三陽商会が再就職支援を発表 40代以上の社員の退職金に上乗せ 

 三陽商会は21日、人員適正化を念頭に置いた「セカンドキャリア支援制度」の実施を発表した。募集期間は21日から2021年1月29日まで。期間中に退職を決めた販売職以外の40代以上の社員を対象に、通常の退職金に加え、再就職支援金を支給する。募集人員は定めていない。退職日は21年2月28日となる。

 業績低下時に労働基準監督署への申告のもと、早期退職者を優遇する「希望退職者募集」とは異なり、社内制度の一環として募集する。同社は制度実施の理由について、「40代以上の社員が6割強を占める組織の新陳代謝を進めるため」(広報担当者)としている。

 今回発生する支援金及び再就職支援に伴う費用は、21年2月期連結決算において特別損失として計上する。同支援制度はこれまでも不定期に実施しており、直近の20年上期(3〜8月)の募集では同じ条件で10人弱の応募があったという。

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キンプトン新宿でアーティストKiNGの展覧会 テーマは“新しい時代の幕開け”

 今秋開業したホテル、キンプトン新宿東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)はアーティスト、KiNGの展覧会「GREAT CONJUNCTION展」を2020年12月22日~2021年1月8日に開催する。

 KiNGは国内外の企業、ミュージシャン、俳優、媒体、イベントなどに衣装を始めとする作品を提供するアーティストだ。西洋占星術の“新しい時代の幕開け”である、”great conjunction(グレートコンジャンクション)”をテーマにした展覧会だという。

 ジャケットやバッグなどベースにした作品、40点以上を公開する。期間中に、参加者がアート制作に携わる体験型の作品も展示する。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため入場制限の可能性もあるという。

 キンプトン新宿東京は、米サンフランシスコで創業したラグジュアリーホテル「キンプトン(KIMPTON)」の日本初店舗として10月2日に開業した。

■「GREAT CONJUNCTION展」
日程:2020年12月22日~2021年1月8日
場所:キンプトン新宿東京 ザ・ギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-4-7 16階
入場料:無料

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ニューヨーカーの「雪の日」コーディネート 公園で過ごす人々をスナップ

 アメリカでは17日、ニューヨーク州および近郊の州をはじめとする北東部一帯で数年ぶりの大雪に見舞われた。米国立気象局(National Weather Service)は17日の午前12時の時点で、ニューヨーク市のセントラルパーク(Central Park)では16cmの積雪が観測されたと報告している。2019-20年冬期全体の積雪量である12cmを上回る記録となった。

 ここでは、ニューヨーク市ブルックリンのプロスペクトパーク(Prospect Park)を訪れた人々の雪の日のファッションや過ごし方を見てみよう。

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森星の「今日からできるサステナビリティ」 ポップアップストアで伝える“都会のなかの循環のかたち”

 モデルの森星が手掛ける新プロジェクト「シティ シェド(CITY SHED)」のポップアップストアが12月16日に渋谷スクランブルスクエア4階にオープンした。「都会のなかの循環のかたち」をテーマにした同ストアは、内装をキッチン、ベッドルーム、メディテーションルーム、バルコニーの4部屋に分けて構成。心地よく、楽しい気持ちになる秘密基地のような空間に、彼女の愛用する約50のアイテムをセレクトした。モデルとしての活躍は広く知られているが、事業者としてプロジェクトの立ち上げから商品MD、プロモーション、空間デザインまで の指揮を取るのは初めての試みだ。「シティ シェド」発足の背景から、サステナブルな生活へと意識が変わるきっかけ、具体的なアクションに至るまで、日々の生活に取り入れられそうなヒントを、全3回にわたりお届けする。

WWD:「シティ シェド」立ち上げのきっかけは?

森星(以下、森):さまざまなレイヤーがありますが、昔からいつかモノづくりに携わりたいと思っていました。モデルの仕事はすでに完成されたモノを纏って最大限に美しく表現するのがミッションなので、無駄が出ないモノづくりについて考えたり、世の中にないモノを探し出したりすることは新しい挑戦で、不安もありました。でもモデルとしてさまざまな国に行くチャンスが増えて、刺激的なモノを見て、触れて、感じたことで、自分が何を着て、食すべきか考え直すきっかけを持てました。“何を表現するか”以前に、“何が好きか”を見極める必要があるとも感じました。28歳の自分が、何を着ると心地よくて、楽しいのか――それをポップアップストアで切り取ることで、このチャレンジをスタートさせたいと思いました。

WWD:「シティ シェド」の名前の由来は?

森:“男性の趣味部屋”を表す“MAN CAVE(男の洞窟)”の女性版として海外で浸透しつつある“SHE SHED(彼女の小屋)”にヒントを得ました。DIYをしたり、部屋に絵を描く道具をそろえてみたりといった、好きなものを詰め込んだ空間の発想が、プロジェクトのイメージにぴったりだと思いました。でも“SHE SHED”では女性だけに限定されてしまう。性別、人種、年齢を超えた、もっと広い人たちに届くように“CITY SHED”という造語が完成しました。

WWD:テーマの「都会のなかの循環のかたち」とは?

森:私の生い立ちを振り返ると、都会で生まれ育ちながらも、母親は屋上で菜園をしたり、烏骨鶏を飼ったり、養蜂をしたりと、コンクリートジャングルの中でどう命を作り出すかを楽しんでいました。幼いころはそういう生活を正直ダサいと感じていたけれど、大人になるにつれてその豊かさを取り入れたいと感じるようになりました。今では私自身、生ごみを堆肥に換えるコンポストを使いはじめ、家庭菜園も行っています。ポップアップストアでも、そんな命の“循環”を身近に感じられる提案をしています。

WWD:それぞれの空間に込めたこだわりは?

森:ポップアップストアでは私の家を再現しようと思い、まず「メディテーションルーム」として畳スペースを作りました。実際に畳に座ったり、撮影したりすることもできます。空間のライティングは、光のアーティストのニジミナトさんに、生け花は華道家の渡来徹さんに依頼しました。畳や“禅”といった日本のクラシックなイメージを、自分なりの感覚で解釈したので、若い人たちが伝統文化や工藝に興味を持つきっかけになればうれしいです。イグサの香りや光のゆらぎからも、ぜひ癒しを感じてほしい。

WWD:その他の部屋は?

森:「バルコニー」は、装飾を園芸店のソルソファーム(SOLSO FARM)に依頼して、コンポストやガーデニングツールを販売します。日常生活の中で、分別した生ゴミがその後どうなるのかまでを気にかけるのは難しいけれど、コンポストという“小宇宙”を持っているとそれが想像しやすくなるんです。生ごみを細かく切らずに入れると分解ではなく腐敗に進んだり、でもそこに落ち葉をいれると水分量が整ったり。そういう経験を通じて植物や環境への理解が深まればいいなと。

「ベッドルーム」は、インテリアをビンテージショップ「セローテ アンティークス(CEROTE ANTIQUES)」に依頼し、同店のライトやワイングラス、コーヒー、棚なども販売しています。またオーストラリアのライフスタイルブランド「スク(SUKU)」とコラボレーションしたパジャマやガウンも取り扱います。染めから縫製まですべて職人のハンドメイドなのも気に入っています。「スク」の代表的な絞り染めの柄を、日本を感じる“苔、小豆・素(しろ)”のオリジナルの3色で表現しました。

「キッチン」では、蜜蝋やココナッツオイルが原料のラップ、繰り返し使えるシリコン製
のスタッシャ―、ヴィーガンクッキーなどを販売しています。今後はスーパーフードとしても注目を集めているバターオイル“ギー”の販売も予定しており、この商品にはアユールヴェーダに興味のあった母が、私が幼い頃から体調が優れないとスプーン1杯分を飲ませてくれて、体調が改善していた思い出があります。自然のパワーを取り入れることが可能な商品を紹介していきたいと思います。

WWD:どこを取ってもこだわりとエピソードが満載だ。一方で、事業者として初めてプロジェクトに携わった感想は?

森:決断することの大変さを実感しています。モデルの仕事では、現場でムードをくみ取り「こうやって自分を演出しよう」という決断はあるけれど、今回のプロジェクトでは、仕入れから商品の配置、プロモーション制作において、また別の種類の決断を同時進行で迫られる。さらに、それらをブロックのように積み上げていく過程で「やっぱり違う」と思うことがあれば、きちんと伝えることも重要。「最初に言ったことを貫かなければ」という変なエゴで周囲の顔色をうかがうと後でもっと迷惑がかかるし、私がやる意味もなくなってしまう。勇気がいるけれど、状況に応じて変化したり、ときにはキャンセルの指示を出すことも必要だと学びました。

WWD:会期が終われば、もちろん売り上げのフィードバックもある。

森:プロジェクトには、私の視点とマーケティングの視点のどちらも大切。ただビジネスに寄りすぎると“循環”のテーマとかけ離れていく矛盾があり、折り合いをつけるのが難しかったです。ポップアップの受け取られ方は三者三様だと思うけれど、作ったモノには責任を持たなければいけない。それを夢で見るほど考え込んでしまい、約3週間も右目の痙攣が続きました(笑)。

WWD:プロジェクトを通して何を伝えていきたい?

森:地球環境が深刻な状況にあることはさまざまなメディアでフォーカスされていますが、そこばかりを見聞きしているとついネガティブな思考になってしまいます。極論を言うと、生きていることすらムダに感じて、自分一人では何も変わらない気もしてくる。環境や自然を守りたいという気持ちを自分自身が肯定できて、かつファッションの楽しさやおしゃれさ、ときめきを感じるような提案ができるか。そんなポジティブな物事の捉え方を発信するのが私の役割の1つだと感じています。

とはいえ、まだまだ日々勉強中です。実践することで自分の言葉に責任と信ぴょう性を持ち、自信を持って“サークルオブライフ”を発信していきたいです。

■ポップアップショップ「シティ シェド」
日程:12月16日〜12月30日
場所:渋谷スクランブルスクエア 4F スペース4
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12
営業時間:11:00〜21:00

※次回は「サステナブルな生活へと意識が変わるきっかけ」をお届け

村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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コーセーが医療従事者に15万点の化粧品を寄贈 応援プロジェクトも発足

 コーセーは12月21日、全国の医療施設などで新型コロナウイルス感染症と戦う医療従事者を応援するプロジェクト「ユーアーマイヒーロー(YOU ARE MY HERO)」を発足した。その一環として日本財団を通じ「コスメデコルテ(DECORTE)」「雪肌精」「アディクション(ADDICTION)」などの化粧品約15万点を寄贈する。

 同プロジェクトは、コロナ禍において過酷な医療現場で働く医療従事者の心身にかかる負担やストレスや、不眠・不規則な活動が続く中で乾燥やマスクによる擦れ、肌あれなど、美容面においてもさまざまな悩みを抱えていることに着目。美を応援する企業として、医療現場で働く人の勇気を称え、感謝と敬意を表すとともに、肌悩みや精神的な疲れの解消に役立つために化粧品を寄贈するもの。

 提供する製品は「コスメデコルテ」の“プリム ラテ マスク”“ヴィタ ドレーブ マスク”、「アディクション」“ザ アイシャドウ クォードパレット”、「雪肌精」“ホワイト クリーム ウオッシュ”“トリートメント クレンジングオイル”「エスプリーク(ESPRIQUE)」“シンクロフィット パクト UV”、「ヴィセ(VISEE)」のメイクアップキットなど計15万点から詰め合わせとなる。対象者は全国47都道府県の医療施設で働く医療従事者で、日本財団ホームページ内に設置された「応募申込フォーム」から申し込みを受け付ける。

 また、医療従事者に向けたメッセージムービーを同社の公式サイト、メゾンコーセーで配信するほか、12月25日からテレビCMを放送する。ムービーの楽曲には、2018 年に引退した歌手・安室奈美恵の「Hero」を使用し、“医療現場で戦うヒーロー”である医療従事者の姿やインタビューシーンにメッセージを乗せている。

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コーセーが医療従事者に15万点の化粧品を寄贈 応援プロジェクトも発足

 コーセーは12月21日、全国の医療施設などで新型コロナウイルス感染症と戦う医療従事者を応援するプロジェクト「ユーアーマイヒーロー(YOU ARE MY HERO)」を発足した。その一環として日本財団を通じ「コスメデコルテ(DECORTE)」「雪肌精」「アディクション(ADDICTION)」などの化粧品約15万点を寄贈する。

 同プロジェクトは、コロナ禍において過酷な医療現場で働く医療従事者の心身にかかる負担やストレスや、不眠・不規則な活動が続く中で乾燥やマスクによる擦れ、肌あれなど、美容面においてもさまざまな悩みを抱えていることに着目。美を応援する企業として、医療現場で働く人の勇気を称え、感謝と敬意を表すとともに、肌悩みや精神的な疲れの解消に役立つために化粧品を寄贈するもの。

 提供する製品は「コスメデコルテ」の“プリム ラテ マスク”“ヴィタ ドレーブ マスク”、「アディクション」“ザ アイシャドウ クォードパレット”、「雪肌精」“ホワイト クリーム ウオッシュ”“トリートメント クレンジングオイル”「エスプリーク(ESPRIQUE)」“シンクロフィット パクト UV”、「ヴィセ(VISEE)」のメイクアップキットなど計15万点から詰め合わせとなる。対象者は全国47都道府県の医療施設で働く医療従事者で、日本財団ホームページ内に設置された「応募申込フォーム」から申し込みを受け付ける。

 また、医療従事者に向けたメッセージムービーを同社の公式サイト、メゾンコーセーで配信するほか、12月25日からテレビCMを放送する。ムービーの楽曲には、2018 年に引退した歌手・安室奈美恵の「Hero」を使用し、“医療現場で戦うヒーロー”である医療従事者の姿やインタビューシーンにメッセージを乗せている。

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パントンが選ぶ2021年トレンドカラーはイエローとグレー 太陽と雲で希望を表現

 パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)とシャッターストック(SHUTTERSTOCK)は、2021年のカラートレンド予測を発表した。21年のカラートレンドには自然に基づいたものや、明るく落ち着いたカラーの数々が選ばれ、激動の一年から新年に向けて多くの人が希望や明るさ、リフレッシュの感覚を求める傾向に寄り添っている。

 パントンは2021年の「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー(PANTONE Color of the Year)」として、“イルミネイティング(Illuminating、明るい黄色)”と“アルティメット グレー(Ultimate grey)”を選定した。パントンのリアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=エグゼクティブ・ディレクターは、「希望を込めてこの選択をした。私たちはまだ団結や安定からほど遠いが、そこを目指している。灰色の雲の裏には明るい太陽の光がある」と語った。

 ここでは21年のカラートレンドに挙げられている18色を、写真を交えて紹介する。

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ZOZOが西千葉に本社移転 働き方改革でオフィススペース縮小

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、現在建設中の西千葉に本社を移転する。新本社は千葉大学と千葉市と連携し、建設を進めていたもので1983平方メートルの敷地に地上2階、地下1階の建物になるが、従来に比べオフィススペースは縮小する。新型コロナの収束以降も、在宅ワークなどを盛り込んだハイブリッド型の勤務形態にシフトするなど、働き方を変える考え。

 西千葉の新オフィスは、東京・青山にあるZOZOテクノロジーズのオフィスと同様に建築家の中村拓志氏が率いるNAP建築設計事務所が手がけ、ガラス張りの外観に木材をふんだんに使った作りになる。長らく入居していた幕張新都心の高層ビル「WBGビル」の旧本社は段階的に縮小する。

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D2Cジュエリーによる「インドに学校を立てるプロジェクト」の寄付金750万円達成

 サザビーリーグが運営するD2Cジュエリー「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」は、2019年9月に始動したチャリティー「アイ・アム・ドネーション」プロジェクトを通して、途上国の女子を支援したり、「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」へ寄付を行ってきた。20年3月からは、その活動の一環として「インドに学校を建てる」プロジェクトを始動。このプロジェクトは、ジュエリーの生産を行っているインドに学校を建てることにより、現地の女性や子どもたちが知識や技術を身につけて、自分の人生を選択できる力と自由を得ることを支援する目的にしている。

 「アルティーダ ウード」のチャリティーブレスレット(4000円)を購入すると、1000円が同プロジェクトに寄付され、ブレスレットの写真をインスタグラムにハッシュタグをつけて投稿するとさらに100円が寄付されるという仕組みだ。

 当初は、21年9月までに750億円の目標寄付金額を達成する目標を掲げていたが、この活動に対する共感の輪が広がり、11月末で目標を達成した。「アルティーダ ウード」では、「アイ・アム・ドネーション」プロジェクトを通して、国際NGOプラン・インターナショナルのプロジェクト「グアテマラにおける女の子の教育支援プロジェクト」に227万円、国境なき医師団の「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」に510万円寄付しており、「インドに学校を建てるプロジェクト」への寄付を今後も継続していく。

 「アルティーダ ウード」を手がける安部真理子サザビーリーグ 営業統括 ECブランド事業部 ディレクター&デザイナーは、「このプロジェクトを立ち上げた今年2月、目標達成期間を1年半に設定したが、それすら難しいのではと思っていた。スタート間もなく、新型コロナウイルス感染症拡大により寄付先をその応募金に臨時変更したこともあり、プロジェクトを再開できたのは9月。それから3カ月の短期間で目標寄付金額を達成できたのは夢を見ているかのようだ。商品を購入し寄付に賛同いただいた方々に心から感謝したい。また、SNSに投稿された温かいメッセージを心がじんわりする思いで日々拝読している。また、このプロジェクトを一緒に立ち上げ、運営に尽力してくれた人々に心から『ありがとう』と言いたい」と述べている。

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アウトドアブームで変わること 中目黒で“街着のアウトドア”を22年続ける名店バンブーシュートの場合

 国内の登山・アウトドア市場は2018年に5000億円を突破し、さらなる拡大が見込まれる(出典:矢野経済研究所『アウトドア市場に関する調査』2019)一方で、オーバーストアや供給過多なども懸念されている。しかし各社は一過性のもので終わらせないために、流行の先を見据えてさまざまな事業を始めている。

 東京・中目黒のセレクトショップ「バンブーシュート(BAMBOO SHOOTS)」は、1998年の開店以降ファッションとアウトドアの融合を提案し続けてきた。25歳で同店を託され、現在は統括部長を務める甲斐一彦は、アウトドアが街着として定着していく過程を最前線で見てきた一人である。名物店長兼バイヤーとして活躍した同氏は、現在のブームや今後のアウトドアファッションについてどう考えているのだろうか。

「壊滅的に売れなかった」壁を乗り越えて

WWDジャパン(以下、WWD):アウトドアファッションに興味を持ったきっかけは?

甲斐一彦バンブーシュート統轄部長(以下、甲斐):僕はもともとアメカジ少年で、ビンテージの古着が大好きだったんです。でも18歳のころに防水透湿素材で知られる「ゴアテックス」を使ったマウンテンパーカとの衝撃的な出合いがあって、アウトドアの服に一気にのめり込んでいきました。価格が当時で10万円近だったので最初はめちゃ高くてびっくりしたんですけど、逆に(何がそんなにいいんだろう)と気になって調べていくうちに面白さに気づいたんですよね。

WWD:アウトドアウエアの面白さとは?

甲斐:僕の解釈なんですけど、ビンテージの服とアウトドアウエアって通じるものがあるんです。長いリブや着丈、パッチの付き方や年代によって作りが異なるところなど、調べれば調べるほど共通点があって面白かった。だからアウトドアの機能に引かれたというよりも、ビンテージの服を漁るのと同じ感覚でファッションとして服を買うことからスタートしました。

WWD:1998年にバンブーシュートをオープンしたころはすでに街でアウトドアウエアは流行していた?

甲斐:していましたね。原宿には「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「パタゴニア(PATAGONIA)」の服を着た若い人が多かったですし。その流行を意識して店を始めたので漠然とした自信があったのと、まだ若かったので「東京で一番いい店にしてやる」と意気込んでいたんですよ(笑)。実際に2年目までは売れたんですけど、デザイナーズブランドが徐々に流行して3年目で壊滅的に売れなくなっちゃった。

WWD:そのピンチはどう乗り越えた?

甲斐:オープン以来ファッションとしてアウトドアウエアを提案していたんですけど、それだけだと流行にどうしても左右されてしまう。生き残るためには、ギアとして本当に必要としている人に売る必要がありました。でもそこからですね、最高に楽しくなったのは。本気のアウトドアの人に買ってもらうために登山やキャンプにも行き、自分で機能を試しました。ギアを店に置き始めたのもそのころですね。ただ、やっぱり根はファッションの感覚なのでギアは普通じゃないものを選んだし、ただ外でかっこいい服を着たいからという欲求が最終的には勝つんですけどね(笑)。天気が悪いから着るというより、自分のお気に入りの服で外出して「雨降んねえかな」みたいな。

「アウトドアは今まで以上に定着していく」

(ここに写真02〜08)

WWD:アウトドアブームが落ち着いた後の市場の動向は?

甲斐:大体3年周期で売れたり売れなかったりする状態が続きましたけど、フェスブームは大きかったですね。「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」では、みんながビョーク(Bjork)やオアシス(Oasis)を雨の中でも見るために「ゴアテックス」製のウエアを当たり前のように着始めて、10年前ぐらいから徐々に浸透していった感覚です。それまで興味のなかった人たちがキャンプに行き始めたのもそのころでしたし。

WWD:今では競合の店や低価格のメーカも増えたが市場への影響は?

甲斐:確かにスポーツメーカーや他業種からの参入もあり、市場は大きく変わりました。でも特に思うことはないですね。僕らは昔と変わらず、意味のあるものを売り続けていくだけですから。それに僕は今、都会で自然を見つけて楽しもうという気分なんですよ。だから店の名前を付けたブランド「バンブーシュート」も21年春夏シーズンからリブランディングすることにしました。

WWD:リブランディングでどう変わった?

甲斐:“アウトドア生まれ、中目黒育ち”みたいな服です。アメカジベースの服にアウトドアのディテールを融合し、これまで以上に着やすさにこだわっています。アウトドアウエアでもベーシックなアメカジでもないものを目指して30型作りました。これまで店長やバイヤーは経験してきたけど、服をデザインしていたわけではないからまあまあ大変でした(笑)。あくまでショップオリジナルのブランドではなく、卸も積極的に広げていきたいですね。

WWD:アウトドアブームは今後も続くと思う?

甲斐:東京の一極集中が進めばブームは続くんじゃないですか。街がハイテク化すればするほど、人は自然が恋しくなるのが普通のことです。今回のブームを機に多くの人たちにアウトドアを楽しんでほしいし、一つの遊びとして今まで以上に定着していくと思います。最近は店に若い人も来るみたいですし、アウトドアを楽しむ層の世代交代も進んでいるんでしょうね。

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小さな“町の床屋”の大きな挑戦 「バーバーサコタ」オーナーが2店舗目を開店

 東京・下高井戸の「バーバーサコタ(BARBER SAKOTA)」の迫田将輝オーナーは12月21日、世田谷区の小田急線経堂駅の駅前に「カットハウス キョードー(CUT HOUSE KYODO)」をオープンした。施術スペースはわずか13平方メートルだが、「駅から徒歩30秒の立地の良さに惚れた」と言う。また「路面店であることにもこだわった」。料金はバーバーサコタと同じくカット3000円、シャンプー1000円。美容室形態なのでシェーブはない。

 数年間、休眠状態だった元CDショップを改装し、2階にはギャラリースペースも設けた。「年明けには、ドローイング作品の展示やアパレル・雑貨の物販などを予定する」と話す。ショップロゴとキャラクターデザインはイラストレーターのSHINKNOWNSUKE(シンノスケ)が担当した。オリジナルTシャツも販売予定(6000円)だ。

 迫田オーナーは引き続きバーバーサコタで勤務し、カットハウス キョードーには立たない。同店の店長を務めるのは、2018年から迫田オーナーが休みの月曜日にバーバーサコタで施術を行っていたフリーランスの美容師、盛田峻だ。バーバーサコタも4年間、迫田オーナーが1人で運営していたが、20年4月に元「ザ・バルバ・トウキョウ」のスタッフを雇い2人体制となった。

 今後の目標について聞くと、「2店舗目ができたばかりで3店舗のことは考えていない。ただ、ディレクションなどのよい話があれば検討したい」と答えた。カットハウス キョードーもバーバーサコタ同様、「“町に根付いた床屋”を目指す」と言い、「それを勘案しての料金設定でもある」と続けた。商店街のオーナーや通学路でもある農大生、地元の小中学生(小学生以下は1000円引き、中高生は500円引き)も想定客とする。

■カットハウス キョードー
オープン日:12月21日
時間:10:00〜20:00
定休日:火曜日
住所:東京都世田谷区経堂1-21-11

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小さな“町の床屋”の大きな挑戦 「バーバーサコタ」オーナーが2店舗目を開店

 東京・下高井戸の「バーバーサコタ(BARBER SAKOTA)」の迫田将輝オーナーは12月21日、世田谷区の小田急線経堂駅の駅前に「カットハウス キョードー(CUT HOUSE KYODO)」をオープンした。施術スペースはわずか13平方メートルだが、「駅から徒歩30秒の立地の良さに惚れた」と言う。また「路面店であることにもこだわった」。料金はバーバーサコタと同じくカット3000円、シャンプー1000円。美容室形態なのでシェーブはない。

 数年間、休眠状態だった元CDショップを改装し、2階にはギャラリースペースも設けた。「年明けには、ドローイング作品の展示やアパレル・雑貨の物販などを予定する」と話す。ショップロゴとキャラクターデザインはイラストレーターのSHINKNOWNSUKE(シンノスケ)が担当した。オリジナルTシャツも販売予定(6000円)だ。

 迫田オーナーは引き続きバーバーサコタで勤務し、カットハウス キョードーには立たない。同店の店長を務めるのは、2018年から迫田オーナーが休みの月曜日にバーバーサコタで施術を行っていたフリーランスの美容師、盛田峻だ。バーバーサコタも4年間、迫田オーナーが1人で運営していたが、20年4月に元「ザ・バルバ・トウキョウ」のスタッフを雇い2人体制となった。

 今後の目標について聞くと、「2店舗目ができたばかりで3店舗のことは考えていない。ただ、ディレクションなどのよい話があれば検討したい」と答えた。カットハウス キョードーもバーバーサコタ同様、「“町に根付いた床屋”を目指す」と言い、「それを勘案しての料金設定でもある」と続けた。商店街のオーナーや通学路でもある農大生、地元の小中学生(小学生以下は1000円引き、中高生は500円引き)も想定客とする。

■カットハウス キョードー
オープン日:12月21日
時間:10:00〜20:00
定休日:火曜日
住所:東京都世田谷区経堂1-21-11

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25周年の「ディースクエアード」デザイナーに片岡愛之助やISSAら著名人が一問一答 「新たな野望はいつも抱いているよ」

 カナダ出身の双子ディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)が1995年にスタートした「ディースクエアード(DSQUARED2)」が25周年を迎えた。フォーマルからカジュアルまで多彩なスタイルは幅広い層に支持され、コレクションを通じて発信されるポジティブでパワフル、ハッピーなムードで多くの人に愛されてきた。ここでは同ブランドとゆかりの深いセレブリティやファッション業界の10人がディーン&ダンに一問一答を実施。栄光と挫折、クリエイション、将来の夢についてを聞いた。

片岡愛之助/歌舞伎俳優

「25周年おめでとうございます。歌舞伎は伝統として残っているものをしっかりと引き継いで後者に伝えていくこと、そしてそれと同じくらいに新しいものを取り入れて作り出すことも大切にしながらここまでを紡いできました。2人はこれから10年先、20年先、さらに50周年を見据えて、今後の『ディースクエアード』をどのように考えていますか?」

ディーン・ケイティン&ダン・ケイティン(以下、ディーン&ダン):ブランドを立ち上げたのは、伝統が自由にあれる場所を作りたいと考えたからなんだ。僕らは自分たちのルーツやオリジンを忘れたことがないし、それをブランドの起点としている。なので将来について考えるときは、自分たちのオリジンとどうやって始まったのか、そして自分の中に取り込んで自分のものとしてきた古い価値観と新しい価値観が常に頭にある。アイデアは時間と共に変化するものなので、将来どうなっているかについて正確には分からないけれど、自分らしさに忠実でありたいし、これまで誇りにしてきたことに相反するようなことは今後も絶対にしないつもりさ。

ISSA/DA PUMP

「僕自身ももうすぐDA PUMPを結成して25周年を迎えます。25年間を振り返ってつらい経験や挫折したことなどはありますか?また、それをどうやって乗り越えましたか?」

ディーン&ダン:これまでたくさんの課題に直面したし、みんなと同じく簡単なことなどなかったけれど、全てのことから新たな学びを得たよ。一番大変だったのは、ヨーロッパに来たことかもしれないね。でも、さまざまな障害にぶつかったとしても、自分たちの夢を信じ続けてギブアップしないと決めていた。今でもそうだけど、僕らは昔からドリーマーで大きな夢を持っていた。途中で心が折れてしまいそうなこともあったけれど、僕らの場合は夢が現実になったんだ。

冨永愛/モデル

「25周年おめでとうございます。ということは、私が『ディースクエアード』のランウエイを歩いたのは本当に初期の頃だったんですね。私は長いキャリアの中で、仕事や人生に対する考え方、日本や世界におけるハンドクラフト、そして物の価値は少しずつ変化してきたと感じています。常に変化し続けるファッションの世界で、ブランドの“らしさ”を守り続ける秘訣と守り方は何ですか?」

ディーン&ダン:秘訣は成功しすぎないことだね。そして“らしさ”を手に入れたらそれを手放さないこと。誰もがすぐに成功することを期待するけれど、それは無理だ。忍耐強く努力する必要があるし、人生のほとんどを費やすわけだから、情熱を感じられることをし続けないとね。じゃないと、やる意味がないでしょ?二番目の秘訣は、常に自分らしくあることと家族を大事にすること。僕らは常に自分の気持ちに従うし、自分たちの価値観を守っている。ファッションは服のことばかりじゃなく体験や感情、ライフスタイルを解釈したもので、僕らはこれまでずっとそうやってきたんだ。

槙野智章/サッカー選手

「僕は8歳でサッカーを始めたんですが、あれから25年が経ちました。2人にとって、これまでで最高の瞬間は何ですか?僕の場合、幸わせなことにサッカーをすることでたくさんの人々に夢を与えられるので、それが最高の瞬間です!」

ディーン&ダン:25年間を振り返ると、素晴らしい瞬間や思い出がいろいろあるよ。心から敬愛している才能溢れる人々と仕事をしてきたし、そういう人は「ディースクエアード」を個性的に着こなしてブランド価値を高めてくれたしね!中でも、マドンナ(Madonna)が2000年に発表したミュージックビデオ「ドント・テル・ミー(Don’t Tell Me)」の衣装でのコラボや、彼女が01年に行ったドラウンド・ワールド・ツアー(Drowned World Tour)用にカスタムメイドのアイテムをデザインしたことは、僕らにとって大きな転機になった。また最初のブティックをミラノにオープンしたこともよく覚えているよ。認知度がぐっと上がったし、ブランドを違う角度から見られるようになったから。心の中には、これからもずっと忘れない素晴らしい瞬間や思い出がたくさんあるよ。

クリスタル・ケイ/歌手

「私は『ディースクエアード』のエッジーで、プレイフルで、ぬくもりのあるデザインが大好き!ああいう遊び心たっぷりのデザインはどうやって思いつくの?これからもずっと私たちを楽しませてね!」

ディーン&ダン:僕らはコレクションにいろんなインスピレーションを交ぜて遊ぶのが大好きなんだ。僕らはストーリーテラーで、インスパイアされたあらゆる物語やディテール、体験、旅路(ジャーニー)をデザインで語るのさ。プレイフルなのは、面白くて、皮肉っぽくて、ゴージャスで、衝動的でありたいから。基本的に仕事は楽しんでやっているから、そう言ってもらえてうれしいな。僕らにとっても、ブランドにとっても、ポジティブなバイブスをありがとう!楽しく暮らすという考えは僕らの一部であり、「ディースクエアード」らしさの定義でもある。2020-21年秋冬コレクションではプロポーションで遊んでみたり、パンクやミリタリーテイストで遊んでみたりしているし、21年春夏コレクションではテーラリングスタイルを見せたりした。「ディースクエアード」は、僕らのように人とは違う服を着たい人や、イマジネーションにあふれたミックス・スタイルを愛するみんなに向けて作っているんだ。

榊原達弥/「サファリ」編集長

「25年前にブランドをスタートした時に思い描いた未来と、実際に25年後の現在で何か違いはありますか?ある場合、それはどんなことですか?」

ディーン&ダン:僕らのファッションに対するビジョンはいつも同じで、特にファッションに対する努力や情熱はずっと変わらない。個人として成長したことが結果としてブランドの成長にもつながり、新たな側面やバリューを持つ大きな事業となった。僕らのビジョンは最初からリアルだったし、これからもそうあり続けたいと思っている。自分たちの道は間違っていないと信じていたし、ずっとこの方向に進んでいきたいと願っているよ。今は、より成熟したと感じるかな。作品や仕事のいろんな面をよりよくしようと頑張ったしね。確かに時代は変わったけれど、重要なのは自分のルーツやDNAを忘れないこと。時代を意識しつつ、人間やデザイナーとしてのルーツ、そして自分が誰なのかを忘れないことが大切なんだよね。僕らにとって、愛と家族がいつだって一番大切なのさ。

すみれ/モデル、女優

「ひさしぶり!日本と、日本のカルチャーで一番好きなことは何?」

ディーン&ダン:日本はとても美しい国で、豊かな体験をもたらしてくれるので、機会があったらぜひちゃんと訪れたいと思っているよ。何より、歴史や過去とモダンさが入り交じっているところが大好き!僕らは現代的でありつつ、歴史に対する尊敬が感じられるものが好きなんだけど、これをデザイナー的に解釈すると実験的かつクリエイティブであると同時に、自分のルーツを忘れないということなんだ。

吉岡裕/三越伊勢丹クロージング&アクセサリーⅡグループ マーチャンダイザー

「伊勢丹のメンズでは、『ディースクエアード』が設立された当初から取り扱っています。ありがたいことに伊勢丹にはファッション好きのお客様が多いのですが、さまざまなブランドが入れ替わっていく中でもブランドが愛されている理由は何だと思いますか?」

ディーン&ダン:いろいろな理由があると思うけれど、「ファッションは特別なもの!」ということを忘れてはいけないことかな。誰もが特別になりたいわけだから、アイデアをしっかり持ってオリジナルでリアルであることが大切なんだ。ほかと差別化して生き残るには、まずオリジナルであることが重要。コピーはたくさん出回っているから、自分なりの視点を持って、よりクリエティブである必要があるんだ。僕らはコミュニティーを拡大するために、コレクションに付加価値を与えてくれる才能ある人たちとコラボレーションして、デザイナーとして常にエキサイトしていられるように意識してきた。オープンであることや敬意、そして愛を通じて僕らのビジョンをみんなにシェアしているんだ。

オナイウ阿道/サッカー選手

「僕は今25歳なので、『ディースクエアード』とはクラスメートみたいな感じですね。僕の将来の夢は海外でプレーしてワールドカップに出場することですが、将来に向けた新たな野望はありますか?」

ディーン&ダン:新たな野望はいつも抱いているよ。僕らはデザイナーで、新たなアイデアのキャッチボールをするときにはクリエイティビティーの翼を大きく羽ばたかせるから。デザイナーの仕事で一番楽しいところはそこかもしれないな。全てが流動的で、これが当然だというものがない。ファッションはビジュアルが言語であり、異なるさまざまな美しい意見によって常に進化しているから。僕らも新しいアイデアをこれまでにいろいろと実行してきた。レストランやプール、ジムと展開した「セレシオ7(Ceresio 7)」プロジェクトは、新たな野望を持ち続ける意味を形にした好例じゃないかな。僕らにとって最も大切なのは何ごとにも情熱を持って打ち込むこと。そして、人生や仕事、人々、経験から学び続けることだよ。

AMIAYA/モデル

「デザインするときに相手について気にかけていることや大事にしていることはありますか?」

ディーン&ダン:僕らはそれぞれ異なるクリエイティブエネルギーを持っていて、クリエイションの過程でそれが一体となる感じなので、お互いについてすごくいいなと思うことがたくさんあるのさ。2人ともポジティブな姿勢や輝きが好きで、常にお互いをサポートしてきた。僕らは補完し合える関係性だし、何も疑うことなく信頼できる相手がいるっていうのはすごく安心することだよね。

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髪色もダメージケアも思いのまま 資生堂プロフェッショナルから新ブランド「アルティスト」登場

 資生堂プロフェッショナルはヘアカラーシリーズ「プリミエンス」から、新ブランド「アルティスト」を2021年2月22日に発売する。ヘアケア志向が高まる中で“美髪”や“髪質改善”というキーワードに注目が集まり、美容感度の高い若年層をはじめ好みの髪色にしたいけれどもダメージはしたくないという顧客の思いはますます強くなっている。ここではトレンド感のあるヘアデザインで支持を集める松下ひとみ「ミンクス」ディレクターと、野々口祐子「シアン」代表が、「アルティスト」を使用したおすすめのヘアデザインを提案し、その使い心地を語る。

髪の芯へとアプローチする
「アルティスト」
トリートメントも同時発売

 資生堂独自の3つのテクノロジーを搭載することでヘアカラーとケア効果を両立。タンパク変性を抑制して髪をダメージから守り、芯から強く柔らかく保つことで美しい髪色を何度でも楽しむための基盤を整える「スムースケアテクノロジー」、髪の芯から発色して揺るぎない美しい髪色へと導く「マイクロオイルイン処方」、髪の芯から艶やかな発色が持続する「ラスティングプロテクションベール」によって、美しく発色し艶のある髪色を保つことはもちろん、ヘアカラーを繰り返し楽しめるように髪への影響に配慮したシリーズだ。
 
 加えて艶やかな美しい髪色をさらに持続させ、毛髪強度をサポートする効果が期待できるトリートメント「エッセンスドロップ」も同時発売する。

髪のダメージを抑えながら
ヘアカラーを繰り返し楽しめる

 「『アルティスト』は、ニュートラルグレーベースによって敬遠されることの多いアジア人特有の黄みやブラウンみをコントロールして、彩度や色味の差をつけることもできるのでベージュの中でもニュアンスを出しやすい。ナチュラルや上質を求める顧客や、色の絶妙なニュアンスを求められたときに提案したい。また、美容師としても長くお客さまとお付き合いをする上で、一度傷ませてしまうと次のデザインも提案しにくくなってしまう。社会的に女性の平均年齢が上がっている中で、美容室の顧客の年齢のボリュームゾーンも上がり、エイジングや傷みによる扱いづらさを感じている人も多く、毛髪強度のサポート効果が期待できることで繰り返しヘアカラーを楽しんでもらうことができるのでおすすめしたい」(松下ひとみ「ミンクス」ディレクター)

顧客のヘアカラー履歴も
生かせてほどよくくすむ
抜け感カラー

 「『アルティスト』はすべての色味にグレーが入っているので、ほどよくくすんでよい透明感と柔らかさ、艶感が出る。白っぽくならずに薄い色でもきちんと色味がのるので、ブリーチ毛と相性がよく前回来店時にブリーチやハイライトを入れるなどヘアカラー履歴のある人や、ハイトーンのお客さまに提案しやすい。黄みや赤みも削りすぎてしまうと肌がくすみやすく似合わないことも多いが、日本人の肌のトーンにも合っていて自分に似合うヘアカラーを楽しみたいという声にも応えることができる。ハイトーンにする場合でもトリートメントは必須、ダメージしたら質感が落ちるということはお客さまも認知している。そういった面でも『アルティスト』のケア効果や、『エッセンスドロップ』は有効だ。カラーと合わせて提案しやすく、施術工程もシンプルなので、ケア意識の高まる中で選択肢を増やすことができる」(野々口祐子「シアン」代表)

厳選された7色相
全39色をラインアップ

  髪に立体感と陰影を与えて、美しい髪色に導く厳選された 7 色相、高明度から低明度まで全 39 色 をそろえる。黒髪のアンダートーンが持つ強い赤みや黄みのコントロール効果に 特化したニュートラルグレーベースを採用。ベースカラーがアンダートーンを補正し、根元 から毛先まで均一に発色する。褪色過程でもその補正効果が持続し、長く美しいヘアカラー が楽しめる。

問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
お客さま窓口
0120-81-4710

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「アレキサンダー・マックイーン」が“すぐ買える”形式で新作発表 ロンドンで撮影した映像作品にのせて

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」は、ウィメンズの2021年春夏とメンズの21年プレ・フォール・コレクションをイギリスの映像作家ジョナサン・グレイザー(Jonathan Glazer)による映像作品「FIRST LIGHT」にのせて発表した。

  映像の舞台は早朝のロンドンのテムズ川。ドレスを着て川の中をさまよう女性モデルや、橋の上で駆け回る男性モデルが登場し、若者たちのエモーショナルな表情をとえている。クリエイティブ・ディレクターのサラ・バートン(Sarah Burton)は「世界は人と人のつながり、感情に満たされている。シェイプ、シルエット、ボリューム、必要最低限の美しさのみを残し、本質をむき出しにした」とコメントしている。

 ウィメンズは、ボリューム袖と細いウエストで体のラインを強調したジャケットや、ローズピンクを使ったロマンチックなドレスなどがそろう。トップスやドレスにはビスチェやコルセットの要素が特徴的だ。メンズでは異なる要素の掛け合わせのテクニックが多用されている。テーラードコートの前身頃とMA-1のスリーブをドッキングさせたアウターをはじめ、黒のギャバジンとチェック地を継ぎ合わせたジャケットなど遊び心が感じられるラインアップ。

 映像に登場したウエアは16日の公開直後、ブランド初の“SEE NOW, BUY NOW(見てすぐ買える)”形式で、公式オンラインサイトでオーダーを受け付けている。

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ハイボールの魅力を最も体感できるのは”最初の一杯”。乾杯ドリンクはデュワーズハイボールがノドを潤す【PR】

 すっきりとした味わいが魅力のハイボール。シンプルだからこそ、ウイスキーにこだわることでハイボールファンを虜にできる。ハイボールに合うなめらかな味わいのブレンデッドスコッチと言えば「デュワーズ」である。美食の似合うハイボールは身近にある定番料理との相性も抜群であった。乾杯は"デュワーズハイボール"の良店に出会う。
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0から1を生み出す新規事業が糧に 資生堂史上2人目の女性取締役に就任する鈴木ゆかり常務が語る

 資生堂の鈴木ゆかり常務は、2021年1月1日付で同社史上2人目となる女性の代表取締役に就任する。これまで新ブランドの立ち上げや海外でのスパ事業など数多くの新規事業に携わり成功に導いた後、プレステージブランドでその手腕を発揮。グローバルブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE、以下CPB)」躍進の立役者でもある。近年は社会貢献活動にも力を入れ、女性の教育に貢献した女性を支援するグローバルチャリティープログラム「パワー・オブ・ラディアンス プログラム」をスタートさせ、さらにユニセフとパートナーシップを組み2019年から3年間で合計870万ドル(約9億2220万円)を寄付することも発表した。「社会的価値と経済的価値が両輪であることは当然のこと」と語る鈴木常務にこれまでの歩みと今後の取り組みについて聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):学生時代から化粧品業界に興味があったのか。

鈴木ゆかり:資生堂 常務、チーフブランドオフィサー クレ・ド・ポー ボーテ、イプサ、ザ・ギンザ、BAUM(以下、鈴木):大学で社会心理学の研究室に所属していたのですが、その恩師が資生堂と共同研究していました。化粧の心理的な高揚についての共同研究だったのですが、その研究の切り口に関心をもったのがきっかけですね。1985年に資生堂にビューティサイエンス研究所が設立され、そこで化粧の心理的な部分の研究室が設けられると恩師に聞き、同年に資生堂に入社しました。当時、横浜にも研究所がありましたが、そこは化粧品原料の開発が中心でした。一方、ビューティサイエンス研究所は化粧品の心理的効果や使い心地を研究する場所でした。例えば当時、エステティックマッサージが美顔効果をもたらたすのは認識されていましたが、リラクゼーション効果があると科学的に証明できていませんでした。資生堂はそれを証明した第一人者でもあるんですよ。

WWD:ビューティサイエンス研究所では具体的にどのような業務に就いたのか。

鈴木:化粧やエステティックがもたらす心理的高揚をチームで研究していました。初期の頃、同志社大学と京都府立医科大学との共同研究に参画しました。うつ病患者の心理的変化についての研究だったのですが、その際にうつ病患者が自分のメイク姿を見てにっこり微笑んだのを目の当たりにしました。うつ病患者は感情の起伏が少ないのですが情動を生み出したのです。化粧は平和な産業で人を幸せにする産業でもあると確信を持てたきっかけになりました。化粧は人のためにするのではなく、自分のため心のためである--それが原体験になっています。その後、6年ほど現在のビューティークリエーションセンターの前身となる、ファッションやメイク、色彩のトレンド予測をしていました。

資生堂の冠をもたないブランド開発

WWD:その後、新規事業に数多く携わることに。

鈴木:マーケティングの分野に進みたかったので、ニューヨークに渡りPRエージェンシーで1年間研修を受けました。帰国後、マーケティング戦略室に配属されて新規事業立ち上げに携わることになりました。当時、資生堂の冠を持たない新たなブランドの開発を進めていました。最初は「イプサ(IPSA)」で次いで「ディシラ(DICILA)」(19年11月に終了)「エテュセ(ETTUSAIS)」「アユーラ(AYURA)」(15年にアインファーマシーズに売却)の順です。私は「アユーラ」の立ち上げプロジェクトに参画。1995年にデビューさせたのですが、ホリスティックな考え方を提案したのが先進的でした。現代の女性が抱える今までなかったような肌の揺らぎに着目して製品を提案し、受け入れられたことは今でも糧になっています。私自身はコミュニケーション部門を担当していました。当時インターネット元年と言われ、“パソコン通信”でお客さま作りをしたり、店頭でメイクアップシュミレーションの機械を置いたりして今思えばこちらも先進的でしたね。お客さまとのタッチポイントを直接吸い上げてブランド作りに活かすというマーケティングを実践できたことも成功体験になっています。

WWD:海外での新規事業に関わった。

鈴木:次にバリ島にスパ施設「ロイヤルキラーナ スパ&ウェルネス」を立ち上げる新規事業に携わりました。資生堂とバリ・ウブドの王家スカワティ家がジョイントベンチャーを立ち上げて、そのメンバーとして参画しました(現在はスカワティ家が経営)。スパ施設というと路面にサロンがあるイメージですが、そこはリゾートスパで1万8000平方メートルのジャングルを切り開いてヴィラを建築し、トリートメントサービスを実施するものでした。ノウハウもない中、手探りで進め非常に大変でしたね。トリートメントメニューや化粧品も開発しました。化粧品会社に入ってこのようなことに携われると思ってなかったので貴重な経験でした。

WWD:0を1に作り上げるのは労力がいるが、どういう姿勢で取り組んでいたのか。

鈴木:2007年には通販事業の責任者として従事しました。当時は、コールセンターの通販からECの通販に変わる時期、ECが伸びだしてパソコンからモバイルに人の行動が変わる黎明期でもありました。そうした変化をまざまざと感じることができたのは今の糧になっています。このように何かを作り出すこと、新しいことに挑戦することは非常に楽しかったですね。自由度も高いですし。その反面、助けはありません。資生堂という信頼のあるバックグランドがないところで価値を作るのは大変でした。資生堂にできないことを実現する、既存顧客とは違うお客さまに出会うことをミッションとしていたので、お客さまが誰なのかということは常に考えていました。

WWD:「イプサ」でブランド価値の重要性をより実感した。

鈴木:11年にマーケティング部長としてイプサに出向しました。化粧品業界が低迷していた時期に、「イプサ」もブレイクスルーが必要でした。イプサは独立会社で、社員のブランド愛が強かったんです。ブランドの熱狂的な愛は欠かせない要素でした。ブランド価値を明確にお客さまに浸透できるかが重要でした。ブランド独自の肌測定器「イプサライザー」を活用するなど、もともと持っている力をうまく発揮できるようなると骨のある組織であればうまく回ります。それも成功体験の一つです。14年には社長に就任したのですが翌年に異動が決まりました。正直なところもう少し務めたかったですね(笑)。

組織に変革に伴い1年ごとにタイトルが変化

WWD:14年に魚谷雅彦資生堂社長が就任して以降、目まぐるしくタイトルが変わる。

鈴木:14年以降、会社全体の組織が大きく変革しています。15年に日本事業のプレステージブランド事業本部のマーケティング部長に就任しました。ブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」と「ベネフィーク(BENEFIQUE)」を管掌。16年に専門店事業本部マーケティング部マーケティングディレクターに就任。専門店という事業体が独立し「ベネフィーク」を担当しました。17年はグローバルプレステージブランド事業本部で「CPB」のブランドユニット ブランドディレクターに就きました。当時は日本の売り上げ比率が高かったのですが、20年に1000億円ブランドになるという目標を掲げていました。17年に3年前倒しで1000億円を達成。14年からインバウンドの需要が増えて、中国やアジアでの知名度が高くなって一気に海外での成長が加速しました。グローバル化にアクセルが踏まれましたね。

WWD:数多くの成功体験を得ているが女性で働く難しさは。

鈴木:ラッキーなことに感じたことがありません。マーケティングの分野は比較的女性が多く、常に女性の人数が多い組織でやってきたこともあるのかもしれません。ただ、女性だからというバリアを自分でも作らないようにしてきました。

WWD:チームを率いるために心がけていることは。

鈴木:組織の成熟度や大きさ、スタッフの性格によるので一つの答えはないです。多くを語らずも力が発揮できる組織ならその力を伸ばせる環境作りをすればいいし、ガイダンスが必要な部分は後押しや引っ張ることが必要です。どうしたら組織が伸びるかを見つけて、それに対しての処方箋を考えることを心がけています。スタッフはそれぞれよい部分と苦手とする部分を持っています。不得意なところを補いあって全体として力を発揮できることが組織ですから。今は女性の活躍にフォーカスがあたりがちですが、男性の力も必要不可欠です。さらにいえば性別にかかわらず能力を発揮できるのが本来の形だと思っています。

社会的価値と経済的価値は両輪

WWD:「CPB」は社会的価値を高める活動として少女に教育の機会を与える力を入れている。

鈴木:「CPB」は富裕層のお客さまも多い。これらのお客さまは社会的貢献の意識が高まっています。アパレルでもラグジュアリーブランドはフィランソロフィー(企業による社会貢献活動)を行なっていますよね。「CPB」もそれを重視していて、19年に「パワー・オブ・ラディアンス・プログラム」を始めました。資生堂は経済的価値と社会的価値を強く発信していますが、「CPB」も同様です。この2つはブランドを存続させるための両輪となっています。ユニセスとのパートナーシップも築け、教育が十分に受けられない国の少女たちの手助けする活動も行っています。副次的な効果としてお客さまや美容部員、本社スタッフなどが自分が関わっているブランドが社会的価値を上げる活動をしていることが誇らしいと思ってもらえている。これは売り上げ規模が1000億円のブランドになれたから社会に恩返しができるようになりました。そういった循環が今後もますます大切になっていくと思っています。

WWD:来年1月から代表取締役としての役割が加わる。

鈴木:現在はコロナ禍で会社としても厳しい状況です。いつ収束するかも予測できない不透明な中ですが、ピンチをチャンスに変え、元の成長性を取り戻すのが近い目標です。才能のある優秀な社員が多くいるので彼らの力を発揮するためにどうするかを考える。組織の力を最大化するのがあるべき姿だと思っています。こうした組織の強化に取り組んでいきます。コロナ禍によって社会的価値が大切であること、関心も高まりました。我々の次の道を示していると思っています。お客さまの新しいニーズに対応して、期待を超えていきます。

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「ルイ・ヴィトン」メンズの最新コレクションを世界初公開 2021年秋冬プレは攻めの“定番”

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズの2021年秋冬プレ・コレクションを公開した。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが今シーズンのテーマに掲げたのは“適合性”だ。ファッションに対する価値観が大きく変わりつつある時代に適合させながら、進化する姿勢をコレクションに込めている。

 スーツやブルゾン、ニット、ジーンズなどのタイムレスな“定番”を現在のラグジュアリーを定義するものの一つとして捉え、それらにサイケデリックなタイダイ・ギャラクシーのモノグラム・モチーフや文字が浮かび上がるエンボス加工、雨に濡れるとメッセージが浮かぶギミックなど、最新テクノロジーを生かしたディテールを盛り込んでいる。定番は現在の、最新技術は未来のラグジュアリーを表現しており、二つを融合させることで“ニューノーマル”に適合するスタイルを提案している。またベーシックライン“ルイ・ヴィトン ステープルズ エディション(LOUIS VUITTON STAPLES EDITION)”のアイテムも定番を象徴する要素としてルックに登場している。

 ヴァージルは「世界的なパンデミックによって浮かんだテーマが“適合性”だった。ニューノーマルに向けて必要なのは、これまで通り創造性を磨き、『ルイ・ヴィトン』が人々の文化であり続けること。過去にないほど活気に満ちて変化し、勢いが増している今のファッション業界を僕は楽しんでいる」と語った。

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串カツ田中「鳥玉」、商業施設で3店舗に。全時間帯OK、全客層OK。

株式会社串カツ田中ホールディングス傘下の株式会社セカンドアロー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大須賀 伸博)が展開する「鳥と卵の専門店 鳥玉」が、12月20日(日)にイーアス沖縄豊崎店(沖縄県)、12月21日(月)にららぽーと柏の葉店(千葉県)と商業施設に2店舗連続オープンする。
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「ユニクロは安くはないでしょ?」に世代間ギャップ エディターズレター(2020年11月10日配信分)

※この記事は2020年11月10日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「ユニクロは安くはないでしょ?」に世代間ギャップ

 テレビをつけたら、たまたまユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井正社長の顔写真が出ていたので見始めました。クイズ番組です。「この人が社長を務める会社は?」といった問題でした。「長者番付国内1位」「コロナ研究のために京都大学に100億円寄付」とった柳井社長に関するトピックスが紹介されたのち、さらにヒントとして正解を知る4人のプレゼンターから漢字一文字が提示される仕組みで、「安」「衣」「衣」「服」の言葉が並びました。回答者は10〜20代の若いタレント16人です。

 正解は3人だけでした。

 「しまむら」など他の企業をあげた人の方が多かった。正解できなかった複数の回答者が、漢字ヒントの「安」を指して「ユニクロは安くはないでしょ?」と首をかしげていたのが印象的でした。漢字ヒントを出したプレゼンターは全員40代以上のタレントでした。

 興味深いのは、若者はユニクロに対して必ずしも「安い」というイメージを持っていないこと、そして40代以上の大人はユニクロを象徴する漢字一文字として「安」を選んだことです。

 私は40代なので後者の立場で番組を見ていましたが、そうか、若者にとってユニクロは必ずしも安いブランドではないのだな、とジェネレーションギャップを教えられた感じです。

 ユニクロが市民権を得たのは1998年に出したフリースがきっかけです。それまでフリースのジャケットはアウトドアブランドの専売特許のようなもので、1万円以上が相場でした。ユニクロはこのフリースのジャケットを1900円という衝撃的な価格で売り出し、社会現象を引き起こしました。その後も衣料品の価格破壊者としてジーンズ、カシミヤセーター、ヒートテックなどヒット商品を連発して、今日の姿を築き上げます。

 一定以上の年齢の人たちは、ユニクロが次々に価格破壊を起こしていった記憶を共有しています。私はフリースブームの頃に記者になったので、ユニクロがけん引する形で衣料品市場全体のボリューム価格が下がり続けていった様子を業界の中から見てきました。

 でも物心ついたころからユニクロが当たり前に存在する“ユニクロネイティブ”の世代にとって、その価格はけして低価格ではなく、中価格くらいなのかもしれません。確かに市場を見渡せば、いまやユニクロよりも安いブランドはたくさんある。品質やデザインなど安さ以外の付加価値のイメージが強くても不思議はありません。

 1990年代後半以降、中国や東南アジアなど賃金の安いエリアで大量生産が可能になったため、この四半世紀で衣料品の市場価格は激しく下がりました。かつて衝撃的だったユニクロの価格(現在もそれほど変わっていない)が安く感じられなくなっていることを思い知らされます。

MARKET VIEW:ファッション市場で日々発信されるホットなニュースを、「WWDジャパン」のビジネス担当記者がコンパクトに解説するメールマガジン。ニュースを読み解くヒントを提供します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「とらふぐ亭」、買収した「寿し常」の破産管財人から「2億円安い」と逆ネジを食わされる。果たして行方は?

 ふぐ料理店「とらふぐ亭」などを展開する上場企業、東京一番フーズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:坂本 大地)が、2020年6月に倒産した寿司チェーン「寿し常」の店舗の約6割を譲り受けたが、破産手続き中の破産管財人から、譲り渡した不動産が不当に安価のため、追加金額を払えという請求が東京地方裁判所に申し立てられた。この争いの行方は?
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今週のスケジュール(2020年12月21日〜2020年12月27日)

FASHION

23 WED
日本ショッピングセンター協会
定例記者懇談会
11:00〜12:00 ホテルメトロポリタンエドモント 本館2階「万里」
東京都千代田区飯田橋3-10-8

25 FRI
ニトリホールディングス
第3四半期決算説明会
17:00〜18:30 ニトリ東京本部 7階会議室
東京都北区神谷3-6-20

BEAUTY

23 WED
一般社団法人 日本ショッピングセンター協会
定例記者懇談会
11:00〜12:00
ホテルメトロポリタンエドモント 本館2階「万里」
東京都千代田区飯田橋3-10-8

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