LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、6月5日に最終選考が予定されていた2020年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」の中止を発表した。それに代わり、アメリカファッション協議会(CFDA)同様、新型コロナウイルスのパンデミックにより深刻な財政難に直面する若手デザイナーの支援を行う。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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ドイツ発ラグジュアリーライフスタイルブランド「MCM」の2020年春夏コレクションは、“From Munich Disco To Berlin Techno”がテーマだ。これは、1976年のブランド誕生から現在までの音楽史の重要な瞬間を称えながら、ブランドの軌跡をたどるというもの。「MCM」のダーク・ショーンベルガー(Dirk Schonberger)グローバル・クリエイティブ・オフィサーは、ミュンヘンのディスコ全盛期のスタイルやルックス、テクスチャー、ムード、アティチュードなどを、現在のベルリンで見られるコンテンポラリーなアートシーンやクラブカルチャーのスタイルに落とし込んだ。そんな「MCM」の最新コレクションから今回ピックアップするのは、ヘリテージやクラフツマンシップに根付いたシックなコレクションだ。若者に好まれる従来のパブリックイメージとは一線を画し、バランスと繊細さを兼ね備えたデザインには、モダンな雰囲気さえ漂う。大人のための新しいバッグコレクションを紹介する。
「MCM」は昨年9月に伊勢丹新宿本店本館1階にウィメンズコーナーを、今年2月に同店メンズ館1階にメンズコーナーをオープンした。“ヴィセトス”を落ち着いたカラーリングに落とし込んだ上品なアイテムをセレクトするほか、「フェノメノン」とのコラボレーションライン“MCM バイ フェノメノン(MCM BY PHENOMENON)”の限定トートバッグを販売するなど、ココでしか買えない商品もそろう。ゆくゆくはレディ・トゥ・ウエアのコーナーも出店し、ブランドの世界観を見せていきたい考えだ。
Day (who effin knows) Quarantine: almost died today while walking my dog, have whiplash, anxiety levels are high, questioning my sanity. Unsure if I am in an episode of Black mirror. #QuaratineDiary#SendHelp
カレラ・クルニク(Carrera Kurnik)=同カルチャー部門エディターは、「スキンケアブランドの『キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)』はアンバサダーがメッセージングアプリを使ってフェイシャルケアなどのアドバイスを行い、顧客とのつながりを維持している。インスタグラムでのライブ配信や、ソーシャルメディア上で消費者に参加を呼びかける“○○チャレンジ”などを行うブランドも多いが、いずれも顧客とつながることを目的としている。小さなことでもいいので、消費者の不安や孤独をやわらげるための工夫をすることが重要だ」と説明した。