「アンリアレイジ」森永邦彦が語る「LVMHプライズ」効果 「フェンディ」ともコラボ、ドバイ万博では制服デザイン

 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦は、2019年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(以下、LVMHプライズ)」ファイナリスト選出を経て、表現の場をいっそう広げている。20年1月にミラノで開かれた20-21年秋冬メンズ・ファッション・ウイークで、「フェンディ(FENDI)」とコラボレーションしたことは周知の通り。「『LVMHプライズ』以降、コラボなどの依頼は大幅に増えている」と森永。現在もいくつかのプロジェクトが進行中といい、「LVMHプライズ」とは直結しないものの、10月からアラブ首長国連邦で開催予定のドバイ万博日本館の制服デザインも手掛ける。森永に「LVMHプライズ」後の変化や、ビジネスの状況を聞いた。

WWD:まずはドバイ万博日本館の制服の話から。同万博は10月20日~21年4月10日に開催予定だが、制服はどのようなデザインか。

森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナー(以下、森永):中東では初開催となる万博であり、異なる文化や価値観を境界を超えてつなぐことを掲げている。「アンリアレイジ」がこれまでやってきたことも、日常と非日常という対極を服の上でつないでいくこと。そうした考えから、昨春行われた公募に参加した。プレゼンではいくつかの軸を立てたが、1つ目の軸は「人と人をつなぐ」こと。普通、制服は男女で異なるものだが、男女を同一デザインにし、細かなサイズ分けもあえて設けず、性別や年齢を超えることを目指している。2つ目のテーマは、「和と洋をつなぐ」こと。サイズを設けず、服を体に合わせていくという考え方は非常に和服的でもある。ブレザーは、地球のような球体をボディにして作った。もちろん体にはフィットしないが、それゆえあらゆる体に合わせられるものだ。球体というモチーフは、万博が掲げる“地球交差点”というコンセプトにも合う。

WWD:球体のボディは、「アンリアレイジ」09年春夏の“〇△□”で取り上げたアイデア。色が白と黒のみというのも、15年春夏の“SHADOW”に通ずる。

森永:色については、中東には男性の民族衣装として白いカンドゥーラ、女性には黒いアバヤがある。その男女の別をなくし、一人のスタイリングの中に白と黒を取り入れるという考え方だ。ブレザーやバッグ、スニーカーには、16年春夏の“REFLECTION”で取り上げた再帰性反射の技術を採用している。同技術は事故防止用のリフレクターなどに使われているが、見る人の置かれた環境や光の入射角などで、見える色が変わるというもの。つまり、特定の色を持たない服だ。モチーフは丸や三角、四角を重ねた幾何学柄で、中東のアラベスク模様のようでもあり、同時に和柄のようにも見える。

WWD:スニーカーは「アシックス(ASICS)」、バッグは吉田カバンの「ポーター(PORTER)」という、「アンリアレイジ」でコラボレーションしている外部2社も巻き込んだ。

森永:説得して協力してもらった。男女で同じというのが制服のコンセプトなので、足元もパンプスではなくスニーカーを採用したのは大きなポイント。ベースになったスニーカーのモデルは“ゲルライト3”、バッグは「ポーター」の“ヘルメットバッグ”だ。どちらも大阪万博のころ(1970年代)に生まれたモデルということで、この2つをベースとして選んだ。制服をデザインするにあたって、実際に大阪の万博記念公園も訪ねた。太陽の塔などは半世紀を超えて残っていて、今見ても新しさがある。万博とは礎になるものだと思う。今回自分たちが作るものが、未来の中の記憶になっていくようにという思いで制服もデザインしている。素材は、協賛パートナーである東レの、再生ポリエステルなどサステナビリティに配慮した生地を使用している。

遠くに投げたアイデアを、
コラボで定着させる

WWD:「アンリアレイジ」では次々新しいことに挑戦し、今回のような外部の仕事やコラボでは、過去に挑戦したアイデアを編集し、ブラッシュアップするという形が定着してきた。

森永:「アンリアレイジ」で追いかけているのは非日常。それを追求し続ける中で、非日常がいつか日常になればいいなと思いながらやっている。制服は多くの人が実際に着るもの。今回ならば半年間着用することを通して、過去に取り上げてきたコンセプトや技術が、日常に定着していけばと思っている。それは、14年にスタートした「アンリアレイジ」のベーシックライン“アンシーズン(ANSEASON)”とも共通する考え方だ。僕は最初は(日常生活から)遠いところに球(アイデア)を投げる。(それゆえ、リアルじゃないなどと言われることもあるが)半年で消費されて終わるようなテーマではない。1月に発表した「フェンディ」とのコラボレーションも、アイデア自体は7年前の発表(13-14年秋冬の“COLOR”コレクション)を応用したものだ。

WWD:「LVMHプライズ」以降は、大御所ジャーナリストのスージー・メンケス(Suzy Menkes)がSNSに「アンリアレイジ」を投稿するなど、注目度が飛躍的に高まっている。ショー来場者も有力者が増えた。

森永:スージー(・メンケス)にとって「アンリアレイジ」は、“テクノロジーのブランド”というイメージが強かったようだが、今年1月に参加したピッティ・イマージネ・ウオモで、ブランドがテクノロジーとは別軸で立ち上げ時から追求しているパッチワークなどのアナログな要素も見てもらうことができた。それで、「テクノロジーとアナログ双方を追いかけている点が面白い」と言ってもらえた。「LVMHプライズ」のファイナリストに選ばれたことで、世界中から見られる存在になったと感じているし、コラボの話は増えている。今後も面白い話題を提供できそうなプロジェクトがいくつかある。

WWD:「LVMHプライズ」は、売り上げにはどのような影響をもたらしたか。

森永:03年の立ち上げ以来、売り上げは直近の1年間が最も伸びている。海外の卸先社数は15社前後から25社前後にまで増え、1店あたりの買い付け予算も伸びている。19年春夏、19-20年秋冬は東京でもショーを行ったことで、国内の卸先も改めて15社前後増えた。渋谷パルコに出店したことも大きい。

WWD:先日、パリで発表した20-21年秋冬は、“BLOCK”をテーマに、積み木のようにパーツを組み換えて楽しめる服を発表した。

森永:テクノロジーを打ち出すブランドというイメージがついているので、ブランドのベースにあるものは違う、テクノロジーはあくまで一つの要素だということを示していきたい。それで19-20年秋冬からは、日常見ている服を視点を変えて見てみる、というクリエイションを続けている。20-21年秋冬の“BLOCK”は、子どもが生まれた友人夫妻に、積み木を布でくるんだおもちゃをプレゼントしたことがきっかけ。「これが服になったらかわいいな」と漠然と思った。アウターは15型しか作っていないが、パーツを組み換えることによって50型近くのアウターを作ることができる。(それをサステナブルだと捉えてもらうこともできるが)着用者の側に着方を考える余地があるというのがいい。なるべく少ない型数で勝負ができるということは、品番を絞ることができて商売としても効率がいい。

WWD:新型コロナウイルスの影響が国内外に広がり、アパレル業界への打撃も大きい。

森永:東コレ時期に合わせて計画していたイベントなどは残念だが中止した。国内での展示会も、いつもよりは規模を縮小して行う予定だ。東日本大震災直後に東コレが中止となった時には、使用電力をなるべく抑えてショーを実施した。ショーを行うことで経済を回し、業界に還元することができたと思う。ウイルスの問題はそれとは状況が違うのでまた難しいが、自分たちができることを進めていきたい。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

新型コロナウィルス感染拡大をうけ、6月10-13日 パリで開催が予定されていたスタートアップの祭典 も開催見送りの決定が下されました🇫🇷 数々のイベントが中止や延期となり、活動自粛も残念な限りです😢一刻も早い収束を祈ります🙏

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編集長はパリコレで何した?Vol.9 「シャネル」「ミュウミュウ」「ルイ・ヴィトン」など最後日まで見届けて帰国

 「このパリコレ連載、まだ終わってなかったのね」という突っ込みを謙虚に受け止めつつ、はい、今回が最終回です。パリから帰国後の2週間は、引き続き朝晩に体温測定しつつ(平均36.0℃)、外出は控えて(弊社もリモート業務推奨です)、3月16日発行の週刊紙「WWDジャパン」パリコレ特集の制作に勤しんでいました。

 さて、新型コロナに怯えつつのパリコレでしたが、結局、最終日までほぼ予定通り進行しました。これがあと1週間後だったら途中で中止になっていたでしょう。

 この日、実家の父からメールが届き「コロナが目を覚ましたよ」とのこと。不謹慎にふざけているのではなく、我が家のペットである亀のコロナが冬眠から目覚めた、という意味です。亀は世の中がどんなに騒がしくても平均気温が上がるときっちり目を覚まします。そんな、生物の揺るぎない本能や自然の力に今は励まされます。皆さま、春本番は近いですよ!

3月3日(火)10:30
今の「シャネル」はリアル?
物足りない?

 ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)による「シャネル(CHANEL)」を“物足りない”と思う人もいるようですが、私はよりリアルなスタイルへとシフトしている今の「シャネル」はよい、と思います。

 そのシーズンの「シャネル」のポイントはツイードをどう使うか、に表れます。今季はスリムなロングコートなど体に沿うようなシルエットが気になります。細身だけど柔らくジャケットに“着られる”ことなく、自分のスタイルに取り入れやすそう。「シャネル」であっても“ブランドロゴを着る”のではなく、“自分らしく着る”。そんな今の女性の心理をヴィルジニーは汲んでいるのではないでしょうか?

 ちなみに「シャネル」のホームページには「INSIDE CHANEL」というブランドの歴史やコアバリューを楽しく学べるコーナーがあるのですが(これは英語とファッション用語の勉強にも最適です)、その中のムービーにたびたび出てくる女性同士が楽し気に散歩をする光景がショーを見ていて思い出されました。

11:30
「マックイーン」の展示会で
故マックイーンを思う

 キルトがひとつのテーマと聞いて、「あ、故マックイーンが好きで、大英帝国勲章を受け取った時にも着ていたキルトですね」と反応してしまいましたが、違いました。今季のキルトは、ハギレを一枚布につなぎ合わせる方のキルトです。なんでもかんでも故マックイーンに結びつけて考えるのはいい加減止めないといけません。彼が亡くなってから今年で10年になり、後を継いだサラ・バートン(Sarah Burton)は「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のDNAを継承し、チームを作り・育て、成長させていますから!

 サラが引き継いだことのひとつはジャケットやコートの端正なシルエットです。そして、人の手の温もりを感じるキルトや刺しゅうがその端正なテーラードを飾るところがサラらしい。“LOVE”を感じるハートの刺しゅうやロケットペンダントなどの使い方もそう。表現方法は全然違うけれど、人間味があり、愛情深いところもサラは引き継いでいるな、と思います。故マックイーンのショーはフェティッシュで時にサディスティックでしたが、同時にいつも深い人間愛をそこに見ていました。

 ところで生前に「リー」と呼んでいなかった私は、今だにこの呼称を使うことができません。“亡くなったからって急に親しく振舞う”みたいだから。そんな、簡単に馴れ馴れしくはできないちょっとした緊張感が今もこのブランドにはあると思います。

14:30
「ミュウミュウ」を見ながら
ラフ・シモンズを考える

 ラフ・シモンズ(Rad Shimons)が「プラダ(PRADA)」グループに参画、のニュースについて国内外の業界人に意見を求めると賛否両論が返ってきます。私は、「ミュウミュウ(MIU MIU)」×ラフはお兄さんが妹のワードローブに口を出すようで??だけど、ラフの「プラダ」は楽しみ。「プラダ」の魅力のひとつである“インダストリー感”や“クラシックを大切にする姿勢”“優等生っぽさ”がラフのクリエイションと共鳴し未来を見せてくれそうです。なんて思いながら見た「ミュウミュウ」はむむむ、マキシ丈が多くていつもより大人っぽいです。余談ですが、ラフはやぎ座です。

15:30
「ジュンコ シマダ」で
トレンドをおさらい

 最終日の今日は、今シーズンの傾向を整理しながらショーを見ています。それでは「ジュンコ シマダ(JUNKO SHIMADA)」で2020-21年秋冬トレンドをチェックしてみましょう。

16:30
「ラコステ」のバッグは
ゴルフのキャリーケース!

 好きです、ルイーズ・トロッター(Louise Trotter)の「ラコステ(LACOSTE)」。ジェンダーレスなのに、着る人の個性を引き出すあたりにデザイン力を見ます。そしてゴルフをする身としては、ゴルフウエアにもいいよね、という目線で見ています。

18:30
全てをさらった
「ルイ・ヴィトン」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のショー会場は、いつものようにルーブル美術館の中庭に建てたテントです。演出は年々スケールアップし、もはや一日限りの劇場のような存在で、興行でも価値がある内容になっています。今回は、国と年代を超えた民族衣装を着た200人の合唱団をバックにショーが進みました。ウッドキッド(Woodkid)とブライス・デスナー(Bryce Dessner)が作曲した新解釈のクラシック音楽も素晴らしい。今季の全てをかっさらっていくような強烈なインパクトを残したショーでした。動画でぜひご覧ください。

番外3月12日(木)
「WWDジャパン」最新号
「パリコレ特集」を校了

 「WWDジャパン」3月16日号ではパリコレを特集しました。悩みに悩んで決めた表紙の写真とコピーは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のこちらです。多くの人が不安を抱え、気持ちがふさぎがちな今、このタイトルは重いよね、と思いつつ、パリコレで受け取った一番のメッセージがこれだったので決めました。詳しくはぜひ、手に取ってお読みください。

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今週のスケジュール(2020年3月23日〜2020年3月29日)

FASHION

25日(水)

ロコンド
パートナー向け説明会
15:45〜16:40 ユナイテッドシネマアクアシティお台場3番スクリーン
(東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場内)

BEAUTY

27日(金)

ラキャルプ
合同ブランド発表会
12:30〜18:00 Salon de LA CARPE
(東京都渋谷区神宮4-21-10)

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

流通の新業態というとリアル店舗で品目の組み方が変わったとか、ビジュアルが変わったとか、業態が変わったとか、出店場所が変わったとか・・・・というのが普通だったんだけど。これからの新業態はもしかしたらスマホのアプリ内で起こっているのかもしれない。

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「ユウショウ コバヤシ」2020-21年秋冬コレクション

 「ユウショウ コバヤシ(YUSHO KOBAYASHI)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

今スマートフォンを買うとしたら当然5G対応ですな。それ以外の選択肢はないだろうね。

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「鬼滅の刃」の人気はヘアカラーのトレンドにも影響している!? “派手髪”が増えている理由

 「WWDビューティ」3月19日号では、最新ヘアカラーをテーマに特集を組んだ。特集内では、2020年春夏におすすめしたいヘアカラースタイルを人気美容師に作ってもらったが、その多くがハイトーンのビビッドなヘアカラーを提案するなど、あらためてビビッドなヘアカラーが人気となっている。

 ではなぜビビッドなカラーが人気となったのか。ヘンケルジャパン シュワルツコフ(HENKEL JAPAN SCHWARZKOPF)リテール事業本部(以下ヘンケルジャパン)は、全国の20~60代の美容師男女100人と全国の20~30代の一般女性100人、全国の20~30代の派手髪(ピンクや赤、ブルーなど、鮮やかな色を髪全体もしくは髪の一部にあしらったヘアスタイル)経験女性100人を対象に「派手髪に関する実態調査」を実施した。

 調査によると、1.美容室では「昨年より派手髪のオーダーが3.6倍増加」したと現役美容師の62%が「派手髪のビジネスパーソンが増加した」と回答。2.77%の一般女性では「派手髪は自分の印象が悪くなってしまうと思う」と回答する一方で、派手髪経験者84%が「派手髪の自分に満足」し、54%は「印象がよくなった」と回答。3.派手髪経験者が感じるメリットとして「75%が自分に自信がついた」「90%がSNSの反応がアップ」と答えたという。

 こうした派手髪の人気についてヘンケルジャパンが、軍地彩弓ファッション・クリエイティブ・ディレクターに聞いたところ、「第一に働き方の変化。ダイバーシティー、インクルージョンがうたわれる今、髪色が自由な職場が増えている。 第二にSNSの影響。個人が発信する時代、ファッションで差別化をするより、簡単で変化がわかりやすい髪色はリスクが少なく変身できる。 第三にはアニメ&ゲームブーム。『鬼滅の刃』や『刀剣乱舞』などの2次元、2.5次元のキャラの人気はこのところ高まっている。アニメの登場人物のように、自身をキャラ変して楽しむようになった。第四の理由としては、ジェンダーの変化。男性でも女性でもLGBTQでも、性別を超えて、髪色は自由になっている。髪色を選ぶこと=人生を選択するという、よりポジティブな印象を与える。この本格的派手髪ブームは個人が尊重される、ダイバーシティー社会の象徴といえる」と語った。

 一方で派手髪が増えたのには、ヘアカラー剤やカラーケア剤の進化が挙げられる。ブリーチケア剤が登場したことで、以前よりもダメージを気にせずヘアカラーを楽しめるようになった。ここ数年、ヘアカラー剤の売り上げが伸びており、ヘア業界でも次々と新たな製品が誕生している。そうすることで、美容師も自分の狙った色を作れるようになり、より顧客への提案の幅が広がっている。このような薬剤や技術の進化もあり、今後も派手髪をはじめ、さまざまな色を表現できるヘアカラーの人気は続くだろう。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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「H&M」がコーヒーの粉や漁網から製作したサステナブルな最新コレクション発売

 H&Mジャパンは3月28日、サステナブルな素材や製造方法を取り入れたコレクション“コンシャス・エクスクルーシブ 2020SS(CONSCIOUS EXCLUSIVE)”を公式オンラインストアで発売する。発売に合わせて、海や植物などの自然を背景にコレクションのテーマや世界観を表現したキャンペーンムービーを公開したほか、28、29日にはポップアップストアを東京・表参道のバツアートギャラリーとB-SIDEにオープンする。

 H&Mはサステナビリティをビジネスの根幹として位置づけており、ファッションの未来をより持続可能なものにするためにさまざまな取り組みを行ってきた。2012年から発表している“コンシャス・エクスクルーシブ”は毎年テーマを設け、革新的でサステナブルな素材を使用したアイテムを提案している。

 “コンシャス・エクスクルーシブ 2020SS”は「LET’S CHANGE FASHION -私たちと再生をつなぐ旅-」をテーマに、普段の生活のなかで生まれた廃棄物を再生した素材から作るアイテムをラインアップした。使われる素材は、廃棄されたセルロース繊維を新しい繊維、糸、布地、衣類に再生した天然素材“CIRCULOSE”、ワイン製造時に廃棄されるブドウの皮・茎・種を使用したビーガンレザー“VEGEATM”のほか、二度いれしたコーヒーの粉をオフィスから回収して衣類を染める染色技術“COFFEE DYE”、廃棄される服や布地を原料とするリサイクルポリエステル“RENUTM”、海洋投棄された漁業用網などから100%再生したナイロン繊維“ECONYL”など。加えて、オーガニックコットンやテンセル(TM)リヨセルなどを使用し、環境や着心地にも配慮したコレクションに仕上げた。

 ポップアップストアではコレクションテーマに合わせ、アイテムのインスピレーション源となった1920年代に運行していたフランスの寝台列車「青列車(ル・トラン・ブルー)」をイメージしたインスタレーションを用意。“コンシャス・エクスクルーシブ 2020SS”で使用している素材やH&Mのサステナビリティに関する取り組みなどを紹介するほか、クラシックなスタイルを提案する“ベイビー&キッズ・エクスクルーシブ(BABY&KIDS EXCLUSIVE)”も販売する。特別なシーンから普段着まで使用できるようにホワイト、ネイビー、ベージュのカラーリングを採用し、兄弟姉妹がおそろいで楽しめるアイテムをそろえた。“ベイビー&キッズ・エクスクルーシブ”は、「H&M」限定店舗や「H&M」公式オンラインストアで3月下旬に順次発売する予定だ。

◼️ポップアップストア
日程:3月28、29日
時間:10:30〜20:00 (28日)10:30〜19:00(29日)
場所:バツアートギャラリー、B-SIDE
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5
料金:無料

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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「スック」2020年サマーコレクションは“夏を凍らせた”涼しげな美しさ

 「スック(SUQQU)」は5月1日、2020年サマーコレクションのメイクアップを発売する。今季は“FROZEN SUMMER”をテーマに清涼美なメイクを提案。限定パッケージは、白を基調にブルーの偏光パールをプラスした見た目も涼しげなデザインとなっている。

 4色アイシャドウパレット「デザイニング カラー アイズ」からは、どんな肌色にも浮かず、涼しげなサマーメイクを楽しめる限定色“凍夏”が登場。アイシーに輝くホワイト&クールなライトブルーにコーラル&ブラウンの組み合わせがアイメイクを引き立てる。また、滑らかなタッチのスティック型アイシャドウ「フロスティ シャドウ スティック」は単色でも印象的な目元を作る。

 口元は、20年春に登場したばかりのマットリップ「バイブラント リッチ リップスティック」と、シアーな発色の「モイスチャー リッチ リップスティック」からそれぞれ限定色2色を発売。マットタイプは夏らしい高彩度なカラーが立体感を演出し、艶タイプは上品な色味が表情を華やかに引き立てる。

 そのほか、甘くなり過ぎない2色のリキッドチーク「シマー リクイド ブラッシュ」、微細なブルーパールが自然な艶と潤いを与えるペン型コンシーラー「ラディアント クリーム コンシーラー」、指先も冷涼な印象に仕上がるオーロラカラーのネイルカラー「ネイル カラー ポリッシュ」をそろえる。

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「生産が追い付かない」 馬革だけを用いて東京で作られるレザージャケット専業ブランド

 「ファインクリークレザーズ(FINE CREEK LEATHERS)」は、ホースハイド(馬革)のみを用いて東京で自社縫製するレザージャケット専業ブランドだ。中心価格帯は12万~15万円。東京・大森に自社工房を構え、7人の職人が製作に携わる。山﨑佳克デザイナーは「多くのオーダーをもらっているが日産3枚が限界で、生産が間に合っていない」と言う。北海道から鹿児島までセレクトショップを中心に約25店舗で販売され、米国のセルフエッジ(SELF EDGE)や英国のリベット アンド ハイド(RIVET AND HIDE)など国外9カ国に卸している。「売り上げの半分を海外卸が占める」という。ボブ・ディラン(Bob Dylan)の息子でミュージシャンのジェイコブ・ディラン(Jakob Dylan)や、スペイン人カリスマシェフのセルジ・アローラ(Sergi Arola)も顧客だ。

 同ブランドのモデルも務め、「365日レザーウエアを着る」という雑誌「ライトニング(LIGHTNING)」(えい出版社)の小川高寛ディレクターは、「『ファインクリークレザーズ』の魅力は革質に尽きる」と言い、山﨑デザイナーも「タンナーにレシピを渡して革をなめしてもらっている」と自信を見せる。原皮選びにも厳しい目を向け、なめした革は自社で裁断する。これにより、さまざまな個性を持つ革を自在にデザインに当て込むことができる。

 ドイツ・ベルリンで行われる合同展「シーク(SEEK)」やニューヨークの「リバティ・フェア(LIBERTY FAIRS)」にも出展する。その際にも、「ひと目で質の高さを知らしめる必要がある」と山﨑デザイナーは言う。同ブランドがテーマとする“アメリカンビンテージ”の世界には、レガシーとしての“型”が存在する。それを外し過ぎればバイヤーからそっぽを向かれ、忠実復刻一辺倒では埋没してしまう。バイヤーがブースの前を通る瞬間に主張し、タッチさせ、羽織らせるだけの革質が求められる。「その分、食い付かせたら高確率でリピーター化できる」。

 針の穴を抜くようなニッチさで熱狂的なファンを抱える「ファインクリークレザーズ」だが、山﨑デザイナーの経歴もまた特異だ。出身地の北海道で中学校の音楽教師を務め、23歳のときに上京。スタイリストとしてテレビドラマの衣装などを手掛け、その後タレントが手掛けるファッションブランドの生産管理を行った。さらにアパレルメーカーで企画・生産を経験し、2017年に独立。クリエイティブワークスを設立し、「ファインクリークレザーズ」をスタートさせた。

 今後については、「“レザージャケットといえば『ファインクリークレザーズ』”となるのが目標だ。そのために革質を極めたいし、海外戦略も続ける。一方で、日本市場にはアメリカンビンテージとモードの間に隔たりを感じる。その壁を打ち破りたいし、モードに強いセレクトショップなどにも進出したい」と話す。

 クリエイティブワークスは「ファインクリークレザーズ」のほかに、馬以外の革も扱うレザーウエアブランド「ファインクリーク&コー(FINE CREEK & CO)」、ワークウエアブランドの「シーワークス(CWORKS)」、高機能素材を用いる「モシール(MOSSIR)」の3ブランドを持つ。

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資生堂Pのメンズ「ザ・グルーミング」が初の日焼け止めスプレー発売 男性のシミ・シワ・薄毛を防ぐ

 資生堂プロフェッショナルは3月24日、メンズライン「ザ・グルーミング(THE GROOMING)」から、サロン限定の日焼け止め用スプレー「UVプロテクター」(SPF50+・PA++++/60g、1900円)を全国の取り扱いサロンで数量限定発売する。「ザ・グルーミング」が紫外線ケアアイテムを発売するのは今回が初めて。

 背景は、夏に向けて、肌だけでなく髪や頭皮への紫外線ダメージに着目し、“簡単で快適な使い心地”によって男性のシミ・シワ・薄毛を防ぐためだ。

 「UVプロテクター」は、紫外線ダメージによる見た目の印象への影響に着目し、ウッディ・ハーバルの香りに、潤い感を加えて活力のある印象の肌と髪を守る。

 「ザ・グルーミング」は、サロン発のプロフェッショナルな考えに基づいた、髪・頭皮・肌のケアとスタイリングを可能にするメンズグルーミングライン。資生堂が長年、男性美容研究を続けてきたノウハウを生かし、よりよい効果と快適な使い心地を提供する。製品はシャンプー(120mL、1650円、500mL、4620円)、トリートメント(60g、1100円、500g、6050円)、ワックス(80g、2750円)、グリース(80g、2750円)、バーム(35g、2750円)などがある。

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雨と“雪”の「トム ブラウン」ショー会場を彩ったトリコロール&パステルカラーの来場者 パリコレ復活の冨永愛も

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は2020-21年秋冬コレクションのショーをパリ市内の美術学校で行った。当日はあいにくの雨となったが、会場内は人工雪が積もったファンタジックなセット。「トム ブラウン」のシグネチャーであるトリコロールテープが施されたアイテムやパステルカラーの服をまとったファッションアイコンたちが“雪”世界を彩った。

 会場には10年ぶりにパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)のランウエイを歩いた冨永愛の姿もあった。冨永は大判のトリコロールテープが施されたボリュームのあるフォルムのセットアップをセレクトした。そのほか日本からは、AMIAYA、マドモワゼル・ユリア、Shen、高瀬真奈、大石絵里が来場した。

 HBOドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」のスター、メイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)は、交際中の起業家ルーベン・セルビー(Reuben Selby)と一緒に来場。服を淡いブルートーンでそろえただけでなく、アイメイクもブルーのマスカラとシャドウでそろえていたことは話題を呼んだが、メイジーは「本当は2人で髪まで青く染めたかったんだけど、ブリーチ剤が買えなかったの」と明かす。

 多くの来場者が鮮やかなカラーのアイテムを選んだ中、ジャネール・モネイ(Janelle Monae)はモノトーンに徹したコーディネートを披露。韓国からはラッパーのワンも来場した。

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ヘアカラーで月間最高売り上げ450万円 コンテストでも活躍する「カキモトアームズ」のトップカラーリスト西野睦代

 数々のヘアコンテストに出場してグランプリを獲得するなど、ヘア業界ではトップクラスの技術力を持つ美容室「カキモトアームズ(kakimoto arms)」青山店に勤務する西野睦代トップカラーリスト。カットやパーマはせずに、ヘアカラーだけで月間最高売り上げ450万円を達成するなど、顧客も多く抱える。そんな彼女に売り上げの秘訣を聞いた。

WWD : 現在トップカラーリストとして活躍しているが、もともとカラーリスト志望だった?

西野睦代(以下、西野):最初はブライダルのヘアメイクに携わりたいと思っていたんですが、専門学校時代にバイトをしていた美容室で、ヘアカラーのモデルをやったことがきっかけでヘアカラーのおもしろさに気づきました。それで就職先はカラーリストが専属でいる「カキモトアームズ」を選びました。入社して約1年半でカラーリストとしてデビューしました。

WWD:月の最高売り上げは?

西野:最高は月450万円です。ハイライトを入れる私のお客さまの客単価は4万~5万円ほど。いかに満足してもらえるかをいつも意識しています。

WWD:ヘアカラーだけでその数字はすごい。カラーリストになってから売り上げは順調に伸びた?

西野:200万円くらいまでは比較的順調でした。よく作品撮りをしていて、その作品を見て指名してくれる人もいました。ただ、入社4年目でトップカラーリストになったんですが、それは先輩カラーリストが留学する際にお客さまを引き継いだ分の売り上げが大きくて、実際の自分の実力はまだそれに追いついていなかったのでつらい時期はありました。そこから1年くらいは伸び悩んだのですが、インスタグラムをきっかけに売り上げは伸びました。

WWD:インスタグラムはいつ頃からやっている?

西野:2018年8月から本格的にやり始めました。ただ最初は集客目的よりも、インスタグラムで見るヘアカラーのハイライトのデザインがキレイじゃないなと思ったのがきっかけです。それで“上質なハイライトのデザインを知ってほしい”という気持ちで始めました。それでやっていくうちにそれをきっかけに来てくれるお客さまが増えました。基本的には私がおすすめするデザインを掲載するので、それを見て来てくれるお客さまだとお互いのイメージも共有しやすく、満足度も高くなります。フォロワー数は多くないですが、それでも月10人ほど新規指名で来てくれています。私の客単価を考えるとそれでも多いと思います。

WWD:インスタグラムはどう使っている?

西野:毎日アップするように意識していて、今年に入ってからは1日3投稿を続けています。そして3回に1回は文字入りの投稿をするようにして、プロフィール画面で見た画面での見た目も意識するようにしています。最近は動画を投稿することが多いですね。ヘアスタイルをメインに投稿していますが、コンテストやプライベートなことは別のアカウントで投稿していて、使い分けるようにしています。

WWD:カラーリストの楽しい部分は?

西野:色を自在に扱えるところです。自分がイメージした色がしっかりと再現できるとすごく楽しいですね。私はヘアコンテストも大好きで、ロレアルプロフェッショナルが毎年行っている「カラートロフィー」の18年の日本大会でグランプリをとりました。それで19年に行われた世界大会に日本代表として出場し、そこではアバンギャルド賞を受賞しました。同じ19年には「JHCAヘアカラーライブコンテスト2019」の“オトナ・ステキアワード”に出場してグランプリに選ばれました。正直コンテストでグランプリを獲ったときはもう出場しなくてもいいかなという気持ちになるんですが、やっぱりすこし経つと出場したくなりますね(笑)。雑誌とか見ているとやりたいイメージがどんどん出てくる。コンテストって自分が自分でいられる場所だなと実感しています。そうやって美容を楽しんでいる私だからお客さまも応援してくれて、お店にも来てくれているんだと思います。

WWD:今後の目標は?

西野:売り上げはあまりこれ以上伸ばしたいとは思っていなくて、お客さまに信頼される美容師になりたい。それで好きなハイライトのデザインをできていれば幸せですね。

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プロサーファー高橋みなとが波乗りで得た精神力の強さ 「一度乗った波は二度と来ることがない。一瞬一瞬を大切にする」

 東京オリンピックで新たに競技として認定され、世間からの注目が高まるサーフィン。そんなサーフィン界で頭角を現すプロ選手の高橋みなとはサーファーの両親の元に生まれ、小学3年生のときにサーフィンをスタート。高校3年生のときにプロの資格を取得し、26歳の今も第一線で活躍している。そして今春、「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」の新たなアンバサダーに起用された。ベストセラーファンデーション「スキンインテンシブ スキン セラム ファンデーション」の発売5周年を記念するキャンペーンの一環で、ブランドとともに全ての女性が自身の魅力に気づき、自分ならではの美しさを讃えるメッセージを発信する。

サーフィンは自分のスキルや経験だけでなく、天候などさまざまな条件に自分の感覚を掛け合わせて戦うスポーツだ。見た目のかっこよさの裏には突き詰めた精神力があり、メンタルの強さも問われる。それはまさに、内面的な美しさを提唱する「ボビイ ブラウン」のフィロソフィーとも共通する。今回アンバサダーに選ばれた高橋選手に、女性アスリートとしての内面の強さや美の捉え方について聞いた。

WWD:サーフィンを始めたきっかけは?

高橋みなと選手(以下、高橋):父がサーファー、母がウイングサーファーだったので、幼少期から毎日海に行くのが当たり前でした。名前のみなとも地元の仙台新港からきているくらいです。小学校3年生のときにサーフィンを始め、高校三年生のときにプロの資格を取り、今も日本プロサーフィン連盟のプロサーファーとして活動しています。

WWD:オリンピックで公式種目に選ばれて以来、サーフィンへの注目も高まっている。

高橋:サーフィンって肌も髪も焼けるし、“チャラチャラ”したスポーツと思われがち。オリンピックの種目が決まったときも新聞の見出しは「まさかのサーフィンが公式種目に」という書かれ方でした。それまで認知度が低くてこういった一方的なイメージがついたのかと思いますが、その後取材を受けることも増え、少しずつ世間の見方も変わってきたと思います。最近は女性サーファーや大人になってからサーフィンを始める人も増えてうれしいです。

WWD:女性アスリートはメディアで「美しすぎる〜選手」など、見た目を重視して報じられることもしばしば。女性アスリートとしてこういうのはプレッシャーに感じる?

高橋:プレッシャーには思わないですね。でも本当は見た目ばかりでなく成績を見て欲しいです。今回「ボビイ ブラウン」のアンバサダーに選ばれたのも、普段はすっぴんで海に出ているので最初は驚きましたが、内面的な美しさを見てくださっているのがうれしかったですね。私はサーフィンしているときが一番楽しくて、サーフィンしているときが一番自分が輝く瞬間だと思っています。

WWD:メンタルはどう鍛えている?

高橋:厳しいトレーニングをひたすら積み重ねること。それが自信につながると信じています。ただサーフィンで難しいのは、自然が相手であることです。一度乗った波は二度と来ることはありません。そのときの風の向きや強さ、潮の引き加減、天候などすべての条件が合わさって一つの波になるんです。だから同じ条件で反復練習することができない。例えばスノーボードだったらリフトに乗って同じコースを反復できるけど、サーフィンはリフトに乗るまでも自分でやらなければならないし、同じコースなんて存在しません。天候や波はコントロールできないからこそ、精神力の強さが必要なんですよね。私は何度も波を乗り続けることであらゆるコンディションに合わせて準備しています。でもこれはサーフィンの魅力の一つでもあると考えています。同じ波が二度はないからこそ、一瞬一瞬を大切にします。よく波に乗った感覚について聞かれますが、本当に乗った人にしか分からない、特別な感覚なんです。

WWD:(サーフィンに対する)ネガティブな声もあったりする?

高橋:心配されることはあります。「その年になってまで日焼けしてお嫁に行けるの?」「ゴルフの方が儲かるよ」と言われたりも(笑)。でもそれは人それぞれの価値観であって、心配してくれるのはありがたいのですがあまり気にしていないですね。自分がやりたいことはサーフィン。一番喜びをくれるものを突き詰めれば良いんだと思います。

WWD:理想の女性像は?

高橋:これといったものはないですね。自分は周りに流されるタイプではないので。「私は私」と思える大人になりたいです。

WWD:「自分らしい」サーフィンは?

高橋:「女の子らしいサーフィンだね」と言われるのが嫌いです。逆に「男みたいにパワフルだね」と言われるのが好きで、波の乗り方も少し意識しています。

WWD:これからサーフィンを始めようと思う人にアドバイスをするとしたら?

高橋:いまこうやってサーフィンが注目され始めて、環境も少しずつ良くなっています。私が小さかった頃は、誰かに丁寧に教えてもらえるような環境はありませんでした。今大人に向けてサーフィンを教える仕事もしていますが、今後はガールズサーファーに教える仕事もしたいです。自分が小さかったことにできなかった体験を、未来のサーファーには与えたいですね。またサーフィンはハードなイメージがあるかもしれませんが、実は年齢や性別なく誰でも挑戦できると思います。サーフィンは自然が相手なのでいわゆるゴールもないですし、正解のスタイルもない。自分で新しい技を作るサーファーだってたくさんいます。プロサーファーとして、趣味として、ちょっとした運動として、携わり方もさまざまです。

WWD:今後アンバサダーとして発信したいメッセージは?

高橋:「ボビイ ブラウン」とのパートナーシップは、サーフィンの認知度がさらに上げられるチャンスだと思っています。また、内面の美しさは誰でも持っているもの。外見についてネガティブに考える女性は多いと思いますが、私はサーフィンを通してみんなが内面美に自信を持つきっかけづくりができたらうれしいと思います。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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初のBiSHに衝撃 アイドルに無知な記者が震えた「ネグレクト アダルト ペイシェンツ」無観客ライブ

 今年で38歳になる自分が「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS以下、ネグレクト)」の3月20日の無観客ショーを取材してよいのだろうか——会場となった東京・豊洲のライブハウス豊洲ピットに向かう道中、そんな葛藤をしていました。だって、出演するのがBiSH(ビッシュ)、BiS(ビス)、豆柴の大群という人気アイドルばかりだったから。不安な気持ちを少しでも奮い立たせるため、道中はゴリゴリな米ロックバンドのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)を聴きながら、同バンドのギタリストであるトム・モレロ(Tom Morello)の攻撃的リフで闘魂注入します。

 振り返れば2週間前、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の中止で公式会場が使用不可になったことをを受けて、「ネグレクト」が別会場を借りてライブ配信を予定しているというのを知り、これは行くしかない!とPRに勢いのまま取材を申し込みました。安全対策の徹底なども含めて交渉を進める中で、出演者がBiSH、BIS、豆柴の大群のオールメンバーというのを知り、「おお、まじっすか!」と驚くフリをしてみたものの、ぶっちゃけ、全然知らなかったんです。同ブランドの渡辺淳之介デザイナーがプロデュースしているのは薄く知っていましたが、実は電話を切ってからめちゃくちゃググりました。本当にすみません。

まずメイクが楽しすぎた

 現場に入ると、メンバーたちはヘアメイク中。いつもとは違った緊張感でメイク室に挨拶に行くと、目の前にはなんとX JAPANとKISS!……風のメイクをしたBiSHとBiSがいるではないですか。しかもリーダーYOSHIKIの伝説のヘアスタイル“ウニ頭”を忠実に再現しているあたりがツボ。でも6人のBiSHに対してX JAPANは5人なので、1人足りません。この日のメイクをリードした資生堂のメア&メーキャップアーティストの豊田健治さんに聞くと、「そう、足りないんです。だからハシヤスメ・アツコさんには英バンドのジグ・ジグ・スパトニックになってもらいました。顔にかぶせる網タイツも急きょ買いに行ったんですよ」とのこと。確かに顔に網タイツなんてX JAPANにはいなかったから、そういうことか。豆柴の大群のメイクについては「アイドルがテーマです」と直球のお答え。なんだか忙しそうだけどメイクスタッフも楽しそうだし、出演メンバーも互いのメイクを褒め合っていてワイワイ楽しそう。37歳の記者はますますどこに行っていいかわからず、肩身が狭くなるのでした。

 そんな時、通路の先に“Tシャツおじさん”こと丹野真人「タンタン(TANGTANG)」デザイナーを発見!この状況でおじさんがおじさんを発見した時の安心感は、もはや砂漠の中の湖、雪原の中のかまくら、海外コレクション取材中にトイレを発見した時のそれ。過去には「ネグレクト」とコラボもしていましたが、今回は「ただ見に来ただけ」という丹野デザイナーがめちゃくちゃ暇そうだったので、出演者のフィッティング中は話し相手になってもらいました。こんなご時勢じゃなければ「ありがとう」と握手したかった。20-21年秋冬にはBiSHのセントチヒロ・チッチさんとのコラボTシャツも発売するそうです。

最初のBiSからすでに圧倒される

 リハが終わり、ついにライブ配信開始の20時まであと5分。3000人以上を収容する大箱の豊洲ピットが、無観客のため余計に広く見えます。定刻となり、BiSがトップバッターとして“STUPiD”を披露しました。あれ?なんか思ってたのと違う。無知な僕はもっとキャピキャピしているイメージでしたが、超ロック。パテントのライダーズや複数のファスナーを斜めに走らせたチェスターコートなどの強い服も後押しして、超ロック。予想をいい意味で裏切られたパフォーマンスに、終演後は一人でつい拍手しそうになりました。誰かと共有したくて視線をふと横にやると、制作スタッフは真顔。当たり前ですが、真剣です。観客気分になり失礼しました。

クロちゃん、麺を食わされる

 二番手は豆柴の大群です。こちらも“りスタート”のパフォーマンスが結構激しく、おそろいの黒いスカートが左右に激しく揺れます。胸にコレクションテーマ“DOG”がプリントされたパーカや、明らかに猫やんけという下手ウマイラスト入りのスエット、“ADULT”という文字が刻まれた鮮やかなボアジャケットなど、オーバーサイズなウエアがダンスをさらに大胆に見せます。そして曲の途中でメンバーが舞台袖に消えたかと思うと、彼女たちに手を引かれて、グループのアドバイザーを務めるクロちゃん(安田大サーカス)がアイマスク姿でサプライズ登場!ライブ配信ではどれぐらい伝わったのかわかりませんが、「どこなの!」「ちょっと何これ!」的なことを上下ばっちり「ネグレクト」の服で叫び続けていました。そして、ついにその瞬間が訪れました。「ネグレクト」のショーといえば“何か麺を食う”謎の演出が一部で人気で、これまでカップ焼きそば、ナポリタン、流しソーメンと続けてきましたが、今回はいつもと違う無観客ライブ。実は裏で麺類がないかこっそり調査もしていて見当たらなかったので(さすがに『ネグレクト』も自粛だよね)と、諦めていたんです。でも舞台袖からクロちゃんのもとに突然駆け寄ってきた渡辺デザイナーの手には、出たーーカップ焼きそば!もはや小さくガッツポーズするほど感動しました。さすがに制作スタッフも笑っているだろうと視線を再び横にやると、やっぱり真顔。むしろさっきよりイカつい表情でモニターのクロちゃんをにらみつけるようにチェックしています。裏方さんたちの配信にかける思いが伝わってきました。

BiSHに胸が熱くなる

 トリを飾るのはX JAPAN風のBiSH。“楽器をもたないパンクバンド”を自称する通り、“GiANT KiLLERS”のパフォーマンスはマジで激しい。YOSHIKI風メイクのアイナ・ジ・エンドさんの“ウニ頭”が床に刺さるんじゃないかと思うぐらい圧倒されました。チェックの切り替え入りのシャカシャカブルゾンや、ダルメシアン柄のパンツがいい感じのヤンキー感。ジグ・ジグ風のハシヤスメさんのネップツイードのジャケットには上品な雰囲気があったり、PATA風メイクのリンリンさんはデニムの硬派なセットアップだったりと、日常の延長線上にある服で派手さはないんのですが、ごった煮のカオス状態。不思議なことに、パフォーマンスや服はキャッチーなのに、まるでレイジを聴いている時のように、トム・モレロのリフで体を揺らしている時のように、胸がじわじわと熱くなって震えます。ライブ配信が終わると、メンバーは「めっちゃ気持ちよかった」と口にし、3グループ全員が裏方のスタッフ一人一人に元気に挨拶をして舞台を降りていきました。完全にいちファンのおじさんと化していた丹野デザイナーが「観客が入ったライブは、こんなもんじゃないから」と目を輝かせます。今のアイドルってこんなにもすごい熱量なのか。

「東コレは中止でも、僕らの歩みまで止めたくなかった」

 ライブ配信を終えた渡辺デザイナーは、達成感のある表情でした。「東コレに参加することは特別なこと。でも中止になったからといって何も発表せず終わるのは、僕たちの歩みまで止めてしまうことになると思った。得意のライブという一発勝負にパッションを込めて、見てくれた人と雰囲気を共有したかったんです」。そして、ライブ配信だからこそできることを考えたといいます。「うちの事務所WACKに所属するグループがライブをすることで、『ネグレクト』を知らない人も楽しめるし、ブランドしか知らない人には音楽をやっていることをアピールできる。ファッションと音楽のつながりをライブ配信で表現し、ピンチをチャンスに変えたかったんです」。こんな時だからこそ楽しいことを!という思いがにじみ出ています。そして、クロちゃんが食べたカップ焼きそばについて聞かないわけにはいきません。「今回は配信でたくさんの方が見てくれると思ったので、原点回帰でカップ焼きそばにしました。いつも通り、特に意味はありません。でもなぜなんでしょう。僕も裏で見ていましたけど、何か麺を食うってだけで面白くないですか?」。はい、めちゃくちゃ面白いです。卸先のGR8にも「あの麺のブランド」といって買い物に来る人もいるのだとか。それにしても、カップ焼きそばに“原点回帰”という表現を使うことになるとは……。肝心のコレクションは、渡辺デザイナーが本当に着たいと思える服だけを作ったそう。テーマに掲げた“ドッグ コレクション”については「それも、意味はないんですよ」と恐縮気味。あの下手ウマな猫は“ドッグ”という名前らしく、もう意味がわかりません。でも考えるな、感じろ的な問答無用っぷりが「ネグレクト」の魅力なのです。こんな時だからこそ、刺さります。

 ロックとモードのことしか頭になかった20代前半までは「いや、俺アイドル興味ないんで」とカッコつけてしまったこともありました。でも、時代の変化とともにアイドルカルチャーも進化ていることを「ネグレクト」のライブ配信は教えてくれました。日本のカルチャーはまだまだ元気です。とりあえず「ファッションも最高だし、アイドルも最高だよね」と今後は胸を張って堂々と宣言することを誓い、帰り道にカップ焼きそばを買って家路に向かいました。

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D2C企業が韓国アパレル&化粧品の発注から販売をサポート コロナで仕入れ不可となった企業を優先

 インフルエンサーD2Cブランドのプラットフォームを提供するPATRAは、韓国アパレルと化粧品の発注から販売までをサポートする新サービス「オーナーズ バイ パトラ(OWNERS BY PATRA)」をリリースした。同社が韓国に持つ子会社PATRA KRを通じて、これまで蓄積・開発してきた韓国アパレルや化粧品の受発注システム、商品データベース、物流オペレーション、販売プラットフォームを開放する。これにより、日本から韓国の商品を買い付けたり、現地の工場に生産の依頼を出したりすることが可能になるほか、生産から販売がワンストップでできる。4月末まで手数料無料で先行利用パートナーを受付中で、新型コロナウイルスなどの影響で商品仕入れが行えなくなった企業を優先的にサポートするという。

 同サービスは短納期小ロットでの生産や仕入れに特化しており、最短10日間での輸入仕入れが可能。仕入れは1SKU当たり3着からで、生産は1SKU50着から。10以上の現地工場から商品企画に応じて選ぶことができ、受注生産も可能だという。仕入れは韓国の東大門を中心に約1万種類の商品から選べる。また、現地の子会社を通じて直接オペレーションをしているため、ノベルティーの同封や検品、タグの取り付けなど細かい作業の指示を行える。

 PATRAは2016年に女性向けの分散型メディア「パトラマガジン」からスタート。18年1月に自社ブランド「メロウネオン バイ パトラ(MELLOWNEON BY PATRA)」を設立してアパレル事業に参入し、現在は複数のインフルエンサーブランドを運営している。商品の生産背景は主に韓国で、19年に韓国に現地法人を設立している。

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「ビームス ジャパン」と「ピルグリム サーフ+サプライ」が京都・新風館にオープン

 ビームスは同社が運営する「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」と「ピルグリム サーフ+サプライ(PILGRIM SURF + SUPPLY以下、ピルグリム)」を4月16日に開業する京都の複合施設「新風館」にオープンする。共に西日本初出店。新風館は、日本初上陸となる米国発のエースホテルなどが入る施設で、オープン前から話題になっている。

 日本にかかわるモノ、コト、ヒトを発信する「ビームス ジャパン」は新宿店、渋谷店に次ぐ3店舗目。古都・京都を拠点に、地元の作家や企業とのコラボレーションのほか、独自にアレンジした日本の銘品や土産物、オリジナルのアパレルなどを並べる。オープンに合わせて、京都の技細工を用いたジュエリーブランド「花背ワラ(HANASE WARA)」に別注したしめ縄モチーフの8種類のブローチ(3000~6300円)や京都・清水焼の「蘇嶐窯」に特別にオーダーした飛青磁や飛鉋(3500~3万円)を発売する。また、京都店限定のフィールドウオッチ(1万3000円)などもラインアップする。

 国内2店舗目となるニューヨーク・ブルックリン発のセレクトショップ「ピルグリム」は、ブランドコンセプトの“自然と都会のデュアルライフ”を体現するオリジナルコレクションと国内外からセレクトしたファッションとアウトドアのアイテムをそろえるほか、アクティビティーやイベントも開催していく。オープンに合わせたロゴTシャツなどの先行発売に加え、5月6日まで「ピルグリム」のロゴを手掛けたアーティストのトッド・セント・ジョン(Todd St. John)によるアートショーを開催する。クリス・ジェンティール(Chris Gentile)「ピルグリム」オーナーが京都の街を撮り下ろした写真集も店頭配布する。

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パリ・オペラ座バレエダンサーの美に迫る写真展「In Situ」がシャネル・ネクサス・ホールで開催

 世界最高峰のパリ・オペラ座の舞台で、華麗なパフォーマンスによって人々を魅了するバレエダンサーたち。そんなダンサーたちの美しさをあますところなく捉えているのが、写真家ピエール・エリィ・ド・ピブラック(Pierre-Elie de Pibrac)だ。現在、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールでは、2013-14年と14-15年の2シーズンにかけて彼がパリ・オペラ座バレエ団に密着、撮影した作品を展示した「In Situ」が開催中だ。

 写真展「In Situ」は「Confidence(信頼)」「Catharsis(カタルシス)」「Analogia(アナロジー・類推)」の三部から成り、唯一のモノクロシリーズである「Confidence」は、バックステージやリハーサル中に撮影した写真で構成。ダンサーたちの生々しくも情感あふれる瞬間を捉えた。「Catharsis」はダンサーのエネルギッシュな動きを抽象的かつ絵画的に表現したシリーズだ。「Analogia」はバレエダンサー11人と共同して制作。数々の伝説が生まれたガルニエ宮という歴史ある空間の中にダンサーを注意深く配置し、壮大な絵画のような写真に仕上げた。

 一般公開に先立って行われたプレス内覧会にはピブラックも来日。三部作「In Situ」の制作にあたり、「もともとこのプロジェクトは当時婚約者だった妻オリヴィアのアイデアでした。『もしダンスをテーマに写真作品を制作してくれたら、それは最高に美しい自分への贈り物になる』と背中を押してくれたことがきっかけでした。そして、調査のために数多くの映画やドキュメンタリー、写真プロジェクトを見ました。中でも特に役に立ったのが、妻の好きな映画の一つ、オペラ座のバレエ学校を描いた『L’age heureux(幸せな年頃)』です」と話し、「ガルニエ宮の屋根の上での撮影が一番強く記憶に残っています。実はその日に娘が生まれたので、撮影日と娘の誕生日が一緒なのです」と振り返った。

 全シリーズを通して、ピブラックの被写体に対する洞察力と親密さが感じられるとともに、パリ・オペラ座バレエ団を取り巻く環境を独自の視線で探り、切り取った作品展となっている。

 なお、開催日時は今後変更の可能性があるため、来場の際は「シャネル」の公式ウェブサイトで最新情報の確認を。

■「In Situ」ピエール = エリィ ド ピブラック展
日程:3月11日〜4月5日
時間:12:00〜19:30
定休日:無休
場所:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
入場料:無料

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