次に着たいのは新顔“フィッシュネット”トップス! 秋冬にも生かせる簡単コーデ

 網のような素材で仕立てた“フィッシュネット”の服に注目です。サマールックの印象がありましたが、近ごろは服のオールシーズン化を追い風に、秋冬仕様も登場。従来より“漁網感”が薄れ、着こなしやすく進化しています。

 また、これまでのセクシーな印象が薄まり、ヘルシーなムードが強まっています。さらに、複数の編み地をミックスした手の込んだデザインも登場。たとえば、2021-22年秋冬に登場した「ディオール(DIOR)」のニットは、身頃はレーシーな透かし編みで、袖部分はフィット感のあるフィッシュネットと、編み方を変えています。今回は有力ブランドの2021-22年秋冬ルックから、通年使える新顔の“フィッシュネット”をピックアップしました。

シックな黒白ルックに立体感 レイヤードの要に

 今シーズンのフィッシュネットは、モダンさやジェンダーレスな雰囲気が増しています。今までのセクシーなストッキングのような細い網目タイプではなく、太めの枠に変わったのも、新タイプのフィッシュネットの特徴です。

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は黒と白でまとめたシックな装いにフィッシュネットのトップスを取り入れました。襟の広い白シャツをキーピースに据えて、黒の透かしニットを重ねて、重層的なモノトーン・レイヤードにまとめています。フィッシュネットには素肌の露出がつきものでしたが、通年仕様では肌見せを押し出さない傾向にシフト。むしろ素肌の代わりに、フィッシュネット自体を主張するスタイリングが生まれています。

キャミソールドレスのモード感アップ キーピースはタートルネック

 ドレッシーなキャミソールドレスを新たな表情で着こなすうえで、タートルネックのフィッシュネットは重宝します。キャミソールドレスをシーズンレスに着回すのに役立つスタイリングです。

 白のハイネック全体にホールを散らばらせたのは「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」。網目が従来のフィッシュネットより大きく、素肌はしっかり見えますが、布地で覆われている部分も多いので、いわゆる網タイツのようなセクシーな印象は遠ざけられています。ビッグホールのおかげで立体感が際立ち、しなやかなレイヤードルックが叶いました。

あでやかなボーホーでデニムルックも妖艶に

 ヒッピーやボヘミアンのムードも帯びるフィッシュネット。妖艶な雰囲気を引き出すアイテムとして使いでがあります。リアルな着こなしでは、レイヤードに生かすのが得策です。

 フィッシュネットを素肌に直接まとう装いを提案したのは「エムエスジーエム(MSGM)」。きらきらのラメ素材を織り込んだモール風の糸でフィッシュネットのトップスを編み上げました。ここまでのシースルーは難易度が高そうですが、タンクトップやTシャツの上から重ねれば、つやめきと色香を添えたスタイリングに。デニムパンツルックの格上げにも役立ちます。秋冬はカーディガンやセーターと組み合わせたり、上にジレやジャンパースカートなどを羽織ったりする重ね着コーデに重宝しそうです。

彫刻アートのような手仕事テイスト 立体感がめりはりを演出

 以前のフィッシュネットには、機械編みらしい均等な網目の配列が多く見られましたが、近ごろは手仕事のイメージを強めた、あえて不ぞろいな網目のネットパターンが増えています。

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は網目素材を使って、立体感のあるセットアップを披露。一様ではない網目は、ハンドクラフトの上質感を際立たせています。クロップドトップスとスカート、レッグウエアのトリプル・セットアップなのに重く見えないのは、たっぷりした隙間のおかげ。編み物ならではの立体感が、ボディーのめりはりを引き出してくれました。

 今回取り上げたルックが示す通り、フィッシュネットのアイテムは秋以降もレイヤードルックに生かせる便利アイテムです。網目の部分を生かして、さまざまな手持ちのワードローブと組み合わせたり、部分的に素肌を見せたりと、気分に合わせて別の表情を引き出せます。以前に比べてデザインや素材のバリエーションが豊富で選びがいがあるので、今から目を着けておいてはいかがでしょう。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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次に着たいのは新顔“フィッシュネット”トップス! 秋冬にも生かせる簡単コーデ

 網のような素材で仕立てた“フィッシュネット”の服に注目です。サマールックの印象がありましたが、近ごろは服のオールシーズン化を追い風に、秋冬仕様も登場。従来より“漁網感”が薄れ、着こなしやすく進化しています。

 また、これまでのセクシーな印象が薄まり、ヘルシーなムードが強まっています。さらに、複数の編み地をミックスした手の込んだデザインも登場。たとえば、2021-22年秋冬に登場した「ディオール(DIOR)」のニットは、身頃はレーシーな透かし編みで、袖部分はフィット感のあるフィッシュネットと、編み方を変えています。今回は有力ブランドの2021-22年秋冬ルックから、通年使える新顔の“フィッシュネット”をピックアップしました。

シックな黒白ルックに立体感 レイヤードの要に

 今シーズンのフィッシュネットは、モダンさやジェンダーレスな雰囲気が増しています。今までのセクシーなストッキングのような細い網目タイプではなく、太めの枠に変わったのも、新タイプのフィッシュネットの特徴です。

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は黒と白でまとめたシックな装いにフィッシュネットのトップスを取り入れました。襟の広い白シャツをキーピースに据えて、黒の透かしニットを重ねて、重層的なモノトーン・レイヤードにまとめています。フィッシュネットには素肌の露出がつきものでしたが、通年仕様では肌見せを押し出さない傾向にシフト。むしろ素肌の代わりに、フィッシュネット自体を主張するスタイリングが生まれています。

キャミソールドレスのモード感アップ キーピースはタートルネック

 ドレッシーなキャミソールドレスを新たな表情で着こなすうえで、タートルネックのフィッシュネットは重宝します。キャミソールドレスをシーズンレスに着回すのに役立つスタイリングです。

 白のハイネック全体にホールを散らばらせたのは「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」。網目が従来のフィッシュネットより大きく、素肌はしっかり見えますが、布地で覆われている部分も多いので、いわゆる網タイツのようなセクシーな印象は遠ざけられています。ビッグホールのおかげで立体感が際立ち、しなやかなレイヤードルックが叶いました。

あでやかなボーホーでデニムルックも妖艶に

 ヒッピーやボヘミアンのムードも帯びるフィッシュネット。妖艶な雰囲気を引き出すアイテムとして使いでがあります。リアルな着こなしでは、レイヤードに生かすのが得策です。

 フィッシュネットを素肌に直接まとう装いを提案したのは「エムエスジーエム(MSGM)」。きらきらのラメ素材を織り込んだモール風の糸でフィッシュネットのトップスを編み上げました。ここまでのシースルーは難易度が高そうですが、タンクトップやTシャツの上から重ねれば、つやめきと色香を添えたスタイリングに。デニムパンツルックの格上げにも役立ちます。秋冬はカーディガンやセーターと組み合わせたり、上にジレやジャンパースカートなどを羽織ったりする重ね着コーデに重宝しそうです。

彫刻アートのような手仕事テイスト 立体感がめりはりを演出

 以前のフィッシュネットには、機械編みらしい均等な網目の配列が多く見られましたが、近ごろは手仕事のイメージを強めた、あえて不ぞろいな網目のネットパターンが増えています。

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は網目素材を使って、立体感のあるセットアップを披露。一様ではない網目は、ハンドクラフトの上質感を際立たせています。クロップドトップスとスカート、レッグウエアのトリプル・セットアップなのに重く見えないのは、たっぷりした隙間のおかげ。編み物ならではの立体感が、ボディーのめりはりを引き出してくれました。

 今回取り上げたルックが示す通り、フィッシュネットのアイテムは秋以降もレイヤードルックに生かせる便利アイテムです。網目の部分を生かして、さまざまな手持ちのワードローブと組み合わせたり、部分的に素肌を見せたりと、気分に合わせて別の表情を引き出せます。以前に比べてデザインや素材のバリエーションが豊富で選びがいがあるので、今から目を着けておいてはいかがでしょう。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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サステナブル部門は“成分”と“容器”に対する取り組みに注目! 「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 今回から新設したサステナブル部門。アンケート調査に協力してくれた美容師に、サステナブルに関する取り組みで共感したブランド名を答えてもらった。初回ということで、順位づけできるほど票が集まったブランドがなかったので、回答に記された中から注目のブランドを紹介する。今のところ、自然由来成分やバイオマス容器の採用、詰め替え用レフィルの用意やリサイクルの実施などが主な取り組みだ。また、美容室チェーンのアルテ サロン ホールディングスや、トータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」は、プライベートブランドにもサステナブルの要素を取り入れているので要注目だ。

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品(ブランド)を選んでもらった。

サステナブル部門

「ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)」

7月にデビューした新ヘアケアブランド。通常では捨てられる果皮や種子、色や形が不ぞろいであるために市場に出されずに、破棄されてしまう規格外野菜や果物を成分に有効活用している。

「ヴィラロドラ(VILLA LODOLA)」

 イタリア・ウンブリア州の有機栽培農場で生まれたプロユースのオーガニックブランド。サステナブルなライフスタイルを推進し、全製品がオーガニック認証機関ICEAの認証を取得。

「イーラル(ERAL)」

 今春にリブランディングしてサステナブルに注力。植物由来の素材を配合したバイオマスPET容器を採用した。化粧箱も森林管理の規格にのっとり認証されたFSC認証紙を使用。

「トラック(TRACK)」

 パッケージの99.5%をガラスやアルミ製にし、プラスチック資材削減に取り組む。人気のマルチ美容オイル“トラック オイル ナンバースリー”は、使用後の瓶をディフューザーとして活用できる。

「エニック(ENNIC)」

 アルテ サロン ホールディングスが展開する、“大地に還る”をコンセプトにしたユニセックスのヘア&スキンケアブランド。化粧箱には、森林保護につながるバガス紙(非木材紙)を使用。ボトルは100%リサイクルPETで、石化由来PET樹脂の削減に取り組む。

「ウカ(UKA)」

 “ヘッドセラピーシリーズ”の容器を3月にリニューアルした。植物由来のバイオマスパッケージを採用し、容器はボトル式からポンプ式に変更。レフィルも発売し、詰め替えできる仕様にした。


9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)

 9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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スキンケア&インナーケア部門はミルボン「インプレア」の独走! 「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 スキンケア&インナーケア部門は、ミルボンがコーセーと共同開発した美容室専売化粧品「インプレア(IMPREA)」が1~3位を独占した。製品性能の高さはもちろん、美容師のサロンワークやカウンセリングを知り尽くしたミルボンが開発したこともあり、細かなサポートも評価されたポイントの1つ。美容師だからこそできる、髪と肌からできる“印象プロデュース”のノウハウなど、提案の仕方などに関してもアイデアを提供している。また、今回は前回と比べ、回答に記されたスキンケアブランドの種類が格段に増えていた。ここではランクインには至らなかったものの、回答のあった中で注目のブランドをピックアップして紹介する。(「インプレア」はサロン専売品。価格は全て編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

スキンケア&インナーケア部門

1位 “ローション”

「インプレア」

 角層ケラチンに着目したエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)化粧水。保湿成分のリンゴ果実エキスなどを配合し、とろりとした独自のテクスチャーで、輝きあふれる肌印象へと導く。アンケートの回答には、「保湿力が高くて、肌質が変わる感じが分かる」「お客さまへの提案の仕方までサポートしてくれるので、サロンワークにスムーズに取り入れやすい」といった声があった。(200mL、税込5500円)

2位 “エクスフォリエイター”

「インプレア」

 ひとふきでくすみにアプローチし、澄んだ肌印象へ導くブースターのふきとり美容液。肌印象の基盤となる角層を健やかな状態に育み、肌の中から輝くような美しさを魅せる“オーラアップ”をかなえる。アンケートの回答には、「ブースターなのでプラスワンアイテムとして提案しやすい」といった声があった。(150mL、税込3850円)

3位 “ジェル クリーム”

「インプレア」

 コンセプトは“やすらぎのジェルクリーム”。肌に透明感とハリ感をもたらし、潤いをたたえた肌印象へと導く。朝と夜、化粧水で肌を整えた後、指先で肌になじませるように使用する。アンケートの回答には、「男性からも好まれるテクスチャーで、スキンケア製品を探しているメンズ顧客に対しても提案できる」といった声があった。(40g、税込6600円)

PICK UP “洗顔料”

「バルクオム(BULK HOMME)」

 昨年10月からヘアサロン市場での展開を強化。店販売り上げNo.1(21年6月時点)がこの“洗顔料”で、濃厚な泡のクッションが洗顔時の摩擦をやわらげ、余分な皮脂や汚れのみを洗浄する。(100g、税込2200円)

PICK UP “V フィックスアメージングクリーム”

「プレジスト(PRESIST)」

 ヒト臍帯血幹細胞培養液をまとった天然微細針が肌全体に心地よい刺激を与え、厳選成分を届けるリッチなクリーム。美容室では、こうした高価格帯のスキンケア製品も売れ始めている。(50g、税込2万2000円)


9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)

 9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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スキンケア&インナーケア部門はミルボン「インプレア」の独走! 「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師148人に、各カテゴリーで「2020年下半期~21年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 スキンケア&インナーケア部門は、ミルボンがコーセーと共同開発した美容室専売化粧品「インプレア(IMPREA)」が1~3位を独占した。製品性能の高さはもちろん、美容師のサロンワークやカウンセリングを知り尽くしたミルボンが開発したこともあり、細かなサポートも評価されたポイントの1つ。美容師だからこそできる、髪と肌からできる“印象プロデュース”のノウハウなど、提案の仕方などに関してもアイデアを提供している。また、今回は前回と比べ、回答に記されたスキンケアブランドの種類が格段に増えていた。ここではランクインには至らなかったものの、回答のあった中で注目のブランドをピックアップして紹介する。(「インプレア」はサロン専売品。価格は全て編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を11部門に分類し、50軒の美容師148人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

スキンケア&インナーケア部門

1位 “ローション”

「インプレア」

 角層ケラチンに着目したエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)化粧水。保湿成分のリンゴ果実エキスなどを配合し、とろりとした独自のテクスチャーで、輝きあふれる肌印象へと導く。アンケートの回答には、「保湿力が高くて、肌質が変わる感じが分かる」「お客さまへの提案の仕方までサポートしてくれるので、サロンワークにスムーズに取り入れやすい」といった声があった。(200mL、税込5500円)

2位 “エクスフォリエイター”

「インプレア」

 ひとふきでくすみにアプローチし、澄んだ肌印象へ導くブースターのふきとり美容液。肌印象の基盤となる角層を健やかな状態に育み、肌の中から輝くような美しさを魅せる“オーラアップ”をかなえる。アンケートの回答には、「ブースターなのでプラスワンアイテムとして提案しやすい」といった声があった。(150mL、税込3850円)

3位 “ジェル クリーム”

「インプレア」

 コンセプトは“やすらぎのジェルクリーム”。肌に透明感とハリ感をもたらし、潤いをたたえた肌印象へと導く。朝と夜、化粧水で肌を整えた後、指先で肌になじませるように使用する。アンケートの回答には、「男性からも好まれるテクスチャーで、スキンケア製品を探しているメンズ顧客に対しても提案できる」といった声があった。(40g、税込6600円)

PICK UP “洗顔料”

「バルクオム(BULK HOMME)」

 昨年10月からヘアサロン市場での展開を強化。店販売り上げNo.1(21年6月時点)がこの“洗顔料”で、濃厚な泡のクッションが洗顔時の摩擦をやわらげ、余分な皮脂や汚れのみを洗浄する。(100g、税込2200円)

PICK UP “V フィックスアメージングクリーム”

「プレジスト(PRESIST)」

 ヒト臍帯血幹細胞培養液をまとった天然微細針が肌全体に心地よい刺激を与え、厳選成分を届けるリッチなクリーム。美容室では、こうした高価格帯のスキンケア製品も売れ始めている。(50g、税込2万2000円)


9月7日に「WWDJAPAN」がオンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」
を開催(視聴無料)

 9月7日(火)20時より、「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメ」の傾向分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2021-22FW」のライブ配信を行うので要チェック!

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かわいくない“足あと”は即刻消去!エイジレスな猫目になる方法  【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.6。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「かわいい足あと、かわいくない足あと」。動物の中でトップクラスにかわいい猫の足あとと、美容的に忌み嫌われるカラスの足あとについて考察。自分でもあきれるぐらい強引な着地も必見です。

飛鳥時代の古墳から、猫の足あとつきの土器が出た!

 半年ほど前、猫博士として知られ、長年にわたり猫の生態研究を行ってきた山根明弘教授に取材させていただいた。美容を一切絡めない取材自体が新鮮だったこともあるが、愛してやまない猫に関して、こんなにも知らないことがあったのかという驚きの連続で、大変興味深く話を伺った。中でも個人的にじわじわ萌えたのが、「飛鳥時代の土器に猫の足あとが残されていた」という話。

 先生によると、2007年に兵庫県姫路市の見野古墳群で行われた発掘調査で、猫の足あとがくっきりとつけられた副葬品の須恵器が発掘されたという。これは窯で焼く前の乾燥させる過程でつけられたものとされており、当時のアトリエに猫が出入りしていた証拠となっている。丹念に土をこね、神経を研ぎ澄ませながら成形して、あとは焼くだけの段階で猫に踏みつけられたら「イャァァァァァ!」と発狂しそうなものだが、焼いた本人は気づいていなかったのだろうか、なぜかそのまま窯で焼かれ、厳重に副葬され、晴れて現代の私たちにお披露目されることとなったのである。

 主人が土こねに夢中になっている隙にやってきて、成形ホヤホヤの須恵器の上を悪びれることなく踏みつけご機嫌に去っていく猫、焼こうと思った須恵器に足あとがつけられているのを見て怒るどころか「えっ猫の足あと柄ってかわいくない?」とそのまま窯にINし副葬品にしてしまった職人。Vol.1で「猫は古代エジプト時代からペットとして愛されていた」という話をしたが、飛鳥時代の猫と日本人の関係性も、きっとそうだったのだろう。猫が家畜化されていたり害獣扱いされていたりしたら、職人のアトリエに自由に出入りできないだろうから。妄想はつきない。

猫の足あととは真逆! 負のインパクトを生むカラスの足あとには要注意

 猫は本体がいなくても、もはや足あとだけで人々を萌え死にさせることができるのだ。何なら「猫の足あと」とつぶやいてみるだけでもほっこり優しい気持ちが芽生えてくるのだから震えが止まらない。

 犬の足あと、馬の足あと、ラッコの足あと、パンダの足あと。ほかの動物でも、そこそこほっこりできる気もするが、絶対にほっこりできないのが「鳥」。目尻に刻まれたシワを「カラスの足あと」と言うぐらいネガティブなイメージもあり微妙である。耳にするだけでいくらでも萌えることができる「猫の足あと」とはえらい違いだ。

 カラスの足あとは、なぜこんなにも嫌われるのか? おばあちゃんのイラストには必ずと言っていいほど目尻にカラスの足あとが描かれているように、目尻にくっきりと刻まれたシワは、誰が見てもわかる老化の証。笑って生まれるシワは豊かな表情を演出するもので決して悪いものではないし、若い世代にも起こりうるものだが、真顔に戻った時にもカラスの足あとがくっきり残されているのは明らかな老化のサインなので、やっぱりいただけない。深く刻まれてしまってからなかったことにするのは難しいからこそ、シワ改善系のアイケアや、シワを目立たせないアイメイクなど何かしら対策が必要だ。

カラスの足あとをなきものにするケア&メイクアイテム

 無条件にかわいい猫の足あととは違い、美容的にかわいくないカラスの足あとは早めに対処。シワ改善コスメ、シワカバー下地、マットテクスチャーのアイシャドウで、猫のようにキリッとしたゆるみのない目元を目指そう。

 「エチュード(ETUDE)」から、見野古墳群から出土された須恵器を思わせる、猫の足あとつきのアイパレットが登場。大人気動画クリエイター、レオ・ジェイ(LeoJ)の愛猫から着想された9色は、猫のような魅惑のまなざしをかなえるカラーバリエーションが魅力。パールやラメはシワの溝を余計に目立たせてしまうから、カラスの足あとなどシワ部分にはマットテクスチャーのアイカラーが◎。目頭やまぶたの中央などにラメをポイント的にのせれば、大人かわいい奥行きのある目元が楽しめるはず。


 カラスの足あとが気になるときは、アイメイクの前に専用ベースでカバーを。「スリー(THREE)」の“エアリフトスムージングワンド”は、光の反射角度を変えながら、目尻のシワはもちろん、ほうれい線や毛穴など、表情の中で気になる影や凹凸感をひと塗りで忘れさせてくれる頼もしいアイテム。ほぼ無色透明でさらりとしたテクスチャーだから、カバーした感のない素肌と一体になるような自然な仕上がりをかなえてくれる。


 デイリーなアイケアには、メディカル発想でシワをケアする「エンビロン(ENVIRON)」の“C−クエンスアイジェル”を。ビタミンA・C・Eと3種のペプチド、さらに肌内部のヒアルロン酸を生み出す力に着目したオプティムヒアル™️を独自に組み合わせ、乾燥や年齢サインが気になる目元の肌へアプローチ。ボトックスをしたような、輝きを放つハリのある若々しいまなざしをかなえてくれる。

 目元が必要以上にフォーカスされがちな今こそ、アイケアやメイクアイテム選びは慎重に。カラスの足あとを刻ませないアイケア&アイメイクで、猫のようにぷっくりまあるいハリのある目元をかなえて。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

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「ボビイ ブラウン」の2021年ホリデーコレクションは目元を美しく彩る多色アイシャドウパレットを豊富にラインアップ

 「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、2021年ホリデーコレクションを発売する。

 第1弾は10月22日発売。ラグジュアリーシリーズ「リュクス」の新フォーミュラ“リュクス アイシャドウ フォイル”を詰めた限定パレット“リュクス プレシャス メタルズ アイシャドウ パレット”(税込1万450円)や、華やかな艶と血色美を与えるイルミネーターパレット“リュクス イルミネイティング デュオ”(限定2種、各税込6600円)などがそろう。そのほか、5種のブラシセットやマルチクリームアイシャドウスティックも展開する。

 第2弾は11月12日発売。温かみのあるコーラルやピンクをベースに、レッドバイオレットやブラウンなどをセットにした8色アイシャドウパレット“コブルストーン レーン アイシャドウパレット”(税込7150円)や、ラベンダーやピンクといった柔らかく優美なシェードがそろう8色アイシャドウパレット“オパールセント ドリーム アイシャドウ パレット”(税込7150円)などが登場する。

 第3弾は11月26日発売。マルチクリームアイシャドウスティックのミニサイズ3本をセットにした“ソーホー グロウ ミニ ロングウェア クリーム アイシャドウ セット”(税込4620円)や、クリスタルのように艶のある仕上がりのトリートメントグロスのミニサイズ4本セット“スウィート インダルジェンス ミニ グロス セット”(税込5500円)などをラインアップする。

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