「アールエムエス ビューティー」から化粧下地とアイブロウが初登場 

 「アールエムエス ビューティー(RMS BEAUTY)」は9月30日、ブランド初となる化粧下地“マスターラディアンスベース”とアイブロウパウダー“バックブロウパウダー”を発売する。

 “マスターラディアンスベース”(15mL、4000円)は、ホイップクリームのような質感で、肌なじみのよいローズゴールドが自然な立体感のある艶肌を演出。ホホバオイルやチアシールドなど保湿成分を配合し、乾燥や環境ストレスから肌を守る。ハイライターなどマルチに使えるアイテムだ。メイクアップキッチン(MAKEUP KITCHEN)では9月16日から先行販売する。なお、ブランド創設者のローズ・マリー・スウィフト(Rose Marie Swift)による開発秘話や商品紹介を、ブランドの日本公式インスタグラムで9月16日にライブ配信する。

 “バックブロウパウダー”(3色、各2500円)は、クリーミーな質感で肌に密着しやすくナチュラルな光沢感と柔らかな毛流れを実現。ナチュラルベージュ、ウォームブラウン、ダークブラウンの3色をラインアップし、いずれも単色パレットの展開となる。また、アイブロウの誕生に合わせ、アイブロウブラシ“バックブロウブラシ”(2500円)も同時に発売する。コシのあるフラットな形状のブラシとスクリューブラシがついたダブルエンド仕様。アイブロウパウダーとアイブロウブラシは、一部店舗とブランドのオンラインストアで販売する。

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「アールエムエス ビューティー」から化粧下地とアイブロウが初登場 

 「アールエムエス ビューティー(RMS BEAUTY)」は9月30日、ブランド初となる化粧下地“マスターラディアンスベース”とアイブロウパウダー“バックブロウパウダー”を発売する。

 “マスターラディアンスベース”(15mL、4000円)は、ホイップクリームのような質感で、肌なじみのよいローズゴールドが自然な立体感のある艶肌を演出。ホホバオイルやチアシールドなど保湿成分を配合し、乾燥や環境ストレスから肌を守る。ハイライターなどマルチに使えるアイテムだ。メイクアップキッチン(MAKEUP KITCHEN)では9月16日から先行販売する。なお、ブランド創設者のローズ・マリー・スウィフト(Rose Marie Swift)による開発秘話や商品紹介を、ブランドの日本公式インスタグラムで9月16日にライブ配信する。

 “バックブロウパウダー”(3色、各2500円)は、クリーミーな質感で肌に密着しやすくナチュラルな光沢感と柔らかな毛流れを実現。ナチュラルベージュ、ウォームブラウン、ダークブラウンの3色をラインアップし、いずれも単色パレットの展開となる。また、アイブロウの誕生に合わせ、アイブロウブラシ“バックブロウブラシ”(2500円)も同時に発売する。コシのあるフラットな形状のブラシとスクリューブラシがついたダブルエンド仕様。アイブロウパウダーとアイブロウブラシは、一部店舗とブランドのオンラインストアで販売する。

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“ハミ出し者”「アズマ」の初のショーで起こった奇跡 雨上がりの新宿に響いたブルーハーツ

 東研吾が2015年に立ち上げたメンズブランド「アズマ(AZUMA.)」は、2021年春夏コレクションを新宿のスタジオアルタ屋上で9月12日に披露した。会場費からモデル、撮影費までの予算を合計100万円以内に抑えたという小さな規模とはいえ、ブランドにとって初のインスタレーション形式での発表となる。同時に動画も撮影し、後日公開するという。ブランド設立から5年目を迎え、東デザイナーは34歳。現在の卸先は9アカウントとビジネス面では決して順風満帆とはいえないため、今回にかけるは思いは相当なはずだ。しかし本番当日は午後から降水確率100%という最悪な予報で、準備を進める東デザイナーの表情は曇天の空のように終始さえなかった。

「アンダーカバー」出身の実力者

 東デザイナーは「ユリウス(JULIUS)」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」でパタンナーなどを経験した実力者で、服作りの地力は高い。18年には「Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」に入賞しているのが何よりの証拠だろう。ただしブランド名が「アズマ」なのに本名は東(ひがし)というひねくれた性格ゆえに、難解なクリエイションに偏りがちな節がある。これまでテーマに選んできたのは“隠れキリシタン”“ドメスティック・バイオレンス”“アイヌ”“秘密結社”“ユダヤ教”などで、題材ゆえに数々のトラブルも経験した。ロックの文脈を受け継ぐスタイルにユーモアを盛り込むクリエイションは得意なのだが、いかんせん着想源がアクの強いものばかりで万人受けはしない。教室の隅っこでいつも突っ伏している“何となく話しかけづらい子”が、そのまま大人になったようなブランドである。

 だからこそ、今季のテーマとして選んだザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)はストレートで意外だった。1985年から95年にかけて活動した日本の伝説的バンドである。会場で渡されたプレスリリースには「彼らの音楽は純粋で攻撃的だが優しさに溢れている。彼らの説明不要なかっこよさと強いメッセージを感じてください」とピュアなメッセージが綴られている。どうした、「アズマ」。さらにランウエイに目を向けると、白いカッターシャツをまとった純真無垢な学生12人が並んでいる。本当にどうした、「アズマ」。いよいよ丸くなったのだろうかと予感していると、定刻から12分遅れでショーが始まった。気がつけば、降り続けていた雨は奇跡的に上がっていた。

雨上がりの空に鳴り響いたブルーハーツ

 ショーが幕を開けると、学生たちは“ブルーハーツのテーマ”をコーラスし始め、その花道を不良っぽい出で立ちのモデルが歩くというコントラストを効かせた演出だった。服はバンド名にかけたブルーをキーカラーに、ロック調のテーラードと古着風のゆるさをミックスしたスタイルを軸に形成する。ザ・ブルーハーツの“マーシー”こと真島昌利をほうふつとさせるバンダナを取り入れたアイテムも多数見られた。ジャケットの裏地やセットアップのパンツの膝に切り込みを入れて中からバンダナをのぞかせるなど、キャッチーなディテールも加えた。またジャケットにハンドペイントしたバンドの曲“スクラップ”の歌詞や、アニメーターの山田遼志が手掛けた“青空”の歌詞をイメージしたイラストもポジティブなムードを添える。

 クリエイションがこれまでと大きく変わったわけではない。ただ自身のパーソナリティーを服を通して伝えたいという真摯な思いはいっそう強くにじんでいた。ザ・ブルーハーツから引用したスタイルを、動画やインスタレーションを交えて立体的に表現したのもそのためだ。学生を起用した演出も、不良のモデルに自分自身を投影し「“ハミ出し者”かもしれないけど、これが自分だから」という主張を込めた。学生には事前に自ら手紙を書き「歌で僕に力を貸してください」と伝えたといい、学生たちの懸命に歌う姿がコレクションをさらに引き立てていた。

“ハミ出し者”が見せた本音

 「別に、このショーを絶対に成功させたい!売れたい!みたいに意気込んではないんですよ」――ショー前にそう語っていたひねくれ者は、フィナーレを終えると目を潤ませて安堵の表情を見せていた。彼の言葉が本音なのか照れ隠しなのかどうかは、その表情が全てを物語っていた。個性が強い「アズマ」の服が今の時代に合っているかといわれれば、答えは「ノー」なのかもしれない。ビジネスのことだけを考えれば、クリエイションは肩の力をもっと抜いた方がいいのだろう。でも、東研吾は正々堂々と王道の正反対を行けばいいと思う。世界を変えてきたのは、いつだって“ハミ出し者”たちの真っ直ぐな思いなのだから。

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「サボン」の2020年ホリデーコレクションの着想源はくるみ割り人形 ギフトコレクションも登場

 「サボン(SABON)」は10月30日に、“SABON 2020 Holiday Collection”を数量限定で発売する。なお、予約は10月16日から開始する。

 くるみ割り人形から着想を得た同コレクションは、ホリデーシーズン限定の香り“シュガー・プラム”の製品をラインアップする。「サボン」の人気製品“シャワーオイル シュガー・プラム”や“ボディスクラブ S シュガー・プラム”“ボディローション シュガー・プラム”などに加え、限定デザインのボックスと製品をセットにしたギフトコレクションも多数登場する。

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ビリー・アイリッシュの所属レーベルが推す次世代アーティスト、オリバー・マルコムとは何者か

 今年1月に史上最年少18歳で「第62回グラミー賞」の主要4部門受賞を含む5冠の快挙を成し遂げた、アーティストのビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の存在は記憶に新しいだろう。その若き才能溢れるビリーを輩出したレーベルのダークルーム(Darkroom)が次に推す新人、オリバー・マルコム(Oliver Malcolm)をご存知だろうか?彼は元々、音楽プロデューサーとしてキャリアをスタートし、今年2月に「Switched Up」でアーティストとしてのデビューを飾った。作詞作曲から楽器演奏、MV製作まで、全てを自身でプロデュースする“100%マルコム産”のサウンドは、ユニークかつオリジナリティーに溢れており、一つのジャンルの型にとどまらない。そんな彼に音楽を始めたきっかけから、最新曲「The Machine」で表現したこと、ファッションのこだわりまでを聞いた。

WWD:音楽を始めたのはいつ?

オリバー・マルコム(以下、マルコム):12歳からDJを、13歳から楽曲プロデュースを始めた。初めて演奏した楽器はギターで、それからすぐにキーボードを弾くようになった。メインで演奏するのはキーボードだけど、ギターとベースも弾くよ。

WWD:プロデューサーからキャリアをスタートした後、アーティストとしてデビューしたきっかけは?

マルコム:スタジオでほかのアーティストと楽曲プロデュースをしていた時に、思考錯誤をして進める曲作りの過程を間近で見たことがきっかけだね。自分が子どもの頃から聞いてきたアーティストとの楽曲制作を通して、人間としても成長することができたし、自分のアーティスト性を表現していく自信を得たんだ。

WWD:作詞作曲からMV制作まで、全てを自身でプロデュースする理由は?

マルコム:僕は自分のビジョンを実現することに関しては、細かい所まで管理したいんだよね。自分で手掛けることで、頭の中に浮かんだものを確実な形にできるから。

WWD:影響を受けたアーティストは?

マルコム:エミネム(Eminem)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)、50セント(50 Cent)。この3人は僕が音楽に夢中になる土台を作ってくれた。

WWD:最新曲「The Machine」のMVは、アップテンポの曲調に、ユーモア溢れるダンス・ステップが印象的でした。どんなことを表現した?

マルコム:僕にとって、ダンスは音楽同様にクリエイティブな表現の1つ。自分が何をやっているかではなくて、それをやっている時に自分がどう感じているかが重要。自分がいいと感じたら、それはいいってことだから。僕のダンス・ステップに気づいてくれて、ありがとう(笑)。

WWD:同MV内でも、全体に落書きのようなタッチでスケッチされた「バーバリー」のトレンチコートを身にまとっていたが、自身の好きなスタイルはある?

マルコム:その日の気分だとか、その時にインスピレーションを受けているものによってファッション・スタイルはいつも変えているよ。「バーバリー(BURBERRY)」のコートは、間違いなくジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)からインスピレーションを得ている。バスキアはトレンチ・コートに自分で絵を描いて着ていた。僕は服装のインスピレーションをさまざまな所から得るのが好きで、結局のところ、自分が目にした好きなものを組み合わせて着ている。


 
WWD:好きなブランドは?

マルコム:好きなブランドは特にないね。最近は古着屋で安い服を買うことに並行して、自分で洋服を作ることが増えてきた。

WWD:自身が参考にしているファッションアイコンはいるか?

マルコム:特にファッションアイコン的な人はいないけど、間違いなくミュージシャンや画家、クリエイター達から影響を受けてきた。特に、バスキア、ザ・クラッシュ(The Clash)、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)からね。

WWD:今後、EPやアルバムを発売する予定はある?

マルコム:うん。EPをもうすぐ発売予定で、現在はデビュー・アルバムを制作中。

WWD:ライブ公演も視野に入れている?

マルコム:もちろん。世界一のライブを作り上げたい。

WWD:来日経験は?

マルコム:ないよ。近い将来ぜひ行ってみたいと思っている。

WWD:今後の目標は?

マルコム:愛、健康、幸福、そして世界平和。

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ママ友やパパ友の意見からSNS活用を考えてみました エディターズレター(2020年7月20日配信分)

※この記事は2020年7月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 

ママ友やパパ友の意見からSNS活用を考えてみました

 「WWDJAPAN.com」で藤原ヒロシさんが登場すると必ずPVは跳ねます。藤原さんが展開する「フラグメント デザイン」とのコラボレーションアイテムの情報はいつも注目ですし、人物像が分かるようなコラムはもっと“跳ねます”。そして、昨年「WWDジャパン」で、藤原ヒロシさんを特集した号は完売でした。

 時々、ママ友やパパ友から、「どんなお仕事をしているの?」と聞かれることがあります。それで私はこう答えます。「ファッション・ビューティの業界紙で、『WWD』っていうの。パリコレやミラノコレとかのコレクションの情報から、百貨店で何が売れているかとかをお伝えしている感じかな」と。そうすると、ママ友・パパ友から「ふーん。例えばどんな記事?」って聞かれるので、「藤原ヒロシさんにフォーカスした時は、完売したよ〜。ほかにも『ルイ・ヴィトン』のヴァージル・アブローの特集したり」って答えました。どんな反応が返ってきたか……。

 「へ〜〜なんかすごいね〜」って言われつつも、なんか微妙な空気が流れたなあって思ったら、「藤原ヒロシさんって誰?何をやっている人?」「ヴァージル・アブローって???」といった答えが。それが、ママ友だけじゃなく、パパ友も、そこにいた10人ぐらい全員がです。私が接している人たちは、モードではないにしても、ファッションにもビューティにもそれなりに興味がある人たちだと思うんですが。それでも、なんと!天下の藤原ヒロシさんやヴァージル・アブローを知らない!!。これには驚きました。ファッション・ビューティの世界にいると、知ってて当然、なんなら知らないと怒られるかも、って思うことが、ちょっと“境界線”を超えたら、当たり前じゃない……。これって、そりゃそうよね、って思うことだけど、自分で実感してみて納得です。

 どちらかというと、マスの人たちだろう、ママ友やパパ友。この人たちをターゲットにしているブランドはたくさんありそうです。そういうブランドを展開する人たちが、こういった目線を持っているでしょうか?

 以前、とあるセレクトショップの人が、「自分のインスタのフィードに、自分のショップに関係している人やモノがたくさん上がってくるから、まあまあ人気があるんだなと思っていたけど……。それは自分がフォローしているのが自分に関係があるところだからだ」と言って反省していました。誰を見てブランドを作るのか。これまでも散々言われてきたことですが、今、SNSの時代になっても同じ、というかより気をつけないと、本質が見えなくなりそうだなあと思った次第です。

HER OPINION:ママ、女性に関連するファッション&ビューティ業界の話題をお届けします。今、働くママを含めた社会進出が進む女性に関わる情報が増えてきました。彼女らにまつわるニュースをピックアップすることで、彼女らを支える彼らにも役立つニュースを紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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21年春夏ファッション・ウイークの見どころ デジタル活用でコレクション発表がより身近に

 9月13日開幕のNYコレクションを皮切りに、2021年春夏ウィメンズのコレクションサーキットが始まる。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、ファッションショーなどを行う場合は政府のガイドラインに沿った感染対策や人数制限、または無観客の屋内か屋外での開催を基準とする。またデジタル形式でのコレクション発表を推進するNYとロンドンではプラットフォームを作り、現地での取材や買い付けができないメディアやバイヤーに向け、ファッションショーだけでなく動画やルックブックの配信のほか、バイヤーのための個別アポイントメントを受け付けるなど、各都市での取り組みもさまざまだ。

 なおアジアでは、10月8日から「Tモール(T MALL)」と提携して初のオンライン開催を行う上海ファッション・ウイークが開幕後、東京は12〜17日、ソウルは20〜25日、中国(北京)は25日〜11月2日の開催を発表している。

ニューヨークは全てデジタル配信に。
イベント時は収容人数を制限し、屋内は観客なし

 ニューヨーク・ファッション・ウイーク(NYFW)を主催するアメリカファッション協議会(Council Of Fashion Designers Of America、CFDA)は今シーズン、9月13日から4日間に短縮してNYコレを開催する。今回はビジネスツールを兼ねた総合デジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(RUNWAY360)」を導入し、ルックブックや動画の公開、ショーのライブストリーミング配信といった完全デジタル形式での発表を行う。参加ブランドは60で、うち15が新ブランド。ショーなどイベント開催の場合は、NY州の安全衛生のガイドラインに沿って屋外は最大50人まで、屋内はスペースに対して、スタッフやモデルなど50%までの収容人数に制限し、観客はなしとする。キックオフは、9月13日17時(現地時間)にスタート予定の「ジェイソン ウー(JASON WU)」によるライブファッションショーで、公式会場の「スプリング・スタジオ」屋上の会場に25〜30人の観客を招く。ラストは、16日19時に「トム フォード(TOM FORD)」がコレクション画像を投稿して発表する。なお、「レベッカミンコフ(REBECCA MINKOFF)」は20-21年秋冬を“SEE NOW, BUY NOW(見てすぐ買える)”で発表予定だ。

 なお、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCOULER)」や「ラルフ ローレン コレクション(RALPH LAUREN COLLECTION)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「トリー バーチ(TORY BURCH)」は参加しない予定で、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は15日9時からSNSを使って独自でライブ配信する。また「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」については21年春夏コレクションは生産しない予定だという。

ロンドンは「JW」や「トーガ」など大半がデジタル形式の発表に。
「バーバリー」はライブストリーミングで動画を一般公開

 「ロンドン・ファッション・ウイーク セプテンバー2020」と題した今回のロンドンコレは9月17〜22日に、メンズとウィメンズそれぞれのショーや合同ショーなどを複合的に行う。80以上のブランドが参加し、50はデジタルのみの発表、21はプレゼンテーションも行い、7はリアルショーのみなど。リアルでショーを行うのは、「ボラ アクス(BORA AKSU)」や「マーク・ファスト(MARK FAST)」「プロナウンス(PRONOUNCE)」など。「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」や「トーガ(TOGA)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は動画配信のみ、「クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)」や「アーデム(ERDEM)」は動画配信と個別アポイントメント、「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」は動画配信とサロンプレゼンテーション、「ロクサンダ(ROKSANDA)」は個別アポイントメントのみ。動画は6月に立ち上がった公式のデジタルプラットフォームから配信される予定だ。キックオフは17日11時に、「バーバリー(BURBERRY)」が屋外でライブストリーミング動画を一般公開する。

「グッチ」なしのミラノに「ヴァレンティノ」が登場
ラフ参加の「プラダ」など28ブランドがリアルショーを開催

 9月22〜28日のミラノコレは、リアルなイベントとデジタルショーケースを織り交ぜて開催する。リアルなファッションショーを計画しているのは28ブランドで、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」や「マックスマーラ(MAX MARA)」「エトロ(ETRO)」「トッズ(TOD’S)」「マルニ(MARNI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)「MSGM」「サルヴァトーレ・フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」など。23日には「フェンディ(FENDI)」が初のメンズ・ウィメンズの合同ショーを、26日には「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が初めて現地のテレビ中継でショーを行い、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴デザイナーによるカプセルコレクションを披露する。

 「プラダ」は24日に、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛けた「プラダ(PRADA)」の初コレクションを発表する。東京やNY、パリ、ロンドンなど世界11都市でバーチャル・ビューイングを行う予定で、その際に使用するキットも用意し、事前に自宅に配送するという。27日には「ヴァレンティノ(VALENTINO)」がパリから発表の場を移してメンズ・ウィメンズの合同ショーを行う予定だ。一方で、「ディースクエアード(DSQUARED2)」や「ミッソーニ(MISSONI)」「GCDS」「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」はデジタル形式で発表する予定だ。なお、年2回のショー開催を決めた「グッチ(GUCCI)」は参加しない。

パリコレ主要ブランドの参加はどうなる?
「セリーヌ」や「ギャルソン」「オフ-ホワイト」などリストに名前なし

 9月28日開幕のパリコレの暫定スケジュール(4日発表)では88ブランドが参加を表明している。具体的に記されていないものの、「ディオール(DIOR)」や「ランバン(LANVIN)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ロエベ(LOEWE)」「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「エルメス(HERMES)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「シャネル(CHANEL)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はリアルかデジタル形式で、ファッションショーまたはプレゼンテーションなどでの発表を予定している。キックオフは17時の「マメ(MAME KUROGOUCHI)」で、映像を発表する。

 一方で、スケジュールに名前がなかった「セリーヌ(CELINE)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」などは未定。なお、「サカイ(SACAI)」も名前がないが、阿部千登勢デザイナーは「WWDジャパン」9月7日号のインタビューで、状況次第と前置きしつつ、「できればランウエイショーで見せたい」と話した。

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