村上:「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、他のブランドよりも一足早く、21年プレ・フォール・コレクションに相当する21年サマー・コレクションを発表ですね。このブランドのサイクルは独特で、メインと次のプレで1つのストーリーが完成。つまり今回の21年プレ・フォールは、7月に発表したコレクションの続き、ですね。確かに、全体のシルエットは7月発表のコレクションよりも落ち着いている印象だけど、ボロボロのニットやロゴ入りのスエット、カラフルなトートバッグなど似たようなアイテムもチラホラ。モノすごく新しいとは思わなかったけれど、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)らしいクリエイションですね。サステナブルへの取り組みを明言しているけれど、これまでの残反やアーカイブも使っているのかな?アイデアが枯渇しないためにも、考え自体も使い捨てず、次に繋げる考えは賛成です。気になったのは、BGMの「Sunglasses at Night」でしょうか?元々は、好きな女の子のウソを直視したくないから夜でもサングラスっていう男の子の歌だと思うんだけど、その曲を今、用いた理由はなんだろう?業界の悪しき慣習に対するアンチテーゼ??
丸山:音楽はコリー・ハート(Corey Hart)の1983年の曲「Sunglasses at Night」をデムナと長年組んでいるプロデューサー、BFRNDがカバーしたものでしたね。ちなみに最後に仲間と合流したラストルックのモデルがBFRNDです。映像では曲の通り夜なのにサングラスをしたモデルがパリの街をガツガツ歩きます。勝手に3Dを駆使したSFチックな映像が来るのではないかと想像して身構えていたので意外でした。でも、デムナは事前インタビューでこのコレクションでは2030年のファッションを思い描こうとしたと明かしています。2030年ですが「レトロフューチャリスティックなスタイルの提案ではなく、何が必要不可欠でサステナブルかということをより探求するということ」だそうで、見たこともない新しいものというより、デムナが10年後も残ると思うエッセンシャルなアイテムを集めたコレクションだったのではないでしょうか。1983年の曲を使ったのも、それが現代まで残っているからなのかなと思いました。ですがフーディーを着ずに頭からかけたり、イブニングドレスにスリッパを合わせたり、ティックトック(TikTok)のように歌詞に合わせてモデルが口パクする演出など、どこか違和感のある要素は健在でした。違和感というのは新しいものを初めて見るから生まれる感情でもあると思うのですが、昔からあるものを違う見せ方をしているので新しいように感じます。ちなみにユーチューブでは映像をずっとループさせて見せていて、かれこれ十数時間ライブしているのですがいつまでやるのでしょう?
遠い未来の宇宙からユーモアを届けた「トム ブラウン」
丸山:「トム ブラウン」はリアルのショーと同じようにデジタルでもユーモアたっぷりな映像を公開。まず設定から、22世紀の月で開かれたスポーツ大会「2132 LUNAR GAMES」の開会式の実況とぶっ飛んでます。会場は実在のスタジアム、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム(Los Angeles Memorial Coliseum)なのですが、実況者によれば過去のアーカイブから再現したものだそう。スタジアムを埋め尽くす観客は全員「トム ブラウン」を着用。オリンピックの開会式で選手が正装で入場してくるときのように、最新コレクションをまとった選手が、各競技を現したロゴが描かれた旗とともに入場してきます。最後はトム・ブラウンの愛犬ヘクターをモデルにした犬型の宇宙船がスタジアム上空に現れ、双子のスター選手が宇宙船から降りた後、「トム ブラウン」のライターで聖火を灯すという、ツッコミ満載な映像でした。コレクションは白を基調にしていましたが、これは希望を表しているそう。デジタルでも変わらないユーモアを希望とともに届けてくれたトム・ブラウンに感謝です。
村上:「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、他のブランドよりも一足早く、21年プレ・フォール・コレクションに相当する21年サマー・コレクションを発表ですね。このブランドのサイクルは独特で、メインと次のプレで1つのストーリーが完成。つまり今回の21年プレ・フォールは、7月に発表したコレクションの続き、ですね。確かに、全体のシルエットは7月発表のコレクションよりも落ち着いている印象だけど、ボロボロのニットやロゴ入りのスエット、カラフルなトートバッグなど似たようなアイテムもチラホラ。モノすごく新しいとは思わなかったけれど、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)らしいクリエイションですね。サステナブルへの取り組みを明言しているけれど、これまでの残反やアーカイブも使っているのかな?アイデアが枯渇しないためにも、考え自体も使い捨てず、次に繋げる考えは賛成です。気になったのは、BGMの「Sunglasses at Night」でしょうか?元々は、好きな女の子のウソを直視したくないから夜でもサングラスっていう男の子の歌だと思うんだけど、その曲を今、用いた理由はなんだろう?業界の悪しき慣習に対するアンチテーゼ??
丸山:音楽はコリー・ハート(Corey Hart)の1983年の曲「Sunglasses at Night」をデムナと長年組んでいるプロデューサー、BFRNDがカバーしたものでしたね。ちなみに最後に仲間と合流したラストルックのモデルがBFRNDです。映像では曲の通り夜なのにサングラスをしたモデルがパリの街をガツガツ歩きます。勝手に3Dを駆使したSFチックな映像が来るのではないかと想像して身構えていたので意外でした。でも、デムナは事前インタビューでこのコレクションでは2030年のファッションを思い描こうとしたと明かしています。2030年ですが「レトロフューチャリスティックなスタイルの提案ではなく、何が必要不可欠でサステナブルかということをより探求するということ」だそうで、見たこともない新しいものというより、デムナが10年後も残ると思うエッセンシャルなアイテムを集めたコレクションだったのではないでしょうか。1983年の曲を使ったのも、それが現代まで残っているからなのかなと思いました。ですがフーディーを着ずに頭からかけたり、イブニングドレスにスリッパを合わせたり、ティックトック(TikTok)のように歌詞に合わせてモデルが口パクする演出など、どこか違和感のある要素は健在でした。違和感というのは新しいものを初めて見るから生まれる感情でもあると思うのですが、昔からあるものを違う見せ方をしているので新しいように感じます。ちなみにユーチューブでは映像をずっとループさせて見せていて、かれこれ十数時間ライブしているのですがいつまでやるのでしょう?
遠い未来の宇宙からユーモアを届けた「トム ブラウン」
丸山:「トム ブラウン」はリアルのショーと同じようにデジタルでもユーモアたっぷりな映像を公開。まず設定から、22世紀の月で開かれたスポーツ大会「2132 LUNAR GAMES」の開会式の実況とぶっ飛んでます。会場は実在のスタジアム、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム(Los Angeles Memorial Coliseum)なのですが、実況者によれば過去のアーカイブから再現したものだそう。スタジアムを埋め尽くす観客は全員「トム ブラウン」を着用。オリンピックの開会式で選手が正装で入場してくるときのように、最新コレクションをまとった選手が、各競技を現したロゴが描かれた旗とともに入場してきます。最後はトム・ブラウンの愛犬ヘクターをモデルにした犬型の宇宙船がスタジアム上空に現れ、双子のスター選手が宇宙船から降りた後、「トム ブラウン」のライターで聖火を灯すという、ツッコミ満載な映像でした。コレクションは白を基調にしていましたが、これは希望を表しているそう。デジタルでも変わらないユーモアを希望とともに届けてくれたトム・ブラウンに感謝です。
パリ市街中心部に位置するサマリテーヌは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が01年から所有しており、21年初旬に新たな複合施設としてオープン予定だ。ショーは、“ラ・ロトンド(La Rotonde)”と呼ばれるガラスドームを有した見晴らしのいい同複合施設の最上階フロアで開催される。
ジェスキエール率いる「ルイ・ヴィトン」は、17年春夏シーズンにヴァンドーム広場の旗艦店でオープンに先駆けてショーを開催し、15年春夏シーズンにもフランク・ゲーリー(Frank Gehry)が設計した美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)」でオープンを前にショーを開催している。
1964年に渡仏し、「ケンゾー」の前身となる「ジャングル・ジャップ(JUNGLE JAP)」を立ち上げた同氏は、70年に初のコレクションを発表。その鮮やかな色彩と明るい作風で、パリのファッション業界に旋風を巻き起こした。93年にはLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)にブランドを売却し、99年に同ブランドのデザイナーを退任。2016年には、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。20年1月にはラグジュアリーホームウエア&ライフスタイルブランド「K3」を立ち上げた。またフレグランスの世界でも大きな功績を上げている。
・ラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)会長
「独創的なカットや多様な文化からのインスピレーション、エキゾチックなプリントで、賢三は紛れもなく東洋と西洋の融合というファッションの新たなページを記すことに貢献した」
・ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)=デザイナー
「賢三はフランスに居を構えた初めての日本人デザイナーの一人として60年代からこの地で暮らし、ファッションに新鮮な息吹をもたらした。時代の空気にマッチした、自由で喜びに満ちたポジティブな精神の持ち主で、東洋と西洋の文化を融合した。彼の革新的なファッションショーはパーティーのようだった。それまでショーといえばクチュールのモデルばかりだったが、『ケンゾー』のショーでは雑誌モデルがランウェイを闊歩した。彼に深い敬意を抱いている」
・フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)=ケリング(KERING)会長兼CEO
「高田氏はパリを“ファッションの都”たらしめた、クリエイティブな精神を持つデザイナーの一人だ。彼の作品はさまざまな文化が融合しており、クリエイティビティーと喜びにあふれ、度量が深くて、まさに彼そのものだった」
・イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)=モデル
「高田氏はさまざまなことの先駆者で、素晴らしいデザイナーであり、素晴らしい人だった。私が初めてランウェイを歩いたのは『ケンゾー』のショー。私はとてもシャイで変わったモデルだと思われていたけれど、彼もシャイな人だったからか、私をショーのモデルに起用してくれた。70年代の終わりごろはもう誰もがオートクチュールに飽きていて、刺激的でグラマラスな『ケンゾー』のショーを一目見たいという人たちの間で争いが起きるほどの人気だった。当時、ショーにたくさんのモデルを登場させたのは彼が初めてだったし、セレブリティーをモデルとして使ったのも彼が初めてだった。彼がいなくなって本当に悲しいし、ファッション業界全体が悲嘆に暮れている」
向:「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」の最初に登場した緑のドレスの女性はまさか、とてもスリムになったヴィヴィアン・ウエストウッド本人!?白壁のスタジオで詩の朗読に合わせてモデルが一人一人ポージングをするのですが、服もモデル自身の個性もポージングも全てにインパクトがあり独特です。ファッションショーを見たときに受ける印象と全く同じですね。イエローのコートを着たグレイヘアーのヴィヴィアンのようなマダムもとてもきれいでこういう風に年齢を重ねられたら、と思いました。
大杉:ヴィヴィアン本人がモデルになって登場していましたね。ハイヒールを履いて、ボリュームのある髪型でいつもと雰囲気が違いました。イエローのコートを着たマダムもヴィヴィアン本人でした。中国版の「織姫と彦星」やウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)の詩「ミツバチが蜜を吸うところで(Where the bee sucks)」などを朗読し、撮影はアンドレアス本人が行ったそうです。インスタグラムの情報によると、今回のコレクションはパンデミック前にデザインをした服で、存在感がある必須アイテムを目指したそう。花柄のブーツがコーディネートのポイントになっていましたね。
向:個人的に好きなのよね、「アナイス ジョルダン(ANAIS JOURDEN)」の世界観。ガーリーでトゲがあり力強い。フワフワしたドットのドレスに「ナイキ(NIKE)」のスニーカーといったミックススタイルが印象的です。コレクションのタイトルは「WORLD OF REALMS(現実の世界)」で、撮影場所はおそらくデザイナーの故郷である香港でしょうか?インスタには「過去10シーズンのアーカイブの記憶を再訪し、真実とファンタジー、時間と空間の境界線を曖昧にした新しいコレクションを作った」とあります。
9月29日にパリで行われた「ディオール(DIOR)」の2021年春夏コレクションのショーでは、“私たちはみなファッション・ヴィクティム(We Are All Fashion Victims)”と書かれた黄色いバナーを持った抗議者がランウエイを歩いた。同ブランドのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターは定期的にランウエイで社会的メッセージを伝えており、抗議者の登場が計画的だったのかどうか会場に困惑が広がったが、すぐにショーの一部でないことが判明した。
いわゆる“ショークラッシャー”とは異なるが、「グッチ」20年春夏コレクションショーではモデルのアイーシャ・タン・ジョーンズが“メンタルヘルスはファッションじゃない(Mental health is not Fashion)”と書いた両手を掲げてランウエイを歩いた。イギリス出身のノンバイナリーモデルであるジョーンズは、「グッチ」が拘束衣のようなデザインを含むコレクションを、ベルトコンベアーを使って発表したことに対して抗議の意を表明した。
英俳優のサシャ・バロン・コーエン(Sacha Baron Cohen)は、09年に行われた「アガタ・ルイス・デ・ラ・プラダ(Agahta Ruiz de la Prada)」のショーにマジックテープでさまざまな布や靴を装着した奇抜な格好で乱入した。コーエンはコメディアンとしてアリ・G(Ali G)やブルーノ(Bruno)、ボラット(Borat)など複数のキャラクターを持っており、ショーではブルーノのキャラクターとしてランウエイを闊歩した。警部員に連れ出された。
動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)は、たびたび毛皮の使用をめぐって抗議運動を行なってきた。そのうちの一つが「ディオール」の03-04年秋冬コレクションショーだ。抗議運動を行なったPETAメンバーは“ファー・シェイム(Fur Shame)”と書かれたバナーを掲げてランウエイに上がったが、すぐに警備員に降ろされた。
ハードウエアに加えて、今シーズンのウエアの鍵となるのは、直線的なテーラリングとハードなテクスチャーやプリントだ。「今の時代、メンズとウィメンズは流動的がいい」という考えから、共通した素材やシルエットを採用したアイテムも多い。テーラードジャケットやコートはボクシーなシルエットで、ウィメンズでは“グラブ・スリーブ”と呼ぶ袖を浮かせたようなデザインを提案。一方、メンズは隠しボタンもしくはハードウエアの留め具で仕上げた。そのクリーンな印象と相反するように組み合わせるのは、溶岩やひび割れた地表のような荒々しいテクスチャーに加工したジーンズや型押しクロコダイルレザーのアイテム、タトゥーのようなグラフィック。オーバーサイズのスタンドカラージャケットやアノラックなど、カジュアルなアイテムもある。また、「アーカイブから創業者ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)の透け感のある素材使いや装飾を研究し、それをいかにモダンに表現できるかに取り組んだ」とウィリアムズが語るように、ウィメンズのイブニングでは、ビジューやパールを飾ったシアドレスや背中の大きく開いたニットドレスなどセンシュアリティーを探求した。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
バーチャルオンラインカウンセリング「Web BA 1on1」は、「ユーカムメイク」など美容関連のARやAI技術をグローバルで提供するパーフェクト独自のAR(拡張現実)、AIおよび対面型ビデオ通話を組み合わせたWEBサイト向けオンラインカウンセリングサービス。一方的なメイクチュートリアルや製品紹介ではなく、オンラインカウンセリングを受けながら非接触でも顧客との密なコミュニケーションをかなえる。シミ・シワ・キメなどの肌バランス状態をチェックするAI肌診断サービスの実装も可能で、診断結果をもとにその場で顧客一人一人に適したスキンケア商品の提案もできる。
A is for Accountable - 責任を持つ(ラッシード・ジョンソン〈Rashid Johnson〉, アメリカ)
B is for British – ブリティッシュ(ピーター・ブレイク〈Peter Blake〉, イギリス)
C is for Conscious – コンシャス(シャンタル・ジョフィ〈Chantal Joffe〉, アメリカ/イギリス)
D is for Desire – 欲望(エルテ〈Erte〉, ロシア/フランス)
E is for Effortless – エフォートレス(シンディ・シャーマン〈Cindy Sherman〉, アメリカ)
F is for Falabella – ファラベラ(ロレンツォ・ヴィットゥーリ〈Lorenzo Vitturi〉, イタリア)
G is for Grateful – 感謝 (ジョージ・コンド〈George Condo〉, アメリカ)
H is for Humour – ユーモア (アレックス・イスラエル〈Alex Israel〉, アメリカ)
I is for Intimacy – 親密さ(ウルス・フィッシャー〈Urs Fischer〉, スイス)
J is for Joy – 喜び(Hou Zichao, 中国)
K is for Kind – 思いやり(ジェフ・クーンズ〈Jeff Koons〉, アメリカ)
L is for Linda –リンダ・マッカートニー(リンダ・マッカートニー〈Linda McCartney〉, アメリカ)
M is for Mindful – マインドフル (マート&マーカス〈Mert + Marcus〉, トルコ/ウェールズ)
N is for Nature – ネイチャー(リラ・アズー〈Lila Azeu〉, フランス)
O is for Organic – オーガニック (オラファー エリアソン〈Olafur Eliasson〉, デンマーク/アイスランド)
P is for Progressive – プログレッシブ(革新的)(ジェイアール〈JR〉, フランス)
Q is for Question – 疑問(リチャード・アーダー〈Richard Ardagh〉, イギリス)
R is for Repurpose – 再利用 (タリン・サイモン〈Taryn Simon〉, アメリカ)
S is for Sustainability – サステナビリティ(空山基〈Hajime Sorayama〉, 日本)
T is for Timeless – タイムレス(ウィリアム エグルストン〈William Eggleston〉, アメリカ)
U is for Utility – ユーティリティ (エミリー・プリア&パオロ・アクシオリ〈Emilie Pria and Paulo Accioly〉, フランス/ブラジル)
V is for Vegan – ヴィーガン (ウィル・スウィーニー〈Will Sweeney〉, イギリス)
W is for Womanhood – 女性であること (サム・テイラー・ジョンソン〈Sam Taylor-Johnson〉, イギリス)
X is for Kiss – キス (エド・ルシェ〈Ed Ruscha〉, アメリカ)
Y is for Youth – ユース(ジャーメイン フランシス〈Jermaine Francis〉, イギリス)
Z is for Zero Waste – ゼロウェイスト(ジョアナ・ヴァスコンセロス〈Joanna Vasconselos〉, ポルトガル)
高田氏は1939年兵庫県生まれ。文化服装学院を卒業後、64年に渡仏。その後、「ケンゾー」の前身となる「ジャングル・ジャップ(JUNGLE JAP)」を立ち上げた。93年にはLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH Moet Hennessy Louis Vuitton)にブランドを売却し、99年に同ブランドのデザイナーを退任。2020年1月にはラグジュアリーホームウエア&ライフスタイルブランド「K3」を立ち上げていた。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員