「SK-II」と競泳・池江璃花子選手がフォトダイアリー企画 ベリーショート姿で現在の心境を語る

 「SK-II」は18日、競泳の池江璃花子選手を起用し、フォトダイアリー企画「ディス・イズ・ミー(THIS IS ME)」をスタートした。今年行われるはずだった東京オリンピックのメダル候補だった池江選手だが、2019年2月に白血病の発症を公表。1年以上の闘病生活を続け、現在は再びプールに戻りトレーニングを再開している。そんな池江選手を五輪公式スポンサーであるSK-IIがサポート。スペシャルページとインスタグラム、ツイッターで池江選手の“今”を定期的に伝えていく。

 第1回のフォトダイアリーでは「白血病の闘病生活中に、私に強さをくれた皆さん、家族や友人、温かい応援をくださった皆さんのおかげで、病気を乗り越えることができました」とメッセージを寄稿。動画ではベリーショート姿で発症してから現在までの心境のほか、アスリートとして、女性としての気持ちを率直に語っている。

 撮影は池江選手より“ありのままの自分を撮影してほしい”というリクエストがあったという。「自分に正直で、真摯でありたいという私の気持ちを『SK-II』は大事にしてくれました。私の心の準備ができた時に、私らしいやり方で。皆さんに回復への道のりを、メッセージとして発信することをサポートしてもらい感謝しています」と池江選手。

 サンディープ・セス(Sandeep Seth)グローバル「SK-Ⅱ」最高経営責任者(CEO)は「池江さんのしなやかな強さは、わたしたちのインスピレーションです。 SK-IIは、運命はチャンスや偶然によるものではなく、選択によって決められるものだと考えています。池江さんは、芯の強さ、自分自身に正直であること、そしてどんなに困難なことがあってもあきらめないことの意味を私たちに教えてくれました」とコメント。今後もブランドの理念としている“チェンジ ディスティニー 〜運命を、変えよう”を体現する池江選手をサポートしていく。

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古着店「デプト」がオリジナルのバンダナマスクを製作 オンラインで販売

 古着店の「デプト」は5月15日から公式オンラインストアで、ユーズドのバンダナを使ったオリジナルマスクを販売している。

 倉庫にあったバンダナを活用し、手作業で製作した。そのため、色や柄が全て異なり、一つとして同じものがないマスクだ。マスクのデザインはもちろん、製作工程や梱包作業などの全てにおける衛生面にも注意を払ったという。

 サイズは大人用のウィメンズ(18.5×9.5cm)、メンズ(21.5×9.5cm)とキッズ(13×8cm)の3種類。大人用は各3000円、アソート3枚セット(大人用)は9000円、キッズアソート3枚セットは7500円だ。

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パルコが名古屋と福岡、広島で再開

 パルコは広島店と福岡店を20日から、名古屋を22日から営業を再開する。パルコは緊急事態宣言の解除に伴い、14日からすでに仙台と松本、静岡の店舗の営業を再開していた。ただ短縮営業になり、一部の店舗については再開後も臨時休業を継続する。

 営業時間は広島店は11時〜19時まで、福岡店は物販が10時〜20時半、飲食が11時〜21時、名古屋店は11時〜20時までとなる。来店客へのマスクの着用を呼びかけ、混雑状況によっては入店制限をかけること、一部のショップでは飛沫飛散防止のためシールドの設置などを行う。

 東京都心の渋谷店や錦糸町店については引き続き臨時休業を継続する。

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聖地で生み出される最高級“便所サンダル”

 リモート生活が始まって約2カ月。髪の毛のセットをすることもなくなり、おうち時間の大半はパジャマで過ごしてしまっている……。とはいえ家の中にずっといては体に悪いだろうと、2駅分離れた公園ぐらいまでは歩いたりしている。ワードローブにはカラフルな服が多いため、悪目立ちしないよう日々チェンジして、結果として着こなしに気を遣っている格好だ(笑)。とはいえ、公園では風が吹けば砂埃が舞うので、足元はもっぱら2軍のスニーカー。しかし気温上昇に伴い、そろそろサンダルかな?と考えていた。

 通退勤がなくなった分、ネットショッピングには十分な時間ができた。あれこれ眺めていて、あるブランドに出合った。それが奈良県発の「ベンチ(BENCH)」だ。実はサンダルの季節のたびに気になっていたブランドで、公式ECの中でビビビ!ときたのが、手刺しゅうブランド「ケンダイ(KENDAI)」のワッペンを付けたモデル。でも、そこには“SOLD OUT”の文字……。あきらめきれずに特設フォームから問い合わせてみる。すると、「ちょうど今月から受注生産を開始する」との回答。なんでも聞いてみるものだ。さっそく1足オーダーさせてもらった。

 欲しいと思ったもの(=興味を持ったもの)は、きっちり調べたくなる。職業病かもしれない(笑)。奈良県はかつて履き物の街として栄え、今でも靴下や革靴産業にその名残がある。中でも“便所サンダル”“ベンサン”と呼ばれるPVC素材の一体成型サンダルの一大生産地だ。国内に3社ほどしかない主要メーカーは全て奈良にある。実家や田舎のおばあちゃんの家に必ずあって、その履き心地の良さや“ぜんぜん壊れないな”という丈夫さは誰もが体験済みだろう。仕上げ加工により抗菌効果も高く、それゆえの便所需要であり、ほかにも病院や学校などの公共施設で長い間親しまれている。

 その便所サンダルをアップデートしているのが「ベンチ」だ。藤澤豊生ディレクターは、東京でファッションPRや大手スポーツアパレルのデザインチームに所属したのち、2018年に同ブランドをスタートさせた。「便所サンダルの魅力を世界に発信していきたい」と意気込み、ジャーナルスタンダードやビームス プラネッツなど大手セレクトショップを中心に100店舗以上に卸している。「消化率は、ほぼ100%」だという。ちなみに主力アイテムの単価は7000円前後で、2019年の生産数は2万足だ。

 さて、届いたサンダルを履いてみる。そうそう、この感覚この感覚!懐かしく、そして安定のフィット感だ。艶感のあるブラックに虎の刺しゅうだから、モノトーンなセットアップスタイルの外しにだって良いと思っている。「ベンチ」を買い付け、また別注も行うジャーナルスタンダードの松尾忠尚ディレクターからは、「クッション性抜群のシャークソールの履き心地も格別!」と聞いているので、次はそちらにも挑戦してみたい。

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阪急うめだ本店と阪神梅田本店が営業再開 21日から平日のみ

 エイチ・ツー・オー リテイリングは21日から、阪急うめだ本店、阪神梅田本店など基幹店を含む11店舗の営業を再開する。ただし新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2店に加えて神戸阪急、阪急メンズ大阪は週末全館休業となる。同社の店舗では唯一、阪急メンズ東京(東京・有楽町)が全館休業を継続する。

 再開する店舗と営業時間は次の通り(レストランや食料品など一部フロアは営業時間が異なる)。

阪急うめだ本店 午前11時~午後7時(土日は全館休業)
阪急メンズ大阪 午前11時~午後7時(〃)
神戸阪急 午前11時~午後7時(〃)
千里阪急 午前10時~午後6時
高槻阪急 午前10時~午後7時(土日は午前10時~18時)
川西阪急 午前10時~午後6時
宝塚阪急 午前10時~午後6時
西宮阪急 午前10時~午後6時
三田阪急 午前10時半~午後6時半
博多阪急 午前11時~午後7時
阪神梅田本店 午前11時~午後7時(土日は全館休業)

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東レの中長期経営ビジョンの柱はサステナビリティ 繊維事業は2022年度の売上高1兆円が目標

 東レは、今後10年間ほどを見据えた長期経営ビジョン「TORAY VISION 2030」と、2020年度から22年度までの3年間の中期経営課題「プロジェクト AP-G 2022」を発表した。

 柱は、東レの革新的技術と先端材料を駆使したサステナビリティ事業の拡大だ。その軸としているのが、地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決に貢献するグリーンイノベーション(GR)事業と、医療の充実や公衆衛生の普及促進などに貢献するライフイノベーション(LI)事業の2大戦略だ。同ビジョンでは、30年度の数値目標として、13年度の実績比でGRの売上高(4631億円)と売上収益を4倍、LI(1196億円)の売上高と売上収益を6倍、またCO2削減貢献量(0.4億t)を8倍、水処理貢献量(2723万t/日)を3倍にするなどの数値目標を定めた。その上で、22年度に目指す数値目標を売上高2兆6000億円、事業利益1800億円(国際基準ベース)とした。30年度の数値目標は公表していない。

 日覺昭廣・東レ社長は、「新型コロナウイルスの影響は1年半後に終息し、22年度は成長に転じると予想している。そのとき、社会的ニーズがさらに高まるGRとLIの両事業の付加価値化、差別化を図り、ビジネスを拡大したい。地球規模の課題解決に貢献できると思う。設備投資のリターンを確実に得ることが課題だ」と話した。

 また、繊維事業の衣料関連事業については、「この2年は、暖冬などの影響で売り上げが落ち込んでいるのは事実。新型コロナの影響が収束後の市場は、以前と変化し、新しい価値観を持った商品が求められると思う。当社の革新的技術を駆使した機能性繊維を開発し、感性に訴える素材や商品開発を推進したい。(戦略的パートナーシップを締結している)ユニクロとも話している」と説明した。繊維事業は22年度の売上高1兆300億円、利益760億円を目標としている。

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営業再開の日本橋高島屋S.C. 待ちわびた客が買い物を楽しむ

 日本橋高島屋S.C.は18日、全館営業を再開した。都心の百貨店の営業再開は、4月7日の緊急事態宣言以降初めて。これまでも営業してきた地下1階食料品売り場に加え、本館と新館の地上階がフルオープンした。ただし、本館2階特選フロアおよび時計、呉服・宝飾・美術、化粧品および一部の売り場は再開を見合わせる。また当面の間、10時半~6時に営業時間を短縮する。

 小雨が降った再開当日は地下鉄直結入り口に100人近い列ができ、それぞれ間隔を空けて開店を待った。開店時刻(10時半)になると、感染防止の観点から従業員は「いらっしゃいませ」の発声もなく、無言で頭を下げて客を出迎えた。

 店内では、再開を待ちわびた客が買い物を楽しむ姿が見られた。東京都の70代女性は、「知人への贈り物を何とか今日買えて間に合いそう。高島屋なら間違いない」とほっとした様子だった。40代の女性も「何か目的があって来たわけではないが、気分が沈みがちな中で買い物できると刺激になる」と話した。

 百貨店側の感染防止対策として、レジや相談カウンターには飛沫防止シートを設置し、金銭の受け渡しはトレーで行うようにした。密閉空間となるエレベーターでは、添乗する従業員はフェイスシールドを装着。近隣のビジネスマンによる利用を想定し、6階紳士服フロアなどで平日夕方以降の入場規制も検討する。バックヤードでの過密を防ぐため、従業員の着替えには売り場試着室の利用も推奨する。

 飯塚武志高島屋日本橋店長は「すでに再開している玉川店などでは、特に週末にかけて多くのご利用があった。当店でも混雑時は入場規制などの措置により感染防止対策を図っていく」と話した。

 高島屋は同日、そのほかに高島屋大阪店、高島屋横浜店、タカシマヤタイムズスクエア(東京都渋谷区)、高島屋堺店(大阪府)、高島屋泉北店(同)、高島屋港南台店(神奈川県)、高島屋大宮店(埼玉県)を再開する。

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喜覚崚介の「アダンス」が期間限定でVR SHOPをオープン

 喜覚崚介が“何かに踊らされず、自ら踊るための服”をコンセプトに2018年に立ち上げたストリートブランド「アダンス(ADANS)」が、期間限定のVR SHOP(仮想店舗)をオープンした。5月24日までで、ブランドの公式インスタグラム(@adans_official)にあるURLから訪れることができる。

 新型コロナウイルス感染症のため顧客が実店舗に訪れることができない今、来店時に近い体験を提供したいという思いからオープンにいたった今回のVR SHOP。「アダンス」は旗艦店を持たないために撮影は貸しスペースで行われ、現実世界同様に時間帯で店内の様子が変わるシステムを採用し、さらに特定の時間帯に訪れると全く異なる雰囲気になる。

 店内では2020年春夏のアイテムを取り扱うほか、最大90%オフのクーポンが数カ所に隠されているという。

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コロナ禍で広がるビューティ企業の支援・寄付への取り組み 海外ビューティ通信シンガポール編

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、シンガポールなど、7都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。

 世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス。4月7日から6月1日までサーキットブレーカー(ソフトロックダウン)中のシンガポールでは、スーパーマーケット、薬局など生活に必須な業種を除き小売店の営業が禁止されている。コスメショップ、エステ・ネイルサロン、百貨店は約2カ月閉店を余儀なくされており、当地のビューティ業界にとって大きな打撃となっている。(本文中の円換算レート:1シンガポールドル=75円。この記事はWWDビューティ2020年5月14日号からの抜粋です)

 コロナ禍の今、ロレアルやクラランス、ロクシタン、LVMH、資生堂、コーセーなどグローバルビューティ企業の多くが対策に乗り出す中、当地のローカルビューティ企業もCSR活動(企業の社会的責任)に積極的に取り組んでいる。

 国内では唯一シンガポール科学技術研究庁と共同開設したラボで研究を行う総合美容メーカーのEstetica(エステティカ)は、3月から生産ラインの一部をハンドサニタイザーの製造に切り替え、2000本以上を生産。現在、オンラインでの購入者に50mL容器入りのハンドサニタイザーを配布している。同社は1980年に創業し、ベストセラーのアイマッサージャー「インテリジェント アイ リバイタライザー」や「アイ リペアカプセル」などアイケアを中心としたスキンケア製品を展開している。当地のエステサロン市場ではトップシェアの地元有力企業であり、CSRに対する意識は高く先陣を切って取り組んでいる。

 またヘアケアブランド「Verdure Hair(ヴァージャ・ヘア)」は、4月のオンラインショップの売り上げの5%を、共同募金の「The Courage Fund(カレッジ・ファンド)」に寄付した。このファンドにはDBS銀行やシンガポールテレコムなど地元有力企業のほか多くの個人も寄付を行っている。4月末時点で募金額は約1150万シンガポールドル(約8億6000万円)に上り、医療従事者やボランティア、感染者の家族への支援金として活用されている。ヴァージャ・ヘアの主力製品「ヘア・フォール・コントロールシャンプー」は、ヒアルロン酸やビタミンB3、イチョウ葉エキス、ショウガの根、ラベンダーやオレンジピールオイルなど天然有効成分を豊富に配合した無香料シャンプーで、シリコン・パラベン・サルフェートフリーの優しさが抜け毛や薄毛に悩む中高年層から支持を集めている。昨年は「ハーパーズ バザー ヘア アワード」をはじめ3つのアワードを受賞するなど、注目度が高まっている企業だ。

 そのほか、スーパーフードスキンケアの「Sigi Skin(シギ・スキン)」は、3月からオンラインショップでの購入者にサージカルマスク2枚を無料で配布する取り組みを行っており、4月末時点で800枚以上を配布した。

 このようなビューティ企業の取り組みは報道やソーシャルメディアで紹介され、注目を集めている。生産ラインを生かしたり、寄付を行ったりと方法は多様だが「すぐにできること、役立つことは何か」を考えCSRを果たそうという思いは各企業で同じだ。外出制限中の消費者も、前代未聞の難局に各企業が行った対応を注視しているはずである。新たなファン獲得にもつながり得るのではないか。

田嶋麻里江 : ライター。幼少期を過ごしたシンガポールに移住して14年目。ラジオDJ、バイオリン奏者を経て、当地の情報をジャンル問わず発信中。著書に「世界一の学力がつくシンガポール式算数ドリル」(平凡社)他。在外ジャーナリスト協会会員

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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連載「今、デザイナーができること」Vol.15 勝井北斗&八木奈央「デザインで“よりよい日常”を描き出し、今や未来を楽しめる提案をしたい」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、2001年に「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」を設立し、ファションの新たな可能性を提案し続ける勝井北斗デザイナーと八木奈央デザイナーが登場。

MINTDESIGNS

勝井北斗デザイナー、八木奈央デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A. ゆっくりとした日々を過ごすうちに、学生時代、1つの課題を1カ月かけてじっくり取り組んでいた日々を思い出した。これまでを振り返りながら「ミントデザインズ」の在り方を再考するいい機会になるだろう。ただし、デザインすることが“より良い日常を描き出す事”だと信じる姿勢は変わらない。今、そしてこれから先も日常を楽しめるような提案を続けていく。

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「髪型変えたのにメイク変えないのおかしくない?」 ヘアサロンでこの一言は世界共通で刺さる

 タカ・オザワ(TACA OZAWA)メイクアップ&ヘアアドバイザー兼ビューティカラーリストは、海外でヘアカラーリスト、およびヘア&メイクアップアーティストとして活躍してきた経験を生かし、現在日本において、“ヘアサロンにおけるメイクの重要性”を伝える活動を始めている。彼のキャリアを知れば、なぜ“ヘアサロンにおけるメイクの重要性”を認識するに至ったかがよく分かる。また、海外で働きたいと考えている美容師やヘア&メイクアップアーティストにとっては大いに参考になる情報が含まれているので、そのキャリアをここでひもとく。

WWD:キャリアのスタートは?

タカ・オザワ(以下、タカ):1996年に日本で美容師としてキャリアをスタートし、サロンワークを行いつつ、ヘアプロダクツメーカーのレッドケン ジャパン(REDKEN JAPAN)のヘアカラー講師として全国を回りました。2002年にカナダ・トロントへわたってカラーリストとして活動し、06年にメイクアップアーティストに転向しました。

WWD:なぜトロントに?

タカ:本当はNYに行きたかったのですが、アメリカはビザの取得が難しく、また私が英語を話せないという問題もありました。そこで地理的にNYに近く、ビザ取得のハードルが比較的低く、しかも英語が勉強できるという理由でトロントを選びました。約5年間、カラーリストとしてヘアサロンで働きながら、NYから来るアーティストの手伝いなどをしていたのですが、やはり英語が苦手なことで大変な苦労をしましたね。“ピグメント”や“アンダートーン”など、専門用語の説明が特に難しかったです。似合う色を説明するのはカラーリストにとって1つの“武器”なのですが、それが奪われてしまい、結果的に“納得してもらえる素晴らしいカラーリングをする”というゴールしかなくなってしまった感じです。あとベースとハイライトの色を聞き間違えてしまうなど、本当に大変でした。

WWD:言葉以外で大変だったことは?

タカ:最初の頃は、ブロンドヘアのカラーリングが難しかったですね。同じブロンドでも、その中に何種類もあって、いろいろな色が隠れているんです。ブロンドなのにピンクっぽさが内側から見えている“ストロベリーブロンド”など、たくさん見ないと分からないので、目のトレーニングを重ねるまでは大変でした。あと、日本では明るさのレベルを10~15段階で使い分けていたのですが、トロントでは30段階くらいじゃないと追いつきませんでした。特にラテン系の人の髪は、オレンジからブロンドへと変わる“壁”のコントロールが難しく、“ラテンを制すればどの髪もいける”という認識に至りました。

WWD:メイクアップアーティストに転向した理由は?

タカ:トロントで働き始めて5年くらい経ったときに、念願だったNY行きのチャンスが来ました。NYのトップサロンの1つ「カトラー サロン(CUTLER SALON)」がソーホーにインターナショナルのサロンをオープンするため、オープニングスタッフを募集したんです。当時のアメリカでアーティストビザを取得できる条件は、5人くらいの著名人からの推薦レターと、雑誌に載った証拠100ページ分くらいを用意することでした。でも、用意できなかったんです。なぜ用意できなかったか……。その理由を自分なりに分析してみたところ、トロントでカラーリストとして働くことに慣れ、“俺はノースアメリカで1番うまい”などと思い上がっていた自分に気付いたんです。カラーリストを目指したときに抱いていた、“人をきれいにしたい”という初心を忘れていたんですね。そこで全てをリセットし、カナダでメイクの勉強を始めました。

WWD:どのように勉強した?

タカ:カナダで知り合ったメイクアップアーティストに、個人的に授業料を払って教えてもらいました。しかし、結構な額を払って教えてもらっていたので、生活が苦しくなり始め、どうしようかと考えていたときに、そのアーティストから「ブローを教えてほしい」と頼まれたんです。そこでブローを教えることを、メイクを教わる対価にすることを思い付いたのですが、私はカラーリストなのでブローはできません。ですので、他のサロンでブローを教えてもらい、教わったことをそのままアーティストに伝える、ということを始めました(笑)。また、たまたま同じ時期に、他のアーティストからヘアカットを教えてもらえる機会もあったので、図らずも3つ同時並行で学ぶことになりました。

WWD:ファッションウィークに関わり始めたきっかけは?

タカ:メイクを教わっていたアーティストが、ファッションウィークの仕事を紹介してくれたんです。メイクアップアーティストとして初の本格的な仕事がファッションウィークだったので、さすがに緊張しましたね。でもバックステージの仕事をしていくうちに、メイクとヘアが両方できるということもあり、“バックステージにおけるヘア&メイクの最終チェック”という独自の重要なポジションを任されるようになりました。

WWD:その後は?

タカ:メイクアップアーティストとして仕事をしていく中で、世界的なモデルエージェンシーであったフォード・モデルズ(FORD MODELS)の人と知り合う機会があったんです。そこで「雇ってほしい」と伝えたところ、「メイクのポートフォリオが少ないから、もっと作ってきて」と言われました。翌日から半年くらい無給で、アパートの自分の部屋をフォトスタジオにし、撮影のためにカメラマンから撮り方を教わり、インターネットでモデルを探してポートフォリオを作る日々が続きました。そのかいあって、フォード・モデルズの専属アーティストとして雇ってもらうことができました。その後、「シュウウエムラ」のカナディアンナショナルメイクアップアーティストになることもできました。

WWD:メイクアップアーティストとして活躍の幅が広がりましたね。

タカ:そうですね。その後もカナダをベースに、日本に一時帰国などもしていたのですが、世界的なファッションスタイリストのパトリシア・フィールドが主催するイベントのヘア&メイクをする仕事が回ってきました。その際、本人に「あなたのところで仕事がしたい」と直訴し(笑)、数日間かけてポートフォリオをメールするなどしたところ、なんとスポンサーになってくれることになったんです。それで念願のNYに行くことになり、今度はアメリカでのアーティストビザ取得の条件も満たすことができました。メイクを勉強して本当に良かったと思いましたね。

WWD:パトリシア・フィールドのもとでの仕事はどうでした?

タカ:実は、パトリシア・フィールド側の事業の都合で、その仕事はなくなってしまったんです。しかし、落ち込んでいるときに、NYのトップサロンの1つ「ルイス・リカーリ(LOUIS LICARI)」を紹介してもらう機会があり、そこで働くことになりました。NYで働いたことで、1つ分かったことがあるんです。カナダにいたときは、“オンリーワンはナンバーワンになれない人の言いわけ”だと思っていました。でもNYはどこかのナンバーワンがビザを取って集まっているので、オンリーワンだけが生き残れるんです。「自分のオンリーワンは?」と自身に問いかけたときに、それはキャリアのスタートからずっと取り組んできたヘアカラーと、途中から力を注いできたメイクだと思いました。それで、2つを合わせて“ビューティカラーリスト”と名乗るようになりました。その後、NYとトロントと東京の3都市で活動し、コレクションシーズンにはNY、パリ、ミラノにおいてバックステージのヘア&メイクをこなすようになり、現在に至っています。

WWD:“ヘアサロンにおけるメイクの重要性”に気付いたきっかけは?

タカ:カナダでメイクを覚えたときに、たくさん数をこなして早く上達したかったのですが、メイクアップアーティストの仕事はそれほど多くはなかったんです。そんなときに、知人から「ヘアサロンで自分の顧客にメイクをすれば?」というアドバイスをもらい、それ以来、サロンのお客さまに必ずメイクをするようになりました。「髪型変えたのにメイク変えないのおかしくない?」というセリフは響きましたね。サロンワークを始めたときは、日本人のお客さまは1人もいなかったのに、最終的には9割が日本人のお客さまになりました。今でもカナダに帰ってサロンワークをするときは、すぐに予約が埋まります。NYではさらに、他のカラーリストのお客さまにも「今日これから出かけますか?メイクさせてください」などと声をかけ、カラーリングに合わせたメイクをしていました。

WWD:喜んでもらえましたか?

タカ:喜んでもらえていることは、お客さまを見ていれば分かります。ヘアをやっているとき、お客さまは普通に背もたれにもたれて座っているのですが、メイクのときは大半が鏡の近くまで乗り出してくるんです。さらに、施術を終えたときの言葉も変わってきました。ヘアだけのときは「ありがとう!」だったのですが、メイクをするようになってからは「楽しかった!ありがとう!」になりました。体験型に変わったんですね。カナダでは、ヘアとメイクと、施術後のポートレイト撮影を1つのパッケージにして提案していました。それは評判を呼び、一時期は「タカのサロンでメイクしてもらうと帰りに男性に声をかけられる」という噂が出回ったくらいです(笑)。

WWD:日本でやりたいことは?

タカ:現在、日本ではサロンワークとヘアメイクアップアーティストとしての活動のほか、講演やセミナーにも積極的に取り組んでいます。日本の美容室では二極化が進んでいますが、中間にいる美容室は上の方の“高付加価値サロン”に向けてステップアップする術を模索中です。その差別化メニューとしてメイクが最適だと経験から確信しているので、そのことを伝えていきたいですね。

WWD:現在は新型コロナで大変な状況だが、どのように過ごしている?

タカ:自粛期間中は、ムービー編集ソフトを勉強する時間に費やしています。今後、発信する全てに動画が必要なのは分かっていましたが、学ぶのに時間がかかる内容ですので、その意味でよいタイミングでした。あとオンラインアプリを活用したメイクコンサルティングなども行っていましたね。

WWD:ポストコロナには、まずはどのような活動から始める?

タカ:まずはカナダとアメリカにいらっしゃるお客さまのところに帰りたいです。日本では、メイクオーバー動画の制作と同時に、美容師のための眉毛デザインのハウツーを広めていきたいですね。あとはパリとドバイのメイクイベントでパフォーマンスする予定もあるので、今まで自粛で抑えられていた分、精一杯楽しんで仕事がしたいです。

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「ウカ」から男性の肌や頭皮の悩みに合わせたグルーミングシリーズが登場

 トータルビューティサロンの「ウカ(UKA)」は6月17日、男性向けシリーズ「ウカ フォーメン グルーミング シリーズ」を発売する。シリーズを出すのは初めて。肌や頭皮などの悩みに合わせたEシリーズ、GTシリーズの2つのラインでシャンプー、スタイリング剤、スカルプトニック、ボディー&アフターシェービングジェルをそろえる。

 Eシリーズは、頭皮の渇きを感じた時の水分不足を補う。「ウカ フォーメン Eシャンプー」(200mL、2750円)はレイシエキスやセンブリエキスを配合し、毛髪にハリやコシを与えるトリートメントいらずのオールインワンのシャンプー。「同 ヘアワックス」(35g、2600円)は、配合した保湿成分が髪表面のキューティクルを整える。頭皮の巡りを促して潤いを与える「同 スカルプトニック」(100mL、5000円)はアルギニンやマカを配合し健康な頭皮環境へと導く。「同 ボディ&アフターシェービングジェル」(200mL、3200円)はクロモジウォーターを配合し、肌を抗菌して清潔に保ちながら潤いを与える。

 GTシリーズは、皮脂の分泌の多い男性のトラブルや悩みに合わせた成分を配合。「ウカ フォーメン GTシャンプー」(200mL、2750円)はアミノ酸と植物由来の界面活性剤のきめ細かい泡が頭皮のベタつきを抑える。一本で頭皮ケアや毛髪の栄養補給ができるオールインワンシャンプーだ。「同 ヘアグリース」(35g、2600円)は配合した保湿成分が毛髪内部にすばやく浸透して、毛髪にハリやコシを与えてスタイリングしやすい状態に導く。「同 スカルプトニック」(100mL、5000円)は植物由来成分が頭皮に適度な水分を与えて頭皮環境を健やかに保つほか、またベタつきを抑えて毛髪の悩みを根元から改善する。「同 ボディ&アフターシェービングジェル」(200mL、3200円)は配合したバニリルブチルの温感作用により血行促進効果が期待できる。

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【解除の街】仙台を歩いたら、常連さんが店を支えてくれている話がいっぱいで泣きそうになった

 宮城の飲食店コンサルタント阿部大です。感染者ゼロの岩手をはじめ、東北エリアは感染者も比較的少なく、宮城は10万人あたりの感染者の累計が全国最小ということもあり,先日一足早く休業要請解除となりました。しかしながら解除を喜ぶ声と危ぶむ声、それぞれあって、まだまだ手放しで歓迎とはなっていないのが現状です。でも良い話が多くて泣きそうでした。
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【ランダムトーク】3密キープだけではお客は戻らない。withコロナ時代に勝つ

 緊急事態宣言が、5月15日に39県で解除されました。ガラガラの大衆酒場のテレビで安倍首相の記者会見を見ていたら、スタッフが雇用調整助成金の上限が1万5000円となり、労働者本人も申請できる、との発表に敏感に反応していました。ランダムトークです。
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次のKビューティトレンドはビーガンコスメ? 日本にも続々上陸

 これまでクッションファンデーションやティントリップなど、さまざまな美容トレンドを生み出してきた韓国で、ビーガンコスメが注目を集め始めた。英調査会社ミンテル(MINTEL)は、注目すべき3つのKビューティスキンケアトレンドの1つにビーガンを挙げ、韓国のドラッグストア・オリーブヤング(OLIVE YOUNG)でビーガン化粧品の2018年の売上高が前年比で約70%増加したと紹介している。

 ビーガンコスメは特に、ウエルネス意識の高いジェネレーションZ〜ミレニアル世代から支持を得る。植物由来成分がベースで肌にやさしいというイメージがあること、また動物愛護の観点からクルエルティーフリー(動物実験をしない)が注目され、幅広い消費者に好まれている。インスタグラムでも「ビーガン化粧品」のハッシュタグに2万件もの投稿が集まるなど、その関心の高まりがうかがえる。

 ビーガンをうたう韓国コスメブランドも続々登場している。2017年に誕生した「ディアダリア(DEAR DAHLIA)」は、18年春に日本にも上陸した。ダリアの花エキスなど植物由来成分を使用し、合成香料など8つの有害とする成分を避けた処方だ。またパウダーコスメには紙製のパッケージを採用するなど環境にも配慮する。発色豊かなメイクアップ製品がそろい、人気商品の「パラダイスドリームベルベットリップムース」は、リップティントのようなロングラスティング処方が特徴だ。

 ビーガン認証を取得するブランドも増え、「ボナジュール(BONAJOUR)」、はイギリスの団体であるビーガンソサエティー(THE VEGAN SOCIETY)で、またライフスタイル製品を販売するLFから昨年誕生した「アッテ(ATHE)」は、フランスのビーガン認証機関イブ(EVE、EXPERTISE VEGANE EUROPE)でそれぞれ認証を受けた。

 またビーガンブランドは、クリーンビューティの要素を満たすことが多い。クリーンビューティは「WWDビューティ」5月14日号でも取り上げ、健康や環境に害のない成分を使用し、製造から販売まで環境や社会、動物に配慮された美容製品とそこでは定義づけた。まだアジアでは聞き慣れない言葉だが、欧米を中心に拡大している。

 韓国でも成分解析アプリ「ファへ」の登場などをきっかけに化粧品成分への注目は高まっており、クリーンビューティとの親和性は高い。環境に配慮した生分解性ラメを採用する「アンリシア(UNLEASHIA)」や、クレンジングウオーターの「レデュイール(REDUIRE)」も、ビーガン製品であるとともにクリーンビューティともいえるブランドで、どちらも日本への配送を行っている。また昨年11月に誕生した「セラムカインド(SERUMKIND)」も、クリーン&ビーガンビューティブランドとうたい、2月にはニューヨーク・ファッション・ウイークで「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」のバックステージでスキンケアの公式サポートを行うなど海外志向も強い。

 さらにビーガンスキンケアの「ベージック(BEIGIC)」も6月22日から日本で販売する。コーヒービーンエキスを商品に使用し、「ルーセントオイル」は美容誌やオンラインランキングでの受賞により品切れが続く時期もあったという人気商品だ。リサイクル可能なガラス容器は、その洗練されたデザインからSNSで早くも話題となっている。

 韓国はこれまでアジアの美容トレンドをけん引する存在だった。その韓国でビーガンコスメ市場が広がれば、アジア、そして日本でもビーガンコスメやクリーンビューティトレンドが広がるかもしれない。

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次のKビューティトレンドはビーガンコスメ? 日本にも続々上陸

 これまでクッションファンデーションやティントリップなど、さまざまな美容トレンドを生み出してきた韓国で、ビーガンコスメが注目を集め始めた。英調査会社ミンテル(MINTEL)は、注目すべき3つのKビューティスキンケアトレンドの1つにビーガンを挙げ、韓国のドラッグストア・オリーブヤング(OLIVE YOUNG)でビーガン化粧品の2018年の売上高が前年比で約70%増加したと紹介している。

 ビーガンコスメは特に、ウエルネス意識の高いジェネレーションZ〜ミレニアル世代から支持を得る。植物由来成分がベースで肌にやさしいというイメージがあること、また動物愛護の観点からクルエルティーフリー(動物実験をしない)が注目され、幅広い消費者に好まれている。インスタグラムでも「ビーガン化粧品」のハッシュタグに2万件もの投稿が集まるなど、その関心の高まりがうかがえる。

 ビーガンをうたう韓国コスメブランドも続々登場している。2017年に誕生した「ディアダリア(DEAR DAHLIA)」は、18年春に日本にも上陸した。ダリアの花エキスなど植物由来成分を使用し、合成香料など8つの有害とする成分を避けた処方だ。またパウダーコスメには紙製のパッケージを採用するなど環境にも配慮する。発色豊かなメイクアップ製品がそろい、人気商品の「パラダイスドリームベルベットリップムース」は、リップティントのようなロングラスティング処方が特徴だ。

 ビーガン認証を取得するブランドも増え、「ボナジュール(BONAJOUR)」、はイギリスの団体であるビーガンソサエティー(THE VEGAN SOCIETY)で、またライフスタイル製品を販売するLFから昨年誕生した「アッテ(ATHE)」は、フランスのビーガン認証機関イブ(EVE、EXPERTISE VEGANE EUROPE)でそれぞれ認証を受けた。

 またビーガンブランドは、クリーンビューティの要素を満たすことが多い。クリーンビューティは「WWDビューティ」5月14日号でも取り上げ、健康や環境に害のない成分を使用し、製造から販売まで環境や社会、動物に配慮された美容製品とそこでは定義づけた。まだアジアでは聞き慣れない言葉だが、欧米を中心に拡大している。

 韓国でも成分解析アプリ「ファへ」の登場などをきっかけに化粧品成分への注目は高まっており、クリーンビューティとの親和性は高い。環境に配慮した生分解性ラメを採用する「アンリシア(UNLEASHIA)」や、クレンジングウオーターの「レデュイール(REDUIRE)」も、ビーガン製品であるとともにクリーンビューティともいえるブランドで、どちらも日本への配送を行っている。また昨年11月に誕生した「セラムカインド(SERUMKIND)」も、クリーン&ビーガンビューティブランドとうたい、2月にはニューヨーク・ファッション・ウイークで「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」のバックステージでスキンケアの公式サポートを行うなど海外志向も強い。

 さらにビーガンスキンケアの「ベージック(BEIGIC)」も6月22日から日本で販売する。コーヒービーンエキスを商品に使用し、「ルーセントオイル」は美容誌やオンラインランキングでの受賞により品切れが続く時期もあったという人気商品だ。リサイクル可能なガラス容器は、その洗練されたデザインからSNSで早くも話題となっている。

 韓国はこれまでアジアの美容トレンドをけん引する存在だった。その韓国でビーガンコスメ市場が広がれば、アジア、そして日本でもビーガンコスメやクリーンビューティトレンドが広がるかもしれない。

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