パリメンズのイケメンモデル50連発 超美形から癒し系まで妄想膨らみっぱなし

 1月19日に閉幕したパリ・メンズ・ファッション・ウイーク。今季もばっちり、バックステージでイケメンをハントしてきました!「売れっ子モデルの周期ってなんて早いんだろう」と感じずにはいられないほど、今季は前季と顔ぶれに変化が見られました。

 例えば、前季に最旬メンズモデルとして取り上げたアルトン・メイソン(Alton Mason)はパリコレに参加せず撮影のためアメリカに滞在していたようで、一度も会うことがありませんでした。ただし、それはむしろ彼のキャリアが上がっている証し。ランウエイモデルとして起用されるのはモデルにとって顔を知ってもらうための宣伝効果で、エディトリアルやルックブック、願わくは広告に起用されるのが最も高いステータス=高額なギャランティーなワケです。前季のファッション・ウィーク以降、「エトロ(ETRO)」「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」などの広告や、オーストラリア版「GQ」の表紙を飾るなど、アルトンの活躍ぶりを至る所で見かけました。

 前シーズン注目したジーヌ・マハデヴァン(Jeenu Mahadevan)もアルトン同様の活躍ぶり!「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」の広告やイギリスの新聞紙「ガーディアン(The Guradian)」のエディトリアルなどで見かけました。今季のバックステージではロンドンの「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」とパリの「ボーディ(BODE)」で再会しました。スリランカ系の血を持つ彼のような、南アジア諸国出身者のメンズモデルは確実に増えています。

 そして今季はアフリカ系のメンズモデルの躍進が大きかったです。「モデルズ・ドット・コム(Models.com)」によると、ランウエイを最も多く歩いたのはセネガル出身のマリック・ボディアン(Malick Bodian)。「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「エルメス(HERMES)」など、合計23ブランドのショーに登場したそうです。

 さらに、私が各都市のバックステージ取材で数回見かけて注目したのはロメーヌ・ディクソン(Romaine Dixon)です。フェイスブックにアップした写真をきっかけにスカウトされ、昨年6月にモデルデビューを果たしたジャマイカ出身の20歳。190cmの長身に細身&小顔といった、洋服を最高にかっこよく見せる理想的な体型の持ち主です。男性らしさはありますが、クリクリとした大きな目元は女性のようで、カッコ可愛い系。すでに「フェンディ(FENDI)」「ディオール」の広告に起用されており、スターモデル街道をますます駆け上がっていきそうな勢いです!

RHUDE
妄想で女装させたくなる美形ぞろい

 そんなロメーヌがランウェイを歩いた「ルード(RHUDE)」は、甘いマスクのイケメンぞろいでした。ファーストルックを飾ったアナトーリはかなり甘めの顔立ちで、女装したらとっても可愛くなりそうで勝てる気がしません(笑)。切れ長の目元が印象的なセンヤは、女装したらカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevigne)にそっくりになりそう。マチューとアントワーヌのようなアイルランド系赤毛のメンズモデルってあまり目にすることはありませんが、ウィメンズの「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」のロマンティックなドレスが似合いそう。と、勝手にメンズモデルを頭の中で女装させて、妄想を膨らましておりました。

BOTTER
アジア系モデルの注目株を発見

 「ルード」で会った中国出身のメンは「ボッター(BOTTER)」にも起用されていました。そのほか「ロシャス(ROCHAS)」「バルマン(BALMAIN)」でもランウエイを歩き、「ランバン(LANVIN)」の広告も務めるアジア系の注目株です。「ボッター」ではアジア系モデルの割合が高かったのですが日本人はおらず、全員が中国出身者でした。同ブランドのデザイナー、ルシェミー・ボッター(Rushemy Botter)がカリブにルーツを持つためか、カリビアン系の黒人モデルも目立ちました。ファーストルックのケルヴィンやイブラヒマは昨年デビューした若手。ちなみに同ブランドのメイクアップアーティストは、ショーが始まる直前にモデルに目薬をさして目の下を少し濡らすといった細かな演出を加えていました。目がキラキラ、ウルウルして見えるのはメイクの効果です。

BODE
エキゾチックな神秘系男子たち

 ジーヌが歩いた「ボーディ」は、南アジア系のエキゾチックなメンズモデルが最も多かったように思います。カングカンはインド出身、ソルはイギリス、アラミッシュはスウェーデン、ナジンはフランスと出身国はヨーロッパですがルーツに南アジア諸国が混じっていそうな人種です。「ボーディ」の生地はインドの伝統的な織物や刺しゅう、古布を多用していることもあって、あえて南アジア系のモデルを選んでいるのでしょう。短髪のクルクルヘアーのモデルが多かったのも特徴でした。ジーヌもさることながら、ラトビア出身のクリステルスも売れっ子モデルの一人。彼はなんと23歳にして5歳の息子のパパなんです!バックステージで会う度軽く挨拶を交わすと、「ハロー」と言いながらウィンクしてくれます。ウィンクされるのはあまり好きではないですが、彼は例外的に受け入れちゃいます(笑)。

TAAKK
個人的好みではナンバーワンの人選

 バックステージ取材が仕事とゆえど、ジャーナリストである前に私も一人の女性です。やっぱり好みの男性にはついつい目を奪われてしまうもので、個人的には「ターク(TAAKK)」のモデルに一番目移りしてしまいました。決して仕事そっちのけでヘラヘラしていたわけではありません(笑)。ほかのショーでは見かけない新人か、大きい事務所ではない素人風のモデルが多かったように思います。特に誰か特定のタイプの男性がいたわけではなく、全体としてカッコイイ雰囲気がムンムンしていたのは、「ターク」の衣服が引き出した魅力かもしれません。

DOUBLET
“井野新喜劇”に集うフレンドたち

 “キャスティングナイスで賞”を贈呈するとしたら、間違いなく「ダブレット(DOUBLET)」でしょう。起用したほとんどがキャスティング・ディレクターの知人だそうで、モデルではない一般人が多かったようです。ショーでは笑いながら歩いたり喋ったりする演出で、まるで喜劇を見ているように平和的でポジティブなムードに包まれていたのは、「ダブレット」の衣服とヘアメイクにも負けない強い個性を持ったモデルらのおかげも大きかったはず。井野将之デザイナーの世界観を十分に発揮するキャスティング力に拍手を送りたいと思います!

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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靴職人の技で一日中履いても疲れにくい靴 新シューズブランド「ミー」がスタート

 ウィメンズシューズブランドの「ヒルズアヴェニュー(HILLS AVENUE)」と「オセアニカ(OCEANICA)」を運営するPRAIAはこのほど、新ブランド「ミー(ME)」をスタートさせる。

 ファッション感度の高い30代の女性をメインターゲットに、トレンドを取り入れながら日々のコーディネートにも取り入れやすいデザインのシューズをバリエーション豊かに提案する。国内生産にこだわり、靴職人の熟練した技術によって、一日履いても疲れにくい履き心地を実現する。価格帯は1万3500〜1万8000円。販路は東京・銀座の直営店舗と公式オンラインサイトのほか、阪急うめだ本店や三越銀座店などの百貨店でポップアップショップをオープンする予定だ。

 またブランドデビューに合わせて、モデルでコラムニストのクリスウェブ佳子とのコラボレーションアイテムを販売する。コーディネートの主役になるようなポップなカラーのプラットホームサンダルなどを用意する。

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靴職人の技で一日中履いても疲れにくい靴 新シューズブランド「ミー」がスタート

 ウィメンズシューズブランドの「ヒルズアヴェニュー(HILLS AVENUE)」と「オセアニカ(OCEANICA)」を運営するPRAIAはこのほど、新ブランド「ミー(ME)」をスタートさせる。

 ファッション感度の高い30代の女性をメインターゲットに、トレンドを取り入れながら日々のコーディネートにも取り入れやすいデザインのシューズをバリエーション豊かに提案する。国内生産にこだわり、靴職人の熟練した技術によって、一日履いても疲れにくい履き心地を実現する。価格帯は1万3500〜1万8000円。販路は東京・銀座の直営店舗と公式オンラインサイトのほか、阪急うめだ本店や三越銀座店などの百貨店でポップアップショップをオープンする予定だ。

 またブランドデビューに合わせて、モデルでコラムニストのクリスウェブ佳子とのコラボレーションアイテムを販売する。コーディネートの主役になるようなポップなカラーのプラットホームサンダルなどを用意する。

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レディー・ガガのネイルを担当したネイリストAya Fukuda NQ.が自身初のネイルサロンをオープン

 2008年に単身渡米しニューヨークを拠点に活躍したネイリストAya Fukuda NQ.がネイルサロン「アヤ ネイルズ(AYA NAILZ.)」を東京・たまプラーザに4月8日にオープンする。かつてはレディー・ガガ(Lady Gaga)やキム・カーダシアン(Kim Kardashian)をはじめとする海外セレブを顧客に持ち、ニューヨーク・ファッション・ウイークやハーパーズ バザー(HARPER’S BAZAAR)、ヴォーグ(VOGUE)といったハイファッションの舞台でも活躍してきた。11年には東京・代官山にネイルチップショップ「THE NAIL SHOP」をオープンするも14年に幕を下ろし、今回は自身初のネイルサロンを開業する。世界の舞台で活躍してきた彼女が初めてサロンを開く理由をインタビューした。

WWD:これまでの経歴を教えてください。

Aya Fukuda NQ(以下、Aya):渡米するまではヘアメイクとしてテレビ業界で働いていました。08年に渡米し、美容室でネイリストとして勤務しました。その時にお客さまとしてレディー・ガガさんに出会い、一緒に仕事をしたり、ファッション・ウイークのバックステージやヴォーグ、バザーの表紙のネイルを手掛けたりしてきました。最初はメイクアップアーティストとして渡米したのですが、ガガさんのネイルを担当するようになって、彼女が求めるデザインに仕上げるにはネイルの素材がたくさん必要でとにかく荷物が多くなってしまうこともあり、次第にネイリストとして活動するようになりました。ネイル用の素材ではなく布やメタルパーツなど洋服用の素材を取り入れてネイルの枠を超えてデザインを作ったことが気に入ってもらえたんだと思います。NYと日本を行き来していた時期もあり、11年にはネイルチップショップを代官山にオープンしたんです。当時、日本はジェルネイルがブームになっていた時で、アメリカでもガガさんにしかしていなかったチップという提案は一般のお客さまの感覚とは違っていたようで……、14年にそのお店は閉店しました。その後、結婚出産を機に15年に拠点を日本へ移しました。

WWD:日本に帰国してからの活動を教えてください。

Aya:帰国後は事務所に所属し、フリーランスネイリストとして、タレントや歌手のネイルを担当しました。ですが日本のファッション業界や雑誌の現状はバジェットが少なく、メイクアップアーティストがネイルも施すなどネイリストが活躍するには厳しい状況です。さらに自分はサロンを持っていないために交通費や駐車場代などの出張費がかかることも、他のネイリストに比べて不利になってしまうことがありました。加えて子育ての忙しさも相まって、現在もNYの事務所に所属はしているのですが、渡米して仕事をするのは未だ難しい状況です。

WWD:東京ではネイリストの活躍の現場が限られているんですね。

Aya:そういった背景もあって昨年の9月ごろから自分でネイルサロンを作って独立することを考え始めました。自分がオーナーになれば時間の融通も効きますし、サロンという基盤を作ればそこで撮影の際のモデルを施術することもできます。さらに長い目で見ればスタッフに自分の技術をレクチャーし育ててチームを作ることもできます。今のネイリストさんはシフト制で出勤して、決められたデザインを言われたとおりに施すことも多く、クリエイティブな仕事であることをもっと知ってもらいたいし、そういう活動をしたいという若いネイリストが活躍できる場を作れたらいいとも思います。

WWD:それで今回のサロンオープンに結びついていったんですね。場所はどんなところですか。

Aya:自分が子育てをしていることもあって生活の基盤にも近い、田園都市線沿線のたまプラーザ駅から徒歩4分のところにお店を構えます。渋谷からも電車で20分ほどなので意外と便利ですし、本当に来たい人が来てくれるサロンになる立地だと思います。そしてサロンを経営しながら、ファッションの仕事も続けていきたいと考えているので、タレントさんや歌手、著名人の方々にも気軽に来店していただけるようなサロン作っていけたら。またこれまでのファッションの現場経験を生かして、撮影前日にモデルさんの特別施術もサロンで対応させていただこうと思っています。

WWD:サロンのターゲット層やお店のイメージは。

Aya:30~40歳の子育てをしている女性を考えています。キッズスペースを併設したり、同時に施術できるアイラッシュスペースも作ったりします。デザインは生活に支障なくネイルを楽しむことができるショートネイルを打ち出していきます。メニューはシンプルなベーシックコースのほかに9800円と12500円のアートコースを用意し、私が監修したデザインをベースにお客さまの要望に合わせて色やパーツ、ラメの変更に応えます。さらに撮影やウエディングなどデザインを一から一緒に決めていくアーティストコース(3万円~)も用意しています。サロンは内装にもこだわっていて、いわゆるネイルサロンの雰囲気ではなく施術はダイニングテーブルで行います。NYで活動していたときはセレブに呼ばれる出張ネイルが多く、彼女たちの自宅のダイニングテーブルで施術を行うことがほとんどでした。そこでNYでのセレブリティネイリストを再現して取り入れました。また個室の設置など日本のネイルサロンには多いですが、みんなが一緒に施術される空間を作ります。モデルと一緒にしてもらえるってちょっとうれしくないですか。新しいネイルサロンのスタイルを作っていってもいいんじゃないかなって。

WWD:今後はどのような体制でサロンを運営していくのでしょうか。

Aya: 1店舗目はネイル3席とアイラッシュ2席を用意しているので、それに合わせてスタッフも増やしていく予定です。10時オープンで20時クローズです。私もサロンに立ちますが、スタッフで運営できるようになれば、アーティストコースや撮影、ファッションの仕事にも力を入れていきたいと考えています。ある程度長い目で見て教育もしていきたいので2店舗目は3年後に、将来的には3店舗まで拡大したいと考えています。サロンのほかにファッションや雑誌の仕事を専門にできる “チーム AYA”のようなものを作れたらいいですね。

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「ギャップ」が新宿店をリニューアル 世界で唯一のカフェエリアをオープン

 ギャップジャパンは4月3日、「ギャップ 新宿フラッグス店」をリニューアルし、オリジナルブレンドコーヒーが飲める世界で唯一のカフェエリア「ギャップ カフェ」を店舗内にオープンする。同店舗のデザインと設計は、谷尻誠、吉田愛が率いる建設設計事務所のサポーズデザインオフィス(SUPPOSE DESIGN OFFICE)が手掛けた。

 同店舗は、1969年に米・カリフォルニアでデニムとレコードの販売からスタートした「ギャップ(GAP)」のルーツに、ブランドを代表するデニムや音楽、カルチャーなどさまざまな要素を組み合わせ、そこに日本らしさを加えて表現した。

 世界で唯一となる「ギャップ カフェ」は、ブランドロゴのオリジナルイラストや、メッセージ入りのラテアートを楽しめるカフェラテなどのドリンクやドーナツなどの軽食を用意。またオープンを記念して、4月3〜5日に同カフェを利用し、「ギャップ」LINE公式アカウントを友だち追加した先着200人にドーナツをプレゼントする。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「ポータークラシック」が京都に旗艦店オープン 関西初出店

 「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は3月10日に、関西初となる旗艦店を京都にオープンする(京都府京都市中京区柳馬場通錦上る十文字町453-6)。新店舗のオープンはおよそ5年ぶりとなる。

 店舗は2階建ての町家を1棟まるごと改装した。1階(約66平方メートル)では、代表アイテムの“PC ケンドー”“PC サシコ”に加えて、2020年春夏の新作や18年からスタートした昭和西川の「ムアツ(MUATSU)」をストラップに使用した“ニュートンバッグ”などを取り扱う。1階の店内奥には、約23平方メートルの中庭があり、今後はさまざまなワークショップやイベントに利用していく。

 2階はブランドに関する書籍をそろえたライブラリーやミュージアム、アイテムの製作過程をのぞくことができるアトリエとして機能する。ブランドの世界観をさまざまなアプローチで顧客に体感してもらうことが狙いだ。

 オープン当日には京都・宇治の「たま木亭」のラスクを数量限定で配る。

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「ヴァレクストラ」が“ミラノブランド”を集めたコラボプロジェクト 「プラン C」「スンネイ」など5組と協業

 イタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」は2020-21年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク期間中に、ミラノブランドとのコラボレーションプロジェクト“エクストラ ミラノ(EXTRA MILANO)”を発表した。

 ミラノを拠点にしながらも、国籍や年齢、ジェンダーの異なる「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」「スンネイ(SUNNEI)」「プラン C(PLAN C)」「アーサー アルベッセ(ARTHUR ARBESSER)」「マッシモ アルバ(MASSIMO ALBA)」の5つのブランドとタッグを組んだ。5~7月、9~11月の6カ月の各月で6つの“エクストラ ミラノ”のコレクションが「ヴァレクストラ」店舗に登場し、各店舗につき各バッグ10個限定で販売する。

 「ヴァレクストラ」のコレクションを含む6つのコレクションを、デザイナーのコメントとともに紹介する。

5月発売の「ラ・ダブルジェイ」
レトロでポップな
ビンテージプリントから着想

 ミラノ在住のアメリカ人デザイナー、J.J マーティン(J.J Martin)による「ラ・ダブルジェイ」はビンテージプリントの洋服やホームコレクションに定評があるブランドだ。「ヴァレクストラ」のミニバッグ“トリックトラック(TRIC TRAC)”に、1970年代のビンテージプリントのドット模様を取り入れた。

 デザイナーのJ.J マーティンは「『ラ・ダブルジェイ』の衣類やインテリア商品は歴史あるイタリアメーカーとの取り組みで作られている。老舗レザーブランドの『ヴァレクストラ』との協業ができると決まって、最高のバッグが作れる自信があったわ。今回は象徴的なビンテージ柄をプリントするのではなく、レザーをはめ込んだ象がんのテクニックで職人技の伝わる上品なバッグになった。今回のインスタレーションのために作ったガラスボールも、普段から私たちのグラスコレクションを作っているミラノのメーカーによるものなのよ」と語った。5月に発売する。

6月発売の「スンネイ」
5年目のコラボデビュー作は
ユニセックス

 ロリス・メッシーナ(Loris Messina)とシモーネ・リッツォ(Simone Rizzo)のデュオによるイタリア発のファッションブランド「スンネイ(SUNNEI)」は、15年にスタートしたメンズウエアが主力のブランドだ。6月発売するコラボ商品は、「ヴァレクストラ」のハンドバッグ“パスパトート(PASSEPARTOUT)”の形を元にしたバッグ5型とウォレット1型をラインアップする。マトリョーシカのように全てのアイテムを重ねて収納したユニークな展示方法で発表した。

 メッシーナは「実は僕たちは別のブランドとのコラボ経験がなく、今回がコラボデビュー作。他社とのコラボは“まずは自分たちのアイデンティティーを固めてから”と考えていて、最初がイタリアの老舗『ヴァレクストラ』と決まってとても光栄に思っている」と話した。リッツォは「『ヴァレクストラ』はトレンドを追っていなくて普遍的な価値観を持っている。他のブランドとは異なる時間軸のあるブランドだから、コラボをするべきだと思ったんだ。『スンネイ』はメンズウエアが主力なので、男性も持てるバッグが作りたかったから『ヴァレクストラ』の中でもジェンダーレスな“パスパトート”の形を選んだんだ」と教えてくれた。

7月発売の「ヴァレクストラ」
“エクストラ ミラノ”

 コラボ商品ではない「ヴァレクストラ」20-21年秋冬の新作を“エクストラ ミラノ”として発表している。7月に発売する。ブランドのアイコンバッグの“イジィデ(ISIDE)”や“セリエ エス(SERIE S)”に、ミラノの建築の大理石の床やタイルからヒントを得た直線の象がんを施しているのがポイントだ。

 サラ・フェレロ(Sara Ferrero)=ヴァレクストラ最高経営責任者は“エクストラ ミラノ”について、「今回のプロジェクトで集まったはデザイナーはミラノの業界仲間で、つながりのある友人たち。ミラノは小さい街だけど、多くの外国人がビジネスをスタートさせる国際的でクリエイティブな街で、その多様性を表現したいと思った。それぞれの強い世界観を『ヴァレクストラ』のクラフツマンシップで表現して、それぞれのパーソナリティーが伝わるコレクションが完成した。プロジェクト名のエクストラは“Extraoridinary”(卓越した、格別の意)という意味を込めているわ」と語った。

9月発売の「プラン C」
娘のイラストを使った
ショルダーバッグ

 「プラン C」は「マルニ(MARNI)」の創業デザイナー、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の娘で、デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニ(Carolina Castiglioni)によるウィメンズブランド。「ヴァレクストラ」の“イジィデ クロスボディ”にカロリーナの娘のマルガリータちゃんが4歳の時に描いた友人のビアンカの絵を象がんで取り入れた。

 カロリーナは「娘の描いた“ビアンカ”は『プランC』のDNA。“ビアンカ”を用いて、プレイフルで気軽なバッグを目指し、『ヴァレクストラ』による最高級のクオリティーで表現することができた。両手があくショルダーバッグを選んだのは母親ならではのアイデアね」と話した。

10月発売の「アーサー アルベッセ」
モザイクの象がんを施した
ハンドバッグ

 「アーサー アルベッセ」はオーストリア・ウィーン出身のアーサー・アルベッセによるミラノを拠点にするウィメンズブランド。建築やコンテンポラリーアートをインスピレーション源にした色柄使いや異素材ミックスを得意とする。「ヴァレクストラ」のハンドバッグ“ブレラ(BRERA)”をもとにモザイクの象がんを施したデザインを発表した。

 アーサーは「協業を決めたのは、『ヴァレクストラ』はずっと敬愛してきたブランドだったから。ミラノブランドならではのクオリティーの高さと上品な表現力を持っていて、ミラノの女性の優雅さを象徴していると思う。ミラノの女性たちの美しさをダイレクトに表現したいとデザインした」とコメントしている。

11月発売の「マッシモ アルバ」
遊び心溢れる
“コマ付き”ハンドバッグ

 ラストを飾るのは、「マーロ(MALO)」や「アニオナ(AGNONA)」などさまざまなイタリアブランドでクリエイティブ・ディレクターを歴任し、20年以上のキャリアを持つマッシモ・アルバ。自身の名を冠した「マッシモ・アルバ」は06年にスタートさせた。「ヴァレクストラ」の“セリエ エス(SERIE S)”を、「マッシモ アルバ」のウールのコート生地を用いてアップデートさせた。

 アルバは「ウール地で一見クラシックに見えるけれど、僕の遊び心をたっぷりと反映させている。おまけとして、おもちゃのコマのチャームと、その日の気分で付け替えてられる6つメッセージタグもセットになっている。バッグの内側をよく見るとスケートボードに乗った子どもや花の刺しゅうも入っている」と明かした。

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「ゾフ」がビジュアルモデルにイリとラッキーテープスを起用 9月に音楽イベントも開催

 アイウエアブランド「ゾフ(ZOFF)」を手掛けるインターメスティックは、2ウエイグラス“ゾフ・ナイトアンドデイ”のビジュアルモデルにイリ(IRI)とラッキーテープス(LUCKY TAPES)を起用し、9月13日に両アーティストが出演する音楽イベント「ゾフロック2020」を東京・渋谷の「ゾフ」グランド東京渋谷店の地下にあるVeats SHIBUYAで開催する。

 “ゾフ・ナイトアンドデイ”は、夜は眼鏡、昼はサングラスとして使用できる2ウエイグラスで、屋外と屋内、アウトドアや旅行などさまざまなシーンに対応する。3月6日に発売する新作はスポーツタイプやスモールサイズなどバリエーションを拡大し、全13型39種類ある。

 普段から「ゾフ」を愛用しているという両アーティストが出演するオリジナルムービーを制作しており、イリが3月25日発売予定のニューアルバム「Sparkle」に収録されている「Clear color」を、またラッキーテープスの未発表の新曲を使用している。

 「ゾフ」は、音楽やファッションと同じようにアイウエアももっと自由に楽しんでほしいという考えから、2008年に「ゾフロック」をスタートさせた。今回も完全招待制で、チケットは販売しない。参加方法は後日発表予定。

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