「ライト(WRYHT)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ビームス(BEAMS)はメンズカタログ「ミスタービームス(MR BEAMS)」をウェブマガジンとして8月21日に公開する。
昨年発行した2019年春夏のメンズカタログは主にビームスの店頭で配られ、無料ながら雑誌並みの充実した内容で話題になった。新型コロナウイルス感染拡大によるニューノーマル時代に対応するため、今年はウェブに移行する。
ビームスのクリエイティブ・ディレクター中村達也が手掛けるコンテンツや、ビジネスシーンに役立つファッションアドバイスなどを配信する。今後はオンラインでのファンミーティングなど参加型イベントも開催する予定だという。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2021年春夏メンズのショーを東京で9月2日19時に開催する。ショーは公式サイトでライブ配信される。
同ブランドのメンズは今季から新たな試みとして、シーズンにとらわれないコレクションへの移行やリアルのランウエイショーを世界各地で開催することを7月に発表。同月にオンラインで開催されたパリ・メンズ・コレクションでショートフィルム“ズームと仲間たちの冒険(The adventures of Zoooom with friends)”の公開を皮切りに、8月6日には中国・上海で21年春夏メンズのランウエイショーを行っていた。
上海でのショーは “ズームと仲間たちの冒険”の世界観を表現したセットを組み、ローカルでキャスティングした多数のアジア系モデルや、元EXOのクリス・ウー(Kris Wu)らが登場する大掛かりなものだった。またアイテムにリサイクル素材を使用したり、過去のコレクションを活用したりするなど、サステナビリティの取り組みを強化する意思を示している。
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「ボタニスト(BOTANIST)」や「サロニア(SALONIA)」などで知られるI-neが9月25日、東証マザーズへ上場する。主幹事証券はSMBC日興証券。公募価格決定日は9月15日。171万3600株の公募と42万8400株の売り出し、上限332万1300株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。
I-neは2007年に美容関連商品の企画、販売を目的として設立。12年にヘアアイロンなどの美容家電ブランドの「サロニア」を、15年にはヘアケアブランド「ボタニスト」をスタート。翌16年にリラクゼーションドリンク「チルアウト(CHILL OUT)」を発売するなどで健康飲料事業にも参入し、19年には日本コカ・コーラと合弁会社を設立している。
特に、「ボタニスト」はブランド誕生当初はDtoCブランドの位置付けだったが、ECモールで売り上げ1位を獲得し続け認知度を拡大させた。その人気に押されるようにドラッグストアなど小売店でも取り扱われるようになったほか、現在はブランドをキャンドルやデフューザーなどのライフスタイル領域まで広げ、東京と大阪で旗艦店も運営。東京の店舗ではビーガンメニューをそろえたカフェも展開するなど、同社の看板ブランドとなっている。
有価証券届出書によると、同社の過去2年の業績は18年12月期の売上高が205億円、経常利益が2億7000万円、19年12月期の売上高が212億円、経常利益6億4000万円だった。。
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「ドクターシーラボ(DR.CI:LABO)」は8月20日、エイジングケアの高機能ジェル「アクアコラーゲンゲル エンリッチリフトEX」(50g、4500円/120g、8600円)をリニューアル発売した。2007年に誕生して以来5回リニューアルしており、今回登場したのは6代目だ。
リニューアルに際して着目したのは、体内の尿素の分解物とタンパク質の反応である“カルバミル化”。尿素は普段の生活で生産され蓄積するが、尿素の分解物によってカルバミル化されたダンパク質の蓄積は、コラーゲンの損傷や劣化を引き起こすことが分かった。そこで同社は、創業当時から注力してきたコラーゲン研究を活用。リニューアルしたジェルはコラーゲンを与えるだけでなく、コラーゲンの質を高める“トータルコラーゲンサイエンス”アプローチを採用し、処方をパワーアップした。
また、同ブランドは今年リブランディングし、グローバルブランドへとかじを切っている。19日に行ったオンライン発表会では、ブランド初のアンバサダーに就任した女優の栗山千明が登場した。ジェルを「たっぷりぜいたくに塗るのが好き」と話し、「意外と乾燥するお風呂のときに、集中パックとしても活用しています」とお勧めした。なお、栗山氏が出演する新CMは9月7日から全国で放送されるほか、リブランディングに合わせて刷新したロゴやビジュアルも店頭で展開中だ。
全てオンラインで行われた今回の発表会だが、プレス向けには新製品とともに通常の発表会でも振る舞われるようなスイーツが事前に送付された。同社が強みとするコラーゲンの研究をイメージした老舗和菓子店の風船ゼリーと、新製品のゴールドのパッケージをイメージした金箔入りの緑茶を添え、遠隔でも製品の世界観を五感で感じられるような体験を提供した。
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「サマンサタバサ(SAMANTHA THAVASA)」は、日本の一般女性の意見を反映したバッグシリーズ企画“マイ ドリーム バッグ(MY DREAM BAG)”をスタートさせた。これまでセレブリティーとのコラボレーションで人気を集めてきた同ブランドが、一般女性とともに商品開発を行うのは初めてのこと。渋谷のIT企業に勤める女性、丸の内で働く女性、子育て中の女性たちの意見を集めて、それぞれのライフステージのリアルな悩みに応えるバッグをそろえる。
第1弾は渋谷のIT企業に勤める女性たちとのコラボ商品“ウェブ クリエイターズ バッグ(WEB CREATER’S BAG)”を8月14日に発売した。「ノートPCが持ち運びできるサイズがマスト」「除菌ジェルやスマホなどを入れられるポケットが欲しい」「おしゃれなリュックがない」「色はベーシックが使いやすい」などの意見を受けて、機能性や軽量性、デザインを考慮したトートバッグ(2万1000円)とリュック(2万3000円)の2型をラインアップ。
第2弾は東京・丸の内で働く女性たちの声を反映した“チアリング ジャパニーズ ワーキング ウィメン トートバッグ(CHEERING JAPANESE WORKING WOMEN TOTE BAG)”を8月22日に発売する。PCを収納できるクッション付きのポケットや、自由に動かすことができる仕切りを加えたトートバッグ(3万円)で、ブラックとグレージュの2色展開。バッグに結んでコーディネートできる別売りのスカーフ(3500円)も販売する。
第3弾には、子育て中の女性たちの声を反映したママバッグを9月1日に発売する予定だ。
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レッグウエア大手のアツギは20日、民事再生手続中のレナウンの子会社で靴下や下着を製造販売するレナウンインクス(東京、中角至博社長)の全株式を取得して子会社化すると発表した。取得金額は非公表。5月に民事再生法適用を申請したレナウンはスポンサー探しが難航しており、ブランドや子会社単位で事業を切り売りすると見られていた。今回の株式譲渡はその初の事例になった。
レナウンインクスは2002年にレナウンのインナーソックス事業の分社化によって設立。紳士・婦人の下着や靴下を百貨店や量販店などで販売している。福島県いわき市には自社工場を持っており、品質の高さでは定評がある。19年12月期業績(10カ月の変則決算)は売上高72億円、営業利益3億6200万円だった。
一方、アツギは女性用のストッキングやタイツを主力製品としているが、コロナ以前から業績が悪化しており、20年3月期は最終損益が59億円の赤字(19年3月期は30億円の赤字)に陥っていた。事業構造のバランスの早急な改革が必要な中、レッグウエアと親和性の高い下着や靴下を扱っているレナウンインクスとは補完関係を築けると判断した。
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森川拓野デザイナーの「ターク(TAAKK)」は、2021年春夏コレクションを動画で発表した。メディアやバイヤーら関係者に向けて400通の直筆の手紙を送り、QRコードにアクセスすると動画冒頭に受け取り手の名前が表示されるという仕掛けから映像が始まる。「UNPOSTED」と題した約6分間のムービーも、手紙を軸にした男女のストーリーだ。アナログな手紙にこだわる背景には、デジタルでのコレクション発表や展示会が急速に浸透し合理化が進む中だからこそ「不特定多数よりも、大切な人には直接届けたい」という森川デザイナーの思いが込められていた。
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LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、アルノー一族の持株会社グループ アルノー(GROUPE ARNAULT)がフランスの持株会社ラガルデール・キャピタル・アンド・マネジメント(LAGARDERE CAPITAL & MANAGEMENT)の株式を27%取得することを発表した。取引は9月上旬に成立する予定。
ラガルデール・キャピタル・アンド・マネジメントは、「エル(ELLE)」誌のライセンスや写真週刊誌「パリ・マッチ(PARIS MATCH)」を保有する出版事業やトラベルリテール事業などを展開するコングロマリット、ラガルデール グループ(LAGARDERE GROUP)の親会社だ。ここ数カ月間は、ラガルデール グループの大株主である仏メディアグループのビベンディ(VIVENDI)とアクティビストファンド(物言う投資家)のアンバー・キャピタル(AMBER CAPITAL)が、役員の入れ替えなどを求めて圧力を強めていた。
ラガルデール グループの創業者である故ジャン・リュック・ラガルデール(Jean-Luc Lagardere)氏と、アルノー会長兼CEOが親しい友人だったことから、両家は以前から深い親交がある。アルノー会長兼CEOはラガルデール グループの監査役を2004〜12年に務めており、その後は同氏の長男であるアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージが12〜13年にやはり同グループの監査役を務めた。またラガルデール創業者の息子で、現在同グループを率いるアルノー・ラガルデール(Arnaud Lagardere)CEOは、03〜09年にLVMHの社外取締役を務めている。
アルノー会長兼CEOは、「今回の株式取得により、長年にわたる両家の深いつながりが具体的なものとなった。出版とトラベルリテール事業を核とするラガルデール グループに携わることができてうれしく思う」との声明を発表した。ラガルデールCEOは、「グループ アルノーによる投資を歓迎する。当社の意欲的かつ持続性のある戦略を長期的に支援してくれるだろう」と述べた。
グループ アルノーは、投資ファンドを通じて仏スーパーマーケット、カルフール(CARREFOUR)の株式をおよそ16%保有している。またアルノー会長兼CEOは、LVMHが擁する投資会社などを通じて仏紙「ル・パリジャン(LE PARISIEN)」や「レ・ゼコー(LES ECHOS)」のほか、仏ラジオ局などにも投資している。
ラガルデール グループの20年1〜6月期決算は、コロナ禍の影響でトラベルリテール事業が打撃を受けたことにより、売上高は前年同期比37.1%減の20億8800万ユーロ(約2630億円)と大幅な減収となった。同社は11年には「エル」誌など15カ国で発行していた102の雑誌を米ハースト マガジンズ(HEARST MAGAZINES)に、18年にはマリ・クレール(MARIE CLAIRE)の株式42%をその親会社であるマリ・クレール・グループに売却している。
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そごう・西武は8月20日、コスメ情報サイト「キレイデパート」をオープンした。新型コロナウイルスの影響もあり、ECサイトでの売り上げが伸長していることから、ライブ配信やハウツー動画の配信、ニーズに合わせた施策やアイテム提案など、デジタルコンテンツを充実させる。
毎月のテーマに合わせたおすすめのアイテムやケア方法も紹介する。第一弾では、“ニューノーマルの私を楽しむ、旬コスメ”をテーマに、マスク着用時の目元メイクや、リモート映えメイク、紫外線やマスクによるダメージケアに対応するアイテムやケア方法などのほか、人気ブランドの美容部員がおすすめする “美容部員の溺愛コスメ”も提案する。
またプロのメイクアップアーティストによる、メイクハウツー動画の配信や、毎月コスメブランドとタイアップして配信するライブ動画では紹介している商品を「e.デパート」と連動し購入に結びつける。初回は8月28日に、「ランコム(LANCOME)」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のアーティストがおすすめメイクを提案する。
なお同社はこれまで、主要店舗にブランドを横断して提案する「キレイステーション」や「メイクアップステーション」を開設し多くの人が利用していたが、新型コロナの感染拡大を受け予約を自粛している。
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ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は、ニューヨークにある旗艦店を含めた全店舗を閉店する。今後はオンラインを中心に地域ごとの受け取り・返却システムを活用していくという。同社はニューヨークのほかにもサンタモニカ、カリフ、シカゴ、サンフランシスコ、ワシントンに店舗を構えていた。これらの都市とマイアミにあるコワーキングスペースのウィーワーク(WEWORK)や百貨店ノードストローム(NORDSTROM)の一部にある返却拠点は残す。
ラグジュアリーブランドを中心に、ドレスやアクセサリーを購入するより手頃な料金でレンタルできるサブスクリプションサービスを提供する同社にとって、アメリカ全州に広がる新型コロナウイルスの打撃は大きかったようだ。ほかの米国内のファッション企業同様に、3月中旬に休業要請を受け店舗を一時閉鎖していた同社は、レンタルという業務上、オンラインでも衛生面での懸念からいっそう苦戦を強いられたという。さらに同社が扱うデザイナーズアイテムはパーティーや結婚式、卒業式など新型コロナ禍でキャンセルされた特別なイベントでの需要が高かったことも逆風となった。そのため、多くの定額サービスを契約しているロイヤルユーザーはアカウントを保留。また店舗の閉鎖により、同社は従業員全員を一時解雇した。正確な人数については言及していないが、情報筋によるとその後のさらなる一時解雇はないという。
アヌシュカ・サリナス(Anushka Salinas)=レント・ザ・ランウェイ社長兼最高執行責任者は、「実店舗の役割が受け取り・返却メインになっていたこともあり、ビジネス戦略の一環として閉店については長い間検討してきたが、パンデミックにより決断を早めた。私たちは“ニューノーマル”においても、顧客の生活の変化に合うよう取り組みを続ける。従来の購買体験から移行するためにすでに構築したテクノロジーを活用し、受け取り・返却とデジタル機能を強化して、より多くのメンバーにサービスを提供したい」と述べた。
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ルミネは2020年秋のリニューアルを発表した。ルミネ各館と「ニュウマン」に合計110ショップが出店、あるいはリニューアルする。アダストリア傘下のエレメントルールが「エジック(EZICK)」「ル フォワイエ(LE FOYER)」「カレンソロジー(CURENSOLOGY)」の3ブランドを、コスメではカネボウ化粧品傘下のエキップが「スック メイクアップ(SUQQU MAKEUP)」「アスレティア(ATHLETIA)」「RMK」を、ルミネ新宿やニュウマンなどの主力店舗に出店する。
「エジック」は、アダストリア傘下のエレメントルールが人気スタイリストの小山田早織をクリエイティブディレクターに迎え、2020年秋冬からスタートする新ブランド。第1号店を新宿ルミネ2の2階に9月3日にオープンする。ルミネエスト新宿のB2にオープンする「ル フォワイエ」も、エレメントルールのブランド。20年4月にスタートしており、リアル店舗は玉川高島屋S・Cに続き2店舗目になる。
「アスレティア」は今年2月にスタートしたサステナブルなコスメブランドで、エキップの17年振りの新ブランドで、ルミネ有楽町に9月3日にオープンする。常設店は表参道の路面店と阪急うめだ本店、JR名古屋タカシマヤとなっており、ファッションビルへの出店は初めて。同じくこれまで百貨店をメーンに出店していたエキップのコスメブランド「スック」もファッションビル初出店で、百貨店に出店しているエリアを避け、9月15日にルミネ大宮にオープンする。
その他の注目ブランドとしては、オンライン専業のフラットシューズブランド「クルン トウキョウ(KURUN TOKYO)」が数カ月単位の期間限定のフィッティングサロン業態で出店する。フルラインを揃え、限定アイテムも用意する。
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「リベルム(LIBERUM)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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「ブルガリ(BVLGARI)」は9月、「アンブッシュ(AMBUSH)」のクリエイティブ・ディレクターであるYOONとコラボレーションしたアクセサリーを発売する。同ブランドがアクセサリーで女性とコラボするのは初めてのこと。「ブルガリ」のアイコンである“セルペンティ”をモチーフにYOONがデザインしたバッグほかのアクセサリーは、ビビッドカラーに彩られたポップな印象だ。YOONに「ブルガリ」とのコラボやクリエイションなどについて聞いた。
WWD:「ブルガリ」とコラボした感想は?
YOON:女性では初ということで、光栄に思う。「ブルガリ(BVLGARI)」のアーカイブに触れる機会があり、そのすごさを実感した。アイデアの宝庫だと思った。
WWD:“セルペンティ”をモチーフにした理由は?アイコンの“セルペンティ”をどのようにデザインに落とし込んだか?
YOON:「ブルガリ」からの提案だった。もともと私は動物にあまり興味がなかったけど、“セルペンティ”を自分らしく表現するため、ヘビについていろいろリサーチをした。そして、南アジアに生息するパイソンの自然の色の美しさに感動した。デザインのための答えが自然に会って、その美しさをバッグやアクセサリーに落とし込んだ。パイソンのかわいさや軟らかさ、そしてしなやかさを表すために、わざと丸みを持たせたデザインにしている。“セルペンティ”を私自身の見方で解釈し、ヘビが持つシンボリズムや存在感を表現したつもりだ。
WWD:どのような人にコレクションを楽しんでほしいか?
YOON:特にない。私の役割はデザインして発信すること。どういう反応があるか楽しみだ。気分次第で2ウエイ、3ウエイと幾通りにも使えるのでコーディネートしやすい。それぞれの人がどのようにコーディネートをするか、SNSなどで見るのを今から楽しみにしている。
WWD:今回のコラボで苦労した点や楽しかった点は?
YOON:「ブルガリ」は私が表現したいことを理解してサポートしてくれた。もしかしたら、ブランドとして抵抗があったかもしれないようなことでも、「やってみないと分からない」と自由にデザインさせてもらったのでとても楽しかった。
WWD:いろいろなブランドやカテゴリーでコラボしているが、自分に向いていると思うコラボは?
YOON:コラボは全て違うし、全部楽しく取り組んでいる。いろんなことを試すのが楽しい。オファーがたくさん来るけど、明確に「これは、アリ」と思う人たちだけとコラボするようにしている。コラボの発信方法もさまざまで、そこからいろいろな方法が見えてくることもある。
WWD:自分のクリエイションの哲学は?
YOON:自分が欲しいと思うもの以外は作らない。「これは、アリ」と確信を持ったものだけ作るようにしている。自分の直感を信じている。直感はある意味筋肉のようなもので、鍛えれば強くなる。
WWD:これからのクリエイションに必要なことは?
YOON:機能や見た目も大事だけど、自分たちが生きている世の中の状況で、意味をなすもの、役割を持つものが重要だと思う。ブランドの規模に関係なく、ストーリーをきちんと伝えられることが大切。
WWD:新型コロナウイルス感染拡大で感じていることは?
YOON:状況が刻々と変化しているので、今までのやり方は通用しなくなってきている。ポジティブに新しいことをするべき。できることに集中していれば楽しくなってくるし、困難を乗り越えることができると信じている。
WWD:コロナで人々の価値観はどのように変わると思うか?
YOON:世界的に経済がスローダウンしていて、何が必要かを皆が考えているはず。それは人それぞれで違うかもしれない。個人的には、重要なことに時間とお金をかけるようになり、サステナビリティの重要性が高まると思う。大量生産・大量消費を変えていきたい。クオリティーにこだわり、本当に必要なもの、そして長く使えるものだけを作る世の中になればいいなと思う。
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コンサルティング会社のPwC JAPANグループはこのほど、企業のサステナビリティ経営への転換を総合的に支援する専門組織、サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンスを設立した。
同組織内には、サステナビリティ経営や気候変動、人権などに関する知見を持ち、サステナビリティビジョンの策定や戦略立案、オペレーション改革業務などで実績のある専門家25人をそろえる。
主な支援内容は、サステナビリティ経営への転換に際しての現状評価および分析や経営フェーズに合わせたサービスの提供、サステナビリティ戦略立案などで、クライアントニーズに応じて、PwC JAPANグループの監査や財務、法務などに関する各法人と連携したサービスを提供していく。
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いま、企業にとってビジネスを行う上で極めて重要になっているのが“透明性”だ。その透明性が高い企業として評価されているのが米国のティバーランド(TIMBERLAND)だ。ファッション企業の透明性を評価してその通信簿的な役割を担っている「ファッション トランスペアレンシー インデックス(Fashion Transparency Index 以下、FTI)」でも、同社は上位にランクイン。FTIは英国のNPO団体ファッションレボリューション(Fashion Revolution以下、FR)が、220の指標についてファッション企業が開示しているかどうかを調査してスコア化しているものだ。
ティンバーランドが初めてCSRリポートを発表したのは2000年のこと。08年からは四半期ごとにCSRリポートでサプライヤーの社名や所在地を完全に開示している。その後親会社のVFコーポレーション(11年に傘下入り)もこれを導入し、現在は全ての傘下ブランドで実施している。ティンバーランドは数年前から、代表的なアイテムや商品を追跡できるトレーサビリティーマップも公開し、追跡可能な商品は毎年増えている。コリーン・ヴィエン(Colleen Vien)=サステナビリティ・ディレクターに同社の取り組みを聞く。
WWD:ファッションレボリューション(FR)のFTIで上位にランクインした。FTIはどのような影響があるのか?
コリーン・ヴェイン=サステナビリティ・ディレクター(以下、ヴェイン):透明性はティンバーランドにとって新しいコンセプトではなく、この分野ですでに業界をけん引するリーダーであることを誇らしく思っています。FRの評価や、ブランドのサステナビリティに関する取り組みをランク付けするさまざまな指標は、ステークホルダーの期待に応えるためにどこを改善するべきなのかを知るために有用であることに加えて、消費者を啓発したり、ほかのアパレル企業やブランドにもサステナビリティに取り組むよう促したりするために役立つという意味でも重要なものです。
WWD:FTIの評価の中でも多くの企業はトレーサビリティー(追跡可能性)のスコアが低く苦戦している。ティンバーランドは評価が高かった。
ヴェイン:ティンバーランドは、世界中にいる25万人以上の従業員のために公平で安全、かつ差別的でない職場を確保するための取り組みを長きにわたって行っていて、1994年にはサプライヤーに対する行動規範を設けました。当社は2011年のVFコープの傘下入りを機に、VFコープが定める契約条件やコンプライアンス原則に則るようになりました。VFコープは生産に関わる全ての施設をモニタリングしており、これにはタナリー(皮なめし工場)、織物工場、カッティングや縫製工場、スクリーン印刷会社、刺しゅうアトリエ、製品洗い工場、梱包施設、完成品の生産工場などが含まれています。当ブランドの工場開示リストには、こうした全てのサプライヤーが記載されています。
WWD:サプライヤーとはどのようなコミュニケーションを取っているのか。
ヴェイン:当社と取引をする際には、この工場開示リストに情報を掲載することが絶対条件となっていて、例外はありません。労働条件や労働者の権利、職場環境、環境保護などに関して当社の基準を満たしている会社とのみ提携しています。最初の取引に先立ってこうした条件がクリアできているかどうかを確認し、その後も少なくとも年に1回は確認しています。こうして共に仕事をしているサプライチェーンの各社を誇らしく思っているし、彼らが責任ある製造会社として認知されることを願っています。また工場の情報を開示して協業すれば、共通の基準を設け、ソリューションの共有もできるはず。結果として、当ブランドと関わりのある世界中の全ての工場で人権がさらに尊重されるようになると確信しています。
WWD:二酸化炭素排出量に関しても早くから削減に取り組んでいる。
ヴェイン:二酸化炭素排出量は、グループ全体にわたって包括的に追跡しています。当社では、自社および運営している施設における温室効果ガスの排出量を06年の50%にするという目標を掲げていましたが、これを15年に達成しました。また15年までに再生可能エネルギーの使用率を30%にすること、そして25年までにはこれをVFコープと共に100%にするという目標も掲げています。素材や個別の商品における二酸化炭素排出量は、以前から「グリーンインデックス」という自社開発の指標で格付けしていましたが、アパレル業界のさまざまなブランドがこれを導入できるようにするため、アウトドア産業協会(Outdoor Industry Association)とサステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)に提供しました。
WWD:サステナブルなプロダクトに関する戦略として“グリーンマテリアル”を掲げている。素材に関してのアプローチを教えてほしい。
ヴェイン:現在はリサイクル素材、オーガニック素材、再生可能素材の利用、そして有害な素材の廃止に注力しています。今後は再生可能資源を由来とする自然素材も使用していく予定です。今秋には、再生可能なレザーと再生レザーを使用した初めての商品を発表します。当社は、環境への影響を最小限にするだけではなく、人々や地球にプラスとなる“責任ある素材”を開発するために、ベンダーと協業して尽力しています。例えば、「ティンバーランド」のハイチ産コットンに関する取り組みは、環境的にも社会的にもポジティブな影響をもたらす責任ある素材を新たに作り出すことを支援しています。(編集部注:同社はハイチでコットン栽培のノウハウや物資の提供を行い、30年前に廃れたコットン産業を復活させて地元経済の復活にも貢献した)
レザーに関しては08年から、LWG(レザーワーキンググループ)環境監査においてシルバーもしくはゴールドと認定されたタナリーからのみ調達しています。当初、これはフットウエアのレザーにのみ適用していましたが、15年からはアパレルやアクセサリーも含めた全ての商品に適用しています。フットウエアに使用するレザーについては、その99.6%をシルバーもしくはゴールドと認定されたタナリーから調達しています。
全商品で見ると、同じく96%以上のレザーがシルバーもしくはゴールドと認定されたタナリーのもの。ライセンス製品やアクセサリーのパートナーに対しても、より多くのレザーをLWG認定されたタナリーで調達するよう働きかけています。少量しか使用しない場合や価格の問題で難しいこともありますが、当社とライセンス契約を結んでいる会社は責任ある素材をより多く使用することの重要性をよく理解していて、私たちの要求にできる限り応えようと努力してくれています。
コットンに関しては以前から、オーガニックコットンの使用量を毎年増やしていくという目標を掲げています。20年の目標は、アパレル、アクセサリー、ライセンス製品で使用するコットンの100%を、従来よりもサステナブルな方法で栽培されたコットンにすること。これには有機認証を受けたコットンのほか、再生されたもの、フェアトレードのもの、米国産のもの、もしくは非営利団体ベター・コットン・イニシアチブ(Better Cotton Initiative)を通じて調達したものが含まれます。19年には、当社のアパレル、アクセサリー、ライセンス製品で使用したコットンのおよそ80%がサステナブルなものでした。またライセンス品でないアパレルに限れば、99%のコットンがサステナブルなものでした。アクセサリーのライセンス契約先の中には、責任あるコットンを調達するのに苦労している会社もありますが、私たちと共に頑張っています。時間はかかるかもしれませんが、そうした会社も私たちの価値観やガイドラインに沿った商品を作ろうと努力しています。
WWD:社員を巻き込んだ社会貢献活動「パス・オブ・サービス(社会貢献への道)」を1992年から始めている。
ヴェイン:社会貢献は「ティンバーランド」のDNAに組み込まれています。コミュニティーを改善しよう、変革しようと努力する人々のパワーを信じることは、私たちの重要な価値観の一つです。世界をよりよい場所にするべく、一歩を踏み出して外に出ることや協力し合うことを促し、そうした人々が必要とする装備を提供することが私たちの目的です。このため、クリエイティブで勤勉、かつ献身的な従業員たちが社会貢献できるさまざまな方法を提供しています。「パス・オブ・サービス」では、地域コミュニティーでのボランティア活動ができるように、正社員には年間40時間、パートタイムの従業員には同20時間の有給休暇を認めています。こうしたボランティア活動の多くは、従業員だけではなく取引先や顧客、VFコープの従業員、そしてコミュニティーの人々も参加できるようになっています。19年には世界中で500以上のイベントを開催し、全従業員の70%が参加しました。これは時間にして延べ7万2000時間のボランティア活動を行ったことになります。これまでの累計では、およそ140万時間です。
WWD:とくに砂漠緑化活動に熱心だ。
ヴェイン:ティンバーランドは、“よりグリーンな未来がよりよい未来だ”という信念を持っています。これを実現する方法の一つとして、世界でも砂漠化が進む地域や都市部に木を植える活動をしていて、現在までに1080万本以上を植樹しました。19年の秋にはこの活動を拡大することを発表し、25年までにさらに5000万本の木を植えることを約束しました。
植樹に当たっては7つの組織と提携していますが、木を植えるだけではなく、空気の清浄化やコミュニティーの強化、そして経済的な機会の創出にも貢献して、希望、雇用、きれいな空気、人々の連帯を生み出しています。この植樹で世界をよりよい場所にしようという「プラント・ザ・チェンジ(Plant the Change)」活動に、消費者の皆さんにもぜひ参加してもらいたいと思っています。
また私たちは、9月1日にサステナビリティに関する大胆な目標を発表する予定です。これは当社の全ての商品に影響するもので、ビジネスの方法にも大きな変化があるでしょう。
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国産レザースニーカーの企画・製造・販売を行うスピングルカンパニーは9月17日に、「スピングルムーブ(SPINGLE MOVE)」の国内4店舗目となる直営店を東京・原宿のキャットストリート沿いにオープンする。
店舗面積約35平方メートルの店内では、ブランドを代表するカンガルーレザーを用いた“SPM-110”や最新モデルの“SPM-442”をはじめ、新商品や限定モデルを多数そろえる。スタッフによる一対一のフィッティングサービスに力を入れ、自分だけの一足をオーダーできるイベントなども開催予定だ。また、修理やメンテナンスなどのカスタマーサービスも充実させる。
「スピングルムーブ」は2001年1月に広島県府中市の自社工場で誕生したレザースニーカーブランド。バルカナイズ製法を採用し、アッパー素材には多種多様な革を用いてその素材感を生かしたファッション性と快適な履き心地を備えたアイテムを提案する。
■SPINGLE MOVE cat street stage ZERO
オープン日:9月17日
時間:平日11:00~21:00 / 土日・祝日 11:00~20:00
定休日:年中無休
住所:東京都渋谷区神宮前 6-18-3 1階
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ファーストリテイリンググループで社内改革を推進する「有明プロジェクト」をけん引し、史上最年少で上席執行役員に昇格した神保拓也はこのほど、人の「心に火をつける。」ことを目指し、株式会社トーチリレーを設立した。まず取り組む同社の主たる事業は、「心に火をつけることを主題に置きつつも、ティーチングやコーチングとは一線を画す」という「トーチング」。山に登るためのトーチ、登る山を見つけるためのトーチを提供する。ただ、その料金はタダだ。神保はなぜ、タダで「トーチング」を始めたのか?人の心に火が付くことで起こった、ファーストリテイリング時代のユニクロの「奇跡」をたどり、「トーチング」の魅力を考える(「トーチング」のビジネスモデルは、コチラから)。
(前回からの続き)
店長には「『登りたい山』だけでなく、『登るべき山』に登る」、彼の上司のスーパーバイザー(以下、SV)には「人は変えられない。変わるもの。変わるきっかけを与え、その人の心に火をつけることに注力すべき」、そして両者の関係性を心配するスタッフには「矢印を自分に向けよう」と発信。さらには全員に「我以外皆我師」「相手を叱るな。『志』に叱らせろ」「仕組みを憎んで、人を憎まず」「人は、巻き込むのではなく、巻き込まれるもの」「whatではなく、whyをすり合わせる」「1つ上の視座で世界を見てみる」という6つをトーチングした神保“隊長”は、それぞれの面談内容をそれぞれに伝えたのが「大きかった」と振り返る。
その狙いは、「相手の悩みを知ってもらうため」「相手の悩みを自分に置き換えてもらうため」そして「私(神保“隊長”)による相手の悩みに対するアドバイスから本人にも学んでもらうため」。つまり「皆が悩み、苦労し、それを乗り越えるために努力している過程」を共有することで、皆が誰かの悩みを自分に置き換え、相手を理解し、相手の悩みからも学び、成長できる環境を整えようと試みた。
すると、お互いがお互いを深く理解するようになり、流れが変わった。そもそも店長やSV、スタッフは、「超努力家の最高のメンバー」。それぞれのトーチングでのやり取りをそれぞれが知ると、「最高のメンバー」は「最高のチーム」となり、団結した彼らは自力で奇跡を起こすまでに至った。以降神保“隊長”は、「私は、何もしていない」と話す。
それぞれのトーチングでのやり取りを相手が知ることで、メンバーはチームとなり、奇跡が起こる。この経験が神保“隊長”が今、個々のトーチングを書き起こして1000円でサブスク配信する「トーチング日記」の原点になった。
神保“隊長”は、「心に火をつける」ためにトーチングを実施しているが、大事なのは「私が、その人の心に火をつけること」以上に「その人が、自分で、自分の心に火をつけられること」。誰かに「つけてもらった」心の火は、いつかは消えてしまう。だから「心に火をつける」トーチングだけではなく、トーチングでのアドバイスや考え方、方法論などの「心に火がつくメカニズム」を、誰もが、自分のものとして使えるよう、エッセンスを抽出して永久保存版としてまとめた秘伝の書の必要性を感じるようになった。コレが「トーチング日記」。相談者がトーチングを通して、自分の「登る山」や「山の登り方」をどう見つけたのか?それを疑似体験できるよう、日記は臨場感たっぷりの、なまなましい対話形式でまとめている。
「トーチング日記」を読んで「心に火がつくメカニズム」を学んだ人は、「自分で、自分の心に火をつけられる」のみならず、「人の心に火がつけられる人」になる。つまり誰かの悩みを自分に置き換えて考えることは、自分の成長はもちろん、人の成長に貢献できる人を増やすことなのだ。
ロードサイドの「ユニクロ」でトーチングを実施してから約3カ月。ついに店舗は、連続で「低評価」に甘んじていた状況から脱却し、店舗監査で1ランクアップした。神保“隊長”は、その時スタッフからスマホに届いたコメントを読んで「店舗全体が、いい感じで変わってきている」という実感を得たという。(次回につづく)
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ファッション系スタートアップのエポック(EPOQ)が手掛けるスニーカーブランド「OAO」は、東京と大阪でポップアップイベントを開催する。8月22〜23日に東京・表参道のギャラリー「SO1」で、9月5〜6日に大阪・堀江の「テヅカヤマギャラリー(TEZUKAYAMA GALLERY)」で行う。ブランド1作目のスニーカー“ザ カーブ1(THE CURVE1)”を販売するほか、イラストレーターの山瀬まゆみとのコラボモデルも展示・受注販売する。また美術家の井田大介が同イベントのために制作したインスタレーション作品も展示・販売する。
“ザ カーブ1”は、女性建築家の故ザハ・ハディド(Zaha Hadid)の建築に見られる複雑な曲線や近代的なイメージを与える質感をデザインに取り入れたモデル。山瀬とのコラボモデルでは、同モデルの特徴である曲線に山瀬の作風である柔らかな流線を加えて、ほかにない表情に仕上げられている。会場で受注後、山瀬が一足ずつペイントし、後日発送される。
彫刻を用いて社会事象などをモチーフにした作品を制作する井田は、東京2020オリンピック・パラリンピックの会場としてザハが考案した新国立競技場のデザイン案をはじめ、さまざまな文脈から着想した複数の作品を用意する。
「OAO」は“クリエイターのためのフットウエア”をコンセプトに2019年に設立。建築家や音楽アーティスト、フォトグラファーらの作品や作風をテーマに商品をデザインするのが特徴だ。3Dプリントなどのテクノロジーを活用したプロトタイピングや製品開発、デジタルマーケティングなどにも取り組んでいく。
■「OAO」ポップアップイベント
日程:8月22〜23日
時間:11:00〜20:00
場所:SO1
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-15
日程:9月5〜6日
時間:11:00〜20:00
場所:TEZUKAYAMA GALLERY
住所:大阪府大阪市⻄区南堀江1-19-27 山崎ビル2階
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アシックスは、スパイクピンのない新陸上シューズ「メタスプリント(METASPRINT)」が、世界最大の複合材料展示会「JECワールド2020(JEC WORLD 2020)」で、スポーツ&経するケア部門のJECコンポジットイノベーションアワード(JEC Composites Innovation Awards)最優秀賞を受賞した。共同受賞者には、ピンレスの炭素繊維複合材料のソールをアシックスと共同開発したサンコロナ小田も名を連ねている。
「メタスプリント」は、金属のスパイクピンを備えた従来型と大きく異なり、靴底のピンをなくしハチの巣状の立体構造を取り入れた革新的な陸上スプリントシューズ。日本を代表するスプリンターの桐生祥秀・選手も着用している。
JECワールドは、世界最大の自動車や航空宇宙などの分野の最先端の複合材料見本市で、「メタスプリント」は世界に与えるインパクトと革新性が高く評価された。
共同受賞者のサンコロナ小田は石川県小松市に本社があり、ファッション分野では極薄オーガンジーやチュールで知られており、「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」らが採用している。「メタスプリント」用の炭素繊維複合材料は、同社が新規事業の一環として開発を進めている「フレックスカーボン(FLEXCARBON)」で、炭素繊維ならではの強度と、複雑な立体形状を可能にする高い加工技術が高く評価されている。
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伊勢丹新宿本店本館3階の婦人服の自主編集売り場「リ・スタイル(RESTYLE)」が19日、リニューアルオープンした。従来のブランド・スタイリング別に商品を並べた売り場構成を見直し、販売員の個性や商品の背景にあるストーリーを伝えることを重視して、4つの編集ゾーンで再構築。さらに「リアル店ならではの偶然の出合いやワクワク感」(田中慎一郎・三越伊勢丹新宿婦人服・婦人雑貨営業部セレクトショップ担当リ・スタイル店長)を演出するため、短いスパンで売り場を変化させる。
同売り場は新型コロナによる休業(4月7日〜5月29日)から営業再開後、売上高が前年を上回るペースで推移している。特にECは「前年同期比で4倍以上」と跳ね上がっている。好調要因の一つが、「販売員が休業中もインスタグラムなどSNSを駆使した発信で、お客さまつながっていたこと」だという。「オンライン販売が好調の一方、お客さまからは販売員から接客を受けて買いたいというお声がますます増えている。売り場の強みが販売員であることを再確認している」(田中店長)。
今回のリニューアルでは販売員の個性が発揮できる売り場作りに力を入れ、中でも「スタイリスト編集ゾーン」は販売員が自らの感性でディレクションする。アパレルだけでなくリビングやビューティなどフロアやカテゴリーの垣根をまたいで商品をセレクトし、ライフスタイル全般に及ぶ提案を行う。9月1日までは同フロア販売員の山崎真奈が担当し、「月曜の朝」「金曜の夜」などシーンによって様変わりする「自分の部屋」をイメージしたゾーンとする。さらにフロア中央には「カスタマーズ編集ゾーン」として、顧客向けの予約制サロンを設置。担当スタイリストが顧客の趣味・嗜好に合わせて洋服、雑貨などをあらかじめセレクトして客を出迎え、パーソナライズされた提案を行う。
国内外の買い付けアイテムが並ぶゾーンも、常に変化する仕掛けで客を楽しませる。エスカレーターに最も近く、売り場の間口になる「キュレーション編集ゾーン」は、バイヤーの視点で2週間ごとにテーマを入れ替えるポップアップスペースだ。オープンイベントの「ザ パワー オブ チョイス(THE POWER OF CHOICE)」(〜9月1日)は、サステナビリティをテーマにビンテージアイテムやデッドストック生地を使った1点もののアイテムを販売。「マメ(MAME KUROGOUCHI)」のワンピースや「ロク(ROHK)」のトレンチコートなど15ブランドの限定商品が並ぶ。また、使用済みの洋服や廃材を装飾に生かすなど、世界観の打ち出しにも注力している。
売り場のリニューアル後の売上高目標については、「店舗、EC合わせて前年を上回る実績を目指す」としている。
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コストコ(COSTCO WHOLESALE CORPORATION)が「ティファニー」と名付けた指輪を販売していたことが商標権侵害に当たるとして、ティファニー(TIFFANY & CO.)社がコストコを相手取り損害賠償などを求めて提訴していた件について、二審は8月17日、コストコに2101万438ドル(約22億円)の損害賠償を命じた一審判決を破棄し、審理の差し戻しを命じた。
一審ではティファニー社の主張を認め、コストコが「ティファニー」と名付けた指輪の売上額を370万ドル(約3億円)と認定したが、最終的には実損の3倍に当たる1110万ドル(約11億円)と懲罰的損害賠償金825万ドル(約8億円)、計約22億円の損害賠償命令を下した。
コストコは、ティファニー社が求めた略式判決を一審が認めたことは判断に誤りがあったと主張し、コストコ側に陪審員への十分な説明の機会が与えられなかったと訴えた。二審ではコストコの主張が認められ、結果として審理の差し戻しが命じられた。
ティファニーはこの判決に対して、「判事ではなく陪審員に判断させるべきだという二審判決に不服である。われわれは一審の判決が正当だったと信じている。また、この事件を再審することになんの抵抗感もなく、再審で陪審員が検討した結果、コストコの侵害行為が明らかとなり一審判決通りの判決が下ることを確信している」とコメントしている。
ティファニーがコストコの商標権侵害を主張するのに対してコストコは、「ティファニー」という名称がティファニー社の登録商標であることは認識しているが、“ティファニー・セッティング”という一般的に使用される指輪の形状を指して“ティファニー”という名称を用いたにすぎず、消費者の混同を招く意図もなく、同社の商標権を侵害もしていないと主張していた。
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アダストリアの50代女性向けブランド「エルーラ(ERULA)」は9月、横浜、名古屋、札幌にそれぞれ新店をオープンする。開店日は、相鉄ジョイナス店(横浜市)が9月4日、ららぽーと愛知東郷店(愛知県東郷町)が同14日、札幌アピア店(札幌市)が同18日。
2019年10月にスタートした同ブランドは、コスメをヒントにした商品開発で、“大人の悩みに効く”をコンセプトに体型カバーや肌色をきれいに見せるアイテムを展開している。主力商品のパンツで中心価格帯は4900円と、比較的リーズナブルな価格も特徴。スタート当初は同社の公式EC「ドットエスティ(.ST)」および「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の一部店舗で試験展開していた。計画を上回る好調を受け、20年3月にららぽーとTOKYO-BAY(千葉県)に1号店を出したのを皮切りに都内、大阪に計7店を出店した。
同ブランドの東京、大阪エリア以外への出店は、今回が初めてとなる。いずれの店舗も白を基調に上質さ、優雅さを連想させる大人のための空間を作る。トラフィックの多いSC・駅ビル内であることから、家族のお出かけや仕事帰りの利用を想定する。
なお3店舗のオープンを記念して、1万円以上の購入客にブランドオリジナルのトートバッグをプレゼントする。
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日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、冠スポンサーの楽天が運営するファッションECモール「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」に、「E-POP UP STORE」をオープンした。新型コロナウイルスの影響で3月に中止となった2020-21年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の参加ブランドを中心に、全12ブランド(8月19日時点)の商品を12月まで販売する。
同ショップは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けたファッション業界を支援することを目的に実施するもの。楽天でファッション事業を率いる松村亮執行役員 コマースカンパニー ヴァイスプレジデントは「『RFWT』のショップを通じて若手ブランドの育成支援と新進気鋭の国内ブランドをユーザーへ紹介し、国内ファッション文化発展への貢献やユーザーにより楽しいファッションの買い物体験を提供していきたい」とコメント。JFWOの今城薫ディレクターは「これまでわれわれがリーチできていなかったマーケットに日本デザイナーのクリエイションを発信できるのが楽しみだ」と語る。
なお、2021年春夏シーズンの「RFWT」は10月12〜18日に開催予定。発表形式については参加希望ブランドと話し合い、ファッションショーに限定せずに、新たな試みも取り入れて「RFWT」のデジタル化を促進する。
【「E-POP UP STORE」出店ブランド】※アルファベット順
「バルムング(BALMUNG)」
「ボディソング(BODYSONG.)」
「ディスカバード(DISCOVERED)」
「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」
「ハレ(HARE)」
「コーティー(KOH T)」
「ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)」
「ノブユキ マツイ(NOBUYUKI MATSUI)」
「リコール(REQUAL≡)」
「ルプコ(RPKO)」
「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」
「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」
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「エトロ(ETRO)」はこのほど、オオカミの保護活動に取り組む環境保全団体WWF(世界自然保護基金)イタリアに寄付することを発表した。
オオカミはイタリアの象徴的な動物種の一つでありながら、人間による迫害の犠牲となっている。オオカミを保護することで、種の保全に加えて、オオカミと共生する多くの動物種の保護にもつながるという。
ベネデッタ・フランミニ(Benedetta Flammini)=WWFイタリア・マーケティング&コミュニケーションディレクターは、「オオカミの保護活動は常にWWFイタリアの優先事項の一つだった。今回の『エトロ』の寄付により、わが国の象徴的な種の一つを守る取り組みを継続し、強化することができる」とコメントした。
「エトロ」クリエイティブ・ディレクターのキーン・エトロ(Kean Etro)とヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)は、「人々にとって地球がどれほど大切で唯一無二の母なる存在であるかということ、そしてこの地球を維持して守っていくべきだということを私たちは今かつてないほど認識している。私たち人間も動物界の一員であることを意識した上で、動物界との調和と共存を模索する必要がある。今回のWWFイタリアとのパートナーシップは、私たちが自然界に関与したいという気持ちの表明だ」とした。
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「クラランス(CLARINS)」は9月4日に発売する、新たな目元クリーム「トータル アイ インテンス」(15g、9900円)のプレス発表会をオンラインで開催した。“60秒でハリ感を実感する”をコンセプトに、マスク生活で特に視線が集まる目元にアプローチ。たるみやむくみをケアし、引き締まった印象へと導くアイテムだ。
「クラランス」にはエイジングケアを目的とした目元美容液や人気の「グラン アイ セラム」などがあるが、新作はスマートフォンやオンライン会議などによる目の酷使、ストレス、睡眠不足など現代の女性を取り巻く環境がアイゾーンに影響を与えていることを踏まえて開発したという。植物の恵みと先進テクノロジーを融合させ、イートアカシアワックスを配合したクリームが肌にスピーディーになじんで皮膜を形成し、ハリ感を演出。ハルンガナエキスが潤いを与え、引き締まった目元を演出する。
容器には内容液を外部の空気に触れさせることなく最後の1滴まで使い切ることができるエアレスボトルをブランドで初めて採用。高級感のあるガラスボトルはリサイクルガラスを25%使用するなど、環境にも配慮している。
オンラインで行われた発表会もユニークだった。参加者には事前にダイヤル式のキャッシュボックスが送られた。発表会内でボックスを開く暗証番号を伝えるという演出で、新製品の説明は三宅由佳クラランス マーケティング部PRのアバターが進行するなど、リアルとデジタルを融合させた取り組みが話題を呼んだ。
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「リーバイス(LEVI'S)」とデンマーク発のファッションブランド「ガンニ(GANNI)」が協業して、レンタルのみで扱うデニムコレクションを発表した。“ラブレター(Love Letter)”と題し、不要な製品などをより価値の高いものへと変えるアップサイクルの考え方に基づいて製作。アイテムは「リーバイス」のビンテージデニムや再利用デニムを使用したボタンダウンシャツと“501”ジーンズ、シャツ型ワンピースの3種類をそろえる。デザインは、「リーバイス」デニムの耐久性や伝統的要素を生かしつつ、パッチワークやボリュームのある袖などで「ガンニ」らしい遊び心あふれる北欧の雰囲気を表現。取り外し可能な襟を加えたり、調整可能なウエストを採用したりして仕上げた。サイズ展開はシャツとワンピースがXS〜XLで、ジーンズが24W/29L〜32W/29Lだ。
同コラボレーションは両ブランドにとって初めての、レンタルのみで取り扱うコレクションになる。アイテムは「ガンニ」のレンタルに特化したウェブサイト「ガンニ リピート(Ganni Repeat)」からオーダー可能で、料金は45〜145ドル(約5000〜1万5000円)。発送はこれまでデンマーク国内のみだったものをアメリカとヨーロッパに拡大した。レンタル期間は1、2、3週間から選べて、今後はコレクションの全アイテムをレンタルできるようにしていくという。
また、アイテムにはレンタル履歴などについての情報が入力されたタグが付けられる。利用者は借りた際にスマートフォンから過去の情報を見ることができるほか、自身の体験を書き込んだり、ブランドが制作したコンテンツを見たりすることができる。「ガンニ」のディッテ・レフストラップ(Ditte Reffstrup)=クリエイティブ・ディレクターは、「デニムのよさは時間がたつほど出てくる。このパートナーシップは、素晴らしいデニムへの愛を共有して受け継いでいくことを大切にしている」と述べた。
さらに衛生管理も徹底しており、洗浄した後再度レンタルされるまで72時間を空ける。洗浄工程も環境に配慮し、北欧諸国公認のサステナブル認証である「ノルディックスワン(Nordic Swan)」の水準を満たした方法を採用する。また配送には1回の使用で二酸化炭素排出量を最大80%削減する「リパック(RePack)」のリサイクル可能なリユースバッグを使用する。
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眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスの2020年4月期決算は、売上高が前年同期比3.2%増の273億円、営業損益は2億1200万円の赤字(前期は9億3200万円の黒字)だった。
セグメント別では、売り上げ全体の構成比率が93.6%を占める小売事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、2月以降は最大53店舗が休業、最大277店舗が時間短縮による営業となったことなどから、売上高は同1.2%増の255億円、営業利益は同61.7%減の5億2600万円だった。同社はここ数年店舗戦略を見直しており、昨年10月に大塚メガネの全株式を取得して滋賀県内のメガネのオオツカ5店舗が加わったほか15店舗を新規出店し、36店舗を次世代型店舗にリニューアルした。一方、49店舗を閉店し、期末の店舗数は同29店舗減の369店舗となった。今後も1店舗あたりの収益性を⾼めるため、21年4月期に53店舗の移転または閉店し、アイケアサービスが充実した次世代型店舗への集約・統合を加速するという。
星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は、「私が社長に就任した8年前の1店舗あたりの売上高の平均は月間約250万円だったが、現在は500万円を超える。このレベルの店舗を増やし、店舗数は先ごろ導入した移動式店舗を含めて300~400が適正だと考えている。M&Aも常に検討している」と話した。また子会社化した、イタリアのマルコリン(MARCOLIN)の日本総代理店であるヴィジョナイズの業績が通期で寄与しており、売上高は13億5000万円だった。
卸売事業は、売上高が同73%増の10億5100万円、営業損益は同400万円の赤字(前期は1億7000万円の黒字)。EC事業は売上高が同17.9%増の6億8500万円、営業利益は同68.1%増の1億4700万円だった。
21年4月期の業績は売上高282億円、営業利益2000万円を予想している。
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バーニーズ ニューヨークのスタッフがおすすめアイテムをピックアップしてご紹介!
今日ご紹介するのはメンズバイヤー髙橋がおすすめするアイテム<ファリティ ブランド>の半袖シャツとボードショーツです。
春夏シーズンよりお取扱いをスタートしたアメリカ西海岸発のブランドです。
ペットボトルをリサイクルして作られた再生繊維やオーガニックコットンを使用したサスティナブルかつ着心地のよいアイテムを提案しています。
総柄の半袖シャツはビンテージのハワイアンシャツからインスパイアされたモデル。
暑い日が続きますが、肌触りがよくストレッチ性に優れた素材感のシャツは、快適で爽やかなコーディネートをお楽しみいただけます。
ボードショーツはチノパンツのような見た目でありながら、速乾性に優れ、水陸両用でお召しいただけるアイテムです。
ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。
FAHERTY BRAND<ファリティ ブランド>
総柄リネンレーヨン半袖シャツ
FAHERTY BRAND<ファリティ ブランド>
チェック柄半袖シャツ
FAHERTY BRAND<ファリティ ブランド>
半袖オックスフォードボタンダウンシャツ
FAHERTY BRAND<ファリティ ブランド>
水陸両用ボードショーツ
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2020_bjyoutube
次回の更新をお楽しみに!
ロンハーマン(RON HERMAN)の2020-21年秋冬は、ウールからカシミヤ、オーガニックコットンまで素材によって色味の異なる“無染色”のアイテムをベースにしたトーン・オン・トーンのスタイリングを8月末の立ち上がりから提案する。
これらを軸に9月中旬には、藍染めやネイビーカラーで構成した“インディゴ”のアイテム群を投入。さらに10月には、アウターやワンピースなど明るい“ピンク”のアイテムを加えることで、シーズンを通してわくわく感と鮮度のあるMDを計画する。
強化アイテムは、薄手から厚手までバリエーション豊富にそろえたニットとコート。特にニットは、19-20年秋冬から日本で独占販売しているオランダ発の「エクストリーム カシミア(EXTREME CASHMERE)」を強化。20-21年秋冬はカーディガンやパンツなど別注品7型をオーダーした。コートは「オーラリー(AURALEE)」「デミリー(DEMYLEE)」「エブール(EBURE)」など人気ブランドとの別注のほか、メキシカンパーカのみを扱う日本ブランド「メキパ(MEXIPA)」のウィメンズコレクションを独占販売する。
また、今季からミンクを使用した商品の販売を中止する。サステナビリティへの取り組みをさらに強化していきたいというが、福田円バイヤーはあくまで「『素敵な商品を手に取ったら、実は動物や環境にも優しいものだった』という“押しつけがましくない”提案を大切にしていきたい」と語る。
また新型コロナウイルスの影響に関しては、海外商材の納期遅れの可能性があるため「国内の商品を先に展開するなど、臨機応変に対応していきたい」と説明。ロンハーマンでは、緊急事態宣言が解除された直後の5月28日にオンラインストアを開設したが、「想像以上に新規のお客さまの獲得につながっている」と語る。当初は、実店舗の売上高減少の懸念もあったというが「店で気になった商品を週末にECでご購入されたり、事前にECで気になった商品を店舗に見にきてくださったりと、相乗効果を実感している」と手ごたえを感じている。
村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母The post ロンハーマンの2020-21年秋冬 “無染色”や“自然界の色味”をまとう心地よさ appeared first on WWD JAPAN.com.
「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、厳選した5種のハーブから抽出したエッセンシャルオイルが髪を補修する“ファイブハーブス リペアリング”シリーズから8月19日に、洗い流さないヘアトリートメント「ファイブハーブス リペアリングヘアミルクセラム」(100mL、3900円)を発売する。
同製品は、くせやうねりなどの広がりを抑え、熱や日差しのダメージから髪を保護しながら、さらには滑らかな指通りをかなえる1本3役のヘアトリートメント。配合したアンジェリカ、ゼラニウム、ラベンダー、イランイラン、スウィートオレンジの5種のハーブと、髪の内と外から集中的に補修する成分「リペアリングリッチコンプレックス」が髪をケアし、24時間まとまる“さら艶”な質感を演出する。シリコンフリー、自然由来成分98%の優しい処方だ。
発売に合わせて制作した動画ではサッカー元女子日本代表の丸山桂里奈選手が、同製品を使用した「『ロクシタン』の髪まとまる“神”ミルク 15秒チャレンジ」に挑戦。寝起きの広がった髪の中間から毛先にかけて100円玉大2つ分のミルクをもみ込むようになじませ、スッとブラシを通してドライヤーでブローすると、しっとりまとまった艶やかな髪に仕上げることに成功!!丸山は「ケアしきれない髪の傷みや広がりに悩んでいました。15秒で効果が実感できるのか半信半疑だったけれど、いざ使用してみると、目に見えて分かるほどきれいにまとまって正直驚きました。髪も肌もまったくベタつかないし、なにより上品なハーブの香りが大人の女性らしさを演出してくれて気分が上がります」とコメント。 (ヘアミルクの使用量は、ショート100円玉大、ミディアム500円玉大、ロング100円玉大2つ分)
“ファイブハーブス リペアリング”シリーズは、そのほかシャンプーやコンディショナー、ヘアマスク、ヘアオイルなど髪を集中的に補修するアイテムを揃える。
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“色気のある時代を創ろう”をビジョンに掲げ、2018年5月にD2Cパーソナライズヘアケア「メデュラ(MEDULLA)」をスタートさせたスパーティー(SPARTY)。19年12月に丸井グループ、Xテックベンチャーズ、アカツキ、ジンズホールディングスから約6億円の資金調達を実施。3月1日には有楽町マルイ1階に「メデュラ」の常設店舗をオープンし、5月にはパーソナライズスキンケア「ホタル パーソナライズド(HOTARU PERSONALIZED)」(以下、「ホタル」)をスタートした。さらに7月からはD2Cパーソナライズを支援する新たなサービスの提供も開始するなど、加速度的に成長を続けている。今回、あらためて深山陽介代表に話を聞いた。
WWD:昨年12月から有楽町マルイで期間限定で運営していた店舗を今年の3月から常設にした。リアル店舗を運営してみた実感は?
深山陽介代表(以下、深山):常設にした3月から新型コロナの感染が拡大し、ちょうど店舗スタッフの教育や運営も安定してきたところでマルイ自体が休館になってしまい、それから約2カ月間休館していました。そのため店舗運営に関しては、まだ改善していく必要がありますし、できていない施策も多い。そんな中で、館が営業を再開した6月は実際に来店するお客さまは減ったのですが、来店していただいた方の購入率が上がっています。ウェブで「メデュラ」のことを知って気になっていて、リアルで見ることで、安心感を持って買っていただくという行動が増えてきています。予想以上にリアルな体験が重要だと肌身で感じていて、今後はさらにリアル店舗ならではの体験を強化していきたいと考えています。
WWD:来店する人は「メデュラ」のことを知っている人が多い?
深山:そうですね。ブランドを認知していて、購入する目的で来店するお客さまが多いですが、一方で「このブランド見たことある」と立ち寄るお客さまもいます。またギフト用に購入される方もいらっしゃいます。
WWD:「メデュラ」はパーソナライズを打ち出す一方で、伊藤千晃さんやテリさん、ディズニーといったコラボアイテムも製作している。その意図は?
深山:ファンの心理として、「その人が選んだ処方と同じものを使いたい」というニーズはあるので、そのファンの人たちに買っていただけるように作っている。今後もコラボ製品は続けていく予定で、マイクロインフルエンサーなどでもできないかと考えています。
WWD:コロナ禍でECでの売り上げが全体的に上がっている。「メデュラ」の売り上げも伸びた?
深山:ECは予想以上に伸び、現在「メデュラ」だけで月商3億円ほどになりました。
WWD:1月のときは月商2億円ほどと言っていたので、かなり伸びている。実際、どんなウェブ施策を行った?
深山:特に一般向けに何かをしたという訳ではなく、新しいクリエイティブを試したくらいです。一方で美容室向けの施策で、初期費用無料、初回マージンの先払い、特別価格での提供などを行いました。3月末くらいから美容室、美容師から「厳しい」という声が聞こえてきて、何かサポートできないと思いこの施策を行いました。これはすごく反響があり、美容室、美容師からの取り扱いが増えました。
WWD:少し話は戻るが、昨年12月には丸井グループなどから約6億円の資金調達を行った。主に5月からスタートした「ホタル」に投資する?
深山:そうですね。丸井グループからは店舗運営に関して出向もしていただいていて、株主というよりはパートナーに近いです。
WWD:最近はコロナ禍で資金調達しにくいという話もあるが?
深山:既存株主に聞くと、資金調達の環境自体は全然悪くない。インバウンド関連など、コロナの影響を受けるところは厳しいと思いますが、そうじゃないところは、資金調達はしやすくなっているのでは。
WWD:5月にはD2Cパーソナライズスキンケア「ホタル」をスタートさせた。いつごろから構想していた?
深山:「メデュラ」をローンチしたときにはもう考えていました。ただ実際に動き出したのは19年4月くらいからです。
WWD:パーソナライズの仕組みを作るのは大変だった?
深山:「メデュラ」と同じチームでやっているので、パーソナライズのノウハウは持っていました。処方開発もデザイナーもすべて全く同じなので、意思疎通も取れていたこともあり、短時間でできました。ランアップも「ローション」と「モイスチャライザー」というのは早い段階で構想にありました。
WWD:カメラで肌分析する技術はどうしている?
深山:バーチャルメイクアプリ「ユーカムメイク(YOUCAM MAKEUP)」を展開するパーフェクトに依頼しています。もともと自社で開発しようと考えていたのですが、やはり費用も時間もかかってしまう。“パーソナライズ”自体は今後もどんどん出てくると思うので、最終的には性能だけでなく、精度も含めた体験設計全体でお客さまに選ばれると思っています。だからカメラの肌分析の精度はひとつのファクターでしかなく、中期的に見るとそこだけで優位性をつくれない。それならよりいい体験を提供することの方が大切だと考え、パーフェクトに依頼しました。
WWD:ローンチしてみて、ユーザーの反応は?
深山:反応は非常にいいですね。売り上げ的には計画以上で推移しています。驚きだったのは、僕たちが思っている以上に「メデュラ」ユーザーが「ホタル」も購入してくださっている。「自分に合ったものを選べない」というのは、ヘアケアもスキンケアも同じ課題があったんだなと実感しました。また、コロナの影響もあって、店頭での診断は気が進まないという人が「家で気軽に診断できて、自分に合ったものを提供してくれる」というので購入されているようです。今後は「メデュラ」と同じように、フィードバックをもらって改善していき、処方数も増やしていければと考えています。
WWD:注文のたびに処方も変えられるのがいい。
深山:季節的なこともあったりするので、そのときのお客さまに合ったものを提供できるようにと考えています。現状だと20代後半から30代がメイン。40〜50代の購入も比較的多いです。
WWD:店頭での展開は?
深山:これから店舗展開は考えていこうと思っています。ただコロナの影響がいつまで続くのか見えないので、どのタイミングで店舗をやっていくのかは悩んでいます。今後は「メデュラ」「ホタル」の上段の概念として“made to order store”というものを考えています。コンセプトとして“いいものより、合うものを”で、ここに行くと自分に合ったさまざまなパーソナライズ製品を提案してくれる、そんなお店も考えています。
WWD:7月にはパーソナライズD2Cを支援するサービスも始めた。その狙いは?
深山:パーソナライズをもっと広めていきたいと考えていて、他社と提携した方がさまざまなことができるからです。カートサービスを提供している企業と組んで、パーソナライズD2Cブランドに必要な全てのソリューションを提供していきます。
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WWD:そうすると競合が増えるのでは?
深山:全く同じコンセプトのところへのサービスの提供は難しいですが、僕らとしては簡単に自分に合ったものを提供できる、そういう世界をつくっていきたい。スタートアップだけでなく、大手の企業でもお互いにいいと思えばやっていこうと思っています。さらに美容だけでなく、いろいろなカテゴリーでの協業を考えています。
WWD:D2Cブランドも今後さらに増えていきそう。
深山:スタートアップだけではなく大手企業も含めて、D2Cブランドは今後も増えていくと思います。特にコロナ禍でEC化率が上がっていることもあり、今後はさらにECで売ることが当たり前になります。とはいえECだけでは限界があるので、ECとリアルの融合を考えていかないといけない。それをビジネス的に成功させているところはまだ少ないので、その成功例や正解をどうつくっていくのかが、D2Cの先のテーマになっていくと思います。
僕らとしてはD2Cではあるが、それよりもパーソナライズに魅力があると思っています。パーソナライズのメリットは、データが全部とれるところですが、販路や価格、利益率のコントロールができるのも強み。僕らはそのパーソナライズの強みや仕組み的な面白さをもっと世の中に広めていきたいと思っています。
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いま企業にとって“透明性”がビジネスを行う上で極めて重要になっている。ファッション産業において透明性とは、「サプライチェーン、ビジネスの手法、それらが労働者・コミュニティー・環境に与える影響について、広く一般に情報公開していること。そしてそのデータは包括的で信頼性が高く、他企業と比較できるものであること」だ。これは英国のNPO団体ファッションレボリューション(Fashion Revolution)が定義したもので、ファッション企業における理想的な“透明性”の在り方を示している。ファッションレボリューションは、2013年から透明性に重きを置いたビジネスへの転換を求めて活動をしており、生活者にはもちろん、今や有力企業にも影響力を持つようになっている。特に彼らが17年から毎年発表している「ファッション トランスペアレンシー インデックス(Fashion Transparency Index 以下、FTI)」のインパクトは大きい。これは、220の指標についてファッション企業が開示しているかどうかを調査してスコア化するもので、あいまいになりがちな透明性を数値化して“見える化”している。
このインデックスで、“透明性0%”の評価が下されたのがシューズに強いスイスの「バリー(BALLY)」だ。ニコラ・ジロット(Nicolas Girotto)最高経営責任者(CEO)にこの結果に対しての反論を求めたところ、同CEOは同社のサステナビリティへの覚悟を語った。
WWD:ファッションレボリューションの「FTI」ではスコアが0%だった。
ニコラ・ジロットCEO(以下、ジロットCEO):私たちはファッションレボリューションから連絡を受けていなかったので(編集部注:ファッションレボリューションは調査対象企業のウェブサイトなどの情報だけでなくアンケートを送付して調査を行っている)、FITに正しい情報を提供するする機会がなかった。
私たちは20年1月にサステナビリティロードマップの中で定めた環境負荷の削減といったゴールに向けて、いっそうスピード感を持って積極的に取り組んでいるが、FTIはこの活動のいかんにかかわらず、外に向けて伝えていくことを重視している。そのため私たちは今年末までに当社初となるサステナビリティリポートの公表を予定しており、その中ではグローバル・リポーティング・イニシアチブ(Global Reporting Initiative)*の基準に沿って、FTIで概説されている多くの質問に答えることができるのではないかと考えている。
*サステナビリティ報告書のガイドラインを制定する国際的非営利団体で、本部はオランダのアムステルダムにある
WWD:“透明性”をどのように考えているか。
ジロットCEO:われわれは事業運営において透明性は常に基本としてきたことであり、当社の定めるサステナビリティロードマップにおける第一の柱に据えている。このサステナビリティロードマップは19年に行った広範囲に及ぶ基礎評価に続けて、20年1月に要旨を公式サイトに公開したものだ。
WWD:バリーは具体的にどのような活動を行っているか。
ジロットCEO:例えば環境への影響が少ない推奨素材リストの策定、プラスチックパッケージの削減、未販売在庫を減らすための予測分析、廃棄物を減らすための3Dデザイン、社内での再生可能エネルギーの使用促進など、全てのビジネス領域でサステナビリティのための方策をとっている。バリーは「ファッション協定(The Fashion Pact)」(関連記事入れてください:916608)にも調印した。私たちは業界のリーダーとして最新の動向を共有し、気候、生物多様性、海洋とういう3つの柱において、この地球を守るための新たな解決策を明確にしている。私たちは今秋、これらを報告する予定だ。
また、重要な活動課題や結果については追跡調査を行っており、それを反映させた指針なども今後公表予定だ。素材や廃棄量など、環境や社会への影響を分析したものになる予定だ。これらは次第に、会社とステークホルダーの評価決定に実質的な影響を与えるだろう。
サステナビリティは最重要課題であり積極的に取り組んでいく。1851年の創業以来、バリーは責任あるビジネス慣行への取り組みを尊重してきた。特にサプライチェーンや、調達する素材を向上させることを優先事項として透明性の向上に意欲的に取り組んでいる。例えば、私たちはサプライヤーの最低90%をマッピングする予定だ。また、22年までに製品ケアとリペアを目的としたプログラムを始める。25年までにレザーの75%を認証を受けたなめし工場から購入する予定だ。
イノベーションを鍵に、私たちは現在、コレクションの計画や各国の仕入れにおいて廃棄物削減を目指し、AIを用いた研究をしている。また、「バリー」を購入することが消費者にとってサステナブルな消費になるようさまざまなプロジェクトを進めている。
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マッシュスタイルラボの「スナイデル(SNIDEL)」は、7月に九州を襲った豪雨災害の復興支援のチャリティー企画として、フォトグラファーのSAEKA SHIMADAと協業し製作したグラフィックTシャツ3型を8月17日に発売した。ブランドEC、および同社公式EC「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で受注販売している。
SAEKA SHIMADAは1993年熊本出身。2015年からウェブメディア「ドロップ トーキョー」にフォトグラファーとして参画し、そのほかファッションショーやブランドのルックブック、カタログ撮影などを手掛けている。
今回製作したTシャツのグラフィックは、ロサンゼルスの「砂漠のアート」として有名なサルヴェーションマウンテン、同じくロスの道端に置かれた花束、ダウンタウンの風景を撮影したものの3種。フリーサイズで各3600円。売上金の一部は被災地に寄付する。
同社はそのほかにも豪雨災害の復興支援として、長野県喬木村に「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」のバスタオル500枚、フェイスタオル200枚などを配布している。
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ニューヨークを拠点に活動するアーティストのカウズ(KAWS)とクリエイティブスタジオのオールライツリザーブド(ALLRIGHTSRESERVED以下、ARR)は8月17日に、2018年からソウル、台北、香港、日本で展開してきた巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS: HOLIDAY)」の第5弾を発表した。
「カウズ:ホリデイ」は、カウズの代表的なキャラクターである「コンパニオン(COMPANION)」の巨大アートワークが“世界中を旅する”というコンセプトのプロジェクトだ。17年にカウズがエスケイ・ラム(SK LAM)ARRクリエイティブ・ディレクターに送った1枚のイラストをきっかけにスタート。18年7〜8月に開催した1都市目のソウルでは巨大コンパニオンが石村湖に浮かべられ、その後、19年1月に台北、19年3月に香港でも同様のアートワークが設置された。日本では19年7月に、静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」で開催した。
今回は宇宙を舞台に、宇宙服を着用した「コンパニオン」が探測気球を利用し、41.5km(136、296フィート)の成層圏(地球を取り巻く対流圏の上層)に突入。超高速で上昇し、無重力状態で誰もいない宇宙を約2時間かけて彷徨い地球に帰還した。この飛行プロセスは360度全周囲ビデオカメラで記録された。
カウズは、「今年はさまざまなプロジェクトのキャンセルが相次ぐ中、家から安心して楽しめるものを制作したいと考えていた。今年は私が『コンパニオン』を初めて制作してから20周年の記念すべき年だ。なので、色々な制限がある状況の中で、何か特別なものを制作しなければならないと感じていた。ここ数カ月閉じこめられているような気持ちだったが、このようなプロジェクトがそういった現実から逃避する機会を与えてくれた」と語る。
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ファッションブランド「エンノイ(ENNOY)」は、スタイリストの山本康一郎が手掛ける「スタイリスト私物」とのコラボTシャツ(7500円)を発売する。ブラックとホワイトの2色、M、L、XLの3サイズをそろえる。8月20〜22日に「エンノイ」オンラインストアで抽選応募を受け付け、23日に結果を発表し、順次配送する。応募は1色につき1点まで。
「自分で着るからあんまり目立たなくてもいいのです」という山本のリクエストで、ボディーと同色でブランドロゴを刺しゅうした。通常は左胸にあしらっているところを右胸に配置したり、左右反転させた鏡文字で縫い付けたりと、ウィットに富んだ雰囲気に仕上げている。ボディーは、厚手のコットン生地とネックの詰まりが人気のアルスタイル社製を使用。既存のものより着丈を短くしたのも特徴だ。
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インテリアブランド「イデー(IDEE)」は8月3日、JR東京駅構内にあるグランスタ東京の地下1階に新コンセプトストアのイデー トーキョー(IDEE TOKYO)をオープンした。“世界の名品”“民芸・工芸”“日常上質”“ニュークリエーション”“オリジナル&限定アイテム”という5つのテーマを掲げ、プロダクトデザイナーの深澤直人監修のもと、5人のバイヤーによるえりすぐりの食品やテーブル&キッチンウエア、ファッション、アクセサリー、雑貨、家具など幅広いラインアップをそろえる。モノトーンで統一された166平方メートルの店内のデザインは左右対称で、ミニマルで落ち着いた空間になっており、奥にはギャラリースペースがある。ギャラリーでは毎月テーマ―を替えて、独自の編集で国内外のクリエイターの展覧会などを開催。9月1日まで、陶芸家の黒田泰蔵による個展「不完全な完全」が開かれている。
「イデー」のテーマは、“生活の探求、美意識のある暮らし”。それをさらに突き詰め、“見たことがなかったいいデザイン”や“気づいていなかったいいもの”集めたのがイデー トーキョーだ。永遠の定番ともいえるシェーカーボックスや機能美に溢れる木村硝子のグラスのような日用品から、コルクなどを使用したサステナブルなシューズ「ビルケンシュトック(BIRKENSTOK)」のサンダル、スイス発家具「ヴィトラ(VITRA)」のジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)が手がけた名作チェアまで、商品の背景にあるストーリーや意味が明確なものばかりだ。店内ではスタッフが商品一つ一つの背景をていねいに説明してくれる。どこかで見たことのあるものばかりではない。1970年代の名作家具“ボビーワゴン”を手掛けたジョエ・コロンボ(Joe Colombo)がデザインした「スフェリコ(SFERICO)」のグラスなど新たな発見もある。中にはツゲのくしや耳かき、数珠といったものもあり、店内を見ていて飽きない。「イデー」は良品計画の一事業部であるため、「無印良品(MUJI)」の定番品の店舗オリジナル商品も販売している。お土産やギフトをはじめ、自身の生活を豊かにする厳選された品々がそろっている。
多くの人が行き交うJR東京駅という場所柄か、グランスタ東京のテナントは飲食店がほとんどだ。そんな中で、イデー トーキョーは国内外のえりすぐりの“いいもの”に出合える場所として存在感を放っている。
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H&Mグループの「コス(COS)」は8月17日、5月に発売したウィメンズ向け“アクティブ・コレクション”に続き、メンズコレクション“ザ アクティブ コレクション フォー メン”の第1弾を公式オンラインサイト限定で発売した。
アイテムは、ランニングショーツ(6819円)やランニングジャケット(1万3637円)などのスポーツウエアのほか、アスレジャースタイルにも使えるプルオーバージャケット(1万2273円)やベスト(7728円)、Tシャツ(3546円)などの定番アイテムをそろえる。ダークグリーンやネイビー、ピスタチオグリーンなどを基調としたミニマルなデザインで、素材は環境に配慮したリサイクルポリエステルやリサイクルナイロン、オーガニックコットンなどを使用した。第2弾は10月5日に発売を予定している。
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福井県のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に公式オンラインショップで発売し、累計10万個以上を販売した。現在、関東甲信越地区のローソンでも販売され、さらに売り上げを伸ばしている。
さらにこのたび、従来のモデルに使用する高性能フィルムと、ネコ耳型カチューシャのフレームを新しく発売した。
同社によると「大手百貨店やコンビニエンスストアの接客業務や教育の現場等で使用され、圧迫感が少なく、特に女性にとって掛け外しのわずらわしさが少ないことなどで好評を得た。一方で長時間使用する方にとっては、フィルム面の反射による映り込みの軽減やより視界をすっきりさせたいなど多くのニーズが明らかになり、それを満たす高機能フィルムと新デザインのフレームを追加することとなった」という。
この高性能フィルムは医療現場でも使用されている全光線透過率99%、反射率0.7%で、高い透明感と低反射・曇り止め効果によって眼鏡やマスクの映り込みがなく、終日の使用にも快適とのこと。価格は、高性能フィルム(2枚入り)が1400円、「シャルマン シールド」のフレーム単品が700円。
また、「シャルマン シールド」のカチューシャタイプの新デザインも発売した。掛けたときの額への負担が少なく、掛け外しが簡単で、ずれにくく、化粧もくずれにくいコームが付いたネコ耳型であることが特徴だ。価格は、フレーム1個と高機能フィルム1枚のセットが1800円、カチューシャ型専用の高機能フィルム(2枚入り)が2200円。東京・銀座の直営店、シャルマン 銀座並木通りでも販売する。
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「サカイ(SACAI)」は8月19日に、吉田カバンの「ポーター(PORTER)」とのコラボレーションバッグを「サカイ」公式ECサイトで先行発売する。「サカイ」実店舗での発売は11月以降の予定だ。
「ポーター」定番のヘルメットバッグをベースにしたトートバッグのスモール(3万9000円)、ミディアム(5万4000円)、ラージ(6万3000円)と、左右非対称のポケットが特徴的なバックパック(7万2000円)を用意した。「サカイ」オリジナルのファスナーを採用し、ブランドのロゴも配した。ブラック、グレイ×ブルー、カーキ×ネイビーの3色展開で、グレイ×ブルーは公式ECサイト限定の取り扱いだ。
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北欧最大のファッション・ウィークとして知られるコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(以下、CFW)が8月10〜12日に開催された。新型コロナウイルスの感染拡大により各都市のファッション・ウイークがリアルでの開催を断念する中、CFWは7月上旬にフィジカルとデジタルの両方での開催を発表。デンマークは欧州の中でも早くから国境を閉鎖し、在宅勤務に加えて商業施設や飲食店の閉鎖などを実施した。現在は欧州の他国に比べて厳しい外出制限はなく、筆者が住むフランスからデンマークへの入国が可能になったため、今季のCFWに参加することができた。
今季は3日間のスケジュールにデンマークを中心とする北欧の32ブランドが参加した。毎シーズン注目度の高いセシル・バンセン(Cecilie Bahnsen)は第1子出産を終えたばかりのため不参加だったが、イギリス発の「リクソー(RIXO)」が初参加したほか、「ガニー(GANNI)」「バイ マレーヌ ビルガー(BY MALENE BIRGER)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」などの常連組はいつも通りに名を連ねた。発表形式はデジタル、フィジカル、ハイブリッドの3種類に分けられ、デジタルで参加した11ブランドは専用のオンラインプラットフォーム「cphfw72h」で2分前後のイメージ映像を公開した。映像の後には各都市のジャーナリストがホストを務めてデザイナーへのQ&Aライブや業界人のトークショーが配信されたが、特に目新しい試みは見られなかった。
フィジカルの形式でショーやプレゼンテーションを行ったのは6ブランド。予算削減とサステナビリティの観点からか、リアルの招待状を用意したのは「バウム ウンド ヘルガーテン(BAUM UND PFERDGARTEN)」のみだった。廃棄生地を使ったコレクションを制作する「デザイナーズ リミックス(DESIGNER REMIX)」は、かつて映画館だった照明工場兼ショールームでプレゼンテーションとランウエイ形式でコレクションを披露した。今季はアップサイクルの考えをさらに押し進め、使用した生地のほとんどはカーテンやベッドシーツなどの古布だった。地下のスペースでは、ミシンや手縫いで衣服を作るコレクションの制作背景が再現された。今シーズン最も話題となったのは、アートや映像、音楽との融合で表現する「ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」だろう。会場の庭園内には、遊具のような乗り物に人形のようなパフォーマーが乗り込んでゆりかごのようにゆらゆらと揺らし、その前をモデルが闊歩した。大掛かりなセットで空想的な世界観をつくり出し、今季のCFWを締めくくるショーにふさわしい内容だった。
“ハイブリッド”はデジタルとフィジカルを組み合わせた内容だ。「ガニー」はコレクションを着用したモデルの全身パネルを飾り、別のスペースでは大きなスクリーンにイメージ映像を流した。世界的に急成長している注目ブランドなだけに、今季の見せ方はやや拍子抜けのように感じてしまった。2020年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のセミファイナリストにも選出された「ヘルムシュテット(HELMSTEDT)」は、中心街の路上でプレゼンテーションを行った。シグネチャーであるポップな色彩のプリントやオブジェはデザイナー自身が制作し、染色などを施している。まるで少女からのラブレターが届いたようなガーリッシュでメルヘンな一面と、どこかダークな不気味さも漂う独特の世界観だった。これはコペンハーゲン内にあるヒッピーの自治コミュニティー、クリスチャニアでの彼女の暮らしを反映しているのかもしれない。
今回のCFWでは、ウイルス対策としてフィジカルとハイブリッドの会場入り口には消毒液が置かれるとともにマスクが配られ、収容人数はデンマーク政府の方針に従って100人に制限された。ランウエイショー以外のブランドは、可能な限り密集を避けるため、来場者に時間を割り当てるなど独自の措置を取り入れた。通例であればCFWが招待するインターナショナルゲストは25名ほどだが今季は15名となり、空港とホテル間を送迎する移動車は予算削減のためになくなり、会期中の会場間の移動バスも予算削減と密集回避のために用意されなかった。その代わり、ハイブリッドとフィジカルの各会場は徒歩移動が可能な近距離でスケジュールが組まれており、移動に苦労することはなかった。デジタル形式であればオンラインで後からでも確認できるため、日中のスケジュールには余裕があり、ゲストはショーの合間に観光を楽しんだり、市内のハーバーやビーチで日光浴をしたりする姿も見られた。6〜7月のミラノやパリのメンズ・ファッション・ウイークがデジタル化されたことで、リアルを含んだファッションのイベントは約5カ月ぶりとなるため、ロックダウン期間を埋め合せるように多くのゲストは互いの再会を喜んでいた。
9月にはロンドンやミラノ、パリのファッション・ウイークがCFWと同様にフィジカルとデジタルで開催される。主要都市に先行する形になったCFWの最高経営責任者(CEO)セシル・ソルスマルク(Cecilie Thorsmark)は、「開催については中止も含めて、多くのシナリオを用意していた」と明かす。さらに「ロックダウン解除後のデンマークはウイルスの感染状況が深刻化せず、社会も安定するのが早かったことからフィジカルでの開催も可能だと判断した。招待者も消毒液の使用やマスク着用、ハグをしないなどのライフスタイルにも慣れており、会場でも混乱は起きないと考えた。デジタルを取り入れたことに対しても参加ブランドやゲストからいい意見ももらっており、他都市のテストケースになるだろう」と手応えを感じている。リアルでの開催にこだわったのにも理由がある。「衣服もそれを着用する人間も2Dではない。3Dのフィジカルである。ファッションをリアルで伝えることには感情を呼び起こす作用があり、これは決してデジタルに置き換えることはできない。しかしデジタルにも全世界に発信できる強みがあり、若手デザイナーのチャンスを広げる可能性を秘めている。つまり現時点での最善策は“フィジタル”(フィジカルとデジタルを掛け合わせた造語)であり、次シーズン以降も続けていきたい」と語った。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」は8月17日に、機能性やサステナビリティをテーマに製作したカプセルコレクションを発売した。同コレクションによる売り上げ利益は、国際保全チャリティー団体「スペース・フォー・ジャイアンツ」に全額寄付され、アフリカゾウなどの野生動物や自然生息地の保護に役立てられるという。
カプセルコレクションには全15ブランドが参加。「バーバリー(BURBERRY)」「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」、ビューティブランド「シャンテカイユ(CHANTECAILLE)」、ジュエリーブランドの「オレ・リンガード・コペンハーゲン(OLE LYNGGAARD COPENHAGEN)」など。アフリカゾウをモチーフにデザインしたTシャツやジュエリーをはじめ、オーガニックコットンを使用したキャンバススニーカー、リネンを使用したハットやワイドパンツ、コスメなど、さまざまなジャンルのアイテムをそろえた。
「ネッタポルテ」のエリザベス・フォン・デア・ゴルツ(Elizabeth von der Goltz)=グローバル・バイイング・ディレクターは、「今回の限定カプセルコレクションに際して『スペース・フォー・ジャイアンツ』と手を組み、カプセルコレクションの売り上げ利益を全額寄付することで、アフリカの野生動物や景観を守るための活動へ役立てられることを光栄に思う」と語る。
「スペース・フォー・ジャイアンツ」のマックス・グラハム(Max Graham)創業者兼CEOは、「ゾウや自然生息地の保護の最前線は危機に瀕している。『ネッタポルテ』との今回の取り組みは、われわれの活動や世界に残存するゾウにとってのライフラインとなる」という。
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メンズTシャツ(6型、990円)、キッズTシャツ(6型、790円)、バッグ(4型、990円)、タオル(3型、1500円)をそろえ、10月16日公開の劇場版「鬼滅の刃」のキーキャラクター、煉獄をデザインしたTシャツも用意する。
全国の「ユニクロ」の店舗と公式ECサイトで取り扱う。公式ECサイトでは8月21日~9月24日の注文を「鬼滅の刃」コラボボックスで出荷するキャンペーンも行っている。
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「ナイキ(NIKE)」は8月21日に、2001年に日本限定企画の「CO.JP(コンセプト オブ ジャパン)」で発表した日本限定モデル“ダンク ロー サンバ(DUNK LOW SAMBA)”を復刻する。公式アプリ「NIKE SNKRS APP」やスニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」で取り扱う。価格は1万1000円で、サイズは23.0〜30.5cm。
19年振りに復刻する“ダンク ロー サンバ”は、発売当時のカラーを忠実に再現した。ネイビーとグレーをベースに、サイドのスウッシュとアウトソールには“サンバレッド”を採用。またトゥーボックスとミッドパネルにはブルーのシェードカラーをあしらい、ミッドソールとシューレースをホワイトにすることで、全体の印象をレトロに仕上げた。
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資生堂は、ミレニアム世代向けスキンケアブランド「ワソウ(WASO)」の店舗販売を年内で終了する。自社の総合美容サイト「ワタシプラス」では2021年12月末まで販売する。
同ブランドは17年に誕生。“素材の良さを引きだすスキンケア”をコンセプトに、ニンジン、ビワの葉、豆腐など自然素材に着目した化粧水や乳液などを扱う。米国とアジア、フランスなどからスタートし、日本でも自社サイトやセミセルフ型ショップなど約30店舗で販売をしていた。
「『ワソウ』は日本発のグローバルブランドとして、海外での展開を強化すると同時に展開エリアの検討を行っていた。その中で21年をもって日本市場から撤退することとなった。当初はブランド『SHISEIDO』では出会えていないミレニアル層との接点拡大を目的に国内で展開したが、『SHISEIDO』内でミレニアル層をターゲットとした商品が充実してきたこともあり、『ワソウ』の日本市場からの撤退を決めた」とブランド担当者は語る。
なお、日本以外の現在導入する世界各国(欧米、アジア)での展開は継続する。
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この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第17回は8月19日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。
夏本番、今回の新月(8月19日)はしし座で起こります。もともとしし座は太陽に属する星座なのですが、それにしても暑い、今年の夏。太陽が明るく輝くのはしし座シーズンらしくてありがたいのですが。
体へのケアも欠かさずしたいもの。新月は“リセット”“リフレッシュ”のタイミングとされていますが、今回は紫外線ダメージや夏の疲れを和らげるインナーケアを紹介します。
体から失われやすいビタミンCは、この時期にとても必要な栄養素。ストレスの緩和や、傷の修復、美肌成分としても欠かせないビタミンです。「アムリターラ(AMRITARA)」の「ボタニカル ビタミンC」は、農薬・化学肥料不使用のアセロラやカムカムの栄養が手軽に取れる夏のおすすめサプリ。免疫力アップを目指す人にも知ってほしいアイテムです。毎日飲むと疲れにくい体へと導きます。
生活様式の変化などによってストレスを感じる方には、「イースリーライブ(E3LIVE)」の「AFAパウダー」もチェックしてほしいアイテムです。35億年前に姿を現した地球最古の生物ともいわれる藍藻類シアノバクテリアをパウダー状にしたサプリメントで、水に溶かして朝一番で飲みます。天然のマルチ栄養食品として人工のサプリではなし得ない理想的なバランスで、一日に必要なビタミン・アミノ酸(人体に必要な20種類全て)、さらに数十種ものミネラルが含まれているとのこと。朝起きてすぐこれを飲むと、心身ともにフレッシュな一日が始められ、ストレス対策や消化力のアップに一役買ってくれそうです。
しし座の本質は、自分らしくいきいきと輝いていくこと。でも、健康でないと自分らしさを発揮することもできません。まだまだ暑い日が続きそうですが、内側からのケアでフレッシュな新月を過ごしましょう。
福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26
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「ニューバランス(NEW BALANCE)」が今年発表したライフスタイルの新モデル“327”が早くも話題を集めている。パリで注目を集める気鋭メンズブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」とのコラボレーションモデルで、4月に初披露すると発売日当日に即完売。さらに5月に販売したインラインも瞬く間に売り切れるなど、予想以上のヒットとなっている。今後も新色やコラボレーション、サステナビリティを盛り込んだ無染色モデルも登場し、ますます勢いに乗る“327”。その魅力を歴史、デザイン、スタイルの3つのポイントから探る。
ヒットの理由1
3モデルの歴史が随所に息づく
“327”のデザインには、「ニューバランス」が1970年代に発表した3つのモデル“320”“355”“スーパーコンプ(SUPER COMP)”のレガシーが込められている。爪先やかかと部分の巻き上がったソールをはじめ、ビッグサイズの“Nロゴ”などのデザインが目を引くものの、キャッチーさの背景には数々の歴史を刻んできた名作へのオマージュが捧げられている。新時代を切り開く“327”を語るうえで欠かせない、3つのランニングシューズを振り返る。
“320”は「ニューバランス」のシグネチャーである“Nロゴ”を最初に採用した76年発売のモデルだ。発売された同年にはアメリカのランナー向け情報誌「ランナーズワールド(RUNNER’S WORLD)」で1位に選ばれ、最先端のシューズとして評価された。ヒール部分の安定性に加え、前足部の優れたクッション性や女性専用の靴型を初めて採用するなど、ランニング界でのブランドの存在感を飛躍的に高めた一足だ。爪先部分のディテールや“Nロゴ”を際立たせたデザインが“327”に受け継がれているのが分かる。
“355”は77年に発売したトレイルランニングのファーストモデル。“327”でも採用されているハードなアウトソールをかかとまで巻き上げたデザインで、トラック以外のタフな道でも走れる高いグリップ力を実現させた。また耐摩耗性にも優れており、「ニューバランス」の元祖オフロードシューズとして語り継がれている。
ロードレース用として77年に発売したレーシングシューズが“スーパー コンプ”だ。軽さにこだわりながらもクッション性やグリップ力は優れており、ブランドを代表するモデルとして今なお愛されている。高い機能性に加え、個性的なソールの構造や鮮やかな色使いがさまざまなランナーを魅了し、“327”にもそのDNAは受け継がれている。
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3つの名作ランシューズを巧みなセンスで“327”へと生まれ変わらせたのには、英国人フットウエアデザイナーのシャーロット・リー(Charlotte Lee)の貢献が大きい。彼女は老舗シューズメーカーでの勤務を経て、2014年から「ニューバランス」のフットウエアデザインチームに加わるなどシューズ一筋の人。アーカイブに最大限の敬意を払いながら、大胆ながら軽やかなアップデートのセンスによって“327”が誕生した。完成に至るまでの苦労や、独特なデザインへのこだわりを、本人に聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):新鮮なデザインの“327”で「ニューバランス」らしさを表現したポイントは?
シャーロット・リー(以下、リー):大きく3つあって、大きな“Nロゴ”、牙のような爪先、アウトソールのパターンです。“327”で特にこだわったのは、新鮮で分かりやすいデザインでした。そのため「ニューバランス」の膨大なアーカイブの中から1970年代のランニングシューズに着想し、現代の美しいデザイン要素を加えることで“327”は誕生しました。確かに新鮮な見た目ではありますが、核となる3つのデザインディテールはアーカイブを継承したものなので、とても「ニューバランス」らしいとも言えます。
WWD: “327”で最大の挑戦だったアイデアは?
リー: “327”は愛され続けたヘリテージモデルにインスパイアされたデザインなので、古くからのファンから「オリジナルを台なしにされた」という声が届くことも覚悟していたんです。でも実際にはそんなことはなく、ポジティブに受け入れてもらえました。過去に歴史に新しさを加えることで、結果的にアーカイブが再び脚光を浴びることになりました。
WWD:大きな“Nロゴ”の意図は?
リー:大きくして足元に注目を集めることで、ブランディングの新しい手法に挑みたかったという背景があります。“Nロゴ”は1976年に発表された“320”で初めて登場し、その後は「ニューバランス」のアイコンになりました。その象徴である“N”を私なりに今の時代に合わせて解釈しました。
WWD:さまざまなシューズを手掛けているが、ほかに比べて苦労した点は?
リー:最初にコラボレーションした「カサブランカ」から、2020年1月に開く20-21年秋冬コレクションのランウエイショーで使用したいとリクエストがあったので、製作期間はタイトでしたね。でも、“327”自体が完成するまでの期間はほかのモデルとほぼ同じでした。ただ製作期間をあらためて振り返ると18年12月に初めてデザインに取り掛かっていたことが分かり、夢中になっているうちに相当な時間が経っていたのだなと自分でも驚いています(笑)。
WWD:シューズをデザインするうえで大切にしていることは?
リー:「ニューバランス」のような歴史あるブランドのデザイナーは、過去の成果やその背景を十分理解する必要があります。それと同時に、さらに進化させる方法を考えなければなりません。豊かな財産が身の回りにあるので、出発点は身近な貴重なアーカイブです。これは決して制約があるという意味ではありません。新しいモデルをデザインするには、ブランドやアーカイブのルーツを理解して関連づけることが重要です。しかしそれよりも大切なのが、既存モデルをはるかに超える美しさをつくり出すという意志なのです。
独特のフォルムと大きな“Nロゴ”、豊富なカラーリングでさまざまなファッションスタイルになじむ“327”は、その汎用性の高さから、ファッション・カルチャー業界ですでに多くのファンを獲得している。ここでは、感度の高い着こなしが人気の6人が、“327”を用いたオリジナルコーディネートを披露。エッジの効いたハイエンドな着こなしから、Tシャツにデニムといったカジュアルな装いまで、六人六様のスタイルをコメント付きで紹介する。
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ウチの女性スタッフが履いていて「かわいいな」と思い、ずっと注目していました。大きな“Nロゴ”がアクセントになったキャッチーなデザインが好みですね。このカラーはブルーとイエローのカラーがレトロなランニングシューズを思わせるので、スエットパンツを合わせてクラシックなスポーツムードを押し出しました。カチッとした服装の外しとしても重宝しそうです。
「ニューバランス」はポテッとしたかわいいフォルムが多いですが、“327”はソールの形が独特でほかにない存在感があります。履き心地もいいから、いろんなシーンで着用できそうです。オレンジと黄色は昔から大好きな組み合わせ。Tシャツにジーンズといういつものスタイルも、いっそうアクティブに見せてくれます。
きちんと感のあるブラックのセットアップスーツに“327”を合わせてカジュアルダウンさせました。淡いブルーのカラーリングも、モノトーンのコーディネートに軽やかさを加えています。カジュアルにもシックな装いにも合わせられるデザイン性の高さはもちろん、厚いソールでスタイルアップできるのもうれしいですね。
今までの「ニューバランス」にはなかった新鮮なデザインに惹かれました。レトロな雰囲気と大きい“Nロゴ”、ボリュームあるミッドソールなど、モダンな要素が組み込まれた素敵な一足です。個人的にはクラシックなセットアップやワントーンコーデのハズしとして合わせるのが好み。ほかにも、さまざまなテイストとシーンにハマるのでかなり愛用しています。
「カサブランカ」とのコラボモデルを愛用しています。普段から多くの色は取り入れず、だいたい3色くらいでまとめているので、アイテムによっては寂しく見えてしまうことも。そんなときこそこのモデルの出番。グリーンのスエードと白いレザーのコンビネーションが着こなしのいいアクセントになってくれます。この日もオーバーサイズのシャツにチノパンを合わせたシンプルな着こなしを、“327“が今っぽく仕上げてくれました。
“327”はクラシックさを保ちながら、現代的なデザインを併せ持っているところが好きです。今回はネイビーブレザーに「リーバイス(LEVI'S)」“501”というトラッドなアイテムのスタイリングですが、実はジーンズにはアーティストの空山基さんによるカスタマイズが施されているなど、今っぽいヒネリも加わっています。そんなコーディネートにこそ“327”がよく合うと思うんです。
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民事再生中のレナウンは、債務返済に向けた「再生計画案」の東京地方裁判所への提出期限を当初の8月17日から2021年2月17日まで延長すると発表した。同社は5月15日に民事再生手続きに入り、スポンサーの選定へ向けて他社との協議を進めてきたものの、難航している。
同社は期限延長の理由について、「現在、複数のスポンサー候補者から意向表明書を受けており、支援条件について協議、交渉を重ねているが、具体的な支援実現には相応の期間を要する見込みであるため」としている。
なお8月18日付の日経新聞の報道によると、すでに同社はワールド、ルックホールディングスなどにスポンサーの打診をしたものの、申し出は断られたという。
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カルチャー体験型店舗、誠品生活日本橋(コレド室町テラス2階)は、明治末期の東京・日本橋を舞台に、老舗呉服店「三つ星」が百貨店へと変遷していく様を描いた漫画「日に流れて橋に行く」(日高ショーコ著、集英社「クッキー」連載中)の大規模企画展を開催中だ。同店フロア(約2870平方メートル)全体に複製原画を展示し、コミック、関連書籍、藍染のマスクなどオリジナルグッズを紹介し販売している。企画展は9月11日までを予定する。
「日に流れて橋に行く」は、老舗呉服店「三つ星」の三男・虎三郎が3年ぶりに英国から帰国し、新しい「三つ星」を作ろうと英国で出会った鷹頭や初の女性店員でファッションオタクの時子たちと奮闘する物語。当時の着物や服飾雑貨、洋装についてなどの細かな描写は、ファッション好きだけでなくファッション業界人にも響く内容だ。
会場は、複製原画のほか、誠品生活のロゴマーク入りの藍染暖簾や「三つ星呉服店」の家紋を入れた暖簾、著者の日高ショーコ氏が同企画のために描き下ろしたイラストパネル、さらには初公開となる「日に流れて橋に行く」の参考文献とコメントを展示している。
オリジナルグッズは、マスク(2000円)、手拭い小(3000円)、手拭い中(6000円)、手拭い大(1万円)の4型。物語の中で描かれている新聞小説に出てくる藍染や反物、手拭いなどから着想し、今の時代に合わせた「三つ星呉服店」の藍染の一反の反物で制作。藍師・染師のBUAISOUが藍染を、ナカニが生地の手配と縫製を、現代装飾家の京森康平氏がデザインを担当した。
期間中に「日に流れて橋に行く」1〜4巻やオリジナルグッズなど対象商品を5000円以上の購入で、描き下ろしイラスト使用のしおりを、1万円以上の購入で同オリジナルペーパーをプレゼント(なくなり次第終了)する。
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カルチャー体験型店舗、誠品生活日本橋(コレド室町テラス2階)は、明治末期の東京・日本橋を舞台に、老舗呉服店「三つ星」が百貨店へと変遷していく様を描いた漫画「日に流れて橋に行く」(日高ショーコ著、集英社「クッキー」連載中)の大規模企画展を開催中だ。同店フロア(約2870平方メートル)全体に複製原画を展示し、コミック、関連書籍、藍染のマスクなどオリジナルグッズを紹介し販売している。企画展は9月11日までを予定する。
「日に流れて橋に行く」は、老舗呉服店「三つ星」の三男・虎三郎が3年ぶりに英国から帰国し、新しい「三つ星」を作ろうと英国で出会った鷹頭や初の女性店員でファッションオタクの時子たちと奮闘する物語。当時の着物や服飾雑貨、洋装についてなどの細かな描写は、ファッション好きだけでなくファッション業界人にも響く内容だ。
会場は、複製原画のほか、誠品生活のロゴマーク入りの藍染暖簾や「三つ星呉服店」の家紋を入れた暖簾、著者の日高ショーコ氏が同企画のために描き下ろしたイラストパネル、さらには初公開となる「日に流れて橋に行く」の参考文献とコメントを展示している。
オリジナルグッズは、マスク(2000円)、手拭い小(3000円)、手拭い中(6000円)、手拭い大(1万円)の4型。物語の中で描かれている新聞小説に出てくる藍染や反物、手拭いなどから着想し、今の時代に合わせた「三つ星呉服店」の藍染の一反の反物で制作。藍師・染師のBUAISOUが藍染を、ナカニが生地の手配と縫製を、現代装飾家の京森康平氏がデザインを担当した。
期間中に「日に流れて橋に行く」1〜4巻やオリジナルグッズなど対象商品を5000円以上の購入で、描き下ろしイラスト使用のしおりを、1万円以上の購入で同オリジナルペーパーをプレゼント(なくなり次第終了)する。
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渋谷センター街の入り口にある「大盛堂書店」をご存知だろうか。かつてセンター街にたむろしていたギャル・ギャル男なら一度ならず雑誌を購入したことがあるだろうし、渋谷で働くファッション関係者なら白地に青い字の看板を目にしたことがあるはずだ。30坪に満たない1階の店舗には、ファッション雑誌と旬な書籍が立体的に織り交ぜて並んだ平台が目に入る。書店・出版関係者なら、よく考えられた配置で丁寧に雑誌が並んだ様子を見れば、どんな書店かを感じ取れるはずだ。
渋谷にはかつて、「パルコブックセンター(旧リブロ&ロゴス)」「ブックファースト」「HMV(2010年に閉店後、「渋谷モディ」に15年に再オープン)」「山下書店」「タワーレコード」など、国内外の多種多彩なファッション雑誌やカルチャー誌の品ぞろえで人を集める書店やレコードショップがひしめく街だった。有力書店のほとんどは街から姿を消したものの、大盛堂書店は今も、店舗の顔である1階でファッション雑誌を打ち出し続けている。
この大盛堂書店でファッション雑誌を売り続けてきたのが、1階主任で雑誌・芸術担当の吉田哉人氏だ。01年の「TOKYO文庫TOWER」オープンのときにアルバイトで入社。05年3月にファッション雑誌を中心の品ぞろえにリニューアルし、本店の閉店に伴い、その後店舗名も「大盛堂書店」に変わった。15年にわたって、センター街の入り口でファッション雑誌を売り続けてきた吉田主任に聞いた。
WWD:「大盛堂書店」の成り立ちを教えてください。
吉田哉人主任(以下、吉田):大盛堂書店はもともと渋谷を本拠にした大型書店で、渋谷西武の向かいの現在「ザラ」の店舗がある場所で、大盛堂書店本店(以下、旧本店)として最盛期には地下1階〜地上10階で営業していました。この「大盛堂書店」は2001年12月に文庫・新書の専門店「TOKYO文庫TOWER」としてオープンしましたが、旧本店が05年6月に閉店する前の同年3月のタイミングでファッション雑誌を中心にした品ぞろえにリニューアルし、その後店舗名も「大盛堂書店」に変えました。
WWD:なぜファッション誌の取り扱いを?
吉田:当時はセンター街のギャル・ギャル男の勢いがすごくて、「TOKYO文庫TOWER」時代にもしょっちゅうギャルから、店頭で「『Cawaii!』ありますか?」みたいなことを聞かれていました。現場の書店員からすると「(本が)ないです」と答えなければならないのがいちばんこたえる。そのストレスに耐えきれなかったという感じですね。実際05年にファッション雑誌を軸にした品ぞろえにリニューアルするとよく売れました。大成功でした。
WWD:「WWDジャパン」「ファッションニュース」などの専門紙・専門雑誌も扱った理由は?
吉田:当時のセンター街はとにかくギャル・ギャル男が多く、当然のことながら大盛堂のお客も彼女・彼らが多かった。当時のセンター街にはホストクラブもあって、ホストグランプリに合わせて「メンズユカイ」を大量に入荷するとよく売れてました。「Cawaii!」「エッグ(egg)」「ファイン」といったギャル・ギャル男に人気の雑誌から、「ヴィヴィ(ViVi)※4」「キャンキャン(CanCam)」「ノンノ(non-no)」「シュプール(SPUR)」、さらには「WWDジャパン」「ファッションニュース」「ギャッププレス(gap PRESS)」など、あらゆるジャンルのファッション雑誌や専門紙を扱うことで、この場所で自分なりにファッションを融合させたいと思ったんです。
WWD:当時渋谷には「HMV」「パルコブックセンター」などの雑誌に強い書店やレコードショップも多かったですよね。
吉田:05年当時、渋谷センター街周辺にはパルコにあった「リブロ」と洋書の「ロゴス」(12年に移転・統合して『パルコブックセンター』に)、「ブックファースト」「HMV」(10年に閉店、15年に「渋谷モディ」に復活)「タワーレコード」などファッション誌やカルチャー誌に強い大型書店やレコードショップがいくつもありました。なので大盛堂は駅前、センター街の入り口という立地を生かして、できることをやろうと。10年代前半までは版元と組んでフェアやイベントもたくさんやりました。3階にイベントスペースがあるので、そこで出版記念イベントもよくやりましたし、時には近くにあるショップやライブハウスでのイベントに出張販売のような形で雑誌を売ったこともあります。「TOKYO文庫TOWER」時代ではありますが、04年9月の「マキア(MAQUIA)」の創刊時には版元の集英社と組んで店舗内でフェアをやって、500冊近くを売りました。10年ごろまではセンター街の活気というかギャルとギャル男がすごくて、昔は店内でお客同士がケンカをしたり、なぜか店の前で別れ話をするカップルが多かったりと、いろんなことがありました(笑)。
WWD:イベントで印象深いのは?
吉田:駅前は昼夜問わず人通りが絶えなくて、ちょっとしたイベントでも野次馬が殺到して大変でした。センター街にはギャルが多かったので、「ポップティーン(Popteen)」のモデル時代の益若つばささんや舟山久美子さんを招いたイベントもやりました。中でも一番すごかったのは06年3月に行った亀田興毅さんの「エグいほど強いで!!」(竹書房)の出版記念イベントです。当時はまだテレビ露出もそんなに多くなかったので、よく知らずに店舗に「亀田興毅来店!」のような張り紙をしたらものすごい勢いで店の前に人だかりができて。それでも亀田さんが入れるように、まるで“モーゼの海割り”のように自然と店の入口に沿って花道スペースができました。まあでも、実際には亀田さんには裏口から入ってもらったのですが、近くの電信柱に登ってしまう人など、あまりにも野次馬が殺到しすぎて途中でイベントは中止し、店も閉めました。結局書籍も30〜40冊くらいしか売れず、店舗も途中で閉めたので赤字で大変でしたね。
WWD:今はどうでしょう?
吉田:08年のリーマンショック、11年の東日本大震災を機に変わっていきました。一番大きいのはスマホですね。版元と組んだフェアやイベントは激減しましたし、渋谷の書店やレコードショップもどんどん減っていきました。もちろん今でも継続しているイベントはあります。「ポップティーン」は今でも定期的にモデルとの撮影会などを3階のイベントスペースで開催していました。しかし3月以降はコロナで、そうしたイベントもほぼ休止か、あるいは趣向を変えて規模をかなり縮小しての開催になっています。
WWD:最近の売れ筋は?
吉田:最近はどのファッション誌もカルチャー雑誌化しているなと感じます。僕ら現場の書店員から見ても、ファッション雑誌が買われる理由は大きく変わりました。昔は理由もなくファッション雑誌だからという感じで購入するお客がほとんどでしたが、今は逆にそうしたお客はほとんどいません。雑誌を買うにも理由が必要というか。だから僕らも雑誌をただ並べているだけでは売れない。きちんとコンセプトみたいなものが必要になってきています。いろいろ試行錯誤もしていますが、成功している切り口の一つはアイドル。ここ数年だとK-POPグループのEXO(エクソ)を表紙にした「ヴィヴィ」や「ノンノ」がいずれも500冊以上売り上げるなど渋谷という土地柄とマッチさせた戦略的なもののヒットが群発しています。
WWD:なるほど。ちなみにいま一番人気のアイドルは?
吉田:いま一番売れるのはジャニーズのスノーマン(Snow Man)とストーンズ(SixTONES)です。表紙に出ている、あるいは表紙に文字が入っているだけで本の売れ行きが違います。1階入口正面の平台にも、一見しただけではわからないかもしれませんが、たとえば最近売れているスノーマンの向井康二さんなどの名前が表紙に入っている雑誌に特に注意を払っています。ファンの方々ならすぐにピンとくるはずです。
WWD:イベントができなくて寂しいですね。
吉田:寂しいと言えば寂しいですが、こればかりは僕ら書店員だけでできることじゃないので。今でも3階のイベントスペースでは、版元さんから要望があれば一緒にイベントを行っています。小学館とマガジンハウスからは新入社員の研修者を一週間ほど受け入れています。僕らも人の流動が少ない職場なので、刺激を受けています
WWD:最後に「WWDジャパン」で印象的だった号は?
吉田:「WWDジャパン」は毎週ざっくりと読ませていただいています。ファッション誌の動向を知るためには、やっぱりファッション業界全体の動向を知る必要があると思っていますから。その意味では業界外の人でも動向を知ることができるジャーナリズムの切り口は他の媒体にはないし、重宝しています。ちなみに個人的に好きなのは、3面のコラムです。
WWD:ありがとうございます!今後ともよろしくお願いいたします!
■大盛堂書店
創業:1912年
店舗面積:地下1階〜地上3階
営業時間:9:30〜21:00(現在はコロナの影響で10:00〜20:00)
休日:年末年始を除き無休
住所:東京都渋谷区宇田川町22-1
電話番号:03-5784-4900
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サザビーリーグが運営するライフスタイルブランド「アフタヌーンティー・リビング(AFTERNOON TEA LIVING)」は8月19日、ブランド初のオリジナル美容機器を発売する。初心者でも使いやすいシンプルな形状のフェイスブラシやフェイシャルケア、フェイスローラーの3種をそろえる。
シリコンフェイスブラシ(全2色、1500円)は、細かく振動するシリコンブラシが、小鼻やTゾーンなどの皮脂が溜まりやすい部分まで綺麗にしっかり洗い上げて、スキンケアの前に使えば、成分の浸透を助ける。イオンホームフェイシャルケア(全2色、2700円)は、プラスモードで毛穴に隠れた見えない汚れを落とし、マイナスモードでスキンケア時の美容液成分の浸透を助ける2種のモードを搭載している。持ち運びにも便利なサイズのミニフェイスローラー(全2色、3000円)は、フェイスラインのコリやリンパの流れを改善し肌のハリやたるみの解消が期待できる
また店頭や公式オンラインサイトではコスメコンシェルジェの小西さやかによる製品の使い方やスキンケアのアドバイスを紹介しています。
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メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛けるメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ(PAT MCGRATH LABS)」がストリートウエアブランド「シュプリーム(SUPREME)」とコラボし、限定のリップスティックを発売する。"シュプリーム"と名付けた赤一色のみが登場し、仕上がりはマットだ。価格や発売日はまだ発表されていないが、「シュプリーム」の公式サイトで発売される。なお、「シュプリーム」にとってははじめてのビューティコラボになる。
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伊オンワードラグジュアリーグループ(ONWARD LUXURY GROUP以下、OLG)が、シューズを中心としたECサイト「ブランカ(BLANCAH)」を立ち上げた。
同ECサイトでは、メンズ・ウィメンズ両方を扱い、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」や「ロシャス(ROCHAS)」「フランチェスコ ルッソ(FRANCESCO RUSSO)」「ジョゼフ(JOSEPH)」「シーバイクロエ(SEE BY CHLOE)」「カルロッタ レイ(CARLOTHA RAY)」「フォワード(F_WD)」など、OLG傘下のブランドや同社がライセンス契約を結ぶブランドのシューズやバッグが並ぶ。今後は同サイト限定アイテムも展開していくという。また、サイトのプラットフォームは「ショッピファイ(SHOPIFY)」を利用している。
ファビオ・ドゥッチ(Fabio Ducci)=OLG最高経営責任者(CEO)は、「当社が扱うブランドのデジタル上の認知度を加速度的に向上させるためにECを活用することは、小売戦略における自然な進化だ」と説明する。また、ほかの多くのECサイトとの差別化についてドゥッチCEOは、「『ブランカ』では傘下ブランドや卸を担当するブランドのアイテムのみを展開するため、何が売れるのか、そのときのシーズントレンドは何かなど、市場に関して非常に豊富な知識を持ち合わせている」と説明する。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post オンワード伊子会社がシューズ中心のECサイト「ブランカ」を立ち上げ 「ジェイ ダブリュー アンダーソン」などを販売 appeared first on WWD JAPAN.com.
19 WED
JFW
JFWテキスタイル事業 記者説明会
15:30〜16:30 JFW事務局
(東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル8階)
20 THU
アルフレックスジャパン/カッシーナ・イクスシー
トークウェビナー「コロナ禍に求められる『真の豊かな暮らし』」
13:30〜14:30 オンライン
20 THU
ナチュラルアイランド
新製品発表会
10:00~/12:00~/14:00 オンライン
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「ジーユー(GU)」は9月4日に新コスメブランド「#4me by GU」をスタートさせ、コスメ市場に本格参入する。製品はリップ、リップグロス、クリームアイシャウ、マルチパレットの4種をラインアップする。価格は590~1490円。
同ブランドは“コスメはもっと自由になれる”をコンセプトに、服だけではなくメイクでもトレンド感を簡単に取り入れられるアイテムをそろえる。肌になじむ発色とテクスチャーが特徴で、ベーシックなカラーとトレンドカラーの両方を取り入れたラインアップでさまざまなメイクを楽しめる提案だ。
「ジーユー」は2015年にリップグロスやマスカラなどを発表していたが、今回は日本由来の成分の配合を含め全てを日本製にこだわり制作。さらに商品のパッケージや店頭の什器には再生紙を使用し地球環境にも配慮するなど、さまざまな視点で開発に力を入れ、コスメ市場に本格参入する。
The post 「ジーユー」がコスメ市場に本格参入 日本製にこだわり環境にも配慮 appeared first on WWD JAPAN.com.
「ナイキ(NIKE)」は、今年1月にヘリコプターの墜落事故により死亡した元NBAのスーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)の功績を称える週間“マンバウイーク(MAMBA WEEK)”を8月23日にスタートする。コービーと次女のジアーナを記念する「マンバ&マンバシータ・スポーツ財団」に100万ドル(約1億円)の寄付を行うほか、フットウエアコレクションやコラボアイテムなど、いくつかの施策を用意した。
フットウエアコレクションは全5足を用意。米・ロサンゼルス発のスニーカーショップ「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」とコラボした2足セットのスニーカーパック“コービー 5 プロトロ UNDFTD-PACK(KOBE V PROTRO UNDFTD-PACK)”(3万9000円)は、1996年のドラフトでコービーの指名を見送った12チームのカラーを組み合わせたものと、ドラフト指名された後すぐに、ロサンゼルス・レイカーズ(LOS ANGELES LAKERS)へのトレードを行ったチームの色を取り入れたホワイトベースのクリーンな一足だ。両者は2019年にもコラボを行い、スニーカー“ズーム コービー 4 プロトロ”を発売している。
そのほか、自身5回目の優勝から10年を記念したもので、アッパーには2009-10シーズンの功績をタトゥーのようなスタイルで表現した“コービー 5 プロトロ 1/2”(2万2000円)、2、3度目の優勝の後に贈られた記念のジャケットに着想し、アッパーはパープルとブラックを主にゴールドで1アクセントを加えたパテントレザーが特徴の“コービー 5 プロトロ”(1万8000円)をそろえる。“コービー 5 プロトロ 1/2”は26日に、“コービー 5 プロトロ”は25日に、それぞれ公式アプリ「NIKE SNKRS APP」と一部店舗で販売する。
またコービーが17年に手掛けたユニホーム“ブラックマンバ”をベースに製作した“レイカーズ・シティ エディション”を8月28日に発売する。ブラックのスネークスキンのプリントを全面に施し、16個の星をサイドパネルにあしらった。コービーが背負い永久欠番となった「8」と「24」をフロントとバックに配した。 価格は1万3000円。
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「ナイキ(NIKE)」は、今年1月にヘリコプターの墜落事故により死亡した元NBAのスーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)の功績を称える週間“マンバウイーク(MAMBA WEEK)”を8月23日にスタートする。コービーと次女のジアーナを記念する「マンバ&マンバシータ・スポーツ財団」に100万ドル(約1億円)の寄付を行うほか、フットウエアコレクションやコラボアイテムなど、いくつかの施策を用意した。
フットウエアコレクションは全5足を用意。米・ロサンゼルス発のスニーカーショップ「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」とコラボした2足セットのスニーカーパック“コービー 5 プロトロ UNDFTD-PACK(KOBE V PROTRO UNDFTD-PACK)”(3万9000円)は、1996年のドラフトでコービーの指名を見送った12チームのカラーを組み合わせたものと、ドラフト指名された後すぐに、ロサンゼルス・レイカーズ(LOS ANGELES LAKERS)へのトレードを行ったチームの色を取り入れたホワイトベースのクリーンな一足だ。両者は2019年にもコラボを行い、スニーカー“ズーム コービー 4 プロトロ”を発売している。
そのほか、自身5回目の優勝から10年を記念したもので、アッパーには2009-10シーズンの功績をタトゥーのようなスタイルで表現した“コービー 5 プロトロ 1/2”(2万2000円)、2、3度目の優勝の後に贈られた記念のジャケットに着想し、アッパーはパープルとブラックを主にゴールドで1アクセントを加えたパテントレザーが特徴の“コービー 5 プロトロ”(1万8000円)をそろえる。“コービー 5 プロトロ 1/2”は26日に、“コービー 5 プロトロ”は25日に、それぞれ公式アプリ「NIKE SNKRS APP」と一部店舗で販売する。
またコービーが17年に手掛けたユニホーム“ブラックマンバ”をベースに製作した“レイカーズ・シティ エディション”を8月28日に発売する。ブラックのスネークスキンのプリントを全面に施し、16個の星をサイドパネルにあしらった。コービーが背負い永久欠番となった「8」と「24」をフロントとバックに配した。 価格は1万3000円。
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「ディオール(DIOR)」は8月26日~9月1日に、伊勢丹新宿本店本館1階のザ・ステージで期間限定イベント「ディオール ルージュ シティ」を開催する。
同イベントは「ディオール」を象徴する赤を基調に、シャンゼリゼやサンジェルマン・デ・プレなど、パリのシックな街並みをイラストで表現したステージを作り、同様にパリをほうふつとさせるスペシャルセットが登場する。またイベントのスペシャルサイトでは、オンラインカウンセリングやバーチャルでリップを試せる「ディオール トライ オン」など、この期間だけのデジタルコンテンツも展開する。
商品では、パリジェンヌをイメージした「ディオール アディクト ステラー グロス」や「ディオールスキン ルージュ ブラッシュ」の同イベント限定色のほか、シャンゼリゼ、サンジェルマン・デ・プレ、アベニュー・モンテーニュの3つの地区のパリジェンヌをイメージしたメイクアップセットやスキンケア、フレグランスのスペシャルセットを特別価格で販売する。イベントでの購入者を対象に、ピエール・エルメ・パリとのコラボレーションによるマカロンなどスペシャルギフトも用意する。
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資生堂のグローバルブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は10月21日に、ホリデーコレクション「ENCHANTED LAKE」を発売する。
同コレクションはホリデーならではの華やかな雰囲気とともに、幻想的な世界を表現。パッケージのデザインはイラストレーターのダリア・ペトリーリ(Daria Petrilli)とコラボーレションし、ところどころに羽を施して細部にまでこだわった。
同ブランドの人気美容液「ル・セラム」や、フェイスパウダー「レオスールデクラ」、フェイスクリーム「ラ・クレーム」などの限定パッケージのほか、ミニサイズリップのセット「ルージュアレーブル ミニセット」をラインアップする。
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2017年に活動を休止していた「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」は先月、ブランドの再始動を発表した。今後は、毎年テーマを掲げてアイテムを製作する「フッド・バイ・エアー」、シーズンレスなアイテムを販売するD2C業態の「HBA」、時にはゲストデザイナーを招きアーカイブ作品を再解釈する「ミュージアム(MUSEUM)」、アーティストやミュージシャンとコラボレーションする「アノニマスクラブ(ANONYMOUS CLUB)」の4つの軸で活動していくという。
復帰後、初のコレクションとなる“H13A”は、「ミュージアム」から2回に分けて販売する。第一弾は映画「マトリックス(MATLIX)」から着想を得て製作し、映画内に登場する“マトリックス・コード(雨が降るような動きで表示されるコンピュータコード)”を両面に配したパーカやロングTシャツのほか、休止前のブランドを象徴するグラフィックを施したスエットやTシャツなどを用意。価格は55(約5800円)〜295ドル(約3万1000円)で、既に完売品も続出している。第二弾は、レザーを使用したパンツやジャケットなどを9月に販売する予定だ。共に「フッド・バイ・エアー」の公式オンラインストアで取り扱う。
デザイナーのシェーン・オリバー(Shayne Oliver)は、「『フッドバイエアー』は13年前に、若い黒人のクリエイターたちにより誕生した。同ブランドは、誰もやっていない現代的な活動を行い、リスクを恐れずに、“これからの前衛”であるために存在する。つまりブランドではなく、新しい集団組織なんだ。古いものを壊しながら、新しいものを生み出し、その過程でアイデアや対話を広げていくことで、われわれは違う世界を創り出していく」という。
シェーンは07年にTシャツの制作をスタート。08年には一旦活動を休止したが、12年に再開し、カニエ・ウエスト(Kanye West)やエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、リアーナ(Rihanna)らセレブの支持を得て、カルトなストリートブランドになった。またブランド休止中は、「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」のメンズ&ウィメンズ・カプセル・コレクション、「ディーゼル(DIESEL)」や「ロンシャン(LONGCHAMP)」とのコラボコレクションを発表していた。
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「プラダ(PRADA)」は東京・渋谷の複合施設、ミヤシタパーク1階に新たなコンセプトショップ「プラダ MIYASHITA PARK店」を8月29日にオープンする。
売り場面積約300平方メートルの店内に、メンズとウィメンズのウエアやシューズをはじめ、アクセサリーや書籍などをそろえる。また再生ナイロンを使用した“リ・ナイロン(Re-Nylon)”のコレクションや、アーカイブから着想した“リ・エディション(Re-Editon)”のバッグ、日本の文具メーカーのトラベラーズカンパニー(TRAVELERS COMPANY)と協業したステーショナリーなど、最新アイテムも並ぶ。店内はミニマルなムードにこだわり、フロアを敷き詰める市松模様や壁面に配置したビデオウオール、商品を際立たせる照明などの仕掛けで、遊び心と美しさを兼ね備えた同ブランドらしい内装に仕上げている。
オープンを記念し、建築家のレム・コールハース(Rem Koolhaas)率いるOMAが手掛けたロゴをプリントしたTシャツ(6万8000円)と、東京の“TYO”の文字をラゲージタグ仕立てにアレンジしたTシャツ(6万8000円)を販売する。
■PRADA MIYASHITA PARK
オープン:8月29日
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 ミヤシタパーク ノース 1階
営業時間:11:00〜21:00※8月29日のみ15:00オープン
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フランス発コスメブランド「クラランス(CLARINS)」は、サブスクリプション(定額制)サービス“クラランス アンリミテッド(Clarins Unlimited)”を10月からフランスで開始する。2カ月に1度の定期便で、「キュリアス(Curious)」「イニシエイテッド(Initiated)」「エキスパート(Expert)」の3タイプから選べるボックスセットをそろえた。ほかにも、お任せで頼める“サプライズ”ボックスも用意。全てのボックスにDIYキットやメッセージカード、セルフケアに関するメモなども同封するという。
「キュリアス」ボックスは、フェイスとボディーに使える最大50mLのトラベルサイズの製品4点を19.90ユーロ(約2500円)で利用可能。エイジングケアやメイク製品は含まない。
「イニシエイテッド」ボックスは39.90ユーロ(約5000円)からで、最大100mLのデラックスサイズの製品を4点同封。エイジングケアを除くフェイスやボディーケアアイテムと、ミニサイズのメイク製品を含む。
69.90ユーロ(約8500円)から利用可能な「エキスパート」は、種類とサイズによって3〜4点の通常またはデラックスサイズの製品を組み合わせる。フェイスやボディーケアアイテム、メイク製品、エイジングケアアイテムなど全ての製品から選べる。
契約内容の変更や解約はいつでも可能だ。また製品の無駄を削減するなどサステナビリティを考慮しており、外箱には環境に配慮したFSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)認定の素材を使用する。
同ブランドは新型コロナ禍でバーチャルコンサルタントサービス「クラランス&ミー(Clarins & Me)」を開始し、オンラインでの売り上げが約70%増と急成長。今回のサブスクリプションサービスも次なる成長の一手としてフランス国内で広め、今後ヨーロッパ諸国での開始も検討中だという。なお、日本での導入は未定だ。
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「ユニクロ(UNIQLO)」は「きれいも、ラクも、これ一本でかなう、ニューノーマルの時代にふさわしいパンツ」として、“スマートパンツ”を発売する。テレビCMには女優の深田恭子を起用し、8月17日から放映を開始した。
“スマートパンツ”は、20-21年秋冬からメンズ、ウィメンズで打ち出す注力商品。ヒット商品の“感動パンツ””EZYアンクルパンツ”などに連なる商品で、ビジネスや子育て、お出かけなど、日常のさまざまなシーンをカバーするというコンセプト。そのために、横にも縦にも伸びる2ウェーストレッチ、家庭での洗濯が可能なイージーケア、ウエストストレッチ、センタープリーツなどで見せるきれいなシルエットといった機能・要素を盛り込んだ。コロナ禍によるリモートワークの増加などを受けて着心地の楽な商品へのニーズは高まっているが、“スマートパンツ”はリラックスした着心地でありつつ、見た目もクリーンという点がポイント。
素材はコットンやウール調、コーデュロイなどをそろえ、今秋はウィメンズは3型、メンズは7型をラインアップする。価格は2990円中心、ヒートテック機能を盛り込んだタイプは3990円。
CMに出演した深田恭子は、「普段から『ユニクロ』は愛用しており、やっぱり着心地がいい。今回着用した“スマートパンツ”も、シルエットはきっちりとしたキレイ目パンツなのに、はき心地が非常に楽だった」とコメントしている。
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ラグジュアリーECのファーフェッチ(FARFETCH)は、取締役メンバーを刷新する。ジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼CEOを含む8人のうち、「ネッタポルテ」創業者でファーフェッチの共同会長を努めたナタリー・マセネット(Natalie Massenet)や大株主のJDドットコム(京東集団)のチーフ・ストラテジー・オフィサーのジョン・リャオ(Jon Liao)ら5人が退く。代わってタペストリー(TAPESTRY)で昨年までCEOを務めたビクター・ルイス(Victor Luis)、ブッキング・ドットコム(Booking.com)の前CEOで現会長のギリアン・タンズ(Gillian Tans)ら4人が就任した。ファーフェッチは刷新の理由を「2018年のIPOを経て、新たな経営体制が必要だったため」とコメントしている。
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三菱ケミカルは東京大学との産学連携により、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けて協働していくことを合意した。
これは、東京大学の未来ビジョン研究センターが8月1日に開設したグローバル・コモンズ・センターの活動に対して三菱ケミカルが寄付を行うとともに、資源の循環・有効活用の観点で素材産業が目指すべきビジネスモデル等について共同研究するというもの。これに伴い、東京大学理事でグローバル・コモンズ・センターダイレクターの石井菜穂子氏が三菱ケミカルのシニア・エグゼクティブ・フェローに就任した。
グローバル・コモンズは、地球環境の持続可能性を確保するため、社会・経済システムのモデルと道筋を科学的に示すことを目標としている。
三菱ケミカルホールディングスグループは“カイテキ(KAITEKI)”というビジョンのもと、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に取り組んでおり、三菱ケミカルは今年4月1日付で、社長直轄の組織としてサーキュラーエコノミー推進部を設けた。三菱ケミカルは地球環境を保全するというグローバル・コモンズ・センターのミッションに賛同し、その活動を支援して協働することを決めたという。具体的な施策は未定だが、三菱ケミカルはウィメンズウエアをはじめインナー、スポーツウエア、寝装品、インテリアなど幅広い用途に繊維を供給しており、ファッション、生活用品の分野でもサーキュラーエコノミーの実現が期待される。
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経営破綻した米ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)を3億2500万ドル(約344億円)で買収した米アパレル運営会社のスパーク・グループ(SPARC GROUP)は、「ブルックス ブラザーズ」の事業再建に当たって年内にも新たなデザイナーを起用する。
スパーク・グループは、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と米不動産投資信託会社サイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)が半々の出資比率で設立した合弁会社で、アパレルブランドの「エアロポステール(AEROPOSTALE)」や「ノーティカ(NAUTICA)」などを管理している。
ABGのジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『ブルックス ブラザーズ』では今後も質の高いスーツを取り扱っていくが、商品の80%程度をカジュアルウエアやアクティブウエアにする必要がある。このため、そうしたバックグラウンドを持つ3人の大物デザイナーと話をした」と語った。
同氏はデザイナーらの名前を明かさなかったが、情報筋によれば、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」でキャリアを積み、現在は自身のブランドを率いるトッド・スナイダー(Todd Snyder)と、やはり自身のブランドを持つマイケル・バスティアン(Michael Bastian)が有力視されているほか、ラグジュアリー・ストリートの先駆者として世界的に有名なNIGO®も何らかの形で携わるのではないかとの臆測が広まっているという。
またソルター会長兼CEOは、ブルックス ブラザーズの新たなCEOにはABGもしくはスパーク・グループの経営陣が就任する可能性が高いと述べた。
「ブルックス ブラザーズ」は米国でおよそ250店を運営しているが、スパーク・グループはそのうち少なくとも125店を存続させることに合意している。ソルター会長兼CEOは、「できる限り多くの店舗を残したいと考えている。最終的には200店ほどになるのではないか」とコメントした。
なお今回の経営破綻は米国事業のみで、日本法人であるブルックス ブラザーズ ジャパンを含む国外事業やジョイントベンチャーはこれまで通りに営業を続ける。同氏は、「中国、日本、メキシコの合弁会社はそのまま継続するが、韓国ではパートナーを変更する可能性がある」と説明した。
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フランスのスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は、デザイン性の高さに加えて、地球と人に配慮したビジネスでも注目を集めている。透明性とサステナビリティは今や持続可能なビジネスを目指すなら必須事項であり、資金調達や顧客獲得などステークホルダーに向けて取り組む企業は多い。もちろん正しい選択だ。しかし「ヴェジャ」の取り組みは一風変わっている。これまで「ヴェジャ」は投資家の力を借りずに成長し、生産者の生活向上に努める一方、新素材開発にも取り組む。あるメディアのインタビューで創業者のセバスチャン・コップ(Sebastien Kopp)とフランソワ・ギラン・モリィヨン(Francois Ghislain Morillion)は、「クライアントの85%は持続可能性への取り組みを知らないが、知っていても関心はないだろう。持続可能性で売り上げが大きく伸びることはない」と答えていたのも印象的だった。彼らの強い意志はどこから来るのか。「ヴェジャ」の哲学をセバスチャン・コップ(Sebastien Kopp)共同創業者に聞いた。
WWD:あるインタビューで「クライアントの85%は持続可能性への取り組みを知らないが、知っていても関心はないだろう。持続可能性で売り上げが大きく伸びることはない」と語っていたのが印象的だった。そう思っていてもサステナビリティに取り組み、中でも透明性を重視する理由は?
セバスチャン・コップ創業者(以下、コップ):ブランドを設立した2005年、靴の製造方法を気にする人はそれほど多くはなかった。私たちは自分たちが誇れる方法で、クールなスニーカーを作りたかった。自分たちが把握している原材料を用いて、すべての経済的なつながりを壊したいと考えた。だからこそ、私たちはキャンバス地を製造するために自ら畑へ赴き、ブラジルの東北部アトランティック海側で1~2エーカー(4046~8092平方メートル)の土地でオーガニックコットンを栽培している農家のグループに出合った。彼らは小さなコミュニティーで地元の支援団体の援助を受けながら生活をしていた。でも過去6年間の売り上げはゼロ。ブラジルでも地盤が乾燥していて農作物が育ちにくい地域で、彼らは有機栽培よりもさらにエコロジカルな農薬や肥料を使わない自然栽培でコットンを生産していた。この土地では「アグロエコロジー」と呼ばれる農法をすることで土壌を肥えさせていた。私たちはこのコミュニティーで数週間滞在して、彼らの日常や農業の手法、費用を学び、彼らから綿を直接買い付けることを決めた。最初の取引額は現地の通常取引額の2倍を提示した。彼らはワケがわからず私たちのことをおかしいと思ったようで、「クレイジーなフランス人」と呼ぶようになった。そしてキャンバス地を作り、スニーカーができ上がることを実感した。天然ゴムのソールも同様の手順で行った。
ダフト・パンク(Daft Punk、フランスの音楽デュオ)のドキュメンタリーを見ていたときのこと。ジョルジオ・モルダー(Giorgio Moroder、音楽プロデューサー)は3つの異なるマイク――古いもの、現在広く使われているもの、そして未来的なもの――を設置した部屋で彼らのアルバムを録音していた。彼は一緒に作業をしていた技術者にこう尋ねた――「一般の人がマイクの音の違いを気付くと思う?」。技術者はこう答えた。「いいえ。しかしダフト・パンクは違いを生み出すでしょう」。このやりとりはまさに私たちの哲学と重なると感じた。私たちはやるべきことを誰よりも先に行い、人々が興味を持ったときに私たちがどの程度の取り組みをしているかを理解するだろう。1年、5年、または10年かかることもあるかもしれないが、私たちには関係ない。私たちが求めているのは、私たちが用いる素材がどこから来ているのかを知ることだ。
WWD:次に透明にするものは何?
コップ:私たちは原料や素材のトレーサビリティはもちろん、スタッフの賃金、オーガニックコットンの購入額、男性と女性の違いまで、あらゆることに取り組んでいるが、時には失敗もある。現時点では、9月に公開する予定のCO2排出量の調査をしている。ブランドにはすべきことがたくさんある。エコロジーを本に例えるなら、スニーカーブランドは最初のページの一行目に書かれているんじゃないかな。
WWD:CO2排出量の公開は興味深い。その他、現在力を入れていることは?
コップ:私たちは、最初の“ポスト石油”のランニングシューズを作りたいと考えている。いま出回っているランニングシューズはプラスチックからできていて、そのプラスチックは石油から作られている。1年前に発売したランニングシューズは、バナナオイルとサトウキビを原料に使用して、石油を55%削減することができた。しかし残りはまだ石油。バナナオイルとサトウキビはまだ解明されていないことも多く、特にサトウキビには多くの問題があることも知っている。石油よりも優れているだろうけど……サトウキビへの取り組みが次の課題だ。
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三菱地所・サイモンが大阪・泉佐野で運営する大型商業施設「りんくうプレミアム・アウトレット」の第5期増設エリアが8月12日に開業した。店舗面積約1万3200平方メートルには既存エリアから移転した14店舗を含む物販38店舗と飲食店10店舗の計48店舗が出店。施設全体の店舗数は約250店舗、店舗面積は約5万100平方メートルに拡大し、西日本最大規模のアウトレットモールになった。
今回増設したのは、2012年に開業したシーサイドエリアの南側区画、海沿いの広大な芝生広場「シーサイドパーク」、バスターミナルの3つのゾーン。大阪湾と関西国際空港を一望できる海沿いのロケーションを生かしたリゾート感あふれる設計が特徴だ。
隣接する2つの府営公園をつなぐ約2万平方メートルのシーサイドパークには、アウトレットモール初のグランピング施設ができた。建築家・隈研吾氏とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱―JYUBAKO―」を5台設置し、焚き火やバーベキュー(BBQ)などのアウトドア体験を提供する。
スノーピークが運営する住箱の宿泊施設は全国で5店舗目。ヒノキ合板を使い、木の柔らかな香りが漂う室内には、ベッドや冷蔵庫などがフル装備されており、大人2人と小学生以下の子供2人までの宿泊が可能だ。今回初めて1泊2食付きの宿泊プランを用意した。料金は1人2万4000円〜で、併設するレストラン「スノーピークイート」でのディナーコースか屋外でのBBQセットのどちらかを選べる。朝食にはスノーピークの調理器具を使って自分で作るホットサンドを味わえる。関西国際空港に近い立地を生かし、平日限定で1泊朝食付き(1万5000円)のビジネスプランも用意した。
住箱に近接した区画にはキャンプ用品とアパレルを取りそろえた直営店「スノーピーク(SNOW PEAK)」大阪りんくう店を出店した。店舗面積は約441平方メートル。同店の藤坂香織マネージャーは「宿泊施設を併設した店舗は今回初めて。スノーピークがすすめるNOASOBIの体験価値をさらに高める基地ができた」と話す。シーサイドパーク内の特定エリアでは今後、手ぶらキャンプやテント設営体験などのイベントのほか、宿泊者限定の焚き火体験、焚き火ディナーなどのサービスを提供していく予定だ。
もう一つの見所は、大型フードホール「りんくうダイニング」。カリフォルニア発のアメリカンチャイニーズレストラン「パンダエクスプレス」、「釜たけうどん」、お茶漬け専門店「こめらく」、「一風堂ラーメン エクスプレス」などが出店した。海側の大きな窓には日本の商業施設としては初となるスマート調光ガラス「ヘイリオ」が採用されており、逆光時にも大阪湾の眺めを堪能できる。
ラグジュアリーブランドやインポートブランド、スポーツ・アウトドアブランドが集積するアウトレットゾーンには、「アレキサンダーワン(ALEXANDER WANG)」「アークテリクス(ARC' TERYX)」「ニューエラ(NEW ERA)」が関西のアウトレットモールに初出店した。今回の増設では中庭に屋外型の独立飲食店舗やアート感覚のイス、樹木などを配置して回遊性を高めたほか、バスターミナルを新設し、国内外の団体客の受け入れ体制を強化した。
三菱地所・サイモンの山岸正紀社長は「今年は開業20周年を迎えるターニングポイントの年。ショッピングだけではなく、コト消費の要素を新たに取り入れることでこれまで足を運んでもらえなかった顧客にも広くアピールし、新たな客層を開拓していきたい」と話す。ただコロナ禍で客足が途絶えた訪日外国人客については「短期的な回復は難しい」という。外出自粛の影響で昨今伸びつつある国内の近場消費に期待しながら「質量ともに西日本を代表するアウトレットモールとして運営していきたい」と話している。
橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」
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パルコは、2020年秋冬シーズンの広告ビジュアルを公開した。英ロンドンのファッション&カルチャー誌「デイズド アンド コンフューズド(Dazed & Confused)」のアートディレクター、ジェイミー・リード(Jamie Reid)をはじめ、ロンドンのクリエイティブシーンを牽引する若手クリエイターを起用した作品だ。全国のパルコでポスターやサイネージとして打ち出すほか、特設サイトではスペシャルムービーも公開する。
コンセプトは“PARCO HEROES”。四季をモチーフにした4人のヒーローたちが個性的な衣装を身にまとい、街中で活躍する姿を描き出した。多様性とユーモアを備え、既存のヒーロー像を刷新する彼女たちの姿は、新しい価値を受け入れること、そして変化を恐れずに未来へ向けて進むことの大切さを伝えている。
クリエイティブディレクターに起用したジェイミー・リードのほか、「グッチ(GUCCI)」「ナイキ(NIKE)」などのキャンペーンを手掛けてきたフォトグラファーのフランク・ルボン(Frank Lebon)、雑誌「ヴォーグ(Vogue)」のエディトリアルや歌手ビヨンセ(Beyonce)のコラボレーションワークなどを担当してきたスタイリストのイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)も制作に携わった。
この広告は2020年春夏シーズンのキャンペーンとの連作で、いずれもコロナ禍以前の今年1月にロンドンで撮影された。2月に春夏編を公開した後、新型コロナウイルスによって社会が大きな危機にさらされている中、新しい価値が生まれ、生活が変化しているのも事実だ。パルコは、「クリエイティブスピリッツを忘れずにチャレンジし続け、皆さんと共に一緒に新しい時代を作っていく」という意味を込めて、「Don’t be afraid to change. Walk towards the future with a new culture.」というメッセージを掲げている。
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※この記事は2020年7月6日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
先日、TikTokとマーケティングセミナーを開催させていただきました。「台頭するTikTokを、どう捉えればマーケティングに使えるの?」を考える3時間のオンライン。ご参加いただきました皆様、御聴講御礼申し上げます。
セミナーではTikTokの方に、Z世代についてお話いただきました。Z世代が夢中のショートムービー・プラットフォームTikTokの皆さんが、彼ら・彼女たちをどう表現するか気になりますよね?一言で言えば、“かじる”世代だそう。“丸かじり”ではありません、“チョイかじり”、いや“試食”くらい「ほんの一口」な世代です。
彼らは、不確実な時代を生きています。社会の主役になる数年~十数年先の世の中は、きっと、もっと不確実。だから1つに集中するのではなく、いろんなことに片足を突っ込み“保険”をかけたい世代だそうです。これには、ものすご~く納得。このメルマガで度々紹介しているyutoriの片石貴展CEO(Z世代よりチョイ上)は、古着テイストな洋服の製造・販売が軌道に乗ったら、今度はバーチャル・インフルエンサーの育成事業をスタート。2つの関連性は決して高くありません。「大きな、1つのボールに命をかける玉乗りピエロではなく、小さな、複数のボールを駆使するジャグラーみたいだな」と思った記憶がありますが、彼よりさらに若いZ世代はもっと小さく、たくさんのボールを同時に操っているのでしょう。だから“かじる”世代なのです。
そこでTikTokの方から、キツ~い一言が飛び出しました。「みなさんには、“かじられる”心構えがありますか?」です。
多くの業界人の答えは、きっとおそらく「NO」でしょう。私は、かろうじて「YES」(笑)。でも、「YES」と言えるようになったのは1年前くらい。サイトにアクセスしたら複数の記事を読んで欲しいし、できれば週刊紙の「WWDジャパン」や「WWDビューティ」も楽しんで欲しい。そのために、それぞれは一生懸命作らなくちゃならない。でも、インスタグラムのストーリーズで記事の抜粋を15秒だけ読んでお終いのユーザーも、私たちのお客さま。数多のメディアから、ウチを選んでくれるだけで有難いよね。今は、そう感じています。ちなみに、毎週挑戦しているYouTubeやインスタグラムのライブ配信(45~60分)の平均視聴時間は、弊社の場合、10分を越えれば「まずまず」です。これも“チョイかじり”が当たり前、という証拠ですよね?
みなさんは、いかがでしょうか?“チョイかじり”や“試食”ではなく、“丸かじり”や“堪能”されるためにコンテンツを準備していませんか?そして、一生懸命作っているのに“丸かじり”されないから、その挑戦がイヤになっていませんか?
これもメルマガでお話したと思いますが、例えば動画では「記憶・記録に残る映像」ではなく「消費される動画」を目指す心構えが大事です。4Kとか8Kじゃなくて大丈夫。スマホのカメラとリングライトで構いません。代わりに、たくさん撮って、いろんな編集に挑戦して、失敗しても「ま、そんなモンだよね」と割り切って次に進みましょう。そして私たちもオウンドメディア、インスタグラム、ツイッター、そしてTikTokと、いろんなコミュニケーションツールを“チョイかじり”感覚で試用・運用することが大事です。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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2021年春夏シーズンのコペンハーゲン・ファッション・ウイークが8月10〜12日に開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中のファッション・ウイークがリアルでの開催を断念していた中、コペンハーゲンはデジタル、ハイブリッド、フィジカルという3つの手法で実施された。参加したのは北欧のブランドが中心で、ショー会場を訪れる来場者数は例年の半分以下ではあったものの、リアルでは久しぶりのファッションイベントということもあり、短い夏空とともに楽しむ人々で、街は活気に溢れていた。
ショー会場では収容数を100人に制限し、来場者にはマスク着用が推奨された。しかし強い日差しの影響か、マスクをファッションアクセサリーとして取り入れる人はほとんどなく、サングラスと帽子の着用者が多かった。サングラスはレトロな雰囲気がトレンドで、帽子はバケットハットが断トツで多かった。バッグは「シャネル(CHANEL)」のチェーンバッグや「ディオール(DIOR)」のサドルバッグ、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のメッシュバッグなどのクラシックなムードを好む傾向が強いようだ。これまでスニーカーが定番だった足元は、ビーチサンダル派が急増してさらに軽快になった。ほかにも「ザ ロウ(THE ROW)」のプラットフォームやヒール付きのミュール、「スイコック(SUICOKE)」のスポーツサンダルやウエスタンブーツなども見られてバラエティー豊かだった。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が手掛ける「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」は8月15日に、2016年に亡くなった第58代横綱・千代の富士とのカプセルコレクションを発売した。
第2弾となる今回は、土俵の上で豪快に塩まきする千代の富士の姿の写真や直筆で「心技体」と書かれた文字、本人の手形などをデザインしたTシャツ(8000円)とロングTシャツを用意。原宿にある路面店「ビリオネア ボーイズ クラブ/アイスクリーム 東京(BILLIONAIRE BOYS CLUB/ICECREAM TOKYO)」と渋谷パルコ店に加え、公式オンラインストアと千代の富士のオンラインストア、ラフォーレ原宿にあるセレクトショップ、グレイト(GR8)での限定発売となる。
発売に合わせ、グレイトが千代の富士のイメージムービーを特別に制作した。千代の富士が生前、九重親方として稽古をつけていた九重部屋の様子や力士現役時代の映像を織り交ぜた内容になっている。さらに、グレイトの店舗では8月18日まで、コラボアイテムで採用された「心技体」の直筆の書やムービーを展示するポップアップストアを開催中だ。
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個性を尊重する潮流と、1点モノの制作が容易・可能になった技術革新の結果、ファッション&ビューティ業界では「パーソナライズ」や「カスタマイズ」、いわゆる世界に(ほぼ)1つの品物を作るサービスを提供するブランドや企業が増えています。そこで「WWD JAPAN.com」は、トレンドや最新ムーブメントを知るからこそのアイデアを形にしてもらいながら、サービスの利便性や価格などを検証します。
…というわけで、「WWD JAPAN.com」が不定期でお送りしている「パーソナライズに挑戦」企画。ジュエリー、バッグ、シャンプー、スキンケアなど、今やあらゆるものがパーソナライズされており、実際にジュエリーなどは星座や誕生石などのパーソナライズ商品がよく売れると聞きます。もはやちょっとやそっとのパーソナライズでは世間も私も驚きません。が、今回挑戦するのはなんと石けん!正直、体験する前は思っていました、「とうとう石けんまでパーソナライズする時代か……。そこまで必要なの?」と。しかし、体験してみるとこれが非常に楽しく、是非皆さまにもやってみていただきたい!コロナによる“ステイホーム”で料理やDIYが注目されていますが、マイ石けん作りももちろんご自宅で楽しめます。しかも、この時期ママやパパを悩ませるお子さまの夏休みの自由研究にもピッタリなのではと感じました!
私が出合ったパーソナライズ石けんブランド、それは2019年11月にスタートしたという「キュウ(9.KYUU)」です。8月1日に開業した渋谷ミヤシタパークの「イコーランド シブヤ(EQUALAND SHIBUYA)」店頭で、ネコや惑星の形をした石けんが異彩を放っておりました。興味がわいたので代々木上原にあるアトリエを訪問。私はアトリエで石けん作りを体験しましたが、材料やキットを購入すれば、もちろん自宅での製作が可能です。
注目したいのは、このブランドのプロデューサーがナチュラルコスメ界のヒットメーカー、菅野沙織さんだという点。菅野さんは明大農学部を卒業後、自然食品やオーガニック製品販売の日本での先駆け、ナチュラルハウスを経て、ナチュラルコスメやドクターズコスメのプロデュースやコンサルティングに十数年間携わってきたという人物です。名前は出せませんが、「あの店やこのブランドにも関わっていたのか!」という事例多数の、いわばヒット請負人。そんな人が作る石けんブランド、気になりますよね。
さて、お邪魔したアトリエのテーブルに並んでいたのは、石けんのもとになる色とりどりのソープベースやアロマオイルに、鉱物を砕いたというキラキラ光る粉など。ビーカーもあって、気分はまるで理科の実験です。ソープベースは色合いによって配合成分が異なりますが、どれもハチミツやシアバター、アルガンオイルなど天然成分でできているそう。ピンクやパープル、ブルーなど鮮やかな色付き石けんも、コチニールなど天然色素で色出ししているといいます。天然素材でできているため、排水を川や海に流しても地球を汚さないサステナブルな石けん、というのが「キュウ」のコンセプトです。
早速私も、看板商品であるネコ型石けんの製作にチャレンジしてみました。選んだソープベースは、ニンジン油、キュウリ種子油、アロエベラ汁配合の「さっぱりした洗い上がりが夏に向いている」という素材。ニンジンとキュウリからも油分って採れるんですね、とまずそこで学びが一つ。鼻と耳部分に使う色石けんにはピンク色を選び、配合するアロマオイルはスッキリ感が増しそうなペパーミントやユーカリを選びました。「キュウ」ではソープベース、色石けん、アロマオイルを各9種類扱っています。あ、ちなみに「キュウ」の石けんは、手や体だけでなく顔も洗える“美容石けん”だそうです。
作り方は、電子レンジで溶かしたソープベースをシリコン製のネコ型に流し込む。それだけ!層ごとに冷蔵庫に数分入れて固める必要がありますが、ものの10分前後で固まります。レンジではなく、湯せんでソープベースを溶かすこともできるそうで、「チョコレートを作る時と一緒ですよ」と菅野さん。2色のソープベースを固まらないうちに混ぜてマーブル模様にすることも可能だし、絵筆を使って飼い猫の柄を再現することも可能といいます。センスが試される感じでドキドキ。
驚くほどスピーディーにネコ型石けんが出来上がったので、次は新商品の惑星型石けんの製作にもチャレンジしてみました。こちら、水星から冥王星まで、太陽系の惑星9種のうちどれかが作れるというもの。「美少女戦士セーラームーン」で惑星に慣れ親しんだ世代には、実に胸アツな商品です!
こういう時、自分の守護星を選ぶといいのでしょうが(セーラームーン世代には説明不要ですが、守護星というものは誕生日によって生まれつき決まっているのです)、残念ながら私の守護星・太陽はキットに存在しません。そこで、色合いが気に入った天王星を選びました。白、ブルー、イエローのソープベースを量り、細かく切り、それぞれ電子レンジにかけて溶かし、アロマオイルを混ぜるところまではネコ型石けんの時と同じ。今回はベルガモットやラベンダーなど、疲れを忘れさせてくれそうな香りのオイルを選び、配合しました。
天王星はネコ石けんに比べて、自然な感じの地層(模様)を作り出すのに結構苦労しました。惑星感を高めるため、ラメのような鉱物の粉も一部に塗っています。この表現にセンスが問われますし、自分らしさが追求できる。こちら、キットを1つ買えば3つ作れるらしいので、初回は失敗しても、2回目、3回目にはうまくなるはず!また、家族や友人と2~3人で楽しむのにもいいと思います。
自分の個性が表現でき、あれこれ試行錯誤するのが楽しい「キュウ」の石けん作りでしたが、こちらのブランド、菅野さんが事業計画を練り、出資してくれる会社を自分で探してスタートしたんだとか。出資元は、ビークルーズ(BeeCruise)という越境EC支援企業だそうです。そもそも、ビューティビジネスに長年身を置いてきた菅野さんが、なぜ今石けんブランドを立ち上げたんでしょうか。英スティーブンソン社製の天然成分のソープベースに出合ったことが大きかったそうですが、「コスメブランドをいくつも立ち上げ、ヒットさせてというサイクルを長年続けてきて、なんだかこのままでいいのかなと感じていた」と菅野さん。「もっと社会性のあることをやっていくべきじゃないかと思うようになっていた」とも。今の時代感を象徴するような言葉で、とても印象的でした。
社会性のある事業として注目したのが、石けんを通して環境問題や、SDGs(持続可能な開発目標)を伝えていく活動でした。菅野さんは数年前から、産業能率大学などでビューティビジネスについての講義を受け持っているそうですが、その中で「今の若い人は環境問題などへの意識が非常に高いことにも刺激を受けた」そう。
そうした経緯から、「キュウ」では小中学校や地域のコミュニティー拠点(アトリエそばにある日本最大のモスク、東京ジャーミイなど)に出張して、石けん作りのワークショップを行いながら、モノが作られる過程や成分、環境問題などを伝える活動も行っています。私が冒頭で「『キュウ』の石けん作りは夏休みの自由研究にもピッタリ」と言ったのもまさにこの点。天然成分の石けんをきっかけに環境問題などについて調べていけば、実りある自由研究になりそうです。また、コロナが終息した後には、アトリエでのワークショップなども計画しているそうですよ。
「キュウ」についてもう一つ面白いと感じたのが、石けんのOEM事業も行っている点でした。それだけ聞くと別によくある話ですが、有名なお寺や神社などからの石けん製作依頼を請け負っており、訪ねた際は試作の真っ最中。「何でもかんでもOEM生産を引き受けていたらキリがないので、地域活性化の役割を担っている団体や事業者など、理念に共感できる相手とだけ取り組んでいる」そう。お寺や神社はそうした考えにまさに当てはまるんだとか。というわけで、寺社仏閣巡りのお土産として、「キュウ」製の石けんを目にする日も近いかもしれません。
というわけで、世界に1つだけの石けん作りを120%エンジョイした「キュウ」ですが、ネコ型石けん製作キット(ソープベース、色付き石けん、アロマオイル、シリコン型がセットになっており、材料は2回分)は6種各5000円。惑星型石けん製作キット(ソープベース、色付き石けん2種、アロマオイル、ラメ粉、シリコン型がセットになっており、材料は3回分)は9種各5500円。より本格的にパーソナライズしたい場合は、ソープベースや色付き石けん、アロマオイルを個別で購入することも可能です。既製品の石けんを買うのに比べたらもちろん割高ですが、自分で作るワクワクやこれをきっかけにSDGsなどにも興味関心が広がるならば、十二分にアリなんじゃないでしょうか!
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資生堂パーラーは「ウィズ原宿」8階の「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」ラウンジで、同館1階の「資生堂ビューティ・スクエア」で展開する人気のコスメブランドをイメージしたコラボパフェを提供する。8月18日〜10月11日まで2週間ごとに計4ブランドとコラボし、パフェには各ブランドのコスメやフレグランスのサンプルもセットする。
コラボパフェ第1弾は、「ベアミネラル(BARE MINERALS)」との「ライチのクリーンビューティーパフェ」(8月18〜30日)、第2弾は「NARS」との「いちじくとベリーのショコラモードパフェ」(9月1〜13日)、第3弾は「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」との「和栗のティーグラデーションパフェ」(9月15〜27日)、第4弾は「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」との「ブラッドオレンジのエキゾチックパフェ」(9月29〜10月11日)。各ブランドをイメージし、資生堂パーラーが厳選した季節のフルーツやアイスクリーム、ゼリー、マカロンなどをふんだんに使用したパフェとなっている。
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「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」でウィメンズのヘッドデザイナーを務めていたメリル・ロッゲ(Meryll Rogge)が、2020-21年秋冬に自身の名前を冠したウィメンズブランドを立ち上げる。コロナ禍の逆風の中だが、国内ではファーストシーズンから伊勢丹新宿本店リ・スタイル、ビオトープ、エストネーションなど有力店での販売が決まった。
ロッゲはベルギーの古都、ゲントの出身。アントワープ王立芸術学院を08年に卒業後、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のデザインチームに参加。7年後に帰国し、「ドリス ヴァン ノッテン」に加わった。
デビューコレクションは、フューシャピンクやライムといった蛍光色や、誇張したようなロンググローブ、パールのディテールなどで、日常的な感覚の中にキセントリックな要素を取り入れているデザインがポイント。
日本国内のセールスは、「クリスチャン ワイナンツ(CHRISTIAN WIJNANTS)」や「ネヘラ(NEHERA)」などを手掛けるジェイ・リンクが担当している。
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米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第55回はテイラー・スウィフト(Taylor Swift)が登場。現在は最新アルバム「フォークロア(Folklore)」が全米アルバムチャート「ビルボード 200(Billboard 200)」の週間トップにランクインして絶好調だ。今回は、米「WWD」が選び抜いた過去およそ10年間のファッションを評価とともに振り返りたい。
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テイラーは、「シャネル(CHANEL)」みたいなカーディガンに短めのスカートとニーハイブーツを合わせてファッションを遊び始めた。若さゆえの無邪気な感じもあるけど、そこには彼女の生まれ持ったファッションセンスが根付いている。
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白い「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のドレスはその変化のいい例だといえる。トレードマークのカーリーな金髪をさりげなくピンで留めて、今では彼女の定番となった赤い口紅をこのとき初めて披露した。ビーズをあしらったドレスはカントリーなミュージックビデオにぴったり。
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黒のミニドレスに厚底サンダルと赤リップのコーディネートは最高に楽しい。妖艶なスタイルでテイラーの新しい一面を見せてくれた。とても素敵だ。
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「ズハイル・ミュラド(ZUHAIR MURAD)」のキラキラしたミニドレスに「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のヒールを合わせたスタイルは、若者たちの楽しい夜遊びのようだ。シャンパンボトルみたいですごくきれい。
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2011年の「メットガラ」で「J.メンデル(J. MENDEL)」のクチュールラインのドレスを着こなしたテイラー。彼女にファッションに対する自信がついてきたのは明らかだ。黒いレースがあしらわれたアシンメトリーなヌードカラーのドレスは、前年度と比べても格段にいい。可能性は無限だ。
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とても控えめでミニマルな美しいドレスだ。プラムカラーの「ダナ キャラン アトリエ(Donna Karan Atelier)」のドレスを着用した姿は、まるで古き良き時代のハリウッド女優のよう。まとめた髪とスモーキーアイメイクは素敵だけど、老けて見える。23歳には見えない。
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翌年の「ゴールデン・グローブ賞」では「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のドレスを着用して、若さと大人の魅力の完璧なバランスを見せつけた。ハート形の黒いブラと対照的なピンクのロングスカートは1980年代をほうふつとさせるが、明るく楽しい感じもする。ウェーブがかったボブのヘアスタイルは、テイラーの歴代ヘアスタイルの中でもベストの一つだ。
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何も気にせずに心からファッションを楽しんでいる。年月とともに自信に満ち溢れてきたことがよくわかる装いだ。絞り染めのサイケデリックなフリンジがいい感じ。
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※この記事は2020年7月10日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
パリのオートクチュールは7月6日から8日までの3日間、史上初めてデジタル上でファションウィークを開催しました。デジタル上でファション・ウイークだなんて何それ?ですよね。人が集まってこそのファション・ウイークがデジタルとは、なんか無理やりっぽい。でも文字通り、パリ時間朝10時から夜20時まで、1時間刻みで発表スケジュールが組まれ、実際にオンタイムになるとデジタル上で何かしらが発表されました。多くのブランドは、コレクションのコンセプトや世界観を伝えるムービーを発表しました。
ムービーなので後から録画を見ることもできるのですが、あえてオンタイムにPC前に座って見たのは、初体験のデジタルコレクションに対して自分自身がどう反応するのか、客観的に観察したかったからです。以前こちらのレターに書きましたが、自分で決めたデジタルコレクションの良し悪しの基準は「それに興奮するか否か」。頭で理解したり、「すべし」論ではなく、体験した結果自分の中をアドレナリンが巡るか否かを大切にしました。だってファッションですから!
で、結論。そこに未来はありました。良かった!
玉石混合だし、まだ完璧じゃないけど、デジタル上でコレクションを見て興奮する局面はいくつもありました。キーワードを一つあげると、成否の決め手は「没入感」です。例えば「ディオール」は映画監督を起用してまるで映画のようなムービーを作り、おとぎの世界へ観るものを没入させました。それはパリのロダン美術館でショーを見ることで「ディオール」のおとぎの世界を楽しむ感覚と同じです。
「没入感」は映像美がないと作れない訳ではありません。インスタライブでデザイナーと対話したりユーチューブのコメントを通じて世界中の人たちとコミュニケーションしながら一つのコレクションを見ていると、ブランドのコミュニティーの中に深く没入してゆく感があり、リアルでショーを見るのとは違うおもしろさがあります。
もう一つ、取材そのものも新しい感覚を得ました。「WWDジャパン」の取材チームは、オンラインでつながりながら配信を同時に視聴したのですが、メンバーが定刻数分前になるとワラワラとオンライン上に集まるのはなんか楽しい。ドイツ在住のスタッフもいますが、自分との距離感は東京のスタッフと寸分違わず。で、終了後は「あの画像はこんな意味があったのでは?」「あの見せ方がおもしろかった」など感想を語り合って「それではまた1時間後に会いましょう〜」と別れるのです。
離れているけどつながっている。コロナをきっかけに得たこの感覚はファッションを新しいステージに連れてゆくと確信しました。
IN FASHION:パリコレもストリートも。ジュエリーもインテリアも。今押さえておきたい旬なファッション関連ニュースやコラムを「WWDジャパン」編集長がピックアップし、レターを添えてお届けするメールマガジン。日々の取材を通じて今一番気になる話題を週に一度配信します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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ビームスは旭化成ホームプロダクツ、テラサイクルジャパン、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営するNature Innovation Groupと協働し、「ジップロック(ZIPLOC)」をリサイクルした傘のシェアリングサービスをスタートする。9月中旬から西武鉄道池袋線の池袋駅~飯能駅間の26駅で運用する。
本サービスは旭化成ホームプロダクツが行う活動「ジップロック リサイクル プログラム(ZIPLOC RECYCLE PROGRAM)」の一環で、使用済みの「ジップロック」や廃棄品を回収し、別のプラスチック製品に作り替えることで廃プラスチック問題の解決に貢献するというもの。使い捨てになるビニール傘の廃棄問題に着目し、「ジップロック」をリサイクルしたビニール傘を傘シェアリングサービスとして運用する。テラサイクルが回収とリサイクルを担当し、ビームスの「ビームス クチュール(BEAMS VOUTURE)」が傘のデザインを監修、「アイカサ」がシェアリングサービス運営を行う。
現在日本は、一人当たりの使い捨てプラスチック容器包装の廃棄量が、米国に次ぐ世界2位。ストローの約400倍に相当するプラスチックが使われるビニール傘は、日本で年間8000万本消費されており、プラスチックごみ廃棄量の多さの要因の一つとなっている。
「ビームス クチュール」の水上路美デザイナーは、「このプログラムは、アップサイクルやリメイクを通してモノ作りのサステナビリティを考える『ビームス クチュール』の理念とマッチしており、参加の機会をいただき大変光栄。年齢、性別、TPOを問わず誰にでも似合うデザイン。誰が見てもすぐに『ジップロック』を思い起こすようなデザインにしたかった」とコメントしている。
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「ジーユー(GU)」はアロエ成分を配合したコレクション“アロエラウンジシリーズ”を8月24日に発売する。「ジーユー」公式ECサイトと超大型店舗で取り扱う。
パジャマ(2990円)、ジャンプスーツ(2990円)、ガウン(2990円)、ヘアバンド(790円)のルームウエアのコレクションで、生地にアロエ成分を練り込んでいる。
アロエ成分は抗菌、防臭機能や肌への保湿機能が期待できるという。また、カットソー素材を使用し、ルームウエアに求められる柔らかな肌触りと着心地のよさにもこだわった。アロエによる効果は洗濯や着用で減少し、永久的ではないという。
「サボン(SABON)」とのコラボキャンペーンとして“アロエラウンジシリーズ”のアイテムを購入した際、先着でシュシュと「サボン」直営店舗で使用できるスキンケア製品の試供品引換チケットをプレゼントする。「ジーユー」公式ECサイトでの購入の場合は抽選になる。
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ファンケルは8月7日、「ファンケル 銀座スクエア」を全館リニューアルしてグランドオープンした。当初は4月にオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期し、緊急事態宣言解除後の5月27日に地下1階から4階までをプレオープン、そしてこのたび全館営業となった。
“美も、健康も、新しい体験。”をメッセージとし、顧客自身がまだ気付けていない美や健康の可能性を発見できる店舗として刷新。またグループ会社であるアテニアのリアル店舗の初出店や、米国発のスキンケアブランド「ボウシャ(BOSCIA)」の製品展示など、ファンケルグループ全体の旗艦店としての役割も担う。
地下1階から10階までの全11フロアの中で、最も注目すべきは7階の「元気ステーション」だ。心と体の健康をかなえる6つのデジタルコンテンツを導入した無料体験ができるフロアで、楽しいゲーム感覚で健康について気付きや学びを得ることができる。
例えば、銀座の街並みを片足立ちで巡るゲームを通じて、足の筋力やバランス感覚を測定する「フラミンゴー」、画面に表示されるポーズと同じポーズをとるゲームで、柔軟性の向上などにつなげることができる「マネッコ」など、デジタルコンテンツを用いて心も体も元気になれる健康作りのきっかけを提供する。
そのほか1階から4階では、ファンケルの免税対応、化粧品、健康食品の各ショップとアテニアショップおよび「ボウシャ」展示スペースなどを展開。5階は美容、6階は健康のそれぞれパーソナルカウンセリングフロア、地下1階と9階は美と健康を意識したメニューを提供する飲食フロア、8階にはサステナブルをテーマにしたカフェスペースを設置し、壁画家の田村能里子氏の新作絵画を展示した。10階は「ファンケル スカイガーデン」と称したマルチイベントスペースで、ガーデンイベントやセミナーなどを開催していく。
「アテニア」ショップは、同ブランドのファッションとビューティをトータルで体感できる全国初のショップ。化粧品やサプリメント、最新トレンドのアパレルや雑貨など、フルラインアップを展開する。「銀座という場所にファッションも取り扱うショップができ、今まで以上にブランディングに力を入れていくことができる。アテニアのファッションは素材の質感や着やすさ、はきやすさにもこだわっているため、触れてもらって初めて体感してもらえる良さもある。実際、『ファンケル 銀座スクエア』の内覧会の際には、シューズを購入されたマスコミの方が複数いた」と、アテニアの間崎美佐・広報兼社長担当は話す。
そのほか「ファンケル 銀座スクエア」では、旗艦店ならではの“美と健康の専門家”によるワンランク上を目指したおもてなしを提供。イベントやセミナーなどの開催による多種多様なコト体験なども展開していく予定で、新たな銀座のランドマークを目指していく。
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