伊藤忠・繊維、純利益が26.4%減の158億円 20年4 〜12月期

 伊藤忠商事・繊維部門の4〜12月決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26.4%減の158億円だった。コロナ禍で世界的にアパレル市場が低迷する中、全般的に取引が低調だった。主要子会社の業績(純利益ベース)は、メンズアパレル大手のジョイックスコーポレーションのがとんとん(前年同期は9億円)、ジーンズのエドウインが3億円(同16億円)、服飾資材大手の三景が6億円(同14億円)、香港子会社の伊藤忠テキスタイル・プロミネント(アジア)が6億円(同8億円)、伊藤忠繊維貿易(中国)が9億円(同10億円)だった。通期の純利益見通し230億円は据え置いた。

 売上総利益は同166億円減の712億円、基礎収益は同92億円減の113億円だった。12月末の総資産は20年3月末と比べて144億円減の4367億円だった。なお、連結キャッシュフロー計算書によると4〜12月期で120億円の有形固定資産の取得を行っている。

 また、同日には4月1日付で新たなファッションアパレル部門長に、子会社のユニコ社長で北米繊維部門長や元ジャヴァホールディングス社長を務めた中西英雄氏が就任すると発表した。

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「バレンシアガ」「ルイ・ヴィトン」で経験を積んだ実力派が語る新生「クレージュ」

 2020年9月、「クレージュ(COURREGES)」にニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)新アーティスティック・ディレクターが就任した。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で10年以上キャリアを磨いてきた彼は、一体どんな人物なのか?そして、20年5月に就任したエイドリアン・ダ・マイア(Adrien Da Maia)社長兼最高経営責任者とタッグを組み、どのように歴史あるブランドの再生に取り組んでいくのか?まだ謎の多いその人物像とビジョンを探る。

学生時代は音楽に没頭

 ニコラスが生まれ育ったのは、ベルギー南西部にある石炭工業で発展してきたシャルルロワ近くの田舎町。「“黒い国”とも呼ばれている地域で、重々しくダークな雰囲気が漂う場所だった。よく山で真っ黒になるまで遊んだよ」と当時を振り返る彼は、何事にも積極的な少年だったという。中でも強い関心を抱いたのは音楽で、「放課後にクラリネットやフルート、ピアノを学び、12歳から学生時代はずっとエレクトロニック・ミュージックの制作に没頭していた」と明かす。

 そんなニコラスがファッションデザイナーを志したきっかけもまた、音楽だった。「正直言うと、進路を選ぶときの直感のようなものだった。カトリックの一般的な学校に通っていて、全く芸術的ではなかったし、『ヴォーグ(VOGUE)』などの雑誌をかかさず読むようなタイプでもなかったからね。でも、ミュージックビデオを通して、ファッションへの興味が湧き、もっと知りたいと思った。それまでの自分は井の中の蛙で、服をまとうことによってさまざまなアイデンティティーを表現したり、誰かになれたりすると気付いたんだ」。そして、首都ブリュッセルにある有名校ラ・カンブル(La Cambre)に進学。5年をかけてファッションを専門的に学んでいたが、卒業前の08年に「バレンシアガ(BALENCIAGA)」で働くチャンスを得て、パリに移りキャリアをスタートさせた。

 そこでのニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)との出会いが、デザイナーとしての考え方に大きな影響を与えることになった。「バレンシアガ」と「ルイ・ヴィトン」で計10年以上ニコラの下で働いてきた彼は「多くの時間を一緒に過ごしてきたニコラから学んだのは、細かいところにまで気を配ること。そして、好奇心を持つことだ。ニコラはこれまでの長いキャリアの中で、同じことをやったことがない。オープンな姿勢で探求し続けることの大切さを教えてもらったよ。それからメゾンの中で働く中では、我慢強くあることも重要だと学んだ」と話す。
 

新たな「クレージュ」の方向性は?

 十分な経験を積み、満を持してのアーティスティック・ディレクター就任となったが、ニコラスは「クレージュ」に対する思いを次のように語る。「手掛けてみたいメゾンは数あるけれど、『クレージュ』はある意味、唯一無二の存在だ。僕はあまり装飾や複雑なものが好みではなくて、『クレージュ』はまさにシンプルで幾何学的なシェイプと色に尽きる。そういったミニマルな考え方は自分が表現したいこととマッチしているから、とても心地よく感じているよ。そして、『クレージュ』は“スペースエイジ”と共に語られることが多いけれど、ファッションの歴史を振り返ると、それは1960年代のトレンド。ブランドの本質を掘り下げると、夢を形にしたいという情熱によって生み出されたのだと思う。だから“情熱”はブランドにとっての核となる価値だ。これからは、インテリアやフレングランスなどを含め全方位的にその世界観を表現していく。DNAやヘリテージを大切にしつつ、そこにベルギー出身の自分らしさ、例えばロマンチックな要素や若い頃に通っていたナイトクラブを感じさせるようなラディカルなムードを加えていきたい」。

 そんな新生「クレージュ」の第一歩として、20年末にはブランドのアイコンを現代に合わせて再解釈したコレクション“リエディション(REEDITION)”を発売した(日本ではミラベラやレボリューションで2月から順次取り扱い予定)。「原点に立ち戻り、アーカイブの中から好きなシルエットを選びシンプルにアレンジした」という同コレクションは、71年に発表されたビニールジャケットや72年に発表されたトレンチコート、リブニットなどを豊富なカラーバリエーション(ビニールジャケットは15色展開)と環境に配慮した素材で仕上げたもの。エッセンシャルアイテムとして、シーズンを越えてショップで扱う。またローンチに合わせ、アトリエの下にあるフランソワ・プルミエ通りの旗艦店も、オープンした67年当時の内装や修復した家具を生かしてリニューアルした。

 すでにあるデザインやヘリテージを大切にするという考え方は、これからのコレクションへのアプローチにも通じるものだ。「今のファッションには脱構築というアプローチが多すぎると感じる。しかし、今でも通用する美しいデザインを崩す必要はない。例えば、美術館にも所蔵されているトラペーズ(台形)スカートのようにね。より軽くしたり、時代に合った素材を変えたりすることでアップデートして、今後のコレクションにも織り交ぜていく」。
 

未来に向けたクリエイションへの取り組み方

 これからのクリエイションを考える上で重要なサステナビリティやインクルージョンについて尋ねると、「今はもう2021年。サステナビリティやインクルージョンについて考えたり取り組んだりするのは、もはや当たり前のことだ」とニコラス。「アイテムはできる限りエコ・コンシャスな素材や生産背景で仕上げる努力をしている一方で、売り上げのためにそれを前面に押し出すようなことはしたくない。ここ数年、コレクションのテーマ自体が“エコ・コンシャス”になっているものをたくさん目にするけど、それは取り組むべきプロセスであって、テーマにするのは意味がないと思う。そして、何よりも捨てられずに世代を超えて受け継いでもらえるような服を生み出すことがベスト。だから、コレクションでファッション世界に革命を起こすつもりはないし、ステップ・バイ・ステップで1シーズンで廃れることのないものを作りたい」と説明する。

 また、インクルージョンに対するアプローチは男女が同じアイテムを着て登場した“リエディションズ”のビジュアルやビデオからも垣間見えるが、彼はジェンダーの流動性についてとても柔軟だという。「現在制作しているファーストコレクションは、正確に言うと二つに分かれているけど、それはフィットによりタイトなものとゆったりボクシーなものがあるという感覚。異なる体形やアイデンティティーを持つそれぞれの人が好きなものを選んでくれたらいいと考えている。自由であることは、『クレージュ』の大事な価値でもあるからね」。

 本格的なデビューを飾る2021-22年秋冬コレクションは、3月のパリ・ファッション・ウイークで披露予定だ。フランスの新型コロナウイルスの感染状況を考えると、現時点で先のことを決めるのは難しいが、「自分にとって大きな夢だったから、可能ならばショーでコレクションを披露したい」とコメント。「今は会場の候補をチェックしたり、コンセプトや招待状について話し合ったりと、開催を想定して準備を進めている。最終的な判断はショーの2、3週間前にならないとできないけど、ダメなら臨場感のあるビデオを制作するつもり。1番怖いのは、どうすればいいか分からずに立ち止まってしまうことだ」と着実に歩を進めている。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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バンダイが「仮面ライダー」のファッションブランドをスタート 「アンリアレイジ」や「ガンリュウ」コラボも

 バンダイは2月4日、平成以降に放映した「仮面ライダー」の作品にフィーチャーしたファッションブランド「ヘンシン バイ カメンライダー(HENSHIN BY KAMEN RIDER)」を立ち上げた。“服に袖を通す日々の中で少しずつ自分の内面をアップデートできる服”をテーマに、ファッションという切り口で同作品を再解釈する。

 第一弾は、「仮面ライダークウガ」、「仮面ライダーファイズ」、「仮面ライダーW」の計3タイトルにフォーカス。「クウガ」の鎧やインナースーツをカラーリングや素材で表現するなど、各ライダーの特徴を捉えたスニーカー3型に加え、アパレルは“ベーシック”、“マーキング”、“フォト”、“エレメンツ”の4つのラインに分けたTシャツやパーカ、ジャケットなどをそろえた。全アイテムは2月10日10時に公式オンラインストアで発売する。 公式サイトでは商品情報や著名人インタビュー記事など、さまざまなコンテンツを発信する。記事の第一弾では俳優の窪塚洋介が登場し、「ヘンシン バイ カメンライダー」の商品の魅力や感想を語った。また、バーチャル上のポップアップ空間も立ち上げ、360度閲覧可能なスニーカー画像や、映像や動画による演出を公開する。

 ブランド設立を記念して、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」とのコラボアイテムも販売する。「アンリアレイジ」では同ブランドの“AZ”ロゴと、「仮面ライダーW」の劇中で地球の記憶をA〜Zでプログラムした“ガイアメモリ(変身に使用するアイテム)”を掛け、環状にした“A to Z”をフロントに配したTシャツ全4型を用意。“ガイアメモリ”のグラフィックを用いたインスタグラムのARフィルターも製作した。

 2月10日には伊勢丹新宿本店メンズ館1階にも期間限定のポップアップストアをオープン(16日まで)。商品購入者(各店先着500人)を対象に、オリジナルフェイスカバーを配布予定だ。その後、3月3〜15日に心斎橋パルコ、3月19日〜4月1日に渋谷パルコ、4月16日~29日には名古屋パルコでもポップアップストアをオープンする。


問い合わせ先
バンダイお客様相談センター
0570-041-101

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バンダイが「仮面ライダー」のファッションブランドをスタート 「アンリアレイジ」や「ガンリュウ」コラボも

 バンダイは2月4日、平成以降に放映した「仮面ライダー」の作品にフィーチャーしたファッションブランド「ヘンシン バイ カメンライダー(HENSHIN BY KAMEN RIDER)」を立ち上げた。“服に袖を通す日々の中で少しずつ自分の内面をアップデートできる服”をテーマに、ファッションという切り口で同作品を再解釈する。

 第一弾は、「仮面ライダークウガ」、「仮面ライダーファイズ」、「仮面ライダーW」の計3タイトルにフォーカス。「クウガ」の鎧やインナースーツをカラーリングや素材で表現するなど、各ライダーの特徴を捉えたスニーカー3型に加え、アパレルは“ベーシック”、“マーキング”、“フォト”、“エレメンツ”の4つのラインに分けたTシャツやパーカ、ジャケットなどをそろえた。全アイテムは2月10日10時に公式オンラインストアで発売する。 公式サイトでは商品情報や著名人インタビュー記事など、さまざまなコンテンツを発信する。記事の第一弾では俳優の窪塚洋介が登場し、「ヘンシン バイ カメンライダー」の商品の魅力や感想を語った。また、バーチャル上のポップアップ空間も立ち上げ、360度閲覧可能なスニーカー画像や、映像や動画による演出を公開する。

 ブランド設立を記念して、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」とのコラボアイテムも販売する。「アンリアレイジ」では同ブランドの“AZ”ロゴと、「仮面ライダーW」の劇中で地球の記憶をA〜Zでプログラムした“ガイアメモリ(変身に使用するアイテム)”を掛け、環状にした“A to Z”をフロントに配したTシャツ全4型を用意。“ガイアメモリ”のグラフィックを用いたインスタグラムのARフィルターも製作した。

 2月10日には伊勢丹新宿本店メンズ館1階にも期間限定のポップアップストアをオープン(16日まで)。商品購入者(各店先着500人)を対象に、オリジナルフェイスカバーを配布予定だ。その後、3月3〜15日に心斎橋パルコ、3月19日〜4月1日に渋谷パルコ、4月16日~29日には名古屋パルコでもポップアップストアをオープンする。


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不幸なニュースとの向き合い方 エディターズレター(2020年11月2日配信分)

※この記事は2020年11月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

不幸なニュースとの向き合い方

 「破たん」「閉店・撤退」「リストラ」「希望退職」なんて文字が踊るニュースは、「WWDJAPAN.com」でも抜群の数字を叩き出します。一般メディアなら「死去」「逮捕」「不倫」なんて言葉が、それに当たるでしょうか?確かに私もクリックしたくなる衝動に駆られるのでエラそうなコトは言えませんが、時々「なんだかなぁ」と切ない気持ちになるのは事実です。

 同業他社では「ファッションプレス」が、コロナを含むネガティブなニュースは一切掲載せず、全編ポジティブなニュースばかりでサイトを構成しています。私たちは「建設的批判」や「失敗からの成功」を信じているので相入れることはありませんが、「敵ながら、あっぱれ!!」とも思います(敵なのかw?)。信念を感じますね。

 ネガティブなニュースは、咀嚼の仕方が大事だと思っています。伝える側も、受け取る側も「どうして、こうなってしまったのか?」や「再発を防ぐには?」というスタンス、視点を忘れてはなりません。コレは新聞記者時代、先輩から散々聞かされました。あの時は100%理解していませんでしたが、今は、当時よりずっと共感できるようになっています。書くときは記事に、読むときは自分のコンテクストに「原因究明」や「再発防止」という視点を、極力盛り込みたいと心掛けています。読むときも、「原因究明」や「再発防止」を考えること、大事ですよね?じゃないと「明日は我が身」になっちゃうし、不幸なニュースを「消費」し続けるだけのイヤなヤツになっちゃいますから。

 加えて媒体としては、上述した「抜群の数字」に踊らされるな、と強く強く思っています。10万PVを記録するのは、「記者の力量」よりむしろ、ただ、「それがネガティブなニュース」だから。そう捉えて心にとどめ続けなくちゃと思うし、さらなる数字を狙ってネガティブを煽るなんて言語道断です。煽った瞬間、ありがちなまとめサイトや低俗なプリントメディアに転落してしまいます。こうしたメディアが好きになれないのは、「ほらアナタ、こんなニュース好きでしょう?」と“タカをくくられている”気がするから。結局、ユーザーをナメているような気がして、本当にユーザーを思っているのか分からなくなってきたのです。

 同じことは、SNSでも言えるのですよね。リンク1本目の記事の通り、どうも最近「Twitterでバズることを狙った文言」が気になりだして。“タカをくくっている”ようなツイートが気になり始めているのですが、よくよく見ると、そんな投稿のインプレッションは総じて低そう。ユーザーの皆さんは、敏感です。リンク2本目の以前のお手紙の通り、“タカをくくられる”ことに対して、今の消費者は敏感です。改めて飾らず、誠実に、想いを込めて。先月末、ネガティブなニュースのパフォーマンスの高さと、「Twitter映え」を思わせる投稿を見て、そんなことを考えたのでした。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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エイ出版社の24媒体を買収したコンサル&投資会社が語る事業の行方

 コンサルタント&ベンチャー投資会社のドリームインキュベータ(東京都、原田哲郎代表取締役最高経営責任者)は2020年12月、アウトドア誌「ピークス(PEAKS)」やサーフィン誌「ナルー(NALU)」など趣味の雑誌を多数手掛けるエイ出版社(東京都、角謙二社長)の24のメディアと、エイ出版社の子会社で同社のエディトリアルデザインなどを手掛けるピークス(以下、旧ピークス)の全事業を買収、同月にピークス(以下、新ピークス)を設立して21年2月1日に営業を開始した。今、出版社以外の会社が紙メディアを所有する意味とは?半田勝彦ピークス代表取締役兼取締役会議長に話を聞いた。

WWD:買収先にエイ出版社を選んだ理由は?

半田勝彦ピークス代表取締役兼取締役会議長(以下、半田):エイ出版社は“趣味の雑誌社”を公言しており、ライフスタイルに寄り添った雑誌を多数出版していた。ニッチとも言えるセグメントによりファン(読者)の属性がしっかりしており、エンゲージメントも高かった。ウィズ・アフターコロナ時代にわれわれの価値観は大きく変容し、人生を豊かにする趣味の必要性はいっそう高まる。またコンサルタント&投資会社であるドリームインキュベータとしては、コンテンツメーク機能とブランドとしてのメディアが欲しかった。ニューノーマル下で、持続可能な価値を提供していきたい。

WWD:買収に伴いオフィスやスタッフに変化は?

半田:新ピークスは、引き続き東京・用賀にあるエイ出版社も入居するビルの1フロアで営業を続ける。業務委託を含む約140人のスタッフも変わらず雇用する。

WWD:取得したメディアや組織について整理の予定は?

半田:最適化やバリューアップという意味ではイエスだ。これまでの雑誌にとってマネタイズは、もちろん雑誌販売による儲けもあるが、広告一本やりだった。今後は、24メディアによって得たデータを活用したい。雑誌以外のものを対象とした物販や、ファンの囲い込みによるコミュニティー形成などが挙げられる。それらのデータをドリームインキュベータのコンサルティングや投資に生かすこともあるだろう。

WWD:データが肝になる?

半田:その通りだ。データサイエンス機能は旧ピークスにもあったが、それを強化する。しっかり分析して的中させる。DX(デジタルトランスフォーメーション)によって既存の価値を最大化したい。なぜなら、24のメディアと旧ピークスの持つ製作機能は優秀で魅力的だからだ。

WWD:今後も新たな買収プランはある?

半田:新会社が船出したばかりなので、まずは新ピークスに注力したい。前進する中で新たな発見もあるだろう。その際には“拡張”もあるかもしれない。今回譲受したジャンルとは異なる、金融や老後などでの拡張だって可能性としてはある。

 24のメディアを譲渡したエイ出版社には、メンズファッション誌の「LIGHTNING(ライトニング)」「セカンド(2ND)」、バイク誌の「ライダースクラブ(RIDERS CLUB)」、タウン誌の「世田谷ライフマガジン」などが残る。

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【月次速報】営業強行のグローバルD、客単価120%で売上戻す。「ウサばらし」消費の受け皿になった?

 再び緊急事態宣言が出た1月。自治体からの営業時間短縮要請が出た12月と比べると、さらに昨対のレベルが落ちている。ファストフード系を除くと、7ポイントほどのマイナスというところだ。その中で、グローバルダイニングは客単価が約2割伸びている。
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【月次速報】営業強行のグローバルD、客単価120%で売上戻す。「ウサばらし」消費の受け皿になった?

 再び緊急事態宣言が出た1月。自治体からの営業時間短縮要請が出た12月と比べると、さらに昨対のレベルが落ちている。ファストフード系を除くと、7ポイントほどのマイナスというところだ。その中で、グローバルダイニングは客単価が約2割伸びている。
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【家飲み】「家飲み×せんべろ=赤星」サッポロラガービール 通称『赤星』

 大衆酒場の主役と言えば、サッポロラガービール、通称「赤星」である。赤星は、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から1877年に発売、今年で生誕144年を迎えた歴史あるビールブランドである。老舗大衆酒場には必ずと言っていいほど、赤星が置かれており、いつの日から大衆酒場のビールとなった。昨今の酒場ブームで、時代に合わせた大衆酒場が続々と誕生、どの店も取扱うビールは無条件で赤星である。
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【家のみ】「家飲み×せんべろ=赤星」サッポロラガービール 通称『赤星』

 大衆酒場の主役と言えば、サッポロラガービール、通称「赤星」である。赤星は、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から1877年に発売、今年で生誕144年を迎えた歴史あるビールブランドである。老舗大衆酒場には必ずと言っていいほど、赤星が置かれており、いつの日から大衆酒場のビールとなった。昨今の酒場ブームで、時代に合わせた大衆酒場が続々と誕生、どの店も取扱うビールは無条件で赤星である。
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【家のみ】「家飲み×せんべろ=赤星」サッポロラガービール 通称『赤星』

 大衆酒場の主役と言えば、サッポロラガービール、通称「赤星」である。赤星は、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から1877年に発売、今年で生誕144年を迎えた歴史あるビールブランドである。老舗大衆酒場には必ずと言っていいほど、赤星が置かれており、いつの日から大衆酒場のビールとなった。昨今の酒場ブームで、時代に合わせた大衆酒場が続々と誕生、どの店も取扱うビールは無条件で赤星である。
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「ワコール」の“3Dスマート&トライ”プロジェクトを率いて成功に導いた篠塚厚子 ランジェリー業界の開拓者vol.1

 新型コロナウイルスの感染拡大は、従来の商品やサービスの在り方に変化をもたらしている。対面のフィッティングを重視してきた下着業界にも影響を及ぼしているのは言うまでもない。ソーシャルディスタンスが重要視される中、接客やサービスにも変化が求められる。この連載では、コロナ禍に先んじて、既成概念に捉われない新領域の商品やサービスを生み出してきた下着業界の開拓者を紹介する。

 第1回は、ワコール(WACOAL)の篠塚厚子・総合企画室イノベーション事業推進部課長だ。わずか5秒で18カ所をセルフで計測できる3DボティースキャナーとAIによる接客を連動させた“3Dスマート&トライ“のプロジェクトを率いて成功へと導いた。2019年にスタートしたこのサービスの導入店舗は現在15店、計測者は累計4万人にも上る。昨年から、そのシステムの提供を通して他企業とも協業し、新たな美のプラットフォーム作りを目指している。

――“3Dスマート&トライ”誕生のきっかけは?

篠塚厚子ワコール総合企画室イノベーション事業推進部課長(以下、篠原):単発の事業としてではなく、ワコールのオムニチャネル戦略の一環として考えたものだ。16年に、今後デジタルをどのように活用してワコールのビジネスをアップデートするべきか検討が始まり、17年4月にオムニチャネル戦略推進部が発足した。当時、私は育休明けで、自らその部への参画を願い出た。というのも、産休前の15年関はグループ会社のピーチ・ジョン(PEACH JOHN)でSNSを活用したブランディングに関わっており、育休中に読んでいた本の影響もあり、次の時代はデジタルが必須と思っていたからだ。オムニチャネル戦略の中では、リアル店舗を今後どうしていくか、未来の顧客体験をどう描くかという課題があり、私の役割はそれを考えることだった。17年7〜10月にかけて1人の客としてワコールの30~40の店舗を訪れて感じたのは、「このままで新しいお客さま、とくに若いお客さまは満足できるのか」ということだった。そのときに、新しい顧客体験が「このようであるといいな」と夢物語のように描いたのが“3Dスマート&トライ”の構想だ。

――具体的なプロジェクトはどのように始まった?

篠塚:17年11月に最高経営会議で、その夢物語を形にしてこういうプロジェクトを始めたいとプレゼンテーションして許可をもらった。そして、その年の12月に次世代ショッププロジェクトが発足。メンバーは10人で、商品企画担当、販売教育担当、人間科学研究所、オムニチャネル戦略推進部から集まった。当初は「3Dスキャナーを使ってAIで接客したい」という構想を話してもメンバーはピンとこなかっただろうし、ポテンシャルをどれだけ感じていたのかは分からなかった。

採寸するだけのポップアップショップに長蛇の列

――手探りのスタートで、このプロジェクトが形になると実感したきっかけは?

篠原:夢を起点にスタートさせたかったので、はじめは実現できるかどうかは別として「こういう店が欲しい」「こういうサービスが欲しい」というのを書き出すワークショップをした。そこで出た意見をもとに、イメージする店をメンバーに小説として描いてもらった。その小説全てに“楽しい、面白い、すごい”といった言葉が入っていて、「これは形になる」と実感できた。メンバー全員がポジティブであったことが、実現できると思った最大の要因だ。その目処がついてからは実現に向けて、社内公募で集まった若手を中心とした11人のチームを18年5月に発足させた。もちろんハードルはたくさんあり、妥協したくなったり、やめようと思ったことも多々あったが、メンバーに恵まれて実現した。上司が強い意思を持ってリードしてくれたのも助かった。

――そのときプロジェクトチームが目指したゴールとは?

篠塚:「今までワコールの店に行ったことないけれど、このシステムだったらやってみたい」とお客さまに思っていただくことが最初のゴールだった。この新しいサービスをきっかけに、ワコールの店に初めて来たというお客さまが1人でもいれば、というのが最初の思いだ。19年4月に“3Dスマート&トライ”のお披露目となるポップアップストアを表参道ヒルズにオープンした際、からだを採寸するだけのためにお客さまが並んだのを見て、「このサービスを浸透させたい、デジタルを日常に取り込んで役に立てたい」と強く思うようになった。

理想値や平均値を示さないことに共感の声

――お客さまからどんな反応があったか?

篠塚:まず、「ワコールの販売員は優しい」「久しぶりにワコールの商品を着けてみたら本当によかった」というコメントが多かった。われわれが長年培ってきた商品や接客の強みを“3Dスマート&トライ”を通して知ってもらえてとてもうれしい。ワコールの商品や接客に携わる人をリスペクトしている。それぞれの思いを、このシステムを通じてお客さまに伝えられていると思う。あえて理想値や平均値を設定しなかったことに対して、お客さまが共感してくれたのもうれしい。本当はそれら数値と比較してこうした方が良いというアドバイスをした方が商品の売りにはつながるかもしれない。ただ、女性の美に寄り添う企業としては、そうしたくないという強い思いがあり、理想値や平均値を設定しなかった。SNS上で「平均値や理想体型を出さない姿勢が信用できる」という発信を見て思いが伝わっていると実感した。

――次のゴールは?

篠原:“3Dスマート&トライ”を核に、新たな女性の美のプラットフォームを作りたいと思う。ワコールの経営目標は「世の女性に美しくなってもらうことにより社会に寄与すること」。女性が美しくなる手段は下着に限らず、データをそれぞれの人生を豊かにするために使ってもらうことで事業の拡張にもつながる。今後は、会社の利益を出すということ以上に、豊かな社会の実現のためにどれだけ貢献できるかが重要になってくる。女性がそれぞれの美しさを追求する際に、ワコールが寄り添える存在であることが大切だ。それが、社会が必要とし、貢献できることだと思う。その一歩として、20年4月からイノベーション事業推進部として、“3Dスマート&トライ”を軸に、さまざまな企業と共創しながら、既存のワコールにない価値観を生み出そうとしている。

――そのゴールに向けてのデジタルの役割とは?

篠原:弊社のデジタルは“全ての人が生き生きといられる”ということをコンセプトにしている。デジタルは道具であって、人が主役。“3Dスマート&トライ”でデータが出たことで、「もっと説明して欲しい」というお客さまのニーズが生まれている。そして、店頭の販売を担うビューティーアドバイザー(以下、BA)と会話すれば、その知識の豊富さに触れBAに対する認識が変わるはずだ。20年10月にスタートしたアバターを活用した新しい接客システム「アバカウンセリング パルレ」は店頭にいなくても、BAが接客することができ、B Aの価値を生かせることを証明している。デジタルは既成概念、時間、空間を超えて、人の可能性を引き出す。それは豊かな社会や人生の充実につながるので大事にしたい。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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【今年は俺たちの年】「創業3年目に倒産の危機がありました。倒産の危機を乗り越えて生まれたのが『てけてけ』です」ユナイテッド&コレクティブ 坂井社長

 首都圏を中心に居酒屋「てけてけ」や"Real Fresh, Real Burger"がコンセプトの「the 3rd Burger」など、94店舗(2021年1月現在)を展開しているユナイテッド&コレクティブ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:坂井 英也)。昨年は、創業20年、節目の年でのコロナ禍。ビジネス街ドミナント出店が一転して不利な立地となってしまった。しかし、倒産の危機を乗り越えた経験がコロナ禍で活かされ、更なる成長を遂げている。コロナ禍でも動じることなく、冷静沈着な坂井氏に今を聞いた。
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「ビーツ」×「フラグメント」のコラボイヤフォン 藤原ヒロシが“シンプルを極めたかった”その理由とは?

 アップル(Apple)傘下の「ビーツ・バイ・ドクタードレ(Beats by Dr. Dre以下、ビーツ)」はこのほど、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とコラボしたワイヤレスイヤフォン“パワービーツ プロ(POWERBEATS PRO)”(2万4800円)を発売した。「ビーツ」と「フラグメント」がコラボするのは2014年以来の2度目。今回はブラックを基調に無駄をそぎ落としたシンプルなデザインで、片方のイヤーパッドに「フラグメント」の稲妻モチーフを、もう片方にブランドネームをあしらった。ルックブックにはハードル・短距離選手のシドニー・マクラフリン(Sydney McLaughlin)を起用し、未来感と退廃的なムードから「フラグメント」の美学を表現したという。コラボについて、藤原ヒロシにメールインタビューした。iTunesでは、発売に合わせてプレイリストも公開した。
なお、アップルのオンラインストア(完売)、「ゴッドセレクションXXX(GOD SELECTION XXX)」の原宿旗艦店、ドーバーストリートマーケットギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で販売中だ。

WWD:2014年以来となる「ビーツ」とのコラボレーションについて、率直な感想を教えてください。

藤原ヒロシ(以下、藤原):「ビーツ」は普段からいつも使っているので嬉しいです。

WWD:今回“パワービーツ プロ”を選んだ理由は?

藤原:先方からのリクエストがあり、僕もこれを使ってみたかったので。

WWD:デザインのポイントと最もこだわった部分は?

藤原:色変更とか、いくつかサンプルを作って何か特別になるようにやってみたんですが、結果的にシンプルな黒が一番よかった。既存のモデルにロゴをプリントしているだけとか、サボっているとか思う人もいるかも知れませんが、自分が一番使いたいのはこれでした。

WWD:オーディオ製品をデザインする上での難しさとは?

藤原:いろいろ規制もあるので、オーディオ製品のデザインはかなり難しいんじゃないですかね?

WWD:「ビーツ」の優れていると思う点は?

藤原:使いやすい。いつも身につけられるという点。

WWD:今後の「ビーツ」とのプロジェクトの予定。また、やってみたいことがあれば教えてください。

藤原:シンプルでウエアラブルなイヤフォンが僕には必要なので、また機会があればぜひ何か作りたいです。

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「バウム」初の日焼け止めが登場 森林浴をイメージした香り

 資生堂が展開するナチュラルスキンケアブランド「バウム(BAUM)」は、ブランド初の日焼け止め用乳液“ダブルプロテクション デイシールド”(SPF30・PA+++、60mL、4800円)を発売した。

 同ブランドによると、近年の消費者が日焼け止めに求めていることは、紫外線だけではなく、乾燥や空気中の物質など様々な環境要因から肌をプロテクトする高い防御効果だという。一方で、「高い防御効果は肌にダメージを与えるのでは」という意識を持ち、ナチュラルな成分でつくられた日焼け止めを使いたいというニーズが高まっている。しかし、一般的にナチュラルな日焼け止めは「防御力が十分ではなさそう」というイメージを持たれているといい、日焼け止め市場の“防御効果とナチュラルを兼ね備えた商品を求める未充足ニーズ”が存在していることに着目した。そこで、「ナチュラル」と「高い防御効果」の両立を目指し、開発した。

 “ダブルプロテクション デイシールド”は、紫外線吸収剤を一切使用せず、ナチュラル成分からなる紫外線散乱剤のみで処方する。樹木由来の肌保護成分と自然由来の紫外線防御成分を配合したダブルプロテクション効果を備え、シミや乾燥などの原因となる肌ダメージをマルチに防ぐ。シダーウッドオイルをベースに、ナツメグやジンジャー、アンバーなどの樹木由来香料を調合し、森林浴をしているかのような香りが特徴だ。真夏の汗や、軽い水浴程度には耐えられるウォータープルーフ機能を搭載する。

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「ディオール」から新バッグ“カロ”登場 新木優子やBLACKPINKのJISOOの着用画像も公開

 マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による「ディオール(DIOR)」はこのほど、新アイコンバッグ“ディオール カロ”を発売した。2021年プレ・スプリング・コレクションで発表されたもので、同ブランドの公式ECサイトや直営店で販売している。

 柔らかくしなやかなカーフレザーを丁寧にカッティングし、メゾンを象徴する“カナージュ(格子)”パターンを繊細に再現するために、キルティングの工程だけで約1万8000針ものステッチが施されている。バッグの内側にはゴールドの“Christian Dior”シールが付き、メタルのCDシグネチャー、チェーン、クラスプが取り付けられている。

 サイズはSとLの2サイズで、カラー展開はブラックやグレー、ベージュ、アイボリー、スカイブルー、ミントグリーン、ピンクなど。スモールバージョンではデニムのほか、21年プレ・スプリング・コレクションに登場したタイダイ柄も用意する。また、ショルダーストラップを変えてさまざまなルックを楽しむこともできる。価格は37~48万円。

 ジャパンアンバサダーである新木優子のほか、BLACKPINKのJISOO、ぺ・スジ(Suzy)、アンジェラベイビー(Angelababy)、ルーシー・ラモス(Lucy Ramos)、マリア・バカロワ(Maria Bakalova)、シンシア・サミュエル(Cynthia Samuel)ら、同ブランドと親交が深いセレブリティも“ディオール カロ”を着用した写真を公開した。

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「ルイ・ヴィトン」ウィメンズ・フレグランスの新作は金木犀の香り

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、ウィメンズ・フレグランスの新作“エトワール フィラント(Etoile Filante)”(100mL、3万5000円/200mL、4万9000円)を1月28日に発売した。一部の「ルイ・ヴィトン」ストアと公式サイトで取り扱う。

 メゾンのインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)は「光を放ちながら夜空を駆ける星」をテーマに創作。ベルトリュード調香師が子どもの時に出合った金木犀の香りと、後に訪れた中国の花市場に漂うマグノリアの香りを着想源に、今回初めてメインノートに金木犀を選んだ。少量加えた高品質なジャスミンが金木犀のフローラルな特徴を際立たせ、ホワイトムスクがコントラストを生み出し香りを持続させる。

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「ジョンマスターオーガニック」初のオーラルケアシリーズ登場 トゥースペースト&マウスウォッシュをそろえる

 「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は3月25日、ブランド初のオーラルケアシリーズを発売する。合成香料や人工甘味料、パラべンなど5つの化学合成成分不使用のトゥースペースト3種とマウスウォッシュ1種をラインアップする。

 同ブランドによると、マスクの着用が習慣化したことで、顔筋力の低下やストレスで唾液が減少し、口内環境の悪化を実感する人が増えているという。また、感染症予防の観点から口内環境を整えることの重要性が指摘されている。そこで、“美しさの土台を整える”ことを大切にする「ジョンマスターオーガニック」のフィロソフィーに基づき、これまでのノウハウを生かしたナチュラルで機能性にも配慮するオーラルケアシリーズを開発した。

 トゥースペーストからは、炭の吸着力でステイン除去する“トゥースペーストCH”(100g、1200円)、軽い泡立ちで刺激の少ないジェルタイプの“ジェルトゥースペーストSE”(75mL、1200円)、歯の表面に優しいデイリーケアに使えるホワイトニングの“トゥースペーストホワイトネス”(100g、1200円)が登場する。マウスウォッシュ(250mL、1800円)は、オーガニックのチャ葉エキス配合で口内環境を健やかに保ち、爽やかな後味が続くペパーミントを採用した。

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2年前から火の車だった「トップショップ」親会社 エディターズレター(2020年12月4日配信分)

※この記事は2020年12月4日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

2年前から火の車だった「トップショップ」親会社

 「トップショップ」擁するアルカディア グループが破産申請です。新型コロナがトドメを刺したというのが正しいところでしょう。18年8月期決算で赤字に転落。昨年の段階で、経営難をオーナーであるフィリップ・グリーン卿の妻が私財を投げうってなんとかしのいでいましたから、正直時間の問題だろうな……と思っていました(1番目の関連記事参照)。

 日本ではラフォーレ原宿が誘致し、その後2008年に同館を運営する森ビル流通システムとJBFパートナーズが合弁会社を作って本格展開。10年に新宿東口に3層の路面店を構えた際には、プレビューでプレスがこぞって買い物を楽しんでしいました。11年に大阪・梅田に開業したルクアも目玉は「トップショップ」導入で、5階に大型店を構えて大いに盛り上がりましたし、実際すごく売れたという話も聞きました。

 でも、その熱狂は長くは続かず、15年に突然店をクローズ。本当に突然で、びっくりしたのを覚えています。路面店はともかく、商業施設内の店も予告なしのクローズでしたから(2番目の関連記事)。

 「トップショップ」は、クリストファー・ケインやジョナサン・アンダーソンら若手英国人デザイナーと協業して彼らをフィーチャーし、ケイト・モスやビヨンセとのコラボなどでも話題を集めました。成功の立役者であるオーナーのグリーン卿は、英国屈指の経営者、大富豪としてもてはやされ、ナイトの称号まで得ましたが(3番目の関連記事)、破綻の原因も同氏に負うところが大きかったようですね……。鋭意まとめておりますので、もう少々お待ちを!

 さて、「トップショップ」(アルカディア)はこれから買い手探しです。具体的な候補企業の名前が挙がってこないところを見ると、難航するのだろうなと思います。

VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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ナイキ、性能重視の競技用シューズもサステナブル対応 25%以上をリサイクル素材に

 ナイキ(NIKE)は2月26日、ブランド初の環境配慮型パフォーマンスシューズ“ナイキ コズミック ユニティー”を発売する。価格は1万8150円。これまで性能が重視される競技用の製品はスペックの落ちるリサイクル素材の使用や設計の省エネ化などが難しかったが、さまざまな工夫を凝らすことで、性能を維持しつつ、重量換算で25%以上リサイクル素材を用いるなど地球への影響を最小限に抑えた。

 “ナイキ コズミック ユニティー”はバスケットボール競技向けのシューズで、ナイキのサステナビリティ戦略“MOVE TO ZERO(CO2と廃棄物の排出量ゼロを目指す取り組み)”の理念が取り入れられている。足底部材や履き口の裏地や中敷き、表面の素材、シュータン、シューレースの一部にリサイクル素材を配合し、足底部材のつなぎに用いる素材は不要にした。ロス・クライン(Ross Klein)パフォーマンス フットウエア シニア クリエイティブ ディレクターは「『世界をよりよくするプロダクトが同時にアスリートをよりよくできないか』を考えはじめ、結果的に、パフォーマンス、環境、そしてバスケットボールの世界におけるフットウエアのあり方を再定義することになった。なぜ、バスケットボールだったか?――バスケットボールは人々を一つにまとめる力があるから。公園でプレーしている人から、様々な地域でプレーしている人、性別も違えば、レベルもプレースタイルも違う、そうしたアスリートを一つにすることができる。“コズミック ユニティー”アスリートのパフォーマンスを最大化し、地球への影響を最小限に抑え、最終的には人間の可能性を最大限に引き出すことで、パフォーマンスを向上させるための全く新しいソリューションだ」という。

 重要な特徴は2つある。1つ目のアッパーにはリサイクル可能なケーブル糸を用い、編み目のような構造にすることで、前足部の動きに対応しながらサポート性を提供する。加えて、廃棄物の削減、部位ごとのフィット調整、前足部とシューズの一体感の向上、通気性を実現した。2つ目は、フットウエアの中で最も重い部品のゴムの革新で、靴全体の重量を減らすことができた。

 またまた、これまでライフスタイル向け製品にのみ用いられていたナイキ独自のミッドソール“ナイキ クレーター フォーム”もこのために改良した。“ナイキ クレーター フォーム”は通常軽量で柔らかい素材だが、バスケットボール競技向けには、サポート性と反発性を高めるために、より固めのクレーターフォームを作る必要があったという。そのため、クレーターフォームに10%程度用いる “ナイキ グラインド ラバー(生産工程で出る廃棄物を再利用した素材)”はこれまでとは異なる成形方法でより圧縮した新たな素材を作った。

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「ドクターマーチン」が新規上場 公募価格を23%上回る初値

 英投資会社ペルミラ(PERMIRA)傘下のシューズメーカー、ドクターマーチン(DR.MARTENS)は2月3日、ロンドン証券取引所のメイン市場であるプレミアム市場に新規上場(IPO)した。ティッカーシンボルは「DOCS」。新規株は1株あたり3.70ポンド(約529円)で募集し、公募価格を22.7%上回る4.54ポンド(約649円)で初値が付いた。終値は4.45ポンド(約636円)だった。

 同社は1月29日に投資家向けに事前取引を開始しており、ペルミラは募集枠の8倍の申込みがあったと発表していた。なお、ペルミラは株式の42.9%を保持する考えを明らかにしている。

 ペルミラは2014年1月にグリッグス(Griggs)ファミリーからドクターマーチンを3億ポンド(約429億円)で買収し、過去7年間で製造業を中心とした卸売事業から消費者に重点を置いたデジタル主導のマルチチャネル・ビジネスへと方向転換してきた。

 14年以降、ドクターマーチンの売上高は2億9000万ポンド(約298億円)から3倍以上増加して、20年3月期は6億7200万ポンド(約960億円)だった。また、新型コロナウイルスのパンデミックによってオンライン需要が増加したこともあり、20年4〜9月期で見ると、売上高は前年同期比18%増、EBITDAは同30%増だった。従業員数も14年の758人から20年には2288人と3倍に増加している。

 ドクターマーチンは1960年に定番モデルの“1460 8ホールブーツ”を発売し、現在60カ国以上で年間1100万足以上を売り上げている。世界全体の靴の市場規模は3410億ポンド(約48兆円)だが、同ブランドの各市場でのマーケットシェアは比較的低く、今後の成長が期待されている。

 ペルミラのタラ・アルハデフ(Tara Alhadeff)=パートナーは、「ドクターマーチンは過去7年間で大きな成長を遂げ、世界で最も成功しているブランドの1つになった。人材やeコマースなどのオペレーションに多額の投資を行い、常に消費者とブランドをビジネスの中心に置いてきた。ペルミラはケニー・ウィルソン(Kenny Wilson)=ドクターマーチン最高経営責任者をはじめとした経営陣のサポートを続けていく」とコメントした。

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「ルイ・ヴィトン」の膨らむ透明ベストが中国で話題に 個性あふれるDIY動画が続々

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の空気で膨らむ透明のベストが、中国のSNSで話題を集めている。デザインを手掛けたのは、「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の創設者で「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターを務めるヴァージル・アブロー。全面にモノグラムをあしらったベストは昨年8月に上海でのショーで披露された2021年春夏コレクションのもので、価格は37万3000円だ。「ルイ・ヴィトン」は、このベストを“モノグラムへの未来的アプローチ”を取り入れた象徴的なアイテムと表現している。

 話題となったきっかけは、中国の短尺動画アプリの快手(Kuaishou、クアイショウ)に「ルイ・ヴィトン」のVIP顧客と思われる人物が同ベストを着用する動画が投稿されたことだ。動画に写っていたのは、同コレクションのショートフィルム“ズームと仲間たちの冒険(The adventures of Zoooom with friends)”に登場するキャラクターのぬいぐるみがあしらわれた特別版の“キーポル・バンドリエール50”バッグ(135万円)を片手に、成都市で開かれたポップアップストアに入る様子。これがアプリ上で多くの人の目に留まり、100万以上の再生回数を記録するとともに、8000以上のいいねと891件のコメントが寄せられた。その後さまざまなSNSでDIY動画が投稿され、ユーザーはユーモアあふれる手作りベストを披露している。

 SNS型ECアプリの「RED(小紅書、Xiaohongshu)」には、同アイテムの購入の記録を投稿するユーザーのほか、犬がベストを着用する写真を投稿したユーザーも。コメント欄には「月に1500人民元(約2万4000円)を稼いでいる自分にとって、このベストは人生の意味を考えさせられる」や「これが暖かいかどうかは関係ない。ただ間違いなくクールだ」といったものが寄せられた。

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障害児との交流で認識したファッションの力 エディターズレター(2020年10月30日配信分)

※この記事は2020年10月30日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

障害児との交流で認識したファッションの力

 障害児教育を専攻した大学時代から今に至るまで、障害のある子どもと、毎週特定のひと時を過ごすボランティア活動を続けています。「ご立派ですねぇ」と言われますが、慈愛・博愛などの気持ちはあんまりなく(笑)、ケンカもするし、「アナタのこと、キライ」と言ったことさえあります。映画「こんな夜更けにバナナかよ」は実話だそうですが、若かりし頃だったら(今でも!?)、間違いなく大ゲンカしていたでしょう。学生の頃は時々、同じ障害児教育専攻かつ教員養成系の大学で学んでいる友人(私の大学は、社会システムを作ることを学ぶプログラムが多く、教員免許の取得は必須ではありませんでした)から「子どもたちとケンカするなんて!!」みたいなコトを度々言われましたが、「だって仕事じゃないもの。どちらかと言えば、友人。なら、ケンカだってするでしょう?」と思っていました。当時から“めんどくさいヤツ”です(笑)。

 子どもには、比較的好かれていたと思います(笑)。理由は、なんでしょう?「人柄」と言い切りたいところではありますが、「服装」って案外大きかったのではないか?と思います。「ナンバーナイン」のパーカに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のショートパンツ、「ダーク ビッケンバーグ」のブーツで鬼ごっこをしていました。メタルヒールのブーツでアスファルトやリノリウムの床を走ると、めちゃくちゃうるさかったのを記憶しています。同じボランティアに参加する友人とは、明らかに違いました。子どもにとっては、好奇心を掻き立てられる存在だったのかもしれません。「ナンダ、コイツは???」だったのでしょう(笑。コレは今も同じだし、健常者の方にとっても「ナンダ、コイツは???」かもしれません)。振り返れば、「ファッションから生まれるコミュニケーション」の力を強く感じたのは、こんな時だったのかもしれません。

 リンク1本目の記事中の「ファッションは視覚的言語の一つ」という文章を読んで、そんなことを思い出しました。障害者向けのランジェリーに「セクシー」の要素が含まれていることも、賛成です。大学の頃から現在に至るまで、障害者でも健常者でも“恋話”はメチャクチャ盛り上がります。皆さんは、障害者向けのセクシー下着「インティメトリー」を身に着けた障害者の写真に対して、どう思ったでしょうか?私は、「やるね!!」と思いました。セクシー路線バリバリだった「ヴィクトリアズ・シークレット」の低迷を思い出す方もいるでしょう。アレは「セクシー」のあり方が画一的だったこと、「セクシー」以外の選択肢を提供しなかったことに問題があったと考えます。

 現在週1、2回のペースでボランティアに伺っている障害児との付き合いは、早いものでもう8年(と聞いて、お母さんと驚愕w)。彼は今、中学3年生です。お家にお邪魔すると、「トミー ヒルフィガー」の障害者向けライン“アダプティブ”を着ている機会が増えています。その存在を伝え、試しにポロシャツを1枚買ってみたところ、メチャ良いんだそうです。確かに人工呼吸器をつけている彼にとって、首回りがマグネットボタンの“アダプティブ”のポロシャツは、従来品に比べれば「めちゃ楽」。家族とのリンクコーデも楽しめます。今年のクリスマスは、家族で「トミー ヒルフィガー」のリンクコーデをする予定だそう。お呼ばれする私も、そろそろ買いに行かなくちゃなのです。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
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バーチャルヒューマンの1SECが2.7億円を調達 gumiやドリコム内藤氏などから

 バーチャルヒューマン事業を行うワンセック(1SEC)はこのほど、gumiベンチャーズやイグニス、イーストベンチャーズ、個人投資家の國光宏尚gumi会長、内藤裕紀ドリコム社長ら個人投資家に対し、第三者割当増資を行った。累計の調達額は2億7000万円になる。ワンセックは3ミニッツなどの創業者である宮地洋州(ひろくに)氏が2019年1月に創業し、日米同時デビューのバーチャルヒューマンであるリアム・ニクロ(Liam Nikuro)や堀江貴文氏をベースにAI(人工知能)で生成したホリエ・ロイド・タカフミなどを展開している。調達した資金は、会話機能などを搭載したAIヒューマンテクノロジーに投じる。

 宮地CEOによると、同社は2期目で黒字化しており、直近では月間2億5000万円をプロモーションやバーチャルヒューマンを通じたマーケティング費用などで稼ぎ出しているという。イグニスの銭錕(せん・こん)社長は「1SECは広告、音楽、芸能、ITなど、複数業界に精通した数少ない会社だと感じています」とコメントする。インスタグラムで約300万フォロワーを抱え、世界トップのバーチャルインフルンサーであるリル・ミケーラ(Lil Miquela)は、DJで音楽プロデューサーのトレヴァー・マクフェドリーズ(Trevor McFedries)がプロデュースし、シリコンバレー系のベンチャーキャピタルから多額の資金を集めている。

 ワンセックのバーチャルヒューマン第一号であるリアム・ニクロのインスタグラムのフォロワー数は1万4000で、現在はNBAワシントンウィザーズのオフィシャルバーチャルインフルエンサーを務めている。同社はAIを駆使して会話のできるバーチャルヒューマンの開発も進めることで、インスタグラムなどのSNSだけにとどまらない新たなバーチャルインフルエンサーの開発を急ぐ考え。

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「東京の餃子マーケットにニューフェイス現る」”よしこ”って、誰なんだよ!

 東京の餃子マーケットは一時期に比べると盛り上がりも落ち着き、その反面、ポスト餃子として「から揚げ」や「シュウマイ」が盛り上がりを見せている。そんな中、東京の餃子マーケットを再燃させるニューフェイスが現れた。"よしこ"って、一体誰なんだ。
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「オニツカタイガー」が太極拳シューズをソックススニーカーに

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」はこのほど、太極拳シューズをベースにしたソックススニーカー“タイチ レブ ソック MT(TAI-CHI-REB SOCK MT)”(1万5000円)を公式オンラインストアや直営店で発売した。3月にはローカットモデル“タイチ レブ ソック(TAI-CHI-REB SOCK)”(1万3000円)も登場予定だ。

 同モデルは、太極拳シューズのスリムなシルエットを生かし、しなやかなアッパー素材を使ってフィット感を高めている。薄手のアウトソールに対してインソールはヒールアップのタイプを採用し、着用時のきれいなシルエットとはき心地にこだわった。ブラックで統一したシックなカラーリングで、アイコンであるオニツカタイガーストライプを際立たせている。

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資生堂がパーソナルケア事業を投資ファンドに売却 新会社の株主として参画

 資生堂は3日、「ツバキ(TSUBAKI)」「専科(SENKA)」「ウーノ(UNO)」などマス市場を中心に展開する低価格帯化粧品を扱うパーソナルケア事業を、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズ(以下、CVC)に売却すると発表した。売却額は1600億円。資生堂はCVCが手掛ける同事業に35%を出資する形で経営に関わる。

 具体的には、国内の資生堂グループの同事業にかかる資産・負債を同社が新たに設立する新会社に7月1日付で承継し、同日付で新会社の全株式をCVCが投資助言を行うファンドが出資するオリエンタル ビューティ ホールディング(Oriental Beauty Holding以下、OBH)に譲渡。海外は子会社からOBHの子会社への資産譲渡によりそれぞれ承継する。その後、同日付でOBHの完全親会社であるアジアン パーソナル ケア ホールディング(Asian Personal Care Holding)の株式の35%を取得し合弁事業化。CVCと共に同事業のさらなる成長と発展を目指す。株式譲渡に伴い、同事業は同社の連結対象から外れる。

 今回の事業譲渡の背景には、同社が2015年から中高価格帯ブランドを重視する「プレステージファースト戦略」を掲げ、事業再編により業績を向上させてきたことがある。化粧品事業の売り上げが全体の70%以上を占める中、パーソナルケア事業は広告宣伝費を含むマーケティング投資が必要なビジネスモデルでありながら優先順位を上げられないジレンマがあった。同事業を資生堂の枠組みから分離・独立させ、新しい組織を合弁事業化することでさらなる自由な発展が可能になるとの長期的な視点から今回の判断に至った。

 目的はマーケティング投資の強化と社員の成長機会の創造にあり、投資先企業の事業成長と企業価値向上の実績を持つCVCをパートナーに選定した。CVCの人的、金銭的経営資源を得て、商品イノベーションを加速させ、デジタルを含むマーケティングや販売、人材組織への投資を最大化する。製品開発や工場機能を持たないファンドであることから、R&D部門などを新会社に移行し製造は資生堂が行う。同事業に関わる社員の人事処遇を維持し、卸や小売りなど既存の流通体系も継続する。

 魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは、「今回の事業譲渡はコロナ禍の短期的な局面が直接的要因ではない。パーソナルケア事業はコロナ禍で売り上げが伸びており、事業価値を感じている。長期的な視点に立ち同事業のポテンシャルを最大化し、さらに成長させるためにマーケティング投資が不可欠であり、新しい事業モデルが必要と判断した」と話した。

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【動画】MADE IN TOKYOはコロナ禍を生き抜くヒントとなるか?

 新型コロナウイルスとの戦いも1年が経過し、海外渡航できない生活が当たり前化している。そこで見つめ直されているのがローカライズだ。しかし、ことアパレルに関して言えば、日本で流通する“国産服”の割合はわずか2%(日本繊維輸入組合「日本のアパレル市場と輸入品概況 2020年版」)。その大半が地方で作られるが、“MADE IN TOKYO”にこだわるブランドもある。

 その一つが、東京・大森に自社工房を構える馬革専門のレザージャケットブランド「ファインクリークレザーズ(FINE CREEK LEATHERS)」だ。今回の出張インタビューは、1枚の革からレザージャケットができるまでを追い、東京で作ることの意味や海外・地方生産では実現できない“MADE IN TOKYO”の利点について、山﨑佳克代表兼デザイナーに聞いた。

 山﨑代表兼デザイナーが最後に話す、「出身地である北海道産の馬革を使って革ジャンを作りたい」という夢もローカライズの発展形の一つと言える。

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「ブルガリ」からカスタマイズ香水が登場 香水と“濃縮エッセンス”を組み合わせて使う

 「ブルガリ(BVLGARI)」から、カスタマイズできる新作フレグランスライン“アレグラ(Allegra)”が登場した。ベースとなる香り5種と、それと組み合わせて使える“マグニファイイングエッセンス”をそろえ、自由自在にカスタマイズできるようになっている。香りはマスターパフューマーのジャック・キャヴァリエ(Jacques Cavallier)が手掛けた。

 ベースとなる5種類のオードパルファムはオレンジブロッサムやネロリ、マンダリン、シトラスを組み合わせた“リヴァ ソラーレ”、ローズとラズベリーのノートがハーモニーを奏でる“フィオーリ ディアモーレ”、グルマン調の“ドルチェ エスタジ”、オスマンサスとアプリコットをブレンドした“ロックンローマ”、パチュリやバニラ、レッドピーチアコードを合わせた“ファンタジア ヴェネタ”をラインアップ。そこに組み合わせられる5種の“マグニファイイングエッセンス”はムスクやベルガモット、ローズ、バニラ、パチュリなどの天然由来原料を濃縮してブレンドしたもので、単独で使うことも可能だ。ベースの香り(オードパルファム)は50mLで140ユーロ(約1万7600円)、100mLで200ユーロ(約2万5200円)、“マグニファイイングエッセンス”は40mLで160ユーロ(約2万円)。

 サステナビリティにもこだわっている。ボトルの96%はガラス製で、残りの4%はプラスチックのポンプとアルミニウム製のプレートから成り、簡単にリサイクルできるようになっている。外箱も環境に配慮した素材を用いている。

 新作は、既存のラグジュアリーライン“スプレンディダ(Splendida)”と最高峰ライン“レ ジェンメ(Le Gemme)”の間のポジショニングだ。カスタマイズトレンドが盛り上がるジェネレーションZやミレニアル世代をターゲットにしている。パルファン事業部のゴンザレズ・セバスチャーニ(Gonzalez Sebastiani)マネジング・ディレクターは「今、100mLサイズで200ユーロ前後の価格帯のフレグランスのマーケットが急成長している。このセグメントを狙いたかったのと、近年伸びている中国市場もターゲットにしている」と説明する。

 すでにアメリカではブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)やニューヨーク5番街の直営店、アジアではTモール(TMALL)や上海のグランドゲートウェイやシンガポールの高島屋、北京の漢光百貨で発売した。そのほか年内に中東やヨーロッパでも発売し、世界100店舗ほどで取り扱う予定だ。日本での展開は未定。業界筋は、初年度の売り上げは1000万ユーロ(約12億円)にのぼると予測する。

 「ブルガリ」は新型コロナウイルスの影響も受けフレグランスの流通網を30%カットしており、現在世界で1万8000店舗で取り扱われている。2022年までにはさらに1万店に減らす狙いだ。なお、日本ではこれまでブルーベル・ジャパンが展開していたが、今年から川辺が輸入販売を行う。百貨店のフレグランスカウンターやブティックなど、約90店舗でフレグランスを展開予定だ。

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「アメリ ヴィンテージ」と「ジョンマスターオーガニック」のコラボフレグランスが発売 「WWDジャパン」のラブレター企画がきっかけ

「WWDジャパン」2020年9月28号では「あの企業、あの人へラブレター」と題し、ファッションとビューティ業界の架け橋となる企画を実施。業界の垣根を超え、どんな人や企業と組みたいかを募り、その思いをつづった手紙を掲載した。その中で、黒石奈央子「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」CEO兼クリエイティブディレクターがラブコールを送ったのが、野田義宗ジョンマスターオーガニックグループCBO兼代表取締役CEOだった。今回その思いが実り、コラボフレグランスの発売が実現。両者に商品のこだわりや完成までの経緯を聞いた。

WWD:改めて、弊紙ラブレター特集で黒石氏が野田氏へラブコールを送りたいと思った理由は?

黒石奈央子「アメリ ヴィンテージ」CEO兼クリエイティブディレクター(以下、黒石):実は、特集に声がかかる少し前に野田社長と知り合ったんです。サステナブルな商品を手掛けている共通点や企業理念、商品へのこだわりを伺う中で、一緒に何かモノづくりをしてみたいと思っていたところだったので、ラブコールを送りました。

WWD:ラブレターを受け取った感想は?

野田義宗ジョンマスターオーガニックグループCBO兼代表取締役CEO(以下、野田):ラブレターを受け取ったのが小学校4年生以来で、しかも紙面での公開ラブレターだったのでドキッとしました(笑)。もともと黒石さんのモノづくりや経営者としての姿勢に共感していたので、オファーをいただき即決しました。

WWD:コラボ商品を「ロールオンフレグランス」にした理由は?

野田:形状のスタイリッシュさが黒石さんと「アメリ ヴィンテージ」のブランドイメージに合っていたので、こちらから提案しました。

黒石:「ロールオンフレグランス」は普通のフレグランスと違ってあまり香りが強くないと聞いたんです。このギフトを贈られた人が、自分自身でほんのり香って心地よくなってもらいたいという気持ちもあり、自分へのご褒美にもなるアイテムだと思いました。

WWD:バレンタインシーズンの商品にした理由は?

黒石:私が希望する香りを伝えたところ、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」側から「ちょうど開発している香りがある」と聞き、それが甘すぎず爽やかな香りだったので、バレンタインにぴったりだなと。「アメリ ヴィンテージ」ではバレンタイン企画をあまりしたことがなく、新しいことに挑戦したい気持ちも後押ししました。

野田:コロナ禍でなかなか人に会えない分ギフトを送る人が増えて、当社のギフト売り上げも前年比4倍です。ギフトを強化していたので、「ベストなタイミングでご一緒したい」と、すぐに話を進めました。「アメリ ヴィンテージ」はわれわれが開拓しきれていない顧客層を持っている。香りをライフスタイルの中にどう取り入れるか――それを「アメリ ヴィンテージ」と取り組む中で見つけることに価値があると感じました。

WWD:具体的にどのような香り?

野田:バニラとオレンジの柑橘系をメインにした、ビターで甘さのある香りです。黒石さんはスタイリッシュなルックスの中に柔らかさも持ち合わせた方。「アメリ ヴィンテージ」でもビンテージへのこだわりや、新旧を組み合わせたオリジナリティを開発している。だからオレンジのスイーツを思わせるほんのりビターでフルーティな甘さが最適だと思いました。

黒石:私は匂いフェチなので好き嫌いがハッキリ分かれるのですが(笑)、この香りはまとっていて心地がいいですね。リラックス効果があり、ナチュラルにつけられる“邪魔しない”香りです。

WWD:コラボ商品をつくる過程で苦労した点は?

黒石:パッケージの柄の選定に苦労しました。色々な柄で何度もシミュレーションした結果、21年春夏の推し柄“ルイーズ”を採用しました。弊社のデザイナーがニューヨークの美術館で着想を得て手描きでペイントした、オリジナルの柄です。男女どちらが贈られてもうれしいユニセックスなデザインで、バレンタインに合わせてチョコレートのパッケージも意識しています。

野田:バニラの果実から取れる非常に希少な成分、バニラ果実エキスにこだわったので、成分の確保は難しかったですね。

WWD:両社のサステナブルな理念が縁となりコラボレーションが実現したが、2人が考えるサステナビリティとは?

野田:サステナブルは挑戦でなく、試行錯誤であり、何より愛です。サステナビリティを実行するには工夫が要ります。それでも取り組むのは、自分、地球環境、子供たちの未来のため。「人を美しくするだけでなく、地球環境を壊さない」ことがわれわれのブランドテーマですが、今年は「地球に敬意を払う」「One Earth」というメッセージをより強く打ち出していきます。弊社の製品を使うことで消費者が自分を愛しむようになり、さらにオーガニックやサステナビリティに関心を持つきっかけになるようなブランドでありたい。それがオーガニックコスメとして提供できる付加価値ですから。

黒石:サステナビリティと聞くと社会貢献のイメージがありますが、そもそも人間が壊したものを人間がなおすのは当たり前のこと。最近では、サステナビリティがトレンドとして扱われていますが、それでもいいと私は思っています。偽善でもいい。きっかけやどういう思いでやっているかが重要ではなく、結果として地球環境や社会全体が良くなればそれでいい。ただ、もう少し簡単にできる世の中になるといいですね。サステナビリティに取り組もうと思っても、どうすればいいのか分からない人も多い。簡単なシステムさえ構築されれば、もっと良くなるのではないでしょうか。

WWD:コラボレーションのメリットをどう考える?

黒石:お互いの顧客層が違うので、新規顧客の獲得につながることですね。コスメブランドとの初めてのコラボレーションが実現して嬉しいです。

野田:「アメリ ヴィンテージ」の思いと「ジョンマスターオーガニック」のこだわりがシンクロし、新しい価値の提供がこのような取り組みによって実現できることが重要だと思います。ラブレター企画がきっかけですが、さらにブラッシュアップしながら継続してやっていきたいです。

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日鉄物産と三井物産が繊維事業の統合に合意、来年1月をめどに新会社設立

 日鉄物産と三井物産は3日、両者の繊維事業の統合に向けた基本合意書を締結した。日鉄物産の繊維部門と三井物産の繊維事業の中核子会社である三井物産アイ・ファッションを来年1月をめどに統合する。新会社は日鉄物産と三井物産が50/50を出資、取締役も同数で構成する。日鉄物産の繊維事業の20年3月期の売上高は1300億円、三井物産アイ・ファッションは約1100億円で、いずれも繊維商社として大手グループの一角を占めてる。日本のアパレル市場の縮小と新型コロナ禍が、新たな業界再編を推し進めた形だ。

 日鉄物産の繊維部門は、名門繊維商社イトマンがルーツで、現在はアパレルOEM(相手先ブランド生産)・ODM(相手先ブランドの企画生産)が売上高の大半を占めており、特に百貨店やセレクトショップなどウイメンズの中高級ゾーンに強く、同分野の供給で高いシェアを占める。ただ、同社の得意とする中高級ゾーンはアパレル製品の二極化が進み、市場の縮小が続いていた。同社で繊維事業を管掌する吉本一心(かずみ)常務執行役員は「さらなる成長を考えたときに、当社の強みを生かせて、弱みを補足できるアライアンスを1年半前から検討していた。三井物産は川上から川中、川下まで幅広い分野で事業を展開しており、当社からすると統合のシナジーが大きく、両社の持っているリソースを最大限に活用できる」という。

 三井物産は18年1月に大手アパレルのビギを買収、20年11月にはファッション・繊維事業部がコスメのスタートアップ企業であるバルクオムへ出資するなど、ファッション・コスメ市場への積極的な投資を再開している。三井物産アイ・ファッションも最新の3DCADなどデジタル技術を活用した新しいビジネスモデルへの投資を行っている。

 今後は6月までに統合の最終契約を締結、来年1月に本統合を実施する。

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ワールド、追加で450店を退店 7ブランド廃止

 ワールドは3日、追加の構造改革を発表した。2022年3月期中に7ブランド(屋号)の撤退を含めて約450店舗を閉めるほか、子会社2社で100人規模の希望退職を募る。同社は昨年8月にも5ブランドの廃止と358店舗の閉鎖、200人の希望退職者の募集(294人が応募)といった構造改革を発表したばかり。だが、その後もコロナによる消費低迷に歯止めがかからないため、もう一段踏み込んだ構造改革が必要と判断した。

 22年3月期中に撤退する7ブランドは「ジェット(JET)」「スーナウーナ(SUNA UNA)」「エアパペル(AIRPAPEL)」「スマートピンク(SMART PINK)」「モデファイ(MODIFY)」とあと一つ。7ブランドの撤退に伴う退店は104店舗だが、他ブランドの低収益・赤字店舗も閉めるため、全体では450店舗になる。

 100人規模の希望退職は、子会社で婦人服を製造・販売するフィールズインターナショナルと販売会社のワールドストアパートナーズの2社の40歳以上の社員を対象にする。店舗従事者は含まない。

 22年3月期に退店に伴う固定資産除却損などで約39億円、のれんの減損損失で約15億円、商品等廃棄損で約16億円などをその他の費用として計上する。また希望退職者募集による特別加算金として約6億円を計上する予定だが、現時点で応募者数が未確定のため、それらを合わせると一連の構造改革費用は合計で約76億円を計上する見通し。

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アマゾン創業者のベゾスCEOが退任へ 取締役会長に就任

 アマゾン(AMAZON)は2月2日、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)創業者兼最高経営責任者(CEO)が2021年7~9月期(第3四半期)に退任し、取締役会長に就任することを発表した。後任にはクラウド部門であるアマゾン ウェブ サービス(AWS)のアンディ・ジャシー(Andy Jassy)CEOが就任する。

 ベゾスCEOは1995年にアマゾンを創業。オンライン書店としてスタートした同社は時代の波に乗り、さまざまな物を取り扱うECプラットフォームとして大きく成長した。コロナ禍の影響で外出できないことからECで買い物をする消費者が増加し、2020年12月通期決算では売上高が前期比37.6%増の3860億ドル(約40兆1440億円)、純利益は同84.0%増の213億3100万ドル(約2兆2184億円)と大幅な増収増益となっている。

 同氏は退任に関して、「アマゾンは“発明”の産物だ。当社の高い業績は、そうした発明をベースに結果を長期的に積み上げてきたからこそ実現した。現在、当社はこれまでで最も独創性に満ちており、(経営陣の)移行に最適な時期だと判断した」とコメントした。同氏は今後、自身が設立した宇宙開発企業ブルー・オリジン(BLUE ORIGIN)や、13年に買収した米ワシントン・ポスト(WASHINGTON POST)紙などの事業、そして気候変動問題に取り組むベゾス・アース・ファンド(Bezos Earth Fund)などの慈善活動により多くの時間を費やしたいとしている。

 後任となるAWSのジャシーCEOは、1997年にアマゾンに入社。2006年にクラウドサービス・プラットフォームのAWSを立ち上げて以来、同部門のトップとしてアマゾンの成長に寄与している。

 ブライアン・オルサフスキー(Brian Olsavsky)=アマゾン最高財務責任者は、「ジェフは引退するわけではないことを強調しておきたい。彼は取締役会長として、今後も買収や事業戦略の策定などの大局的に事柄に関わっていく」と説明した。

 ベゾスCEOはここ数年、ブルームバーグ(BLOOMBERG)が毎日更新している世界長者番付で1位の座に着いていたが、21年2月3日の時点では資産額1970億ドル(約20兆4880億円)で2位となっている。1位はテスラ(TESLA)のイーロン・マスク(Elon Musk)共同創業者兼CEOで、資産額は2080億ドル(約21兆6320億円)。

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「ディースクエアード」が東京五輪を記念したカプセルコレクション発売 Jリーガーやプロサーファーをモデルに

 「ディースクエアード(DSQUARED2)」は2月3日に、東京オリンピックを記念したカプセルコレクションを伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪のポップアップストアで先行発売した。全国展開は2月中旬を予定している。

 同コレクションは実用性と着心地の良さを追求したメンズ8型、ウィメンズ4型を製作した。ブランドロゴのカナダのメイプルリーフと日本の日の丸を掛け合わせた限定ロゴのコート(16万6000円)やTシャツ(3万2000円)のほか、日本とカナダの国旗を振るアイコニックな犬のキャラクターの“チロ”と“ヒルデガルド”をプリントしたスエット(5万3000円)やiphoneケース(1万2000円)など。限定ロゴを加えたローカットスニーカー(メンズ8万9000円、ウィメンズ9万5000円)やキャップ(3万7000円)などもそろえた。

 イメージビジュアルのモデルには、サッカー・Jリーグの横浜F・マリノス、オナイウ阿道選手とプロサーファーの加藤嵐選手を起用した。両者とも、デニムにスエットを合わせたカジュアルなスタイルで撮影にのぞんだ。

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コーセーが美容部員の熟練スキルを再現した「感性評価AI」開発 画像診断で“活き活き感”高める美容提案が可能に

 コーセーは、電気通信大学情報理工学研究科の庄野逸教授との共同研究により、熟練のビューティコンサルタント(BC)のカウンセリングスキルを再現しAI化した「感性評価AI」を開発した。今後、オンラインカウンセリングのサポートやセルフ診断などに応用する計画で、同技術を活用した美容カウンセリング手法の特許出願も行った。

 同社では昨年5月、BC1000人を対象に「なりたい/大切にしたい顔の印象」に関するアンケートを実施。その結果、1位と2位がほぼ同数で「若々しさ」と「活き活き感」となり、3位が「健康感」だった。

 今回の共同研究では、10代から70代の日本人女性377人の顔画像(正面・真顔)を、カウンセリングや肌診断に長けたBCが“活き活き感”を7段階で評価。“活き活き感”評価の基準となる特徴部位を画像データから自動的に抽出する深層学習(ディープラーニング)と転移学習の技術を応用することで、“活き活き感”評価値を高い精度で予測できる「感性評価AI」を構築した。

 印象への寄与度の高い顔特徴情報を活用することで、一人一人異なる“活き活き感”を高めるための適切な美容アドバイスや商品提案を行うことが可能になる。店舗での対面カウンセリングが難しい場合でも、長年経験を積んだBCの的確な美容提案を受けることができる。

 今後は、“活き活き感”評価スキル以外のさまざまな感性知識・経験を備えるAIを開発し、スマホアプリやオンラインカウンセリングなどへの実装を予定する。

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H&M、20年度は最終黒字 21年は傘下ブランドが中国に初の旗艦店

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2020年11月通期決算は、売上高が前期比19.6%減の1870億3100万スウェーデンクローナ(約2兆2443億円)、営業利益は同82.1%減の30億9900万スウェーデンクローナ(約371億円)、純利益は同90.7%減の12億4300万スウェーデンクローナ(約149億円)だった。

 20年9~11月期(第4四半期)では、売上高が前年同期比14.8%減の525億4900万スウェーデンクローナ(約6305億円)、営業利益が同27.5%減の38億9700万スウェーデンクローナ(約467億円)、純利益が同41.0%減の24億8500万スウェーデンクローナ(約298億円)だった。6~8月期(第3四半期)の売上高が同18.7%減の508億7000万スウェーデンクローナ(約6104億円)、営業利益は同46.3%減の27億スウェーデンクローナ(約324億円)、純利益は同52.8%減の18億2100万スウェーデンクローナ(約218億円)だったことを踏まえると、業績は堅調に推移しているといえるだろう。

 同社は世界中でおよそ5000店を展開しているが、新型コロナウイルスの感染再拡大を防ぐための規制などによって、20年12月1日~21年1月27日はその36%に当たる1800店程度が一時的に休業しており、売り上げは同23%減(現地通貨ベース)となっている。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「ECが力強い成長を見せたことや厳しいコスト管理が奏功し、20年度を黒字で終えることができた。一方で、外出規制などによって多くの店舗が再び休業しているため、20年12月〜21年2月期(第1四半期)はその影響を大きく受けるだろう」と語った。

 ロックダウン中に多くの消費者がECを利用しているとはいえ、事態の収束後には実店舗で買い物をしたいという欲求が高まると見込まれることから、H&MはECと実店舗など販売チャネルの統合を今後の成長戦略の中心としている。また消費動向の変化に迅速に対応するため、AI(人工知能)を使用して顧客の好みや需要を予測することも検討しているという。

 同社は数年前からECの強化および販売網の最適化に取り組んでおり、21年には100店程度を新たにオープンし、多数出店している市場を中心に350店を閉じる計画を明らかにしている。これにより、全体でおよそ250店減となる予定だ。

 中国市場における事業強化のため、21年には傘下のブランド「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」が上海に、同じくベーシックウエアを中心に生活雑貨などをそろえる「アーケット(ARKET)」が北京に、それぞれ初めて旗艦店をオープンする。なお「アンド アザー ストーリーズ」は19年に、「アーケット」は20年に、中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)が運営するECサイト「Tモール(TMALL)」に出店している。

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「トム ブラウン」が初のキッズウエアに込めた思い 「子どもたちは私たちの未来」

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、2020-21年秋冬パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に初のキッズウエア・コレクションを発表した。2歳から10歳を対象に、アイコニックなスーツやカーディガン、オックスフォードシャツなどのユニフォームスタイルを筆頭に、チェスターフィールドコート、ダウンジャケット、スエットシャツ、Tシャツ、スニーカーなどをそろえる。価格は、ジャケット11万5000円、カーディガン9万3000円、シャツ3万円、スエットシャツ5万5000円など。すでに公式ウェブサイトでは販売中で、国内店舗では2月19日に伊勢丹新宿本店本館6階の「リ・スタイル キッズ」で発売後、3月から青山店など一部直営店でも取り扱う。

 ローンチに際しメールインタビューに応じたトム・ブラウンは「子どもたちは私たちの未来だ」とし、子どもたちの個性を輝かせ、笑顔にする服を作ることにこだわったという。「キッズウエアを作る上で重要だったのは、クラシックであること。最もシンプルな方法で、メンズとウィメンズのコレクションの延長線上にあるものを完成させた。ユニフォームスタイルを着こなすことで、それぞれの個性に自信が持てるようになる。それは子どもたちの映像やイメージを見れば分かるだろう。彼らはみんな同じ服を着ているけれど、それぞれが唯一無二の存在だ」。

 オンラインでのコレクション発表に用いたキャンペーン写真と映像は、ニューヨークを拠点にする写真家のキャス・バード(Cass Bird)が撮り下ろしたもの。同ブランドならではの無機質なオフィス空間にスーツを着た子どもたちが出社するところから始まる遊び心がありながらもミステリアスな映像について、トムは「表現したかったのは、子どもの心の想像力とクリエイティビティー。だから、ファッションというよりも、服を着ている子どもの姿を描いた」と説明する。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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アダストリアが自社健保設立へ意思固める 現加入健保は脱退申し入れを過去3度否決

 アダストリアは、加入する東京ニットファッション健康保険組合(宮入正英理事長、KF健保)を脱退して自社健保の設立に動こうとしたものの、2017年からこれまでに3度否決され、折り合いがつかないことから対抗手段も視野に入れる。KF健保は東京の卸問屋や卸製造業などの中小企業が中心となって設立されたが、2000年以降は全国に店舗網を広げる大手アパレル小売業なども加わったため、福利厚生サービスが組合企業のニーズと合わない場面も出ていた。アダストリアの福田三千男会長兼社長は、アパレル業界が人材確保の問題に直面する中、「保険料を収める(当社の)一人一人に寄り添うものになっているのか」と現状に疑問を示し、自社健保設立の意思を固める。自社健保設立の動機は、KF健保とアダストリアが求める健康保険の充実との相違にある。アダストリアはアパレル小売業の特性として従業員の平均年齢が若く、女性比率も高く、単身者が多いため扶養率は低い。そのため年間医療費が他の企業に比べて抑えられている。自社健保の方が保険料率を抑制でき、従業員の負担は軽くなると同社は試算する。出産時などの保険給付金も自社健保の方が手厚くできると主張する。加えて福田会長が特に問題視するのは、契約健診機関の少なさだ。「当社は健康診断の受診率が50%を切ってしまった。KF健保の契約健診機関(638カ所)は、地方の店舗で働く従業員が利用しやすい場所にあるとは限らない。自社健保の設立で契約健診機関を3000カ所に拡大して、従業員の受診率を高めたい」。同社で働く200人以上の障害者が利用できる福利厚生サービスも厚くしたいという。

 アダストリアの件についてKF健保は「取材には応じられない」としている。だが、この問題を最初に報道した「ダイヤモンドオンライン」(1月21日)について、KF健保加入企業に向けたコメントを同28日に出した。「記事内容は衣料品卸問屋と大手アパレル会社の対立構造といった一方的な内容となっておりますが、当健保組合においてそのような事実(対立)はありません。また、当健康保険組合の加入事業所である株式会社アダストリアから単一健保組合設立に向けた脱退申し出があったことは事実ですが、この申し出については既に2020年2月20日に開催された組合会において議決が行われ、脱退は認められないという結論となっています」と報告している。

 アダストリアは17年以降の3度にわたってKF健保に脱退の申し入れを行ったが、否決された。

 KF健保は中小企業から大手上場企業まで500社以上が加盟する。加入者約8万6000人のうち、アダストリアの従業員が約1割を占め、年間27億円の保険料を納めている。

 アダストリアが訴えるミスマッチは、全国に店舗網を持つファッション小売業にほぼ共通する。パルグループホールディングス(HD)は長年加入していた大阪ニット健康保険組合を脱退し、18年10月に自社健保を設立した。加入者約5000人のパルグループHDは、大阪ニット健保の最大の企業だった。

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世界中のプロから支持されるスキンケアブランド「ダーマロジカ」のトリートメントを記者が体験

 新型コロナウイルスの影響で“セルフケア”ニーズが高まる中、自身の肌や健康と向き合う人も増えているのではないでしょうか。私もまさにそうで、特に“マスク荒れ”が気になってからこれまで以上に肌のケアに力を入れるようになりました。そこで今回、米国発スキンケアブランド「ダーマロジカ(DERMALOGICA)」のトリートメントを体験してきました。

 「ダーマロジカ」は世界100カ国以上、10 万人以上のプロのスキンセラピストが支持するスキンケアブランド。英国出身の創業者、ジェーン・ワーワンド(Jane Wurwand)が渡米した時にスキンセラピーの教育が欧州よりも遅れていることに気づき、より高度なスキンセラピーの教育を行うために1983年に「国際ダーマル研究所(International Dermal Institute)」を立ち上げました。 そこから派生したスキンケアラインが「ダーマロジカ」です。海外ではかなり有名なブランドで、2015年にユニリーバ(UNILEVER)が買収しています。日本には以前からサロンやエステ専売品としてタカラベルモントが取り扱ってきましたが、19年夏にニューポートがBtoC向けの展開を開始。現在コレド日本橋店に直営店を構えています。

 トリートメントは、このコレド日本橋店舗で行いました。スキンセラピスト(美容部員)と話しながら、まずはタブレットで肌診断(フェイスマッピング)を行います。この診断のすごいところは、公式サイトからアクセスできるので誰でも自宅で携帯やパソコンを使って簡単にできちゃうんです(20秒くらいで終わります)。かといって寛容的な診断ではなく、赤みや皮脂量、水分量、シワ、肌荒れなど丁寧に察知し、その箇所をマッピングしてくれます。余談ですが「ダーマロジカ」はこのように結構デジタルの技術にも投資していて、製品の外箱のQRコードを読み取ると、肌診断した結果に合わせて顔のどこにどの量を塗布したほうがいいのかなどアドバイスも受けられたりします。

 私は肌が乾燥しており、肌荒れもあったので赤みの量も多い結果になりました。この結果に合わせてスキンセラピストからトリートメントの流れについて説明を受けます。一通り説明を受けた後、施術室に移動していよいよトリートメント開始です。40分ほどかけ、クレンジング、化粧水、美容液、マスク、クリームなどを丁寧に重ねていきます。施術後の肌は潤いで満ち、さらにプロの手によるマッサージで顔の緊張や凝りまでもほぐれました。施術が終了したら再びカウンターに戻り、使用した製品についてだけでなく、それぞれの使い方のコツなどについてもアドバイスをいただきました。

 トリートメントは新規客で1万円以上、既存客は1万7000円以上の購入で受けられます。スキンケア製品を買い足すタイミングで受ける方が多く、気になっていたほかの製品や新製品を試すきっかけにもなっているそうです。「ダーマロジカ」はSKU数も多く、一度肌診断を受けてから製品を選ぶのがいいかもしれません。なお新型コロナウイルスの影響で現在は店頭だけでなくオンラインカウンセリングも受け付けています。店頭と同じフェイスマッピングを受けながら、スキンセラピストによるアドバイスももらえます。フェイスマッピングは自宅から無料で何度でも受けられるので、肌の変化を記録するためにも役立ちそうです。

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デザイナーのオオスミタケシ氏が47歳で死去 「ミスター・ジェントルマン」「フェノメノン」など手掛ける

 「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」デザイナーのオオスミタケシが1月24日、敗血症のため入院先の病院で死去した。47歳だった。葬儀は親族の意向で近親者のみで執り行われた。ブランドの今後については未定で、3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でオオスミ氏が病室で製作していた2021-22年秋冬コレクションを発表する。その後、関係者やファンとのお別れ会を開催予定だという。

 オオスミ氏は1974年静岡県生まれ。ヒップホップユニットのシャカゾンビ(SHAKKAZOMBIE)として音楽活動を行う傍ら、ストリートウエアブランド「スワッガー(SWAGGER)」を井口秀浩と立ち上げた。2004年には同ブランドからソロプロジェクトとして「フェノメノン(PHENOMENON)」を始動させ、10年には東京ファッション・ウイークデビューを飾った。12年にはセレクトショップ、ザ・コンテンポラリー・フィックス(THE CONTEMPORARY FIX)のオーナーである吉井雄一と共にショップのオリジナルブランドとして「ミスター・ジェントルマン」をスタート。13-14年秋冬シーズンに東コレデビューを果たすと、16年春夏シーズンで「フェノメノン」のデザイナーを退任してからは「ミスター・ジェントルマン」のクリエイションの強さが徐々に加速し、ファッションブランドとしての立ち位置を築いていった。同ブランドが17年にマッシュホールディングス傘下に入ると、オオスミ氏は同社のメンズ事業部チーフデザイナーやレコードショップ「ウェイブ(WEVE)」のプロジェクトなど多岐にわたってに活動。18年には10年ぶりに音楽業界に復帰し、昨年には“MCM バイ フェノメノン(MCM by PHENOMENON )”で「フェノメノン」の名を冠した商品を5年ぶりに手掛けていた。

 「ミスター・ジェントルマン」を共同で手掛けてきた吉井雄一は「正直今はまだ突然すぎてこの悲しみを受け入れることができない状態です。 彼と出会ってからのこの10年間はかけがえのないもので、プライベートにおいても生活を共にし、一緒に見た景色、鑑賞した音楽や映画、食べた物など、人生を通じて2人で心で感じたものをデザインに投影してきました。生前の彼の創造を受け止め、深い心で理解して手を貸してくださった全ての関係者のみなさま、そして何よりファンのみなさまに心から御礼申し上げます」とコメント。

 近藤広幸マッシュホールディングス社長は「オオスミタケシという“才能”を預かり、世の中にその熱を伝えて行かなければならない使命感を持ち、共に挑戦をして参りました。突然彼を失い、強い悲しみと、たまらない空虚さの中にいますが、目をつぶれば人一倍大きな体にいつもの愛くるしい満面の笑顔が鮮明に浮かんできます。ファッション界、音楽界にとって多くの人を魅了してきたオオスミタケシのいちファンとして、ご冥福をお祈りすると共に、これまで彼の活動を支えていただいたみなさまに感謝申し上げます」と述べた。

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「ニールズヤード」初の敏感肌向けスキンケアシリーズ登場

 「ニールズヤード レメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は2月24日、ブランド初となるエッセンシャルオイルを配合しない敏感肌向けのスキンケア“センシティブ”シリーズを発売する。アイテムは、メイク落とし・洗顔・化粧水とマルチに使えるミセラーウォーター、美容液、乳液の全3品をそろえる。

 同シリーズは、敏感肌ケアのニーズの高まりを受け、環境変化による“一時的敏感肌”に着目。メイン成分には乳酸菌自然発酵のオーツエキスを配合し、皮膚の常在菌の働きをサポートしながら肌バランスを整える。また「肌の休息」をコンセプトに、エッセンシャルオイルやアルコールは配合せず、肌本来の健康な肌をかなえる。
 
 マルチに使える“センシティブ ハイドレート ミセラー ウォーター”(200mL、4200円)は、穏やかな洗浄剤を処方し、コットンで拭き取るだけでメイクや古い角質などの不純物をオフできる。さらに、ヒアルロン酸を配合し、水分を与えながら滑らかな肌へと整える。美容液の“センシティブ スムース セラム”(30mL、8300円)は、同シリーズの中でヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムの配合量が最も多く、高い保水力で滑らかな肌へと導く。乳液の“センシティブ バランス モイスチャライザー”(50mL、6800円)は、肌の油分と水分のバランスをとりながら、バリア機能の回復を期待できる。

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「トモ コイズミ」デザイナーが見てきた世界のリーダー “共通点は自分の立場や力を社会に還元すること”【ネクストリーダー 2021】

 小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーは、2017年にスタートした「WWDジャパン ネクストリーダー」の第1回の受賞者だ。あれから3年。この間の目覚ましい活躍は多くの人が知るところである。2019-20年秋冬シーズンにケイティ・グラント(Katie Grand)などから支援を受けてニューヨーク・コレクションでデビューを果たし、2020年LVMHプライズではファイナリストに選出された。昨年は「エミリオ プッチ」でカプセルコレクションを発表するなど活躍は見事にグローバルだ。その小泉が今年「WWDジャパン ネクストリーダー2021」で審査アドバイザーを務める。世界を見てきたデザイナーが考えるリーダー像とは?

WWDジャパン(以下、WWD):この3年であなたを取り巻く環境は大きく変わりました。

小泉智貴「トモ コイズミ」デザイナー(以下、小泉):作っているものは変わらないけれど、ブランドの扱いや位置づけは確かに変わったと思います。型にはまらない、いろいろな境界線を超えられるモノを常に目指したことが目を引くきっかけになったのかな、と思う。自分は大きいドレスや派手なものがやはり好き。それを作って売ろうと思ったとき、特に日本には需要や市場がない。だからと言って自分がやりたいことを変えるのではなく違う市場に持っていくなど工夫することで自分の“やりたい”を生かしてきました。もうひとつ、常に気をつけたことはコスチュームであってもファッションとして扱えるもの、雑誌で言えばエディトリアルページで使えるものであること意識した点でしょうか。

WWD:なければ自分で市場を創る意識もある?

小泉:それはありますね。衣装でも仕事が入ってくるのを待つのではなく、先にサンプルを作って「こういったものを作れますよ」と見せて需要を呼び起こす。目に見えるモノがないと話は始まらない世の中だから、コストと時間をかけるリスクを取ってでも先に見せるのが自分の戦略だった。

WWD:プライズの受賞がクリエイションにもたらした影響はありますか?

小泉:それによってクリエイションが変わることはありません。プライズはどちらかと言えば、自信をつけて、信念を強めてくれるものだと思う。自分のデザインはファッションの王道ではなく、オルタナティブな要素が強い。服飾学校を卒業していないし、横のつながりも少ない。孤独は常にあり、新しいことをしようとすると孤独になることは早いうちから自覚していました。自信がないからこそ頑張るんだけど、そんな自分を認めてくれる方がいる。ましては権威のある方が認めてくれると「これを続けていいんだ」と安心します。だからといって、何かを変えることはありません。

WWD:ケイティ・グランドやマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)などリードシップがある人たちと多く接してきたと思いますが、リーダーシップある人の共通点とは?

小泉:自分の立場や持つ力をいいことに使う、社会に還元する人たちだと思う。ケイティも当初から純粋に“業界に話題を作って盛り上げるためにやろう”という感じで、後日一緒にビジネスをするという話にもならなかった。その姿勢には影響を受けたから、自分も還元したい。今特に新型コロナの影響もあって自分より下の世代が夢を持ちづらいですよね。「いいものはいいと言う」人の存在は重要。自分が若い時に“こういう人がいたらいいな”と思う人でありたい。昨年10月に合同展示会イベント「ルームス(rooms)」で若手デザイナーの発掘・育成プロジェクト“SPOT LIGHTS by TOMO KOIZUMI”をスタートしたのもそういった思いがあります。まだ経験は浅く手探りだけど、やれること始めればいい。

WWD:若手のデザインのどこを見ますか?

小泉:世界基準でオリジナリティがあること。どうせ作るならどこにもないものを作って欲しい。自分もそういうつもりで頑張ってきた。日本だったら通用する、のは自分がやりたくないかな。

WWD:「WWDジャパン ネクストリーダー2021」では今回から自選他薦を受けつけます。他薦を受けて“自分はまだその器じゃない”と思いあぐねている人に一言。

小泉:多分、声がかかる時点でその資格があるのだと思う。ショーをやろうと声をかけてもらった時もびっくりしたけれど、最終的には作ったものが語ってくれるのが一番だと決めた。自分はどちらかというと職人スタイル。物が先に語り、後からついてくる。特に今は、言葉はなくともその魅力がグローバルに伝わる強さが必要だから、デザイナーで迷っている人がいたらまずはモノに語らせたらいいと思う。

WWD:最近「トモコイズミ」を着用したアーティストは?

小泉:ファン・ビンビン、オークワフィナ(Awkwafina)、シーア(Sia)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、渡辺直美ら、日本と海外で半々ずつ。

WWD:「トモコイズミ」着た人たちが世界中に散らばる中、思うことは?

小泉:直接会って交流できない国でアイコン的な人が着てくれて、写真が存在する。それを見た人が何かしらのメッセージを受け取ってくれたらいいな、と思う。ひとつひとつは小さくても集まると大きなエネルギーになるから。

WWD:2021年は何を頑張りますか?

小泉:東京都現代美術館で開催されている衣装デザイナー、石岡瑛子さんの展覧会を見てとても感動しました。改めて衣装デザインに立ち返って力を入れたいと思っています。また昨年、歌舞伎を見て大好きになりました。これまでもコレクション制作時には日本の伝統やそこにつながる自然から影響を受けてきましたが、改めて歌舞伎や能など日本の伝統芸能の衣装を手掛けて世界に見せたいと思うようになりました。自分の中には常に世の中を“エンターテインしたい”志向があります。日本の伝統芸能を海外の人からみても面白いものにできたらいいかな。

WWD:主力素材のポリエステルオーガンジーを再生素材に切り替えているそうですね。デッドストック生地を使った受注生産だから在庫も持たず、元々無駄な生産はしていなのになぜ?

小泉:美術館に飾られるものを多いから捨てられることもほとんどないですしね。生地をオーダーしているサンコロナさんがトレーサブルな再生ポリエステルのオーガンジーに力を入れているので、切り替えています。少しコストが上がるけど見た目はほぼ同じで、同じなら環境に優しい方がいい。まだ始まったばかりです。

WWD:大仏がひとつのインスピレーションと聞きました。神社仏閣への関心があるのですか?

小泉:自分の母親の親戚が葬儀会社を営んでおり、子どもの頃から葬儀の花輪が常に身近にあったことは大きいですね。それと大きな仏像の有無を言わせない存在感、言葉がいらない圧倒的な存在感に引かれます。調和が取れていて美しいものは存在する意味がある。そう思います。

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「トモ コイズミ」デザイナーが見てきた世界のリーダー “共通点は自分の立場や力を社会に還元すること”【ネクストリーダー 2021】

 小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーは、2017年にスタートした「WWDジャパン ネクストリーダー」の第1回の受賞者だ。あれから3年。この間の目覚ましい活躍は多くの人が知るところである。2019-20年秋冬シーズンにケイティ・グラント(Katie Grand)などから支援を受けてニューヨーク・コレクションでデビューを果たし、2020年LVMHプライズではファイナリストに選出された。昨年は「エミリオ プッチ」でカプセルコレクションを発表するなど活躍は見事にグローバルだ。その小泉が今年「WWDジャパン ネクストリーダー2021」で審査アドバイザーを務める。世界を見てきたデザイナーが考えるリーダー像とは?

WWDジャパン(以下、WWD):この3年であなたを取り巻く環境は大きく変わりました。

小泉智貴「トモ コイズミ」デザイナー(以下、小泉):作っているものは変わらないけれど、ブランドの扱いや位置づけは確かに変わったと思います。型にはまらない、いろいろな境界線を超えられるモノを常に目指したことが目を引くきっかけになったのかな、と思う。自分は大きいドレスや派手なものがやはり好き。それを作って売ろうと思ったとき、特に日本には需要や市場がない。だからと言って自分がやりたいことを変えるのではなく違う市場に持っていくなど工夫することで自分の“やりたい”を生かしてきました。もうひとつ、常に気をつけたことはコスチュームであってもファッションとして扱えるもの、雑誌で言えばエディトリアルページで使えるものであること意識した点でしょうか。

WWD:なければ自分で市場を創る意識もある?

小泉:それはありますね。衣装でも仕事が入ってくるのを待つのではなく、先にサンプルを作って「こういったものを作れますよ」と見せて需要を呼び起こす。目に見えるモノがないと話は始まらない世の中だから、コストと時間をかけるリスクを取ってでも先に見せるのが自分の戦略だった。

WWD:プライズの受賞がクリエイションにもたらした影響はありますか?

小泉:それによってクリエイションが変わることはありません。プライズはどちらかと言えば、自信をつけて、信念を強めてくれるものだと思う。自分のデザインはファッションの王道ではなく、オルタナティブな要素が強い。服飾学校を卒業していないし、横のつながりも少ない。孤独は常にあり、新しいことをしようとすると孤独になることは早いうちから自覚していました。自信がないからこそ頑張るんだけど、そんな自分を認めてくれる方がいる。ましては権威のある方が認めてくれると「これを続けていいんだ」と安心します。だからといって、何かを変えることはありません。

WWD:ケイティ・グランドやマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)などリードシップがある人たちと多く接してきたと思いますが、リーダーシップある人の共通点とは?

小泉:自分の立場や持つ力をいいことに使う、社会に還元する人たちだと思う。ケイティも当初から純粋に“業界に話題を作って盛り上げるためにやろう”という感じで、後日一緒にビジネスをするという話にもならなかった。その姿勢には影響を受けたから、自分も還元したい。今特に新型コロナの影響もあって自分より下の世代が夢を持ちづらいですよね。「いいものはいいと言う」人の存在は重要。自分が若い時に“こういう人がいたらいいな”と思う人でありたい。昨年10月に合同展示会イベント「ルームス(rooms)」で若手デザイナーの発掘・育成プロジェクト“SPOT LIGHTS by TOMO KOIZUMI”をスタートしたのもそういった思いがあります。まだ経験は浅く手探りだけど、やれること始めればいい。

WWD:若手のデザインのどこを見ますか?

小泉:世界基準でオリジナリティがあること。どうせ作るならどこにもないものを作って欲しい。自分もそういうつもりで頑張ってきた。日本だったら通用する、のは自分がやりたくないかな。

WWD:「WWDジャパン ネクストリーダー2021」では今回から自選他薦を受けつけます。他薦を受けて“自分はまだその器じゃない”と思いあぐねている人に一言。

小泉:多分、声がかかる時点でその資格があるのだと思う。ショーをやろうと声をかけてもらった時もびっくりしたけれど、最終的には作ったものが語ってくれるのが一番だと決めた。自分はどちらかというと職人スタイル。物が先に語り、後からついてくる。特に今は、言葉はなくともその魅力がグローバルに伝わる強さが必要だから、デザイナーで迷っている人がいたらまずはモノに語らせたらいいと思う。

WWD:最近「トモコイズミ」を着用したアーティストは?

小泉:ファン・ビンビン、オークワフィナ(Awkwafina)、シーア(Sia)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、渡辺直美ら、日本と海外で半々ずつ。

WWD:「トモコイズミ」着た人たちが世界中に散らばる中、思うことは?

小泉:直接会って交流できない国でアイコン的な人が着てくれて、写真が存在する。それを見た人が何かしらのメッセージを受け取ってくれたらいいな、と思う。ひとつひとつは小さくても集まると大きなエネルギーになるから。

WWD:2021年は何を頑張りますか?

小泉:東京都現代美術館で開催されている衣装デザイナー、石岡瑛子さんの展覧会を見てとても感動しました。改めて衣装デザインに立ち返って力を入れたいと思っています。また昨年、歌舞伎を見て大好きになりました。これまでもコレクション制作時には日本の伝統やそこにつながる自然から影響を受けてきましたが、改めて歌舞伎や能など日本の伝統芸能の衣装を手掛けて世界に見せたいと思うようになりました。自分の中には常に世の中を“エンターテインしたい”志向があります。日本の伝統芸能を海外の人からみても面白いものにできたらいいかな。

WWD:主力素材のポリエステルオーガンジーを再生素材に切り替えているそうですね。デッドストック生地を使った受注生産だから在庫も持たず、元々無駄な生産はしていなのになぜ?

小泉:美術館に飾られるものを多いから捨てられることもほとんどないですしね。生地をオーダーしているサンコロナさんがトレーサブルな再生ポリエステルのオーガンジーに力を入れているので、切り替えています。少しコストが上がるけど見た目はほぼ同じで、同じなら環境に優しい方がいい。まだ始まったばかりです。

WWD:大仏がひとつのインスピレーションと聞きました。神社仏閣への関心があるのですか?

小泉:自分の母親の親戚が葬儀会社を営んでおり、子どもの頃から葬儀の花輪が常に身近にあったことは大きいですね。それと大きな仏像の有無を言わせない存在感、言葉がいらない圧倒的な存在感に引かれます。調和が取れていて美しいものは存在する意味がある。そう思います。

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「オジさん」は嫌いな言葉 エディターズレター(2020年10月28日配信分)

※この記事は2020年10月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「オジさん」は嫌いな言葉

 「なんで俺が?」「それは私の仕事ですか?」。

 「オジさん」と言われれば甘んじて受け入れますが、この言葉を安易に発する人は、どうも好きになれません。というか「あ、言ったね」と心に留め、結構ずっと忘れないタイプ(笑)。「アナタ、その時点で成長はないよ」と感じ、心の中で書き溜めている「未来を共に歩む人」リストから削除してしまいます。良くないクセなんですが(本当に、そう思っています)、リストに再度名前を連ねるのは至難の業です。

 例えば弊社では、「リリース起こし」という業務が存在します。毎日、毎時間届くプレスリリースの中から、対応すべきを取捨選択して記事化する仕事です。取捨選択は記者本人はもちろん、デスクが担い担当者に指示することも多いのですが、時々、実に大変そうで頭が下がります。「なんで私が?」を繰り出され、指示しきれなくなってしまうのです。

 仕事を振られた担当者(まぁこの場合、まだ「担当者」にもなっていないのですがw)にも、事情があるのは理解しています。忙しいことも分かっています。でも「リリース起こしは、私の仕事じゃない」と思っているのだとしたら、言語道断です。あ~、嫌だ嫌だ。だってその裏側には、「与えられた情報を、そのまま書き起こすなんて」という感覚が潜んでいますよね?情報発信を生業とする人間にとって、取得方法は自発的なものが全てではないでしょうし、そもそも「そのまま書き起こす」ことが「リリース起こし」という仕事だと思っているのだとしたら、そこから間違っているのです。「記者なら追加で取材したり、日々の仕事で得た知見を盛り込んでください。だから、アナタに頼んでいるのです」と思うのですが、「リリース起こし」という言葉に由来するイメージがあるせいか、この仕事は「自分で取材して、記事を書く」という業務の数ランク下に位置する「作業」と思い込んでいる人が少なくありません。なんという悲しさでしょう。断るなら記者として、「このリリースの記事化は、ユーザーのメリットにならず、媒体として価値がありません」と主張して、説き伏せてほしい。それができないなら、指示を受け入れなさい、ってハナシです(オジさん、全開ですかw?)。

 言わせてもらいますが、私だって「リリース起こし」しているワケですよ。下のリンク1本目が、ソレ。あいにく「日々の仕事で得た知見」よりは「マニアゆえの愛」を盛り込んでしまった感がありますが、「作業」としての「リリース起こし」をしただけの記事とは違う次元のコンテンツだと自負しております。記者には、こんな「リリース起こし」を期待しているワケです。2本目の記事も、いくばくかの創意工夫を試みています。

 長々社内の話をしてしまいましたが、こういうコト、いろんな会社に存在するのではないでしょうか?「職業に貴賎なし」同様、「業務にも貴賎なし」ですよね?

 時に部下の“たらい回し”に遭遇して可哀想なデスクには、「リリース起こし」という名前を改め、この業務の価値を社内に啓蒙し、システムを改善することを模索する提案をしてみようか?と思います。この言葉から連想する「作業感」、説明が不十分な指示と、そうせざるを得ないシステムが、問題の本質に大きく影響している気がするのです。何がいいんだろう?そんなコトを考えています。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「安心してください。モンテローザのTTPは健在です」勝手にサワー ホルモンおいで屋

 TTP(徹底的にパクる)。今や外食業界は"パクり"が当たり前のようになっており、「パクったもん勝ち」とも言われている。TTPを得意分野としているのが、株式会社モンテローザ(本社:東京都武蔵野市)である。過去にも数々のTTP業態を生みだし、業界に笑いを届けてくれている。この度、モンテローザが久しぶりにTTP業態を新規オープンさせた。
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【解説】コロナ特措法改正へ。営業していたら、すぐに罰金30万円の「反則キップ」を切られるの?

 2月7日までの緊急事態宣言が3月7日まで延長されることが決まったうえ、特措法(新型インフルエンザ対策特別措置法)の改正案が1日に衆議院で可決。3日に参議院を通過し、成立する見通しだ。罰則を含んだ改正法で店はどう変わるのか?
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【解説】コロナ特措法改正へ。営業していたらすぐに罰金30万円の「反則キップ」を切られるの?

 2月7日までの緊急事態宣言が3月7日まで延長されることが決まったうえ、特措法(新型インフルエンザ対策特別措置法)の改正案が1日に衆議院で可決。3日に参議院を通過し、成立する見通しだ。罰則を含んだ改正法で店はどう変わるのか?
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「クレ・ド・ポー ボーテ」から毛穴カバーに特化した化粧下地が登場

 資生堂のグローバルブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は3月21日に、化粧下地“ヴォワールマティフィアンリサン”(SPF25・PA++、6500円)を発売する。

 同製品は、みずみずしく軽い使い心地で、毛穴や肌の凹凸を均一のカバーし、滑らかな肌に仕上げる化粧下地。皮脂によるテカり、ヨレ、色くすみなどの化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりを長時間キープする。日中の外的悪影響に着目し、ちり、ほこり、花粉などの空気中の微粒子からも肌を守るマルチディフェンス機能も備えた。さらに既存のベースメイク製品にも採用しているメイクアップとスキンケアを融合した独自技術ライトエンパワリングエンハンサーと、“肌の知性”に着目した独自成分スキンイルミネイターを使用し、カバーしながら潤いと輝きのある肌をかなえる。

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「サステナビリティ サミット」にCFCL高橋さんをお招きした理由 エディターズレター(2020年12月1日配信分)

※この記事は2020年12月1日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「サステナビリティ サミット」にCFCL高橋さんをお招きした理由

 皆さま、本日12月1日(火)19:00~21:00はどうぞ、「WWDジャパン サステナビリティ サミット」へお越しください。3部構成からなる無料のオンラインイベントです。

 イベントで私は冒頭のご挨拶などを担当するのですが、登壇にあたり「何を着よう」と悩みました。サステナビリティに力を入れているブランドから選びたく、「ステラ マッカートニー」は好きだし自慢の一着を持っているけれど、せっかくなら日本のブランドを着たいな、といった具合でこれが結構難しい。カジュアルな服は見つかりますが夜の時間帯にふさわしいある程度フォーマルな印象の服にはなかなか出合えませんでした。

 で、とうとう!先週末に駆け込みで出合いました。イベントに登壇いただく高橋悠介さんが手掛ける「CFCL」のドレスです。高橋さんは元「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーで、今年「CFCL」を立ち上げた注目の人物です。写真では2021年春夏にデビューするコレクションを見ていましたが、ショールームで実際に袖を通したら速攻惚れちゃいました。無縫製のニットの服は着ていることを忘れそうになるくらい軽く、ふんわりとした形を維持しつつ柔らかい。しわになりにくく、洗濯機使用がOKという生活者の視点でも嬉しい服です。

 今日のイベントに高橋さんに登壇してもらいたいと思ったのは、起業にあたっての考え方がユニークだからです。詳しくはこちらの記事をご覧いただきたいのですが、

> 高橋悠介が新ブランド「CFCL」で業界の固定観念に挑む 「服で世の中は変えられる」

 中でも印象的なのは、米国の民間認証「Bコーポレーション」に申請している点です。「Bコーポレーション」は環境や社会に配慮した事業活動を行っており、アカウンタビリティや透明性などについて、規定の基準を満たした企業に認証が与えられます。インタビューで高橋さんは、「取得することでブランド価値を高めたいのではない。従業員の雇用や福利厚生、物作りで排出する産業廃棄物やCO2の量などに対し、最初の段階から向き合うため。それに、透明性が証明されている服を着たいという人が今後は増えていくはずだから」と話しています。

 創業から時間が経ち、規模が大きくなった会社がSDGsの観点で組織や事業を変革するのは大変です。高橋さんのように基準をクリアする前提で新しい組織を創る方がある意味ゴールは近いですよね。

 サステナブルなファッションを買いたいとか、着たいと思っても「これはサステナブル?」などひとつひとつ吟味するのは疲れちゃいます。「ここから購入すれば間違いなし」な会社やブランドから購入したい、そう思う人は今後増えるのではないでしょうか。少なくともモノグサな私はそうです(笑)。「CFCL」が今進んでいる道は、そんなモノグサな消費者のニーズに応えてくれそうです。

 今日のイベントでは、高橋さんには経営とクリエイティブの両面からサステナビリティについてスパイバーの関山さんとともに熱く語っていただく予定です。お楽しみに!

IN FASHION:パリコレもストリートも。ジュエリーもインテリアも。今押さえておきたい旬なファッション関連ニュースやコラムを「WWDジャパン」編集長がピックアップし、レターを添えてお届けするメールマガジン。日々の取材を通じて今一番気になる話題を週に一度配信します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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ミャンマーの繊維・アパレル生産、「現時点では影響なし」 ハニーズやマツオカなど

 2月1日に軍事クーデターが起きたミャンマーだが、繊維・アパレル関連の生産に大きな混乱はなさそうだ。最大都市のヤンゴンで2工場を運営するハニーズは、「1日、2日も通常通り稼働している。首都(ネピドー)やヤンゴンの中心部はともかく、当社の工場がある郊外の工業団地付近はふだん通り。(日本の)テレビや新聞の報道のような緊迫感は、少なくとも我々の工場周辺にはなかったようだ。1日は通信が繋がりにくかったが、LINEで安否は確認でき、夕方には通信は復旧した」(広報)という。縫製大手のマツオカコーポレーションもミャンマーで2工場を運営しているが、「現時点では業務に支障はない」(広報)という。日本繊維輸入組合によると、2019年のミャンマーから日本への繊維製品の輸入額は1132億円で5番目に多く、もし混乱が発生すると日本のアパレル供給にも影響が出る可能性がある。

 ハニーズは12年に工場を開設。当時も軍政だったが、これまでも政情による影響はあまりなかったという。現在、日本からの駐在員5人と現地スタッフ4000人弱が働く。マツオカコーポレーションは2004年に現地企業の株式を取得(現在は完全子会社化)し、ミャンマー生産を開始。2020年3月期には39億円の売り上げを持ち、約2400人が働く。

 ミャンマー生産を行っている繊維商社も、「現時点では大きな混乱はない」という声で一致する。13年からヤンゴンに駐在員事務所を構える帝人フロンティアは「日本大使館より外出自粛の要請があったことから、2名の社員は自宅待機とし、現在リモートワーク中だ。インターネットは通じているが、電話の通信は不安定。ヤンゴンの街に目立った混乱は見られない。今後も日本大使館の指示に従いながら事業活動を行う予定だ。協力工場の状況は確認中」としている。三井物産子会社でアパレルのOEMを手がける三井物産アイ・ファッションも「主にスポーツ関連やデニムアイテムを生産している。昨年末に生産のピークは越えており、相手企業との連絡も取れているので、現在のところ影響は出ていない。ミャンマーとの取引量は多くないものの、今後製品が予定通りに出荷されのかなどの先行きは不透明だ」と話した。

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コロナ禍で“一番安全なセックス相手は自分” 女性のセクシャル・ウエルネスで成長するフェムテック産業 海外ビューティ通信ニューヨーク編

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで連載「海外ビューティ通信」では、パリとニューヨーク、ソウル、ベルリンの4都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。(本文中の円換算レート:1ドル=104円)

ロックダウンでNY市がセックストイの使用を推奨 売り上げは30%増

 ニューヨーク市保健局が昨年3月に発表した「安全な性交渉とセックスとCOVID-19」というガイダンス文書は、「あなたにとって最も安全なセックスパートナー」として、マスターベーションとセックストイの使用を奨励している。また電話や性的テキスト、ウェブチャットなどのプラットフォームが「体液を交換しないで、社交にも性的にもコネクトできる」と勧められている。

 市がこうしたガイダンスを出すのはニューヨークらしいが、実際セックストイのオンライン売り上げは30%以上伸びたといわれる。ニュースリリースの配信会社ビジネスワイヤ(BUSINESS WIRE)によれば、2020~24年のセックストイ産業は、年平均成長率6%の成長が見込まれている。現代ではセクシャル・ウエルネスも、ウエルビーイングに欠かせない要素だ。

 さてここではフェムテック、すなわち女性の健康に関わるテクノロジー産業にフォーカスしたい。フェムテック産業の市場規模は、19年にはグローバルで8億2000万ドル(約852億円)だったが、30年末までには30億ドル(約3120億円)規模に成長すると見込まれており、期間中の年間平均成長率は12.65%に上る。フェムテック分野でパーセンテージが大きいのは妊娠に関わる分野だが、今注目されるのは、女性のためのセクシャル・ウエルネス・プロダクトだ。

ロボティクスを活用したプレジャープロダクト 共同経営者はトップモデル

 まず革新的なプレジャーテックブランドとして紹介したいのが、ローラ・ハドック・ディカルロ(Lora Haddock DiCarlo)創設者が17年に立ち上げた「ローラ ディカルロ(LORA DICARLO)」だ。製品はオレゴン大学のロボティクス&エンジニアリング研究室の協力のもと開発された。ハンドフリーのパーソナルマッサージャー製品“オセ(Ose)”が、19年に電子機器見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)のロボティクス・ドローン部門でイノベーション・アワードを受賞して一躍話題を集めた。

 ところがその後、CESは「製品があまりにも猥褻」として賞を取り下げ、大きな論争を巻き起こした。性的な快楽の追求における男女間の不平等に対する指摘、あるいは性的快楽の追求は猥褻ではなく健全といった批判がCESに寄せられ、受賞に輝いた。

 ディカルロ創始者は、「性にまつわる恥ずかしさや汚いイメージが消え去り、ジェンダーの平等とエンパワーメントが促される世界を想像している」と語る。そのコンセプトに賛同したのが、モデルであり女優のカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)だ。20年11月に共同経営者に就任し、クリエイティブ・アドバイザーとしてチームを組んだ。

 アメリカ経済専門メディア「ファストカンパニー(Fast Company)」のインタビューでカーラは、「長年考えていたことだが、タッグを組むのにふさわしい相手を見つけることに時間を要した。私はとても英国的な、性的に抑圧された環境で育った。あなたがあなた自身と築く関係は、世界で最も大切なものだ。自分を楽しませるだけではなく、自分自身を愛し、探求することだ」と語っている。

 同社の製品は人間の繊細な動きを模倣したマイクロロボティクス(小型ロボット)の技術を採用。価格は代表的な“オセ2(Ose2)”が290ドル(約3万円)、吸引トイの“バチ(Baci)”は160ドル(約1万6000円)。

ダコタ・ジョンソンが携わるファッショナブルなセクシャル・ウエルネス・ブランド

 同じくセレブリティによる参与で注目のブランドが、女優のダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)が共同創始者とクリエイティブ・ディレクターを務める「モード(MAUDE)」だ。“モダンなセクシャル・ウエルネス・カンパニー”を提唱する同社は、「時代遅れの産業をアップデートして、全ての人により良い親密さを作り上げる」というメッセージを掲げている。

 商品はバスソークからボディーウオッシュ、ボディーオイル、キャンドル、マッサージキャンドル、潤滑剤、コンドーム、バイブレーターなど、女性目線で快さを生むラインアップ。インスタグラムの写真もおしゃれで、官能性をファッショナブルに打ち出す。マッサージオイル“ No.0”が35ドル(約3600円)、潤滑剤の“シャイン” が10ドル〜25 ドル(約1000~2600円)、バイブレーターが45 ドル(約4600円)と手ごろな価格設定も魅力だ。

女性が自身のオーガズムを可視化して確認できるIoTプロダクト

 20年のCESではラスト・ガジェット・スタンディング・アワードのファイナリストに、「ライオネス(LIONESS)」の“ライオネス・スマート・バイブレーター”が残って注目を集めた。リズ・クリンガー(Liz Klinger)共同創設者と、エンジニアのバックグラウンドを持つアナ・リー(Anna Lee)共同創設者が設立したフェムテック、セックステックカンパニーのブランドだ。

 クリンガー共同創設者は保守的な中西部で育ち、セックスについてはあまり口にしない環境にあったという。インティマシー製品(潤滑剤やボディーオイルなど)を販売するようになり、女性がいかにセックスについて疑問を持ちながらも答えを見つけられずにいる現状を発見した。「それは、私たちが1人ずつ違うからだ。セックスの喜びはセックスそのものより大切で、個人の生活に欠かせない」と、クリンガー共同創設者は話す。

 こうして開発したのが、スマート・バイブレーターだ。“ライオネス・バイブレーター”(199ドル=約2万円)はスマートフォンのアプリと連携し、オーガズムをグラフにして見える化、革新的なテクノロジーを搭載した。オーガズムを可視化すると、自分がどうしたらオーガズムに達しやすくなるか知ることができる。女性が自分自身をより探求できるというコンセプトが新しい。

 女性による女性のためのセクシャル・ウエルネスを打ち出すフェムテック製品には、女性の性意識を変える力がある。どの創設者も性意識に関する教育やセミナーなどにも積極的。部屋に置いていても違和感がない、女性に好まれるデザインやカラーだ。開放的に見えるアメリカとはいえ、従来のアダルトグッズは男性目線の商品が主流で、女性の購入には羞恥がつきまとった。「自分のオーガズムは、自分がコントロールする」という意識に変化しつつあるのだろう。

産後の体をエンパワーメントするテクノロジー

 フェムテックには産後の女性の体をサポートするという、見過ごされてきた分野もある。そこに注目するのが英国発フェムテックブランドの「エルヴィー(ELVIE)」だ。タニア・ボーラー(Tania Boler)創業者兼最高経営責任者(CEO)が、投資家のアレキサンダー・アシーリー(Alexander Asseily)共同創業者と13年に設立した。女性の健康のためのエキスパートであり、国連でもさまざまなプロジェクトに取り組んできた創業者が出産の際、産後の健康の問題がテクノロジーから取り残されていることを感じ開発に至った。
 
 同ブランドのプロダクトの1つ、“エルヴィー・トレーナー”(199ドル=約2万円)は、骨盤の底にある骨盤底筋群を鍛えるための器具だ。骨盤底筋には内臓を支える役目のほか膀胱を締める働きがある。ところが妊婦や出産後の女性の80%は、骨盤底筋の衰えに伴う失禁などを経験。骨盤底筋を鍛えると健康全般に効果がある他、尿失禁も解消し、性的な快感も高められる。

 “エルヴィー・トレーナー”は、膣内に装着して締めつける運動を行うことで筋肉を鍛える。アプリと連携すると進捗度合いが分かり、4週間で改善が見られるという。ウエアラブルな搾乳機“エルヴィー・パンプ”(279ドル~=約2万9000円~)は、チューブもワイヤーも必要なく、ブラジャーに入れたまま搾乳ができる画期的なテック製品だ。確かに出産を経験しなければ気付かない製品開発が光り、フェムテック分野は発展の余地があることを感じさせる。

 女性だからこそ気付く、女性の体のためのテクノロジー活用にはさまざまな可能性があるはずだ。今後のフェムテック市場の広がりに期待したい。

黒部エリ(くろべ・えり)/ライター:東京都出身。雑誌ライター、ジュニア小説家を経て1994年からニューヨーク在住。ニューヨークのトレンドやビューティ情報を女性誌などで発信している。著書に「生にゅー 生のニューヨーク通信」(文藝春秋社) ブログ「黒部エリぞうのNY通信」

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緊急事態宣言じわり影響 それでもユニクロ、無印、しまむら1月度は前年実績超え

 専門店チェーン、セレクトショップの2021年1月度売上高(既存店ベース)は、8日の緊急事態宣言再発令で客足が鈍ったとの声が上がっている。ただし、「ユニクロ(UNIQLO)」「無印良品」「ファッションセンターしまむら」といったコロナ禍以降好調な企業は、総じて前年を上回っている。宣言が延長されてもそれらの企業には甚大な影響はなさそうだ。

 ユニクロの実店舗とECの合計売上高は前年同月比2.0%増。外出減などの影響で客数は0.3%減となったが、「巣ごもり需要に対応したヒートテック毛布やヒートテックコットンインナーなど、(昨年までの売れ筋である)ヒートテックレギンスなどよりも高価格な商品が売れた。ラウンジウエア等も好調」という。春物の動きはまだまだだが、サイドスリット入りのロングスリーブTシャツやウオッシャブルニットなどは少しずつ動いている。

 「無印良品」の直営既存店とECの合計売上高は、同30.4%増と大幅な伸び。これは昨年1月1~18日に自社ECがシステム移管のため休止していた反動によるものだが、ECを除いた実店舗のみでの比較でも「前年実績は超えている」という。計画に対して順調な売り上げ」だ。ただし衣類・雑貨カテゴリーは同1.8%減。その分、1月から値下げを打ち出したキッチン用品や収納用品などの生活雑貨(同46.4%増)や、レトルトカレーを筆頭にした食品(同63.3%増)がけん引した。

 「ファッションセンターしまむら」のECを含む既存店売上高(20年12月21日~21年1月20日)は、前年同期比7.6%増。緊急事態宣言発令前の年末の数字を含んでいることもあり、競合他社と比べると前年同月比は高め。「年末以降の強い冷え込みで、肌着など実用品の冬物が好調。巣ごもり需要でリラックスウエアやスポーツウエアも売れた」という。

 アダストリアの既存店売上高は同20.0%減。緊急事態宣言再発令により客数が17.3%減となったことが響いた。「自社ECのタイムセールなどで冬物消化を強化し、客単価は同3.3%減となったが、それもあって在庫水準は引き続き問題ない」。

 ユナイテッドアローズの実店舗とECの合計売上高は同25.5%減だった。EC既存店売上高は同19.0%増と前年を上回ったものの、実店舗の既存店売上高は同45.2%減だった。

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アルベール・エルバスが5年ぶりに完全復帰 「ファッションとはエンターテインメントであり物語でもある」

 「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務めたアルベール・エルバス(Alber Elbaz)による新ブランド「AZファクトリー(AZ FACTORY)」のデビューコレクションが、2021年春夏オートクチュール・ファッション・ウイーク期間中の1月26日に公開された。15年10月に「ランバン」を去って以来、約5年ぶりの完全復帰だ。
 
 エルバスは19年10月に「カルティエ(CARTIER)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)とジョイントベンチャーを設立し、新ブランドを立ち上げた。「AZファクトリー」では自身の持ち味を活かしつつ、最先端のスマートファブリックや“プロジェクト”中心の新しいビジネスモデル、ストーリー性、問題解決志向、エンターテインメント性を織り込んだデザイン、コミュニケーションといったさまざまな要素を取り入れている。

 コレクションの発表はランウエイショーではなく25分間の映像作品を用いて行われ、3つの異なる“プロジェクト”が発表された。ムービーにはエルバス本人も出演しており、クライマックスではドレスやプリント柄のパジャマなどを着用した18歳から70歳までのさまざまな体型の20人のモデルたちが、ステージ上でダンスを踊り歓喜するシーンが映し出されている。

 エルバスは、「デビューコレクションは映像で披露したいと考えていた。従来通りのファッションショーではなく、新しい形でファッションを届けたいと思っている。これは女性のためのパーティーだ。ショートムービーのラフ映像を確認する際、洋服は見ずに出演者の顔だけに注目した。みんな生き生きとしていてうれしかった。映像では演技をせず、普段通りに話をしただけだ。ファッションとはエンターテインメントであり物語でもある」とコメントした。

 なお“プロジェクト”の第1弾、“マイ ボディー(My Body)”は、「AZファクトリー」のウェブサイトおよびリシュモン傘下のECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」や「ファーフェッチ(FARFETCH)」で即日発売された。

 エルバスは、「今回のデビューコレクションは、単なる復帰ではなくリセットだ。私だけでなく、みんなにとっての新しい会社が誕生した。私たちはみんな退屈であることを恐れるが、クリエイティブな仕事には欠かせないことでもある。疑問を抱く瞬間に何かが生まれるからだ。ファッションから離れていた間は自信を失うこともあったが、アプローチ方法を再考し、最終的に『AZファクトリー』の構想に至った。リシュモンとの合弁会社設立を発表した数カ月後にパンデミックが起きたことで、ファッションの必要性を自分に問いかけもした。答えはイエスだった。ファッションは、副作用なしで気分をよくする方法の1つだ。休んでいる期間は新鮮かつ気楽な目線で女性のファッションを観察した。そして、1つのテクニックを用いた黒いドレスを製作するところからスタートした。ストーリーは1つなのだから、“コレクション”という言葉も使わず、“プロジェクト”と呼ぶ」と話した。

 エルバスは「AZファクトリー」を「ファッションハウスというよりは製作とコミュニケーションの会社だ」と表現しており、衣服が体にフィットすることに加えて着心地の良さも追求し、ドレープをはじめとした高度な技術を随所に施している。

 ニット素材のランニングシューズから着想を得た自然なカーブを描く複雑な構造のドレスを製作するために、イタリアの工場に着圧ニットの開発を依頼して慎重に検討を進めてもきた。また、「機能的な要素をファッションに落とし込むため、デザイナーというよりはエンジニアに近い仕事をしていた」と話す一方で、当初の計画にあった11着の黒いドレスに加えて、アイボリー、ベージュ、マルチカラーも追加し、取り外し可能なリボンをあしらった華やかなデザインのドレスも製作するなど、機能性とファッション性の両面からアプローチした。

 “マイ ボディー”発売の約6週間後には、スウェットスーツにアーティスティックなパジャマを加えたラインアップの“スイッチウエア(Switchwear)”を発売する。グラマラスなイブニングウエアにリサイクルのサテン生地を使用しており、ブランド全体として環境に優しいリサイクル生地や染色に天然顔料を使用するなど、サステナビリティも意識している。

 “スーパーテック スーパーシック(SuperTech-SuperChic)”では、通常下着や運動着にのみ使用されるナイロンマイクロファイバーを用いてタキシードやビスチェを製作した。価格は350ユーロ(約4万4000円)から1300ユーロ(約16万3000円)だ。D2Cブランドとラグジュアリーブランドの中間のような価格設定は「AZファクトリー」の特徴的な一面でもあり、エルバスにとっては初めての試みだ。
 
 また、男性用の衣服は前で閉じるものがほとんどである点に着目して、ドレスの後ろやサイド部分のジッパーに長いチェーンを取り付けることで着脱を容易にするなど、工夫を凝らしたデザインも施している。ポインテッドトウのスニーカーやカラフルでキラキラしたコスチューム・ジュエリーなどのアクセサリーも印象的だ。なお、サイズ展開はXXSから4XLまでと幅広く、さまざまな体型の女性をターゲットにしている。

 エルバスは、「私のデザインは全く新しいものだ。自分にとっての新たなクチュールの形だと言える。クチュールは実験的かつ個性的で、これらのプロジェクトはまさにそのものだ。有名ブランドのクチュールでは、デザイナーとトップクライアントは個人的な強い絆で結ばれているが、私たちは別の方法で顧客との距離を縮めていく」と語った。

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アルベール・エルバスが5年ぶりに完全復帰 「ファッションとはエンターテインメントであり物語でもある」

 「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務めたアルベール・エルバス(Alber Elbaz)による新ブランド「AZファクトリー(AZ FACTORY)」のデビューコレクションが、2021年春夏オートクチュール・ファッション・ウイーク期間中の1月26日に公開された。15年10月に「ランバン」を去って以来、約5年ぶりの完全復帰だ。
 
 エルバスは19年10月に「カルティエ(CARTIER)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)とジョイントベンチャーを設立し、新ブランドを立ち上げた。「AZファクトリー」では自身の持ち味を活かしつつ、最先端のスマートファブリックや“プロジェクト”中心の新しいビジネスモデル、ストーリー性、問題解決志向、エンターテインメント性を織り込んだデザイン、コミュニケーションといったさまざまな要素を取り入れている。

 コレクションの発表はランウエイショーではなく25分間の映像作品を用いて行われ、3つの異なる“プロジェクト”が発表された。ムービーにはエルバス本人も出演しており、クライマックスではドレスやプリント柄のパジャマなどを着用した18歳から70歳までのさまざまな体型の20人のモデルたちが、ステージ上でダンスを踊り歓喜するシーンが映し出されている。

 エルバスは、「デビューコレクションは映像で披露したいと考えていた。従来通りのファッションショーではなく、新しい形でファッションを届けたいと思っている。これは女性のためのパーティーだ。ショートムービーのラフ映像を確認する際、洋服は見ずに出演者の顔だけに注目した。みんな生き生きとしていてうれしかった。映像では演技をせず、普段通りに話をしただけだ。ファッションとはエンターテインメントであり物語でもある」とコメントした。

 なお“プロジェクト”の第1弾、“マイ ボディー(My Body)”は、「AZファクトリー」のウェブサイトおよびリシュモン傘下のECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」や「ファーフェッチ(FARFETCH)」で即日発売された。

 エルバスは、「今回のデビューコレクションは、単なる復帰ではなくリセットだ。私だけでなく、みんなにとっての新しい会社が誕生した。私たちはみんな退屈であることを恐れるが、クリエイティブな仕事には欠かせないことでもある。疑問を抱く瞬間に何かが生まれるからだ。ファッションから離れていた間は自信を失うこともあったが、アプローチ方法を再考し、最終的に『AZファクトリー』の構想に至った。リシュモンとの合弁会社設立を発表した数カ月後にパンデミックが起きたことで、ファッションの必要性を自分に問いかけもした。答えはイエスだった。ファッションは、副作用なしで気分をよくする方法の1つだ。休んでいる期間は新鮮かつ気楽な目線で女性のファッションを観察した。そして、1つのテクニックを用いた黒いドレスを製作するところからスタートした。ストーリーは1つなのだから、“コレクション”という言葉も使わず、“プロジェクト”と呼ぶ」と話した。

 エルバスは「AZファクトリー」を「ファッションハウスというよりは製作とコミュニケーションの会社だ」と表現しており、衣服が体にフィットすることに加えて着心地の良さも追求し、ドレープをはじめとした高度な技術を随所に施している。

 ニット素材のランニングシューズから着想を得た自然なカーブを描く複雑な構造のドレスを製作するために、イタリアの工場に着圧ニットの開発を依頼して慎重に検討を進めてもきた。また、「機能的な要素をファッションに落とし込むため、デザイナーというよりはエンジニアに近い仕事をしていた」と話す一方で、当初の計画にあった11着の黒いドレスに加えて、アイボリー、ベージュ、マルチカラーも追加し、取り外し可能なリボンをあしらった華やかなデザインのドレスも製作するなど、機能性とファッション性の両面からアプローチした。

 “マイ ボディー”発売の約6週間後には、スウェットスーツにアーティスティックなパジャマを加えたラインアップの“スイッチウエア(Switchwear)”を発売する。グラマラスなイブニングウエアにリサイクルのサテン生地を使用しており、ブランド全体として環境に優しいリサイクル生地や染色に天然顔料を使用するなど、サステナビリティも意識している。

 “スーパーテック スーパーシック(SuperTech-SuperChic)”では、通常下着や運動着にのみ使用されるナイロンマイクロファイバーを用いてタキシードやビスチェを製作した。価格は350ユーロ(約4万4000円)から1300ユーロ(約16万3000円)だ。D2Cブランドとラグジュアリーブランドの中間のような価格設定は「AZファクトリー」の特徴的な一面でもあり、エルバスにとっては初めての試みだ。
 
 また、男性用の衣服は前で閉じるものがほとんどである点に着目して、ドレスの後ろやサイド部分のジッパーに長いチェーンを取り付けることで着脱を容易にするなど、工夫を凝らしたデザインも施している。ポインテッドトウのスニーカーやカラフルでキラキラしたコスチューム・ジュエリーなどのアクセサリーも印象的だ。なお、サイズ展開はXXSから4XLまでと幅広く、さまざまな体型の女性をターゲットにしている。

 エルバスは、「私のデザインは全く新しいものだ。自分にとっての新たなクチュールの形だと言える。クチュールは実験的かつ個性的で、これらのプロジェクトはまさにそのものだ。有名ブランドのクチュールでは、デザイナーとトップクライアントは個人的な強い絆で結ばれているが、私たちは別の方法で顧客との距離を縮めていく」と語った。

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ヘアケアブランド「オージュア」に新ラインが登場 ブリーチヘア特有の硬さとゴワつきをケア

 美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンは、ヘアケアブランド「オージュア(AUJUA)」から新ライン「リペアリティ」を全国の取り扱いサロンで2月10日に発売する。“シャンプー”(250mL、3500円)、“ヘアトリートメント”(250g、4500円)、“スーペリアエッセンス”(100mL、3800円)の3アイテムをそろえる。

 「リペアリティ」はブリーチヘア特有の悩みである“スカスカ”感だけでなく硬さやゴワつきにも着目。最新のタンパク質化学の視点から、毛髪内タンパク質のブリーチによる変化を解明し開発した。独自の毛髪補修成分MX-CMADKを配合し、ブリーチによって髪から抜けたタンパク質を補いとどめる。また髪に残ったタンパク質をケアするニーム葉エキスも配合し、やわらかな質感へと導く。

 商品開発部オージュアブランド企画室の坂内里英氏は「直近3年以内のブリーチの有無を調査したところ、41%が“ある”と回答した。全頭ブリーチだけでなくハイライトやグラデーション、インナーカラーなどデザインカラーの人気が上昇し、幅広い年代の女性に受け入れられている。しかしデザインカラーを楽しむようになった一方で、ブリーチによる髪のダメージが顕在化した。通常のヘアカラーよりもダメージが大きく、毛髪が硬くなる、ごわつくというブリーチ特有の悩みを解決したいと考えた」と話す。

 「オージュア」は日本女性の“今と未来の美しい髪を創るブランド”として2010年に誕生した。美容師向けの認定制度「オージュアソムリエ」や、日本の最先端テクノロジーの活用、サロンケアからホームケアまでそれぞれの顧客に寄り添った「パーソナルヘアケアプログラム」の提案といった独自の3つのメソッドでさまざまな髪の悩みに対応している。

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英ECエイソス、「トップショップ」などを378億円で買収

 英アパレルECを運営するエイソス(ASOS)は、2020年11月に経営破綻した英アルカディア・グループ(ARCADIA GROUP以下、アルカディア)傘下のブランド「トップショップ(TOPSHOP)」「トップマン(TOPMAN)」「ミスセルフリッジ(MISS SELFRIDGE)」「HIIT」と関連する知的財産を2億6500万ポンド(約378億円)で買収した。

 同社はこれに加えて3000万ポンド(約42億円)相当の在庫を買い取るほか、買収に伴うコストとしておよそ2000万ポンド(約28億円)を計上する。取引の成立は2月4日の予定。

 ニック・ベイトン(Nick Beighton)=エイソス最高経営責任者は、「英国のアイコニックなブランドである『トップショップ』などを買収できて大変うれしく思っている。当社が運用するプラットフォームでは以前からこれらのブランドを取り扱っており、その成長に寄与してきた。今後は当社のデザイン、マーケティング、テクノロジー、物流などにおける経験を生かしてさらに発展させていきたいと考えている」と語った。

 アルカディアは英国内で400以上、海外で20以上の売り場を展開。従業員は全体で1万3000人ほど抱えている。同社は以前から経営破綻の危機に陥っており、19年6月には同社を所有する大富豪のフィリップ・グリーン(Philip Green)卿の妻が私財を投じて救済した。年金も赤字となっており、およそ3億5000万ポンド(約497億円)の不足があると見られている。

 エイソスはEC事業のみを展開しており、今回の買収には「トップショップ」などの店舗は含まれていない。エイソスはデザイナーや小売担当者、バイヤーなど、アルカディア本社の従業員のうち300人程度を再雇用するとしているが、店舗スタッフは失職する可能性が高いと見られている。

 英調査会社グローバルデータ(GLOBALDATA)のクロエ・コリンズ(Chloe Collins)=リテール部門シニア・リテール・アナリストは、「エイソスと『トップショップ』は客層が似ているため、双方にとってよい組み合わせだ。アルカディアのブランドはECが弱かったので、エイソスのプラットフォームで本格的に取り扱われるのはグローバルな成長への足掛かりとなるだろう。『トップショップ』は米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)に卸しているが、エイソスはこれを強化するとしており、米市場での展開にも期待が持てる」と分析した。

 アルカディアは今回買収されたブランドのほかにも「バートン(BURTON)」「ドロシーパーキンス(DOROTHY PERKINS)」「ウォリス(WALLIS)」を擁しているが、英ECアパレル企業ブーフー(BOOHOO)がこれら3ブランドの買収に向けて交渉中だという。同社は1月25日に英百貨店デベナムズ(DEBENHAMS)のブランド、デベナムズが運営するブランド、ウェブサイトなどの事業資産を5500万ポンド(約78億円)で買収したばかりで、「トップショップ」などの買い手候補としても有力視されていた。

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冨永愛が「ミキモト」のオウンドメディアに登場 「パリ在住時代に『ミキモト』に勇気づけられた」

 「ミキモト(MIKIMOTO)」のオウンドメディア「マイ・パール、マイ・スタイル(MY PEARL, MY STYLE)」第2弾に2月2日、モデルの冨永愛が登場した。この特別サイトにはプライベートで「ミキモト」を愛用する俳優やモデルが登場。昨年公開された第1弾では、夏木マリと千葉雄大がパールをまとい、その魅力を語った。同サイトでは、千葉雄大の後編コンテンツも公開中だ。

 撮影は写真家の下村一喜が担当。背中が開いたドレスやジャケット、デニムとタンクトップなどさまざまなスタイルにパールを合わせる冨永の姿を捉えた。彼女は今回の撮影で、「パールはどんなファッション、どんな個性にも寄り添うジュエリー。まとうだけで特別な気分になれる」とコメント。「パールは定番アイテムだからこそ、日常的にもっとカジュアルに楽しむべきだ」と続けた。彼女パールの装い方のインスピレーションは、スタイリストの仙波レナから。パールのロングネックレスをぐるぐる巻いて、ゴールドやターコイズなど異なるジュエリーとの重ね付けが印象的で、すぐに真似をしたそうだ。冨永が最初に選んだパールはバロックパールのピアス。個性的なデザインが好きで、「ミキモト」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCON)」のコラボレーションが登場したら、すぐ試着したという。

 トップモデルとしてフランス・パリに拠点を置いていたこともある冨永。彼女はパリでパールを何連も重ね付けしているマダムを見て、パリジェンヌにとって「ミキモト」のパールは憧れのジュエリーでありながらも日常のおしゃれアイテムだと実感したそうだ。

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ゆうこすのスキンケアブランドがリブランディング 角質・保湿ケアがかなう「ユアン」に

 モテクリエイターのゆうこす(菅本裕子)がプロデュースする「ユアンジュ(YOUANGE)」はリブランディングし、新たに「ユアン(YOUAN)」として公式オンラインショップとビープル バイ コスメキッチンで2月22日に発売する。“リセット”をテーマに角質ケアと保湿ケアがかなうスキンケアブランドで、「BQ クレンジングバーム」(200mL、3500円)や「BQ ホットクレンジングジェル」(200mL、3500円)、「BQ ウォッシングフォーム」(120g、3500円)など全8アイテムをそろえる。

 「ユアン」は多くの現代女性が肌悩みであげる毛穴に着目。整肌成分など5つの成分を組み合わせて開発したオリジナル発酵エキス「BIO-Quintent」を配合し、ターンオーバーを促進して古い角質を排出し、潤う力を高める。

 またクリーンビューティを掲げ全アイテム、97%以上植物由来原料、エタノールフリー、パラベンフリー、鉱物油フリー、石油系合成界面活性剤フリー、合成香料フリー、合成着色料フリー、動物由来原料不使用など、効果に妥協せずネガティブな要素を排除した低刺激処方を追求した。クリエルティーフリーや、パッケージにはバイオペットやリサイクル可能な素材を採用する。

 「ユアンジュ」は「you」と「angel」の造語で、2018年9月に誕生したスキンケアブランド。「明日のかわいいは夜仕込む」をコンセプトに睡眠不足の現代女性に向けて展開してきた。発売以降、公式オンラインショップでは入荷後即完売するほど人気の人気を獲得。今回が初めてのリブランディングで、小売店での展開も初となる。

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ユニクロが年次サステナビリティレポートを刷新 消費者へ発信、ジャック・アタリ氏との対談も

 「ユニクロ(UNIQLO)」などを運営するファーストリテイリングは、毎年発行しているサステナビリティレポートの2021年版を発表した。従来はアナリストや株主、報道関係者に向けて発行していたが、コロナ禍を受けて世の中で地球環境の持続性への意識が高まっていることを受けて、今回からは一般消費者も読者として意識した作りに刷新した。巻頭特集では柳井正会長兼社長と、欧州統合などにも尽力したフランスの経済学者・思想家で“ヨーロッパの知性”とも評されるジャック・アタリ(Jacques Attali)氏との対談を掲載している。

 「企業としての決意を広く世界に発信するために、レポートを大幅刷新した」と、新レポートの発表会見で柳井会長はコメント。「現在、地球上で起きているさまざまな問題は、一国レベルで解決できるものではない。国を超えて、全世界の人がポジティブにこれらを自分の問題として捉える必要がある。同時に世界の歴史を知り、目先の利益のことだけを考えずに考えて行動していく。世界とつながっているのに、つながっていないふりをしている企業や個人が多いことは非常に残念だ。このままでは地球環境は今の世代で終わる」「そうならないためには、全世界の人や企業が人類全体のことを考え、環境や経済活動がどうあるべきかを真剣に考えていくべきだ」と話した。

 具体的に企業として何を行っていくのかという問いには、「地球への負荷を少なくしていくうえで最も大切なことは、気に入った服を長く愛用すること。そういった活動をファッション・繊維・小売産業と一緒にやっていきたい」とコメント。売り上げ拡大といった業績目標とサステナビリティ推進が両立するかといった主旨の質問には「経済活動である以上業績目標は必要だ。あれかこれか、そのどちらか二択という問題ではない。それだけの規模の経済活動をするからこそ、地球環境を大切にすることが大切」と語った。

会見で発表した同社の主な2021年サステナビリティ重点領域

・2050年までに温室効果ガス排出量ゼロを掲げるパリ協定に基づき、今年中にサプライチェーンも含めた温室効果ガスの長期の削減目標や行動を策定・発表する

・各国のオフィス・店舗を再生可能エネルギーへ順次切り替え(欧州60店舗では昨年末までに切り替え済み)

・災害発生時の衣料品支援だけでなく、災害への備えとしてデジタルを活用した支援取り組みを進化

・循環型の商品開発を推進する“RE.UNIQLO”プロジェクトを加速。昨年1型を発売したリサイクルダウンはアイテム拡充、ダウン以外の商品も循環化へ

・市場に不足していたマスク、乳がん術後者などに向けた前開きインナーなどに続く、お客さまの声からの商品開発

・22年3月を目途にグループの全縫製工場を公開(従来は主要工場を公開)、素材工場についてもグループの主要工場を公開

・引き続き積極的な情報開示

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LA発のシャツブランド「フランク&アイリーン」が“サステナブルな企業”に与えられるBコープ認証を取得

 米カリフォルニア・LA発のシャツブランド「フランク&アイリーン(FRANK&EILEEN)」は、サステナブルな良い企業に与えられるBコープ認定を取得した。

 Bコープは、2006年にアメリカの非営利団体Bラボ(B Lab)が制定した認証制度。透明性や説明責任、持続可能性、環境や社会へのパフォーマンスにおいて、Bラボが定める厳しい評価基準を満たした企業にのみ与えられる。アパレル企業では、「パタゴニア(PATAGONIA)」や「エコアルフ(ECOALF)」「オールバーズ(ALLBIRDS)」などが取得している。

 「フランク&アイリーン」は、元エンジニアのオードリー・マクローリン氏が女性用のボタンアップシャツを再発明すべく2009年に設立。体のラインを考慮した独自のシルエットや色・柄の豊富なバリエーション、洗いざらしのまま着られる扱いやすさに定評がある。「フランク&アイリーン」は創業当初からサステナブルをコンセプトに掲げ、140年以上の歴史を持つイタリアの老舗生地メーカー、アルビニ(ALBINI)社の生地(有害な化学物質を含んでいないことを証明するエコテックス認証を取得)を「VOILE」「ORGANIC VOILE」「LIVED IN LINEN」以外の全ラインに採用。さらにカットソーの生産においては、地元LAで縫製や染色を行うことで雇用を作り、責任ある生産を行っている。

 日本ではサザビーリーグが2012年に独占販売契約を締結し、13年秋冬シーズンから輸入販売を行っている。東京・千駄ヶ谷にある世界初の旗艦店のほか、阪急うめだ本店と日本橋高島屋S・C新館に店舗を構える。

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仕事が絶えないあの人の、“こうしてきたから、こうなった”香水サブスク展開のセントピック川島匠編

 転職はもちろん、本業を持ちながら第二のキャリアを築くパラレルキャリアや副業も一般化し始め、働き方も多様化しています。だからこそ働き方に関する悩みや課題は、就職を控える学生のみならず、社会人になっても人それぞれに持っているはず。

 そこでこの連載では、他業界から転身して活躍するファッション&ビューティ業界人にインタビュー。今に至るまでの道のりやエピソードの中に、これからの働き方へのヒントがある(?)かもしれません。
連載第12回目に登場するのは、香水のサブスクリプションサービス(定期購入)を展開する「セントピック(SENTPICK)」代表の川島匠さんです。コンサルティングファーム・ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)などを経て、2019年4月から「セントピック」をスタート。外資系コンサルティングから現在に至るキャリア変遷と香水ボトルに乗せて届けたい思いを聞きました。

WWD:まず前職のお話から教えてください。

川島匠(以下、川島):大学卒業後、ATカーニーやBCGなど外資系のコンサルティングファームに勤めていました。飲料や化粧品などいわゆる消費財を扱うクライアントを担当することが多かったですね。2010年ごろ、大きな企業とスタートアップのアライアンスを通して、新規事業の立ち上げを行う機会がありました。その頃はまだ、“ベンチャーと言えばサイバーエージェントかDeNAは聞いたことがあるかな”くらいの時代。初めてベンチャーの方々とご一緒することで、「ゼロから何かを生み出す仕事っていいな」という気持ちが芽生えたように思います。その後、当時国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS(インフィニティベンチャーサミット)」に参加し、今ある悩みや課題を解決する最新のテクノロジーやサービスに圧倒されました。人のためになり、話題になるようなプロダクトを作ってみたい——そんな思いが湧き上がりました。28歳ごろですね。

WWD:香水に関わる事業を始めようと思った実体験はありますか?

川島:社会人2~3年目に遡ります。当時、心を寄せていた女性が付けていた香りが気になりつつも、本人に聞くことができませんでした。その香りが何の香水なのかを探すべく、百貨店のフレグランスフロアに通いました。とはいえ、何百種類も並ぶボトルを試すうちに鼻が効かなくなりますし、香りの説明には「戦いの前の戦士の香り」などと書かれていて……。当時の僕の理解を大きく超えてくるわけです。さらに販売員の方から、付けたてとしばらく経ってからの香りは変わるということを教えてもらい絶望しました(笑)。恋愛感情というエンジンを積んでも、目的の香りを探し当てられないんだと悟りましたね。

WWD :その香りは見つかりましたか?

川島:まだ見つかっていません(笑)。18年1月に独立して、フリーのコンサルタントになりました。そうして、以前よりも少し自分の時間ができたときにこれから自分が本当にやりたいことは何かを突き詰めて考えてみたんです。自分が求めている香りと出合うことの難しさという実体験と、これまでにないプロダクトを生み出したいという気持ちがクロスして香水のサブスクというサービスを思いつきました。18年12月ごろですね。

WWD:サービス開始は翌年の4月ですよね?ものすごいスピード感です。

川島:誰にも先を越されたくない、という一心でした。最初の1カ月で会社の登記から事業計画といった書類、ウェブサイト、香水を入れる小分けボトルの製作交渉や契約などできる限りの準備を進めました。化粧品製造販売業許可免許も取得しています。この免許はコスメの通販サイトでも取得していないことが多いのが実情ですが、少しでもユーザーに安心してサービスを利用してもらうためにも取得しておきたかった。申請のための書類自体は形式的なものですが、都の担当者に事業内容を理解してもらうのが難関でした。「香水を小分けにしたサブスクリプションって何ですか?」といったことから丁寧に説明しましたね。
現在、メンバーは僕とマーケティング担当、薬剤師の資格を持つスタッフの数名です。香水の小分けや発送という作業はOEM(受託製造メーカー)に委託しています。
※市場に対する最終責任を負って化粧品を日本国内市場に出荷・流通させる業者に対する許可

WWD:「セントピック」のサービスについて改めて教えていただけますか?

川島:月額1680円(送料別)から試したい香水を1カ月分(5mL)のサイズで毎月届ける定期便です。約330種(21年1月時点)から気になる香水を選んでいただくのはもちろん、いくつかの質問に答えることでAIが自動でおすすめする“香りのお任せコース”もあります。価格設定に関しては、この価格ならハイブランドを含む良質な香水を提供でき、かつ持続可能な利益率を生み出せるだろうという事業主目線によるところが大きいです。ラインアップは、僕が女性もしくは男性につけて欲しい香りをセレクトしています。

WWD:香水を事業とすることでの壁はありましたか?

川島:当初、あるメーカーさまから「小分けして売るのは便利だけど風情もないだろう」と言われたことがありました。香水は、香りへのこだわりはもちろんボトルデザインや詩的なテキストといったことも含めてブランドの世界観があります。パフューマーだけでなく、ブランドから流通に至るまで、一つ一つの香水に関わる人たちが皆プライドを持っているんですよね。現在は卸を通して購入することがほとんどで、直接ブランドと契約などのやりとりは実現できていません。末端価格で購入したものを小分けで売ること自体は違法なわけではありませんが、メーカーさまからはそういう買い方をして欲しくないという意見も真摯に受け止めています。

香りは自分のワードローブを広げてくれるもの

WWD:「セントピック」以外の香水のベンチャーや香水を解説するユーチューバーなども人気です。こうした香りのサービスの多様化についてどのように感じていますか?

川島:以前から香水の小分け業は存在していましたし、現状の国内の香水市場が盛り上がっているとも思いません。特定の香りを探せて届けてくれるサブスクや、モテ香水などを紹介するユーチューブにアクセスするのは、元々興味があったり香水好きな人だと思うんです。「セントピック」のユーザーの多くは、AIによるお任せコースを選んでいます。月に一回の自分へのご褒美や占いのような感覚で、気軽な気持ちで使ってもらえているのだと考えています。

実際に香水を届けてはいますが、香水という価値提供よりも、“自分のワードローブ”を増やしてもらいたいという思いが強いんです。こうなりたいと思う自分に近づけたり、気づいていない自分のキャラクターを知るヒントを届けられたらと思います。来月にはラインアップを今より100種以上増やす予定ですが、品揃えを増やすことを追い求めているわけではありません。“ラットレース”になってしまいますから。
戦略と聞くと“どう戦うか”や“どう競争を仕掛けるか”を考えてしまいがちですが、本来はそうではなくて。いかに戦いを略すか、つまり、“戦わないで勝つか”を考えるのが戦略だと考えています。価格や品揃えで競争していたら難しい。そうじゃない価値で選ばれるサービスになっていきたいですね。

WWD:そのように常に冷静に状況把握をしたり、ご自身の感度を高めるために意識していることはありますか?

川島:“自分KPI”を作っています。今自分は一人の人間として魅力的なのかどうか、という非常に個人的な指標です(笑)。例えば1週間のうちに後輩から誘われる回数と自分から誘う回数を計測して、前者が高ければまだ自分はイケてるかもなと判断するわけです。一般論ですが、後輩が先輩を誘うことって、年上の人が後輩を誘うことよりもハードルが高い設定だと思うんです。すると、じゃあ誘われる人間になるにはどうしたらいいかを考えます。後輩からすると先輩というのは、説教してくる面倒な存在となることも多い。それでも、僕と話すと何か変わった考え方を得られたり楽しいと思ってもらえるような、求められる人になりたいです。そのための知識のアップデートや振る舞いをできるだけ心がけています。何よりも、異なる世代や世界観を持つ人と話すことで視野を広げたいという気持ちがありますね。

WWD:コンサルから香水事業へと、“畑”が変わったことで変化したことはありますか?

川島:独立して自分で事業を展開する今、いかに“今”を最大化させるかに重きを置くようになりました。前職のコンサルでは、理想の姿を設定し現状を把握して、そのギャップの課題を解決することが基本的な任務です。それを個人の生き方にも求められていましたね。企業にいた時は「5年後にどんな自分になっていたいかをまず決めろ」と言われていたので、それを達成するために半年後、今月、今週は何をしなくてならないかを考えるという合目的主義的なプレッシャーが常にありました。“成長しないことは悪である”という考えが前提にあるんです。でもそれだと定義上、一生幸せにはならないんですよね。「セントピック」でも、やみくもに事業を拡大することよりも“今”をチームと楽しみたい。そして、ユーザーにとっての利便性とメーカーやブランドからの信頼をいただけるような実績を積み重ねていきたいですね。

コロナ禍のニーズにも沿うサービス

WWD:前職での経験が活きていることはありますか?

川島:事業計画の立て方はやはりこれまでのコンサルの経験が役に立っています。顧客獲得コストや継続率といった数字も想定から乖離をしていません。会員数は現在2万数千人でそのうち85%が女性ですが、男性ユーザーも増えています。実は、昨年3月末時点の会員数から倍以上に増えているんです。コロナ禍で外出が減る=香りをまとう機会が減るのでは?と考えていましたが、そうではなくて。「人に会わないからこそ自分の好きな香りを存分に楽しめる」「在宅勤務の気分転換に香水を使っている」「ポスト投函で届けてくれるのは人に接触しなくて安心」といったコメントをツイッターやインスタグラムでいただくことも多いです。“香りは自分のワードローブを広げてくれるもの”という僕らが一番伝えたいメッセージを、ユーザーの皆さんが体現してくれているのかなと思うと、うれしいですね。

WWD:川島さんにとって仕事とは?

川島:労働自体は“食べて生きるため”のものではあるけど、それよりももっと社会市民的な活動でありたいです。それによって満たされる対象が昔は自分一人だったけれども、それが次第に家族や友人、恋人、仲間へと広がって、そして今はユーザーという自分から遠い人にも幸せを届けることが今の僕らの仕事だと考えています。それを1センチでも広げていきたいですね。

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百貨店1月度は2〜3割の減収 「緊急事態宣言」再発令が影響

 百貨店主要5社の2021年1月度業績は、前年同月と比較しておしなべて2〜3割の減収だった。主な減収要因は、1月8日に再発令された緊急事態宣言。加えてクリアランスセールの12月への前倒し、福袋販売の店頭販売中止・縮小など、年初の集客誘因が乏しかったことも影響した。

 各社の前年同月と比較した売上高は、三越伊勢丹が33.2%減、高島屋が29.5%減、大丸松坂屋百貨店が34.6%減、そごう・西武が26.3%減、阪急阪神百貨店が29.6%減だった。各社の前年同月と比較した売上高は、この間(20年10月〜12月度)1〜2割の減収幅に止まるなど回復傾向が見られていたものの、再び落ち込む形になった。

 都心店を中心にこの間の傾向だった、富裕層の高額品消費が支える構図は変わっていない。
大丸松坂屋百貨店はラグジュアリーブランドや高級時計が前年同月比2ケタ増。「例年であれば行けていたはずの海外旅行の代替としての消費として、高額品が求められている。ライフスタイルをより充実させるための高級寝具や高級食器などもよく動いた」(同社広報)。三越伊勢丹も特選のハンドバッグや婦人靴、アクセサリーなどで前年同月を超えた。そごう・西武の高級雑貨カテゴリーも前年同月並みを確保した。

 それと比較して、ボリュームゾーンの衣料品は落ち込みの幅が大きい。婦人服カテゴリーは三越伊勢丹が両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)で前年同月比4割減、高島屋が同55%減、大丸松坂屋百貨店が同56%減だった。「全体的に厳しい傾向だが、リモートワークを意識した軽めのブルゾンなどは堅調」(高島屋広報)。

 2日には政府が、10都府県での緊急事態宣言の1カ月延長を正式決定する見込み。「(宣言発令時と比較した)感染者の減少傾向などで来店客数は日を追うごとに改善傾向にはある」(高島屋広報)との声も上がるものの、当該地域における店舗の時短営業は、各社とも当面の間継続する姿勢だ。

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「ナイキ」が手を使わず着脱できる新ライフスタイルシューズ

 「ナイキ(NIKE)」は、手を使わずに着脱ができるライフスタイルシューズ“ナイキ ゴー フライイーズ(NIKE GO FLYEASE)”を2月15日に一部会員に発売する。価格は1万3000円で、カラーは3色をそろえる。2021年後半に一般販売も行う予定だ。

 シューズを常に安定させるヒンジとミッドソールの張力調整装置により、足を入れて体重をかけるだけで着用でき、かかと部分を踏めば簡単に脱ぐこともできる。シューズの容易な着脱を実現させた“フライイーズ・テクノロジー”は15年に開発されて以降、バスケットボールやランニングなどのスポーツシューズに用いられてきた。新作の“ナイキ ゴー フライイーズ”はアスリートだけでなく、妊婦から障害を持つ人まで、あらゆる人の生活に対応するシューズとして訴求していく。

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SDGsは、ルールがなくてゴールだけ エディターズレター(2020年11月26日配信分)

※この記事は2020年11月26日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

SDGsは、ルールがなくてゴールだけ

 「SDGsって、いいなぁ」と思うのは、「ゴールはあるけど、ルールはない」からです。17の目標も、169のターゲットも、ぜ~んぶゴールで、ノールール。「達成の方法は、イロイロあると思います。でも、どんな人も目標やターゲットには共感するでしょう?だから自分らしく、頑張りましょう!」というメッセージだと解釈できると、重たい腰もちょっぴり軽くなります。

 なのに企業やブランド、組合がSDGsやサステナブルを目指すために策定するガイドラインは、時にルールでガンジガラメです。「ゴールはあるけど、ルールはない」は意図的な設計であろうSDGsの思いを汲み取っていません。ルールを設けると、人は往々にしてルール通りにしか動きません。そしてそのうち、ルールの順守をゴールにします。「ルール、守ってますよ。ワタシ」、そう思い込んでしまうものです。ルールは元来ゴールに到達するためのモノなのに、それがゴールになっちゃうってのは何か違うんじゃないのか?サステナブルやSDGsと向き合うときに抱きがちな「モヤッと」した気持ちは、そんな「目的」と「手段」を履き違えたり、見誤ったりしている瞬間を目の当たりにしたからではないでしょうか?

 ワタシなんかは、そもそもルールがあんまり好きじゃありません(苦笑。すいませんw)。ルールって決めれば決めるほど機械的になるし、組織は小ぢんまりとしてくるし、正直、いいコトなんてほとんどないと思っています。コンテンツをサイトにアップする際のルールの導入には、とても慎重です。ちょっと時間をいただき、「このルールが、自発性を奪うことはないか?」を考えます。

 もう一つぶっ込みますと、ルールを決める側って、だいたい“古い側”ですよねぇ(笑)。「そりゃ、変わらんわ」って思いませんか?「『変わらない』人が、『変えられる』人に課すルールって、マジで一体なんなワケ?」が本音であります。

 「ルールがないなんて、組織としてまとまるの!?」と思う人はいるでしょう。だからゴールが大事なんです。ゴールさえみんなでシェアできていれば、ビミョーな誤差はあるかもしれないけれど、みんな同じ方向を見るんです。モチベーションの高い人間は、優秀です。多分誤差は、最大60度。そのくらいはむしろ、多様性の象徴だと思って許容したいですね。

 ルールを守りながら生きてきた、ルールを守るコトでどこか安心してきた私たちにとって、SDGsは、新たな前の進み方です。せめて今回くらいは、古臭いルールに縛られず、誰かが提示してくれることも期待せず、自分らしく、ブランドらしく、企業らしく、業界らしい達成の方法を自発的に考えたいですね。

SOCIAL & INFLUENTIAL:社会情勢によって変化するファッション&ビューティ業界を見つめます。インクルージョン(包摂性)&ダイバーシティー(多様性)な時代のファッション&ビューティから、社会に届けたい業界人のオピニオンまで。ジャーナリズムを重んじる「WWD JAPAN.com」ならではのメルマガです。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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オケージョン消滅で絶体絶命のピンチ マッシュの「セルフォード」復活劇の舞台裏

 マッシュスタイルラボの「セルフォード(CELFORD)」がコロナ禍の大ダメージから復調している。

 同ブランドは結婚式や入学式など、いわゆるオケージョンと呼ばれるシーンで活躍する華やかなデザインのワンピースを1〜2万円台でリーズナブルに提供。20〜50代の幅広い女性から支持を受け、2018年春夏のスタートからファッションビルや百貨店など19店舗(2021年1月末時点)へ広げるなど順調な成長を続けてきた。

 だが、コロナ禍では結婚式などのイベントが次々中止になり、「セルフォード」の需要そのものが蒸発。20年4〜5月に掛けて売り上げが激減し、一気に苦境に立たされた。「私たちは、“オケージョンなら『セルフォード』”というブランドイメージをしっかり植え付け続けてきたという自負がある。だが、(コロナ禍では)それが裏目に出てしまった」と一(はじめ)真由子セルフォードプレス。

 しかし、その後は復調軌道に乗り、6〜12月期の売上高は前年比を上回る好調を見せている。21年春にはルミネ横浜(2月26日)、博多阪急(4月)に新規出店する。「このピンチを乗り越えたことで、『セルフォード』はひと回りもふた回りも大きく生まれ変わることができた」と語る一プレスに、復調の舞台裏を聞いた。

 20年6月、東京・麹町のマッシュスタイルラボの本社オフィス。「セルフォード」の一プレスは、浮かない表情でブランドの売り上げなどに関する資料に目を落としていた。緊急事態宣言での店舗休業(4〜5月)が明けた後も、リアル店舗への客足は止まったまま。急伸するECがかろうじて支えてはいるものの、ブランドは危機的状況だった。

 「セルフォード」はコロナ禍以前から、オケージョンを超えて日常使いできるデザインにも徐々に取り組んできた。「でも、私たちの服をデイリーに求めてくれる人がこんなにも少ないという事実が浮き彫りになって、(当時は)大きなショックを受けた」。このままではブランドが立ち行かなくなってしまうーー。そんなムードがチーム全体を包んでいた。

全ての新作に袖を通すと
発信の重みが増した

 だが、悩んでいても20-21年秋冬シーズンがやってくる。コロナ禍では展示会の形も変わった。同社では毎シーズン、全国の店長が東京本社に集まり、新作コレクションの内容を見て店舗への仕入れの量を決める。だがそれができなくなり、プレスチームはリモートで商品の着用イメージやディテールなどを伝える必要が出てきた。そこで同シーズンは、従来はモデルに着せて撮影していたシーズンビジュアルを、プレス自ら着用するようにした。

 店長らからは「リアルな着用感が分かる」と好評だったが、「それ以上に私にとって収穫だったのが、商品そのものへの理解が深まったこと」(一プレス)。「セルフォード」の商品型数は毎シーズン80程度に及ぶが、今回の撮影に当たっては自らその全てに袖を通した。「今までは、分かっていた気になっていただけかもしれない。そう思えるほど、着用した時の素材感や服に施されたディテールの意味まで、肌感覚で理解できた」。

 同時期には、店舗への来店客が減る中で「セルフォード」もライブコマースにも本腰を入れ、一プレスが出演する場面も増えていた。「試着を繰り返したことで、どういう動きをすればワンピースのドレープが綺麗に見えるかも分かったし、商品の細部のこだわりも自分の言葉で語れるようになった」。インスタライブの熱量は、商品の売れ行きにダイレクトにつながった。

 「矢面に立つ分、売れなかったらどうしようという不安は大きい。でも一方で、ブランドや数字に対する責任感が出てきたようにも思う」。9月からは公式ホームページで「はじめの活躍服」と題し、自分の言葉でおすすめアイテムや着こなしを紹介する月1〜2回の連載も始めた。

「セルフォード」なら“間違いない”
期待に応え、ファンの心をつかむ

 ブランドの状況が本格的に好転しはじめたのもこの頃からだ。「それまで巣ごもりで我慢していた女性にも『おしゃれをしたい』という欲が出てきた。華やかな気分になれる服を求める方が、徐々にだが(『セルフォード』に)戻ってきてくれた」。現場からは、20代であれば「彼氏とのお家デート」、より年齢が高い層であれば「予約の取れないレストランに行く装いを求めて来店される」という声が上がった。「こんな状況でも、女性にはとっておきの場面で着る服が必要とされていることを実感した」。

 企画とプレス、販売が一丸となり、吸い上げた意見をスピーディーに期中企画に反映した。目指したのは、ブランドらしい華やかなデザインと、快適性を両立させた服。「手洗い可能」「ゴムウエストで快適」といった機能性を強化した。売り場では「結婚式で映える」「入学式でもオシャレに見える」といったコロナ禍以前のセールストークを封印し、あくまで商品そのものの魅力を伝えるべく方針転換。すると、確実に数字にもつながってきた。

 「ブランドのテイストやデザインが多少変わっても、『セルフォードなら間違いない』という期待に応え続ければ、お客さまがついて来てくれるという自信がついた」。そう一プレスが語るように、2021年春夏は商品テイストの幅を大きく広げた。カラーでは翡翠(ひすい)をイメージしたブランドらしいエレガントな緑をプッシュする一方、刺しゅうを駆使したボヘミアンテイストにチャレンジ。これまでのワンピース一辺倒ではなく、ビックカラーブラウス(1万4000円)などの一枚で映えるトップス、2ウエイ、3ウエイで使えるアイテムやUVプロテクションなどの機能も積極的に取り入れる。

 一プレスにとっても、「コロナ禍でもがいた経験が、プレスという仕事に対する向き合い方が変わるきっかけになった」という。「ありがたいことにインスタライブの出演などで、私に会いたい、私が提案する服を着たいというお声をいただいている。いろいろ欲ばるとキリがないけれど(笑)、これからはもっと店頭に足を運びたいし、商品作りにも関わってみたい」と前を見据える。

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「43連休の冬休みをあげます」。時短要請・協力金なしで、全店1カ月半休業を決断した山口の中堅居酒屋企業トップの想い

 緊急事態宣言による営業時間短縮要請がない山口県で、2月末まで43日間の休業を決断した居酒屋企業がある。山口県宇部市に本拠を置く株式会社H&N(代表取締役:中西 章氏、浜本 洋行氏)。年商5億円あまり。どんな想いで休業を決めたのか?
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APや「てけてけ」、チムニーが注力する「居酒屋食堂」。「酒場感」を出したほうが店が増えそう

 不振に苦しむ居酒屋チェーンの中で食事動機を強化した「居酒屋食堂」を開発する動きがこの1年ほど増えている。エー・ピーホールディングス(HD)の「つかだ食堂」や、鶏居酒屋「てけてけ」を展開するユナイテッド&コレクティブの「大衆食堂あづまけんじ」などだ。路面の小型店、ランチからの通し営業か、わずかに休憩時間を設ける程度で、早い時間から飲める仕組みだ。ただ、なかなか立ち上がらない。
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「ケイト」が公式ラインでメイク診断コンテンツが満載の「メイクアップ ラボ」を開設 

 グローバルメイクアップブランド「ケイト(KATE)」は、メイクアップを1to1でサポートするサービス「ケイト メイクアップ ラボ(KATE MAKEUP LAB.)」を、ライン公式アカウント内に開設した。これまで小顔印象や立体感のある顔に見せるなど、多くのメイク提案をしてきた同ブランドならではの視点を盛り込んだ“なりたい顔に変われる”メイクメソッドまでを習得できるメイク診断コンテンツだ。

 「ケイト スキャン」はスマートフォンで顔を読み取るだけで顔の特徴点を測る先端AI技術(パーフェクトのAIシステム「AI フェイストリビュート」)を採用した。顔の86か所を測定して黄金三角比率や5眼比率などのパーツ比率を測定。その数値をブランド独自のロジックで解析し、なりたい顔に変われるメイクメソッドを提案する。「ケイト サーチ」はスウォッチ動画やHOWTO動画、商品ごとにその人にあったメイクメソッドと色を選びすすめる。

 そのほか、人気アイテムがタイムリーにわかる「ランキング」やスマホを顔にかざすだけでバーチャルメイクが体験できる「バーチャルテスター」といったコンテンツも用意する。

 「ケイト」は21年秋には、店頭什器にスマホをかざすとAR技術により仕上がり画像が動き出す新機能 を開始予定で、実現すればその場ですぐに色味や質感を確認しながら、比較検討することができる。

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「ケイト」が公式ラインでメイク診断コンテンツが満載の「メイクアップ ラボ」を開設 

 グローバルメイクアップブランド「ケイト(KATE)」は、メイクアップを1to1でサポートするサービス「ケイト メイクアップ ラボ(KATE MAKEUP LAB.)」を、ライン公式アカウント内に開設した。これまで小顔印象や立体感のある顔に見せるなど、多くのメイク提案をしてきた同ブランドならではの視点を盛り込んだ“なりたい顔に変われる”メイクメソッドまでを習得できるメイク診断コンテンツだ。

 「ケイト スキャン」はスマートフォンで顔を読み取るだけで顔の特徴点を測る先端AI技術(パーフェクトのAIシステム「AI フェイストリビュート」)を採用した。顔の86か所を測定して黄金三角比率や5眼比率などのパーツ比率を測定。その数値をブランド独自のロジックで解析し、なりたい顔に変われるメイクメソッドを提案する。「ケイト サーチ」はスウォッチ動画やHOWTO動画、商品ごとにその人にあったメイクメソッドと色を選びすすめる。

 そのほか、人気アイテムがタイムリーにわかる「ランキング」やスマホを顔にかざすだけでバーチャルメイクが体験できる「バーチャルテスター」といったコンテンツも用意する。

 「ケイト」は21年秋には、店頭什器にスマホをかざすとAR技術により仕上がり画像が動き出す新機能 を開始予定で、実現すればその場ですぐに色味や質感を確認しながら、比較検討することができる。

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「ヴォーグ ガール」がLINEを活用した有料サービスを開始

 コンデナスト・ジャパンは、「ヴォーグ ガール(VOGUE GIRL)」のLINE公式アカウントを活用した会員制の有料サービス「ヴォーグ ガール プラス(VOGUE GIRL +)」の提供を2月1日にスタートした。

 プランは月額(480円)と年割(4500円)の2種類。会員は週3本以上の有料コンテンツの購読や、毎月3回以上開催されるオンラインセミナーへの参加資格、毎月1名限定で占い師しいたけ.の個人鑑定(鑑定内容は『ヴォーグ ガール プラス』のコンテンツとして公開)、隔月1本配信予定のオリジナルビデオシリーズの視聴、プレゼント企画への応募が可能となる。

 コンテンツは、池田エライザや佐久間由衣などの人気女優がゲストエディターに挑戦する企画をはじめ、スタイリストやフォトグラファーから「やりたいことを仕事にして、毎日をもっと充実させるコツ」を学ぶオンラインサロン、ヨガインストラクターによる「自分の可能性を楽しく広げる」レッスンなどを開催。オリジナルビデオシリーズとして、多様なスタイルの美の秘密に迫る「Beauty Habits シーズン1」も公開予定だ。

 同サービスについて、渡辺三津子「ヴォーグ ガール」編集長は「心豊かな日常や夢に役立つ企画と体験を、限られたコミュニティだからこそお届けできる新プロジェクトです。皆さんの生き方に確かな価値あるものを、『ヴォーグ ガール プラス』に見つけてみてください」とコメントしている。

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インスタ運用術やDX化を“学ぶファッションウイーク” ファッション専門の転職支援サービスが無料セミナーを開催

 ファッション・アパレル業界専門の転職支援サービス、クリーデンス(CREDENCE)は2月2〜5日、参加無料のオンラインセミナー「明日の“はたらく”が楽しみになるオンラインセミナー 学ぶ FASHION WEEK」を開催する。新型コロナウイルス感染症で影響を受けたファッション・アパレル業界で働く人々に向けて、“厳しい現況をチャンスに変える”ためのコンテンツを企画。インスタグラムの運用テクニックをはじめ、接客、オーナーシップ、VMD、EC、ファッションのDX化などにまつわる8つのセミナーを4日間で配信する。参加方法はクリーデンスの公式サイトから申し込み可能。

セミナー項目は下記の通り。

■明日から使える!効果につなげるインスタライブ活用方法
日時:2月2日16:00~17:00
講師:齊藤莉沙/3ミニッツ SNSマーケティング事業部 

■スマホを使ったInstagram写真の撮り方&運用テクニック講座
日時:2月2日19:00~20:00
講師:木村麗/F.F.B.ビジュアルアドバイザー

■アプローチでつまずいているあなたにお届けしたい「お客さまから声をかけてもらうという発想」を作るセミナー
日時:2月3日16:00~17:00
講師:坂本りゅういち/接客販売トレーニング&コンサルティング事務所kocori代表

■「人を活かすプロ」が推奨する、粋に感じる任せ方とは?~人がやる気とオーナーシップを持ち、育ち、お店が回る方法~
日時:2月3日19:00~20:00
講師:川﨑善行/絶景 代表取締役

■どんな状況でも売上を維持・アップさせる「VMD 」「接客」「メンタル」整理術
日時:2月4日16:00~17:00
講師:内藤加奈子/ヴェール代表

■ECディレクターのための教科書(入門編)~人気ファッションメディアスタイルピックス深地雅也が教える!~
日時:2月4日19:00~20:00
講師:深地雅也/StylePicks代表取締役

■ファッションDX化 3Dモデリングによって広がる、はたらく方々の選択肢と可能性~具体的な3DCADソフトの活用方法や応用の仕方までお話します~
日時:2月5日16:00~17:00
講師:佐々木智之/被服造形師、東京ファッションテクノロジーラボ講師

■デジタルのプロから見たアパレル・ファッション業界に本当に必要なDXの進め方~リアルとデジタルを融合したUX設計と顧客体験の作り方~
日時:2月5日19:00~20:00
講師:山田修平/Ridgelinezコンサルタント

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“雪だるま”にならない白アウター術! ボトムスと靴選びが決め手

 ボリュームたっぷりの白系アウターは、冬の定番人気アイテムの一つです。ダークカラーでまとまりがちな冬ルックだけに、手持ちボトムスにサッと羽織るだけで様になる白アウターの便利さは魅力。中でも、ボアフリースやパフィ、キルティングなど、軽めのアウターはストレスなく着られるうえ、保温力も高いから手放せません。ですが、膨張色でもある白特有のかさばりはコーディネートの大敵。“雪だるま”のように見せないスタイリングのコツは、ボトムスと靴選びにあります。

 たとえば、「クロ(KURO)」のボアアウターは、程よいオーバーサイズ感があるので、逆に着やせして見えます。ボアパーカとデニムジャケットに重ねて、重層的なレイヤードにまとめたおかげで、“雪だるま”見えを遠ざけました。ボトムスはシンプルなシルエットで整え、ボリュームの落差を際立たせているのもポイント。くるまれる安心感があるのに加え、クリーンな清潔感を印象づけるので、もこもこした白アウターはニューノーマル下の冬にぴったりです。国内ブランドのルックを参考に、着膨れフリーの白アウター術をご紹介します。

“ふわ×キリッ”のボリュームずらしが生きるキルティングアウター

 直線的な縫い目のキルティングのアウターはシャープな印象をまといやすいアイテムなので、重ね着するとかさばり感を抑える効果を発揮します。「バルムング(BALMUNG)」のキルティングアウターは、着丈の異なる長短のコートを重ね着したかのような重層的フォルムが目を引きます。どちらにもアーガイル状の縫い目があしらわれていて、見た目はすっきり。クロップドパンツで足首を見せつつ、ゴツめのダッドスニーカーでボリュームを出すのが、全体をキリッと引き締める正解コーデです。

 スリーブレスなら、白アウターでも見た目のボリュームを抑えられます。また、ロング丈の印象が際立つので、細長く見えます。2枚目の写真「ヴェニット(VENIT)」は、白シャツの上から、スリーブレスのコートをオン。シャツのクリーンさとアウターのゆったりムードをミックス。斜めに走るキルティングがロング丈との相乗効果を生んで、自然な落ち感を漂わせました。ふわふわなマフラーを添えて顔周りのボリュームアップ。ニットレース仕立てのワイドパンツと合わせた異素材ミックスで、コントラストを際立たせるのがポイントです。

パフィアウターはきれいめコーデでスレンダーに

 ふっくらとしたシルエットの白アウターを膨張して見せないためには、ボトムスで細さを強調するコーデが効果的です。オーバーサイズのアウターに使いやすいスタイリング術です。「トゥデイフル(TODAYFUL)」のパフィアウターは、詰め物がたっぷりで見るからに暖かそう。アウターにボリュームがある分、ミニマルなパンツで合わせて、量感を削る「引き算」のコーデがおすすめ。かかとが太めのチャンキーヒールブーツを迎えて、脚を長く見せています。フードやニット帽でかさ上げすれば、いっそう縦長の印象がアップします。

 タイトスカートは、きれいめコーデで仕上げるのに魅力的な選択肢です。スリット入りのスカートでフェミニン感を薫らせれば、こなれたミックステイストに仕上げられます。2枚目の写真「アンスリード(UN3D.)」は、ふんわりシルエットのパフィアウターを披露。やさしげなベージュ系のスカート&レギンスを合わせて、大人の上品カジュアルが完成。レギンスとスカートどちらにもスリット入っていることが、レッグラインがシャープに映る仕掛けです。

ミリタリーやアウトドア風のアウターをフェミニンに格上げ

 ミリタリー系やアウトドア風のアウターはタフなムードが備わっているので、程よく主張してくれます。「ローブス アンド コンフェクションズ(ROBES & CONFECTIONS)」のアウターは、立体感が印象的なフライトジャケット風の仕立て。白Tシャツに重ねて、タフでクールなムードに。アウターの2枚重ねのような構造が装いに深みを与えています。タックがきれいに入ったワイドパンツが視線を縦に誘い、フラットシューズで抜け感をプラスすると、着膨れとは無縁のコーデに仕上がります。

 アウトドア風のアウター人気は定番になりつつあります。あえてたおやかなスカートで合わせれば、趣深い雰囲気に。2枚目の写真「ザ ケイジ(THE KEIJI)」は、ボアフリースアウターがぬくもりを感じさせる癒やしコーデ。カジュアルなアウターのパートナーに迎えたのは、足首まであるプリーツスカート。大人の女性が取り入れやすい「カジュアル×フェミニン」のアレンジです。トレンドの白ブーツを加えて、オールホワイトに仕上げました。

 本格的な寒さ到来の季節に、保温力が高いもこもこ系のアウターは頼もしい存在です。“雪だるま”にならないようボトムスと靴のチョイスに気を配り、あたたかいホワイトコーデを楽しんでみては。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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香水ブランド「バイレード」から虹色のアイシャドウパレットが登場

 スウェーデン・ストックホルム発「バイレード(BYREDO)」は2月4日、伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店で新作のアイシャドウパレット“プリズミック アイシャドウ パレット”(1万2200円)を発売する。きらきらと光るコッパーレッドや柔らかなライラック、マットなグリーンなど鮮やかなカラーをさまざまな質感でそろえる。バラエティー豊かな18色はグランジからグラマラス、デイリーユースまであらゆるシーンのメイクアップを可能にする。

 「バイレード」は2006年にベン・ゴーラム(Ben Gorham)が立ち上げ、ニッチパフュームメゾンとして人気を集めてきた。創業者のベンがファッション業界との親交が深く、「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」や「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などファッションブランドとのコラボも話題になった。香水のほかにもレザーグッズやサングラスを扱い、2020年に10月にはイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)をリードにカラーメイクアップを発売。日本にはエストネーション(ESTNATION)やビオトープ(BIOTOP)などで扱いがあるほか、19年10月に伊勢丹新宿本店に、20年11月には阪急うめだ本店に直営店をオープンした。

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「アナタには、いくらの値打ちがありますか?」 エディターズレター(2020年10月26日配信分)

※この記事は2020年10月26日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editor's Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「アナタには、いくらの値打ちがありますか?」

 最近、こんなことを考えるようになりました。「人前でお話するなら、一体いくらが適正価格なんだろう?」「このお手紙(メルマガ)には、いくらの価値があるんだろう?」、そんなコトです。

 「金の亡者」だとは思わないでください(笑)。大事なのは、自分の価値を(ある程度)市場価格として認識し、今取り組んでいる仕事が「その価値に見合う結果を生み出しそうか?」「適正価格と言えるのか?」「もし適正価格より『低い』と思うのだったら、それでも引き受けた理由は何か?逆に『高い』と思うのなら、なぜ想定以上の報酬を受け取るに至ったのか?」などを考えること。私のようなサラリーマンでも、それが、メチャクチャ大事だと思うようになったのです。

 フリーの方からすれば、「何を今さら」ですよね(笑)。ファッション&ビューティ業界以外に身を置く方は、「え、そういうコト、考えてないんですか?」ってビックリするかもしれません。そのくらい、特にファッション業界は、「自分の価値」を金額として捉えるのが苦手みたい。いや、苦手というより「悪いこと」と捉えている気配さえ漂います。

 そう思うようになったのは、最近の2つの出来事からです。まず1つは、「希望するギャラを伝えるのが、とっても苦手」と話すフリーデザイナーの方に対して、トーチリレーの神保“隊長”が「ファッション業界は『経営』が苦手。自分の値付けさえしないのは、経営者として判断していないのと同じ」と諭してくれたこと。そして、もう1つは社外の方から、「御社は、カナメくんの講演の価値を低く見積もりすぎなのでは?」とサラリと言われてしまったことがきっかけでした。諭されたのは、フリーのデザイナーの方だったり、社内の別の部署だったりしますが、自分でも「ドキッ」とする言葉です。ホント、そうですねぇ。ファッション業界はこういうコトを言うこと自体苦手だし、「『何、アイツ』って思われてしまいそう」と不安に感じがちですが、我ながら「社会」というフィルターを通してファッションやビューティを見つめ、考え、語ることに対しては、なかなかに秀でているという自負を持っています。だとしたら、そこに価値を見出してくれる方々に対しては(最終的にこれまでより高額な対価をいただかないとしても)、その自負を正々堂々発信すべきだと反省しました。

 反省したのは神保“隊長”が続けた通り、「見合う対価をもらわないと、続く人が不幸になる」からです。ホント、そうですね。「私の金儲け」ではなく、「業界のサステナブルな未来に向けて」の視点に立てば、「自分の価値を金額で捉えること」「それに基づく提示と乖離があるなら交渉すること」も頑張らなくっちゃ、そう思いました。と同時に、カメラマンやライターさんらの料金体系をもう一度考えなくては、と思っています。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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時計見本市がいよいよジュネーブで一本化 LVMHもデジタル版に参加

 4月7日から13日までデジタル開催されるスイスの時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」(旧「S.I.H.H.」)は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」「ウブロ(HUBLOT)」「ゼニス(ZENITH)」「ブルガリ(BVLGARI)」の参加を発表した。同見本市がオンライン上で催されるのは、新型コロナウイルスの影響で初開催された2020年に続いて2回目。約40ブランドが参加する。

 世界最大の時計見本市だった「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」から離脱した“時計の王様”「ロレックス(ROLEX)」や「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」、「シャネル(CHANEL)」や「ショパール(CHOPARD)」も参加を表明しており、「S.I.H.H.」当時からの参加組であるコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)やケリング(KERING)傘下のブランドと合わせて、高級時計ブランドのほぼ全てが「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」に結集することになった。

 時計見本市をめぐっては、「バーゼル・ワールド」が高額な出展料やラグジュアリービジネスの場にふさわしくないホスピタリティーなどへの不満から離脱者が続出して崩壊。その後、「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」に集約されるのでは?と予想されていたが、コロナショックにより一時停止状態となっていた。デジタル上ではあるが、今回ほぼ全ての高級時計ブランドが一堂に会することで、コロナ収束後のフィジカルイベントも共同開催するのでは?との気運が高まってきた。

 また同見本市は、デジタル版閉幕後「数日以内に」(プレス担当者)中国・上海で「ウオッチ&ワンダー上海2021」を開催する。こちらはフィジカルイベントで、「A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)」「ボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)」「カルティエ(CARTIER)」「ショパール」「IWC シャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)」「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」「モンブラン(MONTBLANC)」「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)」「ピアジェ(PIAGET)」「ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)」「ロレックス」「チューダー(TUDOR)」「ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」など約15ブランドが参加する。「ウオッチ&ワンダー上海」の開催は、20年9月に続いて2回目。現状では、21年にリアル開催される唯一の大型時計見本市となっている。

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