「スリュー(SREU)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」は、ニンテンドースイッチのゲーム「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」に“ネッタポルテ島”を公開した。モノクロの世界観、広い受付エリアに置かれた白い家具の数々、フォトスタジオ、雑誌「ポーター(PORTER)」の代表的な表紙が飾られたた英・ロンドンにある「ネッタポルテ」本社のルームを忠実に再現したものなど、計13カ所のエリアが用意されている。
そのほかのエリアには、スペシャルなバーチャルコーヒーを楽しむことができる「ネッタカフェ(NET-A-CAFE)」や、日光浴やリラックスした時間を過ごせるピクニックエリア、ジムやマインドフルネス瞑想をしたりすることができる場などがある。
エイブルシスターズ(服屋)では、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の限定コレクション(11月2日に「ネッタポルテ」で発売)から着想を得た5型のアイテムが登場し、「あつ森」内で着用することが可能だ。また“ネッタポルテ島”にはランウエイが設置されており、購入した服を披露することもできる。
限定コレクションを手掛けたイザベル・マラン(Isabel Marant)は、「今回の遊び心にあふれる楽しいプロジェクトに参加できたことを大変うれしく思う。“ネッタポルテ島”で展開するカプセルコレクションが、『あつ森』内でどのように広がっていくのか、今後が楽しみでならない」とコメントした。
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メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は11月3日まで、ジュンが運営する渋谷パルコ1階の「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」で、ポップアップイベント「アカシック レコーズ(AKASHIC RECORDS)」を開催中だ。同イベントは、メディコム・トイの赤司竜彦社長が自ら全面的にキュレーション。ギャラリーに見立てた店内には、「ベアブリック(BE@RBRICK)」をはじめとするトイやファッションアイテム、雑貨、人の身長ほどある大型のフィギュアなど、多種多様なものが並ぶ。それもそのはずで、今回のイベントには総勢70近いアーティストやブランド、コンテンツが参加している。キービジュアルに書き示した「超人的な分裂家さ」という言葉が表すように、まさに“超人的”なコラボレーションを成し遂げる赤司社長の原動力とは?
WWD:なぜ70以上のブランドやアーティスト、コンテンツなどとコラボしようと思ったのか?
赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):ジュンさんからお話をいただき、やるならきちんと成功させたいという気持ちがあった。見せたいものを見せながら数字も作らなければならないというのがスタートの段階にあって、その数字の裏付けを一つのメガコンテンツで作るより、小さな数字を積み重ねていこうと思った。それで、自分自身が懇意にしている作家やカルチャーをリコメンドすることにした。
WWD:最初に思い浮かんだアイテムは?
赤司:最初に作りたいなと思ったのは、「ナグナグナグ(NAGNAGNAG)」の作品だ。彼はトイカルチャーにおいて、バンクシー(Banksy)の名前が広く知られるずっと前からバンクシーのような活動をしているアーティストで、表には一切出てこない。ただし、世界中のトイをベースにしたアーティストで、彼の影響を受けていない人は恐らくいないだろうと思う。幸いなことにこれまでもさまざまなプロジェクトをご一緒させてもらっている。
WWD:「ナグナグナグ」の作品は180cmほどもある大型のもの。280万円の価格についてはどう思う?
赤司:安いと思う。スタッフとももう少し高く値付けしてもよかったかな?と話したばかり。彼の作品は小さなサイズ(20~30cmほど)でも、セカンドマーケットで50~60万円はするので。
WWD:メディコム・トイの商品はセカンドマーケットでも定価以上で取引されているものが非常に多いが、セカンドマーケットを意識している?
赤司:結果的にそうなっているのは認識しているが、セカンドマーケットの人気を基準にすることはない。どういったモノがマーケットに求められているのかの物差しにはなるかも知れないが、だからといってたくさん作るということでもないので。
WWD:他に思い入れのある作品は?
赤司:実際にはどれも思い入れがあるが、今回のイベント全体の20%を占めるのがアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)とのプロジェクト。アンとも繰り返しコミュニケーションをとったが、彼女が率先していろんなアイデアをくれたので、ありがたかった。
WWD:店内はギャラリーのような雰囲気がある。内装については?
赤司:本当は「ツイン・ピークス」のように床を真っ赤にして、カーテンを黒にしようと考えていた。でも最初の構想と予算がマッチせず、結果的に過度な演出ができなかったので、最終的には作品が生きるようなナチュラルな内装に振った。スタッフは「ツイン・ピークス」の執事をイメージしていたので、執事だけが残ってしまったという感じ(笑)。
WWD:店内に置いているものは全て売り物?
赤司:はい。基本的に並べているものは全て売りたいという気持ちがある。自分が買い物をしているときに欲しいなと思っても、“NOT FOR SALE”と書かれているととても残念で、そういうのにフラストレーションが溜まっていたから。だから非売品は作らない。いいモノが出来上がったら、誰かの手に渡って欲しいという気持ちが前提にあって、“売らないけど見せたい”という気持ちは全くない。売らないモノは見せないというのを基本にしている。
WWD:今回は「アモク(AMOK)」や「キディル(KIDDIL)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」などファッションブランドとのコラボも多い。新興ブランドが目立つが、新しい情報はどのように仕入れている?
赤司:コラボレーションしたブランドは普段から私が実際に着ているブランドで、今回のイベントのことを話すととても面白がってくれた。新しいブランドは、常にチェックの対象というか、“オッ”と思うとすぐにコンタクトを取って、「何かしようよ」というパターンが多い。それはブランドもそうだし、アーティストや作家も。「ルームス(rooms)」とか「プロジェクト東京」とか「デザインフェスタ」とか、ほとんどの合同展示会やアートイベントに行っているし、そういうところで出合うことも多い。すごく感覚的だと思う。
WWD:有名無名も関係ない?
赤司:全く関係ない。今回の「アカシック レコーズ」のキービジュアルを描いてくれた茶獣君もまだ20代前半なので。彼のイラストをキービジュアルに使った理由も常に新しい才能と巡り合いたいということの裏返しだったりする。一番知られていない人をここで見せたかった。最高齢が82歳のつげ義春さんだったり、大御所もたくさん協力してくださっているので、「なにこれ?」と思った人もいると思うけど、実はすべての作品が並列の中にあって、その中から自分が気に入ったモノや感覚的に引っかかったモノを選んでほしいという思いだったりもする。ほぼ全世代のいろんなクリエイターやコンテンツを一堂に会せたのはよかった。
WWD:コラボレーションしようと思うときの良し悪しは何か?
赤司:全て感覚に過ぎない。悪いという思いもなく、面白いか何も感じないか。何も感じないモノはやっちゃいけないと思っているので。それは私一人のメガネじゃなくて、会社の中でもいろんな感性を持っている者がいるし、私的には「それどうなの?」と思っても「いやこれがスゲー面白いんだ」って言われると「じゃあやってみる?」という感じ。
WWD:イベントの狙いは?
赤司:開催させてもらうのが渋谷パルコであることもあり、私自身が過去の渋谷パルコからたくさんの影響を受けていて、たくさんのデザイナーや作家のクリエイティブを見てきた。当時、種だった私が発芽して今がある。それと同じように「アカシック レコーズ」が若い子に影響を与えられるようなイベントになればいいと思う。
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メディコム・トイ(MEDICOM TOY)は11月3日まで、ジュンが運営する渋谷パルコ1階の「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」で、ポップアップイベント「アカシック レコーズ(AKASHIC RECORDS)」を開催中だ。同イベントは、メディコム・トイの赤司竜彦社長が自ら全面的にキュレーション。ギャラリーに見立てた店内には、「ベアブリック(BE@RBRICK)」をはじめとするトイやファッションアイテム、雑貨、人の身長ほどある大型のフィギュアなど、多種多様なものが並ぶ。それもそのはずで、今回のイベントには総勢70近いアーティストやブランド、コンテンツが参加している。キービジュアルに書き示した「超人的な分裂家さ」という言葉が表すように、まさに“超人的”なコラボレーションを成し遂げる赤司社長の原動力とは?
WWD:なぜ70以上のブランドやアーティスト、コンテンツなどとコラボしようと思ったのか?
赤司竜彦メディコム・トイ社長(以下、赤司):ジュンさんからお話をいただき、やるならきちんと成功させたいという気持ちがあった。見せたいものを見せながら数字も作らなければならないというのがスタートの段階にあって、その数字の裏付けを一つのメガコンテンツで作るより、小さな数字を積み重ねていこうと思った。それで、自分自身が懇意にしている作家やカルチャーをリコメンドすることにした。
WWD:最初に思い浮かんだアイテムは?
赤司:最初に作りたいなと思ったのは、「ナグナグナグ(NAGNAGNAG)」の作品だ。彼はトイカルチャーにおいて、バンクシー(Banksy)の名前が広く知られるずっと前からバンクシーのような活動をしているアーティストで、表には一切出てこない。ただし、世界中のトイをベースにしたアーティストで、彼の影響を受けていない人は恐らくいないだろうと思う。幸いなことにこれまでもさまざまなプロジェクトをご一緒させてもらっている。
WWD:「ナグナグナグ」の作品は180cmほどもある大型のもの。280万円の価格についてはどう思う?
赤司:安いと思う。スタッフとももう少し高く値付けしてもよかったかな?と話したばかり。彼の作品は小さなサイズ(20~30cmほど)でも、セカンドマーケットで50~60万円はするので。
WWD:メディコム・トイの商品はセカンドマーケットでも定価以上で取引されているものが非常に多いが、セカンドマーケットを意識している?
赤司:結果的にそうなっているのは認識しているが、セカンドマーケットの人気を基準にすることはない。どういったモノがマーケットに求められているのかの物差しにはなるかも知れないが、だからといってたくさん作るということでもないので。
WWD:他に思い入れのある作品は?
赤司:実際にはどれも思い入れがあるが、今回のイベント全体の20%を占めるのがアン・ヴァレリー・デュポン(Anne Valerie Dupond)とのプロジェクト。アンとも繰り返しコミュニケーションをとったが、彼女が率先していろんなアイデアをくれたので、ありがたかった。
WWD:店内はギャラリーのような雰囲気がある。内装については?
赤司:本当は「ツイン・ピークス」のように床を真っ赤にして、カーテンを黒にしようと考えていた。でも最初の構想と予算がマッチせず、結果的に過度な演出ができなかったので、最終的には作品が生きるようなナチュラルな内装に振った。スタッフは「ツイン・ピークス」の執事をイメージしていたので、執事だけが残ってしまったという感じ(笑)。
WWD:店内に置いているものは全て売り物?
赤司:はい。基本的に並べているものは全て売りたいという気持ちがある。自分が買い物をしているときに欲しいなと思っても、“NOT FOR SALE”と書かれているととても残念で、そういうのにフラストレーションが溜まっていたから。だから非売品は作らない。いいモノが出来上がったら、誰かの手に渡って欲しいという気持ちが前提にあって、“売らないけど見せたい”という気持ちは全くない。売らないモノは見せないというのを基本にしている。
WWD:今回は「アモク(AMOK)」や「キディル(KIDDIL)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」などファッションブランドとのコラボも多い。新興ブランドが目立つが、新しい情報はどのように仕入れている?
赤司:コラボレーションしたブランドは普段から私が実際に着ているブランドで、今回のイベントのことを話すととても面白がってくれた。新しいブランドは、常にチェックの対象というか、“オッ”と思うとすぐにコンタクトを取って、「何かしようよ」というパターンが多い。それはブランドもそうだし、アーティストや作家も。「ルームス(rooms)」とか「プロジェクト東京」とか「デザインフェスタ」とか、ほとんどの合同展示会やアートイベントに行っているし、そういうところで出合うことも多い。すごく感覚的だと思う。
WWD:有名無名も関係ない?
赤司:全く関係ない。今回の「アカシック レコーズ」のキービジュアルを描いてくれた茶獣君もまだ20代前半なので。彼のイラストをキービジュアルに使った理由も常に新しい才能と巡り合いたいということの裏返しだったりする。一番知られていない人をここで見せたかった。最高齢が82歳のつげ義春さんだったり、大御所もたくさん協力してくださっているので、「なにこれ?」と思った人もいると思うけど、実はすべての作品が並列の中にあって、その中から自分が気に入ったモノや感覚的に引っかかったモノを選んでほしいという思いだったりもする。ほぼ全世代のいろんなクリエイターやコンテンツを一堂に会せたのはよかった。
WWD:コラボレーションしようと思うときの良し悪しは何か?
赤司:全て感覚に過ぎない。悪いという思いもなく、面白いか何も感じないか。何も感じないモノはやっちゃいけないと思っているので。それは私一人のメガネじゃなくて、会社の中でもいろんな感性を持っている者がいるし、私的には「それどうなの?」と思っても「いやこれがスゲー面白いんだ」って言われると「じゃあやってみる?」という感じ。
WWD:イベントの狙いは?
赤司:開催させてもらうのが渋谷パルコであることもあり、私自身が過去の渋谷パルコからたくさんの影響を受けていて、たくさんのデザイナーや作家のクリエイティブを見てきた。当時、種だった私が発芽して今がある。それと同じように「アカシック レコーズ」が若い子に影響を与えられるようなイベントになればいいと思う。
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大阪発のアパレルメーカーのラウンドアバウトは、スタイリストの山脇道子をプロデューサーに起用した新しいD2Cブランド「シーズビーズ(SEESBEES)」をスタートした。10月31日に公式オンラインサイトで商品の販売を開始した。
同ブランドでは、山脇が雑誌の着まわしコーディネート企画などで培ってきたスタイリング提案力を取り入れたベーシックアイテムをそろえる。30代前後をターゲットにした日常着で、ジャケット(1万2000円)とパンツ(9500円)、ベスト(7000円)のスリーピースをはじめ、カットソー(4000円〜)、カーディガン(9000円〜)合成皮革のショートパンツ(9000円)などをラインアップ。セールをしないことを前提に、価格帯は5800〜1万9000円と手頃な価格におさえている。
山脇は「昨年、出産を経てスニーカーやフラットシューズを履く機会が増えた。今はコロナ禍で多くの人が、少しの距離でも歩いて行動する機会も増えているので、洋服はスニーカーでもあわせやすい丈のバランスや色味などを工夫している」と話す。ブランド名は、英語で“最高のもの”を意味する慣用句の“The bee’s knees”からヒントを得て、「She is the bee’s knees(彼女は最高)」という意味を込めてつけた造語だという。
販路は公式オンラインサイトのみ。今後は山脇本人がスタイリングのアドバイスを行うサロンイベントなどをリアルな場と、オンライン上で企画していく予定だ。初年度の売り上げ目標は1億円、3年で3億円を目指す。
山脇はスタイリストの白幡啓に師事し、06年に独立。14年には初の書籍「DAYDREMER」を出版し、15年にランジェリーのベリグリからライフスタイルブランド「プライベート・スプーンズ・クラブ(PRIV. SPOONS CLUB)」をスタートする。プライベートでは19年に愛息が誕生した。
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ネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「エミリー、パリへ行く(原題:Emily in Paris)」のファッションアイテムが注目を集めている。同作はパリのマーケティング会社に勤めることをきっかけにシカゴから移住したリリー・コリンズ(Lily Colins)演じるエミリー・クーパー(Emily Cooper)が主人公のロマンチックコメディ。
作中の衣装は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」や 映画「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」を手掛けた有名スタイリストのパトリシア・フィールド(Patricia Field)が担当した。定番のフレンチスタイルのルックに加えて、鮮やかな色のセットアップやドレス、遊び心のある帽子、「シャネル(CHANEL)」のクロップトップなど、見ていてワクワクするスタイリングが盛り沢山。ドラマの設定を度外視したデザイナーズアイテムも多数登場し、ファッションの楽しさを刺激するルックで視聴者を魅了している。
大手検索エンジンのリスト(LYST)によると、同作で使われたブランドやアイテムの検索数が、手ごろな価格のものを中心に大幅に上昇しているという。例えば「カンゴール(KONGOL)」のバケットハット(68ドル、約7000円)の検索数はリスト内で342%増加し、ベレー帽に関連する検索数も週単位で41%増。「アルド(ALDO)」のスカーフがあしらわれたツートンカラーバッグ(65ドル、約6800円)も新シーズンが公開された翌日に64%増加した。ほかにも「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の“ジェリー スナップショットカメラバッグ”(395ドル、約4万円)や、すでに売り切れとなった「ケイト・スペード(KATE SPADE)」のテディーピンクの“ニコラ”バッグも検索数が2ケタ上昇した。
また「アリス アンド オリビア(ALICE & OLIVIA)」のエッフェル塔がプリントされたシャツと合わせて着用された「ロニー コボ(RONNY KOBO)」による蛇柄のグリーンのミニスカートは完売し、ブランドの検索数はリスト内で22%増。同様に人気インフルエンサーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)が手掛ける「キアラ・フェラーニ」のピンクのデニムミニスカートも売り切れ、同ブランドの検索数が60%増になった。エピソード1で登場した「ガニー(GANNNI)」の黄色いアシンメトリースカートの検索も約4倍に跳ね上がった。
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約2.7mの高さを持つ「エルメス(HERMES)」の“バーキン(BIRKIN)”が、ロンドン・ボンドストリートのフェンウィック(Fenwick)デパート前に設置された。同作品は多くのアートギャラリーが参加するメイフェア・アート・ウイークエンドの一環として10月初旬から展示されている。
この巨大な“バーキン”を手掛けたのは、大規模なパブリックアートを得意とする、ロンドン拠点に活動を行うギリシャ出身のアーティスト、カリオピ・レモス(Kalliopi Lemos)。作品は「バッグ・オブ・アスピレーション(Bag of Aspirations)」と題され、女性の将来に対する野心、平等、葛藤を詰め込む象徴的な“容器”を表現した。世界的に人気なラグジュアリーブランドである「エルメス」から、最も高価とされる素材やスタイルを選ぶことは制作において欠かせないことだったといい、スチールでレザーを模した。
同作品は「愛情の道具(Tools of Endearment)」と題したアートシリーズの最新作であり、ほかにもスチール製のコルセットや、ヒールの部分がナイフのようになっているハイヒール、三つ編みの髪の毛の彫刻「ザ・プレイト(The Plait)」がある。シリーズを通してレモスは、社会が位置付ける“女性らしさ”や女性の権利、地位について考えることを促している。
「見た目で判断されてしまうので、ファッションは女性にとって重荷になっている。私たちは生産的で、良い母親で、ビジネスウーマンでありながら美しくファッショナブルでならなければいけない。とりわけラグジュアリーファッションのアイテムは人を圧迫する。鞄から靴、ドレスまで完璧なものを持っていなくてはいけない。だから『バッグ・オブ・アスピレーション』とタイトルをつけた。これが普通のバッグだったら女性に対するプレッシャーは表現できなかった。相応の価値があるもので、女性が抱える野心や憤りを反映させる必要があった」。
レモスは柔らかいレザーを演出した作品を現実では力強い迫力を持つよう展示するなど、コントラストと対極性を巧みに使って、21世紀に女性であることから生まれる矛盾に光を当てている。短刀のついたハイヒールの作品では女性が“傷ついている”状態と、自身を“傷つける”ことができることを、ロンドンのリージェンツ・パークに展示されている約6.7mの三つ編みの彫刻では脆さと強さの共存を表現した。
「これらは女性を艶かしく、優しい、美しい生き物として表すシンボルでもある。ただこれまでと違うのは、自立して“女性らしさ”に対してものを申しているということ。女性が髪を切ることは恥辱とされてきた。しかしこのどっしりと構えた三つ編みは空に向かって伸び、『私はここにいる。そして強い』と言っている。何度かこの作品の前で涙を浮かべている人を見たこともある。特に女性の心を刺激するのだと思う。しかし男性も軍隊や強制収容所で髪の毛を剃ることを強いられてきたことから、共感する人もいる。髪の毛は等しくアイデンティティーと深い関わりを持っている」とレモスは語った。
彼女はまた彫刻が持つフェミニズムの性質から、作品が誇張的だという男性からのコメントもあると明かした。「男性は私たちが値する以上のものを手に入れたと考え、女性はまだ十分でないと考えている」と言う。レモスはこれまで手掛けたパブリックアートでも、対話を生み出し現状について疑問を投げかけることに重きをおいており、「私たちは日常に追われていて十分にこのような重要なトピックについて語り合えていない」と述べた。
レモスの彫刻をはじめとするパブリックアートは、この数カ月で人々の交流を生むという重要な役割を持ち始めた。「閉鎖されたギャラリーに入ることへの抵抗から、何カ月もの間アートとの交流を奪われていた。作品を屋外に置くことで再びアートとつながることができた。人々がアートのために心の場所を留めていたという事実に勇気づけられ、生活の中でどれだけアートを必要としているかについて話した」と言う。
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約2.7mの高さを持つ「エルメス(HERMES)」の“バーキン(BIRKIN)”が、ロンドン・ボンドストリートのフェンウィック(Fenwick)デパート前に設置された。同作品は多くのアートギャラリーが参加するメイフェア・アート・ウイークエンドの一環として10月初旬から展示されている。
この巨大な“バーキン”を手掛けたのは、大規模なパブリックアートを得意とする、ロンドン拠点に活動を行うギリシャ出身のアーティスト、カリオピ・レモス(Kalliopi Lemos)。作品は「バッグ・オブ・アスピレーション(Bag of Aspirations)」と題され、女性の将来に対する野心、平等、葛藤を詰め込む象徴的な“容器”を表現した。世界的に人気なラグジュアリーブランドである「エルメス」から、最も高価とされる素材やスタイルを選ぶことは制作において欠かせないことだったといい、スチールでレザーを模した。
同作品は「愛情の道具(Tools of Endearment)」と題したアートシリーズの最新作であり、ほかにもスチール製のコルセットや、ヒールの部分がナイフのようになっているハイヒール、三つ編みの髪の毛の彫刻「ザ・プレイト(The Plait)」がある。シリーズを通してレモスは、社会が位置付ける“女性らしさ”や女性の権利、地位について考えることを促している。
「見た目で判断されてしまうので、ファッションは女性にとって重荷になっている。私たちは生産的で、良い母親で、ビジネスウーマンでありながら美しくファッショナブルでならなければいけない。とりわけラグジュアリーファッションのアイテムは人を圧迫する。鞄から靴、ドレスまで完璧なものを持っていなくてはいけない。だから『バッグ・オブ・アスピレーション』とタイトルをつけた。これが普通のバッグだったら女性に対するプレッシャーは表現できなかった。相応の価値があるもので、女性が抱える野心や憤りを反映させる必要があった」。
レモスは柔らかいレザーを演出した作品を現実では力強い迫力を持つよう展示するなど、コントラストと対極性を巧みに使って、21世紀に女性であることから生まれる矛盾に光を当てている。短刀のついたハイヒールの作品では女性が“傷ついている”状態と、自身を“傷つける”ことができることを、ロンドンのリージェンツ・パークに展示されている約6.7mの三つ編みの彫刻では脆さと強さの共存を表現した。
「これらは女性を艶かしく、優しい、美しい生き物として表すシンボルでもある。ただこれまでと違うのは、自立して“女性らしさ”に対してものを申しているということ。女性が髪を切ることは恥辱とされてきた。しかしこのどっしりと構えた三つ編みは空に向かって伸び、『私はここにいる。そして強い』と言っている。何度かこの作品の前で涙を浮かべている人を見たこともある。特に女性の心を刺激するのだと思う。しかし男性も軍隊や強制収容所で髪の毛を剃ることを強いられてきたことから、共感する人もいる。髪の毛は等しくアイデンティティーと深い関わりを持っている」とレモスは語った。
彼女はまた彫刻が持つフェミニズムの性質から、作品が誇張的だという男性からのコメントもあると明かした。「男性は私たちが値する以上のものを手に入れたと考え、女性はまだ十分でないと考えている」と言う。レモスはこれまで手掛けたパブリックアートでも、対話を生み出し現状について疑問を投げかけることに重きをおいており、「私たちは日常に追われていて十分にこのような重要なトピックについて語り合えていない」と述べた。
レモスの彫刻をはじめとするパブリックアートは、この数カ月で人々の交流を生むという重要な役割を持ち始めた。「閉鎖されたギャラリーに入ることへの抵抗から、何カ月もの間アートとの交流を奪われていた。作品を屋外に置くことで再びアートとつながることができた。人々がアートのために心の場所を留めていたという事実に勇気づけられ、生活の中でどれだけアートを必要としているかについて話した」と言う。
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「スリュー(SREU)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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フランス発の自然派ブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」は2021年1月22日、カモミール入りのクレンジングウオーター“センシティブカモミール ミセラーウォーター”(200mL、1600円)とフェイスクリーム“同フェイスクリーム”(50mL、2400円)を発売する。全国約600店舗あるイオン・ウエルシア系列店舗で取り扱う。
「イヴ・ロシェ」は1979年に仏ラ・ガシリにある自社農園でカモミールの栽培をスタートし、97年にオーガニック認証を取得。約50年に及び研究を続け、ワイルドカモミールの一種には肌の水分と油分のバランスを整え、バリアを保つ働きに優れていることに着目。ミセラーウォーターは有機栽培されたワイルドカモミールを使用し、天然成分97%を配合。コットンに適量をとり、優しく拭き取るだけで肌の汚れやごわつきをオフしながら潤いを与え、軽いメイク落としと洗顔、拭き取りの3つの役割を1本で担う。なお、同ブランドではほかにも保湿力に優れたしっとりタイプの“イドラベジタル ミセラーウォーター”(200mL、1600円)と収れん効果のあるラブラドールティーを配合したさっぱりタイプの“セボベジタル ミセラーウォーター”(200mL、1600円)もラインアップするが、新作は古い角質やごわつきも優しくオフし、肌をつるんと仕上げるタイプになっている。
また、フェイスクリームも同じく有機栽培されたワイルドカモミールを配合。ワイルドカモミールが肌バリアを整え、ツクシナモミエキスが肌を柔らかくシルキーにし、さらにシアバターがしっとりと肌を保湿する。ビーガン処方で、天然成分99%から作られている。なお、両製品とも100%再生プラスチックを用いたボトルを採用し、今後は全製品において同様のパッケージを導入する予定だ。
「イヴ・ロシェ」は2019年8月にイオンとウエルシアホールディングスが共同出資会社イオンレーヴ コスメを設立して独占販売権を取得し、同年11月に日本上陸を果たした。自然素材を豊富に配合したスキンケア、ボディーケア、ヘアケア、フレグランスなどをラインアップする。1000円以下のアイテムも多くそろえ、日本でのメインターゲットは女子高校生~女子大生(10代後半~20代)としている。なお、グローバルでは90カ国で4000店舗を展開。親会社のグループ ロシェ(GROUPE ROCHER)はほかにも「サボン(SABON)」「ダニエル ジュヴァンス(DANIEL JOUVANCE)」などのコスメブランドを傘下にし、米「WWD」の予測によると2019年12月期の売上高は23億1000万ユーロ(約2864億円)だった。
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「カルティエ(CARTIER)」は10月、東京のホテル「エディション(EDITION)」でジュエリーイベント「カルティエ サロン(以下、サロン)」を開催した。同ブランドは2015年からハイジュエリーイベントを東京で開催し、世界中から顧客が来日。今年は新型コロナウイルス感染拡大により日本国内のイベントとしてハイジュエリーはもちろんのことファインジュエリーやウオッチもそろえ、より幅広い層にアピールするイベントを開催した。
会場は3つのエリアから構成され、エントランスにはアイコンの“パンテール”を中心にしたハイジュエリーや新作コレクションの“シュル ナチュレル”などを展示。その他、ダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーやウオッチの数々を紹介した。また、メゾンの170年を超える歴史に刻まれたスタイルとクリエイションを物語る“カルティエ コレクション”や過去に生み出したクリエイションを買い戻して販売する“カルティエ トラディション”も特別に展示された。“カルティエ コレクション”の12点は通常、世界でも有数の美術館や博物館などで開催される展覧会でしか見ることができない貴重な作品ばかりだ。その中には、1914年に制作されたメゾンにとって初の“パンテール”モチーフを採用したウオッチや具象化された“パンテール”を施したバニティケースなど、「カルティエ」における”パンテール”の軌跡が読み取れるものも。アートギャラリーのような空間で顧客はゆったりとジュエリーやウオッチ、過去の名品を見て回れるようになっている。
「カルティエ」は日本市場でハイジュエリーを強化しており、国内5店舗で計300点の在庫を常時キープしている。今回のイベントではハイジュエリーを中心とした500点以上のジュエリーやウオッチが集結。全国から顧客を招待し、各顧客にアテンドできるよう商談ルームも多く設置した。奥にはラウンジスペースがあり軽食やドリンクのサービスを提供。サロンやラウンジの入り口では赤い制服に身を包んだお馴染みのページボーイが「ボンジュール、マダム」と挨拶してくれる。以前は国立博物館などで大々的にイベントを開催していたが、今年は日本に初上陸したブティックホテルを会場に選ぶことで、特別感をキープしつつも、より軽やかな雰囲気のイベントになった。新型コロナウイルスの影響もあり、同イベントに来場できなかった顧客に向けてデジタル商談も実施。夏に実施したウオッチのデジタル商談会をさらに進化させ、専属のカメラマンを起用して、モデルに着用させることでボリューム感や着用イメージを伝えやすく工夫した。コロナの影響で多くのジュエラーがデジタル接客を始めており、どんどん進化している。
通常、多くのジュエラーが新作ハイジュエリーを月オートクチュール・ファッションウイーク中に発表するが、今年はコロナの影響で発表イベントを行ったジュエラーは少なかった。しかし、10月に入ってから東京で各ジュエラーのハイジュエリーイベントが開催されている。富裕層の多くにはショッピングや旅行などの娯楽の年間予算がある。コロナで海外旅行も海外でのショッピングもできないため、その予算を高額なジュエリーやウオッチ、車などに充てる富裕層が増えている。日本市場におけるハイジュエリーへの需要の高まりはまだまだ続きそうだ。
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「カルティエ(CARTIER)」は10月、東京のホテル「エディション(EDITION)」でジュエリーイベント「カルティエ サロン(以下、サロン)」を開催した。同ブランドは2015年からハイジュエリーイベントを東京で開催し、世界中から顧客が来日。今年は新型コロナウイルス感染拡大により日本国内のイベントとしてハイジュエリーはもちろんのことファインジュエリーやウオッチもそろえ、より幅広い層にアピールするイベントを開催した。
会場は3つのエリアから構成され、エントランスにはアイコンの“パンテール”を中心にしたハイジュエリーや新作コレクションの“シュル ナチュレル”などを展示。その他、ダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーやウオッチの数々を紹介した。また、メゾンの170年を超える歴史に刻まれたスタイルとクリエイションを物語る“カルティエ コレクション”や過去に生み出したクリエイションを買い戻して販売する“カルティエ トラディション”も特別に展示された。“カルティエ コレクション”の12点は通常、世界でも有数の美術館や博物館などで開催される展覧会でしか見ることができない貴重な作品ばかりだ。その中には、1914年に制作されたメゾンにとって初の“パンテール”モチーフを採用したウオッチや具象化された“パンテール”を施したバニティケースなど、「カルティエ」における”パンテール”の軌跡が読み取れるものも。アートギャラリーのような空間で顧客はゆったりとジュエリーやウオッチ、過去の名品を見て回れるようになっている。
「カルティエ」は日本市場でハイジュエリーを強化しており、国内5店舗で計300点の在庫を常時キープしている。今回のイベントではハイジュエリーを中心とした500点以上のジュエリーやウオッチが集結。全国から顧客を招待し、各顧客にアテンドできるよう商談ルームも多く設置した。奥にはラウンジスペースがあり軽食やドリンクのサービスを提供。サロンやラウンジの入り口では赤い制服に身を包んだお馴染みのページボーイが「ボンジュール、マダム」と挨拶してくれる。以前は国立博物館などで大々的にイベントを開催していたが、今年は日本に初上陸したブティックホテルを会場に選ぶことで、特別感をキープしつつも、より軽やかな雰囲気のイベントになった。新型コロナウイルスの影響もあり、同イベントに来場できなかった顧客に向けてデジタル商談も実施。夏に実施したウオッチのデジタル商談会をさらに進化させ、専属のカメラマンを起用して、モデルに着用させることでボリューム感や着用イメージを伝えやすく工夫した。コロナの影響で多くのジュエラーがデジタル接客を始めており、どんどん進化している。
通常、多くのジュエラーが新作ハイジュエリーを月オートクチュール・ファッションウイーク中に発表するが、今年はコロナの影響で発表イベントを行ったジュエラーは少なかった。しかし、10月に入ってから東京で各ジュエラーのハイジュエリーイベントが開催されている。富裕層の多くにはショッピングや旅行などの娯楽の年間予算がある。コロナで海外旅行も海外でのショッピングもできないため、その予算を高額なジュエリーやウオッチ、車などに充てる富裕層が増えている。日本市場におけるハイジュエリーへの需要の高まりはまだまだ続きそうだ。
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※この記事は2020年9月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
例年であれば8月の盆明けくらいからセールがほぼなくなり、9月に入れば正価(プロパー)の秋冬商品に切り替わるのが、衣料品売り場のカレンダーでした。しかし今年は全く様相が違います。
日本橋、新宿、池袋などの百貨店を見て回りました。さすがにメインのディスプレーやマネキンは秋物の服をまとっていますが、至るところで「SALE!」「再値下げ」といった赤札が目立ちます。ご存知の通り、コロナ禍によって春夏の服が大量に余っており、これらの処分のために9月でもセールを継続せざるをえない状況になっているわけです。
百貨店は4月から5月のほぼ2カ月近く休業を余儀なくされ、その後も消費が回復しませんでした。背に腹は変えられないというのが百貨店およびアパレル企業の現状でしょう。
さらに追い討ちをかけたのが、コロナ以前から進められていたアパレル企業の事業整理です。オンワードホールディングスが昨年から今年にかけて国内外で約1400店を閉めるのをはじめ、三陽商会、ワールド、TSIホールディングスといった大手が構造改革を発表しました。経営破綻したレナウンは「ダーバン」「アクアスキュータム」といった主力事業を小泉グループに売却しましたが、それでも店舗数は大幅に縮小せざるをえません。平時なら新しいブランドで埋められたかもしれません。しかし消費回復の見通しが立たない中、それも望めない。その空いたスペースが特設のセール売り場になっていたりします。
小田急百貨店新宿店では、衣料品の在庫処分を手がけるshoichi(大阪)が1カ月間の期間限定でオフプライスストアを開いていました。「オフプライスストア」とは、アパレル企業の余剰在庫を安く販売する業態で米国では巨大なマーケットを構築しています。日本では商習慣の違いや、百貨店とアパレルとの長年の関係性もあって、発達していませんでした。昨年あたりから郊外立地でちらほら増え出しましたが、新宿のど真ん中の、しかも百貨店の6階婦人服の中で期間限定とはいえオフプライスストアが営業することは衝撃的です。半年前なら考えられないことだったと思います。
コロナによって新常態(ニューノーマル)と呼ばれる新しい生活スタイルや働き方が広がっています。とはいえ、赤札が常態化する光景は望ましいものではありません。困難なこの時期を乗り越えて、適正な価格で商品が動く日が来てほしいものです。
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コーセーは12月17日、フラッグシップストア、メゾン コーセー(MAISON KOSE) 表参道をオープンする。昨年12月に開設した銀座店に次ぐ店舗で、同社が展開する百貨店からドラッグストアに向けたブランドをそろえるほか、非接触型の接客など独自の美容サービスを提供する。
同社は、中長期ビジョン“VISION2026”で掲げるパーソナルな顧客体験を体現するため、コーセービューティ プラットフォーム(これまでそれぞれの顧客接点で一方向に発信していた情報を、全方位かつ双方向で有機的に結びつけ、お客と直接つながる独自のデジタルプラットフォーム)構想を構築。19年11月にメゾン コーセーオンライン、12月にコンセプトストア、メゾン コーセー銀座を開設した。表参道店も消費者との戦略的タッチポイントの役割を担う。
同店ならでは取り組みは、入店から購入まで非接触で完結できるショッピング体験を実現すること。オートテスター機能やオンラインコミュニケーション、オートサンプリングサービス、完全キャッシュレル決済、AR肌診断ソリューション、OMO購入(店舗で見てECで購入)をかなえる。
店舗面積は約200平方メートル。地下1階〜地上2階で構成する。地下1階は、ブランドを横断してスキンケアやメイクアップ、ヘアケアのカテゴリーをテーマごとに展開する。1階はハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」の新たなカウンターデザインを日本で初めて導入する。12月20 日には中国上海にも、同じデザインの直営店をオープンする予定。日本では同店でのみ味わえるブランド独自のラグジュアリーな空間を創出。また代表製品の“モイスチュア リポソーム” やフレグランスのオートテスターを設置し、非接触で商品体験ができる。
2階はメイクアップアーティストブランド「アディクション(ADDICTION)」の商品や世界観を体感できるスタジオをオープン。新商品の先行体験や専属アーティストによるメイクレッスンの実施、フォトスポットの設置など、お客がメイクアップを通して非日常を味わえる空間を提供し、ブランドの情報発信の拠点としても活用する。
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女性のウェルネス課題の解決や支援事業を行うフェルマータ(fermata)はこのほど、フェムテック専門ECサイト「フェルマータ シンガポール(FERMATA SINGAPORE)」をシンガポールにオープンした。東南アジアではまだ未開発の領域で、先陣を切る形だ。
同社はフェムテック産業の活性化のためにボーダーレスなフェムテック市場を創出することが重要であると考え、2020年7月に初の海外拠点としてシンガポール支社を設立した。今回のECサイト立ち上げはシンガポール支社の活動の第一弾となる。
ECサイトでは、“あなたのタブーがワクワクに変わるまで”をビジョンに掲げ、妊活デバイスやオーガニック生理ショーツなど日本未入荷のプロダクトを含めた多様な商品を販売する。
同社は「女性の高学歴化、社会進出が加速しながらも、日本と同様に未だ性をオープンに語りづらい文化的背景があり、かつ女性の衛生環境に対する市場が7000億円にのぼるとされる東南アジアでフェムテック市場を確立することが必要だと考える。シンガポールは東南アジア経済の中心であり、医療・ライフスタイル関連の成長が著しいこと、域内貿易の盛んなASEAN諸国の中心に位置し、中国やオセアニア地域へのハブ都市にもなっていることから立地面や物流の観点で大きなメリットがある。シンガポール支社を起点に、東南アジア進出を目指すフェムテック企業のサポート、アジア・パシフィック地域での事業拡大を目指す」という。
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女性のウェルネス課題の解決や支援事業を行うフェルマータ(fermata)はこのほど、フェムテック専門ECサイト「フェルマータ シンガポール(FERMATA SINGAPORE)」をシンガポールにオープンした。東南アジアではまだ未開発の領域で、先陣を切る形だ。
同社はフェムテック産業の活性化のためにボーダーレスなフェムテック市場を創出することが重要であると考え、2020年7月に初の海外拠点としてシンガポール支社を設立した。今回のECサイト立ち上げはシンガポール支社の活動の第一弾となる。
ECサイトでは、“あなたのタブーがワクワクに変わるまで”をビジョンに掲げ、妊活デバイスやオーガニック生理ショーツなど日本未入荷のプロダクトを含めた多様な商品を販売する。
同社は「女性の高学歴化、社会進出が加速しながらも、日本と同様に未だ性をオープンに語りづらい文化的背景があり、かつ女性の衛生環境に対する市場が7000億円にのぼるとされる東南アジアでフェムテック市場を確立することが必要だと考える。シンガポールは東南アジア経済の中心であり、医療・ライフスタイル関連の成長が著しいこと、域内貿易の盛んなASEAN諸国の中心に位置し、中国やオセアニア地域へのハブ都市にもなっていることから立地面や物流の観点で大きなメリットがある。シンガポール支社を起点に、東南アジア進出を目指すフェムテック企業のサポート、アジア・パシフィック地域での事業拡大を目指す」という。
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