東京オリンピック各国の公式ウエアをおさらい 「アルマーニ」「ラコステ」「ユニクロ」が手掛ける国は?

 東京オリンピックが7月23日に開幕する。競技はもちろん、それぞれの国を象徴するデザインを取り入れたウエアにも注目したい。ここでは、日本やアメリカ、フランス、イタリア、スウェーデン、オーストラリアの全6カ国の代表選手が、開会式・閉会式で着用する公式服装や選手村などで着用する公式ウエアを紹介する。

日本:「アシックス」、AOKI

 日本代表の公式ウエアは、大会ゴールドパートナーの「アシックス(ASICS)」が制作。紙を折って包む「折形」や着物を2枚以上重ねて楽しむ配色「かさねの色目」など、伝統的な技法に着想したオリジナルグラフィックが特徴だ。Tシャツやポロシャツは1枚の生地から型取りするため、同じデザインは1つとしてない。また暑さ対策として、脇などの高温多湿になる場所にメッシュ素材を施す最新技術を開発。前回大会のウエアより5倍の通気性を実現した。ジャケットは誰でも容易に着脱できるマグネットファスナーを使用し、原料の一部には日本全国で回収した約4トンの衣類から作ったリサイクル糸を使っている。

 開会式や式典で着用する公式服装は、紳士服チェーン大手のAOKIが担当。全選手の体形や要望に応えられるようにオーダーで製作した。白のジャケットは、「工」の字を斜めに崩してつなぎ合わせた伝統柄「工字繋ぎ」を陰影でプリント。ストレッチ性と通気性を併せ持ち、防シワ加工を施した素材を採用している。赤のボトムスは肌ざわりがよく、夏でも快適に着用できる。紺のジャケットは麻100%のニット地編みで、可動性と通気性が高い。これにクレリックシャツと、縁起がいいとされる「七宝柄」「うろこ柄」「縞柄」などの伝統柄を使ったネクタイとスカーフを合わせる。ボトムスは選択性で、男性用はノータックとワンタック、女性用はパンツとキュロットがある。

アメリカ:「ラルフ ローレン」

 アメリカ代表の閉会式ユニホームは、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」がデザインした。白と青、赤を基調とした爽やかなコレクションだ。ドローストリングジャケットとポロシャツ、デニムパンツの組み合わせで、右胸には大会エンブレムを、左胸にはブランドロゴを配置。環境に配慮した素材使いもポイントで、ジャケットとストライプベルトは、ペットボトルを再生したリサイクルポリエステル“リプリーブ(REPREVE)”を使用している。デニムパンツには、植物由来の素材や農業副産物など再生可能な資源から作る人口レザー“ミルム(MIRUM)”のパッチが付く。レプリカの販売も行い、収益は全てアメリカ代表の支援に活用される。

フランス:「ラコステ」

 フランスの公式ウエアをデザインしたのは、ワニのロゴマークで知られる「ラコステ(LACOSTE)」。上部にトリコロールのパネルを付けたストレッチポロシャツにネイビーのタフタパンツ、軽量なホワイトパーカのコーディネートだ。パーカは風になびくフランス国旗からインスピレーションを得て、軽い素材でボリューム感を出した。また日本へのオマージュとして着物風のスリーブを採用している。首の内側には、ブランド創設者で7度のグランドスラム優勝を果たしたルネ・ラコステ(Rene Lacoste)が大切にしていた、“RIGOUR(厳格さ)”“PERSEVERANCE(忍耐力)”“TENACITY(粘り強さ)”“ CONFIDENCE(自信)”の4つの言葉をあしらっている。

イタリア:「エンポリオ アルマーニ EA7」

 イタリア代表が表彰台で着用する公式ウエアは、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツライン「エンポリオ アルマーニ EA7(EMPORIO ARMANI EA7)」が手掛けた。フロントには、「日の丸」をイタリア国旗の緑、白、赤で再解釈したグラフィックを施し、右胸にはブランドロゴを、左胸には大会エンブレムをプリント。背中には漢字をイメージした書体で“ITALIA”の文字をあしらっている。ポロシャツとトラックジャケット、トラックパンツなどをそろえる。

スウェーデン:「ユニクロ」

 スウェーデン代表の公式ウエアは、2019年に同国とパートナー契約を結んだ「ユニクロ(UNIQLO)」が提供する。スウェーデンの国旗をイメージしたグラフィックや、イエローとブルーを基調にしたシンプルなデザインを採用し、ポロシャツやフードジャケット、パーカ、トラックパンツなどを用意した。選手やアンバサダーからのフィードバックを元に、超速乾素材“ドライ EX”や“ウルトラストレッチ”といったユニクロの機能性素材を使用。ウエアの一部にはペットボトルから生まれた再生ポリエステル素材を用いている。

オーストラリア:「アシックス」

 「アシックス」は日本だけでなく、オーストラリア代表の公式ウエアも手掛けている。同国を象徴するグリーンとゴールドの配色をベースに、折り紙をモチーフにしたグラフィックを随所に配置。先住民族のタトゥーのような模様を施したTシャツは、アボリジニのアーティストでボクシング代表としてオリンピック出場経験もあるポール・フレミング(Paul Fleming)がデザインしたもの。あらゆる国や背景、文化の人々を結びつける集会所をイメージしたグラフィックだ。

The post 東京オリンピック各国の公式ウエアをおさらい 「アルマーニ」「ラコステ」「ユニクロ」が手掛ける国は? appeared first on WWDJAPAN.

日本でも配信決定の新生「ゴシップガール」 前作のスタイリングも手掛けた衣装デザイナーが語る前作との違い

 アメリカではHBO Maxで配信中のリブート版「ゴシップガール(Gossip Girl)」が今夏、日本でもU-NEXTで配信されることが決定した。リブート版でもオリジナル版同様、ニューヨーク・アッパーイーストサイドの高校生たちのゴシップとファッションセンスにあふれた生活が描かれている。

 新作のスタイリングを任されたのは、前作のスタイリングも手掛けたエリック・ダマン(Eric Daman)だ。彼に任された仕事は、現代の若者にも通じるようにニューヨークの上流階級の高校生のリアルなファッションを描くこと。その結果、劇中のファッションは、カチューシャやカラータイツといった服装から、ジェンダーフリュイドでミニマルに変化した。「ディオール(DIOR)」や「シャネル(CHANEL)」の登場頻度が減った代わりに登場するのは、「ボーディ(BODE)」や「クリストファー ジョン ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)」といったニューヨークの気鋭ブランドだ。拠点のロサンゼルスから今作の撮影のためにNYに滞在しているダマンに、米「WWD」がリブート版における衣装のこだわりについて聞いた。

WWD:「ゴシップガール」の世界に戻ってきて、率直な感想は?

エリック・ダマン(以下、ダマン):とてもわくわくしているよ。楽しく、ファンタジーにあふれるこの世界にいることは素晴らしい体験。大変な仕事だったことは確かだが、評価はとても高いようだ。エキサイティングな仕事場に戻ってきて正解だった。

WWD:リブート版「ゴシップガール」での仕事はどうスタートした?

ダマン:最初はとにかくインスタグラムなどSNSにどっぷり浸かるところから始めた。SNSリサーチすることは自分にとってあまり日常的ではなかったのだけど、新作のキャラクターたちにとっては重要なツールであって、それを理解するために必要なプロセスだったと感じている。前作はブログの時代で、今のSNSとは全く違う。だからその世界に深く潜って何が起きているのかを知ることは必要なことだった。インスタグラムは今の時代のスタイルとファッションの鏡だ。

WWD:現在のファッション業界がそうであるように、劇中では手が届きやすいインクルーシブなファッションを描くそうだが、どのようにアプローチした?

ダマン:例えば学校の制服をどのようにスタイリングするかだと思う。オリジナル版のブレア・ウォルドーフ(Blair Waldorf)はボタンを閉めてかっちり着こなしていたが、リブート版では着心地の良さを重視している。ストリートで見かける現在のトレンドにも、この世代の服装にも“ゆるさ”があると思う。だらしないというのではなく、1990年代後半〜2000年代初期の影響を受けて、少しオーバーサイズで“ゆるさ”があり、ミニマルなんだ。これはオリジナル版とは大きく異なる点だ。

 このファッションは特にこの世代にとって、簡単に真似できて共感を得られるものだと思う。3XLサイズのカレッジスエットにサイクルパンツを合わせて、規範をちょっと破るのが彼らにとっての制服なんだ。ジョーダン・アレクサンダー(Jordan Alexander)が演じるジュリアン・キャロウェイ(Julien Calloway)はまさにこのファッションスタイルだが、オリジナル版では制服スカートを履かせないなんて考えたこともなかったよ。当時は社会的規範の中でしか考えてなかったからね。だから制服をこんな風に着こなすなんて、パンドラの箱を開けるようなものだった。

WWD:ジュリアン・キャロウェイのスタイルはどう決めた?

ダマン:彼女は劇中で一番おしゃれなキャラクターではないが、ティーザーで各キャラクターを表す一言が発表されたとき、彼女に当てられた単語が“影響力(influence)”だったように、彼女はリーダーだ。彼女のキャラクターとスタイルを探していた時に見たのは、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)、ソフィア・リッチー(Sofia Richie)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、そしてアダット・アケチ(Adut Akech)のインスタグラムだった。アダットのインスタグラムは本当に素晴らしくて、特にストリートウエアカルチャーの舞台裏を覗くことができるのが最高だ。服の合わせ方がすごく上手で、ジュリアンの人物像のベースにぴったりだ。

それに、ジュリアンの父親は音楽プロデューサーで、彼がブレイクしたのは2000年代初期ごろだろう。1990年後半の「VMA(MTVビデオ・ミュージック・アワード)」のレッドカーペットや、2000年代初期のデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)なども見ていて、それでたどり着いたのが「ラクワン スミス(LAQUAN SMITH)」だった。このブランドはまさに「VMA」やデスティニーズ・チャイルド、その時代のスタイルでブレイクしたのだが、コンテンポラリーなハイファッションでもある。ジュリアンのスタイルの基準を「ラクワン スミス」や「クリストファー ジョン ロジャーズ」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」を着せて、その世界観で遊びを加えるようにしたのは正しい選択だった。

WWD:ウィットニー・ピーク(Whitney Peak)が演じるゾヤ・ロット(Zoya Lott)のスタイルは?

ダマン:ゾヤはNYに来たばかりで、ほかのキャラクターと違って高所得層じゃない。彼女はもっと社会問題や政治的なところに興味があって、ライターでアクティビストだ。それを服装で表すために私が選んだのは黒人がオーナーのブランドや本屋だった。彼女が持つトートバックはNYに実在する、黒人オーナーの書店レボリューション ブックス(REVOLUTION BOOKS)のもの。それに、黒人ビジネスを取り上げるサイト「ザ・メラニン・プロジェクト(The Melanin Project)」のグッズから、マルコムX(Malcolm X)をプリントしたスエットを着せた。服装で彼女がどんな人物なのか分かるように、その思想を反映したものにした。「アーバン アウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)」で売っているようなバンドTシャツを着せればいいってものじゃない。

WWD:トーマス・ドハティ(Thomas Doherty)が演じるマックス・ウォルフ(Max Wolfe)の場合は?

ダマン:みんな彼とチャック・バス(Chuck Bass)を比べるのだけど、私は彼はセクシュアリティーにオープンで、資産のある大人びた男性だと捉えている。彼は男性という設定だけど、流れるような美しい生地の服を着る。ニューヨークのブランド「ボーディ」をたくさん着せたよ。この作品では、「ディオール」など自分が尊敬し愛するメゾンブランドだけじゃなくて、ニューヨークのデザイナーもコーディネートに混ぜたかった。

 彼に「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」のウィメンズのレースシャツをスタイリングしたのだが、彼が着るととてもセンシュアルで、かつ自信をもってさらりと着こなしていた。しがらみを超えて、ファッションにおけるジェンダーの意味を考えて議論して、ジェンダーのあり方を新しい方法で表現するのはとてもエキサイティングだった。同じことはジュリアンの衣装でもできた。彼女が父親の「セリーヌ(CELINE)」のシャツを着るという設定なのだが、彼女が着ると学校にも着ていけるオーバーサイズのシャツドレスになるんだ。服とは何か、ジェンダーとは何か、それらと私たちみんながどう関係しているかといった深い会話をするのは、この世代が特にしていることだ。服を通してこうした議論ができるのはこの作品が私にくれたギフトだと思う。

WWD:ブレアのカチューシャのような、そのキャラクターのアイコンとなるスタイルは今作でもある?

ダマン:全く同じではないが、スキンヘッドのジュリアンにはイヤリングをたくさんスタイリングした。イヤリングはいわば彼女のアイコンだ。髪がないからイヤリングが映える。ブレアのカチューシャでは色をコーディネートや彼女の感情に合ったものにしていたが、ジュリアンのイヤリングでも同じようにスタイリングするつもりだ。

WWD:衣装は自分で制作したか、もしくは買ったか?

ダマン:どちらもだよ。サンプルもたくさん作ったし、ショッピングもたくさんした。パンデミック後のNYでのショッピング体験は変わり果てたものになっていたけどね。ショップ内の品数もバリエーションも少なくなっていたし、購入点数も減った。しかも工場が閉まっていて、生産すらされないコレクションもあった。ショッピングするまでちゃんと自覚してなかったけど「コロナによる予期せぬハードルは、私たちにはどうしようもない」と思った。だがそれがきっかけでオンラインショッピングとリサーチをたくさんして、「マイテレサ(MYTHERESA)」や「ザ・リアルリアル(THE REAL REAL)」に辿り着いたり、ファッションとラグジュアリーが今必要とされているのか調べたりした。

WWD:ファッション的に、前作と今作で一番の共通点と一番の違いは?

ダマン:だいぶ違うと思うよ。両者の一番の共通点はファンタジーで、見る価値ある要素が満載だ。みんな大好きになるだろうし、インスパイアされて欲しい。これが私の仕事のいいところだから。そして、ファッションの役割がとても大きく、必見なものになるということも共通点だね。

 一番の違いは、人工的で華やかで誇張されたスタイルではなく、より社会や政治に影響を受けたミニマリストなスタイルになるということだ。服に主張や意見を忍ばせるのは、オリジナル版のストーリー、もしくはキャラクターでは無かったこと。ドラマはゴシップにあふれたまさに「ゴシップガール」的世界で、ファンは気に入ると思う。でも、セリーナ・ヴァンダーウッドセン(Serena van der Woodsen)が同じシーンで6回も違う「ティーブン デュエック(STEPHEN DWECK)」のネックレスで登場するようなことはない。無駄な要素は削り、街やこの世代で見られるようなミニマリストな感覚を楽しんだ。何かを“削る”という概念はオリジナルにはなかったね。

The post 日本でも配信決定の新生「ゴシップガール」 前作のスタイリングも手掛けた衣装デザイナーが語る前作との違い appeared first on WWDJAPAN.

美肌は頭皮から!スカルプリフト体験レポ【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は電気バリブラシに続く頭皮ケア第2弾の“スカルプリフト”について。

 先日ご紹介した電気バリブラシですっかり頭筋ケアにハマった名越。頭皮と肌は一枚でつながっているから、どんなに肌作りを頑張ったとてやはり美肌の要は頭皮。まだまだ続く緊急事態宣言、どうせならおうち美容で徹底的に自分磨き。ということで、今回は頭皮ケア第2弾。お風呂でも使用できる“スカルプリフト”の体験レポート!

頭皮も肌も、これ1台で完結

 頭皮ケアとフェイスケアの両方がかなう「ミーゼ(MYSE)」の“スカルプリフト”。機能はEMS、バイブレーション、マイクロカレント(微動電流のこと)、LEDの4つを搭載。しかも頭皮用と顔用でアタッチメントが分かれていて、それぞれに最適なケアができるのが魅力。頭皮ケアのスカルプモードでは、12本の電極ピンから低周波EMSが出力され、硬くなりがちな頭筋を刺激。毎分およそ7000回振動するバイブレーションも同時に使えば、私のようなカッチンコッチンの頭皮でさえもゆるゆるほぐれていく。フェイスモードでは22本の電極ピンから、低・中周波EMSが出力される。なんと30種類以上もあるという複雑な表情筋に、あらゆる角度からアプローチできるのがうれしい。ちなみに、どちらのモードでもマイクロカレントが出力されているので、疲れた細胞を活性化させてターンオーバーを正常に戻してくれる働きが期待できる。スマートフォンやパソコンによる眼精疲労に顔のたるみ、睡眠不足に運動不足と、知らず知らず蓄積されてしまう私の皮膚の歴史(泣)。そんな黒歴史にアディオスするためにも、まずはレッツトライ!

レベルMAXはガツンとくる強さ

 スイッチを入れると赤いLEDが点灯。LEDの中でも赤色は近赤外線と呼ばれる波長で、光の中でも特に肌の深いところまで到達するらしい。コラーゲンやエラスチンの生成を促進、肌の弾力UPにも期待が高まる。LED、素晴らしいではないか。


 さて、まずはフェイスモード。肌を化粧水でまんべんなく濡らしてブラシをオン。EMSの強さはレベル1から3まであり、MAXにすると表情筋が動いて“ナチュラルな変顔”が完成するほど、ガツンとした強さが体感できる。「なるほど……ここに当てると、ここが動くのか」と、その動きで複雑な筋肉の位置まで勉強できる一石二鳥感(どゆこと)。首・肩もケアできる心地よい刺激はクセになりそうな予感。EMSの刺激で肩の筋肉をびくんびくん揺らしながらじっくりほぐしていく。フェイスモードで10分、アタッチメントを変えてスカルプモードで10分。これにて本日のお手入れ、完了!

“ながら”で続けられる頭皮ケア

 写真をご覧あれ。「目、目が開いた……!」というのが個人的な感想。疲れてのっぺりとしていた表情が、ぎゅっと真ん中に戻ってきた感じもする。毎日ケアしておかないと、自然と表情って固まってきてしまうのね……(とほほ)。今回は肌も頭皮も化粧水で濡らしながらケアしたけれど、“スカルプリフト”のうれしいところはなんといってもお風呂で使えるところ。湯船に漬かりながら、シャンプーをしながら、など“ながら”でケアできてしまうお手軽さ。気合いを入れて続けるのは難しくても、ついでにだったらできそう。コツコツ積み重ねて、本来の表情でうきうき毎日を過ごそう。


名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)、eスポーツと農業にも精通

The post 美肌は頭皮から!スカルプリフト体験レポ【爆裂!健康美容マニア道】 appeared first on WWDJAPAN.

猫になるか、猿になるか?ぷっくりハリのある「ひげ袋」を目指せ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.4。今回のテーマは「ぷっくぷくのひげ袋」。ひげ袋は、人間でいうところの鼻の下であり、老化サインが如実に現れるデンジャラスなエリア。猫にとっても人間にとっても、顔を若々しくかわいらしく見せるこの最重要パーツを攻略するには?

猫のひげ袋は神経や筋肉が発達。無意識の緊張感が“ぷっくり”の鍵?

 いい加減しつこいと思われるだろうが、何度でも言う。猫の顔はかわいい。その理由を数え上げたらキリがないが、「ひげ袋」がかなりの要素を占めているのではないかと、最近とみに思うのである。

 ひげ袋、それは猫の鼻と唇の間にある、ぷっくりと膨らんだ魅惑のパーツ。「ウィスカーパッド」という正式名称があるそうだが、わかりやすく説明するとコレ「ω」のこと。リラックスしているときにはわりとシュッとしているのだが、おもちゃや獲物を見て興奮すると、ひげ袋がブワ〜ッと膨らんで、ひげがピンッと放射状に広がりグッと前に出る。このひげ袋パンパンの興奮顔がまたかわいく、猫変態は毎回毎回、骨抜きにされるのである。

 このひげ袋、もちろん猫の顔をかわいくするためのものではない。猫にとって大切な、「ひげを支える」という大事な役割がある。猫のひげは通常の体毛よりも深いところから生えていて、その毛根の周りには感覚受容器や神経細胞が豊富に存在している。そのため、猫のひげは感覚が非常に鋭く、まるでパラボラアンテナのように外界の情報をキャッチすることができ、平衡感覚や空間的な位置の把握、わずかな空気の流れや気圧の変化までも感じとることができるという。また、筋肉が発達しているため、上下に前後にと、自分の意思で自在に動かすことも可能だ。

 猫自身は無意識だろうが、それだけ感覚器や筋肉が発達しているということは、つねに緊張感が保たれているということ。だからいつまでも、たるみのないぷっくぷくのひげ袋をキープできているのではないだろうか。

顔の骨粗鬆症&肌のたるみで鼻の下が猿化! 

 
 猫のひげ袋を、人間のパーツで例えるなら鼻の下。年齢を重ねるほどに鼻の下は間延びしていくから、常に緊張感をキープして、猫のようにぷくっとハリのある引き締まったひげ袋(鼻の下)を目指したい。

 鼻の下がだんだん間延びしていく原因は、大きく分けて2つ。一つは、肌弾力の低下や表情筋の衰え。そしてもう一つが、顔の骨粗鬆症だ。骨の萎縮は40代から始まるといわれるが、頭蓋骨が縮むことにより、鼻や目などの空洞が広がっていくため、骨という支えが失われ、鼻の下がだらりと伸びた猿っぽい顔つきになってしまう。

 「猫に似てる」と言われると嫌な気はしないが、「猿に似てる」と言われて喜ぶ人はまずいないだろう。「あんた猿に似てるね!」と面と向かって言われることはないだろうが、マスクを外した顔を見て「鼻の下が猿並みに長いな……」と心の中で思われている可能性は大いにある。もしも「マスク美人」と言われた経験があるのなら、それは「マスクを取らない方が美人」という意味であり、決して褒め言葉ではない。猿には悪いが、猿よりも猫な女でありたいからこそ、鼻の下を含めた顔全体のハリ感を強化するケアを死ぬ気で始めたい。

高機能ハリケア&表情筋トレーニングで引き締まった「ひげ袋」に❤︎

 顔の骨粗鬆症をピンポイントで食い止めるのはなかなか難しい。骨の萎縮によるたるみはヒアルロン酸注入など美容医療におまかせするとして、日々のケアでは表情筋トレーニングやたるみケアアイテムを投入して、鼻の下の間延び予防&対策を。

 表情筋トレーニングは自力でもできるが、余計なシワを増やしたり、表情を引き下げる筋肉まで誤って鍛えてしまったりするというリスクを孕んでいる。その点、「ヤーマン(YA−MAN)」の EMS美顔器“メディリフト プラス”は、リフト筋と呼ばれる大小頬骨筋を鍛え、かみ締めなどでこわばった咬筋をストレッチするという、それぞれの筋肉に適切なアプローチがかなうクレバーな一品。ハンズフリーで隙のない顔筋トレーニングが“ながら”でできてしまうのもうれしい。


 鼻の下の肌のゆるみ対策には、「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」の“SC リキッドリフト”を。肌をシャープに引き締め、しなやかなハリを与える「キャビアプレミア」と、グラマラスなハリ肌を目指す「キャビアアプソル」というプレシャスなキャビア由来成分をダブル配合。マスク生活でゆるんだ肌がシャキッと目覚めるような手応えは感動もの。


 加齢とともに上唇が薄く輪郭が曖昧になっていくのも、鼻の下の間延び感を悪目立ちさせる原因に。日々のリップケアを強化するなら、PRSS.Japanの“ラシャスリップマスク”をレコメンド。独自開発のナノペプチド複合体+をはじめ、ビタミンA・C・E、有機植物エキス、有機保湿オイル、ヒアルロン酸といったクリニック専売品ならではの成分へのこだわりと濃密なアプローチで唇を集中ケア。ぷるんとしたメリハリのある唇を目指せるはずだ。

 長引くマスク生活は、顔の下半分の緊張感が失われがち。マスクに甘えて猿顔になるか、猫のひげ袋を目指してゆるみきった鼻の下に活を入れるのか。今どれだけたるみと向き合うかが明暗を分ける。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

The post 猫になるか、猿になるか?ぷっくりハリのある「ひげ袋」を目指せ 【ニャンダフルなコスメたち】 appeared first on WWDJAPAN.

エースホテル京都が「トモ コイズミ」の世界観を表現した初のアフタヌーンティー

 今年6月に開業1周年を迎えたエースホテル京都は、「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の世界観を表現した完全予約制のアフタヌーンティーを1日15組30人限定で9月5日までの期間中、毎週木曜から日曜日および祝日に提供する。

 エースホテルとして初のアフタヌーンティーで、同ホテルのコンセプト“East Meets West”の要素に加え、装飾には「トモ コイズミ」を象徴するフリルをあしらった。屋上庭園を臨むことができるホテル3階のプライベートスペースで、京都の食材などを使用してカラフルに仕上げたスイーツやセイボリー、紅茶や緑茶のティーモクテルを用意する。

 スイーツは、白餡と洋梨ゼリーやアマレットのマカロンをはじめ、桃のタルトレット、白みそのチーズケーキ、京都産美山ミルクアイスとマンゴーコンポートにローズヒップの泡をのせたマンゴーパフェ、苺グレーズのスコーンを用意する。セイボリーは、京都五色あられを使ったフォアグラロリポップや、京壬生菜のシフォンケーキサンドウィッチ、トマトとバタフライピーのジュレなどを楽しむことができる。紅茶のフレーバーティーは、桃や赤い果実、マンゴー、味のアクセントとなるレモングラスなどを使用した。

The post エースホテル京都が「トモ コイズミ」の世界観を表現した初のアフタヌーンティー appeared first on WWDJAPAN.