「ナナミカ(NANAMICA)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ナナミカ(NANAMICA)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表した。
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三井不動産は、単発バイトを仲介するアプリを展開するタイミー(東京、小川嶺社長)と業務提携を結んだ。アプリを通じて、ららぽーとなど同社が運営する50以上のショッピングセンター(SC)に出店するテナントの人手不足解消を支援する。同時に短時間だけ働きたい人たちのニーズを満たす。
15日から首都圏および主要都市のららぽーと、三井アウトレットパークなどを皮切りに、単発バイト仲介アプリの「タイミー」を導入する。今年度中にテナント数で約7500店舗が利用可能となる。
「タイミー」は単発・短時間で働きたい人材と事業者を結びつけるアプリ。働き手は応募手続きや面接がなく、働きたい案件を選ぶだけですぐ仕事をすることができ、勤務終了後すぐに給料を受け取れる。事業者には来てほしい時間や求めるスキルを登録するだけで、条件にあった働き手を自動的にマッチングする。
本格導入に先立ち、昨年9月に開業したららぽーと愛知東郷で「タイミー」を導入し、飲食店などから高評価を受けていた。2017年創業のタイミーにとっても大規模な一括導入は初のケースとなる。
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こんにちは。WWDJAPANヨーロッパ通信員の藪野です。9カ月ぶりに出張を再開し、南イタリアで「マックスマーラ(MAX MARA)」2022年リゾート・コレクションのショーを取材した後、パリに到着しました。EU内の多くの国は、20分ほどで結果が出る抗原検査の陰性証明でも渡航可能になったので、今はずいぶん気軽に行き来できるようになっています。実際、パリの空港では入国審査があったものの、陰性証明はまったくチェックされず。拍子抜けしてしまいました。
今回の目的は、21-22年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークの取材です。これまでプレタポルテしかコレクションを取材したことがないので、実のところ、ちょっとドキドキ。ただ、数は少ないですがリアルショーが再開するのでコレクションを生で見られること、そして展示会で服に触れられたりデザイナーと直に話せたりすることへのワクワク感で、そんな不安は吹き飛びました。ここでは、現地で見て、聞いて、感じたことを綴っていきますので、クチュールの世界を楽しんでいただけたら幸いです。
今シーズンは注目トピックが多いのですが、まずはラフ・シモンズ(Raf Simons)の右腕として長年活躍してきたことで知られるピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)をクリエイティブ・ディレクターに迎えた新生「アライア(ALAIA)」のデビューです。2017年にこの世を去った偉大な創業デザイナーの跡をどのように継いでいくのか、どんなコレクションを披露したのかは、こちらの記事をご覧ください。ショー翌日には展示会にも行ってきましたが、その完成度からはピーターを支えるアトリエの力を感じました。今後がとっても楽しみです。
オランダ発の「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」は、実際に見られることを楽しみにしていたブランドの一つだったのですが、パリにはコレクションを持ってこないことになったそうで、残念ながら映像で見ることに。手仕事とテクノロジーを掛け合わせて作られる彼女の服には、いつも異世界の生物のような神秘的な美しさや生々しさが漂います。今季の映像は、そんな服にマッチする壮大な岩山を舞台に撮影。スローモーションを生かして、羽衣のような生地が風をはらむ様子や神々しい雰囲気が存分に表現されていました。そしてラストには、なんとスカイダイバーが登場!繊細なクチュールを着てスカイダイビングだなんて、前代未聞ですよね(笑)。このドレスは時速300kmでの降下という負荷に耐えられるように何度もテストを重ねて作られ、4回ダイビングを行って撮影されたそうです。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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資生堂は7月23日、化粧品の開発・企画及び日本国内空港免税店などでの化粧品販売を行う子会社のザ・ギンザを通じ、グローバルブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」の単独店舗「シセイドウ ハネダ ブティック(SHISEIDO HANEDA BOUTIQUE)」を羽田空港第3ターミナル国際線出発エリア内にオープンする。同社は「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指す一環として免税店事業を強化しており、新店舗オープンにより「シセイドウ」の愛用者拡大とブランド価値の向上を狙う。
「シセイドウ ハネダ ブティック」のコンセプトは「良い肌で良い旅を」。これから海外に旅立つ国内在住客や、訪日旅行を楽しんだ国外在住客にブランドの世界観を発信し、旅行の思い出の一つとなるようにと願いを込めた。同店では免税価格でアイテムを購入できるほか、店舗限定製品の販売、フライト前にメイク落としやスキンケアを楽しめる資生堂初のラウンジサービス、製品にオリジナルデザインの印字ができる刻印サービス、お土産として使えるギフトラッピングサービスなどを用意。また、ブランドを象徴する美容液「アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲ」をモチーフとしたディスプレーや大型LEDモニターでのムービーの掲出などブランドの世界観を視覚的にも表現する。
さらに、7月29日には同じく羽田空港第3ターミナル国際線出発エリア内に日焼け止めブランド「アネッサ(ANESSA)」の自動販売機「アネッサ スタンド(ANESSA STAND)」を導入する。自動販売機はクイックかつ非接触で「アネッサ」の製品が免税価格で購入でき、購入者には限定のデジタルコンテンツを提供する予定だ。また、通常の自動販売機と異なりタッチパネルを通じて製品の選択や購入を行うため、複数商品の同時選択・購入が可能で、国際線を利用するお客のお土産ニーズにも対応。自動販売機のデザインはブランドの象徴アイテム「パーフェクト UV スキンケアミルク」のボトルをモチーフにしており、ブランドの世界観を発信する。
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ファーストリテイリンググループのユニクロとセオリーは2022年春、英ロンドンのリージェントストリートに新店舗をオープンする。「ユニクロ(UNIQLO)」と「セオリー(THEORY)」を同店舗内で展開するのは欧州では初。リージェントストリートは、ユニクロが01年に海外初進出として英国に出店した際に、店舗の一つを設けた「われわれファーストリテイリングにとって特別な意味を持つ」(柳井正会長兼社長)場所だ。
地下1階、地上1、2階の3層の作りで、面積は約1900平方メートル。地上1階の一部で「セオリー」を販売する。店舗が入る建物の上層階3フロアにはユニクロ、セオリーの欧州・英国事業のオフィスが入り、「ユニクロ」のショールームも設置する。リージェントストリートは、「ザラ(ZARA)」や「ホリスター(HOLLISTER)」などのSPAや、ラグジュアリーブランドのショップも出店する商業地。既に「ユニクロ」の大型店があるが、移転し拡大する。英国内の「ユニクロ」店舗数は2月末時点で15。
出店にあたり、柳井会長は「(英国に初出店した01年からの)20年間でわれわれはグローバルに展開するアパレル企業へと成長した」「(オフィスやショールームも設けることで)重要市場である英国でのプレゼンスを引き続き強化していく」とコメントしている。
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インフルエンサーブランドを運営するGIVINは、オリエンタルラジオの藤森慎吾がディレクションするゴルフウエアブランド「アイリッシュマン(IRISHMAN)」を2021年秋冬シーズンに始動させる。“襟付きでジャストサイズ”が定番のゴルフウエアに、ビッグシルエットやクルーネックなどストリートウエアの要素をミックスし、日常使いできるアイテムを提案。ファーストコレクションは半袖ポロシャツ(税込1万2760円)やジャカードニット(同1万5620円)、クルーネックニット(1万4960円)、ニットパーカ(1万5950円)、キャップ(同6160円)など全18型で、7月28日から公式オンラインサイトで販売する。
ブランド名は、藤森の「一番好きなゴルフ選手」であるローリー・マキロイ(Rory McIlroy)選手の故郷、アイルランドに着想したもの。「カッコ良すぎちゃダメ」と語るネーミング哲学から「人生で一番ハマっている」というゴルフの魅力、そしてウエアのこだわりまでを聞いた。
―ブランドターゲットは?
藤森:“ゴルフを真剣にやっていて、日常使いできるウエアが欲しい人”です。ゴルフを今から始める人にも着て欲しいから、買いやすい価格に設定しているつもりです。高かったらごめんなさい(笑)。
―ブランド名に込めた思いは?
藤森:単純にロゴの具合が良かったので即決しました。「I」が2つあってカッコ良くないですか?アイリッシュだけで「アイルランド人」という意味なんですけど、少し物足りなくて「マン」を付けました。アイアンマンっぽくて気に入ってます。
―そんな気軽に決めて大丈夫なのか?
藤森:コンビ名もそうですけど、最初からカッコ良い名前をつけちゃうと名前負けしちゃうんですよ。最初は「何それ?」って思われても、売れたら「カッコ良いじゃん」って認識される。「オリエンタルラジオ」も変な名前ですが、今は違和感ありませんからね。ちなみにパーフェクトヒューマンに被せたわけではないです。
―ウエアのこだわりは?
藤森:特にこだわったのは腕周りです。ゴルフウエアって腕がタイトなものが多くて、ジャストサイズで着たら誰でもピタっとしちゃう。分かりやすくいうと、デシャンポー(注釈:アメリカのプロゴルファー、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)選手)みたいな。だから、少しドレープが出るくらいゆとりある設計にしてます。身幅もピタッとさせるのがセオリーだけど、プレーしてるとだんだん上がって来ちゃうので、裾がストンと落ちるサイズ感にしました。
―ゴルフウエアとしては珍しいパーカも用意している。
藤森:パーカはすごく気に入ってます。「その格好でゴルフやんなよ!」と怒られることもあるけど、最近は増えてきているし、単純におしゃれ(笑)。薄くて軽い素材を使っていて、かなり動きやすいので、ぜひパーカを着てゴルフしてほしいですね。
―全体的にシンプルで大人なコレクションだ。
藤森:「藤森のブランドなのにこんなシンプルかよ」って思われるかもしれませんね。でもこれが今の藤森の精神状態なんです。レインボーカラーとか着られる状態じゃない。最近は朝5時半ごろに目覚めて「超朝型じゃん。年取ったな、こえ〜」って思いながらゴルフに出かけてます。チャラ過ぎず、チル過ぎない服がいいーー同い年くらいの人には分かってもらえるはずです。
―相方・中田敦彦もアパレルブランド「幸福洗脳」を手掛けている。何かアドバイスはもらった?
藤森:全くもらってません。あのブランドはなんか怪しげなロゴが入ってますし、全然別物です。でも、彼の行動力には影響を受けてます。昨年事務所を独立し、自由に活動できる環境になったのも大きいかな。(俳優やユーチューブなども)本当に楽しいから、どんどん挑戦したくなる。おかげで常に口内炎と戦ってますけど(笑)。
―ゴルフの魅力とは?
藤森:「自然が気持ちいい」「仲間と集まれる」って言う人が多いですよね。僕は「いいショットが打てると自分が気持ちいいから」です。今月はゴルフの仕事で地方に3回行っていて、ギャラなしでもOKなくらい楽しんでいます。
―今後の展望は?
藤森:最初は男性ものだけですが、最終的には女性を喜ばせたいんです。女の人に「かわいい」「おしゃれ」って思われないと認知度は広がりませんからね。そのために今、周りにゴルフ女子を集めたり、みんなにゴルフを始めてもらったりしています。まあ、女の子と回りたいだけなんですけど(笑)。
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かならぼが展開するメイクアップブランド「フジコ(FUJIKO)」が東京初のポップアップショップを7月15〜21日にオープンする。場所は渋谷スクランブルスクエア6階の「プラスクビューティー(+Q BEAUTY)」で、12日に発売した新製品“仕込みアイライナー”を中心にEC限定品などブランドの全製品をラインアップする。
「フジコ」は、ブランドデビュー時から大事にしてきた“驚きやわくわく感とともにキレイをアップデート”できる場にしたいと、“キレイになるって楽しい!”をコンセプトにポップアップを開催。ブランド初のアイライナー“仕込みアイライナー”は、まつげの隙間を自然に埋め込む“3股設計”の筆先で、ぬけ感がありながらも目元にインパクトを与える。無限ブラウン、琴線ピンク、甘美プラム、幻想ブラウン、共存グレーの5色がそろうカラーライナーだ。ポップアップでは税込3300円以上の購入者にオリジナルポーチを先着50人にプレゼントするほか、購入者全員に今年2月に発売後わずか2日で6万9000個を売り上げた“ニュアンスラップティント”の“02珊瑚ローズ”ミニサイズサンプルをプレゼントする(なくなり次第終了)。
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グラフィック・デザイナーとして活躍するヨシロットン(YOSHIROTTEN)がアートディレクションを手掛けた酒屋「ファンファン(FUNFAN、楽飯)」が6月、東京・中目黒にオープンした。運営は不動産業や飲食業を営むエニーシーが行う。大人の五感をくすぐる”をテーマにした同店では、アジア各地の屋台や鉄板料理からインスパイアされたメニューを提供する“ネオ居酒屋”だ。内装は、無機質な空間にデジタルサイネージやネオンサインが輝き、近未来的でありながらアジアの活気のある屋台をほうふつとさせ、SNS映えする空間になっている。
中目黒駅から徒歩約5分、雑居ビルの2階にある「ファンファン」はフラッと立ち寄るタイプの店ではない。クチコミか何かで情報を得て「行ってみよう」という目的がなければ、1階の「楽飯」という看板を見過ごしてしまうだろう。ビルの階段を2階に上がって扉を開けると、カウンターが幾つかあり若いスタッフがキビキビと働いている。メニューを見ると“オススメは全品”。その中の“絶対的逸ぴん”から、“焼売”と“ファンファン餃子”をオーダーし、ナチュールワインとともに味わう。焼売には製麺界のカリスマと言われる「開花楼」の特注皮と国産豚100%を使用するなど、こだわりたっぷり。優しい味わいで、幾つでも食べられるという説明にも納得だ。他にも、“〆るな!おつまみご飯!”や“サラダな一皿”などアジア各地の屋台料理をアレンジしたメニューが並ぶ。スタッフによると、料理にこだわりすぎて、休日も店で仕込みしているという。スタッフのオススメでナチュールワインに合うということで、“頭付きエビケジャン”をいただく。濃厚な味わいで、意外とワインにぴったりだ。そうこうするうちに、次々と客がやってきた。週末の夕方、早い時間帯だったこともあってか、一人で入ってくる男性や若い女性客2人、スタッフの知り合いの男性客などが来店。
ドリンクは、ナチュールワインやクラフトビールの他に、レモンとバジルが香る“ファンファン レモンサワー”が看板メニュー。他にも、“カルダモンスプモーニ”や“激選紅茶ラテ割り”などオリジナリティーあふれるドリンクをバラエティー豊かに提供する。ハブ酒や高級シャンパン「ルイ・ロデレール(LOUIS ROEDERER)のクリスタルまであるので驚きだ。価格も通常の居酒屋価格と良心的で、都内にいながら近未来のシュールな空間で気軽に食事が楽しめる。緊急事態宣言発令中は、アルコール抜きのモクテルの提供も可能だという。
東京にいながらアジアの屋台にいる気分になれる「ファンファン」。夏の季節にぴったりのクールな新名所だ。
■FUNFAN
住所:〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-28-11 2階
TEL:090-7218-2021
営業時間:月〜土曜日 15:00~23:30、日曜日 12:00~17:00 ※緊急事態宣言中は営業時間変更の可能性あり
定休日:火曜日
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米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)は、英アパレルECを運営するエイソス(ASOS)傘下のブランド「トップショップ(TOPSHOP)」「トップマン(TOPMAN)」「ミスセルフリッジ(MISS SELFRIDGE)」「HIIT」の少数株式を取得した。持ち分や取得額は明らかにされていない。
ノードストロームはこれによってエイソスと協業することになるが、エイソスではなく各ブランドの株式を取得しており、ノードストロームがブランドに直接投資をした初のケースとなった。なお、4ブランドの運営やクリエイティブ面については今後もエイソスが権限を持つ。
今回の取引で、ノードストロームは「トップショップ」と「トップマン」の北米における独占販売権を獲得。いずれもトレンドを取り入れたデザイン性の高い服を手頃な価格で提供する若者向けのブランドで、12年に米国市場に進出して以来、ノードストロームでのみ取り扱われている。一方、カナダでは大手小売りのハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON'S BAY COMPANY)が百貨店でインショップを展開しているが、これらは21年秋を目処に閉店するため、店舗での販売は世界中でノードストロームのみとなる。
前述の4ブランドは、以前は英アルカディア・グループ(ARCADIA GROUP)が保有していたが、同社が2020年11月に経営破綻したことに伴い、21年2月にエイソスが知的財産なども含めて2億6500万ポンド(約405億円)で買収した。エイソスがEC事業に特化していることから、「トップショップ」などの店舗は買収対象に含まれなかった。
ピーター・ノードストローム(Peter Nordstrom)=ノードストローム社長兼チーフ・ブランド・オフィサーは、「20代の消費者向けのファッションをけん引するエイソスは、当社にとって素晴らしいパートナーだ。今回の協業によって、卸と小売りの新たな関係性を構築していきたい」と語った。
ニック・ベイトン(Nick Beighton)=エイソス最高経営責任者は、「米国の消費者に関する深い洞察力や北米市場での幅広いリーチを持ち、『トップショップ』と長年にわたって良好な関係を築いているノードストロームは、当社やその傘下ブランドのさらなる成長を促してくれる、またとないパートナーだ」と述べた。
ノードストロームは以前からECの強化に取り組んでおり、オンラインで注文した商品を店頭で受け取れるシームレスなショッピング体験に力を入れている。この秋からは、エイソスのECで購入した商品についても、ノードストロームおよびそのアウトレット業態「ノードストロム ラック(NORDSTROM RACK)」での受け取りが可能となる。
現在のところ、ノードストロームは「ミスセルフリッジ」と「HIIT」ブランドを取り扱っていない。今後の展開について、同社の広報担当者は、「エイソス傘下のブランドの販売について検討中だが、現時点で発表できることはない」とコメントしている。
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日本版「コスモポリタン(COSMOPOLITAN)」を立ち上げた初代編集長の白重絢子氏がこのほど、自身のスキンケアブランド「マアイ(MAAI)」をスタートした。デビュー製品はフェイス、ボディー、ヘアとマルチに使える“スキンオイル”(30mL、税込4650円)で、公式ECサイトで販売中だ。
白重氏は数年前に祖母が亡くなったことをきっかけに、女性の心を灯し、希望を持たせることのできる化粧品のパワーに引かれたという。またこれまで編集者として、年間100社以上の化粧品会社の発表会やイベント、勉強会、パーティー、打ち合わせに出席。その経験やノウハウを生かし、スキンケアブランドの立ち上げを決心した。
“スキンオイル”は、100%自然由来成分にこだわり、鉱物油や防腐剤、合成香料、合成着色料、アルコール、石油由来成分、動物由来原料を使用しない。肌のバランスを整えやすくするために、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、スクワランオイル、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、ワサビノキ種子油(モリンガオイル)と5種類のキャリアオイルを組み合わせた。また香りは夜に開花し、美しく花火のように咲き誇った後に早朝に散ってしまう花「サガリバナ」をコンセプトにしている。
さらにサステナビリティにもこだわり、製品はサステナビリティコンサルタントのアドバイスを受けながら必要な分だけ生産。製品は鹿児島県の森の中にある、廃校になった小学校を再活用させた化粧品工場で製造し、地方活性にも励む。
白重氏は制作会社でラグジュアリー雑誌のアシスタントをした後、ライブドアやラインなどのIT企業でメディアやマッチングアプリ、広告ビジネスに携わった。2015年に「コスモポリタン」日本版創刊編集長に28歳の最年少で就任し、4年間でビジネスを拡大。スタートアップの役員を経験した後、独立。トキドキを設立し、「マアイ」を始動させた。
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ジョンマスターオーガニックグループは7月15日、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS、以下JMO)」の直営路面店を東京・表参道にオープンする。全製品を扱うほか、同店限定のエッセンシャルオイルなどをそろえる。
「ジョンマスターオーガニック青山店」は、“グリーン ビューティ プレイス”がテーマ。リラックスして買い物ができるよう、包み込まれるような空間を創出した。洞窟のような煉瓦色の壁面で天井をあえて低く設定し、照明も落として居心地の良さを演出する。店舗面積は92平方メートル。入り口を入るとショップエリアで「JMO」の全製品を並ぶ。タッチアップスペースにはデザイン会社のカルテルジャパンがAI(人工頭脳)により設計した100%リサイクル素材の椅子を採用した。
ショップエリア奥には、眠りをテーマにした施術ルーム「ザ サロン」を用意。完全予約制の個室でヘッドスパなどを提供する(今秋オープン予定)。さらに奥にはロイヤルユーザーが使用できるラウンジが位置する。カルチャー発信基地としての役割を担い、ギャラリーやイベントスペースとしても活用する計画でアーティストのインスタレーションやアートの展示・販売を行う。ストーリー性のある植栽設計や空間設計を得意とするヤードワークスが手掛けた東洋と西洋を融合したガーデン(面積13平方メートル)も併設し、ゆったりとした時間を体感できる。
情報発信基地としての役割を果たす青山店は「入り口の展示スペースにはリサイクルボード、キャッシュトレイやコースターなどは間伐材、壁面には古材パネルを採用するなど、店舗の随所で環境に配慮した取り組みを行っている」(宇佐美和也コミュニケーションデザイン部ディレクター)のも特徴だ。地域に根ざし「JMO」の世界観を十分に味わえるよう滞留時間が長い店舗作りを目指す。今後、主要都市に同様の直営路面店を開設する予定だ。
現在、同社は百貨店やショッピングセンターなどに約50店舗を展開する。コロナ禍に入り、EC売り上げが好調で毎月、平均して前年同月比60%増と伸長する。5月には店舗とECのポイントサービスを統合し、顧客の利便性を高めた。全国に50万人の会員を有しロイヤルユーザーが3%程度を占める。青山店はロイヤルユーザーが「ザ サロン」の予約を優先的にできるほかラウンジの使用も可能となる。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のスイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、任天堂との長期的なパートナーシップを発表した。第1弾として「スーパーマリオブラザーズ」を主役にしたスマートウオッチ“タグ・ホイヤー コネクテッド × スーパーマリオ リミテッドエディション”を7月15日、世界限定2000本で発売する。価格は25万3000円。
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)の三男で、タグ・ホイヤーCEOのフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)は、「本コラボモデルは目標を達成するための高揚感を高め、いっそうアクティブに1日を過ごそうとするユーザーに新たな楽しみを提供する。ウェルネスアプリをゲーム化して盛り上げようと考えたとき、真っ先にマリオが頭に浮かんだ。なぜならマリオは、どんな困難も忍耐と粘り強さで切り抜けるスーパーヒーローだからだ」と話す。
“タグ・ホイヤー コネクテッド × スーパーマリオ リミテッドエディション”最大の特徴は、ユーザーがゴルフやテニスなどスポーツをする際、マリオもそれに連動して走ったりジャンプしたりする点だ。アクティブで時にユーモラスなマリオが、ユーザーの運動を後押ししてくれる。具体的には、設定した1日の運動量の達成率25%、50%、75%、100%ごとに、ダイヤル上に異なるアニメーションが出現する。3時位置通過時にはマリオを成長させるキノコ、6時位置では瞬間移動を可能にする土管、9時位置では無敵になるスターがそれぞれ現れ、100%(=12時位置)に達するとゲームクリアを表すポールにマリオが登る仕掛けだ。
デザイン面ではクロノグラフを模したフェースデザインを採用し、象徴的に使われる赤はマリオの帽子や服から着想を得たもの。ストラップバックルとりゅうずには、マリオのイニシャルである“M”をエングレービングする。また「タグ・ホイヤー」は、本コラボモデルに先行搭載したインタラクティブなプログラムを、今後他のスマートウオッチでも利用可能にするという。
「スーパーマリオブラザーズ」は1985年に日本で発売され、以来世代を超えて全世界で3億7000万本以上を販売する人気ゲームシリーズ。
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「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」は13日、世界遺産の二条城を会場に約100人を招き、ショー形式で2022年コレクションを発表した。全21ルックの多くが西陣織の帯や丹後ちりめん、扇子など京都の伝統産業の力を借りて制作されたもの。月明りの下、庭園・清流園の砂利道を多様な年齢やジェンダーのモデルたちが歩くさまは純粋に美しく妖しかった。
会場には香がたかれ、客は提灯に誘導されて歩く。幻想的な空間だ。小泉智貴デザイナーは今回のキーワードに「祈り」をあげた。「暗いニュースが多いこの状況下で何ができるかを考えた。自分はピュアな美やクリエイティビティで人の役に立ちたい。だから美しいもの、圧倒的なもの、心の救いになるようなものを自分自身も見たくて作った。人は圧倒的なものを目の当たりにすると支えられた気分になるから」。
そのために今回は得意のワッフルに、京都の伝統技術を組み合わせた。西陣織の帯は大きなリボン結びで背中に飾り、手には京扇子を手にする。珍しくシンプルなドレスのボディは丹後ちりめんのデッドストックを使用し、神社仏閣で目にした厄除けや守護のモチーフをペイントや横降り刺しゅうで装飾した。「生地自体が美しいので、和、洋の既成概念にとらわれない視点で扱うよう心がけた」と小泉デザイナー。素材の一部には再生ポリエステルも使用した。
同ブランドは最近は年に1度コレクションを発表しており、今回は京都を舞台に選んだ。世界遺産を会場に使用し伝統産業の支援を受けたと聞けば、行政や大企業のバックアップを想像するがそうではない。「日本の伝統とクリエイションを日本から海外へ発信したい」と企画した2人の実行委員が小泉デザイナーに声をかけ、賛同するスポンサーを集めに奔走し実現した。
実行委員のひとり、北川淑恵氏は日ごろから京都の伝統産業を伝える活動をしている。「まず小泉智貴という存在が貴重。だけど日本では新しい才能にフォーカスする体制が不十分。また京都の伝統工芸は素晴らしいのに外に向かって十分に表現できていない。だから2つを掛け合わせることで京都から世界へアウトアウトプットしたいと思った」と語る。もうひとりの実行委員はデザイナーやプロデューサーとして幅広く活躍する三浦大地氏だ。「今は多くの人が意識を内に向けているタイミング。自分も最近拠点を関西に移して、日本のクリエイティブがもともとこちらにあったこと、日本の宝を再確認した」と話す。
「世界に認められたから国内で認められる、ではなく、日本が認めた日本を世界に発信したい」という2人の働きかけで集まったスポンサー・協力企業は13社となった。その中には、小泉文明メルカリ会長やフランキー、キャンプファイヤー、車のマツシマホールディングス、ベイス、物流のアースカーゴ、ポーラ、ウカ、エースホテル京都など、新興企業・京都拠点の異業種が名前を連ねる。
支援企業のひとつで来場した香の老舗、松栄堂の畑元章専務取締役は「私たちで作るものの限界は常々感じていて、小泉さんの存在を紹介いただいてこれは私たちにとってまぎれもないチャンスだと思った。自分たちにはない創造ができ、新しいお客さんと出会えるから」と言う。また、西陣織の帯を提供した服部商店の服部真三未社長は「呉服に携わるとどうしても“帯はこうあるべき”みたいな固定概念がある。小泉さんとお話していると発想が豊かであるのと同時に、帯のことをちゃんと理解してくれているので安心してお預けできると思った」と話している。
小泉デザイナー自身も得るものが大きかったようでショーの後には、「自分は関東出身ですべてのものが東京にあるような気もしていたがこのプロジェクトで大阪や京都に通い全然そんなことがないことに気が付いたのが大きかった。それは日本全国そうだと思うのでこれからもっといろいろな産地を見て固定概念に縛られずに自分のフィルターで表現してみたい」と話している。
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ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、Tシャツをキャンバスとして自由な発想でグラフィックやメッセージなどを表現するデザインコンペティション「UTグランプリ(UT GRAND PRIX 2022)」を開催する。
同コンペは年齢や性別、国籍、プロアマを問わず、誰もが参加できる企画として2005年に始まった。過去にはマーベルや任天堂、ニューヨーク近代美術館(MoMA)といったテーマのもと、受賞デザインを商品化して全世界で販売してきた。
今回のコンペでは、1950年にアメリカで誕生したコミック「ピーナッツ」の作者であるチャールズ M.シュルツ(Charles Monroe Schulz)の生誕100周年を記念して、“ピーナッツ”をテーマに設定。チャールズ M.シュルツ美術館やチャールズ M.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツのチームを審査員に迎える。募集期間は8月31日23:59までで、ユニクロの特設サイトから応募可能だ。
グランプリ受賞者には賞金2万ドル(約220万円)、2位に1万ドル(約110万円)、3位に5000ドル(約55万円)、入選者(複数名)に1000ドル(約11万円)を授与するほか、入選デザインは2022年春夏UTコレクションとして、全世界での販売を予定する。また副賞として、米カリフォルニア州にあるM.シュルツ・クリエイティブ・アソシエイツの一員として、インターンシップも予定しているという。
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毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJANAN」2021年7月12日号からの抜粋です)
北坂:上位10社のラインアップってなかなか変わらないのですが、今年は「イソップ(AESOP)」や「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」を傘下に持ち、訪問販売のエイボン(AVON)を買収したブラジルのナチュラ&コー(NATURA & CO)が初めてランクインしたのが印象的でした。逆に資生堂はずっと5位や6位でアジアの大企業のポジションをキープしてきましたが、今年複数のマス向けブランドを売却、「ベアミネラル(BAREMINERALS)」も手放すウワサがあるなど、一気に規模が縮小するかもしれません。来年もトップ10の中で変動がありそうだなと思いました。
村上:「ダムダム(DAMDAM)」が日本初のクリーンビューティブランドとしてセフォラで販売されるようになったけど、「タッチャ(TATCHA)」含め海外の人が日本の良さを生かしたJビューティが世界で認知されるようになってきていて、正直もっと日本企業頑張れ!と思った。いまだに資生堂は「ドランクエレファント(DRUNK ELEPHANT)」(2019年)、コーセーは「タルト(TARTE)」(14年)の買収を誇らしげに語るんだけど、それ以降、首位のロレアル(L'OREAL)などの海外勢はもっと多くのブランドを傘下に収めている。今以上のアグレッシブさやスピード感が欲しいな。北坂:スピード感は、韓国や中国にも負けていると感じますね。中国企業もランクインし始めています。日本はよくも悪くも育ててきたブランドを大事にしますが、資生堂の「ツバキ」などの売却は潔いと思いました。Jビューティは、質は世界一だと思いますし、ヘアも技術力がすごく高いです。うまく世界に伝えきれていなくて、もったいないです。
村上:日本企業は質の追求についてはすごいけど、今はいろんなゴールがあっていい時代で、マインドセットの転換が必要だと思う。大手企業は積極的に出資やM&Aすべきで、D2Cブランドをサポートするプラットホーマーになっていくべき。そういう意味で、海外勢はすごくアンテナを張っている感じがする。日本企業ももっと多様でアクティブであるべき!一緒に頑張りたいと思った。
北坂:同感です。私たちもアクティブに頑張りましょう!
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、サステナビリティに関する研究施設をパリ近郊のサクレーに建設する。完成は2024〜25年半ばの予定。
ジャン・バチスト・ヴォアザン(Jean Baptiste Voisin)LVMH最高戦略責任者(CSO)は、「大型の研究施設になるが、正確な規模は未定だ」としているものの、科学者やリサーチ担当者などを含め300人程度の人材が集められるようだ。建設費など設備投資額は明らかになっていないが、情報筋によれば、3000万〜7500万ユーロ(約39億〜98億円)だと見られている。
同施設では、より環境に優しい新素材の開発やバイオテクノロジー関連の研究のほか、データソリューションなどのデジタル分野にも注力する。ヴォアザンCSOによれば、スタートアップなどから提案される“サステナブルな新素材”はプラスチックに別の原料を追加したものであることが多いため、この施設ではプラスチックを使用しない新素材の開発を目指す。また、研究成果を実際のプロダクトや試作品として展開することも目標にしているという。
LVMHは、サステナビリティに関する具体的な行動計画を示す“ライフ360(LIFE 360)”プログラムを推進しており、今回の研究施設もその一環として開設する。同施設を含めると、LVMHでは約1000人が調査や研究に従事することとなる。そのうち400人程度は、フランス中部オルレアン近郊にある、香水&コスメティクス部門の研究開発センターで働いている。
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