玄人から若者にまで支持を広げる「フィル ザ ビル」の“ちょうどいい服”

 2012年にスタートした「フィル ザ ビル(FIIL THE BILL)」は、トレンド感を盛り込みながらも古着やビンテージを軸とした日常に馴染むクリエイションが人気のブランドだ。ブランドを手掛ける金田淳一デザイナーはかつてアパレルの企画・生産を手掛けていたこともあり、縫製や生地、パターンなどの品質の高さにも定評がある。現在はメンズで13、ウィメンズで16のアカウントに卸し、ユナイテッドアローズやエストネーションといった有力ショップでも扱われている。

 今年8月には15年から恵比寿に構えていた直営店を青山に移転オープンさせた。新型コロナウイルス感染症で不安定な状況が続く中で移転を決めた金田デザイナーに、リアル店舗にかける思いや服作りの変化などについて尋ねた。

WWD:青山への移転を決めた理由は?

金田淳一「フィル ザ ビル」デザイナー(以下、金田):この物件に「おっ!」と思ったから。これまでお店が恵比寿、事務所が白金台にあって、同じ場所に統合したいなと思いながら物件を探してたんですけど、ここが一番グッと来ました。そういう勘がすごく大事だと思っています。立地にこだわりはないですが、みんなが青山と聞いて連想するエリアから2本くらい裏通りなのは気に入ってますね。

WWD:内装のこだわりは?

金田:白を基調にゆったりした空間になってます。恵比寿のお店も白がベースだったし、什器も継続して使っているものがあるなど、昔のお客さんも楽しめる雰囲気です。ちなみに空間作りは内装業時代の先輩にお願いしていて、そういう繋がりも大事にした店舗です。

WWD:リアル店舗の運営をリスクだと考える人も少なくありません。

金田:移転の話を聞いた知り合いから「コロナだけど大丈夫?」って言われることもありました(笑)。たしかに時代と逆行してるかもしれませんが、僕はブランドにとってお店はマストだと思っているんです。買うのはECでも全然良いんですが、実際に手にとって着られる場所はそれ自体にすごく価値がある。あと直営店は世界観を伝えやすいので、卸メインでもブランドの核になる。初めてお店に来る理由は、インスタを見たからとか、友達に勧められたからとかが多いと思いますが、そういうお客さんがブランドの世界観に触れて、「なんかいいな」と感じてもらって、ブランドのファンになってもらえたらうれしいです。

WWD:ブランド立ち上げまでの流れを教えてください。

金田:東京モード学園を中退して、生地屋やプリント屋、内装屋、OEM会社などで働き、2012年にブランドをスタートさせました。最初はブランドなんて考えてなかったんですが、独立してからフリーでOEMをやってる時期に、商品サンプルを見た友人から「ブランドやったほうがいいよ」と言われたのがきっかけでした。

WWD:今はウィメンズが拡大している印象です。

金田:OEMでウィメンズを多くやっていたので、ブランドもそっちの方に興味がありました。途中から作り始めたらやっぱり楽しくて、今はウィメンズとメンズが3:2くらいの構成になるまで増えました。売り上げもメンズより拡大しています。

WWD:古着を軸とするものづくりの姿勢は変わらない?

金田:そうですね。古着は時代背景をストレートに反映しているので、それが面白いのかな。だた、服作りに関する考え方は少し変わりました。昔は古着があって、それをいかに今の時代にフィットさせるか、どんなパターンを作るかを考えていたんですが、今は時代とか関係なく、いかにオリジナルな商品に進化させるかにフォーカスしています。本当に微妙な違いなんですけど、お客さんの反応がけっこう違っていて、昔はベテランのバイヤーさんやビンテージ好きのお客さん気に入ってもらうような玄人好みな服だったのに、ここ2〜3年は20代のお客さんがかなり増えてます。インスタグラムのタグ付けを見ると、若い子たちにいろんなテイストをミックスして着ていて、それがすごく新鮮です。

WWD:ブランド名の由来は?

金田:“ちょうどいい料理を出す”という意味合いの料理人の褒め言葉らしくて、その感じが気に入りました。“世の中に適応しながら、バランスをとってやっていこう”という意味を込めてます。着てもらわなきゃ意味がないので、独りよがりの服を作らないという考えもあります。売れ線に寄せすぎてもダメですけど。

WWD:今、ジャンルレスな若者に支持されているのも“ちょうどいい”からかもしれませんね。

金田:そうですね(笑)。たまたまなのか、時代にフィットしたからなのかはわかりませんが、これまでより多くの人に楽しんでもらえてるのは純粋にうれしいです。

WWD:シーズンテーマを設けないことにもこだわりがある?

金田:たぶん、テーマを設けて服を作ることにハードルの高さを感じてるんです(笑)。ランウエイならテーマを設けた方がいいかもしれないけど、展示会とルックだけのウチが、シーズンテーマを明確に伝えるのってけっこう難しい。もちろんショーに興味がないわけではないんですが、今の体制のままじゃ“ショーがあるから作った”ような無理やりコレクションになっちゃう気がしていて。無理せず、マイペースに作るのが自分には合ってると思います。

WWD:ブランドの展望を教えてください。

金田:先ほど言ったように、マイペースにやれればいいのかな。発表の形式やブランド規模にとらわれず、作りたいものを愚直に作っていきたい。オリジナリティーを追求する服作りをもっと練習して、ほかにないブランドにしたいです。このアウトプットに慣れて、ワンシーズンにたくさんのアイデアがひらめくようになったら、ショーにチャレンジしても面白いかも。あ、こんなこと言うとやらなきゃいけない感じになっちゃいますかね(笑)。

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モデルの中田みのりが写真展を開催 鳥取と岡山で自ら撮影した作品

 モデルやフォトグラファーとして活動する中田みのりが写真展「Photo Exhibition “Clarity”」を10月24〜30日に代官山の4Kギャラリーで開催する。

 展示するのは、中田が3月に鳥取と岡山で撮り下ろした作品。プライベートの時の自分と、仕事をしている時の自分、その差をテーマに撮影したという。写真展の入場は無料で、写真やグッズも販売。初日の24日は、中田みのりも在廊する。

 中田みのりは1994年生まれ。18歳からモデル活動を始め、多くのファッション雑誌や広告で活躍。同時にフォトグラファーとしても活動の場を広げている。2016年には自身初のスタイルブック「MINORI NAKADA PHOTO BOOK」(双葉社)を発売した。

■Photo Exhibition “Clarity”
会期:10月24~30日
時間:12:00-19:00(30日は17時まで)
場所:4Kギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町2丁目1 アベニューサイド代官山Ⅲ

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モデルの中田みのりが写真展を開催 鳥取と岡山で自ら撮影した作品

 モデルやフォトグラファーとして活動する中田みのりが写真展「Photo Exhibition “Clarity”」を10月24〜30日に代官山の4Kギャラリーで開催する。

 展示するのは、中田が3月に鳥取と岡山で撮り下ろした作品。プライベートの時の自分と、仕事をしている時の自分、その差をテーマに撮影したという。写真展の入場は無料で、写真やグッズも販売。初日の24日は、中田みのりも在廊する。

 中田みのりは1994年生まれ。18歳からモデル活動を始め、多くのファッション雑誌や広告で活躍。同時にフォトグラファーとしても活動の場を広げている。2016年には自身初のスタイルブック「MINORI NAKADA PHOTO BOOK」(双葉社)を発売した。

■Photo Exhibition “Clarity”
会期:10月24~30日
時間:12:00-19:00(30日は17時まで)
場所:4Kギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町2丁目1 アベニューサイド代官山Ⅲ

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投票を促進する米ファッション・ビューティ企業まとめ 選挙に要する時間を有給に

 11月3日に行われるアメリカ大統領選挙に向けて、多くのファッション・ビューティ企業は自社の従業員が選挙に行きやすい環境を整えている。バラエティー豊かな「VOTE(投票)」グッズも登場しているが、従業員に有給休暇を与えることで選挙に行く時間を確保したり、投票所係員としてボランティアを行うことも推奨している。

 “タイム・トゥー・ヴォート(Time to Vote)”と題した投票時間への給与支払いを行うことで選挙に行くことを促す動きは、米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.以下、リーバイス)とパタゴニア(PATAGONIA)、ペイパル(PAYPAL)が開始し、他の企業にも広く呼びかけを行った。2020年は1000を超える企業が賛同の意を表明して実行に移している。全日の有給休暇だけでなく、多くの企業は勤務時間の中から数時間を投票時間に当てられるよう、その分の時給を支払うことを決めている。

 選挙に向けて10月15日に予定されていた第2回討論会は中止になり、民主党候補のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領と共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は有権者からの質問に回答するタウンホール形式の集会を同時間帯にテレビ中継した。22日には両者最後の顔合わせとなる第3回討論会が行われた。ここでは、投票日当日に選挙に行くことを促進するファッション・ビューティ企業と、その取り組み内容をまとめる。

オールバーズ
 サンフランシスコ発のシューズ企業オールバーズ(ALLBIRDS)は、米チーム全体に向けて選挙に行ける無期限の時間を提供する。また、ボランティア休暇制度を使用して投票所係員を務めることもできる。

ベネフィット
 ベネフィット・コスメティクス(BENEFIT COSMETICS)は投票日当日のアメリカオフィスを閉じ、社内従業員や外勤職員全員に有給休暇を与える。店頭の販売スタッフは投票に行くために勤務時間から3時間を与えられ、その分の給与を得る。

ボノボス
 メンズアパレルの「ボノボス(BONOBOS)」は、投票日に予定されている会議などを全て延期し、従業員が投票に向けて十分な時間が確保できるようにした。さらに3日朝の数時間は店舗とカスタマーサービスも閉じる。

バートン
 バートン(BURTON)は選挙日当日にアメリカのオフィスや店舗を全て閉じる。また選挙に関連したアイテムを発売する。

シャーロット ティルブリー
 ラグジュアリーコスメブランド「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」は従業員に3時間の投票時間を与え、その時給を払うことで選挙に行くことを促進している。

デッカーズ
 「アグ(UGG)」や「テバ(TEVA)」を擁するデッカーズ(DACKERS)は、2時間の有給を付与する。

ダイアン フォン ファステンバーグ
 「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」はオフィスを閉じて社員に投票に行くことを促進する。販売員はシフトの開始か終了時に2時間の投票時間と時給が付与される。

エルフ
 コスメブランドの「エルフ(E.L.F)」は、全日の有給休暇を選挙日当日に与える。

エバーレーン
 サンフランシスコ発のオンラインSPA企業エバーレーン(EVERLANE)は、小売業者や社内従業員、販売スタッフ、インターンの全職を対象に有給休暇を選挙日当日に与える。さらに従業員に向けて投票所係員や投票関連の情報を提供している。

ギャップ
 「ギャップ(GAP)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」などを擁するギャップ社は、投票日当日に最大3時間分の時給を与える。

グロシエ
 ミレニアル世代に人気のビューティブランド「グロシエ(GLOSSIER)」は、従業員に全日の有給休暇を与えて選挙に行くことを促している。

J.クルー グループ
 10月破産状態から脱したJ.クルー グループ(J.CREW GROUP以下、J.クルー)は、同社擁する「J.クルー」と姉妹ブランド「メイドウェル(MADEWELL)」の全店舗と会社オフィス、物流センター、カスタマーサービスセンターを選挙日に閉じる。また従業員に向けて有識者登録の方法や投票場所、大統領候補者に関する情報を提供している。

J.C.ペニー
 5月に破産法適用申請した米百貨店J.C.ペニー(J.C. PENNEY)も“タイム・トゥー・ヴォート”の動きに賛同しており、選挙日当日は従業員にフレキシブルなスケジュールを提案している。

リーバイ・ストラウス
 米リーバイ・ストラウスは、小売業者や社内従業員に全日の有給休暇を提供する。さらに投票所係員に必要なトレーニングを受ける従業員は時間単位の有給が与えられる。

ルルレモン
 カナダ・バンクーバー発のスポーツウエアブランド「ルルレモン(LULULEMON)」は、選挙日当日は16時に店舗を閉じて投票に向けて時間を確保する。また短縮された労働時間分の給与をカバーする。当日ボランティア活動に参加する従業員にはボランティア休暇を4時間与える。

ナイキ
 ナイキ(NIKE)は州ごとに異なる選挙法に合わせて、有給休暇の提供や選挙日当日に会議を設けないこと、郵送票や期日前投票行う方法の発信に取り組む。

オールドネイビー
 オールドネイビー(OLD NAVY)は従業員を対象にボランティア休暇を設ける。ボランティア活動の参加者は、投票場所からの報酬に加えて8時間分相当の給与を受け取る。

パタゴニア
 2016年と18年に引き続き、パタゴニアは全店舗とオフィス、物流センターの全てを選挙日当日は閉じる。

PVHコープ
 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP)は、選挙日当日は会議を一切行わず、アメリカの従業員に最大3時間の時給を与える。また社員にはボランティア休暇も提供し、当日以外のボランティア活動に向けたトレーニング時間もカバーする。

 選挙日当日は店頭の営業時間も短縮し、販売員はその分2時間の時給を与えられる。

ラルフ ローレン
 「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は選挙日を会社の休日に設定し、全米の社員と物流センターの従業員が選挙に行くよう促進する。販売員も投票のために時間を設けることはいつでも可能で、選挙日当日に働かなければいけない従業員には休日手当がつく。

リフォーメーション
 ロサンゼルス発の「リフォーメーション(REFORMATION)」は、営業時間外での投票が可能でない人には4時間の時給を与える。

サックス・フィフス・アベニュー
 百貨店のサックス・フィフス・アベニューはアメリカにおけるコーポレート・アソシエーションの全てを対象に選挙日当日を有給休暇に設定した。さらに出店者や配送センター、倉庫で働く人も投票ができるようスケジュールを調整する。

 また9月には全米有権者登録の日(National Voter Registration Day)に合わせて、ニューヨークの旗艦店と、オンラインで“レジスター・トゥー・ヴォート・アット・サックス(Register to Vote at Saks)”と題したキャンペーンを行った。音楽を通じて選挙投票を促すNPO団体のヘッドカウント(HeadCount)と連携して選挙に行くよう呼びかけ、ショーウィンドウを装飾した。

ターゲット
 アメリカのスーパーマーケットチェーンのターゲット(TARGET)は、該当する従業員全員に有給を与える。個人単位でアプローチをかけて、全員が投票に行く十分な時間が確保できるよう調整している。

トリー バーチ
 「トリー バーチ(TORY BURCH)」は投票所係員として働く従業員には休日を与える。またアメリカの店舗とオフィスの全てを15時に閉め、物流センターも全日閉める。

アンダーアーマー
 「アンダーアーマー(UNDER ARMOR)」は全米の従業員に3時間の時給を与える。また選挙に関連する教育材料も提供する。

ウォルマート
 米小売大手のウォルマート(WALMART)は、店頭スタッフに最大3時間の時給を与える。

ワービーパーカー
 アイウエアブランドの「ワービーパーカー」は全従業員に有給休暇を与え、投票所ボランティアとして活動することを推奨している。

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アダストリアが副業でのIT系人材獲得を強化 その名も“服業”プロジェクト

 「ニコアンド(NIKO AND…)」「ローリーズファーム(LAWRYS FARM)」などを運営するアダストリアは、アパレル・ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス(CREDENCE)」と組み、他業界で活躍するIT分野に強い人材を副業勤務として獲得する「服業プロジェクト」を開始した。コロナ禍を受けて社会全体で働き方の見直しが進んでいることと並行し、ファッション業界ではDX推進が急務となっている。同プロジェクトにより、ファッション業界で不足しているIT系人材の獲得を目指す。

 具体的には、DBA(データベースアドミニストレーター)エンジニア、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)、事業へのIT技術導入のための検証を推進する新技術検証、AWS(アマゾンウェブサービス)スペシャリストの4職種を募集。「クリーデンス」の特設サイト上で12月21日まで応募を受け付けている。業務頻度は週1日2時間~週2日4時間前後など。3カ月契約の業務委託契約で、報酬は経験により加味するが月額5万円から。東京・渋谷のアダストリア本部かリモートでの勤務となる。

 「アパレル業界は現在、経営効率化やEC拡大、DX推進などのためにさまざまなテクノロジーを必要としているが、IT系人材は依然として人手不足であり、人材確保は難しい。そこで、副業によってアパレル業界のIT化を進める」と、「クリーデンス」の河崎達哉事業責任者はコメントしている。「副業という今の時代に即した柔軟な働き方を取り入れることで、アダストリアのDXを加速させる」と、梅田和義アダストリアデジタル化推進部部長。

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「ブライトリング」がブロックチェーン技術を使用したデジタル鑑定書サービスを開始

 スイスの時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」は、ブロックチェーン技術を使用してデジタル鑑定書を発行するサービスを開始した。サービス導入の背景には、保証機関の延長や二次流通市場への関与の強化、サービスの提供の拡充などを通じて顧客との関係を深めようとする高級時計ブランドの動きがある。

 デジタル鑑定書はすべての新品に付属し、所有者の証明と修理時の進捗確認が可能。将来的には盗難や紛失時の保険への加入も可能となる。同サービスは“アリアンヌプロトコル”と呼ばれる仕組みを使用し、デンツー トラッキング(DENTSU TRACKING)が提供するデジタル証明書プログラムと連携する。
デジタル鑑定書を発行することで、紙の書類の削減や売買の際に鑑定書も移行することが可能となる。また、実装されたチャット機能を使って所有者は匿名で「ブライトリング」とコミュニケーションをとることができるという。

 アントニオ・カリエーロ(Antonio Carriero)チーフ・デジタル・テクノロジー・オフィサーは、この動きを「所有する体験全体を通して、個々のニーズに合わせた提案を可能にする業界の変化」と表現し、「顧客との関わりはわれわれの活動すべての中心であり、今後も安全性とプライバシーを尊重しつつ、『ブライトリング』の所有者にさらなるサービスを提供していくことは当然のことだ」と話す。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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プラダ傘下の「カーシュー」、アマゾン「ラグジュアリーストア」に出店

 プラダ グループ(PRADA GROUP)傘下のシューズブランド「カーシュー(CAR SHOE)」は22日、アマゾン(AMAZON)の「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」に出店した。2020-21年秋冬コレクションからメンズとウィメンズアイテムを取りそろえた。出店に際してアマゾン ファッション(AMAZON FASHION)のインスタグラムには「カーシュー」のプロモーション動画が公開された。

 「ラグジュアリーストア」はラグジュアリーブランドを取り扱うアマゾンの独自プラットフォームで、ストア内のデザインや商品ラインアップなどをブランド側が自由に決定できる。これまでの参加ブランドは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」「アルチュザラ(ALTUZARRA)」「ラペルラ(LA PERLA)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」など。ほかにも多くのブランドが参加に向けて動いているとされる。なお「ラグジュアリーストア」は米国のみで利用可能となっているが、海外展開を予定している。

 「カーシュー」は1963年にイタリアでスタートしたシューズブランド。「プラダ」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「チャーチ(CHURCH'S)」に加えてプラダ グループの持つファッションブランドの1つだ。

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「フェラーリ」がお騒がせブランド「フィリップ プレイン」に勝訴 ショーの演出に高級車を使用で3600万円の賠償命令

 スイス発のファッションブランド「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」が2018年春夏メンズコレクションのランウエイの演出にイタリアの高級車フェラーリ(FERRARI)を使用したことが「フェラーリ」ブランドの不正利用にあたるとして、フェラーリがミラノの裁判所に提訴していた件について、裁判所は「フリップ プレイン」に対して30万ユーロ(約3600万円)の損害賠償などを命じた。イタリアのメディア「コリエーレ・デラ・セラ(CORRIERE DELLA SERA)」が報じた。

 裁判所は「フィリップ プレイン」に対して、フェラーリが映っているすべての写真と映像をウェブサイトやSNS、その他一切のプラットホームから削除することを命じた。加えて、30万ユーロの損害賠償のほか、2万5000ユーロ(約300万円)以上の弁護士費用も負担することと、「フィリップ プレイン」がフェラーリが映った写真・映像を削除しなかったり使用したことが発覚した場合には、1回につき1万ユーロ(約120万円)を支払うことを命じた。

 「フィリップ プレイン」は17年6月に開催したショーにおいて、炎が上がる演出や、電飾やペイントで装飾したフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといった高級車でスタントを披露する演出を披露した。

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「シロ」が台湾で公式ECサイトをオープン アジアに進出、グローバル展開を加速

 コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」を展開するシロは、台湾で公式ECサイト「シロ タイワン(SHIEO TAIWAN) 公式オンラインストア」をこのほどオープンした。日本をのぞくアジア圏では初展開となる。

 台湾の多数の顧客から要望があったこと、日本のオンラインストアへのアクセス数が日本、米国に次いで3番目に多いことなどを受けてサービス開始に至った。決済は各種クレジットカードや代金引き換えに対応し、台湾国内での問い合わせには現地カスタマーサイトで対応する。

 ブランドを代表する“サボン”などのフレグランスや、“酒かす化粧水”や“タマヌクレンジングバーム”をはじめとしたスキンケア、“ジンジャーリップスティック”など素肌をケアしながら美しく見せるメイクアップアイテムなど、一部製品をのぞき日本でも好評の製品をそろえる。

 「シロ」はリアル店舗を国内28店舗、英国・ロンドンで3店舗を構え、オンラインストアは国内と英国で運営している。11月には米国でもECサイトの開始を予定し、グローバル展開を加速する。

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小泉環境大臣が楽天など5社を「エコ・ファースト企業」に認定

 環境省は10月21日、環境先進企業を表彰する「エコ・ファースト」認定式を開催した。第17回を迎えた今回は楽天、佐藤工業、島津製作所、大東建託、ネクシィーズグループの5社が「エコ・ファースト企業」に認定された。

 「エコ・ファースト制度」とは、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策などの環境保全に関する取り組みを約束し、その内容を受けた環境大臣が業界における環境先進企業であることを認定する制度で2008年にスタートした。認定を受けた企業はエコ・ファースト・マークを使用することができる。今回の5社を含め、認定企業は50社となった。ビューティ関連企業では2009年に資生堂が認定を受けているが、アパレル関連企業の認定はまだない。

 楽天は再配達率の削減を通した環境負荷低減活動、国際認証取得商品を集めた「アースモール ウィズ ラクテン(EARTH MALL WITH RAKUTEN)」を通じたサステナブルなライフスタイルの提案、国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟し、2025年までに使用電力を100%再エネ化、「楽天ファーム」を通じたオーガニック農業のサポートなどを約束した。三木谷浩史会長兼社長は「われわれが同制度に申請することで、IT企業を中心に産業全体のサステナビリティへの意識を高めることができると思った。消費者はコロナや昨今の台風などで、あらためて持続可能な未来について考えている。ヨーロッパーのサステナブルブランドが好調であることからも、ファッションブランドは同テーマに取り組むことが重要だろう」と語った。「アースモール ウィズ ラクテン」における売り上げは非公開としながらも、消費者と出店者双方において認知が拡大しており、商品数も拡充していると言う。

 小泉進次郎・環境大臣は「2050年までに脱炭素社会を実現できるような環境を整えていきたいと思っている。今回の5社の中には再生可能エネルギーの導入を約束した企業もあり、大変心強く思っている。来年に生物多様性COPを控え、企業に対して生物多様性への取り組みを求める動きも出てきている中で、この分野に対する企業の取り組みも増えてきたようだ。皆さんの活動をもっと社会に広めて、社会変革を起こしたい」と述べた。

 なお、11月1日より次回の新規認定申請募集を開始する。

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寒暖差肌荒れ注意度全国ランキング、1位は北海道 資生堂ジャパンと日本気象協会が発表

 資生堂ジャパンは、寒暖差による肌トラブルの注意喚起を目的に、日本気象協会と共同で「寒暖差肌荒れ注意度 全国ランキング」を発表した。全国47都道府県を対象に、気温の前日差や1週間積算気温差、1日内の気温差、屋内外気温差などの要素をふまえて「寒暖差肌荒れ指数」を算出し各都道府県別に数値化しランキングにした。計測期間は2017~19年の10月1日~12月31日まで。

 資生堂の研究結果では、季節の変わり目や室内外の行き来といった急激な寒暖差が肌のバリア・保湿に重要な酵素のカスパーゼ14を減少させ、肌荒れの原因になるという。特に寒暖差が大きくなるほど、直接的に肌に悪影響をもたらす要因となる。

 1位は北海道で、全国で唯一、平均気温の前日差が10℃を超える日があり、屋内外気温差も10℃以上となる日が7割を超えるなど秋から冬にかけて全国で最も早く、かつ急速に気温が下がり、気温差が大きくなる地域だ。2位は群馬県。周囲を山々に囲まれ南東部のみ開けている複雑な地形の為、冬のからっ風などで気候に大きな影響を及ぼしている。3位は山梨県で、昼夜の気温差が大きく1日の気温差も全国で2番目と盆地特有の冬の乾燥も影響している。

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アディダス、「リーボック」を売却か 海外メディアが報じる

 アディダス(ADIDAS)は、傘下ブランド「リーボック(REEBOK)」の売却を検討していると複数の海外メディアが10月22日に報じた。情報筋によれば、2021年3月に開催される投資家向けの説明会で発表するのではないかという。アディダスの広報担当者はコメントを差し控えるとした。

 アディダスは06年に「リーボック」を31億ユーロ(約3813億円)で買収したものの、同ブランドの業績は長らく低迷していた。16年に導入した強化戦略が奏功し、18年にようやく黒字化。19年は成長軌道に乗っていたが、20年は新型コロナウイルスの影響で店舗の休業を余儀なくされたことから欧米を中心に売り上げが激減し、「リーボック」の1~6月期の売上高は前年同期比27.2%減の6億ユーロ(約738億円)となった。なお、アディダス全体では同26.8%減の83億3200万ユーロ(約1兆248億円)だった。市場は買収のうわさを好感し、アディダスの株価は一時、前日比3.2%高の283.70ユーロ(約3万4895円)をつけた。

 本件について最初に報じたドイツの「マネージャー・マガツィン(Manager Magazin)」誌によれば、売却先の候補として「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁するVFコープ(VF CORP)や、「フィラ(FILA)」を擁するアンタ・インターナショナル・グループ・ホールディングス(ANTA INTERNATIONAL GROUP HOLDINGS)が挙がっているという。

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パリコレデザイナーに聞く コロナ禍でのショーに踏み切った理由

 2021年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)はコロナ禍での開催となったが、18ブランドがリアルなランウエイショーを行った。特にフランスでは感染状況が悪化しつつあり、日々変わる状況に対応しながらの実施となった。パレ・ド・トーキョーの中庭を会場にした「クロエ(CHLOE)」や70人規模のショーを3回開いた「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」など4ブランドのデザイナーに、ショーにこだわった理由とその意義を尋ねた。

AMI ALEXANDRE MATTIUSSI

“リアルなショーはコレクションのストーリーを語る最良の方法。人々が生み出すエネルギーや音楽、照明が合わさることで“魔法”を起こすことができる。それがコレクションをより美しく見せるんだ。(セーヌ川の遊歩道をランウエイを設けた)ロケーションに関しては、衛生面を考えて屋外を選んだ。セーヌ川はこの街を象徴する場所だし、パリジャンによるパリらしいショーにしたかったからね。そしてショーを通して、希望のメッセージと共に、人には社会の中での出会いやコミュニケーションが必要であることを強調したかった。”
―――アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)「アミ アレクサンドル マテュッシ」デザイナー

CHLOE

“私たちは皆、ロックダウン中にショーの開催について考えたけれど、それでもやはり必要だと思った。人々が集まるリアルなショーはエモーショナルな瞬間であり、編集もごまかしもない一度きりのパフォーマンス。実際に動く様子を見せるのがコレクションのストーリーを伝えるのには最適だと思うので、この状況でも開催することにこだわった。ただ、リアルと同様に今回はデジタルでの見せ方も大事。実際にパリに来られない人も多いからね。どちらの観客も同様の体験をしてもらえるように、(パリの街角にいるモデルがランウエイへと歩いてくる様子を映した映像から始まる)新しい演出を取り入れた。それはある意味、パリという街やパリジャンのアティチュードへの美しいオマージュでもあるの。”
―――ナターシャ ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)「クロエ」クリエイティブ・ディレクター

 

KOCHE

“パリではリアルなファッションショーが広く認知されているけれど、今回実施するメゾンが少なかったのは通常より複雑だったから。チームにとって平時以上のエネルギーを必要とするし、「コシェ」では保健衛生上のガイドラインを守って進行したわ。私にとって、パリコレ中にフィジカルに発表することはとても重要。その中で起こる“魔法”を再現するのにデジタルはまだ不十分だと思うし、そんな“魔法”のために私がファッションの仕事をしているの。デジタルプラットフォームやソーシャルメディアでも配信できるけれど、リアルな人間が目の前を歩いてゆくという雰囲気は何ものにも代えられない。今この時がどんなに複雑であっても、可能な限り諦めてはいけないと世界の人々に示したかった。”
―――クリステル・コシェール(Christelle Kocher)「コシェ」デザイナー

PACO RABANNE

“ショーはファッション業界にとってクリエイションを称える半年に一度の機会であり、皆に会うことを楽しみにしていた。チームも賛成してくれたしね。それに自分たちだけでなく、ヘアやメイクアップ、キャスティングなど毎シーズン携わってくれている全ての人にとって、ショーは重要な仕事でもある。今シーズンはやらないという選択肢はなかった。もちろんデジタルも活用はするけれど、リアルな女性たちが本物の服を着て歩くのを見せる以上に親密かつ正確に伝えることはできないと思う。ショー開催には衛生基準を遵守する必要があったから、今回はそれを考えていつもならキャパシティー的に選べないような小さな会場を選び、3回ショーを行った。ギャラリーのアートインスタレーションのような親密な雰囲気を出したかったからね。モデルはそこを訪れた人というイメージだったんだ。”
―――ジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)「パコ ラバンヌ」クリエイティブ・ディレクター

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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伊藤忠がベトナムのサイテックスと提携、サステナブルジーンズ市場を開拓

 伊藤忠商事は、先進的なサステナブル経営で知られるベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)と業務提携契約を締結した。サイテックスは「エバーレーン(EVERLANE)」や「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」などとの取り組みなどで知られ、環境問題が取り上げられることの多いデニム産業の中で異色の存在だ。伊藤忠は、サイテックスが来年から稼働を予定する紡績と織布の一貫工場の、オーガニックコットンの優先的なサプライヤーになるとともに、日本と中国でのジーンズの販売権を取得した。日本での取り組みの第1弾は日本屈指のインフルエンサーのローラがスタートしたサステナブルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」で、同ブランドのジーンズは伊藤忠を通じてサイテックスが生産した。

 伊藤忠ジーンズ・カジュアル課の山口大輔課長代行は、「サイテックスは世界的に見ても類を見ない先進的なサステナブル工場だ。サステナブルだけでなく、米国の有力なジーンズクリエイターやディレクターをベトナム本社やサテライト工場のサンフランシスコのクリエイティブディレクターとして招聘しており、クリエイティブ面でもピカイチ。『R330』をフックに、日本にもサステナブルジーンズという新しい市場を開拓したい」と意気込む。

 サイテックスは、2019年版「BoF500」にも選出されているサンジーブ・バール(Sanjeev Bahl)氏が2005年に創業。ホーチミン郊外の工業団地にジーンズの加工工場を構えている。同社は1日に使用する工場排水の98%を再利用できる廃水処理施設やバイオマス発電などの先進的なサステナブル工場で、公益性の高さを証明する「Bコープ(B-corp)」認証をアジアで初めて取得しているほか、ジーンズ工場としては世界で唯一「ブルーサイン(bluesign)」認証を取得している。また、オゾン染色やレーザー加工、全自動ロボットによるダメージ加工などの最先端のジーンズ加工機械も揃える。

 サイテックスは現在、同じくホーチミン近郊に21年の稼働を目指し、紡績からロープ染色、織りまでの一貫生産工場の仮設を進めており、こちらも先進的なサステナブル工場になる見通し。「オーガニックコットンからプレオーガニックコットン、再生ポリエステル『レニュー』など多彩なサステナブル素材がサイテックスの方向性と完全に一致した」と山口課長代理。ローラの「R330」ジーンズの価格は1万3500円。「サステナブルでハイファッション、そして高品質というジーンズの新市場を切り開いた。こうした市場をもっと広げていく」。

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ヘルシーさが魅力のヨガインストラクター・栗山遥の輝く女性になるための“自分らしさと自信”

 仕事にプライベートに、いろんな選択肢があるからこそ、幸せのカタチだって人それぞれ。では本当の意味での“自分らしさ”ってなんだろう。今の自分に自信を持つためには、心身ともに毎日美しくいることが大前提。乾燥しがちな肌の保湿はもちろん、脱毛だって忘れてはいけない重要な課題の一つだ。ここでは自分らしく生きるための素敵なヒントを探るべく、毎日を豊かに輝く女性たちをフィーチャー。第2回は、ヨガインストラクターとして心と体のセルフケアを発信する栗山遥。彼女のヘルシーなライフスタイル、そして今後挑戦したい新たな目標とは?さらに、小麦色の健康的な肌を維持するために欠かせない“スムーズスキン ピュア”の使い心地や効果について聞いた。

“海は私が自然体で
いられる場所”

WWD:ヨガインストラクターとして、パーソナルトレーニングをはじめ、インスタグラムやユーチューブで自身のヘルシーなライフスタイルを発信されていますが、いそがしい毎日の中で栗山さんが自分らしくいられる時間とは?

栗山遥(以下、栗山):海にいるときですね。特に夏から秋にかけては週の半分くらいサーフィンをしています。自然を感じているときが一番自分らしくいられる時間です。

WWD:野外でのアクティブシーンは、季節を問わず紫外線による肌へのダメージが気になってしまいますが、特に気をつけていることはありますか?

栗山:やっぱりサーフィンが好きだと、日焼けは避けられないですからね。だからこそ、肌のケアを徹底的に心掛けています。日焼けをすると肌が乾燥しやすくなるので、初秋でも日差しをたっぷり浴びた日は、肌の保湿を忘れずにしています。あとお水をたくさん飲むことですね。

WWD:紫外線やその日の体調によって、肌ダメージが気になるときにおすすめな美容アイテムを教えてください。

栗山:ここ数年注目しているのはタマヌオイルです。ハワイやベトナム、タヒチなど暖かい地域で採れる植物の実で、現地では古くから薬として使われているのだそうです。乾燥肌はもちろん、シミ、シワ、たるみなどの肌老化を防ぐ抗酸化力がとても強く、肌の炎症を抑え、アンチエンジングケアにも最適です。

“心地良いアロマオイルの香りで心
身ともにリラックス”

WWD:次々に新しいトレンドが生まれる美容業界ですが、今一番のお気に入りアイテムを教えてください。

栗山:アロマオイルは私の日常に欠かせないアイテムです。お気に入りは、リトアニア産のオイルケアブランドのもの。東洋医学の“気”から着想を得たもので、植物から抽出したエッセンシャルオイルが心身ともにリラックスさせてくれます。シーンやその日の気分、体調に応じたプロダクトがそろっているので、パーソナルケアとして使えるのもうれしいですね。スポイトで1滴ほど手の平に落として香りを嗅ぎながら、首のリンパに伸ばしています。

ここ最近、注目しているのはCBDオイル(カンナビジオール)です。ストレスや不安を緩和し、睡眠不足や頭痛、肉体疲労をやわらげてくれます。まだ多くの人には親しみがないかもしれないけれど、天然由来の成分なので、品質の良いものを選ぶとより良いと思います。

WWD:オイルにもたくさん種類があるのですね。状態に応じて使い分けているのですか?

栗山:リフレッシュしたいときは、ミントの香りが心地良いオイルがおすすめ。ロールオンタイプなので肌に直接つけやすく、持ち運びにも便利! 仕事中など疲れたときには、こめかみや首、肩まわりに塗るとスッキリしますよ。

ヨガとアロマオイルはとても相性がよく、深いリラクセーションやリフレッシュ効果が得られます。私のヨガクラスでも、1回のレッスンでいろんな香りをストーリーのように使い分けているんです。でも、一番大事なのは自分が心地良い香りを選ぶことですね。

WWD:心と体のセルフケアを大事にされていますが、自身のコンディションと向き合うために必要なこととは?

栗山:毎日幸せでいるために、自分の心の声に耳を傾けることを心掛けています。“誰かがこう言っていた、みんながこうだから”ではなく、今自分がどうしたいかに従うことです。人と比べるのではなく、自分に対して愛情を注ぐことで、おのずと体の状態にも敏感になることができます。

WWD:自然の中で過ごすことが多い栗山さんですが、今興味のあることや新たな目標を教えてください。

栗山:サーフィンでビーチに通うようになってからは、プラスチックのゴミをよく目にするようになり、地球が抱えている環境問題について勉強するようになりました。美しい自然を守るために、これからどんどんエコなアプローチをしていきたいです。ヨガを通じてビーチクリーンのイベントを開催したり、私のライフスタイルを発信したりすることで、みんなと一緒に環境問題に取り組んでいければと思っています。

“肌がキレイだと心身ともに
ポジティブになれる”

WWD:趣味のサーフィンを楽しむうえで、小麦色のキメ細かな肌、デリケートゾーンを美しく保つ秘けつを教えてください。

栗山:無添加のオイルやボディークリームを必ず塗るようにしています。あと、ムダ毛のない肌を実現するために約1カ月以上“スムーズスキン ピュア”を使用してみました。難しい設定がいらず、コンセントを差したらすぐ使えるのが便利だし分かりやすい。ボタンを押すだけなので、説明書を見なくても簡単に操作できました。使用後の肌トラブルもなく、ムダ毛のない滑らかな肌を実感しています。

WWD:特に重点的にケアした部分は?部位によって痛みは感じませんでしたか?

栗山:全身まんべんなく使用しました。デリケートゾーンは、サロンで施術してもらうのがおっくうだったのですが、自宅でセルフケアできるのがうれしいですね。サーフィンで、水着になったときに見えやすい脇や腕を集中的にケアしました。痛みはほとんど感じませんでしたね。テレビや映画を観ながらケアできるのもとても楽でした。

WWD:最後に、ムダ毛のないキレイな肌を実感すると気持ちにどういった変化が生まれますか?

栗山:いつもよりさらにポジティブになれます。あと何をするにも自信が持てるような気がします!

 よりヘルシーな美肌を手に入れるなら、イギリス発の家庭用光脱毛美容器「スムーズスキン」の新モデル、“スムーズスキン ピュア”をぜひ試してみて。最先端テクノロジーを用いた同製品は、10段階のスキントーンセンサーを搭載しており、使う人の肌に合った最適なパワーで高い脱毛効果を実現してくれる。軽量で持ちやすいコンパクトな形状なので、凹凸のある部位も含めて高速照射で全身のケアがスムーズに行えるのもうれしい。ムダ毛のないキレイな素肌を保つことで、今までのコンプレックスを解消し、指の先まで自信に満ち溢れた新しい自分に出会えるはず。

PHOTOGRAPHS:MAYUMI HOSOKURA
TEXT:MEGUMI OTAKE

問い合わせ先
スムーズスキン カスタマーサポート
0120-791-355

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ヘルシーさが魅力のヨガインストラクター・栗山遥の輝く女性になるための“自分らしさと自信”

 仕事にプライベートに、いろんな選択肢があるからこそ、幸せのカタチだって人それぞれ。では本当の意味での“自分らしさ”ってなんだろう。今の自分に自信を持つためには、心身ともに毎日美しくいることが大前提。乾燥しがちな肌の保湿はもちろん、脱毛だって忘れてはいけない重要な課題の一つだ。ここでは自分らしく生きるための素敵なヒントを探るべく、毎日を豊かに輝く女性たちをフィーチャー。第2回は、ヨガインストラクターとして心と体のセルフケアを発信する栗山遥。彼女のヘルシーなライフスタイル、そして今後挑戦したい新たな目標とは?さらに、小麦色の健康的な肌を維持するために欠かせない“スムーズスキン ピュア”の使い心地や効果について聞いた。

“海は私が自然体で
いられる場所”

WWD:ヨガインストラクターとして、パーソナルトレーニングをはじめ、インスタグラムやユーチューブで自身のヘルシーなライフスタイルを発信されていますが、いそがしい毎日の中で栗山さんが自分らしくいられる時間とは?

栗山遥(以下、栗山):海にいるときですね。特に夏から秋にかけては週の半分くらいサーフィンをしています。自然を感じているときが一番自分らしくいられる時間です。

WWD:野外でのアクティブシーンは、季節を問わず紫外線による肌へのダメージが気になってしまいますが、特に気をつけていることはありますか?

栗山:やっぱりサーフィンが好きだと、日焼けは避けられないですからね。だからこそ、肌のケアを徹底的に心掛けています。日焼けをすると肌が乾燥しやすくなるので、初秋でも日差しをたっぷり浴びた日は、肌の保湿を忘れずにしています。あとお水をたくさん飲むことですね。

WWD:紫外線やその日の体調によって、肌ダメージが気になるときにおすすめな美容アイテムを教えてください。

栗山:ここ数年注目しているのはタマヌオイルです。ハワイやベトナム、タヒチなど暖かい地域で採れる植物の実で、現地では古くから薬として使われているのだそうです。乾燥肌はもちろん、シミ、シワ、たるみなどの肌老化を防ぐ抗酸化力がとても強く、肌の炎症を抑え、アンチエンジングケアにも最適です。

“心地良いアロマオイルの香りで心
身ともにリラックス”

WWD:次々に新しいトレンドが生まれる美容業界ですが、今一番のお気に入りアイテムを教えてください。

栗山:アロマオイルは私の日常に欠かせないアイテムです。お気に入りは、リトアニア産のオイルケアブランドのもの。東洋医学の“気”から着想を得たもので、植物から抽出したエッセンシャルオイルが心身ともにリラックスさせてくれます。シーンやその日の気分、体調に応じたプロダクトがそろっているので、パーソナルケアとして使えるのもうれしいですね。スポイトで1滴ほど手の平に落として香りを嗅ぎながら、首のリンパに伸ばしています。

ここ最近、注目しているのはCBDオイル(カンナビジオール)です。ストレスや不安を緩和し、睡眠不足や頭痛、肉体疲労をやわらげてくれます。まだ多くの人には親しみがないかもしれないけれど、天然由来の成分なので、品質の良いものを選ぶとより良いと思います。

WWD:オイルにもたくさん種類があるのですね。状態に応じて使い分けているのですか?

栗山:リフレッシュしたいときは、ミントの香りが心地良いオイルがおすすめ。ロールオンタイプなので肌に直接つけやすく、持ち運びにも便利! 仕事中など疲れたときには、こめかみや首、肩まわりに塗るとスッキリしますよ。

ヨガとアロマオイルはとても相性がよく、深いリラクセーションやリフレッシュ効果が得られます。私のヨガクラスでも、1回のレッスンでいろんな香りをストーリーのように使い分けているんです。でも、一番大事なのは自分が心地良い香りを選ぶことですね。

WWD:心と体のセルフケアを大事にされていますが、自身のコンディションと向き合うために必要なこととは?

栗山:毎日幸せでいるために、自分の心の声に耳を傾けることを心掛けています。“誰かがこう言っていた、みんながこうだから”ではなく、今自分がどうしたいかに従うことです。人と比べるのではなく、自分に対して愛情を注ぐことで、おのずと体の状態にも敏感になることができます。

WWD:自然の中で過ごすことが多い栗山さんですが、今興味のあることや新たな目標を教えてください。

栗山:サーフィンでビーチに通うようになってからは、プラスチックのゴミをよく目にするようになり、地球が抱えている環境問題について勉強するようになりました。美しい自然を守るために、これからどんどんエコなアプローチをしていきたいです。ヨガを通じてビーチクリーンのイベントを開催したり、私のライフスタイルを発信したりすることで、みんなと一緒に環境問題に取り組んでいければと思っています。

“肌がキレイだと心身ともに
ポジティブになれる”

WWD:趣味のサーフィンを楽しむうえで、小麦色のキメ細かな肌、デリケートゾーンを美しく保つ秘けつを教えてください。

栗山:無添加のオイルやボディークリームを必ず塗るようにしています。あと、ムダ毛のない肌を実現するために約1カ月以上“スムーズスキン ピュア”を使用してみました。難しい設定がいらず、コンセントを差したらすぐ使えるのが便利だし分かりやすい。ボタンを押すだけなので、説明書を見なくても簡単に操作できました。使用後の肌トラブルもなく、ムダ毛のない滑らかな肌を実感しています。

WWD:特に重点的にケアした部分は?部位によって痛みは感じませんでしたか?

栗山:全身まんべんなく使用しました。デリケートゾーンは、サロンで施術してもらうのがおっくうだったのですが、自宅でセルフケアできるのがうれしいですね。サーフィンで、水着になったときに見えやすい脇や腕を集中的にケアしました。痛みはほとんど感じませんでしたね。テレビや映画を観ながらケアできるのもとても楽でした。

WWD:最後に、ムダ毛のないキレイな肌を実感すると気持ちにどういった変化が生まれますか?

栗山:いつもよりさらにポジティブになれます。あと何をするにも自信が持てるような気がします!

 よりヘルシーな美肌を手に入れるなら、イギリス発の家庭用光脱毛美容器「スムーズスキン」の新モデル、“スムーズスキン ピュア”をぜひ試してみて。最先端テクノロジーを用いた同製品は、10段階のスキントーンセンサーを搭載しており、使う人の肌に合った最適なパワーで高い脱毛効果を実現してくれる。軽量で持ちやすいコンパクトな形状なので、凹凸のある部位も含めて高速照射で全身のケアがスムーズに行えるのもうれしい。ムダ毛のないキレイな素肌を保つことで、今までのコンプレックスを解消し、指の先まで自信に満ち溢れた新しい自分に出会えるはず。

PHOTOGRAPHS:MAYUMI HOSOKURA
TEXT:MEGUMI OTAKE

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「セリーヌ」21年春夏コレクションはモナコでバーチャルショー

 2021年春夏パリ・ファッション・ウイークの参加を見送った「セリーヌ(CELINE)」は26日に、21年春夏ウィメンズコレクションのバーチャルショーを行うとインスタグラムで発表した。ショーはモナコで行われ、ブランドのSNSと公式サイトで視聴可能だという。投稿には「モナコ公国に感謝します」と綴られている。

 同ブランドは7月の21年春夏メンズコレクションもデジタルで開催し、ティックトック(TikTok)が生んだE-boyや昨今のスケートカルチャーに着想を得たアイテムやスタイルを打ち出した。人口約3万9000人のモナコ公国では新型コロナウイルスの流行を比較的抑えられていると報告されているが、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「セリーヌ」の本拠地であるフランスでは感染者数が再び急増している。

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ディズニーからバーチャルヒューマンがデビュー immaプロデュース会社と制作

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは、バーチャルヒューマンのimmaやplusticboy、Riaらをプロデュースするアジア初のバーチャルヒューマン会社「アウ(Aww)」の協力を得て、“バーチャルガールプロジェクト”をスタートさせる。10月23日にバーチャルガールのElla(エラ)を公開し、同日インスタグラム(@ella.imagination)を皮切りに活動を開始した。

 Ellaはアウのバーチャルヒューマン技術“マスターモデル(MASTER MODEL)”を用いて制作されている。リアルとバーチャルを認識できないほどの精度の高さで、immaらと同様、人間と見間違うほどだ。

 Ellaは「みなさんはじめまして!Ellaです。楽しい事や、かわいいもの、そしてディズニーが大好きです。これから皆さんと一緒に新しい世界を発見していけると思うと、とってもわくわくしています。よろしくお願いします」とコメント。

 今後の活動については明らかにしていないが、まずはインスタグラムで彼女自身やディズニーの情報などを発信していくという。

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「ザ・ノース・フェイス」が製品修理に関する新サービスを実施

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE以下、TNF)」は、製品修理の新しい可能性を模索するための試みとして、「TNF リペアセンター」を開設する。

 「TNF リペアセンター」では、オンラインで修理のカウンセリングを受けることが可能なサービス「オンライン リペア」を10月28日から11月1日まで行うほか、11月5日から9日まで「TNF」二子玉川店で直接リペア方法を提案するとともに一部の簡易的な修理をその場で対応する。両サービスは「TNF」の製品が対象となる。また期間中は、通常の機能復旧を目的とする修理だけでなく、一部の品番に限り修理箇所の生地とファスナーのパーツの色を選択できるサービスも行うという。

 ゴールドウインでは現在、「TNF」をはじめとする一部ブランド製品の修理を富山本店に構えたリペアセンターの専門スタッフが行っている。オリジナル製品の製造と販売をスタートした1968年に、「高価な商品は生涯使用可能であるべきであり、それは結果的に装備の消費量を大幅に削減することで環境保護にもつながる」という、米「TNF」の精神を引き継いでいる。

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「アンドワンダー」が8カ所の山小屋に353万円寄付 支援商品の収益金など

 アウトドアブランドの「アンドワンダー(AND WANDER)」は、コロナの影響を受けた山小屋を支援する「みんなで、山思うプロジェクト」を夏に実施し、クリエイターの作品やオリジナルグッズの販売で得た収益353万5449円を8カ所の山小屋に寄付する。等分して1カ所あたり44万1931円を今月末までに振り込む。

 山小屋は今年、コロナ禍で臨時休業や縮小営業を余儀なくされ、経営的に大きな打撃を受けた。「アンドワンダー」は少しでも力になれればと支援プロジェクトを企画。ふだんから親交のある朝日小屋(富山)、北沢峠こもれび山荘(長野)、金峰山小屋(長野)、黒百合ヒュッテ(長野)、しらびそ小屋(長野)、高見石小屋(長野)、八甲田山荘(青森)、槍ヶ岳山荘(岐阜)といった8カ所を対象に決めた。

 支援プロジェクトのオリジナル商品とともに、登山好きのクリエーターに声をかけて東京・元代々木の直営店で作品を展示・販売した。7月下旬から8月末への期間中、オリジナル商品のTシャツ258枚、手ぬぐい427枚、クリエーターによるイラスト、写真、木彫りのオブジェなど63点を販売した。売上額から製作費などの諸経費を除いた額を山小屋に寄付する。

 同ブランドは「私たちがいつも遊ぶ山の整備や管理、救助などのケアを担っている山小屋へのサポートはこれからも続けていきたい」としている。

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【ホーム】酒場発祥の飲み方、キンミヤ焼酎「シャリキン」。何故、家庭用で拡販しないの?

 昨今、飲食店で誕生、定着した商品が量販店を通じて家庭でも楽しむことができる。大衆酒場ブームの波に乗り、甲類焼酎の代表ブランドとなった「亀甲宮焼酎」。通称「キンミヤ」が人気だ。キンミヤと言えば、酒場から誕生した飲み方「シャリキン」である。
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花王と和歌山市がSDGs推進で連携協定を締結

 花王は10月21日、和歌山市とSDGs推進に関する連携協定を結んだ。4つの項目を掲げ、地域社会の持続的な発展に向けて幅広い事業領域とそれを支える研究技術で貢献する。期間は同日から1年間となる。
 
 1つ目は海をはじめとした豊かな自然環境の継承。海洋プラスチックごみの調査やリサイクルの推進、海洋環境保全に向けた活動に着手する。中でもリサイクルに関しては、2015 年から同社が提案する循環型社会への新しいシステム・ライフスタイル「リサイクリエーション」と連携する。海洋プラスチック汚染などから海を守るため、和歌山市内で回収した海洋プラスチックごみを再生樹脂に加工する。現状では机や椅子として海辺施設での再利用や道路用高強度剤として海沿いのサイクリングロードに活用する予定だ。

 2つ目は暮らしやすい地域社会の実現。家事育児の視点で、子育てしやすい環境づくりの実現のため、 和歌山市内の子育て世代のモニタリング協力による、魅力ある講座内容や取り組みなどを検討する。 3つ目が未来に向けた人材の育成。プラスチックごみ問題などを題材とした授業プログラムを和歌山市内の小学校で先行実施するなど、 地域や社会の課題解決の視点で検証を行ないながら、市全域の活動に広げていけるよう検討する。4つ目が和歌山市における SDGs の達成に向けた連携協力となる。

 同社は1944年から和歌山市に自社工場を有し、ファブリック&ホームケア、ビューティケア、ケミカルとさまざまな事業の製品を生産する。現在、研究所も含めた和歌山事業場は、国内で最大の事業拠点となっている。

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「アディクション」からブランド初のリキッドアイシャドウ 写真家アーヴィング・ペンに着想を得たリップも

 「アディクション」は、新リップスティック「ザ リップスティック エクストレム シャイン」(全15色、各3700円)を11月13日に発売する。写真家アーヴィング・ペンが花の美に迫った名作「フラワーズ」に着想を得たドラマティックなカラーがそろう。

 ボタニカルバームシャイン処方を採用し、唇に触れると体温に反応してとろけるように滑らかな塗り心地を実現。潤いでケアしながら濃密なカラーを楽しめる。また3種のオイルを配合し、まるでグロスのような艶のなる仕上がりをかなえる。

 さらに、12月1日にはブランド初のリキッドアイシャドウ「ザ リキッド アイシャドウ ウルトラスパークル」(全9色、うち限定3色、各2500円)を発売する。大小サイズの異なるラメを高配合し、星屑を詰め込んだように煌めく仕上がりでホリデーシーズンにもぴったりなアイテムだ。

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【憶測】DDグループ”分裂”の噂。ゼットン本社移転で、業界ざわめく

 DDグループが揺れている。2021年2月期の第2四半期で55億円もの最終赤字を計上した直後、株式の42%を持ち、支配会社である上場企業のゼットンが本社機能をDDホールディングス(HD)があるオフィスから自社店舗内に移転することにしたからだ。「グループからの離脱の第一歩か?」といぶかる業界人もいる。
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きちり、日本一の植物肉企業めざす。ハンバーグ以外も店舗・デリ・ECで提案。

株式会社きちりホールディングス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼COO:平川 昌紀)が、植物肉を加工したメニューのフードデリバリーサービスとEC通販を開始する。また、「いしがまやハンバーグ」にて植物肉メニューを10月23日(金)から提供する。
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「魚金」が「ヤング」にも人気のなぜ? 魚はオヤジのものではなく、若者も好きだったことを示した調査がこれ

 「魚金」や、「や台すし」などの寿司居酒屋など「魚」をメインにした業態の人気が衰えない。回転寿司も同様だ。中でも20〜30代の若者客が意外と多いのに驚く。若者の「魚離れ」と言われているが、実態を調査したデータは、それが思い込みだということを示している。
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「魚金」が「ヤング」にも人気のなぜ? 魚はオヤジのものではなく、若者も好きだったことを示した調査がこれ

 「魚金」や、「や台すし」などの寿司居酒屋など「魚」をメインにした業態の人気が衰えない。回転寿司も同様だ。中でも20〜30代の若者客が意外と多いのに驚く。若者の「魚離れ」と言われているが、実態を調査したデータは、それが思い込みだということを示している。
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ショッピングモール運営会社がブランドを買収する理由 鈴木敏仁USリポート

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。経営破綻したフォーエバー21、ブルックスブラザーズ、J.C.ペニーなどの再建計画に登場するデベロッパー企業の狙いとは?

 J.C.ペニー(J.C.PENNY)が連邦破産法11条の適用を申請し破綻したのは5月のことだ。大きな企業だけに利害関係者が多くプロセスに時間がかかることが予想されたが、一方で時期が時期だけに赤字が膨らみ早急に対処しないとケガが大きくなることも見込まれ、債権グループが急ぎ調整したようで救済計画が発表されたのは9月のことである。

 買収で合意したのはモールを運営するサイモン・プロパティ・グループ(以下、サイモン)とブルックフィールド・プロパティ・パートナーズ(以下、ブルックフィールド)だ。サイモンは破綻したフォーエバー21(FOREVER21)とブルックスブラザーズ(BROOKS BROTHERS)の買収にも絡んでいるのだが、ショッピングモール運営企業がテナント企業を買収するという興味深い事例が続いている。

サイモンとブルックフィールドはどんな会社か

 サイモンは全米最大手のショッピングモール運営企業であり、最大の商業施設REIT(不動産投資信託)でもある。ブルックフィールドも同じく商業施設を運営する企業だが、オフィスなどショッピングモール以外も手がけており売上高はサイモンよりも大きい。J.C.ペニーはこの2社が所有するモール内に160店舗出店しており、モール運営企業がテナントを買収し救済する目的は、単純に考えればテナントが消えていなくなることによるダメージを防ぐということになるだろう。

 一般的にはサイモンとブルックフィールドが175億ドルのディール(取引)に合意したと報じられているのだが、実際は債権グループや金融機関も出資することになっており、両社が供出するのは3億ドルである。2社が筆頭となった救済スキームという表現が正しいだろう。両者の規模からすれば3億ドルは大きな投資というわけでもなく、“巨額を投じて核テナントを救う不思議なディール”というわけでもない。

 さて、このJ.C.ペニー救済計画、本稿を執筆している10月半ばの時点では裁判所より最終認可は下りていないのだが、これから追加の投資企業として絡んでくるかもしれないと噂されているのがオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)である。破綻したブルックスブラザーズを買収したのはスパークグループ(SPARC GROUP)という企業だが、このスパークはサイモンとABGが50対50で出資して設立された企業で、つまりひょっとするとブルックスブラザーズと同じ顔ぶれがディールに関与することになるかもしれない。

 このスパークによる破綻企業買収はブルックスブラザーズが最初ではない。16年のエアロポステール(AEROPOSTALE)、18年のノーティカ(NAUTICA)、今年に入ってからフォーエバー21、そしてブルックスブラザーズ買収とほぼ同時期にラッキーブランズ(LUCKY BRANDS)を手に入れている。

 はっきりした情報がないので推定だが、傘下のブランドを合算すると1000店舗を超えているはずである。破綻企業を買い集めて4ケタを超えるチェーンストアが存在するのだ。

本命は知的資産の運用

 ABGの本業はブランドのライセンシングである。「マリリン・モンロー(MARILYN MONROSE)」「エルビス・プレスリー(ELVIS PRESLEY)」「バーニーズ ニューヨーク((BARNEYS NEW YORK))」「ナインウエスト(NINE WEST)」等々、多数のブランドを所有しており、18年の時点で年商は4億ドルと報じられているが、今はすでに10億ドルを超えていると報じるメディアもある。

 サイモンがABGと組んだ最初の案件はエアロポステールで、当時は否定的な見解がほとんどだった。「モール運営企業が破綻したテナントを買ってどうするんだ」という論旨である。

 CEOのデイビッド・サイモン(David Simon)氏は今年の決算報告時に、16年に2500万ドルで買収したエアロポステールからはすでに1300万ドルの配当を受け取り、1億ドルの赤字が8000万ドルの黒字へと転換しているとコメントした。批判する投資家たちには「儲からないと思ったら買わない。そういう人たちはアマゾン(AMAZON)に書籍ビジネスだけやっていろと言うのだろう。コアビジネス以外に対してスマートな投資はできないというのは意味がない」と反論している。

 店舗だけで考えるからポテンシャルが見えないのだろうと私が気づいたのはABGのビジネスモデルが知的資産の運用だということを理解してからである。ブランドは知的資産だが、知的資産はそれだけではない。パテント、販売データ、システム、ノウハウ、顧客データといった無形資産の多くが知的資産で、つまりECとは知的資産そのものなのである。

 ECも含めた知的資産を破綻後に底値で買い、包括的に運用して利益を上げる。EC市場が急成長している今は、知的資産のポテンシャルがどんどん広がっているといってもよい。

 当然ABGやサイモンだけではない。リテール・Eコマース・ベンチャー(RETAIL E-COMMERCE VENTURES)という企業が、東海岸に約130店舗を展開するモデルズ・スポーティング・グッズ(MODELL’S SPORTING GOODS)の知的財産を360万ドル、家庭用品のピア・ワン・インポーツ(PIER 1 IMPORTS)の知的財産を3100万ドルで手に入れている。またサインライズ・ブランズ社は破綻したニューヨーク&カンパニー(NEW YORK&COMPANY)の知的資産を2000万ドルで買収している。

 著名な企業の破綻後に、店舗という目に見える資産を外して知的資産のみを安く入手し、成長しているEC市場で有効活用するという動きはこれから増えるだろうと思っている。

 知的資産の運用をビジネスとするABGと、固定資産の運用をビジネスとするサイモンが、合弁でスパークを設立し、ABGのノウハウで安く手に入れた知的資産から利益を生みながら、店舗という固定資産がそれを補助する。そのように理解すると分かりやすい。これでテナントが減ることを回避できればサイモンとしては大成功だろう。

 サイモンは子会社を通じでさまざまな企業に投資している。これからテナントとして育ちそうな企業や、モール関連のテクノロジーを開発する企業など様々で、スパークもバラエティーに富む投資対象の一つである。ショッピングモールというビジネスの変革の道筋を模索しているのだろうと私は考えている。

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