「スリュー(SREU)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」に“ネッタポルテ島”を公開した。モノクロの世界観、広い受付エリアに置かれた白い家具の数々、フォトスタジオ、雑誌「ポーター(PORTER)」の代表的な表紙が飾られたた英・ロンドンにある「ネッタポルテ」本社のルームを忠実に再現したものなど、計13カ所のエリアが用意されている。
そのほかのエリアには、スペシャルなバーチャルコーヒーを楽しむことができる「ネッタカフェ(NET-A-CAFE)」や、日光浴やリラックスした時間を過ごせるピクニックエリア、ジムやマインドフルネス瞑想をしたりすることができる場などがある。
エイブルシスターズ(服屋)では、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の限定コレクション(11月2日に「ネッタポルテ」で発売)から着想を得た5型のアイテムが登場し、「あつ森」内で着用することが可能だ。また“ネッタポルテ島”にはランウエイが設置されており、購入した服を披露することもできる。
限定コレクションを手掛けたイザベル・マラン(Isabel Marant)は、「今回の遊び心にあふれる楽しいプロジェクトに参加できたことを大変うれしく思う。“ネッタポルテ島”で展開するカプセルコレクションが、『あつ森』内でどのように広がっていくのか、今後が楽しみでならない」とコメントした。
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メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は11月3日まで、ジュンが運営する渋谷パルコ1階の「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」で、ポップアップイベント「アカシック レコーズ(AKASHIC RECORDS)」を開催中だ。同イベントは、メディコム・トイの赤司竜彦社長が自ら全面的にキュレーション。ギャラリーに見立てた店内には、「ベアブリック(BE@RBRICK)」をはじめとするトイやファッションアイテム、雑貨、人の身長ほどある大型のフィギュアなど、多種多様なものが並ぶ。それもそのはずで、今回のイベントには総勢70近いアーティストやブランド、コンテンツが参加している。キービジュアルに書き示した「超人的な分裂家さ」という言葉が表すように、まさに“超人的”なコラボレーションを成し遂げる赤司社長の原動力とは?
WWD:なぜ70以上のブランドやアーティスト、コンテンツなどとコラボしようと思ったのか?
赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):ジュンさんからお話をいただき、やるならきちんと成功させたいという気持ちがあった。見せたいものを見せながら数字も作らなければならないというのがスタートの段階にあって、その数字の裏付けを一つのメガコンテンツで作るより、小さな数字を積み重ねていこうと思った。それで、自分自身が懇意にしている作家やカルチャーをリコメンドすることにした。
WWD:最初に思い浮かんだアイテムは?
赤司:最初に作りたいなと思ったのは、「ナグナグナグ(NAGNAGNAG)」の作品だ。彼はトイカルチャーにおいて、バンクシー(Banksy)の名前が広く知られるずっと前からバンクシーのような活動をしているアーティストで、表には一切出てこない。ただし、世界中のトイをベースにしたアーティストで、彼の影響を受けていない人は恐らくいないだろうと思う。幸いなことにこれまでもさまざまなプロジェクトをご一緒させてもらっている。
WWD:「ナグナグナグ」の作品は180cmほどもある大型のもの。280万円の価格についてはどう思う?
赤司:安いと思う。スタッフとももう少し高く値付けしてもよかったかな?と話したばかり。彼の作品は小さなサイズ(20~30cmほど)でも、セカンドマーケットで50~60万円はするので。
WWD:メディコム・トイの商品はセカンドマーケットでも定価以上で取引されているものが非常に多いが、セカンドマーケットを意識している?
赤司:結果的にそうなっているのは認識しているが、セカンドマーケットの人気を基準にすることはない。どういったモノがマーケットに求められているのかの物差しにはなるかも知れないが、だからといってたくさん作るということでもないので。
WWD:他に思い入れのある作品は?
赤司:実際にはどれも思い入れがあるが、今回のイベント全体の20%を占めるのがアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)とのプロジェクト。アンとも繰り返しコミュニケーションをとったが、彼女が率先していろんなアイデアをくれたので、ありがたかった。
WWD:店内はギャラリーのような雰囲気がある。内装については?
赤司:本当は「ツイン・ピークス」のように床を真っ赤にして、カーテンを黒にしようと考えていた。でも最初の構想と予算がマッチせず、結果的に過度な演出ができなかったので、最終的には作品が生きるようなナチュラルな内装に振った。スタッフは「ツイン・ピークス」の執事をイメージしていたので、執事だけが残ってしまったという感じ(笑)。
WWD:店内に置いているものは全て売り物?
赤司:はい。基本的に並べているものは全て売りたいという気持ちがある。自分が買い物をしているときに欲しいなと思っても、“NOT FOR SALE”と書かれているととても残念で、そういうのにフラストレーションが溜まっていたから。だから非売品は作らない。いいモノが出来上がったら、誰かの手に渡って欲しいという気持ちが前提にあって、“売らないけど見せたい”という気持ちは全くない。売らないモノは見せないというのを基本にしている。
WWD:今回は「アモク(AMOK)」や「キディル(KIDDIL)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」などファッションブランドとのコラボも多い。新興ブランドが目立つが、新しい情報はどのように仕入れている?
赤司:コラボレーションしたブランドは普段から私が実際に着ているブランドで、今回のイベントのことを話すととても面白がってくれた。新しいブランドは、常にチェックの対象というか、“オッ”と思うとすぐにコンタクトを取って、「何かしようよ」というパターンが多い。それはブランドもそうだし、アーティストや作家も。「ルームス(rooms)」とか「プロジェクト東京」とか「デザインフェスタ」とか、ほとんどの合同展示会やアートイベントに行っているし、そういうところで出合うことも多い。すごく感覚的だと思う。
WWD:有名無名も関係ない?
赤司:全く関係ない。今回の「アカシック レコーズ」のキービジュアルを描いてくれた茶獣君もまだ20代前半なので。彼のイラストをキービジュアルに使った理由も常に新しい才能と巡り合いたいということの裏返しだったりする。一番知られていない人をここで見せたかった。最高齢が82歳のつげ義春さんだったり、大御所もたくさん協力してくださっているので、「なにこれ?」と思った人もいると思うけど、実はすべての作品が並列の中にあって、その中から自分が気に入ったモノや感覚的に引っかかったモノを選んでほしいという思いだったりもする。ほぼ全世代のいろんなクリエイターやコンテンツを一堂に会せたのはよかった。
WWD:コラボレーションしようと思うときの良し悪しは何か?
赤司:全て感覚に過ぎない。悪いという思いもなく、面白いか何も感じないか。何も感じないモノはやっちゃいけないと思っているので。それは私一人のメガネじゃなくて、会社の中でもいろんな感性を持っている者がいるし、私的には「それどうなの?」と思っても「いやこれがスゲー面白いんだ」って言われると「じゃあやってみる?」という感じ。
WWD:イベントの狙いは?
赤司:開催させてもらうのが渋谷パルコであることもあり、私自身が過去の渋谷パルコからたくさんの影響を受けていて、たくさんのデザイナーや作家のクリエイティブを見てきた。当時、種だった私が発芽して今がある。それと同じように「アカシック レコーズ」が若い子に影響を与えられるようなイベントになればいいと思う。
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メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は11月3日まで、ジュンが運営する渋谷パルコ1階の「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」で、ポップアップイベント「アカシック レコーズ(AKASHIC RECORDS)」を開催中だ。同イベントは、メディコム・トイの赤司竜彦社長が自ら全面的にキュレーション。ギャラリーに見立てた店内には、「ベアブリック(BE@RBRICK)」をはじめとするトイやファッションアイテム、雑貨、人の身長ほどある大型のフィギュアなど、多種多様なものが並ぶ。それもそのはずで、今回のイベントには総勢70近いアーティストやブランド、コンテンツが参加している。キービジュアルに書き示した「超人的な分裂家さ」という言葉が表すように、まさに“超人的”なコラボレーションを成し遂げる赤司社長の原動力とは?
WWD:なぜ70以上のブランドやアーティスト、コンテンツなどとコラボしようと思ったのか?
赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):ジュンさんからお話をいただき、やるならきちんと成功させたいという気持ちがあった。見せたいものを見せながら数字も作らなければならないというのがスタートの段階にあって、その数字の裏付けを一つのメガコンテンツで作るより、小さな数字を積み重ねていこうと思った。それで、自分自身が懇意にしている作家やカルチャーをリコメンドすることにした。
WWD:最初に思い浮かんだアイテムは?
赤司:最初に作りたいなと思ったのは、「ナグナグナグ(NAGNAGNAG)」の作品だ。彼はトイカルチャーにおいて、バンクシー(Banksy)の名前が広く知られるずっと前からバンクシーのような活動をしているアーティストで、表には一切出てこない。ただし、世界中のトイをベースにしたアーティストで、彼の影響を受けていない人は恐らくいないだろうと思う。幸いなことにこれまでもさまざまなプロジェクトをご一緒させてもらっている。
WWD:「ナグナグナグ」の作品は180cmほどもある大型のもの。280万円の価格についてはどう思う?
赤司:安いと思う。スタッフとももう少し高く値付けしてもよかったかな?と話したばかり。彼の作品は小さなサイズ(20~30cmほど)でも、セカンドマーケットで50~60万円はするので。
WWD:メディコム・トイの商品はセカンドマーケットでも定価以上で取引されているものが非常に多いが、セカンドマーケットを意識している?
赤司:結果的にそうなっているのは認識しているが、セカンドマーケットの人気を基準にすることはない。どういったモノがマーケットに求められているのかの物差しにはなるかも知れないが、だからといってたくさん作るということでもないので。
WWD:他に思い入れのある作品は?
赤司:実際にはどれも思い入れがあるが、今回のイベント全体の20%を占めるのがアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)とのプロジェクト。アンとも繰り返しコミュニケーションをとったが、彼女が率先していろんなアイデアをくれたので、ありがたかった。
WWD:店内はギャラリーのような雰囲気がある。内装については?
赤司:本当は「ツイン・ピークス」のように床を真っ赤にして、カーテンを黒にしようと考えていた。でも最初の構想と予算がマッチせず、結果的に過度な演出ができなかったので、最終的には作品が生きるようなナチュラルな内装に振った。スタッフは「ツイン・ピークス」の執事をイメージしていたので、執事だけが残ってしまったという感じ(笑)。
WWD:店内に置いているものは全て売り物?
赤司:はい。基本的に並べているものは全て売りたいという気持ちがある。自分が買い物をしているときに欲しいなと思っても、“NOT FOR SALE”と書かれているととても残念で、そういうのにフラストレーションが溜まっていたから。だから非売品は作らない。いいモノが出来上がったら、誰かの手に渡って欲しいという気持ちが前提にあって、“売らないけど見せたい”という気持ちは全くない。売らないモノは見せないというのを基本にしている。
WWD:今回は「アモク(AMOK)」や「キディル(KIDDIL)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」などファッションブランドとのコラボも多い。新興ブランドが目立つが、新しい情報はどのように仕入れている?
赤司:コラボレーションしたブランドは普段から私が実際に着ているブランドで、今回のイベントのことを話すととても面白がってくれた。新しいブランドは、常にチェックの対象というか、“オッ”と思うとすぐにコンタクトを取って、「何かしようよ」というパターンが多い。それはブランドもそうだし、アーティストや作家も。「ルームス(rooms)」とか「プロジェクト東京」とか「デザインフェスタ」とか、ほとんどの合同展示会やアートイベントに行っているし、そういうところで出合うことも多い。すごく感覚的だと思う。
WWD:有名無名も関係ない?
赤司:全く関係ない。今回の「アカシック レコーズ」のキービジュアルを描いてくれた茶獣君もまだ20代前半なので。彼のイラストをキービジュアルに使った理由も常に新しい才能と巡り合いたいということの裏返しだったりする。一番知られていない人をここで見せたかった。最高齢が82歳のつげ義春さんだったり、大御所もたくさん協力してくださっているので、「なにこれ?」と思った人もいると思うけど、実はすべての作品が並列の中にあって、その中から自分が気に入ったモノや感覚的に引っかかったモノを選んでほしいという思いだったりもする。ほぼ全世代のいろんなクリエイターやコンテンツを一堂に会せたのはよかった。
WWD:コラボレーションしようと思うときの良し悪しは何か?
赤司:全て感覚に過ぎない。悪いという思いもなく、面白いか何も感じないか。何も感じないモノはやっちゃいけないと思っているので。それは私一人のメガネじゃなくて、会社の中でもいろんな感性を持っている者がいるし、私的には「それどうなの?」と思っても「いやこれがスゲー面白いんだ」って言われると「じゃあやってみる?」という感じ。
WWD:イベントの狙いは?
赤司:開催させてもらうのが渋谷パルコであることもあり、私自身が過去の渋谷パルコからたくさんの影響を受けていて、たくさんのデザイナーや作家のクリエイティブを見てきた。当時、種だった私が発芽して今がある。それと同じように「アカシック レコーズ」が若い子に影響を与えられるようなイベントになればいいと思う。
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大阪発のアパレルメーカーのラウンドアバウトは、スタイリストの山脇道子をプロデューサーに起用した新しいD2Cブランド「シーズビーズ(SEESBEES)」をスタートした。10月31日に公式オンラインサイトで商品の販売を開始した。
同ブランドでは、山脇が雑誌の着まわしコーディネート企画などで培ってきたスタイリング提案力を取り入れたベーシックアイテムをそろえる。30代前後をターゲットにした日常着で、ジャケット(1万2000円)とパンツ(9500円)、ベスト(7000円)のスリーピースをはじめ、カットソー(4000円〜)、カーディガン(9000円〜)合成皮革のショートパンツ(9000円)などをラインアップ。セールをしないことを前提に、価格帯は5800〜1万9000円と手頃な価格におさえている。
山脇は「昨年、出産を経てスニーカーやフラットシューズを履く機会が増えた。今はコロナ禍で多くの人が、少しの距離でも歩いて行動する機会も増えているので、洋服はスニーカーでもあわせやすい丈のバランスや色味などを工夫している」と話す。ブランド名は、英語で“最高のもの”を意味する慣用句の“The bee’s knees”からヒントを得て、「She is the bee’s knees(彼女は最高)」という意味を込めてつけた造語だという。
販路は公式オンラインサイトのみ。今後は山脇本人がスタイリングのアドバイスを行うサロンイベントなどをリアルな場と、オンライン上で企画していく予定だ。初年度の売り上げ目標は1億円、3年で3億円を目指す。
山脇はスタイリストの白幡啓に師事し、06年に独立。14年には初の書籍「DAYDREMER」を出版し、15年にランジェリーのベリグリからライフスタイルブランド「プライベート・スプーンズ・クラブ(PRIV. SPOONS CLUB)」をスタートする。プライベートでは19年に愛息が誕生した。
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ネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「エミリー、パリへ行く(原題:Emily in Paris)」のファッションアイテムが注目を集めている。同作はパリのマーケティング会社に勤めることをきっかけにシカゴから移住したリリー・コリンズ(Lily Colins)演じるエミリー・クーパー(Emily Cooper)が主人公のロマンチックコメディ。
作中の衣装は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」や 映画「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」を手掛けた有名スタイリストのパトリシア・フィールド(Patricia Field)が担当した。定番のフレンチスタイルのルックに加えて、鮮やかな色のセットアップやドレス、遊び心のある帽子、「シャネル(CHANEL)」のクロップトップなど、見ていてワクワクするスタイリングが盛り沢山。ドラマの設定を度外視したデザイナーズアイテムも多数登場し、ファッションの楽しさを刺激するルックで視聴者を魅了している。
大手検索エンジンのリスト(LYST)によると、同作で使われたブランドやアイテムの検索数が、手ごろな価格のものを中心に大幅に上昇しているという。例えば「カンゴール(KONGOL)」のバケットハット(68ドル、約7000円)の検索数はリスト内で342%増加し、ベレー帽に関連する検索数も週単位で41%増。「アルド(ALDO)」のスカーフがあしらわれたツートンカラーバッグ(65ドル、約6800円)も新シーズンが公開された翌日に64%増加した。ほかにも「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の“ジェリー スナップショットカメラバッグ”(395ドル、約4万円)や、すでに売り切れとなった「ケイト・スペード(KATE SPADE)」のテディーピンクの“ニコラ”バッグも検索数が2ケタ上昇した。
また「アリス アンド オリビア(ALICE & OLIVIA)」のエッフェル塔がプリントされたシャツと合わせて着用された「ロニー コボ(RONNY KOBO)」による蛇柄のグリーンのミニスカートは完売し、ブランドの検索数はリスト内で22%増。同様に人気インフルエンサーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)が手掛ける「キアラ・フェラーニ」のピンクのデニムミニスカートも売り切れ、同ブランドの検索数が60%増になった。エピソード1で登場した「ガニー(GANNNI)」の黄色いアシンメトリースカートの検索も約4倍に跳ね上がった。
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約2.7mの高さを持つ「エルメス(HERMES)」の“バーキン(BIRKIN)”が、ロンドン・ボンドストリートのフェンウィック(Fenwick)デパート前に設置された。同作品は多くのアートギャラリーが参加するメイフェア・アート・ウイークエンドの一環として10月初旬から展示されている。
この巨大な“バーキン”を手掛けたのは、大規模なパブリックアートを得意とする、ロンドン拠点に活動を行うギリシャ出身のアーティスト、カリオピ・レモス(Kalliopi Lemos)。作品は「バッグ・オブ・アスピレーション(Bag of Aspirations)」と題され、女性の将来に対する野心、平等、葛藤を詰め込む象徴的な“容器”を表現した。世界的に人気なラグジュアリーブランドである「エルメス」から、最も高価とされる素材やスタイルを選ぶことは制作において欠かせないことだったといい、スチールでレザーを模した。
同作品は「愛情の道具(Tools of Endearment)」と題したアートシリーズの最新作であり、ほかにもスチール製のコルセットや、ヒールの部分がナイフのようになっているハイヒール、三つ編みの髪の毛の彫刻「ザ・プレイト(The Plait)」がある。シリーズを通してレモスは、社会が位置付ける“女性らしさ”や女性の権利、地位について考えることを促している。
「見た目で判断されてしまうので、ファッションは女性にとって重荷になっている。私たちは生産的で、良い母親で、ビジネスウーマンでありながら美しくファッショナブルでならなければいけない。とりわけラグジュアリーファッションのアイテムは人を圧迫する。鞄から靴、ドレスまで完璧なものを持っていなくてはいけない。だから『バッグ・オブ・アスピレーション』とタイトルをつけた。これが普通のバッグだったら女性に対するプレッシャーは表現できなかった。相応の価値があるもので、女性が抱える野心や憤りを反映させる必要があった」。
レモスは柔らかいレザーを演出した作品を現実では力強い迫力を持つよう展示するなど、コントラストと対極性を巧みに使って、21世紀に女性であることから生まれる矛盾に光を当てている。短刀のついたハイヒールの作品では女性が“傷ついている”状態と、自身を“傷つける”ことができることを、ロンドンのリージェンツ・パークに展示されている約6.7mの三つ編みの彫刻では脆さと強さの共存を表現した。
「これらは女性を艶かしく、優しい、美しい生き物として表すシンボルでもある。ただこれまでと違うのは、自立して“女性らしさ”に対してものを申しているということ。女性が髪を切ることは恥辱とされてきた。しかしこのどっしりと構えた三つ編みは空に向かって伸び、『私はここにいる。そして強い』と言っている。何度かこの作品の前で涙を浮かべている人を見たこともある。特に女性の心を刺激するのだと思う。しかし男性も軍隊や強制収容所で髪の毛を剃ることを強いられてきたことから、共感する人もいる。髪の毛は等しくアイデンティティーと深い関わりを持っている」とレモスは語った。
彼女はまた彫刻が持つフェミニズムの性質から、作品が誇張的だという男性からのコメントもあると明かした。「男性は私たちが値する以上のものを手に入れたと考え、女性はまだ十分でないと考えている」と言う。レモスはこれまで手掛けたパブリックアートでも、対話を生み出し現状について疑問を投げかけることに重きをおいており、「私たちは日常に追われていて十分にこのような重要なトピックについて語り合えていない」と述べた。
レモスの彫刻をはじめとするパブリックアートは、この数カ月で人々の交流を生むという重要な役割を持ち始めた。「閉鎖されたギャラリーに入ることへの抵抗から、何カ月もの間アートとの交流を奪われていた。作品を屋外に置くことで再びアートとつながることができた。人々がアートのために心の場所を留めていたという事実に勇気づけられ、生活の中でどれだけアートを必要としているかについて話した」と言う。
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約2.7mの高さを持つ「エルメス(HERMES)」の“バーキン(BIRKIN)”が、ロンドン・ボンドストリートのフェンウィック(Fenwick)デパート前に設置された。同作品は多くのアートギャラリーが参加するメイフェア・アート・ウイークエンドの一環として10月初旬から展示されている。
この巨大な“バーキン”を手掛けたのは、大規模なパブリックアートを得意とする、ロンドン拠点に活動を行うギリシャ出身のアーティスト、カリオピ・レモス(Kalliopi Lemos)。作品は「バッグ・オブ・アスピレーション(Bag of Aspirations)」と題され、女性の将来に対する野心、平等、葛藤を詰め込む象徴的な“容器”を表現した。世界的に人気なラグジュアリーブランドである「エルメス」から、最も高価とされる素材やスタイルを選ぶことは制作において欠かせないことだったといい、スチールでレザーを模した。
同作品は「愛情の道具(Tools of Endearment)」と題したアートシリーズの最新作であり、ほかにもスチール製のコルセットや、ヒールの部分がナイフのようになっているハイヒール、三つ編みの髪の毛の彫刻「ザ・プレイト(The Plait)」がある。シリーズを通してレモスは、社会が位置付ける“女性らしさ”や女性の権利、地位について考えることを促している。
「見た目で判断されてしまうので、ファッションは女性にとって重荷になっている。私たちは生産的で、良い母親で、ビジネスウーマンでありながら美しくファッショナブルでならなければいけない。とりわけラグジュアリーファッションのアイテムは人を圧迫する。鞄から靴、ドレスまで完璧なものを持っていなくてはいけない。だから『バッグ・オブ・アスピレーション』とタイトルをつけた。これが普通のバッグだったら女性に対するプレッシャーは表現できなかった。相応の価値があるもので、女性が抱える野心や憤りを反映させる必要があった」。
レモスは柔らかいレザーを演出した作品を現実では力強い迫力を持つよう展示するなど、コントラストと対極性を巧みに使って、21世紀に女性であることから生まれる矛盾に光を当てている。短刀のついたハイヒールの作品では女性が“傷ついている”状態と、自身を“傷つける”ことができることを、ロンドンのリージェンツ・パークに展示されている約6.7mの三つ編みの彫刻では脆さと強さの共存を表現した。
「これらは女性を艶かしく、優しい、美しい生き物として表すシンボルでもある。ただこれまでと違うのは、自立して“女性らしさ”に対してものを申しているということ。女性が髪を切ることは恥辱とされてきた。しかしこのどっしりと構えた三つ編みは空に向かって伸び、『私はここにいる。そして強い』と言っている。何度かこの作品の前で涙を浮かべている人を見たこともある。特に女性の心を刺激するのだと思う。しかし男性も軍隊や強制収容所で髪の毛を剃ることを強いられてきたことから、共感する人もいる。髪の毛は等しくアイデンティティーと深い関わりを持っている」とレモスは語った。
彼女はまた彫刻が持つフェミニズムの性質から、作品が誇張的だという男性からのコメントもあると明かした。「男性は私たちが値する以上のものを手に入れたと考え、女性はまだ十分でないと考えている」と言う。レモスはこれまで手掛けたパブリックアートでも、対話を生み出し現状について疑問を投げかけることに重きをおいており、「私たちは日常に追われていて十分にこのような重要なトピックについて語り合えていない」と述べた。
レモスの彫刻をはじめとするパブリックアートは、この数カ月で人々の交流を生むという重要な役割を持ち始めた。「閉鎖されたギャラリーに入ることへの抵抗から、何カ月もの間アートとの交流を奪われていた。作品を屋外に置くことで再びアートとつながることができた。人々がアートのために心の場所を留めていたという事実に勇気づけられ、生活の中でどれだけアートを必要としているかについて話した」と言う。
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「スリュー(SREU)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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フランス発の自然派ブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」は2021年1月22日、カモミール入りのクレンジングウオーター“センシティブカモミール ミセラーウォーター”(200mL、1600円)とフェイスクリーム“同フェイスクリーム”(50mL、2400円)を発売する。全国約600店舗あるイオン・ウエルシア系列店舗で取り扱う。
「イヴ・ロシェ」は1979年に仏ラ・ガシリにある自社農園でカモミールの栽培をスタートし、97年にオーガニック認証を取得。約50年に及び研究を続け、ワイルドカモミールの一種には肌の水分と油分のバランスを整え、バリアを保つ働きに優れていることに着目。ミセラーウォーターは有機栽培されたワイルドカモミールを使用し、天然成分97%を配合。コットンに適量をとり、優しく拭き取るだけで肌の汚れやごわつきをオフしながら潤いを与え、軽いメイク落としと洗顔、拭き取りの3つの役割を1本で担う。なお、同ブランドではほかにも保湿力に優れたしっとりタイプの“イドラベジタル ミセラーウォーター”(200mL、1600円)と収れん効果のあるラブラドールティーを配合したさっぱりタイプの“セボベジタル ミセラーウォーター”(200mL、1600円)もラインアップするが、新作は古い角質やごわつきも優しくオフし、肌をつるんと仕上げるタイプになっている。
また、フェイスクリームも同じく有機栽培されたワイルドカモミールを配合。ワイルドカモミールが肌バリアを整え、ツクシナモミエキスが肌を柔らかくシルキーにし、さらにシアバターがしっとりと肌を保湿する。ビーガン処方で、天然成分99%から作られている。なお、両製品とも100%再生プラスチックを用いたボトルを採用し、今後は全製品において同様のパッケージを導入する予定だ。
「イヴ・ロシェ」は2019年8月にイオンとウエルシアホールディングスが共同出資会社イオンレーヴ コスメを設立して独占販売権を取得し、同年11月に日本上陸を果たした。自然素材を豊富に配合したスキンケア、ボディーケア、ヘアケア、フレグランスなどをラインアップする。1000円以下のアイテムも多くそろえ、日本でのメインターゲットは女子高校生~女子大生(10代後半~20代)としている。なお、グローバルでは90カ国で4000店舗を展開。親会社のグループ ロシェ(GROUPE ROCHER)はほかにも「サボン(SABON)」「ダニエル ジュヴァンス(DANIEL JOUVANCE)」などのコスメブランドを傘下にし、米「WWD」の予測によると2019年12月期の売上高は23億1000万ユーロ(約2864億円)だった。
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「カルティエ(CARTIER)」は10月、東京のホテル「エディション(EDITION)」でジュエリーイベント「カルティエ サロン(以下、サロン)」を開催した。同ブランドは2015年からハイジュエリーイベントを東京で開催し、世界中から顧客が来日。今年は新型コロナウイルス感染拡大により日本国内のイベントとしてハイジュエリーはもちろんのことファインジュエリーやウオッチもそろえ、より幅広い層にアピールするイベントを開催した。
会場は3つのエリアから構成され、エントランスにはアイコンの“パンテール”を中心にしたハイジュエリーや新作コレクションの“シュル ナチュレル”などを展示。その他、ダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーやウオッチの数々を紹介した。また、メゾンの170年を超える歴史に刻まれたスタイルとクリエイションを物語る“カルティエ コレクション”や過去に生み出したクリエイションを買い戻して販売する“カルティエ トラディション”も特別に展示された。“カルティエ コレクション”の12点は通常、世界でも有数の美術館や博物館などで開催される展覧会でしか見ることができない貴重な作品ばかりだ。その中には、1914年に制作されたメゾンにとって初の“パンテール”モチーフを採用したウオッチや具象化された“パンテール”を施したバニティケースなど、「カルティエ」における”パンテール”の軌跡が読み取れるものも。アートギャラリーのような空間で顧客はゆったりとジュエリーやウオッチ、過去の名品を見て回れるようになっている。
「カルティエ」は日本市場でハイジュエリーを強化しており、国内5店舗で計300点の在庫を常時キープしている。今回のイベントではハイジュエリーを中心とした500点以上のジュエリーやウオッチが集結。全国から顧客を招待し、各顧客にアテンドできるよう商談ルームも多く設置した。奥にはラウンジスペースがあり軽食やドリンクのサービスを提供。サロンやラウンジの入り口では赤い制服に身を包んだお馴染みのページボーイが「ボンジュール、マダム」と挨拶してくれる。以前は国立博物館などで大々的にイベントを開催していたが、今年は日本に初上陸したブティックホテルを会場に選ぶことで、特別感をキープしつつも、より軽やかな雰囲気のイベントになった。新型コロナウイルスの影響もあり、同イベントに来場できなかった顧客に向けてデジタル商談も実施。夏に実施したウオッチのデジタル商談会をさらに進化させ、専属のカメラマンを起用して、モデルに着用させることでボリューム感や着用イメージを伝えやすく工夫した。コロナの影響で多くのジュエラーがデジタル接客を始めており、どんどん進化している。
通常、多くのジュエラーが新作ハイジュエリーを月オートクチュール・ファッションウイーク中に発表するが、今年はコロナの影響で発表イベントを行ったジュエラーは少なかった。しかし、10月に入ってから東京で各ジュエラーのハイジュエリーイベントが開催されている。富裕層の多くにはショッピングや旅行などの娯楽の年間予算がある。コロナで海外旅行も海外でのショッピングもできないため、その予算を高額なジュエリーやウオッチ、車などに充てる富裕層が増えている。日本市場におけるハイジュエリーへの需要の高まりはまだまだ続きそうだ。
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「カルティエ(CARTIER)」は10月、東京のホテル「エディション(EDITION)」でジュエリーイベント「カルティエ サロン(以下、サロン)」を開催した。同ブランドは2015年からハイジュエリーイベントを東京で開催し、世界中から顧客が来日。今年は新型コロナウイルス感染拡大により日本国内のイベントとしてハイジュエリーはもちろんのことファインジュエリーやウオッチもそろえ、より幅広い層にアピールするイベントを開催した。
会場は3つのエリアから構成され、エントランスにはアイコンの“パンテール”を中心にしたハイジュエリーや新作コレクションの“シュル ナチュレル”などを展示。その他、ダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーやウオッチの数々を紹介した。また、メゾンの170年を超える歴史に刻まれたスタイルとクリエイションを物語る“カルティエ コレクション”や過去に生み出したクリエイションを買い戻して販売する“カルティエ トラディション”も特別に展示された。“カルティエ コレクション”の12点は通常、世界でも有数の美術館や博物館などで開催される展覧会でしか見ることができない貴重な作品ばかりだ。その中には、1914年に制作されたメゾンにとって初の“パンテール”モチーフを採用したウオッチや具象化された“パンテール”を施したバニティケースなど、「カルティエ」における”パンテール”の軌跡が読み取れるものも。アートギャラリーのような空間で顧客はゆったりとジュエリーやウオッチ、過去の名品を見て回れるようになっている。
「カルティエ」は日本市場でハイジュエリーを強化しており、国内5店舗で計300点の在庫を常時キープしている。今回のイベントではハイジュエリーを中心とした500点以上のジュエリーやウオッチが集結。全国から顧客を招待し、各顧客にアテンドできるよう商談ルームも多く設置した。奥にはラウンジスペースがあり軽食やドリンクのサービスを提供。サロンやラウンジの入り口では赤い制服に身を包んだお馴染みのページボーイが「ボンジュール、マダム」と挨拶してくれる。以前は国立博物館などで大々的にイベントを開催していたが、今年は日本に初上陸したブティックホテルを会場に選ぶことで、特別感をキープしつつも、より軽やかな雰囲気のイベントになった。新型コロナウイルスの影響もあり、同イベントに来場できなかった顧客に向けてデジタル商談も実施。夏に実施したウオッチのデジタル商談会をさらに進化させ、専属のカメラマンを起用して、モデルに着用させることでボリューム感や着用イメージを伝えやすく工夫した。コロナの影響で多くのジュエラーがデジタル接客を始めており、どんどん進化している。
通常、多くのジュエラーが新作ハイジュエリーを月オートクチュール・ファッションウイーク中に発表するが、今年はコロナの影響で発表イベントを行ったジュエラーは少なかった。しかし、10月に入ってから東京で各ジュエラーのハイジュエリーイベントが開催されている。富裕層の多くにはショッピングや旅行などの娯楽の年間予算がある。コロナで海外旅行も海外でのショッピングもできないため、その予算を高額なジュエリーやウオッチ、車などに充てる富裕層が増えている。日本市場におけるハイジュエリーへの需要の高まりはまだまだ続きそうだ。
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※この記事は2020年9月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
例年であれば8月の盆明けくらいからセールがほぼなくなり、9月に入れば正価(プロパー)の秋冬商品に切り替わるのが、衣料品売り場のカレンダーでした。しかし今年は全く様相が違います。
日本橋、新宿、池袋などの百貨店を見て回りました。さすがにメインのディスプレーやマネキンは秋物の服をまとっていますが、至るところで「SALE!」「再値下げ」といった赤札が目立ちます。ご存知の通り、コロナ禍によって春夏の服が大量に余っており、これらの処分のために9月でもセールを継続せざるをえない状況になっているわけです。
百貨店は4月から5月のほぼ2カ月近く休業を余儀なくされ、その後も消費が回復しませんでした。背に腹は変えられないというのが百貨店およびアパレル企業の現状でしょう。
さらに追い討ちをかけたのが、コロナ以前から進められていたアパレル企業の事業整理です。オンワードホールディングスが昨年から今年にかけて国内外で約1400店を閉めるのをはじめ、三陽商会、ワールド、TSIホールディングスといった大手が構造改革を発表しました。経営破綻したレナウンは「ダーバン」「アクアスキュータム」といった主力事業を小泉グループに売却しましたが、それでも店舗数は大幅に縮小せざるをえません。平時なら新しいブランドで埋められたかもしれません。しかし消費回復の見通しが立たない中、それも望めない。その空いたスペースが特設のセール売り場になっていたりします。
小田急百貨店新宿店では、衣料品の在庫処分を手がけるshoichi(大阪)が1カ月間の期間限定でオフプライスストアを開いていました。「オフプライスストア」とは、アパレル企業の余剰在庫を安く販売する業態で米国では巨大なマーケットを構築しています。日本では商習慣の違いや、百貨店とアパレルとの長年の関係性もあって、発達していませんでした。昨年あたりから郊外立地でちらほら増え出しましたが、新宿のど真ん中の、しかも百貨店の6階婦人服の中で期間限定とはいえオフプライスストアが営業することは衝撃的です。半年前なら考えられないことだったと思います。
コロナによって新常態(ニューノーマル)と呼ばれる新しい生活スタイルや働き方が広がっています。とはいえ、赤札が常態化する光景は望ましいものではありません。困難なこの時期を乗り越えて、適正な価格で商品が動く日が来てほしいものです。
MARKET VIEW:ファッション市場で日々発信されるホットなニュースを、「WWDジャパン」のビジネス担当記者がコンパクトに解説するメールマガジン。ニュースを読み解くヒントを提供します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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コーセーは12月17日、フラッグシップストア、メゾン コーセー(MAISON KOSE) 表参道をオープンする。昨年12月に開設した銀座店に次ぐ店舗で、同社が展開する百貨店からドラッグストアに向けたブランドをそろえるほか、非接触型の接客など独自の美容サービスを提供する。
同社は、中長期ビジョン“VISION2026”で掲げるパーソナルな顧客体験を体現するため、コーセービューティ プラットフォーム(これまでそれぞれの顧客接点で一方向に発信していた情報を、全方位かつ双方向で有機的に結びつけ、お客と直接つながる独自のデジタルプラットフォーム)構想を構築。19年11月にメゾン コーセーオンライン、12月にコンセプトストア、メゾン コーセー銀座を開設した。表参道店も消費者との戦略的タッチポイントの役割を担う。
同店ならでは取り組みは、入店から購入まで非接触で完結できるショッピング体験を実現すること。オートテスター機能やオンラインコミュニケーション、オートサンプリングサービス、完全キャッシュレル決済、AR肌診断ソリューション、OMO購入(店舗で見てECで購入)をかなえる。
店舗面積は約200平方メートル。地下1階〜地上2階で構成する。地下1階は、ブランドを横断してスキンケアやメイクアップ、ヘアケアのカテゴリーをテーマごとに展開する。1階はハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」の新たなカウンターデザインを日本で初めて導入する。12月20 日には中国上海にも、同じデザインの直営店をオープンする予定。日本では同店でのみ味わえるブランド独自のラグジュアリーな空間を創出。また代表製品の“モイスチュア リポソーム” やフレグランスのオートテスターを設置し、非接触で商品体験ができる。
2階はメイクアップアーティストブランド「アディクション(ADDICTION)」の商品や世界観を体感できるスタジオをオープン。新商品の先行体験や専属アーティストによるメイクレッスンの実施、フォトスポットの設置など、お客がメイクアップを通して非日常を味わえる空間を提供し、ブランドの情報発信の拠点としても活用する。
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女性のウェルネス課題の解決や支援事業を行うフェルマータ(fermata)はこのほど、フェムテック専門ECサイト「フェルマータ シンガポール(FERMATA SINGAPORE)」をシンガポールにオープンした。東南アジアではまだ未開発の領域で、先陣を切る形だ。
同社はフェムテック産業の活性化のためにボーダーレスなフェムテック市場を創出することが重要であると考え、2020年7月に初の海外拠点としてシンガポール支社を設立した。今回のECサイト立ち上げはシンガポール支社の活動の第一弾となる。
ECサイトでは、“あなたのタブーがワクワクに変わるまで”をビジョンに掲げ、妊活デバイスやオーガニック生理ショーツなど日本未入荷のプロダクトを含めた多様な商品を販売する。
同社は「女性の高学歴化、社会進出が加速しながらも、日本と同様に未だ性をオープンに語りづらい文化的背景があり、かつ女性の衛生環境に対する市場が7000億円にのぼるとされる東南アジアでフェムテック市場を確立することが必要だと考える。シンガポールは東南アジア経済の中心であり、医療・ライフスタイル関連の成長が著しいこと、域内貿易の盛んなASEAN諸国の中心に位置し、中国やオセアニア地域へのハブ都市にもなっていることから立地面や物流の観点で大きなメリットがある。シンガポール支社を起点に、東南アジア進出を目指すフェムテック企業のサポート、アジア・パシフィック地域での事業拡大を目指す」という。
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女性のウェルネス課題の解決や支援事業を行うフェルマータ(fermata)はこのほど、フェムテック専門ECサイト「フェルマータ シンガポール(FERMATA SINGAPORE)」をシンガポールにオープンした。東南アジアではまだ未開発の領域で、先陣を切る形だ。
同社はフェムテック産業の活性化のためにボーダーレスなフェムテック市場を創出することが重要であると考え、2020年7月に初の海外拠点としてシンガポール支社を設立した。今回のECサイト立ち上げはシンガポール支社の活動の第一弾となる。
ECサイトでは、“あなたのタブーがワクワクに変わるまで”をビジョンに掲げ、妊活デバイスやオーガニック生理ショーツなど日本未入荷のプロダクトを含めた多様な商品を販売する。
同社は「女性の高学歴化、社会進出が加速しながらも、日本と同様に未だ性をオープンに語りづらい文化的背景があり、かつ女性の衛生環境に対する市場が7000億円にのぼるとされる東南アジアでフェムテック市場を確立することが必要だと考える。シンガポールは東南アジア経済の中心であり、医療・ライフスタイル関連の成長が著しいこと、域内貿易の盛んなASEAN諸国の中心に位置し、中国やオセアニア地域へのハブ都市にもなっていることから立地面や物流の観点で大きなメリットがある。シンガポール支社を起点に、東南アジア進出を目指すフェムテック企業のサポート、アジア・パシフィック地域での事業拡大を目指す」という。
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「サカイ(SACAI)」は11月6日、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“ヴェイパーワッフル(VAPORWAFFLE)”を発売する。「ナイキ」の公式アプリ「NIKE SNKRS APP」や東京・青山にあるナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、「サカイ」青山店などで扱う。価格は2万2000円。
“ヴェイパーワッフル”は、「サカイ」2020-21年秋冬パリ・メンズ・コレクションのランウエイで初披露されたもので、陸上界を賑わせている厚底ランニングシューズ“ヴェイパーフライ(VAPORFLY)”と、1983年に発売された “ペガサス(PEGASUS)”の2モデルをハイブリッドしたスニーカーだ。2重になったシュータンやシューレース、サイドに配したダブルスウッシュのほか、ヒールから突き出たミッドソールが特徴的なデザインになっている。今回はホワイトをベースに、ミッドソールをブルー、スウッシュをピンクに仕上げたものと、ブラック × ホワイトのシックなカラーリングの2色を用意した。
昨年発売し人気を博した“LDワッフル(LDWAFFLE)”や“ブレーザー ミッド(BLAZER MID)”とは打って変わり、かなりスポーティーな印象を受ける。そのほかイエロー×グリーンやパープル × グリーンなどのカラーリングもランウエイで発表していた。
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「サカイ(SACAI)」は11月6日、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“ヴェイパーワッフル(VAPORWAFFLE)”を発売する。「ナイキ」の公式アプリ「NIKE SNKRS APP」や東京・青山にあるナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、「サカイ」青山店などで扱う。価格は2万2000円。
“ヴェイパーワッフル”は、「サカイ」2020-21年秋冬パリ・メンズ・コレクションのランウエイで初披露されたもので、陸上界を賑わせている厚底ランニングシューズ“ヴェイパーフライ(VAPORFLY)”と、1983年に発売された “ペガサス(PEGASUS)”の2モデルをハイブリッドしたスニーカーだ。2重になったシュータンやシューレース、サイドに配したダブルスウッシュのほか、ヒールから突き出たミッドソールが特徴的なデザインになっている。今回はホワイトをベースに、ミッドソールをブルー、スウッシュをピンクに仕上げたものと、ブラック × ホワイトのシックなカラーリングの2色を用意した。
昨年発売し人気を博した“LDワッフル(LDWAFFLE)”や“ブレーザー ミッド(BLAZER MID)”とは打って変わり、かなりスポーティーな印象を受ける。そのほかイエロー×グリーンやパープル × グリーンなどのカラーリングもランウエイで発表していた。
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「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、ディズニー長編アニメ映画「ファンタジア」の公開80周年を記念したアイテムを発売した。10月30日から開催したミッキーマウス展「THE TRUE ORIGINAL&BEYOND」(森アーツセンターギャラリー)を皮切りに、ニュウマン新宿や代官山 蔦屋書店で順次販売していく。
記念アイテムは全8型。「ポータークラシック」の“ニュートンバッグ”シリーズをベースに、ミッキーマウスの「ファンタジア」刺しゅうや公開当時のポスターのレザーパッチを配したデイパック(Sサイズ4万2000円、Lサイズ5万円)やリュックサック(4万7500円)のほか、Tシャツ2型(各1万5000円)、バンダナ2型(各5500円)、キーチャーム1型(7500円)をそろえる。またファスナーには「ファンタジア」を連想させる3色の刺しゅうを施した。
“ニュートンバッグ”は、寝具の老舗、昭和西川の“ムアツ(MUATSU)”ふとんをショルダーストラップに採用し、3年の開発期間を経て完成したもの。凹凸のストラップが肩への圧力を分散することで、血行を妨げにくく、「荷物が軽く感じる」「体に優しい」シリーズだ。
■ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL &BEYOND
日程:10月30日~1月11日
時間:10:00〜20:00
場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
住所:東京都港区六本木6-10-1 森アーツセンターギャラリー
入場料:一般(大学生以上)2800円、中高生2000円、小学生1200円
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「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」は、ディズニー長編アニメ映画「ファンタジア」の公開80周年を記念したアイテムを発売した。10月30日から開催したミッキーマウス展「THE TRUE ORIGINAL&BEYOND」(森アーツセンターギャラリー)を皮切りに、ニュウマン新宿や代官山 蔦屋書店で順次販売していく。
記念アイテムは全8型。「ポータークラシック」の“ニュートンバッグ”シリーズをベースに、ミッキーマウスの「ファンタジア」刺しゅうや公開当時のポスターのレザーパッチを配したデイパック(Sサイズ4万2000円、Lサイズ5万円)やリュックサック(4万7500円)のほか、Tシャツ2型(各1万5000円)、バンダナ2型(各5500円)、キーチャーム1型(7500円)をそろえる。またファスナーには「ファンタジア」を連想させる3色の刺しゅうを施した。
“ニュートンバッグ”は、寝具の老舗、昭和西川の“ムアツ(MUATSU)”ふとんをショルダーストラップに採用し、3年の開発期間を経て完成したもの。凹凸のストラップが肩への圧力を分散することで、血行を妨げにくく、「荷物が軽く感じる」「体に優しい」シリーズだ。
■ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL &BEYOND
日程:10月30日~1月11日
時間:10:00〜20:00
場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
住所:東京都港区六本木6-10-1 森アーツセンターギャラリー
入場料:一般(大学生以上)2800円、中高生2000円、小学生1200円
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11月2日号の「WWDジャパン」では、ファッション業界を取材する記者からビューティに関する疑問を募集し、ビューティ記者が回答する「往復書簡」を実施した。ビューティ業界を熟知する記者でもハッとするような新鮮な疑問や質問が多く集まった。その中でもファッションとは切り離せないヘアメイクアップアーティストについてや、アルビオンの看板製品“スキコン”が売れ続ける理由などエンドユーザーに知ってほしい質問・回答をお届けする。
Q.1:アルビオンの“スキコン(薬用スキンコンディショナー)”は何故ずっと売れている?年間の売上高は?
A.1:国産ハトムギエキスなどの潤い成分が肌荒れや乾燥を防ぐなど肌実感の高い点が支持され続けている理由の一つだろう。3世代で使用している人も少なくないという。1974年の誕生から46年経った今でも、毎年新客が20%ほどいて20代から幅広い層まで支持を集める。外国人からも人気で、特に中国では“健康水”と呼ばれているほど製品への信頼度は高い。2017年ごろには年間300万本を生産しており、年間150億円以上(小売ベース)売り上げているのではないかと予測する。
Q.2:美容家の定義って何?どんな人がいるの?
A.2:「WWDビューティ」2018年10月18日号で「美容家とは何者か?」という特集を掲載したが、明確な定義づけがないのが現状だ。美容家と語る大半が、化粧品会社で長年勤務していたりファッション誌や美容誌のビューティ担当者だったりと、肌の構造や化粧品の知識が豊富であることが前提にある。代表的な人物としては、80歳を過ぎて今なお活躍されている小林照子さん(娘の小林ひろ美さんも美容家)や今年亡くなられた佐伯チズさん。最近目にする機会が多いのはドラマにも出演している神崎恵さんや、アイラッシュサロンの経営も行う石井美保さんなどがいる。美容家のほか、美容ジャーナリスト、美容愛好家、美容編集者、美容ディレクターなどといった肩書きもあり、どういった肩書きかは本人が決めている。
Q.3:今注目のヘアメイクアップアーティストは?
A.3:取材で多くの美容師と話をする中で名前が上がる、また日々ビューティ関連の広告を見ていて注目しているのは根本亜沙美ヘアメイクアップアーティスト。アートディレクターの吉田ユニとタッグを組むことも多く、刷新した「エテュセ(ETTUSAIS)」のビジュアルは記憶に新しい。
また資生堂のメイクアップアカデミー&スタジオ「サブファ(SABFA)」の校長も務めた原田忠資生堂トップヘアメイクアーティストは、オタクとしても有名で、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」や「テラフォーマーズ」などのキャラクターをヘアメイクで再現して話題に。最近では「ユニクロ(UNIQLO)」のグローバル旗艦店「ユニクロ トウキョウ」とコラボしてTシャツを作ったり、店頭のインスタレーションのマネキンのヘアを手掛けるなど自由なクリエイションが注目されている。
Q.4:なぜ男性を広告に起用してもその人自身がメイクしないの?
A.4:そもそもは男性タレントを起用することで、その男性タレントの女性ファンに買ってもらおうというのが狙い。なので、そのタレントがメイクをするというよりは、商品を使ったら「素敵だよ」と“彼”が思ってくれるということでの起用だった。ただ近年は男性タレントがリップまでつけて広告に登場することが多く、男性タレントは広告以外の仕事でもメイクをしているケースも増えている。女性ファンを囲い込む狙いはもちろんだが、今は男性へのアプローチの役割も大きい。
Q.5:今売れているメンズビューティ・ベスト3アイテムは?
A.5:メンズコスメ担当記者が、最近の取材の中で売り上げを伸ばしていると感じる3つのアイテム。まずは「乳液」。メンズのスキンケア事情として、「洗顔」はかなり普及しており、「化粧水」を使う男性も増えた。そこで「次のステップである『乳液』を使う男性が増えれば、本当にメンズコスメ市場は盛り上がる」と考えているメンズコスメ関係者も多い。それで意識的に「乳液」を推しているメーカーが多いこともあり、意識の高い男性の間で“化粧水よりも肌のベタつきを押さえられて潤いが長持ちする”という乳液の特徴に気付く人が増えた。乳液タイプのオールインワンアイテムも売れているようで、「乳液」には注目している。
2つ目は「除毛クリーム」。ここ数年、夏になると売り上げを伸ばしているアイテムだが、今年は新型コロナの影響で海やプールに行く機会がなく、売り上げは落ちると思われていた。ところが、自粛期間中に自らの肌と向き合ってケアを始める男性が多かったらしく、ロフトや楽天市場でも売り上げを伸ばしているという。
3つ目は、マスクにひと噴きして除菌・消臭・香りづけをする「マスクリフレッシャー」。マスクをつけたときに自分の口臭が気になる男性が多く、エチケットアイテムとして売り上げを伸ばしている。口臭ケアアイテムを使えばいいと思われがちだが、口臭ケアアイテムは自分でいい香りを感じられないが、マスクに振りかけるアイテムならば、いい香りを自身で感じられる、というメリットがあるようだ。
Q.6:ビューティ初心者の男性にオススメの入門ビューティグッズは?
A.6:上述のように「洗顔」はかなり普及しており、美容に興味を持ったばかりの男性にはまず化粧水をオススメする。皮脂の過剰分泌や髭剃り後など男性特有の肌トラブルも肌質に合わせて選ぶことで理想の肌に近づける。また一歩踏み出したい方は、視覚的に効果を実感しやすく、肌の悩みやトラブルをカバーしてくれるBBクリームがオススメだ。資生堂「ウーノ(UNO)」の“フェイスカラークリエイター”は、肌の色に合わせて毛穴やニキビ跡、ひげの青み、クマといった悩みをカバーし、補正する。
Q.7:化粧品メーカーの宣伝や女性誌などで、「肌をきたえる」「肌を甘やかす」というような表現を見かけますが、化粧品で本当にそのようなことは可能なの?
A.7:ひとつには薬機法(医薬品医療機器等法)ではっきりと「効く」と言えないことも大きいのではないか?それもあり、曖昧な表現も多くなっている。「きたえる」や「甘やかす」は、主観によるところが大きい。若い肌にはエイジングケアの高いクリームは必要ないだろうし、それを使ってしまうと「肌が甘やかされて、それじゃないと肌の調子はよくなさそう」と思う。逆に同じ化粧水でも異なるブランドを使うことで、肌はきたえられる、というのもあながち嘘ではないと、あるブランドの人から聞いたことがある。
Q.8:韓国コスメは何故に人気なの?
A.8:韓国アイドルやK-POPのブームが広がるとともに、韓国コスメも人気を集めている。低価格で美容成分を多く配合する画期的なアイテムが多く、斬新なパッケージが多いのも特徴だ。クッションファンデーションや眉ティントといったユニークなアイデアの商品も話題となり、注目を集めている。海外ビューティ企業による韓国企業の買収の動きも活発的で、ロレアル(L‘OREAL)は「3CE」などを展開するナンダ(NANDA)を買収、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は韓国のドクターズコスメ「ドクタージャルト(DR. JART+)」と「ドゥ ザ ライト シング(DO THE RIGHT THING)」を展開するハブ&ビー(HAVE & BE)を買収している。
Q.9:コスメは製造年月日より、使用期限を記載したほうが便利だと思うが、そうしない理由は?
A.9:医薬品や化粧品などの品質・有効性および安全性を確保することを目的とした法律である薬機法では、製造後3年以内で変質する化粧品を除いて使用期限を表示する必要がないとされているからだと考える。ちなみに未開封で3年、開封後は3〜6カ月で使い切るのが基本となっている。薬機法に基づき、自然由来原料を使用するオーガニック・ナチュラル化粧品は、使用期限が明記されているケースが大半。
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11月2日号の「WWDジャパン」では、ファッション業界を取材する記者からビューティに関する疑問を募集し、ビューティ記者が回答する「往復書簡」を実施した。ビューティ業界を熟知する記者でもハッとするような新鮮な疑問や質問が多く集まった。その中でもファッションとは切り離せないヘアメイクアップアーティストについてや、アルビオンの看板製品“スキコン”が売れ続ける理由などエンドユーザーに知ってほしい質問・回答をお届けする。
Q.1:アルビオンの“スキコン(薬用スキンコンディショナー)”は何故ずっと売れている?年間の売上高は?
A.1:国産ハトムギエキスなどの潤い成分が肌荒れや乾燥を防ぐなど肌実感の高い点が支持され続けている理由の一つだろう。3世代で使用している人も少なくないという。1974年の誕生から46年経った今でも、毎年新客が20%ほどいて20代から幅広い層まで支持を集める。外国人からも人気で、特に中国では“健康水”と呼ばれているほど製品への信頼度は高い。2017年ごろには年間300万本を生産しており、年間150億円以上(小売ベース)売り上げているのではないかと予測する。
Q.2:美容家の定義って何?どんな人がいるの?
A.2:「WWDビューティ」2018年10月18日号で「美容家とは何者か?」という特集を掲載したが、明確な定義づけがないのが現状だ。美容家と語る大半が、化粧品会社で長年勤務していたりファッション誌や美容誌のビューティ担当者だったりと、肌の構造や化粧品の知識が豊富であることが前提にある。代表的な人物としては、80歳を過ぎて今なお活躍されている小林照子さん(娘の小林ひろ美さんも美容家)や今年亡くなられた佐伯チズさん。最近目にする機会が多いのはドラマにも出演している神崎恵さんや、アイラッシュサロンの経営も行う石井美保さんなどがいる。美容家のほか、美容ジャーナリスト、美容愛好家、美容編集者、美容ディレクターなどといった肩書きもあり、どういった肩書きかは本人が決めている。
Q.3:今注目のヘアメイクアップアーティストは?
A.3:取材で多くの美容師と話をする中で名前が上がる、また日々ビューティ関連の広告を見ていて注目しているのは根本亜沙美ヘアメイクアップアーティスト。アートディレクターの吉田ユニとタッグを組むことも多く、刷新した「エテュセ(ETTUSAIS)」のビジュアルは記憶に新しい。
また資生堂のメイクアップアカデミー&スタジオ「サブファ(SABFA)」の校長も務めた原田忠資生堂トップヘアメイクアーティストは、オタクとしても有名で、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」や「テラフォーマーズ」などのキャラクターをヘアメイクで再現して話題に。最近では「ユニクロ(UNIQLO)」のグローバル旗艦店「ユニクロ トウキョウ」とコラボしてTシャツを作ったり、店頭のインスタレーションのマネキンのヘアを手掛けるなど自由なクリエイションが注目されている。
Q.4:なぜ男性を広告に起用してもその人自身がメイクしないの?
A.4:そもそもは男性タレントを起用することで、その男性タレントの女性ファンに買ってもらおうというのが狙い。なので、そのタレントがメイクをするというよりは、商品を使ったら「素敵だよ」と“彼”が思ってくれるということでの起用だった。ただ近年は男性タレントがリップまでつけて広告に登場することが多く、男性タレントは広告以外の仕事でもメイクをしているケースも増えている。女性ファンを囲い込む狙いはもちろんだが、今は男性へのアプローチの役割も大きい。
Q.5:今売れているメンズビューティ・ベスト3アイテムは?
A.5:メンズコスメ担当記者が、最近の取材の中で売り上げを伸ばしていると感じる3つのアイテム。まずは「乳液」。メンズのスキンケア事情として、「洗顔」はかなり普及しており、「化粧水」を使う男性も増えた。そこで「次のステップである『乳液』を使う男性が増えれば、本当にメンズコスメ市場は盛り上がる」と考えているメンズコスメ関係者も多い。それで意識的に「乳液」を推しているメーカーが多いこともあり、意識の高い男性の間で“化粧水よりも肌のベタつきを押さえられて潤いが長持ちする”という乳液の特徴に気付く人が増えた。乳液タイプのオールインワンアイテムも売れているようで、「乳液」には注目している。
2つ目は「除毛クリーム」。ここ数年、夏になると売り上げを伸ばしているアイテムだが、今年は新型コロナの影響で海やプールに行く機会がなく、売り上げは落ちると思われていた。ところが、自粛期間中に自らの肌と向き合ってケアを始める男性が多かったらしく、ロフトや楽天市場でも売り上げを伸ばしているという。
3つ目は、マスクにひと噴きして除菌・消臭・香りづけをする「マスクリフレッシャー」。マスクをつけたときに自分の口臭が気になる男性が多く、エチケットアイテムとして売り上げを伸ばしている。口臭ケアアイテムを使えばいいと思われがちだが、口臭ケアアイテムは自分でいい香りを感じられないが、マスクに振りかけるアイテムならば、いい香りを自身で感じられる、というメリットがあるようだ。
Q.6:ビューティ初心者の男性にオススメの入門ビューティグッズは?
A.6:上述のように「洗顔」はかなり普及しており、美容に興味を持ったばかりの男性にはまず化粧水をオススメする。皮脂の過剰分泌や髭剃り後など男性特有の肌トラブルも肌質に合わせて選ぶことで理想の肌に近づける。また一歩踏み出したい方は、視覚的に効果を実感しやすく、肌の悩みやトラブルをカバーしてくれるBBクリームがオススメだ。資生堂「ウーノ(UNO)」の“フェイスカラークリエイター”は、肌の色に合わせて毛穴やニキビ跡、ひげの青み、クマといった悩みをカバーし、補正する。
Q.7:化粧品メーカーの宣伝や女性誌などで、「肌をきたえる」「肌を甘やかす」というような表現を見かけますが、化粧品で本当にそのようなことは可能なの?
A.7:ひとつには薬機法(医薬品医療機器等法)ではっきりと「効く」と言えないことも大きいのではないか?それもあり、曖昧な表現も多くなっている。「きたえる」や「甘やかす」は、主観によるところが大きい。若い肌にはエイジングケアの高いクリームは必要ないだろうし、それを使ってしまうと「肌が甘やかされて、それじゃないと肌の調子はよくなさそう」と思う。逆に同じ化粧水でも異なるブランドを使うことで、肌はきたえられる、というのもあながち嘘ではないと、あるブランドの人から聞いたことがある。
Q.8:韓国コスメは何故に人気なの?
A.8:韓国アイドルやK-POPのブームが広がるとともに、韓国コスメも人気を集めている。低価格で美容成分を多く配合する画期的なアイテムが多く、斬新なパッケージが多いのも特徴だ。クッションファンデーションや眉ティントといったユニークなアイデアの商品も話題となり、注目を集めている。海外ビューティ企業による韓国企業の買収の動きも活発的で、ロレアル(L‘OREAL)は「3CE」などを展開するナンダ(NANDA)を買収、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は韓国のドクターズコスメ「ドクタージャルト(DR. JART+)」と「ドゥ ザ ライト シング(DO THE RIGHT THING)」を展開するハブ&ビー(HAVE & BE)を買収している。
Q.9:コスメは製造年月日より、使用期限を記載したほうが便利だと思うが、そうしない理由は?
A.9:医薬品や化粧品などの品質・有効性および安全性を確保することを目的とした法律である薬機法では、製造後3年以内で変質する化粧品を除いて使用期限を表示する必要がないとされているからだと考える。ちなみに未開封で3年、開封後は3〜6カ月で使い切るのが基本となっている。薬機法に基づき、自然由来原料を使用するオーガニック・ナチュラル化粧品は、使用期限が明記されているケースが大半。
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世界文化社は、男性ファッション誌「メンズ・エグゼクティブ(MEN'S EX)」の新サービス開始と、2021年から刊行形態を3月、9月、11月の年3回刊行に変更することを発表した。月刊誌は11月6日発売の2021年1月号をもって終了する。今後は月間2000万PVの実績を持つ「MEN'S EX ONLINE」を軸に、雑誌を購読しないユーザーにもタッチポイントを広げ、エンゲージメントを深めていく。
新サービスとしては、11月6日からeコマース「エム・イー・ストア(me STORE)」を開始し、メンズファッションや小物、雑貨などを取り扱う。さらに「メンズ・エグゼクティブ・アカデミー」も開始し、リアルとオンラインでビジネスマン向けのアカデミーの実施や、ビジネスマナーや着こなしなどのコンテンツも配信する。ほかにも、「MEN'S EX ONLINE」のDXサービスとして、ID登録をした「メンズ・エグゼクティブ」ユーザーしか見ることができないコンテンツやイベントなどのサービスも11月中旬から開始予定だ。
雑誌としては、2021年以降は年3回の刊行に加え、随時別冊・臨増やワンテーマムック、書籍を刊行する。
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世界文化社は、男性ファッション誌「メンズ・エグゼクティブ(MEN'S EX)」の新サービス開始と、2021年から刊行形態を3月、9月、11月の年3回刊行に変更することを発表した。月刊誌は11月6日発売の2021年1月号をもって終了する。今後は月間2000万PVの実績を持つ「MEN'S EX ONLINE」を軸に、雑誌を購読しないユーザーにもタッチポイントを広げ、エンゲージメントを深めていく。
新サービスとしては、11月6日からeコマース「エム・イー・ストア(me STORE)」を開始し、メンズファッションや小物、雑貨などを取り扱う。さらに「メンズ・エグゼクティブ・アカデミー」も開始し、リアルとオンラインでビジネスマン向けのアカデミーの実施や、ビジネスマナーや着こなしなどのコンテンツも配信する。ほかにも、「MEN'S EX ONLINE」のDXサービスとして、ID登録をした「メンズ・エグゼクティブ」ユーザーしか見ることができないコンテンツやイベントなどのサービスも11月中旬から開始予定だ。
雑誌としては、2021年以降は年3回の刊行に加え、随時別冊・臨増やワンテーマムック、書籍を刊行する。
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「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、スイムウエアとアンダーウエア両方の機能とスタイルを併せ持つカプセルコレクション“ステラウェア(Stellawear)”発売した。前後リバーシブルのセパレートウエアやデイウエアのインナーなど、さまざまな着方が楽しめるアイテムで、たくさんのものを買いそろえることなく、限られたアイテムで幅広いコーディネートを楽しめるようデザインしている。
ポイントはボディラインを美しく引き立てる点で、通気性と耐塩素性に優れた素材を用いたこと。素材は環境に配慮して生産されたジャージーやリサイクル素材を90%使用したレースなどで、例えば、イタリアのアクアフィル(AQUAFIL)社の再生ナイロン“エコニール(ECONYL)や旭化成のスパンデックス「ロイカ」の“エコスマート(ROICA Eco-Smart)”などを用いている。
価格帯はブラが1万4000円~、ショーツが1万4000円~、ボディスーツが3万3000円~で、公式オンラインストアと一部店舗で販売中だ。
ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は21年春夏のデジタルプレゼンテーション発表後に開催したカンファレンスで“ステラウェア”についても言及。「何年もかけて取り組んできたことで、ようやくお披露目できました。着ることで体をサポートし、自分に自信が持てるようになるというアイデアであると同時にそれを着たまま泳ぐこともできます。生産するものを減らすということもサステナビリティにつながります。ランジェリーと水着をひとまとめにして商品を一つ減らし、さらに99%ゼロウエイストのパターンになっています。いつの日か、テクノロジーのおかげで100%ゼロウエイストを実現できるようになればと願っています」と語った。
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コーセーの2020年4~9月期連結決算は売上高が前年同期比23.7%減の1302億円、営業利益が同85.8%減の40億円、経常利益が同85.6%減の40億円、純利益が同83.0%減の30億円となり、新型コロナウイルスの影響により大きく減収減益だった。
事業別では、化粧品事業は中国で「コスメデコルテ(DECORTE)」が全チャネルで好調に推移。日本では高保湿エイジングケアブランド「ルシェリ(LECHERI)」がプラス成長となったが、免税売り上げが大きく減少したことが響き、「コスメデコルテ(DECORTE)」「アルビオン(ALBION)」「雪肌精」など主力ブランドが総じてマイナス成長となった。その結果、売上高は同23.5%減の1008億円、営業利益は69.2%減の93億円だった。コスメタリー事業はコロナ禍で需要が高まっている“リップ ジェルマジック”や“カール キープ マジック”が売り上げに寄与したほか、「スティーブンノル ニューヨーク」(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」、コーセーコスメポートの「グレイスワン(GRACEONE)」が好調に推移。しかし外出自粛の影響でメイクアップやクレンジング、日焼け止め、シートマスクが不振で売上高は同23.3%減の281億円、営業損失が19億円だった(前年同期は4億円の営業利益)。
地域別で見ると、日本は「メゾン コーセー(MAISON KOSE)」を中心としたプロモーション効果もありECが好調に推移したが、外出自粛に伴う購買意識の低下や免税売り上げの激減により売上高が同34.1%減の788億円だった。北米はロックダウンや外出規制の影響を受ける中、EC売り上げが好調に推移するも同22.3%減の129億円の減収だった。一方でアジアは中国でロックダウン解除後の百貨店チャネルが一気に回復しECも引き続き伸長。5月にTモールで販売を開始した「コスメデコルテ(DECORTE)」のAQラインと「雪肌精みやび」を売り上げに貢献した結果、売上高は同17.0%増の367億円と増収となった。国内の大幅な落ち込みと中国の成長を受け、海外売り上げ比率が39.4%(前年は29.9%)に上昇し、そのうちEC売り上げ比率が12.4%(前年は6.2%)、免税売り上げ比率が17.2%(前年は10.4%)とシェアを拡大した。
下期は「コスメデコルテ」の新ブランドミューズを起用した50周年記念施策を11月に開始。12月には非接触のショッピング体験を提供する「メゾン コーセー」のフラッグシップストアを表参道にオープンする。また成長著しい中国市場では、新たな発信拠点として「コスメデコルテ」のコンセプトデザインショップを上海に設けるほか、海南島をフックとした「コスメデコルテ」「雪肌精」のブランド戦略を推進し免税事業に注力する。
なお、年間着地見込みについては、日本は想定より回復スピードが遅く年間計画達成は厳しい状況だが、中国、韓国、欧米については年間計画を上回るとみている。4月に発表した連結業績予想に変更はなく、売上高が前期比12.5%減の2866億円、営業利益が同57,2%減の172億円、経常利益が同55.5%減の182億円、純利益が同53.2%減の125億円を見込む。
The post コーセー20年度上期は大幅な減収減益 中国市場が成長しアジアは17.0%増収 appeared first on WWDJAPAN.com.
コーセーの2020年4~9月期連結決算は売上高が前年同期比23.7%減の1302億円、営業利益が同85.8%減の40億円、経常利益が同85.6%減の40億円、純利益が同83.0%減の30億円となり、新型コロナウイルスの影響により大きく減収減益だった。
事業別では、化粧品事業は中国で「コスメデコルテ(DECORTE)」が全チャネルで好調に推移。日本では高保湿エイジングケアブランド「ルシェリ(LECHERI)」がプラス成長となったが、免税売り上げが大きく減少したことが響き、「コスメデコルテ(DECORTE)」「アルビオン(ALBION)」「雪肌精」など主力ブランドが総じてマイナス成長となった。その結果、売上高は同23.5%減の1008億円、営業利益は69.2%減の93億円だった。コスメタリー事業はコロナ禍で需要が高まっている“リップ ジェルマジック”や“カール キープ マジック”が売り上げに寄与したほか、「スティーブンノル ニューヨーク」(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」、コーセーコスメポートの「グレイスワン(GRACEONE)」が好調に推移。しかし外出自粛の影響でメイクアップやクレンジング、日焼け止め、シートマスクが不振で売上高は同23.3%減の281億円、営業損失が19億円だった(前年同期は4億円の営業利益)。
地域別で見ると、日本は「メゾン コーセー(MAISON KOSE)」を中心としたプロモーション効果もありECが好調に推移したが、外出自粛に伴う購買意識の低下や免税売り上げの激減により売上高が同34.1%減の788億円だった。北米はロックダウンや外出規制の影響を受ける中、EC売り上げが好調に推移するも同22.3%減の129億円の減収だった。一方でアジアは中国でロックダウン解除後の百貨店チャネルが一気に回復しECも引き続き伸長。5月にTモールで販売を開始した「コスメデコルテ(DECORTE)」のAQラインと「雪肌精みやび」を売り上げに貢献した結果、売上高は同17.0%増の367億円と増収となった。国内の大幅な落ち込みと中国の成長を受け、海外売り上げ比率が39.4%(前年は29.9%)に上昇し、そのうちEC売り上げ比率が12.4%(前年は6.2%)、免税売り上げ比率が17.2%(前年は10.4%)とシェアを拡大した。
下期は「コスメデコルテ」の新ブランドミューズを起用した50周年記念施策を11月に開始。12月には非接触のショッピング体験を提供する「メゾン コーセー」のフラッグシップストアを表参道にオープンする。また成長著しい中国市場では、新たな発信拠点として「コスメデコルテ」のコンセプトデザインショップを上海に設けるほか、海南島をフックとした「コスメデコルテ」「雪肌精」のブランド戦略を推進し免税事業に注力する。
なお、年間着地見込みについては、日本は想定より回復スピードが遅く年間計画達成は厳しい状況だが、中国、韓国、欧米については年間計画を上回るとみている。4月に発表した連結業績予想に変更はなく、売上高が前期比12.5%減の2866億円、営業利益が同57,2%減の172億円、経常利益が同55.5%減の182億円、純利益が同53.2%減の125億円を見込む。
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「コスメデコルテ(DECORTE)」は12月にブランド誕生から50周年を迎えるにあたり、新ブランドミューズに女優のブリー・ラーソン(Brie Larson)を起用する。また50周年を記念して、仏クリスタルブランド「バカラ(BACCARAT)」とコラボレーションした“AQ ミリオリティ インテンシブ クリーム n Baccarat Edition”を世界限定999個で2021年6月16日に発売する(日本を除く国と地域は6月1日発売)。価格は100gが2個入りで50万円。
新ブランドミューズのブリー・ラーソンは2015年に映画「ルーム」で第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞。19年公開の「キャプテン・マーベル」に主演に抜擢され、記録的な興行成績で絶大な人気を獲得。同年、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた。映画監督、シンガーソングライター、アクティビストとしての顔も持ち、人種・性別の多様性を受け入れるよう、公平性を求めて積極的に声をあげている。14の国と地域で展開するグローバルブランドのさらなる認知拡大を目的に、ブランドの美の精神を体現する存在として起用された。ブランドミューズはこれまでモデルのケイト・モス(Kate Moss)を起用し、国内での発信を強めていた。
「バカラ」とのコラボ商品は、30種類の美容成分を配合した人気のエイジングケアクリーム“AQ ミリオリティ インテンシブ クリームn”を、「コスメデコルテ」のアートディレクターを務めるマルセル・ワンダース(Marcel Wanders)デザインによるクリスタルガラス製スタンドに収めた。「バカラ」の工場で職人の手作業で生産され、トップに「はバカラ」のシンボルとして知られるレッドオクトゴンを配置。限定999個一つ一つにシリアルナンバーを入れた。日本では2月から予約受付を開始する。
また50周年を記念したデジタルコンテンツ「コスメデコルテ ビューティ ジャーニー(DECORTE Beauty Jouney)」を11月1日にオープンする。世界中にある「コスメデコルテ」縁の地をVRを使ったデジタル上で旅しながらブランドについて学べるコンテンツで、旅先を全て回った人の中から抽選で5001人に商品をプレゼントする。
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「コスメデコルテ(DECORTE)」は12月にブランド誕生から50周年を迎えるにあたり、新ブランドミューズに女優のブリー・ラーソン(Brie Larson)を起用する。また50周年を記念して、仏クリスタルブランド「バカラ(BACCARAT)」とコラボレーションした“AQ ミリオリティ インテンシブ クリーム n Baccarat Edition”を世界限定999個で2021年6月16日に発売する(日本を除く国と地域は6月1日発売)。価格は100gが2個入りで50万円。
新ブランドミューズのブリー・ラーソンは2015年に映画「ルーム」で第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞。19年公開の「キャプテン・マーベル」に主演に抜擢され、記録的な興行成績で絶大な人気を獲得。同年、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた。映画監督、シンガーソングライター、アクティビストとしての顔も持ち、人種・性別の多様性を受け入れるよう、公平性を求めて積極的に声をあげている。14の国と地域で展開するグローバルブランドのさらなる認知拡大を目的に、ブランドの美の精神を体現する存在として起用された。ブランドミューズはこれまでモデルのケイト・モス(Kate Moss)を起用し、国内での発信を強めていた。
「バカラ」とのコラボ商品は、30種類の美容成分を配合した人気のエイジングケアクリーム“AQ ミリオリティ インテンシブ クリームn”を、「コスメデコルテ」のアートディレクターを務めるマルセル・ワンダース(Marcel Wanders)デザインによるクリスタルガラス製スタンドに収めた。「バカラ」の工場で職人の手作業で生産され、トップに「はバカラ」のシンボルとして知られるレッドオクトゴンを配置。限定999個一つ一つにシリアルナンバーを入れた。日本では2月から予約受付を開始する。
また50周年を記念したデジタルコンテンツ「コスメデコルテ ビューティ ジャーニー(DECORTE Beauty Jouney)」を11月1日にオープンする。世界中にある「コスメデコルテ」縁の地をVRを使ったデジタル上で旅しながらブランドについて学べるコンテンツで、旅先を全て回った人の中から抽選で5001人に商品をプレゼントする。
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プロデュース事業やソーシャルビジネスの課題解決支援を手掛けるコクーンラボは、イタリアのファッションブランド「ボッテガ マルティネーゼ(BOTTEGA MARTINESE)」の独占輸入販売権を取得した。コクーンラボの100%子会社、ユーロファッションジャパンを立ち上げ、11月に輸入販売を開始する。
「ボッテガ マルティネーゼ」は1974年にイタリア・マルティナフランカで仕立屋として創業し、イタリアのクチュールブランドのジャケットやコートを手掛けてきた。2014年に2代目のガエターノ・タリエンテ(Gaetano Tagliente)とステファニア・カピエッロ(Stefania Cappiello)がオリジナルブランドをスタート。ブランド名の「ボッテガ マルティネーゼ」は“マルティナフランカの工房”を意味する。アウターウエアを中心にそろえ、良質な生地とテーラーメイドの型紙から作る立体的フォルム、南イタリアらしい鮮やかなカラーが強みだ。
ユーロファッションジャパンの酒井健志・最高執行責任者(COO)は「大量生産、大量廃棄ではない丁寧なモノ作りが今の時代に求められている。現地の工房を訪れた際、職人による温かいモノ作りに共感し、コミュニティー作りに重きを置くわれわれと親和性を感じた。ただ流行を追うのではなく、時代の感性を映しながら、根底にあるモノ作りに関する物語やこだわりを語ることができるブランドだ」と話す。
販路は11月6日にオープンする自社ECと、会員制のサロンコミュニティー「ファミリアマルティネ−ゼ」の2軸。本国の工場と連携し、日本とイタリアの2カ国での発送に対応する。アウターの中心価格はメンズ・ウィメンズ共に7万〜9万円。シーズンで、メンズとウィメンズで20〜25型をそろえる。また日本国内の仕立て屋などと連携し、フィッティングができる場所を設けるほか、ECでのリターンや修理対応を充実させ、ユーザビリティーを高めていく。
サロンコミュニティー「ファミリア マルティネ−ゼ」では、“スロー”“コージー”“クオリティー”をテーマに、「ボッテガ マルティネーゼ」の洋服の販売だけでなく、食や住に関わるライフスタイル全般に関わるサービスを提供する。「例えば、『ボッテガ マルティネーゼ』の工房ツアーやスタイリストによるスタイリングの提案、コクーンラボでつながりのある農家の野菜やワインなどのサブスクリプションサービスを考えている」と酒井COO。会費は100万円と60万円の価格プランを用意する。
11月30日にはお披露目イベントを新宿御苑で開催する。プラタナス並木の下で、ファッションショーを披露し、飲食を楽しむことができるマルシェも開く。「外出が難しくなっている今だからこそ、おしゃれをして出掛けるきっかけを提案したい。服や食のストーリーを聞いて買い物を楽しめる空間にしていく」という。初年度の売上高は5000万円を目指す。
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プロデュース事業やソーシャルビジネスの課題解決支援を手掛けるコクーンラボは、イタリアのファッションブランド「ボッテガ マルティネーゼ(BOTTEGA MARTINESE)」の独占輸入販売権を取得した。コクーンラボの100%子会社、ユーロファッションジャパンを立ち上げ、11月に輸入販売を開始する。
「ボッテガ マルティネーゼ」は1974年にイタリア・マルティナフランカで仕立屋として創業し、イタリアのクチュールブランドのジャケットやコートを手掛けてきた。2014年に2代目のガエターノ・タリエンテ(Gaetano Tagliente)とステファニア・カピエッロ(Stefania Cappiello)がオリジナルブランドをスタート。ブランド名の「ボッテガ マルティネーゼ」は“マルティナフランカの工房”を意味する。アウターウエアを中心にそろえ、良質な生地とテーラーメイドの型紙から作る立体的フォルム、南イタリアらしい鮮やかなカラーが強みだ。
ユーロファッションジャパンの酒井健志・最高執行責任者(COO)は「大量生産、大量廃棄ではない丁寧なモノ作りが今の時代に求められている。現地の工房を訪れた際、職人による温かいモノ作りに共感し、コミュニティー作りに重きを置くわれわれと親和性を感じた。ただ流行を追うのではなく、時代の感性を映しながら、根底にあるモノ作りに関する物語やこだわりを語ることができるブランドだ」と話す。
販路は11月6日にオープンする自社ECと、会員制のサロンコミュニティー「ファミリアマルティネ−ゼ」の2軸。本国の工場と連携し、日本とイタリアの2カ国での発送に対応する。アウターの中心価格はメンズ・ウィメンズ共に7万〜9万円。シーズンで、メンズとウィメンズで20〜25型をそろえる。また日本国内の仕立て屋などと連携し、フィッティングができる場所を設けるほか、ECでのリターンや修理対応を充実させ、ユーザビリティーを高めていく。
サロンコミュニティー「ファミリア マルティネ−ゼ」では、“スロー”“コージー”“クオリティー”をテーマに、「ボッテガ マルティネーゼ」の洋服の販売だけでなく、食や住に関わるライフスタイル全般に関わるサービスを提供する。「例えば、『ボッテガ マルティネーゼ』の工房ツアーやスタイリストによるスタイリングの提案、コクーンラボでつながりのある農家の野菜やワインなどのサブスクリプションサービスを考えている」と酒井COO。会費は100万円と60万円の価格プランを用意する。
11月30日にはお披露目イベントを新宿御苑で開催する。プラタナス並木の下で、ファッションショーを披露し、飲食を楽しむことができるマルシェも開く。「外出が難しくなっている今だからこそ、おしゃれをして出掛けるきっかけを提案したい。服や食のストーリーを聞いて買い物を楽しめる空間にしていく」という。初年度の売上高は5000万円を目指す。
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ファッションディレクターとして活動する高島涼が手掛けるコンセプトストア「+81(プラス エイティ ワン)」が、初のポップアップショップを東京・池尻大橋のギャラリー「104GALERIE-R」にオープンした。11月1日までの3日間、「イートウツ(E.TAUTZ)」や「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」「コッキ(KHOKI)」「エイトン(ATON)」「ラキネス(RAKINES)」などのオンラインストアで扱う商品を、高島自身のスタイリングとともに提案する。オンラインサイトに先駆けて販売するアイテムもある。
会場では、山梨・八ヶ岳のドライフラワーショップ「f3(エフスリー)」のサポートを受け、ドライフラワーなどをふんだんに使用した幻想的な空間も演出する。
高島は1992年生まれ。建築士として活動した後、TOKYO BASEへ入社。2018年に独立し、フリーランスとして活動を開始。インスタグラムやユーチューブなどのSNSを中心にファンを獲得し、SNS合計フォロワー数は26万を誇る。現在は自身のブランド「リョウ タカシマ(RYO TAKASHIMA)」をはじめ、メディアやブランドのディレクター、インフルエンサーとして幅広く活動している。
◾️+81 POP UP SHOP in TOKYO
日程:10月30日~11月1日
時間:11:00〜19:00
会場:104GALERIE-R
住所:東京都目黒区大橋 1-6-4 GARAGE
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ファッションディレクターとして活動する高島涼が手掛けるコンセプトストア「+81(プラス エイティ ワン)」が、初のポップアップショップを東京・池尻大橋のギャラリー「104GALERIE-R」にオープンした。11月1日までの3日間、「イートウツ(E.TAUTZ)」や「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」「コッキ(KHOKI)」「エイトン(ATON)」「ラキネス(RAKINES)」などのオンラインストアで扱う商品を、高島自身のスタイリングとともに提案する。オンラインサイトに先駆けて販売するアイテムもある。
会場では、山梨・八ヶ岳のドライフラワーショップ「f3(エフスリー)」のサポートを受け、ドライフラワーなどをふんだんに使用した幻想的な空間も演出する。
高島は1992年生まれ。建築士として活動した後、TOKYO BASEへ入社。2018年に独立し、フリーランスとして活動を開始。インスタグラムやユーチューブなどのSNSを中心にファンを獲得し、SNS合計フォロワー数は26万を誇る。現在は自身のブランド「リョウ タカシマ(RYO TAKASHIMA)」をはじめ、メディアやブランドのディレクター、インフルエンサーとして幅広く活動している。
◾️+81 POP UP SHOP in TOKYO
日程:10月30日~11月1日
時間:11:00〜19:00
会場:104GALERIE-R
住所:東京都目黒区大橋 1-6-4 GARAGE
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アバンティ(AVANTI)は、オーガニックコットンの原綿を輸入し糸や生地を製造するほか、自社ブランド「プリスティン(PRISTINE)」では、ウエアや下着、ベビー服、ライフグッズなど幅広いアイテムをメード・イン・ジャパンにこだわって提案している。オーガニックコットンの認知やエシカル消費の啓蒙活動にも尽力してきた同社は、2020年7月期決算でコロナ禍にもかかわらず前年の売上高をクリアした。その要因は、ECに頼りすぎない心の通ったアナログ接客だという。その背景について奥森秀子アバンティ社長に聞いた。
――コロナ禍での前年クリアだが、その要因は?
奥森秀子アバンティ社長(以下、奥森):売上高が12億3200万円で昨年に比べて100万円だが上乗せすることができた。営業利益も5%増で直営店の売り上げ構成比が高くなっている。4月7日の緊急事態宣言発令後、ほとんどの店舗が休業する中、前年の売り上げをクリアすることを最大の目標としてスタッフ一丸となって頑張り結果が出せたことをうれしく思う。好調な要因は、ECの売り上げが4月は前年同月比137%増、5月は同190%増だったのに加え、路面店が健闘した。特に自由が丘店の5月の売り上げは、23日まで休業していたにも関わらず、前年同月比21%増を達成した。通常の営業日の3分1以下で前年の売り上げを超えるのは奇跡的だが、それを起こしたのは顧客だ。
――奇跡が起こった背景は?
奥森:新型コロナ感染が深刻化してきた3月下旬、店舗休業を見据えて急遽下着や布ナプキンなどの定番商品を掲載した10ページのカタログと最新の春夏コレクションを掲載した12ページのカタログを作った。製本まで外注すると納品が遅れるので製本は社内で行い、約500冊を完成させた。急いで作ったのでクオリティーが落ちたのは否めないが、必要だと判断し制作した。それを直営店に配布し、各スタッフが顧客1人1人に手書きの手紙を添えて送付。文面はスタッフが顧客の顔を思いながら書いたもので、不安な気持ちに寄り添い少しでも「プリスティン」が癒しになって欲しいという想いを綴った。それに先駆け、私も顔見知りの50人の顧客に「不安が募る日々ではあるけれど、共に乗り越え、元気にお会いしたい」という手紙を送付した。カタログにはFAX注文シートを添えると同時に、メールでも受注できるようにした。それらを店舗スタッフが回収して商品を発送。ECではないリアル店舗でのこのような小さな努力の積み重ねが売り上げを支えた。
――反響が大きかった理由は?
奥森:暮らしに寄り添うブランドだからこそ、顧客と心を通わせることができる。不安な時だから安心して使える癒される物を買いたい、誰かとつながりたい、支え合いたいという想いに響いたのだと思う。スタッフや私が送った手紙に多くの返事があり、胸が熱くなるような文面に感動した。6月に休業再開してからは、再開と再会を共に喜ぶ感謝の会を催した。その際に、過去に購入して古くなったアイテムを染め直したりリメイクしたりするサービス料金を無料にすることで喜んでもらえた。
――デジタルファーストが叫ばれる中、あえてアナログな販促を打つ理由は?
奥森:もちろんECの強化は不可欠で力を入れていく。ただ、偏りすぎないバランスが必要なのではないかと思う。今回カタログを送付したのは、ECを利用しない年配の顧客ばかりでなく20代や30代も多く含まれている。デジタル化が急速に進んでいるとはいえ、人の温もりや心のつながりは大切だ。
――社長に就任して2年が経つが、今後の目標は?
奥森:行動指針である、売り手良し、買い手良し、作り手良し、まわり良しの「四方良し」の精神をベースに社員全員が笑顔で幸せであることが第一だ。具体的な目標は、30年までに循環型のビジネスを確立させ、物を作るプロセスにおける“廃棄ゼロ・プラスチックゼロ”を目指す。1年先の目標は、種まきから収穫まで携わる日本で育てる綿を「プリスティン」の製品に使用するための一歩を踏み出すことだ。来年4月に、全国の約30の拠点で種まきをスタートし、収穫時には顧客も巻き込めればと考えている。オーガニックコットンに対する需要が高まり、環境問題に対する消費者の知識も深くなっている。その中で35年前からそれに携わるわれわれへの期待値は非常に高い。それに真摯に応えていきたい。
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マガシークが運営する通販ファッションサイト「マガシーク」はこのほど、コスメの取り扱いを開始した。新たに「コスメティックス&ビューティ」ページをオープンし、スキンケアやメイク、ボディーケア、美容機器などをラインアップ。多様なジャンルを扱うことで買い物の幅を広げるとともに、ECモールとしての利便性向上を狙う。
新オープンの「コスメティックス&ビューティ」では、「キャンメイク(CANMAKE)」「セザンヌ(CEZANNE)」「マリークヮント(MARY QUANT)」「クナイプ(KNEIPP)」「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」などのほか、「ミシャ(MISSHA)」「ROM&ND(ロムアンド)」「メディヒール(MEDIHEAL)」といった韓国ブランドもそろえる。オープン記念として、10月31日まで対象のコスメブランドで使えるお得なクーポンをプレゼントしている。
総合ファッション ECサイトを運営するマガシークは、“あなただけのセレクトショップ”をコンセプトにした洋服を取り扱う「マガシーク」や、NTTドコモと共同運営の「d fashion」を運営。また、サイト運営のノウハウを生かし、2000年から百貨店やメーカーの公式ECサイトを受託するECソリューション事業を立ち上げている。
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「WWDビューティ」は12月、2020年のベストコスメ特集を行います。
「WWDビューティ」のベストコスメ特集は“忖度”せず、本当に売れたものを表彰。同時に、「定番品を育成することで、顧客と長期に及ぶ関係性を築いてほしい」との願いから、今年発売の新製品だけでなく、「ヒーロー・プロダクト」と呼ぶにふさわしい定番品も称えます。現在ビューティ担当記者は、総力を挙げて、百貨店やセミセルフ、ドラッグ&バラエティストアのバイヤーに「今年、本当に売れた新製品&定番品」を聞き取り中。アンケートを集計して12月には「WWDJAPAN.com」でスキンケアやベースメイク、ポイントメイク、ヘアケアなどの部門賞を順次発表!!12月21日に発行する「WWDビューティ」で総まとめする予定です。クリスマスから年末にかけては、ベストコスメを讃え、その魅力に改めて迫るライブ配信プログラムも予定しています。
バイヤーへの取材以外からも、さまざまな視点で独自の部門賞を設ける予定です。ビューティ業界の流れを掴んでいるからこそ新設する「2020年トレンド賞」部門のほか、インスタグラマーやユーチューバー、皆さんのベスコスを聞いて表彰する予定です。ご期待ください。
なお、一般投票は「WWDジャパン」の公式インスタグラムアカウント(@wwd_jp)で行いますので、アカウントをフォローの上、ご参加ください。
「WWDビューティ」2020年ベストコスメ特集 部門賞の一覧(予定)
百貨店編
・スキンケア部門(全製品・新製品)
・ベースメイク部門(全製品・新製品)
・ポイントメイク部門(全製品・新製品)
・ボディーケア部門(全製品・新製品)
・美容機器&ツール部門(全製品・新製品)
・フレグランス部門(全製品・新製品)
・シャンプー&コンディショナー部門(全製品・新製品)
・アウトバストリートメント部門(全製品・新製品)
・スタイリング剤部門(全製品・新製品)
・バイヤー個人的ベスコス賞
セミセルフ編
・スキンケア部門(全製品・新製品)
・ベースメイク部門(全製品・新製品)
・ポイントメイク部門(全製品・新製品)
・ボディーケア部門(全製品・新製品)
・フレグランス部門(全製品・新製品)
・シャンプー&コンディショナー(全製品・新製品)
・アウトバストリートメント部門(全製品・新製品)
・スタイリング剤部門(全製品・新製品)
・バイヤー個人的ベスコス賞
ドラッグ&バラエティストア編
・スキンケア部門(全製品・新製品)
・ベースメイク部門(全製品・新製品)
・ポイントメイク部門(全製品・新製品)
・ボディーケア部門(全製品・新製品)
・美容機器&ツール部門(全製品・新製品)
・フレグランス部門(全製品・新製品)
・ヘアケア シャンプー(全製品・新製品)
・ヘアコンディショナー(全製品・新製品)
・アウトバストリートメント部門(全製品・新製品)
・ヘアカラー部門(全製品・新製品)
・カラーケア部門(全製品・新製品)
・スタイリング剤部門(全製品・新製品)
・バイヤー個人的ベスコス賞
インフルエンサー&ユーザー編
・一般投票部門(スキンケア)
・一般投票部門(メイクアップ)
・一般投票部門(ヘアケア)
・SNSでバズった賞(ドラバラ)
・SNSでバズった賞(デパコス)
・2020年トレンド賞
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ウエラ(WELLA)は最高経営責任者(CEO)にアニー・ヤング・スクリブナー(Annie Young-Scrivner)前ゴディバ(GODIVA)CEOを起用した。スクリブナー新CEOは投資会社のKKRによるウエラの買収が完了したら就任する。なお、KKRはウエラの株式60%をコティ(COTY)から年内に買収する予定だ。現在コティのプロフェッショナル事業部およびリテールヘア事業を率いるシルヴィー・モロー(Sylvie Moreau)も取引が完了するまで現職を務め、その後ウエラはコティから独立する(コティは残りの40%の株式は保有し続ける)。
スクリブナーCEOはペプシ(PEPSI)でキャリアをスタートして19年勤めたのち、スターバックス(STARBUCKS)で複数のシニアポジションを経験し、2ケタの売り上げ成長を成し遂げた。17年にゴディバのCEOに就任した。KKRでパートナーを務めるティム・フランクス(Tim Franks)は「アニーはコンシューマー市場の経験と多様でインクルーシブなチームづくりを新生ウエラに生かせるだろう」と話し、ナンシー・フォード(Nancy Ford)=KKRマネジング・ディレクターは「彼女のBtoBおよびBtoCビジネスのノウハウ、コンシューマー市場におけるデジタルエンゲージメントの知識は、ウエラのポテンシャルを引き出す」とコメント。
ウエラは今年創業140年を迎えた。現在従業員6000人を抱え、100カ国以上で25万以上のヘア・ネイルサロンで製品を展開している。
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資生堂は2021年1月1日付の人事を発表した。島谷庸一・代表取締役副社長が退任し、鈴木ゆかり取締役常務が代表取締役常務に就任する。
鈴木ゆかり新代表取締役常務は、長年にわたりマーケティングやブランド育成に従事し、グローバルブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の成長をリードするなど、プレステージブランドで高い実績を持つ。直近は「クレ・ド・ポー ボーテ」「イプサ(IPSA)」「ザ・ギンザ(THE GINZA)」「バウム(BAUM)」のチーフブランドオフィサーを務めた。経営全般を補佐し事業をけん引することへの期待と、ダイバーシティ促進の観点から今回の決定に至った。女性の代表取締役は08~12年に代表取締役副社長を務めた岩田喜美枝氏以来。
なお、島谷庸一氏は1月1日に取締役に就く。3月下旬に開催する定時株主総会を経て、任期満了に伴い取締役を退任する予定だ。
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アダストリアは、既存ブランド内で新規カテゴリー(ブランド内ブランド)の開発を強化している。「コロナ禍でビジネスが縮小傾向の企業は多いが、いつかは下げ止まりがくる。今の間に次の事業の種をまいておくことが大切」と、北村嘉輝取締役営業統括本部長は話す。業界内では2021年にかけて商業施設からテナント撤退が相次ぐという予測が広がっているが、「そのタイミングで店舗の大型化ができるように、カテゴリー拡大によるコンテンツの充実に努める」という。今秋上陸し、アダストリアが国内でライセンス運営する韓国発のセレクトショップ「エーランド(ALAND)」に続き、海外のショップやブランドの展開にも意欲的だ。
既存ブランドでの新規カテゴリー開発としては、今春から秋にかけて「アパートバイローリーズ(APART BY LOWRYS)」でルームウエアライン“イーアールエム(E/RM)”、「ベイフロー(BAYFLOW)」でウェルネスウエアの“へレイアム(HEREIAM)”、「ハレ(HARE)」でリメイクアイテム“アールイー(RE:)”、「ページボーイ(PAGEBOY)」のストリートカジュアルライン“ページボーイリム(PAGEBOYLIM)”などを続々開発。一部は店舗でも販売しているが、主に自社ECの「ドットエスティ(.st)」で販売し、分析と修正を重ねている。
新規カテゴリー開発強化のきっかけは、20年3月にマーケティング本部が改編されたこと。同本部内のデータ分析チームが自社の各ブランドのSNSフォロワーのし好や「ドットエスティ」内での顧客の行動などを検証し、各事業部にフィードバックしている。そうした動きは以前から行っていたが、組織改編以降本格化した。「作り手の一人よがりでカテゴリー開発をしても意味がない。データを使い、顧客のライフスタイルや興味があることにいかに深く寄り添えるか、それを商品企画や販促に生かせるかがカギになっている。外部の調査会社を使って同様のデータ分析を行うこともできるが、それだと通りいっぺんのペルソナ分析しか出てこないことが多い。内製化していることの意味は大きい」という。
ECというテスト販売の場があることで、新規カテゴリー開発が容易になったという面も強い。「カテゴリーを広げているとはいっても、むやみやたらに型数を増やしているのではない。ECの予約販売で本当に売れるアイテムが何かを検証することで、実店舗に投入する際も効率のよいカセットが組める。実際に、在庫は昨年よりも少量規模で現在推移している」と、カテゴリーの拡大はサステナビリティの推進にも反していないと強調する。「ブランド内ブランドの数を増やすこと自体が目的ではない。検証・修正の結果、1年前後で継続の可否は判断していく」考えだ。
今後は、「SC内で撤退テナントが出た際に店舗を大型化していく」考え。特に「ベイフロー」「ニコアンド」「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」は大型化を狙っている。また、これまでファッションビルや駅ビル中心に出店してきた「ローリーズファーム」なども、カテゴリー拡大の一環として開発しているメンズやキッズをそろえ、SCに大型店舗を出店していく考えがある。「コロナ禍を受け、他社が実店舗からECへ重点を移すのも理解できるが、逆にこのタイミングでこそ実店舗を強化していくことも大切だ」。
カテゴリー拡大の考え方の延長としては、今秋は60代女性向けの新ブランド「ウタオ(UTAO)」も立ち上げた。「スタディオクリップ(STUDIO CLIP)」店舗内や「ドットエスティ」で販売している。先だって、19年秋には50代向けに「エルーラ(ELURA)」を開発しており、手応えを得たことから現在はSCにブランド単独で7店を出店している。「従来は20~30代向けブランド中心の会社だったが、長く働いているスタッフには40代以上も増えている。アッパー世代向けブランドを作ることでお客さまのニーズに寄り添うとともに、スタッフにもずっと働いてもらえる環境を作る」。
海外のショップやブランドのライセンス展開としては、10月に韓国発「エーランド」の1号店を渋谷に開いた。自社オリジナルのSPAブランドが事業の軸である同社にとって、こうしたビジネスは「エーランド」が初。今後も海外のショップやブランドとライセンス契約を結び、国内やアジア圏に導入し、出店交渉や店舗運営を担っていく。特に注目しているのが中国をはじめとしたアジアのブランドだ。北村取締役は中国事業の舵取りのため、19年6月から上海にも拠点を置いており、現地で築いたネットワークが強み。「海外のショップやブランドが日本に進出する際、出店交渉や物件探しが難航するとよく聞く。その点、アダストリアは国内外で実店舗を約1300を運営している。われわれをアジア展開のプラットフォームとして使ってほしい」。
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伊勢丹新宿本店(以下、伊勢丹)は本館1階で11月4~17日の期間、ポップアップイベント「伊勢丹宝飾時計箱」を行う。宝飾と時計をミックスする初めての本格的なイベントで、伊勢丹の目利きバイヤーが選りすぐった各ブランドのアイコンとは異なる“影の名品”を集める。ブランドやラグジュアリーブランドの垣根を超えた展示も特徴で、伊勢丹が同イベントのために準備したカタログ内でも自由なミックスコーディネートを紹介している。
伊勢丹は昨年、宝飾と時計売り場をリモデルし、もともと宝飾と同じ4階にあった時計を5階へ移した。上野翔太・三越伊勢丹 クロージング&アクセサリーIグループ マーチャンダイジング部 宝飾マーチャンダイザー(MD)は、「売り場が分かれたことにより薄れた相互のシナジーを取り戻すのがこのイベントの目的だ」と話す。東菜津子・三越伊勢丹クロージング&アクセサリーIグループ マーチャンダイジング部 時計MDも「宝飾と時計の売り場の分離は“好調ゆえ”のものだった。どちらも売り場を拡大したかったがスペースの問題で時計が5階へ移った。宝飾は女性客、時計は男性客が中心だが相互に親和性が高く、一緒に提案することの大切さをあらためて感じた」と続ける。
ラグジュアリーコングロマリットの垣根を超えた展示は業界のタブーとも言えるが、コロナショックがこれを可能にしたという。「困難な状況下にあって資産価値の高い定番アイテムは自ずと売れる」と東MD。上野MDも「向かい風を逆手にとらえて、成果主義ではないイベント、従来とは違うテンションが上がる楽しいイベントを実施したかった。コロナだからこそブランド側からも賛同を得られた」と言う。
これまで宝飾や時計は、“人に見られる”ことを意識して選ぶものだった。しかし、コロナの影響で会食やパーティーがなくなり、自らの視点、価値観で選ぶ機会が増えた。東MDは「名前は知られていないが素晴らしいブランドや名品はたくさんある。それらをピックアップした」という。ジュエリーは「ミキモト(MIKIMOTO)」「ポメラート(POMELLATO)」「レポシ(REPOSSI)」「フレッド(FRED)」など10ブランドから約20点。時計は複雑機構で知られる「アーノルド&サン(ARNOLD & SON)」、国産ブランドの「ミナセ(MINASE)」、ドイツブランドの「ジン(SINN)」など13ブランドから13点をそろえる。
販売価格も10万円以下~700万円と幅広い。東MDは「価格でのセグメントではなく、“隠れた名品”ということにこだわった。ターゲットも“普段は時計を着けない”というビギナーからコアなファンまでを想定する」と話す。1階という立地からショールーミングストア的なもので販売もするが、興味を持った客を4・5階へ送客する。「“敷居が高くとっつきにくい”という消費者に対して、可能な限りハードルを下げてタッチポイントを作るのが目的。まずは、ブランドや商品を知ってもらいたい」と上野MD。会場には、伊勢丹自慢の宝飾と時計のスペシャリストが常駐し、中立的に商品の説明や提案をするという。「調べれば調べるほど好きになるようなブランドばかりだ」と東MD。
前述のカタログは、男性モデルが「ラドー(RADO)」のピンクの時計に「パール(PPEARL)」のリング、女性モデルが「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」の大ぶりの時計に「ポメラート」のリングを着用するなどのジェンダーミックスや、母娘ともにリングは「ミキモト」だが母の時計は「クレドール(CREDOR)」、娘は「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」といった世代別の提案など、ユニークさや多様性に富む。上野宝飾MDは、「ステイホームで、時計やジュエリーもカップルや家族でシェアしてもいいのではと思った。いろいろな意味での垣根を外していくことで新しい可能性が見えてくる」と話す。コンサバな宝飾・時計カテゴリーにおいて、このような斬新な提案ができるのも“ファッションの伊勢丹”ならではと言える。各売り場とも王道の売れ筋アイテムに注力する中で“ミックス”にフォーカスしたコンセプチュアルなイベントが、ウィズ・コロナで変わった消費マインドにどのように響くか注目したい。
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日本発の吸水ショーツブランド「ピリオド(Period.)」は、従来品よりもさらに薄く性能をアップした4タイプを11月4日に公式オンラインストアで発売する。必要な全ての人が使用できるようにSからXLサイズまでの4サイズをそれぞれ展開し、国内生産へと切り替えた。
初代のスポーツタイプをベースに、お尻に優しくフィットし通常のショーツやサニタリーショーツよりも締め付けを軽減した「スポーツゼロ」は、“何も身につけていないかのようなゼロ感覚”の履き心地を追求。「クラシック」は手持ちのランジェリーともマッチするようなウエスト部分に透ける素材を取り入れたエレガントなデザインに仕上げた。腹部まですっぽりと包み込む「ハイウエスト」、「ピリオド」は40代のユーザーも多く要望があったことから今回加わった。
そして、「ボクサー」はストレッチ素材でお尻をすっぽりと覆う安心感のあるデザイン。「ブランドを始めた当初から要望があり、私自身作りたいと思っていたデザインでした。『ピリオド』が全ての広告やホームページでの表現において、“わたしたち”や“女性”という言葉を用いていないのは、LGBTQの人たちにも使用してもらいたいから。特にボクサータイプはジェンダーに捉われずに着用してもらえると思います」と寺尾彩花ピリオド代表は語る。
また「ニオイの不安をもっとなくしたい」「早く乾くようになって欲しい」という声から、吸収部分のクロッチも大きく改良した。従来の5層構造から4層構造に層を減らし、スリムでより衣服に響きにくく進化。上層部分には速乾吸収素材を採用し、瞬時に水分を吸収し速乾させることで肌トラブルの軽減が期待できる。さらに防臭抗菌加工の生地を取り入れて、臭いの原因菌の増殖を防ぐことでより衛生的に安心して着用できるようになった。
寺尾代表がプロデュースする吸水型ショーツブランド「ピリオド」は、昨年9月にクラウドファンディングで目標金額を大幅に超える180万円を調達し、“ありそうでなかった”“かゆいところに手が届く”という共感の声が集まった。寺尾代表は「生理の悩みに触れ、ヒアリングを続ける中で、生理のときに下着を変える習慣に気づき疑問を持ち始めました。生理がきそうなときや終わりかけのときの下着を選択するストレスを軽減すること、生理やそのほかのホルモンバランスの不調によって着る服を制限されることなどを解消するために毎日身につけられるデザインにこだわりました」と話す。「ピリオド」の公式サイトでは“小さいバッグじゃ荷物も入らない”というフレーズもあり、生理用品も持ち歩くこともストレスなっていたことに気づく。
「生理の期間は1カ月のうち1週間ほど。とりあえず乗り越えよう、耐えればいいと思っている人も多いいと思います。でも実は1カ月のうち4分の1を犠牲にすると思うと悲しくなりますよね。生理中も自分らしく制限されずに行動できたら」と語る。
ブランドを立ち上げてからおよそ1年というスピード感のある改良になったが、「ブランドを立ち上げた当初はこんなにも生理の話を公共の場でできるようになるとは思っていませんでした。まずは啓蒙していこうと考えていましたが、このパンツを手にすることが生理について、さらには自分の身体・健康について知るきっかけになったら嬉しいです」と話す。
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日本の刃物メーカーの老舗である貝印が、世界のラグジュアリーホテルのアメニティにも採用されるタイ発のナチュラルスキンケアブランド「THANN(タン)」とコラボレーション。各公式サイト及び「タン」直営店で、こだわりが詰まったワンランク上の上質コフレを発売する。接点がなさそうに見える両社がタッグを組んだ理由とは?
技と気品が集結した
スペシャルコフレの概要は?
1 / 10
異色タッグに込められた
想いとこだわり
1 / 2
自然と共存する「タン」のポリシーと日本のクラフトマンシップ
タイでは古くからハーブを用いて体のバランスを整えてきた歴史がある。「タン」の各アイテムは植物の力を生かすべく開発されているが、貝印の製品も大地の力により発展した歴史があり、バックボーンも非常に近いものを感じている。また、「お客さまに上質なライフスタイルを提供する」というコンセプトが合致していたこともあり、今回のコラボを喜んでお受けした。100年以上の歴史と世界に誇れる日本のクラフトマンシップを持つ貝印の製品とコラボレートできたことをとても光栄に思っている。
両社の思いをのせこだわり抜いたデザインの数々
グレートワークスとして今回のコラボレーション監修を担当するにあたり、両社の良き特徴とコンセプトを細部にわたり取り入れようと思った。打ち合わせは入念に重ね、箱のデザインひとつとっても半年かけて作られている。こだわりのひとつが、今回のコラボレーションのために作られたオリジナルの替刃式カミソリ。置いておくだけでも絵になるよう、持ち手に高級感を漂わせる木柄を使い、自立式のデザインで設計した。刃体についたシェービングフォームやヒゲを洗い流しやすい構造を採用しており、「ピュリファイングフェイスウォッシュSC」との相性も考慮している。
貝印が製品に込める、
自然と共にあるものづくり
齊藤淳一・貝印マーケティング本部広報宣伝部マネージャー
「タン」は “植物の恵みと響き合う“トータルウエルネスを提唱しているが、当社も刀鍛冶や今に伝わる刃物文化が栄えた岐阜県関市に今でも工場があり、刀の焼き入れに使う土、燃料として使う松炭、刀を鍛える際に用いる水を刃物作りの大切な要素として、以前から大切にしてきた。互いに“自然との共生”を非常に重要なテーマとしているほか、自国の文化に向き合い製品づくりをしているところに共通点があると感じていたため、今回のコラボレーションを企画した。
また、弊社は女性用使い捨てカミソリで日本トップシェア※を誇っているが、カミソリは毛を剃るだけでなく、古い角質や毛穴汚れが取り除けたり、化粧水が肌になじみやすくなったりと、ある種スキンケアツールのような見方もあるため、スキンケアブランドとのコラボはとても親和性が高いと感じている。今回のコラボレーションではツールの機能を超えた上質なトータルウエルネスを提案し、上質なライフスタイルを楽しんでいただくきっかけになればと思う。
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「ラコステ」が2021年春夏コレクションを発表した。
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「ラコステ」が2021年春夏コレクションを発表した。
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「ディオール(DIOR)」は10月30日、香水コレクション“メゾン クリスチャン ディオール”からクリスマスコフレ2種を数量限定で発売した。
“メゾン クリスチャン ディオール アドヴェント カレンダー”(6万円)は、人気のフレグランスをはじめ、ボディークリーム、ソープ、キャンドルのミニサイズに加え、ツリーに飾るオーナメントと共に、クリスマスまでの24日間をカウントダウンするための仕掛けを施している。ディオール ビューティ 銀座、ディオール パフューム&ビューティ 表参道ブティック、ディオール ビューティ シブヤ 渋谷パルコ店、日本橋高島屋S.C.、藤崎仙台店、大丸心斎橋店で販売する。
“メゾン クリスチャン ディオール ミニチュア コレクション”(2万1000円)は、“メゾン クリスチャン ディオール”の人気の香り8種をそろえたミニサイズのフレグランスをセット。“メゾン クリスチャン ディオール”取り扱い店舗に加え、公式オンラインストアで販売する。
さらに、クリスマス特別仕様のギフトボックスも登場。星空が描かれたミッドナイトブルーのボックスに、リボンと共にゴールドに輝くスターのオーナメントが付き、クリスマスシーズンを盛り上げる。
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この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第22回は10月31日の満月とおすすめコスメについてお伝えします。
おうし座はもともと、五感を使って自分自身の感覚を確かめていく星座と言われています。対象を一つ一つかみ砕いて深く味わいながら自分の内側に問いかけていくようなそんな「実質的、ゆっくりだけれど着実なコミュニケーション」を通して自分の好きなものを味わい尽くす星座と伝えられています。物質的で形になっているものに縁深いとされ、“モノ”が好きな人が多いのも特徴です。季節的には食欲の秋のタイミングですね。
ちょうど満月は収穫や実り、物事が形になって表面化するときとも言われています。今回は実りの秋におすすめのフードをテーマに紹介します。ちなみに火星や水星が同じ時期に逆行していて、たまった疲れが出てきたり、ちょっと小休止して自分の体を見直そうと感じたりしている人も多いのではないでしょうか。そういう意味でも体のメンテナンスとして取り入れたい、おいしいフードとドリンクのラインナップです。
まずは基本のお米から。「結わえる」の“寝かせ玄米6個入りお試しセット”は、 “寝かせ玄米”という炊いてから4日間熟成させる柔らかくて、もっちもちな玄米ごはんが簡単に食べられるパックになっているセットです。はと麦や国産雑穀などがブレンドされた6種類の玄米がセットになっています。もっちりした寝かせ玄米はとても食べやすく、お腹にも満足感があります。ちょっと食べ過ぎが続いたタイミングなどに、このパックのごはんと簡単なお味噌汁などのシンプルなごはんに置き換えるだけで、体のプチリセットになる気がしてよく取り入れています。ちなみに素材の良さを楽しむ、というのもおうし座的です。
そんなごはんにセットで食べたいのが「アコメヤ トウキョウ(AKOMEYA TOKYO)」の“じゃこオイル漬け 唐辛子味”。かつお節、さば節、昆布、ニンニクのうまみを独自製法で抽出した究極の香味オイル「だしオイル」をベースにしたごはんのおともです。化学調味料はもちろん、酵母エキス、たんぱく加水分解物なども使用していないシンプルだけど味わいが深くてとてもおいしい一品で、ごはんがすすみます。コンセプトになっている“素のもの、そのまま”というキーワードも、星占いに当てはめるとおうし座の満月にぴったり。シンプルだけど質の良いおうちごはんが楽しめます。
最後にドリンクは、「アムリターラ(AMRITARA)」 の“自然栽培 モリンガティー”をご紹介。自然栽培で育てられた沖縄のモリンガでできたお茶は独特の深みと香ばしさがあり、冷えた体も内側から温めてくれます。モリンガは、ミラクルツリー(奇跡の木)とも呼ばれ、ビタミン類や亜鉛、 カルシウムやカリウム、食物繊維や必須アミノ酸などたくさんの栄養が詰まった植物だと伝えられており、免疫強化や抗酸化作用など今まさに取り入れたい成分がたっぷり含まれています。さらにモリンガは成長する際に大量のCO2を吸収すると言われており、気候変動も無視できない昨今、再度注目したい植物です。
福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26
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「蓉子の部屋」は、川島蓉子・伊藤忠ファッションシステム取締役/ifs 未来研究所所長が、毎回ゲストを招き“未来”について考える音声番組です。未曾有の状況の中、業界にはこれからの“未来”について考えなければならない現実に直面しています。そんな中、少しでも業界人に役立つヒントやカケラを音声配信でお届けします。近所のスーパーに行く時や、通勤・通学時に気軽に聞いてください(笑)。
第5回は、2018年に東急東横線の渋谷〜代官山間の線路跡地にストリートオフィス「トレイン トレイン トレイン(TRAIN TRAIN TRAIN以下、トレイン トレイン)」を開設した大木秀晃氏に迫りました。大木氏は05年に博報堂に入社以降、10年から博報堂ケトルに参加し、クリエイティブディレクターを務める。またアイスタイルのチーフクリエイティブオフィサーを務めるなど、幅広い分野で活躍されており、国内外問わずさまざまな賞を受賞。今年8月には自身の会社OOAAを設立した。音声座談会では、「トレイン トレイン」を立ち上げた理由、またその目的、「発想力だけでなく着地力も大事」と話すわけについても語ります。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている
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こんにちは。
本日10月30日(金)より、GO TO トラベル 地域共通クーポンのご利用が可能となりました!
GO TO トラベルを利用した旅行代金の15%相当額が付与される、地域共通クーポン。
こちらはGO TOトラベルでの旅行時に、旅行業者や宿泊事業者より配布されるもので、旅行先の都道府県と隣接都道府県において、ご旅行期間中に限り使用可能なクーポンとなっています。
バーニーズ ニューヨーク各店およびバーニーズ ニューヨーク アウトレット各店店頭では
地域共通クーポンの、紙クーポン・電子クーポンともにご利用いただけます!
※ 一部ご利用対象外商品がございます。
いよいよ本格的に寒くなってきたこの時期。
あたたかなコートやアウターウェア、ニットなどのアイテムからバッグ・シューズなど、バーニーズ ニューヨークでのお買物にご活用いただけますよ。
2020年ならではの旅やお出かけの思い出に、バーニーズ ニューヨークでのショッピングをお楽しみくださいね。
詳しくはこちらもご覧ください ↓
■ GO TO トラベル
■ 地域共通クーポンについて
https://goto.jata-net.or.jp/coupon/
■ 地域共通クーポンの利用対象にならない商品等
モンクレール(MONCLER)は、2025年までにサステナビリティへの取り組み強化計画として、「ボーン トゥ プロテクト サステナビリティ プラン(Born to Protect Sustainability Plan)」を発表した。
同プランは、気候変動対策、持続可能な循環型経済、公正な資源調達、多様性の強化、そして地域社会への還元という5つの戦略的要素を主軸としており、21年までにカーボンニュートラルを世界的に実現し、23年までに100%再生可能なエネルギーを世界規模で採用するなど、各項目でいくつかの目標が設定されている。
モンクレールでは長く使用できるデザインを採用し、環境負荷の少ない素材を使用することによって廃棄物を削減するという循環性を保つため、使い捨てのプラスチック素材は使用せず、端切れのリサイクルやサステナブルなナイロンを使用する方針を打ち出した。具体的には、23年までに80%以上のナイロンの端切れをリサイクルし、25年までに使用するナイロン生地の50%以上をサステナブルなものにする。また、23年までに従来の使い捨てプラスチックの使用をゼロにすることも想定している。
21年1月からは、DIST認証(Down Integrity System and Traceabilityの略)のあるダウンのリサイクルも開始する。DIST認証は、外部機関が原料の産地や詳細、生産ルートなどが明確で、徹底した品質管理が行われていると認定した製品に付与される。モンクレールが15年以降に購入した全てのダウンはDIST認証を受けており、このような最新技術を用いて生産したダウンをリサイクルする場合は、従来のダウンに比べて水の使用量を約70%削減できる。
加えて、23年までに主要な原材料の全てを追跡可能にし、25年までに80%以上のサプライヤーが同社のコンプライアンス基準を高水準で満たすことも目標としている。ビジネスパートナーと緊密に連携し、サプライチェーン全体を通じて社会および環境面における問題点を改善する狙いだ。
また、「ナーチャー ジーニアス(Nurture Genius)」プロジェクトの一環として、21年1月までにダイバーシティー&インクルージョン協議会を発足し、社内外文化の改革も図る。22年までに全従業員が異文化理解を深めるための3カ年プロジェクトに参加し、23年までには職務や文化間の枠組みを超えた新たな組織モデルも導入する予定だ。
一方で、社会的価値の高いプロジェクトを2年に1度実施し、22年までには全ての従業員がボランティア活動に参加することも明らかにしている。
モンクレールは近年の取り組みで、23年までに防寒対策を必要とする10万人の人びとを支援することを確約しており、ユニセフ(UNICEF)と共に「ワームリー モンクレール(Warmly Moncler)」というプロジェクトも立ち上げ、過去3年間で社会情勢が困難かつ世界で最も寒さの厳しい地域において、約4万5000人に上る子どもたちを支援してきた。
レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者は、「世界は緊急の課題に直面している。今回のパンデミックは、私たちの未来をよりよいものにするために何ができるかを気付かせてくれた。一個人としても、組織としても、企業としても、こうした課題に対処するためには大きなエネルギーが必要だ。そうしたエネルギーは、同じ目標を掲げる人びとが一致団結することによってのみ発揮される。新たな場所で革新的な解決策を見つけるためには、新しい考え方や働き方に対してオープンであることが重要だ。モンクレールは、小さな一歩が素晴らしい結果につながるという認識の下で状況を模索し、改善していく」とコメントした。
モンクレールは、世界のファッションブランドやサプライヤー、小売業者などで構成される気候や生物多様性、海洋の保護に取り組む「ファッション協定(THE FASHION PACT)」にも加盟しており、7月にはプラダ(PRADA)やサルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)など業界のほかのブランドと同様に、イタリアに拠点を置く銀行グループのインテーザ・サンパオロ(INTESA SANPAOLO)から、金利などの貸付条件に環境負荷の削減目標の達成度合いを連動させた4億ユーロ(約492億円)のサステナビリティ・リンク・ローンも受けた。
モンクレールでは製品パッケージの90%にサステナブルな素材を使用しており、17〜19年には二酸化炭素排出量を30%削減している。またイタリアやルーマニアに所有する製造拠点では、再生可能なエネルギーを100%使用するなど、長年にわたってサステナビリティへの取り組みを行ってきた。19年には「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustainability index)」にも選出され、繊維、アパレル、ラグジュアリー製品部門でインダストリー・リーダーにも選定された。
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グローバルでのビジネスが普通になった現代社会では、多くの海外ブランドが日本に上陸。インターネットの普及はそれを加速させ、一気にブランドが増えた印象だ。そこで発生したのが、「このブランド、なんて読むの?」。英語はそこそこ読めても、フランス語やイタリア語、中国語などは至難の技!? グローバルで有名なこのブランド名、何問読めた?
答え「ロクシタン」
1976年に誕生した、ヘアケアやスキンケア製品などを展開する南フランス・プロヴァンス地方発祥のライフスタイルコスメティックブランド。植物原料とエッセンシャルオイルをベースにしたスキンケアやヘアケア、フレグランス製品などを展開する。
答え「クラランス」
創業者のジャック・クルタン・クラランス(Jacques Courtin-Clarins)が1954年に、「美の治療センター」としてフランス・パリのトロンシェ通りに開業したエステティックサロン「アンスティテュクラランス」に由来して生まれたスパブランド。創業以来、肌と植物の可能性を研究し続け、製品を開発している。大きなグループに属さずファミリービジネスを中心に拡大する。
答え「ゲラン」
1828年、ピエール・フランソワ・パスカル・ゲラン(Pierre Francois Pascal Guerlain)がフランス・パリで創業したコスメブランド。皇后ウジェニーに献上した香水「オー・デ・コロン・イムペリアル」により帝室御用達となる。30年にはワイン入りのリップクリームや40年代にはコールドクリームを発売するなど画期的な製品を多く誕生させている。現在は、フレグランス、スキンケア、メイクアップなどを中心に展開する。1994年からLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENESSEY LOUIS VUITTON)の傘下。
答え「キールズ」
1851年に「キールズ」の起源となる調剤薬局がニューヨークにオープン。94年に薬剤師だったジョン・キールが調剤薬局を買収しブランドが誕生。創業当初から世界中の植物を研究し、天然由来成分を多く配合したスキンケアやヘアケア製品などを展開する。
答え「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」
アルビオンが手掛けるコスメブランドで、フランス・パリの洋菓子屋「ラデュレ」をルーツに持つ。メイクからスキンケア、フレグランスまで幅広くラインアップする。
答え「クレ・ド・ポー ボーテ」
資生堂のグローバルラグジュアリーブランド。独自のブレインスキン理論に基づき、生まれ持った輝きを保つための“肌の知性”を研究し、スキンケア製品に落とし込んでいる。ブランドを代表する製品は、美容液「ル・セラム」や、クリーム「ラ・クレーム」など。
答え「ミジャンセン」
韓国の化粧品メーカー、アモーレパシフィックが2000年に立ち上げたヘアケアブランド。さまざまなスタイルや悩みに合わせたシャンプーやトリートメントを揃えるほか、スタリング剤や男性向けのスカルプケア製品なども展開する。
答え「ローラ メルシエ」
ニューヨークとパリを拠点に活動するメイクアップアーティストのローラ・メルシエが創設したブランド。“すべての女性を美しく輝かせるメイク”をコンセプトに、ベースメイクを中心に約30の国と地域で展開している。資生堂ジャパンが日本代理店を務める。
答え「アイオペ」
韓国発の高機能スキンケアブランド。皮膚の状態や配合する成分を研究し、バイオ技術で植物由来成分を肌に届ける。4300人以上の女性の肌データに基づき、独自技術で開発したクッションファンデーションや美容液など中心に展開する。
答え「ズーシー」
中国発のコスメブランド。イギリスの大英博物館やパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)などをモチーフにした鮮やかでユニークなパッケージがSNSで“バズ”るなどで人気に。 中国のインフルエンサーなど、まるでサイボーグのように完璧な美しさを持つ中国美女を指す“チャイボーグ”(チャイナとサイボーグを掛け合わせた造語)といった言葉が生まれるなど、「ズーシー」をはじめ中国ブランドに注目が集まっている。
答え「コフレドール」
カネボウ化粧品が展開するメイクアップブランド。"BE PALYFUL"をコンセプトに本来の肌の良さを際立たせるベースメイクとそれを生かすポイントメイクを中心に展開する。
答え「セザンヌ」
1964年に誕生したコスメブランド。"ずっと安心、ずっとキレイ"をコンセプトに地球や肌への優しさをポリシーに、ピンレス容器を採用したり、全品無香料処方(ネイル製品を除く)にしたりと環境や人に配慮した製品を開発する。
答え「カトゥキン」
1998年に誕生した中国発のコスメブランド。パッケージやリップの中華風のデザインがSNS映えもすることや、低価格で手に取りやすくいことも相まって若者中心に注目され、話題を呼んでいる。
答え「バイレード」
スウェーデン・ストックホルム発のフレグランスブランド。ミニマリスティックなパッケージとシンプルながらもユニークな名称の香りが人気で、ファッショニスタからも支持を集める。元プロ・バスケットボール選手という経歴を持つ創業者ベン・ゴーラム(Ben Gorham)が2006年に設立した。10月には初のカラーメイクコレクションが登場した。
答え「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」
パリ発の総合美容専門店で、アルコールやエタノールを一切使用しない水性香水は大手セレクトショップでも取り扱われており、美容好きはもちろんファッショニスタの愛用者も多い。
答え「オフィチーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ」
1221年にフィレンツェで創業した世界最古の薬局。現在は、昔ながらのパッケージが特徴的なフレグランスやスキンケア、ソープ、キャンドルなど600種類以上の製品を展開し、世界の約300店舗で販売している。
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「ウィザード(WIZZARD)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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コーセーはこのほど、企業の気候変動に対する情報開示、経営戦略などを検討する「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures以下、TCFD)」の提言への賛同を表明するとともに、国内賛同企業による組織「TCFDコンソーシアム」に加入した。今後、TCFDの提言に基づいて気候変動が事業におよぼすリスクと機会についてステークホルダーへの積極的な情報開示を進め、グループ全体でCO2排出量削減にも積極的に取り組んでいく。
同社は4月、中長期ビジョン「VISION2026」の中で、今年度から3つの基盤戦略の一つに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を掲げ、グループ全体のサステナビリティへの取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を発表した。環境・気候変動問題への対応について、欠かすことのできない重要な経営課題の一つとしていた。
TCFDは主要国の中央銀行や金融監督当局、財務省などが参加する金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示および金融機関の対応を検討することを目的に15年12月に設立されタスクフォース。化粧品業界では資生堂や花王などが昨年、TCFDの提言へ賛同を表明した。気候変動が事業に与えるリスク・機会を把握し、経営戦略に織り込もうとする動きが広がっている。
コーセーでは環境保全活動の一環として、11月1日から同社を代表するスキンケアブランド「雪肌精」を対象に、イオングループが展開する全国の「イオン」「イオンスタイル」33店舗でプラスチック空容器の回収プログラムを開始する。リサイクルにあたっては、テラサイクルジャパン合同会社が運営する回収プログラムを活用する。
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ファションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの2020年4〜9月決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比50.2%増の199億円になり、過去最高を更新した。商品取扱高の伸びに加え、ZOZOARIGATOなどのポイント割引施策の減少やPB関連費用の削減が底上げした。商品取扱高(GMV)は同16.3%増の1856億円、売上高は同16.2%増の664億円、経常利益は同52.9%増の199億円、純利益は同76.1増の139億円だった。澤田宏太郎社長CEOは「『ゾゾタウン」への新規ユーザーが増加し、ブランド側もEC在庫を厚くするデジタルシフトが、コロナ禍のマイナスを上回った。下期にはテレビCMなど、新規ユーザーの獲得を加速する」と語った。
売上総利益は同20.8%増の633億円、GMV対比の売上総利益率は34.1%で前年同期比で1.3ポイント向上した。荷造運賃(131億円、GMV比7.1%、前年同期比で0.5ポイント悪化)やPGAツアーに伴う広告宣伝費の上昇を、割引ポイント施策の抑制でカバーした。
年間購入者数は6月末比で14.2万人増の880万人。出店ブランドは、「ロエベ」「ステラ マッカトニー」などの高級ブランドの出店により、6月末比で56増の1404ブランドになった。一方で商品単価は前年同期比で135円低下の3516円、出荷単価(AOV)は159円低下の7370円になった。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は10月29日、LVMHが中止を表明していたティファニー(TIFFANY & CO.)の買収について、買収価格を値下げして実行するための契約を結んだと発表した。
買収を発表した2019年11月当初は1株あたり135ドル(約1万4000円)で合意していたところ、1株あたり131.50ドル(約1万3600円)とすることで決着した。その他の基本的な条件については従前どおりだという。また、11月19日に予定しているティファニーの四半期配当は1株あたり0.58ドル(約60円)を支払うことが契約内に盛り込まれた。契約合意に伴い、泥沼の様相を呈していた訴訟合戦についても互いに申し立てを取り下げる。
ティファニーの株主の承認などを前提として、買収完了は21年初頭を予定している。
ティファニーのロジャー・ファーラー(Roger Farah)会長は、「魅力的な価格でLVMHと合意に至り、統合を進められることに満足している。(ティファニーのLVMH傘下入りは)すべてのステークホルダーにとって利益になる結果だ」とコメントした。
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者は、「バランスの取れた内容でティファニーと合意できたことで、LVMHは自信をもってティファニーの経営陣と買収の詳細についての協議を再開し、買収を実行することができる。われわれはこれまでどおり、『ティファニー』というブランドが持つ高いポテンシャルを確信している。また、『ティファニー』と従業員にとってLVMHは適切なホームになると信じている」とコメントした。
LVMHは19年11月にティファニーを162億ドル(約1兆6800億円)超相当で買収すると発表したが、20年6月に新型コロナウイルスや米国内の情勢悪化を理由に買収を再考していると報道された。その後、9月に入ってLVMHが仏の欧州・外務大臣からティファニーの買収を21年1月6日まで延期するよう要請されたことを理由に、当初の買収完了期限だった20年11月24日までに完了できないとして買収断念を発表した。
これを受けてティファニーは即時にLVMHに契約の履行を求めて米デラウェア州衡平法裁判所に提訴した。さらにLVMHもティファニーが合意条件を満たしていないことなどを理由にティファニーを相手取り反訴し、両社の対立はより深刻になっていた。
10月26日には欧州委員会が本件買収にゴーサインを出したことが明らかとなり、10月28日には両社が買収価格の引き下げを協議していると複数のメディアが報じたため、その動向が注目されていた。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post ティファニーのLVMH傘下入りがついに確定 買収額引き下げで両社合意 appeared first on WWDJAPAN.com.
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は10月29日、LVMHが中止を表明していたティファニー(TIFFANY & CO.)の買収について、買収価格を値下げして実行するための契約を結んだと発表した。
買収を発表した2019年11月当初は1株あたり135ドル(約1万4000円)で合意していたところ、1株あたり131.50ドル(約1万3600円)とすることで決着した。その他の基本的な条件については従前どおりだという。また、11月19日に予定しているティファニーの四半期配当は1株あたり0.58ドル(約60円)を支払うことが契約内に盛り込まれた。契約合意に伴い、泥沼の様相を呈していた訴訟合戦についても互いに申し立てを取り下げる。
ティファニーの株主の承認などを前提として、買収完了は21年初頭を予定している。
ティファニーのロジャー・ファーラー(Roger Farah)会長は、「魅力的な価格でLVMHと合意に至り、統合を進められることに満足している。(ティファニーのLVMH傘下入りは)すべてのステークホルダーにとって利益になる結果だ」とコメントした。
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者は、「バランスの取れた内容でティファニーと合意できたことで、LVMHは自信をもってティファニーの経営陣と買収の詳細についての協議を再開し、買収を実行することができる。われわれはこれまでどおり、『ティファニー』というブランドが持つ高いポテンシャルを確信している。また、『ティファニー』と従業員にとってLVMHは適切なホームになると信じている」とコメントした。
LVMHは19年11月にティファニーを162億ドル(約1兆6800億円)超相当で買収すると発表したが、20年6月に新型コロナウイルスや米国内の情勢悪化を理由に買収を再考していると報道された。その後、9月に入ってLVMHが仏の欧州・外務大臣からティファニーの買収を21年1月6日まで延期するよう要請されたことを理由に、当初の買収完了期限だった20年11月24日までに完了できないとして買収断念を発表した。
これを受けてティファニーは即時にLVMHに契約の履行を求めて米デラウェア州衡平法裁判所に提訴した。さらにLVMHもティファニーが合意条件を満たしていないことなどを理由にティファニーを相手取り反訴し、両社の対立はより深刻になっていた。
10月26日には欧州委員会が本件買収にゴーサインを出したことが明らかとなり、10月28日には両社が買収価格の引き下げを協議していると複数のメディアが報じたため、その動向が注目されていた。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post ティファニーのLVMH傘下入りがついに確定 買収額引き下げで両社合意 appeared first on WWDJAPAN.com.
「ジーユー(GU)」は11月下旬に、人気マンガ「鬼滅の刃」とのコラボコレクション第2弾を発売する。全国の「ジーユー」店舗およびオンラインストアで扱う。
今回は“愛”をテーマに、主人公の竈門炭治郎と妹の禰豆子の家族愛を表現したデザインに仕上げた。登場キャラクターの着物や髪色からインスパイアされたカラーリングを採用したスエットやパーカ、インナー、ラウンジウエア、グッズなどをそろえる。詳細は11月初旬に特設ページ上で公開する予定だ。
同マンガは既に完結しており、2016年から20年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた。また現在、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を映画館にて公開中で、炎柱の煉獄杏寿郎と十二鬼月“上弦の参”の猗窩座との死闘は感動的なシーンとなっている。
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「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」の坂部三樹郎デザイナーが監修するフットウエアブランド「グラウンズ(GROUNDS)」は、元AKB48の島崎遥香とのコラボアイテムを発表した。11月12~29日に東京・渋谷のソーシャルトウキョウ(SOCIAL TOKYO)で開くポップアップストアと公式オンラインサイトで販売する。
アイテムは透明な球体で作られた厚底のクリアソールが特徴的な“ジュエリー”シリーズで、ブラックとライトブルーの2色をそろえる。ライトブルーにはレースのシューレスを付属する。価格は2万7500円でサイズは22~30cm。
島崎は「三樹郎さんの洋服が好きで、今回コラボさせていただけて光栄に思う。普段『グラウンズ』 のスニーカーを履いていると周りから『どこの?かっこいいね!』と言ってもらうことが多い。今回は何にでも合わせやすく、毎日履いてもらえそうな黒と、私が1番好きな水色は紐をレースにしてガーリーな印象に仕上げた。是非交互に履いて、それぞれのスニーカーに合わせた色々なコーディネートを楽しんでもらいたい」とコメントした。
ポップアップストアでは、同コラボアイテムの試着予約のほか、“ジュエリーテープ”シリーズの新作商品の販売、サンプルセールも行う。
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「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」の坂部三樹郎デザイナーが監修するフットウエアブランド「グラウンズ(GROUNDS)」は、元AKB48の島崎遥香とのコラボアイテムを発表した。11月12~29日に東京・渋谷のソーシャルトウキョウ(SOCIAL TOKYO)で開くポップアップストアと公式オンラインサイトで販売する。
アイテムは透明な球体で作られた厚底のクリアソールが特徴的な“ジュエリー”シリーズで、ブラックとライトブルーの2色をそろえる。ライトブルーにはレースのシューレスを付属する。価格は2万7500円でサイズは22~30cm。
島崎は「三樹郎さんの洋服が好きで、今回コラボさせていただけて光栄に思う。普段『グラウンズ』 のスニーカーを履いていると周りから『どこの?かっこいいね!』と言ってもらうことが多い。今回は何にでも合わせやすく、毎日履いてもらえそうな黒と、私が1番好きな水色は紐をレースにしてガーリーな印象に仕上げた。是非交互に履いて、それぞれのスニーカーに合わせた色々なコーディネートを楽しんでもらいたい」とコメントした。
ポップアップストアでは、同コラボアイテムの試着予約のほか、“ジュエリーテープ”シリーズの新作商品の販売、サンプルセールも行う。
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10月27日から3日間、東京ビッグサイトで行われた国際メガネ展IOFT(リード エグジビション ジャパン、福井県眼鏡協会主催)で、眼鏡が最も似合う各界の著名人に贈られる「第33回日本 メガネ ベスト ドレッサー賞」の表彰式が行われた。
各部門の受賞者が以下の通り。
加藤勝信・内閣官房長官(政界部門)、古舘伊知郎(文化界部門)、中井貴一(芸能界部門・男性)、吉田羊(芸能界部門・女性)、滝藤賢一(サングラス部門・男性)、藤田ニコル (サングラス部門・女性)、生見愛瑠(特別賞 SDGs部門)、よしもとメガネ選抜の橋本直(銀シャリ)、稲田直樹(アインシュタイン)、山﨑ケイ(相席スタート)、ミキ(以上、芸能人部門)。
藤田ニコルは、「サングラスは小さいころから持っている。顔が小さく見えるので、大きいサングラスを掛けがち」などとコメント。表彰式の後、受賞者たちはIOFT会場で出展社のブースを回り、気に入った眼鏡を試着した。
中井貴一が訪れた「アイシー!ベルリン(IC!BERLIN)」のブースで対応した榊原郁アイシー!ベルリン ジャパン社長は、「軽くて薄い黒のシートメタルのフレームをおすすめしたところ、“すごくいいですね”と気に入っていただいた」。また、滝藤賢一が訪れたエイトオプティクのブースで対応した開髙有紀社長は「滝藤さんは、とても眼鏡好きで、こだわりがあった。『カザール(CAZAL)』の1980年代の復刻版を“かっこいいですね”と言われ、手に取られた」と話した。
IOFTは日本最大級の眼鏡展で、約270社が出展し、新作約5万4000点が披露された。
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ストリートウエアブランド「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」は、ボーイズグループBTS(防弾少年団)のキャラクター「BT21」とのコラボコレクションを10月30日に発売する。「BT21」と「ネイバーフッド」の公式オンラインストアで取り扱う。
「BT21」はBTSと「ラインフレンズ(LINE FRIENDS)」の共作キャラクターで、BTSのメンバーそれぞれに対応するスター7人とロボット1人で構成されている。今回のコラボは、キャラクターたちと「ネイバーフッド」のロゴをメインにしたTシャツ、フーディー、スエットの計10型を用意した。白と黒を基調に、カラフルなキャラクターたちが映えるデザインだ。
「BT21」は過去にストリートウエアブランド「アンチ ソーシャル ソーシャル クラブ(ANTI SOCIAL SOCIAL CLUB)」や「コンバース(CONVERSE)」、コスメブランド「VTコスメティクス(VT COSMETICS)」とのコラボも発表している。
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アーバンリサーチは、ECのセレクトショップ「URBS(ユーアールビーエス)」のウィメンズバイヤーを務める森口愛による新ブランド「アイ(iI)」を11月13日に立ち上げる。
ブランド名の「iI」は“自分”と“アイデンティティー”、名前の“愛”に由来する。「わたしのカラーであり、あなたのカラーであってほしい」「体型や髪の色、肌の色、色々あるけれど、このアイテムたちがその人なりの“アイデア”になってほしい」「その日、その場所、そのときの気持ちに合わせてアレンジができるものを」の3つをコンセプトに掲げ、シーズンにとらわれず、少量ずつアイテムを販売する。
11月13日にタートルネックニット(3万4546円)とニットケープ(2万3000円)の2型を、12月にブラウス(2万7000円)とワンピース(3万8000円)の2型を発売する。「URBS」とアーバンリサーチのオンラインサイト、アーバンリサーチの表参道ヒルズ店、三宮店、福岡パルコ店で取り扱う。
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女性向けエンパワーメントメディア「ブラスト(BLAST)」を運営し、生理用品ブランド「ナギ(Nagi)」を立ち上げた石井リナCEO(最高責任者)。「ブラスト」立ち上げから資金調達を実施し事業を推進。今年5月に発売した「ナギ」の第一弾のアイテムである吸水ショーツは、発売開始後1週間ほどで完売するほど人気を集め、直近の再入荷時でも1、2時間ほどで完売するほどだという。石井CEOに今、注目のフェムテック市場や増える起業家、投資家についての考えを聞いた。
WWD: ここ1年ほど、日本でも吸水ショーツの存在感が強くなってきましたよね。
石井CEO:女性にとって身近だけれどまだまだ選択肢が少なくポジティブではない問題のひとつに「生理」があると思います。海外では月経ディスクや吸水ショーツ、CBD入りのタンポンなど、新しい生理用品が多くあります。欧米ではフェムテック市場も盛り上がり、ブランドもプロダクトも多様化していて、ライフスタイルに合わせて自分に合うものを選択することが可能です。しかし、日本ではおよそ7割の女性が紙ナプキンを使用しています。加えて、日本の女性たちはほかの生理用品の種類や選択肢を知らないという状況を知り、自分の体をコントロールすることに対して選択肢を提示しようと思いました。
WWD:「ナギ」のこだわりは?石井さん自身の経験も生かされていますか。
石井CEO:実際に海外の吸水ショーツを使用した経験があり、機能面でまだまだ改善の余地があると思ったものの「生理を忘れる体験だ」と感動しました。そういう意味では、吸水ショーツを作る上で機能性をアップデートしながら履いても違和感のない厚みや仕様にこだわりました。
また日本では海外に比べて生理用品のプロダクトもデザイン性も選択肢が少ないと実感しています。例えば女性の用品=ピンクというブランドやモノもまだまだ多いと感じています。紙ナプキンでは経血を吸収するとハートが浮き上がるという経験もあり、女性性やステレオタイプの押し付けにうんざりしたこともありました。そういった意味では「ナギ」ではメインカラーをグリーンにしており、ラブリーさやフェミニンさは排除し、女性たちが自然に選択できるものを目指しました。「ナギ」のパッケージや世界観に共感いただけることが多いと実感しています。「これこそが女性の私にとって、本当に欲しいと思えるデザインだ!」などとツイッターで書いてくださる方もいました。またパッケージもスタイリッシュに仕上げており、ライフスタイルの中で再利用して使っていただいているユーザーの方も多いです。
WWD:公に話しにくい風潮のある生理の話題ですが、自身の悩みや経験を話すことに躊躇はありませんでしたか。
石井CEO:「ナギ」を始める前に女性向けエンパワーメントメディア「ブラスト」運営をしていました。メディアで取り上げるテーマは社会問題からセックスとしており、日本の女性をエンパワーメントするというミッションはその頃から変わりありません。当時から身体や性にまつわるコンテンツを多く取り上げており、生理や体のことについて話すことに躊躇はありません。
WWD:これまでに3回の資金調達を実施していますが、フェムテック分野に関して投資家からはどのような反応がありましたか。
石井CEO:スタートアップ業界は企業家だけでなくベンチャーキャピタルや個人投資家に女性が少ないのが現状です。「そもそも生理の課題がわからない」「共感することが難しい」などと言われることも多かったです。生理の悩みを解決するといった事業アイデアをプレゼンしても必要性を理解されにくく、投資に至らないケースも多々ありました。ブランドのローンチ後は、プロダクトに対する反響がかなり大きかったため、その初動の数字や反響をもって男性の投資家にも理解されやすくなったと実感しています。
WWD:世界には遅れをとっている日本のフェムテック市場ですが、盛り上げていくために必要なことは?
石井CEO:9月にベンチャーキャピタルANRI(アンリ)と赤坂優氏が率いるファンドから資金調達を行いましたが、ANRIの担当は江原ニーナさんという女性でした。ANRIはこれまでに130社ほど投資していますが、そのうち女性企業家への投資は7社だけ。しかし、彼女たちもスタートアップ界のジェンダーギャップに関しては課題意識を持っていて、今後ファンドとして女性起業家への支援や投資も接客的に行っていくと明言していらっしゃいます。フェムテックの盛り上がりに関しては、女性起業家だけでなくそれに伴走する女性投資家の増加も必要だと思います。
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「ラフ・シモンズ」が2021年春夏コレクションを発表した。
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経営戦略コンサルティングのローランド・ベルガーとAIスタートアップ企業のABEJA(アベジャ)は、このほどアパレル業界の在庫過多の課題を解決すべく業務提携を結び、AIを活用した需要予測コンサルティングパッケージを共同開発した。
同取り組みでは、ローランド・ベルガーが現行MD業務の分析および課題抽出を行い、ABEJAがデータ分析と予測モデルの開発を行うことで、機械学習モデルを活用した「需要予測コンサルティングパッケージ」を提供する。
ABEJAは2020年にのローランド・ベルガーが立ち上げた協業プログラム「価値共創ネットワーク」に加わり、これまでにも大手アパレルや大手小売業向けた共同プロジェクトを実施してきた。
ローランド・ベルガー日本法人の福田稔パートナーは 「“組織の壁を越え、異なる強みを掛け合わせて新しい価値を共創する”、今回の取り組みは弊社が提唱する価値共創ネットワークの典型例だ。具体的には、ABEJAの技術力と弊社の知見を掛け合わせることで、需要予測モデルのニュータイプを作り出せると考えている。そして、クライアント企業に貢献するだけでなく、ひいては業界全体の課題である作り過ぎ・在庫過多の問題に対して、課題解決につなげられるような取り組みに発展できればと考えている」とコメントした。
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合成ダイヤモンドのD2Cジュエリーブランド「プライマル(PRMAL)」が11月20~30日、初となるポップアップショップを六本木エストネーションで開催する。同ブランドは2020年2月にデビュー。合成ダイヤモンドを使用し、ファッション感覚で楽しめる適正価格のジュエリーを提供する。
ポップアップショップのテーマは、“リフレクション”。通常は同ブランド公式オンラインショップでしか見ることのできないコレクションを実際手に取って見られ、購入できる。また、ジェンダーレスな新作ジュエリーなどの先行販売も行う。新作ジュエリーの中心価格帯は、3万8000~7万5000円。12月2~8日には伊勢丹新宿本店3階でもポップアップイベントを行う。3万円以上の購入で、オリジナルのミラーのプレゼントがある(数量限定)。
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理容・美容・エステティック・ネイル用品の総合商社、滝川の滝川晃一・会長が10月17日、慢性腎不全による多臓器不全のため東京都内の病院で亡くなった。享年81歳。
故人の遺志により、葬儀は近親者のみで執り行われた。改めて“お別れの会”を行う予定だが、10月29日現在、会の日時など詳細は未定だ。
滝川晃一氏は1939年生まれ。58年に同社の前身である滝川商店に入社し、45年に社長に就任。79年に滝川商店を滝川に改称してからも社長を務めて事業を成長させたほか、滝川エステティック学院の開校、タキガワネイルアカデミーの開講などの教育事業、中国との理美容文化交流などにも尽力。社交的な人柄から取り引き先を広げ、理容・美容・エステティック・ネイルという4つの業界に太いパイプを持つという唯一無二のポジションを築き上げた。2004年に会長に就任してからも、リーマン・ショックなどの荒波の中、“縁の下の力持ち”として業界を支え続けた。
また、東京理美容品卸商業協同組合最高顧問、美容週間振興協議会理事長、日本ネイリスト協会最高顧問、日本エステティック振興協議会理事長など数々の美容業界団体の役職を務め、消費者の間で問題が起こるときめ細かに対処するなど業界の発展と健全化に大きく貢献。そうした活動が評価され、17年の春の叙勲では“旭日小綬章”を受章した。受章を祝う会には750人もの関係者が集まったという。
そうした活動の一方、研修所兼保養所“タキガワ伊豆ビューレック”の刷新や、ゴルフ大会“滝川ゴルフジャンボリー”の開催など、社員や業界関係者のコミュニケーションの機会の創出にも積極的に取り組んだ。プライベートでは愛犬家としての一面も持ち、時には会社に連れてきて周囲を盛り上げるなど誰からも愛される人柄で、突然の訃報には数多くの悲しみの声が寄せられている。
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マッチングアプリ「ペアーズ(PAIRS)」を運営するエウレカ創業者で、アパレルブランド「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」の経営者でもある赤坂優氏が代表を務めるfrankyが、バイオエタノール暖炉“エコスマートファイヤー(ECOSMART FIRE)”を輸入販売するメルクマールを完全子会社化した。煙や煤を排出しない“エコスマートファイヤー”の販売のD2C化を加速させるほか、法人向け販売にもさらに注力していく。これを皮切りに、frankyは日本とアジアでのインテリアプロダクトのD2C(DNVB)事業を本格化させる計画だ。
frankyはエウレカ共同創業者である赤坂代表と西川順氏が設立し、2020年1月から事業活動を開始。“ステイホーム時代のおうち時間の豊かなすごし方”をテーマに、複数のD2C(DNVB)プロダクトやサブスクリプションサービスの企画・開発を行っている。プロダクトは“エコスマートファイヤー”以降も順次リリースしていく予定であり、21年には台湾や韓国、シンガポールなどのアジア進出を見据えている。
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「ウィザード(WIZZARD)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」は、サステナブルな活動や製品開発を行うプロジェクト「サステナブル・ビューティー・アクションズ(Sustainable Beauty Actions、以下SBAS)」を始動する。第一弾商品として、世界で初めて生分解性ポリマーPHBHと容器に採用した“アクアジェル リップパレット”を11月1日にブランド旗艦店の東京・銀座「SHISEIDO グローバル フラッグシップ ストア」で数量限定で発売する。また同旗艦店で、ブランドを象徴する美容液“アルティミューン パワライジング コンセントレート N”のレフィル(詰め替え)サービス「アルティミューン ファウンテン」を11月19日からスタートする。
グローバルプロジェクト「SBAS」は、資生堂が推進する「サステナブル・ビューティー・イニシアティブ(Sustainable Beauty Initiatives)」を基に、ブランド「SHISEIDO」として新たにスタートする取り組み。「MOTTAINAI(もったいない)」「HARMONY(調和)」「EMPATHY(共鳴)」の3つの行動指針を掲げて環境問題や社会問題に対してアクションを起こし、日本発のビューティカンパニーとして新たな社会価値創造を目指す。同プロジェクトでは生活者とのコミュニケーションを重視し特設サイトを開設。ブランドのアンバサダーや社員のサステナビリティへの考えを紹介するほか、「#ShiseidoSBAS」を使用した対話を通じてオンラインコミュニティーを形成していく。今後、成分ポリシーの開示なども行う予定だ。
第一弾商品の“アクアジェル リップパレット”は、2019年9月からカネカと共同開発を開始。同社が保有する独自の素材開発技術と、資生堂の化粧品容器開発のノウハウを融合し誕生した。日本で唯一、世界でも先駆けて100%植物由来による生分解性素材PHBHを採用したもので、海中でも土中でも温暖な気候であれば1~3年で生分解する。パレットは異なる質感の5色をセットし60通りのメイクが楽しめる。パッケージのイラストはアーティストのニキ・ローレケ(Niky Roehreke)が担当し、“A Kiss to the sea”のコンセプトを表現した。
レフィルサービスの「アルティミューン ファウンテン」は、7月にオープンしたブランド初のグローバル旗艦店のコンテンツの一つとして実現。店舗内に専用のラボを設け、事前予約、容器の洗浄を経て美容液の充填を行う。所要時間は1時間程度で、当日中に利用者に戻す。価格は30mLが7500円、50mLが1万1000円、75mLが1万5500円(詰め替えでない製品の価格は30mLが8000円、50mLが1万2000円)。容器の再利用により環境負荷を減らすだけでなく、サステナビリティの取り組みのメッセージ発信、ブランドに愛着を持つきっかけとしての役割も担う。同サービスは今後、各国の薬事規制と照らし合わせながらグローバル展開していくことも視野に入れる。
今回のプロジェクト始動について岡部義照「SHISEIDO」チーフブランドオフィサーは、「昨今の環境問題や人種差別などの社会問題、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活者のサステナビリティ意識は高まっている。社会価値と経済価値に隔たりはなくなっており、サステナビリティを当たり前の価値として提供していくべき。150年近くモノ作りをしている企業としての責任であり、生活者にとって信頼できるブランドであり続けなければいけない。できることからアクションを起こすことが重要と考えた」と話した。
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資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」は、サステナブルな活動や製品開発を行うプロジェクト「サステナブル・ビューティー・アクションズ(Sustainable Beauty Actions、以下SBAS)」を始動する。第一弾商品として、世界で初めて生分解性ポリマーPHBHと容器に採用した“アクアジェル リップパレット”を11月1日にブランド旗艦店の東京・銀座「SHISEIDO グローバル フラッグシップ ストア」で数量限定で発売する。また同旗艦店で、ブランドを象徴する美容液“アルティミューン パワライジング コンセントレート N”のレフィル(詰め替え)サービス「アルティミューン ファウンテン」を11月19日からスタートする。
グローバルプロジェクト「SBAS」は、資生堂が推進する「サステナブル・ビューティー・イニシアティブ(Sustainable Beauty Initiatives)」を基に、ブランド「SHISEIDO」として新たにスタートする取り組み。「MOTTAINAI(もったいない)」「HARMONY(調和)」「EMPATHY(共鳴)」の3つの行動指針を掲げて環境問題や社会問題に対してアクションを起こし、日本発のビューティカンパニーとして新たな社会価値創造を目指す。同プロジェクトでは生活者とのコミュニケーションを重視し特設サイトを開設。ブランドのアンバサダーや社員のサステナビリティへの考えを紹介するほか、「#ShiseidoSBAS」を使用した対話を通じてオンラインコミュニティーを形成していく。今後、成分ポリシーの開示なども行う予定だ。
第一弾商品の“アクアジェル リップパレット”は、2019年9月からカネカと共同開発を開始。同社が保有する独自の素材開発技術と、資生堂の化粧品容器開発のノウハウを融合し誕生した。日本で唯一、世界でも先駆けて100%植物由来による生分解性素材PHBHを採用したもので、海中でも土中でも温暖な気候であれば1~3年で生分解する。パレットは異なる質感の5色をセットし60通りのメイクが楽しめる。パッケージのイラストはアーティストのニキ・ローレケ(Niky Roehreke)が担当し、“A Kiss to the sea”のコンセプトを表現した。
レフィルサービスの「アルティミューン ファウンテン」は、7月にオープンしたブランド初のグローバル旗艦店のコンテンツの一つとして実現。店舗内に専用のラボを設け、事前予約、容器の洗浄を経て美容液の充填を行う。所要時間は1時間程度で、当日中に利用者に戻す。価格は30mLが7500円、50mLが1万1000円、75mLが1万5500円(詰め替えでない製品の価格は30mLが8000円、50mLが1万2000円)。容器の再利用により環境負荷を減らすだけでなく、サステナビリティの取り組みのメッセージ発信、ブランドに愛着を持つきっかけとしての役割も担う。同サービスは今後、各国の薬事規制と照らし合わせながらグローバル展開していくことも視野に入れる。
今回のプロジェクト始動について岡部義照「SHISEIDO」チーフブランドオフィサーは、「昨今の環境問題や人種差別などの社会問題、新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活者のサステナビリティ意識は高まっている。社会価値と経済価値に隔たりはなくなっており、サステナビリティを当たり前の価値として提供していくべき。150年近くモノ作りをしている企業としての責任であり、生活者にとって信頼できるブランドであり続けなければいけない。できることからアクションを起こすことが重要と考えた」と話した。
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「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)の最高経営責任者(CEO)にジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)が就任した。クレヴォイセラ新CEOはジデ・ザイトリン(Jide Zeitlin)前会長兼CEOが9月に辞任して以来、暫定CEOを務めていた。なお、スーザン・クロップ(Susan Kropf)筆頭独立取締役は会長職を継続する。
クレヴォイセラ新CEOはアメリカのコネチカット大学でファイナンスを学んだ後、30年以上さまざまな小売企業で財務や運営に関わった。19年に最高財務責任者としてタペストリーに入社。今回の人事でファッション業界の数少ない女性CEOの1人となる。
就任に際して、「1年ほど前に入社して以来、何を優先すべきか明確に判断して信頼とエンパワメントを中心とした文化を築くことで、才能あるチームの能力を最大に引き出すことに注力してきた。事業の成長を促進していくことにワクワクしている。今後さらに顧客とのつながりが強化され、長期的な成長と収益拡大していくだろう」と述べた。
クロップ筆頭独立取締役は、「外部と内部を視野に入れて次期CEO候補を探した結果、取締役会は満場一致でジョアンがタペストリーの成長をけん引する人物として最適だと判断した。7月以降ジョアンは顧客を中心としたデータ駆動型アプローチを主導した。また私たちの持つブランドそれぞれのニーズと強みを理解して、物事を実行して成長に重きをおいている」と語った。
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エディ・スリマン(Hedi Slimane)による「セリーヌ(CELINE)」は10月26日、2021年春夏コレクションを発表した。ショーはモナコのスタジアム、スタッド・ルイ・ドゥ(Stade Louis II)で撮影し配信。若い世代に希望をもってもらいたいというエディ・スリマンの思いから、コレクションはヤングジェネレーションをドキュメンタリーのように捉えた。エディ・スリマンのクリエーションを長年追いかけてきた向千鶴「WWDジャパン」編集長と、25歳の丸山瑠璃ソーシャルエディターの世代の異なる2人が対談し、それぞれの視点で今回のコレクションを読み解く。
向:ティザーでは「MONACO」の文字と併せてバレエダンサーが踊っていたり「HERMITAGE」の文字が一瞬見えたから「ん?ロシアのエルミタージュ美術館」と予測ましたが、無観客ショーの舞台はモナコ公国でしたね。
丸山:はい、会場はモナコのスタジアム、スタッド・ルイ・ドゥでした。21年春夏メンズコレクションでもF1のサーキットをランウエイにしていましたが、今回はトラックがランウエイ。青空が見える開けたロケーションは、スポーティな要素が加わったコレクションにぴったりでしたね。荘厳な建物の装飾を映したティザーから、引き続きブルジョワ的なコレクションかと思いきや、ヤングジェネレーションをドキュメンタリーのように捉えた、ということで若者にも照準を合わせたコレクションになっていて、いい意味で予想を裏切られました。
向:「HERMITAGE」はモナコの5つ星ホテルを意味していたのかな。ベルエポック様式の豪華なホテルから連想するスノッブでブルジョワなイメージは今シーズンも変わらず。そこにスポーティな要素を加えてとにかくフレッシュだった。丸山さんをはじめ、ウチの会社の20代の女子たちを見るようでした。私は“「エーランド(ALAND)」世代”(笑)と呼んでいます。お嬢様がママやパパから借りたきれいなジャケットやワンピースに、大好きな韓国ブランドやスポーツブランドを合わせているイメージです。
丸山:とてもフレッシュでしたよね!メンズではE-boysなどTikTokにいるユースにフォーカスして描写していましたが、今回はウィメンズはこれまでのブルジョワ的要素とスポーティーで健康的な西海岸ガール的要素が融合して若者から大人まで着れるような、良い落とし所を見つけてきた感じがしました。E-boysのウィメンズ版というとE-girlsですが、そこまで行き過ぎずこれまでのコレクションの流れと組み合わせても違和感のないユースのスタイルを選んでいたのがよかった。ティザーにもショーにも出ていたカイア・ガーバー(Kaia Gerber)の私服もまさにこのスタイル。カイアは本当に母でモデルのシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)のワードローブを拝借してそうですね(笑)。
向:私はエディのクリエーションの魅力はワードローブの構成力だと思っている。ネイビーやプリンス・オブ・ウェールズのジャケット、ボウタイブラウス、クレリックシャツ、Vネックのセーターに、襟元に小さなフリルがついたワンピース。デニムとフレアパンツとプリーツスカート。そしてライダーズとトレンチコート。全部言いたくて長くなっちゃった(笑)。いつ店に行ってもこれらのスタンダードアイテムがそろっているから、ファンは少しずつ買い足してゆくイメージです。
丸山:今回はそこにジョガーパンツやアノラックなど新たなアイテムが加わっていましたね。さらにロゴ入りのキャップやバケットハット、スポーツブラ、スエットパンツなどは、若者のスタンダードアイテム。BLACKPINKのLISAのダンサー的なスタイルにもしっくりきそうです。今のユースはジャンルに縛られずヒップホップも聴くからか、BGMはプリンセス・ノキア(Princess Nokia)の「I Like Him」でした。
向:選ぶ曲は変わっても音楽の使い方は同じだね。同じ曲をループするから後半はすっかり洗脳されている(笑)。新しいアイテムでおもしろかったのがデニム。これまでデニムはスキニーかフレアーだったけど、今回は色あせた少しゆるいシルエットで「古着屋で見つけてきました!」という感じ。あえての野暮ったさがポイントかな。
丸山:私は肩からかけたストラップが短めのミニバッグが気になりました。この形のバッグは特に古着を好む海外の若者間でリバイバルしていて、ランウエイでも昨シーズンあたりからよく見かけるようになりましたね。
向:ホントよく知っているね(笑)。これまでと基本的には変わらないのにフレッシュに見える。何か違うのかな、と考えたら肌見せの仕方かな、と。“セクシー”の扱い方とも言い換えられます。ヨーロッパのブランドにとって“セクシー”は欠かせない、重要な要素。でも、胸の谷間やヒップラインの強調といったステレオタイプなセクシーの表現はもはや野暮ったい。胸の谷間ではなく、平らなお腹を見せちゃうところがエディは上手い。素足も出しているけれど健康的ですよね。
丸山:肌見せが露骨な感じではなく、とても自然でしたよね。合わせたシューズがスニーカー、ブーツ、ハイキングブーツまで全部フラットだったのも、ノンシャランに落とし込めていた要因かもしれません。ギャザーのミニドレスにもキャップとハイカットスニーカーを合わせていたり、頑張りすぎない感じ。
向:パーカーは8万円くらいになるのかな。高い(笑)。でもそこはロゴのパワーが効いている。ロゴが入ったスポーツブラは相当売れるんじゃない?
丸山:スポーツブラは絶対売れると思います!でも正直値段にもよりますよね。若者でも買えるようなエントリー価格になるといいのですが(笑)。
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ラグジュアリーコニャックメゾン「ヘネシー(HENNESSY)」一家に生まれたキリアン・ヘネシー(Kilian Hennessy)が手掛けるパフュームメゾン「キリアン(KILIAN)」は10月16日、お酒をイメージした新シリーズ“ザ リカーズ”を発売した。
同ブランドは香りの系統別にシリーズをそろえており、“ザ フレッシュ”“ザ ナーコティック”“ザ スモークス”“ザ セラー”の4つをラインアップ。5つ目のシリーズとなる“ザ リカーズ”には、コニャックをイメージした“エンジェルズ シェア オード パルファム”(50mL、2万5000円)とジンをイメージした“ローゼズ オン アイス”(50mL、2万5000円)が登場。
28日に行われたプレス向け発表会では、キリアン本人が香りを一つずつ説明しながら紹介した。「作るのにこれまでで一番苦労したが、最高のデキ」という自信作“エンジェルズ シェア”はコニャックの名家に生まれた彼にとって最もパーソナルな香りだ。「難しかったのは、コニャックの香りを表現しつつ、お酒そのものの香りにならないようにすること。だって、誰もお酒を浴びたような香りは求めないだろう?“酒臭い”香りだけは絶対に避けたかった」と話す。そこで着目したのは、コニャックを説明する時によく用いられる香りだという。「コニャックはセラーに並ぶオークの木樽やシナモン、重厚感のあるバニラに、少しだけチョコレートやヘーゼルナッツの香りも混ざった芳しい香りが特徴。そこでコニャックオイルに甘いトンカビーンズやほろ苦いオークウッド、シナモンエッセンスを加えた。これにより、コニャックそのものの香りというより、コニャックを飲むファンタジーを表現できた」と説明する。
一方で“ローゼズ オン アイス”は妻が好きなカクテル、ライムを絞ったジン オン ザ ロックス(ジンの氷割り)をイメージしたみずみずしくアクアティックな香りだ。ブルガリアンローズとキューカンバー(きゅうり)で蒸留されたヘンドリックス ジンに着想を得て、キーノートにキューカンバーを選んだ。きゅうりからエッセンシャルオイルが作れないために、今回香料メーカーのフィルメニッヒ(FIRMENICH)の新技術「STT(Smell the Taste)」を用い、きゅうりの味を香りで表現。「画期的な新技術を用い、見事にきゅうりのみずみずしくフレッシュな香りを閉じ込めることができた。さらに氷の清涼感とジンのキリッと爽やかな喉ごしを表現するために、アクアティックなノートを厳選した」。そこにジンの香り付けに使われるジュニパーベリーと芳酵なセンティフォリアローズを合わせ、最後にサンダルウッドとムスクを残し、シャープさと深みを出した。
なお、2つの香りともにアール・デコ調のロックガラスをほうふつとするガラスボトルを採用している。また、レフィルもできるような構造になっており、環境にも配慮している。(日本でのレフィルの展開は未定)
今後も同シリーズを拡張すべく、すでに2つの新しい香りの開発に着手しているという。また、ロックダウン中は香水の作り方を改めて見直すきっかけになったと話した。「香水にまつわる本をたくさん読んだのだが、18世紀のコロンはアルコールにシトラスにラベンダーなど天然の香りを混ぜて作られていた。アルコールを96〜97%配合していたために、今の時代にぴったりだと思ったよ。実際に自分も欲していたものだと感じた。だから最近は香水のルーツである18世紀の香りの作り方をベースに、21世紀の香りを作ろうと思ったんだ」とこぼれ話を明かした。
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松屋は、2021年の福袋を年末と年始に分散して販売する。3密が予想される初売りの混雑を緩和し、客が安心して買い物できる環境を整える。販売個数も前年に比べて2割減の約2万個に抑える。
販売方法は事前予約、年内販売、年始販売の3通り。事前予約は12月9〜20日にインターネットで予約を受け付けて、12月26日以降に各売り場で渡したり、代引きで年内発送したりする。年内販売は12月26〜31日に各売り場で販売する。年始販売は例年通り1月2日の初売りで販売するが、混雑しないように整理券を配るなど配慮する。販売個数は年末で5割、年始で5割を見込む。
福袋のテーマもコロナ禍を反映して「応援(エール)」とした。福袋を買う人や、生産者を応援するメッセージを込めた。
紳士服売り場では生産地を応援する福袋を企画した。服や雑貨とその生産地のコメや正油などの名産品をセットにする。「青森県応援!パターンオーダースーツ福袋」は、「サンラインジャパン(SUN LINE JAPAN)」の工場がある青森にちなんで、スーツ1着と青森のヒバを使ったハンガー1本と名産品をセットにした13万〜18万円相当の商品を6万6000円で販売する。「山形県応援!ジムの山形県産ニット福袋」は、ニットアパレルのジム(GIM)が山形で生産するセーターなどを詰め込む。
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「サマンサタバサ(SAMANTHA THAVASA)」創業者の寺田和正氏が立ち上げた新会社サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート(以下、サマンサグローバル)は10月28日、同社初の店舗「サマンサタバサ グローバル アイランド」を羽田空港第2ターミナル店にオープンした。
これまで同ターミナルに入居していた「サマンサタバサスイーツ&トラベル」を移転リニューアルする形で開かれた同店は、新会社サマンサグローバルの初店舗であり、サステナビリティへの取り組みと、スタートアップ事業を応援する新コンセプトを採用している。「サマンサタバサ サステナブル」「サマンサ スタートアップ」「サマンサブランドショップ」の3つのエリアで構成する。。
「サマンサタバサ サステナブル」では、栃木県・那須高原にある森林ノ牧場と、那須の農家と取り組んで商品企画・販売などを行うチャウス(Chus)と協業したスイーツを扱う。店内にキッチンカーを設置し、バター作りの副産物としてできるスキムミルク(無脂肪乳)を使ったゴーフルのスイーツ「バターのいとこ」や、共同開発したバナナスムージーなどの販売。従来は牧場で提供しているジャージー牛のミルクを使ったソフトクリームも扱う。
「サマンサ スタートアップ」では、新しいブランドを紹介するポップアップスペースを設けており、オープン直後はE-girlsの藤井夏恋がディレクションする「カレンズ クローゼット(KAREN’S CLOSET)」が期間限定で出店する。ブランドショップでは、遊園地をイメージしたメリーゴーラウンドのディスプレーを設置し、視覚的な仕掛けも取り入れた。バッグの「サマンサタバサ」のほか、小物を中心に扱う「サマンサタバサ プチチョイス」、ジュエリーの「サマンサティアラ(SAMANTHA TIARA)」、ゴルフの「サマンサタバサ アンダー25 ナンバー7(SAMANTHA UNDER25 & NO.7)」、メンズの「キングズ(KINGZ)」の商品を取り扱う。
オープン当日に開催した記者発表会では、サマンサグローバルの寺田社長、日本空港ビルデングの鷹城勲会長兼CEO、タレントで、那須で牧場を運営するThinkFUTURE(シンクフューチャー)代表を務めるの紗栄子らが登場。同店で販売するバナナスムージーで乾杯し、新店舗や那須の魅力について語った。
寺田社長はコロナ禍で那須に通い、森林ノ牧場の山川将弘代表やチャウスの宮本吾一オーナーと交流を深めて今回の協業を決めた。「サマンサグローバルはこれまでの知見を生かし、ファッションを組み合わせた新しい付加価値を作っていく新会社。これまでも取り組んできたスイーツ事業を、サステナブルというキーワードで本気になって取り組んでいけば新しい常識、付加価値を作っていけると信じている。日本から世界、日本中の都市をつなぐ架け橋であるこの羽田空港で、仲間たちと一緒に世界を目指して行きたい。今、世の中に広がっている不安を夢、希望に変えられることが、ファッションの力だと思う」と語った。
オープンに駆けつけた紗栄子は9月に栃木に移住し、現在は那須ファームビレッジ(NASU FARM VILLAGE)を運営している。「コロナ禍で馬の命の危機、雇用の問題を知り、無知の状態だったが、何かできるか新規事業として取り組むことになった。19頭の馬の安定した生活を維持することに着手し、今後は競走馬の保護活動にも力を入れて、殺処分問題に取り組んでいきたい」と現状の活動を説明。また、サマンサとのつながりについては、「ファッションでは何年もお取り組みさせていて、どの会社よりも早く女性の社会的な活躍へのサポートを行っているのを見てきた。私が牧場をプレオープンしたときには、すぐに寺田さんがサマンサのスタッフさんを連れて牧場に遊びにきてくださり、『一緒に頑張ろう!』と声をかけてくださりとても心強かった。また栃木県のコミュニティーに暖かく迎えていただいているので、恩返しをしていきたい」と語った。
■サマンサタバサ グローバル アイランド
オープン日:10月28日
営業時間:8:00〜20:00
場所:羽田空港第2ターミナル国内線出発ゲートラウンジ(北)搭乗ゲート59番付近
住所:東京都大田区羽田空港3-4-2
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カナダ発のEC構築サービス「ショッピファイ(SHOPIFY)」は27日、動画投稿アプリのティックトック(TikTok)との提携を発表した。これによりショッピファイ利用者はティックトックに広告動画を配信でき、ティックトックのユーザーは広告をクリックして商品の購入が可能になる。同機能はアメリカですでに開始され、北米やヨーロッパ、東南アジアなどでは21年以降に導入される予定だ。
ショッピファイ利用者は管理画面から簡単な手順でティックトックと接続できるほか、消費者層のターゲティングやパフォーマンスの追跡も同画面上で可能になる。広告用のテンプレートも用意され、広告制作は一層スムーズになる。
ショッピファイとティックトックはまた11月10〜15日に、黒人所有のビジネスを支援するキャンペーン“ショップ ブラック(#ShopBlack)”を開始する。ティックトック内でユーザーに企業コンテンツに関連する動画の作成や投稿を促すタイプの広告である“ハッシュタグ・チャレンジ・プラス(Hashtag Challenge Plus)”を活用して、黒人所有のビジネスに光を当てる取り組みだ。ティックトックユーザーは40を超える企業の動画を見られるだけでなく、ブランドによってカスタムされたエフェクトや音楽を使用できる。
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英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は、香りの瞑想を楽しむブランド初のパフュームを使ったスパトリートメント“ルネサンス”の提供を開始した。今回、“ルネサンス”を実際に体験。折り重なっていく香りに包まれながら、“瞑想”にも似た深いリラクゼーションに導かれるという感覚を味わった。
“ルネサンス”はイタリア・ルネサンス期の医療の“四体液説”にインスピレーションを得た、香りと瞑想を取り入れたスパトリートメントだ。“四体液説”とは、体は4つの体液(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)からできているとする説。さらに世の中にある生きとし生けるものは全て熱・冷・乾・湿の4つの性質を有するとも考えられていて、この4つの性質のバランスがとれているときは健康でいられるが、どれかが過剰にあったり、欠乏したりしているときには病気になる、という当時の考え方がスパのベースとなっている。
体験のスタートはコンサルテーションから。4つのスペース(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)に仕切られた円が描かれたシートが登場し、それぞれのスペースには“落ち着き”“嫉妬深い”“ぶれない”“遊び心がある”など多数の言葉が記してあった。担当してくれたスパセラピストのサエ氏から「この1週間の自分の感情を最も表した言葉を1つ選んでください」と言われ、記者は“忍耐強い”を選択。すると、4種類あるパフューム(“ネロ”“フランジパニ”“コンフェッティ”“サッポー”)の中から“ネロ”が差し出された。
「香りをかいでパフュームを選んでしまうと、自分が好きだと信じている香りしか選ばない人が多い。そうではなく、自分の潜在意識が求めている香りを見つけることが重要で、ルネサンス期の4体液説の考え方を取り入れたコンサルテーションでそれを可能にした。お客さまからは『自分が思ってもいなかった香りと出合えた』などと好評で、選んだ香りを最初に嗅いだときはぴんとこなくても、施術を終えて帰る際にはそのパフュームを購入する人も多い」とサエ氏は話す。
また、自分が選んだ言葉に合った香りは“今の自分の感情にバランスをもたらしてくれる香り”で、選んだ言葉の対角線上の言葉に合った香りは“今の自分に足りないものを補ってくれる香り”なので、そのどちらを使うことも可能(対角線上の香りを使ってバランスをとることを“逆療法”という)。実際に2つをかいでみて、施術に用いるパフュームを決める。
トリートメントルームに入ると、選んだパフューム“ネロ”のベースノートの香りを、スパセラピストがトリートメントに使用するベッドに振りかける。続いて、ミドルノートの香りを取り入れたマッサージバーで、肩からデコルテをマッサージ。その際、施術内容に合わせて手を冷やしたり温めたりし、温度にまで気を配っていた。ラストには、トップノートの香りの温かなミストで部屋が満たされた。そして、最後に完成された香りが“ネロ”の香りなのだという。トリートメントルームを出たあとは、独自の演出が施されたティータイムがあり、スパは終了となった。
トリートメントとして行われたマッサージは、“穏やかな振動”程度の軽いもの。あくまでもメインは香りで、“香りを道しるべに瞑想の世界へ”というコンセプトの通り、香りと振動、そしてルネサンス期の宮殿や教会でレコーディングした音楽で、休息や深いリラクゼーションをもたらす“異空間”へと導いてくれるスパだった。一般的にマッサージを主体としたスパが多い中、全く新しいリラクゼーション体験で、香りの可能性を最大限に感じさせてくれた一方、もう少し多くの種類の香りを体験したいとも思った。
「“ルネサンス”に限らず、ラッシュスパのコンセプトは“あなたに贈る、特別な時間と空間”。旅をするかのように、日常の生活からエスケープするような体験を提供している。コロナ禍で海外旅行が制限される中、旅するような感覚を求めて来店するお客さまも多く、客数は昨年よりも増えている」という。
「ラッシュ」には調香師がいて、パフュームの香りも自社で作っている。その中の一人、エマ調香師は「香りは音楽や本、旅や感情などからインスピレーションを得て開発している。“ルネサンス”に関しては、歴史学者のローズ・バイフリート氏が、ルネサンス期に関するたくさんの情報や本を持って私たちのラボを訪れたときから開発がスタート。そして半年間一緒に仕事をして開発に至った。開発した香りの中で、“ルネサンス”に使うパフュームは4種類。例えば“ネロ”は、花々と香水で編成した豪華な宴会で有名な皇帝ネロなどからインスピレーションを受けた、ネロリやベルガモットの香り。“フランジパニ”は、ルネサンス期に革製の手袋についたタンニンの香りを隠すためや、皮を柔らかくするために使われていたアーモンドオイルが含まれた、ライトでつけやすい香りとなっている」と話す。
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米ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)が、チャプター11を申請して経営破たんしたのが今年7月8日。同社が株式の60%を持つブルックス ブラザーズ ジャパンが、日本における旗艦店青山店を閉店したのが8月30日。表参道店のオープンが9月4日と、激動の4カ月を過ごした「ブルックス ブラザーズ」。当然、これらを覆うようにコロナショックによる影響があり、コロナ以前から仕事着のカジュアル化が“スーツの「ブルックス ブラザーズ」”に暗い影を落としていた。表参道店の初速や好調だというパーソナルオーダーについて、大平洋一ブランドアンバサダーに聞いた。
WWD:逆風とも言える状況の中で、表参道店がオープンして約2カ月。初速は?
大平洋一「ブルックス ブラザーズ」ブランドアンバサダー(以下、大平):オープンからひと月ほど、1階入り口付近に“シャツラボ”という特設スペースを設けていたこともありシャツの売り上げがよかった。
WWD:取材を通じて日々“シャツは厳しい”と聞くが、「ブルックス ブラザーズ」では売れている?
大平:われわれが“ポロカラーシャツ”と呼ぶボタンダウンシャツは、「ブルックス ブラザーズ」が1896年に作ったものだ。「ブルックス ブラザーズ」にとってのアイコンであり、ここ2年ほどはポロカラーシャツや紺ブレなど、われわれのアイデンティティーと言えるアイテムを特にプロモーションしており、それが20代を中心とする若年層にも響いていると感じる。雑誌「ポパイ(POPEYE)」(マガジンハウス)や「ビギン(Begin)」(世界文化社)が、編集コンテンツとして取り上げてくれたことも大きい。また3年ほど前からはビームスやユナイテッドアローズなどへの卸にも力を入れており、これが新客の掘り起こしにつながっている。
WWD:ほかに売れているものは?
大平:日本上陸40周年を記念して2019年に明治神宮外苑で行ったランウエイショーで、ショーピースとして作ったベースボールキャップを表参道店オープンに合わせて商品化した。“B.B.”のロゴを大きくあしらったウール製で初回生産分はMade in USAだ。完売したカラーもあり、現在は日本製に切り替えて多色化展開している。税込みで9900円という価格から、“ファースト・ブルックス ブラザーズ”として購入される方も多い。
WWD:旗艦店機能を青山店から表参道店に移したことで客層も変わった?
大平:採光性の高いガラス張りの店構えによる入りやすさや、周りにアパレルショップが多い立地から気軽に入店される新客が増え、それが売り上げにつながっている。青山店は重厚感があり、通り沿いに他店もなく目的買いのリピーターが中心だったので。
WWD:スーツで9万9000円~のパーソナルオーダーも人気だと聞いた。
大平:毎年、秋冬シーズンの立ち上がり時に全国でパーソナルオーダーフェアを行っており、今年はコロナ禍にもかかわらず好調だった。仕事着のカジュアル化やリモートワークの常態化に伴い既製スーツの売り上げは落ちているが、ありがたいことにオーダー数は横ばいだ。特に、今年はカシミアなど高級生地を使った30万~60万円のオーダーが増えている。またコートの受けもよく、前年同期比35%増だ。スーツについては集計中だが、こちらも前年の数字をクリアする見込みだ。コロナ疲れを打破したいという消費マインドや、特別定額給付金の後ろ支えもあるものと見ている。
WWD:パーソナルオーダー利用客の顔ぶれは?
大平:中心は40〜50代のブランドファンで、パーソナルオーダーを5、6回経験しているリピーターが多い。仕事着のスーツは減っているが、“ここぞ!”の時のハレ着としてのスーツは健在な印象だ。そして「ブルックス ブラザーズ」は、そういう大人をこれからもつくっていかなければならないと思う。
WWD:ずばりパーソナルオーダーの魅力は?
大平:既製スーツの場合、“マディソン”“リージェント”“ミラノ”と主に3種類あるフィッティングを上下で変えることはできず、上下のサイズバランスも決まっている。パーソナルオーダーなら、これをアレンジ可能だ。例えば“マディソン”のパンツのウエストを1インチ上げて、一方でワタリ幅を狭くするなどのパーソナライズができる。
WWD:好調さキープのための次なる施策についても教えてほしい。
大平:オーダーにつきまとう敷居の高さを払拭して、より多くの方に体験してほしいとの思いから10月24日に多摩南大沢、入間、幕張のアウトレット3店舗でもパーソナルオーダーの受付を開始した。価格は思い切って50%オフにした。実は“アウトレットの「ブルックス ブラザーズ」にしか行ったことがない”という方も多く、ここにビジネスチャンスを感じている。またウィメンズには引き続き“ジャケット”のトレンドがあり、ここに紺ブレを提案したい。アラウンド管理職はもちろん、20代にもダッドジャケット的にオーバーサイズを勧めたい。カーディガン感覚で、紺ブレを肩掛けするスタイリングを想定する。
WWD:最後に、大平ブランドアンバサダーの見る「ブルックス ブラザーズ」のビジョンについて聞きたい。
大平:「ブルックス ブラザーズ」は200年を超える歴史を持つ。ポロカラーシャツや紺ブレのみならず、ナンバーワンサックスーツやレップタイなど今日のメンズ服の根幹をなすオリジナルも多く、こういった定番品は困難な状況に強いと思う。このストロングポイントを売り場からいっそう発信していきたい。
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良品計画は、関東最大の店舗となる「無印良品」の東京有明店(江東区)を12月3日に開く。住友不動産の複合商業施設「有明ガーデン」の1〜3階の4628平方メートルで、2019年4月に開店した銀座店を上回る規模になる。衣食住の商品をフルラインアップでそろえ、特に住まいや暮らし、インテリア関連の商品と新しいサービスを前面に打ち出す。
同店のある湾岸エリアは東京五輪・パラリンピックを背景としたマンション開発が盛んな地域。1年前から近隣住民へのアンケートや聞き取り調査を重ねるとともに、コロナによって自宅で過ごす時間が増えていることから、住まいや暮らしの提案を強化する方針を固めた。
新しいサービスも始める。専門スタッフが顧客の自宅を訪問して、収納相談や不用品の引き取り、一時預かり、掃除のアドバイスなどを行う「お片づけサポート」や、観葉植物を期間ごとに定額で提供するサービスは、同店独自の取り組みだ。また、コーヒーやナッツ、ドライフルーツの量り売りや、洗濯用・バス用・トイレ用・食器用の洗剤の量り売りも新しい試みとなる。
リビング、キッチン、寝室、書斎など一部屋単位の小規模なリフォームの窓口や、DIYの初心者向けのセミナーやワークショップなども機会も提供する。広いスペースを生かし、店内には「無印良品」が販売する平屋住宅「陽の家」の原寸大モデルハウスを設置する。
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「ユニクロ(UNIQLO)」はデザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)とのコラボライン「+J」の2020-21年秋冬コレクションを11月13日に発売する。48店舗と公式オンラインストアで取り扱うほか、一部の商品は国内全店舗で発売する。
ウィメンズはカシミアをブレンドしたチェスターコート、ニットワンピース、ウールパンツなど32アイテム。メンズはリブブルゾン、オーバーサイズのシャツなど25アイテムを発表。ダウンコートはメンズ・ウィメンズ共に発売するほか、グッズも4アイテム用意する。
価格帯はアウターが7990~2万4900円、パンツが3990~9900円、スカートが6990円、シャツが3990~8990円、カットソーが1990~4990円、ニットが3990~1万2900円、ドレスが4990~5990円、アクセサリーが2990~9900円だ。
立体的なシルエット、ボリューム感と機能的素材にこだわったコレクションだという。ジル・サンダーは「長く着る、永続的なものであるべきという考えのもと、現代のグローバル ユニフォームとなり得るコレクションを創った」とコメントした。
「+J」は2009年にデビューし、5シーズンを発売したが2011年に終了を発表した。なお、同コラボはジル・サンダー個人との協業であり、自身の名を冠したブランド「ジル サンダー(JIL SANDER)」は無関係だ。
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「ユニクロ(UNIQLO)」はデザイナー、ジル・サンダー(Jil Sander)とのコラボライン「+J」の2020-21年秋冬コレクションを11月13日に発売する。48店舗と公式オンラインストアで取り扱うほか、一部の商品は国内全店舗で発売する。
ウィメンズはカシミアをブレンドしたチェスターコート、ニットワンピース、ウールパンツなど32アイテム。メンズはリブブルゾン、オーバーサイズのシャツなど25アイテムを発表。ダウンコートはメンズ・ウィメンズ共に発売するほか、グッズも4アイテム用意する。
価格帯はアウターが7990~2万4900円、パンツが3990~9900円、スカートが6990円、シャツが3990~8990円、カットソーが1990~4990円、ニットが3990~1万2900円、ドレスが4990~5990円、アクセサリーが2990~9900円だ。
立体的なシルエット、ボリューム感と機能的素材にこだわったコレクションだという。ジル・サンダーは「長く着る、永続的なものであるべきという考えのもと、現代のグローバル ユニフォームとなり得るコレクションを創った」とコメントした。
「+J」は2009年にデビューし、5シーズンを発売したが2011年に終了を発表した。なお、同コラボはジル・サンダー個人との協業であり、自身の名を冠したブランド「ジル サンダー(JIL SANDER)」は無関係だ。
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能とファッションを融合したパフォーマンス「観世清和 × コシノジュンコ “継承される伝統と現在の融合”」が11月9日、東京・銀座の観世能楽堂で開催される。伝統文化を紹介する雑誌「アクト4(ACT4)」を発行するインプレザリオが主催し、これまで同誌で紹介してきた能楽の二十六世観世宗家である観世清和と、ファッションデザイナーのコシノジュンコのコラボレーションが実現した。観世能楽堂が渋谷・松濤から銀座に移転して3周年を記念して5月の開催を予定していたが、コロナ禍の影響で延期となり、11月の秋開催となった。
昼の部と夜の部の2回公演で、第1部では、コシノジュンコが過去に京都とパリで発表した「風神雷神」の美意識を表現したファッションショーを開催。第2部では観世清和による初心者でも親しみやすい演目「紅葉狩 鬼揃」をコシノジュンコによる舞台装置と衣装デザインで披露する。
10月26日に開かれた記者発表会でコシノジュンコは「今日ここで、観世さんたちと一緒に並んでいることを奇跡に思う。京都では琳派400周年の際にショーをして、パリでもオテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎)の開催でも、多くの方に面白いと言って頂けた内容。東京では披露したことがなかったのでこの機会に見せられることは嬉しい。今は外国に頼る時代ではなく、日本人が日本を見直すとき。全てタイミングで、今そのときが来たと感じている」と語った。
観世清和は「私たちには700年間の歴史があるが、これまでその時代の社会情勢を取り入れ、現代人としての感性を持って取り組んできた。コシノ先生が素晴らしい作品をつくられたとう話を、佐藤(真理子「アクト4」編集長)さんから伺い、『私たちがやらなければ、誰がやるんだ』と思った」と話した。
■観世清和 × コシノジュンコ “継承される伝統と現在の融合”
日程:11月9日 昼の部13:00/夜の部17:00
会場:観世能楽堂
住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス地下3階
入場料:全席指定2万円(イープラスで事前予約)
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クレンジングバーム「デュオ(DUO)」を手掛けるプレミアアンチエイジングは28日、東証マザーズに新規上場した。公開価格4140円を37%上回る5670円で初値がつき、終値は5260円だった。上場による調達資金については、ECサイトの開発費やブランド事業拡大による人件費、広告宣伝費、借入金の返済などに充てる。
プレミアアンチエイジングは、松浦清代表CEOが2009年に設立。通信販売を中心に、エイジングケアを軸にした化粧品事業を手掛けている。主力ブランド「デュオ」とその姉妹ブランドとして19年に立ち上げた「カナデル(CANADEL)」、今秋誕生した海外展開を見据える「シトラナ(SITRANA)」とオーガニックブランド「イミュノ(IMMUNO)」の4ブランドを展開する。
20年7月期の業績は、定期販売の顧客に2品目以上を購入してもらう施策(クロスセル)や卸売販売部門の増員を行なうなどの営業体制の強化により、売上高は前期比71.9%増の205億800万円、営業利益は同581.9%増の16億5300万円、経常利益は同593.5%増の16億3500万円、純利益は555.9%増の11億4300万円だった。
21年7月期は、売上高252億7000万円(同23.2%増)、営業利益26億100万円(同57.3%増)、経常利益25億4600万円(同55.7%増)を見込む。今後、売り上げの約8割を占める「デュオ」の主力商品“ザ クレンジングバーム”に次ぐ第二の柱となる商品やブランド育成を強化する。
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クレンジングバーム「デュオ(DUO)」を手掛けるプレミアアンチエイジングは28日、東証マザーズに新規上場した。公開価格4140円を37%上回る5670円で初値がつき、終値は5260円だった。上場による調達資金については、ECサイトの開発費やブランド事業拡大による人件費、広告宣伝費、借入金の返済などに充てる。
プレミアアンチエイジングは、松浦清代表CEOが2009年に設立。通信販売を中心に、エイジングケアを軸にした化粧品事業を手掛けている。主力ブランド「デュオ」とその姉妹ブランドとして19年に立ち上げた「カナデル(CANADEL)」、今秋誕生した海外展開を見据える「シトラナ(SITRANA)」とオーガニックブランド「イミュノ(IMMUNO)」の4ブランドを展開する。
20年7月期の業績は、定期販売の顧客に2品目以上を購入してもらう施策(クロスセル)や卸売販売部門の増員を行なうなどの営業体制の強化により、売上高は前期比71.9%増の205億800万円、営業利益は同581.9%増の16億5300万円、経常利益は同593.5%増の16億3500万円、純利益は555.9%増の11億4300万円だった。
21年7月期は、売上高252億7000万円(同23.2%増)、営業利益26億100万円(同57.3%増)、経常利益25億4600万円(同55.7%増)を見込む。今後、売り上げの約8割を占める「デュオ」の主力商品“ザ クレンジングバーム”に次ぐ第二の柱となる商品やブランド育成を強化する。
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障害者向けランジェリーブランド「インティメトリー(INTIMATELY)」の創業者であるエマ・バトラー(Emma Butler)は、横開きのショーツやマグネット・面ファスナーを使ったブラなど、機能的かつファッショナブルでセクシーな選択肢を増やす取り組みを行っている。バトラーの母親は慢性的な痛みを伴う線維筋痛症があり着替えを手伝う必要があった。そして、身体的に障害のある人に向けたアイテムはファッション性に欠けるものが多い。彼女の母親はそれを「人間性を否定される体験」と表したという。バトラーはその後大学で勉強するかたわら友人や母のために洋服作りを始め、同ブランドを設立。障害のある女性が本当に着たいと思うものを作ることを目標としている。
「すべての女性に選択肢があることが大切。世の中のたくさんの女性が障害によって好きな洋服を着られていない。そういった人々に向けて、他の人同様に洋服を作ることは大事なこと。下着の分野で働くことはとても興味深くて、自己肯定心や愛、性的魅力、セクシーと感じることと深く関わっている。ファッションは視覚的言語の一つ。自己表現の方法でもあるし、自分自身について提案できるもの」と述べた。「インティメトリー」の公式サイトには障害のある女性が自身の体験を共有する場所も設けてあり、バトラーはそうすることで「彼女たちも恋愛体験や性的交流に関してのトピックに“含まれている”と感じる」という。
また商品開発に関しては「誰でも簡単に着られるアイテムを制作すると同時に、ファッション性にも妥協していない。医療品のようなものやおむつのようなデザインばかりを用意したくない。そして価格設定も手ごろにしている。障害のある人は大体、健常者より収入が少ないから」とコメント。さらにD2Cであることにこだわりを持っている。「オンラインの場合私たちもどこからでも発送できるし、消費者も自宅から出なくて良い。開けやすい箱を使用して、最初から最後まで良い体験を提供するようにしている」と述べた。
障害者権利運動家のキーリー・キャットウェルス(Keely Cat-Wells)もまた、「障害があると、店舗で洋服を見つけることはすごく難しい。時には入ることすらできない。多くの企業は一つのサイズがみんなに合わないことを知っている。でも一つのデザインがみんなに合わないということを理解できていない」と語る。
ファッションシーンではリアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」が、新作コレクションのショーにたびたび障害のあるモデルを起用している。アメリカンイーグル(AMRTICAN EAGLE)の下着ブランド「エアリー(AERIE)」も車椅子に乗ったモデルを、“ボディーポジティブ”の考えを提唱するキャンペーンのロールモデルに起用した。しかし近年のインクルージョン(包括性)を促進する流れを受けてもファッションショーや宣伝素材に障害のある人を起用するブランドは少数で、障害のあるデザイナーはさらに少ない。
キャットウェルスは今後、「もっと多くのランジェリーブランドが障害のある消費者に寄り添い、“セクシー”がみんなのものだと表現していけば世の中の風潮を少しずつ変えられるかもしれない」と述べた。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)によるティファニー(TIFFANY & CO.)買収について、両社が買収価格の引き下げについて協議していると複数のメディアが報じた。
買収を発表した2019年11月当初は1株あたり135ドル(約1万4000円)で合意していたところ、両社は1株あたり130~135ドル(約1万3500~1万4000円)で協議中だという。報道を受けてティファニーの株価は急上昇し、27日の終値は前日比4.93%増の128.88ドル(約1万3400円)となった。関係筋によると、協議は継続中だが依然として「決裂する可能性もある」という。
両社からはいずれもコメントを得られなかった。
時価総額2110億ユーロ(約26兆円)ともいわれるLVMHにとって、この値下げは直接的な意味はないといえる。しかし、LVMHとティファニーが法廷闘争を繰り広げている現在、LVMHにとって不利な判決を裁判所に下されるよりも値下げに応じて買収を実行した方が得だと考えている可能性もあるという。一方で、例え買収が実行されたとしても、これまで両社が激しく対立していたことによる「ダメージコントロールは必至だ」と情報筋は話す。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post LVMHのティファニー買収問題 買収価格引き下げで合意なるか appeared first on WWDJAPAN.com.
「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のクリエイティブ・コンサルタントに、ファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)が就任した。ポール・サリッジ(Paul Surridge)前クリエイティブ・ディレクターが2019年3月に退任して以来、トップがいなかったデザインチームを統括する。同氏による初コレクションは1月に発表予定だ。
プリージ新クリエイティブ・コンサルタントは1976年イタリアのシチリア島生まれ。2010年に自身の名を冠したブランド「ファウスト プリージ」を設立。セクシーな“女性らしさ”やファッションへの大胆なアプローチで、アニマルプリントや鮮やかなパターン、古代ローマの雰囲気を得意とする。
就任に際してプリージ新クリエイティブ・コンサルタントは、「『ロベルト カヴァリ』のような素晴らしいブランドのレガシーを引き継げることをうれしく思うし、誇りに感じる。包括性や美しさに関する私の考えを発展させて、文化、多様性、美学についての対話を増やしていきたい」と述べた。「ロベルト カヴァリ」のエンニオ・フォンタナ(Ennio Fontana)=ジェネラル・マネジャーは「プリージは豊かな経験を有している。彼はブランドのレガシーを理解し、再解釈することができるデザイナーだ」と語った。
同ブランドのジャン・ジャコモ・フェラリス(Gian Giacomo Ferraris)前最高経営責任者(CEO)は年内で退任予定。16年に就任以来、経営不振の脱却に努めていたが、新型コロナによる経済への打撃が退任の決め手となった。
「ロベルト カヴァリ」の親会社は、ドバイの投資会社ビジョン・インベストメント(VISION INVESTMENT)で、19年11月に伊投資会社クレシドラ(CLESSIDRA)から全株式を取得した。ビジョン・インベストメントのオーナーは、不動産開発会社ダマック・プロパティーズ・グループ(DAMAC PROPERTIES GROUP以下、ダマック)のフセイン・サジワニ(Hussain Sajwani)創業者兼会長で、22年オープン予定であるダマック傘下の投資会社が建設に携わるホテルの内装を「ロベルト カヴァリ」が担当するほか、同ブランドのコンテンポラリーライン「ジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)」がドバイで展開しているラグジュアリーヴィラ事業の建設をダマックが請け負っている。
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ロレアル(L'OREAL)は化学産業大手のトタル(TOTAL)とガス発酵技術開発ベンチャーのランザテック(LANZA TECH)と協業し、世界で初めて工場や施設から排出される産業炭素を再利用した化粧品用のプラスチックボトルを開発する。ランザテックが産業排出物の炭素をエタノールに変換し、そこからトータルが脱水処置でエチレンに変え、さらに化学重合させてポリエチレンに仕上げる。そのポリエチレンをロレアルがボトルやパッケージに用いるという。2024年までに自社のシャンプーとコンディショナーに導入する予定だ。
ロレアルは「3社の協業により、サステナブルなサーキュラーエコノミーをかなえ、炭素排出量の削減や再利用に向けて多様な可能性をもたらす」とコメント。ジェニファー・ホルムグレン(Jennifer Holmgren)=ランザテック最高経営責任者は「よりクリーンな地球の実現という共通のゴールを目指して始動したコラボレーションだ。われわれはともに、炭素の再利用を可能にすることで使い捨ての炭素素材をなくし、カーボンフットプリントの削減を目指す」と話す。
なお、ロレアルは6月にサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー(L’Oreal For The Future)」を策定したばかりだ。2030年までには全ての製品パッケージのプラスチックをリサイクルもしくは植物性のものにすることを掲げ、さらに製品毎の温室効果ガスの排出量を16年の半分にすると宣言している。
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ロレアル(L'OREAL)は化学産業大手のトタル(TOTAL)とガス発酵技術開発ベンチャーのランザテック(LANZA TECH)と協業し、世界で初めて工場や施設から排出される産業炭素を再利用した化粧品用のプラスチックボトルを開発する。ランザテックが産業排出物の炭素をエタノールに変換し、そこからトータルが脱水処置でエチレンに変え、さらに化学重合させてポリエチレンに仕上げる。そのポリエチレンをロレアルがボトルやパッケージに用いるという。2024年までに自社のシャンプーとコンディショナーに導入する予定だ。
ロレアルは「3社の協業により、サステナブルなサーキュラーエコノミーをかなえ、炭素排出量の削減や再利用に向けて多様な可能性をもたらす」とコメント。ジェニファー・ホルムグレン(Jennifer Holmgren)=ランザテック最高経営責任者は「よりクリーンな地球の実現という共通のゴールを目指して始動したコラボレーションだ。われわれはともに、炭素の再利用を可能にすることで使い捨ての炭素素材をなくし、カーボンフットプリントの削減を目指す」と話す。
なお、ロレアルは6月にサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー(L’Oreal For The Future)」を策定したばかりだ。2030年までには全ての製品パッケージのプラスチックをリサイクルもしくは植物性のものにすることを掲げ、さらに製品毎の温室効果ガスの排出量を16年の半分にすると宣言している。
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人気ヘアサロン「グリコ(grico)」では、店内と独自のECサイト“グリコ クロージング”で服を販売している。売り上げは非常に好調で、サロンの収益性向上に大いに貢献しているという。ここではエザキヨシタカ代表に、服の販売の仕組みと可能性について聞いた。
WWD:取り扱う服はどうやって入手している?
エザキヨシタカ「グリコ」代表(以下、エザキ):服は、日本の若手デザイナーとコラボして制作したり、海外で買い付けたりしています。買い付けは、以前はイタリアやタイなどへも行っていましたが、最近は韓国で行うことが多いですね。
WWD:どのような服を仕入れている?
エザキ:「グリコ」が提供するヘアデザインに合わせ、モード系や“大人めストリート系”のデザインの服を多く仕入れています。1回の買い付けで100着くらい仕入れ、それが大抵1カ月~1カ月半で完売となります。価格帯は8000~4万円程度ですね。売り上げは非常に好調で、サロンの収益性向上に大いに貢献しています。
WWD:好調の秘訣は?
エザキ:好調の秘訣は“美容師ならではのバイイング”にあります。一人のお客さまをイメージし、「あの人に着てほしい」と思える服を買い付けます。実際にそのお客さまが購入してくれなくても、「グリコ」のヘアデザインを気に入って通ってくれている人の嗜好には共通点があるので、他のお客さまが購入してくれる可能性も高い。美容師はお客さまのライフスタイルを熟知しているので、例えば「来月から新生活が始まるのでこれまでとは違うテイストの服を」とか「旦那さんに似合いそう」とか、美容師ならではの提案もできるんです。また、ヘアサロンの最大の強みは、お客さまが平均して2時間近くも鏡の前に滞在してくれること。服を取り扱えばその分会話のネタも増えるし、結果的に会話が服の宣伝にもつながります。服を購入してくれたら、それに合わせたヘアアレンジを提案してあげることもできるんです。
WWD:「グリコ」で服の取り扱いを始めたきっかけは?
エザキ:2011年の東日本大震災がきっかけでした。美容師は技術職なので、体を動かさないと稼ぐことができません。そうである以上、思わぬ災害や病気で体を動かせなくなった時点で収入が絶たれてしまいます。スタッフが安心して働ける環境作りのためには物販の強化が必要で、最もビューティにマッチした商材としてファッションに目をつけたんです。
WWD:服は顧客以外にも販売している?
エザキ:現在は、仕入れた服を他のサロンにも卸していて、取り扱いサロンは増えつつあります。もちろん、どんなサロンでも取り扱えば成功するわけではありません。取り扱うには、ヘアサロンとして明確なヘアアデザインを打ち出せていることが重要。ヘアとファッションは一体なので、ヘアデザインのテイストにマッチした服を提案することができます。逆に言うと、それができていれば服を取り扱わない理由がなく、美容師にとってもファッション関係者にとっても、ビューティとファッションの融合には可能性しか感じないですね。
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ダニエル・リー(Daniel Lee)が手掛ける「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が注目を集めている。ダニエルは2018年に32歳の若さで、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。ブランドのエレガンスを再解釈した斬新な提案が共感を呼び、幅広い年齢層に支持されている。
彼と同世代であり、今業界から注目を浴びるのが若手スタイリストの髙田勇人だ。スタイリスト祐真朋樹に師事し、16年に独立。モード誌や広告、アーティストのスタイリングなどを中心に活躍する。「ダニエルとは同じ1990年代に青春を過ごしてきた者同士のシンパシーを感じる」と言う髙田に、「ボッテガ・ヴェネタ」を自由にスタイリングしてもらった。
スタイリスト髙田勇人が選ぶ
「ボッテガ・ヴェネタ」
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1コーディネート目はブラックのロングコートに、ラバー素材が特徴のアンクルブーツ“パドル ブーツ”と、アイコニックな“イントレチャート”をナイロン素材で再解釈したトートバッグを合わせた。「『ボッテガ・ヴェネタ』のアイテムは実際に袖を通してみて初めて発見する良さが隠れています。コートはアームホールが狭く、最初はタイトな印象でしたが、実際にじっくり着てみるととても着心地が良い。ここが細いのには意味があったんだなと納得させられます。それからどんなアイテムもスリットやボタンの使い方など遊び心があってワクワクします。『ボッテガ・ヴェネタ』ではバッグやシューズに注目が集まっていますが、僕がオススメしたいのはウエアです。他のブランドでは見つけることのできないシルエットなので、多くの人にぜひ着て試してほしいなと思います」。
ダニエルは以前「WWD ジャパン」へのインタビューで、縦の長さを強調する自身の特徴的なシルエットを“エロンゲイト(縦に引き伸ばした)”と表現した。窮屈なイメージがある“スキニー”や“スリム”とは違う、着る人の存在感を損なわない拡張のイメージだと言うのだ。2ルック目に髙田が着用したショート丈のジャケットとハイウエストのパンツはまさにそのダニエルらしい斬新なシルエットの組み合わせだ。「それぞれ別々で見たときはどちらも極端だなと思いました。けれど着てみるとちゃんとバランスが取れるように計算されている。最初は自分っぽくラフにTシャツを出して着ようと思いましたが、ランウエイのルックみたいにタックインして着たら最終的にはそれがしっくりきましたね。着用したカーディガンもいろいろな着方が楽しめます」。
表参道店がプレオープン
「ボッテガ・ヴェネタ」は10月30日に、新たな旗艦店を東京・表参道にプレオープンする。同店限定アイテムとして登場するのが、髙田も着用した“パドルブーツ”の限定色“デューン”と、ナイロン素材のトートバッグ“ザ・パデッド トート”だ。加えて同じくナイロン素材のクロスボディーバッグ“ザ・パデッド テック カセット”も登場する。バッグ2型の限定カラーは“キャンピング”と呼ばれるモスグリーン。
「ボッテガ・ヴェネタ」で人気を集めるがメゾンの築き上げてきた技術が際立つ革小物だ。表参道店限定で登場するのは“イントレチャート”の財布3型。カラーは“キャンピング”をそろえる。
プレオープン日:10月30日
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-5
営業時間:11:00~20:00
電話番号:03-5962-7630
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