「ハレ」からサンプルを再利用した新ライン“アールイー”発売

 アダストリアの「ハレ(HARE)」は8月28日に、商品開発時に出るサンプルを再利用した新ライン“アールイー(RE)”を発売する。同日オープンする西日本の旗艦店、ルクア大阪で発売を開始し、そのほか店舗と公式ECサイトなどでは9月以降に販売する。

 資源の無駄を減らすことを目的として開始した“アールイー”では、サンプルをひとつひとつ手作業で解体し、流行にとらわれない一点物のアイテムに生まれ変わらせる。ジャケット(8万円)やコート(9万円)、スラックス(3万5000円)などのユニセックスアイテムのほか、バッグ(1万3000円)などもそろえる。

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米副大統領候補カマラ・ハリスの姪がデザイナー メッセージTシャツで女性の権利向上を支援

 2020年11月に迫った米大統領選に民主党候補として挑むジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領が、副大統領候補としてカマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員を指名して大きな話題を呼んでいる。ハリス上院議員がジャマイカ系とインド系のルーツを持つ女性だからだ。

 米大統領選で女性が副大統領候補に選ばれるのは同氏で3人目だが、1984年のジェラルディン・フェラーロ(Geraldine Ferraro)元下院議員と2008年のサラ・ペイリン(Sarah Palin)元アラスカ州知事は白人なので、有色人種の女性としてはハリス上院議員が初めてである。

 民主党の正副大統領候補を正式に選出するため、8月19日に開催された民主党全国大会は、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領とミシェル・オバマ(Michelle Obama)同夫人が応援演説を行ったほか、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官やナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長も登壇するなど、“ウィメンズパワー”が強く印象に残るものとなった。ハリス上院議員を紹介する動画には、同氏の継娘と妹、そして姪のミーナ・ハリス(Meena Harris)が登場。かつて検察官だったハリス上院議員と同じく法曹界に身を置く弁護士であり、人権活動家や絵本作家、そしてアパレルブランドの設立者として活躍するミーナに米「WWD」がインタビューを行った。

WWD:女性の権利向上を支援する運動「フェノミナル・ウーマン・アクション・キャンペーン(Phenomenal Woman Action Campaign)」を17年に立ち上げた際、そのスローガンをプリントしたTシャツなどを販売する同名のブランドを設立して話題となったが、以前からファッションに興味はあった?

ミーナ・ハリス(以下、ミーナ):ファッションは好きで興味もあったし、いいものを見分ける目はあると思うが、スタイリッシュなタイプではなかった。だから今でも自分をデザイナーだと称するのは気が引けるけれど、どういう配色や言葉を使えばメッセージが伝わり、世間の注目を集められるかというセンスには自信がある。私は起業家でもあるが、社会や男性から否定的な視線を向けられることなどによって自信を喪失し、なかなか「私は起業家だ」と言うことができなかった。しかし今では胸を張って言えるようになったので、いずれはデザイナーとしてもそうなりたいと思っている。

WWD:「フェノミナル・ウーマン」という名称は、活動家で詩人の黒人女性マヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)による同名の作品に着想を得ているそうだが、ヒラリーが民主党の大統領候補だった16年の米大統領選にも影響を受けているか。

ミーナ:もちろん。16年の米大統領選では、私の母である弁護士のマヤ・ハリス(Maya Harris)がヒラリーのシニア・アドバイザーを務めていたこともあって大きな影響を受けている。当時、フェイスブック(FACEBOOK)にはヒラリーを支持する「パンツスーツ・ネーション(Pantsuit Nation)」というグループがあり、私はその運営に関わっていた。ヒラリーがよく着用していることから、同グループは女性の権利を象徴するものとしてパンツスーツを重視していたので、400万人以上いた参加メンバーの多くは応援の際にパンツスーツを着ていた。選挙後に、これを仕事の面接に行くための服がない低所得層の女性を支援する非営利団体ドレス・フォー・サクセス(Dress for Success)に寄付する運動を行ったが、「フェノミナル・ウーマン」はこうした経験に基づいて立ち上げた。

WWD:“フェノミナル・ウーマン”と胸にプリントしたTシャツで一躍注目を浴びたが、その経緯について。

ミーナ:女性の権利向上を啓発し、そうした問題に取り組んでいる団体に寄付をしたいと考えて作った。これはグレーのTシャツに黒い文字で“フェノミナル・ウーマン”と書かれているものだが、最初は色違いも作ってほしいという要望も多かった。私がフルタイムで働いていたため、在庫管理の面からも対応できなかったけれど、「グレーに黒字で書いてあったら『フェノミナル・ウーマン』のTシャツ」とブランドイメージが定着したので結果的によかったと思う。

WWD:女優のアメリカ・フェラーラ(America Ferrera)や、女優でプロデューサーのイッサ・レイ(Issa Rae)がブランドアンバサダーを務めているが、どうやって声をかけた?

ミーナ:イッサは大学時代からの友人で、アメリカとは活動家としての運動を通じて知り合った。彼女たちに「フェノミナル・ウーマン」のTシャツを着てほしいと打診したら快諾してくれた上に、ほかのセレブリティーにも紹介してくれた。

WWD:ここ数年で、企業の社会的な責任を意識するブランドも増えてきた。アイテムが売れるごとに寄付を行ったり、安全な水の供給事業をサポートしたりしているシューズブランド「トムス(TOMS)」などがそのはしりだが、こうした動きをどう思うか。

ミーナ:私も「トムス」のビジネスモデルに大きな影響を受けている。商品に社会的な影響を及ぼす役割があってもいいと思うし、それは消費者が求めていることでもある。「黒人の命は大切(Black Lives Matter)」運動でも明らかなように、最近の消費者は企業のトップがどういう考えの持ち主なのかを重視するようになっている。また労働者の権利は守られているのか、黒人の取締役はいるのかなど、口先だけでなく行動が伴っているのかも大切だ。「フェノミナル・ウーマン」はそうした人権を守る運動を支援しているが、ほかの企業もそうであるよう促すのが私のミッションの一つだ。

WWD:ファッションとフェミニズム、そして政治の関係は時に難しいことがある。ファッション誌である弊誌でも、ハリス上院議員の服装について取り上げるべきかどうかが議論されている。服装を政治的なツールとして活用することについてどう思うか。

ミーナ:女性のスピーチの内容でなく服装にばかりフォーカスするのはどうかと思うが、何を着るかも自己表現の一つであり、政治的なメッセージとなり得る。例えば、女性がパンツスーツを着ることは反体制的なことだと長らく考えられてきた。私がワシントンD.C.でロークラーク(判事の補佐役)として働いていた頃、女性のロークラークはスカートをはくべきだと言う判事がまだかなりいた。それに反対してパンツスーツを着るにしても、目立つような明るい色は避けて紺や黒にしておこうという気持ちにさせられることもある。(有色人種の女性である)アレクサンドラ・オカシオ・コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)下院議員は真っ赤な口紅と大きなフープ型イヤリングがトレードマークだが、政治家としての手腕とは関係なくそうした服装を攻撃されることも多い。これはとても差別的な行為だし、同じくカマラが真っ赤なパンツスーツと口紅を身に着けていたら人々がどう反応するかは容易に想像できる。そうした意味で、やるべきことはまだまだ多いと思う。

WWD:現在はマスクの着用など、これまでになく「何を身につけるか」が政治的な意味を持つようになっている。“フェノミナリー・ブラック(驚くほど素晴らしくブラック)”と胸にプリントされた「フェノミナル・ウーマン」のTシャツを校内で着用したカリフォルニア州の黒人女性教師ケイ・ジャクソン(Kei Jackson)が解雇されたことについてどう思うか。

ミーナ:私はアパレルブランドも政治的なことに関わるべきだと思う。ケイが解雇された件については、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)や全米黒人地位向上協会/全米有色人種地位向上協会(National Association for the Advancement of Colored People)と連携して支援しているが、まだ対応が保留となっている。

WWD:大統領選が近づいているが、売り上げは増加している?

ミーナ:“フェノミナリー・アジアン(Phenomenally Asian)”や“黒人の命は大切”とプリントされたシリーズを販売していることもあり、売り上げは増加している。家にいる時間が増えたため、着心地のよいカジュアルウエアが人気であることも後押ししていると思う。

WWD:今後進出したい分野や、コラボレーションしたい相手は?

ミーナ:たくさんあるが、まずブラジャーを発売したい。ほかには女児用のアスレジャーアイテムも手掛けたいと考えている。男児用と同じような耐久性があって、ベーシックでキュートな商品があまりないから。今のところ、そうしたものは「アスレタ(ATHLETA)」などほんの数ブランドでしか見かけない。

WWD:ほかに展望はある?いつかパンツスーツを手掛けたいとか、大きなブランドになりたいと考えている?

ミーナ:もちろん。卸先を増やしたいと考えているし、パンツスーツについては将来的なパートナーを探しているところ。「フェノミナル・ウーマン」は社会正義の実現や市民の社会参加を促すブランドであり、今後もそうしたライフスタイルを支援していきたい。

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渡辺直美が「シュウ ウエムラ」のグローバル・ブランド・アンバサダーに就任 “強くなった女性”を象徴

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、お笑い芸人の渡辺直美をグローバル・ブランド・アンバサダーに起用する。9月16日に発売するリップ「ルージュ アンリミテッドアンプリファイド」(全10色うち新色4色 既存6色、3300円)シリーズのキャンペーンビジュアルに登場する。同ブランドは過去にも渡辺をブランドアンバサダーにも起用し、コラボしたリップやチークを販売しており、大きな反響、売り上げにもつながっている。

 新色を追加し、新パッケージで発売する「ルージュ アンリミテッドアンプリファイド」は、アジア人の唇を美しくみせるカラー展開。渡辺は、シリーズの世界観を表現する “amplified woman(強くなった女性)”を象徴する存在だ。

 新色「Naomi’s redwood」は、4つの異なる質感のカラーで、アジア人の肌トーンを引き立てるために開発した、赤味を含んだブラウンカラーだ。赤味を加えることで、肌なじみをより良くし、さまざまな肌やシーンにもマッチするバランスを生み出した。

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小泉環境大臣が「日本企業も“ファッション協定”に参加を」 意見交換会で提言

 小泉進次郎・環境大臣は26日、NPO団体ファッション レボリューション ジャパンの提言を受け、伊藤忠商事や豊島、ファーストリテイリング、H&Mジャパン、アダストリア、帝人フロンティアなど9社のファッション企業との意見交換会を行った。ファッション企業が自社の取り組みを説明しているのを聞き、小泉大臣は「手元の報道媒体にある“ファッション トランスペアレンシー インデックス”では日本ブランドの名前がまだまだ目立っていないし、欧米の有力企業・ブランドが入っている『ファッション協定(The Fashion Pact)』にも日本企業が一つも入っていない。多くの素晴らしい取り組みをしているからこそ、まずは加盟することで向こうの土俵に乗り、その上で取り組みをアピールしてほしい」と逆提案を行った。

 意見交換会には、上記の伊藤忠などのほか、日本環境設計、クラボウ、東レ、アダストリアが自社のサステナブルの取り組みを紹介。その後は環境省の「森里川海プロジェクト」アンバサダーで意見交換会のファシリテーターを務めた鎌田安里紗さんのほか、クルックの江良慶介氏、モデルのトラウデン直美、森摂「オルタナ」編集長、渡辺三津子「ヴォーグジャパン」編集長も交えたディスカッションを行った。

 ファッション協定は、フランス政府の呼びかけによって2019年に発足した環境保護などを定めた協定で、協定の発足をリードしたケリング(KERING)を筆頭に、シャネルやH&Mなどの有力企業が数多く参加している。小泉大臣のファッション協定加盟の呼びかけに、参加者の1人で昨年までJFW推進機構の国際ディレクターを務めた信田阿芸子氏は、「ファッション協定はフランス政府主導の協定。むしろ日本政府主導で、日本版ファッション協定を作って国際社会に新たな潮流を生み出してほしい」とリクエスト。小泉大臣は「できることしか言わない、できるかわからないからアピールしないでは、国際社会の潮流から取り残される。まずはやってみよう姿勢に変え、素晴らしい取り組みをもっと世界にアピールしてほしい」と企業にエールを送った上で、「環境省も今後は音頭を取って“日本版ファッション協定”やサステナブルファッションアワードの創設などにも取り組んでいきたい」と語った。

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「シャネル」から2020年ホリデーコレクションが登場 特別デザインを施したフェイスカラーやアイシャドウに注目

 「シャネル(CHANEL)」は11月6日に、ホリデーメイクアップコレクションを発売する。同ブランドのアイコンの1つであるゴールドのチェーンと黒のレザーストラップにインスピレーションを受け、コレクションに落とし込んだ。

 ゴールドを含んだローズ色のアンダートーンが絶妙な立体感をかなえるフェイスパウダー「レ シェヌ ドゥ シャネル」(限定1色、8000円)と、シングルアイシャドウ「オンブル プルミエール プードゥル」(限定4色、各4100円)にはコレクションを象徴するチェーンのエンボスを施した。そのほか、リップスティック「ルージュ アリュール」(限定4色、各4800円)やネイルカラー「ヴェルニ ロング トゥニュ」(限定1色、3200円)をラインアップする。
 
 同日には、スリーブにホリデー仕様のデザインを施した「シャネル N°5 オードゥ パルファム」「ココ マドモアゼル オードゥ パルファム」「ガブリエル シャネル エッセンス オードゥ パルファム」「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」「ブルー ドゥ シャネル オードゥ パルファム」の限定品を発売する。さらに、ブランドを象徴するフレグランス「シャネル N°5」のシャワージル、ボディーローション、ボディークリーム、ヘアミスト、ハンドクリームも登場する。

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【動画】ウィズコロナ時代に大流行のキャンプをファッション&ビューティ目線で体験ルポ(前編)

 今回の「出張インタビュー」ではキャンプを体験します。「え、なんでWWDがキャンプ?」と思われるかもしれませんが、“モノが売れない”といわれる時代にキャンプ商品は売り上げを伸ばしており、「WWD JAPAN.com」内でも関連記事は人気です。またキャンプはウィズコロナ時代のレジャーとしても注目されています。ファッション&ビューティのビジネスメディアである「WWDジャパン」としては、ここにフォーカスしない手はない、というわけです。

 その道のプロであるキャンプライター兼スタイリストの山田昭一さん、「WWDビューティ」出身でママ目線、女性目線を持つ福崎明子デジタルデスク、そしてキャンプ超初心者の「WWDジャパン」編集部 三澤和也の3人が実際にキャンプをしながら、前編ではタープの設営や、アウトドアでも使えるビューティグッズなどを紹介します。

 近日公開予定の後編ではダッチオープンを使った“キャンプ飯”や、アウトドアでも人気の格安&機能的なワークマンプラスの服についても解説します。

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「ニューバランス」が70年代の人気モデル“スーパーコンプ”をアップデート

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、1970年代に販売したランニングシューズ“スーパーコンプ(SUPERCOMP)”からインスピレーションを得たスニーカー“スーパーコンプ2”を公式オンラインストアで発売した。価格は9900円で、サイズは22.5~29.0cm。

 アッパーは78年に発売した同ブランド初のアパレルラインから着想を得てナイロンを使用した。またレトロな印象を醸し出すマルチカラーのウェビングテープをアッパーとベロ部分に配して、ミッドソールには反発弾性に優れた“FUELCELL”を搭載することで、ライフスタイルに適したモデルに仕上げた。

 同モデルのベースに使用した“スーパーコンプ”は、ロードレース用に開発されたシューズで、70年代の「ニューバランス」を代表するモデルだ。軽量性やグリップ力に優れ、ソールにもこだわりを持つ。

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「ルイ・ヴィトン」から2年ぶりメンズ香水 流星を想起させるクリアなシトラスノート

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズフレグランスの新作「メテオール(METEORE)」を8月28日に発売する。同メゾンは16年に70年ぶりとなる新作フレグランスのコレクション「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」を発売し、その後18年はメンズ向けフレグランス5種を加えてラインアップを拡充した。今回は2年ぶり6つ目のメンズフレグランスとなる。

 メンズフレグランスコレクションはインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が“男性に捧げる旅”をテーマに調香。新作は流星を意味する「メテオール」の名の通り、水晶のような透明さやパワフルさ、すがすがしさを表現した。香料にはベルガモットやマンダリン、シチリアのオレンジを使用して生き生きとしたエネルギーを込め、カルダモンやナツメグなどのスパイスを組み合わせることでシトラスを引き立たせた。

 「オー ドゥ パルファン」(100mL 3万5000円、200mL 4万9000円)のほか、「トラベルスプレー」(7.5mL×4本 3万5000円)と「トラベルスプレーレフィル」(7.5mL×4本 1万9000円)を販売する。

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「ランバン オン ブルー」のアンバサダーに北村匠海が就任 9月から全国でキャンペーン展開

 ジョイックスコーポレーションが手掛ける「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」のアンバサダーに俳優でアーティストの北村匠海が就任した。

 パリの「ランバン(LANVIN)」のエッセンスを盛り込んだ、同ブランドのコンセプト“シックで生意気”を体現するアンバサダーとして、9月から展開する20-21年秋冬キャンペーンのビジュアルに登場する。今回撮り下ろしたムービーを編集したダイジェスト版を9月14日から1週間、関東、関西、名古屋エリアの交通広告で公開するほか、東京メトロビジョンとJR西日本ウェストビジョンのトレインチャンネル、JR名古屋駅の100面連続多面型デジタルサイネージ「シリーズ・アド・ビジョン名古屋」などで展開する。

 北村匠海は1997年11月3日、東京都生まれ。出演する映画「思い、思われ、ふり、ふられ」が現在公開中で、今後も映画「とんかつDJアゲ太郎」(10月30日公開)、「さくら」(11月13日公開)、「アンダードッグ」(11月27日公開)、「東京リベンジャーズ」(公開延期)、「砕け散るところを見せてあげる」(近日公開)など待機作が多い。

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「ユニクロ」が雑誌「LifeWearマガジン」第3号を8月28日から配布 全世界で137万部を配布予定

 ユニクロは8月28日から、雑誌「LifeWearマガジン」2020年秋冬号を全国の「ユニクロ(UNIQLO)」店頭で配布する。全世界で約137万部を配布予定。デジタル版は特設サイトと電子書籍キンドル上でも読める。同誌は2019年8月に創刊し、今回で3号目。“Our Tomorrow”をテーマに、音楽家の坂本龍一や写真家ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)などを特集している。

 「(コロナ禍という)こんなときこそ、服を通して社会を元気づけることはできないかを模索しながら、ファッションを楽しむ気持ちと、新しいことへの挑戦を忘れない、そんな特集を目指した」と、同誌の編集を担当している木下孝浩ファーストリテイリング グループ上席執行役員はコメントしている。坂本龍一のインタビューはオンラインで実施。コロナ禍でのニューヨーク(NY)での生活や未来に向けて思うことなどを語っている。

 20年秋冬の「UT」でコラボレーションしているライアン・マッギンレーは、自身の作品をプリントしたTシャツ姿でセルフポートレートを撮影。他に、今秋9年ぶりに「ユニクロ」との協業ライン「プラスジェイ(+J)」を発売するデザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)のインタビューや、今秋から販売開始する「ユニクロ」のリサイクルダウンの工場見学リポートなども掲載している。

 表紙のアートワークは、NYのアーティスト、ジェイソン・ポラン(Jason Polan)のイラスト。今年初めに亡くなったポランを追悼し、17年にNY5番街の「ユニクロ」店舗で行った、シェルターで暮らす子どもたちとのイラストのワークショップなど、「ユニクロ」とポランの取り組みを振り返っている。

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ユニクロがジル・サンダーとの協業ライン「プラスジェイ」を今秋復活 「伝説のコラボ再び」

 「ユニクロ(UNIQLO)」は2020年秋、デザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)との協業ラインである「プラスジェイ(+J)」を復活させる。同ラインは09年秋冬にスタートし、11年秋冬までの5シーズンにわたって販売。クリーンでミニマムなシャツなど、ジル・サンダーらしいデザインで人気を集めていた。

 20年秋冬物は、「繊細な慎ましさから生まれた」コレクション。「ウィメンズ、メンズそれぞれ、あらゆる機会にふさわしい、優れたアイテムにより構成」「多様な上質素材を用いて丁寧に仕立てられたスタイルの数々は、すべての人々に対する洗練されたラグジュアリーの提案」という。復活を告知するリリースには、「伝説のコラボレーションが再び」という言葉も。

 8月28日から店頭で無料配布する「LifeWearマガジン」2020年秋冬号には、ジル・サンダーのインタビューも掲載。デジタル版は既に特設サイト上で閲覧可能で、「小林一茶の俳句集を大切にしている」「(初めてコラボをした09年とは)あらゆることが変化したように感じる。新しい生地には、新しいソリューション、カット、パターンが必要」といったジル・サンダーのコメントが並ぶ。

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BARNEYS at HOME #54【BARNEYS NEW YORK】【LIVRER YOKOHAMA】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<バーニーズ ニューヨーク>今治タオル・<リブレ ヨコハマ>限定ランドリーデタ―ジェントとアウトドアリネンスプレー

バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめアイテムをピックアップしてご紹介!

今日ご紹介するのはウィメンズバイヤー熊澤がおすすめするアイテム、<バーニーズ ニューヨーク>の今治タオルと<リブレ ヨコハマ>のランドリーデタ―ジェント、アウトドアリネンスプレーです。

https://youtu.be/uRD9BSdvCj8

<バーニーズ ニューヨーク>今治タオル

パイル生地のタイプは厚みがあり、ふっくらした手触りでご自身用にもギフトにもおすすめの定番アイテムです。

今シーズン新しく登場したワッフル素材は吸水性や吸湿性に優れていて、汗のかきやすい今の時季にぴったりなアイテムです。

共にハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルの3サイズでご用意しております。

IMG 0147 BARNEYS at HOME #54【BARNEYS NEW YORK】【LIVRER YOKOHAMA】  バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<バーニーズ ニューヨーク>今治タオル・<リブレ ヨコハマ>限定ランドリーデタ―ジェントとアウトドアリネンスプレー

<リブレ ヨコハマ>限定ランドリーデタ―ジェント・アウトドアリネンスプレー

舞台衣装をはじめ、国内外アーティストのライブ衣装のクリーニングも手掛けるオリジナリティ溢れるランドリー店が展開するブランドです。

ランドリーデタージェント“グリーン リーフ”はバーニーズ ニューヨーク神戸店10周年を記念して誕生したエクスクルーシヴの香りです。

爽やかでありながらフローラルな雰囲気も感じられる香りで男女問わずご使用いただけます。

衣類などの布製品にスプレーするだけで虫よけの効果を発揮するアウトドアリネンスプレーは、ダニ予防や虫食い予防としてご使用いただけるほか、外出時の虫よけスプレーとしてのご使用も可能です。

天然の成分で作られており、お子様でも安心してご使用いただけます。

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ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルゲストタオル(LIGHT BLUE)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2125510.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルフェイスタオル(LIGHT BLUE)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2680003910247.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルバスタオル(LIGHT BLUE)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2680003910261.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルゲストタオル(NAVY)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2680003910148.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルフェイスタオル(NAVY)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2680003910131.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>ワッフルバスタオル(NAVY)

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_towel_handkerchief/2680003910186.html?2020_bjyoutube

 

LIVRER YOKOHAMA<リブレ ヨコハマ>限定ランドリーデタージェント“グリーン リーフ”

https://onlinestore.barneys.co.jp/home/home_fabriccare/2680003971682.html?2020_bjyoutube

 

LIVRER YOKOHAMA<リブレ ヨコハマ>アウトドアリネンスプレー

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バーニーズ ニューヨーク オンラインストア

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新たなライフスタイルを彩るアイテムをぜひバーニーズ ニューヨークで見つけてください。

日本発 “世界最強グローバルEC”を率いる起業家・原田真帆人の挑戦

 「リングブル(LINGBLE)」という日本人起業家が立ち上げたグローバルECプラットフォームをご存知だろうか。14カ国語以上の多言語と世界の100以上の決済手段に対応し、しかも開発費や固定費は無料。カスタマーセントリック(顧客中心主義)の設計になっており、多くの地域でチャット接客が可能になっている(しかもチャットは35秒ほどで立ち上がる)。グローバルECサイトとしては、世界最強の高級ブランドECの「ファーフェッチ(FARFETCH)」すら上回る完成度の高さだ。

 リングブルの経営陣にはそうそうたる顔ぶれが並ぶ。最高執行責任者(COO)はニューヨーク大出身で世界的な法律事務所で企業弁護士を務めたアレハンドロ・バルガス(Alejandro Vargas)、最高技術責任者(CTO)はレーンクロフォード(LANE CROWFORD)でCTOを務めた香港出身のウィルソン・ラム(Wilson Lam)と、いずれも歴戦のプロフェッショナルで、極めつけは非常勤取締役で技術顧問のデイヴィッド・リンゼイ(David Lindsay)だ。リンゼイ氏は、欧州のラグジュアリーEC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」の創業メンバーの1人で、同社のCTOを務めた後にファーフェッチに移って技術部門のトップを務め、直近ではLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のEC技術責任者だった人物だ。リングブルはシンガポールに本社を置き、従業員は中国や香港、マレーシアなど15カ国・地域で50人が働く。

 にもかかわらず「リングブル」は、今はまだ世界でも日本でも知る人ぞ知る存在だ。「マウジー(MOUSSY)」「タトラス(TATRAS)」などの日本の有力ブランドに加え、欧州のラグジュアリーブランドも利用しているが、現時点では契約している企業数は決して多くない。謎多き次世代のグローバルECプラットフォーム「リングブル」とは?創業者でCEOを務める原田真帆人とは何者なのか。原田CEO本人に直撃した。

 39歳の原田CEOが、海外で豊富な経験を積んだ歴戦のビジネスパーソンであることは間違いない。高校卒業後に渡米し、米国のミネソタ大学で経営学を学んだ後、地元三重県の有力企業である自動車部品専門商社の扇港産業に入社し、アムステルダムや深センなどで海外駐在員を務めた。退社後はフルブライト奨学金を得て世界屈指の名門ビジネススクールIMDでMBAを取得。クックパッドに入社し、新規事業部門の責任者を務めたのち2014年に退職。その後は、日本製のデニムを海外に販売するECサイト「デニミオ(DENIMIO)」の運営を本格的に始めた。自力で海外70カ国以上に販売するグローバルECプラットフォーム「リングブル」を構築し、19年に「リングブル」だけをスピンアウトさせ、シンガポールでリングブル社を設立した。「日本製のデニムを売ろうとしたら、世界中で100人の中の3人を掘り当てる必要があった」と振り返る。「あるラグジュアリーブランドのトップに日本製のデニムと『ザラ』のデニムを見せて、どっちが300ユーロのデニムか、クイズをしたことがあった。彼は『一方はストレッチがきいていて手触りもなめらか。もう一方ははいたら血が出るほどゴワゴワしている。こっちに決まってるよ』とザラのデニムを手にとった。僕は笑いながら、『正解はこのゴワゴワしている方です。これを求めて僕の横浜のお店には世界中からお客が来るんだ』と言ったら、『信じられないよ』って驚いていた。でも、それがメード・イン・ジャパンのデニム。誰もが認めるものではなくて、コアなファンがとにかく好き。『リングブル』は、そうした世界のマニアを掘り起こし、彼ら/彼女らに売ることを追求した結果、完成したものなんだ」という。

 あるジーンズ好きのマレーシア人がクアラルンプールの自宅で日本製のデニムブランドの名前をグーグルに打ち込んだとしよう。そうすると、かなりの確率で「デニミオ」のECサイトにアクセスするはずだ。マレーシア語で書かれたやたらと詳しい日本デニムの記事を30秒ほど読んでいると、「なにをお探しですか?」というマレーシア語のチャットウィンドーが立ち上がる。このチャットには、本当に聞きたいことが聞ける。なぜなら自動応答のボットではなく、デニムに詳しい人間のオペレーターが待ち構えているからだ。

 信じ難いことに、「リングブル」はこうした仕組みを世界規模で実装している。クラウド化され、多言語対応するECプラットフォーム、100以上の決済手段(国や地域によっては現金や銀行送金が主流だったりする)、物流、返品・返金、トラッキング、通関、多言語でのカスタマーサポートまで、グローバルECに必要なことはすべてそろっている。「そろっているというか、泥水をすすりながらそろえていったというのが正しい表現だ(笑)」。

 経営陣や社員が多国籍化していったのも自然なことだったという。「日本でも、中国でも、インドネシアでも、マレーシアでも、売ろうと思ったらどこでもやるべきことは変わらない。サイトが現地の言葉で表示され、チャットを含めてスムーズにコミュニケーションが取れ、現地で当たり前の決済手段が使えて、できるだけ早く問題なく手元に商品が届く。その上、返金や返品の対応がスムーズ。それを実現するために、あらゆるコネクションを使って人材を集めていったら、自然と社員は15カ国に広がった。だから業務は完全なフルリモートで、リアルなオフィスは持たず、オフィスはある意味でオンラインのプロジェクト管理ツール『ベースキャンプ(Basecamp)』にある。シンガポールに本社を登記したのは、日本の会社法だと外国籍の人にストックオプションが使えなかったから」。日本の約40のデニムブランドを集めた「デニミオ」のECサイトは数年前に月商5000万円を達成し、そのうち海外売り上げが9割を占め、出荷先は70カ国以上に達している。

 しかしそれなら、なぜこうした苦労を重ねて開発した「リングブル」が、初期費用や月額固定費が無料なのか。原田はクックパッド出身者らしく、ビジネスを料理に例える。「僕らは自分たちをITの開発会社とは考えていない。あくまでもグローバルビジネスの進出をサポートするパートナーだと考えている。いわゆるこれまでのECビジネスやITベンダーは、おいしい料理を出すのが目的と言いながら、高性能な冷蔵庫や使い勝手のいい調理場、よく切れる包丁などを買わせて、あとは知らないという感じだった。でも料理するには当たり前だけど料理の腕を磨く必要があるし、新メニューだって考えないと。その意味では、『リングブル』は調理師学校。3年間でグローバルECに二人三脚で取り組み、美味しい料理を出すためのすべてを提供する。パートナーだからリスクも折半。売れない場合はわれわれも収入が得られない――そういう仕組みにした」。「リングブル」の契約者数が少ないのも単なるクラウド型のシステムではなく、グローバルECをブーストさせるためのサポート体制をセットで提供するためなのだ。

 リングブルは今後、何を目指すのか。「資金調達をしたのは、グローバル企業がクライアントに加わって、その対応が必要だったから。新たなラウンド(シリーズB)にも今は動いているが、現時点では上場を考えているわけではない」という。原田CEOには忘れられない光景がある。海外から来たラグジュアリーブランドのトップを、デニム産地の岡山や徳島に案内したときのことだ。「現地のデニム企業の社長は、そのトップエグゼクティブを当たり前のように自分の運転で、自分の行きつけの居酒屋に案内した。極めつけは『ワシらは自分たちのデニムを染めた排水を浄化して、その水を田んぼに使い、その米を食べてるんだ』という説明。サステナビリティの究極にわかりやすい説明をいとも自然に話した。ラグジュアリーのトップもその言葉に衝撃を受け、ラグジュアリーブランドと日本のデニムのビジネスが始まった。日本の産地には、計り知れないポテンシャルがある。その可能性をとことん広げたい」。

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ヤギがナノファイバーを使用した高機能マスク発売 薄くて軽量、ウイルスをブロック

 繊維専門商社のヤギは、ナノファイバー「ナノクセラ(NANOXERA)」を使用した高機能マスク“エアクイーン(AirQUEEN)”を9月上旬にAmazonの自社ページで発売し、医療・介護施設、GMS、雑貨専門店などでも展開を予定している。

 「ナノクセラ」は韓国のナノファイバー製造企業トップテック(TOPTEC)グループが信州大学繊維学部と研究開発したもので、極細の糸を電気で紡糸する技術“エレクトロスピニング法”の量産型ナノファイバー。ヤギは今年1月、同社とナノファイバー製品のグローバル販売(韓国を除く)に関する契約を締結し、業務提携した。このマスクは、「ナノクセラ」を製品化した第1弾だ。

 ”エアクイーン”の価格は、1枚300円(販売は10枚セットで3000円)。「ナノクセラ」は、はっ水性、高吸水性、透過性、ストレッチ性に優れているほか、高いフィルター性能が特徴で、衣類のみならず医療用や電気・電子分野まで幅広い用途が期待されている。

 ”エアクイーン”は、0.3㎛(マイクロメートル)以下の微粒子を95%以上遮断し、着用部分からの空気の漏れ率が10%以内というアメリカの防じんマスク規格「N95」の基準をクリア。また製品の安全性・有効性を保証する機関であるアメリカ食品医薬品局(FDA)に医療機器として登録されるなど高い機能性が特徴のマスクだ。

 ヤギは1月の「nano tech 2020(第19回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」に「ナノクセラ」を出展し、最も優れた技術・研究成果を持って取り組んでいる初出展の団体に贈られる「新規ピックアップ賞」を受賞した。これをきっかけに、さまざまな業種から問い合わせを受けているという。

 今後は、中期経営計画の重点方針である“新領域への挑戦”に沿って、「ナノクセラ」を通気性のある透湿防水衣料やフィルター、車両資材など産業資材のほか、美容・コスメなどの各領域に拡大するとしている。

問い合わせ先
ヤギ 営業第一本部 第二事業部 
テクテキスタイルプロジェクトチーム
06-6266-7523

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人気メンズサロン「ゴールド」が美容師でバンドを結成! コロナ禍で窮地の美容とエンタメを掛け合わせた新プロジェクト

 ヘアサロン「ゴールド(GOALD)」は、中村トメ吉代表と米田星慧プロデューサーを中心にスタイリストとアシスタント5人でバンド「ゴールド(GOALD)」を結成し、ファーストシングル「ビューティフル ライフ(Beautiful Life)」を音楽配信サイトで8月26日から配信する。落ち込んだ世の中の空気を払拭するポップなメロディーに渋谷店店長の米田プロデューサーの「こんな時代だけどなりたい自分になれる」という熱い思いが込められている。

 2019年9月に東京・渋谷にオープンし、20年3月には愛知・名古屋にもサロンを立ち上げた「ゴールド」は、中村代表や米田プロデューサーを中心にさまざまなメディアで活躍しており、セミナーや講演会など業界内外から注目を集めるメンズサロンだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた迅速な営業自粛や、クラウドファンディングの実施など、その取り組みも注目を集めている。

 今回のバンドデビューは、「美容とエンターテインメントともに、コロナ禍でマイナスな立場に追い込まれているが、掛け合わせることでプラスへ転じようとスタートした」という。4月の緊急事態宣言を受けて営業を自粛し、クラウドファンディングを開始した頃からプロジェクトは動き出した。美容師だけどはさみが持てない時期に、サロンの顧客や専門学校での講演で接する若い世代の背中を押そうとするコロナ禍における米田プロデューサーの意見や姿勢に共感したという、音楽プロデューサーの宮田“レフティ”リョウ氏の全面プロデュースのもと活動がスタートした。

 バンドメンバーは本格的なバンド活動をしていた同店スタッフの経験者の中から中村代表が選抜。ベースを居城嵐スタイリスト 、ドラムを南雲一星アシスタント、キーボードを大岡拓海アシスタントが務め、中村代表と米田プロデューサーを含む5人のメンバーからなる。

 ボーカルを務める米田プロデューサーは、「僕たちは髪を切ることだけじゃなく、どんなことでも若者たちに“想い”や“力”を届けていきたい。今のこの時代、そしてこの“夏”に、心のままに“駆け抜け”ていい。好きな子に“想い”を伝えていい。大きな声で“夢”を語っていい。好きなだけ“自由”に生きていい。その背中を押すのが美容室であり、僕たち『ゴールド』。今しかない、10代の夏。思いっきり夏に飛び込もう!」とコメント。

 ギターを務める中村代表は、「今の不安で閉鎖的な世の中に対して、少しでも楽しさやワクワクを、そして自己表現や自己実現の大切さを、この活動を通して伝えていけたらという想いを込めて。常識を超えた挑戦であり、男のロマンです!」とコメントしている。

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サザビーリーグから新たな食ブランド「チャービーボーンブロス」誕生

 サザビーリーグはこのほど、新たな食のブランド「チャービーボーンブロス(CHARBY BONE BROTH)」をスタートさせる。栄養価の高いスープ“ボーンブロス”をメニューにそろえ、9月10日からロンハーマン カフェ千駄ヶ谷店で販売する。

 “ボーンブロス”とは、鶏や牛、魚などの骨を煮込んだスープで、脂肪分が少なく、食材のビタミン、ミネラル、アミノ酸、コラーゲンなどの豊富な栄養素を含むのが特徴だ。メニューは岩手県で健康的に育った国産鶏を使用したスープのみの“飲むボーンブロス”(455円)と野菜も一緒に煮込んだ“食べるボーンブロス”(910円)の2種類。
 
 今回の取り組みは、同社が2019年に立ち上げた社員からのアイデアをもとに事業化する「新規事業創設プロジェクト」から誕生した第1弾のブランドとなる。

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怒濤の6月を振り返って エディターズレター(2020年7月2日配信分)

※この記事は2020年7月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

怒濤の6月を振り返って

 現地で起こっていることを伝えたい!と、6月はアメリカのBLM運動についての記事を重点的にピックアップしてお届けしました。

 BLM運動は、アメリカでは新型コロナによる生活の変化や経済的ダメージに勝るとも劣らぬ勢いで、価値観の見直しを迫るムーブメントになっています。

 そして今、多くの企業やブランドが「黒人の命は大切」というメッセージへの賛同に終わらず、「どうすれば、本心から差別に向き合っていると信じてもらえるか」に腐心しています。

 そんな企業やブランドに対して、米「WWD」と同じグループ傘下のメディア「ソーシングジャーナル」の黒人女性エディターは「行動あるのみ」と一喝。そして「意思決定の場に多様性を」と提言しています(最初のリンク参照)。

 こうした声はいろんな会社の内外から噴出しており、エスティ ローダーは社内メモで今後黒人の従業員の雇用率を上げると約束し、アディダスもアメリカ国内のすべてのポジションの30%を黒人とラテン系の人材にすることを目標に掲げました。決定権のあるポジションを白人が占め続ける限り、真のダイバーシティーにはなり得ません。それを推進するのは決定権のある白人でないとできないーーまさにそれに向き合うべき時が来ているのだと思います。

 元従業員による人種差別の告発が問題視され、サステナブルなファッションをうたうリフォメーションの創業者兼最高経営責任者(CEO)が退任に追い込まれるなど、トップの交代にもつながっています。透明性が売りのエバーレーンでも人種差別問題が持ち上がっているなど、スタートアップもこの問題の渦中にあります。

 そんな中、私が注目しているのがパタゴニアです。6月に女性CEOが突然退任して、後任が決まっていません。長年成長を支えてきた最高執行責任者が暫定的に指揮を取っているのですが、企業哲学も理解していて後任にふさわしいはずであるにもかかわらず、後任としては指名されていません。

 米「WWD」は、「退任と直接的な関連性はないものの」としながらも、元パタゴニアのスタッフなどが多様性の欠如を指摘していることを伝えています(2番目のリンク参照)。環境保護とビジネスを両立させるこの唯一無二の企業が、次のトップとするのはどんな人物なのか。なんらかの意志が見える人事になるだろうと注目しています。

 さて、6月は「プライド月間」でもありました。今年はBLM運動と融合して、より問題意識が強まった感があります。「プライド月間」の締めくくりにふさわしいインタビューをお届けしております。ハニー・ディジョンを知っていますか?(3番目のリンク参照)

 盛りだくさんで怒濤のような6月でしたが、7月も海外からのさまざまなニュースや声を、チーム一丸となってお伝えしていきたいと思います。

VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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