7月豪雨の復興支援へ「スナイデル」がチャリティーTシャツを発売

 マッシュスタイルラボの「スナイデル(SNIDEL)」は、7月に九州を襲った豪雨災害の復興支援のチャリティー企画として、フォトグラファーのSAEKA SHIMADAと協業し製作したグラフィックTシャツ3型を8月17日に発売した。ブランドEC、および同社公式EC「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で受注販売している。

 SAEKA SHIMADAは1993年熊本出身。2015年からウェブメディア「ドロップ トーキョー」にフォトグラファーとして参画し、そのほかファッションショーやブランドのルックブック、カタログ撮影などを手掛けている。

 今回製作したTシャツのグラフィックは、ロサンゼルスの「砂漠のアート」として有名なサルヴェーションマウンテン、同じくロスの道端に置かれた花束、ダウンタウンの風景を撮影したものの3種。フリーサイズで各3600円。売上金の一部は被災地に寄付する。

 同社はそのほかにも豪雨災害の復興支援として、長野県喬木村に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のバスタオル500枚、フェイスタオル200枚などを配布している。

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カウズの巨大アートプロジェクト第5弾の舞台は宇宙 360度全周囲ビデオカメラで記録

 ニューヨークを拠点に活動するアーティストのカウズ(KAWS)とクリエイティブスタジオのオールライツリザーブド(ALLRIGHTSRESERVED以下、ARR)は8月17日に、2018年からソウル、台北、香港、日本で展開してきた巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS: HOLIDAY)」の第5弾を発表した。

 「カウズ:ホリデイ」は、カウズの代表的なキャラクターである「コンパニオン(COMPANION)」の巨大アートワークが“世界中を旅する”というコンセプトのプロジェクトだ。17年にカウズがエスケイ・ラム(SK LAM)ARRクリエイティブ・ディレクターに送った1枚のイラストをきっかけにスタート。18年7〜8月に開催した1都市目のソウルでは巨大コンパニオンが石村湖に浮かべられ、その後、19年1月に台北、19年3月に香港でも同様のアートワークが設置された。日本では19年7月に、静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」で開催した。

 今回は宇宙を舞台に、宇宙服を着用した「コンパニオン」が探測気球を利用し、41.5km(136、296フィート)の成層圏(地球を取り巻く対流圏の上層)に突入。超高速で上昇し、無重力状態で誰もいない宇宙を約2時間かけて彷徨い地球に帰還した。この飛行プロセスは360度全周囲ビデオカメラで記録された。

 カウズは、「今年はさまざまなプロジェクトのキャンセルが相次ぐ中、家から安心して楽しめるものを制作したいと考えていた。今年は私が『コンパニオン』を初めて制作してから20周年の記念すべき年だ。なので、色々な制限がある状況の中で、何か特別なものを制作しなければならないと感じていた。ここ数カ月閉じこめられているような気持ちだったが、このようなプロジェクトがそういった現実から逃避する機会を与えてくれた」と語る。

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「エンノイ」 × 「スタイリスト私物」 コラボなのに“あまり目立たない”Tシャツ発売

 ファッションブランド「エンノイ(ENNOY)」は、スタイリストの山本康一郎が手掛ける「スタイリスト私物」とのコラボTシャツ(7500円)を発売する。ブラックとホワイトの2色、M、L、XLの3サイズをそろえる。8月20〜22日に「エンノイ」オンラインストアで抽選応募を受け付け、23日に結果を発表し、順次配送する。応募は1色につき1点まで。

 「自分で着るからあんまり目立たなくてもいいのです」という山本のリクエストで、ボディーと同色でブランドロゴを刺しゅうした。通常は左胸にあしらっているところを右胸に配置したり、左右反転させた鏡文字で縫い付けたりと、ウィットに富んだ雰囲気に仕上げている。ボディーは、厚手のコットン生地とネックの詰まりが人気のアルスタイル社製を使用。既存のものより着丈を短くしたのも特徴だ。

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わざわざ行く価値あり 世界の名品や民芸品がそろうイデー トーキョー

 インテリアブランド「イデー(IDEE)」は8月3日、JR東京駅構内にあるグランスタ東京の地下1階に新コンセプトストアのイデー トーキョー(IDEE TOKYO)をオープンした。“世界の名品”“民芸・工芸”“日常上質”“ニュークリエーション”“オリジナル&限定アイテム”という5つのテーマを掲げ、プロダクトデザイナーの深澤直人監修のもと、5人のバイヤーによるえりすぐりの食品やテーブル&キッチンウエア、ファッション、アクセサリー、雑貨、家具など幅広いラインアップをそろえる。モノトーンで統一された166平方メートルの店内のデザインは左右対称で、ミニマルで落ち着いた空間になっており、奥にはギャラリースペースがある。ギャラリーでは毎月テーマ―を替えて、独自の編集で国内外のクリエイターの展覧会などを開催。9月1日まで、陶芸家の黒田泰蔵による個展「不完全な完全」が開かれている。

 「イデー」のテーマは、“生活の探求、美意識のある暮らし”。それをさらに突き詰め、“見たことがなかったいいデザイン”や“気づいていなかったいいもの”集めたのがイデー トーキョーだ。永遠の定番ともいえるシェーカーボックスや機能美に溢れる木村硝子のグラスのような日用品から、コルクなどを使用したサステナブルなシューズ「ビルケンシュトック(BIRKENSTOK)」のサンダル、スイス発家具「ヴィトラ(VITRA)」のジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)が手がけた名作チェアまで、商品の背景にあるストーリーや意味が明確なものばかりだ。店内ではスタッフが商品一つ一つの背景をていねいに説明してくれる。どこかで見たことのあるものばかりではない。1970年代の名作家具“ボビーワゴン”を手掛けたジョエ・コロンボ(Joe Colombo)がデザインした「スフェリコ(SFERICO)」のグラスなど新たな発見もある。中にはツゲのくしや耳かき、数珠といったものもあり、店内を見ていて飽きない。「イデー」は良品計画の一事業部であるため、「無印良品(MUJI)」の定番品の店舗オリジナル商品も販売している。お土産やギフトをはじめ、自身の生活を豊かにする厳選された品々がそろっている。

 多くの人が行き交うJR東京駅という場所柄か、グランスタ東京のテナントは飲食店がほとんどだ。そんな中で、イデー トーキョーは国内外のえりすぐりの“いいもの”に出合える場所として存在感を放っている。

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「コス」がサステナブルなスポーツウエアをそろえた“ザ アクティブ コレクション フォー メン”を発売

 H&Mグループの「コス(COS)」は8月17日、5月に発売したウィメンズ向け“アクティブ・コレクション”に続き、メンズコレクション“ザ アクティブ コレクション フォー メン”の第1弾を公式オンラインサイト限定で発売した。

 アイテムは、ランニングショーツ(6819円)やランニングジャケット(1万3637円)などのスポーツウエアのほか、アスレジャースタイルにも使えるプルオーバージャケット(1万2273円)やベスト(7728円)、Tシャツ(3546円)などの定番アイテムをそろえる。ダークグリーンやネイビー、ピスタチオグリーンなどを基調としたミニマルなデザインで、素材は環境に配慮したリサイクルポリエステルやリサイクルナイロン、オーガニックコットンなどを使用した。第2弾は10月5日に発売を予定している。

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アイウエア企業シャルマンのフェースシールド販売が10万個突破 ネコ耳型カチューシャの新モデル発売

 福井県のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に公式オンラインショップで発売し、累計10万個以上を販売した。現在、関東甲信越地区のローソンでも販売され、さらに売り上げを伸ばしている。

 さらにこのたび、従来のモデルに使用する高性能フィルムと、ネコ耳型カチューシャのフレームを新しく発売した。

 同社によると「大手百貨店やコンビニエンスストアの接客業務や教育の現場等で使用され、圧迫感が少なく、特に女性にとって掛け外しのわずらわしさが少ないことなどで好評を得た。一方で長時間使用する方にとっては、フィルム面の反射による映り込みの軽減やより視界をすっきりさせたいなど多くのニーズが明らかになり、それを満たす高機能フィルムと新デザインのフレームを追加することとなった」という。

 この高性能フィルムは医療現場でも使用されている全光線透過率99%、反射率0.7%で、高い透明感と低反射・曇り止め効果によって眼鏡やマスクの映り込みがなく、終日の使用にも快適とのこと。価格は、高性能フィルム(2枚入り)が1400円、「シャルマン シールド」のフレーム単品が700円。

 また、「シャルマン シールド」のカチューシャタイプの新デザインも発売した。掛けたときの額への負担が少なく、掛け外しが簡単で、ずれにくく、化粧もくずれにくいコームが付いたネコ耳型であることが特徴だ。価格は、フレーム1個と高機能フィルム1枚のセットが1800円、カチューシャ型専用の高機能フィルム(2枚入り)が2200円。東京・銀座の直営店、シャルマン 銀座並木通りでも販売する。

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「サカイ」と「ポーター」がコラボ トートバッグ、バックパックなど全4型

 「サカイ(SACAI)」は8月19日に、吉田カバンの「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションバッグを「サカイ」公式ECサイトで先行発売する。「サカイ」実店舗での発売は11月以降の予定だ。

 「ポーター」定番のヘルメットバッグをベースにしたトートバッグのスモール(3万9000円)、ミディアム(5万4000円)、ラージ(6万3000円)と、左右非対称のポケットが特徴的なバックパック(7万2000円)を用意した。「サカイ」オリジナルのファスナーを採用し、ブランドのロゴも配した。ブラック、グレイ×ブルー、カーキ×ネイビーの3色展開で、グレイ×ブルーは公式ECサイト限定の取り扱いだ。

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コペンハーゲンが示したファッション・ウイークの新たな可能性 世界に先駆けリアル&デジタルで開催

 北欧最大のファッション・ウィークとして知られるコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(以下、CFW)が8月10〜12日に開催された。新型コロナウイルスの感染拡大により各都市のファッション・ウイークがリアルでの開催を断念する中、CFWは7月上旬にフィジカルとデジタルの両方での開催を発表。デンマークは欧州の中でも早くから国境を閉鎖し、在宅勤務に加えて商業施設や飲食店の閉鎖などを実施した。現在は欧州の他国に比べて厳しい外出制限はなく、筆者が住むフランスからデンマークへの入国が可能になったため、今季のCFWに参加することができた。

デジタル、フィジカル、
ハイブリッドの3種

 今季は3日間のスケジュールにデンマークを中心とする北欧の32ブランドが参加した。毎シーズン注目度の高いセシル・バンセン(Cecilie Bahnsen)は第1子出産を終えたばかりのため不参加だったが、イギリス発の「リクソー(RIXO)」が初参加したほか、「ガニー(GANNI)」「バイ マレーヌ ビルガー(BY MALENE BIRGER)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」などの常連組はいつも通りに名を連ねた。発表形式はデジタル、フィジカル、ハイブリッドの3種類に分けられ、デジタルで参加した11ブランドは専用のオンラインプラットフォーム「cphfw72h」で2分前後のイメージ映像を公開した。映像の後には各都市のジャーナリストがホストを務めてデザイナーへのQ&Aライブや業界人のトークショーが配信されたが、特に目新しい試みは見られなかった。

実際のショーは6ブランドのみ

 フィジカルの形式でショーやプレゼンテーションを行ったのは6ブランド。予算削減とサステナビリティの観点からか、リアルの招待状を用意したのは「バウム ウンド ヘルガーテン(BAUM UND PFERDGARTEN)」のみだった。廃棄生地を使ったコレクションを制作する「デザイナーズ リミックス(DESIGNER REMIX)」は、かつて映画館だった照明工場兼ショールームでプレゼンテーションとランウエイ形式でコレクションを披露した。今季はアップサイクルの考えをさらに押し進め、使用した生地のほとんどはカーテンやベッドシーツなどの古布だった。地下のスペースでは、ミシンや手縫いで衣服を作るコレクションの制作背景が再現された。今シーズン最も話題となったのは、アートや映像、音楽との融合で表現する「ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」だろう。会場の庭園内には、遊具のような乗り物に人形のようなパフォーマーが乗り込んでゆりかごのようにゆらゆらと揺らし、その前をモデルが闊歩した。大掛かりなセットで空想的な世界観をつくり出し、今季のCFWを締めくくるショーにふさわしい内容だった。

“ハイブリッド”はやや拍子抜け

 “ハイブリッド”はデジタルとフィジカルを組み合わせた内容だ。「ガニー」はコレクションを着用したモデルの全身パネルを飾り、別のスペースでは大きなスクリーンにイメージ映像を流した。世界的に急成長している注目ブランドなだけに、今季の見せ方はやや拍子抜けのように感じてしまった。2020年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のセミファイナリストにも選出された「ヘルムシュテット(HELMSTEDT)」は、中心街の路上でプレゼンテーションを行った。シグネチャーであるポップな色彩のプリントやオブジェはデザイナー自身が制作し、染色などを施している。まるで少女からのラブレターが届いたようなガーリッシュでメルヘンな一面と、どこかダークな不気味さも漂う独特の世界観だった。これはコペンハーゲン内にあるヒッピーの自治コミュニティー、クリスチャニアでの彼女の暮らしを反映しているのかもしれない。

メリットとデメリットは?

 今回のCFWでは、ウイルス対策としてフィジカルとハイブリッドの会場入り口には消毒液が置かれるとともにマスクが配られ、収容人数はデンマーク政府の方針に従って100人に制限された。ランウエイショー以外のブランドは、可能な限り密集を避けるため、来場者に時間を割り当てるなど独自の措置を取り入れた。通例であればCFWが招待するインターナショナルゲストは25名ほどだが今季は15名となり、空港とホテル間を送迎する移動車は予算削減のためになくなり、会期中の会場間の移動バスも予算削減と密集回避のために用意されなかった。その代わり、ハイブリッドとフィジカルの各会場は徒歩移動が可能な近距離でスケジュールが組まれており、移動に苦労することはなかった。デジタル形式であればオンラインで後からでも確認できるため、日中のスケジュールには余裕があり、ゲストはショーの合間に観光を楽しんだり、市内のハーバーやビーチで日光浴をしたりする姿も見られた。6〜7月のミラノやパリのメンズ・ファッション・ウイークがデジタル化されたことで、リアルを含んだファッションのイベントは約5カ月ぶりとなるため、ロックダウン期間を埋め合せるように多くのゲストは互いの再会を喜んでいた。

「現時点での最善策は
“フィジタル”である」

 9月にはロンドンやミラノ、パリのファッション・ウイークがCFWと同様にフィジカルとデジタルで開催される。主要都市に先行する形になったCFWの最高経営責任者(CEO)セシル・ソルスマルク(Cecilie Thorsmark)は、「開催については中止も含めて、多くのシナリオを用意していた」と明かす。さらに「ロックダウン解除後のデンマークはウイルスの感染状況が深刻化せず、社会も安定するのが早かったことからフィジカルでの開催も可能だと判断した。招待者も消毒液の使用やマスク着用、ハグをしないなどのライフスタイルにも慣れており、会場でも混乱は起きないと考えた。デジタルを取り入れたことに対しても参加ブランドやゲストからいい意見ももらっており、他都市のテストケースになるだろう」と手応えを感じている。リアルでの開催にこだわったのにも理由がある。「衣服もそれを着用する人間も2Dではない。3Dのフィジカルである。ファッションをリアルで伝えることには感情を呼び起こす作用があり、これは決してデジタルに置き換えることはできない。しかしデジタルにも全世界に発信できる強みがあり、若手デザイナーのチャンスを広げる可能性を秘めている。つまり現時点での最善策は“フィジタル”(フィジカルとデジタルを掛け合わせた造語)であり、次シーズン以降も続けていきたい」と語った。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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EC大手「ネッタポルテ」が野生動物への寄付を目的としたカプセルコレクションを発売 全15ブランドが参加

 ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」は8月17日に、機能性やサステナビリティをテーマに製作したカプセルコレクションを発売した。同コレクションによる売り上げ利益は、国際保全チャリティー団体「スペース・フォー・ジャイアンツ」に全額寄付され、アフリカゾウなどの野生動物や自然生息地の保護に役立てられるという。

 カプセルコレクションには全15ブランドが参加。「バーバリー(BURBERRY)」「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」、ビューティブランド「シャンテカイユ(CHANTECAILLE)」、ジュエリーブランドの「オレ・リンガード・コペンハーゲン(OLE LYNGGAARD COPENHAGEN)」など。アフリカゾウをモチーフにデザインしたTシャツやジュエリーをはじめ、オーガニックコットンを使用したキャンバススニーカー、リネンを使用したハットやワイドパンツ、コスメなど、さまざまなジャンルのアイテムをそろえた。

 「ネッタポルテ」のエリザベス・フォン・デア・ゴルツ(Elizabeth von der Goltz)=グローバル・バイイング・ディレクターは、「今回の限定カプセルコレクションに際して『スペース・フォー・ジャイアンツ』と手を組み、カプセルコレクションの売り上げ利益を全額寄付することで、アフリカの野生動物や景観を守るための活動へ役立てられることを光栄に思う」と語る。

 「スペース・フォー・ジャイアンツ」のマックス・グラハム(Max Graham)創業者兼CEOは、「ゾウや自然生息地の保護の最前線は危機に瀕している。『ネッタポルテ』との今回の取り組みは、われわれの活動や世界に残存するゾウにとってのライフラインとなる」という。

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「UT」がアニメ「鬼滅の刃」と再びコラボ キッズ用も

 「ユニクロ(UNIQLO)」のTシャツブランド「UT」は8月28日に、アニメ「鬼滅の刃」とのコラボTシャツを発売する。8月7日に発売されたコレクションに続く第2弾だ。

 メンズTシャツ(6型、990円)、キッズTシャツ(6型、790円)、バッグ(4型、990円)、タオル(3型、1500円)をそろえ、10月16日公開の劇場版「鬼滅の刃」のキーキャラクター、煉獄をデザインしたTシャツも用意する。

 全国の「ユニクロ」の店舗と公式ECサイトで取り扱う。公式ECサイトでは8月21日~9月24日の注文を「鬼滅の刃」コラボボックスで出荷するキャンペーンも行っている。

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「ナイキ」が名品“ダンク ロー サンバ”を19年振りに復刻 

 「ナイキ(NIKE)」は8月21日に、2001年に日本限定企画の「CO.JP(コンセプト オブ ジャパン)」で発表した日本限定モデル“ダンク ロー サンバ(DUNK LOW SAMBA)”を復刻する。公式アプリ「NIKE SNKRS APP」やスニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」で取り扱う。価格は1万1000円で、サイズは23.0〜30.5cm。

 19年振りに復刻する“ダンク ロー サンバ”は、発売当時のカラーを忠実に再現した。ネイビーとグレーをベースに、サイドのスウッシュとアウトソールには“サンバレッド”を採用。またトゥーボックスとミッドパネルにはブルーのシェードカラーをあしらい、ミッドソールとシューレースをホワイトにすることで、全体の印象をレトロに仕上げた。

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資生堂のミレニアル世代向け「ワソウ」が日本市場から撤退 海外では継続販売

 資生堂は、ミレニアム世代向けスキンケアブランド「ワソウ(WASO)」の店舗販売を年内で終了する。自社の総合美容サイト「ワタシプラス」では2021年12月末まで販売する。

 同ブランドは17年に誕生。“素材の良さを引きだすスキンケア”をコンセプトに、ニンジン、ビワの葉、豆腐など自然素材に着目した化粧水や乳液などを扱う。米国とアジア、フランスなどからスタートし、日本でも自社サイトやセミセルフ型ショップなど約30店舗で販売をしていた。

 「『ワソウ』は日本発のグローバルブランドとして、海外での展開を強化すると同時に展開エリアの検討を行っていた。その中で21年をもって日本市場から撤退することとなった。当初はブランド『SHISEIDO』では出会えていないミレニアル層との接点拡大を目的に国内で展開したが、『SHISEIDO』内でミレニアル層をターゲットとした商品が充実してきたこともあり、『ワソウ』の日本市場からの撤退を決めた」とブランド担当者は語る。

 なお、日本以外の現在導入する世界各国(欧米、アジア)での展開は継続する。

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#敦子スメ「新月・満月」ノート 今回の新月(8月19日)は内側からいきいきと輝くためのインナーケアを

 この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第17回は8月19日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。

今回の新月(8月19日)はしし座

 夏本番、今回の新月(8月19日)はしし座で起こります。もともとしし座は太陽に属する星座なのですが、それにしても暑い、今年の夏。太陽が明るく輝くのはしし座シーズンらしくてありがたいのですが。

 体へのケアも欠かさずしたいもの。新月は“リセット”“リフレッシュ”のタイミングとされていますが、今回は紫外線ダメージや夏の疲れを和らげるインナーケアを紹介します。

今回の新月コスメ

 体から失われやすいビタミンCは、この時期にとても必要な栄養素。ストレスの緩和や、傷の修復、美肌成分としても欠かせないビタミンです。「アムリターラ(AMRITARA)」の「ボタニカル ビタミンC」は、農薬・化学肥料不使用のアセロラやカムカムの栄養が手軽に取れる夏のおすすめサプリ。免疫力アップを目指す人にも知ってほしいアイテムです。毎日飲むと疲れにくい体へと導きます。

 生活様式の変化などによってストレスを感じる方には、「イースリーライブ(E3LIVE)」の「AFAパウダー」もチェックしてほしいアイテムです。35億年前に姿を現した地球最古の生物ともいわれる藍藻類シアノバクテリアをパウダー状にしたサプリメントで、水に溶かして朝一番で飲みます。天然のマルチ栄養食品として人工のサプリではなし得ない理想的なバランスで、一日に必要なビタミン・アミノ酸(人体に必要な20種類全て)、さらに数十種ものミネラルが含まれているとのこと。朝起きてすぐこれを飲むと、心身ともにフレッシュな一日が始められ、ストレス対策や消化力のアップに一役買ってくれそうです。

 しし座の本質は、自分らしくいきいきと輝いていくこと。でも、健康でないと自分らしさを発揮することもできません。まだまだ暑い日が続きそうですが、内側からのケアでフレッシュな新月を過ごしましょう。

福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26

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「ニューバランス」の新たな歴史を刻む“327” ヒットの理由を解く3つの鍵

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」が今年発表したライフスタイルの新モデル“327”が早くも話題を集めている。パリで注目を集める気鋭メンズブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」とのコラボレーションモデルで、4月に初披露すると発売日当日に即完売。さらに5月に販売したインラインも瞬く間に売り切れるなど、予想以上のヒットとなっている。今後も新色やコラボレーション、サステナビリティを盛り込んだ無染色モデルも登場し、ますます勢いに乗る“327”。その魅力を歴史、デザイン、スタイルの3つのポイントから探る。

ヒットの理由1
3モデルの歴史が随所に息づく

 “327”のデザインには、「ニューバランス」が1970年代に発表した3つのモデル“320”“355”“スーパーコンプ(SUPER COMP)”のレガシーが込められている。爪先やかかと部分の巻き上がったソールをはじめ、ビッグサイズの“Nロゴ”などのデザインが目を引くものの、キャッチーさの背景には数々の歴史を刻んできた名作へのオマージュが捧げられている。新時代を切り開く“327”を語るうえで欠かせない、3つのランニングシューズを振り返る。

 “320”は「ニューバランス」のシグネチャーである“Nロゴ”を最初に採用した76年発売のモデルだ。発売された同年にはアメリカのランナー向け情報誌「ランナーズワールド(RUNNER’S WORLD)」で1位に選ばれ、最先端のシューズとして評価された。ヒール部分の安定性に加え、前足部の優れたクッション性や女性専用の靴型を初めて採用するなど、ランニング界でのブランドの存在感を飛躍的に高めた一足だ。爪先部分のディテールや“Nロゴ”を際立たせたデザインが“327”に受け継がれているのが分かる。

 “355”は77年に発売したトレイルランニングのファーストモデル。“327”でも採用されているハードなアウトソールをかかとまで巻き上げたデザインで、トラック以外のタフな道でも走れる高いグリップ力を実現させた。また耐摩耗性にも優れており、「ニューバランス」の元祖オフロードシューズとして語り継がれている。

 ロードレース用として77年に発売したレーシングシューズが“スーパー コンプ”だ。軽さにこだわりながらもクッション性やグリップ力は優れており、ブランドを代表するモデルとして今なお愛されている。高い機能性に加え、個性的なソールの構造や鮮やかな色使いがさまざまなランナーを魅了し、“327”にもそのDNAは受け継がれている。

ヒットの理由2
次世代デザイナーの軽やかなセンス

 3つの名作ランシューズを巧みなセンスで“327”へと生まれ変わらせたのには、英国人フットウエアデザイナーのシャーロット・リー(Charlotte Lee)の貢献が大きい。彼女は老舗シューズメーカーでの勤務を経て、2014年から「ニューバランス」のフットウエアデザインチームに加わるなどシューズ一筋の人。アーカイブに最大限の敬意を払いながら、大胆ながら軽やかなアップデートのセンスによって“327”が誕生した。完成に至るまでの苦労や、独特なデザインへのこだわりを、本人に聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):新鮮なデザインの“327”で「ニューバランス」らしさを表現したポイントは?

シャーロット・リー(以下、リー):大きく3つあって、大きな“Nロゴ”、牙のような爪先、アウトソールのパターンです。“327”で特にこだわったのは、新鮮で分かりやすいデザインでした。そのため「ニューバランス」の膨大なアーカイブの中から1970年代のランニングシューズに着想し、現代の美しいデザイン要素を加えることで“327”は誕生しました。確かに新鮮な見た目ではありますが、核となる3つのデザインディテールはアーカイブを継承したものなので、とても「ニューバランス」らしいとも言えます。

WWD: “327”で最大の挑戦だったアイデアは?

リー: “327”は愛され続けたヘリテージモデルにインスパイアされたデザインなので、古くからのファンから「オリジナルを台なしにされた」という声が届くことも覚悟していたんです。でも実際にはそんなことはなく、ポジティブに受け入れてもらえました。過去に歴史に新しさを加えることで、結果的にアーカイブが再び脚光を浴びることになりました。

WWD:大きな“Nロゴ”の意図は?

リー:大きくして足元に注目を集めることで、ブランディングの新しい手法に挑みたかったという背景があります。“Nロゴ”は1976年に発表された“320”で初めて登場し、その後は「ニューバランス」のアイコンになりました。その象徴である“N”を私なりに今の時代に合わせて解釈しました。

WWD:さまざまなシューズを手掛けているが、ほかに比べて苦労した点は?

リー:最初にコラボレーションした「カサブランカ」から、2020年1月に開く20-21年秋冬コレクションのランウエイショーで使用したいとリクエストがあったので、製作期間はタイトでしたね。でも、“327”自体が完成するまでの期間はほかのモデルとほぼ同じでした。ただ製作期間をあらためて振り返ると18年12月に初めてデザインに取り掛かっていたことが分かり、夢中になっているうちに相当な時間が経っていたのだなと自分でも驚いています(笑)。

WWD:シューズをデザインするうえで大切にしていることは?

リー:「ニューバランス」のような歴史あるブランドのデザイナーは、過去の成果やその背景を十分理解する必要があります。それと同時に、さらに進化させる方法を考えなければなりません。豊かな財産が身の回りにあるので、出発点は身近な貴重なアーカイブです。これは決して制約があるという意味ではありません。新しいモデルをデザインするには、ブランドやアーカイブのルーツを理解して関連づけることが重要です。しかしそれよりも大切なのが、既存モデルをはるかに超える美しさをつくり出すという意志なのです。

ヒットの理由3
あらゆるスタイルに
フィットする汎用性

 独特のフォルムと大きな“Nロゴ”、豊富なカラーリングでさまざまなファッションスタイルになじむ“327”は、その汎用性の高さから、ファッション・カルチャー業界ですでに多くのファンを獲得している。ここでは、感度の高い着こなしが人気の6人が、“327”を用いたオリジナルコーディネートを披露。エッジの効いたハイエンドな着こなしから、Tシャツにデニムといったカジュアルな装いまで、六人六様のスタイルをコメント付きで紹介する。

問い合わせ先
ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997

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経営破綻のレナウン スポンサー決まらず再生計画案提出も延期

 民事再生中のレナウンは、債務返済に向けた「再生計画案」の東京地方裁判所への提出期限を当初の8月17日から2021年2月17日まで延長すると発表した。同社は5月15日に民事再生手続きに入り、スポンサーの選定へ向けて他社との協議を進めてきたものの、難航している。

 同社は期限延長の理由について、「現在、複数のスポンサー候補者から意向表明書を受けており、支援条件について協議、交渉を重ねているが、具体的な支援実現には相応の期間を要する見込みであるため」としている。

 なお8月18日付の日経新聞の報道によると、すでに同社はワールド、ルックホールディングスなどにスポンサーの打診をしたものの、申し出は断られたという。

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人気漫画「日に流れて橋に行く」が誠品生活日本橋をジャック! 明治末期の百貨店「三つ星呉服店」が舞台

 カルチャー体験型店舗、誠品生活日本橋(コレド室町テラス2階)は、明治末期の東京・日本橋を舞台に、老舗呉服店「三つ星」が百貨店へと変遷していく様を描いた漫画「日に流れて橋に行く」(日高ショーコ著、集英社「クッキー」連載中)の大規模企画展を開催中だ。同店フロア(約2870平方メートル)全体に複製原画を展示し、コミック、関連書籍、藍染のマスクなどオリジナルグッズを紹介し販売している。企画展は9月11日までを予定する。

 「日に流れて橋に行く」は、老舗呉服店「三つ星」の三男・虎三郎が3年ぶりに英国から帰国し、新しい「三つ星」を作ろうと英国で出会った鷹頭や初の女性店員でファッションオタクの時子たちと奮闘する物語。当時の着物や服飾雑貨、洋装についてなどの細かな描写は、ファッション好きだけでなくファッション業界人にも響く内容だ。

 会場は、複製原画のほか、誠品生活のロゴマーク入りの藍染暖簾や「三つ星呉服店」の家紋を入れた暖簾、著者の日高ショーコ氏が同企画のために描き下ろしたイラストパネル、さらには初公開となる「日に流れて橋に行く」の参考文献とコメントを展示している。

 オリジナルグッズは、マスク(2000円)、手拭い小(3000円)、手拭い中(6000円)、手拭い大(1万円)の4型。物語の中で描かれている新聞小説に出てくる藍染や反物、手拭いなどから着想し、今の時代に合わせた「三つ星呉服店」の藍染の一反の反物で制作。藍師・染師のBUAISOUが藍染を、ナカニが生地の手配と縫製を、現代装飾家の京森康平氏がデザインを担当した。

 期間中に「日に流れて橋に行く」1〜4巻やオリジナルグッズなど対象商品を5000円以上の購入で、描き下ろしイラスト使用のしおりを、1万円以上の購入で同オリジナルペーパーをプレゼント(なくなり次第終了)する。

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人気漫画「日に流れて橋に行く」が誠品生活日本橋をジャック! 明治末期の百貨店「三つ星呉服店」が舞台

 カルチャー体験型店舗、誠品生活日本橋(コレド室町テラス2階)は、明治末期の東京・日本橋を舞台に、老舗呉服店「三つ星」が百貨店へと変遷していく様を描いた漫画「日に流れて橋に行く」(日高ショーコ著、集英社「クッキー」連載中)の大規模企画展を開催中だ。同店フロア(約2870平方メートル)全体に複製原画を展示し、コミック、関連書籍、藍染のマスクなどオリジナルグッズを紹介し販売している。企画展は9月11日までを予定する。

 「日に流れて橋に行く」は、老舗呉服店「三つ星」の三男・虎三郎が3年ぶりに英国から帰国し、新しい「三つ星」を作ろうと英国で出会った鷹頭や初の女性店員でファッションオタクの時子たちと奮闘する物語。当時の着物や服飾雑貨、洋装についてなどの細かな描写は、ファッション好きだけでなくファッション業界人にも響く内容だ。

 会場は、複製原画のほか、誠品生活のロゴマーク入りの藍染暖簾や「三つ星呉服店」の家紋を入れた暖簾、著者の日高ショーコ氏が同企画のために描き下ろしたイラストパネル、さらには初公開となる「日に流れて橋に行く」の参考文献とコメントを展示している。

 オリジナルグッズは、マスク(2000円)、手拭い小(3000円)、手拭い中(6000円)、手拭い大(1万円)の4型。物語の中で描かれている新聞小説に出てくる藍染や反物、手拭いなどから着想し、今の時代に合わせた「三つ星呉服店」の藍染の一反の反物で制作。藍師・染師のBUAISOUが藍染を、ナカニが生地の手配と縫製を、現代装飾家の京森康平氏がデザインを担当した。

 期間中に「日に流れて橋に行く」1〜4巻やオリジナルグッズなど対象商品を5000円以上の購入で、描き下ろしイラスト使用のしおりを、1万円以上の購入で同オリジナルペーパーをプレゼント(なくなり次第終了)する。

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渋谷センター街の老舗書店「大盛堂書店」がファッション誌販売にこだわり続けるワケ

 渋谷センター街の入り口にある「大盛堂書店」をご存知だろうか。かつてセンター街にたむろしていたギャル・ギャル男なら一度ならず雑誌を購入したことがあるだろうし、渋谷で働くファッション関係者なら白地に青い字の看板を目にしたことがあるはずだ。30坪に満たない1階の店舗には、ファッション雑誌と旬な書籍が立体的に織り交ぜて並んだ平台が目に入る。書店・出版関係者なら、よく考えられた配置で丁寧に雑誌が並んだ様子を見れば、どんな書店かを感じ取れるはずだ。

 渋谷にはかつて、「パルコブックセンター(旧リブロ&ロゴス)」「ブックファースト」「HMV(2010年に閉店後、「渋谷モディ」に15年に再オープン)」「山下書店」「タワーレコード」など、国内外の多種多彩なファッション雑誌やカルチャー誌の品ぞろえで人を集める書店やレコードショップがひしめく街だった。有力書店のほとんどは街から姿を消したものの、大盛堂書店は今も、店舗の顔である1階でファッション雑誌を打ち出し続けている。

 この大盛堂書店でファッション雑誌を売り続けてきたのが、1階主任で雑誌・芸術担当の吉田哉人氏だ。01年の「TOKYO文庫TOWER」オープンのときにアルバイトで入社。05年3月にファッション雑誌を中心の品ぞろえにリニューアルし、本店の閉店に伴い、その後店舗名も「大盛堂書店」に変わった。15年にわたって、センター街の入り口でファッション雑誌を売り続けてきた吉田主任に聞いた。

WWD:「大盛堂書店」の成り立ちを教えてください。

吉田哉人主任(以下、吉田):大盛堂書店はもともと渋谷を本拠にした大型書店で、渋谷西武の向かいの現在「ザラ」の店舗がある場所で、大盛堂書店本店(以下、旧本店)として最盛期には地下1階〜地上10階で営業していました。この「大盛堂書店」は2001年12月に文庫・新書の専門店「TOKYO文庫TOWER」としてオープンしましたが、旧本店が05年6月に閉店する前の同年3月のタイミングでファッション雑誌を中心にした品ぞろえにリニューアルし、その後店舗名も「大盛堂書店」に変えました。

WWD:なぜファッション誌の取り扱いを?

吉田:当時はセンター街のギャル・ギャル男の勢いがすごくて、「TOKYO文庫TOWER」時代にもしょっちゅうギャルから、店頭で「『Cawaii!』ありますか?」みたいなことを聞かれていました。現場の書店員からすると「(本が)ないです」と答えなければならないのがいちばんこたえる。そのストレスに耐えきれなかったという感じですね。実際05年にファッション雑誌を軸にした品ぞろえにリニューアルするとよく売れました。大成功でした。

WWD:「WWDジャパン」「ファッションニュース」などの専門紙・専門雑誌も扱った理由は?

吉田:当時のセンター街はとにかくギャル・ギャル男が多く、当然のことながら大盛堂のお客も彼女・彼らが多かった。当時のセンター街にはホストクラブもあって、ホストグランプリに合わせて「メンズユカイ」を大量に入荷するとよく売れてました。「Cawaii!」「エッグ(egg)」「ファイン」といったギャル・ギャル男に人気の雑誌から、「ヴィヴィ(ViVi)※4」「キャンキャン(CanCam)」「ノンノ(non-no)」「シュプール(SPUR)」、さらには「WWDジャパン」「ファッションニュース」「ギャッププレス(gap PRESS)」など、あらゆるジャンルのファッション雑誌や専門紙を扱うことで、この場所で自分なりにファッションを融合させたいと思ったんです。

WWD:当時渋谷には「HMV」「パルコブックセンター」などの雑誌に強い書店やレコードショップも多かったですよね。

吉田:05年当時、渋谷センター街周辺にはパルコにあった「リブロ」と洋書の「ロゴス」(12年に移転・統合して『パルコブックセンター』に)、「ブックファースト」「HMV」(10年に閉店、15年に「渋谷モディ」に復活)「タワーレコード」などファッション誌やカルチャー誌に強い大型書店やレコードショップがいくつもありました。なので大盛堂は駅前、センター街の入り口という立地を生かして、できることをやろうと。10年代前半までは版元と組んでフェアやイベントもたくさんやりました。3階にイベントスペースがあるので、そこで出版記念イベントもよくやりましたし、時には近くにあるショップやライブハウスでのイベントに出張販売のような形で雑誌を売ったこともあります。「TOKYO文庫TOWER」時代ではありますが、04年9月の「マキア(MAQUIA)」の創刊時には版元の集英社と組んで店舗内でフェアをやって、500冊近くを売りました。10年ごろまではセンター街の活気というかギャルとギャル男がすごくて、昔は店内でお客同士がケンカをしたり、なぜか店の前で別れ話をするカップルが多かったりと、いろんなことがありました(笑)。

WWD:イベントで印象深いのは?

吉田:駅前は昼夜問わず人通りが絶えなくて、ちょっとしたイベントでも野次馬が殺到して大変でした。センター街にはギャルが多かったので、「ポップティーン(Popteen)」のモデル時代の益若つばささんや舟山久美子さんを招いたイベントもやりました。中でも一番すごかったのは06年3月に行った亀田興毅さんの「エグいほど強いで!!」(竹書房)の出版記念イベントです。当時はまだテレビ露出もそんなに多くなかったので、よく知らずに店舗に「亀田興毅来店!」のような張り紙をしたらものすごい勢いで店の前に人だかりができて。それでも亀田さんが入れるように、まるで“モーゼの海割り”のように自然と店の入口に沿って花道スペースができました。まあでも、実際には亀田さんには裏口から入ってもらったのですが、近くの電信柱に登ってしまう人など、あまりにも野次馬が殺到しすぎて途中でイベントは中止し、店も閉めました。結局書籍も30〜40冊くらいしか売れず、店舗も途中で閉めたので赤字で大変でしたね。

WWD:今はどうでしょう?

吉田:08年のリーマンショック、11年の東日本大震災を機に変わっていきました。一番大きいのはスマホですね。版元と組んだフェアやイベントは激減しましたし、渋谷の書店やレコードショップもどんどん減っていきました。もちろん今でも継続しているイベントはあります。「ポップティーン」は今でも定期的にモデルとの撮影会などを3階のイベントスペースで開催していました。しかし3月以降はコロナで、そうしたイベントもほぼ休止か、あるいは趣向を変えて規模をかなり縮小しての開催になっています。

WWD:最近の売れ筋は?

吉田:最近はどのファッション誌もカルチャー雑誌化しているなと感じます。僕ら現場の書店員から見ても、ファッション雑誌が買われる理由は大きく変わりました。昔は理由もなくファッション雑誌だからという感じで購入するお客がほとんどでしたが、今は逆にそうしたお客はほとんどいません。雑誌を買うにも理由が必要というか。だから僕らも雑誌をただ並べているだけでは売れない。きちんとコンセプトみたいなものが必要になってきています。いろいろ試行錯誤もしていますが、成功している切り口の一つはアイドル。ここ数年だとK-POPグループのEXO(エクソ)を表紙にした「ヴィヴィ」や「ノンノ」がいずれも500冊以上売り上げるなど渋谷という土地柄とマッチさせた戦略的なもののヒットが群発しています。

WWD:なるほど。ちなみにいま一番人気のアイドルは?

吉田:いま一番売れるのはジャニーズのスノーマン(Snow Man)とストーンズ(SixTONES)です。表紙に出ている、あるいは表紙に文字が入っているだけで本の売れ行きが違います。1階入口正面の平台にも、一見しただけではわからないかもしれませんが、たとえば最近売れているスノーマンの向井康二さんなどの名前が表紙に入っている雑誌に特に注意を払っています。ファンの方々ならすぐにピンとくるはずです。

WWD:イベントができなくて寂しいですね。

吉田:寂しいと言えば寂しいですが、こればかりは僕ら書店員だけでできることじゃないので。今でも3階のイベントスペースでは、版元さんから要望があれば一緒にイベントを行っています。小学館とマガジンハウスからは新入社員の研修者を一週間ほど受け入れています。僕らも人の流動が少ない職場なので、刺激を受けています

WWD:最後に「WWDジャパン」で印象的だった号は?

吉田:「WWDジャパン」は毎週ざっくりと読ませていただいています。ファッション誌の動向を知るためには、やっぱりファッション業界全体の動向を知る必要があると思っていますから。その意味では業界外の人でも動向を知ることができるジャーナリズムの切り口は他の媒体にはないし、重宝しています。ちなみに個人的に好きなのは、3面のコラムです。

WWD:ありがとうございます!今後ともよろしくお願いいたします!

■大盛堂書店
創業:1912年
店舗面積:地下1階〜地上3階
営業時間:9:30〜21:00(現在はコロナの影響で10:00〜20:00)
休日:年末年始を除き無休
住所:東京都渋谷区宇田川町22-1
電話番号:03-5784-4900

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「アフタヌーンティー・リビング」からブランド初の美容家電が登場 フェイスローラーなど3種

 サザビーリーグが運営するライフスタイルブランド「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は8月19日、ブランド初のオリジナル美容機器を発売する。初心者でも使いやすいシンプルな形状のフェイスブラシやフェイシャルケア、フェイスローラーの3種をそろえる。

 シリコンフェイスブラシ(全2色、1500円)は、細かく振動するシリコンブラシが、小鼻やTゾーンなどの皮脂が溜まりやすい部分まで綺麗にしっかり洗い上げて、スキンケアの前に使えば、成分の浸透を助ける。イオンホームフェイシャルケア(全2色、2700円)は、プラスモードで毛穴に隠れた見えない汚れを落とし、マイナスモードでスキンケア時の美容液成分の浸透を助ける2種のモードを搭載している。持ち運びにも便利なサイズのミニフェイスローラー(全2色、3000円)は、フェイスラインのコリやリンパの流れを改善し肌のハリやたるみの解消が期待できる

 また店頭や公式オンラインサイトではコスメコンシェルジェの小西さやかによる製品の使い方やスキンケアのアドバイスを紹介しています。

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「シュプリーム」のリップスティックが登場 「パット・マクグラス」とコラボ

 メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛けるメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ(PAT MCGRATH LABS)」がストリートウエアブランド「シュプリーム(SUPREME)」とコラボし、限定のリップスティックを発売する。"シュプリーム"と名付けた赤一色のみが登場し、仕上がりはマットだ。価格や発売日はまだ発表されていないが、「シュプリーム」の公式サイトで発売される。なお、「シュプリーム」にとってははじめてのビューティコラボになる。

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「ゴンチャ」原田社長に迫る(前編)「元マック社長がなぜ小さなチェーンの日本トップを引き受けたんですか?」

 タピオカミルクティーで大ヒットを飛ばした「ゴンチャ」。だが、一時のブームは去りつつある。その日本法人のトップに2019年12月、日本マクドナルドの会長だった原田泳幸氏が就任した。就任時の「ゴンチャ」の店舗数は二ケタ。売り上げ規模も格段に違う企業の経営責任者をなぜ引き受けたのか?独占インタビュー前編。
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ロイヤルも、ロイホ・てんやのゴースト参入。コントラクト社員食堂を活用。

ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長CEO :黒須 康宏)が、オフィスビルの社員食堂の施設を活用して、「ロイヤルホスト」「てんや」などグループの商品がテイクアウトやデリバリーできる取り組みを9月からスタートさせる。
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「コロナ禍で新宿二丁目が消滅?」性的マイノリティはどこに行くのか?

 新型コロナウイルス感染拡大は、LGBTなど性的マイノリティの人たちが多く働き、集まる場所である新宿二丁目にも影響を及ぼしている。今月、東京都から2回目の営業時間短縮の要請を受け、新宿二丁目に生きるLGBTたちの心の叫びを聞いた。性的マイノリティはどこへ行くのか?
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オンワード伊子会社がシューズ中心のECサイト「ブランカ」を立ち上げ 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」などを販売

 伊オンワードラグジュアリーグループ(ONWARD LUXURY GROUP以下、OLG)が、シューズを中心としたECサイト「ブランカ(BLANCAH)」を立ち上げた。

 同ECサイトでは、メンズ・ウィメンズ両方を扱い、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」や「ロシャス(ROCHAS)」「フランチェスコ ルッソ(FRANCESCO RUSSO)」「ジョゼフ(JOSEPH)」「シーバイクロエ(SEE BY CHLOE)」「カルロッタ レイ(CARLOTHA RAY)」「フォワード(F_WD)」など、OLG傘下のブランドや同社がライセンス契約を結ぶブランドのシューズやバッグが並ぶ。今後は同サイト限定アイテムも展開していくという。また、サイトのプラットフォームは「ショッピファイ(SHOPIFY)」を利用している。

 ファビオ・ドゥッチ(Fabio Ducci)=OLG最高経営責任者(CEO)は、「当社が扱うブランドのデジタル上の認知度を加速度的に向上させるためにECを活用することは、小売戦略における自然な進化だ」と説明する。また、ほかの多くのECサイトとの差別化についてドゥッチCEOは、「『ブランカ』では傘下ブランドや卸を担当するブランドのアイテムのみを展開するため、何が売れるのか、そのときのシーズントレンドは何かなど、市場に関して非常に豊富な知識を持ち合わせている」と説明する。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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今週のスケジュール(2020年8月17日〜2020年8月21日)

FASHION

19 WED
JFW
JFWテキスタイル事業 記者説明会
15:30〜16:30 JFW事務局
(東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル8階)

20 THU
アルフレックスジャパン/カッシーナ・イクスシー
トークウェビナー「コロナ禍に求められる『真の豊かな暮らし』」
13:30〜14:30 オンライン

BEAUTY

20 THU
ナチュラルアイランド
新製品発表会
10:00~/12:00~/14:00 オンライン

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「ジーユー」がコスメ市場に本格参入 日本製にこだわり環境にも配慮

 「ジーユー(GU)」は9月4日に新コスメブランド「#4me by GU」をスタートさせ、コスメ市場に本格参入する。製品はリップ、リップグロス、クリームアイシャウ、マルチパレットの4種をラインアップする。価格は590~1490円。

 同ブランドは“コスメはもっと自由になれる”をコンセプトに、服だけではなくメイクでもトレンド感を簡単に取り入れられるアイテムをそろえる。肌になじむ発色とテクスチャーが特徴で、ベーシックなカラーとトレンドカラーの両方を取り入れたラインアップでさまざまなメイクを楽しめる提案だ。

 「ジーユー」は2015年にリップグロスやマスカラなどを発表していたが、今回は日本由来の成分の配合を含め全てを日本製にこだわり制作。さらに商品のパッケージや店頭の什器には再生紙を使用し地球環境にも配慮するなど、さまざまな視点で開発に力を入れ、コスメ市場に本格参入する。

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