アディダスが新型コロナ禍で奮闘する医療従事者らに向けた活動をスタート 

 アディダスジャパンは、新型コロナウイルス感染症の影響禍の最前線で奮闘しているエッセンシャルワーカー(医療従事者、公共交通機関の職員、配達員など)を支援する活動として、アディダスの公式アプリを使用した「ホームチームヒーロー チャレンジ(#HOMETEAMHERO Challenge)」を5月29日〜6月7日に実施する。“スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある”という信念のもと、スポーツブランドとしてできることを考え、さまざまなアスリートやパートナーのサポートを得て実施していくという。

 「ホームチームヒーロー チャレンジ」は、ランニングや毎朝のヨガ、腕立て伏せ、スクワットなどでユーザーが体を動かし、その動きや運動時間をアディダスの公式アプリ「アディダス ランニング(ADIDAS RUNNING)」や「アディダス トレーニング(ADIDAS TRAINING)」などで計測するプロジェクト。期間中は、その計測値の1時間につき1ドル(107円)をアディダスが「COVID19Fund(WHOに寄付するための新型コロナウイルス感染症対応連帯基金)」に寄付する。全世界で合計100万時間の達成を目標に、最大100万ドル(約107億円)の寄付を目指す。

 また公式アプリ「アディダス トレーニング」には、独・ブンデスリーガのFCバイエルン・ミュンヘン(FC BAYERN MUNCHEN)所属、ダヴィド・アラバ(David Alaba)選手、ウルトラマラソン・ランナーのサブリナ・スタンリー(Sabrina Stanley)選手、ラグビー・ウェールズ代表のジョージ・ノース(George North)選手ら、トップアスリートが指導するガイド付き練習方法を提供している。

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生理の前後を快適に 日本発の吸水型パンツ専門ブランド「ピリオド」がECをオープン

 日本発の吸水型パンツ専門ブランド「ピリオド(PERIOD.)」は5月20日、公式ECサイトをオープンした。

 寺尾彩加・代表による「ピリオド」は、通常の下着としてのはき心地を備えつつ、吸水体部分が女性の経血やおりものによる不快感を軽減する吸水型パンツを提案する。生理がいつ始まるかわからず、生理用ナプキンをつけるか迷う時期やおりものが増える時期に、同アイテム1枚で快適に過ごすことができる。

 吸水部分は4層構造になっており、表面には肌触りのよい生地を用いて濡れても蒸れにくい工夫を凝らした。内側の層には吸収体と、その上には水分の移行をスムーズにし、肌と吸収体の間に空間を作るメッシュ層と、下には防水布を挟んで漏れを防ぐ仕組みになっている。また、ヒップやクロッチの部分をミリ単位で調整し、日本人の体形に合わせたフィット感にもこだわった。

 現在公式ECサイトでは、シンプルではき心地のよさを追求したスポーツタイプ(4000円)と、腰回りにレースを施してヒップ全体をカバーするヒップハガータイプ(4500円)の2型を販売している。

 同社は19年10月に創業し、オリジナルブランド「ピリオド」をスタートさせた。きっかけは、クリエイティブコンサルタントとして女性商材の動画プランニングの仕事をしていた寺尾代表が海外の吸水パンツを友人らに広めるために個人輸入を開始し、その反響の大きさから「より日本人に合った、自分が毎日履きたくなるパンツを作りたいと思った」ことから、今回の自社製品の開発に至った。

 寺尾代表自身の創業経験から「ピリオド」は、“自分を制限する壁は自分の中にある。当たり前を変えれば世界も変わる”というブランドメッセージを発信していく。今後は生理の日もそうでない日もはけるショーツの開発を視野に、商品ラインアップを充実させていく予定だ。

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月1000万人以上が利用する美容系口コミアプリ「リップス」がD2Cコスメ「ミオル」をスタート 第1弾はフェイスマスク

 累計500万ダウンロード、月間サービス利用者数1000万人を達成するなど、若い女性を中心に人気の美容系口コミアプリ「リップス(LIPS)」から初となるD2Cコスメブランド「ミオル(MEOL)」が誕生した。第1弾製品としフェイスマスク「アップデーティングマスク- 1.0.0」を公式オンラインストアで5月20日から販売を開始した。

 D2Cコスメブランドをスタートした理由について、「多くのユーザーデータを保有している中で、よりユーザーに近いアプローチで手助けになることがないか考えた際に、一番は『製品を発売し実際に使ってもらうこと』だと思った。『ミオル』は品質や使用感に対するユーザーの声やトレンドに向き合い、徹底した分析を通じてリアルな“欲しい”を追求していく」と広報担当者はコメントする。

 「ミオル」はユーザーの声を反映させながらアップデートしていくのが特徴。使い続けたくなる製品であるために、購入したユーザーの口コミを分析し、製品へと取り込んで定期的にアップデートしていく予定だという。第1弾となる「アップデーティングマスク- 1.0.0」は用途に合わせて保湿、透明感、毛穴、肌トラブル、艶の5種をラインアップする。価格は1セット5枚入りで、単品購入が2000円(税込)、定期購入が1780円(税込)、5種のトライアルセットが1480円(税込)で、いずれも送料無料となっている。

 フェイスマスクからスタートしたのは「やはりメイクを楽しむ上で肌は非常に大切なもの。肌の潤いやハリがあるだけでメイクが何倍にも生きるということを知っているのでスキンケアラインから挑戦した。また、その中でも“使いやすさ”にこだわってたどり着いたのがフェイスマスクだった」という。

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「ニューバランス」 × 「ストレイ ラッツ」の“827”が登場

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は5月22日、デザイナーのジュリアン・コンスエグラ(Julian Consuegra)が手掛けるマイアミ発ストリートブランド「ストレイ ラッツ(STRAY RATS)」とコラボレーションしたスニーカー“827”を発売する。両者のコラボは、昨年5月に発売された“990V3”以来2度目だ。

 1999年に登場したウェイトトレーニング用シューズ“827”をベースとした今作は、ブラウンをメインカラーにアッパーはメッシュとスエード素材で構成し、サイドの“N”ロゴやシュータンの“827”のテキストなど随所に「ストレイ ラッツ」らしいパープルやグリーンをアクセントカラーとして差し込んでいる。また、ヒール部分にカモフラ柄のブランドロゴが施されているほか、アッパーの一部にリフレクティブ素材が使用されているため暗闇でも存在感を放つ1足に仕上がっている。

 価格は1万4800円で、「ニューバランス」とビームス(BEAMS)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、池ノ上のセレクトショップ「ミンナノ(MIN-NANO)」のオンラインストアで取り扱う。

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ストリートファッションを記録し続けて35年 「ストリート」「フルーツ」編集長が見据えるコロナ後の原宿

 海外ストリートスナップ誌の草分けとして1985年に創刊した「ストリート(STREET)」はこのたび、創刊号から100号(85~97年)までを電子書籍化し、自社サイトで販売を始めた。電子書籍化のきっかけは、「『メゾン・マルジェラ(MAISON MARGIELA)』のチームが、『ストリート』のアーカイブを見るために来日し、文化学園図書館を訪れたといった話を耳にしたこと」と、同誌を運営する青木正一ストリート編集室代表は話す。80~90年代のムードは近年トレンドとして注目を集めていることもあり、「海外メディアでも取り上げられ、販売は順調な滑り出し」だ。国内外のストリートを文化人類学者のような目線で見続けてきた青木代表に、電子書籍についてや、コロナショックでストリートファッションがどう変わっていくかを聞いた。

WWD:「ストリート」を電子書籍化したのはなぜ?

青木正一ストリート編集室代表(以下、青木):35年分のデータのうち、フイルムで撮っていたころのデータが段ボール10箱分ほどあったが、それを記録用として電子化し始めた。その流れで、どうせだったらアーカイブとして電子版を発行しようとなった。若い人にストリートファッションを広く見てほしい。創刊号から100号までの全巻セット(3万円)が既に結構売れていて、購入者を見ると海外のハイブランドのデザイナーであることも少なくない。アーカイブをそのまま自分のデザインに落とし込むというより、空気を感じて、新しいものを作るためのインスピレーション源としてもらえたら嬉しい。80~90年代ファッションの記録は今すごく求められていると感じる。蓄積してきたデータを生かして、今後はファッション業界のプロ向け分析サービスのようなことも行っていきたいが、システムを作るのに時間がかかってしまってなかなか実現していない(笑)。

WWD:今、80~90年代ファッションが求められているのはどうしてだと思うか。

青木:数年間にわたって市場を席巻した“ラグジュアリーストリート”のトレンドから今は次に進もうとしている時期で、みな模索しているんだと思う。“ビンテージ”がこれからはキーワードとしてより強くなっていくと感じる。「どうでもいいもの」は今後は今まで以上に求められなくなる。「どこにでもあるデザインならいらない」「他にない、1点ものがほしい」という考え方の人が増えているように感じていて、それはまさにビンテージに通じる。昨年、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が雑誌のインタビューで「ストリートウエアに代わって、ビンテージが表現手法として広がる」といった趣旨の発言をしていたが、コロナショックでの意識変化もあって、そういったムードが拡大するように感じている。

WWD:コロナショックで街から人が消えて、ストリートファッション自体が今はなくなっている。

青木:現時点では確かにそうだが、若い人のファッション意欲はこれからも下がらないんじゃないかと思っている。原宿は店が休業し、人もいなくなったが、おしゃれな10~20代の子を見かけることがある。そういう子からは、「早く服が買いたい!」というムードを感じる。緊急事態宣言下でお金もしばらく使っておらず、デザイナーブランドの服など「いいものがほしい」という気持ちが盛り上がるんじゃないか。コロナショックの前から、男の子だけでなく女の子にも原宿っぽいファッションが戻ってきていると感じていたので、土台はある。景気悪化で、大手のメーカーや小売企業など、“どうでもいい服”をたくさん作って売ってきた会社はコロナショックで元気がなくなるだろうが、そうなると逆にストリートは盛り上がる。90年代に原宿ストリートファッションが花開いた時も、80年代のDCブランドブームがダメになった後だった。ロンドンのストリートスタイルが80年代後半以降に盛り上がったのも、「いい服が売っていないから古着屋で探そう」というマインドからだ。それと反対に、大手のファストファッションが全盛だった頃はストリートファッションがつまらなくなって、それで原宿のストリートスナップ誌「フルーツ(FRUiTS)」も2016年12月に休刊した。

WWD:「ファストファッションはファッションを民主化した」とも当時はよく言われたが?

青木:確かにファストファッションがファッションを一般に普及させた面はあるが、そのイノベーションは中小のデザイナーのクリエーションを破壊することで生み出したものだと思う。アイデアをコピーされる小さい規模のデザイナーにとってはたまったもんじゃない。ファッション業界を一つの大きな会社にたとえれば、クリエーション担当部署にあたるのが真剣にモノを作っている中小のデザイナーたちだ。その部署単体ではなかなかお金にならないが、彼らは新しい芽を生み出して、業界を前に進めている。だから、大きな企業は彼らを破壊するようなことはしないでほしい。コロナショックでも、アパレル産業や国には、そういった中小のデザイナーを守ってほしいと思う。そうじゃないと、ファッションという産業自体が弱くなってしまうと思う。

WWD:「フルーツ」も復刊を予定しており、その資金を作るために「フルーツ」のロゴ入りのドッグタグを現在販売している。

青木:4月から撮影を始めて6月に発行しようと思っていたが、コロナショックに重なってしまった。5月末から撮影しようと思っているので、発行は夏以降になりそうだ。紙の雑誌として発行するが、ウェブ版でも何かしらやっていきたい。復活号では、90年代の東京ストリートをけん引した「トライベンティ」とのコラボ企画も仕掛けたいと思っている。96年の創刊号で「トライベンティ」の特集を組んでいたので、それを今もう一度やってみるのも面白いなと思って。「トライベンティ」は「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」などと共に、二次流通市場で今価格が上がっていると聞く。それだけでなく、国内外の若手ブランドともコラボして、あえてコーディネートが難しいアイテムを作っていきたい。大喜利のお題のように着こなしが難しいアイテムを出すことで、ファッションが盛り上がっていけばと思っている。

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「グッチ」「バレンシアガ」に行列 外出規制緩和で店舗営業再開のパリをリポート

 フランスでは、約2カ月続いた外出規制が大幅に緩和されました。5月11日から外出規制措置に段階的解除が始まり、自宅から100km以内の移動許可や、飲食業をのぞく商店も営業を再開できるようになりました。しかし重症者数・死者数が多いイル・ド・フランス(パリ首都圏)は要注意を示すレッドゾーンに指定され、ほかの地域よりも厳しい規制が残っています。映画館や大規模な美術館、公園などは封鎖されたままで、中学校以上の学校再開も遅れている状況です。4万平方メートル以上の大型商店は営業再開が許可されていないため、プランタン(PRINTEMPS)やギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)のオスマン本店は引き続き閉鎖中。ブリュノ・ル・メール(Bruno Le Maire)経済・財務大臣によると、11日からフランス全土で飲食業以外の商店約40万(約87万5000人)が営業を再開し、その他の企業も在宅勤務奨励を続行しつつ活動の平常化を図るといいます。公共交通機関では11歳以上はマスク着用が義務化され、国民には週2000万枚のマスクが供給されています。政府は営業を再開する商店に、顧客同士の距離を1メートル以上保ち、入店時には消毒液の塗布やマスク着用を要請しています。これらに加えてLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(以下、LVMH)やケリング(KERING)は、ブランドの旗艦店の営業再開に際し、各店に消毒専任の清掃者を配備して店内を常に清潔に保つと宣言しました。

「ザラ」や家電量販店に行列

 外出規制解除の初日となった11日のパリは冷たい風が吹き、雲がかかった天候で外出日和とはいきませんでしたが、街は少し活気を取り戻した模様でした。AFP通信や複数のフランスの新聞の報道によると、パリや地方都市では「ザラ(ZARA)」の店舗に顧客が殺到したようです。店の前で行列を作る光景がツイッター上でも話題となり、11日には「ザラ」がフランスのツイッターで一時トレンド入りするほどでした。各店の入り口には消毒液が常備され、マスクを着用していない場合は警備員が入店を断ります。ほかにも家電量販店のフナック(FNAC)も行列を作る盛況ぶりでしたが、多くの人が殺到しすぎたことで一部からは批判もありました。地元の新聞「ロブス(Lob’s)」紙は、顧客の大半は家電やスマートフォンの修理のために訪れたのだと報道しています。また、商店以外に人が集まったのは、セーヌ川沿いやサン・マルタン運河沿いです。レストランやバーは営業していないため、多くのパリジャンはワインを持って屋外での飲食で友人らとの再会に祝杯をあげていたようです。しかし政府が濃厚接触による第二波を警戒し、数日後には屋外での飲酒行為を禁止すると発表しました。

試着などの対策はそれぞれ

 私は商況を調べるため、外出規制が緩和された週の土曜日15日に街へと繰り出しました。シャンゼリゼ通りの消費者の3分の2が観光客だというこの大通りでは、まだまだ人影がまばらです。普段なら多言語が飛び交うシャンゼリゼ通りですが、この日聞こえてきたのはフランス語ばかり。それも訛りの交じったフランス語が多いことから、首都圏ではなくほかの地域から訪れているフランス人のようでした。凱旋門近くの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の店舗は少しだけ顧客が列をなしていました。11日のAFP通信の報道によると、外出制限を終えた自分のへのご褒美や娘の誕生日プレゼントなどを買い求めて郊外からの顧客が訪れたものの、大盛況とまではいえない様子でした。シャンゼリゼ通りに昨年新店をオープンしたギャラリー・ラファイエットも、人影は少なめ。顧客よりも販売員の方が多く、時間を持て余しているようにも見られました。「ザラ」は商品の試着を禁止しているため試着室は開いていませんでしたが、ギャラリー・ラファイエットでは試着が許可されています。同店では「一度試着された商品は、陳列棚に戻していません」と注意書きが掲示され、商品は全て24時間の検疫を経て店頭に並んでいるとのこと。また同店は会員顧客向けにショッピングイベントを開いており、百貨店側が会員顧客に自宅と店舗までの送迎車を用意し、店内でパーソナル・スタイリストからのアドバイスを受けながら買い物ができる催しを行っているようです。同店のすぐ近くに構えるLVMH傘下の化粧品や香水を扱う専門店セフォラ(SEPHORA)は、比較的客数が多かったように思います。商品の試供は禁止されているため、試供品は全て透明のビニールテープで封印されていました。店員によると「普段なら使用後の返品は認められないが、試供が禁止されている期間は返金・交換を可能にしている」とのこと。

高級店ではマスクを無料配布

 ラグジュアリーブランドの旗艦店が多く軒を連ねるモンテーニュ通りでは、いくつかの店舗で行列ができていました。私が訪れた昼の時間帯に列を作っていたのは「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」です。列はなくとも店内に入ると「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」にも客がいました。ラグジュアリーブランドの旗艦店では、入り口に使い捨てのマスクが用意されています。そんな中で「ジル サンダー(JIL SANDER)」の旗艦店には良質なコットン素材のマスクが置かれていて、洗濯すれば繰り返して使用できるため、私の最近の必需品となっています。

 セーヌ川を渡って左岸、百貨店のボン・マルシェ(LE BON MARCHE)周辺は大変混雑していました。私は5年ほどこの周辺に暮らしていますが、一年で最もにぎわうクリスマス時期と同じくらいの盛況ぶりにとても驚きました。シャンゼリゼ通りとは違い、地元民が多かったようで、家族連れから友人、カップルまで世代もさまざまです。感染防止には十分注意しつつも、人に溢れて活気がある街の光景を見たのは久しぶりだったので、なんだかうれしい気持ちになりました。閉鎖中の百貨店の顧客がボン・マルシェに流れてきたことと、同店はもともと地元の顧客が多いため、これだけにぎわっていたのでしょう。もう一つは、ひと足先にセールを行っていたことも挙げられます。フランスのセールは毎年夏と冬の2回に、国が定めた日程で一斉にスタートします。今年の夏のセールはまだ日程が決まっていなかったのですが、ボン・マルシェは会員限定で先行セールを開催していたようです。ちなみに会員になるには、窓口でカードを受け取り、簡単な登録で完了します

セレクショトップにも客足戻る

移動に使った地下鉄ではマスク着用が義務化されており、違反者には罰金135ユーロ(約1万6000円)が科せられる

 小規模な商店や飲食店が多いマレ地区は、若者で溢れ返っていました。ブロークン・アーム(THE BROKEN ARM)やトム・グレイハウンド(TOM GREYHOUND)、レクレルール(L’ECLAIREUR)、メルシー(MERCI)などのセレクトショップの店内にも顧客の姿がちらほら。このエリアの場合は、商店よりもテイクアウトのみで営業を再開したレストランや惣菜店、ベーカリーなどにたくさんの列ができていました。ベンチのある広場でのんびりしているパリジャンが多く、のどかな光景は日常のシンプルな幸せを思い起こさせてくれます。

 外出規制措置の緩和で再び自由を手にして歓喜する人もいれば、第二波を恐れてさらなる不安を覚える人もいます。段階的な解除措置の第二段階は5月末までの状況を見て、6月初めに決定される見通しです。フランスを含め各国で重症者・死者数は減り続けているものの、小規模クラスターもすでにいくつか発生しています。街や経済活動が平常のリズムを取り戻すのには、まだまだ時間を要しそうです。

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経済産業省がファッション商品の需要振興を検討 「GO TOキャンペーン」内で実施の見込み

 経済産業省は、4月末に成立した補正予算に組み込まれた「GO TOキャンペーン」内で、ファッション関連商品の需要振興を行っていく考えがあると明かした。同キャンペーンは新型コロナウイルス感染症拡大を受けた緊急経済対策の一環で、観光業、飲食業、イベント等に対する支援として1兆6794億円が計上されている。具体的には、旅行や飲食店を予約する際に使えるクーポンを発行すると発表されていたが、「その中でファッション商品購入の際に使用できるクーポンも構想している」(経済産業省商務・サービスグループの三牧純一郎クールジャパン政策課長)という。

 クーポン使用の対象は、企業規模やブランドの大小を問わず、ファッション商品全般で検討しているという。こうした考えは、「ユナイテッド ヌード(UNITED NUDE)」日本法人の青田行社長とイーストランド島田昌彦社長が、5月18日に牧原秀樹経済産業副大臣や自民党の福田達夫衆議院議員、経産省の担当者などと面会した際に明かされたもの。青田社長、島田社長らは、ファッション小売業支援のためのオンライン署名活動を8日にスタートし、「GO TOキャンペーン」を例にあげつつ「ファッション小売業が政府の支援の枠組みから漏れている」(青田社長)現状や、「業種を限らない経済活性化策が必要」と訴えていた。そうした声を受けて、ファッションの需要振興策が盛り込まれる見込みとなった。

 青田社長らは18日に先立ち、11日に福田議員や同じく自民党の山田美樹衆議院議員、経産省の担当者らと面会。「18日に牧原副大臣とお会いできることになり、再度われわれの業界の現状や要望を伝えようと思っていたが、11日からのたった1週間で要望に対する回答をもらうことができた」(青田社長)。「業種を限らない経済活性化策」に加え、「貸付支援の速やかな審査や支給」「雇用調整助成金の速やかな支給や上限額アップ」「物件家賃の一部負担」を要望として掲げてきたが、雇用調整助成金は上限が1万5000円に引き上げられ、家賃補助については今まさに国会で審議中。各要望に対し一定の手応えを感じているという。

 青田社長らが18日に牧原副大臣に提出した書面には、そうした当初からの要望に加えて、ファッション業界特有の悩みといえる「在庫の負担軽減に対する補助案の検討」も追加した。「在庫の負担軽減策に関しては、今後どのような可能性があるかをこれから検討する。また、コロナショック以前からある枠組みとして、10社以上まとまった形での展示会、販売会、実店舗やEC構築などの販路開拓事業に対し、上限5000万円で予算の3分の2を負担する中小企業庁の『共同・協業販路開拓支援補助金』もある。こうした制度を活用していただくのもいいかもしれない」と三牧課長は話す。同補助金は、「若手デザイナー支援コンソーシアム」として、これまでもファッション業界で活用実績がある。年2回公募しており、今年度の第一期公募の締め切りは5月22日、第二期公募は9月末から10月末の予定。

 ファッション小売業は緊急事態宣言下で休業要請対象に指定されず、補償のない自主的な休業を続けてきた。そうした状況を不安視する声が業界内では非常に強まっているが、「今後は経済状況を見ながら、ファッションなど単価の高い小売業やレストランなどの支援もしっかり行っていきたいと考えている。業界が置かれた現状に対する声や要望などがあれば、われわれに伝えてほしい」と三牧課長は話す。

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営業再開から1週間のフランス 客足や売り上げは戻った?

 フランスでは全土で行われていた都市封鎖が5月11日から緩和され、生活必需品以外を取り扱う店舗もおよそ2カ月ぶりに営業を再開している。それから約1週間が経ったが、売り上げなどは回復しているのだろうか?

 百貨店のギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、「ザラ(ZARA)」などを運営するインディテックス(INDITEX)、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)など、およそ6万店が加盟するフランスの専門店連盟プロコス(PROCOS)のエマニュエル・ル・ロシュ(Emmanuel Le Roch)=ジェネラル・マネジャーは、「客足は前年の同時期と比べて30〜40%少なく、パリのほうが地方よりも状況が悪い。パリにはショッピングセンターが多く、それらがまだ休業中のためだ。一方で、来店した客の購買意欲は高い」と語る。

 各店舗では、ソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用、店内の消毒などの安全対策を講じての営業再開となったが、消費者もこれらを前向きに受け入れたという。高級百貨店のボン・マルシェ(LE BON MARCHE)では、入店可能な人数を10平方メートル当たり1人に制限した。また「ロエベ(LOEWE)」では、来店した顧客に販売員がトングでうやうやしくマスクを渡す光景が見られた。

 ギャラリー・ラファイエットは、シャンゼリゼ通り店と地方にある店舗の営業を再開したが、オスマン通り店は引き続き休業している。傘下の百貨店BHVマレ(LE BHV MARAIS)も営業を再開した。同社によれば、休業する前と比べて客足は20〜30%少ないが、客単価はむしろ高くなったという。売れ筋は生活雑貨、子ども服、メンズのスニーカーなどで、アパレルの売り上げはそれほど回復していない。なお、同社のECでは最大50%引きのセールを開催中だ。

 「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などを擁するケリング(KERING)では、地元の顧客を中心に予想以上の客足になっているという。フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「パリの店舗では国外からの観光客が売り上げのおよそ半分を占めている。少なくとも1年程度はそれが戻らないことを覚悟しているが、雇用は維持するつもりだ」と現地メディアに語った。同氏はまた、「グッチ」のモンテーニュ通り店を訪問した際に、「営業を再開した店舗では予想以上の客足があり、日によっては前年の同時期より売り上げが増加している店もある。こうした現象がいつまで続くかは分からないものの、当社の傘下ブランドが地元の顧客にいかに愛されているかが証明されたと思う」と述べた。同社の販売員は、休業している間も顧客に電話をかけてコミュニケーションを取ったり、リモートでの新たな販売方法を検討したりしていたという。

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、営業再開に関してコメントを差し控えるとした。しかし情報筋によれば、同社が擁するビューティ専門店チェーンのセフォラ(SEPHORA)ではオンラインで購入した商品を店頭で受け取るサービスを開始したことが奏功し、高いコンバージョン率になっているという。また「ルイ・ヴィトン」のシャンゼリゼ通り旗艦店では入店を待つ顧客の列が見られたほか、5月16日にはベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOがマスクを着用した姿で同ブランドのヴァンドーム広場店を訪れ、店内を見回る様子が目撃された。

 多数のフレンチブランドを取りそろえる小売店のレクセプション(L’EXCEPTION)は、「客足は休業前の半分程度だが、来店した顧客の購買意欲は高い。とはいえ、営業を再開したほかの店からは売り上げが50〜60%減少したという話も聞く。それでは店を維持できないので、これから数週間でいろいろ回復しない限り、フランスの小売業界は悲惨なことになる」とコメントした。

 プロコスのル・ロシュ=ジェネラル・マネジャーは、「フランスではロックダウン中に貯蓄額が大幅に増加した。外出規制が緩和されたとはいえ、レストランや映画館はまだ閉まっているので、その分ぜいたくな買い物をしたいと思う消費者も多いはずだ。しかし『買い物をしたい』という欲求が営業再開後の1週間で発散されてしまい、その後は売り上げが落ちた国もあるので、今後の推移を見守りたい」と話した。

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巣ごもり名人に聞く 「インテリアのプロならではの“ヒュッゲ”な空間作りと楽しむ工夫」 

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。「人に会えない」「外出できない」こんなときに、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるかを業界関係者に聞いてみた。

 デンマーク発インテリアブランド「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」でアジア地区ブランドマネジャーを務める相澤真諭子さんは、11歳の娘、6歳の息子、母と4人で暮らしている。「フリッツ・ハンセン」の家具がおかれた自宅は、まさに“ヒュッゲ(デンマーク語で、温かな心地よい雰囲気)”そのもの。巣ごもりで仕事や勉強に集中するために配置換えをするなど、インテリアのプロならではの工夫が見られる。室内でも親子で楽しめる運動やゲームなどのアイデアが盛りだくさんだ。

WWD:巣ごもり生活で心がけていることは?

相澤真諭子フリッツ・ハンセン アジア地区ブランドマネジャー(以下、相澤):生活のリズムが崩れないように毎日の時間割を週ごとに作り、その通りに起床、食事、仕事をし、そして、遊ぶようにしている。

WWD:巣ごもり生活を送るにあたり工夫したことは?

相澤:仕事と勉強部屋のデスクの配置を変えた。向かい合わない配置にすることで、仕事や勉強に集中できるようになった。1日3度の食事を自宅でするので、できる限り子どものリクエストに応えるようにしている。食卓で子どもが仕上げられるタコスや手巻き寿司など、一緒に作って食べる楽しみを分かち合ったり、金曜日はビュッフェと称してダイニングテーブルにおかずを置き、それぞれが食べたいものをお皿に盛ってリビングで食べたり、変化をつけている。タコ焼きも子どもに人気。


WWD:おすすめのツールやアプリ、サービスは?

相澤:ピアノがあるのに誰も弾かなかったが、巣ごもりを機にユーチューブの「かんたんピアノ」で子どもと連弾してゲーム感覚で楽しんでいる。デジタルに頼りすぎないように、日本らしい遊び、そして脳のトレーニングのために将棋を始めた。運動不足やイライラを解消するにはトランポリンがおすすめ。通りすがりに手軽に跳べるし、テレビを見ながら跳ぶこともできる。アクロバティックに跳ぶこともできて、大人も子どもも楽しく運動ができる。

WWD:今はまっているものは?

相澤:飲んだ翌日に体が楽なのでナチュラルワインにはまっている。ナチュラルワインは同じラベルでもボトルによって差があったり、ブドウが育った土地によってミネラルの味に個性があったりして味わい深い。

WWD:巣ごもりで重宝しているものは?

相澤:キャスパー・サルト(Kasper Salto)がデザインした多用途テーブルの“リトルフレンド”。軽量で持ち運びでき、高さも調整できるのでリビングやベッドルームではサイドテーブルとして、ダイニングやキッチンでは作業台として使える。また、これさえあれば、即席の仕事場ができる。

WWD:家の中のお気に入りの場所は?

相澤:家族みんなのお気に入りは“アルファベットソファ”のあるリビングルーム。いつもみんなで集まって会話が弾む。日中は子どもたちとにぎやかに過ごしているので、子どもたちが寝静まったら“エッグチェア”でゆったりと一人の時間を楽しんでいる。

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オールユアーズが考える「ZOOM接客がポストコロナに秘める可能性」

 オンライン接客が、コロナ禍での店舗休業中の対応策として普及している。中でもZOOMを用いた接客手法の可能性を追求しているのが、アパレルメーカーの「オールユアーズ(ALLYOURS)」だ。同社は3月26日に東京・池尻大橋に構える店舗を休業し、4月の半ばには木村昌史代表による「プライベートZOOM接客」(1人当たり40分~)をスタート。同時期に始めた「かんたん!質問箱」や昨年から実施している「自宅試着サービス」などと組み合わせ、オンライン上での接客を推進している。ZOOMをはじめとする、ビデオ会議・通話サービスによる接客にはどのような可能性があるのか。木村代表に話を聞いた。

WWD:「プライベートZOOM接客」と「かんたん!質問箱」を始めた経緯は?

木村昌史オールユアーズ代表(以下、木村):店舗を休業にして「これからどんなサービスを始めればいいんだろう?」と考えた時にまず、僕たちのお客さんのタイプを3パターンに洗い出してみました。1パターン目が商品を買うことはほぼ決まっているけれど、店舗で接客を受けて納得してから買いたい人。2パターン目はSNSなどで積極的にコミュニケーションを取りながら、オンラインストアで買える人。そして3パターン目が店舗には来るけれど、コミュニケーションはあまりしたがらない人。2パターン目の方は今までも質問やメッセージを随時受け付けていたので、その手法を継続しつつ、SNSで「いつでも聞いてください」と定期的に発信して対応しています。

問題は残りの2パターンで、ZOOM接客は1パターン目の方に向けて、質問箱は3パターン目の方に向けて始めました。質問箱に関しては、ある種チャットボット的な形式ですが、本格的なシステムを導入する資金がない点と、人員的な理由から、24時間以内に質問を返すような形にしています。

WWD:「自宅試着サービス」はどのように活用している?

木村:試着と購買の意思決定の場として考えています。先ほど話したオンライン接客の手法は、「自宅試着サービス」があるからこそできるんです。店舗での購入プロセスを考えると、最初にスタッフとのコミュニケーションがあり、そして商品を選定し、商品の説明を受けて試着に進む。後は試着をしながら購買の意思決定をしていく。一方で、オンライン接客は試着の手前までしかできず、なかなか購買の意思決定にまでつながらない。試着を気軽にできる制度を整えることで、オンライン接客でも気軽に最後の決済ができるようになると考えています。

WWD:ZOOM接客を受けているのは、普段は店舗に来られないような、遠方のユーザーが多いのか?

木村:都内や関東近郊の方と遠方の方、それぞれ半々くらいですね。都内の方は「『オールユアーズ』のことはメディアやイベントなどを通じて知っていて、製品のことをもう少し知りたい」という新規のお客さんが多いです。一方で遠方の方は既に商品をオンラインで何回か購入していて、店舗に行ってみたかったけど、都合がなかなか合わない人です。一番遠い所でサウジアラビアから、といった人もいました(笑)。ただ、ほとんどのお客さんが、ある程度オンラインストアの情報を読み込んでくれています。そのため接客の際、商品の説明は最低限にするか、オンラインストアには載っていない情報を伝える程度で、後はライフスタイルや趣味嗜好など、お互いのパーソナルなことを話すようにしています。僕らとしても商品を長く着続けてもらいたいという思いがあるので、接客の中である程度信頼してもらいつつ、お客さんの個性に合った商品を提案したいと考えています。

WWD:現在、ZOOM接客は木村代表が1人で担当しているが、その理由は?

木村:まずは間口を僕1人に絞り、お客さんにどういったことを聞かれやすいかや、どういう質問をするとベストなサイズを提案できるのかといった傾向を調べるためです。予約状況的にも、現状は1日に多くて5件程度なので1人で対応できます。ただ、ゆくゆくは販売スタッフにも任せていきたいと考えています。

オンライン接客は
「お客さんの家にお邪魔する感覚」

WWD:オンライン上での接客だからこそできるポイントは?

木村:僕がお客さんの家にお邪魔している感覚になれることは大きいですね。店舗だと、自分以外のお客さんが入ってくる可能性があるので体型の話やサイズの話がしづらかったり、ほかのお客さんに遠慮して満足のいく接客が受けられなかったりする。オンライン接客は自分のプライベートゾーンで話せるので、お客さんも最初からけっこう自己開示をしてくれ、深いところまで会話ができます。僕らはあまり意識していないのですが、お客さん的には特別扱いをしてもらっているような感覚になれるみたいです。後は接客を受けてすぐに購買の意思決定をする必要がなく、冷静に商品を試着・購入できたり、画面共有で商品のオーダーの仕方などを一緒に確認しながら案内できたりといった点もオンライン接客ならではかな、と。

WWD:ZOOMをはじめとするビデオ会議・通話サービスを用いた接客は、ほかのアパレル企業・ブランドも取り組むべきか?

木村:規模によって異なりますが、僕らを含め中小規模の企業・ブランドにはこのスタイルが合っていると思います。特に店舗が開けられない状況下での販売員のリソース活用という面では有効です。また、販売員が話したいセールスポイントは、お客さんが知りたいことでもあり、そういった内容がオンラインストアに載っていない状態を改善できるという側面もあります。ただ一方で、ある程度の規模も認知もあるような企業・ブランドでは、チャット接客などの方が効率がいい場合もあります。オンライン接客は美容室のような商売形態で接客人数が限られ、運用効率という観点では良くないので。

WWD:ZOOM接客は、新型コロナウイルスの収束後も続けていくつもりか?

木村:「オールユアーズ」としては今のところ、緊急事態宣言が解除されても、しばらくは店舗を開けないつもりです。オンライン接客の可能性をもっと追求していきたいですね。地方のお客さんのニーズがあることを考えると、コロナ収束後もリアル店舗と併用にするのが効果的だとも考えています。店舗を予約制でオープンするのもいいかもしれません。オンライン接客は、リアル店舗に来ることの価値をさらに上げる側面もあると思っていて。わざわざ移動コストをかけて来てもらったお客さんに「来てよかったな」と思ってもらえるような店舗にするためには、どのような設計にすれば良いのかを最近は考えています。

WWD:コロナ禍の下で、接客方法を含めさまざまな分野でデジタル化が進んでいるが、この状況をどのように見ている?

木村:変化に対応することも重要ですが、そもそもお客さんが何を求めているかを考える必要があると思います。オンライン接客も、方法だけ見ると新しく感じるかもしれませんが、接客におけるお客さんの「背中を押して欲しい」というニーズは変わらない。自分たちのお客さんの中に元からあるニーズをオンラインで60%でも70%でも満たすにはどうしたらいいのかを考えると、新しい方法が生まれてくるんだと思います。例えば、ファストファッション的なブランドは、時間をかけてオンライン接客をするよりも、時間をかけずにお客さんの疑問を解決し、商品を迅速に届ける方が良いはず。重要なのは「自分たちのお客さんがちゃんと見えているのか」だと思います。

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マツキヨPB「レチノタイム」刷新 シワ改善で市場初の日焼け止め乳液発売へ

 マツモトキヨシは、プライベートブランド「レチノタイム(RETINOTIME)」の名称を「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」に変更し、今秋リニューアルする。それに先立ち、シワ改善の効果効能の厚労省認可を取得した医薬部外のUV乳液「ザ・レチノタイム リンクルデイミルク UV」(30mL、2700円)を発売。「ポーラ(POLA)」が2017年1月に日本初のシワ改善美容液を発売して以降拡大を続けるシワ改善市場だが、日焼け止め製品は初めて。自社オンラインでは5月20日から、店頭では6月1日から順次販売する。

新製品のシワ改善日焼け止めは、SPF50、PA++++のUVカット力を持ちつつ、高い保湿力とシワ改善の効果を持つ点が特徴。シワ改善の有効成分はナイアシンアミドで、そのほかに保湿成分をバランス良く配合し、これまで届きにくかった角層の奥にも成分を届けるブランドの独自技術を採用した。日焼け止め機能に加えて乳液、化粧下地の機能も兼ね、朝のスキンケア&メイクを簡便にする。

 同ブランドはナリス化粧品との共同開発で07年に誕生。レチノールをキー成分に、エイジングケアブランドとして化粧水や乳液、美容液、唇用美容液、クレンジング、洗顔料などさまざまな製品を展開してきた。ブランドリニューアルはこれまで10年、15年と行っているが、3回目の今回はエイジングケアのトレンドであるシワ改善医薬部外品を投入し、本格エイジングケアブランドとしてのイメージ確立を狙う。

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連載「今、デザイナーができること」Vol.17 熊切秀典「輝かしい未来に向かってデザインを続けていくだけ」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、2007年にブランドを立ち上げ、2016年からパリでコレクションを発表する「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEAPLE)」の熊切秀典デザイナーが登場。

BEAUTIFUL PEAPLE

熊切秀典

Q.今、デザイナーができることは?

輝かしい未来に向かってデザインをするーーそれがファッションデザイナーが出来る唯一の事だ。コロナという先が見えないトンネルの中でも、これは変わらない。今は直営店のクローズを余儀なくされているが、卸先からのオーダーキャンセルや取引先の廃業などは起っていない。まずはブランドが縮小し、スタッフや取引先に影響することがないよう、計画を見直していく。

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見慣れた白Tシャツを新鮮に着こなしたい! “異物ミックス”で脱ありきたりコーデ

 夏の訪れが年々早まるような感じがあり、早くもTシャツが街中での出番を迎えました。夏ルックの主役的存在で、見慣れた白Tシャツについても、このニューノーマル(新常態)の時代にふさわしい着方が登場。最大の見どころは、イメージの異なるアイテムとの“異物ミックス”。マンネリ感を避けつつ、白Tならではの清潔感やミニマルさを生かした新コーディネートはTシャツの常識を打ち破る快感まで呼び覚ましてくれそうです。

 ロンドン・ファッション・ウイーク中に開催された「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」のショー会場に訪れたファッショニスタは白Tシャツをノンシャランと着こしました。決め手は、Tシャツの上に乗せたネックレス。普段着イメージを帯びやすい白Tシャツを一気に格上げ。イヤリングとのハーモニーにも、リュクス感が漂います。今回は国内ブランドの今春夏ルックから、パンツ、スカート、ライトアウターと、それぞれのコーデ相手ごとに一工夫を加えるだけで、ありきたりを抜け出せさせます。そのポイントを探っていきましょう。

◆センタープレスのきれいめパンツで、凛としたTシャツ姿

 Tシャツにはイージーな印象があるので、きちんと感を備えたボトムスを選ぶのは、上手にバランスを取る近道。たとえば、正面にセンタープレス(クリース)があるパンツなら、文字通り折り目正しい見え具合に整います。

 写真1枚目の「ポステレガント(POSTELEGANT)」は涼しそうな素材のワイドパンツで合わせて、夏向きのTシャツ姿に。きれいめに見えているのは、くっきりしたセンタープレスのおかげ。Tシャツは袖を軽くロールアップして、軽快な印象に。長め丈のパンツを生かして、性別にとらわれない“ジェンダーフリュイド(流動的)”な着映えにまとめています。

 写真2枚目の「アーセンス(ARESENSE)」は落ち感のあるパンツスーツに、白Tを組み込みました。トレンドピースに復活したパンツスーツは、少し崩しめに着るのがこの春夏らしいスタイリング。だから、Tシャツは格好の相方に。裾を無造作にウエストインして、気取らない雰囲気に整えました。リゾート風のヌーディーサンダルをパンツスーツに合わせるのもニューノーマル流です。

◆“ムードあり”の女っぽスカートで合わせて、白Tを味付け

 飾り気の少ない、割とプレーンな見栄えの白Tシャツは、ムードを醸し出すスカートが好パートナーになります。ロマンティックやレディーライクなど、スカートの持ち味次第で使い分けるのが、着回しパターンを増やすコツです。

 黒レースのロングスカートを引き合わせたのは、30代以上の大人女性に大人気の「エブール(EBURE)」。裾が透けて、ニュアンスを帯びたレーススカートも、白Tシャツで合わせるとフェミニン度がダウンして、逆に抜け感が漂います。フラットサンダルで足元も伸びやかに整えて。

 白で統一すると、Tシャツもノーブルな印象に様変わり。写真2枚目の「ア ピューピル(A PUPIL)」は、白のプリーツスカートとワントーンコーデ。節度を感じさせるプリーツに加え、透かしレースもあしらってあるので、Tシャツ姿が繊細なムードに。オーバーサイズのTシャツでも、ストリートっぽく見えず、むしろ愛らしいたたずまいにまとまっています。

◆ライトアウターを重ねて、ふんわりリラックス&のどかな落ち感

 Tシャツだけでは気後れしそうな場面でも、薄手の羽織り物を重ねれば、味わい深いルックに仕上がります。汗ばむ季節になっても、初夏や梅雨時は温度変化が大きいので、ライトアウターは重宝するはず。

 「アングリッド(UNGRID)」は白Tシャツの上から、スポーティーな薄手アウターをパサッと羽織って、普段着イメージを払拭しました。軽い羽織り物ならではのエアリー感を演出。着丈が長めの分、縦長イメージがアップ。ダークカラーの柄スカートとのコントラストを利かせつつ、スニーカーの色と絡めました。

 温度が上がってきたら、アウターを“半分オフ”するのも、着方の選択肢に加えてみては。蒸し暑さを避けつつ、程よくくつろいだ風情を醸し出せます。写真2枚目の「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」は白Tシャツの上にジャンパードレスをオン。ライトアウターを肩からずり落ちさせて、レイヤードに飾らないムードと自然な落ち感をまとわせました。

 一時のブームを超えて人気の続く白Tシャツだけに、着こなしのレパートリーを増やして損はありません。マンネリ化させないためには、きれいめアイテムとのマッチングやライトアウターとのレイヤードなど、さまざまな“異物”との相性を試すのが一番。シンプルだからこそ、ひねりがいがある白Tシャツを使って、自分好みのニューノーマルを発見してみませんか。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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日本ロレアルが新型コロナで困窮する一人親世帯を支援

 日本ロレアルは新型コロナウイルスの蔓延により、多大な影響を受けているコミュニティーを支援するための連帯プログラムを発足する。同社のスキンケアやヘアケア製品、ハンドクリームなどの保湿製品をはじめとする製品を万単位で、順次寄贈していく予定だ。

 第一弾として子育て支援や待機児童問題などの解決を目指す認定NPO法人「フローレンス」とシングルマザーの就労支援などを行うNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」を通して、経済的に困窮している一人親世帯に日本ロレアルのヘアケア製品約2,400本を寄付した。同社はこれまで、シングルマザーの就労支援プログラム「未来への扉」を「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」と共に発足し、継続的に一人親世帯への支援を行っている。

 仏・ロレアルグループも、新型コロナ感染拡大により地元フランス当局およびコミュニティ支援のため、3月に連帯プログラムを立ち上げ、手指消毒剤の製造や寄付をはじめ、さまざまな施策を展開してきた。加えて、5月12日には、新型コロナにより、社会的に脆弱な立場にいる女性および環境保護への支援を目的とした新たな連帯基金「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を創設した。困窮する女性を支援するため、ロレアルは、5000万ユーロ(約61億円)の慈善寄付基金を立ち上げ、女性を緊急支援、サポートする。

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日本ロレアルが新型コロナで困窮する一人親世帯を支援

 日本ロレアルは新型コロナウイルスの蔓延により、多大な影響を受けているコミュニティーを支援するための連帯プログラムを発足する。同社のスキンケアやヘアケア製品、ハンドクリームなどの保湿製品をはじめとする製品を万単位で、順次寄贈していく予定だ。

 第一弾として子育て支援や待機児童問題などの解決を目指す認定NPO法人「フローレンス」とシングルマザーの就労支援などを行うNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」を通して、経済的に困窮している一人親世帯に日本ロレアルのヘアケア製品約2,400本を寄付した。同社はこれまで、シングルマザーの就労支援プログラム「未来への扉」を「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」と共に発足し、継続的に一人親世帯への支援を行っている。

 仏・ロレアルグループも、新型コロナ感染拡大により地元フランス当局およびコミュニティ支援のため、3月に連帯プログラムを立ち上げ、手指消毒剤の製造や寄付をはじめ、さまざまな施策を展開してきた。加えて、5月12日には、新型コロナにより、社会的に脆弱な立場にいる女性および環境保護への支援を目的とした新たな連帯基金「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を創設した。困窮する女性を支援するため、ロレアルは、5000万ユーロ(約61億円)の慈善寄付基金を立ち上げ、女性を緊急支援、サポートする。

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巣ごもり名人に聞く 「天体観測と家庭菜園で都会の中で自然に触れる」 アヤミジュエリー宗形あやみ

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。「人に会えない」「外出できない」こんなときに、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるか、今回は写真家の夫と2人暮らしの宗形あやみ「アヤミジュエリー(AYAMI JEWELRY)」デザイナーに聞いた。

WWD:自粛生活で新しく始めたことは?

宗形あやみ(以下、あやみ):家庭菜園、干し野菜、お菓子作り、裁縫を始めました。もともと仕事以外の日には都会を離れ、自然に触れる時間を大切にする生活を送ってきていたため、外出自粛になってすぐに心も体も自然を求め始めました。

春の暖かな気候なので、テラスの鉢植えを増やしてさまざまな野菜の種や苗を植えました。自らの手で野菜を育て始めると植物への愛着が以前より増して、今日一日食事をすることに感謝し、少しでも野菜をおいしく大切に食したいと思うようになり、野菜の皮や根っこも使って、時短料理用に細かく切った野菜を干すようになりました。太陽の光をたっぷり浴びた野菜は甘くておいしいです。畑で手にいっぱい摘んだカモミールは香りにも癒され、お茶の時間は心からほっとできます。

WWD:酵素シロップ作りも始めたとか。

あやみ:野菜やフルーツの発酵に興味を持ちました。白砂糖ではなくてん菜糖で酵素シロップ作りにも挑戦しました。数日後には発酵し、炭酸で割ったり、サラダのドレッシングなどに合わせたりして、発酵の様子を日々観察しています。外食をせずに毎日自炊をしているとお肉や乳製品、グルテンをあまり摂らない生活になりました。甘いものが食べたい日には米粉やお豆腐などを使った優しいお菓子作りを楽しんでいます。

WWD:縫製は何を作っている?

あやみ:布マスク作りに励んでいます。できる時間にできるだけ作って児童施設などに送っています。10年以上使っていなかったミシンを引っ張り出して、素人ながらも作るたびに上達してきました。でも、柄を合わせるのは難しいです……。

WWD:家族との過ごし方は変わった?

あやみ:一緒に食事をするようになり、頻繁にバーベキューをしています。飲食店が休業しなくてはならない状況のため、本来出荷されるべきおいしい食材が自宅でも手に入るようになって、北海道から届いた新鮮な魚介を炭火で焼きながら食べ、魚介出汁でお味噌汁にしたり、朝食には新鮮な山羊ミルクを飲んだりして、シンプルながらも本当においしい時間を会話とともに過ごすようになりました。

WWD:リモートワーク用に新しく買ったものは?

あやみ:日除けテントを買いました。リモートワークの休憩をテラスでとるようになり、最初は日傘を設置していたのですが、時間によって角度を変えたりといそがしく、ビーチ用の日除けテントを購入しました。風通しもよくリモートワークの息抜きになります。ヨガやお昼寝にも活用しています。

WWD:日の出と日の入りの日記をつけているとか?

あやみ:もともと天体観測が趣味だったということもありますが、日の出の時刻に起き、その様子を記録するようになりました。健康に一日を過ごせることに感謝し、季節を視覚的に感じられる瞬間はとても美しく、光の物理学を知ると宇宙への理解も深まり、今日生きる地球にいることを実感できます。そう感じることで今日一日をどのように過ごすかを想像し、以前よりも真剣に時間に向き合い、有意義に過ごせるようになりました。日の入りには一日を振り返り、明るい未来を願います。

WWD:巣ごもり生活に役立つアプリやサービスはある?

あやみ:日の出・日の入りの時刻などが確認できる日の出・日の入りアプリや、今、空にどのような星や惑星が見えるかがわかる星座表アプリはおすすめです。あとは、グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)のアートブック・フリーダウンロードは、たくさんのアートブックが無料で見られるのでうれしいです。artnet.com は、オンラインで楽しめるバーチャルアートイベントのスケジュールを確認できて楽しいです。

WWD:リモートワークの便利なところと不便なところは?

あやみ:便利な点は、時間が効率よく使えるところです。自分のペースで進められるので生産性が上がりました。普段から机に向かう仕事でもないのですが、さまざまなことを明確化させて取り組めるようになりました。不便な点は、スタジオで行っていた撮影を各自の環境で自然光を利用するなど不十分な設備で行ったり、企画チームや職人とカメラ越しで話すことでしょうか。直接顔を見て話すのとは対話の質が異なると感じています。今は自分なりの工夫が必要になったことです。

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【アフターコロナをどう見る?】「戦略は立てました。ズバリ、他社ブランドとのコラボです」奴ダイニング松本社長

 名物のビフテキが290円、フードメニューは100円からなど、衝撃のコスパで人気が高い「BEEF KITCHEN STAND(ビーフキッチンスタンド)」。経営するのは株式会社奴ダイニング(代表取締役 松本丈志氏)。2019年から始動したFC展開の1号店を5月18日(月)東京・立川にオープンさせた。コロナ禍中でのオープンだが、常識を超える店づくりをする松本氏が描くアフターコロナの戦略とは?
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【アフターコロナをどう見る?】「戦略は立てました。ズバリ!他社ブランドとのコラボです!」奴ダイニング松本社長

 名物のビフテキが290円、フードメニューは100円からなど、衝撃のコスパで人気が高い「BEEF KITCHEN STAND(ビーフキッチンスタンド)」。経営するのは株式会社奴ダイニング(代表取締役 松本丈志氏)。2019年から始動したFC展開の1号店を5月18日(月)東京・立川にオープンさせた。コロナ禍中でのオープンだが、常識を超える店づくりをする松本氏が描くアフターコロナの戦略とは?
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パンツ専業「ニート」がイタリア製高級モデルを発売

 西野大士氏が手掛けるパンツ専業ブランド「ニート(NEAT)」は、イタリアのファクトリーブランド「カルーゾ(CARUSO)」と協業した同国製の限定モデルをベイクルーズのEC「ベイクルーズストア(BAYCREWS STORE)」で5月23日11時に発売する。

 「ニート」は、西野氏が好む米国製トラウザーズのシルエットを日本人に合わせて改良したパンツ4型を定番とし、国内外から調達したユニークな素材を乗せて展開してきた。だが今回は「リーバイス(LEVI‘S)」のイタリア製2タックジーンズを着想源に、ドレッシーなパターンを一から構築。しなやかでツヤのあるコットンリネンの生地を使い、高い技術を持つ「カルーゾ」の工場で仕上げた。価格は4万6000円で、インラインの商品よりも2~3割ほど高価格。男女兼用のサイズで展開する。

 ニートは昨夏にも米国製モデルをベイクルーズの「レショップ(L‘ECHOPPE)」限定で発売し、100人以上の行列ができて即完売するなど人気を博した。

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ドトール・スタバ・サンマルク、営業再開。人間距離確保でイートイン売上は保てない。

ドトールグループは、5月18日から緊急事態宣言解除 39県の直営店舗は営業を再開した。特定警戒都道府県8都道府県のうち、一部の直営店舗にてテイクアウト商品・コーヒー豆等に限定の上、営業を再開した。FC店舗では、店内営業も始めている。
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大戸屋、最終赤字11億円。赤字幅拡大で、コロワイドとの対立不利に。

株式会社大戸屋ホールディングス(本社:東京都 武蔵野市、代表取締役社長:窪田 健一)が、2020年3月期決算を発表した。売上高245億79百万円、4.5%減。営業赤字6億48百万円、前年は黒字4億14百万円。不採算店舗の減損損失3億33百万円を最終赤字11億47百万円、前年は黒字55百万円。
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ユナイテッドアローズのチャリティープロジェクト、今年第2弾は「チノ」や「サヤカ デイヴィス」などが参加 第1弾は50万円余を寄付

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、チャリティープロジェクト「ユナイテッド ラブ プロジェクト」の2020年第2弾を実施中。2010年にスタートし、デザイナーとコラボしたアイテムの売り上げの一部を寄付するプロジェクトだ。

 今年の第1弾に引き続きテーマは“カットソー“で、ショートスリーブトップス(14000円〜)とワンピース(23000円〜)を販売する。「チノ(CINOH)」「ダリア(DAHL’IA)」「アンスクリア(INSCRIRE)」「サヤカ デイヴィス(SAYAKA DAVIS)」「ザ・リラクス(THE RERACS)」の5ブランドとコラボした。

 赤い羽根の中央共同募金会を通じて、1点につき500円を国内における自然災害発生時の支援活動に役立てる。また新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月29日から5月31日までの寄付金は同会を通じて「臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金」に寄付する。

 なお、2月5日から実施した第1弾では、3月末までに53万5000円を寄付した。

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