「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。
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「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が7月5日、パリで新フレグランスコレクション “レ・エクストレ コレクション”の発表会を行った。「ルイ・ヴィトン」のインハウス・マスター・パフューマ―であるジャック・キャヴァリエ・ベルトリュード(Jacques Cavallier Belletrud)と建築界の巨匠フランク・ゲーリー(Frank Gehry)とのコラボレーションにより誕生した新作は全5種で、日本では10月初旬発売を予定している。
レセプションにはニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが出席。ケイティ・ペリー(Katy Perry)、オーランド・ブルーム(Orlando Bloom)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ダイアン・クルーガー(Diane Kruger)、ジョー・ジョナス(Joe Jonas)、ソフィー・ターナー(Sophie Turner)など多くのセレブリティが来場した。
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ご無沙汰しておりました~。
コロナ禍によるこの商況に思うところありまして、ちょっと記事作りを控えているところがあったんですけども、多くの方々とお仕事をしながら随分とhappyになったこともあり、再開しようかなーということで。
生活環境の変化から、私自身もやっぱりそれまでとは違う分野に魅力を感じたり、目に触れて反応する種類が増えたりしたわけですよー。だからね、なんか最近楽しいんだと思うのよね!
だってさ、とりあえず外に出かけないといられないタイプの人間だったわけですけど、気付いたらね、部屋の壁やグリーン、家具なんかのDIYが新しい趣味になっちゃったりしてるんですよね(笑)。人って適応能力ありますね~。もうこの多くの趣味に没頭してる生活から、社会には戻れないんじゃないかってさ(笑)。
そう想うとね、このコロナ禍でも悪いことばかりじゃないんだよ。
生活環境の変化から価値観も変わって、普段はそこまで思い入れが無かった身近なものにフォーカスするようになってね、そこに自分の趣向をちょっと入れたくなったのよね!
それならせっかくだから!っていうことでね、その新しく価値を見出したくなったモノをちゃんとお仕事に!ってなワケですね~(笑)。「コロナ禍の新しい生活様式に身近なちょっとイイモノ」を、私の勝手な主観たっぷりでご紹介です。
生活様式の変化からの新習慣!ってわけで、今まではお洋服というお仕事柄、カラダの外側ばかりを気にしてきた私ですけど、アルコール消毒やらマスクやら対策ばかりを気にしていると、カラダの内側もキレイキレイしている女性に尊敬の念すら湧いてきまして(笑)。去年の緊急事態宣言下で唯一、歯医者にだけはちゃんと最後まで通ったワケです。そうなると日頃使っている歯磨き粉が気になりましてね。そして、これを持ち歩くようになりましたの。これがね、なかなかのアイテムなんですよ。
歯磨き粉って言ってもね、昔懐かしラムネ的なタブレットです。しかもこれ、世界初のシコニン配合だそう(シコニンだからC520……)。天然由来成分のシコニンを分散化し、虫歯炎や口内炎、口腔内の傷、歯肉の引き締めなんかにアプローチするんですって。ホタテ貝由来のアパタイトも配合で黄ばみや口臭、炭も配合されているからホワイトニング効果も期待できますって!!
それでさ、大事なのがこのタブレットタイプって事なわけですよ。
ペーストじゃないからさ、フリスク感覚でポケットに入れて持ち運べるわけなのよ。
ペーストじゃないからさ、1粒を口に含んで、よく噛み砕くわけなのよ。
ペーストじゃないからさ、そのまま水で口をすすいでOKなのよ!良くない!?
もちろんブラッシングすれば尚良しなんでしょうけど。私の大きな趣味ひとつ、アウトドアの時なんて重宝しますよ、コレ。パッケージの見た目もオシャレブラックでツラ良しです。
はい、次いきま~す!
はい、まだ梅雨きてま~す!!
年間でイチバン嫌いな季節でございます。
ただでさえコロナ禍で外に出にくいってのに、湿度ムンムン汗ジンワリなんてほんといやよね。部屋着やインナーTシャツなんて、汗で汚れてもいいヤツ選んじゃうよね~。コロナで縛られた生活してんのにさ、限られた行動範囲で楽しみも少なからず奪われてんのにさ、せめて清々しい心地にさせてよね!!って気分もモンモンとしてますよ。
そんな中で出合いましたのよ、コレ。苦しんでいる日々に、今までにない心地よさを実感できる真っ白Tシャツ。その名も「究極のⅤネックTシャツ」です。
うん、ネーミングがだいぶ強めですよね。全く問題ございません。ご安心ください(笑)。Made in Tokyo を掲げて、世界のコレクションブランドの数々から信頼された縫製会社をご存じですか?商品企画に携わる方なら、江戸ヴァンスという名前をきっと聞いたことあるでしょ!?某メゾン達のショーピースから数多くのブランドの製品縫製まで、高付加価値なモノづくり技術を強みに生産しているファクトリーなんです。
この技術の会社が、原料の選定から紡績機、織機までをこだわり抜いて開発した一級品の生地が完成したと……、さっそく飛んで行って触れてみたら、コレがすごいんですよ(製品詳細は語りつくせませんが、後述でちょっと頑張ってみます)。
これを究極のTシャツにしましょう!ということで、雑誌「サファリ(Safari)」のオンラインストア「サファリラウンジ」とのコラボプロジェクトとして、数量限定で製品化されたのがコレなんです!!
エジプト綿の中でも最高級原綿と言われる超長綿(ギザ87)を使用。これ、一般的にはそもそも入手困難で触れる機会もめったにない代物!まずこれを50番単糸にしてコンパクトヤーン機で毛羽の少ない美しい糸にします。ちょっと専門的すぎて難しくなってきました?
さてこの後どうするか、創業100年の技術力という高名、小野莫大小工業さんの出番です。経験と卓越した技術、織機にしか作ることのできない生地にするわけです。高級感溢れる光沢としなやかさ、ハリ感、透けにくく程よい厚み。さらにはね、世界に誇る「小野式フライス編機」を使っているという!!ヤバいです。興奮ですよ!
ここまで来たら、江戸ヴァンスさんで縫製っす!通常はシャツなんかの布帛にしかできない「折り伏せ縫い」をカットソーに。高いテクニックある職人と独自技術を持つ会社が成せる業であります。うん、これまたやっばいね。
で、ⅤネックTシャツにして、更にシルクプロテイン加工で滑り感やなめらかさを加えて、和紙で美しく包んで、刻印入りの木箱に収めて、完成ですっ!
とここまで、ザックリすぎてごめんなさい!!伝えたい情報量が過多であります(笑)。
ほんとね、数少ないとはいえ、袖を通してみてほしいと切に願う一級品なんです。今まで感じたことのない感覚になりますよ。汗ばんでもサラッと清々しいのは当然なんですけど、肌触りなめらかでスルスルっとした感触もあって、ペラペラなモノとはまるで違う爽やかさと気持ちよさなんです!!わたし、すでに2枚をヘビロテしてますけど、洗濯したあとにシワもほとんど発生しないしイイのよ~。
ご興味湧いちゃった?もっと知りたくなっちゃったでしょ!という方へ、ぜひ製作過程を収めたムービーをご覧あれ!!
次回もまだまだ新価値観リコメンド投下しま~す!
井上智和:1981年東京生まれ、東京育ち。アイデア バイ ソスウ、サファリラウンジのアドバイザー/バイヤー。中央大学商学部を卒業後、三陽商会に入社し、店頭研修後に「バーバリー・ブラックレーベル」で販売トレーナー及びVMDを担当。3年目の終わりに「ラブレス」に異動しバイヤーに。国内外ブランドの開拓・買い付けをしながらセレクトショップの運営を学び、直近はバイヤーの他にプレス・販促・販売の長を兼務しながらリテール事業を経験。15年在籍の後に退社し、現在は「1H basix(ワンエイチ ベイシックス)」の名を冠して独立。ファッション・ライフスタイル領域のセレクトにて、アドバイジングやディレクション、買い付けを行なう傍ら、大人の本気遊びを体現し記事執筆を行う
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良品計画は、医薬品や健康情報の提供などを含む“健康領域”に参入する。第一弾として7月20日に、新潟・上越市で運営する世界最大級の店舗「無印良品 直江津」(約5830平方メートル)内に、「まちの保健室」コーナー(132平方メートル)を設ける。「無印良品」の商品で、疾病予防や心身の健康維持に役立つアイテムをまとめて陳列すると共に、「クオール薬局」のクオールホールディングスと組んで調剤薬局も展開する。
“健康領域”への参入は、「高齢化やコロナ禍により、健康への関心と不安は増している」「日頃の生活習慣や環境を整えるきっかけを作り、自分の健康と気軽に向き合える場を目指す」(広報)といった考えから。「無印良品」では、こうしたウエルネス分野を予防、維持、治療に分け、薬局など外部企業と協業しながらカバーしていく。
直江津の「まちの保健室」コーナーのグランドオープンは8月1日で、調剤開始も同日。同コーナーは物販、薬局のほかに、タニタの機器を使った血圧や筋肉量、体脂肪率などの測定スペースも設置。また、「健康体操講座」「薬剤師の漢方講座」「子育て大学」(どれも参加無料)など、健康に関するイベント・セミナーも定期的に開催し、「気軽に測って、聞いて、話して、すっきりして帰る、誰でも立ち寄れる場所」を目指す。
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「アンブッシュ(AMBUSH)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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“京都が眼鏡で活性化している!”として、東京からの進出組であるアイヴァンとグローブスペックス、地元で約30年商売を続けるローカル組のイアラ マーケティング スペシャリティズとグラッシーズ、4人の社長にインタビューを行った。東京・青山の骨董通りや大阪・堀江のように眼鏡店が集中するエリアとなった京都で、どんな化学反応が起こり、今後のアイウエアシーンにどんな影響を与えるのか?取材歴22年の眼鏡ライター藤井たかのが解説する。
かつて主力ブランドを失ったアイヴァンは、出店攻勢でオリジナル強化
全国に28店舗を運営するアイヴァン(東京、山本典之社長)の、近年のブランド創設と出店ラッシュには目を見張るものがある。2013年の「アイヴァン 7285(EYEVAN 7285)」を皮切りに、17年に「アイヴォル(EYEVOL)」と「10 アイヴァン」を立ち上げ、18年には「アイヴァン」を復活させた。これに合わせて、東京・青山の骨董通りに「アイヴァン 7285」「アイヴォル」「アイヴァン」の3店舗、大阪に「アイヴァン 7285」の直営店をオープンした。今年5月には、4つのオリジナルブランドのみで構成する新業態ジ・アイヴァンを京都・祇園に開店した。さらに16年からの5年間でシープ アイヴァンなど、アイヴァンレーベルの眼鏡サロンを11店舗出店している。攻めの姿勢を崩さないアイヴァンだが、かつては「バーバリー(BURBERRY)」を失った三陽商会に近い状況に置かれていた。
「アイヴァン」は、1960年代にアイビーファッションで一世を風靡したヴァンヂャケット(VAN)の眼鏡ブランドとして72年に誕生したが、2003年に活動を休止(18年に復活)。90年代以降のアイヴァン(旧オプティックジャパン)の主たるビジネスだったのが、89年から2018年までライセンス契約を結んでいたロサンゼルスの眼鏡ブランド「オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)」(1986年創業)の製造・販売だ。「オリバーピープルズ」は2007年に世界最大のアイウエア企業であるイタリアのルックスオティカ(LUXOTTICA)に買収されるが、その後も日本での高い販売実績が評価され、例外的にアイヴァンが製造・販売を続けていた。ルックスオティカジャパン(旧ミラリジャパン)が「オリバーピープルズ」の製造・販売を行うのは19年1月以降だが、早い段階で屋台骨を失うことを見越したアイヴァンは、新たなライセンス契約先を探すのではなく、「アイヴァン」をリブランディングし、「オリバーピープルズ」に変わる主力ブランドとして打ち出した。また近年の出店ラッシュには、企業買収が活発化する眼鏡業界で、卸先である小売店の販売だけに頼るのではなく、自ら売るための場を構築する姿が見える。
祇園に開店したジ・アイヴァンは、日本製の高品質なフレームを京都から発信するシンボリックな拠点だが、注目すべきは2階のギャラリーが「アイヴァン」の歴代モデルや広告などを展示するミュージアムになっていることだ。17年に眼鏡企業ボストンクラブが、オリジナルブランド「ジャポニスム(JAPONISM)」のミュージアムを、改装した自社ビル内に作り話題となったが、場所は本拠地の福井県鯖江市だった。アイヴァンは発祥の地ではない京都にアーカイブを展示しており、今後京都を軸に世界に向けてアピールする意気込みが感じられる。
コロナ禍でも“岡田無双”続く、さらに能ある鷹が爪を隠す?
グローブスペックスは、イタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展「ミド(MIDO)」が、優秀なアイウエアショップに与える「ベストア・アワード」を17年、18年と2年連続で受賞する快挙を成し遂げた。岡田哲哉社長もテレビや雑誌にたびたび取り上げられ、業界では向かうところ敵なしの“岡田無双”状態だった。満を持して20年6月、話題の商業施設、新風館に出店。コロナショックが直撃したが、京都店はグローブスペックス23年の歴史のなかで単店の月間売り上げ最高を記録し、初年度は予算比20%増で着地した。京都店には、フランスの「アン・バレンタイン(ANNE ET VALENTIN)」や「ザビエル・デローム(XAVIER DEROME)」など、カラフルで突飛なデザインのフレームが並ぶ。今回の取材で「京都では派手な眼鏡が売れる」という話を何度も耳にしたが、新風館に近い三条の眼鏡店オーグリラコンテ(1986年創業)でも、近未来的でユニークな立体造形の「ファクトリー900(FACTORY900)」を壁一面にディスプレーしていた。出汁(だし)文化で知られる京都だが、実は「天下一品」などこってり味のラーメンを好む一面もあり、それは眼鏡も同様のようだ。
グローブスペックス 京都店では、グローバルな接客にも注目したい。帰国子女の岡田社長にはニューヨークでの勤務経験もあり、英語も堪能だ。京都店出店にあたっては、海外で修行中の息子、雄さんを帰国させ店長代理とした。岡田店長代理は、アメリカで最も期待される次世代のデザイナーを表彰する「CFDA/ヴォーグ ファッション・ファンド・アワード」のファイナリストとなったアーレム・マナイ・プラット(Ahlem Manai Platt)のブランド「アーレム(AHLEM)」や、ビンテージフレームを修理してブランド展開する「ザ・スペクタクル(THE SPECTACLE)」のジェイ・オーウェンズ(Jay Owens)の元で学んだ眼鏡界のサラブレッドだ。岡田店長代理も岡田社長も、アメリカで眼鏡店を経営するために必要な技術資格「オプティシャン」を持つ。その意味では、インバウンドが消滅した今、グローブスペックス 京都店は本来のポテンシャルを発揮できていないとも言える。新風館のエースホテルが本格稼働して訪日外国人客が押し寄せた際には、外国語が飛び交うインターナショナルな眼鏡店として、さらにブーストがかかるはずだ。
若手を育てて世界へ、京都ならではの旦那衆文化が実を結ぶ
新風館から徒歩5分の場所には、京都で27年間眼鏡ビジネスを続けるグラッシーズが運営するG.B.ガファス京都がある。社長の竹中太一さんは京都市中京区の出身で、1994年、京都・北山に同店の前身であるグラッシーズを開店した。90年代後半から2000年代初頭の関西では、クラブで眼鏡のイベントやファッションショーが行われるなど“アイウエアバブル”が起きたが、G.B.ガファスはそれをけん引したショップだ。当時、同店のオリジナルフレームを手掛けていたのが、いまや日本の眼鏡ブランドの代表格となった「イエローズプラス(YELLOWS PLUS)」の山岸稔明デザイナーや、「スペックエスパス(SPEC ESPACE)」の山岸誉デザイナーだった。2001年に福井県で創業した「イエローズプラス」は、特にヨーロッパで高い人気を誇り、フランスで75店舗、全世界で550店舗が販売する国際的ブランドに成長した。その山岸デザイナーに「自分のブランドをはじめなさい」と、背中を押したのが竹中社長だ。京都の旦那衆の姿そのままに若手デザイナーの育成に励んだ竹中社長は、デザイナーとの信頼関係によって鯖江産の別注モデルを次々と実現し、商品の差別化を図っている。
個性派の眼鏡を、どっしりローカルに根差した接客で売る
京都・北白川で創業し、30周年を迎えたイアラ マーケティング スペシャリティズ(柳島邦門社長)のオブジェは、東京と大阪でも店舗を運営する。柳島社長は90年代、まだ無名だった「オリバーピープルズ」を最も売った男として業界で知られており、“今売れる眼鏡”と“これから売れる眼鏡”をセレクトして客のニーズに応えてきた。現在は、息子である柳島崇志オブジェ・大阪店長が父親譲りの審美眼で海外買い付けを行っている。店内には、銅を使った香港の新進ブランド「リガーズ(RIGARDS)」や、フレームの表面を燃やすという斬新な製法を持つドイツブランド「クボラム(KUBORAUM)」など、個性派の商品が並ぶ。その一方で、「トム フォード アイウエア(TOM FORD EYEWEAR)」といった“鉄板”人気のブランドも扱い、幅広い層を満足させている。ゆるやかに代替わりしながらも変わらない、地元客の“かゆい所に手を届かせる”接客術もあってのことだ。
このように京都の眼鏡業界は、東京からの進出組と、約30年続くローカル店が入り混じった構図となっている。それぞれがそれぞれのスタンスで、すみ分けしながら共存しているのが特徴だ。ここ十数年、アイウエアの流行は“東京から地方へ”だった。しかし振り返ってみれば、DCブランドの眼鏡が巷にあふれた80年代を経て、ローカル眼鏡店が刺激的なアイテムを求めて海外買い付けを行い、90年代に日本全国で同時多発的にアイウエアブームが花開いた過去があり、その中心にはいつも京都があった。京都が再び眼鏡で活性化し、京都発信のトレンドが東京や海外に波及する日も近いかもしれない。
藤井たかの(ふじい・たかの)/眼鏡ライター:1976年、大阪府生まれ。大学卒業後、編集プロダクション勤務などを経てフリーランスに。年間1000本以上の眼鏡に触れ、国内外の見本市や工場、商品紹介などのアイウエア記事を担当する。自身のユーチューブチャンネル「メガネ流行通信」でも、世界の眼鏡トレンドやデザイナーインタビューなどを配信中。著書に「ヴィンテージ・アイウェア・スタイル 1920's-1990's」(グラフィック社)がある
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星野リゾートは、全国に展開する温泉旅館ブランド「界」の18施設目となる“星野リゾート 界 別府”を、大分県の別府温泉にグランドオープンした。九州では“星野リゾート 界 阿蘇”“星野リゾート 界 霧島”に続き3施設目の開業となる。
全ての客室からは眼前に広がる別府湾を望むことができ、時間帯ごとに美しく色が変わる空や海を眺めることができる。コンセプトは“ドラマティック温泉街”。時の移ろいにより、窓から見える景色や館内の情景が変わる様子を“ドラマティック”と表現した。
館内は、和紙のちょうちんが照らす石畳の路地や、温泉街にある土産店、夜店をイメージした空間などが広がり、賑やかな別府の温泉街を彷彿させる作りになっている。滞在を通して、さまざまな情景が館内でドラマティックに変化する様を楽しむことができる温泉宿だ。
海を絵画のように楽しめる“ピクチャーウィンドウ”が特徴の客室、人々が集う広場をイメージした“湯の広場”、温泉の配管をモチーフにした“ラボ”など、ユニークな設計・デザインは建築家の隈研吾氏が担当した。
館内での体験も数多く用意。例えば“ラボ”では、源泉とアロマオイルを使った“温泉ミスト作り”や、温泉の泉質や入浴法を伝授される“温泉いろは”などのイベントを実施。“湯の広場”では、温泉効果を高めるための現代湯治体操や、ご当地の文化“豊後しぼり”に触れる“別府温泉しぼり”などを体験できる。
大浴場には、庭園を眺めながら浸かる露天風呂と内風呂を設置。内風呂には、源泉かけ流しの“あつ湯”と、温泉成分を体に浸透させるための“ぬる湯”の2つの湯船がある。湯は炭酸水素塩泉で重曹成分を含む泉質のため、角質を軟化させ、肌を滑らかに整える。美容の面からも注目の湯質になっている。
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「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、ブランドを代表するファンデーション“アンリミテッド ラスティング フルイド”(全24色、35mL、SPF 24/PA+++、税込6160円)の日本ブランドアンバサダーにお笑い芸人の渡辺直美を起用した。これを記念して、渡辺直美をモチーフにしたチャームやキットを展開する。
2019年に発売した“アンリミテッド ラスティング フルイド”は、アジア人の肌を知り尽くしたメイクアップアーティストが選んだ24色のバリエーションをそろえたファンデーション。汗や湿度に強く崩れにくいロングラスティングフォーミュラを採用し、素肌に溶け込む薄く軽いテクスチャーが特徴だ。
キャンペーン企画は8月2日〜9月30日の期間中、渡辺直美をモチーフとしたチャームと、“アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル”(50ml)とポーチが付属するキットを用意する。チャームは“アンリミテッド ラスティング フルイド”または“アンリミテッド グローフルイド”(全24色、35mL、SPF 18/PA+++、税込6160円)の購入者を対象とし、キットは上記いずれかのファンデーションと“アンリミテッド ブロック:ブースター”両方の購入者を対象として数量限定でプレゼントする(なくなり次第終了)。
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元「アウラアイラ(AULA AILA)」デザイナーの川島幸美は、D2Cブランド「リン(WRINN)」を2020年11月に立ち上げた。オークが生産・販売する。自社ECサイトを主販路に、全国29カ所の卸先で受注販売している。
川島デザイナーは、「アウラアイラ」を19年の10月に退任。「約6年前パリで展示会をしていたころから、気候危機とファッションの関連性を認識し、MDを前提に大量生産するモノ作りの方向性に違いを感じていた。それでも学生時代はデザイナーになることが夢で、ファッションが好きな気持ちでここまで進んできた。自分にできることは、サステナブルなファッションの選択肢を増やし、一人でも多くの人に考えるきっかけを提供することだと思った」と話す。
昨年6月には、オーガニックコットン製のワンマイルウエアセットを販売し、収益の一部をWWFに寄付した。アイテムは即日完売の好評を博し、ワンマイルウエアをさらに“テンマイルウエア”に発展させる形で、11月に「リン」を本格始動させた。
「リン」は、「持続可能なファッションを通して地球の自然環境に貢献すること」をミッションに掲げる。ブランド名は「Wastes(ごみを出さない)」「Recycle(資源を無駄にしない)」「Improve(生産者の生活環境を改善する)」「Nature(土壌を守る)」「No more animals(動物の毛皮を使用しない)」という「リン」のモノ作りの軸となる5つのキーワードの頭文字を並べた。
アイテムは、カットソートップス(8000〜2万5000円)、ブラウス(1万6000〜3万円)、ボトムス(1万8000〜4万円)、ワンピース(2〜4万円)、アウター(3〜8万円)など。素材はオーガニックコットンやリネン、麻などの天然繊維とリサイクル素材を積極的に採用している。オーガニックコットンは、「GOTS認証」取得のものや透明性を担保する豊島の“トゥルーコットン”などのほか、インドの綿花農家の支援を行う「ピース バイ ピース コットンプロジェクト」のコットンを使用し、原料生産者の生活改善に貢献する。
川島デザイナーは「自分を大切にしたい、愛したいというマインドが確実に広がっている。ライフスタイルを見直して、無理のない生活や解放感、癒やしを求める気持ちに寄り添いたい」といい、着心地の良さを重視したアイテムに加えて、20-21年秋冬シーズンはファッションで個性を表現したい女性たちのためにスパイスを効かせたアイテムも提案していく。
余剰在庫を削減するためにセールは行わないなど、サステナブルなモノ作りを追求しながらも、現実的な難しさも感じているという。「立ち上げ時はリサイクル素材100%で作りたかったが、生地の選択肢があまりにも少ないことに驚いた。特に秋冬はリサイクルカシミア以外のリサイクル素材がなかった。小規模ブランドにとって、現在のテキスタイルの供給状況は非常に厳しい。以前はカット賃がかかるために、生地を余分にオーダーしていたが、『リン』ではコストがかかっても増産しないことを徹底している。無駄を出さない視点で見直すべき商習慣がたくさんある。今後は工場の余った生地を活用したり、再生素材の選択肢を広げるために働きかけたりしていきたい」と話す。
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アパレルメーカーがサステナビリティなモノづくりへシフトするとき、最初にぶつかる課題がテキスタイルの選び方だ。そもそも何がサステナブルなのか、何を選んだらよいのか悩ましい。そこでテキスタイルのプロである梶原加奈子カジハラデザインスタジオ代表に、テキスタイルとサステナビリティの関係について、基本の考え方と最新事情を2回に分けて聞いた。後半はサステナブルなテキスタイルを選ぶ10のポイントの具体例について。
WWDJAPAN(以下、WWD):インタビュー前半でお伺いした「サステナブルなテキスタイルを選ぶ10のポイント」について具体例を教えてください。
梶原加奈子カジハラデザインスタジオ代表(以下、梶原):まず①「製品からのリサイクル循環システム」は、廃棄素材からのアップサイクルを指します。ポリエステル素材の循環が先行していますが、ここにきてコットン製の古着や木材パルプ、農業廃棄物、さらに段ボールなどから誕生する画期的なセルロース繊維が登場しています。「リフィブラ(REFIBRA)」「スピノバ(SPINNOVA)」「インフィナ(INFINNA)」などがそう。本格的な製品化はこれからですが、期待しています。ステイホーム時代では宅配用段ボールの需要が増えるでしょうから、段ボールから再生した繊維は夢がありますよね。羽毛の再利用を進める「グリーン ダウン プロジェクト(Green Down Project)」にも注目しています。
②「長く使える素材を開発する」は、機能性、防汚性、耐久性、修繕の促進を意味します。服のリペアシステムはもっと発展すべきだと考えます。③「リネン、ヘンプ、ペーパーヤーン」は、生育が早く、環境負荷がない素材群です。夏は涼しく冬は暖かく、抗菌性もある。特にペーパーヤーンは日本が古来使っている歴史があり、風合いも良いので、注目しています。日本の王子ファイバー、キュアテックス、備後撚糸などが展開しています。
WWD:技術革新がサステナブルな素材の広がりを進めているようですね。④「生分解性素材の開発」はその最たる例です。
梶原:はい、土に還る素材を指し、様々な企業が開発に取り組んでいます。例えば石灰石を原料にした新素材「ライメックス(LIMEX)」で知られるスタートアップ企業の子会社のバイオワークスは特殊な添加剤を加えて、ポリ乳酸の弱点である熱に強い糸を開発していますし、老舗のニット糸商社の三山は従来のポリエステルに比べ強度や耐熱性に優れていて、染色後の加工が可能な製品を開発しています。⑤「人工レザー」も先端技術と密接です。話題のマッシュルームレザーを始め、合皮の開発のことですね。写真は日本のウルトラファブリックス(ULTRAFABRICS、旧第一化成)のものでインディゴや炭を入れた合皮です。⑥「リサイクルコットン・ナイロン」は、コットンについては落ち綿、ガラ紡のリサイクル。ナイロンは漁網からのリサイクルした日本のリファインバース社の「リアミド(REAMIDE)」など海洋汚染の解決の一助となる素材が登場しています。
WWD:技術だけじゃない。サステナブルは「視点」「考え方」も重要です。
梶原:そうですね。⑦「ノンミュールジングウール」は、動物福祉を意識したときに選びたい素材ですが、羊の現状はもっと多くの人に知って欲しいと思っています。⑧「オーガニックコットン・ウール」についてはトレーサビリティーを重視しています。無農薬かどうかはもちろんですが、遺伝子組み替えの有無、有機綿か否か、農業や羊の飼育環境などを確認します。
⑨「水を使わないプリント」は、水質汚染をしないという理由から選びました。転写プリント、未染色、無水染色の開発などの方法があります。それと連動するのが⑩「草木染め」は、ご存じの通り天然染料を活用した環境に優しい染め方で岐阜の染工場、木曽川染絨の取り組みなどに注目しています。
WWD:アパレルメーカーはサステナビリティ・シフトをどこから始めたらよいでしょう?
梶原:いきなり出口の話になりますが、サステナビリティは「どうお客様に伝えるか」が大事です。何を作るかの前に、接客でどんな話をするかをイメージすることをお勧めします。その上で私は始め方について、6つのポイントがあると思います。①素材の背景を意識し、把握すること②無駄を出さない作り方や運営を考える③リサイクル素材、リサイクル企画の導入④土に還る素材や服飾資材の活用を推進⑤育成の良い素材を積極的に活用⑥水や電気使用を減らす技術に注目をする、です。
最新のテキスタイル開発は、理想段階のものも多数あり市場に降りてくるのはタイミング待ちです。だから新しいことだけではなく、長く製品を使う意識、長く使える製品を開発することも大事。キーワードはバランス。環境と経済活動のバランスをとりながら消費者に丁寧に伝えることが大切です。
WWD:出口の話は「オンワード クローゼット ストア(ONWARD CROSSET STORE)」のアドバイザーとして店頭で実践していますね。
梶原:「オンワード クローゼット ストア」では、“リライフカスタイマイズ”をテーマに、リサイクルやリペア&メンテナンス、カスタマイズなど含めたパーソナルケア型セレクトスタイルを発信しています。
WWD:①素材の背景を意識し、把握すること、と関連しますがこれまでのアパレルのモノづくりにはない知識が求められるから背景を知ることは重要です。
梶原:そうですね。認証ひとつにしても100%正しいか、正義かと言うかそうではない部分もあります。でも選択するにはまずは知らないと。知識は重要です。同時に私はやはり最後はデザインの力だとも思っています。
WWD:梶原さんは常々アートもチェックしていますがそれも関係していますか?
梶原:サステナビリティは明確な答えや定義がまだありません。だからこそ、最先端の開発コンセプトはアートとなりやすく、実験もアート的立ち位置から生まれます。生地の発想、きっかけもアートから生まれることも多いので、サステイナブルアートは常にリサーチしています。菌類を使ったデザインで知られるイタリア人、マウリツィオ・モンタルティ(Maurizio Montalti)や、2011年のミラノサローネで照明を発表して話題になったジョナータ・ガット(Gionata Gatto)とジョヴァンニ・インネラ(Giovanni Innella)の動きにも注目しています。
WWD:最後に2020年春夏のテキスタイル市場の動向は?
梶原:テキスタイルデザインの全体傾向はナチュラル感です。オーガンジー系の薄地で透明感があり軽量なもの。細かなムラ感、シワ感があるもの。使い古したようなヴィンテージ感がある素材。スポーティーだけどエレガントなメッシュ、チュールは人気ですねナイロンも薄地で細デニール糸が主流です。デジタル社会の中で視覚的な発信に反応が集まりやすくなっており、視覚的効果が高いプリントや光沢感、特にシルバー素材のニーズが増えています。
サステナビリティが先行した欧米ブランドを見ると2022年春夏では「サステナビリティは大事だがそれ以上に面白いものに立ち戻る」という姿勢が顕著です。「面白い生地があったらどんどん送って」というリクエストがあり、エモーショナルで刺激的なデザインが数多く出てきそうです。また新型コロナ境に販売先が中国に大きく振れており、中国が評価するもの、視覚的にもわかりやすいものが目立ちます。
新時代のミッションに備えよ!サステナビリティ・ディレクター養成講座
受講日時:2021年9月3日(金)〜12月17日(金)(全9回) ※全7回のオンライン受講コースあり
申込締切:8月27日(金)
サステナビリティは今後の企業活動における最重要・優先課題です。この全9回の講座により受講者が目指すゴールは各企業の“サステナビリティ・ディレクター”。サステナビリティ業界のトップランナーが、国内外の最新情報のほか、サステナビリティの現場で起こっている生の声をお伝えします。受講者限定のグループコミュニティや、講師陣に直接質問できる機会もご用意しています(会場受講コースのみ)。何から始めたらよいか悩んでいるサステナビリティ担当者、サステナビリティを取り入れたCRS活動や企業理念を考えている方はぜひご参加ください。
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「ギャップ(GAP)」は、カニエ・ウェスト(Kanye West)が手掛ける「イージー(YEEZY)」とのコラボラインの「イージー・ギャップ(YEEZY GAP)」の国内先行予約を7月13日10時に特設サイトでスタートした。発送は2021年冬頃の予定だ。
アイテムは、軽量かつ耐久性に優れたコットンポプリンを用いたブラックのラウンドジャケット(税込2万6000円)。マットラバーポリウレタンコーティングを施すことで、ビンテージ風に仕上げている。
カニエと「ギャップ」は、20年6月にパートナーシップ契約を締結。今回の協業は単発のコラボレーションではなく、数年に及ぶパートナーシップだという。米国では2021年6月に、同ジャケットのブルーカラーのプレオーダーを開始していた。
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「トッズ(TOD’S)」は、柏崎亮が手掛ける「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」とのコラボレーションを発表した。今回の協業は「トッズ」のコラボレーションプロジェクト“トッズ ファクトリー(TOD’S FACTORY)”の一環で、商品や価格は明かされていないものの、ユニセックスのラインアップになるという。9月のミラノ・ファッション・ウイーク期間中に開催するイベントで発売後、「トッズ」の一部直営店やオンラインストア、東京のドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで販売する。
“トッズ ファクトリー”は、世界で活躍するデザイナーやアーティストとのコラボプロジェクトとして2018年に始動。これまでアレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell'Acqua)やアルベール・エルバス(Alber Elbaz)、「マメ(MAME KUROGOUCHI)」の黒河内真衣子デザイナーと協業してきた。
「エンダースキーマ」は、2010年にフットウエアからスタート。大手スポーツメーカーの人気スニーカーをヌメ革で作る“オマージュシリーズ”が人気で、クラフツマンシップを多角的に捉えたモノ作りが特徴だ。現在はバッグやウエアなども制作し、これまで「アディダス(ADIDAS)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」ともコラボレーションしている。
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ベイクルーズグループが運営する「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」の2021-22年秋冬のテーマは“ジャストレディ”。「背伸びをしない、等身大の女性」に向けて、ボーダーやドット柄、デニム素材、ミリタリーなどの定番要素におしゃれ心をくすぐるトレンド気分を加えて提案する。森田真央プレス担当は「たくさんの女性が自分らしさを表現し、ファッションを前向きに楽しんでほしい」と話す。
今春夏の店頭ではリネンシャツやフリルをあしらったブラウスなどが好調。「リネンシャツでもブルーやベージュなどカラーを取り入れるお客さまが多い」といい、来秋冬もディープグリーンやボルドー、カームイエローを中心に、バリエーション豊かにそろえる。またトレンドの刺繍の付け襟をプラスしたスタイリングや、ニットとニットの組み合わせ、ワンピースにパーカを重ねたレイヤードなどを打ち出す。
ボーダー柄アイテムでは、管野寿哉デザイナーが手掛ける「ソフィスケート(SOPHIESKATE)」とコラボして、デザインボーダーにアクセントカラーを加えたカットソー2型を用意。イギリスの老舗ブランド「バブアー(BARBOUR)」には、ビンテージモデルのアウターに取り外し可能なワイヤー付きフードと袖口にリブを付けた商品を別注した。
オリジナルのデニムレーベル“ファイブアンドハーフ(FIVE AND HALF)”からは、完売が続いているという人気のクロップドジーンズに加えて、リバーシブルデザインのジャケット、フリルを襟元にあしらったダンガリーブラウスなどが登場する。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、カナダの環境保全NGO「キャノピー(CANOPY)」による森林保全の取り組みへの参加を表明した。同団体が運営する「パックフォーグッド(Pack4Good)」と「キャノピースタイル(CanopyStyle)」の両イニシアチブに参加し、75の傘下ブランド全てに適用する。
「パックフォーグッド」はブランドや企業のパッケージにおいて、消失の危機に瀕している森林から作る紙素材を廃止し、環境負担が低いとされるリサイクル可能な素材や繊維の使用を促す。参加企業やブランドは、パッケージの最低50%をリサイクル素材・リサイクル可能を用いることを確約する必要がある。「キャノピースタイル」は環境負荷が高いとされるビスコースやレーヨンを削減し、酪農業から生まれる余財を活用するなどして、サプライチェーン全体から森林保全にアプローチする。
LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「『キャノピー』とのパートナーシップは、われわれの森林保全への取り組みを強化し、新しい方法の開拓につながるだろう。サステナビリティへのパフォーマンス向上を目指す行動計画“ライフ360(LIFE 360)”プログラムを通じて、森林破壊や砂漠化のリスクが高い地域からの原料調達を廃止している。公約に賛同することで改めて紙や段ボール、セルロースを使ったパッケージの材料を見直すことは大切だ」と語った。
LVMHの所有ブランドの半数以は、すでに包装やビスコースベースの製品などにおいてFSC認証を取得している。さらに全てのブランドで“エコデザイン”指標の適用を推し進める。ほかにも、包装に使用する石油由来のプラスチックの使用を2021年までに廃止し、リサイクル可能なものを代わりに使用することや、26年までにバイオダイバーシティ(生物多様性)の観点に準ずる新たな認証システムをサプライチェーンで導入することを掲げている。
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