「エレ ストリオフ(ELE STOLYOF)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「エレ ストリオフ(ELE STOLYOF)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のスイスの時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は12月、東京・銀座の晴海通り沿いに、2フロアからなる新たな旗艦店をオープンする。同ブランドは東京と大阪に5つの直営ブティックを持ち、銀座の中央通りにも店舗があるが、新旗艦店オープン後も当面営業を継続するという。
ヴァンサン グジェ(Vincent Gouget)ヴァシュロン・コンスタンタン ジャパン ブランドマネージングディレクターは、「新たな旗艦店を『ヴァシュロン・コンスタンタン』のファンや時計愛好家の集う場所にしたい」と話す。
「ヴァシュロン・コンスタンタン」は1755年に創業。265年以上途切れることのない歴史を持つ世界最古のマニュファクチュール(時計の心臓部であるムーブメントから自社一貫製造する時計メーカー)で、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」と並んで“3大時計ブランド”と称される。
■「ヴァシュロン・コンスタンタン」銀座本店
オープン日:12月
住所:東京都中央区銀座4-3-9
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コーセーは、SDGsの17の目標にちなみ毎月17日に「サステナビリティ ビューティ デー」を直営店のメゾンコーセー銀座で開催する。第1回は7月17日に自宅で使わなくなった手持ちのメイクアイテムを活用したメイクイベントを実施した。
同社は消費者から「使いきれず、自宅に眠っているアイカラーがあるが捨てるのはもったいない」「多色パレットに残ってしまう色があるが、どのように使ったらいいか分からない」といった声が多数寄せられることに注視。手持ちの化粧品を少しでも有効に活用し、最後まで楽しく使い切れるよう、色使いやテクニックの工夫などをアドバイスするメイクイベントを継続的に開催することを決めた。
第1回は、同社のメイクブランドに限定せず手持ちのアイテムを持参してもらい、同社のメイクアップアーティスト2人が顧客のニーズを聞き出しながら、持参したアイテムを活用したメイクアドバイスをマンツーマンで行った。また、店舗で実施するサステナビリティ推進活動を伝えたり、メイク後の時間を活用して環境について学ぶことができるアクティビティの参加を促したりした。
今後も顧客とのさまざまな接点を活用し、美容を通じて身近な視点で環境配慮を共に考える機会を設ける。
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「東京エディション虎ノ門(TOKYO EDITION TORANOMON以下、エディション)」は、31階のレストラン「ブルールーム( THE BLUE ROOM以下、ブルールーム)」で植物由来の素材にこだわったコースメニュー、“ヴィーガン テーブル”の提供を始めた。ヴィーガンとは、肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品を全く食べない「完全菜食主義者」という意味。ベジタリアンの中でも最も厳しい基準を満たす食事を摂る人々でで、欧米でその人口が増えている。「エディション」では、体と心、環境と社会全てが豊かになるウェルビーイングをDNAの一つにしている。オープン当初から、ベジタリアンやヴィーガンメニューに注力してきた「ブルールーム」ならではのこだわりのコースが“ヴィーガン テーブル”だ。オリジナルのカクテルで定評のある「エディション」らしくカクテルやナチュールワインやゼロプルーフ(アルコール抜き)のペアリングメニューも用意している。
1品目は、“グリーンピースフムス、ポテトブレッド&粒マスタード”だ。これにペアリングするのは、日本航空のファーストクラスなどで提供されている高級茶「ロイヤルブルーティー(ROYAL BLUE TEA)」の“フォーリンラブ デラックス”。ワインボトル入りの台湾産の低発酵させた青茶は、爽やか香りで、上品な味わいの烏龍茶のよう。フムスは、通常ひよこ豆で作られるが、グリーンピースを使用することで色鮮やかで夏らしく軽やかな味わいに仕上がっている。オーツミルクを使用したポテトブレッドは、モチモチでフムスにぴったり。素朴になりがちなフムスにエディブルフラワーが彩を添えている。
2品目は、“コンプレスド スイカ、トマト、パッションフルーツ、バジルオイル”。コンプレスドとは、圧縮するという意味。薄いシート状のスイカのジュレの上には、タネに見立てたゴマが散りばめられている。その下に刻んだトマトやパッションフルーツがあり、それらの酸味とスイカの甘味が調和した絶妙な味わいだ。ペアリングするのは、ノンアルコールの“ペア&トマトフィズ”。バジルやカイエンペッパーがほのかに甘いドリンクのアクセントになって、フルーツの甘味と酸味が融合した一皿の味を引き立てる。ハーブやスパイスを使うことで、薬膳的な要素も加えているそうだ。
3品目の“発酵にんじん、レーズンのピクルス、ターメリック、ジンジャー”は、夏らしく、ひまわりを描く演出がされている。にんじんをゆっくり発酵させることで旨味を引き出した一品だ。ドリンクは、「ロイヤルブルーティー」の“ジュエル オブ フラワース 花”という中国・福建省産のよりすぐりの茶葉を使用したジャスミンティー。芳醇な香りとさっぱりとした味わいが特徴だ。
“かぼちゃのロースト、活性炭、ウォータースピナッチ、巨峰”の4品目は、オレンジと緑の鮮やかな色合いと活性炭を使用した黒いラビオリのコントラストが印象的。かぼちゃというと秋のイメージが強いが、ここで使われているのは夏に収穫したものだ。夏のかぼちゃは水分を多く含んでいるため、ほくほくというよりは、滑らかな食感でリッチな味わい。オーストリア産「ジー(G)」の“ツヴァイゲルド”のノンアルコールワインは、ぶどうジュースのような味わいでかぼちゃとの相性がバッチリだ。
デザートは、“シトラス トニック ソルベ、ジュニパーベリー、メレンゲ”、ガトーショコラ“。さっぱりとした味わいのソルベとは対照的に、植物性チョコレートで作られたガトーショコラは濃厚な味。デザートにもノンアルコールのジントニックをペアリング。
植物性の材料を用い、野菜の味を引き出すのに発酵させたり、低温調理したり、スパイスやハーブを咥えたり、食材の調達から調理方法までこだわり抜いた“ヴィーガン テーブル”。季節感あふれる演出や意外な食材の組み合わせなど、さまざまな発見があり、体にも環境にも優しく、満足感たっぷりだ。料金は、税、サービス料込みで1万2500円。アルコールのペアリング(6種類)は追加で1万2500円、ゼロプルーフのペアリング(5種類)は6300円だ。食材の調達や調理に時間を要するため、一組 6~10人、予約は7日前まで。「エディション」では、季節ごとにメニューを変えてこのコースを提供する。
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「H&M」は、9月2日に発売する「トーガ(TOGA)」とのコラボレーションコレクション「トーガ・アーカイブス×エイチ・アンド・エム(TOGA ARCHIVES×H&M)のキャンペーンビジュアルとアイテムを公開した。商品はウィメンズ、メンズ、雑貨で色違いを含み全55種。価格帯は1299〜2万9999円(税込)。国内外の限定店舗と公式ECで販売予定だ。
キャンペーンビジュアルは、打ち放しのコンクリートが力強い英ロンドンのブルータリズム建築の団地を背景に撮影。スタイリングはジェーン・ハウ(Jane How)、撮影はジョニー・デュフォート(Johnny Dufort)が担当した。
スカーフをドッキングしたトレンチコートや、カットアウトを施した大胆な柄のプリントドレスなどと共に、アシンメトリーな袖のTシャツやニットトップス、脇をカットアウトしたスエットなど、着こなしに取り入れやすそうなアイテムもそろう。「トーガ」のシグネチャーラインでも人気のシューズ類では、日本限定商品として、PVCのパンプスやカットアウトディテールのオックスフォードシューズを販売する。
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コストコ(COSTCO WHOLESALE CORPORATION)が販売する“ティファニー(Tiffany)”という名称の指輪を巡る、ティファニー(TIFFANY & CO.)社とコストコが8年にわたって争っていた裁判が和解で終結した。ロイターをはじめとする各種メディアが報じた。
ロイター社によると、コストコの代理人弁護士が「紛争を友好的に解決した」とコメントしており、ティファニー社も同様のコメントを出しているという。和解条項は非開示。
問題となったコストコの指輪は、形状が“ティファニー・セッティング”という仕様で、店頭では「ティファニー」と記載した看板を付けて、ブランド物の高級時計の隣に配置して販売していた。これを受けてティファニー社は同社が商標登録している「ティファニー」という名称を不当に使用し、消費者の混同を招くとして商標権侵害などで2013年に提訴。コストコは、ティファニーの商標権を侵害する意図はなかったと主張したが、一審のニューヨーク州連邦裁判所は17年8月、ティファニー社の主張を認め、コストコに1940万ドル(約21億1400万円)を支払うよう命じ、「ティファニー」という名称を単体で使用したり、指輪やセッティングのスタイルを指して用いたりすることを禁じた。
一転して二審では、ティファニー社が求めた略式判決を認めた一審の判断には誤りがあり、コストコ側に陪審員への十分な説明の機会が与えられなかったというコストコの主張を認め、20年8月に一審判決を破棄し、審理の差し戻しを命じた。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post ティファニーvsコストコの“ティファニー”リング訴訟 8年越しの和解へ appeared first on WWDJAPAN.
松屋銀座本店は、夏の風物詩である屋上ビアガーデンを21日から“ノンビアガーデン”に切り替える。7月12日からの4回目の緊急事態宣言下での酒類の提供停止を受け、ビールなどアルコールの提供をやめる。その上で、幅広い層が楽しめるように夕方からだった営業開始を正午に前倒しにする。テーブル席の鉄板を使って自分で肉や野菜を調理できるBBQバーガーや素材を厳選したかき氷などの新メニューも加える。
同店は2013年から「美しくなるビアガーデン」の名称で、栄養バランスを考え抜いたーベキューセットや料理によるビアガーデンを開催してきた。今年は感染防止対策を講じた上で、6月28日に2年ぶりに再開。だが緊急事態宣言の再発令で7月12日以降は休業を余儀なくされていた。
酒類の提供停止を受けて、ターゲットを夏休みの家族連れなどにも拡大して、屋上で開放的な食事の環境を提供する。120分ノンアルコールドリンク飲み放題付きの「スタンダードBBQコース」は1人4000円。ドリンク付きのBBQステーキバーガーセットは2000円、「抹茶白玉あんこ」「いちご」「マンゴー」のかき氷は980円で提供する。
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ジュンは、オリジナルの化粧品ブランド「ポロロッカ(POROROCA)」の販売を19日に同社ECサイトで開始した。同社は19年から口紅を主力とする仏化粧品「ラ ブージュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」の販売を行なっているが、オリジナルブランドは初めて。今月下旬からジュンが運営するセレクトショップ「ビオトープ(BIOTOP)」の白金台店、大阪店、福岡店でも販売する。
商品はADPローション(税込6600円)、マルチプロテクター(3850円)、シリカスプレー(2200円)、カラーマスク(2枚で1760円)など。当面は商品を絞り込んで展開する。ジュンの婦人服ブランドの店頭での販売も検討する。
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伊勢半は7月20日、創業初のD2Cメイクブランド「MN」を立ち上げた。第1弾では、アイシャドウ(36色)とリップ&チーク(12色)、ハイライト(2色)の全50色をそろえ、6色までカスタマイズ可能なメイクパレットを公式オンラインストアで販売する。セット価格は税込4180円で、それぞれ単品購入も可能(各税込660円)。
1825年創業の紅屋をルーツに持つ伊勢半は、化粧品メーカーとして常に美を追求しながら、主力のメイクブランド「キス(KISS)」や「ヒロインメイク(HEROINEMAKE)」、「ヘビーローテーション(HEAVY ROTATION)」などを生み出してきた。「MN」は、同社から2011年に誕生した「キスミー マミー(KISSME MOMMY)」以来、約10年ぶりの新ブランドとなる。
広報担当者は、「コミュニケーション方法や価値観に大きな変化をもたらしたこの世相と、デジタルネイティブ世代におけるセルフメイクのあり方を再考した時、お客さまに寄り添いながら『自分らしさ』を支えることができるD2Cの可能性を強く信じ、『MN』を立ち上げた」とコメント。今後、顧客からのフィードバックをもとに、新製品やブランド開発をアップデートしていく。
ブランド名の「MN」は、“何者でもないわたし自身の美しさ”を意味する「ME. NOBODY ELSE.」の頭文字を組み合わせたもの。伊勢半のビジョンである「革新と独創のセルフメイクで、世界を塗り替える」を体現する象徴的なコスメブランドとして打ち出す。「これまでのセルフメイク市場での知見を活かし、マルチユースな製品設計とトレンドをおさえたカラーレンジで、オリジナルの美しさを提案する」(広報担当者)。開発には、アートディレクションを手掛けてきたNeuf inc.の坂本政則氏やデザイン事務所TANGRAMの田島太雄氏などが参加。共創クリエイター組織FLAGとも連携し、外部クリエイターとともにブランドを育成する。
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環境省は7月20日、オンライン会見を開き、ファッション企業連携のプラットフォームとしてのアライアンスを8月初旬に設立すると発表した。9月初旬に企業へ参加を呼び掛け、11月に第一回総会を行う。
これは20年9月に立ち上げた「ファッションと環境」タスクフォースに参加した企業の呼び掛けによって設立されるもので、“適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ”と“2050年カーボンユートラル”を目標にする。会員企業が定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有と協働、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題を改善するために必要な政策提言を行う予定だ。
現在、参加を表明している企業は、アダストリア、伊藤忠商事、倉敷紡績、ゴールドウイン、帝人フロンティア、東レ、豊島、日本環境設計、ユナイテッドアローズで、アシックスは賛助会員として参加する。事務局は、ユニステップスと伊藤忠ファッションシステムが担う。
同アライアンスへの参加にはコミットメントが必要で条件は以下の通り。
1.パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。(逆行する事業については脱却に努める)
2.2050年までのネットゼロ宣言やRE100、EP100、EV100などへの参加に努める。
3.サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。
4.適量生産・適量購入・循環利用を推進する。
5.アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。
会見では同アライアンスの参加企業はそれぞれコメントを発表した。アシックスのCSRサステナビリティ部井上聖子氏は、「当社はスポーツができる地球環境を守るためにカーボンニュートラルに向けた循環型のモノ作りを進めている。アライアンスでは、アパレルのリサイクルに加えてシューズのリサイクルの確立や、リサイクル以外の循環型ビジネスの確立、当社が加盟する国際的枠組みとの連携について参加企業のみなさまと考え行動していきたい」と話した。
東レの寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹は「いいたいことが2点ある。1点目は、今後、リサイクルやバイオをうたった衣料品がますます増えていくが、消費者に見える化する意味でも、それらの成分含有率を表示する制度を構築していきたい。2点目はファッションロスゼロのためにも重要となる繊維to繊維のリサイクルに関して、ファッション業界全体で取り組む体制を構築したい。高コストになるケミカルリサイクルに関して、税制や助成面での政府のご支援をお願いしたい」と訴えた。
これを受けて小泉進次郎環境大臣は「明日から、G20の会合のためにイタリアのナポリとロンドンに行く。イタリアといえばミラノコレクション、ファッションの国だ。環境大臣会合の前の6月7日、循環型ファッションに関するオンラインワークショップも開催された。このワークショップでは情報とグッドプラクティスの共有、そして官民連携や国際連携、必要な技術へのデータへのアクセス、相互学習、能力開発などの重要性について共有されたと聞いている。G20に行く直前に立ち上がったこのアライアンスについてはG20の場でも報告していきたい。(東レの)寺井さんからは見える化と税制優遇の話の具体的な政策提言があった。ファッション分野の政策につながる提言をしてもらうことがこのアライアンスの大事な役割だと思う。そういった意見を形にできるようにしたい」と語った。
The post 環境省がサステナブルファッションに向けたアライアンス設立 目標は“ファッションロスゼロ”と“2050年カーボンニュートラル” appeared first on WWDJAPAN.
環境省は7月20日、オンライン会見を開き、ファッション企業連携のプラットフォームとしてのアライアンスを8月初旬に設立すると発表した。9月初旬に企業へ参加を呼び掛け、11月に第一回総会を行う。
これは20年9月に立ち上げた「ファッションと環境」タスクフォースに参加した企業の呼び掛けによって設立されるもので、“適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ”と“2050年カーボンユートラル”を目標にする。会員企業が定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有と協働、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題を改善するために必要な政策提言を行う予定だ。
現在、参加を表明している企業は、アダストリア、伊藤忠商事、倉敷紡績、ゴールドウイン、帝人フロンティア、東レ、豊島、日本環境設計、ユナイテッドアローズで、アシックスは賛助会員として参加する。事務局は、ユニステップスと伊藤忠ファッションシステムが担う。
同アライアンスへの参加にはコミットメントが必要で条件は以下の通り。
1.パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。(逆行する事業については脱却に努める)
2.2050年までのネットゼロ宣言やRE100、EP100、EV100などへの参加に努める。
3.サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。
4.適量生産・適量購入・循環利用を推進する。
5.アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。
会見では同アライアンスの参加企業はそれぞれコメントを発表した。アシックスのCSRサステナビリティ部井上聖子氏は、「当社はスポーツができる地球環境を守るためにカーボンニュートラルに向けた循環型のモノ作りを進めている。アライアンスでは、アパレルのリサイクルに加えてシューズのリサイクルの確立や、リサイクル以外の循環型ビジネスの確立、当社が加盟する国際的枠組みとの連携について参加企業のみなさまと考え行動していきたい」と話した。
東レの寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹は「いいたいことが2点ある。1点目は、今後、リサイクルやバイオをうたった衣料品がますます増えていくが、消費者に見える化する意味でも、それらの成分含有率を表示する制度を構築していきたい。2点目はファッションロスゼロのためにも重要となる繊維to繊維のリサイクルに関して、ファッション業界全体で取り組む体制を構築したい。高コストになるケミカルリサイクルに関して、税制や助成面での政府のご支援をお願いしたい」と訴えた。
これを受けて小泉進次郎環境大臣は「明日から、G20の会合のためにイタリアのナポリとロンドンに行く。イタリアといえばミラノコレクション、ファッションの国だ。環境大臣会合の前の6月7日、循環型ファッションに関するオンラインワークショップも開催された。このワークショップでは情報とグッドプラクティスの共有、そして官民連携や国際連携、必要な技術へのデータへのアクセス、相互学習、能力開発などの重要性について共有されたと聞いている。G20に行く直前に立ち上がったこのアライアンスについてはG20の場でも報告していきたい。(東レの)寺井さんからは見える化と税制優遇の話の具体的な政策提言があった。ファッション分野の政策につながる提言をしてもらうことがこのアライアンスの大事な役割だと思う。そういった意見を形にできるようにしたい」と語った。
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エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)は、ニューヨーク証券取引所に上場するためにインベストインダストリアル・アクイジション(INVESTINDUSTRIAL ACQUISITION CORP.)と最終事業契約を締結した。インベストインダストリアル・アクイジションは、特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Corporation、SPAC)と呼ばれる、特定の事業を持たず、未公開会社の買収を目的に設立する上場会社のことで、日本では認められていないが米国では注目されている上場手法。今回のケースでは、上場済みのインベストインダストリアル・アクイジションがゼニアを買収することで、事実上、ゼニアが上場したことと同義になる。
インベストインダストリアル・アクイジションによるゼニアの買収完了は第4四半期中を予定しており、ゼニア一族は約62%の株式を保有し決定権を維持する。合併後の初期企業価値は32億ドル(約3480億円)、時価総額は25億ドル(約2725億円)と予想される。
ゼニアのジルド・ゼニア(Gildo Zegna)最高経営責任者は、「111年以上前、創業者でもある私の祖父は、自然と人間の双方を大切にすることが最高のテキスタイルの創造とブランドの成功のための基盤だという信念の下、『ゼニア』を立ち上げた。それ以来、私たちは誇りを持って彼の足跡をたどり、イタリアの真のラグジュアリーメゾンの1つになった。上場後もゼニア一族は引き続き会社に留まり、世界のラグジュアリー市場におけるゼニアの地位を維持するため、創造性やイノベーション、才能やテクノロジーに投資を続けていく」とコメントしている。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post エルメネジルド ゼニア グループがSPAC方式で上場へ appeared first on WWDJAPAN.
ウィメンズアイテムをそろえるアパレルECサイトを運営するベースインターナショナル(BASE INTERNATIONAL)は、PR担当を募集する。自社SNSアカウントの運営を担当し、インスタグラムを活用して商品を大勢に伝える投稿の作成や、ライブ配信を企画する。インフルエンサーとのコラボやコミュニケーションなどを実施して、ブランドの認知拡大を受け持つ。
具体的には販売スケジュールや再入荷状況、投稿のトレンドなどを日々チェックして、工夫しながら商品の魅力を最大限に伝える業務を担う。ベースインターナショナルに在籍する26人の公式ライブ配信者とコミュニケーションを取って、紹介する商品やスケジュールを調整したり、配信後の結果などを監督したりする。雑誌やメディアへのアイテムのリースも、スタイリストやインフルエンサーと連携しながら対応する。
「ベースメントオンライン(BASEMENTonline)」は20代後半〜30代の女性をターゲットに、大人カジュアルなファッションを提案するECサイト。トレンドを押さえたベーシックなアイテムなど、こだわりの自社アイテムを多数取りそろえる。
募集職種
PR
雇用形態
正社員
※2カ月の試用期間あり。その期間中は契約社員での募集となります
応募条件
職種・業界未経験、第二新卒歓迎
学歴不問
インスタグラムを日常的に利用している方(閲覧だけではなく、自身で投稿もする方を想定)
以下、歓迎
・人前に立つのが好きな方
・ファッション・おしゃれが好きな方
・ランチや今日のコーデをSNSに投稿する方
・ビューティ&ファッションのアカウントは常にチェックしている方
・投稿をアップする際に、写真のイメージに合わせたフィルターをかけるなど画像加工をする方
勤務地
本社(東京都渋谷区渋谷1-20-28 宮川ビル2階)
交通
渋谷駅から徒歩8分
表参道駅から徒歩11分
原宿駅から徒歩13分
明治神宮前駅から徒歩9分
給与・待遇
月給25万円
※スキル等を考慮の上決定
※上記には月25時間分の固定残業手当(月3万円)を含む。超過分は別途支給
年収例
年収600万円(経験3年・33歳)
勤務時間
10:00~19:00(実働8時間)
休日休暇
年間休日120日
完全週休2日制(土・日)
祝日
GW
夏季休暇(3~5日)
年末年始休暇(5~7日)
有給休暇
福利厚生
昇給随時
賞与あり(実績による)
交通費全額支給
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
時間外手当(月20時間を超えた分支給)
私服勤務OK
オフィス内禁煙
募集期間
8月11日まで
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カルティエ現代美術財団(以下、カルティエ財団)の主催による「横尾忠則:ザ アーティスツ(YOKOO TADANORI : The Artists)」が7月21日、東京・六本木の21_21デザインサイト(21_21 DESIGN SIGHT)のギャラリー3でスタートする。カルティエ財団は1984年にフランス・パリで設立以来、あらゆる分野の現代美術を企画展やライブパフォーマンス、講演会などのプログラムを通して広めている。30年以上にわたり、横尾をはじめ、荒木経惟や三宅一生、村上隆などの日本人クリエイター1
4人の展覧会を開催してきた。
会場には、カルティエ財団の依頼により横尾が描いた肖像画139点が展示されている。横尾の自画像からスタートする展示は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaulthier)や滝沢直人などファッション業界でおなじみの顔を始め、映画監督のディヴィッド・リンチ(David Lynch)や北野武、ミュージシャンのルー・リード(Lou Reed)やパティ・スミス(Patti Smith)、パリのカルティエ財団で桜をテーマにした展覧会を開催中のダミアン・ハースト(Damien Hirst)、7月14日に他界したクリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)などコンテンポラリーアーティストまでさまざま。横尾は、各クリエイターの特徴をとらえて異なるタッチ、構図で表現し、中には、クスッと笑えるようなユーモラスな作品もある。カルティエ財団の歴史を刻んだ人々へのオマージュといえる同展は必見だ。
■「横尾忠則:The Artists」展
会期:7月21日〜10月17日
会場:21_21DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:〒107-0052東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン・ミッドタウンガーデン
休館日:火曜日
入場料:無料
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資生堂とヤーマンの合弁会社によるエイジングケア*ブランド「エフェクティム(EFFECTIM)」は7月19日、関西初となるショップをマツモトキヨシ心斎橋南店に出店する。独自の3D肌解析サービスをはじめ、パーソナライズされた美容機器とスキンケアを販売する。
「エフェクティム」は幹細胞研究から着想を得て、3D肌解析の先端テクノロジーを採用し、高度な皮膚科学研究に基づいた美容機器とスキンケアアイテムを販売。3D肌解析による解析結果をもとにパーソナライズした波形を美容機器に設定し、スキンケアとともに肌をサポートする。購入後も専門的な知識を持つコーチのカウンセリングや肌解析を継続的に行い、肌の変化に対応しながら個に寄り添ったサービスを提供する。
なお、独自技術“STEM(Super Treatment Essential Method) Multi Force”を搭載し、肌に効率的かつ集中的なケアを行う美容機器“3D ビューティリフティング アクティベーター”は、「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」の美容機器・ツール部門で1位を受賞。「1回6分で最適な効果を実感できる」と人気を集めた。
同ブランドは21年1月に中国・上海で初披露し、国内では3月末に導入。現在、東京・銀座の「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」と「マツモトキヨシ銀座みゆきAve.店」の2店舗で取り扱う。今回、第3号店となるマツモトキヨシ心斎橋南店のオープンを記念し、7月20日から購入者の特典として「エフェクティム」専用のオリジナルポーチを各店先着100人にプレゼントする(なくなり次第終了)。
*年齢に応じた、美容機器による対策と化粧品によるうるおいケア
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「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は9月3日、人気フレグランスコレクション“レプリカ”から新作の“オータム バイブス”(10mL、税込3850円/30mL、税込8800円/100mL、税込1万7600円)を発売する。アットコスメショッピング、阪急百貨店公式コスメ通販サイト「HANKYU BEAUTY ONLINE」のほか、一部のメゾン マルジェラ直営店及び表参道ヒルズで開催中のポップアップストアなどで取り扱う。
新しい香り“オータム バイブス”はカナダの都市、モントリオールにインスパイアされており、紅色や黄金色に輝く錦秋の森の歩道をイメージ。落ち葉に足を踏み入れ、カサッと乾いた音やパキッと小枝の割れる音が澄んだ空気に響くような穏やかな秋のひと時に着想を得ている。
トップノートはピンクペッパー、コリアンダー、カルダモンとスパイシーな香りではじまり、続いてオリバナム、ナツメグ、キャロットシード、ラストに爽快感を含むなめらかなシダーウッド、モス、バルサムモミ、ラブダナムと大地のぬくもりや心地よい森の空気を感じさせるウッディーな香りに仕上げた。
“レプリカ”フレグランスは“時代を超えた普遍性”をテーマにし、2012年の「レプリカ」カプセルコレクションから着想を得て誕生。人々の潜在意識に語りかけ、さまざまな記憶やシーンを再現する香りの旅をコンセプトとしている。
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「ダブレット(DOUBLET)」は2022年1月、キノコの菌糸体から作った“人工マッシュルームレザー”を用いたアイテムを発売する。価格はライダースジャケットが68万円、レースアップシューズが8万2000円、ミニポーチが3万2000円、ブローチが2万8000円。
“人工マッシュルームレザー”は今最も注目を集める環境配慮型素材で、「エルメス(HERMES)」は米スタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)と協業して開発した“シルヴァニア(Sylvania)”を用いたバッグを今年中に、「アディダス(ADIDAS)」は米スタートアップ企業のボルトスレッズ(BOLTTHREADS)が運用する“マイロ(MYLO)”を用いた“スタンスミス(STAN SMITH)”を来春発売予定だ。
「ダブレット」が協業相手に選んだのはインドネシアのスタートアップ企業マイコテック ラボ(MYCOTECH LAB)」で、同社はキノコの菌糸を活用した人工レザー“マイリー(Mylea)”を開発。協業のきっかけは井野将之デザイナーが「ネットで見つけてダイレクトにコンタクトしたこと」で、「彼らも僕のことを知っていてくれて一緒に取り組もうとなった」。“人工マッシュルームレザー”だった理由を井野デザイナーは「前回用いたサボテン由来のレザーは合皮っぽかった。(もう少しレザーに近いものがないかと)いろいろ調べていくと“マイリー”にたどり着いた」と振り返る。実際に用いた感想は「強度にまだ問題があるなど、難しい部分もあった」といい、井野デザイナーは新素材を扱うときに「1年研究するよりも1回本気で作ってみると分かる」という。今後使い続けるかもその出来栄えで決めるというが、“人工マッシュルームレザー”は「今後も用いていきたい」と話した。
今コレクションで井野デザイナーは、さまざまな環境配慮型素材を採用しており、その多くも同様に自身でリサーチしてアプローチしたという。
マイコテック ラボはインドネシアで2015年に設立。天然の接着剤として菌糸体を用いた育てることを目的に、地元のキノコ農家と協力して、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード“BIOBO”やキノコの菌糸体を完全の成長させた革のような素材“マイリー”を生産している。米クランチベース(CRUNCHBASE)によると、累計の資金調達額は83万3000ドル(約9080万円)。マイコテック ラボのロナリディアス・ハータンチョ(Ronaldiaz Hartantyo)共同創業者兼チーフ イノベーション オフィサーは8月に行われる京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab主催の「スクール オブ ファッション フューチャーズ」のオンラインレクチャーに登壇し、開発中の“人工マッシュルームレザー”や“キノコブロック”について紹介する予定だ。
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