島精機が下方修正、76億円の赤字へ 世界的なアパレル生産の冷え込みで

 ニット機大手の島精機製作所は24日、世界的なアパレル生産の冷え込みを受けて、2020年3月期連結業績の見通しを下方修正した。修正後の予想は売上高が335億円(修正前は400億円)、営業損益が48億円の赤字(同36億円の赤字)、経常損益が48億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が76億円の赤字(同24億円の赤字)。株安による投資有価証券の評価損と繰延税金資産の取り崩しなどの特別損失も影響した。赤字転落を公表した昨年10月21日に続き、2度めの下方修正になる。

 和歌山県に本社を置き、無縫製ニット機「ホールガーメント」などで知られる島精機はセーター用の横編機の世界トップ企業の一つで、売上高の大半を海外向けが占める。2年連続の暖冬と世界的な衣料品市況の低迷に加え、さらに新型コロナウイルスによる世界経済の混乱も直撃した。売上高は過去最高だった18年3月期(718億円)と比べると半減以下になっている。

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島精機が下方修正、76億円の赤字へ 世界的なアパレル生産の冷え込みで

 ニット機大手の島精機製作所は24日、世界的なアパレル生産の冷え込みを受けて、2020年3月期連結業績の見通しを下方修正した。修正後の予想は売上高が335億円(修正前は400億円)、営業損益が48億円の赤字(同36億円の赤字)、経常損益が48億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が76億円の赤字(同24億円の赤字)。株安による投資有価証券の評価損と繰延税金資産の取り崩しなどの特別損失も影響した。赤字転落を公表した昨年10月21日に続き、2度めの下方修正になる。

 和歌山県に本社を置き、無縫製ニット機「ホールガーメント」などで知られる島精機はセーター用の横編機の世界トップ企業の一つで、売上高の大半を海外向けが占める。2年連続の暖冬と世界的な衣料品市況の低迷に加え、さらに新型コロナウイルスによる世界経済の混乱も直撃した。売上高は過去最高だった18年3月期(718億円)と比べると半減以下になっている。

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ニコライ・バーグマンが提案するヘルシーなハンバーガー 東京・西麻布に期間限定ショップがオープン

 フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(NICOLAI BERGMANN)は3月20日、東京・西麻布にハンバーガー専門店のバーグマン・バーガー(BERGMANN BURGER)を期間限定でオープンした。

 店内で毎日焼き上げられる自家製バンズを使用し、厳選したパテや新鮮野菜を組み合わせたバーガーはユニークで味わい深いものばかりだ。ビーツや玄米、レンズ豆を使用したべジバーガーなど、ナチュラルテイストで健康的なメニューもある。また、バーグマンの母国デンマークならではのスタイルでソースにこだわっているのも特徴。

 彼自身が選んだ地ビールやワインもあり、バーガーと一緒に楽しめるようになっている。

 価格はべジバーガーが1600円(ランチ単品)、2200円(ディナーセット)、からあげバーガーが1600円(ランチ単品)、2200円(ディナーセット)、クラシックバーガーが2400円(ランチ単品)、3000円(ディナーセット)、バーグマン・バーガーが2200円(ランチ単品)、2800円(ディナーセット)、和牛バーガーが4800円(ランチ単品)、5400円(ディナーセット)、オーガニックサラダが500円。 

 べジバーガーとからあげバーガーのいずれかにサイドメニューのフレンチフライまたはオーガニックサラダとソフトドリンクが付くランチセットは1950円。16時以降のディナータイムは、全てのバーガーにフレンチフライとオーガニックサラダが付くセットメニューを提供する。

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H&Mが感染防護具を供給へ ファスト生産のノウハウ活用 現在7割近くの店舗が休業中

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、病院および医療従事者に提供するための防護具の生産に乗り出す。現在、同社サプライチェーンで製造するための手配を急ピッチで進めている。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者はニーズの把握と支援提供を打診するためにEUとコンタクトを取り、直ちに医療従事者のための個人防護具の製造準備を開始した。広範にわたる購買関連のオペレーションや物流能力を持つ自社のサプライチェーン機能を活用して、EUやWHOからの要望に見合った防護具を可能な限り早い納入を目指す。同社のサプライチェーンの約8割はアジアにあり、現在マスクや防護服、手袋といった防護具をどの工場で生産するかを精査している。加えて、安全性を担保するためにEUと綿密に協議も行っており、供給に時間を要しているという。供給はEUだけではなく全世界に向けて行われる。

 同社のアンナ・ゲッダ(Anna Gedda)=サステナビリティ統括責任者は「コロナウイルスは私たち一人ひとりに劇的に影響を及ぼしており、私たちは多くの他の組織と同様、この異常事態に対して全力を尽くしている。この取り組みは、私たちができ得る支援の第一歩であると捉えている。私たちは皆この状況に共に身を置き、可能な限り力を合わせて取り組まなければならない」とコメントを発表した。

 なお、同社は全世界に5062店舗を展開しているが、7割近い3441店舗が新型コロナウイルスの影響で臨時休業中だ。

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動画追加:「ザ・リラクス」が東コレ中止でショー動画を急きょ制作 妥協なき9分間にかけた裏側

 「ザ・リラクス(THE RERACS)」は、2020-21年秋冬コレクションの無観客ショーを東京・恵比寿のエビスガーデンホールで3月18日に行った。当初は「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の公式スケジュールに参加する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて「RFWT」の中止が決定し、無観客ショーの動画撮影に切り替えた。ライブ配信は行わず、ショー動画をベストな状態で公開することに徹底的にこだわり、設営から撤収までは約12時間という大掛かりな撮影となった。完成した約9分間の動画は、展示会開催に合わせて24日から「RWFT」公式サイトなどで公開している。無観客ショーという特異な現場の取材を通じて、同ブランドの“優しさ”と“強さ”がより鮮明に浮かび上がった。

14:00 
そろえたモデルはなんと31人

 取材チームが会場入りしたのは、モデルのヘアメイク真っ最中の14時。無観客ショーながら、31人という大人数のモデルにまずは驚かされた。外国人モデルが東京でショーに出演する場合の平均的な出演料は、一般的に男性モデルで10万円前後、女性モデルが15万円前後といわれているため、31人のモデルを起用したあたりからもブランドの覚悟が感じられる。各モデルが2コーディネートを着用し、60ルック以上を発表するという。スケジュールを見ると、ショーの撮影は1コーディネート目、2コーディネート目、最後にフィナーレの3回に分けて撮影する段取りのようだ。控え室のモデルたちは談笑したり、ノートに絵を描いたり、ケータリングの軽食を口にしながらスマートフォンを触ったりと和やかだが、壁を挟んだ向こう側のホールでは設営スタッフが照明の微調整や演出の確認などで走り回っている。モデルがターンする位置を演出担当者が入念に確認したり、若手は白い床のランウエイを必死に磨き続けたりと、無観客といえどこれも30人を超える現場スタッフ一人一人の目は真剣そのもの。たとえば一発勝負のファッションショーで想定外の事態が起こっても、時にはそれがプラスに作用して観客の記憶に刻まれることもあるだろう。しかし無観客ショーという“映像作品”となると、イレギュラーはただの失敗になる可能性が高く、撮り直しが発生すると全体の負担になってしまう。スタッフの緊張感はいつも以上だったかもしれない。倉橋直実デザイナーは和やかな雰囲気の控え室と緊迫感のある現場を行き来しながら、全体を冷静に見守っていた。

17:00 
まずは“後半”の撮影開始

 リハーサルを終え、予定時刻よりもやや遅れ気味に撮影が開始された。1コーディネート目は、グレーやカーキ、ホワイトといったニュートラルカラーのワントーンが中心。フィッティングの関係上、ショーの動画では後半にあたるパートからの撮影となる。アウターの肩が落ちた丸みのあるフォームや遠目でもわかる上質な素材感が同ブランドの“優しい”一面を描く。実際に手に取ると、ウールの繊細な毛羽立ちやコットンの心地よい張り感などは触るエンターテインメントといっても大げさではなく、バリエーション豊富なマテリアルに次から次へと触れたくなる。しかしそれと同時に、上質な素材感を武器の一つにするブランドが、パソコンやスマートフォンの画面上でその強みを伝えられるのだろうかとも考えていた。

18:00 
“前半”は圧巻のブラック一色

 1コーディネート目の撮影は、正面と横からの計2回行われた。ムービーカメラは1台のみのため、正面から横の位置へとセッティングし直すだけで約10分を要した。その後モデルはショーの前半にあたる2コーディネート目に着替えて、再び正面と横からの撮影を繰り返す。着替え終わって登場したモデルたちは先ほどの雰囲気からは一転し、ブラック一色の“強さ”を備えたスタイルばかり。レザーやはっ水性に優れたボンディング素材など、身を守る機能を有するユーティリティーウエアが一段とそのムードを盛り上げる。2コーディネートの撮影を終えた時点でモデルたちはランウエイを4回歩いたことになるが、ダンスしながら帰ってきたり、ヘン顔をつくって取材者を笑わせにきたりするモデルもいたりと、和やかな雰囲気だったのは無観客ショーならではだろう。

19:00 
フィナーレは意外な演出

 残すはフィナーレのみとなり、長時間の撮影もいよいよ大詰め。フィナーレはモノトーンのモッズコートを羽織ったモデルが一斉に登場し、ユーティリティーウエアにこだわったシーズンの色をあらためて強く主張する。このパターンでも異なる角度からの撮影が3回行われたため、31人のモデルはランウエイを合計7回歩き、30人以上のスタッフも7パターンの撮影を行ったことになる。20時を過ぎたころにはさすがにスタッフやモデルの表情にも疲れが少し出ていたが、最後の撮影が終わると拍手と歓声が湧き起こった。しかし多くの人たちが安堵する中、倉橋デザイナーの表情はゆるむことはなかった。ブランドにとってはここからが勝負だからだ。

「ライブ配信よりも長く残る映像作品にこだわる方が私たちらしい」

 「RFWT」の中止によって会場構成や演出など全てに変更を余儀なくされ、悔しさもきっとあったはずである。しかしすぐに前を向き「動画だからこそできる表現を考えた」と倉橋デザイナー。「リアルタイムで見られるライブ配信も視聴者はドキドキ感があっていいかもしれない。でもその10分間のためにできることが制限されるよりは、たとえ時間がかかってもやりたいことを全て詰め込み、長く残る作品を作る方が『ザ・リラクス』らしいから」と続ける。そして動画前半のブラック一色は「原点回帰」で、後半のニュートラルカラーは「時代感の表現」と語る。「今の市場は落ち着いた色合いのルーズなシルエットが主流。トレンドは意識しつつも、私たちが得意とするブラックに立ち返って強さも表現したかった」。さらに“優しさ”と“強さ”はシルエットでも表現されている。「ショーでの発表を続けていると、前シーズンと変えなればという意識に捉われがちだ。でも私たちはそこに左右されず、袖を通してくれる人たちのために実用性のある服を提供し続けていきたい。全体的に迫力が出る量感を意識しながら、ジャストサイズに感じられるきれいなシルエットを目指した」。記者が取材しながら感じていた、上質な素材感を画面上でどう伝えるかという点については、映画やCM撮影も可能な高性能のムービーカメラを用意し、「ブランドの写真を8年間撮り続けてくれている理解者にも動画チームに加わってもらった」という徹底ぶりだ。

 ブランドの代名詞であるモッズコートを着用したモデルが一斉に登場する迫力あるフィナーレの演出も、産地に対する思いを表現したものだった。「フィナーレのモッズコートは、フードやカフスなどのパーツを好きな色で組み合わせられるシステムを使ったもの。このシステムを開発したきっかけは、縫製工場など川上の多くが人手不足で苦しんでおり、疲弊している姿を見たから。今後は量を売るビジネスは成立しないし、少数生産でもブランドと生産者に利益が出る持続可能なシステムを開発したかった」。オーダーメードの開始時期や方法は検討中とのことだが、このように9分間の動画には「ザ・リラクス」のさまざまな感情が込められている。

 同ブランドは華美な装飾を削ぎ落としたデザインを得意とし、倉橋デザイナーも常に冷静なタイプだ。ミニマルな世界観だからこそ、ブランドとデザイナーの根底にある関係者を思う“優しさ”と物作りに対しての意思をストイックに貫く“強さ”がコレクションを通じてにじみ出ているのだろう。ショーを続ける理由について、「ビジネス的な効果はもちろん、たくさんのモデルや制作チームと新しい挑戦を続けることがブランドの力になる」と語るように、ピンチをチャンスに変えた今回の動画制作は、ブランドの新たなターニングポイントとなるはずである。彼らの思いが動画を通じて受け手にどれぐらい伝わるかは、正直まだわからない。でもたとえ画面越しであっても、作り手の感情を届けられるのがクリエイションの力なのだとあらためて勇気をもらった。多くの人の思いを力に変えて、設立10年目を迎えた「ザ・リラクス」はまだまだ進化する。

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手持ち服をAIが自動コーデする「クローゼット」がジンズとトレファクから2億円の資金調達 

 タンス在庫の着回し提案サービス「クローゼット(XZ)」を運営するスタンディングオベーションはこのほど、ジンズホールディングスとトレジャー・ファクトリーから総額2億円の資金調達を行った。「クローゼット」を運営するスタンディングオベーションは博報堂出身の荻田芳宏氏が2012年にスタートした注目のファッションテック企業。これまで、アイスタイルや繊維商社の豊島のCVC、世界的なデザインコンサルティング企業アイディオ(IDEO)系列のファンドD4Vなどから出資を受けており、今回の資金調達で総額は5億5000万円になる。

 ユーザーが手持ちの服やコーディネートをシェアすると、AIが自動でコーディネートを提案してくれる。ユーザーの膨大な手持ちの服=タンス在庫をデータ化することで、世界に類を見ない“オンライン・クローゼット”を実現している。手持ち服の登録データは1700万点、アプリは110万ダウンロードを突破している。今回調達した資金は開発体制の強化やAI機能の向上、法人向けのSaaSエンジンの開発などに投じる。

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アルマーニが伊60紙に広告 医療従事者に向けてメッセージを発信

 ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)は3月21日(現地時間)、イタリアの新聞60紙以上に全面広告を出し、新型コロナウイルスの流行と懸命に闘う全ての医療従事者に向けたアルマーニ氏の手紙を掲載した。

 掲載先は大手新聞紙の「コリエーレ・デッラ・セラ(Corriere della Sera)」「ラ・レプッブリカ(La Repubblica)」「ラ・スタンパ(La Stampa)」のほか地方紙なども含む。

 手紙の中でアルマーニ氏は「皆さんが困難な状況の中、多大な力を尽くしていることに感動しています。皆さんのご苦労の涙を見ると大変に胸が痛みます」と語りかけた。「かつて若いころ、私自身も医師を目指していたこともあり、特に共感するのかもしれません」。

 「弊社では皆さんに寄り添いながら全社を挙げてこの現実に対応するつもりです。私の心は、担架を運ぶ人、看護師、医師やこの分野の専門家、すべての皆さんと共にあります」と署名と共に締めくくった。

 同社は、3月初めに国内の病院や新型コロナの感染拡大対策に関わる機関に対して125万ユーロ(約1億4750万円)を寄付している。寄付先にはミラノ市内のルイージ・サッコ(Luigi Sacco)病院、サン・ラファエーレ(San Raffaele)病院やローマのラッツァーロ・スパランツァーニ(Lazzaro Spallanzani)病院の研究部門などが含まれる。寄付金はイタリアの国民保護活動支援にも充てられる。

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「ボビイ ブラウン」のアンバサダーがアジアのベストパティシエの栄冠 1つ1万円のタルトを考案

 「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」の人気製品“インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF 40(PA++++)”の発売5周年を記念した「#これが私の美しさ」キャンペーンでアンバサダーに選ばれたエテ(ETE)・オーナーの庄司夏子シェフが、アジアのベスト・パティシエに選ばれた。庄司シェフが受賞するのは、「ヴァローナ社 アジアのベスト・パティシエ賞」。3月24日(日本時間)、オンラインでバーチャルな授賞式が開かれる。ヴァローナ社は、「ファッションにインスパイアされたエレガントな創作は、彼女の完璧主義、ディテールへのこだわり、クリエイティブなビジョンを表している。旬への感謝、妥協のない品質へのこだわり、彫刻のように形作られたフルーツのケーキは、日本料理の芸術性を体現している」と絶賛した。

 庄司シェフは2014年、東京・代々木に1日1組、4席のみのレストラン「エテ」をオープン。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の“ダミエ(ブランドの市松模様)”や「シャネル(CHANEL)」の“マトラッセ(キルティングバッグの代表的な模様)”にインスピレーションを得たストロベリーやピーチ、マンゴーのケーキは、1つ1万円。かつて「カルティエ(CARTIER)」がオープンしたコンビニ「カルチエ」で販売したこともあるが、なかなか手に入らない垂涎の一品だ。

 「ボビイ ブラウン」のアンバサダー就任に際したの「WWD JAPAN.com」のインタビューで庄司シェフは、「脳みそは、99.9%仕事のことを考えている。1日1組だからこそ、朝の仕入れから、メニューとワイン選び、お客さまを出迎えるときの服装とメイク、ケーキ、新作、イベントなど、脳みそは日々、大変なことになっている。女性をお迎えするとき、私はお客様よりキレイじゃダメ。逆に男性を接客するときは、キレイな方が良い。24歳で『エテ』をオープンした時、私の周りには向かい風しか吹いてなかった。業界からは『若い女性に、何ができるんだ?』と思われたし、金融機関からお金を借りるのも大変。結果、小さな規模からじゃないと始められなかった。“さっさと”有名になりたかった。人前で話すのは苦手だけれど、1つ1万円のマンゴータルトの取材だけは断らなかったのは、有名になるため。『エテ』というレストランのため、遠回りしたくなかった」とこれまでを語る。1万円のタルトは、「当時は皆無でバッシングも多かった。今でも1万円の価値を提供し続けるのは、大変なこと。私の仕事は、1回でも失敗したら、叩かれて、一瞬で終わってしまう。1日1日、1営業1営業、1人1人のお客様が命で、『失敗したら、死ぬ』と本気で思っているのは、私の強さ」と続ける。

 ケーキのインスピレーション源は常にファッションだが、ファッション&ビューティのアンバサダー就任は、今回が初めて。「99.9%仕事なら、アンバサダー就任は迷ったのでは?」と聞くと、「『ボビイ ブラウン』は、いろんな女性が使っているブランド。オーナーでもある第一線の女性シェフという存在を知っていただけると思った」という。周囲を見渡すと「ボビイ ブラウン」を使う女性は案外多く、「ということは、プロが求めている基準を満たしているんだと思った」と振り返った。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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#敦子スメ「新月・満月」ノート 今回の新月(3月24日)は星占い的元旦・おひつじ座新月

星占いとの出合い

 オーガニックコスメとの出合いや、コスメキッチン在籍中に占い師・ジョニー楓さんのイベントを担当したのをきっかけに星占いに興味を持ち、独学しました。現代では、占いとしてこれはラッキー、アンラッキーという区別に使われることもありますが、良い悪いではなく自然の流れとしての月の動きに、地球上で生活しているわたしたちは知らずに影響を受けています。この連載では、月の動きの中で活用できるものを知り、うまく生かしていただくための付き合い方をお伝えしていきたいと思います。新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第7回は3月24日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。

 今回起こるおひつじ座での新月は、1年の中で最も新月らしい力が強まる、といわれているとき。というのも、おひつじ座は12星座のうちの1番最初にあたる星座で、全星座の中での役割はスタートを切ること。準備が完璧でなくてもいい、とりあえずやってみよう的精神で、他の皆が開拓していない場所に足を踏み入れてみようとするのがおひつじ座の特徴です。そこで、リフレッシュやスタートを示す新月が起こるということは、星占い的には元旦のようなパワフルな始まりの日、と考えられています。

 今年はちょっと例外ですが、ちょうどシーズン的にもいつもなら卒業式から入学式、または始業式へ、新しい暮らしへシフトするタイミング。日々の暮らしにも、星占いが微妙にリンクしているので面白いのです。前回の乙女座満月(3月10日)のタイミングでは、予定の変更や伝達ミス・情報の混乱を示す水星逆行の影響もあり、不安な気持ちで過ごされた方も多いかと思います。そのモヤモヤ感をリフレッシュして、気持ちをすっきりさせることにこの新月を使えたらいいなと思います。

 おひつじ座に関連した部位は体全体の一番上である「頭」なので、この日あたりに新しい髪型に挑戦したり、ヘッドスパに行ってみたりするなどもいいかも知れません。今回の新月コスメは、新型コロナウイルスの影響で外出がままならない今、自宅で取り入れられる頭皮ケアアイテムに注目です。

 「ザ・プロダクト(PRODUCT)」の「スキャルプリバイタライザー」は産後の薄毛・抜け毛に有効とされる月見草オイルがベースになったマルチなオイル。頭皮の汚れを浮かすため、シャンプー前にマッサージしながらつけたり、毛先のダメージケア用に、洗い流さないヘア美容液として使ったりすることも可能です。髪を頭皮から育てたい方には少量を気になる部分になじませるのも男女ともにおすすめ。

 「ラ・カスタ(LA CASTA)」の「アロマエステ スキャルプ リペア エッセンス」も、スースー系の頭皮用アイテムとして忘れられないアイテム。目がさめるような清涼感で滞りをスッキリさせて巡りの良い頭皮を育てることをサポートします。「アルジェラン(ARGELAN)」の「オーガニック アロマ スカルプ シャンプー&トリートメント」も、気軽に取り入れられるオーガニックアイテムとしておすすめ。シトラスハーバルの香りが疲れもリフレッシュさせてくれそう。

 シャンプー時には、「ウカ(UKA)」の「スカルプブラシ ケンザンソフト」も忘れずに。頭皮からしっかりと刺激でき、頭のコリをほぐしてくれる優秀ツール。今回紹介したものは、男性にもおすすめ。ぜひトライしてみてください。

福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26

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戦略の時代に突入したインスタグラム 運用テクをインフルエンサーに直撃 高島涼編

 「WWDジャパン」の3月23日号では、インスタグラムを特集した。単なるSNSではなく、「モノを売る場」や「検索の場」となっているインスタグラムの攻略術を担当役員への取材やSNSのプロフェッショナルによる座談会、アパレル企業へのアンケート調査などから探った。本記事では特集内で行ったインフルエンサーたちへのアンケート調査の回答をピックアップ。認知度がほぼない状態から、インスタグラムを駆使してインフルエンサーとして活動するに至った人物たちに、普段使うアプリや投稿で意識しているテクニック、月々の企業案件数などを聞いた。第2弾は、高島涼さんだ。

WWD:現在の職業と、普段のインスタグラムの投稿内容を教えてください。

高島涼(以下、高島):自身のブランド「リョウ タカシマ(Ryo Takashima)」のブランドディレクター兼デザイナーやユーチューバー、メディアディレクターとして活動しています。インスタグラムでは、自身のスタイリングやブランド紹介などの投稿のほか、自身のブランドの新商品の告知などを行っています。

WWD:投稿頻度はどの程度でしょうか。

高島:毎日2回投稿しています。

WWD:インスタグラムで戦略を立てる際に重要だと言われているインサイト(クリエイターやビジネスアカウントに切り替えることで見ることができる投稿分析機能)で重視している項目は?

高島:リーチです。日々新規の流入を増やす為に、外部の露出がどの程度なのかを投稿ごとに確認しています。それに関連してハッシュタグや、保存数などフォロワーの方の反応を分析しながら日々の投稿の参考にしています。

WWD:投稿の際に画像加工などで使用するアプリはありますか?

高島:基本的にAdobe LightroomやCamera Rawなどを使ってパソコンで編集しています。アプリだとVSCOを利用しています。

WWD:写真撮影時に使う機材などはありますか?

高島:カメラはsony(ソニー)のα7IIIです。

WWD:写真の画角やハッシュタグの付け方などで、投稿の際に意識している細かいテクニックはありますか?

高島:最近の投稿では、写真の撮り方を意識しています。自然に歩いているポージングが服の見え方も綺麗なので継続してやっています。また、棒立ちにも飽きているので日々見せ方を考えています。

WWD:これまでに最もバズった投稿はありますか?

高島:「彼氏へのクリスマスギフトオススメ5選」の投稿です。インプレッション(投稿写真が閲覧されたのべ回数)が53万ほどで、フォロワーが500増えました。基本的なスタイリングの投稿と比べて10倍も反応が大きかったです。

WWD:企業案件は1カ月にどの程度来ますか?また、月にどの程度受けていますか?

高島:10~20件ほど依頼が来ますが、実際に受けるのは2、3件程度です。

WWD:企業案件の1投稿当たりの報酬について、これまでと現在で金額に変化はありますか?

高島:フォロワーが増えるに当たって金額も上がっています。相場はフォロワー×1円で、現在は1投稿あたり、10万~15万円程度です。

WWD:インスタグラムに関して、外部支援(コンサルティングやセミナー登壇など)を行っていますか?

高島:はい。      

WWD:外部支援の依頼は、最近増えていますか?

高島:知り合いを通じてご相談いただくことが増えました。

WWD:インフルエンサーとして、今後描いているキャリアプランはありますか?

高島:セレクトショップのディレクションや新規メディアの立ち上げなど、インスタグラムを通じて、発信力のあるファッションディレクターとしてアパレル業界を盛り上げていきたいです。

WWD:現在活用しているインスタグラムの機能を理由と共に教えてください。

高島:ショッピング機能です。インスタグラム上で買い物をすることがここ最近かなり増えました。さまざまなセレクトショップやブランドアカウントからシームレスに購入まで進めるのでかなり便利だと思っています。

WWD:今後活用していきたいインスタグラムの機能があれば理由と共に教えてください。

高島:具体的な機能ではありませんが、動画をもう少し絡めたコンテンツ作りをしていきたいと思っています。

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ベンベルグ裏地ミュージアム+で干場義雅が語る、服選びの流儀


 旭化成の「ベンベルグ」は、綿糸としては使用されないコットンの種の周りに生える産毛(コットンリンター)を独自の技術で精製・溶解し再生繊維として生まれ変わらせた、キュプラのブランドだ。日本では1931年に生産が開始され、世界的なファッションブランドの裏地素材に選ばれてきた。そんな「ベンベルグ」の歴史と機能性を体感できる「ベンベルグ裏地ミュージアム+(プラス)」をファッションディレクターの干場義雅氏が訪れた。「素材の理解がセンスや着こなしにつながる」——ファッションをこよなく愛する干場氏が「ベンベルグ」の魅力を探る。


 「ベンベルグ」の歴史は、化学繊維が開発されたばかりの19世紀後半のドイツにさかのぼる。旭化成はJ.P.ベンベルグ社が開発したその技術を1928年に導入し、日本で初めての生産に成功した。31年には宮崎県延岡市にベンベルグ工場を建設して操業を開始。心地よさとシルクのような上質さが愛され、60年代以降にはジャケットやコートなどの裏地として浸透した。70年代からはインドを中心にサリーなどの伝統衣装としても人気を博している。その後もアウターや表地、インナー、スポーツ、ホームテキスタイルの分野に展開をするなど、時代のニーズに柔軟に対応しながら進化を続けてきた。高い技術が必要な「ベンベルグ」を生産しているのは現在、世界中で旭化成のみ。国内ブランドだけでなく、高級スーツの代名詞的存在である「キートン(KITON)」などの一流ブランドやデザイナーからも厚く支持されている。

20年前に仕立てたスーツの裏地は
「ベンベルグ」だった!

 この日、干場氏が着ていたのは約20年前にオーダーし今も愛用するスーツ。その裏地には、「ベンベルグ」が使われていた。「しなやかで快適な着心地は歳月を経ても変わらないですね」と干場氏。森遥香アナウンサーと、ナビゲーターに前田舞子・旭化成繊維マーケティング室アソシエイトチーフコーディネーターを迎え、メンズファッションに精通する干場氏でさえも知らない裏地の世界に足を踏み入れた。

ベンベルグ裏地ミュージアム+に
潜入

 人間の体からは一日に600ccの汗が気体として放出されており、それがムレの原因とされている。ミュージアムでは、ポリエステル裏地と「ベンベルグ」裏地を密閉した容器に入れて、水蒸気を発生させる模型を見ることができる。水蒸気を発生させたそれぞれの容器を比べると、ポリエステルの裏地はしばらく経っても曇っていて湿気がこもっている印象。「ベンベルグ」はというと、すぐに蒸気が目には見えなくなっていた。「ベンベルグ」は、湿気を吸い取りはき出すことで、ムレやベタつきを抑える機能を持つ。次に二人はジャケットの試着を体験した。用意されていたのは、ポリエステル裏地がついたジャケットと「ベンベルグ」裏地がついたジャケット。見た目だけでは判断が難しい同型のジャケットも、腕を通すと「あれ?分かったかもしれない!」と声をそろえた。「ベンベルグ」は繊維の表面が滑らかなため摩擦が生じにくく、スムーズな体の動きをかなえる。

素材を知ることが
おしゃれを作る

 裏地という表からは見えない素材に、多くの機能と快適さが詰まっていたことを実感した干場氏。また、「ベンベルグ」が天然由来繊維であり、土に埋めると生分解されるサステナブルな繊維であることにも感嘆の声を上げていた。「素材が一番大事。素材の理解がセンスや着こなしにつながる。ぜひ『ベンベルグ』の着心地を体感してみてほしい」——と締めくくった。

ベンベルグ裏地ミュージアム+の見学は、アパレル・小売・流通などの業界関係者に向けて予約制にて公開しております。一般のお客様はご来場いただけませんのでご了承ください

MOVIE DIRECTON:NORICHIKA INOUE
MOVIE & PHOTOS:SHINJI YAGI
MOVIE PRODUCE:RYO MURAMATSU

問い合わせ先
旭化成パフォーマンスプロダクツ事業本部
ベンベルグ事業部ライニング営業部
03-6699-3805

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イタリアの全産業停止、商社マンが明かすテキスタイル工場の状況

 イタリアのジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、食品や医療品などの生活必需品以外の全産業の生産活動を停止すると発表した。これまで、生産活動への抑制はなかったが、これにより工場は完全にシャットダウンすることになる。

 イタリアのテキスタイルメーカー7社の生地の輸入・販売を行う八木通商の山本隆至エージェシーディヴィジョン課長は、「状況が大きく変わった。今回の発令により、企業活動は一切できなくなった。活動停止は4月3日までとあるが、いつまで続くかわからない」と語る。急を要するものですでに出荷準備を整えていた製品に関しては「出荷してから閉めるとことができるので、工場には数日間の猶予がある。取引先の中には今週半ばまで稼働するところもある」という。なお、同社の取引先の一つで、医療用のユニホームも生産しているポンテトルト(PONTETORTO)は、その製品に限り生産は止めないという。

 先週までは「イタリアのテキスタイルメーカーの多くが稼働率はスローダウンしていた。1週間工場を閉めて消毒などの感染対策していたところもあったと聞いている。しかし、多くの工場は対策を講じつつ7~8割を稼働させていた。当社の取引先の7社はすべて対策を徹底し、いずれも感染者を出していなかった」という。同社の取引先は毛織物メーカーの名門が集まるピエモンテ州ヴィエラ地区や感度の高いウィメンズ生地を供給するトスカーナ州プラトー地区に多く、山本課長は「その地区にあるテキスタイルメーカーから感染者が出たという話は聞いていない」という。同社が取引するのは、前述のプラト―地区のポンテトルトとミリオール(MILIOR)、ヴィエラ地区のフェルラ(FERLA)、カルロバルベラ(CARLO BARBERA)、ピエモンテーゼ(PIEMONTESE)、ベネト州ヴィヴェンザ地区のマルゾット・ウールのG.Bコンテ(G.B.CONTE ESTHETIA DIV OF MARZOTTO WOOL)、ベネト州トレヴィーゾ地区のパオレッティ(PAOLETTI)。

 日本国内の取引先については「イタリアの状況を理解してくださり、デリバリーが遅れることについては致し方ないという認識の方が多くて助かっている」と話すものの、「状況は刻々と変化しており、今は密に連携を取って状況を把握するしかない。とにかく沈静することを祈るばかりだ」。

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「キーン」が新型コロナに立ち向かう人に、全世界で10万足シューズを無償提供 応募殺到で一時中断

 アウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」を展開するキーン・ジャパンは3月19日、全世界で最大10万足のシューズ(約10億円相当)を無償提供するプロジェクトを開始した。同プロジェクトは新型コロナウイルスの感染拡大を受けたもので、休まずに現場で働く人や家族のために頑張っている人にシューズを届ける。開始3日で応募が殺到してシステムエラーが生じたため、現在受け付けを一時中断し、25日午前8時以降に再開する予定だ。現時点で約5500足のエントリーを受けている。

 応募は「キーン」の公式オンラインストアで受け付ける。紹介したい知り合いや家族をフォーム上でエントリーすると、相手に無償提供クーポンコードを送付。紹介された人はクーポンを利用してシューズを選択する。紹介は1人1回まで。医療関係者やボランティアなど現場で活動する人や自宅勤務ができない人など、困難に立ち向かう家族や知人を支援することができる。日本国内では紹介者、被紹介者ともに日本在住の18歳以上が対象となる。

 キーンUSのエリック・バーバンク(Erik Burbank)=ゼネラルマネジャーは「みなさんと一緒に、今シューズを必要とする人たちにシューズを届けることで、ポジティブなインパクトを生み出せると信じている」とコメントした。

 今回のプロジェクトは「キーン」による社会貢献活動「キーン・エフェクト」の一環。活動は、ブランドを設立した翌年の2004年に発生したスマトラ沖地震をきっかけにスタートした。当初現地でのマーケティング費用に充てていた約1億円を災害支援として寄付したことから、その後もシューズを通した支援活動などを続けており、これまで約20億円を世界のNPOに寄付してきた。

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「ザ・リラクス」2020-21年秋冬東京コレクション

 「ザ・リラクス(THE RERACS)」が2020-21年秋冬コレクションを東京で発表した。

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「リチャードソン」の日本初店舗が原宿に 「シュプリーム」とのコラボTを限定販売

 アンドリュー・リチャードソン(Andrew Richardson)が1998年に創刊したニューヨーク発インディンペンデントマガジン「リチャードソン(Richardson)」は、日本初となる旗艦店「リチャードソン トウキョウ(Richardson Tokyo)」を3月28日に東京・原宿にオープンする。

 「リチャードソン」は、“Provocative(挑発的、刺激的の意)”をコンセプトにセックスというレンズを通して写真やアート、社会現象、カウンターカルチャーを表現してきたマガジンだ。2003年には「シュプリーム(SUPREME)」とコラボTシャツコレクションを発表し、これを機に同名のアパレルブランドをスタート。以降、“R”のロゴがあしらわれたブルゾンやきわどいグラフィックTシャツなどで人気を博してきた。

 「リチャードソン トウキョウ」は、原宿駅から竹下通りを抜けて明治通りを渡ってすぐの場所に位置し、店舗面積は80平方メートル。東京を拠点とする内装集団「M&M Tokyo」が手掛けた木馬やベンチが並び、シェルフやカウンターはミニマル・アートを代表するアメリカ人アーティストのドナルド・ジャッド(Donald Judd)から影響を受けたデザインに仕上がっている。店内では「リチャードソン」マガジンはもちろん、アパレルコレクションやさまざまなコラボアイテム、多数の日本限定アイテムなどをそろえる。

 日本限定アイテムの中でも特に注目なのが、「シュプリーム」とのコラボTシャツだ。両者が03年の協業以来、アンドリュー・リチャードソンがクリエイティブ・ディレクターとして「シュプリーム」の一部プロジェクトに参画するなど良好な関係を築いてきたことから実現。マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が撮影した過去の「リチャードソン」マガジンに掲載されていたアートワークをプリントしたもので、価格は1万2000円。「リチャードソン トウキョウ」でのみ取り扱い、ほかの「シュプリーム」や「リチャードソン」の店舗では販売されない。購入方法は「リチャードソン」公式インスタグラム(@richardsonworld)で後日発表される。

■Richardson Tokyo
住所:東京都渋谷区神宮前4-27-6
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休

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「リチャードソン」の日本初店舗が原宿に 「シュプリーム」とのコラボTを限定販売

 アンドリュー・リチャードソン(Andrew Richardson)が1998年に創刊したニューヨーク発インディンペンデントマガジン「リチャードソン(Richardson)」は、日本初となる旗艦店「リチャードソン トウキョウ(Richardson Tokyo)」を3月28日に東京・原宿にオープンする。

 「リチャードソン」は、“Provocative(挑発的、刺激的の意)”をコンセプトにセックスというレンズを通して写真やアート、社会現象、カウンターカルチャーを表現してきたマガジンだ。2003年には「シュプリーム(SUPREME)」とコラボTシャツコレクションを発表し、これを機に同名のアパレルブランドをスタート。以降、“R”のロゴがあしらわれたブルゾンやきわどいグラフィックTシャツなどで人気を博してきた。

 「リチャードソン トウキョウ」は、原宿駅から竹下通りを抜けて明治通りを渡ってすぐの場所に位置し、店舗面積は80平方メートル。東京を拠点とする内装集団「M&M Tokyo」が手掛けた木馬やベンチが並び、シェルフやカウンターはミニマル・アートを代表するアメリカ人アーティストのドナルド・ジャッド(Donald Judd)から影響を受けたデザインに仕上がっている。店内では「リチャードソン」マガジンはもちろん、アパレルコレクションやさまざまなコラボアイテム、多数の日本限定アイテムなどをそろえる。

 日本限定アイテムの中でも特に注目なのが、「シュプリーム」とのコラボTシャツだ。両者が03年の協業以来、アンドリュー・リチャードソンがクリエイティブ・ディレクターとして「シュプリーム」の一部プロジェクトに参画するなど良好な関係を築いてきたことから実現。マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)が撮影した過去の「リチャードソン」マガジンに掲載されていたアートワークをプリントしたもので、価格は1万2000円。「リチャードソン トウキョウ」でのみ取り扱い、ほかの「シュプリーム」や「リチャードソン」の店舗では販売されない。購入方法は「リチャードソン」公式インスタグラム(@richardsonworld)で後日発表される。

■Richardson Tokyo
住所:東京都渋谷区神宮前4-27-6
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休

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ファッションとテックを繋げる市川渚の「#これが私の美しさ」とは?

 「自分らしい美しさ」を提唱する「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は今春、豊富なカラーバリエーションを揃えた人気の美容液ファンデーション“インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF 40 (PA++++)”発売5周年を記念したキャンペーンをスタート。「#これが私の美しさ」というハッシュタグとともに、女性が自分らしさを持って、個々の美しさを臆せず発信できる環境が広まることを願う。そこで「WWD JAPAN.com」は、自分らしい人生を歩み、輝く女性にインタビュー。自信を抱けるようになるまでの葛藤、確立したオリジナリティー、そして、「#これが私の美しさ」と言える自分らしさに迫った。2回目は、ファッションとテクノロジー業界を繋げるデジタル・ファッショニスタの市川渚。スマートなデジタルライフをナビゲートする存在として、さまざまなメディアに寄稿するほか、両業界のクリエイティブ・コンサルタントとしても活躍している。

WWD:ファッションとテックの橋渡し役として、独自のポジションを確立したように思えます。

市川渚(以下、市川):「確立した」とは思っていませんが、興味や好奇心を突き詰めた結果です。最初の仕事にはファッションを選びましたが、インターネットに興味を抱いた中学生の頃から、私の中ではファッションとテクノロジーという2つの道がずっと並走していたんです。ファッション業界で働いていた時のテクノロジーは一番の趣味みたいな存在だったのもあって、それなりに前提の知識があるし、常に学び続けていることもあって、テック側の方とお話しても「お、わかってるじゃん」と認めてくれる(笑)。それさえ面白いなぁと思いながら、2つの世界を行ったり来たりしています。

WWD:でも周りの人が「その双方を知っている存在に価値がある」と理解するには、時間を要したのでは?

市川:それは、ありましたね。でも段々と、例えば連載が100回を超えた「シュプール(SPUR)」などから「深く理解している人から、テックやデジタル分野の面白さや楽しさをファッションの読者に紹介して欲しい」というリクエストが増えてきたんです。ちょうど「ファッションの世界で、エッジーな人が減っている」と思っていた時でした。そこで「これからの日常にますます欠かせなくなるテックやデジタル分野をもっと身近に感じて欲しい」という想いで、そういった話をファッションの世界に届けるようになったんです。

WWD:市川さんのテックに関する記事は、ビジュアルが圧倒的にキレイ。ファッション&ビューティの人にも読みやすいんだと思います。

市川:ファッション業界で働いていた時は、ブランドの中で働いていた時も、外部として携わった時も、常に「モノを美しく見せること」を考えてビジュアルづくりをディレクションしていました。今も「どうやったら、何が、どう見えるか?」と考える意識が強いんです。これまでの全てが、今につながっています。ただ、ずっと今みたいに活動するのかは分かりません。「椅子取りゲームになったら、終わり」と思っているので。

WWD:どういうことでしょう(笑)?

市川:例えば、「テックをオシャレに紹介する」というポジションを椅子に例えると、そんなに遠くない将来、その椅子には他の誰か、一層デジタルネイティブな人たちが座っていくと思うんです。その時がきたら、その椅子には固執せず、次の世代にどんどん明け渡していきたい。自分はまた別の椅子を見つける旅に出て、もっといろんな椅子に座り、いろんな仕事をしたいと思う。「面白い」「楽しい」「好きだ」「いいなぁ」の気持ちでまい進するだけです。ただ、自分の気持ちで前に進むので、選択には責任を持ちます。他人のせい、もしくは時代のせいにはしない。選んだのは、常に自分。だから必死になれるんです。

WWD:最初から、そんな自信があった?

市川:若い頃は、「見せたい自分」と「そうじゃない自分」の乖離を意識して、着飾ったり、塗ったり、染めたり、外見で近づくことも考えました。でも30歳を過ぎた頃から、「歩んできたのは、自分の道。そして、これから歩むのも、自分の道」と思えるようになりました。昔はそばかすに悩んでいましたが、今は「前髪さえ揃っていればいいか」って思えるくらい(笑)。ありのままの自分を受け入れつつ、よりポジティブにしてくれる「ボビイ ブラウン」の理念は共感します。

WWD:“インテンシブ スキン セラム ファンデーション”を使っての感想は?

市川:薄づきで伸びがいいですね。少し色のついた乳液とか、ファンデーションと日焼け止めの間みたいな感覚です。悩むほどクリティカルなところはカバーしたいけれど、厚塗りにはしたくない。そんな時にぴったりですね。

WWD:最後に、市川さんの「#これが私の美しさ」とは?

市川:軸があって、己を貫いている人に魅力を感じます。自分自身を貫くって、そこに至るまでの過程などが魅力的で、結果、研ぎ澄まされている人が多いですから。だから私にとっての「#これが私の美しさ」は、「己を貫く」こと。洋服も、「アキラナカ(AKIRANAKA)」など、佇まいの強い洋服が好き。そういう洋服に袖を通すと、気合いが入ります。

 「ボビイ ブラウン」は今春、ベストセラーの「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」発売5周年を記念し、アンバサダーを通して、すべての女性が自分の魅力に気づき、自信に満ちて輝いて欲しいと願う「#これが私の美しさ」キャンペーンに取り組む。それぞれが考える自分自身の美しさを、「#これが私の美しさ」のハッシュタグと共に ソーシャルメディア(Instagram、Twitter)に投稿すると(4月30日まで)、合計1000人以上にプレゼントが当たるキャンペーンだ。「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」は、和漢生薬の「冬虫夏草(フユムシナツクサタケエキス(保湿成分))」と、海洋プランクトンの一種「アルテミアエキス(保湿成分)」で構成されるアクティブエナジーコンプレックスにより、ツヤに満ちる生き生きとした肌印象へ導く。3月にはシェードが4色追加になり、さらに幅広い全17色へ。同シリーズのコンシーラーも新しいフォーミュラになって登場した。

問い合わせ先
ボビイ ブラウン
0570-003-770

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から揚げ「からやま」、100店舗超え。「かつや」に次ぐ業態に育った。

から揚げ専門店「からやま」・「からあげ縁」が純増23店舗の117店舗となった。ホームセンターやとんかつ専門店「かつや」などを展開するアークランドサカモト株式会社(本社:新潟県三条市、代表取締役社長:坂本 雅俊)の2020年2月期決算の中で明らかになった。
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「コメダ」が狙う次の「和食喫茶」。コメダ好きが行ってみたら【潜入ルポ】

 全国47都道府県への進出を達成し、全店896店(海外店、別業態を含む、2020年2月期)のチェーン網を敷く、コメダホールディングス。2019年2月期の売上高は303億円超、営業利益75億円超と、成長性、収益性ともに堅調な伸びを見せている。そんななか、2020年2月に甘味喫茶「コメダ和喫茶 おかげ庵 駒沢公園店」が東京に初進出。地元の「コメダ珈琲店」に週3回ペースで通い、優雅な時間を過ごす当方が、さっそく行ってみた。
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猿田彦珈琲が原宿新駅舎に新業態 若者の街で「1杯1000円」は通用するか

 3月21日に供用を開始したJR原宿新駅舎2階に、コーヒーチェーンの猿田彦珈琲が新業態「ザ・ブリッジ(THE BRIDGE)」をオープンした。駅舎内の商業テナントは1階のニューデイズと同店のみ。看板メニューはウイスキー樽で熟成させたコーヒーで、1000円前後という従来にない高価格メニューで勝負する。「(新店は)本格コーヒーを手軽に提供してきたわれわれの第2章の幕開けだ」と大塚朝之社長は意気込む。

 約280平方メートル140席の同店は、「猿田彦珈琲」の既存店と比較すると最大クラス。「原宿駅の新たなコミュニティースペースとしての役割を担うとともに、コーヒーをじっくり楽しめる」環境設計にこだわった。建築家の谷尻誠率いるサポーズデザインオフィスが店内デザインを手掛け、”和”をテーマに日本の路地をイメージして導線を作るとともに什器を低く設計。日本独特の美的感覚という「余白」を大きく作ることで、居心地のよさを生み出した。

 同店の限定メニューであるコーヒー“バレルエイジドコーヒー“は、信州のウイスキー蒸溜所の樽で豆を寝かせ、芳醇な香りを閉じ込める。さらにその豆を、世界中の高級品種とともに独自の配合比率でブレンドした“猿田彦の夜明け”(900円)がシグネチャーコーヒーだ。その日の気候などのコンディションを鑑みつつ、注文を受けてからコーヒー豆をブレンド。味にこだわる一方で「コーヒーチェーン店らしい手軽さ」の両立も目指す。熟練ドリッパーのノウハウを覚え込ませたAI搭載のドリップ機器を導入し、提供時間を短縮した。

 2011年に創業した猿田彦珈琲は、1杯500円前後のコーヒーを提供するチェーン店を全国に14店舗構える。「若者の街である原宿で、1杯1000円の高級コーヒー。チャンスはあるのか?」と問うと、「もちろん難しいと思う。1人のお客さまが週に1回、いや年に1回でもいいから飲んでいただけたら上出来だ」と大塚社長。表参道から明治神宮に架かる神宮橋と五輪橋にちなんだ店名には、違いの分からない若者を「奥深いコーヒーの世界へと橋渡しをしたい」(大塚社長)という願いが込もる。

 大塚氏との共同創業者で、メニュー企画を統括する都築尚徳ディレクターも思いを共にする。同社は、調布の焙煎所から年間250ものフレーバーを生み出すなどコーヒー研究に多くのコストを費やしている。「キャッチーなデザートドリンクでお客さまの心をつかむのは簡単。だが、当社は愚直にコーヒーの味で勝負するし、だからこそ根強いファンがついている」(都築ディレクター)。ファン拡大のきっかけになったのも、豆のおいしさを追求した深煎りの“猿田彦フレンチ”(600円)。まろやかな口当たりと深いコクのバランスで、初心者から上級者まで幅広く愛されている。

 2人は新店を「われわれのコーヒーへのまっすぐな気持ちとプライドを、最も表現する場」と位置づける。「ここ(原宿店)でじわじわと、『1000円出してもいい』コーヒーとしての認知とファンを広げ、『猿田彦』のブランディングにつなげていきたい」。原宿店の初年度(21年5月期)売上高は3億円を目指す。

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バーガーキング、15ヶ月連続プラス。自虐的PRで注目。

「バーガーキング」が、2018年12月~2020年2月の15ヶ月間にわたり既存店売上高が連続プラスとなった。運営する株式会社ビーケージャパンホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ダニエル・リー)が発表した。直近の2月は前年比121.4%という大幅増収。
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小島健輔リポート ストライプ、楽天、青山商事…今こそ問われる企業の社会的責任

 ファッションビジネスのコンサルタントとして業界をリードする小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。今回は「企業の社会的責任」について。アパレル企業の経営者によるセクハラ報道、ECの送料に関する方針転換、専門店による価格表示の変更――それぞれ事例は異なるが、一つ対応を誤れば取り返しがつかない事態になってしまう。

 平時はサスティナビリティとかコンプライアンスとかが美しきトレンドとして企業の広報活動を彩るが、今のパンデミックに怯えるパニック的状況下においては建前でない本質が問われざるを得ない。

 企業の社会的責任は企業の中から外へ、(1)正規・非正規・外注を問わず業務の連帯者、(2)取引先などサプライチェーンの連帯者、(3)出資者や資金提供者などファイナンスの連帯者、(4)財やサービスを提供する消費の連帯者たる顧客、(5)そのすべてを注視し将来の連帯者となりうる広範な第三者――以上の5つに向けて問われる。その優先順位は状況で異なるにしても、連帯性の濃厚さはこの順序であることは否めず、ひとたび不祥事やすれ違いが起きれば企業の受けるダメージも大きい。

ストライプインターナショナルが失ったもの

 ストライプインターナショナルの創業オーナーである石川康晴氏が従業員に対するセクハラが表面化して3月6日に代表取締役の辞任に追い込まれ、19日にはECモール運営子会社のストライプデパートメントの社長も辞任し、2019年3月から務めていた内閣府男女共同参画会議の議員も辞退した。

 同社の場合、石川氏のセクハラ行為だけでなく、09年の女性社員過労死事件が労災認定され、13年のブラック企業大賞を受賞したことも忘れてはなるまい。そんなブラック企業イメージを払拭すべく、16年3月に旧クロスカンパニーからストライプインターナショナルに社名を変えた。加えて、低コストで調達した商品をタイムセールで値下げ販売する二重価格商法が度々指摘されていたし、納入業者に対する取引条件の切り下げなど下請法違反に問われかねない行為もうわさされていた。

 二重価格商法は消費者の「有利誤認」を誘導する景品表示法違反として消費者庁が摘発すべきだったし、下請法違反は公取委が摘発すべきだったが、石川氏の中央政界との親しい関係や経済紙誌ジャーナリストの抱き込みなどで回避されてきたと推察される。代表取締役が立花隆央氏に交代して、これらの悪習が一掃されるのかどうか、注視していく必要がある。

 ストライプインターナショナルは(1)業務の連帯者、(2)サプライチェーンの連帯者、(4)消費の連帯者たる顧客を裏切ってきたわけで、それが会社の将来を危ういものにして(3)ファイナンスの連帯者を脅かしたことがセクハラの表面化というクーデターを招いたと推察される。結果として全ての悪行が露呈し、(5)将来の連帯者となりうる広範な第三者に対する企業イメージも悪化した。

プラットフォーマーの盟主責任

 公正取引委員会(公取委)の介入事例としては、楽天の送料一律無料化(税込3980円以上の注文)に対して16年ぶりの緊急停止命令発動という伝家の宝刀まで抜いた事件が特筆される。結局は楽天側が一律導入を見送って導入店への支援を実施し、公取委も緊急停止命令を取り下げる形で決着したが、楽天の受けたダメージは大きかった。

 宅配料金の大幅値上げ後もプライム会員に対する無料配送や翌日到着でシェアを伸ばすアマゾン(19年の国内流通総額は前年比13.6%増の推計2兆8400億円)に対し、出店者の個別配送に依存する楽天(同13.4%増の3兆9000億円)は決定的な対抗策を欠いていた。自前のローカル宅配体制布陣を急いでいるが、モバイル事業への先行投資と米ライドシェア投資の巨額損失(1030億円)などで8年ぶりの最終赤字に転落した楽天にとって投資余力は限られ、10年かけて2000億円というスローペースの物流投資では出店者負担での送料一律無料化を先行せざるを得なかったと推察される。

 公取委の介入を受けて、結局は出店者側の選択よる送料込み価格表示に決着したが、それでは顧客へのインパクトは限られ、アマゾンへの対抗策とはなり得ない。自前のローカル物流体制への投資を加速してFBR(フルフィル・バイ・ラクテン)に乗る出店者を増やし、FBR利用商品の送料一律無料化を実現するのが本道だと思われる。

 それはともかく、楽天などECプラットフォーマーにとっての直接顧客は出店者であり、その協力と繁栄なくしてはプラットフォーマーの競争力は高まらない。プラットフォーマーにとっては(2)取引先などサプライチェーンの連帯者との共存共栄が第一義である。その利害を損なったり過度に収奪したりしてはサプライチェーン総体のコストを肥大させ競争力を損ない、結局はサプライチェーン全体の没落を招く。百貨店が1980年代以降、幾度も保身に走って納入アパレルを収奪し、商品が法外に割高になって顧客が離れ、業界全体の没落を招いたことを忘れてはなるまい。ZOZOも百貨店と似たような過ちを繰り返してサプライチェーンの連帯者が離反し、結局はZホールディングスの傘下に落ちた。

 公取委はデジタル・プラットフォーマーの優越的地位濫用にばかり目を光らせているが、それはアナログ・プラットフォーマーたる大手商業施設デベとて大差ない。もとより賃料設定の不合理な格差、必ずしも費用明細が明らかでない賃料外負担金の肥大、キャッシュレス決済手数料の上乗せ、根拠が曖昧な出店時の内装監理費や工事協力金など、優越的地位の濫用が疑われる慣習が少なくない。

 今や3.11に匹敵する未曾有の災難に直面して売り上げが激減する中、契約通り最低保証家賃を天引きされては資金繰りに行き詰まるテナントも出てくると危ぶまれるが、商業施設デベは最低保証家賃徴収の一時的停止に踏み切るのだろうか。「百姓は生かさず殺さず」といわれた幕藩体制下でも、飢饉時には年貢が減免されお救い米が支給された。契約通り最低保証家賃を取り立ててはテナントの破綻が続発して歯抜けが広がり、パニックが収束しても館の売り上げ回復は遅れてしまう。商業施設デベロッパーの対応次第では連帯関係に修復不能な溝が生じ、公取委が介入する契機となりかねない。

顧客との「社会契約」という地雷

 青山商事が20年3月期決算予想の売り上げを2355億円から2190億円に、営業損益を90億円の黒字から4億円の赤字に、最終損益を20億円の赤字から203億円の赤字に修正したが、その要因は会社側があげた3点だけでは説明がつかない。

 その3点とは(A)アメリカンイーグルの事業整理損84億円とミスターミニットを展開する子会社の減損40億円、(B)消費増税による売り上げの落ち込み、(C)新型コロナウイルスによる季節需要の落ち込みだが、(A)はともかく消費増税の10月以降の落ち込みはAOKIより目立って大きく、新型コロナによる売り上げ減少は2月後半からだがAOKIは2月も落としていない。

 青山商事のビジネスウエア事業とAOKIのファッション事業の既存店売り上げ前年比の推移を比較すると、4〜9月はAOKIの97.9%に対して青山は94.7%と3.2ポイント差だったのに、10月から青山商事がガクンと落ち込んで10〜2月はAOKIの91.6%に対して青山商事は81.3%と10.3ポイントも開いてしまった。消費税増税の駆け込みも反動も両者に大差はなかったはずなのに、これだけ差が開いてしまった要因は青山商事が10月1日から実施した「価格表示の適正化」で、米国の「ジョス・エー・バンク(JOS.A.BANK)」事件を想起させる。

 テイラーズ・ブランズ(TAILOR BRANDS)社は“米国の青山商事”ともいうべき米国最大の紳士服専門店チェーンで、19年1月期で32億2230万ドル(約3415億円)を売り上げて2億1200万ドル(約224億円)の営業利益を計上し、19年11月2日段階で「メンズウエアハウス(MENS WEARHOUSE)」716店、「ジョス・エー・バンク」475店など計1451店をロードサイドや商業施設内に展開している。青山商事と同様に2着セール(スーツ2着を買えば割引)どころか「Buy 1 Suit Get 7 Items(スーツを1着買えば、7アイテムを無料に)」まで駆使した価格訴求を行なっていたが、15年に「ジョス・エー・バンク」を正価販売に変えたところ売り上げが落ち込み、株価は85%も急落した。

 価格表示は販売方法の骨格であり、正しいか否かではなく顧客が買いやすいかどうかが問われる。顧客の購買慣習が定着しているなら、それを一方的に変更すれば混乱が避けられない。似たような事件は12年のJ.C.ペニー(J.C. PNNY)でも起こり、アップルストアを成功させたロン・ジョンソン(Ron Johnson)CEOが仕掛けた正価販売で売り上げが25%、株価は57%も急落した。12年の夏セールから三越伊勢丹とルミネが仕掛けた期末セール時期の後倒しも、かえって店頭やECでのプレセール前倒しに油を注いだことも忘れてはなるまい。

 購買慣習は店舗やサイトと顧客との“社会契約”であり、売り手都合で一方的にルールを変えれば顧客の離反を招く“地雷”となりかねない。それは取引関係とて同様で、バイヤーやプラットフォーマーが一方的にルールを変えれば信頼関係が崩れコストが肥大し、サプライチェーン総体の競争力も損なって顧客が離反する。

何を“継続”すべきか

 企業の社会的責任とは建前の美しい言葉遊びやメディア受けするスタンドプレイではなく、従業員や取引先、顧客や資金提供者など、広範なステークホルダーとの“社会契約”の遵守に他ならない。その本質を忘れ目先の保身や利益に走って“社会契約”を放棄すれば長年培った継続関係が崩れ、その修復に膨大な時間と費用を要することになる。サスティナビリティとは物質的リサイクルや環境保護以前に(それも大切だが)、まず第一に“社会契約”の遵守による広範なステークホルダーとの信頼関係“継続”だと理解すべきだ。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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「ファッション文化専門学校DOREME」2020年卒業コレクション

 「ファッション文化専門学校DOREME」が2020年卒業コレクションを発表した。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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リック・オウエンスの顔バッグを持ってきた妻ミシェルに仰天 今季も「リック」のショー会場は強者ぞろい

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は2020-21年秋冬コレクションをパリのパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で発表した。「リック・オウエンス」のショーにはブランドのコミュニティーに属する個性的な人々が毎回来場するが、今季も例に漏れず、黒をまとったブランド愛あふれる来場者が会場に集結した。

 その中でも多くの来場者が着用していたのは、14.5cmのヒールブーツ。プラットホーム部分には4段の凸凹のパーツが取りつけられており、蹴られたらひとたまりもなさそうだが“リック・オウエンス族”はやすやすとはきこなして見せた。HBOのドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」で女騎士を演じたグウェンドリン・クリスティー(Gwendoline Christie)もこのブーツを着用していたが、身長約191cmの彼女はブーツをはいたことで2m超えとなり、会場の注目を集めていた。彼女はレッドカーペットなどでも高いヒールを着用しているが、身長が高くても高いヒールをはくことで人々の美の基準を覆したいという思いがあるという。

 会場にはアーティストのララ(Lala)など毎度おなじみのメンバーのほか、ラッパーのアッシャー(Usher)が来場。日本からは秋元梢やマドモワゼル・ユリア、高橋ららが来場していた。

 他のブランドにはない独特の雰囲気を放つ“リック・オウエンス族”だが、中でもリック・オウエンスの顔にそっくりのバッグを持ってきた彼の妻のミシェル・ラミー(Michele Lamy)は会場を驚かせた。ミシェルはアッシャーと一緒に写真を撮られた後、おもむろに顔バッグからスマホを取り出してグウェンドリン・クリスティーの写真を撮っていた。

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クリーンビューティ発想の「アスレティア」が表参道に旗艦店オープン

 エキップは、「スック(SUQQU)」以来17年ぶりに誕生した新スキンケア&ライフスタイルブランド「アスレティア(ATHLETIA)」の旗艦店を3月26日に東京・表参道にオープンする。同店はカウンセリングも受けられるショップとプライベートレッスンやイベントが開催できるスタジオの2フロア構成。ブランドの製品はもちろん肌や体、ライフスタイルの情報や提案を行っていく。

 旗艦店は、“動”と“静”のバランスを整えて気持ちと体の心地いい解放を目指しており、スタジオとショップの2つの機能を持つ。1階のショップでは、ブランドのビューティトレーナーがお客一人一人に合わせた製品の使い方などをレクチャー。2階のスタジオでは、4月25日からヨガ(有料)やマインドフルネスのレッスン(無料)、インナービューティワークショップを予定している。ブランドはオールジェンダーを対象としているため、スタジオは女性更衣室と男性更衣室を完備する。

 店内は“クリーンビューティ”発想のブランドらしく、自然への影響を配慮したエシカル素材を優先的に採用。例えば、ウインドーディスプレーはボトルを作る際に出るガラス屑を再生したオリジナルの人造石テーブル、カウンセリング用カウンターはリサイクル成分約40%と天然鉱物原料約60%を使用したオリジナルのレンガタイルを使用している。

 ブランド担当者は、「ブランドは20代後半~30代前半のお客さまを中心に幅広い層に利用されているが、スキンケアは2ステップの手軽さなどが男性からも受け入れられている。今後はスタジオでトークセッションを行うなどプログラムの変化や季節に合わせたフロア作りなども行っていく予定だ」と語った。

 なお、同ブランドは“美しさは鍛えられる”をコンセプトに、2月19日に阪急うめだ本店のポップアップを皮切りにデビューし、25年には50億円の売り上げを目標としている。

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LVMHがマスク4000万枚調達へ ケリングはマスク生産態勢も

 フランス政府が医療従事者へのマスク供給に尽力していることを受けて、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)は自社のグローバル流通ネットワークを駆使して中国から1000万枚のマスクを調達し、近くフランス政府に提供する。なお、今後少なくとも4週間はマスクの発注を毎週行い、計4000万枚を確保するとしている。

 LVMHは21日、「(会長兼最高経営責任者の)ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)は、非常に緊迫した状況下でのマスクの確保、および早急な生産のため、最初の供給には500万ユーロ(約5億9000万円)の資金を投入した」と発表している。

 なお、LVMHは「ディオール(DIOR)」や「ゲラン(GUERLAIN)」「ジバンシイ(GIVENCHY)」などの香水やコスメティックブランドの生産拠点でハンドサニタイザーを生産して無償提供することも発表している。

 ケリング(KERING)も中国から輸入した医療用マスク300万枚をフランスの医療機関に提供する。同社は3月22日、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と「サンローラン(SAINT LAURENT)」のフランスチームが従業員の健康対策に万全を期した上でマスクの製造準備を進めていることも明らかにした。関連当局から製造過程や原材料についての認証を得られ次第生産を開始する。

 さらに、ケリング傘下の「グッチ(GUCCI)」は伊トスカーナ州の地域当局の要請を受けて、100万枚超の医療用マスクと5万5000着の医療用白衣を寄付するとしている。

 ケリングは同感染症関連の研究支援を目的として、仏パリで科学・医学・公衆衛生分野の研究を行う非営利民間研究機関、パスツール研究所(Institut Pasteur)への資金援助も実施した。同社は3月初めにもイタリアの医療機関や、同感染症対策に携わる機関への支援として寄付を行っており、1月末には中国湖北省の赤十字基金会(Red Cross Foundation)に対しても寄付をしている。

 また、スペインでは「ザラ(ZARA)」を傘下に持つインディテックス(INDITEX)が医療用防護服の生産に向けて製造ラインの変更に着手しており、スペイン政府に供給するマスクを中国から調達するべく自社製品の供給ネットワークを活用している。

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ドンキがオフプライスストア1号店を公開 得意の圧縮陳列で宝探しを促す

 ドン・キホーテは23日、同社初のオフプライスストア業態「オフプラ」を報道陣に公開した。あす24日に愛知県郊外に開業する「メガ ドン・キホーテ ユニー大口店」に、売り場面積960平方メートルで出店。海外で買い付けたアパレルや服飾雑貨の余剰在庫を正価の40〜60%オフで販売する。同社は今年夏に東京・渋谷にも出店する予定で、日本でもオフプライスストアの存在感が増していきそうだ。

 「オフプラ」の売り場はドン・キホーテ独自の“圧縮陳列”を踏襲する。分かりやすい商品分類よりも、ジャングルのように雑多な空間を作る。宝探しの感覚で一点物の商品を見つけ出す楽しさを訴求する。天井からは「食品ロスも問題だけど 洋服ロスもヤバイ。」「後で買おうなんて そうは問屋が卸さない!」といった威勢の良いPOPがぶら下がる。

 取り扱う約3万3000点のアイテムは、米国や欧州のカジュアルブランドやスポーツブランドが中心になる。「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」「トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「チャンピオン(CHAMPION)」「リーボック(REEBOK)」「コーチ(COACH)」「サムソナイト(SAMSONITE)」などが充実している。商品の8割が海外買い付け品、2割がドン・キホーテの既存店の在庫。海外買い付け品のアパレルのうち、約7割が昨シーズン(2019年)の売れ残り、約3割がそれ以前のシーズンの売れ残りとなる。店頭に並べて4週間がたった商品は、再び値下げして消化を促す。メンズ、ウィメンズだけでなく、キッズも充実しており、ファミリー層が楽しめるMDを組んだ。客単価は3000円を想定する。

 オフプライスストアは昨年から今年にかけてワールド、ゲオホールディングス、ジョイフル本田などが相次いで参入しているが、ドン・キホーテの親会社パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングスで同事業の指揮をとる小田切正一・執行役員OPS事業本部長はバイングパワーで差別化すると話す。「ドン・キホーテのバイイングパワーによって海外から山で(大量に)買い付けるため、競争力のある価格で、かつ安定的に供給できる」。

 今夏に開く2号店は都心立地の「メガ ドン・キホーテ渋谷本店」内に495平方メートルで出店する。若年層やインバウンドなどをターゲットに、ハイブランドも多くそろえる。それ以降の出店はまだ明らかにしていないが、既存のドン・キホーテのファッションフロアにコーナーとして出すことも計画している。

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香港の大手商社リー&フォンが上場廃止へ 19年度の売上高は10%減

 香港の大手商社リー&フォン(LI & FUNG)が上場廃止案を発表した。創業家であるフォン一族と、シンガポールの物流・不動産大手GLPがリー&フォンの発行済み株式を1株当たり1.25香港ドル(約17円)で買い付ける。これは3月20日の同社株価の終値である0.5香港ドル(約7円)に150%程度のプレミアムを上乗せした価格で、取引総額はおよそ72億香港ドル(約1008億円)となる。取引は株主などの承認を受ける必要があるが、承認されれば議決権付株式の60%をフォン一族が保有し、残りの40%および無議決権株式の100%をGLPが保有する形となるため、経済的な持ち分としてはGLPが67.67%を保有することになる。

 リー&フォンはこの上場廃止案を2019年12月通期決算とともに発表した。同社の19年度の売上高は前期比10.1%減の114億1300万ドル(約1兆2554億円)、営業利益は同22.7%減の2億2800万ドル(約250億円)、純利益は同86.2%増の5400万ドル(約59億円)だった。純利益の大幅な増加は、18年度に非継続事業の損失を計上していた影響によるものだ。

 同社のサプライチェーンサービス事業の売り上げのうち米国が80%近くを占めていることから、激化する米中貿易摩擦によって大きな痛手を受けた。またアマゾン(AMAZON)などECの台頭により、取引先の小売店が倒産していることも売り上げ減の原因となっている。それに加えて、今後は新型コロナウイルスによるマイナスの影響が出てくると見られている。

 スペンサー・フォン(Spencer Fung)最高経営責任者は、「新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界の需給状況はかつてないほど混乱している。買い物客の大幅な減少を受け、多くの小売店はサプライチェーンの見直しを行っているが、生活必需品以外は大きな打撃を受けるだろう。中国の物流は速やかに回復しているものの、アジアのその他の地域では先行きの不透明感が増している。当社には9億ドル(約990億円)以上の潤沢な手元資金があるが、今後数カ月間は本当に必要な費用や設備投資以外の出費は控えて、資金確保に努めたい」と語った。

 リー&フォンは1906年の創業。磁器や絹の貿易商としてスタートし、現在はファッションや日用雑貨のサプライヤーとして世界最大級の規模にまで成長した。取引先は米小売り最大手のウォルマート(WALMART)やメイシーズ(MACY’S)、ナイキ(NIKE)など多岐にわたり、40の市場で事業を展開している。2017〜19年には1億5000万ドル(約165億円)をかけて、デジタル・サプライチェーン・マネジメント(SCM、商品の企画から調達、物流、販売までの一連の商流の最適化)改革を行った。

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ハーストが発行媒体の一部を無料公開 新型コロナで増える自宅滞在時間の充実化

 ハースト婦人画報社は、発行雑誌の電子版の中から、編集部おすすめの号を無料公開するキャンペーン「おうち時間充実キャンペーン」を開始した。期間は4月30日まで。同社が運営している電子雑誌閲覧サービスの「マガジンクラウド」で、ID「#hearst」とパスワード「ouchi2020」を入力することで「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」2020年2月号や「婦人画報」19年3月号、「メンズクラブ(MEN'S CLUB)」20年1月号など、全8媒体、18誌を無料で閲覧できる。

 同キャンペーンは、新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減る中で、自宅で過ごす時間を充実させたいという思いからスタートした。現在無料公開中のものは、ライフスタイルを豊かにするため、“食”と“住”に関する情報に焦点を当てており、今後も第2弾のキャンペーンも予定しているという。

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@AlibabaJapanPR アリババグループ Alibaba Group – Japan

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戦略の時代に突入したインスタグラム 運用テクをインフルエンサーに直撃 Karen Kageyama編

 「WWDジャパン」の3月23日号では、インスタグラムを特集した。単なるSNSではなく、「モノを売る場」や「検索の場」となっているインスタグラムの攻略術を担当役員への取材やSNSのプロフェッショナルによる座談会、アパレル企業へのアンケート調査などから探った。本記事では特集内で行ったインフルエンサーたちへのアンケート調査の回答をピックアップ。認知度がほぼない状態から、インスタグラムを駆使してインフルエンサーとして活動するに至った人物たちに、普段使うアプリや投稿で意識しているテクニック、月々の企業案件数などを聞いた。第一弾は、Karen Kageyamaさんだ。

WWD:現在の職業と、普段のインスタグラムの投稿内容を教えてください。

Karen Kageyama(以下、Kageyama):フリーランスでブランドプロモーションや広告クリエイティブに携わる仕事をしています。インスタグラムではプチプラミックスのファッションをメインに投稿しており、前職のウェブデザイン会社などで学んだデザインスキルを活用しながら製作しています。

WWD:投稿頻度はどの程度ですか?

Kageyama:週5程度です。

WWD:インスタグラムで戦略を立てる際に重要だと言われているインサイト(クリエイターやビジネスアカウントに切り替えることで見ることができる投稿分析機能)で重視している項目は?

Kageyama:保存数を一番に、次にインプレッションを重視しています。自分自身というよりは世界観やファッションを見てもらいたいと思っているので、自分の発信したものが見た人にどれだけ刺さったか、参考にしてもらえたかの反応をチェッックして次の投稿内容のプランニングに活かしてます。

WWD:投稿の際に画像加工などで使用するアプリはありますか?

Kageyama:投稿写真はadobe lightroomがメインで、簡易なものはVSCOのフィルターを使用しています。コラージュ写真もよく投稿しますがその際はPhotoshop、動画(IGTV含む)はPremier Proを使用しています。

WWD:写真撮影時に使う機材などはありますか?

Kageyama:日常的な投稿は基本的にIphone 11 proです。シーンや内容に合わせてキャノン(CANON)の KissMやゴープロ(GOPRO)を使うこともあります。

WWD:写真の画角やハッシュタグの付け方などで、投稿の際に意識している細かいテクニックはありますか?

Kageyama:年上の方も多く見ていただいているので、撮影の際は幅広い年齢の方が参考にしていただけるように服がメインに、あまり顔に目がいかない写し方を心がけています。

WWD:これまでに最もバズった投稿はありますか?

Kageyama:「ユニクロ(UNIQLO)」の新作ジーンズの投稿です。インプレッション数が50万を超え、インスタグラムはもちろん、別SNS、別メディアでも多く取り上げていただきました。(展示会での写真ですがPRでもなんでもなかった投稿です)

WWD:企業案件は1カ月にどの程度来ますか?また、月にどの程度受けていますか?

Kageyama:10~20件ほどご連絡はいただきますが、普段働いている身なので自分の得意な分野で興味もてたもののみお受けしており、3、4件ほどになります。また、よくしていただいているブランド様の商品を使ったコーディネートは個人的にプッシュして発信していますが依頼を受けたものではありません。

WWD:企業案件の1投稿当たりの報酬について、これまでと現在で金額に変化はありますか?

Kageyama:商品の価値やブランドによって選ばせていただいていて、昔からピンキリですが、3年前と比べると最低単価は上がったように思います。

WWD:インスタグラムに関して、外部支援(コンサルティングやセミナー登壇など)を行っていますか?

Kageyama:はい。      

WWD:外部支援の依頼は、最近増えていますか?

Kageyama:裏方のコンサルやPR関連のお仕事は本職ともつながりがあるため、インスタグラムを通してお声がけいただくことが最近はより増えてきました。セミナーやインスタライブ出演などの依頼も受けたことはないのですが、お声かけいただく機会は増えています。

WWD:インフルエンサーとして、今後描いているキャリアプランはありますか?

Kageyama:ファッションやデザイン関連で、より発信コンテンツの独自性とクオリティーアップを目指しつつ、活動の幅を広げられればと思います。最近はYoutubeもはじめ、動画を使った表現にも力を入れています。

WWD:現在活用しているインスタグラムの機能は?

Kageyama:保存機能です。参考にしている海外インフルエンサーやブランドの投稿をピンタレスト(PINTEREST)形式で分類しながらまとめています。

WWD:今後活用していきたいインスタグラムの機能はありますか?

Kageyama:IGTVです。動画に力を入れていきたいので、通常投稿と差別化した新しいコンテンツ発信をしていきたいです!

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中食も増税には苦戦している。神奈川に根差した塩ダレ焼鳥のパイオニア「ハマケイ」ならではの戦略

 消費増税から数カ月が経った。対象によっては軽減税率が導入され、据え置きの中食と10%の外食では消費動向に差が出るとみられていたが、実際の現場はどうだったのか。今回はそんなトピックを中心に、テイクアウトを主力とする焼鳥や鶏惣菜の人気チェーンにインタビュー。担当者の声から、中食市場のいまを模索したい。
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「ネグレクトアダルトペイシェンツ」2020-21年秋冬東京コレクション

 「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」が2020-21年秋冬コレクションを東京で発表した。

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「震災の経験が生きている」 「タエ アシダ」が東コレの発表をルック&動画撮影に切り替えた理由

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が中止となり、参加予定だったブランドはさまざまな形式でコレクションを発表している。芦田多恵による「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」も、毎シーズン3回に分けて1500人以上のゲストを動員する大規模なショーを開いているが、今季は中止を余儀なくされた。しかしすぐに切り替えて、ショー予定日だった3月18日に2020-21年秋冬のイメージビジュアルを発表。さらに5月上旬にはウィメンズとメンズを合わせた全53ルックを撮影したルックブックと動画をブランド公式ページで公開し、5月中に関係者向けの展示会と顧客向けの受注会の開催を予定している。

この機会をチャンスと捉えて
今までできなかった表現に挑戦

 同社の「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」と「ミス アシダ(MISS ASHIDA)」は、東日本大震災の影響で11年3月の東京ファッション・ウイークが中止されたため、同シーズンのコレクションを無観客ショーでウェブ配信した経験がある。今回の判断は「3.11の経験が生きている。来場者や関係者の安全性を第一に考えて、今回は2月中旬の早い段階でショーの開催中止を決めた」という芦田多恵デザイナー。「9年前はインターネットでのショー配信がまだ一般的ではなく、余震が続く不安な時期の中、それでも多くの方に届けたいという思いでバーチャルショーの発表を選んだ。今回はこの機会をチャンスと捉えて今までできなかった映像作品に挑戦し、ブランドの表現の方法を進化させたかった」と明かした。

ロック音楽を聴きながら制作
3シーズン目のメンズも

 芦田デザイナーがロック音楽を聴きながら制作したという今季のコレクションテーマは「二重振幅(Double Amplitude)」。デジタルアートや幾何学柄を合わせたジャカードや、スタッズ付きのツイードコートなど、異なる色や素材を掛け合わせで新しさを追求した。デニムとボアのボンディング素材を使ったライダースジャケットは、ロックの要素と相反する2面性を表現。3シーズン目になったメンズコレクションは、今季もウィメンズと共有素材を用いて12ルックを用意している。「メンズはウィメンズとは異なる感覚で楽しくデザインしている。店頭では顧客のご子息を中心に動いており、昨年の紅白ではメンズの衣装をMattさんと清塚信也さんに着用いただくなど、メディアでも好評をいただいた。今後も焦らずゆっくりと育てていきたい」と語る。

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仏カスタマイズヘアケア「ラザルティーグ」 ビーガン処方に刷新し日本に本格上陸

 ビーガンフレグランスブランドを展開するクヴォン・デ・ミニム(Le Couvent des Minimes)の日本法人、クヴォン・デ・ミニムジャポンは、仏パリ発プレミアムヘアケアブランド「ラザルティーグ(LAZARTIGUE)」を日本に本格上陸させ4月に発売する。先行して1月から阪急うめだ本店7階と、プレミアムスキンケアを中心に集積する阪急ビューティメゾン、2月から伊勢丹新宿本店地下2階のビューティアポセカリーおよび両百貨店のECサイトで販売する。

 製品は、可能な限り添加物を排除して90%以上ボタニカル&ナチュラル成分を配合する。他社製品と比較して使用成分数を65%以下に抑え、シンプルな成分構成でありながら有効成分を高配合することを目指した。シャンプー、コンディショナー、マスク、セラムなど、ダメージヘアからカラーヘア、太い髪質、細くて柔らかい髪質まであらゆる髪質と頭皮の悩みに応える全25SKUを展開する。価格は2750~9240円。店頭でのマイクロスコープを使ったカウンセリングによりカスタマイズヘアケアを提案する。

 同ブランドはパリに高級ヘアサロンを持つジャン・フランソワ・ラザルティーグ(Jean Francois Lazartigue) が、顧客の髪質に合わせたテーラーメードのヘアケアを提供する目的で1976年に創設。本国ではマイクロスコープを使った頭皮や毛髪のパーソナライズ診断の先駆けとして知られる。2018年1月に「クヴォン・デ・ミニム」など化粧品ブランドを展開するHLDグループ傘下に入り、ナチュラルとサステナブルの理念を強化。ビーガン処方・クルエルティフリー(動物実験廃止)にこだわってリブランディングを図った。

 プラスチックのボトルやガラスの容器、紙のパッケージは100%リサイクルされたものを使用し、過剰包装を控えるために大部分の製品の外箱使用を廃止した。プラスチックには二酸化炭素の排出を極力減らせる材料を使用するなどの配慮をしている。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

この数か月?もしかしたらまだ数カ月続くかも知らんコロナウイルスなんだけど。。。その間どうやって営業するかということを考えてもなかなか答えは出ないように思う。

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佐伯チズ・美容家がALSを公表 車いす生活も活動は継続

 佐伯チズ・美容家が3月23日、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていることを公表した。公式ブログでは佐伯・美容家がメッセージを発信する動画を投稿。「半年ほど前から右脚に違和感を感じ、昨年末には思うように動かすことができなくなりました。いくつかの病院で精密検査を受けました結果、『筋萎縮性側索硬化症(ALS)』と診断されました」とコメント。現在は歩くことも困難で車椅子での移動となっているが、今後も可能な限り活動を行うと誓った。

 公式ブログに掲出されている動画では、「これまでのようにハキハキとお話することも徐々に難しくなってきました。多くの方の肌に触れてきた指や手も、思うように力を込めることができなくなっています」と現状を報告。「想像していたよりも進行が早く、ご期待にお応えできなくなってしまったお客さまや、講演会などを楽しみにしてくださっていたファンの皆さまには、心よりお詫び申し上げます」と詫びた。

 また、「この50年間、馬車馬のごとく頑張ってきました。入院もしたことがないし、点滴も受けたことがないんですけど。自分の健康、元気。これがあってこそのキレイだということを忘れないで。私はそれを実践してきたつもりだったんですよ。健康で元気だったんですけど、急に脚が動かなくなって、教えていただいたのがこの結果だったんですね。でも私は皆さんに訴え続けてきました。もっと自分を大切にね。自分らしくなるのよ」とメッセージを伝えると、涙をこぼした。

 佐伯・美容家は現在76歳。2003年にディオール(Dior)を退職後に独立し、“美肌師/美容家” として数々の書籍を執筆。現在の“美容家”の礎をつくった。2018年10月18日号の「WWDビューティ」特集で取材を受けた際は、75歳から80歳までは「これまでにできなかったことを行う5年間にしたい」と語り、全国各地で「美肌塾」と題したセミナーを精力的に行っていた。

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TSI子会社が米ゴルフクラブ「ピン」のウエア販売 国内ライセンス契約結ぶ

 TSIグルーヴアンドスポーツ(東京、仙座学社長)は、米ゴルフクラブメーカーのピン(PING)と日本におけるゴルフウエアのライセンス販売契約を結んだ。4月から百貨店や同社直営店での取り扱いを始める。同社は2019年に米ゴルフクラブ「キャロウェイ(CALLAWAY)」のアパレル事業から撤退しており、用具ブランドとして知名度の高い「ピン」を後継として育成する。3年後に売上高20億円、5年度に35億円を目指す。

 デビューコレクションとなる20年春夏物はメンズ・ウィメンズで計30型ほど。価格はポロシャツで1万2000〜1万4000円、ボトムスで1万3000〜1万7000円。高機能な用具のイメージを尊重し、デザインはシンプルでスポーティーに仕立てる。メンズは40〜50代、ウィメンズは30〜40代をターゲットにする。

 TSIグルーヴアンドスポーツは「パーリーゲイツ(PEARLY GATES)」「ジャックバーニー(JACK BUNNY)」「ニューバランスゴルフ(NEW BALANCE GOLF)」などのゴルフウエアを販売している。仙座社長は「以前から『ピン』のゴルフウエアをやりたいと機会を伺っていた。ギアブランドなので、そのイメージを維持したパフォーマンスウエアを提供したい」と語る。ピンのジョン・K・ソルハイム(John Karsten Solheim)社長は「これまでウエアは日本企画やグローバル企画で展開していたが、うまくいかなかった。TSIグルーヴアンドスポーツの知見に大きな期待を寄せている」と話した。

 ピンは1959年にアリゾナ州で創業したゴルフクラブメーカー。個人の要望に応えるカスタムフィッティングが支持され、近年グローバルで2ケタ成長が続いており、日本での市場シェアは3位の15%台に達する。人気プロゴルファーの渋野日向子選手もゴルフクラブでは「ピン」と契約している。

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春。新型コロナを克服する中で、心配な「3つ」の落とし穴

 汗を流すコンサルタント、白岩大樹です。最初にお伝えしておきますが、コロナ禍を受けて「がんばれ飲食店ムード」に水を差すつもりは全くないです。ただ、これでも一業者として外食産業で、おまんまを食べさせてもらっている身として、ちょっと心配な点がありまして。
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資生堂、サステナブルなモノ作りの自然派コスメ「バウム」開発

 資生堂は5月30日、“樹木との共生”をテーマに掲げるナチュラルスキンケアブランド「バウム(BAUM」(全45品、600~1万円※編集部調べ)を同日に開業するニュウマン横浜や百貨店などで発売する。

 同ブランドは、“樹木の力”に着目。日本人が古来大切にしてきた「自然との共生」という思想に根差したモノ作りを基本とする。“貯水”“成長”“環境防御”3つの働きにフォーカスし、年齢や性別を問わず健やかな肌をサポートする。全ての商品に、パラベンやシリコーン、合成着色料を使用せず、90%以上を自然由来の素材で構成する。また、香りも樹木由来の天然香料を中心に調合し、森林浴のような心地よさと心身の調和を提供する。

 製品のラインアップは、クレンジングオイルや洗顔料、化粧液、クリームといったスキンケアに加え、ハンドソープ、ルームフレグランス、オーデコロンなどボディーケア、エコバッグなどの雑貨など豊富に扱う。

 パッケージは、木製家具メーカーのカリモク家具と協業し家具の製造工程で発生した余った木材を再生利用。東北や北海道地方で採取される良質なオーク(ナラ)を無駄なく活かし、一つ一つ木目や色味の異なる仕様となる。一部プラスチック容器にはバイオ PET、ガラス容器にはリサイクルガラスを採用する。そのほか、レフィル商品の積極的な導入や、ショッピングバッグの提供を行わず、希望者にエコバッグを販売するなど、環境負荷の軽減に取り組む。店舗も樹木の恵みと出合う場所をコンセプトに設計。上質なくつろぎの時間と、商品の香りに癒されるような空間を提供する。

 同社は、世界的にSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取り組みが奨励されている中で、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」を企業理念に掲げ、100年先も持続的に輝き成長し続ける企業として、社会課題の解決や環境負荷軽減などを推進する。これまでクリーンビューティを謳う米国発の「ベアミネラル(BAREMINERALS)」や「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」を買収し展開しているが、オリジナル開発の「バウム」を手掛けることで、本業であるビューティービジネスそのもので人々が幸せになるサステナブルな社会の実現を目指す。

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飲食店ポータルサイトの評点や口コミに不満、3割。公取が第三者チェック要請。

公正取引委員会が、消費者と飲食店とをつなぐプラットフォームとして機能しており,社会生活に強い影響を持つ飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査結果を3月18日に公表した。飲食店に対して取引上,優越的地位にあるといえる飲食店ポータルサイトが存在する可能性は高いと指摘した。
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