若手スタイリストが惚れる新生「ボッテガ・ヴェネタ」の魅力 髙田勇人編

 ダニエル・リー(Daniel Lee)が手掛ける「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が注目を集めている。ダニエルは2018年に32歳の若さで、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。ブランドのエレガンスを再解釈した斬新な提案が共感を呼び、幅広い年齢層に支持されている。

 彼と同世代であり、今業界から注目を浴びるのが若手スタイリストの髙田勇人だ。スタイリスト祐真朋樹に師事し、16年に独立。モード誌や広告、アーティストのスタイリングなどを中心に活躍する。「ダニエルとは同じ1990年代に青春を過ごしてきた者同士のシンパシーを感じる」と言う髙田に、「ボッテガ・ヴェネタ」を自由にスタイリングしてもらった。

スタイリスト髙田勇人が選ぶ
「ボッテガ・ヴェネタ」

 1コーディネート目はブラックのロングコートに、ラバー素材が特徴のアンクルブーツ“パドル ブーツ”と、アイコニックな“イントレチャート”をナイロン素材で再解釈したトートバッグを合わせた。「『ボッテガ・ヴェネタ』のアイテムは実際に袖を通してみて初めて発見する良さが隠れています。コートはアームホールが狭く、最初はタイトな印象でしたが、実際にじっくり着てみるととても着心地が良い。ここが細いのには意味があったんだなと納得させられます。それからどんなアイテムもスリットやボタンの使い方など遊び心があってワクワクします。『ボッテガ・ヴェネタ』ではバッグやシューズに注目が集まっていますが、僕がオススメしたいのはウエアです。他のブランドでは見つけることのできないシルエットなので、多くの人にぜひ着て試してほしいなと思います」。

 ダニエルは以前「WWD ジャパン」へのインタビューで、縦の長さを強調する自身の特徴的なシルエットを“エロンゲイト(縦に引き伸ばした)”と表現した。窮屈なイメージがある“スキニー”や“スリム”とは違う、着る人の存在感を損なわない拡張のイメージだと言うのだ。2ルック目に髙田が着用したショート丈のジャケットとハイウエストのパンツはまさにそのダニエルらしい斬新なシルエットの組み合わせだ。「それぞれ別々で見たときはどちらも極端だなと思いました。けれど着てみるとちゃんとバランスが取れるように計算されている。最初は自分っぽくラフにTシャツを出して着ようと思いましたが、ランウエイのルックみたいにタックインして着たら最終的にはそれがしっくりきましたね。着用したカーディガンもいろいろな着方が楽しめます」。

表参道店がプレオープン

 「ボッテガ・ヴェネタ」は10月30日に、新たな旗艦店を東京・表参道にプレオープンする。同店限定アイテムとして登場するのが、髙田も着用した“パドルブーツ”の限定色“デューン”と、ナイロン素材のトートバッグ“ザ・パデッド トート”だ。加えて同じくナイロン素材のクロスボディーバッグ“ザ・パデッド テック カセット”も登場する。バッグ2型の限定カラーは“キャンピング”と呼ばれるモスグリーン。

「ボッテガ・ヴェネタ」で人気を集めるがメゾンの築き上げてきた技術が際立つ革小物だ。表参道店限定で登場するのは“イントレチャート”の財布3型。カラーは“キャンピング”をそろえる。

INFORMATION
BOTTEGA VENETA OMOTESANDO FLAGSHIP

プレオープン日:10月30日
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-5
営業時間:11:00~20:00
電話番号:03-5962-7630

PHOTOS(MODEL):YUTO KUDO
PHOTOS(WALLETS):KAZUSHI TOYOTA

問い合わせ先
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
0120-60-1966

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蝶理4~9月期の繊維事業は大幅減収 子会社の東京白ゆり會の事業を休止

 繊維・化成品の商社、蝶理の2020年4〜9月期は、連結の売上高が1021億円(前年同期は1643億円/新しい会計基準を適用したことにから前年同期比は非公表)、営業利益は前年同期比65.4%減の15億円。

 セグメント別では、繊維事業の売上高が435億円(前年同期は555億円)、セグメント別利益(経常利益)は同8.3%減の17億円で減収減益だった。アメリカ向けなどの海外事業は堅調だったものの、国内市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響による消費マインドの低迷や店舗の営業自粛が大きな痛手となった。

 また、蝶理の連結子会社である東京⽩ゆり會の事業を収束すると発表した。同社は「市場競争が厳しい中で、将来の収益確保が⾒込みにくい状況であることから事業収束を決めた」とコメントした。東京⽩ゆり會は1948年創業で、「ノンニ(NONNI)」などミセス向け婦人服の企画・卸を手掛けており、全国の百貨店を中心に60店舗以上を展開している。蝶理は14年に子会社化し、20年3月期の売上高は約11億円だった。21年2⽉末までは通常通り営業する予定。

 21年3月期(連結)の業績は売上高が同36%減の2100億円、営業利益が同42%減の47億円を予想している。

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蝶理4~9月期の繊維事業は大幅減収 子会社の東京白ゆり會の事業を休止

 繊維・化成品の商社、蝶理の2020年4〜9月期は、連結の売上高が1021億円(前年同期は1643億円/新しい会計基準を適用したことにから前年同期比は非公表)、営業利益は前年同期比65.4%減の15億円。

 セグメント別では、繊維事業の売上高が435億円(前年同期は555億円)、セグメント別利益(経常利益)は同8.3%減の17億円で減収減益だった。アメリカ向けなどの海外事業は堅調だったものの、国内市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響による消費マインドの低迷や店舗の営業自粛が大きな痛手となった。

 また、蝶理の連結子会社である東京⽩ゆり會の事業を収束すると発表した。同社は「市場競争が厳しい中で、将来の収益確保が⾒込みにくい状況であることから事業収束を決めた」とコメントした。東京⽩ゆり會は1948年創業で、「ノンニ(NONNI)」などミセス向け婦人服の企画・卸を手掛けており、全国の百貨店を中心に60店舗以上を展開している。蝶理は14年に子会社化し、20年3月期の売上高は約11億円だった。21年2⽉末までは通常通り営業する予定。

 21年3月期(連結)の業績は売上高が同36%減の2100億円、営業利益が同42%減の47億円を予想している。

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八木通商が高級人工ファー「エコペル」のジャパン社設立

 八木通商は10月16日、エコペルジャパン(ECOPEL JAPAN COOPERATION)を発足した。社長CEOには住吉聡・八木通商代表取締役兼常務が就任した。出資比率は八木通商が70%、エコペル社の親会社であるプレシラ社(PRESCILLA LIMITED)が30%。

 「エコペル」はラグジュアリーブランドからグローバルSPAまで顧客に持つ、高級人工ファーブランド。八木通商は昨年9月にプレシラ社と戦略的な資本提携に合意し、ジャパン社設立に向けて準備していた。ジャパン社は今後日本市場において、エコペル社が生産する商材の独占販売およびマーケティング活動を行い、「エコペル」ブランドのバリュー向上とビジネス拡大を図る。また、米国においても独占販売権(一部顧客除く)を取得し、八木通商アメリカ社がすでに積極な営業活動を行っている。

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京友禅の老舗「千總」からバッグやジュエリー 和のラグジュアリーを提案

 京友禅の老舗「千總(CHISO)」は11月初旬に初のオリジナルバッグを発売する。「千總」は1555年に京都で創業。創業以来、キモノだけでなく法衣や室内装飾品を手掛けてきた。約2年前にリブランディングに着手し、ロゴを変更。キモノにも洋服にも合わせられる初のバッグコレクション“オクタゴン”を製品化した。“オクタゴン”とはブランドのロゴにも使用している八角形のこと。ブランドのモノグラムをエンボスで施したレザーやオリジナルで作成した金具を用い日本の職人が一つ一つ丁寧に仕上げている。バッグはボックス型と巾着型の2種類で、折りたためるキモノに着想を得て、いずれも平らに畳めるようになっている。

 ボックス型はキモノに合わせる利休バッグから着想を得たかたちで大きいサイズはオーバーナイトバッグとしても使用可能だ。巾着型の取っては竹かごをイメージしており、組みひもなどディテールにもこだわっている。畳めるので旅行の際にはコンパクトに持ち運べる機能性と美しさを備えている。

 カラー展開はブラックやベージュな、チャコールなどのベーシックカラーおよびマジェンタやイエロー、ライトパープルなど鮮やかなカラーがそろう。ボックス型の価格はLサイズが30万円、Sサイズが24万円。巾着型はLが25万円、Mが23万円、Sが18万円。京都の本店と公式サイトで販売する。 

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【外食市場20年9月】飲酒業態、未だ売上5割。脱居酒屋でしか生き残れないのか。

一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:赤塚 保正)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2020年9月度は、月後半の4連休には一部で売上が前年並みまで回復、外食全体では86.0%と前月より2ポイント改善した。しかし、感染者数は"下げ止まり"で、企業の在宅勤務が続く中、特に繁華街・ビジネス街、ディナー時間帯、飲酒業態の苦戦は続いている。
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「ワタミの将来を担う焼肉事業には驚く”黒子”がいた」元ワタミ社長、桑原豊氏が影の功労者である

 ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長兼グループCEO:渡邉 美樹)が、居酒屋に変わる基幹事業として焼肉業態「焼肉の和民」1号店を大鳥居駅前に10月5日オープンした。6月には、ファミリー層をターゲットにした和牛焼肉食べ放題「上村(かみむら)牧場」を京急蒲田駅近くにオープンしており、コロナ禍での勝ち組業態である焼肉事業に本格参入した。コロナ禍でワタミの将来を担う焼肉事業には影の功労者、元ワタミ社長、桑原豊氏がいた。
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「ワタミの将来を担う焼肉事業には驚く”黒子”がいた」元ワタミ社長、桑原豊氏が影の功労者である

 ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長兼グループCEO:渡邉 美樹)が、居酒屋に変わる基幹事業として焼肉業態「焼肉の和民」1号店を大鳥居駅前に10月5日オープンした。6月には、ファミリー層をターゲットにした和牛焼肉食べ放題「上村(かみむら)牧場」を京急蒲田駅近くにオープンしており、コロナ禍での勝ち組業態である焼肉事業に本格参入した。コロナ禍でワタミの将来を担う焼肉事業には影の功労者、元ワタミ社長、桑原豊氏がいた。
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ロイヤル、ロイホ・てんや・シズラーを合併させ外食を1社化。希望退職200名も。

ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長CEO :黒須 康宏)が、外食事業会社を1社化する。ファミレス「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホスト株式会社が、「てんや」の株式会社テン コーポレーションと、「シズラー」「シェイキーズ」等のアールアンドケーフードサービス株式会社を吸収合併する。
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あの「小憎寿し」が「復活」している。倒産直前だったのにコロナが「運」を呼び込んだ

 コロナ禍で復活した会社がある。持ち帰り寿し店の「小憎寿し」だ。かつては2000店以上を展開し、一世を風靡したが、新たに勃興してきた回転寿司チェーンに押され、店舗数が急減。上場していたものの、9期連続の赤字を計上し、債務超過にもなった。だが、コロナが運を呼び込んでくれた。
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「サルヴァトーレ フェラガモ」と「フォーナインズ」がメンズフレームを初コラボ 2021年1月に発売

 イタリアのファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」(以下、フェラガモ)は、アメリカ・ニューヨークのアイウエアメーカーのマーション アイウェア(MARCHON EYEWEAR)と日本のアイウエアブランド「フォーナインズ(999.9)」とのコラボレーションを発表した。

 メンズのフレームを2021年1月に、「フォーナインズ」ブティックと国内の一部の「フェラガモ」のアイウエアの取り扱い店舗で発売する。「フェラガモ」のアイウエアのコラボレーションは初めて。マーション アイウェアは、「フェラガモ」とアイウエアのライセンス契約を締結している。

 同コレクションは9種類あり、「フォーナインズ」が日本で生産する。デザインは、「フェラガモ」のアイコンである“ガンチーニ(GANCINI)”から着想を得た独自のヒンジ構造などが特徴だ。価格は4万5000~5万5000円。

 ミカエラ・ル・ディヴェレック・レミ(Micaela Le Divelec Lemmi)サルヴァトーレ フェラガモ S.p.A最高経営責任者(CEO)は、「『フォーナインズ』は海外でも知られたブランドであり、その名は品質、革新性、卓越性の代名詞でもある。それは『フェラガモ』が常にビジネスの基盤としている3つの原則でもある」とコメントした。

 飯村祐一フォーナインズ社長は「『フォーナインズ』は機能的で高品質なモノ作りにより最高純度の品質を追求している。これらが相乗効果を生み、機能、品質、デザイン全てがより高い次元へと昇華され、グローバルなフィールドで眼鏡の新たなる可能性を示すと確信している。今回のコラボレーションは、『フォーナインズ』にとって新たなステージへと上るまたとない機会であり、より高みへと至る足掛かりになる」と期待感を示した。「フォーナインズ」は1995年の創業で、東京・銀座や渋谷、シンガポールなどに直営店を構える。

 同商品は今後、海外でも販売される予定だ。

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異業種含めコラボ連発で勢いを増す「ベイプ」 “意外性こそがアイデンティティー”

 90年代の裏原カルチャーを牽引してきたブランドの1つ「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」にとってコラボレーションはブランドカルチャーに根付くものだが、昨今はストリートの枠を超え飲食や自動車業界など多岐にわたり、そのスピード感にも驚かされる。改めて今、業界の内外で存在感を増している同ブランドの狙いを山野辺一徳クリエイティブ・ディレクターに聞いた。

WWD:最近とくにコラボアイテム発売のニュースが続いているが、その背景は?

山野辺ディレクター:転換期は2018年にブランド設立25周年を記念して行った「BAPE XXV」プロジェクトだった。表参道ヒルズで開催したアニバーサリーイベントでは国内外の40以上のブランドやアーティストとのコラボが実現した。その中で「スワロフスキー(SWAROVSKI)」や「フォーミュラ1(F1)」などの異業種とコラボしたことで、われわれだけでは実現できないアイデアが形になり、コラボの新たな可能性を感じた。

WWD:ストリートブランドのイメージが崩れる心配はなかったのか?

山野辺ディレクター:ストリートブランドとして始まったが、もうその枠には括られたくない。28年間変わらず大事にしているのは多様性や意外性をそなえた発信力のあるブランドであり続けることだ。

WWD:コラボ先にとって「ベイプ」の魅力は何?

山野辺ディレクター:圧倒的な認知度は武器だ。「ベイプ」の名前は知らなくても、サルのアイコンやカモフラージュは多くの人が認知している。知り合いの子どもが「ベイプ」ばかり着ていたことで興味を持ち、声をかけてくれたというコラボ相手もある。28年経った今、いろんな人のライフスタイルに「ベイプ」が入り込んでいるのを実感している。

WWD:「NARUTO-ナルト- 疾風伝」や「ドラゴンボール」など、日本のアニメとコラボする狙いは?

山野辺ディレクター:アニメを題材にしたコラボはとくに海外で人気で、供給が追い付かないくらいだ。ヒップホップアーティストの中にも「ドラゴンボール」ファンがいるなど、音楽文化とのつながりも深い。“ベティ・ブープ(BETTY BOOP)”や “ガーフィールド(GARFIELD)”、サンリオキャラクターなどは日本では意外に思われるかもしれないが、グローバルでは根強い人気。広くアンテナを張る「ベイプ」のフィルターを通すからこそ実現できたコラボだ。

WWD:客層はどのように変化してきた?

山野辺ディレクター:最近はとくに海外出店に注力し、アジア、欧米など海外ファンが増えた。国内では1990年代の原宿カルチャー世代から、今の若い子たちまで広くリーチできている。過去のアーカイブをアップデートして発表するアプローチが功を奏し、昔からの「ベイプ」ファンには懐かしく、若い層には新鮮に受け止めてもらっているようだ。

WWD:今後はどんなコラボを企画している?

山野辺ディレクター:これまで以上にコラボする業種の幅を広げたい。とくにインテリアなどのライフスタイルを強めたい。また現在ロンドンやニューヨークに新店舗を準備中だ。オープン記念のコラボアイテムに加えて、今後は出店先の文化を反映したコラボなども企画する。

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「ジル サンダー」のデザイナー夫婦が語るデジタルとリアルそれぞれの良さ

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は9月中旬に開かれた2021年春夏ミラノ・ファッション・ウイークには参加せず、10月8日に映像を通してウィメンズ・コレクションを発表した。映像は、暗闇にスポットライトで作られたランウエイを歩くモデルの姿をさまざまなアングルから捉えたもの。スローモーションやディテールのアップも取り入れ、同ブランドに欠かせない素材の質感やシルエットの美しさの表現を試みた。ルーシー・メイヤー(Luci Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)=クリエイティブ・ディレクターは、なぜこの手法を選んだのか?ミラノにいる2人に今シーズンのクリエイションの背景やこれからのファッション業界に対する考えを聞いた。 

WWDジャパン(以下、WWD):リアルなショーではなく、モデルが歩く姿を多角的に捉えた映像という方法を選んだ理由は?

ルーシー・メイヤー(以下、ルーシー):今はゲストを招いたリアルなショーを開くのにふさわしいときではないと考えていたので、服の動きやショーの雰囲気を体験できるような映像を作ることにしました。暗闇の中に光が差す演出やチェリストのケルシー・ルー(Kelsey Lu)による音楽を交えて、親密なムードを生み出したかったんです。

ルーク・メイヤー(以下、ルーク):ショーで最も重要なのは、各アイテムの持つエモーションを感じてもらうこと。ただ、今はたとえリアルなショーを開いたとしても皆が会場に来られるわけではありません。コレクションを直に見てもらえなくてもエモーションを伝えられるような映像を作るプロセスは興味深く、楽しいものでした。

WWD:ルック写真も一般的なランウエイ写真とは異なり、動きや雰囲気を重視したものでした。これもエモーションを伝えるということを意図したものですか?

ルーク:実際のショーではないのにランウエイ写真のように撮るのは違うと感じたので、映像の世界観とマッチするものが良いと思いました。

ルーシー:そうですね。映像と写真が呼応するものになっています。

WWD:新型コロナウイルスのパンデミック収束後にはショーを再開させたい?

ルーク:私たちはショーが大好きですし、その制作過程をとても楽しんでいます。これからのショー開催には大きな責任が伴いますが、ふさわしいときが来たら、また開きたいと考えています。それと同時に、実際にショーに来られない人も体験できるような映像などのメディアにも取り組んでいくことも大切だと考えています。もちろん全ての人を会場に招待したいけれど、物理的にそれはできないですから。

WWD:より多くの人に届けられるというのはデジタルの優位性の一つです。それ以外にデジタルとリアルそれぞれの良さをどのように考えていますか?

ルーク:デジタルは、自分の好きなタイミングで発表できるという点や、世界中の人々に渡航を強いる必要がないという点でも興味深いですね。そしてより多くのことをコントロールできるので、完璧に作り上げることができます。その一方で、リアルなショーのような “魔法がかった瞬間”は生まれません。ショーではスタイリングやキャスティングから照明、音楽まで全てがうまくいくように最善を尽くしますが、いつだって予想外の変更が生じます。それが現実世界での体験に“魔法”をかけるのです。これはデジタルではどうしても再現できないことであり、リアルショーならではの魅力。なので、将来的には両方を合わせることがベストだと考えています。

WWD:常に素材への強いこだわりを感じますが、21年春夏コレクションでこだわった点は?

ルーシー:今シーズンはデイウエアを意識して、いつもよりも柔らかく軽やかな素材を使いました。そしてデザイン自体も構築的ではなく、より体に寄り添いつつも締め付けないもの。例えば、オーガンジーのテーラーリングのようなアイテムです。そして、レイヤードによって異なる色の強さを表現しています。バッグもいつもは立体的なものが多いですが、今シーズンはソフトで体やシルエットの一部になるような触り心地の良いものを提案しています。

WWD:今は皆、ファッションにも“優しさ”や“心地よさ”を求めています。今季の提案はそういったことを考慮したからでしょうか?

ルーク:私たちは無意識のうちに自分たちのいる環境からの影響を受けているので、そういった部分もあるかもしれません。このような深刻な状況下で、より柔らかく軽やかで心地よいものに囲まれたいというのは自然ですよね。それがパンデミックから直接的な影響だったかは分からないけれど、潜在的な反応とは言えるでしょう。今の時代にふさわしいものが何かを感じ取るのも、私たちの仕事ですから。

WWD:ロックダウンは、クリエイションにどのような影響をもたらしましたか?

ルーク:全ての必要なものにアクセスできる恵まれた環境だったのでロックダウン自体は問題ありませんでしたが、自分たちの仕事やどのように地球に貢献できるかなどを考え、ファッション業界が大きく変わらないといけないという思いは強まりました。私たちのアイデアは、長く着られるようにクオリティーを極め、シーズンごとに新しいものを買わなくていいように使い捨てられないアイテムを作るということ。これは就任当初から取り組んでいることですが、その方向性が間違っていないということを確信しました。

WWD:長く着られるものを提案するというのは、持続可能なファッションの一つの形だと思います。他にブランドとして、取り組んでいることは?

ルーク:私たちが用いている全ての素材は、サステナビリティの基準を達成したサプライヤーから仕入れていて、選択肢があるときはよりサステナブルなものを選ぶようにしています。原料の栽培や素材の再利用から染色まで基準にはさまざまな項目があり、100%を達成するのは難しいですが、できる限り高めていくために挑戦を続けているところです。これは、もはや選択肢ではなく、皆が取り組むべきこと。私たちのアプローチが業界の変化に貢献できればうれしいですね。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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伊藤忠が「インコテックス」など伊スローウエア4ブランドの独占販売権取得

 伊藤忠商事はこのほど、メンズのパンツブランド「インコテックス(INCOTEX)」などを手がけるイタリアのアパレル企業スローウエア(SLOWEAR)の独占輸入販売権を取得した。これまで直営店を運営してきたスローウエアジャパンに加え、子会社の輸入商社コロネットを通じ、インポートアイテムの販売を強化する。

 スローウエアはイタリア・ヴェネツィアを本拠としており、「インコテックス」のほか、アウターウェアブランドの「モンテドーロ(MONTEDORO)」、ニットの「ザノーネ(ZANONE)」。シャツの「グランシャツ(GLANSHIRT)」などを展開しており、卸を軸に、現在はミラノやロンドン、パリ、東京などに世界の主要都市に小売店舗を32店舗出店している。日本では東京・丸の内、大丸神戸店、博多の岩田屋本店の3店舗。

 2021-22年秋冬からは、コロネットを通じ、百貨店や専門店、セレクトショップへの卸を強化。それぞれのブランドに加え、スローウエアブランドの世界観を打ち出す。3年後に小売ベースで30億円の売上高を目指す。

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セカオワFukaseに聞く、Tシャツに作品プリントのアマゾン新サービスに参画した理由

 アマゾン(AMAZON)の日本法人であるアマゾンジャパンは10月21日、アメリカやイギリス、ドイツで先行スタートしたオンデマンドのプリントサービス「マーチ バイ アマゾン(以下、マーチ)」を日本でも開始した。「マーチ」は、ブランドや作品のクリエイターがオリジナルの作品をアップロードし、Amazonがプリントして消費者に届けるオンデマンド・サービス。クリエイターにとっては先行費用や投資、在庫管理が不要ながら、サービスを先行展開している欧米にも作品提供が可能だ。アマゾンは、半袖・長袖のTシャツとトレーナー、パーカなどに作品をプリント。注文に応じてクリエイターにロイヤリティーを支払う。日本では、SEKAI NO OWARIで音楽活動を行うほか、架空の5人組バンドを通して世の中を風刺的に描くアニメーション「バッド ムード(BAD MOOD)」のデザイナーでありクリエイターを務めるFukasaら6人が作品提供を開始した(当面、アーティストの登録は招待制)。アマゾンジャパンはFukasaを起用した理由について、「鋭い感性と才能で幅広い活動をしている。特にファッションは独自のスタイルが評価されており、新しいトレンドを作る存在」とコメント。Fukasaによる「バッド ムード」は同月、アマゾンプライムでのアニメ放映も始まった。Fukasaに「マーチ」や「バッド ムード」について話を聞いた。

WWD:今回「マーチ」のサービスを利用して、「バッド ムード」のアパレル展開をスタートした理由は?

Fukasa:「バッド ムード」のアニメ放映がアマゾンプライムで始まることが大きかった。「バッド ムード」は僕の落書きからスタートした、アニメ主軸のプロジェクト。ファッションに広げるときも、キャラをプリントするだけの“二番煎じ”にはしたくなかった。自分でストーリーも考えるアニメを起点に、いろんなキャラクターをファッションで表現したい。その上で「アット トウキョウ(AT TOKYO)」などのプログラムで尖ったブランドと協業してきたアマゾンが魅力的だった。

WWD:そもそも「バッド ムード」にこれだけ注力する理由は?

Fukusa:各回18分間のストーリーの大枠を考えるのは、正直に言えば簡単じゃない(笑)。ただ、自分のメッセージや言葉は独特。外部の脚本家に委ねると、個性が失われてしまう。自分が生み出したものだから、逃れられないし、頑張ればいいって思っている。毎回のストーリーは、結構切り込んでいる。「バッド ムード」で社会の一部を切り取っている感覚だ。さまざまな社会問題は勉強しているが、意志・意見があるストーリーだから、批判はある程度覚悟している。

WWD:「マーチ」のサービスで、どんな洋服を世界に届けたい?SEKAI NO OWARIのツアーグッズとは何が違う?

Fukasa:バンドのグッズのようなものは、望んでいない。バンドや僕は知らなくても、アマゾンプライムで放映が始まった「バッド ムード」のキャラクターが可愛いと思って、洋服を買ってくれたら嬉しい。その逆もあると思う。目指すのは、「グッズ」ではなく「ファッション」。だから改めてキャラデザインは描きなおし、ロゴの配置なども再検討した、ファッションから離れすぎず、「バッド ムード」で伝えたいストーリーを補うような存在になれば。

WWD:普段のファッションは?衣装に着替える時などには洋服の「力」を感じる?

Fukasa:私服は、割とこんな風にカジュアル。一方のステージ衣装は、ピチッとしたものが多い。ステージ衣装に着替えると、集中力が高まるのがわかる。

WWD:今後、「バッド ムード」で挑戦したいことは?

Fukasa:本当はオフラインのイベントを開きたかった。引き続き、エンタメ性の高いイベントを考えたい。「コンプレックスコン(ComplexCon)」に行った時、エンタメ性の高い複合イベントのあり方に感動した。音楽はもちろん講義形式のエデュケーションも含め、俗っぽくないのに入りやすい。「バッド ムード」で、そんなイベントを開いてみたい。

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ギャップ社、23年までの経営戦略を発表 北米350店を閉店

 

 「ギャップ(GAP)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アスレタ(ATHLETA)」などを擁するギャップ社は22日、2023年までの経営戦略である「パワープラン2023(POWER PLAN 2023)」を投資家向け説明会で発表した。商品のラインアップ改善や顧客ロイヤリティーの向上、ブランドの認知度アップ、EC、オムニチャネル機能、店舗に焦点を当てる。

 ソニア・シンガル(Sonia Syngal)最高経営責任者(CEO)がオンラインで登壇し、「私たちは北米で最も大きなリテーラーだ。厳しい経済状況の中でも子どもたちは成長し続けている。私たちは不況に負けない品ぞろえがあり、アメリカのワードローブのカジュアル化を先導してきた」と冒頭で述べた。1億7000万人の顧客を抱える同社の20年1月期の売上高は前期比1.1%減の163億ドル(約1兆6950億円)だった。カトリーナ・オコンネル(Katrina O’Connell)最高財務責任者(CFO)は最終目標を「年間3〜5%の売上成長を促進し、10%以上の営業利益率を目指す。また、売上高の約10%の営業キャッシュフローを創出し、設備投資と株主への還元を通じてキャッシュを効率的に展開していく」と語った。

 「ギャップ」は北米の店舗数を今後3年間で35%削減し、店舗の80%をショッピングモール外にする。またヨーロッパの事業方針を再考してグローバルEC拡大を目指し、事業の撤退や部分的なフランチャイズモデルへの移行の可能性を探る。オコンネルCFOは、「『ギャップ』のECと、イギリス、フランス、アイルランド、イタリアにおける120の店舗を21年7月までに外部との提携に移行することを検討している」と語った。

 「バナナ・リパブリック」も店舗数を削減する方針で、同ブランドと「ギャップ」の北米店舗合わせて350店を閉店する計画になる。オコンネルCFOは、「23年までに『ギャップ』と『バナナ・リパブリック』の収益の約80%は、モール外の店舗とオンラインが占めるようにする」と言う。撤退に際して約2億1000万ドル(約200億円)の費用を計上予定だが、年間最大4500万ドル(約46億円)の賃料削減を見込む。

 一方「オールドネイビー」は、アクティブウエアやデニム、パジャマなどのカテゴリーに専念することでECを倍増させながら、今後3年間で売上高を80億ドル(約8320億円)から100億ドル(約1兆400億円)に増やす計画だ。また、20万人以下の地域を中心に年間30〜40店の出店を計画する。すでに同エリアを占めている大型小売店に変わるものを提供する狙いだ。同ブランドのナンシー・グリーン(Nancy Green)=プレジデント兼CEOは、「店舗は大切だ。私たちの戦略において重要な基盤であり続けており、店舗なしにオムニチャネルの顧客を獲得することはできない」と述べた。

 ギャップ社で最も急成長をしているブランド「アスレタ」は、約100の出店と卸売業者とのパートナー戦略で、ブランドの認知度を高める狙いだ。目標は23年までに売上高を10億ドル(約1040億円)から20億ドル(約2080億円)に増やすことだ。

 22日の説明会中にギャップの株価は上昇し、終値は前日比13.64%増の21.15ドル(約2100円)となった。またカニエ・ウェスト(Kanye West)の「イージー(YEEZY)」との数年に及ぶパートナーシップにも期待が集まっている。

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「エミリーウィーク」からオーガニックコットン吸水ショーツ登場

 ベイクルーズグループが展開する女性のバイオリズムに寄り添うライフスタイルブランド「エミリーウィーク(EMILY WEEK)」はこのほど、吸水機能と防水機能を備えた吸水ショーツを公式オンラインストアと全国の店舗で発売した。

 肌触りの良さにこだわり、全体に柔らかいオーガニックコットン生地を使用した。マチ部分には、吸水と防水の両方の機能を兼ね備えた1枚の生地を内蔵した3層構造で、厚みを抑えたシルエットを実現。吸水量はナプキン1枚分程度で、経血量の少ない時やおりものの多い時など、肌が敏感になり不快感を感じやすい時期を快適に過ごすアイテムとして提案する。使用後はつけ置き洗いで汚れを落とし、洗濯ネットに入れて洗濯することで繰り返し使用が可能だ。

 カラーはブラックとオールドブラウンをそろえ、同色同素材の定番ブラとナイトブラの上下セットでのとコーディネートもできる。価格は4900円。

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LVMHのティファニー買収、欧州委員会がゴーサイン

 欧州委員会は10月26日、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)によるティファニー(TIFFANY & CO.)の買収を承認した。ティファニーが証券取引委員会に提出した資料で明らかとなった。

 その一方で、両社は法廷闘争の真っただ中だ。2019年11月にLVMHはティファニーを1株あたり135ドル(約1万4000円)、162億ドル(約1兆6800億円)超相当で買収すると発表したが、20年6月に新型コロナウイルスや米国内の情勢悪化を理由に買収を再考していると報道された。その後、9月に入ってLVMHが仏の欧州・外務大臣からティファニーの買収を21年1月6日まで延期するよう要請されたことを理由に、当初の買収完了期限だった20年11月24日までに完了できないとして買収断念を発表した。

 これを受けてティファニーは即時にLVMHに契約の履行を求めて米デラウェア州衡平法裁判所に提訴した。さらにLVMHもティファニーが合意条件を満たしていないことなどを理由にティファニーを相手取り反訴し、両社の対立はより深刻になっている。

 ティファニーがLVMHに対して提起した本訴について、裁判所はトライアル(証拠開示で入手した情報を基に争点について事実を明らかにする審理手続きのこと)を21年1月5日から4日間にわたって実施すると決定した。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ボビイ・ブラウンが新メイクアップブランドで再出発 D2Cのクリーンビューティ

 メイクアップアーティストのボビイ・ブラウン(Bobbi Brown)は10月26日、新メイクアップブランド「ジョーンズ ロード(JONES ROAD)」を発売した。自身の名を冠したメイクアップブランド「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」を1995年にエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)に売却後、2016年にブランドを離れている彼女は以降、栄養士の資格を取得してウエルネスブランド「エボリューション_18(EVOLUTION_18)」を立ち上げたり、自身のサイト「justbobbi.com」をスタートしたり、さらには夫とニュージャージー州にあるホテル「ザ ジョージ ホテル(The George Hotel)」をデザインしたりするなど、さまざまな分野で活動してきた。4年ぶりとなるメイクアップブランドのローンチは、業界筋によるとエスティ ローダーとの競業避止義務契約が10月26日付で終了したために、このタイミングで行われたのだという。

 「ジョーンズ ロード」はあらゆる年齢や肌タイプ、肌色に対応し、クリーンなフォーミュラを特徴とする。また、スキンケア成分も多く配合し、つけ心地にもこだわった。全て公式ECサイトのみで販売するD2Cブランドだ。1991年に立ち上げた「ボビイ ブラウン」のフィロソフィーでもある、ナチュラルで素肌を生かしたメイクの考えはそのままだ。ただ新ブランドでは、さらに使う製品数を絞ったという。まずは色付きのマルチバーム“ミラクルバーム”(38ドル、約3900円)やマスカラ(26ドル、約2700円)、ふっくら仕上がるリップグロス(26ドル、約2700円)、リップグロスとペンシルアイライナーのセット(68ドル、約7000円)、アイシャドウの6SKUをそろえる。来年1月には、スティックファンデーションも発売予定だ。

 ボビイはエスティ ローダー カンパニーズを退社後、より自分らしさを取り戻せたという。「これまではスタイリストやPR担当、ドライバーが専属でいた。独立してからは自分の足でスタジオにジーンズとスニーカー姿で行き、メイクアップもセルフでやるようになった。シンプルでナチュラルな自分でいること、自然体でいることが最も自分らしいと感じた」と話す。そのような考えは、最近の若い女性のメイクアップのあり方にも通ずるものがあるという。「最近の子たちはコンプレックスを隠すのではなく、コンプレックスを個性として生かすようなメイクをしている」と話し、「ジョーンズ ロード」はまるでメイクアップをしていないかのような自然体でナチュラルなメイクをかなえると説明する。

 ブランド名は、ナビゲーションアプリ「ウェイズ(WAZE)」で見つけた通りの名前だそう。「昔ながらの、みんなから信頼され由緒あるブランドの名前のように聞こえたの。それが気に入って、ブランド名に選んだ」と話す。また、「ボビイ ブラウン」のように10億ドル(約1040億円)規模のブランドに育てる計画はないという。売り上げ目標は明かさなかったものの、業界筋は初年度の売り上げは2000万ドル(約20億円)に上ると予測する。

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新ライフタイルブランド「ネストウエル」がスタート 全てのアイテムにリサイクルポリエステル使用

 衣料品販売などを手掛けるカリテスはこのほど、ルームウエアを軸としたライフスタイルブランド「ネストウェル(NESTWELL)」をスタートした。ブランド名は、“nest(居心地のいい巣)”と“well(より良く)”を掛け合わせた造語で、着る人の人生が豊かになるライフスタイルアイテムを提案していく。

 ウィメンズコレクションは、柔らかな肌だわりのクルーネックショートスリーブドレス(1万2100円)やフーディー(1万2100円)、セミワイドパンツ(9900円)などをそろえる。メンズアイテムは同素材のコンフォートカーディガン(1万3200円)、リラックスパンツ(9900円)などをそろえる。

 “豊かな人生とは地球と共存すること”というメッセージを込め、環境負荷の少ない素材選びにこだわった。全ての製品にリサイクルペットボトルから作られた糸を使用しているほか、商品タグには再生紙を利用した。自然界の色から着想を得たナチュラルなカラーリングも特徴。さらに、一つのアイテムを長く大切に着てほしいという思いを込めて、ソックス以外の商品には旅行時のパッキングや洗濯時に使用できるネット型ケースを付けた。

 ECを軸に販売し、今後はセレクトショップなどでも取り扱う予定だ。

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渋谷のバーチャルハロウィン アクセス集中できゃりーぱみゅぱみゅライブを28日20時に延期

 渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」は、リアルなハロウィンイベントに代わる存在として企画していた「バーチャル渋谷 au5G ハロウィーンフェス」のスケジュール変更を発表した。当初は10月26日20時にオープニングイベントとしてきゃりーぱみゅぱみゅのライブを予定していたが、アクセス集中により視聴できない状況が続いた。これを受けて延期を決定、改めて28日20時にオープニングイベントとしてきゃりーぱみゅぱみゅのライブを行う。

 ハロウィン仕様になった「バーチャル渋谷」の常設コンテンツへは、通常通りアクセスが可能。「ハロウィーンフェス」の一環として29日21時に予定されていたBiSHのライブ、30日18時30分に予定されていた和牛のライブ、31日20時に予定されていたNULBARICHのライブなど、オープニングイベント以外のコンテンツは全て延期せず行う。今後変更などが生じた際は、公式ホームページと公式SNSで情報更新する。

 同イベントは、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会を中心としたバーチャルハロウィーン実行委員会が主催している。毎年、ハロウィン時期の渋谷は仮装をしてイベントを楽しむ人でごった返すが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大への懸念から渋谷区が来外自粛を呼びかけ、その代替としてバーチャルイベントが予定されていた。

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「ゾフ」と熊谷隆志がコラボレーションで追求する新しいアイウエアデザインとは?

 インターメスティックが手掛ける「ゾフ(Zoff)」と、スタイリストやフォトグラファーとして活動する熊谷隆志との協業によるプロジェクトが続いている。昨年、コラボレーションモデル「ゾフ×タカシ クマガイ(Zoff×Takashi Kumagai)」の発表に続いて、今年は熊谷がディレクターを務めるストリートウエアブランド「ウィンダンシ ー(WIND AND SEA)」とのサングラスを発売し、「ゾフ×タカシ クマガイ」の第二弾も販売中だ。「ゾフ」が熊谷とのコラボレーションで追求するアイウエアデザインとは?熊谷とインターメスティックの高島郷クリエイティブデザイン室プロデューサーに話を聞いた。

熊谷隆志はサングラス
300本以上を所有するコレクター

WWD:「ゾフ×タカシ クマガイ」スタートの経緯は?

高島郷インターメスティック クリエイティブデザイン室プロデューサー(以下、高島):「ゾフ」はTシャツのように気軽に着替えるアイウエアを低価格で提供することを目指して、2001年に東京・下北沢に1号をオープンしました。それ以来、アイウエアをファッションアイテムとして定着させて幅広い客層を獲得してきましたが、20~30代の男性の売り上げ構成比率が十分ではないことが分かりました。そこで、若者に絶大な支持がある熊谷氏にコラボレーションをお願いして、ファッション性が高い商品強化を図ることにしました。

WWD:アイウエアデザインを引き受けた理由は?

熊谷隆志(以下、熊谷):私の先輩を介して、「ゾフ」をご紹介いただきました。これまでアイウエアをデザインした経験はありますが、これほどの規模は初めてです。私はサーフィンに加えて最近ゴルフを始めたこともあって日常的にサングラスを愛用しており、300本以上を所有しているコレクターでもあります。スタイリストの仕事を始めたときからアイウエアにも興味を持っていたので、ぜひデザインしてみたいと思いました。

WWD:「ゾフ」にどんな印象を持っている?

熊谷:私が最初に「ゾフ」を掛けたのは、2年前に発表されたアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)がインスピレーション源の“アイム アンディ・ウォーホル(I’M ANDY WARHOL)”でした。そのとき感じたのは、この安い価格で、こんなに高いクオリティーのアイウエアができるのかという驚きでした。この価格なら、若者にも手が届く。そこが「ゾフ」の一番の魅力だと思います。

デザインのベースは
アメリカンクラシック

WWD:「ゾフ×タカシ クマガイ」のコンセプトは?

熊谷:基本的には、私が掛けたいと思う商品をデザインしています。テーマは“アメリカンクラシック”です。第二弾はブラックやブラウンなどの定番カラーだけではなく、ウッド調の仕様を加え、レンズはグリーンを基調に落ち着いたカラーで構成しました。インディーズ映画に影響を受けることがありますが、好きな建築家の一人であるル・コルビュジエ(Le Corbusier)が掛けていたラウンドタイプも加えました。

WWD:若者の客層は狙い通り増えている?

高島:想定以上の反応を得ています。熊谷氏のフレームのデザイン、色選びから、キービジュアルの製作までブランドの世界観を明確に表現できていることが大きいと思います。

WWD:今後、このコラボレーションをどう発展させたい?

熊谷:私が作りたい商品が、低価格で実現できています。アイウエアはトータルコーディネートの中で重要なアイテムです。今後は、さらにデザインの背景やクラフツマンシップを見せていきたいと思います。

高島:熊谷氏と今後の計画を話し合っていますが、サングラスに加えて、今後オプティカルフレームも拡大したいと思います。「ゾフ」は創業20周年を迎える2021年に向け、“アイ パフォーマンス(Eye Performance)”をコンセプトとしたリブランディングを始動しました。さらにファッション性が高い商品を作ることもミッションの1つです。熊谷氏と協力した真剣なモノ作りで、ライフスタイルを豊かにできる商品開発を続けたいと思います。

問い合わせ先
ゾフ・カスタマーサポート
0120-013-883

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「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン」が提案する モダン&ビンテージの新解釈

 オランダのファッションブランド「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)」のアイウエア「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン(VIKTOR & ROLF VISION)」が2020年秋冬の新作を発表した。同ブランドは、福井県に本社を置くアイウエア企業の村井が2004年にスタートしたもので、同社のライセンスビジネスの柱だ。

高いデザイン性と
メード・イン・ジャパンの
クオリティーを融合

 デザインの特徴は、同ブランド独自の視点で解釈したクラシックとモダンの融合。そして、日本の高い技術力を駆使したオートクチュールブランドにふさわしいクオリティーを兼ね備えていることだ。

 2020年秋冬コレクションは、「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン」らしい“モダン・ビンテージ”とは何かを改めて追求した。注目したいのは、異素材間のコントラストを鮮明にしたアセテートとメタルのコンビネーション、そしてビンテージ感のある落ち着いたカラーリングだ。

 ”70-0242・0243”モデルは、ビンテージテイストのシェイプのフロントに特殊なリムをナイロール式に取り付けたメタルとのコンビネーションフレームで、洗練されたデザインと快適な掛け心地を両立させた。また、一体成型のシートメタルのフロントに、上下に分かれたアセテートのパーツを組み合わせた”70-0244”モデルは、クラフツマンシップから生まれた造形美を感じる。そして、”70-0245”モデルは、靴ひもの先につけるおおいを意味する“アグレット”をイメージしたカラフルなモダン(耳あて)が、全体のバランスに変化を加えるアクセントだ。流行に左右されないシーズンレス、ジェンダーレスなデザインと、軽く快適な掛け心地を生み出す確かなモノ作りで幅広いファンを獲得している。価格は2万9000円。

新しい挑戦を始めた
デュオに注目

 「ヴィクター&ロルフ」のデザイナー、ヴィクター・ホスティン(Viktor Hosting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)の二人は共に1969年生まれで、オランダのアーネム・アカデミー・オブ・ファイン・アーツを卒業。93年の南フランス・イェールで行われた「ヨーロッパ新人デザイナーコンテスト」での受賞をきっかけに注目を集め、98年、オートクチュール・コレクションに招待メンバーとして参加したのに続き、2000-01年秋冬パリ・コレクションにデビュー、03-04年秋冬にメンズコレクションを発表した。「H&M」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」「サムソナイト(SAMSONITE)」などとの多彩なコラボレーションは話題を集め、その後ブランドの高級化を目指してオートクチュールに専念したが、20年秋冬にメンズライン「ミスター・ミスター(MISTER MISTER)」をスタートした。

 新しい挑戦を始めた「ヴィクター&ロルフ」が独自の美意識を落とし込んだ「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン」にも、さらに注目が集まりそうだ。

問い合わせ先
村井
0120-953-429

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高田賢三が「マスナガ」に表現した日本の伝統工芸へのオマージュ

 デザイナー高田賢三がディレクターを務める増永眼鏡の「マスナガ デザインド バイ ケンゾータカダ(MASUNAGA DESIGNED BY KENZO TAKADA)」はスタートして今年で7年目を迎え、同社を象徴するコレクションとして確立している。高田は増永眼鏡のチームとのミーティングを繰り返しながら、アイウエアデザインに意欲的に取り組んできたが今月死去。生前に完成した今秋の新作は、彼がオマージュを捧げた日本の伝統工芸の要素を今まで以上に色濃く落とし込んでいる。

日本的デザインと
高い技術力を海外も評価

 発表した2型のうち花の名前から付けた“ボタン(BOTAN)”モデルは、べっ甲のかんざしから着想を得たオーバーサイズのラウンド型サングラス。フロントに高田家の家紋である桔梗の模様を切り抜いたメタルパーツを付け、テンプルのデザインは19世紀に流行した手持ち眼鏡“ローネット”の装飾性をモチーフとしたアラベスク模様を施した。高田らしい和と洋の融合だ。

 もう1つの“セドナ(SEDNA)”モデルは、厚さ3mmのチタンのシートメタルに、風防のためにデザインした厚さ10mmのプラスチックのパーツをインナーリムに組み込んだ立体的なフォームだ。ブリッジの上部にアラベスク模様の別パーツを付け、装飾性だけでなく強度にもこだわっている。テンプルとテンプルエンドのメタルパーツにも繊細な彫金を施して重厚感を出した。

 日本の眼鏡産業の祖として100年以上の歴史を持つ福井県の増永眼鏡の強みは、熟練の眼鏡職人による高い技術力だ。伝統の手仕事から生まれた機能性と、東洋と西洋を融合した高田ならではの美意識が絶妙にマッチした商品力は海外でも評価が高い。「マスナガ デザインド バイ ケンゾータカダ」は、2014年のデビュー作がシルモの“シルモ・ドール”賞を受賞して一気に注目を集めた。生前の高田が今回のモデルで表現したジャポニスムは注目を集めそうだ。

歴史の重みを感じる
「マスナガ」のオリジナルブランド

 増永眼鏡のオリジナルブランドはどれも歴史の重みを感じるストーリー性を持つ。その強みは伝統の技術力に裏打ちされた快適な掛け心地と、流行に左右されないタイムレスなデザイン性だ。2020年秋の最新作もクオリティーを高めたバリエーションが充実している。増永眼鏡の創業年を冠した「マスナガ シンス 1905 (MASUNAGA since 1905)」の最新作のポイントは、高い技術力から生まれた造形美。“ベイブリッジ”モデルは、0.6mmのベータチタンをベースに構築した立体的なブリッジとリムの二重構造がアクセントだ。

 「G.M.S.」シリーズのルーツは、1933年、昭和天皇が福井県を訪問した記念に献上された増永眼鏡の3本のラウンドフレーム。最新作は細いチタンとアセテート生地を組み合わせて、シンプルな上品さをデザインした。

 「光輝」シリーズは、1970年に開催された大阪万博の松下館の企画で使用された“カスタム72”の後継モデルとして誕生。フルアセテートの新型は、“コントラスト”をテーマにマスキュリンとフェミニン、クラシックとエレガンスを表現した。

 増永眼鏡は早期からグローバル化に着手し、ミラノのミド(MIDO)、パリのシルモ(SILMO)、ニューヨークのビジョンエキスポ(VISION EXPO)など海外の主要眼鏡展に出展するなどして販売網は30カ国に広がった。海外の売り上げが国内を上回っており、メード・イン・ジャパンの強みを世界で発揮している。

問い合わせ先
増永眼鏡
03-3403-1918

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「トニーセイム」がブランド設立10周年でベルギーの「テオ」とコラボレーション

 今年創業10周年を迎えた「トニーセイム(TONYSAME)」のアニバーサリーコンテンツは、「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト」の第二弾であるベルギーのアイウエアブランド「テオ(THEO)」とのコラボレーションだ。

“われわれは美しいデザインの
アイウェアを生み出す
パッションを共有している

 アジアとヨーロッパのアイウエアブランド同士の異例コラボレーションから生まれた特徴は、アート感覚溢れる「テオ」らしいフォームや大胆なカラーリングと、「トニーセイム」の高い技術力が融合していることだ。

 「昨年の第一弾が完売したことは、大きな自信となった。ある意味で『テオ』は『トニーセイム』の対極にあるブランドだ。デザインに全霊をささげる『テオ』のアート感覚と『トニーセイム』が得意なテクノロジーが融合して新しい価値観を生み出している」と細井礼トニーセイムジャパン社長。「『テオ』らしく考え抜かれたコンセプトで『トニーセイム』を表現してくれた。厚いチタンを切削したフロントのリムの立体的な構造や智元に組み込んだ独自のパーツ使いなど『トニーセイム』ならではの難度が高い技術力とミックスした面白いアプローチができた」と評した。テンプルには、“トニーセイム・ラブス・テオ”の文字が刻まれている。

 「テオ」は、デザイナーのパトリック・フート(Patrick Hoet)と、眼鏡店を営んでいたウィム・ソーメルス(Wim Somers)の二人が1987年にベルギーのアントワープで設立した。ブランド名の「THEO(テオ)」はフート(Hoet)の文字を入れ替えたもの。「テオ」の創業者の息子で、同プロジェクトを主導したトーン(TOON)は「このコラボレーションで最も興味深い点は、双方が限界に挑戦していることだ。お互いの強みを生かして、『テオ』のアイデンティティーであるメタル素材をフロント部分に使い、『トニーセイム』を象徴するチタンのヒンジとアセテートのテンプルを組み合わせた。『テオ』と『トニーセイム』は、美しいデザインのアイウエアを生み出すパッションを共有している」とコメントした。デザインは2型で、価格は各4万円。

「トニーセイム」の
メインコレクションも充実

 「トニーセイム」のメインコレクションも充実度を増している。「10年の積み重ねの中で構築した独特の“ジャパニーズ・ベーシック”のファンを獲得できた。それをさらに進化させた結果が、最新作のクオリティーにつながっている。強い存在感のあるデザインながら、どんな服にも合わせやすい。『トニーセイム』をエモーショナルに買い求めてほしい」と話した。

 香港本社と協力しながら次代を見据えたブランディングを主導する細井社長がテーマとしているのは“コネクト(つながる)”すること。「さまざまなモノ、コト、ヒトとつながることによってブランドを進化、成長させていくことを心掛けている。今回のコラボレーションもその一環だ」と説明する。

問い合わせ先
トニーセイムジャパン
03-6914-0008

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「ジンズ」が大人の女性向けカラーコンタクトレンズを発売 メイク感覚で楽しむ瞳のおしゃれ

 「ジンズ(JINS)」は、オリジナルコンタクトレンズ「ジンズ ワンデー(JINS 1DAY)」から、大人の女性向けカラーコンタクトレンズ「ジンズ ワンデー カラー(JINS 1DAY COLOR)」を10月22日に「ジンズ」オンラインショップと一部の「ジンズ」店舗で発売した。

へアメイクアップアーティストの
林由香里が監修

 特徴は、“カラコン=メイク”と定義し、へアメイクアップアーティストの林由香里の監修で商品開発を行ったこと。その日の気分に合わせて、メイク感覚で選べる色のバリエーションをそろえた。

 林由香里は「どれもすごくナチュラルで普段のメイクの邪魔をしません。目の存在感を主張するのではなく、メイクになじんでほかを引き立たせてくれます」とコメントしている。

 種類は、“ベースメイクアップ”と“ポイントメイクアップ”の2シリーズ。“ベースメイクアップ”は化粧の“ベースメイク”から着想を得ており、ありのままの瞳の美しさを引き立てるナチュラルカラー。“ポイントメイクアップ”は色を際立たせたアクセントカラーで、目の印象の変化を楽しむというものだ。それぞれグレー、ブラック、ブラウン、ベージュの4色展開で計8色ある。着色部分をレンズではさみ込むことで色素が直接目に触れることなく着用できる“サンドイッチ構造”を取り入れて品質を担保している。価格は1箱2枚入りが300円、1箱10枚入りが1500円。

年齢や生き方を表現する
「メイクアイテムに

 ジンズは「ジンズ ワンデー カラー」の発売にあたり、都市部在住の美容に興味がある25~39歳の大人女性150人に意識調査を実施した。それによると、全体の約9割が「目元の印象を変えてみたい」と思っていることが判明。また、過去にカラコンを卒業した大人女性の約8割、カラコン未経験の大人女性約5割が「カラコンを使用したい」と考えているものの、使用しない理由として「品質・衛生面に不安がある」(29.3%)、「若者のためのものだと思っているから」(20.0%)と回答するなど、カラコンに興味はあるものの、品質やデザインに懸念があることが分かった。「ジンズ ワンデー カラー」はこれらの悩みを解決し、自身の年齢や生き方にふさわしいアイテムとして着用できる安心・安全のカラーコンタクトレンズを目指した。新型コロナ禍でテレワークやオンライン化が定着する中、画面越しの顔の印象を変えるメイクアイテムの1つとなりそうだ。

 なお、「ジンズ」オンラインショップ限定の無料サンプリング(予定数量に達し次第終了)やインスタグラムでのバーチャル試着体験などのキャンペーンを行っているほか、美容系インフルエンサー10人が各自のインスタグラムアカウントでカラコンを使ったメイク術をライブ配信するチャレンジ企画を10月31日まで実施中だ。

問い合わせ先
ジンズ
0120-588-418

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スキンケアでも注目される肌の常在菌「マイクロバイオーム」ってなぜ重要なの? 「ランコム」研究員が指南

 「ランコム(LANCOME)」は、全世界でベストセラーの看板製品“ジェニフィック”シリーズでも着目する肌の常在菌「マイクロバイオーム」研究に関するシンポジウムを開催した。近年、スキンケアでマイクロバイオームに注目した製品は増えており、その重要性は明らかだ。先駆者である「ランコム」の研究者らが、その効果とほかとの違いについて語った。

ーーそもそもなぜ、このタイミングでシンポジウムを開催したのか?

アニー・ブラック(Dr. Annie Black)=「ランコム」インターナショナル・サイエンティフィック・ディレクター(以下、ブラック):ここ数カ月で、私たちの生活や人との交流の仕方に大きな変化がありました。マスクの着用で肌に変化を感じている人も多いはずです。長期間使用すると、肌に刺激を与える可能性があり、さらに皮膚を閉塞します。マスクの下の皮膚は高温多湿な環境にさらされ、皮膚バリアの弱体化、乾燥、発疹、さらにはニキビにつながる可能性があります。そんな今だからこそ、肌のバリア機能を高めることが大切だと感じており、その役割の一つをはたすのがマイクロバイオームなのです。

ーー肌のバリア機能とは?
ブラック:私たちの体の最外層である皮膚は、外部刺激や乾燥から守ります。簡単に言えば、肌に良いものを入れたり、悪いものを入れないようにしたり機能します。このバリア機能には、健康なマイクロバイオームが不可欠なのです。

ーーマイクロバイオームとは?

ガブリエル・アーマッド・コードル(Dr. Gabriel Ahmad Khodr)=ロレアル アドバンスド リサーチ インターナショナル・マイクロバイオロジー・サイエンティスト(以下、コードル):人の体に存在する微生物のことを指します。皮膚の表面に存在するマイクロバイオームは私たちの皮膚の防御に大きな役割を果たし、体と環境の間の交換を調節します。マイクロバイオームを形成するさまざまな微生物間のバランスは、私たちの肌の健康と美しさに欠かせません。 しかし、このバランスは日常のさまざまな刺激や生活習慣により頻繁に脅かされます。

ーー日常にあるさまざまな刺激とは?

コードル:紫外線や大気汚染、加齢、喫煙、投薬、栄養不足、さらには心的ストレスなどが含まれます。基本的に肌は、私たちのライフスタイルを反映しています。また、洗顔やクレンジングも(良い菌を)攻撃する可能性もあるのです。これらの要因によりマイクロバイオーム内のバランスが崩れると、乾燥や感染症、湿疹、ニキビなどさまざまな皮膚障害を引き起こす可能性があります。つまり、マイクロバイオームのバランスを維持することは皮膚の健康のために非常に重要なのです。

ーーこのバランスを取り戻すには?

コードル:起こってしまった刺激のケアには、やはりスキンケアでいたわることが大切でしょう。ただし、上から塗布する化粧品だけでなく、生活習慣を見直したり、食事に気をつけたり、内側からのアプローチも同様に大切です。内臓のマイクロバイオームを健康に保つことは、肌のマイクロバイオームにも作用されるとも言われています。

ーー最近はマイクロバイオームに着目したスキンケアも多く見かけるが、“ジェニフィック”はほかと何が違うのか?

コードル:“ジェニフィック”の処方には、マイクロバイオームの“エサ”となるプレバイオティクスと、美容効果をもたらすプロバイオティクス由来成分を特許取得済みの方法でバランスよく配合しています。

ブラック:なお、全てのプレバイオティクス・プロバイオティクスが皮膚のマイクロバイオームに有益であるわけではありません。
「ランコム」は、何百もの組み合わせを研究して、皮膚のマイクロバイオームに作用するものはごくわずかであることを発見しました。私たちが厳選した7種のプレバイオティクス・プロバイオティクスは、肌を保護、制御、回復する能力をサポートするのに優れた組み合わせです。また、「マイクロバイオティックスが入っている」とうたう他社製品もありますが、本当はプロバイオティクスをそのまま入れようとすると、冷蔵保存する必要があるんです。われわれはバイオテクノロジーを生かし、常温保存できるようにマイクロバイオティクスを処理し、処方に配合することに成功しました。

 以前から内臓のマイクロバイオームについての研究は盛んに行われてきましたが、皮膚のマイクロバイオームを16年前から行ってきたわれわれはパイオニアと言えるでしょう。ただ、まだまだ明かされていないことも多く、日々進化している分野でもあります。だからこそ今回シンポジウムを開催しましたが、今後も多くの研究が生まれると思いますし、スキンケア分野において最もホットなトピックスの一つでもあると思います。

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焼肉ライクも植物肉の扱いスタート。コメダ、ドトール、きちりと普及中。

焼肉のファストフード「焼肉ライク」が11月1日(日)から植物肉を店舗限定で販売する。それに先立ち、10月23日(金)から渋谷宇田川町店先行で単品「NEXTカルビ 50g 290円(税抜)」「NEXTハラミ 50g 310円(税抜)」を販売。また、また10月31日(土)までの期間限定で焼肉セット注文客に試食用を無償で提供する。
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「家系」御三家「六角家」破産でも「町田商店」は東証1部上場。「日高屋」並みの店舗網を持つ「隠れ大手」

 ラーメン店の倒産が増加する中で、家系と呼ばれるラーメン店が人気だ。ただし、「家系」御三家と言われる「六角家」が破産する一方、「町田商店」を展開するギフト(本社:東京都町田市、田川翔代表取締役)は、直営100店舗を達成し、東証一部に上場した。ギフトは何が違うのか?
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ゼットン、カクヤスなどから3億5千万円増資。DD応じず持株比率下げる。

株式会社ゼットン(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 伸典)が、コロナ対策運転資金として約3億5千万円の第三者割当増資を行うと発表した。引き受けるのは、酒類卸カクヤスのグループ会社で中小企業に投資する株式会社SKYグループインベストメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:針谷 祐司)を始めとする2法人と8個人。
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AIが分析したビジュアルで消費者の心をつかめ LV親会社も利用するソフトウエア会社が提言

 人々が思うように外出できない状況が続く中、集客や売り上げ維持に悩むブランドや小売店も多いだろう。顧客を引き付ける手段としてソーシャルメディアが有効だと分かっていても、うまく活用できていないケースも少なくないと専門家は言う。

 画像解析AI(人工知能)を核としたビジュアル・マーケティング・ソフトウエアを開発するダッシュ・ハドソン(DASH HUDSON)のミシェル・ベルシック(Michelle Belcic)=ブランドストラテジー担当バイス・プレジデントは、「コロナ禍の影響が大きい地域ほど、フェイスブック(FACEBOOK)、インスタグラム(Instagram)、ワッツアップ(WhatsApp)などの利用者数が増えており、ツイッター(Twitter)は前年同期と比べて23%増加した。また米国の成人が一日にソーシャルメディアに費やす時間は平均で82分も増加している。自由に出かけられず、リアルでのイベントもあまり行えない状況下で、ソーシャルメディアは消費者との数少ない接点だ。そうしたプラットフォーム上で顧客の心をつかむような魅力的なビジュアルを展開できるかどうかが成功へのカギとなる」と語った。

 ダッシュ・ハドソンは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)や、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)、そして米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)などにソフトウエアを提供している。

 ベルシック(Michelle Belcic)=バイス・プレジデントによれば、実店舗での売り上げがコロナ禍以前のレベルに戻るには5年程度かかると予想される一方で、2020年におけるECの売り上げは前年比18%増が見込まれている。「新型コロナウイルスの影響で小売り環境は急激に変化した。ECの強化に乗り出す企業が多く、ナイキ(NIKE)は21年末には売り上げの30%がECとなる見込みだが、いずれはこれを50%にまで引き上げたいとしている。また『ザラ(ZARA)』などを擁するインディテックス(INDITEX)は21年までに1000~1200の店舗を閉じ、今後3年間でECの強化に10億ドル(約1050億円)を費やすと発表している」と述べた。

 ソーシャルメディアには毎日膨大な量のコンテンツが投稿されているが、消費者の目に留まるにはどうすればいいのだろうか。ベルシック=バイス・プレジデントは、「人間の脳に伝達される情報の90%は視覚によるもので、画像や動画はテキストの6万倍の速さで処理されるといわれている。つまりソーシャルメディア戦略ではビジュアルが非常に重要となるが、どのようなコンテンツが消費者に“刺さる”かを考えるには、固定客などコミュニティーの意見に耳を傾けることが大切だ。現在業績を伸ばしている企業の多くは、コミュニティーとの対話から得たデータに基づいてビジュアルを作成している」と説明する。

 その好例が、ロンドンを拠点にラグジュアリーECサイトを手掛けるマッチズファッション(MATCHESFASHION)だという。「同社はコミュニティーの意見を取り入れたコンテンツを作成し、それをウェブサイトやメール広告などで使用している。顧客はブランド側が自分を理解し、大切にしてくれていると感じるので、売上増へとつながる」。

 同氏はまた、より大規模にデータを収集する方法としてAIの活用が有効だとしている。「当社のビジョン(Vision)というソフトウエアは、マシンラーニングとコンピュータービジョン技術を組み合わせたもので、膨大な量の“ビジュアルキュー(視覚的な手がかり)”を分析してビジュアルの特性や、ソーシャルメディア上でのパフォーマンス予測を行う。こうして解析されたブランド独自のアルゴリズムに基づいて、クリエイティブ戦略を効率的に策定できるようになる」と話す。

 オーストラリアのアパレルチェーン、コットンオン(COTTON ON)もビジョンを導入している企業の一つだ。同社でソーシャルコマース(SNS上での商品販売)用の画像を選択する際、ビジョンのデータを活用して選んだものは、そうでないものと比べてクリックスルー率(広告をクリックして広告主のコンテンツに移動した率)や商品購入のコンバージョン率が一貫して高いという。

 これらに加えて、さまざまなソーシャルメディアの特性を理解することも重要だ。ベルシック=バイス・プレジデントは、「何かを買おうと思っている消費者が多く集まるSNSとして、ピンタレスト(Pinterest)が挙げられる。同ユーザーの84%は購入を計画する段階でピンタレストを見ており、98%のユーザーはピンタレストを見ているうちに購買意欲が刺激されて商品を購入したと答えている。こうしたデータを踏まえて、『アンソロポロジー(ANTHROPOLOGIE)』が手掛けるブライダルブランドの『ビーホールディン(BHLDN)』は、ピンタレスト上で画像や動画をまとめておけるボード機能を使い、取り扱っているウェディングドレスや小物類のビジュアルコレクションを作成した。そこでオフショルダードレスの人気が非常に高いことや、好まれるビジュアルイメージの傾向などが分かったので、そうした情報を提携ブランドと共有して売り上げを伸ばしている」と述べた。

 ベルシック=バイス・プレジデントは、「ウェブ広告では、クリエイティブの質が売り上げを直接左右する。もうすぐホリデー商戦の時期だが、AIのサポートなしに挑もうとしているのであれば、大きな機会損失となる可能性がある」と締めくくった。

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日比谷オクロジに出店した鰻の名店「うな富士」が大繁盛。経営は名古屋の「かぶらやグループ」。東京撤退のリベンジ図る

 名古屋を代表する鰻の名店、3時間待ちの人気を誇る「うな富士」が、東京に初進出した。出店したのは、有楽町駅と新橋駅の間の高架下を、JR東日本都市開発が再開発した新商業施設「日比谷オクロジ」内。客単価5000円超ながら行列ができる。名店を誘致したのは、実質的に一時東京から撤退した名古屋の雄、かぶらやグループだ。
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「ジョン ローレンス サリバン」が今年6月に即完したフロッキーデニムパンツを再販 限定カラーも

 「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」は10月31日、2020年秋冬コレクションで発表したフロッキーデニムパンツを再販する。今年6月に発売したパープルとイエローに加えて、直営店限定でレッドとホワイトの2色を用意。公式オンラインストアほか、伊勢丹新宿本店などで扱う。

 同商品は今年6月に即完売したモデルで、ブラックデニムにフロッキー加工とユーズド加工を施した5ポケットデニムパンツだ。履き込むことでブラックデニムが露出し、経年変化を楽しむこともできる。価格は3万8000円。

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「ジョン ローレンス サリバン」が今年6月に即完したフロッキーデニムパンツを再販 限定カラーも

 「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」は10月31日、2020年秋冬コレクションで発表したフロッキーデニムパンツを再販する。今年6月に発売したパープルとイエローに加えて、直営店限定でレッドとホワイトの2色を用意。公式オンラインストアほか、伊勢丹新宿本店などで扱う。

 同商品は今年6月に即完売したモデルで、ブラックデニムにフロッキー加工とユーズド加工を施した5ポケットデニムパンツだ。履き込むことでブラックデニムが露出し、経年変化を楽しむこともできる。価格は3万8000円。

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「ベイプ」が「ポケモン」とコラボ ピカチュウが“ベイビーマイロ”調に

 「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R) )」は10月31日に、「ポケモン(POKEMON)」とのコラボコレクションを発売する。

 ピカチュウをはじめ、フシギダネやヒトカゲ、ゼニガメ、カビゴンなどの人気キャラクターを“ベイビーマイロ”調に描いたグラフィックを、Tシャツやトートバッグ、キーチェーンなどの豊富なアイテムに落とし込んだ。ピカチュウになりきれる耳付きのフーディーも登場する。同コレクションはメンズ、ウィメンズ、キッズで展開する。

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「アディダス」とビヨンセの「アイビーパーク」がコラボコレクション第2弾

 「アディダス(ADIDAS)」とビヨンセ(Beyonce)のブランド「アイビーパーク(IVY PARK)」は30日、第2弾となるコラボコレクションを発売する。“ドリップ2(The Drip 2)”と題した新作コレクションではXXXS〜4Xサイズをそろえ、ジェンダーニュートラルに展開する。ジムで着用できるアパレルとシューズを中心に、ベルトや靴下、ハット、ベルトバッグ、ダッフルバッグなどを取り扱う。「アディダス」の公式サイトで29日から先行発売し、30日から店舗でも販売する。価格はアクセサリーの25ドル(約2600円)からアウターウエアの200ドル(約2万1000円)までだ。

 シューズは第1弾で発表した“アイビーパーク ウルトラブースト”や“ナイト ジョガー”、スリークスーパー72“の新配色モデルを含め、“アイビーパーク フォーラム”スニーカーのローカットとミッドカットなど6つのアイテムを用意した。これらは「アディダス」の定番モデルを基本に、ジムバッグにクリップで留めることができる仕様になっている。

 またコレクションのコンセプトには「ディス イズ マイ パーク(THIS IS MY PARK)」を掲げた。キャンペーン動画にはビヨンセ自身が出演しており、視聴者にありのままでいられるところや目指すところ、駆り立てるものである“パーク”を見つめるよう呼びかけている。カラーパレットはコーラルやオレンジ、イエロー、グリーン、ダークグリーンで構成した。

 「アイビーパーク」は、ビヨンセとトップショップ(TOPSHOP)のフィリップ・グリーン卿(Sir Phillip Green)が2016年4月に共同設立したアスレジャーブランド。その後グリーン卿が人種差別的な発言やセクシャルハラスメントをしたという疑惑が持ち上がったことを機に、ビヨンセが18年11月に全株式を取得した。「アディダス」とは19年4月に提携を発表した。

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「リック・オウエンス」と「モンクレール」がコラボ メタリック素材のダウン、Tシャツ、レインコートなど

 「モンクレール(MONCLER)」は「リック・オウエンス(RICK OWENS)」とのコラボコレクションを10月22日に発売した。「リック・オウエンス」の直営店、「モンクレール」の一部の店舗と公式ECサイト、一部のセレクトショップで取り扱っている。

 Tシャツ(6万1600円〜)、ジレ(24万3100円)、ショートアウター“ANGLE”(26万700円)、キャップ(3万800円)、ショートアウター“COYOTE”(33万8800円)、ロングアウター(21万7800円〜)、レインコート(28万7100円)などを用意した。大胆なシルエットながら、ブラック、シルバー、ダストのミニマルなカラーを多用したコレクションで、メタリックな素材を使用したダウンのロングアウターも印象的だ。

 発売日前日にリック・オウエンス(Rick Owens)と彼のパートナー 、ミシェル・ラミー(Michele Lamy)は「モンクレール」のダウンで布張りのカスタムを施したバス内で、ゲストを招いた対談などのデジタルイベントをインスタグラムのライブ配信で開催した。

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秋の夜長にオススメ、デリケートゾーンケアアイテム&ウエアを紹介 美容通の4人が座談会

 「第二の顔」とも言われるデリケートゾーン。最近では、バイオ療法と植物バイオメソドロジーを取り入れたライフケアブランド「ワフィト(WAPHYTO)」がデビューし、マッシュビューティーラボが主催するプレス向けイベント「ビープルフェス(BIOPLE FES)」でもデリケートゾーンにフォーカスしたフェムテックブースが出展されるなど、定番と化しているデリケートゾーンケア。そもそも、デリケートゾーンとは、膣周りを取り囲む大陰唇、小陰唇などを指し、近年では洗浄剤、保湿クリーム、オイル、サプリメントなどさまざまなアイテムが販売されている。どのようなアイテムが支持され、どういった効果が期待できるのか――。美容業界に従事する4人のプロたちに、愛用しているアイテム、ウエアを上げてもらい、選ぶ際に意識しているポイントを聞いた。

――:デリケートゾーンケアは、いつから始めた?

南上夕佳=植物療法士・ルボア フィトテラピースクール副代表(以下、南上):約10年前から。当時、日本では選択肢も少なく手軽に買うことができず、海外のネットショップなどで購入していました。日本では「アンティームオーガニック(INTIME ORGANIQUE)」が誕生した2013年以降、さまざまなブランドから商品が生まれて選べる時代になりうれしいです。

佐藤香菜フリーランスブランディングディレクター(以下、佐藤):コスメキッチン(COSME KITCHEN)の店頭で働いていた20代前半から。「アロメディカ(AROMEDICA)」の“フェミノール”(100mL、3000円)というデリケートゾーンケア用のオイルを取り扱っており、それを使ったことから始まりました。私にとって、オイルで洗う習慣を取り入れるキッカケとなったブランドです。

――:デリケートゾーンケアによって、どのような効果が期待できる?

南上:女性ホルモンバランスが整うので、生理不順が整うこと、月経痛が軽くなること、おりものが正常の範囲内で分泌するようになることや、ニオイ・ムレの解消が期待できます。プロダクトに入っている植物によって、香りによるリラックス効果、リフレッシュ効果、また普段はあまり見ることのない自身の大切な箇所をケアすることは、女性らしさの開花や自愛の心が持てて自身と向き合う時間にもなります。デリケートゾーンケアは、女性であることを喜び、自分を愛でるイメージです。また、プレ更年期や更年期ケアへのアプローチとしても注目を集めています。膣の乾燥を防ぎ、粘液を出しやすくすることもケアの役割と言えるでしょう。

谷口智美ビープル バイ コスメキッチン ディレクター(以下、谷口):私は7年前からケアを始めています。日々デリケートゾーンをケアすることで、自己愛が高まり、気分も明るくなれました。まず、ケアをスタートする前にVIOの脱毛をオススメします。毛がないと状態や状況が把握しやすくなり、それに合わせたケアが可能になります。具体的なケア方法ですが、まず専用のソープで洗い上げた後に保湿をします。するとフカフカでツヤツヤになるので、とても心地よい素肌に。乾燥から生成されるメラニンや、黒ずみが気になる方はケアするだけでワントーン明るいお肌に。また、ショーツで締め付けられる部分でもあるので、私は寝るときは履かずに、圧迫された血管や皮膚を解放しています。

――:実際に使用しているアイテムは?

佐藤:オススメは3つあります。「アロメディカ」の“フェミノール”、オイルタイプの洗浄料「リップ インティメイトケア(LIP INTIMATE CARE)」の “クレンジング モイスチャライジングオイル”(75mL、3200円)、月経カップの「フルムーンガール(FULLMOON GIRL」(4000~8000円)。6年ほど前から月経カップを使用しています。「フルムーンガール」は日本でも購入でき、初心者にオススメ。生理用品もデリケートゾーンケアの一環として捉え、こだわることで私はそれまでに感じていた生理痛や不快感が軽減されました。また、「リップ インティメイトケア」は、保湿も兼ねているのでとても使いやすい。体を保湿するように、デリケートゾーンも保湿が大切です。


谷口:私が推薦するのは、洗うアイテムと、潤すアイテム。洗うケアには、「ビオトゥルム (BIOTURM)」の“フェミニンウォッシュジェル”(250mL、2500円)、「ザ レディ(THE LADY.)」の“デリケート ローズプラセンタ ウォッシュ”(150g、2500円)を愛用中。潤すケアは、「アンティームオーガニック」の“ホワイトクリーム”(100g、2600円)、「イエス(YES)」の“インティメイト・オイルローション”(40mL、3500円)を使っています。


勝田小百合アムリターラ代表兼商品開発担当(以下、勝田):膣は、乳酸菌によってpH3.5~4.5の酸性に保たれているので、アルカリ性の石鹸では洗わず、お湯洗いにするようにしています。また、インナーから整えることを意識しています。「アムリターラ(AMRITARA)」“ヒマラヤ岩塩バスソルト”(520g、1800円)をお風呂に入れて42℃くらいのお湯に15分浸かってよく温まるようにしています。血流改善をうながすサプリ「アムリターラ」“スパイスフルビューティ”(3000円)も併用し内側からもアプローチしています。


南上:専用ソープは、「アンティームオーガニック」の“アンティーム フェミニン ウォッシュ”(120mL、2000円)を使用しています。イランイラン、オレンジの甘いけれどさわやかな香りで癒やされながらリフレッシュできます。女性ホルモン作用の植物も多くホルモンバランスが整うと感じますね。「ワフィト」の“インティメイトウォッシュ”(120mL、2500円)は、肌を美しく保つゴツコラやスギナなどを配合していて使い心地もいいです。保湿には、「ワフィト」の“インティメイトオイル”(30mL、8000円)。デリケートゾーン専用のマッサージオイルを使います。保湿クリームは、「アンティームオーガニック」の“ホワイトクリーム”は気になる、肌の黒ずみをケアしてくれる万能保湿クリームです。生理中などでスッキリと衛生的に保ちたいときには、流せるタイプのふき取りシート「アンティームオーガニック」の“ハイジーンシート”(1500円)がオススメです。

――:インナー・下着を選ぶ際にこだわっていることは?

勝田:静電気が起きやすい化繊をやめ、湿度を保ち静電気が起きにくい天然素材のものにしてから、トラブルもなく過ごせるようになりました。「マアル(MARRU)」の新月ショーツは、とてもいいです。オーガニックコットンで、鼠径部を締め付けないタイプのものを選ぶようにしてから、骨盤内の血流も良くなったと感じます。

南上:締め付け感なく適度にホールドされているもので、素材、女性らしい気持ちになれるかどうか、デザインなど総合的に見て選んでいます。シルク素材は着け心地もよくて使いやすいので、コットンシリーズもある「バサラ(BASARA)」「シュット! インティメイツ(CHUT! INTIMATES)」、そのほか「クリスティーズ(CHRISTIES)」や「リズシャルメル(LISE CHARMEL )」などインポートの繊細なレースの下着が好きです。

佐藤:「ハンキーパンキー(HANKY PANKY)」や「ホォアナデアルコ(JUANA DE ARCO)」。ゴムがきつくないものを選びます。あまりきついものだと、股関節の部分が擦れて黒ずみにつながってしまうので、肌あたりの優しいレースやコットンなどで負荷がかからないものを選びます。

谷口:「ムーンパンツ」“デイタイム ブラックレース”(4800円)がオススメ。漏れない、蒸れない、臭わない、履くだけでOKなサニタリーショーツ。20mLの液体を吸収するショーツで、薄く速乾性に優れていてとても使いやすいです。繰り返し使えるので環境に優しく、経済的。サニタリーには見えない、ヒップを美しく見せるレースデザインで気分もアップします。

 デリケートゾーンの「洗浄&保湿」は日常的に行っている人が多く、ケアの一貫として「サニタリーアイテム」を捉えている人が多いことも印象的だ。単なるボディーケアの延長というよりも、ポジティブに自分と向き合うためのケアとして、更年期へのアプローチとして、またパートナーへのエチケットなど、非常に多面的な役割があると感じる。さまざまな世代に関わりのあるトピックであり、これから、ますます“デイリーなルーティン”として受け入れられそうだ。

小竹美沙:1984年生まれ。女性誌やウェブマガジンで、ナチュラル&オーガニック&サステナブルなコト、モノ、人びとについて取材&発信中。2009年から恵比寿のファッションスクールのオフィシャルライターとして広報資料のライティングにも携わる

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「M・A・C」からジューシーな色付きリップバームが登場 BLACKPINKのLISAが広告塔に

 「M・A・C」は12月11日、色付きのリップバーム“グロー プレイ リップ バーム”(全6色、各3000円)を発売する。ヌードから鮮やかなレッド、ポップなピンクなどをそろえ、艶やかでジューシーな仕上がりをかなえる。シア脂やマンゴー種子脂、ホホバ種子脂が唇を保湿しながら、シルキーで滑かなテクスチャーを特徴としている。なお、3月に発売した、健康的な血色感を与えるクリームチーク“グロー プレー ブラッシュ”のシリーズの第2弾製品だ。

 また、先日グローバルアンバサダーに就任したBLACKPINKのLISAが広告に登場。LISAはビジュアルでビビッドなレッド“グロー プレイ リップ バーム ルージュ アウェイクニング”を使用している。

 そのほかファンデーションは“スタジオ フィックス フルイッド SPF 15 N18”、チークはコーラルピンク““グロー プレー ブラッシュ ザッツ ピーチィ”、ハイライターは“エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ ダブル グリーム”を使用。目元はブラックのリキッドアイライナー“ブラシストローク ライナー ブラシブラック”とマスカラ“エクステンディッド プレイ ギガブラック ラッシュ リッチブラック”を用いた。

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「イプサ」の人気美容液から初の限定カラーボトル登場

 「イプサ(IPSA)」は2021年1月8日、人気の美容液“セラム 0”(50mL、1万円)から初の限定カラーボトルを数量限定発売する。ビジュアルは丑年にちなみ牛を採用した。

 同製品で初めての限定カラーボトルは「新年を迎えるにあたり、“赤”が邪気を払う神聖な色であったり、活力を感じさせたりする色であることから今回パッケージに採用した」とブランドPR担当者は語る。

 “セラム 0”は不要なタンパク質や水の影響を受けていないみずみずしく清潔感に満ちた“0(ゼロ)素肌”をかなえる美容液として2019年に誕生した。「不要なものをデトックスし、本来の美しさを取り戻すというコンセプトには大変反響があり、多くの人に愛用してもらっている」という。なお同製品は12月25日から公式ECサイトで先行予約を開始する。

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「イプサ」の人気美容液から初の限定カラーボトル登場

 「イプサ(IPSA)」は2021年1月8日、人気の美容液“セラム 0”(50mL、1万円)から初の限定カラーボトルを数量限定発売する。ビジュアルは丑年にちなみ牛を採用した。

 同製品で初めての限定カラーボトルは「新年を迎えるにあたり、“赤”が邪気を払う神聖な色であったり、活力を感じさせたりする色であることから今回パッケージに採用した」とブランドPR担当者は語る。

 “セラム 0”は不要なタンパク質や水の影響を受けていないみずみずしく清潔感に満ちた“0(ゼロ)素肌”をかなえる美容液として2019年に誕生した。「不要なものをデトックスし、本来の美しさを取り戻すというコンセプトには大変反響があり、多くの人に愛用してもらっている」という。なお同製品は12月25日から公式ECサイトで先行予約を開始する。

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女性誌「JJ」が不定期刊行に 読者層の環境の変化が理由

 光文社は、女性ファッション誌「JJ」の月刊発行を12月23日発売の2021年2月号をもって終了し、不定期刊行にすると発表した。「ターゲットである20代を取り巻く環境やライフスタイルの変化」を理由としている。今後はデジタルメディアとして、公式サイト「JJ ネット」やツイッター、インスタグラムといったSNS、YouTubeをはじめとする動画での発信など、読者層により適した形で展開していく。なお、紙の雑誌については、「最も効果的な企画内容である場合、随時刊行する」としている。現編集長である今泉祐二氏は今後も続投する。

 同誌は1975年4月創刊。10代から20代の女性を中心に読まれ、梅宮アンナや神田うの、黒木メイサ、加藤夏希、滝沢カレンなど、45年間にわたり数々の人気モデルを輩出した。

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アウトドアの「アンドワンダー」が丸の内に5店舗目を出店 今後はオフィス用セットアップも企画

 TSIホールディングス傘下のアウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」は10月24日、東京・丸の内の新東京ビル1階に新店を開いた。東京・元代々木の直営店やミヤシタパーク、名古屋のラシックなどに続く5店舗めで、売り場面積は約135平方メートル。アウトドアとファッションの両面を打ち出すブランドとして、ゆくゆくはビジネス街の丸の内にあわせたセットアップなども企画する考えがあるという。

 店はショッピングストリートである丸の内仲通り沿いで、同じビルには、「エルメス(HERMES)」の丸の内店や伊勢丹がプロデュースする「イセタンサローネ メンズ」なども出店している。内装を手掛けたのは、ミヤシタパークの店舗と同様スキーマ建築計画の長坂常。クライミングロープなどを取り入れた可変型の什器を多用し、店頭でのイベント開催や展示にも柔軟に対応できるようにているのがポイントだ。

 「海外は卸での拡販を進めるが、国内は今後も主要都市に各1店は出店していきたい」(奈良誠事業部長)という。ビジネス街の丸の内はアウトドアブランドとは縁遠く感じる立地だが、近ごろはゴールドウインなどアウトドアメーカーのショップも増えている。「平日と休日とで客層がガラリと変わる丸の内は、アウトドアとファッションという両面を打ち出す『アンドワンダー』にぴったりだと考えた。スーツ姿のビジネスマンが防水のアウトドアアウターを着ているといったケースも増えており、親和性はある」と分析する。そうした背景から、2021-22年秋冬をめどに、ブランドが得意とする機能性を盛り込んだビジネスシーンでも着られるセットアップなども拡充していく考えがあるという。

 オープンに合わせて、日本環境設計が手掛ける循環型経済推進ブランド「ブリング(BRING)」の製造過程の紹介や一部商品を刺しゅうでカスタマイズして販売するイベントなどを実施。また、今秋から「アンドワンダー」の商品を積んだ移動販売車のプロジェクトもスタートしており、丸の内店で移動販売車をお披露目。今後、登山口やイベントなどに出向いて販売を行っていくという。

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「Y/プロジェクト」 × 「カナダグース」 構築的なデザインと機能性を兼ね備えた全6型

 「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」は10月28日、「カナダグース(CANADA GOOSE)」とのコラボコレクションを2020-21年秋冬メンズ・コレクションから発売する。阪急メンズ東京(東京・有楽町)やセレクトショップのアデライデ(ADELAIDE)などで扱う。

 コラボアイテムは全6型。「カナダグース」の機能性を備えたウエアをベースに、「Y/プロジェクト」らしい構築的なデザインを掛け合わせた。「カナダグース」で人気を誇る“コンスタブルパーカ”の襟を変形させたジャケット(19万円)、前身頃を上に吊り上げたようなショートジャケット(19万円)、2ウェイで使用可能なダウンジャケット(24万円)、ハイブリッドニットプルオーバー(29万円)、ハイブリッドニットジャケット(16万円)、リバーシブルのビーニー(3万円)をラインアップ。また各アイテムの袖やポケットには、両ブランドのワッペンやロゴを配した。

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「グッチ」の広告キャンペーンがビリー・アイリッシュのオンラインライブで世界初公開

 「グッチ(GUCCI)」はミラノメンズのデジタル・ファッション・ウイークで発表した“エピローグ・コレクション”の広告キャンペーンを10月26日に行われたビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)のオンラインライブ中に初公開した。

 同キャンペーンはミネアポリスを拠点とするフォトグラファー、アレック・ソス(Alec Soth)が撮影し、ローマ出身の映画監督、ダミアーノ&ファビオ・ディノチェンツォ(Damiano and Fabio D'Innocenzo)兄弟がフィルムディレクションを手掛けた。“エピローグ・コレクション”のアイテムを着用した「グッチ」のデザインチームのメンバーが、後期マニエリスム様式の壮麗な建物と落書きで覆われた対照的な2つのロケーションを舞台に登場する。

 クリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、「私が常に求めている無秩序な美しさ、すなわち美のカオスを表現するためにさまざまなものを集めた。一緒に働くデザインチームの仲間たちは、情熱を注いで作り上げた服をすぐに手放さなければならない。私はその呪縛を解いて、彼らに自ら着るように頼み、自分たちだけで完結する自給自足的な仕事に取り組んだ。時間的制約を克服しながら未来への答えの多くは現在にあるという同コレクションに対する私の考えを表現した」とコメントした。

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伊藤忠が出資するコスメECプラットフォームノインがファミリーマート専売コスメ「ソポ」発売

 化粧品ECプラットフォーム「ノイン(NOIN)」を運営するノインは11月10日、ファミリーマート専売の新コスメブランド「ソポ(SOPO)」が発売する。第1弾アイテムとしてアイブロウ、アイライナー、マスカラの3製品をそろえる。

 これまでのコンビニコスメといえば“急なニーズなど緊急度の高い商品購入”がメインだったが、「ソポ」の狙いは“試してみたかったをかなえるコスメ”。コスメのECプラットフォームで得たデータを基に、「ここにしかない商品」「試しやすいサイズ感」「試しやすい価格」「高品質」にこだわったアイテムを開発した。マスク着用が当たり前となった中でも楽しめるメイクとしてアイメイク3商品をそろえ、眉マスカラとペンシルとチップが1本になった「3in1アイブロウ」(1250円)、トレンド感のあるカラーと発色が良い「カラーアイライナー」(900円)、にじみにくい処方とお湯でオフできるミニサイズの「カラーマスカラ」(850円)をラインアップ。

 「ノインは若年層、そして地方のユーザーも多い。若年層はクレジットカードを保有している人が少なくほとんだがコンビニ決済だ。そのため、11月からファミリーマートのみコンビニ決済手数料を優遇することで来店頻度の増加を促し、『ソポ』への接触機会の向上を図る。今後も『ノイン』で得た若年層のニーズを基に新製品を追加していく予定」とブランド担当者。

 2017年にリリースした「ノイン」は、現在までに250万ダウンロードを突破した化粧品通販アプリ。ドラッグストアやバラエティーショップで展開するコスメを中心に約700ブランドを取り扱い、10月2日から大丸松坂屋百貨店が展開するコスメセレクトショップ「アミューズ ボーテ(AMUSE BEAUTE)」と連携し百貨店コスメの販売も開始。「セルヴォーク(CELVOKE)」「アディクション(ADDICTION)」など16ブランドなどがアプリで購入可能だ。アプリのコアユーザーは18〜24歳、インスタグラムの月間リーチ数は1500万など若年層ユーザーが多いのが特徴。今年4月には伊藤忠商事が第三者割当増資で出資している。ファミリーマートは伊藤忠商事の傘下にある。

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キム・ジョーンズの「ディオール」から新作スニーカー“B27”登場 “ディオール オブリーク”など異素材をミックス

 「ディオール(DIOR)」は、新作スニーカー“B27”を発売する。1980年代のテニスシューズのビンテージルックからスケートボードの世界観まで、多様なインスピレーションを取り入れて、キム・ジョーンズ(Kim Jones)が大切にしているスポーツウエアのスピリットを表現したという。

 “B27”は、ムッシュ ディオールを象徴するシェードにさりげなくオマージュを捧げたホワイト、ブラック、グレーの3色展開。ローカットとハイカットをそろえ、それぞれ11万円と12万円。スムースカーフレザーやヌバックに、“ディオール オブリーク”モチーフや、21年春夏のメンズショーに向けてデザインされたパンチングレザー“Dior Oblique Galaxy”など異素材を組み合わせた。

 イタリアにあるメゾンのアトリエの職人たちの精巧な技術で複数のインサートを重ね合わせることにより、独特の立体感を生み出した。アイレットは“CD”ロゴにちなんでデザイン。かかと部分にはエンボス加工、ソールには“DIOR”ネームの刻印を施した。

 “B27”は10月30日にハウス オブ ディオール ギンザと「ディオール」の公式ECサイトで先行発売。11月7日に全国の「デイオール」の店舗で展開予定だ。なお、現在「ディオール」の公式ECサイトでメールアラートを登録することができる。

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「ピーチ・ジョン」の第2期リアルサイズモデルに1200人の応募 共感集まる

 2017年頃から、「美しさの形はさまざま。ありのままの自分の体を愛して、自信を持って」というメッセージが込められた“ボディーポジティブ”という言葉が下着業界に広がり始めた。その動きは「#MeToo」運動の広がりと重なっている。ボディーポジティブを象徴するブランドの代表格としてリアーナ(Rihanna)による「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE×FENTY)」が挙げられる。10月初旬に配信された同ブランドのショーでは、あらゆる体型と世代のモデルが登場した。

 振り返れば14年に「アメリカンイーグル アウトフィットターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)」の姉妹ブランドで下着を主力に展開する「エアリー(AERIE)」が、広告ビジュアルに多様な体型のモデルを起用し、修正を一切加えないと宣言した。それを支持する声が広がり、今では高級ブランドからSPAブランドまでが多様な体型のモデルをビジュアルに起用している。スリムで長身のセクシーなモデルばかりをショーに登場させた「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’ S SECRET)」さえ、昨年にプラスサイズモデルを起用している。

 一方、日本では多様なサイズのモデルを起用するのが困難だった。そもそも日本人の下着モデルが少なく、下着姿で公の場に登場させるにはハードルがかなり高い。その突破口となったのが「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」が起用したリアルサイズモデルだ。19年6月にSNSを通してリアルサイズモデルを募集したところ約600人が応募し、13人を選出(20年に入り3人追加)。現在、彼女らはSNS広告をはじめとするオンライン媒体を中心に活躍している。

 東ひかるピーチ・ジョン広報宣伝課課長は、「リアルサイズモデルを募集した目的は、消費者に、より自分に近い着用イメージを持ってもらいたいから」と話す。「特にインスタグラムでのリアルサイズモデルによるビジュアルは消費者からのエンゲージメントが非常に高く、ストーリーからオンラインショップへの誘導率も高い。自分と近い体型のモデルが登場したことで、ブランドとの距離が近くなったと感じてもらっている」。リアルサイズモデル起用は実際、売り上げアップにも効果を上げている。

デビューから1年を経て、憧れる存在へと成長

 リアルサイズモデル第2回の最終オーディションが10月10~11日に東京・ピーチ・ジョン本社で開催された。今回は、第1回の2倍の約1200人が応募、年齢は20~50代までと幅広く、職業も多岐にわたる。一次審査、二次審査に合格した約100人が最終オーディションに臨み、審査には来年初旬にコラボコレクション第2弾を発売するお笑いコンビ、フォーリンラブのバービーも参加した。彼女はコラボ第1弾に続き、第2弾のビジュアルでもリアルサイズモデルと共演する予定だ。

 応募が増えた要因を東課長は「リアルサイズモデル1期生が想像以上に活躍し、受け入れられたから」と分析する。ファッション誌「ジンジャー(GINGER)」やウェブサイト「エルガール・オンライン(ELLE GIRL ONLINE)」でリアルサイズモデルの特集が組まれたこともあり、先日のオーディションでは「リアルサイズモデルの〇〇さんに憧れて募集した」「ありのままで自然体の一般人でもこんなに素敵なんだと思えた」「自分を肯定するきっかけになった」という声が多かったという。「自分を変えたい、一歩踏み出したいと思って応募した女性らがリアルサイズモデルとして自信を得て1年が経過した今、憧れの存在にまで成長した。その姿は『ピーチ・ジョン』のコンセプトである“元気・ハッピィ・セクシー”そのものだ」と東課長。

フェミニズムやルッキズムに対する高い意識

 東課長は、「今回のオーディションでは多様性に対する意識の高さを感じた」。二次審査の書類選考ではボディーポジティブに対する考えを書いてもらったが「大学の授業やSNSで得た知識から、フェミニズムやルッキズムに対する知識も豊富で、体型だけでなく、パーソナリティーや生き方もそれぞれ違っていいという考え方を持っている人が多い」と言う。リアルサイズモデルは売り上げに貢献するだけでなく、ビジュアルやSNSを通してメッセージを発信しており、消費者はそれを自分ごととして捉えているようだ。

 20年4〜9月の売り上げトップスリーの“ナイスバディブラ” “いつでもジャストブラ” “スマートブラ”の商品は機能性を打ち出しつつ、リアルサイズモデルの起用により女性のマインドの変化を反映したビジュアル表現をしている。その巧みさは1988年から発刊してきた通販カタログで女性が共感するビジュアル表現にこだわってきた「ピーチ・ジョン」の真骨頂だ。第2期生リアルサイズモデルのデビュー、そしてさらなる活躍を期待したい。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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ドームが目指す“お客さまと併走するOMO”とは?

 新型コロナウイルスの影響で店舗を訪れる顧客が減り、アパレル小売にとってオンラインとオフラインの融合させるOMO施策の重要性はこれまで以上に高まっている。米スポーツウエアブランド「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」日本総代理店のドームは、2018年10月にクラウド型アプリプラットフォーム「ヤプリ(YAPPLI)」を導入し、スマートフォンを利用したさまざまなOMO施策を実行している。施策の狙いや成果について、同社の阿部敏ドーム ブランドマーケティングDiv. ヘッドオブコンシューマーインサイトに聞いた。

EC売上高が前年比70%増
アプリ経由の販売も伸長

WWDジャパン(以下、WWD):コロナ禍において、「アンダーアーマー」のECの状況はどのように推移している?

阿部 敏ドーム ブランドマーケティングDiv. ヘッドオブコンシューマーインサイト(以下、阿部):3月以降、「アンダーアーマー」はEC単体で見ると非常に好調です。「アンダーアーマー」はグローバルでマスクの開発・販売を始め、非常に好調だったのですが、その分を抜いても日本のEC売り上げは前年比70%増くらいになりそうです。そのうちアプリ経由の売り上げは25%に達していて、大きく伸びています。

アプリに動画を保存
「接客の擬似体験を」

WWD:EC販売には以前から取り組んでいるが、どのような課題があった?

阿部:2018年にECサイトをグローバルののプラットフォームに統合しました。しかし使い勝手が日本のお客さまに合わず、コンバージョンレートが下がってしまったため、日本にローカライズすべくヤプリを使ったスマホ向けアプリの開発にも取り組みました。

WWD:OMO関連ではどのようなことに取り組んでいる?

阿部:アプリで会員登録していただいた方には割引をしています。直営店では5%、アウトレットでは10%以上の割引をしています。こうした施策により現在のアプリ会員は50万人弱で、ECの会員数を超えました。

WWD:アプリの開発・運用は?

阿部:今は新卒社員6人がアプリを運用しています。人的コストが少なくて済む点はありがたいですね。特別な知識や技術が無くても、簡単にアプリを作ったり、コンテンツを追加したりできるなどフレキシブルさにとても助かっています。「ヤプリ」の機能で一番活用しているのはバーコードリーダー。店舗に欲しいサイズや色が置いていなくても、商品のタグを読み込んでECで注文していただけます。また、スポーツウエアは機能が重視されるため、店舗スタッフがインスタのライブ配信で商品説明をします。アプリに動画をアーカイブし、店舗での接客が擬似体験できるような環境を整えようとしています。

在庫連携と無人レジを実現
「ブランドのファンを増やす」

WWD:アプリの機能として今後追加したいものはある?

阿部:ヤプリの店舗検索機能を利用し、アプリ上で店舗在庫を確認できるようにしたいです。新型コロナの影響で買い物に割く時間を減らし、店舗に「これが欲しい」と明確な目的を持っていらっしゃる方が増えました。せっかく足を運んでくださったお客さまをがっかりさせてしまうことがないよう、前もって在庫を確認できることはますます必要になると考えます。

WWD:思い描くOMOの形は?

阿部:最終的に目指しているのは、全ての決済をオンライン上で完結できるようにすること。お店からレジをなくし、スタッフが商品の機能性を説明することに専念できるような環境ができれば、より「アンダーアーマー」を好きになっていただくことにつながると考えています。

問い合わせ先
ヤプリ 広報
050-1745-4529

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有力ブランドの多くが採用するアプリ開発サービス「メグリ」とは?

 新型コロナウイルスの影響でECやオムニチャネルの重要性が高まる中、ランチェスターが提供するアプリ開発プラットフォーム「メグリ(MGRe)」を導入する有名ブランドが増えている。同社が“コミュニケーションを通して顧客理解を深めるプラットフォーム”と位置付けるメグリにはどのような特徴があり、どのような効果が期待できるのだろうか。

アプリを複数の情報と
販売チャネルのハブに

コロナ禍を機に導入
 大きな成果も

 新型コロナウイルスの影響を受け、ECやアプリの重要性は今まで以上に増している。ランチェスターの田代健太郎代表取締役は「店舗への来店が減り、ECでの販売に頼らざるえない状況の中で、多くの企業が試行錯誤を続けています」と語る。こうした状況に適切に対応するためには、どのようなことが求められるのだろうか。田代氏は「店舗販売であれ、EC販売であれ、新規顧客との接点をきっかけに、いかにリピーターになってもらうかが重要です。このリピーターづくりにアプリが有用なツールなんです」。その上で、「もちろん、ただアプリがあればいいというわけではなく、どんなチャネルの接点でも一人ひとりをブランド側が認知できる仕組みを作り、顧客の特性などに合わせてコミュニケーションができるアプリの運用を目指すことが重要です」と田代氏。
 こうした取り組みを進める上で、有効な手段になり得るのが「メグリ」の活用だ。田代氏は「メグリで開発したアプリはリピーターを増やし、顧客エンゲージメントを高めるための非常に有効な武器になります。ECやオムニチャネルでお悩みの企業様は、ぜひ当社にご相談ください」。

問い合わせ先
ランチェスター
pr@lanches.co.jp

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ナイキの次世代物流拠点にも導入 コロナ禍で進化を続ける”ロボット倉庫”

 コロナ禍でデジタルシフトの波が、物流にも押し寄せている。その変化を先導するのが、アパレルECのフルフィルメント事業を手がけるアッカ・インターナショナル(以下、アッカ)だ。同社は独自開発の在庫管理システム(WMS)や、中国発の企業「ギークプラス(GEEK +)」が開発・提供するAI 物流ロボットなどを駆使し、倉庫の自動化・デジタル化を進めている。アッカはいかにして物流を作り替え、これからどこに向かうのか。同社がナイキ(NIKE)と共に作り上げた先端事例となる物流拠点「ザ・ダンク(THE DUNK)」の全貌と、キーマン2人の話から物流の未来を探る。

ナイキと協業して
作り上げた次世代の物流拠点

 2019年6月に稼働を開始したナイキの世界初のロボットオペレーションセンター「ザ・ダンク」は千葉県・市川市に位置し、国内のナイキ直営店と、ECサイト「NIKE.COM」用の商品を取り扱う。バスケットボールのゲームのあり方を変えた “ダンクシュート”に由来する施設名は、物流のあり方を変えるという意味も込められている。そんな思いを実現するべく、最先端の設備、技術が搭載された同センターは、次世代 の“ロボット倉庫”とも言える。センターには、中国の最大手 EC企業、アリババグループも採用する「ギークプラス」のAI 物流ロボットを200台以上導入。アッカの在庫管理システム(WMS)の指示のもと、ロボットが人のいるところまで商品棚を運び、省人化を実現している、さらには「ギークプラス」が今年、新たに立ち上げたコンサルティングチームとデータをもとに協議しつつ、日々施設の生産性向上のためのアップデートを重ねている。

 また、センター内の設備はアンカーを打つ等全て固定されておらず、柔軟性を担保しているのも特徴だ。WMSをはじめとするシステムも全てアッカによる自社構築のため、スピーディな改修が可能となっている。これらにより、ナイキのビジネスの形態や成長、一時的な物量の増減などへフレキシブルに対応できるようにしている。コロナ禍でビジネスの予測が立てづらくなった現在において、このフレキシビリティーがさらに重要性を増していることは想像に難くない。 ロボットの投入や、フレキシビリティーを重視したシステムと設備の設置が、「ザ・ダンク」の自動化・デジタル化を可能にした。通常300人は必要な施設の規模感でありながら、 70人ほどの人手で済むといった省人化に成功。コロナ禍で ECへの注文が爆発的に増えたにも関わらず、コロナ前の配送リードタイムを維持し続けることかが可能となっている。この施設がなければ、ナイキのビジネスは安定的な成長を保つことができなかったとも言える。“ロボット倉庫”は今後、日本を皮切りに世界でも稼働する見込みだ。

アッカが見据える
“ロボット倉庫”の過去・現在・未来

 アッカが「ギークプラス」のAI物流ロボットを導入したのが3年前。保守・メンテナンスの対応やアリババグループをはじめとする中国での導入実績などの観点から協業を開始した。以後、アッカは自社構築のシステムと 「ギークプラス」のロボットを連携させ、倉庫での安定的な出荷を実現していく。

 しかし「コロナで状況は一変した」とアッカの嶋田由香里取締役。「ECの需要が高まり、物量が圧倒的に増えた。しかし、例えば物量が10倍 になったからと言って、人手を10倍にすればいいいかというとそうでもない。人を収容する場所やオペレーションなどの問題があり、人員を増やすほど、生産性は低減していく。そんな中で、ロボットを最大限活用し、 出荷のキャパシティーを増やすことが必要になっている」と説明する。

 さらに3月には、「ギークプラス」が新事業としてコンサル事業を設立。企業のニーズのもと、ロボットの進化を推進している。その進化に拍車をかけているのがアッカだ。ナイキの「ザ・ダンク」はその集大成とも言える。「当社の3年間の倉庫の自動化の経験や『ギークプラス』のコンサルを通じて、在庫管理システム (WMS)からロボットへの最適なオーダーの仕方などを企業に合わせてカスタマイズできる。また、システムが自社構築であるため、企業のビジネス状況やニーズのもと、システムをフレキシブルかつスピーディに改善するなど、包括的なソリューションの提供が可能だ」と語る。

 今後については「フルフィルメントのクラウド化を進めていきたい。現状、多くの企業が倉庫を借りても、ビジネスが成長する度により大きな倉庫を借りたり、人員を手配したりしている。さまざまな倉庫や物流の設備、システムをクラウド上で管理できるようにすることで、いつでも、どの倉庫でも柔軟に物流・フ ルフィルメントのサービスの提供が可能となるはずだ」。

物流は”人がロボットを
使いこなす”時代へ

 中国発の「ギークプラス」は3年前に日本に上陸して以降、日本におけるAI物流ロボットのパイオニアとして、市場をけん引してきた。そんな同社は、これまでの物流ロボットの変遷をどのように見ているのか。「ギークプラス」 の小山翔プロジェクトマネージャーは「ロボットの導入が本格化した2017〜18年の当時は、アフターサービスの作り込みなどがニーズに中心だった。その後安定的な運用や、人とロボットを切り離して安全性を保つといったニーズが浮上した。コロナ禍ではさらに進み、 いかにロボットをカスタマイズして出荷のパワーを上げられるかといった要望が増えている」と振り返る。

 そのような導入企業のニーズの変化に対応すべく、同社は3月にコンサルティングチームを新事業として設立した。「解析してみると、導入企業の商品特性に応じたロボットのロジックの組み方が存在することが分かった。企業の需要に合わせてロボットをカスタマイズすることで、単にロボットを導入するのではなく、”人がロボットを使いこなす”レベルに到達できると考え、私を含め、戦略コンサル出身者やデータサイエンティストを入れてチームを立ち上げた」と説明する。

 コンサル事業を立ち上げ、新たなフェーズに入った「ギークプラス」。同社は今後、何を目指すのか。「大きく分けると2軸ある。1つは製品のラインアップの拡充。コロナ下でBtoBからBtoCの側面が強くなった物流業界では、安さと速さへのトレードオフが起きており、企業の要望のレベルも上がっている。われわれはそれらのニーズに合わせたソリューションを提供していかなければならない。もう一つが、コンサル事業をはじめとするサービスの作り込みだ。ロボットのシェアリングサービスなども検討しており、来年にかけていくつか新サービスを仕込んでいる。この2軸を通じて、物流界の新しいスタンダードを築いていきたい」。

PHOTO:SHUNICHI ODA

問い合わせ先
アッカ・インターナショナル
03-6452-6714

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加速するDXの行く末とは? 「WWDジャパン」のデジタルコマース特集と連動した特別セミナーを開催

 「WWDジャパン」10月26日号の「デジタルコマース」特集では、さまざまなデジタル施策を行う企業・ブランドの最新事例や特別座談会を通じて、真のデジタルコマースとは何なのかを探りました。本特集の関連イベントとして、ファッション&ビューティ業界人向けのセミナーを11月9日に実施します。コロナ禍でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している中、ECやリアル店舗、そしてそれらに携わる人々の役割はどのように変わっていくのか。今回は”多様な未来を考える1週間”として、渋谷で行われる都市型イベント「ソーシャルイノベーションウィーク渋谷2020」内でセミナーを開催。業界をけん引するキーパーソンたちと共に加速するDXの行く末を探ります。

INFORMATION

ファッション&ビューティ業界における
DXの行く末とは?

日程:11月9日
時間:14:30〜19:30(14:00開場)
会場:渋谷ストリーム ホール
住所:東京都渋谷区渋谷3-21-3
対象者:主に百貨店、ファッションもしくはビューティ関連の小売企業、ブランド、メーカーの方
※①法人ではない個人の方(開業予定の方を含む)②弊社、及び協賛企業と同様の事業内容をお持ちの法人(EC関連サービス、アプリ開発、メディア運営等)③ホームページ・関連サイトにて、弊社と同様の事業内容を明記している法人及び個人に該当される方はご参加いただけません。予めご了承ください。
参加条件:「WWDジャパン10月26日号」1部購入につき、1名限定の聴講
※会場聴講は抽選で100名さま限定、オンライン聴講は人数無制限で参加いただけます。

問い合わせ先
「WWD ジャパン」デジタルコマース特集セミナー担当
dxseminar@infaspub.co.jp

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インスタ×「ビジュモ」で実現 EC強化と動画接客を推進するDX

 インスタグラム上にはブランドの公式アカウントやスタッフ、消費者などユーザー投稿(UGC=ユーザー作成コンテンツ)があふれている。「ビジュモ(VISUMO)」は、このインスタグラム上 の写真・動画・IGTVといったUGCを自社ECで活用するためのツールだ。ECに掲載した写真や動画を商品ページのリンクを張って結びつけることで、閲覧から購買までのシームレスな導線を作り出し、サイトの回遊率・成約率向上が見込める。2017年のローンチから国内のアパレル企業(構成比の35%)、ビューティ企業(同25%)を中心に、取引先は約250社を数えるまでに成長した。

“映える”写真がECの核に
1割以上もアクセスが伸長

 「消費者がインターネット上でブランドや 商品について知る上で、文字情報の価値は 相対的に低下している。スマホネイティブ 世代(1996年以降の生まれ)だけでなくミレニアル世代(1981〜1995年生まれ)ですら、インスタグラムではハッシュタグ検索、グーグルではイメージ検索などビジュアルから情報収集を始めている」。そう話すのはビジュモ社取締役の井上純氏。「その画像検索をする感覚で、ECサイトでもより直感的な写真や動画から情報収集を始める方向へ消費者動向はシフトしている。“いいね”を押したくなるような“映える”写真が ECサイトに並ぶだけで、消費者の視線が集まる人気コンテンツを作ることができる」と語る。「ビジュモ」の活用によりクライアント企業の多くが、導入前から1割以上もアクセス数を伸ばしているという。

インスタ投稿の価値を最大化
「ビジュモ」が実現するDX

 自社スタッフのSNS投稿をECで活用する企業もあり、事例の一つが「シップス」だ。EC上の特集ページにも店舗スタッフが登場するなど、これまでリアル店舗や顧客とのコミュニケーションの販促の一環でしかなかった各店のインスタ投稿をデジタル上で生かしている(上図)。井上氏はこれを「デジタルトランスフォーメーション(DX)の一つの形だ」と表現する。「今後は、事業者が人材リソースをデジタル 上でも有効活用し、彼らのクリエイティブ を多様化させることが一層重要な時代になる」。「シップス」はコロナ禍で動画コマースも強化している。「ライブコマースも視聴されなければ無駄な作業に終わってしまう。『ビジュモ』を活用すれば、ECサイトの商品詳細ページなどに動画を掲載し、より多くの人にリーチできる」。

デジタルで人材資源を最大化
今冬に新サービスをローンチ

 井上氏はDXについて自らの考え方をこう語る。「(DXの)本質はいたってシンプルで、デジタルが社員の力を最大化できる環境を作ることだ。その力添えをしていきたい 」。今冬にはUGC活用ツールと並び、新たな柱となるサービスをローンチ予定だ。

問い合わせ先
visumoソリューションチーム
sales@visumo.co.jp

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BBFが手がけるファッションブランドのOMO推進「全方位サポート」

 BBFはファッションブランド向けのEC構築・運用支援、マーケティング支援を一気通貫で手がけ、多くのユーザー獲得に貢献している。事例の一つが、サザビーリーグが2018年に立ち上げたD2Cのジュエリーブランド「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」だ。これまでEC販売に特化していたが、今年8月には東京・渋谷の松濤にショールームをオープンするなどOMO戦略にも力を注ぎ始めた。商品のカスタマイズやパーソナライズが可能なECを武器に、コロナ禍でも売り上げを拡大し続けている同ブランドの取り組みについて、同社の相川慎太郎営業統括WEB戦略部長 兼 ECブランド事業部長とBBFの安住祐一執行役員EC事業部長に聞いた。

体験価値にこだわるEC
リピート率は驚異の40%

WWDジャパン(以下、WWD):新型コロナウイルスの影響は?

相川慎太郎サザビーリーグ営業統括WEB戦略部長 兼 ECブランド事業部長(以下、相川):ECを主軸にビジネスを展開しているので、そこまで大きな影響はありませんでした。受注もほぼ落ちていません。

安住祐一ビービーエフ執行役員EC事業部長(以下、安住):コロナ禍でBtoCのECでも売り上げが大きく伸びているブランドもあれば、そうでないブランドもあります。「アルティーダ ウード」が好調なのは、BtoCで店舗を持たないブランドが広がる前から、ビジネスのあるべき姿を着想して取り組まれてきたことが大きいと思います。ジュエリーのカテゴリーはそもそもECでは難しい領域ですが、しかもそれを店舗なしでやるというのを初めて聞いた時は、かなりのチャレンジだと思いました。

相川:「リアル店舗と差別化できる」という確信がありました。我々はインドから直接商品を調達しているため、中間業者を通すコストが発生しません。また、ECを販路の主軸にしているので販管費も削れます。だからハイクオリティーな商品を、手が届くプライスで提供できる。こうしたメッセージ性やブランドパーパスはSNSやECの方が伝わりやすいので、うまく訴求できればブランドは成功すると考えました。

安住:ジュエリーはリアル店舗だと商品をたくさん陳列するため、全ての商品にフォーカスすることができません。しかし「アルティーダ ウード」のECは、一個一個のジュエリーにフォーカスするような仕組みを作り上げているんです。ECにある「ストーンカスタマイズ」というサービスです。

相川:お客さまがサイト上でジュエリーをカスタマイズし、出来上がりをシミュレーションしていただけます。唯一無二のカラーストーンの選択から、取り付ける角度、サイズなどを選ぶと、完成したジュエリーを着用しているモデルのイメージ画像を表示します。こういったことは店舗でも、大型ECモールでもできません。

安住:ブランド体験には本当にこだわられていますよね。ECサイト内の仕掛けにとどまらず、指輪のサイズを測るためのノべルティーを商品に同梱して送ったり、ジュエリーを梱包する資材に香水を吹きかけて送ったりとか。

相川:ECを販路の主軸にしているからこそ、商品が届いた瞬間のブランド体験はとても重要視しています。

安住:そういった取り組みの成果だと思うのですが、リピート率が40%と非常に高いですよね。

ブランド表現に寄り添い
バックシステムを構築

WWD:「ストーンカスタマイズ」の開発には苦労した?

安住:そうですね、システム面で最も苦労したところですね。

相川:「ブランドとしてはこう表現したい」「システムではどうしたら実現できるか」というせめぎ合いがありました。それを一つずつ解消していって。

安住:「人の指が映った画像は絶対必要」「全商品を撮影し、一個一個の石をシリアル管理する」といったことを実現するために、システム、物流の仕組みも含めてご要望にお応えするため、一つ一つ丁寧に作っていきました。

WWD:ショールームのシステムはどうなっている?

相川:ECを軸にブランドを立ち上げたので、店舗のバックオフィスも全てECにつないでいます。店舗を軸にしたブランドとは連携の仕方から違いますね。

安住:ショールームはOMOの象徴的な取り組みですよね。我々はポスレジとECの連携など様々な部分に関わらせていただきました。店舗なしのBtoCブランドがショールーミング型店舗を開くと、必ずしもうまくはいくとは限らない。今はコロナの影響もある中で、非常に挑戦的な取り組みだなと感じていました。

相川:今後はショールームを軸にいろいろとやっていきたいですね。店舗売り上げ予算はあるのですが、店舗でいくら売れたかといったことではなく、この店舗でブランドの世界観を認知していただいた方にECで継続購入いただけているか、といった視点で見ていきたいと思っています。

安住:店舗を予約来店型で月に10日だけやる、というのは単純な費用対効果では成り立たないはずなのでびっくりしました。よく社内で予算稟議が通ったなと(笑)。

相川:当社には「半歩先のライフスタイルを提案し、新たな価値を創造し続ける」というミッションがあり、テストマーケティングに力を入れています。ショールームはその一貫としてやっていますし、私は成功事例をサザビーリーグの中で横展開する役割もあるので、そうした兼ね合いで今回の事業を認めてもらっている部分もあります。

システム以外でも
踏み込んだ支援をしたい

WWD:今後の展望は?

安住:春先までに、人気がありながらコロナ禍でキャッシュフローが厳しくなるブランドが多くあると思います。そういったブランドはファッションのクリエイションは優れていても、ウェブやシステム、マーケケティング、ファイナンスの知識がある人がいないんです。BBFはそういったブランドをご支援したいなと考えています。相川さんのような方がいるブランドばかりではないので(笑)。仕組み作りからご一緒して、時にはシステム以外の部分でも「こういう風にやらないとうまくいかないですよ」と必要なことであればお伝えし、一緒に乗り越えていきたいと考えています。

相川:オンライン接客は各社さんが取り組まれていますが、まだまだこれからです。例えばライブコマースをやっても決済までつなげられず、紹介で止まっていたりします。いろいろ改善点がありますね。我々のブランドもまだ始まったばかりなので、BBF様にはオン・オフの両軸で助けていただきたいなと思っています。サザビーリーグとして今後オンラインのブランドを増やす機会があれば、今回の知見を踏まえてご協力いただきたいです。

TEXT:YOHEI YOSHIDA

問い合わせ先
ビービーエフ
03-5202-4702

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オンライン接客で「ライブコール」が選ばれる理由

 新型コロナウイルスの影響で、ビデオ通話を利用したオンライン接客を始めるアパレルブランドが増えている。一般消費者に普及している無償のビデオ通話ツールでもオンライン接客は可能だが、スピンシェルが企業向けに提供するビデオ通話システム「ライブコール(LIVECALL)」を採用するブランドが急増しているという。「ライブコール」を使うメリットはどこにあるのか、実際に導入した企業はどのように使っているのか。

オンライン接客に最適な設計
“ビデオ通話ツール”に止まらない

Q:「ライブコール」はどのようなビデオ通話システムなのか?
A:オンライン接客に特化したさまざまな機能を有しています。同時に一連のマーケティングの“導線”を意識した作りになっており、ビデオ通話の前後で利用するさまざまな機能を用意していたり、他のサービスと連携したりといったことが可能です。接客予約の際は、お客さまが好みのスタッフの空き時間を確認し、接客を受けたい時間を選びます。その際、メールアドレスやSMSにURLが自動で送られて来ますから、ブランド側には手間が全く発生しません。通話はウェブブラウザを使うため、お客さまが事前に専用アプリをインストールする必要もありませんから、お客さまにお手間をかけず、離脱も防ぐことができます。「ライブコール」は「グーグルアナリティクス(GOOGLE ANALYTICS)」など他のアプリやソフトとの連携により、マーケティングに役立つさまざまなデータの分析・活用が可能で、成約率の向上などに役立てることができます。アパレルブランドの導入事例としてはスワロフスキーが10月1日から、「ライブコール」を利用したオンライン接客を銀座店で始められています。9月15日に導入したクロノスも、国内に5箇所ある“セイコーブティック”でお使いいただいています。導入にかかった期間はわずか2週間で、非常にスピーディーに進んだ案件でした。他にも、レリアンが遠隔での商品紹介、コーディネート提案に活用されています。アパレル企業からの引き合いは今年に入ってから一気に増えていて、全体のお問い合わせベースでは前年の数倍です。

ブランドの世界観を生かす
“マーケティング視点”のツール

Q:「ライブコール」で接客中に活用できる機能にはどんなものがある?
A:「ライブコール」は、以前あるアパレルブランド様のECサイトを構築・運用した経験を基に2015年に生まれたサービスです。「サイトに人を呼び込むには」「より購買につながりやすいサイト構成とは」といった、マーケティングの課題解決につながるツールであることを主眼に置き、開発しました。コロナ禍でビデオ接客はますます重要になっていますが、導入企業さまのフィードバックを元に時間をかけて改良を重ねてきたことで、他にはないツールに仕上がっていると自負しています。実際にお使いいただくと、ブランドの管理画面では各オペレーターの通話状況をリアルタイムで確認、予約状況を管理でき、サービスの効率化を実感いただけます。接客するオペレーターは、お客さまの属性表示、ファイルの送信、画面の共有などができ、事前アンケートの回答を元にした接客も可能です。顧客側に表示する画面は、ページタイトル、ロゴ、ヘッダーの色味、メニュー構成などが変更可能で、こういったブランドの世界観を保てるような仕様はアパレルブランドと好相性です。「事前アンケート機能」も備えており、通話前に回答を依頼しておけば接客に生かすことができます。また、最近リリースした「通話後アンケート機能」ではお客さまの感想を吸い上げ、接客品質向上やNPS(ネットプロモータースコア)の計測に生かすことが可能です。ほかにも、API連携でビデオ通話からスムーズにECサイトへ誘導して商品を買ってもらったり、企業のCRM(顧客関係管理)データと「ライブコール」をつなぎ、オペレーターが接客の際に閲覧できる顧客データを増やしたりといったことも可能。品質の高いビデオ通話のために、「ウェブRTC」という技術を使い、デスクトップ環境とモバイル環境の両方で高品質かつ軽快な動作を実現しています。この技術を使いこなすにはさまざまな工夫とチューニングが必要で、私たちはいわば最適なスープの配合のようなバランスを求めて開発とテストを繰り返し、デスクトップとモバイルの両環境において操作性の高いリアルタイムコミュニケーションを実現しました。

企業のOMOを後押し
 顧客との関係を強固に

Q:今後の展望は?
A:通話内容をテキストに変換して分析できるようにしたり、「ライブコール」上で商品の決済を行えるようにしたりといった、さまざまなアップデートを考えています。より柔軟にCRMに連携できるようにもしていきたいですね。「ライブコール」は優れたユーザー体験を生み出すためのツールであるということが全ての根幹にあると考えています。そのためには、機能を強化することと並行して、関連する全てのサービスを「点」ではなく「線」でつなぐことが必要になってくると思います。私たちは「ライブコール」を単なるビデオ接客ツールとは捉えていません。企業様が「ライブコール」を通じてOMOの構築を進め、より体験価値の高い接客サービスを提供することで、今まで以上に強固な信頼関係をお客さまと作っていくお手伝いをしたいと思っています。そしてゆくゆくは、時間や空間にしばられない「ニューノーマル時代の接客」を私たちの手で実現していきたい。そのためには枠組みにとらわれず、接客にまつわるさまざまなサービスのリモート化にチャレンジしていきたいと考えています。

問い合わせ先
スピンシェル 担当:五十嵐、能勢
press@spinshell.com

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ブランドの“自走”を支援 専門家集団フラクタの新提案

 ECサイトを中心としたブランディングを行うブランディングエージェンシー、フラクタは10月から新たな受注形態をスタートする。価格の異なる三つのメニューがあり、ブランドの目的に合わせて最適なものを選んでもらう方式だ。新施策にはどのような狙いがあるのだろうか。

クリエイティブからトレーニングまで、
多彩な自走事例

ブランドの幅広いニーズを
カバーする3つの新プラン

問い合わせ先
フラクタ
contact_jp@fracta.co.jp

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小売業界は”個売り”の時代へ トランスコスモスが提案する新たな顧客接点

 デジタルシフトが加速する中で、ECサイトにも新たな潮流が生まれている。その潮流をいち早く察知して動いているのが、ITアウトソーシング大手のトランスコスモスだ。同社はSNSやD2C、OMOといったキーワードのもと、海外発のサービスとの独占販売契約や、日本国内のサービスとの提携を推進。それらのサービスを組み合わせ、「新たな時代に対応する顧客接点」の創出に取り組んでいる。トランスコスモスの柏木又浩=常務執行役員兼DEC統括リテールコマース総括責任者へのインタビューと同社の施策を支えるさまざまなサービスから、トランスコスモスが考える「新たな顧客接点」を探った。

OMO 、SNS、アプリの
3つで新たなEC基盤を作る

 「小売り業界は今、“個売り”の時代に変わりつつある」。そう語るのは、トランスコスモスの柏木又浩=常務執行役員兼DEC統括リテールコマース総括責任者だ。柏木常務はTSIホールディングスでEC事業、DX戦略をけん引してきたという経歴の持ち主でもある。そんな彼は、“個売り”への変化の理由をどのように捉えているのか。「SNSで企業ではなく、個人が強くなった。D2Cの波が来ているのは必然のこと。今後は大企業がプラットフォーマーになっていき、中小企業はD2C化して、細かいブランドをたくさん持つようになると予想している。グローバルブランドを除いたミドルレンジは1ブランドで年商100億円ではなく、10億円のブランドを10抱えるような時代になる。トランスコスモスとしては、それらをしっかりとインキュベーションできるようにしていきたい」。それらのインキュベーションを支えるのが、トランスコスモスがパートナーを務めるEC構築プラットフォームである「ショッピファイ(SHOPIFY)」をはじめ、米発のバーチャルショッピングツール「ヒーロー(HERO)」、カナダ発のAIインスタ画像解析ツール「ダッシュ ハドソン(DASH HUDSON)」、そしてアプリプラットフォームである「LINEミニアプリ」と「ヤプリ」だ。

「ヒーロー」と「ダッシュ
ハドソン」の紹介ムービー

 米発のバーチャルショッピングツールである「ヒーロー」は、オンライン上でリアル店舗に近いショッピング体験を顧客に提供する。同ツールは顧客と、顧客の位置情報に近い店舗にいる、接客可能な販売員をつなぎ、チャットやライブでの接客を行うことができる。商品の画像や動画を登録できるカタログ機能を用いることで、店舗にはない商品の説明も可能だ。また、CRM連携によりロイヤル顧客リストを作成でき、ユーザーと販売員の継続的なコミュニケーションも可能にしている。これらの機能により、ECサイトのコンバージョンは平均10倍以上、コスメにおいては平均15倍以上を達成している。実際に、「ヒーロー」で接客を受けた3人に1人が来店し、客単価が40パーセントアップ、リピート率も15パーセントアップしている。

 また、販売員は自身が「ヒーロー」を通じて何人を接客し、どれだけ商品を売ったか、といったデータを確認することもできる。これにより、販売員のモチベーションのアップや、人事評価にもつなげることを可能にした。今後は、「ショッピファイ」との連携をはじめ、本国で実装されている機能やサービスを日本に順次導入していく予定だ。

「ダッシュハドソン」
「ヒーロー」の
UIイメージとCEO画像

 カナダ発の「ダッシュ ハドソン」は、アップルやアマゾンのほか、「コーチ(COACH)」、「エスティーローダー(ESTEE LAUDER)」、コンデナスト(CONDENAST)、そしてインフルエンサーマーケティングで有名な米国ファッションECモール「リボルヴ(REVOLVE)」なども導入している、インスタグラムなどの画像解析を武器としたSNS総合管理ツールだ。最大の特徴は、独自開発の画像解析AI。まずはブランドや企業のインスタアカウントと連携し、過去の全ての投稿のエンゲージメント評価を分析。競合他社や競合ブランドが使っている画像や、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の分析も可能だ。ファンとのコミュニティー形成を助けるための、投稿に対するコメントの管理や消費者の口コミなどの自動収集といった機能を備える。ピンタレストやツイッター、フェイスブックにも対応しており、投稿の一元管理を行うこともできる。

 また「ライクショップ(LIKE SHOP)」という、企業のECとの連携機能もポイントだ。インスタに投稿したコンテンツの集約ページの作成が可能であり、各投稿に最大25個のリンクを付けることができる。これらの機能により、インスタ等のフォロワー獲得やエンゲージメントの向上だけでなく、ソーシャルコマースの連携も行える。

ライト顧客からロイヤル顧客まで
一気通貫できるアプリ施策

 トランスコスモスのアプリ施策の中でもLINEの個人・法人向けのアカウントサービス「LINE公式アカウント」がスタートした当時から、、社内にLINE推進部を設け、一緒に市場を開拓してきた。そんな両社が、二人三脚で進めているのが「LINEミニアプリ」だ。LINEはプラットフォームを提供し、トランスコスモスがアプリの開発や「LINE@」を通じたユーザーとのコミュニケーションを担当している。

 「LINEミニアプリ」は、ダウンロードの必要がなく、シェアも簡単なため、ユーザーにとっては障壁が低い。店舗などでもQRコードに携帯をかざすだけでアプリの使用が可能だ。企業側もユーザー属性などのデータを取得できる。そのような「LINEミニアプリ」を起点にライト顧客を獲得した後、「ヤプリ」で開発したネイティブアプリによるロイヤル顧客の育成を行うのだ。ヤプリの庵原保文CEOは「あらゆる商品・体験のコモディティ化が飛躍的に速くなった今、ブランドのロイヤリティーを高めるためのアプリ活用は、ますます経営のコアな戦略になってきている」と語る。

問い合わせ先
トランスコスモス
0120-120-364

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求ム!世界市場を本気で勝ち抜きたい日本ブランド グローバルECプラットフォームのリングブル

 日本発のグローバルECプラットフォーム「リングブル」が、日本ブランドの新たなパートナーを探している。開発費やサイト構築費、固定費が基本無料で、14カ国語以上の多言語と100以上の決済手段に対応し、現地のスタッフによるチャット接客を軸にした「リングブル」のシステムは、“世界最強”の完成度の高さを誇る。日本市場が縮小する中で、日本のブランドにとって海外市場の開拓は最重要の経営課題。リングブルが目指す、日本企業のグローバル化戦略をひもとく。

リングブルを使う9つの理由

①グローバルECサイト:24時間365日稼働&メンテナンスのグローバルECサイト。国・地域や市場に応じてUI/UXを自動で変換。各市場ユーザーの95%が満足

②グローバルマーケティング支援:世界中で現地に、有力なパートナーを構築。地域ごとにフィットしたマーケティングサポートを提供

③マルチリンガル&チャット対応:サイトの言語はすでに14カ国語に対応。オプションでさらなる多言語も。顧客に“感動を与える対応”を目指した能動的なチャット接客など、顧客中心主義の設計。

④100以上の決済サービスに対応:決済は地域によって代引きや現金決済を好むなど、グローバルECの最大の難関の一つ。100以上の決済サービスに対応。為替手数料もリングブルが負担。

⑤グローバル物流&通関:配送だけでなくインボイスや通関などにも対応しており、ブランド側は国内発送とほぼ変わらない手間で海外配送が可能。しかも配送地域などに応じて配送手段をベストなものに自動切り替え。

⑥データ収集と分析:全世界規模での多彩なデータを蓄積・分析。オプションで四半期ごとに専門家が新戦略提案の入った詳細なレポートも。

⑦現地スタッフによる返品交換対応:顧客満足度の向上のため、現地スタッフによる返品交換マネジメントに対応。現地スタッフの判断で無料返品サポートなども実施。その結果70%がリピーターに。

⑧全世界統一マーケティング:在庫やマーケティング、プライシングの一元化で、投下したプロモーションや貴重なマーケティングデータを全世界単位で蓄積。複数の地域でのカニバリズムや現地法人との対立を避けられるだけでなく、そうした現地法人の後押しにも。

⑨経験豊富なグローバル経営陣:経験豊富な歴戦のビジネスパーソンが経営トップに参画し、日本には珍しいグローバル経営体制を構築。

LVMHから国内有力アパレル、
国産ジーンズの実力者たちが推薦

問い合わせ先
リングブル(担当:松本)
info@lingble.com

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【居酒屋研究】老舗「養老乃瀧」、かつての最大手も今や260店。しかし住宅街に強みを持ち、コロナ時代の勝ち組になれる

 一時は1500店を超えたと言われ、最大手モンテローザより一足早く居酒屋1000店を実現した「養老乃瀧」。現在は「養老乃瀧」が260店あまり、センベロ業態「一軒め酒場」や、海鮮主体の「だんまや水産」を入れても400店弱でしかない。だが、地元客重視の営業がコロナで追い風となっている。
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【ランダムトーク】商業施設の優越的地位にテナントはピリピリ。『鬼滅の刃』で修復か

 商業施設の売上が10月16日(金)の週末から急回復しています。理由は映画『鬼滅の刃』の封切。「まるで電車の時刻表」と言われる過密上映スケジュールで、多くの商業施設のシネコンは、ここぞとばかりに全席開放で待ち受けました。ランダムトークです。
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今週のスケジュール(2020年10月26日〜2020年11月1日)

FASHION

27 TUE
デザイナート
DESIGNART GALLERYプレスプレビュー
10:00〜11:00 表参道ヒルズ本館B3F スペース オー
(東京都渋谷区神宮前4-12-10)

デザイナート
KASHIYAMA DAIKANYAMAプレスプレビュー
15:00〜16:00 KASHIYAMA DAIKANYAMA
(東京都渋谷区代官山町14-18)

フェスタリアホールディングス
2020年8月期決算説明会
10:30〜11:30 兜町平和ビル3階 第3セミナールーム
(東京都中央区日本橋兜町3-3)

バスクリン
「バスクリン」90周年スペシャルコラボレーション企画
17:00〜TRUNK(HOTEL)2階 MORI
(東京都渋谷区神宮前5-31)

30 FRI
三菱地所
「丸の内テラス」商業ゾーン プレス向け内覧会
10:00〜15:00 丸の内テラス
(東京都千代田区丸の内1-3-4)

ワコールホールディングス
2021年3月期 第2四半期決算会見
16:00〜17:00 綿業会館内本館3階 中会場
(大阪市中央区備後町2-5-8)

BEAUTY

29 THU
コスメデコルテ
50thプレスルーム(30日も開催)
13:00~19:00
MORIO Studio
東京都港区南青山6-5-45パシフィックアーツ南青山1F

30 FRI
アンナチュラリー ナチュラル
新ブランド新商品発表会
13:00~/11:00~/15:00~(オンライン)
サロン ド ラキャルプ
東京都渋谷区神宮4-21-10 URA 表参道2F

コーセー
決算記者ミーティング
15:30〜17:30(オンライン)

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静閑のパリコレの来場者たち レア・セドゥやビーナス・ウィリアムズらの姿も

 9月28日〜10月6日に2021年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウィークが開催された。今季はミラノに続いてリアルとデジタルの両軸で行われ、来場者のほとんどはフランス在住者のようだった。ショーの大幅な遅れもなくスムーズではあったが、街はどこか寂しげだ。ストリートフォトグラファーのアダム・カッツ・シンディング(Adam Katz Sinding)のスナップや、現地を訪れたファッション業界人の言葉から、異例のパリコレを振り返る。

リアルの重要性を再確認

元ドイツ版「グラムール(GLAMOUR)」の編集者で現在はフリーのファッション・コンサルタントとして活動するヴェロニク・トリストラム(Veronique Tristram)は「リアルの重要性を再確認した」と語る。「『プラダ(PRADA)』や『ジェイ ダブリュー アンダーソン(J.W.ANDERSON)』はデジタル発表でも面白みがあったけど、リアルとは比べるに値しない。リアルならではの雰囲気や高揚感は、ほかに取って代わることはできないのだと初日から感じたわ」。

スローダウンで見つけた感謝

 ジェム・トゥ・シェ・トワ(J’ai me tout chez toui)の名でカップルインフルエンサーとして活動するアリスは、デジタルが融合したことで発見があったようだ。「従来よりもスピードがはるかに遅いため、一瞬一瞬に感謝することができた。急ぐ必要がないから業界の人々とゆっくり会話ができたし、カフェでお茶を楽しむ時間すらあったの」。

パリコレだという実感がなかった

 リアルのショー会場では、ソーシャル・ディスタンス確保のために座席は大幅に減少した。そのためバイヤーの顔ぶれは少なかった印象だ。仏「トム・クレイハウンド・パリ(Tom Greyhound Paris)」のバイヤーであるエカテリーナ・グラズノヴァ(Ekaterina Glazunova)は「パリコレだという実感がなかった」と話す。「実際の展示会場に行って、この業界には物理的な体験が必要だと改めて感じたわ。やっぱり商品は実際に目で見て、触れて、試着するべきなのよ。ただ業界全体に変化が必要なのも事実だから、今季を皮切りに新しいスタートが切れることを期待したいわね」。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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ファッション通信簿Vol.59 ネットフリックスの人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」のファッションを米「WWD」が辛口ジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第59回は、ネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「エミリー、パリへ行く(Emily in Pris)」でリリー・コリンズ(Lily Collins)が演じる主人公、エミリー・クーパー(Emily Cooper)の劇中ファッションが登場。同作は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」や 映画「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」を手掛けた有名スタイリストのパトリシア・フィールド(Patricia Field)が衣装を担当するとあって、ファッションへの注目度も高い。パリに行くはずの主人公がファッション修行にでも行っているかのような米「WWD」の辛口コメントもお楽しみに。

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マルチな才能を発揮する人気ラッパー、マシン・ガン・ケリー「友人と呼べる存在は全てヘッドホンの中にいた」

 192cmの高身長に端正な顔立ち、独自のスタイルを持ち、欧米の若者の間で人気を集めるラッパーのマシン・ガン・ケリー(Machine Gun Kelly以下、MGK)。この名は彼の早口なラップ・スタイルからファンが名付けたと言われている。ヒップホップ好きには名の知れた存在であるが、その名をメインストリームにまで広げた一曲がある。2016年10月にリリースした、カミラ・カベロ(Camila Cabello)をフィーチャーしたシングル「Bad Things」だ。同曲は、全米シングル・チャート最高4位という自身最大のヒットになったほか、ビルボードミュージックアワードで、グラミー賞 最優秀ラップ/サング・コラボレーション賞にノミネートされた。

 現在30歳の彼は、14年の映画「Beyond The Lights」や「ネットフリックス(NETFLIX)」で放送されたモトリー・クルー(Motley Crue)の伝記映画「ザ・ダート:モトリー・クルー自伝」でトミー・リー役を演じるなど、俳優としても活躍するマルチな才能を開花させている。また18年にはエミネム(Eminem)やG・イージーらとビーフ(楽曲を通してディスり合うこと)を繰り広げるなど、超攻撃的なMCとしての一面も持つ。

 昨年には「サマーソニック 2019(SUMMER SONIC 2019)」に出演したほか、今年8月30日に行われた世界最大級の音楽の祭典「2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード(2020 MTV VIDEO MUSIC AWARDS以下、2020 VMA)」では「最優秀オルタナティブ・ビデオ賞(BEST ALTERNATIVE)」を受賞した。また9月25日に発売した最新アルバム「Tickets To My Downfall」(国内盤は11月13日発売)では自身初の全米アルバム・チャート1位を獲得するなど、輝かしい実績を持つMGK。彼に自身のターニングポイントや最新アルバムへの思い、ファッション観、「日本の観客は世界一だ」と話す理由について聞いた。

WWD:音楽にハマったきっかけは?

マシン・ガン・ケリー(以下、MGK):俺は子どもの頃、狭量な人間で「ルーザー(負け犬)」だった。だから友人と呼べる存在は全てヘッドホンの中にいた。

WWD:当時聞いていた音楽は?

MGK:ラッパーのDMX、バンドのリンキン・パーク(LINKIN PARK)、ブリンク-182(BLINK-182)、カニエ・ウェスト(Kanye West)のファースト・アルバム「ザ・カレッジ・ドロップアウト(THE COLLEGE DROPOUT)」を聞いていた。当時流行っていたメタル・バンドのリンプ・ビズキット(LIMP BIZKIT)も聞いていたよ。

WWD:ミュージシャンになろうと思ったのはなぜ?

MGK:普段からいつも叫んで世間に対する不満を爆発させていた。だったらマイクに向かって叫んでやろうと思ったのがきっかけだよ。

WWD:最初からソロで活動しようと決めていたのか。バンドをやろうとは思わなかった?

MGK:ラッパーになる前は、3人編成のパンク・バンドをやっていた。大勢の前で演奏したのは、誰かの家のガレージで友達が5人見に来てくれたときだけ。今でも、自分がフロントマンじゃなきゃ駄目だというわけではないんだ。たまたまそうなったというだけで、仲間と一緒にやっているという意識は常にある。だからマシン・ガン・ケリーという名前で活動しているけど、使う言葉は「俺たち」と決めている。

WWD:これまで数々の賞を受賞し、早くからその才能を認められてきたが、自身のターニングポイントとなったことは?

MGK:今年の「2020 VMA」で、「最優秀オルタナティブ・ビデオ賞」を受賞した時だと思う。アルバム5作目でようやく取れたからね。実際にグラミー賞や「VMA」の賞を取る夢を途中で諦めてしまう人も多い。俺もこれまで一度もノミネートされたことがなかった。それが活動を始めてから、これだけの日数を経てようやく受賞できて、新人にまた戻ったような気持ちになったよ。もともと、ファースト・アルバム「Lace Up」で成し遂げたかったことだったから。本当に嬉しかったよ。希望を捨てないことは必ず大きな力になる。

WWD:世界中で人気を博した、カミラ・カベロとの「Bad Things」は今振り返るとどうだった?

MGK:あれは俺が型にとらわれず、意外性のあることができることを証明できたよ。当時はまだハードコア・ラッパーとして認識されていたけれど、メインストリームのリスナーにも受け入れられる曲ができるということをね。ヒップホップのアルバム・チャートだけではなくて、ポップ・シングルのチャートでも1位を取れたことは、かなり常識破りだったと思うし、やって良かったと思う。

WWD:「いい意味で人の期待を裏切る」という姿勢は常にあるの?

MGK:もちろん。だってそうしていなかったら、今こうして君の取材に答えていることもなかっただろう。とっくに飽きられて、8年前のファースト・アルバムで終わっていた。あるいはアンテナに引っ掛からなくて、存在すら知ってもらえなかったかもしれない。実際に後から知ったというリスナーは多い。いつだって周りで起きていることに目を向けて、刺激を受けていかなければ、つまらないアーティストになるだけ。周りに無関心でつまらないほど最悪なことはない。アーティストは常に進化して、リスナーの思考や感情を刺激し続けなければいけないんだ。

「運命に委ねなかった時、それは裏目に出た」

WWD:最新アルバム「Tickets To My Downfall」ではどんなことを表現した?

MGK:運命の力に任せて、なすがままを表現したよ。というのも、「こういう作品を作るぞ」という明確なものがない状態でスタジオに入った。エグゼクティブ・プロデューサーに起用したトラヴィス・バーカー(Travis Barker)とは10年来の付き合いになるけど、今回初めて一緒に作品を作ることになった。そして口を開けて最初に出てきたのが「Bloody Valentine」だった。はっきりと手応えを感じたんだ。書き上げるのに1時間くらいしか掛からなかったよ。

WWD:その「Bloody Valentine」のMVには女優のミーガン・フォックスを迎え、現在ユーチューブで約4100万回再生を記録している。彼女を起用した背景は?

MGK:誰がその場を支配しているかという立場を逆転させるという発想に興味がある。実際にスターやヒーローといったアイコニックな存在が多大な影響力を持っている世の中だけど、彼らは金でできた彫刻のようなもの。だけど本人たちは大抵の場合、普通の人と変わらない。彼らを拝み倒し、崇拝する理由なんてないんだ。だからMVでは、朝起きたら、あるスターのファンがそのスターを支配していて、代わりに贅沢な生活を満喫しているという設定にしたんだ。そして皮肉を込めて、そのファンにミーガン・フォックスを起用した。笑えるはずだと思ってね(笑)。

WWD:最初から「彼女しかいない」と思ったの?

MGK:ああ、そうだ。このアルバムに関しては、全てを運命に導かれるがままに直感で決めた。皮肉なことに唯一直感で決めなかったのが、アルバム・ジャケットだった。そしたら見事に裏目に出たよ。ジャケットを手掛けたアーティストが、別の人の写真のイメージをパクったような形になってしまい、全てやり直さなきゃいけなくなったんだ(笑)。そのお陰で、一瞬だけ公開された元のジャケットが限定数しかないレア物になったわけ。それで一から新しいジャケットを作り直したけど、凄くいいものができたと思っているよ。

WWD:プロデューサーに起用したバーカーと知り合ったきっかけは?

MGK:19歳くらいの時に地元の米・オハイオ州のクリーブランドのコンサートで出会った。その後にLAで、彼らが10周年コンサートをしている時にゲスト・ボーカルとして参加させてもらったり、いろいろなイベントに呼んでもらったりした。もともと大ファンだったからね。俺も自分の音楽をやっていたけれど、彼とはとにかくお互いに馬が合ったんだ。だからようやくこうやって一緒に作品を作ることができて本当に嬉しい。

WWD:彼はどんな存在?

MGK:信頼できる相談相手なのは間違いない。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)がアルバム「Blood Sugar Sex Magic」を作った時のリック・ルービン(Rick Rubin)がそうだったようにね。自分にとっては兄貴的存在だよ。

WWD:今年6月には二人で抗議運動「ブラック・ライブズ・マター」に参加していましたね。またその時の映像をMVに使用したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Killing In The Name」のカバー曲も公開した。

MGK:メインストリームのメディアは、世の中の大衆が物事をどう見て・考えるかを左右する部分で大きな責任がある。だから間違ったことに対する抗議の姿勢を、バーカーや俺が先頭に経ち、メディアを通して模範を示すことが戦術として大事だと思ったんだ。火花を起こしたかった。そして世界中のどこにいようと、どんな問題に対してだろうと、みんな闘うべきなんだ。誰もが知っているような人たちは、何もせず高みの見物をしているわけではなく、こうして闘っている。声を上げないことが一番の罪だから。

WWD:なぜあの曲を選んだ?

MGK:俺が伝えたい事柄に当てはまると思った。あの曲を書いたザック・デ・ラ・ロッチャ(Zack de la Rocha)にとっては、ある特定の事象について書いた曲かもしれないけれど、曲のメッセージは俺たちが今闘っていることにも当てはまるし、今後出てくるであろう幾つもの闘いにもピッタリだと思う。人を高揚させるのには最高の曲だよ。

WWD:ロックダウン中に改めて気付かされたことはあった?

MGK:もし今回のロックダウンで強制的に一旦立ち止まらず、ペースを落とさなかったら、そのまま破滅の道にまっしぐらだったと思う。今回のアルバムのテーマがまさにそれで、俺はこれまで、とにかく生き急いでいた。大勢の人がきっと俺が転落していく様子を見て楽しんでいたと思う。「あいつこのまま行ったらヤバいんじゃないか。破滅するぞ。見ている分には面白い」とね。その時は俺も人生で一番多くの友達に囲まれていると感じていたのに、今思えば人生最悪の時でもあった。だから、こうして強制的に腰を落ち着かせて、自分の心と向き合い、問題と対峙することができたのは、不幸中の幸いだったと思う。ロックダウン前よりも、人間として成長したと感じるよ。

「ヘアスタイルで共感したのは日本のアニメの世界」

WWD:好きなスタイル・ブランドはある?

MGK:「リック・オウエンス(RICK OWENS以下、リック)」と「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD以下、ヴィヴィアン)」が好き。朝起きて、まず手に取るのが「リック」のTシャツやタンクトップ、パンツだね。俺の長身で細身の体型によく合うんだよ。「ヴィヴィアン」のパンツもよく穿くんだけど、昨日すれ違った男に「そのパンツ、超ファンキー・モンキーだな!」と言われたよ(笑)。俺は街を歩いていて、そういう反応がもらえる服を着たいと思っている。スニーカーは「ヴァンズ(VANS)」「コンバース(CONVERSE)」「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」をはくよ。

WWD:フォーマルに決めたいときは?

MGK:「ディオール(DIOR)」と「サン・ローラン(SAINT LAURENT)」を良く着るね。あと「ジョン バルベイトス(JOHN VARVATOS)」でモデルの仕事をしたことがあるんだけど、同ブランドのようなロックなテイストの服も好きだよ。

WWD:ブランドとのコラボやキャンペーンビジュアルのモデルに興味はある?

MGK:モデルに興味はあるよ。自分が共感できるブランドとは是非やってみたい。あとは懐かしいブランドのリバイバルキャンペーンとかね。「十年くらい名前を聞かなかったブランドだけど、MGKのお陰でまた好きになった」と言われるようになりたい。

WWD:自身が参考にしているファッションアイコンはいるか?

MGK:「カウボーイビバップ」のスパイク・スピーゲル(即答)。

WWD:アニメの(笑)?

MGK:うん。

WWD:自身のSNSでは、日本の人気アニメ「ドラゴンボールZ」に登場する超サイヤ人化した“孫悟飯”のモノマネをしていたね(笑)。

MGK:孫悟飯は大好きだ!超サイヤ人の髪型をどうしてもやってみたかったんだ。というのも子どもの頃に日本のアニメを見て育ってきたから。アニメに出てくるキャラクターの髪型は全部好きだった。俺はいつも、ブロンドヘアで前髪を長く前に垂らした髪型をしていたんだ。他の連中はみんな必ずおでこ全開で、髪の毛を後ろに流していたよ。唯一共感できたのが日本のアニメの世界で、「俺と同じような髪型をしている奴らがいる」と初めて思えた。

WWD:どんなアニメを見て育った?

MGK:「ドラゴンボールZ」と「カウボーイビバップ」は鬼のように見た。あと、俺のお気に入りの映画の一つが「もののけ姫」だ。

WWD:ネイルにも自身のこだわりを感じるが。

MGK:アクセサリーが好きなんだ。俺は身に着けるものだけではなくて、ネイルもアクセサリーだと思っている。ギターの弦を抑える左手しかやらないんだけど、フェスで演奏していてカメラが手元のアップに寄った時に、「あのリングかっこいい」「あのネイル活かしてる」とファンが見て楽しめる要素が増える。「なんであのデザインにしているんだろう?」と思わせるのがかっこいいと思う。

WWD:2019年のサマソニのライブはどうだった?また日本の印象は?

MGK:大阪で一晩中歩き回ったのを覚えている。寿司屋の大将が俺たちのことを気に入らなくて追い出されたのもね(笑)。あとは東京のライブの観客が、スタートから熱く盛り上がってくれたのを覚えている。それは予想していなかったから。俺を目当てで来ている人は日本でまだ少ない中、その場にいた大勢の観客は「これを試しに見て、盛り上がるぞ」と、俺たちを受け入れてくれた。ライブが終わった後に、日本の観客は世界一だと思った。世界中を回ったけど、またすぐに戻りライブをやりたい。本当にまた早く行きたいよ。特に今作のアルバムは日本のロック・ファンにも受けると思うんだよね。

WWD:今日はどうもありがとう。また日本に来てくれるのを楽しみにしているよ!

MGK:俺も楽しみだよ。ありがとう!

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「ジルスチュアート」から星座入りをモチーフにしたお守りリップが登場 流れ星をテーマにしたギフトセットも

 「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は、星占いで知られる12星座と宝石を結びつけ幸せな運命を引き寄せると信じられてきた星座石をモチーフにした「ラッキージェム マイリップス」(各3000円)を毎月限定発売する。唇の水分に反応し、ナチュラルな血色感をかなえるティントリップスティックで、ほんのりとした色づきが長時間続く。

 第1弾は12月4日発売の山羊座・ラピスラズリをイメージした「12 コンプリート カプリコーン」で、第2弾は1月2日発売の水瓶座・オニキスをイメージした「01 ソートフル アクエリアス」。1年で12本のリップをそろえる。

 また、11月13日にはライフスタイルシリーズから流れ星をテーマにした「ドリーミー スターズギフト ボディクリーム & ハンドクリーム ホワイトフローラル」(3000円)と「ドリーミースターズギフト リップバーム」(1500円)発売する。ホリデーシーズンのギフトにもぴったりな星空模様の限定ギフトボックスがつく。

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「ディオール」からシカバームが登場 マスク着用の肌ダメージをケア

 「ディオール(DIOR)」は11月6日、“シカ バーム”(75mL、5900円)を発売する。韓国発祥の炎症を抑えるスキンケアクリーム“シカクリーム”から着想を得たもので、顔だけでなくボディーにも使える。カモミールワックスが肌の柔軟性を高め、水分の蒸発を抑えることで長時間の保湿効果を発揮し、肌表面を保護する。また、炎症を起こして敏感になった肌の違和感を緩和する。さらに、活性化効果のあるツボクサエキスも配合し、マスクなどで荒れた肌を優しくケアする。
 
 韓国のシカクリームは炎症を抑える効果が期待できるフェイスクリームのことで、“シカ”とはツボクサ(Centella Asiatica)の略称もしくは手術後の傷痕に貼るシリコン製のシート“シカケア(CICA CARE)”が語源となっているなど、諸説ある。今はクッションファンデーション同様にKビューティの定番アイテムとなっており、各社からシカクリームが発売されている。

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「ディオール」からシカバームが登場 マスク着用の肌ダメージをケア

 「ディオール(DIOR)」は11月6日、“シカ バーム”(75mL、5900円)を発売する。韓国発祥の炎症を抑えるスキンケアクリーム“シカクリーム”から着想を得たもので、顔だけでなくボディーにも使える。カモミールワックスが肌の柔軟性を高め、水分の蒸発を抑えることで長時間の保湿効果を発揮し、肌表面を保護する。また、炎症を起こして敏感になった肌の違和感を緩和する。さらに、活性化効果のあるツボクサエキスも配合し、マスクなどで荒れた肌を優しくケアする。
 
 韓国のシカクリームは炎症を抑える効果が期待できるフェイスクリームのことで、“シカ”とはツボクサ(Centella Asiatica)の略称もしくは手術後の傷痕に貼るシリコン製のシート“シカケア(CICA CARE)”が語源となっているなど、諸説ある。今はクッションファンデーション同様にKビューティの定番アイテムとなっており、各社からシカクリームが発売されている。

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「ヴァンズ」と「MoMA」の第二弾コラボ ムンクのフーディーやスニーカーなど

 二ューヨーク近代美術館(以下、MOMA)が手掛ける「モマ デザイン ストア(MOMA DESIGN STORE)」は11月11日に、フットウェアブランド「ヴァンズ(VANS)」とのコラボコレクション第2弾を発売する。MOMAが収蔵するエドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)やジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)、リュボーフィ・ポポーワ(Liubov S. Popova)、フェイス・リングゴールド(Faith Ringgold)の4人のアーティストの作品からインスピレーションを得たコレクションをラインアップする。ヴァンズ ストアをはじめ、「モマ デザイン ストア」、ビリーズ(BILLY’S)、「ヴァンズ」取り扱い店舗で取り扱う。

 無限の叫びと怒りを描いたエドヴァルド・ムンクの代表作「叫び」からは、作品をプリントしたフーディー(9500円)やスニーカー(9000円)が登場。その他、ジャクソン・ポロックの「One:Number31,1950」やリュボーフィ・ポポーワの「Untitled」(1917)、フェイス・リングゴールドの「Woman Free Yourself」、「Woman Freedom Now」の作品が、「ヴァンズ」のアイコンモデル“エラ”や“オーセンティック”に落とし込んだコレクションだ。また、アンジー・ティタ(英表記確認中)=ヴァンズ ライフスタイルフットウェア部門・グローバルデザイン責任者は「今回のコラボを通して、芸術作品とフットウェアの真のつながりを生み出すためにMOMAとより密接な協力体制を敷き、フットウェアとアートの選定を行った」と語る。

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からなぼ「ヨユー」第2弾、オイルで洗う泡立たないボディーウォッシュが登場

 コスメブランド「フジコ(FUJIKO)」を手掛けるかならぼから、6月にデビューした“心と時間に余裕を作る”をコンセプトにしたブランド「ヨユー(4U)」は、第2弾としてオイルで洗う泡立たないボディーウォッシュ“ボディオイルソープ”(195mL、3500円)を10月25日に発売する。

 抗酸化力が高く保湿効果のあるサンフラワーオイルを配合した100%植物由来のトリートメントオイルで、デリケートゾーンにも使える処方を採用。精油はリラックス効果のあるラベンダーやゼラニウム、ペパーミントなど8種類をブレンドした。ボディ洗浄と保湿を1つで叶える。

 第1弾で“ヘアクレンズパック”を展開しており、今後、同商品と付随するアウトバスでのヘアケアアイテムを発売する予定だ。

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からなぼ「ヨユー」第2弾、オイルで洗う泡立たないボディーウォッシュが登場

 コスメブランド「フジコ(FUJIKO)」を手掛けるかならぼから、6月にデビューした“心と時間に余裕を作る”をコンセプトにしたブランド「ヨユー(4U)」は、第2弾としてオイルで洗う泡立たないボディーウォッシュ“ボディオイルソープ”(195mL、3500円)を10月25日に発売する。

 抗酸化力が高く保湿効果のあるサンフラワーオイルを配合した100%植物由来のトリートメントオイルで、デリケートゾーンにも使える処方を採用。精油はリラックス効果のあるラベンダーやゼラニウム、ペパーミントなど8種類をブレンドした。ボディ洗浄と保湿を1つで叶える。

 第1弾で“ヘアクレンズパック”を展開しており、今後、同商品と付随するアウトバスでのヘアケアアイテムを発売する予定だ。

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ラフ・シモンズのアーカイブにフォーカスした展覧会が渋谷で開催 ディレクターを務めた「ジル サンダー」などのアイテムも

 東京・渋谷、神南の古着店、アーカイブストア(Archive Store)はアーカイブアイテムでラフ・シモンズ(Raf Simons)の軌跡をたどる展覧会「Raf Simons: A Retrospective」を10月31日~11月22日に開催する。

 自身の名前を冠した「ラフ シモンズ(RAF SIMONS)」の90年代から現在までのアーカイブを約100点を展示するほか、ディレクターを務めていた「ジル サンダー(JIL SANDER)」と「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のアーカイブも同時に展示し、ブランドの垣根を超えたラフ・シモンズのデザインをたどることができる。

 「ラフ シモンズ」は今年12月にブランド設立25周年を記念し、アーカイブアイテムを現代風にアレンジした“ラフ・シモンズ アーカイブ レダックス(RAF SIMONS ARCHIVE REDUX)”の発売を予定しており、彼のアーカイブへの注目が高まっている。

 入場は無料で、会期中は商品の販売は行わない。

■「Raf Simons: A Retrospective」
日程:10月31日~11月22日
時間:12:00〜20:00
場所:アーカイブストア
住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビル 地下1階
入場料:無料

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「ディオール」からベルベット仕様の“レディ ディーライト”と新作スニーカーが登場

 「ディオール(DIOR)」は、ベルベット仕様のバッグ“レディ ディーライト(LADY D-LITE)”と新作スニーカー“ディオール ソーラー(DIOR SOLAR)”を発売した。

 “レディ ディーライト”はしなやかで贅沢なベルベット生地に3Dエンブロイダリーの技術を用いた。トーンオントーンの“カナージュ”モチーフと上品で深みのあるカラーパレットが特徴だ。価格は50万4000円。

 アイコニックな「ディオール オブリーク」モチーフと、秋冬らしい深みのあるベルベット仕様が印象的な“ディオール ソーラー”はスリッポンタイプのスニーカーで、「ディオール」のアトリエの技術によって1足あたり15万以上のステッチが施されている。価格は8万9000円。

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三陽商会「クレストブリッジ」が原宿に新旗艦店 ショールーミング機能も

三陽商会は、ウィメンズブランド「ブルーレーベル・クレストブリッジ」とメンズブランド「ブラックレーベル・クレストブリッジ」両ブランド複合の路面店「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ 原宿本店」を東京・神宮前に10月24日オープンする。
初年度売上高目標は非公開。

ロケーションは明治通り沿いの2階建てビルの1階で、同社の「キャスト(CAST)」の店舗を業態転換した。店舗面積は約300平方メートル。内装には英国のホテルをイメージした植栽やアンティーク調の什器、豪華な絨毯などを配して、ブランドの世界観を表現した。

なお同店近くにあった路面店「ブルーレーベル・クレストブリッジ ハラジュクハウス」は4月末で閉店。「ブランドのルーツであるこの場所(原宿)で、ブランドを発信する旗艦店を再構築したい」と同社の浦田壮志ブルーレーベルクレストブリッジビジネス部長。

入り口付近には同店限定商品を含むウィメンズ・メンズの商品を並べ、奥にはEC限定商品のショールーミングスペースを設けるなど、「客が足を運びたくなる要素」を散りばめた。試着して気に入った商品は店舗のタブレット端末などを使い、自宅で受け取ることができるようにした。さらに同店ではCCCフォトライブラボ(東京都新宿区)が提供するライブコマース接客ツールの「ライブトルッテ(LIVE TORUTTE)」を同社として初導入し、11月からオンライン接客の配信を開始する。

店舗限定商品は、ウィメンズでは通常ラインの展開にはない青色ベースのチェック(通常は赤色ベース)を使ったドレス(3万8500円)、スカート(3万1900円)、バッグ(1万6500円)など。メンズの商品は、他の店舗やECにはないXSサイズまでそろえてユニセックスの着こなしを提案する。また、オープンの目玉としてタータンチェックのマスク(ケース付き、6600円)を先行販売する(11月1日からECで販売開始)。

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「エイトン」青山店が初のイベント 白漆作家の川勝英十津の作品展を開催

 久﨑康晴が手掛けるファッションブランド「エイトン(ATON)」は10月23日〜11月1日、白漆作家である川勝英十津の作品展をエイトン青山店で開催している。

 久﨑デザイナーは2020-21年秋冬コレクションを制作していた昨春に、ギャラリーで川勝による白漆の器と出合った。その色の美しさや質感からヒントを得て、“白漆のフィールドジャケット”をデザインしたという。同展では、川勝による白漆の作品の展示販売するほか、「エイトン」の白漆をコー ティングしたフィールドジャケット(16万円)やバッグ(2万9000〜5万4000円)、白漆で染色したフーディなどを販売する。

 川勝は1941年愛知県豊橋市生まれ。京都市美術大学で西洋画科を専攻し、画家を目指す。その後、イラストレーターやコピーライター、室内装飾などを経て、音羽工房の番浦史郎から薫陶を受ける。石川県山中町にて木工轆轤(ろくろ)を学び、岩手県渋民村で木の知識を深める。85年からは京都の洛北花背に工房を設け、木取りから上塗りまでの全行程を自らの手で行い、桐を使用した“軽漆塗木器”という軽い漆塗りの作品を制作している。

■ATON × 白漆展 

会期:10月23日〜11月1日(月曜定休日)

時間:11:00-19:00

場所:エイトン青山店

住所:東京都港区北青山3-6-27

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「エイトン」青山店が初のイベント 白漆作家の川勝英十津の作品展を開催

 久﨑康晴が手掛けるファッションブランド「エイトン(ATON)」は10月23日〜11月1日、白漆作家である川勝英十津の作品展をエイトン青山店で開催している。

 久﨑デザイナーは2020-21年秋冬コレクションを制作していた昨春に、ギャラリーで川勝による白漆の器と出合った。その色の美しさや質感からヒントを得て、“白漆のフィールドジャケット”をデザインしたという。同展では、川勝による白漆の作品の展示販売するほか、「エイトン」の白漆をコー ティングしたフィールドジャケット(16万円)やバッグ(2万9000〜5万4000円)、白漆で染色したフーディなどを販売する。

 川勝は1941年愛知県豊橋市生まれ。京都市美術大学で西洋画科を専攻し、画家を目指す。その後、イラストレーターやコピーライター、室内装飾などを経て、音羽工房の番浦史郎から薫陶を受ける。石川県山中町にて木工轆轤(ろくろ)を学び、岩手県渋民村で木の知識を深める。85年からは京都の洛北花背に工房を設け、木取りから上塗りまでの全行程を自らの手で行い、桐を使用した“軽漆塗木器”という軽い漆塗りの作品を制作している。

■ATON × 白漆展 

会期:10月23日〜11月1日(月曜定休日)

時間:11:00-19:00

場所:エイトン青山店

住所:東京都港区北青山3-6-27

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「ジョー マローン」から初の車専用ディフューザーが登場 高級キャンドルも発売

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は11月20日、車専用の“カーディフューザー”(8500円)を発売する。別売りのリフィルを本体にスライドさせ、エアコンの通気口にセットするだけで車内に好みの香りが広がる。モダンクラシックなシトラスの香り“ライム バジル & マンダリン”と、潮風が吹き渡る海岸沿いの香り“ウッド セージ & シー ソルト”の2種のレフィルをそろえ、それぞれ4300円だ。なお、13日に公式ECサイトで先行販売する。

 11月27日にはキャンドルの新作“タウンハウス コレクション”(全6種、各300g、各1万5300円)が登場する。温かみのある“ワイルド ベリー & ブランブル”、アフターヌーンティーのスイーツのように甘い“パステル マカロン”、美しい太陽の光に溢れるガーデンルームをイメージした“グリーン トマト パイン”、心地よい穏やかな夜に暖炉の前で読書を楽しむような“グローイング エンバーズ”、太陽に包まれるようなイチジクの木々をイメージした“フレッシュ フィグ & カシス”、穏やかな休日の心地よさを楽しめる“ライラック ラベンダー & ラベージ”の6つの香りをそろえる。それぞれの容器は1700年代の豪華な邸宅にインスパイアされ、高級セラミック素材を用いている。

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玄人から若者にまで支持を広げる「フィル ザ ビル」の“ちょうどいい服”

 2012年にスタートした「フィル ザ ビル(FIIL THE BILL)」は、トレンド感を盛り込みながらも古着やビンテージを軸とした日常に馴染むクリエイションが人気のブランドだ。ブランドを手掛ける金田淳一デザイナーはかつてアパレルの企画・生産を手掛けていたこともあり、縫製や生地、パターンなどの品質の高さにも定評がある。現在はメンズで13、ウィメンズで16のアカウントに卸し、ユナイテッドアローズやエストネーションといった有力ショップでも扱われている。

 今年8月には15年から恵比寿に構えていた直営店を青山に移転オープンさせた。新型コロナウイルス感染症で不安定な状況が続く中で移転を決めた金田デザイナーに、リアル店舗にかける思いや服作りの変化などについて尋ねた。

WWD:青山への移転を決めた理由は?

金田淳一「フィル ザ ビル」デザイナー(以下、金田):この物件に「おっ!」と思ったから。これまでお店が恵比寿、事務所が白金台にあって、同じ場所に統合したいなと思いながら物件を探してたんですけど、ここが一番グッと来ました。そういう勘がすごく大事だと思っています。立地にこだわりはないですが、みんなが青山と聞いて連想するエリアから2本くらい裏通りなのは気に入ってますね。

WWD:内装のこだわりは?

金田:白を基調にゆったりした空間になってます。恵比寿のお店も白がベースだったし、什器も継続して使っているものがあるなど、昔のお客さんも楽しめる雰囲気です。ちなみに空間作りは内装業時代の先輩にお願いしていて、そういう繋がりも大事にした店舗です。

WWD:リアル店舗の運営をリスクだと考える人も少なくありません。

金田:移転の話を聞いた知り合いから「コロナだけど大丈夫?」って言われることもありました(笑)。たしかに時代と逆行してるかもしれませんが、僕はブランドにとってお店はマストだと思っているんです。買うのはECでも全然良いんですが、実際に手にとって着られる場所はそれ自体にすごく価値がある。あと直営店は世界観を伝えやすいので、卸メインでもブランドの核になる。初めてお店に来る理由は、インスタを見たからとか、友達に勧められたからとかが多いと思いますが、そういうお客さんがブランドの世界観に触れて、「なんかいいな」と感じてもらって、ブランドのファンになってもらえたらうれしいです。

WWD:ブランド立ち上げまでの流れを教えてください。

金田:東京モード学園を中退して、生地屋やプリント屋、内装屋、OEM会社などで働き、2012年にブランドをスタートさせました。最初はブランドなんて考えてなかったんですが、独立してからフリーでOEMをやってる時期に、商品サンプルを見た友人から「ブランドやったほうがいいよ」と言われたのがきっかけでした。

WWD:今はウィメンズが拡大している印象です。

金田:OEMでウィメンズを多くやっていたので、ブランドもそっちの方に興味がありました。途中から作り始めたらやっぱり楽しくて、今はウィメンズとメンズが3:2くらいの構成になるまで増えました。売り上げもメンズより拡大しています。

WWD:古着を軸とするものづくりの姿勢は変わらない?

金田:そうですね。古着は時代背景をストレートに反映しているので、それが面白いのかな。だた、服作りに関する考え方は少し変わりました。昔は古着があって、それをいかに今の時代にフィットさせるか、どんなパターンを作るかを考えていたんですが、今は時代とか関係なく、いかにオリジナルな商品に進化させるかにフォーカスしています。本当に微妙な違いなんですけど、お客さんの反応がけっこう違っていて、昔はベテランのバイヤーさんやビンテージ好きのお客さん気に入ってもらうような玄人好みな服だったのに、ここ2〜3年は20代のお客さんがかなり増えてます。インスタグラムのタグ付けを見ると、若い子たちにいろんなテイストをミックスして着ていて、それがすごく新鮮です。

WWD:ブランド名の由来は?

金田:“ちょうどいい料理を出す”という意味合いの料理人の褒め言葉らしくて、その感じが気に入りました。“世の中に適応しながら、バランスをとってやっていこう”という意味を込めてます。着てもらわなきゃ意味がないので、独りよがりの服を作らないという考えもあります。売れ線に寄せすぎてもダメですけど。

WWD:今、ジャンルレスな若者に支持されているのも“ちょうどいい”からかもしれませんね。

金田:そうですね(笑)。たまたまなのか、時代にフィットしたからなのかはわかりませんが、これまでより多くの人に楽しんでもらえてるのは純粋にうれしいです。

WWD:シーズンテーマを設けないことにもこだわりがある?

金田:たぶん、テーマを設けて服を作ることにハードルの高さを感じてるんです(笑)。ランウエイならテーマを設けた方がいいかもしれないけど、展示会とルックだけのウチが、シーズンテーマを明確に伝えるのってけっこう難しい。もちろんショーに興味がないわけではないんですが、今の体制のままじゃ“ショーがあるから作った”ような無理やりコレクションになっちゃう気がしていて。無理せず、マイペースに作るのが自分には合ってると思います。

WWD:ブランドの展望を教えてください。

金田:先ほど言ったように、マイペースにやれればいいのかな。発表の形式やブランド規模にとらわれず、作りたいものを愚直に作っていきたい。オリジナリティーを追求する服作りをもっと練習して、ほかにないブランドにしたいです。このアウトプットに慣れて、ワンシーズンにたくさんのアイデアがひらめくようになったら、ショーにチャレンジしても面白いかも。あ、こんなこと言うとやらなきゃいけない感じになっちゃいますかね(笑)。

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モデルの中田みのりが写真展を開催 鳥取と岡山で自ら撮影した作品

 モデルやフォトグラファーとして活動する中田みのりが写真展「Photo Exhibition “Clarity”」を10月24〜30日に代官山の4Kギャラリーで開催する。

 展示するのは、中田が3月に鳥取と岡山で撮り下ろした作品。プライベートの時の自分と、仕事をしている時の自分、その差をテーマに撮影したという。写真展の入場は無料で、写真やグッズも販売。初日の24日は、中田みのりも在廊する。

 中田みのりは1994年生まれ。18歳からモデル活動を始め、多くのファッション雑誌や広告で活躍。同時にフォトグラファーとしても活動の場を広げている。2016年には自身初のスタイルブック「MINORI NAKADA PHOTO BOOK」(双葉社)を発売した。

■Photo Exhibition “Clarity”
会期:10月24~30日
時間:12:00-19:00(30日は17時まで)
場所:4Kギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町2丁目1 アベニューサイド代官山Ⅲ

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モデルの中田みのりが写真展を開催 鳥取と岡山で自ら撮影した作品

 モデルやフォトグラファーとして活動する中田みのりが写真展「Photo Exhibition “Clarity”」を10月24〜30日に代官山の4Kギャラリーで開催する。

 展示するのは、中田が3月に鳥取と岡山で撮り下ろした作品。プライベートの時の自分と、仕事をしている時の自分、その差をテーマに撮影したという。写真展の入場は無料で、写真やグッズも販売。初日の24日は、中田みのりも在廊する。

 中田みのりは1994年生まれ。18歳からモデル活動を始め、多くのファッション雑誌や広告で活躍。同時にフォトグラファーとしても活動の場を広げている。2016年には自身初のスタイルブック「MINORI NAKADA PHOTO BOOK」(双葉社)を発売した。

■Photo Exhibition “Clarity”
会期:10月24~30日
時間:12:00-19:00(30日は17時まで)
場所:4Kギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町2丁目1 アベニューサイド代官山Ⅲ

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投票を促進する米ファッション・ビューティ企業まとめ 選挙に要する時間を有給に

 11月3日に行われるアメリカ大統領選挙に向けて、多くのファッション・ビューティ企業は自社の従業員が選挙に行きやすい環境を整えている。バラエティー豊かな「VOTE(投票)」グッズも登場しているが、従業員に有給休暇を与えることで選挙に行く時間を確保したり、投票所係員としてボランティアを行うことも推奨している。

 “タイム・トゥー・ヴォート(Time to Vote)”と題した投票時間への給与支払いを行うことで選挙に行くことを促す動きは、米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.以下、リーバイス)とパタゴニア(PATAGONIA)、ペイパル(PAYPAL)が開始し、他の企業にも広く呼びかけを行った。2020年は1000を超える企業が賛同の意を表明して実行に移している。全日の有給休暇だけでなく、多くの企業は勤務時間の中から数時間を投票時間に当てられるよう、その分の時給を支払うことを決めている。

 選挙に向けて10月15日に予定されていた第2回討論会は中止になり、民主党候補のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領と共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は有権者からの質問に回答するタウンホール形式の集会を同時間帯にテレビ中継した。22日には両者最後の顔合わせとなる第3回討論会が行われた。ここでは、投票日当日に選挙に行くことを促進するファッション・ビューティ企業と、その取り組み内容をまとめる。

オールバーズ
 サンフランシスコ発のシューズ企業オールバーズ(ALLBIRDS)は、米チーム全体に向けて選挙に行ける無期限の時間を提供する。また、ボランティア休暇制度を使用して投票所係員を務めることもできる。

ベネフィット
 ベネフィット・コスメティクス(BENEFIT COSMETICS)は投票日当日のアメリカオフィスを閉じ、社内従業員や外勤職員全員に有給休暇を与える。店頭の販売スタッフは投票に行くために勤務時間から3時間を与えられ、その分の給与を得る。

ボノボス
 メンズアパレルの「ボノボス(BONOBOS)」は、投票日に予定されている会議などを全て延期し、従業員が投票に向けて十分な時間が確保できるようにした。さらに3日朝の数時間は店舗とカスタマーサービスも閉じる。

バートン
 バートン(BURTON)は選挙日当日にアメリカのオフィスや店舗を全て閉じる。また選挙に関連したアイテムを発売する。

シャーロット ティルブリー
 ラグジュアリーコスメブランド「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」は従業員に3時間の投票時間を与え、その時給を払うことで選挙に行くことを促進している。

デッカーズ
 「アグ(UGG)」や「テバ(TEVA)」を擁するデッカーズ(DACKERS)は、2時間の有給を付与する。

ダイアン フォン ファステンバーグ
 「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」はオフィスを閉じて社員に投票に行くことを促進する。販売員はシフトの開始か終了時に2時間の投票時間と時給が付与される。

エルフ
 コスメブランドの「エルフ(E.L.F)」は、全日の有給休暇を選挙日当日に与える。

エバーレーン
 サンフランシスコ発のオンラインSPA企業エバーレーン(EVERLANE)は、小売業者や社内従業員、販売スタッフ、インターンの全職を対象に有給休暇を選挙日当日に与える。さらに従業員に向けて投票所係員や投票関連の情報を提供している。

ギャップ
 「ギャップ(GAP)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」などを擁するギャップ社は、投票日当日に最大3時間分の時給を与える。

グロシエ
 ミレニアル世代に人気のビューティブランド「グロシエ(GLOSSIER)」は、従業員に全日の有給休暇を与えて選挙に行くことを促している。

J.クルー グループ
 10月破産状態から脱したJ.クルー グループ(J.CREW GROUP以下、J.クルー)は、同社擁する「J.クルー」と姉妹ブランド「メイドウェル(MADEWELL)」の全店舗と会社オフィス、物流センター、カスタマーサービスセンターを選挙日に閉じる。また従業員に向けて有識者登録の方法や投票場所、大統領候補者に関する情報を提供している。

J.C.ペニー
 5月に破産法適用申請した米百貨店J.C.ペニー(J.C. PENNEY)も“タイム・トゥー・ヴォート”の動きに賛同しており、選挙日当日は従業員にフレキシブルなスケジュールを提案している。

リーバイ・ストラウス
 米リーバイ・ストラウスは、小売業者や社内従業員に全日の有給休暇を提供する。さらに投票所係員に必要なトレーニングを受ける従業員は時間単位の有給が与えられる。

ルルレモン
 カナダ・バンクーバー発のスポーツウエアブランド「ルルレモン(LULULEMON)」は、選挙日当日は16時に店舗を閉じて投票に向けて時間を確保する。また短縮された労働時間分の給与をカバーする。当日ボランティア活動に参加する従業員にはボランティア休暇を4時間与える。

ナイキ
 ナイキ(NIKE)は州ごとに異なる選挙法に合わせて、有給休暇の提供や選挙日当日に会議を設けないこと、郵送票や期日前投票行う方法の発信に取り組む。

オールドネイビー
 オールドネイビー(OLD NAVY)は従業員を対象にボランティア休暇を設ける。ボランティア活動の参加者は、投票場所からの報酬に加えて8時間分相当の給与を受け取る。

パタゴニア
 2016年と18年に引き続き、パタゴニアは全店舗とオフィス、物流センターの全てを選挙日当日は閉じる。

PVHコープ
 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP)は、選挙日当日は会議を一切行わず、アメリカの従業員に最大3時間の時給を与える。また社員にはボランティア休暇も提供し、当日以外のボランティア活動に向けたトレーニング時間もカバーする。

 選挙日当日は店頭の営業時間も短縮し、販売員はその分2時間の時給を与えられる。

ラルフ ローレン
 「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は選挙日を会社の休日に設定し、全米の社員と物流センターの従業員が選挙に行くよう促進する。販売員も投票のために時間を設けることはいつでも可能で、選挙日当日に働かなければいけない従業員には休日手当がつく。

リフォーメーション
 ロサンゼルス発の「リフォーメーション(REFORMATION)」は、営業時間外での投票が可能でない人には4時間の時給を与える。

サックス・フィフス・アベニュー
 百貨店のサックス・フィフス・アベニューはアメリカにおけるコーポレート・アソシエーションの全てを対象に選挙日当日を有給休暇に設定した。さらに出店者や配送センター、倉庫で働く人も投票ができるようスケジュールを調整する。

 また9月には全米有権者登録の日(National Voter Registration Day)に合わせて、ニューヨークの旗艦店と、オンラインで“レジスター・トゥー・ヴォート・アット・サックス(Register to Vote at Saks)”と題したキャンペーンを行った。音楽を通じて選挙投票を促すNPO団体のヘッドカウント(HeadCount)と連携して選挙に行くよう呼びかけ、ショーウィンドウを装飾した。

ターゲット
 アメリカのスーパーマーケットチェーンのターゲット(TARGET)は、該当する従業員全員に有給を与える。個人単位でアプローチをかけて、全員が投票に行く十分な時間が確保できるよう調整している。

トリー バーチ
 「トリー バーチ(TORY BURCH)」は投票所係員として働く従業員には休日を与える。またアメリカの店舗とオフィスの全てを15時に閉め、物流センターも全日閉める。

アンダーアーマー
 「アンダーアーマー(UNDER ARMOR)」は全米の従業員に3時間の時給を与える。また選挙に関連する教育材料も提供する。

ウォルマート
 米小売大手のウォルマート(WALMART)は、店頭スタッフに最大3時間の時給を与える。

ワービーパーカー
 アイウエアブランドの「ワービーパーカー」は全従業員に有給休暇を与え、投票所ボランティアとして活動することを推奨している。

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アダストリアが副業でのIT系人材獲得を強化 その名も“服業”プロジェクト

 「ニコアンド(NIKO AND…)」「ローリーズファーム(LAWRYS FARM)」などを運営するアダストリアは、アパレル・ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス(CREDENCE)」と組み、他業界で活躍するIT分野に強い人材を副業勤務として獲得する「服業プロジェクト」を開始した。コロナ禍を受けて社会全体で働き方の見直しが進んでいることと並行し、ファッション業界ではDX推進が急務となっている。同プロジェクトにより、ファッション業界で不足しているIT系人材の獲得を目指す。

 具体的には、DBA(データベースアドミニストレーター)エンジニア、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)、事業へのIT技術導入のための検証を推進する新技術検証、AWS(アマゾンウェブサービス)スペシャリストの4職種を募集。「クリーデンス」の特設サイト上で12月21日まで応募を受け付けている。業務頻度は週1日2時間~週2日4時間前後など。3カ月契約の業務委託契約で、報酬は経験により加味するが月額5万円から。東京・渋谷のアダストリア本部かリモートでの勤務となる。

 「アパレル業界は現在、経営効率化やEC拡大、DX推進などのためにさまざまなテクノロジーを必要としているが、IT系人材は依然として人手不足であり、人材確保は難しい。そこで、副業によってアパレル業界のIT化を進める」と、「クリーデンス」の河崎達哉事業責任者はコメントしている。「副業という今の時代に即した柔軟な働き方を取り入れることで、アダストリアのDXを加速させる」と、梅田和義アダストリアデジタル化推進部部長。

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「ブライトリング」がブロックチェーン技術を使用したデジタル鑑定書サービスを開始

 スイスの時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」は、ブロックチェーン技術を使用してデジタル鑑定書を発行するサービスを開始した。サービス導入の背景には、保証機関の延長や二次流通市場への関与の強化、サービスの提供の拡充などを通じて顧客との関係を深めようとする高級時計ブランドの動きがある。

 デジタル鑑定書はすべての新品に付属し、所有者の証明と修理時の進捗確認が可能。将来的には盗難や紛失時の保険への加入も可能となる。同サービスは“アリアンヌプロトコル”と呼ばれる仕組みを使用し、デンツー トラッキング(DENTSU TRACKING)が提供するデジタル証明書プログラムと連携する。
デジタル鑑定書を発行することで、紙の書類の削減や売買の際に鑑定書も移行することが可能となる。また、実装されたチャット機能を使って所有者は匿名で「ブライトリング」とコミュニケーションをとることができるという。

 アントニオ・カリエーロ(Antonio Carriero)チーフ・デジタル・テクノロジー・オフィサーは、この動きを「所有する体験全体を通して、個々のニーズに合わせた提案を可能にする業界の変化」と表現し、「顧客との関わりはわれわれの活動すべての中心であり、今後も安全性とプライバシーを尊重しつつ、『ブライトリング』の所有者にさらなるサービスを提供していくことは当然のことだ」と話す。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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プラダ傘下の「カーシュー」、アマゾン「ラグジュアリーストア」に出店

 プラダ グループ(PRADA GROUP)傘下のシューズブランド「カーシュー(CAR SHOE)」は22日、アマゾン(AMAZON)の「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」に出店した。2020-21年秋冬コレクションからメンズとウィメンズアイテムを取りそろえた。出店に際してアマゾン ファッション(AMAZON FASHION)のインスタグラムには「カーシュー」のプロモーション動画が公開された。

 「ラグジュアリーストア」はラグジュアリーブランドを取り扱うアマゾンの独自プラットフォームで、ストア内のデザインや商品ラインアップなどをブランド側が自由に決定できる。これまでの参加ブランドは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」「アルチュザラ(ALTUZARRA)」「ラペルラ(LA PERLA)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」など。ほかにも多くのブランドが参加に向けて動いているとされる。なお「ラグジュアリーストア」は米国のみで利用可能となっているが、海外展開を予定している。

 「カーシュー」は1963年にイタリアでスタートしたシューズブランド。「プラダ」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「チャーチ(CHURCH'S)」に加えてプラダ グループの持つファッションブランドの1つだ。

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「フェラーリ」がお騒がせブランド「フィリップ プレイン」に勝訴 ショーの演出に高級車を使用で3600万円の賠償命令

 スイス発のファッションブランド「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」が2018年春夏メンズコレクションのランウエイの演出にイタリアの高級車フェラーリ(FERRARI)を使用したことが「フェラーリ」ブランドの不正利用にあたるとして、フェラーリがミラノの裁判所に提訴していた件について、裁判所は「フリップ プレイン」に対して30万ユーロ(約3600万円)の損害賠償などを命じた。イタリアのメディア「コリエーレ・デラ・セラ(CORRIERE DELLA SERA)」が報じた。

 裁判所は「フィリップ プレイン」に対して、フェラーリが映っているすべての写真と映像をウェブサイトやSNS、その他一切のプラットホームから削除することを命じた。加えて、30万ユーロの損害賠償のほか、2万5000ユーロ(約300万円)以上の弁護士費用も負担することと、「フィリップ プレイン」がフェラーリが映った写真・映像を削除しなかったり使用したことが発覚した場合には、1回につき1万ユーロ(約120万円)を支払うことを命じた。

 「フィリップ プレイン」は17年6月に開催したショーにおいて、炎が上がる演出や、電飾やペイントで装飾したフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンといった高級車でスタントを披露する演出を披露した。

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「シロ」が台湾で公式ECサイトをオープン アジアに進出、グローバル展開を加速

 コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」を展開するシロは、台湾で公式ECサイト「シロ タイワン(SHIEO TAIWAN) 公式オンラインストア」をこのほどオープンした。日本をのぞくアジア圏では初展開となる。

 台湾の多数の顧客から要望があったこと、日本のオンラインストアへのアクセス数が日本、米国に次いで3番目に多いことなどを受けてサービス開始に至った。決済は各種クレジットカードや代金引き換えに対応し、台湾国内での問い合わせには現地カスタマーサイトで対応する。

 ブランドを代表する“サボン”などのフレグランスや、“酒かす化粧水”や“タマヌクレンジングバーム”をはじめとしたスキンケア、“ジンジャーリップスティック”など素肌をケアしながら美しく見せるメイクアップアイテムなど、一部製品をのぞき日本でも好評の製品をそろえる。

 「シロ」はリアル店舗を国内28店舗、英国・ロンドンで3店舗を構え、オンラインストアは国内と英国で運営している。11月には米国でもECサイトの開始を予定し、グローバル展開を加速する。

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小泉環境大臣が楽天など5社を「エコ・ファースト企業」に認定

 環境省は10月21日、環境先進企業を表彰する「エコ・ファースト」認定式を開催した。第17回を迎えた今回は楽天、佐藤工業、島津製作所、大東建託、ネクシィーズグループの5社が「エコ・ファースト企業」に認定された。

 「エコ・ファースト制度」とは、企業が環境大臣に対し、地球温暖化対策などの環境保全に関する取り組みを約束し、その内容を受けた環境大臣が業界における環境先進企業であることを認定する制度で2008年にスタートした。認定を受けた企業はエコ・ファースト・マークを使用することができる。今回の5社を含め、認定企業は50社となった。ビューティ関連企業では2009年に資生堂が認定を受けているが、アパレル関連企業の認定はまだない。

 楽天は再配達率の削減を通した環境負荷低減活動、国際認証取得商品を集めた「アースモール ウィズ ラクテン(EARTH MALL WITH RAKUTEN)」を通じたサステナブルなライフスタイルの提案、国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟し、2025年までに使用電力を100%再エネ化、「楽天ファーム」を通じたオーガニック農業のサポートなどを約束した。三木谷浩史会長兼社長は「われわれが同制度に申請することで、IT企業を中心に産業全体のサステナビリティへの意識を高めることができると思った。消費者はコロナや昨今の台風などで、あらためて持続可能な未来について考えている。ヨーロッパーのサステナブルブランドが好調であることからも、ファッションブランドは同テーマに取り組むことが重要だろう」と語った。「アースモール ウィズ ラクテン」における売り上げは非公開としながらも、消費者と出店者双方において認知が拡大しており、商品数も拡充していると言う。

 小泉進次郎・環境大臣は「2050年までに脱炭素社会を実現できるような環境を整えていきたいと思っている。今回の5社の中には再生可能エネルギーの導入を約束した企業もあり、大変心強く思っている。来年に生物多様性COPを控え、企業に対して生物多様性への取り組みを求める動きも出てきている中で、この分野に対する企業の取り組みも増えてきたようだ。皆さんの活動をもっと社会に広めて、社会変革を起こしたい」と述べた。

 なお、11月1日より次回の新規認定申請募集を開始する。

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寒暖差肌荒れ注意度全国ランキング、1位は北海道 資生堂ジャパンと日本気象協会が発表

 資生堂ジャパンは、寒暖差による肌トラブルの注意喚起を目的に、日本気象協会と共同で「寒暖差肌荒れ注意度 全国ランキング」を発表した。全国47都道府県を対象に、気温の前日差や1週間積算気温差、1日内の気温差、屋内外気温差などの要素をふまえて「寒暖差肌荒れ指数」を算出し各都道府県別に数値化しランキングにした。計測期間は2017~19年の10月1日~12月31日まで。

 資生堂の研究結果では、季節の変わり目や室内外の行き来といった急激な寒暖差が肌のバリア・保湿に重要な酵素のカスパーゼ14を減少させ、肌荒れの原因になるという。特に寒暖差が大きくなるほど、直接的に肌に悪影響をもたらす要因となる。

 1位は北海道で、全国で唯一、平均気温の前日差が10℃を超える日があり、屋内外気温差も10℃以上となる日が7割を超えるなど秋から冬にかけて全国で最も早く、かつ急速に気温が下がり、気温差が大きくなる地域だ。2位は群馬県。周囲を山々に囲まれ南東部のみ開けている複雑な地形の為、冬のからっ風などで気候に大きな影響を及ぼしている。3位は山梨県で、昼夜の気温差が大きく1日の気温差も全国で2番目と盆地特有の冬の乾燥も影響している。

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アディダス、「リーボック」を売却か 海外メディアが報じる

 アディダス(ADIDAS)は、傘下ブランド「リーボック(REEBOK)」の売却を検討していると複数の海外メディアが10月22日に報じた。情報筋によれば、2021年3月に開催される投資家向けの説明会で発表するのではないかという。アディダスの広報担当者はコメントを差し控えるとした。

 アディダスは06年に「リーボック」を31億ユーロ(約3813億円)で買収したものの、同ブランドの業績は長らく低迷していた。16年に導入した強化戦略が奏功し、18年にようやく黒字化。19年は成長軌道に乗っていたが、20年は新型コロナウイルスの影響で店舗の休業を余儀なくされたことから欧米を中心に売り上げが激減し、「リーボック」の1~6月期の売上高は前年同期比27.2%減の6億ユーロ(約738億円)となった。なお、アディダス全体では同26.8%減の83億3200万ユーロ(約1兆248億円)だった。市場は買収のうわさを好感し、アディダスの株価は一時、前日比3.2%高の283.70ユーロ(約3万4895円)をつけた。

 本件について最初に報じたドイツの「マネージャー・マガツィン(Manager Magazin)」誌によれば、売却先の候補として「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁するVFコープ(VF CORP)や、「フィラ(FILA)」を擁するアンタ・インターナショナル・グループ・ホールディングス(ANTA INTERNATIONAL GROUP HOLDINGS)が挙がっているという。

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パリコレデザイナーに聞く コロナ禍でのショーに踏み切った理由

 2021年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)はコロナ禍での開催となったが、18ブランドがリアルなランウエイショーを行った。特にフランスでは感染状況が悪化しつつあり、日々変わる状況に対応しながらの実施となった。パレ・ド・トーキョーの中庭を会場にした「クロエ(CHLOE)」や70人規模のショーを3回開いた「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」など4ブランドのデザイナーに、ショーにこだわった理由とその意義を尋ねた。

AMI ALEXANDRE MATTIUSSI

“リアルなショーはコレクションのストーリーを語る最良の方法。人々が生み出すエネルギーや音楽、照明が合わさることで“魔法”を起こすことができる。それがコレクションをより美しく見せるんだ。(セーヌ川の遊歩道をランウエイを設けた)ロケーションに関しては、衛生面を考えて屋外を選んだ。セーヌ川はこの街を象徴する場所だし、パリジャンによるパリらしいショーにしたかったからね。そしてショーを通して、希望のメッセージと共に、人には社会の中での出会いやコミュニケーションが必要であることを強調したかった。”
―――アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)「アミ アレクサンドル マテュッシ」デザイナー

CHLOE

“私たちは皆、ロックダウン中にショーの開催について考えたけれど、それでもやはり必要だと思った。人々が集まるリアルなショーはエモーショナルな瞬間であり、編集もごまかしもない一度きりのパフォーマンス。実際に動く様子を見せるのがコレクションのストーリーを伝えるのには最適だと思うので、この状況でも開催することにこだわった。ただ、リアルと同様に今回はデジタルでの見せ方も大事。実際にパリに来られない人も多いからね。どちらの観客も同様の体験をしてもらえるように、(パリの街角にいるモデルがランウエイへと歩いてくる様子を映した映像から始まる)新しい演出を取り入れた。それはある意味、パリという街やパリジャンのアティチュードへの美しいオマージュでもあるの。”
―――ナターシャ ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)「クロエ」クリエイティブ・ディレクター

 

KOCHE

“パリではリアルなファッションショーが広く認知されているけれど、今回実施するメゾンが少なかったのは通常より複雑だったから。チームにとって平時以上のエネルギーを必要とするし、「コシェ」では保健衛生上のガイドラインを守って進行したわ。私にとって、パリコレ中にフィジカルに発表することはとても重要。その中で起こる“魔法”を再現するのにデジタルはまだ不十分だと思うし、そんな“魔法”のために私がファッションの仕事をしているの。デジタルプラットフォームやソーシャルメディアでも配信できるけれど、リアルな人間が目の前を歩いてゆくという雰囲気は何ものにも代えられない。今この時がどんなに複雑であっても、可能な限り諦めてはいけないと世界の人々に示したかった。”
―――クリステル・コシェール(Christelle Kocher)「コシェ」デザイナー

PACO RABANNE

“ショーはファッション業界にとってクリエイションを称える半年に一度の機会であり、皆に会うことを楽しみにしていた。チームも賛成してくれたしね。それに自分たちだけでなく、ヘアやメイクアップ、キャスティングなど毎シーズン携わってくれている全ての人にとって、ショーは重要な仕事でもある。今シーズンはやらないという選択肢はなかった。もちろんデジタルも活用はするけれど、リアルな女性たちが本物の服を着て歩くのを見せる以上に親密かつ正確に伝えることはできないと思う。ショー開催には衛生基準を遵守する必要があったから、今回はそれを考えていつもならキャパシティー的に選べないような小さな会場を選び、3回ショーを行った。ギャラリーのアートインスタレーションのような親密な雰囲気を出したかったからね。モデルはそこを訪れた人というイメージだったんだ。”
―――ジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)「パコ ラバンヌ」クリエイティブ・ディレクター

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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伊藤忠がベトナムのサイテックスと提携、サステナブルジーンズ市場を開拓

 伊藤忠商事は、先進的なサステナブル経営で知られるベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)と業務提携契約を締結した。サイテックスは「エバーレーン(EVERLANE)」や「ジースター ロゥ(G-STAR RAW)」などとの取り組みなどで知られ、環境問題が取り上げられることの多いデニム産業の中で異色の存在だ。伊藤忠は、サイテックスが来年から稼働を予定する紡績と織布の一貫工場の、オーガニックコットンの優先的なサプライヤーになるとともに、日本と中国でのジーンズの販売権を取得した。日本での取り組みの第1弾は日本屈指のインフルエンサーのローラがスタートしたサステナブルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」で、同ブランドのジーンズは伊藤忠を通じてサイテックスが生産した。

 伊藤忠ジーンズ・カジュアル課の山口大輔課長代行は、「サイテックスは世界的に見ても類を見ない先進的なサステナブル工場だ。サステナブルだけでなく、米国の有力なジーンズクリエイターやディレクターをベトナム本社やサテライト工場のサンフランシスコのクリエイティブディレクターとして招聘しており、クリエイティブ面でもピカイチ。『R330』をフックに、日本にもサステナブルジーンズという新しい市場を開拓したい」と意気込む。

 サイテックスは、2019年版「BoF500」にも選出されているサンジーブ・バール(Sanjeev Bahl)氏が2005年に創業。ホーチミン郊外の工業団地にジーンズの加工工場を構えている。同社は1日に使用する工場排水の98%を再利用できる廃水処理施設やバイオマス発電などの先進的なサステナブル工場で、公益性の高さを証明する「Bコープ(B-corp)」認証をアジアで初めて取得しているほか、ジーンズ工場としては世界で唯一「ブルーサイン(bluesign)」認証を取得している。また、オゾン染色やレーザー加工、全自動ロボットによるダメージ加工などの最先端のジーンズ加工機械も揃える。

 サイテックスは現在、同じくホーチミン近郊に21年の稼働を目指し、紡績からロープ染色、織りまでの一貫生産工場の仮設を進めており、こちらも先進的なサステナブル工場になる見通し。「オーガニックコットンからプレオーガニックコットン、再生ポリエステル『レニュー』など多彩なサステナブル素材がサイテックスの方向性と完全に一致した」と山口課長代理。ローラの「R330」ジーンズの価格は1万3500円。「サステナブルでハイファッション、そして高品質というジーンズの新市場を切り開いた。こうした市場をもっと広げていく」。

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