「レディメイド」の細川雄太がカニエのツアーグッズ仕掛け人と新ブランド「セント マイケル」をスタート

 リメイクブランド「レディメイド(READYMADE)」の細川雄太デザイナーとアーティストのカリ・ソーンヒル・デウィット(Cali Thornhill DeWitt)がタッグを組み、新ブランド「セント マイケル(SAINT MICHAEL)」をスタートする。フランス・パリのショールームで1月に発表したのを皮切りに、2020-21年秋冬シーズンから国内外での本格展開をはじめる。

 ファーストコレクションは、フーディーとスエットプルオーバー、Tシャツの3型が中心。全てのアイテムを特殊ミシンによるフラットシーマで縫製し、綿糸の30番手という上質な糸を使用して滑らかな仕上がりと快適な着心地にこだわった。丸胴ボディや手作業による加工、ドラム式の大型タンブラーで乾燥仕上げを施すなど、ビンテージを忠実に再現している。色褪せしにくい特殊なプリント手法や染料を使う一方、着たり洗ったりすることで、生地の毛羽立ちやプリントのひび割れが生じる仕様だ。ほかにも「ディッキーズ(DICKIES)」や「ショット(SCHOTT)」とのコラボレーションアイテムもラインアップする。

 デウィットは1973年カナダ生まれ。LAを拠点にしながら、フォトグラファーやグラフィックデザイナー、ファッションデザイナーなどとして活動するほか、レコードレーベルも主宰する。カニエ・ウェスト(Kanye West)のツアーグッズを手掛け、近年では「レディメイド」や「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」、ヴァージル・アブロー(Virgir Abloh)らとコラボレーションしている。

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東急東横店が85年の歴史に幕 セレモニー中止予告も別れを惜しむ多くの人

 東急東横店は31日夜、最終日の営業を終えて閉店した。当日は、新型コロナウイルスに伴う都からの外出自粛要請を受けて、閉店セレモニーなどのイベント中止を予告していた。だが閉店間際には報道陣や顧客が詰めかけた。

 同店は2013年に東館が先立って営業を終了。西・南の2館体制で営業を続けてきたが、31日をもって、地下1階の食品売り場「東急フードショー」など一部を除いて営業を終了した。

 同店はこれまで「85年分の東横総決算」と題した閉店セール(1月9日〜)のほか企画展や写真展などを開催してきた。きょう閉店1時間前の午後7時になると、「85年間ありがとうございました」という店員の威勢の良い掛け声が響き、店内は活気づいた。2階の婦人雑貨売り場「渋谷スクランブル2」はハンカチ、マフラー、手袋や折りたたみ傘などのワゴンセールに年配の女性客が押し寄せていた。東急東横線沿いに住む60代の女性は、30年以上に渡って服やバッグなど買い物の際は同店を利用してきたという。「私の生活とは切っても切り離せないお店だった」と寂しげに話した。

 アパレルやバッグなどを扱う西館5階には、「東横デパートメモリアルメッセージ」と題し、客から寄せられたメッセージが壁面を彩った。両親と来店した横浜市の女性(24)は、「周辺に新しい商業施設ができたが、(東横店の)どこかほっこりした感じがよかった」と話した。

 閉店時間になると、入り口付近に詰めかけた客を前に、石原一也東急東横店長が手短に閉店のあいさつを行った。その後、入り口に「渋谷に、感謝。」と大きく書かれた幕が下ろされ、同店の85年の歴史にピリオドが打たれた。

 100年に一度と言われる再開発で、渋谷には商業施設が次々と誕生し、街は様変わりしている。渋谷スクランブルスクエア(19年11月開業)には、東急百貨店が東横店の顧客の取り込みを意識した自主編集フロアを設けた。そのほかにも渋谷パルコ(19年11月開業)、東急プラザ渋谷(19年12月開業)に加え、今年6月には宮下公園の再開発で「ミヤシタパーク」が開業する。東急東横店の両館が取り壊された跡地にも、渋谷スクランブルスクエア2期棟(27年に開業予定)が建つ予定だ。

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渋谷の美容室「テトロ」がミックス音源を配信 同店に集うミュージシャンが書き下ろした9曲

 東京・渋谷の美容室「テトロ(TETRO)」は、同サロンに通うミュージシャンが書き下ろした楽曲のミックス音源「BUGSLAND」をホームページで配信している。無料でダウンロードすることが可能。

 「BUGSLAND」は全9曲構成で、yahyel、jan and naomi、GOD、Dos Monos、GREAT3、Gateballers、踊ってばかりの国に所属するミュージシャンが参加している。メインビジュアルはフォトグラファーの志賀シュンスケが撮影した。今回の配信について「テトロ」は、「価値観は人それぞれであることは当たり前で、良いと感じたことを純粋に形にしたものを発信していきたいという想いのみ。『テトロ』というつながりで集まったそれぞれの自由な表現をひとつの作品にした、MIX『BUGSLAND』がたくさんの人に届きますように」とコメントしている。

 「テトロ」は過去にフォトグラファーのタカコ・ノエルや草野庸子、嶌村吉祥丸らと共に写真集を制作し、各作品にはレコードやCDを付けるなど、クリエイターとの協業を積極的に行っている。

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最近多い話がコロナ前とコロナ後のビジネスのあり方がビジネスモデルが大きく変わるのじゃないかという話。そうだな。PART2

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新型コロナと戦うミラノの今を現地ジャーナリストがレポート

 「ジョルジオ アルマーニ」が無観客ショーを開催したのは、2月23日。それから1カ月で、惨禍がここまで広がるとは想像だにしなかった。

 ドゥオモ広場、スカラ座、エマヌエレアーケード、マンゾーニ&モンテナポレオーネ通り。人っ子一人いないミラノは、ゴーストタウンそのもの。迷彩服の機動隊員もマスクを装着している。最近は、毎日600人以上が亡くなっている。当初は3月18日まで、それが25日まで、さらに4月3日までと、戒厳令の期限が延期されるばかりのミラノ。「あと何日」と指折り数えながら日々を暮らす市民たち。それがまた、15日までとさらに先送りされた。

 自宅から外出するときは、その理由と行き先、その他を明記した申告書を作り、携行しなければならない。公園や通りでの運動も、今は禁止。散歩も不可で、自宅の周囲のみ。2人以上の歩行も禁止だ。破った者には206ユーロ(約2万4700円)の罰金が科される。開いているのは、新聞スタンドと薬局、八百屋やスーパーマーケットのみ。日用品の買い物は可能だが、一度に10人くらいしか入店させないので、外に並ばなければならない。人と人の間は1 mの間隔を空ける必要があり、スーパーマーケットの外には長い行列ができる。

 いうまでもなく、商店も学校もデパートも休業・休校している。教会も扉を閉め、ミサはライブストリーミング。仕事もスマートワーキング、デジタルを使っての自宅勤務だ。介護の仕事に就く人など、通勤が不可欠な人のために地下鉄は走ってはいるが、 利用者は極端に少ない。

 周辺の住まいは大方が空だ。空港や列車の駅が閉まるかもしれないと察知するや、ミラノだけで即座に2万人近い人々が街をあとにして、思い思いの場所に出かけてしまったのだ。 市内のホテルは95%が空室。レストランはわずかであっても収益を得ようと、苦肉の策で宅配を始めた。アフリカ大陸からの移民の男性たちが、背中に大きなビニールの箱を背負い、自転車に乗って右往左往している。

 街に残った人々は、ときにインターネットを通じて示し合わせ、決めた時間にバルコニーに出て歌ったり、拍手をしたりしている。過酷な勤務に身を投げ打ってくれている医師や看護師たちへの感謝を表明する行動だ。しかし、その回数も減ってきた。人々の忍耐が試されている。

 4月半ばから開催するはずだった国際家具見本市は6月に延期になった。それとて「期待できるのか、否か?」という意見は少なくない。6月に開催予定だったミラノの美術の見本市は9月に延びた。6月のピッティは予定通りとのこと。ミラノのメンズ・コレクションは9月のウィメンズ・コレクションと一緒にやるか、あるいはストリーミングにするかという考えの間で揺れているらしい。

 ファッションブティックは、散々だ。それでなくとも先行きは不透明だったところ、今回のウイルスで休業を余儀なくされ、仕入れた春夏の商品は店内の倉庫に眠ったまま。支払いはしたものの、その回収方法がないという状態だ。次シーズンの商品を購入するとなれば、当然のことながら躊躇せざるを得まい。「一回、コレクションを休んだらどうか?」という声もなくはない。予定されていたシューティングは、ほとんどがキャンセルになった。

 新聞の広告は、ファッションではなく、食品企業が目立つ。数少ないファッションの広告でも、例えばアルマーニは服もバッグもなく言葉だけで、この状況を憂い、感染者や病院 関係者を見舞う長文を一ページで掲載した。

 イタリア経済の10 %以上を支えるファッション産業は、長い年月をかけて完璧なシステムとして構築した、巨大な機械のようなものだ。その機械たるファッションの実態に、突如としてブレーキがかけられたような唐突さ がある。何兆円という損害につながる今回の出来事は、目に見えない相手との戦いである。グローバリゼーションがもたらした反グローバリゼーションの現実であり、今後、とてつもなく大きな経済構造の変化が表出するだろう前兆だ。たとえウイルス禍が収まったとしても、その先には、果てしなく続くさらなる試練が待っている。


 「WWD JAPAN.com」はファッション&ビューティ業界を応援すべく、週刊紙の「WWDジャパン」と「WWDビューティ」に掲載した新型コロナウイルス関連ニュースを無料開放します。記事やコラムから未曾有のピンチを克服するヒントや勇気を感じ取ってくだされば幸いです。

 なお、他のニュースはこれまで通り、有料会員限定記事とさせていただきます。購読は、こちらからお申し込みください。


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在宅勤務で活躍した「WWDジャパン」スタッフのベストバイアイテム

 新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、東京都から不要不急の外出を控えるよう呼びかけがあるなど先週末は街から人が消えました。弊社でも3月から在宅勤務が推奨となり、自宅での作業が増えました。未曾有の事態となった今、各自できることを心がけ、そして長い時間を過ごすことになる「おうち時間」の充実は必須です。「WWDジャパン」スタッフたちのテレワーク期間中に活躍したアイテムをご紹介します。

じっと向き合う液晶からアイケアも大事に

 展示会やイベントも中止・延期になり、日中から自宅でパソコンに向かいっぱなしでスクリーンタイムが必然的に増えてしまう……。スマホやPCから発せられるブルーライト対策としてメガネ“ゾフ ピーシー(ZOFF PC)”を生活に取り入れました!こちらは購入してすぐに使える完成品で、フレーム+度なしのPCレンズセット。店頭では、好きなフレームにPCレンズを入れてカスタマイズもできるらしいので、落ち着いたら店頭でも買い物したいな。(編集制作部 福本沙耶)

初のサブスクに挑戦 外出自粛中に大活躍

 ニューヨークにあるD2Cのショールーミングストア「ショーフィールズ(SHOWFIELD’S)」で発見したオーラルケアのサブスクリプション「クイップ(QUIP)」。たまたま普段から聴いているポッドキャストでクーポンを配信していたので、思い切って昨年末に購入してみました。電動の歯ブラシは高価・持ち運びしづらいというイメージがあったのですが、「クイップ」はおしゃれなデザインでコンパクト、電池式なので海外出張でも問題なく持っていけました。2分間振動し、洗い上がりも抜群です。そして先週、ちょうどレフィルが届きました。歯ブラシのヘッド、電池、フロスの中身、歯磨き粉が3ヶ月に1回送られてくるのですが、外出自粛している今、改めてその利便性に気づかされました。(「WWDビューティ」編集記者 北坂映梨)

不安を癒す生活の中の造形美

 食器類は使わないときも見て楽しめるものを選びます。陶造形作家、すずきたもつさんが制作したマグカップは、素材の質感や落ち着いた色合いがお気に入り。形こそシンプルですが、置くだけで机の上の雰囲気が変わる力強さもあります。使っているときも眺めているときも、穏やかな気持ちになれるアイテムです。外出する機会も減り、ニュースを見れば気がふさぐことが多い今、家の中の癒やしはとても大事ですよね。(編集制作部 等々力稜)

引きこもり専用“神”調理器具、胃袋だけでも外出気分

 外出する機会が減る中、少しでもテンションを上げようと、これを機に気になっていた低温調理器を購入しました。購入にあたってはデザイン、ブルートゥース対応、アプリ連動、価格、操作性など複数の検討ポイントを考慮。使用してみると、時間と温度を設定するだけのシンプルな操作にもかかわらず、今では常備食となったジューシーな鶏ハムから、週末にはサーモン、ラムラックやローストビーフまでさまざまな料理ができるようになり、さらには段違いにクオリティーが上がりました!もはや必須アイテムです。(ビジネスプランニング部 工藤寿志)

鬱屈ムードを吹き飛ばす!春気分なカレッジ調パーカ

 昔かたぎで、かつ紙媒体である「WWDジャパン」も製作する僕は“出力紙に赤字を手書きしてスキャンして送信する”など、なにかとオフィスの方がはかどる作業が多く、結果として毎日出社しています……。僕みたいな人は案外多いようで(?)、僕の使う電車はいずれも“混んでるな”と思うくらいの乗車率。つまりは変わらぬ日常を過ごしているのですが、当然、世の中の閉塞感はひしひしと感じており……。そんな鬱屈したムードを打破してくれるのが、やはりファションだと思うわけです!というわけで、春気分をアゲるパーカを購入しました。ジャーナルスタンダードでバイヤーを務めた宮川治さんが2019年8月に東京・三軒茶屋にオープンしたセレクトショップ「スライダーストア」のオリジナルで、「チャンピオン(CHAMPION)」のアメリカ企画の“リバースウィーブ”ボディーにカレッジ調のショップロゴをのせています。そのプリントにもこだわりがあってイエロー部分がラバープリント、ブルー部分が発泡プリントになっています。とはいえ最大のポイントは左の袖口。「チャンピオン」のロゴマーク(通称“目玉”)をバンズを模した刺しゅうで挟んで“エッグバーガー”にしています(笑)。すでに2度完売しており、僕も3回目の入荷情報を得て、すぐに電話でキープしました!(「WWDジャパン」編集部 三澤和也)

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東急東横店の売り場一筋35年 「ここは仕事場ではなく、私の人生そのもの」

 100年に一度と言われる再開発が進む渋谷。相次ぐ大型商業施設の誕生の中、東急東横店が3月31日、85年の歴史に幕を下ろす。

 2013年に東館が先立って営業を終了。西・南の2館体制で営業を続けてきたが、地下1階の食品売り場「東急フードショー」など一部を除いて閉店する。両館は取り壊され、跡地には渋谷スクランブルスクエア2期棟(27年に開業予定)が建つ予定だ。

 1934年、渋谷駅直結のターミナル型百貨店として開業し、「便利よく、良品廉価、誠実第一」をスローガンに、沿線居住者に便利な生活を提案することを使命に掲げてきた東急東横店。デパ地下の原型となった食品ゾーン「東横のれん街」や演劇や落語を公演してきた「東横劇場」など、文化発信の中心でもあり続けた。

 「当店は、一般的な百貨店のような“ハレの場”とは少し違うかもしれない。でも渋谷を行き交う人々にとって大切な場所であり続けられたのならとてもうれしいこと」。そう語るのは、西館1階の化粧品・アパレルなどの複合売り場「渋谷スクランブル」を担当する喜納範子主任。

 販売員へのあこがれから東急百貨店に入社して35年、東横店の現場一筋で勤めてきた。幼少期までさかのぼれば、ランドセルなど入学セット一式をそろえ、両親にクリスマスプレゼントを買ってもらった記憶もよみがえる。「仕事場ではなく、人生そのもの」と語る東急東横店がその役目を終えるにあたって、これまでを振り返ってもらった。

WWD:どうして百貨店の販売員に?

喜納範子渋谷スクランブル主任(以下、喜納):贈り物が好きだったからです。当時は贈り物といえば百貨店。真新しい包装紙で、心を込めて商品をお包みし、何かの人の役に立てたら、人の喜びに携われたらと入社を決めました。今はシールタイプになっているギフト包装のリボンも、私の入社当時(1980年代後半)は一つ一つ、人の手で縛っていましたね。

WWD:当時の東横店の売り場は、どんな様子でしたか?

喜納:それはもう、キラキラしていました。一つのフロアに20人くらいが一度に採用されるすごい時代。最初に私たち新人が配属される売り場も「好きなところ選んでいいよ」と言われて。私はもちろんギフトが主役の、ハンカチなどを扱う服飾雑貨を選びました。売り場は店を開けてから閉めるまで「並べれば何でも売れる」というくらいのすごい熱気で、とにかく回転が命。ちょうど今くらいの時期(3~4月)は、入学式や職場のご異動など人生の節目となる行事も多い時期でしたから、現場はごった返していたのを思い出します。

WWD:特に思い出に残っている出来事はありますか?

喜納:入社して5年ほどしてからのことでしょうか。たまたま私が通りかかったアクセサリー売り場で、店員さんがすごく困った様子でした。対応していたお客さまは、40代くらいの女性の方。耳をそばだてていると、ご要望が「包装」と聞いて、腕の見せどころとすぐに対応を替わりました。しかし差し出されたのは、他の階で買った大きな商品と、小さな化粧箱のアクセサリー。これを一緒に包んで渡したいという、ちょっぴり無茶なご要望でしたが(笑)、なんとかご満足いただける形にできました。大切な方への贈り物とのことで大変喜んでくださり、後日にはわざわざ手紙もくださりました。当店では、お客さまからいただいた感謝の声は、ハートのバッジとなって名札に付けられます。お客さまからの感謝の言葉の一つ一つは、今でも私の勲章です。

話し相手はお客さまから販売員へ 
変わらぬ「信頼」の大切さ

WWD:長く販売の仕事に携わり、思うことは?

喜納:単純な理由で選んだ仕事だったけれど、今振り返ると「天職だったな」と思います。10年前から、責任者として化粧品フロアを担当してからより強く感じることがあります。お客さまが皆、私たちの言葉の「信頼感」に価値を感じてくださっているということです。駆け出しのころは商品知識の説明ばかりしていましたが、今はお客さまの悩みや要望に寄り添い、それを解決してあげるにはどうしたらいいか考えます。だからこそお客さまは、「なじみの販売員さんから買いたい」と言ってくださるのです。

WWD:現在の主な仕事は?

喜納:従業員の就業管理業務や研修などのバックアップ。話す相手はお客さまから、娘・息子ほど歳が離れた販売員に変わりました。失敗して落ち込む若い子たちに、どう前を向かせてあげるか。相手がお客さまでも販売員でも大事なのは、言葉や態度を通じて相手に与える「安心感」「信頼感」ですね。

WWD:閉店が近づき、長年のお客さまと思い出話にふけることも増えた?

喜納:中には、1950年代に当店の周囲を往復していたロープウエー「ひばり号」に乗ったことがあるという、年配のお客さまもいらっしゃいますね。当時の思い出を楽しそうに話してくださいます。ですが、「閉店前に家族でもう一度お買い物を」というお客さまそれほど多くはない印象です。でもそれが逆に、“東横店らしい”のかなとも思いますね。

WWD:というと?

喜納:当店は「百貨店」ではありますが、ハレの場というよりも、日常に溶け込んできたというか。お店の中を待ち合わせとして使ったり、電車までの暇つぶしに使ったりという方も多かったのです。私は人生の半分以上を東横店で過ごしてきましたが、ひとたび館の外に出れば、迷ってしまいます。それほど渋谷の街は大きく生まれ変わっています。しかし街が移り変わっても、人の流れはそれほど変わらぬもの。通勤通学など、日常の往来のルートとして使っている方も多いので、毎日お顔を拝見して、こちらから一方的に知っているなんて方もいます。そういう方のお顔が急に見えなくなると、「どうしているのかな」と勝手に心配したりなんかして(笑)。そんな日々が終わってしまうと考えると、やはり寂しいですね。

WWD:閉店当日をどのような思いで迎える?

喜納:東急の正面入口に、閉店までの日数をカウントダウンするポスターがあります。数字が1ケタになったとたん、急に寂しさがこみ上げてきました。私は、今では4人の子どもに恵まれています。育休や時短勤務など、周囲の理解や協力があったから続けてこられましたし、寂しさ以上に感謝の気持ちでいっぱい。子どもたちにいつも教えているのが、3つの心をもつこと。常に前向きでいようという「明るい心」、何事にもワクワクできる「楽しむ心」、そして涙を見せない「強い心」を持つこと。これは東横店の現場で学んだことでもあります。でも(3月31日は)泣かないでいられるか、ちょっぴり心配です(笑)。

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「スタージュエリー」が16年振りにリブランディング 店舗やパッケージも刷新

 「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」がリブランディングする。同ブランドは1946年に横浜・元町で創業して以来、“職人の手から生み出されるジュエリーが一人ひとりの心までも輝かせる”をモットーにクラフツマンシップにこだわったジュエリーを提供し続けている。2004年のリブランディングから16年を経て、今後もクラフツマンシップを軸に競合ブランドとの差別化を図るとともに、本来あるべきブランドのポジショニングを確立するのが目的だ。04年のリブランディング時は25~35歳の働く女性とターゲットを年齢でセグメントしていたが、“エイジレス、ボーダーレス、ジェンダーレス”をキーワードに自分の意志を持つ大人に愛される、手の届くラグジュアリーブランドを目指す。

 リブランディングの一環として、ロゴの視認性を高めるとともに、ブランドカラーのグレーに新たに宇宙で星が生まれる瞬間をイメージさせるバイオレットを追加。店舗数は04年当時、31店舗だったが今年4月時点で59店舗に増えた。ストアデザインも東京・渋谷スクランブルスクエア内の店舗を皮切りに、グレーとバイオレットのブランドカラーに統一し、ジュエリーの輝きを表現した什器を中心にミニマルでモダンな店舗に数年かけて全店舗を改装する。

 2020年5月中旬には新パッケージへの切り替えを予定している。包装資材のほぼ100%に再生資材とFSC森林認証紙を使用。ジュエリーのパッケージの外箱を省き、必要最小限のサイズで製作したミニマルなデザインのボックスに直接リボンを掛けるスタイルに統一する。さらに、購入者の同意が得られれば、ショッパーやボックスも省き、サステナブルポーチだけによる包装を試みる。ボックスの内側やサステナブルポーチには再生プラスチックを使用している。

 商品構成に関しては、「スタージュエリー」が得意とする遊び心を軸に、アイコニックなデザインをさまざまな素材を用いて商品化していく。中心価格帯は5万~20万円。また、デジタル施策の強化も行う。

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山本寛斎が急性骨髄性白血病を告白 「“スーパー元気”になって必ず戻ってくる」

 ファッションデザイナーの山本寛斎(76)は3月31日、急性骨髄性白血病の診断を受けたことを自身のインスタグラム上で公表した。山本寛斎事務所によると今年2月に診断を受けて即入院し、現在も新型コロナウイルスの厳戒態勢の中で治療に専念しているという。

 山本は「診断を受けた当初はとても驚きましたが、まずは入院生活を明るく楽しく過ごそうと思い、とびきりカラフルなパジャマを用意することから始めました。今まで様々なことにチャレンジし続けてまいりましたので、今回のことも新たな挑戦と捉え、前向きに治療に励んでおります。病室での生活を余儀なくされた今、『元気』という言葉の意味を改めて考えています。『元気』がいかに大事であるか、そして『元気』になるためには夢や希望、仲間との絆が不可欠であると日々実感しています」とインスタグラムでコメント。「これからも世界中の人々に元気をお届けするため、『スーパー元気な山本寛斎』になって必ず戻ってきます!皆さん楽しみに待っていて下さい!」とつづった。
 山本はパフォーマンスを融合したファッションショー「日本元気プロジェクト スーパーエネルギー!!」を毎年6月に開催しているが、今年も山本の回復の時期や、新型コロナウイルスの状況を見つつ開催を検討中だという。

 山本は昨年7月に渡英し、ロンドンの大英博物館で開催された漫画展「The Citi exhibition Manga」で、ファッションとアートの学生とともに作品を発表した。それから「英国圏の文化に夢中で、来年はスコットランドで何かワクワクすることをしよう!と密かに計画中です。同時に、近いうちに新たなプロジェクトを発表するべく、病室からスタッフに指示を送りながら、チーム一丸となって準備を進めています」と今後の仕事についても明かしている。

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トッズの会長と副会長は報酬返上、「ディーゼル」親会社は支援基金を設立 新型コロナ対応策で

 トッズ・グループ(TOD’S GROUP)のディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)会長とアンドレア・デッラ・ヴァッレ(Andrea Della Valle)副会長は、2020年の報酬を返上することを発表した。

 これは新型コロナウイルスの影響による業績悪化を踏まえたもので、19年におけるディエゴ会長の報酬はおよそ180万ユーロ(約2億1420万円)、アンドレア副会長はおよそ130万ユーロ(約1億5470万円)だった。当面は配当金の支払いも中止するが、株式の71%を創業家のデッラ・ヴァッレ一族が保有している。

 同社はまた、新型コロナウイルス対策に関する支援プロジェクトに純利益の1%に当たる45万ユーロ(約5355万円)を充当する。なお同社の19年12月通期決算の売上高は、前期比2.6%減の9億1598万ユーロ(約1089億円)で、純利益は同1.7%減の4565万ユーロ(約54億円)だった。

 エミリオ・マチェラリ(Emilio Macellari)最高財務責任者によれば、19年10〜12月期(第4四半期)の売り上げは前年同期比1.7%増と回復の兆しを見せており、新型コロナウイルスの影響が出始める20年1月の第3週までは引き続き好調だったという。同氏は、「20年上期がどうなるのかを予想することは難しいが、下期のほうがましなのではないかと思う。いずれにしても、確たる数字を発表するには時期尚早だ」とコメントした。

 イタリアは3月30日の時点で新型コロナウイルスの感染者数が10万人を超えるなど深刻な事態に陥っており、同国を拠点とするグッチ(GUCCI)、ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」など多くのラグジュアリーブランドが寄付や医療品の提供といった支援策を相次いで発表している。

 「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBも、イタリアのファッション業界総連盟(Confindustria Moda)などと協定を結び、「OTB連帯基金(Brave OTB Solidarity Fund)」を設立する。

 これはOTBの経営陣が最低5日間の有給休暇を返上して、その日給分の金額を同基金に寄付するという仕組みだ。集まった資金は、新型コロナウイルスの影響で休業せざるを得ず困窮しているグループ社員に分配される。

 なお同社の19年12月通期決算は、売上高が前期比6.4%増の15億3000万ユーロ(約1820億円)で、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は前年の4150万ユーロ(約49億円)から1億9000万ユーロ(約226億円)へと大幅に増加した。ブランド別では、「メゾン マルジェラ」は売上高が同36%増の2億ユーロ(238億円)となるなど特に好調だった。

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関税ダウンでより身近に!アメリカン・ビーフ、活用術を大公開!【PR】

 米国食肉輸出連合会(USMEF)主催のフードリンクセミナー「繁盛店を目指す! アメリカン・ビーフ活用術」セミナーが、2月26日(水)大阪市内のANAクラウンプラザホテル大阪にて開催された。大阪初のカッティング・セミナーの実演、そして日本初登場メニューを含むアメリカン・ビーフ・メニューの試食会と、大盛況のうちに幕を閉じた。
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「変わることは楽しい」 “ファッション×ビューティ”だから提案できる新たな可能性をバーニーズ ニューヨークのスタッフが実感

 「WWD JAPAN.com」がサポートする“ファッションとビューティのクロスオーバー”をテーマにした新プロジェクトが始まった。第1回目はバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)、「ベアミネラル(BAREMINERALS)」、ヘアサロン「ダブ(DaB)」の3者がコラボレーション。3月8日の国際女性デーに合わせて一般向けにトレンドセミナーを行う予定だったが、残念ながら新型コロナウイルスの影響でイベント自体は中止となってしまった。ただ、打ち合わせを重ねて準備してきたことを何か形に残しておきたいという思いもあり、今回この場を借りてイベントを実現した。

 今回のイベントでは、鈴木春バーニーズ ニューヨークMD部 ウィメンズチーム シニアバイヤーが、“Free For ALL”をテーマに考えたファッショントレンドに合わせて、メイクを「ベアミネラル」のYuyaメイクアップアーティストが、ヘアを「ダブ」表参道店のMIYOKOディレクターが手掛けて、トータルで20年春夏のトレンドを提案するというもの。モデルはバーニーズ ニューヨークのスタッフが務めた。

 ファッションが春夏に変わり、それに合わせてメイクもヘアも変わったスタッフは一様に表情に笑顔と明るさが浮かぶ。「こんなにも変化があることに驚きました」と声を弾ませた。またそれを見ていた、「ベアミネラル」や「ダブ」のスタッフも、ファッションチームがこんな風にメイクとヘアを楽しんでくれることに感動。ファッション×ビューティだからできる新たな可能性を感じられた。

「ドリス」に負けないヘアとなじむメイク

WWD:1人目のモデルを務めてくれたのはバーニーズ ニューヨークのアシスタントバイヤーの柳原三希さん。まずファッションのポイントを教えてください。

鈴木春シニアバイヤー(以下、鈴木):今季の「ドリス ヴァン ノッテン」はデザイナーのクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)と協業をしたのですが、ラクロワの特徴でもある柄と柄を掛け合わせるコレクションを今っぽく融合させて、ドットと花柄で組み合わせました。(新型コロナウイルスが流行している)こういうときだからこそ、“ファッションを楽しんでもらいたい”という気持ちでコーディネートしました。それでいてバーニーズ ニューヨークらしく落ち着いた雰囲気にするためにジャケットを上に合わせています。こうすることで取り入れやすいスタイルになると思います。

WWD:なるほど。ではメイクのポイントは?

Yuya:今回、女性のお2人はファッションとメイクの連動を意識しました。2人ともファンデーションはイエローをベースにしたんですが、それぞれ別々のアプローチをしました。柳原さんの場合はファッションの柄が特徴的だったので、それが引き立つように考えました。カラーメイクは強く出すぎないように、肌色のイエロートーンに近くてなじみやすいオレンジ系カラーのワントーンで統一し、ファッションがより際立つようにしました。

WWD:ヘアは事前に実際に美容室に行ってもらいました。以前とかなり変わりました。

MIYOKO:柳原さんからは「お任せ」ということでした。一つは服に負けないヘアを意識したんですが、ただ服より目立つのはやり過ぎ。その間のバランスを考えました。全体にパーマをかけて、ポイントでカラーを入れています。「お任せ」の場合、私が重視するのはその人のファッション観や気分。だから私がやりたいことを押し付けるのではなく、一緒に作っていく感じでした。

WWD:柳原さんは実際に変身してみてどうでした?

柳原三希:最近はヘアもメイクもシンプルにすることが多かったので、ここまで変わるとすごくテンションが上がりました。初心に戻れるというか、「変化することは楽しいんだ」と思い出せました。

気分によって変化するヘアと魅せるメイク

WWD:次の林さんは一見シンプルな衣装ですが。

鈴木:この服はジャージー素材で着心地もよく、着ていてラクというのが今季バーニーズが提案する“Free for All”をまさに表現しています。ひもを結んだり、垂らしたりと、雰囲気を変えて着ることができるのもポイントです。この「コグザビッグスモーク(COGTHEBIGSMOKE)」というブランドは、ジェットセッターである日本人デザイナーが、エフォートレス、サイズレス、シーズンレス、エイジレス、トレンドレス、シーンレスをテーマに、ファッションを楽しむ上で生じるさまざまな制限から解放してくれるジャージー素材のドレスやジャンプスーツ、トップスを展開しています。

WWD:一見シンプルですが、自分でシルエットを変えられるのはおもしろいですね。ではヘアのポイントから教えてください。

MIYOKO:衣装に合わせて、ヘアも気分によって変えられるようにしました。グラデーションでピンク系のカラーを入れているので、普段のダウンスタイルとまとめたときとで印象が変わるようになっています。今回は自分でまとめた感じにしつつ、ラフ感ときっちり感があるようにしています。

WWD:続いてメイクのポイントは?

Yuya:カラーメイクが引き立つように、肌色のイエロートーンと真逆のブルートーンにあたるローズ・ピンク系カラーで、アイ、チーク、リップをワントーンで統一しています。そうすることで肌色に明るさや透明感が出るんです。

WWD:林さんの感想は?

林夏未:普段はあまり時間がなくて、ヘアもメイクもいつも同じ感じになってしまっていたんですが、メイクを変えるだけでもチャレンジになるし、すごく新鮮です。変わることで自信にもつながりますね。

ちょっとしたことで清潔感が出るメンズメイク

WWD:最後は男性の星野さん。まずはファッションのポイントからお願いします。

鈴木:フランス発の新進気鋭のブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」のシルクシャツをメインに総柄のアイテムを組み合わせました。シルクシャツの柔らかい素材感と色味の雰囲気からボトムもカシミアタッチの肌触りのスエットパンツをチョイスしました。また全体が柔らかくなり過ぎないようにクラークスのシューズで締めています。

WWD:今回ヘアはご自身でということで、メイクのポイントは?

Yuya:清潔感が出るように、スティックタイプのファンデーションで目の周りのクマを隠したり、整えたりしました。肌の色も全体に明るくしました。最近、男性の方でもファンデーションをする人が増えていると思います。その点、スティックはご自身でも使いこなしやすいアイテムではないでしょうか。

WWD:星野さんは実際にメイクをやってみて、どうでしたか?

星野悠人:“メイクをしている”感じがしないくらい自然なのですが、それでいてファンデーションだけでもかなり顔色も違って見えるし、引き締まった印象になりした。まだやったことがない人にもおすすめしたい。こうしてプロに教えてもらうことで、普段の接客の際にもつなげられると思います。

WWD:最後に鈴木さんから感想をお願いします。

鈴木:私たちも普段はこうしてプロの方に教わる機会がないので、今回やってみていい勉強になりました。ファッションもヘアやメイクと組み合わせると洋服がより際立ったりと、新たな発見がありました。実際に体験したスタッフにとってもいい経験になったと思いますし、接客にも影響するのではないでしょうか。ぜひまた機会があればやりたいですね。

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美容室「カキモトアームズ」や「シマ」が4月12日まで週末の臨時休業を発表

 新型コロナウイルスの感染拡大の防止を目的に美容室「カキモトアームズ(kakimoto arms)」と「シマ(SHIMA)」は、4月4日、5日と11日、12日(いずれも土日)の週末臨時休業を行うことを発表した。

 「カキモトアームズ」は、新宿店、青山店、六本木ヒルズ店、銀座店、銀座二丁目店、自由が丘クレオ店、二子玉川店、田園調布店、ラゾーナ川崎プラザ店、ララテラス武蔵小杉店の「メンズグルーミングサロン」を含む全店を休業する。

 「シマ」は、原宿店、原宿リープ店、青山店、代官山店、吉祥寺店、吉祥寺プラス1店、銀座店、銀座アネックス店、シックス銀座店、セブン銀座店の全店を休業するとともに、平日も短縮営業をする。ただし通常の定休日にあたる4月7日、12日は営業を行う。

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新型コロナ拡大でラグジュアリー市場はどうなる? 米コンサルが報告書

 米大手コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニー(BAIN & CO.)の報告書によると、新型コロナウィルス感染拡大の影響によりラグジュアリー市場の今年の売り上げは前年比35%減まで落ち込む可能性があるという。

 報告書では、ラグジュアリー市場は第1四半期に25%から30%程度縮小すると推測している。2020年の1年間の見通しについて“悪い”“非常に悪い”“最悪”の3つのシナリオを挙げているが、最も影響の少ない“悪い”場合でも売上高が15%から18%減少すると予想している。

 影響が中程度の“非常に悪い”シナリオでは売り上げは22%から25%落ち込み、売上高は600億(約7兆1400億円)から700億ユーロ(約8兆3300億円)減少すると予測しているが、これはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)とケリング(KERING)の年間売上高の総計に匹敵するという。報告書では利益率もさらに落ち込むと予測している。

 新型コロナの影響で一大ラグジュアリー市場の中国では広域での店舗休業を余儀なくされたが、今や影響は北米や欧州にも広がり、世界経済に被害が及んでいる。ラグジュアリー市場への影響は21年も続くと見られているが、中国やアジア市場が堅調に回復すると予想される一方、日本や欧州、南北アメリカでは影響が長引く可能性があるという。中期的には、中国の中流階級、ミレニアル世代やZ世代、そしてECなどが高級品需要を支えるだろうと述べている。

 報告書では、新型コロナ収束後に起こることとして、ラグジュアリー市場が最初に回復し始める中国の重要性が増すことや、デジタルショッピングへの転換が急加速することを挙げている。また、消費者の環境や社会に対する意識、道徳意識が高まり、地元愛が強まるほか、インクルージョン(包括性)がさらに重要となることにも触れている。

 また「新型コロナ拡大の危機により、テレビ会議、クラウドやテレワークの導入が促されている。これらデジタルツールの活用や、柔軟性の高い働き方を活用する企業は迅速な運営、コスト削減、CO2低減や優秀な若い人材の獲得が可能となるだろう」と報告書は提唱し、また「ラグジュアリー市場のサプライチェーンの再構築も促されるだろう。今後は状況に素早く対応できるフレキシブルな運営を目指すべきだが、コレクションシーズンのサイクルとは噛み合わなくなることも増えるだろう」と予測している。

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奈良初の「蔦屋書店」4月4日オープン 地元の中川政七商店と協業

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、奈良県初のライフスタイル提案書店「奈良 蔦屋書店」を4月4日に開業する。奈良市役所前に新設される会議場・観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」内に出店し、観光振興施設としての役割を担う。

 歴史遺産に囲まれた奈良の土地柄を反映し、コンセプトは“文化に囲まれ、毎日、好奇心の扉を開く場”に設定。書籍や雑貨、アート作品を通じて奈良の歴史や文化を学ぶ場を提供するとともに、新たな発見や驚きを生み出す提案を行なっていく。「奈良は一人あたりの外食店舗数が全国最下位のうえ、大阪や京都で買い物や食事をする人が多い。観光客はもちろん、県外に行かなくても地元の人が楽しめるワクワクできる空間を提供していきたい」と、同店をフランチャイズ運営するプレシード・パートナーズの久保田晋店長は語る。

 店舗は2フロア構成で、売り場面積は3399平方メートル。開放感あふれるガラス張りの1階には、テーマごとに選書された「連続する小部屋」のほか、プラントハンターの西畠清順氏のプロデュースによる植栽に囲まれたカフェや、毎日トークイベントを開催する「天平サロン」、「中川政七商店」、文具雑貨コーナー、「スターバックスコーヒー」などを配置。2階には、時期や季節によって入れ替わるレストランと、仏像やアート作品を展示販売する「天平ギャラリー」、ポップアップストアなどで構成される。

 書籍の在庫数は約16万冊で地域最大規模を誇る。なかでも力を入れているのが「食」「くらし」「旅」「人文」「アート」の5ジャンル。大阪の梅田店がビジネス系、東京の銀座店がアート系の書籍を前面に打ち出しているのに対して、奈良店では「どちらかというと生活に根ざした提案、食と暮らしの提案を強化している」(久保田店長)という。

 奈良を創業地とする老舗の中川政七商店と初めてタッグを組み、売り場作りやイベント開催で協業しているのも特徴。中川政七商店の店内では調理道具売り場の隣に鍋の手入れ方法に関する本やレシピ本を配置するなど「暮らしの道具と選書を連動させることで工芸の新たな魅力に触れられるようにした」(中川政七商店・広報の佐藤菜摘氏)。

 中川政七商店は2つの売り場を展開。日本の工芸をベースに衣食住を提案する売り場には約2800点、土産物やギフト商品を展開する売り場には約1000点の商品をそろえる。同店限定商品として、鹿の丸い背中をモチーフにした焼き菓子「奈良シトロン」と「手織り麻の文庫カバー」を販売し、奈良県内では初めて刺繍サービスも行う。

 奈良は悠久の歴史が息づく人気観光地でありながら人口減や宿泊施設不足などの問題で、大阪や京都に比べると活気に欠ける。奈良 蔦屋書店では「伝統都市の新しいモデルを創る」というビジョンを掲げており、奈良と同様の問題を抱えている地方の伝統都市の活性化にもつなげていきたい考えだ。

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三越伊勢丹の首都圏6店舗 4月第1、2週の週末を臨時休業

 三越伊勢丹は、4月第1〜2週の週末(4、5日と11、12日)、首都圏6店舗を臨時休業する。対象となるのは、三越日本橋本店、三越銀座店、三越恵比寿店、伊勢丹新宿本店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店。

 同社は、東京都からの外出自粛要請が出た3月28、29日は休まず短縮営業を継続した。今回の臨時休業の決定に関しては「お客さまに対して十分な告知期間を設けることにより、食品の準備などのご要望にお応えすることができると判断したため」としている。

 なお、これらの店舗では、平日の営業時間を11〜19時とする短縮営業を、4月10日まで延長する。

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「漫画の面白さを伝えていくことが『りぼん』の使命」 小学生のときから愛読者、相田編集長が65周年で思いを語る

 集英社が発行する少女まんが雑誌「りぼん」が8月3日に、創刊65周年を迎える。その65周年プロジェクト「りぼんのりぼん」では、ポップアップストアを東京・原宿で開いたり、インスタグラムフィルターを配信したり、ロゴをフォント化したラインスタンプを販売したり、さまざまな企画を実施。小・中学生をターゲットに、「有閑倶楽部」「ちびまる子ちゃん」「愛してるぜベイべ」など多くの人気まんがを生み出してきた「りぼん」は、65年が経ち老若男女のファンを獲得する。そのファンの一人として子どものころから「りぼん」を愛読していたという、相田総一編集長に65周年について、また「りぼん」への思いを聞いた。

WWD:65周年を迎え、ポップアップを開き反響などいかがだったでしょうか?

相田聡一編集長(以下、相田):今回、ポップアップを開いたのは、「りぼん」の雑誌自体の価値を高めたいという思いからです。昔の愛読者、また現在の小・中学生の読者に、再度、魅力を感じてほしい。そのきっかけになればと考えました。その結果、小学生のころから読んでいただいていた人が、大人になっても応援していただいているんだということを実感しました。作品の力、伝統の力を再認識しました。

WWD:改めて、競合他誌がある中で「りぼん」の強みを教えてください。

相田:難しいんですが……。描いてくださっている作家さんたちが「りぼん」のことを好きで、幼少のころに「りぼん」から影響を受けていて、好きでいてくださる方が、そのまま「りぼん」に集まって描いてくださっているということだと思います。ここで描くことを喜んでいただき、結果として伝統が続いていると思います。編集者の方からどうこうというのでなくても、作家さんたちから「りぼん」らしさだったり、「りぼん」はこうありたいだったり、自発発生的に生まれてきているなと思います。それがずっと長い間、形は変わっていても、根っこの部分でつながっているから強いと実感しています。

WWD:今回、65周年を振り返るだけじゃなく、オリジナルグッズなどを制作し物販もしています。その意図とは?

相田:雑誌離れが進む中で、雑誌の力、雑誌の魅力、雑誌文化の原点じゃないですが、そういったところに引き戻したいという思いがありました。例えば、「りぼん」のロゴマークや「りぼんちゃん」といったキャラクター、アイコン的なものでも、読者の方の記憶を呼び戻せるのではと思っていたのですが、そういったものを商品展開するアイデアを頂いたときに、「なるほど、今までにない切り口で『りぼん』の魅力を伝えることができる、記憶をひも解くことができる」と思ったんです。

WWD:記憶をひも解く中で、今の時代を感じる生理用品、ムーンパンツなどのフェムテックアイテムも置いてあるのは?

相田:かつての読者の方にちゃんとささってほしい。一方で、紙面の中ではできないこと、例えば時代の流れであるフェムテックと「りぼん」を結びつけることなどは、ショップという形を取ったらできるのではないかと考えたんです。また、フェムテックは母から子どもに伝えていくことが重要で、母娘で知るきっかけになったらという思いもありました。

WWD:よく聞かれると思いますが、相田編集長は男性で大人です。少女漫画の「りぼん」を作る上で、面白さ、難しさ、驚きはなんでしょうか?

相田:実は僕自身が子どものころ、「りぼん」に触れていたんです。男性ながら、普通に面白がって読んでいた部分もあって、本当に面白ければ、ターゲットはちゃんと子ども向けの作品であっても、年齢とか性別とか問わず楽しんでいただける可能性はあると思っています。昔の「りぼん」はそういうものでした。「ちびまる子ちゃん」をはじめ、僕らの世代の男性でも「りぼん」の漫画、世界を知っている人は多いと思います。コアなターゲットは小・中学生の女の子であるけれども、作品の力で幅広い読者も引っ張れる。そこを考えると少女漫画の可能性はもっと広がるのではないかと。でも男性だからという難しさよりは、僕ら男性でも面白いと思ってもらえるモノを作っていくことでしょうか。いろいろ矛盾してますけど(笑)。

WWD:なるほど、なんか分かります(笑)。ブレないコアがあり、そこから幅広い層に響いていくということですよね。そういったことからも、現在、部数も伸びていますね?

相田:「りぼん」はここ数年、好調を維持しています。しかし一般的にみて、雑誌離れが進んでいるのは確かで、少女漫画全体の売り上げは厳しい状況です。それもあって、こういったポップアップなどで、雑誌に立ち返ってもらいたい、雑誌に少しでも戻ってきてほしいという思いもあるんです。ただ、大人になってもずっと読み続けてほしいというよりも、今の小・中学生に「りぼん」を通過(読んで育って行って)してほしい。ラインアップも充実しているし、読んでもらえると面白いと思ってもらえると自信を持っています。

WWD:好調とはいえ、デジタル化の波、雑誌離れの加速、さらには新型コロナウイルスといった予期せぬ状況など、出版業界にたくさんの課題がある中、今後どうしていきますか?

相田:まず、新型コロナの影響を受け、われわれとしては出版物・コンテンツを予定どおり読者の方々へお届けすることを第一義に、努めてまいりたいと考えております。それを踏まえた上で、雑誌に触れることが少なくなってきている中で、一度、読んでくれた小・中学生を離さない努力をしなければと思っています。子ども向けのファッションやビューティブランドさんともコラボして付録を作ったり、興味関心の高そうな企画を充実させています。今の時代、本屋に行くことも少なくなっていて、ユーチューブなどほかに興味を持つようなことが増えていると思うんです。でも漫画とユーチューブが比べられているというよりは、単純に漫画に触れられることが減っているのではと。だから、まずは漫画を知ってもらうこと。ユーチューブとかで漫画の試し読みなどもしてますし、それで知ってもらって読んでもらえたら、絶対面白いと思ってもらえると思います。少女漫画、もっと言えば漫画文化自体が停滞してしまうところがあり、そこは「りぼん」がやらないといけないと。原点、基本の作品を通して漫画の面白さを伝えて行きたい。使命だと思っています。

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【動画】古着なくしてファッションは語れず! 原宿に22年間立ち続ける“ビンテージマスター”に聞く

 「出張インタビュー」第2回の訪問先は、原宿の“とんちゃん通り”で22年間営業を続ける古着店の「ベルベルジン」です。開店以来店頭に立ち、店長兼ディレクターとして働く藤原裕さんに話を聞きます。「WWDジャパン」「WWD JAPAN.com」の読者の中には、「私、古着は着ないから……」という人もいるかもしれません。しかし多くのラグジュアリーブランドがビンテージをデザインソースにしていますし、トレンドでもあるリメークアイテムにも古着は材料として使われています。「ディオール(DIOR)」メンズ アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)や、ファッション業界との関わりも強いデヴィッド・ベッカム(David Beckham)も来日時にベルベルジンを訪れます。

 ベルベルジンはバーニーズ ニューヨークに請われてポップアップイベントを行ったり、2019年11月には渋谷パルコにも出店しました。同店にとっては、これが商業施設初出店でした。藤原ディレクター自身もロサンゼルス発祥のジーンズブランド「ヤヌーク(YANUK)」のアドバイザーを務めるなど、「22年前には考えられなったビジネスパートナーを得ています」。

 インタビューでは“定点観測”から見える古着の流通、価格、人気商品の変遷について聞き、古着を着たことがないという人にもお薦めのアイテムや、さらには350万円(!)のスーパービンテージジーンズも登場します。

【エディターズ・チェック】
インタビューが終わって撮影機材を片付けている際に、藤原ディレクターに「独立は考えないんですか?」と尋ねると、「たまに聞かれますが考えていません(笑)。僕は起業家タイプじゃないし、山田さん(山田和俊ベルベルジン オーナー)に恩義を感じているので」と答えました。スマートさとか合理性とかからは程遠いかもしれませんが、ファッションにもこういう男くさい世界が残っていてほしいなと感じました。

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「ヴォーグ ジャパン」の新プロジェクト 多様性やサステナビリティ、ワーク&ライフバランスが軸

 コンデナスト・ジャパンが発行する「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」は3月30日、社会課題の啓発や国内外の最新事例の発信を目的とした新プロジェクト「ヴォーグ チェンジ(VOGUE CHANGE)」をローンチした。ダイバーシティ&インクルージョンとサステナビリティ、ワーク&ライフバランスの3つのカテゴリーを主軸に「ヴォーグ ジャパン」ウェブサイト内に新設した特設サイトやメールマガジン、公式ツイッターなどでコンテンツを発信する。

 ローンチに合わせ、3月28日発売の「ヴォーグ ジャパン」5月号で同プロジェクトの連載をスタートした。連載では3つの主要カテゴリーに関連したキーワードをピックアップし、その言葉が生まれた背景や言葉が映し出す今、考えるべき未来について考察するという。

 同プロジェクトについて、渡辺三津子「ヴォーグ ジャパン」編集長は「 2020 年、『ヴォーグ ジャパン』は新しい一歩を踏み出します。今、テクノロジーの急激な進化によって私たちを取り巻く社会や常識は、めまぐるしい変化を遂げています。『ヴォーグ』は、そんな誰もが避けて通ることのできない課題に向き合い、より良い『更新』、『未来』のために問題を提起し、皆さんと共に考えるオープンな「広場」を作りたいと思いました。それが『ヴォーグ チェンジ』です」とコメント。取り扱うトピックは「『ヴォーグ』の読者に向け、ジェンダーや美の多様性、女性の社会課題、働き方、環境問題などを、『ヴォーグ』らしいクリエイティブなマインドを基本として発信していきます」としている。

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「ヴォーグ ジャパン」の新プロジェクト 多様性やサステナビリティ、ワーク&ライフバランスが軸

 コンデナスト・ジャパンが発行する「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」は3月30日、社会課題の啓発や国内外の最新事例の発信を目的とした新プロジェクト「ヴォーグ チェンジ(VOGUE CHANGE)」をローンチした。ダイバーシティ&インクルージョンとサステナビリティ、ワーク&ライフバランスの3つのカテゴリーを主軸に「ヴォーグ ジャパン」ウェブサイト内に新設した特設サイトやメールマガジン、公式ツイッターなどでコンテンツを発信する。

 ローンチに合わせ、3月28日発売の「ヴォーグ ジャパン」5月号で同プロジェクトの連載をスタートした。連載では3つの主要カテゴリーに関連したキーワードをピックアップし、その言葉が生まれた背景や言葉が映し出す今、考えるべき未来について考察するという。

 同プロジェクトについて、渡辺三津子「ヴォーグ ジャパン」編集長は「 2020 年、『ヴォーグ ジャパン』は新しい一歩を踏み出します。今、テクノロジーの急激な進化によって私たちを取り巻く社会や常識は、めまぐるしい変化を遂げています。『ヴォーグ』は、そんな誰もが避けて通ることのできない課題に向き合い、より良い『更新』、『未来』のために問題を提起し、皆さんと共に考えるオープンな「広場」を作りたいと思いました。それが『ヴォーグ チェンジ』です」とコメント。取り扱うトピックは「『ヴォーグ』の読者に向け、ジェンダーや美の多様性、女性の社会課題、働き方、環境問題などを、『ヴォーグ』らしいクリエイティブなマインドを基本として発信していきます」としている。

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まさかの理由でアーティストに転身!! Chocomooの「#これが私の美しさ」とは?

 「自分らしい美しさ」を提唱する「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は今春、豊富なカラーバリエーションを揃えた人気の美容液ファンデーション“インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF 40(PA++++)”発売5周年を記念したキャンペーンをスタート。「#これが私の美しさ」というハッシュタグとともに、女性が自分らしさを持って、個々の美しさを臆せず発信できる環境が広まることを願う。そこで「WWD JAPAN.com」は、自分らしい人生を歩み、輝く女性にインタビュー。自信を抱けるようになるまでの葛藤、確立したオリジナリティー、そして、「#これが私の美しさ」と言える自分らしさに迫った。3回目は、イラストレーターのChocomoo(チョコムー)。当初目指していたのは、トリマー(!!)。それが、思わぬ理由で諦めざるを得なくなってアーティストに転向という異色の経歴の持ち主だ。専門的な勉強をして来なかった彼女は、どうやって自分への自信を深めたのだろうか?

WWD:トリマーになろうと思ったらネコアレルギーでまさかの挫折(!)、アーティストの道を歩むことになったと聞きました(笑)。

Chocomoo:そうなんです(笑)。昔から絵を描くのは大好きでしたが、高校や専門学校は、美術とは無縁なところ。絵を仕事にする人は、そういう勉強をしてきた人と思い込んでいました。でもアメリカを旅した時、名前も、学歴も関係なく、私の絵が売れたんです。「そんなコト、あるんですね」とギャラリーの方にお話したら、「アメリカは、アートに対して寛容だよ」と教えてくれました。そこで「仕事にできるかもな」と思ったのが、今の原点です。以降イラストをブログにのせたら、コメントがもらえるようになって、自分の世界がどんどん広がって。自分の可能性を教えてくれたニューヨークからは、街のど真ん中にある世界最大の百貨店、メイシーズ(MACY’S)からフェイスブック経由で仕事のオファーまで来たんです。「騙されちゃいけない」と思ってイロイロ調べたら、どうやら、ちゃんとした方みたい(笑)。イベント全体のアートを手掛けさせていただきました。以降、メイシーズとは定期的にお仕事しています。担当者が「いつか、メイシーズのウインドーで何かしたい」と話した、私のインタビューを覚えてくれていたんです。いろんな意味でニューヨークは、私にとっての「アナザースカイ」みたいな場所ですね。

WWD:アメリカを知って、オープンになった?

Chocomoo:昔はコンサバというか、視野が狭かったかもしれませんね。ニューヨークに行って、確実に広がったと思います。例えばニューヨークでは、誰もがファッションや作品を気軽に褒めてくれるんです。そんな経験を重ねるうちに、「あ、得意分野って仕事にして良いんだな」と自信が持てるようになりました。アートの世界でも、無名のジャン・ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)が、アンディ・ウォーホル(Andy Worhol)に絵を売っちゃう街ですからね。今までの考え方の枠を外れた話を聞いたり体験したりしたことで、私自身もかなりオープンになったと思います。

WWD:ポップで賑やかなイラストですが、モノクロです。こだわりの理由は?

Chocomoo:幼少期に書道を学んだせいか、それとも、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)のモノクロアニメが大好きだったせいか、頭に浮かぶデザインには色が存在しないんです。昔は塗り絵も、色をつけるのではなく、アウトラインをひたすらなぞっていました(笑)。“未完の美”に魅了されるせいか、世界観は長年モノクロのまま。十数年間この作風なので、デザインは今後もこのままだと思います。モノトーンの作品については、実は、商品に落とし込みやすいという声をいただきます。

WWD:「ボビイ ブラウン」の“インテンシブ スキン セラム ファンデーション”も、あまり色を付けない製品です。

Chocomoo:ズボラなので、これまではクッションファンデを「ピャンピャンピャン」と付けておしまいだったんです(笑)。でも皮膚が薄いせいか、血管が時々透けるのには悩んでいました。このファンデーションは薄づきなのに、補正力がすごいですね。成分として含まれている漢方は大好き。慢性的な冷え性なので、「効く」と聞く漢方は、なんでも買ってしまいます(笑)。

WWD:最後に、Chocomooさんの「#これが私の美しさ」とは?

Chocomoo:仕事では「柔軟性」を大事にしています。1つの考えに固執してしまうと、周りの意見が聞けなくなる。マインドは常に柔軟でいたいんです。自分のスタイルは確立しているから、どんな意見も、楽しく聞けます。楽観主義で「なるようになる」と思っているから、コラボレーションも楽しいことばかりですね。人柄は、作品にも現れます。自分の芯を大事にするには、振り回されないけれど、人に対して優しく生きたい。これが私の美しさ、ですね。

 「ボビイ ブラウン」は今春、ベストセラーの「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」発売5周年を記念し、アンバサダーを通して、すべての女性が自分の魅力に気づき、自信に満ちて輝いて欲しいと願う「#これが私の美しさ」キャンペーンに取り組む。それぞれが考える自分自身の美しさを、「#これが私の美しさ」のハッシュタグと共に ソーシャルメディア(Instagram、Twitter)に投稿すると(4月30日まで)、合計1000人以上にプレゼントが当たるキャンペーンだ。「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」は、和漢生薬の「冬虫夏草(フユムシナツクサタケエキス(保湿成分))」と、海洋プランクトンの一種「アルテミアエキス(保湿成分)」で構成されるアクティブエナジーコンプレックスにより、ツヤに満ちる生き生きとした肌印象へ導く。3月にはシェードが4色加わり、さらに幅広い全17色へ。同シリーズのコンシーラーも新しいフォーミュラになって登場した。

問い合わせ先
ボビイ ブラウン
0570-003-770

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「ローラ メルシエ」から新スキンケア ミニマルなケアで美肌に

 ローラ メルシエ ジャパンは5月13日、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」から、ミニマルなケアで肌効果が期待できるスキンケアシリーズ“スキン エッセンシャルズ”(全10種、2700~7500円)を全国の百貨店やセミセルフショップなどで発売する。

 同ブランドは近年、ファンデーションやリップ、チーク、下地などを順次刷新してきた。「『ローラ メルシエ』はトレンドのアイテムよりもベーシックなラインアップを重視するブランドであり、その核となる商品を順にリニューアル。ブランドの底上げを図っている過程で今回のスキンケアを手掛けた」(ブランドPR担当)という。

 同シリーズは「美しいメイクは美しいスキンケアからというローラ・メルシエ氏の信念のもと、肌にもメイクにもハイパフォーマンスなスキンケアを開発した」。ブランドの知見を集約し、撮影前のメイクアップアーティストが行うプロのスキンケアステップのポイントを取り入れることで、肌を美しく整えてベースメイクの完成度を高めるのが特徴だ。洗い過ぎず、与え過ぎない“フレンチスタイルビューティ”発想がポイントとなり、肌が自ら美しくなる力を呼び覚ましていく。

 ラインアップはクレンジングや洗顔料、オイル、乳液など全10種。メインアイテムは洗顔料の「ピュリファイング ミセラ ウォーター」で、「ミニマルなステップで肌を美しく整える、フレンチスタイルビューティのアイコン的な製品」だという。製品には、瞬時に肌となじみ水分補給をサポートするフランス海底地下水や、乾燥や肌荒れをサポートするローズウオーター、保湿効果の高いスターフラワーオイルなどフランス原産の天然由来成分をバランスよく配合する。

 スキンケアは、必要な潤いは残しながら余分な角質や残留したメイクを取り除くリセット(クレンジングや洗顔料)、肌と心の緊張をほぐし美容成分を浸透させて巡りのよい環境をつくるインタラクト(オイル)、肌にハリ感を与えるアウェイクン(乳液)の3ステップを提唱する。メイクアップに直結するスキンケアで土台作りをしながら、肌が自ら輝く“自立肌”をかなえていく。

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【外食市場20年2月】PayPay・うるう年に助けられ、4.8%増。2月末から深刻化。

一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2020年2月度、外食全体の売上は104.8%と前年を上回った。るう年の本年は2月の日数自体が多く、また天皇誕生日で祝日が増えたなどの特殊要因とあいまって、土曜日が1日多い曜日周りも幸いした。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

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「ルルレモン」の旗艦店が六本木ヒルズにオープン 誰でも受講できるヨガクラスなども定期開催

 カナダ・バンクーバー発の高機能アスレチックウエアブランド「ルルレモン(LULULEMON)」は4月に、アジア最大規模となるフラグシップストアを東京・六本木の六本木ヒルズ内にオープンする(東京都港区六本木6-2-31)。国内では8店舗目となる。

 地上2フロアで構成し、店内は温かみのあるウッド素材を使用してブランド特有のナチュラルな空間を演出する。国内最大の品ぞろえとなる1階売り場スペースでは、ランニングウエアやヨガウエアなどに加えて、ビジネスシーンやカジュアルシーンにも対応する日常着を提案する。メンズアイテムを豊富にそろえていることも同店ならではの特徴だ。2階は66.99平方メートルを有するコミュニティースペースになっており、ブランドが掲げる“一日一汗(=1日1回体を動かすこと)”のメッセージを伝える場として20人のストアアンバサダーがイベントやワークショップなどを開催。ヨガやピラティス、トレーニングなどの定期クラスは会員でなくとも誰でも気軽に受講ができる。

 なお、新型コロナウイルスの影響によりオープン日は未定。

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新コロナは怖いけど、飲食店でウィルスよりも気になったこと←【女子の視点】

 新型コロナウィルスの影響で飲食店からお客様が消えています。飲食店はまだまだ"見えない敵"と戦う必要はあります。油断をせずに、引き続きスタッフのマスク着用や、アルコール消毒の徹底が必要ですが、そこに気をとられて、案外忘れていることがあるように感じます。
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「H&M」が秋田1号店を4月にオープン

 「H&M」は4月25日に、秋田県第1号店となる「H&M」秋田オーパ店をオープンする。売場面積は約1300平方メートルの1フロアで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、アクセサリーを取り扱う。

 オープニングを記念して、秋田オーパ店で商品を購入した人にオリジナルのトートバッグをプレゼントする。また4月17~28日の期間限定で、全国の店舗とオンラインストアで一部の商品を最大50%オフで販売するほか、数量限定で会員限定の特典を用意する。

 通常オープニング時に開催しているオープニングセレモニーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、開催しない予定だ。「H&M」は現在国内に102店舗を展開しており、4月17日にイオンスタイル新浦安店、24日にコースカ ベイサイド 横須賀店、有明ガーデン店をオープンする。

■「H&M」秋田オーパ店
オープン日:4月25日
時間:10:00〜20:00
場所:秋田オーパ3階
住所:秋田県秋田市千秋久保田町4-2

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「横浜fカレッジ」2020年卒業コレクション

 「横浜fカレッジ」が2020年卒業コレクションを発表した。

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