雑誌「ポパイ」が住宅をプロデュース 「ライフレーベル」とコラボ

 マガジンハウスの「ポパイ(POPEYE)」は、ベツダイが運営する住宅ブランド「ライフレーベル(LIFE LABEL)」とコラボし、規格住宅をプロデュースする。開発中のため価格は未定で、2021年冬に販売を開始する。

 “「これ、そのままください!」と心から言える家”をコンセプトに、デザインはランドスケーププロダクツが担当した。アメリカ西海岸の平野に佇むラフな小屋をイメージした外観は、木枠の窓や土壁のようなニュアンスのある壁、三角屋根が特徴だ。内装の壁にはクラフト感のあるラワン合板を採用する。延べ床面積は86.12平方メートルで、間取りは1LDK。オプションで2階に1部屋追加できるプランも検討中だという。“クラフトルーム”と名付けられたデスク付きの自由な空間やウオークインクローゼット、納戸、ダイニングテーブルと対面したキッチンカウンターなどを配備し、住宅に合わせてランドスケーププロダクツがデザインしたソファーや収納家具なども購入できる。

 プロジェクトの経過は、雑誌「ポパイ」やウェブマガジン「ライフレーベルマガジン(LIFE LABEL MAGAZINE)」でレポートしていく。

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「中川政七商店」が地元・奈良に複合施設 4月オープン

 奈良を拠点に全国に60店舗を展開する生活雑貨の中川政七商店は、奈良市内に初の複合商業施設「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」を4月14日に開業する。人気の観光エリア、ならまちにある「遊 中川 本店」に近接し、3階建てで延べ床面積は約706平方メートル。趣のある街並みに調和した瓦屋根と現代技術を駆使した繊細な鉄骨造、開放感のあるガラス窓が特徴だ。

 新施設のコンセプトは「路地を巡り出会う、触れ、学び、味わう奈良」。買い物や飲食、ワークショップなどさまざまな体験型コンテンツを提供する。

1・2階には「中川政七商店 奈良本店」が渋谷店に続く旗艦店として入る。全国800以上の作り手と生み出した工芸品や食品など、同店限定品を含めたオリジナル商品約3000点をそろえる。奈良の作家や職人の作品を販売するコーナーや、ゆっくり本を読めるスペースも用意する。「遊 中川 本店」は中川政七商店の一部として店内をリニューアル。茶と菓子を味わえる喫茶「茶論」のほか、同社の300余年の史料をアーカイブ展示する「時蔵」、手つみ・手織り麻のモノ作りを学べる「布蔵」など歴史に触れられる構成になっている。

 1階には中川政七商店とともに「鹿猿狐ビルヂング」の名前に由来するテナントが出店する。一つめは人気スペシャルティコーヒー店「猿田彦珈琲」が関西に初出店する。代表の大塚朝之氏は「地方に出店するタイミングをはかっていたときに中川(政七)会長に誘われた。奈良にはスターバックスが3軒あるが、少しだけ風穴を開けられたらと思う」と話す。二つめは、2年連続でミシュランガイドの1つ星を獲得した東京・代々木上原の人気フレンチ「シオ」がすき焼きなどのコース料理を提供するレストラン「きつね」を初出店する。オーナーシェフの鳥羽周作氏は「日本のハレの日の食事の象徴だったすき焼きを解釈し直して、新しいすき焼き文化を作りたいと思った。建物も最高だし、新しい文明開化の象徴みたいな店にしたい」と意欲を燃やす。

 最上階には、興福寺の五重塔を望める同社初のコワーキングスペース「じりん」を設ける。奈良をスモールビジネスのメッカに育てるためのまちづくりプロジェクト「N.PARK PROJECT」の拠点にする。まちづくりを志す人同士の交流や事業創出の場とし、経営講座やトークイベンドなど事業者の活動を支援するプログラムを開催する予定だ。

 同施設を開業する狙いについて、中川政七商店の千石あや社長はこう語る。「奈良は観光客数では全国6位だが、1人あたりの消費金額は全国最下位。宿泊は大阪、食事は京都へと取られ、地元にお金が落ちにくい現状がある。そのため奈良の事業者にフォーカスしてスモールビジネスが成長、継続していく支援を進めてきた。その動きを加速させる拠点として位置付けている」。

 同社が取り扱う工芸品は地域と密接につながっている。伝統産業の復活には、産地自体の活性化が欠かせない。「ここで産業観光を実践し、モデルケースにしたい」と千石社長。日本の工芸を永続させるための成功事例を作る。

橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」

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アイスタイルの2020年7〜12月期は最終赤字7億円 子会社の吸収合併も発表

 「アットコスメ(@COSME)」を運営するアイスタイルの2020年7~12月期は、売上高が前年同期比2.0%減の156億円、営業損益が5億4400万円円の赤字(前年同期は11億円の赤字)、純損益は7億7700万円の赤字(同39億円の赤字)だった。クライアント企業の予算の保守化や、中国越境ECの低迷が影響したグローバル事業の不振により減収となった。一方で、20年1月に東京・原宿にオープンした大型旗艦店「アットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)」に伴う先行費用がなくなったことや、販管費などのコスト削減により赤字幅は縮小した。

 部門別では、「アットコスメ」を基盤とした各種サービスを展開するオンプラットフォーム事業は、売上高が同12.9%減の34億円、営業利益が同17.7%減の6億7100万円だった。店舗運営をメインとするビューティサービス事業は売上高が同19.9%増の92億円、営業損益が3億2100万円の赤字(前年同期は5億円の赤字)、グローバル事業は売上高が同31.3%減の24億円、営業損益は6600万円の赤字(同4億円の赤字)だった。

 吉松徹郎アイスタイル社長は、「グローバル事業の不振による業績悪化から再度、成長軌道にのせるため、今年度においては不採算事業の整理・撤退ならびに収益部門の強化に注力している」という。すでに、タイの景況感が悪化したことを受け、現地に構える2店舗のうち、1号店を1月末に閉店し、2号店の撤退も手続きを開始している。

 通期業績見通しはコロナ禍により景況感が悪化したこともあり、合理的に算定が困難と判断し期初予想を一旦取り下げた。

 また、ネットとリアルの融合を促進するために、アイスタイルの連結小会社であるEC「アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)」を運営するコスメ・コムと「アットコスメストア(@COSME STORE)」と「アットコスメトーキョー」を運営するコスメネクストを4月1日に吸収合併すると発表した。これに伴いコスメネクストを存続会社としてコスメ・コムは解散し、新会社名はアイスタイルリテールとする。コスメネクストの遠藤宗社長が社長に就任する。吉松社長は、「ネットとリアルをよりシームレスに繋いだ購買体験の提供や拡大を目指すとともに、広告や販促を含めたマーケティングの場として活用しやすい環境を促進する」と述べた。

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マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 Vol. 2 プラスチックラブ

来る2月14日はバレンタインデー。
青春時代の私にとっては、「バレンタインデー=男の子に告白する日」だった。一生懸命、市販のチョコレートを溶かして違う型に流し込み、「これがチョコレート作りだ」と確信していた時代を過ごした一員だ。

高校生活を海外で送るようになると、マーケティングの影響を大きく受けた日本のバレンタインデーとはまた違う姿が見えてくる。

昨今は大手のチョコレートメーカーが広告で「義理チョコ反対」というメッセージを投げかけたが、それでも日本では毎年、飲食やファッション業界ではバレンタインが話題となり、そこを目掛けて在庫をどうするかは各ブランドにとって重要な戦略だった。

コロナになる前までは……。

今年は「コロナのせいか、何だか静かだなぁ」。そんなことに気づいた。

クリスマスとバレンタインデーはなぜか恋で結ばれ、恋人と過ごす。そんな習慣が日本で暮らす私たちの多くに根付いてきた。でも、私はそれでいいと思っている。なんだかんだ、そんなイベントがきっかけで誰かと結ばれたり、好きな人に声をかける勇気をもらえたりするから。

ただ、今あなたが誰かにあげようとしているそのチョコレートも、一粒一粒丁寧にプラスチックの袋に包まれている。

あなたの好きな誰かに小さなLOVEは伝わっても……、その好きな誰かとあなたがいる場所(地球)には届かない愛……。循環型の愛の“届け方”ではない、一方通行な愛の”届け方”。

サーキュラーラブではなく、リニアラブ。

今まで当たり前と思っていた私たちの習慣や愛の表現方法もまた、ファッションや食生活と同じように見直さなくてはならない。

だがセクシーな愛情表現にも今、サステナブルな未来が訪れていることをあなたは知っているだろうか?
プラスチックで覆われた従来のコンドーム、その選択肢に訪れた新しいセックスのエチケット。

「WWDジャパン」で連載中のサステナブルをテーマにした4コマ漫画「プラスチックモンスター」2月8日号に出てくる“サステナブルコンドーム”、または“オーガニックコンドーム”で検索すると、さまざまな選択肢が広がることはぜひ知ってほしい知識だ。

また一つレベルアップした安心感で、あなたの好きな人との時間を大切にしてほしい。なにせファッションとセックスは、すごく近い関係にあるのだから。

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富山の若い伝統工芸職人がジュエリー制作にチャレンジ 「ソマルタ」デザイナーも発表会に参加

 富山県は同県の伝統工芸である高岡銅器や高岡漆器を手がける若手職人と大手ジュエリー総合メーカーの桑山をつなぎ「とやま伝統工芸ジュエリープロジェクト」に取り組んでいる。2月9日に東京・日本橋とやま館で新作を披露。同プロジェクトに参加した職人や「ソマルタ(SOMARTA)」のデザイナーである廣川玉枝などが参加してプレゼンテーションを行った。

 参加事業者は、高岡銅器の着色を手掛けるモメンタムファクトリー・オリイと高岡銅器の彫金や打ち出しを行うしろがね屋裕翠、高岡漆器の螺鈿や蒔絵などに特化した武蔵川工房の3社。各社の若手職人による伝統工芸と桑山が持つ最新テクノロジーが融合したジュエリーを発表した。今後は、OEMを中心に国内および世界に向けて発信していく。日本橋とやま館の展示販売は2月14日まで。
 

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リアーナが「フェンティ」休止を発表 LVMHとの立ち上げから2年足らずで

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)とリアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)はブランド「フェンティ(FENTY)」の運営を休止する。LVMHは、「リアーナとLVMHは、事態が改善するまでヨーロッパを拠点とする『フェンティ』のファッション事業を一時休止すると決定した」と声明を出した。

 2019年に大手コングロマリットのLVMHと共にブランドをスタートしたリアーナだが、続くパンデミックの影響は避けられなかった。休止の理由は業績の悪化に加えて、渡航制限でロサンゼルスを拠点とするリアーナと、パリやイタリアのデザインチームとの連携が困難になったためだという。

 20年10月に行われた第3四半期(7〜9月期)の決算発表でLVMHはすでに「フェンティ」の業績不振を暗示していた。同グループのジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)最高財務責任者(CFO)は、「『フェンティ』のファッション事業は明らかにまだ立ち上げ段階にある。ゼロからこのブランドが何を提供できるかを考えており、それは簡単なことではない。リアーナと共に動いているが、実際にどう展開していくかはまだ決まっていない。われわれの強みや弱みからこのブランドの芯を探っていきたい」と語っていた。

 「フェンティ」はアイウエアや靴、デニムが好調だったというが、リモートで年間8コレクションを製作することは厳しかったようだ。2月現在、少数のスタッフがパリのブランド本部で、休止作業を進めている。1月1日以降インスタグラムへの投稿は止まっており、同ブランドによるコレクションは2020年11月に発表したものが最後となる。ブランドのオンラインサイト(Fenty.com)は2月末、または3月上旬までに閉じるという。

 リアーナは有色人種の女性として初めて、LVMHとパートナーシップを結んで「フェンティ」を立ち上げた。同グループがブランドを立ち上げるのは1987年の「クリスチャン ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)」以来2度目。20年7月には、「ファーフェッチ(FARFETCH)」で取り扱いを開始し、ブラジルや中東といったそれまで進出していなかった地域へのアプローチにも乗り出していた。

 LVMHとのパートナーシップは、ランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ」やコスメ「フェンティ ビューティ」、スキンケア「フェンティ スキン」を中心に継続する。「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は10日、LVMHが出資する投資会社のLキャタルトン(L CATTERTON)などから1億1500万ドル(約120億円)の資金の獲得を発表した。Lキャタルトンのジョン・オウズリー(Jon Owsley)共同管理パートナーは「『サヴェージ×フェンティ』は、ランジェリー業界で目覚ましい成功を収めた。手ごろな価格帯とファッション、快適さでユニークなバランスを保ち、多様性や包括性を実現しながらロイヤリティーを構築して差別化を図っている。可能性に満ちたブランドだ」と述べた。

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ポーラ・オルビスHD、パーソナライズサプリ「フジミ」を展開するトリコを子会社化

 ポーラ・オルビスホールディングス(以下、ポーラ・オルビスHD)は2月12日、パーソナライズサプリメント「フジミ(FUJIMI)」を展開するトリコ(東京、花房香那社長)の全株式を取得し子会社化すると発表した。同日付で株式譲渡契約を締結し、発行済み株式数の88.94%にあたる1万6100株を33億2200万円で取得する。

 トリコは2018年設立のベンチャー企業で、サプリメントやフェイスマスクをカスタマイズしてサブスクリプション(定期購入)形式で提供するD2Cブランド「フジミ」を展開。ポーラ・オルビスHDのコーポレートベンチャーキャピタル事業の投資先であり、今回の株式取得以前にも発行済み株式の10.56%にあたる1900株を保有していた。

 ポーラ・オルビスHDは、「フジミ」のウェブサイト上で約20個の設問の回答を基に美容診断結果と商品を販売するサービスの優位性を高く評価。トリコの直近の月商は、約2億円と急成長を遂げている。ポーラ・オルビスグループ傘下入りにより、研究開発技術やエビデンス(科学的根拠)活用、生産・物流面でシナジーを期待でき、成長をより加速できるとの考えが両社で一致した。

 なお、本株式譲渡に伴うポーラ・オルビスHD連結業績に与える影響については精査中としている。

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文化オープンカレッジに下着に特化した特別講座 業界と若手をつなぐ架け橋に

 一般社団法人日本ボディファッション協会(以下、NBF)は2019年5月に「女性下着のデザイナー・パタンナーを目指す方の特別講座」を開講した。同講座は文化服装学院 生涯学習が主催。受講生の募集や教室などを提供し、「BUNKAオープンカレッジ」の一環として開講している。NBFはカリキュラムの作成や講師の手配を行う。
 最近、独立系ランジェリーブランドがメディアで取り上げられることが多く、下着デザイナーに憧れる若者も少なくない。その一方で、服飾専門学校を含め下着のデザインやパターンについて本格的に学ぶ場がないのが現状だ。同講座は業界の第一線で活躍する講師陣による実践的な指導をモットーに、下着の専門知識を学ぶ場、そして下着業界と受講生をつなぐ場となることを目指している。

 「女性下着のデザイナー・パタンナーを目指す方の特別講座」の受講生は文化服装学院や都内服飾専門学校の学生、NBF会員企業の入社1〜2年の社員など約20人。全10回の講座で、デザインの基本的な考え方、CADを含むパターンメーキング、MD、イラストレーターやCGを使うデザイン、メーカーのショールームを訪ねる課外授業など実践的な内容だ。NBF会員企業を中心とする講師陣の、現場での経験を交えながらの指導は受講生にとって貴重な経験だ。19年10月に同講座を修了した1期生の中には、21年4月にNBF会員企業への就職が内定したり、自らのブランドを立ち上げた受講生もいる。
 20年の2期生はコロナ禍で当初の予定よりスタートが5カ月遅れたが、12月19日の最終講義日には受講生が制作したブラジャーやショーツのプレゼンテーションが行われ、業界関係者により最優秀スチューデント賞が1人、優秀賞が2人選出された。

 同講座を開講するきっかけについて同協会の西谷正専務理事は、「業界内や学校関係者へヒアリングする中で、ほとんどの学生がインナーウエアの企業の存在さえ知らず、就職希望者もほとんどいないことがわかった。現場でも人材育成が進んでなく、このままでは業界全体が縮小すると危惧した」と語る。「学生に下着業界に興味を持ってもらえる継続的な活動を実施してほしい」という声も多かったことから、下着について学ぶ講座開講に向けて17年秋にチームを結成。下着業界で活躍する若手人材の育成を目標に、1年半にわたってカリキュラムを作成し、講師陣を集め、19年5月に開講した。受講生からは、実践的な講義内容を評価する声や、ネットでは知り得ない情報が得られると言った感想があるという。NBF会員企業からは熱意のある受講生の入社を希望する声があり、受講生と企業をつなげる仕組みが徐々に出来つつある。

 今後の目標は下着メーカーが多い関西地区での開講と、下着を学ぶ授業を服飾専門学校のカリキュラムに取り入れてもらうことだ。21年5月には3期の講座がスタートし、学校やNBF会員企業を通じて定員20人の募集が始まる。2期の講座には定員の倍以上の募集があったが、使用するパソコンの数や丁寧な指導を考慮すると20人が限界という。

 若年層を中心に下着をファッションの一部として楽しむことが定着しつつある。学生だけでなくスタイリストなどファッション関係者の間でも下着ブランド設立の関心が高い。ただ下着のデザインとなると、使用する素材やパターン・縫製技術が服とは異なり専門性が高過ぎて新規参入が難しいのが実情だ。同講座のような下着を専門的に学ぶ場が増えることで裾野が広がり、業界全体が活性化するのを期待したい。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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「ボス」日本最大の旗艦店 銀座に6月オープン

 ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)は、「ボス(BOSS)」の日本最大の旗艦店「ボス ストア 東京 銀座」を6月、東京の東急プラザ銀座にオープンする。数寄屋橋交差点に面した路面店だ。

 1階ではメンズとウィメンズのアイテムを取り扱い、2階ではメンズアイテムに加えメイド・トゥー・メジャー(MTM)サービスを提供する。

 オープンに先立ち、ブランドアンバサダーの大谷翔平選手を起用したビジュアルが敷地の仮囲いに登場した。

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ポーラ・オルビスHD20年12月期 EC・海外が好調も国内売り上げ鈍化で減収減益

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2020年12月期連結決算は、コロナ禍による影響で店舗販売やトラベルリテールの厳しい状況が続き、売上高は前期比19.8%減の1763億円、営業利益が同55.8%減の137億円、経常利益が58.9%減の125億円だった。緊急事態宣言による臨時休業に伴う費用などを特別損失に計上したことから純利益は同76.5%減の46億円と減収減益となった。

 事業部別ではビューティケア事業の売上高が同20.1%減の1716億円。主力ブランドの「ポーラ(POLA)」のEC売上高が同63.4%増、海外が同31.1%増(中国と韓国は同60%増)と好調だったものの、国内店舗での新客獲得に苦戦し、同24.1%減の1028億円だった。「オルビス(ORBIS)」は通販チャネルへの誘導施策が奏功したが、店舗の臨時休業が影響し同10.5%減の454億円。

 育成ブランドに掲げる「スリー(THREE)」は百貨店の来店者数の回復が鈍く売上高が同35.5%減の71億円だった。通販を中心に展開する敏感肌向けスキンケア「ディセンシア(DECENCIA)」は新規顧客獲得、既存顧客の活性化が寄与し売上高が同17.3%増の54億円と伸長した。

不動産事業が同12.5%減の22億円、その他が2.2%減の23億円だった。

 2021年12月期連結決算は売上高が前期比7.8%増の1900億円、営業利益が同38.2%増の190億円、経常利益が同51%増の190億円、純利益が同144%増の113億円を見込む。

また同社は23年をゴールとする新 3 カ年中期経営計画を策定した。国内のダイレクトセリングの進化や海外事業の利益ある成長、育成ブランドの利益貢献、経営基盤強化、新ブランド、「美」に関する領域拡張、と5つの重点戦略を掲げ、23年の売上高は2150〜2250億円、海外売上高比率20〜25%、EC売上高比率30%、営業利益率15%以上を達成する。

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ポーラ・オルビスHD20年12月期 EC・海外が好調も国内売り上げ鈍化で減収減益

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2020年12月期連結決算は、コロナ禍による影響で店舗販売やトラベルリテールの厳しい状況が続き、売上高は前期比19.8%減の1763億円、営業利益が同55.8%減の137億円、経常利益が58.9%減の125億円だった。緊急事態宣言による臨時休業に伴う費用などを特別損失に計上したことから純利益は同76.5%減の46億円と減収減益となった。

 事業部別ではビューティケア事業の売上高が同20.1%減の1716億円。主力ブランドの「ポーラ(POLA)」のEC売上高が同63.4%増、海外が同31.1%増(中国と韓国は同60%増)と好調だったものの、国内店舗での新客獲得に苦戦し、同24.1%減の1028億円だった。「オルビス(ORBIS)」は通販チャネルへの誘導施策が奏功したが、店舗の臨時休業が影響し同10.5%減の454億円。

 育成ブランドに掲げる「スリー(THREE)」は百貨店の来店者数の回復が鈍く売上高が同35.5%減の71億円だった。通販を中心に展開する敏感肌向けスキンケア「ディセンシア(DECENCIA)」は新規顧客獲得、既存顧客の活性化が寄与し売上高が同17.3%増の54億円と伸長した。

不動産事業が同12.5%減の22億円、その他が2.2%減の23億円だった。

 2021年12月期連結決算は売上高が前期比7.8%増の1900億円、営業利益が同38.2%増の190億円、経常利益が同51%増の190億円、純利益が同144%増の113億円を見込む。

また同社は23年をゴールとする新 3 カ年中期経営計画を策定した。国内のダイレクトセリングの進化や海外事業の利益ある成長、育成ブランドの利益貢献、経営基盤強化、新ブランド、「美」に関する領域拡張、と5つの重点戦略を掲げ、23年の売上高は2150〜2250億円、海外売上高比率20〜25%、EC売上高比率30%、営業利益率15%以上を達成する。

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果たしてデジタルでもファッション・ウイークは必要か?

 すでに「グッチ(GUCCI)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「セリーヌ(CELINE)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」といった人気ブランドがファッション・ウイークを離れ、独自のスケジュールでのコレクション発表に切り替えているが、その流れは加速しそうだ。大きな要因は、デジタルでの発表になったことで、決められた時間に出席しなければならないという絶対的な必要性がある程度なくなったこと。来たる2021-22年秋冬ウィメンズ・ファッション・ウイークも大半はデジタルになる予定で、4大都市の公式スケジュールに分断が生じている。

 2月14〜17日に開催されるニューヨーク(NY)コレでは、「ジェイソン ウー(JASON WU)」と「レベッカ ミンコフ(REBECCA MINKOFF)」は少数のゲストを招いたリアルなショーやプレゼンテーションを行うが、それ以外はデジタルでコレクションを披露予定。また、2月19〜23日のロンドンコレは英国ファッション協議会(British Fashion Council)と英国政府との協議の結果、全ブランドが無観客のライブストリーミングもしくは事前収録映像で発表することになった。2月24日〜3月1日に開かれるミラノコレではジャーナリストやバイヤーなど少数の業界人を会場に招くことは可能だが、「プラダ(PRADA)」や「フェンディ(FENDI)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」などショースケジュールのほぼ全ブランドがデジタルを選択。最終日の「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、まだ会場にゲストを迎えるか未定だという。そして、3月1〜9日のパリコレに関してはまだ詳細が明らかになっていないものの、他都市と同様の形式になる可能性が高いだろう。

ファッション・ウイークに固執しないブランドが増加

 そんな中、今シーズンはファッション・ウイークに固執しないブランドがさらに増えている。発表の時期や場所に関係なくアメリカを拠点とするデザイナーを包括するために公式カレンダーを「アメリカン・コレクションズ・カレンダー」に改称したNYは、ファッショ・ウイーク期間の前後での発表が目立つ。「コザブロウ(KOZABURO)」や「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」「コーチ1941(COACH 1941)」「オスカー デラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」などが期間外の発表を決定。「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「トリー バーチ(TORY BURCH)」などもスケジュールには含まれず、後日の発表を予定する。

 また、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、1月のオートクチュール・ファッション・ウイークでの“アーティザナル”コレクションの発表と3月のパリコレでの男女共通の“コーエド(Co-Ed)”コレクションの発表をそれぞれ延期し、今回に限り公式スケジュールから離れた。さらに、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」もミラノコレには参加せず、期間終了後の3月5日にデジタルでメンズ&ウィメンズ・コレクションをお披露目する。これは技術的な理由だというが、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)は「デジタルの利点の一つは、自分がふさわしいと思う時に観客とつながれるということ」とも話している。

 デジタルになると、ファッション・ウイークにおける開催都市の意味合いは薄れ、ブランドは時期だけでなく発表形式や場所もより自由に選択することが可能になる。実際、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はオンラインゲームを通して、「グッチ」は7日間毎日ショートフィルムを公開して、最新コレクションを発表。また、「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」は、モナコのサーキットやフランス・ロワール地方の古城を舞台にした壮大なショー映像でコレクションを披露している。

 知名度のあるブランドにとってファッション・ウイークを離れることがマイナスになるわけではないことはデータからも明らかだ。ソーシャルメディア分析プラットフォームのリッスンファーストによると、2020年で最も多くYouTubeの視聴数を記録したランウエイショーのライブ配信は、パリコレが終了してから約2カ月後の12月15日にアップロードされた「サンローラン」21年春夏コレクションのショーだったという。リサ・グラント・ダミコ(Lisa Grant Damico)=リッスンファースト アカウント管理ディレクターは「『サンローラン』はソーシャルメディア上に1600万のファンやフォロワーを抱えており、ファッション・ウィークのような増幅を必要とせずに、新しいコレクションに関してソーシャルメディア上でオーディエンスにリーチすることができる」と分析。「ファッション・ウイークに参加することで最も恩恵を受けているのは、ソーシャルメディアのフォロワーを構築していない小規模なブランドであり、リアルなファッション・ウィークがないために苦労している」と続ける。

 ちなみにデジタルが主軸となった21年春夏パリコレ(20年9月28日〜10月6日開催)でハッシュタグ「#PFW」を用いたツイートは1万8192件となり、全てがリアルで開催された20年春夏パリコレ(19年9月23日〜10月1日開催)から87%減少したという。デジタル・ファッション・ウイークがリアル同様の反響をもたらせるわけではないものの、「ソーシャルメディアの観点では、確立されたブランドが伝統的なファッション・ウイークのスケジュールに固執することのメリットはほとんどない」とグラント・ダミコは結論づけている。

パリ&ミラノコレ主催者の考えは?

 一方、パリコレを主催するフランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)のラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)会長は、公式カレンダーの必要性を強調。カレンダーに則ることは、ショーがデジタルであろうとリアルであろうと、業界に共通のリズムをもたらすだけでなく、参加ブランドやデザイナーにコミュニケーションと商業化のシナジーをもたらすと説明する。「日程が決められていることで、デザイナーは与えられた時間にコレクションを披露しなければいけない。そうしなければ、クリエイティブチームは常により良いものを目指すのでコレクションは完成しないだろう」。

 また、ミラノコレを主催するイタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長は、「ファッション・ウイークは、デジタルであろうとリアルであろうと、私たちのシステムに活力を与える集合的なエネルギーを生み出している」とコメント。「もしも皆がそれぞれの道を歩んでしまったら、すぐに対比や挑戦から生まれる魔法を失ってしまうだろう。若手や新しいブランドは市場へのアクセスがさらに減るリスクがあり、新たなものが脚光を浴びる機会は減り、ファッションへの関心は時間の経過とともに低下していくだろう。その関心とは、ある空間もしくは少なくとも決められた時間枠の中に同居するクリエイティブなエネルギーの結集によって増幅されるものだ」と話す。

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スウェーデン発の高機能マスクブランド「エリナム」から新作登場 快適性を追求

 スウェーデン発の高機能マスクブランド「エリナム(AIRINUM)」はこのほど、快適性を追求した超軽量マスク“ライトエアーマスク”を公式ECサイトと取扱店舗で発売した。

 “ライトエアーマスク”は5層構造の独自フィルターを備え、呼吸のしやすさはキープしながら花粉やPM2.5、ほこりなどの微粒子を99%カットする。素材は肌に優しいネオプレン素材で、フィット感や口紅が付きにくい設計にこだわった。イヤーループは伸縮するので長時間着用しても負担が少なく、形状記憶のノーズパットフィルターが空気漏れや会話中のズレを最小限に抑える。銀イオンによる抗菌防臭加工をほどこしたマスク本体は手洗いが可能で、フィルターを交換することで繰り返し衛生的に使用できる。シンプルで優しい印象のデザインで接客業にもおすすめのアイテムだ。

 マスク本体と交換可能なフィルター2枚がセットで価格は4950円(税込)。カラーはブラック、グレー、ライトグレー、ピンク、ブルーの5色をそろえる。

問い合わせ先
AIRINUM カスタマーサービス
0800-800-2380

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抽選販売で5%しか買えないブランド「グッドナイトストア」、仕掛け人が全てを語る

 いま、ファッション好きな若者たちの間で話題になっている「goodnight5tore(グッドナイトストア)」というブランドをご存知だろうか。公式のインスタグラムアカウト(@goodnight5tore、フォロワー数:3.5万人)と公式サイト(通販サイト)のabout欄にはdreamy artsと一言書いてあるだけ。アイテムはTシャツ(1万1000円)、ロンT(1万4300円)、パーカ(2万4500円)とベーシックなカジュアルウェアのみの展開で、値段もそれなりだ(というか結構高い)が、こちらはブランドの説明以上に、商品説明は全くない。しかも商品は現在、全て売り切れている。

 公式サイトの【特定商取引法に基づく表記】には、事業運営者としてKenji Tsukaharaという名前が出ている。D2Cブランドに詳しい人ならピンとくるかもしれない。インスタのフォロワー数557万人を抱える「イチナナキログラム(17kg)」などいくつかのD2Cブランドを運営するイチナナキログラムの社長として知られる塚原健司だ。「グッドナイトストア」の全てを塚原本人が話した。

WWDジャパン(WWD):不思議なブランドですね。

塚原健司(以下、塚原):そうですか?そういった意図は特にありません。僕にとっては実験的なプロジェクトではありますが。「グッドナイトストア」の製品は実は19年ごろから遊びで作っていて、たまに商品をアップしては3〜4カ月に一回くらい再販していました。20年春から本腰を入れて月1回のペースで販売していましたが、毎回数分で即完してしまい、新製品を出したり、過去の製品を再販したりしていました。最近になって高額転売が起きていたので、1月分(1月23日販売)は抽選販売にしたのですが、600万円分の在庫に対して、7000人から1億3000万円分の申し込みがありました。

WWD:そもそも、なぜこのブランドを?

塚原:自分の好きな世界観で自分の好きな服を売ろう、というのが「グッドナイトストア」の出発点です。細かく採寸を繰り返したり、素材を探したり、1年近くをかけて製品を作り込みました。なので製品の価格も、原価があって、そこに経費などを載せていって決めています。

WWD:原価率は?

塚原:あえて言う必要性を感じないので言いませんが、普通です。本当に。原価率は高くもなければ低くもないと思います。これまで、「17kg」を筆頭にこれまでは綿密なリサーチを重ねてターゲット層を設定し、商品も常にニーズを徹底的に分析して売れ筋を販売してきました。だから「グッドナイトストア」」のアプローチは真逆のやり方です。
WWD:商品やブランドの説明を徹底的に省いている。その理由は?

塚原:ブランドを本格的にやろうと決めた時点でグローバル展開を考えていたので、できる限り日本語、というより言語を使わないやり方をかなり研究しました。公式サイトやインスタの公式アカウントではほぼ言葉は使わず、空気感や世界観を伝えるビジュアルを投稿しています。特にロゴに関しては「ひと目見て印象に残るか」という点でかなり考え抜きました。

WWD:インスタ公式アカウントのインサイトは?

塚原:男女比は半々くらい、年代だと20代が一番多いですね。海外の割合は2割ですが、今もどんどん伸びています。台湾や中国、韓国が多いです。これはかなり嬉しいです。

WWD:ユニセックスというのは意識した?

塚原:そもそもアイテムがベーシックなカジュアルウエアなので、ユニセックスかどうかというのは見せ方だけの問題ですよね。その部分は変にこちらが決めつけるようなことはしないようには気をつけました。

WWD:運営体制は?

塚原:ブランドの運営に関わっているのは僕とあともう一人だけです。商品企画や撮影、インスタの運用、グラフィック制作などは自分でやっています。ロゴも自分で作りました。ビジュアルにはこだわっていますが、できるだけコストを掛けないようにしています。広告はほぼというか、全くしていません。基本はギフティングです。商品の販売数が少ないのもあえて絞っているわけではなく、単に工場のキャパも人手も資金も限られていて、単に作れないからです。

WWD:ギフティングのやり方は?

塚原:業界未経験でほぼゼロから立ち上げた「17kg」のときもそうでしたが、基本的には着てほしい人を見つけて、DMを送ってお願いする、というやり方です。今回は特に個人的に思い入れの強いプロジェクトなので、(バズるかどうか)というよりも純粋に着てほしいと思ったインフルエンサーにDMして、連絡先を聞いて商品を送っただけ。いつもは「もしよかったらSNSに上げてください」くらいの一言は入れるのですが、今回はそれも入れませんでした。かっこいいと思ったら着てもらえるだろうし、自慢したいと思ったらインスタにもアップするので。でもどのインフルエンサーにも、ブランドロゴや商品のディテールへのこだわりは伝わって共感していて、こちらが何も言わなくても、ある種思った通りの写真を上げてくれて、それがどんどん増殖して波及していきました。

WWD:「17kg」で培ったインフルエンサーとのつながりも役に立った?

塚原:逆に、そういったインフルエンサーの方々にはお願いできないです。「17kg」も好きで着てくれていて、それがきっかけになってタイアップに発展していますが、「新ブランド立ち上げるのでお願いします」みたいなことをしたら、信頼を損なうし、そーゆう“やらせ”はファンからの信頼を一瞬で失うことにもなる。「グッドナイトストア」もほぼゼロからここまでファンを増やせたことが、エンゲージメントの高さにつながっていると思います。

WWD:今後は?

塚原:グローバルに展開していきたいと思っているので、ビッグネームのブランドとコラボレーションをしたいと思っていますし、いずれは東コレやパリコレにも出たい。「グッドナイトストア」を通して、自分が好きなものを夢中で作って広げられた、ということは知ってほしい。やり方次第では、一人でも自分の好きなものを貫いてここまでできる。そのためにも、世界規模で広げたい。本気でそう思っています。

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資生堂トップヘアメイクアップアーティストの原田忠が語る“自粛期間中にたどり着いたクリエーションの新境地”

 2020年4月、ヘアメイクアップアカデミー“SABFA”の校長を後任にバトンタッチし、再び個人的なクリエーション活動に注力できる環境となった原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティスト。しかし、新たなスタートはコロナ禍のただ中で、思うようなクリエーションができず悶々とした日々が続いたという。そうした状況下で試行錯誤し、たどり着いた“クリエーションの新境地”とは?

WWD:昨年春からの自粛期間中はどのようなことを考え、どういった活動をしてきた?

原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティスト(以下、原田):僕らヘアメイクアップアーティストの仕事は、目の前に人(モデル)がいないと成り立たない仕事だと思っていたので、接触を避けなければいけない状況下で、クリエーションをどうすれば継続できるか悩んで悶々としていた時期もありました。そこで「今できることは何か」を考え、ユーチューブチャンネルを開設したり、メディアプラットフォーム“ノート”をやり始めたりしました。

WWD:いろいろと試行錯誤した。

原田:そうですね。あと会社に一人で行って、アジアの美容師に向けた教育コンテンツなどを作っていました。試行錯誤しながらも、そうした蓄積をしたり、これまで発信できていなかったコンテンツを発信したり、文章化したりするような取り組みも始めました。動画の見せ方や照明の使い方を工夫していくうちに動画編集のスキルアップがかない、ストーリー立てた文章の書き方も向上しましたね。クリエーションを発信する新たなベースを築くことができて、それらを使って“届けたい人にどう届けるか”を考えるきっかけになりました。

 

WWD:“コンテンツの蓄積”と“新たな発信ツールの創出”ができた。

原田:その意味では、2020年は例年以上にクリエーションできた年でもありました。ただ、作品作りができていないという点でフラストレーションは溜まっていて、そんな時に「ユニクロ トーキョー」がアーティストとコラボレーションする企画が立ち上がったんです。展示するマネキンにヘアメイクを施すという内容だったのですが、マネキンにヘアメイクをするのは初めての経験でした(笑)。メイクといってもツルンとしたところに目や鼻を描くのはどうかと思ったので、衣装に合わせたペイントを施そうと考えました。「ユニクロ トーキョー」がグローバルな旗艦店ということで、大航海時代の帆船をイメージし、帆船からインスパイアされたアートペイントを施して8体作りました。

WWD:好評だったと聞いている。

原田:評判が良かったので、秋冬のニットのプロモーションの際にコラボ第2弾が実現し、ニットのファッションスタイリングに合わせた編み込みヘアで20体のマネキンを作りました。モデルを起用しなくても作品作りができるという新たな発見があり、個人のアーティストとして企業とのコラボレーションができ、かつ自分の色も出せたという貴重な体験でした。

WWD:「UTme!」(「ユニクロ」が提供している、オリジナルのTシャツやトートバッグを作れるサービス)の取り組みは?️

原田:実は以前から個人的に申請していて、その売り上げを医療従事者に寄付しようと思っていたのですが、コラボする中で「だったらオフィシャルで作りましょう」という話になったんです。Tシャツなどにプリントするモチーフに関して、最初は自分のお気に入りの作品にしようと考えていたのですが、モデルの版権などの問題があり悩んでいたところ、自分の担当プロデューサーから「顔は入れなくて、ヘアだけでもいいんじゃないでしょうか」とアドバイスを受けたんです。それで、以前に作った編み込み作品のヘアの一部分をフォーカスしてピックアップしたり、角度を変えてデフォルメしたりしてモチーフにしたんです。“髪をまとう”というコンセプトで、新鮮なデザインになったと思います。

WWD:斬新でかっこいい。

原田:一般的に、ヘアメイクアーティストの作品というとモデルの写真をイメージしますが、“見方を変えるだけで違ったクリエーションができる”という新たな発見でした。また、普通の作品ではこういうことはできなかったので、これまで“編み込み”にこだわった独自の作品を作ってきた“自分に感謝”という思いもあります。今まで高い熱量で創作してきた作品が、形を変えて息を吹き返すというのはとても面白い経験で、今後の創作の幅も広がりそうです。

WWD:他に取り組んだことは?

原田:10月に行われた“ジャパンキャンサーフォーラム2020”で、がん患者やその家族、医療関係者らに向けたイベント“ラベンダーリング 2020 powered by SHISEIDO”に初めて参加しました。その中の男の整容コーナーで、がん治療の副作用で抜けてしまう眉や、肌のアピアランスケアをテーマに、男性向けメイクのやり方をレクチャーしました。治療をして眉毛が抜けてしまった方の気持ちを考えたら、生えている眉毛の上から描くことは考えられないし説得力もないので、自分の片眉を全剃りしてから眉の描き方を伝えたんです。全剃りして初めて“何もないところから描くのは難しい”と気付きましたね。

WWD:昨年2月には「男の整容本」も作っていた。

原田:がん治療による外見上の変化へのアドバイスをまとめた男性用小冊子ですね。アピアランスケアは、治療による外見の変化をケアすることで、患者さんが仕事や日常生活を前向きに送ることができるようにお手伝いすることです。例えば“ヘアウイッグを使うときにどういったアレンジができるか”などのソフト情報が不足していて、自分にお手伝いできることがまだまだあるので、引き続き注力していきたいです。

WWD:アーティストとのコラボレートも。

原田:以前からアーティストの布袋寅泰さんのヘアイクを、“布袋組”の一員としてサポートしていて、そのつながりでさまざまなアーティストと仕事をする機会が増えました。2月1日の布袋さんのバースデーには、布袋さんのアイコンでもあるギタリズム柄(G柄)をモチーフにしたヘアカラー作品を創作し、プレゼントさせていただきました。G柄のデータを拡大してプリントし、クリアファイルに貼って切り抜き、それを髪に貼ってブリーチして……本当に手の込んだ作業でした(笑)。ほかにも、きゃりーぱみゅぱみゅさんの初春ビジュアル“2021:A Beauty Odyssey(2021年美の旅)”で作ったヘッドピースを、資生堂ビューティ・スクエア内にマネキンを使って展示するなど、立体的な試みにも攻めの姿勢で取り組んでいます。

WWD:クリエーションで今年やりたいことは?️

原田:まだ構想段階ですが、これまでになかったジャンルとのコラボレーションを考えています。例えば作品と音楽の融合とか……。これまで“ビューティカテゴリー”での表現をしてきましたが、「美しい表現はそれ以外にもある」と昨年改めて気付きました。また、自粛期間中に考える時間ができ、考えを実行するエネルギーをためることができました。まだ自粛は続きそうですが、今年も新たなヘアメイクの表現にチャレンジしていきたいです。

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編集局の小山が「お米マッチング商談会inバーチャル会場」にて『コロナ禍で大打撃を受ける外食業界のいまとこれから。』をテーマに講演。その動画を公開

 「お米マッチング商談会inバーチャル会場」(主催:全国農業推進再生機構、業務運営:一般財団法人日本米穀商連合会)にて、編集局の小山の講演動画が3部構成で公開されました。講演動画は「お米生産者」、「米穀店」を対象にしたテーマで構成されています。
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大量生産・大量廃棄と決別してビジネス好転とサステナを目指す 「WWDジャパン」連載のコンサル企業が無料セミナー

 サプライチェーン・マネジメントの領域で用いられる「制約理論(TOC: Theory of Constraints)」を提唱するコンサルティング会社ゴールドラット・ジャパンは4月15日、「WWDジャパン」でも連載を通じて訴え続けた、大量生産による大量廃棄からの決別を考えるオンラインカンファレンスを開催する。参加料は無料。当日は、他の業界では花形と言われるサプライチェーン担当に光をあてる基調講演に続き、世界の生産現場を変えたと言われる「トヨタ生産方式」の著者、大野耐一氏の愛弟子で豊田章男トヨタ自動車社長の師匠でもある林南八・元技監の特別講演、そして岸良裕司ゴールドラット・ジャパン最高経営責任者(CEO)の講演で、業績アップにつながる全体最適の変革プロセスを紹介する。

 林元技監の特別講演は「トヨタ生産方式の本質 会社を貧乏にする究極のムダとは何か?」と銘打ち、トヨタ生産方式の本質を明らかにしながら、究極のムダをなくすには何に着目すべきかを伝授。続く岸良CEOは「アパレルの『常識』は世の中の『非常識』 大量生産・大量廃棄を根絶する『5つのクイズ』」の題目で、大量生産・大量廃棄を解消して、飛躍的な業績アップを実現したアパレルの事例を紹介する。

 「どんなシステムも、ごく少数の要素によってパフォーマンスが制限されている」という「制約理論」は、自動車業界で復活を遂げたマツダなどの世界のメーカーと先駆的アパレルが採用すると、在庫と廃棄が減少したのみならず、生産のリードタイムが圧縮され、経営が改善した理論。同社は「WWDジャパン」の連載で「大量廃棄の原因は大量生産にある」と説き、「在庫を完成品で持つこと」「『良かれ』と思い込んで続けてきた『まとめ』」などが生産から販売までのリードタイムを長くしてきた現実を指摘。リードタイムの長期化が予想の精度低下を招き、結果在庫過多や欠品に悩んでいるアパレルに解決の術を示してきた。セミナーでは連載を振り返りながら、大量生産・大量廃棄から決別してビジネスの好転を目指す企業に知見を提供する。

 岸良CEOは2008年4月、ゴールドラット博士に請われ、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任。ゴールドラット博士の知識体系を進化させつつ、博士の思索に影響を与えた。そのセミナーは楽しく、分かりやすく、実践的との定評がある。著作活動も活発で、笑いながら学べ、しかも、ものごとの本質を深く見つめるユニークなスタイルで共感を呼んでいる。東京大学MMRC非常勤講師、国土交通大学非常勤講師も勤めている。

◼️大量生産・大量廃棄からの決別でビジネス好転を目指す経営者必見!
サステナブル・アパレルカンファレンス

日時
2021年4月15日 18:30~21:00
登壇者
・基調講演「サプライチェーンに光を! いつまでサプライチェーンから目を逸らし続けるのですか?』
「WWDJAPAN.com」編集長 村上要
・特別講演「トヨタ生産方式の本質 会社を貧乏にする究極のムダとは何か?』
トヨタ自動車元技監 林南八
・講演「アパレルの『常識』は世の中の『非常識』 大量生産・大量廃棄を根絶する『5つのクイズ』」
ゴールドラット・ジャパンCEO 岸良裕司
実施方法
オンライン
受講料
無料
募集人数
1000人

問い合わせ先
ゴールドラット・ジャパン
info.jp@goldrattgroup.com

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伊藤忠とリサイクルナイロン「エコニール」の伊アクアフィルが提携

 伊藤忠商事は12日、世界最大手のリサイクルナイロンブランド「エコニール(ECONYL)」を展開する伊アクアフィル(AQUAFIL)と業務提携を締結したと発表した。両社はナイロン廃棄物の回収からリサイクルナイロンを原料とした、最終製品の開発、販売に取り組む。

 アクアフィルは、漁網や使い古したカーペットなど100%廃棄物のナイロンの原料であるカプロラクタムに戻す技術を開発し、不純物などを完全に除去してバージン材と同等品質で再利用できる循環リサイクルシステムを構築している。

 「エコニール」は、石油由来の通常のナイロンに比べてC02排出量を最大90%削減が可能で、環境配慮型素材として、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「グッチ(GUCCI)」「バーバリー(BURBERRY)」「H&M」などサステナビリティを推進するブランドが採用。「プラダ(PRADA)」は、21年末までに使用するナイロンを全て「エコニール」に切り替えると発表している。

 伊藤忠商事はナイロン原料のカプロラクタム及び、ナイロンチックについて数量ベースで世界最大規模の取り扱いをしている。今後は同社が持つ多様なネットワークを生かして、グローバルにファッションやカーペット、自動車用部材、包材などの用途に向けて拡販していく。さらに、既存の販売チェーンからの廃棄ナイロンの回収スキームも構築予定で、アクアフィルの原料安定供給の観点からも協業を進める考えだ。なおこの提携は繊維・ファッション関連の事業を展開する繊維カンパニーではなく、化学品やプラスチックなどを展開するエネルギー・化学品カンパニーが行う。

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伊藤忠とリサイクルナイロン「エコニール」の伊アクアフィルが提携

 伊藤忠商事は12日、世界最大手のリサイクルナイロンブランド「エコニール(ECONYL)」を展開する伊アクアフィル(AQUAFIL)と業務提携を締結したと発表した。両社はナイロン廃棄物の回収からリサイクルナイロンを原料とした、最終製品の開発、販売に取り組む。

 アクアフィルは、漁網や使い古したカーペットなど100%廃棄物のナイロンの原料であるカプロラクタムに戻す技術を開発し、不純物などを完全に除去してバージン材と同等品質で再利用できる循環リサイクルシステムを構築している。

 「エコニール」は、石油由来の通常のナイロンに比べてC02排出量を最大90%削減が可能で、環境配慮型素材として、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「グッチ(GUCCI)」「バーバリー(BURBERRY)」「H&M」などサステナビリティを推進するブランドが採用。「プラダ(PRADA)」は、21年末までに使用するナイロンを全て「エコニール」に切り替えると発表している。

 伊藤忠商事はナイロン原料のカプロラクタム及び、ナイロンチックについて数量ベースで世界最大規模の取り扱いをしている。今後は同社が持つ多様なネットワークを生かして、グローバルにファッションやカーペット、自動車用部材、包材などの用途に向けて拡販していく。さらに、既存の販売チェーンからの廃棄ナイロンの回収スキームも構築予定で、アクアフィルの原料安定供給の観点からも協業を進める考えだ。なおこの提携は繊維・ファッション関連の事業を展開する繊維カンパニーではなく、化学品やプラスチックなどを展開するエネルギー・化学品カンパニーが行う。

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“おうち美容”におすすめのアイテムをご紹介!

生活スタイルに変化が訪れ、コロナ禍で高まる“おうち美容”。バーニーズ ニューヨークのアポセカリーコーナーには、厳選されたスキンケアアイテムやリラックスタイムにぴったりなものまで、優秀アイテムが続々と登場しています。

本日はその中からピックアップして、ご紹介いたします。

 

乾燥が気になるこの時期におすすめしたいのが、植物療法士の森田敦子さんが手がける<ワフィト>のスキンケアアイテム。中でも化粧水と美容液は、スタッフからの人気も高いアイテムです。

IMG 2332 おうち美容”におすすめのアイテムをご紹介!

東三河地方で無農薬栽培された桑・菊・ゴツコラ・ヨモギ・スギナを配合。保湿をメインに、ダメージの要因となる微細な変化を見逃さず、肌にハリ・ツヤを与えて、肌本来の力を根本からサポートしてくれます。

スキンケアに加え、ヘアケア・デリケートゾーンケアまでバリエーション豊富にご用意しているので、お悩みの場合はお気軽にスタッフまでお尋ねくださいね。

オンラインストアはこちらから>>>

 

スペシャルケアとしておすすめなのが、<ノルド>の美容オイル。

IMG 2351 おうち美容”におすすめのアイテムをご紹介!

メイクアップアーティストが手がける<ノルド>は、“NO MORE FOUNDATION”(もうカバーはいらない)”をコンセプトに、肌本来の力を呼び覚ますアイテムを展開しています。

キメやハリのある肌に整える“プランプオイル E+”と、肌のバリア機能をサポートする“プランプオイル B+”は、どちらも天然成分100%。その時々の肌状態に合わせて使うことで効果を最大限に引き出せます。

美容化粧液“プランプエッセンス”と合わせてお使いいただくと、よりその変化を実感していただけるはずです。

オンラインストアはこちらから>>>

 

肌の状態に合わせてスキンケアを見直すように、季節ごとの特徴や髪質に合わせてお使いいただくヘアケアも欠かせません。

銀座本店・六本木店にて3月14日(日)までの期間限定でご紹介している、スキンケアのエキスパート<シスレー>のヘアケアブランド<ヘア リチュアル>。健やかな頭皮、 美しい髪へと導く植物ベースのパワフルな有効成分を高濃度に配合したヘアケアシリーズで人気を博しています。

IMG 2336 おうち美容”におすすめのアイテムをご紹介!

期間中は、バーベナ・レモン・ピーチブロッサム・アンバーなどをブレンドした、心地よい香りのシャンプー・コンディショナー・頭皮用美容液などのヘアケアアイテムを充実のラインナップでご用意。

美しい髪や、しわ・たるみのない肌に頭皮が深く関係していることをご存知でしたか?リフトアップのためには頭皮を引き上げることが大切とも言われています。

IMG 2340 おうち美容”におすすめのアイテムをご紹介!

<ヘア リチュアル>の頭皮用美容液は、髪を洗った後、スポイトで頭皮に垂らして揉み込むだけ。

髪と頭皮のエイジングケアは、始めるのが早ければ早いほど効果が現れやすくなります。

 

このほかにも各店店頭・オンラインストアには、多彩なアイテムをご用意しております。

おうち美容を楽しんで、有意義な時間をお過ごしください。

https://onlinestore.barneys.co.jp/beauty/?sz=60

次のパンデミックを防ぐために今できること “ワンヘルス共同宣言”の1クリックキャンペーン実施

 国際的な環境保全団体である世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、“ワンヘルス共同宣言”への1クリック賛同キャンペーンを開始した。

 “ワンヘルス”とは、人や動物、生態系の健康を一つと捉え、それぞれがバランスよく健全にあるべきとの考え方。人が健康であるためには、感染症の発生原因となる自然破壊を止めて生態系を健全に保ち、感染症を拡大する動物の健康も同時に守らなければならないという視点から生まれたものだ。

 WWFでは1月、関係団体とともに、“ワンヘルス”の実現に向け取り組む意志を示す“ワンへルス共同宣言”を策定。同宣言への賛同表明は、キャンペーン特設ページより“1クリック”で簡単に行うことができる。“1クリック”は2月17日まで受け付け、集まった賛同は日本政府に共有し、“ワンヘルス”実現に向けた取り組みの推進を図っていく。

 新型コロナで大きな影響を受けた医療・航空・ホテル・小売り業界、アスリート、学生などさまざまな立場の企業や個人が、既に同宣言への賛同を寄せている。

 新型コロナウイルス感染症は動物から人に感染する“動物由来感染症(人獣共通感染症)”と考えられているが、新型コロナだけでなく、新たなウイルスの発生は過去50年ほどの間に増加しており、毎年3~4種類の新たな感染症が発生、そのうち70%が動物由来といわれている。

 増加の理由には、“世界中で大規模な森林破壊が急速に進んだこと”“感染症を媒介するリスクのある野生生物の取り引きが行なわれていること”などが挙げられる。こうしたことからウイルスの宿主である野生生物と、人や家畜が接触する機会が増え、未知の感染症の伝播につながっていると指摘されている。

 そうした事情から、コロナ禍の収束が見えないこのタイミングで、“ワンヘルス”は未知のパンデミックを予防する鍵として国際的に注目されている。

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次のパンデミックを防ぐために今できること “ワンヘルス共同宣言”の1クリックキャンペーン実施

 国際的な環境保全団体である世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、“ワンヘルス共同宣言”への1クリック賛同キャンペーンを開始した。

 “ワンヘルス”とは、人や動物、生態系の健康を一つと捉え、それぞれがバランスよく健全にあるべきとの考え方。人が健康であるためには、感染症の発生原因となる自然破壊を止めて生態系を健全に保ち、感染症を拡大する動物の健康も同時に守らなければならないという視点から生まれたものだ。

 WWFでは1月、関係団体とともに、“ワンヘルス”の実現に向け取り組む意志を示す“ワンへルス共同宣言”を策定。同宣言への賛同表明は、キャンペーン特設ページより“1クリック”で簡単に行うことができる。“1クリック”は2月17日まで受け付け、集まった賛同は日本政府に共有し、“ワンヘルス”実現に向けた取り組みの推進を図っていく。

 新型コロナで大きな影響を受けた医療・航空・ホテル・小売り業界、アスリート、学生などさまざまな立場の企業や個人が、既に同宣言への賛同を寄せている。

 新型コロナウイルス感染症は動物から人に感染する“動物由来感染症(人獣共通感染症)”と考えられているが、新型コロナだけでなく、新たなウイルスの発生は過去50年ほどの間に増加しており、毎年3~4種類の新たな感染症が発生、そのうち70%が動物由来といわれている。

 増加の理由には、“世界中で大規模な森林破壊が急速に進んだこと”“感染症を媒介するリスクのある野生生物の取り引きが行なわれていること”などが挙げられる。こうしたことからウイルスの宿主である野生生物と、人や家畜が接触する機会が増え、未知の感染症の伝播につながっていると指摘されている。

 そうした事情から、コロナ禍の収束が見えないこのタイミングで、“ワンヘルス”は未知のパンデミックを予防する鍵として国際的に注目されている。

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良い「朝令暮改」と、悪い「朝令暮改」 エディターズレター(2020年11月13日配信分)

※この記事は2020年11月13日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

良い「朝令暮改」と、悪い「朝令暮改」

 「朝令暮改」とは、朝に出した命令を夕方には変えること。「アテにならないこと」を意味するネガティブワードです。確かにコロコロ変わる人を見て「どっちやねん!」とツッコミたくなることはしばしばで、「そんな人は信用できない」という気持ちもわかります。

 でも、自分の生活を振り返ってみると、どうでしょう?例えばメールを送った直後に考え直して、「あ、待って」なんて“前言撤回”メールを送ってしまうこと、アナタにはありませんか?私には、時々あります。ペースにして週1。「朝令暮改」どころか「一分前令一分後改」で、我ながら呆れる時もあります(笑)。でもこの場合、自分の思考は、どうなっているでしょう?頭の中はグルグルと高速回転し、“降臨”レベルで何かが降ってきたり気づかなかったポイントに気付けたりしたゆえの「あ、待って」です。脳は活性化した状態の時も多く、こんな時の「前言撤回」は許しておくれよ、と思っています。

 悪しき「朝令暮改」は、ポリシーがないからコロコロ変わるヤツ。良き「朝令暮改」は、頭の中がグルグルしたからコロコロ変わったヤツ。こんな認識でいかがでしょう?考えれば日進月歩と言われるテックと密接になってきたファッション&ビューティ、こと「変わっていい」もしくは「変わらなければいけない」タイミングの今のめまぐるしさは未体験レベルなワケで、「朝令暮改」を一律に否定したりためらったりして頑固になってしまう方が「よくないなぁ」って思うのです。

 そうなると、グルグルしたからコロコロしちゃうタイプの「朝令暮改」を実行しやすい環境づくりも大事ですね。どんな環境が良いのでしょう?イロイロありそうですが、確かなのは「月一の“御前会議”」じゃダメで、朝イチのスクラム(隣のデジタルマーケティングチームが毎日実行しています)とか、Slack的なコミュニケーションツールが良いのでしょうか?コロコロするのは良いですが、逐一ちゃんと説明することも大事ですね。説明しないと、相手はポリシーなき「朝令暮改」だと勘違いしてしまいます。頭の中がグルグルしている人は、自分がそれなりの時間・労力を費やして納得しているからこそ、他人への説明がおざなりだったりします(自分に諭していますw)。でも、それじゃダメ。もう一度、ちゃんと説明することが必要です。

 そう考えると、これから大事なのは「朝令暮令」なのかな?。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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編集長は先月何した?「ロエベ」とトトロで癒され、「ディオール」で南国恋しく、服作りの仕組みは激変の予感

 初売りも福袋も控え目でどうにも盛り上がりにくい新年を迎えたと思った矢先に10都道府県が緊急事態宣言下に。いい加減にして〜と空に向かって叫んでも自分に飛沫が戻ってくるだけ。顔を上げて、笑顔で、自分たちの仕事と生活に誇りを持って頑張りましょう!

1月7日(木)
まるで心の湯たんぽ
「ロエベ」とトトロのコラボにほっこり

 「ロエベ(LOEWE)」と「となりのトトロ」のコラボのお披露目に行ってきました。朝一番に見て、心がじんわり暖かくなりその効果は冬空の下を歩いても消えず、夜まで続きました。まるで心の湯たんぽです。ほっこりの背景には2年に及ぶ制作期間があったとか。ファッションとアニメーメーションの違いこそあれ、クラフツマンシップの高さは両者とも世界最高レベル。互いへのリスペクトがあるから実現するのですね。

1月7日(木)

ストライプインターナショナルで前「WWDジャパン」編集長と再会

 月末の「CEO特集」のために連日企業トップの取材が続く中、この日はストライプインターナショナルの立花隆央社長兼CEO(写真左)に取材をし、基幹の「アース ミュージック&エコロジー」の改革などたっぷり聞きました。右の女性はハイ、そうです!「WWDジャパン」の前編集長である都築千佳さんです。今は同社広報チームのマネージャーです。メディアの酸いも甘いも知り尽くし、ファッションとビューティの業界の端から端まで知っている広報責任者だなんて、実に頼もしいですね。日々の業務に「WWDジャパン」を活用してくれているとのこと。あざっす!店頭に立つこともあるそうで「コロナ下でも仕事帰りと思われる女性たちがきれいな色や艶のある素材使いの服を手に取るのを見てファッションの力を再確認している」と都築さん。ホントそう思います。

1月8日(金)
「ディオール」の展示会で
トロピカルに逃避行

 南の島へ逃避行。この言葉がこんなに恋しくなる日が来るなんて。ハワイ島沖へシーカヤックで繰り出しシュノーケリングでイルカと泳いだり、浜辺でウミガメをそっと見守ったり、フルーツをたっぷり飾ったベタなカクテルを注文したりしたいです。そんな夏の日へ思いを馳せたのが「ディオール(DIOR)」の2021年春夏展示会。フランスの伝統的なデザイン“トワル・ド・ジュイ”(18世紀頃の人物や風景、神話、動植物をモチーフにした柄のことです)の水着や大ヒットバッグ“ブックトート”などは夏のバカンスが似合うだろうな。

1月14日(木)
「ルイ・ヴィトン」の展示会へ
手仕事には吸引力がある

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会へ。こちらはウィメンズ・レザーグッズ・ディレクターに就任したジョニー・コカ(Johnny Coca)が手がけたバッグです。ジェンダーレスへとドライブをかけているニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)と相性がぴったり。そして2枚目以降はメンズのコレクションです。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターのストリートのセンスと手仕事が融合している様をぜひご覧ください。

1月15日(金)
「カラー」のショーからの
激ウマのイタリアンをテイクアウト

 パリメンズに参加している「カラー(KOLOR)」は、東京・目黒の八芳園で2021-22年秋冬コレクションをショー形式で発表しました。夜の空気がどんどん流れ込んでくる半分屋外みたいな会場だから感染対策もしっかり。展示会ではその素材やディテールの面白さに夢中になる「カラー」の服ですが、こうやってコーディネートで見るとそのハイセンスっぷりが際立ちます。

 いいものを見たからか、金曜日の夜だからか、コロナ疲れか、ただの食欲か、無性に最高に美味しいイタリアンが食べたくなり、閉店間際の目黒「古澤亭」に駆け込んでトリュフかけのパスタなどをテイクアウト(写真2枚目)。自宅までの帰路のバス車中をいい匂いで充満させてしまいました。良い素材に良いガーリック、良いオリーブオイルに良い塩胡椒、そして古澤シェフの腕。美味しくないはずがない。フランチャコルタを合わせてあぁ至福。早く店内でどんちゃん騒ぎたいです。

1月20日(水)
服作りの常識が根底から変わる予感

 デジタルにより服作りの仕組みが数年以内に激変する。そんな胎動をあちこちから感じています。大量生産・大量廃棄から脱却する一助となるサプライチェーンの改革です。服作りの仕組みが変わるということはすなわち服飾専門学校の教育が変わるということ。特にパターンメイキングは常識が根底から覆るかもしれません。その先陣を切っているのが東京ファッションテクノロジーラボ(TFL)で、繊維商社のヤギとジョイントベンチャーをスタートしたとのことで取材をしました。目からウロコの話の続出で面白かった!そして一番印象に残っているのは代表の市川さん(写真左)の次の目標は四万十川でワサビ作りというお話。デジタル化は場所という制約を解くからそんなライフスタイルも可能になるみたい。夢がありますね!

1月27日(水)
オートクチュール取材中
「ユイマ ナカザト」の配信現場へ

 この週は2021年春夏オートクチュールでした。デジタルコレクションの取材にもすっかり慣れたとはいえ日本から発信するデザイナーの取材はできればリアルにしたい!というわけで「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」のオフィスへ。オンラインで質疑応答をする中里さんの様子を取材しました。部屋の中は人の数こそ少ないですがオンライン配信独特の緊張感が漂っていました。でもコミュニケーションが進むと和やかに。デザイナーと受け手の対話が気軽にできる点がデジタルコレクションの一番の魅力だと私は思います。ある意味最高のフロントローでありバックステージ取材になりました。やっぱり私は現場取材が大好きだー。

1月28日(木)
最新号紹介
と在宅のお供

 「WWDジャパン」が今年力を入れる2大キーワードはサステナビリティとデジタル。1月の最初の2号はそのメッセージを込めて特集を組みました。そしてドカンとぶ分厚く仕上げた1月25日号はファッションとビューティ47社のCEOに登場いただきました。おそらく多くの企業が創業以来一番の苦難を抱えている今、トップが何を語るのかじっくりとどうぞお読みください!

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XEXとサルバトーレのワイズテーブル、債務超過続く。「都心」「オシャレ」は商売の旨味少なく、コロナがトドメ

 高級大型複合店「XEX(ゼックス)」、ピザ店「サルバトーレ クオモ」などを展開するワイズテーブルコーポレーションが2020年6月決算で、債務超過に陥って以来、解消できずにいる。「XEX」は客単価が高めの業態だったためにコロナが直撃したわけだが、それ以前から課題であった収益性の低さを改善できなかったことが影響している。
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【DX】イオンモール、テナント飲食店舗でのモバイルオーダー実験開始。一括注文・受取サービス。

イオンリテール株式会社(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:井出 武美)が、東京都東久留米市の「イオンモール東久留米」内のレストラン・フードコート・食物販専門店15店を対象に、モバイルオーダーとテイクアウトサービスの実証実験を実施する。期間は、2月11日~4月29日の約3ヶ月間。
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【家飲み】「RTD梅系サワーでは”男梅”の独壇場だ」。『サッポロ男梅サワー』の黄金時代はしばらく続く見込み

 まさに、"男梅"の独壇場である。  ノーベル製菓株式会社とのコラボレーション商品として2013年9月に通年商品として復活発売した「サッポロ男梅サワー」。飲食店でも、サッポロ樽生店を中心にジワジワと増えてきたなか、大衆酒場ブームの煽りを受け、他社樽生店での導入もあり爆発的に取扱いが増えた。居酒屋梅サワーの定番となった「サッポロ男梅サワー」、今度は家飲み梅サワーの定番を予感させる動きを見せている。
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「エルメス」が表参道に20年ぶりの新規路面店

 「エルメス(HERMES)」は、東京・表参道に新たな路面店を2月28日に開く。場所は「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」の跡地(渋谷区神宮前5-7-20)で、新規路面店の開業は2001年の銀座店以来20年ぶり。YOSHIROTTENが手掛けた仮囲いには、アイコニックなバングル“コリエ・ド・シアン”や「ルージュ・エルメス(ROUGE HERUMES)」がちりばめられている。さらに漫画家の竹宮惠子が描いたキャラクターには「この街にもついに『エルメス』がやってくるようだ」「きっと特別な場所になるだろうよ」といったユニークなセリフが添えられ、期待感を抱かせる。

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鳥貴族、異例の「メニュー数2割削減」の効果。人気商品もカットし、ロス・人件費削減

 鳥貴族がメニュー数を2割強削減して1カ月強。コンセプトはそのままに2割ものメニューを削減することは異例のこと。時短要請に伴う客数減に対し、いち早く対応した結果だ。大倉忠司社長は「時短要請解除後は、以前に戻す」と明言する。
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