TOKYO BASE3~8月期は最終赤字3億円 通期では黒字確保へ

 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASE(谷正人・最高経営責任者)が、未定としていた2021年2月期通期の連結業績予想を公表した。売上高は前期比2.9%減の148億円、営業利益は同76.8%減の3億円、純利益は同91.4%減の8000万円の見込み。

 同時に発表した3~8月期連結業績は、売上高が58億円、営業損益が1億8500万円の赤字、純損益が3億900万円の赤字だった(前年同期の参考値は売上高68億円、営業損益が5億8400万円の黒字、純損益が4億3000万円の黒字。前年同期は非連結だったため比較不能)。4~5月は国内45店で臨時休業。営業再開後もインバウンド(訪日外国人)売り上げの減少は続いている。

 3~8月のECを含む業態別売上高では、基幹の「ステュディオス」が前年同期比(参考値)23.6%減、SPAの「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」が同8.2%減、同じくSPAの「パブリック トウキョウ(PUBLIC TOKYO)」が同0.2%増。一方で、同社は出店も加速している。「ステュディオス」の中国本土2店舗目の深圳店、「ユナイテッド トウキョウ」「パブリック トウキョウ」それぞれで中国本土初店舗となる北京店を出店するなど、3~8月期間中に国内外で5店を新規出店し、既存店の大幅増床リニューアルなども実施した。

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「コンプレックスコン」がデジタルで開催 世界中から参加できる「コンプレックスランド」とは?

 米コンプレックス・ネットワークスは12月7~11日に、ストリートの祭典として世界的に知られる「コンプレックスコン(ComplexCon)」をデジタルで開催する。デジタル版を「コンプレックスランド(ComplexLand)」と名付け、これまで提供してきた物販やアートインスタレーション、音楽ライブ、フード、パネルディスカッションなどをバーチャル空間で展開する。

 「コンプレックスコン」は2016年にスタートしたD2Cイベントだ。これまでにロサンゼルスのロングビーチで4回、シカゴで1回開催された。村上隆やファレル・ウィリアムスがホストを務め、300ドル(3万1500円)する入場VIPチケットは即完売。東京ドームの約半分の広さ(4万6755平方メートル)の会場に6万人が来場し、イベント全体の商品売上高は2日間で2000万~2500万ドル(約21億~26億円)に上る(2017年公表)。

 「コンプレックスランド」のシステムは米JAM3とパートナーを組んで開発した。マーケットプレイスなどのいくつかのエリアに分かれたバーチャル空間をアバターで移動する。入場は無料。世界中のどこからでもスマートフォンやパソコンからサイトにアクセスし、登録するだけで参加できる。現在、約70のブランドやリテーラー、アーティスト、レストランなどの参加が決まっているという。

 「コンプレックスランド」のコラボレーション・エクスピリエンシャル部門長を務めるニール・ライト(Neil Wright)のインタビューを含むイベントの詳しい内容は「WWDジャパン」10月19日号に掲載している。

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羽生結弦選手と「雪肌精」最高峰ラインがコラボ スペシャルコフレを抽選販売

 コーセーは11月11日、「雪肌精(SEKKISEI)」の最高峰シリーズ“雪肌精 みやび”から、グローバルミューズを務めるフィギュアスケーターの羽生結弦選手とのコラボレーションコフレ“YU ZU RU Collection”を限定発売する。販売は抽選方式で、10月26日10時までキャンペーンサイトで応募している。

 「雪肌精」は、今年5月に誕生35周年を迎えたコーセーを代表するブランド。グローバル化を加速させ、さらなる認知拡大と顧客接点の強化を進める第1弾として、3月にはブランドの高付加価値シリーズとして展開してきた“雪肌精 MYV”を“雪肌精 みやび”に改称。その後は新ライン“アルティメイトライン”発売や“雪肌精 みやび”のグローバルミューズとして羽生選手を起用、また国内外の「雪肌精」グローバルカウンターをリニューアルするなどしてきた。

 そして今回、羽生選手とコラボレーションしたコフレ3種が登場。“アルティメイトライン”のスキンケア現品とミニサイズがセットになった“雪肌精 みやび アルティメイト コンプリート コレクション”(5万円)、透明感のある素肌をかなえる“アクティライズライン”現品とミニサイズがセットになった“雪肌精 みやび アクティライズ コンプリート コレクション”(2万4200円)、活力のある肌に導く“雪肌精 みやび アクティライズ ゴールデン スリーピング マスク キット”(5000円)をそろえる。価格は編集部調べ。日本より一足早く中国、香港、台湾、韓国では11月1日に発売する予定。

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コーヒー豆のかすを再利用 「エコアルフ 」が新作ジャケット発売

 三陽商会が展開する「エコアルフ(ECOALF)」はコーヒー豆のかすを生地の原料に使用した
“カトマンドゥ マルチジャケット”(3万9600円、税込)を公式ECサイトと「エコアルフ」店舗で販売中だ。

 スペイン発のサステナブルブランド「エコアルフ」は、“地球環境を守るために服をつくる”ことを掲げ、全てのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材を用いて製造する。今回登場した“カトマンドゥ マルチジャケット”に用いた素材は、コーヒー豆のかすを圧搾・圧縮してペレット状にし、リサイクルポリエステルと混合したもの。1mの生地に約20杯分のコーヒーかすが含まれている。コーヒーかすは消臭剤として使用されることもあり、脱臭効果や速乾性も期待できるという。

 さらに、インナーとして着用可能な中綿ジャケット付きで、気候や用途に合わせて3通りの着方が楽しめる。リラックス感のあるシルエットで、はっ水性と耐水性も兼ねそなえる。また、家庭での洗濯も可能だ。

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コーヒー豆のかすを再利用 「エコアルフ 」が新作ジャケット発売

 三陽商会が展開する「エコアルフ(ECOALF)」はコーヒー豆のかすを生地の原料に使用した
“カトマンドゥ マルチジャケット”(3万9600円、税込)を公式ECサイトと「エコアルフ」店舗で販売中だ。

 スペイン発のサステナブルブランド「エコアルフ」は、“地球環境を守るために服をつくる”ことを掲げ、全てのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材を用いて製造する。今回登場した“カトマンドゥ マルチジャケット”に用いた素材は、コーヒー豆のかすを圧搾・圧縮してペレット状にし、リサイクルポリエステルと混合したもの。1mの生地に約20杯分のコーヒーかすが含まれている。コーヒーかすは消臭剤として使用されることもあり、脱臭効果や速乾性も期待できるという。

 さらに、インナーとして着用可能な中綿ジャケット付きで、気候や用途に合わせて3通りの着方が楽しめる。リラックス感のあるシルエットで、はっ水性と耐水性も兼ねそなえる。また、家庭での洗濯も可能だ。

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クラウドファンディングで計4477万円を調達 渋谷区公認キャリー品ECサイト仕掛け人に聞く

 10月18日、“渋谷区公認のキャリー品ECサイト”として、「シブヤ・ファミリーセール」がスタートする。アーバンリサーチ、シップス、トゥモローランド、アダストリアなど有力セレクトショップ、SPA企業が参加予定で、今後も引き続き出店企業やブランドを募集。「2021年3月末までに100ブランド・店の出店を目指す」と、同企画のプロデューサーの一人である久保田夏彦・渋谷未来デザインプロジェクトデザイナーは話す。同ECはコロナ休業に苦しんだ事業者の支援という側面を持つが、キャリー品や売れ残り商品の大量廃棄は、コロナ禍以前からファッション業界で課題となっていた。同ECを手掛ける2人に、その目的を聞いた。

WWD:自治体公認のファッションECサイトというもの自体、非常に珍しい存在だ。どんな経緯で企画がスタートしたのか。
久保田夏彦・渋谷未来デザインプロジェクトデザイナー(以下、久保田):4~5月にコロナ禍による緊急事態宣言が出て、渋谷カルチャーを形作ってきた飲食、ファッション、エンタテインメントといった業種が苦境に立たされた。そうした事業者を渋谷区としてもサポートしたいという気持ちはあっても、区の予算は基本的に住民のために使うもの。住民以外で渋谷カルチャーを支えてきた事業者をサポートするために、「YOU MAKE SHIBUYAクラウドファンディング」を、渋谷区、渋谷区商店会連合会、渋谷区観光協会、渋谷未来デザインで7月に立ち上げた。9月までに約1300人から4470万円を集めたが、その一部と区の予算でECサイトを立ち上げている。

松井智則ワンオー社長(以下、松井):クラウドファンディングの動きとは別に、休業明けの6月に長谷部健・渋谷区長に面会して、ファッション業界の窮状を伝えていた。区長には、「(人が店に集まることが難しくなっている以上)ECなどで渋谷区のファッション事業者を盛り上げる手法を考えてほしい」と言われた。それで、(渋谷の産官学民連携組織である渋谷未来デザインでプロジェクトデザイナーを務めていて)ECに詳しい久保田さんと一緒に動くことになった。

WWD:ワンオーは「シブヤ・ファミリーセール」にどのような形で関わっているのか。
松井:われわれは渋谷区の街をあげたファッションイベントとして、「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL(以下、シブハラフェス)」を前身イベントを含め10年近く行ってきた。今回のシブハラフェスではこれまでのように街に人を集めることができない。それで、渋谷の街のファッションを購入体験も含めてデジタル上で表現することを構想していたが、当初は自社で協賛を集めるなどして“街のEC”を行うことを模索していた。クラウドファンディングと連携することになったのは7月半ばだ。

久保田:クラウドファンディングで集まった資金の使途として、最初からファッションECという案はあった。しかし、そのために大手EC企業と組むのでは渋谷カルチャーを支えるファッション事業者から理解は得られないと思った。その点、ワンオーはこれまでのシブハラフェスで区内のファッション事業者と関係性を築いてきている。ECサイトへの出店には初期費用などはかからないが、正直煩雑な作業をお願いする部分は多い。立ち上げすぐは、売上高も大手のセレクトショップやSPAにとっては小さなものだと思う。それでも各社に協力してもらえたのは、シブハラフェスでの関係性があったからだと思う。

WWD:クラウドファンディングを立ち上げた当初は、コロナ禍で消失したインバウンド(訪日外国人客)消費を取り戻すべく、越境ECを行うことを目指していたが?
久保田:どういったECサイトにしていくか、そのコンセプトはファッション事業者にヒアリングをしながら、走りながら決めていった。“街のEC”をやるということと、渋谷区が掲げているSDGsの考え方の両方満たすものとして、(越境ECではなく)キャリー品のECという形に落ち着いた。ただ、僕自身もこれまでブランドビジネスをやってきた経験から、キャリー品をネットで売るというあまりイメージのよくない取り組みに、ブランドや企業がどこまで協力してくれるだろうかと不安に思う部分もあった。しかし、結果的には渋谷区公認のECサイトとして、「区がファッション事業者を支援したいと思っている」という点に共感いただけたんだと思う。

松井:毎回、シブハラフェスの開催前には協力いただいている大手セレクトショップなどの社長に挨拶して回っている。今回は「キャリー品をわれわれのサイトに回してください」と伝えなければいけなかったので、いつになく緊張した。大手セレクトショップやSPAは、自社ECサイトや「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などで通常の商品を販売している。そこと差別化するために、「渋谷区は、捨てない」といった考え方を「シブヤ・ファミリーセール」では裏テーマにしているといったことを各社社長に伝えたら、非常に盛り上がった。実は1年前の19年10月のシブハラフェスでも、各社の在庫を少しずつ集めて、会場内で販売することも行っていた。考え方としては同様だ。

WWD:サイトで販売する商品は、4~5月の休業中に各社で膨らんだ20年春物の在庫がメインになるのか。
松井:10月18日にサイトをローンチするため、春夏物ではなく秋冬物が中心になる。つまり、19-20年秋冬物やそれ以前のアイテムだ。セレクトショップのオリジナルやSPAのアイテムだけでなく、一部インポートブランドなども含まれる予定だ。

久保田:もちろん、休業中の20年春物のキャリー品は多くの企業が抱えてはいる。ただ、大手企業は自社ECで消化を促したり、アウトレットにまわしたりといった策を取っていることもあり、「シブヤ・ファミリーセール」に立ち上げのタイミングで20年春物が大量に集まるという感じではない。

WWD:参加企業として現時点で名前があがっているのは、有力セレクトショップなど比較的大手の企業が中心だ。それらよりも、自社でECを整える体力のない中小のブランドの方が、問題は切実のようにも感じる。中小ブランドにはどうサポートを広げていくのか。
久保田:サイトが立ち上がっても、注目ブランドやショップが出店していなければ集客ができない。大手企業や有力ショップにまずは集客の目玉として参加していただき、今後徐々に中小のブランドにも出店していただければと思っている。渋谷区内に実店舗を持っているか、区内に本社がある、もしくは事業者が区内に住んでいるといった企業やブランドなら、どこでも出店いただくことが可能だ。

松井:現在、約650ブランド・店に出店の誘いをかけている。3~4カ月で50ブランド・店は出店していただけると見ているが、目標は100ブランド・店だ。

WWD:「シブヤ・ファミリーセール」とも通じる考え方のオフプライスストア業態は、コロナ禍以降、実店舗での催事でもEC上でも影響力を増している。それらとはどう差別化するのか。
松井:立ち上げに合わせて、中井彩乃さんなどのスタイリスト6人がブランドミックスで商品をスタイリングし、それらをセット売りする企画を考えている。もちろん、ブランドミックスで提案することは出店企業には事前に伝えている。ステイホーム期間中には、スタイリストやフリーランスのエディターなどからも仕事がなくなったという話をよく聞いた。彼らにも売り上げが循環するような仕組みにしていきたいと考えて組んだ企画だ。今後も、定期的に同様のスタイリスト企画は行っていきたい。

久保田:そういったさまざまなプレーヤーが関わって作ってきたのが渋谷のカルチャーだ。ブランドミックスで商品を提案できるという点が消費者にとっては他のECサイトとは異なる点だと思う。クラウドファンディングで集まった資金を充てていることで、初期出店費用がかからないことが出店者にとってはメリットだろう。

WWD:今後、このサイトをどのように育てていくのか。
久保田:初年度の取扱高は3億円を目標にしている。出店企業やブランドとは委託販売契約で、売り上げの一部をわれわれに手数料として支払っていただく形だ。このECサイトは期間限定で行うものではなく、通年で運営していこうと思っている。事業を持続可能にしていくために売り上げ実績を作って、既に出店している企業からはさらにキャリー品をまわしてもらえるようにしていきたいし、同時に新規の出店者も集めていきたい。

松井:不可能な理想論かもしれないが、数年後には(ファッション業界を取り巻く余剰在庫の問題がなくなって)こうしたサイト自体が不要になっていけばいいなと思っている。消費者が住んでいる場所の近くなどでは人出が戻っているという報道があるが、渋谷や原宿などの都心の店舗は引き続き客は少ない。地域で括ったファッションECサイトという考え方自体が他にはなかなかない。ファッションやカルチャーの街という、渋谷区ならではの特色があってこそ成り立つ企画だと思っている。

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松屋3〜8月期は売上高54%減 銀座の人出減少が響く

 松屋の2020年3〜8月期は、最終損益が44億円の赤字(前年同期は2億6700万円の黒字)だった。同社は売上高の9割以上を旗艦店の銀座本店が占めるため、4〜5月にかけての臨時休業とその後の都心への外出控え、訪日客の急減が他の百貨店よりも重くのしかかった。

 売上高は前年同期比54.1%減の205億円だった。銀座本店の4〜5月の完全休業が59日にも及んだ。営業再開後の6〜8月も銀座本店の売上高は32%減、免税売上高を除いても17%減と低迷が長引いた。営業再開後は富裕層のリベンジ消費によってハンドバッグの売上高が10%増、自宅の環境に整えるイエナカ消費として家具が54%増と部分的に好調な分野はあったものの、効果は限定的に終わった。東京都以外の広域からの来店、年代別では60歳以上のシニア客の来店が減ったことが響いている。

 通期(21年2月期)の業績予想は、売上高が前期比43.8%減の505億円、純損益が65億円の赤字(前期は8億5600万円の黒字)。販管費の削減を図るとともに、新常態に対応した商品構成の見直し、オンライン接客の導入などに取り組む。

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ほぼ日がオリジナルの生理ショーツやブラなど発売 新ブランド「つきのみせ。」スタート

 ほぼ日は10月16日、生理ショーツやリラックスウエアをそろえた新ブランド「つきのみせ。」を「ほぼ日ストア」内にオープンした。

 「つきのみせ。」は“生理の日も、そうでない日も気分よく過ごしたい”という思いから誕生した。下着デザイナーの惠谷太香子と共同開発した生理ショーツとブラは、“はだかでいるよりも気持ちいい”がコンセプト。ノンワイヤーの“つきのブラ”(6930円、税込)は、ストレッチ素材を用いて身体を締め付けずにフィットする設計で、脇の両サイドに屈伸するボーンを入れることで胸が背中に流れにくい工夫を施した。胸元にはチュールをあしらい、上品な印象に仕上げた。カラーは5色をそろえる。

 ブラとおそろいの“つきのショーツ”は日常使い用の“エブリデイ”タイプ(3630円、同)と、防水布を使用した“スペシャル”(3960円、同)の2型を用意した。リンパの流れを滞らせないためにそけい部にはゴムを入れず、生地のストレッチでお尻を包み込む仕様。クロッチ部分の防水布は制菌効果や耐水性、通気性を備える。防水布はあえて白にすることで、“健康のバロメーター”と呼ばれるおりものの色や量の変化に気付きやすい工夫を施した。そのほか、カップ付きのキャミソール(6930円、同)やキャミワンピース(8140円、同)、スムースウエア(9900円、同)をそろえる。

 加えて大人のための上質な服を提案する「スタンプ アンド ダイアリー(STAMP AND DIARY)」と共同で開発した、サロペット(2万6400円、同)やワンピース(1万9250円、同)などの締め付け感のないウエアのほか、オーガニックスキンケアブランド「ピュビケア」から、デリケートゾーン専用のケアアイテムのソープ(2310円、同)やマッサージミルク(2530円、同)なども販売する。

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「フレッド」と「クロット」のコラボアパレルが東コレでお披露目 「楽天ファッション」で限定販売

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下のジュエラー「フレッド(FRED)」は、メンズブランド「クロット(CLOT)」とコラボレーションしたアパレルをファッションECモール「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」限定で10月16日に発売した。同日には楽天が冠スポンサーを務める「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」で、モデルを起用したプレゼンテーションをリアルとデジタルの両方で行った。

 アイテムは「クロット」らしいストリートのムードが上品に盛り込まれたTシャツ(2万5000円)やスエット(4万2000円)、フーディ(8万8000円)、コーチジャケット(6万8000円)に加え、ニットキャップ(1万8000円)やキャップ(1万5000円)をそろえる。「フレッド」のアイコンである“フォース10”ブレスレットに使用しているケーブルのモチーフや、両ブランドのキーカラーであるネイビーとレッドを軸にした色使いが特徴だ。プレゼンテーションでは、巨大スクリーンにスケートやスノーボードなどの躍動感溢れる映像が映され、コラボアパレルをまとった男女のモデルが登場した。「クロット」はコラボアパレルについて「1950年代や60年代の『フレッド』の広告ビジュアルなどからヒントを得て、90年代のヒップホップにオマージュした」とコメントした。

 「フレッド」副社長兼アーティスティック・ディレクターのヴァレリー・サミュエル(Valerie Samuel)は、「『クロット』のストリート性と都会的でアーティスティックなビジョンは、スポーツの精神を体現する“フォース10”と自然にリンクした。『クロット』の大胆な感覚は、私の祖父である創業者のパーソナリティーと、メゾンに吹き込まれたスピリットと完全に融合した」と協業について述べた。

 またEXILEやGENERATIONSでパフォーマーを務める関口メンディーを起用したコラボアパレルのビジュアルとムービーを、「楽天ファッション」の「フレッド」のページで公開している。

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「ミーンズワイル」2021年春夏東京コレクション

 「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」が2021年春夏コレクションを東京で発表した。

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アマゾン「プライムデー」、出店業者の売り上げが3600億円超と過去最高に

 アマゾン(AMAZON)は、有料会員向けのセール「プライムデー(Prime Day)」を10月13、14日に世界19カ国で開催した。今回で6回目。例年は7月に実施しているが、今年は新型コロナウイルスの影響を踏まえて延期した。

 同社は全体の売上高を開示していないものの、出店業者による売り上げは35億ドル(約3675億円)を超え、前年比60%増となっている。これにはコロナ禍で自由に外出できないためECで買い物をする消費者が増えたことや、延期によってホリデーシーズンの需要を捉えられたことが寄与している。また、対象商品を10ドル(約1050円)以上購入すると、セール期間中に使える10ドルのクーポンがもらえるキャンペーンを事前に実施したことも売り上げを大きく後押しした。

 ジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)=アマゾン ワールドワイド・コンシューマー部門最高経営責任者は、「サードパーティーの販売業者の多くは中小規模の会社だ。彼らをサポートする意味もあり、今回は例年よりも事前のプロモーションに力を入れたので、記録的な売り上げとなってうれしく思う」と語った。

 期間中、最も売れたのは寝具、ワイヤレス製品、電子機器、ウエルネス用品など。個別の商品ではアイロボット(IROBOT)社のロボット掃除機ルンバ(Roomba)、レゴ(LEGO)社のスターウォーズ ストームトルーパー ヘルメット(Star Wars Stormtrooper Helmet)、ストロー型の浄水フィルターのほか、アマゾンが手掛けているスマートスピーカーのエコー ドット(Echo Dot)や、アレクサ(Alexa)に対応したファイヤーTVスティック 4K(Fire TV Stick 4K)などだった。

 国別に見ると、米国では前述のルンバや浄水フィルターに加えて、Wi-Fiでガレージのドアを開閉できる装置、ビタミン剤、カードゲームがトップセラーだった。英国では掃除機、チョコレート、電気歯ブラシが、イタリアではサッカーゲーム、コーヒーカプセル、マスクが、アラブ首長国連邦ではマウスウォッシュ、スマートフォン用ヘッドセット、コーヒーマシンがよく売れた。日本では、カーテンや照明をアプリでコントロールできるスマートスイッチ、衣料用の漂白剤、ミネラルウォーターが売れ筋商品だった。

 アマゾンによれば、プライム会員数は世界で1億5000万ほどとなっており、「プライムデー」のセールでおよそ14億ドル(約1470億円)を節約できた計算になるという。

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四千頭身が「ウーノ」でメンズメイクに挑戦! 第7世代で一番かっこいい宣材写真に変身

 資生堂は、“お笑い第7世代”のお笑いトリオ四千頭身を起用し、メンズブランド「ウーノ(UNO)」のアイテムを使用したメイク動画「四千頭身の宣材写真第7世代でいちばんかっこよくしてみた」を公開した。

 きっかけは、メンバーの後藤拓実のツイート。5年前に撮影したという宣材写真から、“第7世代の中で一番格好良い宣材写真”にリニューアルしたいという思いから実現した。

 動画では、3人それぞれが抱える日焼けのムラや目の下のクマ、薄い眉毛、ヒゲの青み、肌や唇の血色の悪さなどの悩みに合わせて、初めてセルフメイクに挑戦した。肌悩みをカバーするBBクリーム“フェイスカラークリエイター”(30g、1180円)、潤いや自然な血色を演出するリップクリーム“オールインワンリップクリエイター”(2.2g、900円)、眉のバランスを整えるアイブロウ“バランスクリエイター”(0.3g、800円)などを使用した。

 撮影後、3人は「こんなに簡単にできるんだ。実際にプライベートでも使用したい!」など、ポジティブなコメントで、お互いを褒め合うシーンも見られたという。

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2年目で年商1億円超 北千住のセレクトショップ「アマノジャク」が千駄木に2号店

 東京・北千住のセレクトショップ「アマノジャク(AMANOJAK.)」はこのほど、2号店となる店舗を東京・千駄木にオープンした。

 千駄木店は、1号店の北千住店の2倍近い約80平方メートル。グランドハイアット東京(六本木)などを手掛けた長谷川崇氏に内装を依頼した。白を基調に「バング&オルフセン(BANG &OLFSEN)」の音響機器や「トム・ディクソン(TOM DIXON)」のインテリアをそろえるなど2000万円弱をかけてラグジュアリーな空間を演出した。

 北千住店は2018年8月に開店。「マルニ(MARNI)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」など下町の空気感とは相入れないようなハイエンドなラインアップをそろえ、2期目(19年9月〜20年8月)にして当初目標の年商1億円を達成した。さらに「ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W. ANDERSON)」「プランC(PLAN C)」「トーガ(TOGA)」「ターク(TAAKK)」などブランドラインアップを倍近くまで拡充し、手狭になったため店舗を増やす。

 選んだロケーションはまたも東京の東側、ハイファッションショップの“空白地帯”だ。コロナ禍の厳しい商環境でも出店を決めた理由について、「たくさんのショップがある街で買い回るというよりも、目的意識を持ってお買い物をしたい方が増えている。だからチャンスはあると思った」と大津寿成アマノジャク共同経営者。「これからは表参道や銀座のような優良立地であることよりも、接客や商品など中身を差別化し、お客さまにとってオンリーワンの店になれるかどうかの方がよっぽど大事な時代になるだろう」。

ファンの“一歩先”を行く意識
客単価は開店時から2倍

 売上高の順調な拡大は、「ファンの皆さまが、われわれと共に“成長”している」から。顧客の好みやスタイルを蓄積した“カルテ”を元にした接客により、「(顧客の)リピート回数が増え、高単価なインポート商品にチャレンジするお客さまも増えている」。開店当初から平均客単価は2倍以上に跳ね上がった。

 同時に芽生えてきたのは、ファンの“一歩先”を行く意識。「顧客の皆さまは『アマノジャクのチョイスだから』と買ってくださっている。その期待に応えるために、売れ筋やトレンドは気にせず、自分たちが『これだ!』と納得したものを大胆に仕入れるようになった。リスクはあるけれど、その分覚悟を持っていいものを見極める。結果、他店との差別化もできて、もっとファンが増えるという好循環が生まれている」。

 2020年秋冬に仕入れた15万円のコート8着は即完売し、アルバイトで稼いだ30万円でコートを購入した20代の客もいた。「僕たちがやってきたことは間違っていないという自信になっている。立地だけでなく、商品のセレクトや店の世界観もガラパゴスであり続けたい」。

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2年目で年商1億円超 北千住のセレクトショップ「アマノジャク」が千駄木に2号店

 東京・北千住のセレクトショップ「アマノジャク(AMANOJAK.)」はこのほど、2号店となる店舗を東京・千駄木にオープンした。

 千駄木店は、1号店の北千住店の2倍近い約80平方メートル。グランドハイアット東京(六本木)などを手掛けた長谷川崇氏に内装を依頼した。白を基調に「バング&オルフセン(BANG &OLFSEN)」の音響機器や「トム・ディクソン(TOM DIXON)」のインテリアをそろえるなど2000万円弱をかけてラグジュアリーな空間を演出した。

 北千住店は2018年8月に開店。「マルニ(MARNI)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」など下町の空気感とは相入れないようなハイエンドなラインアップをそろえ、2期目(19年9月〜20年8月)にして当初目標の年商1億円を達成した。さらに「ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W. ANDERSON)」「プランC(PLAN C)」「トーガ(TOGA)」「ターク(TAAKK)」などブランドラインアップを倍近くまで拡充し、手狭になったため店舗を増やす。

 選んだロケーションはまたも東京の東側、ハイファッションショップの“空白地帯”だ。コロナ禍の厳しい商環境でも出店を決めた理由について、「たくさんのショップがある街で買い回るというよりも、目的意識を持ってお買い物をしたい方が増えている。だからチャンスはあると思った」と大津寿成アマノジャク共同経営者。「これからは表参道や銀座のような優良立地であることよりも、接客や商品など中身を差別化し、お客さまにとってオンリーワンの店になれるかどうかの方がよっぽど大事な時代になるだろう」。

ファンの“一歩先”を行く意識
客単価は開店時から2倍

 売上高の順調な拡大は、「ファンの皆さまが、われわれと共に“成長”している」から。顧客の好みやスタイルを蓄積した“カルテ”を元にした接客により、「(顧客の)リピート回数が増え、高単価なインポート商品にチャレンジするお客さまも増えている」。開店当初から平均客単価は2倍以上に跳ね上がった。

 同時に芽生えてきたのは、ファンの“一歩先”を行く意識。「顧客の皆さまは『アマノジャクのチョイスだから』と買ってくださっている。その期待に応えるために、売れ筋やトレンドは気にせず、自分たちが『これだ!』と納得したものを大胆に仕入れるようになった。リスクはあるけれど、その分覚悟を持っていいものを見極める。結果、他店との差別化もできて、もっとファンが増えるという好循環が生まれている」。

 2020年秋冬に仕入れた15万円のコート8着は即完売し、アルバイトで稼いだ30万円でコートを購入した20代の客もいた。「僕たちがやってきたことは間違っていないという自信になっている。立地だけでなく、商品のセレクトや店の世界観もガラパゴスであり続けたい」。

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「アミ アレクサンドル マテュッシ」2021年春夏パリ・コレクション

 「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」が2021年春夏コレクションをパリで発表した。

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#敦子スメ「新月・満月」ノート 人間関係がテーマのてんびん座の新月(10月17日)

 この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第21回は10月17日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。

今回の新月(10月17日)はてんびん座

 てんびん座のテーマはズバリ“人間関係”。私がいて、あなたがいて、2人の間には距離感があるけれども関係性を築いていきながら自分が成長する。相手がいるから“他者から見られる自分”や“客観性”の感覚が磨かれる。そんなストーリーをてんびん座は持っています。会社でいうならまさに人事部というイメージなのですが、他者とか変わる時に押し引きが上手なのもてんびん座の特徴です。バランス感覚に優れるといわれるのもここがゆえんなのかもしれません。

 てんびん座のキーワードとしてよく挙げられるのがセンス、バランス、美意識、などなど。てんびん座の考える美しさとは、“調和的である”という事がキーワードかなと思うのですが、今日はそんな事をテーマに新月コスメをご紹介したいと思います。

今回の新月コスメ

 てんびん座のキーワードでもあるバランス、という言葉から連想するのはやっぱり香りの調合。数種類の香りがブレンドされているアイテムなら、香りを嗅いだ時の気分や体調によって香りの感じ方が変わることもあれば、興奮しすぎた時には鎮静作用のある精油を、反対に体が重たいなと感じる時にはスパイスフルな香り……など、自分自身を整えるサポートをしてくれます。

 最近もたくさん優秀なアロマグッズが売られていますが秋の夜長ということで、夜に嗅ぎたい香りをセレクト。「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」の睡眠ディフューザー“スーパーディープナイト ホリスティック精油ディフューザー フォールアスリープ”は、ヒノキやシダーウッドなどの樹木系の香りが特徴。秋も深まる夜長タイムに取り入れてもらうと、木の香りが落ち着きやスムーズな入眠をもたらします。


 もうひとつ、てんびん座のキーワードとして気にかけたいのが「笑顔」。人当たりの良さや印象づけにはやっぱり笑顔が一番の武器であり潤滑剤ですよね。相手に見せる自分の表情や空気感などもてんびん座には大切な要素です。そんな笑顔の底上げといえば歯のメンテナンス。今年、自粛期間の影響で思うようにクリニックに行けなかった方もいらっしゃるのでは、と思いますが「ニューパール(NUPEARL)」“ スターティングキット”は、自宅で簡単にできる歯のホームホワイトニングアイテムです。しかも、特許技術により99%以上ナチュラル&約92%オーガニック処方という画期的なプロダクト。専用の器具にジェルを塗布してLEDライトをあてるだけなので簡単で、朝晩10分のケアで手軽にメンテナンスができます。

 自分のメンテナンスも忘れずに外の世界ともうまくバランスを取っていきましょう!

福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26

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【ホーム】”ハロウィン”間近でスーパーの陳列にシャンパンが並ぶ。今年は「お家ハロウィン?」。でも残念!全く差別化ができていない

 コロナ禍で今年のハロウィンは、例年のような外食での盛り上がりは期待できず、"お家ハロウィン"を主流になると思われる。アルコールメーカー各社もハロウィン商戦を狙い、ワイン、リキュールなどがスーパーの陳列で目立っている。今年、目につくのが「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴ・クリコ」など、ラグジュアリーの象徴でもあるシャンパンが一般スーパーにも並んでいる。
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ファッション業界人は「財テク」下手!? “ゴールド”から資産運用を考えてみた 働くママのざっくばらん“本音”トークVol.9 ファッション編

 これまで「業務効率化」「便利なECサイト」などをテーマにしてきた、ママ連載(ファッション編)。でも本当に気になるのは「お金のコト」という人も多いのでは?今回は、そんな「財テク」をテーマに鼎談。田中貴金属が手掛けるジュエリーブランド「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」銀座本店の山口大介副店長を訪ね、「財テク」初心者の現・元「WWDジャパン」記者ママ2人が、ファッション業界人には一番身近(!?)で、身に付けることもできる“ゴールド”から資産運用を考えてみました。

「袖を通すことも勉強!」が散財の免罪符

村上杏理(以下、あんり):突然だけど、カモちゃん。「財テク」って何かやってる?

鴨井里枝(以下、カモちゃん):何もやってないよ。でも取材で日々良いモノに触れているおかげで、目だけは肥えていく。「節約」は大切だけど、ちょっとしたモノが高めだから、そろそろ何かやらなきゃと思ってるよ。

あんり:それは耳が痛い。私も娘が生まれて、お金の大切さがやっと自分事化した。過去を振り返ると、展示会でオーダーした洋服が、オンシーズン数カ月前から届き始めて生活が徐々にカツカツに。ボーナスが出る時期に、サンプルセールもタイミングよく開催されるから、さらに洋服を買い込む。で、半期で収支が「±ゼロ」という生活を10年くらい続けてた(笑)。これはファッション業界で働く人“あるある”だと思う。

カモちゃん:展示会オーダーの罪悪感を解消するのは「袖を通して、良さを体感するのも(良い記事を書くための)勉強」という言葉(笑)。

あんり:それを免罪符に買いまくってたなぁ(遠い目)。でも、今は子どものためにもお金を役立てたいと思うようになった。それで「ギンザタナカ」を訪ねる今回の鼎談には、現「WWDジャパン」でママのカモちゃんを誘ったよ。会社員だと、フリーランスとは違った視点があると思うから。

カモちゃん:私もこれを機に色々勉強したい。前置きはこの位にして本題に。

「財テク」って何から始めればいいの!?

あんり:早速ですが山口副店長。「財テク」を始める上で、まず何から始めたらよいでしょうか。IDECO、積み立てNISA、株、FX……。種類がたくさんあって悩んでいます。

山口大介「ギンザタナカ」銀座本店・副店長(以下、山口副店長):「これ!」というのは言えませんが、まず明確な違いでいうと「IDECO」や「積み立てNISA」は、節税のメリットがあります。その他の多くの取引には利益に税金がかかります。

「金」を使った資産運用のひとつには「純金積立」がありますが、これはお客さまからお預かりした月3000円からの資金を元に、毎日少しずつ「金」を購入するという仕組み。価格の高い日は少なく、低い日は多く購入する“ドル・コスト平均法を導入することで、価格変動のリスクを抑える効果があります。ちなみに田中貴金属の「金」税込小売価格は、1gあたり7101円(10月1日時点)です。

「金」は「安全資産」と呼ばれていて、「バイ&フォーゲット(買ったら忘れろ)」なんて格言も。価値が安定しているので、資産保全が期待できます。

あんり: “ドル・コスト平均法”は、「IDECO」「積み立てNISA」にも採用されています。特に「純金積立」が優れているところは?

山口副店長:やはり積み立てる対象が「金」であることです。その理由のひとつは、希少性。これまで世界中で採掘された「金」は、国際基準の50mプール4杯分程。貯金や株式、債券などに加えて資産分散のひとつとして、購入されるお客さまが多いですね。

カモちゃん:がっつり儲けたいという人より、長く安全に資産形成したい人に向いているということですね。

「純金積立」は忙しいママにこそおすすめ?

山口副店長:はい。僕の妻を例に上げると、朝起きてから子どもの支度、幼稚園の送り迎え、習い事の付き添い……、それだけで目まぐるしく1日が終わってしまいます。「純金積立」はそんな「日々マーケット情報を見る時間の余裕はない」という方に多くご利用いただいているので、ママ世代に相性が良いのでは?と思います。逆に、すぐにリターンを求める方は「金」じゃない方がいいでしょう。

あんり:なるほど。株取り引きは9~15時がコアタイム。わが家は夫が株をやっていて、いつも15時過ぎまでは他のコトが片手間。株にも興味がありますが、私までスマートフォンで相場チェックしながら育児をするのは、さすがに罪悪感が。でも今は「普通預金」の金利が低いので、漠然と現金を貯めることにもリスクを感じています。

カモちゃん:物価は年々上がり続けているしね。ちなみに山口副店長の「金」に関する成功事例はありますか?

山口副店長:毎年子どもたちの誕生日にコインを贈っているのですが、5年前に長女に購入した約16万円の金貨が、今約21万円に値上がりしています。ただ2歳になる下の子には、金が値上がりした関係で、予算的にプラチナコインを贈っています。希少性はプラチナの方が高いですが、現在は価格が逆転しており(2020年10月時点)、「金」よりもプラチナの方がお求めやすいです。将来、自分で何かやりたいときは、これを資金にしてもらえたらな、と考えています。

カモちゃん:将来、姉弟喧嘩にならないといいですね(笑)。もちろん失敗エピソードも?

“「純金積立」を切り崩してご祝儀代に(笑)”

山口副店長:失敗事例でいうと、一時期お給料の全額を「純金積立」で「金」に換えていたのですが、友人の結婚式が重なって、ご祝儀に充てる現金が足りなくなる事態に。泣く泣く積み立てた「金」を売ったら、1gあたり5000円で購入したものが4500円に下がっていたタイミングでした。「金」の価値はゼロになることはありませんが「資産運用は余裕資金ですべし」の大切さを肌で感じた瞬間です(笑)。

あんり:確かに、余裕資金であれば「今は売らないでおこう」の選択もできますしね。でも、お子さんの誕生日に金貨を贈るなんて、素敵な習慣です。

カモちゃん:身に付けるジュエリーでも資産性はあるのでしょうか?

山口副店長:もちろんです。「金」は毎日使っても重量は減りません。「金」のネックレスや食器など、日々の生活を豊かにしながら、資産として持つことができます。

カモちゃん:金のジュエリーは「お金があれば使っちゃう」ファッション業界人と相性がよさそう。紙幣を「資産」に変えただけと思えば、買い物の罪悪感が減りそうです(笑)。

山口副店長:もし換金を希望される場合は、24金で1グラム7000円、18金で5000円ほどになります。ルビーやサファイアなどの宝石は、明確な評価基準を持たないので(2020年10月時点)、「ギンザタナカ」は宝石をお返しして「金」のみの重さで価格を決定します。

あんり:ダイヤモンドは“4C”で表現される評価基準がありますが?

山口副店長:ダイヤモンドには評価基準がありますが、「ギンザタナカ」では買い取りを行っていません。主に再販目的でダイヤモンドを買取る業者もありますが、基準は各社さまざまです。

カモちゃん:コロナ禍で30〜40代の女性、ママ世代からの問い合わせは増えていますか?

山口副店長:子どもの名義で「純金積立」を始めたい、というお問い合わせは増えています。お客さまに共通するのは「子どものために何かしてあげたい」という思い。そうなると値動きの激しいモノより、紀元前から“価値あるモノ”とされている「金」を託したい。という想いがあるのかもしれません。

人気はコインチャーム

カモちゃん:なるほど、奧が深い。特にオススメのアイテムは?

山口副店長:楽器の絵柄が入っている“ウィーン金貨ハーモニー”を筆頭に、コインやコインバーなどのチャームが人気です。

カモちゃん:メダイやコインチャームを使ったアクセサリーのレイヤードは流行っているし、ファッション性もあるので素敵に取り入れられそうです。

あんり:私はジュエリーを「資産価値」で選ぶという考えが今までなかったので新鮮。そして本当に失礼ですが、デザインも意外にかわいいです。今までもっと古風なデザインをイメージしていたので。

山口副店長:一般的には、デザインからジュエリーを選ぶ方が多いと思いますが、「ギンザタナカ」では「資産価値」を念頭に、+αでデザインを選ぶという逆の流れで購入される方が多いかもしれません。でも皆さんには、「金」は特別なモノではなくて、もっと身近なモノだと感じてもらいたいですね。

カモちゃん:「資産性」という価値観があれば、購入するアクセサリーも変わっていたかも。

あんり:散財していた20代も贅沢な時間だったけど、私たち30代中盤。まずはこのジュエリーを買えるように、より一層働かなきゃ!だね(笑)。

村上杏理/(むらかみ・あんり):1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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元AP大久保「米山さんとは2回くらいしか飲み行ったことないです」、元GM勇太「DD松村さんに時計を買ってあげるため上場目指します」

 カリスマ経営者が立ち上げ、上場まで果たした居酒屋企業を離れたエー・ピーカンパニー元副社長の大久保伸隆氏、DDグループのゴールデンマジック(GM)社長で100店舗を達成した山本勇太氏。外に出て分かったこと、そして上司であった創業者との距離感を語る。
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米大統領選「VOTE」グッズをまとめてお届け!

 アメリカ大統領選挙が11月3日に迫っている。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領を候補にもつ共和党が再選を果たすのか、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領率いる民主党が4年ぶりに政権を奪還するのか。選挙に向けて9月29日に行われた第1回大統領討論会では個人攻撃に近い発言の応酬となった。

 15日に予定されていた第2回討論会も参加者の健康と安全を考慮してオンラインでの開催を試みたが、トランプ陣営の拒否により中止となった。中止を受けてバイデン前副大統領とトランプ大統領は有権者からの質問に回答するタウンホール形式の集会を同時間帯にテレビ中継した。

 討論会の視聴者数も歴代で高水準を記録し、世界的にも注目を集めている。しかし56%のアメリカにおける有権者は、大統領選挙で投票をしていないという。ファッション業界からはその創造性を活かして“VOTE(投票すること)”を呼ぶかけるグッズやキャンペーンが多数登場している。

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「ハイボール・サワーじゃないの? 激安ビールは今でも集客に繋がるの?」激安ビールを看板に掲げる2つのブランドには相方の存在が大きかった

 昨今、居酒屋ではビールは飲まれない。ハイボール、サワーの方が人気を上回っているなどの話を良く聞くが、ひと昔前までは居酒屋の主役と言えばビールであった。現在でも、激安ビールを看板にしている居酒屋は多いが、ビールは飲まれないと騒がれているなか、激安ビールでお客を獲得できているのか。
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百貨店「閉店ラッシュ」の夏 エディターズレター(2020年8月20日配信分)

※この記事は2020年8月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

百貨店「閉店ラッシュ」の夏

 今年の8月は百貨店の閉店が相次いでいます。

 16日に高島屋港南台店(神奈川県)、17日に井筒屋黒崎店(福岡県)が営業を終了しました。31日にはそごう・西武が運営する西武岡崎店(愛知県)、西武大津店(滋賀県)、そごう西神店(兵庫県)、そごう徳島店(徳島店)が一斉に閉まります。同日、福島県の地場の百貨店である中合福島店も146年の歴史に幕を下ろす。ちょっと毛色は違うけれど、名古屋駅前の中規模店であるイセタンハウス、東京駅の赤レンガ駅舎に入る松屋の小型店も31日に営業を終えます。

 百貨店の閉店ラッシュは今に始まったことではありません。しかし1カ月でこれだけ重なるのは、おそらく初めてでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大の影響というよりも、大半はコロナが発生する前に決まっていた案件です。コロナの打撃によって、来年以降、さらに閉店が加速する可能性が高いと思われます。

 私はこれまで多くの百貨店の閉店の現場を取材してきました。最終日の店内は、多くの地元客でごった返します。閉店セールが目的というよりも、長年世話になった百貨店の最後を見届けたいという人が圧倒的に多いのです。

 声をかけると、みなさんが百貨店との思い出について堰を切ったように話してくれます。子どもの頃、休日に家族で訪れてレストランで食事するのが楽しみだった。店内の写真館で娘の七五三や入学式、卒業式、成人式の記念写真を撮った。中元・歳暮の時期にバイトをしていた。初任給で初めて両親へのプレゼントを買った。クリスマスや誕生日のケーキを毎年予約していた。親子2代でなじみの販売員さんがいる――。

 何十年、あるいは100年以上も地域に根ざして営業してきた百貨店は、地域にとって掛け替えのない存在だと思い知らされます。もちろん客離れが進んだから閉店に追い込まれるわけですが、買い物をする人、働く人、膨大な人々の人生の記憶が積み重なっているのが百貨店です。「業績低迷で閉店」の一言で片付けられない重みがあります。

 営業最終日は別れを惜しむ人が殺到し、店内でなじみの販売員と記念撮影したり、最後の閉店セレモニーを見届けようとしたりするのですが、今年はコロナのため出来るだけ密を作らないような対応が求められています。閉店セレモニーは行わず、静かに営業を終える百貨店が多いようです。

MARKET VIEW:ファッション市場で日々発信されるホットなニュースを、「WWDジャパン」のビジネス担当記者がコンパクトに解説するメールマガジン。ニュースを読み解くヒントを提供します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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