「クロ(KURO)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「クロ(KURO)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「WWDジャパン」読者の皆さま、こんにちは。
マリエです。
多忙なタレント活動から距離を置き、
好きなファッションの世界をもっと学ぶためニューヨークに留学。
その頃から度々お世話になっています「WWDジャパン」でこのたび連載をスタートしました。
テーマはサステナブル。
現在、私の営んでいるブランドや活動の中心になっておりますこのテーマ。
「WWDジャパン」も以前に比べてかなり取り上げるようになった、昨今のファッション界で話題のワードですね。
持続可能な社会を作るため、今ファッションが取り組まなければならないこと。
それはそれはたくさんありすぎて、私には全てを語れません。
「WWDジャパン」紙面で、私も日々学んでおります。
人生の半分は習慣でできているとは全くその通り。
サステナブルを心掛けようとしても、今までの当たり前に待ったをかけるどころか、
悪い習慣に気づくことすら困難です。
それでも自分自身を見つめ直すことによって少しずつ見えたきたサステナブルな私。
そんな私が日々感じているテーマや
われわれファッションを愛する一人一人が考えなくてはならない課題について
今回私の尊敬するアーティスト陣でキャラクターを完成させ、
そこに命と希望を吹き込みました。
名前は“プラスチックモンスター”。
このキャラ、略して“プラモン”が日々の生活の中で気づく
ファッションを軸としたサステナブルな話題を
「WWDジャパン」での4コマ漫画の中で投げ掛ける連載がスタートします。
ウェブではテーマのスピンオフや
私自身がどうしてそんなことを考えるようになったかのきっかけを連載。
発信者でもあり消費者でもある私たち一人一人に少しでも多くの気づきが訪れることを願って。
セレブなアイドル“セレドル”として知られていた私。
そんな“マリエ”は今、デザイナーであり会社の代表として売り上げを管理しながら、日本を代表するラジオ局でナビゲーターを務め5年。さらに環境省のアンバサダーにも就任しました。
やっていいことも、やらない方がいいことも。
うらやましいといわれることの数々も。
経験するはずじゃなかった周りの変化も。
全てが私を変えるきっかけだった。
変わらなければ死んでしまいそうだった。
そして、
変わってしまった“私”と“未来”をどう取り戻すのか、結局、10年もの月日が必要だった。
すごく苦労したな。
さらに取り戻すのではなく
自分を理解し、見つめ直すプロセスを繰り返すことで見えてきた地球のこと・歴史のこと・動物のこと・さまざまなこと。
もう一度しっかり学び直すことで“自分”ではなく、ここ(地球)にいる存在としての責任を理解し、
私の一つの選択がさまざまな健康につながることを学ぶことができた。
隣にいる人の健康、飼っているワンちゃんの健康、私のフォロワーの健康、
そして地球全体の健康も。
その全てを受け入れ、どのように気づき、アップグレードしてきたのか。
今、心から言える私の気づきのエピソードと経験を読者の方とシェアできる場をくれた
「WWDジャパン」の皆さまへ感謝
――サステナブルは現代のパンクだ
BY PASCAL MARIE DESMARAIS マリエ
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「WWDジャパン」読者の皆さま、こんにちは。
マリエです。
多忙なタレント活動から距離を置き、
好きなファッションの世界をもっと学ぶためニューヨークに留学。
その頃から度々お世話になっています「WWDジャパン」でこのたび連載をスタートしました。
テーマはサステナブル。
現在、私の営んでいるブランドや活動の中心になっておりますこのテーマ。
「WWDジャパン」も以前に比べてかなり取り上げるようになった、昨今のファッション界で話題のワードですね。
持続可能な社会を作るため、今ファッションが取り組まなければならないこと。
それはそれはたくさんありすぎて、私には全てを語れません。
「WWDジャパン」紙面で、私も日々学んでおります。
人生の半分は習慣でできているとは全くその通り。
サステナブルを心掛けようとしても、今までの当たり前に待ったをかけるどころか、
悪い習慣に気づくことすら困難です。
それでも自分自身を見つめ直すことによって少しずつ見えたきたサステナブルな私。
そんな私が日々感じているテーマや
われわれファッションを愛する一人一人が考えなくてはならない課題について
今回私の尊敬するアーティスト陣でキャラクターを完成させ、
そこに命と希望を吹き込みました。
名前は“プラスチックモンスター”。
このキャラ、略して“プラモン”が日々の生活の中で気づく
ファッションを軸としたサステナブルな話題を
「WWDジャパン」での4コマ漫画の中で投げ掛ける連載がスタートします。
ウェブではテーマのスピンオフや
私自身がどうしてそんなことを考えるようになったかのきっかけを連載。
発信者でもあり消費者でもある私たち一人一人に少しでも多くの気づきが訪れることを願って。
セレブなアイドル“セレドル”として知られていた私。
そんな“マリエ”は今、デザイナーであり会社の代表として売り上げを管理しながら、日本を代表するラジオ局でナビゲーターを務め5年。さらに環境省のアンバサダーにも就任しました。
やっていいことも、やらない方がいいことも。
うらやましいといわれることの数々も。
経験するはずじゃなかった周りの変化も。
全てが私を変えるきっかけだった。
変わらなければ死んでしまいそうだった。
そして、
変わってしまった“私”と“未来”をどう取り戻すのか、結局、10年もの月日が必要だった。
すごく苦労したな。
さらに取り戻すのではなく
自分を理解し、見つめ直すプロセスを繰り返すことで見えてきた地球のこと・歴史のこと・動物のこと・さまざまなこと。
もう一度しっかり学び直すことで“自分”ではなく、ここ(地球)にいる存在としての責任を理解し、
私の一つの選択がさまざまな健康につながることを学ぶことができた。
隣にいる人の健康、飼っているワンちゃんの健康、私のフォロワーの健康、
そして地球全体の健康も。
その全てを受け入れ、どのように気づき、アップグレードしてきたのか。
今、心から言える私の気づきのエピソードと経験を読者の方とシェアできる場をくれた
「WWDジャパン」の皆さまへ感謝
――サステナブルは現代のパンクだ
BY PASCAL MARIE DESMARAIS マリエ
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みなさま、こんばんは。
インディアンジュエリーとターコイズを愛し、24年間365日身に着けている男、アドバタイジングチームの中野です。
緊急事態宣言の延長で引き続き気を引き締めた行動が求められる毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は夕食の選択肢がある内に帰宅したいと願いながらもなかなか叶わない日々が続いています。
一日も早くコロナ禍が収束して、また笑顔で安心して過ごせる日が来ることを願っています。
2021年の第一弾として2/11(木・祝)-2/21(日)の11日間、銀座本店では年に2回開催される
ターコイズ好きにはたまらないイベント、軽井沢にあるインディアンジュエリーの世界的な名店
「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアをご紹介します。
今回も素晴らしいターコイズがセットされたジュエリーを多数ご用意。
アメリカ産の貴重なターコイズや日本産赤珊瑚を贅沢に使用し「スカイストーン・トレーディング」の代表
小寺康友さんが制作した1点物のリングやバングル等を自らがご紹介します。
ヴィンテージのインディアンジュエリーのバングルと小寺さんが制作する一点物のリングは相性もバッチリです。
それでは今回の目玉を厳選してご紹介します。
現在小寺さんは、このイベントを自身のシグネチャーブランド<ヤストモ コデラ>の第一期の集大成として捉えて
イベントの準備をされています。小寺さんの作品が本場アメリカのインディアンジュエリーコレクター達に
人気を得たきっかけのひとつがゴールドを贅沢に使ったジュエリーです。
イベントでも昨年はより顕著に、インディアンジュエリーよりも<ヤストモ コデラ>への注目が高まっているのを肌で感じています。
小寺さんのユーモア溢れる明るい人柄が表れているジュエリーは、身につけているとどんどん愛着が沸いてきて
気づくと自然に身に着けているリングを反対の手で撫でていることも多いです。
こちらはゴールド・インクルージョン・クオーツと命名された、純金が混ざっている
魅力的なルックスの水晶をセットしたゴールドリングです。
小寺さんを世界的に有名にしたのがファイルワーク(ヤスリがけ)です。この美しく肌なじみのよい
曲線は、1点につき1つの原型を小寺さんが石とのバランスを見ながら繊細なファイルワークで成形しています。
ゴールドの質感や肌への吸いつきを十分に感じていただけるジュエリーになっています。
今回目玉のバングルがこちらです。中央のアメリカ・ネバダ産のローンマウンテン・ターコイズが5石セットされた
バングルは、何とか形にしていただいたもの。
このクオリティのターコイズで5石揃えることがどれほど大変か、、、そのあたりのお話は
ぜひ直接聞いていただきたいです。年々このようなバングルを作ることが難しくなっています。
左のバングルは新たな試み、中央に0.3カラットのダイヤモンドをセットしたもの。
あえてダイヤモンドはブリリアントカットでフェミニンにせず、フラットなカッティングで大きく魅せるところが
小寺さんのこだわりです。
どれもたっぷりとゴールドを使用しているので手に取ってその心地よい重さを感じていただきたいです。
日本産赤珊瑚やターコイズを使ったものも。イエローゴールドだけでなく、ホワイトゴールドや
プラチナなどでもご用意しています。
勿論、ヴィンテージのリングも素晴らしいものをご用意。
こちらは某有名本に掲載されて小寺さんが金庫に入れていた秘蔵のナンバーエイト・ターコイズを使用したリング。
これだけ完璧な美しいターコイズはもう出てこないと思います。
私が一番好きなインディアンジュエリーアーティストの<マッキー・プラテロ>のバングル。
恐らく作風からは、1990年代~2000年代頭くらいの間、彼の円熟期に制作されたであろう1本です(主観です)。
近年の作品はコレクターやディーラーがターコイズを渡したりして制作していますが、これは
マッキー・プラテロ氏が当時好んだ色が変化することが楽しめそうなターコイズ。
恐らくロイストン・ターコイズを使用していると思います(主観です)。
まるでボウガード(弓矢を射る際に手首を守る装身具)のような大きさに痺れていて、こんな作品を生み出した
マッキー・プラテロ氏の卓越した技術に改めて感動しました。手首が細めの方お待ちしています。
その他ご紹介したいアイテムが多数ございます。
ご来店くださいと言いづらい時期ですが、お近くにお越しの際はぜひ本物のオーラを感じていただけたら幸いです。
POP UP STORE:
SKYSTONE TRADING
2/11 THUR. – 2/21 SUN. 銀座本店B1・1F
「ダブレット(DOUBLET)」は、2021-22年秋冬コレクションをパリ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールで発表した。デジタルで配信したショー映像は、一見するとスクラップ工場で行われた通常のランウェイショー。しかしよく見ると違和感があり、実は“逆再生”されたショーだったのだ。撮影現場では、モデルがランウェイを後ろ向きで歩く。リハーサルではモデル同士がぶつかりそうになるハプニングも多発。さらに、当日はあいにくの雨で凍えるような寒さという過酷なコンディション。井野将之デザイナーやチームはそんな状況をどう乗り越えて逆再生ショーを成功させたのか。現場に潜入した。
The post 【動画】「ダブレット」奇想天外な逆再生ショーの裏側 後ろ歩きの無理難題にモデル大苦戦 appeared first on WWDJAPAN.com.
「ダブレット(DOUBLET)」は、2021-22年秋冬コレクションをパリ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールで発表した。デジタルで配信したショー映像は、一見するとスクラップ工場で行われた通常のランウェイショー。しかしよく見ると違和感があり、実は“逆再生”されたショーだったのだ。撮影現場では、モデルがランウェイを後ろ向きで歩く。リハーサルではモデル同士がぶつかりそうになるハプニングも多発。さらに、当日はあいにくの雨で凍えるような寒さという過酷なコンディション。井野将之デザイナーやチームはそんな状況をどう乗り越えて逆再生ショーを成功させたのか。現場に潜入した。
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帝人の子会社で繊維部門の中核企業である帝人フロンティアは、日光信二・社長執行役員が退任し、後任に産業資材部門トップの平田恭成・取締役常務執行役員が4月1日付で就任する人事を発表した。日光氏は取締役特別顧問となる。
平田新社長は1962年2月17日生まれで、広島県出身。85年、神戸大学農学部卒業後、日商岩井に入社。2005年、NI帝人商事繊維資材本部繊維資材第二部長。13年、帝人フロンティア繊維資材本部繊維資材第二部長。19年、取締役執行役員産業資材部門長。20年、取締役常務執行役員産業資材部門長を歴任した。高校時代は野球選手で、現在は広島東洋カープファン。
オンライン会見に臨んだ平田氏は、「1月中旬に内示を受け、不安はあったが新しいことに挑戦したいと思って引き受けた。まず取り組みたいことは、4月に2年目を迎える中期経営計画の推進、環境配慮型の事業運営、企業風土の醸成だ」と抱負を語った。
日光氏は退任について、「社長業を任期満了となる丸6年間勤め、1つの区切りだと思っている。やり残したことを言えば切りがないが、それは後任に託したい」と話した。平田氏については、「穏やかで安心感があり、厳しい状況でも冷静に受け止める度量がある。きっとさまざまプロジェクトを積極的に推進してくれると思う」と期待を示した。平田氏が好きな言葉として挙げた“疾風に勁草を知る”が、その人柄を表しているようだ。
ファッション分野における戦略については、「私は産業資材分野出身なのでファッション事業に携わったことがなく、現時点で詳細なイメージを持っていないが、当社の環境戦略『シンク エコ』を軸に新時代に対応した環境に優しい素材や製品の開発を目指したい」と語った。
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帝人の子会社で繊維部門の中核企業である帝人フロンティアは、日光信二・社長執行役員が退任し、後任に産業資材部門トップの平田恭成・取締役常務執行役員が4月1日付で就任する人事を発表した。日光氏は取締役特別顧問となる。
平田新社長は1962年2月17日生まれで、広島県出身。85年、神戸大学農学部卒業後、日商岩井に入社。2005年、NI帝人商事繊維資材本部繊維資材第二部長。13年、帝人フロンティア繊維資材本部繊維資材第二部長。19年、取締役執行役員産業資材部門長。20年、取締役常務執行役員産業資材部門長を歴任した。高校時代は野球選手で、現在は広島東洋カープファン。
オンライン会見に臨んだ平田氏は、「1月中旬に内示を受け、不安はあったが新しいことに挑戦したいと思って引き受けた。まず取り組みたいことは、4月に2年目を迎える中期経営計画の推進、環境配慮型の事業運営、企業風土の醸成だ」と抱負を語った。
日光氏は退任について、「社長業を任期満了となる丸6年間勤め、1つの区切りだと思っている。やり残したことを言えば切りがないが、それは後任に託したい」と話した。平田氏については、「穏やかで安心感があり、厳しい状況でも冷静に受け止める度量がある。きっとさまざまプロジェクトを積極的に推進してくれると思う」と期待を示した。平田氏が好きな言葉として挙げた“疾風に勁草を知る”が、その人柄を表しているようだ。
ファッション分野における戦略については、「私は産業資材分野出身なのでファッション事業に携わったことがなく、現時点で詳細なイメージを持っていないが、当社の環境戦略『シンク エコ』を軸に新時代に対応した環境に優しい素材や製品の開発を目指したい」と語った。
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ゴールドウインの2020年10〜12月期連結業績は、売上高が前年同期比8.6%増の376億円、営業利益が同15.7%増の123億円、純利益が同9.5%増の86億円だった。コロナによる小売市場の低迷、19年秋に開催されたラグビーW杯による「カンタベリー(CANTERBURY)」特需の反動など、悪条件の中でも「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を中心にしたアウトドア関連事業の売上高が同14.2%増の339億円と下支えした。回復を勘案して21年3月期の業績予想を上方修正する。
密をさけられるレジャーとしてキャンプが人気を集めたことに加えて、大手スポーツ量販店やショッピングセンターがアウトドア関連の売り場を相次いで拡張したことが追い風になった。リモートワークの広がりでアウトドアブランドを普段着や室内着として選ぶ人も増えた。6月に刷新した自社ECサイトは直営店との連携強化によって売上高2ケタ増を維持している。
昨年春の緊急事態宣言による店舗休業で大きな打撃を受けたが、尻上がりに回復したため4〜12月期は売上高が前年同期比8.7%減の692億円、営業利益が同16.2%減の135億円、純利益が同19.4%減の92億円まで持ち直した。
21年3月期の修正後の予想は、売上高が前期比10.1%減の880億円(修正前840億円)、営業利益が同28.5%減の125億円(同81億円)、純利益が同16.5%減の90億円(同64億円)。1月に再発令された緊急事態宣言とその延長を受けて、保守的な見通しを立てる。
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「H&M」は、ガールズグループの「NiziU(ニジュー)」をアジアアンバサダーに起用した。同グループがファッションブランドやアジア限定のアンバサダーに就任するのは初めて。就任を記念して、2021年春夏アジア限定コレクションのキャンペーン動画を「H&M」公式ユーチューブ上で2月5日に公開した。また撮影時のメイキングやスペシャルコンテンツも近日中に公開予定だ。
日本発の同コレクションは、“ファッションを通じて毎日を楽しんでもらいたい”というテーマをもとに製作した。花柄に大きな襟やリボンを施したワンピース(3999円、税込)や、オーバーサイズのデニムジャケット(3999円)、Aラインシルエットのスカート(2499円)、パステルカラーのクロップドジャケット(2999円)などをそろえる。日本をはじめ、中国や台湾、香港、ベトナム、シンガポールなど、過去最大規模となるアジア計500店舗の直営店や公式オンラインストアで2月18日に発売する。直営店では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、オンライン上で事前の申し込み・抽選が必要だ。
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「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、フランスの汚染防止マスク専門ブランド「アールピュア(R-PUR)」とコラボレーションしたマスク“リフレクティブ・ムーン・フェイスマスク”を両ブランドの公式サイトで発売した。このマスクは2021年春夏コレクションで発表されたもので、価格は299ユーロ(約3万7000円)。
マスクはバクテリアやウイルスといったナノ粒子を5層構造でカットする。一番外側ははっ水性があり、液体やほこりのような細かい粒子をろ過して取り除く。さらに活性炭の層と二重のナノろ過膜が、有害なガスや臭いを防ぐ。肌に最も近い層には防湿処理を施している。また、従来よりも60倍の速さで空気を排出できる熱風抽出バルブが、サイクリングやランニングなどの運動中でも快適な呼吸をサポートする。「マリーン セル」のアイコンでもある三日月モチーフはリフレクティブ(反射)プリントとなっている。
デザイナーのマリーン・セルは「“リフレクティブ・ムーン・フェイスマスク”は、都市の汚染から身を守り、安全性と快適性を確保するように設計された、昨今の私たちの日常生活に欠かせないもの」と語った。
「アールピュア」は、「われわれは、これからの環境と未来のビジョンに対してマリーンと同じ価値観をもっている。初めて保護マスクをファッションアクセサリーとして捉えられたのが、19年秋冬シーズンのコラボレーションだった。二度目のコラボレーションを決意したのは自然な流れだ」とコメントした。
The post 「マリーン セル」と仏マスク専門ブランドが再コラボ 5層構造でウイルスを防ぐ appeared first on WWDJAPAN.com.
アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)は、ニューヨーク・ファッション・ウイークのカレンダーの名称を、アメリカン・コレクションズ・カレンダーに変更する。年2回発行で、デジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(Runway360)」を使って場所や時期に関係なく、アメリカを拠点とするデザイナーが発表できるようにする。
公開文書の中でトム・フォード(Tom Ford)会長は、「CFDAは、ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中にアメリカのデザイナーがニューヨークでショーを開催することを引き続き積極的に促していく。一方で、グローバルな認知度を高める必要性も強く感じている。過去数年間でデザイナーの多くは、ヨーロッパやアジア、そのほかの主要都市でカレンダー外に発表している。2020年に起こった多くの出来事は、ファッション業界により柔軟な体制が必要だと示した。結果、ニューヨーク・ファッション・ウイークにプライオリティーを起きつつ、CFDAが発行するコレクションスケジュールを改称するに至った」と述べた。
新型コロナのパンデミックは、生産体制や発表方法に大きな影響を与え、コレクション発表ができなかったデザイナーも多かった。しかしパンデミック以前から、アメリカを拠点とするデザイナーの多くはファッションウイーク期間外や、別のロケーションで発表することを選択していたと語るのはスティーブン・コルブ(Steven Kolb)最高経営責任者(CEO)だ。
コルブCEOは、「われわれの使命は、アメリカのファッションをグローバル化し、ファッションウイーク期間中だけでなく年間を通して全てのアメリカのデザイナーを支援すること。新しいカレンダーにはサプライチェーンの問題のために公式スケジュールに間に合わないブランドやイベントと連帯してコレクション発表を行うブランド、ヨーロッパやアジアで発表するブランドなどが参加できる」とコメント。
2月14〜17日に行われるコレクションのスケジュールはすでに公開されているが、アメリカを拠点とするデザイナーのマイケル・コース(Michael Kors)やラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、トリー・バーチ(Tory Burch)はニューヨーク・ファッション・ウイーク外での発表を決めている。
The post ニューヨーク・ファッション・ウイークがカレンダーを改称 アメリカのデザイナーを包括 appeared first on WWDJAPAN.com.
アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)は、ニューヨーク・ファッション・ウイークのカレンダーの名称を、アメリカン・コレクションズ・カレンダーに変更する。年2回発行で、デジタル・プラットフォーム「ランウエイ360(Runway360)」を使って場所や時期に関係なく、アメリカを拠点とするデザイナーが発表できるようにする。
公開文書の中でトム・フォード(Tom Ford)会長は、「CFDAは、ニューヨーク・ファッション・ウイーク期間中にアメリカのデザイナーがニューヨークでショーを開催することを引き続き積極的に促していく。一方で、グローバルな認知度を高める必要性も強く感じている。過去数年間でデザイナーの多くは、ヨーロッパやアジア、そのほかの主要都市でカレンダー外に発表している。2020年に起こった多くの出来事は、ファッション業界により柔軟な体制が必要だと示した。結果、ニューヨーク・ファッション・ウイークにプライオリティーを起きつつ、CFDAが発行するコレクションスケジュールを改称するに至った」と述べた。
新型コロナのパンデミックは、生産体制や発表方法に大きな影響を与え、コレクション発表ができなかったデザイナーも多かった。しかしパンデミック以前から、アメリカを拠点とするデザイナーの多くはファッションウイーク期間外や、別のロケーションで発表することを選択していたと語るのはスティーブン・コルブ(Steven Kolb)最高経営責任者(CEO)だ。
コルブCEOは、「われわれの使命は、アメリカのファッションをグローバル化し、ファッションウイーク期間中だけでなく年間を通して全てのアメリカのデザイナーを支援すること。新しいカレンダーにはサプライチェーンの問題のために公式スケジュールに間に合わないブランドやイベントと連帯してコレクション発表を行うブランド、ヨーロッパやアジアで発表するブランドなどが参加できる」とコメント。
2月14〜17日に行われるコレクションのスケジュールはすでに公開されているが、アメリカを拠点とするデザイナーのマイケル・コース(Michael Kors)やラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、トリー・バーチ(Tory Burch)はニューヨーク・ファッション・ウイーク外での発表を決めている。
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ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。「ザラ(ZARA)」を展開するスペインのインディテックス(INDITEX)、「H&M」を運営するスウェーデンのH&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)、そしての「ユニクロ」のファーストリテイリングのグローバルSPA(製造小売業)の最新業績を読み解く。
インディテックス、H&M、ファーストリテイリングのグローバルSPAの売り上げ順位争いがコロナ第2波の広がりで混迷を増してきた。首位はインディテックスで動かないが直近の4Q(20年11月〜21年1月)で失速が危ぶまれ、回復の早かったファーストリテイリングも緊急事態宣言の再発令で先行きが不透明になってきた。来期へ向けて3社の業績はどう動くのだろうか。
H&Mは1月29日に20年11月期決算を発表したが、欧米のコロナ第2波のダメージで4Q(9〜11月)の売り上げが前年同期比14.8%減にとどまり、通期売り上げも19.6%減の1870億3100万スウェーデンクローナ(約2兆1680億円)に終わった。インディテックスも上半期(2〜7月)の売り上げがコロナ禍で37.3%減と大きく落ち込み、3Q(8〜10月)こそ13.5%減とやや回復したが、4Q(11〜1月)はコロナ第2波の拡大で再び落ち込むと懸念され、21年1月期通期は25%台の減少で210〜212億ユーロ(2兆5760億〜2兆5970億円)に留まると推計される。
ファーストリテイリングは3Q(3〜5月)こそ中国と日本のコロナ禍で39.4%落ち込んだものの、4Q(6〜8月)はコロナ禍の小康とエッセンシャル(生活必需価値)評価で0.8%減と急回復し、20年8月期は12.3%減の2兆88億円に着地した。21年8月期の1Q(9〜11月)も0.6%減と堅調で、通期売り上げを9.5%増の2兆2000億円と予想しているが、12月末からのコロナ第2波の急拡大と1月に入っての緊急事態宣言の再発令で下方修正の可能性も出てきた。国内ユニクロ直営店とECの売り上げは12月の6.1%増から1月は1.8%増に減速して期初からの累計も6.2%増に留まり、コロナ第2波の収束状況とエッセンシャル評価のバランス次第で通期予想の9.5%増に届くかどうか予断を許さなくなってきた。
ファーストリテイリングは8月、H&Mは11月、インディテックスは1月と決算期が違い、中国とアジア、欧州、米州、日本など各地のコロナ拡大とロックダウンの時期に業績が左右されたが、それは今期とて同様で予測は困難だ。ファーストリテイリングは21年8月期売り上げを9.5%増の2兆2000億円と見通しているが、H&Mも最低でも同率で回復するだろうから2050億スウェーデンクローナ(前年と同じ為替レートなら2兆3760億円)は堅く再逆転し、上半期の落ち込みが大きかったインディテックスも240億EUR台(ほぼ3兆円)への回復が見込めるから、結局のところ売り上げ順位は変わらない。
売り上げだけでは3社のコロナダメージは見えてこないが、財務諸表を精査するとコロナ以前からの財務体質を反映して格差が大きく開いたことが分かる。
営業利益はファーストリテイリングが42.0%減に抑制できたのに対し、H&Mは82.1%減、インディテックスも73.3%減、税引き後の純利益もファーストリテイリングの49.2%減に対してH&Mは90.8%減、インディテックスも75.5%減と格段にダメージが大きかった。結果、H&Mの純資産が24億4600万スウェーデンクローナ減少したのに対し、INDITEXは1億5300万 ユーロ増加、ファーストリテイリングも125億4500万円増加(親会社帰属持分は179億4100万円増加)した。
有利子負債はH&Mが800億6500万スウェーデンクローナ(約9280億円)と4.52倍に激増したのに対し、ファーストリテイリングは5900億4900万円と11.4%減少、前期も6100万ユーロと無借金に近かったインディテックスは1100万ユーロとさらに減少した。純資産対比の負債比率も、H&Mが146.6%と危険水域に近づいたのに対し、ファーストリテイリングは59.2%と8.5ポイント低下し、インディテックスは0.08%とゼロに近づいた。
在庫回転はファーストリテイリングが0.38回減速の2.47回転、H&Mが0.47回減速の2.45回転、インディテックスが0.64回減速の2.58回転と大差なく、棚資産回転日数はファーストリテイリングが19.9日、H&Mが24.4日、インディテックスは28.9日長くなったが、買掛債務回転日数には3社のサプライチェーン体質の違いが現れた。H&Mが11.3日増の37.2日、ファーストリテイリングが14.9日増の74.7日だったのに対し、インディテックスは69.3日増の317.1日と元から長かった回転日数が2カ月強も延びた。インディテックスの財務感覚はSPAというよりアパレルメーカー的で、ワールドと共通するところがある。
コロナ禍で20年12月期決算が17%減収、28%営業減益、34%最終減益となったLVMHは、棚資産回転が276.3日(1.32回転)から300.2日(1.22回転)に延びたのに買掛債務回転は117.1日から117.6日と一日たりとも延ばさずノブレス・オブリージュな企業姿勢を貫いたが、Iインディテックスやワールドは結構ストレートに延ばしている。
結果、必要運転資金は売り上げの減少で3社とも減少し、インディテックスは82億EURもの回転差資金が生じ、純資産対比の運転資金率もファーストリテイリングは2.5ポイント改善の47.1%と強固だったが、H&Mは10.4ポイント改善されても112.4%とタイトな運営を強いられた。財務的にはインディテックス、ファーストリテイリングに対する H&Mの脆弱さが露呈した。
※2020年は閏年で2月が29日まであり年間は366日だったため、資金回転に関する財務数値もそれに基づく各社の期間日数で計算した。
コロナ禍による売り上げ減少は3社の展開地域にも左右された。ファーストリテイリングのユニクロ事業の売り上げはコロナ前の19年8月期で日本国内が46.0%、グレイターチャイナが26.4%、アジア・オセアニアが16.2%、米州・欧州が11.5%だったが、コロナに直撃された20年8月期では減少率が7.6%にとどまった日本国内が48.9%と過半に迫り、9.3%に収まったグレーターチャイナが27.6%に上昇、33.3%減少したアジア・オセアニアが12.4%、15.5%減少した米州・欧州が11.1%に低下している。国内とグレイターチャイナの売上比率が高かったことが幸いしたのは間違いない。
H&Mのコロナ禍前の19年11月期は欧州・ロシアで64.5%、米国・カナダ・南米で18.3%を占めてアジアは10.7%に過ぎず、19年8月期で日本とグレイターチャイナで72.4%、20年8月期では76.5%を占めたユニクロ事業とのカントリーリスクの差は歴然だった。インディテックスにしても、コロナ前の20年1月期で母国スペインが15.7%、スペインを除く欧州が46.0%、南北米州が15.8%で、アジア他は22.5%に過ぎず19年1月期の23.2%からも減少していた。
その防疫学的要因はともかく、コロナ禍はアングロサクソン圏やラテン圏で猛威をふるった一方、モンゴロイド圏では何とか抑制した地域が少なくなかったことがファーストリテイリングに幸いしたが、市場の成長性という点でもモンゴロイド圏の売上比率が今後の格差を広げると見る。
H&Mはアングロサクソン圏の体型とフィット、モード感が色濃く、パッキン物流の弊害もあって日本では品質に不安を覚える顧客も少なからず、販売効率も「ユニクロ」の半分にも届かない。インディテックスはテーラリングアイテムの自社工場プレス仕上げやアウターのハンガー物流(単品トップスはオリコン物流)もあって品質には一定の評価があるが、ユーロラテン圏の体型とフィット、モード感に加えて「ストラディバリウス(STRADIVARIUS)」のようにラテン感覚が強い業態もあり、ローカル対応に消極的なこともあってモンゴロイド圏、とりわけ日本や中国南部のような華南系モンゴロイド圏での浸透には限界がある。
世界がグローバル化を志向していた15年まではともかく、ブリグジットに発して世界が分断とローカル回帰に向かい始めた16年以降はグローバルSPAへの逆風が強くなり、強みとする文化圏への回帰が問われていた。
もう一つ、今後の明暗を分けそうなのが「エッセンシャル評価」だ。もとよりトレンディなおしゃれは不要不急の贅沢だから、コロナ禍で少なからぬ人々が減収や失職で生計を脅かされるに至っては「エッセンシャルじゃない!」と見限られるリスクを否めない。
野村総研の推計では昨年末の段階で仕事が半分以下に減って休業手当が支給されない女性パート・アルバイトの「実質失業者」は90万人に上り、総務省労働力調査の女性失業者数78万人と合わせ168万人に達するという。今年に入っての緊急事態宣言再発令でシフトが減ったり職を失った女性たちはもっと増えているはずで、おしゃれどころか日々の食事にも事欠き住居を失う恐怖に慄く女性たちが急増し、生活苦から自殺を選ぶ女性も増える中、浮ついたトレンドやモードが疎まれるのは致し方あるまい。
使い捨てのファストファッションで成長した「H&M」はサステナブルだSDGsだと綺麗事を言ってもエッセンシャルとは程遠いし、「ザラ」も洗練されたモードのイメージが強く通勤着やおしゃれ着に偏っているからエッセンシャルとは言い難い。それに対して「ユニクロ」は質実な生活着としての機能性カジュアルがエッセンシャルと評価され、コロナ禍でも回復が早かった。
コロナ禍の出口が見えず生計を脅かされる人々が増えるに連れ、「エッセンシャル」はトレンドやモードに代わるアパレルの購入動機になりつつある。いつかコロナが収束しても、少子高齢化で斜陽の坂を下り勤労者の手取り所得が減り続けるわが国では「エッセンシャル」という価値観は長く通底するのではなかろうか。ならば、アパレル事業者は根底から価値観を変えるしかない。
「エッセンシャル」(生活必需価値)な商品とは(1)流通のロスとコストを抑えたお値打ち価格で、(2)賞味期間も販売期間も長く継続的に供給され売価の変動が少なく、(3)質実で物性的な耐久期間も長い、サステナブルな商品と規定できよう。綺麗事でサステナビリティだSDGsだと謳う暇と金があったら、サステナブルな「エッセンシャル」商品の開発と流通に真摯に取り組むべきではないか。
小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)
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ナチュラルケアブランド「モイ(MOII)」と「WWDJAPAN.com」は、春にぴったりな4つのヘアスタイリングを紹介するプログラムをユーチューブライブで配信した。「シーカ ニカイ」のサトーマリスタイリストと石井若菜・店長、「アクア」の熊谷安史・総店長と大塚恵莉・青山店スタイリストが、「モイ」のアイテムを使ってヘアスタイリングのハウツーをお届けした。
「モイ」は、ベース作りに最適な「モイ ウォーター ジェントルドーン」「モイ コンク モアヌード」と、ケアをしながら質感を出すフィニッシュワークにぴったりな「モイ クリーム グローリーゼア」「モイ オイル レディアブソリュート」「モイ バーム ウォークインフォレスト」「モイ ミスト エラスティックモード」の6品をラインアップ。本プログラムでは、モデルの髪質に合わせて2アイテムを組み合わせてスタイリングを行った。
サトーマリスタイリストは、ボリュームが出ずペタっとしてしまうというモデルさんの悩みを「モイ ミスト」を使って解消。根元を中心に塗布後にドライしてトップをボリュームアップ。次にコテで軽く毛先を巻き丸みを出してから、「モイ クリーム」でナチュラルに仕上げた。
石井若菜・店長は、サロンワークでもお気に入りという「モイ オイル」でベースメイク。「モイ バーム」との合わせ使いでロングヘアをすっきりとモードなまとめ髪アレンジを提案した。
熊谷安史・総店長は、ハイトーンカラーを繰り返しているというモデルを「モイ ウォーター」でケアしながら、全体をウエット状態に。「モイ バーム」をてのひらで温めながら指の間まで広げて、毛を握るように揉み込みしっかりと塗布。ドライヤーで7割ほど乾かした後、毛流れを整えてセミウエットな質感を出して今っぽさを出すテクニックを紹介した。
大塚恵莉スタイリストは、「『モイ コンク』はハリが出るのでアレンジ前のコテで巻く際にぴったり」と話し、しっかりとベースを作ってから「モイ クリーム」で、フワッとした地毛の質感は残しながらまずはダウンスタイルを披露。さらに大塚スタイリストが制作したヘアアクセサリーを使ってポニーテールに仕上げた。
マスク生活が続く中、顔の上部に視線が集まることでヘアスタイルでの印象作りが大切になったと感じている人は多い。また髪に負担をかけたくない、労りたいというケア志向も高まっている。ぜひ参考にしながら、ケアとスタイリングの両方できる「モイ」を使ってヘアスタイリングを楽しんでもらいたい。
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伊藤忠商事・繊維部門の4〜12月決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26.4%減の158億円だった。コロナ禍で世界的にアパレル市場が低迷する中、全般的に取引が低調だった。主要子会社の業績(純利益ベース)は、メンズアパレル大手のジョイックスコーポレーションのがとんとん(前年同期は9億円)、ジーンズのエドウインが3億円(同16億円)、服飾資材大手の三景が6億円(同14億円)、香港子会社の伊藤忠テキスタイル・プロミネント(アジア)が6億円(同8億円)、伊藤忠繊維貿易(中国)が9億円(同10億円)だった。通期の純利益見通し230億円は据え置いた。
売上総利益は同166億円減の712億円、基礎収益は同92億円減の113億円だった。12月末の総資産は20年3月末と比べて144億円減の4367億円だった。なお、連結キャッシュフロー計算書によると4〜12月期で120億円の有形固定資産の取得を行っている。
また、同日には4月1日付で新たなファッションアパレル部門長に、子会社のユニコ社長で北米繊維部門長や元ジャヴァホールディングス社長を務めた中西英雄氏が就任すると発表した。
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2020年9月、「クレージュ(COURREGES)」にニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)新アーティスティック・ディレクターが就任した。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で10年以上キャリアを磨いてきた彼は、一体どんな人物なのか?そして、20年5月に就任したエイドリアン・ダ・マイア(Adrien Da Maia)社長兼最高経営責任者とタッグを組み、どのように歴史あるブランドの再生に取り組んでいくのか?まだ謎の多いその人物像とビジョンを探る。
ニコラスが生まれ育ったのは、ベルギー南西部にある石炭工業で発展してきたシャルルロワ近くの田舎町。「“黒い国”とも呼ばれている地域で、重々しくダークな雰囲気が漂う場所だった。よく山で真っ黒になるまで遊んだよ」と当時を振り返る彼は、何事にも積極的な少年だったという。中でも強い関心を抱いたのは音楽で、「放課後にクラリネットやフルート、ピアノを学び、12歳から学生時代はずっとエレクトロニック・ミュージックの制作に没頭していた」と明かす。
そんなニコラスがファッションデザイナーを志したきっかけもまた、音楽だった。「正直言うと、進路を選ぶときの直感のようなものだった。カトリックの一般的な学校に通っていて、全く芸術的ではなかったし、『ヴォーグ(VOGUE)』などの雑誌をかかさず読むようなタイプでもなかったからね。でも、ミュージックビデオを通して、ファッションへの興味が湧き、もっと知りたいと思った。それまでの自分は井の中の蛙で、服をまとうことによってさまざまなアイデンティティーを表現したり、誰かになれたりすると気付いたんだ」。そして、首都ブリュッセルにある有名校ラ・カンブル(La Cambre)に進学。5年をかけてファッションを専門的に学んでいたが、卒業前の08年に「バレンシアガ(BALENCIAGA)」で働くチャンスを得て、パリに移りキャリアをスタートさせた。
そこでのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)との出会いが、デザイナーとしての考え方に大きな影響を与えることになった。「バレンシアガ」と「ルイ・ヴィトン」で計10年以上ニコラの下で働いてきた彼は「多くの時間を一緒に過ごしてきたニコラから学んだのは、細かいところにまで気を配ること。そして、好奇心を持つことだ。ニコラはこれまでの長いキャリアの中で、同じことをやったことがない。オープンな姿勢で探求し続けることの大切さを教えてもらったよ。それからメゾンの中で働く中では、我慢強くあることも重要だと学んだ」と話す。
十分な経験を積み、満を持してのアーティスティック・ディレクター就任となったが、ニコラスは「クレージュ」に対する思いを次のように語る。「手掛けてみたいメゾンは数あるけれど、『クレージュ』はある意味、唯一無二の存在だ。僕はあまり装飾や複雑なものが好みではなくて、『クレージュ』はまさにシンプルで幾何学的なシェイプと色に尽きる。そういったミニマルな考え方は自分が表現したいこととマッチしているから、とても心地よく感じているよ。そして、『クレージュ』は“スペースエイジ”と共に語られることが多いけれど、ファッションの歴史を振り返ると、それは1960年代のトレンド。ブランドの本質を掘り下げると、夢を形にしたいという情熱によって生み出されたのだと思う。だから“情熱”はブランドにとっての核となる価値だ。これからは、インテリアやフレングランスなどを含め全方位的にその世界観を表現していく。DNAやヘリテージを大切にしつつ、そこにベルギー出身の自分らしさ、例えばロマンチックな要素や若い頃に通っていたナイトクラブを感じさせるようなラディカルなムードを加えていきたい」。
そんな新生「クレージュ」の第一歩として、20年末にはブランドのアイコンを現代に合わせて再解釈したコレクション“リエディション(REEDITION)”を発売した(日本ではミラベラやレボリューションで2月から順次取り扱い予定)。「原点に立ち戻り、アーカイブの中から好きなシルエットを選びシンプルにアレンジした」という同コレクションは、71年に発表されたビニールジャケットや72年に発表されたトレンチコート、リブニットなどを豊富なカラーバリエーション(ビニールジャケットは15色展開)と環境に配慮した素材で仕上げたもの。エッセンシャルアイテムとして、シーズンを越えてショップで扱う。またローンチに合わせ、アトリエの下にあるフランソワ・プルミエ通りの旗艦店も、オープンした67年当時の内装や修復した家具を生かしてリニューアルした。
すでにあるデザインやヘリテージを大切にするという考え方は、これからのコレクションへのアプローチにも通じるものだ。「今のファッションには脱構築というアプローチが多すぎると感じる。しかし、今でも通用する美しいデザインを崩す必要はない。例えば、美術館にも所蔵されているトラペーズ(台形)スカートのようにね。より軽くしたり、時代に合った素材を変えたりすることでアップデートして、今後のコレクションにも織り交ぜていく」。
これからのクリエイションを考える上で重要なサステナビリティやインクルージョンについて尋ねると、「今はもう2021年。サステナビリティやインクルージョンについて考えたり取り組んだりするのは、もはや当たり前のことだ」とニコラス。「アイテムはできる限りエコ・コンシャスな素材や生産背景で仕上げる努力をしている一方で、売り上げのためにそれを前面に押し出すようなことはしたくない。ここ数年、コレクションのテーマ自体が“エコ・コンシャス”になっているものをたくさん目にするけど、それは取り組むべきプロセスであって、テーマにするのは意味がないと思う。そして、何よりも捨てられずに世代を超えて受け継いでもらえるような服を生み出すことがベスト。だから、コレクションでファッション世界に革命を起こすつもりはないし、ステップ・バイ・ステップで1シーズンで廃れることのないものを作りたい」と説明する。
また、インクルージョンに対するアプローチは男女が同じアイテムを着て登場した“リエディションズ”のビジュアルやビデオからも垣間見えるが、彼はジェンダーの流動性についてとても柔軟だという。「現在制作しているファーストコレクションは、正確に言うと二つに分かれているけど、それはフィットによりタイトなものとゆったりボクシーなものがあるという感覚。異なる体形やアイデンティティーを持つそれぞれの人が好きなものを選んでくれたらいいと考えている。自由であることは、『クレージュ』の大事な価値でもあるからね」。
本格的なデビューを飾る2021-22年秋冬コレクションは、3月のパリ・ファッション・ウイークで披露予定だ。フランスの新型コロナウイルスの感染状況を考えると、現時点で先のことを決めるのは難しいが、「自分にとって大きな夢だったから、可能ならばショーでコレクションを披露したい」とコメント。「今は会場の候補をチェックしたり、コンセプトや招待状について話し合ったりと、開催を想定して準備を進めている。最終的な判断はショーの2、3週間前にならないとできないけど、ダメなら臨場感のあるビデオを制作するつもり。1番怖いのは、どうすればいいか分からずに立ち止まってしまうことだ」と着実に歩を進めている。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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バンダイは2月4日、平成以降に放映した「仮面ライダー」の作品にフィーチャーしたファッションブランド「ヘンシン バイ カメンライダー(HENSHIN BY KAMEN RIDER)」を立ち上げた。“服に袖を通す日々の中で少しずつ自分の内面をアップデートできる服”をテーマに、ファッションという切り口で同作品を再解釈する。
第一弾は、「仮面ライダークウガ」、「仮面ライダーファイズ」、「仮面ライダーW」の計3タイトルにフォーカス。「クウガ」の鎧やインナースーツをカラーリングや素材で表現するなど、各ライダーの特徴を捉えたスニーカー3型に加え、アパレルは“ベーシック”、“マーキング”、“フォト”、“エレメンツ”の4つのラインに分けたTシャツやパーカ、ジャケットなどをそろえた。全アイテムは2月10日10時に公式オンラインストアで発売する。 公式サイトでは商品情報や著名人インタビュー記事など、さまざまなコンテンツを発信する。記事の第一弾では俳優の窪塚洋介が登場し、「ヘンシン バイ カメンライダー」の商品の魅力や感想を語った。また、バーチャル上のポップアップ空間も立ち上げ、360度閲覧可能なスニーカー画像や、映像や動画による演出を公開する。
ブランド設立を記念して、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」とのコラボアイテムも販売する。「アンリアレイジ」では同ブランドの“AZ”ロゴと、「仮面ライダーW」の劇中で地球の記憶をA〜Zでプログラムした“ガイアメモリ(変身に使用するアイテム)”を掛け、環状にした“A to Z”をフロントに配したTシャツ全4型を用意。“ガイアメモリ”のグラフィックを用いたインスタグラムのARフィルターも製作した。
2月10日には伊勢丹新宿本店メンズ館1階にも期間限定のポップアップストアをオープン(16日まで)。商品購入者(各店先着500人)を対象に、オリジナルフェイスカバーを配布予定だ。その後、3月3〜15日に心斎橋パルコ、3月19日〜4月1日に渋谷パルコ、4月16日~29日には名古屋パルコでもポップアップストアをオープンする。
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バンダイは2月4日、平成以降に放映した「仮面ライダー」の作品にフィーチャーしたファッションブランド「ヘンシン バイ カメンライダー(HENSHIN BY KAMEN RIDER)」を立ち上げた。“服に袖を通す日々の中で少しずつ自分の内面をアップデートできる服”をテーマに、ファッションという切り口で同作品を再解釈する。
第一弾は、「仮面ライダークウガ」、「仮面ライダーファイズ」、「仮面ライダーW」の計3タイトルにフォーカス。「クウガ」の鎧やインナースーツをカラーリングや素材で表現するなど、各ライダーの特徴を捉えたスニーカー3型に加え、アパレルは“ベーシック”、“マーキング”、“フォト”、“エレメンツ”の4つのラインに分けたTシャツやパーカ、ジャケットなどをそろえた。全アイテムは2月10日10時に公式オンラインストアで発売する。 公式サイトでは商品情報や著名人インタビュー記事など、さまざまなコンテンツを発信する。記事の第一弾では俳優の窪塚洋介が登場し、「ヘンシン バイ カメンライダー」の商品の魅力や感想を語った。また、バーチャル上のポップアップ空間も立ち上げ、360度閲覧可能なスニーカー画像や、映像や動画による演出を公開する。
ブランド設立を記念して、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」とのコラボアイテムも販売する。「アンリアレイジ」では同ブランドの“AZ”ロゴと、「仮面ライダーW」の劇中で地球の記憶をA〜Zでプログラムした“ガイアメモリ(変身に使用するアイテム)”を掛け、環状にした“A to Z”をフロントに配したTシャツ全4型を用意。“ガイアメモリ”のグラフィックを用いたインスタグラムのARフィルターも製作した。
2月10日には伊勢丹新宿本店メンズ館1階にも期間限定のポップアップストアをオープン(16日まで)。商品購入者(各店先着500人)を対象に、オリジナルフェイスカバーを配布予定だ。その後、3月3〜15日に心斎橋パルコ、3月19日〜4月1日に渋谷パルコ、4月16日~29日には名古屋パルコでもポップアップストアをオープンする。
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※この記事は2020年11月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
「破たん」「閉店・撤退」「リストラ」「希望退職」なんて文字が踊るニュースは、「WWDJAPAN.com」でも抜群の数字を叩き出します。一般メディアなら「死去」「逮捕」「不倫」なんて言葉が、それに当たるでしょうか?確かに私もクリックしたくなる衝動に駆られるのでエラそうなコトは言えませんが、時々「なんだかなぁ」と切ない気持ちになるのは事実です。
同業他社では「ファッションプレス」が、コロナを含むネガティブなニュースは一切掲載せず、全編ポジティブなニュースばかりでサイトを構成しています。私たちは「建設的批判」や「失敗からの成功」を信じているので相入れることはありませんが、「敵ながら、あっぱれ!!」とも思います(敵なのかw?)。信念を感じますね。
ネガティブなニュースは、咀嚼の仕方が大事だと思っています。伝える側も、受け取る側も「どうして、こうなってしまったのか?」や「再発を防ぐには?」というスタンス、視点を忘れてはなりません。コレは新聞記者時代、先輩から散々聞かされました。あの時は100%理解していませんでしたが、今は、当時よりずっと共感できるようになっています。書くときは記事に、読むときは自分のコンテクストに「原因究明」や「再発防止」という視点を、極力盛り込みたいと心掛けています。読むときも、「原因究明」や「再発防止」を考えること、大事ですよね?じゃないと「明日は我が身」になっちゃうし、不幸なニュースを「消費」し続けるだけのイヤなヤツになっちゃいますから。
加えて媒体としては、上述した「抜群の数字」に踊らされるな、と強く強く思っています。10万PVを記録するのは、「記者の力量」よりむしろ、ただ、「それがネガティブなニュース」だから。そう捉えて心にとどめ続けなくちゃと思うし、さらなる数字を狙ってネガティブを煽るなんて言語道断です。煽った瞬間、ありがちなまとめサイトや低俗なプリントメディアに転落してしまいます。こうしたメディアが好きになれないのは、「ほらアナタ、こんなニュース好きでしょう?」と“タカをくくられている”気がするから。結局、ユーザーをナメているような気がして、本当にユーザーを思っているのか分からなくなってきたのです。
同じことは、SNSでも言えるのですよね。リンク1本目の記事の通り、どうも最近「Twitterでバズることを狙った文言」が気になりだして。“タカをくくっている”ようなツイートが気になり始めているのですが、よくよく見ると、そんな投稿のインプレッションは総じて低そう。ユーザーの皆さんは、敏感です。リンク2本目の以前のお手紙の通り、“タカをくくられる”ことに対して、今の消費者は敏感です。改めて飾らず、誠実に、想いを込めて。先月末、ネガティブなニュースのパフォーマンスの高さと、「Twitter映え」を思わせる投稿を見て、そんなことを考えたのでした。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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コンサルタント&ベンチャー投資会社のドリームインキュベータ(東京都、原田哲郎代表取締役最高経営責任者)は2020年12月、アウトドア誌「ピークス(PEAKS)」やサーフィン誌「ナルー(NALU)」など趣味の雑誌を多数手掛けるエイ出版社(東京都、角謙二社長)の24のメディアと、エイ出版社の子会社で同社のエディトリアルデザインなどを手掛けるピークス(以下、旧ピークス)の全事業を買収、同月にピークス(以下、新ピークス)を設立して21年2月1日に営業を開始した。今、出版社以外の会社が紙メディアを所有する意味とは?半田勝彦ピークス代表取締役兼取締役会議長に話を聞いた。
WWD:買収先にエイ出版社を選んだ理由は?
半田勝彦ピークス代表取締役兼取締役会議長(以下、半田):エイ出版社は“趣味の雑誌社”を公言しており、ライフスタイルに寄り添った雑誌を多数出版していた。ニッチとも言えるセグメントによりファン(読者)の属性がしっかりしており、エンゲージメントも高かった。ウィズ・アフターコロナ時代にわれわれの価値観は大きく変容し、人生を豊かにする趣味の必要性はいっそう高まる。またコンサルタント&投資会社であるドリームインキュベータとしては、コンテンツメーク機能とブランドとしてのメディアが欲しかった。ニューノーマル下で、持続可能な価値を提供していきたい。
WWD:買収に伴いオフィスやスタッフに変化は?
半田:新ピークスは、引き続き東京・用賀にあるエイ出版社も入居するビルの1フロアで営業を続ける。業務委託を含む約140人のスタッフも変わらず雇用する。
WWD:取得したメディアや組織について整理の予定は?
半田:最適化やバリューアップという意味ではイエスだ。これまでの雑誌にとってマネタイズは、もちろん雑誌販売による儲けもあるが、広告一本やりだった。今後は、24メディアによって得たデータを活用したい。雑誌以外のものを対象とした物販や、ファンの囲い込みによるコミュニティー形成などが挙げられる。それらのデータをドリームインキュベータのコンサルティングや投資に生かすこともあるだろう。
WWD:データが肝になる?
半田:その通りだ。データサイエンス機能は旧ピークスにもあったが、それを強化する。しっかり分析して的中させる。DX(デジタルトランスフォーメーション)によって既存の価値を最大化したい。なぜなら、24のメディアと旧ピークスの持つ製作機能は優秀で魅力的だからだ。
WWD:今後も新たな買収プランはある?
半田:新会社が船出したばかりなので、まずは新ピークスに注力したい。前進する中で新たな発見もあるだろう。その際には“拡張”もあるかもしれない。今回譲受したジャンルとは異なる、金融や老後などでの拡張だって可能性としてはある。
24のメディアを譲渡したエイ出版社には、メンズファッション誌の「LIGHTNING(ライトニング)」「セカンド(2ND)」、バイク誌の「ライダースクラブ(RIDERS CLUB)」、タウン誌の「世田谷ライフマガジン」などが残る。
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新型コロナウイルスの感染拡大は、従来の商品やサービスの在り方に変化をもたらしている。対面のフィッティングを重視してきた下着業界にも影響を及ぼしているのは言うまでもない。ソーシャルディスタンスが重要視される中、接客やサービスにも変化が求められる。この連載では、コロナ禍に先んじて、既成概念に捉われない新領域の商品やサービスを生み出してきた下着業界の開拓者を紹介する。
第1回は、ワコール(WACOAL)の篠塚厚子・総合企画室イノベーション事業推進部課長だ。わずか5秒で18カ所をセルフで計測できる3DボティースキャナーとAIによる接客を連動させた“3Dスマート&トライ“のプロジェクトを率いて成功へと導いた。2019年にスタートしたこのサービスの導入店舗は現在15店、計測者は累計4万人にも上る。昨年から、そのシステムの提供を通して他企業とも協業し、新たな美のプラットフォーム作りを目指している。
――“3Dスマート&トライ”誕生のきっかけは?
篠塚厚子ワコール総合企画室イノベーション事業推進部課長(以下、篠原):単発の事業としてではなく、ワコールのオムニチャネル戦略の一環として考えたものだ。16年に、今後デジタルをどのように活用してワコールのビジネスをアップデートするべきか検討が始まり、17年4月にオムニチャネル戦略推進部が発足した。当時、私は育休明けで、自らその部への参画を願い出た。というのも、産休前の15年関はグループ会社のピーチ・ジョン(PEACH JOHN)でSNSを活用したブランディングに関わっており、育休中に読んでいた本の影響もあり、次の時代はデジタルが必須と思っていたからだ。オムニチャネル戦略の中では、リアル店舗を今後どうしていくか、未来の顧客体験をどう描くかという課題があり、私の役割はそれを考えることだった。17年7〜10月にかけて1人の客としてワコールの30~40の店舗を訪れて感じたのは、「このままで新しいお客さま、とくに若いお客さまは満足できるのか」ということだった。そのときに、新しい顧客体験が「このようであるといいな」と夢物語のように描いたのが“3Dスマート&トライ”の構想だ。
――具体的なプロジェクトはどのように始まった?
篠塚:17年11月に最高経営会議で、その夢物語を形にしてこういうプロジェクトを始めたいとプレゼンテーションして許可をもらった。そして、その年の12月に次世代ショッププロジェクトが発足。メンバーは10人で、商品企画担当、販売教育担当、人間科学研究所、オムニチャネル戦略推進部から集まった。当初は「3Dスキャナーを使ってAIで接客したい」という構想を話してもメンバーはピンとこなかっただろうし、ポテンシャルをどれだけ感じていたのかは分からなかった。
――手探りのスタートで、このプロジェクトが形になると実感したきっかけは?
篠原:夢を起点にスタートさせたかったので、はじめは実現できるかどうかは別として「こういう店が欲しい」「こういうサービスが欲しい」というのを書き出すワークショップをした。そこで出た意見をもとに、イメージする店をメンバーに小説として描いてもらった。その小説全てに“楽しい、面白い、すごい”といった言葉が入っていて、「これは形になる」と実感できた。メンバー全員がポジティブであったことが、実現できると思った最大の要因だ。その目処がついてからは実現に向けて、社内公募で集まった若手を中心とした11人のチームを18年5月に発足させた。もちろんハードルはたくさんあり、妥協したくなったり、やめようと思ったことも多々あったが、メンバーに恵まれて実現した。上司が強い意思を持ってリードしてくれたのも助かった。
――そのときプロジェクトチームが目指したゴールとは?
篠塚:「今までワコールの店に行ったことないけれど、このシステムだったらやってみたい」とお客さまに思っていただくことが最初のゴールだった。この新しいサービスをきっかけに、ワコールの店に初めて来たというお客さまが1人でもいれば、というのが最初の思いだ。19年4月に“3Dスマート&トライ”のお披露目となるポップアップストアを表参道ヒルズにオープンした際、からだを採寸するだけのためにお客さまが並んだのを見て、「このサービスを浸透させたい、デジタルを日常に取り込んで役に立てたい」と強く思うようになった。
――お客さまからどんな反応があったか?
篠塚:まず、「ワコールの販売員は優しい」「久しぶりにワコールの商品を着けてみたら本当によかった」というコメントが多かった。われわれが長年培ってきた商品や接客の強みを“3Dスマート&トライ”を通して知ってもらえてとてもうれしい。ワコールの商品や接客に携わる人をリスペクトしている。それぞれの思いを、このシステムを通じてお客さまに伝えられていると思う。あえて理想値や平均値を設定しなかったことに対して、お客さまが共感してくれたのもうれしい。本当はそれら数値と比較してこうした方が良いというアドバイスをした方が商品の売りにはつながるかもしれない。ただ、女性の美に寄り添う企業としては、そうしたくないという強い思いがあり、理想値や平均値を設定しなかった。SNS上で「平均値や理想体型を出さない姿勢が信用できる」という発信を見て思いが伝わっていると実感した。
――次のゴールは?
篠原:“3Dスマート&トライ”を核に、新たな女性の美のプラットフォームを作りたいと思う。ワコールの経営目標は「世の女性に美しくなってもらうことにより社会に寄与すること」。女性が美しくなる手段は下着に限らず、データをそれぞれの人生を豊かにするために使ってもらうことで事業の拡張にもつながる。今後は、会社の利益を出すということ以上に、豊かな社会の実現のためにどれだけ貢献できるかが重要になってくる。女性がそれぞれの美しさを追求する際に、ワコールが寄り添える存在であることが大切だ。それが、社会が必要とし、貢献できることだと思う。その一歩として、20年4月からイノベーション事業推進部として、“3Dスマート&トライ”を軸に、さまざまな企業と共創しながら、既存のワコールにない価値観を生み出そうとしている。
――そのゴールに向けてのデジタルの役割とは?
篠原:弊社のデジタルは“全ての人が生き生きといられる”ということをコンセプトにしている。デジタルは道具であって、人が主役。“3Dスマート&トライ”でデータが出たことで、「もっと説明して欲しい」というお客さまのニーズが生まれている。そして、店頭の販売を担うビューティーアドバイザー(以下、BA)と会話すれば、その知識の豊富さに触れBAに対する認識が変わるはずだ。20年10月にスタートしたアバターを活用した新しい接客システム「アバカウンセリング パルレ」は店頭にいなくても、BAが接客することができ、B Aの価値を生かせることを証明している。デジタルは既成概念、時間、空間を超えて、人の可能性を引き出す。それは豊かな社会や人生の充実につながるので大事にしたい。
川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身
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