カニエ・ウェストが「ギャップ」とコラボ 「イージー」と新ライン立ち上げ

 カニエ・ウェスト(Kanye West)は「ギャップ(GAP)」とコラボレーションし、自身のブランド「イージー(YEEZY)」の新ラインを立ち上げる。2021年に「ギャップ」の店舗およびECで販売する予定だ。カニエの監修下、「イージー」のデザインスタジオはメンズ、ウィメンズ、キッズのアイテムを手掛け、「ギャップ」の手頃な価格帯で販売する。

 カニエは10代のときにシカゴで「ギャップ」の店員として働いていた経験もあり、久しぶりにブランドに“戻る”ことになる。同社は協業により両ブランドにとって、新たな顧客層の獲得を狙う計画だ。

 マーク・ブレイトバード(Mark Breitbard)「ギャップ」グローバルヘッドは「カニエを『ギャップ』ファミリーに招き入れたことをとてもうれしく思う。彼はとてもクリエイティブな才能を持ち、共に素晴らしいパートナーシップを築けるだろう」とコメント。

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「ヴァレンティノ」がクチュールを7月にローマで発表 巨匠ニック・ナイトを迎え生配信

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、7月21日にイタリア・ローマで2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションをパフォーマンス形式で発表し、その様子を生配信する。会場となるのはローマ郊外の映画撮影所、チネチッタ スタジオ(Cinecitta Studios)。現状を重んじて、必要な安全対策を講じた上で開催される」というショーには、イタリア在住のジャーナリストやエディターのみを招待する予定だ。

 ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエィティブ・ディレクターは「人の手によって作られたクチュールの価値をデジタルにおいても最大化するため」、ファッション・フォトグラファーやフィルムメーカーとして早くからデジタルでの表現に取り組んできたニック・ナイト(Nick Knight)の協力を得ることを明かした。

 「ヴァレンティノ」は、人間味はデジタル効果で取って代われるものではないと強調。ライブパフォーマンスは「クチュールの創造性と想像力、そして感情を表現し、人間味とデジタルの両方を一つにし、どちらか一方では成し遂げられなかった対話を可能にするはずだ」とコメントした。
 
 なお、7月6〜8日にはフランスオートクチュール·プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode、通称サンディカ)主導による初のデジタル・クチュール・ファッション・ウイークが開催される予定だが、「ヴァレンティノ」はこれにも参加し、7月8日18時(現地時間)に同コレクションのインスピレーション源を披露するという。
 

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「ディーゼル」がオンラインで“24時間ノンストップパーティー” 東京を皮切りに世界9都市で開催

 「ディーゼル(DIESEL)」は毎年6月に世界中で行われる「プライド月間」を祝し、27日、クイア・オンライン・ダンス・パーティーを手掛けるクラブ クアランティン(Club Quarantine)と連携したデジタルイベント「24アワー・ワールドワイド・プライド・パーティー(24Hour World Wide Pride Diesel Party)」を行う。16時に東京からスタートし、上海とテルアビブ、バルセロナ、ロンドン、サンパウロ、ニューヨーク、トロント、ロサンゼルスの全9都市で順次開催され、各国のDJがイベントを盛り上げる。参加には事前エントリーが必要で、「ディーゼル」の公式インスタグラムからアクセスできる。

 「ディーゼル」はLGBTQI+コミュニティーをサポートしてきており、現在はレインボーカラーをあしらった2シーズン目のプライドコレクションを発売中だ。今後、親会社のOTBが運営するOTB基金(OTB Foundation)とともに、LGBTQI+に関わるテーマを扱うSF LGBTセンター(San Francisco Lesbian Gay Bisexual Transgender Community Center)とTGEU(Transgender Europe)の二つの国際的プロジェクトへの支援を発表している。

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高島屋が岡山高島屋を完全子会社化 

 高島屋は26日、連結子会社である岡山高島屋を完全子会社化すると発表した。両備ホールディングス(岡山市)が保有する株式33.4%を取得する。株式譲渡日は7月1日。

 高島屋岡山店(当時)は1973年開店。2004年からは高島屋の会社分割により、子会社の岡山高島屋が運営してきた。10年には岡山で運輸業などを手掛ける両備HDと資本提携を締結。物流や店舗運営、ポイントカードサービスなどの分野で支援を受け、地域密着型のビジネスを展開してきた。なお、資本関係の解消後も、百貨店事業における提携は続ける方針という。

 岡山高島屋の2020年2月期業績は、売上高186億円、営業損益は9400万円の赤字、純損益は20億円の赤字。近年は粗利が大きい衣料品の苦戦や配送料の高騰などで収益性が低下し、ここ数年は黒字と赤字を行ったり来たりする状況だった。今回の完全子会社により、「トップダウンの意思決定を早め、収益構造改革をスピード感を持って遂行していく」(高島屋広報)としている。

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VERDYがBLM運動を支援するオリジナルTシャツ発売 売り上げ利益を全額寄付

 アーティストのVERDYは6月27日に、米ミネソタ州ミネアポリスで起きた黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏の白人警官による暴行死事件を受け、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」の抗議運動への支援を目的としたオリジナルTシャツをオンラインで発売する。

 黒人カルチャーから影響を受けてきたVERDYが、人種的差別や警察による暴力行為、不平等に関する問題意識を高めたいという思いのもと製作した。

 オリジナルTシャツは、白地にオリジナルキャラクターのVICKと“STOP RACISM”のメッセージをプリントしたデザインと、黒地に“Black Lives Matter”の文字をプリントした2型。価格はそれぞれ約6400円(60ドル)。売り上げ利益の全額をGIRLSPACE、SUMMAEVERYTHANG、BLACK ARTIST FUND、TRANSLAWCENTERの4団体に寄付する。

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「カルバン・クライン」がKANDYTOWNのIOのバンドセットをサポート 無料オンラインライブ

 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、東京・世田谷エリアを拠点とする総勢16人のヒップホップ・クルーKANDYTOWNメンバー、IOのバンドセットの無料オンラインライブをサポートする。ライブは6月26日20時から、スペースシャワーミュージック(SPACE SHOWER MUSIC)の公式ユーチューブアカウントで配信。

 ソロ活動としてもヒップホップの名門レーベル、デフ・ジャム・レコーディングス(DEF JAM RECORDINGS)に所属するIOが、「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」2020年春夏コレクションで、シーズンビジュアルとムービーのモデルを務めたことから今回のサポートに至った。

 出演メンバーは、IOのバンドセットでのライブを支えているWONKの荒田洸と井上幹、KANDYTOWNのNEETZら7人。

 またスペースシャワーミュージックの公式インスタグラムで、「カルバン・クライン ジーンズ」のロゴキャップ(黒、白の2色、各5人)と、香水「シーケー エブリイワン(CK EVERYONE)」(5人)が当たるキャンペーンを行う。

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日経BP発行のラグジュアリーメディア「ダズル」「エ ルージュ」「ニッケイリュクス」の3媒体が休刊・停止

 日経BP社はライフスタイル誌「ダズル(DAZZLE)」、美容誌「エ ルージュ(etRouge)」の2誌の休刊とライフスタイル系ウェブメディアの「ニッケイリュクス(NikkeiLUXE)」の停止を発表した。「ダズル」は10月12日発行号で、「エ ルージュ」は10月6日発行号で休刊。「ニッケイリュクス」は9月30日で更新を停止する。今後はこれまでに培った媒体ブランドを生かした企画や事業を模索するという。

 「ダズル」は2009年、「エ ルージュ」は14年、「ニッケイリュクス」は17年に創刊。女性向けのラグジュアリーメディアとして、ファッションやビューティ、カルチャー、旅などのコンテンツを提供しており、雑誌は書店販売ではなく、会員への直送形式を取り、広告収入をメインとしていた。休刊・停止の理由について「社会環境の激変やメディア業界を取り巻く諸条件のもと、発行継続の基盤が整わず、現段階では雑誌の休刊、サイトの更新停止をすることとし、将来の可能性に備えることにした」としている。

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「ロエフ」1号店が東京ミッドタウンにオープン 厳選した価値あるモノを提案

 ユナイテッドアローズのオリジナルレーベル「ロエフ(LOEFF)」はこのほど、東京ミッドタウンのガレリア2階に1号店をオープンした。新型コロナウイルスの影響で、約2カ月遅れてのオープンとなった。

 東京ミッドタウンの客層が「ロエフ」の求めている客層と近かったことだけではなく、公園や美術館といった周辺の環境も出店に至った理由だという。店舗面積は約115平方メートルで、設計はケース・リアルの二俣公一が担当した。「ロエフ」の鈴木里香ディレクターは、「『ロエフ』の洋服も“普通だけどかっこいい”を大切にしている。ケース・リアルの手掛けてきたほかの内装を見て、優しいけど凛としているところが好きだったのでお願いした。美術館や博物館のように老若男女が入りやすく、落ち着いた雰囲気でゆっくりと買い物が楽しめるような店にしたいと伝えた」と話す。

 光と影のコントラストが利いたモダンな店内には、「ロエフ」のフルラインアップと、厳選した価値あるモノをセレクトする。「本当にいいものは決して上代が高いだけではない。今回そろえた『コーチ(COACH)』のバッグも、価格以上にクオリティーが高くて、丈夫で使いやすいから。『ロエフ』のポリシーと同じで本当に価値があるものを紹介したい」と鈴木ディレクター。店内に生けた花は、鈴木ディレクターがプライベートでも利用している東横線学芸大学駅の花善に依頼した。艶やかなものが苦手という鈴木ディレクターのイメージは“ナウシカの地下室”だ。

 新型コロナの中でのオープンについて、「職業に関係なく、この2カ月は全ての人が今までの自分とこれからの自分について考えた時期だと思う。私自身もいろいろな人に支えられてオープンを迎えられたので、本当に考えた結果、お客さまに尽くしていくしかないことを再認識した。その思いをしっかりお客さまに伝えられるように頑張っていきたい」。

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高橋メアリージュンがアメカジ「ジェラード」の公式動画に登場

 日本のアメカジブランド「ジェラード(JELADO)」は、モデル・女優の高橋メアリージュンを起用した動画を公式ユーチューブチャンネルで公開した。狙いについて後藤洋平ジェラード代表は、「アメカジの魅力を広く、主に女性に知ってもらいたい。現在、『ジェラード』の女性客の割合は1%程度だが、Tシャツだけでなくネルシャツやジーンズ、アウターなどをXSサイズで購入・着用してくださる方がいる。大手SPAの商品などでアメカジに触れた方の、“より良いものを着たい”という次のステップの受け皿になりたい」と話す。後藤代表は現役のキックボクサーでもあり、所属する渋谷のジムでエクササイズする高橋を指導したことが縁で今回の出演が実現した。

 「ジェラード」は“次のステップ”として首の伸びない高品質な白のTシャツや、旧式の吊り編み機によって独特の風合いと柔らかさを出したスエットなどを提案する。「量販アイテムと比べれば値は張るが、“良いものを選び長く着る”がアメカジの精神だ。サステナブルな昨今の動向にもマッチしていると思う。東京・恵比寿と原宿、大阪にある『ジェラード』の直営店では、パートナーと来店して女性にプレゼント購入する顧客も多い。自分の高額な買い物を正当化するための行動だが(笑)、『ジェラード』も共に女性を取り込めれば来店頻度も上がるはずだ」と続けた。

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ナイキ、20年3〜5月期は830億円の赤字

 ナイキ(NIKE)の2020年5月通期決算は、売上高が前期比4.3%減の374億300万ドル(約3兆9647億円)、純利益は同36.9%減の25億3000万ドル(約2681億円)だった。20年3〜5月期(第4四半期)で見ると、売上高は前年同期比38.0%減の63億1300万ドル(約6691億円)で、純損益は前年の9億8900万ドル(約1048億円)の黒字から、7億9000万ドル(約837億円)の赤字に転落した。

 地域別での売上高は、北米が前期比8.9%減の144億8400万ドル(約1兆5353億円)、欧州・中東・アフリカが同4.7%減の93億4700万ドル(約9907億円)、中国(中国語圏)が同7.5%増の66億7900万ドル(約7079億円)、中国を除くアジア太平洋地域と中南米が同4.3%減の50億2800万ドル(約5329億円)だった。

 新型コロナウイルスの世界的な流行によって、同社でも世界中にある店舗の多くが3月半ば頃から休業を余儀なくされたことが売り上げに大きく影響した。5月半ばにはそのうちの40%が、6月25日の時点ではおよそ90%が営業を再開しており、客足も週ごとに増加している。なお中国市場ではほぼ全ての店が営業を再開していて、成長率も現地通貨ベースで例年並みに戻りつつあるという。

 また、多くの国でロックダウン(都市封鎖)が実施されていた20年3〜5月期におけるECの売上高は前年同期比75%増となり、売り上げ全体の30%を占めた。通期でも前期比47%増と好調だったが、実店舗の売り上げ減を補うには至らなかった。

 ジョン・ジョセフ・ドナホー2世(John Joseph Donahoe II)社長兼最高経営責任者は、「ビジネス環境が急激に変化する中、『ナイキ』ブランドは引き続き世界中の消費者から強く求められており、全ての市場でECの売り上げが伸びている。今後もデジタル化などの事業機会に投資し、業界をけん引する企業として長期的に成長していきたい」と語った。

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アマゾンが模倣品対策に本腰 専門チームを結成

 アマゾン(AMAZON)は模倣品対策を専門に行う「模倣品犯罪ユニット(Counterfeit Crimes Unit以下、CCU)」を結成した。CCUは元連邦検察官や捜査官、データアナリストなどによって結成されたチームで、模倣品と疑われるアイテムの検知や模倣品を取り扱う業者を発見し、訴訟提起を行う。CCUの第一の目的は意図的にアマゾンの規約違反を犯していると疑われる出品者を摘発することだが、最終的な目標は「アマゾン」に掲載される商品一覧に模倣品を一切表示させないことだという。

 同社は2019年の1年間で模倣品対策に従業員8000人と5億ドル(約530億円)を投入している。また、同期間中に侵害品と疑われるアイテム60億点を検知し、侵害品を扱う業者2500万アカウントを業者が商品を掲載する前にブロックしているという。

 「模倣品を販売しようとした場所や模倣品取り扱い業者の所在地にかかわらず、法に基づいて可能な限り最大限の責任を負わせると警告している」とアマゾンはコメントしている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ユニリーバが全製品に「ホワイトニング」など美白に関する名称の使用を廃止

 ユニリーバ(UNILEVER)はスキンケア製品における“ホワイト”や“ホワイトニング”といった名称を使うことを廃止する。また、インドを中心にアジアで展開する「フェア&ラブリー(FAIR & LOVELY)」のブランド名も数カ月以内に変更するという。

 「ダヴ(DOVE)」「ポンズ(POND'S)」「ヴァセリン(VASELINE)」などを手掛ける同社はより「多様なビューティの価値観」を発信したいとして、全製品から“フェア”“フェアネス””ライト”“ライトニング”といった美白に関する言葉の使用もやめる。サニー・ジェイン(Sunny Jain)=ユニリーバ ビューティ&パーソナルケア プレジデントは、「われわれはあらゆる肌色に対応し、多様性を受け入れるグローバルなブランドポートフォリオを築くことに力を入れている。“フェア”や“ホワイト”といった言葉は、偏った美の価値観に準じている(可能性がある)ことを認識している。健康的な肌に導くことを発信するべく、製品に使う言葉を見直す必要があると考えた」と話す。

 「フェア&ラブリー」に関しては、すでに東南アジアで広告やプロモーション、パッケージを変更しているという。「コミュニケーション方法を見直し、これからはさまざまな肌トーンの女性をモデルに起用する。過去の広告の中には多様性への配慮が欠けるものも存在するが、それらは今のブランドの価値観とは異なる。今後は肌の色に関係なく、美しく艶やかな肌に導くスキンケアブランドでありたい」とジェイン=プレジデント。

 同ブランドは2014年から女性のエンパワーメントを打ち出すプロモーションにシフトし、19年からは(美白の効果をうたう)ビフォー・アフターの写真の使用を中止している。フェイスクリームはインドで最も売れているホワイトニングクリームとされており、そのほかBBクリームや洗顔などをそろえている。同社は製品を肌の“漂白”を行うものではなく、ビタミンB3やグリセリン、日焼け止め材などを配合して肌を守るものだと主張する。なお、新しいブランド名は法的に認められ次第、発表する予定だ。

 また、先日同じく化粧品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON & JOHNSON)が美白効果があるとされてきた化粧品の販売を中止すると発表した。これを受け、日本では美白製品は「白人に憧れて求めているとは限らない」といった困惑の声がSNSで集まっている。一方で東南アジアなどでは肌の漂白をするような粗悪な美白製品が出回っており、問題視されている。

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ジェンダーフリーなサロン体験を 「プライド月間」で米パンテーンが美容室などに寄付

 ヘアケア製品を手掛ける米パンテーン(PANTENE USA)は、毎年6月のLGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー等の性的少数者)コミュニティーの権利啓発を促す「プライド月間」に合わせて、ジェンダー規範から自由(ジェンダーフリー)なサロン体験の普及を促進する「ドレスコード・プロジェクト(DRESSCODE PROJECT)」に寄付する。

 「ドレスコード・プロジェクト」はLGBTQ+の顧客向けに、個人の性表現を尊重するサロンや美容室の運用を目的として2017年に始まったグローバルな取り組みだ。自分の認識している性や出生時に当てられた性別などから、現代社会のジェンダー観に属していないと感じる人にとって、髪を切りに行くことが不安を生むこともある。この取り組みの狙いは会員制サロンや店舗、スタイリスト、美容室などに継続的な資源とトレーニングを提供し、全ての人が肯定される体験につなげること。

 今回米パンテーンは、インスタグラムでノミネートされたジェンダー包括性の高い複数のサロンに計8万ドル(約848万円)のほか、最大150店のサロンの会員費を免除するために3万ドル(約318万円)を寄付する。この支援のきっかけは「プライド月間」だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな経済的損害を被ったサロン業界を考えてのことだ。多くのヘアサロンが閉店に追い込まれ、解雇も相次いだことを踏まえて金銭的援助に乗り出たという。

 ジェンダー規範に縛られないサロン体験は、ヘアスタイルの表現に使われる言葉を見直すことや、多くの料金表に使われている男性・女性用のメニューに選択肢を増やすことなどが含まれる。女性らしい髪型や男性らしい髪型といった慣習的なステレオタイプに基づいた表現方法をやめて、髪型の説明に特化した表現に言い換えることもできる。このようなサロン体験を提示するクリスティン・ランキン(Kristin Rankin)「ドレスコード・プロジェクト」設立者は、「立ち上げたきっかけはトランスジェンダー女性の顧客がお店に来て、その次の日にツイッターで『初めて美容室で女性らしく扱ってもらえた』とメッセージをくれたこと。それぞれの感じるままに、自分を見せられたらいいと思う」と語り、現状について「男か女のどちらかに属していないと、簡単に排除されてしまう」と述べた。ほかにも「ドレスコード・プロジェクト」は、会員向けにジェンダーフリーな髪型のカウンセリングや、サロンのメニューにジェンダーの包括性を促進するガイドラインを設けている。

 ランキン設立者は欧州パンテーンと2018年以来パートナーシップを結んでおり、同ブランドのグローバルアンバサダーとしても活躍している。しかし米国に向けてキャンペーンが発信されるのは今年が初めてだ。「プライド月間」は6月いっぱいで終わるが、米パンテーンと「ドレスコード・プロジェクト」は引き続き手を組む。進行中のプロジェクトの一つである「ジェンダーフリー ヘアカット クラブ(Gender-free haircut club)」では寄付金や地域の協力者によって、金銭的余裕のないLGBTQ+の当事者に無料のヘアカットを提供しており、米パンテーンはその取り組みへの支援も行っている。「私たちは取り組みを世界規模のものにしようとパンテーンとともに協業している」とランキン設立者は語った。

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「雪肌精」が「SEKKISEI」へ 35周年で初のリブランディング

 
 コーセーは9月16日、ブランド誕生35周年を迎えた主力スキンケア「雪肌精(SEKKISEI)」を初めてリブランディングする。グローバル化の加速と新たな接点を拡大するためブランドロゴを「SEKKISEI」に変更。ラベルや印刷のないシンプルなボトルデザインとし、外装にもリサイクル率の高い段ボールを使用するなど環境に配慮した取り組みも進める。

 「雪肌精」は1985年に誕生。複数の植物を組み合わせた和漢発想のスキンケア製品を展開し、“白い肌より、雪の肌”をコンセプトに透明感のある肌をかなえてきた。現在、日本を含め16の国と地域で展開し、主力製品の化粧水はブランド誕生時から2020年3月までで累計販売本数6150万本を超えるほど支持されてきた。これまで処方やパッケージデザインを変えずに展開してきたが、「環境問題やクリーン・ナチュラルマーケットの台頭、生産した地域や都市のブランド化、新型コロナウィルスの影響で世界の潮流が変化していることからリブランディングすることを決めた」と、鎌田昌人コーセー コンシューマーブランド事業部 事業部長は述べる。

 「SEKKISEI」は“地球のめぐみから美しさをいただく”をテーマに、新シリーズ“クリアウェルネス”を打ち出す。コアターゲットは20~30代前半となる。35年間透明感のある肌に向き合ってきた中で、改めて透明感のある肌を研究したところ、肌の彩度と色相、キメの流れが関係していることが判明。これらを整えることで、肌トラブルが起こりにくい健やかで透明感あふれる肌を実現していく。そのために、潤いバリアをかなえる国産原料のみで作られた独自成分のイトワを全製品に配合した。

 製品は肌悩みや肌質に合わせ、皮膚の酸化に着目して透明感を加速させる“効能タイプ”と、アルコールフリーや無香料、無着色、無鉱物油などで低刺激処方の“フリータイプ”を用意する。いずれも化粧水や洗顔料などをそろえる。

 ボトルデザインは水のしずくをイメージし、シンプルでミニマルなデザインに変更した。ブランドカラーも従来の“雪肌精ブルー”から瑠璃色に変えた。ボトルにはバイオマスPETを使用し、ロゴはエンボス加工を用いて印刷をなくした。外装は日本のリサイクル率が90%以上といわれる段ボール素材を使い、印刷にはバイオマスインキを使っている。製品の取り扱い説明書はデジタル化する。

 ブランドのイメージキャラクターは、2012年から起用する女優の新垣結衣がグローバルミューズとして今後も務める。“クリアウェルネス”シリーズには、女優の清原果耶と新たな1人を採用する。発表は後日となる。最高峰シリーズの“雪肌精みやび”ではフィギュアスケーターの羽生結弦選手を継続してグローバルミューズを務める。

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“新たな世界”で企業が進むべき方向は? 黒人女性エディターの公開書簡

 米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日に黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、世界中で抗議運動が行われている。企業も寄付などで運動を支援しているが、当事者である有色人種の人々を中心に、それだけでは十分ではないという声も上がっている。

 米「ソーシングジャーナル(Sourcing Journal)」の編集者、タラ・ドナルドソン(Tara Donaldson)も、そうした“不満”を感じている一人だ。同氏が投稿した公開書簡を紹介する。

 「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動に関するメールが、さまざまな企業から毎日のように送られてくる。私は黒人の女性だが、それらに勇気づけられるどころか、最近はもはやいらつきのもととなっている。なぜか。ほとんどの場合、そうした声明は白人の最高経営責任者が書き、白人の取締役たちが確認し、白人の広報担当者が発表している。それで「当社は人種差別に反対する運動を支持します」とか、「多様性を推進しています」と言われても、全く胸に響かないからだ。

 今回の抗議運動の盛り上がりを受けて、多くの企業やブランドがインスタグラムに黒の四角い画像を投稿したり、何かしらのメッセージを発信したり、人種差別と闘う団体に寄付をしたりしている。そうした支援活動が悪いわけではないが、以前から人種差別に反対し、不公正の是正に取り組み、取締役レベルを含めて雇用の多様性を推進してきたという体(てい)を装っても、実際には付け焼き刃であることを見透かされていると思って間違いない。だからといって、何も発言しないのも問題だ。下手なことを言うよりはと安全策のつもりで沈黙しているのかもしれないが、その“沈黙”は逆に企業やブランドの姿勢を雄弁に物語るため、企業の社会的責任に敏感な最近の消費者に「もう買わないブランド」として認識されてしまう。

 つまりこれは何を言っても、もしくは言わなくても批判されるという、ほぼ勝ち目のない議題なのだが、ではいったいどうすればいいのだろうか。答えは簡単で、行動あるのみである。

 多くの企業は、これまでもさまざまな人種や属性の人たちに門戸を開いてきたし、有色人種の管理職もいると主張するかもしれない。しかし、たとえ黒人の管理職や取締役がいても、経営上の決定権を持つ人間が全員白人なのであれば、努力は不十分だと言わざるを得ない。また多様性に関する部門を率いる“チーフ・ダイバーシティー・オフィサー”なる役職を設けたり、有色人種の人たちを顧問やアドバイザーとして採用したりして意見を聞き、「当社は多様性に取り組んでいる」と満足してしまうのもよくあるパターンだ。

 ファッション業界におけるサステナビリティへの対応を考えると、分かりやすいかもしれない。原材料や素材を全てオーガニックなものや再生したものに切り替え、二酸化炭素排出量を減らすべく努力し、G7サミットで気候変動に関する協定への署名を呼びかけるなど、本腰を入れた活動をする企業がある一方で、従来から何も変わっていない商品に「サステナビリティに取り組んでいます」とシールを貼って終わりにする不誠実な企業も存在する。多様性も同じことだ。奨学金制度や教育プログラムを継続的に支援し、さまざまなバックグラウンドを持つ若者を採用した上で、白人以外の人たちも管理職に就ける道筋をしっかりつくり、人種による偏見がなくなるよう尽力するといった本気の行動は、言葉の何倍も雄弁にその企業やブランドの価値を語ってくれる。

 今回のムーブメントもあって、今後はサステナビリティだけでなく雇用の多様性について関心を持つ消費者が増えることは想像に難くない。透明性やオーセンティシティー(信頼できる本物であること)が重視される昨今、口先ばかりで行動が伴っていないことが明らかになった際には、回復が不可能なほどの失墜もあり得ると覚悟するべきだろう。

 意思決定の場に有色人種の従業員がいないことには、さまざまな弊害がある。その一つとして、ブラックフェイス(黒人に扮して顔を黒く塗る)表現のキャラクター製品を発売したり、“クールな猿”というような言葉がプリントされた衣服を黒人モデルに着用させたりといった、人種差別的な間違いを犯してしまうことがあるだろう。一人でも黒人の従業員がいれば、「これは人種差別だ、やめたほうがいい」と声を上げて止めただろうし、有色人種の従業員がその場にいるだけでも「これは差別的ではないだろうか」とチーム全員が立ち止まって考えるきっかけとなる。企業やブランドが、白人ではない人々や、社会的に恵まれていない立場の人々を無視して物事を進めてしまう理由に、その姿が見えていないことが挙げられる。

 これを防ぐためには、まず意思決定の場にさまざまな人種や属性の人がいるようにすることが重要だ。また、サプライチェーンのことも忘れないようにしたい。縫製工場は大抵バングラデシュなどの発展途上国にあり、労働者は経済的に困窮していることが多い。彼らを搾取することは構造的な人種差別の一種であり、ファッション業界が真剣に取り組むべき問題だ。

 企業が本気で多様化に取り組めば、売り上げも増加する。従業員や経営陣にいろいろな人種がいることで、白人しかいない場合と比べて、より幅広く豊かなアイデアに基づいた画期的な商品が生まれるからだ。またその商品を販売する際にも、多様なバックグラウンドを持つチームが担当したほうが幅広い消費者層に届くプロモーションができるに違いないし、これから主な購買層となっていく若者たちの心にも響く。意思決定の場にあらゆる属性の人がいて、インクルーシブでバランスの取れた事業運営ができれば、従業員と消費者のいずれからも信頼を得ることができるだろう。“新たな世界”で企業が進むべきは、この方向だ。

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NATSUMI「アルバム」ディレクター兼渋谷店長が提案 ショートにもロングヘアにもぴったりな“ダイソン エアラップ スタイラー”の使いこなし術

 「梅雨に髪の毛がまとまらない」「オンライン会議が増えてきたけど髪型がうまく整えられない」など、ヘアスタイリングに関する悩みは尽きない。そんな悩みを解決するため「アルバム(ALBUM)」のNATSUMIディレクター兼渋谷店店長が、ダイソン(DYSON)のスタイリングツール“ダイソン エアラップ スタイラー”(5万4000円 編集部調べ)を使って、自分でも簡単に仕上げることができるスタイリングを紹介する。

 今回、NATSUMIディレクターに提案してもらうのは、ショートとロングヘアそれぞれに合う“エアラップ”の使い方。ショートヘアには梅雨時でも広がらないスタイリング方法を、ロングヘアは顔まわりが気になるオンライン会議で華やかに見える髪形の作り方について伝授してもらった。

 NATSUMIディレクターは、「“エアラップ”を使いこなすコツは毛束を少しずつとって巻いていくことと、巻きたい毛束の中間に当てて毛先を巻き付けること。アイロンとは異なり熱くならないので、毛束を手でホールドし、冷風を当てることでスタイルがキープしやすくなる」と話す。

 “エアラップ”はドライヤーもカールもヘアブラシも1台でまかなうことができるアイテム。独自開発のダイソンデジタルモーターV9が毎分最大11万回転して、高速・高圧の風の力で髪を乾かしカールつける。また独自のインテリジェント・ヒートコントロールが風温を毎秒40回以上測定し、温度が150℃を超えないよう制御することで、過度な熱ダメージを防ぎ、髪本来の艶を守りながらスタイリングすることが可能だ。アタッチメントの着脱は、スタイラー上部のボタンを押し固定を解除して行う。アタッチメントはプレスタイリングドライヤー、スムージングブラシ、カーラー(30mmと40mm)がある。

問い合わせ先
ダイソンお客さま相談室
0120-295-731

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NATSUMI「アルバム」ディレクター兼渋谷店長が提案 ショートにもロングヘアにもぴったりな“ダイソン エアラップ スタイラー”の使いこなし術

 「梅雨に髪の毛がまとまらない」「オンライン会議が増えてきたけど髪型がうまく整えられない」など、ヘアスタイリングに関する悩みは尽きない。そんな悩みを解決するため「アルバム(ALBUM)」のNATSUMIディレクター兼渋谷店店長が、ダイソン(DYSON)のスタイリングツール“ダイソン エアラップ スタイラー”(5万4000円 編集部調べ)を使って、自分でも簡単に仕上げることができるスタイリングを紹介する。

 今回、NATSUMIディレクターに提案してもらうのは、ショートとロングヘアそれぞれに合う“エアラップ”の使い方。ショートヘアには梅雨時でも広がらないスタイリング方法を、ロングヘアは顔まわりが気になるオンライン会議で華やかに見える髪形の作り方について伝授してもらった。

 NATSUMIディレクターは、「“エアラップ”を使いこなすコツは毛束を少しずつとって巻いていくことと、巻きたい毛束の中間に当てて毛先を巻き付けること。アイロンとは異なり熱くならないので、毛束を手でホールドし、冷風を当てることでスタイルがキープしやすくなる」と話す。

 “エアラップ”はドライヤーもカールもヘアブラシも1台でまかなうことができるアイテム。独自開発のダイソンデジタルモーターV9が毎分最大11万回転して、高速・高圧の風の力で髪を乾かしカールつける。また独自のインテリジェント・ヒートコントロールが風温を毎秒40回以上測定し、温度が150℃を超えないよう制御することで、過度な熱ダメージを防ぎ、髪本来の艶を守りながらスタイリングすることが可能だ。アタッチメントの着脱は、スタイラー上部のボタンを押し固定を解除して行う。アタッチメントはプレスタイリングドライヤー、スムージングブラシ、カーラー(30mmと40mm)がある。

問い合わせ先
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BARNEYS at HOME #48【COTTON CITIZEN】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<コットン シチズン>カットソー

バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!

今日ご紹介するのはメンズバイヤー髙橋がおすすめする<コットン シチズン>のカットソーです!

<コットン シチズン>は今シーズンより展開を始めたニューブランドです。

カリフォルニア産のスーピマコットンを100%使用した着心地の良いカットソーを中心に展開しております。

シンプルなデザインの中にもひねりを加えたディティールがポイントです。

IMG 6190 BARNEYS at HOME #48【COTTON CITIZEN】  バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<コットン シチズン>カットソー

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

COTTON CITIZEN<コットン シチズン>クルーネックカットソー

https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_05098/2127795.html?dwvar_2127795_color=1540&cgid=supplier_05098#sz=60&start=4?2020_bjyoutube

 

COTTON CITIZEN<コットン シチズン>Vネックカットソー

https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_05098/2129354.html?dwvar_2129354_color=1540&cgid=supplier_05098#sz=60&start=1?2020_bjyoutube

 

COTTON CITIZEN<コットン シチズン>ロングスリーブカットソー

https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_05098/2127796.html?dwvar_2127796_color=0100&cgid=supplier_05098#sz=60&start=3?2020_bjyoutube

 

バーニーズ ニューヨーク オンラインストア

https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2020_bjyoutube

 

 

次回の更新をお楽しみに!

“デニム不況”なんのその! 伊「リプレイ」好調続く

 ジーンズブランド「リプレイ(REPLAY)」を運営するイタリアのファッションボックス(FASHION BOX)の2019年度の売上高は、前年比10.3%増の2億6230万ユーロ(約312億1370万円)だった。特にEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同30%増の2800万ユーロ(約33億3200万円)で、売上高の11%を占める。

 ファッションボックスは1981年の創業。2011年に日本法人を設立して百貨店約25、専門店やセレクトショップ約100、直営店8の計約130店舗で展開している。主要アイテムであるジーンズが売り上げの半分を占め、日本での平均単価は3万5000円ほど。エントリーモデルは2万円から用意し、一方でイタリア製やハンドメードによる8万円の限定モデルも扱う。

 デニムは久しく“冬の時代”が続いているが、勝てる秘訣はどこにあるのか?マテオ・シニガリア(Matteo Sinigaglia)=ファッションボックス最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。


WWD:ここ数年、“ジーンズ不況”を伝えてきた。その中にあって「リプレイ」は好調だ。その最大の要因は?

マテオ・シニガリア=ファッションボックスCEO(以下、シニガリア):19年度は全ての指標において前年度を大幅に上回ることができた。これまで「リプレイ」が取り組んできた長年の努力が結実した形だ。10年以降、われわれは“健康”“サステナブル”“クラフツマンシップ”を意識したジーンズ開発を行ってきた。ここにマーケットリサーチなどの販売戦略を結び付け、エンドユーザーと密につながることを目指した。ファッションボックスは世界50カ国以上で店舗を展開しており、売上高の89%を輸出が占める。19年度は全ての市場が成長したが、特に中東(49%増)、東ヨーロッパ(36%増)、アジア(10.6%増)、南ヨーロッパ(8.1%増)がけん引した。流通経路別では卸が14.1%増、小売店(既存店ベース)が6.4%増、ECが8%増だった。コロナショックにより20年は非常に厳しい年になると予想されるが、製品イノベーション路線を継続し、十分な投資をしながらブランド価値を顧客に伝えることに注力する。市場の回復に備え、事業を強化していく。

WWD:「リプレイ」の顧客層とは?

シニガリア:男女比は6:4。年齢層は25~40歳が中心だが、日本では45歳以上からも支持されている。

WWD:特に何が売れている?

シニガリア:機能とファッションを融合して、15年に発売した“ハイパーフレックス(HYPERFLEX)”が広く受け入れられている。また17年にスタートした経年変化感を選べる“エイジド(AGED)”もジーンズ愛好者に人気で、バラの刺しゅうがアイコンのセルフリバイバルライン“ローズレーベル(ROSE LABEL)”も女性客の注目を集め始めている。

WWD:EC化率は?

シニガリア:12%だ。日本も、ほぼ同等の約11%になっている。

WWD:日本では、「ブランドやシリーズごとに個体差があり、“フィッティングこそ命”のジーンズをECで販売するのは難しい」との声も根強い。

シニガリア:“ハイパーフレックス”が象徴的だが、「リプレイ」はどんな体形の人にもフィットしやすい伸縮性に富んだ“インテリジェント(知的)”なジーンズを開発することで解決策を示した。

WWD:コロナショックによる「リプレイ」への影響は?またイタリアの現在の状況は?

シニガリア:新型コロナは世界経済を減速させた。当然、「リプレイ」も例外ではない。影響は来年にまで及ぶだろう。とはいえ、イタリアは確実に回復に向かっている。しかし、夏季の収益の核となる観光業(ホテル、レストラン、美術館など)は引き続き多大な影響を受けるはずだ。

WWD:日本人ユーザーはデニムについての知識レベルが高い。また多くのブランドやビンテージについても熟知している。“プロ・コンシューマー”に対して、「リプレイ」はどうアプローチする?

シニガリア:確かに日本のユーザーはデニムについて独特な審美眼と文化を持っている。そんな彼らに“エイジド”やセルビッジモデルが人気だ。また日本向けに特別な商品も作っている。

WWD:「WWDジャパン」は、18年に「デニムだってサステナブル」という特集を組んだ。その後、サステナブルであることはデニム業界で当たり前になった。デニム担当としては“サステナブルの次”が気になっている。

シニガリア:「リプレイ」は10年から本格的にサステナブルに取り組む先駆的な1社であり、レーザー加工技術(“リプレイ レーザー ブラスト”)や天然顔料染め(“リプレイ ライフ”)、水使用量削減プロジェクト(“リプレイ ウオーター ゼロ”)を開発・推進してきた。サステナブルな試みは当初“対処型”だったが、これを“能動型”にシフトしている。つまり環境配慮型資源の優先使用だ。具体的には、リサイクルコットンとリサイクルポリエステルの混紡生地を採用した“ハイパーフレックス・リユース”を20-19年秋冬に発売する。現在、ジーンズの生産過程において廃棄物が出ることは避けられないが、われわれは資源およびエネルギーの回収、再利用に努めている。綿を糸に紡ぐ際には一般的に1割が失われるが、これも再利用する。また、リサイクルポリエステルはポリエステルを新規生産するのに比べてエネルギー使用量が少なく、結果として石油の使用や二酸化炭素の排出量を軽減できる。併せて、次のプロジェクトも始動させる予定だ。現時点では詳しく話せないが、高レベルの健康と主体的サステナビリティに引き続き取り組んでいく。

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「ブロック エフエム」 × 「グロー」の週替わりライブパフォーマンス 6月の大トリはSIRUP

 「グロー(gloTM)」とインターネットラジオ局「ブロック エフエム(block.fm)」によるコラボ音楽プロジェクト「グロー × ブロックエフエム ライブ “Defy The Rules of Satisfaction”(満足の価値観に挑もう)」の週替わりライブ配信企画に、シンガーソングライターのSIRUPが出演する。ライブ配信は「グロー」公式インスタグラムアカウント(@glo.japan)で6月27日20時スタートだ。6月限定の同企画にはこれまでに、ラッパー兼ダンサーのJP THE WAVYやシンガーソングライターのマイカ・ルブテ、国内外のアップカミングな音楽シーンを牽引してきたプロデューサーのstarRoらが出演。大トリを飾るSIRUPは、新曲を織り交ぜながら特別なパフォーマンスを披露する予定だ。

 SIRUPは、2017年に小袋成彬率いるトーキョー レコーディングス(Tokyo Recordings)がサウンドプロデュースを手掛けたアルバム「Synapse」でデビューした気鋭アーティスト。ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルに加え、ネオソウルやR&B、ゴスペルやHIPHOPなど複数の音楽ジャンルが融合しつつ洗練されたサウンドで聞く人を魅了する。18年にリリースしたセカンドEP「SIRUP EP2」の収録楽曲「LOOP」はユーチューブで1500万回以上再生され、「Do Well」はホンダのテレビCMに起用されるなど、知名度もうなぎのぼりだ。19年にリリースした初のフルアルバム「FEEL GOOD」はアップルミュージックのR&Bチャートで9カ月連続1位を獲得し、2020年3月にリリースしたEP「CIY」も同チャート1位に輝いている。

 「グロー」と「ブロック エフエム」のコラボプロジェクトは5月にスタート。第1弾の企画では石野卓球やtofubeats、DJ HASEBE、m-floのメンバーでもある☆Taku Takahashiの計4組によるライブパフォーマンスが行われた。

■glo(TM) × block.fm LIVE “Defy The Rules of Satisfaction”(満足の価値観に挑もう)
日程:2020年6月27日20:00~
出演:SIRUP
視聴:「グロー」公式インスタグラムアカウント(@glo.japan)から
※20歳以上の人のみ参加可能

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家庭の食卓が”映える”。オニオンリングタワー、ハインツがテイクアウト無償支援

 洋風クッキングソースメーカーのハインツ日本株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:スティーブン・ブリッグス) は、飲食店のテイクアウトやデリバリーメニューを支援するプロジェクトを開始し、2020年7月上旬より持ち帰り用オニオンリング をタワー状に盛り付けられるキットを飲食店へ無償提供を開始する。
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家庭の食卓が”映える”。オニオンタワーリング。ハインツがテイクアウト無償支援

 洋風クッキングソースメーカーのハインツ日本株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:スティーブン・ブリッグス) は、飲食店のテイクアウトやデリバリーメニューを支援するプロジェクトを開始し、2020年7月上旬より持ち帰り用オニオンリング をタワー状に盛り付けられるキットを飲食店へ無償提供を開始する。
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英国デザイナー3人が決起、医療用ガウン自給の道を開拓できた背景

 新型コロナウイルスのパンデミックにより、英国では 感染者の増加で、病院やケアホームなどの医療現場では 医療用防護服(PPE)の確保が急務になった。3月下旬からの始まったロックダウン(都市封鎖)で制約された状況下、デザイナー3人が集まり、ボランティアでの医療用ガウン供給を目指してNPO団体「EDN(Emergency Designer Network)」を結成した。設立当初はデザイナー10人ほどの参加を想定していたが、 企業や工場、デザイナーやパタンナーなど、現在の参加者は大小合わせて約170に達し、 無償で医療用ガウンなどを供給している。

 パンデミックも収束に向かいつつある今は、今後起こり得る第2波を想定し、ストックを生産し続けたり、改良を目指した開発を行ったりするなど、支援を継続しているという。主要メンバーであるデザイナーのホリー・フルトン(Holly Fulton)、ベサニー・ウィリアムズ(Bethany Williams)、フィービー・イングリッシュ(Phoebe English)、PR兼仲介役のコゼット・マックリーリー(Cozette McCreery)の4人に、EDN結成のきっかけと支援の内容、そして今後の支援の形について尋ねた。

――結成の経緯は?

ホリー・フルトン(以下、ホリー):欧州各地でロックダウンが相次いで発表されていた3月中頃、PPE(医療用防護服)の生産を手伝ってくれないかと複数の病院や団体から連絡が入った。こんなに小規模なデザイナーに連絡が来るとはと、逼迫した状況であることをすぐに理解した。

ベサニー・ウィリアムズ(以下、ベサニー):同じ頃、私の生産拠点の一つであるイタリアの工場からも、国のためにPPEを作るラインに切り替えると連絡が入ってきていた。

ホリー:その後すぐにかつての恩師からも、PPEを作ってある病院を助けてもらえないか、 という連絡が入った。一度にこれほどの数の連絡が入るほど事態が深刻なのだと理解した。すぐにフィービー(・イングリッシュ以下、フィービー)とベサニーに声を掛けてEDNを設立した。名前もこのタイミングで自然と決まった。

コゼット・マックリーリー(以下、コゼット):これまで英国はPPEを主にトルコからの輸入に頼ってきたため、早急なストックの確保が必要だった。

ホリー:パンデミックのためにケタ違いの不足が生じて、国内での早急な生産が求められていた。サステナブルな生産を続けてきたフィービーの知識とネットワーク、ローカルでの生産が得意なベサニーに頼れば、迅速な流れを生み出すことができると思った。
※注:ベサニーは、 イタリアの社会改善プログラムへのサポートとしての生産以外は自身のブランドの生産をすべて英国内で行っている

――それぞれの得意分野でタッグを組んだ。

ホリー:2人に連絡した直後に、これはジョイントネットワークにして参加者を募り、ひとつのムーブメントにすることでより効果的に動けるのではないか、と思いついた。実際、EDNのようなことをプロジェクトとして立ち上げたいという声も聞こえてきていたし、私のインスタグラムの投稿のあとには、メディアも含めてすぐに反響があった。徐々に参加者が増えていき、現在は約170の企業や工場、デザイナーやブランドなどが無償の支援に参加してくれている。

有事には一丸となってチームワークを発揮する

――コゼットはどの時点で参加したのか。また、役割は?

コゼット:検査をしてないから正確には断定できないが、3月中旬に自分に新型コロナウイルスのような症状が出ていた。「シブリング(SHIBLING)」の休止以降は主にアドバイザーの仕事をしていて、ファッション・ウイークの間に行われるショーのサポートを含むいくつかの仕事をキャンセルせざるを得なくなり、心身ともにつらくなっていた。そんな中、インスタグラム上で支援を呼びかけるホリーの投稿が目に留まった。

――この時点で3月下旬、それはまさに英国でロックダウンが始まった時期だ。

コゼット:ホリーのことは知っていたので、症状の回復とともに連絡を入れた。仕事の予定もなくなっていたし、EDNにはPR的な役割が必要だと感じたので、自ら名乗り出た。PR以外にも、ホリーと事務的なことを分担し、政府や企業との仲介役も担当している。ただただ支援したいという気持ちで参加をしたけれど、きっとみんな同じ気持ちだったと思う。参加後は、デザイナー時代のつながりを通してさまざまな連絡が私に入ってきた。ユークス ネッタポルテ(YOOX NET-A-PORTER)やマッチズファッション ドットコム(MATCHESFASHION.COM)はそれぞれボランティアでEDNの配送を担当してくれたし、英アパレルブランドの「レイス(REISS)」やヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)も加わってくれた。多種多様の企業や団体、個人から支援を受け、EDNは各所をつなぐハブとなり、現在に至っている。

ホリー:EDNの活動を通して、予測不可能な状況においても、英国のファッション産業がいかに的確にそして素早く対応できるかということを政府に示すことができた。

過去のやり方を上書きして新しくスタートしよう

ホリー:EDNが現在支援している医療用ガウンに使う生地は、通常使用されているものと異なる生地だが、代用的に使える生地を探して完成させた。政府の認定を正式に受けたものではないが、病院側にも確認をした上で、代用品として届けている。

ベサニー:フィービーは多くのデータベースとコンタクトを持っているから、フィービーと「レイス」とで話し合いをして、英国内で材料を調達することに尽力してくれた。

その後、大きく分けて2つの方法で行っていくことに決めた。1つは、中小規模の工場と小規模(個人を含む)のデザイナーたち、もう1つは大型工場。「レイス」は、素材調達以外にも、工場と私たちをつなぐことにも大きく関わってくれた。

ホリー:EDNの活動を通して一番驚いたのは、実は、PPEや医療用ガウンとひとことで言っても各病院や施設ごとに規格がバラバラで、英国の中でスタンダードとなる規格が存在しなかったこと。

――英国内のどこにいても同じ医療サービスを受けられるという、英国の医療システム(NHS、国民保険サービス)のことから考えてみても驚きだ。

ホリー:ガウンの規格を統一する提案をして、型を作ることが最初の仕事だった。入手した見本からフィービーが型を起こし、それをベースとした。

ベサニー:驚くスピードでたくさんの工場が協力をしてくれた。

コゼット:PPEの生産に関する会議には政府からも参加をしてくれて、仲介に入ってくれた他の組織を通しながら話し合いを進めていた。政府は自国のサプライチェーンのことをあまり把握できていなかった。もちろん確認をとる場所やガイドラインが数多く存在するのは仕方のないことだけれど、今回はスピードが重要。弁護士と話し合い、PPEの生産は諦め、その代わりスクラブと呼ばれる医療用ガウンキットの生産を支援することにした。これは現在も生産中で、私も縫ったわよ!

ベサニー:政府の介入や承認なんて待っていられないくらい緊急の状況だったので、病院と直接やり取りをし、なんとかシステムを構築した。その後国内で、政府の介入や承認なしでも医療用ガウンを作ってくれるという工場を探した。

フィービー:当初はロンドン市内だけだった生産も、今はウェールズ、ダービシャー、スコットランドへと拡大して、大きな“ネットワーク”になった。

ホリー:サステナブルな視点も入れ、ガウンは使い捨てではなく再利用できるようにし、運搬方法ではカーボンフットプリントを抑えている。困難もあったが、英国内の生産者と医療関係者が直接話す機会を持ち、その話し合いの過程を見られたことには、デザイナーとしても刺激を受けた。

ベサニー:もともとファッション業界の人たちは短時間で物事を完成させることに慣れている。最終目的のためにひとつずつ問題を解決し、集中して働き続けることは得意なことだ。

フィービー:私たちの活動で注目すべき点は、全て自国で賄えているという点。従来はPPEを輸入に頼っていたのだから。今までは英国内で生産されていたものは一つもなかった。自国で生産できるということは、すなわち、無駄な待ち時間をカットできるということ。特に今回のような緊急を要する事態においては、よりスピーディーに、プロセスも簡潔に、自国で作れることが分かったというのは大きなことだったと思う。

ホリー:ゆくゆくはPPEを作れるように、現在は生産側と新作を目下開発中よ。

ロックダウン後の活動

――ロックダウンが終われば、EDNの支援も終了するのか?

コゼット:今後に向けては、ロックダウンの解除後も生産支援を続けることにしている。病院関係者と話し合い、いつ来るか分からない第2波に向けて、ストックを増やすために医療用ガウンを作り続けることにした。EDNは生涯続く組織ではない。ただ、英国内でPPEを生産していくことができるというレールは敷けた。今年の年末か、または来年の年始か……万が一同じような事態が発生したとしても、すぐに連絡の取れる確固たる場所がある。あとは「この時期にPPEが◯枚必要、生産よろしく!」とそれぞれが稼働するためのボタンを押すだけ。そうして仕上がったPPEを配送してくれるのは英国内の工場――輸入品ではない。

ホリー:ロックダウンは緩和されてはきたけれど、第2波を含む今後に向けて、開発も続けている。まずは医療用ガウン用の素材。NHS(国民保険サービス)の医療従事者からのヒアリングをもとにして、ワークウエアに特化した生地のキャリントン(CARRINGTON)というサプライヤーが素材の開発に協力してくれている。従来の素材は、着用時には熱がこもってとても暑くなることが分かったので、より快適に作業を行えるように熱を逃がすことのできるクール素材を開発中。これはICU(集中治療室)での実験に持ち込む段階まで進んでいる。

次にサステナビリティの視点から、可能な限り全てを再利用できる仕様にしている。従来のPPEの素材はほとんどがプラスチックで、全てがシングルユース(一度の着用で破棄される)。例えば1人の医師がAという部屋に入るときにPPEを着用し、処置が終わったら捨てる。でもその日に再度Aの部屋に行くことがあるなら、また新しいPPEを着用してまた捨てるという具合に、1人1日1枚で済むものではなく、着用するたびに破棄していたと聞いたのでこちらも再利用できる仕様を開発中。少なくとも10回は着用できるようなものを目指している。しかしながらPPEとなればそれなりの殺菌処理や熱処理が必要となるので、耐え得る強い素材や生産の方法を工場や企業と研究中。例えば、縫製だと生地の合わせ目にどうしても隙間ができてしまうので、より高度な防護の視点とより強度の高い製品を目指して、熱シールによる接着での継ぎ合わせを同時進行で開発していて、これには、普段は車の生産に携わる企業が尽力してくれている。

医療用ガウンは、20~30回の洗濯に耐えられるような物を目指して作っていて、こちらはファブリックアドバイザーに間に開発の全ての段階に携わってもらっていて、そのおかげで全てがスムーズに進んでいる。生地には医療ガウンを含むワークウエアに特化した、約200年もの歴史がある「ベルテックス(BALTEX)」という生地のサプライヤーに携わってもらっている。パターンには2種類、イタリア政府の認可を得たパターンと、英国内の2つの団体からOKをもらったEDN独自のパターンの2つを採用している。私たちの作ったガウンはとても好評で、パターンの形がよいせいか、着ていて気分がいいと人気が高いらしいのよ。写真の笑顔を見て!私たちに届く医療関係者からの感謝の手紙を読んで、私たちが役に立てているのだなぁと実感している。

これだけ多くの人と時間を費やしているのだから、最終的には英国のスタンダードをつくりたいと思っていて、NHSに正規採用されることを目指して力を尽くしている。NHS側に作業着を作るための知識があまりなかったことが分かったので、EDNを通した話し合いで解決したいと思っている。せっかく必要な各所がつながり合えていて、しかもみんなボランティアで協力してくれているのだから、大きなチャンスよね!自国生産となるとやはりコストの面での危惧はあるけれど、今後は政府がPPEの国内生産を新しい試みとして視野にいれてくれたらと願っている。

フィービー:パンデミックを通して、サプライチェーンがどれくらい相互依存をしているか、また今回のようなたったひとつの原因で、もろく崩れやすいことも理解できたはず。私たちの活動で注目すべき点は、全て自国で賄えているという点。プロセスも簡潔になり、よりスピーディーに、待ち時間なしでPPEが作れるようになった。

コゼット:有事においての自国の生産業の能力と迅速な連携を証明できた。今後の国内産業の発展にとって重要な功績を残せたと思っている。

ベサニー:何よりこのEDNに参加して分かったのは、ファッション産業の人たちの優しさ。そして英国内のデザイナーや生産に携わる人々、みんなが一つになれたこと。問題にぶつかっても冷静に解決をし、難しそうな問題も可能にしてしまう姿を見せられたこと。EDNだけではなく、例えばケリング(KELING)やLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)もPPEのサポートなどに動いてくれた。こうした動きが、パンデミックの時期に限ったことではなく、新しいファッション産業の考え方として根付いてほしい。

Shiho Koike Stitson:アパレルの営業職、PR、スタイリストのアシスタントなどを経て2004年にバーニーズ ジャパンに入社。ウィメンズPRとしてアパレルやアクセサリーをメインに、ビューティやブライダル、インテリアまで幅広いジャンルのPRを経験し、結婚を機に同社を退職。英国に移住し、フリーランスとしてPR、通訳、コーディネーターなどをしながら目下子育てにいそしむ。出産をきっかけに興味が高まったオーガニックな物やサステナブルなことをロンドンで探究中

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【外食市場20年5月】4月より少し回復し売上3割減。居酒屋は9割ダウンのまま。

一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:赤塚 保正)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2020年5月度は、4月に次いで新型コロナウイルスの影響により深刻な事態が続いた。解除後も繁華街立地、夜の時間帯、休日等では客足の戻りは鈍く、外食全体の売上は前年比67.8%と、4月の60.4%よりいくぶん回復したものの大幅な減少となった。
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ゼットンのビアガーデン続々オープン。しかし、今年は何かが違う。控えめ?手抜き?

 新型コロナウィルスの影響で、全国的に縮小傾向にあるビアガーデン市場。開催中止、開催時期の延期の施設が相次いでいるなか、ビアガーデン事業に強みを持つ株式会社ゼットン(東京都・港区 代表取締役社長 鈴木伸典氏)が、全国各地でビアガーデンをオープンさせた。しかし、今年のゼットンが手掛けるビアガーデンは何か違う?
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解除後、デリバリーを継続する店舗は半数以下。テイクアウトは続ける。

今後もテイクアウトを継続していくという飲食店は約6割、デリバリーは2割強。生鮮品ECサービス「魚ポチ」を運営する株式会社フーディソン(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山本 徹)が同サイト内で6月8日~13日に営業方針・仕入に関するアンケート調査を実施した。回答は首都圏の325件。
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店舗販売員がデジタル上で月8000万円売る時代 「スタッフスタート」を活用した売り方の一歩先

 コロナ禍で店舗が休業を余儀なくされていたとき、販売員はどう過ごしていたのだろうか?――「自宅からでも販売員が『スタッフスタート(STAFF START)』を活用して商品を販売できていたかどうかで、その店舗の、引いてはブランドや企業の売り上げには大きく差が出ていた」と話すのは、実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を推進するアプリケーションサービス、「スタッフスタート」を運営するバニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長だ。

 “販売スタッフのオムニチャネル化”とはどういうことかというと、販売スタッフが着用したコーディネート写真をブランドのECサイトや各個人のインスタグラムなどのSNSに投稿するというもの。商品の下げ札に付いているバーコードを読み取るだけで、投稿写真に簡単に商品情報をひも付けることができ、購入につなげられる。ポイントとなるのは商品が売れた場合、売り上げの数パーセントがインセンティブ(成果報酬)として給与に加算されるのと同時に、その販売スタッフが所属する店舗の売り上げとして計上されるということだ。インセンティブのパーセンテージは、契約するブランドや企業によっても異なるが、最大で7%で設定しているところもあるという(一部、インセンティブも設けていない導入ブランドもある)。2020年4月にはこの「スタッフスタート」の評価システムが特許を取得した。

 現在、導入ブランド数は800を超え、「スタッフスタート」を活用して月額売り上げ最高約8000万円を記録する販売スタッフも出てきた。1回の投稿における売り上げ最高額は約600万円。コロナ禍で店舗が閉まっていた際には、自宅に商品を発送してコーディネートを投稿することで、ECの売り上げを伸ばしたブランドもあった。コーディネート写真の投稿数はコロナ前後比(19年11月から2020年1月と、20年2月から4月の各3カ月)で、284%に増加。同時に「スタッフスタート」経由の商品売り上げもほぼ2倍になった。

 16年9月にサービスをスタートして以降、「スタッフスタート」の導入数は年々増え、19年1~12月の「スタッフスタート」経由の流通総額は前年同期比3倍の約412億円。アダストリア、オンワードホールディングス、ベイクルーズ、フリークスストア、パルなど大手アパレルやセレクトショップを中心に導入されている。年内1000億円も視野にはいってきた。

 小野里社長は、「かつては実店舗とECサイトの在庫を一元化して、より実店舗に近いECサイトを作ろうとしていました。でも実際のところは、数億円かけて一元化しても店舗の販売員がECでの売り上げになることを嫌がり、ECサイトへの誘導をとめていた。そこで気づいたのは、『評価のオムニチャネル化』が重要であり、それが本当の意味での店舗とデジタルの一体化につながるということ。コロナ禍でさまざまなことがスピードアップし、販売員は店舗だけではなくデジタル上でも販売することで、本当の意味でのウェブとリアルの融合に近づいたのだと思います。同時にこのコロナ禍でも自宅で販売できたため、雇用を維持することにもつながった」と話す。

 この「スタッフスタート」が特徴的なのは、売り上げ上位ランキングや自分の順位がスマホでいつでも確認できることだ。「これによってモチベーションにもつながる。面白いのは、都心のショップスタッフより地方のスタッフの方が上位にいることが多いということです。というのも、トラフィックの多い都心の駅周辺の店などは次から次へと来店する顧客に随時対応しなければならず、一方、地方ではゆっくり接客できるので、その合間に『スタッフスタート』を活用して売り上げを伸ばすことができるのです」。地域性やトラフィックの多い少ないにかかわらず、自分の努力次第で結果が出せるというわけだ。「また自分の投稿によって売れた場合、プッシュ通知が来るようになっているためうれしくなる。上からの指示命令でなく能動的に動けるようになる」と小野里社長。売り上げの効果測定にかんしては、コーディネートなどのデジタル接客のみならず、SNSからの集客や売り上げ、店頭でのQRメモ経由(店頭で顧客が気に入った商品をQRコードに変換し、顧客のスマホへECサイトの商品URLを案内すること)の売り上げ全てが計測できるようになっている。

 では、実際に売り上げ上位ランキングのトップにいる人たちは、ほかの販売スタッフと比べて何かが秀でているのだろうか。「実はいたって普通の人たちです(笑)。キーワードは“共感”。消費者は実際に試着できない場合、なおさら自分の体形に合った人を探すので、ぽっちゃりしている人でも、コンプレックスがある人でも売れる。同じように悩んでいる人がいるのですから」と小野里社長。

事前に売れるかどうかを販売員が予想する“目利き”機能

 小野里社長から見た今のアパレル業界の課題は何だろうか。「なんといっても在庫問題。販売スタッフを起点としてアパレル業界をよくしていきたい。そこで“バイヤー機能”と“商品偏差値機能”を設けた。“バイヤー機能”とは、サンプル品を販売スタッフが売れそうか、売れなそうかをジャッジするというもので、スマホ上で簡単に評価できる。普段、顧客と一番接点の多い彼らの意見はAIよりも確かなのでは。これにより、発注の量を調整することで在庫ロスを少なくすることに貢献できるし、販売員にとっても“目利き”として評価されれば、その後のMD(マーチャンダイジング)などへのキャリアパスにつながるかもしれない」。

 一方、“商品偏差値機能”は、セールになっても売れない、つまり評価の低い商品を積極的にコーディネートに取り入れて投稿して売れた場合、販売スタッフのインセンティブも高くなるという仕組みだ。「食べログに例えると、よく売れる商品は4.5、セールになっても売れないものは2.5のように評価で分けることによって、販売スタッフが売りやすい商品ばかりを投稿することも少なくなります。商品を生産する前の“バイヤー機能”と販売後の“商品偏差値機能”により、できるだけ在庫の適正化を図れるようにしたい。“バイヤー機能”はすでに実装しており、“商品偏差値機能”は秋にスタートさせる予定」だという。

 コロナ禍では、ショップスタッフがライブコマースで商品を販売するブランドや企業も一気に増えた。ライブコマースの可能性をどう見ているのか。「動画は“過程や工程”を見せるのに有効なため、個人的にはコスメやトレーニングといった分野は動画で見せたほうが効果的で相性がよいと思っています。ただ、ファッションに関してはライブ動画にする必要性はあまり感じていません。くるっと回って服の後ろを見せたい場合はいいかもしれないですが、あえて時間拘束のあるライブにしなくてもよいのでは。“販売員のインフルエンサー化”でいえば、現在は圧倒的にインスタグラムが多いですが、ツイッターやユーチューブ、LINEの公式アカウントでも販売できるので、個々のキャラクターに合った売り方ができています」。

ファッション以外でも販売スタッフが評価されるように

 最近ではファッションのみならず、化粧品業界で初めてコーセーが「メゾン コーセー」で「スタッフスタート」を導入し、美容部員のメイクやスキンケア商品の紹介画像をサイトにアップしている。「今後は、ファッション、ビューティのみならず、ウエディング、美容室、書店、家電、ドラッグストア、ネイルサロン、ヨガ、ボディーメイクやトレーニングといった分野にも拡大させたいと考えています。例えば結婚式場でいうと、ブライダルプランナーがおすすめプランを投稿し、予約が成立すればその人の評価になるというもの」と小野里社長。

 今後は投稿場所を増やすべく、自社ECや個人のSNS以外にも、大手モールとの提携も進んでいる。現在では三井不動産が展開するECサイト「三井ショッピングパーク アンドモール(&mall)」上にも、そのブランドがテナントとして入っている場合、コーディネートを投稿できるようになっている。さらには今年2月に「メルカリ」ともコンテンツ提携し、メルカリ内のコーディネートから服を探す“コーデ機能”において、コーディネート画像から直接アパレル企業の自社ECサイトに移動できるようになった。

 「われわれは“ファッションテック”企業ではなく“スタッフテック”。常に販売起点でビジネスを考えています。“店舗をなくしちゃいけない、なくさせない、雇用も守る”――それが合言葉。これからも誰もやったことのないサービスを提案していきたい」と小野里社長。その考えのルーツとなるものは何なのか。「それはやっぱり人が好きで、販売員が好きだからなのだと思います。音楽でもファッションでも『自分が信じた好き』を信じ続けている人が諦めなくてよいようにサポートしていきたい。そして実際に商品を見たいし、行きたいし、感じたい。リアル、サイコーです(笑)」。

The post 店舗販売員がデジタル上で月8000万円売る時代 「スタッフスタート」を活用した売り方の一歩先 appeared first on WWD JAPAN.com.