創造性爆発のロンドンコレ2022年春夏前半 「LVMHプライズ」受賞の新人も登場

 2022年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(以下、LFW)が9月17〜21日に開催された。公式スケジュールに105人のデザイナーが参加し、うち52ブランドがリアルのショーやプレゼンテーション、もしくはアポイントメント制の展示会を開催した。リアルのイベントが復活したことと、イギリス渡航の規制緩和により、パリ在住の筆者がLFWの取材を行った。リポート前半では1、2日目に参加したリアルのショーの中から、印象に残ったコレクションと現地の様子をダイジェストで振り返る。LFW前にニューヨークで開催されたファッション・ウイークがリアルクローズ中心だったのに対し、ロンドンは創造性に富んだコレクションが多かった。

「エドワード クラッチリー」は貴族のレイブ

 初日に音楽ホールの地下でショーを行った「エドワード クラッチリー(EDWARD CRUTCHLEY)」。レーザー光線と音楽を使ってレイブパーティーさながらの演出で登場したのは、18世紀の女性貴族のように華やかなドレスをまとった男性モデル。デザイナーのクラッチリーは今季、イギリスで1720年代から発展したクィア文化の歴史と、クィアコミュニティーの今日までの自由への戦いを表現したようだ。黒と金の豪華なブローケードと、ルレックスのきらびやかな生地を使った、ナイトアウト向けのルックも豊富だった。ギャザーのディテールやキックフレアのパンツ、誇張させたボンバージャケットなど、ボリュームで遊ぶ手法は今季も多く見られた。「ディオール(DIOR)」メンズウエアのテキスタイル・ディレクターを務めるほど、生地の知識と経験が豊富な彼は、持続可能なテキスタイルの開発にも情熱を注いでいる。コレクションノートには全ての生地の製造業者や、原料となるウールの農場まで追跡して説明書きを添えており、生地開発への熱量が十分に伝わってきた。

「リクソー」はハッピーな南国トリップ

 2015年設立の「リクソー(RIXO)」は、植物園内でプレゼンテーションを行った。1970年代のビンテージから影響を受けたシルエットに、カラフルなハンドプリントのドレスがシグネチャーで、現在約150アカウントの小売店を卸先に持つ。今季のコレクションを“ボン・ヴォヤージュ(Bon Voyage)”と名付け、旅をテーマにした。園内を進んでいくと、海やパラソル、トロピカルフルーツ、マラカスを持って踊るダンサーのオリジナルプリントを描いた、ロング丈のドレスをまとったモデルが草木と花々に囲まれてルックを披露した。ヒトデや貝殻モチーフのアクセサリーも相まって、温室の園内は南国にトリップしたかのような開放感で、早くも来年の夏が待ち遠しくなった。

話題の新人「ネンシ ドジョカ」

 2021年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でグランプリを受賞した「ネンシ ドジョカ(NENSI DOJAKA)」が初の単独ショーを開催。デザイナーのネンシ・ドジョカはアルバニア共和国にルーツを持つ、イギリス育ちの27歳。セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)でウィメンズ・デザインの修士号とロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でランジェリー・テクノロジーの学位を取得した後、20年にブランドを始動。立ち上げから2シーズン目ですでに28アカウントに卸している。

 ランジェリーから着想を得たドレスは、上品な透け感と巧みに計算された構造で、女性の体を賛美しているようだ。スパゲッティストラップのブラトップを軸に、シルクやチュール、オーガンジー、繊細なウールなどさまざまな生地がドレープし、官能性に深みが増していく。手作業で描いたチュールの花のモチーフは、大人の女性の中に宿る少女性を表現しているようだ。

 ランジェリーは肌に直接触れる繊細なアイテムであり、洋服の下でもオシャレを楽しむというパーソナルな側面もある。「ネンシ ドジョカ」のドレスは女性が女性であることを喜び、自分のためにドレスアップをして気分を高揚させるといった、心に直接作用するランジェリーのパワーがあった。それは他者を誘惑するための官能性というよりも、女性が自身の心を潤わせるための官能性をドジョカは表現しようとしているのではないだろうか。時代が違えば同性(特にフェミニスト)から批判されかねない服かもしれないが、女性が性に対してますますオープンになり、フェムテック市場が拡大する昨今の潮流に乗っている。ステイホーム期間にノーランジェリーで過ごした多くの女性にとって、パンデミックの良い解毒剤となってくれそうだ。ランンジェリーと女性の関係は奥が深いため、男性と女性とではコレクションに対する見方は大きく異なるのではないだろうか。

怒れる「ユハン ワン」

 昨今のイギリスでは女性が犯罪に巻き込まれるケースが多発しており、深刻な社会問題となっている。その大きなきっかけは、今年3月にロンドン市内に住む33歳の女性が殺害されたショッキングな事件だった。逮捕されたのが警察官ということもあって国全体に動揺が広がり、政府は性犯罪や家庭内暴力といった女性を対象した犯罪の厳罰化を検討している。

 中国出身でロンドンを拠点にする、女性デザイナーの「ユハン ワン(YUHAN WANG)」は、多くの女性が感じている激しい憤りをコレクションで表現しているようだった。3月の事件を受けて、ある議員が1日のうちに殺害された118人の女性の名前を読み上げていたのを聞き「悲しみと怒りが込み上げた」とワンは語る。「女性が犠牲になることを、ありふれた出来事のように受け止めてしまっている。21世紀は、女性は弱い立場にあると感じたり、恐れながら生きるべきではない」。

 同ブランドはフリルやチュールを使ったガーリーなスタイルが基本だが、“か弱さ”とは無縁である。ヴィクトリア朝時代の西洋の服に着想して、レースやジャガード、シルクの生地に花柄プリントや刺しゅうを施し、かわいらしいムードを漂わせる。彼女のデザインの特徴である生地のドレープが、柔らかくロマンティックな雰囲気をさらに強調した。しかし最も目についたのは、銃器の形をしたバッグや弾帯、フォーレザーのコルセット。儚げで女の子らしいスタイルを一気に、鎧のような武装へと変えるには十分だった。

 コレクションを通して、デザイナーは私たちにメッセージを投げかけてくる。今季の「ユハン ワン」は間違いなく、女性に対する暴力への抗議だ。明日、自分が被害者になっても不思議ではないと考えると、外に出るのも恐ろしくなる。こんな社会にせめてもの救いがあるとすれば、ファッションの中では怒りや恐れ、強さを自由に表現でき、女性の気持ちをくみ取ってくれるデザイナーが存在することだろう。

ロンドンコレにはさまざまな変化が

 筆者にとってLFWの取材は1年半ぶりとなる。パンデミックとブレグジットが起きたこの期間に、LFWにはさまざまな変化があった。経済難を抱えていた主催元の英国ファッション協議会(British Fashion Council)は、オーストラリアの後払い決済サービス「クリアペイ(Clearpay)」を主要パートナーとして迎え、中国のIT企業や日本の楽天と契約を結んでLFW開催の支援を受けている。以前から取り組んでいたデジタルの強化と一般にも開かれた戦略は、パンデミックによってさらに前進。参加デザイナーのインタビューや動画、ポッドキャストとティックトックでの配信のほか、バイヤーと一般客が利用可能なオンラインショールームを立ち上げた。

 現地で見たリアルな変化といえば、メイン会場が場所を移動して小規模な会場となり、スナックや軽食などの提供がなくなったこと。各会場の来場者が少なかったのは、パンデミックが終息していないことも理由にあるが、約100万人以上の移民がイギリスを去ったというブレグジットも影響しているだろう。

 イギリスではマスク着用義務やコロナパスの施行はないものの、LFWの各会場の入り口ではワクチン接種済みもしくは48時間以内の陰性結果の提示が求められた。ロンドンではナイトライフも復活していて、LFW中も毎晩パーティーが催され、閉め切った室内で人々が密集していたようだ。コレクションサーキットは始まったばかりのため、体力温存と感染対策のために筆者はパーティーには足を運ばなかった。来シーズン以降、社会的にも衛生的にも状況が改善され、より安心して参加できることを期待したい。

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創造性爆発のロンドンコレ2022年春夏前半 「LVMHプライズ」受賞の新人も登場

 2022年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(以下、LFW)が9月17〜21日に開催された。公式スケジュールに105人のデザイナーが参加し、うち52ブランドがリアルのショーやプレゼンテーション、もしくはアポイントメント制の展示会を開催した。リアルのイベントが復活したことと、イギリス渡航の規制緩和により、パリ在住の筆者がLFWの取材を行った。リポート前半では1、2日目に参加したリアルのショーの中から、印象に残ったコレクションと現地の様子をダイジェストで振り返る。LFW前にニューヨークで開催されたファッション・ウイークがリアルクローズ中心だったのに対し、ロンドンは創造性に富んだコレクションが多かった。

「エドワード クラッチリー」は貴族のレイブ

 初日に音楽ホールの地下でショーを行った「エドワード クラッチリー(EDWARD CRUTCHLEY)」。レーザー光線と音楽を使ってレイブパーティーさながらの演出で登場したのは、18世紀の女性貴族のように華やかなドレスをまとった男性モデル。デザイナーのクラッチリーは今季、イギリスで1720年代から発展したクィア文化の歴史と、クィアコミュニティーの今日までの自由への戦いを表現したようだ。黒と金の豪華なブローケードと、ルレックスのきらびやかな生地を使った、ナイトアウト向けのルックも豊富だった。ギャザーのディテールやキックフレアのパンツ、誇張させたボンバージャケットなど、ボリュームで遊ぶ手法は今季も多く見られた。「ディオール(DIOR)」メンズウエアのテキスタイル・ディレクターを務めるほど、生地の知識と経験が豊富な彼は、持続可能なテキスタイルの開発にも情熱を注いでいる。コレクションノートには全ての生地の製造業者や、原料となるウールの農場まで追跡して説明書きを添えており、生地開発への熱量が十分に伝わってきた。

「リクソー」はハッピーな南国トリップ

 2015年設立の「リクソー(RIXO)」は、植物園内でプレゼンテーションを行った。1970年代のビンテージから影響を受けたシルエットに、カラフルなハンドプリントのドレスがシグネチャーで、現在約150アカウントの小売店を卸先に持つ。今季のコレクションを“ボン・ヴォヤージュ(Bon Voyage)”と名付け、旅をテーマにした。園内を進んでいくと、海やパラソル、トロピカルフルーツ、マラカスを持って踊るダンサーのオリジナルプリントを描いた、ロング丈のドレスをまとったモデルが草木と花々に囲まれてルックを披露した。ヒトデや貝殻モチーフのアクセサリーも相まって、温室の園内は南国にトリップしたかのような開放感で、早くも来年の夏が待ち遠しくなった。

話題の新人「ネンシ ドジョカ」

 2021年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でグランプリを受賞した「ネンシ ドジョカ(NENSI DOJAKA)」が初の単独ショーを開催。デザイナーのネンシ・ドジョカはアルバニア共和国にルーツを持つ、イギリス育ちの27歳。セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)でウィメンズ・デザインの修士号とロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でランジェリー・テクノロジーの学位を取得した後、20年にブランドを始動。立ち上げから2シーズン目ですでに28アカウントに卸している。

 ランジェリーから着想を得たドレスは、上品な透け感と巧みに計算された構造で、女性の体を賛美しているようだ。スパゲッティストラップのブラトップを軸に、シルクやチュール、オーガンジー、繊細なウールなどさまざまな生地がドレープし、官能性に深みが増していく。手作業で描いたチュールの花のモチーフは、大人の女性の中に宿る少女性を表現しているようだ。

 ランジェリーは肌に直接触れる繊細なアイテムであり、洋服の下でもオシャレを楽しむというパーソナルな側面もある。「ネンシ ドジョカ」のドレスは女性が女性であることを喜び、自分のためにドレスアップをして気分を高揚させるといった、心に直接作用するランジェリーのパワーがあった。それは他者を誘惑するための官能性というよりも、女性が自身の心を潤わせるための官能性をドジョカは表現しようとしているのではないだろうか。時代が違えば同性(特にフェミニスト)から批判されかねない服かもしれないが、女性が性に対してますますオープンになり、フェムテック市場が拡大する昨今の潮流に乗っている。ステイホーム期間にノーランジェリーで過ごした多くの女性にとって、パンデミックの良い解毒剤となってくれそうだ。ランンジェリーと女性の関係は奥が深いため、男性と女性とではコレクションに対する見方は大きく異なるのではないだろうか。

怒れる「ユハン ワン」

 昨今のイギリスでは女性が犯罪に巻き込まれるケースが多発しており、深刻な社会問題となっている。その大きなきっかけは、今年3月にロンドン市内に住む33歳の女性が殺害されたショッキングな事件だった。逮捕されたのが警察官ということもあって国全体に動揺が広がり、政府は性犯罪や家庭内暴力といった女性を対象した犯罪の厳罰化を検討している。

 中国出身でロンドンを拠点にする、女性デザイナーの「ユハン ワン(YUHAN WANG)」は、多くの女性が感じている激しい憤りをコレクションで表現しているようだった。3月の事件を受けて、ある議員が1日のうちに殺害された118人の女性の名前を読み上げていたのを聞き「悲しみと怒りが込み上げた」とワンは語る。「女性が犠牲になることを、ありふれた出来事のように受け止めてしまっている。21世紀は、女性は弱い立場にあると感じたり、恐れながら生きるべきではない」。

 同ブランドはフリルやチュールを使ったガーリーなスタイルが基本だが、“か弱さ”とは無縁である。ヴィクトリア朝時代の西洋の服に着想して、レースやジャガード、シルクの生地に花柄プリントや刺しゅうを施し、かわいらしいムードを漂わせる。彼女のデザインの特徴である生地のドレープが、柔らかくロマンティックな雰囲気をさらに強調した。しかし最も目についたのは、銃器の形をしたバッグや弾帯、フォーレザーのコルセット。儚げで女の子らしいスタイルを一気に、鎧のような武装へと変えるには十分だった。

 コレクションを通して、デザイナーは私たちにメッセージを投げかけてくる。今季の「ユハン ワン」は間違いなく、女性に対する暴力への抗議だ。明日、自分が被害者になっても不思議ではないと考えると、外に出るのも恐ろしくなる。こんな社会にせめてもの救いがあるとすれば、ファッションの中では怒りや恐れ、強さを自由に表現でき、女性の気持ちをくみ取ってくれるデザイナーが存在することだろう。

ロンドンコレにはさまざまな変化が

 筆者にとってLFWの取材は1年半ぶりとなる。パンデミックとブレグジットが起きたこの期間に、LFWにはさまざまな変化があった。経済難を抱えていた主催元の英国ファッション協議会(British Fashion Council)は、オーストラリアの後払い決済サービス「クリアペイ(Clearpay)」を主要パートナーとして迎え、中国のIT企業や日本の楽天と契約を結んでLFW開催の支援を受けている。以前から取り組んでいたデジタルの強化と一般にも開かれた戦略は、パンデミックによってさらに前進。参加デザイナーのインタビューや動画、ポッドキャストとティックトックでの配信のほか、バイヤーと一般客が利用可能なオンラインショールームを立ち上げた。

 現地で見たリアルな変化といえば、メイン会場が場所を移動して小規模な会場となり、スナックや軽食などの提供がなくなったこと。各会場の来場者が少なかったのは、パンデミックが終息していないことも理由にあるが、約100万人以上の移民がイギリスを去ったというブレグジットも影響しているだろう。

 イギリスではマスク着用義務やコロナパスの施行はないものの、LFWの各会場の入り口ではワクチン接種済みもしくは48時間以内の陰性結果の提示が求められた。ロンドンではナイトライフも復活していて、LFW中も毎晩パーティーが催され、閉め切った室内で人々が密集していたようだ。コレクションサーキットは始まったばかりのため、体力温存と感染対策のために筆者はパーティーには足を運ばなかった。来シーズン以降、社会的にも衛生的にも状況が改善され、より安心して参加できることを期待したい。

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「エンダースキーマ」デザイナーに聞く「トッズ」コラボの裏側 ピタゴラ装置を使った映像撮影にドキドキ

 イタリア発の「トッズ(TOD’S)」は、柏崎亮が手掛ける東京発のフットウエアブランド「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを9月28日に発売する。22日にはミラノ・ファッション・ウイークでイベントを開催し、商品と動画を公開した。

 同カプセルコレクションはコロナ禍を経て、丸2年かけて制作したという。“TOD’S”のTとDを入れ替えた“DOT’S”と題し、ブランドを象徴するモカシンシューズ“ゴンミーニ”のペブル(ゴムの突起)を「エンダースキーマ」流に再解釈。ペブルを巨大化させた“マキシペブル”をソールに配置したシューズなどが目を引く。他にも「トッズ」の“オーボエ バッグ”から着想したショルダーバッグや、「トッズ」から贈られたワインからヒントを得て開発したバッグなど、両者のコミュニケーションからもアイデアが生まれた。トレンチコートやトラックスーツ、デニムなどユニセックスで着用できるウエア9型をはじめ、アクセサリー5型、バッグ4型、シューズ10型(メンズ5型、ウィメンズ5型)で構成している。

 「エンダースキーマ」はこれまで「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」や「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」などの著名ブランドと協業してきた。柏崎デザイナーに今回の「トッズ」との取り組みの感想や、遠隔でのモノ作り、“ピタゴラ装置”を使ってワンテイクで撮影した動画について聞いた。

——「トッズ」の第一印象は?

柏崎亮デザイナー(以下、柏崎):“ゴンミーニ”の印象が強かったです。履いたことはなかったのですが、実際に協業が決まってから足入れしてみると、履き心地を通して長く愛されるプロダクトであることが理解できました。

——コロナ禍の遠隔でのモノづくりは大変だったに違いない。協業をして印象的だったことは?

柏崎:物理的な距離や言葉の壁に加えて、コロナ禍での渡航制限もありましたが、アトリエでプロトタイプを制作することで解決することができました。プロトタイプは言葉やデッサンよりも情報量が多く、コミュニケーションにとても有効。また、両ブランドともにインハウスでプロトタイプを制作できる環境を持っていたことが強みになっていると感じました。

——イタリアと日本、職人技で違いを感じることは?

柏崎:多少の違いはあれど、プロダクトに対する愛情はそれぞれ深い。そこがクラフトマンシップに重きを置く両ブランドの共通項なのだと思いました。

アイコニックな“ゴンミーニ”を
「エンダースキーマ」流にリプロダクト

——「エンダースキーマ」の代表的なヌメ革使いは控えめだが、素材選びで気をつけたことは?

柏崎:意識的に控えたつもりはありません。ヌメ革はブランドを象徴する大切なマテリアルの一つですが、「トッズ」は僕たちのデザインやアイデア、クラフトマンシップに期待していました。素材を自由にセレクトした結果、このようなバランスになりました。

——シューズはペブルを大きくした“マキシペブル”が印象的だった。ドットに着目した理由は?

柏崎:初めから、アイコニックな“ゴンミーニ”を僕たちなりの解釈でリプロダクトしようと考えていました。でも、プロダクトを単品で作り込むとカプセルコレクションとしての統一感が出せないと考えて、“TOD’S”のTとDを入れ替えて、“DOT’S”とすることで、全体を包み込むことにしました。そうしてドッツ=ペブル、円環、ピリオド、ループなどの文脈をつないでいくことで、コレクション全体とプロダクトを構成していきました。

——シューズだけでなくウエアを制作した感想は?

柏崎:「トッズ」のプロフェッショナルたちと制作することで新しい領域に挑戦できたことはとても楽しく有意義でした。プロダクトもとても良いものに仕上がったと思います。

ピタゴラ装置を使った動画
ワンテイク撮影にハラハラドキドキ

——ピタゴラ装置を使った動画がユニークだった。制作する上でこだわった点は?

柏崎:コレクションに取り組み始めるタイミングで、動画でのプレゼンテーションになることが分かっていたので、プロダクト制作と同時進行でアイディアを固めていきました。ムービーの中に「TOD'S」「DOT'S」の解釈がたくさん散らばっています。プロダクトの特徴を活かした装置の作成や、音楽と連動したテンポの心地よさなど、かなり細かいところまで踏み込んで制作しました。

——動画のラストで、また始まりに戻る演出はコレクションと関連している?

柏崎:“点の連続が線になり、それが行き来することで円になる”というコレクションの副題的を、ドットの円を引用して表現しました。

——撮影はワンテイクのため、2日間かけたと聞いた。

柏崎:とにかくハラハラドキドキでした。装置自体の精度やモデルとの連動など、ライブ感が痺れましたね(笑)。60テイク以上かけました。OKが出ないまま1日目を終えて、最終日にOKテイクが撮れて、その後のスチール撮影を終了した高揚感は普段味わえないものでした。携わってくれたスタッフの方々にはとても感謝しています。大勢の人と、瞬間的な作品を共に作り出すことは普段あまりしないので、楽しかったですね。

——この協業を通じて、「エンダースキーマ」のどのような点を世界にアピールしたい?
柏崎:新しいクラフトの概念の種になるような何かを感じてもらえたらうれしいです。

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美肌への最短距離?!神アンプルを試してみた【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回も引き続き韓国スキンケアをご紹介。ビタミンCの神アンプルについて。

 コツコツ地道な積み重ねが美肌への道のりとは分かっているものの、ついつい“最短距離”を探してしまう乙女心。リモートワークが普及しウェブミーティングが増えていく中で、日々パソコン画面に映し出される自分のどアップに「あれ⁉」となることもしばしば。パソコン内蔵カメラの性能の良さに泣かされつつ、ここで諦めてはこれまでの頑張りが水の泡。そこでたどり着いたのが“アンプル”である。もともとは液体などを保存するために使われる医療器具という意味だけど、化粧品の中では“高濃度の美容液”を表すように。今回は、神アンプルを求めて出合ったビタミンCアンプルを紹介しよう。

ビタミンCアンプルの成分がぜいたくすぎた

 韓国スキンケアの定番ともいえるアンプルの中で、前々からとてつもなく気になっていたのが「メリキット(MERIKIT)」の“VITA-C13”。これまで数々のビタミンC美容液を試してきたけど、成分が強すぎて肌が荒れてしまったり、いまいち実感がなかったりと、なかなか「これぞ!」というものに出合えなかった。が、これは口コミの評判が良く、成分の本気度もすごそう。そしてなにより、箱を開けた瞬間にわくわくするアンプルの並びに感動!購入してから到着を待ちわびていただけあって、もうこれだけでテンションMAX!さて、このアンプル。主な成分はピュアビタミンC(アスコルビン酸)とグルタチオン。皆さんご存じのビタミンCはメラニン色素の合成を抑制、コラーゲンの生成を助け、肌のターンオーバーを正常化。肌を内側から滑らかに整え、弾力ある肌作りには欠かせない存在。そのビタミンCが13%配合されているのがこのアンプルのポイント。肌への優しさと効果の黄金比率が、13%なのだそう。濃度が高ければいいってものではないのね……これなら毎日使用できそう!

 そしてもう一つの主な成分であるグルタチオンは、メラニン色素を作るチロシナーゼの活性化を阻害してくれるという優れもの。以前、このコラムでもグルタチオン点滴として紹介したけど、肌に塗布することで色素沈着を防ぎ、肌のトーンアップが期待できるとは。老化の原因となるフリーラジカルからも肌を守ってくれるそうで、もうグルタチオン様様である。これだけでも「ありがとうございます!」と言いたくなる成分たっぷりなのだけど、ここにトラネキサム酸やヒアルロン酸、アミノ酸に加え、高い保水力を持つベータグルカン、保湿のパンテノール、抗酸化成分としてフラーレンやフェルラ酸なども配合されているというぜいたくな内容。一つずつそろえるとなると気が遠くなりそうな美容成分がこれ1本に……!まさに“神アンプル”である。

ありがとう。いいアンプルです

 美容液はとろみのあるレモン色。洗顔後、トナーで肌を整えて塗布。肌にのせるとスッとなじんでベタつかない。しっとりと保湿されて、ツヤっと潤う感じ。なによりうれしかったのは敏感肌の名越でもヒリつくことなく、毎日使える安心感。一つ、ゴムのようなクセのある香りに最初びっくりするけど、これも慣れてしまえば問題なし。美肌への最短距離を目指しつつ、コツコツお手入れスタート!


 個人的に実感しているのは、「あれ?くすんでないぞ?」ということ。朝から仕事をしていると大体夕方には褐色のような肌色になっているのだけど(汗)、それがない。加えて、肌の艶がいい。内側から潤ってきたからか、肌全体がふっくらとした感触。肌の土台が整ってくると朝のメイクも楽しくなるし、重ねづけも必要なくなって時短になるというダブルのうれしさよ。少しずつ秋の気配が漂う季節の変わり目は、どうしても肌が揺らぎやすいもの。そんなとき、きっと頼りになるであろう神アンプル。この実力、知らないのはもったいない。

名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)、eスポーツと農業にも精通

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トレンドの大襟、2021-22年秋冬はどう着る? ファッショニスタに学ぶ最旬コーデ

 大襟のトレンドが、着こなしを含めてさらに多様化し、パワーアップしています。第一の変化はサイズの巨大化。フリルやレースといった装飾や、ジェンダーレス化も勢いづいています。ほかにも、これまでとは違う素材やアイテムとの相性を試す新作が登場。装いに華やぎを添え、小顔効果も引き出すディテールとして定着しそうな気配です。

 たとえば、「PATOU(パトゥ)」はクラシカルなケープに、肩先まで張り出した特大の襟をあしらいました。ドラマチックな見栄えはインパクトたっぷり。今回は、コペンハーゲンで8月に行われた2022年春夏ファッション・ウィークのストリートでキャッチしたファッショニスタの着こなしをお手本に、秋冬に向けた大襟スタイリングのポイントを探っていきます。

セットアップに“あふれ大襟”でジェンダーニュートラルな印象に

 大襟にはエレガントな雰囲気が漂うので、マニッシュな装いとの組み合わせで、ジェンダーニュートラルなこなれ感を演出できます。スタイリングのコツは、大襟をジャケットの上から見せる小技です。
1枚目の写真は、レトロなムードを帯びた、クロップド丈の半袖ジャケットが印象的なパンツとのセットアップ。ジャケットの襟をほぼ覆い隠すくらいの大襟ブラウスを合わせて、ロマンチックなムードを注ぎ込みました。ここまで巨大な襟なら、小顔効果も期待大。パンツルックに華やぎも上乗せされています。

 顔に近いポジションで目立ってくれる大襟を、差し色で生かすのも賢い使い方です。大襟ならではのインパクトが強まります。2枚目の写真は、カーキ系でまとめた、ジャケットとパンツのセットアップ。セットアップ自体は、サンドカラーに近い控えめのトーンですが、ブルーの大襟のストライプシャツが、ボクシーでボーイッシュなセットアップにさわやかな印象を添えています。襟元だけでなく、裾からも色をあふれさせたおかげで、レイヤード感がアップ。足元はゴツめのスニーカーで“はずし”のアレンジを取り入れています。

異なるテイストミックスで複雑な表情が完成

 レースやフリルをあしらった大襟は、フェミニンな着こなしのムードメーカーになってくれます。大襟の印象が強いだけに、複数のテイストをミックスして、バランスを保つアレンジが効果的です。

 繊細なレースを2層で配した大襟は、貴婦人ライクなたたずまい。ポイントは、ニットカーディガンに大襟が添えられている点。ケーブル編みのカーディガンに、異素材・異ムードのレースの襟が程よい“ずれ感”を宿らせました。さらにジャンプスーツに重ねて、甘辛ミックスを深掘り。クロップド丈のカーディガンがレイヤードを引き立てています。

 甘さが気になる場合は、思い切って別のテイストを取り入れるコーディネートが役に立ちます。2枚目の写真は、大襟にフリルがボヘミアンなムード。透ける素材で仕立てられたブラウスの裾にもレースが配してあり、フェミニンな印象です。甘くなりがちなスタイリングをグッドバランスに導いたのは、ニットベストの投入。さらに、ウエスタン風の帽子も添えて、複雑なミックスコーデに整えました。

大襟付きのアウターで意外性をまとう

 ブームが続く中、大襟の表現力が一段と高まっています。その一つが、デニムのような意外性の高い素材との組み合わせ。シャツやブラウス1枚使いでも、味わい深い着こなしが叶いやすくなりました。

 デニムシャツといえば、メンズライクなイメージがありましたが、フリルが付いた大襟を備えたこちらは全くの別物。たおやかさやレディーなムードを備えた、新発想のデニムブラウスです。ボトムスは白のギャザースカートを選んで、レトロでロマンチックな風情に仕上げました。

 また、これまでは大襟のシャツやブラウスが主流でしたが、近ごろはジャケットやコートにも広がっています。2枚目の写真は、コートの襟をデフォルメ。肩まで覆う大襟が、この装いの主役。アニメ映画『ダンボ』に登場する子ゾウのようなキュートさがコーディネート全体を朗らかに彩っています。キャッチーなウォーターブルーとの相性も上々。プレーンなカットソーに重ねても、しっかり主張してくれるアイテムです。

 大きい襟を生かすだけで、印象がパッと華やぐので、おとなしくなりがちなニューノーマル下での着こなしに取り入れたくなります。同じ顔周りのキープレーヤーであるスカーフよりも、遊び心や愛らしさを印象づけやすいから、全体に重くなりがちな秋冬ルックにこそ生かしがいがありそう。手持ちのニットやアウターに後付けできる付け襟タイプも含めて、秋冬コーディネートのアレンジに活用してみてはいかがでしょうか。

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トレンドの大襟、2021-22年秋冬はどう着る? ファッショニスタに学ぶ最旬コーデ

 大襟のトレンドが、着こなしを含めてさらに多様化し、パワーアップしています。第一の変化はサイズの巨大化。フリルやレースといった装飾や、ジェンダーレス化も勢いづいています。ほかにも、これまでとは違う素材やアイテムとの相性を試す新作が登場。装いに華やぎを添え、小顔効果も引き出すディテールとして定着しそうな気配です。

 たとえば、「PATOU(パトゥ)」はクラシカルなケープに、肩先まで張り出した特大の襟をあしらいました。ドラマチックな見栄えはインパクトたっぷり。今回は、コペンハーゲンで8月に行われた2022年春夏ファッション・ウィークのストリートでキャッチしたファッショニスタの着こなしをお手本に、秋冬に向けた大襟スタイリングのポイントを探っていきます。

セットアップに“あふれ大襟”でジェンダーニュートラルな印象に

 大襟にはエレガントな雰囲気が漂うので、マニッシュな装いとの組み合わせで、ジェンダーニュートラルなこなれ感を演出できます。スタイリングのコツは、大襟をジャケットの上から見せる小技です。
1枚目の写真は、レトロなムードを帯びた、クロップド丈の半袖ジャケットが印象的なパンツとのセットアップ。ジャケットの襟をほぼ覆い隠すくらいの大襟ブラウスを合わせて、ロマンチックなムードを注ぎ込みました。ここまで巨大な襟なら、小顔効果も期待大。パンツルックに華やぎも上乗せされています。

 顔に近いポジションで目立ってくれる大襟を、差し色で生かすのも賢い使い方です。大襟ならではのインパクトが強まります。2枚目の写真は、カーキ系でまとめた、ジャケットとパンツのセットアップ。セットアップ自体は、サンドカラーに近い控えめのトーンですが、ブルーの大襟のストライプシャツが、ボクシーでボーイッシュなセットアップにさわやかな印象を添えています。襟元だけでなく、裾からも色をあふれさせたおかげで、レイヤード感がアップ。足元はゴツめのスニーカーで“はずし”のアレンジを取り入れています。

異なるテイストミックスで複雑な表情が完成

 レースやフリルをあしらった大襟は、フェミニンな着こなしのムードメーカーになってくれます。大襟の印象が強いだけに、複数のテイストをミックスして、バランスを保つアレンジが効果的です。

 繊細なレースを2層で配した大襟は、貴婦人ライクなたたずまい。ポイントは、ニットカーディガンに大襟が添えられている点。ケーブル編みのカーディガンに、異素材・異ムードのレースの襟が程よい“ずれ感”を宿らせました。さらにジャンプスーツに重ねて、甘辛ミックスを深掘り。クロップド丈のカーディガンがレイヤードを引き立てています。

 甘さが気になる場合は、思い切って別のテイストを取り入れるコーディネートが役に立ちます。2枚目の写真は、大襟にフリルがボヘミアンなムード。透ける素材で仕立てられたブラウスの裾にもレースが配してあり、フェミニンな印象です。甘くなりがちなスタイリングをグッドバランスに導いたのは、ニットベストの投入。さらに、ウエスタン風の帽子も添えて、複雑なミックスコーデに整えました。

大襟付きのアウターで意外性をまとう

 ブームが続く中、大襟の表現力が一段と高まっています。その一つが、デニムのような意外性の高い素材との組み合わせ。シャツやブラウス1枚使いでも、味わい深い着こなしが叶いやすくなりました。

 デニムシャツといえば、メンズライクなイメージがありましたが、フリルが付いた大襟を備えたこちらは全くの別物。たおやかさやレディーなムードを備えた、新発想のデニムブラウスです。ボトムスは白のギャザースカートを選んで、レトロでロマンチックな風情に仕上げました。

 また、これまでは大襟のシャツやブラウスが主流でしたが、近ごろはジャケットやコートにも広がっています。2枚目の写真は、コートの襟をデフォルメ。肩まで覆う大襟が、この装いの主役。アニメ映画『ダンボ』に登場する子ゾウのようなキュートさがコーディネート全体を朗らかに彩っています。キャッチーなウォーターブルーとの相性も上々。プレーンなカットソーに重ねても、しっかり主張してくれるアイテムです。

 大きい襟を生かすだけで、印象がパッと華やぐので、おとなしくなりがちなニューノーマル下での着こなしに取り入れたくなります。同じ顔周りのキープレーヤーであるスカーフよりも、遊び心や愛らしさを印象づけやすいから、全体に重くなりがちな秋冬ルックにこそ生かしがいがありそう。手持ちのニットやアウターに後付けできる付け襟タイプも含めて、秋冬コーディネートのアレンジに活用してみてはいかがでしょうか。

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ヨンアの「コエル」が南青山に期間限定店舗 食やアートとともに楽しむ空間

 モデルのヨンアがディレクターを務めるウィメンズブランド「コエル(COEL)」は、3カ月の期間限定店舗を東京・南青山の骨董通りに10月1日オープンする。同ブランドは2018年の立ち上げからECを主軸に販売してきた。路面店の出店は今回が初めて。

 ヨンアのフィルターを通した、高感度なファッションと食、アートを同時に楽しめる空間を目指す。「コエル」の2021-22年秋冬コレクションのほか、店舗限定商品も用意。ヨンアのジュエリーブランド「ナリン.(NARIN)」や彼女がセレクトした現代アート作品を販売するほか、“トリュフバターサンド”で有名なカフェ「オカシヤOKASHIYA)」が間借りする形で出店する。じっくりと接客が受けられるよう。店舗は入店予約制とする。

■COEL Concept Store AOYAMA
場所:東京都港区南青山5-4-27 Barbiazon104 1F

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人気クレンジングバーム「デュオ」から初の美顔器が誕生

 

 プレミアアンチエイジングは9月24日、クレンジング売り上げNo.1(TPCマーケティングリサーチ調べ)のエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から初の美顔器“ザ ディープ クレンズ ピーラー”(税込1万780円)を発売する。

 美顔器は人気アイテム“ザ クレンジングバーム”シリーズを塗布した後に使用すると毛穴の奥の汚れを取り除け、滑らかな美肌を目指せるとして開発した。水と超音波振動により肌に1秒で2万4000回の振動を与えることで、古い角質や毛穴の汚れを取り除くのが特徴だ。

 超音波機能で毛穴洗浄はもちろん、超音波+イオン導出で深部の汚れの吸着、超音波+イオン導入で化粧水・美容液の浸透、超音波+パルス波で肌の引き締めをサポートする機能も備え、1台で4役を果たす。

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WE RECOMMEND from FUKUOKA: WOMEN’S OUTERWEAR

こんにちは。

暑いなかにも時折涼しい風が吹く日が増え、秋がすぐそこまでやってきている気配を感じますね。

今日は福岡店より、「今年のアウターウェアは、何を買おう?」とお悩みの方におすすめの人気アイテムをご紹介いたします。

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おすすめのアイテム1着目は、<カナダグース>の人気モデル“マッケンジー”。

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日本国内で展開するウィメンズモデルの中で最も着丈が長くシンプルなデザインでさまざまなスタイリングにマッチ。
着ぶくれしないスッキリとしたIラインのシルエットは日本限定モデルです!

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袖口の内側に冷気の侵入を防ぐ丈夫なリブニットを装備。

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フードの周りは着脱式のコヨーテファーをあしらい、冷たい風や寒い冬もへっちゃらです!

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ほかにも、“マッケンジー”の原型で世界的に有名な“マシェルバーン”、ポケットにも収納可能な“アリストン”など、<カナダグース>のアイテムが豊富に揃っています。

 

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おすすめのアイテム2着目は、個性あふれるお洒落なコートをお探しの方にぴったりな<サカイ>をご紹介。

「日常の上になりたつデザイン」をコンセプトに作られている<サカイ>は、意外性のある素材の組合せで人気を集めています。

こちらはチェスターフィールドコートとボアベストのハイブリッド素材で、“かっちり”と“カジュアル”の正反対の印象のものを素敵にマッチさせています。

デニムやスエットと合わせればカジュアルに。
ドレスやとろみのあるワイドパンツと合わせればこなれた印象にと、マルチに活躍してくれるアイテムです。

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襟とポケットにあしらわれたファーが女性らしさもちゃんと演出してくれるんですよ♪

ダークカラーでまとまりがちな冬のファッションですが、差し色も効かせて気分も上げていきましょう!

 

また、9月26日(日)まで福岡店店頭では、¥10,000(税込)以上お買上げいただいた<MY BARNEYS>メンバーのお客様にショッピングの際にお使いいただけるポイントプレゼントへの抽選【LUCKY DRAW】も実施しています。

●プレゼント●

<MY BARNEYS>100,000ポイント 1名様

<MY BARNEYS>10,000ポイント  5名様

 

●ご応募期間●

9月26日(日)まで

 

●ご応募対象●

期間中、福岡店各フロアにて¥10,000(税込)以上お買上げいただいた<MY BARNEYS>メンバーのお客様

※<MY BARNEYS>への新規ご入会も店頭にて承っております。

 

●ご応募方法●

お会計時にレジカウンターにて応募券をお渡しさせていただきます。

必要事項をご記入の上、福岡店1Fに設置しております応募箱へご応募ください。

※応募用紙のお渡しは一回のお会計につき、一枚までとさせていただきます。

 

●当選発表●

当選発表は10月初旬以降に、ポイントの付与およびご当選者のお客様への公式アプリ・メールでのご連絡をもって代えさせていただきます。

※当選に関するお問合せはご遠慮ください。

 

過去の福岡店ブログは↓からご覧いただけます。

福岡店のお客様から愛されるDR.VRANJESのご紹介はこちらから>>>

福岡店スタッフから愛されるMALCOLM BETTSのご紹介はこちらから>>>

福岡店スタッフがご提案するメンズドレスクロージングのご紹介はこちらから>>>

 

次回も福岡店より、とっておきのメンズアウターウェアをご紹介します。どうぞお楽しみに!

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HAPPY BIRTHDAY TO US! FUKUOKA 10TH ANNIVERSARY

特設ページはこちらから>>>

阪神梅田本店、10月18日に先行開業 「食」「OMO」で差別化

 阪急阪神百貨店は22日、建設を進めてきた阪神梅田本店2期棟を10月8日に先行開業すると発表した。18年4月に開業した1期棟と合わせて、来年春には地下2階から地上9階まで売り場5万3000平方メートルが全面開業する。11フロア中4フロアを食関連で構成するなど「食の阪神」を前面に出す。初年度の売上高の計画は730億円。食関連は売り場面積の約3割、売上高の約6割になる見通しだ。

 食関連のフロアは地下2階、地下1階、1階、9階の4フロア。建て替え前に比べて面積は38%広くなる。天井高6メートルの1階はシンボルフロアと位置付けて、食のイベントスペース「食祭テラス」(330平方メートル)を設けて、和菓子、お好み焼き、唐揚げ、ワイン、ジビエなどの催事を開く。9階のフードホール「阪神大食堂」は1850平方メートルの広さに注目のフレンチや創作中華など8店舗の名店の味が楽しめる。

同社が推進するOMO(オンラインとオフラインの融合)に全館で取り組む。ネット通販とのシームレス化だけでなく、店舗スタッフによるSNSの発信を通じてファンコミュニティーを作る。「ナビゲーター」と名付けられた100人の店舗スタッフが個人の名前で、食やファッション、ビューティ、アートなどの売り場や商品の情報を発信する。数年前から稼働しており、すでにコーヒーやワインなどの分野で多くのフォロワーを獲得し、顧客との相互コミュニケーションが進んでいるという。

 阪急阪神百貨店は、隣接する阪急うめだ本店を消費者の憧れやハレの日に応える百貨店としてファッションやラグジュアリーブランドで競争力を発揮している。もう一つの旗艦店である阪神梅田本店は消費者の日常に寄り添う百貨店として食関連で差別化する。22日に会見した山口俊比古社長は「店づくりの基本的な考えはコロナ前と変わっていない。コロナを契機にした日常生活を大切するマインドは、阪神のコンセプトと合致しており、われわれは確信を強めている」と話した。売上高の計画についてはコロナの影響を鑑みて、手がたく見積った。

 10月18日に開業するのは全体の9割。残りの1割は、12月にインテリアの一部、婦人服の一部、「無印良品」など、来年春に地下1階のデパ地下「阪神食品館」が順次オープンして全面開業となる。

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