マーク・ジェイコブス、新型コロナの影響を語る

 多くの有名デザイナーたちと同じように、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)もまた新型コロナウイルスがビジネスにもたらす影響を案じている。彼が最も心配しているのは、彼にとって“チームであり家族”だという「マーク ジェイコブス」の従業員たちのこと。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のブランドということもあり、少なくともこの先しばらくの間はサポートが得られるだろう。しかし、新型コロナウイルスによる影響が大きくなりつつある現状へ打開策はまだ見いだせていないという。「この先どうなるか予測が立たない。今後のビジネス戦略を考えてはいるけど、まだわからない」という。

WWD:突如として生活が一変したけど、どのように適応している?

マーク:みんなと同じように私も時間を持て余している。危機に陥った時の悲しみへの対処法は人それぞれだし、自分に打ち勝つ方法も千差万別。人の気持ちが分かる人間であろうと思っている。簡単なことではないけれど。

WWD:この騒ぎを最初は大げさだと思った?

マーク:大げさだとは思わなかったよ。どちらかというとこの世の終わりのような感じがした。私は悲観主義者ではないけど、考え方はとても現実的だと思う。周りの人と話してみると、自分の考えが悲観的過ぎて話が合わなかった。でも、自分がネガティブだとは思えないかな。

WWD:人びとは不安や恐怖を感じているが、親切な行動も見られる。

マーク:うーん、それについてはっきりとしたことは言えない。テラス付きのホテルの部屋で愛犬と一緒に過ごせて、周りに助けてくれる人たちもいるから平常心を保つのも簡単なんだ。私は明らかに恵まれているよ。

WWD:会社のことで何が一番気掛かりか?

マーク:チームのことだよ。家族のようなスタッフたちには、少なくとも数週間は会社が賃金を保証すると思って自宅で安全に過ごしてもらい、できる限りの安心感を抱いてほしい。それが一番だよ。あとは最高経営責任者のエリック・マレシャル(Eric Marechalle)と話をして、マスクを生産することで合意した。私と、私の右腕のような存在のニック・ニューボールド(Nick Newbold)、コレクション制作で指揮を執るダヌタ・デヌリー(Danuta Denuree)の3人で着手していて、素材の供給を待っているところだよ。エリックがアジア製造部門の担当者と連携して医療用品を手配する段取りを進めている。従業員の安全を保証して、ほかにも援助の手を差し伸べていきたい。そうすれば希望が持てる。

WWD:食糧支援団体に寄付したと話していたが?

マーク:寄付することが可能な立場にいるからね。自分が健康である限りは、ほかにも何かできることがあると思う。

WWD:ボランティアでの食料のデリバリーも考えているとか?

マーク:デリバリーに関しては、責任の負い方がわからないから少し難しいところもある。時間があるから、安全を確保できるなら行動するのは可能だよ。感謝祭の朝に夫ともやっているしね。

WWD:興味深い考えだ。

マーク:スポンサーやアルコール依存症プログラムなどから教わったことがある。自己中心的思考や被害者意識、恐れなどを抱かないためには、誰かのために何かをすることが大事なんだ。最高の方法だと思うよ。

WWD:「マーク ジェイコブス」のビジネスについて今どう考えているか?経営面と感情面の両方で。

マーク:もちろん集中して考える必要があるけど、危機を脱した後の方向性が分からないという気持ちも少しはある。いつ収束するのか、どれほどのダメージや影響を受けるのか分からないから。今後の方針は考えていくけど、正直今はまだその段階にはいない。

私はとても光栄な夢のような業界で仕事をしている。私の人生において、夫との関係の次に重要なのは仕事。だから私は自分を最優先にしているし、そのために生きている。それが変わることなんて考えたくないけれど、変える必要があるのだろう。全てを変える必要がある。最も大きな問題は教育不足にあると思う。教育にあまり価値を置いていないせいで、緊急事態の時にほとんどの人が対処不能に陥っている。

WWD:でも、こんな状況には誰も対処できない。

マーク:そうだね。でも人びとの行動や態度はどうか。実際、多くの人がトイレットペーパーを買い占めるなどの馬鹿げた行動を取っている。

「自分が選択したキャリアに負い目を感じたりはしていない」

WWD:楽観的であることは大切だと思う?

マーク:楽観的?これが“この世の終わり”ではないと思うし、そうあってほしいよ。何がどうなるかなんて全然わからないけど、多大な影響を受けることは確か。本当の意味での現実を受け入れるのは難しい。自分はその他の人びとと同じだと思う。朝は祈り、瞑想もする。そしていつも通り注意深く、他人にも親切にする。手袋をして、頻繁に手を洗い、人とは適度な距離を取るなど、やるべきことをするだけだよ。

WWD:祈りや瞑想から何を得たか?

ジェイコブス:祈りは私が実践している12のことのひとつで、瞑想もその一部。何かのイマジネーションに啓発されているわけではなく、冷静で高潔で役に立つ人間としてやるべきことをする。仕事であっても家にいるのであっても、それが私の毎日の課題だよ。

WWD: なるほど。そして事態が収束した後のビジネスの方向性は、まだ考えられる状態にはない、と。

ジェイコブス: 同じことになるけどけど、ただそのような考えが頭をよぎっただけだよ。なんにせよ、ビジネスは非常に難しい局面にある。先週、米「WWD」が掲載したあなたの記事には「新型コロナウイルスのパンデミックにおいて人びとが必要としているのは生活必需品だ。贅沢品は“欲しいもの”であって“必要なもの”ではないから、ラグジュアリーブランドは店を閉めるべきだ」と書いていたね。でも私の考えはそれとはすこし違う。私は、人びとが“欲しがるもの”も“必要なもの”だと考えている。もちろん贅沢品は食料や水のように差し迫って必要なものではない。でも私は自分が選択したキャリアに負い目を感じたりはしていないよ。

WWD:そんなつもりであの記事を書いたわけではなかった。

マーク:私は創造性が織りなすものはすべて、人びとが必要としている贅沢品だと考えている。いい本を読むこと、美味しい食事を摂ること、素敵な家に住むこと――生き抜くために最低限必要なもの以外はすべて贅沢品だよ。ある日、コールドプレスジュースを買いに行ったとき、そこで働いている若い店員と話をして、彼が恐れを感じていると聞いた。彼は休みや有給休暇を求めていたのではなく、「これが僕の仕事。誰かがサービスをしなければいけないことに気が付いた」と言っていた。あなたの記事にも書いてあったように、スーパーやテイクアウトのフードショップ、デリバリーの仕事をしている人たちは医療従事者と同じように、とても重要な仕事をしているということに目を向けて、感謝しないといけない。医療施設で治療にあたっているのとは違うけど、食料や薬を必要としている人びとにサービスをしているのは一緒だから。

WWD:この出来事によって、私たちの生活が永遠に変わるだろうと言う人が多いが、あなたもそう思うか?

マーク:そうだね。私たちの生活は永遠に変わるだろう。どのように変わるかは分からないし、そもそもそれがどういうことなのかもよく分からないけど。私もほかのみんなと同じような動きを求めているんじゃないかな。

WWD:その動きはどこから出てくると思うか?

マーク:このような時は、自分は守られていると信じるためにも神への信仰心を持つことが重要。恐れを抱いているときに信仰を持つのはすこし難しくもあるし、実践する習慣も必要だから、不特定多数の人に向けての話題としては適切ではないかもしれない。私は生活に困ることのない恵まれた場所で信仰心を簡単に持つことができる立場にいるから、できればこの話はあまりしたくない。

WWD::あなたは自分のことをよく分かっている。

マーク:多少はね。

WWD:恐れを抱いたことは?

マーク:もちろんあるよ。私はすごく怖がりというか、とても心配症なんだ。ただありのままを見るようにすれば不安に駆られることはない。つまり、いま私は窓の外を眺めていて、空は晴れていて、2匹の犬がベッドに寝そべっていて、あなたと会話をしている。これが私の現実だから、今のこの瞬間に恐れなど感じない。でも、未来について考え始めるとやはり怖いはと思う。

WWD:それは興味深い。

マーク:それがスピリチュアルの原理なんだ。現実以外のものにとり付かれて恐れを抱くこともなければ、「未来はすべてよくなる」みたいな風にも考えない。

WWD:つまり今を生きるということか。

マーク:自分自身が心身ともに健康であれば、電話で話をしたり、相手を励ましたり、どんな形でも他者に貢献することはできるからね。朝起きて、祈りを捧げて、正しい行いをするという、自分が教わったことを可能な限り実践するだけだよ。時に正しい行いとは、シャワーを浴びてテレビの前に座ることだったりもする。そして、今日の私にとっての正しい行いとは、あなたと話をすること。記事を書いて有益な情報をシェアする仕事は大切なことだよ。

WWD:ありがとう。

マーク:恐怖に陥り、パニックになりながら間違った情報に触れるよりも、価値のある役立つ情報を自由に得られる方がずっと素晴らしいと思うよ。

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今のベースプレイヤーでは圧倒的にすごいと思うけどね。。。

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「AAA」宇野実彩子をモデルにpaku☆chan初のメイク本が登場

 人気の理論派ヘア&メイクアップアーティストのパクチャン(paku☆chan)初となるメイク本「すべての『キレイ』に理由がある #かわいい超え 大人メイク教本」が講談社から出版された。トレンドを追いつつも必ず上品に仕上がるテクニックを余すところなく公開している。

 モデルを務めるのは、男女混合パフォーマンスグループ「トリプル・エー(AAA)」の宇野実彩子で、プロセスカットに至るまで全て彼女がモデルという豪華な共演となっている。

 パクチャンは、宇野のアーティスト写真やジャケット写真といったビジュアル撮影だけでなく、ツアーのメイクアップなども手掛けてきた。そんな2人が二人三脚で作り上げてきた、超基本の“きれい”の作り方が満載の一冊となっている。“かわいい”よりも“きれい”が美の基準として定着しつつある令和の時代のベーシックメイクを身につけたい人にはもちろん、宇野の“きれい”に憧れる女の子にもおすすめだ。

 同書に対し宇野は、「今日から真似できるメイクプロセスがたくさん載っている。少しの変化で自分の長所が輝いたり、新しい自分が見つかったり、毎日のメイクで女の子をたくさん楽しんでほしい。私もこのメイク本を見ながらいろいろなセルフメイクにトライしようと決めている。みんなで一緒にメイクを頑張れたらうれしい!」とコメント。

 また同書には、初回限定のキュート版と通常版のクール版の2タイプの表紙が用意されたが、そのことについてパクチャンは「ともにお気に入りのメイクパターンで(どちらにしようか)すごく悩んでいたので、両方とも表紙にできたのがとてもうれしい!」と語っている。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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先行き不透明な今だからこそ、パタゴニアから学びたい

 先日、パタゴニア(PATAGONIA)のレジェンドの一人、ヴィンセント・スタンレ(Vincent Stanley)=フィロソファー(哲学者)にインタビューする機会を得た。不安な状況が続く今だからこそ彼らから学ぶことは多い。とくに印象的だったのは、パタゴニアのビジネスには大量生産・大量消費から脱却するヒントがある、ということだ。

 パタゴニアの一番の強みは明確な企業理念を社員と共有して、それを皆が理解するよう努めている点だ。その結果、社員一人一人が自分の持ち場で企業理念にどう貢献するかを考え、理念という“基準”により、ある程度自分で判断ができ行動に移せるようになる。自分の行動に責任を持って何に貢献しているかを自覚するようになるし、それぞれのやりがいや自身の幸せにもつながる。先行きが不透明な今だからこそ、こうしたことは大切になってくるのではないかと思う。企業理念はあっても、十分なコミュニケーションが取れていないなど、それが生かされていない企業もあるのではないだろうか。

 ビジネスと家庭は同じという考え方も印象的だった。パタゴニアは家族や顧客とのコミュニティーを大切にしているし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けていち早く行動した。日本でも全直営店22店舗を3月18~31日の期間臨時休業とした。マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)=パタゴニア日本支社長は、「『パタゴニア』は常に私たちのパタゴニアコミュニティーを第一に考えて会社の方針を決定してきた。今回の状況においても、社員、社員の家族、そしてカスタマーの健康を守る最善の決断をするよう尽くす。そして、この状況を共に乗り越えられると確信している」とコメントを発表している。26日には臨時休業の延長と、非常食や自宅で簡単に調理できる食品ニーズの高まりを受けて、パタゴニアプロビジョンズの食料品の割引販売と送料無料サービスを発表した。

 もちろん会社の規模や体力などさまざまな理由から、パタゴニアのような決断をすることが難しい事業所は多いだろうが、こうした英断とその姿勢はきっと多くの人たちを元気づけたはずだ。

アパレルにおいて
消費ではなく満足感を得るには?

 彼らがほかの企業と異なる点は、新しいカルチャーを創出してきた点だ。インタビューでも新しい価値観について聞いている。ここでいう新しい価値とは、消費に頼らずに得られる満足感や幸せのこと。ファッション産業は、人々の欲望に頼ってたくさんモノを作って成長を続けてきたが、その代償として地球環境を破壊してきたし、それは気候危機の要因となっており、年々深刻化している。地球の容体は待ったなしの状況だ。私たちが今のままの生活を続けるには地球は一つでは足りない。

 パタゴニアが提案する新しい価値の一つに、服と着る人とのコミュニケーションがある。リペア(修繕)によりパーソナライズされて特別なものになっていくというのもその一つだし、着続けることで服とともに経験を積んでいくような感覚を持つこともその一つだ。新品を買わずにリペア&リユースを推進するプロジェクト「WORN WEAR 新品よりもずっといい」では、着ることや服のストーリーを紹介したり、リペアトラックを走らせて「パタゴニア」製品以外の製品でも無料でリペアをしたりしている。その結果、米国ではリペアした「パタゴニア」を着ることがクールというカルチャーが生まれている。

 今、多くの人がこれまでと同じ経済活動や消費を続けることはできないと気づき始めている。一方で、雇用は守らねばならないし、我慢はしたくないし、そう簡単には立ち止まれないし変われない。「仕方ない」「立ち止まったら終わり」という考えを持つ人も多い。

 新型コロナウイルスの影響で、多くの痛みを伴いながら、私たちはグローバリゼーションの中で築いてきた仕組みがいかに脆弱であるかに否応なく気づかされた。立ち止まらざるを得ない状況の企業も人も多い。そういう今こそ、変わるチャンスなのではないだろうか。活動が制限され、物流が止まったことで“限りがある”ことを知った。当たり前だったことが当たり前ではなくなった。その結果、地球の環境は改善しているという記事も多くある。大気中の一酸化炭素濃度や二酸化炭素濃度は低下しているという。

限りある資源を
どう生かし、環境を保護するか

 気候変動対策で企業がまず取り組むこととして、スタンリー=フィロソファーは「サプライチェーンの見直し」を挙げた。そして、サステナビリティに取り組む研究者や問題解決に取り組む企業の創業者も同じことを指摘する。

 どの工程がどれくらい環境に負担を与えているかを知って、最もインパクトがあるところから改善してみてはどうかというのだ。パタゴニアは1990年代から「サプライチェーンの大掃除」を始めており、その結果として使用する繊維の種類や取引する工場も減ったが、規制から生まれたイノベーションも多いという。

 パタゴニアは、多くの企業がこれから取り組もうとしていることを25年以上も前から始めている。まずは3月9日号のインタビュー3月19日に掲載したインタビューを読んでいただきたいし、より詳しく知りたい人には、創業者のイヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard)氏が書いた「社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア経営のすべて」(ダイヤモンド社)にとても詳しく事例が紹介されているのでお薦めしたい。

 同著の中でシュイナード氏が語っている印象的な言葉を紹介したい。「商売を始めて35年、ようやく、なぜこんなことをしているのかがわかった。環境活動に寄付したいという気持ちにうそはない。だがそれ以上に私は、パタゴニアでモデルを確立したかった。我々のピトンやアイスアックスが他のメーカーのお手本になったように、環境経営や持続可能性について考えようとする企業がお手本にできるモデルを確立したかった」。パタゴニアはもともと、山を傷つけない登山用のギアの製造から始まり、アパレルに参入した。今は食品も手掛ける。その異色なビジネスモデルは今や有力企業やハーバード大学でもケーススタディーとして取り上げられる。

 パタゴニアのビジネスにある大量生産・大量消費から脱却するヒントを、今こそ理解して実践すべき時だ。

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戦略の時代に突入したインスタグラム 運用テクをインフルエンサーに直撃 林崎咲良編

 「WWDジャパン」の3月23日号では、インスタグラムを特集した。単なるSNSではなく、「モノを売る場」や「検索の場」となっているインスタグラムの攻略術を担当役員への取材やSNSのプロフェッショナルによる座談会、アパレル企業へのアンケート調査などから探った。本記事では特集内で行ったインフルエンサーたちへのアンケート調査の回答をピックアップ。認知度がほぼない状態から、インスタグラムを駆使してインフルエンサーとして活動するに至った人物たちに、普段使うアプリや投稿で意識しているテクニック、月々の企業案件数などを聞いた。第6弾は、林崎咲良さんだ。

WWD:現在の職業と、普段のインスタグラムの投稿内容を教えてください。

林崎咲良(以下、林崎):「ジョイントワークス(JOINTWORKS)」のコンセプター兼バイヤーとして働いています。インスタグラムではスタイリングやヘアメイク、アクセサリー、アート関連の投稿をしています。

WWD:投稿頻度はどの程度でしょうか。

林崎:週2~3回投稿しています。

WWD:インスタグラムで戦略を立てる際に重要だと言われているインサイト(クリエイターやビジネスアカウントに切り替えることで見ることができる投稿分析機能)で重視している項目は?

林崎:主に保存数を重視しています。見ている方の参考になっているか否かの指標になります。

WWD:投稿の際に画像加工などで使用するアプリはありますか?

林崎:インスタグラムの加工機能をメインに使っています。物を消す時とかにはAdobe Photoshopを使用します。

WWD:写真撮影時に使う機材などはありますか?

林崎:iPhone 11proを使っています。

WWD:写真の画角やハッシュタグの付け方などで、投稿の際に意識している細かいテクニックはありますか?

林崎:色の統一感は、インスタをパッと見た時の第一印象となるため重視しています。また、余白も作るようにしています。

WWD:これまでに最もバズった投稿はありますか?

林崎:こちらの投稿は、いいね!数が1500件、保存数が1000件、リーチが4万5000件、インプレッションが6万6000件ほどでした。フォロワーも約300増えました。

WWD:企業案件は1カ月にどの程度来ますか?また、月にどの程度受けていますか?

林崎:月に7~9件ほどで、受けているのは1、2件です。

WWD:企業案件の1投稿当たりの報酬について、これまでと現在で金額に変化はありますか?

林崎:特に変わっていません。

WWD:インスタグラムに関して、外部支援(コンサルティングやセミナー登壇など)を行っていますか?

林崎:いいえ。      

WWD:インフルエンサーとして、今後描いているキャリアプランはありますか?

林崎:迷走中ですが、外部支援やファッション・ヘアメイクの発信、素敵な作家さんやアーティストの方の情報発信はしていきたいです。また、個性の確立も行っていきたいです。

WWD:現在活用しているインスタグラムの機能を理由と共に教えてください。

林崎:URL機能(フォロワーが一定数以上のアカウントがスト―リーズに付けられる機能)は、今自分が携わっているブランドの宣伝ができるため活用しています。

WWD:今後活用していきたいインスタグラムの機能があれば理由と共に教えてください。

林崎:アンケートと質問機能は、フォロワーの方から何が求められているのか、どう見えているのかが客観的に分かると思うので活用していきたいです。また、動画やライブ機能も、フォロワーの方のニーズに合わせた配信ができればと考えています。

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「スノーピーク」と米「ペンドルトン」がコラボ第4弾 キャンプギアをモチーフにしたブランケット

 「スノーピーク(SNOW PEAK)」はアメリカの毛織物ブランド「ペンドルトン(PENDLETON)」と協業し、キャンプギアをモチーフにしたオリジナルタオルブランケットを数量限定で発売する。同コラボレーションは2018年秋冬シーズンから継続しており、今回が第4弾となる。「スノーピーク」直営店では4月5日まで、オンラインストアではで4月10日まで先行予約を受け付ける。

 今回のモデルは「ペンドルトン」の”ジャカードバスタオルオーバーサイズ”をベースに、「スノーピーク」のキャンプギアをモチーフとしたオリジナルデザインだ。「スノーピーク」のロゴであるアスタリスクや焚き火台、ペグハンマー、ソリッドステークなどの柄を散りばめた。カラーはアイボリーとベージュの2色展開だ。価格は1万2000円で、サイズは102×178cm。綿100%で、表はベロア調、裏はループ織りに仕上げた。

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コロナの影響で今年は開催を見送り 世界最大級デザインの祭典「ミラノサローネ」

 世界最大級デザインの祭典「ミラノサローネ(MILANO SALONE)」が、新型コロナウイルスの影響で今年の開催を見送り、2021年4月13~18日に延期する。「ミラノサローネ」は、毎年4月にイタリア・ミラノに世界中からインテリア企業やデザイナーなどが集結し、年間で最もミラノの人口が増えるといわれるイベントでイタリアが国を挙げて開催を盛り上げている。

 今年は当初、4月21~26日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2月に6月16~21日に延期を発表した。イタリアをはじめ、世界的な緊急事態が長引き来年に延期を決定。21年は「ミラノサローネ」がスタートして60周年で、隔年で開催される照明の見本市「エウロルーチェ」やキッチンの見本市「エウロクチーナ」などが一堂に会するイベントになる。

 「ミラノサローネ」はインテリア企業にとって、年間の売上高を左右する最も重要なイベント。イタリアにとっても、宿泊をはじめ飲食など大きな経済効果をもたらすもので、今年の開催中止はインテリア業界とイタリア経済に大きなマイナスとなりそうだ。

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マスクが手放せない今、肌を健やかに保つための4箇条 選び方から、スキンケア、メイクアップまで

 もはやマスクは肌の一部になってしまったのではないか、という日が続いています。新型コロナウイルスといった流行病だけでなく、今や一年を通して心配な花粉症にも悩まされる昨今、「肌荒れを訴える受診者が増えた」と津田攝子・津田クリニック副院長 皮膚科専門医。また、河合朝奈アヴェニュー六本木クリニック医師は、「肌に摩擦が生じるだけでなく、蒸れることで口腔雑菌が繁殖してしまうこともある」と述べ、津田先生は「マスクやゴムの刺激が引き起こす、カブレやニキビに悩む人が増えている」と言います。

 肌にトラブルを生じさせる可能性の高いマスクが、毎日の生活に欠かせないのなら、できる限り肌ダメージを最小限に留められる施策が必要です。そのためには、正しい知識を持つ先生に教示いただくのが近道。今回、2人の皮膚科専門の医師に指南を願い、マスク選びからスキンケア、メイクアップまで、美肌を保つために行うべき4つについて考えます。

1 肌の負担を極力抑えるためのマスクはどのように選び、着用するのが正解?

 マスクを着用するたびに私自身が感じるのは、とにかく暑いということ。その環境について、2人の先生は共に、マスクの内側は湿度が高くなることで口腔内雑菌が繁殖しやすくなることに注意を払ってほしいと呼びかけます。市販のマスクには、プリーツ型、立体型、ポリウレタン製などさまざまな形状があります。これらの中から選ぶ時、すべてのタイプに共通して気をつけたいのは、自分の顔のサイズにきちんと合ったものを選ぶこと。「鼻に頬、フェイスラインの隙間がなく収まり、それ以外は肌との接触する面積が小さく、ずれることがないものを選ぶことが大事です」と河合先生は説きます。

 今後ますますマスクの入手が難しい状況になることを考えると、自作する人も増加しそうです。その際の注意点として河合先生は、「ガーゼやコットンの天然素材の方が肌トラブルを引き起こしにくい」といい、津田先生は、「肌に摩擦刺激を感じないものであることが大切。真新しいガーゼで作る場合は、揉み洗いをして柔らかくしてから使いましょう。シルク混など肌触りのよい生地を選ぶのもおすすめです」と素材選びと素材の刺激をなくす工夫が重要であると示します。

2 “肌にやさしい”をうたい文句にするマスクは本当に肌にやさしい?

 近年、よく見かけるようになった“肌にやさしい”マスク。その種類は増加の一途で、就寝時に用いるタイプも登場しています。素材や用途は異なりはするものの、その多くが肌刺激を軽減させてくれるもので、オーガニックコットンやガーゼなど、素材を厳選しているものが目立ち、テクスチャーが柔らかいのも特徴です。

 「敏感肌向けに抗菌剤無添加のものもありますが、使い捨てることを守り、正しい使用であれば衛生面では問題ありません」と河合先生。また、このところ目にする機会がにわかに増えたポリウレタン製のものについて、津田先生は「蒸れに注意すれば、肌に刺激が少なく、洗える点でも優秀です」と話し、どんな素材でも、マスク内の温度が長時間上がり過ぎると蒸れを起こすため、肌はかえって刺激に弱くなり、肌荒れする可能性があるという見解を示します。暑い夏の季節は、これまで以上にマスク内の温度に注意を払う必要がありそうです。

3 マスクを着用した日のスキンケアで注力すべきこととは?

 マスクを着用することで肌は保湿されていると思っている人、意外に多いのではないでしょうか。しかし、それは全くの誤認。「吐息の水蒸気で充満された状態で、肌の水分も必要以上に蒸発しやすくなり、乾燥しやすい肌質にさせてしまいます」と河合先生はいいます。更に、マスクが接触するパーツは、皮脂が吸着されることで肌の油分が失われてしまう恐れもあるそう。肌に荒れやニキビなどのトラブルが生じてない場合は、しっかりではなく適度な洗顔を行い、水分と油分をしっかりと補うことを心がけましょう。加えて、マスクを着用することで生じてしまう、刺激に強い肌を育むために「バリア機能を高めることが重要」と津田先生。「蒸れによる影響だけでなく、マスクやゴムの当たる部分の摩擦や刺激がかぶれやニキビを誘発させます。刺激から肌を守り、バリアアップできる毎日のスキンケアは、極めて大切」と続けます。肌を清潔に保つことを心掛け、水分と油分を与えながらバリア機能を高めること。いつにも増して、自身の肌をしっかり確認することも肝要といえそうです。

4 マスクを着用する前のメイクアップの注意点は?

 マスクの内部は熱が篭りやすく、蒸れやすい。その一方で肌を乾燥させやすくする環境でもあります。当然、メーキャップは崩れやすくなります。その上で、2人の先生とも軽いメイクを勧めます。津田先生は、「素肌感のあるくらいがよいでしょう。ニキビなどがある場合はノンコメドジェニック処方のものを選んで」、河合先生は、「皮脂や汗で崩れにくいものを選ぶか、保湿力の高いベースメイクはパウダーを乗せる程度で仕上げて」といいます。マスクを着用すれば、顔の半分ほどは隠れてしまいますが、ノーメイクではあまりに頼りなくて不安。これから夏に向かって強さを増し続ける紫外線も気になります。パウダーファンデーションだけで軽く化粧直しができるくらいの軽いメイクを行いましょう。もしも鼻と頬や、ゴムの当たる耳元が赤くなった場合には、「摩擦を軽減させるために保湿クリームやワセリンを部分的に塗るのがよいですね」(河合先生)

渡部玲:女性誌編集部と美容専門の編集プロダクションに勤めた後、独立。2004年よりフリーランスの編集者・ライターとして雑誌やウェブなどの媒体を中心に活動。目下、朝晩のシートマスクを美容習慣にして肌状態の改善を目指している

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「ティファニー」から新アイコンジュエリー“ティファニー T1”が登場

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、アイコン“ティファニー T(TIFFANY T)”の新作コレクション“ティファニー ティーワン(TIFFANY T1以下、T1)”を4月2日に発売する。1980年代からモチーフとして使用されているアイコニックな“T”を主役に、モダンに昇華したデザインが特徴。18金ローズゴールドのリングやバングルの発売を皮切りに、2020年を通して18金ホワイトゴールド、18金イエローゴールド、そしてダイヤモンドをちりばめたジュエリーを発売する。

 デザインは、チーフ・アーティスティック・オフィサーのリード・クラッコフ(Reed Krackoff)が手掛け、“他の誰でもない、私。他の誰でもないあなた”がテーマの自分自身を祝福するデイリージュエリーだ。クラッコフは、「『ティファニー』におけるラグジュアリーとは気取らないものであるべきだ。“T1”はアイコニックな“T”モチーフのエッジを面取りしモダンに仕上げた。ダイヤモンドは手作業でセッティングされている。自分を祝福するジュエリーとして日々着用してほしい」とコメント。クリーンなラインとグラフィカルなフォルムがエレガントでフェミニンな“T1”の留め具はクラスプタイプで、リング、バングル、ピアス、ペンダントから構成される。価格はリングが10万4000~61万5000円、バングルが39万5000~345万円、ネックレスは価格未定。

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仏服飾学校が無料でオンラインコース ポール・スミスやジャックムス、LVMH幹部が登壇

 フランスの服飾学校、IFM(Institut Francais de la Mode)では3月30日から無料のオンラインコースを配信する。コース名は「ファッションを捉える ビジネスから文化まで」で期間は4週間。新型コロナウイルス感染拡大対策としてフランス政府が3月16日から当面の間、全国で休校を指示する中、生徒が最新のファッション知識を得られるようにとの考えからだ。

 同コースはIFMのベンジャミン・シメノエ(Benjamin Simmenauer)教授が監修し、英語で行われるが、複数の言語の字幕を選択できる。2019年9月に初めて配信された際は世界中から1万1000人以上が視聴した。

 動画には、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジデント、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、「コーシェ(KOCHE)」を手掛けるクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)、「ジャックムス(JACQUEMUS)」デザイナーのサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)、そしてポール・スミス(Paul Smith)など、ファッションを文化として、またクリエイティブ産業として開拓してきた面々が登場する。

 コースでは、衣服のシルエット分析からプレスとファッションの関係、トレンド、ジェンダー表現、社会問題やサブカルチャーまでの幅広いトピックを網羅し、ソーシャルラーニングプラットフォームの「フューチャーラーン(FutureLearn)」に登録すれば無料での受講が可能だ。

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オートクチュールとパリメンズコレが中止 ミラノメンズは延期 新型コロナの影響で

  フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は3月27日(現地時間)、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、6月23〜28日に開催予定だった2021年春夏シーズンのパリ・メンズ・ファッション・ウイークと、7月5〜9日に開催予定だった20-21年秋冬パリ・オートクチュール・ファッション・ウイークの中止を発表した。サンディカは「新型コロナウイルスの世界的流行の拡大を受け、ファッション業界で働く全ての人、ブランドとその従業員の安全と健康を配慮し、連合の取締役会でこの結論に至った」と説明。「メンバーと共に、実現可能な代替策に注力する」としている。

 一方、イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)も同日、6月19〜23日に開催予定の21年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークを延期し、9月のウィメンズ・ファッション・ウイークと同時開催することを決めた。同協会は、「もともとのミラノメンズの日程に向けて、われわれは新しいストーリーテリングを生み出すためのデジタルフォーマットや新施策に取り組んでいるところだった。つまり、それはブランドやラグジュアリー企業、そしてファッション業界のあらゆるプレーヤーのためになるB2BとB2Cのプラットフォームだ。革新的なセールスキャンペーンを開始するため、6月までに新しいコレクションが準備できるよう多大な努力がなされると認識している。この新たなストーリーテリングにおいて、ミラノにある800のショールームが積極的な役割を果たすことになる予定だ」とコメントしている。

 なお、6月13〜15日に開催を予定しているロンドン・メンズ・ファッション・ウイークの中止や延期はまだ発表されていない。しかし、ヨーロッパではすでに6、7月に行われるイベントの延期や中止が増えており、近く発表される可能性が高い。

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新型コロナでオンラインフィットネス需要拡大 ジム支援の取り組みも

 新型コロナウイルスの感染リスクが高い場所の一つとして挙げられたスポーツジムが臨時休業などの対応や消毒などの対策を強化する中、ライブ配信や動画コンテンツにより自宅でできるフィットネスサービスの需要が伸びている。

 厚生労働省は3月1日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、クラスター(小規模な感染者の集団)が次々と連鎖するのを防ぐための注意喚起を行った。換気が悪く不特定多数の人と接触する可能性のある場所や人が密集する空間を避けるように求め、その事例としてスポーツジムやライブハウス、ビュッフェスタイルの会食などを挙げた。

 これを受けて、3月初旬には多くのスポーツジムが臨時休業や一部プログラムの停止などの措置に踏み切った。政府の要請から3週間以上が経ち再開する施設も増えているが、消毒用アルコール設置や検温、プログラム参加人数の制限、消毒時間を確保するためのレッスン数縮小、休会・退会申し込みの即時受付などの対応に追われている。

 不要不急の外出を控える傾向が続く中、オンラインフィットネスサービスが脚光を浴びている。双方向型ライブ配信フィットネスサービス「ソエル(SOELU)」は、2018年3月のサービス開始から昨年12月に延べ受講数が10万回を突破し、国内最大級のオンラインフィットネスサービスに成長している。朝5時~深夜24時まで30~60分のライブレッスンを毎日100クラス開講し、ヨガやピラティスなど約200人の専門インストラクターがさまざまなプログラムを提供している。2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大により入会者数が急増。会員全体の約30%が直近1カ月の新規入会だという。

在宅勤務を支援 法人向けにフィットネスアプリを無償提供

 在宅勤務による運動機会損失による運動不足解消を支援する取り組みも広がっている。フィットネス音声ガイドアプリ「ビートフィット(BeatFit)」では2月以降、ダウンロード数と会員数が大きく増加。既存会員のアプリ利用動向も、ランニングマシンなどを使うジムでの利用から自宅での筋力トレーニングや屋外でのウオーキング、ランニングなどに大きく比重が移っているという。そうしたことから、4月末まで法人向けにアプリを無償提供することを決定した。3月末までに法人会員となった企業の全従業員に無償アカウントを発行し、ウオーキングから筋力トレーニング、ヨガや瞑想まで600以上のコンテンツを提供する。

 休業や縮小営業などを余儀なくされたスポーツジムやフィットネスクラブを支援する動きもある。スポーツ向けAI動体分析サービスの開発・提供を行うスポーティップは、2月末~3月29日の期間・人数限定で、中小スポーツクラブや個人のパーソナルトレーナー向けに、AI運動アシスタントアプリ「スポーティップ フォー トレーナー」を無償で提供している。同アプリは動画撮影機能や、トレーニングメニューの作成や指導記録機能、チャット機能、動画解析機能、測定機能、リポート機能を備え、指導プランの追加による単価向上と、記録やフォローアップの手間を削減してトレーナーのコスト削減を支援するツールとして販売していた。新型コロナウイルス拡大を受けて、フィットネス習慣・参加率低下と、それに起因するスポーツジムの売り上げ減少を防ぐことを目的に無償提供を決めた。

 ビデオ配信型フィットネスサービス大手の「リーンボディ(Lean Body)」も3~4月の2カ月間、全国の提携スポーツクラブに動画コンテンツを無償提供する。提携スポーツクラブの会員は無料で有名インストラクターによるヨガや筋トレ、ストレッチやマッサージなど350以上のレッスン動画を利用することができる。フィットネス習慣の継続を支援する取り組みだ。

 日本はオンラインフィットネス先進国のアメリカに比べて狭い住宅環境などにより普及が進んでいなかったが、新型コロナウイルス拡大をきっかけに注目が集まっている。

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