人気メンズサロン「ゴールド」が美容師でバンドを結成! コロナ禍で窮地の美容とエンタメを掛け合わせた新プロジェクト

 ヘアサロン「ゴールド(GOALD)」は、中村トメ吉代表と米田星慧プロデューサーを中心にスタイリストとアシスタント5人でバンド「ゴールド(GOALD)」を結成し、ファーストシングル「ビューティフル ライフ(Beautiful Life)」を音楽配信サイトで8月26日から配信する。落ち込んだ世の中の空気を払拭するポップなメロディーに渋谷店店長の米田プロデューサーの「こんな時代だけどなりたい自分になれる」という熱い思いが込められている。

 2019年9月に東京・渋谷にオープンし、20年3月には愛知・名古屋にもサロンを立ち上げた「ゴールド」は、中村代表や米田プロデューサーを中心にさまざまなメディアで活躍しており、セミナーや講演会など業界内外から注目を集めるメンズサロンだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた迅速な営業自粛や、クラウドファンディングの実施など、その取り組みも注目を集めている。

 今回のバンドデビューは、「美容とエンターテインメントともに、コロナ禍でマイナスな立場に追い込まれているが、掛け合わせることでプラスへ転じようとスタートした」という。4月の緊急事態宣言を受けて営業を自粛し、クラウドファンディングを開始した頃からプロジェクトは動き出した。美容師だけどはさみが持てない時期に、サロンの顧客や専門学校での講演で接する若い世代の背中を押そうとするコロナ禍における米田プロデューサーの意見や姿勢に共感したという、音楽プロデューサーの宮田“レフティ”リョウ氏の全面プロデュースのもと活動がスタートした。

 バンドメンバーは本格的なバンド活動をしていた同店スタッフの経験者の中から中村代表が選抜。ベースを居城嵐スタイリスト 、ドラムを南雲一星アシスタント、キーボードを大岡拓海アシスタントが務め、中村代表と米田プロデューサーを含む5人のメンバーからなる。

 ボーカルを務める米田プロデューサーは、「僕たちは髪を切ることだけじゃなく、どんなことでも若者たちに“想い”や“力”を届けていきたい。今のこの時代、そしてこの“夏”に、心のままに“駆け抜け”ていい。好きな子に“想い”を伝えていい。大きな声で“夢”を語っていい。好きなだけ“自由”に生きていい。その背中を押すのが美容室であり、僕たち『ゴールド』。今しかない、10代の夏。思いっきり夏に飛び込もう!」とコメント。

 ギターを務める中村代表は、「今の不安で閉鎖的な世の中に対して、少しでも楽しさやワクワクを、そして自己表現や自己実現の大切さを、この活動を通して伝えていけたらという想いを込めて。常識を超えた挑戦であり、男のロマンです!」とコメントしている。

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サザビーリーグから新たな食ブランド「チャービーボーンブロス」誕生

 サザビーリーグはこのほど、新たな食のブランド「チャービーボーンブロス(CHARBY BONE BROTH)」をスタートさせる。栄養価の高いスープ“ボーンブロス”をメニューにそろえ、9月10日からロンハーマン カフェ千駄ヶ谷店で販売する。

 “ボーンブロス”とは、鶏や牛、魚などの骨を煮込んだスープで、脂肪分が少なく、食材のビタミン、ミネラル、アミノ酸、コラーゲンなどの豊富な栄養素を含むのが特徴だ。メニューは岩手県で健康的に育った国産鶏を使用したスープのみの“飲むボーンブロス”(455円)と野菜も一緒に煮込んだ“食べるボーンブロス”(910円)の2種類。
 
 今回の取り組みは、同社が2019年に立ち上げた社員からのアイデアをもとに事業化する「新規事業創設プロジェクト」から誕生した第1弾のブランドとなる。

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怒濤の6月を振り返って エディターズレター(2020年7月2日配信分)

※この記事は2020年7月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

怒濤の6月を振り返って

 現地で起こっていることを伝えたい!と、6月はアメリカのBLM運動についての記事を重点的にピックアップしてお届けしました。

 BLM運動は、アメリカでは新型コロナによる生活の変化や経済的ダメージに勝るとも劣らぬ勢いで、価値観の見直しを迫るムーブメントになっています。

 そして今、多くの企業やブランドが「黒人の命は大切」というメッセージへの賛同に終わらず、「どうすれば、本心から差別に向き合っていると信じてもらえるか」に腐心しています。

 そんな企業やブランドに対して、米「WWD」と同じグループ傘下のメディア「ソーシングジャーナル」の黒人女性エディターは「行動あるのみ」と一喝。そして「意思決定の場に多様性を」と提言しています(最初のリンク参照)。

 こうした声はいろんな会社の内外から噴出しており、エスティ ローダーは社内メモで今後黒人の従業員の雇用率を上げると約束し、アディダスもアメリカ国内のすべてのポジションの30%を黒人とラテン系の人材にすることを目標に掲げました。決定権のあるポジションを白人が占め続ける限り、真のダイバーシティーにはなり得ません。それを推進するのは決定権のある白人でないとできないーーまさにそれに向き合うべき時が来ているのだと思います。

 元従業員による人種差別の告発が問題視され、サステナブルなファッションをうたうリフォメーションの創業者兼最高経営責任者(CEO)が退任に追い込まれるなど、トップの交代にもつながっています。透明性が売りのエバーレーンでも人種差別問題が持ち上がっているなど、スタートアップもこの問題の渦中にあります。

 そんな中、私が注目しているのがパタゴニアです。6月に女性CEOが突然退任して、後任が決まっていません。長年成長を支えてきた最高執行責任者が暫定的に指揮を取っているのですが、企業哲学も理解していて後任にふさわしいはずであるにもかかわらず、後任としては指名されていません。

 米「WWD」は、「退任と直接的な関連性はないものの」としながらも、元パタゴニアのスタッフなどが多様性の欠如を指摘していることを伝えています(2番目のリンク参照)。環境保護とビジネスを両立させるこの唯一無二の企業が、次のトップとするのはどんな人物なのか。なんらかの意志が見える人事になるだろうと注目しています。

 さて、6月は「プライド月間」でもありました。今年はBLM運動と融合して、より問題意識が強まった感があります。「プライド月間」の締めくくりにふさわしいインタビューをお届けしております。ハニー・ディジョンを知っていますか?(3番目のリンク参照)

 盛りだくさんで怒濤のような6月でしたが、7月も海外からのさまざまなニュースや声を、チーム一丸となってお伝えしていきたいと思います。

VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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ソーシャルネイティブ世代に向けたミルボンの新ヘアケアスタイリングブランド「ドア」が誕生

 美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボン(MILBON)は、ソーシャルネイティブ世代に向けた新ヘアスタイリングブランド「ドア(DOOR)」を全国の取り扱い美容室で9月10日に発売する。

 日々の生活から切り離すことのできないほど影響力を持つようになったSNSの拡大を背景に、生まれころからスマートフォンやパソコンなどに囲まれた環境で育ったソーシャルネイティブ世代に向けて、“なりたい自分をもっと表現できるように”という狙いから開発した。

 濡れすぎない素髪のような艶感を表現できるシャイニー系3種と、フィルターがかかったような柔らかな透明感を表現するフェード系の2種の仕上がりを用意。ベタつかずさらっとしたジェル状オイルで艶を表現する「シャイニーオイル」(90g、2000円)や、動きのある束感と艶感を両立させたスフレバーム「シャイニースフレ」(40g、1800円)、高いホールド力でパキッと固まるハードジェル「シャイニージェル」(150g、1600円)など、幅広いセット力の5アイテムをそろえる。

 ミルボンはヘアケアブランド「オージュア(AUJUA)」やグローバルヘアケアブランド「ミルボン(MILBON)」など、ヘアケアアイテムを中心に大人世代から人気を集めている。「ニゼル(NIGELLE)」などのスタイリングブランドも支持を集めてきたが、ソーシャルネイティブ世代に向けたブランドの立ち上げは初めてだ。

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「ユニクロ ユー」の秋冬コレクションは着心地を重視 クラシックなデザインと色使い

 「ユニクロ(UNIQLO)」の研究開発拠点であるフランス・パリのリサーチ&デベロップメントセンター(以下、R&Dセンター)のアーティスティック・ディレクター、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)率いるデザインチームが手掛ける「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。ビンテージ風のワンピースやシャツジャケットなどのクラシックなデザインと柔らかな素材を使用した着心地のよさがメンズ、ウィメンズ共に特徴だ。メンズ39型、ウィメンズ38型、バッグ4型を用意し、9月18日に一部の店舗と公式ECサイトで発売する予定だ。

 メンズは温もりを感じさせる鮮やかなオレンジやボルドーをアクセントカラーにしながらも、ベージュやブラウンのニュートラルカラーを多用。コーデュロイのブルゾンやウールをブレンドしたシャツジャケットなど、着心地のよいクラシックなアイテムが特徴だ。ウィメンズはミニマリズムにインスパイアされた淡いベージュやブルーがかったグレーなどクリーンな色合いが中心。サテン、シワ加工のビスコース素材などで柔らかなシルエットを実現した。メンズ同様にウール素材を使用したジャケットやパデットコートなどクラシックなアイテムが目立つ。

 商品の価格帯はアウターが4990~1万4900円、パンツが3990~5990円、スカートが3990円、シャツが2990円、カットソーが1500~4990円、ニットが2990~6990円、ワンピースが4990~5990円、バッグが1990~3990円を予定している。

 クリストフ・ルメールは1991年に自身のブランド「ルメール(LEMAIRE)」を立ち上げ、2015年秋冬と16年春夏に「ユニクロ」とのコラボコレクションを発表。その後、パリのR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターに就任した。R&Dセンターはパリのほかにも東京、上海、ニューヨーク、ロサンゼルスに拠点を持ち、新素材や世界のトレンドをもとに商品を開発・デザインする機能を担っている。

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「ユニクロ ユー」の秋冬コレクションは着心地を重視 クラシックなデザインと色使い

 「ユニクロ(UNIQLO)」の研究開発拠点であるフランス・パリのリサーチ&デベロップメントセンター(以下、R&Dセンター)のアーティスティック・ディレクター、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)率いるデザインチームが手掛ける「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。ビンテージ風のワンピースやシャツジャケットなどのクラシックなデザインと柔らかな素材を使用した着心地のよさがメンズ、ウィメンズ共に特徴だ。メンズ39型、ウィメンズ38型、バッグ4型を用意し、9月18日に一部の店舗と公式ECサイトで発売する予定だ。

 メンズは温もりを感じさせる鮮やかなオレンジやボルドーをアクセントカラーにしながらも、ベージュやブラウンのニュートラルカラーを多用。コーデュロイのブルゾンやウールをブレンドしたシャツジャケットなど、着心地のよいクラシックなアイテムが特徴だ。ウィメンズはミニマリズムにインスパイアされた淡いベージュやブルーがかったグレーなどクリーンな色合いが中心。サテン、シワ加工のビスコース素材などで柔らかなシルエットを実現した。メンズ同様にウール素材を使用したジャケットやパデットコートなどクラシックなアイテムが目立つ。

 商品の価格帯はアウターが4990~1万4900円、パンツが3990~5990円、スカートが3990円、シャツが2990円、カットソーが1500~4990円、ニットが2990~6990円、ワンピースが4990~5990円、バッグが1990~3990円を予定している。

 クリストフ・ルメールは1991年に自身のブランド「ルメール(LEMAIRE)」を立ち上げ、2015年秋冬と16年春夏に「ユニクロ」とのコラボコレクションを発表。その後、パリのR&Dセンターのアーティスティック・ディレクターに就任した。R&Dセンターはパリのほかにも東京、上海、ニューヨーク、ロサンゼルスに拠点を持ち、新素材や世界のトレンドをもとに商品を開発・デザインする機能を担っている。

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ジャニーズが「美容クリニック行くんです」って言っちゃうんです エディターズレター(2020年7月6日配信分)

※この記事は2020年7月6日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 

ジャニーズが「美容クリニック行くんです」って言っちゃうんです

 「メイベリン ニューヨーク」が元関ジャニ∞の錦戸亮をジャパン・ブランドサポーターに起用するというニュースが話題になりました。最近ではジャニーズの新星、Snow Manのラウールが「ディオール」のコスメとコラボしたり、「NARS」のビジュアルに俳優の横浜流星が登場したり。ひと昔前では化粧品の広告に男性の、しかもトップアイドルが出てくるというのは考えられないことでした。ダイバーシティ&インクルージョンが浸透してきているんだなあと感じますし、いよいよ、女性だから、男性だからという考え方をするのはおかしなことなんですよね。

 先日の「WWDビューティ」でも、小売店のメンズコスメニーズを取り上げましたが、男性もコロナを機にマスクが日常となる中で、肌荒れはもちろん、マスクによる日焼けを気にしてUVに興味を持ち始めているとか。さらには、長く過ごすことになったお家を香りで彩りたいって!なんか女性みたい、って思いましたが。いや、まさに、女性も男性も関係ないんですよね。気になることは一緒なんですよ〜。

 こんな記事を読んで、ふと思い出したことがあるんです。それは妊娠中の胎動なんですが……。上の男の子の時、ビジネス取材中にとにかく、お腹の中でグルグルグルグル動いていたんですよね。で、ウィメンズのお洋服の取材の時はピタッと動かない……。大丈夫!?って思ったぐらい。下の女の子の時は化粧品の取材中、「うるさい」って言っちゃうぐらい、お腹を蹴り続けていて、ビジネス取材の時は全く動かない。やっぱり、男の子、女の子で興味が違うんだなあ、なんて思ったんですが。もし次があるとしたら(絶対ないと言い切れますが、万が一あるとしたらw)マインドセットしなきゃ。男の子だから、女の子だからではなく、マインドをフラットに胎動を感じてみたいな。違う発見があるかしら、なんて思った次第です。マインドセット、今、すごく重要ですよね。化粧品の広告に続々男性が登場していることでも、そう思わされました。

 余談ですが、Snow Manのユーチューブ、娘の影響で見出したら面白いんです。個性豊かな9人組で、イケメン目黒くんが一推しです。関西出身のお笑い担当、向井康二も捨てがたいw。さらに、美容男子の渡辺翔太。「美容クリニックを梯子してます」ってジャニーズで、アイドルで言う人いなかったですよね。固定観念を覆してくれました。これもマインドセット。ジャニーズってこうよね、アイドルってこう。彼らを見てるとそれって違うなあって、深く考えることになりました。さらに余談ですが、それにかこつけて、渡辺くんに取材してみたい、なんて思ってます(笑)。

HER OPINION:ママ、女性に関連するファッション&ビューティ業界の話題をお届けします。今、働くママを含めた社会進出が進む女性に関わる情報が増えてきました。彼女らにまつわるニュースをピックアップすることで、彼女らを支える彼らにも役立つニュースを紹介します。

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日本初、界面活性剤を配合していない99%美容液のホットクレンジングがロート製薬から登場

 ロート製薬は今秋、EC限定の新ブランド「アウナ(AUNA)」を登場させ、第1弾製品として日本初の界面活性剤を配合していないホットクレンジング「マイルドホットクレンジングジェル」(36回分、3200円)を発売する。

 「マイルドホットクレンジングジェル」は、“99%美容液・9の無添加の、ホットクレンジングジェル!”をコンセプトに、毛穴の黒ずみや角栓詰まりなど毛穴悩みを肌にやさしい方法で解消したい人をターゲットに開発。“肌にいいものだけで肌を洗う”“環境配慮に考慮”を重視し、美容液成分でメイクを落とすために界面活性剤不使用のクレンジング製剤の開発に着手した。ブランド担当者は、「当社の『肌ラボ』の基礎化部門(化粧水など)を担当していた研究開発員の1人が、“肌の健康”のために、洗浄成分を入れずにクレンジングを作れないのだろうかと考えたのが始まり。そこから約3年の開発期間を要したが、5000種類以上存在している保湿効果のある美容液成分の中から、十分なメイク落ちを実現できる成分とその組み合わせを見つけること、そしてオイル成分と水溶性成分の配合を安定化させることに苦労した」と振り返る。

 日本初の界面活性剤フリー、防腐剤フリーの「マイルドホットクレンジングジェル」は、肌にやさしい使い心地でありながら、簡単できれいにメイクを落とすことができ、洗うたびに透明感のある肌へ導く。今後については、「来年を目処に新製品投入に向けて研究を進めている。また、界面活性剤フリーによる洗浄技術を応用し、ロート製薬のほかのブランドや製品にもこの先技術応用していく予定」だと述べる。

 「アウラ」は、9月1日に楽天店をオープンし、9月17日に楽天先行発売、9月23日にロートオンラインショップで発売をスタートする。

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人気ドラマ「わたナギ」で多部未華子が着用 「クーシオ」がジェネレーションZにじわじわ認知拡大

 「クーシオ(QUSSIO)」は、高野千波が手掛けるウィメンズブランド。2017年秋に「ロイヤルパーティー(ROYAL PARTY)」などを運営する恵山でスタートし、18年秋冬からは商標権は恵山に残し、運営を高野が社長を務めるソードクリエイティブに移管。ボディスーツや派手な柄のレギンスなど、「SNS映えする商品が20代前半~半ばの“海外かぶれ”の子に広がりつつある」と高野。火曜22時放送のTBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」で主演の多部未華子がカットソートップを着用したこともバネに、今後のさらなる認知拡大を目指す。

 高野は編集プロダクションを経て、アパレルウェブに入社。同社子会社がシンガポールで運営していた日本ブランドのセレクトショップ「Jランウェイ(J RUNWAY)」でバイヤーを務めていた。独立後はSNSの企業アカウントの撮影代行とともに、中国で写真家の米原康正とウィメンズブランドを立ち上げるなどしてきた。恵山とは「Jランウェイ」時代から付き合いがあり、“アジア戦略ブランド”として17年11月に、「クーシオ」を立ち上げた。

 昨年まではPRや営業は特に行っておらず、発信はインスタグラムのみ。20年春夏からは、元ヤングカジュアルブランドのPRだったという友人と契約し、PRを委託している。そこから「私の家政夫ナギサさん」のスタイリストにもつながった。自社ECでの販売が主だが、インスタ経由で20年春夏からベイクルーズ グループの20代向け業態「ジョイントワークス(JOINT WORKS)」での販売も始まった。今秋はラフォーレ原宿2階のポップアップスペースで9月29日~10月12日にポップアップストアも開催予定という。

 また、香港や中国本土のセレクトショップ「i.t.」では、“アジア戦略ブランド”として立ち上げた当時から少量を販売してきた。今秋からは販売量を拡大する。デモにコロナと香港の状況は非常に不安定だが、「中国本土の店舗を中心に売ると聞いている」と期待する。

 売れ筋は「極端な露出、極端なサイズ感」の商品で、ハイレグカットのボディスーツ(7900円)が看板アイテム。ステイホーム期間が長引く中で、ボディスーツとトラックパンツのセットやボディスーツとマスクのセットなども企画している。ドラマでは第5話などで部屋着として、ロングスリーブのグラフィックTシャツ(6900円)が使用された。

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米・女優ジェニファー・ロペスがコスメブランドを立ち上げ

 米・女優のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez以下、ジェニファー)が、ビューティーブランド「J LO ビューティ(JLO BEAUTY)を立ち上げると自身のインスタグラムに投稿した。

 ジェニファーが2019年12月24日、米・特許商標庁に提出した書類によれば、メイクアップ製品に加え、乳液や洗顔料、フェイスマスク、スキンセラム、フェイス&ボディークリームなどのスキンケアの商標を申請している。

 ジェニファーはまだブランドの詳細を明らかにしていないが、彼女はビューティ業界でも長いキャリアを持っており、02年に彼女の名前を冠したフレグランスラインを立ち上げている。これまで20億ドル(約2160億円)を売り上げるなど著名人のフレグランス市場の活性化に一役買っている。昨年秋には25番目の香り『プロミス』を発売した。

 また18年には、ポーランドに本社を構えるイングロット コスメティクス(INGLOT COSMETICS)と協業し、同社のコスメブランド『イングロット(INGLOT)』とコラボした、『ジェニファー・ロペス イングロット(JENNIFER LOPEZ INGLOT)』を立ち上げ、綿密に思慮を重ねて70アイテムをラインアップするメイクコレクションを発売した。業界筋によると、同コレクションは発売から3カ月で1500万ドル(約16億2000万円)を売り上げたとしている。

 近年セレブリティーによるビューティラインの立ち上げ続いており、ほかにもリアーナ(Rihanna)の「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA)」や「フェンティ スキン(FENTY SKIN)」、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」や「カイリー・スキン(KYLIE SKIN)」、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」、レディー・ガガ(Lady Gaga)の「ハウス ラボラトリーズ(HAUS LABORATORIES)」などがある

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パンツ専業「ニート」が直営店 100種以上の生地を選べるオーダーメード感覚のサロン

 西野大士氏が手掛けるパンツ専業ブランド「ニート(NEAT)」は、国内初となる直営店「ニート ハウス」を9月16日、東京・神宮前に出店する。

 約20平方メートルの店舗は木目調の重厚な内装で、これまで卸販売してきた既製品の販売はせず、パンツの型・生地を客が選び、受注販売するオーダーサロンとなる。選べる形は「ワイド」「テーパード」「スタンダード」といった既製ラインの定番9種類。サイズは既製品がウエスト4cm刻みであるのに対し、ここでは2cmとより細かいピッチで対応する。生地は国内外から100種類以上を取りそろえ、英「テイラー&ロッジ(TAYLOR&LODGE)」や伊「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」など名門服地メーカーの生地に加えて、米コーンミルズ社のデッドストックのデニム、ビンテージのテントクロスなど、希少もしくは店舗限定のものも多い。注文から約30〜40日で納品となる。

 ショップの主なターゲットは既存のブランド顧客。卸販売の既製品の中心価格帯3万円台に対して、オーダーパンツは1本当たり4万〜8万円。じっくり接客ができるよう、入店は1日5組に限定、各枠2時間のアポイント制とする。

 ブランドスタートから4年で卸販売のアカウントは35店舗まで広がり、「横の広がりはもう十分だと考えている」と西野氏。2020-21年秋冬からは、「ブランドのブームが加熱しすぎると一過性のもので終わってしまう」という危惧から、一店当たりの買い付け量の上限も設けている。「今後はここ(『ニート ハウス』) を拠点に新しい価値を提供し、ブランドのファンと“縦掘り”の場を作っていきたい」と話す。

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「サイ」のワッペンが付く3層構造のマスクが発売 

 「サイ(SCYE)」は、3層構造のフェイスマスクを8月26日に東京・千駄ヶ谷の直営店サイ マーカンタイル(SCYE MERCANTILE)で発売する。価格は1600円。カラーは白、黒、グレー、サイズはスモールとミディアムの2サイズをそろえる。9月2日からはブランドの公式オンラインストアでも販売する。

 素材はポリエステルとポリウレタンをミックスしたやわらかい着け心地で、抗菌のほかに消臭やUVカット効果もある。洗濯が可能で、繰り返して着用することもできる。ブランドアイコンであるサイのワッペンが付くさりげないデザインが特徴だ。

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「シロ」が秋冬コレクションを発売 自然界の補色や土カラーで力強さを表現

 自然派コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」は9月10日に、2020年秋冬のカラーメイクコレクションを発売する。製品ラインアップは人気アイテム「カレンデュラアイシャドウリキッド」「がごめ昆布マスカラ」の新色や限定色に、新アイテムとして「ジンジャーリップスティックグロウ」「ジンジャーリップカラープライマー」を追加。4品12種をそろえる。開発にあたり、植物が持つ力強さを表現し自然界の補色の組み合わせや、くすんだ土っぽい色を取り入れた。

 「カレンデュラアイシャドウリキッド」はコロナ禍下に、ECで最も売れている人気製品で、保湿力があってケア効果が高いカレンデュラを配合。新4色は植物の茎と赤い花びらの境目にあるグラデーションなど意外に思える組み合わせを表現した。「がごめ昆布マスカラ」はブランドを代表する素材であるがごめ昆布エキスとゆず精油を配合。4月発売の限定色は即完売するほどの人気となったが、新色は角度によって輝きが変化する偏光パールを利かせたネイビーとカーキ、限定色のピンクブラウンを加える。

 またジンジャー配合で唇をふっくらと見せる「ジンジャーリップスティック」に、初めての艶タイプ「グロウ」が登場。ユーザーから人気の高いブラウン系2色と鮮やかな赤の3色を用意した。さらに新アイテムとしてオイルベースの人気唇専用美容液「エッセンスリップ」の発想をもとにした色つきリップ下地「ジンジャーリップカラープライマー」を投入。ホワイティッシュゴールドとサフランイエローの2色展開で、シアーな色づきで保湿しながら唇の質感を変化させる。薄づきのため、マスク着用時の色移りも気にせず使用できる点とともに訴求する。

 同ブランドではエシカルの観点から包装資材を省いた製品を用意し、“エシカル割”として通常価格から3%値引いた価格で販売する。

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「シロ」が秋冬コレクションを発売 自然界の補色や土カラーで力強さを表現

 自然派コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」は9月10日に、2020年秋冬のカラーメイクコレクションを発売する。製品ラインアップは人気アイテム「カレンデュラアイシャドウリキッド」「がごめ昆布マスカラ」の新色や限定色に、新アイテムとして「ジンジャーリップスティックグロウ」「ジンジャーリップカラープライマー」を追加。4品12種をそろえる。開発にあたり、植物が持つ力強さを表現し自然界の補色の組み合わせや、くすんだ土っぽい色を取り入れた。

 「カレンデュラアイシャドウリキッド」はコロナ禍下に、ECで最も売れている人気製品で、保湿力があってケア効果が高いカレンデュラを配合。新4色は植物の茎と赤い花びらの境目にあるグラデーションなど意外に思える組み合わせを表現した。「がごめ昆布マスカラ」はブランドを代表する素材であるがごめ昆布エキスとゆず精油を配合。4月発売の限定色は即完売するほどの人気となったが、新色は角度によって輝きが変化する偏光パールを利かせたネイビーとカーキ、限定色のピンクブラウンを加える。

 またジンジャー配合で唇をふっくらと見せる「ジンジャーリップスティック」に、初めての艶タイプ「グロウ」が登場。ユーザーから人気の高いブラウン系2色と鮮やかな赤の3色を用意した。さらに新アイテムとしてオイルベースの人気唇専用美容液「エッセンスリップ」の発想をもとにした色つきリップ下地「ジンジャーリップカラープライマー」を投入。ホワイティッシュゴールドとサフランイエローの2色展開で、シアーな色づきで保湿しながら唇の質感を変化させる。薄づきのため、マスク着用時の色移りも気にせず使用できる点とともに訴求する。

 同ブランドではエシカルの観点から包装資材を省いた製品を用意し、“エシカル割”として通常価格から3%値引いた価格で販売する。

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「YSL」の2020年ホリデーは通常の3倍!?巨大パレットが登場 ドレスアップするような華やかなコレクション

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は10月23日、2020年ホリデーコレクションを発売する(10月16日にECと表参道フラッグシップブティックで先行発売)。今季は「ドレスミーワイルド」と題し、パーティーにドレスアップするような華やかなアイテムがそろう。
 
 メインは、グリッターがきらめくレオパード柄のパッケージに包まれて登場。中でも目玉は、通常のアイシャドウパレットの3倍ほどの大きさのあるアイ&フェイスカラーパレット「パレット ドレスミーワイルド」(1万3000円)だ。ジュエリーのような輝きを放つアイシャドウ4色、チーク2色、ハイライター2色を、さまざまな質感やカラーでそろえる。なお、全色目元にも使える万能なカラーとなっている。

 リップスティックは艶タイプの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター」(限定4色、各4300円)がチョコレートブラウン、ローズピンク、大胆なレッド、コーラルローズの4色、ピュアな発色とサテンの質感が特徴の「ルージュ ピュールクチュール コレクター」(限定4色、各4300円)はアイコニックなレッド、オレンジレッド、ボルドーレッド、ワインレッドが登場する。そのほかブランド人気ナンバーワンのクッションファンデーション「アンクル ド ポー ルクッション ミニ コレクター」(6000円)はキラキラと光るハイライター色、ロングセラーのコンシーラー「ラディアント タッチ コレクター」(限定2色、各5000円)も透明感を瞬時に与える2色が発売となる。

 11月13日には毎年人気のコフレも登場する。ミニサイズの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」が2色、ミニサイズの「ルージュ ピュールクチュール」がセットになった「YSL ノエル ミニ リップボックスセット」(6800円)、50mLサイズの「モン パリ オーデパルファム」とミニサイズの「マスカラ ヴォリューム エフォシル ザ カーラー」、ミニサイズの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」がセットになった「ノエル モン パリ ミニメイクアップセット」(1万3000円)、ミニサイズの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」とミニサイズの「ルージュ ピュールクチュール」、ミニサイズの「タトワージュ クチュール ベルベット クリーム」のセット「YSL ノエル ミニ リップセット」(4500円)、「モン パリ オーデパルファム」の90mLと10mL、同香りのシャワーオイルとボディーローションのセット「ノエル モン パリ デラックスコフレ 」(2万円、12月4日発売)を発売する。ミニチュアサイズのメイクやフレグランス などを24個そろえた人気の「ノエル アドベント カレンダー」(5万円)も登場する。(一部11月6日に公式ECサイトと表参道フラッグシップブティック先行発売)

 オンラインで行われた発表会は、パーティーをテーマにしたメイクアップデモンストレーションが行われたほか、自宅でもパーティー気分を味わえるよう華やかな包装のドリンクが振る舞われた。

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「ルイ・ヴィトン」上海旗艦店、8月の売り上げは23億円か?

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の中国最大店舗、上海プラザ66店の8月の売り上げが2200万ドル(約23億円)に達するのではないかと中国の金融プラットフォームが報じた。米「WWD」が上海プラザ66の担当者に問い合わせたところ、この数字には信ぴょう性があるようだ。通常、同店の月間売上高はおよそ1100万〜1300万ドル(約11億〜13億円)だったという。

 「ルイ・ヴィトン」は数字の確認を拒否したが、同ブランドの中国での最高単店売上高を記録したとみられる。

 8月6日に上海で行った2021年春夏メンズのランウエイショーとそのライブ配信が大きく後押しした。巨大な風船オブジェとモデルが貨物コンテナから現れる光景は、ウェイボー(微博、WEIBO)で6800万ビュー、中国本土のティックトック(抖音、Douyin)で1800万ビュー、ウィーチャット(微信、WeChat)などを展開するテンセント(騰訊、TENCENT)で800万ビューを含む、世界中のさまざまなプラットフォームで1億回以上視聴された。

中国の地元メディアによると、ショーの招待客がプラザ66の店舗に押し寄せ、ショーに向けて、頭からつま先まで新シーズンのルックを手に入れようとしており、これが売上アップにつながったという。

 中国のバレンタインデーとされる8月25日の七夕(Qixi Festival)に向けた限定品発売と、コロナ禍で抑圧されたラグジュアリー消費への反動需要とが相まって、ここ数週間中国のラグジュアリーブランドの店頭には行列ができていた。

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「ケイト・スペード」が新シリーズを発売 スペードを組み合わせた花がモチーフ

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK 以下、ケイト・スペード)」は新シリーズ“スペードフラワー(SPADE FLOWER)”の第1弾を8月26日に発売する。一部を除く全国の「ケイト・スペード」店舗で取り扱う。

 “スペードフラワー”はブランドのシンボルの1つであるスペードを4つ組みわせた花のモチーフで、このアイコンを使用したコレクションは初となる。

 第1弾はピンクと深緑の2色のストライプのデザイン、緑が基調の3色のストライプとチェリーの刺しゅうを施したデザインの2つのラインを発表。それぞれ、ラージトート(5万3000円)、ミディアムトート(4万5000円)、ミニトップハンドルバッグ(3万3000円)の3型を用意した。使用したジャカード織りはイタリアの生地メーカー、リモンタ(LIMONTA)と共同開発したものだという。

 「ケイト・スペード」クリエイティブ・ディレクターのニコラ・グラス(Nicola Glass)は“スペードフラワー”について、「スペードを進化させたお気に入りのアイコン」とコメントした。今後は毎シーズン同シリーズのコレクションを発表する予定だ。

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カリ・ソーンヒル・デウィットが個展開催 「レディメイド」細川との共同新ブランドから限定アイテムも

 LAを拠点に活動するマルチビジュアルアーティストのカリ・ソーンヒル・デウィット(Cali Thornhill DeWitt)の個展「TOKYO OLYMPICS」が東京・原宿のギャラリー、COMMONで開催中だ。会期は9月13日まで。

 同展では、代表的な「プラスチック・サイン・シリーズ」をはじめ、キャンバス、ネオシルクなどの新作を中心に構成する。花や地球のモチーフに加えて、パンデミックやレイシズムといった昨今の情勢を反映した作品なども登場する。

 また同展の開催を記念したポップアップを東京・原宿のGR8で開く。アートディレクションは、デウィットと親交のあるKIRIが手掛けた。さらにデウィットが「レディメイド(READYMADE)」デザイナーの細川雄太と共同で手掛ける新ブランド「セント マイケル(SAINT MICHAEL)」の限定アイテムも販売する。デウィットのアートをTシャツやパンツなどにデザインした。

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レモニカのIMM、次はバペットステーキ専門店をFC化。直営1店舗のみで。

レモネード専門店「レモネードbyレモニカ」のFCを展開するアイエムエムフードサービス株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:水口 直文)が今度は、フランス式バベットステーキ専門店「オー!マイステーキ」のFC加盟店募集も始めた。FC1号店は、9月中旬に千葉県柏市にオープンする。
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レモニカのIMM、次はバペットステーキ専門店をFC化。直営1店舗のみで。

レモネード専門店「レモネードbyレモニカ」のFCを展開するアイエムエムフードサービス株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:水口 直文)が今度は、フランス式バベットステーキ専門店「オー!マイステーキ」のFC加盟店募集も始めた。FC1号店は、9月中旬に千葉県柏市にオープンする。
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「焼肉きんぐ」の物語コーポ、焼肉の7月既存店は110.1%! 自粛開けの追い風だけでない「強さ」の秘密

 「焼肉きんぐ」などを展開する物語コーポレーションの7月既存店売上高は、全業態で102.9%。焼肉部門に限れば、110.1%をたたき出した。コロナの自粛開けで外食需要が戻りつつあるとはいえ、回転寿司でも9割見当。食事系業態では圧倒的だ。なぜ、そんなに強いのか?
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“ニューノーマル”時代の売れ筋を探せ! 薄色レンズのサングラスとイヤカフがマスクとのコーデで浮上

 「WWDジャパン」では、毎シーズン恒例となっているビジネスリポート企画の2020年春夏版を、9月21日の発行予定で鋭意作成中です。百貨店など全国有力店にシーズンごとの商況を聞くこの企画ですが、今回はご存知の通りのコロナ禍、かなりのイレギュラーな状況となっております。4~5月は休業した施設がほとんどでしたが、6月以降、“リベンジ消費”が盛り上がった施設、一方でインバウンド(訪日外国人)消費の霧散により引き続き苦戦を強いられている施設といったように、店舗や売り場によって状況は激しく分かれています。

 コロナによって吹き飛んでしまった消費を嘆く声は強いですが、一方でコロナゆえに売り上げを伸ばしている商品も見えてきました。高島屋新宿店から、「実は今、これが売れているんです」と声があがったのは、薄色レンズのサングラス。「『サングラスは既に持っているが、買い換えたい』と話すお客さまが今年は非常に多かった」と、同店2階サングラス編集売り場の販売員さんは話していました。

 昨年までの売れ筋であった濃色レンズのサングラスでは、マスクとコーディネートした際に「怖いイメージになってしまう」というのが買い替え需要の背景です。マスクと合わせても優しく見える、薄いベージュやブルーといったレンズのサングラスや、そもそも通常の眼鏡のような小ぶりデザインのサングラスが売れ筋だそうで、価格は3~4万円台が中心といいます。

 入館客数自体が減っているため、「サングラスの売り上げが前年同期に比べて絶好調」といった話ではありませんが、来夏以降もマスクをする習慣が一定続くと考えれば、こうした売れ筋の芽の話は見逃せませんね。

 高島屋新宿店でもう一つ「売れている」と聞いたのが、アクセサリーのイヤカフです。実はイヤカフは、昨年のビジネスリポートでも売り上げ好調アイテムとしてご紹介しています。その際は、ピアスホールを開けていない人が増えていることでニーズが伸びていると背景をご説明しましたが、今春夏の伸長の背景はやはりマスク。それと、テレビ会議で“いかに映えるか”というニーズです。

 「マスクをしていると、垂れ下がるタイプのピアスなどをしているとヒモに絡んでしまって、気付かず落としてしまうといったケースがある。その点で耳たぶを挟むタイプのイヤカフが支持されている」と話すのは、同店2階の「エテビジュー(ETE BIJOUX)」の販売員さん。他に、「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」や「ミスティ(MISTY)」といったブランドでもイヤカフを拡充しており、売れているそうです。イヤカフを筆頭に、テレビ会議でも画面に映る耳周りアイテムは総じて好調とのこと。一方で、手指のこまめな消毒が求められている今は、指輪類の消費はやや落ち込んでいるといいます。

 “ニューノーマル”の世の中で、今後売れるアイテムは何なのか、消費はどのように変わっていくのか。9月21日発行予定のビジネスリポート企画の20年春夏版では、そうした傾向を浮き彫りにできればと考えています。

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「閉店するよりは」。再び注目の「業務委託」、だが落とし穴に気をつけろ

 売り上げの回復が不十分な中、飲食店経営者の中で、店舗を従業員に業務委託して、苦境を脱しようという動きがある。「閉店」という選択肢より、店を存続させる手法として再び注目されているわけだが、落とし穴はないのか? サブライム幹部時代に数多くの業務委託案件を経験し、カフェカンパニーとの合同を果たしたジャイロホールディングスの取締役となった中村英樹氏が語る「ツボ」とは。
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「ギャップ」が今秋アジア向け新キャンペーンを開始 品質や価格、コミュニケーション手法を改定

 「ギャップ(GAP)」は8月下旬、アジアでの新マーケティングキャンペーンとして“Comfortable together 心地よさから、はじめよう”を開始する。進出して約10年となる中国や約25年の日本などのアジア市場において、「真に競争力を持つブランドであり続ける」ために、「マーケット状況、消費者行動、お客さまからのフィードバックを慎重に分析」してきた。その結果をもとに、「企業理念の基盤に立ち戻る」ことを意識し、新キャンペーンに取り組む。

 新キャンペーンでは、「気分よくいられるとき、人は大きな力を生み出せる」という一文から始まるマニフェストを策定。「良質な商品を、心地よい価格で、そして最善のサービスとともにお客さまにお届けすることを約束」するとして、質、価格、コミュニケーションといった点で新機軸を打ち出す。同時に地球環境や生産工程などにも配慮する。

 キャンペーンの一環として、インスタグラムのIGTVで番組「Comfortable together~心地よさから、はじめよう~」を開始する。同番組の初回のゲストはMatt。また、20-21年秋冬のグローバルキャンペーンのモデルには、日本代表として人気姉弟インフルエンサーのよしあきとミチを起用した。

 「WWDジャパン.com」では、同キャンペーンについてのマシュー・コリン(Matthew Corin)ギャップジャパン社長のインタビューを8月下旬に掲載予定。

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「マキアージュ」がスナップ カメラにメイクフィルターを導入 ビデオ会議やリモート飲みにも

 資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、スナップチャット(SNAPCHAT)のカメラアプリ「スナップカメラ(SNAP CAMERA」で、最新のメイクを楽しめるAR(拡張現実)フィルターを導入した。ズーム(Zoom)などのビデオ会議やユーチューブ(YOUTUBE)などの動画プラットフォームで使用でき、在宅勤務やオンライン上でのコミュニケーションが進んでいることから、顧客との接点の拡大を目指す。

 同サービスは8月21日に限定発売したアイシャドウパレット「マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズ」(3080円)や「マキアージュ ドラマティックルージュEX」(3080円 )などのアイテムを使用した4パターンの最新メイクの発色や質感などを自分の顔で楽しむことができる。また、資生堂の美容総合サイトワタシプラス内の「テレビューティ」特設サイトでは、4つのメイクパターンの詳細の紹介しているほか、気に入った商品を購入できるようにしている。

 「スナップカメラ」では、ロレアル(L'OREAL)が、化粧品企業として初めて協業とし、同サービスを5月から実施している。傘下のブランド「ガルニエ(GARNIER)」「ランコム(LANCOME)」「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」「メイベリン(MAYBELLINE)」のフィルターを製作している。

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ニュウマン新宿のビームス ニューズが新コンセプト 人気アイテムを2週間ごとにプレゼン

 ビームスは9月1日から、ニュウマン(NEWOMAN)新宿2階の駅ナカに構えるコンセプトショップ「ビームス ニューズ(BEAMS NEWS)」を刷新する。“ビームスのいま”を新コンセプトに、全国の店舗やオンラインショップで展開するアイテムの中から“いまお客様に選ばれている人気のヒットアイテム”を2週間ごとに入れ替えてプレゼンテーションする。

 ヒットアイテムは、カジュアル、ビジネスカジュアル、キッズ、雑貨の4カテゴリから選ぶ。各ヒットアイテムには、全国の店舗スタッフによる愛着やこだわりが詰まったリコメンド入りのPOPを配備する。日々駅を利用する人にとっても、“ちょっとした発見”があることで毎日覗いてみたい場所を目指す。

■ビームス ニューズ(BEAMS NEWS)
時間:平日8:30~21:30 / 土・日・祝日8:30~21:00
※当面は平日9:00~20:30 / 土・日・祝日8:30~19:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan 2F エキナカ

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コーセー子会社からメンズスキンケア「マニフィーク」誕生 アマゾンなどで販売

 コーセーの子会社であるコーセーコスメポートからメンズスキンケアブランド「マニフィーク(MAGNIFIQUE)」(全5品、1200~2500円※編集部調べ)が誕生する。東京・銀座の直営店メゾンコーセー(公式サイトも含む)とアマゾンで9月1日から販売する。

 同社は活性化するメンズ市場に向け「マニフィーク」を立ち上げた。コンセプトは“循環美容”で、植物由来保湿成分やマリン由来保湿成分をはじめとする、ナチュラル由来成分を豊富に配合。肌が持つ潤いの巡りを整え、余分な皮脂や古い角質を取り除き、くすみや淀みのない肌をかなえる。また、ベタつきや乾燥、毛穴が気になる肌に潤いの膜を作ることで、乾燥を防ぐほか、洗顔や髭剃り後のバリア機能をキープし、肌の水分バランスも整える。

 製品は洗顔と化粧水、乳液、オールインワンジェル、フェイスマスクを扱い、全品共通で天然香料を配合したフローラルウッディの香りも特徴。

 同社は、「マニフィーク」と同時期に発売する機能特化型スキンケアブランド「デルマサージ(DERMA SURGE)」とともに、機能性やターゲットを明確に打ち出した2つのブランドを導入し、ブランドの多様性を高めセルフ市場における新規顧客の獲得を図っていく。

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JFW推進機構主催のテキスタイル展の見どころはサステナブル・プロジェクト 11月の開催概要を発表

 日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構は、11月18、19日に東京国際フォーラムで開催する2021年秋冬テキスタイル展「プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)」と「JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)」の概要を発表した。

 今回が19回目の開催。厳選された出展者が多彩な高品質テキスタイルを提案するビジネス商談会「PTJ」には68社が、日本唯一の繊維総合見本市「JFW-JC」には26社が出展する。

 出展社が企画開発したテキスタイルを編集展示したトレンド・コーナーと、出展社の新商品と一推し素材を展示するインデックス・コーナーは毎回注目されるが、今回の見どころはトレンド・コーナーで初めて行う“JFWサステナブル・プロジェクト”だ。

 サステナビリティのテーマごとに“原料”“製造工程”“企業認証”の3つのコーナーに大別し、さらに“原料”は“オーガニック原料・生分解性のある天然繊維”“リサイクル原料”“バイオベース原料・環境負荷軽減原料”“アニマルケアー原料”の4つに、“製造工程”は“最適化された染色・後加工プロセス”“非有害化学物質”の2つに分けられ、計7つの分類で展示される。今回の展示はテキスタイルのみとし、今後、副資材やレザーなどにも領域を広げる予定だ。

 JFW推進機構は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月に行う予定だった21年春夏向け「PTJ」と「JFW-JC」を中止し、予定していた9月のイタリアの素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」と中国の「インターテキスタイル上海(INTERTEXTILE SHANGHAI)」の参加を見送った。

 なお、JFW推進機構の新しい事務局長に、7月1日付けで東レ出身の古茂田博氏が就任し、指揮を執っている。

■「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」「JFWジャパン・クリエーション」
日程:11月18日 10:00~18:30、19日 10:00~18:00
会場:東京国際フォーラム ホールE
住所:東京都千代田区丸の内3丁目5−1

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JFW推進機構主催のテキスタイル展の見どころはサステナブル・プロジェクト 11月の開催概要を発表

 日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構は、11月18、19日に東京国際フォーラムで開催する2021年秋冬テキスタイル展「プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)」と「JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)」の概要を発表した。

 今回が19回目の開催。厳選された出展者が多彩な高品質テキスタイルを提案するビジネス商談会「PTJ」には68社が、日本唯一の繊維総合見本市「JFW-JC」には26社が出展する。

 出展社が企画開発したテキスタイルを編集展示したトレンド・コーナーと、出展社の新商品と一推し素材を展示するインデックス・コーナーは毎回注目されるが、今回の見どころはトレンド・コーナーで初めて行う“JFWサステナブル・プロジェクト”だ。

 サステナビリティのテーマごとに“原料”“製造工程”“企業認証”の3つのコーナーに大別し、さらに“原料”は“オーガニック原料・生分解性のある天然繊維”“リサイクル原料”“バイオベース原料・環境負荷軽減原料”“アニマルケアー原料”の4つに、“製造工程”は“最適化された染色・後加工プロセス”“非有害化学物質”の2つに分けられ、計7つの分類で展示される。今回の展示はテキスタイルのみとし、今後、副資材やレザーなどにも領域を広げる予定だ。

 JFW推進機構は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月に行う予定だった21年春夏向け「PTJ」と「JFW-JC」を中止し、予定していた9月のイタリアの素材見本市「ミラノ・ウニカ(MILANO UNICA)」と中国の「インターテキスタイル上海(INTERTEXTILE SHANGHAI)」の参加を見送った。

 なお、JFW推進機構の新しい事務局長に、7月1日付けで東レ出身の古茂田博氏が就任し、指揮を執っている。

■「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」「JFWジャパン・クリエーション」
日程:11月18日 10:00~18:30、19日 10:00~18:00
会場:東京国際フォーラム ホールE
住所:東京都千代田区丸の内3丁目5−1

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天然石を用いた“ジュエリー絵画”の展覧会を大丸心斎橋店で開催 「リボンの騎士」や「鉄腕アトム」のマンガ作品など

 大丸心斎橋店は8月26日〜9月1日に、有名キャラクターやマンガ作品などの絵画をジュエリーで彩った「魅惑のジュエリー絵画展」を開催する。場所は本館8階にある「アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ(Artglorieux GALLERY OF OSAKA)」で、入場料は無料。

 “ジュエリー絵画”は、創業115年の神戸・本町に本店を構えるジュエリーカミネが商標登録したもので、熟練の職人が手作業で天然石を敷き詰めて仕上げた作品だ。細かい部分は宝石を砕き、パウダー状にして貼り付けるなどし、大きい絵画では完成までに3カ月程度かかったものもあるという。

 今回の展覧会では、手塚治虫の作品から“リボンの騎士”(30万8000円、税込)や“火の鳥”(148万5000円、税込)、“鉄腕アトム”(9万6800円、税込)、池田理代子による「ベルサイユのばら」の“オスカル&マリー・アントワネット”(74万8000円、税込み)などの“ジュエリー絵画”を販売する。また、サンリオキャラクターのハローキティやディック・ブルーナ(Dick Bruna)によるミッフィーなど世界を代表するキャラクターを含む約50点を展示する。

 昨年秋にリニューアルした大丸心斎橋店は、新しいアートギャラリー「アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ」を設けて、国内外のアートやデザインなどを積極的に発信してきた。

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「レスポートサック」から再生素材を使用した“リサイクルコレクション”登場

 「レスポートサック(LESPORTSAC)」は8月26日に、100%リサイクル素材の生地を使用した“リサイクルコレクション”を全国の店舗と公式オンラインストアで発売する。

 アイテムは、トートバッグ(1万5950円)やスクエア型の2ウエイミニトート(1万4300円)、ミニショルダーバッグ(9350円)などで、全ての生地に使用済みのペットボトルを原料としたリサイクル糸を使用した。なお生地1ヤードあたりに9本のペットボトルを使用している。デザインはベーシックなブラックと、ナチュラルな温かみのあるベージュ地にピンクとオレンジのバラを組み合わせたもの、地球や海をイメージしたブルー地に明るいパープルとブルーでアヤメの花を描いたものの3種類をそろえる。また、同コレクションのロゴには循環型を表す矢印を用いた。

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進化する幸せ産業(5)ワーケーション編 東京の旬を五感で味わう23区内のバカンス体験

 この夏にキーワードとなる“ワーケーション”とはワークとバケーションを組み合わせた造語。旅先のような環境で、バカンスを楽しみながら仕事を進めるスタイルだ。感染拡大防止の観点から考えると、遠方へ出向くべきか迷うが、せっかくならリラックスしたいし、刺激も受けたい。そこでこの夏、開業したばかりの「ウォーターズ竹芝(WATERS takeshiba)」内にできたホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」で、東京の“今”を五感で感じるワーケーションを体験してきた。

 旅の醍醐味は、まず目的にたどり着くこと。「メズム東京、オートグラフ コレクション」はJR山手線・京浜東北線の浜松町駅から徒歩でわずか6分。ゆりかもめでは竹芝駅のすぐ近くだ。ホテルが位置する「ウォーターズ竹芝」の敷地内に新しく船着場もオープンし、浅草や両国、お台場などへの定期航路便も開通した。私は最近手に入れたクロスバイクに乗って、荻窪の自宅から向かうことに。

 目指すのは伊豆大島や小笠原諸島への出発点となる、竹芝桟橋にほど近い「ウォーターズ竹芝」だ。都内、飯田橋エリアでの用事を終え、六本木ヒルズ、東京タワーなど名所を通過しながら東京湾へと向かう。たどり着いたときにはもう、感無量。ホテルのある建物の先はすぐ海で、スカイツリーも望むことができるのだ。最終目的地としては申し分ない。

 1階エントランスで体温チェックや消毒を済ませ、16階のフロントへ。自転車は1階のエントランスで預かってくれるので、外出時にもすぐピックアップできる。都内近隣在住者にとって東京湾沿いにある「メズム東京、オートグラフ コレクション」は程よい距離の自転車旅になるだろう。健脚自慢なら事前に荷物を送り、ランニングで向かうのもチャレンジングかもしれない。(実際、そういう方も結構いるのだとか!)

視覚、聴覚、嗅覚…あらゆるアンテナでこの瞬間の東京をキャッチする高揚感

 さて、JR東日本グループの日本ホテルがマリオット・インターナショナルと初提携したホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」とはどんなホテルなのだろう。16階のロビーで出迎えるのは正面の大開口部から望むスカイツリー。TOKYOの鼓動を繊細な糸で表現したアートワークと、ブランドイメージに合わせて調合した爽やかなフレグランス(春夏と秋冬で香りが変わるらしい!)に魅惑されながらロビーに向かうと、9mの開放的な空間が広がる。水面に揺らぐ光のような天井のアートや、波しぶきのようなオブジェ、耳に心地いいホテルオリジナルセレクトの音楽など、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚……あらゆる感覚を駆使して今この瞬間の東京を体感するのがコンセプトであり、その仕掛けが至る所に配されている。

 「スターサービスクルー」と呼ばれる接客スタッフのユニホームはヨージヤマモト社の「Y‘s BANG ON!」によるデザイン。メンズのパターンをベースにしたジェンダーレスなブランドだけに、一つのサイズでさまざまな体格の人にフィットし、それぞれの個性を引き出すスタイルだ。「ヘアスタイルやメイクは、クルー全員がメイクアップスクールのレッスンを受け、その人らしいモードなメイク法を個別に習得しました」と説明してくれたのは広報のジェーキンス沙織さん。このご時勢なので、みな黒のマスクを着けての接客だが、それも演出の一部であるかのようにスタイリッシュ。クルーはみな、右手を左胸あたりに添えるような所作で挨拶をする。劇団四季の劇場にも隣接していてエンターテインメントの空気が漂うこのエリアらしく、ホテル内をステージに見立てて、「メズム東京」の世界観を築いている。

 空間やサービスに統一感をもたらすブランディング――それをかなえるのが、この規模のホテルでは例を見ないであろうハウスデザイナーの存在だ。もともとファッションやコスメ業界のデザインの分野で活躍していた、まだ20代の小泉堅太郎氏が抜擢され、ブランディングを担当。そのデザインは多岐にわたり、オリジナルのカートまで作ってしまった。銅や人工大理石、レザーなど素材もラグジュアリーだが、透かし彫りや車輪が見えない細工など職人の技術も生かされている逸品だ。

 中でも小泉氏が力を注いだのは、各客室に備えられたブック型のアメニティーキット。大航海時代の冒険小説のようなボックスの表紙を開くと、歯ブラシやシャワーキャップなどのアメニティーが入った小さなボックスがパズルのように組み合わさっている。中身はもちろん持ち帰り可能。本をかたどったこのボックスを8000円で販売したところ、瞬く間に完売し、現在入荷待ちだという。この反響には「作りたいものを作りたいという思いで、自由にデザインしています」と語る小泉氏も驚いたという。ブランディングが強化されることで、タレント(メズム東京では従業員をそう呼ぶ)一人ひとりの中のイメージも膨らみ、胸に手を添える独特の挨拶や、オリジナルのウェルカムミュージックなど、さまざまなアイデアが寄せられて採用されたという。

ワーケーションの味方は快適環境と東京らしいビュー

 ワーケーションが効率よく進むよう客室の環境もサポートしてくれる。ガーデンビューの部屋にはバルコニーがあり、東京湾や浜離宮恩賜庭園、スカイツリーなど東京らしいビューを見渡せる。ハンドドリップでたのしむ猿田彦珈琲のオリジナルブレンド、茶せんで点てる本格的な抹茶など、ゆったりと過ごすためのアイテムもそろっている。また「メズム東京」では全客室にCASIOの電子ピアノを完備。気分転換に好きな曲を演奏したり、抹茶を点ててみたりと、室内で過ごす時間が娯楽になる環境だ。

 また、おこもりステイプラン「ザ・プライベート」では、チェックインも食事も部屋内ででき、外部との接触を最小限にした滞在も可能だ。また、目の前でソースをかけて仕上げるなど、インルームダイニングでもレストラン「シェフズ・シアター」のクリエィティブなフレンチを堪能できるのだ。バルコニーで潮風を感じながらいただくインルームの朝食も格別だ。

日常を持ち込む滞在だからこそ非日常での刺激が必要

 自分だけの空間で作業に没頭し、目標としていたノルマを達成できたので、16階のバー&ラウンジ「ウィスク」へ。ここはアーティストのアトリエをイメージしたミクソロジーバーで、ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など、誰もが知る名画をモチーフに、その名を付けたオリジナルカクテルを提供している。あっと驚く斬新なプレゼンテーションばかりだが、見た目だけでなく素材や味にもこだわっている。奇をてらわず、バランスのいいカクテルなので、どれも試してみたくなり困る……!なにせメニューには18種類の名画が並んでいるのだから。フロアでは毎日、クラシックから長唄などの邦楽までジャンルを問わず「ショーケース」という無料イベントが開催され、その音が心地よく流れてくる。「ウィスク」はラストオーダーが2時30分と深夜まで営業しているので、残業後の自分へのご褒美にも最適だ。

 ワーケーション滞在とは、いつもの業務を進めつつ非日常的な空間で自分を解放すること。そのためにも、安らぎと刺激が両立する場がふさわしい。23区内の通勤圏内でありながら東京のトレンドを感じられる「メズム東京」は、そんな対極の望みをかなえてくれる。いつもの東京を別の角度から感じ、五感で楽しむ。海外やリゾート地までの交通費を考えるとすこし贅沢もできそうだ。ポストコロナは私たちに新しい休日の過ごし方を提案している。

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ドイツ発、老舗せっけんメーカーが作るオーガニックサンケア 海外ビューティ通信ベルリン編

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、シンガポールなど、4都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。(本文中の円換算レート:1ユーロ=124円。この記事はWWDビューティ2020年8月20日号からの抜粋です)

 熱波の影響を受けて気温38度を記録する日もあった昨夏は、8月末でも連日35度を超える猛暑に見舞われた。今夏も昨年ほどの猛暑ではないが、8月に入り連日30度を記録している。梅雨がなく湿度も低いドイツの夏は、カラッとしていて過ごしやすい。“夏は小麦色の肌が美しい”という概念を持つドイツ人にとって、日光浴は欠かせない習慣となっている。しかしドイツは日差しが強くて日照時間も長く、紫外線による肌トラブルを防ぐために日焼け止めが必需品となっている。

 市販されている日焼け止め製品は、アボベンゾンやオキシベンゾン、オクトクリレン、ホモサレート、オクチサレート、オクチノキサートといった紫外線吸収剤を使用しているものが多く、これらの化学物質アレルギー症状を引き起こす原因とされている。また、これらの紫外線吸収剤は人体だけでなく、サンゴ礁などの海洋生物に影響があるとして問題視されている。

 そんな中ドイツの老舗せっけんメーカー、SPEICK(スパイク)が3月に画期的な日焼け止め製品を発表した。スパイクは南ドイツのバーデンヴュルテンベルク州エスリンゲンに拠点を構えるオーガニックせっけんメーカーで、創設者で人類学者のウォルター・ラウによって1862年に創業され、1928年に会社が設立された非常に長い歴史を誇る。せっけん以外にボディーケアやヘアケア製品を展開しており、全ての製品に、オーストリアのノックベルグ国立公園内に生息する野生の真正スパイクのエキスが配合されている。真正スパイクとは別名スパイクハーブと呼ばれ、中枢神経系に鎮静効果をもたらし栄養神経系を刺激する効果があるといわれている。真正スパイクは保護高山植物に指定されており、海抜約1800mの高さから専門農家が手作業で採取する。非常に希少価値の高い植物であるため、スパイクのみが独占使用許可を得ている。

 新製品の日焼け止めシリーズは「サンローションSPF20」「サンローションSPF30」「サンクリームSPF30」「サンクリームSPF50」(全てPA+++)、そして「アフターサンローション」の5種類をそろえる。日焼け防止に酸化亜鉛を使用し、ビート根、ザクロ、セイタカヨシの植物エキス複合成分と真正スパイクが肌を保湿する。同シリーズは香料、合成色素、石油系ミネラルオイル不使用、グルテンフリー、乳糖フリー、動物性原料を使用しないビーガン対応となっており、ドイツを含む欧州5カ国合同で策定した世界でも厳しいオーガニック基準であるコスモスオーガニック認証を取得している。

 ドイツを代表するオーガニックコスメメーカーでも残念ながら香料を使用していることがあり、子どもに使用できないブランドや製品もある。スパイクの日焼け止め製品は肌にも海にも優しい上に、ありがちな白浮き問題も心配ない。さらにウオータープルーフ処方もされており、試さない理由が見つからないほど秀逸で安心・安全な製品が誕生したのだ。

宮沢香奈:フリーランスライター兼コラムニスト。プレス、ブランドディレクターなどを経て、フリーランスとしてPR事業をスタート。その後、ライターとして執筆活動を開始。2014年に東京からベルリンへ拠点を移し、ヨーロッパを中心とした現地情報を多数の媒体で執筆中

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「メイベリン」が新作ファンデの発表会をオンラインとリアルで同時開催

 新型コロナウイルスの影響で大勢の人が集まるのが難しくなっている中、化粧品の新作発表会にも変化が訪れている。これまではイベント会場を貸し切って美容家や美容エディター、インフルエンサー、その他関係者を招待して新作を披露することが一般的だったが、現在はZoomやユーチューブなどを用いたオンライン発表会に切り替えるブランドがほとんどだ。しかしオンラインだと今までのようにダイレクトなコミュニケーションが取れない、また製品もSNSで発信してもらえない、通信の不具合によるシステムのトラブルが起こりやすいなど、オンライン発表会の難しさを感じているブランドも少なくないだろう。そんな中「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は7月30日に新作ファンデーション「フィットミー リキッドファンデーション R」の発表イベントを、リアルでは天王洲で開催し、オンラインではその様子をライブ配信した。リアルとオンラインの同時開催は、オンライン発表会が増えている化粧品業界でも稀だ。今回「WWD Japan.com」編集部は「メイベリン」のオンライン・オフライン発表会双方を取材し、企画の意図やそのこだわりとはーー。

リアル会場には徹底的な感染防止策を

 会場は、天王洲アイルに浮かぶ船「T-LOTUS M」。3階建てで広々としている会場もこだわった点の一つだそう。遠藤由貴「メイベリン ニューヨーク」シニアPRコーディネーターは「人のいる空間をしっかり分けて、“密”を避けられる会場にした」と説明する。検温や消毒、ソーシャルディスタンシング、マスクの着用を徹底したほか、ゲストには受付で感染対策のガイドラインを読むように指導。通常の発表会だとメイクアップアーティストが来場者に対してタッチアップすることも多いが、今回はタッチアップは行わずセルフで製品を触れるブースを設けた。またタブレットも配置し、製品を触りたくないゲストのためにバーチャルで試せるように配慮した。

メイクアップショーや実験をライブ配信

 今回発表した「フィットミー リキッドファンデーション R」(全15色、各1600円)は、「メイベリン」の中でもベストセラーとなっている「フィットミー」シリーズのマットタイプをリニューアルしたもの。ドラッグ・バラエティーストアブランドでは最多の15色展開で自分の肌にぴったりなシェードが見つかるというコンセプトでこれまで人気を集めており、その“ぴったりな色選び”のハウツーを、今回メイクアップデモンストレーションで行った。会場には複数台の動画カメラを用いてオンラインでもその様子を生配信し、質問などはチャットで投函できるようにした。また、パワーアップした処方はクレイ由来成分を配合し、油分をコントロールして崩れにくいのが特徴だ。この“崩れにくさ”を分かりやすく伝えるための実験も行い、研究開発担当をオンライン会議でつないで解説も添えた。遠藤・シニアPRコーディネーターは「プレゼンテーション中は画面の向こうで参加されている方にも話しかけるように心掛け、遠隔でもライブの臨場感を味わってもらえるように工夫を凝らした」という。
 
 「なかなか画面上だけだと製品やブランドの世界観をフルに伝えることが難しいことから、今までのようなオフラインでの発表会の開催を決めた。一方でこのような状況下で、オンラインで参加したい人もいると思い、会場の様子を生配信するといった、ハイブリッドでの発表会に挑戦した。オンライン、オフラインどちらの良さを生かし、結果的にはどちらにもバランスよく参加していただけた。『メイベリン』は世の中の女性にポジティブなエネルギーを与えるブランドとして、既存の考え方にとらわれず今後も新しいアイデアに挑戦し続けたい」と遠藤・シニアPRコーディネーター。

 新型コロナウイルスの影響で新作の発表会が急速にデジタルシフトしたが、同時にリアルなコミュニケーションの良さも改めて感じるきっかけにもなっていると言えるだろう。新型コロナウイルスの完全なる収束が見えない中、今後もうまくデジタルとリアルを活用するブランドが増えそうだ。

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「ユニクロ」が前開き仕様のインナー発売 乳がん患者や介護が必要な人の声を受けて開発

 「ユニクロ(UNIQLO)」は9月7日から、前開きの仕様のTシャツやブラトップなどの“前あきインナー”を、自社ECで販売する。乳がん患者や入院・通院している人、介護を受けている高齢者、障がいを持っている人などが脱ぎ着しやすく、快適に過ごせるように開発された、新しい“LifeWear”だ。

 開発の発端は、かぶり型の衣服の着脱に困難を抱えていた消費者からの、「もっと着心地のよい、カラーバリエーションもある前開きのインナーがほしい」という1通の手紙。医療機関や介護施設などを訪問する中で、前開きのインナーが患者や介護を受ける側からも、診察や介護に従事する側からも求められていることを受け、開発に至った。

 具体的な商品は、“エアリズム”素材を使った前開き仕様のTシャツ(ウィメンズ、メンズとも各1990円、キッズ990円)や“エアリズム”素材の前開きブラトップ(1990円)など。ウィメンズはラベンダーや淡いオレンジ、薄いグリーンなどを含む6色をそろえ、メンズは黒などベーシックカラーを中心に5色を展開。コットン製もそろえる。Tシャツ、ブラトップともスナップボタンや面テープを使用し、弱い力でも着脱を可能にした。縫い代はフラットにしており、タグは生地に印字することで肌への刺激を抑えた。他に、高齢者なども着脱がしやすい締め付けのゆるいソックス(390円)も企画した。

 前開き仕様のブラトップやインナー類は下着専業メーカーも高齢者や介護が必要な人などに向けて企画しているが、価格がやや高かったり、色合いがベージュ中心といったものも多い。

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「ユニクロ」が前開き仕様のインナー発売 乳がん患者や介護が必要な人の声を受けて開発

 「ユニクロ(UNIQLO)」は9月7日から、前開きの仕様のTシャツやブラトップなどの“前あきインナー”を、自社ECで販売する。乳がん患者や入院・通院している人、介護を受けている高齢者、障がいを持っている人などが脱ぎ着しやすく、快適に過ごせるように開発された、新しい“LifeWear”だ。

 開発の発端は、かぶり型の衣服の着脱に困難を抱えていた消費者からの、「もっと着心地のよい、カラーバリエーションもある前開きのインナーがほしい」という1通の手紙。医療機関や介護施設などを訪問する中で、前開きのインナーが患者や介護を受ける側からも、診察や介護に従事する側からも求められていることを受け、開発に至った。

 具体的な商品は、“エアリズム”素材を使った前開き仕様のTシャツ(ウィメンズ、メンズとも各1990円、キッズ990円)や“エアリズム”素材の前開きブラトップ(1990円)など。ウィメンズはラベンダーや淡いオレンジ、薄いグリーンなどを含む6色をそろえ、メンズは黒などベーシックカラーを中心に5色を展開。コットン製もそろえる。Tシャツ、ブラトップともスナップボタンや面テープを使用し、弱い力でも着脱を可能にした。縫い代はフラットにしており、タグは生地に印字することで肌への刺激を抑えた。他に、高齢者なども着脱がしやすい締め付けのゆるいソックス(390円)も企画した。

 前開き仕様のブラトップやインナー類は下着専業メーカーも高齢者や介護が必要な人などに向けて企画しているが、価格がやや高かったり、色合いがベージュ中心といったものも多い。

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エイ・ネットが「ネ・ネット」と「メルシーボークー、」事業を終了

 エイ・ネットは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて大規模な事業編成を行う。2020-21年秋冬シーズンをもって主力ブランド「ネ・ネット(NE-NET)」と「メルシーボークー、(MERCIBEAUCOUP,)」の2ブランドの事業を休止。21年1月末までに「ネ・ネット」と「にゃー」の13店舗、「メルシーボークー、」の8店舗の計23の直営店を順次クローズする。

 「ネ・ネット」と「メルシーボークー、」はコロナ以前から苦戦傾向にあったが、両ブランドともにインバウンド(訪日外国人)の購買比率が約30%と高かったこともあり、コロナショックでさらに打撃を受けている。同社は昨年、ライセンス契約の満了に伴い「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」のブランド事業を終了したばかりだったため、今後は「プランテーション(PLANTATION)」「ズッカ(ZUCCA)」「タクタク(TAC TAC)」の3ブランド体制となる。

 エイ・ネットの大滝雄一郎社長は「ブランド休止を決めたのは約1カ月半前。以前から事業再編を考えてきたが、コロナの影響で一刻を争う状況になった。『ネ・ネット』と『メルシーボークー、』はここ数年間、ブランドの特性と時代にギャップが生まれており、その差を埋めるために改革を進めてきたが完遂することはできなかった」と説明する。また「大規模な事業再編となるが、“今変わらず、いつ変えるのか”という覚悟を持って判断した。企業の力を結集すべく、社員たちともその思いや覚悟を共有している」と話す。休止する2ブランドの社員は配置転換などを検討しているという。

 「ネ・ネット」は05年にイッセイ ミヤケ社出身の高島一精がスタートさせ、今年で15周年を迎えた。“カップルで共有する日常着”としてメンズとウィメンズを扱い、06年春夏には東京コレクションに参加。07年には黒猫のキャラクター“にゃー”が誕生し、“にゃー”のモチーフをあしらったベーシックウエアや雑貨などを展開しつつ「にゃー」の商品をそろえた単独店も構えていた。

 「メルシーボークー、」はデザイナーの宇津木えりが06年に東京コレクションでデビューさせ、今年で14年目。「清く、楽しく、美しく。」をコンセプトに、“きちんとしているけど、ちょっと笑える”遊び心のある日常着を提案してきた。パターンを前後逆にした“うしろまえパンツ”などが定番人気で、根強いファンを抱えている。

 「ネ・ネット」の高島と「メルシーボークー、」の宇津木の2人は7月31日で同社を退社しており、今後は独立して創作活動を行っていくという。両ブランドの商標権は、引き続きエイ・ネットが保有する。

 今後エイ・ネットは「プランテーション」と「ズッカ」の両事業を強化していく。「プランテーション」は天然繊維のテキスタイルと着心地に定評があり、現在もワンマイルウエアなどが堅調だ。「ズッカ」はシューズやバッグの種類を拡充したことで、30歳前後の新規客の取り込みに成功している。「これからはよりお客さま視点を持つことが経営課題。ブランドを時代に合わせられるかどうかが肝になる」と大滝社長。両ブランドともにターゲットを明確に絞り、同社の強みである物作りを生かしてサステナビリティなどの時代性を盛り込んでいく。

 「タクタク」に関しては「卸を中心に毎シーズン着実に成長しており、ファッション好きの若い顧客を取り込めている。今年3月には東京コレクションに参加予定だったが、コロナの影響で中止になっていた。今後リアルのプレゼンテーションが開催できなくとも、オンライン上でのコレクション発表を検討していく」という。

 さらに、自社ECサイト「ユーモア(HUMOUR)」は、4~5月の緊急事態宣言に伴う店舗休業中は前年比200%増で成長し、現在も同100%増で推移している。今年中に江東区・新大橋の本社に物流倉庫を移し、アトリエ、プレスルーム、スタジオ、物流の機能を1カ所にまとめることで、スピード感を持って業務を効率化していく。「まずは事業再編を最優先にOMO(Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)を推し進め、その後は新ブランドについても検討していく」と大滝社長は語った。

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エイ・ネットが「ネ・ネット」と「メルシーボークー、」事業を終了

 エイ・ネットは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて大規模な事業編成を行う。2020-21年秋冬シーズンをもって主力ブランド「ネ・ネット(NE-NET)」と「メルシーボークー、(MERCIBEAUCOUP,)」の2ブランドの事業を休止。21年1月末までに「ネ・ネット」と「にゃー」の13店舗、「メルシーボークー、」の8店舗の計23の直営店を順次クローズする。

 「ネ・ネット」と「メルシーボークー、」はコロナ以前から苦戦傾向にあったが、両ブランドともにインバウンド(訪日外国人)の購買比率が約30%と高かったこともあり、コロナショックでさらに打撃を受けている。同社は昨年、ライセンス契約の満了に伴い「ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)」のブランド事業を終了したばかりだったため、今後は「プランテーション(PLANTATION)」「ズッカ(ZUCCA)」「タクタク(TAC TAC)」の3ブランド体制となる。

 エイ・ネットの大滝雄一郎社長は「ブランド休止を決めたのは約1カ月半前。以前から事業再編を考えてきたが、コロナの影響で一刻を争う状況になった。『ネ・ネット』と『メルシーボークー、』はここ数年間、ブランドの特性と時代にギャップが生まれており、その差を埋めるために改革を進めてきたが完遂することはできなかった」と説明する。また「大規模な事業再編となるが、“今変わらず、いつ変えるのか”という覚悟を持って判断した。企業の力を結集すべく、社員たちともその思いや覚悟を共有している」と話す。休止する2ブランドの社員は配置転換などを検討しているという。

 「ネ・ネット」は05年にイッセイ ミヤケ社出身の高島一精がスタートさせ、今年で15周年を迎えた。“カップルで共有する日常着”としてメンズとウィメンズを扱い、06年春夏には東京コレクションに参加。07年には黒猫のキャラクター“にゃー”が誕生し、“にゃー”のモチーフをあしらったベーシックウエアや雑貨などを展開しつつ「にゃー」の商品をそろえた単独店も構えていた。

 「メルシーボークー、」はデザイナーの宇津木えりが06年に東京コレクションでデビューさせ、今年で14年目。「清く、楽しく、美しく。」をコンセプトに、“きちんとしているけど、ちょっと笑える”遊び心のある日常着を提案してきた。パターンを前後逆にした“うしろまえパンツ”などが定番人気で、根強いファンを抱えている。

 「ネ・ネット」の高島と「メルシーボークー、」の宇津木の2人は7月31日で同社を退社しており、今後は独立して創作活動を行っていくという。両ブランドの商標権は、引き続きエイ・ネットが保有する。

 今後エイ・ネットは「プランテーション」と「ズッカ」の両事業を強化していく。「プランテーション」は天然繊維のテキスタイルと着心地に定評があり、現在もワンマイルウエアなどが堅調だ。「ズッカ」はシューズやバッグの種類を拡充したことで、30歳前後の新規客の取り込みに成功している。「これからはよりお客さま視点を持つことが経営課題。ブランドを時代に合わせられるかどうかが肝になる」と大滝社長。両ブランドともにターゲットを明確に絞り、同社の強みである物作りを生かしてサステナビリティなどの時代性を盛り込んでいく。

 「タクタク」に関しては「卸を中心に毎シーズン着実に成長しており、ファッション好きの若い顧客を取り込めている。今年3月には東京コレクションに参加予定だったが、コロナの影響で中止になっていた。今後リアルのプレゼンテーションが開催できなくとも、オンライン上でのコレクション発表を検討していく」という。

 さらに、自社ECサイト「ユーモア(HUMOUR)」は、4~5月の緊急事態宣言に伴う店舗休業中は前年比200%増で成長し、現在も同100%増で推移している。今年中に江東区・新大橋の本社に物流倉庫を移し、アトリエ、プレスルーム、スタジオ、物流の機能を1カ所にまとめることで、スピード感を持って業務を効率化していく。「まずは事業再編を最優先にOMO(Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)を推し進め、その後は新ブランドについても検討していく」と大滝社長は語った。

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メンズブランド「マーカウェア」のウール素材マスクが再入荷 ネックストラップ付き

 メンズブランド「マーカウェア(MARKAWARE)」はニュージーランド産のウールを使用したマスクを8月25日から再販売する。8月3日に発売したものはすぐに完売となった。

 今回は特設ウエブサイトのみでの販売で、価格は4000円。インディゴ、チャコール、カーキの3色を用意した。ネックストラップ付きで、置き場所などに困らない仕様。裏地はリサイクルポリエステルのメッシュを採用し夏の着用も快適な作りとしている。表地のウールには非塩素の防縮加工を施し、冷水での家庭洗濯は可能だ。

 「マークウェア」のシャツやパンツなどと同じ色と素材を使用し、洋服とのコーディネートも提案する。

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夏の中だるみコーデに喝! “タイダイ柄”でマンネリ解消

 残暑の時期に入りましたが、夏の後半はコーディネートもマンネリ気味になりがちです。このあたりで中だるみに喝を入れるなら、絞り染めの“タイダイ柄”がおすすめ。サーファールックでおなじみのぼかし染めが夏気分をもう一度高めてくれます。さらに、勢いが続く70年代ヒッピーのトレンドも取り込めるので、マルチカラーやグラデーションなどを生かせば、サマールックにスパイスも加わりそうです。

 Tシャツでおなじみのタイダイ柄ですが、ウィメンズでは「イロジカケ(IROJIKAKE)」のような、フェミニンなワンピースにまでバリエーションが広がってきました。タイダイ柄の魅力はポジティブな気分と自由感。一枚で華やかに映るのも、薄着のサマーコーディネートではうれしいメリットです。そこで、今回は進化系のタイダイ・ルックをピックアップ。夏の後半戦にパンチを加える着こなしに役立ててみて。

タイダイ・ボトムスで気分を上げる スポーティーなトップスと好相性

 グラデーション風のタイダイが増えています。「アウラ アイラ(AULA AILA)」はデニムのブリーチを思わせるぼかしタイダイで、ロングスカートをエレガントな見え具合にアレンジ。スポーティーなメッシュトップスと合わせて甘さを抑えるのが、全体のバランスを整えるコツです。タイダイにはヒッピー感が伴いますが、あえて雰囲気の異なるアイテムを合わせると、こなれたミックスコーディネートにまとめられます。

 ヒッピーと縁が深いタイダイは、めくるめく色使いのサイケデリックカラーとも好相性。2枚目の「77 サーカ(77 CIRCA)」はマルチカラーのパンツにタイダイを生かしました。ナンバリングモチーフのスポーティーなトップスとのコンビネーションで、いっそうアメリカ西海岸風のムードに。気の滅入ることが多いご時世だからこそ、イエローやピンク、そしてタイダイで気持ちを盛り上げていきましょう。

リラックスワンピースにグラデーション染め ダイナミックな着映えに

 ワンピースにタイダイを迎えると、面積が広い分、ダイナミックな着映えに仕上がります。マルチカラーの帯状グラデーションが装いにリズミカルな動きを添えた「コンバース トウキョウ × ミュベール(CONVERSE TOKYO x MUVEIL)」のコラボレーションワンピースは、ハイカットスニーカーとも色を合わせて鮮やかに演出。リズミカルな動きを添えて、自然な落ち感も引き出すことに成功しています。

 逆に、ブルー系を使ったクールなタイダイ・ルックはまさに夏向きの装い。さわやかな印象を強めるなら白とのコンビネーションが効果的です。2枚目の「ミディウミソリッド(MIDIUMISOLID)」は、ブルーのタイダイが涼やかさいっぱい。裾広がりの伸びやかなシルエットは、ボディーに張り付かないゆったり感が見るからに心地よさげ。パートナー色の白が清潔感を印象づけると同時に、ブルーの深みを引き出しています。

タイダイTシャツで即効ヒッピースタイル ジェンダーレスな雰囲気もプラス

 真夏の主役アイテムであるTシャツは、タイダイとの相性が抜群。さっぱりして見えすぎるところのあるTシャツも、華やかな色のタイダイを生かせば、サマールックに程よい主張を呼び込んでくれます。「ハフ(HUF)」のオレンジ系タイダイTシャツは強めのメッセージプリント入りで、反骨ムードを匂わせています。さらに、切りっぱなしのデニムパンツを添えて、70年代ヒッピー感を演出。葉っぱモチーフのソックスも組み込んで、ありきたりを抜け出すコーディネートの出来上がり。

 トレンドが続いているレインボーカラーは、多様性のシンボル。Tシャツで取り入れると、一気にジェンダーレスな雰囲気が出ます。2枚目の「チャンピオン(CHAMPION)」のサイケデリック調の花柄風モチーフには、フラワーチルドレンのスピリットまで宿っているかのよう。レオパード柄のパンツは“柄×柄”コーデの決め手。装いにパワーも添えています。

 今年のタイダイ柄は、これまでに比べてバリエーションが多彩。薄着でマンネリ感が増しがちなサマールックにインパクトやサプライズを持ち込んでくれるので、“着こなし中だるみ”を打破する点で頼りになります。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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三喜商事が伊「イレブンティ」のメンズを本格的にスタート 直営店オープンを見据えた初のポップアップストア

 三喜商事はイタリアのファッションブランド「イレブンティ(ELEVENTY)」のウィメンズに加えて、2020年秋冬シーズンにメンズの取り扱いもスタートする。

 今月日本語の公式サイトを開設したほか、8月下旬に東京・ギンザ シックスと六本木ヒルズで初めてのポップアップストアをオープンする。商品価格は、ジャケット5万9000~11万8000円、パンツ3万8000~5万8000円、ブルゾン9万8000~13万円など。ポップアップストア限定品として、「イレブンティ」のアイコンであるバタフライのロゴをゴールドであしらったフルジップアップパーカやスエットパンツも販売する。初のポップアップストアは、充実したラインナップだ。また、「イレブンティ」は、エストネーションとバーニーズ ニューヨークの一部店舗でも販売する。

 「イレブンティ」は、2006年にオーナー兼デザイナーのマルコ・バルダッサーリ(Marco Baldassari)とパオロ・ズンティー二(Paolo Zuntini)、アンドレア・スクーデリ(Andrea Scuderi)の3人がミラノで立ち上げた。メンズでスタートし、16年にウィメンズも加わった。同年にはアメリカ法人を立ち上げ、グローバルにビジネスを展開している。

 イタリア製の生地を使用し、イタリア人の縫製職人が仕立てるメード・イン・イタリーの技術力にこだわった“インテリジェント・ラグジュアリー”を標榜する。タン、スモーキーグレー、ブラウンがベースカラーで、デザインはベーシックでありながらシーズンごとに新たなテクスチャーを取り入れ、遊び心があるカジュアル感が特徴だ。

 ウィメンズに加えてメンズが本格的にスタートし、直営店オープンを見据えたポップアップストアの展開だ。

■ELEVENTY GINZA SIX店
日程:8月26日〜10月27日
場所:ギンザ シックス
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 ギンザ シックス4F
※GINZA SIX店別注アイテムを販売

■ELEVENTY 六本木ヒルズ店
日程:8月27日〜2021年1月31日
場所:六本木ヒルズ
住所:東京都港区六本木6丁目10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス ヒルサイドB1F
※六本木ヒルズ店別注アイテムを販売

問い合わせ先
三喜商事
03-3470-8237

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まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド ニューヨークの不動産事情を解剖 SHRINKING FASHION RETAIL SPACE

 ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載第12回。ニューヨークの路上に出現した屋外レストランで、3月以来の対面ランチが実現。“You’d Better Be Handsome”では、トレンドに敏感なレイチェル(Rachel)も加えて、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。今回のテーマは、激変するニューヨークの不動産事情について。コロナの前から閉店に追い込まれている百貨店とセレクトショップの厳しい現状を含めてリポートする。

 ソーホーのはずれ、素敵な雑貨店「ギルド(THE GUILD)」と花屋を併設するフレンチレストラン「ラ メルシエ(LA MERCIER)」。レストランのすぐ外に設置されたテーブルは、もともとある屋内にも増してパリにいるかのようなムード。屋内でのレストラン営業がまだNGのニューヨークでは、レストランの周りにテーブルが設置され、天気のいい日は気持ちよく食事ができる。6フィート(約1.8m)は離れていないといけないため、普段よりも広々と感じる。メニューはQRコードをスキャンする仕組み。これもニューノーマルの一部。La Mercier, 53 Howard Street, New York NY 10013 tel:212 852 9097

メイ:屋外のレストランは使い捨て食器やプラスチックのコップが多かったりするけれど、「ラ メルシエ」ではもちろんコップはガラスで、ナプキンも布で、シルバーウエアだし、なんだかとっても落ち着く。

スティービー:屋内も天井が高くて素敵な空間だったけど、隣のテーブルの会話が丸聞こえしてしまう距離感だったから、今の方がゆっくり会話を楽しみながら食事ができるね。

レイチェル:レストランには申し訳ないけど、そんなに混んでないし、一人ずつのスペースがたっぷりで贅沢な感じ。でも雨が降ったりすると営業できないわけだから飲食店は大変よね。

スティービー:冬が来る前に、レストランの屋内でも食事ができるようになるといいね。

歴史あるロード&テイラーの撤退

メイ:でも今回のコロナのことが後押しして、ニューヨークを撤退するチェーン店も増えている。家賃が高いし仕方ないけど。

スティービー:例えばどこ?

メイ:ブライアントパークの中にある「ブライアント パーク グリル(BRYANT PARK GRILL)」も、実は他に19店持つチェーンだったらしく、旗艦店という意味でニューヨークに店を構えていたけれど、シンボル的なことにお金を費やしている余裕はなくなったみたい。

スティービー:ブライアントパークといえば、その2ブロック南にあったロード&テイラー(LORD & TAYLOR)という百貨店がとうとうなくなってしまったよね。ロード&テイラーは、1826年に創業したアメリカでいちばん古い歴史を持つ百貨店だった。ニューヨークの旗艦店は2018年に閉めていたけれど、まだ地方都市のモールを中心に50近くあった店舗のうち、19店が閉店する。

レイチェル:アパレルレンタルのル・トート(LE TOTE)が昨年8月に、ハドソンベイカンパニー(HUDSON BAY COMPANY)からロード&テイラーを買収したばかりだったのに、今月2日に破産申告を申請している。

スティービー:ル・トートもロード&テイラーを買収しなければ、共倒れにならなかったかもしれないのに。一時はメイシーズ(MACY’S)を持つフェデレイテッド(FEDERATED)の傘下にあったロード&テイラーにはいろんな企業が挑戦したけどうまくいかず、終止符を打った。

レイチェル:ニューヨークの元ロード&テイラーの6万1300平方メートルの店舗だけど、シェアオフィスの最大手ウイワーク(WEWORK)が元CEOのアダム・ニューマン(Adam Newman)の下で17年に購入し、その後アマゾン(AMAZON)に売った。今年3月に9億7800万ドル(約1040億円)でね。

メイ:ニューヨーク本社の夢をアマゾンは諦めてなかったんだね。今年3月って、コロナでロックダウンがスタートした時。他の企業だったら、そんな大きな買い物をしてしまって気の毒にもなるけど、アマゾンはロックダウンで利益が大幅に伸びた組代表だからあのビルも安泰だね。

スティービー:最近のロード&テイラーは地味なブランドしか置いていない廃れた百貨店だったけれど、僕が子どもの頃はトップブランドが並ぶキラキラした百貨店だった。1階にはパイプオルガンが設置されていて、華やかだった記憶が鮮明に残っている。

レイチェル:パイプオルガン?

メイ:ブライアントパークでファッションショーがあった時代に、ときどきあそこのカフェで休憩したりした記憶があるな。けっこう昔のことだけれど。そのときもすでにいつでも空いていた。

スティービー:百貨店内にレストランをオープンしたのも、ロード&テイラーがいちばん最初だったはず。5番街にある旗艦店は20世紀初頭に建てられたランドマークだし。

メイ:百貨店が難しいといわれて久しいけれど、本当に次々に消えていくよね。ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)やサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)は大丈夫かな?

スティービー:ニーマン マーカス(NEIMAN MARCUS)が破産申告したのが5月。コロナが大きな要因にはなっているだろうけど、その前から苦労していた様子だった。

メイ:ニーマン マーカス グループ傘下の高級百貨店、ニューヨークの最高峰バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)は大丈夫なのかな?

スティービー:バーグドルフは、別の経営チームが担当しているとかで、ニーマンの道連れにはならなさそうだけど、eコマースに強いわけでもなさそうだから大変だろうな、とは想像できる。

レイチェル:ニーマン・マーカスがバーグドルフを買収したときの条件として、バーグドルフは、同グループから競合百貨店をニューヨークにはつくらないことを提示したらしい。そのため、ずっとニーマン マーカスはニューヨークには出店しないできた。でも19年に大型高級ショッピングセンター、ハドソンヤーズ(HUDSON YARDS)がニューヨークに登場した際に晴れて出店したわけだけど、お客がそんなに入っているわけでもないし、正直いつまで持つのかなとみんな思っていたはず。

スティービー:ハドソンヤーズだけじゃないけど、コロナ時代に人がたくさん集まる、しかも室内のショッピングモールは危険とされているからつらいね。

メイ:「シャネル(CHANEL)」とか「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」まで入っているのにね。あの手の高級モールがワールドトレードセンターの近くにもあるけど、どうなっているのかしら?

レイチェル:ブルックフィールドプレイス(BROOKFIELD PLACE)とウエストフィールドワールドトレードセンター(WESTFIELD WORLD TRADE CENTER)のこと?ブルックフィールドには「グッチ(GUCCI)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が、ウエストフィールドにはアップルや「H&M」が入っていた。でもみんなまだコロナの影響で閉まっているみたい。これを機に撤退する店があっても驚かないな。

高い賃料に潰される百貨店

レイチェル:私が暮らすブルックリンのブッシュウィックエリアは家賃も下がっているし、いろんな物件が増えていて引っ越そうかといろいろ物色しているところ。普段なら、そもそも空いている物件が少なくて苦労するのに、現時点ではニューヨーク市全体で1万3000件の空き物件があるらしい。これは記録的。もちろん住居だけで。

スティービー:コロナが長引くし秋からの学校も主にオンラインだから、郊外に引っ越す人も増えていて、ニューヨーク州北部やニュージャージーなどは一軒家の価格が30%くらい上がっているところもあるらしい。実際の物件を見ないで買う人もいるって聞いた。

メイ:分かる分かる。前みたいに旅が気軽にはできなくなったいま、仕事もリラックスも学校も何でもかんでも家でしないといけないから、庭やテラスがないとつらい。

スティービー:「ニューヨーク タイムズ(The New York Times)」の5月の記事だけど、ニューヨーク市の人口の約5%にあたる42万人が、ロックダウンになってニューヨークから郊外や他州に逃げたというデータがある。ドライブで2〜3時間以内で行けるニューヨーク州北部のアップステートや、ハンプトンやコネチカットなどに別荘を持っている人たちも多いのも確か。

レイチェル:年内はオフィスに行かなくていい企業もたくさんあるしね。仕事のリモート化で、都会のど真ん中にいる必要がなくなった人たちも多いはず。そもそも、家賃が高過ぎるから。

スティービー:家賃が高いといえば、米国の「ムジ(MUJI)」も7月に破産宣申告をしたね。カリフォルニアの店舗は全店閉鎖するらしい。そういえばニューヨークのハドソンヤーズにも入っていたね。

レイチェル:高いところにばかり出店したのがあだになったみたいよ。

メイ:そうはいっても、みんないいところに出店したいよね?ただバランスの問題だと思うけど。

スティービー:バーニーズ ニューヨーク(BARNEY’S NEW YORK)が倒産したときに、あのビルが持ちビルでないと聞いてすごく驚いたのは僕だけじゃなかったはず。1993年から旗艦店を構えてきたから、てっきりバーニーズのビルだと信じ切っていた。2万1375平方メートルの面積を借りていたとは。

メイ:年間家賃が1600万ドル(約17億円)だったのが、19年1月に約倍の3000万ドル(32億円)になったというのも倒産の理由だったよね。1600万ドルだって十分に高い。高級品をたくさん売ったところでなかなかそんな利益は出ないって、素人の私でも計算できるのに。ヘンリベンデル(HENRI BENDEL)もワクワクさせられる素敵な店だったけど、なくなってしまった。実はバーニーズと同じ頃に静かに閉店したよね。

スティービー:ニューヨークに店を出すのは、以前は成功の証しだったかもしれないけど、もうそんなことを言っている場合ではなくなっているし、一等地に旗艦店をオープンすることがゴールということ自体がいまどきじゃない。

続々消えゆくセレクトショップ

メイ:オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)はある意味、いいときにビジネスを売ってラッキーだったと言える?コロナの前だったから。予定より早く店を閉めなくてはいけなかったとはいえ。

レイチェル:ディエチ・コルソコモ(10 CORSO COMO)もコロナになって、あっという間に閉まってしまった。18年9月にオープンして、結局2年持たなかった。場所も不便だったから、私は1度行ったきり。

スティービー:ディエチ・コルソコモのスーパーセールが7月にオンラインであって、普段は絶対にセールにならないようなブランドまで全て70%オフとかになったんだよ。ただ、すごいオーダーが殺到してパンクしたのか、全キャンセルになったらしい。前代未聞。

レイチェル:オンラインセールといえば、ニューヨークにお店もあったトトカエロ(TOTOKAELO)と、オンラインでセンスのいい服と雑貨を販売してきたニードサプライ(NEEDSUPPLY)。同じグループだけど、どちらも現在進行中のセールをもって閉店するらしいし。

スティービー:ニードサプライは、1996年にビンテージのリーバイス専門店としてバージニア州リッチモンドでオープンした。2008年から、オンラインも展開していて、僕も本や食器を買ったりしていたよ。

メイ:5月にはジェフリー(JEFFREY)も閉店したよね。1999年まだ血の匂いが漂うミートパッキング地区に高級セレクトショップをオープンし、その後2005年にノードストロム(NORDSTROM)が買収したのだけれど。

スティービー:あの頃旬なデザイナーブランドがすべて並んでいたし、メンズも充実していた。ジェフリーの出現で、ミートパッキングには続いて「ステラ・マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」などのブティックが出来たし。

メイ:コロナがとどめを刺したのは確かかもしれないけれど、セレクトショップというコンセプトが次々に破綻してきている。バーニーズ、ヘンリベンデル、オープニングセレモニー、スティーブン・アラン(STEVEN ALAN)、ジェフリー、トトカエロ、もっと出てくるかも?

スティービー:センス(SSENSE)のように店を構えず、それゆえに一等地で高い賃料を払わなくてもいいところしかもはや生き残れないのかも?

メイ:結局はアマゾンだけが生き残る世の中しか待っていないのか?今はツーリストもいないし。

レイチェル:アマゾンといえば、郊外の閉店したモールを発送センターにする予定があるらしい。モールの経営では最大手のサイモン・プロパティ(SIMON PROPERTY)と交渉中だとか。シアーズ(SEARS)やJ.C.ペニー(J.C.PENNEY)だったところがアマゾンになるってこと。

メイ:ロックダウンの間も閉まらなかったターゲット(TARGET)やウォルマート(WALMART)とかの売り上げはすごく上がっているし。勝敗がはっきり出てきている。

スティービー:小売業の不動産物件が今後どうなるかは目が離せないね。店がどんどん閉店するだろうし。ニューヨークの魅力って、ショッピングであったことは確かだから、その魅力が消えないといいね。

メイ/クリエイティブディレクター : ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター : アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

レイチェル/プロデューサー : PR会社およびキャスティングエージェンシーでの経験が買われ、プロデューサーとしてメイの運営するクリエイティブ・エージェンシーで働くようになって早3年。アーティストがこぞってスタジオを構えるヒップなブルックリンのブシュウィックに暮らし、最新のイベントに繰り出し、ファッション、ビューティ、モデル、セレブゴシップなどさまざまなトレンドを収集するのが日課

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「クラランス」が初の50代向けエイジングケアシリーズ

 「クラランス(CLARINS)」は9月4日、50代向けの新エイジングケアシリーズ「N ルミエール」を発売する。同シリーズはシワやシミのほか、肌密度の低下が起こる55歳以上の肌状態と、加齢によって肌の活力を左右する微量栄養素のネットワークに着目。3年に及ぶ研究、240の処方テスト、3つの研究機関との共同研究により開発した。

 同ブランドはこれまで、肌年齢に合わせたエイジングケアシリーズとして25歳〜の「Mアクティヴ」、35歳〜の「ファーミング EX」、45歳〜の「スープラ」のほか、2019年からはミレニアル世代向けの「マイ クラランス」を展開しているが、50代向けは初めて。豊かな人生や生活を楽しみポジティブに美容と向き合う大人女性にアピールする。

 ラインアップはエッセンスローション、デイクリーム、デイエマルジョン、ナイトクリームの4種で、価格は1万500〜1万9000円。オーガニックマロニエフラワーエキスやマロニエ果実のほか、ワカメエキス、ハルンガナエキス、カラスムギ、シアバターなど、植物由来の成分を取り入れた独自成分を取り入れている。

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人材会社のiDAがアパレル・コスメ企業の新入社員研修を無料開催 2020年度入社の新卒販売員を対象に

 人材会社のiDA(東京、加福真介・社長)は、販売員応援プロジェクトの一環として、アパレル・コスメ企業を対象としたオンライン研修「新入社員フォローアップトレーニング」を9月8日と25日に無料開催する。同研修はZoomで実施し、各日先着18人の募集だ(1社あたり最大3人まで)。時間は10〜17時。

 販売員応援プロジェクトは今年4月に、新型コロナウイルスの影響により苦戦するファッション・コスメ業界で働く販売員の応援を目的にスタート。今回実施するオンライントレーニングは、コロナ禍により新入社員研修を実施できなかった企業向けのフォローアップとして、2020年度入社の新卒販売員を対象に、“社会人としての思考”や“仕事には欠かせないコミュニケーション”などを無料でレクチャーし、“自ら考えて動ける”人材の育成を目指す。講師には、元ルイ・ヴィトンジャパンの採用・トレーニングマネジャーで、現キャリアブロッサム代表の増田啓子氏を招き、心理学やケーススタディーを用いて、グループワークやディスカッションを取り入れながら7つのカテゴリーに分けて実施する。

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人材会社のiDAがアパレル・コスメ企業の新入社員研修を無料開催 2020年度入社の新卒販売員を対象に

 人材会社のiDA(東京、加福真介・社長)は、販売員応援プロジェクトの一環として、アパレル・コスメ企業を対象としたオンライン研修「新入社員フォローアップトレーニング」を9月8日と25日に無料開催する。同研修はZoomで実施し、各日先着18人の募集だ(1社あたり最大3人まで)。時間は10〜17時。

 販売員応援プロジェクトは今年4月に、新型コロナウイルスの影響により苦戦するファッション・コスメ業界で働く販売員の応援を目的にスタート。今回実施するオンライントレーニングは、コロナ禍により新入社員研修を実施できなかった企業向けのフォローアップとして、2020年度入社の新卒販売員を対象に、“社会人としての思考”や“仕事には欠かせないコミュニケーション”などを無料でレクチャーし、“自ら考えて動ける”人材の育成を目指す。講師には、元ルイ・ヴィトンジャパンの採用・トレーニングマネジャーで、現キャリアブロッサム代表の増田啓子氏を招き、心理学やケーススタディーを用いて、グループワークやディスカッションを取り入れながら7つのカテゴリーに分けて実施する。

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今週のスケジュール(2020年8月24日〜2020年8月30日)

FASHION

24 MON
ワック
「ネグレクトアダルトペイシェンツ」 21年春夏ランウェイショー
21:30〜 渋谷パルコ 10階「ルーフトップ パーク」
(東京都渋谷区宇田川町15-1)

25 TUE
ワコール
「ワコール メゾン」プレオープン
11:00〜12:00 ギンザ シックス 4階「ワコール メゾン」
(東京都中央区銀座6-10-1)

BEAUTY

26 WED
川辺
新製品発表会
11:00~/14:00~
オンライン配信

28 FRI
ビヨンクール
「タナメラ」ローンチイベント
14:00~15:00 
(東京都渋谷区神宮前3-21-1 プラフロール神宮前B1F)

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コロナ禍下で世界中のファッショニスタにも自転車ブーム NYからベルリンまで、真夏のサイクリングスタイル今昔スナップ

 新型コロナウイルスがパンデミックを引き起こしたことで、公共交通機関の混雑を避けて自転車を利用するようになった人も見られるなど、世界中で日常の行動様式が変化を見せている。真夏の太陽の下で新鮮な空気を吸いながらエクササイズもできる――しかもなんだかスタイリッシュに見えるとあれば、移動手段を自転車に切り替えるのも一つのアイデアかもしれない。

 欧米のファッショニスタたちは自転車に乗るときにもオシャレは欠かせない。ショートパンツやミニワンピースにスニーカーやスポーツサンダルを合わせたカジュアルなスタイルが目立つが、リュックサックやクロスボディーバッグを取り入れることで動きやすさと両立させている。ベルリンでのカスタマイズ自転車や、フランスでのカントリー風のカゴを取り付けた自転車、そしてニューヨークで利用者が多い自転車のシェアプログラム「シティ・バイク(Citi Bike)」など、自転車そのものにも注目したい。

 ニューヨーク、ベルリン、そしてフランスに至るまで、欧米の自転車ライダーたちはどんなときにもファッションに対して抜かりがない。そしてそれはいつの時代でも同じようだ。今回は、70〜80年代のスナップと併せて、夏のサイクリングスタイルを紹介する。

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約2倍成長をキープ サザビーリーグのD2Cジュエリーが継続成長するワケ

 サザビーリーグが2018年4月に立ち上げたD2Cジュエリーブランド「アルティ―ダ ウード(ARTIDA OUD)」が、継続的に売り上げを伸ばしている。EC中心で販売をしながら百貨店などでポップアップショップを開いてきたが、8月7日に東京・渋谷区松濤に多目的スペース、ジ アナザー ミュージアム(以下、ミュージアム)をオープンした。

 設立当時から、色石を使用したモード感溢れるジュエリーと手に取りやすい価格設定、パッケージ選びの楽しさやオリジナルのフレグランスで受け取る側の五感を刺激する演出など、独自のアプローチに注目されてきた。今でこそD2Cブランドがちまたに溢れているが、当時はジュエリーをECで売るというのはチャレンジだった。しかし同ブランドは、試着アプリやカスタマイズ機能を導入して、EC上でのショッピングの楽しさを消費者に提供してきた。手頃で魅力的な商品、消費者を楽しませるための考え抜かれた仕組みや工夫、効率的で新しいビジネスモデルに感心したものだ。

 ミュージアムの内覧会でブランドの立役者に会うことができた。ここでは、その人安部真理子サザビーリーグ 営業統括 ECブランド事業部 ディレクター&デザイナーに聞いたブランド設立の背景やビジネスモデルを紹介する。

WWD:18年のブランド設立以降の売上高の伸び率は?

安部真理子「アルティ―ダ ウード」ディレクター&デザイナー(以下、安部):昨年は初年度の売上高の1.8倍以上を売り上げた。ブランドを立ち上げて2年4カ月が経過したが、ほぼ同じペースで売り上げが伸びている。

WWD:継続して売り上げが伸びている理由は?

安部:EC中心の販売だったので、インスタグラムなどSNSでの発信に力を入れたのが認知度アップにつながった。ブランドの根底にある、手に届きやすいファインジュエリーを提供することで生産者と消費者の両方をハッピーにするという哲学に共感してくれる消費者が増えている。また、見た目と価格のギャップが好調の理由でもある。

WWD:ブランドを立ち上げた当時はまだD2Cブランドは少なく、特にジュエリーをECで買うというのは当時新しかったが?

安部:当時はまだショールーミングが中心だった。約3年前からアメリカのウェブサイトをリサーチし始めて、D2Cというビジネスモデルに出合った。中間マージンを排除することで高品質で低価格の商品を提供することができる。昨年9月に「アイ アム ドネーション」プロジェクトを立ち上げ、売上金の一部をインドに学校を建てるためのプロジェクトや国境なき医師団による「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」などに寄付しており、それがインスタグラムなどのコメントを通して広がり共感を得ている。

WWD:EC販売で重要なことは?

安部:顧客を楽しませることが大切。また、顧客とのコミュニケーションで最大限の驚きや喜びを与えられるように工夫している。喜んでもらえるノベルティーの用意も効果的だ。

WWD:ターゲットは?

安部:年齢を問わず、インポートジュエリーを買い慣れている人が多い。ブランドのコンセプトの“ありのままの姿が放つきらめき(RAW SCENTS OF GLIMMER)”にあるように石そのものの美しさを生かしたジュエリーが多いので、石が好きな人にも支持されている。

WWD:売れ筋商材とその価格帯は?

安部:一点もののリングが好調だ。色石と10金を使用したもので3万円台、18金だと4万円台が中心。毎月2回発売しているが、完売するものもある。最近ではピアスの人気も高まっており、中心価格帯は2万円台。ヒエログリフやイニシャル、ラテン語の定型文のメッセージを刻印できるカスタマイズシリーズも好評だ。これらで使用する素材はリサイクルした地金を使用している

WWD:フレグランスの販売もしているが?

安部:当初はジュエリーを届ける際の香りだったが、販売したところ好調だった。今は4種類の香りがあり、顧客に好評でSNSで広がっている。完全にオーガニックで、生産はサステナビリティにこだわるイタリアの工場で行っている。このような状況なのでハンドジェルも製作した。

WWD:多目的スペースのミュージアムをオープンしたのは?

安部:非日常空間で、アポイントメント制でゆっくりジュエリーを選んでもらうと同時に、ネイルや占いなども提供するなど特別な体験の場にしたいと思った。ミュージアムでは新作と店舗限定品だけ販売し、ECとのすみ分けを図っている。

WWD:今後どのようにブランドを発展させていきたいか?

安部:エシカルでサステナブルなジュエリーブランドとして選んでもらえるようになりたい。パッケージもリニューアルして、フランス人のアーティストが手掛けたジュエリーポーチにしたが、パッケージなしを選ぶとポイントが付くような仕組みにしている。これからは、ECとリアル店舗両方で顧客とスタッフとともにブランドを作り上げていきたい。

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どこまでリアルに迫れるか!? ガモウ関西が業界屈指のヘアコンテスト「三都杯」をオンラインで開催

 美容ディーラー大手のガモウ関西は8月31日、ヘアデザインコンテスト「三都杯」をオンラインで開催する。

 「三都杯」は、今年で25周年を迎えるコンテストで、回を重ねるにつれエントリー数が上昇し、競技レベルも業界屈指の大会となり注目を集めている。今回は「#クリエイションを止めない」というコンセプトで、例年通りのリアルイベントではなく、“らしさ”を残しつつ、今できる形に合わせてZoomを使用したウェブライブコンテストとして開催する。

 「三都杯」の特徴は、ファッションの世界で例えると“コレクション”をイメージしていることだ。コレクションは、デザイナーが時代の流れを感じとって、そこに自分のメッセージを込めて作品を発表する場。コレクションで発表された服をそのまま着て街を歩いている人は極めて少ないが、そこから発信されたエッセンスが落とし込まれてリアルクローズへとつながっていく。「三都杯」はビューティにおける同様のポジショニングを目指しており、今回は「WWDジャパン」からインスピレーションを得た“プロテクション&タフネス”というテーマのもと、時代性を感じさせつつ、次世代を切り開くような新鮮なヘアデザインを競い合う。

 開催する競技部門は、オフィシャルデザイナーズ部門、ライジングデザイナーズ部門、スチューデント部門の3部門。最もハードルの高いオフィシャルデザイナーズ部門は2ラウンド方式となり、今回の予選大会でファイナリスト6人を決定し、12月の決勝大会で各賞が競われる。

 選手は参加競技スタートから終了まで、各店・各自宅でZoomを使いカメラの前で競技。競技終了後、写真をインスタグラムで指定のハッシュタグとメンションを付けて投稿する。競技の様子は無料ライブ配信(ユーチューブを予定)する。

 今回の大会について、ガモウ関西の川端将介・教育サポート部部長は「いつの時代も美容師の本質は“技術とデザイン”にあるが、コロナ禍で全国ほとんどのイベントやコンテストがなくなってしまい、美容師のクリエイションする機会、挑戦する機会がなくなってしまった。『三都杯』を今できる形=オンラインで開催することにより、全国の美容師に対し挑戦する機会を提供し、また自身では参加しなくても見学することで、美容師としての原点を思い起こすきっかけになればと考えている」と話し、その意義を強調した。

 また、リアルイベントをオンラインに落とし込むにあたり苦労した点に関しては、「イベントの中でもコンテストというジャンルであり、リアルの方が良いというのは重々承知の上で、デザイナーが作った作品をどこまでリアルと同じ状況に近づけて評価できるかがポイントだと考えた。今回は写真と動画でのジャッジとなるが、あくまでモデル&ウィッグコンテストであり、フォトコンテストにならないようにという設定の落としどころに苦労した」と語った。

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「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」が「万葉集」の色彩を描いたスニーカー 「ワクワ」とのシューズプロジェクトで

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE以下、オム プリッセ)」は、アナトミカ(ANATOMICA)のシューズブランド「ワクワ(WAKOUWA)」とのシューズプロジェクトの第1弾としてハイカットのスニーカーを9月1日に発売する。価格は2万8000円で、サイズは25.5〜29cmをそろえる。

 シューズは「オム プリッセ」が1月にパリで開いた2020-21年秋冬シーズンのショーで披露したもの。鮮やかな全6色のカラーは山吹、桃、松などと名付けられており、日本最古の歌集である「万葉集」の四季の色味から着想している。「ワクワ」がデッキシューズから発展させた人気スニーカーの機能性と、「オム プリッセ」が得意とする軽快なカラーリングの融合が魅力的な一足だ。

 「オム プリッセ」の直営店や公式オンラインストアのほか、アナトミカの一部店舗で販売する。

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「アディダス オリジナルス」が「ノア」とのコラボコレクションを発売 サステナブルなモノ作りに着目

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は8月27日に、米ニューヨークを拠点とする「ノア(NOAH)」とのコラボコレクションを発売する。公式オンラインストアやアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿などで取り扱う。

 同ブランドのアイコニックな“トレフォイル(三つ葉)”にフィーチャーしたライフスタイルコレクションと、「ノア」の創業者であるブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)のランニングへの情熱にインスパイアされたパフォーマンスコレクションを用意する。

 ライフスタイルコレクションは、スニーカー1型、アパレル4型、アクセサリー2型の全8型をそろえる。スニーカーは1972年に誕生したSLシリーズの初代モデル“SL72”をベースに、プラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれた新しい素材“プライムブルー(PRIMEBLUE)”をアッパーに採用して製作した。価格は1万2000円で、ブルーとグリーンのツートーンカラー、ブラックカラーの2色展開だ。そのほかリサイクル素材を30%使用したスエットやTシャツ、ショーツのアパレルから、ナップサック、ソックスなどのアクセサリーまでをラインアップ。価格は2990〜1万5000円。

 パフォーマンスコレクションは、“SL72”をインスピレーション源に製作したエントリーランナー向けの新モデル“SL20”(2色、各1万6000円)、全てリサイクルポリエステル100%で製作したマドラスチェックが特徴のランニングジャケット(3万円)、ランニングショーツ(1万1000円)、ランニングキャップ(6490円)をそろえる。

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「アディダス オリジナルス」が「ノア」とのコラボコレクションを発売 サステナブルなモノ作りに着目

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は8月27日に、米ニューヨークを拠点とする「ノア(NOAH)」とのコラボコレクションを発売する。公式オンラインストアやアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿などで取り扱う。

 同ブランドのアイコニックな“トレフォイル(三つ葉)”にフィーチャーしたライフスタイルコレクションと、「ノア」の創業者であるブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)のランニングへの情熱にインスパイアされたパフォーマンスコレクションを用意する。

 ライフスタイルコレクションは、スニーカー1型、アパレル4型、アクセサリー2型の全8型をそろえる。スニーカーは1972年に誕生したSLシリーズの初代モデル“SL72”をベースに、プラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれた新しい素材“プライムブルー(PRIMEBLUE)”をアッパーに採用して製作した。価格は1万2000円で、ブルーとグリーンのツートーンカラー、ブラックカラーの2色展開だ。そのほかリサイクル素材を30%使用したスエットやTシャツ、ショーツのアパレルから、ナップサック、ソックスなどのアクセサリーまでをラインアップ。価格は2990〜1万5000円。

 パフォーマンスコレクションは、“SL72”をインスピレーション源に製作したエントリーランナー向けの新モデル“SL20”(2色、各1万6000円)、全てリサイクルポリエステル100%で製作したマドラスチェックが特徴のランニングジャケット(3万円)、ランニングショーツ(1万1000円)、ランニングキャップ(6490円)をそろえる。

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「サマンサタバサ」の雑貨ラインからUV殺菌ボックス スマホの充電も可能

 サマンサタバサジャパンリミテッド(以下、サマンサタバサ)は8月22日、ファッション雑貨を展開する「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE) 」からUV殺菌ボックス(9000円)を発売する。公式オンラインサイトで取り扱う。

 ボックス内に入れたアイテムを紫外線で約99%殺菌する同製品はワイヤレス充電対応。スマートフォンの場合は、除菌と同時に充電も可能だ。また、ボックスの内側にアロマオイルを挿入することができ、好みの匂いに香り付けすることができる。

 「サマンサタバサチチョイス」渋谷ヒカリエシンクス(SHINQS)店やルミネエスト店などの5店舗では、店頭で自由に使用できるUV殺菌ボックスを設置し、手持ちのアイテムで殺菌効果を試せるサービスも実施している。

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ピザ箱でワンピースを届ける「レルディ」 絵描きのリー・イズミダとのコラボコレクションを発表

 繊維商社の豊島による「レルディ(RELDI)」は2019年春にスタートしたワンピースブランドだ。“現代を強く生きる女性が、有意義な時間を手に入れることができるワンピース”をコンセプトに、1着でサマになり、何通りにも着こなしが楽しめるデザインを生み出している。ECを中心に販売し、「受け取ったときに気分が上がるものを」というデザイナーの山本雄矢の思いを込めて、ピザ箱をイメージしたパッケージで商品を届けているのも特徴だ。

 そのパッケージの絵を担当したのが、絵描きとして活動するリー・イズミダ(Lee Izumida)だ。アメリカで絵を学び、東京でビームスの「ピルグリム サーフ+サプライ(PILGRIM SURF+SUPPLY)」で販売員を経験し、昨年絵描きとしてのキャリアをスタート。デビューして間もないが、すでにルミネやパルコの広告をはじめ、「ピルグリム サーフ+サプライ」のビジュアルや、店舗のウインドーペイントなども手掛けている。

 ピザ箱風のパッケージでのコラボレーションを経て、「レルディ」は20-21年秋冬コレクションで再びリー・イズミダとコラボレーションを行った。イズミダによる手描きの花柄をのせた7型のアイテムを8月末〜10月末に順次発売していく。コラボを行ったデザイナーの山本とイズミダに、出会いやコラボの経緯について聞いた。

WWD:2人の出会いは?

山本雄矢「レルディ」デザイナー(以下、山本):東京・池尻にあるカフェでイズミダさんの絵が飾られているのを見て、「すてきだな」と思ったのがきっかけでした。

リー・イズミダ(以下、イズミダ):私はウェブで「レルディ」を知って、ワンピースを買って着ていたんです。もともと勤めていた「ピルグリム サーフ+サプライ」を辞めた後にいろんなテイストの服に挑戦したいと思い、購入したアイテムの一つだったんです。

山本:現在ブランドの店舗がなく、販路は99%が自社のオンラインストア。お客さまとのコミュニケーションツールとして、何かできないかなと考えたときに、発送用のパッケージをイズミダさんに依頼しました。デリバリーのピザ箱の形にして、届いたときに気分が上がるものにしたかったんです。それに僕、ピザ好きなんで(笑)。

イズミダ:私もピザ好き(笑)。やっぱりこのピザの箱は届いたときにテンションが上がります。箱が捨てられなくて重ねて飾っているんです。

山本:お客さまからもとてもいい反応をいただいています。イズミダさんのファンの方にもこのパッケージのコラボをきっかけでブランドを知っていただいて、アート作品を一つ手に入れる感覚で購入してくださっていますね。

ペルーの鮮やかな色彩を
秋冬に開花する花で表現

WWD:今回は洋服でのコラボレーションだが、どのように取り組んだのか?

山本:今季は ペルーをシーズンコンセプトにしています。世界遺産の遺跡であるマチュピチュがありながらも、“レインボーマウンテン”といわれる虹色の山、ビニクンカ山が“インスタ映え”スポットとしても人気だったり、歴史的なものと新しい流行を受け入れる文化が素晴らしいなと思ったんです。そのペルーの鮮やかな色彩をコレクションで表現しようと思ったときに、イズミダさんのアートと親和性が高いと思ってお誘いしたんです。モチーフは商品展開の時季(秋冬)に開花するマグノリア、クリスマスローズ、アネモネ、エリカを選びました。

イズミダ:私は「どんな洋服になるんだろう?」と考えながら、楽しんで描きました。アネモネ、エリカはこれまで描いたことがなかったので新鮮でしたし、チェックは寝起き一発で仕上げたんです。あんまり頭がちゃんと働いていないときに描いた方がいいものができる気がして(笑)。

WWD:イズミダさんの絵は花の印象が強いが、得意なモチーフなのか?

イズミダ:皆さんにはそのように思われていることが多いんですが、実は去年から描き始めたばかりなんです。飽きるまでずっと同じものを描き続けるタイプで、去年は花、カットフルーツを描いて、今年は魚とか昆虫を描いています。だから花は私にとっては新入りで(笑)。今回もそうなのですが、花を描くときはちゃんと生態を調べてます。色の種類、咲く時期だとか覚えちゃったり。散歩中に花を見たら写真を撮っておきます。昆虫とかも図鑑でじっくりながめるのも好きなんです。

WWD:コレクションに合わせてマスクも制作した。

山本:フラワーショップに寄付をしたいと思い作りました。南青山のロジ プランツ&フラワーズさん、代々木上原の終日フラワーさん、松陰神社前のドゥフトさんの3店舗にお届けして、店員さんにつけていただいたり、お店のノベルティとして配ってもらったりと使っていただく予定です。お花は今回のコレクションと連動していますし、僕も実は大好きなので。

イズミダ:偶然ですが、実はドゥフトのお店の方とは友人で、ロジ プランツ&フラワーズさんではクリスマスウインドーのペイントを担当したことがあるんですよ。

「レルディ」は販路拡大、
イズミダは絵を描き続けることを目標に

WWD:コロナ禍で何か変わったことは?

山本:緊急事態宣言が出たときには、時間がたっぷりあったのでインプットとアウトプットを繰り返せたと思います。特に写真家のスティーブン・ショア(Stephen Shore)の作品が気になって、写真集を買いあさったのですごく影響を受けそうです。

イズミダ:私はカッコつけるのをやめました。絵は年齢も性別も関係なく多くの人が楽しめるもので、もっと親しみやすく作品を楽しんでもらいたいといろいろ企画しました。インスタライブもカッコつけずに、とにかくやってみようという思いで、絵を描いているところを配信したり、作品のポスターを販売してみたりと挑戦して。昆虫を描き始めたのも子どもたちに喜んでもらえるかな?と思ったのがきっかけでした。

WWD:イズミダさんの肩書が“絵描き”なのはなぜ?

イズミダ:致命的なんですけど、パソコンが使えなくてイラストレーターにはなれないんです……。しかも、自分の色しか出せない。画家というのはちょっと偉大なイメージがあるし、ペインターと名乗ることもあるんですけど、“絵描き”が一番しっくりきています。

WWD:2人の今後の目標は?

山本:「レルディ」の販路の拡大です。現状ではリアルで試着できる場所がなく、問い合わせを多くいただいて、ウェブで購入してくださる方の不安を解消できたらと思っています。本当はこの秋冬シーズンからバイヤー向けの展示会を開きたいと思っていたんですが、コロナの影響でアプローチができませんでした。ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)やレイビームス(RAY BEAMS)などのようなセレクトショップに扱ってもらうことが目標です。

イズミダ:もし店舗で扱われたら、私がウインドーに絵を描きに行きますよ!販売員だったんで店にも立って販売も手伝えます(笑)。私は個展がなかなかできない状況ですが、また気になった人に気軽に来ていただけるような個展を開きたいと思っています。子ども向けのワークショップもやってみたくて、傘に絵を描くような企画も考えていたんです。あとは絵本の挿絵やワインボトルのラベルも描いてみたい。ずっと思っていることなんですが、おばあちゃんになるまで絵を描き続けたいんです。

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女性のワキ毛は無駄なのか? 刃物メーカー貝印の「#剃るに自由を」広告が話題

 カミソリやグルーミング製品などを展開する貝印が8月17日から開始した、コミュニケーション広告が話題だ。バーチャルモデルのMEMEがワキの毛を堂々と見せるビジュアルと、「ムダかどうかは、自分で決める。」というキャッチコピー、「#剃るに自由を」というハッシュタグがインパクトを与えている。また、SNSには本来は剃毛を促進したいはずの貝印が、体毛処理の多様性を伝えるメッセージを発信したことに驚き賞賛する声も多い。なぜこの企画を立ち上げたのか。貝印の齊藤淳一マーケティング本部広報宣伝部宣伝リーダーに聞いた。

WWD:この企画を立ち上げた意図は?
齊藤淳一マーケティング本部広報宣伝部宣伝リーダー(以下、齊藤):2019年ごろからSNSに「女性のワキはツルツルじゃないとダメなんておかしくない?」「会社に行くからヒゲを剃らなきゃいけないというのは変」などの声が届き始め、体毛を剃ることに対する世間で言われる常識と、生の声に乖離があるのではないかと思っていたんです。昨年11月、雑誌でタイアップ企画を行った時にお会いしたアーティストの方にこのことを話したらとても共感していただき、それまで肌感覚で感じていたことが確信に変わり、12月から動き出しました。

WWD:19年といえば「#kutoo」運動がありましたが、その影響もあったんでしょうか?
齊藤:潜在的にあった意見が言いやすい雰囲気になっていたのかもしれないですね。当社が行った調査でも、「ファッションや髪型のように、体毛を剃ることは自分自身で自由に決めたい」という声が90.2%、「気分によって毛を剃っても剃らなくても良い」という声が80.5%あったんです。海外ではワキ毛に対する価値観もいろいろあって、以前からジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)がレッドカーペットでワキ毛を見せたりといったこともありましたし、さまざまな価値観に寄り添うことができればと思ってこのような企画を進めました。

WWD:とはいってもカミソリなどを販売している貝印にとっては、体毛を剃ってもらわなければ商売上がったりですよね。社内で反対の声はなかったんですか?
齊藤:当社は100年を超える企業ですが、昔は包丁なども一人一人に合わせてオーダーメイドで作ることが当たり前でした。我々は日本の使い捨てカミソリのトップメーカーではあるもののお客さまの声を聞いて製品作りを行う“野鍛冶の精神”が根付いていますし、今回もお客さまの声に寄り添う企画でしたので、社内の理解もスムーズでした。

WWD:ビジュアルにバーチャルモデルを起用していますが、貝印としても初めての試みだったのでは?
齊藤:バーチャルヒューマンは始めてでしたが、バイアスがかかるのを避けたかったんです。モデルやタレントさんですと、どうしてもその人のキャラクターを通してメッセージを見てしまうので……。新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が難しかったことを考えても、バーチャルヒューマンという選択はよかったと思っています。

WWD:ビジュアルもメッセージも先進的で、多くの反響がありますね。
齊藤:見た方に不快感を与えてはいけないので、ビジュアルもコピーもクリエイティブのチームと入念に練りました。何かを主張するというより問題提起をしてみなさんに考えていただきたかったので、多くの反響がありありがたく思っていますし、好意的な意見も多く正直ホッとしています(笑)。女性のワキ毛処理と同様に、男性も剃るという行為に対してさまざまなバイアスやルッキズムがあると思うので、今後もさまざまな価値観に寄り添った立場で、悩んでいる方や困っている方に対して私たちができることを発信できればと思っています。

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英ラグジュアリーECがコロナ禍で苦悩する新進デザイナーを支援

 イギリス・ロンドンを拠点にラグジュアリーECサイトを手掛けるマッチズファッション ドットコム(MATCHESFASHION.COM以下、マッチズ)は、新進デザイナーズブランドの支援を目的としたプログラム「イノベーターズ(THE INNOVATORS)」を立ち上げた。9月から1年間にわたり、総額180万ポンド(約2億5000万円)に上るマーケティング支援をはじめ、ビジネスのメンタリングや優遇支払い条件の提示といった実務的なサポートを対象ブランドに提供する。また、マッチズのECサイトでのオリジナルコンテンツの配信も行う。

 “ユニークで力強いDNA”という基準によって世界中から支援対象に選ばれたのは、「アートスクール(ART SCHOOL)」「アルワリア(AHLUMALIA)」「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「ステファン クック(STEFAN COOKE)」「ジェルマニエール(GERMANIER)」「ハルパーン(HALPERN)」「ハリス リード(HARRIS REED)」「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」「テベ マググ(THEBE MAGUGU)」「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」「ビアンカ サンダース(BIANCA SAUNDERS)」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」の12ブランド。「LVMHプライズ」をはじめとするコンテストのグランプリ受賞者やファイナリストなど将来の有望株がそろう。すでに11ブランドがマッチズで取り扱われており、新進ブランドを早くから買い付けている同社らしい取り組みと言えるだろう。

 同プログラム発足のきっかけとなったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でマッチズのチームが聞いた若きデザイナーたちの苦悩。困難な状況下で自らのブランドをどのように成長させていけるかが見えなくなった彼らには、実務的なサポートと継続的なコミットメントが必要だと考えたという。アジェイ・カヴァン(Ajay Kavan)最高経営責任者は、「マッチズのお客さまには私たちがキュレーションするファッションを楽しんでいただいている。その中には新進デザイナーを求めている方も多い。私たちの成功は新しい才能との確かなパートナーシップに根差しており、多くの才能あるデザイナーと協力し合えることを幸いに思う」とコメント。また、ナタリー・キンガム(Natalie Kingham)=バイイングディレクターも、「クリエイティブ業界にとって厳しい時期であるこの年に、『イノベーターズ』プログラムを通して才能ある新進デザイナーたちへのサポートを実現できることがうれしい。このプログラムは、彼らのビジネスの将来を確かなものにするために役立つだろう」と話す。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「ウズ」から新リップスティック  質感など処方がすべて異なる7色が登場

 「ウズ(UZU)」は「38℃ / 99℉ リップスティック <ユー>」(全7種、各2200円)を発売する。9月2日に伊勢丹新宿本店で先行発売し、18日から全国販売する。同製品は常在菌に働きかけて唇の潤いを高める乳酸菌ラ・フローラ EC-12を1本に190億個配合し、潤いが続く血色感のある唇に導く。

 カラーは“38℃の瞬間”をテーマに質感や仕上がりが異なる全7種をラインアップする。「-2 ブラウン ベージュ」と「+2 スモーキー レッド」はエアリーマットな質感で、厳選したパウダーやワックス、オイルのバランスを最適化することにより、空気を含んだような滑らかさと、軽やかでモイスチャー感のあるつけ心地を実現した。

 ベージュリップ選びの難しさに着目した「-1 コーラル ベージュ」「+1 ピンク ベージュ」は色相と質感をち密に計算した絶妙な血色感をかなえ、どんなシーンでも使いやすい万能なベージュリップだ。3つの効果を持つハイブリッドバーム「-0.5 シアー グレイ」「±0 クリア ホログラム」「+0.5 クリア」は、血色感を自在にコントロールできるカラー効果に加え、ほかのリップアイテムと重ねて新しい質感や色の変化を楽しむベース効果、トップコート効果、トリートメント効果を兼ね備える。

 化粧品はつけ心地や色持ちなど機能面を重視されるが、「ウズ」は世界観も魅力のひとつ。昨年9月に発売した「38℃ / 99℉ リップスティック<トウキョウ>」コレクションに続く今回は“38℃の瞬間”は日常の中にある喜びや高揚感、または悲しみや怒りなど心が動く豊な瞬間を温度に例え、リップスティックで表現した。シンプルなパッケージや一貫したブランドイメージは存在感があり、消費者が製品を選ぶ際の価値判断になっている。

 発表会はグーグルミートを使い、オンラインで行われた。参加者には事前に製品が送られ実際に製品を試しながら視聴。質感や色味にこだわったリップスティックだからこそ、実物を試すことでより理解が深まった。

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「ウズ」から新リップスティック  質感など処方がすべて異なる7色が登場

 「ウズ(UZU)」は「38℃ / 99℉ リップスティック <ユー>」(全7種、各2200円)を発売する。9月2日に伊勢丹新宿本店で先行発売し、18日から全国販売する。同製品は常在菌に働きかけて唇の潤いを高める乳酸菌ラ・フローラ EC-12を1本に190億個配合し、潤いが続く血色感のある唇に導く。

 カラーは“38℃の瞬間”をテーマに質感や仕上がりが異なる全7種をラインアップする。「-2 ブラウン ベージュ」と「+2 スモーキー レッド」はエアリーマットな質感で、厳選したパウダーやワックス、オイルのバランスを最適化することにより、空気を含んだような滑らかさと、軽やかでモイスチャー感のあるつけ心地を実現した。

 ベージュリップ選びの難しさに着目した「-1 コーラル ベージュ」「+1 ピンク ベージュ」は色相と質感をち密に計算した絶妙な血色感をかなえ、どんなシーンでも使いやすい万能なベージュリップだ。3つの効果を持つハイブリッドバーム「-0.5 シアー グレイ」「±0 クリア ホログラム」「+0.5 クリア」は、血色感を自在にコントロールできるカラー効果に加え、ほかのリップアイテムと重ねて新しい質感や色の変化を楽しむベース効果、トップコート効果、トリートメント効果を兼ね備える。

 化粧品はつけ心地や色持ちなど機能面を重視されるが、「ウズ」は世界観も魅力のひとつ。昨年9月に発売した「38℃ / 99℉ リップスティック<トウキョウ>」コレクションに続く今回は“38℃の瞬間”は日常の中にある喜びや高揚感、または悲しみや怒りなど心が動く豊な瞬間を温度に例え、リップスティックで表現した。シンプルなパッケージや一貫したブランドイメージは存在感があり、消費者が製品を選ぶ際の価値判断になっている。

 発表会はグーグルミートを使い、オンラインで行われた。参加者には事前に製品が送られ実際に製品を試しながら視聴。質感や色味にこだわったリップスティックだからこそ、実物を試すことでより理解が深まった。

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「レイジブルー」が「餃子の王将」とコラボ!? Tシャツ、トートバッグ、靴下など全10型

 アダストリアが手掛ける「レイジブルー(RAGEBLUE)」は、中華料理チェーン「餃子の王将」とのコラボコレクションを8月21日に全国の店舗で発売する。なお、アダストリアの公式ECサイトでは20日から先行販売している。

 グラフィックデザイナーの三重野龍、イラストレーターのchottokakuhito(チョットカクヒト)、フォトグラファーの東京祐が参加し、“ユルい”餃子のイラストや「餃子の王将」で撮影した写真などをアイテムにデザインした。

 アパレルでは長袖Tシャツ(全9柄、3900円)、イージーパンツ(全2色、5500円)、トートバッグ(全6柄、2000円)、バケットハット(全2色、2700円)、靴下(全3柄、1000円)を用意。長袖Tシャツには東京、大阪、京都の各都市限定のアイテムも含まれる。

 新型コロナウイルス感染拡大で増えたおうち時間にぴったりなクッション(全2柄、2700円)、ルームシューズ(2000円)、ラグ(全2色、3500円)、iPhoneケース(全4種、1500円)、ワイヤレス・スマホ充電器(全4種、2700円)の雑貨も発売する。

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伊投資会社が世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の過半数株式を取得

 イタリアの投資会社イタルモビリアーレ(ITALMOBILIARE)は、オフィチーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ(OFFICINA PROFUMO FARMACEUTICA DI SANTA MARIA NOVELLA 以下、サンタ・マリア・ノヴェッラ)の株式60%を1億2000万ユーロ(約150億円)で取得した。同社は2020年1月にサンタ・マリア・ノヴェッラ株式の20%を取得しており、9月中旬までに今回の取引を完了させて80%を保有することになる。

 サンタ・マリア・ノヴェッラは1221年にフィレンツェで創業した世界最古の薬局。現在は、昔ながらのパッケージが特徴的なフレグランスやスキンケア、ソープ、キャンドルなど600種類以上の「サンタ・マリア・ノヴェッラ」製品を展開し、世界の約300店舗で販売している。同社の見積上の19年度連結売上高は3100万ユーロ(約39億円)を上回り、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は約1300万ユーロ(約16億円)だった。地域別の売上高比率は、をヨーロッパと中東、アフリカが61%、韓国と日本を中心としたアジアが21%を占め、残りはアメリカだ。

 イタルモビリアーレはこの2年間で、イタリアを拠点とする複数の企業に4億ユーロ(約500億円)以上を投資しているが、フレグランスやビューティ製品を中心とする事業への出資は今回が初めて。同社が投資する企業の総売上高は約16億ユーロ(約2000億円)に上る。

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「ジョーダン」とユニオンが約2年ぶりにコラボ 争奪戦が予想される“エア ジョーダン 4”も

 「ナイキ(NIKE)」の「ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)」は8月29日に、ロサンゼルスのセレクトショップ、ユニオン(UNION)とのコラボコレクション“UNION JORDAN”を発売する。特設サイトとユニオンの公式オンラインストアで販売し、9月下旬には「ナイキ」の公式アプリで取り扱う。また東京・原宿のユニオン トーキョーでの販売はトラブル防止のため、商品によって事前抽選販売を実施するという。

 2018年以来となる両者のコラボ最新作は、バスケットボールのアリーナにとどまらない「ジョーダンブランド」の感性を、当時の広告やミュージック、ストリートスタイルなど、さまざまな瞬間が彩られた1980年代後半から90年代前半までを総括的に表現した。ユニオンのクリス・ギブス(Chris Gibbs)=オーナーは「『ジョーダンブランド』はもともと、スポーツブランドだが、常に自分たちが刺激を受けているコミュニティーやカルチャーのエッセンスを取り入れ、新しいものにしている」という。

 コラボスニーカーは、“エア ジョーダン 4(AIR JORDAN 4)”、新モデルとなる“ジョーダン ズーム 92 ユニオン(JORDAN ZOOM 92 UNION)”と“ジョーダン デルタ ミッド ユニオン(JORDAN DELTA MID UNION)”の3つのモデルを用意した。全モデルのアウトソールには、過去のアーカイブ作品をイメージし、あえて黄ばんだカラーを採用した。“エア ジョーダン 4”(2万7000円税込)は淡いピンクの“GUAVA”とブラックを基調とした“OFF NOIR”の2色をそろえる。厚手のスエードをベースに80年代のシューズをほうふつとさせるビンテージ調のメッシュを組み合わせ、スエードとメッシュの比率のバランスを取ったアッパーに仕上げた。またシュータンはギブス自身の履き方に合わせて、折り返す仕様とし、ステッチパーツを取り外すことで通常のシュータンにもできるように仕上げた。

 新モデルの“ジョーダン ズーム 92 ユニオン”(1万6500円税込)と“ジョーダン デルタ ミッド ユニオン”(1万7500円税込)の素材やカラーリングは、“エア ジョーダン 4”をベースにしてポップな印象に仕上げた。“ジョーダン ズーム 92 ユニオン”は、90年代の人気モデル“エア ジョーダン7(AIR JORDAN 7)”“エア マックス180(AIR MAX 180)”“エア フォース 1(AIR FORCE 1)”の3つのシルエットをベースに、伸縮性や軽量感、反発力に優れたクッション性を併せ持つ一足に仕上げている。またミスマッチな素材と大胆なディテールを配し、レトロな雰囲気もプラスした。

 “ジョーダン デルタ ミッド ユニオン”は、ギブス自身が今年発売した“ジョーダン デルタ”の大ファンであることから採用。アッパーが4つのオーバーレイでから成り、強度が必要な部分にはスエードを使ったり、通気性を高く持ちたい所にはメッシュを用いたりと、デザイン面だけでなく実用性も兼ね備えたタウンユースなモデルだ。

 アパレルは、コーチジャケットやTシャツ、長袖Tシャツ、トラックパンツ、ショーツなどをラインアップ。Tシャツには、若かりし頃のマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)のグラフィックなどのアーカイブ写真を使用したほか、各アイテムのジャンプマンロゴには“ユニオン”のネームを加えたオリジナルロゴを施した。

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「スック」から2020年ホリデーコレクション“綾羅錦繍”が登場

 「スック(SUQQU)」は11月2日に、2020年ホリデーコレクションを発売する。高貴な衣服と、またその衣服で着飾る“綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)”をテーマにアイシャドウパレット、チーク、リップをラインアップする。

 「2020 ホリデー アイシャドウ コンパクト」(限定1種、9000円)は、サテン、ジュエル、ベルベットの3つの質感からなる8色をセットにしたアイシャドウパレット。しっとりとしたパウダーがまぶたにフィットし、美しい仕上がりが続く。肌に溶け込むマットで柔らかな質感のチークカラーとハイライトをセットにした「ピュア カラー ブラッシュ」(限定2色、各5500円)と、高発色でソフトマットな質感が特徴の「バイブラント リッチ リップスティック」(限定2色、各5000円)にも注目だ。

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「フミト ガンリュウ」×「サロモン」第2弾が発売 都会になじむトレイルシューズ

 丸龍文人デザイナーが手掛ける「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」は、「サロモン(SALOMON)とのコラボスニーカーを8月21日に発売する。価格は3万円。「フミト ガンリュウ」取り扱い店と「サロモンストア 東京 渋谷」で販売する。両者のコラボは2019-20年秋冬に続き2回目。

 ベースとなったのは、ファッション性を重視したライン「サロモン アドヴァンスド(SALOMON ADVANCED)」の人気モデル“S/LAB XT-4 ADV”。赤やオレンジなど鮮やかな色使いが特徴の同モデルをブラック&ホワイトに変更し、モダンな雰囲気に仕上げている。シュータンとインソールには「フミト ガンリュウ」のブランドロゴをあしらった。


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「SK-II」が高橋礼華選手の引退を受けトリビュート動画を公開

 「SK-II」は、2016年のリオデジャネイロオリンピックのバドミントン女子ダブルスで松友美佐紀選手と共に金メダルを獲得した高橋礼華の引退発表を受け、トリビュート動画「ヴァーサス・マシーンズ(VS MACHINES)」を公開した。動画では“タカマツペア”の愛称で親しまれる両選手が心の絆により逆境を乗り越える姿を描いている。

 オリンピック公式スキンケアブランドである「SK-II」はさまざまな形でアスリート支援を行っており、2月からは美に対する既成概念や、優劣をつける世論のプレッシャーに対し問題提起を行う「#NOCOMPETITION(美は #競争ではない)」と題したキャンペーンを実施。高橋選手と松友選手は体操のシモーン・バイルス選手、卓球の石川佳純選手など共に、6組の女性アスリートを起用した「SK-II」スタジオのアニメーション シリーズ「VS」に起用されていた。

 今回の企画では、完璧を目指して競い合った結果、機械となった人間が機械に評価される未来の世界を舞台に、タカマツペアの軌跡と絆を折り込み作られた。高橋選手「私たちは競技をきっかけに出会いましたが、”タカマツペア”だったからこそ、ここまで来れたと思っています。引退は容易な決断ではありませんでしたが、松友選手のエールと、2人で成し遂げてきたこと全てに心から感謝しています」とコメント。松本選手は「『ヴァーサス・マシーンズ』には私たちの軌跡と絆が描かれていて、色んな思いが込み上げてきました。先輩がいたからこそ、ここまで来くることができましたし、先輩がいたからこそ、ここまで努力し続けられたと思います」とメッセージを寄せている。

 同動画は「SK-II」の公式ユーチューブチャンネルおよび公式サイトで公開。シリーズの他動画は今後、順次公開される。

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レナウン、主力事業を小泉グループに譲渡 「ダーバン」「アクアスキュータム」など

 民事再生中のレナウンは21日、小泉グループと事業譲渡契約を締結したと発表した。

 同社ブランドの「シンプルライフ(SIMPLE LIFE)」「エレメントオブシンプルライフ(ELEMENT OF SIMPLE LIFE)」事業は小泉グループの事業会社の小泉アパレルに、「アクアスキュータム(AQUASCUTUM)」「ダーバン(D’URBAN)」「スタジオバイダーバン(STUDIO BY D’URBAN)」は同じく事業会社のオッジ・インターナショナルに譲渡する。

 同社は5月15日に民事再生手続きに入り、8月17日が提出期限だった「再生計画案」を2月17日へ半年延長するなどスポンサー選びが難航していたが、ようやく決着に至った。今後は民事再生法の定める手続きに進み、東京地方裁判所の許可で9月30日に譲渡を完了する。

 事業を引き受ける小泉グループは、滋賀県の麻布商に端を発する老舗アパレル。過去には2009年に経営破綻した小杉産業(現コスギ)を買収、再建を手掛けている。

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「ヒュンメル」が16年「LVMHプライズ」セミファイナリスト「アストリッド アンデルセン」とのコラボスニーカー発売

 スポーツブランド「ヒュンメル(HUMMEL)」のハイエンドライン“ヒュンメル ハイブ(HUMMEL HIVE)”は、英・ロンドン発の「アストリッド アンデルセン(ASTRID ANDERSEN)」とのコラボスニーカー“REACH LX 6000”を8月20日に発売した。日本では東京・上野のスニーカーショップ、ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)の限定販売だ。価格は1万8000円で、サイズは27.0〜29.5cm。

 コラボスニーカー“REACH LX 6000”は、「ヒュンメル」のアーカイブから生まれた新作“リーチシリーズ”のトップモデルだ。同モデルは、ハンドボールシューズをベースに製作した厚底タイプの軽量スニーカーを、2016年「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH Young Fashion Designer Prize)」のセミファイナリストでデザイナーのアストリッド・アンデルセン(Astrid Andersen)がリデザインした。20年1月に開催した2020-21年秋冬ロンドン・メンズ・コレクションで初披露され、全モデルのスタイリングに使用するなど、アンデルセンが力を入れているのがうかがえる。

 日本で未発売のアパレルでは、コロナ禍によりデッドストックとなったアイテムをパッチワークで再構築したフーディーやトラックパンツを製作した。コラボでは、消費が停滞した今も前向きな両ブランドの姿勢を表現した。

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アリババ、「独身の日」セールにバーチャルイベント コロナ禍でも増収増益

 中国の最大手EC企業アリババ(ALIBABA)は、中小規模の米ブランドにフォーカスしたバーチャルイベント「ゴーグローバル11.11ピッチフェスト(Go Global 11.11 Pitch Fest)」を、同社が運営する越境ECサイト「Tモールグローバル(TMALL GLOBAL)」で開催する。

 同社は中国の「独身の日(シングルデー)」に合わせて毎年11月11日に大規模なセールを実施しており、今回のイベントはその一部として行われる。参加は応募制で、審査員に商品を“ピッチ(売り込み)”して選ばれたブランドがイベントサイトで商品を販売できるという仕組みだ。それに加えて、中国市場で事業を拡大するにはどうすればいいかなどのアドバイスを専門家から受けることができる。なお2019年の「独身の日」セールは最終的に流通総額2684億元(約4兆260億円)を記録し、前年の2135億元(約3兆2025万円)を大幅に上回る取引額となった。

 トニー・シャン(Tony Shan)Tモールグローバル米国事業ヘッドは、「新型コロナウイルスによる危機的な状況の中、米国の中小企業は大変な難局に直面している。今回のイベントを通じて、中小規模の米国ブランドが事業や顧客ベースを拡大できるようにサポートすると同時に、中国の消費者に質の高い米国製品をたくさん紹介したい」と語った。

 「Tモールグローバル」は14年に開設されたプラットフォームで、巨大な中国市場と世界中のブランドを結び付ける役割を果たしている。ここ数カ月でも新たに100以上の米国ブランドの取り扱いを始めるなど、EC市場や自社の成長とともに拡大し続けている。

 コロナ禍の中でも、アリババの業績は好調だ。20年4~6月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比33.7%増の1537億元(約2兆3055億円)、営業利益が同42.3%増の347億元(約5205億円)、純利益が同142.8%増の464億元(約6960億円)だった。ただし、純利益の大幅な増加は主に保有株式の値上がりによるもので、これを除くと同27.5%増の394億元(約5910億円)だった。

 また同社の中国小売り市場における年間アクティブコンシューマー数は7億4200万となり、20年3月時点から1600万の増加となった。また月間モバイルアクティブユーザー数は8億7400万となり、同じく2800万の増加となった。

 ダニエル・チャン(Daniel Zhang)=エグゼクティブ・チェアマン兼最高経営責任者は、「幅広いセクターで業績が回復しており、それをサポートするために当社のデジタルインフラを活用した。また新型コロナウイルスの影響で消費者の嗜好が変化しているが、多様化する需要に柔軟に対応することで顧客ベースをいっそう拡大できた」と述べた。

 マギー・ウー(Maggie Wu)最高財務責任者は、「中核事業である中国国内での小売り事業は、コロナ禍以前のレベルまで完全に回復した。またクラウドコンピューティング事業は前年同期比で59%の伸びとなっている。こうした力強い成長や健全なキャッシュフローを基盤に、中核事業をさらに強化するとともに長期的な成長に向けて引き続き投資していく」とコメントした。

 なお、アリババのライバルである中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)の20年4~6月期(第2四半期)決算は、売上高が同33.7%増の2010億元(約3兆150億円)、営業利益は同122.5%増の50億元(約750億円)、保有株式の値上がりなど営業外利益を除いた純利益は同66.0%増の59億元(約885億円)だった。

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「バーバリー」がオンライン限定でチェック柄のマスクを発売 販売価格の20%を寄付

 「バーバリー(BURBERRY)」は8月20日にビンテージチェック柄のマスク(1万6500円)を公式オンラインストア限定で発売した。カラーはアーカイブベージュとペールブルーの2色、サイズはS/MとM/Lの2サイズを用意した。マスクを入れる同色のポーチが付属する。

 衣料品の製造過程で発生する端切れを使用したサステナブルなコットン製のマスクで、スイスの繊維技術企業ハイキュ(HEIQ)の抗菌加工“HEIQ VIROBLOCK”を採用して抗菌性も高めたという。

 なお、アイテム1点につき販売価格の20%をバーバリー財団(The Burberry Foundation)の「新型コロナウイルス コミュニティ基金(COVID-19 Community Fund)」に寄付すると発表。「バーバリー」はこれまでにもワクチン開発への資金供給やフードバンクへの寄付のほか、約16万点のガウンとマスクを製造し寄付している。

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「サカイ」がアレキサンダー・ジラードとのコラボアイテム発売 2020年秋冬コレクションで発表

 「サカイ(SACAI)」は2020年秋冬コレクションから、アメリカ人アーティストのアレキサンダー・ジラード(Alexander Girard)とのコラボアイテムを8月22日に発売する。「サカイ」直営店や取扱店で販売し、26日には公式オンラインストアでも取り扱う。

 コラボアイテムは、ジラードの代表作であるタイポグラフィーを用いたアートワークに、“SACAI”のロゴを加えて表現した。羅列したタイポグラフィーを表現するために四角に裁断した生地を使用し、「サカイ」のフィルターを通して、流動的で曲線を描く特徴的なシルエットの洋服に仕上げた。ウィメンズはドレスやスカート、バッグ、ブーツをそろえ、メンズはジャケットやシャツなどを用意した。そのほかユニセックス展開のTシャツやパーカもラインアップする。

 1907年に米ニューヨークで生まれたジラードは、親交の深かったチャールズ・イームズ(Charles Eames)やジョージ・ネルソン(George Nelson)らとともにアメリカを中心としたミッドセンチュリー(1940〜60年代)のデザイン界をけん引した人物の一人だ。彼が最も注力したのはテキスタイルデザインで、明るく鮮やかな色彩の抽象的な幾何学模様を多数デザインし、現代においてもデザイン史に残る重要な仕事として評価されている。

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ヤマトの制服を「ホワイトマウンテニアリング」の相澤陽介がデザイン 20年ぶりのリニューアル

 ヤマトホールディングスは21日、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の相澤陽介デザイナーが手掛けた新制服を発表した。デザイン変更は20年ぶりで、9月16日からドライバーと窓口受付スタッフが着用する。

 コンセプトは“さらなる働きやすさと環境への配慮”で、東レと帝人フロンティアの2社の協力のもと、“植物由来PET素材”を原料とした環境にやさしい新素材を開発。従来よりも伸縮性を大幅に向上させ、業務に必要な強度と耐久性も備えている。また安全性向上のため、高輝度の反射材をアウターやブルゾン、ベルト、シューズに使用したほか、帽子のつばを通常より短めにすることで車両運転時の視認性も高めた。さらにシューズのインソールも改良し、衝撃吸収性もアップした。防寒着とブルゾンははっ水性を向上させ、前開きのファスナー部分にかぶさる布を二重にすることで防寒性も高めている。

 デザイン面ではコーポレートカラーのグリーンとイエローを全面に出した。ポロシャツには、矢の羽をモチーフにした日本の伝統文様“矢絣(やがすり)文様”をヤマトの“Y“で再現したオリジタルパターンを使用し、インクジェットで細かな色のグラデーションを再現している。相澤デザイナーは「3年ほど前にお話しをいただいて、ヤマトグループとはどんな会社なのかを調べることから始めた。どの街でもヤマトグループのスタッフを見かけない日はない。そのため、誰が見てもヤマトとわかるパブリックデザインの意味合いを重視してデザインを考案した。市民のみなさまから愛される制服になればうれしい」と語る。

 ヤマトホールディングスの大谷・執行役員 人事戦略・EGS戦略・法務戦略担当は「われわれは昨年創業100周年を迎え、次の100年に向けて新たに経営構造改革プランを立てた。そこで、徹底的にお客さまと向き合うことを宣言した。今回の新制服で働きやすさが向上することで、よりよいサービスの提供につながってほしい」とコメントした。

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企業活動の透明性評価3点 「ロンシャン」CEOが語った、絆を軸に据えたサステナビリティ施策

 いま企業にとって“透明性”がビジネスの要になっている。ファッション産業において透明性とは、「サプライチェーン、ビジネスの手法、それらが労働者・コミュニティー・環境に与える影響について、広く一般に情報公開していること。そしてそのデータは包括的で信頼性が高く、他企業と比較できるものであること」だ。これは英国のNPO団体ファッションレボリューション(Fashion Revolution)による定義だが、彼らはまた、ファッション企業が透明性をどのように追求すべきか、その指針を示している。ファッションレボリューションは、2013年に1000人超の死者を出したファッション史上最悪の事故、バングラデシュのダッカで起きたラナ・プラザ崩落事故をきっかけに発足。透明性に重きを置いたビジネスの重要性を訴えて続けている。17年からは「ファッション トランスペアレンシー インデックス(Fashion Transparency Index 以下、FTI)」を毎年発表し、220の指標をもとにファッションブランドが情報を開示しているかを調査し、スコア化している。

 同インデックスで、“透明性3%”の評価を下されたのが、日本でも根強い人気の“ル プリアージュ”シリーズのバッグでおなじみの「ロンシャン(LONGCHAMP)」だ。ジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)最高経営責任者(CEO)に今回の結果についての反論を求めたところ、同社が押し進めるサステナビリティ施策について語った。

WWD:ファッションレボリューションの「FTI」ではスコアが3%だった。透明性についてどのように考えているか。

ジャン・ギャスランCEO(以下、ギャスランCEO):70年以上におよぶ家族経営の中で、透明性を追求するために私たちが最初に取り組んだのが、サプライチェーンとの関係構築だ。「ロンシャン」は他のブランドと違い、小売業だけでなく製造業も営むメゾンだ。フランスやチュニジア、モーリシャスに8つのアトリエと1000人以上の職人を抱え、外部のアトリエとは50年以上、サプライヤーとも30年以上にわたり提携している。私は父が昔一緒に働いていた職人の子どもたちと仕事をしており、この何世代にもわたる家族のような絆が“メイド・バイ・ロンシャン”の品質を維持しているといえるだろう。

また、透明性を含む社会的責任に応えられる組織づくりを推進するため、商品開発部門と密に関わる「エンバイロンメンタル・コミッティー」を立ち上げた。担当者は品質管理部門も統括しており、生産で直面する環境問題を解決しながら、品質を最大限維持する道を探る業務にあたっている。

WWD:「エンバイロンメンタル・コミッティー」の具体的な活動例は?

ギャスランCEO:サプライチェーンや環境に関する方針「コード・オブ・グッド・プラクティス」を2019年に公式オンラインストア上で公開した。内容は、サプライチェーンの透明性をはじめ、レザーの仕入れ管理、廃棄物ならびにエネルギー消費の削減などだ。

また、「エンバイロンメンタル・コミッティー」は、日本では今年4月にローンチしたパーソナライゼーションサービス、“マイ プリアージュ シグネチャー”ラインの立ち上げにも携わっている。商品開発部門・品質管理部門と連携して、環境に配慮した再生ポリエステル繊維を100%使用したリサイクルボンディングキャンバスを素材に採用。さらに、提携しているなめし革工場も下水処理システムを見直し、排出する水が汚染されないよう作業工程の見直しを行った。

WWD:その他、サステナビリティに対してどのような取り組みをしているのか。

ギャスランCEO:私たちは、長く使い続けることができる耐久性に優れた製品を生み出すことを常に目指している。フランスのメーヌ・エ・ロワール県スグレにあるアトリエの修理サービス部門では、毎年4万点以上の製品を修理しており、購入してくれた顧客と、その次の世代にも愛されるもの作りを続けている。また、ブランドのサヴォアフェール(メゾン伝統の技術)を継承するため、スグレに職人を育成する学校も設立した。代々受け継がれてきた匠の技を持つ職人を育てることが、“メイド・バイ・ロンシャン”の品質と、そこにつながるサステナビリティを生み出す原動力となると信じている。

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「ナイキ」が新作ランニングシューズ 世界最速の厚底がトレーニング仕様に進化

 「ナイキ(NIKE)」は、トップランナー向けのランニングシューズ“エア ズーム アルファフライ ネクスト%(AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)以下、アルファフライ”をトレーニング用にアップデートした新作“ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%(NIKE AIR ZOMM TEMPO NEXT%)”を8月27日に発売する。公式オンラインストアや「ナイキ」アプリなどで扱う。価格は2万4200円。メンズ、ウィメンズともに2色ずつ用意する。

 着地時の反発力でスピードを最大限まで高める“ズームXフォーム”や、通気性と軽量性に優れたニットアッパーなど、“アルファフライ”の要素を受け継ぎつつトレーング用として改良した。まず内部のプレートをカーボンから柔らかな合成素材に変更。これにより従来よりも疲労感を軽減させ、スムーズな体重移動が可能となり長距離でも足への負担を減らす。また着地の衝撃からの保護と耐久性を高めるため、かかと部分に“ナイキ リアクト フォーム”を採用したほか、アウトソールのラバーパーツを増量することでより磨耗に強く耐久性のあるシューズに仕上げている。さらに前足部には、エア部分の上下を繊維でつないだ新たな“ナイキ ズーム エア ポッド”を搭載。効率よく圧力を分散し、さらなるクッショニングをもたらす。同機能は“アルファ フライ”の新作にも使用されている。

 同シューズについてフルマラソンの大迫傑選手は、「テンポ走やインターバル、早いペースの練習などさまざまなトレーニングで活躍してくれそう。マラソン練習の幅を広げるシューズだと思う」とコメントする。設楽悠太選手は「一般ランナーも活用できると思う。使い方は人それぞれだが、僕は長距離を走るときに使用して、翌日の練習にダメージが残らないようにしたい」と語った。

 なお、ベースとなった“アルファ フライ”は、昨年10月に行われた非公式レースでケニアの男子フルマラソン選手エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が試作品を履いて人類初の“2時間切り”となる1時間59分40秒を達成したことで話題となったモデル。3月1日に行われた東京マラソン2020では、大迫選手が着用して日本新記録を打ち出している。

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「ナイキ」が新作ランニングシューズ 世界最速の厚底がトレーニング仕様に進化

 「ナイキ(NIKE)」は、トップランナー向けのランニングシューズ“エア ズーム アルファフライ ネクスト%(AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)以下、アルファフライ”をトレーニング用にアップデートした新作“ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%(NIKE AIR ZOMM TEMPO NEXT%)”を8月27日に発売する。公式オンラインストアや「ナイキ」アプリなどで扱う。価格は2万4200円。メンズ、ウィメンズともに2色ずつ用意する。

 着地時の反発力でスピードを最大限まで高める“ズームXフォーム”や、通気性と軽量性に優れたニットアッパーなど、“アルファフライ”の要素を受け継ぎつつトレーング用として改良した。まず内部のプレートをカーボンから柔らかな合成素材に変更。これにより従来よりも疲労感を軽減させ、スムーズな体重移動が可能となり長距離でも足への負担を減らす。また着地の衝撃からの保護と耐久性を高めるため、かかと部分に“ナイキ リアクト フォーム”を採用したほか、アウトソールのラバーパーツを増量することでより磨耗に強く耐久性のあるシューズに仕上げている。さらに前足部には、エア部分の上下を繊維でつないだ新たな“ナイキ ズーム エア ポッド”を搭載。効率よく圧力を分散し、さらなるクッショニングをもたらす。同機能は“アルファ フライ”の新作にも使用されている。

 同シューズについてフルマラソンの大迫傑選手は、「テンポ走やインターバル、早いペースの練習などさまざまなトレーニングで活躍してくれそう。マラソン練習の幅を広げるシューズだと思う」とコメントする。設楽悠太選手は「一般ランナーも活用できると思う。使い方は人それぞれだが、僕は長距離を走るときに使用して、翌日の練習にダメージが残らないようにしたい」と語った。

 なお、ベースとなった“アルファ フライ”は、昨年10月に行われた非公式レースでケニアの男子フルマラソン選手エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が試作品を履いて人類初の“2時間切り”となる1時間59分40秒を達成したことで話題となったモデル。3月1日に行われた東京マラソン2020では、大迫選手が着用して日本新記録を打ち出している。

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「コーチ」がKoki,とコラボ 本人がデザインしたバッグなど

 「コーチ(COACH)」は8月21日に、モデルのKoki,とコラボレーションしたコレクションを発売した。

 Koki,自身が考案しデザインしたパッチが特徴のコレクションで、“タビー 26(TABBY 26)”がベースのバッグ(7万4000円)、財布(3万2000円)とチャーム(2万1000円)を用意した。

 パッチに書かれた“シャイニング ホープ(SHINING HOPE)”の文字はKoki,の本名の光希(みつき)を英訳したものだという。

 コレクションは日本限定で、全国の「コーチ」店舗と公式ECサイトで取り扱う。

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生活を豊かにする逸品が集まる「ライフスタイルweek 関西」を9月に初開催 オンライン商談も導入

 リード エグジビション ジャパンは9月9~11日に、日常生活を豊かにする逸品が集結する商談展「ライフスタイル Week 関西」をインテックス大阪で開催する。9月2~4日に東京ビッグサイト(西展示棟)で行う「第15回 ライフスタイル Week夏」に続くもので、関西での実施は初めてだ。

 今展は、ファッション雑貨、雑貨、ヘルス&ビューティグッズ、インテリア雑貨の各EXPOと文具・紙製品展(ISOT)の5つの専門展示会で構成され、190社が出展。同時開催する販促EXPOと国際化粧品展を合わせると570社が参加する。毎年、トレンドの新製品が集まる商談の場として東京で開催されていた本展だが、業界関係者から「関西地域でも、ぜひ開催してほしい」と声が上がり初開催が実現した。

伝統の職人技が光る関西の企業に
注目

 関西で開かれる商談展としては最大規模で、西日本を中心に全国から出展する企業の、生活を彩る幅広いジャンルの商材に注目が集まる。特に大阪の出展企業は個性的だ。1951年に創業したオーエスケーはプラスチックの可能性を追求した日用品を得意としており、出品するオリジナルブランド「パーセント・プレート(%PLATE)」は食卓を楽しく彩る皿のカラーバリエーションが豊かで、国産の一点一点に職人気質を感じる。ムートン商品一筋24年のクラフトワークスは、京都西陣織の金襴生地とムートンで仕上げたゴージャスなバッグが自信作だ。

成長企業の
ビジネスパーソンによる
無料セミナーで新しいビジネスの
ヒントを見つける

 ポストコロナの新しいビジネスモデルは何か。そのヒントが見つかる、成長企業のビジネスパーソンによる無料セミナーにも注目したい。“子どもの可能性をクリエイトする”という新たな企業理念を掲げて、家族のライフスタイル提案型企業へと生まれ変わったファミリア、ナノ・ユニバースのEC戦略、リアル店舗の変革に取り組む「蔦屋家電+(プラス)」のプロデューサーが考えるニューリテールなど、次世代の新しいビジネス様式を知る機会にもなるだろう。

 また、「ライフスタイル Week 関西」の独自企画が、「文具ラバーズ・コレクション」の特別展示だ。ISOT文具PR委員が選んだユニークなアイテムを披露する。

 今展には、オンラインで来場、商談ができるシステムを初めて導入した。同展のサイトから事前登録(無料)して申し込むと、出展社のバーチャルブースを訪問し、ビデオ通話による個別の相談、チャット機能を使用した質問、ワンクリックで資料でのダウンロードなどができる。新型コロナ禍で出張規制がある会社の営業活動も可能にした。

 リード エグジビション ジャパンは、政府、自治体および展示会業界のガイドラインをもとに新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、出展社、来場者の安全を確保し開催するとしている。

INFORMATION
第1回 ライフスタイル Week 関西

構成展示会:雑貨EXPO、ファッション雑貨EXPO、ヘルス&ビューティグッズEXPO、インテリア雑貨EXPO、文具・紙製品展(ISOT)
日程:2020年9月9日(水)~11日(金)
時間:10:00~17:00
会場:インテックス大阪
住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-5-102
入場料:招待券持参者は無料(招待券がない場合は5000円)

問い合わせ先
ライフスタイル Week 事務局
リード エグジビション ジャパン
03-3349-8505

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子ども服の西松屋、最終利益5.2倍に 今期業績を上方修正

 子ども服の西松屋チェーンは、2021年2月期の業績予想を上方修正し、営業利益が85億円(修正前は67億円)になりそうだと発表した。前期実績と比べても26.6%増になる見通し。新型コロナウイルスの影響で業績が悪化する小売業が多い中、紙おむつや粉ミルクなどの消耗品のほか、ベビー・子ども服、雑貨がよく売れた。

 売上高の1560億円(修正前は1520億円)と、前期実績と比べて2.6%増を予想する。3〜7月までの既存店売上高は前年の同じ期間に比べて14.8%増だった。生活必需品を扱うことから4〜5月にかけての緊急事態宣言の期間も郊外のロードサイド立地の店舗は営業を継続し、来店客数の増加につなげた。チラシなどの広告宣伝費を抑制したことも利益を底上げした。純損益の予想は56億円(同42億円)とし、前期実績に比べて約5.2倍を見込む。

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ライブコマースがコロナ禍のファッション業界を救う? 市場規模約13兆円の中国に学ぶ

 ライブコマースは中国を中心にすでに大きな支持を得ているが、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響でアメリカにおいてもその人気が高まっている。インフルエンサー・マーケティングやそのマネジメントを行うプラットフォームのトラッカー(TRAACKR)によると、この4〜5月のライブコマースのエンゲージメント率が389.6%も急上昇したといい、いくつかの専門企業はファッション業界の回復につながる可能性を示唆している。

 中国では過去数年間でライブストリーミングを活用する動きが広まっており、アリババ(ALIBABA)が中国の「独身の日(シングルデー)」に合わせて11月11日に実施する大規模なセールは、ライブコマースにおいても注目すべき成功例だ。19年度はアリババの「Tモール(Tmall)」に出店しているブランドの半数以上がライブストリーミングを活用して商品を販売し、売り上げは開始後9時間足らずで14億3000万ドル(約1516億円)に達した。広州のメディア監視会社のアイメディア リサーチ(IIMEDIA RESEARCH)の統計によると、中国におけるライブストリーミングの市場規模は2020年に1285億ドル(約13兆円)に到達し、グローバル市場は27年までに1843億ドル(約19兆円)に成長する見込みだという。

 新型コロナの影響で業績に打撃を受けた企業でライブストリーミングを活用し業績が好転した企業もある。中国のファストファッション販売業者のファスト フィッシュ(FAST FISH)は2400店舗以上が閉鎖に追い込まれたが、4月には売上減の約80%を回復し、さらに新しく20店舗をオープンした。業績回復の背景には、実店舗に代わる新たな販売方法として、10億人のアクティブユーザーを抱えるウィーチャット(微信、WeChat)でのライブコマースを可能にしたことがある。

 その施策は、最高経営責任者(CEO)や最高執行責任者なども含む全従業員に対してウィーチャット上で各自のストアを開設し商品を販促するように働きかけたことだ。そしてライブストリーミングでの売り上げを従業員のウィーチャットのアカウントにひも付けることで、従業員に手当が支給される仕組みを構築した。これにより商品の販売や在庫の余剰、店舗休業の影響で仕事がなくなった従業員の収入に関する問題も解消され、ライブストリーミングは同社の基盤的事業となった。

eコマースにおけるライブストリーミングの役割とは?

 ライブストリーミングでは、消費者が動画を配信するホストに向けてメッセージを送信することも可能で、より双方向型のコミュニケーションが取れる仕組みになっている。ファッション・ライブストリーミングのプラットフォーム、アンド・リュクス(AND LUXE)によると、eコマースと違って商品を映像で確認することのできるライブコマースは、アパレルに非常に適しているという。特にドレスなどはサイズ感に不安を覚える人が多いため、購入を避ける傾向にあるが、ライブストリーミングでは、気になる箇所のサイズ感について、ライブ中に質問でき、ブランドはその服のサイズが適切かどうかを判断し、直接アドバイスすることができる。これがライブコマースの最大の特徴とした。

 マーク・ユアン(Mark Yuan)共同創設者兼CEOは、「欧米ファッションブランドの多くは“ライブストリーミング”という言葉を表面的にはわかっているが、本来の意味やその仕組みをきちんと理解していない。フェイスブック(FACEBOOK)のライブと、テレビ放送のショッピングチャンネルのホーム・ショッピング・ネットワーク(Home Shopping Network)、そしてECサイトを一体化したものだと考えればいい。消費者はライブショーを視聴することで、ブランド側は商品をリアルタイムに、3次元の方法で紹介し、販売できる」とコメントした。米国のリテーラーがライブストリーミングを活用するためには、プラットフォーム側のサポートとともに、ライブショーのアプローチ方法などの理解を深める必要もある。

 さらに、ライブストリーミングのプラットフォームであり、フェイスブック ライブ(FACEBOOK LIVE)のソフトウエア・パートナーでもあるビーライブ(BELIVE)のダニエル・メイヤー(Daniel Mayer)創設者兼CEOは、「リテーラーは広告予算を確認し、現状で広告にどれだけの資金を費やしているかを知る必要がある」とアドバイスする。「ライブショーを行う際にかかるコストはゼロかもしれないし、相応の予算が必要になるかもしれないが、どちらにしても現在の広告費を下回ることは確かだ。ファッションはビーライブのプラットフォームにおいても最も需要のあるカテゴリーだ。新型コロナの影響により、リテーラーは販売の機会をすぐにでも得たい状況にある。私たちにとってはユーザー獲得のチャンスだ。厳しい状況の中で収益を増やすためには、新しくユニークな解決策が必要だ」。
 

理想のライブ配信時間は5〜7時間

 ライブストリーミングで収益を得るためには、顧客に対するエンゲージメントが欠かせない。米ロサンゼルスを拠点に日本のポップカルチャーを扱うジャパンLA(JAPAN LA)も、新型コロナの影響で実店舗を閉鎖したリテーラーの一つだ。オーナーのジェイミー・リバデネイラ(Jamie Rivadeneira)は、ライブコマースのプラットフォーム、ポップショップ ライブ(POPSHOP LIVE)で顧客の質問に答えながら5時間のライブ配信を行ったところ、売り上げがコロナ禍以前の実店舗および既存のオンライン販売を上回る結果となった。ダニエル・リー(Danielle Li)=ポップショップ ライブ創設者兼CEOは、「5〜7時間におよぶライブ配信が理想的だ。実店舗で同じ時間営業を行うよりも、ライブストリーミングで一度に多くの顧客と話をする方が効率的だ。また、ライブストリーミングで成功しているリテーラーは、少なくとも週に1回はライブショーを開催している」とコメントした。

 なおポップショップ ライブは、7月に300万ドル(約3億1800万円)の資金調達を発表し、合計450万ドル(約4億7700万円)を新規採用、設備投資、ライブコンテンツの拡充や、新規参入の売り手にオリエンテーションを行うなどの目的に投資している。

ゲームや音楽のライブストリーミングにも注目

 現在、ライブストリーミングにおいて存在感を放っているのがゲームコミュニティーだ。デジタル決済サービスなどを手がけるぺイオニア(PAYONEER)のデータによると、アマゾン(AMAZON)が運営するゲームに特化したライブ配信サービスを提供するツイッチ(TWITCH)でのライブストリーミング動画の視聴時間は、マーケット全体の73%にも上る。

 また7月31日には、ミュージックビデオに登場するアイテムをリアルタイムでクリックして購入できる、新たな形式のライブコマースを提供する「ドロップTV(DROPPTV)」がサービスを開始した。「ドロップTV」のプラットフォームは、独自の人工知能や機械学習、コンピュータービジョンのアルゴリズムを利用しており、ビデオコンテンツ内の商品を認識し、リアルタイムでタグ付けする。

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インフルエンサー名鑑Vol.2 ファッション愛を語る高島涼にオススメを聞く26の質問

 インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWD JAPAN.com」は、ソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。

 今回は、インスタグラムではファッション誌風の投稿を確立、3つのアパレルブランドを手がけるほか、コミュニケーション・ディレクターとしても活躍する高島涼。素材感やシルエットを重視したスタイリングのほか、好きな洋服に袖を通すときの高揚感を表現する高島には、好きなブランドやコーディネイトのポイントのほか、将来にまつわる質問が数多く寄せられた。全ての質問と回答を一挙に公開する(2020年8月24日号の「WWDジャパン」には、彼にSNS運用などを聞いたインタビュー記事を掲載します)。

ファッションへの愛

Q.1:服は手頃に買える時代に、世間的に高い服を買う価値は?
A.1:僕は服を嗜好品として買っているので、安い・高いより、「かっこいいか?」「気分が高揚するか?」「ブランドのバックボーン」などで決めています。いい家具や陶器、アートを買う感覚に近いです。

Q.2:ファッションを仕事にしている上で、服を嫌いになったことはありますか?
A.2:あります。好きなことを仕事にしてるので、いろいろギャップはありました。でも、やめたいと思ったことは一度もありません。

Q.3:服を好きになったきっかけは?
A.3:高校生の時からです。本格的に好きになったのは21歳の時、お洒落な先輩の服装が好きで、真似して買ったのがきっかけです。

Q.4:どうしても欲しい服あるんですが、「貯まるまで我慢」か「無茶でも買う」、どっちがいいですか?
A.4:昔の僕なら「無茶でも買う」でした(笑)。

オススメのブランド

Q.5:学生にオススメのブランドは、ありますか?
A.5:「オーラリー(AURALEE)」や「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」など、ベーシックなアイテムが多いから汎用性が高く、長く着られるブランドだと思います。

Q.6:オススメのニットは?
A.6:「シュタイン(STEIN)」の2020-21年秋冬のニットです。

Q.7:白のパンツのオススメ教えてください。
A.7:「スタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」のボリュームパンツ“BEN”。

Q.8:オススメのリュックってありますか?
A.8:「クードス(KUDOS)」のリュックが使いやすいです。

Q.9:プライベートでも着回せるようなセットアップが欲しいのですが、オススメのブランドはありますか?
A.9:「コモリ(COMOLI)」。

Q.10:オススメのサングラスはありますか?
A.10:「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」を使っています。

Q.11:バケットハットのオススメは?
A.11:「キジマタカユキ(KIJIMATAKAYUKI)」

Q.12:オススメのスニーカー教えてください。
A.12:「ニューバランス(NEW BALANCE)」の「327」を履いてます。

Q.13:「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のタビブーツは、ヒール何cmのものを履いていますか?
A.13:2~3cmのヒールです。

Q.14:今一番注目しているブランドは何でしょうか?
A.14:「エムエーエスユー(MASU)」です。

Q.15:20-21年秋冬は、どのブランドに目をつけていますか?
A.15:「イレニサ(IRENISA)」。

Q.16:買いたいものがいくつもあるときの、優先順位の決め方を教えて欲しいです。
A.16:使い勝手の良い物から買っています。

Q.17:「一緒に買い物するならこの人!」みたいな人はいますか?
A.17:買い物は基本一人がいいです。

Q.18:服を着るとき、自分の中でコンセプトは決めていますか?
A.18:その日の気分や、行くシーンに合わせて決めていますが、基本的にはあまり考えていません。

服作りのこと

Q.19:洋服を作る上で、どこから着想を得ていますか?
A.19:最近は、普段の生活からが多いです。時代が大きく変わった今、僕自身も服の買い方やあり方が少し変わったので考えるようになりました。今は機能性や汎用性など、生活に寄り添える服を考え、作っています。

Q.20:りょうさんが服を選ぶ、もしくは作り上げていく上で大切にしていることは何ですか?
A.20:仕事柄普段から私服の為、自分の気分やモチベーションを高めてくれる服を選んでいます。最近だと、自宅で過ごす時間も増え、着心地や機能面も気にするようになりました。

Q.21:ご自身のブランドは、デザインをメーンに携わっているのでしょうか?
A.21:はい。ラフ画程度しかできませんが、自分でデザインしてます。

これまでのこと、これからのこと

Q.22:「今までの努力が、今の仕事に役立っているな」と感じる時は、ありますか?
A.22:継続力です。インスタグラムに関しては6年前から今日まで、毎日投稿しています。「継続は力なり」は、その通りだと思います。

Q.23:モチベーションは?
A.23:応援してくれる皆さんの声が大きいです。

Q.24:今年中に挑戦したいことは何ですか?
A.24:セレクトショップのオープン。

Q.25:今後の目標を教えてください。
A.25:具体的ではありませんが、ファッション業界を盛り上げていけることに挑戦したいです。

Q.26:これからどんな高島涼になりたい?
A.26:いつまでもファッションの最前線で仕事していたいです。

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【業界ナイショ話】9月どうする、どうなる? 閉店ラッシュにかさむ借金。ヤバそうな会社は?

 猛暑の8月。例年と違い、帰省などの移動自粛要請があるためか、東京など都市圏の住宅街はお客が戻る感覚がある。まもなく9月だ。営業的にはさほど重要な月ではないが、年末年始の需要期に向けて、戦略を立てる時期でもある。コロナの行方が見えない中、危機は静かに迫ってくる。早耳記者が得た情報をまとめると...。
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スシロー、合弁で台湾茶カフェ「シェアティー」1号店をオープン。先行する「ゴンチャ」を追う。

スシローグループの株式会社スシロークリエイティブダイニング(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長:木下 嘉人)が台湾企業と合弁で、台湾茶「Sharetea シェアティー」の日本1号店を8月20日(木)に新宿マルイ 本館にオープンさせた。
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“不純喫茶”が女子から大人気。仕掛け人は意外なアノ人物だった

 コロナ禍でカフェや定食ニーズが高まっているなか、東京・中野にいかがわしい店名の喫茶店が7月29日にオープンした。店名は「不純喫茶ドープ」。オープン直後からSNS上などでも話題になり、流行に敏感な女子を中心に連日、お店に殺到している。仕掛け人は意外な人物だった。
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「スノーピーク」 × 「東京デザインスタジオ ニューバランス」第2弾はフィッシングがテーマのシューズとアパレル

 ニューバランスのライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」と「スノーピーク(SNOW PEAK)」は、昨年に続くコラボレーション第2弾となるシューズとアパレルを8月29日に発売する。

 今回はフィッシングをテーマにしたシューズ1型とアパレル5型を制作。「TDS」の新作シューズ“ニオビウム(NIOBIUM)”をベースにした“スノーピーク × TDS ニオビウム コンセプト1”(3万5000円)は、足首回りのパーツが着脱式で、アウトドアサンダルにも室内スリッパにもなる。さらに防水透湿素材“イーベント(eVent)”のゲーター(2万6000円)を付ければブーツにもなり、さまざまな履き方が可能となる。ソールにはニューバランスのトレイルランニングモデル“MT801”のものを、アッパーには“イーベント”を採用している。セージグリーンのカラーリングは渓流の岩や苔から着想したものだ。

 アパレルは“イーベント”製のウェイダー(9万8000円)と複数ポケットが付くベスト(6万5000円)がセージグリーンとブラックの2色を、吸湿速乾糸を混紡したTシャツ(1万3000円)とショーツ(1万4000円)はブラック1色をそろえる。

 ニューバランスのティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)やニューバランス 六本木 19:06、スノーピークの一部直営店に加え、両社の公式オンラインストアでも取り扱う。またドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)やユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)、ビームス 原宿などの主要セレクトでも販売する予定だ。

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世界的人気クラブ、ベルクハインでアート展開催 80組以上のアーティストがロックダウン中に制作した作品を展示

 ドイツ・ベルリンでプライベートコレクションのギャラリーを運営する非営利団体のボロス・ファウンデーション(Boros Foundation)は9月9日から12月末まで、同じくベルリンにある世界的に有名なナイトクラブのベルクハイン(BERGHAIN)でアート展「ストゥディオ ベルリン(STUDIO BERLIN)」を開催する。かつて発電所だったベルクハインの広さは3500平方メートル以上。その巨大な空間に、写真や彫刻、絵画から、音楽や映像、インスタレーションまで、ベルリンを拠点にするコンテンポラリーアーティスト80組以上がロックダウン中に制作した作品を展示する。その中には、ドイツ人写真家のヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)やアーティストのイザ・ゲンツケン (Isa Genzken)、デンマーク出身のオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)、イギリス出身のタシタ・ディーン(Tacita Dean)といった著名アーティストの作品も含まれる。

 開催の背景にあるのは、新型コロナウイルスによる影響だ。多くのアーティストは予定されていた展覧会やアートフェアの中止や延期により、経済的にも大きな打撃を受けた。一方、ベルクハインをはじめとするナイトクラブも3月から長期にわたって一時閉鎖を余儀なくされてきた。現在は屋外スペースをビアガーデンとして営業したりしているクラブはあるものの、“ダンス禁止”のルールがあり、街を象徴するクラブシーンやナイトライフが完全に復活するまでにはまだ時間がかかりそうだ。そのため同展は、アーティストの視点を通してアートと社会の現状と変化を映し出すとともに、彼らに作品発表のプラットフォームを提供することを目的としているという。

 ボロス・ファウンデーションが2008年にオープンしたギャラリーのボロス・コレクション(Boros Collection)はもともと予約制で、ガイドと一緒に最大12人のグループで館内を回りながら鑑賞するシステムを導入している。今回の展覧会では同様のシステムを取り入れつつ、来場者が自由に作品を見られる日も設けるという。また、ベルクハインは入場待ちに長蛇の列ができ、入り口では“バウンサー”と呼ばれるスタッフの独断で入れるかどうかがを決められることでも有名だが、今回は公式ウェブサイトでチケットを購入すれば誰でも入場可能。ただし、対象は16歳以上のみ。クラブとしての営業時同様、写真やビデオの撮影は一切禁止だ。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「イニスフリー」から韓国で人気の「ブルーベリーライン」が登場 全製品1100円以下

 「イニスフリー(INNISFREE)」は8月24日、日本で約1年ぶりとなる新スキンケアライン「ブルーベリー ライン」を公式ECで発売する。同ラインは本国の韓国でも人気のスーパーフードを配合したシリーズの一部で、抗酸化作用として知られるブルーベリーを配合している。また、パラベンや動物性原料、合成色素、鉱物性油、人工香料不使用で、さらに素肌に近い弱酸性のフォーミュラをほこり、敏感肌の人からあらゆる肌タイプの人まで使えるラインとなっている。シンプルな中身にこだわり、全製品1100円以下の手ごろな価格も特徴だ。韓国では男女ともに人気のラインが、いよいよ日本に上陸する。

 ラインアップにはクレンジング2種、化粧水、乳液、クリーム、日焼け止めがそろう。「ブルーベリー バランシング クレンジングウォーター」(200mL、1000円)はミセラーテクノロジーでメイクや汚れを優しくオフし、ツボクサエキスなどを配合して揺らいだ肌を健やかに整える。「同5.5クレンザー」(100mL、700円)は素肌に近い弱酸性の洗顔フォームで、柔らかな泡で汚れを落とす。化粧水「同スキン」(150mL、1000円)はさらっとしたテクスチャーで肌を潤いで満たし、そのほかみずみずしい乳液「同ローション」(130mL、1000円)と「同クリーム」(50mL、1100円)が乾燥から肌を守る。また同ブランド広報一押しアイテムでもある日焼け止め「同ウォータリー サンクリーム SPF45/PA+++」(40mL、1000円)はまるで乳液のようにみずみずしく、つけていることを忘れるような軽いテクスチャーで韓国でも(同ラインで)最も人気のアイテムだという。

 なお、「ブルーベリー ライン」から2製品購入した先着200人にはクレイマスクとトーンアップクリームのサンプル、シートマスクをプレゼントする。

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「リーバイス」と「ホワイトマウンテニアリング」が初コラボ 雪山をイメージした9型を発売

 “リーバイス メイド&クラフテッド(LEVI’S MADE & CRAFTED)”は、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを主要直営店と公式オンラインストアで9月4日から発売する。本コラボレーションは米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)が主導するグローバル企画であり、両者のタッグは初めて。

 コレクションは日本製デニムにナイロンやフリースなど異素材をミックスしたフィッシュテールパーカ(8万6000円)、カーゴパンツ(4万8000円)、ワンピース(5万5000円)などからなり、メンズ6型、ウィメンズ3型の全9型には羅臼岳や金峯山など、日本の百名山の名前を付けた。また「リーバイス」のツーホースロゴに雪山と「ホワイトマウンテニアリング」のブランド名をミックスしたスペシャルロゴも制作し、ジーンズのレザーパッチなどに組み込んでいる。

 ニコル・アーバー(Nicolle Arbour)“リーバイス メイド&クラフテッド”グローバル・デザイン・ディレクターは、「機能、デザイン、テクノロジーにフォーカスする『ホワイトマウンテニアリング』にラブコールを送った。2020年秋冬の“リーバイス メイド&クラフテッド”のシーズンテーマは“雪山”であり、『ホワイトマウンテニアリング』は最適なコラボレーション・パートナーと言える」と話す。

 “リーバイス メイド&クラフテッド”は、生地や縫製に強いこだわりを持つ「リーバイス(LEVI’S)」のプレミアムライン。

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「リーバイス」と「ホワイトマウンテニアリング」が初コラボ 雪山をイメージした9型を発売

 “リーバイス メイド&クラフテッド(LEVI’S MADE & CRAFTED)”は、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを主要直営店と公式オンラインストアで9月4日から発売する。本コラボレーションは米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)が主導するグローバル企画であり、両者のタッグは初めて。

 コレクションは日本製デニムにナイロンやフリースなど異素材をミックスしたフィッシュテールパーカ(8万6000円)、カーゴパンツ(4万8000円)、ワンピース(5万5000円)などからなり、メンズ6型、ウィメンズ3型の全9型には羅臼岳や金峯山など、日本の百名山の名前を付けた。また「リーバイス」のツーホースロゴに雪山と「ホワイトマウンテニアリング」のブランド名をミックスしたスペシャルロゴも制作し、ジーンズのレザーパッチなどに組み込んでいる。

 ニコル・アーバー(Nicolle Arbour)“リーバイス メイド&クラフテッド”グローバル・デザイン・ディレクターは、「機能、デザイン、テクノロジーにフォーカスする『ホワイトマウンテニアリング』にラブコールを送った。2020年秋冬の“リーバイス メイド&クラフテッド”のシーズンテーマは“雪山”であり、『ホワイトマウンテニアリング』は最適なコラボレーション・パートナーと言える」と話す。

 “リーバイス メイド&クラフテッド”は、生地や縫製に強いこだわりを持つ「リーバイス(LEVI’S)」のプレミアムライン。

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