雨と“雪”の「トム ブラウン」ショー会場を彩ったトリコロール&パステルカラーの来場者 パリコレ復活の冨永愛も

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は2020-21年秋冬コレクションのショーをパリ市内の美術学校で行った。当日はあいにくの雨となったが、会場内は人工雪が積もったファンタジックなセット。「トム ブラウン」のシグネチャーであるトリコロールテープが施されたアイテムやパステルカラーの服をまとったファッションアイコンたちが“雪”世界を彩った。

 会場には10年ぶりにパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)のランウエイを歩いた冨永愛の姿もあった。冨永は大判のトリコロールテープが施されたボリュームのあるフォルムのセットアップをセレクトした。そのほか日本からは、AMIAYA、マドモワゼル・ユリア、Shen、高瀬真奈、大石絵里が来場した。

 HBOドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」のスター、メイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)は、交際中の起業家ルーベン・セルビー(Reuben Selby)と一緒に来場。服を淡いブルートーンでそろえただけでなく、アイメイクもブルーのマスカラとシャドウでそろえていたことは話題を呼んだが、メイジーは「本当は2人で髪まで青く染めたかったんだけど、ブリーチ剤が買えなかったの」と明かす。

 多くの来場者が鮮やかなカラーのアイテムを選んだ中、ジャネール・モネイ(Janelle Monae)はモノトーンに徹したコーディネートを披露。韓国からはラッパーのワンも来場した。

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ヘアカラーで月間最高売り上げ450万円 コンテストでも活躍する「カキモトアームズ」のトップカラーリスト西野睦代

 数々のヘアコンテストに出場してグランプリを獲得するなど、ヘア業界ではトップクラスの技術力を持つ美容室「カキモトアームズ(kakimoto arms)」青山店に勤務する西野睦代トップカラーリスト。カットやパーマはせずに、ヘアカラーだけで月間最高売り上げ450万円を達成するなど、顧客も多く抱える。そんな彼女に売り上げの秘訣を聞いた。

WWD : 現在トップカラーリストとして活躍しているが、もともとカラーリスト志望だった?

西野睦代(以下、西野):最初はブライダルのヘアメイクに携わりたいと思っていたんですが、専門学校時代にバイトをしていた美容室で、ヘアカラーのモデルをやったことがきっかけでヘアカラーのおもしろさに気づきました。それで就職先はカラーリストが専属でいる「カキモトアームズ」を選びました。入社して約1年半でカラーリストとしてデビューしました。

WWD:月の最高売り上げは?

西野:最高は月450万円です。ハイライトを入れる私のお客さまの客単価は4万~5万円ほど。いかに満足してもらえるかをいつも意識しています。

WWD:ヘアカラーだけでその数字はすごい。カラーリストになってから売り上げは順調に伸びた?

西野:200万円くらいまでは比較的順調でした。よく作品撮りをしていて、その作品を見て指名してくれる人もいました。ただ、入社4年目でトップカラーリストになったんですが、それは先輩カラーリストが留学する際にお客さまを引き継いだ分の売り上げが大きくて、実際の自分の実力はまだそれに追いついていなかったのでつらい時期はありました。そこから1年くらいは伸び悩んだのですが、インスタグラムをきっかけに売り上げは伸びました。

WWD:インスタグラムはいつ頃からやっている?

西野:2018年8月から本格的にやり始めました。ただ最初は集客目的よりも、インスタグラムで見るヘアカラーのハイライトのデザインがキレイじゃないなと思ったのがきっかけです。それで“上質なハイライトのデザインを知ってほしい”という気持ちで始めました。それでやっていくうちにそれをきっかけに来てくれるお客さまが増えました。基本的には私がおすすめするデザインを掲載するので、それを見て来てくれるお客さまだとお互いのイメージも共有しやすく、満足度も高くなります。フォロワー数は多くないですが、それでも月10人ほど新規指名で来てくれています。私の客単価を考えるとそれでも多いと思います。

WWD:インスタグラムはどう使っている?

西野:毎日アップするように意識していて、今年に入ってからは1日3投稿を続けています。そして3回に1回は文字入りの投稿をするようにして、プロフィール画面で見た画面での見た目も意識するようにしています。最近は動画を投稿することが多いですね。ヘアスタイルをメインに投稿していますが、コンテストやプライベートなことは別のアカウントで投稿していて、使い分けるようにしています。

WWD:カラーリストの楽しい部分は?

西野:色を自在に扱えるところです。自分がイメージした色がしっかりと再現できるとすごく楽しいですね。私はヘアコンテストも大好きで、ロレアルプロフェッショナルが毎年行っている「カラートロフィー」の18年の日本大会でグランプリをとりました。それで19年に行われた世界大会に日本代表として出場し、そこではアバンギャルド賞を受賞しました。同じ19年には「JHCAヘアカラーライブコンテスト2019」の“オトナ・ステキアワード”に出場してグランプリに選ばれました。正直コンテストでグランプリを獲ったときはもう出場しなくてもいいかなという気持ちになるんですが、やっぱりすこし経つと出場したくなりますね(笑)。雑誌とか見ているとやりたいイメージがどんどん出てくる。コンテストって自分が自分でいられる場所だなと実感しています。そうやって美容を楽しんでいる私だからお客さまも応援してくれて、お店にも来てくれているんだと思います。

WWD:今後の目標は?

西野:売り上げはあまりこれ以上伸ばしたいとは思っていなくて、お客さまに信頼される美容師になりたい。それで好きなハイライトのデザインをできていれば幸せですね。

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プロサーファー高橋みなとが波乗りで得た精神力の強さ 「一度乗った波は二度と来ることがない。一瞬一瞬を大切にする」

 東京オリンピックで新たに競技として認定され、世間からの注目が高まるサーフィン。そんなサーフィン界で頭角を現すプロ選手の高橋みなとはサーファーの両親の元に生まれ、小学3年生のときにサーフィンをスタート。高校3年生のときにプロの資格を取得し、26歳の今も第一線で活躍している。そして今春、「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」の新たなアンバサダーに起用された。ベストセラーファンデーション「スキンインテンシブ スキン セラム ファンデーション」の発売5周年を記念するキャンペーンの一環で、ブランドとともに全ての女性が自身の魅力に気づき、自分ならではの美しさを讃えるメッセージを発信する。

サーフィンは自分のスキルや経験だけでなく、天候などさまざまな条件に自分の感覚を掛け合わせて戦うスポーツだ。見た目のかっこよさの裏には突き詰めた精神力があり、メンタルの強さも問われる。それはまさに、内面的な美しさを提唱する「ボビイ ブラウン」のフィロソフィーとも共通する。今回アンバサダーに選ばれた高橋選手に、女性アスリートとしての内面の強さや美の捉え方について聞いた。

WWD:サーフィンを始めたきっかけは?

高橋みなと選手(以下、高橋):父がサーファー、母がウイングサーファーだったので、幼少期から毎日海に行くのが当たり前でした。名前のみなとも地元の仙台新港からきているくらいです。小学校3年生のときにサーフィンを始め、高校三年生のときにプロの資格を取り、今も日本プロサーフィン連盟のプロサーファーとして活動しています。

WWD:オリンピックで公式種目に選ばれて以来、サーフィンへの注目も高まっている。

高橋:サーフィンって肌も髪も焼けるし、“チャラチャラ”したスポーツと思われがち。オリンピックの種目が決まったときも新聞の見出しは「まさかのサーフィンが公式種目に」という書かれ方でした。それまで認知度が低くてこういった一方的なイメージがついたのかと思いますが、その後取材を受けることも増え、少しずつ世間の見方も変わってきたと思います。最近は女性サーファーや大人になってからサーフィンを始める人も増えてうれしいです。

WWD:女性アスリートはメディアで「美しすぎる〜選手」など、見た目を重視して報じられることもしばしば。女性アスリートとしてこういうのはプレッシャーに感じる?

高橋:プレッシャーには思わないですね。でも本当は見た目ばかりでなく成績を見て欲しいです。今回「ボビイ ブラウン」のアンバサダーに選ばれたのも、普段はすっぴんで海に出ているので最初は驚きましたが、内面的な美しさを見てくださっているのがうれしかったですね。私はサーフィンしているときが一番楽しくて、サーフィンしているときが一番自分が輝く瞬間だと思っています。

WWD:メンタルはどう鍛えている?

高橋:厳しいトレーニングをひたすら積み重ねること。それが自信につながると信じています。ただサーフィンで難しいのは、自然が相手であることです。一度乗った波は二度と来ることはありません。そのときの風の向きや強さ、潮の引き加減、天候などすべての条件が合わさって一つの波になるんです。だから同じ条件で反復練習することができない。例えばスノーボードだったらリフトに乗って同じコースを反復できるけど、サーフィンはリフトに乗るまでも自分でやらなければならないし、同じコースなんて存在しません。天候や波はコントロールできないからこそ、精神力の強さが必要なんですよね。私は何度も波を乗り続けることであらゆるコンディションに合わせて準備しています。でもこれはサーフィンの魅力の一つでもあると考えています。同じ波が二度はないからこそ、一瞬一瞬を大切にします。よく波に乗った感覚について聞かれますが、本当に乗った人にしか分からない、特別な感覚なんです。

WWD:(サーフィンに対する)ネガティブな声もあったりする?

高橋:心配されることはあります。「その年になってまで日焼けしてお嫁に行けるの?」「ゴルフの方が儲かるよ」と言われたりも(笑)。でもそれは人それぞれの価値観であって、心配してくれるのはありがたいのですがあまり気にしていないですね。自分がやりたいことはサーフィン。一番喜びをくれるものを突き詰めれば良いんだと思います。

WWD:理想の女性像は?

高橋:これといったものはないですね。自分は周りに流されるタイプではないので。「私は私」と思える大人になりたいです。

WWD:「自分らしい」サーフィンは?

高橋:「女の子らしいサーフィンだね」と言われるのが嫌いです。逆に「男みたいにパワフルだね」と言われるのが好きで、波の乗り方も少し意識しています。

WWD:これからサーフィンを始めようと思う人にアドバイスをするとしたら?

高橋:いまこうやってサーフィンが注目され始めて、環境も少しずつ良くなっています。私が小さかった頃は、誰かに丁寧に教えてもらえるような環境はありませんでした。今大人に向けてサーフィンを教える仕事もしていますが、今後はガールズサーファーに教える仕事もしたいです。自分が小さかったことにできなかった体験を、未来のサーファーには与えたいですね。またサーフィンはハードなイメージがあるかもしれませんが、実は年齢や性別なく誰でも挑戦できると思います。サーフィンは自然が相手なのでいわゆるゴールもないですし、正解のスタイルもない。自分で新しい技を作るサーファーだってたくさんいます。プロサーファーとして、趣味として、ちょっとした運動として、携わり方もさまざまです。

WWD:今後アンバサダーとして発信したいメッセージは?

高橋:「ボビイ ブラウン」とのパートナーシップは、サーフィンの認知度がさらに上げられるチャンスだと思っています。また、内面の美しさは誰でも持っているもの。外見についてネガティブに考える女性は多いと思いますが、私はサーフィンを通してみんなが内面美に自信を持つきっかけづくりができたらうれしいと思います。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

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初のBiSHに衝撃 アイドルに無知な記者が震えた「ネグレクト アダルト ペイシェンツ」無観客ライブ

 今年で38歳になる自分が「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS以下、ネグレクト)」の3月20日の無観客ショーを取材してよいのだろうか——会場となった東京・豊洲のライブハウス豊洲ピットに向かう道中、そんな葛藤をしていました。だって、出演するのがBiSH(ビッシュ)、BiS(ビス)、豆柴の大群という人気アイドルばかりだったから。不安な気持ちを少しでも奮い立たせるため、道中はゴリゴリな米ロックバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)を聴きながら、同バンドのギタリストであるトム・モレロ(Tom Morello)の攻撃的リフで闘魂注入します。

 振り返れば2週間前、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の中止で公式会場が使用不可になったことをを受けて、「ネグレクト」が別会場を借りてライブ配信を予定しているというのを知り、これは行くしかない!とPRに勢いのまま取材を申し込みました。安全対策の徹底なども含めて交渉を進める中で、出演者がBiSH、BIS、豆柴の大群のオールメンバーというのを知り、「おお、まじっすか!」と驚くフリをしてみたものの、ぶっちゃけ、全然知らなかったんです。同ブランドの渡辺淳之介デザイナーがプロデュースしているのは薄く知っていましたが、実は電話を切ってからめちゃくちゃググりました。本当にすみません。

まずメイクが楽しすぎた

 現場に入ると、メンバーたちはヘアメイク中。いつもとは違った緊張感でメイク室に挨拶に行くと、目の前にはなんとX JAPANとKISS!……風のメイクをしたBiSHとBiSがいるではないですか。しかもリーダーYOSHIKIの伝説のヘアスタイル“ウニ頭”を忠実に再現しているあたりがツボ。でも6人のBiSHに対してX JAPANは5人なので、1人足りません。この日のメイクをリードした資生堂のメア&メーキャップアーティストの豊田健治さんに聞くと、「そう、足りないんです。だからハシヤスメ・アツコさんには英バンドのジグ・ジグ・スパトニックになってもらいました。顔にかぶせる網タイツも急きょ買いに行ったんですよ」とのこと。確かに顔に網タイツなんてX JAPANにはいなかったから、そういうことか。豆柴の大群のメイクについては「アイドルがテーマです」と直球のお答え。なんだか忙しそうだけどメイクスタッフも楽しそうだし、出演メンバーも互いのメイクを褒め合っていてワイワイ楽しそう。37歳の記者はますますどこに行っていいかわからず、肩身が狭くなるのでした。

 そんな時、通路の先に“Tシャツおじさん”こと丹野真人「タンタン(TANGTANG)」デザイナーを発見!この状況でおじさんがおじさんを発見した時の安心感は、もはや砂漠の中の湖、雪原の中のかまくら、海外コレクション取材中にトイレを発見した時のそれ。過去には「ネグレクト」とコラボもしていましたが、今回は「ただ見に来ただけ」という丹野デザイナーがめちゃくちゃ暇そうだったので、出演者のフィッティング中は話し相手になってもらいました。こんなご時勢じゃなければ「ありがとう」と握手したかった。20-21年秋冬にはBiSHのセントチヒロ・チッチさんとのコラボTシャツも発売するそうです。

最初のBiSからすでに圧倒される

 リハが終わり、ついにライブ配信開始の20時まであと5分。3000人以上を収容する大箱の豊洲ピットが、無観客のため余計に広く見えます。定刻となり、BiSがトップバッターとして“STUPiD”を披露しました。あれ?なんか思ってたのと違う。無知な僕はもっとキャピキャピしているイメージでしたが、超ロック。パテントのライダーズや複数のファスナーを斜めに走らせたチェスターコートなどの強い服も後押しして、超ロック。予想をいい意味で裏切られたパフォーマンスに、終演後は一人でつい拍手しそうになりました。誰かと共有したくて視線をふと横にやると、制作スタッフは真顔。当たり前ですが、真剣です。観客気分になり失礼しました。

クロちゃん、麺を食わされる

 二番手は豆柴の大群です。こちらも“りスタート”のパフォーマンスが結構激しく、おそろいの黒いスカートが左右に激しく揺れます。胸にコレクションテーマ“DOG”がプリントされたパーカや、明らかに猫やんけという下手ウマイラスト入りのスエット、“ADULT”という文字が刻まれた鮮やかなボアジャケットなど、オーバーサイズなウエアがダンスをさらに大胆に見せます。そして曲の途中でメンバーが舞台袖に消えたかと思うと、彼女たちに手を引かれて、グループのアドバイザーを務めるクロちゃん(安田大サーカス)がアイマスク姿でサプライズ登場!ライブ配信ではどれぐらい伝わったのかわかりませんが、「どこなの!」「ちょっと何これ!」的なことを上下ばっちり「ネグレクト」の服で叫び続けていました。そして、ついにその瞬間が訪れました。「ネグレクト」のショーといえば“何か麺を食う”謎の演出が一部で人気で、これまでカップ焼きそば、ナポリタン、流しソーメンと続けてきましたが、今回はいつもと違う無観客ライブ。実は裏で麺類がないかこっそり調査もしていて見当たらなかったので(さすがに『ネグレクト』も自粛だよね)と、諦めていたんです。でも舞台袖からクロちゃんのもとに突然駆け寄ってきた渡辺デザイナーの手には、出たーーカップ焼きそば!もはや小さくガッツポーズするほど感動しました。さすがに制作スタッフも笑っているだろうと視線を再び横にやると、やっぱり真顔。むしろさっきよりイカつい表情でモニターのクロちゃんをにらみつけるようにチェックしています。裏方さんたちの配信にかける思いが伝わってきました。

BiSHに胸が熱くなる

 トリを飾るのはX JAPAN風のBiSH。“楽器をもたないパンクバンド”を自称する通り、“GiANT KiLLERS”のパフォーマンスはマジで激しい。YOSHIKI風メイクのアイナ・ジ・エンドさんの“ウニ頭”が床に刺さるんじゃないかと思うぐらい圧倒されました。チェックの切り替え入りのシャカシャカブルゾンや、ダルメシアン柄のパンツがいい感じのヤンキー感。ジグ・ジグ風のハシヤスメさんのネップツイードのジャケットには上品な雰囲気があったり、PATA風メイクのリンリンさんはデニムの硬派なセットアップだったりと、日常の延長線上にある服で派手さはないんのですが、ごった煮のカオス状態。不思議なことに、パフォーマンスや服はキャッチーなのに、まるでレイジを聴いている時のように、トム・モレロのリフで体を揺らしている時のように、胸がじわじわと熱くなって震えます。ライブ配信が終わると、メンバーは「めっちゃ気持ちよかった」と口にし、3グループ全員が裏方のスタッフ一人一人に元気に挨拶をして舞台を降りていきました。完全にいちファンのおじさんと化していた丹野デザイナーが「観客が入ったライブは、こんなもんじゃないから」と目を輝かせます。今のアイドルってこんなにもすごい熱量なのか。

「東コレは中止でも、僕らの歩みまで止めたくなかった」

 ライブ配信を終えた渡辺デザイナーは、達成感のある表情でした。「東コレに参加することは特別なこと。でも中止になったからといって何も発表せず終わるのは、僕たちの歩みまで止めてしまうことになると思った。得意のライブという一発勝負にパッションを込めて、見てくれた人と雰囲気を共有したかったんです」。そして、ライブ配信だからこそできることを考えたといいます。「うちの事務所WACKに所属するグループがライブをすることで、『ネグレクト』を知らない人も楽しめるし、ブランドしか知らない人には音楽をやっていることをアピールできる。ファッションと音楽のつながりをライブ配信で表現し、ピンチをチャンスに変えたかったんです」。こんな時だからこそ楽しいことを!という思いがにじみ出ています。そして、クロちゃんが食べたカップ焼きそばについて聞かないわけにはいきません。「今回は配信でたくさんの方が見てくれると思ったので、原点回帰でカップ焼きそばにしました。いつも通り、特に意味はありません。でもなぜなんでしょう。僕も裏で見ていましたけど、何か麺を食うってだけで面白くないですか?」。はい、めちゃくちゃ面白いです。卸先のGR8にも「あの麺のブランド」といって買い物に来る人もいるのだとか。それにしても、カップ焼きそばに“原点回帰”という表現を使うことになるとは……。肝心のコレクションは、渡辺デザイナーが本当に着たいと思える服だけを作ったそう。テーマに掲げた“ドッグ コレクション”については「それも、意味はないんですよ」と恐縮気味。あの下手ウマな猫は“ドッグ”という名前らしく、もう意味がわかりません。でも考えるな、感じろ的な問答無用っぷりが「ネグレクト」の魅力なのです。こんな時だからこそ、刺さります。

 ロックとモードのことしか頭になかった20代前半までは「いや、俺アイドル興味ないんで」とカッコつけてしまったこともありました。でも、時代の変化とともにアイドルカルチャーも進化ていることを「ネグレクト」のライブ配信は教えてくれました。日本のカルチャーはまだまだ元気です。とりあえず「ファッションも最高だし、アイドルも最高だよね」と今後は胸を張って堂々と宣言することを誓い、帰り道にカップ焼きそばを買って家路に向かいました。

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D2C企業が韓国アパレル&化粧品の発注から販売をサポート コロナで仕入れ不可となった企業を優先

 インフルエンサーD2Cブランドのプラットフォームを提供するPATRAは、韓国アパレルと化粧品の発注から販売までをサポートする新サービス「オーナーズ バイ パトラ(OWNERS BY PATRA)」をリリースした。同社が韓国に持つ子会社PATRA KRを通じて、これまで蓄積・開発してきた韓国アパレルや化粧品の受発注システム、商品データベース、物流オペレーション、販売プラットフォームを開放する。これにより、日本から韓国の商品を買い付けたり、現地の工場に生産の依頼を出したりすることが可能になるほか、生産から販売がワンストップでできる。4月末まで手数料無料で先行利用パートナーを受付中で、新型コロナウイルスなどの影響で商品仕入れが行えなくなった企業を優先的にサポートするという。

 同サービスは短納期小ロットでの生産や仕入れに特化しており、最短10日間での輸入仕入れが可能。仕入れは1SKU当たり3着からで、生産は1SKU50着から。10以上の現地工場から商品企画に応じて選ぶことができ、受注生産も可能だという。仕入れは韓国の東大門を中心に約1万種類の商品から選べる。また、現地の子会社を通じて直接オペレーションをしているため、ノベルティーの同封や検品、タグの取り付けなど細かい作業の指示を行える。

 PATRAは2016年に女性向けの分散型メディア「パトラマガジン」からスタート。18年1月に自社ブランド「メロウネオン バイ パトラ(MELLOWNEON BY PATRA)」を設立してアパレル事業に参入し、現在は複数のインフルエンサーブランドを運営している。商品の生産背景は主に韓国で、19年に韓国に現地法人を設立している。

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「ビームス ジャパン」と「ピルグリム サーフ+サプライ」が京都・新風館にオープン

 ビームスは同社が運営する「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」と「ピルグリム サーフ+サプライ(PILGRIM SURF + SUPPLY以下、ピルグリム)」を4月16日に開業する京都の複合施設「新風館」にオープンする。共に西日本初出店。新風館は、日本初上陸となる米国発のエースホテルなどが入る施設で、オープン前から話題になっている。

 日本にかかわるモノ、コト、ヒトを発信する「ビームス ジャパン」は新宿店、渋谷店に次ぐ3店舗目。古都・京都を拠点に、地元の作家や企業とのコラボレーションのほか、独自にアレンジした日本の銘品や土産物、オリジナルのアパレルなどを並べる。オープンに合わせて、京都の技細工を用いたジュエリーブランド「花背ワラ(HANASE WARA)」に別注したしめ縄モチーフの8種類のブローチ(3000~6300円)や京都・清水焼の「蘇嶐窯」に特別にオーダーした飛青磁や飛鉋(3500~3万円)を発売する。また、京都店限定のフィールドウオッチ(1万3000円)などもラインアップする。

 国内2店舗目となるニューヨーク・ブルックリン発のセレクトショップ「ピルグリム」は、ブランドコンセプトの“自然と都会のデュアルライフ”を体現するオリジナルコレクションと国内外からセレクトしたファッションとアウトドアのアイテムをそろえるほか、アクティビティーやイベントも開催していく。オープンに合わせたロゴTシャツなどの先行発売に加え、5月6日まで「ピルグリム」のロゴを手掛けたアーティストのトッド・セント・ジョン(Todd St. John)によるアートショーを開催する。クリス・ジェンティール(Chris Gentile)「ピルグリム」オーナーが京都の街を撮り下ろした写真集も店頭配布する。

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パリ・オペラ座バレエダンサーの美に迫る写真展「In Situ」がシャネル・ネクサス・ホールで開催

 世界最高峰のパリ・オペラ座の舞台で、華麗なパフォーマンスによって人々を魅了するバレエダンサーたち。そんなダンサーたちの美しさをあますところなく捉えているのが、写真家ピエール・エリィ・ド・ピブラック(Pierre-Elie de Pibrac)だ。現在、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールでは、2013-14年と14-15年の2シーズンにかけて彼がパリ・オペラ座バレエ団に密着、撮影した作品を展示した「In Situ」が開催中だ。

 写真展「In Situ」は「Confidence(信頼)」「Catharsis(カタルシス)」「Analogia(アナロジー・類推)」の三部から成り、唯一のモノクロシリーズである「Confidence」は、バックステージやリハーサル中に撮影した写真で構成。ダンサーたちの生々しくも情感あふれる瞬間を捉えた。「Catharsis」はダンサーのエネルギッシュな動きを抽象的かつ絵画的に表現したシリーズだ。「Analogia」はバレエダンサー11人と共同して制作。数々の伝説が生まれたガルニエ宮という歴史ある空間の中にダンサーを注意深く配置し、壮大な絵画のような写真に仕上げた。

 一般公開に先立って行われたプレス内覧会にはピブラックも来日。三部作「In Situ」の制作にあたり、「もともとこのプロジェクトは当時婚約者だった妻オリヴィアのアイデアでした。『もしダンスをテーマに写真作品を制作してくれたら、それは最高に美しい自分への贈り物になる』と背中を押してくれたことがきっかけでした。そして、調査のために数多くの映画やドキュメンタリー、写真プロジェクトを見ました。中でも特に役に立ったのが、妻の好きな映画の一つ、オペラ座のバレエ学校を描いた『L’age heureux(幸せな年頃)』です」と話し、「ガルニエ宮の屋根の上での撮影が一番強く記憶に残っています。実はその日に娘が生まれたので、撮影日と娘の誕生日が一緒なのです」と振り返った。

 全シリーズを通して、ピブラックの被写体に対する洞察力と親密さが感じられるとともに、パリ・オペラ座バレエ団を取り巻く環境を独自の視線で探り、切り取った作品展となっている。

 なお、開催日時は今後変更の可能性があるため、来場の際は「シャネル」の公式ウェブサイトで最新情報の確認を。

■「In Situ」ピエール = エリィ ド ピブラック展
日程:3月11日〜4月5日
時間:12:00〜19:30
定休日:無休
場所:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
入場料:無料

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17歳の素晴らしき才能・崎山蒼志 彼の音楽になぜ魅了されるのか

 2018年、インターネット番組「日村がゆく」(AbemaTV)での企画「高校生フォークソングGP」で第3回グランプリを獲得したシンガー・ソングライターの崎山蒼志(さきやま・そうし)。その動画がSNSで拡散され、くるりの岸田繁やゲスの極み乙女。の川谷絵音など、多くのミュージシャンから高い評価を得る。18年12月にファーストアルバム「いつかみた国」をリリース。19年10月にはセカンドアルバム「並む踊り(なむおどり)」を発売し、君島大空や諭吉佳作/ men、長谷川白紙とコラボを行った。今年5月には、地元浜北文化センターでのワンマンライブ「とおとうみの国」と、東京・大阪での「とおとうみの国から」を行う。現在浜松市在中の17歳。等身大の彼に迫る。

WWD:崎山さんのことは「日村がゆく」の動画が話題になったときに知って、正直、当時中学3年生で、あんなクオリティーが高い音楽を作れるのにびっくりした。

崎山蒼志(以下、崎山):番組のスタッフの方がユーチューブで中高生のシンガー・ソングライターを探していたみたいで、それで僕の動画を見てくれて、ツイッターのDMで連絡がきました。最初はだまされているんじゃないかって思いました(笑)。

WWD:出演後、反響も大きかったのでは?

崎山:当時、ツイッターのフォロワー数が300くらいだったのが1000くらいになって、すごく驚きました。同級生からも声をかけられるようになりました。ネットであの動画がすごくバズって、いろいろなミュージシャンの方が褒めてくれていて、「本当にこんなことあるんだ」って信じられない気持ちでした。それでも実生活は何も変わらなく、不思議な感覚でした。

WWD:あらためて音楽を始めたきっかけは?

崎山:もともと母親がBUCK-TICKなどのビジュアル系バンドが好きで、4歳のときにたまたま見ていたテレビでthe GazettE(ガゼット)が出ていて、それを見てギターをやりたいと思ったのがきっかけです。ちょうどおばあちゃんの家の近くのギター教室で生徒を募集していたので、習い始めました。最初はクラシックからだったんですが、7歳くらいからエレキギターに替えました。全然うまくならなくて、でも先生とは友だちみたいな関係だったので、その人に会いたくて通っていたら上達していきました。結局そのギター教室は中学1~2年くらいまで通っていました。

WWD:両親が音楽系の仕事をしていたとか?

崎山:違いますが、両親は2人とも音楽好きです。父親は昔バンドを組んでいて、ギターを少し弾けたみたいですが、父からギターを習ったことはないです。でも父がそのとき使っていた30年以上前のアンプやエフェクターは修理して、今でも使わせてもらっています。

WWD:両親も応援してくれている?

崎山:応援してくれています。小学生のころから僕が適当にギターを弾きながら歌っていたら、それを母親がすごく褒めてくれたんです。それですごく肯定感を感じられて、そういう経験があったから今でも音楽を続けられているんだと思います。ライブも観に来てくれています。

WWD:本格的に音楽活動を始めたのはいつごろから?

崎山:小学校6年生のときに同じギター教室に通っていた子とバンドを組んでからです。中学1年生(2015年)のときに10代限定の参加型オーディション「未確認フェスティバル」に出場して3次審査までいったんです。それで本格的に音楽でやっていきたいなと思うようになりました。

WWD:そのときのバンドが「KIDS A」。やはりレディオヘッド(Radiohead)のアルバム「KID A」を意識した?

崎山:恥ずかしながら、その当時はレディオヘッドのことは知らなくて、「子どもAグループ」みたいな意味でつけたんです。それで「未確認フェスティバル」に出たときに業界の人からレディオヘッドのことを教えていただいて、そこで初めて知りました。

WWD:今は弾き語りを中心に活動しているが?

崎山:バンドメンバーの部活がいそがしくなってスケジュールが合わなくなり、僕が1人でライブに出るようになりました。今は「KIDS A」は活動休止中なんですが、またバンドもやりたいなという思いはあります。

WWD:もともとビジュアル系が好きで音楽を始めた崎山さん。今の音楽の感じはだいぶ違っている印象だが?

崎山:小学4年生のときにSEKAI NO OWARIをテレビで見て、めちゃいいなと思って。そこからクリープハイプやきのこ帝国とか聴くようになりました。そこからさらにその人たちが好きだった音楽をたどっていって、NUMBER GIRLやゆらゆら帝国を知りました。その中でも影響を受けたのは、クリープハイプの尾崎世界観さん、NUMBER GIRL、凛として時雨など。それが今の僕の音楽につながっているのかなと思います。

「並む踊り」では話題の3人のアーティストとコラボ

WWD:セカンドアルバム「並む踊り」では君島大空さん、諭吉佳作/men(以下、諭吉)さん、長谷川白紙さんといった同時代のミュージシャンとコラボした。特に諭吉さんは同じ静岡在中の高校生ということにも驚いた。もともとこの3人とは親交はあった?

崎山:ありました。諭吉さんは2018年に静岡のK-mixというラジオ局が毎年やっているオーディションで初めて見て、すごい衝撃を受けました。諭吉さんとはそのときから知りあいで、他のお二人は最初にツイッターで知り合って、ライブを観に行かせていただいたり、同じイベントに出演することもありました。作品を一緒に作るなら今のタイミングだと思って、お願いしました。みなさんにはいそがしいのに申し訳ないって気持ちはありましたが、やれてよかったです。本当に感謝しかないです。

WWD:コラボした曲はどんな感じで作った?

崎山:君島さんとコラボした「潜水」は、もともとあった曲を君島さんが気に入ってくれて、それをアレンジしてもらいました。「むげん・」は、諭吉さんとLINEなどで連絡をしながらフレーズを送り合って、諭吉さんが作ったフレーズに僕が歌詞を書くとか、ごちゃまぜで作っていきました。諭吉さんとはスタジオにも入ったんですけど、お互い直面するとあまり進まなくて、LINEし合いながら歌詞を作ったりもしました(笑)。長谷川さんには最初はアレンジしてもらおうと思っていたんですが、「せっかくだから一緒に作ろう」と言っていただき、僕が好きなものを長谷川さんに送って、それで曲を作ってもらい、僕が歌詞をつけるといった流れでした。

WWD:普段はどんな感じで曲を作っている?

崎山:サビの部分はメロディーと一緒に歌詞が浮かぶことがあって、そこに合わせて歌詞を書いていくことが多いです。それにメロディーをつけて、修正してという感じで、完成度を高めています。でも最近はこれでいいのかなって考えてしまいますね。昔は即興で出てきたフレーズをまとめて曲にしていたんですが。

WWD:以前、「日村がゆく」に出演したときに持ち曲が300曲ほどあると言っていたが、今はどれくらい?

崎山:今は400曲くらいです。でもノートに書いてあるだけの曲もあって、実際に演奏できるのは300曲くらいだと思います。

WWD:音楽を通して伝えたいことはある?

崎山:聴いてくれた人の励みになればうれしいです。

WWD:5月は9日に地元浜松、30日に大阪、31日に東京とワンマンライブを行う。意気込みは?

崎山:ライブは緊張感がある方がいいとは思っているんですが、地元だからリラックスしてしまう部分もあって、そこは引き締めてやっていきたいです。大阪は味園ユニバース、東京は新世紀と独特な場所なので楽しみ。何か普段できないこともやってみたいなとは思っています。

音楽以外にも演技や執筆など新たなことに挑戦

WWD:今年はドラマ「スイーツ食って何が悪い!」(TOKYO MX) の主演も務めた。初めての演技はどうだった?

崎山:正直、これまでドラマに出ようとは考えたこともなかったんですが、なかなかないチャンスだし、セリフが少ない役ということだったので挑戦しました。演技は楽しかったんですが、次もできるかっていうと分からないです(笑)。セリフが少なくてちょっと出る役とかだとやってみたいです。

WWD:音楽以外で影響を受けたものはある?

崎山:「五月雨」という曲を作ったが中学1年生のときだったんですが、そのときはアニメの「新世紀エヴァンゲリオン」にはまっていました。あとは、大友克洋さんの「アキラ」はすごく好きです。

WWD:4月から高校3年生になるが、高校卒業後は東京にこと来ることも考えている?

崎山:そうですね。今のところは東京に行く予定です。

WWD:今、会いたい人は?

崎山:僕は芸人さんが好きで、ハリウッドザコシショウさんや永野さん、狩野英孝さんに会ってみたいです。あとスピードワゴンの小沢(一敬)さんのユーチューブもよく見ています。

WWD:今後の目標は?

崎山:いつもアルバムを作るときには時間が足りないなと思っているので、少し時間をかけて緻密に完成度の高い曲を作っていきたいです。あとバンドもやってみたいです。音楽以外だと最近エッセーを書いたんですが、それが楽しくて、これからも機会があればやっていきたいです。

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「エトセンス」2020-21年秋冬コレクション

 「エトセンス(ETHOSENS)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。

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英国発チョコレートブランド「ホテルショコラ」からコスメが日本上陸

 英国発のチョコレートブランドの「ホテルショコラ(HOTEL CHOCOLAT)」からビューティコレクションが登場する。4月下旬から表参道の直営路面店をはじめとする全国のホテルショコラ店舗と公式オンラインなどで販売する。

 同ブランドは1993年に公式オンラインで販売をスタートし、2004年にロンドンに店舗を開設。現在は英国で100店舗以上を展開するほか、チョコレートスクールも開校する。06年にはカリブ海のセントルシア島のカカオ農園を取得し、栽培にも注力する。今回のビューティコレクションを作ったのは、「チョコレートで使用するカカオの実は2~3割。残りの部位は廃棄していたが、有効活用するためにさまざまなアイテムの開発に乗り出した」とクリス・ホロビン(Chris Horobin)=ホテルショコラ社長。ビューティコレクションは16年にスタートした。

 同コレクションは、セントルシア島で採取される植物由来の成分をベースに作られ、ほぼビーガンで、動物実験などを行わないサステナブルなもの作りを推進している。製品はシャワージェルやボディースクラブなどのクレンズ&エクスフォリエイト、ボディーバターやリップバームなどのナリッシュ、ボディーミストやオードパルファムなどのリフレッシュで構成する。

 今後「アイテムや販路の拡大を目指すほか、日本限定の製品も開発していく」という。

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