「イリス ヴァン ヘルペン」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクション

 「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」2021-22年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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バッグのエースが就活生向けのバッグレンタルサービスを開始

 バッグとラゲージメーカーのエースは7月26日、就活バッグに特化したレンタルサービス「カバレント(KABARENT)」を開始した。学生が就職活動期間のみ使用するリクルートバッグを貸し出すサービスで、利用開始時に5500円を支払うことで、1万1000円相当のバッグを最長1年半レンタルすることができる。返却時にはエースのオンラインストアで利用可能な5000円分のクーポンを配布する。

 レンタル対象のバッグは同社の採用担当や若手社員の声を反映して開発した新作で、メンズ2型、ウィメンズ2型の4種。床においても自立する構造をはじめ、書類や筆記用具を整理できるポケット、肩がけできるショルダーベルトの付属などにこだわり、バッグメーカーならではの配慮が凝らされている。返却後のバッグは自社の工場でクリーニング、リペアを行い、繰り返し貸し出される予定だ。エースは長年スーツケースのレンタル事業を行っており、コロナ禍前の2019年には年間1万3000本を貸し出していた実績がある。

 エースの企画担当者は「コロナ禍でオンライン面接が増えている背景から、数少ないリアル面接や入社式のために就活バッグを購入することに抵抗感を持つ学生が増えていることが分かった。購入しても家での置き場に困り、廃棄をしてしまうという声も聞き、レンタルサービスでSDGsに貢献できるのではないかと考えた。また、当社は年配層でのブランド認知度は高いが、若い顧客とのタッチポイントが作れずにいた。返却時に配布する5000円のクーポンで、卒業旅行用のラゲージや就職後の通勤バッグを購入いただくなど、レンタル後も継続して利用いただけたらうれしい」と話す。

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“世界一”の眼鏡店「グローブスペックス」が7月27日、代官山店を移転リニューアル

 眼鏡店のグローブスペックスは、代官山店を7月27日に移転リニューアルオープンする。「旧代官山店を含むエリアの再開発に伴うもの」(岡田哲哉社長)で、新店舗の場所は旧店舗から道を挟んだ斜め向かい。岡田社長は、「移転を知らずに訪れたお客さまも迷わず、安心している」と話す。店舗面積は122平方メートルで、初年度売り上げ目標は1億2000万円。

 新代官山店について岡田社長は、「店を作る際は必ず既存店を上回るものをと考えるが、代官山店はイタリア・ミラノで開催される世界最大の国際眼鏡展『ミド(MIDO)』が世界一のアイウエアショップに与える『ベストア・アワード』をアジアで初めて受賞した店舗だ。そのため新たな試みとして、店舗デザインを東京・三鷹の内装会社ロバートハウスに依頼した。『オールドジョー(OLD JOE)』やジャンティーク内田商店など数々の素晴らしいショップを手掛けており、その全てが個性あふれるオーラを放つ。グローブスペックスとの相性の良さには自信があった。また渋谷店、京都店に続いてサインアートはナッツ アート ワークスに、植栽は中目黒の生花店チビにお願いした。1+1+1+1が4ではなく、10になった」と述べる。

 グローブスペックスは東京・渋谷、代官山、京都に店舗を持つ。代官山店は2000年、複合施設の代官山アドレスの開業と共にオープン。その後、16年に猿楽町に移転した。

■グローブスペックス代官山店
オープン日:7月27日
時間:12:00〜19:00(緊急事態宣言解除後は変更の可能性あり)
定休日:無休
住所:東京都渋谷区猿楽町11-19

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原宿に服のアップサイクル拠点 有名ブランドが余剰在庫を提供

 ストーリーアンドカンパニー(東京、細川拓社長)は、循環型ファッションのコミュニティー事業「ニューメイク」に乗り出す。ファッション企業から余剰在庫の衣料品や靴などを提供してもらい、ニューメイクの会員が手を施して、新たな作品としてアップサイクルする。第1弾の「ミッソーニ(MISSONI)」を手始めに、有力ブランドの余剰在庫やサンプル品を扱っていく。

 東急不動産との連携によって、コミュニティーとモノ作りの拠点となる「ニューメイクラボ」を東京・原宿に26日開いた。東急不動産が所有する60平方メートルの店舗物件を無償で借り受ける。ブラザー販売から提供されたミシンなど機械のほか、素材や副資材もそろえ、本格的な工房として機能する。

 ニューメイクの主役となるのは現在210人いる会員だ。ファッション関連のクリエイターから学生、一般人まで服作りの経験の有無は関係なく、誰でも無料で登録できる。ニューメイクラボを作るにあたっても、内装やアイデアや実際の改装工事まで会員とストーリーアンドカンパニーが協力して行った。細川社長は「完成した作品を販売するか、展示品にするか、あるいはレンタル品にするか。販売した際、価格の何割を作り手に渡すか。そんな運営に関する諸々も会員の皆さんと話し合って決めていきたい」と話す。

 第1弾の「ミッソーニ」のアップサイクルは若手のクリエーター5人が手がけた。色鮮やかなニットのパーツを縫い合わせてドレスにしたり、ワンピースをライダースジャケットに作り替えたりした。日本で同ブランドを展開する三喜商事の田原信宏部長は「『ミッソーニ』に触れたことのない若いお客さまや、サステナビリティに関心の高い方たちとの接点にしたい」と話す。欧州の高級ブランドは、かつてはリメイク品などに対してアプルーバル(承認)の高い壁があった。だがサステナビリティの機運の高まりによって状況は変化している。

 ニューメイクラボで扱うブランドは3週間から1カ月の単位で切り替える。今後は「オールドイングランド(OLD ENGLAND)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」「デサント(DESCENTE)」「コールマン(COLEMAN)」「アディダス(ADIDAS)」などの提供を受ける予定だ。

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「ヴェトモン」の新ブランドが始動 ジェンダーを記したTシャツなどを発表

 ヴェトモン(VETEMENTS)は22日、新ブランド「VTMNTS」を公開し、初のルックも発表した。新たにインスタグラムアカウント@vetements_secret_projectを開設し、テレビのテストパターンの模様を施したトップスやブラウンのパンツ、セーターなどを複数披露した。その後100ルックを公開し、「100のルックでこの業界に100%真摯に取り組むことを表現している」と述べた。

 コレクションルックには主に男性モデルを起用しており、ウエアにはバーコードと「VTMNS」の登録番号とされる「83 836 36 87」を記した。6月に新しいブランドを発表すると初めて公開した際には、「全てのジェンダーの人に向けたアイテムを手掛ける」としていたが、今回「She/Her」「He/Him」「They/Them」といった、女か男かという枠組みだけでない包括的なジェンダー・プロナウン(代名詞)を表示したTシャツを製作。1980年代の人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に敬意を表するパーカーも発表した。

 ヴェトモンは新ブランドの立ち上げとともに、今後コングロマリットとして発展する計画を発表。教育、技術開発、生産、サプライチェーンおよび財政支援を提供することで、トレンドや既存の枠組みにとらわれないユニークなブランドを生み出す機関を目指す。新ブランドの名称について「ファッション・ロー(The Fashion Law)」は、「ヴェトモンはフランス語で『衣服』と一般的に使われることから、同名での商標登録に難航した経験がある。このような理由から、今回のブランド名を選んだのではないか」と分析するが、同社からの正式な発表はない。

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「トゥー フェイスド」から新作リップとセラムが登場 ふっくらボリューミーな仕上がり

 カリフォルニア発メイクアップブランド「トゥー フェイスド(TOO FACED)」は、本国で人気のある“プランピング”シリーズから、リップ“パワー プランピング リキッド リップスティック”(全10色、各税込3190円)とセラム“P&P フェイス プライマー セラム”(30mL、税込5390円)を発売する。7月23日に阪急百貨店公式コスメ通販サイト「HANKYU BEAUTY ONLINE」でリップのみ先行発売、7月30日に「トゥー フェイスド」公式オンランストアで両製品を発売、8月6日から全国店頭で販売する。

 ナチュラルな立体感と鮮やかな発色が特徴のリップは、ボリューム感のある唇に導き、ふんわりとしたマットな質感に仕上がる。保湿効果のあるスキンケア成分を配合し、滑らかで心地の良いテクスチャーを実現したほか、長時間美しいカラーをキープする。

 セラムは気になる肌悩みをぼかし、艶のあるふっくらとした肌に見せる下地兼美容液。みずみずしいテクスチャーで滑らかな肌に整え、メイクアップによるプランピング効果で生き生きとした印象に仕上げる。

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今秋のヘアカラーは使いやすい“王道ピンク”と“微暖色ベージュ”で気分を変える ナプラ「N. カラー」の新色提案

 プロフェッショナルヘアメーカーで、トップクラスのヘアカラーシェアを誇るナプラは9月初旬、ヘアカラー剤「N.(エヌドット)カラー」から秋の新色を発売する。気分を変えたいときに提案しやすい2色で、ビビッドカラー初心者から上級者まで楽しめる濃密なピンク“オリエンタルピンク”と、くすみ感が少なく艶のある柔らかなイメージをかなえるベージュ“アンバーベージュ”だ。

コクのある色と質感を楽しめる
濃密な“王道ピンク”
“オリエンタルピンク”

 高彩度設計でクリアな発色をかなえる“オリエンタルピンク”。既存カラーにある青みを含んだ色や淡いピンクではなく、コクのある色と質感を楽しめる“濃密”な王道ピンクだ。

 ブリーチオンでのポイントやセクションデザインをはじめ、レングスやカットデザインに合わせて全頭ピンクでの色遊びにも適している。クリアを加えて彩度を弱めることで、ペールピンク調の提案も可能。色みを淡くしてもオレンジに振れず、しっかりピンクをキープできるのが特徴だ。

 今回の“オリエンタルピンク”の撮影でモデルを務めた山沖楓さんは、プライベートでもハイトーンのピンクやブルーのカラーリングを好むサロンモデル。過去にも数回ピンクに染めたことがある“ピンク上級者”だが、“オリエンタルピンク”は「すごく気に入った!洋服に合わせやすいピンクで、何もしなくても、それだけでかわいい」という。

 カラーリングを担当した「シエカ(CIECA.)」の野口和弘代表も「黄みを消しながら色みを表現しやすいので、狙ったピンクを出せる。今秋はナチュラルベースで、かつ色みを感じられるカラーのニーズが高そうなので、トレンドにマッチしていると思う。コロナ禍で来店頻度が減っている中、色を何度も補わなくてはいけないカラーは敬遠されがち。ハイトーンでも、きれいに色落ちしていくカラーが人気だ。その点“オリエンタルピンク”は黄みが出ず、きれいに褪色していくので提案しやすい」と話す。

“微暖色”アンバーの効果で狙い通りの
ほの艶髪を表現できる
“アンバーベージュ”

 “微暖色”アンバーの効果で狙い通りの“ほの艶髪”を表現できる“アンバーベージュ”。全ての色みと色ブレがなく、ミックスできる染料処方が特徴で、組み合わせることでさまざまなベージュバリエーションを提案できる。

 ハイトーン毛の透明感や柔らかさのベースとなりながら、組み合わせる色のニュアンスを生かし、透けるハイトーン提案を可能にする。ミルクティーカラーの提案にもおすすめだ。明度差のある既染部への補色ブラウンとしても使用でき、メインカラーの彩度と色みをキープしながら、色持ちの良さもかなえる。

 「以前はハイトーンカラーが多かったが、最近は落ち着いた色にすることが多い」というモデルのたけうちみうさんは、“アンバーベージュ”について「落ち着いた中にも透け感があってすごくいい色!」とコメント。

 担当した「シキ(siki)」の磯田基徳代表も「これまで秋冬は暗めのカラーがトレンドだったが、最近は暗過ぎないカラーの需要が高い。“アンバーベージュは”くすまずに艶感が出せる明るめベージュで、サロンでも人気色になりそう。ファッションを選ばず誰にでもフィットするので、最近増えている『初ブリーチしたい』という30代以降のお客さまにもおすすめしやすい」と評価した。

PHOTOS : KYOKO MUNAKATA (SIGNO)
STYLING : TAMIKO AWANO
ORIENTAL PINK:ビックメッシュトップス2万9700円/furuta(furuta050-1115-9248)、ワンピース8万6900円/AKIKO AOKI(AKIKO AOKI03-5829-6188)、リング1万8150円、ピアス左9900円、右8800円/全てIF8(IF8 03-4400-7088)
AMBER BEIGE:ブラウス3万4700円/furuta、リング3万800円、リング1万7600円/全てIF8
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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「バルクオム」が8月10日に初のメイクラインを発売 同日に新宿マルイ本館にフラッグシップショップを初オープン

 メンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」は8月10日、ブランド初となるメイクアップラインを発売する。“コンシーラー”(全10色、税込各2750円)“アイブロウブラッシュ”(全4色、税込各2200円)“フィックスミスト”【医薬部外品】(50mL、税込3300円)の3種類で、公式オンラインストアなどで取り扱う。

 メイクアップラインのコンセプトは“MAKE A NEW BASIC”。“メンズメイク”から連想されるイメージを解放し、男性がメイクをするという未来の新しい当たり前を「バルクオム」から作っていきたいという思いを込めた。数年前にはスタンダードではなかったメンズスキンケアが現在では一般化してきているように、男性にとってメイクアップ製品が自信や清潔感を生み出すニュースタンダードとなることを目指す。

 “コンシーラー”は肌の印象を左右しかねない、シミ・ニキビ跡・くまなどをクイックにカバー。2種類の球状パウダーがベタつきを抑え、テカリにくい自然な仕上がりへ導く。“アイブロウブラッシュ”は描いていることが分からないほどナチュラルなタッチで、1本1本描くことも面で塗りつぶすこともできるフェルトペン。汗や皮脂に強く、自然な眉を長時間キープする。“フィックスミスト”は女性よりも皮脂量が多い男性のために、3種類の皮脂吸着成分を配合。皮脂をキャッチしつつ、テカリにくい肌をかなえる。

 各製品は、メイク自体が肌の負担にならないよう独自の視点で設計。メイクの落とし方が分からない、クレンジングは面倒くさいと感じる男性でも使用できるよう、洗顔でも落とせる処方を実現した。

 メイクアップラインの発売を記念して、各製品1種類ずつに加えて、セット限定アイテムの“アイブロウシザーズ”“アイブロウコーム”をセットにした“バルクオム ザ メイクアップ&ツールズ”(税込2970円)を数量限定で発売。購入者限定でオリジナルポーチも提供する。

フラッグシップショップでは全製品の取り扱いを予定

 さらに同日、ブランド初となるフラッグシップショップ“バルクオム ザ スタンド” を新宿マルイ本館1階にオープンする。スキンケアおよびメイクアップライン全製品の取り扱いを予定している。

 最大の特徴は、最新テクノロジーを駆使した店舗であること。外観は空中に浮かぶ3Dホログラムディスプレイにより、メイクアップラインのコンセプトムービーが立体的に流れる。店内には大型ミラーサイネージにより、非対面でお客自身が自分の肌に合うメイクプロダクトの選択体験ができる。ほかにも男性美容について基礎知識を持つ販売スタッフが、メイクやスキンケアについての使用方法のレクチャーを行う。

 オープニングキャンペーンとして8月10~31日までの期間、5000円以上の購入者で先着 300人を対象にオリジナルミラーノベルティをプレゼントするなど、各種特典を用意する。

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文春砲に撃たれた外食大手4会長。「SRSホールディングスってよく知らないんだけど、どんな会社?」

 外食大手の会長4人がまん延防止等重点措置の時期にルールを超えた飲食を実施したと7月14日発売の「週刊文春」が報じた。でもその中にSRSホールディングスという関東圏の人間にとって聞きなれない社名があった。SRSってどんな会社?
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DD、デリバリーで60ブランド、300店舗。スタミナ豚丼などがっつり系が売れる。

株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:松村 厚久)の連結子会社である株式会社ダイヤモンドダイニング(本社:東京都港区、代表取締役社長:鹿中 一志)が、デリバリー業態出店に関して、2021年1月~6月の期間内において、ブランド総数60、店舗数のべ300店舗以上の出店を達成したと発表した。
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タレントIMALU と「アイム ラフロリア」の原由記CEOらがフェムテックを語る 

 5月からstand.fmで配信中の「ハダカベヤ」では、タレントのIMALUとランジェリーブランド「アルバージェランジェリー」創立者のMEGUMI、広告代理店勤務のNATSUKOが身体や性の悩みを語り合い、リスナーの共感を集めている。そんな「ハダカベヤ」と渋谷に続き7月22日から池袋パルコでのポップアップを開催中のデリケートゾーンブランド「アイム ラフロリア」がコラボした。「ハダカベヤ」の3人と、「アイム ラフロリア」を手掛けホルモンバランスプランナーの資格を有する原由記メリアCEOは、デリケートゾーンケアについて語るライブ配信にも挑戦。それぞれの立場からフェムテックを啓もうする4人に話を聞いた。

WWD:「ハダカベヤ」は5月に配信をスタートした。リスナーからの反響は?

IMALU:規模は小さいながらも濃い反響をいただいています。共感してもらえたり、「勉強になりました」という声をいただいたり。女性リスナーばかりかなと思っていましたが、男性からの反応も想像以上にあって嬉しいです。

WWD:公に話す機会の少ない身体や性の悩みについてもオープンに語り合っている。トピックはどう決めている?

IMALU:ほとんど3人で決めています。最近起こった出来事やふとした会話から生まれることが多いですね。リスナーさんやフォロワーさんからリクエストをいただくこともあります。

MEGUMI「アルバージェランジェリー」創立者(以下、MEGUMI):気になったニュースなどがあればメンバーに共有して、「ハダカベヤ」で議題にするかを話し合うことも。ニュースをトピックスにする時は、より身近に感じてもらえる言い回しを3人で考えています。

WWD:「アイム ラフロリア」とのコラボが決まった経緯は。

MEGUMI:2016年に「アルバージェ ランジェリー」を立ち上げて間もない頃、松尾(亜美)さん(現在メリアで広報などを担当)にお問い合わせをいただきお会いしたのをきっかけにご縁が続いていました。松尾さんが「アイム ラフロリア」を手がけるメリアに転職され、何か一緒に取り組めないかとお話をいただきました。「アイム ラフロリア」の理念やコンセプトには共感する部分も多く、渋谷パルコのポップアップでのスペシャルセットの販売や「ハダカベヤ」とのコラボ配信が実現しました。

WWD:「アイム ラフロリア」の使い心地は?

IMALU:ローズの香りは好きなんですけど、強すぎるのは嫌。「アイム ラフロリア」はほんのり香って、テクスチャーも心地よいです。デリケートゾーンのケアアイテムはなんとなく持っていましたが、毎日使ってはいませんでした。改めてちゃんと「アイム ラフロリア」でケアしてみて、乾燥からくるかゆみだったということがわかりました。デリケートゾーンケアって、ちゃんとやれば結果が出るんですよね。

MEGUMI:これまでにもデリケートゾーンケアを使ってきましたが、「アイム ラフロリア」のローズの香りはメンタル面も上がりますよね。使い続けるためには香りは重要なポイント。IMALUちゃんがいったように、気品のある香りなので自分がひとつ上のレイヤーの女性になれるような自信をみなぎらせてくれます。下着ブランドとしてムレやかゆみといったお悩みをお客さまから伺うこともあります。素材や仕様などでできる限り解決したいとも思いますが、デリケートゾーンケアをお勧めすることもあります。「アイム ラフロリア」はよいサポーターになっています。

NATSUKO:フレッシュクリアシートは今まで本当に欲しいものだったので出合えてよかったと心から感じています。暑い季節や外出が続いてムレてしまう時や、「いざ!」と気合を入れたい時にはぴったりです。由記さん(原メリアCEO)も自分を高めるときに使うとおすすめと言っていましたが、コンパクトだし外出先でもリフレッシュできてとっても感動しました。これまではしっかりとデリケートゾーンケアをすることがなかったので、はじめはウォッシュと美容液を2日に1回程度使用していました。使っているうちに体の変化を感じたので今では日常使いになっています。

原由記メリアCEO(以下、原):個包装のデリケートゾーン用のシートって実はあまりないんですよね。デリケートゾーンにはもちろん全身にも使っていただけます。またローズの香りにも注目してもらえて嬉しいです。トップ、ミドル、ラストと香水のように香りを設計しているところがこだわりです。

MEGUMI:「アルバージェ ランジェリー」では試着の際に、「アイム ラフロリア」のシートをお客さまにお渡ししています。個包装なので使ってもらいやすいですし、試着室がローズの香りで満たされて気分が上がりますよね。

WWD:フェムテック・ケアを取り入れたい、でもなかなか踏み出せないという人も多い。

IMALU:女性ならではの悩みは、今後もなくならないと思います。ただ、フェムテックやケアを取り入れることで生活がガラッと変わる可能性はあるのではないでしょうか。私もまだまだ知らないことばかり。みなさんと一緒にいろいろなことを学んでいきたいです。

MAGUMI:フェムテックという言葉だけ聞くと、なんだか小難しく聞こえがちですが、私たち女性にとってはエッセンシャルなものだと思います。ライフステージによって生じるさまざまな体の悩みや心配事を解決してくれる救世主のような存在。まずは毎月必要になる生理用品や「アイム ラフロリア」のようにデイリー使いできるケアから始めてみるのがおすすめです。今までの生活がぐっと快適に変わるかもしれません。

NATUKO:私も「何を、誰に、どんな風に、聞けばいいのかわからない」と感じていました。そんな中で「これならできるかも」「楽しそうかも」と気になったモノを試してみると学びになるし、変化を感じることができればどんどんトライできるかもしれません。私もまだまだ「わからない」「怖い」と試していないことだらけですが、少しずつ学んで進んでいければいいなと思います。

原:新しいことってすごく不安ですよね。私も当初は「本当に使っても大丈夫なのかな」とフェムケアアイテムに抵抗がありました。最近はこだわりの成分が詰まった製品や海外のプロダクト、何十種類もの吸水ショーツなど、素晴らしいフェムケア・フェムテック商品がどんどん出てきています。まずは無理をせず、気になるアイテムを使ってみることをおすすめします。いざ使ってみたら「なんでもっと早く使わなかったんだろう」と思えるかもしれません。

意見や情報を交換して
自分自身で選択できるように

WWD:発信する側として心がけていることは。

IMALU:「ハダカベヤ」はみんなの意見交換の場として心がけています。いろいろな情報をここで得ても、最終的に何を選択するかは自分次第という考えでやっています。人の意見を尊重し、知らないことは知らないと言える平和なディスカッションを目指しています。いつもお酒を飲みながら配信しているので、緊張感なく楽しく会話ができたらいいなと思っています。

NATSUKO:とにかく素直な言葉で、「みんなの意見を共有しましょう!」と心がけています。メンバーが3人いれば3人の意見があって、リスナーの意見を聞くことができて、みなさんの選択肢が少しでも豊かになればと思っています。

原:メリアでも情報を発信することが多いので、正しい情報かどうか、お客さまやユーザーが求めている情報かどうかを常に考えています。また年齢や悩みによってそれぞれ求める情報が大きく異なるので、伝えるのは誰なのかを常に意識しています。

WWD:今後の展望は?

IMALU:私たちはフェムテックに関して、プロの知識があるわけではありませんが、「ハダカベヤ」の一つの軸として、みんなが気を使わずに話せる場を提供したいという思いがあります。「正しいか、正しくないか」ではなく、「こういうものがある、こういうやり方がある」ということを共有し合える場が理想です。今回のようにデリケートゾーンに関して詳しい方とご一緒して、プロの目線で身体の疑問や悩みに答えてもらえることは非常にありがたいです。

MEGUMI:私たちは一般人なので、IMALUちゃんを本当にリスペクトしています。タレントとして身体や性のことを公に語ることにはリスクもあると思います。でも、そうしてくれたから、私たちも自然体で発信できる。その環境に感謝しています。聞いてくれる方も徐々に増えてきて、いろんな方に知ってもらえることでその広がりが女性だけのものではない広がりを見せているのがすごく嬉しいです。カジュアルな場であることはもちろん、ジェンダーの垣根をゼロにして、フェムテックを男性も当たり前のように知っている世界にしていくことが課題だと思いっています。

原:初めて3人とお会いした時、本当にカジュアルにフェムテックやデリケートゾーンケアについて話していると感じました。「アイム ラフロリア」やデリケートゾーンケアは、カテゴリーとしてはすごくクローズドな分野だとも思います。それをメーカーとは違う視点で3人が発信してくれたり、みんなが話しやすく質問しやすい環境を作ってくれたりしていることは頼もしいですよね。

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タレントIMALU と「アイム ラフロリア」の原由記CEOらがフェムテックを語る 

 5月からstand.fmで配信中の「ハダカベヤ」では、タレントのIMALUとランジェリーブランド「アルバージェランジェリー」創立者のMEGUMI、広告代理店勤務のNATSUKOが身体や性の悩みを語り合い、リスナーの共感を集めている。そんな「ハダカベヤ」と渋谷に続き7月22日から池袋パルコでのポップアップを開催中のデリケートゾーンブランド「アイム ラフロリア」がコラボした。「ハダカベヤ」の3人と、「アイム ラフロリア」を手掛けホルモンバランスプランナーの資格を有する原由記メリアCEOは、デリケートゾーンケアについて語るライブ配信にも挑戦。それぞれの立場からフェムテックを啓もうする4人に話を聞いた。

WWD:「ハダカベヤ」は5月に配信をスタートした。リスナーからの反響は?

IMALU:規模は小さいながらも濃い反響をいただいています。共感してもらえたり、「勉強になりました」という声をいただいたり。女性リスナーばかりかなと思っていましたが、男性からの反応も想像以上にあって嬉しいです。

WWD:公に話す機会の少ない身体や性の悩みについてもオープンに語り合っている。トピックはどう決めている?

IMALU:ほとんど3人で決めています。最近起こった出来事やふとした会話から生まれることが多いですね。リスナーさんやフォロワーさんからリクエストをいただくこともあります。

MEGUMI「アルバージェランジェリー」創立者(以下、MEGUMI):気になったニュースなどがあればメンバーに共有して、「ハダカベヤ」で議題にするかを話し合うことも。ニュースをトピックスにする時は、より身近に感じてもらえる言い回しを3人で考えています。

WWD:「アイム ラフロリア」とのコラボが決まった経緯は。

MEGUMI:2016年に「アルバージェ ランジェリー」を立ち上げて間もない頃、松尾(亜美)さん(現在メリアで広報などを担当)にお問い合わせをいただきお会いしたのをきっかけにご縁が続いていました。松尾さんが「アイム ラフロリア」を手がけるメリアに転職され、何か一緒に取り組めないかとお話をいただきました。「アイム ラフロリア」の理念やコンセプトには共感する部分も多く、渋谷パルコのポップアップでのスペシャルセットの販売や「ハダカベヤ」とのコラボ配信が実現しました。

WWD:「アイム ラフロリア」の使い心地は?

IMALU:ローズの香りは好きなんですけど、強すぎるのは嫌。「アイム ラフロリア」はほんのり香って、テクスチャーも心地よいです。デリケートゾーンのケアアイテムはなんとなく持っていましたが、毎日使ってはいませんでした。改めてちゃんと「アイム ラフロリア」でケアしてみて、乾燥からくるかゆみだったということがわかりました。デリケートゾーンケアって、ちゃんとやれば結果が出るんですよね。

MEGUMI:これまでにもデリケートゾーンケアを使ってきましたが、「アイム ラフロリア」のローズの香りはメンタル面も上がりますよね。使い続けるためには香りは重要なポイント。IMALUちゃんがいったように、気品のある香りなので自分がひとつ上のレイヤーの女性になれるような自信をみなぎらせてくれます。下着ブランドとしてムレやかゆみといったお悩みをお客さまから伺うこともあります。素材や仕様などでできる限り解決したいとも思いますが、デリケートゾーンケアをお勧めすることもあります。「アイム ラフロリア」はよいサポーターになっています。

NATSUKO:フレッシュクリアシートは今まで本当に欲しいものだったので出合えてよかったと心から感じています。暑い季節や外出が続いてムレてしまう時や、「いざ!」と気合を入れたい時にはぴったりです。由記さん(原メリアCEO)も自分を高めるときに使うとおすすめと言っていましたが、コンパクトだし外出先でもリフレッシュできてとっても感動しました。これまではしっかりとデリケートゾーンケアをすることがなかったので、はじめはウォッシュと美容液を2日に1回程度使用していました。使っているうちに体の変化を感じたので今では日常使いになっています。

原由記メリアCEO(以下、原):個包装のデリケートゾーン用のシートって実はあまりないんですよね。デリケートゾーンにはもちろん全身にも使っていただけます。またローズの香りにも注目してもらえて嬉しいです。トップ、ミドル、ラストと香水のように香りを設計しているところがこだわりです。

MEGUMI:「アルバージェ ランジェリー」では試着の際に、「アイム ラフロリア」のシートをお客さまにお渡ししています。個包装なので使ってもらいやすいですし、試着室がローズの香りで満たされて気分が上がりますよね。

WWD:フェムテック・ケアを取り入れたい、でもなかなか踏み出せないという人も多い。

IMALU:女性ならではの悩みは、今後もなくならないと思います。ただ、フェムテックやケアを取り入れることで生活がガラッと変わる可能性はあるのではないでしょうか。私もまだまだ知らないことばかり。みなさんと一緒にいろいろなことを学んでいきたいです。

MAGUMI:フェムテックという言葉だけ聞くと、なんだか小難しく聞こえがちですが、私たち女性にとってはエッセンシャルなものだと思います。ライフステージによって生じるさまざまな体の悩みや心配事を解決してくれる救世主のような存在。まずは毎月必要になる生理用品や「アイム ラフロリア」のようにデイリー使いできるケアから始めてみるのがおすすめです。今までの生活がぐっと快適に変わるかもしれません。

NATUKO:私も「何を、誰に、どんな風に、聞けばいいのかわからない」と感じていました。そんな中で「これならできるかも」「楽しそうかも」と気になったモノを試してみると学びになるし、変化を感じることができればどんどんトライできるかもしれません。私もまだまだ「わからない」「怖い」と試していないことだらけですが、少しずつ学んで進んでいければいいなと思います。

原:新しいことってすごく不安ですよね。私も当初は「本当に使っても大丈夫なのかな」とフェムケアアイテムに抵抗がありました。最近はこだわりの成分が詰まった製品や海外のプロダクト、何十種類もの吸水ショーツなど、素晴らしいフェムケア・フェムテック商品がどんどん出てきています。まずは無理をせず、気になるアイテムを使ってみることをおすすめします。いざ使ってみたら「なんでもっと早く使わなかったんだろう」と思えるかもしれません。

意見や情報を交換して
自分自身で選択できるように

WWD:発信する側として心がけていることは。

IMALU:「ハダカベヤ」はみんなの意見交換の場として心がけています。いろいろな情報をここで得ても、最終的に何を選択するかは自分次第という考えでやっています。人の意見を尊重し、知らないことは知らないと言える平和なディスカッションを目指しています。いつもお酒を飲みながら配信しているので、緊張感なく楽しく会話ができたらいいなと思っています。

NATSUKO:とにかく素直な言葉で、「みんなの意見を共有しましょう!」と心がけています。メンバーが3人いれば3人の意見があって、リスナーの意見を聞くことができて、みなさんの選択肢が少しでも豊かになればと思っています。

原:メリアでも情報を発信することが多いので、正しい情報かどうか、お客さまやユーザーが求めている情報かどうかを常に考えています。また年齢や悩みによってそれぞれ求める情報が大きく異なるので、伝えるのは誰なのかを常に意識しています。

WWD:今後の展望は?

IMALU:私たちはフェムテックに関して、プロの知識があるわけではありませんが、「ハダカベヤ」の一つの軸として、みんなが気を使わずに話せる場を提供したいという思いがあります。「正しいか、正しくないか」ではなく、「こういうものがある、こういうやり方がある」ということを共有し合える場が理想です。今回のようにデリケートゾーンに関して詳しい方とご一緒して、プロの目線で身体の疑問や悩みに答えてもらえることは非常にありがたいです。

MEGUMI:私たちは一般人なので、IMALUちゃんを本当にリスペクトしています。タレントとして身体や性のことを公に語ることにはリスクもあると思います。でも、そうしてくれたから、私たちも自然体で発信できる。その環境に感謝しています。聞いてくれる方も徐々に増えてきて、いろんな方に知ってもらえることでその広がりが女性だけのものではない広がりを見せているのがすごく嬉しいです。カジュアルな場であることはもちろん、ジェンダーの垣根をゼロにして、フェムテックを男性も当たり前のように知っている世界にしていくことが課題だと思いっています。

原:初めて3人とお会いした時、本当にカジュアルにフェムテックやデリケートゾーンケアについて話していると感じました。「アイム ラフロリア」やデリケートゾーンケアは、カテゴリーとしてはすごくクローズドな分野だとも思います。それをメーカーとは違う視点で3人が発信してくれたり、みんなが話しやすく質問しやすい環境を作ってくれたりしていることは頼もしいですよね。

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「蒙古タンメン中本」がアパレルに 「アース ミュージック&エコロジー」で販売

 ストライプインターナショナルの「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)」は、「蒙古タンメン中本」を手掛ける誠フードサービスと日本教育財団 モード学園との産学連携プロジェクトとして、“蒙古タンメン”に着想を得たグラフィックTシャツを発売する。「中本」が、アパレルブランドと本格的にコラボレーションするのは今回が初めて。ECサイト「ストライプ クラブ」で予約販売を行っているほか、同サイトで7月29日21時に販売し、「アース ミュージック&エコロジー」の限定店舗(東京ソラマチ、サンシャインシティ、新宿ミロード、川崎ラゾーナ、イオンモール船橋、亀戸アトレ、イオンレイクタウン mori、ららぽーとTOKYO-BAY、ソラリアプラザなど)で7月30日に発売する。

 Tシャツはユニセックスで、6型各2色をラインアップする。サイズはフリーで、価格は税込2200円。カレッジロゴ風のデザインや「中本」に向かって走るイラスト、ペイズリー柄などバリエーション豊かなグラフィックがそろう。グラフィックは東京モード学園グラフィック学科が手掛けており、学生による計300点近くの作品から6デザインを選考した。店頭ポップやECの商品画像、トップバナー、各種SNS画像も学生がビジュアルを制作している。

 今回の企画は、東京モード学園グラフィック学科がさまざまな業界の企業と積極的にコラボレーションしていることと、「中本」のマネジャーでありクリエイティブの統括を務める白根隆也の出身校・学科であることから実現した。

 「アース ミュージック&エコロジー」の土屋祐輝・企画 MDは、「『アース ミュージック&エコロジー』は、20~30代の女性の方々を中心に店頭に足を運んでもらっているが、まだまだ知らない人も多い。そこで、より幅広い方々に知ってもらいたいと、さまざまなコラボのアイデアを考えてきた。『蒙古タンメン中本』は『アース ミュージック&エコロジー』の女性スタッフの中でも人気だということを知ったときに、『#激辛女子』をキーワードに、新しい世界観を作ることができるかもしれないと考えてアプローチした」と企画の意図を語った。

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自然派スキンケアブランド「ネイチャーリパブリック」が日本上陸 公式モデルにNCT127を起用

 韓国の自然派スキンケアブランド「ネイチャーリパブリック(NATURE REPUBLIC)」は8月6日、日本展開を開始する。まずは肌荒れ防止に特化した“グリーンダーマCICAライン”から化粧水と美容液、デイリー角質ケアパッド、シートマスクの4商品(税込1870〜2400円)を全国のバラエティーショップ、ドラッグストア、ドン・キホーテなどで発売する。ブランド公式モデルには韓国のダンス&ボーカルグループ、NCT127を起用し、ブランドの認知や販路拡大に向けたプロモーションの展開を予定する。

 日本上陸第1弾製品は、肌への負担をおさえた低刺激処方で、マスク生活の常態化によるムレと乾燥の繰り返しで急増している肌トラブルに集中アプローチする“グリーンダーマCICAライン”を4商品ラインアップする。

 角質と毛穴、保湿ケアが同時にかなう“グリーンダーマCICAエッセンシャルパッド”(90枚入、税込1870円)は、毎日拭き取るだけで肌を滑らかに整えながら化粧ノリもアップし、さらに潤い不足を感じた時には部分用パックとしても使用可能だ。敏感肌パッチテスト済みの化粧水“グリーンダーマCICAビッグトナー”(500mL、税込2200円)は潤いに満ちたみずみずしい素肌をかなえてくれ、顔だけでなくデコルテや二の腕、背中のケアにもオススメ。

 度重なる肌荒れを集中エイジングケアする美容液“グリーンダーマCICAセラム” (50mL、税込2400円)は、乾燥によるキメの乱れを潤いで満たし、健やかで輝きある滑からな肌へと導く。またベタ付きが少なくサラッとしたテクスチャーのため、朝のメイク前にも心地よく使える仕様に。

 8種の複合ヒアルロン酸と6種の複合ペプチド、保湿成分セラミドを配合した時短マスク“グリーンダーマCICAデイリーシートマスク”(30枚入、税込2380円)は潤いを閉じこめるウォータータイプで、シルクのように滑らかで肌に心地よく密着する100%テンセルの上質な極薄透明マスクを採用している。

 今回公式モデル起用した韓国のダンス&ボーカルグループNCT127は、次世代グローバルグループNCTの中でも日本、韓国、アメリカ、カナダと多様な国籍のメンバーで構成し、抜群のパフォーマンス力と表現力、そしてセンスの高い楽曲が評価されている。2020年3月に韓国で発売した「NCT 127 #NEO ZONE」は全世界で140万枚以上売り上げ、米ビルボード各種チャートで連続チャートインを継続している。

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「ジル サンダー」2022年プレ・スプリング・コレクション

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」が2022年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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今夏攻めたい色はグリーン! ワザありな着こなしで差をつける

 街の装いにグリーンを見かける機会が増えてきました。緑は植物のイメージもあり、人々の気持ちを穏やかにさせてくれる色。昨今重要視されている、サステナビリティの時代感にもマッチしています。

 海外では数年前から徐々に見られていたグリーンルックですが、今季ヒットを呼び込んだのが、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の2021年春コレクション。芝生をまとったかのような、印象的なグラスグリーンのルックが火付け役に。森や草原の中にいるような開放感も得られるので、コロナ禍で制約が多いニューノーマル時代の今、気分をリフレッシュさせるのに一役買ってくれそうです。真夏に向かってさらに盛り上がりを見せているだけに、今回は人とかぶらない“ひと工夫あり”なグリーンルックの着こなしをここ数年の海外スナップから紹介します。

レースやフリルを生かした“グリーン×ピンク”のフラワーコーデ

 グリーンの魅力はやはり、ポジティブでヘルシーなイメージを醸し出してくれるところ。花柄のレースやフリルといった、フェミニンなディテールのトップスを選べば、控えめなロマンティックをミックスできます。咲き誇る花々のようなピンクとのカラーコンビネーションは相性抜群です。

 花柄モチーフがあしらわれたレーシーなブラウスは、グリーンならではのナチュラルな印象が甘いムードを抑えています。ボトムスには淡いピンクのタイダイデニムを合わせてバイカラーのコーディネートに仕上げました。黄緑系のジャケットを肩落としでショール風に羽織り、マゼンタピンクのミニバッグで色の濃淡を演出。靴もブラウスと同じトーンのグリーンで合わせて、全体のバランスを整えました。

 フリルをはじめとする布の起伏を生かしたディテールは、グリーンに陰影をもたらします。2枚目の襟やフロント、袖先にフリルを細やかに盛り込んだブラウスは、フリルが生み出す陰影のおかげで装いに深みが加わっています。バッグはモスグリーンで合わせ、濃淡の違いを際立たせました。パウダーピンクのタイトスカートで、グリーンを生かしたレディーライクなロマンチックスタイリングに仕上げています。

同系色コーデは柄物投入でリズミカルな印象を演出

 同系色でまとめる“ワントーン”コーディネートも人気が続いています。全身をグリーンルックでまとめる場合、印象が強くなりすぎるきらいがあるので、柄物と組み合わせることで少し動きを加えてあげると、自然な見え具合に整います。

 写真1枚目は、ロング丈のシャツワンピースを、マキシ丈のワイドパンツとレイヤード。“ロング×ロング”の相乗効果で、縦長の印象がアップしています。千鳥格子風のグラフィカルなワンピースと小ぶりなチェック柄のパンツを合わせることで、モチーフが響き合うプレイフルなムードに。涼しげなグリーンとクリーンな白地の交差が効いて、夏らしい爽やかな雰囲気が備わりました。

 無地と柄のウエアをミックスする選択肢もあります。2枚目の写真は、濃いグリーンのトップス&ジャケットに、淡い総柄パンツを合わせました。上下で濃淡がくっきり分かれて、装いにめりはりが生まれています。スニーカーはネオングリーンで軽やかな印象に。広い意味での“オールグリーン”ですが、淡いトーンのモチーフパンツが全体のムードを穏やかにまとめています。

バイカラーでグリーンの表情を引き出す

 植物のイメージが強いグリーンは、意外にも色合わせの懐が深いカラーです。ピンクやイエローといった、インパクトが強い色とのコンビネーションは、思いがけない相性を発揮してくれます。

 グリーンを上手に操るコツの一つは“バイカラー”。色数を増やしすぎなければ、強い色同士でもうまくなじんでくれます。写真1枚目は、マゼンタピンクのワンピースに、ネオンカラーのグリーンジャケットをオン。主張が強い色同士の組み合わせですが、不思議と喧嘩せず、むしろ互いを引き立て合っています。たとえるなら、“花(ピンク)と葉っぱ(グリーン)”。足元はスニーカーでずれ感を添えるのがポイントです。

 相性の幅が広いグリーンは、同じナチュラル系の色とは無理なくなじみます。2枚目の写真では、明るいグリーンのパンツに、ライトイエローのジャケットを重ねました。フレッシュなグリーンとビタミンカラーのイエローの組み合わせは、元気な印象を与えてくれます。足元もイエロー系でまとめて、夏にふさわしいポジティブなムードを強めました。

 今後も人気が続きそうなグリーンは、人とかぶりにくい、ひと工夫加えたワザありな着こなしを試したいもの。トレンドの袖コンシャスや大襟のトップスを生かす手もありです。ナチュラルなイメージに導いてくれる色だけに、気負わないムードのスタイリングに役立ててみてはいかがでしょう。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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ユナイテッドアローズが不要なビジネスアイテムの下取り実施

 「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING以下、GLR)」は、8月6〜31日にメンズとウィメンズのビジネスアイテムの下取りキャンペーンを「ルロウ グリーンレーベル リラクシング(LUROW GLR)」の各店舗で実施する。

 対象商品は、ジャケット、パンツ、スカート、ワンピース、シューズ、バッグで、2点1セットで下取りを受け付ける。ブランドは不問。提供者には、通常価格アイテムが10%OFFになるクーポンを渡す。

 回収したアイテムは、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン経由でリサイクルショップのワットマンが買い取り、その買い取り金を災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」の活動に寄付する。

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なんてドリーミー!「トモ コイズミ」のショーに 森星、小嶋陽菜、安達祐実らがドレス姿で来場

 「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」は7月13日、京都・二条城で2022年コレクションを発表した。庭園内にしつらえたショー会場には、コレクションをサポートした京都の伝統産業の関係者が着物姿で数多く来場し荘厳な雰囲気に。一方で著名人の多くは、「トモ コイズミ」のカラフルなラッフルドレスを思い思いに着こなして登場。同ブランドのドレスは一点物が多くそれぞれが個性的。それをリアルに着こなすタレントやモデルが集まる光景は圧巻だった。

 森星、小嶋陽菜、安達祐実、MEGUMI、松田ゆう姫、モーガン茉愛羅、岩崎拓馬、谷まりあ、福士リナ、長谷川ミラらが来場した。

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「アッシュ」吉原会長がコロナ禍の美容室業界を総括 “アフターコロナ”で最も大切なこととは

 東京では4度目の緊急事態宣言が発令され、“ウィズコロナ”の生活がまだまだ続くことが示された。しかし、新型コロナウイルスワクチンの接種が進むなど、新たな局面を迎えていることも確かで、そろそろアフターコロナの生活の輪郭も描かなければいけない。緊急事態宣言により振り回された業種の1つ、美容室も予約制限などのオペレーションを確立させ、ニューノーマル時代のあるべき姿を模索し始めた。そこで、「アッシュ(ASH)」など300店舗超の多様な美容サロンを国内外に展開するアルテ サロン ホールディングスの創業会長で、“業界のご意見番”こと吉原直樹氏に話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):同じコロナ禍でも、昨年と今年で違うところは?

吉原直樹会長(以下、吉原):昨年の“コロナ初期”は未知のものに対する防御本能が働き、手術室でオペをするような格好で施術をするヘアサロンも現れるなど、今思えば過剰な取り組みも行われました。しかし実態が分かってからは、闇雲に恐れるのではなく、押さえるべきポイントが分かってきましたね。

WWD:そのポイントとは?

吉原:国立感染症研究所による濃厚接触者認定の定義です。明確な基準ができて、われわれは助かりました。スタッフから感染者が出たとき、濃厚接触者がいるかどうかが重要で、われわれは濃厚接触者を出さないことを第一に考えるべきなんです。

WWD:感染者を出さないことと同様に、濃厚接触者を出さないことも大事ということ?

吉原:そうです。というのも、当グループのように社員が約3000人いるような企業では、感染者が出ない方がおかしい。今のところ日本の総人口に占める感染者数の割合は0.5~1%くらいで、人口密集地なら1%を超えているでしょう。当社のように20代の社員が過半数を占めるような会社は、なおさらリスクが大きいので、30人が感染してもおかしくない状況にあるんです。

WWD:確かに、どんなに対策を徹底しても感染者は出てしまう。

吉原:当社でも昨年、感染者を出してしまいました。感染経路を追及すると、休日の活動の際に感染したことが分かりました。そこまで完全に防ぐことは、非常に難しいですね。でも濃厚接触者を出して1週間くらい閉めなければいけなくなったのは、「アッシュ」約128店舗の中で1店舗だけ。プライベートの管理には限界がありますが、店舗で濃厚接触者を出さない対策を徹底していたことで、最小限の影響に留めることができました。ちなみに、40代後半から50代の顧客が多い「チョキペタ」は、400人ほどの従業員がいて去年1年間で1人も感染者を出していません。プライベートでも会社の方針を守ってくれれば、感染者を出さない体制はできあがっていると思います。

有効な戦略を打てる店長の存在が明暗を分けたポイント

WWD:ヘアサロン業界の昨年の業績は?

吉原:緊急事態宣言が出た昨年の4~5月に休業したサロンは、年間の来店客数が10~15%減っています。例えばコロナ前に年間1万2000人の来店があった店舗だと、1000人減った計算になります。ほかの11カ月が毎月10%減くらいだったので、年間の客数が9900人ということになります。もちろん、店舗が首都圏にあるか郊外にあるかなど、諸条件によって異なりますが、おしなべるとこれが数字的な事実でしょう。

WWD:立地条件以外に、サロンの明暗を分けた要因は?

吉原:危機を乗り切れたサロンは、客単価が10%くらいアップしています。例えば、年間10回来店していたお客さまが、9回に減ってしまったけれど、1回の客単価が10%アップしたイメージです。以前の普段の施術に、トリートメントが加わった感じでしょうか。これは、顧客側に余裕のあるサロンで可能なことで、低価格を売りにしたお店では難しかったと思います。あと、そうした戦略を打てる店長やオーナーがいたかどうかも、明暗を分けたポイントだと思います。

WWD:乗り越えようという意志と発想が大事。

吉原:そうですね。あと小池百合子都知事の発言1つで大きく変わりました。マイナスの発言の後は顕著に売り上げが落ち、プラスの発言の後は上がりました。「行政の発言の影響力は大きい」と改めて感じました。

WWD:そのほかの要因は

吉原:ステイホームを強く意識しない、若年層の顧客が多い店舗の売り上げはあまり落ちていない傾向があります。イメージでいうと、ベテランスタッフの顧客が50人減った一方で、若手スタッフのお客さまが100人増え、客単価は低くなったものの、客数で補填できた感じです。当グループでも、ベテランが売り上げを落とした反面、主にインスタグラムで集客している若手スタッフは売り上げを落とさず、むしろ「セット面が空いたのでチャンス!」とばかりに頑張って、指名売り上げを伸ばしたスタッフもいました。

WWD:SNSで集客しているスタッフは多い?

吉原:コロナ禍で会社としてSNSを強化したこともあり、増えましたね。ただプラスの側面だけでなく、SNSで集客できるようになったスタッフがサロンを辞め、業務委託サロンに行ってしまう、という問題が業界で起きています。そうした働き方を否定する気はありませんが、彼らに一言アドバイスしておきたいのは、「瞬間的な集客力に頼ってはいけない」ということです。SNS集客のスターは次から次へと現れるので、今の状態がずっと続くとは限りません。“フォロワー=顧客”ではないことを理解しておく必要があると思います。

美容学校の勢力図にも変化

WWD:アフターコロナの美容師の働き方・美容業界はどうなるのか。

吉原:まず、マスクはしばらく外せないと思います。マスク生活が始まったことで、インフルエンザの感染率が顕著に下がったニュースが広まったことで、コロナ関係なしにマスクの必要性が明らかになりました。美容室はこの1年、改めて“衛生産業”としての側面を強調して運営してきたので、コロナ禍で生まれたマスクや消毒などの衛生基準はサロンの中で残ると思います。当グループでは、エントランスで顔認証と体温計測が同時にでき、それだけで受付けが済んでしまう機器の導入をテスト的に進めているのですが、そうした設備投資も重要ですね。

WWD:美容業界に関しては?

吉原;コロナ禍で美容学生の内定取り消しを行ったサロンもありましたが、そうしたサロンは企業としての姿勢が問われてきています。昨年4月に採用したのに、4~5月は給料を払わずに、「6月から来て」などとしたサロンも同様ですね。あと、美容学校の勢力図も変わっていくと思います。断捨離ができない老舗の美容学校は、生徒集めに苦労するようになっています。逆に“SNSフォロワー数の増やし方”など、時流に合った授業を柔軟に取り入れている新興の美容学校は人気が高まっています。

WWD:教育に関しては?

吉原:当グループでは、動画で予習と復習をし、リアルで技術チェックをするという“サンドイッチ方式”を取り入れています。どのサロンも、オンラインとオフラインの“いいとこ取り”を追求していくと思います。あとチェーンサロンは特に、幹部にデジタル専門職をおくことが重要になってきます。以前は“技術に長けたトップ”をおくことが重要だったのですが、今は違いますね。当社では役員にCMO(チーフマーケティングオフィサー)をおいているのですが、CMOの存在の有無で会社の格が変わってくると思います。

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廃棄イチゴで染めた織物 兵庫県・播州産地のサステナブルな取り組み

 織物の産地として知られる播州(兵庫県西脇市を中心とした地域)で、廃棄イチゴなどを活用したモノ作りプロジェクトが進んでいる。仕掛けるのは桑村繊維(兵庫県多可郡多可町、桑村達郎社長)で先染織物のコーディネーターを務める松原俊介氏だ。地元のイチゴ農家と協業し、廃棄イチゴで染めた生地を開発。7月1日からクラウドファンディングサイト「キャプファイヤー」で開発資金の調達とファン作りに挑戦している。

 播州は先染めの綿織物を得意とし、国産織物における国内シェアはおよそ58%(2018年度)。シャツやブラウスなどに用いられ、海外のハイブランドからの評価も高い。ただ、ピーク時の1987年に比べ、近年の生産量は10分の1にまで落ち込む。安価な海外製に押され、後継者不足やアパレル不振などもあいまって衰退の危機に直面する。

 「産地では分業制でモノ作りをしているため、一つのパートが廃業すれば、全体に影響が出る。時代が激変する今、先行きが見えないのが現状」と松原氏は話す。播州で生まれ育った松原氏にとって、歴史のある播州織を守り、後世に残していきたいという思いは強い。

 そこで2020年5月に立ち上げたのが「PLOW COLORSプロジェクト」である。野菜や果物などの染料で天然繊維を染めて製品化し、オリジナル商品として展開する。第1弾が地元の篠田いちご園から無償提供された廃棄イチゴの活用だった。

「キズがあり、流通ルートには乗らないイチゴが毎年500kg以上ある。コロナ禍でイチゴ狩りができなくなり、例年よりその量が増えているが、廃棄コストがかかり、農家の負担になっていた」(松原氏)

 植物の染料で染める場合、色の濃度の調整が難しい。イチゴも従来のやり方ではうまく染まらなかった。染料の作り方を変えながら何度もやり直した。独自の染色方法にたどり着くまで約半年。既存の染工場で安定的に生産でき、色むらも少なく、安全な堅牢度を保てるノウハウを生み出した。

糸を染色した後は、最少限の水で洗い加工を行い、天日干しする。整経工程で糊を使わないことで糊抜き剤が不要になり、糸のしなやかさを残すことができた。糸はGOT認証(オーガニックテキスタイルの世界認証)付きのインド産オーガニックコットンを使用した。すでにイチゴと相性のいいシルク地でも実証済みだ。

 現在、目標金額100万円の達成をめざし、クラウドファンディングに挑戦中。「同じ危機感を抱いているモノ作りの人たちと、音声SNSのクラブハウスで出会い、感化されたのがクラファンにチャレンジするきっかけになった」と松原氏。目標達成できなければ、プロジェクトは成立しないため、未経験の広報活動にも奔走中だ。

 リターン品としては、ドット柄や迷彩柄、ペイズリー柄のイチゴ染めジャカード生地とデニム生地を50センチ1100円から提供するほか、オリジナルデザインのシャツや帽子、オールインワンも用意。20万円以上の支援で、オリジナル柄のジャカード生地製作にも対応する。

 廃棄イチゴに続く取り組みとして、兵庫県産の山田錦(酒米で知られるコメ)のもみ殻とぶどうの染料づくりにも成功している。耕作休耕地を活用した綿花栽培も今後も計画している。「第2、第3弾につなげるために、クラファンでの消費者の声をモノ作りに生かしていきたい。ゆくゆくは先染ならではのチェック柄やストライプ柄も作る予定」と、松原氏は意欲を燃やす。

 コロナ禍で大打撃を受けたファッション業界は、モノ作りの考え方から仕組みまで根本的に変えざるをえない大転換期にある。そんななか、松原氏はこれまでアパレルや商社との取引に頼ってきた産地に変革を起こそうとしている。生産者と消費者を直接つなぐことで繊維産地に新たな産業を創出できるのではと期待する。廃棄イチゴ染めはその第一歩。成功すれば、疲弊する全国の産地にとっても活性化のヒントになるだろう。

橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」

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ユニクロ、スウェーデン代表選手団の特別公式ウエアを追加発表

 ユニクロは、東京五輪・パラ五輪でスウェーデン代表選手団に提供する特別公式ウエアを追加発表した。ユニクロのパリR&Dセンターを率いて「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」を手掛けている、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)がデザインした。

 ユニクロは2019年1月に、スウェーデンオリンピック・パラリンピックチームと4年間のパートナー契約を締結。スウェーデン代表選手団と関係者にウエアを提供している。

 今回追加発表したウエアは、回収ペットボトルから作った再生ポリエステルを一部に使用した“ドライEXポロシャツ”、再生ポリエステル100%の“イージーアンクルパンツ”、アッパーに和紙繊維を使用した“Uスリップオンスニーカー”の3アイテム。スウェーデンの国旗の色であるイエローとブルーからインスピレーションを受けたという微妙に異なる4色展開で、ルメールらしい少しくすんだ色調がポイント。「新しく機能的であり、美しく、着るすべての選手にとって快適なLifeWearであること(中略)。東京での瞬間だけでなく、選手たちにその後も着続けたいと思ってもらえるようなウエアができた」とルメールはコメントしている。

 今回発表した商品の一般発売は予定していないが、ユニクロは東京五輪・パラ五輪にも出場するスウェーデンのトップアスリートらの声を生かして開発した商品群「ユニクロプラス(UNIQLO +)」を6月から販売している。

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大坂なおみ選手のドキュメンタリーの見どころ5選 ネットフリックスで配信

 プロテニスの大坂なおみ選手の軌跡を追うドキュメンタリーシリーズ「大坂なおみ」がネットフリックス(NETFLIX)で配信された。シリーズは全部で3エピソードからなる。グランドスラム(ウィンブルドン選手権、全豪オープン、全仏オープン、全米オープンの四大大会)チャンピオンとしての実績に加えて、日頃から人種差別といった社会問題に触れて次世代のリーダーとしても注目を浴びる大坂選手の心の内に迫る。

 ドキュメンタリーでは、2018年の全米オープンで憧れのセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)選手に打ち勝ち、優勝して以来激変した大坂選手のキャリアや私生活を、本人によるナレーションを交えて振り返る。ここでは、ドキュメンタリーの見どころ5つをお届けする。

1 子どもの頃からテニスに自信を持てなかった大坂選手が、プロを目指すときっかけとなった母親の存在

 大坂選手の両親は、子どもたちにはテニスを楽しめる子に育ってほしいと夢を抱いており、スポーツをしたことがないにもかかわらず他の選手のコーチングを見て学び、熱心にテニスを教えた。子どもの頃から大坂選手は姉のマリ(Mari)と毎日コートに足を運んでは、少なくとも8時間はプレーしていた。当時、大坂選手は自身のテニスの腕前に自信がなく「あまり得意ではなかった」と語る。

 そんな彼女がプロを意識するようになった背景には、母親の存在が大きい。テニスの大会にも参加するようになるなってから、大坂選手は送り迎えを通して母親と過ごす時間が増えた。「母が残業し、車の中で寝ているのも時々見かけていた。彼女に幸せになって欲しかったし、仕事を辞めてもらいたかった。それがテニスをする上で一番大事だった。チャンピオンになるか、ずっと苦しい生活を続けるかしかなかった」と語る。

2 故コービー・ブライアン選手の死が大坂選手に与えた影響

 バスケットボール界レジェンド、故コービー・ブライアント(Kobe Bryant)選手は大阪選手にとっても尊敬の的。2020年1月の訃報は世界中のファンを悲しみに包んだ。大坂選手はニュースの直後に動画を撮影し、「彼と初めて話した時、私たちはとても似ていると感じた。“敵”の懐に入り込む戦法など、私もやろうとしていることだ、と。だから彼をがっかりさせてしまった気がする。彼の教えをテニスで引き継いでいきたいのに、試合に勝てず精神的にも弱い。彼はそんな人ではなかったのに……」と自身とブライアント氏の写真を見せながら語った。

 ドキュメンタリーでは、彼女がブライアント氏に送ろうとしていたテキストメッセージも公開している。「彼に、苦しい時にどうやって向き合っているのかを聞きたかった。でも悩んだ末に結局送れなかった。その後事故が起こったので彼と話す機会を永遠に失ってしまった。信じられなかったよ」。その後大坂選手は、20年フェデレーション・カップで同じ選手相手に敗れている。大阪選手のコーチは当時を振り返り、「彼女は試合の時、心も体も完全でなかった。それだけブライアント氏の死は彼女の心を揺さぶった。とても近しい2人だった」という。

 20年全米オープンのインタビューで大坂選手は、「ブライアント氏が誇りに思ってくれるようなことを、続けていきたい。彼と友人になれて、いろんな話ができてとっても幸せだった。だから、私が何をしてもきっと彼は怒らないだろうし、見守っていてくれるだろう」と述べた。

3 黒人と日本人のミックスレースとしてのアイデンティティー

 日本語について、常々「もっとうまく話せたら」と思っている大坂選手。母親や妹とは日本語で会話しているが、「そもそもみんな文法も適当なので、お互いに指摘することはない」のだという。しかし脚光を浴びるにつれて、自身の言語能力について考えることが増えた。「私はメディアで取り上げられることも増えた。黒人と日本人のミックスレースの一人として、間違った“ハーフ”へのイメージを植え付けてしまっているんじゃないかと考えてしまう」と語る。

 ドキュメンタリーでは、彼女の両親が日本で“外国人カップル”として直面した数々のハードルについても触れている。彼女の父、ハイチ共和国南東県ジャクメルにルーツを持つレオナルド・フランソワ(Leonard Francois)は北海道に留学生として滞在していた時に母に出会った。大坂選手のアイデンティティーについて、「何をどうしても、移民として完全な日本人になることはない。娘の名前を選ぶ時に気をつけたのは、どの国に行っても通じるような名前にすること。(名前に惑わされず)彼女たちがどんな人物であるか、を見てもらいたかった」と述べた。

4 オリンピックに日本枠で出場することで受けた批判の声

 大坂選手は2019年に、20年の東京オリンピックで日本代表として出場するために米国籍を放棄すると決めた。彼女は人生の大部分をアメリカで過ごしているが、妹とともにいつも日本人としてのアイデンティティーも大事に生きており、22歳を迎えたタイミングで日本国籍を選択した。

 日本からプレーすることを決意したというニュースによって、アメリカでは多くの批判を受けたという。ドキュメンタリーでは、「私は14歳の時から、日本の国旗を掲げてプレーしてきた。だからアメリカを選ばなかったことはすごく自然な選択だった。オリンピックのために日本でプレーすることを隠していたわけでも、突然決めたわけでもない。すると、『ブラックアイデンティティーを捨てた』『黒人としての立場はこれで無くなる』と言われてしまった。アフリカ系アメリカ人だけが“黒人”ではないのに……。多くの人は国籍と人種の違いがわからないように感じる。ブラジルには黒人がたくさんいるが、その人たちはブラジル人なのだ」と語る。

5 BLM運動をきっかけに、発信のために立ち上がると決めた

 多くのアスリートや著名人が考えるように、大坂選手も“炎上”を避けるために自分とは関係のない問題には干渉しないべきだと思っていた時期があったという。さらに彼女は、自分の考えを発信することを「怖い」と感じていた。そんな大坂選手だが、20年5月に黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けて派生したBLM運動に参加した。その背景について「私はいつも人の後を追って、誰かが残してくれたヒントをもとに生きていた。実際は自分の好きなこともやりたいことも見つかっておらず、すぐに行き詰まった。そこで、自分が自分のために道を作ってあげないといけないのだと気がついた」と語る。

 8月には、黒人男性のジェイコブ・ブレイク(Jacob Blake)氏が射殺された事件を受けて、米国の男子プロバスケットリーグ、ナショナル・バスケット・アソシエーション(National Basketball Association以下、NBA)などをはじめとする多くのアスリートがボイコットをした。ウエスタン・アンド・サザン・オープン(Western & Southern Open)の準決勝を控えていた大坂選手も、「声をあげる必要があった。トーナメントを棄権することが反響を呼ぶのなら、それを使って関心を向けるのが私の使命だと思った」とし、その日はプレーをしないと決めた。「声を上げるのは怖かった。でも今は自信も少し付いてきた。これが今自分のやるべきことだと迷いなく感じている」と振り返る。

 彼女のコーチは、「私たちは一緒にNBAの選手らが声を上げるのを見ていた。彼らはチームとして発信して選択し、チームメートとともに団結して立ち上がっていた。他のテニスプレーヤーに支えられることなく、彼女はたった一人で向き合った。自分で受け止めて考え、立ち上がった。歴史上初めてテニスの試合を止めた」と語る。

 その後も全米オープンで彼女は被害者の名前がプリントされたマスクをつけて抗議活動を続けた。その狙いについて聞かれると、「こうやって、人々の間に社会についての対話を生みだしたかった」と答えている。ドキュメンタリーでは、アクティビストとして社会課題に声を上げ続ける彼女について両親に尋ねるシーンも。2人とも「素晴らしいことだ」と支持を示し、父親のフランソワは、「マスクに関して言えば、彼女は私のためを思って立ち上がっているような気がしている。彼女が自分で考え抜いて決めた決断を、素晴らしいと思う。正しい歴史を築いている」と語った。

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吸水力と速乾性を備えたまるで“ハグ”されるような「瞬間一瞬ハグタオル」

 スタイルアイコンはこのほど、“日本のものづくりの地大阪から、サステナブルかつ、ジャパンメイドの革新的タオルでたくさんの人を快適に”という思いからライフスタイルブランド「HUG.JP」を立ち上げ、「瞬間一瞬ハグタオル」を発売した。

 「瞬間一瞬ハグタオル」は日本のタオル産業発祥の地と言われる大阪・泉州地域で後晒製法によって製造。抜群の吸収性と肌触りの良さ、化学薬品不使用の環境に優しいサステナブルなもの作りといった泉州タオルの特徴に加え、最速1秒の瞬間吸水と速乾力を備え滑らかな質感に仕上げた。

 家事での利便性を考慮して、収納や洗濯が楽なフェイスタオルとバスタオルの中間のミニバスサイズ(税込1760円)と、出先や旅行など持ち運びに便利なスマートバスサイズ(税込2420円)をそろえる。カラーはミスティックグレージュとサフランパープル、アンティークブラウニーを用意する。

 一般的なタオルに比べてコンパクトながらも、1枚でも髪や体を十分に拭き取ることができ、ドライヤーの時間も短縮できる。撥水性に優れているため、タオルドライ中や汗を拭いているときも残留水分を蒸発するが、拭きあがりは肌に潤いが残るのが特徴だ。

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東京オリンピック各国の公式ウエアをおさらい 「アルマーニ」「ラコステ」「ユニクロ」が手掛ける国は?

 東京オリンピックが7月23日に開幕する。競技はもちろん、それぞれの国を象徴するデザインを取り入れたウエアにも注目したい。ここでは、日本やアメリカ、フランス、イタリア、スウェーデン、オーストラリアの全6カ国の代表選手が、開会式・閉会式で着用する公式服装や選手村などで着用する公式ウエアを紹介する。

日本:「アシックス」、AOKI

 日本代表の公式ウエアは、大会ゴールドパートナーの「アシックス(ASICS)」が制作。紙を折って包む「折形」や着物を2枚以上重ねて楽しむ配色「かさねの色目」など、伝統的な技法に着想したオリジナルグラフィックが特徴だ。Tシャツやポロシャツは1枚の生地から型取りするため、同じデザインは1つとしてない。また暑さ対策として、脇などの高温多湿になる場所にメッシュ素材を施す最新技術を開発。前回大会のウエアより5倍の通気性を実現した。ジャケットは誰でも容易に着脱できるマグネットファスナーを使用し、原料の一部には日本全国で回収した約4トンの衣類から作ったリサイクル糸を使っている。

 開会式や式典で着用する公式服装は、紳士服チェーン大手のAOKIが担当。全選手の体形や要望に応えられるようにオーダーで製作した。白のジャケットは、「工」の字を斜めに崩してつなぎ合わせた伝統柄「工字繋ぎ」を陰影でプリント。ストレッチ性と通気性を併せ持ち、防シワ加工を施した素材を採用している。赤のボトムスは肌ざわりがよく、夏でも快適に着用できる。紺のジャケットは麻100%のニット地編みで、可動性と通気性が高い。これにクレリックシャツと、縁起がいいとされる「七宝柄」「うろこ柄」「縞柄」などの伝統柄を使ったネクタイとスカーフを合わせる。ボトムスは選択性で、男性用はノータックとワンタック、女性用はパンツとキュロットがある。

アメリカ:「ラルフ ローレン」

 アメリカ代表の閉会式ユニホームは、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」がデザインした。白と青、赤を基調とした爽やかなコレクションだ。ドローストリングジャケットとポロシャツ、デニムパンツの組み合わせで、右胸には大会エンブレムを、左胸にはブランドロゴを配置。環境に配慮した素材使いもポイントで、ジャケットとストライプベルトは、ペットボトルを再生したリサイクルポリエステル“リプリーブ(REPREVE)”を使用している。デニムパンツには、植物由来の素材や農業副産物など再生可能な資源から作る人口レザー“ミルム(MIRUM)”のパッチが付く。レプリカの販売も行い、収益は全てアメリカ代表の支援に活用される。

フランス:「ラコステ」

 フランスの公式ウエアをデザインしたのは、ワニのロゴマークで知られる「ラコステ(LACOSTE)」。上部にトリコロールのパネルを付けたストレッチポロシャツにネイビーのタフタパンツ、軽量なホワイトパーカのコーディネートだ。パーカは風になびくフランス国旗からインスピレーションを得て、軽い素材でボリューム感を出した。また日本へのオマージュとして着物風のスリーブを採用している。首の内側には、ブランド創設者で7度のグランドスラム優勝を果たしたルネ・ラコステ(Rene Lacoste)が大切にしていた、“RIGOUR(厳格さ)”“PERSEVERANCE(忍耐力)”“TENACITY(粘り強さ)”“ CONFIDENCE(自信)”の4つの言葉をあしらっている。

イタリア:「エンポリオ アルマーニ EA7」

 イタリア代表が表彰台で着用する公式ウエアは、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のスポーツライン「エンポリオ アルマーニ EA7(EMPORIO ARMANI EA7)」が手掛けた。フロントには、「日の丸」をイタリア国旗の緑、白、赤で再解釈したグラフィックを施し、右胸にはブランドロゴを、左胸には大会エンブレムをプリント。背中には漢字をイメージした書体で“ITALIA”の文字をあしらっている。ポロシャツとトラックジャケット、トラックパンツなどをそろえる。

スウェーデン:「ユニクロ」

 スウェーデン代表の公式ウエアは、2019年に同国とパートナー契約を結んだ「ユニクロ(UNIQLO)」が提供する。スウェーデンの国旗をイメージしたグラフィックや、イエローとブルーを基調にしたシンプルなデザインを採用し、ポロシャツやフードジャケット、パーカ、トラックパンツなどを用意した。選手やアンバサダーからのフィードバックを元に、超速乾素材“ドライ EX”や“ウルトラストレッチ”といったユニクロの機能性素材を使用。ウエアの一部にはペットボトルから生まれた再生ポリエステル素材を用いている。

オーストラリア:「アシックス」

 「アシックス」は日本だけでなく、オーストラリア代表の公式ウエアも手掛けている。同国を象徴するグリーンとゴールドの配色をベースに、折り紙をモチーフにしたグラフィックを随所に配置。先住民族のタトゥーのような模様を施したTシャツは、アボリジニのアーティストでボクシング代表としてオリンピック出場経験もあるポール・フレミング(Paul Fleming)がデザインしたもの。あらゆる国や背景、文化の人々を結びつける集会所をイメージしたグラフィックだ。

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日本でも配信決定の新生「ゴシップガール」 前作のスタイリングも手掛けた衣装デザイナーが語る前作との違い

 アメリカではHBO Maxで配信中のリブート版「ゴシップガール(Gossip Girl)」が今夏、日本でもU-NEXTで配信されることが決定した。リブート版でもオリジナル版同様、ニューヨーク・アッパーイーストサイドの高校生たちのゴシップとファッションセンスにあふれた生活が描かれている。

 新作のスタイリングを任されたのは、前作のスタイリングも手掛けたエリック・ダマン(Eric Daman)だ。彼に任された仕事は、現代の若者にも通じるようにニューヨークの上流階級の高校生のリアルなファッションを描くこと。その結果、劇中のファッションは、カチューシャやカラータイツといった服装から、ジェンダーフリュイドでミニマルに変化した。「ディオール(DIOR)」や「シャネル(CHANEL)」の登場頻度が減った代わりに登場するのは、「ボーディ(BODE)」や「クリストファー ジョン ロジャーズ(CHRISTOPHER JOHN ROGERS)」といったニューヨークの気鋭ブランドだ。拠点のロサンゼルスから今作の撮影のためにNYに滞在しているダマンに、米「WWD」がリブート版における衣装のこだわりについて聞いた。

WWD:「ゴシップガール」の世界に戻ってきて、率直な感想は?

エリック・ダマン(以下、ダマン):とてもわくわくしているよ。楽しく、ファンタジーにあふれるこの世界にいることは素晴らしい体験。大変な仕事だったことは確かだが、評価はとても高いようだ。エキサイティングな仕事場に戻ってきて正解だった。

WWD:リブート版「ゴシップガール」での仕事はどうスタートした?

ダマン:最初はとにかくインスタグラムなどSNSにどっぷり浸かるところから始めた。SNSリサーチすることは自分にとってあまり日常的ではなかったのだけど、新作のキャラクターたちにとっては重要なツールであって、それを理解するために必要なプロセスだったと感じている。前作はブログの時代で、今のSNSとは全く違う。だからその世界に深く潜って何が起きているのかを知ることは必要なことだった。インスタグラムは今の時代のスタイルとファッションの鏡だ。

WWD:現在のファッション業界がそうであるように、劇中では手が届きやすいインクルーシブなファッションを描くそうだが、どのようにアプローチした?

ダマン:例えば学校の制服をどのようにスタイリングするかだと思う。オリジナル版のブレア・ウォルドーフ(Blair Waldorf)はボタンを閉めてかっちり着こなしていたが、リブート版では着心地の良さを重視している。ストリートで見かける現在のトレンドにも、この世代の服装にも“ゆるさ”があると思う。だらしないというのではなく、1990年代後半〜2000年代初期の影響を受けて、少しオーバーサイズで“ゆるさ”があり、ミニマルなんだ。これはオリジナル版とは大きく異なる点だ。

 このファッションは特にこの世代にとって、簡単に真似できて共感を得られるものだと思う。3XLサイズのカレッジスエットにサイクルパンツを合わせて、規範をちょっと破るのが彼らにとっての制服なんだ。ジョーダン・アレクサンダー(Jordan Alexander)が演じるジュリアン・キャロウェイ(Julien Calloway)はまさにこのファッションスタイルだが、オリジナル版では制服スカートを履かせないなんて考えたこともなかったよ。当時は社会的規範の中でしか考えてなかったからね。だから制服をこんな風に着こなすなんて、パンドラの箱を開けるようなものだった。

WWD:ジュリアン・キャロウェイのスタイルはどう決めた?

ダマン:彼女は劇中で一番おしゃれなキャラクターではないが、ティーザーで各キャラクターを表す一言が発表されたとき、彼女に当てられた単語が“影響力(influence)”だったように、彼女はリーダーだ。彼女のキャラクターとスタイルを探していた時に見たのは、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)、ソフィア・リッチー(Sofia Richie)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、そしてアダット・アケチ(Adut Akech)のインスタグラムだった。アダットのインスタグラムは本当に素晴らしくて、特にストリートウエアカルチャーの舞台裏を覗くことができるのが最高だ。服の合わせ方がすごく上手で、ジュリアンの人物像のベースにぴったりだ。

それに、ジュリアンの父親は音楽プロデューサーで、彼がブレイクしたのは2000年代初期ごろだろう。1990年後半の「VMA(MTVビデオ・ミュージック・アワード)」のレッドカーペットや、2000年代初期のデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)なども見ていて、それでたどり着いたのが「ラクワン スミス(LAQUAN SMITH)」だった。このブランドはまさに「VMA」やデスティニーズ・チャイルド、その時代のスタイルでブレイクしたのだが、コンテンポラリーなハイファッションでもある。ジュリアンのスタイルの基準を「ラクワン スミス」や「クリストファー ジョン ロジャーズ」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」を着せて、その世界観で遊びを加えるようにしたのは正しい選択だった。

WWD:ウィットニー・ピーク(Whitney Peak)が演じるゾヤ・ロット(Zoya Lott)のスタイルは?

ダマン:ゾヤはNYに来たばかりで、ほかのキャラクターと違って高所得層じゃない。彼女はもっと社会問題や政治的なところに興味があって、ライターでアクティビストだ。それを服装で表すために私が選んだのは黒人がオーナーのブランドや本屋だった。彼女が持つトートバックはNYに実在する、黒人オーナーの書店レボリューション ブックス(REVOLUTION BOOKS)のもの。それに、黒人ビジネスを取り上げるサイト「ザ・メラニン・プロジェクト(The Melanin Project)」のグッズから、マルコムX(Malcolm X)をプリントしたスエットを着せた。服装で彼女がどんな人物なのか分かるように、その思想を反映したものにした。「アーバン アウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)」で売っているようなバンドTシャツを着せればいいってものじゃない。

WWD:トーマス・ドハティ(Thomas Doherty)が演じるマックス・ウォルフ(Max Wolfe)の場合は?

ダマン:みんな彼とチャック・バス(Chuck Bass)を比べるのだけど、私は彼はセクシュアリティーにオープンで、資産のある大人びた男性だと捉えている。彼は男性という設定だけど、流れるような美しい生地の服を着る。ニューヨークのブランド「ボーディ」をたくさん着せたよ。この作品では、「ディオール」など自分が尊敬し愛するメゾンブランドだけじゃなくて、ニューヨークのデザイナーもコーディネートに混ぜたかった。

 彼に「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」のウィメンズのレースシャツをスタイリングしたのだが、彼が着るととてもセンシュアルで、かつ自信をもってさらりと着こなしていた。しがらみを超えて、ファッションにおけるジェンダーの意味を考えて議論して、ジェンダーのあり方を新しい方法で表現するのはとてもエキサイティングだった。同じことはジュリアンの衣装でもできた。彼女が父親の「セリーヌ(CELINE)」のシャツを着るという設定なのだが、彼女が着ると学校にも着ていけるオーバーサイズのシャツドレスになるんだ。服とは何か、ジェンダーとは何か、それらと私たちみんながどう関係しているかといった深い会話をするのは、この世代が特にしていることだ。服を通してこうした議論ができるのはこの作品が私にくれたギフトだと思う。

WWD:ブレアのカチューシャのような、そのキャラクターのアイコンとなるスタイルは今作でもある?

ダマン:全く同じではないが、スキンヘッドのジュリアンにはイヤリングをたくさんスタイリングした。イヤリングはいわば彼女のアイコンだ。髪がないからイヤリングが映える。ブレアのカチューシャでは色をコーディネートや彼女の感情に合ったものにしていたが、ジュリアンのイヤリングでも同じようにスタイリングするつもりだ。

WWD:衣装は自分で制作したか、もしくは買ったか?

ダマン:どちらもだよ。サンプルもたくさん作ったし、ショッピングもたくさんした。パンデミック後のNYでのショッピング体験は変わり果てたものになっていたけどね。ショップ内の品数もバリエーションも少なくなっていたし、購入点数も減った。しかも工場が閉まっていて、生産すらされないコレクションもあった。ショッピングするまでちゃんと自覚してなかったけど「コロナによる予期せぬハードルは、私たちにはどうしようもない」と思った。だがそれがきっかけでオンラインショッピングとリサーチをたくさんして、「マイテレサ(MYTHERESA)」や「ザ・リアルリアル(THE REAL REAL)」に辿り着いたり、ファッションとラグジュアリーが今必要とされているのか調べたりした。

WWD:ファッション的に、前作と今作で一番の共通点と一番の違いは?

ダマン:だいぶ違うと思うよ。両者の一番の共通点はファンタジーで、見る価値ある要素が満載だ。みんな大好きになるだろうし、インスパイアされて欲しい。これが私の仕事のいいところだから。そして、ファッションの役割がとても大きく、必見なものになるということも共通点だね。

 一番の違いは、人工的で華やかで誇張されたスタイルではなく、より社会や政治に影響を受けたミニマリストなスタイルになるということだ。服に主張や意見を忍ばせるのは、オリジナル版のストーリー、もしくはキャラクターでは無かったこと。ドラマはゴシップにあふれたまさに「ゴシップガール」的世界で、ファンは気に入ると思う。でも、セリーナ・ヴァンダーウッドセン(Serena van der Woodsen)が同じシーンで6回も違う「ティーブン デュエック(STEPHEN DWECK)」のネックレスで登場するようなことはない。無駄な要素は削り、街やこの世代で見られるようなミニマリストな感覚を楽しんだ。何かを“削る”という概念はオリジナルにはなかったね。

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美肌は頭皮から!スカルプリフト体験レポ【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は電気バリブラシに続く頭皮ケア第2弾の“スカルプリフト”について。

 先日ご紹介した電気バリブラシですっかり頭筋ケアにハマった名越。頭皮と肌は一枚でつながっているから、どんなに肌作りを頑張ったとてやはり美肌の要は頭皮。まだまだ続く緊急事態宣言、どうせならおうち美容で徹底的に自分磨き。ということで、今回は頭皮ケア第2弾。お風呂でも使用できる“スカルプリフト”の体験レポート!

頭皮も肌も、これ1台で完結

 頭皮ケアとフェイスケアの両方がかなう「ミーゼ(MYSE)」の“スカルプリフト”。機能はEMS、バイブレーション、マイクロカレント(微動電流のこと)、LEDの4つを搭載。しかも頭皮用と顔用でアタッチメントが分かれていて、それぞれに最適なケアができるのが魅力。頭皮ケアのスカルプモードでは、12本の電極ピンから低周波EMSが出力され、硬くなりがちな頭筋を刺激。毎分およそ7000回振動するバイブレーションも同時に使えば、私のようなカッチンコッチンの頭皮でさえもゆるゆるほぐれていく。フェイスモードでは22本の電極ピンから、低・中周波EMSが出力される。なんと30種類以上もあるという複雑な表情筋に、あらゆる角度からアプローチできるのがうれしい。ちなみに、どちらのモードでもマイクロカレントが出力されているので、疲れた細胞を活性化させてターンオーバーを正常に戻してくれる働きが期待できる。スマートフォンやパソコンによる眼精疲労に顔のたるみ、睡眠不足に運動不足と、知らず知らず蓄積されてしまう私の皮膚の歴史(泣)。そんな黒歴史にアディオスするためにも、まずはレッツトライ!

レベルMAXはガツンとくる強さ

 スイッチを入れると赤いLEDが点灯。LEDの中でも赤色は近赤外線と呼ばれる波長で、光の中でも特に肌の深いところまで到達するらしい。コラーゲンやエラスチンの生成を促進、肌の弾力UPにも期待が高まる。LED、素晴らしいではないか。


 さて、まずはフェイスモード。肌を化粧水でまんべんなく濡らしてブラシをオン。EMSの強さはレベル1から3まであり、MAXにすると表情筋が動いて“ナチュラルな変顔”が完成するほど、ガツンとした強さが体感できる。「なるほど……ここに当てると、ここが動くのか」と、その動きで複雑な筋肉の位置まで勉強できる一石二鳥感(どゆこと)。首・肩もケアできる心地よい刺激はクセになりそうな予感。EMSの刺激で肩の筋肉をびくんびくん揺らしながらじっくりほぐしていく。フェイスモードで10分、アタッチメントを変えてスカルプモードで10分。これにて本日のお手入れ、完了!

“ながら”で続けられる頭皮ケア

 写真をご覧あれ。「目、目が開いた……!」というのが個人的な感想。疲れてのっぺりとしていた表情が、ぎゅっと真ん中に戻ってきた感じもする。毎日ケアしておかないと、自然と表情って固まってきてしまうのね……(とほほ)。今回は肌も頭皮も化粧水で濡らしながらケアしたけれど、“スカルプリフト”のうれしいところはなんといってもお風呂で使えるところ。湯船に漬かりながら、シャンプーをしながら、など“ながら”でケアできてしまうお手軽さ。気合いを入れて続けるのは難しくても、ついでにだったらできそう。コツコツ積み重ねて、本来の表情でうきうき毎日を過ごそう。


名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)、eスポーツと農業にも精通

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猫になるか、猿になるか?ぷっくりハリのある「ひげ袋」を目指せ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.4。今回のテーマは「ぷっくぷくのひげ袋」。ひげ袋は、人間でいうところの鼻の下であり、老化サインが如実に現れるデンジャラスなエリア。猫にとっても人間にとっても、顔を若々しくかわいらしく見せるこの最重要パーツを攻略するには?

猫のひげ袋は神経や筋肉が発達。無意識の緊張感が“ぷっくり”の鍵?

 いい加減しつこいと思われるだろうが、何度でも言う。猫の顔はかわいい。その理由を数え上げたらキリがないが、「ひげ袋」がかなりの要素を占めているのではないかと、最近とみに思うのである。

 ひげ袋、それは猫の鼻と唇の間にある、ぷっくりと膨らんだ魅惑のパーツ。「ウィスカーパッド」という正式名称があるそうだが、わかりやすく説明するとコレ「ω」のこと。リラックスしているときにはわりとシュッとしているのだが、おもちゃや獲物を見て興奮すると、ひげ袋がブワ〜ッと膨らんで、ひげがピンッと放射状に広がりグッと前に出る。このひげ袋パンパンの興奮顔がまたかわいく、猫変態は毎回毎回、骨抜きにされるのである。

 このひげ袋、もちろん猫の顔をかわいくするためのものではない。猫にとって大切な、「ひげを支える」という大事な役割がある。猫のひげは通常の体毛よりも深いところから生えていて、その毛根の周りには感覚受容器や神経細胞が豊富に存在している。そのため、猫のひげは感覚が非常に鋭く、まるでパラボラアンテナのように外界の情報をキャッチすることができ、平衡感覚や空間的な位置の把握、わずかな空気の流れや気圧の変化までも感じとることができるという。また、筋肉が発達しているため、上下に前後にと、自分の意思で自在に動かすことも可能だ。

 猫自身は無意識だろうが、それだけ感覚器や筋肉が発達しているということは、つねに緊張感が保たれているということ。だからいつまでも、たるみのないぷっくぷくのひげ袋をキープできているのではないだろうか。

顔の骨粗鬆症&肌のたるみで鼻の下が猿化! 

 
 猫のひげ袋を、人間のパーツで例えるなら鼻の下。年齢を重ねるほどに鼻の下は間延びしていくから、常に緊張感をキープして、猫のようにぷくっとハリのある引き締まったひげ袋(鼻の下)を目指したい。

 鼻の下がだんだん間延びしていく原因は、大きく分けて2つ。一つは、肌弾力の低下や表情筋の衰え。そしてもう一つが、顔の骨粗鬆症だ。骨の萎縮は40代から始まるといわれるが、頭蓋骨が縮むことにより、鼻や目などの空洞が広がっていくため、骨という支えが失われ、鼻の下がだらりと伸びた猿っぽい顔つきになってしまう。

 「猫に似てる」と言われると嫌な気はしないが、「猿に似てる」と言われて喜ぶ人はまずいないだろう。「あんた猿に似てるね!」と面と向かって言われることはないだろうが、マスクを外した顔を見て「鼻の下が猿並みに長いな……」と心の中で思われている可能性は大いにある。もしも「マスク美人」と言われた経験があるのなら、それは「マスクを取らない方が美人」という意味であり、決して褒め言葉ではない。猿には悪いが、猿よりも猫な女でありたいからこそ、鼻の下を含めた顔全体のハリ感を強化するケアを死ぬ気で始めたい。

高機能ハリケア&表情筋トレーニングで引き締まった「ひげ袋」に❤︎

 顔の骨粗鬆症をピンポイントで食い止めるのはなかなか難しい。骨の萎縮によるたるみはヒアルロン酸注入など美容医療におまかせするとして、日々のケアでは表情筋トレーニングやたるみケアアイテムを投入して、鼻の下の間延び予防&対策を。

 表情筋トレーニングは自力でもできるが、余計なシワを増やしたり、表情を引き下げる筋肉まで誤って鍛えてしまったりするというリスクを孕んでいる。その点、「ヤーマン(YA−MAN)」の EMS美顔器“メディリフト プラス”は、リフト筋と呼ばれる大小頬骨筋を鍛え、かみ締めなどでこわばった咬筋をストレッチするという、それぞれの筋肉に適切なアプローチがかなうクレバーな一品。ハンズフリーで隙のない顔筋トレーニングが“ながら”でできてしまうのもうれしい。


 鼻の下の肌のゆるみ対策には、「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」の“SC リキッドリフト”を。肌をシャープに引き締め、しなやかなハリを与える「キャビアプレミア」と、グラマラスなハリ肌を目指す「キャビアアプソル」というプレシャスなキャビア由来成分をダブル配合。マスク生活でゆるんだ肌がシャキッと目覚めるような手応えは感動もの。


 加齢とともに上唇が薄く輪郭が曖昧になっていくのも、鼻の下の間延び感を悪目立ちさせる原因に。日々のリップケアを強化するなら、PRSS.Japanの“ラシャスリップマスク”をレコメンド。独自開発のナノペプチド複合体+をはじめ、ビタミンA・C・E、有機植物エキス、有機保湿オイル、ヒアルロン酸といったクリニック専売品ならではの成分へのこだわりと濃密なアプローチで唇を集中ケア。ぷるんとしたメリハリのある唇を目指せるはずだ。

 長引くマスク生活は、顔の下半分の緊張感が失われがち。マスクに甘えて猿顔になるか、猫のひげ袋を目指してゆるみきった鼻の下に活を入れるのか。今どれだけたるみと向き合うかが明暗を分ける。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

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エースホテル京都が「トモ コイズミ」の世界観を表現した初のアフタヌーンティー

 今年6月に開業1周年を迎えたエースホテル京都は、「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の世界観を表現した完全予約制のアフタヌーンティーを1日15組30人限定で9月5日までの期間中、毎週木曜から日曜日および祝日に提供する。

 エースホテルとして初のアフタヌーンティーで、同ホテルのコンセプト“East Meets West”の要素に加え、装飾には「トモ コイズミ」を象徴するフリルをあしらった。屋上庭園を臨むことができるホテル3階のプライベートスペースで、京都の食材などを使用してカラフルに仕上げたスイーツやセイボリー、紅茶や緑茶のティーモクテルを用意する。

 スイーツは、白餡と洋梨ゼリーやアマレットのマカロンをはじめ、桃のタルトレット、白みそのチーズケーキ、京都産美山ミルクアイスとマンゴーコンポートにローズヒップの泡をのせたマンゴーパフェ、苺グレーズのスコーンを用意する。セイボリーは、京都五色あられを使ったフォアグラロリポップや、京壬生菜のシフォンケーキサンドウィッチ、トマトとバタフライピーのジュレなどを楽しむことができる。紅茶のフレーバーティーは、桃や赤い果実、マンゴー、味のアクセントとなるレモングラスなどを使用した。

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「無印良品」30年に売上高3兆円へ 次期社長の堂前氏、6倍の成長掲げる

 「無印良品」の良品計画は21日、2022年8月期にスタートする新中期経営計画を発表した。会見に登壇したのは、9月1日に社長に就任する堂前宣夫専務。30年8月期の目標として、売上高3兆円、営業利益4500億円、国内・海外合わせて2500店体制を掲げ、「個店経営」「土着化」といったキーワードで表現する地域密着型の事業モデルを描く。こうしたビジョンを実行に落とし込むための仕組み作りや組織体制が、新中計の骨子となった。

 「(コロナ禍を経験し)本物、本質を重視する人が増えている。今の環境は、(消費社会へのアンチテーゼとしてスタートした)『無印良品』の創業時の思想に重なる。ならば当時の考え方を掘り起こし、テクノロジーも組み合わせながら今の時代に合った形にしていく」と堂前専務。「社会や人の役に立つ」という企業理念のもと、具体的には「生活に欠かせない基本商品・サービス群を、誰もが手に取りやすい価格で提供する」こと、「店舗が地域のコミュニティーセンターとなり、自治体や地域住民、企業と共に課題に取り組む」ことの2つを使命として定義する。

 24年8月期までに、商品政策の面では「生活の基本領域」に当てはまる商品の品ぞろえを拡大。同時に、ノウハウを持つ外部人材も積極登用して生産開発部を立ち上げ、商品計画部は精度を上げて欠品や供給過剰を防ぐ。調達・生産のサプライチェーンマネジメントを強化することで原価を下げ、価格の見直しを継続。衣料品の「ユニクロ(UNIQLO)」、家具の「ニトリ」などの競合専業メーカーに負けない価格と品質のバランスを追求し、海外で割高になっている内外価格差も是正する。

 出店政策では、まずは国内と中国に投資を集中し、地域密着型の個店経営モデルを構築する。国内では年間純増100店、中国で同50店ペースを目指し、22年8月期に国内で同50店を目標とする。国内は、近年検証を重ねて手応えを得ている地方の食品スーパーの隣接立地を中心に、1980平方メートル前後(現状の平均売り場面積は825平方メートル)で出店。出店ペースを支えるための店長育成の仕組み作りは、堂前専務が19年に入社して以来力を注いできた分野だ。

 海外は中国の他、実績のある台湾、タイ、香港、韓国でもスクラップ&ビルドと新規出店を重ね、店舗面積を同じく1980平方メートル前後に拡大。一方で苦戦が続く北米、欧州では新規出店は抑制する。

 24年8月期までのタスクとして、課題であるECや、基幹システムを含む本社管理部門の強化も掲げる。各分野で外部人材を登用すると共に、若手社員も抜擢し、「20代で執行役員に就くといったキャリアパスを作る」。

 ESG(環境、社会、ガバナンス)面では、全商品でのサーキュラーデザインの実現、他社との相乗り物流の導入による消費エネルギーの低減、原料まで遡った生産工程や労働環境の100%開示などを30年8月期までの目標として掲げた。

 「手堅く想定した」という24年8月期は、売上高7000億円(21年8月期は4900億円の見込み)、営業利益750億円(同490億円の見込み)が目標。既存店成長率は2%を目指し、店舗数は国内・海外合わせて現980店のところ、1300店に拡大する。

 日本の小売業で売上高が兆のケタに乗るのは、コロナ前の19年でもイオン、セブン&アイ・ホールディングスなど10社に満たない。堂前専務の古巣である「ユニクロ」のファーストリテイリングが2兆88億円(20年8月期)、ニトリホールディングスが7169億円(21年2月期)だった。堂前専務が掲げる売上高3兆円は、9年間で売上高を6倍に伸ばす野心的な数値目標だ。

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ゲオが原宿のど真ん中にオフプライスストア コロナを逆手に1兆円市場にリーチ

 ゲオホールディングス傘下のオフプライスストア、ラックラック(LUCK RACK)は7月22日、東京23 区で初となる「ラックラック 東急プラザ表参道原宿店」をオープンする。運営するゲオクリアの川辺雅之社長に、思い切った出店のわけなどを聞いた。

WWD:オフプライスストアは日本では郊外型が主流で、ラックラックも横浜の港北インター近くに1号店を出店した。今回、一気に2段、3段飛ばしで原宿のど真ん中にオープンした印象だが、その理由は?

川辺雅之ゲオクリア社長(以下、川辺):コロナの影響が大きい。原宿・表参道エリアでの退店は多く、また商品がプロパーで売れないことで当社への問い合わせが増えている。これらはいずれもラックラックにとってチャンスであり、逆に平時であれば考えられなかった。実際、中長期計画にも原宿・表参道エリアへの出店は含まれていない。

WWD:とはいえ、いずれは同エリアへの出店を考えていた?

川辺:考えていないことはなかったが、それは店舗数が100(表参道原宿店が13店舗目)をクリアし、世の中の認知度がもっと高まってからの想定だった。

WWD:具体的に何年先を想定していた?

川辺:ざっと5年後だろうか。しかし物件は水物、縁だ。これを逃したら次はないかもしれないと思い、またベストな立地だったため決断した。

WWD:それほどオフプライスストアに可能性を感じている?

川辺:オフプライスストア先進国のアメリカには、年間売り上げが4兆円を超える業態もある。また同国のオフプライス流通はアパレル全体の15%に達しており、日本でも同様に発展した場合、その規模は1兆円を超える。しかし、日本での認知はまだまだ低い。そのため、発信力のある若年層にリーチすべく、表参道原宿店の出店を決めた。ラックラックの既存店にはないラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドをそろえるなど、店づくりも工夫した。客単価も約2倍を見込んでいる。

WWD:ワールドやオンワード樫山、ビームスもオフプライスストアを運営するが、いずれもメーカーだ。一方で、メーカーでないゲオグループはオリジナル商材を持たない。商品はどう仕入れている?

川辺:供給元はメーカー7割、小売1割、仲介業者2割だ。2019年に1号店をオープンした際、取引企業は80だったが現在は250まで増えている。

WWD:その内訳は、ラックラック 東急プラザ表参道原宿店で扱う「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などラグジュアリーブランドでも変わらない?

川辺:その通りだ。

WWD:各ブランドが旗艦店を構える原宿・表参道エリアへの出店で、まわりからのアレルギー反応などはなかった?

川辺:賛否が5:5といったところか。ただ、かつては1:9だったので、風当りの変化を感じる。サステナビリティーへの関心、および社会的ムードの高まりに後押しされている。

WWD:EC化についても聞きたい。

川辺:オフプライス商材は一点物であり、ささげ作業に手間がかかる。EC化には設備投資や人件費などの維持費、送料もかかる。総合的なジャッジから、現在は考えていない。もちろんオフプライスストアの認知が高まり、市場が活性化されれば話は別だ。

■ラックラック 東急プラザ表参道原宿店
オープン日:7月22日
時間:11:00~21:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿4階

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年52!? 「シーズン」がもたらすアンサステナブルなファッション 「私の33年目のサステナブル」 Vol. 20

世界で開かれるファッション・ウイークは、各都市年に2回ずつ。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京(他の都市でも行われている)”FASHION WEEK”。ビックメゾンやショーにこだわるブランドは、感染対策を講じながら今も開催し続けている。ファッション・フォロワーなら、業界人やインフルエンサーたちがこぞってSNSにアップするショーの様子を目にしているでしょう。

多くのブランドは、春夏と秋冬と1年を2つに分けているが、中には4つに区分しているブランドもある。今回のコラムは、その”シーズン分け”こそが、ファッション界が“アンサステナブル”になってしまった要因なのではないか?というお話。

中世ヨーロッパで男女がともにファッションを楽しむようになったのは、19世紀と言われている。特別な大富豪を除けば、高額ドレスやスーツは“お直し”しながら親から子どもへ受け継がれた。それは、日本でも同じ。着物は何度も“お直し”できて、子どもは親から受け継いだ。

だが20世紀に入ると、業界は“シーズン”を定めだす。年2回、もしくは4回のシーズン。そう、服に半年とか3カ月という3“賞味期限”を与えることにより、消費者に洋服を脱がせ、捨てさせ、購買意欲をかきたてることに成功したのです。流行り・廃りを明示し、「もう、これは前のシーズンのモノだから」と着づらくさせ、新しいものを求めさせる。売れ残りはセールでさばき、それでも残ったものは大量廃棄です。ちなみに、アウトレットで売っているものは元来セールの売れ残りでしたが、最近はアウトレット用に商品を生産しているブランドも多いと聞きます。

2018年頃までは、ホリデーやサマーなど、1年を6つに分けるブランドも少なくありませんでした。オーストラリアでは、毎月新作を発売するブランドにも出合いました。ファストファッションにおいては、シーズンを52に分けているところも……。一週間に一回のペースです。こうしてファッションに賞味期限を設けたことが、「ファッション界は、環境負荷をかけるトップランクの産業」と言われる一因なのです。

それでも最近は、素敵な未来も見えてきました。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リー(Daniel Lee)は、「ジェンダーフリーを目指し、在庫を極力持たないためにシーズンレス」を掲げ、日々奮闘していることで認められてきたと聞き、「ついに変わってきたな!」とワクワクすることも多いんです。

ファッションを生物に変えてしまった私たち。けれど、そんな風に日々思いを巡らせる私自身、購買意欲をなくしてしまったわけでもなければ、ファッションが大好きで新しいモノが大好き(笑)!センセーショナルなモノが大好物です。私は、サステナブル・ファッションがセンセーショナルだから魅了されているのかも。シーズンに囚われるのではなく、自分のアイデンティティに合った服選びをすればいいだけなのです。

自分のアイデンティティを見つけるのは、とても難しい。でもわからないままだったり、アイデンティティ探しを楽しめなかったりすると、あなたも「シーズンごとに買わされるだけ」の浪費の多い人生になってしまいますよ!!

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「グッチ」が染めたピンク色の清水寺にセレブが大集結 よしミチ、MIYAVI、永山瑛太ら豪華な面々

 「グッチ」は7月18日、創業100周年を祝って、イタリア・フィレンツェと姉妹都市の関係にある京都市の清水寺で最新コレクション“アリア”を披露した。

 観光客らの参拝は、午後6時半に終了。そして午後8時には、清水寺はピンク色に染まった。“アリア”を紹介したムービーの冒頭に通じるカラーリングだ。経堂、本堂などはデジタルサイネージで彩られ、“アリア”コレクションに身を包んだマネキンが勢ぞろい。能楽師らの舞台が一夜限りのイベントを彩った。

 久しぶりの超ビッグイベントには、MIYAVIや鈴木えみ、永山瑛太、よしミチ兄妹ら、“アリア”コレクションをまとった多彩なゲストが勢ぞろいした。

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LVMHが「オフ-ホワイト」の株式60%を取得 ヴァージルと新ブランド立ち上げへ

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が率いる「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」の商標を所有するオフ-ホワイト合同会社(OFF-WHITE LLC)の株式60%を取得した。取得金額は明らかにされていない。

 株式の残り40%は、引き続き「オフ-ホワイト」のクリエイティブ・ディレクターを務めるヴァージルが保有する。なお、同ブランドを擁するニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)は、オフ-ホワイト合同会社とのライセンス契約に基づき、今後も運営パートナーとして「オフ-ホワイト」に携わる。NGGは、2019年にラグジュアリーECのファーフェッチ(FARFETCH)によって6億7500万ドル(約735億円)で買収されている。

 ヴァージルは、13年に「オフ-ホワイト」を設立。18年3月には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任した。今回の取引に加えて、LVMHとのさらなる協業についても合意しており、今後はLVMHと共に新たなブランドの立ち上げや、さまざまな分野のブランドとの提携などに取り組むという。

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は、「成功を収めているヴァージルとのパートナーシップを拡大することができ、大変うれしく思っている。『オフ-ホワイト』のさらなる成長を支援すると共に、当社との協業によって、ヴァージルがそのユニークな感性をラグジュアリー分野でより幅広く発揮することを楽しみにしている」と語った。

 マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼CEOは、「ヴァージルは壁を壊し、非常に多様で包括的な哲学を表現することで、『ルイ・ヴィトン』に長く続く影響をもたらすと同時に、『ルイ・ヴィトン』のラグジュアリーな世界をより多くの人々に届けてくれた。これまで共に歩んできた道のりを誇らしく思っており、今後の新たな旅路についてもワクワクしている」と述べた。

 ヴァージルは、「(今回の取引を)心から光栄に思っている。ブランドとクリエイティブ・ディレクターの関係性にはさまざまなパターンがあるが、これは全く新しい形だ。私に幅広い才能があると信じ、ファッションショーという枠に収まらない提案ができる現在の立場に至るまで私を育ててくれた、ベルナールとマイケルに感謝している」と話した。

 今後どのような分野を手掛けたいかについて、ヴァージルは、「ホテルなどのホスピタリティー分野や、ジュエリーなどに関心がある。また、以前からファッション、アート、カルチャーの融合に興味を持っているので、そうした面でも新たな分野に踏み出す機会になると思う」と説明した。

 バーク会長兼CEOは、LVMHが以前からオフ-ホワイト合同会社の少数株式を保有していたことを認めたものの、その取得時期や持ち分については開示しなかった。19年1月には、LVMHがNGGへの出資に向けて水面下で話し合いをしていると一部で報じられたが、その後の経緯については明らかにされていない。同氏は、「ヴァージルとの取引により、NGGとの関係ができて非常にうれしく思っている。彼らは『オフ-ホワイト』を傘下に収め、同ブランドを成功へと導いた。そうした主要なパートナーを変更する必要があると考えていたら、今回の取引はしなかっただろう」と述べた。

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NEW ARRIVALS! FALL & WINTER 2021

 こんにちは。

梅雨が明けて、青空がひときわ爽快に感じられますね。

バーニーズ ニューヨークの各フロアには、2021年秋冬シーズンアイテムが続々到着しています。

今日は銀座本店の店頭ディスプレイとともに、新着アイテムをご紹介します。

 

ウィメンズフロアには人気デザイナーブランドの新作が並んでいます。

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<ジル サンダー>からは、デイリーユースに取り入れやすいベーシックカラーのアイテムがラインナップ。

 

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色味がきれいなこちらのニットは<イザベル マラン エトワール>のもの。

モヘア素材でやわらかな着心地です。

 

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色鮮やかな<オーラリー>のニットは、大きめな襟が特徴。

1枚でも着ていただくのはもちろん、インナーとしてもお使いいただけます。

 

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レトロチックなプリントのセットアップは<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションのアイテム。

秋の装いを華やかに演出します。

 

バッグやシューズにも新作アイテムが到着していますよ!

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<ザ ロウ>の洗練されたミニマルなバッグはお仕事バッグにもおすすめ。

スエード素材のポーチはバッグインバッグとしても活躍してくれます。

 

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リサイクルキャンバス素材を使用した<アニヤ ハンドマーチ>のトートバッグは収能力たっぷり!

ハンドルが2WAY仕様なので、使い勝手も良いです。

 

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カジュアルなコーディネートをクラスアップしてくれる

上質なショートブーツもご紹介しております♪

 

メンズフロアにも注目の新作アイテムが続々到着。

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<ヴァレンティノ>からはデイリーに活躍してくれそうなシャツやアウターがラインナップ。

いますぐ使えるTシャツもございます。

 

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<モンクレール>のロングTシャツはシンプルながら上質さが際立つアイテム。

ブランドのアイコンがスタイリングのポイントになりますよ。

 

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<カラー>の新作アイテムは、ブランドらしいユニークなデザイン。

個性的なトータルコーディネートが叶います。

 

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<ラルディーニ>のジャケットは秋めいた上品な色合い。

大人っぽく落ち着いた雰囲気で、コーディネートが引き締まります。

 

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<フラテッリ ルイージ>は、2021年秋冬シーズンからバーニーズ ニューヨークに初登場するニューブランド。

色・柄のバリエーションを豊富にご用意しておりますので、お気に入りの一本を見つけてください!

 

明日からの4連休はおうちで過ごされる方も多いのではないでしょうか。

オンラインストアでも秋冬シーズンの新着アイテムをご紹介しておりますので、

ぜひご自宅でもショッピングをお楽しみくださいね。

 

WOMEN’S

https://onlinestore.barneys.co.jp/women/women_new_arrival/

 

MEN’S

https://onlinestore.barneys.co.jp/men/men_new_arrival/

 

※店舗によりお取扱いアイテム・ブランドが異なります。詳しくはおたずねください。

 

「ギャップ」が販売スタッフを募集 副店長候補としての業務を担う

 モダンな“アメリカンカジュアル”を提案するギャップジャパン(GAP JAPAN)は、店舗マネージャーを募集する。「ギャップ」などの店舗で副店長候補としての業務を担う。販売・接客に加えて、在庫管理や売り上げ管理などを通して店舗全体を監督する。お客さまや市場の動向を探りながら、ディスプレイの作成やスタッフ対応といった戦略を立てる。それらを店長に報告し、ともに店作りのアイデアを実現していけるポストだ。店舗状況も読み取って適切な人材配置も行う。

 店頭では多くのアルバイトスタッフをまとめるリーダーとして活躍できる。スタッフの年齢層は18〜70代半ばと幅広い。売り上げ目標は社員とスタッフを含めた全員が把握し、個人ノルマは設けない。お互いに意見も出し合い、コミュニケーションを深めながらチームワークを大切にした環境での勤務となる。希望や意欲に合わせた教育でキャリアアップにも挑戦できる。

募集職種
店舗マネージャー

雇用形態
正社員、契約社員
※雇用形態はご希望を考慮の上、選考により決定
※正社員登用制度あり

応募条件
何らかの販売・接客の経験をお持ちの方
※社員としてではなく、アルバイトでの販売・接客経験のみでも可

学歴不問
業種未経験、第二新卒、歓迎

勤務地
ギャップアウトレット 佐野プレミアム・アウトレット店:栃木県佐野市越名町2058
ギャップストア くずはモール店:大阪府枚方市楠葉花園町15−1
ギャップストア イオンモール高岡店(ギャップキッズ・ギャップベビーオンリーストア):富山県高岡市下伏間江383(契約社員)

※成長、スキルアップ次第で全国の店舗での勤務も可能
※U・Iターン歓迎
※マイカー通勤可(店舗による)

給与・待遇
【正社員】
年俸制274万円~

【契約社員】
時給980円~
※あくまでも最下限の金額です。経験を考慮します
※各都道府県の最低賃金を割ることはありません

年収例
年収350万円/28歳(入社5年・副店長候補)
年収450万円/37歳(入社8年・副店長)
年収720万円/42歳(入社15年・店長)

勤務時間
シフト制(実働8時間)
(例)8:00~17:00/14:00~22:00

※残業は月15時間以下

休日休暇
<年間休日120日>
完全週休2日制(シフト制)
有給休暇
慶弔休暇
産前・産後・育児休暇(※取得実績あり、また取得後復帰している社員も多数います)
介護休暇

※長期有給休暇の取得が可能
※年に2回、5日以上の長期休暇が取得可能

福利厚生
昇給年1回(4月)
交通費支給(半年間で上限18万円)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
時間外手当(全額支給)
企業型確定拠出年金(正社員のみ適用)
従業員割引制度
マイカー通勤可(店舗による)
出産・育児支援制度(ベビーシッター割引など)
時短勤務OK
オフィス内禁煙・分煙
※女性管理職も増え、キャリアアップやあなたらしい働き方をかなえる環境あり

社内資格・教育制度
・「ギャップ」の社内資格
デニムエキスパート:デニムの知識が豊富なスタッフに、テスト合格で認定バッジを進呈
ベビー向け商品アドバイザー:デザイン性が高く、人気のある同商品に詳しいスタッフを認定

※各ブランドの特徴に応じて、多様な取り組みを実施

応募期間
8月22日まで

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匠大塚「全国の百貨店から声がかかっている」 池袋東武に大型店を22日オープン

 東武百貨店池袋本店は21日、「匠大塚 池袋東武店」を22日の開店に先駆けて関係者に公開した。5階の紳士服フロアに1200平方メートルの売り場を設け、ソファ、ベッド、ダイニングテーブル、イス、絨毯、カーテンなど国内外の高級家具を1000点以上そろえる。

 池袋本店はこれまでも催事で何度か匠大塚と取り組んできた。執行役員の川村徹・賃貸事業部部長は「催事での反響が大きかった。常設の大型店によって百貨店に来なかったお客さまを呼び込みたい」と話す。池袋本店では6階に「ニトリ」も入っている。同じ家具・インテリア専門店でも対照的な両店の比較購買が可能になる。

 匠大塚は、大塚家具の創業者・大塚勝久氏が2015年に勃発した長女・久美子氏との主導権争いに敗れて、退場したのを機に設立した。その後、久美子氏が率いる大塚家具は業績悪化に歯止めがかからず、家電大手のヤマダホールディングスの傘下に入った。久美子氏は20年末に社長を退任している。

 一方、匠大塚は出店が軌道に乗りつつある。20年には東急百貨店吉祥寺店、21年4月には渋谷の東急百貨店本店、5月には金沢の大和に出店した。売り場面積2万7000平方メートルの春日部本店(埼玉県)、青山店(東京都)以外の4店舗は百貨店への出店になる。百貨店の店舗は現在まで400平方メートル以下の小型店ばかりで、池袋東武店は初の大型店だ。

 匠大塚の勝久会長は「百貨店は前の会社(大塚家具)と共通のお客さまが多い」とポテンシャルを強調する。家具・インテリア売り場を自前で運営できる百貨店は少なくなっており、高級家具のMDに強い匠大塚は魅力的に映る。長男の勝之社長も「今は全国の百貨店から声がかかっている。社内の体制が十分ではないため、すぐに出店拡大とはいかないが、念願の大型店である池袋東武店で実績を作り、今後につなげたい」という。

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「ラッシュ」がデリバリーサービス「ウォルト」と提携 30分で製品を配達

 「ラッシュ(LUSH)」は7月21日、デリバリーサービス「ウォルト(WOLT)」と提携し、全国5都市9店舗で配達サービスを開始した。注文から30分程度で製品を届ける。なお、デリバリーサービスと化粧品ブランドの協業は国内初だ。

 対象になるのはスキンケアやボディーケアをはじめとした合計113種類の製品で、新宿店、渋谷駅前店、原宿店、上野マルイ店、心斎橋店、大阪梅田店、広島本通り店、福岡パルコ店、札幌パルコ店で提供。同サービス限定のスペシャルセットも用意する。

 また、7月14日からは製品と生花をフレッシュな状態で届けるサブスクリプションサービス「フレッシュ&フラワーボックス」(税込5000円)の登録受付も開始した。新鮮なフルーツや野菜、摘みたての花やハーブなどを使ったスキンケアアイテムと、四季折々のオーガニックフラワーを積み合わせたボックスだ。毎月異なる内容になっており、製品を製造してから48時間以内に配送する。

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「オニツカタイガー」がeスポーツ世界大会に参画 山下智久によるゲーム動画シリーズも

 日本発のファッションブランド「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、eスポーツの世界大会「インテル・ワールド・オープン(IWO)」の公式パートナーに就任した。年齢や性別、国籍、障害の有無を超えて愛されるeスポーツを支援し、インクルーシブな社会の発展を推進する。公式パートナーとして「インテル・ワールド・オープン」のオフィシャルユニホームを制作したほか、ユニホームのレプリカTシャツ(税込1万1000円)をブランド公式サイトで販売。さらに、山下智久を起用したユーチューブ動画シリーズも始動させる。

 eスポーツの普及を目指し、山久智久を起用したユーチューブ動画シリーズでは、eスポーツ初心者の山下が幼少期にプレーしていた「ストリートファイター」に再チャレンジする企画や、大会優勝者にインタビューする動画などなどさまざまなコンテンツを用意する。ブランド公式チャンネルで順次公開していく。

 ユニホームは、ブランドアイコンのトラックスーツをはじめ、TシャツやロングスリープTシャツ、「インテル・ワールド・オープン」の競技である「ストリートファイター」「ロケットリーグ」をイメージしたシューズなど全6型を制作。黒を基調に、大会ロゴやブランドロゴ、eスポーツをイメージしたグラフィックなどを落とし込み、競技を楽しむための快適性を取り入れている。

問い合わせ先
オニツカタイガージャパン
0120-504-630

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三陽商会「クレストブリッジ」が復調へ手応え 2021-22年秋冬は「強さのあるデザイン」を追求

 三陽商会の「クレストブリッジ・ブルーレーベル/ブラックレーベル(CRESTBRIDGE BLUE LABEL/BLACK LABEL)」が復調している。緊急事態宣言期間を除いた3〜4月は、国内客の売上高が19年同月実績を上回った。2021-22年秋冬からは、この間の好調要因である「デザインに強さのある服」(江角泰俊クリエイティブ・ディレクター)をさらに強化すべく、同氏の名を冠した新ライン“ブルーラボ/ブラックレーベル:エズミ(BLUE LAB/BLACK LABEL EZUMI)”をスタートする。

 ウィメンズの「ブルーレーベル」のメインラインの新作は、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館がデザインの着想源。シグネチャーのタータンチェックに異なる柄の別布を重ねたキルトスカート、ボリュームスリーブのニットカーディガンなど、オーセンティックなデザインをベースにひねりを加えたアイテムがそろう。メンズの「ブラックレーベル」では、従来のスポーツテイストにアウトドアやミリタリーの要素を融合させた。

 就任から1年が経ち、「自分の掲げてきたデザインやブランド戦略がいい方向に向かっているという手応えが出てきた」と江角氏。異素材使いや配色などを従来より大胆にし、「大学生っぽいイメージから離れ、アーバンなイメージを研ぎ澄ませた」ことが新客を取り込み、顧客の目にも新鮮に映った。

 パッと目に映えるデザイン性はSNSなど発信面にも寄与した。昨年10月にオープンした原宿旗艦店から計8回にわたって発信したインスタライブも、一定の反響を得た。「放送終了後、全国各地のお客さまからのお問い合わせの電話が鳴り止まないこともあった」。

 “ブルーラボ:エズミ”は「(メインラインと比較して)よりコンテンポリーでラグジュアリーな雰囲気を加えた」という17型をラインアップ。英国のトラッドなコートをベースに腕部分をMA-1ジャケットに切り替えたアウター(4万9500円)、併せて着用するとロングトレンチコートのように見えるショートジャケットとワンピースのセット(6万1600円)、5通りの着こなしに対応するスカート(3万5200円)などをそろえる。“ブラックレーベル:エズミ”は、キルティングやボアなどを随所に用いて遊び心を効かせた。

 「お客さまに求められるためには、他にない“強さ”を持ったデザインが必要だ」と江角氏は強調する。これは現状のマーケットにおける差別化だけでなく、アフターコロナも見据えての戦略でもある。「ワクチンの接種が始まり、観光客が戻ってくる日もそう遠くない。その時、(観光客に)しっかりと刺さるものを店に並べておけるかが勝負になる」。

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語るのは美ではなく「希望」 「KANEBO」が「希望よ、動き出せ。」に込めた想い

 「カネボウ(KANEBO)」は2020年春、美ではなく、希望を語るブランドとしてリブランディング。同年1月に放映したTVCMは、ブランドメッセージの「I HOPE.」を楽曲「唇よ、熱く君を語れ」にのせて発信し、大きな反響を呼んだ。そして今年、「一人一人のポジティブな面を引き出す力として、化粧品も存在したい」(内河昌恵ブランドマネジャー)という思いを込めて作成した新TVCMは、「希望よ、動き出せ。」とのメッセージを伝えるべく、今なお様々な制約を伴う中で生きる世界各都市の人々の、自然でポジティブな表情を切り取っている。新TVCMは、7月18日に放映をスタート。このメッセージに込めた想いや願いとは何か?内河ブランドマネジャーに聞いた。

語るのは美ではなく、「希望」

WWDJAPAN(以下、WWD):親しい人と共に過ごす時間、自分の好きなことをして過ごす時間だからこそ発露した感情や表情を綴った印象深いTVCMだった。6、7月に世界中で発表されているコレクションから垣間見える、「楽しい時間が待ち遠しいんだ」「そろそろ、楽しいことを想像していいんだ」「そんな時、ファッションやビューティは元気の源になるはずなんだ」というデザイナーの想いともシンクロしている。この新TVCMに込めた想いは?
内河昌恵「カネボウ」ブランドマネジャー(以下、内河):今はまだ、さまざまな不安が世界を覆っているかもしれません。でも私たちも「いつかきっと、前を向けるタイミングが来る」と信じています。そしてその時は、化粧品も一人一人に寄り添い、後押しできるはず。「一人一人のポジティブな面を引き出す力として、化粧品も存在したい」という思いを込めて製作しました。ポジティブなムードを表現したい、でも、それを勝手に押し付けてはいけない。そのバランスやメッセージ、放映時期については状況も鑑みながら、考え抜きました。メッセージは、100以上考えたんです。

WWD:ポジティブなメッセージさえ「押し付けてはいけない」という姿勢にも共感を覚える。先日、Z世代のKOLが「“能動的に受け身になる”こと。ブランドは消費者に何か聞かれた時、初めて選択肢を提示するくらいの心構えが大事」と教えてくれた。「ポジティブな気分になりたくなったら、化粧品もあるよ」というムードは、今の時代感にマッチしている。
内河:「希望を持つこと」を押し付けたくはありません。でも希望があると、苦しい時、心がふっと軽くなることがあります。私たちは、それぞれが意志を持って歩き出す時が来ることを信じています。そして、そんなとき化粧品も、その人に寄り添い、ポジティブな力を引き出すことができる存在でありたいと思っています。そんな想いを込めているんです。

「一番ポジティブさが伝わる」のは
口紅

WWD:コロナ禍の撮影で苦労したのは?
内河:多様な希望の形を表現したかったので、世界各都市の生活そのものを切り取り、真実で自然な笑顔からポジティブな生命力が溢れる瞬間を紡ぎました。もちろん現地には赴けなかったので、各都市をオンラインでつなぎ、ミーティングを行いました。でも、「親密な人との絆」や「心の発露」そして「遊び心」などをポジティブな要素として組み合わせたいとの想いは、各都市の監督を含め、多くの方に共鳴いただけました。

WWD:カラーメイクの中では、口紅をフォーカスしている。正直、コロナ禍の今は一番苦戦しているアイテム。でも、コロナの収束が見えてきたアメリカではネットでの検索数が大幅に伸びているアイテムとも言われている。口紅は、希望の象徴として選んだ?
内河:「一番ポジティブさが伝わるのは、どのアイテムなんだろう?」と考え、口紅を選びました。幼い頃、お母さんの口紅をこっそり使ってみた時のいたずらしているような遊び心。初めて塗った時の、ちょっと背伸びしているようなドキドキ感。そして今も、自分にとって新しい色を塗るときに感じるワクワク。単純に唇に色をのせるという特性だけを表現するのではなく、子どもが手に持つ、空間に色をのせる、ワクワクするようなアートワークが流れ出すなど、希望の象徴としてさまざまな描き方をしました。

カネボウ化粧品は長年、
強く美しく生きる人を応援

 WWD:そもそも昨年、美ではなく、希望を語るブランドとしてリブランディングした背景は?
内河:世界には、モノや情報があふれています。でも、私たちは幸せなのでしょうか?もちろん希望もありますが、一方で閉塞感を覚える機会も多く、将来に不安を感じている人も多いのでは?正直「希望がある時代」ではなく、「希望が必要な時代」なのかな?と思うんです。

WWD:同時に多様性が叫ばれ、それぞれが、それぞれの「自分らしさ」に自信をもって生きていく時代になっている。
内河:おっしゃる通りです。お化粧は身だしなみや欠点をカバーするものととらえられてきましたが、これからは一人一人の個性を讃えたい。カウンセリングなどの丁寧なコミュニケーションを通じて、それぞれの美はもちろん、希望まで引き出せるブランドになりたいと思いました。そんな風に思っていたら、カネボウ化粧品は元来、人々を応援するメーカーだったことに改めて気づいたんです。例えば今から40年以上も昔の1979年には全国紙の新聞広告で、来日したサッチャー首相(当時)を歓迎する気持ちに今後の女性像を重ね合わせ、「これまでの女性像を超えて社会的にも目覚ましい活躍をしてほしい」というエールを日本の女性たちに送っています。強く美しく生きる人たちを応援し続けているんです。希望を見出すと、気持ちが、行動が変わる。そのパワーは社会まで変える力になると思っています。「I HOPE.」という言葉には、私たちの、そんな希望も込めています。

WWD:勇気ある想いの発信は、消費者にも伝わっていると思う?
内河:リブランディング当初から「化粧品ブランドが、ここまで言ってくれるのか!」というお声をいただいています。徐々に幅広いお客様にも受け入れられるようになってきました。私たちの想いを形にした製品の指名買いも増えています。

個性を引き出し、
加速させる製品を

WWD:想いは、コミュニケーションだけじゃなく製品にも詰め込んでいる?
内河:秋にむけて発売する「スマイル パフォーマー」はその名の通り、笑顔を呼び覚ますようなシートマスクです。コロナ禍により、マスクをつけて過ごす日が増え、笑顔が減り、無表情な時間が増えたことに着目して誕生しました。シートマスクが、頬と口角、フェースラインをこめかみに向かって引き上げて、「笑顔」を形作り、さらに気分まで引き上がることを目指して開発しました。うるおって、ハリとツヤに満ちた肌に導いてくれます。さらに内側にある強さや気高さを引き出すような血色カラーで、ケアまで同時に叶えるリップ、影色を仕込むことでなりたい印象を自在に操るアイブロウシリーズなど、何かをカバーしたり、覆い隠すのではなく、その人らしさを引き出し、高めていくための製品づくりを心がけています。

問い合わせ先
カネボウインターナショナルDiv.
0120-518-520

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「マルジェラ」と「フェンディ」は映像で世界観を巧みに表現 ドキドキワクワクのクチュール初体験記 Vol.4

 こんにちは〜、WWDJAPANヨーロッパ通信員の藪野です。あっという間にオートクチュール・ファッション・ウイークも最終日。期間中は微妙に肌寒い曇り続きでしたが、なんとか最終日まで大雨は降らずにもってくれました。今日は、ショールームやプレゼンテーション回り。これまでのファッション・ウイークだとふらっと立ち寄れたのですが、今回はコロナによる制限もあって、ほぼすべてが事前アポ制です。これまたスケジュール調整が大変であまり詰め込む訳にもいきませんでしたが、夜のフライトでベルリンに戻るまでガッツリ取材してきます!

8日12:00 ジュリー ドゥ リブラン

 朝からパッキングとチェックアウト、そして薬局で帰国に必要な抗原検査を済ませていたので、遅めのスタート。まず、「ジュリー ドゥ リブラン(JULIE DE LIBRAN)」のプレゼンテーションにお邪魔しました。植物が生い茂る小さな中庭で行われていたのですが、ちょうど晴れ間が見えて、心地よい気が流れる空間でした。ジュリーは2019年3月まで「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていましたが、退任後に自身の名を冠したドレス中心のブランドを設立。今季で4シーズン目になりますが、過剰な在庫を抱えないために受注生産型にしているそう。提案するのも、いわゆる豪華なクチュールドレスではなく、日常に少し特別感を加える服というイメージです。

 今シーズンは、これまでに制作したデザインを出発点に、長年付き合いのあるフランス国内の小さなアトリエとの取り組みにフォーカス。中には過去のコレクションのアイテムに職人の手でアレンジを加えたものもあり、素朴なイギリス刺しゅうやキラキラしたビジュー装飾がポイントになっています。また、次世代に技術を継承していくことも重要と考えるジュリーは現在、マランゴーニのパリ校で教鞭をとっているのですが、コレクション制作には刺しゅう職人から指導を受けた学生も関わったそうです。

8日13:00 アエリス クチュール

 お次は、“サステナブルなアート・トゥ・ウエア”を掲げる「アエリス クチュール(AELIS COUTURE)」。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)時代の「ディオール(DIOR)」などでキャリアを積んだイタリア人女性デザイナー、ソフィア・クロチアーニ(Sofia Crociani)によるブランドです。コレクションには、ビンテージウエアもしくは環境に配慮されて作られた素材のみ使用しているので、立ち上げ当時の17年は生地を見つけるのが大変だったそう。ですが、それから数年で素材メーカーの姿勢は大きく変わり、今ではずいぶん選択肢が広がったといいます。今回はイタリア製のシルクやコットンを中心に使い、ドレープを生かしたドレスを制作。トスカーナの雄大な草原で自然との共生を感じさせる映像を撮影しました。

 また今シーズンは、新たにNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)にも取り組み、コレクションの中のドレス1着がNFTとリンクしているとのこと。「サステナブルな未来へと歩んでいくには、伝統的な技術を守ることだけでなく、クリエイティブな表現に新しいテクノロジーを活用していくことも重要」と話していたのが、印象的でした。今後は、クチュールも現実だけでなく、バーチャルの世界へと広がるかもしれません。

8日14:00 シャルル ドゥ ヴィルモラン

 ランチを食べる暇もなく向かったのは、「シャルル ドゥ ヴィルモラン(CHARLES DE VILMORIN)」のプレゼンテーション会場であるバカラメゾン パリ。コロナ禍に自身のブランドを立ち上げ、「ロシャス(ROCHAS)」のクリエイティブ・ディレクターにも抜擢された24歳のシャルルとは、どんな人物なのか気になります。会場で迎えてくれた彼は、物静かで繊細な雰囲気の青年。すらっとした長身で、過去にモデルをしていたというのも納得です。

 コレクションはと言うと、先シーズンの鮮やかな色を組み合わせたカラフルなクリエイションから一転、今季はほぼ黒一色にフォーカスしています。その理由を尋ねると、「カラフルな服を作るのは好き。だけど、そのイメージがブランドについてしまう前に、黒のコレクションで自分の異なる側面を見せたかった」そう。植物のような造形や大きなフェザー、プリーツを取り入れたドレス中心のコレクションからは、「アダムスファミリー(The Addams Family)」や「マレフィセント(Maleficent)」のようなダークでミステリアスな雰囲気が漂います。ディテールを見るとちょっと粗い部分があり、コスチュームっぽい印象も否めないのですが、今後に期待したい次世代のクチュールデザイナーです。

 今は、9月のパリ・ファッション・ウイークでの「ロシャス」のデビューショーに向けて準備を進めているそう。さらに、「自分のブランドのショーも開きたいし、ゆくゆくは自分のブランドのプレタポルテも始めたい」と意欲的なシャルルでした。

8日14:30 フェンディ

 車で移動中にデジタルで発表された「フェンディ(FENDI)」の映像をチェック。小説家ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の「オーランドー(Orlando)」から着想したコレクションで1月に注目のクチュールデビューを果たしたキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、どんなコレクションを見せてくれるのでしょうか。

 今季の出発点は、ローマの映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)の詩情あふれる作品。その世界を通して、フェンディの本拠地であるローマを探求したようです。「パゾリーニは近代化していくローマを目の当たりにした。時代をつなぎ、古きものと新しきもの、過去と現在を結びつけること、そこにこそ私は興味を引かれる」とキムが語るように、コレクションのポイントは異なる時代を重ね合わせるような手法です。例えば、1800年台半ばや1920年代に作られたドレスのファーやファブリックをスキャンして、シルクジャカードで表現。カットアウトやクリスタルビーズの刺しゅうを施し、新たなアイテムを生み出しています。また、「フェンディ」の象徴でもあるファーアイテムは、大半が再生されたものを使用しているそうで、タイルのような小さなファーパーツを並べたデザインも印象的でした。

 映像のセットに見られるアーチは、ブランドの本社を構えるイタリア文明宮を想起させますが、その形状はシューズのヒールにも。こういうキャッチーなアイデアを入れてくるところが、キムらしいですね。シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)の娘であるデルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が手掛けるジュエリーには、手彫りしたイタリア産大理石やマザーオブパールのモザイクが用いられています。

 ちなみに美しい映像は、映画「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」や「ミラノ、愛に生きる(Io sono l'amore)」で知られるルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)監督が手掛けたもの。スローなカメラワークや意味深にカメラを見つめるモデル、神秘的かつ壮大な音楽でノーブルな雰囲気を演出しつつ、クローズアップを効果的に取り入れることで贅を尽くした服のディテールを伝えています。

8日15:00 エリー サーブ

 最後のアポは、レバノン・ベイルート発の「エリー サーブ(ELIE SAAB)」。2月中旬〜3月初旬に発表された2021-22年秋冬のプレタポルテで台頭した“オプティミスティック(楽観的で前向きな感覚)”で明るい未来への希望を込めたようなクリエイションは、クチュールでも顕著で、こちらもテーマは“希望の芽(Bud of Hope)”でした。ただ新型コロナウイルスだけでなく、20年8月に起こったベイルート港の巨大爆発事故による被害などレバノンが抱える苦難を乗り越えた先をイメージしたそうです。

 「エリー サーブ」のクチュールといえば、やはりレッドカーペットにも度々登場する装飾たっぷりの華やかなイブニングガウン。今季はテーマにちなみ、クリスタルやスパンコール、パール、刺しゅう、立体モチーフ、ラッフルなどさまざまな手法で咲き乱れる花を表現していました。63ルックあるコレクションはすべてベイルートのアトリエで仕上げて、パリに持ってきているそうです。

8日16:00 メゾン マルジェラ

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、デジタルでの発表と同時にシャンゼリゼ通りの映画館で上映会を開催したのですが、僕はフライトの時間が変えられなかったので諦めてオルリー空港へ。タクシーの中で見ようと思っていたら、今回も超大作のようで、めちゃくちゃ長い!なんと、まさかの1時間超え!!ということで、ベルリンに戻ってから家のテレビでじっくり拝見しました。

 「ア フォーク ホラー テール(A Folk Horror Tale、ホラーな民話)」と題された映像の冒頭の19分間は、今回もジョン・ガリアーノが今シーズンのクリエイションの背景について、饒舌に語ります。これは、もはや立派なドキュメンタリー作品!と思って見ていたら、そこからはジョンがコンセプトと脚本を手掛け、フランス人映画監督のオリヴィエ・ダアン(Olivier Dahan)が監督を務めた作品がスタート。フランス国内最大級のLEDスクリーンで仮想空間を作り出し撮影されたという同作は、昔の漁村のようなシーンから始まり、ミステリアスでSFホラーのようなストーリーが展開していきます(ネタバレになるので、気になる方はぜひ映像をご覧くださいね)。正直、1時間以上ある映像は、たとえファッション好きでもすべての人が見るわけではないと思います。ですが、コレクションの背景にこれだけのエピソードがあることを知り、その世界観に浸るということを、望む人全員が体験できるというのは、デジタル発表ならではですね。

 コレクションは、時の経過とともに魂が吹き込まれてきたものに敬意を表したもの。ジョンは歴史が染み込んだ年代的なものに宿る安心感や信頼性に現代の若い世代の切望や憧れの要素を見出し、それをアトリエの手仕事を生かして表現しています。例えば、穴の空いたセーターを修繕するように昔の新聞を刺しゅうしたり、チャリティーショップで売っているようなさまざまな人の記憶が宿るバンダナやエプロン、ウエアなどをパッチワークしたり。また今季は、「水分を絞り取る」という意味を持つ“エソラージュ(Essorage)”を新たなテクニックとして採用。8〜12倍に拡大したアイテムに酵素加工とストーンウオッシュ加工を施すことで、サイズを縮小させるとともに色や質感を変え、時の経過によってもたらされる着古した感覚を表現しているそう。実際のビンテージアイテムをアトリエが修復・復元したピースが今季も登場します。

 今回、パリでの現地取材を通してあらためて実感したのは、現代のクチュールはただ華やかな装飾があしらわれたドレスやフォーマルウエアだけではないということ。その解釈は広がり続けていて、共通しているのは、創造性の自由とモノづくりにおけるあらゆる要素を徹底的に追求できる“ぜいたくさ”だと思います。そこには、やはりファッションの“夢”や“真髄”があります。また縁遠いと思いがちなクチュールの世界ですが、芸術や文化としての価値は高く、実際にオーダーする顧客ではなくても見るものを引きつける魅力があると感じました。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「アタッチメント」創業デザイナーの熊谷和幸が退任

 メンズブランド「アタッチメント(ATTACHMENT)」創業者の熊谷和幸が、2022年春夏シーズンをもってデザイナーを退任する。ブランドは継続し、22-23年秋冬シーズンからは榎本光希「ヴェイン(VEIN)」デザイナーが後任として引き継ぐ。同ブランドは退任の理由について「昨今のファッション業界を取り巻く状況も踏まえ、新しい世代へ継承していくことでブランドの活性化を促し、ブランドの新しい一歩を踏み出すタイミングとして退任の決断に至った」とコメントした。熊谷は退社予定。また自身の名を冠した「カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)」を22年春夏から休止するため、運営会社のアタッチメントは今後「アタッチメント」「ヴェイン」、ウィメンズの「ファモン(FEMMENT)」の3ブランド体制となる。

 「アタッチメント」は、イッセイ ミヤケなどで経験を積んだ熊谷が1999年春夏シーズンにスタート。素材感にこだわったシンプルなデザインからにじみ出す強いクリエイションが持ち味だ。2017年には繊維専門商社のヤギがアタッチメントの全株式を取得し、子会社化していた。現在は東京の表参道ヒルズやギンザ シックス(GINZA SIX)、名古屋、新潟に直営店を構えるほか、海外でも20前後のアカウントに卸している。

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百貨店にはまだまだ可能性がある! 「今週の特集お届け隊」2021年7月19日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年7月19日号からの抜粋です)

本橋:今回で僕は3回目の百貨店特集でした。このコロナ下の苦しい状況とあって、百貨店の社長たちもあまり多くを語りたがらないだろう。でも現場の社員となら、腹を割って、もうちょっと先の未来のことも話してもらえるのでは?と考えたのが、この特集の出発点でした。

林:社長の話だけだとどうしても大所高所の話になってしまうからね。実際、この変わり目の時期に現場のスタッフがどう奮闘しているかが見えてきて、面白かった。今回登場した人たちはおそらく百貨店の10年後、20年後を担っている人たちで、改めてユニークな人材を抱えていると感じたね。

本橋:はい。若手と社長をつなぐ企画になりましたし、僕が1対1でインタビューするよりも、社長の本音やパーソナリティーが引き出せたという手応えがありました。

林:何が一番印象的だった?

本橋:高島屋の橋祐介M D本部バイヤーが「循環型売り場を常設化したい」と明かしたときに、「それはやらなければならないことだ」と村田善郎社長が応じていて。橋さんの心の底にあった思いが、取材を通じて実現に近づけられたことがうれしかったです。

林:僕は百貨店の最大の強みは、お客さんとのつながりだと感じた。百貨店のお客さんのロイヤルティーの高さといったら他の小売業やE Cモールがうらやむほどだと思う。その財産にどうデジタルを活用するかがカギ。三越伊勢丹H Dは外商とバイヤーの融合の話だったが、顧客に販売員だけでなく、バイヤーまでつなげていこうという流れはすごく象徴的だと思った。EC企業ではできないことだし、外商以外の人もそういう動きをするようになると可能性が広がると感じた。

本橋:僕もデジタル化の先に何があるのか、巨大ECモールとどう戦うのかと思っていたのですが、決め手はやはり“人”なんだなと。

林:緊急事態宣言で休業を余儀なくされ、明らかに割を食っている中で、今まで以上に危機感が強いし、「百貨店とは何だろう」と向き合っている。そんな中で本質が見えてきているようだね。

本橋:そう思います。今後も盛り上げていきたいです!

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「ハンバーグ・ステーキチェーンとは呼ばないで欲しい」創業38年、宮崎発「平家の郷」

 ハンバーグ・ステーキチェーンが乱立する昨今、これらのチェーンとは一線を画す存在でありながら、決して目立つようなステーキやハンバーグではないけれども、そこにプライドを持って一つ一つ手を抜かずに作り続けているのが「平家の郷」である。和食レストランを連想させるような店名ではあるが、霜降りハンバーグと宮崎牛ステーキの専門店である。
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「名ばかり1部上場」を減らす「東証プライム市場」改革。「内定」のお墨付きをもらった企業の「はしゃいだ」リリース相次ぐ

 外食上場企業から「新市場区分『プライム市場』適合に関するお知らせ」というリリースが次々出ている。「プライム市場」とは何だ? そして、リリースを出している企業を見ると一つの傾向があった。
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リシュモン傘下の“3大時計ブランド”「ヴァシュロン・コンスタンタン」が銀座に新旗艦店

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のスイスの時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」は12月、東京・銀座の晴海通り沿いに、2フロアからなる新たな旗艦店をオープンする。同ブランドは東京と大阪に5つの直営ブティックを持ち、銀座の中央通りにも店舗があるが、新旗艦店オープン後も当面営業を継続するという。

 ヴァンサン グジェ(Vincent Gouget)ヴァシュロン・コンスタンタン ジャパン ブランドマネージングディレクターは、「新たな旗艦店を『ヴァシュロン・コンスタンタン』のファンや時計愛好家の集う場所にしたい」と話す。

 「ヴァシュロン・コンスタンタン」は1755年に創業。265年以上途切れることのない歴史を持つ世界最古のマニュファクチュール(時計の心臓部であるムーブメントから自社一貫製造する時計メーカー)で、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」と並んで“3大時計ブランド”と称される。

■「ヴァシュロン・コンスタンタン」銀座本店
オープン日:12月
住所:東京都中央区銀座4-3-9

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コーセーが自宅で眠ったメイクアイテムを活用したメイクイベントを定期開催

 コーセーは、SDGsの17の目標にちなみ毎月17日に「サステナビリティ ビューティ デー」を直営店のメゾンコーセー銀座で開催する。第1回は7月17日に自宅で使わなくなった手持ちのメイクアイテムを活用したメイクイベントを実施した。

 同社は消費者から「使いきれず、自宅に眠っているアイカラーがあるが捨てるのはもったいない」「多色パレットに残ってしまう色があるが、どのように使ったらいいか分からない」といった声が多数寄せられることに注視。手持ちの化粧品を少しでも有効に活用し、最後まで楽しく使い切れるよう、色使いやテクニックの工夫などをアドバイスするメイクイベントを継続的に開催することを決めた。

 第1回は、同社のメイクブランドに限定せず手持ちのアイテムを持参してもらい、同社のメイクアップアーティスト2人が顧客のニーズを聞き出しながら、持参したアイテムを活用したメイクアドバイスをマンツーマンで行った。また、店舗で実施するサステナビリティ推進活動を伝えたり、メイク後の時間を活用して環境について学ぶことができるアクティビティの参加を促したりした。

 今後も顧客とのさまざまな接点を活用し、美容を通じて身近な視点で環境配慮を共に考える機会を設ける。

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ホテル「エディション」による心と体、環境に優しい“ヴィーガン テーブル”

 「東京エディション虎ノ門(TOKYO EDITION TORANOMON以下、エディション)」は、31階のレストラン「ブルールーム( THE BLUE ROOM以下、ブルールーム)」で植物由来の素材にこだわったコースメニュー、“ヴィーガン テーブル”の提供を始めた。ヴィーガンとは、肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品を全く食べない「完全菜食主義者」という意味。ベジタリアンの中でも最も厳しい基準を満たす食事を摂る人々でで、欧米でその人口が増えている。「エディション」では、体と心、環境と社会全てが豊かになるウェルビーイングをDNAの一つにしている。オープン当初から、ベジタリアンやヴィーガンメニューに注力してきた「ブルールーム」ならではのこだわりのコースが“ヴィーガン テーブル”だ。オリジナルのカクテルで定評のある「エディション」らしくカクテルやナチュールワインやゼロプルーフ(アルコール抜き)のペアリングメニューも用意している。
 
 1品目は、“グリーンピースフムス、ポテトブレッド&粒マスタード”だ。これにペアリングするのは、日本航空のファーストクラスなどで提供されている高級茶「ロイヤルブルーティー(ROYAL BLUE TEA)」の“フォーリンラブ デラックス”。ワインボトル入りの台湾産の低発酵させた青茶は、爽やか香りで、上品な味わいの烏龍茶のよう。フムスは、通常ひよこ豆で作られるが、グリーンピースを使用することで色鮮やかで夏らしく軽やかな味わいに仕上がっている。オーツミルクを使用したポテトブレッドは、モチモチでフムスにぴったり。素朴になりがちなフムスにエディブルフラワーが彩を添えている。

 2品目は、“コンプレスド スイカ、トマト、パッションフルーツ、バジルオイル”。コンプレスドとは、圧縮するという意味。薄いシート状のスイカのジュレの上には、タネに見立てたゴマが散りばめられている。その下に刻んだトマトやパッションフルーツがあり、それらの酸味とスイカの甘味が調和した絶妙な味わいだ。ペアリングするのは、ノンアルコールの“ペア&トマトフィズ”。バジルやカイエンペッパーがほのかに甘いドリンクのアクセントになって、フルーツの甘味と酸味が融合した一皿の味を引き立てる。ハーブやスパイスを使うことで、薬膳的な要素も加えているそうだ。

発酵で素材の旨味を引き出す

 3品目の“発酵にんじん、レーズンのピクルス、ターメリック、ジンジャー”は、夏らしく、ひまわりを描く演出がされている。にんじんをゆっくり発酵させることで旨味を引き出した一品だ。ドリンクは、「ロイヤルブルーティー」の“ジュエル オブ フラワース 花”という中国・福建省産のよりすぐりの茶葉を使用したジャスミンティー。芳醇な香りとさっぱりとした味わいが特徴だ。

 “かぼちゃのロースト、活性炭、ウォータースピナッチ、巨峰”の4品目は、オレンジと緑の鮮やかな色合いと活性炭を使用した黒いラビオリのコントラストが印象的。かぼちゃというと秋のイメージが強いが、ここで使われているのは夏に収穫したものだ。夏のかぼちゃは水分を多く含んでいるため、ほくほくというよりは、滑らかな食感でリッチな味わい。オーストリア産「ジー(G)」の“ツヴァイゲルド”のノンアルコールワインは、ぶどうジュースのような味わいでかぼちゃとの相性がバッチリだ。

 デザートは、“シトラス トニック ソルベ、ジュニパーベリー、メレンゲ”、ガトーショコラ“。さっぱりとした味わいのソルベとは対照的に、植物性チョコレートで作られたガトーショコラは濃厚な味。デザートにもノンアルコールのジントニックをペアリング。

 植物性の材料を用い、野菜の味を引き出すのに発酵させたり、低温調理したり、スパイスやハーブを咥えたり、食材の調達から調理方法までこだわり抜いた“ヴィーガン テーブル”。季節感あふれる演出や意外な食材の組み合わせなど、さまざまな発見があり、体にも環境にも優しく、満足感たっぷりだ。料金は、税、サービス料込みで1万2500円。アルコールのペアリング(6種類)は追加で1万2500円、ゼロプルーフのペアリング(5種類)は6300円だ。食材の調達や調理に時間を要するため、一組 6~10人、予約は7日前まで。「エディション」では、季節ごとにメニューを変えてこのコースを提供する。

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「H&M」と「トーガ」のコラボ、全55種アイテムの詳細を公開 9月2日発売

 「H&M」は、9月2日に発売する「トーガ(TOGA)」とのコラボレーションコレクション「トーガ・アーカイブス×エイチ・アンド・エム(TOGA ARCHIVES×H&M)のキャンペーンビジュアルとアイテムを公開した。商品はウィメンズ、メンズ、雑貨で色違いを含み全55種。価格帯は1299〜2万9999円(税込)。国内外の限定店舗と公式ECで販売予定だ。

 キャンペーンビジュアルは、打ち放しのコンクリートが力強い英ロンドンのブルータリズム建築の団地を背景に撮影。スタイリングはジェーン・ハウ(Jane How)、撮影はジョニー・デュフォート(Johnny Dufort)が担当した。

 スカーフをドッキングしたトレンチコートや、カットアウトを施した大胆な柄のプリントドレスなどと共に、アシンメトリーな袖のTシャツやニットトップス、脇をカットアウトしたスエットなど、着こなしに取り入れやすそうなアイテムもそろう。「トーガ」のシグネチャーラインでも人気のシューズ類では、日本限定商品として、PVCのパンプスやカットアウトディテールのオックスフォードシューズを販売する。

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ティファニーvsコストコの“ティファニー”リング訴訟 8年越しの和解へ

 コストコ(COSTCO WHOLESALE CORPORATION)が販売する“ティファニー(Tiffany)”という名称の指輪を巡る、ティファニー(TIFFANY & CO.)社とコストコが8年にわたって争っていた裁判が和解で終結した。ロイターをはじめとする各種メディアが報じた。

 ロイター社によると、コストコの代理人弁護士が「紛争を友好的に解決した」とコメントしており、ティファニー社も同様のコメントを出しているという。和解条項は非開示。

 問題となったコストコの指輪は、形状が“ティファニー・セッティング”という仕様で、店頭では「ティファニー」と記載した看板を付けて、ブランド物の高級時計の隣に配置して販売していた。これを受けてティファニー社は同社が商標登録している「ティファニー」という名称を不当に使用し、消費者の混同を招くとして商標権侵害などで2013年に提訴。コストコは、ティファニーの商標権を侵害する意図はなかったと主張したが、一審のニューヨーク州連邦裁判所は17年8月、ティファニー社の主張を認め、コストコに1940万ドル(約21億1400万円)を支払うよう命じ、「ティファニー」という名称を単体で使用したり、指輪やセッティングのスタイルを指して用いたりすることを禁じた。

 一転して二審では、ティファニー社が求めた略式判決を認めた一審の判断には誤りがあり、コストコ側に陪審員への十分な説明の機会が与えられなかったというコストコの主張を認め、20年8月に一審判決を破棄し、審理の差し戻しを命じた。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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松屋銀座が“ノンビアガーデン” 夏の風物詩、酒類停止で見直し

 松屋銀座本店は、夏の風物詩である屋上ビアガーデンを21日から“ノンビアガーデン”に切り替える。7月12日からの4回目の緊急事態宣言下での酒類の提供停止を受け、ビールなどアルコールの提供をやめる。その上で、幅広い層が楽しめるように夕方からだった営業開始を正午に前倒しにする。テーブル席の鉄板を使って自分で肉や野菜を調理できるBBQバーガーや素材を厳選したかき氷などの新メニューも加える。

 同店は2013年から「美しくなるビアガーデン」の名称で、栄養バランスを考え抜いたーベキューセットや料理によるビアガーデンを開催してきた。今年は感染防止対策を講じた上で、6月28日に2年ぶりに再開。だが緊急事態宣言の再発令で7月12日以降は休業を余儀なくされていた。

 酒類の提供停止を受けて、ターゲットを夏休みの家族連れなどにも拡大して、屋上で開放的な食事の環境を提供する。120分ノンアルコールドリンク飲み放題付きの「スタンダードBBQコース」は1人4000円。ドリンク付きのBBQステーキバーガーセットは2000円、「抹茶白玉あんこ」「いちご」「マンゴー」のかき氷は980円で提供する。

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ジュンが初のオリジナル化粧品 ECで販売

 ジュンは、オリジナルの化粧品ブランド「ポロロッカ(POROROCA)」の販売を19日に同社ECサイトで開始した。同社は19年から口紅を主力とする仏化粧品「ラ ブージュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」の販売を行なっているが、オリジナルブランドは初めて。今月下旬からジュンが運営するセレクトショップ「ビオトープ(BIOTOP)」の白金台店、大阪店、福岡店でも販売する。

 商品はADPローション(税込6600円)、マルチプロテクター(3850円)、シリカスプレー(2200円)、カラーマスク(2枚で1760円)など。当面は商品を絞り込んで展開する。ジュンの婦人服ブランドの店頭での販売も検討する。

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伊勢半が10年ぶりに新ブランド 創業初のD2Cメイクブランド「MN」誕生

 伊勢半は7月20日、創業初のD2Cメイクブランド「MN」を立ち上げた。第1弾では、アイシャドウ(36色)とリップ&チーク(12色)、ハイライト(2色)の全50色をそろえ、6色までカスタマイズ可能なメイクパレットを公式オンラインストアで販売する。セット価格は税込4180円で、それぞれ単品購入も可能(各税込660円)。

 1825年創業の紅屋をルーツに持つ伊勢半は、化粧品メーカーとして常に美を追求しながら、主力のメイクブランド「キス(KISS)」や「ヒロインメイク(HEROINEMAKE)」、「ヘビーローテーション(HEAVY ROTATION)」などを生み出してきた。「MN」は、同社から2011年に誕生した「キスミー マミー(KISSME MOMMY)」以来、約10年ぶりの新ブランドとなる。

 広報担当者は、「コミュニケーション方法や価値観に大きな変化をもたらしたこの世相と、デジタルネイティブ世代におけるセルフメイクのあり方を再考した時、お客さまに寄り添いながら『自分らしさ』を支えることができるD2Cの可能性を強く信じ、『MN』を立ち上げた」とコメント。今後、顧客からのフィードバックをもとに、新製品やブランド開発をアップデートしていく。

 ブランド名の「MN」は、“何者でもないわたし自身の美しさ”を意味する「ME. NOBODY ELSE.」の頭文字を組み合わせたもの。伊勢半のビジョンである「革新と独創のセルフメイクで、世界を塗り替える」を体現する象徴的なコスメブランドとして打ち出す。「これまでのセルフメイク市場での知見を活かし、マルチユースな製品設計とトレンドをおさえたカラーレンジで、オリジナルの美しさを提案する」(広報担当者)。開発には、アートディレクションを手掛けてきたNeuf inc.の坂本政則氏やデザイン事務所TANGRAMの田島太雄氏などが参加。共創クリエイター組織FLAGとも連携し、外部クリエイターとともにブランドを育成する。

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環境省がサステナブルファッションに向けたアライアンス設立 目標は“ファッションロスゼロ”と“2050年カーボンニュートラル”

 環境省は7月20日、オンライン会見を開き、ファッション企業連携のプラットフォームとしてのアライアンスを8月初旬に設立すると発表した。9月初旬に企業へ参加を呼び掛け、11月に第一回総会を行う。
 
 これは20年9月に立ち上げた「ファッションと環境」タスクフォースに参加した企業の呼び掛けによって設立されるもので、“適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ”と“2050年カーボンユートラル”を目標にする。会員企業が定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有と協働、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題を改善するために必要な政策提言を行う予定だ。
 
 現在、参加を表明している企業は、アダストリア、伊藤忠商事、倉敷紡績、ゴールドウイン、帝人フロンティア、東レ、豊島、日本環境設計、ユナイテッドアローズで、アシックスは賛助会員として参加する。事務局は、ユニステップスと伊藤忠ファッションシステムが担う。
 
 同アライアンスへの参加にはコミットメントが必要で条件は以下の通り。

1.パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。(逆行する事業については脱却に努める)
2.2050年までのネットゼロ宣言やRE100、EP100、EV100などへの参加に努める。
3.サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。
4.適量生産・適量購入・循環利用を推進する。
5.アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。

 会見では同アライアンスの参加企業はそれぞれコメントを発表した。アシックスのCSRサステナビリティ部井上聖子氏は、「当社はスポーツができる地球環境を守るためにカーボンニュートラルに向けた循環型のモノ作りを進めている。アライアンスでは、アパレルのリサイクルに加えてシューズのリサイクルの確立や、リサイクル以外の循環型ビジネスの確立、当社が加盟する国際的枠組みとの連携について参加企業のみなさまと考え行動していきたい」と話した。

 東レの寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹は「いいたいことが2点ある。1点目は、今後、リサイクルやバイオをうたった衣料品がますます増えていくが、消費者に見える化する意味でも、それらの成分含有率を表示する制度を構築していきたい。2点目はファッションロスゼロのためにも重要となる繊維to繊維のリサイクルに関して、ファッション業界全体で取り組む体制を構築したい。高コストになるケミカルリサイクルに関して、税制や助成面での政府のご支援をお願いしたい」と訴えた。
 
 これを受けて小泉進次郎環境大臣は「明日から、G20の会合のためにイタリアのナポリとロンドンに行く。イタリアといえばミラノコレクション、ファッションの国だ。環境大臣会合の前の6月7日、循環型ファッションに関するオンラインワークショップも開催された。このワークショップでは情報とグッドプラクティスの共有、そして官民連携や国際連携、必要な技術へのデータへのアクセス、相互学習、能力開発などの重要性について共有されたと聞いている。G20に行く直前に立ち上がったこのアライアンスについてはG20の場でも報告していきたい。(東レの)寺井さんからは見える化と税制優遇の話の具体的な政策提言があった。ファッション分野の政策につながる提言をしてもらうことがこのアライアンスの大事な役割だと思う。そういった意見を形にできるようにしたい」と語った。

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環境省がサステナブルファッションに向けたアライアンス設立 目標は“ファッションロスゼロ”と“2050年カーボンニュートラル”

 環境省は7月20日、オンライン会見を開き、ファッション企業連携のプラットフォームとしてのアライアンスを8月初旬に設立すると発表した。9月初旬に企業へ参加を呼び掛け、11月に第一回総会を行う。
 
 これは20年9月に立ち上げた「ファッションと環境」タスクフォースに参加した企業の呼び掛けによって設立されるもので、“適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ”と“2050年カーボンユートラル”を目標にする。会員企業が定期的に会議を開催し、サステナブルファッションに関する知見の共有と協働、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題を改善するために必要な政策提言を行う予定だ。
 
 現在、参加を表明している企業は、アダストリア、伊藤忠商事、倉敷紡績、ゴールドウイン、帝人フロンティア、東レ、豊島、日本環境設計、ユナイテッドアローズで、アシックスは賛助会員として参加する。事務局は、ユニステップスと伊藤忠ファッションシステムが担う。
 
 同アライアンスへの参加にはコミットメントが必要で条件は以下の通り。

1.パリ協定に賛同し、脱炭素型へのビジネスの移行を促進する。(逆行する事業については脱却に努める)
2.2050年までのネットゼロ宣言やRE100、EP100、EV100などへの参加に努める。
3.サプライヤー・顧客に働きかけ、バリューチェーン全体の透明化に努める。
4.適量生産・適量購入・循環利用を推進する。
5.アライアンスの一員として、政策関与やサステナブルファッションの協働に賛同・協力する。

 会見では同アライアンスの参加企業はそれぞれコメントを発表した。アシックスのCSRサステナビリティ部井上聖子氏は、「当社はスポーツができる地球環境を守るためにカーボンニュートラルに向けた循環型のモノ作りを進めている。アライアンスでは、アパレルのリサイクルに加えてシューズのリサイクルの確立や、リサイクル以外の循環型ビジネスの確立、当社が加盟する国際的枠組みとの連携について参加企業のみなさまと考え行動していきたい」と話した。

 東レの寺井秀徳・繊維GR・LI事業推進室長兼地球環境事業戦略推進室主幹は「いいたいことが2点ある。1点目は、今後、リサイクルやバイオをうたった衣料品がますます増えていくが、消費者に見える化する意味でも、それらの成分含有率を表示する制度を構築していきたい。2点目はファッションロスゼロのためにも重要となる繊維to繊維のリサイクルに関して、ファッション業界全体で取り組む体制を構築したい。高コストになるケミカルリサイクルに関して、税制や助成面での政府のご支援をお願いしたい」と訴えた。
 
 これを受けて小泉進次郎環境大臣は「明日から、G20の会合のためにイタリアのナポリとロンドンに行く。イタリアといえばミラノコレクション、ファッションの国だ。環境大臣会合の前の6月7日、循環型ファッションに関するオンラインワークショップも開催された。このワークショップでは情報とグッドプラクティスの共有、そして官民連携や国際連携、必要な技術へのデータへのアクセス、相互学習、能力開発などの重要性について共有されたと聞いている。G20に行く直前に立ち上がったこのアライアンスについてはG20の場でも報告していきたい。(東レの)寺井さんからは見える化と税制優遇の話の具体的な政策提言があった。ファッション分野の政策につながる提言をしてもらうことがこのアライアンスの大事な役割だと思う。そういった意見を形にできるようにしたい」と語った。

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エルメネジルド ゼニア グループがSPAC方式で上場へ

 エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)は、ニューヨーク証券取引所に上場するためにインベストインダストリアル・アクイジション(INVESTINDUSTRIAL ACQUISITION CORP.)と最終事業契約を締結した。インベストインダストリアル・アクイジションは、特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Corporation、SPAC)と呼ばれる、特定の事業を持たず、未公開会社の買収を目的に設立する上場会社のことで、日本では認められていないが米国では注目されている上場手法。今回のケースでは、上場済みのインベストインダストリアル・アクイジションがゼニアを買収することで、事実上、ゼニアが上場したことと同義になる。

 インベストインダストリアル・アクイジションによるゼニアの買収完了は第4四半期中を予定しており、ゼニア一族は約62%の株式を保有し決定権を維持する。合併後の初期企業価値は32億ドル(約3480億円)、時価総額は25億ドル(約2725億円)と予想される。

 ゼニアのジルド・ゼニア(Gildo Zegna)最高経営責任者は、「111年以上前、創業者でもある私の祖父は、自然と人間の双方を大切にすることが最高のテキスタイルの創造とブランドの成功のための基盤だという信念の下、『ゼニア』を立ち上げた。それ以来、私たちは誇りを持って彼の足跡をたどり、イタリアの真のラグジュアリーメゾンの1つになった。上場後もゼニア一族は引き続き会社に留まり、世界のラグジュアリー市場におけるゼニアの地位を維持するため、創造性やイノベーション、才能やテクノロジーに投資を続けていく」とコメントしている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ウィメンズファッションECのベースインターナショナルがPRを募集 こだわりの自社アイテムをSNSで紹介

 ウィメンズアイテムをそろえるアパレルECサイトを運営するベースインターナショナル(BASE INTERNATIONAL)は、PR担当を募集する。自社SNSアカウントの運営を担当し、インスタグラムを活用して商品を大勢に伝える投稿の作成や、ライブ配信を企画する。インフルエンサーとのコラボやコミュニケーションなどを実施して、ブランドの認知拡大を受け持つ。

 具体的には販売スケジュールや再入荷状況、投稿のトレンドなどを日々チェックして、工夫しながら商品の魅力を最大限に伝える業務を担う。ベースインターナショナルに在籍する26人の公式ライブ配信者とコミュニケーションを取って、紹介する商品やスケジュールを調整したり、配信後の結果などを監督したりする。雑誌やメディアへのアイテムのリースも、スタイリストやインフルエンサーと連携しながら対応する。

 「ベースメントオンライン(BASEMENTonline)」は20代後半〜30代の女性をターゲットに、大人カジュアルなファッションを提案するECサイト。トレンドを押さえたベーシックなアイテムなど、こだわりの自社アイテムを多数取りそろえる。

募集職種
PR

雇用形態
正社員
※2カ月の試用期間あり。その期間中は契約社員での募集となります

応募条件
職種・業界未経験、第二新卒歓迎
学歴不問
インスタグラムを日常的に利用している方(閲覧だけではなく、自身で投稿もする方を想定)

以下、歓迎
・人前に立つのが好きな方
・ファッション・おしゃれが好きな方
・ランチや今日のコーデをSNSに投稿する方
・ビューティ&ファッションのアカウントは常にチェックしている方
・投稿をアップする際に、写真のイメージに合わせたフィルターをかけるなど画像加工をする方

勤務地
本社(東京都渋谷区渋谷1-20-28 宮川ビル2階)

交通
渋谷駅から徒歩8分
表参道駅から徒歩11分
原宿駅から徒歩13分
明治神宮前駅から徒歩9分

給与・待遇
月給25万円
※スキル等を考慮の上決定
※上記には月25時間分の固定残業手当(月3万円)を含む。超過分は別途支給

年収例
年収600万円(経験3年・33歳)

勤務時間
10:00~19:00(実働8時間)

休日休暇
年間休日120日
完全週休2日制(土・日)
祝日
GW
夏季休暇(3~5日)
年末年始休暇(5~7日)
有給休暇

福利厚生
昇給随時
賞与あり(実績による)
交通費全額支給
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
時間外手当(月20時間を超えた分支給)
私服勤務OK
オフィス内禁煙

募集期間
8月11日まで

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「横尾忠則:ザ アーティスツ」展 カルティエ財団の歴史を刻んだクリエイターの肖像画が東京・六本木に集結

 カルティエ現代美術財団(以下、カルティエ財団)の主催による「横尾忠則:ザ アーティスツ(YOKOO TADANORI : The Artists)」が7月21日、東京・六本木の21_21デザインサイト(21_21 DESIGN SIGHT)のギャラリー3でスタートする。カルティエ財団は1984年にフランス・パリで設立以来、あらゆる分野の現代美術を企画展やライブパフォーマンス、講演会などのプログラムを通して広めている。30年以上にわたり、横尾をはじめ、荒木経惟や三宅一生、村上隆などの日本人クリエイター1
4人の展覧会を開催してきた。

 会場には、カルティエ財団の依頼により横尾が描いた肖像画139点が展示されている。横尾の自画像からスタートする展示は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaulthier)や滝沢直人などファッション業界でおなじみの顔を始め、映画監督のディヴィッド・リンチ(David Lynch)や北野武、ミュージシャンのルー・リード(Lou Reed)やパティ・スミス(Patti Smith)、パリのカルティエ財団で桜をテーマにした展覧会を開催中のダミアン・ハースト(Damien Hirst)、7月14日に他界したクリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltanski)などコンテンポラリーアーティストまでさまざま。横尾は、各クリエイターの特徴をとらえて異なるタッチ、構図で表現し、中には、クスッと笑えるようなユーモラスな作品もある。カルティエ財団の歴史を刻んだ人々へのオマージュといえる同展は必見だ。

■「横尾忠則:The Artists」展
会期:7月21日〜10月17日
会場:21_21DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:〒107-0052東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン・ミッドタウンガーデン
休館日:火曜日
入場料:無料

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エイジングケア*ブランド「エフェクティム」が関西初出店 “パーソナライズ美容機器”をそろえる

 資生堂とヤーマンの合弁会社によるエイジングケア*ブランド「エフェクティム(EFFECTIM)」は7月19日、関西初となるショップをマツモトキヨシ心斎橋南店に出店する。独自の3D肌解析サービスをはじめ、パーソナライズされた美容機器とスキンケアを販売する。

 「エフェクティム」は幹細胞研究から着想を得て、3D肌解析の先端テクノロジーを採用し、高度な皮膚科学研究に基づいた美容機器とスキンケアアイテムを販売。3D肌解析による解析結果をもとにパーソナライズした波形を美容機器に設定し、スキンケアとともに肌をサポートする。購入後も専門的な知識を持つコーチのカウンセリングや肌解析を継続的に行い、肌の変化に対応しながら個に寄り添ったサービスを提供する。

 なお、独自技術“STEM(Super Treatment Essential Method) Multi Force”を搭載し、肌に効率的かつ集中的なケアを行う美容機器“3D ビューティリフティング アクティベーター”は、「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」の美容機器・ツール部門で1位を受賞。「1回6分で最適な効果を実感できる」と人気を集めた。

 同ブランドは21年1月に中国・上海で初披露し、国内では3月末に導入。現在、東京・銀座の「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」と「マツモトキヨシ銀座みゆきAve.店」の2店舗で取り扱う。今回、第3号店となるマツモトキヨシ心斎橋南店のオープンを記念し、7月20日から購入者の特典として「エフェクティム」専用のオリジナルポーチを各店先着100人にプレゼントする(なくなり次第終了)。

*年齢に応じた、美容機器による対策と化粧品によるうるおいケア

問い合わせ先
エフェクティム お客様相談室
0120-81-2101

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「メゾン マルジェラ」の新作香水は紅葉や森林の歩道をイメージした秋の香り

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は9月3日、人気フレグランスコレクション“レプリカ”から新作の“オータム バイブス”(10mL、税込3850円/30mL、税込8800円/100mL、税込1万7600円)を発売する。アットコスメショッピング、阪急百貨店公式コスメ通販サイト「HANKYU BEAUTY ONLINE」のほか、一部のメゾン マルジェラ直営店及び表参道ヒルズで開催中のポップアップストアなどで取り扱う。

 新しい香り“オータム バイブス”はカナダの都市、モントリオールにインスパイアされており、紅色や黄金色に輝く錦秋の森の歩道をイメージ。落ち葉に足を踏み入れ、カサッと乾いた音やパキッと小枝の割れる音が澄んだ空気に響くような穏やかな秋のひと時に着想を得ている。

 トップノートはピンクペッパー、コリアンダー、カルダモンとスパイシーな香りではじまり、続いてオリバナム、ナツメグ、キャロットシード、ラストに爽快感を含むなめらかなシダーウッド、モス、バルサムモミ、ラブダナムと大地のぬくもりや心地よい森の空気を感じさせるウッディーな香りに仕上げた。

 “レプリカ”フレグランスは“時代を超えた普遍性”をテーマにし、2012年の「レプリカ」カプセルコレクションから着想を得て誕生。人々の潜在意識に語りかけ、さまざまな記憶やシーンを再現する香りの旅をコンセプトとしている。

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「えっ、マジで?ウソでしょ」銀座・数奇屋通り、1階路面15坪の居抜き物件。家賃500円

 銀座・数寄屋通り、1階路面、15坪、保証金・礼金・仲介手数料が不要で、家賃は月額500円。こんなウソみたいな話が舞い込んできた。和食居酒屋の居抜き物件で内装はもちろん、厨房機器一式、皿などの備品なども用意されている。仕掛けたのは飲食店の総合支援事業を行う店舗流通ネット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸所岳大)である。
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「えっ、マジで?ウソでしょ」銀座・数奇屋通り、1階路面15坪の居抜き物件。家賃500円

 銀座・数寄屋通り、1階路面、15坪、保証金・礼金・仲介手数料が不要で、家賃は月額500円。こんなウソみたいな話が舞い込んできた。和食居酒屋の居抜き物件で内装はもちろん、厨房機器一式、皿などの備品なども用意されている。仕掛けたのは飲食店の総合支援事業を行う店舗流通ネット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸所岳大)である。
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「ダブレット」が“人工マッシュルームレザー”アイテムを来年発売 インドネシアの新興企業と協業

 「ダブレット(DOUBLET)」は2022年1月、キノコの菌糸体から作った“人工マッシュルームレザー”を用いたアイテムを発売する。価格はライダースジャケットが68万円、レースアップシューズが8万2000円、ミニポーチが3万2000円、ブローチが2万8000円。

 “人工マッシュルームレザー”は今最も注目を集める環境配慮型素材で、「エルメス(HERMES)」は米スタートアップ企業のマイコワークス(MYCOWORKS)と協業して開発した“シルヴァニア(Sylvania)”を用いたバッグを今年中に、「アディダス(ADIDAS)」は米スタートアップ企業のボルトスレッズ(BOLTTHREADS)が運用する“マイロ(MYLO)”を用いた“スタンスミス(STAN SMITH)”を来春発売予定だ。
 
 「ダブレット」が協業相手に選んだのはインドネシアのスタートアップ企業マイコテック ラボ(MYCOTECH LAB)」で、同社はキノコの菌糸を活用した人工レザー“マイリー(Mylea)”を開発。協業のきっかけは井野将之デザイナーが「ネットで見つけてダイレクトにコンタクトしたこと」で、「彼らも僕のことを知っていてくれて一緒に取り組もうとなった」。“人工マッシュルームレザー”だった理由を井野デザイナーは「前回用いたサボテン由来のレザーは合皮っぽかった。(もう少しレザーに近いものがないかと)いろいろ調べていくと“マイリー”にたどり着いた」と振り返る。実際に用いた感想は「強度にまだ問題があるなど、難しい部分もあった」といい、井野デザイナーは新素材を扱うときに「1年研究するよりも1回本気で作ってみると分かる」という。今後使い続けるかもその出来栄えで決めるというが、“人工マッシュルームレザー”は「今後も用いていきたい」と話した。

 今コレクションで井野デザイナーは、さまざまな環境配慮型素材を採用しており、その多くも同様に自身でリサーチしてアプローチしたという。

 マイコテック ラボはインドネシアで2015年に設立。天然の接着剤として菌糸体を用いた育てることを目的に、地元のキノコ農家と協力して、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード“BIOBO”やキノコの菌糸体を完全の成長させた革のような素材“マイリー”を生産している。米クランチベース(CRUNCHBASE)によると、累計の資金調達額は83万3000ドル(約9080万円)。マイコテック ラボのロナリディアス・ハータンチョ(Ronaldiaz Hartantyo)共同創業者兼チーフ イノベーション オフィサーは8月に行われる京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab主催の「スクール オブ ファッション フューチャーズ」のオンラインレクチャーに登壇し、開発中の“人工マッシュルームレザー”や“キノコブロック”について紹介する予定だ。

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「貫社長、強気ですね」。コロナでも「ガンガン出店」する串カツ田中。冷食もECもやって、今期黒字予想

 串カツ田中HDが「攻め」の経営を続けている。コロナ禍、居酒屋系企業は退店が相次いでいるが、串カツ田中は半期で10店以上も伸ばした。冷凍食品事業への進出や自社ECサイトの構築など、店舗経営以外の収益源確保にも抜かりない。
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「アミ アレクサンドル マテュッシ」2022年春夏コレクション

 「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」が2022年春夏コレクションを発表した。

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「バレンシアガ」と「ゴルチエ」×「サカイ」に大興奮! ドキドキワクワクのクチュール初体験記 Vol.3

 ボンジュール!WWDJAPANヨーロッパ通信員の藪野です。3日目は、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクチュール復活と「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーが手掛ける「ゴルチエ パリ(GAULTIER PARIS)」発表という今季の2大トピックが重なるビッグデー!どちらもリアルショーへの強いこだわりから1年延期していたので、待ちに待ったお披露目です。一体どんなコレクションが披露されるのか、ワクワクする1日の始まりです。

7日10:00 アレクシ マビーユ

 本日朝一番は、街の中心にある素敵なパッサージュ、ギャルリ・ヴィヴィエンヌに構える「アレクシ マビーユ(ALEXIS MABILLE)」のサロンへ。今季のテーマは“フラワーウーマン”だったのですが、「さすがにこれは直球すぎないだろうか……?」と感じるバラのつぼみをモチーフにしたヘッドピースと茎に見立てたスパンコールのボディースーツのルックに目が点。燕尾服の要素を取り入れたイブニングドレスやチュールに小花の刺しゅうを散りばめたドレスは素敵でしたが、どうしてもラグジュアリーな“モジモジくん”が頭をよぎってしまうのでした。

7日11:00 ディオール

 初日に発表された「ディオール(DIOR)」の展示会へ。クチュールでは普段プレス向けの展示会はないそうなのですが、今回は特別に見せていただけることになりました。うねるように手で形成したプリーツやボディにピッタリと沿う編み、極薄の生地をつなぐクラフト感のあるノット、花柄のパッチワークに重ねたステッチ、メッシュ状のニットに1本1本縫い付けたフェザーなど、間近で見るとクラフツマンシップへのこだわりがヒシヒシと伝わってきます。ショーのラストに登場したフェザーをあしらった淡いグリーンのドレスは、600時間以上をかけて制作されたものだそう。 クチュールなので、もちろん生地や装飾の色合いを好みに合わせてオーダーできます。

7日11:30 バレンシアガ

 続いては、お待ちかねの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」です。53年ぶりに復活するクチュールを披露する舞台は、ジョルジュサンク通り10番地に再建したクチュールサロン。内装は、創業者のクリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)がそこにいた当時を再現しているそうです。その話題性に対して、スペースが限られているために席数はかなり少なく、今季1番のプレミアチケットだったことは間違いありません。日本のメディアでショーを取材したのは、おそらくWWDJAPANのみです!コレクションの内容はこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

 最大のポイントは、やはりそのシルエット。これまでプレタポルテでもクチュール由来のシルエットをストリートの文脈を交えながら表現してきましたが、今回のクチュールで見せたのは紛れもないエレガンス。日常着のようなアイテムやデザインディテールを取り入れているものの、表現の方向性は全く異なると感じます。例えば、襟を背中にずらしたような“スイングバック”のシルエットは、デムナ・ヴァザリア(Demna Cvasalia)アーティスティック・ディレクターのデビューとなった16-17 年秋冬コレクションでも印象的だったシルエットですが、クチュールではピュアな造形美を追求。作りとしても、本来の肩の位置にフィットするパーツが内側に配されていて、常に完璧なシルエットになるように仕上げられていました。これこそが、デムナの考える現代そして次世代のためのクチュールなのでしょう。

7日12:30 エルメス

 「バレンシアガ」の会場で歴史的瞬間の余韻に浸るのもそこそこに、「エルメス(HERMES)」の新作ジュエリーの展示会が開かれているフォーブル・サントノレ通り店へ。“ケリーモルフォーゼ(KELLYMORPHOSE)”と題されたコレクションは、アイコニックな“ケリー(KELLY)”バッグの留め具や南京錠をさまざまな形でデザインに落とし込んだネックレスやブレスレット、リングをラインアップ。ダイヤモンドをふんだんに使ったハイジュエリーですが、そのデザインには01年から同ブランドのジュエリーを手掛けているピエール・アルディ(Pierre Hardy)=クリエイティブ・ディレクターの自由な発想が光ります。

7日14:30 ゴルチエ パリ バイ サカイ

 会場近くのこじんまりした素敵なレストラン「プラミル(PRAMIL)」でランチをいただいた後、いよいよ本日2つ目の目玉、「サカイ」の阿部さんがゲストデザイナーとして手掛ける「ゴルチエ パリ」のショーへ。早めに到着しましたが、会場前にはすでに人だかり。会場内は3つの輪が並ぶように席が配置されています。ざっと数えたところ200席ほどしかなく、これまたかなりのプレミアです。

 こちらのレビュー記事でも書きましたが、コレクションは本当に力強く美しく、それは「ゴルチエ」であると同時に「サカイ」でした。2人のクリエイションに共通する部分が多いからこそ、ここまでナチュラルに2つの世界観が融合したのでしょう。そして今回のコレクションは、阿部さんからゴルチエさんへの絶大なリスペクトと、ゴルチエさんからの阿部さんのクリエイティビティーへの全幅の信頼で成り立っていると感じました。

 過去のインタビューで「常に違う景色が見たいと思っている」と阿部さんは話していましたが、クチュール制作はまさに“まだ見たことのない景色”。ショー後、やり切った感のある清々しい表情でインタビューに答える姿が忘れられません。日本人としても、ファッションジャーナリストとしても、いち「サカイ」ファンとしても、この瞬間に立ち会えたことは感無量!阿部さん、本当にお疲れさまでした‼︎

7日16:00 メゾン ラビ ケイルーズ

 「ゴルチエ」のショー後に阿部さんとゴルチエさんを夢中で取材していたら、次のアポまで10分しかないという大ピンチ!ダッシュで地下鉄に駆け込んで、サンジェルマン・デ・プレにある「メゾン ラビ ケイルーズ(MAISON RABIH KAYROUZ)」のショールーム兼アトリエを訪れました。元は小さな劇場だったらしく、天井が高くてとっても気持ちいい空間です。

 今シーズンのアプローチは、これまでとも、他のブランドとも異なります。ベースとなるのは、“エッセンシャル”と呼ぶシーズンレスなプレタポルテ・コレクション。そのシルエットをデフォルメしたり柄を描くように全面に装飾を施したりと、実験的なアプローチで再解釈することによって、特別なアイテムを制作しています。目を引いたのは、海岸で集めた貝殻から象ったゴールドの装飾やパールを全面にあしらったトレンチコートや、2枚のチュールの間にリアルなドライフラワーを挟んで縫いつけたドレス。ドレスに関してはコンセプトの提案のみで実際にオーダーが入った際には刺しゅうで表現するそうですが、思い出をデザインの一部にするようなアプローチはエモーショナルです。

 帰り際に、デジタルで発表された映像に映っていたアトリエも少し見せてもらいましたが、そこには若い女性職人たちがたくさん。未来のクチュールの担い手が育っているということは、頼もしいですね。

7日17:00 ズハイル ミュラド

 今回取材する最後のリアルショーは、レバノン発のクチュールブランド「ズハイル ミュラド(ZUHAIR MURAD)」です。会場で世界を飛び回るファッションジャーナリストのマスイユウさんと久々に会えて話していたら、目の前をいかにも“富裕層”な雰囲気をまとった煌びやかな女性たちがぞろぞろ。クチュールのショーは来場する顧客を見ると、どんなブランドなのかがよく分かりますね。今シーズンのインスピレーション源は、仮面舞踏会的なカーニバルで知られるイタリアのベネチア。シャンデリアからヒントを得たというクリスタルが揺れ動く装飾や、ワントーンでまとめつつも刺繍をたっぷりと施したカラードレスは、豪華絢爛の一言に尽きます。

 ただ、緩やかに傾斜するランウエイをピンヒールの華奢なサンダルで歩くモデルの中にはぎこちなく辛そうな子もちらほら……。こういうウォーキングだと、見る側もそれが気になり服に集中できないので、非常にもったいない。リアルショーを開き、ライブ配信するからには、そういうところも考える必要があると感じるショーでした。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「グッチ」が京都を「ハッキング」! 清水寺、仁和寺、旧川崎邸に“新たな息吹”

 「グッチ(GUCCI)」は7月18日、ブランド創業100周年を記念して、拠点を構えるイタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都市の清水寺で、8月以降順次発売する最新コレクション“アリア(ARIA)”をお披露目するイベントを開催した。当日も午後6時半までは通常通り観光客らの参拝を受け付けていた清水寺は、午後8時には、“アリア”コレクションのオリジナルムービーの冒頭を思わせるピンクの世界に。音羽山の断崖に立つ清水寺の本堂などには、“アリア”コレクションをまとったマネキンが出現。古の衣装をまとったバレエダンサーや雅楽家の舞台や演奏が花を添え、セレブと顧客、メディアは、久々のビッグイベントを楽しんだ。

 「グッチ」は“アリア”コレクションで、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスタイルに「グッチ」のロゴやモチーフをのせるなど、既存の“何か”に突如新しい“何か”を加える「ハッキング」をテーマとした。清水寺を“アリア”コレクションの世界に染めた今回のイベントは、まさに「グッチ」による清水寺の「ハッキング」だ。「バレンシアガ」への「ハッキング」が人々を驚かせたように、今回の「ハッキング」もイベント参加者はもちろん、清水寺の周囲に住む人々はビックリ。「GUCCI ARIA」というピンク色のネオンサインに彩られた清水寺の正門・仁王門には、「ハッキング」されて、趣を変えた姿を見に訪れた人の姿もあった。

 “アリア”コレクションは、本殿などに並び、ムービー終盤のユートピアを彷彿とさせる森のデジタルサイネージで彩られた。本堂や経堂などの柱は、森の木々のように彩られ、「グッチ」らしい乗馬スタイルやトム・フォード(Tom Ford)時代のクリエイションなど、「グッチ」100年の歴史から刺激を得た“アリア”コレクションを出迎える。歴史や遺産にオマージュを捧げつつ、そこに新機軸を加えて強烈なインパクトを残した清水寺でのプレゼンテーションは、全く同じアプローチでトレンドをけん引しトップブランドに躍り出たアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の「グッチ」そのもの。京都の歴史と、イタリアから伝わる最新モードの融合は、“アリア”コレクション同様、時代の新たな息吹を感じさせた。

 「グッチ」は19日まで、仁和寺でハイジュエリーのお披露目イベントを開催(招待客のみ)。7月22日から8月15日までは、市内の旧川崎邸を蘇らせ、バンブーハンドルのトートバッグ“グッチ ダイアナ”にフォーカスする体験型イベント「グッチ バンブー ハウス」を開催(事前予約制)するなど、この夏、京都の複数箇所を「ハッキング」している。

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7/21(水)11:00 – SACAI×KAWS|<サカイ>×カウズ 販売方法のご案内

こんにちは。

<サカイ>のアイテムに、現代アーティスト カウズのファインアート作品を落とし込んだコレクションを

7月21日(水)11:00より銀座本店・六本木店・横浜店・神戸店・福岡店およびバーニーズ ニューヨーク オンラインストアにて販売いたします。

 

注目の集まる限定コレクションは、ユニセックスにお楽しみいただけるフーディ・Tシャツのほか、ニットやアウターウェアなどのウェアコレクションをはじめ、キャップ・トートバッグ・ソックスまでがラインナップいたします。

 

各店店頭・オンラインストアでは、<サカイ>×カウズのコレクションに限り、以下の販売方法にて販売いたします。よくご確認の上、お求めください。

 

【店頭での販売方法】

7月21日(水)発売初日のみの販売方法となります。

① AM10:00より、各店正面エントランスにて、整理券をお一人様につき一枚お渡しいたします。

② 整理券記載の番号順にご入店いただきます。お時間がまいりましたら、番号順にご案内させていただきます。整理券配布予定数を超えた場合は、7月22日(木・祝)以降にご来店をお願いする場合がございます。予めご了承ください。

③ 整理券をお持ちのお客様への販売終了後に店頭に在庫がある場合、7月22日(木・祝)以降は通常販売いたします。

 

【オンラインストアでの販売方法】

対象アイテムにより発売日が異なりますのでご注意ください。

① 7月21日(水)11:00より、トートバッグ各サイズ・キャップ各種・ソックス各種を先着販売いたします。

② 7月30日(金)11:00より、ウェア各種を先着販売いたします。

 

バーニーズ ニューヨーク オンラインストア

https://onlinestore.barneys.co.jp/top

 

【販売に関する注意事項】

・ご購入は、<サカイ>×カウズのアイテムに限り、お一人様1アイテムにつき1点までとさせていただきます。また、お電話でのご注文・ご予約・お取置き・他店からのお取寄せ・配送は承っておりませんので予めご了承ください。

・店舗によりお取扱い商品が異なります。

・商品は数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。

・整理券をお持ちの場合でも、ご案内の際に商品が完売している場合がございますので予めご了承ください。

・整理券は数に限りがございます。予定枚数に達し次第、配布終了となります。

・深夜や早朝からのお並びはご遠慮ください。また近隣の店舗にご迷惑がかかる場合、トラブルなどが発生した場合には急遽販売を中止させていただく場合がございます。

・販売方法・ルールは当日の状況でやむをえず変更となる可能性もございますので予めご了承ください。

・店舗内外に関わらず、金品の受け渡し・キャッチ行為・迷惑行為などトラブルが見受けられた際には販売をお断りさせていただく場合がございます。

・当日の状況により、お会計にお時間をいただく場合がございます。

・イベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

【感染拡大防止へのお願いと安全・安心への取組みについて】

バーニーズ ニューヨークでは、お客様ならびに従業員の健康と安全に配慮し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、お客様に以下のご対応をお願いしております。

 

・店内でのマスク着用をお願いいたします。

・レジや試着室には間をあけてお並びくださいますようお願いいたします。

・混雑時は入場制限させていただく場合がございます。

 

また店舗運営にあたって、下記の対応を行っております。

 

・従業員のマスク常時着用

・従業員の勤務前の検温(37.5℃以上は勤務不可)、体調確認

・従業員の定期的な手洗い、うがい、手指の消毒

・消毒液を使用した定期的な店内清掃、消毒液を使用した試着後の試着室の清掃

・接客時のお客様との一定距離の確保、およびお客様に直接触れる接客の自粛

 

SACAI × KAWS

7/21 WED. 11:00 – 

銀座本店 / 六本木店 / 横浜店 / 神戸店 / 福岡店 / オンラインストア

三菱地所が新複合施設「トウキョウトーチ・常盤橋タワー」を公開

 三菱地所は19日、東京駅の日本橋口で開発する複合施設「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」の「常盤橋タワー」を関係者に公開した。6月30日に竣工した高さ212mのビルで、地上38階・地下5階にオフィスや店舗が入る。オフィスフロアのうち2フロアを就業者向けの共用空間として整備したり、会議や食事の予約ができる就業者専用のアプリを設けたり、新しい働き方に対応した場を目指している。

 7月21日から順次プレオープンする低層部の商業エリア「トウキョウトーチ テラス」には飲食を中心に13店舗が出店する。東京駅に隣接する広場「トウキョウトーチ パーク」の約7000平方メートルの敷地には、新潟県小千谷市と協業で50匹の錦鯉を放流した池を設けた。デンマークの遊具会社と作った錦鯉の滑り台も置いている。

 トウキョウトーチは敷地面積3万1400万平方メートルの再開発で生まれる複合施設。今回の常磐橋タワーの後、27年には日本最高となる高さ270mの超高層ビル「トーチタワー」が完成する。

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「N. ポリッシュオイル」にSC(セージ&クローブ)の香りが誕生! コスメアワード40件受賞のベストセラー製品に新展開

 プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラのヘアケアブランド「N.(エヌドット)」のヘアオイル“ポリッシュオイル”に7月1日、新たな香りの 新製品として“ポリッシュオイル SC セージ&クローブの香り”(150mL、税込3740円/30mL、税込1320円※サロン専売品)が誕生した。

 “ポリッシュオイル”はヘアサロン専売品として2017年に発売。当初から話題となり、約4
年間でコスメアワードを40件(21年7月現在)受賞しているベストセラーアイテムだ。特に20年の“@cosme ベストコスメアワード”では殿堂入り、20年の“WWDビューティ ヘアサロン版ベストコスメアワード”では、ヘアオイル部門とスタイリング剤部門で1位となり、3年連続2部門制覇という快挙を達成した。
 
 新製品の“セージ&クローブの香り”は、爽やかなセージの香りに、ほろ甘い芳香を持つクローブをアクセントに添えた、清々しいウッディ調の香り。つけた瞬間、髪と肌に心地よい香りが立ちのぼる。成分としては、優れた保湿力を持つシアバターに加え、新たに潤い成分の植物フラーレンを配合。髪はもちろん、肌やネイルにもマルチに使え、艶感とウエットな質感を表現できる。ベタつかずに軽い、という特徴はそのままに、新たな香りの登場でさらなる旋風を巻き起こす。

ウッディ調で清々しい
セージ&クローブの香り

“ N. ポリッシュオイル”は
4年で40件のコスメアワードを受賞

PHOTO:HIROKI WATANABE
問い合わせ先
ナプラ
0120-1897-20

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「フェンディ」が新ジュエリーラインを発売 リング、ピアスは2万円台〜

 「フェンディ(FENDI)」は、新ジュエリーライン“フェンディ オーロック(FENDI O'LOCK)”を発売した。同ラインは、創業者一族シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)の娘、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が手掛け、ウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任したキム・ジョーンズ(Kim Jones)による2021-22年秋冬コレクション内で発表していた。

 アイテムのラインアップは、ネックレスからブレスレット、リング、ピアス、ヘアクリップまで多岐にわたる。デザインには、アイコニックなFFロゴを生かしながら、登山などで使うカラビナのフォルムを生かしてモダンなアクセサリーへと昇華。丸みを帯びたオーバルなデザインが特徴だ。

 ゴールドカラーのメタルピアスは、マキシ、ミニ、マイクロサイズの3サイズをそろえる。ホワイトクリスタルが施されたオプションに加え、ダイヤルを回して“FENDI”の文字を並べると開錠される、遊び心溢れる南京錠型イヤリングやチェーンネックレスも登場している。ピアスは片耳販売で、価格は2万9700円〜。

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「RMK」新クリエイティブディレクターにYUKIが就任 グローバル視点で相乗効果を生み出す

 メイクアップブランド「RMK」は、新クリエイティブディレクターにニューヨークを拠点に世界で活躍する日本人メイクアップアーティストのYUKI(ユウキ)を起用した。 2021年秋コレクションからプロダクト開発、キャンペーンのディレクションなどに携わり、ブランドの方向性を決める重要な役割を担っていく。「洗練さとストリートの“生っぽさ”の融合で、本物を提供する新生『RMK』を作り上げる」と意気込むYUKIに話を聞いた。

オファーは
人生に一度しかないチャンス

WWD:クリエイティブディレクターのオファーを受けたときの心境は。

YUKI「RMK」クリエイティブディレクター(以下、YUKI):予期しなかったことで、スリリングとエキサイティングを感じた。これまでのキャリアの幅広い経験値を評価していただいたと思う。アーティストとしてのフレキシビリティさとのバランス感も伝わったのだろう。実は、「RMK」は初めてファンデーションを購入したブランドでもあり縁を感じた。人生に一度しかないチャンスであり、「RMK」を通して伝えたいメッセージがたくさんあるため引き受けた。今後もNYでフリーランスの仕事をしながら「RMK」に携わるため、アーティストとしてのクリエイティビティとビジネスとのバランスをとっていきたい。

WWD:新生「RMK」に必要なものとは何か。

YUKI:「RMK」には“クリーンで上品なかわいらしさ”というイメージを持っていたが、ブランドに携わりそれをより強く感じるようになった。クリーンさや上品さは、年齢や性別に関係なくポジティブなものでありブランドの特徴として引き継いでいく。かわいらしさもブランディングとして重要なため、控えめにした“スパイスとしての甘さ”として残していく。甘さのパーセンテージを下げることでほかとのコントラストがつき、かわいらしさがぐっと前面に出てくる。そこに自分のスタイルやテイストをどう反映していくかが重要だ。流行に左右されず、周りの意見を受け入れつつも自分は自分という“温かい余裕”を持つ人。そんな、余裕がありリラックスしている“心地良い人”は性別問わず美しく、そんな人物像も意識しながら、クリーンや上品さにストリートカルチャーの“強さ”や“生っぽさ”を加えることで、新しい「RMK」が生まれるのではないか。

 新生「RMK」に重要なキーワードは、2つある。 1つは“リアル”。完璧なものよりも、ちょっとよごれている、ちょっと強いものが好きなのですが、それを「RMK」のカラークリエイションに落とし込んだ時に、完璧に作られた人形のようなファンタジーな美しさを提示するのではなく、デジタル時代にあえてコントラストをつけた生っぽいクリエーションを通じて、新しい世代のアジア人の美しさを世界に発信していきたい。もう1つは“オーセンティック”。ファッション的な流行りにのるクリエーションをするのではなく、突きつめて本物を提供する、そんなブランドであり続けなければならないと思っている。

WWD:“世界で最も影響力のあるメイクアップアーティスト”と呼ばれるパット・マクグラス氏のチームで学んだこととは。

YUKI:ヘアだけでなくメイクの経験値をプラスしたいと思いNYに渡ったが、ラッキーなことに仕事を始めるとすぐにパットのチームに入れることができ、そこからNYでのキャリアがスタートした。

 5年間パットの元で働いたが、彼女は人の能力を見極めるのが得意。「完璧な人は一人もいない」と言い、個々の適材適所を生かしながらみんなで一つのものを作り上げていく。今のチーム「RMK」にも影響を受けており、自分はチームの一員にすぎないと思っている。私が言ったことをメンバーが再現するような関係性では良い製品が生まれない。自分の意見をもとにチームがインスピレーションを受けて新しい意見が出て、その意見をもとにまたインスパイアされる……といったコラボレーションができれば必ず良いもの作りができると思う。

「世界は本当に広い」と実感

WWD:「RMK」の目指しているものとは。

YUKI:メイクアップは変身するものではなく、自分を輝かせるもの。例えばリップを塗って、「ちょっとそれ派手じゃない」と周りに言われても、「自分はこれが好き」という気持ちの高まりを大切にしてほしい。「そっちの方がクールだよね」と後押しするようなブランドになりたい。

 そして日本のマーケットだけでなく、グローバルにも発信していきたい。世界に目を向けたすてきな色や商品、クオリティー、使ってみたいと思える世界観、そんな大きい価値観でブランドが成長できたらうれしい。そのためにはまずは基盤作りから行わなければいけない。商品のポートフォリオ作り、リニューアル、チームとのコミュニケーション、意思疎通など。そして「世界は本当に広い」と私が実感しているからこそ、思考を世界に向けてほしいと思っている。グローバルな視点がチームにも伝われば相乗効果が生まれ、さらに新しさを感じる「RMK」に進化できるのではないか。

シックでコンテンポラリーな
21年秋コレクション

 8月6日数量限定発売の2021年秋コレクション「ROSEWOOD DAYDREAM」から「RMK」に携わっているYUKIクリエイティブディレクター。今回のコレクションはもちろん、今後の「RMK」として大事にしていくことは、「質の良いトレンドや技術を提案し、その人の本質に迫るクリエーションのアプローチを行なっていくオーセンティック、リラックス感や心地よさのあるレイドバッグ、生っぽさを取り入れることでいまのデジタル時代とのコントラストを作っていくリアル、ビューティブランドとして欠けてはいけない洗練さや上品さのソフィスティケーティッド、そしてこれまでの『RMK』の甘さのパーセンテージを下げて、スパイスとして入れるヒント・オブ・スウィートネス。これらは今後も大切にしながらもの作りを行う」と話す。

 秋コレクションはサウスウエストの乾いた風景から着想し、秋の1日の空をイメージした、異なる質感と色が織りなす4色のアイシャドウ、鮮明なラインでもスマッジでも自由自在に使えるアイペンシル、知的さやエモーショナルなムードと抜け感を与えるリップスティックなど7アイテム全24品をそろえる。「見た目の印象だけでなく、肌にのせたときのパフォーマンス力を意識して、全ての色は肌なじみにこだわった。一人一人の肌がきれいに見えるように、暖色系でもくすみカラーに仕上げるなど使いやすいカラーをラインアップしている」とコメントした。

2021年秋コレクション「ROSEWOOD DAYDREAM」イメージムービー
PHOTOS:TAKAO OHTA
問い合わせ先
RMK Division
0120-988-271

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アクセサリーの国際展示会「ホーミ ファッション&ジュエルズ」がミラノで開催

 ファッションアクセサリーやジュエリーに特化したイタリア唯一のトレードショー「ホーミ ファッション&ジュエルズ(HOMI Fashion & Jewels)」が、イタリア・ミラノで開催される。会期は9月18〜20日。

 会場には、製品の特徴やポジショニング、流通チャネルに合わせ4つのゾーンを設ける。「スタイル」ゾーンは、独自のセンスとトレンド感あふれるコレクションを集めたエリア。「エブリデー」ゾーンは、ショップやデパート、専門店の売り場を豊かにする幅広い提案やコレクションを集めたエリア。「ジェムズ&コンポーネンツ」はファッションアクセサリーやビジュー、トレンドジュエリーのための半製品やメーカーを対象としたエリア。「F+J インターナショナル デリバリー」ゾーンは、イタリアをはじめ、欧州市場向けの多様な提案をするエリアとなっている。

 詳しい出展者情報やトレンド情報は、公式HPに加えて、同展の開催延期に伴い誕生した「#befashionandjewels」のタグを用いたオンラインコミュニティーでも確認できる。

■HOMI Fashion & Jewels
日程:2021年9月18〜20日
場所:Rho Fiera Milano
主催:フィエラミラノ

問い合わせ先
イタリア大使館貿易促進部消費財部門(ジュエリー担当)
tokyo@ice.it

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ひらまつ、パチンコのマルハンから77億調達。アドバンテッジとは2年で別れ。

株式会社ひらまつ(本社 :東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:遠藤 久)が、 パチンコなどアミューズメントのマルハン(本社:京都市上京区、代表取締役会長:韓 昌祐)子会社から第3社割当を行い、普通株で46億円、新株予約権で31億51百万円を調達すると発表した。
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