ユナイテッドアローズが次代を託した松崎善則新社長の人物像

 セレクトショップ最大手のユナイテッドアローズ(UA)の新社長に4月1日付けで、松崎善則副社長が昇格した。47歳。松崎新社長は、1997年に同社の販売員のアルバイトとしてキャリアをスタートさせた現場叩き上げの人物だ。翌年正社員に登用され、販売員から店長職、販売部での販売戦略や店舗営業などを担当。その後、BY(ビューティ アンド ユース ユナイテッドアローズ)本部本部長、執行役員、上席執行役員、常務執行役員 第一事業本部本部長などを経て、「グループの成長に貢献してきた」という。2020年11月に副社長に就任したもつかの間、わずか4カ月でトップ就任となった。「店頭が一番輝いているべき」と言う創業者・重松理名誉会長の言葉をどう引き継ぐのか。松崎社長のキャリアや人となりを知り、これからのユナイテッドアローズを占う。

WWD:なぜUAで働こうと思った?

松崎善則社長執行役員 CEO(以下、松崎):前職はホテルマンだった。わかりにくい仕事はしたくなかったので、直接的なサービスの対価をもらいたいと思ったからだ。しかし若さもあり、3年ほどで飽きてしまった。このまま続けるのもやぶさかではなかったが、他の仕事もしてみたいという欲が出てきた。服が好きだったので、服を扱いながらレベルの高い接客の仕事はないか?と探したが、当時、地元の埼玉にあったお店は店員が怖いというか、服を知っていなければ入りづらい、そういう雰囲気の店ばかりだった。そんなときに当時、明治通りにあったUA渋谷店で接客を受け、それまで知っていた洋服屋と接客レベルの違いを感じた。しばらくしてホテルマンを本当に辞めようと思ったタイミングで、たまたまアルバイト募集があり、UAで働き始めた。

WWD:そのとき受けた接客の違いはなんだった?

松崎:所作。言葉使いから歩き方や身のこなし、商品の触り方まで、洗練されていた。

WWD:働き始めてどうだった?

松崎:楽しい一面、仕事だから当然厳しい。先輩方は服に情熱を持っているので、接客が終わるごとに指導されていた。当時は店頭になかなか立てず、最初はバックルームでストックの整理や商品の移動など、そういったことを1日中やっていた。そこで自分で楽しくなる方法を考え、こうすればより商品が探しやすくなるなとか、色もグラデーションに配置した方が綺麗だなとか、工夫を始めた。

WWD:転機は?

松崎:当時、「サイト(CYT)」という新業態のコンセプトショップが渋谷にでき、その店に配属された最初のメンバーだった。その店はゆくゆく潰れてしまうのだけど、閉店に向けて毎月スタッフが他店に異動し、減っていくのを間近で見た。いい店だなとは思っていたし、少なからずお客さまも付いていたのに、売れなければ話にならない。いくらかっこいい店でも商売にならなければこうなるんだと。そこで自己満的なかっこよさとかそういう考えが排除された。25歳の頃だ。分かってはいたが、現実を見るとショックだった。

WWD:それ以降、働き方は変わったのか?

松崎:それが原体験にあり、その後横浜の店に異動になった。そこはターミナルのいい立地にあって、「サイト」とは反対にめちゃめちゃ売れていた。スタッフも60人ぐらいいたと思う。売れることがすごく楽しく、そのとき、より多くのお客さまに満足していただきたいという気持ちが芽生えた。

WWD:どういう店がいい店?

松崎:最初の話に戻るが、スタッフの雰囲気が一番大事だ。店に入って潜在的に感じる心地良さや感じの悪さ、整い過ぎていても緊張感を与えてしまう。売れていないとスタッフはお客さまに余計にアプローチをしてしまったり、お客さまの取り合いにもなる。スタッフが生き生きと働いている店が一番いい店。

WWD:店長になったのはいつ?

松崎:「サイト」が閉店した跡にUA渋谷公園通り店ができ、27歳のときに店長としてその店に立った。

WWD:店長になってどのようなことに取り組んだ?

松崎:多階層だったり店の面積が広いと1日話さなかったり、会わなかったりするスタッフが増える。全員と絶対に話すと決めないと話さないので、絶対に話すと決めていなければ探して声を掛けていた。だから自分でルールを20個作った。朝出勤したら全員の目を見て挨拶するとか、売り場のゴミを1日20個拾うとか、小さいことでいい。率先しないとスタッフに言えないし、「店長がやっていないじゃないか」と思われると、店長とメンバーとの間に溝ができる。でも毎日全部はクリアできない。できて10個とか……。それを1カ月間で振り返るようにして、奇跡的に全部できるようになったらまた新しい目標を作る。それでスタッフと対等に会話できるようになった。あとは、エラーがないとメンバーも働きづらい。例えば、毎朝店長が一番早く来るとそれより早く来るスタッフが現れる。そうなるとその目標を項目から外していた。それが業績につながるかは分からないけど、同じ勤務をするなら楽しい方がいいし、その方がお客さまにも楽しい雰囲気が伝わる。

WWD:店頭から本部に異動になって取り組んだことは?

松崎:当時は本部が何をやっているか分からなかった。店頭にいたときは本部に対しての不満もあったが、本部に入ると事情も分かってくる。だから最初は店に事情を説明して理解してもらっていた。だけどそれではダメなので、またチェックリストを復活させた。週のどこかはお店に行くとか何時に電話するとかを決めて、店頭の声を本部に伝えた。店の声に応えれば業績は上がる。ただ声が多いので、どれが太い情報でどれが一部の情報かの見極めが難しい。だからそれは自分の経験で決めていた。

WWD:自分をどういうタイプのリーダーだと分析している?

松崎:リーダーらしくない。なるべくフラットでいたいし、対等な関係でいたいと思っているけど、キャリアや年齢でそうもいかないので、兄貴的な感じでいられればいいなと。カリスマ性や威厳、強いリーダーシップとかそういうのではないと思う。

WWD:社長としてのミッションは何か?

松崎:当社の理念は「真心と美意識をこめてお客さまの明日を創り、生活文化のスタンダートを創造し続ける」こと。“真心”や“美意識”の解釈を全員がそろえるのは難しいが、それが薄まるとユナイテッドアローズでは無くなってしまう。その理念が求心力になっているので、理念を具体化することが使命だ。抽象的な表現だが、それに尽きる。ディテールの部分では、時代が変わる中でどういう商品やサービスが求められるのか。これからの検討にはなるが、アパレル領域以外のあらゆる領域に可能性を広げていかなければならないと思っている。

WWD:セレクトショップはこれからどこに向かうべきか?

松崎:セレクトショップは、百貨店よりも気軽に買い物ができるという点で、ある意味、百貨店のお客さまを奪いながら発展してきた。だけど、今は二次流通にお客さまを奪われている方だ。このままでは衰退するしかない。だったら今奪われているところと同じ領域に入り、UAで二次流通をやってみることも一つ考えられる。

WWD:10年後のユナイテッドアローズはどうなっている?

松崎:予想は面白くないのでしないようにしている。ただ、こうしようという意思で動くとするなら、服以外でもお客さまの生活を豊かにする会社になっていたい。UAに関わる何かでお客さまの生活が豊かになっていれば本望。

The post ユナイテッドアローズが次代を託した松崎善則新社長の人物像 appeared first on WWDJAPAN.com.

大阪の有力セレクト「リトマス」が愛される理由 無二の世界観ができるまで

 大阪のセレクトショップ「リトマス(LITMUS)」と姉妹店「ルテンス(LUTENS)」がECを持たないにもかかわらず全国で注目を集めているようだ。2月と4月に行った東京と福岡でのポップアップは盛況のうちに終え、5月7日には名古屋に新店をオープンする。インスタグラムでの洗練されたイメージと、ショップではおしゃべりなスタッフが迎えてくれるギャップも魅力だ。同店ではビンテージアイテムのほか、「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」「ジョン(JOHN)」「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「ミューラル(MURRAL)」「キシダミキ(KISHIDAMIKI)」などのブランドも扱う。「ルテンス」では「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」「フェティコ(FETICO)」「キムへキム(KIMHEKIM)」のほか、オケージョン向けのドレスやビンテージのウエディングドレスも用意している。

 ビンテージや多くのブランドを扱いながら、ショップの世界観を表現する秘訣は何なのか?両セレクトショップを手掛けるウートゥ(AOUT)の川崎吉朗・代表、綾部帆乃香「リトマス」ショップマネジャー兼バイヤー、マティー(Matty)「ルテンス」ショップマネジャー、新たにオープンする「リトマス」名古屋店の芝有果音(あかね)ショップマネジャーに話を聞いた。

WWD:「リトマス」設立のきっかけは?

川崎吉朗ウートゥ代表(以下、川崎):7年前、神戸・旧居住地のビルの一室でスタートしました。当時は3坪ほどのスペースでビンテージのみを扱っていて、1年後に大阪に移転しました。店名は科学的な用語を使いたくて、リトマス紙から名付けました。リトマス紙は1つの紙の両極に違う反応が出ますよね。例えば白と黒、マスキュリンとフェミニンといった対極の要素を一つにミックスするというストアのテーマを表しています。

WWD:姉妹店「ルテンス」を立ち上げた理由は?

川崎:「リトマス」をよりトレンド寄りにして、それとはまた違う性格の、ずっとそこに留まっている恒久的な存在の店を作りたくて「ルテンス」を2年前にスタートし、独自の色が出てきたマティーにを任せました。店名は、“流転する”から名付けました。両ショップのメインビジュアルなどで意識している3つのキーワード“lumen(光)”、“tendence(風潮)”、“silent(静けさ)”、の頭文字L、T、Sが入る名前を6文字で表現したかったのも、この名前にした理由の一つです。

対極にある両店

WWD:両ショップの買い付けの基準は?

川崎:ブランドのピックアップは自分が行い、アイテムの買い付けはリアルな視点で判断できる綾部やマティーに任せています。僕が抽象的な雰囲気が好きなので、そういうブランドが多いですね。古着の買い付けは創業メンバーが担当しています。

綾部帆乃香「リトマス」ショップマネジャー兼バイヤー(以下、綾部):「リトマス」は色や柄のアイテムを多めに、「ルテンス」はモノトーンやユニホームに近いアイテムを多めに買い付けています。客層は全く異なりますが、オケージョンが豊富な「ルテンス」の方が年齢層高いかもしれません。「リトマス」はトレンドを意識した方が多く、感度高めの人から高校生までさまざま。高校生のお客さまが私たちと一緒に大人になっておしゃれに成長していくのを見るのも楽しいです。

芝有果音「リトマス」名古屋ショップマネジャー(以下、芝):イメージチェンジ目的で来てくれる方もいます。私たち自身のファッションももともとこういうテイストだったわけではなく、入店したころはひどい服装でした(笑)。徐々にファッションに詳しくなり、お客さまと一緒に変化している感覚です。

マティー「ルテンス」ショップマネジャー(以下、マティー):「ルテンス」は“ユニホーム”をキーワードにしていて、オフィスでも使えるセットアップやジャケット、トラウザーをそろえています。ビンテージのウエディングドレスやオリジナルのドレスも用意しているので、遠方から来てくれる夫婦もいます。ブラックのアイテムが多く、たまにスタッフもお客さまもみんな黒いときがあります(笑)。

WWD:「ルテンス」にネイルサロンを設けた理由は?

川崎:統一した女性像を作りたいと思ったのが理由の一つです。満を辞して開いたというより、「リトマス」でネイルが上手いスタッフがいたので、彼女に任せました。1人で運営しているので予約はすぐに埋まってしまうのですが。

WWD:「リトマス」「ルテンス」が描く女性像とは?

川崎:僕が女性像をこれと決めているのではなく、今いるスタッフに合わせています。その方が深く広い世界観ができると思っているので。

マティー:スタッフそれぞれの好みやスタイルが全く違うので自然と女性像は分かれていますね。純粋に自分たちがファッションを楽しむことが個性や世界観を生み出しているのかもしれません。

綾部:無理に女性像を擦り合わせようとはせず、好きなものを好きなように着ています。もちろんどちらも好きでも良いし、強制はしていません。

ショップには“テーマパーク感”が必要

WWD:インスタグラムは公開アカウントと非公開アカウントがあるが理由は?

綾部:非公開アカウントは、店で買い物した際にカルテのようなものを記入いただき、インスタグラムのアカウントを書いてくれた方をこちらからフォローしています。

川崎:両アカウントは、情報を出すスピードを変えています。新入荷商品のお知らせやイベントの告知を顧客のみのアカウントでは少し早く出しています。先日のポップアップではアトラクションのファストパス的な感覚で一般オープン前に顧客のみが入れる時間帯を設けました。

WWD:DMで通販もを受け付けているが、今後ECを開く予定は?現在の実店舗とDM販売の売り上げ比率は?

綾部:DMの接客と通販はコロナ禍をきっかけに始めたのですが、ゼロからのスタートだったので大変でした。ECを開かないのは、スタッフ全員がお客さまとDMでコミュニケーションする時間をすごく大事にしているからです。ECだとボタン1つで購入できますが、それだけでもさみしいですよね。

川崎:全体の売上比率は実店舗が6割、DM販売が4割くらいです。ECの必要性は特に感じていません。お店は、素敵な洋服とおしゃべりなスタッフがいる、行けば楽しい場所で、ある種のテーマパーク感が必要だと思っています。ただ、ECでそれを表現する手立てが今のところ見つかっていないので、ベストな形が見つかるまで開くつもりはありません。

東京進出やEC開設は慎重に

WWD:東京への出店は考えない?

川崎:地方の人をおしゃれにする方が楽しいのはあるかもしれません。東京は僕たちが勉強しに行く場所です。先日「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の展示会に行ったのですが、ものすごいパワーを感じました。僕自身もスタッフも地方出身者が多く、地方にこの面白さを広めたいという使命感があります。いずれは東京にも、とは考えますがECと同じく慎重に進めたいです。

WWD:スタッフの共通点は?

川崎:入社した際に皆「どうにか変わりたい」と思っているところが共通点です。

マティー:皆それぞれにコンプレックスがあり、それを生かしたりカバーしたりするために服を選んでいるのではないでしょうか。服について全然知らなかったころに、川崎から「コンプレックスがある人の方がおしゃれになれる」と助言をもらいました。接客する中でも押し付けではなく、その人が何を求めていて、どうなりたいかを意識して寄り添うことを大切にしています。

芝:それぞれに「こうなりたい」という女性像があって、それに向けて自分を磨き続けているところが共通点ですね。

「コンプレックスがある人の方がおしゃれになれる」

WWD:インスタグラムで世界観を表現するコツは?

川崎:まずは、とにかくたくさん写真を撮ることです。スタッフがお互いに写真を撮り合うことがルーティン化しています。

綾部:スタッフ個人のアカウントをお互いにチェックし合い、投稿前に相談したり、褒め合ったり、逆に「消した方がいいかも」とアドバイスしたりすることもあります(笑)。

マティー:「ルテンス」と自分のアカウントは、マガジン感覚で見てもらえるようにアートや映画などの要素も入れています。載せたものを買ってほしいわけではなく、シンプルに楽しいからアカウントを見てもらえるように考えています。世界観が軸というよりも、自分のそのときの感覚を大切にしていますね。映画やコレクションを見た後はその影響が分かる格好になってしまいます。

綾部:それがすごく分かりやすくて、出勤した瞬間に「昨日何か見たでしょ」と(笑)。

WWD:スタイリングで気をつけていることは?

綾部:インスタグラムに投稿するコーディネートはそれが「リトマス」っぽいか、ぽくないかという視点で判断しています。

芝:綾部が「リトマス」を体現するスタイリングをしているので、自分はブラックなども取り入れて少し他の見せ方も意識しています。お客さまも挑戦しやすいスタイリングを提案していきたいです。

WWD:競合と意識している店はある?

川崎:失礼に聞こえてしまうかもしれませんが、ないです。同じブランドを仕入れている店はありますが、さまざまなブランドやスタッフの個性を生かしつつ、一つの世界観にまとめることにフォーカスした結果、ほかにはない店の色が出せている自信があります。

綾部:ただいいブランドを集めるわけではなく、緊張感と責任感を持って提案することを大事にしています。それがインスタグラムでの見せ方につながっているのではないでしょうか。

The post 大阪の有力セレクト「リトマス」が愛される理由 無二の世界観ができるまで appeared first on WWDJAPAN.com.

私を変えた3人のデザイナー【アナ・スイ編】 マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」

ニューヨークで私は3人のデザイナーに出会った。彼らは、私が自分自身を知り、アイデンティティーを持って未来を描くことの自由と創造力を教えてくれた。

最初に衝撃を受けたのは、パーソンズの大先輩にあたるアナ・スイ(Anna Sui)だ。

ニューヨークに渡って半年くらい経ったころ、あるきっかけで彼女と出会った。「アナ スイ」は、幼いころから憧れだったブランド。“好きなブランドを創設した本人”を前に、彼女との会話は本当に緊張した。テーブルチェアに腰を掛けてゆっくりと話す彼女は、せわしないニューヨーカーとは違い、自分を持った落ち着いた女性だった。音楽や昔のニューヨーク、アートやデザインなど、実体験や自分の足で学んだことをたくさん話してくれた。

彼女は音楽やカルチャーをこよなく愛していて、考え方にルーツがあった。「デザインという魔法やアイテムを通じて、そのルーツは消費者に伝わるのだ」と、私が「アナ スイ」に惹かれた理由が、デザイナーとしての彼女のアイデンティティーだったことに気付いた。

そして、彼女の最後の言葉が私を変えた。

「あなたはいつまでニューヨークにいるの?ここは人の入れ替わりが激しくて、世界で一番いいものと悪いものが集まっている場所よ。そんな場所は、世界中探しても他にはないわ。だから、ここにいる間は可能な限りいろいろなものを見て、感じて、何が良くて、何が悪いのかを全て自分で判断できるようになりなさい」。

「自分の物差しを持つには情報が必要」と考えた私は、たくさんの書籍やアート本を読み、ギャラリーや美術館、アートフェア、展示会を回れるだけ回った。話題の店はチェックして、舞台やライブにも足を運び、ジャズにも出合った。

書籍は私を健康へと導いてくれ、最初はわけが分からなかったアート本も次第に読めるようになった。ジャズは最高にサステナブルな音楽であることも知った。

アナ・スイの言葉は、心と知識を豊かにしてくれた。私もいつか彼女のように、生きる活力とヒントを人々に与えられるデザイナーになりたいと決心したのだった。

次週、「トミー・ヒルフィガーとの出会い」につづく……

The post 私を変えた3人のデザイナー【アナ・スイ編】 マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」 appeared first on WWDJAPAN.com.

資生堂がポケモンをヘアメイクでビジュアル化 トップメイクアップアーティスト原田忠が挑戦

 原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティストは、このほど「ポケモンシャツ」のプロモーションキービジュアルを制作した。ポケットモンスターのキャラクターをヘアメイクアップとファッションでビジュアル化し、ビューティ表現の可能性に挑戦。自分だけのポケモンシャツが注文できるサービス「ポケモンシャツ」のキービジュアルとして、4月30日から「ポケモンシャツ」オフィシャルサイトやSNSなどで展開する。

 今回、大地の化身と言われる伝説のポケモンのグラードンから着想を得てビジュアルを制作。グラードンが持つ力強さや猛々しさを独自の視点で解釈し、赤や黒など特徴的なボディーの配色をヘアメイクに反映しながら、ファッション性も取り入れて表現した。また、「ポケモンシャツ」用のキービジュアルのほかに世界観を掘り下げたバージョンも制作した。

 原田トップヘアメイクアップアーティストはコレクションや宣伝広告などのヘアメイクにとどまらず、これまでにも人気漫画やキャラクターのビジュアル化といったさまざまなビューティの表現に挑戦し続けて来た。

 今回のコラボについて、「世界中で幅広い世代に親しまれ、多くのファンに愛され続けるポケモンの世界観を反映した『ポケモンシャツ』のキービジュアルを手がけることができて光栄だ。ポケモンを通じたビューティの可能性に挑戦した。このコラボレーションは継続的に展開するので、今後も期待してもらえたらうれしい」と原田トップメイクアップアーティストはコメントした。

The post 資生堂がポケモンをヘアメイクでビジュアル化 トップメイクアップアーティスト原田忠が挑戦 appeared first on WWDJAPAN.com.

資生堂がポケモンをヘアメイクでビジュアル化 トップメイクアップアーティスト原田忠が挑戦

 原田忠・資生堂トップヘアメイクアップアーティストは、このほど「ポケモンシャツ」のプロモーションキービジュアルを制作した。ポケットモンスターのキャラクターをヘアメイクアップとファッションでビジュアル化し、ビューティ表現の可能性に挑戦。自分だけのポケモンシャツが注文できるサービス「ポケモンシャツ」のキービジュアルとして、4月30日から「ポケモンシャツ」オフィシャルサイトやSNSなどで展開する。

 今回、大地の化身と言われる伝説のポケモンのグラードンから着想を得てビジュアルを制作。グラードンが持つ力強さや猛々しさを独自の視点で解釈し、赤や黒など特徴的なボディーの配色をヘアメイクに反映しながら、ファッション性も取り入れて表現した。また、「ポケモンシャツ」用のキービジュアルのほかに世界観を掘り下げたバージョンも制作した。

 原田トップヘアメイクアップアーティストはコレクションや宣伝広告などのヘアメイクにとどまらず、これまでにも人気漫画やキャラクターのビジュアル化といったさまざまなビューティの表現に挑戦し続けて来た。

 今回のコラボについて、「世界中で幅広い世代に親しまれ、多くのファンに愛され続けるポケモンの世界観を反映した『ポケモンシャツ』のキービジュアルを手がけることができて光栄だ。ポケモンを通じたビューティの可能性に挑戦した。このコラボレーションは継続的に展開するので、今後も期待してもらえたらうれしい」と原田トップメイクアップアーティストはコメントした。

The post 資生堂がポケモンをヘアメイクでビジュアル化 トップメイクアップアーティスト原田忠が挑戦 appeared first on WWDJAPAN.com.

「現実とフィクションを行き来したい」 人気漫画「左ききのエレン」から始まったデザインレーベル「アントレース」が海外進出

 漫画「左ききのエレン」は、広告業界で活躍するクリエイターの群像劇を描いた作品だ。少年漫画らしい熱いストーリーと個性あふれるキャラクター、業界のあるあるネタが支持され、漫画アプリ「少年ジャンプ+」に最新話が更新されるたび、人気ランキング1位に躍り出ている。19年には連続ドラマ化、20年には舞台化されるなど、多方面でファンを増やす。

 同作に登場する、トップクリエイターらが所属するデザインスタジオ「アントレース(UNTRACE)」は、実は現実世界にも存在している。原作者を中心とした数名のメンバーが昨年5月に立ち上げ、キャラクターの衣装を再現したアパレルや雑貨などを不定期でリリース。Tシャツが1万〜2万円、パーカは1万5000円〜2万2000円という価格帯にもかかわらず、目玉アイテムは即完売し、フリマアプリで高値で取り引きされている。今年3月にはスタイリスト熊谷隆志の「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とのコラボを実現させ、4月には上海ファッション・ウイークにも参加した。

 漫画発のデザインレーベルがなぜこれほど支持されるのか。アパレルと漫画を武器に、どんな未来を展望するのか。原作者のかっぴーと、デザインとディレクションを手掛ける小野清詞アートディレクターに、作品になじみのある街、中目黒で話を聞いた。

WWD:「アントレース」を現実世界で立ち上げた理由は?

小野清詞アートディレクター(以下、小野):最初は「アントレース」のステッカーを作ろうとしてたんですが、ある企業から「『左ききのエレン』と実在するアーティストとのコラボTシャツ作りませんか?」と声を掛けられ、アパレルも考え始めました。その企画は実現しませんでしたが、「じゃあ自分たちでやろうぜ」と「アントレース」を立ち上げたんです。

かっぴー:「左ききのエレン」はフィクションと現実を行き来する漫画にしたいと考えていて、エレン(作中に登場する天才アーティスト)の絵を実在するアーティストに外注するなど、要所要所に“本物”を差し込んでいます。「アントレース」もこれと同じ。広告業界というリアルな世界を作品にしているから、全てをフィクションにするとつまらなくなると思っています。

WWD:製品洗いを施したTシャツや、防水性と耐久性に優れた3レイヤー構造のバッグなど、ファングッズとは一線を画したクオリティーのアイテムがそろう。

小野:やるならとことんやろうと、本気で企画しています。最初に生産したのは、白Tの専門ブランド「マイン(MINE)」と協業したロゴTシャツ。ヘビーウェイトのコットン生地や身幅大きめなボックスシルエット、縫い目のない丸胴のボディーなど、細部までこだわりすぎてしょっぱなから1万円を超えちゃったんですけど、発売後すぐに売り切れました。「この路線でもイケるんだ」と背中を押されて、久米繊維さんのボディーを使い、パターンを引き直したパーカとか、裾が絞れて好みの丈に調整できるストレッチパンツとか、こだわり抜いたアイテムをリリースしています。

かっぴー:“自分たちが着たいと思える服”が一貫したテーマだから、僕らも毎日のように愛用していて。広告業界の友達からも「何それ、欲しい」と言ってもらえるなど、どんどん輪が広がってます。
小野:ファンはもちろん、自分たちのコミュニティーも大事にしたい。僕らを見て、「アントレースって何?」って話が広がれば面白いからね。

2人の出会い&服作りの意外な経歴

WWD:お二人の出会いは?

かっぴー:デザインの仕事で出会いました。小野さんはグラフィックやプランニングなど、めちゃくちゃイケてる仕事をしていて、神谷祐介(「左ききのエレン」に登場する天才アートディレクター。主人公の師匠であり、最大のライバル)のモデルでもあります。ずっと「アントレース」のロゴを作ってもらおうと思ってたんですけど、気づいたら服や雑貨までお願いしてました(笑)。

WWD:小野アートディレクターはなぜ服作りに詳しいのか?

小野:過去に4シーズンだけ古着のリメイクブランドをやってたんですよ。当時「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」のアーティザナルラインが出始めたときで、「格好いいじゃん」と思って始めました。モッズコートの裏にスプレーでメッセージを載せて20万円くらいで売ったりとかね。友達のDJがこぞって着てくれてたり、アントワープの某有名デザイナーが面白がって買ってくれたりもしましたよ。

かっぴー:え、そんなこともあったんですか?知らなかった。

小野:けっこう調子良かったのに、メンバーの1人がブランド資金丸々をFXに誤って突っ込んじゃって(笑)。あと、メンバーそれぞれの本業も忙しくなってきたから、「ころ合いかな」とスパッとやめたんだよね。

WWD:4月には上海ファッション・ウイークに出展していたが、海外進出を視野に入れている?

かっぴー:そうです。少し前に、長年アパレルで活動していたセールス担当者がメンバーに加わり、「中国イケるんじゃない?」とアドバイスされたのがきっかけ。「じゃあお願いします!」とその人に丸投げして出展してみたら、ロゴを気に入ってもらったり、服のこだわりを面白がってくれたりして、上々の滑り出しでした。コラボのお誘いやセレクトショップのオーダーも入っています。

WWD:国内は読者以外のファンがつきにくい?

小野:ぶっちゃけそうですね。でも、国内はファンだけでいいと思ってます。海外に行くのは、“漫画発”とか関係なく、服単体でも勝負したいから。「アントレース」の服が先に浸透して、後から「これ漫画のブランドだったんだ」って思ってもらえれば勝ちです。

かっぴー:洋服から漫画を知ってもらうのは大いにアリ。日本で人気の作品をそのまま中国に持って行っても、全部が全部読んでもらえるわけじゃありませんからね。かつてはジャンプやマガジンといった漫画雑誌がタッチポイントの中心でしたが、今は無料アプリでたまたま読んだり、ツイッターで流れてきたりと、いろんな入り口があって、アパレルもその一つ。どこから作品を知ってもらうかに優劣はありません。

小野:中国漫画ってやっぱすごいの?

かっぴー:アプリやブラウザで見る中国発の縦スクロール漫画がすごい勢いで伸びていて、市場規模で言ったらすでに日本は負けてます。だから、本当に漫画で成功したいなら、中国は無視できない時代になっている。日本の紙漫画は古典になりつつあるのに、プライドがあるから紙にこだわるし、アプリでも横読みのものが多いんです。

WWD:「アントレース」の今後の展望は?

かっぴー:これまでは小さなプロジェクトとしてやってきましたが、より本格的に活動していきます。今、法人化の準備の真っ最中です。活動領域は定義しませんが、広告制作をはじめ、いろんな分野に挑戦していきます。

小野:全部で5人のメンバーがいて、PRからクリエイティブディレクション、アートディレクション、プランニング、制作までワンストップでなんでもできちゃうのが強み。それに漫画家もいるしね。今までこんなチームはなかったし、カテゴライズできない存在。だからこそ自由な表現にチャレンジできるんです。そういう意味では、「アントレース」に限界はない。強いていうなら、俺らが飽きたときが最後ですね。

かっぴー:それか、FXに突っ込んだときですね(笑)。

The post 「現実とフィクションを行き来したい」 人気漫画「左ききのエレン」から始まったデザインレーベル「アントレース」が海外進出 appeared first on WWDJAPAN.com.

BLACKPINKのROSEやヘイリー・ビーバーらが「サンローラン」のバーチャルフロントローに参加

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」2021-22年秋冬コレクションが28日、バーチャルで開催された。ショー動画公開後には数々の著名人がインスタグラムにコレクションルックを着用した画像を投稿し、“バーチャルフロントロー”に顔をそろえた。BLACKPINKのROSE(ロゼ)やゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、インディア・ムーア(Indya Moore)、アビー・リー・カーショウ(Abbey Lee Kershaw)らが参加した。

 同ブランドのデニムキャンペーンにも起用されているロゼは、21年春夏コレクション発表の際にはSNSで「一緒にみよう」と投稿し、ショー動画の視聴数を大幅に増加させた影響力を持つ。今回はニットカーディガンにメタリックゴールドのスカートを合わせ、ベッドに横たわる姿を自身のインスタグラムに投稿した。ヘイリーはよりレトロなルックを選択。パープルのメタリックミニスカートと、ファージャケットに重量感のあるジュエリーを合わせた。

 アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターは、最新コレクションをビーチや滝など、自然を背景にした動画で公開。カナダの歌手、ピーチズ(Peaches)から着想を得たファーアイテムやメタリック素材のスカート、コスチューム・ジュエリーを手掛けた。同氏が「“オシャレ”と“ダサイ”の境界線に挑戦した」と語る同コレクションを、それぞれが着こなす様子をお届けする。

The post BLACKPINKのROSEやヘイリー・ビーバーらが「サンローラン」のバーチャルフロントローに参加 appeared first on WWDJAPAN.com.

コーセー21年3月期、中国市場が好調も純利益が55.1%減の119億円と苦戦

 コーセーの2021年3月期決算は、中国での販売が好調に推移したものの、中国以外のアジア地域をはじめ日本や欧米では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、連結売上高が前年比14.7%減の2793億円、営業利益が同67.0%減の132億円、経常利益が同54.2%減の187億円、純利益が同55.1%減の119億円だった。

 事業別では、化粧品事業は「コスメデコルテ(DECORTE)」が中国の全チャネルで好調に推移し、日本では「コスメデコルテ」の新エイジングライン“リフディメンション”や「ONE BY KOSE」、コーセーマルホファーマの「カルテHD」が好調に推移したが、「アルビオン(ALBION)」「雪肌精(SEKKISEI)」など主力ブランドが総じてマイナス成長となった。その結果、売上高は同13.3%減の2184億円、営業利益は同58.2%減の186億円だった。

 コスメタリー事業は、コロナ禍で需要が高まっているフィックスミスト“メイク キープ ミスト”や口紅コートの“リップ ジェルマジック”、ヘアケアブランド「スティーブン ノル ニューヨーク(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」が売り上げに貢献したほか、コーセーコスメポートが展開するエイジングケアブランド「グレイスワン(GRACE ONE)」やハンドクリームの「コエンリッチ(COENRICH)」が好調に推移。一方で、外出自粛の影響により、クレンジングやヘアケアが苦戦し、売上高は同18.7%減の584億円、営業損益が6300万円の赤字(前年同期は2億円の黒字)だった。

 地域別でみると、日本はメゾンコーセーで展開するECが好調に推移したが、来店客数の減少に加えインバウンド需要が激減したことなどから売上高が同24.8%減の1674億円だった。北米は「タルト(TARTE)」のECが好調だったが、再開した都心部の店舗が苦戦するなどして同26.4%減の264億円だった。一方で、アジアは中国のECと百貨店の売り上げ、トラベルリテールが売り上げをけん引し、同27.6%増の821億円と増収となった。

 今期は、決算期をこれまでの3月末から12月末に変更し、4〜12月の変則決算となる。新型コロナによる経済への影響が続くものの日本市場の穏やかな回復や中国市場の成長を見込むほか、「アフターコロナに向けてデジタル化とグローバル化を加速する」(小林一俊コーセー社長)ことで、売上高が調整後前期比11.5%増の2380億円、営業利益が同20.8%増の200億円、経常利益が同7.4%増の205億円、純利益が同1.5%増の142億円を計画する。

The post コーセー21年3月期、中国市場が好調も純利益が55.1%減の119億円と苦戦 appeared first on WWDJAPAN.com.

大坂なおみがスキンケアブランドをスタート

 プロテニス選手の大坂なおみは、自身のインスタグラムでスキンケアブランドをローンチすることを発表した。「キンロ(KINLO)」というブランド名で、日本語の「金」とハイチ語で「金」を意味する「Lo」を組み合わせた。ハイチ人の父親と日本人の母親を持つ大坂選手のバイカルチャーなバックグラウンドにオマージュを捧げている。有色人種向けのスキンケアアイテムを手掛け、秋にローンチ予定だ。価格や製品の詳細はまだ明かされていないが、オフィシャルサイトは立ち上がっている。

The post 大坂なおみがスキンケアブランドをスタート appeared first on WWDJAPAN.com.

「オルビス」が錦戸亮・赤西仁とコラボ動画を公開

 「オルビス(ORBIS)」はこのほど、錦戸亮と赤西仁によるユーチューブチャンネル「NO GOOD TV」とコラボした動画を公開した。昨年表参道にオープンした体験特化型施設「スキンケアラウンジ バイ オルビス(SKINCARE LOUNGE BY ORBIS)」で、2人は最高峰スキンケアシリーズ「オルビス ユードット」を使って肌の状態や手入れについて学んだ。

 動画では錦戸が「スキンケアラウンジ」で肌診断や手入れのアドバイス、「オルビス」スタッフによる施術を受け、ビデオチャットで参加した赤西はスマートフォンで肌診断を受けた。20年後までの未来の肌状態を予測する「AI未来肌シミュレーション」なども体験し、スキンケアトークで盛り上がった。

The post 「オルビス」が錦戸亮・赤西仁とコラボ動画を公開 appeared first on WWDJAPAN.com.

「サンローラン」2021-22年秋冬コレクション

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

The post 「サンローラン」2021-22年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.com.

「ディオール」がケニー・シャーフと協業したメンズアイテムをオンライン先行発売 ビジュアルには横浜流星

 「ディオール(DIOR)」は、アーティストのケニー・シャーフ(Kenny Scharf)とコラボレーションした2021年プレ・フォール・コレクションを公式サイトで先行発売した。シャーフ独特のタッチで描かれた色彩豊かなキャラクターやファンタジーの世界観を、メゾンのコードとユーモアたっぷりに融合したアイテムをそろえる。オンライン限定の先行商品として“ソフト サドル”バッグ(税込48万4000円)と“ローラー”バッグ(同22万円)、スニーカー“B27”(同15万9500円)を販売している。

 同コレクションのビジュアルには、「ディオール」ジャパン アンバサダーの横浜流星を起用。ショー映像で表現したSFの世界観とリンクさせた空間で撮影が行われている。

The post 「ディオール」がケニー・シャーフと協業したメンズアイテムをオンライン先行発売 ビジュアルには横浜流星 appeared first on WWDJAPAN.com.

THE GREAT SALE at 東京交通会館 中止のお知らせ

いつもバーニーズ ニューヨークをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

 

すでにメールマガジン・Twitterでご案内させていただいております通り、

新型コロナウイルス感染拡大防止ならびにお客様・従業員の健康と安全確保の観点から

本日2021年4月30日(金)~5月2日(日)に

東京交通会館12F カトレアサロンにて予定しておりました

THE GREAT SALEの開催を中止とさせていただきます。

 

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。

 THE GREAT SALE at 東京交通会館 中止のお知らせ

“スタンスミス”がサステナブルに進化 アディダス オリジナルスが明かす開発の裏側

 スニーカー業界のサステナビリティをけん引してきたアディダス(ADIDAS)は、“END PLASTIC WASTE”を掲げ、2024年までに全商品においてバージンポリエステルの使用を廃止し、リサイクルポリエステルへの切り替えを目指している。20年に定番モデル“スタンスミス(STAN SMITH)”の全商品をリサイクル素材に切り替えることを発表した。

 4月7日には、持続可能な未来に向けて前進した“スタンスミス”の誕生を記念するトークショーを、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿で開催した。トーマス・サイラー(Thomas Sailer)=アディダス ジャパン副社長や阿部勇紀「ハイプビースト ジャパン(HYPEBEAST JAPAN)」編集長兼マネージングエディター、向千鶴「WWDJAPAN」編集統括兼サステナビリティ・ディレクターが登壇し、モデルでタレントのマリエがファシリテーターを務めた。

“スタンスミス”をサステナブルに
したのは世界を変えるため

 トークショー前半では向「WWDJAPAN」編集統括が、業界全体でサステナビリティへの取り組みが加速している現状について語った。環境先進企業のアディダスは、1990年ごろから、二酸化炭素排出量削減に向けてさまざまな取り組みを実践してきた。サイラー副社長は「特に2015年に海洋環境保護団体パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(PARLEY FOT THE OCEANS)と連携して以降、世界をより良い場所にしていこうという考えがブランドに根付いた。今ではプラスチックの廃棄をなくす“END PLASTIC WASTE”が、ブランドの存在を定義している」と、同社の姿勢を語った。

 向「WWDJAPAN」編集統括は、アディダスが19年に発表した100%リサイクル可能なランニングシューズ“フューチャークラフト.ループ(FUTURECRAFT.LOOP)”を例に挙げ、「サステナビリティはイノベーションであり、かっこいいというメッセージが読者に響いた」と反響を振り返った。阿部「ハイプビースト ジャパン」編集長は「ストリートカルチャーのシーンでは、まさに“かっこいい”という文脈に落とし込み、自然と消費者に手に取ってもらうこと大切だ」と加えた。

 マリエは生まれ変わった“スタンスミス”について、「デザインを変えずに、中身だけを進化させたのが衝撃だった」とコメントすると、サイラー副社長は「変化を起こすためには、リスクを取ることも必要だ。1970年代から続くアイコニックなモデルを、サステナブルに変えると決断した時は社内外から懐疑的な反応もあった。しかしこのようなリスクは問題ではなく、世界をより良い場所にしていくための可能性だと考えた」と、背景を語った。

 最後にマリエは「新しいトレンドはいつか当たり前になる。サステナビリティも今後のニューノーマル、当たり前になると信じている」と、トークショーを締めくくった。

期間限定のフォトブースで
自分自身が“スタンスミス”のロゴに

 5月31日までの期間限定で、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿と新宿などの一部の店舗にフォトブースを設置した。今から始められるサステナブルなアクションを選択して顔写真を撮影すると、“スタンスミス”のシュータンロゴのデザインに加工されたオリジナル画像を作成できる。

最新コレクションはグリーンの
キャラクターが大集合

 高機能リサイクル素材“プライムグリーン(PRIME GREEN)”をアッパーに使用した最新コレクションでは、「トイ・ストーリー」のレックスや「ピーター・パン」のティンカー・ベル、「モンスターズ・インク」のマイクなど、ディズニー、ピクサー、マーベルのグリーンのキャラクターがデザインに生かされている。それぞれの個性をカラーリングや素材感で表現し、かかと部分にはカーミットの代表的なセリフ“it's not easy being green”を施した。

PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA

問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033

The post “スタンスミス”がサステナブルに進化 アディダス オリジナルスが明かす開発の裏側 appeared first on WWDJAPAN.com.

おうち時間特需で盛り上がる“入浴剤” 「アットコスメ」の口コミランキングTOP5から読み解くヒットの法則

 先日、目にした「コロナ禍で生活の満足度を上げてくれたと思うモノ・コト」(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険調べ)のランキング上位15位に、美容アイテムとしては唯一「入浴剤」がランクインしていた。実際の口コミ評価が高い、ヒットアイテムは何か?今回は、「アットコスメ(@COSME)の2月の口コミランキングから「入浴剤」TOP5をお届けする。さらに「アットコスメ」に寄せられた口コミを、篠田慶子アットコスメ編集長が解説。ヒットの法則を紐解く(集計期間:2021年2月1日~28日)。

――2月、「入浴剤」に関連するキーワードで頻出したキーワードは?

篠田慶子アットコスメ編集長(以下、篠田編集長):2月に投稿された入浴剤カテゴリーへの口コミで、もっともよく話題にされたのは「香り」だった。口コミでは、入浴剤がどのような香りなのか、香りは強いのか弱いのか?などが語られ、生活者にとって入浴時に良い香りに包まれることの大切さが伝わった。

 今年、特に特徴的に使われた表現が「血流」だ。コロナ禍で運動量が減っている人が多いようで、入浴による血行促進効果が求められている。また、「春」という言葉の出現も例年よりも増加している。外出機会が減り、肌で季節感を感じにくくなった今、「気分だけでも春を先取りしたい」、「訪れる春を感じて思わずワクワクしたい」気持ちが高まり、毎日のルーティーンの中に季節感を取り込もうとしている方が多い。

 「コロナ禍で一層おうちでの温泉ごっこが好きになった」「コロナ禍でどれだけ助けられたか分からない」といった口コミに見られるように、2月はコロナ禍によって入浴の価値が改めて見直された月だったと感じている。

2021年2月「入浴剤」口コミランキング

1位「アユーラ(AYURA)」“メディテーションバスt”

 2020年10月にリニューアル発売され「@cosmeベストコスメアワード2020 下半期入浴剤新人賞」を受賞。リニューアル前から何度もベスコス受賞を果たしているロングセラーアイテムで、アットコスメの入浴剤ランキングでは常に上位に入っている。「森林浴をしているような香りでリラックスできる」という口コミが多数見られる。自分へのご褒美や、知人への贈り物など、特別なシーンで使う人も多い。

2位「バース(BARTH)」“薬用 中性重炭酸入浴剤”

 「@cosmeベストコスメアワード」で2019年・2020年と、2年連続でベスト入浴剤 第1位を受賞したアイテム。2019年にSNSで「ぐっすり眠れる」と話題になったことから人気が広まり、アットコスメのランキングでも常に上位に入っている。「入浴後も足先まで冷えにくい」「疲れた日に使いたい」といった声も。

3位「アユーラ」“ナイトリートバス”

 吸着型ヒアルロン酸などの美容成分を配合し、お湯につかるだけで肌をしっとりと保湿する入浴剤。柑橘系の香りと、湯上がり後までつるすべ肌が続くと好評だ。「メディテーションバスt」と使い分けているという口コミも多く見られる。

4位「クナイプ(KNEIPP)」“クナイプ グーテナハトホップ&バレリアンの香り”

 人気の「クナイプ」のバスソルトシリーズ。ドイツ語で「おやすみ」を意味する「グーテナハト」は、ヨーロッパで「眠りのハーブ」として知られるホップ&バレリアンの香り。スパイシーで独特なハーブの香りと深い青色のお湯に「癒やされる」「よく眠れる」との口コミが寄せられている。

5位「クナイプ」“クナイプ バスソルト スミレの香り”

 2019年に発売されたスミレの香りが、数量限定で復刻。お花畑にいるような甘い香りが好評。さまざまな香りが揃う「クナイプ」の入浴剤は、他アイテムも常に上位にランクインしているのも特徴だ。

――入浴剤カテゴリー以外で好調だったのは?

篠田編集長:マスク生活が続くなか、スキンケアやあまり色のつかないタイプのベースメイク、アイメイクは引き続き上位にランクインした。特に注目したいのは3アイテム。『キャンメイク(CANMAKE)』“プランプリップケアスクラブ”(税込594円)は洗い流し不要、拭き取り不要の限定発売の角質ケアリップスクラブ。リップ下地や夜のリップケアにも使用できる。2021年1月31日の発売だが、すでに350件以上の口コミが投稿されている。『キャンメイク』“クリーミータッチライナー”(税込715円)は、1.5ミリの極細ジェルライナー。アイメイクへの意識の高さは継続中で、カラー展開の豊富さも支持されている。『コスメデコルテ(DECORTE)』“フェイスパウダー”(20g、税込5500円)は、『@cosmeベストコスメアワード2020』では総合第3位、ベストパウダー第1位にランクインした人気のフェイスパウダー。マスクメイクを落ちにくくするための仕上げのパウダーとして使っている、との口コミが多い。

 『2月のヒットランキング「入浴剤」TOP5 ドラッグストア&バラエティショップ編』では、ドラッグストア「トモズ」やバラエティショップ「プラザ」の売り上げトップ5を掲載している。こちらも参考にしてほしい。

小竹美沙:1984年生まれ。女性誌やウェブマガジンで、ナチュラル&オーガニック&サステナブルなコト、モノ、人びとについて取材&発信中。2009年から恵比寿のファッションスクールのオフィシャルライターとして広報資料のライティングにも携わる

The post おうち時間特需で盛り上がる“入浴剤” 「アットコスメ」の口コミランキングTOP5から読み解くヒットの法則 appeared first on WWDJAPAN.com.

ペットボトルがカラフルなストラップに 「テバ」が目指す豊かな自然との共生

 米国発のフットウエアブランド「テバ(TEVA)」は、「モダンアウトドアにおいて、人々が冒険者になるためのガイドになること」をミッションに掲げ、安全性と機能性を併せ持つスポーツサンダルを提供する。ブランドの成長と、社会や環境への配慮を両立させながら、未来の世代がアウトドアを楽しめるよう積極的に活動している。ここでは、同ブランドが実践している3つの取り組みを紹介する。

累計4000万本の
ペットボトルをリサイクル

 環境負荷の低い素材にこだわる「テバ」は、2020年、サンダルのストラップの素材を、100%リサイクルプラスチックから作られた米ユニファイ社の機能繊維“リプリーブ”に切り替えた。“Less Plastic, More Freedom”をスローガンに掲げ、20年末までに累計4000万本のペットボトルが「テバ」のサンダルへと生まれ変わっている。21年からはリサイクルEVAのソールの使用も開始した。レザーは、レザー・ワーキング・グループ(LWG)に認定された、水の使用量や廃棄物の管理、労働環境などの厳しい審査を通過した皮革製造工場から調達したもののみを使用している。さらに、循環型経済推進の一環として、ゴミの削減に向けて先進的な取り組みを進める米テラサイクル社と連携。業界で初めて使用済みサンダルの回収プログラムを4月からアメリカでスタートした。将来的には、日本を含むグローバルでも実施予定だ。

パッケージのLCAを実施して
環境負荷を見える化

 パッケージを見直すことで、環境保全も推進している。パッケージを可能な限り簡素化し、再利用可能な資源の切り替え、工場での水の使用量や生産工程で発生する廃棄物の削減を目指す。実際に、使用する紙をFSC(森林管理協議会)の認証を得たものに切り替えることで、2018年から20年初頭までに26万本の樹木の保護に成功した。また、パッケージの環境負荷の把握と低減を図るため、原料の調達から加工、製造、流通、製品使用、メンテナンス、廃棄やリサイクルに至るまでの全過程における環境負荷を算出するライフサイクル・アセスメント(LCA)も実施。2020年時点で、二酸化炭素の排出量を約6577トン、水の使用量を約13億2000万リットル、パッケージの使用量を約1871トンそれぞれ削減したと公表している。

新登場のアパレルラインは
リサイクル素材や
余剰ストラップを使用

 昨今の自然との共生やつながりといった世の中のニーズの高まりから、新たにアパレルラインを公式サイトと一部店舗で5月から販売する。アノラックジャケットやTシャツ、パンツなどのウエアから、キャップやバックパック、ウエストバックなどの小物まで、全15型を販売予定だ。アイテムには自然界からインスパイアされたカラーやプリントを取り入れている。全てユニセックス。リサイクルナイロンやリサイクルポリエステル、オーガニックコットンなどを積極的に使用し、サンダルの余剰ストラップをアクセントとして使うなど、環境に配慮したモノづくりを行っている。

 アパレルラインに加え、新作サンダルも大自然への思いをデザインで表現。“ハリケーンバージ”はストラップを甲の部分でクロスさせてホールド力を高め、あらゆるアクティビティーに対応する快適性を実現させた。“ハリケーン XLT 2”の新色は、燃える夕日が着想源だ。両型とも素材には“リプリーブ”を採用している。

TOPIC
テーマは“好きを、チカラに”
著名人が夢中になる瞬間を紹介

 今シーズンのテーマ“In Your Element”と連動したキャンペーンも実施。第1・2弾では、俳優の野村周平と歌手のエイウィッチが登場し、自分らしい生き方や自然に対する考え方をはじめ、自分が夢中になれる瞬間(エレメンツ)について、公式サイト内の動画で語っている。4月22日からは第3弾として、古着屋「デプト」のオーナーeriが、気候危機への関心を高めるための自身の環境活動について語る動画を公開中だ。

問い合わせ先
デッカーズジャパン
0120-710-844

The post ペットボトルがカラフルなストラップに 「テバ」が目指す豊かな自然との共生 appeared first on WWDJAPAN.com.

三井物産が米国でJビューティ のECプラットフォーム 日本ブランドの米国進出をサポート

 三井物産は、米国でメード・イン・ジャパンのスキンケアブランドを販売するECプラットフォーム「シコウビューティ(SHIKO BEAUTY)」を2月に立ち上げた。3月末時点で6ブランド30SKUを販売する。今後も順次ブランド数や商品数を増やしていくほか、ブランドやパートナー企業(日本のODM企業)と米国向け商品の共同開発や開発支援も行う予定だ。

 米国三井物産(本社ニューヨーク)がECサイトを運営する100%子会社Shiko Beautyを設立し、米国進出のハードルとなる物流面や現地対応などのサポートを行う。現在は、「インマスクサロン(INMASK SALON)」「イシイクリニックビューティラボ(ISHII CLINIC BEAUTY LABO)」「ララヴィ(LALA VIE)」「清楚Jビューティ(SEISO JBEAUTY)」「フィンギー(THE FINGGY)」「和流(WAREW)」のブランドを扱う。サイト名のSHIKOとは“至高”を指し、ここではスキンケアの販売に加えて、日本の化粧品の良さや特徴、さらには日本の文化や伝統についても発信する。

 米国の化粧品市場は約9兆円の巨大市場(グローバル市場は約50兆円)で、高価格帯化粧品のシェアが高く今後も安定的な成長が見込める。またコロナ禍で消費者の安全意識が高まり、天然素材を使用した日本のスキンケア需要が期待できる。2016年ごろから韓国コスメ(Kビューティ)ブームが起こったため、関連して日本のスキンケア(Jビューティ)もメディアやインフルエンサーに取り上げられる機会が増えている。

 米国三井物産担当者は、「米国でJビューティは注目されている一方、規模の小さいブランドはリソースの問題や、マーケティング、レギュレーション対応などが難しく成功しているブランドは限定的。こういった課題を解決するために『シコウビューティ』を立ち上げた。狙いは日本の高品質で差別化できるブランドの米国進出を促すこと。また、プラットフォームで消費者とダイレクトな接点を持つことで得られた消費者インサイトを戦略領域であるビューティパーソナルケア分野で活用し、同領域の需要価値を最大化していく。中長期的にはパートナー企業と組んで米国向けの戦略商品開発や支援を行なっていきたい。さらには、米国のD2Cビジネスモデルを立ち上げることで得た知見を、化粧品だけではなくウェルネスなど周辺領域にモデル展開する足掛かりにもしていく」と話す。

The post 三井物産が米国でJビューティ のECプラットフォーム 日本ブランドの米国進出をサポート appeared first on WWDJAPAN.com.

RECOMMEND: RELIER81

2021年春夏シーズン、新たにバーニーズ ニューヨークがおすすめするブランドやアイテムを不定期でスタッフ自らリコメンド!

本日はウィメンズチーム アシスタントバイヤーの柳原三希が、足元を華やかに演出するシューズブランドをご紹介します。

 

こんにちは、ウィメンズ担当の柳原です。

今回私がご紹介するのは、使われなくなってしまった着物や帯を新しいカタチで蘇らせる京都発のシューズブランド<ルリエ エイトワン>です。

1 1 RECOMMEND: RELIER81

PHOTO: Takayuki Nakashima

 

ルリエ エイトワン>は、日本の伝統や文化、職人の技術を永く大切に残していきたいという信念のもと、京都を拠点に着物や帯のアップサイクルに取り組むブランドです。

着物を着る機会が少なくなった現代で使われることなく眠っている美しい着物や帯を、「カタチ」を変えることでもっと身近に取り入れてもらいたい、商品を通して日本の伝統文化に触れるきっかけになってほしいと考えのもと、2018年5月に京都を基点に田尻大智氏によって設立されました。

ブランドのこだわりとして、「桐たんすで着物や帯を保管する」という昔からの日本の文化にちなんで、商品は焼印が入った桐箱に入れてお客様のもとにお届けしています。

2 RECOMMEND: RELIER81

PHOTO: Takayuki Nakashima

 

着物、帯の状態にもよりますが、1つの生地から生産できるのは10〜15足のみ。

また、生地を無駄にしないためにも1足1足、左右でも少しずつ柄の出方が異なるため、特に柄が大きい帯素材を使った商品はオンリーワンの特別感のあるものになっています。

 

まだまだコロナ禍が続くなか、お洒落をしてお出かけをする機会もそう多くはないと思います。

でも、スニーカーだけを履く毎日にも飽きてしまった方も多いのではないでしょうか?

ちょっとしたお散歩や日常生活でもっと気軽にファッションを楽しみたい、そんな方におすすめできる靴は無いかなという思いから、<ルリエ エイトワン>をご用意いたしました!

 

今回バーニーズ ニューヨークではブランド定番モデルのスリッパーとミュールサンダル、今年の新モデルで登場したスクエアパンプスをさまざまな柄で取り揃えております。各モデルのラインナップをご紹介させていただきます。

 

■スリッパー

取扱店舗: 福岡店・オンラインストア

3 RECOMMEND: RELIER81

スリッパー ¥19,800(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

4 RECOMMEND: RELIER81

スリッパー ¥19,800(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

5 RECOMMEND: RELIER81

スリッパー ¥19,800(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

 

■スクエアパンプス

取扱店舗: 福岡店

7 RECOMMEND: RELIER81

6 RECOMMEND: RELIER81

PHOTO: Takayuki Nakashima

パンプス ¥19,800(税込)

 

9 RECOMMEND: RELIER81

8 RECOMMEND: RELIER81

PHOTO: Takayuki Nakashima

パンプス ¥19,800(税込)

 

 

■ミュールサンダル

取扱店舗: 福岡店・オンラインストア

 

・フラットヒール

10 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

11 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

59b17a35395cc845e5c3b4181099370e RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>> 

 

8c555565e2672049221f044f2816e8a9 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>> 

 

 

・チャンキーヒール

14 1 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

15 1 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

a3d6cf9ad7c9d5008fab8c7b2ae16ab0 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>> 

a1611dc5e1a6f0216bda6d6b72ecbd81 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

3eafe79aac14abe8ab981dea312fbd78 RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>> 

 

be13f3ddaf049bac7594fd4a7411009f RECOMMEND: RELIER81

サンダル ¥26,400(税込)オンラインストアはこちらから>>>

 

すべてのモデルに2種類の低反発インソール素材を使用しており、足への負担を軽減できる実用性もしっかり兼ね備えたデザインになっております。

20 RECOMMEND: RELIER81

鮮やかな色合いの<ルリエ エイトワン>のアイテムで、足元から気分を上げてファッションをお楽しみください!

21 RECOMMEND: RELIER81

YANAGIHARA blog RECOMMEND: RELIER81

資生堂が「ベアミネラル」「ローラ メルシエ」を売却か コロナの影響

 複数の業界筋によると、資生堂は「ベアミネラル(BAREMINERALS)」「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」「バクサム(BUXOM)」を売却するようだ。資生堂の担当者は「あくまでも噂であり、コメントはできない」としている。

 新型コロナウイルスの影響で同社のメイクアップブランドは大きな打撃を受けており、中でも「ベアミネラル」は苦戦しているという。魚谷雅彦社長は今後スキンケアにフォーカスを当てると掲げ、2023年までに売り上げの80%をスキンケアが占めることを目指す。現在スキンケアは全体の約60%を占めるため、メイクアップブランドの売却により目標に近づけられると推測される。

 資生堂は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」とのライセンス契約の終了を発表したばかりだ。そのほか新型コロナウイルスによるメイクニーズの低迷を受け、業界では各社によるM&Aが続いている。ロレアルは昨年洗顔ブラシが有名な「クラリソニック(CLARISONIC)」を終了させ、日本のスキンケアブランド「タカミ」の買収を発表した。エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は「ベッカ(BECCA)」と「ロダン オリオ ルッソ(RODIN OLIO LUSSO)」を終了し、カナダ発の化粧品メーカー、デシエム(DECIEM)を買収する。ユニリーバ(UNILEVER)でも「キューティップス(Q-TIPS)」「カレス(CARESS)」「インパルス(IMPULSE)」など一部のパーソナルケアブランドを手放すことが決定している。

The post 資生堂が「ベアミネラル」「ローラ メルシエ」を売却か コロナの影響 appeared first on WWDJAPAN.com.

「外食は緊急”辞退”宣言?」酒類の提供禁止で持込みOKの店舗が続出。なかには、感心させられるこんな裏技もあった

 4月25日(日)から、4都府県(東京・京都・大阪・兵庫)に発令された緊急事態宣言に伴い、28日(水)からは3県(埼玉・千葉・神奈川)のまん延防止等重点措置区域でも、酒類の提供が禁止となった。酒類提供の自粛要請を受け、酒の持込みをOKにするお店が続出している。なかには、感心させられる裏技で営業を続行するお店もあった。やっぱり、外食はたくましい。
Posted in 未分類

森下璃子が子供服と大人の日常着を提案する新ブランド 娘の高橋ららもグラフィック手掛ける

 元モデルで「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のキッズラインのデザインを手掛ける森下璃子は、子供服と大人の日常着を提案する新ブランド「ドロシー ヘンドリックス(DOROTHY HENDRICKS)」を立ち上げた。5月1日から公式オンラインストアで販売する。

 アイテムは子供用のロンパース(税込7700円)やレギンス(同4950円)、ウィメンズのTシャツ(同8800円)、ショーツ(同3630円)、ユニセックスの長袖Tシャツ(同7700円)、エプロン(同7700円)を定番品とし、毎月2〜3アイテム追加していく予定だ。ブランド名は森下が好きな映画「オズの魔法使い」の主人公ドロシーなどに由来する。「日本の子供服はおとなしく、優しい色が多いので、ポップな物を作りたい」という思いのもと、シンプルな形状でキャッチーなロゴを引き立たせたデザインが特徴だ。グラフィックの制作には娘の高橋ららも参加しており、ビジュアルのモデルも務めている。

 森下はモデルとして数々のファッション誌などで活躍した後、1999年に「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーと結婚。2002年に高橋ららを出産後はモデルを引退し、「アンダーカバー」のキッズラインを高橋盾デザイナーと共に手掛けている。

The post 森下璃子が子供服と大人の日常着を提案する新ブランド 娘の高橋ららもグラフィック手掛ける appeared first on WWDJAPAN.com.

【家飲み】「外食企業、通販サイトで冷凍食品を強化」。ロイヤルの冷凍食品が好調、売上はコロナ前の5.8倍

 外食企業の通販サイトが"アツイ"。テイクアウト、デリバリーに続き、各社が力を入れているのが長期保存できる冷凍食品(以下、冷食)である。自店のPRを兼ね、家飲みのシチュエーションに合わせ豊富な商品を販売している。
Posted in 未分類

ワタミ、コロワイド、テンアライド—「息子に会社を継がせよう」という企業が続々だが、成功例が少ないという歴史的事実

 創業者が次のトップに自身の子息をあてようと、重要な役職につけたり、代表権を与えたりする例が目立ってきた。事業承継のための布石だ。ただ、調べてみると、身内にバトンを渡し、成功した例は決して多くない。
Posted in 未分類

串カツ田中、串カツカレーを店内&テイクアウトで限定販売。デリ専門から拡大実験。

株式会社串カツ田中ホールディングス(本社:東京都品川区東五反田、代表取締役社長:貫 啓二)が運営するデリバリー専用の新ブランド「串カツ田中の串カツカレー」が4月28日(水)~5月11日(火)、関東・関西6店舗にて「串カツカレー」をイートイン&テイクアウトでも提供する。
Posted in 未分類

エアビーと小山薫堂がタッグを組んだ新感覚ホテル「ヤナカソウ」に試泊 ディープな下町歩き体験も

 放送作家・脚本家として活躍する小山薫堂が率いるブランドデザイン企業オレンジ・アンド・パートナーズ(以下、オレンジ)がエアビーアンドビー(AIRBNB以下、エアビー)と組んでプロデュースしたホテル「ヤナカソウ(YANAKA SOU)」が5月1日、東京・谷中にオープンする。ホテルのオーナーは積水ハウス不動産東京で、オレンジとの共同ホテルブランド第1弾だ。ホテルの運営は民泊事業会社のエアトリステイが行う。「ヤナカソウ」の“ソウ”とは、谷中の文化の“層”を深掘りすること、“住む”と“泊まる”の間のような地域と交わる場“荘”、旅人と地域の住人をつなぐ町に寄り“添う”の3つの意味が込められている。

 「ヤナカソウ」は、民泊の温かみとホテルの快適性を兼備したホテルで、フロントやレストランなどはなく、タブレットを使用した無人チェックイン・チェックアウト。予約はエアビーで行い、全て事前予約性で現地決済もなく、人的オペレーションを抑えることで1泊1万5000~2万5000円程度というリーズナブルな客室料を実現している。客室は定員4人の部屋が2タイプと和室付き定員6人の部屋が3タイプの全13室で、各客室にはIHコンロ付きキッチンや大型冷蔵庫が設置してあり、宿泊だけでなく長期滞在も可能だ。また、ホテルには15〜16時に谷中の歴史や文化に詳しい“ヤナカディガー(YANAKA DIGGER)”が在席しており、谷中の町歩きのサポートをしてくれる。

“住む”と泊まる“の間、下町滞在を楽しむ隠れ家

 ここでは、ヤナカディガーによる町歩きと「ヤナカソウ」の試泊体験をリポートする。日暮里駅から歩いて10分程度、閑静な住宅街にある「ヤナカソウ」はまるで隠れ家のようだ。セルフチェックインを済ませて畳スペースのあるラウンジへ。そこで、このホテルをプロデュースしたオレンジの佐藤剛史・事業開発デイビジョン・チーフ・プロデューサー(CP)がこのプロジェクトの背景などを説明してくれた。「エアビーとのパートナーシップは、日本で民泊を盛り上げたいという思いから。このホテルは“住む”と“泊まる”の両方を想定しているので、ウイークリーマンションやマンスリーマンションとしての使用もできるし、企業の研修などの話もある」と言う。ラウンジには書籍やアートが飾られ、テーブルには大きな谷中のマップが置いてある。「この辺りは寺町でもあり、昔は遊郭があった。だから、ホテル内のアートのテーマは“坊主の煩悩”。守矢務、Buggy、yanagida masami、中野泰輔といったアーティスト4人を起用して、それをテーマに作品を制作してもらった。各部屋にもコンセプトに合ったアートと書籍が置いてある。選書は、バッハ(BACH)の幅允孝さんにお願いした」と佐藤CP。
 ランドリーコーナーには懐かしいカセットプレーヤーとカセットが並べてある。「これらは、カセットテープ専門店ワルツ(WALTS)の角田太郎さんに選んでもらった」と、至るところにこだわりが見られる。ラウンジでは、少し目線を変えて谷中の地形や歴史、建築などを捉えたオリジナルのガイドブックも販売。アーティストによるポストカードは無料で提供している。佐藤CPは、「ポストカードはゲストとのコミュニケーションツールだ。ポストの投函口は3つあり、左は、大切な人への便り、中央は、次の旅人へのメッセージ、右は、谷中の面白かったスポットを投函できるようになっている。大切な人への便りは普通郵便で郵送するが、中と右に投函されたものは地域の情報として保管する」と話す。これらが、今はまっさらな谷中のマップ上に反映されていくようだ。

エキゾチックスポットから知る人ぞ知るバーまで

 部屋に荷物を置いて、佐藤CPとヤナカディガーの永山慶志郎さんと町歩きに出かけた。ホテルから歩いてすぐ、夕焼けのフォトスポットである谷中銀座への階段を降りると、異国情緒たっぷりの店舗「ザクロ(ZAKURO)」がある。雑貨屋かと思いきや、中はトルコ料理のレストランになっている。カラフルなランプに絨毯が敷き詰められ「ここは谷中か、イスタンブールか?」と錯覚を覚える。お茶だけでも利用可能で、ザクロジュースやチアシードジュースなどを提供している。谷中銀座の商店街を歩いていくと、昔ながらの八百屋や魚屋があり、「越後屋本店」という酒屋の外では夕方早くから立ち飲みをする人の姿が見られた。永山さんは「谷中は、こんな感じでちょい飲みする場所がたくさんある」と言う。日暮里の方に戻り、1949年に開設された初音小路へ。まるで、新宿ゴールデン街を小さくしたような渋いアーケード内のワインバー「セッキー」に案内された。「ここのオーナーはフレンチの料理人で、ワインのセレクトだけでなく料理も美味しい」と永山さん。キャロット・ラペやきゅうりのヨーグルト和えなどにはコブミカンやクミンなどのスパイスがさりげなく使われており、さすがフレンチ料理のプロの味だと実感。町歩きの最後は、根津の知る人ぞ知るバー「天井桟敷の人々」へ。このバーは同名の映画が大好きだった故オーナーが1983年に創業。それ以来、地元の人々に愛され続けている場所だ。ボトルがずらりと並んだカウンターで、現在のオーナーと会話をしながら、築地市場から仕入れた脂の乗ったキビナゴや絶品コーンビーフ丼をいただく。永山さんは「谷中はクオリティーの高い食材が集まる場所。だから、食べ歩きも楽しいし、商店街で食材を買ってホテルで料理して楽しむことができる」と話す。

床の間に障子を施した落ち着きのある部屋

 ホテルの部屋は37~47平方メートルとゆったりしており、和室タイプの部屋は子どものいる家族連れなどにぴったりだ。各部屋には床の間や障子が施され、和風でほっと落ち着く空間になっている。私が宿泊した部屋の床の間には、“東京の風景”をテーマにした書籍が置いてある。キッチンや大型冷蔵庫はもちろんのこと、仕事をしたり食事をしたりするダイニング兼リビングスペースがあるので長期滞在にもおすすめだ。ベッドも快適で朝まで熟睡。
“住む”と“泊まる”の間という「ヤナカソウ」は、谷中の町の暮らしを体験できる場所。都内にいながら小旅行をしている気分になる。1泊というよりは、数日滞在していろいろな過ごし方を楽しみたい。「ヤナカソウ」は、谷中という下町コミュニティーの中に息づく新しいタイプの滞在スポットになりそうだ。

The post エアビーと小山薫堂がタッグを組んだ新感覚ホテル「ヤナカソウ」に試泊 ディープな下町歩き体験も appeared first on WWDJAPAN.com.

スキンケアの知見をメイクアップに凝縮!「シゲタ」初のカラーコスメ発売

 フランス発のオーガニックブランド「シゲタ(SHIGETA)」は、ブランド初となるメイクアップシリーズ 「パーフェクトグロウ」を5月21日に発売する。同ブランドがこれまで培ってきたスキンケアの知見を生かし、植物由来成分によるスキンケア効果と健康的な発色をもたらす天然色素を組み合わせたカラーコスメを開発した。公式サイトおよびコスメキッチンでは5月7日から先行販売を行う。

 ラインアップは100%自然由来成分で作られ、全3種のカラーで展開する“パーフェクトグロウ リップ&チーク”(5mL、税込5280円)、軽いフィット感と艶感を両立させた97%が自然由来成分のBBクリーム“UVパーフェクトグロウ”(25mL、同3850円)、厳選した美容成分と植物成分を配合し、色ムラなど気になる肌悩みをカバーする“パーフェクトグロウ セラムコンシーラー”(8mL、同4290円)。

 抗酸化パワーのあるローズヒップ、ラズベリー、ザクロのブレンドオイルを全アイテムに取り入れているほか、UVアイテムには光の反射によりシミや毛穴などの悩みをカバーするソフトフォーカスパウダーを配合。既存品の“UVスキンプロテクション”(40mL、同3410円)と共に、肌に優しいエフォートレスなメイクアップを提案する。

The post スキンケアの知見をメイクアップに凝縮!「シゲタ」初のカラーコスメ発売 appeared first on WWDJAPAN.com.

アーティストのYOSHIROTTENが有田焼を発売 「トキオン」限定で

 「トキオン(TOKION)」は、グラフィックアーティストのYOSHIROTTENがデザインした陶器のコレクションを4月30日に発売する。東京・渋谷のミヤシタパークのトキオン ザ ストア(TOKION THE STORE、4月25日~臨時休業中)と公式オンラインストアで取り扱う。

 陶器は全て伝統的な技法で製作した有田焼で、昨年発表したTシャツ(税込1万1000円)とロングTシャツ(同1万3200円)のグラフィックをベースにデザインした。自身が蕎麦好きであることから選んだそばちょこ(同2640円)や大皿(同4950円)、中皿(同2750円)、小皿(同2200円)をそれぞれグレーと朱色の2色で用意する。ベースとなったTシャツも合わせて販売する。

 YOSHIROTTENはグラフィックワークから映像作品、インスタレーションまでを手掛けるアーティスト。ニューヨークやベルリンなど世界中で活躍し、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)のジャケットデザインなどを手掛けたことでも知られている。

The post アーティストのYOSHIROTTENが有田焼を発売 「トキオン」限定で appeared first on WWDJAPAN.com.

TOKYO BASE 21年2月期は最終赤字1億円 引き続き中国に出店攻勢

 TOKYO BASEの2021年2月期連結業績は、売上高が前年同期比3.8%減の146億円、営業利益が同84.0%減の2億円、純損益は1億円の赤字(前期は9億円の黒字)だった。21年2月期はコロナ禍の中でも中国本土で実店舗9店を出店。22年1月期(決算期変更により11カ月の変則決算)も引き続き、出店済みを含め中国本土に9店、国内では40〜50代向けなど新業態2つを含む11店を出店予定という。

 22年1月期の連結業績予想は、売上高188億円、営業利益12億円、純利益8億円を見込む。

 コロナ禍を受け、21年2月期はEC事業部を再編。「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」など他社ECモールに拠った状況から、自社EC強化へと進めてきた。主力業態「ステュディオス(STUDIOUS)」では「本質的なセレクトショップへの進化」を掲げ、他社ECモールでの売れ筋だった比較的低価格なオリジナル商品を終了。その結果、「ステュディオス」のEC売り上げは同8.0%減となり、全社EC売り上げは同6.5%増にとどまった。

 「グローバルでは日本以上に市場の二極化が進んでいる。日本で目先の利益のために(低価格品で)売り上げ増を狙うと、海外での展開が難しくなる。客数は追求しない」(谷正人CEO)というのが、「ステュディオス」の低価格オリジナル商品終了の理由。そうした考えと連動し、出店立地についても「東京、大阪、名古屋という3大都市圏の中心部と中国を強化する。準都心とされるような立地には積極的には出店しない」という。他社の退店が増え、都心部の物件賃料が下がっていることも都心強化の背景だ。5月1日には、オリジナルの「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」国内最大店舗(約350平方メートル)を、東京・原宿の明治通り沿いにグランドオープンする。
※二子玉川は出店強化地域としてあげている

 期待する中国ビジネスでは、既に進出済みの上海、北京、成都などに加え、広州、杭州などの都市にも今期新たに出店する。中国では今期「地域別MDを採用し、実店舗に加えてECも本格的に立ち上げ、事業の黒字化を目指す」。22年1月期末の中国本土の実店舗数は、運営代行1店を含め19店となる見込み。

 秋に国内で立ち上げ予定の新業態2つは、40〜50代向けのセレクトショップとアスレジャー業態になる。40〜50代向けのセレクトショップは2店を出店予定で、東京・丸の内や六本木など、20〜30代が中心の「ステュディオス」ではカバーしていない立地を予定。アスレジャー業態は同じく3店を出店する考え。また、秋には本社の移転拡大も計画する。4月21日にMSワラントによる資金調達を発表しており、それを出店費用などに充てる予定。

The post TOKYO BASE 21年2月期は最終赤字1億円 引き続き中国に出店攻勢 appeared first on WWDJAPAN.com.

随時更新:夏コスメや注目コラボが登場 5〜7月新作コスメカレンダー

【随時更新】2021年5〜7月に発売する新作コスメを発売日順にお届けする。

【5月1日発売】リーカ


 ヘアメイクアップアーティストの松田未来が手掛けるコスメブランド「リーカ(RIHKA)」から初のメイクアップアイテムとしてリキッドアイシャドウ“プランプ アイポリッシュ”を発売する。ネイルポリッシュで人気のニュアンスカラーを採用し、チークやハイライターとしても使える8色を展開する。

「リーカ(RIHKA)」新製品の詳細をチェック

【5月1日発売】THREE


 「THREE」は、基幹のスキンケアライン“バランシング”からオイルジェルタイプのクレンジング“バランシング クレンジング オイルジェル”を発売する。メイクや皮脂汚れのほか、環境の変化による“肌汚れ”に着目。皮脂膜の油汚れを溶かし出す「ブレンド植物オイル」、浮き出た老廃物を吸着する「ホワイトクレイ」、不要な角質をやさしく取り除く「アルガン殻」のスクラブのトリプル処方を採用した。

「THREE」新製品の詳細をチェック

【5月6日発売】シュウ ウエムラ


 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、パティスリー「サダハル アオキ パリ(SADAHARU AOKI PARIS)」とコラボしたコレクションを発売する。4月28日には公式オンラインショップで先行販売し、店頭の予約受付も開始する。コレクションには抹茶と小豆をイメージしたアイシャドウパレットとリップが登場する。

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」新製品の詳細をチェック

【5月7日発売】スック


 「スック(SUQQU)」は、2021年夏コレクション“シーサイド サンセット グロウ”発売する。“黄昏時の海辺”からインスピレーションを得たウォームトーンやヌーディなグラデーションが作れるアイシャドウやカラーアイライナー、リップなどがそろう。明るくヘルシーな中に大人の切なさを秘めた色を提案する。

「スック(SUQQU)」新製品の詳細をチェック

【5月7日発売】ジバンシイ


「ジバンシイ(GIVENCHY)」のリップスティック“ルージュ・ジバンシイ”シリーズから無色のリップバーム“ルージュ・ジバンシイ・バーム No.08”(税込5,060円)が新登場。96%が自然由来成分で唇を優しく保護し、ケアする。ジバンシィ クチュールのランウェイから着想を得たホワイトレザーのケースはジェンダーを問わず使いやすいデザインだ。

【5月16日発売】コスメデコルテ


 ハイプレステージブランド「コスメデコルテ」の“AQ”から、シリーズ初のヘアケアシリーズを発売する。シャンプーとトリートメントコンディショナーは、滑らかな指通りでしっとりとまとまる髪へと導くスムースタイプと、ボリューム感がありながらまとまる髪に仕上げるボリュームタイプをラインアップ。アウトバスアイテムは、頭皮環境を健やかに育み根本から立ち上がるようなふんわりとした仕上がりの“アブソリュート スカルプ & ヘア ショット”と、美容液のように髪の芯まで潤う“リプレニッシュ ヘアエッセンス”を用意する。

「コスメデコルテ」新製品の詳細をチェック

【5月21日発売】シャネル


 「シャネル(CHANEL)」の2021年のサマーコレクションは“サマー ライト ―夏の陽の光―”をテーマに、アイシャドウパレット、リップスティック、ネイルをランアップする。

「シャネル(CHANEL)」新製品の詳細をチェック

【5月21日発売】アディクション


 「アディクション(ADDICTION)」の2021年夏コレクション“ザ アンポリッシュ ジェム(THE UNPOLISH GEM)”のテーマは磨かれ抜かれた宝石と変わらない美しさを秘めている“磨かれる前の「原石」”。パールやルビー、ペリドットといったサマーシーズンの誕生石を由来としたカラーコレクションで、これらの“原石”に込められたエネルギーを持ちあわせ、つける人の個性を引き立てる。アイシャドウ、チーク、ネイル、リップなどをラインアップする。

「アディクション(ADDICTION)」新製品の詳細をチェック

【5月21日発売】メゾン マルジェラ


 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、フレグランスシリーズ“レプリカ”から新作フレグランス“マッチャメディテーション”(100mL、税込1万7600円/30mL、税込8800円/10mL、税込3850円)を発売する。また、東京・表参道ヒルズで開催中の同ブランドのポップアップと「アットコスメショッピング」で5月14日から先行販売を行う。

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」新製品の詳細をチェック

【5月22日発売】ドルチェ&ガッバーナ ビューティ


資生堂が展開する「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」は、Z世代向けファンデーション“ミレニアルスキン”をリニューアルする。保湿効果を高める処方などを加え、 “ミレニアルスキン オンザグロウティンティッドモイスチャライザー N SPF30・PA+++”(全5色、各50mL、税込各5280円)として生まれ変わる。新“ミレニアルスキン”のアンバサダーにイタリア人モデルのキアラ・シェルシを起用。最小限のメイクを施したビジュアルを使用し、店舗などで新製品をアピールする

「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE & GABBANA BEAUTY)」新製品の詳細をチェック

【6月4日発売】ジバンシイ


 「ジバンシイ(GIVENCHY)」はブランドを代表するマルチカラーパウダー“プリズム・リーブル”から、初のチーク“プリズム・リーブル・ブラッシュ”(全4色、各税込6600円)を発売する。感情が高まったり、心が弾む瞬間だったり、または湯上がりなど頬に赤みがさす“紅潮”をイメージした仕上がりにこだわっている。

「ジバンシイ(GIVENCHY)」新製品の詳細をチェック

【6月28日発売】ディオール


 「ディオール(DIOR)」は人気のフレグランスコレクション“ミス ディオール”からハンドジェルを発売する。センチフォリアローズウオーターを配合し、手肌を清潔に保ちながら潤いを与え、“ミス ディオール”の優しいローズの香りで包む。

「ディオール(DIOR)」新製品の詳細をチェック

The post 随時更新:夏コスメや注目コラボが登場 5〜7月新作コスメカレンダー appeared first on WWDJAPAN.com.

資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」ライセンス契約一部解消を発表

 資生堂は、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域本社でフレグランス事業を担うボーテプレステージインターナショナル(以下、BPI社)を通じ、「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」とのフランスを除く市場で、ライセンス契約を12月末で終了することを発表した。

 フランスにおける事業活動は同国の労働法に基づき、従業員代表との協議を経た上で決定する。BPI社は2022年1月1日から最低12カ月間、ドルチェ&ガッバーナ社商品のグローバルでの生産および販売を継続する予定。

 資生堂は2016年10月にイタリアのドルチェ&ガッバーナ社とフレグランス、メイクアップ、スキンケア商品の開発、生産および販売に関する独占グローバルライセンス契約を結び、日本では16年からフレグランス、19年からメイクアップコレクションを展開していた。国内で着実に店舗数を増やしていた一方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市場変化を踏まえ、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の選択と集中による事業ポートフォリオの再構築を進める中で、今回のライセンス契約解消に至った。契約解消に伴う21年12月期業績への影響は、商標権の減損など特別損失として約350億円を見込む。

The post 資生堂が「ドルチェ&ガッバーナ」ライセンス契約一部解消を発表 appeared first on WWDJAPAN.com.

オーガニックコットンブランド「プリスティン」が無農薬野菜などの通信販売をスタート

 オーガニックコットンの原綿を輸入して糸や生地を製造するアバンティ(AVANTI)は、同社が運営するファッションブランド「プリスティン(PRISTINE)」のオンラインショップで、無農薬野菜や卵、スイーツなどの食品セットの受注販売を5月7日からスタートする。価格は税込5500円。

 同サービスは「プリスティン」が掲げる「衣食同源」プロジェクトの一環で、綿と同じ畑で育てられた大地の恵みを食するというもの。同ブランドが、オーガニックコットンを栽培している滋賀・大津市の畑「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」で収穫された有機野菜や果実をメインに、ジャムやスイーツ、スープなどの食品をセットで届ける。セット内容は月ごとに変わり、「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」とつながりのある有機農家の野菜が入る場合もあるという。

The post オーガニックコットンブランド「プリスティン」が無農薬野菜などの通信販売をスタート appeared first on WWDJAPAN.com.

ダイソーがフランス製ネイル2ブランドを展開 ジェルネイル風の豊富な86色や除光液不要のネイル

 ダイソー(DAISO)を展開する大創産業は、ネイルポリッシュ「ソンプチュー(SOMPTUEUX)」と除光液不要のピールオフネイル「フランボヤン(FLAMBOYANT)」を、全国のダイソーで4月下旬から順次販売する。

 「ソンプチュー」「フランボヤン」はともにフランス製。フランス語で「豪華」「ぜいたく」を意味する「ソンプチュー」は、全86色のネイルポリッシュ(220円)とベースコート(330円)、トップコート(330円)、ネイルケア用のネイルオイル3種(330円)の豊富なラインアップ。ベーシックカラーからトレンドカラーまでそろえ、ジェルネイルのような艶感のある仕上がりとなる。

 フランス語で「豪華」「華やか」を意味する「フランボヤン」は、グリッターがたっぷり入った全12色のネイルポリッシュ(220円)。除光液不要で簡単にネイルオフできるピールオフネイルで、指先を華やかに彩る。水性のピールオフネイルとは異なるため水に強く、毎日の手洗いや水仕事でも落ちにくいのが特徴だ。

The post ダイソーがフランス製ネイル2ブランドを展開 ジェルネイル風の豊富な86色や除光液不要のネイル appeared first on WWDJAPAN.com.

白T専門の「#FFFFFFT」がカリスマホストと協業した黒T専門店 “夜の街”歌舞伎町に

 白Tシャツ専門店「#FFFFFFT(シロティ)」は、東京・歌舞伎町でホストクラブやバー、美容室などを手掛けるスマッパグループと協業し、黒Tシャツ専門店「#000T KABUKICHO(クロティ カブキチョウ)」を4月30日にオープンする。歌舞伎町歴24年で元カリスマホストの手塚マキ=スマッパグループ会長と、今年5周年を迎えた「#FFFFFFT」の夏目拓也オーナーの出会いがきっかけで協業がスタートした。

 商品は、夏目オーナーが世界中から厳選した数十種類の黒無地 T シャツをラインアップする。価格は税込3000〜1万8000円。またコミュニティースペースとしても利用できるバー「一刻」と、アートスペース「デカメロン」を併設し、ファッション・食・アートを融合した空間を演出。歌舞伎町から世界に向けて新しいカルチャーを発信していくという。

 手塚会長は、歌舞伎町でナンバーワンホストに上り詰めたのち独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を友人と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動を行うほか、NPO法人グリーンバードで理事を務める。著書に「新宿・歌舞伎町」(幻冬舎新書)、「自分をあきらめるにはまだ早い」「裏・読書」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ホスト万葉集」(共著、講談社)がある。

■#000T KABUKICHO(クロティ カブキチョウ)
オープン日:4月30日
営業時間:平日16:00-26:00 土日祝12:00-26:00
※閉店時間は東京都の協力要請に準じて変更。
定休日:月曜
住所:東京都新宿区歌舞伎町 1-12-4

The post 白T専門の「#FFFFFFT」がカリスマホストと協業した黒T専門店 “夜の街”歌舞伎町に appeared first on WWDJAPAN.com.

カニエ・ウェストの“ナイキ エア イージー 1”がオークションに スニーカーの最高落札額を更新

 オークションハウス「サザビーズ(SOTHEBY'S)」で、カニエ・ウェスト(Kanye West)と「ナイキ(NIKE)」によるスニーカー“ナイキ エア イージー 1(NIKE AIR YEEZY 1)”が180万ドル(約1億9000万円)で落札された。スニーカー投資を専門とするレアーズ(RARES)が27日、コレクターのリャン・チェン(Ryan Cheng)から購入。2020年5月に56万ドル(約6000万円)で取り引きされたマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)着用の“ジョーダン 1(JORDAN 1)”を大きく上回り、スニーカーとして同オークションハウスの過去最高価格を記録した。

 今回落札されたスニーカーは、カニエと自身のブランド「イージー(YEEZY)」のスティーブン・スミス(Steven Smith)=フットウエアデザイナーがともに開発。2008年のグラミー賞で、シリーズ初披露とともにカニエが着用したプロトタイプだ。その後両者は“ナイキ エア イージー 2”も手掛けている。

 ジェローム・サップ(Gerome Sapp)=レアーズ 共同設立者兼最高経営責任者は、「今回のようなアイコニックでレアなスニーカーの取引を増やし、スニーカー業界の活性化と経済的支援につなげたい。『サザビーズ』と協力して、スニーカー文化の発展および維持に貢献できるようなレアな掘り出し物を引き続き探していきたい」と語った。

The post カニエ・ウェストの“ナイキ エア イージー 1”がオークションに スニーカーの最高落札額を更新 appeared first on WWDJAPAN.com.

ZOZO創業者の前澤氏特注の「ロールス・ロイス」と「エルメス」コラボ車が完成

 「ロールス・ロイス(ROLLS-ROYCE)」と「エルメス(HERMES)」のコラボにより、ZOZO創業者の前澤友作氏のためのオーダーメイド車“ファントム(PHANTOM)”が完成した。

 安土桃山時代の織部焼をモチーフに、ボディーは緑とベージュが基調。内装は“エネアグリーン”と呼ばれる「エルメス」のレザーを使用し、プライベートジェット風に装飾した。今回は特別にドアのアームレストに「エルメス」の代表的なキャンバス素材“トワルアッシュ(TOILE H)を使用し、乗馬を着想にした刺しゅうを施した。他にもウォールナットを使ったパネルには、同ブランドのシルクスカーフのデザインを手掛けるフランスのイラストレーター、ピエール・ペロン(Pierre Peron)による手描きのアートワークを施した。

 制作はパリの「エルメス」と「ロールス・ロイス」の英国本社から特注のスペシャリストチームが行なった。両者は2008年に、パリのフォー シーズンズ ホテル ジョルジュ V (Four Seasons Hotel George V)のために“ファントム”を作成。以来2度目のコラボレーションとなるが、プライベートの案件のために協業するのは初めてだ。

 トルステン・ミュラー・オトボス(Torsten Muller-Otvos)=ロールス・ロイス・モーター・カーズ 最高経営責任者は、「最高峰の製品を手掛けることができた。3世紀に渡るわれわれの経験やヘリテージ、2つのブランドの特色を見事に表現している。ロールス・ロイス・モーター・カーズの歴史に残るコラボレーションが完成した。挑戦的なクリエイティブと高度な技術を要するコラボレーションに参加し、前澤氏の意外性あふれるビジョンを実現できて非常に光栄だ」と語った。

The post ZOZO創業者の前澤氏特注の「ロールス・ロイス」と「エルメス」コラボ車が完成 appeared first on WWDJAPAN.com.

新ブランド「マリア マクマヌス」はファッションとサステナブルの矛盾を受け入れ、前に進む

 「最もサステナブルなのは、新しい服を作らないこと」――2020-21年秋冬シーズンにデビューしたばかりの「マリア マクマヌス(MARIA MCMANUS)」のデザイナー、マリア・マクマヌスは矛盾覚悟でそう言い切る。アイルランド出身でニューヨークを拠点に活動する彼女は、現在43歳。「イードゥン(EDUN)」「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」でマーチャンダイザーとして経験を積み、20年に自身の名を冠したブランドを始動させた。同ブランドはリサイクル素材やオーガニックコットン、古布、メリノウールを使い、ボタンは自然素材のコロゾナッツボタン、タグや値札もリサイクルのポリエステルとプラスチックで作っている。水や化学物質の使用量や廃棄物の排出量を最小限に抑えて生産し、パッケージも全て再生紙にするなど、環境に配慮したサステナブルなブランドとして細部まで徹底的にこだわる。

 コロナ禍でのデビューとなったが、ファーストシーズンは日本でもセレクトショップのミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス(MUSE DE DEUXIEME CLASSE )、アパルトモン(L’APPARTEMENT)で取り扱われ、セカンドシーズンは米大手百貨店のノードストローム(NORDSTROM)でも販売している。価格帯はコート6万円〜、シャツ4万円、Tシャツ1万5000円、パンツ4万5000円〜など。昨年秋にセールスを担っていたニューヨークのショールーム、ニュース(The News)と資本業務提携を結び、さらなる成長を目指している。ファッション業界が抱える“消費とサステナブルの両立”という難題にどう立ち向かうのかや、ビジネスとクリエイションのバランス、将来の展望についてを聞いた。

「私たちは完璧ではない」

ーーサステナビリティを意識するようになったきっかけは?

マリア・マクマヌス(以下、マクマヌス):アイルランドで大学生だった頃からボランティア活動に積極的に参加していた。その後、日本の大学で国際マーケティングを1年間学んだ後、世界中を1年間かけて旅して多彩な文化に触れると共に、地球に多くの問題があることを知った。2006年からニューヨークが拠点の「イードゥン」で働き始めると、ソーシャルグッドでありながらビジネスとして服を作る彼らの思想に強く影響を受けた。同ブランドは業界の中でも早い段階からオーガニックコットンを選び、発展途上国で長期的な雇用を創出する仕組みを作り出していた。

ーー自身のブランド設立までの経緯は?

マクマヌス:「イードゥン」の後は「ラルフ ローレン」「ラグ & ボーン」でマーチャンダイザーとしてビジネスとクリエイティブの両方を学んだ。その後に出産を経て独立し、20年に「マリア マクマヌス」を立ち上げた。環境や社会問題には昔から関心があったが、書物やドキュメンタリー映画などを通じて切迫した危機感を覚え始めたのは5年前からだ。また自身のブランドとは別に、NPO団体のエブリー マザー カウンツ(Every Mother Counts)共同創始者として、発展途上国とアメリカに暮らす女性の妊娠・出産の環境を改善する取り組みも行なっている。

ーーブランドを立ち上げるまでにあなたを駆り立てた、最も根深い問題とは?

マクマヌス:問題にはいくつもの側面があって異なる要素が複雑に絡み合っているため、難しい質問だ。けれど、私が最も取り組みたいのは劣悪な労働環境と過剰生産に関わる問題。多くの消費者がファストファッションの縫製工場の労働者は非衛生的な環境化で健康被害の危機にさらされ、長時間労働にも関わらず最低賃金さえ受け取っていないという事実を知らない。そこで排出されるのは有害な化学物質や合成繊維といった環境に負荷を与えるものであり、過剰生産によってますます深刻化していく。問題はすでに肥大化しているため、業界全体で改善策を見出していかなければならず、私もその一員としてサステナブルなブランドを立ち上げることにした。

ーー新しいブランドを作ることに矛盾は感じなかった?

マクマヌス:確かに、最もサステナブルな方法は新しい服を一切作らないことだ。古着だけの購入で循環させることが可能であれば、それが最善なのかもしれない。ただ、例え消費とサステナビリティの間に矛盾があると分かっていても、ほかのブランドよりも悪影響を最小限に抑える選択肢を生み出すためにブランドを立ち上げる意義を感じた。私は完璧ではないし、課題だってまだまだ山積みだ。それでも、ファッションでサステナブルと消費を両立させたいという強い意思を持っている。

プロポーションと素材へのこだわり

ーー現在実施しているサステナブルな取り組みとは?

マクマヌス:最もこだわっているのは素材選び。グローバル・リサイクルド・スタンダード(Global Recycled Standard)の認証を受けたリサイクルのカシミアとナイロン、グローバル・オーガニック・テキスタイル基準(Global Organic Textile Standard)を満たすオーガニックコットン、メリノウール、さらに古布を厳選している。ボタンは耐久性が高く生分解性を有するコロゾナッツで、タグや包装紙、リボン、ギフトカードも全てリサイクル素材だ。ヨーロッパで原材料を製造する工場の一つは、水の50%を再利用し、ソーラーパネルによる太陽光発電で電気をまかなっている。

ーーサステナブルな取り組みは、実際のところ消費者の購買喚起につながっている?

マクマヌス:正直なところ、今はサステナビリティが消費者の購買喚起と直接的につながっているかは確かでない。数々の経験から一つ断言できるのは、サステナブルであろうとなかろうと、良質な服が求められるということ。だからこそ、高品質な素材や工場は妥協せず厳選している。自社ECの顧客はリピーターが多く、品質が評価されているという手応えがある。

ーーデザインにおいて大切にしていることは?

マクマヌス:ミニマルを軸に、長く着られるタイムレスでベーシックなアイテムを意識している。私の周りにいるファッション業界や広告、建築、芸術などのさまざまな業種の女性たちの日常着からインスピレーションを得ることが多い。小売では日本市場が全体の65%を占める高い割合で、ファーストシーズンから買い付けてくれた。バイヤーは「ニューヨークらしい、アップタウンとダウンタウンをミックスした感性がいい」と評価してくれた。

ーータイムレスでベーシックなデザインを追求する上で、“新しさ”はどう表現している?

マクマヌス:それは最も思考する部分だ。ミニマルなデザインにおいてプロポーションは重要であり、コレクションに新しいエッジをもたらしてくれる。過去のコレクションと関連性を持たせながら、長さやボリューム、シルエットをわずかにアップデートして“新しさ”を表現している。

ーークリエーションやサステナブルな取り組みについて抱えている課題は?

マクマヌス:半年から2年をかけて克服すべき二つの課題がある。一つはパッケージについて。製品が工場からニューヨークへ届く際のパッケージはほとんどがプラスチックだ。例えリサイクルであってもプラスチックの使用量を削減していきたいし、工場とコミュニケーションをとって考え方を変えてもらうことが課題である。もう一つは、サプライチェーンの透明性をもっと高めること。ヨーロッパの素材の生産工場は徐々にサステナブルへとシフトしているが、縫製工場はほとんど進歩がない。水の再利用や、工場で使用される電力、排出される化学物質など環境負荷を測定し、労働環境を把握することでサプライチェーンを透明化させていきたい。昨今、サステナビリティをうたうブランドは増えているが、その中で本質的に取り組んでいるブランドは一体どれくらいあるのだろうか。私たちは独自の方法で問題と向き合い、それを消費者に見えるかたちで提示し、透明性を高めていきたい。

ーービジネス面での展望は?

マクマヌス:ファーストシーズンを終えた後、昨年秋からセールスを担当していたショールーム、ニュースの石井ステラ代表と話し合い、資本業務を結んだ。これによりさまざまな予算面のハードルがクリアしやすくなり、私はクリエイションに注力できている。現在の課題は、自社ECをさらに強化すること。自社ECは顧客と直接コミュニケーションを取れるため重要で、ここを強化すればビジネス全体を成長させられるはずだ。

The post 新ブランド「マリア マクマヌス」はファッションとサステナブルの矛盾を受け入れ、前に進む appeared first on WWDJAPAN.com.

バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス 新着商品のご案内

日差しが徐々に強くなり、いつも突然にやってくる夏の気配を感じる陽気になりましたね。

本日は、先月バーニーズ ニューヨーク横浜店6Fにオープンした“バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス”のご紹介です。

IMG 9872 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

過去にバーニーズ ニューヨーク各店でご紹介していた幅広いアイテムをいつでもセール価格でお求めいただける“バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス”。

 

この時期に広いスペースでゆったりとお買物を楽しんでいただける横浜店にできたこともあり、早くもご好評いただいております。

IMG 9874 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

さまざまなアイテムがワンフロアでご覧いただけるのもポイントです。

 

IMG 9869 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

これからの時期に最適なウィメンズ・メンズのカットソーやシャツ、ドレスを中心に新たな商品が多数入荷いたしました。

 

IMG 9881 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

バーニーズ ニューヨークが得意とする異なるブランドやテイストを合わせてご提案するスタイリングでアイテムをご紹介。買い逃していたアイテムにふたたび出合うチャンスかもしれません。

 

IMG 9879 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

また他のアウトレット店ではなかなかご案内ができないジュエリーやホームウェアなども一部ご用意しています。

 

IMG 9883 1 バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス  新着商品のご案内

引続き、新型コロナウイルス感染防止ならびにお客様・従業員の健康と安全確保に留意してまいります。横浜店ならではのお得なショッピングをお楽しみください。

 

「東京ファッションアワード2022」募集スタート 受賞枠を8ブランドに拡大しパリ・ウィメンズにも出展可能に

 東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が共催するファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」が募集を開始した。今回から受賞枠を8ブランドに増やし、受賞者は2022年のパリ・ファッション・ウイークで2シーズンに渡って現地のショールームに出展できるほか、同年3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でイベントを行う。応募資格は、東京をビジネス拠点にセールスを3シーズン以上行っているブランド。海外市場開拓に意欲があり、その体勢が整っていることも求められる。

 前回まではパリ・メンズ期間の出展だったが、今回からウィメンズ期間も可能となり、受賞者はいずれかを選択できる。百貨店やセレクトショップのバイヤーが審査員を務めることも同アワードの特徴で、今回は阪急阪神百貨店の宮本智美バイヤーや、三越伊勢丹の石田修平スーパーバイザーらが参加する。

 同アワードは東京を拠点とするファッションデザイナーの海外進出をサポートするため14年に始まった。これまで計6回実施し、「ファセッタズム(FACETASM)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」などを選出してきた。

The post 「東京ファッションアワード2022」募集スタート 受賞枠を8ブランドに拡大しパリ・ウィメンズにも出展可能に appeared first on WWDJAPAN.com.

生きる歓びを体現する「ショパール」の“ハッピースポーツ”

 「ショパール(CHOPARD)」の“ハッピースポーツ”は、ダイヤモンドが文字盤の上でくるくるとダンスする時計史上まれな名作だ。老舗ウオッチメゾンであり、ジュエラーでもある同ブランドならではのアイコンウオッチは一度見れば誰もが記憶しているはず。1993年に誕生して以来人気のコレクションから今年、最新作が登場した。コレクション誕生時の知られざるエピソードから、ショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクターから寄せられたメッセージ、アンバサダー、そして気になる最新作の魅力に迫る。

メゾンのアイコンウオッチ
誕生秘話

 “ハッピースポーツ”コレクションを生み出したのは、共同社長兼アーティスティック・ディレクターとして「ショパール」を率いるキャロライン・ショイフレ(Caroline Scheufele)自身だ。90年代初頭、彼女は“気まぐれな時計”という斬新なアイデアを打ち出す。品の良さとカジュアルさを併せ持つレディスウオッチ。それが“ハッピースポーツ”だった。それに先立つ76年、「ショパール」はダイヤモンドが文字盤の周囲をめぐる“ハッピーダイヤモンド”を発表していた。それは、2枚の透明なサファイアクリスタルの間で宙に浮いているかのように“ムービングダイヤモンド”がきらめくデザイン。彼女はその遊び心たっぷりの魅力を時計の文字盤でも表現しようとする。彼女のアイデアに当時のアトリエ長は、「無茶だ、こんな時計。キャロライン、もし本当に売れるっていうなら、売れた時計1本につきにバラの花を1本贈るよ」と言った。

 93年に完成した“ハッピースポーツ”の文字盤の上では、“ムービングダイヤモンド”がフェッテ(バレエの回転技)のように軽やかに踊っていた。ステンレススチールを採用したコンテンポラリーなデザインは多くの女性の心を射止め、世界的な大ヒットに。アトリエ長は結局、たくさんの花が咲くバラの木をキャロラインに贈って彼女をたたえたという。

人生を謳歌する
女性のためのウオッチ

 時計業界に旋風を巻き起こした“ハッピースポーツ”。1本も売れないとまで言われた時計を、女性たちがこぞって身に着けた理由は、そのスタイルにある。テニスコートにも、ビジネスランチにも、パーティにも着けていけるスポーツ・シックの極致であり、ジーンズにもドレスにも似合う優れたデザイン。世代を超えてアクティブに楽しめるこの時計は、現代女性たちのジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる歓び)と自由なスピリットを体現しているのだ。

  “ムービングダイヤモンド”は底面が丸みを帯びたパーツにセットされているため、ほんのわずかに手を動かしただけでも魔法のように自由に回転する。ほかにはないこの輝きが、女性たちのさりげない仕草を美しく見せてくれるのだ。

幸せの瞬間を表現する
“ハッピースポーツ”

ジュリア・ロバーツの幸せの秘訣は、「人に親切であること、共感してくれ愛する人たちに囲まれること、そして、ダンスとキスをすることかしら。」だという
ART DIRECTOR: XAVIER DOLAN, PHOTOGRAPHER : (c) SHAYNE LAVERDIÈRE, STYLIST: ELIZABETH STEWART

 その眩いばかりの微笑みで人々を魅了するジュリア・ロバーツ。彼女ほど、“生きる歓び”を表すのにふさわしい人物はいないだろう。ロバーツは「ショパール」とのコラボレーションについて、以下のように述べている。

 「ショパール」は、エレガンスや輝き、そして女性らしさといったタイムレスな価値を象徴しています。見るたびにダイヤモンドがキラキラと輝きながらダンスする“ハッピースポーツ”は、まるで幸せの瞬間を表現するような、すばらしい時計。業界におけるアイコンの一つで女性を魅了する“ハッピースポーツ”とコラボレーションできて光栄です。

「ショパール」のアイコンが
“黄金比”で復活

 “ハッピースポーツ”の最新作は、ケース径が33㎜と小ぶりで、自社製の小型自動巻きムーブメントを搭載し、機能性を追求している。どのモデルも環境や人権に配慮した“18Kエシカルゴールド”や、リサイクルされたスチールを70%含む“ルーセント スチール A223”をケースに使用。ダイヤモンドも倫理的に配慮された方法で採掘された原石だけが使われている。最も美しいプロポーションを導き出すために古代から用いられた“黄金比”の理論を設計に取り入れ、完璧なバランスを生み出しているのも大きな特徴だ。

TEXT:KEIKO HOMMA

問い合わせ先
ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922

The post 生きる歓びを体現する「ショパール」の“ハッピースポーツ” appeared first on WWDJAPAN.com.

アダストリアのサンプル品を大阪モード学園生がアップサイクル サステナブル教育広がる

 大阪モード学園は、アダストリアから提供されたサンプル品を学生がアップサイクルして、ウィファブリックが運営するサステナブルアウトレットモール「スマセル(SMASELL)」に出品する産学連携プロジェクトを始動した。

 同プロジェクトは、衣料品の大量廃棄問題の解決法を考えることで、ファッション業界に必要なサステナビリティを学ぶことが目的。

 アダストリアが手掛ける30以上のブランドからサンプル品の提供を受け、学生がリメイクした1点物の商品を7月にスマセルに出品する予定だ。

 アダストリアの担当者は、「当社は、“ファッションロスのない世界”をCSR活動ビジョンの1つに掲げ、循環型ファッションの実現に向けたさまざまな取り組みを行っている。今回提供したサンプル品は商品の生産過程で発生する試作品で、本来ならばお客さまの手に渡ることはないが、教材として提供することで、資源の再利用化に加え、中長期的な視点で業界全体のサステナビリティの向上や課題解決に寄与できると考えている」とコメントした。また、ウィファブリックの担当者は「このプロジェクトを通して、アパレル業界のきらびやかな面だけでなく、商品が作られ、世の中に出ていくまでの過程でどんな課題が潜んでいるか、自分たちの手でどんな価値を生み出せるかを学んでほしい」と期待する。

 サステナビリティは、ファッション業界における最重要課題。環境に優しい服作りの意識を学生時代から浸透させようという学校と企業の連携が緊密化している。

The post アダストリアのサンプル品を大阪モード学園生がアップサイクル サステナブル教育広がる appeared first on WWDJAPAN.com.

「わん」のオーイズミが「夜市酒場」を密かに広げている。もう8店ある台湾屋台は、ドリンクも料理も紙の器という割り切り

 「くいもの屋わん」や「九州魂」など、国内外で300店舗以上を展開する株式会社オーイズミフーズ(本社:神奈川県厚木市、代表取締役 大泉賢治氏)のグループ会社、O&Mプロジェクト株式会社が手掛ける「ダパイダン105(da pai dang 105)」が面白い。脱大手的、個人店的な店づくりが人気で、大阪5店舗、東京2店舗、神戸1店舗の8店舗と、ジワジワと店舗展開を進めている。
Posted in 未分類

躍進するアンダー30を取材した若手記者たちは何を思ったか?

 「WWDJAPAN」4月5日号の特集“新入社員の基礎知識”は、この春入社3〜5年目となる若手記者が中心となって作り上げた。巻頭では、「フーフー(FOUFOU)」の高坂マールデザイナーやyutoriの片石貴展・最高経営責任者ら、躍進するU30にインタビューを実施。記者たちは先輩たちのどんな考えに共感し、自らの生活に役立てようと思ったのか?それぞれの意見を述べ合う座談会を実施した。(この記事はWWDジャパン2021年4月5日号からの抜粋です)

【座談会参加者】
美濃島:この春入社4年目。後輩が増え、若手と言えなくなってきた状況に焦りながらも、「飛躍の年」を目標に掲げて日々の取材に邁進する。主にデザイナーズとスポーツを担当し、特集ではユーチューバー兼美容師の宮永えいとをインタビューした。

木村:入社3年目のチーム最年少。仕事には慣れてきたが、悩みの多い時期を過ごす。今号では表紙撮影やインタビュー、裏表紙「ファッションパトロール」を担当。

川井:入社5年目。取材を通して人物の「人となり」を可視化し、発信することに意義を感じる。オンライン取材には未だに慣れない。主にメンズコスメを担当し、今号ではインタビューと「お仕事スケジュール」などを担当した。

座談会スタート!

美濃島:“時代を切り開くマイルール”と題して個性あふれる6人の先輩にインタビューしましたが、心に残った言葉はありました?

木村:「フーフー(FOUFOU)」の高坂デザイナーとyutoriの片石CEOの対談で挙がった、「短期間で成功も失敗も判断しない」という話です。私たちの世代ってSNSもあるし、欲しい情報に瞬時に到達できるから、物事と向き合う時間が短くなっている。でも、仕事やビジネスって短期間の成長が全てじゃない。目前の利益や事業拡大だけじゃなく、自分の理想的な姿に近づいているか、得られたものがあるかが大事なんだなと改めて気付かされました。

川井:D2Cブランド「フェイブスビューティー(FAVES BEAUTY)」の小澤一郎社長は、学生時代に起業し、事業内容をどんどん変えながら10年近く会社を経営されています。一つの事業に固執し過ぎると、危機的状況を察知していてもやめ時が分からなくなる。継続力と判断力のバランスが重要なんだと思いました。

美濃島:僕が救われたのは、ユーチューバー宮永えいと氏の「とことん個人と向き合うこと。でも、全員と向き合う必要はない」という言葉です。会社に入って思ったのが、人によって言ってることが全然違うこと。この春入社する人も、似たようなことで悩む人は多いはずです。でも、大切にする意見ってその時々で変わっていいし、全ての意見を吸収する必要はない。最も重要なのは、自分の軸を持つことなんですよね。

木村:その考え方はタメになりますね。私は「途中経過を楽しめなかったらやめたらいい」って言葉を聞けたのがうれしかった。仕事になると、成果やアウトプットを念頭に置くあまり、仕事の過程を楽しめないことがたくさんある。今回の表紙撮影も、すてきなクリエイターやタレントと一緒に物作りができるのに、締め切りや付随作業ばかりを考えてしまって、最初は「大変さ」が勝っていた。でも途中で「あ、これって楽しいことじゃん!」と気付くことができて、大変さがストレスじゃなくなりました。

美濃島:そういう意味では、どの人も「好き」という初期衝動からビジネスにつなげているのが今っぽかったですね。

川井:今はいろんなツールがあるから、ビジネスへの落とし込み方もたくさんあります。些細なことも視点を変えれば事業に転換できるから、視野を広く持って生活していきたいです。

美濃島:僕たちも、やりたいことが明確になったら限界を決めずに、あらゆる手段を試しながら突き進んでいきましょう!


お知らせ: 「WWDジャパン」は4月5日号の「新入社員のための基礎知識AtoZ」特集の発売に合わせ、25歳以下を対象とした期間限定の購読キャンペーン「U25応援キャンペーン」を実施します。キャンペーン詳細はコチラ


The post 躍進するアンダー30を取材した若手記者たちは何を思ったか? appeared first on WWDJAPAN.com.

きちり、念願のグローサラントを神戸に出店。ウィズ・コロナ業態。

株式会社KICHIRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平田 哲士)が、商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」にグローサラント「キッチン&マーケット」内(地下1階)にイタリアの輸入食材&デリを繰り広げるマーケットスポット「ローマ商店」を4月26日(月)にオープンさせた。
Posted in 未分類

DCブランド出身の古兵が挑む「ビッグデータを融合した究極のアパレルMDツール」 フィッツラボ木村保行

 58歳の木村保行氏は今年3月で、約40年間勤めたアバハウスインターナショナルを退職した。同社は「アバハウス(ABAHOUSE)」「アルフレッドバニスター(ALFREDOBANNISTER)」「5351プール・オム(5351POUR LES HOMMES)」などで知られ、1980年代のDCブランドブームを牽引した企業の一つ。1982年に新卒で入社した木村は創業メンバーを除けば最古参の社員の1人で、取締役とレディス事業部のトップも務めた。

 だが木村は、ただの老舗アパレル出身の古兵ではない。知る人ぞ知るアパレルECの実力者なのだ。2009年に社内ベンチャーのような形で独力で自社ECサイト「アットシェルタ」を立ち上げて以来、ずっとアパレルECの運営に携わってきた。木村をよく知る1人で、自らもアパレルECに精通した専門家である安住祐一BBF執行役員は「木村さんが独自に開発し、磨き上げてきたツールやデータはユニークで、かつ有効性の高い一級品で、実際に驚異的ですらある。僕らのようなアパレルEC支援の会社からすれば、まさに喉から手が出るほど欲しかったもの。独立はある種、虎を野に放つようなもの(笑)」と語る。

 木村は、独立後にアパレルECの研究機関であるフィッツラボ(FITS LAB)を立ち上げ、「アットシェルタ」にも引き続き携わりながら、アパレルECのさまざまなデータ解析ツールを使ってデータ研究や、その外部提供なども行う。古兵の木村は、何を目指すのか。

WWDJAPAN:なぜ独立を?

木村保行(以下、木村):2009年にアバハウスインターナショナルの公式通販サイト「アットシェルタ」を自分で立ち上げて以来、ずっとアパレルECの運営に携わってきたが、ずっとある種の違和感を抱えてきた。この違和感を解消するため、一企業の中にとどまるのではなく外に出ようと思った。

WWDJAPAN:違和感とは?

木村:このわずか10年で「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を筆頭に、ファッションを売るためのITシステムやツールは凄まじい勢いで進化してきた。われわれのような古いタイプのアパレル企業からすると、ネット通販は有力なチャネルであるのと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのがデータ量がケタ違いに多いこと。ネット通販モールに出店していれば、自社だけでなく他社のものも含め、売れ筋や客単価などのデータが大量に入ってくる。同じように、ツールやテクノロジーもどんどん進化していて、かつては不可能だったようなことがいとも簡単にできてしまう。

だが、確かに仕組みや技術は猛スピードで進化しているが、同じようにファッションビジネスそのものはアップデートしているだろうか?ファッションビジネスはもともと、日用品などと異なり、アイテムのバリエーション、ブランドのテイスト、ターゲット(のセグメント)、シーズン性、トレンド、競合ブランド、販路の種類の多さなど、売れ行きを左右するパラメータ(変数)がとにかく多い。だから緻密なMD(商品企画と販売計画)を立てるのが難しく、つい売れ筋に走ったり、逆に市場を読み誤って在庫過多になったりもする。

ネット通販が拡大して、さまざまなITツールが登場しても、上記は何も変わっていない。ネット通販市場が急成長していても、全体のアパレル市場が低迷しているのは元々の課題の部分が何も解決していないからだ。

WWDJAPAN:では、どうする?

木村:これまでののセンスドリブンから、膨大なデータを生かしたデータドリブンの、かつファッション・ビジネスの原点であるマーチャンダイザー、あるいはマーチャンダイジング(MD)起点に立ち返るべきだ。

WWDJAPAN:パラメータ(変数)が多すぎて、データを基にMDを組み立てづらいのでは?

木村:データを生かしきれていないのは、単にマーケティングツールがファッションにフィットしていないからだ。アパレルECの現場にいて数多くのITツールに触れてきたが、どれも変数の多さに対応できていない。1〜2年前にAI(人工知能)を駆使して需要予測を謳った魔法の杖のようなソフトウエアが登場したが、実際にAIを使ったとしても変数が多すぎるアパレル製品の需要予測は不可能だ。重要なのは、膨大なデータを抽出してMD起点に再設計することだ。

WWDJAPAN:具体的には?

木村: ITのカルチャーなのだと思うが、多くのネット通販モールは出店テナントに対し売れ筋ランキングや客単価、商品単価などの詳細なデータを提供しており、裏側はある種のオープンプラットフォームになっている。課題はこのデータをどう成形するか。「アットシェルタ」時代に開発したのは、そうしたネット通販モールのデータを収集した上で、実際の製品のビジュアルと紐づけて、客単価や売れた実数、時期、年代などで見れるダッシュボードツール。数百ブランドのどの製品がいつ、どれだけ、誰に売れたのかを、ひと目で分かるようにした。長い間、データ分析を行ってきて分かったのだが、意外に大手企業ですら、特定のカテゴリーの特定の価格帯に複数のブランドが殺到してしまう。こうした簡単なSWOT分析がなされていないからだ。

WWDJAPAN:それはなぜ?

木村:データ自体はあっても、それを見やすく再配置したダッシュボードツールがないからだろう。私が独立する意味もそこにある。会社に所属しながらシステムの開発の知見を生かしたコンサルティングやデータ提供をすることも考えたが、データ自体はフラットなものだし、それを本当に生かすためにも独立しなければ信頼は得られないとも思った。

WWDJAPAN:ツールやシステムはどう開発を?

木村:アットシェルタを立ち上げた当時は、「ゾゾタウン」などのネット通販モールがようやく軌道に乗り始めたばかり。当然、潤沢な予算などあるはずもなく、ツテを辿ってシステムエンジニアを探して個人的に仕事を請け負ってもらった。お金こそかけられなかったものの、あくまでアパレルMDの立場から使いやすいツールを追求してきた。それは今も変わっておらず、アットシェルタはコロナ禍にみまわれた2020年度を除けば、設立以来ずっと黒字だった。

WWDJAPAN:アバハウスインターナショナルではEC以外にどんな仕事を?

木村:インターネットに仕事で初めて関わったのは、1997年にパリコレのショーをライブ中継したこと。当時はまだ電話回線でネットを繋ぐような時期だったのに、よくやったなと。おそらく世界でも初めてだったんじゃないかな。その後も99年にオリジナルのフロッピディスクを作ってパリの「コレット」で売ったり、片山正通さんと組んで、アバハウスオリジナルのPCを作って売り出したこともあった。そうしたつながりが「アットシェルタ」の運営や、今のツール開発にも生きている。退社はしたものの、「アットシェルタ」への関わり方はほぼ変わらないので、会社の中にはこの記事を読んで初めて僕が辞めたことを知る人もいるかも(笑)

WWDJAPAN:目指すゴールは?

木村:まだ頭の中のイメージだが、ECだけでなくSNSなどの情報も加えて、外部の研究機関と連携し、アパレル主体のビッグデータの分析ツールが開発できそうだと感じている。いずれにしろ私が開発しているのは、これを使えば大ヒットを連発できる魔法の杖ではなく、良くも悪くもアパレルMDにとって使い勝手のいい道具にすぎない。実際にはそれを生かすためには、ブランドのオリジナリティや、ある種の経験と直感、センスも必要になる。けど、それこそがファッションビジネスに本来必要なものなわけで。ファッションに限った話ではないが、テクノロジーはどんどん進化していて、このままだと巨大なシステムの形にファッションそのものが矯正されてしまいそうだ。それも悪いことではないのかもしれないが、多種多様でクリエイティブというファッション産業をアップデートするには、今このタイミングがラストチャンスだと感じている。

The post DCブランド出身の古兵が挑む「ビッグデータを融合した究極のアパレルMDツール」 フィッツラボ木村保行 appeared first on WWDJAPAN.com.

「わん」のオーイズミが「夜市酒場」を密かに広げている。もう8店ある台湾屋台は、ドリンクも料理も紙の器という割り切り

 「くいもの屋わん」や「九州魂」など、国内外で300店舗以上を展開する株式会社オーイズミフーズ(本社:神奈川県厚木市、代表取締役 大泉賢治氏)のグループ会社、O&Mプロジェクト株式会社が手掛ける「ダパイダン105(da pai dang 105)」が面白い。脱大手的、個人店的な店づくりが人気で、大阪5店舗、東京2店舗、神戸1店舗の8店舗と、ジワジワと店舗展開を進めている。
Posted in 未分類

【外食市場21年3月】居酒屋は前々年比32%。酒売るなって、いい加減にして!

一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2021年3月度は、緊急事態宣言が首都圏4都県で3月21日に解除されたが、時短要請は継続されたことから、外食全体の売上は97.1%、コロナ禍の影響がなかった前々年比では80.4%と、依然として厳しい。特に、酒類提供の時間を制限されたパブ・居酒屋業態への打撃は大きく、売上は前年比60.3%、前々年比32.1%。
Posted in 未分類

MIYAVIや磯村勇人、小雪らがいち早く来店 「グッチ」が銀座の並木通りに2店舗目の旗艦店をオープン

 今年100年を迎える「グッチ(GUCCI)」は、東京・銀座に旗艦店としては2店舗目となる「グッチ 並木(GUCCI Namiki)」を4月29日に開く。銀座への出店は6店舗目で、並木通りは1964年にセレクトショップの先駆け、サンモトヤマが日本で「グッチ」を初めて扱った所縁の地。入口は2つあり、交詢社通りに面したメインエントランスは1階から入場でき、並木通りに面したエントンスは今秋開業するオステリア(レストラン)専用口となる予定だ。ファサード(正面デザイン)には、これまでもブランドとコラボレーションを行ってきた日本人アーティスト、ヒグチユウコによる擬人化された動物や不思議な生き物たちが描かれている。

 「グッチ 並木」はイタリアと日本の要素を融合した内装で、お客さまをゆっくりとおもてなしする空間を目指した。壁面には竹を象ったオリエンタルなモチーフを、床にはヘリンボーン模様の西洋のパターンをミックス。またカーテンで部屋を仕切ることができる設計も特徴だ。1~2階はガラス張りの開放的な空間で、オープン時には生花が飾られる。ドリンクサービスも行い、イタリアらしいブラッドオレンジジュースと、日本の柚子を使ったジュースを提供する。商品はメンズとウィメンズのウエア、バッグ、ラゲージ、アクセサリー、シューズ、ジュエリー、シルク製品、ベルト、ウオッチ、アイウエア、フレグランスを扱う。オープンを記念して、同店限定のヒグチユウコとのバッグや革小物、スカーフ、ウオッチなどをそろえたコラボコレクションを販売する。

 今秋には3、4階のフロアをオープン。3階には完全予約制のオーダーメイドサロン“グッチ アパートメント(GUCCI Apartment)”を開き、家具や室内装飾品の「グッチ デコール(GUCCI DECOR)」を紹介。4階にはミシュラン3つ星のシェフ、マッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)の名を冠した「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(GUCCI OSTERIA DA MASSIMO BOTTURA)」を開く予定だ。

 感染予防対策のもと行われたプレビューには、小雪や浅野忠信、市川染五郎、磯村勇人、MIYAVI、三吉彩花、冨永愛、玉城ティナ、桜田通、長谷川京子、滝沢眞規子、海老原友里、堀田茜、前田敦子、ZEN、蜷川実花、よしあき、ミチ、マドモアゼルユリア、弥生らが来場した。プレビューのために特設された3階のスペースでは、23日にmilet、24日に夏木マリがパフォーマンスを披露した。

■グッチ並木
オープン日:4月29日
営業時間:11:00-20:00
住所:東京都中央区銀座6-6-12

The post MIYAVIや磯村勇人、小雪らがいち早く来店 「グッチ」が銀座の並木通りに2店舗目の旗艦店をオープン appeared first on WWDJAPAN.com.

「ヌメロ トウキョウ」の田中杏子編集長が“注目の”新プロジェクト 第1弾は「カラー」とコラボ

 「ヌメロ トウキョウ(Numero TOKYO)」の田中杏子編集長はこのほど、新プロジェクト「ラビトン(RABBITON)」を始動した。“注目するモノ・コトに“ビックリマーク‼︎”を付け、みんなの視線を集める”をコンセプトに、田中が注目するファッションブランドやカルチャー、アート、建築、社会活動などを発信していく。プロジェクトのロゴは、ビックリマークに口と舌を加えてウサギのように見えるデザインに仕上げた。

 第1弾では、「カラー(KOLOR)」とのコラボレーションTシャツを発表。同ブランド定番の厚地のコットンTシャツをベースに、「ラビトン」のロゴマークを大胆に配した。「ラビトン」公式サイトではブラック×ホワイト、ホワイト×レッド、ホワイト×ブラックの3色が販売中だ。そのほかランド オブ トゥモロー 丸の内店や心斎橋パルコ店などで扱う。価格は税込2万3100円。

 田中は、「『カラー』は『ヌメロ トウキョウ』の誌面やスタイリングの仕事でお世話になっているブランドで、個性的でありながら幅広い層の人が楽しめるデザインが大好き。特にT シャツやトレーナー、キャップのグラフィックにはいつも心惹かれている」とコメントした。

The post 「ヌメロ トウキョウ」の田中杏子編集長が“注目の”新プロジェクト 第1弾は「カラー」とコラボ appeared first on WWDJAPAN.com.

「ヌメロ トウキョウ」の田中杏子編集長が“注目の”新プロジェクト 第1弾は「カラー」とコラボ

 「ヌメロ トウキョウ(Numero TOKYO)」の田中杏子編集長はこのほど、新プロジェクト「ラビトン(RABBITON)」を始動した。“注目するモノ・コトに“ビックリマーク‼︎”を付け、みんなの視線を集める”をコンセプトに、田中が注目するファッションブランドやカルチャー、アート、建築、社会活動などを発信していく。プロジェクトのロゴは、ビックリマークに口と舌を加えてウサギのように見えるデザインに仕上げた。

 第1弾では、「カラー(KOLOR)」とのコラボレーションTシャツを発表。同ブランド定番の厚地のコットンTシャツをベースに、「ラビトン」のロゴマークを大胆に配した。「ラビトン」公式サイトではブラック×ホワイト、ホワイト×レッド、ホワイト×ブラックの3色が販売中だ。そのほかランド オブ トゥモロー 丸の内店や心斎橋パルコ店などで扱う。価格は税込2万3100円。

 田中は、「『カラー』は『ヌメロ トウキョウ』の誌面やスタイリングの仕事でお世話になっているブランドで、個性的でありながら幅広い層の人が楽しめるデザインが大好き。特にT シャツやトレーナー、キャップのグラフィックにはいつも心惹かれている」とコメントした。

The post 「ヌメロ トウキョウ」の田中杏子編集長が“注目の”新プロジェクト 第1弾は「カラー」とコラボ appeared first on WWDJAPAN.com.

ドン・キホーテの新ブランド「コスパレード」誕生 第1弾はハトムギシリーズ

 ドン・キホーテは、新コスメブランド「コスパレード(COSPARADE)」を立ち上げ、全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)で順次販売を開始する。ハトムギエキスを使用したスキンケア用品など“コスパ”“品質”にこだわった商品ラインアップを展開する。

 「コスパレード」はコストパフォーマンスの高いコスメを、まるでパレードを楽しむようにワクワクしながら日々の生活に取り入れてほしいと誕生した。第1弾商品としてハトムギ種子エキスのほか、9種のオーガニック植物エキスを配合した“ハトムギスキンケアシリーズ”が登場する。洗顔フォーム(328円)、クレンジングオイル(878円)、クレンジングジェル(878円)、スキンミルク(658円)をそろえ、肌を潤いで満たしてくれる。

 そのほか、7種の保湿成分を配合し、しっとり潤うクレンジングシート “ピュアクア ウォータークレンジングシート”(50枚入、328円)、マスク擦れや汗や皮脂によるメイク崩れを防ぎ、メイク直後のきれいな状態をキープする“メイクホールドミスト”(658円)も販売する。

The post ドン・キホーテの新ブランド「コスパレード」誕生 第1弾はハトムギシリーズ appeared first on WWDJAPAN.com.

花王の「ソフィーナ iP」「キュレル」が医療従事者1万人に製品を無償提供

 花王のスキンケアブランド「ソフィーナ iP(SOFINA IP)」と乾燥性敏感肌向けブランド「キュレル(CUREL)」は、全国の医療機関計100カ所を対象に、医療従事者1万人に製品を無償提供した。

 同社は医療従事者に向けてこれまで2度の無償提供を行っており、前回は「めぐりズム」「バブ」「キュレル」「アトリックス」など花王グループの製品3~4品を提供。今回は、「ほっとした心安らぐ時間を過ごしてほしい」と、「ソフィーナ iP」から“ベースケアセラム<土台美容液>”のミニ缶、“クロロゲン酸タブレット”1袋、「キュレル」から“潤浸保湿 化粧水”“潤浸保湿 乳液”“ジェルローション”のミニセットを提供した。

The post 花王の「ソフィーナ iP」「キュレル」が医療従事者1万人に製品を無償提供 appeared first on WWDJAPAN.com.

ZOZO、20年度は大幅な増収増益 今期はライブ接客アプリを開発へ

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの2021年3月期決算は、商品取扱高(GMV)が前期比21.5%増の4294億円、売上高が同17.4%増の1474億円、営業利益が同58.3%増の441億円、経常利益が同60.6%増の443億円、純利益は同64.5%増の309億円だった。コロナ禍でデジタルシフトが加速。特に上期は広告費を抑制したにも関わらず、出店テナントのブランドが在庫を寄せたことで、取扱高が大きく伸び、売上高総利益率(対GMV)は1.3ポイント改善の34.3%に向上。利益面の増加を後押しした。

 GMVの伸びをけん引しているのが新規会員の増加で、21年3月末のアクティブ会員数は1年前に比べて129万人も増加し、813万人にまで拡大した。ゲスト購入者も加えた年間購入者の合計は948万人になり、22年3月期での1000万人の大台突破が見えてきた。ただ、ユーザー数の拡大により、商品単価と出荷単価の下落も進んだ。21年1〜3月の商品単価は1年前に比べて4.1%ダウンの3748円、出荷単価は同3.7%ダウンの7991円だった。「新規ユーザーは初回購入で単価の低いアイテムを購入する傾向があるため」(柳澤孝旨副社長CFO)。

 GMVで大きく伸びたのがペイペイモールで、年間の取扱高は281億円になった。澤田宏太郎社長兼CEOは「上期はそれほど振るわなかったものの、下期に入ってZホールディングス側が積極的なプロモーションを行ったことで、ものすごく伸びた。こちらの想像以上にリピーターが多く、定着率が高い。懸念していた『ゾゾタウン本店』とのカニバリズムも少なく、今期(22年3月期)も期待できる」という。

 22年3月期の見通しはGMVが前期比12.7%増の4728億円、売上高が同10.3%増の1626億円、営業利益が同8.3%増の478億円、経常利益が7.7%増の478億円、純利益が同7.7%増の333億円になった。

 また、今期からは出店テナントであるブランドの店頭支援を本格化する。今期中には、出店テナントのブランドの店頭販売員がライブコマースやチャット接客のできる新アプリ「FAANs(ファンズ)」のローンチも計画しているという。「ゾゾタウン以外の収益機会を増やしていきたい」(澤田社長)考え。

The post ZOZO、20年度は大幅な増収増益 今期はライブ接客アプリを開発へ appeared first on WWDJAPAN.com.

「グッチ」が100周年 アレッサンドロ・ミケーレが最新コレクションでの“ハッキング”を語る

 「グッチ(GUCCI)」は、今年100周年を迎える。しかし、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターは、そんな歴史あるブランドを「何度も生まれ変わり、再生し続ける幼い子ども」と捉え、「いくつもの人生を経ても、これほどの人気を保ち続けていることは驚くべきことだ」と話す。4月15日にデジタルプラットフォームで映像作品を通して発表された最新コレクション“アリア(ARIA)”でも、伝統を受け継ぎながら変化や再生によって新たな可能性を探求する彼のアプローチは際立っていた。同コレクションは、数カ月以内に中国・上海でも披露される予定だ。

 約1年前にコレクションのペースを変えることを発表して以来、「グッチ」はファッション・ウイークから離れ、独自のスケジュールでコレクションを発表している。その決断により、パンデミックの厳しい状況や映像の準備に追われた日々があっても、ミケーレは活気に満ちていて幸せだという。「コレクションに自然なリズムをもたらすことで自由を感じた。もちろん、このような独自のペースで歩むことはより大きな責任を伴う。だから、会社に神経を注ぎ、丁寧にブランドをポジショニングしたいと考えているんだ。(ファッション業界には)とても民主的な動きが見られ、デザイナーたちは他のブランドを妨げないような方法で自身の手掛けるブランドをポジショニングしている」。

 そして、彼のポジティブなムードが反映された映像作品は、視聴者に強いインパクトを与えることを意図していたと明かす。「私は異なる“言語”を扱い、それらを混ぜ合わせり、そこから形作ったりするのが好き。ガス(2020年11月に発表されたコレクションの映像作品を監督したガス・ヴァン・サント)と取り組んだ後、ブランドの100周年を祝いたいと思った。『グッチ』は単なるファッションではなく、その本質であり、人生でもある。そして、高い人気を得ていることが大きな強みになっている。『グッチ』は、映画やその登場人物であり、歌やポップスター、そして世界でもあるんだ」と話す。

 実際、フローリア・シジスモンディ(Floria Sigismondi)と共に監督した今回の映像のサウンドトラックには、リル・パンプ (Lil Pump)の「Gucci Gang」やリル・ヨッティ (Lil Yachty)をフィーチャリングしたバッド・ベイビー(Bhad Bhabie)の「Gucci Flip Flops」など、同ブランドに捧げられた数々の曲がミックスされている。現在、「グッチ」という言葉を使った曲は実に2万2000曲以上もあり、彼はその数に驚いたとしつつも「この名前には、そうなるにふさわしい力強さがある。『グッチ』は魔法の言葉のようなものだ」と語る。

 また、1995年に起きたマウリツィオ・グッチ(Maurizio Gucci)の殺害事件について触れると、レディー・ガガ(Lady Gaga)がマウリツィオの殺害を命じた元妻のパトリツィア・レッジアーニ(Patrizia Reggiani)を演じる映画「ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)」(2021年公開予定)も話題に。すでに注目を集めている同作については、「グッチの高い人気を反映している」と評価する。

 そんなミケーレの目に映る「グッチ」の“自然な再生”は、「ファッションは終わっていないし、ファッション・ウイークとは関係なく、終わることは決してないということを示している。ファッションは人生の表現であり、自分自身で管理できるものだ」とコメント。そして、「実験することへの情熱を再び見出した。この数カ月は困難で、今では友人に会うことさえも大きな価値を持つ。私たちは、多くのことを当たり前だと思っていたからね」と続ける。

 映像の制作自体は「『グッチ』への愛と意志の力の表れ」であり、「そこには、モデルを現地に呼び、彼らやスタッフを検査し守るという大変な努力があった」という。しかし、彼にとって「グッチ」は「偉大な神であり、煙がのぼる火山。だから、決して賛辞のトーンを下げてはいけない。それは、武勇伝から悲劇まで何百万もの物語から成るファッションの神話のようなものだ」とし、努力するだけの価値があったと説明する。

“アリア”に登場する多様なデザインの背景

 ミケーレは、「グッチ」が100年もの歴史があるにも関わらず、若い世代と深い関係性を築いていることを強調する。この若返りに関して、2015年にクリエイティブ・ディレクターに就任した彼が大きく関係していることは間違いない。しかし今回のコレクションでは、赤いベルベットのパンツスーツなど、トム・フォード(Tom Ford)が手掛けたアーカイブデザインにも光を当てた。そして、トムのことを「グッチ」を生き返らせた「天才」と表現し、「彼はブランドにニュアンスや官能性、贅沢さ、快楽主義といった要素をもたらし、核であったハンドバッグやラゲージのルーツからレディ・トゥ・ウエアを生み出した」と称える。

 また、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデムナ・ヴァサリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターにも敬意を表し、彼が確立したシルエットを“ハッキング(侵略)”して“グッチ化”。例えば、パワーショルダーのコートにGGマークをあしらったり、輝くスパンコールのスーツに両ブランドのロゴを並べたり。ウエアだけでなく、アイコンバッグに他方の象徴的な柄をのせたアイテムも登場した。この取り組みに関する噂がコレクション発表数日前に流れたことに関しては、「私たちはこのデザインで観客を驚かせたかったし、その反応を想像して2人で笑っていたので、ニュースが流れてしまい残念だった」とコメント。ブランドの外にある世界との対話という実験を続けていくことを目指すミケーレは、「クリエイティビティーは、対話や継続的な実験、自由を意味する。閉ざされた空間であるアトリエを飛び出し、認知度の高い2つのブランドの特徴的な要素やロゴを混ぜ合わせるのは、とてつもなく冒涜的な遊びをしているように感じた」と振り返る。“ハッキング”という言葉には、トム・フォードによる再生や、自身による新章の幕開けなど、新しいものを“上書き”することで再生し続け、100年生き続けたメゾンのアイデンティティへの敬意の念も込めた。

 そして、デムナと組んだ理由については、「私は、実際に知っている人や自分の人生の一部である人と一緒に仕事をするのが好き。ファッションはインスピレーションではなく、連続するハプニングだ。デムナのことはよく知っていて、彼の才能を認めているし、私たちにはたくさんの共通点がある」とコメント。「(デムナによる『バレンシアガ』の)デビューショーは素晴らしく、感銘を受けた。とても気に入ったし、心に残るものがあるショーだったよ」と続ける。そういった「バレンシアガ」の要素を再解釈するのは楽しかったというが、その要素は「創業者のクリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)が生み出したデザインとも異なるもので、厳格で魅惑的な服を作る偉大なクチュリエであった彼はおそらくこのようなことを認めなかっただろう」と話す。

 さらに、“アリア”コレクションでは全体を通して、“バンブー”バッグや“フローラ”パターン、ホースビットといった「グッチ」の歴史を物語るデザインも打ち出した。「戦後まもなく生み出された“バンブー”バッグの現代性と優れたスタイルは、まさにデザインにおける発明だ」と、ミケーレは称賛。長年にわたってビンテージの“バンブー”と収集してきたといい、「それはブランドを代表するアイテム。コレクションをスタイリングしているときに、いくつかはその場で装飾し直した」という。さらに歴史をさかのぼると、1800年代後半にまだ10代だった創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)は、ロンドンのサヴォイ・ホテル(Savoy Hotel)で働いていた。そこで見た豪華なトランクやスーツケースに感銘を受け、自身の名を冠した会社を立ち上げることを決意したという逸話もある。コレクションに“サヴォイ・クラブ(Savoy Club)”という言葉が登場するのは、そのためだ。数え切れないほど「グッチ」のデザインソースとなっている馬術の世界から着想を得たデザインも多い。「できることなら、グッチオ・グッチに会ってみたかった。彼は独創的なアイデアに溢れる人で、おそらく気付かぬうちに神話を生み出していたのだろう」。

 その一方で、解剖学模型の心臓のようなスパンコールのクラッチなどミケーレらしい要素も目を引いたが、「これはミステリアスに鼓動を刻みながら輝く、ブランドのポップな心臓。最後のシーンで宙に放り投げられるのは、『グッチ』の未来がどんなものになるかは分からないということのメタファーだよ」と明かす。

 映像作品の共同監督を務めたことについて尋ねると、彼は「いかにイメージを通して自分が心の中で思い描くものに命を吹き込むかという、ストーリーテリングが好き」と回答。作品では、登場人物たちはサヴォイ・クラブへと入っていくが、カメラのフラッシュやライトが眩しく光るランウエイを歩いて出口を抜けると、自然の中にたどり着く。そこに広がるのは、モデルが宙に浮かぶなどさまざまな意味で高揚感を感じさせる瞬間。「これは私たちが開きたい真のパーティーのための瞬間であり、“アリア”は酸素だ」という。

 そんなスローモーションで流れる幻想的な世界の中で、ミケーレは春の終わりの発表に先駆けて、新作ハイジュエリー・コレクションのデザインにも光を当てた。その背景を「金庫に閉じ込めておくのではなく、すべてを生き返らせなければいけない。私はジュエリーに熱い思いを抱いていて、ジュエリーは私たち家族の歴史でもある。ブランド同様に、決して息絶えることはない」と説明する。そして、「ものに対する大きな情熱を持っていることは幸運だよ。他にできる仕事は何もなかっただろうからね」と笑顔を見せた。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

The post 「グッチ」が100周年 アレッサンドロ・ミケーレが最新コレクションでの“ハッキング”を語る appeared first on WWDJAPAN.com.

「ディオール」の新ルージュは“マスク プルーフ” kemioが新ルージュの魅力を表現

 「ディオール(DIOR)」は4月28日、“ルージュ ディオール フォーエヴァー リキッド”を全国発売する。価格は税込4950円。

 同製品はマスクが欠かせない時代のメイクに関する悩みやニーズに着目し、マスクに色移りしにくい “マスクプルーフ”をかなえるリキッドルージュだ。柔軟性と通気性に優れた極薄のフィルムを唇表面に形成することで、軽いつけ心地と長時間美しい仕上がりが持続するロングラスティングを実現した。花びらをかたどったアプリケーターは最適な量のリキッドを含み、リップラインも美しく塗布できる。カラーは素肌感のある仕上がりのナチュラルベージュや気品あふれるローズウッドなど、全11色をラインアップする。

 kemioが新ルージュをまとい、その魅力とマスクプルーフを表現した。SNSを駆使しグローバルに活躍するkemioの表現を通じてニューノーマルな生活に対応する製品の魅力と新しい美しさを提案する。

The post 「ディオール」の新ルージュは“マスク プルーフ” kemioが新ルージュの魅力を表現 appeared first on WWDJAPAN.com.

2021年アカデミー賞のベストドレッサーを12人厳選 快挙のクロエ・ジャオ監督は「エルメス」で出席

 通称「オスカー(Oscars)」こと「第93回アカデミー賞(93rd Academy Awards以下、アカデミー賞)」の授賞式が4月25日夜(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターとユニオン・ステーションで開催された。作品賞は家を持たずに車で暮らす労働者を描く「ノマドランド(Nomad Land)」が受賞。同作品を手掛けるクロエ・ジャオ(Chloe Zhao)監督が監督賞に輝き、女性として2人目の受賞となった。

 新型コロナウイルスの影響で2カ月延期して開催となったものの、現地にはドレスアップした俳優陣らが駆けつけた。会場に華を添えたレッドカーペットルックをお届けする。

The post 2021年アカデミー賞のベストドレッサーを12人厳選 快挙のクロエ・ジャオ監督は「エルメス」で出席 appeared first on WWDJAPAN.com.

“地球に優しい”って本当? ビューティ誌「アルーア」がサステナビリティについて幾つかの表現を廃止

 「ヴォーグ(VOGUE)」などを発行する米コンデナスト(CONDENAST)によるビューティ雑誌「アルーア(ALLURE)」は、4月22日の「アースデー(EARTH DAY)」に際して、パッケージのサステナビリティをめぐる用語の使用について再考した。

 多くのプラスチックの容器がリサイクル可能ではあるものの、実際9%ほどしかリサイクルされていないという報告をもとに、“リサイクルが可能なプラスチック”という言葉の使用をやめる。ほかにも“地球に優しい”“環境に優しい”“エコフレンドリー”“生分解性”といった表現も雑誌内での使用を禁止にする。生分解性は微生物の働きによって製品や素材が無機物まで分解されることを指すが、この働きに時間の制限を明記していないことやほとんどのゴミ処理に使われる埋立地には分解に要する十分な酸素が足りていないと指摘する。

 “堆肥化が可能”という表現は、一般的なコンポスターで約90日間のうちに分解できるものとその過程で土壌の有毒性がゼロになる製品のみに適用する。環境に優しいことにしばしば用いられる“グリーン”という表現も、文字通り製品の色味を表す時のみに使用する。まずはパッケージにまつわる言葉から再考し、段階的に成分に関する用語も見直していくという。

 ジェニー・バイリー(Jenni Bailly)「アルーア」エグゼクティブ・ビューティ・ディレクターは、「過去数年間にわれわれがみたサステナビリティについての調査の中で、多くの言葉や表現がそれほどの意味を持たず使われていると感じた。耳触りの良い“バスワード(流行語)”が多用されている。現実とは違って、よりドラマチックな印象を与えているのではないか。こうした言葉の使用について立場を明確にしなければいけない。より多くの消費者が理解を深め、用語について考え始めることを願っている。購買活動は今や投票と同じ働きを持つ」と語った。

 2017年には同媒体は、「加齢はいたって自然なことにもかかわらず、良くない・抗うべきものだとする考えを助長している」という理由をもとに、“アンチエイジング”という用語の使用を廃止した。「当時の編集長とともに、加齢についての考えを変えるには、まず年をとるということについて話すときの言葉を変えるべきだと話し合った。今、サステナビリティも、考え方の視点を変えるべき地点にある。まずは言葉や表現を考え直したい」と述べた。

 「アルーア」はストア・グループ(STOUR GROUP)とライセンス契約し、21年秋、実店舗をオープンする。ニューヨーク市マンハッタンのラファイエット・ストリートに約260平方メートルを有する2階建の店舗を構え、300ほどのビューティやヘアケア、スキンケア製品をそろえる予定だ。

The post “地球に優しい”って本当? ビューティ誌「アルーア」がサステナビリティについて幾つかの表現を廃止 appeared first on WWDJAPAN.com.

アルベール・エルバスを哀悼する業界人の声 ラルフ・ローレンやアルマーニも

 4月24日、デザイナーのアルベール・エルバス(Alber Elbaz)氏が死去した。59歳だった。同氏のベンチャー事業、AZファクトリー(AZ FACTORY)のパートナーであるコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)によれば、死因は新型コロナウイルスによるものだという。

 エルバス氏はモロッコ生まれのイスラエル育ち。1980年代半ばにニューヨークに移住し、ブライダル会社を経て、ジェフリー・ビーン(GEOFFREY BEENE)に入社。シニアアシスタントとして7年間勤務した。96年に「ギ ラロッシュ(GUY LAROCHE)」に入り、その才能が注目を集め、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の後継者として「リヴ・ゴーシュ(RIVE GAUCHE)」を引き継いだ。2001年から「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務め、復活に導いたことで知られる同氏は、新ブランド「AZファクトリー」のデビューコレクションを21年1月に発表したばかりだった。

 明るくユーモアのある人柄だったエルバス氏は友人も多く、その突然の死にファッション業界は悲しみに包まれている。同氏を悼む企業トップやデザイナーらの声を紹介する。

ヨハン・ルパート(Johann Rupert)=リシュモン会長
「アルベールの突然の死に、大きな衝撃と悲しみを感じている。その知性、繊細さ、温かく寛容な心、美的感覚、そして尽きることのないクリエイティビティーに常に感銘を受け、圧倒されていた。彼が夢を実現するべく取り組んだ最後のブランドで協業できたことを心から光栄に思う。当社とAZファクトリーを代表し、アルベールのご家族やご友人の皆様にお悔やみを申し上げる。私個人としても、同僚であり最愛の友人を失ってしまった」

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)会長兼最高経営責任者(CEO)
「エルバス氏の突然の死によって、ファッション業界は輝かしく感性豊かなデザイナーを失ってしまった。その新鮮かつエレガントなクリエイティビティーは、ファッションの世界に永続的な影響を与えた。彼はフランスの最も古くてアイコニックなブランドの一つ(である『ランバン』)に、新たな息吹をもたらしてよみがえらせた」

フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)=ケリング(KERING)会長兼CEO
「親愛なる友人、アルベールの訃報に際し、深い悲しみを覚えている。人間味豊かでユーモアに満ちていた彼は、誰からも愛されていた。クリエイティビティーの面においても、フェミニンかつモダンなスタイルは天才的だと多くの人々から敬愛されていた」

ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)
「エルバス氏が亡くなったと聞き、大きな悲しみを覚えている。彼はファッション業界に残る、数少ないプロフェッショナルの一人だった。クリエイティビティーにあふれ、女性を美しく見せる優れた腕を持っていた。以前どこかの空港で偶然会った際には足を止めて私の作品を褒めてくれたが、それが本心からの言葉だと伝わってきた」

マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール(DIOR)」アーティスティック・ディレクター
「アルベールのファッションへの大きな功績の一つとして、グラマラスさを文化的かつフェミニンで、楽しく人間味のあるものとして再解釈したことが挙げられる。彼は、常にそれを着る人を念頭にデザインをした。また彼が『ランバン』を現代的によみがえらせたことは、私を含め、伝統あるメゾンでクリエティブ・ディレクターを務める全てのデザイナーの素晴らしい手本となっている。以前アルベールと食事をした時のことだが、彼は同席した私の母と意気投合し、3人で楽しいひとときを過ごした。翌日、アルベールから母に美しい花束が届き、母はそのお礼に手作りのジャムを贈った。私はアルベールのことを、そうした親しい友人、家族の一員として覚えておきたい」

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)
「アルベールはとても優しく、寛容で謙虚な人だった。イベントや街で会うと、いつもそれは温かな挨拶をしてくれて、古い友人同士のように楽しく談笑した。彼はデザイナーとしても素晴らしく、女性が自分を美しいと感じられる、着心地のいい服をデザインした。近年、アルベールはファッションが大げさでうるさいものになってしまったのではと懸念し、“囁き”のようなデザインを好むと言っていた。彼の美しい“囁き”は、今後も長く愛されることだろう」

ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクター
「ファッション界は最も大きな宝の一つを失い、私は誠実で特別な真の友人を失った。私がクリエィティブ・ディレクターとして歩み始めた頃、彼は誰よりも私を歓迎してくれた。彼の手による美しいデザインは、その活発で個性的な、生きる喜びに満ちた魂が込められている。アルベールがいなくなってとても寂しいが、その比類のない美しさを持つ作品を観賞することで、少しは慰められると思う。彼のビジョンや作品は、これからも私たちをインスパイアしてくれるだろう」

ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)
「アルベールの突然の訃報がとても悲しく、大きなショックを受けている。彼は天才的で、あらゆる意味で優れたクリエイターだったが、誰よりも優しくて、寛容で、遊び心に満ちた人だった。ファッション界で最も素晴らしい才能を持つデザイナーの一人だった彼の作品は永遠に残り続けるし、彼自身も人々の心の中で永遠に生き続けるだろう。本当に寂しいし、とてつもなく悲しいニュース」

リック・オウエンス(Rick Owens)
「本当に悲しい。アルベールの温かな人柄や比類のない才能が失われたことは、ファッション界に大きな穴を残すだろう。彼は近所に住んでいたので、我が家のテラスで私の母の手作りクッキーを食べながらよく談笑したものだ。彼と母が会う機会がなかったことが残念だ」

トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)
「アルベールとは1990年代からいい友人で、彼のユーモアに満ちた人柄と地に足のついた態度が大好きだった。『ランバン』をよみがえらせた手腕が素晴らしいことは言うまでもないが、その際に消費者の声に耳を傾け、いかに実現していったのかを説明する様子に感銘を受けた。彼がトレードマークの蝶ネクタイ姿で、それは熱心に語っていたことを鮮やかに覚えている。彼がいなくなってしまい、多くの友人やファンたちが寂しく思うことだろう。今日は本当に悲しい日だ」

ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)
「アルベールは才能にあふれていて、女性を美しく見せるにはどうすればいいのかを深く理解していた。いなくなる前に、彼は新たな世界に適合した夢のようなコレクションを見せてくれた。ありがとう、アルベール!」

クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)
「アルベールは、自由で美しい魂の持ち主だった。既存の枠にとらわれない発想や行動をするだけでなく、全力で仕事に取り組んでいた。彼は卓越したクリエイティビティーとリアルな視点のあるファッションを敬愛していた。そうした意味で、彼は私やさまざまなデザイナーの手本であり続ける。アルベール、君は唯一無二の素晴らしいクチュリエとして、そして本当にいい人として、みんなの記憶に残るだろう」

ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)
「アルベールは輝ける光のような存在で、素晴らしい仲間であり、あふれんばかりの才能の持ち主だった。そのレガシーはファッションの歴史に刻まれるだろう。ご家族、ご友人の皆様に心からのお悔やみを申し上げる」

トム・フォード(Tom Ford)
「アルベールの訃報に、大きなショックと深い悲しみを覚えている。彼は人間的に素晴らしい人だった上に、才能あふれる偉大なデザイナーだった。本物の紳士だった。優しくて、面白くて、知的で、偽りのない温かさがある彼と会うのはいつでも嬉しい出来事だったし、誰もがそう感じていたと思う。彼がいなくなってしまい、本当に寂しい」

ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)
「アルベールとは、彼がジェフリー・ビーンのアシスタントをしている頃に出会った。当時、私が結婚式に出席するためにロンドンに行く際、ペールグリーン色でギンガム柄のシルクのコートと、ホルタードレスを作ってくれた。それは予想外の組み合わせでいて、とても美しかった。その後、もっと親しくなってから、実は私のところに仕事の面接を受けに来たことがあると教えてくれたが、私はそのことを覚えていなかった。損をしたのは私のほうね。彼は才能のあるデザイナーで、ディテールにこだわりがあり、とても美しい服を作った。いなくなって、本当に寂しく思う」

The post アルベール・エルバスを哀悼する業界人の声 ラルフ・ローレンやアルマーニも appeared first on WWDJAPAN.com.

多様なランライフを彩る「ニューバランス」の“フューエルセル” あのクリエイターの「走る理由」とは?

 春本番を迎え、ランニングが気持ち良い時期が到来した。健康意識の高まりからランニングに興味を持つ人が増え、記録更新を目指す人から楽しさを優先する人まで、ランニングスタイルも多様化している。そんな中、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の人気シリーズ“フューエルセル(FUELCELL)”から幅広いランナーに向けた新作“フューエルセル レベル ブイツー(FUELCELL REBEL V2)”が登場。弾むような反発性のミッドソールと、左右非対称に配置したシューレースホールによるフィット感、軽量性と耐久性に優れたアウトソールで、あらゆるランナーの足下をサポートする。ランニングを日常に取り入れ同シューズの魅力を知る、青山にあるセレクトショップ「レショップ(L'ECHOPPE)」コンセプターの金子恵治さんと、ミツロウや樹脂で記憶の断片を描くアーティストの中瀬萌さんに、走ることについて話を聞いた。

「レショップ」金子さんの
「服との距離が
ちょうど良くなる走り」

 ファッションへの造詣の深さを感じるアイテムセレクトと店構えのユニークさが話題を呼び、いまや東京を代表するセレクトショップの一つとして名を広げる「レショップ」。コンセプターの金子恵治さんは、バイイングからオリジナル商品の企画、SNS出演まで幅広く業務を担当。しかし、多忙な日々を送る中でも、ランニングは欠かさないという。そんな彼のランニングアイテムの選び方と、仕事との向き合い方を“ちょうど良くする”ランニングとは。

WWD:走り始めたきっかけは?
金子恵治「レショップ」コンセプター(以下、金子):もともと自転車にハマっていて、シクロクロス(オフロードを走る自転車競技)を6〜7年やってきました。そこから「もっと気軽に運動したい」との思いから自転車仲間と走るようになり、皇居を中心に週に2回ほど10キロ程度のランニングをしていました。「レショップ」をスタートした2015年から仕事が忙しくなりましたが、それでも週4で走るときもあります。

WWD:ランニングで何が得られる?
金子:一番はバランスです。実は会社員をしていたとき、社内で一番社販をするような“服バカ”だったんです。でも、あるとき社内の先輩に「洋服だけじゃダメだ」と言われてしまって(笑)。そこで、体を動かすことを趣味にして、洋服と運動に半分ずつ打ち込むようになりました。そのおかげで興味の幅も広がったし、生活のバランスも良くなったと思います。忙しいときほどランニングするように意識していて、海外出張でも走っています。買い付けのため1カ月ほど滞在するパリ出張では、朝にモンマルトルの坂を駆け上がり、街を一望するのが日課になっていました。

WWD:“フューエルセル レベル ブイツー”を履いた感想は?
金子:まずカラーリングが良いですね。ランニングシューズでは自分の好みにハマるカラーが少ないんですが、これは気に入りました。普段はクラシカルなアイテムや落ち着いた色に手を出しがちなのですが、このカラーは派手だけど自分のスタイルに取り入れられそうです。「レショップ」はUSアーミーの要素を落とし込んだオリジナルのランニングウエアを作っていて、それとも相性が良い。アッパーは涼しげな透け感があって、お気に入りのソックスのロゴも見せられるし、ショーツとも合わせやすいです。

WWD:機能面の印象は?
金子:フィット感に驚きました。足の幅と長さにピタッとフィットして、無駄な遊びがありません。でも締め付けは全くなく、快適です。ソールのクッションは柔らかめなので、コンクリートランや脚をいたわりたいときに重宝しそうです。 

WWD:店からランニングカルチャーを伝えていきたい?
金子:そうですね。必ずしもガチである必要はなくて、「ランニングウエアがかっこいいから着てみたい」という動機でスタートしてもいいと思っています。結果的に運動につながりますし、ランニングアイテムを軸にして普段のファッションを楽しむのも面白い。自分自身、走ることで世界が広がって、それまで興味がなかったスマートウオッチやランニングウエアなど、魅力的に思えるアイテムが確実に増えました。これからもスポーティーなアイテムや健康に良いものを仕入れて、アイテムという“モノ”から、ランニングという“コト”の楽しさも発信していきたいです。

ランニングで「脳に余白を作る」
アーティストの中瀬さん

 中瀬萌さんは、ミツロウと樹脂を使う、美術史の中で最も古いと言われる絵画技法“エンカウスティーク”を独自に解釈して作品制作を行うアーティスト。絵を描く時間を「ひたすら自分自身と向き合うこと」だと話す彼女の日課は、アトリエのある山中や自宅近くの河川敷でのランニングだ。彼女の考えるランニング哲学とは。

WWD:ランニングをする理由は?
中瀬萌(以下中瀬):走る理由は2つあって、1つは制作のためです。数年前、夜中まで作品を作ったり、アドレナリンが出て夜に寝付けなかったりすることがよくありました。そんな生活を送る中で「体が資本だ」と気づき、健康に気を使うようになりました。学生のころは長距離走が好きじゃなかったし、最初はランを継続するのが難しかったのですが、心と体をリンクさせることが制作のクオリティーに直結すると分かってから、自然と日課になりましたね。もう1つは、日常生活で自分の心臓がつかまれるくらい追い込むシーンってないなと思ったこと。その苦しさを越えたところに、自分のタフさがあるんじゃないかと考えて、日々ランニングしています。

WWD:走ることで何か変化した?
中瀬:充実感に満たされて、1日が長く感じるようになりました。それに、フィジカル面で自分を追い込むと、情報で埋もれそうな脳に余白ができて、新しいものを受け入れる余裕が生まれていると思います。周りの人に「ストイックだね」と言われますが、決してそうではなくて、体の良いコンディションを楽しんでいるだけなんです。

WWD:“フューエルセル レベル ブイツー”の履き心地は?
中瀬:走っている間、心地いい軽やかさを感じました。私は足の幅が広めでシューズ選びに困ることが多いのですが、これは初めて履いた瞬間からフィットする感覚があります。特に足の甲の自由度は抜群で、全く違和感を感じません。反発力もあって、スムーズに前に進んでくれます。

WWD:これから挑戦したいことは?
中瀬:4mくらいの大きな作品を作ること。体の可動域以上の大きさのものに向き合ってみたいんです。でも、作品を作るよりも先に、人間としてどう生きたいかにも思いを巡らせていきたいな。ちゃんと呼吸して生きているかどうかを重視して、これからも自分と向き合っていきます。

 “フューエルセル レベル ブイツー”は、自然と前に出る推進力と、速さを追求する反発弾性を前作からさらに強化したモデルだ。高いフィット感をもたらす左右非対称なシューレースホールと、優れたソールのクッショニングは継続し、緩やかなファンランから激しいトレーニングまで、幅広いランニングに対応する。さまざまなタイプのランナーが描く、理想のランニングスタイルをかなえてくれる一足に違いない。

PHOTO:ANNA MIYOSHI
TEXT:AIKA KAWADA

問い合わせ先
ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997

The post 多様なランライフを彩る「ニューバランス」の“フューエルセル” あのクリエイターの「走る理由」とは? appeared first on WWDJAPAN.com.

中高生に「ファッション育」 クリエイター事務所の代表が子どもに「好き」な世界を見せるため奔走

 スタイリストの白幡啓や山脇道子らのクリエイターが所属するマネジメント事務所LOVABLE(ラヴァブル)の秋山和香奈代表は、中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」の主宰も務める。「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。目指すのは、「好きなことを『好き』と言えて、好きなことを仕事にする世界の実現」だ。FFIの“0期生”は現在、中学生から高校生まで約30人。展示会への参加や業界人へのお仕事インタビューなどを体験したメンバーは、自ら記者となって、体験をシェアするコンテンツを制作。そのコンテンツに刺激を受けた子どもたちが興味を広げ、業界内の会いたい人に会い、今度は自分がその体験をコンテンツ化してシェアするというポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願っている。なぜ秋山代表は、若い頃からの「ファッション育」に注力するのか?

WWDJAPAN(以下、WWD):FFIを立ち上げようと思ったきっかけは?

秋山和香奈FUTURE FASHION INSTITUTE主宰(以下、秋山):私自身が子育てを通して「子どもって、考えなくちゃいけないことはたくさんあるのに、そのための時間はそんなに長くない」と実感したんです。「理数系の大学に行きたかったのに、文系しか勉強していない。だから文系の大学に進学する」なんて経験や友人を持つ方は少なくないと思います。例えば文系か理系かを最終選択するのが高校1年生の時だとしたら、その前には将来に向き合わなければいけません。でも、社会に触れたことのない中高生に「選択しなさい」と言っても、難しいですよね?部活があれば、なおさらです。その段階では、親の意識さえ高くないと思います。一方で子どもたちは、遊ぶことに関しては天才的です。遊ぶことに対しては常に前向きで、和気あいあいと楽しんでいます。そこで、楽しみながら「ファッション育」ができたら、子どもはもちろん、保護者の将来への意識もアップすると思ったんです。

WWD:なぜ「ファッション育」なのか?

秋山:私たちの調査では、中高生の92%が「おしゃれが好き」もしくは「おしゃれが大好き」と回答しています。好きなファッションを学ぶ「ファッション学」ではなく、ファッションから学ぶ「ファッション育」でセンスという万能スキルを磨き、好きを極めれば仕事になることを知ることができたら、「そのためには何をすれば良いのか?」「自分は、どうしたいのか?」が見つかり、生き生きと働く大人で溢れる2030年が訪れると思うんです。「ファッション育」を通して子どもと保護者の双方がファッションをアップデートできれば、業界にとっても有益ですよね?子どもも、保護者も、ファッション業界人と言えばデザイナーとモデル、それにスタイリストくらいしか知りません。MDや編集者という職業、商社や繊維・生地・副資材メーカーという存在には、気づいていません。多くの業種には知識や教養、場合によっては語学まで必要なことも分からないんです。「好き」をきっかけにセンスと感性を磨き、将来のために早い段階から努力する人材が増えれば、ファッションやビューティ業界は、もっと面白くなるでしょう。この業界で働かなくても、FFIで培った感性や知識があれば、もっとファッションやビューティを楽しんでくれるファンになってくれるハズです。

WWD:今は、何人くらいの子どもたちが参加している?

秋山:“0期生”は、30人くらいです。2019年の9月に子どもたちの募集を始めましたが、昨年はコロナの影響で思い通りに活動できませんでした。この春から、本格再開です。春には70人くらいにしたいですね。友達が友達を呼び、気づいたら知識が蓄積されて、好奇心が広がり、ファッション業界が彼らの選択肢になればと思っています。

WWD:これまでは、どんな活動を?

秋山:「マルニ(MARNI)」や「ディースクエアード(DSQUARED2)」のキッズ服も並ぶ「ディーゼル(DIESEL)」の展示会にお邪魔したり、「エコアルフ(ECOALF)」のお店に伺ってブランドの想いやサステナブルに関する活動を伺ったりしています。ラグジュアリーブランドのMDを務める友人を直撃し、お仕事について取材したこともあります。のちに親御さんに話を聞くと、「ずっと、その話ばかりしている」や「急に数学を勉強し始めた(笑)」なんて反応があるみたい。社会を見るきっかけになっているんでしょうね。振り返れば私も、大人が本気で働いている最初の姿を見たときは、鳥肌がたちました。撮影の現場なんて、最初は震えてしまうくらい(笑)。

WWD:子どもたちは、活動を自分で表現し、現場に一緒に行けなかった仲間にシェアしている。

秋山:FFIのウェブサイトに、体験者の記事を掲載した“子ども新聞”をアップしています。フォーマットは、自由。写真のコラージュや動画、文章などで構成し、来れなかった子どもたちに配信するんです。「誰かに伝えよう」と思って話を聞くのと、ただただ話を聞くのとでは、心構えが全然違います。インプットとアウトプットをミックスしたプロジェクトにしたいんです。

WWD:今後の目標は?

秋山:できればもう一歩手前からちゃんと企画した、学生イベントにしたいと思います。今の企業は、Z世代に踊らされていると思います。必死になって「追いつこう」としていますが、正直、それは難しい。子どもたちは「瞬間」を見ていて、次々乗り換えていきますから。だったら最初から、子どもたちの新しい感覚と、大人の審美眼を掛け合わせた何かを作ってしまう方が、面白いのではないか?と思っています。難しく聞こえるかもしれませんが、子どもたちとフランクに話し合えるようになれば、違う展開が見えてくると思うんです。展示会への参加だけでなく、プレ・インターンシップやワークショップ、メンバーとの商品開発まで、活動の幅を広げられたらと思います。

The post 中高生に「ファッション育」 クリエイター事務所の代表が子どもに「好き」な世界を見せるため奔走 appeared first on WWDJAPAN.com.

世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」の会長が辞任 今年の9月の開催の行方は?

 イタリア発、世界最大級の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市(MILANO SALONE以下、ミラノサローネ)」のクラウディオ・ルーティ(Claudio Luti)会長が4月22日、辞任した。同会長は、家具ブランド「カルテル(KARTELL)」の社長で2017年3月にミラノサローネ会長に就任。新型コロナウイルス感染拡大により、昨年の「ミラノサローネ」中止後は今年9月開催に向けてさまざまな開催の条件構築を行ってきた。しかし、「ミラノサローネ」への参加を見送りたいという企業の意向が多く、質の高いイベントを開催するのが困難な状況になったのが辞任の理由のようだ。

 ルーティ会長は、「このようなデリケートで複雑な時期に会長職を辞任するのは苦渋の決断だ。今まで、国際的レベルの見本市を開催することに尽力してきたが、現在、業界全体の連帯という私のビジョンを満たす条件がそろっていない。パンデミックがもたらす不確実性を明らかにできないという部分もあるが、私が懸念しているのは、共通の目的意識を持ちながら失敗に終わったときの損害の大きさだ。『ミラノサローネ』に対する敬意と愛情は変わらないし、今後も支援し続けていく」と述べている。

 最近、今年9月の「ミラノサローネ」は開催の方向性にあるという発表があったばかりだが、いまだに感染拡大がおさまらず、ワクチン接種の目処も立たない状況における決断だろう。

The post 世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」の会長が辞任 今年の9月の開催の行方は? appeared first on WWDJAPAN.com.

3度目の緊急事態宣言。飲食店への休業要請。「休業か? 酒類提供なしか? それとも裏技か?」

 政府は3度目の緊急事態宣言を4都府県(東京・京都・大阪・兵庫)に発出。4月25日(日)から5月11日(火)までの期間となり、居酒屋など酒類を提供する飲食店は休業、もしくは酒類の提供をせず20時までの営業となった。今回の要請に「はい、分かりました」と、素直に従うのが正義なのか? 飲食店はお店や従業員を守るために、多種多様な"ワザ"を繰り広げており、外食のたくましさを見せつけられた。
Posted in 未分類

「てけてけ」ユナイテッド&コレクティブ、中小監査法人に変更。見栄張ってられない。

居酒屋「てけてけ」やハンバーガー「the 3rd Burger」などを展開しているユナイテッド&コレクティブ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:坂井 英也)が、コストダウンのために監査法人を大手のあずさ監査法人(東京都新宿区)から、中小の監査法人ハイビスカス(東京都渋谷区)に変更する。
Posted in 未分類

3度目の緊急事態宣言。飲食店への休業要請。「休業か? 酒類提供なしか? それとも裏技か?

 政府は3度目の緊急事態宣言を4都府県(東京・京都・大阪・兵庫)に発出。4月25日(日)から5月11日(火)までの期間となり、居酒屋など酒類を提供する飲食店は休業、もしくは酒類の提供をせず20時までの営業となった。今回の要請に「はい、分かりました」と、素直に従うのが正義なのか? 飲食店はお店や従業員を守るために、多種多様な"ワザ"を繰り広げており、外食のたくましさを見せつけられた。
Posted in 未分類

DD、モクテルを提案。禁酒法下でもノンアルコールはOK。

株式会社DDホールディングスの連結子会社である株式会社バグース(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢口 健一)が運営するガストロパブ「THE PUBLIC RED AKASAKA(ザ・パブリックレッド アカサカ)」で、4月26日(月)より新たに20種のノンアルコールカクテルをALL550円(税込)で販売する。
Posted in 未分類

アマゾンが衣料品販売で「全米トップシェア」の衝撃 鈴木敏仁USリポート

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。ECや小売業の枠を超え、社会に多大な影響を与えるようになったアマゾンは、アパレル市場においても圧倒的な存在になろうとしている。

 アマゾン(AMAZON)による米国市場のアパレル・フットウエアの売上高が昨年およそ15%伸びて推定410億ドルとなり、リアルも含めた全アパレル市場の11~12%、EC(ネット通販)で34~35%を占めて、ウォルマートを抜いてトップになったと米ニュース専門局CNBCが3月17日に報じている。

日本円だと105円換算で4兆3000億円となり、「ユニクロ(UNIQLO)」のファーストリテイリングの2倍の規模になる。アマゾンは米国市場のみ、ファストリは全世界なので、アマゾンも全世界市場とするとその差はさらに大きくなることだろう。

 アマゾンはカテゴリー別の売上高を公開していない。こういった数値はすべて推定値となり試算する企業によってまちまちだが、アマゾンがトップだという数値は昨年あたりからすでに出始めていておそらくほぼ間違いない。とうとうそこまで来たのかと感慨を持たざるを得ない。

米国では上位3社で31%のシェア

 昨年8月時点での調査企業による資料では、全アパレル市場のシェアはアマゾン11.1%、ウォルマート(WALMART)10.6%、ターゲット(TARGET)4.3%だった。ECだとアマゾン28.8%、ウォルマート1.5%、ターゲット1.0%となっている。この数字を元にすると、3社で全アパレル市場の26%、ECアパレル市場の31.3%を占めていることになる。

 アパレルを中心に据える小売企業としては、百貨店のメイシーズ(MACY’S)、ノードストローム(NORDSTROM)、コールズ(KOHL'S)、オフプライスストアのTJマックス(TJ MAXX)、そして専門店のギャップ(GAP)、ブランドメーカーのナイキ(NIKE)といったところが大手だ。もともとウォルマートは全アパレル市場でトップであること、アマゾンはアパレルEC市場でトップであることの2点を考えると、米国のアパレル市場の特徴は、たくさんのカテゴリーを持ちアパレルを一つの部門として取り扱う総合業態の方が専門業態よりも強いという点にある。

 専門業態であるファーストリテイリングがトップとなっている日本市場との大きな相違点だ。

 注釈として抑えておきたいことは、市場シェアが俎上に上がるときは流通総額をベースにして試算されている点である。とくに数値を公開していないアマゾンの場合はトラフィック分析や調査による推計が主体となり、その商品が自社仕入れの直販なのかまたはサードパーティによるマーケットプレイスなのかは考慮しない。

 ウォルマートもターゲットもマーケットプレイスを導入しているのだが、いまだアマゾンほど大きくないので、これだけの差が出てしまっているともいえる。マーケットプレイスは極めて重要な存在で両社ともに強化しているのだが、アマゾンのようにはなかなかいかないのが現状である。

「高価格戦略の罠」を突破できるか

 消費市場のサイズは低価格帯になるほど大きく、価格帯が上がるに従って小さくなる三角形を描く。アマゾンもウォルマートも下方のマスを狙っているから売上高規模が大きくなるのだが、さらに売り上げを伸ばそうと上方向、すなわち高価格帯に向かおうとするのは小売業界にはよくある戦略である。

 ただ、ほとんどのケースでうまくいかない。リアル店舗だと売り場スペースに限界があるので他の品ぞろえを絞ることになり、お客にとって逆に魅力のない品ぞろえとなってしまい売り上げが減ってしまう。客単価が上がるからという浅はかな目論見でやって失敗する事例はそこら中にあるし、これを読んでいる読者にも経験があるかもしれない。

 成功している小売企業とはこの手の罠にはまらないものでウォルマートも例外ではなく、今でも低価格やプライスリーダーであることを強調し続けている。

 一方、どうしてもやりたいのがアマゾンで、昨年9月に開始したのがラグジュアリーブランド専用サイトのラグジュアリーストアだ。「オスカー デ ラレンタ(OSCAR DE LA RENTA)」が契約したことで話題を呼び、その後9ブランドが参加しているのだが、知名度の高いブランドはいまだ登場していない。メディアの取材に対しては50社を超えるブランドと協議中でこれから増えていくと説明しているが、今のところ発表はない。

 ブランドメーカーが躊躇する理由は2つある。1つめはアマゾンが持つブランドイメージと合わないこと。2つめはコピー商品の横行である。マーケットプレイスにはコピーを売るセラーが多く、見つけて取引停止にしても違うアカウントで売り始めるので、モグラたたき状態となっている。問題は深刻で政府と協力体制を敷いて対策を打っているのだが、ブランドメーカーが満足するレベルには至っていないのが現状だ。

 相変わらず壁は大きいのだが、重要なことはこういった試行錯誤を続けることにあり、仮に失敗したとしても得るものは大きいだろう。アマゾンの成功は星の数ほどの失敗の積み重ねの上にできあがっている。こういった姿勢を見る限り、アマゾンにはまだまだ伸び代がありそうだと感じる。

 10年ほど前までは衣料品はネットに向かないと言われていたものだが、そういった常識はもろくも崩れ去った。アマゾンがトップに立ったことは時代の変遷を象徴するようなニュースだ。
 

鈴木敏仁(すずき・としひと):東京都北区生まれ、早大法学部卒、西武百貨店を経て渡米、在米年数は30年以上。業界メディアへの執筆、流通企業やメーカーによる米国視察の企画、セミナー講演が主要業務。年間のべ店舗訪問数は600店舗超、製配販にわたる幅広い業界知識と現場の事実に基づいた分析による情報提供がモットー

The post アマゾンが衣料品販売で「全米トップシェア」の衝撃 鈴木敏仁USリポート appeared first on WWDJAPAN.com.

「かつや」、また女子向け業態の「羊ラーメン」。なぜそんなに女子にこだわる?

 とんかつ店「かつや」、から揚げ店「からやま」を展開するアークランドサービスホールディングスが新業態「東京ひつじ食堂」を開店した。女性を意識し、羊肉にこだわったラーメン店だ。「東京たらこスパゲティ」に続く、女性向け業態だが、なぜそんなに「女子」にこだわる?
Posted in 未分類

村上隆も太鼓判を押す「レディメイド」の細川雄太がカイカイキキギャラリーで個展開催

 「レディメイド(READYMADE)」や「セントマイケル(©SAINT M××××××)」を手掛ける細川雄太デザイナーは5月11〜25日に、村上隆が主宰するカイカイキキギャラリー(Kaikai Kiki Gallery、東京都港区元麻布2-3-30)で初の個展「-YES-」を開催する。

 今回の個展では細川デザイナーのプロダクトに用いるグラフィックに焦点を当て、洋服のデザインとしてではなく、アートピースとしてのグラフィック作品と3Dデータによる立体作品を発表する。

 細川デザイナーは「一見パロディに見えるような作品でも、先入観なく肯定的な目線で見て欲しい。肯定的に見つめ直すことで、見え方が変わってくるのではないか」という。また村上は「細川さんの展覧会をとっても誇らしく、お届けしたい。村上の工房で制作したアートピースは、アートピースとしてのこだわりが満載で、これ以上ないシズルを盛り込んだものになっている。アートピースとしての完成度は非常に高く、制作した工場として胸を張れるものとなった。大変挑戦的な展覧会になると思う。ファッション業界の人も、アート業界の人も、ぜひ刮目して欲しい」とコメントしている。

 なお、緊急事態宣言の発令に伴い、会期変更の可能性がある。

The post 村上隆も太鼓判を押す「レディメイド」の細川雄太がカイカイキキギャラリーで個展開催 appeared first on WWDJAPAN.com.

村上隆も太鼓判を押す「レディメイド」の細川雄太がカイカイキキギャラリーで個展開催

 「レディメイド(READYMADE)」や「セントマイケル(©SAINT M××××××)」を手掛ける細川雄太デザイナーは5月11〜25日に、村上隆が主宰するカイカイキキギャラリー(Kaikai Kiki Gallery、東京都港区元麻布2-3-30)で初の個展「-YES-」を開催する。

 今回の個展では細川デザイナーのプロダクトに用いるグラフィックに焦点を当て、洋服のデザインとしてではなく、アートピースとしてのグラフィック作品と3Dデータによる立体作品を発表する。

 細川デザイナーは「一見パロディに見えるような作品でも、先入観なく肯定的な目線で見て欲しい。肯定的に見つめ直すことで、見え方が変わってくるのではないか」という。また村上は「細川さんの展覧会をとっても誇らしく、お届けしたい。村上の工房で制作したアートピースは、アートピースとしてのこだわりが満載で、これ以上ないシズルを盛り込んだものになっている。アートピースとしての完成度は非常に高く、制作した工場として胸を張れるものとなった。大変挑戦的な展覧会になると思う。ファッション業界の人も、アート業界の人も、ぜひ刮目して欲しい」とコメントしている。

 なお、緊急事態宣言の発令に伴い、会期変更の可能性がある。

The post 村上隆も太鼓判を押す「レディメイド」の細川雄太がカイカイキキギャラリーで個展開催 appeared first on WWDJAPAN.com.

アルベール・エルバス氏が残した言葉の数々 写真とともに振り返る愛すべきデザイナー人生

 「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務めたアルベール・エルバス(Alber Elbaz)氏は生前、「ファッションとはエンターテインメントであり物語でもある」と語っていた。キャリアを通して同氏が米「WWD」に残した言葉の数々や、ファッション業界での業績を70枚の写真とともに振り返る。

 「ファッションは非常に重要な存在だ。私たちファッションデザイナーにはそれぞれに役割がある。世界に美しさを振りまき、女性の気持ちに寄り添い、勇気付ける義務がある。今日はバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)でトランクショーを開催した。接客をした女性が帰り際に、『これで私は金欠になるけど、すごく幸せ』と言った。ファッションが人に何を与えられるかの全てを表現していると思った。うまくいかない時こそ、良いドレスを買ってみるのはどうかな」(ファッションの意義について/2008年)

 「多くのデザイナーの最大の敵は、企業のCEO(最高経営責任者)だ。CEOもまた、デザイナーをうまく扱えないと言うだろう。しかし私たちは対立の立場にあるのではない。デザイナーはコントロールされるべきではないし、CEOも敵ではない。平和であるべき。この業界はそれぞれの協力で成り立っている。対話こそが、この業界が必要とするものだ」(手を組むことについて/2008年)

 「アメリカに移った時、ジェフリー・ビーン(Geoffrey Beene)のもとで働いた。当時英語がそれほど上手でなかったため、同氏に『そのドレスはとても商業的ですね』と言ってしまった。ビーン氏は顔をしかめ、商業的と言う言葉を使わないように諭した。代わりに、“デザイアブル(魅力的)”という言葉を教えてくれた。これをきっかけに、みんなのデザイアが渦巻く世界に足を踏み入れたのだと確信した」(デザイアについて/2008年)

 「自分のアーカイブを見た時、“デザイア”という言葉が頭に浮かんだ。そこから女性のためのコレクションを作り、ファッションへの欲望、デザインへの渇望を極めると決めた。デザインに重きを置く『ジェフリー ビーン」の出身だったので、私はすぐにデザインに夢中になった。それを女性や現実と結びつけて発展させていった。私の人生は、いかに関連性を高め、必要なものとなれるかが中心を占めている」(「ランバン」の本質について/2012年)

 「私は女性に注意を払い、女性が日々変化しているのを感じ取ってきた。ライフスタイルはますます複雑化して、生きづらくなっている。だからこそファッションを通して生活を楽にする手助けをしようとした。例えば最初のコレクションのワンピースは、多くの人がロマンチックと評価した。しかし、私はロマンチックな要素を見いだしていなかった。楽チンであること、シンプルであることを重視していた。朝から子どもや夫の世話をしながら母親と電話を繋ぎ、仕事の電話もとる。これは10年前のオンラインチャットが普及する前の生活様式の一例だが、現代の女性は今も変わらず忙しい。女性が毎朝悩むことなく、シッパーを上げ下げするだけで良い簡単なアイテムをワードローブに提供したかった」(ワンピースについて/2012年)

 「現代的なものというと、いつもひどく見栄えの悪いものを連想してしまう。私がやりたいのは、現代が美しいということを表現すること。現代性はブラックレザーやたくさんのジッパー、ロックンロール、ヘビーメタルでなくてもいい。私にとっての現代は、美しく感情的で、快適でタイムレスなもの。とてつもなくチュールをふんだんに使ったドレスを着て座る女性が、現代的なのかどうか、私には分からないな」(現代について/2012年)

 「ファッション産業は美しい。世界で最も素晴らしい産業の一つだ。この業界はいつも嘘っぽく表面的で、無知であるように感じられるかもしれない。誰も傷つけたく無いので詳細は伏せるが、ほかの業界のパーティーに参加したこともある。しかし、たくさんの素晴らしい友人や誠実な人、忠実で賢い、勤勉で才能のある人とは間違いなくファッション業界で出会ってきた」(ファッション業界人について/2014年)

 「多分私が初めてプレ・コレクションを発表し始めたと思う。人生の1番の間違いだったが。パリのホテル デ クリヨンに10数名の編集者やリテーラーを招待して、美しい花に囲まれて紅茶を飲んだり、花やファッションについて話したりするだけでも素晴らしいと思った。実際はもっと多くの人が来たいと志願したので、2回目を開催した。参加したいという人の数は増え続けたので、1シーズンとして定着した。そして実際お店にあるほとんどのアイテムはプレ・コレクションに関するものとなった」(プレ・コレクションについて/2014年)

 「直接伝えられたらより良いが、自分の能力を疑うことは減ってきた。あるショーの開催前夜、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)氏に会ったときに『調子はどう?』と聞いたら、彼は『最悪だ』と答えた。これまでの何年もの功績を持ってもそう感じるのかと驚いたが、彼は『これまでがあるからこそだ』と返事した。その返事がいかに聡明で賢く、優しいものであるかに心を掴まれ、それ以来私も使っている」(自信を持つことの難しさについて/2014年)

 「私は常に直感で仕事をしている。たくさん考えて、理屈で仕事をしてもうまくいった試しがない。直感こそが本質だ。マーケティングなどに対して、より一層取り組みを深めているが、女性が白いTシャツを一度購入したからといって次のシーズンも売れるわけではない。新しいシーズンを新しいアイテムで迎えることがデザイナーの全てだ。そうでなければ、存在する意味はないだろう」(直感について/2014年)

 「われわれデザイナーは、夢、直感、そして感情を持ったクチュリエとしてスタートした。そこから女性は何を必要としているか、何が欲しいか、生活をより良く、簡単にするために何ができるか、そうすればもっと美しく魅せることができるかをずっと考えてきた。クリエイティブ・ディレクターに就任すると、デザインもするにはするが、ディレクションをすることになる。私たちは画像作りにもこだわり、アイテムが写真でよく映えることも確認する。そして今、“ラウドネス(音の強弱に加えて、主張の強さや派手さなども指す)”が新しく浸透してきた。ラウドネスはファッションに限らず、新鮮でかっこいいものとして広まっている。私はささやくほうが好きだ。そっちの方がより深く、長く残ると思うから」(自己主張について/2015年)

The post アルベール・エルバス氏が残した言葉の数々 写真とともに振り返る愛すべきデザイナー人生 appeared first on WWDJAPAN.com.

「ケンゾー」のデザイナーが退任 ブランドは新たな方向性を探求か

「ケンゾー(KENZO)」を手掛けるフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)=クリエイティブ・ディレクターは6月30日の契約終了をもって退任する。2020-21年秋冬コレクションでのデビュー以来、ノマドなムードやユーティリティーを取り入れたコレクションでブランドを刷新したが、2年間という短い任期となった。後任は追って発表される予定だが、同ブランドは新たな方向性を探求すると見られる。

 オリヴェイラ・バティスタは声明の中で、「この素晴らしいメゾンと創業者である髙田賢三氏のレガシーに貢献できたとを光栄に思っている。チームの才能と献身に感謝している」とコメント。またシルヴィ・コラン(Sylvie Colin)最高経営責任者は、「彼の才能、クリエイティビティー、そしてメゾンのアーティスティックな発展への貢献」に対して感謝の意を表した。

 ポルトガル出身のオリヴェイラ・バティスタは、ロンドンのキングストン大学で学んだ。イエール国際フェスティバルのファッション部門賞を受賞した翌年の03年、自身の名を冠したブランドをパートナーであるセヴェリーヌ・オリヴェイラ・バティスタ(Severine Oliveira Baptista)と共に設立(14年に休止)。10年からは8年間、「ラコステ(LACOSTE)」のクリエイティブ・ディレクターとして活躍した後、ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)の後任として「ケンゾー」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。就任後は髙田氏とも実際に会い、彼と話したことやアーカイブからもヒントを得てデビューコレクションを制作。3月には、20年10月に他界した髙田氏にオマージュを捧げるエネルギーあふれる21-22年秋冬コレクションを発表した。

 4月21日には、「ケンゾー」と同じLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「ベルルッティ(BERLUTI)」もブランド再編に伴い、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)=アーティスティック・ディレクターの退任を発表。ブランドの在り方を見直す流れは、今後も続きそうだ。

The post 「ケンゾー」のデザイナーが退任 ブランドは新たな方向性を探求か appeared first on WWDJAPAN.com.

「ケンゾー」のデザイナーが退任 ブランドは新たな方向性を探求か

「ケンゾー(KENZO)」を手掛けるフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)=クリエイティブ・ディレクターは6月30日の契約終了をもって退任する。2020-21年秋冬コレクションでのデビュー以来、ノマドなムードやユーティリティーを取り入れたコレクションでブランドを刷新したが、2年間という短い任期となった。後任は追って発表される予定だが、同ブランドは新たな方向性を探求すると見られる。

 オリヴェイラ・バティスタは声明の中で、「この素晴らしいメゾンと創業者である髙田賢三氏のレガシーに貢献できたとを光栄に思っている。チームの才能と献身に感謝している」とコメント。またシルヴィ・コラン(Sylvie Colin)最高経営責任者は、「彼の才能、クリエイティビティー、そしてメゾンのアーティスティックな発展への貢献」に対して感謝の意を表した。

 ポルトガル出身のオリヴェイラ・バティスタは、ロンドンのキングストン大学で学んだ。イエール国際フェスティバルのファッション部門賞を受賞した翌年の03年、自身の名を冠したブランドをパートナーであるセヴェリーヌ・オリヴェイラ・バティスタ(Severine Oliveira Baptista)と共に設立(14年に休止)。10年からは8年間、「ラコステ(LACOSTE)」のクリエイティブ・ディレクターとして活躍した後、ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)の後任として「ケンゾー」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。就任後は髙田氏とも実際に会い、彼と話したことやアーカイブからもヒントを得てデビューコレクションを制作。3月には、20年10月に他界した髙田氏にオマージュを捧げるエネルギーあふれる21-22年秋冬コレクションを発表した。

 4月21日には、「ケンゾー」と同じLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「ベルルッティ(BERLUTI)」もブランド再編に伴い、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)=アーティスティック・ディレクターの退任を発表。ブランドの在り方を見直す流れは、今後も続きそうだ。

The post 「ケンゾー」のデザイナーが退任 ブランドは新たな方向性を探求か appeared first on WWDJAPAN.com.

「ディオール」からアプリケーター付きの新アイセラム 広告には吉沢亮が登場

 「ディオール(DIOR)」は4月28日、スキンケアシリーズ「カプチュール トータル」から新たな目もと美容液“カプチュール トータル セル ENGY アイ セラム”(20mL、税込9900円)を発売する。ビジュアルには同ブランドのビューティー・アンバサダーを務める俳優の吉沢亮が登場。吉沢は「砂埃にまみれるような過酷なロケも多いのですが、カプチュール トータルのおかげで肌を褒められることが増えました。今回の新アイセラムも、ひんやりして気持ちいいので、肌身離さずって感じです」と新製品についてコメントを寄せている。

 「カプチュール トータル」は「ディオール」が約30年重ねてきた細胞研究や、20年にわたり積み重ねてきた幹細胞研究の知見を生かしたシリーズ。年齢とともに弾力性が低下しエイジングサインが出やすくする目もとの肌に合わせ、肌にハリを与えるライムギエキス、ブランド独自のバイオ セルラー テクノロジーを配合した。

 また、パッケージにはマッサージの動作からインスピレーションを得た独自のアプリケーターを採用。ひんやりとしたヘッドによる7つの波形が、目元をすっきりした印象へ導き肌の引き締めをサポートする。

The post 「ディオール」からアプリケーター付きの新アイセラム 広告には吉沢亮が登場 appeared first on WWDJAPAN.com.

新年度スタート!「WWDJAPAN」スタッフの春を彩るベストバイ

 少しお休みしていた「WWDJAPAN」スタッフのベストバイ企画が復活!2021年1回目のテーマは「この春を彩るショッピングアイテム」。読者のみなさん、新年度は何を買いましたか?今回はトレンチコートから観葉植物、モナ・リザからマイケル・ジョーダンまで(!)、個性あふれるベストバイをお届けします。

43年来の“苦手”をついに克服

 ファッション&ビューティ業界に飛び込んでもうすぐ15年。生まれて、すでに43年。最近はメイクもするし、スカートもはくし、一通りのアイテムに挑戦してスタイルを手中に収めてきたつもりですが、唯一、苦手意識を克服できないモノがありました。トレンチコートです。166cmと小柄なのに幅広肩という体型のせいか?派手好きゆえ、タイムレスな定番がしっくり来ないのか?どんなブランドのトレンチも「似合わない……」と思ってきましたが、こ、これは!!コンパクトなのに、「オーバーコート(OVERCOAT)」らしい天才的パターンで着心地抜群。明るい色も、派手好きにはありがたい!ついに、苦手を克服しました。(WWDJAPAN編集長 村上要)

気づいたら自宅が春満開

外出する機会が激減し、「せめて気分だけでも春色に染まりたい」とピンク系のアイテムをちょっとだけ買い足していたつもりが、気づいたら自宅が春満開状態に。左上から時計回りに、「ターク(TAAKK)」のセットアップは素材感、「ダブレット(DOUBLET)」のボウタイシャツはにぎやかな柄、「オーラリー(AURALEE)」のパンツは軽さ、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」×「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」のトラックジャケットはタイトなシルエット、「ニューバランス(NEW BALANCE)」×「オーラリー」のスニーカーは雨の日でもガシガシ履けるタフさが気に入っています。でも、やっぱりどれも元気が出るカラーリングが一番好きなのです。(WWDJAPAN副編集長 大塚千践)

遊びの利いたビッグポロで“脱モノクロ”

 いろんなブランドを取材してるのに、白と黒(たまにネイビー)しか着ない僕。「色と柄も挑戦してみたら?」と先輩に言われ、「カラー(KOLOR)」のビッグポロを購入しました。ベージュカラーが超新鮮&青の切り込みも茶目っ気満点。一気にファッショニスタになった気分です。ちなみに黒が品切れでベージュしか残ってなかったのはここだけの話。(WWDJAPAN編集部 美濃島匡)

モナ・リザの絶妙な表情がツボ 気分を上げてくれるサマーニット

 「コウタ グシケン(KOTA GUSHIKEN)」のニットは見た瞬間に一目惚れ。モナ・リザの何ともいえない表情に引き込まれました。アートピースのようなアイコニックかつユーモアのあるデザインは、1枚で様になるのがうれしい。大きくサイズが異なる2タイプがあり、私はコンパクトな方をチョイス。丈が短く、さりげないヘルシーな肌見せも叶えてくれる、この春の私的ヒットです。(WWDJAPAN編集部 皆合友紀子)

話題の“袖だけ“アイテムにチャレンジ

 「着こなすのが難しそう」と思ってなかなか手を出せなかった“袖だけ”アイテムをついに入手しました。結論、この「キシダミキ(KISHIDAMIKI)」の“シャーリング スリーブ”はめちゃくちゃ着回せます。いつものワンピースやシャツにこれを付けるだけで一気にスタイリングが華やぐのが最高です。大阪のセレクシトショップ、リトマス(LITMUS)でのみ扱う限定アイテムで、同ショップが東京でポップアップをオープンしたときに購入しました。(デジタルマーケティング部 丸山瑠璃)

披露宴でも着れちゃう?モジャモジャパーカ

 「ダブレット(DOUBLET)」のシースルーパーカは、メイン素材やフード部分をレースで仕上げたフェミニン要素の強い一品。ブランドが得意とするフリンジはいつもより長くて激し目なので、あちこちで糸が引っ掛かります(笑)。フロントの“Wearing”の文字通り、たくさん着回したいと思います。(WWDJAPAN編集部 大澤錬)

今年の金運最強デーに新調した愛すべき財布

 ダニエル・リー(Daniel Lee)がクリエイティブ・ディレクターに就いてから好みのデザインが多くて、ずっと手に入れたいと思ってた「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の財布。新調するタイミングを迷っていると、今年最強の金運デーが到来!こういう日にあやかるのは初めてで、金運が右肩上がりになるのではとニヤニヤしています(笑)。柔らかい革の触感がとても心地よく、派手目な色もお気に入りです。(ビジネスプランニング部 泉淳子)

廃盤になると聞いて店頭へダッシュした「ジバンシイ」の溺愛リップバーム

 これまで5本リピートしたほど溺愛している「ジバンシイ(GIVENCHY)」のリップバーム“ローズ・パーフェクト(ROSE PERFECT)”。中でも気に入っているのが、唇のpHに反応してピンクカラーになる「02インテンス・ピンク」です。pHで変わるリップはほかにもたくさんありますが、この”ちょっと濃いめのピンク”が絶妙!どんな時もしっかりピンク色に反応してくれるし、リップバームなので自然でみずみずしく、内側からジュワッとキレイに唇を染めてくれます。そんな「02」がリニューアルに伴い廃盤になるとを聞き、思わず百貨店へダッシュ!廃盤は残念ですが、リニューアル後はケア効果もアップするようで、そちらも試してみようと思います。(WWDJAPAN副編集長 北坂映梨)

インテリアに取り入れたスポーツ界の"GOD"

 趣味のスポーツ観戦がコロナ禍によって難しくなり、昨年からスポーツカードの収集を始めました。そしてこの春、スポーツ界の"GOD"であるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)のカードを購入!彼の現役時代のカードはビンテージとして高値で取り引きされていて、こちらは背景のビル群とジョーダンのダンクシーンが合成されたモノ。90年代のデザインが反映されたかっこいい1枚です!(販売部 近藤大佑)

大型植物に一目惚れ 思い切って株を売却⁉︎

 見たことない形状に一目惚れした大型観葉植物のパキラ。我が家には大きすぎるかなと何度か断念してきましたが、今回は店員さんのプロフェッショナルな接客もあり購入しました。配達日には「パキラと並べると絶対すてきなお部屋になると思います!」とシダも一緒に提案され、実際に並べると、すごくいいっ!!でもトータル約20万円か……と悩んでいると、保有する日経平均株が3万円になったというニュースが舞い込み、株を売却して買ってしまいました(笑)。水をあげるとシャキッとしたり葉色が良くなったりと、毎日の違う表情に癒やされています。(ビジネスプランニング部 渡辺佳代子)

自宅で目に留まるエド ルシェのポスター

 在宅ワークが始まり早1年。通勤や人との接触が皆無となり、デザイナーとして日常的に行っていた「仕事以外から吸収すること」も減ってしまいました。そんな中、自分を刺激し鼓舞するものを手に入れようと、以前から好きだったエド・ルシェ(ED RUSCHA)のポスターを某フリマサイトで購入。“DANCE?”とシンプルな言葉ですが、僕にとっては常に心躍るように気分を高めてくれるアイテムです。(デザイン部 長橋優)

The post 新年度スタート!「WWDJAPAN」スタッフの春を彩るベストバイ appeared first on WWDJAPAN.com.

「デュオ」から初の酵素洗顔パウダー 黒ずみ毛穴に着目

 プレミアアンチエイジングの「デュオ(DUO)」は4月26日、黒ずみ毛穴ケアラインの第2弾となる、ブランド初の酵素洗顔パウダー“ザ ウォッシュ ブラックリペア”(40g、税込3300円)を発売した。

 同アイテムは、毛穴の黒ずみ、ざらつき、テカリに着目した黒ずみ毛穴ケアラインから今年3月に発売した“ザ クレンジングバーム ブラックリペア”に続く第2弾として登場。肌の不要な古い角質を酵素の力でオフし、大小2種の炭と3種のクレイの力で毛穴の汚れを吸着する。ターンオーバーや肌環境を整える紅茶エキスやハトムギ種子発酵液などを配合し、滑らかな肌に導く。

The post 「デュオ」から初の酵素洗顔パウダー 黒ずみ毛穴に着目 appeared first on WWDJAPAN.com.

「ティファニー@キャットストリート」2周年を吉沢亮や三吉彩花、吉野北人、よしミチらが祝福

 「ティファニー(TIFFANY & CO)」は、原宿・キャットストリートの期間限定店「ティファニー@キャットストリート」の2周年を祝し、4月23日から“NY loves Tokyo”というコンセプトで、ニューヨークの街からインスピレーションを得たコンテンツやサービスを実施している。ニューヨークの地下鉄をイメージした空間や、ニューヨークと東京の街並みをイメージしたフォトスポット、クレーンゲームなどを用意する。

 23日の開催に先立ち、同店に吉沢亮や三吉彩花、谷まりあ、朝比奈彩、堀田茜、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人、佐藤晴美、桜田通、ミチ、よしあき、髙橋文哉らが来場。徹底された感染予防対策のもと、期間限定のコンセプトを体験した。

 「ティファニー@キャットストリート」は、6フロアでジュエリーやホーム&アクセサリー、「ティファニー」のアイコニックなコレクションをそろえ、その時々のテーマに合わせたラインナップと内装デザインを行っている。最上階には、同ブランドによる日本初のカフェ「ティファニー カフェ@キャットストリート」が併設されている。

The post 「ティファニー@キャットストリート」2周年を吉沢亮や三吉彩花、吉野北人、よしミチらが祝福 appeared first on WWDJAPAN.com.

味の素が自然由来の化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替品を開発

 味の素は、得意とするアミノ酸技術を生かし、生分解性の高い化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替品を開発した。スキンケアやメイクアップ製品に使用される合成樹脂由来のマイクロプラスチックビーズと同等の感触や機能を持つが、自然由来の原料のみで作られているため環境への負荷低減が期待できる。化粧品メーカーなどへ働きかけ2022年度上期から展開を始める。

 近年、化粧品業界では環境への悪影響が大きい高分子プラスチックの使用禁止や削減に向けた規制を各国が強化する。北米や欧州、アジアではマイクロプラスチックビーズを使用した洗い流せるパーソナルケア製品などに対する規制が強化され代替品に置き換わっている。日本においても日本化粧品工業連合会が会員企業に対し、洗い流しのスクラブ製品におけるマイクロプラスチックの自主規制を促す。

 しかし、スキンケアやメイクアップ化粧品に使用されるマイクロプラスチックビーズは、肌触りや使用感を維持した代替品の開発が技術的に難しいこともあり、日本を含む多くの主要国で使用の規制に至っていなかった。味の素はアミノ酸の知見を活かし、滑沢性の高い板状粉体としてフェイスパウダーを始めとした多くの化粧品に使われる「アミホープ®LL」を活用し、マイクロプラスチックビーズ代替品の開発に取り組んできた。今回、「アミホープ®LL」の機能を自然由来の球状粒子に付与することに成功した。

 開発した化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替品は、アミノ酸系洗浄剤で世界55カ国、5000社以上に素材提供するネットワークを活かし化粧品分野でも広めていく。

The post 味の素が自然由来の化粧品用マイクロプラスチックビーズ代替品を開発 appeared first on WWDJAPAN.com.

ジュエラー「フレッド」がポップアップを渋谷で開催 「ラデュレ」とコラボで映画「プリティウーマン」の世界観を表現

 フランス発ジュエラー「フレッド(FRED)」は4月23日〜5月5日、東京・表参道のバツアートギャラリーで「プリティウーマン ポップアップストア(PRETTY WOMAN POPUP STORE)」をオープンする。同ブランドは、1990年公開の大ヒット映画「プリティ・ウーマン」に主演のジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が着用したネックレスをデザイン。会場では、“YOUR WAY YOUR LOVE(あなたの愛のかたち)”をコンセプトに、1月にリニューアルした“プリティウーマン”コレクションの世界観を表現する。

 同ストアでは、ポップアップのために取り寄せたハイジュエリーをはじめとするハートがモチーフの“プリティウーマン”コレクションを展示。今年1月にリニューアルした同コレクションは、甘すぎないシャープなハートモチーフが特徴で、”THE HEART WITHIN A HEART(ハートのなかのハート)”という「フレッド」らしい生きる喜びや自由が表現されている。

 映画の舞台である米ロサンゼルスの華やかさとフランスのリビエラを想起させる赤とピンクで彩られた会場には、至る所にインタラクティブな仕掛けがありワクワクする空間になっている。2階に設置されたインタラクティブミラー(フォトスポット)では、オリジナルのフィルターとスタンプから好きなものを選んでポートレート撮影ができる。また、それにロマンチックなメッセージを添えて大切な人に贈ることができるようになっている。

 ストア内には「ラデュレ(LADUREE)」とコラボレーションしたカフェ「フレッド・サロン・ド・テ バイ・ラデュレ」があり、“プリティウーマン”コレクションをイメージしたアフタヌーンティーやドリンクを提供。また、限定フレーバー“フレーズ・ライチ”のマカロンなどを販売する。

 「フレッド」の創業者であるフレッド・サミュエル(Fred Sammuel)は、週末にパリ・ロワイヤル通りのラデュレでスタッフのためにクロワッサンを購入していたというエピソードがあり、クロワッサン入り限定アフタヌーンティーメニュー“フレッド”もある。料金は、アフタヌーンティー“プリティウーマン”が9900円(税込、2人分)、アフタヌーンティー“フレッド”が1万3200円(税込、2人分)。限定フレーバーのマカロンボックスは4018円(税込)。

 「フレッド」らしく、自由で遊び心に溢れたポップアップストアになっている。

■フレッド プリティウーマン ポップアップストア
場所:バツアートギャラリー 東京都渋谷区神宮前5-11-5
期間:2021年4月23日~5月5日
営業時間:11:00~20:00(カフェラストオーダー:19:00)

問い合わせ先
フレッド プリティウーマン ポップアップストア
080-8443-5348

The post ジュエラー「フレッド」がポップアップを渋谷で開催 「ラデュレ」とコラボで映画「プリティウーマン」の世界観を表現 appeared first on WWDJAPAN.com.

資生堂が500の化粧品専門店とつながるECプラットフォーム「オミセプラス」始動

 資生堂が化粧品専門店との連携を強めるためECプラットフォーム「オミセプラス(Omise+)」を3月下旬に立ち上げた。なぜ今、専門店との絆を深める取り組みを行うのか。その背景には専門店は地域に根ざし、顧客との信頼関係が強固であることが関係する。コロナ禍で多くの人が店舗に足を運ぶことを控える傾向が続く中でも、専門店は売り上げ含め健闘し改めて存在価値が見直されているのだ。資生堂が推進する日本事業の高収益基盤の再構築の一環でもある「オミセプラス」の立ち上げに携わる横山聡=資生堂ジャパン プレステージブランド事業本部デジタル・オムニ推進グループ グループマネージャーに立ち上げの狙いを聞いた。

WWD:「オミセプラス(Omise+)」スタートの経緯は。

横山聡=資生堂ジャパン プレステージブランド事業本部デジタル・オムニ推進グループ グループマネージャー(以下、横山):お客さまはSNSをはじめ多くのデジタルツールを活用し情報や商品を便利な方法で入手している。コロナ禍でその流れが加速した。そこで、当社が持つECサイトの仕組みや美容コンテンツを活用すれば専門店のお客さまにもリアル店舗だけでなくECサイトでも買い物やサービスの体験を提供できると考え「オミセプラス」を立ち上げた。

WWD:「オミセプラス」のスキームは。

横山:通常のECサイトは商品を選んで決済するが、「オミセプラス」はお客さまが馴染みの専門店など店舗を選び、その店舗が扱う商品を購入する流れが基本となる。あくまでも馴染みの専門店のECサイトで買い物をしているという認識を持ってもらうのが大切だ。現状、「オミセプラス」の利用には当社のウェブサイト「ワタシプラス(watashi+)」の会員IDが必要だが、利用顧客自身がワタシプラスIDと花椿クラブID(各専門店で発行している会員ID)を紐づけることで、より多くの顧客情報を各参加店に共有することができる。

WWD:スタート時は500店舗の専門店と連携する。

横山:全国の500店舗の専門店から賛同を得て取り組みが始まっている。現在、約8000店舗の専門店とつながりを持つが、より多くの店舗に参画してもらえるために検討中の専門店は何がネックになっているかを聞き取り、役立つプラットフォームにする。ECサイトの立ち上げは投資やオペレーションも必要で負担も大きい。当社と一緒に組むことで専門店・プレステージならでは体験が提供できるだろう。

WWD:「オミセプラス」は随時ブラッシュアップを図る。

横山:現在はECサイトとしての機能を有するが、今後はデジタルカウンセリングやチャットを活用した接客も導入する予定だ。馴染みの店舗スタッフが店頭だけでなくデジタル上でつながれば、いつでも安心して「オミセプラス」で購入してもらえる。またCRMの導入も予定する。リアル店舗との連動をどうスムーズにするかも課題の一つだ。「オミセプラス」は専門店との絆を強めるマーケティングツール。個店ごとに魅力があるからこそ届けられる価値があると思っている。

WWD:前期(20年12月期)の専門店事業の売り上げは。

横山:日本事業の中で専門店の売り上げ比率は20%程度。専門店もインバウンドの需要減が響いた。国内のお客さまとのつながりを強めるためにも「オミセプラス」が果たす役割は大きい。EC比率を高めるのも大切だが、まずは専門店とお客さまの絆を強めて生涯顧客を増やすことが先決。その先に売り上げがついてくるだろう。

The post 資生堂が500の化粧品専門店とつながるECプラットフォーム「オミセプラス」始動 appeared first on WWDJAPAN.com.

ドクターデニムホンザワが秋葉原に初のショールーム

 ジーンズブランド「レッドカード(RED CARD)」などをプロデュースするドクターデニムホンザワ(東京都、本澤裕治社長)は、このほど東京・秋葉原に初のショールームをオープンした。雑居ビルの2フロアを借りた約130平方メートルの空間に、「32年のデニム人生で買いためたサンプル用ジーンズなど約4トン分」(本澤社長)を並べ、アポイント制で運営している。

 本澤社長は、「恵比寿のオフィスも継続するが、そちらは約50平方メートルで、これらのサンプルを見せることができなかった。これまでは膨大なストックから、クライアントごとに必要な品をピックアップして持参していた」と話す。なぜ秋葉原なのか?と聞くと、「約10年間勤めたエドウインの本社が当時は日暮里にあり、またジーンズの聖地とも言える上野もアクセス圏だ。コロナ前に多かった外国からのゲストにとって秋葉原はメジャーな場所で、同じく人気の浅草も近い」と答えた。

 なぜ今ショールームを?との問いには、「作らなくてはと思っていたが、忙しくて実現できなかった。コロナの影響で2020年は一度も海外出張に行けなかった。長いキャリアの中で、こんなことは初めて。今年もきっと無理だろう。ただし、時間はできた。そこで一念発起した。郊外に倉庫を借りることも考えたが、それでは人が来ない。このビルは築55年と古いが、僕自身も今年55歳。そこにも縁を感じた。それにサンプルの中にはビンテージもあるから、それらがなじむ雰囲気も欲しかった」と答えた。

 本澤社長はさらに、「デニムビジネスはコロナ禍で半分ほどにシュリンクしてしまった印象だ。だからこそ、“ジーンズを作る意味”を再定義しなくてはいけない。そのためにショールームが必要だった。実際ここに来て、これだけの物量に囲まれることで、“そうだ、自分はジーンズを作っているんだ!”と初心に戻り、前向きになるゲストも多い。それを見て僕自身もポジティブになり、やはりショールームを作ってよかったと感じている」と続けた。

The post ドクターデニムホンザワが秋葉原に初のショールーム appeared first on WWDJAPAN.com.

ビオトープが肌着ラインを開始 “インナーの選択肢を増やす”

 ジュンが運営するセレクトショップのビオトープ(BIOTOP)は4月24日、新たなランジェリーライン“ヨー ビオトープ ランジェリー(e BIOTOP Lingerie)”を発売した。「肌に近いものは最も心に近いもの。自身に思いやりを持つこと」をコンセプトに、肌触りがよく、家庭で洗濯可能な伸縮性のある素材で仕立てたアイテムをそろえる。ライン名の“e(eの上にドットが2つ付く文字)”はロシア語のアルファベットで「ヨー」と読み、女性の丸みのある“e”シルエットと、バストトップの“・・”をイメージさせる文字そのものの形から採用した。イメージビジュアルは写真家の松原博子が撮影。商品はビオトープの東京、大阪、福岡の3店舗と、公式オンラインサイトで取り扱う。

 ファーストシーズンの2021年春夏は、ハイゲージのコットンストレッチ天竺を用いたカップ付きキャミソール(税込9900円)やバンドゥブラ(8250円)をはじめ、ショートレギンス(7700円)、透け感のあるボディースーツ(1万54000円)、靴下(4180〜7150円)などのほか、一緒にコーディネートが可能なワンピース(2万9700円)やタイトスカート(2万7500円)などの10型をラインアップする。

 またコラボレーション商品も豊富に用意。スペイン発のブランド「ガブリエラ​ コール ガーメンツ(GABRIELA COLL GARMENTS )」とは、別注したウールジャケット(10万8000円)やパンツ(8万5320円)、ドレス(7万3440〜8万1000円)、東京発のジュエリーブランド「ララガン(R.ALAGAN)」とはネックレス(3万5200〜3万7400円)、ヘアスタイリストShucoのヘアアクセサリーブランド「トレス(TRESSE)」とのヘアバンド(8800円)、「エポ ヘアスタジオ(EPO HAIR STUDIO)」による100%天然素材をブレンドしたルームフレグランス(7150円)とディフューザー(1万2100円)をそろえる。

 ビオトープのバイヤーで、“ヨー ビオトープ ランジェリー”を手掛ける曽根英理菜は、「昨年、コロナ禍で何かできることは考えたときに、家と外でも楽しめるファッショナブルなインナーを提案したいと考えた。オーガニックコットンやシルクなどの素材は素敵だが、価格がどうしても上がってしまう。ビオトープではデイリーに使える素材感で、買い替えやすい価格設定を意識している」と話した。

The post ビオトープが肌着ラインを開始 “インナーの選択肢を増やす” appeared first on WWDJAPAN.com.

「クリニーク」の広告塔にK-POPグループ「DIA」のチョン・チェヨン

 「クリニーク(CLINIQUE)」はブランドのニューフェイスに、K-POPガールズグループ「DIA(ダイヤ)」のチョン・チェヨンを起用した。彼女は今春パワーアップするロングセラー保湿ジェルクリーム“モイスチャー サージ ジェルクリーム 100H”の広告に登場する。肌の“お守り的存在”として30 年以上にわたり進化し続けてきたピンク色の保湿ジェルは、先進の「アロエ発酵テクノロジー」を搭載し、肌のすみずみまで潤いを巡らせる。そんなみずみずしさ満ちる肌を表現するアイコンとして、チェヨンが抜擢された。また、透き通るような透明感のある肌をかなえる美容液“イーブン ベター ラディカル ブライト セラム”のビジュアルにも登場。今後、ほかのビジュアルも続々と公開する予定だ。

 チェヨンは韓国の9人組ガールズグループ「DIA」のメンバー。宝石の中で最も高貴で、時間が経っても常に愛されるダイヤモンドのようにキラキラ輝くことがグループ名の由来で、2015年9月にアルバム「Do it amazing」でデビュー。チェヨンはダイヤのセンターとしてグループをけん引するほか、女優やモデルとしても人気だ。

 「クリニーク」は昨年、同じくK-POPガールズグループ「レッド・ベルベット(RED VELVET)」のアイリーンをアジアアンバサダーに起用して話題を呼んだ。

The post 「クリニーク」の広告塔にK-POPグループ「DIA」のチョン・チェヨン appeared first on WWDJAPAN.com.

銀だこホットランド、ロードサイドに天ぷらオープン。2回に分けて提供で専門色出す。

「築地銀だこ」を展開する株式会社ホットランド(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐瀬 守男)が、自社天ぷら専門店「日本橋からり」のロードサイドバージョン「江戸前天ぷらめし からり 海老名店」を4月28日(水)にオープンさせる。
Posted in 未分類

「業スー」の神戸物産、「焼肉きんぐ」に挑戦状。「焼肉戦国時代の始まりじゃー!」

 安さを特徴とする「業務スーパー」を全国で展開する神戸物産が食べ放題焼肉マーケットに力を入れている。関東で既に5店を展開。100店を目指す構想だ。この分野は物語コーポレーションが展開する「焼肉きんぐ」が260店を布陣し、トップにいるが、多くの企業が参入し、戦国時代となってきた。
Posted in 未分類

ぐるなび、楽天デリバリー/テイクアウトを承継。楽天は飲食関連をぐるなびに集約。

株式会社ぐるなび(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉原 章郎)が楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史)の行う「楽天デリバリー」事業及び「楽天リアルタイムテイクアウト」事業を会社分割により承継すると発表した。
Posted in 未分類

「バーバリー」2021-22年秋冬コレクション

「バーバリー(BURBERRY)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。

The post 「バーバリー」2021-22年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.com.

「資金詰まり」の倒産・廃業、目の前に。専門家は「今年後半から来年がヤバイ」

 東京、大阪、兵庫、京都への3度目の緊急事態宣言で、飲食店を経営する中小企業が倒産や廃業となる可能性が高まっている。2020年春のコロナ初期、キャッシュ確保のため、多くの飲食店が借り入れに走った。だが、長引くコロナの中、それを溶かしてしまったところは少なくない。「崩壊」が近づいている。
Posted in 未分類