イタリア・ミラノのアウターウエアブランド「セーブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」は、“エシカル啓蒙キャンペーン”にモデルの森泉を起用し、「セーブ・ザ・ダック」の日本公式インスタグラムで動物愛護や環境保護などエシカルなファッションに関する情報発信を始めた。
2012年に設立された「セーブ・ザ・ダック」は動物由来の素材を⼀切使わず、ペットボトルを原料にした独自の開発素材を使用するサステナブルなブランドで、⽻⽑を搾取されているアヒルを守るためにダウンフェザーに代わる素材として独自に開発した“プラムテック(PLUMTECH)”を使用したアイテムが有名だ。より多くの人にエシカルな意識を⾼めてもらいたいという趣旨のもと、“⽴ち上がって叫ぼう(Stand Up And Quack)”というエシカル啓蒙キャンペーンを⾏っており、このキャンペーンの中でメッセージを発信するチェンジメーカー(時代と社会を変える⼈たち)の1人として、動物愛好家としても知られる森泉が登場する。
「TikTok For Business Year-End Event2020」原田曜平マーケティングアナリスト人気ティックトッカ―、修一朗村上要「WWD JAPAN.com」編集長
ティックトック(TikTok)は、同プラットフォームのマーケティング活用方法を紹介する、無料のオンラインフォーラム「TikTok For Business Year-End Event2020」を12月16日に開催する。
今年はコロナ禍で、人々の生活や働き方だけでなく、マーケティング界においても世界規模で大きな変化が生じた。これを踏まえて、フォーラムの午前の部では、「TikTok For Businessの今とこれから」をテーマに、西田正樹TikTok For Business代表が基調講演を行い、2021年に向けた新たなマーケティングについての展望を語る。充実したサービス利用のためのシステムアップデート情報も発表予定だ。
エクソールは、数々の実業家を輩出してきたアニエッリ(Agnelli)家が運営するヨーロッパ有数の持ち株会社だ。フェラーリに加えてフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES)、国際保険会社のパートナー・リー(PARTNER RE)、産業機械や商用車の製造・販売を行うCHNインダストリアル(CHN INDUSTRIAL)、サッカークラブのユヴェントスFC(JUVENTUS FC)、イギリスのメディア事業のエコノミスト・グループ(ECONOMIST GROUP)、メディアコングロマリットのGEDIグルポ・エディトリアレ(GEDI GRUPPO EDITORIALE)など幅広い事業の主要株主だ。
また主に単色でまとめられたデザインは、シャネル自身のミニマルなスタイルだけでなく、シュノンソー城のかつての城主たちからも着想を得ている。アンリ2世(King Henri II)の愛人で、その美貌と狩猟好きで知られるディアーヌ・ド・ポワチエ(Diane de Poitiers)は、黒と白の衣服のみを着用していた。またアンリ2世を政治面でもサポートしていた妻のメディシスは、常に黒い衣服を着用しており、白いフリルの襟をつけることもあった。
新型コロナウイルスの世界的な流行が続く中で今回のコレクションを担当したサウンドデザイナーのミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)は、ショーのフィナーレで“They Told Us It Was Hard, but They Were Wrong.(大変だったというのは嘘だった)”というアップテンポな曲を選曲した。
「ファッション協定」は2019年8月、フランス・ピアリッツで開催されたG7サミットで欧米を中心とするファッションおよびテキスタイル企業32社が、気候変動、生物多様性、海洋保護の3分野で共通の具体的な目標に向かって取り組むことを誓約したもので、現在までにグッチ(GUCCI)やサンローラン(SAINT LAURENT)を擁するケリング(KRING)、シャネル(CHANEL)、エルメス(HERMES)、ナイキ(NIKE)、アディダス(ADIDAS)、H&Mへネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)、ザラ(ZARA)を擁するインディテックス(INDITEX)などが加盟している。
香港のアパレル企業I.Tグループ(I.T GROUP)は11月6日、英投資会社CVCキャピタル・パートナーズ(CVC CAPITAL PARTNERS)と手を組み、株式を非公開化する計画を発表した。
これはI.Tグループの創業者であるシャム・カー・ワイ(Sham Kar Wai)会長兼最高経営責任者(CEO)やその一族に属さない発行済み株式を、1株当たり3香港ドル(約39円)と同銘柄の11月30日の終値に対して約55%のプレミアムが上乗せされた価格で買い取るもので、取引総額は1億6800万ドル(約174億円)程度になると見られている。非公開とした後は、ワイ会長兼CEOらの創業者一族が50.65%を、CVCキャピタル・パートナーズが49.35%を保有する。
1988年に香港でオープンしたリセールショップを前身とするI.Tグループは、好景気の波に乗って事業を拡大し、複数のセレクトショップを運営。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」、ギャラリーラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)などがアジアに進出する際に提携している。また2011年に「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」を手掛けるノーウェア(NOWHERE)を買収したほか、18年には「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」の株式10.9%を取得した。