったことで、情報を発信することに興味をもちました。そこで個人ブログをやり始めて、ファッションやフードといった既存コンテンツに被らない分野で記事を書いていました。中でも特に読者の反応がよかったのがセックストイの紹介記事。いやらしい目線ではなく性の悩みを抱えた読者からたくさん質問がくるようになり、性の情報のニーズは大きいことに気づきました。そこで、メディアとして発信しようと思い立ち、5年以上前に「ランドリーボックス」の前身である「ランドリーガール」を立ち上げました。

WWD:「ランドリーガール」はどんなコンテンツを発信していましたか?

西本:悩み相談のようなコンテンツを発信し続けました。そんな中、「セックストイなどに興味はあるけど、きちんと説明を受けないと購入に踏み切れない」という意見を多くもらい、ユーザーの悩み相談と関連商品の販売を兼ねたリアルイベントを開催したところ、参加者の8割がアイテムを買ってくれたんです。そのときに「記事コンテンツとシームレスにつながったECは需要がありそうだ」と思い、EC機能も備えた新たなサイト「ランドリーボックス」として再スタートした流れです。

WWD:「ランドリーボックス」で扱うアイテムの選定方法は?

西本:本当におすすめできるモノしか販売したくないので、自分たちが使ったことのある商材しか基本的には扱いません。それに加えて、ドラッグストアや量販店などにあまり置かれていないものを意識的に選んでいます。

WWD:記事コンテンツの制作で大切にしていることは?

西本:会社として“あらゆる私に選択肢を”というビジョンを掲げています。環境や教育によって価値観はバラバラで、個人によって正解も異なると考えているので、メディアとしても「これが正しい!」と啓発するのではなく、読者一人一人に寄り添うようなコンテンツを作るよう心掛けていますね。現在ライターは15人くらいいて、プロの書き手から一般の主婦まで肩書きも全然違います。このおかげで、いろんな視点から書いたコラムが発信できています。

WWD:そもそも性や生理関連の商品に興味をもったきっかけは?

西本:セックストイを使い始めたのは、大学生のとき当時付き合っていた人とのマンネリ解消が目的でした。一緒にドン・キホーテに行って買いました。その人と別れてからもウェブサイトなどで定期的に商品をチェックしていたら、海外から可愛いセックストイを個人輸入したり、国内の新商品を試したりするようになりまいた。生理用品については、6年ほど前に月経カップを初めて使ったとき、その便利さに感動してその他のアイテムを調べるようになりましたね。もともと経血量がすごく多くて、ナプキンの取り替えなどにずっと悩んでいたんですが、月経カップを使うようになって本当に楽になったんです。そのころから、いろんな人に生理用品のメリットを知ってほしいと思っていました。

WWD:生理用品といえばナプキンかタンポンの二択というイメージだが、それ以外の生理用品にはどんなメリットがある?

西本:たくさんありますが、例えば月経カップのメリットの一つに経血量が視覚的に確認できることがあります。私は、経血量がいつもと異なることから病院に行ってみたら子宮内の異常があることを発見しました。経血量の変化は体調にも影響されますので絶対的な指標ではないですが、自分の体を知る一つの尺度にはなりますよ。そのほかのアイテムにもたくさんのメリットがあって、女性の生活を豊かにします。

WWD:メディア立ち上げから半年ほどだが、どれくらい成長している?

西本: PVやユーザー数は伸びています。記事数が増えているのでこれらの数値が上がるのは当たり前ですが、ミチカケ(大丸梅田店のフェムテック専用ゾーン)のオープンなどSNSでの話題も増え、メディア自体への関心も高まっていると思います。

WWD:今後、戦略としてやっていくことは?

西本:私たちはプロダクトを作っているメーカーではありません。メディアコマースという形を取っているのは、ユーザーさんとメーカーさんの商品をつなげたいからです。女性の悩みに寄り添った商品はどんどん増えて行くと思いますが、選択肢が増えただけユーザーはアイテム選びに迷ってしまう。そこで、一人一人のライフスタイルや体の悩みに合わせてマッチングできるようなプラットフォームを目指します。まずはコンテンンツとして商品の魅力を適切に発信しつつ、シームレスに購入できるユーザー体験の場を提供していきます。

WWD:リアルイベントなどは企画している?

西本:はい。実はすでにいくつかのイベントを開催してきました。昨年は私立高校と組んで女子高生向けのイベントを開催したほか、産婦人科の先生を招いて体のことを説明してもらい、その場で気になった商品を購入できるイベントも行いました。子どもから親世代まで正しい知識を得る機会を継続的に提供していき、ゆくゆくはコミュニティーづくりに発展させられたらと思います。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

はフランスのオーガニック化粧品 Z&MA (ゼットエマ)の日本上陸を発表しました🇫🇷✨ 3/1 (日)コスメキッチン にて先行販売スタート‼️ ブランド公式サイトは👉

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「焼肉ライク」完全セルフ店、よくできてるけど、死角も←【潜入ルポ】

 話題の焼肉ファストフード「焼肉ライク」。繁華街店、郊外店に続いて、完全セルフサービスをうたう店舗を千葉県船橋市にオープンした。ラーメン店を展開する幸楽苑がフランチャイズ店として経営する郊外ロードサイド店は、ラーメンなどを提供し、試行錯誤をしているようだが、今度のチャレンジはどうか?
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「レモンイエローの囚人服」と対話で更生する受刑者たちの物語 映画「プリズン・サークル」

 突然だが、「囚人服」と聞くと、どういうものを思い浮かべるだろうか? 映画「刑務所の中」(2002年)で主演の山崎努が着ていたコンクリート塀と同化するようなグレー、または「怪盗グルーのミニオン大脱走」(2017年)でミニオンたちが着ていたブラック×ホワイトのボーダー、あるいは「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997年)でアウシュビッツに収容されたユダヤ人たちが着ていたグレー×くすんだブルーのストライプかもしれない。

 いずれにしてもそれ自体は暗く鬱々とした印象を与え、アイデンティティーを抑圧し、囚人の象徴として着る者に恥辱感を植え付けるだろう。しかし、先日公開された「プリズン・サークル」で受刑者が着ているのは、レモンイエローやライムグリーンの服。これは「懲罰」というより「更生」のために用意された服なのだ。

 「プリズン・サークル」は、官民協働型の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(以下、島根あさひ)で行われている更生プログラムの受講生に2年間密着し、彼らが新たな価値観や生き方、他者と関わる別のすべを身につけていく姿を描き出すドキュメンタリー映画だ。

 2008年に開所した島根あさひは、受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り更生を促す「TC」(Therapeutic Community=回復共同体)なるプログラムを日本で唯一導入しており、ICタグと CCTV カメラが受刑者を監視する代わりに独歩が許され、語り合いが推奨されている。

 これまで「ライファーズ 終身刑を超えて」(2004年)「トークバック 沈黙を破る女たち」(2014年)と、アメリカの刑務所内部や受刑者、元受刑者たちを取材してきた坂上香監督も、「あんなに明るい雰囲気の刑務所は初めて見ました」と言う。「服装にしても、民間が入ることによって従来の暗いイメージを払拭したいという気持ちがあったそうです」。

 「彼らの改善・更正が少しでも進むように、明るめの色にしました」と語るのは、島根あさひの立ち上げに携わった元職員。確かに黄色は有彩色の中で最も明るい色で、太陽や光、希望といったイメージを喚起する。「われわれ民間事業者が見本を何種類か作り、最終的に法務省が決めました。服の製作で一番苦労したことは、ICタグをいかに外れないようにするか。受刑者が簡単に取り外せない仕組みになっています」。

 一般的な囚人服について補足すると、かつては冒頭で書いたような見た目の粗悪な作りのものが使われていたが、1957年に採用された国連のガイドライン「国連被拘禁者処遇最低基準規則」で「決して被収容者の品位を傷つけ、または恥辱感を与えるものであってはならない」とされたことで改善される傾向にあり、オランダ政府は1995年に「望ましい監獄実務に関するハンドブック」で「品位を保った衣類は被収容者の健康のみならず気力にも影響を与える」と記している。

 ちなみに近年アメリカでは「バットマン ダークナイト ライジング」(2008年)でアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)が着ていたようなオレンジのツナギが多用されていた。それは鮮やかさによって脱走をより困難にするという意味もあった。しかし、刑務所を舞台にしたコメディードラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(2013〜2019年)の流行によりそれが過剰にもてはやされてしまったため、ブラック×ホワイトのボーダーに戻す刑務所が出てきたという。

 暖色の照明が灯る木調の所内でレモンイエローの普段着を、緑の葉が繁る庭でライムグリーンの作業着を着て、辱めにあうでもなく、過剰に疑われるでもなく歩き話すことができる島根あさひでは、更生に比較的前向きになることができそうだ。

 さて、囚人服の話は興味深い(縞模様についてはここでは書ききれないほど)のでつい長くなってしまったが、「プリズン・サークル」および島根あさひの核心は、更生プログラム「TC」にある。

 英国の精神病院で始まり、1960 年代以降、米国や欧州各地に広まったTCは、問題を抱える当事者を主体とし、コミュニティーのなかで相互に影響を与え合い、新たな価値観や生き方を身につけることで人間的成長を促すアプローチだ。島根あさひでは40名ほどの受講者が刑務作業や食事を共にしながら、半年〜2年の間に週12時間程度のプログラムを受ける。心理や福祉などの専門性を持つ民間職員のサポートもあるが、メインは車座(サークル)になっての受刑者同士の対話だ。

 作中では、窃盗や詐欺、強盗傷人、傷害致死などで服役する4人の若者たちが、対話の中で自分の犯した罪やその背景に潜んでいた幼少期の記憶などに向き合い、抑え込んできた感情やそれらを表現する言葉を獲得し、心を改めていく。

 ある者は、別の場では刑務官から番号で呼ばれ罵倒され、日々自分を守ることしか考えられなかったが、TCに参加し、名前で呼ばれ、尊重され、人間らしいコミュニケーションがとれる環境になってようやく、ため込んできた感情を吐き出し、自分の罪と向き合い、被害者のことを考えられるようになってきたという。

 TC出身者の再入率(出所した受刑者のうち一定期間内に再入所する者の割合)は1割弱で、島根あさひの非TC出身者が2割弱であるのに対し半分以下。さらに全国では約4割とされているのでその4分の1ほどということになる。なお、全国約4万人の受刑者のうち、島根あさひで収容できるのは犯罪傾向の進んでいない男性約2000人で、そのうち一度にTCを受講できるのは希望者の中で条件を満たした約40人程度のみ。

 厳罰化が叫ばれる昨今だが、私たちの社会が暴力や貧困から脱するためには本当の意味での更生、そのための対話がもっと必要なのではないだろうか。彼らの変化を見ると、彼らが自分とかけ離れた存在ではないこと、自分のかけていた眼鏡の色こそがくすんでいたことに気づかされる。

■映画「プリズン・サークル」
シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて公開中。名古屋シネマテーク(2月22日〜)、横浜 シネマ・ジャック&ベティ(3月7日〜)、フォーラム八戸(3月13日〜)、ホール・ソレイユ(4月3日〜)、川崎市アートセンター(4月4日〜)など全国順次公開

小林沙友里/ライター・編集者:1980年生まれ。「ギンザ(GINZA)」「アエラ(AERA)」「美術手帖」などで執筆。編集者としては「村上隆のスーパーフラット・コレクション」の共同編集など。アートやファッションなどさまざまな事象を通して時代や社会の理を探求

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全米最大規模のダイバーシティー推進会議で「SK-Ⅱ」が競争からの解放を主張 ジャパン社トップが苦い経験語る

 さまざまな人種、性的指向、職業、境遇や生い立ち、身体的特徴の女性たちが登壇し、全米の女性管理職らにフェミニズムやインクルージョン(包摂・包括性)&ダイバーシティー(多様性)の更なる推進を説くカンファレンス「ザ・メーカーズ・カンファレンス(THE MAKERS CONFERENCE)」が2月10~12日にアメリカ・ロサンゼルスで開かれた。今年は「NOT DONE(未だ達成していない)」をキーワードに、権利平等への意識は高まっているし、女性はもちろん、人種や性的指向におけるマイノリティさえ働きやすい環境や、管理職のポジションを手に入れつつあるが、それでも目指すべきゴールはまだまだ遠いと互いを鼓舞しあった。

 同性愛者でラティーノの漫画家や、アルビノ(先天的な体の色素異常)で全身が真っ白のアフリカン・アメリカンのモデル、いまだ青少年が多数派の世界で活躍するハーフで11歳のスケートボード女子など、“人種のるつぼ”と言われる国らしい個性豊かな面々が集った。登壇者の多くは、人種や性的指向、価値観など複数の意味においてマイノリティな人たちで、だからこそかつては辛い経験に遭遇し、乗り越え、現在に至っている。そんな彼女たちだからこその説得力あるエールが相次ぎ、会場は終始盛り上がった。登壇者の多くは、①アフリカン・アメリカンの働く女性も増えているが、管理職まで昇進できる女性は少なく、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)なの「Cポジション」に至る人物はほとんどいないこと、②そんな女性の多くは、適切な支援に恵まれていないことなどを訴える。また有色人種が登壇するセッションでは、女性の参画を推進しようとした結果、白人の女性ばかりが増えてしまった歴史的経緯などが頻繁に紹介され、抑圧は、性別や人種、性的指向などに基づく複数の差別から生まれているという「インターセクショナリティ(intersectionality)」の考えを確認。インクルージョン&ダイバーシティーの実現には、多面的な視点が必要だと訴える。

 カンファレンスでは、スポンサーを務めるプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE、P&G)傘下の「SK-Ⅱ」で、日本市場を統括するチャン・ヨージン(Chang Yoegin)「SK-Ⅱ」ジャパン ブランドディレクターが登壇。東京2020オリンピックイヤーの新キャンペーン「#NOCOMPETITION(美は #競争ではない)」のスタートを宣言した。

 これは、男女を通じて史上最多のメダルを獲得した女子器械体操のシモーン・バイルス(Simone Biles)選手、世界記録を持つ水泳のリウ・シアン(Liu Xiang)選手、卓球のオリンピックメダリストの石川佳純選手、バトミントンで金メダルを獲得した髙橋礼華&松友美佐紀ペア、公式種目となるサーフィンの前田マヒナ選手、女子日本代表のバレーボールチーム「火の鳥 NIPPON」の一団が参加するキャンペーン。彼女たちは12日から、アスリートゆえ競争社会を生きてきた一方、過度な期待から生まれた自身の理想像や、つきまといがちな他者との比較にプレッシャーを感じてきた経験などをSNSで吐露。「SK-Ⅱ」は、女性は美しさを考える上で他者や自身の理想像と競争する必要なんてないと考え、ストレスの種となってきた既成概念から解放される議論が活発になることを願う。韓国生まれのヨージン・ブランドディレクターは、幼い頃に暮らしていたルーマニアで経験した小さな人種差別や、20代で結婚しない女性に付されてきたアジアの蔑称などを事例に挙げながら、他者との比較や理想像との競争から解放されるべきと主張。他の登壇者同様、インクルージョン&ダイバーシティーの価値を説いた。

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安楽亭、食べ放題店で1人焼肉歓迎。4名卓に1人で成り立つ?

株式会社安楽亭(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:柳 先)が運営する、焼肉食べ放題「えんらく」環七梅島店(東京都足立区)にて、1人焼肉を促進させるため、2月14日(金)のバレンタインデー限定の「愛のチョコパフェプレゼント」キャンペーンを実施する。
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「オリンピック人手不足!」。その陰にある「シフト不足」

 7月24日(金)から開幕が予定されている東京オリンピック。国土交通省は、大会期間中の観客と大会スタッフ数は約1010万人(1日あたり最大92万人)と予測しています。これは2019年のラグビーW杯の6倍にあたります。現在の東京の人口は約1300万人ですので、オリンピック開催中は東京の人口が約2倍となる計算です。海外からの渡航者(インバウンド)が大多数を占めるため、その波及効果は東京から全国へと行き渡ることが予想されます。飲食店にとっては特需となるわけですが、ここで問題となるのが働き手の問題です。
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ケリング、アジア地域がけん引して19年度も増収増益 新型肺炎の影響は現在のところ限定的

 ケリング(KERING)の2019年12月通期決算は、売上高が前期比16.2%増の158億8350万ユーロ(約1兆9060億円)、営業利益は同23.8%増の46億980万ユーロ(約5531億円)、純利益は同15.1%増の32億1150万ユーロ(約3853億円)と増収増益だった。

 地域別の売上高は、西欧が同14.5%増の51億2020万ユーロ(約6144億円)、北米が同12.3%増の30億3970万ユーロ(約3647億円)、日本を除くアジア太平洋地域が同22.6%増の54億2160万ユーロ(約6505億円)、日本が同13.1%増の13億980万ユーロ(約1571億円)といずれも好調だった。

 ブランド別の売上高では、「グッチ(GUCCI)」が同16.2%増の96億2840万ユーロ(約1兆1554億円)、「サンローラン(SAINT LAURENT)」が同17.5%増の20億4910万ユーロ(約2458億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が同5.2%増の11億6760万ユーロ(約1401億円)だった。

 フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「アジア太平洋地域の力強い成長がけん引し、売上高が150億ユーロ(約1兆8000億円)を大きく上回った。また『サンローラン』の売り上げが初めて20億ユーロ(約2400億円)の大台に乗り、同じく『バレンシアガ(BALENCIAGA)』も10億ユーロ(約1200億円)を超えるなど、19年度も引き続き素晴らしい業績を上げることができた」とアナリスト向けの決算説明会で語った。

 新型コロナウイルスの影響については、「1月24日までの売り上げは19年から継続して非常に好調だったが、感染拡大を防ぐための渡航制限措置などが取られた後はその影響をやや受けている。しかし中国市場のダイナミックさや回復力の高さを考えると、事態の収束後は速やかに復調するだろう。当社は中国にいる従業員の安全を守るため、マスクの着用を義務付け、オフィスや店舗を2時間ごとに消毒し、公共の交通機関を使わずに通勤できるようタクシーを手配するなど、あらゆる手段を講じている」と説明した。

 現在、同社は傘下ブランドが中国で展開している店舗の半分を一時的に休業し、残りの半分も営業時間を短縮している。2月18~24日にはミラノで、2月24~3月3日にはパリでそれぞれファッション・ウイークが開催されるが、中国からのバイヤーやプレスの多くは渡航や入国の制限措置などにより来場できないことが予想されている。ミラノ・コレクションに参加する「グッチ」でも、来場者が30%程度減ると予想しているものの、入場に関して特別な“安全対策”は取らないという。ピノー会長兼CEOは、「当社が擁するブランドのショーでは、もちろん中国人の来場者もいつも通りに歓迎する。私の隣に座っていただいても構わない」と述べた。

 アパレルの一大生産地である中国で新型肺炎が発生したことにより、さまざまなブランドのサプライチェーンにも大きな影響が出ているが、ケリングはイタリアでも生産を行っているため、20-21年秋冬コレクションの準備に多少の遅れが出る可能性がある程度だという。第4四半期は、長期化しているデモの影響で香港の売り上げが前年同期比で約50%減と大幅に下落した一方で、中国本土の売り上げは同30%以上の伸びを見せた。同社の売上高に占める中国人顧客の割合はおよそ30%とラグジュアリーセクターの平均的な数値だが、当面は中国人観光客が減少することを受けて、西欧の地元客の掘り起こしに力を入れていく。ピノー会長兼CEOは、「第4四半期も中国市場は大きく成長しており、新型肺炎のような個別の事象はあるものの、ラグジュアリー業界が今後も力強く成長することに疑いはない。傘下ブランドの見通しも非常によく、引き続き自信を持って事業を推進する」と話した。

 一方で、ジャン・マルク・デュプレ(Jean-Marc Duplaix)最高財務責任者は、「今後の事態について予測することは非常に難しい。19年1月から見られる(地政学上の不確実性や景気減速などの)動きが20年2月以降も続くようであれば、ラグジュアリー業界全体に、そして『グッチ』などのブランドにマイナスの影響を与える可能性もある」と慎重な姿勢を見せた。

 「グッチ」は19年度も既存店ベースの売上高が前期比13.3%増と好調ではあるものの、17年度の同45%、18年度の同37%には遠く及ばない。しかしピノー会長兼CEOは、「長期的に見て、これからも業界水準をはるかに上回る成長が可能なブランドだ」とした。「グッチ」は世界中の店舗のうち6割を改装しており、残り4割も今後2年間で改装する。また「グッチ」は2月17日に、ロサンゼルスにレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(GUCCI OSTERIA DA MASSIMO BOTTURA)」をオープンする。18年1月には伊フィレンツェにギャラリーやショップ、レストランなどが併設された「グッチ ガーデン(GUCCI GARDEN)」を開店しており、ロサンゼルスは同ブランドが手掛ける2店目のレストランとなるが、数カ月後には東京にも「グッチ オステリア」をオープンするという。

 「グッチ」といえば、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターの監修の下、19年5月に発売した新リップスティックが大成功している。しかし、ピノー会長兼CEOはそのライセンス生産を行っているコティ(COTY)に強い不満を感じているようだ。「リップスティックには非常に大きな可能性があるのに、それを生かしきれていないスピードの遅さにフラストレーションを覚えている。『サンローラン』は『グッチ』の5分の1程度の売り上げだが、ロレアル(L'OREAL)とのライセンス契約ではるかに大きなビューティ事業を展開している」と強い語調でコティを非難した。

 ほかに好調なブランドとして、ピノー会長兼CEOは「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を挙げた。既存店ベースで同2.2%増の11億6760万ユーロ(約1401億円)と成長率は低いものの、それは大幅な値下げをしていたことも理由だと話す。「20年は値下げをせずに販売しているが、今のところとても好調だ」。

 19年12月には、ケリングがモンクレール(MONCLER)を買収するのではないかと米メディアが関係筋の情報として報じた。しかしピノー会長兼CEOは、「そのような話はない。モンクレールのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOとは定期的に連絡を取り合っているが、それは当社が先導するファッション協定についての話題がメインだ」とうわさを一蹴した。

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小島健輔リポート D2C神話から“個客”実利のC2Mへ

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。新しいビジネスモデルとして世界で脚光を集める「D2C」。次々に新しいD2Cのスタートアップ企業が登場しているが、その本質は何なのか。

 アパレルの需給ギャップが拡大して売れ残り品の廃棄がサスティナブルでないと批判を浴びる中、D2C(Direct to Consumer)ビジネスが注目されているが、D2Cなら需給ギャップや廃棄が発生しないわけでもない。需給ギャップも廃棄も発生しない本当にサステナブルなビジネスを目指せばC2M(Customer to Manufactory)※1に行き着くことになる。

※1.C2M…ネットやショールームで受注してからデジタル生産や3Dプリンタで素早く生産して“個客”に届けるパーソナル対応の無在庫販売手法。F2C(Factory to Consumer)ともいうが、個客から生産へという方向に意味があるゆえC2Mと捉えたい

直営店流通が壁に当たって

 ブランドの流通体制には卸流通と直販流通があり、それぞれに一長一短がある。D2Cは直販流通の抱える2つの課題を解決すべく、ECのメジャー化とともに注目されるようになった直販手法だ。

 卸流通は不特定多数の問屋や小売店に広く流す「開放型」、特定の代理店や直営販社を通して選別した小売店に流す「排他型」、代理店も直営販社も通さずブランドメーカーが選別した小売店やFC店に直接流す「直卸型」があり、販路を絞り直接に卸すほど価格やブランドイメージをコントロールしやすくなるが在庫負担も高まる。開放型や排他型では問屋や小売店の流通在庫が需給のクッションになるが、直接型ではブランドメーカーに需給調整機能が集中するからだ。

 ライセンシングは排他型卸流通の一種で、各国のマーケットにローカル適応して大きなマーケットを形成できるメリットがある。それはカネボウの「ディオール(DIOR)」が500億円、デサントの「アディダス(ADIDAS)」が400億円、三陽商会の「バーバリー(BURBERRY)」が600億円近く(小売規模1000億円)に達していたことからもうなずける。1990年代にはライセンシングを解消したりライセンシーを買収して直卸や直販に切り替えるのがビッグブランドのトレンドとなったが、マーケットが縮小したり経費倒れになることもあり、メジャーマーケットは直販流通、マイナーあるいは発展途上マーケットは代理店流通かライセンシングと使い分けるブランドが多い。

 さらにダイレクトなのがSPA(製造小売り)型の直販流通で、ブランドメーカー自ら多数の直営店を運営して顧客に直販する。価格もブランドイメージも自在にコントロールできるが在庫リスクも集中し、大規模になると需給調整に追われてラルフ ローレン(RALPH LAUREN)のようにプロパー店よりアウトレット店の方が多くなるケース(プロパー店の2.6倍)が米国では多々見られる。

 店舗の運営コスト負担も重く、近年の米国では直販流通で販管費が肥大したラルフ ローレン(販管費率52.7%/営業利益率8.9%)やPVH(販管費率45.7%/営業利益率9.2%)より、ギルダン・アクティブエア(販管費率12.7%/営業利益率15.0%)やヘインズブランズ(販管費率26.3%/営業利益率12.8%)のような軽コストの卸流通アパレルの方が高収益になるほどで、SPA型の直営店展開は壁に当たっている。

 そんなリスクを回避すべく80年代までは買取型のFC展開(直卸型)がブランド流通の主流だったが、販売の主戦場が駅ビルやSC(ショッピングセンター)など商業施設に移るとともにコストに見合わなくなり、SPA型の直販流通に移行していったのは記憶に新しい。規制が厳しい欧州では商業施設の開発が進まずいまだ路面店が主流で、買取型のFC展開から直営店展開へ移行しきれないままD2Cへ転じつつある。

 SPA型の直販流通が在庫とコストの負担で壁に当たる中、台頭していったのがD2Cといわれるネット(ECやSNS)販売のブランドビジネスで、在庫が多店舗に分散せず、販管費率が低く、とりわけ販売人件費の負担から解放されるメリットは絶大だった。

米国D2Cの疑問と課題

 米国でボノボス(BONOBOS)やエバーレーン(EVERLANE)をはじめ、眼鏡のワービーパーカー(WARBY PARKER)、女性下着のライブリー(LIVELY)、レザーグッズのクヤナ(CUYANA)、スニーカーのオールバーズ(ALLBIRDS)などD2Cのスタートアップが注目されるようになって久しいが、将来性を買われて買収されたり出資されることはあっても、大きく伸びてメジャーに躍り出るケースは限られる。先行したワービーパーカーこそ年商300億円の大台に乗り、ウォルマート(WALMART)が3億1000万ドルで買収したボノボスも年商1億ドルを超えたと見られるが、他社は業績を開示しないまま資本調達を競うばかりで、必ずしも先行きが見えない。

 1月10日に日本に上陸したオールバーズは18年に8000万ドルを売り上げたという程度しかアナウンスしないまま延べ7500万ドルを調達し、19年8月にワコールホールディングスが8500万ドル(うち5500万ドルは業績オプション)で買収したインティメイツオンライン(ライブリー)にしても、18年の売り上げは1149万ドルに過ぎず、358万ドルの営業損失を計上していた。コストの透明性をうたうエバーレーンにしても業績は公表しておらず、13年の1200万ドルから17年には4000万ドルに伸びたという売り上げもそれ以降は明らかにしておらず、1億ドルという数字が一人歩きして延べ1億2000万ドルを調達している。

 米国のD2Cにはもう一つ問題がある。それは小売店舗という中間流通費用を外したコストダウンを必ずしも顧客に還元していないことだ。D2Cを信奉する人たちからは「SNSで神話を作れば高い価格で売れる」という発言がしばしば聞かれるし、業績を開示しないまま高額な出資を募るのもいかがわしい。実際、この手のベンチャーには営業損失を資金調達で埋めながらイグジット(株式の売却)の機会を狙う会社も少なからず、米国のD2Cは株式公開前の投資ギャンブルみたいな資金マーケットと一獲千金を狙う起業家が結託したトラップも紛れ込んでいると疑いたくなる。

 それはともかく、米国のD2Cは小売店も直販店も介さずECとSNSで売り上げを稼ぐから、店舗運営コスト、とりわけレントと人件費の抑制効果は大きく、年商が1億ドルを超えれば加速度的に経費率が下がり、2億ドルまでくれば店舗で直販する半分までコストが下がる。実際、ルルレモン(LULULEMON)ではEC売り上げが1億ドルに達した12年1月期でEC部門の営業利益率が店舗部門を逆転し、4億ドルに迫った16年1月期では店舗部門の15.6%に対してEC部門は34.2%と倍以上の収益力を見せつけている。 

 逆にいえば年商1億ドルに到達するまではSNSでの広告費やシステム投資が先行して収益が苦しいわけで、営業損失を資金調達で埋めて一刻も早く1億ドルの壁を超えたいというのが共通した課題だと推察される。

 営業損益は売り上げ規模の拡大とともに改善されるとしても、逆に負担がかさんでいくのが在庫だ。前述したように直販流通では直販店にせよECにせよ在庫リスクの全てをブランドが負担するしかなく(わが国には商社やベンダーが分担するシステムがある)、在庫消化のペースは遅くロスが避けられない。ギャップ(GAP)は年間に4.34回転しているが、高収益を謳歌するルルレモンとて3.47回転しかしていないし、テイラード・ブランズ(TAILORED BRANDS、青山商事のような米国紳士服チェーン)は2回転に届かない。それはわが国の大手SPAとて同様で、国内ユニクロは2.43回転、良品計画(連結)は2.44回転しかしていない(米国企業は19年1月期、ユニクロは19年8月期、良品計画は19年2月期)。

 店舗を持たずECとSNSで販売するD2Cとて在庫の壁を超えられるわけはなく、シーズン前に企画して見込み生産し、売り減らしていく限りは同様な在庫負担とリスクが付きまとう。その壁を超えるのは在庫を抱えない受注生産のC2Mしかない。

C2Mの成功条件

 C2Mを従来のConsumer to Manufactory ではなくCustomer to Manufactoryとしたのは、C2Mの本質が特定個人の仕様発注に基づいて短納期生産する無在庫販売だからだ。その本質を外して不特定多数を対象にあらかじめロット生産した在庫を抱えてはメリットはなくなる。

 C2Mのブランド側にとってのメリットは、D2Cの一般的なメリットである(1)店舗の投資コストも運営コストも不要、(2)多店舗展開に伴う在庫の分散によるロスと物流費用からの解放、(3)顧客とダイレクトな関係が築ける、に加え、(4)製品在庫の資金負担とロスがない(素資材の負担とロスはある)、(5)製品在庫の保管コストと移動コストがない、が加わる。顧客にとっても(1)流通コストと在庫ロスがカットされた分、割安な価格で入手できる、(2)自分仕様の商品を待たずに入手できる、という大きなメリットがある。

 C2Mの成功例は中国レッドカラー社の「Cotte」(パターンオーダーのアウター)、わが国のオンワードパーソナルスタイル(パターンオーダーのスーツ/婦人パンプス)などまだ限られるが、成功させるには以下の4条件を満たす必要がある。

1.受注〜生産仕様設定〜生産〜納品〜再流通の全てをデジタル化してオンライン連携する

 生産仕様設定〜生産は現状のデジタル企画・生産システムで連携できるが、受注情報と生産仕様設定を直接連携するフォーマット、仕上がり製品を仕分けて物流に載せ納品後のアフターサービスや2次流通までトレースできる個品認識管理システムには工夫を要する。とりわけ法人や団体向けのリース(レンタルではない)では個品認識のトレーサビリティーが不可欠だ。

2.アイテムか素材を限定して生産のコストとロス、時間を最小化する

 デジタルにオンライン連携してもアイテムや素材が分散したり変動があっては手間もロスも設備投資も肥大するし、顧客ニーズへのマーケティングも分散して非効率化する。生産に限らず、マーチャンダイジングでもマーケティングでもアイテム軸か素材軸に徹するのが肝要で、アイテム軸に絞ってパターンオーダー化すれば、素材を広げても生産仕様設定も生産も製品物流も効率化できるし、素材軸に絞ればデザインが多様化しても素材調達が迅速でロスも限られる。マーチャンダイジングやマーケティングまで含めて私はアイテム軸を「エルメス型」、素材軸を「LV(ルイ・ヴィトン)型」と呼んでいるが、前者では「メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉シャツ)」、後者では「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」や「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」のビーズバッグも好例だと思う。

3.一定の広がりが期待できる顧客ニーズを特定し、かつ受注生産が成り立つ規模にとどめる

 アイテムや素材を限定して個人のニーズに応える受注生産は市場規模に限界があるが(グローバル展開すれば限界が広がる)、それを超えた拡大を図ると見込み生産に踏み出して在庫を抱えたり、素資材ロスがかさんで非効率化していく。事業規模を拡大するなら別のアイテムや素材による類似事業を横展開すべきで、一つの事業を限界を超えて伸ばそうとしてはいけない。

4.事業拡大に伴うコスト低減による損益分岐点が顧客ニーズ市場規模限界を下回る

 C2Mに限らず、ネット受注によるD2Cでは初期投資(市場開拓広告費を含む)と固定費の負担が重い半面、一定規模を超えると加速度的に販管費率が落ちて収益性が高まる。そのラインが受注生産の市場規模より高いと、採算点に至る前に受注が頭打ちになって行き詰まってしまう。狙いの絞り込み方次第ではその隘路に陥るリスクがあるから、当初のマーケティングと投資採算計画の精度が問われる。

 C2Mの要はパターン化された商品の受注生産による短納期無在庫販売であり、顧客コミュニケーションを重視すればショールーミング店舗での採寸やお試し(ゲージサンプル)も必要になる。D2Cがコンセプチュアルな“神話”で顧客を捉えながらも先行ロット生産で在庫を抱えるのに対し、C2Mは神話より実利で“個客”ニーズを捉えて受注生産による無在庫販売を成立させる。その違いを的確に認識し、“神話”創造の古典的ファッションシステムに陥ってコストと価格を肥大させることなく、コストを最小化して価格を抑え、“個客”の実利に応えるのがC2Mなのだと捉えてほしい。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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「マーク ジェイコブス」2020-21年秋冬ニューヨーク・コレクション

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が2020-21年秋冬コレクションをニューヨークで発表した。

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