「メッキ(MEKKI)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ニューヨークを拠点に活動するアーティストのカウズ(KAWS)は、国内初の大型展覧会「カウズ トウキョウ ファースト(KAWS TOKYO FIRST)」を東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで7月16日〜10月11日に開催する。
同展では、初期の作品から最新作までの絵画や彫像、プロダクトの約150点を展示する。カウズが所持する未公開作品も披露するほか、AR作品や体験型のコーナーも設ける予定だ。展覧会名には、“原点回帰”という思いを込めて、2001年に渋谷パルコで開催した個展と同じタイトルを選んだ。また会場をより楽しむため、FMラジオ放送局J-WAVEのグローバー、長谷川ミラ、武藤千春による無料音声ガイドを用意する。コンパニオンの目“××”があしらわれた「名菓ひよ子」やコラボアイテムがそろう物販コーナーも設置する。
展覧会のサポーターには俳優の新田真剣佑を起用。新田は「カウズの作品はもともと好きだったので、とても光栄だった。一つ一つの作品がユニークでカラフルなところが魅力。将来的にはコラボレーションもしてみたい」とコメントした。
また「デュオ(DUO)」を擁するプレミアアンチエイジングが特別協賛する。同社の松浦清社長は、“世界中を旅する”巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ」では香港と静岡に出向き、自宅にも多くのフィギュアを飾るなど、カウズのファンであることを公言している。
■KAWS TOKYO FIRST
会期:7月16日〜10月11日
会場:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー52階
入場料:6月に発表予定
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「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事柄を伝えます。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。
第3弾は、日本を代表するメンズブランド「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」の尾花大輔デザイナーが登場しました。動画では、小さな店から今の規模まで成長させた尾花デザイナーのリーダーシップの秘訣を解き明かします。「自分が全部正しいなんて思わない方がいい」と部下の意見を取り入れて変化を楽しむ姿勢や、スタッフ、バイヤーら関係者の声からその人柄へ迫りました。また貴重なオフィス内や普段通っているプールやジム、銭湯も密着。デザイナーに至るまでの経歴も聞きました。
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5月末までの緊急事態宣言の延長を受け、12日から百貨店各社の休業も“延長戦”に入る。東京都と大阪府が商業施設への休業要請の継続を決定。高島屋が同日から都内4店舗の営業範囲を大きく拡大し、衣料品やラグジュアリーブランドなどの売り場を再開すると発表しているが、他社に追従する動きは見られない。5月末までの休業となれば、取引先を含めて経営への打撃は一層深刻になる。各社は難しい舵取りを迫られている。
阪急阪神百貨店は大阪府の定める「生活必需品」のガイドラインに沿い、大阪にある店舗については、食料品と化粧品以外のフロアを12日以降も休業継続する。11日に配信形式で行われた親会社のエイチ・ツー・オー リテイリングの21年3月期決算会見で、荒木直也社長は「大阪の医療のひっ迫状況を考えれば、(休業継続は)やむを得ない状況」と語った。
ただ5月末まで休業が継続すれば、基幹2店(阪急うめだ本店、阪神梅田本店)を1カ月以上も店を閉めることになり、「業績へのダメージは昨年4〜5月の緊急事態宣言時と同等になる」(山口俊比古・阪急阪神百貨店社長)と予想する。同社は当初、この会見で新中期経営計画の発表を見込んでいたが、足元のダメージを受け、22年3月期の業績予想の発表とともに見送った。「(休業要請対象の)ガイドラインの見直しも含めて、今後何らかの形で行政に働き掛けることを検討したい」(荒木社長)。
一方で東京都は「生活必需品」のガイドラインを明確に定めておらず、休業する売り場の範囲は百貨店各社に委ねられている。三越伊勢丹は都内4店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹立川店)の、婦人・紳士の服飾雑貨(傘や帽子、ハンカチなど)、靴、バッグ、リビングカテゴリーの12日再開を決めた。「要望の特に多かったリビング用品や、気候の変化に伴い必要になる身の回り品を優先した。あらゆる商品ジャンルで再開の準備は進めており、お客さまの声に耳を傾けながら柔軟に対応する」(同社広報)。
そごう・西武は西武池袋本店、西武渋谷店で現状の営業体制(食料品、化粧品、一部の専門店以外を休業)を13日まで続け、それ以降の営業範囲の見直しを検討している。同様に食料品、化粧品を営業する大丸松坂屋百貨店は12日から、大丸東京店、松坂屋上野店のレストランなど一部の売り場を再開。大阪の3店舗(大丸心斎橋店、大丸梅田店、松坂屋高槻店)は現状の営業体制を維持する。
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阪急阪神百貨店を中核にするエイチ・ツー・オー リテイリングの2021年3月期連結業績は、純損益が247億円の赤字(前期は131億円の赤字)だった。コロナ関連で54億円、減損損失で148億円の特別損失を計上した。イズミヤなどスーパーは堅調だったものの、百貨店事業の大幅な減収を痛手になった。売上高は前期比17.6%減の7391億円だった。
百貨店事業は売上高が26.5 %減の3455億円、営業損益が131億円の赤字に転落した。昨年春の臨時休業を経て、10月以降はラグジュアリーブランドの回復もあって売上高は15%減ほどで収まっていたが、1月以降はコロナの第3波によって20%以上の落ち込みが続いた。免税売上高は88%減で終わった。
22年3月期の業績予想は現時点では見送る。百貨店事業では、厳しい局面が当分続くとして販管費抑制などのコスト構造改革に努める。
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2021年春夏シーズン、新たにバーニーズ ニューヨークがおすすめするブランドやアイテムを不定期でスタッフ自らリコメンド!
本日はウィメンズチーム アシスタントバイヤーの小川郁が、バーニーズ ニューヨーク初登場のアクセサリーブランドをご紹介します。
こんにちは。
ウィメンズチームでジュエリー・アクセサリーを担当している、小川と申します。
今回は、5月14日(金)より銀座本店にて期間限定で登場する、陶磁器を使用したコスチュームジュエリーブランド<チャソチミ>をご紹介いたします。
<チャソチミ>は“あたらしいホウセキ”をコンセプトに、陶磁器ならではの独特な質感や、デザイナーの感性が生み出す造形やペイントで、コスチュームジュエリーの新たな愉しみ方を提案しています。
こちらのブランドは、土台作りから絵付けまでの全ての工程を、デザイナー自身によって製作しています。
窯の僅かな温度の差でも仕上りに大きな変化が生まれるため、2つとして同じ作品が存在しないのが特徴です。
カラーリングも、同じ色でも少しずつニュアンスが異なるので、青色だけでもこのバリエーション!
今回の期間限定イベントでは、“旅するアクセサリー”をコンセプトに、世界10ヶ国の花々をイメージしたバーニーズ ニューヨーク限定モデルを全て1点もので20型ご用意いたします。そのラインナップがこちら!
この1年で私たちのライフスタイルや価値観は大きく変化し、会いたい人に会えない、行きたい場所にいけない、このような沢山の辛抱の中で、私にとっての大きな変化は、旅をする機会を失ったことでした。
「旅の“非日常”を、日常に。」
そんな想いを世界各地の花々とともにアクセサリーに投影させて、<チャソチミ>の人気のシグネチャーモデルでもあるスライスハートの2連ピアスに1つずつ手描きでペイントをほどこし、特別なピアスに仕立てていただきました。
日本でいう桜のような国花や、その国の原産の花をモチーフにしています。
意外性のある国と花の組合せもあるので、どの国がどの花か、予想するのも楽しみ方のひとつです。
また、身に着けることでポジティブな気持ちになるよう、花言葉にもこだわって花をチョイスしているので、今の気持ちとリンクするものや、背中を押されるものを選んでいただけると嬉しいです。
「大人だからハートはちょっと…。」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大人の女性のシンプルなワードローブにこそ、遊び心のあるアクセサリーが映えるので、ぜひ手にとってご覧いただきたいです!
こちらは、南アフリカをイメージしたカラーのピアス。ブラックをアクセントにモードに仕上げました。
プライス: ¥19,800(税込)
こちらは、ロシアをイメージした向日葵のピアス。上級者は柄もののウェアに柄もののアクセサリーをコーディネートするのもおすすめ。
プライス: ¥19,800(税込)
期間中は限定ピアスに加え、人気の定番ピアス・イヤリング・ネックレス・ブレスレットも取り揃えて一堂にご紹介。
さらに、イベント期間中<チャソチミ>のアクセサリーをお買上げいただいた方に先着で、オリジナルのジュエリークロスをお渡しいたします。
お出掛けが特別な今だからこそ、身に着ける人も、それを見る人もハッピーな気持ちになって欲しい。
そして着けない時はアートピースのようにお家で眺めて、思い入れのある土地、いつか訪れてみたい土地に思いを馳せて、楽しんでいただけたら嬉しいです。
POP UP STORE: CHASOCHIMI
5/14 FRI. – 5/30 SUN. 銀座本店1F
※イベント内容・スケジュールは予告なく変更となる可能性がございます。予めご了承ください。
「ミュウミュウ(MIU MIU)」は「リーバイス(LEVI'S)」とコラボレートし、リメイクジーンズのカプセルコレクションを発表した。1000着の数量限定で発売する。価格はデザイン次第で、980ドル(約10万5000円)や5800ドル(約62万6000円)など。5月中旬にロンドンのセルフリッジ(Selfridges)と上海のショッピングモール「IAPM」でデビューし、その後5月25日〜6月6日にロサンゼルスの「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」で販売。「ミュウミュウ」の店舗やECには6月18日から並ぶ予定だ。
「ミュウミュウ」を擁するプラダ・グループ(PRADA GROUP)のミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は2020年12月、“アップサイクルド バイ ミュウミュウ(Upcycled by Miu Miu)”プロジェクトを発足。第1弾では、世界中から集めた1930~70年代のドレスやワンピースを同氏が刺しゅうやリボン、スパンコール、クリスタルビーズなどを使って「ミュウミュウ」らしくリメイクした。今回もアイテムは全て一点物。それぞれのアレンジは手作業で施されている。
本コラボでは1980〜90年代の「リーバイス」のシグネチャーモデル“501”ジーンズやデニムジャケットに、スパンコールやパール、刺しゅう、レザーなどを加えてアレンジ。“501”ジーンズはメンズを使用し、膝丈とフル丈の2種類をそろえた。ジャケットはパフスリーブや白いレースを使ったフリルの襟などを施した。腰部分のジーンズのタグもライトピンクに変更し、両ブランドのロゴを記した。
キャンペーンには、俳優のエマ・コリン(Emma Corrin)とモデルのリラ・モス(Lila Moss)、ジョージア・パーマー(Georgia Palmer)を起用した。フォトグラファーのジョニー・デュフォート(Johnny Dufort)が撮影。コリンはパフスリーブのデニムジャケットと、スパンコールが輝く“501”ジーンズを着用。モスは全体がビーズで飾られたセットアップに、パーマーはレザーで装飾されたアイテムを着ている。デザインを通してマスキュリニティー(男性性)やフェミニニティー(女性性)の揺らぎを遊び心満載に表現した。
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東京都内の百貨店や大型商業施設で、5月12日以降の営業再開・拡大に向けた動きが広がっている。東京都は現時点で12日以降も休業要請を継続しているが、「再開を決めた一部ファッションビルや百貨店は、われわれテナントや取引先と向き合って、丁寧に意見を聞いてくれた」と、シューズブランド「ユナイテッド ヌード(UNITED NUDE)」日本法人の青田行社長は話す。青田社長は昨年の1度目の緊急事態宣言時から、ファッション小売業支援の署名運動を立ち上げたり、政治家に陳情を行ったりといった活動を継続。一匹狼が多い日本のファッションの中小企業リーダーには珍しい、“アクティビスト”タイプの経営者だ。青田社長に、テナント企業が今何を思っているのかを聞いた。
WWD:都内の商業施設で、 12日以降の営業再開・拡大の動きが広がっている。施設側とテナントとの間にはどのようなやり取りがあったのか。
青田行「ユナイテッド ヌード」日本法人社長(以下、青田):テナントや取引先に、営業を再開するか否かについて非常に丁寧にヒアリングをしてくれたデベロッパーや百貨店もあった。ルミネやパルコ、高島屋、伊勢丹新宿本店などがそうだ。他方、ヒアリングなどはなく、休業継続を文書一枚で一方的に通知してきた施設もあった。5月の大型連休商戦に対して、われわれは施設側から売り上げ目標を持たされていたにも関わらずだ。ファッションブランドであれば、どこも当社と同じように連休に向けて商品を仕込んでいたと思う。それに対し、メールだけで休業継続を告げてくるというのはやや荒っぽいように感じた。
WWD:政府は12日以降は百貨店などへの休業要請を営業時短要請に切り替えると発表した。一方で、東京都は休業要請を継続。方針の違いに業界が振り回されている。
青田:休業要請はあくまで「要請」であって、休業するかしないかは各施設の判断だ。ファッションが生活必需品となるのかどうかは国も自治体もはっきりと基準を示しておらず、事業者の判断に委ねられている。そういう事情は私もよく理解しているし、営業再開と休業継続のどちらが正しいかなんて現時点では答えはない。ただ、施設として休業を継続するならするで、取引先に対してしっかりと考えを説明してほしい。営業再開するか否かについての施設の判断は、われわれ取引先の全社員の生活に関わってくるものだ。ヒアリングなどがなく、向き合う姿勢を感じない一部の施設に対しては、「われわれ取引先やその先にいるお客さまを見ずに、一体どこを向いて商売をしているのか」と感じる部分もあった。
WWD:「百貨店や大型商業施設を狙い撃ちするように休業要請が出されている」といったような声も業界内外で聞かれる。
青田:事業者であるわれわれが自分の考えを持って、声をあげていくことの重要性を感じている。声をあげれば、国や自治体は無視ができなくなる。「休業に協力してください」という呼びかけに対し、われわれは意思表示をしっかりした方がいい。声をあげないから、業界として舐められてきた部分もあるように思う。世の中を見ていても、(百貨店や商業施設に同情的な声が広がっており)昨年の緊急事態宣言時とは風向きが大きく変わっているのを感じる。今回、テナントや取引先にヒアリングをしてくれる施設が出てきたことも大きな変化だ。今もまだ営業再開するかどうか他社の様子をうかがっている施設もあるが、施設側とテナント側とが互いに向き合っていくことが求められていると思う。
この先も緊急事態宣言が発令されることはあるだろうし、国と自治体で言っていることが違って、事業者が判断をしなければいけないケースは出てくると思う。(コロナ禍以降、施設からのテナント撤退などのニュースも多いが)取引先とコミュニケーションをしっかり取って判断していく姿勢があるかどうかは、テナント側が今後施設とどう付き合っていくかという部分にも影響してくると思う。
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資生堂は、デジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュアとデジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する合弁会社、資生堂インタラクティブビューティーを7月に設立する。資本金は1億円で資生堂が過半を出資。両社から約250人の社員が所属し、デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築を加速する。
資生堂は、2月にアクセンチュアと戦略略的パートナーシップを結び、デジタルマーケティングの加速、グループ全体の基幹業務システムの統一・標準化、及びデジタル専門分野での社員のスキル向上を図ることを進めていた。今回の合弁会社設立でそれらを強めることはもちろん、「デジタルフォーメーション(DX)を推進し、お客さま一人一人に合わせたパーソナライズされたサービスを生涯にわたりデジタル、リアル問わずシームレスに提供できるような、ビューティをよく知るデジタル・IT専門家集団になる」と魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは語る。
資生堂インタラクティブビューティーは、「すべての人生を健やかでリッチに。デジタルとテクノロジーを駆使して一人ひとりの明日のビューティー体験を創造する。」をミッションに掲げ、アクセンチュアが有するデジタルとITの専門性や優れた人材育成プログラムを導入する。従業員には生産性の高い働き方や最新のデジタル・IT教育機会を提供。消費者にはパーソナライズされた店頭とオンラインを融合したサービスなどを行う。また、資生堂やグループ会社にデジタルマーケティング業務、デジタル・IT関連業務を提供することで、日本・世界のビューティ業界に資するような取り組みを進める。
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合成ダイヤモンドの市場が急速に拡大している。ダイヤモンド専門の市場調査を行うポール・ジムニスキー・ダイヤモンド・アナリティクス(Paul Zimnisky Diamond Analytics)によると、2018年の世界のダイヤモンドジュエリー市場の年間売上高は約9兆円で、うち合成ダイヤが占める割合は3%だったのが現在は22%に伸び、35年には売上高が現在よりもさらに8倍に拡大すると見られている。国内では合成ダイヤモンドに特化した「シンカ(SHINCA)」や「プライマル(PRMAL)」がデビューし、欧米でも新たなジュエリーブランドが続々と参入している。
中でも注目なのが、ロンドン発の「キマイ(KIMAI)」だ。同ブランドは18年に約100万円の資本金で設立し、19年には約1億3000万円の資金調達に成功。20年には売上高は非公開ながら、約2500%増という年間成長率を記録したという。ブランド設立後すぐにメーガン・マークル(Meghan Markle)やエマ・ワトソン(Emma Watson)、ジェシカ・アルバ(Jessica Alba)らのセレブリティーが着用したことも後押しし、ファッション誌やビジネス誌で数多く取り上げられた。
同ブランドを立ち上げたのは、ベルギー・アントワープのダイヤモンドトレーダーの家庭で育った27歳のシドニー・ノイハウス(Sidney Neuhaus)とジェシカ・ワーチ(Jessica Warch)の2人だ。合成ダイヤモンドと100%リサイクルのゴールドを使用したジュエリーと、ビスポークの婚約・結婚指輪を約2万5000円〜20万円の価格帯で提供している。英セレクトショップのブラウンズ(BROWNS)とブラウンズ イースト(BROWNS EAST)で取り扱われているものの、基本はDtoCでの販売が中心だ。合成ダイヤの市場は今後どこまで拡大するのだろうか。またし烈な争いを制するために他ブランドとの差別化すべきこととは。「キマイ」共同創業者のジェシカ・ワーチに聞いた。
ーー「キマイ」立ち上げまでの経緯は?
ジェシカ・ワーチ(以下、ワーチ):私はロンドンのビジネススクールで金融を学び、新興企業に勤めていたの。20年来の幼なじみであるシドニーはロンドンで宝石鑑定士として働いていて、2人で合成ダイヤを知った直後から試作品を一緒に作っていたわ。その後私たちは仕事を辞め、互いの貯金を崩して資本金約100万円で18年に「キマイ」のECサイトを立ち上げた。2カ月後、当時は公的な立場にあったメーガン・マークルが私たちのイヤリング“フェリシティ”を着用したことで売り上げは一夜にして急増し、その年に資金調達に成功したわ。現在も“フェリシティ”はベストセラー商品の一つよ。
ーー合成ダイヤについて知ったのはいつ?
ワーチ:シドニーと一緒に、地元アントワープの宝石商の元を訪れたときね。合成ダイヤモンドの普及によって、私たちが愛するダイヤモンドジュエリー業界をよりサステナブルかつエシカルに進化させ、次世代のニーズに合った商品を提供できると感じたわ。
ーー合成ダイヤになぜ可能性を感じた?
ワーチ:私たちはダイヤモンドトレーダーの家庭で育ったから、ダイヤモンドジュエリー業界で働きたいとは長年思っていたの。でも18歳のころ、この業界がいかに環境破壊に加担し、サプライチェーンの透明性が欠如しているかという深刻な問題に気づいて、時代遅れの業界に幻滅したわ。それから何か新しい方法で改革したいと模索し、合成ダイヤなら業界の問題解決につながると確信したのよ。
ーー業界が抱える問題とは?
ワーチ:原石を採掘するために大量の土を掘ることで土壌汚染を引き起こしやすくなるし、採掘時に排出する二酸化炭素も問題ね。また“ブラッド・ダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)”と言われているように、ダイヤモンドの原石の売買が紛争の原因になっていることもある。サプライチェーンが不透明だから、ダイヤがどこから採れたのかを知るのはほぼ不可能だし、採掘場での児童労働から低賃金、無償労働、人権問題などはとても深刻よ。
ーーその問題が合成ダイヤによってどう改善される?
ワーチ:現在契約しているインドの生産工場は太陽光発電を用いているから、二酸化炭素排出量は大幅に削減できる。工場の労働環境と賃金も基準を満たしているし、良好な信頼関係を築けているわ。天然ダイヤは、採掘から購入者の手元に届くまでに15のプロセスを要するのだけど、「キマイ」の商品は6に短縮して追跡もできる。それに作業工程を省くことで、価格帯を一般的な相場よりも30〜40%下げることができたわ。製品はアントワープにあるアトリエで職人が手作業し、パッケージはリサイクルダンボールで、配送はカーボンニュートラルで徹底しているわ。
ーー天然ダイヤと合成ダイヤは生産背景以外でどう違う?
ワーチ:合成ダイヤは天然ダイヤと物理的な特性が同じで、見た目だけでは宝石商でも区別ができないの。旧式のダイヤモンド検出器でも鑑別できないから、特別な機械が必要なぐらいよ。「キマイ」の合成ダイヤはIGI(International Gemmological Institute)鑑定書付きで、0.5カラット以上の場合は要望に応じてGIA(Gemological Institute of America)、またはHRD(Hoge Raad voor Diamant)の鑑定書を取得できるわ。
ーー「キマイ」の顧客層は?
ワーチ:欧米の28〜45歳の女性ね。婚約・結婚指輪に関しても、女性の顧客が大半を占めているわ。新製品を毎月発売するサイクルが奏功して、リピートにつながっている。ダイヤモンドをより身近に感じてもらいたいという思いでブランドを立ち上げたから、女性顧客のリピート率が高い現状に満足しているわ。今後は消費者と情報を共有し、コミュニティー作りに力を入れていくつもりよ。特に、消費者に合成ダイヤについて伝えていくことが必要ね。合成ダイヤが宝石か否かという定義や、ダイヤの種類についても基準がまだあいまいなの。だから、調達した資金を教育のコンテンツ制作にもあてて、合成ダイヤの正しい知識を伝えていきたいわ。
ーー合成ダイヤの市場はさらに拡大しそうだが、ほかとの差別化はどう図る?
ワーチ:合成ダイヤを扱うブランドが増えた理由は、製造技術の向上によって品質が格段に上がったことと、消費者が環境負荷が少ない製品を望んでいるから。これからはサプライチェーンの透明性がさらに重要になるわ。同時に、再生可能なエネルギー源や、リサイクル貴金属をどう使うかも大事ね。でも、私たちがここまで成長できているのはサステナビリティの取り組みだけでなく、デザインと品質にこだわってきたからこそ。これからも顧客からの意見を取り入れて、ほかと差別化を図っていきたいわ。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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ワークマンの2021年3月期業績は、売上高に相当する営業総収入が前期比14.6%増の1058億円、営業利益が同25.0%増の239億円、純利益が同27.5%増の170億円だった。大幅な増収に加えて、プライベートブランドの伸びが利益の底上げに寄与した。
店舗の売上高を合計したチェーン全店売上高は同20.2%の1466億円だった。「ワークマン」「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」の期末店舗数は純増38の906店舗になった。コロナ禍にあっても既存店売上高は前期比14.2 %増の高い伸びを維持している。既存店の1店あたりの売上高は1億6025万円で、1日あたりの客数は前年実績よりも21人多い166人になった。
22年3月期予想は、営業総収入が前期比7.0%増の1144億円、営業利益が同7.8%増の266億円、純利益が同6.5%増の181億円。チェーン全店売上高は6.5%増の1561億円を見込む。
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いつもバーニーズ ニューヨークをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
5月12日(水)より、バーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・神戸店は営業を再開いたします。
また、新型コロナウイルス感染防止ならびにお客様・従業員の健康と安全確保の観点から、当面の間はバーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・横浜店・神戸店・福岡店の5店舗にて短縮時間営業、ならびに神戸店は土曜・日曜は引続き臨時休業とさせていただきます。
これに伴い、バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンターの受付時間も変更させていただきます。
アウトレット神戸三田店はアウトレットモールに準じ営業時間の短縮や休業をさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。
※状況により変更となる可能性がございます。予めご了承ください。
【5月12日(水)より営業再開】
バーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・神戸店
【バーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・横浜店・神戸店・福岡店】
営業時間: 11:00 – 19:00
※5月12日(水)より当面の間とさせていただきます。
※神戸店は土曜・日曜は臨時休業とさせていただきます。
【バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター】
受付時間: 11:00 – 19:00
※5月12日(水)より当面の間とさせていただきます。
キノコの菌から作った“人工マッシュルームレザー”が注目を集めている。動物を犠牲にすることなく、環境への負荷も従来の動物の皮革と比較すると極めて低いことから、有力ブランドが新興企業と組んで開発を進めている。
“マッシュルームレザー”は再生可能なキノコ類の菌糸体(マイセリウム)から作られており、約2週間で製造できる。一方、皮革1キログラムを生産するのに要する水の量は1万7000リットルにのぼり、畜産は、世界の温室効果ガス排出量の約18%を占めている。水リスクが高いエリアで行われていることも多く、現在アマゾンの森林伐採地域の70〜80%が家畜の牧草地として使用されているなど、生態系の破壊の要因のひとつになっている。また、一般的な合成皮革は布地をベースに合成樹脂を塗り、表面層を天然の革に似せているため石油由来だ。
「エルメス(HERMES)」は米国のスタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)と開発した「シルヴァニア」を用いたバッグを3月に発表し、今年中に発売する。アディダス(ADIDAS)もまた4月15日に、米ボルトスレッズ(BOLTTHREADS)が運用する「マイロ(MYLO)」を用いた“スタンスミス”を発表し、今後12カ月以内に商品化する予定だ。しかし、革新的技術を用いた新素材だけに量産化に向けた課題は多い。スケールアップをどうするのか、強度をどのように担保するのか、均一性をどう保つのか、使用中のケアや廃棄はどうするのか、100%バイオベースが可能か――ちなみに「マイロ」は、強度を担保するために仕上げに石油化学製品を用いているため、ドイツ規格協会に60~85%がバイオベースと認定されているが生分解はしない。
アディダスで「マイロ」に取り組む、デイヴィッド・カス(David Quass)ブランド サステナビリティ・グローバルディレクター、ダーラン・キル=フューチャーチーム テクノロジークリエイション シニアマネジャー、ニコラ・グルーネウェフ(Nicholas Groeneweg)フューチャー・シニアマネジャー、マーティン・ラヴ(Martin Love)オリジナルズ カテゴリーディレクター、4人のキーマンに「マイロ」運用への課題とその可能性を聞いた。
WWD:「マイロ」を用いたプロダクトの拡大をどのように進めるのか?
ニコラ・グルーネウェフ=フューチャー・シニアマネジャー:近い将来、「マイロ」素材の商業化の可能性が立証されることに期待を寄せている。今後12カ月以内に“マイロ スタンスミス”の限定版第1号モデルを発売できるよう取り組んでいる。価格帯は同じカテゴリーの類似プロダクトに合わせられるよう目指している。その後、少しずつ規模を拡大しながら種類を増やし、「マイロ」をほかのプロダクトやシリーズに導入していく予定だ。
デイヴィッド・カス=ブランド サステナビリティ・グローバルディレクター(以下、デイヴィッド):アスリートや消費者のニーズに合わせて革新的なコンセプトを生み出すことは、市場におけるポジションを高め、当社のビジネス戦略の重要な要素になっている。われわれは当社のバリューチェーン全体で、サステナビリティの実現につながること――画期的で新たなテクノロジーやプロセスを生み出す技術への投資を行っている。また、デジタル化の可能性を探りながら、われわれの革新的なコンセプトの源を確保することに努めている。
WWD:「マイロ」は「リサイクルを前提に開発された素材」とオンラインカンファレンスで話していた。将来、“スタンスミス マイロ”は“フューチャークラフト.ループ(Future Craft. Loop)”のようなモノマテリアル化/単一素材化を目指すのか?
デイヴィッド:今のところは“スタンスミス マイロ”はコンセプトフットウエアで、ケミカルリサイクル(使用済みの資源を科学的に分解して原料に戻し再度活用すること)に対応させる計画はない。
ダーラン・キル=フューチャーチーム テクノロジークリエイション シニアマネジャー:現時点で“スタンスミス マイロ”はコンセプトにすぎないが、そう遠くない未来に必要なテストを実施し、リサイクル可能か、まだその段階ではないかの判断ができるだろう。
われわれの目標は“END PLASTIC WASTE (廃棄プラスチックをなくす) ”だ。そのために、2024年までに全てのポリエステルをリサイクルポリエステルに切り替えることを目指している。また、30年までにCO2排出量を30%削減し、50年までにカーボンニュートラルを実現するという、壮大な目標を立てている。この目標を実現するために、成長を維持しながら、ビジネスの抜本的な見直しを図っている。そこでまず行っているのは、どんな素材をどのように活用するかを見直すこと。次に目を向けているのは、再生や再構築が可能な“Made with nature (自然とのコラボレーション)”のプロダクトを作ること。これが“END PLASTIC WASTE” に向けたイノベーションの長期戦略となっている。
新素材「マイロ」の導入は、“Made with nature”コンセプトのプロダクトを通じて未来を築くというアディダスの大きな目標において重要な進展だ。
当社が掲げるモノ作りのコンセプト“再生のループ(Regenerative Loop)”の最終目標は、天然由来の成分から開発された素材や、研究室で開発された細胞由来・タンパク質由来の素材を用いてプロダクトを作ることだ。
WWD:「マイロ」の優位性は?
デイヴィッド:「マイロ」には農業分野から見ても土地利用面積の削減につながり、しかも14日のリードタイムで収穫できるという2つの点で環境に利点がある。また、「マイロ」は汎用性が高く、多種多様な着色や仕上げ加工が可能なので、アディダスではゲームチェンジャーとなる最新素材を使用する初のモデルにクラシックな“スタンスミス”を選択した。
WWD:規模拡大に関して現在の課題は?
マーティン・ラヴ=オリジナルズ カテゴリーディレクター:規模拡大はそれほど困難ではない。むしろプロセスの方に手間がかかる。素材からフットウエアを生み出すために、12カ月かけて開発を進めてきた。開発が完了した現在、次のステップとして、段階的に量産化の試験を行いながら、大量生産への対応とその際の品質を分析する段階に入っている。1足のフットウエアなら多くの手間をかけて神経を注ぐことができるが、今後は数百足、数千足でも均一に作らなければいけない。当然、ある程度の時間がかかる。
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