花王「ソフィーナ iP」から高濃度炭酸泡の洗顔料登場 “肌くすみチェック”コンテンツも公開

 花王は9月11日、「ソフィーナ iP(SOFINA iP)」から炭酸泡の洗顔料“リニュー ムース ウォッシュ”(税込3630円)を発売する。濃密な洗浄泡が肌に密着し、マスク着用などによる肌のくすみを改善して潤いのある肌に導く。発売に合わせ、LINEを活用したデジタルサービス「肌id」に“肌くすみチェック”を体験できるスペシャルコンテンツも9月に公開する予定だ。

 2015年に誕生した「ソフィーナ iP」は、肌を本質的に改善して美しく導くことを目指し、同社の皮膚科学研究と独自発想の技術を軸に製品を展開している。化粧品事業部門の篠原正和商品担当は、「ブランドの柱である高濃度炭酸泡の美容液 “ベースケア セラム(土台美容液)”は美容液市場で5年連続売り上げNo.1を獲得し、リピート率58%と好調に推移。19年にローンチした『肌id』も累計利用回数500万回突破、LINEのお友達登録者数は58万人突破している。今回の新洗顔料も注力アイテムとして育成し、25年には20年度比で2.8倍の売り上げを目指していく」とコメント。

 今回、“土台美容液”で培った炭酸ガスを噴射剤として用いる技術を洗顔料に応用するにあたり、スキンケア促進と皮脂洗浄といった2つの効果を最大限発揮するには炭酸濃度100%の噴射剤が作り出す洗浄泡を作ることが必須だった。「さらに、1.洗い流す製剤のため肌に炭酸を短時間で届ける=泡の微細化、2.炭酸濃度100%でもへたれない泡の実現=泡の弾力性を上げる。以上2つの課題があった。これらは、泡を固くする固定化技術により課題を解決した。そのほか“うるおい保持技術”も採用し、使い続けることで水分量、明るさ、滑らかさのある肌に洗い上げる」とスキンケア研究の園田純子所研究員は述べた。

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花王「ソフィーナ iP」から高濃度炭酸泡の洗顔料登場 “肌くすみチェック”コンテンツも公開

 花王は9月11日、「ソフィーナ iP(SOFINA iP)」から炭酸泡の洗顔料“リニュー ムース ウォッシュ”(税込3630円)を発売する。濃密な洗浄泡が肌に密着し、マスク着用などによる肌のくすみを改善して潤いのある肌に導く。発売に合わせ、LINEを活用したデジタルサービス「肌id」に“肌くすみチェック”を体験できるスペシャルコンテンツも9月に公開する予定だ。

 2015年に誕生した「ソフィーナ iP」は、肌を本質的に改善して美しく導くことを目指し、同社の皮膚科学研究と独自発想の技術を軸に製品を展開している。化粧品事業部門の篠原正和商品担当は、「ブランドの柱である高濃度炭酸泡の美容液 “ベースケア セラム(土台美容液)”は美容液市場で5年連続売り上げNo.1を獲得し、リピート率58%と好調に推移。19年にローンチした『肌id』も累計利用回数500万回突破、LINEのお友達登録者数は58万人突破している。今回の新洗顔料も注力アイテムとして育成し、25年には20年度比で2.8倍の売り上げを目指していく」とコメント。

 今回、“土台美容液”で培った炭酸ガスを噴射剤として用いる技術を洗顔料に応用するにあたり、スキンケア促進と皮脂洗浄といった2つの効果を最大限発揮するには炭酸濃度100%の噴射剤が作り出す洗浄泡を作ることが必須だった。「さらに、1.洗い流す製剤のため肌に炭酸を短時間で届ける=泡の微細化、2.炭酸濃度100%でもへたれない泡の実現=泡の弾力性を上げる。以上2つの課題があった。これらは、泡を固くする固定化技術により課題を解決した。そのほか“うるおい保持技術”も採用し、使い続けることで水分量、明るさ、滑らかさのある肌に洗い上げる」とスキンケア研究の園田純子所研究員は述べた。

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速水もこみちや小澤征悦らが登場 髭スタイルを楽しむ著名人を表彰する“HIGEMEN AWARDS 2021”開催

 ウエットシェービングで高いシェアを誇る「シック(Schick)」ブランドを展開するシック・ジャパンは8月4日、自身の髭スタイルを自由に楽しむ著名人を表彰する“HIGEMEN AWARDS 2021”を開催した。

 これは“髭のダイバーシティ”(髭のお手入れやスタイルの多様性)をより多くの人たちに知ってほしい、多様な髭スタイルを追求する人たちを応援したいとの思いから、“ヒゲ、自由に楽しんでる?”のコンセプトのもとで開催したイベント。

 “こだわりを持って自身のスタイルに髭を取り入れている”“髭の楽しみ方を世に広めることに貢献している”“シチュエーションに合わせて髭を楽しんでいる”の3つの選定条件に該当する著名人を、特別賞・俳優部門・アスリート部門・芸人部門の4部門で表彰。当日は、受賞者として速水もこみち、小澤征悦、城彰二、髭男爵が登壇した。

 イベントでは、各受賞者の日頃の活動やプライベートの過ごし方に絡めた“髭エピソード”が披露され、会場を大いに盛り上げた。速水もこみちは、コロナ禍でのおうち時間がきっかけで金髪と髭スタイルに挑戦しSNSで反響を呼んだ。その写真がスクリーンに映し出されたとき、他の受賞者から「カッコいい」「ズルい」との声が飛んだ。小澤征悦は「日本でも“髭の文化”が根付けばいい」という思いを語った。

 城彰二は1999年に移籍したスペインリーグのチームメイトから「ベビーフェイス」と言われことがきっかけで髭を生やすようになり、髭が伸びるように顎を叩いていたエピソードを披露。髭男爵は、コンビ名が先行し髭がないことを先輩芸人から指摘され、髭を生やすことにしたと話した。また今回の受賞により、「シック」のオフィシャルな“ヒゲダン”としての称号を獲得した。

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速水もこみちや小澤征悦らが登場 髭スタイルを楽しむ著名人を表彰する“HIGEMEN AWARDS 2021”開催

 ウエットシェービングで高いシェアを誇る「シック(Schick)」ブランドを展開するシック・ジャパンは8月4日、自身の髭スタイルを自由に楽しむ著名人を表彰する“HIGEMEN AWARDS 2021”を開催した。

 これは“髭のダイバーシティ”(髭のお手入れやスタイルの多様性)をより多くの人たちに知ってほしい、多様な髭スタイルを追求する人たちを応援したいとの思いから、“ヒゲ、自由に楽しんでる?”のコンセプトのもとで開催したイベント。

 “こだわりを持って自身のスタイルに髭を取り入れている”“髭の楽しみ方を世に広めることに貢献している”“シチュエーションに合わせて髭を楽しんでいる”の3つの選定条件に該当する著名人を、特別賞・俳優部門・アスリート部門・芸人部門の4部門で表彰。当日は、受賞者として速水もこみち、小澤征悦、城彰二、髭男爵が登壇した。

 イベントでは、各受賞者の日頃の活動やプライベートの過ごし方に絡めた“髭エピソード”が披露され、会場を大いに盛り上げた。速水もこみちは、コロナ禍でのおうち時間がきっかけで金髪と髭スタイルに挑戦しSNSで反響を呼んだ。その写真がスクリーンに映し出されたとき、他の受賞者から「カッコいい」「ズルい」との声が飛んだ。小澤征悦は「日本でも“髭の文化”が根付けばいい」という思いを語った。

 城彰二は1999年に移籍したスペインリーグのチームメイトから「ベビーフェイス」と言われことがきっかけで髭を生やすようになり、髭が伸びるように顎を叩いていたエピソードを披露。髭男爵は、コンビ名が先行し髭がないことを先輩芸人から指摘され、髭を生やすことにしたと話した。また今回の受賞により、「シック」のオフィシャルな“ヒゲダン”としての称号を獲得した。

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「グッチ」の親会社、21年上半期は49%増収 北米とアジア市場が好調

 ケリング(KERING)の2021年1~6月期決算は、売上高が前年同期比49.6%増の80億4720万ユーロ(約1兆380億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同76.1%増の29億5090万ユーロ(約3806億円)、純利益は5倍以上(同442.5%増)の14億7900万ユーロ(約1907億円)の増収増益だった。

 19年同期比でも、売上高は5.3%増、EBITDAは同5.0%増、純利益は2.5倍以上(同155.1%増)となっており、コロナ禍以前の業績を上回る結果となった。なお、競合他社のLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)も、同じく19年同期比で売上高が14.2%増、営業利益は同44.7%増、純利益は同61.8%増となっている。

 ケリングの売上高を地域別で見ると、西欧が前年同期比1.7%増の16億9910万ユーロ(約2191億円)、北米は約2倍(同107.1%増)の19億7970万ユーロ(約2553億円)、日本を除くアジア太平洋地域は同64.8%増の33億7690万ユーロ(約4356億円)、日本は同14.9%増の4億5880万ユーロ(約591億円)だった。その他の地域は同74.5%増の5億3270万ユーロ(約687億円)だった。西欧で足踏みが続く一方で、北米とアジア太平洋地域の好調ぶりが業績に大きく寄与したことがうかがえる。なお、既存店かつ現地通貨ベースで見ると、北米は同124.8%増、日本は同25.2%増だった。

 ブランド別の売上高では、主力の「グッチ(GUCCI)」が同45.8%増の44億7930万ユーロ(約5778億円)だった。同ブランドは20年から販売網の見直しを行っており、直営店の売り上げが売上高全体のおよそ90%を占めている。こうしたことから、卸の売り上げは同9.6%減、19年同期比で40.8%減となった。「サンローラン(SAINT LAURENT)」は前年同期比53.5%増の10億4550万ユーロ(約1348億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同40.6%増の7億760万ユーロ(約912億円)だった。ECも引き続き好調で、同78.5%増だった。

 フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は、「21年4~6月期(第2四半期)の売り上げが急激に伸びたこともあり、上半期の業績は非常に好調で、19年同期を上回る結果となった。これには全てのブランドが寄与している。収益性も十分に回復していることから、各ブランドや戦略的なイニシアチブへの投資ペースを速めていきたい」と語った。

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「グッチ」の親会社、21年上半期は49%増収 北米とアジア市場が好調

 ケリング(KERING)の2021年1~6月期決算は、売上高が前年同期比49.6%増の80億4720万ユーロ(約1兆380億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同76.1%増の29億5090万ユーロ(約3806億円)、純利益は5倍以上(同442.5%増)の14億7900万ユーロ(約1907億円)の増収増益だった。

 19年同期比でも、売上高は5.3%増、EBITDAは同5.0%増、純利益は2.5倍以上(同155.1%増)となっており、コロナ禍以前の業績を上回る結果となった。なお、競合他社のLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)も、同じく19年同期比で売上高が14.2%増、営業利益は同44.7%増、純利益は同61.8%増となっている。

 ケリングの売上高を地域別で見ると、西欧が前年同期比1.7%増の16億9910万ユーロ(約2191億円)、北米は約2倍(同107.1%増)の19億7970万ユーロ(約2553億円)、日本を除くアジア太平洋地域は同64.8%増の33億7690万ユーロ(約4356億円)、日本は同14.9%増の4億5880万ユーロ(約591億円)だった。その他の地域は同74.5%増の5億3270万ユーロ(約687億円)だった。西欧で足踏みが続く一方で、北米とアジア太平洋地域の好調ぶりが業績に大きく寄与したことがうかがえる。なお、既存店かつ現地通貨ベースで見ると、北米は同124.8%増、日本は同25.2%増だった。

 ブランド別の売上高では、主力の「グッチ(GUCCI)」が同45.8%増の44億7930万ユーロ(約5778億円)だった。同ブランドは20年から販売網の見直しを行っており、直営店の売り上げが売上高全体のおよそ90%を占めている。こうしたことから、卸の売り上げは同9.6%減、19年同期比で40.8%減となった。「サンローラン(SAINT LAURENT)」は前年同期比53.5%増の10億4550万ユーロ(約1348億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同40.6%増の7億760万ユーロ(約912億円)だった。ECも引き続き好調で、同78.5%増だった。

 フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は、「21年4~6月期(第2四半期)の売り上げが急激に伸びたこともあり、上半期の業績は非常に好調で、19年同期を上回る結果となった。これには全てのブランドが寄与している。収益性も十分に回復していることから、各ブランドや戦略的なイニシアチブへの投資ペースを速めていきたい」と語った。

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資生堂が中国に投資ファンド設立

 資生堂は、資生堂中国と中国の投資会社である博裕資本と投資ファンド「資悦ファンド」を設立すると発表した。今年度中に運用を開始し、中国の化粧品や健康に関する新興ブランドや、Eコマース市場のサービスや顧客体験を提供する技術・ノウハウを持つ企業へ投資を行う。

 資悦ファンドは、博裕資本がジェネラル・パートナー(ファンドの運用者)、資生堂が単独のリミテッドパートナー(資金出資者)となり設立するファンド。グローバルで展開するビューティ企業が単独のリミテッドパートナーとなるのは中国本土では初めて。

 資生堂は1981年に中国事業をスタート。日本発のプレステージ化粧品事業の強化を基本戦略としつつ、中国国内でも化粧品の研究開発から生産・販売までを行う第2の本社として組織を拡充し、グループ全体の成長をけん引する。今後、資悦ファンドを通じ、資生堂の研究開発力や知見と新興ブランドが持つ新たな価値を融合させ、中国でのビジネスポートフォリオをさらに拡充。中国での成長強化を実行する。

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資生堂が中国に投資ファンド設立

 資生堂は、資生堂中国と中国の投資会社である博裕資本と投資ファンド「資悦ファンド」を設立すると発表した。今年度中に運用を開始し、中国の化粧品や健康に関する新興ブランドや、Eコマース市場のサービスや顧客体験を提供する技術・ノウハウを持つ企業へ投資を行う。

 資悦ファンドは、博裕資本がジェネラル・パートナー(ファンドの運用者)、資生堂が単独のリミテッドパートナー(資金出資者)となり設立するファンド。グローバルで展開するビューティ企業が単独のリミテッドパートナーとなるのは中国本土では初めて。

 資生堂は1981年に中国事業をスタート。日本発のプレステージ化粧品事業の強化を基本戦略としつつ、中国国内でも化粧品の研究開発から生産・販売までを行う第2の本社として組織を拡充し、グループ全体の成長をけん引する。今後、資悦ファンドを通じ、資生堂の研究開発力や知見と新興ブランドが持つ新たな価値を融合させ、中国でのビジネスポートフォリオをさらに拡充。中国での成長強化を実行する。

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「ニコアンド」が丸山敬太とのコラボ商品を発売 90年代のフラワー柄をアップデート

 アダストリアが運営する「ニコアンド(NIKO AND…)」は8月5日から、「ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)」のデザイナー丸山敬太とのコラボレーションコレクションを、全国の店舗と自社ECモール「ドットエスティ(.ST)」で販売している。“ガーデンキャンプ”をテーマに、丸山らしい華やかな色柄を生かしたユニセックスアイテム27型を企画。10月には、コラボ第2弾も発売予定だ。

 「ケイタマルヤマ」がデビューした1990年代から2000年代にかけてのアーカイブから、フラワーやチェックなどの柄をピックアップし、今の時代に合わせて調整した。「他のブランドとコラボレーションする際は、いつもそのブランドの客層やテイストと、『ケイタマルヤマ』のどこをミックスすると一番いいかを考える。『ニコアンド』にはカジュアル、ハッピー、ジェンダーレスという印象を抱いているが、それは僕が1990〜2000年代に出していたコレクションのムードともうまくマッチすると考えた」と丸山。

 「ケイタマルヤマ」はエレガントでドラマチックなアイテムが多いが、今回のコラボでは丸山のエッセンスを生かした、日常使いしやすいカジュアルアイテムがそろう点が魅力だ。例えば、チノパンツに刺しゅうした鳥の羽根の柄は、もともとはシルク地にプリントで表現していたもの。カレッジ風のロゴは「ニコアンド」のブランドロゴも組み込んでアップデートし、Tシャツにプリントした。

 「最近は自分のブランドでカジュアルなアイテムをあまり作っていない。今回、カジュアルアイテムを作ることができたことが楽しかったし、服だけでなく、レインポンチョやガーデニングエプロンなど、雑貨類も幅広く企画できたのはコラボならではの醍醐味」と丸山は話す。「既存の『ニコアンド』ではここまでの色味や柄は表現できない。コロナで世の中が不安定だからこそ、楽しさを発信したかった」と、村上亮ニコアンド営業部長。

 ECに掲載したビジュアルや動画、東京・原宿の旗艦店の店頭プレゼンテーションも丸山自身が手掛けている。各アイテムの価格は、総柄プリントのシャツやパンツが各7700円(税込)、レインポンチョ3850円、エプロン2750円。「この価格で、サイズや柄のバリエーションも豊富に提案ができるのは、アダストリアの企業力があってこそ」と丸山。10月に発売する第2弾では、クッションカバーなどのホームコレクションにもアイテムを広げる予定という。

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「ニコアンド」が丸山敬太とのコラボ商品を発売 90年代のフラワー柄をアップデート

 アダストリアが運営する「ニコアンド(NIKO AND…)」は8月5日から、「ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)」のデザイナー丸山敬太とのコラボレーションコレクションを、全国の店舗と自社ECモール「ドットエスティ(.ST)」で販売している。“ガーデンキャンプ”をテーマに、丸山らしい華やかな色柄を生かしたユニセックスアイテム27型を企画。10月には、コラボ第2弾も発売予定だ。

 「ケイタマルヤマ」がデビューした1990年代から2000年代にかけてのアーカイブから、フラワーやチェックなどの柄をピックアップし、今の時代に合わせて調整した。「他のブランドとコラボレーションする際は、いつもそのブランドの客層やテイストと、『ケイタマルヤマ』のどこをミックスすると一番いいかを考える。『ニコアンド』にはカジュアル、ハッピー、ジェンダーレスという印象を抱いているが、それは僕が1990〜2000年代に出していたコレクションのムードともうまくマッチすると考えた」と丸山。

 「ケイタマルヤマ」はエレガントでドラマチックなアイテムが多いが、今回のコラボでは丸山のエッセンスを生かした、日常使いしやすいカジュアルアイテムがそろう点が魅力だ。例えば、チノパンツに刺しゅうした鳥の羽根の柄は、もともとはシルク地にプリントで表現していたもの。カレッジ風のロゴは「ニコアンド」のブランドロゴも組み込んでアップデートし、Tシャツにプリントした。

 「最近は自分のブランドでカジュアルなアイテムをあまり作っていない。今回、カジュアルアイテムを作ることができたことが楽しかったし、服だけでなく、レインポンチョやガーデニングエプロンなど、雑貨類も幅広く企画できたのはコラボならではの醍醐味」と丸山は話す。「既存の『ニコアンド』ではここまでの色味や柄は表現できない。コロナで世の中が不安定だからこそ、楽しさを発信したかった」と、村上亮ニコアンド営業部長。

 ECに掲載したビジュアルや動画、東京・原宿の旗艦店の店頭プレゼンテーションも丸山自身が手掛けている。各アイテムの価格は、総柄プリントのシャツやパンツが各7700円(税込)、レインポンチョ3850円、エプロン2750円。「この価格で、サイズや柄のバリエーションも豊富に提案ができるのは、アダストリアの企業力があってこそ」と丸山。10月に発売する第2弾では、クッションカバーなどのホームコレクションにもアイテムを広げる予定という。

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ファッション界注目の「ボルトルーム」主催のゲーム大会に山田涼介やKing Gnu、HIKAKINらが参加 「エーペックス」のカスタムマッチ開催

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、人気ゲーム「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS以下、エーペックス)」のカスタムマッチ“VCC APEX”を8月6日20時に開催する。使用マップは“ワールズエッジ”で、計20チームが5試合を戦う。メンバーは、Hey!Say!JUMPの山田涼介、King Gnuの井口理と新井和輝、清水翔太、Repezen FoxxのDJふぉい、10-FEETのTAKUMAらミュージシャンをはじめ、人気ストリーマーのStylishNoobやSHAKA、はつめのほか、人気Vチューバーの葛葉や渋谷ハル、ユーチューバーのHIKAKINら計60人が参加する。ツイッターでは、山田涼介の初参加も影響し、“VCC APEX”と“山田くん”のツイートがトレンド入りした。

 今回のカスタムマッチ“VCC APEX”の参加賞は、「エーペックス」を製作するアメリカのエレクトロニック・アーツ(ELECTRONIC ARTS)から許諾を得て製作した、同ゲームのロゴが両面に付いたロングTシャツだ。また各試合のチャンピオンチームには、「エーペックス」の“A”ロゴを象ったリングがプレゼントされる。

 「ボルトルーム」の土井郁輝オーナーは、「“VCC APEX”は、友達の友達までが集まる飲み会と同じテンションで開催しているので、勝ち負けよりもただ楽しんでもらいたい。ストリーマーやVチューバー、ミュージシャンが同じチームで戦う大会を開催したかったので、今回実現できてうれしい」とコメントした。

 「ボルトルーム」は、土井オーナーら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。普段は有名ブランドのアパレルを製造する土井オーナーの知見を生かしたオリジナルグッズも注目を集めており、今年6月にオープンしたECサイトでは発売と同時に全商品が完売した。またそれらのグッズは、セレクトショップのGR8(グレイト)でも販売し、発売日には約300人が並んだという。定期的に開催するカスタムマッチでは毎試合、オリジナルのアパレルグッズをプレゼントしており、ユーザーからも注目を集めている。

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ファッション界注目の「ボルトルーム」主催のゲーム大会に山田涼介やKing Gnu、HIKAKINらが参加 「エーペックス」のカスタムマッチ開催

 東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、人気ゲーム「エーペックスレジェンズ(APEX LEGENDS以下、エーペックス)」のカスタムマッチ“VCC APEX”を8月6日20時に開催する。使用マップは“ワールズエッジ”で、計20チームが5試合を戦う。メンバーは、Hey!Say!JUMPの山田涼介、King Gnuの井口理と新井和輝、清水翔太、Repezen FoxxのDJふぉい、10-FEETのTAKUMAらミュージシャンをはじめ、人気ストリーマーのStylishNoobやSHAKA、はつめのほか、人気Vチューバーの葛葉や渋谷ハル、ユーチューバーのHIKAKINら計60人が参加する。ツイッターでは、山田涼介の初参加も影響し、“VCC APEX”と“山田くん”のツイートがトレンド入りした。

 今回のカスタムマッチ“VCC APEX”の参加賞は、「エーペックス」を製作するアメリカのエレクトロニック・アーツ(ELECTRONIC ARTS)から許諾を得て製作した、同ゲームのロゴが両面に付いたロングTシャツだ。また各試合のチャンピオンチームには、「エーペックス」の“A”ロゴを象ったリングがプレゼントされる。

 「ボルトルーム」の土井郁輝オーナーは、「“VCC APEX”は、友達の友達までが集まる飲み会と同じテンションで開催しているので、勝ち負けよりもただ楽しんでもらいたい。ストリーマーやVチューバー、ミュージシャンが同じチームで戦う大会を開催したかったので、今回実現できてうれしい」とコメントした。

 「ボルトルーム」は、土井オーナーら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。普段は有名ブランドのアパレルを製造する土井オーナーの知見を生かしたオリジナルグッズも注目を集めており、今年6月にオープンしたECサイトでは発売と同時に全商品が完売した。またそれらのグッズは、セレクトショップのGR8(グレイト)でも販売し、発売日には約300人が並んだという。定期的に開催するカスタムマッチでは毎試合、オリジナルのアパレルグッズをプレゼントしており、ユーザーからも注目を集めている。

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資生堂1〜6月期決算は中国や欧米市場が回復し売上高21%増

 資生堂の2021年1~6月期連結決算は、中国や欧米を中心とした海外事業の成長が加速し売上高が前年同期比21.5%増の5076億円だった。営業利益が230億円(前年同期は34億円の赤字)、経常利益が280億円(同63億円の赤字)。「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のライセンス契約解消に伴う特別損失を計上したことから純損益は172億円の赤字(同213億円の赤字)となった。

 事業別の売上高は、日本事業が同1.1%減の1488億円。スキンケアやベースメイクカテゴリーはシェアを拡大。Eコマースの売り上げも前年を上回ったものの、緊急事態宣言下での小売店の時短営業や外出自粛に伴う消費マインドの低下、来店客数の減少などの影響を受けて前年を下回った。

 中国事業は、オフライン・オンラインとも成長し売上高が同44.1%増の1441億円だった。19年度比でも約30%増と伸長。「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」などスキンケアブランドを中心にマーケティング投資を強化したこと、618商戦でもプレステージを中心に高い支持を集め同60%増超となったことなどがけん引した。

 トラベルリテール事業は、中国の海南島を中心に成長を遂げ同12%増の578億円だった。そのほか、米州事業はメイクアップも含め全カテゴリーで改善し同46.7%増の538億円。欧州事業がスキンケアやeコマースが加速し同47.1%増の514億円、アジアパシフィック事業が同19.8%増の313億円、プロフェッショナル事業が同32%増の74億円、その他が同5.7%増の127億円だった。

 魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは「スキンビューティブランドの強化やDX加速、パーソナルケア事業の移管などコロナ禍を機会に変え、収益基盤を強化した成果が得られた。今期は変革と次への準備期間と捉え、23年の完全復活への足固めを強める」と述べた。

 21年12月期の通期の売上高は前期比15.9%増の1兆670億円、営業利益が同80.4%増の270億円、経常損益が180.1%増の270億円、純利益が355億円を見込むものの、ワクチン普及による経済活動の本格回復や全世界で変異株の拡大など不透明感があるため然るべきタイミングで改めて公表する。

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資生堂1〜6月期決算は中国や欧米市場が回復し売上高21%増

 資生堂の2021年1~6月期連結決算は、中国や欧米を中心とした海外事業の成長が加速し売上高が前年同期比21.5%増の5076億円だった。営業利益が230億円(前年同期は34億円の赤字)、経常利益が280億円(同63億円の赤字)。「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のライセンス契約解消に伴う特別損失を計上したことから純損益は172億円の赤字(同213億円の赤字)となった。

 事業別の売上高は、日本事業が同1.1%減の1488億円。スキンケアやベースメイクカテゴリーはシェアを拡大。Eコマースの売り上げも前年を上回ったものの、緊急事態宣言下での小売店の時短営業や外出自粛に伴う消費マインドの低下、来店客数の減少などの影響を受けて前年を下回った。

 中国事業は、オフライン・オンラインとも成長し売上高が同44.1%増の1441億円だった。19年度比でも約30%増と伸長。「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」などスキンケアブランドを中心にマーケティング投資を強化したこと、618商戦でもプレステージを中心に高い支持を集め同60%増超となったことなどがけん引した。

 トラベルリテール事業は、中国の海南島を中心に成長を遂げ同12%増の578億円だった。そのほか、米州事業はメイクアップも含め全カテゴリーで改善し同46.7%増の538億円。欧州事業がスキンケアやeコマースが加速し同47.1%増の514億円、アジアパシフィック事業が同19.8%増の313億円、プロフェッショナル事業が同32%増の74億円、その他が同5.7%増の127億円だった。

 魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは「スキンビューティブランドの強化やDX加速、パーソナルケア事業の移管などコロナ禍を機会に変え、収益基盤を強化した成果が得られた。今期は変革と次への準備期間と捉え、23年の完全復活への足固めを強める」と述べた。

 21年12月期の通期の売上高は前期比15.9%増の1兆670億円、営業利益が同80.4%増の270億円、経常損益が180.1%増の270億円、純利益が355億円を見込むものの、ワクチン普及による経済活動の本格回復や全世界で変異株の拡大など不透明感があるため然るべきタイミングで改めて公表する。

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「ルイ・ヴィトン」が創業者の生誕200周年プロジェクト BTSやNIGO®も参加

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、創業者であるルイ・ヴィトンの生誕200周年を祝うプロジェクト“LOUIS 200”を発表した。

 同プロジェクトは、8月4日に生誕200周年を迎えた創業者ルイの人生や、彼が後世に遺したものに焦点を当て、さまざまな媒体や世界中のクリエイターとのコラボレーションを通じて表現するもの。ブロックチェーン技術を採用したゲームアプリをはじめ、200人のクリエイターたちがトランクに再解釈を加えたウィンドウ・ディスプレイ、美術家のアレックス・カッツ(Alex Katz)が描く大規模な三連画、作家のキャロリーヌ・ボングラン(Caroline Bongrand)によるルイの人生をつづったフィクション小説、ルイの生き様を回顧する初のドキュメンタリーといった多彩な企画を用意する。

 ゲームアプリ「ルイ ザ ゲーム(LOUIS THE GAME)」は、14歳でフランス・ジュラ地方の故郷を旅立ち、2年の歳月をかけて徒歩でパリにたどり着いた、ルイの旅に着想。ブロックチェーン技術を採用し、NFT(非代替性トークン)アートが30作品含まれており、6つの架空の世界を舞台に、メゾンのマスコット“ヴィヴィエンヌ”が目的地を目指して長い旅をする。ゲームはApp StoreおよびGoogle Playからダウンロード可能。

 ウィンドウ・ディスプレイ プロジェクトでは、ルイが1850年代に開発したトランクの原型に近い50×50×100cmのボックスをキャンバスに見立て、200人のクリエイターたちが創造性を発揮した。参加したのは、アーティストのジャン=ミシェル・オトニエル(Jean-Michel Othoniel)、クリエイティブ・ディレクターのウィロ・ペロン(Willo Perron)、NIGO®、宇宙飛行士のアリッサ・カーソン(Alyssa Carson)、BTSら。店舗ごとに異なるフォーマットで、8月から順次登場する。

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「ルイ・ヴィトン」が創業者の生誕200周年プロジェクト BTSやNIGO®も参加

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、創業者であるルイ・ヴィトンの生誕200周年を祝うプロジェクト“LOUIS 200”を発表した。

 同プロジェクトは、8月4日に生誕200周年を迎えた創業者ルイの人生や、彼が後世に遺したものに焦点を当て、さまざまな媒体や世界中のクリエイターとのコラボレーションを通じて表現するもの。ブロックチェーン技術を採用したゲームアプリをはじめ、200人のクリエイターたちがトランクに再解釈を加えたウィンドウ・ディスプレイ、美術家のアレックス・カッツ(Alex Katz)が描く大規模な三連画、作家のキャロリーヌ・ボングラン(Caroline Bongrand)によるルイの人生をつづったフィクション小説、ルイの生き様を回顧する初のドキュメンタリーといった多彩な企画を用意する。

 ゲームアプリ「ルイ ザ ゲーム(LOUIS THE GAME)」は、14歳でフランス・ジュラ地方の故郷を旅立ち、2年の歳月をかけて徒歩でパリにたどり着いた、ルイの旅に着想。ブロックチェーン技術を採用し、NFT(非代替性トークン)アートが30作品含まれており、6つの架空の世界を舞台に、メゾンのマスコット“ヴィヴィエンヌ”が目的地を目指して長い旅をする。ゲームはApp StoreおよびGoogle Playからダウンロード可能。

 ウィンドウ・ディスプレイ プロジェクトでは、ルイが1850年代に開発したトランクの原型に近い50×50×100cmのボックスをキャンバスに見立て、200人のクリエイターたちが創造性を発揮した。参加したのは、アーティストのジャン=ミシェル・オトニエル(Jean-Michel Othoniel)、クリエイティブ・ディレクターのウィロ・ペロン(Willo Perron)、NIGO®、宇宙飛行士のアリッサ・カーソン(Alyssa Carson)、BTSら。店舗ごとに異なるフォーマットで、8月から順次登場する。

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反町隆史とバス釣り体験できる限定時計を「パネライ」が発売 価格は536万8000円!

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のイタリアの高級時計ブランド「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI以下、パネライ)」は、日本人初のブランドアンバサダーである俳優の反町隆史にインスパイアされた日本限定の2本の時計を9月下旬に発売する。すでに予約を受け付けている。

 用意するのは“ルミノール クロノ フライバック 反町隆史エディション”(223万3000円、90本限定)と、“ルミノール クロノ フライバック ゴールドテック反町隆史エクスペリエンス エディション”(536万8000円、10本限定)で、後者にはバスフィッシングが趣味で数十年のキャリアを持つ反町と釣りを楽しむツアーが含まれる。

 「パネライ」はこれまでに、イタリア海軍での訓練や冒険家との北極体験を特典にした時計を販売してきたが、日本向けに“コト消費”付の商品を販売するのは初めて。

 “ルミノール クロノ フライバック ゴールドテック反町隆史エクスペリエンス エディション”を手に入れた10人のオーナーは、1日目に京都で反町とディナーを体験し、2日目に琵琶湖でバスフィッシングを行う。参加者は反町からレクチャーを受け、バスのサイズを競う。その後は、近江牛ステーキを食すバーベキューランチを予定する。10人のオーナーはそれぞれ1人パートナーを同行させることができ、オーナーが釣りをしている間、パートナーにはユネスコ世界遺産にも登録される延暦寺の秘宝を鑑賞するプログラムが用意される。

 2つの限定時計に象徴的に使われる赤は反町のバスボートの色から取ったもので、ケースバックにはバスのイラストと反町のサインをあしらう。また機能面では、ボートの航行速度を測定するためのタキメータースケールなどを備える。

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反町隆史とバス釣り体験できる限定時計を「パネライ」が発売 価格は536万8000円!

 コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のイタリアの高級時計ブランド「オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI以下、パネライ)」は、日本人初のブランドアンバサダーである俳優の反町隆史にインスパイアされた日本限定の2本の時計を9月下旬に発売する。すでに予約を受け付けている。

 用意するのは“ルミノール クロノ フライバック 反町隆史エディション”(223万3000円、90本限定)と、“ルミノール クロノ フライバック ゴールドテック反町隆史エクスペリエンス エディション”(536万8000円、10本限定)で、後者にはバスフィッシングが趣味で数十年のキャリアを持つ反町と釣りを楽しむツアーが含まれる。

 「パネライ」はこれまでに、イタリア海軍での訓練や冒険家との北極体験を特典にした時計を販売してきたが、日本向けに“コト消費”付の商品を販売するのは初めて。

 “ルミノール クロノ フライバック ゴールドテック反町隆史エクスペリエンス エディション”を手に入れた10人のオーナーは、1日目に京都で反町とディナーを体験し、2日目に琵琶湖でバスフィッシングを行う。参加者は反町からレクチャーを受け、バスのサイズを競う。その後は、近江牛ステーキを食すバーベキューランチを予定する。10人のオーナーはそれぞれ1人パートナーを同行させることができ、オーナーが釣りをしている間、パートナーにはユネスコ世界遺産にも登録される延暦寺の秘宝を鑑賞するプログラムが用意される。

 2つの限定時計に象徴的に使われる赤は反町のバスボートの色から取ったもので、ケースバックにはバスのイラストと反町のサインをあしらう。また機能面では、ボートの航行速度を測定するためのタキメータースケールなどを備える。

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ユニクロ、11月に北京にグローバル旗艦店を出店 中国の店舗数が日本を超えて826店に

 ユニクロは11月、中国・北京に同地初のグローバル旗艦店をオープンする。商業地区の三里屯に3フロア計2211平方メートルで出店し、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーの商品をそろえる。また、ユニクロが自社開発したファッションコーディネートアプリ「StyleHint」と連動した売り場も、中国本土の店舗として初導入する。

 中国本土のグローバル旗艦店は、上海の2店に続いてこれで3店になる。三里屯には既に「ユニクロ(UNIQLO)」店舗があるが、グローバル旗艦店出店に伴いそちらは閉店する。中国本土には2002年9月に1号店を出店し、21年7月末時点で826店を運営している。日本国内では直営店舗とフランチャイズを合わせて7月末に812店を運営しており、ここ数カ月の間で中国の店舗数が日本を上回った。
 
 「StyleHint」との連動売り場は、昨年6月にオープンした「ユニクロ原宿店」で初導入されたもの。ユニクログレーターチャイナの潘寧CEOは、「中国市場に参入してからの20年間、ユニクロは世代を超え、中国の社会、産業、お客さまと共に成長してきた」とコメントしている。

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ユニクロ、11月に北京にグローバル旗艦店を出店 中国の店舗数が日本を超えて826店に

 ユニクロは11月、中国・北京に同地初のグローバル旗艦店をオープンする。商業地区の三里屯に3フロア計2211平方メートルで出店し、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーの商品をそろえる。また、ユニクロが自社開発したファッションコーディネートアプリ「StyleHint」と連動した売り場も、中国本土の店舗として初導入する。

 中国本土のグローバル旗艦店は、上海の2店に続いてこれで3店になる。三里屯には既に「ユニクロ(UNIQLO)」店舗があるが、グローバル旗艦店出店に伴いそちらは閉店する。中国本土には2002年9月に1号店を出店し、21年7月末時点で826店を運営している。日本国内では直営店舗とフランチャイズを合わせて7月末に812店を運営しており、ここ数カ月の間で中国の店舗数が日本を上回った。
 
 「StyleHint」との連動売り場は、昨年6月にオープンした「ユニクロ原宿店」で初導入されたもの。ユニクログレーターチャイナの潘寧CEOは、「中国市場に参入してからの20年間、ユニクロは世代を超え、中国の社会、産業、お客さまと共に成長してきた」とコメントしている。

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資生堂が買収した米D2Cブランド「ドランク エレファント」が10月に日本上陸

 資生堂は10月1日、米国発のD2Cブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の日本での展開を開始する。三越伊勢丹のコスメEC「ミーコ(MEECO)」、イセタン ミラー ルミネ新宿店、ららぽーとTOKYO-BAY店に出店し、イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷店、イセタン ミラー テラスモール湘南店では期間限定で取り扱う。

 「ドランク エレファント」は2019年11月に資生堂が8億4500万ドル(約895億円)で買収。13年にティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が立ち上げたブランドで、セフォラ(SEPHORA)でもトップセラーになるほど数年で急成長した。ティファニーが自身の肌に合わないと信じる6種の原料(エッセンシャルオイル、アルコール、シリコーン、紫外線吸収剤、香料・染料、界面活性剤)を配合せず、クリーンビューティブームをけん引する存在だ。「バイオコンパチブル」処方と掲げ、天然・合成成分を組み合わせ、肌に刺激になりにくいpHレベルを考慮しながら全ての原料が肌になじみやすいように設計している。

 今回上陸するのは、スキンケアに加え、ボディーやヘアケアを含む30SKUだ(本国は34SKU)。中でもヒーロープロダクトはマルラフルーツの種から抽出したピュアな“バージンマルララグジュアリー フェイシャルオイル(15mL、税込4730円/30mL、税込8470円)。リッチな保湿力で肌を健やかに導きながらベタつかないテクスチャーを特徴とする。ホイップクリームのような軽やかなテクスチャーの“ララレトロホイップトクリーム”(50mL、税込6930円)はアフリカンオイルと植物由来の“セラミドコンプレックスHY”配合で、肌の角質層のバリア機能を助ける。そのほかクレンジングバームやセラム、スリーピングマスクなど幅広くそろえる。ほぼ全ての製品が自由自在に組み合わせたり混ぜたりすることが可能で、組み合わせを“スムージー”として提案する。

 ターゲット層は特定せず、「年齢・性別・肌タイプなどに関わらず全ての人にアプローチする。『肌は肌』というフィロソフィーに基づき、全ての肌は同じように機能すると考えている。そのためメンズラインや敏感肌向けなどラインを細分化するのではなく、その日その時の肌の調子を自分で確認しながら肌が求めるものを与えるスキンケアを提案する」と「ドランク エレファント」担当者。なお、「22年以降も、ブランドが目指すD2Cビジネスモデルの価値観を共有できる販売チャネルを選定し、特にECを重要プラットホームと位置づける」という。

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資生堂が買収した米D2Cブランド「ドランク エレファント」が10月に日本上陸

 資生堂は10月1日、米国発のD2Cブランド「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の日本での展開を開始する。三越伊勢丹のコスメEC「ミーコ(MEECO)」、イセタン ミラー ルミネ新宿店、ららぽーとTOKYO-BAY店に出店し、イセタン ミラー 東京ミッドタウン日比谷店、イセタン ミラー テラスモール湘南店では期間限定で取り扱う。

 「ドランク エレファント」は2019年11月に資生堂が8億4500万ドル(約895億円)で買収。13年にティファニー・マスターソン(Tiffany Masterson)が立ち上げたブランドで、セフォラ(SEPHORA)でもトップセラーになるほど数年で急成長した。ティファニーが自身の肌に合わないと信じる6種の原料(エッセンシャルオイル、アルコール、シリコーン、紫外線吸収剤、香料・染料、界面活性剤)を配合せず、クリーンビューティブームをけん引する存在だ。「バイオコンパチブル」処方と掲げ、天然・合成成分を組み合わせ、肌に刺激になりにくいpHレベルを考慮しながら全ての原料が肌になじみやすいように設計している。

 今回上陸するのは、スキンケアに加え、ボディーやヘアケアを含む30SKUだ(本国は34SKU)。中でもヒーロープロダクトはマルラフルーツの種から抽出したピュアな“バージンマルララグジュアリー フェイシャルオイル(15mL、税込4730円/30mL、税込8470円)。リッチな保湿力で肌を健やかに導きながらベタつかないテクスチャーを特徴とする。ホイップクリームのような軽やかなテクスチャーの“ララレトロホイップトクリーム”(50mL、税込6930円)はアフリカンオイルと植物由来の“セラミドコンプレックスHY”配合で、肌の角質層のバリア機能を助ける。そのほかクレンジングバームやセラム、スリーピングマスクなど幅広くそろえる。ほぼ全ての製品が自由自在に組み合わせたり混ぜたりすることが可能で、組み合わせを“スムージー”として提案する。

 ターゲット層は特定せず、「年齢・性別・肌タイプなどに関わらず全ての人にアプローチする。『肌は肌』というフィロソフィーに基づき、全ての肌は同じように機能すると考えている。そのためメンズラインや敏感肌向けなどラインを細分化するのではなく、その日その時の肌の調子を自分で確認しながら肌が求めるものを与えるスキンケアを提案する」と「ドランク エレファント」担当者。なお、「22年以降も、ブランドが目指すD2Cビジネスモデルの価値観を共有できる販売チャネルを選定し、特にECを重要プラットホームと位置づける」という。

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「メイベリン ニューヨーク」が錦戸亮とのコラボ製品発売

 「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、ブランドサポーターを務める錦戸亮とコラボレーションしたコレクション“NYC×TYO コレクション”を発売する。マスカラ“NYC×TYO コレクション ラッシュニスタ N”(税込1320円※編集部調べ)は9月11日、アイライナー“同 ハイパーシャープ ライナー R”(全3色、各1320円※同)は11月20日から展開する。数量限定でスペシャルパッケージも扱う。

 錦戸亮は2020年にブランドサポーターに就任。就任2年目となる今年は、“アイメイクを通じて自分を表現する”というメッセージを新ビジュアルやコラボコレクションで表現する。コラボコレクションのテーマはニューヨーク×東京。ブランドを代表するアイメイクアイテム“ラッシュニスタ N”と“ハイパーシャープ ライナー R”は、ニューヨークの遊び心と東京のきらめくクールな町をイメージし、メタリックやグリッターを入れたシャープなパッケージを採用した。さらに同コレクションの“ハイパーシャープ ライナー R ピーチブラウン”は、スペシャルパッケージで発売する。

 錦戸は「メイベリンの打ち出す『強くていいんだ』というメッセージに僕自身背中を押してもらったので、今年も一緒に付き進めることをすごくうれしい。これからも、メイベリンの製品や僕の発信するメッセージが、皆さま自身の目力を彩るお手伝いができれば」とコメントした。

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「メイベリン ニューヨーク」が錦戸亮とのコラボ製品発売

 「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、ブランドサポーターを務める錦戸亮とコラボレーションしたコレクション“NYC×TYO コレクション”を発売する。マスカラ“NYC×TYO コレクション ラッシュニスタ N”(税込1320円※編集部調べ)は9月11日、アイライナー“同 ハイパーシャープ ライナー R”(全3色、各1320円※同)は11月20日から展開する。数量限定でスペシャルパッケージも扱う。

 錦戸亮は2020年にブランドサポーターに就任。就任2年目となる今年は、“アイメイクを通じて自分を表現する”というメッセージを新ビジュアルやコラボコレクションで表現する。コラボコレクションのテーマはニューヨーク×東京。ブランドを代表するアイメイクアイテム“ラッシュニスタ N”と“ハイパーシャープ ライナー R”は、ニューヨークの遊び心と東京のきらめくクールな町をイメージし、メタリックやグリッターを入れたシャープなパッケージを採用した。さらに同コレクションの“ハイパーシャープ ライナー R ピーチブラウン”は、スペシャルパッケージで発売する。

 錦戸は「メイベリンの打ち出す『強くていいんだ』というメッセージに僕自身背中を押してもらったので、今年も一緒に付き進めることをすごくうれしい。これからも、メイベリンの製品や僕の発信するメッセージが、皆さま自身の目力を彩るお手伝いができれば」とコメントした。

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“香水砂漠”と呼ばれる日本の香水市場を変えようとする国税局出身の風雲児

 オブジェやネオン菅が店内を彩り、まるでアートギャラリーのような内装で化粧品·雑貨フロアに少し異様な存在感を醸し出すのは、ビオトープインク(BIOTOPE INC.)が手掛けるニッチフレグランス専門店の「ノーズショップ(NOSE SHOP)」だ。2017年8月に新宿ニュウマンに1号店をオープン以来、東急プラザ銀座、池袋パルコ、グランフロント大阪、ニュウマン横浜、渋谷のミヤシタパークと順調に店舗網を拡大している。国内唯一のニッチフレグランスのセレクトショップとして世界中の新進気鋭のフレグランスを取り扱い、未成熟な日本の香水市場で異彩を放っている。

 そんな「ノーズショップ」を率いるのは、自らフレグランスマニアと称する中森友喜ビオトープインク社長だ。中森代表は「日本人の鼻感度を上げる」というミッションを掲げ、“香水砂漠”とも呼ばれる日本の市場を変えようとしている。「ノーズショップ」は個性的な香水を取り扱うだけでなく、香りに抵抗がある日本人がもっと気軽に香水を楽しんでもらえるように、さまざまな工夫を凝らす。“香りのテーマパーク”を目指して“香水ガチャ(香水のカプセルトイマシーン)”を作ったり、実験室やアートギャラリーのような空間にこだわったりするなど、従来の香水売り場にとらわれないアプローチで新風を吹かせる。

 新型コロナウイルスの影響で、日本でも香りの消費の仕方が変わりつつある。おうち時間が長くなり自宅やプライベートを彩る香りを楽しむ人が増えているが、果たして日本の香水市場は“砂漠”状態から脱却できるのかーー。日本の香水業界を変えるべく、固定観念にとらわれず次々と新たな仕掛けを打ち出し、風雲児として注目を集める中森代表に、香水市場の現状について聞いた。

WWD:そもそもなぜ日本の香水市場は拡大しないのか。

中森友喜ビオトープインク社長(以下、中森):日本の香水市場はヨーロッパの10分の1程度の規模とされている。さらに“香水砂漠”と揶揄されるほど、マーケティング予算をいくらかけても芽の出ない非効率的で“ダメ”なマーケットと評されていた。ただ、それは旧来の売り方が悪かったから。商材そのものと売り方が、日本のマーケットの特性と時流に合致していなかったせいだと考える。

香水の評価軸には、香りの良し悪しだけではなく、強度や持続時間などいろいろある。マス向けの香りは、生産の安定性や原価率の低減を考えて合成香料をふんだんに使用する傾向にあり、その結果強い香りが市場を占めることに。その強くて長く続く香りが日本の消費者にそもそもマッチしなかったのだろう。

また売り方についても、これまではブランドロゴや広告頼りの“ほったらかしセルフ”の売り方か、懇切丁寧すぎる重厚感のあるカウンセリング販売のどちらかしかなかった。そこで「ノーズショップ」では、高度な知識をもったフレンドリーなスタッフが必要な時に声をかけ、接客が不要な人には製品の前に置いてあるテスターを嗅ぎながら丁寧な製品説明を読んで自分で納得できる、セミセルフ方式を採用した。

WWD:そんな“難しい”日本市場に、ニッチなフレグランスで勝負しようと思った理由は。

中森:マーケティングの大家コトラー氏の書籍の中に、裸足の国で靴を売る話が出てくる。ある国に靴を売りに行ったセールスマンAが空港に到着するなり、誰も靴を履いてない状況を見て、この国の靴のマーケットはゼロだと見積もって撤退したが、セールスマンBは誰も靴を履いていないからこそ、ここには靴の巨大マーケットがあると見積もったという。

その話と同じように、日本では香りを身につける文化が普及していないからこそ大きなマーケットが眠っていると思った。ただ、ヨーロッパの香水文化をそのまま紹介することがマーケット拡大に寄与するとは考えておらず、日本に根ざした広げ方で時間をかけて浸透させる必要がある。「香水」そのものはフランス発の文化の一部だったとしても、ヨーロッパが香りの先進国で日本は香りの後進国、という安直な二元論は受け入れがたい。食文化でそれぞれの国の違いがあるように、日本にももともと香りの文化があり、香りとの接し方も他の国とは違うのだ。

正直成功する確証はなかったが、「自分が日本の香水市場を変えなきゃ」という使命感が強く、事業の立ち上げを決心した。最初は商談にも苦労したし、商業施設からも相手にされなかった。ただようやくポップアップを開催できた時に、お客さまから「こんなお店が欲しかったんです!」というような声をたくさんいただいて、「間違ってないかもしれない」と不安が確信に変わった。そこでルミネをもう一回説得したところ、ニュウマン新宿店が1号店になった。

「他の人がやっていないことに挑戦している」を基準に香水ブランドをセレクト

WWD:ニッチフレグランスの定義は。

中森:ニッチフレグランスとは“クラフト香水”とでも言えるような、小ロットかつハイクオリティーで生産される、作り手の強いこだわりが詰まった新興系のフレグランスを指す。希少な原料を使用したり、少量生産で販路も限定されていたりすることもあって、高価になることが多い。

これまで日本の香水市場は一般的に2000円未満の低価格帯、2000~5000円未満の中価格帯、5000円以上の高価格帯という3つのカテゴリに分類されていたが、「ノーズショップ」は平均価格1万5000円以上の超高価格帯という新たなカテゴリーを作った。現在、世界12カ国から約40ブランド、600アイテムの製品を取り扱う。

WWD:「ノーズショップ」はニッチフレグランスの専門店だが、中でも一番 “ニッチ(変わり種)”な香水は?

中森:イタリア人のアレッサンドロ・グアルティエーリ(Alessandro Gualtieri)が手掛ける「ナゾマット(NASOMATTO)」。ブランド名は「狂った鼻」という意味だが、アレッサンドロも本当にちょっと狂った人で(笑)。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS )」の香りなども作っている有名なクリエイターだが、自身のブランドはとてもコンセプチュアル。例えば日本で死の香りを嗅ぎたいからって、富士の樹海の香りを嗅ぎに行ったり。樹海の香りを嗅いだ次の日には、スクランブル交差点の香りを嗅ぎに行ったのだとか。

WWD:今は海外でも知名度が上がり、売り込みも多いはず。取り扱う香水の基準は。

中森:これまで日本にわれわれのような店舗がなかったので、ありがたいことに海外で非常に有名になり、メールや大使館経由、SNSなどで世界中から提案をいただいている。提案がたくさんあるので、今は断ることのほうが多いほど。そんな中で選ぶ際に大事にしているのは、ニッチフレグランスの定義そのものの中にも内包される「新しいことにチャレンジしている」か。

例えば「ニコライ(NICOLAI)」というフランスのブランドは、ゲラン(GUERLAIN)一家のパトリシア・ドゥ・ニコライ(Patricia de Nicolai)という女性が手掛けている。彼女は1980年代後半に、フランス調香師協会の新人賞を女性で初めて獲ったのだが、調香の世界はもともと男性社会だったので、彼女は性別と名前を隠して作品を出品した。そのストーリーがセンセーションを巻き起こし、以来彼女は女性調香師もが活躍できる香水業界の時代を築いた人として評価されている。
 

まずは“香りの民主化”を掲げ日本の香水市場の発展を目指す

WWD:「ノーズショップ」で“香りの民主化”を掲げているが、それはどのように実現するのか。

中森:まずは香水のハードルを下げることから始める。香りを得意としない人が多い日本では、エントリー層にきちんと訴求していくことが大事。エントリーユーザーに対して、専門知識や歴史をいきなり説明しても抵抗感を生み出すだけなので、もっと楽しく気楽に香りに触れてもらいたい。“香水ガチャ”もそういう思いから生まれたもので、日本独自の文化であるガチャガチャやゲームの要素と、香りを掛け合わせた。今後は無人店舗や移動販売車など、ほかの形態での販売にも挑戦してみたい。

民主化を言い換えると、より身近に、より安く、より役に立つに、ということだと思うが、単に香水ユーザーを増やすことを目指しているわけではない。香りのクリエイター(発信者)と上質な鑑賞者(受信者)の両方を育てていきたい。そうでないと一時的に市場を広げられたとしても、市場を発展させることはないだろう。その目標を考えたときに、「ノーズショップ」はまだ工程の1%も達成できていないかもしれない。ただ、百貨店や商業施設の中にも香りを扱うショップが増え、インターネット上でも香りの製品を販売したり、香りの情報を発信する人たちが少しずつ増えたりしている現状を見ると、わずか数年前に「香水は日本では売れない」と言われていた社会的な評価を覆すことができたのは、小さいながらも輝かしい実績だ。そこは民主化の第一歩を踏み出せたのだと思う。

WWD:香水のカプセルトイマシーンやユニークな店頭ディスプレーはリアル店舗の取り組み。コロナで店舗の休業を余儀なくされる中、どのようにオンラインでも香りを売ったのか。

中森:香水のカプセルトイマシーンも一種のエンターテインメントと捉えているが、オンラインでもエンターテイメントを届けられるように、いろいろ考えた。店頭で香水を試せなくなったので、お試しサイズやムエットを販売して自宅に届けた。するとこれが成功して、地方の人などこれまでなかなか店頭に来れなかったお客さまにもリーチできるようになり、店頭の休業で一番打撃が大きかった昨年の4~5月のEC売り上げは前年同期比15倍伸びた。最終的には全体の売り上げを見ても今年は前年比50%増の成長を達成できる見込みだ。

「一過性のブームとして絶対終わらせたくない」

WWD:中森代表は国税局やファッションベンチャーなど多様な経歴の持ち主。

中森:国税局で財務や税務などのバックグラウンドを持っているので、失敗しないビジネスづくりがマインドセットの根底にある。またこれまでのファッションの経験ではLA発「キットソン(KITSON)」など、海外のブランドを日本でブームさせる仕掛け役を担ってきた。ただニッチフレグランス事業は、一過性のブームでは絶対終わらせず、香水の一つの文化の担い手として継続させる必要があると思っている。だからあまり派手なプロモーションで世の中にどんと訴えかけて、すっと消えていくようなブームのつくり方はしたくない。

WWD:海外では、これまで主流だった異性を意識したマーケティングや、ウィメンズ・メンズフレグランスなどジェンダーを縛る売り方が見直されるようになっている。多様化が進んでいる印象だが、日本はどうなのか。

中森:「ノーズショップ」ではそういったコミュニケーションを避けているが、SNSやメディアを見ていると日本ではまだまだ“モテ香水”が人気なんだと思う。市場に一定のニーズがあるのであれば、そういうアプローチで販売したいという企業があることも一定の理解はできる。ただ、“モテ香水”という概念は、身に付ける人の個性はもちろん、受け手側の感性さえも機械的に一つの解に押し込めてしまうのだと個人的には考えている。

一時期、“香りマーケティング”といって、ホテルやアパレルショップなどで香りを放出してセールスを上げようという仕掛けがはやったが、あれも「提案」ではなく消費者への感性の「押し付け」であり、売り手側の倫理観が問われるやり方だと考えていた。香りで個性を演出することはアリだとしても、感性の押しつけになるレベルのものはいかがなものか。そういったメッセージの企業やブランドのものを選ばないのも消費者側の責任かもしれないが、まずは売り手側が率先して変わることが必要だろう。

WWD:“香りの民主化”を達成した日本の香水市場の未来はどんなもの?

中森:“香りの民主化”の未来には、有名ブランド香水のサブスクや、以前にはやった紳士服のセミオーダーのような“カスタマイズ風”香水サービスはメインストリームにはいないと思う。「ノーズショップ」は今後も世界中からユニークなブランドを紹介するセレクトを続けていくことを前提にして、今後は、国内で香りのクリエイターと上質な鑑賞者が育つ仕組みを作っていきたい。作り手だけではなく、それらの作品を適切に評価できる鼻と知識をもった鑑賞者の育成も非常に重要。

分かりやすく言えば、香りを作る・鑑賞することが一つの趣味の領域として成立している社会を作ってみたい。その作品がCtoCで流通·論評できるプラットホームがあってもいいかもしれない。そのためにまず必要なのは、香りづくりのツール。つまり原材料(香料)と、それらを混ぜたり保管したりする機材だ。そして次に必要なのが知識。われわれは、これらのツールと知識の提供に加え、クリエイターの交流ができるような仕組みを築き、「香りって面白い」という喜びを社会に提供していきたい。

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“香水砂漠”と呼ばれる日本の香水市場を変えようとする国税局出身の風雲児

 オブジェやネオン菅が店内を彩り、まるでアートギャラリーのような内装で化粧品·雑貨フロアに少し異様な存在感を醸し出すのは、ビオトープインク(BIOTOPE INC.)が手掛けるニッチフレグランス専門店の「ノーズショップ(NOSE SHOP)」だ。2017年8月に新宿ニュウマンに1号店をオープン以来、東急プラザ銀座、池袋パルコ、グランフロント大阪、ニュウマン横浜、渋谷のミヤシタパークと順調に店舗網を拡大している。国内唯一のニッチフレグランスのセレクトショップとして世界中の新進気鋭のフレグランスを取り扱い、未成熟な日本の香水市場で異彩を放っている。

 そんな「ノーズショップ」を率いるのは、自らフレグランスマニアと称する中森友喜ビオトープインク社長だ。中森代表は「日本人の鼻感度を上げる」というミッションを掲げ、“香水砂漠”とも呼ばれる日本の市場を変えようとしている。「ノーズショップ」は個性的な香水を取り扱うだけでなく、香りに抵抗がある日本人がもっと気軽に香水を楽しんでもらえるように、さまざまな工夫を凝らす。“香りのテーマパーク”を目指して“香水ガチャ(香水のカプセルトイマシーン)”を作ったり、実験室やアートギャラリーのような空間にこだわったりするなど、従来の香水売り場にとらわれないアプローチで新風を吹かせる。

 新型コロナウイルスの影響で、日本でも香りの消費の仕方が変わりつつある。おうち時間が長くなり自宅やプライベートを彩る香りを楽しむ人が増えているが、果たして日本の香水市場は“砂漠”状態から脱却できるのかーー。日本の香水業界を変えるべく、固定観念にとらわれず次々と新たな仕掛けを打ち出し、風雲児として注目を集める中森代表に、香水市場の現状について聞いた。

WWD:そもそもなぜ日本の香水市場は拡大しないのか。

中森友喜ビオトープインク社長(以下、中森):日本の香水市場はヨーロッパの10分の1程度の規模とされている。さらに“香水砂漠”と揶揄されるほど、マーケティング予算をいくらかけても芽の出ない非効率的で“ダメ”なマーケットと評されていた。ただ、それは旧来の売り方が悪かったから。商材そのものと売り方が、日本のマーケットの特性と時流に合致していなかったせいだと考える。

香水の評価軸には、香りの良し悪しだけではなく、強度や持続時間などいろいろある。マス向けの香りは、生産の安定性や原価率の低減を考えて合成香料をふんだんに使用する傾向にあり、その結果強い香りが市場を占めることに。その強くて長く続く香りが日本の消費者にそもそもマッチしなかったのだろう。

また売り方についても、これまではブランドロゴや広告頼りの“ほったらかしセルフ”の売り方か、懇切丁寧すぎる重厚感のあるカウンセリング販売のどちらかしかなかった。そこで「ノーズショップ」では、高度な知識をもったフレンドリーなスタッフが必要な時に声をかけ、接客が不要な人には製品の前に置いてあるテスターを嗅ぎながら丁寧な製品説明を読んで自分で納得できる、セミセルフ方式を採用した。

WWD:そんな“難しい”日本市場に、ニッチなフレグランスで勝負しようと思った理由は。

中森:マーケティングの大家コトラー氏の書籍の中に、裸足の国で靴を売る話が出てくる。ある国に靴を売りに行ったセールスマンAが空港に到着するなり、誰も靴を履いてない状況を見て、この国の靴のマーケットはゼロだと見積もって撤退したが、セールスマンBは誰も靴を履いていないからこそ、ここには靴の巨大マーケットがあると見積もったという。

その話と同じように、日本では香りを身につける文化が普及していないからこそ大きなマーケットが眠っていると思った。ただ、ヨーロッパの香水文化をそのまま紹介することがマーケット拡大に寄与するとは考えておらず、日本に根ざした広げ方で時間をかけて浸透させる必要がある。「香水」そのものはフランス発の文化の一部だったとしても、ヨーロッパが香りの先進国で日本は香りの後進国、という安直な二元論は受け入れがたい。食文化でそれぞれの国の違いがあるように、日本にももともと香りの文化があり、香りとの接し方も他の国とは違うのだ。

正直成功する確証はなかったが、「自分が日本の香水市場を変えなきゃ」という使命感が強く、事業の立ち上げを決心した。最初は商談にも苦労したし、商業施設からも相手にされなかった。ただようやくポップアップを開催できた時に、お客さまから「こんなお店が欲しかったんです!」というような声をたくさんいただいて、「間違ってないかもしれない」と不安が確信に変わった。そこでルミネをもう一回説得したところ、ニュウマン新宿店が1号店になった。

「他の人がやっていないことに挑戦している」を基準に香水ブランドをセレクト

WWD:ニッチフレグランスの定義は。

中森:ニッチフレグランスとは“クラフト香水”とでも言えるような、小ロットかつハイクオリティーで生産される、作り手の強いこだわりが詰まった新興系のフレグランスを指す。希少な原料を使用したり、少量生産で販路も限定されていたりすることもあって、高価になることが多い。

これまで日本の香水市場は一般的に2000円未満の低価格帯、2000~5000円未満の中価格帯、5000円以上の高価格帯という3つのカテゴリに分類されていたが、「ノーズショップ」は平均価格1万5000円以上の超高価格帯という新たなカテゴリーを作った。現在、世界12カ国から約40ブランド、600アイテムの製品を取り扱う。

WWD:「ノーズショップ」はニッチフレグランスの専門店だが、中でも一番 “ニッチ(変わり種)”な香水は?

中森:イタリア人のアレッサンドロ・グアルティエーリ(Alessandro Gualtieri)が手掛ける「ナゾマット(NASOMATTO)」。ブランド名は「狂った鼻」という意味だが、アレッサンドロも本当にちょっと狂った人で(笑)。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS )」の香りなども作っている有名なクリエイターだが、自身のブランドはとてもコンセプチュアル。例えば日本で死の香りを嗅ぎたいからって、富士の樹海の香りを嗅ぎに行ったり。樹海の香りを嗅いだ次の日には、スクランブル交差点の香りを嗅ぎに行ったのだとか。

WWD:今は海外でも知名度が上がり、売り込みも多いはず。取り扱う香水の基準は。

中森:これまで日本にわれわれのような店舗がなかったので、ありがたいことに海外で非常に有名になり、メールや大使館経由、SNSなどで世界中から提案をいただいている。提案がたくさんあるので、今は断ることのほうが多いほど。そんな中で選ぶ際に大事にしているのは、ニッチフレグランスの定義そのものの中にも内包される「新しいことにチャレンジしている」か。

例えば「ニコライ(NICOLAI)」というフランスのブランドは、ゲラン(GUERLAIN)一家のパトリシア・ドゥ・ニコライ(Patricia de Nicolai)という女性が手掛けている。彼女は1980年代後半に、フランス調香師協会の新人賞を女性で初めて獲ったのだが、調香の世界はもともと男性社会だったので、彼女は性別と名前を隠して作品を出品した。そのストーリーがセンセーションを巻き起こし、以来彼女は女性調香師もが活躍できる香水業界の時代を築いた人として評価されている。
 

まずは“香りの民主化”を掲げ日本の香水市場の発展を目指す

WWD:「ノーズショップ」で“香りの民主化”を掲げているが、それはどのように実現するのか。

中森:まずは香水のハードルを下げることから始める。香りを得意としない人が多い日本では、エントリー層にきちんと訴求していくことが大事。エントリーユーザーに対して、専門知識や歴史をいきなり説明しても抵抗感を生み出すだけなので、もっと楽しく気楽に香りに触れてもらいたい。“香水ガチャ”もそういう思いから生まれたもので、日本独自の文化であるガチャガチャやゲームの要素と、香りを掛け合わせた。今後は無人店舗や移動販売車など、ほかの形態での販売にも挑戦してみたい。

民主化を言い換えると、より身近に、より安く、より役に立つに、ということだと思うが、単に香水ユーザーを増やすことを目指しているわけではない。香りのクリエイター(発信者)と上質な鑑賞者(受信者)の両方を育てていきたい。そうでないと一時的に市場を広げられたとしても、市場を発展させることはないだろう。その目標を考えたときに、「ノーズショップ」はまだ工程の1%も達成できていないかもしれない。ただ、百貨店や商業施設の中にも香りを扱うショップが増え、インターネット上でも香りの製品を販売したり、香りの情報を発信する人たちが少しずつ増えたりしている現状を見ると、わずか数年前に「香水は日本では売れない」と言われていた社会的な評価を覆すことができたのは、小さいながらも輝かしい実績だ。そこは民主化の第一歩を踏み出せたのだと思う。

WWD:香水のカプセルトイマシーンやユニークな店頭ディスプレーはリアル店舗の取り組み。コロナで店舗の休業を余儀なくされる中、どのようにオンラインでも香りを売ったのか。

中森:香水のカプセルトイマシーンも一種のエンターテインメントと捉えているが、オンラインでもエンターテイメントを届けられるように、いろいろ考えた。店頭で香水を試せなくなったので、お試しサイズやムエットを販売して自宅に届けた。するとこれが成功して、地方の人などこれまでなかなか店頭に来れなかったお客さまにもリーチできるようになり、店頭の休業で一番打撃が大きかった昨年の4~5月のEC売り上げは前年同期比15倍伸びた。最終的には全体の売り上げを見ても今年は前年比50%増の成長を達成できる見込みだ。

「一過性のブームとして絶対終わらせたくない」

WWD:中森代表は国税局やファッションベンチャーなど多様な経歴の持ち主。

中森:国税局で財務や税務などのバックグラウンドを持っているので、失敗しないビジネスづくりがマインドセットの根底にある。またこれまでのファッションの経験ではLA発「キットソン(KITSON)」など、海外のブランドを日本でブームさせる仕掛け役を担ってきた。ただニッチフレグランス事業は、一過性のブームでは絶対終わらせず、香水の一つの文化の担い手として継続させる必要があると思っている。だからあまり派手なプロモーションで世の中にどんと訴えかけて、すっと消えていくようなブームのつくり方はしたくない。

WWD:海外では、これまで主流だった異性を意識したマーケティングや、ウィメンズ・メンズフレグランスなどジェンダーを縛る売り方が見直されるようになっている。多様化が進んでいる印象だが、日本はどうなのか。

中森:「ノーズショップ」ではそういったコミュニケーションを避けているが、SNSやメディアを見ていると日本ではまだまだ“モテ香水”が人気なんだと思う。市場に一定のニーズがあるのであれば、そういうアプローチで販売したいという企業があることも一定の理解はできる。ただ、“モテ香水”という概念は、身に付ける人の個性はもちろん、受け手側の感性さえも機械的に一つの解に押し込めてしまうのだと個人的には考えている。

一時期、“香りマーケティング”といって、ホテルやアパレルショップなどで香りを放出してセールスを上げようという仕掛けがはやったが、あれも「提案」ではなく消費者への感性の「押し付け」であり、売り手側の倫理観が問われるやり方だと考えていた。香りで個性を演出することはアリだとしても、感性の押しつけになるレベルのものはいかがなものか。そういったメッセージの企業やブランドのものを選ばないのも消費者側の責任かもしれないが、まずは売り手側が率先して変わることが必要だろう。

WWD:“香りの民主化”を達成した日本の香水市場の未来はどんなもの?

中森:“香りの民主化”の未来には、有名ブランド香水のサブスクや、以前にはやった紳士服のセミオーダーのような“カスタマイズ風”香水サービスはメインストリームにはいないと思う。「ノーズショップ」は今後も世界中からユニークなブランドを紹介するセレクトを続けていくことを前提にして、今後は、国内で香りのクリエイターと上質な鑑賞者が育つ仕組みを作っていきたい。作り手だけではなく、それらの作品を適切に評価できる鼻と知識をもった鑑賞者の育成も非常に重要。

分かりやすく言えば、香りを作る・鑑賞することが一つの趣味の領域として成立している社会を作ってみたい。その作品がCtoCで流通·論評できるプラットホームがあってもいいかもしれない。そのためにまず必要なのは、香りづくりのツール。つまり原材料(香料)と、それらを混ぜたり保管したりする機材だ。そして次に必要なのが知識。われわれは、これらのツールと知識の提供に加え、クリエイターの交流ができるような仕組みを築き、「香りって面白い」という喜びを社会に提供していきたい。

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三井物産アイ・ファッションとシブヤ109ラボが “SDGs部”開始 Z世代にきっかけを提供

 三井物産アイ・ファッションと、SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関シブヤ109 ラボ(SHIBUYA109 lab.)はこのほど、Z世代とSDGsを考える新プロジェクト「シブヤ109 ラボ アイズ(SHIBUYA109 lab. EYEZ)」を立ち上げた。「一歩踏み出せないZ世代に、企業の持つ知識やノウハウを用いて、アクションを起こすきっかけを提供したい」という。

 長田麻衣シブヤ109 ラボ所長は、「シブヤ109 ラボが2020年実施した『若者のSDGsに対する意識調査』では、社会課題解決に対して「関心はあるが、特に具体的に取り組んでいることはない」という割合が高いことがわかった。そこで、持続可能なモノ作りを進める三井物産アイ・ファッションと協力し、何かできないかと言う思いから同プロジェクトが始まった」と言う。長田所長と、三井物産アイ・ファッションでサステナビリティに関する事業を長らく担当してきた米﨑尊路MD企画部マーケティング室室長らが中心となり運営する。

 米﨑室長は、「ファッション業界は従来の大量生産を変えなければいけない局面に来ているが、企業同士ではなかなか動きが加速しないことにジレンマを抱えていた。サステナブルの極論は買わない、作らないことかもしれないが、柔軟な考えを持つ若い世代にわれわれの持っている知識を伝え、自分で考えて選択できる消費者を育てたいと思った」と話す。

 プロジェクト第1期として、SDGsの「つくる責任・つかう責任」をテーマに4月から活動が開始した。参加メンバーは、慶應義塾大学を拠点に活動するファッションサークル「Keio Fashion Creator」などから募集したファッションに関心の高い学生22人で構成する。参加費は無料。

 メンバーは月1回集まり、ファッション産業が抱える環境問題や環境配慮型素材に関する講義を受けたり、ディスカッションを行ったりするほか、同世代にサステナブルファッションを広げることを目的に、三井物産アイ・ファッションのリソースを用いてエコバッグの製作と公式SNSの運用、動画制作を行う。

 7月に行われた第3回のミーティングでは、認証マークについての講義や三井物産アイ・ファッションの循環型ブランド「アンノウト(ANNAUT)」のブランド担当者への質疑応答などが行われた。参加者の脇島のに花さん(21)は、「私が所属する『Keio Fashion Creator』ではこれまで自分たちの表現したいことを中心に活動してきた。しかし、私たちの世代はファッション業界の環境負荷の問題から目を背けられない。正直、サステナビリティは興味が薄かったが、もはやこの問題を知ることはファッションが好きな人たちの義務だと思い、参加した」と言う。1期生の活動は10月までを予定しており、今後は随時メンバーを募集しながら、ファッション以外の幅広い社会課題をテーマに活動していく予定だ。

 長田所長は、「学生たちの意識にもバラつきがある。問題の複雑さを理解し、それぞれが何を優先させるかを考え、自分のスタンス話し合う過程に意義があると考えた。一人でも多くのZ世代が、アクションを起こす手段と、多様な立ち位置を学べる場にしたい」と語った。今後は「シブヤ109 ラボ アイズ」を事業化し、SDGsに関心の高いZ世代と企業をつなげるプラットホームを目指すという。


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三井物産アイ・ファッションとシブヤ109ラボが “SDGs部”開始 Z世代にきっかけを提供

 三井物産アイ・ファッションと、SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関シブヤ109 ラボ(SHIBUYA109 lab.)はこのほど、Z世代とSDGsを考える新プロジェクト「シブヤ109 ラボ アイズ(SHIBUYA109 lab. EYEZ)」を立ち上げた。「一歩踏み出せないZ世代に、企業の持つ知識やノウハウを用いて、アクションを起こすきっかけを提供したい」という。

 長田麻衣シブヤ109 ラボ所長は、「シブヤ109 ラボが2020年実施した『若者のSDGsに対する意識調査』では、社会課題解決に対して「関心はあるが、特に具体的に取り組んでいることはない」という割合が高いことがわかった。そこで、持続可能なモノ作りを進める三井物産アイ・ファッションと協力し、何かできないかと言う思いから同プロジェクトが始まった」と言う。長田所長と、三井物産アイ・ファッションでサステナビリティに関する事業を長らく担当してきた米﨑尊路MD企画部マーケティング室室長らが中心となり運営する。

 米﨑室長は、「ファッション業界は従来の大量生産を変えなければいけない局面に来ているが、企業同士ではなかなか動きが加速しないことにジレンマを抱えていた。サステナブルの極論は買わない、作らないことかもしれないが、柔軟な考えを持つ若い世代にわれわれの持っている知識を伝え、自分で考えて選択できる消費者を育てたいと思った」と話す。

 プロジェクト第1期として、SDGsの「つくる責任・つかう責任」をテーマに4月から活動が開始した。参加メンバーは、慶應義塾大学を拠点に活動するファッションサークル「Keio Fashion Creator」などから募集したファッションに関心の高い学生22人で構成する。参加費は無料。

 メンバーは月1回集まり、ファッション産業が抱える環境問題や環境配慮型素材に関する講義を受けたり、ディスカッションを行ったりするほか、同世代にサステナブルファッションを広げることを目的に、三井物産アイ・ファッションのリソースを用いてエコバッグの製作と公式SNSの運用、動画制作を行う。

 7月に行われた第3回のミーティングでは、認証マークについての講義や三井物産アイ・ファッションの循環型ブランド「アンノウト(ANNAUT)」のブランド担当者への質疑応答などが行われた。参加者の脇島のに花さん(21)は、「私が所属する『Keio Fashion Creator』ではこれまで自分たちの表現したいことを中心に活動してきた。しかし、私たちの世代はファッション業界の環境負荷の問題から目を背けられない。正直、サステナビリティは興味が薄かったが、もはやこの問題を知ることはファッションが好きな人たちの義務だと思い、参加した」と言う。1期生の活動は10月までを予定しており、今後は随時メンバーを募集しながら、ファッション以外の幅広い社会課題をテーマに活動していく予定だ。

 長田所長は、「学生たちの意識にもバラつきがある。問題の複雑さを理解し、それぞれが何を優先させるかを考え、自分のスタンス話し合う過程に意義があると考えた。一人でも多くのZ世代が、アクションを起こす手段と、多様な立ち位置を学べる場にしたい」と語った。今後は「シブヤ109 ラボ アイズ」を事業化し、SDGsに関心の高いZ世代と企業をつなげるプラットホームを目指すという。


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