長濱ねるが東コレのSDGsサポーターに ベストコレクションは「ミカゲ シン」

 「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」は、2022年春夏シーズンに新設したSDGsサポーターにタレントの長濱ねるを起用した。長濱はNHK・SDGsキャンペーン「未来へ17アクション」への参加や、ファッション誌「with」の連載でSDGsについて勉強するなど、自身も持続可能な取り組みに関心があることからサポーター就任に至った。

 長濱は、「自分自身がファッションに精通して仕事をしてきたわけではないので、ファッション界に携われていることが純粋にうれしい。同世代で『もっとファッションのことを知りたい』という人たちの入り口が広くなるように役立ちたい」とコメントした。

 長濱はコレクション3日目までにリアルショー4本、オンラインショー3本を視聴した。「ショーを見て、自分が『着たい』『かわいい』と思う洋服が実はSDGsに配慮していて、ファッション業界でも当たり前になりつつあるのかなと感じました」。一番印象に残ったブランドは「ミカゲ シン(MIKAGE SHIN)」だという。「ショーの照明や音楽、生地の美しさが直に伝わってきて感動した」。さらに「ショーを通して、それぞれの作り手の思いがひしひしと伝わってきた。オンライン配信が主流の今だからこそ、リアルで見られることのぜいたくさ、喜びを感じた」と続けた。また実際にSDGsサポーターとしてショーを見て、新たな気付きがあったという。「今、持っている洋服を長く着たり、洋服を購入する際に『長く着られるかどうか』の選択を慎重にしたり。環境に配慮した服を買うのも一つの手ですが、持っている服を大事に着続けることは誰にでも始められること」と、日常の意識の変化に対する重要性を述べた。

 ショー会場で注目される衣装は撮影時、「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」のシャツワンピースを着用した。ブラックを基調に、取り外し可能なメッシュ地の襟や、無数に伸びたひもの数々、赤のタータンチェックを差し色に仕上げている。

 長濱は、長崎県長崎市生まれの23歳。15年に女性アイドルグループの欅坂46のメンバーとしてデビュー。19年に同グループを卒業した。現在はテレビ・ラジオのMCやエッセイの執筆など、活動は多岐にわたる。

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釣り具で終わらない「ディーベック」と儚くも強い「ベッドフォード」 読者投票で東コレナンバーワンを決定“T-1グランプリ”予選3日目

 2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!


小雨の中、自転車でショー取材
はっ水ウエアが欲しい編集長ムラカミ
「ディーベック(D-VEC)」

見どころ:長らく「はっ水や防水・防風のアーバンウエア以外に、もう1つアイデンティティが欲しいなぁ」と思っていたけれど、「ニッポン」の要素が加わり独自性が備わってきました。真っ白なシャツドレスなどにブロッキングしたマリンブルーの生地には、大海原の穏やかな波模様を描いた青海波(せいがいは)モチーフ。何より「ニッポン」の漁師や釣り人のスタイル、水産合羽や“釣ジャン”をタウンウエアに昇華‼︎ウエイトベルト風のボディバッグなど、アクセサリーも工夫していて、フィッシングの「ダイワ(DAIWA)」から生まれたアパレルブランドらしさ、が出てきました!


本日も自宅でデジタル取材
東コレ取材3シーズン目の美濃島
「ノブユキマツイ(NOBUYUKI MATSUI)」」

見どころ:テーラリングに定評のある同ブランド。ここ数シーズンはリラックスしたテーラードがトレンドの中、硬さのあるジャケットとコートが連続する攻めの姿勢です。でもインナーにレースを忍ばせたり、淡いストライプのショーツを合わせたりと、絶妙な足し引きで柔らかさを加えます。特にこのロングコートのレイヤードスタイルは、今日の真似したいルックナンバーワン。無造作ヘアも抜け感があっていいです。ちなみにウィメンズモデルも登場しますが、あくまでメンズとしての提案だそう。


7都市のファッションウイークを取材
リポーター大杉
「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」

見どころ:久しぶりに東コレに戻ってきた「ベッドフォード」が、雨上がりの夕暮れの八芳園でロマンチックなショーを見せてくれました。席に着くと、コレクションのテキスタイルで作られた造花が配られて、キュン。ショーでは、透け感のあるグラデーションのコートや、ラメ糸の入ったジャカードのジャケットなどがライトに照らされて輝き、とても美しかったです。女性モデルが着こなすシャツのルックも上品でハンサム。葉っぱや花などの自然のモチーフも、秋に近付く自然を見渡せるロケーションにぴったりでした。naomi tokyo parisの生演奏にもうっとり…。ブランドの印象に強くある儚さを体感でき、リアルで発表する利点が最大限に生かされていたショーでした。

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「ランドリン」の新ミューズにケイティ・ペリーが再就任 新CMではダルメシアンに変身

 ネイチャーラボのファブリックケア&ライフスタイルブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」の新ミューズに、アーティスト、女優、実業家としても活躍するケイティ・ペリーが就任した。同時に9月1日から新CMを全国で順次放映する。

 ケイティ・ペリーは2017年から約1年半、「ランドリン」のミューズに就任しており、今回は再就任となる。グローバルで展開する「ランドリン」は“香るセレブ ランドリン”というキャッチコピーのもと、冨永愛、道端ジェシカ、アヴリル・ラヴィーンなどグローバルで活躍する人物を起用してきた。「世界を見越してきたブランドとして“グローバルセレブ”の起用を検討した結果、ケイティ自身の『コロナ禍でも笑顔で前を向いていこう』というメッセージを届けるマインドに共感したこと、また母となり彼女のライフスタイルが変化し、より親和性が生まれたことから再起用となった」とブランド担当者。

 新CM撮影はカリフォルニアにある豪邸で行われ、ケイティがダルメシアンに変身して部屋中を「ランドリン」の香りで包み込むというストーリー。おうち時間をさまざまな香りと共に笑顔で過ごしてほしいというメッセージが込められている。メイキング映像は「ランドリン」公式サイトで順次公開予定。

 また、同日にはブランド人気の加湿器フレグランスウオーターの500mL大容量タイプも登場した。既存の300mLタイプは、昨年9月の発売後わずか4 カ月でドラッグストアの加湿器フレグランスウオーター年間売り上げランキング(TrueData調べ)で1位を獲得したアイテム。加湿器にごく少量を足すことでクラシックフローラルの香りを楽しむことができる。

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「ランドリン」の新ミューズにケイティ・ペリーが再就任 新CMではダルメシアンに変身

 ネイチャーラボのファブリックケア&ライフスタイルブランド「ランドリン(LAUNDRIN)」の新ミューズに、アーティスト、女優、実業家としても活躍するケイティ・ペリーが就任した。同時に9月1日から新CMを全国で順次放映する。

 ケイティ・ペリーは2017年から約1年半、「ランドリン」のミューズに就任しており、今回は再就任となる。グローバルで展開する「ランドリン」は“香るセレブ ランドリン”というキャッチコピーのもと、冨永愛、道端ジェシカ、アヴリル・ラヴィーンなどグローバルで活躍する人物を起用してきた。「世界を見越してきたブランドとして“グローバルセレブ”の起用を検討した結果、ケイティ自身の『コロナ禍でも笑顔で前を向いていこう』というメッセージを届けるマインドに共感したこと、また母となり彼女のライフスタイルが変化し、より親和性が生まれたことから再起用となった」とブランド担当者。

 新CM撮影はカリフォルニアにある豪邸で行われ、ケイティがダルメシアンに変身して部屋中を「ランドリン」の香りで包み込むというストーリー。おうち時間をさまざまな香りと共に笑顔で過ごしてほしいというメッセージが込められている。メイキング映像は「ランドリン」公式サイトで順次公開予定。

 また、同日にはブランド人気の加湿器フレグランスウオーターの500mL大容量タイプも登場した。既存の300mLタイプは、昨年9月の発売後わずか4 カ月でドラッグストアの加湿器フレグランスウオーター年間売り上げランキング(TrueData調べ)で1位を獲得したアイテム。加湿器にごく少量を足すことでクラシックフローラルの香りを楽しむことができる。

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オールバーズが上場申請 21年上半期は26%増収

 サンフランシスコ発のフットウエアメーカー、オールバーズ(ALLBIRDS)は8月31日、米ナスダック(NASDAQ)への新規上場(IPO)を申請した。IPOの規模は暫定的に1億ドル(約109億円)に設定されているが、今後決定する公開条件などによって変わる可能性がある。

 オールバーズは、元プロサッカー選手のティム・ブラウン(Tim Brown)と、再生可能エネルギーの専門家であるジョーイ・ズウィリンガー(Joey Zwillinger)が2016年に創業。自然由来の素材を使用したミニマルなデザインが世界中で人気を博し、現在はシューズだけでなくアパレルやアンダーウエアも手掛けている。同社は21年6月末の時点で世界に27の直営店を構えているが、20年の売り上げの89%はECによるものだという。日本では20年1月に東京・原宿に初出店し、21年6月には同じく丸の内に2号店をオープンした。

 同社がIPOを実施するのではないかとの憶測は、兼ねてより市場関係者の間で流れていたが、同社は21年2月の段階では「創業から5年しか経っていないことを考えると時期尚早」だとして、これを否定。しかし、4月には主幹事会社を選定していることを明かし、いずれIPOを行う計画であることを認めた。なお、同社はこれまでに累計1億4000万ドル(約152億円)以上の資金を調達している。

 オールバーズが米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した届出書によれば、20年12月通期の売上高は前期比13.2%増の2億1929万ドル(約239億円)だったものの、純損失は前年の1452万ドル(約15億円)から2586万ドル(約28億円)へと赤字が拡大している。また、21年1〜6月期の売上高は前年同期比26.6%増の1億1754万ドル(約128億円)と増収だったが、純損失は前年同期の950万ドル(約10億円)から2112万ドル(約23億円)へとやはり赤字が大幅に拡大している。同社によれば、これは主にマーケティングおよび営業費用が増加したことによるという。

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百貨店8月度は約1割の減収 感染増と入場制限が影響

 主要百貨店5社の2021年8月度業績は、おしなべて1割程度の減収だった。過去にない新型コロナの感染増加で外出自粛傾向が強まるとともに、8月中旬からは人流抑制のため食品フロアなどの入場制限を強いられ、客数が目減りした。

 各社の前年同月と比較した売上高は、三越伊勢丹が7.2%減、高島屋が9.1%減、そごう・西武が11.8%減、大丸松坂屋百貨店が5.2%減、阪急阪神百貨店が15.6%減。三越伊勢丹は6カ月ぶりに月次売上高が前年を下回った。「外出自粛傾向が強まり、両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)を中心に客数が伸び悩んだ」(同社)。そごう・西武は衣料品が前年同月比25%減、婦人雑貨が同約20%減だった。

 一方で富裕層による高額品消費は依然勢いは衰えていない。大丸松坂屋百貨店は「ラグジュアリーブランドの好調は継続している」。高島屋も特選衣料雑貨、呉服、美術カテゴリーが前年実績を上回った。

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コスプレ上等! スーツさえ非日常化する中、わが道をいくメンズブランドが10周年

 コスプレ上等!――そう言い切るのが2011年デビューの日本ブランド「アジャスタブル・コスチューム(ADJUSTABLE COSTUME)」だ。ファストファッションの隆盛(と衰退)、ECの定着、ジェンダーレスやサステナビリティといったキーワードの台頭など、ファッションを取り巻く環境はこの10年も激動だった。その中にあって、スタイルを貫徹するのが同ブランドだ。小高一樹デザイナーに10年の歩みについて聞いた。

WWD:10年の間に客層に変化はあった?

小高一樹「アジャスタブル・コスチューム」デザイナー(以下、小高):ブランドデビュー時、僕は37歳で、顧客は僕より少し上の世代(40~50代)が中心だった。「アジャスタブル・コスチューム」は特異なブランドであると自認しており、“らしさ”を出すためにはトータルでお買い求めいただく必要がある。となると、総額は15万~20万円ほど。経済的な余裕があることも、結果として顧客の条件だった。それがこの2、3年は20代前半の顧客が増えている。

WWD:その要因は?

小高:ひとえにSNSによるものだ。“1920~40年代の、男が格好良かったころの服”を標ぼうする「アジャスタブル・コスチューム」が、同じくアメリカンクラシックを愛する理美容師の間で受け入れられ始めた。カリスマ的な人気を持つ彼らがSNSで発信してくれ、フォロワーが服装を真似するようになった。芸能人などではない、「それ、どこの服?」と店頭やDMで気軽に聞ける距離感も奏功し、ブランド認知度が高まった。SNSでの広がりは国内にとどまらず、海外のマニアなコミュニティーにも拡散していった。

WWD:それに合わせて販路も海外に拡大した?

小高:その通りだ。現在、国内外の売り上げ比率は4:6ほど。台湾、香港、中国(上海、北京)、韓国、タイ、ドイツ、スウェーデン、スイスなどに卸している。アメリカや英国の店舗とも交渉中だ。

WWD:クリエイションの着想源について教えてほしい。

小高:映画や、そのもとになった小説が多い。その後で史実を調べたり、資料や写真を集めたりする。古着やアンティーク生地から物語を創造することもある。例えば、今季のイチ押し素材であるオリジナルの“ワイルドスパンツイード”は、1900年代のフランスの貴族層がアウトドアレジャー用に作らせたフロックコートから着想し、糸から作った。これを着てどこへ出掛けたのか?、そのときの足元(靴)は?とイメージを膨らませる。

WWD:ニューノーマル下でスーツさえ非日常化するなか、「アジャスタブル・コスチューム」は次の10年もわが道をいく?

小高:そもそも「アジャスタブル・コスチューム」は、“非日常を表現しよう”とスタートした。名は体を表すではないが、ブランド名も「(アジャスタブル・)ウエア」や「(アジャスタブル・)クロージング」ではなく、「(アジャスタブル・)コスチューム」とした。コスプレの“コス”だ。つまりコスプレに対してポジティブであり、“コスプレでなにが悪いの?”“自分の気持ちを高めるためのファッション(コスプレ)でしょ?”という立場。それを各々アジャスタブル(調整)して自分なりに取り入れてほしいと、服を作り続けている。

 例えば、ヒットアイテムに“サイレンスーツ”というものがある。これは英国首相を務めたウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)が発案したと言われる、スーツ生地のつなぎだ。「アジャスタブル・コスチューム」のファン、つまりコスプレ好きな方は本物志向も強い。一方で、“サイレンスーツ”はビンテージ市場でも出回らない幻の逸品だ。そこで「アジャスタブル・コスチューム」は資料や写真を徹底分析して、それに応えるものを作った。8万5800円と決して安くはないが、多くの方に満足いただいている。

 これからも自信を持ってコスプレを楽しんでほしい!

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「ドゥーナチュラル」初のメイクライン誕生 天然由来成分90%以上を配合

 ジャパン・オーガニックは9月1日、ミレニアル世代に向けたナチュラルスキンケア「ドゥーナチュラル(DO NATURAL)」から初となるメイクラインをドラッグストアやバラエティーショップで発売する。スキンケア発想のもと天然由来成分を90%以上配合したリップ、アイカラー、チーク、マスカラ、アイライナー、アイブローをラインアップ。価格帯は税込1650~1980円。

 同ブランドは2019年にデビュー。“ストレスゆらぎ肌”に着目し、石油由来原料を抑えた天然由来成分90%以上を配合した13のスキンケアをそろえる。天然由来成分が100%でない理由は「天然由来成分を増やすだけでは肌のリスクが高くなることもある。ゆらぎ肌のために、あえて化学成分を効果的に最小限配合することを選択している」という。メイクラインも同様に、天然由来成分を100%にしないことで、メイクの発色や落ちにくさを実現した。全製品が7つの無添加(石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、合成香料、アルコール、鉱物油、シリコーン)で、水や汗、皮脂やこすれに強い仕上がりにこだわった。

 カラーバリエーションは、花からインスパイアされた重ね塗りでも楽しめる“ニュアンスチェンジカラー”をそろえ、それぞれ花言葉から由来したネーミングを採用。また、「ポジティブな気分を楽しんでほしい」という思いから、リップとチークには、感情を測定するテストPOMS(ポムス)検査による「幸せになる香り」に該当する100%の天然精油をブレンドしたフローラル&シトラスの香りを配合した。さらに、最後まで使い切れるようにミニマルサイズで展開。クリアケースにはリサイクルプラスチックや植物由来のプラスチックを使用する。

 “アレンジメント リップスティック”(全10色、各税込1650円)は、艶めくシアータイプ(6色)と潤いが続くナチュラルタイプ(4色)の2タイプを展開する。潤うのにべたつかない滑らかなテクスチャーが特徴。詰め替え式でケースは別売り。“コーディネート アイ カラー”(全5種、各税込1980円)は、フィット感の高いパウダーと上品な艶を生み出す繊細なパールを採用した2色入りパレット。“ブルーミング チーク”(全5色、各税込1980円)はパウダー仕様で、スキンケア発想の潤いと血色感のある仕上がりを演出する。

 “センシュアル マスカラ”(全2色、各税込1980円)はナチュラル処方でありながら、カールキープやにじみにくさを実現し、お湯でオフできる。グレー寄りのブラックと赤み系ブラウンの2色を揃える。“ディファイニング アイライナー ペンシル”(全4色、各税込1650円)と“スタイリング アイブロー ペンシル”(全3色、各税込1650円)は、繰り出し式のペンシルタイプ。適度な硬さの芯を採用し、描きやすさを追求した。

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「ドゥーナチュラル」初のメイクライン誕生 天然由来成分90%以上を配合

 ジャパン・オーガニックは9月1日、ミレニアル世代に向けたナチュラルスキンケア「ドゥーナチュラル(DO NATURAL)」から初となるメイクラインをドラッグストアやバラエティーショップで発売する。スキンケア発想のもと天然由来成分を90%以上配合したリップ、アイカラー、チーク、マスカラ、アイライナー、アイブローをラインアップ。価格帯は税込1650~1980円。

 同ブランドは2019年にデビュー。“ストレスゆらぎ肌”に着目し、石油由来原料を抑えた天然由来成分90%以上を配合した13のスキンケアをそろえる。天然由来成分が100%でない理由は「天然由来成分を増やすだけでは肌のリスクが高くなることもある。ゆらぎ肌のために、あえて化学成分を効果的に最小限配合することを選択している」という。メイクラインも同様に、天然由来成分を100%にしないことで、メイクの発色や落ちにくさを実現した。全製品が7つの無添加(石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、合成香料、アルコール、鉱物油、シリコーン)で、水や汗、皮脂やこすれに強い仕上がりにこだわった。

 カラーバリエーションは、花からインスパイアされた重ね塗りでも楽しめる“ニュアンスチェンジカラー”をそろえ、それぞれ花言葉から由来したネーミングを採用。また、「ポジティブな気分を楽しんでほしい」という思いから、リップとチークには、感情を測定するテストPOMS(ポムス)検査による「幸せになる香り」に該当する100%の天然精油をブレンドしたフローラル&シトラスの香りを配合した。さらに、最後まで使い切れるようにミニマルサイズで展開。クリアケースにはリサイクルプラスチックや植物由来のプラスチックを使用する。

 “アレンジメント リップスティック”(全10色、各税込1650円)は、艶めくシアータイプ(6色)と潤いが続くナチュラルタイプ(4色)の2タイプを展開する。潤うのにべたつかない滑らかなテクスチャーが特徴。詰め替え式でケースは別売り。“コーディネート アイ カラー”(全5種、各税込1980円)は、フィット感の高いパウダーと上品な艶を生み出す繊細なパールを採用した2色入りパレット。“ブルーミング チーク”(全5色、各税込1980円)はパウダー仕様で、スキンケア発想の潤いと血色感のある仕上がりを演出する。

 “センシュアル マスカラ”(全2色、各税込1980円)はナチュラル処方でありながら、カールキープやにじみにくさを実現し、お湯でオフできる。グレー寄りのブラックと赤み系ブラウンの2色を揃える。“ディファイニング アイライナー ペンシル”(全4色、各税込1650円)と“スタイリング アイブロー ペンシル”(全3色、各税込1650円)は、繰り出し式のペンシルタイプ。適度な硬さの芯を採用し、描きやすさを追求した。

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デリケートゾーンケア「アイム ラフロリア」が3周年を機にリブランディング

 メリア(MELLIA)はデリケートゾーンケアブランド「アイム ラフロリア(I’M LA FLORIA)」の3周年を機にリブランディングする。2018年のブランド誕生以来初で、9月7日に機能を向上した“デリケートボディウォッシュ”(250mL、税込3740円)などを発売する。「自分を愛するための一歩(Step to be lovin’)」に加えて、「よりやさしいブランドへ」をコンセプトに掲げ、人にも環境にも優しいブランドへと進化する。

 同社は“毎日を自分らしく(Everyday be yourself)”をコンセプトに17年に原由記と和田由紀が設立。18年9月にデリケートゾーンケアブランド「アイム ラフロリア」を立ち上げた。全てのアイテムがデリケートゾーンだけでなく全身に使うことができる仕様がこだわりだ。

 刷新する製品は、“デリケートボディウォッシュ”(250mL、税込3740円)、“デリケートブライトニングセラム”[医薬部外品](30mL、税込7480円)、“デリケートボディクリーム”(30g、税込1540円、150g、4950円)の3アイテム。共通成分として、乳酸菌由来成分(保湿成分)、ビタミンC誘導体(整肌成分)、チャ葉エキス(整肌成分)に加えて、新たにツボクサエキス(保湿成分)を配合する。また、これまでポップアップなどで展開していたイヴピアッツェローズの香りのルームフレグランス“リードディフューザー”(200mL、税込4620円)を定番品に加える。

 パッケージは黒と白のシンプルなデザインに変更し、「自分の意思によって選んだものから得られる心地よさ」という思いを込めたブランド名の「I’m」を際立たせたロゴを採用した。ジェンダーや世代にとらわれず、幅広い層のユーザーに手に取ってもらいやすいようにこだわった。ボトルは再生可能な植物由来成分を使ったバイオプラスチックを使用。そのほか、リーフレットなど紙資資材を可能な限り削減し、ショッパーには森林環境やフェアトレードに対応するバナナペーパーを導入するなど、環境に配慮した取り組みも進める。

 原由記メリアCEOは「この3年間、たくさんのお客さまとの出会いの中で、多様な価値観、さまざまなお悩みがあることを実感した。要望の1つ1つを大切に受け止め、製品としての使いやすさや、心地よさを追求した。当社が行ったデリケートゾーンに関する調査では、全体の約7割がなんらかの悩みを抱えているものの、約8割がケアをしていないということがわかった。これまで以上にデリケートゾーンケアの大切さや、方法を多くの人に理解してもらうための啓もう活動にも力を入れ、ケアの習慣そのものを浸透させていく必要があると感じている。普段のボディーケアと同じ感覚で、全身に使える『アイム ラフロリア』をきっかけに、男女問わずあらゆる年齢の方にデリケートゾーンケアを日々の習慣にしてもらいたい」とコメント。

 なお、9月1〜7日には伊勢丹新宿本店本館2階で期間限定ポップアップを開催する。

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高橋悠介の「CFCL」が受賞 第4回「ファッション プライズ オブ トウキョウ」

 東京都と繊維ファッション産学協議会が主催するファッションコンペ「ファッション プライズ オブトウキョウ(以下、FPT)」の第4回受賞者に高橋悠介の「CFCL」が選出された。計2回のパリ・ファッション・ウイーク期間中に単独でコレクションを発表するための資金援助に加え、「楽天 ファッション ウィーク東京」で凱旋イベントを開催する予定だ。

 「FPT」は、“東京を代表するインターナショナルブランド”になる可能性を持つブランドのサポートを目的に17年に設立された。国内外で知名度のあるファッションブランドを1年に1組選出され、初回は「マメ(MAME KUROGOUCHI)」、2回目は「オーラリー(AURALEE)」、3回目は「ターク(TAAKK)」がパリコレに挑戦するための支援を得た。審査員は、根岸由香里ロンハーマン(RON HERMAN)ウィメンズクリエイティブ・ディレクター、長尾悦美・高島屋 MD本部レディスファッションディビジョンバイヤー、小木基史ファッション・キュレーターの3人が初回から務めている。昨年はコロナ禍のため、ブランドの選出を休止し、1年ぶりの開催となった。

 9月1日に表参道ヒルズで行われた授賞式で高橋は「賞をもらえることが重要なのではなく、ブランドや自分たちが考えていることしっかりと世界に伝えていくための次のステップと考えている」と話した。また「前職でもパリコレに参加し、パリは自分を成長させてくれた場所。コロナ禍にブランドを立ち上げてファッション産業について向き合ってきた。新しいものが価値、潮流であるのであれば、パリコレは僕が新しい服の価値と向き合うための一つの挑戦になるはず」と語った。ファッションショー以外での発表形式も模索しているという。

 高橋は1985年生まれ。2010年に文化ファッション大学院大学ファッションデザインコースを修了後、同年三宅デザイン事務所に入社した。入社3年目の13年、27歳の若さで「イッセイ ミヤケ メン」のデザイナーに抜擢され、14年春夏から6年間に渡りデザインを手掛けてきた。20年に同社を退社し、CFCL設立。3Dコンピューター・ニッティングと島精機製作所のホールガーメント技術を用いた無縫製のニットウエアなどを中心に、“時代に左右されない衣服”を提案している。世界基準の透明性に挑むため、「Bコーポレーション(B Corporation、B corp)」を申請中だ。先日「第39回毎日ファッション大賞」の新人賞・資生堂奨励賞にも選出されたばかり。

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クリーンビューティブランド「アスレティア」がイギリスに進出 公式ECサイトオープン、来年出店を計画

 エキップは10月6日、イギリスでクリーンビューティブランド「アスレティア(ATHLETIA)」の公式ECサイトをオープンする。まずは、透明性とコミュニティーづくりの観点から、同社ECサイトとソーシャルメディアでの展開によるD2Cモデルを採用。その1年後には、他社のECサイトやリアル店舗の展開を予定しており、コミュニティーの拡大を目指す。

 今回のイギリス進出を足掛かりに、3年以内に欧州主要国での展開も計画する。サステナビリティや社会貢献、企業姿勢の透明性と、消費者がクリーンビューティに求める基準が高い欧州において、日本発のクリーンビューティブランドとして、広く欧州のビューティーコミュニティーに訴求する。
 
 「アスレティア」は、アクティブなライフスタイルを応援するスキンケアブランドとして2020年2月に誕生した。国内では阪急梅田本店、JR名古屋高島屋のほか、旗艦店として表参道に路面店を展開。日本発のクリーンビューティブランドとして、ものづくりへの姿勢やコンセプト、高い技術力や製品力が好評で、さらなる出店を計画している。

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中国の高級婦人服「アイシクル」日本上陸 ワールドが支援

 ワールドは、中国の高級ファッションブランド「アイシクル(ICICLE)」の日本上陸をサポートする。同社がブランド運営で培ったノウハウを他社に提供するプラットフォーム事業の一環で、日本進出にあたってのコンサルティング、販売業務委託、システム導入、バックオフィス業務支援などの分野を担う。「アイシクル」は1日、阪急うめだ本店に日本1号店を開いた。

 「アイシクル」は中国のICCFグループ(当時アイシクルファッショングループ)が1997年に上海で設立。上海とパリのデザインセンターから生み出される高感度な服や雑貨が人気を集め、中国国内で276店舗を運営するほか、19年にはパリにも旗艦店を出店している。また18年には仏ブランド「カルヴェン」を買収したことでも話題になった。

 「アイシクル」はシンプルなデザインながらもカシミヤやウール、シルクなど上質な天然素材を使ったコレクションで知られ、日本での価格帯はコート16万〜64万円、ジャケット10万〜18万円、スカート6万〜16万円、ニット3万〜14万円。地球環境に配慮したモノ作りを推進している。

 日本進出にあたってICCFジャパンを設立し、オフィスをワールド北青山ビル内に構えた。だが、ワールドは日本法人に出資したり、代理店業務契約を結んだりするわけではなく、あくまで業務サポートの立場をとる。1号店は阪急うめだ本店6階のプレミアム婦人服ゾーンで売り場面積は15坪。

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BiSHのアユニDやリンリン、ASPのモグ・ライアンも登場 有名バンドのMVから着想した「ネグレクト アダルト ペイシェンツ」

 BiSやBiSHのアイドルプロデューサーの渡辺淳之介が手掛ける「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS以下、ネグレクト)」は、東京・渋谷ヒカリエで2022年春夏のファッションショーを行った。ステージ中央には、天井に向けて照らされたグリーンのスポットライトに、巨大スピーカーの数々が積み上げられていた。今季も「ネグレクト」らしいエンターテインメント性の強い演出を予感させた。

音楽界の巨匠たちをKISS風にアレンジ

 ファーストルックは、渡辺デザイナー率いるWACK所属グループのASPから、モグ・ライアンがジョーカー風メイクで登場。ブランドロゴ付きのパーカとボーダーのハイソックスというカジュアルなスタイルだ。ほかにもBiSHのアユニ・Dとリンリンもモデルとして登場した。渡辺デザイナーは、「今シーズンは“ベーシック コレクション(BASiC COLLECTiON)”をテーマに、“自分が本来作りたかったであろう洋服を作りたかった”」と話す。その言葉通り、自身のルーツである音楽の要素をコレクションにたっぷり盛り込んだ。ブリティッシュパンク風のチェックのアイテムや、グランジ風のラフなスタイルなどが連続する中、特に目を引いたのが音楽家のバッハやモーツァルト、ショパンらをKISS風にアレンジしたグラフィックで、思わず笑みがこぼれた。「自分の中のルーツであるクラシック音楽に影響を受けて、音楽家のバンドTがあればという発想から製作に至った」。それぞれの名を“バッ葉(バッハ)”“猛津 アルト(モーツァルト)”“初版(ショパン)”と漢字で表現して、「ネグレクト」流に巨匠たちにオマージュを捧げた。

ナイン・インチ・ネイルズのMVから着想

 ブランドロゴを配したアイテムの数々も際立った。ロックバンドのナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のロゴ風に仕上げた“NAP”の文字がまばらに付いたスエットやTシャツをはじめ、定番のトラックスーツはレッドとネイビーの新色で登場。「時代的にロゴが入っていた方が売れるじゃないですか?(笑)。何を着ているのかが誰でもわかるように意識してロゴは付けた」。

 「ネグレクト」はクリエイションだけでなく、エンタメ性の強い演出も特徴だ。「演出を考える際、ロックバンドのナイン・インチ・ネイルズのMVが頭の中でずっと流れていた。当初は本物の牢獄や檻を作ることも考えたけど、グリーンのスポットライトを檻に見立てて表現しようと決めた。本当は檻の中でモデルを歩かせたかったが、演出家から『さすがに服が見えなくなってしまう』ということもあり断念した」。またブランドおなじみの“麺食い“は、今回もBiSHのアユニ・Dがカップ焼きそばを食べる演出だった。「原点回帰でカップ焼きそばにした」という。

 「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でリアルのショーにこだわった理由については、「音楽のライブ配信や無観客ショーを行う中で、やっぱりリアルには勝てないという思いが強かった。とにかくお客さんを入れて見てもらいたかった」と話した。

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「ネグレクトアダルトペイシェンツ」2022年春夏東京コレクション

 「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。

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カルバン・クラインの新たな顔に松田翔太 日本の新アパレル事業のアンバサダーに就任

 カルバン・クラインは1日、日本で新たに開始したアパレル事業“カルバン・クライン メンズウェア(CALVIN KLEIN MENS WEAR)”のジャパンアンバサダーに、俳優の松田翔太を起用することを発表した。ビジュアルと、キャンペーンで松田が着用している2021-22年秋冬コレクションは17日以降に順次登場する予定だ。

 松田は「僕が小学校高学年くらいの時に初めてファッションブランドというものを意識したのがカルバン・クラインだった。漠然としたニューヨークのイメージや、アンダーウエアのウエストバンドに入ったロゴなど、とにかく圧倒された。今回アンバサダーに起用されたことで、僕の考え方や生き方をブランドに認められた気がしている」とコメントした。

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ツヤと透明感が支持の理由 美容師が選ぶ「イノアカラー」の魅力

 ロレアル プロフェッショナルのヘアカラー剤「イノアカラー」は2019年春の日本上陸以来、美容師と顧客の双方に根強いファンを獲得している。ヘアサロン業界を代表する50サロンに「実際に使って最も良かった製品」を聞く「WWDJAPAN 2021 ヘアサロン版ベストコスメアワード」では、ヘアカラー部門で第1位を受賞。数多くあるヘアカラー剤の中でも、その存在感は高まっている。ここでは「イノアカラー」が人気を集める理由を紹介する。

ツヤ感と奥深い透明感が人気
ヘアカラー特有の
匂いがないことも好評

 ここ数年、“ツヤ感”と“透明感”はヘアカラートレンドを語る上で欠かせないキーワードだ。これらを表現しながら仕上がりの発色を楽しむことができる「イノアカラー」を使ったヘアデザインは多くの人気美容師がSNSに投稿し注目を集めている。オイル配合率60%という独自テクノロジーを採用した“オイルグロスカラー”の名の通りツヤと透明感のある仕上がりは、美容師と顧客双方から満足度が高い。今回「イノアカラー」に投票した美容師からは、「ツヤがよく、ダメージが少ない」「オイルで染めるので仕上がりがツヤツヤになる」「発色も良くグレイヘアもしっかりと染まる」といった声が集まった。また、「カラー独特のツンとした匂いもなく、塗布時や放置時間も快適に過ごせる」とアンモニア無配合でヘアカラー特有の刺激臭が軽減されていることも高評価のポイントだった。

iNOA GANG&ANGELが語る
「イノアカラー」の魅力

 「イノアカラー」でお客さまの「なりたい」自分を実現する、全国のトップサロンで活躍する21人のiNOA GANG &ANGEL。SNSでも大きな影響力を持つGANGとANGELからも「イノアカラー」の魅力を語る声が集まった。

プレミアムなカラー体験を届ける
ロレアル独自の
先進テクノロジーを採用

 “オイルグロスカラー”が奥深い透明感とグロス発色を実現。アッシュ系の色味においてシャンプーを重ねても黄み・赤みを抑制でき、滑らかな手触りとツヤ感を持続させる。ロレアル独自の先進テクノロジー“オイルデリバリーシステム”によって効率的にカラー剤を毛髪内部へと浸透させることで、ダメージの軽減へと導くことも特徴。また、アンモニア無配合でカラー剤特有の刺激臭を抑え、施術中や帰宅後も快適なカラー体験を提供する。今年3月には新色イノアピンクを追加し、全52色と豊富なカラーバリエーションも支持される理由だ。

問い合わせ先
ロレアル プロフェッショナル
03-6911-8321

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名古屋駅徒歩圏内にイオンモール初のオフィス複合型SC 10月27日開業

 イオンは10月27日、名古屋駅(名駅)から北へ1キロの立地に、同社初のオフィス複合型商業施設「イオンモール ナゴヤ ノリタケガーデン」を開業する。公園と飲食店、ミュージアムが集まる複合施設「ノリタケの森」に隣接する同施設は、1~3階の商業ゾーン(3万7000平方メートル)と4~6階のオフィスゾーン(約2万2000平方メートル)で構成され、延べ床面積は14万平方メートル。5キロ圏内に住む約63万人をターゲットとし、年間来館者数は約800万人を見込む。

 コンセプトは「自然と自然になれる場所」。都心にありながら緑も多い場所にあり、 商業施設の来館者やオフィスで働く人一人ひとりが自然体になれる場所をめざす。 新施設について、イオンモールの藤木光広専務は「新たな国内需要を発掘する施策として、これまでの商業施設開発とは異なるビジネスフォーマットを構築した。働く人と企業を支えるオフィス複合型の1号店となる」と話す。

 名駅はジェイアール名古屋高島屋やミッドランドスクエア、大名古屋ビルヂングなどが集まる商業密集地。そこからほど近い場所でのテナントリーシングについて、「名駅周辺は百貨店など高級店が揃っているが、日常生活に必要なものをワンストップショッピングできる施設はない。ヘルス&ウエルネスゾーンの取り組みにも力を入れ、他社物件と差別化できる施設作りをめざした」と、同施設の山口央二ゼネラルマネージャーは話す。

 商業ゾーンには、東海エリア初出店41店、愛知県初出店7店を含む約150の専門店が集結する。日本初のLEDドームシステムを採用した「コニカミノルタプラネタリウム満天ナゴヤ」が東海エリアに初登場するほか、「ナムコ(NAMCO)」は、80年代のアーケードゲームから2020年代のデジタル技術を駆使した遊びまで“大人の遊び場”をイメージしたコンセプトゾーンを併設。1~2階には、大型書店「ツタヤ ブックストア(TSUTAYA BOOKSTORE)」が“日本で一番、子どもと行きたい 子どもが行きたい書店”をコンセプトに出店する。

 1~3階までの東側は緑豊かな屋外に面する飲食と食物販のゾーン。屋外席、テラス席を設け、自然環境と四季を感じられる都会では味わえない空間を提供する。レストラン、フードコート、食物販を合わせて53店舗が出店。ニューヨーク発プレッツェルクロワッサンが人気の「ザシティベーカリー(THE CITY BAKERY)」、東京新宿で人気のハンバーグ専門店「君のハンバーグを食べたい」、北海道札幌市が本店のスープカレー専門店「ロジウラ カレー サムライ」が名古屋初進出する。

 食以外のゾーンには「ユニクロ(UNIQLO)」「無印良品」をはじめ、インテリア雑貨「ダルトン デイ スタック ナゴヤ(DULTON DAY STACK)」の大型店などが出店する。三重の人気セレクトショップ「ロジック(LOGIC)」、ベーシック系大人カジュアルを提案する滋賀発の「ボーンフリー(BORN FREE)」も愛知初出店。

 コスメでは韓国コスメブランド「ハクスリー(HUXLEY)」と台湾生まれのハーバルケアブランド「ユアン(阿月、YUAN)」が東海地区初出店となる。3階には、大型クリニックを核に健康をテーマとしたさまざまな機能を持つ専門店を集約し、地域の健康拠点となる新しいヘルス&ウエルネスゾーンとして発信していく。

 4~6階に、イオンモールが手掛ける初の次世代型オフィスブランド「ビズリウム(BIZRIUM)」が入居するのも大きな特徴だ。“ワークライフ ブレンドオフィス”をコンセプトに、仕事と暮らしをワンストップにすることでよりゆとりある暮らしと柔軟な働き方を実現する。オフィスのワンフロアは約6600平方メートル。商業ゾーンの開業に先駆けて、オフィスは10月20日にオープンし、その時点での入居率は見込みも含めて約70%。開業後半年での満床を目指す。現在、名古屋外国語大学や旭化成ホームズの入居が決まっている。

 名古屋で検証を重ねつつ、イオンモールは今後、オフィス複合型商業施設の拡大を目指す。「イオンモールがビジネスゾーンを作るとどうなるのか感じてほしい」と藤木専務。

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「マイケル・コース」トップに元「コーチ」CEOが就任

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」を擁するカプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)は8月24日、ジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)前コーチ(COACH)社長兼CEOをマイケル・コースCEOに指名した。ジョン・アイドル(John Idol)前マイケル・コースCEOで現カプリ・ホールディングス会長兼CEOの後任だ。なお、22年9月にはシュルマン氏はカプリ・ホールディングスのCEOに、アイドル氏はカプリ・ホールディングスの会長にも就任する。

 シュルマンCEOは「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「グッチ(GUCCI)」などでキャリアを積み、12~17 年にはニーマン・マーカス・グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)傘下の百貨店、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)の社長を務めた。14 年には同グループによるマイテレサドットコム(MyTheresa.com)買収に伴い、NMG インターナショナルの社長も兼任。17年6月にコーチの社長兼CEOに就任し、20年3月には引き継ぎ期間を経て同職を退任すると発表されていた。

 アイドル=カプリ・ホールディングス会長兼CEOは、22年9月にグループのCEO職をシュルマン=マイケル・コースCEOに譲った後、会長に就任する。アイドル会長兼CEOは、「シュルマン氏の就任は、熟慮の末に企画されたリーダーシップ継承計画の一環だ。今後1年間、彼は『マイケル コース』というブランドに没頭してもらう」とコメントしている。

 この人事の一方を受けてカプリ・ホールディングスの24日の株価は上昇。終値は6.13%増の60.56ドル(約6601円)だった。アイドル会長兼CEOからシュルマン=マイケル コースCEOへ承継するスキームはアナリストからも一定の評価を得ている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ユナイテッドアローズが人気ユーチューバーかんだまと新ブランド始動

 ユナイテッドアローズは、人気ユーチューバーの“かんだま”こと神田麻衣とコラボし、新たなウィメンズブランド「マルゥ ユナイテッドアローズ(MARW UNITED ARROWS)」を2021年秋冬シーズンに始動する。9月16日から公式ECサイトと「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」などのECモール限定で販売する。

 ブランド名には、「環(わ)を描くように、大事に着たいモノ、永く循環していくモノでありたい、常に進化しながらお客さまとコミュニケーションを取り続けたい」という思いを込めた。神田が全体をディレクションし、日常になじむほどよいモード感とトレンドを取り入れた着まわしのきくアイテムを提案する。神田のモノトーンを基調としたコーディネートがファンの間で人気なことから、モノトーンのアイテムも登場する。

 デビューシーズンは約50型を用意する。中心価格帯はアウター1万8000~2万5000円、ニット8000〜1万5000円、カットソー5000~9000円、スカート1万〜1万2000円、ボトム9000~1万2000円。

 神田は自身のユーチューブチャンネル「かんだま劇場」で約32万人の登録者を持つ。アパレル会社に8年間勤め、そこで培った知見を生かした着まわしコンテンツや等身大のコメントが人気。ユーチューブの運営と、テレビやラジオなどでのタレント活動を軸に、コスメや生活雑貨のプロデュースも手掛ける。

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会社でも自宅でも活用できるセット割キャンペーンがスタート!最大22,000円もお得に

「WWDJAPAN」ではこの度、「リモートワークが増え、会社・自宅どちらでも読めるようにしたい」「紙版と電子版のどちらが自分のライフスタイルに合うかわからないので、どちらも試してみたい」そんな声にお応えし、電子版と紙版のセット購読がお得になる期間限定キャンペーンを実施します。最大2万2000円もお得になるこの機会にぜひお申し込み下さい!お申込み締切は10月31日18時まで。


「電子版+紙版」 限定セット割価格

<年間購読>限定セット価格:44,000円 (通常価格:66,000円)※税込


<月極購読>限定セット価格:3,850円 (通常価格:5,500円)※税込


セットプランを使いこなす4つのポイント

①サクッと一読
最新号の発売日や仕事の隙間時間、自宅や移動中に電子版で最新情報をチェック

②じっくりインプット
時間に余裕があるときは、紙版で特集全体を把握。情報を見逃さないようにじっくり読み込み

③その場でシェア
社内ミーティングや協力企業との打ち合わせでは紙版を広げてすぐに情報を共有。回覧してチームの自己啓発にも活かせます

④アーカイブを一括管理
過去の紙面は電子版でマイページに集約!急遽必要な情報も一覧表示からすぐに見つかります

「紙版+電子版お得なセット割」メニュー概要

【メニュー内容】
・「WWDJAPAN Weekly」紙版と電子版をセットで定期購読
・「WWDJAPAN Digital」(ウェブサイト)の有料会員限定記事の読み放題
・「WWDJAPAN」主催のセミナーへご優待クーポン発行
・全国主要百貨店における消費動向をまとめた「ビジネスリポート」の進呈

【価格】
「通常価格」
年間購読 66,000円(税込)
月極購読 5,500円(税込)

「キャンペーンセット価格(2021年10月31日18時までの申し込みに限る)」
年間購読 44,000円(税込)
月極購読 3,850円(税込)

【支払方法】
クレジットカード決済のみ
※月極購読の方は、翌月から毎月14日の自動課金更新となります

【サービス適用時期】
電子版は申込直後の最新号から、紙版は申込翌月から購読開始になります
※購読期間中のプラン変更は承っておりません。紙版または電子版でご契約中の場合、新規での別契約となります

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問い合わせ先
INFASパブリケーションズ 販売部
問い合わせフォーム:https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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ドイツ発ジュエラー「ウェレンドルフ」から極上の着け心地のブレスレットが登場

 ドイツ発ジュエラー「ウェレンドルフ(WELLENDORFF)」から、伸縮性のあるゴールドを使用したブレスレット“エンブレイス ミー(以下、エンブレイス)”が登場した。このブレスレットには同ブランドが17年かけて開発した通常のゴールドの2倍の伸縮性を持つシルクコーデルを使用している。“エンブレイス=抱擁”という名前のとおり、手首を抱きしめられるような着け心地が特徴だ。ブレスレットは5種類あり、シルクのように柔らかい“ブリリアンス オブ サン”をはじめ、ダイヤモンドを施したタイプもある。これらのブレスレットにはダイヤモンドをちりばめたブランドのトレードマーク“W”があしらわれており、ドイツ・プフォルツハイムの自社工場で手作業で生産されている。 価格は、税込154万円~。

 “エンブレイス“は、「ウェレンドルフ」が持つシルクのようにソフトな“シルクコーデル”を使用したネックレス、パーツがくるくると回るリングに続く3つ目のアイコン。伸縮性のあるゴールドを開発するにあたり、ブレスレットの着用時と外したときに元の形に戻るよう、その形をキープするのが課題だった。専門家は「不可能」と言ったが、「ウェレンドルフ」の金職人は18金の持つ柔軟性の限界を超えることに成功し、2020年に特許を出願している。

問い合わせ先
「ウェレンドルフ」
03-6434-8070

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ドイツ発ジュエラー「ウェレンドルフ」から極上の着け心地のブレスレットが登場

 ドイツ発ジュエラー「ウェレンドルフ(WELLENDORFF)」から、伸縮性のあるゴールドを使用したブレスレット“エンブレイス ミー(以下、エンブレイス)”が登場した。このブレスレットには同ブランドが17年かけて開発した通常のゴールドの2倍の伸縮性を持つシルクコーデルを使用している。“エンブレイス=抱擁”という名前のとおり、手首を抱きしめられるような着け心地が特徴だ。ブレスレットは5種類あり、シルクのように柔らかい“ブリリアンス オブ サン”をはじめ、ダイヤモンドを施したタイプもある。これらのブレスレットにはダイヤモンドをちりばめたブランドのトレードマーク“W”があしらわれており、ドイツ・プフォルツハイムの自社工場で手作業で生産されている。 価格は、税込154万円~。

 “エンブレイス“は、「ウェレンドルフ」が持つシルクのようにソフトな“シルクコーデル”を使用したネックレス、パーツがくるくると回るリングに続く3つ目のアイコン。伸縮性のあるゴールドを開発するにあたり、ブレスレットの着用時と外したときに元の形に戻るよう、その形をキープするのが課題だった。専門家は「不可能」と言ったが、「ウェレンドルフ」の金職人は18金の持つ柔軟性の限界を超えることに成功し、2020年に特許を出願している。

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「ウェレンドルフ」
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ECの成長課題を解決したい 「今週の特集お届け隊」2021年8月30日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年8月30日号からの抜粋です)

中出:今回はEC支援をテーマに、自社ECやECモールを活用する中で多くの企業が直面している成長課題を解決したいと考えました。そこでまずECコンサル企業いつも.の望月智之副社長に押さえておくべきポイントを聞きました。

横山:ファッションもビューティも手掛けているので、双方の話が聞けてよかったよね。僕は「インスタで勝てないファッションブランドは、何をやっても勝てない」と言い切っていたのが衝撃だった。「インスタはファッションを売るのに最適化されたプラットフォームだから、そこで勝てないブランドは難しい」と。なるほど、と思った。

中出:私はビューティブランドだからこそ、自社ECでロイヤルユーザー向けのサービスを充実させよというのが響きました。ビューティの場合、消費者は便利なところかポイントが獲得できるECモールで買う人が多いので、オフラインの店舗と同じレベルの体験をそろえることが大事だと。例えば、たくさん買うことで得になるようなプログラムを自社ECに設けることで、モールはファーストユーザー向け、自社ECはロイヤル顧客向けと役割分担ができて売り上げもアップするというのに納得しました。

横山:商品名で検索して買ったり、リピート買いのあったりのビューティならではだよね。僕はアパレルEC支援企業大手のBBFについての取材で、デザイナーの丸山敬太さんに聞いた話が面白かった。「ECサイトに『売り切れ』という表示を出すのはおかしいよね。だってリアル店舗には在庫があるのかもしれないんだから、『お問い合わせください』って問い合わせ先を出すべきじゃないか」とか、「お店ならVMDとかディスプレーにこだわるのに、サイト上の商品が更新した順なのは納得がいかない」とか、当たり前に思っていたけど、言われてみたら納得の話が多かった。システムの都合ではなく、技術が日々進歩していてできることも増えている。今だからこそ、お客さまにとって、ブランドにとって何がベストかを改めて考えられると思った。

中出:そうですね。課題は以前とあまり変わりませんが、解決のための知見と技術はアップデートされています。うまくとらえていきたいです!

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「RMK」の2021年ホリデーコレクションは「プリズマティックラスター」がテーマ パーティージーズンを光のプリズムが彩る

 「RMK」は2021年ホリデーコレクションを11月3日と19日に数量限定で発売する。この春に就任したクリエイティブディレクターのYUKIが「プリズマティックラスター」をテーマに、色や質感の光沢でさまざまに表現。心地よく、可愛らしく、上品なアイテムがそろう。

 11月3日発売の第1弾は、5アイテム10製品をラインアップ。光のプリズムがまぶたを彩る“プリズマティックラスター アイシャドウパレット”(全2種、各税込6600円)や、上品な光と影を生み出すフェイスカラー“プリズマティックラスター フェイスパレット”(全2種、各税込6050円)などを用意する。

 11月19日発売の第2弾は2アイテム4製品が登場する。“プリズマティックラスター リップグロスキット”(税込5280円)は、リップジェリーグスの限定カラー3色をミニサイズでセット。単色でもリップスティックと重ねても、透明な光のベールをまとったようなほのかに色づく。スターダストのような大小のパール粒で潤ったさりげない輝きを演出する。人気のネイルポリッシュには、アクセサリー感覚で使用できるグリッターなど遊び心を刺激する限定カラーをそろえる。

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裏原宿を盛り上げるプロジェクト発足 様々な分野のクリエイター巻き込む

 コロナ禍で元気のない裏原宿を盛り上げようと、地元のアパレル経営者やクリエイターらがプロジェクトを発足した。9月1日から本格始動する「ウラハラプロジェクト(URAHARA PROJECT)」は、ファッション、アート、音楽、スポーツ、食、SDGsなど、原宿にゆかりのある様々な分野の第一人者がプロジェクトメンバーとなって、動画配信やイベント開催、商品開発、各種コラボレーションなどを進める。

 9月からユーチューブの配信を始める。動画ではクリエイター同士のトーク、原宿の歴史、注目のカルチャーなど幅広いコンテンツを制作する。

 プロジェクトメンバーには裏原宿の老舗アパレルであるジムの八木原保社長、「エックスガール(X-GIRL)」を展開するビーズインターナショナルの皆川伸一郎社長のほか、編集者でフォトグラファーの米原康正氏、音楽プロデューサーのYANAGIMAN氏、ラジオDJのサッシャ氏、環境クリエイターの佐野雅彦氏ら21人で構成する。企業や組織ではなく、個人の立場での参加によって迅速な意思決定につなげる狙いだ。プロジェクトメンバー個々のネットワークを活用し、企業やインフルエンサーとの協業を積極的に行い、若い世代を巻き込んでいく。

 プロジェクトリーダーで原宿神宮前商店会会長の早川千秋氏は「裏原宿に強い思い入れを持つ人はジャンルを超えてたくさんいるが、横のつながりが少なく、連携する機会が少なかった。ウラハラプロジェクトがハブになって、さまざまな化学変化を起こしていきたい」と話す。早川氏が専務を務めるジムの本社は裏原宿の一等地にあるため、同社を動画配信の撮影スタジオやイベントスペースとしても利用する。

 1990年代から2000年代前半にかけての裏原ブームをリアルに知る世代は、すでに30歳代後半以上になった。Z世代と呼ばれる若者たちは裏原宿に特別な思い入れがないこともあって、コロナ以前から発信力が弱まっていた。ただ、裏原宿発のストリートファッションは世界のトップクリエイターの創作活動に影響を与えるなど、現在でも高い評価を受けている。「裏原宿が培ってきた資産を、ファッション以外の要素も絡めてアップデートさせることが僕たちの仕事になる」と早川氏は話す。

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「エルメス」からネイルとハンドクリームなどが登場

 「エルメス(HERMES)」は10月20日、ハンドケアコレクション“レ・マン・エルメス”を発売する。ハンドクリーム(100mL、税込1万3200円)、ネイル&キューティクルケアオイル(15mL、税込5940円)、ベースコート(15mL、税込5500円)、ネイルカラー(全24色、各15mL、各税込5500円)、トップコート(15mL、税込5500円)、ネイルファイルのセット(12枚入り、税込4290円)が登場する。銀座店、表参道店、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、ヒルトンプラザ店、岩田屋本店、西武池袋本店、心斎橋大丸店、エルメス公式オンラインブティック、HANKYU HANSHIN E-STORES、ミーコで扱い、伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店でポップアップイベントを行う。なお、銀座店およびオンラインブティックでは15日に先行発売する。
 
 ハンドクリームは天然由来成分を98%配合し、コスモス ナチュラル認証を取得。肌を滑らかに均一に整えるホワイトマルベリーのほか、パシフローラオイルと苔由来の天然成分が肌を整え刺激から守る。香りにもこだわり、メゾンの香水クリエイティブ・ディレクターを務めるクリスティーヌ・ナジェル(Christine Nagel)が手掛けた。エレガントなサンダルウッドにフレッシュなローズウオーター、魅惑的なパチョリなどを加え、癒しを与える香りに仕上げた。

 ネイル&キューティクルオイルは100%天然由来成分からなり、コスモス ナチュラル認証を取得。ホワイトマルベリーエキスに加え、ティアクリスタルやビタミンEなどを組み合わせ、爪に潤いを与えながら外部の刺激から保護する。ベースコートも天然由来成分を69%、ネイルカラーは79%配合した。カラーは指先を華やかに彩る24色を展開する。

 「エルメス」は2020年3月にリップスティック“ルージュ・エルメス”でビューティアイテムをデビューし、今年4月にはチークを含む第2弾コレクションとして“ローズ・エルメス”をリリース。今回の新作は第3弾となる。
 

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「エルメス」からネイルとハンドクリームなどが登場

 「エルメス(HERMES)」は10月20日、ハンドケアコレクション“レ・マン・エルメス”を発売する。ハンドクリーム(100mL、税込1万3200円)、ネイル&キューティクルケアオイル(15mL、税込5940円)、ベースコート(15mL、税込5500円)、ネイルカラー(全24色、各15mL、各税込5500円)、トップコート(15mL、税込5500円)、ネイルファイルのセット(12枚入り、税込4290円)が登場する。銀座店、表参道店、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、ヒルトンプラザ店、岩田屋本店、西武池袋本店、心斎橋大丸店、エルメス公式オンラインブティック、HANKYU HANSHIN E-STORES、ミーコで扱い、伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店でポップアップイベントを行う。なお、銀座店およびオンラインブティックでは15日に先行発売する。
 
 ハンドクリームは天然由来成分を98%配合し、コスモス ナチュラル認証を取得。肌を滑らかに均一に整えるホワイトマルベリーのほか、パシフローラオイルと苔由来の天然成分が肌を整え刺激から守る。香りにもこだわり、メゾンの香水クリエイティブ・ディレクターを務めるクリスティーヌ・ナジェル(Christine Nagel)が手掛けた。エレガントなサンダルウッドにフレッシュなローズウオーター、魅惑的なパチョリなどを加え、癒しを与える香りに仕上げた。

 ネイル&キューティクルオイルは100%天然由来成分からなり、コスモス ナチュラル認証を取得。ホワイトマルベリーエキスに加え、ティアクリスタルやビタミンEなどを組み合わせ、爪に潤いを与えながら外部の刺激から保護する。ベースコートも天然由来成分を69%、ネイルカラーは79%配合した。カラーは指先を華やかに彩る24色を展開する。

 「エルメス」は2020年3月にリップスティック“ルージュ・エルメス”でビューティアイテムをデビューし、今年4月にはチークを含む第2弾コレクションとして“ローズ・エルメス”をリリース。今回の新作は第3弾となる。
 

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セレクトチェーンに未来はあるのか 小島健輔リポート

ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。今回はセレクトショップの課題について。平成の時代に大躍進を遂げたセレクトショップは事業規模の拡大で伴い、新しい壁に直面している。

 コロナ禍では大きな打撃を受け回復も遅れているセレクトチェーンだが、コロナ禍がなくてもいずれ壁に当たったであろうことは想像に難くない。セレクトチェーンの成長を支えてきた背景が崩れ売り上げが伸び悩む一方で販管費が肥大していく中、EC(ネット通販)を伸ばして支えてきた損益も限界が近づいているのではないか。

セレクトチェーンの成長要件が崩れた

 今となっては昔話だが、バブルが崩壊して高額でお仕着せ型のDCブランドやインポートブランドが壁に当たった後、スペックにはこだわっても自分流に着崩せる「手が届く都会的なおしゃれ」として台頭したのがセレクトショップだったと記憶している。DCブランドやインポートブランドに比べればお手頃で、何より都会のストリートになじむ「City Boy」らしい着崩しの妙があったが、「感性のマウンティング」を引きずっていた点は前世紀のおしゃれ価値観を出られなかった。

 iPhone 3Gとファストファッションの上陸、リーマンショックが重なって時代のターニングポイントとなった2008年以降、若手勤労者の所得が伸び悩む中で関心事は「ファッション」から「情報」や「体験」に移行し、11年の東日本大震災を経ておしゃれは主要な関心事ではなくなった。そんな「ファッション離れ」を決定的にしたのが14年頃からの世界的な「ノームコア」ムーブメントで、トレンドとクリエイションを競った果てに消化率の悪化で首が回らなくなったファッション業界が「おしゃれに意気がらないで普通でいいじゃない」と開き直った敗北宣言だった。

 「ノームコア」以降、ファッショントレンドの源流は作り手側のクリエイションから使い手側のウエアリング(着こなし着崩し)に移行し、キモノの着流し文化が無意識に通底する我が国ではゆる抜けしたフィットが主流となって、ストリートなカジュアルでは2サイズほども大きくなった。

 フェティシズムから逃れられない欧米モードはこの奔流に乗り切れず、日本市場のみならず中国市場でも外資アパレルの撤退が広がった。かつてセレクトショップのステイタスを支えていた欧州ファクトリーブランドもその例にもれず、セレクトチェーンのSPA化と百貨店自主セレクト売り場の衰退による販路の萎縮も重なってジャパンフィット別注も困難になり、撤退や代理店シフトが相次いでいる。

 「ノームコア」と同時進行したのが、「アベノミクス」と称された異次元緩和と国民負担増というマッチポンプ政策だった。事業者には低金利で資金を過剰供給する一方、勤労者には少子高齢化を支える社会負担を求めて実質所得を次々と切り下げたから、不動産や株式など資産価値が高騰する一方で消費は冷え込んだ。とりわけ00年の徴収開始以降、負担が急増する介護保険料(40歳からの第二号被保険者)と19年10月の消費税増税が大きく、2010年から2020年の10年間で国民負担率(所得に対する課税と社会保障負担)は37.2%から44.6%と7.4ポイントも上昇し、消費支出力は9.2%も落ち込んだ。

 この間、生活苦からエンゲル係数(食料品支出比率)が23.3%から27.5%に急上昇する一方で切り詰められたのが「衣料消費」で、被覆・履物支出は3.96%から3.17%に、アパレル支出(洋服・シャツ・セーター)は2.35%から1.86%へと落ち込んだ。20年はコロナ禍による落ち込みが大きかったとはいえ、勤労者実質所得の長期的落ち込みを考えれば、コロナ禍が数年先までの減少分を先取りしたと見るべきだろう。

 セレクトチェーンの顧客層は39歳以下と40歳以上に二分される。所得は高くても介護保険料も加わって社会負担と税負担が重く、教育費や住宅ローンものし掛かる40代以上は高価なセレクト商品の購入を抑制せざるを得ず、非正規就労比率が高く所得が限られ将来不安からお洒落支出を抑制せざるを得ない39歳以下はオリジナル商品の割高感から「ユニクロ」や「無印良品」など手頃なSPAや古着に流れるとすれば、セレクトチェーンは自らの肥大した流通ロスと販管費が強いる「お値打ち」の劣化を直視せざるを得ないのではないか。

販管費の肥大とお値打ちの劣化

 大手セレクトチェーンで上場しているのはユナイテッドアローズぐらいで他社の業績は売り上げぐらいしか開示されていないから(一部は決算公告から推察できる)、ユナイテッドアローズの販管費率や原価率から推察するしかないが、セレクトチェーンのプライベートブランドの価格はどこも同じだし、オリジナル商品の価格も仕様も判で押したように近似しているから、大手各社の販管費率や原価率も大差ないと見て良いだろう。

 ECこそエンジニアチームを抱えてシステムもフルフィルも自社運用するベイクルーズから、自社ECといってもシステム運用を外部に依存するユナイテッドアローズ、システム運用からフルフィルまで外部に依存するケースまでさまざまだが、こと店舗運営とサプライについてはどこも大差なく、「セレクト業界」というデフォルトを出ていないように見える。

 販管費の二軸は不動産費と人件費だ。近年は広域大型SC(ショッピングセンター)への出店も増えているが、どこも駅ビルやファッションビル中心の出店で店舗規模も大差なく、レイアウトや陳列・マテハン体系も似たり寄ったりで合理性を欠き、運営コストも大差ないように見える。

 館内の好位置こそ確保しているが、出店条件も傍目が思うほど優遇されているわけではなく、「ユニクロ」や外資SPAの大型店舗に比べれば賃料歩率も最低保証水準も高く、売上金の直接収納もできていない。交渉力以前に、そんな条件を必要とする経営環境を想定してこなかったというのが実態だろう。最低保証を割り込まないよう端境月の売り上げをかさ上げするトランジットMDも営業作戦も、本気でやってはこなかったのではないか。

 結果、売上対比の賃料負担は14%を超え、端境月が最低保証を割り込めば16%を超えてしまう。賃料歩率も最低保証水準も高い大手の駅ビルでは売上対比の不動産費率は20%に迫り、ハウスカード売上比率が高いと決済手数料負担もかさむ。

 レジカウンターとフィッティングルーム、ストック室の配置関係、什器レイアウトや陳列・マテハン体系も運営人件費を抑制する定石が配慮されておらず、無理・無駄が放置されたままだから、販売効率や客単価の低下が人件費率の上昇に直結してしまう。売り場と後方ストック、物流倉庫の在庫の持ち方や物流プロセス、店内マテハンを軽減する物流加工も追求されておらず、在庫の滞留と非効率なマテハン作業を招いて人件費を高止まりさせている。それが販管費を肥大させるのみならず、「労働価値」を切り下げて販売員の待遇に災いしている事も指摘されるべきだろう。結果、店舗販売の人件費率は16%を超え(全社ではECと合わせてやや低くなる)、低効率な店舗や小型店舗では20%に迫る。

 出店立地も店舗数も限られるニッチな業態を幾つも展開するセレクトチェーンの本部コストは重く、不動産費と人件費に本部コストを合わせれば売上の45%を超え、コロナ禍決算ではユナイテッドアローズ(50.6%)以外にも50%を超えたセレクトチェーンがあったと思われる。コロナ禍決算は別とすれば、国内ユニクロが35%前後、良品計画国内事業が32〜33%、かつての23〜24%からはかさんだものの近年でも27〜28%に収まるしまむらと比べれば、大手セレクトチェーンの販管費率は格段に高い。それも低コストのECが売り上げの3〜4割を占めての結果だから、店舗販売では粗利益で販管費をカバーできなくなっている(実質営業赤字)と推察される。

 これほど販管費率の高いセレクトチェーンが果たして効率的な流通か、顧客にとってお値打ちな商品を提供できるのか疑念を否めず、過剰供給に消費の減退が重なって近年はプロパー消化率が低下し、値引き販売への依存が高まっていた。そこを襲ったコロナ禍で投げ売りに近い処分を行ったのだから、顧客の「正価」信頼感は根底から揺らいだに違いない。コロナが収束すれば元の顧客関係が戻ると思っているとしたら、理性を逸脱したオプティミスムというしかあるまい。

分断型サプライから繋がるオンデマンド・サプライへ

 セレクトチェーンの最大の欠陥と指摘すべきはサプライチェーンの分断に他なるまい。セレクトチェーンの調達はブランド商品の「セレクト発注」とオリジナル商品の「仕様書発注」、その中間の「ブランド別注」から構成されるが、そのいずれも発注時点と販売時点の時差が大きく、販売動向にレスポンスする術がない。調達と販売が分断されたサプライがセレクトチェーンの特徴とするなら、販売消化動向に対応する機動性を欠き、機会ロスと売れ残りロスの狭間をさまようギャンブルになってしまう。コロナ禍では、その欠陥があからさまに露呈し、なりふり構わぬ値引き処分に追い込まれた。

 プライベートブランドが部分的にでも国内生産していたリーマン前までは中国沿海部も含め多少なりともQR(クイックレスポンス)が効いたが、価格要求が強まってコストを抑えた商社依存の仕様書発注オリジナルが主力となるにつれ、生産地が南アジアなど遠隔地化してQRは非現実的になっていった。ユニクロのように素材メーカーや大手商社と製販同盟を組み、素材軸で遠隔地の大ロット計画生産と近接地の小ロット補正生産(色・サイズバランス)を組み合わすオンデマンド・サプライは販売期間が長い定番商品ならではの手法で、ファッション性を追って定番商品が手薄になった近年の大手セレクトチェーンでは適用できるアイテムが限られていた。

 調達コストを落とすには大ロットの計画生産が必須だが、機会ロスと売れ残りロスを最小化するには引きつけた補正生産やQR生産が不可欠だ。台帳型※1の定番商品なら定石通りの補正生産やVMI※2.も可能だし、トコロテン型※3.のリレー商品でもひと撒きに徹すれば需給ギャップを抑制できる。

 マークアップを多少は犠牲にしてもオンデマンド・サプライを仕組む意思があって、それが成り立つ継続性の定番商品(コアアイテム)を拡充する方針が明確であったなら、大手セレクトチェーンは流通ロスと販管費の肥大を調達原価率の切り下げで補う「インフレ経営」に陥ることなく、これほど市況に左右される脆弱な経営体質とはならなかったであろう。

 大手セレクトチェーンの効率が悪化して流通のロスとコストが肥大した要因はマーケットの変化だけでなく、オンデマンド・サプライという明確な戦略意思がないまま調達環境の変化に流されて「インフレ経営」に堕し、お値打ちを損なって顧客が離反したことが大きい。ならば、セレクトチェーンが復活するには、「サプライヤーとつながるオンデマンド・サプライ」という戦略意思を全うして機会ロスと流通ロスを圧縮し、調達原価率を切り上げてお値打ちを復活させ、顧客を広げて販売効率を回復し流通コストを下げる「デフレ経営」が必定ではないか。

 大手セレクトチェーンに欠けていたのは「サプライヤーと顧客、両面の絆を紡ぐ」というサステナブルな戦略意思であり、それこそが存在意義だったはずだ。購入金額で機械的に選別する上から目線の顧客管理が販売員と顧客の絆を損なったことも、「サステナブルな絆を紡ぐ」という存在意義を自ら切り捨てた愚行と悔やまれる。セレクトチェーンがコロナ禍から復興して新たな黄金期を築くには、存在意義の原点に戻って「サプライヤーと顧客、両面の絆を紡ぐ」戦略意思を貫徹するしかない。

※1.台帳型マーチャンダイジング…あらかじめSKU配置指定の棚割と販売計画を組んで補充する継続展開商品で、毎年微修正しながら何年も継続することが好ましい。コスト抑えるべく遠隔地工場で大ロット計画生産する一方、同一素材を残して近接地工場でSKUバランス補正やQRの小ロット生産を行ない需給対応する

※2.VMI(Vendor Managed Inventory)…あらかじめ定めた陳列棚割と販売計画に基づいてベンダーに在庫管理と補給・補充生産を委任する取引形態。同一商品を継続補給する「台帳型サプライ」が一般的だが、アクセサリーやベルトなど服飾雑貨では類似アイテムをリレー供給する「トコロテン型サプライ」も多い

※3.トコロテン型マーチャンダイジング…類似アイテムを素材や柄・色などを切り替えてリレーするシーズン商品で、何処にも一切備蓄せず、ひと撒きに徹して売り切っていく。陳列形状と配列パターンは規定するが、中身のSKUは入れ替わっていく

販管費率を抑制して「デフレ経営」へ

 オンデマンド・サプライで流通のロスを圧縮しても、肥大した販管費を抑制しない限り「お値打ち」も収益性も回復しない。販管費を抑制するには3つの改革が必要だ。

(1)出店立地・形態の抜本的低コスト化

 高コストな都心商業施設への過度な依存を脱し、低コストで売上金を直接収納できる大型独立店舗や商業施設の大型準核店舗にシフトする必要がある。家賃負担も運営人件費負担も、インショップ構成で細分化せず大型化すれば加速度的に低下していく。運営区画が250平方メートルを超えれば人件費負担は格段に軽減され、賃借区画が1000平方メートルを超えれば家賃負担も格段に切り下げられ、準核店舗と見做されて売上金の直接収納も可能になる。SC敷地内の独立大型店舗なら家賃負担はさらに下がり、営業の自由度も高まる。

 30余のセレクトショップやカフェ、スパなどを複合して平均1万5420平方メートルの店舗を全米に114店舗展開するセレクトデパートメントストアの「ノードストロム」は、土地・建物とも所有が24店舗、定期借地権敷地の自社建物が55店舗を占め(21年1月期)、売上対比の賃料負担はわずか0.67%、減価償却費を加えても5.10%(コロナ前の20年1月期)に過ぎない。

 MDをエッセンシャルシフトして価格帯を切り下げれば、さらに低コストな生活圏立地にも出店を広げ、数百店展開のナショナルチェーンに変貌することも可能だ。さすれば調達ロットの桁も上がり、更にお値打ちな商品を提供して顧客を広げる「デフレ経営」の好循環が回り出す。良品計画の大型食品スーパー隣接「600坪級生活必需店」の大量出店構想はその典型で、アパレル店でもカナダの「ジョー・フレッシュ」という先例がある。

(2)店舗運営の抜本的低コスト化

 店舗規模を拡大してもインショップ構成の「モール・イン・モール」では人員配置が分散して人時量の抑制ができず、レジカウンターと集合フィッティングルームとストックを一体化した「運営コア」を核に売場を構成しないと作業動線が集中出来ず、大型化による人件費抑制は絵に描いた餅になりかねない。運営側の作業動線を「運営コア」に集中し、顧客側の購買動線が「運営コア」に収斂するよう売場を配置すれば、驚くほど運営人時量は抑制できる。

 そんな当たり前のことをきちんと実践して人時生産性を高めれば、運営コストを落として原価率を切り上げ、お値打ちを高めて顧客を広げるという「デフレ経営」に転ずるのみならず、店舗スタッフの待遇を改善して意欲とスキルを高め、店舗運営の質も高まるはずだ。

(3)ローカルOMOによるECの抜本的低コスト化

 「ECは店舗販売より格段に低コスト」という認識は今や“神話”に近づいている。フルフィル型人気モールの新規出店手数料率は35%を超え、顧客誘導のウェブ広告・販促費を合わせれば40%に迫るケースも少なくない。自社運営ECは固定費が高いから、売上規模が伸びないとフルフィルコストとウェブ広告・販促費がかさみ、必ずしもモールサイトより低コストになるとは限らない。新規参入も相次いで競争が激化する中、次々と便利なサービスやツールが競われてコストがインフレしているのが現実で、EC比率が4〜5割になっても収益が低位にとどまるアパレルチェーンも見られるから、第三の選択も必要ではないか。

 ECは全国区と思われがちだが、購入者にとっては地域の店舗と同列で、物流のコストと時間を競えば必然的にローカルになる。実際、ネットスーパーの世界では店出荷にせよダークストア※4.出荷にせよ生活圏に密着した3時間内の宅配が求められるし、全国区のアパレルECでも地域店舗の在庫を引当てれば物流コストは半減し、店受け取りなら最短30分後から、宅配でも午後の早い時間までなら当日中に届けられる。北は北海道から南は沖縄まで、関東や関西に集約したFC(フルフィルセンター)から出荷して2回も積み替える全国区宅配便※5.はコスト的にも時間的にも在庫効率的にも非効率極まりないもので、欧米では食品スーパーやディスカウントストアのみならずデパートやアパレルチェーンまで、店舗在庫を引き当てるローカルECへ急速にシフトしている。

 人気モールサイトはともかく自社ECについては、地域の店舗をお試しのショールーム、受け取り拠点、出荷基地として活用し、顧客利便と物流費軽減・在庫効率向上を図ってローカルECを拡大すれば店舗売り上げも相乗して伸びる。さすれば高コストなモールサイト依存も解消され、高収益なOMO※6.体制を確立できる。アパレルチェーンに限らず、店舗小売業にとって販売とはローカルなものであり、ECとて例外ではない。セレクトチェーンのECはモールサイト依存を脱し、店舗軸ローカルOMOへシフトを急ぐべきだろう。

※4.ダークストア…ネットスーパーで店舗から注文商品をピックアップすると、繁忙時には顧客のピッキングを妨げ欠品を生じさせる弊害が生じるから、ネット注文が増えてくると地域に専用ピックアップ倉庫としての「ダークストア」を設ける。不採算化して閉めた店舗を使うこともあれば、端から専用に設けることもあるが、三温度帯管理などの必要から店舗と共通した冷蔵・冷凍ケースなどを並べる部分もあり、「ダークストア」という表現が生まれたと思われる

※5.全国区宅配便とローカル直行宅配便…(1)大手宅配業者はデイリーにエリア集荷(2)リージョナル仕分け(3)リージョナル間夜間配送(4)エリア仕分け(5)宅配--というサイクルを繰り返すゆえ、複雑で高コストになり、必ず一晩を跨がねばならない。対してローカル地盤のデリバリー・プロバイダーは載せ替えもリージョナル間配送もない直行宅配(LCC型)で、速い(2〜4倍速)・安い(ほぼ半額)を両立する。アマゾンなど大手プラットフォーマーは速い・安いを求めてLCCへの切り替えを加速している

※6.OMO(Online Merges with Offline)…ネットと店舗の垣根を超えた融合を意味し、ウェブルーミングとショールーミングを駆使してC&C(Click&Collect)など顧客利便を高めるリテール戦略

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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TKGと親子丼、卵丼3品のみの「ご飯FF」が大繁盛。店が増えているのには理由があった!

 福岡が拠点のJR九州フードサービスが手掛ける「うちのたまご直売所」という店がある。九州に2店舗、東京に2店舗を展開、さらに8月22日には関西初進出し、大阪の阪急三番街北館にオープンした。メニューは卵かけご飯、親子丼、玉子丼の3種で、ご飯系のファストフード。卵かけご飯(TKG)をウリにしているが、食べ放題ではなく特段安いわけでもない。それでもこの時期に新規出店するほどの好調ぶりだ。人気の秘訣を探りに行ってみた。
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ビームスが立ち上げたビーアットってなんなん? 半年後の“現在地”を社長に直撃

 ビームスが2021年1月、デザイン会社のフロウプラトウ(東京、千葉秀憲社長)との合弁として設立した企業がビーアットだ。4月には、ラフォーレ原宿の6階にビーアット スタジオ ハラジュクをオープンした。公式ホームページを見ると、「東京からまだ見ぬカルチャーを生み出すためのカルチュラル・アパートメンツ」とあり、さらに「メディアであり、スタジオであり、ラボであり、ショップでもある」と続く。う~ん、難しい……。ならばと、土井地博社長を直撃。今さら聞けない……と二の足を踏む業界関係者の代わりに、あれこれ質問してみた。

WWD:業界内には“ビーアットとは?”をつかみかねている雰囲気がある。ずばり、ひと言で言うと?

土井地博ビーアット社長(以下、土井地):クリエイターが集う場、それをつくる会社だ。スマホ一つで誰でも表現者になれる時代に、クリエイター同士、またクリエイターと企業をつなぐのがビーアットのミッションだ。

WWD:実は、事前に僕なりに答えを考えてきたのだが(笑)、それは“長年コミュニケーションディレクターとしてヒト・コト・モノ、またさまざまな企業・ブランドをつなげてきた土井地社長のアクションを最大化=マネタイズするための組織”だった。

土井地:おおむね正解でよいと思う(笑)。40年を超えるビームスの歴史の中で、コミュニケーションディレクターという肩書を持つのは、これまでに僕しかいない。僕自身、会社いちの“人たらし”を自負している。一方で、何かを自ら生み出すタイプではないことも自覚している。

WWD:ラフォーレ原宿が、本来ラフォーレミュージアム原宿である6階を長期レンタルするのは初だ。これもやはり土井地社長のコミュニケーション力があってこそ?

土井地:それはぜひラフォーレ原宿に聞いてほしいが(笑)、荒川信雄フォーレ原宿社長をはじめ、ビーアットのコンセプトに共鳴してくれたことに感謝している。

WWD:「レッツゴーアップ マ・フォーレ」という、ラフォーレ原宿の魅力をビーアットのスタッフが再発見するユーチューブコンテンツも製作している。

土井地:ユーチューブまでチェックいただき、大変ありがたい。御礼というわけではないが(笑)、おかげさまで好評を得ている。僕のような40代男性にとって、ラフォーレ原宿はいささか場違いに感じるかもしれないが、今も昔も原宿の情報発信拠点であるし、こんな状況でも日々にぎわっている。ファッション&ビューティ業界人であれば、定期的にチェックしておくべき商業施設なはずだ。

WWD:ビーアット事業は、ビームスという組織の中ではできなかった?

土井地:ビームスは長らく、実店舗を主とする小売業を生業としてきた。そのビームスが、次のステップに進むために参考にしたのがGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの米国巨大IT5社)だった。10年ごろから、現地を視察するなど研究を重ねてきた。それと前後するように、車やホテルなど服以外のビジネスにもタッチするようになった。その内、ビームスの冠がない方がスムーズに進行する事案も出てきた。これがビーアット設立のモチベーションだ。

WWD:土井地社長はビームスの執行役員も務めるが、今後ビーアットのような合弁会社を増やす予定はある?

土井地:現状として具体はないが、可能性は多いにある。僕には夢があって、それは“生活の中にビームスを息づかせること”だ。例えば朝起きて、その日にやるべき10のことの中にビームスが入っていたい。そのためには、服以外にもフィールドを広げなくてはならない。

WWD:ビーアットを走らせて約半年。目標地点には到達できている?

土井地:合弁会社を設立し、社長を務めるというのは、ビームスにとっても僕にとっても初めてのことだった。コロナの影響でラフォーレ原宿が閉館するなど、予期しない事態ともなったが、ここまでは“成功”と言える。また当初から、半年は“立ち上げ”ととらえ、地力を蓄える期間でもあった。秋からはクライアント仕事が増えていく予定なので、成果を見せたい。

WWD:“つなげる”を行う際、土井地社長が最も気を付けていることは?

土井地:“答えを導かないこと”だろうか。自分も含めてビックリしたいわけで、つまり答えなんて自分の中にはないはず。コミュニケーションの先に化学反応が起き、結果として答えが生まれるのだと思う。

WWD:タレント豊富なビームス軍団の中で、土井地社長の“これだけは人に負けない”を教えてほしい。

土井地:お話した通り、僕は“才能がある人”ではないが、“才能がある人”とコミュニケーションし、そこで得たものを第三者に効果的に伝えることは得意だ。また、インプットとアウトプットを常にセットで考えていることも特徴かもしれない。

WWD:ビーアットの今後について聞きたい。

土井地:アート、教育、福祉といった、日本でいまだ抽象的と考えられているものに積極的に働きかけ、コンテンツ化していきたい。また、都内の空き物件などでビーアット スタジオをサテライト展開することも考えている。

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