「フローラノーティス ジルスチュアート」と「美的」がコラボ日傘を発売 日焼け止めとセット

 小学館の美容誌「美的」は、「ジルスチュアート(JILLSTUART)」から派生したライフスタイルブランド「フローラノーティス ジルスチュアート(FROLA NOTIS JILLSTUART)」とコラボの日傘を販売している。

 日傘は紫外線遮蔽率99%以上で、晴雨兼用。色は洋服を選ばない明るいベージュだ。日傘は、「フローラノーティス ジルスチュアート」のサンプルサイズの日焼け止めと、夏のUVカット術などを紹介したミニブック、「美的」の7月号デジタル版閲覧アクセスを含む、“無敵のUV対策キット”(4900円)として販売している。

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【動画】ビームス卒業生がコロナショックで考える これがオレらの生きる道

 今回の「出張インタビュー」のゲストは、2017年にオープンした大阪・中津のセレクトショップ「イマジン」の谷篤人ディレクターと、同じく17年デビューの日本ブランド「テンボックス(10匣、TENBOX)」の大森“Pigu”憲一ディレクターです。“クリエイティブかつフリーダムに見える2人の新型コロナ対策は?”に始まり、2人がくしくもビームス卒業生ということで“組織と個人のメリット&デメリット”について、さらには取材依頼時には知らなかった“両者の初コラボレーション”について聞きます。

 インタビュー中にコラボTシャツのサンプルが工場から届き、初タッグを発展させて“11匣”のレーベル化がほぼ決定するなど、スピード感満点のクリエーションの一端を垣間見ることもできました。

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ジュエリーブランド「ハム」が再生貴金属を使用したコレクションを発売  ドーバー銀座でインスタレーションも

 ジュエリーブランド「ハム(HUM)」から初の再生貴金属を使用したコレクションが登場した。同コレクションはドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)3階で期間限定で販売されており、インスタレーションも「ハム」が手掛けた。

 同ブランドは2018年から「リファイン メタル プロジェクト」をスタート。‷リファイン メタル”とは、都市鉱山と呼ばれる携帯電話やPCなどの廃棄物から精錬された貴金属のことで、このコレクションでは環境に負荷が大きい採掘された金や銀の代わりに使用されている。初コレクションでは、精錬された18金やシルバーを使用したリングやブレスレット、ネックレス、ピアスなどがそろい、中にはダイヤモンドを使用したものもある。価格は、リングが22万~75万円、ブレスレットが19万1000~44万9000円、ネックレスが28万1000~35万8000円、ピアスが18万2000~35万6000円。

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ナプラが美容師向けに⼿荒れ防⽌用の「エヌドット」のハンドケア製品を20万本無償提供

 ヘアメーカーのナプラは6月12日から、新型コロナ対策で繰り返す⼿洗いやアルコール消毒で⼿荒れに悩む美容師に向けて、ハンドケア用「エヌドット モイスチャーハンドゲル」を20万本無償提供する。同製品はナプラの取引サロンを対象とし、他の直送製品とともに同梱して発送する。なお20万本の定数になり次第、提供は終了する。

 「もともと4月に入った頃から世の中の状況が一気に変化し、『今できることは何か』と考え、準備を始めた。配送は1回の注文で一定の金額を超えた際に2本ずつ配送。なるべく多くの美容室に行き届くよう、1度に2本としている。今回の『エヌドット モイスチャーハンドゲル』は、現在のところ販売の予定はない」と広報担当はコメントする。

 同製品は、⼿洗いやアルコール消毒でカサつく⼿肌に潤いを与えるモイスチャージェル。レモングラス葉⽔やヒアルロン酸の潤いをシアバターが閉じ込め、乾燥した⼿肌を優しく包み込む。さらりとした使⽤感で⽇常のあらゆるシーンで繰り返し使用でき、オイルフリータイプなので⼿先を使う仕事でもベタつきが気にならないという。

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ナプラが美容師向けに⼿荒れ防⽌用の「エヌドット」のハンドケア製品を20万本無償提供

 ヘアメーカーのナプラは6月12日から、新型コロナ対策で繰り返す⼿洗いやアルコール消毒で⼿荒れに悩む美容師に向けて、ハンドケア用「エヌドット モイスチャーハンドゲル」を20万本無償提供する。同製品はナプラの取引サロンを対象とし、他の直送製品とともに同梱して発送する。なお20万本の定数になり次第、提供は終了する。

 「もともと4月に入った頃から世の中の状況が一気に変化し、『今できることは何か』と考え、準備を始めた。配送は1回の注文で一定の金額を超えた際に2本ずつ配送。なるべく多くの美容室に行き届くよう、1度に2本としている。今回の『エヌドット モイスチャーハンドゲル』は、現在のところ販売の予定はない」と広報担当はコメントする。

 同製品は、⼿洗いやアルコール消毒でカサつく⼿肌に潤いを与えるモイスチャージェル。レモングラス葉⽔やヒアルロン酸の潤いをシアバターが閉じ込め、乾燥した⼿肌を優しく包み込む。さらりとした使⽤感で⽇常のあらゆるシーンで繰り返し使用でき、オイルフリータイプなので⼿先を使う仕事でもベタつきが気にならないという。

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ビューティ業界が黒人差別に対して立ち上がるも課題は山積み 大手企業の人種構成を公表

 5月末にアメリカで黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件から、全世界で人種差別に対する抗議や意思表明が行われている。

 ビューティ業界でも多くの企業やブランドが「#BLM」などのハッシュタグをつけて投稿をしているが、新たな動きが広がっている。中でも注目を集めているのが、自身も黒人でメイクアップブランド「ウオマ ビューティ(UOMA BEAUTY)」の創業者であるシャーロン・シューター(Sharon Chuter)が始めた「#pulluporshutup」運動だ。ビューティブランドや企業に社員の人種構成を公表するように求めたもので、専用のインスタグラムアカウント@pullupforchangeでは参加したブランドや企業の投稿を集めている。シャーロンは相次ぐビューティ企業の人種差別に対する投稿を見て、ただトレンドに乗って意思表明をするのではなく、きちんと自社の現状を公表することによって本気で向き合ってほしいという思いでスタートさせた。有色人種の構成率は企業やブランドによってさまざまだが、白人の割合が圧倒的に多いブランドは、「今後はより多様な組織づくりに励みます」といった反省のメッセージとともに投稿をしている。

大手企業の経営陣の多様性を公表

 また、米「WWD」は世界の大手ビューティ企業の取締役および役員における有色人種の人数を公表した(2020年6月7日時点)。どれも業界トップのグローバル企業だが、アジア企業である資生堂以外は、有色人種が占める率は極めて低いことが分かる。

ロレアル(L'OREAL)
取締役:15人中0人
役員:21人中1人

ユニリーバ(UNILEVER)
取締役:23人中9人
役員:13人中5人

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)
取締役:16人中3人
役員:14人中2人

プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)
取締役:12人中2人
役員:35人中11人

資生堂
取締役:13人中13人
役員:16人中15人

コティ(COTY)
取締役:12人中1人
役員:3人中0人

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)
取締役:15人中0人
役員:12人中0人

バイヤスドルフ(BEIERSDORF)
取締役会:12人中1人
役員:9人中4人

シャネル(CHANEL)
取締役会:2人中0人
役員:無回答

L ブランズ(L BRANDS)
取締役会:9人中2人
役員:9人中0人

具体的な改善策を提案する企業も

 企業が次々と#pulluporshutupチャレンジに参加したり、このように人種構成を公開されたりする中で、早速改善のために動き出した企業も。エスティ ローダーは社内メモで今後黒人の従業員の雇用率を上げると約束した。全てのクラスの社員において、米国の人口の約13%を占める黒人の割合と同様に、今後5年までには黒人の雇用率を13%にすると宣言した。同社は一対一による面談やアンケート調査、ディスカッションなどを行い、改善策を模索する。そのほか多様な消費者に対応する販売員トレーニングなどを行い、多様な肌の色のための製品を展開し、また原料やパッケージは黒人によるビジネスからの調達を倍増する。採用のプロセスにおいても今後はナショナル ブラック MBA アソシエーション(NATIONAL BLACK MBA ASSOCIATION)と協業し、今後2年間で有色人種の雇用率を倍にする。今後3年では人種や社会的立場による差別をなくし、誰もが教育を受けられるようにさまざまな団体に合計1000万ドル(約円)を寄付する。またこれらの取り組みについて、半年に1回は進捗を公表するという。

 小売りも声を上げた。専門店のセフォラ(SEPHORA)はニューヨークのデザイナー、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)が掲げた「15パーセント プレッジ(15 Percent Pledge)」イニシアチブに参加すると表明した。これは小売り店に対して、黒人によるブランドを15%扱うように求めたもの。セフォラは今後、店内スペースの最低15%を黒人経営のブランドに割くと約束した。黒人経営ブランドの現状の扱いや在庫の比率を報告し、それに責任を持ち、次なるアクションを明確にするという、ジェームズが提示した3つのステージ全てに取り組む。同社は黒人経営のビジネスを資金面でも支援するほか、女性が経営するブランドの支援プログラム「アクセラレイト(ACCELERATE)」を活用して来年は有色人種の女性にフォーカスするという。

 ここ数週間でこのような動きが一気に出てきたが、その結果“白人至上主義”とされてきたこれまでのビューティ業界の人種差別問題が浮き彫りになった。今まで当たり前のように有色人種の雇用や扱いにバイヤスがあったことは、多くの人にとって驚きであるとともに、納得のいかない事実でもあっただろう。化粧品は直接肌や髪といった外面、そして内面にも働きかけるからこそ、ビューティ業界におけるダイバーシティーは必須といっても過言ではない。まだ課題は多く残るが、新型コロナウイルスが多くの命を奪い、医療従事者に負担をかける中、ビューティ業界はいち早く殺菌ジェルを生産したり、支援を始めたりした。同様のスピード感で、今後は人種やジェンダー、年齢、社会的立場などに関係なく平等なコミュニティーを構築することに期待したい。

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アルビオン20年3月期決算 スキンケアが落ち込み8期ぶりの減収

 アルビオンの2020年3月期決算は、転売業者を含めた外国人売り上げの減少や増税前の駆け込み需要の反動、さらには新型コロナウィルスの影響などがあり、売上高が前期比3.5%減の662億円、営業利益が同41.5%減の79億円、純利益が同43.2%減の53億円と減収減益となった。売上高の減収は8期ぶり。

 部門別では、営業本部(国内)の売上高が同6.3%減だった。チャネル別は専門店が同0.1%減、百貨店が16.1%減で、専門店が健闘した。ブランド別では「アルビオン(ALBION)」が同9.4%減、「イグニス(IGNIS)」が同9.8%減、「エレガンス(ELEGANCE)」は好調を維持して同8.6%増だった。カテゴリー別ではスキンケアの売り上げが同10.3%減、ベースメイクが同3.8%増、ポイントメイクが同2.2%増だった。シェアの高いスキンケアが前期に続き苦戦したことで全体の売り上げを押し下げた。渡辺省一・営業本部 営業企画統括部 統括部長は「主軸商品の『薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』と同等の柱商品に育成するべく19年9月に発売した化粧液『フローラドリップ』が3月末までで約32万個を販売した。目標値は35万個だったがコロナ禍の影響がなければ達成できただろう。売り上げに貢献でき、今後にも期待できる」と述べた。

 国際事業部の売上高は同7%増だった。ブランド別の売上高は「ポール & ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE」が同1.9%増、「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」が同22%減、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」が同19.3%減、「アルビオン」が19%増となった。「『アルビオン』以外の3ブランドの免税売り上げシェアは56%。3月の売り上げの落ち込みが響いた。現在、国内の活動を見直しているところで、新製品の発売時期の延期などを決定した。また4月に海外教育部を新設し、海外での販売員教育にも注力していく」と小林勇介・常務 国際事業本部 本部長は語った。

 コロナ禍の影響を受けて百貨店の1~3月度の売上高は前年同期比29.7%減。日本人売り上げが同0.7%減、訪日外国人が同64.5%減、転売者が50.3%減だった。こうした状況を踏まえて小林章一社長は、「転売業者に関しては3年前から意識的に(減らす方向で)対応策を講じてきており、ピーク時に比べ4分の1程度の売り上げとなった。下げ止まりが見えてきたがコロナ禍によりその幅が予想以上となった。今後は百貨店、専門店ともに厳しい状況が続くが、時間をかけて回復させていく」とした。また、販売にこだわってきたが緊急事態宣言により店舗休業が相次いだため期間限定でeコマースでの販売を実施した(5月で終了)。「その売り上げの一部を専門店に還元していく」と述べた。

 同社は22年度から決算期を12月期に変更する。新たに22年1月から新中期計画をスタートさせる予定で、それまでの21カ月を準備期間とし、商品開発、生産、営業とあらゆる方向から巻き返しを図っていく。

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片仮名で大きく“グッチ”の日本限定ウオッチ

 「グッチ(GUCCI)」は6月10日、2019年にスイスで行われた世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」で発表した、ユニセックスウオッチ“グリップ”の日本限定モデルを公式ECと一部の店舗で発売した。価格は23万円。

 ケースに開けた窓から回転するディスクをのぞかせて時間と分を表す仕様はそのままに、中央に大きく片仮名で“グッチ”と入れた。またケースと同じイエローゴールドPVD素材のブレスレットには、インターロッキングGをエングレービングした。

 “グリップ”は1970年代を思わせるレトロな見た目だが、スケートボードから着想したデザインで、モデル名も足をボードに固定するグリップテープに由来する。

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「パンテーン」の「#HairWeGo」プロジェクトが全国制覇 中国エリアの美容師が夏におすすめのボブヘアを提案

 ヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」と「WWDビューティ」、それに人気美容師たちがワンチームとなって取り組んだプロジェクト「#部屋WeGo」。すでに「WWD JAPAN.com」でもそのプロジェクトについては伝えてきた。緊急事態宣言が解除された今、それが「#HairWeGo」プロジェクトとなって、全国に新たな広がりを見せており、多くの美容師が「#HairWeGo」のハッシュタグで「久しぶりにサロンに来店するお客さまに提案したい、前向きになれるヘアスタイルや、今夏に提案したいトレンドスタイル」といったテーマで投稿を行っている。

 全国を9つのエリアに分けて紹介してきたが、今回は最終9エリア目とある中国エリアの人気美容師による夏におすすめのヘアを紹介する。岡山県の水舟勝己「ナービス(NARVIS)」代表は「ハンドブローだけでもオシャレになるヘアが今、お客さまから求められている」というコメントとともに、この夏に前向きになれるヘアとして“ラフレイヤーボブ”を提案。山口県の小濱このみ「チトセ(CHITOSE)山口」トップスタイリストは、「髪を切って気分を変えましょう! 皆さまを素敵にするお手伝いをします」というメッセージとともに顔周りに動きをつけた“プチウルフヘア”を披露。どちらもすっきりとしたヘアスタイルで、この自粛期間中に伸びてしまったヘアをばっさり切るのもいいのでは。

 もともと「#HairWeGo」は、“あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする”ことを理念に掲げる「パンテーン」が、髪を通して、ひとりひとりの個性の尊重について考えるきっかけづくりとして2018年から展開しているキャンペーン。自粛期間中は「#部屋WeGo」プロジェクトとして展開してきた。「新型コロナウイルスの流行により、多くの方が自宅で過ごす中、髪を通して日本中のおうち時間を少しでも明るく過ごせること」を願って始めたプロジェクトで、業界を代表する美容師たちが賛同し、自身のSNSで「お部屋で楽しむヘアスタイリングやヘアアレンジなど髪から明るくなれるアイデア」を提案していた。「#部屋WeGo」は5月末の時点で、インスタグラムだけで800件近くの投稿があり、全国の美容師を巻き込むムーブメントとなっている。

 また今回の「#HairWeGo」プロジェクトには全国の多くの美容師が参加してくれたことで、大きなムーブメントとなり、「髪を変えることで前向きになれる」という気持ちも広がっている。実際に「久しぶりにサロンに行って髪をキレイにするとすごく気分が上がった」「こんなときだからこそ新しいヘアに挑戦した」という声も多い。ぜひ、自分らしいヘアを楽しんでみてほしい。さらに今後の「#HairWeGo」プロジェクトにも注目していきたい。

問い合わせ先
パンテーンカスタマーサービス室
0120-021-327

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「ザラ」の親会社、20年2~4月期は44%減収 21年までに最大1200店を閉店へ

 「ザラ(ZARA)」「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)の2020年2~4月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比44.7%減の33億300万ユーロ(約4062億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同71.1%減の4億8400万ユーロ(約595億円)、純損益は前年同期の7億3600万ユーロ(約905億円)の黒字から4億900万ユーロ(約503億円)の赤字に転落した。

 大幅な減収は、主に新型コロナウイルスの影響により世界中で店舗を一時的に休業せざるを得なかったことによる。一方で、ECの売上高は同50%増と好調で、4月のみで見ると前年同月比95%増となった。同社は数年前からデジタル化を推進しており、19年には14%だったECの売上比率を22年には25%以上に引き上げる。

 同社は4月30日の時点で7412店を運営しているが、21年までに全体の13〜16%に当たる1000〜1200店を閉じる計画を発表。主に小型店や不採算店を統廃合し、大型店に集中する。なお、同社はこの大量閉店に伴う引当金を計上しており、その分を除くと純損失は1億7500万ユーロ(約215億円)だった。

 同社の本拠地であるスペインでは6月からほぼ全ての店舗が営業を再開している。世界では72の市場でおよそ5740店が再開しており、中でも中国、韓国、日本では売り上げが前年と同レベルまで戻りつつあるという。

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「アットコスメ」2020年上半期ベスコス大賞は「ランコム」の「クラリフィック」化粧水

 アイスタイルは11日、2020年上半期の「アットコスメ(@COSME)」ベストコスメを発表した。19年11月1日~20年4月30日の新商品が対象で、集計対象アイテム3483製品、クチコミ件数6万9310件からカテゴリー別に選出。ポイントがもっとも高かった総合大賞は「ランコム(LANCOME)」の「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」だった。

 総合2位には「アテニア(ATTENIR)」の「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」、3位に「エリクシール(ELIXIR)」の「エリクシール シュペリエル つや玉ミスト」がランクインした。スキンケア製品が総合大賞を獲得したのは11年以来、9年ぶり。TOP3をスキンケア製品が独占したのも、上半期ベストコスメが始まって以来初めてだという。

 新製品を対象にしている同ベストコスメはその時期のトレンドが反映されたメイクアップ製品が上位に来ることが多かったが、今回は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛やマスク着用の影響を受けた。また、カメラアプリの肌補正がスタンダードになり“肌そのものが美しいこと”が重要視されてスキンケアやベースメイクへの関心が高まっていた昨今のトレンド傾向も、スキンケア製品の台頭に拍車をかけたと思われる。

 そのほか、カテゴリー別の1位は、パダーファンデーション部門は「アルビオン(ALBION)」の「ホワイトパウダレスト」、リキッドファンデーション部門は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の「フィットミー リキッドファンデーション」が受賞。ポイントメイクアップでは「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の「ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン」がリップスティック部門の、「ディオール(DIOR)」の「ディオール アディクト リップ グロウ オイル」がリキッドルージュ部門の頂点に立った。アイシャドウ部門は「キャンメイク(CANMAKE)」の「シルキースフレアイズ」が受賞している。

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人気フェイスマスク「ルルルン」初の化粧水は外から内から潤いチャージ

 2011年のデビュー以来シリーズ累計販売枚数10億枚※1を突破しているフェイスマスクブランド「ルルルン(LULULUN)」から、ブランド初となる化粧水「ルルルンローション クリア」「ルルルンローション モイスト」「ルルルンプレシャスローション リッチ」が6月15日、ウェブでの先行発売に続き、7月1日から全国のバラエティストアにて発売される。デイリーに使えるフェイスマスクとして人気を博してきた「ルルルン」ならではのこだわりが詰まった注目アイテムに迫る。

※1 2011年7月〜2019年9月の累計販売枚数

好みの仕上がりや
肌タイプから選べる3種

 肌バランスを整えてさらりと潤す「ルルルンローション クリア」と、ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つリピジュア※2などの高保湿成分でしっとりと潤す「ルルルンローション モイスト」。着目したのは、水分量の要ともいわれる肌内部の構造=タイトジャンクションだ。肌の細胞同士の密着が強まりタイトジャンクションが強化されることで、角層のバリア機能が向上。それにより紫外線やアレルゲン、微生物など外的刺激から肌を守ると同時に、水分が蒸発しにくい肌となり乾燥を防ぐ。そこで、タイトジャンクションに働きかけるビタミンD様作用を持つシャクヤク花エキスを共通配合。バリア機能を高め、外から内から潤いをチャージする。

 「ルルルンプレシャスローション リッチ」は、年齢を重ねていくにつれて失われるハリや弾力といった“肌密度”に注目した。肌の内側※3からふっくらとしたハリを与えるオリーブ葉エキスやベルガモット果実エキス※4など、厳選した植物由来成分を配合。とろみのある感触で肌を満たしながら、弾むような艶肌へと導く。

※2 保湿成分
※3 角質層まで
※4 ともにハリツヤ成分

たっぷりと使える
ビッグボトルに注目

 「いくらフェイスマスクが好きでも、365日マスクというわけではない」「化粧水をパシャパシャ使いたい日もある」——— 。「ルルルン」が新たなカテゴリーとして化粧水を誕生させたのは、こうしたユーザーの声からだという。そこで、「気分やシーンに合わせてもっとスキンケアのバリエーションを楽しんでもらいたい」と化粧水の開発をスタートさせた。フェイスマスクの代わりとしてはもちろん、フェイスマスクを使った手入れの前後のスペシャルケアとしてもおすすめだ。

 たっぷりと手に取り、フェイスマスクをしたかのような潤いで肌を満たして欲しいという願いから、ボトルは気兼ねなく使える500mL(「ルルルンプレシャスローション リッチ」は400mL)という大容量。キラキラと輝くオーロラデザインの「ルルルンローション クリア/モイスト」と、洗練感のある「ルルルンプレシャスローション リッチ」。肌悩みや気分に合わせて選びたい。


問い合わせ先
グライド・エンタープライズ
0120-200-390

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顔立ちを美しく見せる首もとの筋肉“胸鎖乳突筋”にアプローチするウェアラブル美容機器

 ヤーマンは5月、装着するだけで表情筋にしっかり刺激を与えるウェアラブルEMS美容機器「メディリフト(MEDILIFT)」から、ネック専用の美顔機器「メディリフト ネック」を発売した。同製品は10分間着けるだけで、顔立ちを美しく見せる首もとの筋肉“胸鎖乳突筋”にアプローチ。気になる首もとからのケアで美しさを目指す、首もと専用美容器となっている。

毎日10分つけるだけ、
“ながら美容”で首からの美をかなえる

「メディリフト ネック」の
使い方



問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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美容のプロも絶賛!梅雨でもまとまる”レア髪”をかなえる「リファ」のストレートアイロン

 いま、美容室業界で「どんな季節でも、しっとりとまとまるストレートアイロンがある」と話題になっている。それは、美容ローラーで有名な「リファ」から昨年発売された「リファビューテック ストレートアイロン」だ。“日本のプロフェッショナルの技をテクノロジーで再現すること”をコンセプトに新技術を搭載し、ダメージを与えずに驚くほどしっとりやわらかい髪“レア髪”に仕上がると多くの美容師から支持を集めている。湿気が多く髪の毛が広がりやすい梅雨時期のスタイリングにぴったりな商品の秘密を探ってみた。

梅雨でも“レア髪”にまとまる秘密は
独自の特殊プレート

 “レア髪”とは、サロン帰りの驚くほどしっとり柔らかい、表面はしっかり乾いているのに内部には水分がギュッと詰まった質感のこと。この“レア髪”は、ストレートアイロンから出る熱と髪の水分量を、スタイリストの目と手の感覚で完璧にコントロールするプロの技が生み出している。その技をテクノロジーで再現するのが「リファビューテック ストレートアイロン」独自のプレート構造だ。ヒーターを低反発コートと高密度炭素で挟んだ三層構造の”カーボンレイヤープレート”を採用。濡れた髪に使っても、髪を傷める原因となる水蒸気爆発※2を起こしにくい。通常のプレートの場合は、何度も強く押し付けると髪をつぶしてしまう恐れがあるが、”カーボンレイヤープレート”は低反発コートが髪に優し密着し、髪を傷めずにスタイリングが可能だ。キューティクルを傷つけずにスタイル が作れるから、湿気で髪が広がりやすい梅雨時期でも1日中しっとりまとまる“レア髪”ストレートがかなう。

※1 未処理毛(カラーやパーマなどを1度も施したことがない毛髪)に水を噴霧してから使用。「リファ―ビューテック ストレートアイロン」のカーボンレイヤープレート無しとカーボンレイヤープレートあり、それぞれ180℃設定して50回(10日間相当)使用した後、分析走査電子顕微鏡にて毛髪断面を観察
※2 水が非常に温度の高い物質と接触することにより帰化されて発生する爆発現象のこと

美容師も絶賛!
どんな髪型でも
しっとりまとまるレア髪へ

 サロン帰りのような内側に水分を含んだしっとり柔らかい“レア髪”が作れる「リファビューテック ストレートアイロン」だからこそ、どんなアレンジもダメージをケアしながらアレンジを楽しめる。ウエーブをつくる、毛先だけカールさせるなど、しっとりしているレア髪だからこそ、動きを付けてもまとまるのが特徴だ。長門政和「エアー ギンザ(air-GINZA)」店長は、「カラーやパーマでダメージが蓄積されていくので、毎日のケアを行うことが大切。『リファビューテック ストレートアイロン』なら、水蒸気爆発を起しにくく髪を傷めにくい。きっと仕上がりに違いを感じることができるはず」と話す。プロの美容師も絶賛するアイロンで梅雨でもまとまるレア髪を実感してみてはどうだろうか。


問い合わせ先
リファ
0210-467-222

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ハリ感・毛穴・くすみケアにも マイクロニードル「ショットモード」で“攻め”のケア

 美容成分を繊細な針(ニードル)状に成形しシート状にした「マイクロニードル」は、先進型スキンケアとして話題を集めている。数あるマイクロニードルの中でも、高い水準とこだわりで注目されているのが、異業種である精密加工技術を生かしたニッシャの「ショットモード(SHOT MODE)」だ。「貼る、美容注射」をコンセプトとし、肌内部※1に美容成分をダイレクトに届けるためのベストな設計に加えて、パッチ形状の異なる3種のラインアップであらゆる悩みにパワフルに応える。

※1 角質層まで

高濃度の美容成分を
肌に届ける
マイクロニードル技術

 「ショットモード」はヒアルロン酸※2などの美容成分そのものを、0.1ミリレベルの微細な針状に成形したスペシャルケア用のパッチ。肌に貼ると高濃度の美容成分が5時間かけて角層内で溶け出すことで、角層最深部まで行き渡る。「ショットモード」の大きな特徴はマイクロニードルの形状だ。太めの直径に成形することで、肌に貼付する際に折れにくく、美容成分を確実に肌内部※3へ届けることができる。またフラットな先端形状のため、突き刺さるような痛みはほとんど感じない。夜のお手入れ時、いつも使用している化粧水の後に気になる箇所に貼るだけで翌朝、肌の潤い密度が上がったようなハリ感を得ることができる。

 「ショットモード」を手がけるのは、医療機器やタッチパネルなど精密で機能性に優れた製品をグローバルに供給するニッシャ。1929年の創業以来培った高精度の加工技術が、マイクロニードルの開発に生かされている。

※2 保湿成分
※3 角質層まで

肌悩みに合わせて選べる
3種をラインアップ

 「ショットモード」はヒアルロン酸をベース成分とし、肌悩みに合わせた異なるキー成分とパッチ形状の3種をそろえる。「GF3」には美容注射でも採用されている3種の高分子ペプチド※4や、高い保水力を持つプロテオグリカン※5を配合。皮膚が薄くダメージの受けやすい目尻や目の下、口元に貼って集中的にケアする。  

 「BT-X」は表情に現れるダメージに着目して開発されたアルジルリン※6などを配合した独創的なパッチ形状で、つい力が入りがちな眉間や小鼻の毛穴ケアに最適だ。1回分1シートあたりのニードル本数は業界最多の5000ショット。美容成分をたっぷりと隙間なく肌へと届ける。

 コンパクトな円形パッチの「C6」は、よりピンポイントでのケアが可能だ。高純度の安定化ビタミンC誘導体※7を6%配合し、日焼け後や乾燥したときのくすみ、部分的な肌荒れにアプローチする。

 パッチを貼る前には化粧水をたっぷり使って保湿をすることがポイント。肌の中の水分量を高めることで、美容成分をより確実に溶け込ませることができる。ワンランク上のお手入れで、肌をアップデートしたい。

※4 ヒトオリゴペプチド-1、ヒトオリゴペプチド-13、ヒトオリゴペプチド-5(全て保湿成分として)
※5 保湿成分
※6 アセチルヘキサペプチド-8 (保湿成分)
※7 リン酸アスコルビルMg(製品の抗酸化剤)


問い合わせ先
ショットモード
0120-707-822

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ロンドン初のデジタル・ファッション・ウイークの全貌が明らかに アーティストや他業種を巻き込んだ新たな試み

 英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は、6月12〜14日にデジタルで開催するロンドン・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。当初は同日程でロンドン・メンズ・ファッション・ウイークの開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新たなデジタルプラットフォームを導入したオンラインのイベントに切り替えた。

 スケジュールにはロンドンのファッション・ウイークに参加していたメンズとウィメンズの34ブランドに加え、小売店や企業、アーティスト、メディアなどあらゆる業種の参加者が名を連ねている。ファッション・ウイークでは新作のコレクションを発表するのが通例だが、ロックダウン(都市封鎖)などの影響で2021年春夏コレクションの生産が遅れているブランドが多く、アーカイブやカプセルコレクションを用いた映像作品も多数登場しそうだ。大木葉平デザイナーが手掛ける「シュープ(SHOOP)」は、「アシックス(ASICS)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを映像で初披露する。

 日本のセレクトショップのグレイト(GR8)も、取り扱いのある英国ブランド「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」に関連する動画を、ラッパーのTohjiらと制作して参加する。ほかにもラグジュアリーECの「ファーフェッチ(FARFETCH)」や「LN-CC」、中国のEC企業JDドットコム(JD.COM)、百貨店のジョン・ルイス(JOHN LEWIS)、コーヒーショップのラバッツァ(LAVAZZA)なども映像を発表するという。

 さらにアーティストのジェームズ・マシア(James Massiah)やファット・トニー(Fat Tony)によるパフォーマンスや、ラッパーのタイニー・テンパー(Tinie Tempah)とディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)英「GQ」編集長によるポッドキャスト、百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のブルース・パスク(Bruce Pask)=メンズ ファッションディレクターによるトークショーなどもラインアップされている。

 これまでも他業種を巻き込んだ音楽イベントやトークショーなどはファッション・ウイーク期間中に数多く開催されてきたものの、公式スケジュールに組み込まれるイベントはごく一部だった。しかしオンラインになることで全てのプログラムが並列にスケジュールに並び、世界の視聴者に向けてロンドンのファッションやカルチャーの現状を多角的に発信する。

【スケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)
※◎はトークショー

6月12日(金)
(セッション 1)
12:00 ジェームズ・マシア(James Massiah)
12:10 「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」
12:30 「ルー ダルトン(LOU DALTON)」◎
13:15 「アルワリア(AHLUWALIA)」※バーチャルギャラリー

(セッション 2)
15:00 ウエストミンスター大学 メンズウエア修士コース(UNIVERSITY OF WESTMINSTER MA MENSWEAR)
15:20 「ロビン リンチ(ROBYN LYNCH)」
15:30 「ダニエル・W・フレッチャー(DANIEL W. FLETCHER)」※ライブインタビュー
16:10 BFC × グーグル(GOOGLE)◎

(セッション 3)
17:00 「チャラヤン(CHALAYAN)」※ライブインタビュー
17:30 タイニー・テンパー(Tinie Tempah) × ディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)◎ポッドキャスト
18:00 「マーケス アルメイダ(MARQUES'ALMEIDA)」
18:20 ブルース・パスク(Bruce Pask) × 「ドレイクス ロンドン(DRAKE’S LONDON)」◎
18:50 ラバッツァ(LAVAZZA) × マシュー・ゾルバス(Matthew Zorpas)
18:55 「アイスバーグ(ICEBERG)」 × 「リバーアイランド(PRONOUNCE)」

6月13日(土)
(セッション 1)
11:00 「ファーフェッチ(FARFETCH)」
11:10 「カ ワ ケイ(KA WA KEY)」
11:20 「ティスカー エスパダス(TISCAR ESPADAS)」
11:30 「ビアンカ サンダース(BIANCA SAUNDERS)」◎

(セッション 2)
15:00 「ザンダー ゾウ(XANDER ZHOU)」
15:00 「シュー ジー(XU ZHI)」
15:20 「ヒル アンド フレンズ(HILL & FRIENDS)」
15:20 「ライフ(LYPH)」
15:40 「ナビル ナヤル(NABIL NAYAL)」
15:50 「ルイーズ グレイ(LOUISE GRAY)」
16:00 「トニーアンドガイ(TONI & GUY)」
16:10 「テータム ジョーンズ(TEATUM JONES)」

(セッション 3)
18:00 「レイバーン(RAEBURN)」◎
19:00 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」※ライブイベント
19:40 ファット・トニー(Fat Tony)※DJライブ

6月14日(日)
(セッション 1)
11:00 JDドットコム(JD.COM) × フー・ビン(Hu Bing)
11:10 「シュープ(SHOOP)」
11:00 「セント・マーチン美術大学MA(CENTRAL SAINT MARTINS MA)」
11:00 「8ON8」
11:50 グレイト(GR8)
12:00 「プロナウンス(PRONOUNCE)」
12:10 「リクソ(RIXO)」
12:20 伊「ヴォーグ(VOGUE)」

(セッション 2)
14:30 「マシュー ミラー(MATTHEW MILLER)」
15:00 「プリーン バイ ソーントン ブルガッジィ(PREEN BY THORNTON BREGAZZI)」
15:10 「ステファン ジョーンズ(STEPHEN JONES)」
15:20 「ロクサンダ(ROKSANDA)」
15:30 リージェント・ストリート × セント・ジェームス・ストリート◎

(セッション 3)
18:00 「ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)」 × 「デュオ(DUOLTD)」
18:10 「ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)」 × ザ・ウェブスター(THE WEBSTER)
18:20 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
18:30 「パルマー // ハーディング(PALMER//HARDING)」◎
19:00 「ワンダーランド マガジン(WONDERLAND MAGAZINE)」
19:40 「パー ギョーテソン(PER GOTESSON)」
19:50 「LN-CC」
19:55 ジョン・ルイス(JOHN LEWIS)
20:00 「マルベリー(MULBERRY)」※ライブイベント

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アクティビスト紗栄子が語るマスク寄贈や社会支援活動 「信念があるから、ネットの批判は気にしない」

 モデル、タレントの紗栄子は5月14日、自身が代表理事を務める一般社団法人Think The DAY(以下、TTD)を通じて、医療用防護マスク2万枚を医療従事者に寄贈した。同時に、オリジナルTシャツと布マスク(セットで6600円)をTTDのサイト上で発売。その利益全額で医療用ガウンなどを購入し、6月8日から医療従事者に寄贈している。紗栄子は2010年に出身地の宮崎県で発生した口蹄疫以降、東日本大震災や熊本地震など、災害の度に寄付や義援金の呼びかけなどを行ってきた。それに対して当初は「売名」などといった心ない声も聞かれたが、継続することで世の中の受け取り方もかなり変わってきている。今や、社会を変えていく“アクティビスト”と呼ぶべき存在感を発揮している彼女に、支援活動や今後について聞いた。

WWD:マスク2万枚の寄贈やTシャツのチャリティー企画を行った経緯や意図は?

紗栄子:私が支援活動を続けていることが認識されてきたからか、インスタグラムにたくさんの声をいただくようになっています。今回は医療従事者の方から届いたダイレクトメッセージで、マスクが医療現場にまだまだ足りていないことや、安全が確保されていない中で皆さん患者さんのために働かれているといった状況を知りました。それで、私にも何かできることはないだろうかと思ったんです。そうは言ってもマスクの調達方法については全く知識がなくて、調べていく中でマスクの種類などは勉強しました。もちろん、政府の調達ルートに民間の動きが干渉してはいけないので、その点は注意しながらの動きです。医療従事者の方たちは非常にお忙しい中でも、どこの病院に何が必要かをタイムリーに連絡してくださり、ニーズをつかむことができた。あとは、芸能関係者で支援活動を進めている方にも連絡を取って、マスクの手配について相談しましたね。一緒にお仕事をしたことが全くない方でも、私のこれまでの支援活動を見てくださっていて、知恵を貸していただけた。皆さんのご厚意があって、工場や商社を紹介いただき、実現しました。

WWD:行動力や周りを巻き込む力が想像以上だ。

紗栄子:それが取り得なんです(笑)。これをやろうって思ったら止まれない性格なので、スタッフや家族には振り回してごめんねって思っています。世の中には優しい人が多くて、本当はみんな何か支援をしたいと思っている。でもみんな忙しいから、いい支援方法が見つけられていない。支援方法を提示して、その内容がしっかりしていれば賛同してくださる方はたくさんいる。今回、チャリティー企画をやってみてそう感じました。こうした企画を整えることはできる人がやればいいし、私はこれまでの経験でそれができた。今後は支援を必要とする現場と、支援をしたいと思っている人をつなぐプラットフォームのような存在になっていけたらと思っています。芸能関係の仕事をしていて、求心力を持たせていただいているからこそそうした活動がやりやすいですし、そのことに感謝しています。

WWD:チャリティーTシャツはどのように手配したのか。

紗栄子:Tシャツを作るにあたって、以前の私だったらデザインや価格、生産のスピード感、量産できるかどうかといったことしか意識しなかったかもしれません。でも今は、作り手のこともちゃんと理解して、敬意を持って関わっていきたいと思っています。過酷な労働環境で作られた商品では、もう嬉しくない。「誰かを支援したい」という気持ちでチャリティーに賛同して、Tシャツを手に取ってくださる人にとっても、優しい商品を作りたかった。それで、仕事でつながりがあったマッシュスタイルラボにどこならそういった商品が作れるのかを相談して、繊維商社の豊島を紹介していただきました。豊島の(オーガニックコットン普及プログラム)“オーガビッツ”という、バングラデシュで栽培されたオーガニックコットンを使ったTシャツがベースになっています。

マスクの寄贈とTシャツのチャリティー企画を行うとスタッフに告げたのは5月7日の朝でした。サイト上でTシャツの受注を開始したのがその1週間後です。サイトを構築してくださった方や豊島の協力があったからこそ、短期間でそれが可能になりました。サンプルの物撮り画像をまずはサイトにアップして、2日後に私の着用画像も追加したんですが、ドネーションの気持ちというより、ファッションとして気に入って買ってくださる方が多かった印象です。でも、別にそれはどっちだっていいんです。今後はライフスタイルECを立ち上げたいと思っているんですが、誰かのためになる選択をすることが当たり前になっていて、それをわざわざ伝える必要もないといった状況になっていけばいいなと思っています。

Tシャツの受注は10日間で締め切りましたが、想像以上の売り上げで、利益で医療用ガウンを買うことができました。商品は6月上旬にうちの倉庫に届いて、中旬に購入者に届く予定です。利益全額を医療物資購入に充てていて、私の活動資金には一切していません。サイト運営にかかる費用なども自分の持ち出しでやっています。でも、それだと私の芸能活動がダメになったら支援活動も続けられなくなってしまう。今後はEC運営などのビジネスと、支援活動、芸能活動という3軸で、支援活動を残りの2軸でまかなうという形にしていきたい。それがサステナブルな事業のあり方だと思っています。

WWD:そもそも、社会支援活動を行うようになったきっかけは?

紗栄子:まとまった金額を寄付したのは11年の宮崎県の口蹄疫からですが、ライフワークとして、災害被災地や養護施設、老人ホームへの支援を10年ほど続けています。ベルマーク運動や赤い羽根共同募金などにも幼いころから関わってきました。困っている人がいたら助けたいと思うことが私にとっては当たり前だし、そう思えるのは育ってきた環境や教育のおかげ。だから、親やこれまで関わってきた人には本当に感謝しています。支援活動は以前は個人として行っていましたが、昨年10月に一般社団法人のTTDを設立しました。きっかけは昨年9月に千葉県を襲った台風15号です。台風直後、被災地にいるインスタグラムのフォロワーさんから連絡をもらったことをきっかけに、自分でも必要な物資を手配して現地に運びましたが、全く足りなかった。それでインスタグラムで物資を募ったら、2日間で4トントラック15台分ほども集まったんです。

団体や企業からの支援物資しか受け付けない自治体も多いですし、個人として活動を続けていくよりも団体にした方がいいと判断し、TTDを設立しました。メンバーにはプログラマーの方や税理士さんなどがいて、住んでいる場所もバラバラです。被災地支援でいつも感じてきたのは、行政が支援に動き出して、物資が現地に届くまでに、必ず1~2日間は水も食料もないといった期間が生まれること。このタイムラグを民間のTTDが埋めていくべきだと考えています。そこで、何かが起こってから寄付を募るというよりも、予防のための寄付や寄贈をしてもらって、被災地でタイムラグなく動き出せるようにする準備を進めていました。3月に公式サイトをローンチして活動を開始しようと思っていたんですが、新型コロナウイルスの感染拡大でその動きは一旦止めて、今回のマスク寄贈やチャリティーTシャツの動きを進めました。

WWD:以前は支援活動や寄付に対し、「売名」などと言われることもあった。

紗栄子:そういった言葉を気にすることはもうないですね。信念を持ってやっているので、何を言われても何とも思わない。もちろん傷付きますよ。でも、(ネット上の書き込みなどに対し)鈍感力を身につけていくことが今の時代はすごく大切だなと強く感じています。それは私だけでなく、子どもたちもそう。今はネットでどんな情報でも見ることができるから、誰のどんな言葉を大事にするべきか、それを精査できるスキルを身につけてほしい。厳しくても自分のことを思って言ってくれている言葉と、ただ人を傷付けたいだけの言葉は全く違いますから。本来なら環境や教育によってそういったスキルやリテラシーを身につけていくべきだと思います。でも今はまだそういう状況ではないので、個人や家庭、企業のレベルで、スキルを鍛えていかざるを得ないですね。

ネット社会の悪い部分が今まさに浮き彫りになっていると思います。でも、ネット上のやり取りは本来とても温かいものでもあります。今回の支援活動でも、ネット上で多くの方の優しさに触れました。それで支援がつながり、助かった方もたくさんいる。ネット社会だけが悪いわけじゃないし、報道だけが悪いということでもない。いろんなことを見直すタイミングにきているんだと思います。一人ひとりの生活についても、人と人の関わり方、社会との関わり方についてもそうです。私自身は今回の自粛期間中、宮崎にいたんですが、今後の自分のビジョンをしっかり考えて、進むべき道を見つけられました。日常を取り戻していく中でも、この気付きはしっかり持っていきたいです。

WWD:支援活動自体に対する世間の考え方も、10年前に比べるとかなり変わってきた。

紗栄子:それは強く感じますね。今は経営者の方でも声を出して支援を行っている人がすごく多いです。表に出る人間が言葉に出し、行動で示していくことはムード作りにつながる。母親として、誰かの善意が批判の声でつぶされることのない世の中になってほしいと思います。批判されるリスクを抱えながらも発信している人は、みんな同じように考えているんじゃないですか。私が過去に行ってきた支援活動においても、みんなに(被災地の状況などを)知ってもらいたくてSNSに投稿した結果、アプローチのタイミングがまずくて誤解を呼んでしまったことが何回もありました。その都度学んで、どうするべきかを身につけてきた。世の中の受け止め方が変わっていくきっかけの一つに自分がなれていたらいいんですけどね。支援してくださる方には誠実でありたい。今後は寄付金がどこでどのように使われたのかや、収支についても公表していきたいと思っています。

WWD:芸能人やインフルエンサーなどの間でも、最近は自分の考えや意思を表明し、動こうとする人が増えてきた印象だ。

紗栄子:芸能活動の王道ラインに乗っていると、さまざまな契約関係もあって(意思を表明することで)各所に迷惑をかけることがあります。これまではタレント本人を守るためにも「何も言わないように」と(事務所側はタレントに)言ってきたと思う。でも今はSNSで(消費者と)ダイレクトにつながって、考えを伝えることができる時代。タレントも意思を持っている人間で、その思いを発していかないと生き残ることができなくなっている。そうは言っても、芸能界はまだまだ声を発するのが難しい世界。だからこそ、もっともっと変わっていってほしいと思っています。もちろんそれは、タレント個人がリスクを抱えるということでもある。守ってくれる存在がなくなって、迷惑もたくさんたくさん掛けるかもしれませんが、フレキシブルに発信や発言ができたらと思って私は事務所を離れ、フリーになりました。

WWD:5月29日に「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」(マッシュホールディングス)のインスタライブに登場し、販売を盛り上げるなど、ファッションやビューティ企業のサポートも行っている。

紗栄子:自粛期間中は、ものを買うことや経済を回すことが悪いことのように思われている時期もありましたが、買い物をすることは悪いことではないはず。インスタライブ中に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のオーガニックコットンのパジャマを羽織ってみて、気持ちいいなと感じました。ファッションは物欲を満たすというだけでなく、心の健康を保つという側面も持っています。状況や環境によって、今はファッションを楽しむことができる人とできない人がいますが、できる人のことを批判して潰してしまうのはよくない。どんな業種も今は大変でしょうが、ファッション業界も新型コロナの影響は本当に大きかったと思います。働かれている方は厳しいこともあると思う。でも、ファッションを必要としている方はたくさんいるので、それを思い出して負けないでくださいとお伝えしたいです。私としても、微々たる力ですが業界をサポートできればと思って、インスタライブなどに出させていただいています。

WWD:今後立ち上げを目指しているというライフスタイルECはどんなものになる?

紗栄子:今急ピッチで開発を進めています。実は農業などの第一次産業にも以前から興味があるんです。農産物の販売会などに私がいると集客の面でお手伝いができるので、食育も兼ねてそういう場に子どもと一緒にお邪魔して、農家さんとはお付き合いを重ねてきました。自分自身でも畑をやりたいですし、自身や地域の農家さんが作った有機栽培などの野菜をECの定期購買でお届けしたい。自分の畑で採れた素材でファッションアイテムを作ることも考えています。植物療法学を学んでいるので、植物の力を生かした化粧品なども作っていきたいですね。モノ作りが好きなので、今は作るということを自分のライフワークに取り入れようとしているところです。オリジナルだけでなく、メーカーから仕入れる商品も含めて、売り上げの一部を寄付や寄贈にまわすようなECの形を今構想中です。

支援活動は人のために行うものですが、活動の中で自分自身も社会や人とのつながりによって生かされていると再認識します。だから、いただくものの方が実はすごく多いんです。私は人のために動くことができる自分を好き。そんなふうに、自己肯定にもつながります。ある被災地で支援した方たちが、今度別の場所で災害が起こった際に力を貸してくださったりもする。そうやって人の気持ちがつながっていく。機会があれば、みんなにも是非ボランティアや支援活動に参加してみてほしいです。

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アクティビスト紗栄子が語るマスク寄贈や社会支援活動 「信念があるから、ネットの批判は気にしない」

 モデル、タレントの紗栄子は5月14日、自身が代表理事を務める一般社団法人Think The DAY(以下、TTD)を通じて、医療用防護マスク2万枚を医療従事者に寄贈した。同時に、オリジナルTシャツと布マスク(セットで6600円)をTTDのサイト上で発売。その利益全額で医療用ガウンなどを購入し、6月8日から医療従事者に寄贈している。紗栄子は2010年に出身地の宮崎県で発生した口蹄疫以降、東日本大震災や熊本地震など、災害の度に寄付や義援金の呼びかけなどを行ってきた。それに対して当初は「売名」などといった心ない声も聞かれたが、継続することで世の中の受け取り方もかなり変わってきている。今や、社会を変えていく“アクティビスト”と呼ぶべき存在感を発揮している彼女に、支援活動や今後について聞いた。

WWD:マスク2万枚の寄贈やTシャツのチャリティー企画を行った経緯や意図は?

紗栄子:私が支援活動を続けていることが認識されてきたからか、インスタグラムにたくさんの声をいただくようになっています。今回は医療従事者の方から届いたダイレクトメッセージで、マスクが医療現場にまだまだ足りていないことや、安全が確保されていない中で皆さん患者さんのために働かれているといった状況を知りました。それで、私にも何かできることはないだろうかと思ったんです。そうは言ってもマスクの調達方法については全く知識がなくて、調べていく中でマスクの種類などは勉強しました。もちろん、政府の調達ルートに民間の動きが干渉してはいけないので、その点は注意しながらの動きです。医療従事者の方たちは非常にお忙しい中でも、どこの病院に何が必要かをタイムリーに連絡してくださり、ニーズをつかむことができた。あとは、芸能関係者で支援活動を進めている方にも連絡を取って、マスクの手配について相談しましたね。一緒にお仕事をしたことが全くない方でも、私のこれまでの支援活動を見てくださっていて、知恵を貸していただけた。皆さんのご厚意があって、工場や商社を紹介いただき、実現しました。

WWD:行動力や周りを巻き込む力が想像以上だ。

紗栄子:それが取り得なんです(笑)。これをやろうって思ったら止まれない性格なので、スタッフや家族には振り回してごめんねって思っています。世の中には優しい人が多くて、本当はみんな何か支援をしたいと思っている。でもみんな忙しいから、いい支援方法が見つけられていない。支援方法を提示して、その内容がしっかりしていれば賛同してくださる方はたくさんいる。今回、チャリティー企画をやってみてそう感じました。こうした企画を整えることはできる人がやればいいし、私はこれまでの経験でそれができた。今後は支援を必要とする現場と、支援をしたいと思っている人をつなぐプラットフォームのような存在になっていけたらと思っています。芸能関係の仕事をしていて、求心力を持たせていただいているからこそそうした活動がやりやすいですし、そのことに感謝しています。

WWD:チャリティーTシャツはどのように手配したのか。

紗栄子:Tシャツを作るにあたって、以前の私だったらデザインや価格、生産のスピード感、量産できるかどうかといったことしか意識しなかったかもしれません。でも今は、作り手のこともちゃんと理解して、敬意を持って関わっていきたいと思っています。過酷な労働環境で作られた商品では、もう嬉しくない。「誰かを支援したい」という気持ちでチャリティーに賛同して、Tシャツを手に取ってくださる人にとっても、優しい商品を作りたかった。それで、仕事でつながりがあったマッシュスタイルラボにどこならそういった商品が作れるのかを相談して、繊維商社の豊島を紹介していただきました。豊島の(オーガニックコットン普及プログラム)“オーガビッツ”という、バングラデシュで栽培されたオーガニックコットンを使ったTシャツがベースになっています。

マスクの寄贈とTシャツのチャリティー企画を行うとスタッフに告げたのは5月7日の朝でした。サイト上でTシャツの受注を開始したのがその1週間後です。サイトを構築してくださった方や豊島の協力があったからこそ、短期間でそれが可能になりました。サンプルの物撮り画像をまずはサイトにアップして、2日後に私の着用画像も追加したんですが、ドネーションの気持ちというより、ファッションとして気に入って買ってくださる方が多かった印象です。でも、別にそれはどっちだっていいんです。今後はライフスタイルECを立ち上げたいと思っているんですが、誰かのためになる選択をすることが当たり前になっていて、それをわざわざ伝える必要もないといった状況になっていけばいいなと思っています。

Tシャツの受注は10日間で締め切りましたが、想像以上の売り上げで、利益で医療用ガウンを買うことができました。商品は6月上旬にうちの倉庫に届いて、中旬に購入者に届く予定です。利益全額を医療物資購入に充てていて、私の活動資金には一切していません。サイト運営にかかる費用なども自分の持ち出しでやっています。でも、それだと私の芸能活動がダメになったら支援活動も続けられなくなってしまう。今後はEC運営などのビジネスと、支援活動、芸能活動という3軸で、支援活動を残りの2軸でまかなうという形にしていきたい。それがサステナブルな事業のあり方だと思っています。

WWD:そもそも、社会支援活動を行うようになったきっかけは?

紗栄子:まとまった金額を寄付したのは11年の宮崎県の口蹄疫からですが、ライフワークとして、災害被災地や養護施設、老人ホームへの支援を10年ほど続けています。ベルマーク運動や赤い羽根共同募金などにも幼いころから関わってきました。困っている人がいたら助けたいと思うことが私にとっては当たり前だし、そう思えるのは育ってきた環境や教育のおかげ。だから、親やこれまで関わってきた人には本当に感謝しています。支援活動は以前は個人として行っていましたが、昨年10月に一般社団法人のTTDを設立しました。きっかけは昨年9月に千葉県を襲った台風15号です。台風直後、被災地にいるインスタグラムのフォロワーさんから連絡をもらったことをきっかけに、自分でも必要な物資を手配して現地に運びましたが、全く足りなかった。それでインスタグラムで物資を募ったら、2日間で4トントラック15台分ほども集まったんです。

団体や企業からの支援物資しか受け付けない自治体も多いですし、個人として活動を続けていくよりも団体にした方がいいと判断し、TTDを設立しました。メンバーにはプログラマーの方や税理士さんなどがいて、住んでいる場所もバラバラです。被災地支援でいつも感じてきたのは、行政が支援に動き出して、物資が現地に届くまでに、必ず1~2日間は水も食料もないといった期間が生まれること。このタイムラグを民間のTTDが埋めていくべきだと考えています。そこで、何かが起こってから寄付を募るというよりも、予防のための寄付や寄贈をしてもらって、被災地でタイムラグなく動き出せるようにする準備を進めていました。3月に公式サイトをローンチして活動を開始しようと思っていたんですが、新型コロナウイルスの感染拡大でその動きは一旦止めて、今回のマスク寄贈やチャリティーTシャツの動きを進めました。

WWD:以前は支援活動や寄付に対し、「売名」などと言われることもあった。

紗栄子:そういった言葉を気にすることはもうないですね。信念を持ってやっているので、何を言われても何とも思わない。もちろん傷付きますよ。でも、(ネット上の書き込みなどに対し)鈍感力を身につけていくことが今の時代はすごく大切だなと強く感じています。それは私だけでなく、子どもたちもそう。今はネットでどんな情報でも見ることができるから、誰のどんな言葉を大事にするべきか、それを精査できるスキルを身につけてほしい。厳しくても自分のことを思って言ってくれている言葉と、ただ人を傷付けたいだけの言葉は全く違いますから。本来なら環境や教育によってそういったスキルやリテラシーを身につけていくべきだと思います。でも今はまだそういう状況ではないので、個人や家庭、企業のレベルで、スキルを鍛えていかざるを得ないですね。

ネット社会の悪い部分が今まさに浮き彫りになっていると思います。でも、ネット上のやり取りは本来とても温かいものでもあります。今回の支援活動でも、ネット上で多くの方の優しさに触れました。それで支援がつながり、助かった方もたくさんいる。ネット社会だけが悪いわけじゃないし、報道だけが悪いということでもない。いろんなことを見直すタイミングにきているんだと思います。一人ひとりの生活についても、人と人の関わり方、社会との関わり方についてもそうです。私自身は今回の自粛期間中、宮崎にいたんですが、今後の自分のビジョンをしっかり考えて、進むべき道を見つけられました。日常を取り戻していく中でも、この気付きはしっかり持っていきたいです。

WWD:支援活動自体に対する世間の考え方も、10年前に比べるとかなり変わってきた。

紗栄子:それは強く感じますね。今は経営者の方でも声を出して支援を行っている人がすごく多いです。表に出る人間が言葉に出し、行動で示していくことはムード作りにつながる。母親として、誰かの善意が批判の声でつぶされることのない世の中になってほしいと思います。批判されるリスクを抱えながらも発信している人は、みんな同じように考えているんじゃないですか。私が過去に行ってきた支援活動においても、みんなに(被災地の状況などを)知ってもらいたくてSNSに投稿した結果、アプローチのタイミングがまずくて誤解を呼んでしまったことが何回もありました。その都度学んで、どうするべきかを身につけてきた。世の中の受け止め方が変わっていくきっかけの一つに自分がなれていたらいいんですけどね。支援してくださる方には誠実でありたい。今後は寄付金がどこでどのように使われたのかや、収支についても公表していきたいと思っています。

WWD:芸能人やインフルエンサーなどの間でも、最近は自分の考えや意思を表明し、動こうとする人が増えてきた印象だ。

紗栄子:芸能活動の王道ラインに乗っていると、さまざまな契約関係もあって(意思を表明することで)各所に迷惑をかけることがあります。これまではタレント本人を守るためにも「何も言わないように」と(事務所側はタレントに)言ってきたと思う。でも今はSNSで(消費者と)ダイレクトにつながって、考えを伝えることができる時代。タレントも意思を持っている人間で、その思いを発していかないと生き残ることができなくなっている。そうは言っても、芸能界はまだまだ声を発するのが難しい世界。だからこそ、もっともっと変わっていってほしいと思っています。もちろんそれは、タレント個人がリスクを抱えるということでもある。守ってくれる存在がなくなって、迷惑もたくさんたくさん掛けるかもしれませんが、フレキシブルに発信や発言ができたらと思って私は事務所を離れ、フリーになりました。

WWD:5月29日に「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」(マッシュホールディングス)のインスタライブに登場し、販売を盛り上げるなど、ファッションやビューティ企業のサポートも行っている。

紗栄子:自粛期間中は、ものを買うことや経済を回すことが悪いことのように思われている時期もありましたが、買い物をすることは悪いことではないはず。インスタライブ中に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のオーガニックコットンのパジャマを羽織ってみて、気持ちいいなと感じました。ファッションは物欲を満たすというだけでなく、心の健康を保つという側面も持っています。状況や環境によって、今はファッションを楽しむことができる人とできない人がいますが、できる人のことを批判して潰してしまうのはよくない。どんな業種も今は大変でしょうが、ファッション業界も新型コロナの影響は本当に大きかったと思います。働かれている方は厳しいこともあると思う。でも、ファッションを必要としている方はたくさんいるので、それを思い出して負けないでくださいとお伝えしたいです。私としても、微々たる力ですが業界をサポートできればと思って、インスタライブなどに出させていただいています。

WWD:今後立ち上げを目指しているというライフスタイルECはどんなものになる?

紗栄子:今急ピッチで開発を進めています。実は農業などの第一次産業にも以前から興味があるんです。農産物の販売会などに私がいると集客の面でお手伝いができるので、食育も兼ねてそういう場に子どもと一緒にお邪魔して、農家さんとはお付き合いを重ねてきました。自分自身でも畑をやりたいですし、自身や地域の農家さんが作った有機栽培などの野菜をECの定期購買でお届けしたい。自分の畑で採れた素材でファッションアイテムを作ることも考えています。植物療法学を学んでいるので、植物の力を生かした化粧品なども作っていきたいですね。モノ作りが好きなので、今は作るということを自分のライフワークに取り入れようとしているところです。オリジナルだけでなく、メーカーから仕入れる商品も含めて、売り上げの一部を寄付や寄贈にまわすようなECの形を今構想中です。

支援活動は人のために行うものですが、活動の中で自分自身も社会や人とのつながりによって生かされていると再認識します。だから、いただくものの方が実はすごく多いんです。私は人のために動くことができる自分を好き。そんなふうに、自己肯定にもつながります。ある被災地で支援した方たちが、今度別の場所で災害が起こった際に力を貸してくださったりもする。そうやって人の気持ちがつながっていく。機会があれば、みんなにも是非ボランティアや支援活動に参加してみてほしいです。

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ファミレス、次の大量閉店はどこだ! ガスト? ココス? デニーズ?

 大量閉店時代を迎えている。「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングスが70店閉店を発表したのち、居酒屋大手のコロワイドが196店、ファミレス大手のジョイフルが200店規模の閉店を表明した。5月の売上速報を見ると、ファミレスの月次の売上高、おおまかに言って前年比半減。このままでは企業の存続が難しい。閉店を判断する次のチェーンはどこだ。
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withコロナ時代の「常連客」作り。店内、テイクアウト、デリバリーのリストをどう管理する?

 汗を流すコンサルタント、白岩大樹です。「withコロナ」時代、常連(顧客)を持つことの重要性が改めて見直されました。イートイン以外にテイクアウト、デリバリーと収益源が多様化する中で、どう顧客管理をすれば、良いのでしょうか?
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アーバンリサーチがデッドストック活用の新業態スタート アパレルアイテムや家具など販売

 アーバンリサーチが6月12日に、異種複合型新業態の「ザ グッドランド マーケット(THE GOODLAND MARKET)」をスタートさせる。サステナビリティの観点から、会社の倉庫で眠っているリソースを活用したアパレルアイテムや家具などを販売する。

 第1弾となる今回は、社内のデッドストック衣料をリメークしたTシャツやジャンプスーツなどのアパレルアイテムと、過去に買い付けした中古の什器や家具などを販売する。希望者は物流倉庫で現物を見ることが可能。公式ECサイト内のポップアップストア(特設ページ)で取り扱う。

 今後は物に対する従来の価値観を刷新することを目的に、社内外のメーカーやブランド、クリエイターらと協働して商品開発を行なっていく。

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モンテローザ、ZOOMの2時間利用権をインセンティブに弁当販売。若者に居酒屋を忘れないで。

株式会社モンテローザ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:大神 輝博)の「鶏のジョージ」「豊後高田どり酒場」で、6月10日から、テイクアウト商品を合計2,000円(税込)以上購入すると、ZOOMで2時間のオンライン飲み会が出来る権利を提供するキャンペーンを始めた。9月30日まで。
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