「クレージュ」の会場は、パリ南東部にあるヴァンセンヌの森。朝一のショーで中心地から離れた場所というのは、招待客が集まりきらないリスクもあるので、ある意味、自信がないと選べないロケーションです。ただニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)は、初のリアルショーの場所に個人的な思い入れのある、このロケーションを選びました。近年、若者たちが自然の中で踊り明かすパーティーの開催場所にもなっているそうで、音楽好きのニコラスらしいチョイスでもあります。
ラインアップするのは、他にはないポップなカラーとユニークな味わいのクリスマスログケーキ3種のほか、スイーツ2種、ローストターキーを主役にしたニューヨークスタイルのクリスマスコースディナー「ディストリクト To Go」、ロブスターなどの厳選素材を使用した豪華なニューイヤーコースディナー「ディストリクト ニューイヤー To Go」。
ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載も第20回を迎えた。“You’d Better Be Handsome”では、セレブ情報に敏感なレイチェル(Rachel)も加わって、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。今回は、カーダシアン家も乗り込んできた下着のマーケットについて語り合う。ランウエイでブラはもちろん、胸を出して歩いているモデルは多いが、街中でも半裸で歩く人々が増えているように見える。コロナでのお家ごもりの反動も手伝って、過激なランジェリールックが目立つニューヨークからリポートする。
久しぶりにレストランでのランチを楽しむことになった今回は、ヘブライ語で野外市場を意味する、地中海料理レストラン「シュカ(SHUKA)」をチョイス。ソーホーにあるこの人気店は、今年7月チェルシーに2号店もオープンしたばかり。ニューヨーカーのみならず観光客からも人気があった「ハンドレッドエイカー(Hundred Acres)」の元シェフが提供するメニューは、肉5種から選べるケバブや色鮮やかなビーツのフムスにファラフェルなど、本格的かつモダンなツイストが施されている。
38 MacDougal St, New York, NY 10012 (212) 475-7500
スティービー:そういえば、9月13日にはファッション界のオスカーと呼ばれるメットガラ(MET GALA)も、2019年5月ぶりに開催されたね。海外勢は少なかったとはいえ、アメリカのファッションを取り上げた“イン・アメリカ:ア レキシコン・オブ・ファッション(IN AMERICA: A LEXICON OF FASHION)”というテーマの元、出されたレッドカーペットのお題は、“アメリカのファッションを、モダンに表現する”とだった。
メイ:新しいブランドもここ数年で増えたよね?特にD2C(Direct To Consumer)系など、オンラインショップやインスタで広告を打って、そのまま販売に繋げるようなブランドが目立つ。一昔前は、デパートのランジェリー売り場まで足を運んで買ったり、その後もランジュエリーのセレクトショップ、ブランドの下着売り場で買ったりするのが主流だったけど、そういう買い方をしている人はもはや少数派?そういうデパートや売り場もあまり残っていないし。
レイチェル:そのときの気分や、その人のスタイルで選べられるのが理想ね。リアーナの「サベージXフェンティ(SAVAGE X FENTY)」はかなり際どいデザインだけど、売れているみたいだし。ある程度のセクシーさを着こなす自信みたいなのも、いまのZ世代は持ち合わせているし。素材ははっきり言ってよくないけど。
メイ:そういえばテレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で人気になった「コサベラ(COSABELLA)」も今振り返ると、それまでのランジェリーに比べてぐっとカジュアルなデザインで新鮮だった。伸縮性のあるレース素材中心で。このブランドも、今の市場に合わすために、最近大リニューアルしているよ。
同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。
同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。
オリヴィアは1月にリリースしたデビューシングル「Driver's License」でメガヒットを叩き出した大型新人。ディズニー映画「ハイスクール・ミュージカル」のリブート版「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル(High School Musical: The Musical)」で公私共にカップルであったジョシュア・バセット(Joshua Bassett)との失恋を歌った「Driver’s License」は、“運転免許を取った。あなたの家まで私が運転して行けるようになると喜んでくれたあなたはいない”“きっとブロンドのあの子と一緒にいるのね”という切ない歌詞が多くの共感を呼んだ。さらに、自身の恋愛を歌詞にのせることで知られるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の大ファンであるということや、テイラーがオリヴィアの曲を聴いてサポートしたこと、ジョシュアと“ブロンドのあの子”である女優・歌手のサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がアンサーソングを出すなどといったゴシップ要素も再生数を飛躍的に押し上げる要因となった。
同曲は2021年の「ビデオ・ミュージック・アワード(MTV VIDEO MUSIC AWARDS、VMA)」で「最優秀楽曲賞」を受賞するなど、オリヴィアは新人としては異例の音楽的成功を収めているが、フリマアプリで手に入るビンテージファッションで初めてメインストリームで成功したポップスター、という点においてファッションの面でも特に注目すべき存在だ。
ジョージア発「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」は、水面や木々、空、虹といった自然の現象をとらえた美しい映像と共に新作コレクションを発表しました。テーマは、「先行き見えない雰囲気(AIR OF UNCERTAINITY)」。ヨーロッパではコロナが収束して日常が戻りつつ感じがありますが、日本の私たちからすると共感できるテーマです。ジャケットやコートなどのテーラードは、ウエストを絞りメリハリをきかせたシルエットに仕上げています。温かみのある素朴なニットやアニマルプリントのアイテムなども登場しました。それらのアイテムに施されたステッチやトリミング、ドレープなどディテールに焦点を当てた映像を挟み込んでいるのが印象的。先行きが見えない今、遠くからは見えないディテールに光を当てることでコレクションに深みを持たせているような気がしました。
「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2022年春夏コレクションをパリ・コレクション公式スケジュールの9月30日(現地時間)にリアルショーで発表した。ショー開催は20年の2月以来で、会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には同ブランドを愛する個性的な装いの人々が“レザレクション(復活)”した。
「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2022年春夏コレクションをパリ・コレクション公式スケジュールの9月30日(現地時間)にリアルショーで発表した。ショー開催は20年の2月以来で、会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には同ブランドを愛する個性的な装いの人々が“レザレクション(復活)”した。
さらに、渋谷ユーロライブで定期開催している“はみ出し者映画”の特集上映イベント「サム・フリークス」が映画「マイ・ファースト・ミスター」を15日に上映するほか、フードコラボレーションとして、渋谷パルコ地下1階のスパイスカレー店「Good Luck Curry」がYogee New Wavesのドラマー・粕谷哲司とのスペシャルコラボメニューを提供する。このほか、渋谷パルコ西側のSING通りに6メートルを超える巨大なアートウォールに設置するほか、ペンギン通りとオルガン坂をつなぐ、ナカシブ通りにアーティスト6人によるによる大判フラッグの展示も行う。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。
もちろん自分と違うセンスのファッションを楽しんでいる人を見ても気にならないのだが、実際に作る側になった私は、最初の展示会で早速つまづいた。2018年に従来の形式に沿って、私も意気込んで開催した「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」の初回展示会のこと。私は迷彩の古着を解体して、パッチワークのように生地にしてから裁断するゴージャスなスカートとトップスを製作。それだけでもアップサイクルだが、切れ端やゴミとなる生地が気になった。職人さんがすぐに気づいてくれて、余すことなく生地を使うべく「小物入れにできるのでは?」と巾着型のポーチも製作した。
今回、セットデザインを手掛けたのは、イタリア人女性アーティストのアンナ・パパラッチ(Anna Paparatti)。現実に疑問を投げかけ、想像力の扉を開く空間としての遊びの概念を追求する彼女が1964年に発表した作品「Il Gioco del Nonsense(ナンセンスのゲーム)」をベースにした、立体的な”すごろく”のような円型のランウエイを用意しました。会場が赤い光に照らされると、モデルが一気に登場。数字がふられたマス目一つ一つにそれぞれが立ち、イル クアドロ ディ トロイージ(Il Quadro di Troisi)による心地いいディスコミュージックの生演奏とミラーボールのようなライティングとともに、ショーが幕を開けます。
初日に行った「ヴァインサント(WEINSANTO)」の会場には、シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)が愛犬のトゥトゥ(Toutou)を連れて来場。一緒に写真を撮らせてもらおうと思ったら、ショーが始まる前にトゥトゥだけ外に連れてかれてしまいました……。でも、ショー後にエントランスでパパを待つトゥトゥを発見!やっぱり激カワです!!インスタグラムアカウント(@mynameistoutou)もあるので、要チェックです〜。
「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」で経験を積んだ中島輝道(てるまさ)によるウィメンズブランド「テルマ(TELMA)」が、2022年春夏シーズンにデビューする。ファーストシーズンは“光”をイメージし、印象派の絵画などから着想した情緒的なムードを40型のウエアに盛り込んだ。アイテムは、ベーシックなウィメンズウエアをベースに、パターンワークや透明感のある素材、チェックや線香花火柄などのモチーフ使いで躍動感と軽やかさを加えている。価格帯はコート9万8000〜7万5000円、ジャケット7万8000〜6万4000円、シャツ3万3000〜6万3000円、ドレス4万9000〜12万5000円、パンツ3万9000〜4万9000円、スカート4万5000〜9万8000円など。
中島デザイナーは1981年生まれで、石川・金沢出身。2010年にアントワープ王立芸術学院(Royal Academy of Fine Arts in Antwerp)卒業後に「ドリス ヴァン ノッテン」に入社し、ドリスのアシスタントとしてウィメンズデザインを6シーズン手掛けた。帰国して14年にイッセイ ミヤケに入社後は、メンズとウィメンズ両方の企画に携わり、国内の技術や素材開発、独自のシルエット表現などを学んで、20年に独立した。自身のブランドではそれらのキャリアと真っ直ぐに向き合い、ドリスのもとで学んだ西洋のドレスアップの感覚と、イッセイ ミヤケで得た日本の素材開発の知見を両立させたクリエイションに挑んでいる。
マルティは米国デロイトでキャリアをスタートし、1995年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に入社。これまでにシンガポール、 東京、ソウルを拠点に、アジア地域の「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で財務から経営全般までを担ってきた。
マルティは米国デロイトでキャリアをスタートし、1995年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に入社。これまでにシンガポール、 東京、ソウルを拠点に、アジア地域の「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で財務から経営全般までを担ってきた。
ビール市場の新しいジャンルとして、微アルコール(微アル)市場が立ち上がったと思えば、今度はハードセルツァー市場に各社が目をつけた。8月24日(火)サッポロビールが発売した「サッポロ WATER SOUR(ウォーターサワー)」も、ハードセルツァーのジャンルである。アサヒ、キリン、サントリーも黙ってはいないのでは。