「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は7月24日、2020年秋冬メイクアップコレクションを発売する(一部数量限定発売)。価格帯は3200〜9100円。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は7月24日、2020年秋冬メイクアップコレクションを発売する(一部数量限定発売)。価格帯は3200〜9100円。
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17 WED
スノーピーク
関西学院大学とスノーピーク 包括連携に関する発表会(オンライン)
14:00〜15:00
18 THU
アメア スポーツ ジャパン
2020年秋冬 新製品プレゼンテーション(オンライン)
16:00〜
17 WED
コーセー
「ジル スチュアート」15周年記念 コレクション発表会(オンライン)
11:00~/14:00~
ポーラ
「B.A」新製品発表会(オンライン)
11:00~/13:00~/15:00~
18 THU
MTG
「リファ」新製品発表会(オンライン)
11:00~/13:00~/15:00~/17:00~
イオンレーヴコスメ
「イヴ・ロシェ」新製品発表会(オンライン)
10:00~/12:00~
19 FRI
MiMC
新製品発表会(オンライン)
13:00~/15:00~/17:00~
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スペイン風邪(スペインインフルエンザ)は、第1次世界大戦の開戦から4年がたった1918年の春に猛威を振るった。当時の感染者は最終的に5億人を記録し、世界人口の約3分の1が感染したといわれている。学校や劇場、教会は全て閉鎖され、国民は家にいるよう指示された。ここでは米「WWD」のアーカイブから、小売業界に見られた新型コロナとスペイン風邪の奇妙な共通点を見てみよう。
スペイン風邪が大流行した当時のアメリカでは、営業時間の短縮や入店人数の管理を行ったり電話注文を勧めたりした店舗もあったものの、ニューヨーク州シラキュースからアイダホ州アイダホフォールズまで多くの店舗は休業した。店側は商品の交換や返品を極力控えたという。公共の場でのマスクの着用は保健当局によって推奨され、中には当時の物価では高額だった5ドルの罰金とともに義務付けられた地域もあった。18年10月28日号のサンフランシスコに関する記事は「営業を停止する中、大型店舗のスタッフはマスク製作に乗り出した」と書いている。ミズーリ州のカンザスシティーでは、アドラーズ社が販売員向けにガーゼの“インフルエンザ対策マスク”を製作し、1枚5セントで一般向けにも販売した。
そんな中、“インフルエンザ ベール”の販売も急増した。1918年10月16日号で当時ニューヨーク市の衛生局長であったロイヤル・S・コープランド(Royal S. Copeland)は、「街中でシフォンのベールをまとった女性を見かけることは素晴らしい。ニューヨーク市民の全員にこの新しい習慣を取り入れるよう要請するべきかもしれない。ベールは厚手で予防策としてほぼ完璧だ。この際スタイルは気にせず、この感染症に終止符を打とう」と語った。一方、同週の「WWD」には「帽子の色に合わせてベールを選んでいる」などスタイリングについても記されている。このほか、「スターン&スターン(STERN & STERN)」はメッシュ素材のベールの鼻と口の前に当たる部分をシフォンで切り替えにした“セーフティーファースト ベール”をデザインした。
そして18年秋までは、多くの母親が子どもを連れて買い物に行くことを恐れたため、子ども服や既製服、スーツの売り上げが落ちた一方で、ブランケットや掛け布団、冬物の下着類の売り上げは伸びた。これは、新型コロナ禍に見られる“在宅ファッション”の先駆けと言えるのかもしれない。また当時のベールへの関心の高まりも、個人防護具(PPE)の要素を取り入れた現在のアクセサリートレンドに通じる。
ファッション歴史研究家でFIDM ミュージアム&ギャラリー(FIDM Museum & Galleries)のキュレーターを務めるケビン・ジョーンズ(Kevin Jones)は、「ビクトリア朝やエドワード時代の大きなハットにはベール付きのものが多く、ベールをまとうことはファッショナブルだった。しかし、だんだんとハットのサイズが小さくなるにつれてベールはなくなり、第1次世界大戦中には全く見かけなくなった」とコメント。手袋の着用は依然、男女ともにエチケットだったことに触れつつ、「スペイン風邪を生き抜いた世代は、一度脱いだベールを顔を覆うことができるという完璧な口実とともにもう一度復活させた」と語る。
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小4の娘が反抗期に入ってしまった。いや、ママとは仲良しなので反抗期ではないのかもしれない。そういえば諸先輩方が「女児が父親と遊んでくれるのは10歳までだぞ」と口を酸っぱくして言っていたことを、こんな状況になって初めて思い出した……。妻のアドバイスも「今はそっとしておけ」なので、一日でも早く“対パパ専用反抗期”が終わってくれるよう祈るのみだ。
そんなわけで、“今年の「父の日」は何も期待してはならない”と自分に言い聞かせた(ショックを受けないためにも……)。代わりに、自分への慰めかたがた買い物をすることにした。これがファッションの力だ(……たぶん)。何か夏らしいものをと考え、1865年アメリカ生まれの帽子ブランド「ステットソン(STETSON)」のパナマ帽を選んだ。冬に買ったビーバーフェルト製の“ウィペット”で、すっかり開眼してしまったからだ(下の動画でかぶっているのが、その“ウィペット”)。同じ“ウィペット”型のパナマ帽もあったのだが、ずっと憧れだったクラシックな“オプティモ”にした。最大の特徴は、折り畳み可能で旅を想起させる点だ。こんな状況下だから、せめて気分だけでも旅に出たい。
着こなしは“スカ”のイメージで。とはいえ、“NO MUSIC, MY LIFE.”なので、あくまで想像だ。スーツはかつて、結納返しで東京・渋谷に3代続くテーラーで作ってもらった13年物。インには日本が世界に誇るアロハシャツブランド「サンサーフ(SUN SURF)」を合わせて、首元からはメード・イン・USAの白Tをチラ見せさせた。足元はハワイブランド「アイランドスリッパ(ISLAND SLIPPER)」のスエードモデル。やんちゃスタイルを少しでも上品に見せられたらと、時計は「カルティエ(CARTIER)」の“マストタンク”を着けた。これで娘にフラれてクヨクヨしている父親には見えないはずだ。
そういえば、波平さんは劇中でよくハットをかぶっている。調べてみるとワカメちゃんは小3とのこと。波平さんも来年には僕と同じような末路をたどるのだろうか?そんなことを考える日曜の夕暮れなのだった……。
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小4の娘が反抗期に入ってしまった。いや、ママとは仲良しなので反抗期ではないのかもしれない。そういえば諸先輩方が「女児が父親と遊んでくれるのは10歳までだぞ」と口を酸っぱくして言っていたことを、こんな状況になって初めて思い出した……。妻のアドバイスも「今はそっとしておけ」なので、一日でも早く“対パパ専用反抗期”が終わってくれるよう祈るのみだ。
そんなわけで、“今年の「父の日」は何も期待してはならない”と自分に言い聞かせた(ショックを受けないためにも……)。代わりに、自分への慰めかたがた買い物をすることにした。これがファッションの力だ(……たぶん)。何か夏らしいものをと考え、1865年アメリカ生まれの帽子ブランド「ステットソン(STETSON)」のパナマ帽を選んだ。冬に買ったビーバーフェルト製の“ウィペット”で、すっかり開眼してしまったからだ(下の動画でかぶっているのが、その“ウィペット”)。同じ“ウィペット”型のパナマ帽もあったのだが、ずっと憧れだったクラシックな“オプティモ”にした。最大の特徴は、折り畳み可能で旅を想起させる点だ。こんな状況下だから、せめて気分だけでも旅に出たい。
着こなしは“スカ”のイメージで。とはいえ、“NO MUSIC, MY LIFE.”なので、あくまで想像だ。スーツはかつて、結納返しで東京・渋谷に3代続くテーラーで作ってもらった13年物。インには日本が世界に誇るアロハシャツブランド「サンサーフ(SUN SURF)」を合わせて、首元からはメード・イン・USAの白Tをチラ見せさせた。足元はハワイブランド「アイランドスリッパ(ISLAND SLIPPER)」のスエードモデル。やんちゃスタイルを少しでも上品に見せられたらと、時計は「カルティエ(CARTIER)」の“マストタンク”を着けた。これで娘にフラれてクヨクヨしている父親には見えないはずだ。
そういえば、波平さんは劇中でよくハットをかぶっている。調べてみるとワカメちゃんは小3とのこと。波平さんも来年には僕と同じような末路をたどるのだろうか?そんなことを考える日曜の夕暮れなのだった……。
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「ヴェントリロクイスト(VENTRILOQUIST)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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ロンドンという街は訪れる度に、先進的だと感じます。街の景観でなく、人々のマインドも。特に昨今強く感じるのは、フェミニズムの流れを受けた女性エンパワーメントの動きや、ソーシャル・グッド(地球環境や社会に対して良いインパクトを与える活動や商品、サービス)な企業が多いこと。ロンドン・ファッション・ウィークは“ポジティブ・ファッション”というスローガンを掲げ、ファッションが社会や環境に良いインパクトを与えられるよう力を入れています。ショップ巡りをしていると“Women Power”とプリントされたTシャツを頻繁に見かけ、街を散策中に女性やトランスエンダーの作家によるフェミニズム専門の本屋を市内に数店発見しました。それらソーシャル・グッドな取り組みを行う企業は、女性が先導しているという点も興味深いです。もちろん、ブランディングの手法として取り入れているという見解も否めませんが、少なくとも善行を積もうとしている姿勢には学ぶべきことがあると、個人的に思っています。2月中旬に訪れたロンドンで見つけた、ソーシャル・グッドや女性エンパワーメントに取り組む3つのイギリス企業を紹介します。
サステナビリティの概念はファッションやスキンケア、さらにはフレグランス業界にも波及しています。イギリス発の香水ブランド「サナ ジャルダン(SANA JARDIN)」の創始者エイミー・クリスチャンセン(Amy Christiansen)は、香水の生産過程で原料となる花々が大量に廃棄される、業界の悪しき習慣を変えるべく立ち上がりました。彼女は約25年間、非営利団体で社会事業に携わってきたイギリス人女性です。女性エンパワーメントにも力を入れており、モロッコにある農場の収穫者として現地女性を雇い、収穫のスキルに加え、年間600トン廃棄処理される花々をエッセンシャルキャンドルへとアップサイクルし、商品に作り変えるスキルを教育しています。栽培や香水作りに関する知識と技術の不足により年に数回しか収入を得る機会がなかったモロッコで、雇用促進と経済成長のために非営利団体と提携して女性協同組合も立ち上げています。支援ではなく、経済的機会を与えることで循環型経済の実現を目指しているそう。
イギリスのフード業界で高い評価を受ける「リリー ヴァニリ ベーカリー(Lily Vanilli Bakery )」。創始者のリリー・ジョンズ(Lily Jones)が2008年、自宅のチッキンで焼いたケーキを小さなマーケットで売り出すと口コミで評判が広がり、ビスポーク専門の同ベーカリーを立ち上げました。イギリスの首相官邸やエルトン・ジョン(Elton John)、故アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)など著名人をクライアントに抱え、2011年にベーカリーをオープン。日曜日に週一度だけオープンしており、基本はビスポークケーキ専門のパン職人として活動中です。そんな彼女が数年前に立ち上げたのが、「ベイク フォー シリア(Bake for Syria)」というプロジェクトです。これは、シリアの戦争で故郷を離れ避難している子どもたちの生活を支援するための資金集めとして発足。世界中の著名なパン職人やシェフから寄付されたパンやレシピで、チャリティーイベントの開催やレシピ本販売を行っています。同じ仕組みで、オーストラリア森林火災にも支援金を送ったそう。 「自分が住んでいる場所から遠く離れた場所で起こっているからといって、私たちが無力だと感じるのは非常に悲劇的です。小さくても、出来ることをしたいと思って発足しました」と彼女は語ってくれました。
私がベーカリーを訪れた日曜日は土砂降りの雨に見舞われましたが、お店は混雑していてひっきりなしにお客さんが入ってくる人気ぶり。常に進化したいという向上心の高い彼女は、季節の食材やインスピレーションを得て毎週メニューを変えるそうです。私がベーカリーで頂いたルバーブとブラッドオレンジのタルトはとても新鮮な食材の香りが鼻から抜けて、酸味と甘味のバランスが絶妙な美味しさでした!
同じベーカリーでも趣向が異なるのがソーホーにお店を構える「クランブス アンド ドーリーズ(Crumbs&Doilies)」。創始者のジェマ・ウィルソン(Jemma Wilson)は、コンテンツマーケティング会社の会社経営を行う傍ら、06年から“カップケーキ・ジェマ(Cupcake Jemma)”の名でカップケーキを中心とする焼き菓子の作り方を紹介するユーチューブチャンネルを始めました。登録者数が100万人に達した13年にクラウドファンディングを通して、ベーカリーを開くための資金集めを開始。15年には念願のお店をオープンさせたのです。カップケーキ作りだけでなく、コミュニティー作りでも手腕を発揮する彼女のベーカリーで使用するのは有機食材で、コーヒー豆もフェアトレード認証を受けたメーカーのみ。「ベイク フォー シリア」のチャリティーに参加するほか、オーストラリア森林火災の支援金集めも行っていました。雇用しているのは9割が女性で、私がお店を訪れたときには店内は女性客で大盛況。出産を控えているジェマには会えずでしたが「妊娠を経験して“女性”であることの誇りを改めて実感している」と文面で語り、今後女性エンパワーメントに力を入れていくのかなと感じました。また、同店のあるカーナビー・ストリートは海洋保護の慈善団体「プロジェクト ゼロ(Project Zero)」と連携し、各店の照明電力は100%再生可能エネルギー、古紙配合率100%の再生紙に統一、使い捨てのプラスチックカップの廃止などにも取り組んでいます。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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「ジーユー(GU)」は6月25日、清永浩文が手掛ける「ソフ(SOPH.)」との初のコラボコレクション“ワンエムダブリュー・バイ・ソフ(1MW BY SOPH.)”を全国の店舗と公式ECサイトで発売する。
コンセプトは“1日の終わりから次の日の始まりまで、ワンマイル圏内を快適に過ごせるホームウェア”として、ちょっとした外出先や自宅での時間を1着で過ごせるような快適さとデザイン性を兼ね備えたアイテムを提案する。メンズ23型に加えて、キッズ9型をそろえる。
また同コレクションのアートワークは、グラフィックアーティストのYOSHIROTTENが監修した。「ソフ」を象徴するスターモチーフや迷彩柄、コンセプトの“ワンマイル”をイメージしたピクトグラムを掛け合わせたオリジナルグラフィックなどをデザインした。
公式ECサイト内では同コレクションの特設ページを開設。コレクションのラインアップに加えて、イメージ動画も公開している。動画のBGMは、イメージビジュアルでモデルを務めるアーティスト兼ラッパーのRyohuによるオリジナル楽曲となっている。
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「カピエ(KAAPIO)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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大磯産業は6月19日に、「ワンコインサポートプロジェクト(ONE COIN SUPPORT PROJECT)」と題し、医療従事者のサポートを目的としたチャリティーTシャツ3型を公式ウェブサイトで発売する。
Tシャツのデザインは、同プロジェクトの趣旨に賛同するイタリアのウィメンズブランド「テラ(TELA)」、シューズブランドの「デイト(D.A.T.E)」、同じくシューズブランドの「ロートルショーズ(L'AUTRE CHOSE)」が手掛けた。「デイト(D.A.T.E)」は、光文社発行の女性ファッション誌「クラッシィ(CLASSY.)」の読者層から支持を受けていることから同誌とのコラボTシャツを実現。価格はそれぞれ5000円。Tシャツ1枚の購入につき500円が、医療従事者が所属する団体や感染症研究団体に寄付される。
またプロジェクト開始に合わせて、公式インスタグラムを開設。“let's do it for our future”を合言葉に情報発信を行っていく予定だ。
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緊急事態宣言や“TOKYOアラート”が解除となり、「新しい日常」が始まりました。その必需品と言えば、なんでしょう?
そう、やっぱりマスクです。
実は僕、マスクが本当に大嫌いでした。どれだけ意識しても数時間経てばニオイが気になるし、表情が出せない・読み取れないのもツマンナイ。だから花粉症がツラい時さえ、マスクをしない人だったんです。でも、さすがに今は、そんなワケにはいきません。でも着け慣れないせいか真っ白のマスクは無機質に思えて仕方なく、さまざまなブランドやショップが個性豊かなオリジナルマスクを発売してくれるのが嬉しいんです。で気づけば今は、洋服に合わせてマスクを変えるようになりました(笑)。根っからの“ファッション・バカ”なのです。
そんな「新しい日常」が自分の中で定着してきた時、「いっそ、マスクからコーディネイトを考えてみるか?」という気持ちになりました。きっかけはセレクトショップの「ミッドウエスト」が、東京のデザイナーとコラボして緊急発売したマスクを紹介するインスタグラムのストーリーズを見つけた時。その中には僕の大好物、コレクションピース級のインパクト絶大マスクまであって、本当にワクワクしたのです(笑)。そこで早速、「ミッドウエスト」に連絡して、素敵なマスクをゲット(第1弾は即日SOLD OUTでしたが、7月頭には第2弾を発売するそうです!!)。手持ちも加えて、洋服に合わせたマスクではなく、マスクに合わせた洋服をクローゼットからチョイスして8パターン撮影してみました。撮影場所は、横浜ののどかな住宅街にある我が家の周辺(笑)。カメラマンと2人、私はマスク姿なので感染リスクも低い撮影に挑戦です!!コレからの季節にちょうど良い、「夏」をテーマにしてみました。
1 / 3
バンダナマスク
価格:1650円
コレクション性:☆
快適性:☆☆☆
さて、最初に挑戦するマスクは、「ディスカバード(DISCOVERED)」のバンダナ柄。白と黒の2色展開でしたが、今回は白を選んでみましょう。バンダナ柄のマスクを見たときにパッと思い出したのが、ラフ・シモンズ(Raf Simons)による「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のショー会場でもらった巨大バンダナ。「同じ色&柄だから、コーディネイトも簡単じゃない?」と思い、久しぶりに使ってみました。うん、やっぱり良いカンジです。
バンダナ:「カルバン・クライン」
Tシャツ:「アンダーカバー(UNDERCOVER)」
ショーツ:「マムート(MAMMUT)」
ソックス:「ミッソーニ(MISSONI)」
スニーカー:「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」
1 / 3
ジャージー素材マスク
価格:2750円
コレクション性:☆
快適性:☆☆☆
同じ感覚で挑戦したのが、「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」のマスクを使ったコーディネイト。通気性の良いジャージー素材でスポーティーだから、単純明快、「アディダス(ADIDAS)」の洋服と合わせました。こんな風に、色や柄、素材が同じ洋服を選ぶと自然にまとまりますね。こちらは、スポーツクラブのお供として愛用したいと思います!!
キャップ:「ディオール(DIOR)」
トップス:「アディダス(ADIDAS)」
ポロシャツ:「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」
ショーツ:「アディダス バイ カラー(ADIDAS BY KOLOR)」
ソックス:「シブリング(SIBLING)」
スニーカー:「バレンシアガ(BALENCIAGA)」
1 / 3
カモフラ柄マスク
コレクション性:☆☆
快適性:☆☆
もっと簡単なのは、同じブランドの洋服を着ちゃうこと、です(笑)。ブランドマスクが増えそうなこれから、このコーディネイトはますます簡単になりそう(笑)。「ハバノス(HBNS)」のカモフラ柄マスクには、同じく「ハバノス」のギンガムチェックシャツをコーディネイト。このシャツにはグログランのナイロンテープが縫い付けられており、こんな風にアーミーバッグを装着することができます。ここに花を刺したのは、ブランドのルックブックの安直なマネっこ(笑)。ちょっぴり緊張感漂うマスク姿ですが、ほっこりできるでしょう(笑)?
サンバイザー:「Y-3」
シャツ:「ハバノス」
ショーツ:「ミスタージェントルマン(MISTER GENTLEMAN)」
ソックス:「ルード(RHUDE)」
サボ:「サカイ(SACAI)」 × 「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」
1 / 3
IF WE LIVE TRULYマスク
コレクション性:☆☆☆
快適性:☆
もう一つのブランドコーデは、「ディスカバード」です。インパクト絶大の「IF WE LIVE TRULY」というタイポグラフィーが特徴のマスクなので、同じくタイプグラフィーが印象的な、2020年春夏のニットベストを合わせました。マスクの装着方法は、コレが正解だったのかしら(笑)?密着度が高く、飛沫を撒き散らす可能性は低そうですが、コレからの季節はキツいかもね~(笑)。でも、ついに営業再開が認められたライブハウスとかで、どうでしょうか?グルービーに盛り上がるには、良きマスクです。
キャップ:「カラー」 × 「ニューエラ(NEW ERA)」
ニットベスト:「ディスカバード」
ポロシャツ:「アーバンリサーチ」
ショーツ:「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」 × 「ビームス(BEAM’S)」
ソックス:「シブリング」
スニーカー:「ナイキ(NIKE)」 × 「ドーメル(DORMEUIL)」
1 / 3
刺しゅう入りマスクカバー
コレクション性:☆☆
快適性:☆☆
弊社のLIVE配信プログラム「CATCH UP NOW!」に登場いただいた「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」さんにはその際、とっても素敵なマスクカバーをいただきました。シースルー素材に繊細なボタニカル刺繍が特徴です。そこで、同じく透け感とボタニカルモチーフが特徴の「トーガ ビリリース(TOGA VIRILIS)」のセットアップを合わせてみました。なんて夏らしいんでしょうw!!男子もイケる、シースルー&ボタニカルなマスクコーデが完成です。
シャツ&ショーツ:「トーガ ビリリース」
ソックス:「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」
スニーカー:「アディダス」 × 「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」
1 / 3
オリジナルマスク
価格:2420円
コレクション性:☆☆
快適性:☆
「ポンティ(PONTI)」のマスクは、控えめなオリジナルプリントと、ゴムひもの代わりに用いたコットンテープとメタルビーズが特徴です。テープとビーズにモノづくりへのこだわりを感じます。そこで、同じくモノ作りが信条の「ベルベスト(BELVEST)」のセットアップをチョイス!!「ボルサリーノ(BORSALINO)」の麦わら帽子と合わせて、自宅マンションのオレンジの壁を背にして撮影すれば、アラ不思議!!気分はスペイン・バルセロナ!!でした(笑)
帽子:「ボルサリーノ」
セットアップ:「ベルベスト」
Tシャツ:「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」
サンダル:「ビューティフル ピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」
1 / 3
パッチワークマスク
価格:5500円
コレクション性:☆☆☆
快適性:☆☆
そして「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のナイロンマスクは、細かな三角形や四角形をパッチワークのように組み合わせダークトーンでまとめたノーブルなデザイン。目にした瞬間「ドレスアップだ!!」と決意したのです。そこで選んだのは、同じくナイロン素材のボンバーズにスパンコールを刺しゅうしてエレガントな「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」。マスクコーデが、こんなに高貴に生まれ変わるとは!!いつかこの姿でパーティに行きたいな。
サンバイザー:「ランバン(LANVIN)」
ブルゾン&ショーツ:「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」
ポロシャツ:「アーバンリサーチ」
ソックス:「ミッソーニ」
シューズ:「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」
手に持ったお財布:「トーガ ビリリース」
1 / 3
メディカルマスク
コレクション性:☆
快適性:☆☆
普段使いの真っ白マスクは、夏だし、全身真っ白で着てみたら?そう思い、「トム ウッド(TOM WOOD)」のデニムシャツと、「ユニクロ U(UNIQLO U)」のショートパンツを合わせてみました。うん、やっぱり爽やか!!夏にぴったり!!な気がします。一通り挑戦して気づきましたが、マスクコーデは帽子やネックアクセサリーと相性抜群ですね。反対にサングラスを取り入れるのが、難しい……。引き続き研究したいと思います(笑)!!
キャップ:「ジュン. J(JUNN. J)」
ショーツ:「トム ウッド」
ショーツ:「ユニクロ U」
ソックス:「エトロ(ETRO)」×「スターウォーズ(STAR WAR’S)」
スニーカー:「ボース(BOTH)」
最後に、マスクコーデがもっと楽しくなるアクセサリーをご紹介しましょう。「シンパシーオブソウル(SYMPATHY OF SOUL)」のマスクフックです。「ジュエリーブランドなので、マスクを作る術がなく……」との想いから誕生したのが、この素敵なマスクフック。マスク着用時にはヒモを引っ掛け、このシルバーフックが後頭部に来るよう身につけます。で、普段はこうやってブレスレットとして楽しみましょう。ご好意に甘え、名前と媒体名を彫ってもらいましたw。5500円。コレさえあれば、毎日のマスクコーデは、それだけで楽しくなりますね。
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山崎麻央ボディーコーディネーターの“やせる極意”を詰め込んだ書籍「10秒やせストレッチ 一生太らない!気持ちよくやせる!」が三笠書房より刊行された。
同書では、今年2月にTBS系列の人気密着番組「バックステージ」で取り上げられて反響を呼んだ“フェロモン腹のつくり方”を紹介。“1種目10秒間、気持ちよく体をほぐすだけ”というシンプルメソッドで、“下腹ポッコリがペタンコになる”“むっちり太ももがほっそりする”“ずん胴ウエストにくびれができる”など、気になる部位がすっきりする“10秒やせストレッチ”を解説している。
「食事制限、ランニング、筋トレなど何をやっても思うようにやせられないのは、体の中のめぐりが悪いから。代謝がいい、血流がいい、自律神経のバランスがいい、この3拍子がそろった“めぐりのいい体”になれば、体は勝手にやせて二度と太らない」という彼女の理論を分かりやすく紹介していることもポイントだ。
山崎ボディーコーディネーターは加圧・ピラティスインストラクター、臨床分子栄養医学研修会認定カウンセラーの肩書きも持つ。慶応義塾大学を卒業後、外資系IT企業に10年間勤務。出産を機に退職し、現在は加圧トレーニングやピラティス、食カウンセリングなど、多角的に体のケアを行うプライベートスタジオ「ソラーチェ代官山」を主宰。同書では、著者が自ら実践し、多くの受講生たちの体を劇的に変えた“やせメソッド”を初公開している。
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ルックスオティカジャパンは、新型コロナウイルスの影響で開店を延期していたアメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」初となるグローバル旗艦店を、6月5日に東京・渋谷の文化村通り沿いにオープンした。
カリフォルニアのフットヒルランチにある本社に倣ってコンクリートと鉄を使用した店内は、「オークリー」の原点であるBMXのハンドグリップをショップデザインの一部に取り入れ、1975年に設立されたブランドの歴史がわかるアーカイブアイテムを展示したり、アメリカ本社までの距離を2階に上る階段に記すなど、「オークリー」のDNAを宿すグローバル旗艦店の独自性を打ち出している。
他店にないさまざまな特徴の中で白畑志乃・店長のおすすめは、数万通り以上の組み合わせが可能なアイウエアのカスタマイズエリアだ。その一推しモデルは、今年発売35周年を迎えた“フロッグスキン(FROGSKINS)”を進化させた“フロッグスキン ライト(FROGSKINS LITE)”。フレーム部分はセミリムで、ノーズパッド部分に「オークリー」独自素材の“アンオブタニウム”を使用しているため、アクティブなシーンでもずれにくく快適な掛け心地が特徴だ。「自分だけのオリジナルの1本を持つ特別感とともに、作るプロセスも楽しめる」と説明する。
白畑店長は慶應義塾大学時代にウインドサーフィン選手として国体に出場した経験があり、現在はトライアスロンに励んでいるスポーツウーマン。「数多くの特許を持つ『オークリー』の品質や機能性の高さを体感できるエンターテインメント性に注目して、店に訪れてほしい」と話した。
今秋、日本企画のウィメンズのトレーニングウエアがリローンチする予定だ。
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帝国データバンクによると、イタリアのジーンズブランド「ガス(GAS)」を運営するGAS JAPANが4月30日に開催された株主総会の決議により解散。今後、特別清算を申請する予定であるという。負債額は不明。
同社は、2006年に日本法人として設立。「ガス」は百貨店やアウトレットモールに出店し、全国に約20店舗を展開、ECも手掛けていた。かつてはレーシングチームのスポンサーも務め、13年12月期の売上高は約25億円。
同ブランドは1984年にクラウディオ・グロット(Claudio Grotto)が創業。日本でのジーンズの販売価格は1万円台後半から3万円ほどだった。日本からの撤退は本国の方針だという。
【エディターズ・チェック】
ジーンズはここ数年、冬の時代が続いている。“リジッド”や“ストレッチ”以降、トレンドらしいトレンドがない。作っても売れず、セレクトショップもオリジナルの製作から手を引いている。価格が2万円を超えると商品の動きは一気に鈍化し、「ガス」はこれに当てはまる形だった。
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「フランフラン(FRANCFRANC)」は、6月10日に発売した小型扇風機“フレ ハンディファン”で、今年3月にデビューした話題のボーイズグループ「JO1」を起用したキャンペーンを展開している。
小型扇風機は、2018年から販売し売り上げも好調だ。今年は“フレシリーズ”で、“フレ ハンディファン”(1980円、税込)のほか、クリップ一体型の“フレ ミニファン”(1480円、同)と、持ち運びに特化したカラビナ付きの薄型のファンの“フレ キャリーファン”(1680円、同)をそろえる。7月9日までのキャンペーン期間中に同シリーズの中から2点を購入した人を対象に、JO1のデコレーションステッカーをプレゼントする。さらに、指定の応募フォームから抽選に参加すると、JO1メンバー全員のサインが入った「フランフラン」のハリウッドミラーやトートバッグ、コーヒーテーブル、2人掛けソファなどのアイテムが当たるキャンペーンも実施する。「フランフラン」青山店をはじめとする全国の7店舗では、キャンペーンの当選賞品となるこれらのサイン入りアイテムを特別展示している。
特設サイトではJO1の11人のメンバーそれぞれが、3種類の“フレシリーズ”のアイテムのオススメの使い方を紹介する動画が公開中だ。
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今年の2月に行われた2020-21年秋冬シーズンのファッション・ウィークでは、モデルの美佳さんをいろいろなショーで見かけました。今季が初挑戦だったロンドンでは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」「バーバリー(BURBERRY)」といった主要ブランドでウォーキングを披露。その後のミラノ、パリでも「フェンディ(FENDI)」「サン ローラン(SAINT LAURENT)」など、2シーズン目にして大手メゾンに選ばれる活躍ぶりでした。また日本からはモデルのモトーラ世理奈さんが「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」のショーに登場。妖精のような独特の空気感をまとう彼女が、黒の毒っ気のあるドレスのルックを着こなしていて、ドラマチックな印象でした。会場の外でキャッチした私服姿もまた雰囲気が変わってかわいい!
ランウエイではついつい自分と同じアジア系の女性モデルに目が行きがちになる私が、今季気になったのは「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」のファーストルックを飾ったマリーエル・ウチダ(Maryel Uchida)さんです。
最初は彼女の名前すら分からず、経歴や出身国をインターネットでリサーチしても、あまり情報も出てこなかったのですが、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」のバックステージでキャッチすることができました!マリーエルさんは日本とブラジルのハーフの父とブラジル人の母を持つクォーターで、日本で生まれて3歳からはブラジルで育っているそう。14歳ときに母に連れられてコンテストに参加したことが、モデルのキャリアをスタートしたきっかけ。現在19歳で、この2月にランウェイデビューを果たしました。ファーストシーズンにして「プラダ(PRADA)」「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ロエベ(LOEWE)」などのショーにも登場。切れ長の目元が印象的なクール系美女のマリーエルさん、有望株として今後の活躍に期待です!
またロンドンで個人的に私の印象に最も残っているのは、イギリス出身のエヴィー・ハリス(Evie Harris)です。「ジェイ ダブリュー アンダーソン」でブルーのドレスをまとった彼女が登場したとき、強烈なかわいさに衝撃が走りました。前シーズンでランウエイデビューを果たした彼女は、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」で初のショーにしてファーストルックを飾り、私の中で印象に残っていました。その後のパリでは「シャネル(CHANEL)」「ルイ・ヴィトン」のショーや「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ロエベ(LOEWE)」の広告に抜擢され、モデルキャリアとして最高のスタートを切っているエヴィー。お人形さんのような美しさを、今後も見られるのが楽しみです。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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写真家・映画監督の蜷川実花は6月8日に、写真集「東京 TOKYO」を発売した。同写真集の発売を記念して、個展「東京 TOKYO / MIKA NINAGAW」を渋谷パルコ4階のパルコ ミュージアム トウキョウ(PARCO MUSEUM TOKYO)で6月12日から29日まで開催する。また同期間に、会場の様子を3Ⅾビューで鑑賞できるオンライン展示をパルコ アート(PARCO ART)公式ウェブサイトで併催。
個展では、蜷川が東京にフォーカスし2年間取り続けた500点以上の作品を展示する。1990年代と現在の都市の変化が分かるものや、首都高、東京タワー、スカイツリーのほか、非常事態宣言中の街並みなどを展示する。
蜷川は「いつか、東京ときっちり向き合って写真を撮らなくてはいけないとずっと思っていた。東京に生まれ、この街にしか住んだことがない。でも、向き合うだけの準備が出来ていない気がして、ずっとうやむやにしてきていた。2年前に、ふとそのタイミングがきた気がした。映画『Diner ダイナー』と 『人間失格 太宰治と3人の女たち』を撮り終えた後、シャッターを切ることだけで勝負をしてみたいと思った。やはり写真には時代が写り込んでくる。フィルムに焼きつく光景が日々変わっていく。今も東京を撮り続けている。写真はやっぱり面白い」とコメントした。
■「東京 TOKYO / MIKA NINAGAW」
会場:パルコ ミュージアム トウキョウ(オンラインでも開催)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4階
日程:6月12日〜29日
時間:10:00〜21:00
料金:一般500円・学生400円・小学生以下無料
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「ザラ(ZARA)」の親会社であるスペインのインディテックス(INDITEX)が2021年にかけて1200店舗を閉店すると発表して話題になっている。「ザラ」を擁するインディテックスは、H&Mや「ユニクロ」擁するファーストリテイリング、ギャップを加えた4大SPAの中でも売上高は3兆円を超え、頭ひとつ抜ける世界最大のファッション小売企業の一つ。その大量閉店ということもあって、日本経済新聞では「インディテックスが世界で大量閉店を決めたのは、新型コロナで業績不振に陥ったことが引き金だ」という報道も出ているが、実はこの“減店舗政策”はこれまでの施策をさらに加速させた“既定路線”なのである。
彼らが目指しているのは、「店舗とオンラインストアの完全な統合」だ。デジタル時代にマッチした未来の店舗のあり方を模索し、6年前から店舗ネットワークの再編に着手。ネットで注文して店舗で受け取る「クリック&コレクト」や店舗での返品などのサービス機能を加えた、広い面積を持つ大型旗艦を一等地に構える戦略を打ち出した。複数あった小型店を集約することで、在庫を効率化し、人員・オペレーションも効率化した。
たとえば、フランク・ゲーリーが設計したグッゲンハイム美術館があることでも有名なスペインのビルバオでは、市内の4つの店舗を1つの旗艦店に再編。「売上げは以前の4店舗の合計を上回り、ほぼ同じスペースで在庫を20%削減して運営している」とパブロ・イスラ会長はアナリスト向け説明会で述べている。
また、インテリア雑貨やホームファブリックを扱う「ザラホーム(ZARA HOME)」を「ザラ」と業態を統合することで、オペレーションの効率化と、相乗効果によるブランド力の発揮、ライフスタイル提案などにつなげている。
確かに、1200店舗という閉店数は、例年の3倍以上に当たる。だが、すでに2019年1月期は370店舗を出店する一方で、ほぼ同数に近い355店舗を吸収合併して閉店。(他に、226店舗を改装し、112店舗を拡張した)。さらに、2020年1月期は、307店舗のオープンに対して、それを上回る328店舗を吸収合併して閉店している(他に、182店舗を改装し、87店舗を拡張した)。
これにより、期末店舗数は7469店舗となり、前期末の7490店舗に比べて21店舗減少している。これは、H&Mの108店舗増、ファーストリテイリングの144店舗増、ギャップの253店舗増(ただし、買収企業の増加分も含む)のグローバルSPAトップ4の中でも、いち早く減店舗政策・OMO(店舗とオンラインストアの統合)が進んでいることを示している。
店舗が減っても、売上高は283億ユーロ(約3兆4809億円)と増加している。これらの店舗網の再編により、2020年1月期の既存店売上高は6.5%増と高い伸びを記録。オンライン販売は前期比23%増加し39億ユーロ(4797億円)となり、EC化率は2ポイント高まり14%に上がった。
2020年末までに、店舗とオンラインの在庫の完全一元化を実現させる予定。これにより、主要市場では即日または翌日配達の体制が整うことになる。
店舗再編によりオープンした旗艦店では、広々とした空間に、美術館のようにゆったりと美しく服やシューズを陳列し、タグのQRコードやバーコードを読み取ることで簡単にECにつながったり、色違いやサイズ違いなども選ぶことができるなど、実店舗とオンラインとをつなぎ、買い物客が自由に行き来しながら使用できるようになっている。大型のデジタルサイネージを活用してさまざまなルックやイメージビジュアル、メッセージなどを発信することも含めて、店舗での顧客体験の向上させている。
クリック&コレクトや返品を店舗で行うことで、来店動機としていることも、集客増、売り上げ増につなげている。
ちなみに、96カ国・エリアに出店しているインディテックスだが、EC強化の一環として、自社のショップがないところを含めて世界中のどこからでもグループの商材が購入できるように、「オンライン販売プラットフォーム」を立ち上げている。昨年1年間に中東を中心とした18カ国での販売をスタートし、202カ国・地域に販売網を広げているのも特筆点だ。
2009年から業界を先駆けて導入してきたRFID(無線情報タグ。無線周波数識別技術を使用した最先端のロジスティクスシステム)に加え、魅力的な店舗作りや、減店舗政策、オンライン販売網などで、他の小売企業の先を行くインディテックス。新型コロナの影響で成長スピードは鈍化するかもしれないが、改革スピードはむしろ上がった。アパレル専門店トップの独走はまだまだ続きそうだ。
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ナノ・ユニバース前社長の濱田博人氏が、6月1日付でマッシュホールディングス(HD)に入社した。新設された「ファッション事業戦略本部」の上席執行役員本部長に就き、中長期戦略などの分野で近藤広幸社長を補佐する。
マッシュHDはファッション、ビューティ、フードなどのライフスタイル領域で成長を続けており、2019年8月期の売上高は前期比11.8%増の787億円に達した。1000億円も視野に入る中、濱田氏の知見を事業戦略に生かしていく考え。濱田氏は「マッシュは企画力、開発力に優れ、商品をプロパー(正価)で売り切ることに長けている。具体的などう貢献するかはこれからだが、デジタルマーケティングなど伸び代は大きいと考えている」と話す。コロナ禍の環境変化の中、持続的に成長するための「近未来ビジョン」を近藤社長と共に探る。
濱田氏は旧サンエー・インターナショナル出身。旧東京スタイルと統合後のTSIホールディングスの取締役を経て、2016年7月から20年2月末までTSI傘下のナノ・ユニバースの社長だった。長年マーケティングや店舗開発のキャリアで経験を積み、ナノ・ユニバースでは高いEC化率を生かしたオムニチャネル化を推進してきた。
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森永邦彦による「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は6月13日、オンライン上でリモート接客のサービスを行う「アンリアレイジ リモート ショップ(ANREALAGE REMOTE SHOP)」をオープンする。同ブランドは4月から、店頭に足を運べない顧客に向けてテレビ電話ツールのZoomを用いた接客を行ってきており、今回はそのサービスを正式に取り入れるもの。
リモート販売員が「アンリアレイジ」の公式ECに掲載されている商品を説明するほか、ブランドの歴史について紹介。利用は無料で、時間は一人最大40分。完全予約制で、オフィシャルサイトから申し込みが可能だ。
オープンを記念して、クリエイティブ集団OFBYFOR TOKYOが制作したイメージムービーを公開。モデルの山田大地を店員役として起用し、企画・ディレクションから撮影・編集までリモートで制作した。
■ANREALAGE REMOTE SHOP
営業時間13:00〜19:00
定休日:水曜、第1第3土曜、日曜
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TOKYO BASEが運営する日本ブランドのセレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」は、香港の俳優ショーン・ユー(Shawn Yue)が手掛けるブランド「マッドネス(MAD NESS)」と組み、「ステュディオス」限定ライン「マッドネストウキョウ(MAD NESS TOKYO)」を販売する。6月20日に中国・深圳にオープンする「ステュディオス トウキョウ」で先行販売し、26日以降、上海、香港、東京・神南の「ステュディオス トウキョウ」、自社ECでも販売する。
もともとTOKYO BASEと親交があったというユーと組み、全て日本で生産する。アイテムはTシャツ5型で、グラフィックを手掛けたのはコラージュアーティストの河村康輔。河村のアーカイブ作品や「マッドネス」のロゴ、愛犬の写真などを組み合わせている。2色展開で、価格は各1万1500円(本体)。
深圳の店舗は、「ステュディオス トウキョウ」として、上海に続く中国本土2店舗目になる。5月30日には、SPA業態の「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」と「パブリック トウキョウ(PUBLIC TOKYO)」でそれぞれ北京にも出店していた。8月には「ステュディオス トウキョウ」で北京、「ユナイテッド トウキョウ」で上海、12月には「ステュディオス トウキョウ」で成都にも出店予定で、21年2月期末の海外店舗は中国本土と香港で12店になる見込み。
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コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は、2018年デビューの時計ブランド「ボーム(BAUME)」を、1830年創業の「ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)」に統合すると発表した。今後、「ボーム」は「ボーム&メルシエ」のコレクションの一つになる。「ボーム」はECからスタートし、最大の特徴は2000通り以上のカスタマイズ。地球環境に配慮したサステナブルな素材も積極的に用いており、6万~7万円台の値ごろ感も魅力だ。
デビッド・ショーメ(David Chaumet)=ボーム&メルシエ最高経営責任者は、「『ボーム』のデザイン的オリジナリティーとエコフレンドリーな哲学はそのままに、“スイスメード”の誇りも維持される。『ボーム&メルシエ』の時計と同じく、ジュラ地方にある工房で製造する」と説明する。
リシュモンは買収により、「ボーム&メルシエ」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」といった多くの時計ブランドを取得してきたが、「ボーム」は自社で初めてゼロから立ち上げたブランド。
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メルボメンズウェアーが手掛けるドレスウエアのセレクトショップ、麻布テーラーは6月12日から7月27日まで、シャツ2着を1万6000円でオーダーできる「オーダーシャツフェア」を全26店舗で開催する。
このオーダーシャツは、フェア限定の国産綿100%を使用して全店で計約5000種類あり、全て国内の協力工場による縫製で生産する。襟型(約35種類)、カフス型(13種類)、胸ポケット型(13種類)、ボタン(約20種類)などを選べるだけでなく、通常のパターンオーダーでは調整できない肩幅、胴回り、袖幅のサイズ調整も可能だ。
同社によるとこのイベントは半年に1回開催しており、20年以上前から行っていてファンが多く、毎回初日から3日間は行列ができる人気ぶりで、前回は来場者約8000人のうち約90%がリピーターだったという。フェア期間中、2万~2万5000着の売り上げを目標にしている。
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来店を予約制としている。
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「アウラアイラ(AULA AILA)」「アウラ(AULA)」などを手掛けてきた川島幸美は、オーガニックコットン製のワンマイルウエアセットを企画し、6月12日からECサイト「スタイルヴォイス ドットコム(STYLE VOICE.COM)」で予約を開始した。売り上げの一部はWWF(世界自然保護基金)に寄付する。
ワンピース、パンツ、ブラトップ、マスクのセット(1万5400円=税込)で、グレージュとカーキの2色展開。発売元は「スタイルヴォイス ドットコム」。SNSなどでの拡散で「12日の予約開始前から当初の想定枚数以上の問い合わせが届いていた」と川島。配送は6月末を予定している。
「スタイルヴォイス ドットコム」は、ジュン、マッシュホールディングス、デイトナ・インターナショナルが組み、2019年11月にスタートした、読み物などのコンテンツ制作や編集に注力したECサイト。川島は同サイトのキュレーターの一人。
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「アディダス」および「リーボック」を擁するアディダス社は、黒人従業員とそのコミュニティーに対する支援の欠如に対する従業員からの非難を受けて、黒人コミュニティーをサポートするプログラムに2000万ドル(約21億円)を拠出すると9日に発表した。アメリカで今後4年間にわたって実施するこの拠出のほかにも、5年間で黒人従業員を対象に50の大学向けの奨学金を設立し、より多くの黒人従業員を雇用していくという。この取り組みを通してアディダスは、アメリカ国内のすべてのポジションの30%を黒人とラテン系の人材にすることを目標にした。また北米の従業員の中での黒人およびラテン系の人々の代表権についても別の目標値を今後明らかにする予定だ。
社内の大幅な変化を求めるアディダスの従業員によって結成された連合は、数日のうちに13人から100人以上に増加。従業員からの批判を受けてアディダスは5日、「人種差別問題にこれまで十分に取り組んでこなかった」ことを認め「さらに真剣に取り組む」と表明した。その時点で、従業員の人事グループであるプログレッシブ・ソールズや黒人のリーダーたちと協力して計画を立案していると述べていたが、ほかにも北米とグローバル本社にリーダーを配置し、人種差別と闘うグループに従業員が寄付する場合、会社が倍額を上乗せして寄付することも決めた。ザイオン・アームストロング(Zion Armstrong)北米アディダス社長とマット・オトゥール(Matt O’Toole)=リーボック社長の両者が黒人従業員と面談をした上で方向性を示したという。
アディダス取締役会の声明の中でカスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)は、5月末から始まったBLM運動について触れながら「人種差別を支える文化的・構造的な力に立ち向かうためには私たちに何ができるかを考えるようになった。一個人であると同時に組織の中の一員として自分自身を見直し、黒人やそのコミュニティーに不利な現状と沈黙を強いるシステムについて振り返る必要があった。包括性の大切さを考え、私たちは今まで以上にすべての従業員が安心して働けて、声を上げられると同時に、キャリアアップに平等なチャンスがある環境をつくらないといけない。企業として大きな変化を起こすべきで、今それを実行する」と述べた。
スポーツとファッションのさまざまなブランドは、黒人コミュニティーをサポートするための取り組みを強化している。ライバルブランドである「ナイキ(NIKE)」は、今後4年間で全米の黒人コミュニティーを支援するために4000万ドル(約43億円)を投じる。さらに、伝説の元NBA選手のマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)と彼とのブランド「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、人種差別の解消に取り組む組織に今後10年間で1億ドル(約109億円)を拠出する予定だ。
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コティ(COTY)はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)と、彼女が手掛けるコスメブランド「KKW」の買収について交渉している。コティは米国証券取引委員会に提出した書類の中に、「キム・カーダシアンと化粧品に関する協業について交渉している。取引についての詳細は公表できない」と記したという。
コティは昨年、異父姉妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)がプロデュースするコスメブランド「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」を6億ドル(約654億円)で買収したばかりだ(株式の51%を取得)。
ピーター・ハルフ(Peter Harf)=コティ会長兼最高経営責任者はウオールストリートのアナリストに対し、自身が2人の母のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)と仲が良く、「カイリー・コスメティクス」の買収は1年半以上をかけて交渉を重ねたという。「ジェンナー家がわれわれと協業していることを誇りに思う。家族全員とコネクションを持っている」とコメントした。
コティは16年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から41ブランドを買収して以来、業績が悪化している。CEOの相次ぐ交代のほか、最近は新型コロナウイルスによるダメージがさらに重くのしかかっている。また5月には、ヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」や「クレオール(CLAIROL)」、ネイルブランド「OPI」、ヘアツールブランド「GHD」など、コティのプロフェッショナルビューティおよびヘアケア事業の大半を43億ドル(約4558億円)でKKRに売却すると発表している。
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エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)のロナルド・ローダー(Ronald Lauder)取締役は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のサポーターだとして社内から辞任を求められている。ロナルドは創業者のエスティ・ローダー(Estee Lauder)の息子の一人で、現職に就いてからトランプ大統領に175万ドル(約1億9075億円)以上を寄付しているという。
このことに関して社員が嘆願書を提出し、今はオンラインで抗議活動の署名・賛同などを集められる「change.org」に専用ページができている。6月11日時点で6000人以上が賛同している。内容は、ロナルド氏の取締役会からの辞任と、警察による暴力を受けた被害者や黒人コミュニティーに対して500万ドル(約5億4500万円)の寄付を求めるもの。同社はこれまで、黒人コミュニティーに対して100万ドル(約1億900万円)を寄付してきた。
これに対し会社は「われわれは従業員を会社の中心に置き、大切な存在だと考えている。今週、社員から取締役の一人の政治的スタンスが、会社そのものと同様なのかどうかを聞かれたが、答えは“NO”だ。政治に関する意見やスタンスは人それぞれで、一人の社員の見解が会社を代表するものではない。会社として重要視しているのは、創業当時から掲げている3つの価値、すなわち尊敬、平等、インクルージョン(包括性)だ」と発表した。
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バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!
今日ご紹介するのはウィメンズバイヤー山村がおすすめする<アグメス>のジュエリーです!
全てハンドメイドで制作されているニューヨーク発のジュエリーブランドです。
どれもシンプルながらひねりの利いたデザインで、顔周りにアクセントを与えます。
バーニーズ ニューヨークではフープピアスのバリエーションを豊富にご用意しております。
ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。
AGMES<アグメス>
スクエアフープピアス
ボリュームミニフープピアス
変形ピアス
ゴールドモチーフネックレス
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2020_bjyoutube
次回の更新をお楽しみに!
マッシュビューティーラボが手掛けるプライベートブランド(以下、PB)「トーン」が、コロナ禍の影響を受けず快進撃が続いている。ライブ配信を強化したことで、4~5月のEC売り上げが前年の12倍と伸長。今期(2020年8月期)の売り上げ目標13億円(前期は約8億5000万円)も射程内に入ってきた。
同社も全国の緊急事態宣言により4月以降店舗の休業を余儀なくされた。そこで、強化したのがインスタグラムを活用したライブ配信だ。小木充マッシュビューティーラボ副社長は「普段、店舗が売り上げを作ってくれているがそれがかなわないときこそ、本社スタッフが力を発揮する番」と考え、「トーン」を含めて1日3回のライブ配信を約束した。PR担当者やブランドのトレーナーなどが製品の特徴や使用方法などを紹介すると、次第にその製品がECで売れるという構図ができてきた。それは同社の本社スタッフに店舗出身者が多いため現場の声を理解している点が大きい。単に製品を紹介するだけでなく、アレンジ方法などを伝えられているのが消費者の心の琴線に触れ購入につながったようだ。
実際に4~5月の店舗売り上げは全体の10%程度。ECは12倍となった。単月でみるとECと店舗の合算で4月度の売上高は前年同月比25.4%増の9600万円、5月度が同35.5%増の1億1000万円でECが店舗売り上げを上回るほど貢献している。ちなみ店舗はメインで展開するセレクト業態「メイクアップキッチン」9店舗のほか、全国の「コスメキッチン」「ビーブル バイ コスメキッチン」で展開している。
「トーン」は18年2月に誕生。「ターゲット層は幅広く、高品質で適正価格、使いやすい製品(アイテムや色調)である“ファーストオーガニック”を掲げてスタートした。ナチュラル志向、サステナブルに関心が高い人にも発信できる仕組み作りを当初からしていた」という。小木副社長は管轄する「コスメキッチン」でも環境に配慮した取り組みを早い段階から行っているが、モノ作りへの信念を「トーン」で証明したかったという。化粧品は基本的に使用期限が製造から3年だが、一般的に残り3カ月になると廃棄するケースが多い。そこでたどり着いたのが「究極のクリーンビューティとはBtoCで100%の消化率を達成すること」だった。デビュー時に130SKUあったカラーメイク製品を作る際にも全ての色を売りきるカラー展開にしたという。動きが鈍いカラーがあると、イベントやライブ配信で紹介することを徹底した。4~5月では毎週土曜のライブ配信で特別キットを数種類販売(4000~1万円)。キットにはノベルティーも加えているのが特徴で、モバイルバッテリーも兼ねるコンパクトミラーを組み込んだ。「カラーアイテムのキットは売れ行きが鈍いのが通説であったが、キット製品を使用したメイクのハウツーを紹介したこともありどれも即完売」とうれしい悲鳴を上げる。
こうした取り組みを行った結果、デビュー時の製品は99.2%の消化率を達成した。「残りの0.8%も6月10日にオープンしたブランド初の直営店のあべのハルカス近鉄本店のためにあえて確保しているもので、実際は消化率100%を実現できている。同店の初日の売上高は約160万円で過去最高の実績となった」。新製品の投入も闇雲に行わず、タイミングや製品構成のバランスを鑑みているという。こうしたことは、既存製品への注目度にもつながり、メイクアップ製品ではマットタイプのリップグロス「ペタル エッセンス カラー バター」の5製品やゴールド×イエローのアイシャドウ「ペタル アイシャドウ」(03)など、スキンケア製品では「ブースター セラム」がベストセラーに。「やむを得ず完売したものも再入荷すると口コミで一気に広がりニュース性が高まる」。
緊急事態宣言が解除された今、全ての店舗が再開した。今後は「EC売り上げの下げ幅を少なくするのが目標。それには、コロナ禍で実施していた毎日のライブ配信を続けること、ライブ配信で個店レベルの情報も発信することで店舗への誘導をかけること」を推し進め、OtoOを実践して成果を上げていく。
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小学館の美容誌「美的」は、「ジルスチュアート(JILLSTUART)」から派生したライフスタイルブランド「フローラノーティス ジルスチュアート(FROLA NOTIS JILLSTUART)」とコラボの日傘を販売している。
日傘は紫外線遮蔽率99%以上で、晴雨兼用。色は洋服を選ばない明るいベージュだ。日傘は、「フローラノーティス ジルスチュアート」のサンプルサイズの日焼け止めと、夏のUVカット術などを紹介したミニブック、「美的」の7月号デジタル版閲覧アクセスを含む、“無敵のUV対策キット”(4900円)として販売している。
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今回の「出張インタビュー」のゲストは、2017年にオープンした大阪・中津のセレクトショップ「イマジン」の谷篤人ディレクターと、同じく17年デビューの日本ブランド「テンボックス(10匣、TENBOX)」の大森“Pigu”憲一ディレクターです。“クリエイティブかつフリーダムに見える2人の新型コロナ対策は?”に始まり、2人がくしくもビームス卒業生ということで“組織と個人のメリット&デメリット”について、さらには取材依頼時には知らなかった“両者の初コラボレーション”について聞きます。
インタビュー中にコラボTシャツのサンプルが工場から届き、初タッグを発展させて“11匣”のレーベル化がほぼ決定するなど、スピード感満点のクリエーションの一端を垣間見ることもできました。
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ジュエリーブランド「ハム(HUM)」から初の再生貴金属を使用したコレクションが登場した。同コレクションはドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)3階で期間限定で販売されており、インスタレーションも「ハム」が手掛けた。
同ブランドは2018年から「リファイン メタル プロジェクト」をスタート。‷リファイン メタル”とは、都市鉱山と呼ばれる携帯電話やPCなどの廃棄物から精錬された貴金属のことで、このコレクションでは環境に負荷が大きい採掘された金や銀の代わりに使用されている。初コレクションでは、精錬された18金やシルバーを使用したリングやブレスレット、ネックレス、ピアスなどがそろい、中にはダイヤモンドを使用したものもある。価格は、リングが22万~75万円、ブレスレットが19万1000~44万9000円、ネックレスが28万1000~35万8000円、ピアスが18万2000~35万6000円。
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「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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ヘアメーカーのナプラは6月12日から、新型コロナ対策で繰り返す⼿洗いやアルコール消毒で⼿荒れに悩む美容師に向けて、ハンドケア用「エヌドット モイスチャーハンドゲル」を20万本無償提供する。同製品はナプラの取引サロンを対象とし、他の直送製品とともに同梱して発送する。なお20万本の定数になり次第、提供は終了する。
「もともと4月に入った頃から世の中の状況が一気に変化し、『今できることは何か』と考え、準備を始めた。配送は1回の注文で一定の金額を超えた際に2本ずつ配送。なるべく多くの美容室に行き届くよう、1度に2本としている。今回の『エヌドット モイスチャーハンドゲル』は、現在のところ販売の予定はない」と広報担当はコメントする。
同製品は、⼿洗いやアルコール消毒でカサつく⼿肌に潤いを与えるモイスチャージェル。レモングラス葉⽔やヒアルロン酸の潤いをシアバターが閉じ込め、乾燥した⼿肌を優しく包み込む。さらりとした使⽤感で⽇常のあらゆるシーンで繰り返し使用でき、オイルフリータイプなので⼿先を使う仕事でもベタつきが気にならないという。
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ヘアメーカーのナプラは6月12日から、新型コロナ対策で繰り返す⼿洗いやアルコール消毒で⼿荒れに悩む美容師に向けて、ハンドケア用「エヌドット モイスチャーハンドゲル」を20万本無償提供する。同製品はナプラの取引サロンを対象とし、他の直送製品とともに同梱して発送する。なお20万本の定数になり次第、提供は終了する。
「もともと4月に入った頃から世の中の状況が一気に変化し、『今できることは何か』と考え、準備を始めた。配送は1回の注文で一定の金額を超えた際に2本ずつ配送。なるべく多くの美容室に行き届くよう、1度に2本としている。今回の『エヌドット モイスチャーハンドゲル』は、現在のところ販売の予定はない」と広報担当はコメントする。
同製品は、⼿洗いやアルコール消毒でカサつく⼿肌に潤いを与えるモイスチャージェル。レモングラス葉⽔やヒアルロン酸の潤いをシアバターが閉じ込め、乾燥した⼿肌を優しく包み込む。さらりとした使⽤感で⽇常のあらゆるシーンで繰り返し使用でき、オイルフリータイプなので⼿先を使う仕事でもベタつきが気にならないという。
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「サージ(SERGE DE BLEU)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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5月末にアメリカで黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件から、全世界で人種差別に対する抗議や意思表明が行われている。
ビューティ業界でも多くの企業やブランドが「#BLM」などのハッシュタグをつけて投稿をしているが、新たな動きが広がっている。中でも注目を集めているのが、自身も黒人でメイクアップブランド「ウオマ ビューティ(UOMA BEAUTY)」の創業者であるシャーロン・シューター(Sharon Chuter)が始めた「#pulluporshutup」運動だ。ビューティブランドや企業に社員の人種構成を公表するように求めたもので、専用のインスタグラムアカウント@pullupforchangeでは参加したブランドや企業の投稿を集めている。シャーロンは相次ぐビューティ企業の人種差別に対する投稿を見て、ただトレンドに乗って意思表明をするのではなく、きちんと自社の現状を公表することによって本気で向き合ってほしいという思いでスタートさせた。有色人種の構成率は企業やブランドによってさまざまだが、白人の割合が圧倒的に多いブランドは、「今後はより多様な組織づくりに励みます」といった反省のメッセージとともに投稿をしている。
また、米「WWD」は世界の大手ビューティ企業の取締役および役員における有色人種の人数を公表した(2020年6月7日時点)。どれも業界トップのグローバル企業だが、アジア企業である資生堂以外は、有色人種が占める率は極めて低いことが分かる。
ロレアル(L'OREAL)
取締役:15人中0人
役員:21人中1人
ユニリーバ(UNILEVER)
取締役:23人中9人
役員:13人中5人
エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)
取締役:16人中3人
役員:14人中2人
プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)
取締役:12人中2人
役員:35人中11人
資生堂
取締役:13人中13人
役員:16人中15人
コティ(COTY)
取締役:12人中1人
役員:3人中0人
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)
取締役:15人中0人
役員:12人中0人
バイヤスドルフ(BEIERSDORF)
取締役会:12人中1人
役員:9人中4人
シャネル(CHANEL)
取締役会:2人中0人
役員:無回答
L ブランズ(L BRANDS)
取締役会:9人中2人
役員:9人中0人
企業が次々と#pulluporshutupチャレンジに参加したり、このように人種構成を公開されたりする中で、早速改善のために動き出した企業も。エスティ ローダーは社内メモで今後黒人の従業員の雇用率を上げると約束した。全てのクラスの社員において、米国の人口の約13%を占める黒人の割合と同様に、今後5年までには黒人の雇用率を13%にすると宣言した。同社は一対一による面談やアンケート調査、ディスカッションなどを行い、改善策を模索する。そのほか多様な消費者に対応する販売員トレーニングなどを行い、多様な肌の色のための製品を展開し、また原料やパッケージは黒人によるビジネスからの調達を倍増する。採用のプロセスにおいても今後はナショナル ブラック MBA アソシエーション(NATIONAL BLACK MBA ASSOCIATION)と協業し、今後2年間で有色人種の雇用率を倍にする。今後3年では人種や社会的立場による差別をなくし、誰もが教育を受けられるようにさまざまな団体に合計1000万ドル(約円)を寄付する。またこれらの取り組みについて、半年に1回は進捗を公表するという。
小売りも声を上げた。専門店のセフォラ(SEPHORA)はニューヨークのデザイナー、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)が掲げた「15パーセント プレッジ(15 Percent Pledge)」イニシアチブに参加すると表明した。これは小売り店に対して、黒人によるブランドを15%扱うように求めたもの。セフォラは今後、店内スペースの最低15%を黒人経営のブランドに割くと約束した。黒人経営ブランドの現状の扱いや在庫の比率を報告し、それに責任を持ち、次なるアクションを明確にするという、ジェームズが提示した3つのステージ全てに取り組む。同社は黒人経営のビジネスを資金面でも支援するほか、女性が経営するブランドの支援プログラム「アクセラレイト(ACCELERATE)」を活用して来年は有色人種の女性にフォーカスするという。
ここ数週間でこのような動きが一気に出てきたが、その結果“白人至上主義”とされてきたこれまでのビューティ業界の人種差別問題が浮き彫りになった。今まで当たり前のように有色人種の雇用や扱いにバイヤスがあったことは、多くの人にとって驚きであるとともに、納得のいかない事実でもあっただろう。化粧品は直接肌や髪といった外面、そして内面にも働きかけるからこそ、ビューティ業界におけるダイバーシティーは必須といっても過言ではない。まだ課題は多く残るが、新型コロナウイルスが多くの命を奪い、医療従事者に負担をかける中、ビューティ業界はいち早く殺菌ジェルを生産したり、支援を始めたりした。同様のスピード感で、今後は人種やジェンダー、年齢、社会的立場などに関係なく平等なコミュニティーを構築することに期待したい。
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アルビオンの2020年3月期決算は、転売業者を含めた外国人売り上げの減少や増税前の駆け込み需要の反動、さらには新型コロナウィルスの影響などがあり、売上高が前期比3.5%減の662億円、営業利益が同41.5%減の79億円、純利益が同43.2%減の53億円と減収減益となった。売上高の減収は8期ぶり。
部門別では、営業本部(国内)の売上高が同6.3%減だった。チャネル別は専門店が同0.1%減、百貨店が16.1%減で、専門店が健闘した。ブランド別では「アルビオン(ALBION)」が同9.4%減、「イグニス(IGNIS)」が同9.8%減、「エレガンス(ELEGANCE)」は好調を維持して同8.6%増だった。カテゴリー別ではスキンケアの売り上げが同10.3%減、ベースメイクが同3.8%増、ポイントメイクが同2.2%増だった。シェアの高いスキンケアが前期に続き苦戦したことで全体の売り上げを押し下げた。渡辺省一・営業本部 営業企画統括部 統括部長は「主軸商品の『薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』と同等の柱商品に育成するべく19年9月に発売した化粧液『フローラドリップ』が3月末までで約32万個を販売した。目標値は35万個だったがコロナ禍の影響がなければ達成できただろう。売り上げに貢献でき、今後にも期待できる」と述べた。
国際事業部の売上高は同7%増だった。ブランド別の売上高は「ポール & ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE」が同1.9%増、「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」が同22%減、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」が同19.3%減、「アルビオン」が19%増となった。「『アルビオン』以外の3ブランドの免税売り上げシェアは56%。3月の売り上げの落ち込みが響いた。現在、国内の活動を見直しているところで、新製品の発売時期の延期などを決定した。また4月に海外教育部を新設し、海外での販売員教育にも注力していく」と小林勇介・常務 国際事業本部 本部長は語った。
コロナ禍の影響を受けて百貨店の1~3月度の売上高は前年同期比29.7%減。日本人売り上げが同0.7%減、訪日外国人が同64.5%減、転売者が50.3%減だった。こうした状況を踏まえて小林章一社長は、「転売業者に関しては3年前から意識的に(減らす方向で)対応策を講じてきており、ピーク時に比べ4分の1程度の売り上げとなった。下げ止まりが見えてきたがコロナ禍によりその幅が予想以上となった。今後は百貨店、専門店ともに厳しい状況が続くが、時間をかけて回復させていく」とした。また、販売にこだわってきたが緊急事態宣言により店舗休業が相次いだため期間限定でeコマースでの販売を実施した(5月で終了)。「その売り上げの一部を専門店に還元していく」と述べた。
同社は22年度から決算期を12月期に変更する。新たに22年1月から新中期計画をスタートさせる予定で、それまでの21カ月を準備期間とし、商品開発、生産、営業とあらゆる方向から巻き返しを図っていく。
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「グッチ(GUCCI)」は6月10日、2019年にスイスで行われた世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」で発表した、ユニセックスウオッチ“グリップ”の日本限定モデルを公式ECと一部の店舗で発売した。価格は23万円。
ケースに開けた窓から回転するディスクをのぞかせて時間と分を表す仕様はそのままに、中央に大きく片仮名で“グッチ”と入れた。またケースと同じイエローゴールドPVD素材のブレスレットには、インターロッキングGをエングレービングした。
“グリップ”は1970年代を思わせるレトロな見た目だが、スケートボードから着想したデザインで、モデル名も足をボードに固定するグリップテープに由来する。
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ヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」と「WWDビューティ」、それに人気美容師たちがワンチームとなって取り組んだプロジェクト「#部屋WeGo」。すでに「WWD JAPAN.com」でもそのプロジェクトについては伝えてきた。緊急事態宣言が解除された今、それが「#HairWeGo」プロジェクトとなって、全国に新たな広がりを見せており、多くの美容師が「#HairWeGo」のハッシュタグで「久しぶりにサロンに来店するお客さまに提案したい、前向きになれるヘアスタイルや、今夏に提案したいトレンドスタイル」といったテーマで投稿を行っている。
全国を9つのエリアに分けて紹介してきたが、今回は最終9エリア目とある中国エリアの人気美容師による夏におすすめのヘアを紹介する。岡山県の水舟勝己「ナービス(NARVIS)」代表は「ハンドブローだけでもオシャレになるヘアが今、お客さまから求められている」というコメントとともに、この夏に前向きになれるヘアとして“ラフレイヤーボブ”を提案。山口県の小濱このみ「チトセ(CHITOSE)山口」トップスタイリストは、「髪を切って気分を変えましょう! 皆さまを素敵にするお手伝いをします」というメッセージとともに顔周りに動きをつけた“プチウルフヘア”を披露。どちらもすっきりとしたヘアスタイルで、この自粛期間中に伸びてしまったヘアをばっさり切るのもいいのでは。
もともと「#HairWeGo」は、“あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする”ことを理念に掲げる「パンテーン」が、髪を通して、ひとりひとりの個性の尊重について考えるきっかけづくりとして2018年から展開しているキャンペーン。自粛期間中は「#部屋WeGo」プロジェクトとして展開してきた。「新型コロナウイルスの流行により、多くの方が自宅で過ごす中、髪を通して日本中のおうち時間を少しでも明るく過ごせること」を願って始めたプロジェクトで、業界を代表する美容師たちが賛同し、自身のSNSで「お部屋で楽しむヘアスタイリングやヘアアレンジなど髪から明るくなれるアイデア」を提案していた。「#部屋WeGo」は5月末の時点で、インスタグラムだけで800件近くの投稿があり、全国の美容師を巻き込むムーブメントとなっている。
また今回の「#HairWeGo」プロジェクトには全国の多くの美容師が参加してくれたことで、大きなムーブメントとなり、「髪を変えることで前向きになれる」という気持ちも広がっている。実際に「久しぶりにサロンに行って髪をキレイにするとすごく気分が上がった」「こんなときだからこそ新しいヘアに挑戦した」という声も多い。ぜひ、自分らしいヘアを楽しんでみてほしい。さらに今後の「#HairWeGo」プロジェクトにも注目していきたい。
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「ザラ(ZARA)」「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)の2020年2~4月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比44.7%減の33億300万ユーロ(約4062億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同71.1%減の4億8400万ユーロ(約595億円)、純損益は前年同期の7億3600万ユーロ(約905億円)の黒字から4億900万ユーロ(約503億円)の赤字に転落した。
大幅な減収は、主に新型コロナウイルスの影響により世界中で店舗を一時的に休業せざるを得なかったことによる。一方で、ECの売上高は同50%増と好調で、4月のみで見ると前年同月比95%増となった。同社は数年前からデジタル化を推進しており、19年には14%だったECの売上比率を22年には25%以上に引き上げる。
同社は4月30日の時点で7412店を運営しているが、21年までに全体の13〜16%に当たる1000〜1200店を閉じる計画を発表。主に小型店や不採算店を統廃合し、大型店に集中する。なお、同社はこの大量閉店に伴う引当金を計上しており、その分を除くと純損失は1億7500万ユーロ(約215億円)だった。
同社の本拠地であるスペインでは6月からほぼ全ての店舗が営業を再開している。世界では72の市場でおよそ5740店が再開しており、中でも中国、韓国、日本では売り上げが前年と同レベルまで戻りつつあるという。
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アイスタイルは11日、2020年上半期の「アットコスメ(@COSME)」ベストコスメを発表した。19年11月1日~20年4月30日の新商品が対象で、集計対象アイテム3483製品、クチコミ件数6万9310件からカテゴリー別に選出。ポイントがもっとも高かった総合大賞は「ランコム(LANCOME)」の「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」だった。
総合2位には「アテニア(ATTENIR)」の「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」、3位に「エリクシール(ELIXIR)」の「エリクシール シュペリエル つや玉ミスト」がランクインした。スキンケア製品が総合大賞を獲得したのは11年以来、9年ぶり。TOP3をスキンケア製品が独占したのも、上半期ベストコスメが始まって以来初めてだという。
新製品を対象にしている同ベストコスメはその時期のトレンドが反映されたメイクアップ製品が上位に来ることが多かったが、今回は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛やマスク着用の影響を受けた。また、カメラアプリの肌補正がスタンダードになり“肌そのものが美しいこと”が重要視されてスキンケアやベースメイクへの関心が高まっていた昨今のトレンド傾向も、スキンケア製品の台頭に拍車をかけたと思われる。
そのほか、カテゴリー別の1位は、パダーファンデーション部門は「アルビオン(ALBION)」の「ホワイトパウダレスト」、リキッドファンデーション部門は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の「フィットミー リキッドファンデーション」が受賞。ポイントメイクアップでは「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の「ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン」がリップスティック部門の、「ディオール(DIOR)」の「ディオール アディクト リップ グロウ オイル」がリキッドルージュ部門の頂点に立った。アイシャドウ部門は「キャンメイク(CANMAKE)」の「シルキースフレアイズ」が受賞している。
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2011年のデビュー以来シリーズ累計販売枚数10億枚※1を突破しているフェイスマスクブランド「ルルルン(LULULUN)」から、ブランド初となる化粧水「ルルルンローション クリア」「ルルルンローション モイスト」「ルルルンプレシャスローション リッチ」が6月15日、ウェブでの先行発売に続き、7月1日から全国のバラエティストアにて発売される。デイリーに使えるフェイスマスクとして人気を博してきた「ルルルン」ならではのこだわりが詰まった注目アイテムに迫る。
好みの仕上がりや
肌タイプから選べる3種
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肌バランスを整えてさらりと潤す「ルルルンローション クリア」と、ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つリピジュア※2などの高保湿成分でしっとりと潤す「ルルルンローション モイスト」。着目したのは、水分量の要ともいわれる肌内部の構造=タイトジャンクションだ。肌の細胞同士の密着が強まりタイトジャンクションが強化されることで、角層のバリア機能が向上。それにより紫外線やアレルゲン、微生物など外的刺激から肌を守ると同時に、水分が蒸発しにくい肌となり乾燥を防ぐ。そこで、タイトジャンクションに働きかけるビタミンD様作用を持つシャクヤク花エキスを共通配合。バリア機能を高め、外から内から潤いをチャージする。
「ルルルンプレシャスローション リッチ」は、年齢を重ねていくにつれて失われるハリや弾力といった“肌密度”に注目した。肌の内側※3からふっくらとしたハリを与えるオリーブ葉エキスやベルガモット果実エキス※4など、厳選した植物由来成分を配合。とろみのある感触で肌を満たしながら、弾むような艶肌へと導く。
たっぷりと使える
ビッグボトルに注目
「いくらフェイスマスクが好きでも、365日マスクというわけではない」「化粧水をパシャパシャ使いたい日もある」——— 。「ルルルン」が新たなカテゴリーとして化粧水を誕生させたのは、こうしたユーザーの声からだという。そこで、「気分やシーンに合わせてもっとスキンケアのバリエーションを楽しんでもらいたい」と化粧水の開発をスタートさせた。フェイスマスクの代わりとしてはもちろん、フェイスマスクを使った手入れの前後のスペシャルケアとしてもおすすめだ。
たっぷりと手に取り、フェイスマスクをしたかのような潤いで肌を満たして欲しいという願いから、ボトルは気兼ねなく使える500mL(「ルルルンプレシャスローション リッチ」は400mL)という大容量。キラキラと輝くオーロラデザインの「ルルルンローション クリア/モイスト」と、洗練感のある「ルルルンプレシャスローション リッチ」。肌悩みや気分に合わせて選びたい。
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ヤーマンは5月、装着するだけで表情筋にしっかり刺激を与えるウェアラブルEMS美容機器「メディリフト(MEDILIFT)」から、ネック専用の美顔機器「メディリフト ネック」を発売した。同製品は10分間着けるだけで、顔立ちを美しく見せる首もとの筋肉“胸鎖乳突筋”にアプローチ。気になる首もとからのケアで美しさを目指す、首もと専用美容器となっている。
毎日10分つけるだけ、
“ながら美容”で首からの美をかなえる
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「メディリフト ネック」は、これまでの美容機器ではケアが難しかった首もとにアプローチ。“エイジングサインが気になって首もとを見せる着こなしに自信がない”“顔まわりのもたつきが気になる”といった悩みに応えてくれる。ハンズフリーかつコードレス、わずか10分のケアなので、仕事や家事に忙しい毎日でも続けやすいことも特徴だ。
スマートフォンの長時間使用や、最近増えてきたテレワークなどで動かす機会が減り、無意識のままに衰えがちな“胸鎖乳突筋”にアプローチ。“胸鎖乳突筋”は“美しい顔立ちのカギをにぎる”ともいわれる筋肉で、ケアすることですっきりとした美しい印象の顔立ちに導いてくれる。「メディリフト ネック」では、EMSで同筋肉を刺激してケアし、同時に温めることで効率的にアプローチする。
「メディリフト ネック」は10分間着けることで、胸鎖乳突筋にEMS(電気刺激)でアプローチ。エイジングサインが気になる首の前面は、独自に採用したパルス波形“モイスチャーパルス”でケアする。約40 ℃に温めるヒーター機能も搭載している。
10分で自動的に電源オフされるから、オーバートリートメントの心配がない。独自のスムース波形で肌が感じる刺激を減少、滑らかな刺激で心地よくケア。肌の上を転がしたり擦ったりする必要がないから、物理的な刺激による肌負担も軽減している。
前側の電極2極からモイスチャーパルスを、後側の電極 2極からEMSとヒートを出力。EMSによる筋肉刺激と同時に温めることで効率的にアプローチする。
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いま、美容室業界で「どんな季節でも、しっとりとまとまるストレートアイロンがある」と話題になっている。それは、美容ローラーで有名な「リファ」から昨年発売された「リファビューテック ストレートアイロン」だ。“日本のプロフェッショナルの技をテクノロジーで再現すること”をコンセプトに新技術を搭載し、ダメージを与えずに驚くほどしっとりやわらかい髪“レア髪”に仕上がると多くの美容師から支持を集めている。湿気が多く髪の毛が広がりやすい梅雨時期のスタイリングにぴったりな商品の秘密を探ってみた。
梅雨でも“レア髪”にまとまる秘密は
独自の特殊プレート
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“レア髪”とは、サロン帰りの驚くほどしっとり柔らかい、表面はしっかり乾いているのに内部には水分がギュッと詰まった質感のこと。この“レア髪”は、ストレートアイロンから出る熱と髪の水分量を、スタイリストの目と手の感覚で完璧にコントロールするプロの技が生み出している。その技をテクノロジーで再現するのが「リファビューテック ストレートアイロン」独自のプレート構造だ。ヒーターを低反発コートと高密度炭素で挟んだ三層構造の”カーボンレイヤープレート”を採用。濡れた髪に使っても、髪を傷める原因となる水蒸気爆発※2を起こしにくい。通常のプレートの場合は、何度も強く押し付けると髪をつぶしてしまう恐れがあるが、”カーボンレイヤープレート”は低反発コートが髪に優し密着し、髪を傷めずにスタイリングが可能だ。キューティクルを傷つけずにスタイル が作れるから、湿気で髪が広がりやすい梅雨時期でも1日中しっとりまとまる“レア髪”ストレートがかなう。
美容師も絶賛!
どんな髪型でも
しっとりまとまるレア髪へ
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サロン帰りのような内側に水分を含んだしっとり柔らかい“レア髪”が作れる「リファビューテック ストレートアイロン」だからこそ、どんなアレンジもダメージをケアしながらアレンジを楽しめる。ウエーブをつくる、毛先だけカールさせるなど、しっとりしているレア髪だからこそ、動きを付けてもまとまるのが特徴だ。長門政和「エアー ギンザ(air-GINZA)」店長は、「カラーやパーマでダメージが蓄積されていくので、毎日のケアを行うことが大切。『リファビューテック ストレートアイロン』なら、水蒸気爆発を起しにくく髪を傷めにくい。きっと仕上がりに違いを感じることができるはず」と話す。プロの美容師も絶賛するアイロンで梅雨でもまとまるレア髪を実感してみてはどうだろうか。
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美容成分を繊細な針(ニードル)状に成形しシート状にした「マイクロニードル」は、先進型スキンケアとして話題を集めている。数あるマイクロニードルの中でも、高い水準とこだわりで注目されているのが、異業種である精密加工技術を生かしたニッシャの「ショットモード(SHOT MODE)」だ。「貼る、美容注射」をコンセプトとし、肌内部※1に美容成分をダイレクトに届けるためのベストな設計に加えて、パッチ形状の異なる3種のラインアップであらゆる悩みにパワフルに応える。
高濃度の美容成分を
肌に届ける
マイクロニードル技術
「ショットモード」はヒアルロン酸※2などの美容成分そのものを、0.1ミリレベルの微細な針状に成形したスペシャルケア用のパッチ。肌に貼ると高濃度の美容成分が5時間かけて角層内で溶け出すことで、角層最深部まで行き渡る。「ショットモード」の大きな特徴はマイクロニードルの形状だ。太めの直径に成形することで、肌に貼付する際に折れにくく、美容成分を確実に肌内部※3へ届けることができる。またフラットな先端形状のため、突き刺さるような痛みはほとんど感じない。夜のお手入れ時、いつも使用している化粧水の後に気になる箇所に貼るだけで翌朝、肌の潤い密度が上がったようなハリ感を得ることができる。
「ショットモード」を手がけるのは、医療機器やタッチパネルなど精密で機能性に優れた製品をグローバルに供給するニッシャ。1929年の創業以来培った高精度の加工技術が、マイクロニードルの開発に生かされている。
肌悩みに合わせて選べる
3種をラインアップ
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「ショットモード」はヒアルロン酸をベース成分とし、肌悩みに合わせた異なるキー成分とパッチ形状の3種をそろえる。「GF3」には美容注射でも採用されている3種の高分子ペプチド※4や、高い保水力を持つプロテオグリカン※5を配合。皮膚が薄くダメージの受けやすい目尻や目の下、口元に貼って集中的にケアする。
「BT-X」は表情に現れるダメージに着目して開発されたアルジルリン※6などを配合した独創的なパッチ形状で、つい力が入りがちな眉間や小鼻の毛穴ケアに最適だ。1回分1シートあたりのニードル本数は業界最多の5000ショット。美容成分をたっぷりと隙間なく肌へと届ける。
コンパクトな円形パッチの「C6」は、よりピンポイントでのケアが可能だ。高純度の安定化ビタミンC誘導体※7を6%配合し、日焼け後や乾燥したときのくすみ、部分的な肌荒れにアプローチする。
パッチを貼る前には化粧水をたっぷり使って保湿をすることがポイント。肌の中の水分量を高めることで、美容成分をより確実に溶け込ませることができる。ワンランク上のお手入れで、肌をアップデートしたい。
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英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は、6月12〜14日にデジタルで開催するロンドン・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。当初は同日程でロンドン・メンズ・ファッション・ウイークの開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新たなデジタルプラットフォームを導入したオンラインのイベントに切り替えた。
スケジュールにはロンドンのファッション・ウイークに参加していたメンズとウィメンズの34ブランドに加え、小売店や企業、アーティスト、メディアなどあらゆる業種の参加者が名を連ねている。ファッション・ウイークでは新作のコレクションを発表するのが通例だが、ロックダウン(都市封鎖)などの影響で2021年春夏コレクションの生産が遅れているブランドが多く、アーカイブやカプセルコレクションを用いた映像作品も多数登場しそうだ。大木葉平デザイナーが手掛ける「シュープ(SHOOP)」は、「アシックス(ASICS)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを映像で初披露する。
日本のセレクトショップのグレイト(GR8)も、取り扱いのある英国ブランド「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」に関連する動画を、ラッパーのTohjiらと制作して参加する。ほかにもラグジュアリーECの「ファーフェッチ(FARFETCH)」や「LN-CC」、中国のEC企業JDドットコム(JD.COM)、百貨店のジョン・ルイス(JOHN LEWIS)、コーヒーショップのラバッツァ(LAVAZZA)なども映像を発表するという。
さらにアーティストのジェームズ・マシア(James Massiah)やファット・トニー(Fat Tony)によるパフォーマンスや、ラッパーのタイニー・テンパー(Tinie Tempah)とディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)英「GQ」編集長によるポッドキャスト、百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のブルース・パスク(Bruce Pask)=メンズ ファッションディレクターによるトークショーなどもラインアップされている。
これまでも他業種を巻き込んだ音楽イベントやトークショーなどはファッション・ウイーク期間中に数多く開催されてきたものの、公式スケジュールに組み込まれるイベントはごく一部だった。しかしオンラインになることで全てのプログラムが並列にスケジュールに並び、世界の視聴者に向けてロンドンのファッションやカルチャーの現状を多角的に発信する。
【スケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)
※◎はトークショー
6月12日(金)
(セッション 1)
12:00 ジェームズ・マシア(James Massiah)
12:10 「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」
12:30 「ルー ダルトン(LOU DALTON)」◎
13:15 「アルワリア(AHLUWALIA)」※バーチャルギャラリー
(セッション 2)
15:00 ウエストミンスター大学 メンズウエア修士コース(UNIVERSITY OF WESTMINSTER MA MENSWEAR)
15:20 「ロビン リンチ(ROBYN LYNCH)」
15:30 「ダニエル・W・フレッチャー(DANIEL W. FLETCHER)」※ライブインタビュー
16:10 BFC × グーグル(GOOGLE)◎
(セッション 3)
17:00 「チャラヤン(CHALAYAN)」※ライブインタビュー
17:30 タイニー・テンパー(Tinie Tempah) × ディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)◎ポッドキャスト
18:00 「マーケス アルメイダ(MARQUES'ALMEIDA)」
18:20 ブルース・パスク(Bruce Pask) × 「ドレイクス ロンドン(DRAKE’S LONDON)」◎
18:50 ラバッツァ(LAVAZZA) × マシュー・ゾルバス(Matthew Zorpas)
18:55 「アイスバーグ(ICEBERG)」 × 「リバーアイランド(PRONOUNCE)」
6月13日(土)
(セッション 1)
11:00 「ファーフェッチ(FARFETCH)」
11:10 「カ ワ ケイ(KA WA KEY)」
11:20 「ティスカー エスパダス(TISCAR ESPADAS)」
11:30 「ビアンカ サンダース(BIANCA SAUNDERS)」◎
(セッション 2)
15:00 「ザンダー ゾウ(XANDER ZHOU)」
15:00 「シュー ジー(XU ZHI)」
15:20 「ヒル アンド フレンズ(HILL & FRIENDS)」
15:20 「ライフ(LYPH)」
15:40 「ナビル ナヤル(NABIL NAYAL)」
15:50 「ルイーズ グレイ(LOUISE GRAY)」
16:00 「トニーアンドガイ(TONI & GUY)」
16:10 「テータム ジョーンズ(TEATUM JONES)」
(セッション 3)
18:00 「レイバーン(RAEBURN)」◎
19:00 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」※ライブイベント
19:40 ファット・トニー(Fat Tony)※DJライブ
6月14日(日)
(セッション 1)
11:00 JDドットコム(JD.COM) × フー・ビン(Hu Bing)
11:10 「シュープ(SHOOP)」
11:00 「セント・マーチン美術大学MA(CENTRAL SAINT MARTINS MA)」
11:00 「8ON8」
11:50 グレイト(GR8)
12:00 「プロナウンス(PRONOUNCE)」
12:10 「リクソ(RIXO)」
12:20 伊「ヴォーグ(VOGUE)」
(セッション 2)
14:30 「マシュー ミラー(MATTHEW MILLER)」
15:00 「プリーン バイ ソーントン ブルガッジィ(PREEN BY THORNTON BREGAZZI)」
15:10 「ステファン ジョーンズ(STEPHEN JONES)」
15:20 「ロクサンダ(ROKSANDA)」
15:30 リージェント・ストリート × セント・ジェームス・ストリート◎
(セッション 3)
18:00 「ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)」 × 「デュオ(DUOLTD)」
18:10 「ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)」 × ザ・ウェブスター(THE WEBSTER)
18:20 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
18:30 「パルマー // ハーディング(PALMER//HARDING)」◎
19:00 「ワンダーランド マガジン(WONDERLAND MAGAZINE)」
19:40 「パー ギョーテソン(PER GOTESSON)」
19:50 「LN-CC」
19:55 ジョン・ルイス(JOHN LEWIS)
20:00 「マルベリー(MULBERRY)」※ライブイベント
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モデル、タレントの紗栄子は5月14日、自身が代表理事を務める一般社団法人Think The DAY(以下、TTD)を通じて、医療用防護マスク2万枚を医療従事者に寄贈した。同時に、オリジナルTシャツと布マスク(セットで6600円)をTTDのサイト上で発売。その利益全額で医療用ガウンなどを購入し、6月8日から医療従事者に寄贈している。紗栄子は2010年に出身地の宮崎県で発生した口蹄疫以降、東日本大震災や熊本地震など、災害の度に寄付や義援金の呼びかけなどを行ってきた。それに対して当初は「売名」などといった心ない声も聞かれたが、継続することで世の中の受け取り方もかなり変わってきている。今や、社会を変えていく“アクティビスト”と呼ぶべき存在感を発揮している彼女に、支援活動や今後について聞いた。
WWD:マスク2万枚の寄贈やTシャツのチャリティー企画を行った経緯や意図は?
紗栄子:私が支援活動を続けていることが認識されてきたからか、インスタグラムにたくさんの声をいただくようになっています。今回は医療従事者の方から届いたダイレクトメッセージで、マスクが医療現場にまだまだ足りていないことや、安全が確保されていない中で皆さん患者さんのために働かれているといった状況を知りました。それで、私にも何かできることはないだろうかと思ったんです。そうは言ってもマスクの調達方法については全く知識がなくて、調べていく中でマスクの種類などは勉強しました。もちろん、政府の調達ルートに民間の動きが干渉してはいけないので、その点は注意しながらの動きです。医療従事者の方たちは非常にお忙しい中でも、どこの病院に何が必要かをタイムリーに連絡してくださり、ニーズをつかむことができた。あとは、芸能関係者で支援活動を進めている方にも連絡を取って、マスクの手配について相談しましたね。一緒にお仕事をしたことが全くない方でも、私のこれまでの支援活動を見てくださっていて、知恵を貸していただけた。皆さんのご厚意があって、工場や商社を紹介いただき、実現しました。
WWD:行動力や周りを巻き込む力が想像以上だ。
紗栄子:それが取り得なんです(笑)。これをやろうって思ったら止まれない性格なので、スタッフや家族には振り回してごめんねって思っています。世の中には優しい人が多くて、本当はみんな何か支援をしたいと思っている。でもみんな忙しいから、いい支援方法が見つけられていない。支援方法を提示して、その内容がしっかりしていれば賛同してくださる方はたくさんいる。今回、チャリティー企画をやってみてそう感じました。こうした企画を整えることはできる人がやればいいし、私はこれまでの経験でそれができた。今後は支援を必要とする現場と、支援をしたいと思っている人をつなぐプラットフォームのような存在になっていけたらと思っています。芸能関係の仕事をしていて、求心力を持たせていただいているからこそそうした活動がやりやすいですし、そのことに感謝しています。
WWD:チャリティーTシャツはどのように手配したのか。
紗栄子:Tシャツを作るにあたって、以前の私だったらデザインや価格、生産のスピード感、量産できるかどうかといったことしか意識しなかったかもしれません。でも今は、作り手のこともちゃんと理解して、敬意を持って関わっていきたいと思っています。過酷な労働環境で作られた商品では、もう嬉しくない。「誰かを支援したい」という気持ちでチャリティーに賛同して、Tシャツを手に取ってくださる人にとっても、優しい商品を作りたかった。それで、仕事でつながりがあったマッシュスタイルラボにどこならそういった商品が作れるのかを相談して、繊維商社の豊島を紹介していただきました。豊島の(オーガニックコットン普及プログラム)“オーガビッツ”という、バングラデシュで栽培されたオーガニックコットンを使ったTシャツがベースになっています。
マスクの寄贈とTシャツのチャリティー企画を行うとスタッフに告げたのは5月7日の朝でした。サイト上でTシャツの受注を開始したのがその1週間後です。サイトを構築してくださった方や豊島の協力があったからこそ、短期間でそれが可能になりました。サンプルの物撮り画像をまずはサイトにアップして、2日後に私の着用画像も追加したんですが、ドネーションの気持ちというより、ファッションとして気に入って買ってくださる方が多かった印象です。でも、別にそれはどっちだっていいんです。今後はライフスタイルECを立ち上げたいと思っているんですが、誰かのためになる選択をすることが当たり前になっていて、それをわざわざ伝える必要もないといった状況になっていけばいいなと思っています。
Tシャツの受注は10日間で締め切りましたが、想像以上の売り上げで、利益で医療用ガウンを買うことができました。商品は6月上旬にうちの倉庫に届いて、中旬に購入者に届く予定です。利益全額を医療物資購入に充てていて、私の活動資金には一切していません。サイト運営にかかる費用なども自分の持ち出しでやっています。でも、それだと私の芸能活動がダメになったら支援活動も続けられなくなってしまう。今後はEC運営などのビジネスと、支援活動、芸能活動という3軸で、支援活動を残りの2軸でまかなうという形にしていきたい。それがサステナブルな事業のあり方だと思っています。
WWD:そもそも、社会支援活動を行うようになったきっかけは?
紗栄子:まとまった金額を寄付したのは11年の宮崎県の口蹄疫からですが、ライフワークとして、災害被災地や養護施設、老人ホームへの支援を10年ほど続けています。ベルマーク運動や赤い羽根共同募金などにも幼いころから関わってきました。困っている人がいたら助けたいと思うことが私にとっては当たり前だし、そう思えるのは育ってきた環境や教育のおかげ。だから、親やこれまで関わってきた人には本当に感謝しています。支援活動は以前は個人として行っていましたが、昨年10月に一般社団法人のTTDを設立しました。きっかけは昨年9月に千葉県を襲った台風15号です。台風直後、被災地にいるインスタグラムのフォロワーさんから連絡をもらったことをきっかけに、自分でも必要な物資を手配して現地に運びましたが、全く足りなかった。それでインスタグラムで物資を募ったら、2日間で4トントラック15台分ほども集まったんです。
団体や企業からの支援物資しか受け付けない自治体も多いですし、個人として活動を続けていくよりも団体にした方がいいと判断し、TTDを設立しました。メンバーにはプログラマーの方や税理士さんなどがいて、住んでいる場所もバラバラです。被災地支援でいつも感じてきたのは、行政が支援に動き出して、物資が現地に届くまでに、必ず1~2日間は水も食料もないといった期間が生まれること。このタイムラグを民間のTTDが埋めていくべきだと考えています。そこで、何かが起こってから寄付を募るというよりも、予防のための寄付や寄贈をしてもらって、被災地でタイムラグなく動き出せるようにする準備を進めていました。3月に公式サイトをローンチして活動を開始しようと思っていたんですが、新型コロナウイルスの感染拡大でその動きは一旦止めて、今回のマスク寄贈やチャリティーTシャツの動きを進めました。
WWD:以前は支援活動や寄付に対し、「売名」などと言われることもあった。
紗栄子:そういった言葉を気にすることはもうないですね。信念を持ってやっているので、何を言われても何とも思わない。もちろん傷付きますよ。でも、(ネット上の書き込みなどに対し)鈍感力を身につけていくことが今の時代はすごく大切だなと強く感じています。それは私だけでなく、子どもたちもそう。今はネットでどんな情報でも見ることができるから、誰のどんな言葉を大事にするべきか、それを精査できるスキルを身につけてほしい。厳しくても自分のことを思って言ってくれている言葉と、ただ人を傷付けたいだけの言葉は全く違いますから。本来なら環境や教育によってそういったスキルやリテラシーを身につけていくべきだと思います。でも今はまだそういう状況ではないので、個人や家庭、企業のレベルで、スキルを鍛えていかざるを得ないですね。
ネット社会の悪い部分が今まさに浮き彫りになっていると思います。でも、ネット上のやり取りは本来とても温かいものでもあります。今回の支援活動でも、ネット上で多くの方の優しさに触れました。それで支援がつながり、助かった方もたくさんいる。ネット社会だけが悪いわけじゃないし、報道だけが悪いということでもない。いろんなことを見直すタイミングにきているんだと思います。一人ひとりの生活についても、人と人の関わり方、社会との関わり方についてもそうです。私自身は今回の自粛期間中、宮崎にいたんですが、今後の自分のビジョンをしっかり考えて、進むべき道を見つけられました。日常を取り戻していく中でも、この気付きはしっかり持っていきたいです。
WWD:支援活動自体に対する世間の考え方も、10年前に比べるとかなり変わってきた。
紗栄子:それは強く感じますね。今は経営者の方でも声を出して支援を行っている人がすごく多いです。表に出る人間が言葉に出し、行動で示していくことはムード作りにつながる。母親として、誰かの善意が批判の声でつぶされることのない世の中になってほしいと思います。批判されるリスクを抱えながらも発信している人は、みんな同じように考えているんじゃないですか。私が過去に行ってきた支援活動においても、みんなに(被災地の状況などを)知ってもらいたくてSNSに投稿した結果、アプローチのタイミングがまずくて誤解を呼んでしまったことが何回もありました。その都度学んで、どうするべきかを身につけてきた。世の中の受け止め方が変わっていくきっかけの一つに自分がなれていたらいいんですけどね。支援してくださる方には誠実でありたい。今後は寄付金がどこでどのように使われたのかや、収支についても公表していきたいと思っています。
WWD:芸能人やインフルエンサーなどの間でも、最近は自分の考えや意思を表明し、動こうとする人が増えてきた印象だ。
紗栄子:芸能活動の王道ラインに乗っていると、さまざまな契約関係もあって(意思を表明することで)各所に迷惑をかけることがあります。これまではタレント本人を守るためにも「何も言わないように」と(事務所側はタレントに)言ってきたと思う。でも今はSNSで(消費者と)ダイレクトにつながって、考えを伝えることができる時代。タレントも意思を持っている人間で、その思いを発していかないと生き残ることができなくなっている。そうは言っても、芸能界はまだまだ声を発するのが難しい世界。だからこそ、もっともっと変わっていってほしいと思っています。もちろんそれは、タレント個人がリスクを抱えるということでもある。守ってくれる存在がなくなって、迷惑もたくさんたくさん掛けるかもしれませんが、フレキシブルに発信や発言ができたらと思って私は事務所を離れ、フリーになりました。
WWD:5月29日に「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」(マッシュホールディングス)のインスタライブに登場し、販売を盛り上げるなど、ファッションやビューティ企業のサポートも行っている。
紗栄子:自粛期間中は、ものを買うことや経済を回すことが悪いことのように思われている時期もありましたが、買い物をすることは悪いことではないはず。インスタライブ中に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のオーガニックコットンのパジャマを羽織ってみて、気持ちいいなと感じました。ファッションは物欲を満たすというだけでなく、心の健康を保つという側面も持っています。状況や環境によって、今はファッションを楽しむことができる人とできない人がいますが、できる人のことを批判して潰してしまうのはよくない。どんな業種も今は大変でしょうが、ファッション業界も新型コロナの影響は本当に大きかったと思います。働かれている方は厳しいこともあると思う。でも、ファッションを必要としている方はたくさんいるので、それを思い出して負けないでくださいとお伝えしたいです。私としても、微々たる力ですが業界をサポートできればと思って、インスタライブなどに出させていただいています。
WWD:今後立ち上げを目指しているというライフスタイルECはどんなものになる?
紗栄子:今急ピッチで開発を進めています。実は農業などの第一次産業にも以前から興味があるんです。農産物の販売会などに私がいると集客の面でお手伝いができるので、食育も兼ねてそういう場に子どもと一緒にお邪魔して、農家さんとはお付き合いを重ねてきました。自分自身でも畑をやりたいですし、自身や地域の農家さんが作った有機栽培などの野菜をECの定期購買でお届けしたい。自分の畑で採れた素材でファッションアイテムを作ることも考えています。植物療法学を学んでいるので、植物の力を生かした化粧品なども作っていきたいですね。モノ作りが好きなので、今は作るということを自分のライフワークに取り入れようとしているところです。オリジナルだけでなく、メーカーから仕入れる商品も含めて、売り上げの一部を寄付や寄贈にまわすようなECの形を今構想中です。
支援活動は人のために行うものですが、活動の中で自分自身も社会や人とのつながりによって生かされていると再認識します。だから、いただくものの方が実はすごく多いんです。私は人のために動くことができる自分を好き。そんなふうに、自己肯定にもつながります。ある被災地で支援した方たちが、今度別の場所で災害が起こった際に力を貸してくださったりもする。そうやって人の気持ちがつながっていく。機会があれば、みんなにも是非ボランティアや支援活動に参加してみてほしいです。
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モデル、タレントの紗栄子は5月14日、自身が代表理事を務める一般社団法人Think The DAY(以下、TTD)を通じて、医療用防護マスク2万枚を医療従事者に寄贈した。同時に、オリジナルTシャツと布マスク(セットで6600円)をTTDのサイト上で発売。その利益全額で医療用ガウンなどを購入し、6月8日から医療従事者に寄贈している。紗栄子は2010年に出身地の宮崎県で発生した口蹄疫以降、東日本大震災や熊本地震など、災害の度に寄付や義援金の呼びかけなどを行ってきた。それに対して当初は「売名」などといった心ない声も聞かれたが、継続することで世の中の受け取り方もかなり変わってきている。今や、社会を変えていく“アクティビスト”と呼ぶべき存在感を発揮している彼女に、支援活動や今後について聞いた。
WWD:マスク2万枚の寄贈やTシャツのチャリティー企画を行った経緯や意図は?
紗栄子:私が支援活動を続けていることが認識されてきたからか、インスタグラムにたくさんの声をいただくようになっています。今回は医療従事者の方から届いたダイレクトメッセージで、マスクが医療現場にまだまだ足りていないことや、安全が確保されていない中で皆さん患者さんのために働かれているといった状況を知りました。それで、私にも何かできることはないだろうかと思ったんです。そうは言ってもマスクの調達方法については全く知識がなくて、調べていく中でマスクの種類などは勉強しました。もちろん、政府の調達ルートに民間の動きが干渉してはいけないので、その点は注意しながらの動きです。医療従事者の方たちは非常にお忙しい中でも、どこの病院に何が必要かをタイムリーに連絡してくださり、ニーズをつかむことができた。あとは、芸能関係者で支援活動を進めている方にも連絡を取って、マスクの手配について相談しましたね。一緒にお仕事をしたことが全くない方でも、私のこれまでの支援活動を見てくださっていて、知恵を貸していただけた。皆さんのご厚意があって、工場や商社を紹介いただき、実現しました。
WWD:行動力や周りを巻き込む力が想像以上だ。
紗栄子:それが取り得なんです(笑)。これをやろうって思ったら止まれない性格なので、スタッフや家族には振り回してごめんねって思っています。世の中には優しい人が多くて、本当はみんな何か支援をしたいと思っている。でもみんな忙しいから、いい支援方法が見つけられていない。支援方法を提示して、その内容がしっかりしていれば賛同してくださる方はたくさんいる。今回、チャリティー企画をやってみてそう感じました。こうした企画を整えることはできる人がやればいいし、私はこれまでの経験でそれができた。今後は支援を必要とする現場と、支援をしたいと思っている人をつなぐプラットフォームのような存在になっていけたらと思っています。芸能関係の仕事をしていて、求心力を持たせていただいているからこそそうした活動がやりやすいですし、そのことに感謝しています。
WWD:チャリティーTシャツはどのように手配したのか。
紗栄子:Tシャツを作るにあたって、以前の私だったらデザインや価格、生産のスピード感、量産できるかどうかといったことしか意識しなかったかもしれません。でも今は、作り手のこともちゃんと理解して、敬意を持って関わっていきたいと思っています。過酷な労働環境で作られた商品では、もう嬉しくない。「誰かを支援したい」という気持ちでチャリティーに賛同して、Tシャツを手に取ってくださる人にとっても、優しい商品を作りたかった。それで、仕事でつながりがあったマッシュスタイルラボにどこならそういった商品が作れるのかを相談して、繊維商社の豊島を紹介していただきました。豊島の(オーガニックコットン普及プログラム)“オーガビッツ”という、バングラデシュで栽培されたオーガニックコットンを使ったTシャツがベースになっています。
マスクの寄贈とTシャツのチャリティー企画を行うとスタッフに告げたのは5月7日の朝でした。サイト上でTシャツの受注を開始したのがその1週間後です。サイトを構築してくださった方や豊島の協力があったからこそ、短期間でそれが可能になりました。サンプルの物撮り画像をまずはサイトにアップして、2日後に私の着用画像も追加したんですが、ドネーションの気持ちというより、ファッションとして気に入って買ってくださる方が多かった印象です。でも、別にそれはどっちだっていいんです。今後はライフスタイルECを立ち上げたいと思っているんですが、誰かのためになる選択をすることが当たり前になっていて、それをわざわざ伝える必要もないといった状況になっていけばいいなと思っています。
Tシャツの受注は10日間で締め切りましたが、想像以上の売り上げで、利益で医療用ガウンを買うことができました。商品は6月上旬にうちの倉庫に届いて、中旬に購入者に届く予定です。利益全額を医療物資購入に充てていて、私の活動資金には一切していません。サイト運営にかかる費用なども自分の持ち出しでやっています。でも、それだと私の芸能活動がダメになったら支援活動も続けられなくなってしまう。今後はEC運営などのビジネスと、支援活動、芸能活動という3軸で、支援活動を残りの2軸でまかなうという形にしていきたい。それがサステナブルな事業のあり方だと思っています。
WWD:そもそも、社会支援活動を行うようになったきっかけは?
紗栄子:まとまった金額を寄付したのは11年の宮崎県の口蹄疫からですが、ライフワークとして、災害被災地や養護施設、老人ホームへの支援を10年ほど続けています。ベルマーク運動や赤い羽根共同募金などにも幼いころから関わってきました。困っている人がいたら助けたいと思うことが私にとっては当たり前だし、そう思えるのは育ってきた環境や教育のおかげ。だから、親やこれまで関わってきた人には本当に感謝しています。支援活動は以前は個人として行っていましたが、昨年10月に一般社団法人のTTDを設立しました。きっかけは昨年9月に千葉県を襲った台風15号です。台風直後、被災地にいるインスタグラムのフォロワーさんから連絡をもらったことをきっかけに、自分でも必要な物資を手配して現地に運びましたが、全く足りなかった。それでインスタグラムで物資を募ったら、2日間で4トントラック15台分ほども集まったんです。
団体や企業からの支援物資しか受け付けない自治体も多いですし、個人として活動を続けていくよりも団体にした方がいいと判断し、TTDを設立しました。メンバーにはプログラマーの方や税理士さんなどがいて、住んでいる場所もバラバラです。被災地支援でいつも感じてきたのは、行政が支援に動き出して、物資が現地に届くまでに、必ず1~2日間は水も食料もないといった期間が生まれること。このタイムラグを民間のTTDが埋めていくべきだと考えています。そこで、何かが起こってから寄付を募るというよりも、予防のための寄付や寄贈をしてもらって、被災地でタイムラグなく動き出せるようにする準備を進めていました。3月に公式サイトをローンチして活動を開始しようと思っていたんですが、新型コロナウイルスの感染拡大でその動きは一旦止めて、今回のマスク寄贈やチャリティーTシャツの動きを進めました。
WWD:以前は支援活動や寄付に対し、「売名」などと言われることもあった。
紗栄子:そういった言葉を気にすることはもうないですね。信念を持ってやっているので、何を言われても何とも思わない。もちろん傷付きますよ。でも、(ネット上の書き込みなどに対し)鈍感力を身につけていくことが今の時代はすごく大切だなと強く感じています。それは私だけでなく、子どもたちもそう。今はネットでどんな情報でも見ることができるから、誰のどんな言葉を大事にするべきか、それを精査できるスキルを身につけてほしい。厳しくても自分のことを思って言ってくれている言葉と、ただ人を傷付けたいだけの言葉は全く違いますから。本来なら環境や教育によってそういったスキルやリテラシーを身につけていくべきだと思います。でも今はまだそういう状況ではないので、個人や家庭、企業のレベルで、スキルを鍛えていかざるを得ないですね。
ネット社会の悪い部分が今まさに浮き彫りになっていると思います。でも、ネット上のやり取りは本来とても温かいものでもあります。今回の支援活動でも、ネット上で多くの方の優しさに触れました。それで支援がつながり、助かった方もたくさんいる。ネット社会だけが悪いわけじゃないし、報道だけが悪いということでもない。いろんなことを見直すタイミングにきているんだと思います。一人ひとりの生活についても、人と人の関わり方、社会との関わり方についてもそうです。私自身は今回の自粛期間中、宮崎にいたんですが、今後の自分のビジョンをしっかり考えて、進むべき道を見つけられました。日常を取り戻していく中でも、この気付きはしっかり持っていきたいです。
WWD:支援活動自体に対する世間の考え方も、10年前に比べるとかなり変わってきた。
紗栄子:それは強く感じますね。今は経営者の方でも声を出して支援を行っている人がすごく多いです。表に出る人間が言葉に出し、行動で示していくことはムード作りにつながる。母親として、誰かの善意が批判の声でつぶされることのない世の中になってほしいと思います。批判されるリスクを抱えながらも発信している人は、みんな同じように考えているんじゃないですか。私が過去に行ってきた支援活動においても、みんなに(被災地の状況などを)知ってもらいたくてSNSに投稿した結果、アプローチのタイミングがまずくて誤解を呼んでしまったことが何回もありました。その都度学んで、どうするべきかを身につけてきた。世の中の受け止め方が変わっていくきっかけの一つに自分がなれていたらいいんですけどね。支援してくださる方には誠実でありたい。今後は寄付金がどこでどのように使われたのかや、収支についても公表していきたいと思っています。
WWD:芸能人やインフルエンサーなどの間でも、最近は自分の考えや意思を表明し、動こうとする人が増えてきた印象だ。
紗栄子:芸能活動の王道ラインに乗っていると、さまざまな契約関係もあって(意思を表明することで)各所に迷惑をかけることがあります。これまではタレント本人を守るためにも「何も言わないように」と(事務所側はタレントに)言ってきたと思う。でも今はSNSで(消費者と)ダイレクトにつながって、考えを伝えることができる時代。タレントも意思を持っている人間で、その思いを発していかないと生き残ることができなくなっている。そうは言っても、芸能界はまだまだ声を発するのが難しい世界。だからこそ、もっともっと変わっていってほしいと思っています。もちろんそれは、タレント個人がリスクを抱えるということでもある。守ってくれる存在がなくなって、迷惑もたくさんたくさん掛けるかもしれませんが、フレキシブルに発信や発言ができたらと思って私は事務所を離れ、フリーになりました。
WWD:5月29日に「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」(マッシュホールディングス)のインスタライブに登場し、販売を盛り上げるなど、ファッションやビューティ企業のサポートも行っている。
紗栄子:自粛期間中は、ものを買うことや経済を回すことが悪いことのように思われている時期もありましたが、買い物をすることは悪いことではないはず。インスタライブ中に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のオーガニックコットンのパジャマを羽織ってみて、気持ちいいなと感じました。ファッションは物欲を満たすというだけでなく、心の健康を保つという側面も持っています。状況や環境によって、今はファッションを楽しむことができる人とできない人がいますが、できる人のことを批判して潰してしまうのはよくない。どんな業種も今は大変でしょうが、ファッション業界も新型コロナの影響は本当に大きかったと思います。働かれている方は厳しいこともあると思う。でも、ファッションを必要としている方はたくさんいるので、それを思い出して負けないでくださいとお伝えしたいです。私としても、微々たる力ですが業界をサポートできればと思って、インスタライブなどに出させていただいています。
WWD:今後立ち上げを目指しているというライフスタイルECはどんなものになる?
紗栄子:今急ピッチで開発を進めています。実は農業などの第一次産業にも以前から興味があるんです。農産物の販売会などに私がいると集客の面でお手伝いができるので、食育も兼ねてそういう場に子どもと一緒にお邪魔して、農家さんとはお付き合いを重ねてきました。自分自身でも畑をやりたいですし、自身や地域の農家さんが作った有機栽培などの野菜をECの定期購買でお届けしたい。自分の畑で採れた素材でファッションアイテムを作ることも考えています。植物療法学を学んでいるので、植物の力を生かした化粧品なども作っていきたいですね。モノ作りが好きなので、今は作るということを自分のライフワークに取り入れようとしているところです。オリジナルだけでなく、メーカーから仕入れる商品も含めて、売り上げの一部を寄付や寄贈にまわすようなECの形を今構想中です。
支援活動は人のために行うものですが、活動の中で自分自身も社会や人とのつながりによって生かされていると再認識します。だから、いただくものの方が実はすごく多いんです。私は人のために動くことができる自分を好き。そんなふうに、自己肯定にもつながります。ある被災地で支援した方たちが、今度別の場所で災害が起こった際に力を貸してくださったりもする。そうやって人の気持ちがつながっていく。機会があれば、みんなにも是非ボランティアや支援活動に参加してみてほしいです。
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アーバンリサーチが6月12日に、異種複合型新業態の「ザ グッドランド マーケット(THE GOODLAND MARKET)」をスタートさせる。サステナビリティの観点から、会社の倉庫で眠っているリソースを活用したアパレルアイテムや家具などを販売する。
第1弾となる今回は、社内のデッドストック衣料をリメークしたTシャツやジャンプスーツなどのアパレルアイテムと、過去に買い付けした中古の什器や家具などを販売する。希望者は物流倉庫で現物を見ることが可能。公式ECサイト内のポップアップストア(特設ページ)で取り扱う。
今後は物に対する従来の価値観を刷新することを目的に、社内外のメーカーやブランド、クリエイターらと協働して商品開発を行なっていく。
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「カリマー(KARRIMOR)」が2020年春夏コレクションを発表した。
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「ナイキ(NIKE)」は6月11日に、工場や消費者の廃棄物からプロダクトを作るナイキの実験的フットウエアコレクション“ナイキ スペース ヒッピー”を発売する。販売は「ナイキ」のオンラインストア「SNKRS」と青山のナイキラボ MA5で行う。これは、サステナブルな行動と大胆なデザインを融合させる試みで、従来同様のシューレースを使ったものやシューレースのないデザインを含む4つのスタイル(1万5400~2万1450円)をそろえ、それぞれユニークな美しさやフィット感を提供する。
85~90%のリサイクルポリエステルを含む“宇宙ゴミの糸”と呼ぶ糸や、「ナイキ」の“ズームXフォーム”や“ナイキ フォーム”、“ナイキ グラインド ラバー”のスクラップを混合した“クレーター フォーム”を用いて炭素排出量を抑えている。
開発を手掛けたノア・マーフィー・ラインヘルツ(Noah Murphy-Reinhertz)=イノベーション サステナビリティ デザイン リードに話を聞いた。
WWD:“スペース ヒッピー”を発売するにあたり、“宇宙ゴミ”という表現がとても印象的だったが、なぜ“宇宙ゴミ”と名付けたのか?
ノア・マーフィー・ラインヘルツ=イノベーション サステナビリティ デザイン リード(以下、ラインヘルツ):“スペースジャンク(宇宙ゴミ)”は、「ナイキ」の工場の床に落ちたスクラップ素材の愛称で、これを“スペース ヒッピー”の大胆なデザインに変身させている。先進的なランニングシューズを作るときには、そこで発生するゴミでさえ本当にテクニカルなものになるから。
“宇宙”と結びついたのは、ブレーンストーミングをするために、みんなでいろいろな素材を持ち寄ってそれぞれが違う素材を糊でくっつけたり、結び合わせたり、不思議な素材から何ができるかを考えていたときだった。誰かが、「もし私たちが宇宙にいたとすれば、自分でシューズを作ったり直したりしなくてはいけないよね。そんなときみんなならどうする?」と発言した。ちょうど、映画の「オデッセイ(The Martian)」を観たばかりで、しかもオレゴンで大規模な日食があった直後でもあったから、宇宙と結びついたいろんな発想が生まれたんだ。
そして「彼の宇宙ステーションがヤバイ状態になっているから、彼はジャガイモを育て始めているよ。自給自足しているけれど、でも宇宙なんだよね。なんだか、宇宙にいるヒッピーみたいだね」「それはおかしいね。絶対あるわけない」などと冗談を言って笑い合っていた。その直後に“Space Hippie”と書いたワッペンやTシャツを作ったんだけど、それが皆にとてもうけたんだ。それから5~6カ月間、精妙な宇宙技術と即興的なイノベーションの間の微妙な関係を考える中から、シューズの姿が浮かんできた。それがプロダクト作りにつながっていった。
“スペース ヒッピー”の製造工程を紹介する動画
WWD:“スペース ヒッピー”は「ナイキ」が取り組むサステナビリティを表現したプロダクトの一つだが、デザイン&作る工程で特に重視した点は?
ラインヘルツ:コンセプトはシンプルで、まず自分たちの足元を見つめた上で創意工夫を凝らし、炭素排出ゼロ実現の未来を目指して廃棄物をフットウエアやアパレルに変えていく、ということ。宇宙探索の世界ではこれを「ISRU(In Site Resource Utilization/その場の資源の利用技術)」と呼んでいるが、そのアイデアを地球でも応用しようとしている。“スペース ヒッピー”では、廃棄物の可能性を見出して直接人と関わるものを作っているし、素材をまず前面に打ち出して、見る人に直接語りかけられるようにしている。
“スペース ヒッピー”のフライニットの糸は、水のプラスチックボトル、Tシャツや糸くずなどの再生素材から100%作られていて、染色工程を省いているため、原料そのものの色や素材感が残っている。シューズの全てのパーツから物語が伝わり、炭素排出ゼロを実現するためのISRUのアイデアが強く伝わるようにしたいと考えた。
ソール素材の“クレーター フォーム”には、“ナイキ グラインド ラバー”を15%と“ズームXフォーム”の端材を100%リサイクルしたものを混ぜ合わせることで、これまで以上にサステナブルで、街を探索するときにも軽さと反発感を実感してもらえるはず。見た目も、青いパテにゴミからできた紙吹雪が散らされたように仕上げた。独創的かつ魅力的で、このシューズは何からどうやって作られたのだろうと思わせる仕上がりでしょう?
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「メゾンキツネ(MAISON KITSUNE)」は6月11日に、日本初のカフェ併設の店舗を京都の新風館にオープンする。
「メゾンキツネ」のショップ、そして同ブランドが手掛ける「カフェ キツネ(CAFE KITSUNE)」はどちらも2013年から日本に出店しているが、一体となった業態は国内初だ。
店内のデザインはブランド共同設立者の黒木理也が担当し、木材、銅とマーブルを多用した。オープンを記念し、クリエイティブ・ディレクターでもある黒木がデザインしたTシャツ(1万4000円)とスエットシャツ(2万4000円)を販売する。生産は国内の工場で行っている。
新風館は日本初上陸となるアメリカ発の「エースホテル(ACE HOTEL)」などが入る複合施設で、京都・烏丸御池に同日、リニューアル開業する。
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「ネプラ(NEPLA.)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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ジャイルの地下一階は同社が輸入販売するデンマーク発インテリア「ヘイ(HAY)」の店舗と、サンフランシスコ発ビーン・トゥ・バーチョコレート「ダンデライオン チョコレート(DANDELION CHOCOLATE)」の店舗だったが、今回の移転を機にシボネと同ショップによるギャラリー兼プロモーションスペースであるコネクト(CONNECT)が併設された。コネクトでは国内外のアーティストやデザイナーの作品およびブランドの新作などを展示するほか、音楽、本、植物、食などに関する商品も販売。初回はグラフィックアーティストのよしろっとん(YOSHIROTTEN)が率いるヤール(YAR)による映像インスタレーション展を行う。
シボネでは、“未来のアンティーク、これからのクラシック”をコンセプトに、一点一点異なるユニークな家具やオブジェなどを販売する。今回の改装で売り場が縮小した「ヘイ」は今夏にオンラインショップ開設を予定している。
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2020年プレ・フォール・コレクションを発表した。
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2020年プレ・フォール・コレクションを発表した。
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オンワード樫山は、EC専業ブランド「アンクレイヴ(UNCRAVE)」の関西初となるポップアップストアを阪急うめだ本店4階で6月16日まで開催している。目玉は天然素材の風合いと機能性を両立した、麻とレーヨン混紡素材の新作セットアップ。同ブランドのセットアップは、2月のブランドスタートからこの間の好調をけん引する売れ筋アイテムとなっている。
「アンクレイヴ」は“むやみに欲しがらない”の意。働く女性を意識してジャケットを軸に同素材のパンツ、ワンピース、スカートなどをベーシックなカラーでそろえ、着回しで訴求する。同社の百貨店ブランドを手掛ける提携工場による生産で高い品質を実現しながら、店舗を持たないことで値ごろな価格も両立している。クリエイティブディレクターには東原妙子氏、プロモーションなどのプロデューサーには宮井雅史氏を起用。2月からオンワードグループの公式EC「オンワード・クローゼット」で販売を開始し、コロナ前に組んだ販売計画を上回って推移している(6月10日時点)。
阪急うめだ本店でのポップアップストアで先行販売している新作のセットアップは、強撚糸を使用し、しなやかなタッチとストレッチ性が特徴の “クリスピーリネンシリーズ”。オフィス使用も想定してジャケット(1万9000円)、ハイウエストスカート(1万2000円)、サスペンダーパンツ(1万3000円)、ワンピース(1万6000円)を企画した。よりソフトな風合いを楽しめ、家庭洗濯も可能な“スパンツイルシリーズ”はサロペット、開襟オールインワン、ワンピースとオフスタイルでも楽しめるラインアップだ(いずれも1万8000円)。
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高島屋は6月10日に、和紙の特徴や効果を活かした“夏仕様のマスク”を公式オンラインストアで発売した。マスク着用時のムレや暑さを軽減したほか、一日着用時に匂いがこもることから消臭性にも気を配った。サイズは、普通(1枚、1500円)、小さめ(1枚、1500円)、子ども用(1枚、1300円)の3サイズ展開となる。また高島屋店頭では3日から発売しており、日本橋店や新宿店、横浜店、大阪店などで販売している。
マスクは、デリケートな肌にも優しい素材を使用し、フィット感とスッキリ感を追求したオリジナルのパターンをもとに製作。ノーズワイヤーで、より高いフィット性を実現したほか、夏の快適性を重視した2重構造に仕上げた(表面:和紙57%、綿43%の天竺、裏面:和紙100%モスリン)。またストレスフリーのゴム紐を採用した。
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シューズプロデューサーの長嶋正樹とブリットハウス(東京、岩山雅洋社長)は6月11日、東京の東急池上線雪が谷大塚駅そばに、1891年創業の米国のシューズブランド「ボールバンド(BALL BAND)」の初の単独店舗をオープンする。当初、3月末の開店を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて延期した。売り場面積は約18平方メートルで、初年度売り上げ目標は2000万円。
長嶋は2010年に「ボールバンド」の日本における商標権を取得。店舗オープンを機にブランドを3つに分類し、起源であるバルカナイズド製法のスニーカーからなる“ボールバンド”(9800円~)、これまでトレーディングポストが「マークブーツ(MARK BOOTS)」という別のブランド名で展開していた革靴を“ボールバンド・ドレス”(3万9000円~)とし、ブーツを“ボールバンド・アウトドア”(4万円~)として集約する。“ボールバンド・ドレス”と“ボールバンド・アウトドア”に用いられる革は全て手染めのイタリア製で、カラーオーダーも受け付ける。長嶋は「価格については最終調整中だが、各商品の1.5倍ほどを想定している」とし、今秋をめどに木型製作から行うフルオーダーもスタートさせる考えだ。また同店では、革小物ブランド「ブリットハウス(BRIT HOUSE)」の財布(1万1500円~)やトートバッグ(2万8000円~)もラインアップする。
長嶋は、1966年に靴小売り大手のチヨダに入社。84年に独立してトレーディングポストを設立し、同名の靴のセレクトショップを始めた。その後、「アシックス(ASICS)」や「リーバイス(LEVI’S)」の事業にも携わり、2000年にトレーディングポスト事業を売却。新たにシューズブランド「山長」をスタート(翌01年に三陽商会と提携して「三陽山長」に改名)させた。
そして長嶋のライフワークとも言えるのが、プラット式グッドイヤー製法で、これは1997年に特許を取得。その後も改良を重ね、現在はボールバンド式プラットグッドイヤー製法を特許出願中だ。「これまではコバが出てしまい、どうしても武骨に見えてしまっていた。新たな製法ではドレス感がアップした」と説明する。最大の特徴はグッドイヤー製法の革靴とは思えない軽さと柔軟性で、「まるでスニーカーのように屈曲する」。アッパーと中底とウエルトを手作業ですくい縫いし、インソールとアウトソールの間にコルクを入れることでクッション性を高めている。生産はベトナムだが、あくまでポジティブな選択だという。「こんなに手間のかかる作業を日本国内で引き受けてくれる工場はない。仮に実現できたとしても、価格は3倍はするだろう」と言い、「日本とベトナムの間には、革靴についての関税や輸入枠の設定がない」とビジネス的メリットについても述べる。
■ボールバンド
オープン日:6月11日
時間:11:00〜19:00
定休日:月曜日
住所:東京都大田区南雪谷1-4-10 1階
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滋賀県守山市にある旭化成の守山製造所で、6月10日13時40分ごろ爆発事故が発生した。リチウムイオン電池のセパレータなどを扱うハイポア工場の休止設備の撤去工事中に起きたもので、初期消火などにより火災には至らなかったいたものの、工事委託会社に所属する作業員1人が巻き込まれ、救急搬送先の病院で15時前に死亡が確認された。事故原因や物的被害は調査中という。
守山製造所は旭化成の主要拠点として、高付加価値の機能繊維やエレクトロニクス向け高機能素材などの生産、開発を行っている。
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老舗インナーメーカーのタカギが手掛ける「ボディヒンツ(BODYHINTS)」では、“シルク マスク 無縫製 ナイトケア おやすみマスク”を公式サイトで販売している。保湿性、吸放湿性に優れたシルクを使用しているのでのどや鼻腔内の乾燥を防ぐため、就寝用として最適だが、外出用としても使用可能だ。
シルク66%、ナイロン30%、ポリウレタン4%の特殊弾性糸は肌に当たらない編み立てで、滑らかな肌触りで敏感肌でも快適に着用できる。鼻やあごの形に添って立体的に編み立てているので、フィットしてずれにくく、長時間着用してもストレスフリーだ。スリット部分に抗ウイルスフィルターやシートを挿入することもできる。色はピンクとグレーの2色で価格は各1980円。
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ヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」と「WWDビューティ」、それに人気美容師たちがワンチームとなって取り組んだプロジェクト「#部屋WeGo」。すでに「WWD JAPAN.COM」でもそのプロジェクトについては伝えてきた。緊急事態宣言が解除された今、それが「#HairWeGo」プロジェクトとなって、全国に新たな広がりを見せており、多くの美容師が「#HairWeGo」のハッシュタグで「久しぶりにサロンに来店するお客さまに提案したい、前向きになれるヘアスタイルや、今夏に提案したいトレンドスタイル」といったテーマで投稿を行っている。
全国を9つのエリアに分け、これまで7つのエリアの人気美容師による夏にぴったりな髪を紹介してきたが、今回の九州でいよいよ8エリア目。これまでの投稿を踏まえた上で、新たなアレンジの提案などもあるので要注目だ。「セル( CELL)」の松下賢治代表は、気分を一新させる鮮やかなピンクカラースタイルを投稿。同サロンの江口さおりスタイリストは、難しいと思われがちなフィッシュボーンのアレンジを分かりやすい動画で紹介している。「デイジー(Daisy)」の矢冨カレンスタイリストは、パーマやアレンジ、巻き下ろしなどと相性抜群のレイヤースタイルを提案。「バブ(BABE)」のmegumiスタイリストは、「切りたいわけではないけれど何かを変えたい」という人に向け、後れ毛やうぶ毛、レイヤーなどで顔周りに動きを作るだけで雰囲気が変わることをレクチャーしている。“九州のトレンド発信地”ともいわれる福岡からの提案もあり、是非参考にして髪から気分を変え、今年の夏を満喫してもらいたい。
もともと「#HairWeGo」は、“あなたらしい髪の美しさを通して、すべての人の前向きな一歩をサポートする”ことを理念に掲げる「パンテーン」が、髪を通して、ひとりひとりの個性の尊重について考えるきっかけづくりとして2018年から展開しているキャンペーン。自粛期間中は「#部屋WeGo」プロジェクトとして展開。「新型コロナウイルスの流行により、多くの方が自宅で過ごす中、髪を通して日本中のおうち時間を少しでも明るく過ごせること」を願って始めたプロジェクトで、業界を代表する美容師たちが賛同し、自身のSNSで「お部屋で楽しむヘアスタイリングやヘアアレンジなど髪から明るくなれるアイデア」を提案していた。「#部屋WeGo」は5月末の時点で、インスタグラムだけで800件近くの投稿があり、全国の美容師を巻き込むムーブメントとなっている。
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アメリカで黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件から、全米で「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」の抗議活動が続いている。数百年にわたって行われた構造的な黒人差別に対して怒りや無念さが爆発した今回の動きを受けて、いよいよアメリカが大きく変わるのかもしれない。
新型コロナウイルスに感染するリスクがある中、抗議運動には多様な背景を持つ人々が声を上げるために集まっている。さまざまな人種や世代の人たちがアメリカ社会の根底にある構造的な不均衡や経済格差に対して、手を取り合って抗議しているのだ。ここでは変化の渦中にあるアメリカの様子を、フォトグラファーたちによる写真で紹介する。
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エキップが展開する「スック(SUQQU)」がフランスに初進出し、1号店を老舗百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)に6月9日にオープンした。同店が新たに設けた化粧品エリア、アトリエ マキアージュの一角で、製品のみならずブランド独自のユニークなマッサージメソッド“顔筋マッサージ”を行うキャビンスペースも設けた。
導入時には日本でも人気の「マスキュレイト マッサージ&クリーム」(200g、88ユーロ=約1万800円)をはじめ約180SKUをそろえている。
同ブランドは。2003年に誕生。06年6月にタイ、同年10月にUK、15年12月に台湾、17年3月に韓国に進出。今回が5カ国目となる。UKでは、高い製品クオリティーと独自のコンセプト、オリエンタルな切り口で好評を得ており、セルフリッジ(SELFRIDGES) ロンドン店で日本発ブランドとしては随一の存在感を示すなど順調にビジネスを拡大。ブランド認知も上昇していることから欧州での展開を加速させ、グローバルブランドとしてプレステージ性を高めて、ビジネスの拡大を図る。
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仕事や家事、子育てなど忙しい女性にとって、月に1回ほどという頻度の高いグレイカラーはときにハードルになってしまうことも。そんな多忙な女性たちに向けて、プロフェッショナルヘアメーカーのナプラは従来30分ほどかかるグレイカラーの放置時間を10分に短縮できる「エヌドット クイックカラー」と「ナシードカラー 〈クイック グレイカラー〉」を提案する。時短という点では、新型コロナウイルスの影響によってできるだけサロンでの施術時間を短縮したいという新たなニーズも満たし、サロンの効率化にもつながる。「クイックカラーはサロンとお客さま双方にとってプラスの効果を生む」という本田泰伸「ニュートラル プロデュースド バイ ガーデン(NEUTRAL produced by GARDEN)」統括マネージャーに話を聞いた。
10分の放置タイムで
白髪をしっかり染めあげる
従来のカラー剤に比べて短時間で白髪を染め上げるクイックカラー。放置時間が短いことはもちろん、染まりの良さも好評だ。「導入した当初はスタッフの人数が少なかったこともありクイックカラーというものがあると知って、効率化を考えました。従来のカラー剤では30分置いても染まりが甘いなと思うことがありましたが、クイックカラーはしっかり染まって10分あれば流せるので大きいです。今では約9割のお客さまにクイックカラーを使用しているため、もう当たり前のアイテムになっています。時短という側面だけでなく、染まりの良さという点からもおすすめです」と本田統括マネージャーは話す。グレイヘア用の「エヌドットカラー 〈クイック〉」は全21色、「ナシードカラー 〈クイック グレイカラー〉」は全30色と豊富な色展開により、ほとんどのお客さまに対応できる点も魅力だ。
きちんと染まることが
グレイカラーは一番喜ばれる
「お客さまにはクイックカラーで時短で染まるとアピールするのではなく、染まりやすいカラー剤であると話をしています。ダメージも少なくきちんと染まるので、当サロンでは『エヌドット』は仕上がりの良さからプラス料金を設定しています」と本田統括マネージャー。また、「グレイカラーをするお客さまにとって一番大事なことはしっかり染まるか。美容師にとって早く染まることは利点だと思いますが、ナプラのクイックカラーの染まりの良さはお客さまにとってもプラスです」と語る。
久しぶりの美容室だから
全部整えたいというお客さまも
5月1日から営業を再開した「ニュートラル プロデュースド バイ ガーデン」。「施術時間を短くしたいというお客さまはもちろんいます。営業再開から1カ月ほどたって、せっかくサロンに来たのだから全部やっていきたいというお客さまが多くなってきました。ただやはり時間は早めに仕上げてほしいというお客さまも多いですね」と本田統括マネージャー。サロンに割ける限られた時間の中でもカラーの放置時間が短縮できることで、デザインカラーやトリートメントなどプラスメニューも可能に。短時間でも顧客が望むメニューを我慢させることなくかなえることができるかという点は今後ますます求められる。
ナプラが提案する
2つのクイックカラー
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「エヌドットカラー 〈クイック〉」は、L-システインがメラニンバランスをコントロールすることで明るさをキープした色味表現と、スピーディーに染め上げる染着力を実現。ダブルタンパク質が艶のある仕上がりをかなえる。5種のオーガニックハーブエキスと6種のハーブエキスを配合し髪をいたわり、透明感のある仕上がりに。「ナシードカラー 〈クイック グレイカラー〉」は、マカダミアナッツオイルとグレープシードオイルを配合し毛髪に浸透、潤いを保持し、手触りの良い滑らかな質感へと導く。さらに、6種類のオーガニックハーブエキスとハーブエキスを配合。豊富なカラー展開でお客さまのなりたいイメージをかなえる。
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シューズメーカーの「ダイアナ(DIANA)」は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、エッセンシャルワーカー(医療従事者、運送業者、公共交通機関の職員、スーパーやドラッグストアなどの小売業者、電気ガス水道などのインフラ業者ら)にスニーカー1000足を無償で提供する。
対象品はウィメンズのスニーカーで、サイズは21.5~25.5cmで白とピンクの2色を用意。必要とするエッセンシャルワーカーはブランド公式サイトの応募フォームから申請ができ、受付期間は6月9~15日まで。発送は7月下旬を予定する。
同社は「私たちが日常生活を送る上で欠かせない仕事に担ってくださっているエッセンシャルワーカーの皆さまに心より感謝申し上げます。少しでも気分が和らぎ、新しい日常への糧となれば幸いです」とコメントしている。
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美容家の佐伯チズ氏が6月5日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)により死去した。3月23日にALSの罹患を公表し、車椅子生活になったことを報告しつつも「今後も可能な限り活動を行う」とコメントを寄せてから、わずか2カ月半。日本で“美容家”の礎を築き、多くの女性に美を届けてきたレジェントは、多くの人に惜しまれながら76歳でその生涯を閉じた。2018年10月18日号の「WWDビューティ」の美容家特集で佐伯氏にインタビューを行った際、生い立ちから美容に目覚めたきっかけまで、予定していた取材時間を大幅に超過するほど語っていただいた。その時のコメントを引用しつつ、故人の功績を振り返る。
佐伯氏は取材時、幼少期の思い出について「父は愛人のところへ行き、水商売をしていた母も別の男と恋愛をした。育ててくれたのは祖父母だった」とその生い立ちを振り返った。両親と縁の薄い暮らしの中で佐伯氏は自立心を育んだという。美容への興味をかきたてたのは、大阪北区の曽根崎でスタンド割烹を営んでいた叔母の存在だった。「銭湯で体を清めた後、美容室で髪を結い上げ化粧をして着物を着ると、婆が娘に変わった。その変貌を見て美容にはなんという力があるんだろうと思わされた」。
高校卒業後はOLとして勤務していたが、美容への情熱が捨て切れず20歳の時に牛山美容文化学園(現ハリウッド美容専門学校)に入学し、美容師免許を取得。美容室で働いた後、67年に結婚したばかりの夫や恩師である牛山喜久子校長の勧めもあり、当時、日本初の直営サロンを作ろうとしていた「ゲラン(GUERLAIN)」に就職する。美容師免許を持っていた佐伯氏は「技術者からトレーナーまでなんでもこなした」といい、フランス本国から日本人で唯一のディプロマを授与されるほど活躍した。その後、84年に最愛の夫と死別し絶望を味わいつつも奮起。88年に「ディオール(DIOR)」に入社しインターナショナル・トレーニング・マネージャーに就任。定年まで勤め上げたのちにサロンを開き、“美肌師/美容家”としての活動をスタートさせた。
美容家としての活動は定年退職後の60歳からと遅咲きだが、その活躍は多くの人が知るところだ。メディア出演や書籍出版、スクールの立ち上げなどさまざまな活動の中で、手軽にビューティアップがかなう美容テクニックの数々は仕事や子育てに追われる女性たちから支持され、年齢を超越した肌の美しさと気品のある佇まいは見る人を引きつけた。また、口から放たれる前向きな言葉は多くの女性たちに勇気と自信を与え、美容本以外にも「願えば、かなう。」(講談社2006年)、「ひとり涙の法則夢追いの法則」(大和書房07年)など多くの人生哲学本を発行。女性の生き方の道しるべにもなった。
佐伯氏は「ゲラン」在籍時に「人を美しくするには偽物ではだめ。本物でなければならない」と感じたという。1人でも多くの女性たちの肌や心に美を注ぎ込み、一人一人の人生に輝きを与えたいという信念は、美容家としての活動の柱だった。その姿勢はALSを公表した際の動画で「もっと自分を大切にね。自分らしくなるのよ」と涙を流しながらファンに訴えた姿からも分かる。
18年の取材では「75歳から80歳まではこれまでにできなかったことを行う5年間にしたい」と語り、全国各地で「美肌塾」と題したセミナーを精力的に行っていた。また、その後のプランとして「80歳からは憧れのオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)のようにボランティア活動を行いたい」と目を輝かせていたが、その夢はかなわなかった。しかし、7月には遺作となる書籍「夢は薬諦めは毒」(宝島社)が発売になるという。偉大な美容家は病に侵されながらもその信念を胸に、最後の最後まで女性の美と人生を応援し続けた。
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イタリア発の「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は6月16日〜7月21日、ポップアップストアを東京・渋谷の渋谷パルコ1階にオープンする。面積57平方メートルの同店は、ブランドを象徴する“イントレチャート”(編み込み技法)をイメージしたペールピンクの壁が囲み、LEDのブランドロゴが目印だ。インテリアは白い壁とピンクコンクリートの床が明るい雰囲気で、大理石の天板を合わせたスチール棚や、レザーのベンチ、サテンのような質感の青いディスプレーテーブルなどの什器や家具が並ぶ。
取り扱うのはウエアやバッグ、シューズ、スモールレザーグッズなどのメンズとウィメンズの最新コレクション。同店のオープンを記念して、2020年プレ・フォール・コレクションのメンズのキャンバスバッグとダッフルバッグ、ウィメンズのミニホーボーバッグの限定色を先行販売する。
■「ボッテガ・ヴェネタ」ポップアップストア
期間:6月16日〜7月21日
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 1階
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「WWDビューティ」の5月28日号では、毎年恒例企画「オーガニック・ナチュラルコスメ特集」をお送りした。2015年に国連機関で「SDGs」と「パリ協定」が採択されて以降、サステナビリティへの関心は年々高まっている。そこで今号は、持続可能な農業生産法の一つとされるオーガニック(有機栽培)原料を用いる化粧品ブランドに取材し、製造から販売までサプライチェーン全体で取り組む環境対策にフォーカスを当てた。
世界が抱える環境問題はさまざまあるが、地球全体の気候を大きく変える気候変動を引き起こす地球温暖化は優先すべき課題とされている。16年に発効し今年が実施初年となる「パリ協定」でも、CO2をはじめとした温室効果ガス排出削減の長期目標として、気温上昇を2℃より十分下方に抑えるとともに、1.5℃に抑える努力を継続することが盛り込まれている。
石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料は、燃焼させてエネルギーを得る際に大量のCO2を排出することから、オーガニック化粧品を展開する企業でも“エネルギー供給の低炭素化”あるいは“電源の非化石化”を進める動きは活発だ。メイクアップブランドの「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」や国産オーガニックスキンケアの「チャント ア チャーム(CHANT A CHARM)」を製造・販売するネイチャーズウェイは昨年、名古屋にある本社と工場で使用する電力を自然エネルギー(再生可能エネルギー)100%由来の電気に切り替えた。
また、エスティ ローダー グループの「アヴェダ(AVAEDA)」も早期に再生可能エネルギーの活用に乗り出した。アメリカ・ミネソタにある本社の屋根に太陽光パネルを試験的に設置したのは12年のことだ。今では、本社敷地内の約1万4500平方メートルの広さに2900の太陽光パネルを設置して、38キロワットのオフィス電力をまかなっている。主要工場においては、06年から100%風力発電で製造。さらに電力使用による温室効果ガス排出量を、風力発電会社からのクレジット購入により米国内でオフセット(相殺)している。
これらの企業はエネルギー供給源を見直すほかにも、さまざまな視点からCO2排出量削減に取り組む。ネイチャーズウェイでは省エネルギー推進のため、整理整頓、清掃を徹底して製造不良発生件数を削減することに努めている。製造工程ではいったん加熱乳化を行いその後冷却するという一般的な化粧品の製法を避け、処方設計の工夫により一部製品を非加熱で製造する。また、工場、本社、物流倉庫間の輸送に、排ガスを25%削減するトラックを導入し、オンラインショップではCO2発生量の少ない紙を緩衝材に使用している。「アヴェダ」では製品を各国に輸送する際、空輸よりもCO2排出量の少ない船便の使用が基本だ。
輸送時の環境負荷には多くのブランドが注意を払っており、スイス生まれの老舗ブランド「ヴェレダ(WELEDA)」では、一部の製品でボトルをガラス瓶からプラスチックに変更した。海洋プラスチックごみが問題視されている中で、なぜ?と思えるが、重量が軽いプラスチックの方が輸送時のCO2排出を含め環境負荷が少ないと判断してのことだ。同ブランドは現在スイス、フランス、ドイツなどの重要拠点のオフィスおよび製造工場において、太陽光発電、風力発電などを中心とした100%グリーンエネルギーを使用。事業活動全体で総合的に負荷を低減する選択を模索している。
植林によるCO2削減に取り組む企業もある。ビーバイ・イーが展開する国産エシカルヘアケアの「凜恋」は、10年からボトル売り上げ1本につき1円を森林の増加や環境保全などを行う団体に寄付している。20年5月時点で累計植林本数は1523本になり、年間のCO2吸収量16.8トンを実現した。
森林の減少は地球温暖化の要因となるもので、森林開発による大規模プランテーションで生産されるパーム油を使わないなど、原料調達に配慮することで地球温暖化対策に取り組んでいる企業も多く見られた。
今回の特集で取材した環境経済学の専門家、馬奈木俊介・九州大学大学院工学研究院教授によれば、欧米では石炭火力発電によるエネルギーを使う企業への融資を行わない取り決めがあり、環境スコアを上げようとしない企業は融資対象から外すという流れになっているという。上記のように、日本の企業を含めて多くのオーガニック関連企業が環境保全に対応した取り組みを行っているにも関わらず、それが周知の事実とは言い難い。今後、サステナビリティを意識した事業展開を加速していく中で、融資を受ける場面も出てくるだろう。そうしたことも踏まえ、企業は自社で取り組んでいる環境対策をどう“見える化”し、社内外に発信していくかも課題となりそうだ。
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ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。大半の小売店が営業を再開したものの、新型コロナウイルスの脅威は過ぎ去ったわけではない。現時点の課題は何なのか。
コロナ流行の第2波が危ぶまれる中での緊急事態宣言解除で商業施設の休業も明け、アパレル販売は再起動したが、ようやく眠りから醒めた売り場の品ぞろえは魅力的とは言い難い。休業前の品ぞろえからリフレッシュできないまま再開した店舗も少なからず見られるからだ。加えて、コロナ感染の危機は去ったわけではなく第2波の兆候も見られるから、顧客と従業員の感染防止に細かく配慮した運営を強いられ、コロナ以前のような効率は当分、望めそうもない。
休業を余儀なくされていた間も刻々と商品は陳腐化していたわけで、営業している地方や郊外の店舗、ECの出荷倉庫に移すなり、地方や郊外に店舗がなければ臨時の催事会場を確保したり、ECにしても販売スタッフによるSNS発信を広げたりチャット接客やビデオ接客を導入したりと、やるべきことは山積していたはずだ。多くのスタッフが自宅待機になる中、幹部は時間も体もいくらあっても足らなかったのではないか。それでも処分しきれない在庫はバッタ屋に叩き売るしかないから、ギリギリまで奮闘されたに違いない。
資金繰り最優先にエクセルで予算組みしながら、秋口に持ち越せる在庫、休業明けまで店舗に残す在庫、地方店や郊外店に回す在庫、ECで値引き販売する在庫、二次流通に放出して換金する在庫、と商品を仕分けなければならない。データ上だけでなく実品を見て触って議論して仕分けていく作業が、休業で空調も止まった店舗や倉庫で延々と続くのだから、マスクを外せないまま汗だくの作業になったに違いない。
仕分け予算の基準となる資金繰りも、固定家賃の減額や免除、支払猶予など家賃交渉や仕入代金支払いのヘッジ、雇用調整助成金の申請手続きと支給タイミング、銀行との融資枠交渉などで二転三転するから、仕分け直しや在庫の再移動も生じる。そんな奮闘もコロナ感染におびえながらだから、ストレスは想像に余りある。経営トップから各分野の幹部まで、いざ感染となって戦列を離れても任務を託せる代行者の設定も不可欠だったはずだ。
そんなリスクと苦行を社員に強いるわけにはいかないとステイホームさせ、リモート会議と資料作り、外部とのメール交渉に終始して休業明けを迎えたアパレル企業も少なくなかったのではないか。ようやく眠りから醒めた売り場を見れば、その会社が休業期間中、どう動いていたか一目瞭然だ。
再開業したファッションビルや駅ビルの店頭を一周して在庫内容を検証したところ、手頃なアパレルチェーンの多くはローカル店舗が営業していたことも下支えし、何とか品ぞろえを夏向きにリフレッシュできていたが、大都市に店舗が集中してほとんどの店舗が休業していたセレクトショップや高感度ブランドはECに回しても消化しきれず、春物と初夏物のセールが売り場の大半を占めていた。
百貨店ではレナウンのブランドが処分セール一辺倒なのは致し方ないにしても、三陽商会のブランドや春のオケージョン商品が多いプレタ系のブランドも休業前からの在庫が目立ち、百貨店自営のセレクト売場は休業前の在庫状態をそのまま引き摺っていた。大御所から若手までデザイナーブランドの大半は、休業中に売り場に入って在庫を引き上げた形跡さえない。再開業してもブランドイメージをはばかって値下げ訴求するブランドも限られるから、積み上がった在庫を一体どう換金するつもりなのか危ぶまれる。
値下げすれば地方や郊外の店舗で処分できた手頃なブランドはともかく、アウトレットモールも全て休業する中ではベターレンジ以上のブランドはECしか処分の方法がなく、新規投入の夏物で店頭の顔を作ったブランドも後方のストックや倉庫に春物と初夏物在庫を大量に抱えていると推察される。
百貨店アパレル各社は行き場を失った在庫の換金を急いでおり、営業再開と同時にセールに入るブランドも少なくない。セール時期正常化に固執してきた業界もこの惨状には抗し得ず、百貨店側も五月雨式の早期セール開始を容認しているが、これを契機に百貨店客の“正価離れ”が加速することは避けられない。これまでブランドイメージの毀損を恐れて二次流通に放出してこなかったブランドも、今回は背に腹は変えられず大量に放出しており、正価流通からオフプライス流通へ百貨店ブランドは分水嶺を越えてしまった。
外資系ではLVMH系ブランドの一部やインディテックス(INDITEX)系ブランドは春物在庫を引いて夏の顔に切り替えていたが、ケリング(KERING)系主要ブランドやイタリアのプレタブランドは休業前の在庫を引きずったままで、ウインドウディスプレイまで休業前のままというブランドもあった。休業期間中のリモート・マネジメントもともかく、本国から VMDスタッフが来日できないまま放置されているケースもあるようだ。コロナクライシスを契機にローカル分断が急進する中、ローカルスタッフへの権限委譲が問われたのではないか。
営業を再開しても感染リスクを抑えるべく細かく配慮した運営を強いられるから、これまでのような販売効率はもう望めない。もとより入店客数が少なかった郊外店などはともかく、多数の顧客が訪れて販売効率が高かったターミナルの店舗など、3密を避けた入店制限や試着室の利用制限で販売効率が低下するのは避けられない。
入店にあたっては体温チェックが不可欠だが、大型店では手持ちの非接触体温計で一人一人、測っていては渋滞して入店待ちの列が延々と伸びてしまうから、カメラとサーモセンサーを使った多人数対応の体温検知システムが必定だ。数万円〜十数万円の手頃なシステムが売り出されているから、大型店は導入を急ぐべきだろう。各店舗で入店を待たされる時間が重なればショッピングの時間も体力も浪費され、買い回れる店舗も少なくなってしまうから、館全体の問題として考えたい。
店内でもソーシャルディスタンスを確保しマスクやフェイスガードを装着しての接客は意思疎通に手間取るから、意外と時間を要する。実際に接客されてみると、マスク越しで聞き取れないので聞き直したり、聞こえる距離まで近寄ってしまうから、かえって冷や汗ものだ。試着もブースを間引いたり、使うたびに触る部分やハンガーを逐一、アルコール消毒する必要があるから、ピーク時の販売効率はかなり落ちる。ましてや第2波が現実となれば、前回の本リポートで指摘したような試着品の隔離や消毒という厳戒態勢を取らざるを得なくなり、試着がネックとなって販売効率はさらに落ちる。
マスクとフェイスガードを装着してのピリピリした接客は神経も体力もすり減らすから、これまでのシフト組みでは販売スタッフが疲弊してミスも多くなる。休息回数を増やし交代時のクロス時間を長めに取り、十分に休ませないと、疲労で防染作業が疎かになる。院内感染の多くは気を抜いた後方の休息室で起きたといわれるから、バックヤードでのマスク装着と朝夕の消毒は徹底されるべきだろう。
万一、感染が発生すれば再び休業をしいられるから、失うものはさらに大きくなる。現場任せにしないで、会社として防染ルールと手順を徹底し、十分な装備を支給するべきだ。
アパレル販売はほぼ2カ月間の休業を強いられ、売り上げが消えた一方で固定費や買掛金、中間納付消費税(前年の売り上げで先行徴収される)や従業員の休業補償など出費は止められず、行き場のない商品の価値は刻一刻と減価していくという地獄を見た。メディアはそんなアパレル業界の惨状を「コロナ禍のアパレル24社『余命』ランキング」(ダイヤモンドオンライン)などと突き放して書き立てているが、その計算は売上減少による運転資金の枯渇であり、休業による落ち込みが大きいほど、休業が長引くほど、手許の現預金が少ないほど危ないということになる。
上場アパレル各社の売上減少率と運転資金の逼迫度を検証すると、(1)都心の百貨店や駅ビル、ファッションビルなど休業期間が長い店舗の比率が高く、(2)日銭が入らず売上金の回収期間が長い消化取引やテナント出店の比率が高く、(3)棚卸資産の回転が遅く、(4)買掛金の支払いサイトが短い――という4条件がそろうほど危険度が高くなる。ダイヤモンドオンラインが「ユナイテッドアローズは余命3カ月」と槍玉にあげたのには理由があったわけだ。実際、同社の20年3月期決算における売掛債権回転日数は26.3日(うち商業施設売上金の未収期間は25.9日!)、棚卸資産回転日数は124.8日、買掛債権回転日数は51.0日、運転資金回転日数は100.1日だった。同社に限らず、駅ビルやSCといった高コストで日銭が入らない商業施設頼りの危うさを痛感したのではないか。
この4条件が揃っても、一方的に発注をキャンセルしたり引き取りを翌年!まで伸ばしたり、買掛金の支払いサイトを伸ばせば余命は確実に伸びる。コロナ危機に瀕して、実際にそんな暴挙を断行したセレクトチェーンもあった。
引き取りや支払いの遅延が広がれば、運転資金の逼迫は川上へ逆流していく。川上に押し付けた未引き取り在庫や支払いの遅延はサプライチェーンの体力を削ぎ、業界の開発力を根底から毀損してしまう。アパレルチェーンやアパレルメーカーもともかく、OEM(相手先ブランドの生産)業者やテキスタイルコンバータ、縫製工場など生産を支えるバックグラウンドの破綻が危ぶまれる。
ブランド力のあるアパレル企業の場合、手許の現預金が枯渇しても超過債務にならない限り、資本蓄積や収益力評価による借り入れが可能だから即、「余命」が尽きることにはならないが、アパレル各社のバランスシートは長年の販売不振で損耗が進んでおり、過半の企業は休業があと2〜3カ月も続けばアウトだった。飲食業界やイベント業界、ホテル・旅館・旅行業界などはアパレル以上に逼迫していたから、感染リスクが残る中も緊急事態宣言を解除せざるを得なかった。
感染リスクが残る中の営業再開だから、気を抜くと感染者が広がりかねないし、地域によっては第2波も始まっている。大都市圏で第2波が広がれば再休業は避けられず、それが2カ月にも及べば過半のアパレル企業が破綻する。負債の連鎖を考えれば、過半どころでは済まなくなるかもしれない。
待ちに待った再開業だが、甘く見るとカタルシスどころかジェノサイドになる。前回の本リポートで指摘したような防染対策を「神経過敏だ」とか「不安をあおる」とか否定的に見る意見もあるようだが、第2波が来れば本当に業界が絶滅してしまう。売上回復も必要だが、第2波を許せば皆、アウトになる。店頭の売り上げは多少犠牲にしても気も手も抜かず防染を徹底し、再び休業に追い込まれることがないよう隠忍自重してほしい。
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飲食店の運営などを手がけるトランジットジェネラルオフィスとビームスが共同でレストランにマネキンを設置し、客のソーシャル・ディスタンシングを守る「ソーシャル・ディスタンシングマネキンプロジェクト」を6月8日から27日まで実施している。
このプロジェクトは、トランジットジェネラルオフィスが運営する東京・恵比寿のモダンベトナム料理レストラン「ザ ピッグ アンド ザ レディ(THE PIG & THE LADY)」で実施しており、ビームスの春夏のアイテムを着た計8体のマネキンを座席に設置した。ビームスのスタッフがスタイリングを担当していて、毎週1回コーディネートを替えている。
なお、座席にはビームス公式オンラインショップのアイテムページにアクセスするQRコードがあり、マネキンが着用しているアイテムの情報が簡単に確認できる。
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「イヴ・サンローラン ボーテ(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」は7月24日、2020年秋冬コレクションを発売する。グローバル ビューティ ディレクターのトム・ぺシュー(Tom Pecheux)が手掛ける同コレクションは、「ヒドゥンテンプテーション(隠された誘惑)」と名付けられ、情熱的で官能的なシェードのアイシャドウパレット「アイパレット ヒドゥンテンプテーション」や、艶タイプのリキッドルージュ「ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム」のほか、ネイル、チークがそろっている。
今季は深みのあるバーガンディーやくすみピンク、きらびやかなシャンパンカラーなど、「YSL」がモットーとするラグジュアリーでエッジーなカラーが豊富だ。マスク着用でアイメイクに注目が集まるが、「YSL」ではリップにフォーカスしたい。リップは深いカラーが新2色そろうが、これまでよりもちょっとくすんだピンクやパープルがちょっと大人の女性を演出してくれそう。艶やかな仕上がりは健在で、初心者の人も試す価値ありだ。また、人気モデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)が初めて「YSL」のビジュアルに登場した時はホットピンクのリップで初々しいイメージがあったが、今回はセンシュアルなメイクを施され、ずいぶん大人っぽくなった印象だ。
さらにリップでは、8月7日にマットの新作「タトワージュ クチュール ベルベットクリーム」も出る。はっきりとした色だが、指でぼかせばすりガラスのような柔らかな仕上がりになり、唇の地となじんで使いやすさ抜群。もちろん乾燥もせず、色写りしなそうなのがマスクが手放せない今、ポイントだ。これは、個人的ベストコスメの候補に入れておきたい一品だ。
そのほか、処方が進化して登場する9月4日発売のクッションファンデーション「アンクル ド ポー ルクッションN」は、パッケージがカギだ。キルティング加工した「YSL」の人気バッグをイメージしたようなデザインで、パッケージにはビーガンレザーを用いてサステナブルを加速させている。ビーガンだからサステナブルとは限らないが、こういったプレステージブランドのエシカルな取り組みにも注目しておきたい。
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イスラエル発の自然派コスメブランド「ラリン(LALINE)」は、販売員が公式オンラインサイト上でお客をリアルタイムで接客できるアプリツールを導入した。ルミネエスト新宿店のほか有楽町マルイ、タカシマヤゲートタワーモール、ルクアイーレ、札幌パセオ店の5店舗に先行で展開し順次拡大していく。
アプリツールはテキストメッセージやチャット、ビデオ通話を通して店頭の販売員とお客がコミュニケーションをとれる「ヒーロー(R)(HERO(R))」で、公式オンラインサイト上で接客を行うものだ。対象店舗の販売員がマンツーマンでお客からの質問に回答するなど自宅にいながらリアル店舗でしか味わえない購買体験を提供する。
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「エチュードハウス(ETUDE HOUSE)」は、「ロフト」での取り扱いを始めた。ロフト渋谷店のほか、銀座、横浜、仙台、町田店での販売となる。同ブランドがバラエティーショップで展開するのは初めて。
ロフトではアイシャドウ・ティント・アイシャドウブラシをセットにした数量限定のスペシャルキット「ストロベリーブロッサムキット」(3900円)のほか、6月発売の新商品、同ブランドのベストセラー製品を中心に展開する。スペシャルキットは新鮮なイチゴの果汁をイメージしたピンクをベースに、目元から口元まで統一感のあるベリーカラーのメイクが楽しめる提案だ。
韓国のビューティ企業アモーレパシフィックグループが展開する「エチュードハウス」は、韓国で330店舗、日本を含むアジア10カ国で220店舗を展開するメイクアップブランドだ。若者を中心に人気を博しており、日本では全国42の直営店舗とブランド公式オンラインサイトで販売している。今回、バラエティーショップで展開することで、より幅広い層にリースするのが狙いだろう。
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ケリング アイウエアは「クロエ(CHLOE)」と、アイウエアのデザイン、生産、販売におけるパートナーシップ契約を締結した。ファーストコレクションは9月にパリで行われる予定の国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」で発表した後、来年1月に発売される予定で、ウィメンズのサングラスと眼鏡フレームのほか子ども用もある。「クロエ」のアイウエアはこれまでの9年間、アメリカのマーションアイウエア(MARCHON EYEWEAR)が手掛けていた。
2017年に設立されたケリング アイウエアは、イタリア・ベニスから約1時間の場所にある17世紀に建てられたヴィラに本社を置き、「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などケリング傘下のブランドのアイウエアを内製している。「クロエ」を傘下に持つコンパニーフィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINACIERE RICHEMONT以下、リシュモン)と17年に資本提携し、すでに「カルティエ(CARTIER)」と「モンブラン(MONTBLANC)」のアイウエアも手掛けている。
ロベルト・ヴェドヴォット(Robero Vedovotto)=ケリング アイウエア最高経営責任者(CEO)は、「われわれの使命は、アイウエア分野において各ブランドの存在感を強めて、潜在能力を最大限に引き出し、ラグジュアリーファッション分野をリードするブランドとして確立することだ」と話し、リシュモンとのパートナーシップも強化する方針だ。
「クロエ」のリカルド・ベッリーニ(Riccardo Bellini)CEOは、「われわれの目標は、アイウエアのラグジュアリー分野における『クロエ』の強い地位を確立することだ。この野心的ビジョンを共有しているケリング アイウエアは、『クロエ』のアイウエアビジネスを次のレベルに引き上げることができる有力な戦略的パートナーになると信じている」と期待感を示した。
リシュモンとの契約の一つとしてケリング アイウエアは、240人が就業するフランスのシュシー・アン・ブリ(SUCY-EN-BRIE)にある工場マニュファクチュール カルティエ リュネット(MANIFACTURE CARTIER LUNETTES)を、マニュファクチュール ケリング アイウエア(MANIFACTURE KERING EYEWEAR)と名前を変えて運営している。
ケリング アイウエアの19年12月期の売上高は、前期比18%増の5億9600万ユーロ(約700億円)で、地域別の売り上げ構成比率はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)が25%、アメリカが20%、アジア太平洋が15%、その他が40%で、各地域が2ケタ成長した。
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「グッチ(GUCCI)」は6月9日、ウェブサイト「グッチ エクリブリウム(GUCCI EQUILIBRIUM)」をリニューアルし、同サイトと連携するかたちで、サステナビリティに関するコンテンツに特化したインスタグラムアカウントを開設した。
2018年に始まった「グッチ エクリブリウム」ではこれまで“人々”と“地球”を2大テーマとし、環境負荷の削減や自然保護活動、人権問題などに対する「グッチ」の取り組みを網羅的に紹介してきた。今後は同テーマを引き継ぎながら、立ち上げたインスタグラムと結びつけ、より多様な人々のメッセージを発信することでコミュニティーの連携を促進していく。リニューアルした新しいサイトロゴはアーティストのMP5がデザインした。さらに、公式ウェブサイト上にはサステナビリティ施策に対する理解を促進するために、約400点のアイテムのサステナビリティ情報を確認することができる新しいアイコンを設けた。
また「グッチ」は同日、19年度の環境損益計算書を公開し、事業全体の環境負荷を前年比において21%削減したことを発表した。今回の結果は、15年の結果を基準値として25年までにグッチの直営事業所およびサプライチェーン全体による環境負荷を40%削減し、温室効果ガス排出量を50%削減するという目標を前倒しで達成しつつあることを示している。
最高経営責任者のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)は「グッチは、あらゆる不正や差別を許さずにより公正な未来を築くことを最重要課題としている。現在の起きていることを見つめ、人種差別を撲滅し、平等のために戦うという私たちの揺るぎないコミットメントは、今やさらに強くなっている。私たちは企業として、人々のため、そし事業全体の本質のために、前向きな変化を生み出すことに引き続き注力していく。またグローバルブランドとして、コミュニティーと協力し変化を促す責任を負っている。『グッチ エクリブリウム』を通してコミュニティの声を結集し、ともに前進する道を示したい」とコメントした。
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米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日に、黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けてアメリカで始まった抗議運動は、9日現在も止まることなく、変革を求める声は大きくなり続けている。人種差別と警察による暴力行為に抗議する一連の動きに俳優やアーティストなど多くの著名人が賛同する中、ファッション業界では企業トップらも共に問題の解決に取り組む意思を表明している。
ここでは、5日からの週末に行われたニューヨーク市での「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」抗議のシーンをポラロイドに写し、デモの参加者自身がそれにキャプションを書いたものをまとめる。
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TSIホールディングス傘下のサンエー・インターナショナルは、百貨店向けウィメンズブランド「ナチュラルビューティー(NATURAL BEAUTY)」事業を終了する。8日、公式サイトでECを含む全店舗の閉鎖を発表した。店舗ごとの最終営業日は後日、同サイト上で告知する。なお、グループ会社のサンエー・ビーディーが運営するSC・ファッションビル向け姉妹ブランド「ナチュラルビューティーベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC)」と「エヌ ナチュラルビューティーベーシック(N. NATURAL BEAUTY BASIC)」は事業を継続する。
「ナチュラルビューティー」は1991年に旧サンエー・インターナショナルが設立。デザイナーの沢田みゆき氏による“自然で美しいリアルクローズ”をコンセプトに、20代後半~30代女性に向けてきれい目のスタイルを提案してきた。東京スタイルとの経営統合によるTSIホールディングス発足(2011年6月)後は、19年3月までは事業会社の東京スタイル、それ以降はサンエー・インターナショナルが運営し、6月9日時点で百貨店を中心に全18店舗を展開している。
TSIホールディングスは新型コロナウイルスで経営環境が厳しくなる中、コスト構造改革の一環として将来性のある事業の厳選と投資の集中を進めている。同ブランドについては、長年の課題だった百貨店の中間層離れもあり、収益性が低下する中で廃止を決めた。20年春夏には高級ラインの“エレ ナチュラルビューティー”がデビューしたばかりだった。
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バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!
今日ご紹介するのはウィメンズバイヤー熊澤がおすすめする<バーニーズ ニューヨーク>のウッドトイシリーズとベビーウェアです!
木のぬくもりを大切にし、お子様の感性を育むウッドトイシリーズは、ブロックタイプとスタッキングタイプの2種類をご用意しています。
ライオンモチーフがキュートなパッケージは、ギフトとしてもおすすめです。
毎シーズン人気のベビーウェアセットは、忙しい朝でも簡単にコーディネートが完成いたします。
女の子用はドレスとブルマのセット、男の子用はシャツとパンツのセットで、それぞれおそろいの柄のリバーシブルハットをご用意しています。
UV加工がほどこされたハットは、強い日射しからもお子様の頭を守ってくれるため、これからの時季に欠かせないアイテムです。
ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。
BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>
ウッドブロックセット
ウッドスタッキングトイ
https://onlinestore.barneys.co.jp/baby/baby_toy/2125486.html?dwvar_2125486_color=0000?2020_bjyoutube
ガールズウェア2点セット
フラワープリントハット
ボーイズウェア2点セット
ストライプ柄ハット
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2020_bjyoutube
次回の更新をお楽しみに!
自宅で過ごすことが増え、スキンケアやセルフケアに費やす時間が増えたという人も多いのではないだろうか。ゆっくり肌と向き合うことができる分、美容家電を活用してワンランク上のスキンケアを目指してみてはいかがだろう。
美容家電をリードするブランド「パナソニック ビューティ」は、心地よさと効果の高さを両立させた高機能な製品を多数展開している。温冷美容の“スチーマー ナノケア”をはじめ、新しくなってパワーアップした新イオンエフェクターなど、“おうち美容”を底上げする人気美容家電に注目だ。
“スチーマー ナノケア”で基本の
ケアを底上げ
フェイスラインは
“温感かっさ”でアプローチ
トラブルの少ない美しい肌を目指すためには、スキンケアの基本となるうるおいの質を高めて肌の土台が整えることが大切だ。温スチームと冷ミストの温冷美容で肌にうるおいを与える“スチーマー ナノケア EH-SA9A”は、ナノサイズの温スチームが肌の角質層まで浸透し、微細なミストが肌を引き締めることでキメの整ったハリとうるおいに満ちた肌に導いてくれる人気美容家電だ。温冷が自動で切り替わる5つのコースを備え、メイクのりをよくする皮脂ケアコースや、肌の揺らぎが気になるときに最適なバリア肌コースなど、悩みや目的に合わせて選べ、おうちにいながらまるで本格エステのようなスキンケアができる。さらに、温スチームによってディープクレンジングも可能で、いつものクレンジングでは落としきれない毛穴の奥の汚れまですっきりと落とし、肌を柔らかく整えてスキンケアの効果も高める。
フェイスラインが気になる場合には“ドレナージュ※1美顔器 温感かっさ”でのケアが効果的だ。4つのカーブが頬や目元などケアしたい部分にフィットし、まるで指のようなタッチと約37と40℃から選べるほっとくつろぐ温感と心地よいリズムでフェイスラインにアプローチする。“スチーマー ナノケア”と一緒に使うことで肌のふっくら感、もちもち感※2がアップし、より高い実感を得られる。
新イオンエフェクターで
いつものケアにもっとうるおいを
肌のうるおいやハリ不足など悩みに積極的にアプローチしたい場合は、導入美顔器でのスペシャルケアがおすすめだ。パワーアップして新登場した“導入※3美顔器 イオンエフェクター〈高浸透※3タイプ〉”は、手塗りでのケアよりも美容成分の浸透性を高めてくれるので、肌にさらなるうるおいとハリ感を与え乾燥小ジワも※4も目立たない理想の素肌へ導いてくれる。プレケアと導入を行う2つのヘッドが特徴で、最初にプレケアヘッドを使用することで角質層に通り道を作り、浸透しにくいヒアルロン酸やコラーゲンなど分子の大きい美容成分を浸透しやすくする。そのあとにイオンヘッドで導入ケアを行うことで、より効果的に化粧品の成分を肌の角質層まで届けることを可能にした。シートマスクの上から使用すれば、忙しい朝など時間がないときでも時短ケアが可能に。
プレケア、保湿、ブライトニング、マルチ、スキンクリア、クールと保湿から急速冷却の引き締めまでできる6つのモードから肌の状態に合わせて選択できるため使い方も簡単。紫外線が強くなるこれからの季節はビタミンC、ビタミンC誘導体と保湿成分を一度に浸透させる新搭載のマルチモードが最適だ。プレケアモードでケアしたあとに、ビタミンC、ビタミンC誘導体を含む化粧品と併せて使うことでうるおいのある明るい肌を目指せる。
新イオンエフェクター
愛用の声続々
1 / 10
スキンケアはいつも通りなのに、イオンエフェクターを使用すると肌のハリがアップした印象に。シートマスクの上から使うともっちりとした肌に仕上がり、よりうるおいを実感できます。その日のスキンケアや肌のコンディションに合わせて6つのモードから選べるので使い方も簡単。クールモードは暑くなるこれからの季節にぴったりです。
導入美顔器のイオンエフェクターはおうちで毎日簡単に続けられるのがポイント。お肌の状態と悩みによって6種類のモードで使い分けできてすごく優秀!私は乾燥肌なんですが、手でのスキンケアより美容成分が浸透するのを感じ、ふっくらもちもちなお肌を実感しました。
自宅で初めて導入美顔器を使いました。使った直後の肌のうるおいとハリはもちろん、朝起きたときの肌が普段よりもトーンアップしました。毎晩のパックもイオンエフェクターを使うことでより保湿力が上がり、美容成分の浸透も感じます。最後のクールモードで肌を引き締めるのが気持ちよくて、時間をかけて肌を労いたわることが本当に大事だなと思いました。スキンケアに欠かせないアイテムです!
美顔器はこれまでもたくさん使ってきましたが、このイオンエフェクターはほんのり温かくなるのがとっても好きです!そして一台でさまざまなケアができるのもうれしいです。特に乾燥肌の私には保湿モード、そしてずぼらなところもあるのでマルチモードもとても便利です。シートマスクの上からできるケアもスペシャル感があってうれしいですね。手放せなくなりそうです。
ずっと悩んでいた美顔器。お肌のツヤや保湿、シワ改善、望むものが多くて何を使っていいか分からなかったけど、一台で6役というのがすごい!使い方もすごく簡単で、スキンクリアモードで落とし切れなかった汚れがコットンに付いているときは感動しました。手だけではケアしきれなかったところまで浸透させてくれるから、同じ化粧水なのに保湿力もアップして翌日の朝も化粧ノリがいい。ずっと愛用していきたい一台です。
最初に使ってみて驚いたのは、一瞬でもちもちな肌になったことです。いつもの化粧品がしっかり浸透し、肌に透明感が出て心踊りました!本当に簡単で短時間で完了してしまうエステ……手放せなくなりそうです。毎日のように朝と夜のスキンケアタイムに取り入れていて、これからの肌の変化にわくわくしています。
わたしのわがままな肌悩みを柔軟に受け止めて、マルチに対処する賢者のように心強い美顔器。イオンエフェクターを導入することによって、今までのスキンケアアイテムを変えることなく、かゆいところに手が届くのは痛快で驚きでした。近ごろは肌のゆらぎが気になっていたので、心強い相棒に出会えてうれしいです。
まず軽い!思わず声が出ました。イオンヘッドが三角形で目の周りや小鼻まで触れられるのでとても使いやすいです。普段愛用しているスキンケアやシートマスクがイオンエフェクターと一緒に使えるのもうれしいですね。これ一台でいろんなモードが使えて、スキンケアの時間がさらに楽しくなりました。使用後の肌はトーンアップしてハリ感が出ます。ケアをしっかり行ったという満足感もあり、気分が上がります!
普段使っているスキンケアアイテムの美容成分を肌の角質層までしっかり浸透させてくれるので、お肌の調子がよくなっているのを感じます。6つのモードが搭載されているのでお肌の悩みに合わせて使えるのもうれしい!シートマスクの上から使うとよりうるおってスペシャルケアにぴったり。これからはブライトニングモードや引き締めに効果的なクールモードも活用して暑い夏を乗り越えたいです。
イオンエフェクターを使うと、いつものスキンケアがワンラックアップ!手塗りと比べていつもの化粧品がしっかり浸透して、うるおいのある肌に仕上がります。じっくりと肌と向き合えるおうち時間にぴったりの美顔器です。
※個人の感想です。効果には個人差があります。
ライブ配信で小田切ヒロが
レクチャー
ゲストに
GENKINGが登場!
「パナソニック ビューティ」と「WWD JAPAN.com」は6月4日にライブ配信を行った。ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロ、モデルの鈴木友菜、スペシャルゲストにGENKINGを迎え、“スチーマー ナノケア” “ドレナージュ※1美顔器 温感かっさ”“導入※3美顔器 イオンエフェクター”を使ったセルフケアの方法を紹介した。GNKINGは普段から「パナソニック ビューティ」の美容家電を愛用しており、仕事の現場にも欠かさず持っていくという。小田切もヘアメイクの現場で使用しており、「スチーマーを使用すると肌のクオリティが変わり、メイクのりも良くなります。さらにイオンエフェクターを使うとうるおいと生命力があふれる肌に仕上がり、ベースメイクも崩れにくくなります」と語り、効果に信頼を寄せているという。
さらに、GENKINGは「おうちでの時間が長い今だからこそ、スチーマーや美顔器を使ってより念入りなスキンケアをして気分をあげてほしいですね」と述べ、小田切も「美容家電を取り入れて、ワンランク上のおうち美容を体験してみてください」とコメント。本格エステのようなスキンケアをかなえる最新の美容家電で、おうち美容を充実させてみてはいかがだろうか。
※1ドレナージュとはエステの手技の名称
※2角質層がうるおうことによる
※3角質層まで
※4効能評価試験済み
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自宅で過ごすことが増え、スキンケアやセルフケアに費やす時間が増えたという人も多いのではないだろうか。ゆっくり肌と向き合うことができる分、美容家電を活用してワンランク上のスキンケアを目指してみてはいかがだろう。
美容家電をリードするブランド「パナソニック ビューティ」は、心地よさと効果の高さを両立させた高機能な製品を多数展開している。温冷美容の“スチーマー ナノケア”をはじめ、新しくなってパワーアップした新イオンエフェクターなど、“おうち美容”を底上げする人気美容家電に注目だ。
“スチーマー ナノケア”で基本の
ケアを底上げ
フェイスラインは
“温感かっさ”でアプローチ
トラブルの少ない美しい肌を目指すためには、スキンケアの基本となるうるおいの質を高めて肌の土台が整えることが大切だ。温スチームと冷ミストの温冷美容で肌にうるおいを与える“スチーマー ナノケア EH-SA9A”は、ナノサイズの温スチームが肌の角質層まで浸透し、微細なミストが肌を引き締めることでキメの整ったハリとうるおいに満ちた肌に導いてくれる人気美容家電だ。温冷が自動で切り替わる5つのコースを備え、メイクのりをよくする皮脂ケアコースや、肌の揺らぎが気になるときに最適なバリア肌コースなど、悩みや目的に合わせて選べ、おうちにいながらまるで本格エステのようなスキンケアができる。さらに、温スチームによってディープクレンジングも可能で、いつものクレンジングでは落としきれない毛穴の奥の汚れまですっきりと落とし、肌を柔らかく整えてスキンケアの効果も高める。
フェイスラインが気になる場合には“ドレナージュ※1美顔器 温感かっさ”でのケアが効果的だ。4つのカーブが頬や目元などケアしたい部分にフィットし、まるで指のようなタッチと約37と40℃から選べるほっとくつろぐ温感と心地よいリズムでフェイスラインにアプローチする。“スチーマー ナノケア”と一緒に使うことで肌のふっくら感、もちもち感※2がアップし、より高い実感を得られる。
新イオンエフェクターで
いつものケアにもっとうるおいを
肌のうるおいやハリ不足など悩みに積極的にアプローチしたい場合は、導入美顔器でのスペシャルケアがおすすめだ。パワーアップして新登場した“導入※3美顔器 イオンエフェクター〈高浸透※3タイプ〉”は、手塗りでのケアよりも美容成分の浸透性を高めてくれるので、肌にさらなるうるおいとハリ感を与え乾燥小ジワも※4も目立たない理想の素肌へ導いてくれる。プレケアと導入を行う2つのヘッドが特徴で、最初にプレケアヘッドを使用することで角質層に通り道を作り、浸透しにくいヒアルロン酸やコラーゲンなど分子の大きい美容成分を浸透しやすくする。そのあとにイオンヘッドで導入ケアを行うことで、より効果的に化粧品の成分を肌の角質層まで届けることを可能にした。シートマスクの上から使用すれば、忙しい朝など時間がないときでも時短ケアが可能に。
プレケア、保湿、ブライトニング、マルチ、スキンクリア、クールと保湿から急速冷却の引き締めまでできる6つのモードから肌の状態に合わせて選択できるため使い方も簡単。紫外線が強くなるこれからの季節はビタミンC、ビタミンC誘導体と保湿成分を一度に浸透させる新搭載のマルチモードが最適だ。プレケアモードでケアしたあとに、ビタミンC、ビタミンC誘導体を含む化粧品と併せて使うことでうるおいのある明るい肌を目指せる。
新イオンエフェクター
愛用の声続々
1 / 10
スキンケアはいつも通りなのに、イオンエフェクターを使用すると肌のハリがアップした印象に。シートマスクの上から使うともっちりとした肌に仕上がり、よりうるおいを実感できます。その日のスキンケアや肌のコンディションに合わせて6つのモードから選べるので使い方も簡単。クールモードは暑くなるこれからの季節にぴったりです。
導入美顔器のイオンエフェクターはおうちで毎日簡単に続けられるのがポイント。お肌の状態と悩みによって6種類のモードで使い分けできてすごく優秀!私は乾燥肌なんですが、手でのスキンケアより美容成分が浸透するのを感じ、ふっくらもちもちなお肌を実感しました。
自宅で初めて導入美顔器を使いました。使った直後の肌のうるおいとハリはもちろん、朝起きたときの肌が普段よりもトーンアップしました。毎晩のパックもイオンエフェクターを使うことでより保湿力が上がり、美容成分の浸透も感じます。最後のクールモードで肌を引き締めるのが気持ちよくて、時間をかけて肌を労いたわることが本当に大事だなと思いました。スキンケアに欠かせないアイテムです!
美顔器はこれまでもたくさん使ってきましたが、このイオンエフェクターはほんのり温かくなるのがとっても好きです!そして一台でさまざまなケアができるのもうれしいです。特に乾燥肌の私には保湿モード、そしてずぼらなところもあるのでマルチモードもとても便利です。シートマスクの上からできるケアもスペシャル感があってうれしいですね。手放せなくなりそうです。
ずっと悩んでいた美顔器。お肌のツヤや保湿、シワ改善、望むものが多くて何を使っていいか分からなかったけど、一台で6役というのがすごい!使い方もすごく簡単で、スキンクリアモードで落とし切れなかった汚れがコットンに付いているときは感動しました。手だけではケアしきれなかったところまで浸透させてくれるから、同じ化粧水なのに保湿力もアップして翌日の朝も化粧ノリがいい。ずっと愛用していきたい一台です。
最初に使ってみて驚いたのは、一瞬でもちもちな肌になったことです。いつもの化粧品がしっかり浸透し、肌に透明感が出て心踊りました!本当に簡単で短時間で完了してしまうエステ……手放せなくなりそうです。毎日のように朝と夜のスキンケアタイムに取り入れていて、これからの肌の変化にわくわくしています。
わたしのわがままな肌悩みを柔軟に受け止めて、マルチに対処する賢者のように心強い美顔器。イオンエフェクターを導入することによって、今までのスキンケアアイテムを変えることなく、かゆいところに手が届くのは痛快で驚きでした。近ごろは肌のゆらぎが気になっていたので、心強い相棒に出会えてうれしいです。
まず軽い!思わず声が出ました。イオンヘッドが三角形で目の周りや小鼻まで触れられるのでとても使いやすいです。普段愛用しているスキンケアやシートマスクがイオンエフェクターと一緒に使えるのもうれしいですね。これ一台でいろんなモードが使えて、スキンケアの時間がさらに楽しくなりました。使用後の肌はトーンアップしてハリ感が出ます。ケアをしっかり行ったという満足感もあり、気分が上がります!
普段使っているスキンケアアイテムの美容成分を肌の角質層までしっかり浸透させてくれるので、お肌の調子がよくなっているのを感じます。6つのモードが搭載されているのでお肌の悩みに合わせて使えるのもうれしい!シートマスクの上から使うとよりうるおってスペシャルケアにぴったり。これからはブライトニングモードや引き締めに効果的なクールモードも活用して暑い夏を乗り越えたいです。
イオンエフェクターを使うと、いつものスキンケアがワンラックアップ!手塗りと比べていつもの化粧品がしっかり浸透して、うるおいのある肌に仕上がります。じっくりと肌と向き合えるおうち時間にぴったりの美顔器です。
※個人の感想です。効果には個人差があります。
ライブ配信で小田切ヒロが
レクチャー
ゲストに
GENKINGが登場!
「パナソニック ビューティ」と「WWD JAPAN.com」は6月4日にライブ配信を行った。ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロ、モデルの鈴木友菜、スペシャルゲストにGENKINGを迎え、“スチーマー ナノケア” “ドレナージュ※1美顔器 温感かっさ”“導入※3美顔器 イオンエフェクター”を使ったセルフケアの方法を紹介した。GNKINGは普段から「パナソニック ビューティ」の美容家電を愛用しており、仕事の現場にも欠かさず持っていくという。小田切もヘアメイクの現場で使用しており、「スチーマーを使用すると肌のクオリティが変わり、メイクのりも良くなります。さらにイオンエフェクターを使うとうるおいと生命力があふれる肌に仕上がり、ベースメイクも崩れにくくなります」と語り、効果に信頼を寄せているという。
さらに、GENKINGは「おうちでの時間が長い今だからこそ、スチーマーや美顔器を使ってより念入りなスキンケアをして気分をあげてほしいですね」と述べ、小田切も「美容家電を取り入れて、ワンランク上のおうち美容を体験してみてください」とコメント。本格エステのようなスキンケアをかなえる最新の美容家電で、おうち美容を充実させてみてはいかがだろうか。
※1ドレナージュとはエステの手技の名称
※2角質層がうるおうことによる
※3角質層まで
※4効能評価試験済み
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