アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America以下、CFDA)は、新たなプレジデントにカサンドラ・ディグス(CaSandra Diggs)最高総務財務責任者を任命した。2001年からCFDAに携わるディグス新プレジデントは、1962年に創設されて以来初の有色人種の女性のプレジデントになる。今後開発戦略に携わるほか、ファッション業界の教育とメンバーシップの支援に取り組むCFDAの運営に関する決定権を持つ。
渋谷区内のファッション、理美容、飲食、エンタメなどの事業者を支援するクラウドファンディング「YOU MAKE SHIBUYA」の取材に渋谷区役所へ。その内容は下記の記事からぜひご覧ください。原宿生まれで竹の子族を見て育ったという長谷部区長。わかりやすい言葉を使って話されます。最後に写真を撮らせてもらった時には「こうした方がいいですよね」と「WWDジャパン」の紙面がちゃんと見えるように置いてくれました。さすが元広告代理店マン(博報堂)!その気づかい、見習います。区長の仕事って渋谷の広告代理店業みたいなところがありますよね。
8人のメンバーで構成される「コーセーエイトロックス」はチームディレクター(監督)に、日本人初かつ世界最年少でのブレイクダンスの世界大会「REDBULL BC ONE WORLD FINAL」優勝という偉業を成し遂げたダンサーのISSEI(イッセイ)を迎える。今回の「D. LEAGUE」参画は、コーセーのさらなる認知拡大と、チーム運営という新たな事業展開への着手とともに、同社が長年取り組んでいるスポーツ振興支援が目的。「D.LEAGUE」への参戦を通じて、ダンス市場において日本だけでなく世界中のストリートダンスシーン全体を盛り上げていく。小林一俊社長は、「当社は“美”の創造企業として、“美”“芸術性”“ファッション性”などの要素を含む各種スポーツ振興支援を行っており、ダンスにおいてもその親和性の高さを感じて参画を決意。ダンスを見た人々が明るく前向きな気持ちになれるような、愛されるチーム作りを目指す」とコメント。
「京大卒モデル一ノ瀬のモード飯~Cuisine à la mode~」は、モデル兼俳優の一ノ瀬遼による料理番組です。「オシャレな料理を作りたい!!」「たまにはお家でご飯を食べたい!!」という、多忙な業界人でも簡単に作れる料理を学びます。また京都大学薬学部出身の知識を生かした、料理にまつわるさまざまなウンチクや雑学もプラス。一ノ瀬についてもっと詳しく知りたい人は、下記の関連記事をチェック!!
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は、「20年上半期はこれまでで最も厳しい結果となった。これは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大がいかに大きく影響したかという証左だが、この危機的な状況を耐え抜いた当社のビジネスモデルの強さをも示すことができた。事態が収束した際には、さらに力強く発展できるものと確信している」と語った。
ラグジュアリーストリートやデザイナーズブランドなどを扱う大阪のセレクトショップ「ホワイ・アー・ユー・ヒアー?(WHY ARE YOU HERE.....?)」は8月8日に、2号店を心斎橋の御堂筋沿いにオープンした。創業から20年が経ち、今では高感度なアイテムを求めて全国から客が訪れる関西で唯一無二のショップとなった。節目の年に、1号店のある南船場からほど近い御堂筋沿いの一等地で、“未来へ向けて”新しいスタートを切る。
「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」や「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」の過去の調査リポートでは、「パタゴニア」を含む多くのアパレルブランドが、新疆ウイグル自治区で事業を展開する企業や、中国政府の助成金を受けている施設、または当局が派遣する抑留者を低賃金で働かせている施設と関わりのある企業との取引があることが明らかにされている。
米ワシントンD.C.の戦略国際問題研究所(Center for Strategic & International Studies)によると、中国産コットンの80%以上が新疆ウイグル自治区で生産されている。現在中国による繊維原料、糸、生地、衣服などの生産量は世界一で、専門家は新疆ウイグル自治区で生産された糸がバングラデシュやカンボジアといった国々に輸出され、中国国外のサプライチェーンに紛れ込む可能性があることを指摘している。しかし実際には、世界に流通しているコットン製品の5分の1に新疆ウイグル自治区原産の繊維や糸が含まれているという。
「WWD JAPAN.com」のライブ配信番組「Dig IT」第二回は、ファッション&ビューティ業界に広がるジェンダーレス化を解説します。公式ユーチューブチャンネル“WWD JAPAN VIDEOS”で8月13日20時に配信します。ビューティでは「トラビスジャパン(Travis Japan)」×「「ジバンシイ(GIVENCHY)」や「ナーズ(NARS)」などをピックアップ。ファッションでは「グッチ(GUCCI)」や「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「ムジラボ(MUJI Labo)」から、今に至るまでの流れを振り返ります。後半は“肌ラボクイズ”と題して「肌研」のキー成分のヒアルロン酸について、奥野久仁子ロート製薬プロダクトマーケティング部3グループマネージャーに教えてもらいます。
ニュースをやさしく解説するライブ配信番組「Dig IT」は、7月まで届けてきた紙面紹介プログラム「Read More」の進化版として、紙面やウェブで取り上げたニュースの中で私たちが「皆さんに、詳しく知って欲しい!!」と思うニュースはもちろん、読者やユーザーの皆様の業界に関する疑問や質問、社内の若手が「もっと知りたい」と思うトピックスについて解説します。同番組は、毎週木曜(年末年始やお盆休み、ゴールデンウイークは除く)の20時に公式ユーチューブチャンネル“WWD JAPAN VIDEOS”でお届けします。
イタリアのアイウエア企業ルックスオティカ(LUXOTTICA)が手掛けるアメリカのスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー(OAKLEY)」は、2020年のブランドキャンペーンである「フォー・ザ・ラブ・オブ・スポーツ(For the Love of Sport)」の一環として、ボブ・マーリー(Bob Marley)が1965年に発表した代表作「ワン・ラブ(One Love)」のリメーク版を発表した。この楽曲は、スポーツが与える元気や希望を表現したという。新たな歌詞は、ダイアモンド・デシールズ(Diamond Deshields/バスケットボールWNBA)、ライアン・シェクラー(Ryan Sheckler/スケートボード・パーク)、オクサナ・マスターズ(Oksana Masters/パラ・ロードバイクレース)、キャロライン・ブキャナン(Caroline Buchanan/BMXレース)、イタロ・フェレイラ(Italo Ferreira/サーフィン)のほか、大谷翔平(野球MLB)、五十嵐カノア(サーフィン)ら「オークリー」アスリートにより共同制作された。
この曲を歌うのは、アメリカ生まれのジャマイカ系イギリス人シンガー・ソングライター、セレステ(Celeste)。今年2月に開催されたイギリスのグラミー賞といわれる「ブリット・アワード(Brit Awards)」で、新人賞にあたるライジング・スター・アワード(Rising Star Award)を受賞した人だ。
17世紀半ばにイギリスで生まれた文化、コーヒーハウス。そこにはさまざまな階級や職業の人々が集まって議論を交わし、社会にも大きな影響を及ぼしたという。そんなコーヒーハウスの現代版を目指すのが、コーヒーの福利厚生サービス「ワーク(WORC)」だ。契約を結んだ法人のオフィスや従業員の自宅へ、手軽に美味しく飲めるコーヒーを毎日、日替わりで届ける仕組みを取っている。同サービスを始めたのは、吉祥寺や下北沢、渋谷PARCOに店舗を構えるコーヒー店「ライトアップコーヒー(LIGHT UP COFFEE)」のオーナー、川野優馬氏だ。カフェのオーナーはなぜ、対法人用のコーヒーサービスを始め、これからどのようにして“現代のコーヒーハウス”を作り上げるつもりなのか。川野氏に話を聞いた。
とは言え、ゲイに似た傾向もある(かもしれない)アジア人が、ゲイと一緒に“くくられる”ことを潔しとはしないことを表明した“事件”もありました。これも私がアメリカにいた頃、男性向けのライフスタイル誌「DETAILS」(すでに休刊)が巻末に掲載した「Asian or Gay?」というページが大炎上したのです。この「~~ or ーー」というページは、「~~」と「ーー」にスタイル上の共通項を見出し、「こんなアイテムを持っている人は、~~かーーのどちらかかもね!?」とクスリと笑わせます(15年を経た今振り返るとアブナイ企画ですね)。そこで「こんなスタイルの人は、ゲイかアジア人かもね!?」と訴えたら、大炎上。「アジア人は、みんなゲイじゃない!!」という当然の反応から、「そもそも、どっちでも良くない?」という企画そのものをバッサリ切り捨てた意見までが噴出し、「DETAILS」のオフィスにはアジア人が集結。スタッフに卵を投げるなどの抗議活動は数日続いた記憶があります。結局「DETAILS」は、この人気企画を終了しました。アジア人の怒りの背景には、やっぱり人種で一般化された上で差別・区別されてきた経緯があるのでしょう。なのに再び、乱暴に一般化されたことにキレたのです。余談ですが、「DETAILS」のこの企画、タイトルは度々「~~ or Gay?」だったと記憶しています。今思えば、やっぱりモードへの興味が強いゲイを読者としたかったのでしょう。
また4~5月の外出自粛期間中は、ECの売り上げが前年比2倍以上に急伸した。特に「グレゴリー(GREGORY)」「アークテリクス(ARC'TERYX)」「ナイキ(NIKE)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」など知名度のあるアウトドアブランドが好調だったとして、「21年春夏は在宅や近場需要を含めたセレクトも意識していく」という。
デザイナーが自らの思いを語る動画企画「DESIGNER’S VOICE」の第二弾は、井野将之「ダブレット(DOUBLET)」デザイナーが登場する。オンラインで開かれた2021年春夏パリ・メンズ・コレクションでは、「A VERY MERRY UNBIRTHDAY FOR YOU」をテーマに、主人公のクマがファッションを通じて人々に幸せを届けるストーリーの映像を発表した。その背景には、新型コロナウイルスによる自粛期間中でも「自分にできることはないか」と考え続けた井野デザイナーの思いが込められていた。ムービーについてや、パリ・メンズの公式スケジュールで発表を続ける理由を聞いた。
「カラー(KOLOR)」は、大阪、仙台、金沢を巡回するポップアップツアー“kolor is everywhere vol.2”を開催する。8月19日〜9月1日に阪急メンズ大阪、9月5〜20日に仙台のセレクトショップ「リヴォルーション」、9月26日〜10月11日に金沢フォーラスで実施する。同ツアー限定アイテムのほか、2020年秋冬コレクションから厳選した商品をそろえる。ポップアップツアーは昨年に続き2回目。
コレクションは、米アーティストのハンク・ウィリス・トーマス(Hank Willis Thomas)の作品「Love Over Rules(愛はルールを超える)」をテーマに、人種・文化・セクシュアリティーなどの多様性と団結のメッセージを打ち出した。また、ハンクがブランドのために制作したロゴを用いたジャケットなども登場している。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
シェルヴィーノ:私は幸運なことに、トスカーナの丘に囲まれたカントリーハウスに住んでいます。レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)も描いた歴史ある素晴らしい場所で、自然いっぱいの敷地内で、自然に触れ、美しさを再発見することができました。そこで、新たなニーズにも対応するクリエイションに取り掛かりました。
スニーカーコレクターのKING-MASA(キングマサ)が手掛けるD2Cブランド「オールウェイズ アウト オブ ストック(ALWAYS OUT OF STOCK 以下、A.O.O.S)」はこのほど、住宅地の一角の中目黒高架下にオフィス兼ショールームを構えた。これまではECとポップアップイベントを主な販路としてきたが、月に1度ポップアップスペースとしてショールームを活用しながら顧客との接点を増やし、さらにBtoBにも広げる。
「アクアジェル リップパレット」は“A Kiss to the sea”をコンセプトに、キスしたくなるような美しい未来の海を守るためのリップカラーパレット。透明感のある発色と軽い使い心地の5色セットのリップカラーで、ポケットサイズで持ち運びしやすい。同製品の発売を皮切りに、「SHISEIDO」では環境への配慮を追求した容器の開発などを進め、環境負荷の最小化を目指していく。
コラボアイテムは、“DOWN BUT NOT OUT / ダウン・バット・ノット・アウト”と題した花井のサイン入りのウッドスカルプチャーとシリアルナンバー入りのウッドボトル(3万2000円)の2作品を用意した。作品タイトルは、「ダウンしたが、まだKOされていない」というボクシング用語から派生した言葉で、人生がうまくいかない時の辛い気持ちを自虐的に茶化して笑い、また前に進むというシンプルな生き方を表現して付けた。
花井は「今回発表したウッドスカルプチャーは普通のフィギュアよりすこし大きめだが、木彫りの人形なので北海道の木彫りの熊に腰掛けてもいいし椅子に腰掛けさせてもいい。たまに眺めて、何かに失敗してやけ酒している馬鹿な男を笑ってほしい。自分たちの人生は、子供の頃に思い描いていたような輝かしいものとはかけ離れている。馬鹿な失敗をたくさんしてきた。でもその度に、友人と酒を飲み自分たちの失敗を自虐的に笑い合い、明日のエネルギーにしてきた。失敗したり嫌な目にあったり大切なモノをなくしたり、辛いことは沢山あるけど生きている限り終わらない。“DOWN BUT NOT OUT”はそんな気持ちで作った作品」とコメントした。
ビヨンセ(Beyonce)の新作ビジュアルアルバム「Black Is King」が7月31日に公開され、そのファッションが注目されている。彼女は今回、自身も出演している実写版「ライオン・キング」の公開と同時に2019年に発表したアルバム「The Lion King: The Gift」を元に、90分のミュージックビデオを中心とした映像作品を制作。黒人文化を称えるとともにエンパワーするもので、ディズニープラス(Disney+)で視聴可能だ。
衣装のスタイリングは、ビヨンセの長きにわたるパートナーであるゼリーナ・エイカース(Zerina Akers)が務めた。着用したのは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「バーバリー(BURBERRY)」「ミュグレー(MUGLER)」「アーデム(ERDEM)」といった名の知れたブランドから、「5:31ジェローム(5:31JEROME)」「ウェンディーニコル(WENDY NICHOL)」など比較的小規模なブランドまで。ここでは、「Black Is King」に登場した印象的なルックの数々を見てみよう。