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馬雲公益基金会がアリババ公益基金会と一緒に、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイの4ヶ国に医療物資を寄付することを発表しました。200万枚のマスク、15万個の検査キット、2万着の防護服と2万個のフェースカバーが現地に送付される予定です。

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パリの街角を英国パンク集団がジャック! 「AK ヴィヴィアン・ウエストウッド」会場前スナップ

 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD以下、AK ヴィヴィアン・ウエストウッド)」は、2020-21年秋冬コレクションのショーをパリの市庁舎(Hotel de Ville de Paris)で行った。14世紀にこの場所に建てられたパリらしいネオルネサンス建築の建物前に集まったのは、英国パンクなファッションの来場者たちだ。

 チェックのアイテムやナポレオンジャケット、フリルシャツ、「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」のブーツなど、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」らしい英国パンクなアイテムを身にまとった来場者たちの何人かに共通していたのは、服だけでなくヘアカラーの色使いまで大胆なこと。ショッキングピンクからビビッドなパープル、グリーン、オレンジとブルーのミックスまでさまざまだ。日本から来場した高橋ららも着用したコートの色に合わせてオールバックにセットしたヘアの生え際の色を変えて登場した。日本からはそのほかマドモワゼル・ユリアらが来場。マドモワゼル・ユリアは同ブランドのワンピースに私物の大きなハットを合わせていた。

 来場者もパンクだったが、会場で一番パンクだったのは、新型コロナウイルスの脅威が迫ってきていたパリで、夫のアンドレアス・クロンターラーの勇姿を見届けるために姿を現したヴィヴィアン・ウエストウッドだろう。

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読者が注目した今週の新作 「トーガ」 × 「ポーター」第2弾など(3月20日〜26日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ビューティ部門」「ファッション部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」「ビューティ部門」では読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「トーガ(TOGA)」×「ポーター(PORTER)」のコラボレーションバッグが、「ビューティ部門」ではNMB48の吉田朱里がプロデュースしたコスメブランド「ビー アイドル(B IDOL)」が最も注目された。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

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「ドレスドアンドレスド」2020-21年秋冬東京コレクション

 「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」が2020-21年秋冬コレクションを東京で発表した。

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ベイクルーズの「ジョイントワークス」がリニューアル 23〜26歳の男女4人の若手コンセプターが手掛ける

 ベイクルーズ グループの「ジョイントワークス(JOINT WORKS)」は、“シティー トリップ(CITY TRIP)”をテーマに2020年春夏コレクションからリニューアルする。23〜26歳の男女4人の若手コンセプターが同テーマをもとに、“コト” × “モノ”を大切にしながら、遊びにこだわりを持つ都会的な若者のライフスタイルを提案していく。また各直営店で、リニューアルを記念したコラボアイテムを発売したりワークショップを実施したりする。

 ブランドスタート時からセレクトしたブランドやオリジナルアイテムを購入する客層が狙いと一致せず、オリジナルアイテムの方向性を変えたり試行錯誤を重ねたりしてきたが、20代の若い世代にファッションやカルチャーをより明確にアピールするため、今回のリニューアルに至った。コンセプターには、若い世代が“かっこいい”“かわいい”と思えるアイテムを発信するべく、さまざまなブランドで活躍していた等身大の若手4人を起用した。複数人起用したのは、若い世代のさまざまなカルチャーやムーブメントからファッションを創造し、ブランドの世界観や幅を広げていくためだ。

 リニューアルに伴って、3月19日に「ジョイントワークス」新宿店を一新し、26日には3店舗目となるららぽーとTOKYO-BAY店をオープンする。 “下町”“アート”をモチーフに製作した20年春夏コレクションのルックには、モデル・る鹿や渡部蓮、バンド・TempalyのAAAMYYY、LUCKY TAPESのKai Takahashiらを起用したほか、オリジナルムービーも制作。またロゴも刷新し、“ジョイント”の意味に着目して“コト” × “モノ”の結びつきをJとWをつなげて表した。

 コラボアイテムは、“銭湯文化を永遠に!”をテーマに、銭湯文化を盛り上げるプロダクトチーム・SENTO FOREVERとコラボしたアイテムや、ユーモアのある作品を制作するアーティスト・YU SUDAと製作したTシャツや扇子、コップなどを用意。そのほか、“毎日着たい服”“気がつけば着ている服”をコンセプトに活動するメンズブランド「ニッチ(NICHE.)」と、裁断・縫製・加工の全てを手作業で行うリメイクブランド「イチリュウメイド(ICHIRYU MADE)」との3者で製作したコラボアイテム、東京カルチャーをベースにストリートウエアを展開するウィメンズブランド「ノントーキョー(NON TOKYO)」との別注トートバッグ全90種をそろえる。

 リニューアルを記念して、“ファミリーやカップルで楽しんでもらいたい”というコンセプターの思いからワークショップをオープン。ウィメンズのリメイクブランド「オールドハニー(OLD HONEY)」は、くまのぬいぐるみチャームにミシンを使用してオリジナルのリメイクを施す体験を19日に新宿店で実施する。当日はデザイナーの原まり奈が来店し、本人によるハンドメイドの実演も行う。そのほかイラストレーター・松岡マサタカのワークショップでは、ポップな目が特徴のキャラクターをプリントしたサコッシュや写真立てにそれぞれ好きな色を施して自分だけのオリジナルアイテムを作成し、最後に松岡自らが仕上げを行う。29日にららぽーとTOKYO-BAY店で開催する。

 “その場でしか撮影できないオリジナル画像や動画を撮影し、その日の思い出をデータとして残してほしい”という考えから特別撮影ブース「SNSNAP」を設置。お気に入りのフレームを選び、専用の機械で記念写真を撮影してSNSに投稿した人には、「ジョイントワークス」オリジナルデザインのカードにその写真をプリントしてプレゼントする。19日と20日に新宿店で、28日と29日にららぽーとTOKYO-BAY店で行う。

 また「ジョイントワークス」新宿店、ららぽーとTOKYO-BAY店でアイテムを5000円以上購入した人にはオリジナルヨーヨーをプレゼントする。

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ロレアルが新型コロナウイルス対策として殺菌ジェルを生産 医療機関や中小企業に提供

 ロレアル(L’OREAL)は感染が拡大する新型コロナウイルスに対し、ヨーロッパにおいて水性アルコールジェルを大量配布すると発表した。コロナウイルスの打撃を受けている中小企業のサプライヤーや医療機関などに配布する。ジャン・ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)会長兼最高経営責任者は「われわれはこれらの活動により、新型コロナウイルスに対して戦う人々を讃え、応援し、感謝の意を示したい」とコメント。

 「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」は病院や介護施設、薬局に消毒ジェルを配給し、「ガルニエ(GARNIER)」は消毒ジェルを数百万個、ヨーロッパの食品企業に無償で提供する。また、ヘアサロンや専門店などの中小ビジネスに対して、営業が再開するまで売掛け金の回収を停止する。もっとも大きな影響を受けたディストリビューターに対しては支払いを早め、現金払いを可能にする。さらに、コロナウイルスで被害を受けた人を支援する団体に100万ユーロ(約1億1800万円)を寄付。これら団体はシャワージェルやシャンプー、消毒ジェルなどをセットにした衛生キットをボランティアやソーシャルワーカーに配布している。

 そのほかにもLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は「ディオール(DIOR)」や「ゲラン(GUERLAIN)」「ジバンシイ(GIVENCHY)」などのコスメブランドの生産ラインで消毒ジェルの生産を発表している。今後、水性アルコールジェル不足が深刻化するフランス国内の医療機関に水性アルコールジェルを無償で提供する。

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「ウジョー」パリ進出ショーの裏側 “日本のシンプルな服”へのフラストレーションから生まれた“不完全な形”の服

 西崎暢デザイナーによる「ウジョー(UJOH)」は、パリ・ファッション・ウイークのオフスケジュールで2020-21年秋冬のコレクションを発表した。16-17年秋冬シーズンからミラノでショー形式で発表をし、パリでは展示会をしていたが、今季満を持してパリでショーを行ったかたちだ。

 ショー当日のバックステージは、慣れない開催地であわただしいだろうと予想してしていたが、実際は非常に落ち着いた雰囲気。そこにいる人それぞれが、いつまでに何をするべきなのかを把握しているようだった。

 西崎デザイナーもリラックスした様子で、ショー前にもかかわらず丁寧にインタビューに応じてくれた。バックステージの落ち着いた雰囲気について言及すると「海外で発表するのは4度目になるから、するべきことは分かっている」と西崎デザイナー。パリで発表している「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」でパタンナーを長年務めていた西崎デザイナーにとって、「パリは見せる場としての目標の地だった」と語る。

 パリに来るに際してチームを増強したという「ウジョー」だが、中でも、スタイリストに水谷美香を迎えたことは大きかったと話す。「ほかの件で一緒に仕事をしたことがあり、今回も依頼したが、彼女はプロフェッショナルで、スタイリングはもちろん何もかもが変わった」と語る。

 今季のコレクションの出発点は、日本のシンプルな服へのフラストレーション。シンプルなパンツやシャツ、ニットに、“スケバン”の長い丈のプリーツスカートにインスパイアされたという巻きエプロンや、ライフジャケットを着想源にした片袖だけを通して脇で留めたジャケット、左右で分離できるブルゾンなど、不完全な形の服をアクセサリー感覚でレイヤードすることで、大胆さと新しい服の形を追求した。「作っている過程の“服”に惹かれるものがあり、これを自分たちのアプローチの一つとして、グッと凝縮したコレクションにしたかった。切りっぱなしや断ちっぱなしなどラフな作り方ではなくて、きちんと洋服として成り立つものだけれど不完全な形をしていることで大胆さにつなげたかった」と西崎デザイナー。

 ショーのヘアメイクを手掛けたのは、これまでもタッグを組んできたオダマユミ=メイクアップアーティストとチナツ=ヘアスタイリスト。メイクのテーマは“スキンユニフォーム”で、肌の一環としてのマスクを意識してあえて色や装飾を加えず、モデルそれぞれの肌になじむような色のファンデーションだけでメイクを作った。ヘアは、これまでよりもレイヤードが増えた服を加味して、主張が少ないリラックスしたローポニーテールで、強さとマニッシュ感はテクスチャーで表現した。

 モデルがヘアメイクを終えた後、ヘア&メイクアップアーティストにメイクをしてもらっている女性の姿があった。ショーのフィナーレで来場者に顔を見せるためにデザイナーが事前にバックステージでメイクをすることはあるが、誰だろうと疑問に思っていると、西崎デザイナーが「僕の相方です。今回から一緒にフィナーレに出ようと思って」と教えてくれた。そして、メイク中の妻の西崎亜湖(あこ)チーフパタンナーとヘア&メイクアップアーティストに、「僕には(ヘアメイクは)何もないの?」と冗談を飛ばして場の雰囲気を和ませる。亜湖チーフパタンナーは、ブランド設立時から暢デザイナーと共にデザインとパターンを手掛け、ブランドの成長を支えてきた存在だ。“妻”ではなく“相方”と呼ぶところに2人の関係を一瞬だが垣間見た気がした。

 ショーのフィナーレには西崎夫妻がそろって登場し、来場者からパリ進出の祝福を受けた。「ウジョー」は今後もパリでの発表を続けていきたいという。

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ドラッグストア2月度は各社軒並み前年上回る 新型コロナ影響でマスクや紙類の需要増

 マツモトキヨシホールディングスの2月度の売上高は、新型コロナウィルスの影響によりマスクや除菌関連製品、トイレロールやティッシュペーパーなどの需要が急増し、売り上げが大きく伸長。これにより、既存店が前年同月比8.0%増、全店が同10.6%増、FCが同21.0%増だった。

 また、昨年と比較しても先月は全国的に日照時間も長く高温で推移。寒暖差も激しくスギ花粉の飛散も早まったため、総合感冒薬及び花粉症関連のアイテムが順調に推移した。免税売り上げについては、春節期間のずれや新型コロナウィルスに関する出入国制限などの影響により免税全店で同50%強の減少となった。

 そのほか大手各社の2月度は、ツルハホールディングスが既存店同7.1%増、全店同14.7%増、ウエルシアホールディングスが既存店同20.6%増、全店同25.0%増、コスモス薬品が既存店同11.3%増、全店同17.8%増、スギホールディングスがグループ全体の既存店同20.9%増、全店同28.6%増と2ケタ伸長が目立った。

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石川康晴ストライプ前社長が「ストデパ」運営子会社トップも辞任

 ストライプインターナショナルのECモール運営子会社ストライプデパートメントは19日、社長の石川康晴氏の辞任を発表した。18日付で石川氏は退任し、佐藤満専務が新社長に就任した。また新体制として会長職を設け、4月18日付で立花隆央ストライプインターナショナル社長が兼任する。

 石川氏は3月6日に親会社ストライプインターナショナルの社長を辞任したが、同じく「自身にかかわる一連の報道」を理由に子会社のトップからも降りる。石川氏は19日現在、関連会社のキャン、ストライプチャイナ、ストライプベトナムの社長に就いているが、いずれの役職からも「順次退任する予定」(同社広報担当者)という。

 佐藤新社長は1994年に日本電気でキャリアをスタートし、その後ヤフーで新サービス・新システムの企画を担当。ITソリューション関連企業の起業(00年)や、アスクルと提携したECサービス「ロハコ(LOHACO)」の立ち上げ(12年)などの手腕を買われ、ストライプデパートメント設立(17年2月)と同時に入社した。同ECの立ち上げ以後は運営の中枢を担い、18年1月からはストライプインターナショナル執行役員を兼任している。

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「WWDビューティ」が「トレンドセミナー 2020年春夏」を開催

 「WWDビューティ」は2月25日、東京・表参道の「ザ ストリングス」で、「トレンドセミナー 2020年春夏」を開催した。一昨年の夏からスタートし、今回が4回目の開催となる。

 イベントは2部制で、午前の部は都内の有名ヘアサロンの美容師を、午後の部はインフルエンサーを観客として招待。「WWDビューティ」のコレクション担当スタッフが、20年春夏のコレクション画像と映像を用いて、ファッショントレンドやヘア&メイクの傾向を分かりやすく解説。「ビューティで今シーズンの大きなテーマの1つが“ネイチャー”。ヘッドピースに生花を取り入れたり、目まわりにフラワーモチーフのペイントを施したりするブランドが見られた」などと語った。ファッションでは“ダイバーシティ”“タイムレス”“エレガント”がトレンドキーワードとなり、ビューティでは“ネイチャー”のほか、“深めのリップ”“スリークヘア”“メタリック装飾”がトレンドに浮上した。

 続いてはヘア&メイクアップアーティストの石川ユウキが登壇。自身が考案した、韓国と日本のメイクのいいとこ取りをした“ハニルメイク”を紹介し、その可能性や簡単なやり方についてレクチャー。「“ハニルメイク”の“メイク”にはもちろんメイクアップの意味もあるが、“メイキング”の意味もあって、ヘアとメイクとファッションの全てが合わさって韓国風になる。メイクだけでいうと、太眉にしたり、鼻を高く見せたりすることが特徴的だ」と話した。

 その後、「WWDビューティ」主催のフォトコンテスト「第3回 WWDビューティ ヘアデザイナーズ コンテスト」の表彰式を行った。同コンテストは、全国の美容師やヘアメイクアップアーティストを対象に、モデルを起用したヘアデザイン作品を募集し、グランプリを決定するというもの。審査員を務めた奈良裕也「シマ ハラジュク(SHIMA HARAJUKU)」アートディレクター兼クリエイティブスタイリストがプレゼンテーターを務め、グランプリを受賞したクロカワ ケンタ「リル(Lilu)」オーナースタイリストが受賞の喜びを述べた。

 最後のプログラムとして、協賛13ブランドがプレゼンテーションを実施(一部、新型コロナの影響で不参加)。会場をとり囲むようにブースを出展した13ブランドが、それぞれイチオシ商品のPRを行った。プレゼンテーションの後は“ブース体験タイム”に入り、来場者は各ブースを回り、実際に試すことで商品の魅力を感じていた。

 美容師の回とインフルエンサーの回は、同様のプログラム(表彰式は美容師の回のみ)で実施し、各ブランドにとっては美容師とインフルエンサーの双方に商品をアピールできる機会となった。

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百貨店協会会長に高島屋の村田社長

 日本百貨店協会は19日、次期会長に高島屋社長の村田善郎氏が就任する人事を発表した。また、専務理事には同じく高島屋取締役の安田洋子氏が就く。5月8日の定時総会および理事会で正式に選任される。百貨店が消費スタイルの変化の逆風にさらされるなか、村田氏には強いリーダーシップが求められている。

 現会長である三越伊勢丹ホールディングス会長の赤松憲氏は3年務めた。村田氏は高島屋出身としては4人目の会長となる。

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リメイクブランド「スリュー」が古着を使ったマスクを表参道で配布 300枚を用意も開始10分で終了

 植木沙織がデザインするリメイクブランドの「スリュー(SREU)」は3月19日、古着を再利用して作ったマスク300枚を、東京・表参道の街頭で配布した。さまざまな色柄のおしゃれなマスクを求めて人だかりができ、開始から10分余りで配布は全て終了した。

 新型コロナウイルス感染拡大により、「楽天 ファッション ウィーク東京」(3月16~21日)は中止となった。同ブランドも16日に南青山のワールド本社ビルで予定していたショーを取りやめたが、「今、われわれにできることをすべきだ」(植木デザイナー)との思いでマスク配布を企画。ショーに出演予定だったモデルたちも協力し、道行く人にマスクを手渡した。

 マスクは、「スリュー」のスタッフが約1週間かけて製作。古着で作ったマスクには感染症ウイルスなどを完全に予防する効果はないが、植木デザイナーは「マスクをファッションアイテムとして楽しんでもらい、少しでも世の中を明るくできたら」と話す。

 マスクの製作にあたっては、東レが素材として人工皮革「ウルトラスエード」を提供。ワールドの協力も仰ぎ、同社傘下のティンパンアレイが運営する古着チェーン「ラグタグ(RAGTAG)」で回収した古着を活用した。

 また、「スリュー」は2020-21年秋冬コレクションでの「ラグタグ」との協業を発表している。「ラグタグ」店舗で買い取り価格がつかず、無償回収となった古着の中から、植木が選んでリメイクする。製作には、東京・南青山のワールド本社ビル地下1階の若手デザイナーのためのオープンスペース「クリエイターズラボ」を活用し、コラボアイテムは「ラグタグ」の一部店舗やポップアップストアなどで販売する。

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「本土との移動にも検疫、発注キャンセルも」現地のファッション業界人香港リポートVol.3

 新型コロナウイルスは、米国や欧州などいよいよ世界に飛び火し、世界中の株式市場でリーマン・ショックを超える猛威をふるい始めた。現地の大手メーカー兼MDによる、香港と中国本土の現地リポート第3弾をお届けする。

 2月末、欧州各国の顧客とのミーティング出張に行っていたデザインチームからメールにて「新型コロナウイルスを懸念し、ミーティング直前のキャンセルが相次いでいる」との連絡があった。デザインチームはそのとき、すでに香港を出てから14日以上を経過していたにもかかわらずのキャンセルに驚いたが、その後の欧州における急激なウイルス拡散には恐怖としか言いようがない。当初デザインチームは、3月末までミーティング目的の出張予定だったが、ほとんどがキャンセルとなったため、2週間早く予定を切り上げ帰国の途についたものの、今度は自宅かホテルでの2週間の強制検疫が待っている。今日に至っては、オーダーキャンセルが可能かと、進行中の企画についての見直し依頼の連絡が来始めた。新型コロナウイルスが世界各地に広がる前は、納期遅延の懸念だけだったが、この数週間ですっかり状況が変わってしまった。小売りの先行きが見えず、リスク回避のためにオーダーをキャンセルするクライアントも出てくると予測される。

香港では在宅勤務解除でマスク着用率6割以上

 香港では、3月に入り政府機関の在宅勤務が解除されたことに伴い、多くの一般企業も業務を再開し、朝夕の交通量に変化が見られた。人の流れが多くなることとで、香港に駐在している欧米人にもマスクの着用者が増えている。アジア人のマスク着用率は非常に高く、街中では9割を超えるほどだ。従来マスクを着用する習慣がない在香港欧米人には、マスク不足という状況もあるが、「着用したところで感染を防ぐことはできない」という欧米メディアの発表も影響してか、あまり浸透していなかった。ところが、欧米諸国における急激な感染拡大を受けて3月以降は着用者が増えた。「国民の6割がマスクを着用すれば、感染予防の機能が期待できる」というフランス国内の報道を耳にしたが、香港では確実に駐在欧米人を含む市民の6割以上が着用している。3月中旬、香港でも日々感染者は増加しているが、急激な変化は見られない。SARSの経験と中国ならびに香港政府への不審感からか、過度と言えるほどの住民の自己防衛本能が現状維持に貢献しているとさえ思える。世界各地で日用品の買占めが起きているが、前回リポートした2月中旬に香港で起こったことと全く同じ現象だ。香港でも、日本でも、実際には在庫は十分にあるというが、不安に駆られて列をなし、買占めと転売が発生する。SARSの際にはなかったSNSによるデマの伝播力にも恐怖を感じる。

14日間の強制検疫で分断される香港と中国

 中国工場の状況に関しては、広州に隣接する江西省南部の工場も稼動し始め、人員も9割程度を確保できている。また、契約を結んでいる日系の検品会社も稼動を開始したが、5割強の人員確保とのことだ。弊社では「4月中旬から検品の訪問を受け入れる」としている。これも弊社独自の現状の取り決めであるが、弊社工場への立ち入りについては湖北省と温州市からの人員(内部・外部問わず)に対して14日間の強制検疫を行っている。中国の工場にはトップマネジメント級の香港人スタッフが数名いるが、彼らは通常であれば週末は香港に戻り家族と過ごすが、今は全ての中国滞在者が香港に入国するには14日間の強制検疫があるため、帰れない状況だ。一方で、中国に一度入国すると香港に戻れなくなるため、現地で工場管理を余儀なくされている日本人やその他の外国人も大勢いる。

 大手銀行のPRによると、つい1週間前までは全てのイベントを中止または延期し、その処理に追われ多忙を極めていたが、このところは顧客離れを防ぐためZoomなどを使った″オンタイムで特別な体験を”や″パネリストとの意見交換が可能“といったバーチャルイベント等に企画を切り替え始めているという。外出できない、集えない、外食できない今、自宅にこもって参加し、共感できる何かが求められるのであろう。

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パンクな「ヒロココシノ」は、新型コロナによる無観客ショーは「悔しいけれど、くじけない」

 「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」は3月17日、2020-21年秋冬コレクションの無観客ショーを開催し、同日から公式サイトと公式インスタグラムアカウントでムービーを公開している。

 最新コレクションは、「Being Punky」がテーマ。コシノヒロコは、「ルールなんてどこにも要らない。混沌と整然が両立する、そんな新しい世界を発掘すること。それがわたしのパンク」と話す。ボリュームいっぱいのフェイクファーを肩口にのせた花札のような風景画のワンピースや、荒々しい抽象画をプリントしたシフォン風の生地で作るエポーレット付きのブルゾンとプリーツスカート。絵画も描き続けるデザイナーらしい、アートとファッションの融合、和と洋のミックス、そして、優しい素材と力強いモチーフのコンビネーション。アート感覚に満ち溢れた、勢いあふれる「ブリコラージュ(寄せ集めて作る、の意味)」なコレクションだ。彼女は、「今は成熟社会で、なんでも手に入る。これだけ自由なんだから、皆改めて、好きなものを自由に取り込めば良い。そうすれば、自由に羽ばたける。もう『~~らしい』なんて、どうでもよい時代」と続ける。

 「ヒロココシノ」は、今シーズンの楽天 ファッション ウィーク東京の参加ブランドの中でいち早く、新型コロナウイルスの感染拡大の予防策として無観客ショーの開催を決定。「ダメならダメで、方法を考える」と決意した無観客ショーについてコシノヒロコは、「実際とモニター越しは雲泥の差。見せたいところが見せられず、画面で伝わる以上の“こだわり”もあるから悔しい」と言う一方で、「私のお客様は洋服よりむしろ、私の生き方に共鳴してくれる方々。“私らしさ”を見せる機会は、まだたくさんあるはず」と挫ける様子はない。「人生、何が起こるかわからない。だから最初は、全てがうまく行くなんて思ってない。もう、『次のコレクションはどうする?』を考えている。無観客ショーも、バルコニーに少数のお客さまだけをお呼びするなど、ブラッシュアップできる可能性があるハズ」と、どこまでも前向きだ。

問い合わせ先
ヒロココシノインターナショナル
03-3475-5346

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スープストックトーキョーが子どもに食事を半額で提供 一部商品の配送料も無料に

 新型コロナウイルスの影響で在宅勤務や外出を控える人々が多く、小売業などにマイナスの影響が出ている。特に、外食産業は大きな打撃を受けている。そんな中、休校になった子どもや家庭へのサポートを目的に、スープストックトーキョー(SOUP STOCK TOKYO以下、スープストック)は4月12日まで特別なキャンペーンを行う。店頭でのサービスのほか、家にいながらスープストックの味が楽しめる企画などを展開中だ。

 まずは、期間中にスープストックの対象店舗で中学生以下の子どもに食事を半額で提供する。子どもの来店が条件で、店内とテイクアウト両方で適用されるが、冷凍スープは対象外だ。対象となる店舗はスープストックの外食店全店および、家で食べるスープストックトーキョーの二子多摩川東急フードショー店と大阪高島屋店(イートイン・テイクアウトともに可)、西宮阪急店と博多阪急店(テイクアウトだけ可)。小学生はレジで申し出て、中学生以上は学生証など年齢の分かるものを提示すれば半額で食事が提供される。

 公式オンラインショップでは同じく4月12日まで、冷凍スープの一部対象商品の配送料を無料にする。対象商品は“選べる8スープセット”や“選べるスープとカレーのセット”などで、通常かかる800円の送料が無料になる。また、冷凍スープ取扱店舗では、冷凍スープセットを10%オフで提供。対象セットは“6スープセット”や“8スープセット” “春のスープセット”など。

 スープストックでは、店の味を自宅で気軽に楽しめるレシピをウェブサイトで公開するほか、公式インスタグラムでは冷凍スープを使ったアレンジレシピを紹介する。

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「ザラ」の親会社、世界半数の店舗を休業 19年は増収増益なるも今後に暗雲

 「ザラ(ZARA)」「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)の2020年1月通期決算は、売上高が前期比8.1%増の282億8600万ユーロ(約3兆3377億円)、純利益が同5.6%増の36億3900万ユーロ(約4294億円)と増収増益だった。

 ブランド別の売上高では、「ザラ」(「ザラ ホーム(ZARA HOME)」を含む)が同8.5%増の195億6400万ユーロ(約2兆3085億円)、「ベルシュカ」が同6.4%増の23億8400万ユーロ(約2813億円)、「ストラディバリウス(STRADIVARIUS)」が同14.0%増の17億5000万ユーロ(約2065億円)だった。日本未上陸の「プル&ベアー(PULL & BEAR)」や「オイショ(OYSHO)」などを含め、全てのブランドで増収となった。ECも好調で、同23%増の39億ユーロ(約4602億円)と売り上げ全体の14%を占めている。

 一方で、同社は新型コロナウイルスの影響による今後の業績悪化を見据え、2億8700万ユーロ(約338億円)相当の在庫引当金を計上している。この分を除いて計算すると、純利益は同12%増だった。

 インディテックスは20年1月末の時点で7469店を運営しているが、新型コロナウイルスの影響によってその半数に当たる3785店を39の市場で休業している。グループ全体の売上高のうちヨーロッパがおよそ60%を占めている同社にとって、イタリア、フランス、スペインなどで薬局や食料品店以外の店を休業する措置が取られていることは大きな痛手だろう。なお、2月1日〜3月16日の売上高は現地通貨ベースで前年同期比4.9%減だったが、3月1〜16日では同24.1%減だった。

 同社は新型コロナウイルス対策への支援として医療用マスクを1万枚寄付しており、今後も30万枚を寄付する予定だという。同社は、「医療用マスクや手袋、防護メガネ、キャップ、シューズカバーなどをスペインの関係当局に迅速に届けられるよう、当社の物流や輸送、調達機能を活用する。スペイン政府が中国から直接購入するこれらの物品の輸送について支援したい」とコメントした。また、スペイン国内にあるテキスタイル工場で防護服などの生産を行うことも検討しているという。

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「シャネル」がカプリ島でのショーをキャンセル 「エルメス」「グッチ」「ディオール」なども中止や延期を発表

 「シャネル(CHANEL)」は5月7日にイタリア・カプリ島で発表予定だった2021年プレ・スプリング・コレクションの中止を発表した。世界的な広がりを見せる新型コロナウイルスを受けての判断だ。

 「シャネル」は、「今後、カプリ島において違った形式でコレクションを披露する手段を検討している」とコメント。同ブランドは過去のメティエダール・コレクションを6月4日にロンドンで披露予定だったが、3月16日にその中止を発表したばかりだった。また、2年間の改修期間を経て4月上旬に再開予定だったパリのガリエラ美術館で開催するイベントも中止となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ファッションショーやイベントの中止が相次いでいる。

 「エルメス(HERMES)」は3月20~22日に予定していた毎年恒例の馬術の祭典「ソー・エルメス(SAUT HERMES)」と、4月28日にロンドンで予定していた21年プレ・スプリング・コレクションをキャンセル。「グッチ(GUCCI)」は5月18日にサンフランシスコで予定していた21年プレ・スプリング・コレクションを、「マックスマーラ(MAX MARA)」は5月25日にロシアのサンクトペテルブルクで開催予定だった21年プレ・スプリング・コレクションの中止をそれぞれ発表し、「ディオール(DIOR)」も5月9日にイタリアのレッチェで開催予定だった21年プレ・スプリング・コレクションを無期限延期としている。

 そのほかにも、ニューヨーク・メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で毎年開催されるファッションの展覧会のオープニングイベント、「メット・ガラ(MET GALA)」も5月4日から延期が発表されている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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LA撮り下ろしの「BABY-G」最旬ビジュアルを「WWD JAPAN.com」が先行公開

 カシオ計算機の「BABY-G」は、ロサンゼルスで撮り下ろした2020年春夏シーズンのビジュアルを「WWD JAPAN.com」で先行公開する。“原点回帰”をテーマとして、ブランドの根幹であるタフネスはそのままに、「よりカラフルに、よりポップに生まれ変わった」(橘美薫カシオ計算機 時計プロモーション部 リーダー)新作が写る。

ビジュアルのテーマは
“忘れられないサマータイム”

 「BABY-G」は、インフルエンサーでもある3人の若手ダンサーのKANU、Miyu、nichikaを被写体とする。狙いについて橘リーダーは「モデルにはないリアリティーと親しみ感を重視した」と言い、撮影時の様子は彼女たちのSNSでロサンゼルスからリアルタイムに発信された。3人が腕に着ける時計は、ラウンド型ケースなどで「BABY-G」らしさを打ち出しながら、二体ベゼルを採用したり、混色成型技術などの新たな要素を取り入れた。

レトロかつスポーティーに
ラインアップ

 ほかにも、夕暮れに染まるビーチやパームツリーを描写したイラストレーターYoko Hondaのアートワークを文字板に採用した80年代風のレトロな時計や、スマホとリンクしてアクティビティーを記録できるスポーティーな時計などもラインアップする。

“G-MS”は
“自立した大人の夏休み”を
イメージ

 “G-MS(ジーミズ)”にはモデルの松島エミを起用して、“気ままな大人のひとり旅”をテーマにする。「“G-MS”はビジネスシーンにもフィットする時計として訴求しているが、リゾートファッションやビーチアクティビティーにも適している」という。

ビジュアルの公開に合わせて
ターゲットも再設定

 カシオ計算機は最新ビジュアルの公開に合わせて、ターゲットの再設定も行う。「BABY-G」は10代~20代前半をメインに、その上位ラインである“G-MS”は30代前半の働く女性に向ける。橘リーダーは「90年代のブームを知らない若年層には『BABY-G』は新しく映るだろうし、大人顔の“G-MS”をアピールすることで『BABY-G』卒業世代も取り込みたい」と話す。

問い合わせ先
カシオ計算機 お客様相談室
03-5334-4869

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LA撮り下ろしの「BABY-G」最旬ビジュアルを「WWD JAPAN.com」が先行公開

 カシオ計算機の「BABY-G」は、ロサンゼルスで撮り下ろした2020年春夏シーズンのビジュアルを「WWD JAPAN.com」で先行公開する。“原点回帰”をテーマとして、ブランドの根幹であるタフネスはそのままに、「よりカラフルに、よりポップに生まれ変わった」(橘美薫カシオ計算機 時計プロモーション部 リーダー)新作が写る。

ビジュアルのテーマは
“忘れられないサマータイム”

 「BABY-G」は、インフルエンサーでもある3人の若手ダンサーのKANU、Miyu、nichikaを被写体とする。狙いについて橘リーダーは「モデルにはないリアリティーと親しみ感を重視した」と言い、撮影時の様子は彼女たちのSNSでロサンゼルスからリアルタイムに発信された。3人が腕に着ける時計は、ラウンド型ケースなどで「BABY-G」らしさを打ち出しながら、二体ベゼルを採用したり、混色成型技術などの新たな要素を取り入れた。

レトロかつスポーティーに
ラインアップ

 ほかにも、夕暮れに染まるビーチやパームツリーを描写したイラストレーターYoko Hondaのアートワークを文字板に採用した80年代風のレトロな時計や、スマホとリンクしてアクティビティーを記録できるスポーティーな時計などもラインアップする。

“G-MS”は
“自立した大人の夏休み”を
イメージ

 “G-MS(ジーミズ)”にはモデルの松島エミを起用して、“気ままな大人のひとり旅”をテーマにする。「“G-MS”はビジネスシーンにもフィットする時計として訴求しているが、リゾートファッションやビーチアクティビティーにも適している」という。

ビジュアルの公開に合わせて
ターゲットも再設定

 カシオ計算機は最新ビジュアルの公開に合わせて、ターゲットの再設定も行う。「BABY-G」は10代~20代前半をメインに、その上位ラインである“G-MS”は30代前半の働く女性に向ける。橘リーダーは「90年代のブームを知らない若年層には『BABY-G』は新しく映るだろうし、大人顔の“G-MS”をアピールすることで『BABY-G』卒業世代も取り込みたい」と話す。

問い合わせ先
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03-5334-4869

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「モンクレール」がミラノの病院建設プロジェクトに約11億円を寄付

 「モンクレール(MONCLER)」は3月17日、イタリアのロンバルディア州が取り組む病院建設プロジェクトに1000万ユーロ(約11億8652万)を寄付したことを発表した。

 同プロジェクトは、新型コロナウイルスが蔓延するミラノ市内の旧フィエラ地区に400以上の集中治療室を擁する病院の建設を目指すもの。

 レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)=「モンクレール」会長兼CEOは「われわれはミラノを見放すことはできない。これまでミラノが与えてくれたものを還元していくことはわれわれの義務だ。私は、ミラノ市議会議員のジュリオ・ガレラ(Giulio Gallera)氏に、この素晴らしいプロジェクトに協力する意思を表明した。ロンバルディア州のチームと、グイド・ベルトラーゾ(Guido Bertolaso)氏の持つ経験によって、このイニシアチブが最短で実現することを確信している」とコメントした。

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現時点、世界219の国と地域の約78万人に『新型コロナウイルス感染予防・治療ハンドブック』が閲覧されました。浙江大学医学院付属第一病院の専門家たちによるハンドブックのダウンロードは👉

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トップサロンに選ばれ続けるヘアケア「Re:>>>」の魅力とは?

 サロン専売化粧品メーカーのアジュバンコスメジャパンが展開するヘアケアブランド「リ(Re:>>>)」は、美容師の手荒れの悩みを解消したいという思いから配合成分とそのバランスにこだわり、2004年にサロン専売ブランドとして誕生した。現在はサロン帰りの美しい髪を持続させるためのホームケアアイテムとしても人気を博す。長年に渡りプロにも顧客にも愛されるその理由は何か。ヘア&メイクアップアーティストや導入サロンのヘアスタイリスト、同ブランドの研究員に語ってもらったところ、“髪や肌への優しさ”“機能性の高さ” “バリエーションの多さ”といったキーワードが浮かび上がってきた。

髪はまとまりよく仕上がり、
心はリラックスさせてくれる

松田未来/
ヘア&メイクアップアーティスト

 今から10年ほど前、まだヘアサロンでサロンワークをしていた頃に「リ」と出合った。その頃からずっと“美容師の手や髪に優しい自然派ヘアケア”といった印象を持っていた。
そして今改めて使ってみて、変わらない優しさに安心感を抱きつつ、機能別にラインアップが増えていることに驚いた。私はヘアカラーの影響からか髪が傷みぎみで、広がってしまうので、まず“まとまりやすさ”を基準にして使うヘアケア製品を選ぶ。あと、一日の終わりのバスタイムは心身ともにゆっくりくつろぎたいので、“いかにリラックスさせてくれるか”も重要な選択基準だ。
その点、「リ」はバッチリその基準を満たしていて、特に私が気に入った「リ:プラチナム」はダメージをケアしてまとまりよく仕上げる機能性の高さに驚いた。香りも「この香りが嫌いな人なんておそらくいない」と思えるくらい優しくてリラックスできる香りで、私のバスタイムを癒しの時間にしてくれた。“葉っぱ”が浮いているボトルデザインにも“肌にも髪にも地球にも優しく”といったメッセージが感じられ、使い続けたくなるブランドだ。

地肌の状態に合わせて選べるよう
成分や配合を調整した
5種のプロダクトを展開

 「リ」は、毎日のシャンプー&トリートメントによって優しくケアしながら、本来の健やかさを取り戻すことをコンセプトとしたヘアケアライン。そのコンセプトは「リ(Re:>>>)」という名前にも込められている。地肌の状態に合わせて選べるように成分や配合を調整した全5種のプロダクトを展開する。石油系の界面活性剤や防腐剤は使用せず、香りは植物から得られる天然香料によるもの。透明感のあるシンプルなボトルデザインも魅力で、中に浮かぶトルマリンが加工された葉のレプリカは見る人の目を楽しませ、ブランドのアイコンとなっている。

「Re:>>>」のラインアップ

長年使っている
人気美容師が感じる
「Re:>>>」の特徴とは?

問い合わせ先
アジュバンコスメジャパン
078-351-3100

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「サロモン」が渋谷・原宿エリアに直営店オープン 世界初のスニーカーの売り場も

 アメア スポーツ ジャパンが手掛ける「サロモン(SALOMON)」は、国内5店舗目となる直営店「サロモンストア 東京 渋谷」を3月20日にオープンする。場所は明治神宮前駅からほど近い明治通り沿いで、渋谷・原宿エリアへの直営店の出店は1980年代のスキーブーム以来となる。

 1階と地下1階の2層構造で、売り場面積は計107平方メートル。1階ではパフォーマンスラインのシーズンアイテムを取り扱い、春夏はトレイルランニングやロードランニングなどを、秋冬はスキーをはじめとしたウインタースポーツ用品をそろえる。

 地下1階はブランドの直営店としては世界初となる、歴代のパフォーマンスシューズを日常でも履くことができるようなデザインにアップデートした「サロモン スニーカーズ(SALOMON SNEAKERS)」の売り場だ。元祖トレイルランニングシューズ“XTウィング(XT-WINGS)”(1万9000円)や、人気のトレイルランニングシューズ“スピードクロス(SPEEDCROSS)”(1万8000円)をベースとしたモデルが並ぶが、2018-19年秋冬からスタートした一部のセレクトショップ限定で取り扱うファッション性の高いライン“サロモン アドヴァンスド(SALOMON ADVANCED)”は販売しない。

 「サロモン」は、2016年頃から年々ファッションシーンでの人気が高まっており、渋谷エリアへの出店は数年前から計画していたという。

 オープンを記念して1階には、21年の発売をめどに開発が進められているサステイナブルシューズを約1カ月間展示する。同シューズは100%TPU素材で作られ、回収した後にスキーブーツへと生まれ変わる“循環型”を目指す。

■サロモンストア 東京 渋谷
オープン日:3月20日
営業時間:10:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6-18-14 J.S 神宮前

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アイウエア業界最大手「眼鏡市場」が台湾に出店 海外初進出

 メガネトップが運営するアイウエア専門店「眼鏡市場」が、現地法人を設立して台湾に出店する。3月20日に台北市の統一時代百貨店に1号店をオープンし、3月27日にSOGO百貨台北忠孝店とSOGO百貨新竹店、4月15日に遠東百貨桃園店、4月16日に台中大遠百店に相次いで出店する計画だ。同社が海外に出店するのは初めて。同社は「まず台湾における『眼鏡市場』の認知度を高めたい。当初、年間6店舗をオープンする計画だったが、さらに増えそうだ」とコメントした。「眼鏡市場」は全国に950店舗以上を展開しており、2019年3月期の売上高は771億円で業界最大手。

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三越日本橋本店の美術品フロアに現代アートギャラリー 幅広い消費者をアートの世界へいざなう

 三越日本橋本店は、6階美術品フロアに現代アート画廊「三越コンテンポラリーギャラリー」を18日オープンした。ギャラリー新設の目的は、近年の若い富裕層をはじめとした幅広い層からの現代アート需要の高まりを受けたもので、「美術品フロアのファンの裾野をさらに広げていく」(太刀川俊明・三越伊勢丹美術営業部長)狙い。このギャラリーを目玉とした30年ぶりの大規模改装で、美術品フロアを従来に比べて約25%広い約1500平方メートルに増床した。

 「三越コンテンポラリーギャラリー」は、グレーのステンレス素材に囲われたモダンな外装だが、中に入ると一転、木目調を基調とした温かみのある空間が姿を現す。環境設計は建築家の石田建太朗が手掛けた。現代アートの専門担当が常駐し、2週間ごとに企画展を実施する。オープンから30日までは、現代美術家・日比野克彦による個展「Xデパートメント 2020」を開催し、作品を展示販売している。

 これまでの売り場では、日本・西洋の近代絵画や彫刻、陶器などを中心に取り扱ってきたが、「水彩画や油絵、さらにはダンボールのような異素材も融合するなど、従来の価値観にとらわれない作品が増えている。アート表現の多様化とともに、それに対応する売り場として(今回のギャラリーを)設けた」(太刀川営業部長)。

 また、“おもてなし世界一”を掲げる同店は1対1の接客も重視。ギャラリー横には、額装、家庭での設置など美術品に関するさまざまな相談事を受け付けるカウンターを設置した。

 富裕層だけでなく、幅広い消費者のアートへの関心の高まりを受け、同フロアの売上高も緩やかな右肩上がりが続いている。増床効果として、21年3月期の同フロアの売上高は前期比10%増を目指す。

 「日本のアート産業に関する市場調査 2018」(一般社団法人アート東京調べ)によると、国内の年間美術品消費2460億円のうち、百貨店での購入金額は644億円と、全体の4分の1以上を占める。中でも三越日本橋本店の美術品売上額は国内トップで、2位以下を大きく引き離している。

 三越日本橋本店は18年10月に化粧品や雑貨、特選などを改装する第1期リニューアルを行った。19年春からの第2期改装では時計、紳士、婦人などを対象にテコ入れし、今回の美術品フロアで完了する。

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「日高屋」が実験するラーメン店。中華の「日高屋」がなんで?【潜入ルポ】

 「中華食堂 日高屋」を展開するハイデイ日高。1都3県にドミナントし、400店あまりを展開する。店舗が飽和してきたのか、ここ1年ほど既存店売り上げが思わしくなく、ちゃんぽん店などの新業態開発を積極化している。で、また新しい店を作ったという情報を得て、潜入した。中華の「日高屋」なのに、その新業態店は、ラーメン店。なんで?
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「キプリング」からミレニアル世代に向けたハードケースが登場

 ベルギー・アントワープ発のバッグブランド「キプリング(KIPLING)」から、ブランド初の新作ハードキャリーケース“キュリオシティエス”が登場した。また、人気ゲームキャラクター「パックマン(PACMAN)」とのコラボレーションアイテムも加わり、今季のコンセプトである“リブ・ライト(自分らしく、輝く)”にふさわしいミレニアル世代のためのバッグが勢ぞろいした。

 1月末に東京・ベルギー大使館で行われた発表会で、来場者はブランド初のハードキャリーケース“キュリオシティエス”の軽さと操作性の良さを体験した。”キュリオシティエス“は360度回転する4つのデュアルキャスターは移動の多い旅先でもスムーズに持ち運べ、TSAロック認定機能を採用するなど抜群の機能性を備えている。2.87kgと超軽量のケースの内側にはブランドの発祥地であるアントワープの地図をプリントするなど、「キプリング」ならではの遊び心溢れるディテールも特徴だ。「パックマン」のコレクションは、コラボ仕様の“キュリオシティエス”に加え、トラベルバッグの“アートエム”などに「パックマン」らしいカラフルなピクセルのキャラクターが施されていてポップな魅力が満載だ。イベントでは「パックマン」の着ぐるみも登場し、来場者らが撮影を楽しんでいた。  

 「キプリング」×「パックマン」のコラボレーションを記念してインスタグラムのキプリング公式アカウントでゲームを配信中。プロフィールに記載のURLをダウンロードしてゲームに参加すると、ディスカウントやコラボアイテムプレゼントの特典がある。
 

問い合わせ先
キプリングお客様センター
03-3847-3547

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資生堂が“中国の化粧品の都”に新研究開発拠点を設立

 資生堂は、中国・上海奉賢区の美容・健康産業特区「東方美谷(The Oriental Beauty Valley)」(以下:東方美谷)に、中国イノベーションセンターの新たな拠点を設立することを発表した。開設時期は未定だが、新拠点では他の機関や企業とのコラボレーションなどを行いながら、環境に配慮した化粧品の研究のほか、中国の人ならではの肌悩みに対応した新たな有用性評価法研究に取り組む。

 同社は、2001年に北京に初の資生堂中国イノベーションセンターを設立。同センターは現地の市場動向を捉えた既存ビジネスのイノベーションにより、新たな価値創造と新規事業開発を目的とした。その後、15年には上海に資生堂中国イノベーションセンター上海分公司、19年に中国事業創新投資室を設立。今回設立する新拠点は、技術のイノベーションによって先進的な研究開発や化粧品のプロトタイプの開発などを行う技術革新の拠点と位置付け、本業を通じたサステナブルな価値の創造を目指していく。

 東方美谷は、化粧品、食品、医薬品、バイオテクノロジーなど美容・健康産業を中心として15年に設立された経済特区。“中国の化粧品の都”と呼ばれ、幅広い産業や人材が集まっており、世界の美容・健康産業の発信地となることが期待されている地域だ。世界の化粧品市場売り上げランキング(WWD The 2018 Beauty Top 100 Ranking)上位のメーカーで同地域に進出するのは同社が初となる。

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木村拓哉長女、Cocomiが「ディオール」のジャパンアンバサダーに就任

 「ディオール(DIOR)」は3月19日、ビューティ、ファッション、ファイン ジュエリー&タイムピーシズのジャパンアンバサダーに音楽家のCocomiを起用することを発表した。Cocomiは元SMAPの木村拓哉と歌手の工藤静香の長女で、モデルとして活躍するKoki,の姉。Cocomiはアンバサダーとしてメゾンのサヴォワールフェール(伝統の技術)や芸術への愛を伝えていく。

 アンバサダー就任にあたり、今年1月にはパリを訪れてメゾンのゆかりの場所を巡った。さまざまな人たちと交流しながらブランドについて学ぶ様子を追った映像が、特設サイトで公開中だ。また「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」5月号では「ディオール」のピーター・フィリップス(Peter Phillips)=メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターがメイクを手掛け、表紙を飾った。

 Cocomiは東京生まれで、音楽やアートに触れて育ち、3歳からバイオリンを、11歳でフルートを始める。インターナショナルスクールで学んだ後、桐朋女子高等学校音楽科に入学し、さまざまなコンクールで優秀な成績を収めている。今後は大学で学びながら音楽家として本格的に活動していく。

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タピオカ「ゴンチャ」、60号店。4ヶ月で10店舗出店。

台湾ティーカフェ「ゴンチャ」を展開する株式会社ゴンチャ ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役会⾧兼社⾧兼 CEO:原田 泳幸)が、3月13日(金)に大阪府大阪市中央区に「なんばマルイ店」、3月19日(木)に東京都台東区の JR 東日本上野駅構内に「エキュート上野店」をオープンさせる。
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パタゴニアの“哲学者”が語る「企業が今やるべきこと」

 環境保護とビジネスを両立させるパタゴニア(PATAGONIA)には“フィロソファー”という役職がある。フィロソファーとは哲学者という意味だが、明確な企業理念(ミッション・ステートメント)を打ち出す同社ならではのポジションだろう。現在そのフィロソファーを務めるのがヴィンセント・スタンリー(Vincent Stanley)氏だ。彼は1973年の創業メンバー1人で、セールスやマーケティングの部長、副社長などの要職を務め、創業者のイヴォン・シェイナード(Yvon Chouinard)と「レスポンシブル・カンパニー」を共同執筆した人物だ。「WWDジャパン」3月9日号には掲載しきれなかった「持続可能なビジネスについて」のインタビューを掲載する。

WWDジャパン(以下、WWD):今、気候変動について世界中で語られるようになり、特に環境活動家グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さんをはじめとする若い世代が声を上げて議論を呼んでいる。

ヴィンセント・スタンリー=パタゴニアフィロソファー(以下、スタンリー):非常にグレイトなことで、感謝もしている。彼女の発言は、私たち大人がとるべき行動につながっていると感じる。気候変動は喫緊の課題で、多くの科学者がこの10~15年の間にわれわれが行動を変えていかなければ地球を守れないと声高々に言っているし、実際にそういう状態だと思う。

WWD:海洋プラスチック問題や生物多様性の損失など環境問題はさまざまにあるが、まず取り組むべきことは気候変動対策?

スタンリー:緊急性という点では気候変動だ。ただ、それだけでは足りない。生物多様性の保護に関しても取り組まないと、最終的に惑星としての危機に瀕するだろう。いずれにしても気候変動と生物多様性の保護はリンクしているものだ。

「サプライチェーンを見直して制約を課したことがイノベーションにつながった」

WWD:ファッション企業は何から手を付けるべきか。

スタンリー:まずは自社のサプライチェーンを把握し、どのパートがどのくらい環境に影響を与えているかを知ること。次のアクションは、その中でも最もインパクトの大きい部分を改善すること。たとえばパタゴニアの場合は、生地の製造段階で約85%の負荷がかかっている。

WWD:パタゴニアは1994年に社内で環境アセスメント報告書を作成し、そこからサプライチェーンの見直しを始めている。

スタンリー:われわれは会社として自ら制約を課した。例えば、素材は環境への負荷が少ない生地を使うこと、工場は納得できる労働条件のみに絞るといったように。選別したことで使える素材は減ったけれど、一方で誰がどのように作っているかを深く知ることで、取引先との信頼関係は強くなっていったし、イノベーションにもつながった。今まで気にもされていなかった点に着目したことによってイノベーティブな素材や製品が生まれるきっかけになった。それは今のわれわれのビジネスモデルにつながっている。つまり、世の中のためになりたいという考えを前提にビジネスを行い、最終的に収益が生まれたということ。

WWD:具体的にどのような製品を提案してきたのか。

スタンリー:例えばウエットスーツ。多く用いられているネオプレンは原油から精製されるブタジエンを塩素処理して重合させた石油化学製品で、製造過程で大量のエネルギーを消費し環境に害を与えるものだと分かった。そこで、環境負荷を少なくするためにユーレックス社とパートナーシップを組み、再生可能な植物をベースにしたネオプレンの代替物の開発を始めた。10年を経て、耐久性が高く着脱しやすい天然ゴム製のウエットスーツが完成した。

*森林管理協議会FSC認定の素材を使用したもので、ネオプレンと性能も価格もほぼ同じ。伸縮性と柔軟性も実現した。さらに製造過程におけるCO2排出量を最大80%削減することに成功した

「大切なのは一人の人間として何に責任を持ち、
何に貢献しているかを自覚すること」

WWD:サプライチェーンは壮大で見直しも大変だし、具体的な行動を起こすとなると難しい。

スタンリー:複数の効果を得られるアクションを考えるといい。実はそれは工業的なアクションではなく、自然に委ねた自然の力で実現することも大いにある。例えば、街路樹を植えるとする。それによって気温が3℃下がり、公害物質を木が吸収し、汚染水も木が吸い上げる。それから、その木に囲まれることで人々が穏やかな気分になり幸せになる。そして非常に重要なことは、一人の人間として自分が何に責任を持ち、何に貢献しているかを自覚すること。それが満足感を生むし、生物として大事な部分なんじゃないかと思う。

WWD:パタゴニアは創業から一貫して環境問題に取り組んできている。1985年からは売り上げの1%を気候変動や環境に関する活動を行う団体に助成金として寄付している。その他のサステナビリティへの投資は何を行っている?

スタンリー:2013年に、事業を通して環境問題解決に取り組む新興企業の支援を行う内部投資部門、ティンシェッド・ベンチャーズ(TIN SHED VENTURES)を創設した。目標は、企業が設立当初から環境への責任を深く意識してそれを行動に移し、同時に事業を成功させることが可能であることを示すこと。

ティンシェッド・ベンチャーズを紹介する動画

ソーラーパネル開発のソーラーファンド(SOLAR FUNDS)や、スーパーマーケットの野菜の売れ残りを回収して有機肥料を作るカリフォルニア セーフ ソイル(CALIFORNIA SAFE SOIL)などに投資している。また、海上の漁網を回収して“NetPlus”素材を作るブレオ(BUREO)社にも投資しており、その素材で作った帽子などを販売している。

WWD:累計どのくらい投資しているのか?

スタンリー:立ち上げ当初は“2500万ドル(約26億5000万円)の変化”と名付けて始めたが今は規模も大きくなっており、私は正確な金額を把握していない。ファンドというものには見返りを期待する考え方もあるが、私たちは例えば5年でそれを回収するというようなことは考えておらず、辛抱強くやっている。

社会や環境に責任を持って取り組む会社に投資することで、われわれにも学ぶことがある。パタゴニア自体、食品関係のビジネスもしているが、そこで得た知見よって視野が大きく広がっている。

WWD:今、注目している技術は?

スタンリー:有用な技術はたくさんあるが、私たちは問題を解決するテクノロジーに注目している。アパレルという観点では、非常に解決が難しかったトレーサビリティー(原料から製品となるまでの工程が追跡可能なこと)を可能にするブロックチェーンの技術に注目している。

WWD:最後に、私たちが一個人としてできることは?

スタンリー:無駄をなくすこと。廃棄するモノを少なくすること。それによって相乗的に廃棄するモノが減る。それからオーガニック食材を選ぶこと。それが健全な土壌で育てられたものであることは分かるだろう。あとは堆肥化すること。これは日本ではまだ積極的に行われていないが、土壌の健全性にもつながるので熱心にやってみてはどうか。再生エネルギーを推進する電力会社を選ぶことも大切で、パタゴニアの日本支社はみんな電気に切り替えている。

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