「ヴェルサーチェ」が清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」はこのほど、女優・清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表した。

 清野は今年7月にブランド初の日本人アンバサダーに就任し、2021年プレ・フォールのキャンペーンに参加。2度目の登場となる本キャンペーンの撮影について「前回ほどの緊張はなく、撮影を楽しむことができた」とコメントした。

 今回は、グリークキー柄(鍵のギリシア雷文模様)を再解釈した新作プリント“ラ グレカ”を身に着けた清野が迷宮に迷い込むというテーマの動画を制作した。同プリントはジャケットやニットウエア、シューズなどに加え、バッグの新ラインにも採用している

The post 「ヴェルサーチェ」が清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ヴェルサーチェ」が清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」はこのほど、女優・清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表した。

 清野は今年7月にブランド初の日本人アンバサダーに就任し、2021年プレ・フォールのキャンペーンに参加。2度目の登場となる本キャンペーンの撮影について「前回ほどの緊張はなく、撮影を楽しむことができた」とコメントした。

 今回は、グリークキー柄(鍵のギリシア雷文模様)を再解釈した新作プリント“ラ グレカ”を身に着けた清野が迷宮に迷い込むというテーマの動画を制作した。同プリントはジャケットやニットウエア、シューズなどに加え、バッグの新ラインにも採用している

The post 「ヴェルサーチェ」が清野菜名を起用した2021-22年秋冬キャンペーンを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ヨウジ ヤマモト」のパリコレショーに益若つばさが来場 「自分が一番かっこ良くいられる服」

 「ヨウジ ヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は10月1日、パリで2022年春夏ウィメンズ・コレクションのランウエイショーを開催した。昨年の9月に続き、パリでのリアルショーを開催した日本ブランドは「ヨウジ ヤマモト」のみ。その会場には、モデルやプロデューサーとして活躍する益若つばさが日本から駆けつけた。

 約2カ月前に渡仏を決め、1週間の滞在中にさまざまな場所を訪れたという益若は、「一番びっくりしたのは、半分以上の人が街中でマスクをしていないこと。ただ、カフェやショーの会場などに入る時には衛生パス(ワクチン接種などを証明するQRコード)の提示が必要だし、(新型コロナウイルスに対する)対策が整っていて、日本より進んでいると思いました。コレクションも招待人数を制限しているものの普通に開催されているし、伝統あるものがしっかり続いているという感じがします」と話す。

 また、初めて生でショーを見るという「ヨウジ ヤマモト」への思い入れを尋ねると、「黒い洋服が一番好きなんですが、その中でも『ヨウジ ヤマモト』は自分が一番かっこ良くいられる服。着ると、身が引き締まるように感じるので、ここぞ!というときに選ぶことが多いですね」とコメント。黒をベースに柔らかな布のドレープやタック、カットを生かした今季のコレクションについても、「黒なのに、とても立体的。最後に登場したドレスもドラマチックでした。耀司さん自身が歌っている音楽やショーの空気感を生で体験できて、本当に楽しかったです」と笑顔を見せた。

The post 「ヨウジ ヤマモト」のパリコレショーに益若つばさが来場 「自分が一番かっこ良くいられる服」 appeared first on WWDJAPAN.

「ヨウジ ヤマモト」のパリコレショーに益若つばさが来場 「自分が一番かっこ良くいられる服」

 「ヨウジ ヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は10月1日、パリで2022年春夏ウィメンズ・コレクションのランウエイショーを開催した。昨年の9月に続き、パリでのリアルショーを開催した日本ブランドは「ヨウジ ヤマモト」のみ。その会場には、モデルやプロデューサーとして活躍する益若つばさが日本から駆けつけた。

 約2カ月前に渡仏を決め、1週間の滞在中にさまざまな場所を訪れたという益若は、「一番びっくりしたのは、半分以上の人が街中でマスクをしていないこと。ただ、カフェやショーの会場などに入る時には衛生パス(ワクチン接種などを証明するQRコード)の提示が必要だし、(新型コロナウイルスに対する)対策が整っていて、日本より進んでいると思いました。コレクションも招待人数を制限しているものの普通に開催されているし、伝統あるものがしっかり続いているという感じがします」と話す。

 また、初めて生でショーを見るという「ヨウジ ヤマモト」への思い入れを尋ねると、「黒い洋服が一番好きなんですが、その中でも『ヨウジ ヤマモト』は自分が一番かっこ良くいられる服。着ると、身が引き締まるように感じるので、ここぞ!というときに選ぶことが多いですね」とコメント。黒をベースに柔らかな布のドレープやタック、カットを生かした今季のコレクションについても、「黒なのに、とても立体的。最後に登場したドレスもドラマチックでした。耀司さん自身が歌っている音楽やショーの空気感を生で体験できて、本当に楽しかったです」と笑顔を見せた。

The post 「ヨウジ ヤマモト」のパリコレショーに益若つばさが来場 「自分が一番かっこ良くいられる服」 appeared first on WWDJAPAN.

「 BeautyTech.jp 」と「WWDJAPAN」共同講座スタート 第1 弾はなぜやるか?“SDGs”のテーマ

 アイスタイルが運営する美容業界のイノベーションにフォーカスした業界メディア「BeautyTech.jp」と「WWDJAPAN」は、ファッションとビューティ業界の双方に好影響を与えるべく共同講座を開始する。第1弾は「『どう』やるの?ではなく『なぜ』やるか?を問うSDGs」をテーマに10月7日に開催。両編集長の進行の下、ファッション業界からシチズン時計の前田花菜氏、ビューティ業界からは花王の大谷純子氏をゲストに招き、各社のSDGs事例などを伝える。

 SDGsへの理解を高めたい人やSDGsにからめた企業運営・ブランド運営・サービス運営へのヒントを模索している人、企業内におけるSDGsの推進役、日本のファッション・美容市場におけるSDGsの浸透度やユーザー理解を深めたい人などにおすすめだ。

 共同講座は、矢野貴久子「BeautyTech.jp」編集長と村上要「WWDJAPAN」編集長がメディアの立場からファッション・ビューティ業界の相互啓発を図ることを目的としてスタートする。初回はそれぞれの業界のSDGsの浸透をつぶさに見てきた2人が、SDGsを「なぜ」やるかを組織全体のミッションとして捉えて浸透させているシチズンや花王と共に、その浸透がなぜ実現しているのか、ディスカッションを通して秘密に迫る。

■『どう』やるの?ではなく『なぜ』やるか?を問うSDGs
開催日:10月7日16:00〜17:00
受講料:無料
申込み締め切り:10月6日(水)17:00

問い合わせ先
アイスタイル
i-4bizwebinar@istyle.co.jp

The post 「 BeautyTech.jp 」と「WWDJAPAN」共同講座スタート 第1 弾はなぜやるか?“SDGs”のテーマ appeared first on WWDJAPAN.

EXOのKAIがソウル・ファッション・ウイークのアンバサダーに就任 7日にスタート

 2022年春夏ソウル・ファッション・ウイーク(Seoul Fashion Week以下、SFW)は、グローバル・アンバサダーに韓国アイドルグループEXOのメンバー、KAI(カイ)を起用した。SFWの顔として、韓国を代表するデザイナーの1人であるソ・ミョンムンが手掛ける「ビムウィエ(BMUET(TE))」を着用してキャンペーンに登場。韓国国内のデザイナーの国際的活躍の後押しし、ソウルが持つ600年の歴史に光を当てる。

 2021年のSFWは、デジタル開催。10月7〜15日の7日間にわたって、37ブランドが参加する。国立宮殿など、ソウルの歴史的建造物で撮影したコレクションを発表する。今回新たに、“ジェネレーション・ネクスト”と称して11人の新鋭デザイナーを招待。“デザインの発信地”と呼ばれる東大門デザインプラザや、ソウルの過去と未来をテーマとした場所から発表する。オープニングとフィナーレは著名人が飾るという。

 コレクション動画は、7日からSFWの公式ウエブサイトやユーチューブ、ティックトックなどで配信。スケジュールなども随時公式サイトで更新する。ほかにも同プラットフォームを通して、バックステージの様子やショート動画など、気軽に楽しめるコンテンツもそろえる。

The post EXOのKAIがソウル・ファッション・ウイークのアンバサダーに就任 7日にスタート appeared first on WWDJAPAN.

「バルマン」の観客6000人に驚き、「ラフ・シモンズ」のメンズスカートにキュン 22年春夏パリコレの現場からVol.2

 おはようございます。ヨーロッパ通信員の藪野です。デジタル発表が割と多くて、ゆったりしているのかな〜と思っていたパリコレですが、意外と毎日忙しく過ごしています。今回は、「クレージュ(COURREGES)」と「クロエ(CHLOE)」が新しいクリエイティブ・ディレクター就任後初のリアルショー、「バルマン(BALMAIN)」がオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)の就任10周年記念ショー、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」がウィメンズコレ参戦と、盛りだくさんの3、4日目のハイライトをどうぞ!

9/29
10:00 COURREGES

 「クレージュ」の会場は、パリ南東部にあるヴァンセンヌの森。朝一のショーで中心地から離れた場所というのは、招待客が集まりきらないリスクもあるので、ある意味、自信がないと選べないロケーションです。ただニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)は、初のリアルショーの場所に個人的な思い入れのある、このロケーションを選びました。近年、若者たちが自然の中で踊り明かすパーティーの開催場所にもなっているそうで、音楽好きのニコラスらしいチョイスでもあります。

 雨が上がり、朝の光に照らされた気持ちいい自然の中にビックリするほどの爆音が響き、ショーがスタート。今季は、半年前のデビューコレクションで見せた、ミニマルで若々しいイメージを継続しながら、野外フェスに来ていくようなウエアを加えています。象徴的なのは、冒頭に登場した3着のポンチョ。丸、三角、四角のラインを描いたアイテムは、それぞれ1968年、69年、95年のアーカイブから着想を得たものだそう。デザインでは、76年のドレスのストラップから着想を得た、生地の交差がポイント。ホルターネックのブラトップやミニドレスに加え、パンツやスカートのウエスト、バッグのハンドル部分にクロスするデザインを取り入れています。ニコラスは創業者アンドレ・クレージュ(Andre Courreges)が築いたDNAを継承しつつ、それを今の時代にふさわしい形で表現するのが上手。今季もオシャレな若者たちが着ている姿が想像できます。

20:30 BALMAIN

 「バルマン」は、オリヴィエ・ルスタンの就任10周年を記念して、主催する音楽フェス「バルマン フェスティバル(BALMAIN FESTIVAL)」のプログラムの一部として、コレクションを発表しました。パリ郊外のセガン島にあるライブ会場ラ・セーヌ・ミュージカルで開かれたショーのゲストは、フェスの参加者も合わせると、なんと6000人以上!こんな大規模なイベントがリアルで開催されていることに正直、驚きと不安を覚えましたが、会場は大盛り上がりです。

 ビヨンセ(Beyonce)がオリヴィエに送るメッセージから幕を開けたショーは、彼が手掛けてきた10年間を集約するかのよう。パワーショルダーのテーラリングやバイカージャケットをはじめとするレザーアイテム、ミリタリースタイル、白黒のストライプやボーダー、セクシーなボディコンドレス、大胆なカット、ドレーピングやギャザー、スーパーロングのフレアパンツ、ゴールドチェーンの装飾などが、てんこ盛りです。一度暗転した後には、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)らが、クチュールのような豪華絢爛なドレスをまとって登場。そのラインアップもまた「バルマン」らしく、豪華です。

 弱冠25歳で就任し、クリエイティブ・ディレクターが次々に変わる近年のファッション業界の中で、10年という節目を迎えたことは素晴らしい!といっても、彼はまだ35歳。これからの活躍も期待です。

9/30
12:00 RICK OWENS

 新型コロナウイルスの影響で、自宅があるイタリア・ベネチアのリド島での無観客ショーをライブ配信していた「リック・オウエンス(RICK OWENS)」も、おなじみの会場であるパレ・ド・トーキョーに戻ってきました!ショーが始まり、霧に見立てた大量のスモークが炊かれる中から現れたのは、リックの公私にわたるパートーナーであり、ミューズでもあるミシェル・ラミー(Michele Lamy)。「できる限り『リック・オウエンス』らしいものを目指した」という今季にぴったりな人選です。

 コレクションの中心となるのは、肩を誇張したテーラリングや、口元までを覆うハイネック、幾何学的なカットアウト、クモの巣のようなニット、プラットフォームシューズといった力強いデザイン。それと対比するように、マーメイドラインやギャザーで生み出すシルエットが美しいロングドレス、フェザーをあしらったチュールのケープで、柔らかさを加えています。ラストルックは、今季のアクセントカラーとして取り入れた鮮やかなオレンジのルック。そんなところにも、ちょっとポジティブなムードを感じました。

14:00 CHLOE

 「クロエ」の会場は、ノートルダム大聖堂を見渡せるセーヌ川沿い。お天気にも恵まれ、心地よい風が吹き抜ける中で、ブランドらしい優しいカラーパレットにガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)が持ち込んだハンドクラフトへの愛が溶け合うウエアやアクセサリーを披露しました。ガブリエラは、「ラグジュアリーファッションは産業化されすぎた」という考えから、インディペンデントな職人の手で作られるアイテムに注力。例えば、過去のコレクションの残反を細かく切ってマクラメ編みで仕上げたドレスや、スエードのピースを組み込んで編んだクロシェニット、カラフルなテープ状のフリンジが風になびくドレスが目を引きます。

 ソーシャルグッドなブランドへの改革を進める「クロエ」は、今季も環境負荷の低い素材への切り替えや社会貢献の取り組みを拡大しています。素材ではデッドストックを活用するだけでなく、コットンからリネンへの移行を進めたり、バッグやシューズに使用するレザーは国際団体のレザーワーキンググループ(LWG)が認定したタンナーから調達するものを増やしたり。ケニアのビーチなどで回収されたビーチサンダルをアップサイクルする社会事業のオーシャン・ソール(Ocean Sole)や、マガダスカルを拠点とする世界フェアトレード連盟認定メンバーであるアカンジョ(Akanjo)とのモノづくりにも取り組んでいます。

 先シーズンのインタビューでガブリエラは「自分のメッセージを実現するため、社内のさまざまな部門の会議に出席して、その浸透を図っている」と話していました。「クロエ」のアイデンティティとガブリエラの信念やスタイルがうまく融合した今季は、その努力が形になりつつあることを感じさせる素敵なコレクションでした。

16:30 RAF SIMONS

 いつもはメンズコレで発表している「ラフ・シモンズ」が、ウィメンズに参戦!メンズとウィメンズを一緒に披露しましたが、靴以外では男女の見分けがつかないほどジェンダーの境目がないスタイルを打ち出しています。キーアイテムは、ロックバンドのツアーTシャツのようなグラフィックをのせたテーラードジャケットとハーフプリーツ入りのスカート、サックドレス、オーバーサイズシャツやボンバージャケット、フェアアイルセーターなど。共同クリエイティブ・ディレクターを務めている「プラダ(PRADA)」の影響を感じさせるスタイルもあります。

 何よりも印象的だったのは、メンズのスカートスーツもアリ!と感じさせるクールさ。レッドカーペットや雑誌のエディトリアル、ファッション・ウイークでは男性がスカートやドレスを着ている姿を目にすることが増えました。個人的にはこれまであまりしっくりきていなかったのですが、ラフが見せてくれた今回のショーでちょっと意識が変わりました。

21:30 ROGER VIVIER

 本日最後は、「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」の新作プレゼンテーションを兼ねたディナー会へ。会場となった古いキャバレーに入ると、デジタルで発表された映像にも登場するドレスアップした緑の魔女たちがお出迎え。初っ端から、クリエイティブ・ディレクターであるゲラルド・フェローニ(Gherardo Felloni)のファンタジーな世界観満点です。

 壁に空いたいくつもの穴を覗くと、見えるのはそんな緑の魔女たちが身につけた新作シューズやバッグ。シューズは、60年代から着想を得た鮮やかな色のミュールやデコラティブなグラディエーターサンダル、バッグは今季スモールサイズが加わった“ヴィヴ ショック“が素材バリエーション豊富に揃います。ネコ好きにはたまらないコスチュームジェエリーもキュートです。

 約80人が参加したディナーでは、10代の頃に声楽を学んでいたゲラルドが「ロジェ ヴィヴィエ」のために作ったという歌を披露。和やかなムードと美味しい料理で、パリコレのバタバタを忘れるひと時でした。

おまけ:今日のワンコ

 「コペルニ(COPERNI)」の会場外で、人気インフルエンサー、クセニア・アドンツの愛犬を発見。とっても人懐っこくて、朝から癒されました。「クレージュ」「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」の会場でもそれぞれ穴を掘り続けるボーダーコリーと、ぬいぐるみみたいなポメラニアンを見つけました〜。

The post 「バルマン」の観客6000人に驚き、「ラフ・シモンズ」のメンズスカートにキュン 22年春夏パリコレの現場からVol.2 appeared first on WWDJAPAN.

モデルの辻元舞が「大切なもの」とは? 「セリーヌ」のバッグ同様、「大切なもの」への投資の想いを語る

 ファッション誌「VERY」(光文社刊)のほか、最近ではTBS系列で放送中のバラエティ番組「プレバト!」で絵画の腕前も披露しているモデルの辻元舞は、5歳と2歳という2人の子育てに励むママでもある。「私の命より大事」と言い切るくらい大切な子どもへの想いと、それほど大切なものを守るための「投資」という未来へのアクションについて話を聞いた。

「自分以外の人のために、
私、こんなに
頑張れるんだ」と体感

 辻元は子宝に恵まれて、生活の「全てが変わりました」と話す。当初は自分のための時間が完全になくなり「人のために生きる」くらいの感覚だったと言うが、「自分以外の人のために、私、こんなに頑張れるんだ」と感じた。子育てで大切にしているのは、「本人の自我」。例えば5歳の長男は、「本当に個性的で、今はドレスやネイル、キラキラ、ピンクに興味津々なんです。ハロウインは、毎年女装。でもそれが、彼のやりたいことなので全力で応援しています。今年は、ウサギか女の子の仮装で迷っています。『ブレないなぁ』って感心しているんです(笑)」。意思は臆せず話して欲しいし、今は「やりたい」と思うことを応援したい。「(世間が押しつけがちな当たり前から)はみ出して欲しいくらい」と子どもの自我を尊重したいと話す。

母のように
「選択肢が多い環境を整えたい」

 そんな風に子どもを応援できるようになったのは、母親の影響もあるようだ。「私は、兄二人のあとの女の子でした。母親はフリフリでピンク色の洋服を着て欲しかったようですが、私はそれがイヤだったんです。髪の毛もずっとショートだったから、男の子に間違えられることもありました。でも母親は、好きにさせてくれたんです」。だからこそ子どもには、「自分の好きなものを選べる力を身につけて欲しい。いろんな世界を見せてあげたり、過保護にならない程度に『やりたい』ことを叶えてあげられるよう、選択肢が多い環境を整えたいんです」。

自分への投資だった
「セリーヌ」のバッグは、
子どものお嫁さんに

 豊富な選択肢を用意するためにも、「子どもが生まれてからは『稼ぐ』ことを意識するようになりました」。芸能界に飛び込んだのは、22歳の時。当初はウェブデザイナーも兼任するなどモデルの仕事が軌道に乗るまでは時間を要したから、「子どもが生まれるまでは、『好きな仕事ができているので、これでいいや』という思いが強かったんです」。

 子どもへの想いと「稼がないと」と言う気持ちは、自分の時間の賢い使い方にもつながった。「育児には直接関わりたいから、家事ではうまく“手が抜ける”ようになりました。調理家電や冷凍食品に頼ったり、『今日はUber Eatsでいいや』って思えるようになったり」。最近は何年も離れていた絵画のほか、フィットネスなど自分にも“投資”できるように。

 実際の投資はこれまで「不安が大きかったし、もっと稼いでいる人のものというハードルも感じていた」というが、「『大切なものを守るための投資』と考えられたら、踏み出す勇気が持てそうです」と話す。「大切なもの」には、実は既に1つ投資しているという。「4、5年前に買った『セリーヌ(CELINE)』のバッグです。もちろん自分のための“投資”でしたが、大事にしすぎて、なかなか活用できていなくって(笑)。子どものお嫁さんに引き継ぎたいと思います」。そろそろ子どもにも「お金」について勉強させる頃だと言う。

「大切なものに投資をしよう」で
人々の暮らしや
社会への関心を応援

 総合オンライン証券として個人投資家に世界最高水準の金融サービスを提供するマネックス証券は、新たなブランドビジョン「大切なものに投資をしよう」を制定。人びとの暮らしを、社会への関心を、すべてを投資の入り口と捉え応援すべく、10月4日の「投資の日」には辻元の他、様々な分野で活躍する人びとの「大切なもの」を写真やインタビューで紹介するスペシャルサイトをオープンした。

 社名のMONEXには、MONEYのYをひとつ前に出して、「一歩先の未来におけるお⾦との付き合い⽅をデザインして、お客様に提供していこう。」という意味が込められている。

ジャケット&スラックス:「アンスクリア」
トップス:スタイリスト私物

STYLING:YOSHIHIRO MAEDA
HAIR&MAKE:YUKAKO MORINO
PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

問い合わせ先
マネックス証券
03-4323-3981

The post モデルの辻元舞が「大切なもの」とは? 「セリーヌ」のバッグ同様、「大切なもの」への投資の想いを語る appeared first on WWDJAPAN.

「コム デ ギャルソン」が「不要」をそぎ落とし、威圧とは違う「強さ」を手に入れた

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は東京・南青山の本社オフィスで2022年春夏コレクションのランウエイショーを開催した。会場は、ランウエイを取り囲むようにパイプ椅子を並べただけのシンプルな空間だ。

 デザイナーの川久保玲は、「凝った生地づくり」や「複雑な色の表現」「身体を綺麗に見せるためのパターン」「服を主張するディテール」、最終的には「服作りの意図」さえ「今不要に感じる」という。新型コロナウイルスが背中を押して社会には新しい価値観が芽生え、ファッション業界では「作りたいものを作る」「望まれるものに応える」というシンプルな考えが改めて広がっている。結果「メーンコレクションの端境期のための膨大なコレクション」や「主役の洋服を引き立てるためだけの脇役の洋服」などを再考する考えが広がっているが、「コム デ ギャルソン」はそんな考えをさらに押し広げた印象だ。

 コレクションは、川久保の本能や自然の摂理など、本当に尊重すべきものだけに思いを馳せ、その思いに導かれるがままに直感的かつ即興的に形にしたような洋服で構成された。

 花弁や、川の流れにより丸みを帯びた石のような曲線主体とするフォームを、ネオプレンのようにハリのある生地や、その下に仕込む幾重にも重ねたチュールなどで具現化していく。ダルマやミノムシのような主体となるシルエットが完成すると、今度は必要と感じた場合だけ袖のようなパーツをプラス。ただ、そのパーツはあくまで作りたい形を追求するためのものだ。“当たり前”のシルエットや、洋服として成立するための機能までゼロベースで見直し、不要と感じたら意識しない。そんな思考が見て取れる。

 のせる柄は、花や葉っぱ、リボンなどの共感性が高いモチーフか、水玉模様や千鳥格子などの“当たり前”なもの。ここにもアーティストとコラボするなどの余計な思考は存在せず、使いたい柄を、使いたい場所に、使いたいように使うというシンプルな考えが存在する。

 結果生まれたコレクションは、とても“オーガニック”だった。黒が主体なのに畏怖を伴う重苦しさは存在せず、巨大なのに威圧するような圧迫感も覚えない。見たことない造形なのに、“正解”を探るよう強要されているような気難しさも感じない。唯一無二なのに、素直に受け入れられる。そんな存在に仕上がった。

 それは、彼女が追い続ける「強さ」の、これまでとは違う「強さ」だろう。圧倒せずに存在できるーー。それこそ「強い」と思わずにはいられなかった。

The post 「コム デ ギャルソン」が「不要」をそぎ落とし、威圧とは違う「強さ」を手に入れた appeared first on WWDJAPAN.

テイクアウトで楽しめるキンプトン新宿東京の「クリスマスコレクション2021」予約開始

 2020年10月に開業した米・サンフランシスコ発のラグジュアリーライフスタイルホテルのキンプトン新宿東京はこのほど、「クリスマスコレクション2021」の予約を開始した。開業から2度目のクリスマスを迎える今年は、自宅でクリスマスを過ごす人に向けたテイクアウトメニューを提供する。ウーバーイーツやファインダインなどのデリバリーサービスにも対応し、ユーザーのニーズに応える。

 ラインアップするのは、他にはないポップなカラーとユニークな味わいのクリスマスログケーキ3種のほか、スイーツ2種、ローストターキーを主役にしたニューヨークスタイルのクリスマスコースディナー「ディストリクト To Go」、ロブスターなどの厳選素材を使用した豪華なニューイヤーコースディナー「ディストリクト ニューイヤー To Go」。

 テイクアウトメニューのほかに、キンプトン新宿東京2Fレストラン「ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ」では、12月23〜26日のみの期間限定ディナーコース「クリスマス・バイ・ザ・シー」も登場。MSC認証を取得した天然本マグロを取り入れるなど、サステナブルな要素を組み込んだシーフードのコースだ。

 サンフランシスコに拠点を置くキンプトンホテルズ&レストランツは、1981年にアメリカで誕生した、ユニークで特徴的なデザインがコンセプトのラグジュアリーライフスタイルホテルのパイオニア。現在、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、カリブ海、アジアおよび中華圏の都市部やリゾート地に、個性あふれる70を超えるホテルと80のレストラン、バー、ラウンジを運営している。インスピレーションを刺激するデザインと、台本もなく個性的でアーティスティック、そして細やかな配慮が行き届いた、“とんでもなくパーソナル”なゲスト体験を提供する。

■キンプトン新宿東京
住所:東京都新宿区西新宿3丁目4-7
電話:番号: 03-6258-1111

The post テイクアウトで楽しめるキンプトン新宿東京の「クリスマスコレクション2021」予約開始 appeared first on WWDJAPAN.

まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 自分のためのランジェリー市場

New Definition of Intimates

 ニューヨークのファッション業界で活躍するクリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載も第20回を迎えた。“You’d Better Be Handsome”では、セレブ情報に敏感なレイチェル(Rachel)も加わって、ニューヨークのトレンドや新常識について毎回トーク。今回は、カーダシアン家も乗り込んできた下着のマーケットについて語り合う。ランウエイでブラはもちろん、胸を出して歩いているモデルは多いが、街中でも半裸で歩く人々が増えているように見える。コロナでのお家ごもりの反動も手伝って、過激なランジェリールックが目立つニューヨークからリポートする。

 久しぶりにレストランでのランチを楽しむことになった今回は、ヘブライ語で野外市場を意味する、地中海料理レストラン「シュカ(SHUKA)」をチョイス。ソーホーにあるこの人気店は、今年7月チェルシーに2号店もオープンしたばかり。ニューヨーカーのみならず観光客からも人気があった「ハンドレッドエイカー(Hundred Acres)」の元シェフが提供するメニューは、肉5種から選べるケバブや色鮮やかなビーツのフムスにファラフェルなど、本格的かつモダンなツイストが施されている。
38 MacDougal St, New York, NY 10012 (212) 475-7500

制限付きで、NYCが続々オープン

スティービー:ファッションショーはもちろんだけれど、国連会議、ブロードウェイの復帰、ニューヨークシティバレエ、全てバーチャルではなくリアルに戻った秋。ニューヨークもフル回転だね。

メイ:これまで入国できなかった中国、インド、イギリス、ヨーロッパ諸国からも、11月初頭からはワクチン済みの人に限り、入って来られるようになると発表されたし。これからは海外からの観光客も戻ってくるかな?すでに街はちょっと前に比べて何倍も混んでいるように見えるけど。がらんとしていたころが懐かしくもある今日このごろ。

レイチェル:今回のファッションショーは、事前に、または入口でワクチンの接種証明を見せないといけなかった。レストランやジム、野球観戦やコンサートでも見せないといけない世の中だから、当然と言えば当然なんだけど。ヘアやメイクアップアーティストも、バックステージの仕事を受ける際に、ワクチン証明を提出しないといけない。

スティービー:そういえば、9月13日にはファッション界のオスカーと呼ばれるメットガラ(MET GALA)も、2019年5月ぶりに開催されたね。海外勢は少なかったとはいえ、アメリカのファッションを取り上げた“イン・アメリカ:ア レキシコン・オブ・ファッション(IN AMERICA: A LEXICON OF FASHION)”というテーマの元、出されたレッドカーペットのお題は、“アメリカのファッションを、モダンに表現する”とだった。

レイチェル:共同ホストに、若手俳優人気ナンバーワンのティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)、歌手のビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)、テニス選手の大坂なおみ、バイデン大統領の就任式で詩を詠んで一躍時の人となった詩人でアクティビストのアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)という、異なるバックグラウンドの20代を4人そろえて話題になった。 

変化するランジェリールック

メイ:メットガラでは、半裸のようなスタイルのセレブリティがたくさんいたけれど、ようやく対面授業が始まった高校や大学でも、ランジェリーを“服”として着る学生も多いのだとか。

スティービー:以前から下着の一部を見せるようなスタイルはあったけれど、どんどん下着と服の境界線がなくなっているってこと?

レイチェル:ニューヨークにある美大の講師をしている友人から聞いた話だけど、ファッション科の生徒は前からそういう感じだったけれど、最近では建築学科やテク系の子たちまで、ランジェリーアイテムを隠すものではなく“見せる”ものとしてコーディネートしているらしい。

メイ:ヨガウエアとかランニングウエアでも、ブラトップとか街中で普通に見かけるしね。しかもスタイル抜群の人たちばかりじゃなくて。堂々としていていいことだと思う一方で、ときどきドキっとするのは私の感性が古いからか?

レイチェル:ボディーポジティブな広告やビジュアルが増えたこともあるけれど、そもそもアメリカのZ世代って、子どもの時から前の世代に比べてもっと自由に、多様な価値観に触れて育ってきているっていうのも大きいかも。

スティービー:最近は仕事で受け取るメールのシグニチャーにも、名前の下に、メールアドレスやウェブサイトなどと一緒に、He/Him/His、She/Her/Hers, They/Them/Theirsなど、ジェンダーや見た目に関わらず、どの代名詞で自分のことを表現してほしいか、書いてあることが多くなった。モデルエージェントなどは特にそう。

メイ:新学期ということもあって、学校の先生たちも、どの代名詞で呼んでほしいのか確認するケースが増えているという話。いいこともたくさんあるけど、これも毎年変化していきそうな気がする。

レイチェル:さっきの美大の話だけど、男子生徒にもブラにスカートで通学してくる子もいるらしい。トランスジェンダーというわけでもないのに。

“マイコンフォート”を探して

メイ:そもそも、ランジェリーとアンダーウエア、インティメーツ、いろいろ呼び方はあるけれど、最近はどれが主流なのかな?ランジェリーというと、レースを取り入れた繊細なブラや小さなパンティーを想像するけど、最近はもっと服みたいというか、スポーティーな感覚のデザインもたくさん市場に出ている。

スティービー:このパンデミック中にも、外に出るわけでもなくても下着は売れているという話は聞いていた。キム・カーダシアン(Kim Kardashian)のインティメートライン、「スキムス(SKIMS)」は2019年にローンチし、20年度の売り上げは1億4500万ドル(約158億円)、今年は約2倍の3億ドル(約327億円)に到達するだろうと言われている。パンデミックで素材調達に苦労したようだけれど、それでもすごい成長。

レイチェル:「スキムス」は “シェイプウエア”というカテゴリーらしいけれど、ちょうどいいタイミングでスリープウエアやラウンジウエアも提案したことも勝因だったのかも?苦しまずに着られるシェイプウエアということで、リピーターが多いと言われている。体を締め付ける下着って、いまの人たちには受け入れられないと思うよ。ファッションだって、コンフォートがいちばん、だから。

メイ:新しいブランドもここ数年で増えたよね?特にD2C(Direct To Consumer)系など、オンラインショップやインスタで広告を打って、そのまま販売に繋げるようなブランドが目立つ。一昔前は、デパートのランジェリー売り場まで足を運んで買ったり、その後もランジュエリーのセレクトショップ、ブランドの下着売り場で買ったりするのが主流だったけど、そういう買い方をしている人はもはや少数派?そういうデパートや売り場もあまり残っていないし。

スティービー:最近、広告でもよく目にするのが「サードラブ(THIRD LOVE)」や「カップ(CUUP)」、「ネガティブアンダーウエア(NEGATIVE UNDERWEAR)」など。ヌードに近い、体の一部のようなデザインが主流。ランジェリーが持つ独特のセクシーさみたいなのを売りにしてない。以前の「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」のようにセクシーさを全面に打ち出す、といったスタイルは古臭くさえ感じる。

レイチェル:長年ランジェリーマーケットのお手本となっていた「ヴィクトリアズ・シークレット」が同じようなルックスのモデルばかり起用したりしてさんざん叩かれたことは記憶に新しい。今年の春に発表された新生「ヴィクトリアズ・シークレット」では米国サッカーチームのキャプテンでレズビアンとして知られるミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)、インド出身の女優プリヤンカー・チョプラ(Priyanka Chopra)、サイズ14モデルのパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)などバックグラウンドも体型も大きく異なる7人の女性を「VS コレクティブ(VS COLLECTIVE)」として選出。彼女たちはモデルではなく、アンバサダーとして意見をシェアし、コンセプトやデザイン、コンテンツを作り上げていく役割を担っている。

スティービー:ニューヨークでも何度も開催された「ヴィクトリアズ・シークレット」の豪華なショーも過去のものだね。リアーナ(Rihanna)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)がパフォーマンスを披露し、スーパーモデルが次々にランウェイに登場してくる姿はエンターテインメントとしては面白かったけど、男性を喜ばせるツールとしてのランジェリー、という位置付けだったのは確か。もちろん男性ならみんな喜んだわけではなく、そういうステレオタイプを築き上げていったブランドマーケティングだったってことだね。

メイ:9月のニューヨーク・ファッション・ウイークでは、「VS コレクティブ」にも選ばれているパロマ・エルセッサーのようなプラスサイズのモデルがランウエイでも活躍していた。ちょっと前から、黒人モデル、アジア人モデルの数もどんどん増えてきているけれど、プラスサイズモデルも欠かせない要素になってきている。

スティービー:ミーガン・ラピノーは、この夏から、資生堂の“アルティミューン”の顔にもなった。歌手の宇多田ヒカルと一緒に広告に出ている。ミーガンはサッカー選手としてはもちろん、女子サッカー選手の給与を男子選手と同じにするように要求するなど、アクティビストとしても注目されている人。スタイルもあるし、「ハーパーズ バザー(HARPER’S BAZAAR)」の7月号のカバーにもなっていたね。

レイチェル:ただこれまでの「ヴィクトリアズ・シークレット」の客がこのコンセプトに共感したり、新しい客層が増えたりするのかというとどうかな?私はサッカーしているミーガンは応援しているけど、彼女の意見が反映された「ヴィクトリアズ・シークレット」のブラを買いたいかは分からないな。今は本当にいろんな選択肢があるし、その中で以前からあるブランドが立ち位置を変えて戦っているのは大変そう。

メイ:大きく変わったのは、以前は理想のランジェリーに自分の体を合わせていたとしたら、今は種類もサイズ展開も豊富になって、自分が求める下着が自分の体に合わせてくれるようになった、という感覚。買う側に合わせるという、当たり前のことのようで当たり前じゃなかったコンセプト。

Z世代のニーズに応える

スティービー:Z世代に人気なのはどういうブランド?その前の世代よりも、自分たちの体型を受け入れ、好みのスタイルを自由に選びたいという欲望が強い気がするけど。そもそもセクシーの定義も違う気がする。

メイ:この世代に限ったことではないけれど、米国と英国のブラの売り上げ傾向を見ると、すごい勢いでブラレットが伸びているらしい。ブラレットって柔らかくって気心地はいいけれど、サポート力はほぼないに等しい。胸を大きく見せたい人や胸の位置を上げて見せたい人には無意味なアイテムだから、そういう要求が減ってきているということかも?

レイチェル:最近のポップスターとかも胸をそこまで強調している感じはしない。キム・カーダシアンやカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)といったカーブのある体をアピールしているセレブリティーも、体のメリハリを強調していて、胸も大きいと言えば大きいけれど、ヒップに対しては特に胸が大きいわけではないと思うし。もちろん、どのパーツも大きいんだけどね。

スティービー: Z世代に限らないかもしれないけど、サステイナビリティを考慮しているかどうかも選ぶときに大事なポイントだよね。Z世代に人気を誇る「パレード(PARADE)」は、ウェブのトップページに、リサイクル素材を使っていることを強くアピールしている。

メイ:ニューヨークのコロンビア大学の学生が2019年にスタートしたブランドで、最初からメガネの「ワービー・パーカー(WARBY PARKER)」の創設者や、ベッドマットレスのデリバリーで知られる「キャスパー(CASPER)」やら、スーツケースの「アウェイ(AWAY)」の創設者も出資しているらしい。

レイチェル:「パレード」は、カラフルさに目が行くけど、売りはやっぱり着心地よね。今売れているのって結局は“ソフト”“ライト”“ワイヤーレス”“ストレッチ”といった形容詞が付いているプロダクトだから。

スティービー:下着の総売上は、女性のアパレルの売り上げの約6%と言われていて、22年には世界的に見て2500億ドル(約27兆円)に到達するらしい。まだまだ伸びる可能性はありそう?

メイ:そういえば今年8月にカイリー・ジェンナーが「カイリー・スイム(KYLIE SWIM)」を発表している。型数はまだまだ少ないけれど、ここからランジェリーに発展していく可能性はあるし、このスイムウェアというかビキニトップを普通に街で着る人も出てきそう。

レイチェル:「カイリー・スイム」のサイズ展開はXS〜XL。XLはサイズ14-16対応だから、かなりのプラスサイズでもOKということね。最近服のサイズ展開が少ないと、これもまた叩かれるから。

スティービー:ターゲットを絞って商品展開しているブランドもあるようだね。ビヨンセ(Beyonce)やリッゾ(Lizzo)のお気に入りとして知られているイギリスのブランド、「ヌビアンスキン(NUBIAN SKIN)」は最初から黒人女性と男性をターゲットとしている。もちろん黒人じゃない人が買ってもいいわけだけど、特有の体型があったり、似合う色があったりするわけで。

メイ:「ヌビアンスキン」をはじめ、「カップ」や「サードラブ」なども型を絞り込んでいる。その中からお気に入りが見つかれば、それをずっと買い続けるイメージ。ときに色違いや型違いを試しながらも。そして売れ筋は、ヌーディーな色らしい。圧倒的にベージュやアイボリー、ブラウン系が売れている。

スティービー:ランジェリーに限ったことじゃないけど、ターゲットを絞る、というのが成功しているビジネスの大きな鍵。できるだけ多くの人たちにアピールしようとすると、こんなに多様化が進む世の中では、結局たくさんのものを作って、たくさん物が残る結果になりがち。自分の顧客をよく理解し、リピーターにさせることがマーケティングにおいても大事。そこからもちろん広がっていけばベストで。

レイチェル:Z世代に絶大な人気を誇るブランドとしては、「エアリー(AERIE)」もあるよね。言わずと知れた「アメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)」のアンダーウエア部門だけれど、独立したショップもあって人気。14年に新製品や新店舗に関しての包括的な広告キャンペーンを実施。ある意味どこよりも早く、インクルーシブなコンセプトを打ち出して大成功。当時はリタッチしないなんて衝撃的だった。

メイ:今のプラスモデルほどではないけれど、決して細くないモデルがソーホーのビルボードに登場して新鮮だった。さっきチェックした「パレード」のウェブには、ちょっとリタッチしたくなるようなセルライトやホクロとかもあったりするけど、そういう完璧ではない要素を無理に消したりしないってこと。

女性視点の下着

スティービー:モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)と下着の広告のキャンペーンを撮影したことが何度もあるけれど、彼女も10年遅かったら「ヴィクトリアズ・シークレット」の“エンジェル”にはなれなかったかもね。

レイチェル:他のアクティビズムを通して“アンバサダー”になる道はあったかもしれないけど。

メイ:だけど、今後セクシーなデザインがなくなるわけじゃないと思う。やっぱりレースだの、刺しゅうだの、そういうランジェリーを着けたい気分のときってあると思うし。コットンパンツにも種類があるわけで。

レイチェル:そのときの気分や、その人のスタイルで選べられるのが理想ね。リアーナの「サベージXフェンティ(SAVAGE X FENTY)」はかなり際どいデザインだけど、売れているみたいだし。ある程度のセクシーさを着こなす自信みたいなのも、いまのZ世代は持ち合わせているし。素材ははっきり言ってよくないけど。

メイ:そういえばテレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で人気になった「コサベラ(COSABELLA)」も今振り返ると、それまでのランジェリーに比べてぐっとカジュアルなデザインで新鮮だった。伸縮性のあるレース素材中心で。このブランドも、今の市場に合わすために、最近大リニューアルしているよ。

スティービー:ロゴもアップデートされているけど、何よりもモデルの体型に幅が出た、という印象かな。

レイチェル:以前はもっとセクシーさを前面に出していたけれど、いまは健康的なイメージ。そもそも女性が必需品として着るランジェリーが必要以上にセクシーである必要もないし。一言で言って、もっと女性目線でデザインされるようになった、ってことではないかな。以前の「ヴィクトリアズ・シークレット」にしても、女性が考える男性に喜ばれる視点からデザインされていたという印象。当時はそんなのばっかりだったから、あまりに気にならなかったけど。

メイ:数年前までは、ランジェリーショップとかに行くと、ランジェリーをプレゼントとして購入しようとしている男性が結構たくさんいたという記憶が。一人で買いに来ている男性も普通にいたけど、女性と一緒の場合も。ときには隣りの試着室でいちゃつくカップルまでいたりして、落ち着いて買い物ができなかったことも。そういう意味では、ネットで購入して、自宅でゆっくり試着できるようになってありがたい。

スティービー:そもそも女性のランジェリーは男性を喜ばすツール的なマーケティングがメインストリームだったからね。ほんの最近までは。

メイ:ブラはフェミニズムと切り離せないアイテム。女性が自愛を手に入れる度にブラも変化していくってことね。

メイ/クリエイティブディレクター : ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター : アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

レイチェル/プロデューサー : PR会社およびキャスティングエージェンシーでの経験が買われ、プロデューサーとしてメイの運営するクリエイティブ・エージェンシーで働くようになって早3年。アーティストがこぞってスタジオを構えるヒップなブルックリンのブシュウィックに暮らし、最新のイベントに繰り出し、ファッション、ビューティ、モデル、セレブゴシップなどさまざまなトレンドを収集するのが日課

The post まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド 自分のためのランジェリー市場 appeared first on WWDJAPAN.

「アパレル生産はテクノロジーで大きく変わる」 大手繊維商社ヤギとシタテルのトップ対談

 ファッション分野でも、テクノロジーを軸にしたスタートアップ企業であるファッションテック企業が次々と誕生している。その最右翼である存在が、クラウド型のアパレル生産プラットフォーム「sitateru CLOUD 生産支援」を展開し、アパレル生産のDXに取り組むシタテル(SITATERU)だ。2019年6月にそのシタテルとの資本提携を発表した繊維商社のヤギは、1893年創業の老舗企業であるとともに、日本のアパレルOEMを手掛ける企業としてはトップクラスの企業でもある。ファッションテックは、日本のファッションビジネスをどう変えるのか。ヤギの八木隆夫社長とシタテルの河野秀和社長、両トップの対談から探る。

「商社も仕事のやり方を
変える可能性がある」

WWDJAPAN(以下、WWD):二人が知り合った経緯は?

八木隆夫ヤギ社長(以下、八木):現場の営業や金融関係など、いくつかのルートでシタテルさんの話を同時期に聞いて興味を持っていた。機会があればぜひ経営者である河野さんとお会いしたいと思っていたタイミングで紹介があった。

河野秀和シタテル社長(以下、河野):最初は当社の製品である「シタテル」を導入いただけないか、という話だったが、それ以上にスタートアップ企業としての当社にも関心を持っていただいて、その場で出資の検討にまで至った。そのスピード感にこちらも驚いたことを覚えている。

WWD:出資を決めた理由は?

八木:何よりも経営者としての河野さんの発想がとても新鮮で、面白く感じた。しかもクラウドを使ってアパレル業務、特に生産領域を効率化したいというシタテルさんの事業内容も、ヤギが自前でやることは難しいが、とても意義のあるもの。当時はシタテルの「sitateru CLOUD 生産支援」が完成前ではあったが、だからこそ、お互いに協力して知見を増やせる、そのために出資もする、という結論だった。

「sitateru CLOUD 生産支援」の
導入でアパレル生産の業務は
どう変わったのか?

WWD:クラウドを使ったアパレル業務の効率化には、どのようなインパクトが?

八木:当社は主力事業の一つとしてアパレルOEM(相手先のブランド生産)を長年手掛けてきたが、2019年の時点で大きな曲がり角も迎えていた。競争も激しくなっていたし、市場自体も縮小していた。同じやり方ではいずれ立ち行かなくなる。中でも大きな問題だったのが、多数の取引先との電話やFAX、メールといったツールでのコミュニケーションや、属人化した仕事のやり方だった。「sitateru CLOUD 生産支援」を使えば、統一したフォーマットが使えるし、確認などの作業も容易になるので、無用なトラブルやミスが減る。作業にかかる時間を大きく短縮できるので、経費の削減にもつながる。加えて、これは今、さらに重要度が増しているが、リモートでの業務が可能になる。商社としての仕事のやり方自体を変えられる可能性を感じた。

WWD:実際の導入のフローをもっと詳しく

八木:シタテルさんと共同で試行錯誤しながら、といった感じだ。業務フローを変えるわけだから最初は一つの部署で導入し、少しずつ広げていった。現在は複数部署で使うまでになった。

河野:ヤギさんはまさにアーリーアダプターで、実際に試行錯誤の中でプロダクトの完成度を磨き上げていった。アパレル生産と一言で言っても業務内容は非常に多岐にわたり、取引先も多い。そうした細かい仕様を一つひとつ改善を重ねた。現在、「sitateru CLOUD 生産支援」がユーザ−や調査機関から高い評価を受けるまでになったのは、ヤギさんとの取り組みによるところが大きい。

八木:先ほども話したが、当社には主力である提案型のOEM事業が今後縮小するという強い危機感があった。OEM業務を効率化しながら、リソースを新規事業の開拓に活用する必要があった。この数年、新規分野への積極的なM&Aも行っているが、逆を言えば、ここを改善しているからこそ、新規事業を積極的に拡大できている。

「グローバルなサプライチェーンの
変革に向けて」

WWD:ヤギのような大手繊維商社が変わると、日本のアパレル産業全体にも影響が波及する。変化は感じている?

河野:これはDX全般に言えることだが、成果を出す前の“産みの苦しみ”と言える時期がある。導入直後は新しいシステムに慣れていないため、一時的に以前より生産性が落ちるケースが多くある。そのため、これまで多くのユーザーに「sitateru CLOUD 生産支援」を導入いただいてきたが、導入に際して一番重要なのは、トップの強い意思が欠かせない。業界全体としては産みの苦しみの時期が終わり、今まさに普及期に入ったところ。昨年のローンチ当初からすると、今年8月時点でサプライヤーを除くユーザー数は約5倍、流通総額は17倍になるなど驚異的なスピードで成長している。

八木:その点は全く同感だ。これは私個人の所感だが、当社でもこのスピードで広がっていけば、今後数年で年間当社のアパレルOEM業務の少なくない部分が「sitateru CLOUD 生産支援」に置き換わる可能性がある。

WWD:アパレル生産DXの今後をどう見る?

八木:「sitateru CLOUD 生産支援」の最大の特徴は、工場やOEM先との煩雑なやり取りを効率化し、ユーザーとシタテルが保有する独自のサプライヤーネットワークを活用できること。つまり、シタテルさんの登場で、アパレル産業への参入障壁が大きく下がる。極端に言えば素人でも参入できるようになり、われわれのような商社にとっては競合が増えるということでもある。ただ、産業全体では非常にポジティブな影響だと考えている。われわれがこれまで扱えなかったようなインディペンデントなブランドや、あるいは個人のクリエイターが製品を作って売れるようになって産業全体が活性化するからだ。われわれ商社も、そうした新しいビジネスへの対応を積極的に行っていく。

河野:今後は、グローバル展開がカギになる。すでに「sitateru CLOUD 生産支援」は多言語対応もしているが、ユーザーを海外に広げることで、多層的にグローバルなサプライチェーンの変革に取り組みたい。その点でもヤギさんとの協業が生きてくる。

「sitateru CLOUD 生産支援」が
変えるアパレル生産業務

 「sitateru CLOUD 生産支援」は、アパレル業務のDXを支援するクラウドサービス。主に衣服の生産業務を支援する機能を提供しており、衣服生産のワークフローにおける情報管理と工場とのコミュニケーションをデジタル化することで、 業務の効率化やコストの削減、新しい工場の開拓を可能にする。主なメリットは以下の通り。

1.業務の管理&見える化:シンプルな入力でアイテムの関連情報や生産情報、スケジュールをクラウド上で一元管理。簡単な入力でいつでもどこでも確認・共有ができる

2.取引の効率化:アイテムの情報をクラウド上で各取引先と簡単共有。その都度発生する確認や連絡の工数を削減し、スムーズなもの作りを推進

3.サプライチェーンの最適化:「シタテル」プラットフォームの豊富なサプライヤーネットワークに直接アクセスが可能。コストに合わせた背景工場の不足を解消する

4.トラブル発生率を削減:工場や取引先、社内でのコミュニケーショントラブルを削減。半年間で40%のトラブルを削減した実績も

5.いつどこでも確認・連絡可能:リモートワーク・スマホ・タブレットにも対応。いつ・どこからでもアクセスして状況確認、関係者・工場とコミュニケーションを取ることができる

6.初期費用0円で簡単導入:導入費用はゼロ。リスクとコストを抑え、業務のデジタル化をスモールスタート

TEXT:YOHEI YOSHIDA

問い合わせ先
シタテルマーケティング部
marketing@sitateru.com

The post 「アパレル生産はテクノロジーで大きく変わる」 大手繊維商社ヤギとシタテルのトップ対談 appeared first on WWDJAPAN.

POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

こんにちは。

本日はファッションはもちろん、スニーカーやストリートカルチャーがお好きな方におすすめしたいイベントをご紹介します。

 

KING-MASA氏(以下:MASAさん)が2016年にスタートしたブランド<オールウェイズ アウト オブ ストック>の期間限定ストアを神戸店では10月9日(土)・10日(日)、福岡店は10月16日(土)・17日(日)のそれぞれ2日間開催いたします。福岡店では初の開催となり、両店とも期間中はMASAさんが来店、自ら商品説明やスタイリングのご提案をいたします。

AOOS Pre Fall 21 2390 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

写真中央がKING-MASA氏

AOOS Pre Fall 21 1909 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

MASAさんは著名なスニーカーコレクターとしてメディアに登場する機会も多く、スニーカーやファッションへの情熱と紳士的で優しい人柄から芸能界やファッション業界内にもファンが多い人物です。バーニーズ ニューヨークではブランドスタート直後の2016年に最初の期間限定ストアを新宿店で開催してから、継続してMASAさんとコラボレーションしたイベントを開催しています。

AOOS Pre Fall 21 2368 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

<オールウェイズ アウト オブ ストック>の2021年秋冬のシーズンテーマは〝UNIFORM″。

IMG 5459 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

注目アイテムはアメリカを代表するワークカジュアルブランド<ディッキーズ>との初のコラボレーションとなるワークパンツです。

IMG 5367 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

IMG 5448 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

今回<ディッキーズ>の定番モデル「85283(ダブルニーワークパンツ)」を従来よりルーズフィットに仕上げて現代風にアップデート。<ディッキーズ>オリジナルの厚みのある定番TCツイル素材を使用し、作業中に膝部分が破れないように補強された部分はコーデュロイ素材にしてファッション性を高めたデザインに仕上げています。

IMG 5450 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

また、作業服からインスパイアされたふくらはぎ部分のリフレクターテープや、裾口に施されたシリコン製のアジャスタータブなど、細部にまでMASAさんのこだわりが詰まった一本です。

IMG 5630 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

またMASAさんはストリートファッションだけでなく、クラシックなスタイルにも精通しており、クラシコイタリアのカルチャーも好んでいます。実際MASAさんご本人もクラシックなジャケットやチェスターコートにスニーカーをあわせていて、かなりのウェルドレッサーです。

イタリアで開催される「ピッティ・イマジネ・ウォモ」にも何度も足を運び、実際洒脱なイタリア人も今はクラシックなスーツスタイルにもスニーカーをあわせている事をご自身の目でチェックしています。

AOOS Pre Fall 21 2188 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

今回バーニーズ ニューヨーク神戸店・福岡店での展開にあわせて注目ブランドの<フィンジャック>や、イタリア中部アドリア海に面した街で誕生した新しいニットブランド<ノミアモ>とのコラボアイテムも登場します。どちらも1型のみの限定アイテムとなりますが、クラシックなアイテムにストリートの要素を加えて展開しますので見逃せません。
AOOS Pre Fall 21 2265 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!
「ドレススタイルでもカジュアルなスニーカースタイルでもどちらにも合うアイテムを厳選して、イタリア製でご用意しました」とMASAさんも言うように、クラシック×ストリートの新たなスタイルを提案します。
他にも毎回人気のロングTシャツやスエットシャツもご用意しております。
AOOS Pre Fall 21 1965 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!
AOOS Pre Fall 21 2074 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

AOOS Pre Fall 21 1727 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

967A8275 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

AOOS Pre Fall 21 1876 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

AOOS Pre Fall 21 1773 POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK in KOBE & FUKUOKA!

この機会にぜひご覧ください。

 

【注意事項】

・新型コロナウイルス感染防止ならびにお客様・従業員の健康と安全確保に配慮した店舗運営を行っております。

・展開商品は一部変更となる可能性がございます。

・商品は数に限りがあり、ご入店の際に商品が完売している場合がございます。

・当日の状況により、お会計にお時間をいただく場合がございます。お時間に余裕を持ってお越しください。

 

POP UP STORE: ALWAYS OUT OF STOCK

10/9 SAT. ・10/10 SUN. 神戸店B1

10/16 SAT. ・ 10/17 FRI. 福岡店B1

ローラ、サステナブル・ブランド立ち上げから1年 「達成率は80%、今度は作っている人たちの労働環境をもっともっと大切にしたい」

 ローラが自身のブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」を始動して1年が経過した。ポリエステルのケミカルリサイクル技術を持つ日本環境設計やサステナブル経営で知られるベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)などと連携し、ローラがブランド立ち上げ当初に語っていた「毎日のライフスタイルがわくわくするようなものをクリエイティブに、環境にやさしい形で作っていきたい」という思いを実践している。

 8月に発表した新作のユニセックスコレクションは“スローライフ”をテーマに掲げ、オーガニックコットン100%のスエットや環境負荷の少ないニットを取り入れたエッセンシャルなリラックスウエアだ。余剰在庫や廃棄を減らすため、今回からは受注生産も取り入れた。「みんなの幸せが地球の幸せ」をモットーに日々学びを深め、ポジティブな発信を続けるローラに、ブランド立ち上げからの変化や今後のビジョンについて聞いた。

WWD:ブランド立ち上げから1年をどう振り返る?

ローラ:まず、ブランド立ち上げまでにはすごく時間がかかったの。色々と地球環境について調べていたんだけど、自分の目でしっかり確かめたいなと思って、インドネシア、ベトナム、バングラデシュを訪れて、現状を見たり、聞いたりしていたから。そして自分の心の問題とも向き合った。去年ついにブランドが始まった時はとてもドキドキしたけど、たくさんの人が共感してくれてうれしかった。特にリサイクルポリエステルのワークウエアやオーガニックコットンの白シャツ、デニムのアイテムを気に入ってくれる人が多かったの。ブランドを通して、今まで出会えなかった人たちともつがることができて、すごく感謝している。環境について真剣に勉強している人たちから「こういうアイテムが欲しかった」って言ってもらえたのはもっとうれしかった。ただ、地球環境の問題はあまりにも複雑で、簡単には伝わらないという難しさも感じてる。だから伝わるためにはどうしたら良いんだろうと日々考えてチームのみんなと話し合っているんだ。

WWD:新作コレクションのこだわりは?

ローラ:日本の伝統的な企業を応援したいから、デニム生地は今回もカイハラさんにお願いしたの。生産は、「世界で最もエシカルなデニムを生産する」と言われるベトナムのサイテックスさん。スエットとTシャツは、オーガニックコットン100%で、漂白剤は使いたくなかったから、ありのままのコットンの素晴らしさを伝えたいと思って生成りカラーも取り入れたの。ユニセックスのエコファーのアイテムは、リサイクルペットボトル由来。ウールはどういう風に作られているか調べてみたら、羊さんにすごく負担がかかってしまっている事が多いと知って、悲しい気持ちになっちゃったの。だから全てのニットは環境に負荷が少なくて、正しい方法で育てられているウール素材を使用したよ。

WWD:今回のコレクションから受注生産を取り入れた理由は?

ローラ:私たちはコレクションで使用するサステナブルな素材の大半を一から作っているから、原価がすごく高いの。少しだけ作ろうと思っても、それを受け入れてくれる工場がなかなかなくて、少し多めに作らないといけない葛藤がずっとあった。これからは、商品ごとに売れるもの、そうでないものがあってもいいから、商品が余ることをなるべく避けようと決めて一般販売に加えて受注生産に切り替えたの。あとは希望のサイズやカラーが完売して、要望に100%答えられない商品が結構出てしまったから、それも今回から改善したいんだ。

WWD:100%サステナブルな商品開発は難しい。迷ったときに大事にしていることは?

ローラ:100%は本当に難しいの。この1年自分の中での葛藤に苦しんだり、チームとも言い合いになったりしたことが何度もあったから。でも、諦めないで100%に近づけるように最善の努力を続けて自分を信じれば、いつか花が咲くと思うんだ。ブランドもライフスタイルも段階的にバランスを取りながら変化することが大事。今はチームで話し合いながら少しずつでもできるところから進めているの。

WWD:今回のコレクションは何%達成できた?

ローラ:80%ぐらいかな。残りの20%は、フェアトレード。環境に配慮された素材は何とか調達できたけど、今度はそれを作っている人たちの労働環境をもっともっと大切にしたいんだ。例えば、サイテックスさんの工場では、オーガニックの食事を従業員に提供していたり、安全な通勤をサポートしていたり。今回のニットとスエットをお願いした中国の工場も、労働環境をきちんと管理しているけど、フェアトレードの認証までは取れていない。認証の取得はすごく難しいんだって。でも、やっぱり認証はこれからすごく大切になるから、一緒に話し合っているところ。日本でもどんどん工場の数が減少しているから、来年のコレクションは、そこもサポートできるような取り組みを考えているの。

一人一人の健康と幸せが地球を守ることにつながる

WWD:一つ一つの問題に丁寧に向き合い、学ぶ姿勢が印象的だ。1日で勉強やリサーチに費やす時間はどれくらい?

ローラ:大体5〜6時間くらいかな。毎日、たくさん本を読んだり、情報収集したりしているよ。今日もこの取材の後、地球環境に関係するドキュメンタリーを見るの。脳が何個もあったらいいのにって思う(笑)。でも、すごく楽しいの。あとは現地に足を運ぶことも大切。故郷のバングラデシュに行ったとき、昔自分が住んでいた田舎に行ったら、よく水遊びしていた池が、プラスチックごみで誰も入れない状態になっていてすごくショックだった。村の人たちに「ローラ助けて」って言われて、すごく心に響いたの。どれだけこの問題が深刻なのかを実際に肌で感じたことは大きかった。

WWD:“サステナビリティ”はさまざまな問題が含まれているが、今特に関心のあるトピックは?

ローラ:全てだけど、やっぱり気象変動と人間の心についてはすごく関心があるかな。最近、気象変動の原因は、一人一人の意識や心にひも付いているんだなって思うの。便利な生活を求めて楽をしようとか、誰かがやってくれるから大丈夫とか、何も考えずにお買い物をすることが環境問題の悪化につながっているから。まずは一人一人の行動、そして心と体の健康が大事で、心と体が健康だと、誰かを幸せにしてあげよう、地球環境を良くしようと思える気持ちが湧いてくると思うんだ。

WWD:勉強すればするほど、問題の深刻さに落ち込むことはない?モチベーションを保つ秘訣は?

ローラ:実は最初は環境問題について勉強するうちに、「私たち人間は、地球や動物になんてひどいことしているんだ」「どうすればいいんだろう」って思ってどんどん気分が落ち込んだんだ。学んだことを(SNSに)書いたら、否定的なコメントを受け取ることもあって。でも、今はそれを乗り越えることができた。どんな意見があっても全てを受け入れて自分の直感を信じて正しいと思う方向に突き進んでいく事が一番大事だと思ったから。自分の心が幸せになると、好奇心が広がって、周りへの感謝も大きくなることに気付いたら、自分=みんな、みんな=地球、全てがつながっていることが分かったの。だから、「セルフラブ」は、実はこの地球を愛すること。例えば、農薬をなるべく使わないオーガニックの食事をすれば、土地に負担をかけずに地球も一緒に健康でいられる。自分が健康で幸せでいることが、地球の健康と幸せにつながるって思うと、もっと人々が幸せになるべきだなって。

WWD:揺るがない強さを持てたのは拠点をLAに移したことも関係している?

ローラ:本当に大きかったわ。今住んでいるエリアは、自分の体と心を大切にする人が多いの。夢に向かって好きな事を仕事にしている人も多くて、そういう人たちと話す時間も楽しいんだ。日本にいるとき、実はお散歩にもあまり行けなかったの。外に出るときは、いつも帽子とマスクで顔を隠して、まるで私は悪いことしたみたいって思ってた。でもここは自然もたくさんあって、開放的な気分で歩ける。拠点を移したからこそ、改めて日本の素晴らしさや美しさにも気付いて、今はその伝統を世界に広げたいんだ。逆に今、心が落ち込んでいる人や自分の夢を見つけられない人の心のサポートもしたくて、勉強中なの。

ファッションの次は、食やアロマ、メディア立ち上げも

WWD:服作りを手掛けるようになってファッションを楽しむ視点に変化は?

ローラ:昔は、好きだった服でも何カ月かすると、「あれ?これって、もう古いのかな」「もっとトレンドのもの着た方がいいかな」とかをよく気にしていたけど、今は自分が本当に好きなスタイルが見えてきて、エッセンシャルなアイテムで満足するようになったの。何度も同じコーディネートをするし、古着を取り入れたりもする。「スタジオR330」も、トレンドに関係なく私が考える長く着られるエッセンシャルなアイテムを作っていて、アパレルラインはもう少しで完成するの。そしたらその後は、食やアロマを通して、健康的なライフスタイルを提案できるプロダクトに広げていきたいな。

WWD:ビジネス規模はどれくらいを目指す?

ローラ:あまり大きくし過ぎず、今のチームでできる規模がちょうどいいかなって思ってる。自分の直感を信じて動いているから、ゴールはあえて決めていないの。何を作るかは、実際にサステナブルで健康的なライフスタイルを過ごしたりながら見えてきたものを少しずつ形にしたいから。

WWD:チームはどのような体制?

ローラ:メンバーは6人。チームのみんなが同じ気持ちで一緒に勉強や運動をしていて、いろんなアイデアがどんどん出てくるの。規模はスモールチームだけど、今は木の根っこのような強いチームに進化しているんじゃないかな。

WWD:グローバル進出の進捗は?

ローラ:今年の冬ごろから始めたいな。将来的にはLAか日本に店舗をオープンしたいの。まだ誰も挑戦したことのないようなお店にしたいから、今は頭に浮かんでくる絵を整理中なの。

WWD:今後の目標は?

ローラ:常に学び続けてセルフラブを忘れないこと。感謝の気持ちを持って、チームのみんなと一緒に楽しみながら進んでいくこと。実は今新たに、新しい形のメディアを立ち上げようと考えているの。人の心や環境について、学ぶことの楽しさを伝えていきたいなって思って。その発信がきっかけで、ワクワクする気持ちが出てきたり、好奇心が湧いたりして、学ぶことを楽しむ輪が広がって自分を愛する事に繋がったらうれしいな。それが自然に地球を守ることにつながると思うから。

The post ローラ、サステナブル・ブランド立ち上げから1年 「達成率は80%、今度は作っている人たちの労働環境をもっともっと大切にしたい」 appeared first on WWDJAPAN.

アイウエアD2Cの「ワービー パーカー」が上場

 米アイウエアブランド「ワービー パーカー(WARBY PARKER)」は9月29日、ニューヨーク証券取引所に直接上場した。初値は54.05ドル(約5945円)、終値は54.49ドル(約5993円)と同証券取引所が前日に設定した参考価格の1株40ドル(約4400円)を大きく上回った。時価総額はおよそ68億ドル(約7480億円)。

 直接上場とは、新株を発行せずに既存の株式を上場することを指す。一般的な新規上場(IPO)と異なり、新株を発行しないため、新株を引き受ける金融機関に支払う手数料などのコストを削減できる。既存株主が持ち分をすぐに売却できるメリットがあるが、新株を発行しないので新たな資金調達はできないというデメリットがある。なお、同社は2021年8月の時点ではIPOの準備を行っていた。

 「ワービー パーカー」は10年に創業されたD2Cの眼鏡ブランド。自宅で眼鏡を5本まで無料で試すことができ、気に入ったものがあればECで購入するというシステムと、豊富な種類や買いやすい値段で人気となった。21年6月末日時点で145店を運営し、従業員数は約3000人。

 同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。

The post アイウエアD2Cの「ワービー パーカー」が上場 appeared first on WWDJAPAN.

アイウエアD2Cの「ワービー パーカー」が上場

 米アイウエアブランド「ワービー パーカー(WARBY PARKER)」は9月29日、ニューヨーク証券取引所に直接上場した。初値は54.05ドル(約5945円)、終値は54.49ドル(約5993円)と同証券取引所が前日に設定した参考価格の1株40ドル(約4400円)を大きく上回った。時価総額はおよそ68億ドル(約7480億円)。

 直接上場とは、新株を発行せずに既存の株式を上場することを指す。一般的な新規上場(IPO)と異なり、新株を発行しないため、新株を引き受ける金融機関に支払う手数料などのコストを削減できる。既存株主が持ち分をすぐに売却できるメリットがあるが、新株を発行しないので新たな資金調達はできないというデメリットがある。なお、同社は2021年8月の時点ではIPOの準備を行っていた。

 「ワービー パーカー」は10年に創業されたD2Cの眼鏡ブランド。自宅で眼鏡を5本まで無料で試すことができ、気に入ったものがあればECで購入するというシステムと、豊富な種類や買いやすい値段で人気となった。21年6月末日時点で145店を運営し、従業員数は約3000人。

 同社が米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に提出した資料によれば、18年12月期の売上高が2億7300万ドル(約300億円)、19年は3億7000万ドル(約407億円)、20年は3億9400万ドル(約433億円)と順調に推移している。一方で、純損失は18年が2300万ドル(約25億円)、19年は前年から横ばいに推移し、20年は5600万ドル(約61億円)と赤字が拡大している。21年1〜6月期で見ると、売上高は前年同期比53.0%増の2億7053万ドル(約297億円)、純損失は前年同期の1000万ドル(約11億円)から729万ドル(約8億円)へと赤字が縮小している。

The post アイウエアD2Cの「ワービー パーカー」が上場 appeared first on WWDJAPAN.

ドムドム、アジとかカレイとか、変なハンバーガーばかり作るのは何でですか? 教えて!藤崎社長

 日本で最初にハンバーガーチェーンを立ち上げた「ドムドム」。ダイエー資本の元で一時は400店を展開したが、現在は30店弱となった。だが、いま、商品の面白さなどで話題になっている。元専業主婦だった藤崎忍社長にどう舵取りをしたかを聞いた。
Posted in 未分類

ドムドム、アジとかカレイとか、変なハンバーガーばかり作るのは何ですか? 教えて!藤崎社長

 日本で最初にハンバーガーチェーンを立ち上げた「ドムドム」。ダイエー資本の元で一時は400店を展開したが、現在は30店弱となった。だが、いま、商品の面白さなどで話題になっている。元専業主婦だった藤崎忍社長にどう舵取りをしたかを聞いた。
Posted in 未分類

大変身中の「無印良品」を考える:記者談話室vol.1

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの新連載「記者談話室」がスタートします。ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の専門記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第1回は「大変身中の『無印良品』を考える」。誰もがよく知る「無印良品」ですが、大きく変貌を遂げようとしています。衣食住のあらゆる商品・サービスを扱う同店は今後、軸足を郊外や地方都市の生活圏に移し、2024年以降は国内で年間純増100店舗の出店拡大を目指すと発表しました。その主戦場になるのは、食品スーパーの横の立地です。小売業がEC(ネット通販)を強化してリアル店舗の出店を抑える中、なぜ逆張りの出店攻勢なのか。どうして食品スーパーの横に出るのか。はたして成功するのか――。3人でざっくばらんに語り合ってみまました。ぜひポッドキャストをお聞きください。


出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する

横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身

五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など

The post 大変身中の「無印良品」を考える:記者談話室vol.1 appeared first on WWDJAPAN.

“人と服の関係性”を掘り下げた「ユマ ワン」と「ゴシェール」 日本からもパリコレvol.3

 2022年春夏のファッションウイークは、いよいよパリへ。リアルとデジタルが入れ混じるコレクションがスタートしました。欧州駐在スタッフによるパリ現地からの生のリポートとともに、日本の編集部からもデジタルでパリコレに参加し、レビューをお届けします。

「ユマ ワン」の“ソウルメイト”
のように安心できる服

 「ユマ ワン(UMA WANG)」は2009年に中国で誕生し、11年にミラノ、17年からパリでコレクションを発表しているウィメンズブランド。布帛素材を使ったドレープやザラついたテクスチャー、中東やアジア、中世ヨーロッパなどに着想した独自のグラフィックが特徴です。

 今シーズンのテーマは“プラトニック ラブ”。デザイナーのユマ・ワンは、「洋服はあなたを強くし、どんな状況でも快適に過ごせるようにサポートする“忠実な仲間”」と語り、「着る人のソウルメイトになるような」コレクションを目指しました。ウエアは、ルネサンス期の油絵に使われるようなフォレストグリーンやダスティピンク、ブラウンなどのアースカラーをベースに、大小異なるダイヤモンドチェックや壁画のようなグラフィック、荒く斑点の目立つテキスタイルに落とし込んでいきます。腰や肩周りがゆったりしたシルエットで、毎日着られそうなエフォートレスなアイテムが多めですが、大きくドレープした前身頃や目深なハットで上品さもキープ。プルオーバーのワンピースなのに襟はピークドラペルのようになっていたり、ロングシャツのネックは後ろ襟をくり抜いた実験的な作りだったりと、よく見ると遊び心もあります。安心感もありながら、毎日来ても飽きのこないクリエイション。たしかに、こんな洋服がクローゼットにあったら心強いですね。

「ゴシェール」の
“流動的で、鎧のような”
テーラード

 ドイツ人デザイナーのマリー=クリスティーヌ・スタッツ(Marie-Christine Statz)が手掛ける「ゴシェール(GAUCHERE)」も、人と服の関係性を掘り下げたコレクションでした。クリエイションの出発点は、パリ・ガリエラ美術館(Palais Galliera)のディレクターであるミレン・アルザリュース(Miren Arzalluz)との会話。洋服を「流動的で、いんぺいされ、解放される鎧」と語る彼女のナレーションをBGMにして、同美術館の敷地や廊下、屋上で撮影した映像を披露しました。

 ナレーションの通り、コレクションは軽やかになびくテーラードスタイルの連続。カッティングとドレープを駆使して生地を体に密着させたり、逆にゆとりをもたせたりと、カッチリしすぎないムードです。インナーは極細のチューブトップを合わせたり、背中をざっくりとくりぬいたりと、マスキュリンなムードの中で女性らしさも強調。ブラックやネイビーで重くなりそうなところに、宮殿のようなくすんだイエローやビビッドなグリーンも挟んで、ナチュラさとキャッチーさも加えました。「ユマ ワン」と同じく哲学的なクリエイションでしたが、ナレーションとウエアが合致し、よりメッセージが伝わってくるコレクションでした。ビビッドグリーンは本格的に流行りそうな予感です。

The post “人と服の関係性”を掘り下げた「ユマ ワン」と「ゴシェール」 日本からもパリコレvol.3 appeared first on WWDJAPAN.

新生ポップスター、オリヴィア・ロドリゴがファッションにおいてもZ世代から共感を集める理由 キーワードはY2Kとビンテージ

 「イーベイ(eBay)」や「ポッシュマーク(Poshmark)」といったリセールプラットフォームで、2000年代を意味する“Y2K(Year 2000、2000年)”のビンテージファッションが若者の間で多く検索されている。そのトレンドをけん引するのが、18歳のポップスター、オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)だ。

 オリヴィアは1月にリリースしたデビューシングル「Driver's License」でメガヒットを叩き出した大型新人。ディズニー映画「ハイスクール・ミュージカル」のリブート版「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル(High School Musical: The Musical)」で公私共にカップルであったジョシュア・バセット(Joshua Bassett)との失恋を歌った「Driver’s License」は、“運転免許を取った。あなたの家まで私が運転して行けるようになると喜んでくれたあなたはいない”“きっとブロンドのあの子と一緒にいるのね”という切ない歌詞が多くの共感を呼んだ。さらに、自身の恋愛を歌詞にのせることで知られるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の大ファンであるということや、テイラーがオリヴィアの曲を聴いてサポートしたこと、ジョシュアと“ブロンドのあの子”である女優・歌手のサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がアンサーソングを出すなどといったゴシップ要素も再生数を飛躍的に押し上げる要因となった。

 同曲は2021年の「ビデオ・ミュージック・アワード(MTV VIDEO MUSIC AWARDS、VMA)」で「最優秀楽曲賞」を受賞するなど、オリヴィアは新人としては異例の音楽的成功を収めているが、フリマアプリで手に入るビンテージファッションで初めてメインストリームで成功したポップスター、という点においてファッションの面でも特に注目すべき存在だ。

 リモートでしかファンを増やすことができないコロナ禍という環境でブレイクしたオリヴィアにとって、ファッションは自身のアイデンティティーを表現する上で欠かせないものだ。古着とハイブランドのビンテージをミックスした彼女のスタイルは、彼女と同年代のファンからの憧れと親しみやすさを兼ね備えている。

 7月に大統領に会うためにホワイトハウスを訪れた際には、1990年代の「シャネル(CHANEL)」のピンクのツイードスーツを着用して話題になったほか、着古したTシャツ、ノスタルジックなサングラス、キルトのマイクロミニスカートといったオフの日のパパラッチスタイルでも知られる。さらに「brutal」のMVでは、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」や「ベッツィ ジョンソン(BETSEY JOHNSON)」の2000年代初期のクラシックなファッションも自身のスタイルに加えてきた。

 6月下旬にユーチューブ(YouTube)で行ったバーチャルコンサート「サワー プロム(Sour Prom)」では、「ハイスクール・ミュージカル」のセットような高校の体育館で撮影した。パフォーマンスで着用していた1980年代的なメタリックのドレス、オーバーサイズのテイラードジャケット、コンバットブーツはティーンアイドルを思わせる。一方で彼女の作る音楽は、ほかのミュージカルの共演者の音楽に比べてポップパンク的だ。さらにアメリカの女の子が日々直面しているようなSNSや失恋といった悩みを歌詞にして見せる弱さも、ファンの共感を得る要因になっている。

 オリヴィアのファッションはスタイリスト姉妹、シェネル・デルガディロ(Chenelle Delgadillo)とクロエ・デルガディロ(Chloe Delgadillo)が「Driver’s License」から手掛けている。「彼女が本当に着るであろう服を選び、隅々まで計算し尽くしている。インターネットのおかげで彼女はルックスを気にするし、気にしなければならないけれど彼女が気に入らないものだったら意味がない」と話す。ホワイトハウスで着用した「シャネル」のスーツの入手先であるロサンゼルスのアラルダ ビンテージ(Aralda Vintage)といったビンテージショップとやりとりするのはシェネルの担当だが、フリマサイトやアプリでユニークなアイテムを探すのはクロエの役割で、「朝起きると大体発送メールが届いている」という。

 スタイリストの“計算”の成果は出ているようだ。オリヴィアが着用したアイテムを紹介するインスタグラムアカウント(@OliviaRodrigoCloset)を運営する18歳、サラ・ミラー(Sarah Miller)は、「彼女はクールな友だち的な雰囲気を持っていると思う。いまだに小さな古着屋に通っていて、親近感がわく。すごく安いのに素敵な服が見つかることもあるし、私でも着こなせそう」と感じているという。アトランタに住むサラはオリヴィアが「ハイスクール・ミュージカル」に出演していた時から同アカウントを運営している古参ファンで、「最近はハイブランドのビンテージを多く着用するようになって、遠くから見ていてとても尊敬している。けれど、特にサステナブルファッションへの関心の高さなど、私が以前から好きだった彼女のスタイルや価値観は変わらない。ただそのスケールが大きくなっただけ。知名度を上げるにつれて、ビンテージファッションを武器に勝負に出ているのだと思う」と分析する。

 オリヴィアがデビューする以前から、ハリウッドを中心にビンテージアイテムのトレンドは存在した。カーダシアン(Kardashian)姉妹やハディッド(Hadid)姉妹はオフの日にビンテージアイテムを着こなす姿をパパラッチのカメラに捉えられていたし、音楽シーンにおいてもカーディ・B(Cardi B)が2019年の「グラミー賞(Grammys)」授賞式で「ミュグレー(MUGLER)」の1995年の貝殻を模したクチュールドレスで登場したほか、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)もオーバーサイズのビンテージのTシャツを頻繁に着用していた。
 
 しかしオリヴィアの古着とビンテージファッションは独自性がある。パフォーマンスやMVではハイブランドのビンテージを着用するが、私服は全身古着でコーディネートしており、それがアーティストとしての自身のアイデンティティーの礎になっているのだ。サラは「エディトリアルの撮影やメディアに出るときもビンテージを着用しているのが興味深いし、彼女の独自性を強めている。古着やビンテージショッピングにスポットライトを当てていると思う」と主張する。過去9カ月間で目まぐるしいスピードでポップスターとして成長し、デビューアルバム「Sour」がアメリカのトップチャートを維持し続けていることをはじめ、100万再生を超えるSNS投稿の数々、テレビ出演、表紙起用など、デビュー以来オリヴィアのファッションが人々の目に留まる機会が増えたことでの古着ショッピングをより親しみやすいものにしているようだ。

 「斬新に見えるのは、着させられている感がないから。彼女がずっと古着を着てきて、今はビンテージの着用を増やし始めているから、自然に感じるのだと思う。ビンテージのスタイリングの戦略についてきちんと話し合ったことはなくて、ただ彼女が着たいと思う格好をさせているだけ。ビンテージだと誰かと被る心配をしなくてもいい」とシェネルは明かす。

 彼女のようなポップスターならすでにファッションブランドやビューティブランドと契約を結んでいても不思議ではないが、まだそうしたニュースがないのは彼女のあまりの飛躍の早さに業界がついていけていないのだろう。もし今後ブランドと契約することがあっても、「もし特定のブランドを着用しなければいけなくなっても、それはそれでクールだし楽しくなりそう」とシェネル。「私たちはいつも『あなたはポップスターで、他の人は着ることができない服を着ることができるのだから、楽しんで』と伝えているの。私たちは若くて楽しいスタイルをキープするために、これからも気鋭ブランドやアクセサリーをコーディネートしていくつもり」。

The post 新生ポップスター、オリヴィア・ロドリゴがファッションにおいてもZ世代から共感を集める理由 キーワードはY2Kとビンテージ appeared first on WWDJAPAN.

「アトモス」「エストネーション」「シップス」「ナノ・ユニバース」などが参加の合同サステナセール開催

 「アトモス(ATMOS)」「イザ(IZA)」「エストネーション(ESTNATION)」「シップス(SHIPS)」「スライ(SLY)」「セルフ ポートレート(SELF-PORTRAIT)」「ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)」「ニナ リッチ(NINA RICCI)」「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」「ファセッタズム(FACETASM)」「マウジー(MOUSSY)」が参画する合同チャリティ&サステナブル・ファミリーセール「THAT’S FASHION WEEKEND」が10月8~10日、東京・渋谷のヒカリエホールAで開かれる。YouTubeなどで活躍するMBによるブランド「MB」のほか、お笑い芸人の宮迫博之が手掛けるアパレルブランド「ジルバー(ZILVER)」もポップアップストアをオープン予定だ。

 各ブランドの過剰在庫を買い取って、定価の70~90%オフで販売。入場希望者は550円のチケットを購入する(75分入れ替え制)。売り上げの一部は医療従事者に寄付するほか、それでも売れ残った商品はアップサイクルの材料として大学生に寄付する予定だ。大学生が製作したアップサイクル商品は、「アトモス」や「エストネーション」が販売する。

 会場では、青山学院大学や慶應義塾大学、上智大学、文化学園大学、早稲田大学の学生がリメイクした、「アグ(UGG)」と「アトモス」によるコンセプトショップ「アグ アトモス(UGG@MOS)」の商品も展示予定だ。西野亮廣による「映画えんとつ町のプペル」のオリジナルトートバッグも限定販売する。

The post 「アトモス」「エストネーション」「シップス」「ナノ・ユニバース」などが参加の合同サステナセール開催 appeared first on WWDJAPAN.

「ティファニー」からローズ ゴールドをイメージした新作香水 明るく快活な香り

 「ティファニー(TIFFANY&CO.)」は、新作フレグランス“ティファニー ローズ ゴールド オードパルファム”を11月3日に発売する。フレグランスは30mL(税込9680円)、50mL(同1万3860円)、75mL(同1万7380円)の3サイズで、ボディーローション(200mL、同7920円)とハンドクリーム(75mL、同4950円)も用意する。

 新作は、宝石商「ティファニー」としての世界観を表現し、ブランドオリジナルのダイヤモンドカットや貴金属へのオマージュを捧げた。ロベルテ(ROBERTET)社の調香師ジェローム・エピネット(Jerome Epinette)が手掛け、明るく快活な香りのオードパルファムに仕上げた。

 トップノートは、フルーティーなブラックカラントにピンクペッパーとライチを組み合わせて、遊び心のある生き生きとした香りに。ミドルノートは、ティファニーブルーをほうふつとさせるブルーローズアコードと日本のバラのハイブリッド種で、繊細なフローラルの香りを添えた。ラストノートは、アンブレットシードに深みのあるムスクとアイリスをブレンドした。

 ブランドを象徴するダイヤモンドカットからインスピレーションを得たガラスボトルに封入し、ボトルのベースと肩の部分には複雑なファセットカットを施した。ボトルネックには、ローズゴールドのメタルとともにブランドロゴをあしらい、ティファニーブルーがアクセントを添える。

The post 「ティファニー」からローズ ゴールドをイメージした新作香水 明るく快活な香り appeared first on WWDJAPAN.

「ティファニー」からローズ ゴールドをイメージした新作香水 明るく快活な香り

 「ティファニー(TIFFANY&CO.)」は、新作フレグランス“ティファニー ローズ ゴールド オードパルファム”を11月3日に発売する。フレグランスは30mL(税込9680円)、50mL(同1万3860円)、75mL(同1万7380円)の3サイズで、ボディーローション(200mL、同7920円)とハンドクリーム(75mL、同4950円)も用意する。

 新作は、宝石商「ティファニー」としての世界観を表現し、ブランドオリジナルのダイヤモンドカットや貴金属へのオマージュを捧げた。ロベルテ(ROBERTET)社の調香師ジェローム・エピネット(Jerome Epinette)が手掛け、明るく快活な香りのオードパルファムに仕上げた。

 トップノートは、フルーティーなブラックカラントにピンクペッパーとライチを組み合わせて、遊び心のある生き生きとした香りに。ミドルノートは、ティファニーブルーをほうふつとさせるブルーローズアコードと日本のバラのハイブリッド種で、繊細なフローラルの香りを添えた。ラストノートは、アンブレットシードに深みのあるムスクとアイリスをブレンドした。

 ブランドを象徴するダイヤモンドカットからインスピレーションを得たガラスボトルに封入し、ボトルのベースと肩の部分には複雑なファセットカットを施した。ボトルネックには、ローズゴールドのメタルとともにブランドロゴをあしらい、ティファニーブルーがアクセントを添える。

The post 「ティファニー」からローズ ゴールドをイメージした新作香水 明るく快活な香り appeared first on WWDJAPAN.

ホットペッパービューティーアカデミーが「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021」を実施 “ぼかす”“なじませる”カラーの需要が高まる

 リクルートの美容に関する調査研究機関、ホットペッパービューティーアカデミーはこのほど、「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021」の結果を発表した。

 「白髪が気になり出した年齢」を聞いたところ、平均で男性が37.9歳、女性が41.1歳と回答。男性の方が約3年早いことが分かった。また白髪が気になり出してから実際に染め始めるまでは、男性は2.5年、女性は1.5年のタイムラグが存在し、平均で男性は40.4歳、女性は42.6歳から白髪を染め始めていることが明らかになった。

 「白髪の染め方」に関しては、男女ともにブラックや濃いブラウンなど“白髪を隠す”色みが減少傾向にある一方、“白髪をぼかす・なじませる”カラーやバレイヤージュ・ハイライトといった“白髪を生かす”デザインの需要が高まっている。また、白髪染め1回あたりにかけても良いと思う金額は、理美容室・専門サロンでは男性が平均2000円程度、女性は平均3000〜4000円程度という回答が集まり、直近3年でいずれも上昇している。

 「ホットペッパービューティ」の岡本華奈子・研究員はこれまでの調査結果と比較して、「白髪を染め始める年齢には経年で大きな変化はなかったが、白髪染めの方法は“白髪を隠す”色以外にも“ぼかす”“生かす”色みを選択する割合が増加。今までの“白髪を隠すための1色塗り”以外にもおしゃれの選択肢が広がってきている。白髪染めにかけてもよい金額も経年で上昇傾向にあり、今後もサロン染めの需要は高まっていきそうだ」とコメント。

 なお、「グレイヘア」という言葉に対する認知は男性約8割、女性は9割と高く、グレイヘアが素敵だと思う芸能人は、男性が吉川晃司、女性が近藤サトがともに19年から3年連続で1位を獲得した。

 ホットペッパービューティーアカデミーは、“白髪対策”への関心の高まりを受け、2016年から20〜69歳の男女を対象に「白髪・グレイヘアに関する意識調査」を実施。今回は、現在白髪があって白髪染めをしており、かつ白髪が気になっている、ヘアサロンを3カ月に1回以上利用している全国20〜69歳の男女1034人を対象に調査を行った。

The post ホットペッパービューティーアカデミーが「白髪・グレイヘアに関する意識調査2021」を実施 “ぼかす”“なじませる”カラーの需要が高まる appeared first on WWDJAPAN.

「ウジョー」の自然と融合するテイラードと「シチュエーショニスト」のディテールに込めた希望 日本からもパリコレvol.2

 2022年春夏のファッションウイークは、いよいよパリへ。リアルとデジタルが入れ混じるコレクションがスタートしました。欧州駐在スタッフによるパリ現地からの生のリポートとともに、日本の編集部からもデジタルでパリコレに参加し、レビューをお届けします。

「ウジョー」のジェンダーレスな風になびくレイヤード

 「ウジョー(UJOH)」は、“美しい線が生む日常のモダン”をテーマにデジタルショーを行いました。「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」で7年間パタンナーを務めた西崎暢によるパリで2シーズン目のショーは、森の中の水たまりの間をモデルたちが行き交う抒情的な演出が印象的でした。モノトーンを軸に、ミントやピーチを織り交ぜながら、グラフィカルなカッティングのテーラードスタイルを発表。ジェンダーレスなアイテムには、スリーブや身頃を切り抜いたり、脱構築的なエレメントを盛り込んだりしています。トレンチやロングベスト、ドレスなどにロングパンツをレイヤードしながらも、風になびくエアリーな仕上がり。アーティストの佐々木香菜子によるペイント素材が、アーティスティックな趣をプラスしています。リサイクルポリエステルを使用したニットなども登場しました。自然に溶け込むような清々しいコレクションです。

 

ディテールに光を当て今の気分を表現した「シチュエーショニスト」

 ジョージア発「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」は、水面や木々、空、虹といった自然の現象をとらえた美しい映像と共に新作コレクションを発表しました。テーマは、「先行き見えない雰囲気(AIR OF UNCERTAINITY)」。ヨーロッパではコロナが収束して日常が戻りつつ感じがありますが、日本の私たちからすると共感できるテーマです。ジャケットやコートなどのテーラードは、ウエストを絞りメリハリをきかせたシルエットに仕上げています。温かみのある素朴なニットやアニマルプリントのアイテムなども登場しました。それらのアイテムに施されたステッチやトリミング、ドレープなどディテールに焦点を当てた映像を挟み込んでいるのが印象的。先行きが見えない今、遠くからは見えないディテールに光を当てることでコレクションに深みを持たせているような気がしました。

The post 「ウジョー」の自然と融合するテイラードと「シチュエーショニスト」のディテールに込めた希望 日本からもパリコレvol.2 appeared first on WWDJAPAN.

「リック・オウエンス」レザレクションズ パリコレに帰って来た“最恐”の来場者たち

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2022年春夏コレクションをパリ・コレクション公式スケジュールの9月30日(現地時間)にリアルショーで発表した。ショー開催は20年の2月以来で、会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には同ブランドを愛する個性的な装いの人々が“レザレクション(復活)”した。

 来場者の多くが着用していたのは、14.5cmヒールのプラットフォームブーツ。コロナ前から着用率の高いアイテムで、“リック オウエンス族”の中では定番化しつつあるようだ。歩くのは簡単ではないが、涼しい顔で履きこなしていた。ほかにも変形ダウンジャケットや、肩に角のような突起がついたアウター、マスクの代わりに目出し帽をかぶったり、メッシュで顔を覆う来場者もいた。また、独特のヘアスタイルにも目を奪われた。黒髮率が人種を問わず高めなのは、リック・オウエンス本人へのリスペクトなのかもしれない。

The post 「リック・オウエンス」レザレクションズ パリコレに帰って来た“最恐”の来場者たち appeared first on WWDJAPAN.

「リック・オウエンス」レザレクションズ パリコレに帰って来た“最恐”の来場者たち

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2022年春夏コレクションをパリ・コレクション公式スケジュールの9月30日(現地時間)にリアルショーで発表した。ショー開催は20年の2月以来で、会場のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)には同ブランドを愛する個性的な装いの人々が“レザレクション(復活)”した。

 来場者の多くが着用していたのは、14.5cmヒールのプラットフォームブーツ。コロナ前から着用率の高いアイテムで、“リック オウエンス族”の中では定番化しつつあるようだ。歩くのは簡単ではないが、涼しい顔で履きこなしていた。ほかにも変形ダウンジャケットや、肩に角のような突起がついたアウター、マスクの代わりに目出し帽をかぶったり、メッシュで顔を覆う来場者もいた。また、独特のヘアスタイルにも目を奪われた。黒髮率が人種を問わず高めなのは、リック・オウエンス本人へのリスペクトなのかもしれない。

The post 「リック・オウエンス」レザレクションズ パリコレに帰って来た“最恐”の来場者たち appeared first on WWDJAPAN.

いつでもご機嫌 口角がキュッと上がった猫スマイルの作り方【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.9。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「キュッと上がった口角」。猫の口元は口角がキュッと引き上がっていてとってもチャーミング。こんなふうにいつでもご機嫌顔でいられれば、好感度も若見えも間違いなし。不機嫌なへの字口の弊害、猫のようにハッピーなスマイルリップをかなえる方法を考察!

口角の下がった“不機嫌顔”は百害あって一利なし。人相学的にも最悪!

 「疲れてる?」「あれ、なんかまずいこと言っちゃった?」「嫌なことでもあったの?」。体調も気分も絶好調なのにこれらのセリフを投げ掛けられたら、それは「何なの、不機嫌そうな顔しちゃって……」と嫌みを言われているのと同意である。不機嫌なわけでもないのに不機嫌そうな顔つきに見えるのは、率直に言ってヤバい状態。たるみが進み、口角の下がったへの字口がデフォルトになってしまっているからだ。

 への字口は素人目にパッと見の印象が良くないが、「ネガティブ思考」「うがった視点でものを見る」「頑固で人の意見を聞き入れない」など、人相学的にもあまりよろしくないと聞く。だからなのか、絵本でも漫画でも、ヒール役や偏屈な人間の口元はへの字にひん曲げて、いかにも意地悪そうに描かれることが多い。

 実際、見知らぬ町で道を尋ねようとしたとき、口角の上がった人と下がった人がいたら、100人中100人が口角の上がった人を選ぶだろう。それぐらい、口角の下がった人は本人にそんなつもりがなくても「話し掛けんなオーラ」がプンプン。人を遠ざける負のパワーを放っている。好印象のあるなしは、口角の向きに大きく左右されるのだ。

猫のように口角がキュッと上がってさえいれば、不機嫌感はかなり和らぐ

 無敵の美を誇る猫の中にも、「グランピー・キャット」と呼ばれる不機嫌そうな顔つきの猫がいる。人間のように老化や性格でそうなっていくわけでも、そういう品種というわけでもなく、顔周りの毛の生え方や模様、目や鼻の位置で、ムスッとした顔に見えてしまうことがあるようだ。

 しかしこうした猫は“ぶさかわ系”としてSNSを中心にアイドル級の人気を誇っている。人間ならば、愛嬌など容姿とは別の部分でアピールしない限りブスはブスのままだが、猫の場合は不機嫌そうな顔をしていても「かわいい」と崇められる。なぜなら、猫の口元は「ω」←このように、口角がキュッと上がっていて、いつでもスマイル顔に見えるから。目つきが鋭くても気性が荒くても、その愛くるしい口元から放たれるハッピーオーラが、不機嫌感をチャラにしているのではないかと思うのだ。

 目の形は変えられなくても、口角が上がってさえいれば印象は良くなる……という学びが得られたので、口角上げを習慣にしない手はない。コツコツ続ければ、好印象も若見えもこっちのもの!

肌・筋肉・マインドの3方向から、猫のようなスマイルリップへ

 不機嫌顔のもと・への字口になる原因の一つとして気をつけたいのは、現代人の多くが悩まされている「首凝り」。ここがガチガチに凝り固まってしまうと、口角を引き上げる筋肉の動きが悪くなり、への字口を加速させてしまう恐れが。毎日のスキンケアのついでに首凝りをリリースするアクションを加え、不機嫌顔のストッパーを外してあげるだけでもスマイルを作りやすくなり、好印象もぐんぐん上がっていくはずだ。


 ということで、まずは口角を下に引く役割を持つ筋肉につながる広頸筋をほぐして、口角を下げる力を緩めよう。首の皮膚は顔以上に薄く繊細なため、スキンケアの“余り”をちょっとつけるだけでは不十分。ネックラインにフォーカスした「コスメデコルテ(DECORTE)」のネッククリーム“AQ コンセントレイト ネッククリーム”で優しく丁寧にマッサージを。体温でとろける心地よいテクスチャー、ぜいたくな潤い、月下美人の優美な香りに包まれる至福のトリートメントは、それだけで気分も口角も上向きそうな心地よさ。専用マッサージャーを使ってほぐせば、しなやかで凛としたネックラインが手に入るはずだ。


 日々の口角上げマッサージに加えて、週に1〜2回のスペシャルケアとしておすすめしたいのが「カネボウ(KANEBO)」の“スマイルパフォーマ―”。中段の「頬・口角バンド」と下段の「フェースラインバンド」を、それぞれこめかみに向かって引っ張り上げながら密着させるだけ。“笑顔の形状”をホールドしたまま濃密セラムを届けて、ハリ・艶に満ちた上向きの肌印象へと導いてくれる。肌の動きに追随する密着性の高いシートだから、動き回ってもズレにくく、“ながら”で猫スマイルを目指すことができるのもうれしい。


 嗅覚は五感の中で唯一、感情や本能に直結する本能。だからこそ、いつでもお気に入りの香りに包まれていれば、自然と心が穏やかになり笑顔も生まれやすくなるはずだ。「グタール(GOUTAL)」の“シャ ペルシェ オードトワレ”は、“シャ ペルシェ(高鬼ごっこ)”を楽しんだ幼少期の無邪気な気持ちを呼び起こしてくれる香り。みずみずしいナスタチウムにスイートピーやレモンブロッサムを重ねたいたずら心をくすぐるハーモニーが、温かくハッピーな気持ちを引き出してくれるはず。外箱とラベルの裏に描かれたカラフルな猫の顔は、眺めるだけでもスマイルになれそう。

 口角上げにはメイクも有効。コンシーラーやヌードカラーのリップライナーで口角をキリッと引き締めるようにラインを修正するだけでもスマイルリップに近づけるはず。それすら面倒くさい場合は、ボトックス注射による口角挙上など、美容医療の力を借りるのもありだ。とにかく、どんな手を使ってでも口角をキュッと引き上げることを意識。それができれば、好感度も運気もぐんぐん上がっていくはずだから。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

The post いつでもご機嫌 口角がキュッと上がった猫スマイルの作り方【ニャンダフルなコスメたち】 appeared first on WWDJAPAN.

いつでもご機嫌 口角がキュッと上がった猫スマイルの作り方【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.9。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「キュッと上がった口角」。猫の口元は口角がキュッと引き上がっていてとってもチャーミング。こんなふうにいつでもご機嫌顔でいられれば、好感度も若見えも間違いなし。不機嫌なへの字口の弊害、猫のようにハッピーなスマイルリップをかなえる方法を考察!

口角の下がった“不機嫌顔”は百害あって一利なし。人相学的にも最悪!

 「疲れてる?」「あれ、なんかまずいこと言っちゃった?」「嫌なことでもあったの?」。体調も気分も絶好調なのにこれらのセリフを投げ掛けられたら、それは「何なの、不機嫌そうな顔しちゃって……」と嫌みを言われているのと同意である。不機嫌なわけでもないのに不機嫌そうな顔つきに見えるのは、率直に言ってヤバい状態。たるみが進み、口角の下がったへの字口がデフォルトになってしまっているからだ。

 への字口は素人目にパッと見の印象が良くないが、「ネガティブ思考」「うがった視点でものを見る」「頑固で人の意見を聞き入れない」など、人相学的にもあまりよろしくないと聞く。だからなのか、絵本でも漫画でも、ヒール役や偏屈な人間の口元はへの字にひん曲げて、いかにも意地悪そうに描かれることが多い。

 実際、見知らぬ町で道を尋ねようとしたとき、口角の上がった人と下がった人がいたら、100人中100人が口角の上がった人を選ぶだろう。それぐらい、口角の下がった人は本人にそんなつもりがなくても「話し掛けんなオーラ」がプンプン。人を遠ざける負のパワーを放っている。好印象のあるなしは、口角の向きに大きく左右されるのだ。

猫のように口角がキュッと上がってさえいれば、不機嫌感はかなり和らぐ

 無敵の美を誇る猫の中にも、「グランピー・キャット」と呼ばれる不機嫌そうな顔つきの猫がいる。人間のように老化や性格でそうなっていくわけでも、そういう品種というわけでもなく、顔周りの毛の生え方や模様、目や鼻の位置で、ムスッとした顔に見えてしまうことがあるようだ。

 しかしこうした猫は“ぶさかわ系”としてSNSを中心にアイドル級の人気を誇っている。人間ならば、愛嬌など容姿とは別の部分でアピールしない限りブスはブスのままだが、猫の場合は不機嫌そうな顔をしていても「かわいい」と崇められる。なぜなら、猫の口元は「ω」←このように、口角がキュッと上がっていて、いつでもスマイル顔に見えるから。目つきが鋭くても気性が荒くても、その愛くるしい口元から放たれるハッピーオーラが、不機嫌感をチャラにしているのではないかと思うのだ。

 目の形は変えられなくても、口角が上がってさえいれば印象は良くなる……という学びが得られたので、口角上げを習慣にしない手はない。コツコツ続ければ、好印象も若見えもこっちのもの!

肌・筋肉・マインドの3方向から、猫のようなスマイルリップへ

 不機嫌顔のもと・への字口になる原因の一つとして気をつけたいのは、現代人の多くが悩まされている「首凝り」。ここがガチガチに凝り固まってしまうと、口角を引き上げる筋肉の動きが悪くなり、への字口を加速させてしまう恐れが。毎日のスキンケアのついでに首凝りをリリースするアクションを加え、不機嫌顔のストッパーを外してあげるだけでもスマイルを作りやすくなり、好印象もぐんぐん上がっていくはずだ。


 ということで、まずは口角を下に引く役割を持つ筋肉につながる広頸筋をほぐして、口角を下げる力を緩めよう。首の皮膚は顔以上に薄く繊細なため、スキンケアの“余り”をちょっとつけるだけでは不十分。ネックラインにフォーカスした「コスメデコルテ(DECORTE)」のネッククリーム“AQ コンセントレイト ネッククリーム”で優しく丁寧にマッサージを。体温でとろける心地よいテクスチャー、ぜいたくな潤い、月下美人の優美な香りに包まれる至福のトリートメントは、それだけで気分も口角も上向きそうな心地よさ。専用マッサージャーを使ってほぐせば、しなやかで凛としたネックラインが手に入るはずだ。


 日々の口角上げマッサージに加えて、週に1〜2回のスペシャルケアとしておすすめしたいのが「カネボウ(KANEBO)」の“スマイルパフォーマ―”。中段の「頬・口角バンド」と下段の「フェースラインバンド」を、それぞれこめかみに向かって引っ張り上げながら密着させるだけ。“笑顔の形状”をホールドしたまま濃密セラムを届けて、ハリ・艶に満ちた上向きの肌印象へと導いてくれる。肌の動きに追随する密着性の高いシートだから、動き回ってもズレにくく、“ながら”で猫スマイルを目指すことができるのもうれしい。


 嗅覚は五感の中で唯一、感情や本能に直結する本能。だからこそ、いつでもお気に入りの香りに包まれていれば、自然と心が穏やかになり笑顔も生まれやすくなるはずだ。「グタール(GOUTAL)」の“シャ ペルシェ オードトワレ”は、“シャ ペルシェ(高鬼ごっこ)”を楽しんだ幼少期の無邪気な気持ちを呼び起こしてくれる香り。みずみずしいナスタチウムにスイートピーやレモンブロッサムを重ねたいたずら心をくすぐるハーモニーが、温かくハッピーな気持ちを引き出してくれるはず。外箱とラベルの裏に描かれたカラフルな猫の顔は、眺めるだけでもスマイルになれそう。

 口角上げにはメイクも有効。コンシーラーやヌードカラーのリップライナーで口角をキリッと引き締めるようにラインを修正するだけでもスマイルリップに近づけるはず。それすら面倒くさい場合は、ボトックス注射による口角挙上など、美容医療の力を借りるのもありだ。とにかく、どんな手を使ってでも口角をキュッと引き上げることを意識。それができれば、好感度も運気もぐんぐん上がっていくはずだから。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

The post いつでもご機嫌 口角がキュッと上がった猫スマイルの作り方【ニャンダフルなコスメたち】 appeared first on WWDJAPAN.

「アクネ ストゥディオズ」2022年春夏パリ・コレクション

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」が2022年春夏コレクションをパリで発表した。

The post 「アクネ ストゥディオズ」2022年春夏パリ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・コレクション

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2022年春夏コレクションをパリで発表した。

The post 「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・コレクション

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」が2022年春夏コレクションをパリで発表した。

The post 「リック・オウエンス」2022年春夏パリ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

パルコのカルチャーフェス“ポンド”が出演者&詳細発表 新生“水カン”らが登場

 パルコはこのほど、渋谷パルコで10月8〜17日に開催するカルチャーフェスティバル“ポンド(P.O.N.D.)”の出演者や詳細を発表した。“ポンド”は、2011年スタートの“シブカル祭。”の後継として、20年に初開催したイベントだ。

 8日の夜に開催するオープニングパーティーでは、コムアイの脱退により二代目主演・歌唱担当として詩羽が加入した水曜日のカンパネラをはじめ、PICNIC YOU、Ross Moody、諭吉佳作/menの4組が登場。観覧は無料で、パルコ公式ユーチューブではライブ配信も実施する。また、“ポンド”公式インスタグラムでは9日からライブストリーミングを行い、ウェブメディア「ガールフイナム(GIRL HOUYHNHNM)」や「アパートメント(APARTMENT)」などをキュレーターに迎え、ラランドのサーヤや清水文太、伊藤万理華らゲストが登場する。

 さらに、渋谷ユーロライブで定期開催している“はみ出し者映画”の特集上映イベント「サム・フリークス」が映画「マイ・ファースト・ミスター」を15日に上映するほか、フードコラボレーションとして、渋谷パルコ地下1階のスパイスカレー店「Good Luck Curry」がYogee New Wavesのドラマー・粕谷哲司とのスペシャルコラボメニューを提供する。このほか、渋谷パルコ西側のSING通りに6メートルを超える巨大なアートウォールに設置するほか、ペンギン通りとオルガン坂をつなぐ、ナカシブ通りにアーティスト6人によるによる大判フラッグの展示も行う。

■P.O.N.D. ~パルコで出会う、まだわからない世界~
日程:10月8~17日
場所:渋谷パルコ(パルコミュージアムトーキョー、ギャラリーエックス他)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

The post パルコのカルチャーフェス“ポンド”が出演者&詳細発表 新生“水カン”らが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用

 「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は11月5日、新作フレグランスシリーズ“ラグジュアリー フラグランス コレクション”(全8種、各40mL、各税込1万1550円/各100mL、各税込2万3100円)を発売する。ブランドにとって初となるラグジュアリー価格のフレグランスだ。取扱店舗を厳選し、日本では伊勢丹新宿本店、三越伊勢丹グループの化粧品EC「ミーコ(MEECO)」、阪急うめだ本店、HANKYU BEAUTY ONLINE、「エスティ ローダー」公式オンラインショップ限定で取り扱う。 

 同コレクションは自然の情景や官能性から着想を得た8種の香りをそろえる。香りを長く持続させるために、新たに「エスティ ローダー」独自の「セント キャプチャ フラグランス エクステンダーTMテクノロジー」を採用。1回のスプレーで、香りが最大12時間持続するよう開発した。また、知覚神経試験を実施し、香りによって特定の感情を呼び起こすことも実証。心と五感を満たす新たなフレグランスが誕生した。

 ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。

The post 「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用 appeared first on WWDJAPAN.

「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用

 「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は11月5日、新作フレグランスシリーズ“ラグジュアリー フラグランス コレクション”(全8種、各40mL、各税込1万1550円/各100mL、各税込2万3100円)を発売する。ブランドにとって初となるラグジュアリー価格のフレグランスだ。取扱店舗を厳選し、日本では伊勢丹新宿本店、三越伊勢丹グループの化粧品EC「ミーコ(MEECO)」、阪急うめだ本店、HANKYU BEAUTY ONLINE、「エスティ ローダー」公式オンラインショップ限定で取り扱う。 

 同コレクションは自然の情景や官能性から着想を得た8種の香りをそろえる。香りを長く持続させるために、新たに「エスティ ローダー」独自の「セント キャプチャ フラグランス エクステンダーTMテクノロジー」を採用。1回のスプレーで、香りが最大12時間持続するよう開発した。また、知覚神経試験を実施し、香りによって特定の感情を呼び起こすことも実証。心と五感を満たす新たなフレグランスが誕生した。

 ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。

The post 「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用 appeared first on WWDJAPAN.

「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用

 「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」は11月5日、新作フレグランスシリーズ“ラグジュアリー フラグランス コレクション”(全8種、各40mL、各税込1万1550円/各100mL、各税込2万3100円)を発売する。ブランドにとって初となるラグジュアリー価格のフレグランスだ。取扱店舗を厳選し、日本では伊勢丹新宿本店、三越伊勢丹グループの化粧品EC「ミーコ(MEECO)」、阪急うめだ本店、HANKYU BEAUTY ONLINE、「エスティ ローダー」公式オンラインショップ限定で取り扱う。 

 同コレクションは自然の情景や官能性から着想を得た8種の香りをそろえる。香りを長く持続させるために、新たに「エスティ ローダー」独自の「セント キャプチャ フラグランス エクステンダーTMテクノロジー」を採用。1回のスプレーで、香りが最大12時間持続するよう開発した。また、知覚神経試験を実施し、香りによって特定の感情を呼び起こすことも実証。心と五感を満たす新たなフレグランスが誕生した。

 ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリ(Stephane de La Faverie)=エスティ ローダー カンパニーズ グループ プレジデントは今回のローンチの理由に「ラグジュアリー・ファインフレグランス市場の拡大」を挙げる。「『エスティ ローダー』にとってフレグランスは以前から重要な事業で、ラグジュアリーやニッチフレグランスが急成長する中、ラグジュアリーラインを出すことは自然な選択だった」。また今回新しく導入した技術に期待をかける。「香りはもちろん、今回持続力を高めた新しいテクノロジーに加え、香りと感情の関係性を研究したことが他のフレグランスとの差別化ポイント。今回エモーション(感情)の領域に進出することができ、ラグジュアリーブランドにとって、お客さまとエモーションでつながることは欠かせない」とコメント。

The post 「エスティ ローダー」から初のラグジュアリーフレグランスが登場 新技術を採用 appeared first on WWDJAPAN.

伊勢丹新宿本店が買い取りサービス 「のれん」の力、富裕層を呼び込めるか

 三越伊勢丹は、顧客から不要になった品物を買い取ったり、引き取ったりする新事業「アイムグリーン(I’M GREEN)」を伊勢丹新宿本店で始めた。昨年10月に三越日本橋本店で試験的に始めたサービスを本格始動に移す。循環型社会への関心が高まる中、衣料品やラグジュアリーブランド、宝飾品などを大量に販売してきた百貨店が全くベクトルの異なる事業に参入し、顧客との新しい関係を築く。

 10月1日、伊勢丹新宿本店7階に「アイムグリーン」の店舗がオープンした。さっそく一人の顧客が高級バッグとジュエリー数点を持ち込んだ。査定の結果、買取価格100万円弱の現金がその場で渡された。

「アイムグリーン」では顧客が不要になった衣料品、バッグ、時計、ジュエリー、骨董品、美術品などを持ち込み、三越伊勢丹のスタッフと相談しながら、買い取りにするか、引き取りにするかを決める。買い取りになった品物は隣の部屋にいる外部提携先の専門スタッフが真贋を見極めて査定する。5〜10分の査定の後、買取価格は現金で支払われる。値段がつかない品物はリサイクルに回す。衣料品で引き取りになった一部の品物は、日本環境設計を通じて再生ポリエステルに姿を変える。

 買取専門店「なんぼや」を展開するバリュエンスホールディングス(東京、嵜本晋輔社長)と協業し、真贋と査定は同社の専門スタッフが行う。買い取られた品物は、バリュエンスHDを通じて国内外のオークションで販売される。

買取専門店ではなく百貨店に託したい

 サービス導入のきっかけは顧客からの要望だった。「自宅に溜まったものを整理したいけれど、どの会社に頼めば良いかわからない。そんな声がたいへん多かった」とデジタル事業運営部の大塚信二マネージャーは説明する。

 衣料品などを廃棄することに抵抗を持つ人が年々増えている。長年、百貨店を利用する顧客にとっては、なじみの百貨店であれば安心して不用品を任すことができる。百貨店側も販売の場面では分からない顧客の隠れたニーズを知る機会になる。顧客の自宅のたんすが整理され、買取金額が懐に入れば、再び百貨店で買い物を楽しむきっかけにもなる。そう考えて、1年前に三越日本橋本店でカード会員だけに告知し、検証を重ねた。

 三越日本橋本店では2000件以上の買い取りを行なった。店頭買い取り以外にも、宅配買い取り、外商顧客の自宅に出向いての出張買い取りの3種パターンを試した。

 最も利用された店頭買い取りはジュエリーやバッグなど高価な品物が多い傾向にある。平均10点くらいが盛り込まれ、買取価格15万円前後の人が目立った。

 宅配買い取りは衣料品が主力になる。ダンボール箱が2〜3箱にまとめられ、買取金額4万〜5万円のケースが多かった。

 外商顧客への出張買い取りは限られた富裕層が対象となる。引っ越しや断捨離だけでなく、終活や遺産整理も少なくない。三越伊勢丹のスタッフと査定する専門スタッフの2人で自宅を訪問する。ダンボール15箱分ほどの品物を見ると、買取価格は100万円を超えたりする。絵画や陶器など美術品も査定する。

 三越日本橋本店では中心客層は40〜60代で、そのうち女性が8割を占めた。3割の客がリピーターとして再び「アイムグリーン」を利用した。買い取りで現金を手にした顧客の85%はその日のうちに同店で買い物をする。大塚マネージャーは「ただ買い取るだけでなく、既存の売り場へ還流の効果を生み出すことが重要」と話す。

出口戦略は入口戦略につながる

 買い取りサービスは、すでに大手専門店から新興ネット企業まで多数の競合がひしめており、三越伊勢丹は後発といってよい。同社のアドバンテージは長年築き上げてきた富裕層など優良顧客の層の厚さである。先行する買い取り大手がアプローチできてない優良顧客を持っている。外商事業に代表されるように、顧客の自宅に上がれるような信頼関係が最大の強みだ。デジタル事業運営部の菅沼武部長は言う。「当社に品物を預けるお客さまは、必ずしも高価買い取りを最優先に考えているわけではない。三越や伊勢丹といった長年の“のれん”を信用してくださっている」

 三越伊勢丹にとっては品物を売るだけでなく、売ったものが不要になってからの処分まで事業領域を広げれば顧客との接点が増える。引き取りの品物のリサイクルコストは同社の持ち出しになるが、顧客ロイヤリティを高めることは長い目で見ればプラスになる。コロナの感染拡大が収束傾向にあるとはいえ、百貨店への来店頻度が減る中、顧客との関係性の強化は大きな課題である。

The post 伊勢丹新宿本店が買い取りサービス 「のれん」の力、富裕層を呼び込めるか appeared first on WWDJAPAN.

伊勢丹新宿本店が買い取りサービス 「のれん」の力、富裕層を呼び込めるか

 三越伊勢丹は、顧客から不要になった品物を買い取ったり、引き取ったりする新事業「アイムグリーン(I’M GREEN)」を伊勢丹新宿本店で始めた。昨年10月に三越日本橋本店で試験的に始めたサービスを本格始動に移す。循環型社会への関心が高まる中、衣料品やラグジュアリーブランド、宝飾品などを大量に販売してきた百貨店が全くベクトルの異なる事業に参入し、顧客との新しい関係を築く。

 10月1日、伊勢丹新宿本店7階に「アイムグリーン」の店舗がオープンした。さっそく一人の顧客が高級バッグとジュエリー数点を持ち込んだ。査定の結果、買取価格100万円弱の現金がその場で渡された。

「アイムグリーン」では顧客が不要になった衣料品、バッグ、時計、ジュエリー、骨董品、美術品などを持ち込み、三越伊勢丹のスタッフと相談しながら、買い取りにするか、引き取りにするかを決める。買い取りになった品物は隣の部屋にいる外部提携先の専門スタッフが真贋を見極めて査定する。5〜10分の査定の後、買取価格は現金で支払われる。値段がつかない品物はリサイクルに回す。衣料品で引き取りになった一部の品物は、日本環境設計を通じて再生ポリエステルに姿を変える。

 買取専門店「なんぼや」を展開するバリュエンスホールディングス(東京、嵜本晋輔社長)と協業し、真贋と査定は同社の専門スタッフが行う。買い取られた品物は、バリュエンスHDを通じて国内外のオークションで販売される。

買取専門店ではなく百貨店に託したい

 サービス導入のきっかけは顧客からの要望だった。「自宅に溜まったものを整理したいけれど、どの会社に頼めば良いかわからない。そんな声がたいへん多かった」とデジタル事業運営部の大塚信二マネージャーは説明する。

 衣料品などを廃棄することに抵抗を持つ人が年々増えている。長年、百貨店を利用する顧客にとっては、なじみの百貨店であれば安心して不用品を任すことができる。百貨店側も販売の場面では分からない顧客の隠れたニーズを知る機会になる。顧客の自宅のたんすが整理され、買取金額が懐に入れば、再び百貨店で買い物を楽しむきっかけにもなる。そう考えて、1年前に三越日本橋本店でカード会員だけに告知し、検証を重ねた。

 三越日本橋本店では2000件以上の買い取りを行なった。店頭買い取り以外にも、宅配買い取り、外商顧客の自宅に出向いての出張買い取りの3種パターンを試した。

 最も利用された店頭買い取りはジュエリーやバッグなど高価な品物が多い傾向にある。平均10点くらいが盛り込まれ、買取価格15万円前後の人が目立った。

 宅配買い取りは衣料品が主力になる。ダンボール箱が2〜3箱にまとめられ、買取金額4万〜5万円のケースが多かった。

 外商顧客への出張買い取りは限られた富裕層が対象となる。引っ越しや断捨離だけでなく、終活や遺産整理も少なくない。三越伊勢丹のスタッフと査定する専門スタッフの2人で自宅を訪問する。ダンボール15箱分ほどの品物を見ると、買取価格は100万円を超えたりする。絵画や陶器など美術品も査定する。

 三越日本橋本店では中心客層は40〜60代で、そのうち女性が8割を占めた。3割の客がリピーターとして再び「アイムグリーン」を利用した。買い取りで現金を手にした顧客の85%はその日のうちに同店で買い物をする。大塚マネージャーは「ただ買い取るだけでなく、既存の売り場へ還流の効果を生み出すことが重要」と話す。

出口戦略は入口戦略につながる

 買い取りサービスは、すでに大手専門店から新興ネット企業まで多数の競合がひしめており、三越伊勢丹は後発といってよい。同社のアドバンテージは長年築き上げてきた富裕層など優良顧客の層の厚さである。先行する買い取り大手がアプローチできてない優良顧客を持っている。外商事業に代表されるように、顧客の自宅に上がれるような信頼関係が最大の強みだ。デジタル事業運営部の菅沼武部長は言う。「当社に品物を預けるお客さまは、必ずしも高価買い取りを最優先に考えているわけではない。三越や伊勢丹といった長年の“のれん”を信用してくださっている」

 三越伊勢丹にとっては品物を売るだけでなく、売ったものが不要になってからの処分まで事業領域を広げれば顧客との接点が増える。引き取りの品物のリサイクルコストは同社の持ち出しになるが、顧客ロイヤリティを高めることは長い目で見ればプラスになる。コロナの感染拡大が収束傾向にあるとはいえ、百貨店への来店頻度が減る中、顧客との関係性の強化は大きな課題である。

The post 伊勢丹新宿本店が買い取りサービス 「のれん」の力、富裕層を呼び込めるか appeared first on WWDJAPAN.

「キッカ」でも「アンミックス」でも変わらぬ吉川康雄の思いは? 音声配信「LOVE=好きの先の幸せ」 Vol.4

 「蓉子の部屋」改め「LOVE=好きの先の幸せ」は、伊藤忠ファッションシステムを辞めて心機一転の川島蓉子ジャーナリストが毎回ゲストを招き、「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。

 今回のゲストは、自身のビューティブランド「アンミックス(UNMIX)」を立ち上げた吉川康雄ビューティクリエイター。修行時代からニューヨークで掴んだ千載一遇のチャンス、そして現在に至るまでの半生を伺いました。さらにカネボウ化粧品とタッグを組んだ「キッカ(CHICCA)」時代から変わらない「美しさ」に対する想いと、そんな想いから生まれた製品がなかなか理解されなかった当時の葛藤までを吐露しています。

川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている

The post 「キッカ」でも「アンミックス」でも変わらぬ吉川康雄の思いは? 音声配信「LOVE=好きの先の幸せ」 Vol.4 appeared first on WWDJAPAN.

人気ゲーマーはつめが韓国ブランド「ハイド」とコラボ トレードマークの苗が付いたスエット

 ゲーマーのはつめは、韓国発のウィメンズブランド「ハイド(HIDE)」とのコラボアイテムをオンラインセレクトショップ「シックスティーパーセント(60%)」で10月1日20時から10日23時59分まで予約販売する。

 アイテムは、アームに“NO FEAR ALL TOGETHER(みんな一緒なら怖くない)”の文字を付け、はつめのトレードマークの苗をバックに刺しゅうしたスエット(税込6600円)だ。カラーはブラックで、サイズはMとLをそろえる。

 はつめはプロゲーマーとして活動後、現在はユーチューブ(YouTube)やツイッチ(TWITCH)でゲームをライブ配信するストリーマーとして活動している。またアメリカ発のスポーツカジュアルブランド「ケイパ(KAEPA)」のブランドアンバサダーを務めており、コラボレーションしたアイテムはクラウドファンディングで総額328万円を調達した。今回のコラボについては、「私が普段から愛用している『ハイド』とのコラボレーションが実現できてうれしい。男女問わず、たくさんの人に着てもらいたい」とコメントした。

The post 人気ゲーマーはつめが韓国ブランド「ハイド」とコラボ トレードマークの苗が付いたスエット appeared first on WWDJAPAN.

ジェレミー・スコット×「アディダス」 “キャンディー質感”のスニーカー、テディベアのサンダルなど

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」はデザイナーのジェレミー・スコット(Jeremy Scott)とのコラボコレクション“ディップド(DIPPED)”を10月2日に発売する。「アディダス」の大型店舗とオンラインストア、アトモス(ATMOS)やABCマートなどのオンラインストアで取り扱う。

 アイテムはスニーカー(2型、税込2万900円)とサンダル(同1万2100円)のフットウエア2種、トラックトップ(同1万6500円)とパンツ(同1万3200円)を用意する。スニーカーは“フォーラム(FORUM)”とローカットの“フォーラム ロー(FORUM LOW)”の2モデルがベース。“ディップド”の名の通り、溶かしたキャンディーに浸したようなツヤのあるコーティングが特徴で、蛍光のブルー、オレンジ、イエローとピンクの4色を用意する。サンダルには定番ともいえる立体的なテディベアの顔をあしらった。トラックトップとパンツはブルーのベロア素材を使用した。

 ジェレミー・スコットと「アディダス オリジナルス 」は2003年に初めてコラボして以来、頻繁にコレクションを発表していた。1年以上のブランクを挟み、今年8月18日に初のコラボアイテム“フォーラム マネー ウィングス 1.0(Forum Money Wings 1.0)”をオマージュしたアイテムを発表。本コレクションは今季第2弾目のコラボになる。

The post ジェレミー・スコット×「アディダス」 “キャンディー質感”のスニーカー、テディベアのサンダルなど appeared first on WWDJAPAN.

百貨店9月度業績は回復傾向 低気温で秋冬衣料が売れる

 主要百貨店5社の2021年9月度売上速報が出そろった。前年同月比で三越伊勢丹が4.7%増、高島屋が2.4%減、そごう・西武が5.7%減、大丸松坂屋百貨店が0.2%減、阪急阪神百貨店が6.9%減。新型コロナウイルスの新規感染者の減少で、各社とも8月よりも減収幅が小さくなった。三越伊勢丹は2カ月ぶりの増収を確保した。例年と比較して低気温だったことも、秋冬衣料の売れ行きを後押しした。

 「お得意さま向けのイベントで時計、宝飾、ラグジュアリーブランドなどが売れた」(三越伊勢丹)。衣料品ではセーターやブルゾン、ストールなども好調に推移した。阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店も、秋冬ファッション関連商品の動きがよく、「モード系ブランド、ラグジュアリーブランドの売れ行きが堅調」。

10月1日には緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が全国で一斉解除となった。消費マインドへの影響は現時点では測り難いが、「月の後半以降は売り上げ、客足ともに伸びている」(三越伊勢丹広報)「感染者が減るにつれ、今後も(業績の)回復が期待できる」(大丸松坂屋百貨店広報)との前向きな声も上がる。

The post 百貨店9月度業績は回復傾向 低気温で秋冬衣料が売れる appeared first on WWDJAPAN.

みんな違ってみんないい! マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」Vol.30

 今回のコラムタイトル「みんな違ってみんないい」は、小さな頃からよく聞いていた言葉だ。

 キリスト教の小学校に通っていたからか、小さな頃から授業やシスターさんたちに、今思えば「多様性」を教えてもらっていた。自分と見た目の違うものを受け入れたり、個性をお互いに尊重し合う精神だ。

 昨今、巷ではダイバーシティという言葉が飛び交っている。サステナブルな社会に向けて影響の大きい、大切なキーワードでもある。ではファッション界の多様性はどうだろうか?

 もちろん自分と違うセンスのファッションを楽しんでいる人を見ても気にならないのだが、実際に作る側になった私は、最初の展示会で早速つまづいた。2018年に従来の形式に沿って、私も意気込んで開催した「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」の初回展示会のこと。私は迷彩の古着を解体して、パッチワークのように生地にしてから裁断するゴージャスなスカートとトップスを製作。それだけでもアップサイクルだが、切れ端やゴミとなる生地が気になった。職人さんがすぐに気づいてくれて、余すことなく生地を使うべく「小物入れにできるのでは?」と巾着型のポーチも製作した。

 だから訪れた大手ショップのバイヤーさんの言葉は、正直本気で悔しかった。「これは売れません」ときっぱり。聞けばデザインが悪いわけではなく、一つ一つのデザインに違いがあるからダメ。全て綺麗で一緒じゃないと扱いづらいので、店員も困るし対応に手間がかかるとのことだった。衝撃だった。「まるで農業と一緒じゃないか!不揃いのトマトは売れないのか⁉︎」と感じてしまった。

 製作時に気づくファッション界のアン・ダイバーシティ感は、これだけにとどまらない。全く一緒のものを100、または1000以上作らないとオーダーを受け付けてくれない工場に心が苦しくなる時も多かった。「ということは、全く同じものをみんな着ていることになるのか?」など色々思いを巡らせ、自分なりの口説き方で職人さんやアーティストさんたちに無理言ってアイテムを完成、そして販売にまでつなげてきた。

 でも興味深いのはここから。自社のオンラインショップも自由に動かせるようになった頃には、「PMD」の一番のヒット商品は冒頭で述べたアップサイクルポーチになったのだ。現在もダントツのロングセラーアイテムとなっている。取材などでよく聞かれるのは、「え?オンラインじゃ選びようもないから、お客様は怒らない?」。確かに、何かあった時には柔軟に対応しているが、デザインが気にいらないという理由で交換したのは、今までで1回くらいだ。お客様からは沢山のポジティブなメッセージをいただいている。

 要するにお客様は自分だけのデザインや隣と全く一緒じゃないものを探しているのに、売り手がそこに壁を作っていることを感じていた。需要と供給があっていない。「形が不揃いなトマトでも食べたいよ!全然平気!」と思う人は今、どれくらいいるのだろう。そんなことを日々考えるようになった。

 そして2021年、コロナを乗り越えようとしている我々地球人は、これをきっかけにさまざまな気づきを得たのではないかと思う。

 サステナブルという価値観も広がり、むしろ現在「PMD」の周りでは「一個一個、フェイスが違うものを作ってくれないか?」というオーダーや、それを了解してくれるクライアントが増えている。

 ほらやっぱり!おそろいが可愛いこともあるが、みんな違ってみんなイイ‼︎「PMD」の諦めない挑戦は、まだまだ続く。

The post みんな違ってみんないい! マリエが本音で語る「私の33年目のサステナブル」Vol.30 appeared first on WWDJAPAN.

長野の淡い春を映し出す「マメ クロゴウチ」22年春夏 デビューコレクションのドレスも復刻

 黒河内真衣子が手がける「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、霧の中をモデルが行き交う幻想的な映像で2022年春夏物を発表した。舞台となったのは、黒河内の出身地である長野県の県立美術館。同美術館はこの6〜8月に、ブランド設立10周年を記念する展覧会を開いた場所でもある。黒河内が展覧会準備のために過ごしたという春の長野で目にした、草花が芽吹いて散っていく光景や空の色合いを、繊細で緻密なテキスタイルや染めの技術などと表現した。

 美術館屋外に備えられた、アーティスト中谷芙二子による「霧の彫刻」。人工的に噴出された霧が、その時々の風向きや気温で刻一刻と流れを変えていく作品だ。その中から、ライラックやピンクといった色合いのドレスやセットアップ姿のモデルたちが現れては消えていく。今季のテーマは「Land」。「土地の歴史、個人の記憶の深部(中略)に耳を傾け、静かに霧の中に浮かび上がる淡い春の景色」を映している。

繊細なグラデーション染めや蚊帳のような麻

 全国の産地の職人と組んで作り出す凝ったテキスタイルが同ブランドの強みの一つ。今季特に目をひくのは、光沢のあるフィルム糸がフリンジ状に揺れる、透け感のある素材。一度見ただけでは気づかないほどの淡いグラデーション染めを施しており、黒河内の求める繊細な色のトーン変化を求めて、何度も染めを検証したのだという。

 あえてタテ糸を飛ばして作った重厚な花柄の三重織は、散って水面を流れていく花びらをイメージしたもの。麻のガーゼタッチの素材は、黒河内が幼少期に祖父母の家で使用しているのを見た、蚊帳から着想した。実際に蚊帳を生産していたという機屋と組み、思い通りの透け感などを追求した。

アイコンの曲線のカットを取り入れて

 スタート時からのブランドファンにとっては懐かしく、また近年ブランドを知ったファンにとっては新鮮なのが、ブランドデビューの11年春夏のコレクションで企画していたドレスのアップデート版だ。特徴的な袖口やウエスト部分の曲線のカッティングはそのままに、デビュー時のミニ丈からフレアシルエットのミディー丈に変えて提案、よりエレガントな雰囲気になった。曲線のディテールはブランドのアイコン的存在として、ジャケットやニットドレスなどにも取り入れた。

 映像を手掛けたのは、21年春夏、21-22年秋冬に引き続き奥山由之。映像は9月28日のパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュール内で発表された。

 今夏は「ユニクロ(UNIQLO)」とのコラボレーションでインナーウエアやニットウエアを企画し、国内だけでなくシンガポールやタイでもヒットを記録。ブランド設立10周年を越えて、新たな10年への道を順調に走り出している。

The post 長野の淡い春を映し出す「マメ クロゴウチ」22年春夏 デビューコレクションのドレスも復刻 appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKも来場!「ディオール」に“すごろく”ショーに、「サンローラン」の霧たちのぼる滝 2022年春夏パリコレの現場からVol.1

 ボンジュール!ヨーロッパ通信員の藪野です。いよいよパリコレが開幕!今回からは、その現地リポートをお届けします。パリはミラノより随分肌寒いので、風邪を引かないように気をつけつつ、駆け抜けます!!と思ったのですが、まさかの2日目朝にドライバーさんの車が故障……。パリはウーバーもなかなか捕まらないしと、波乱の幕開けとなった1、2日目のハイライトをお届けします。

9/27 17:00 KENNETH IZE

 パリコレの幕開けを飾るのは、ナイジェリア発「ケネス イズ(KENNETH IZE)」のリアルショー。パリコレで披露するのは4シーズン目ですが、すっかり若手ブランドの多い初日の顔の一人になりましたね。

 コレクションで多用するのは、今季も母国の伝統的なストライプやチェックの生地。テーラードだけでなく、薄手のニットやスポーティーなアイテム、繊細なフリンジがなびくドレスなどで、軽やかさを加えています。最後に実物を見た1年前よりも質も洗練度も上がり、着実にステップアップしている印象を受けました。

20:30 MARINE SERRE

「マリーン セル(MARINE SERRE)」は今季も映像でコレクションを発表しましたが、パリでも上映会とプレゼンテーションを開催しました。身近な人の日常を切り取ったような親密な映像を見せた先シーズンに続き、「OSTAL24」と名付けられた今回も日常生活をベースにしたもの。ただ舞台はパリではなく、昔を想起させるようなのどかな田園地帯。ところどころミステリアスな要素を加えながら、1日を時系列で描いています。

 今季のコレクションは、ブランド史上最高となる90%の素材にリサイクルもしくは再生されたものを使用(それぞれ45%)。マルチカラーのタオル地やティータオルを使ったウエア、スプーンやフォークを折り曲げてつくるアクセサリーなど、家庭で使われているものをアレンジしたようなアイテムが印象的でした。

 上映後は、そのままカクテルタイムに突入。皆が再び集まれることへの喜びをマリーンが語っていましたが、それと同時に、ブランドとしての成熟を感じさせるものでもありました。

9/28 14:30 DIOR

 「ディオール」の会場は、今回もチュイルリー公園の特設テント。1年前にも同じ場所に来ましたが、今季はすごい人だかり。人混みをかき分けて中に入ると、そこに広がっていたのは、コロナ前と変わらぬような規模の階段状の座席と大掛かりなセット。ミラノコレでは席同士の間隔がとられていましたが、パリはその必要がないようで、国が変わればルールもかなり違うと実感します。

 今回、セットデザインを手掛けたのは、イタリア人女性アーティストのアンナ・パパラッチ(Anna Paparatti)。現実に疑問を投げかけ、想像力の扉を開く空間としての遊びの概念を追求する彼女が1964年に発表した作品「Il Gioco del Nonsense(ナンセンスのゲーム)」をベースにした、立体的な”すごろく”のような円型のランウエイを用意しました。会場が赤い光に照らされると、モデルが一気に登場。数字がふられたマス目一つ一つにそれぞれが立ち、イル クアドロ ディ トロイージ(Il Quadro di Troisi)による心地いいディスコミュージックの生演奏とミラーボールのようなライティングとともに、ショーが幕を開けます。

 マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)がインスピレーションを得たのは、「ディオール」の3代目アーティスティック・ディレクターを約30年間務めたマルク・ボアン(Marc Bohan)のアーカイブ。中でも、1961年に発表された”スリムルック”コレクションに焦点を当てています。キーアイテムは、トラペーズラインのミニドレスやスカート、コート、コンパクトなシルエットのスーツ。ポップな単色やカラーブロッキングで、若々しい60’sスタイルを描きます。ボクシングショーツや襟付きのベースボールジャケット、ボウリングバッグはレトロスポーティーなムード。ギラギラ輝くドレスは、観客をディスコへと誘います。アクセントとしてウエアに乗せたトラやシマウマ、ワニなどの動物のモチーフは、「ディオール」のバッグやセラミックなどに用いられている“トワル ドゥ ジュイ”からの引用。伝統的な柄を大胆に拡大し、鮮やかな色と組み合わせることで、グラフィカルに表現しているのが印象的です。

 色とりどりのアイテムを着たモデルがすごろくのマス目を一つずつ進む様子は視覚的に楽しいだけでなく、会場では服もじっくり見えて秀逸。ショーの規模からも、パリコレが本格的に復活したということを実感するコレクションでした。

20:00 SAINT LAURENT

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」が、パリコレに戻ってきました!!この1年間は、砂漠や氷河を舞台にしたショー映像でコレクションを発表してきたので、パリでのリアルショーは20年2月から1年半ぶり。前回取材したのは、新型コロナウイルスがちょうどヨーロッパで猛威をふるい始めた頃でした。会場はもちろん、セーヌ川を挟んでエッフェル塔の向かい側にあるトロカデロ庭園。オンタイムの20時になり、エッフェル塔がフラッシュを炊くようにきらめき出すと、会場中央にそびえ立つ巨大なメタルのセットも同様に点滅し、ショーのスタートです。

 今季の出発点は、画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の娘でもある、ジュエリーデザイナーのパロマ・ピカソ(Paloma Picasso)。かつては創業者イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)によるコレクションのアクセサリーを手掛け、「ティファニー(TIFFANY)」での長年の仕事でも知られています。そんなパロマからイメージを広げ、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)が描いたのは、自分の道を生きる強い女性。今季も細身のシルエットを軸にしたシャープなスタイルを連打します。キーアイテムは、広く角張ったショルダーラインのテーラリングやドレス、そして生地を交差させたり結んだりしてドレープを効かせたスーパータイトなジャンプスーツ。ジャケットやシャツには、プラットフォームヒールのシューズを合わせたハイウエストのスリムなパンツや、レギンスのようなパンツをコーディネートし、縦長シルエットをさらに強調しています。

 そこに加えるのは、パメラのスタイルにもつながるカラーストーンやゴールドを使った大ぶりのジュエリーや、大きなサングラス。華やかなスタイルが、80年代のムードを盛り上げます。クラッチバッグをウエストに挟むスタイリングも、彼女の昔の写真からヒントを得たものだそう。カーネーションやフラメンコの衣装に見られるようなドットは、彼女のルーツであるスペインのエッセンスを感じさせます。

 終盤には、セットの上から滝のように水が流れ落ち、立ちのぼる霧は客席まで届くほど。ダイナミックな自然を使ったデジタル発表からのつながりも感じる、ドラマチックなショーでした。

 ちなみに、今シーズンも目の当たりにしたのは、BLACKPINKの絶大な人気。「ディオール」にはJISOO(ジス)が、「サンローラン」にはROSE(ロゼ)が来場していました。彼女たちを一目見ようと、会場前にはファンが殺到!彼女たちの登場を待ち、名前を叫ぶコールが聞こえます。そして、到着したことが分かると、沸き上がるけたたましい歓声。この記事でも書かれていますが、その影響力は半端なさそうです。

BLACKPINKのROSEの告知効果で視聴者増加 「サンローラン」21年春夏コレクション

おまけ:今日のワンコ

 初日に行った「ヴァインサント(WEINSANTO)」の会場には、シモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)が愛犬のトゥトゥ(Toutou)を連れて来場。一緒に写真を撮らせてもらおうと思ったら、ショーが始まる前にトゥトゥだけ外に連れてかれてしまいました……。でも、ショー後にエントランスでパパを待つトゥトゥを発見!やっぱり激カワです!!インスタグラムアカウント(@mynameistoutou)もあるので、要チェックです〜。

The post BLACKPINKも来場!「ディオール」に“すごろく”ショーに、「サンローラン」の霧たちのぼる滝 2022年春夏パリコレの現場からVol.1 appeared first on WWDJAPAN.

着る人の個性を輝かせる新ブランド「テルマ」 「ドリス」「イッセイ」出身の実力者

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」で経験を積んだ中島輝道(てるまさ)によるウィメンズブランド「テルマ(TELMA)」が、2022年春夏シーズンにデビューする。ファーストシーズンは“光”をイメージし、印象派の絵画などから着想した情緒的なムードを40型のウエアに盛り込んだ。アイテムは、ベーシックなウィメンズウエアをベースに、パターンワークや透明感のある素材、チェックや線香花火柄などのモチーフ使いで躍動感と軽やかさを加えている。価格帯はコート9万8000〜7万5000円、ジャケット7万8000〜6万4000円、シャツ3万3000〜6万3000円、ドレス4万9000〜12万5000円、パンツ3万9000〜4万9000円、スカート4万5000〜9万8000円など。

 中島デザイナーは1981年生まれで、石川・金沢出身。2010年にアントワープ王立芸術学院(Royal Academy of Fine Arts in Antwerp)卒業後に「ドリス ヴァン ノッテン」に入社し、ドリスのアシスタントとしてウィメンズデザインを6シーズン手掛けた。帰国して14年にイッセイ ミヤケに入社後は、メンズとウィメンズ両方の企画に携わり、国内の技術や素材開発、独自のシルエット表現などを学んで、20年に独立した。自身のブランドではそれらのキャリアと真っ直ぐに向き合い、ドリスのもとで学んだ西洋のドレスアップの感覚と、イッセイ ミヤケで得た日本の素材開発の知見を両立させたクリエイションに挑んでいる。

 「テルマ」の特徴は、マニアックなほどのテキスタイルへのこだわりと、人が装うことで生じる変化まで考えた丁寧さだ。素材の触感や質感は「着る人の動作や歩き方のクセをさらに引き立てるもの」という感覚で、人の動きからムードまでを思い描いて作り込んでいる。コレクションに使う素材の9割はオリジナルで、「ブランドを立ち上げる上で、環境への配慮は欠かせなかった」という思いから、再生繊維を用いたキュプラや、撚糸から手掛けた再生ポリエステルなど、環境に配慮した素材も積極的に使用している。次シーズンには、再生素材の使用率をコレクション全体の5割程度まで引き上げる予定だ。しかし、サステナビリティを付加価値とした“プロダクト”作りではなく、「着る人の日常を一歩進め、楽しくなる服を作りたい」という考えが根底にあり、ファッションの原点ともいえる“衝動”を大切にしている。和装の十二単からヒントを得たスカートは、ダイヤ型にレーザーカットした生地を12枚重ねてアーガイル柄を表現。品質へのこだわりから自身で開発した再生ポリエステルは、水を使わないカラーデニムとしてアレンジした。トレンチコートのディテールを応用したスカートは、生地をたっぷり使って大胆なドレープを演出するなど、思い切ったクリエイションも多い。「世間のファッションに対する価値観が昔と変化しても、やっぱり洋服は自分の心と向き合える、楽しいものであり続けてほしいから」と熱っぽく語り続ける姿から、ファッションに対する深い愛情と美意識へのこだわりが感じられた。

 ファーストシーズンは、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)やエディション(EDITION)、エストネーション(ESTNATION)、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)などを含む11社での取り扱いが現時点で決まっている。

The post 着る人の個性を輝かせる新ブランド「テルマ」 「ドリス」「イッセイ」出身の実力者 appeared first on WWDJAPAN.

「K-POPのようにグローバルで育てる」 第一弾は本田仁美コスメ、日韓共同ビューティプロジェクト「ベイズ」を直撃

 アジアトレンドを軸としたD2C事業を行うクージー(COOGEE、本社:東京都)と韓国の美容企業オリーブインターナショナル(OLIVE INTERNATIONAL、本社:韓国ソウル市)が包括的業務提携を結び、日韓共同ビューティプロジェクト「ベイズ(BAYS)」を立ち上げる。10月6日にローンチする第一弾ブランド「ノートーン(NOTONE)」は、その第一弾製品をIZ*ONE出身のAKB48本田仁美がプロデュースすることも発表された。

 「ベイズ」は“日韓2つの港を結ぶ”という意味で名付けられ、日韓の強みを生かし、クリエイターを軸としたコスメブランドの立ち上げを行う。日韓での販売を目標とし、その先にはアジア展開、グローバル展開を見据える。ブランドはまず日本で先行して展開し、1ブランドあたり年間3億円の売り上げを目指す。

 オリーブインターナショナルはコスメやインナービューティ、ライフスタイル雑貨の企画マーケティング、販売を行う美容企業だ。製造は製品ごと、容器ごとに適したOEMを選び、高品質な商品にも定評がある。クージーが日本展開を手掛ける韓国コスメ「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」も、オリーブインターナショナルが立ち上げたインフルエンサーブランドだ。

 一方、クージーは三上悠亜など日本のインフルエンサーを起用したアパレルブランドの運営や、南りほやヒョク、カン・テリ、ホン・ヨンギらクリエイター、インフルエンサーのマネジメントを行う。「ベイズ」ではクージーが中心となってクリエイターの発掘を行い、オリーブインターナショナルの持つ商品製造やマーケティングノウハウを用いて、ブランドとして発展させる。

 両社の共通する強みが、人軸のブランド作りや発信だ。オリーブインターナショナルのイ・ジンホ代表は「消費者の様々なニーズが集約されているのがSNSだと考えている。そのニーズに合うSNSのクリエイターを見つけて、ブランドを立ち上げる」と語る。消費者のニーズはクリエイターを通じてすくい上げ、クリエイターの個性と合わせてブランドに発展させる。「ミルクタッチ」ではプロデューサーのホン・ヨンギが、消費者ニーズとトレンドを反映させている。

“K-POPのグローバル化”が手本

 両社の出合いは、ホン・ヨンギの日本マネジメントをしていたクージーが「ミルクタッチ」の日本展開に名乗りを上げたことから始まる。イ代表は「協業期間は長くないが、とても信頼している。ビジネスの関係では裏切られることもあるし、不誠実な対応をされることもある。しかしクージーはそういった素振りがなく、価値観や仕事のやり方も共感できる。一緒に仕事をすれば、日韓だけでなくアジア、グローバルを目指していけると考えた」と熱っぽく話す。最初に信頼を獲得したのは、初対面での商談だった。鈴木社長いわく「化粧品は扱ったことがなかったので、正直に『美容業界のことは分からないが、ヨンギが好きだから、彼女のブランドは当社でやりたい』と気持ちを伝えた」と振り返る。イ代表はその熱意に動かされた。

 熱意の次は、実績で信頼を積み重ねた。元々クージーがインフルエンサーやSNSを起用した情報発信に長けていたこともあり、「ミルクタッチ」は2019年11月の日本上陸から1年半で、5億円を売り上げるまでに成長。韓国では知名度の高いホン・ヨンギの影響力で広まったブランドだが、日本ではブランドとして力をつけるため製品力を押し出したのも好影響だった。

 今回の協業はこうした信頼関係に加え、グローバルを目指す両社の思いが形になった。イ代表は「日韓ともにインフルエンサーの影響力が強いが、今後はさらに可能性があると考えている」と話す。世界各地には同じような感性を持つフォロワー層がおり、既に多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーでも、そうした人たちにアプローチしていくことで、より大きな影響力を持つことができるとイ代表は考えている。

 「このプロジェクトのように、クリエイターやインフルエンサーを起用したブランドは、K-POPのようにグローバルで育てたいと思っている」とイ代表。K-POPは今や世界を熱狂させており、BTSや BLACKPINKのビルボードチャート1位獲得をはじめ、名だたるラグジュアリーブランドの広告起用や世界的アーティストとのコラボなど、影響を拡大し続けている。

 鈴木社長はこうしたK-POPのグローバル化を「K-POPはローカライズしており、世界各地のテレビに出演していることもグローバルで売れた大きな要因だ」と分析する。「化粧品もただ輸出するだけでは売れない。オリーブインターナショナルはクリエイターの力だけに頼らず、届けることが上手な企業だ。そうした両社のマーケティング力を武器に、販売先の地域でも露出を行いたい」。

 鈴木社長は「アジアに出ていく上で日本ブランドはアウェーな存在。K-POPグループで日本人が活躍するように、日韓まぜこぜのブランドが作れたら」と展望を語った。

The post 「K-POPのようにグローバルで育てる」 第一弾は本田仁美コスメ、日韓共同ビューティプロジェクト「ベイズ」を直撃 appeared first on WWDJAPAN.

「ラフ・シモンズ」2022年春夏パリ・コレクション

 「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」が2022年春夏コレクションをパリで発表した。

The post 「ラフ・シモンズ」2022年春夏パリ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」から2021年クリスマスコレクション“アトリエ オブ ドリームズ”が登場 限定アイシャドウやリップに注目【2021年クリスマスコフレ 】

 「ディオール(DIOR)」は11月5日、2021年クリスマスコレクション“アトリエ オブ ドリームズ”を限定発売する。一部限定店舗と公式サイトでは10月13日から先行販売する。

 同コレクションはメゾン ディオールの発祥の地、フランス・パリのモンテーニュ通り30番地に建つ「ディオール」本店から着想を得た限定アイテムを展開する。軽やかなつけ心地と美しい発色が特徴のアイシャドウパレット“サンク クルール クチュール”からは洗練されたゴールドを中心に、ベルベットブラウンなどヌード系シェードをセットした“469 アトリエドレ”(税込8580円)と、シルバーなどクールなきらめきを放つ“739 ハウスオブドリームズ(税込8580円)”の2色が登場。さらに、「ディオール」本店の外観を繊細にデザインした“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ〈アトリエ オブ ドリームズ〉601 ホログラム”(全1種、税込6600円)や、“ルージュ ディオール〈アトリエ オブ ドリームズ〉”(全4色、各税込5390円)、同リップの本体と3色のリフィルをゴールドのクラッチケースに収めた“ルージュ ディオール ミノディ エール”(税込2万4200円)など、クリスマスシーズンを彩る特別なアイテムがそろう。

 そのほか、“ルージュ ディオリフィック” (全4色、各税込5390円)、“ディオール アディクト リップ マキシマイザー 026 プラム”(全1種、税込4070円)、“ヴェルニ ディオリフィック”(全2色 各税込3520円)、“ディオリフィック グリッター トップ コート” (全1色 各税込3520円)、“ディオールショウ 24H スティロ ウォータープルーフ”(全2色、各税込3300円)をラインアップする。

The post 「ディオール」から2021年クリスマスコレクション“アトリエ オブ ドリームズ”が登場 限定アイシャドウやリップに注目【2021年クリスマスコフレ 】 appeared first on WWDJAPAN.

古着市や「ビューティフルピープル」の金魚すくいなど 都市型ナイトマーケット「渋谷夜市」がミヤシタパークで開催

 PR事業などを手掛けるワンオーとシブヤ ハラジュクファッションフェスティバル実行委員会は、都市型ナイトマーケット「渋谷夜市」を東京・渋谷の「ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)」の屋上で10月2日・3日に開催する。“より良い明日を過ごすためのもの・こと・サービス”をテーマにクリエイターや企業、アクティビストらが集い、ファッションやカルチャー、環境・社会問題にまつわるエデュケーションコンテンツなどを用意する。入場は無料。

 会場のデザインは中村圭佑氏率いるダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)が手掛け、「未来に向けたポジティブな実験の場として、予定調和ではない生々しさを計画したブースデザイン」にしているという。

 宮下公園のスケートパークエリアでは、デプトカンパニー代表のエリ(eri)が環境省とタッグを組んで製作した、1分間に廃棄されるファッションを展示するインスタレーションを行う。ほかにも「アレキサンダーリーチャン(ALEXANDERLEECHANG)」による初心者向けスケートボード教室やフリーセッション、ミニゲームを開催する。ボルダリングウォールでは、「マムート(MAMMUT)」アスリートによる特別プログラムを実施する。

 マーケットスペースには約60のブースが出店する。古着店を運営するデザートスノー、ウィゴー、JAM TRADINGの3社による古着市や「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が過去のアーカイブ商品を景品としたロボット金魚すくいなども登場する。熊切秀典デザイナーは「今の状態をサステナブルにすることだけでは物足りなく感じていて、今よりもっと楽しく美しく、環境にもみんなにもやさしいバランスの取れた未来を作る事を目指したい。(同企画に)出店することで、ブランドの取り組みをより多くの人に知ってもらうきっかけになってほしい」とコメントを寄せた。

 松井智則ワンオー社長は、「現在のファッションの在り方が本当に正しいのかどうか、向き合う時期に来たのではないかと思っている。トレンドを発信し続けてきた渋谷・原宿の次の役割は、これまでのような消費の街としての対象ではないかもしれない。なぜなら、新しい価値観を発信することがストリートカルチャーの役割だからだ。10〜20年後先は想像できなくても、明日のことは想像できるし変えていけるはず。『リアル(イベント)」『エデュケーション」『明日に生きるアクション」を目の前の未来に向けて渋谷から発信してきたい」と同イベントにかける思いを語った。また「裏テーマは2050年のカーボンニュートラルの時の暮らし方」と言い、イベント終了後にCO2排出量なども公開予定だ。

■渋谷夜市
日程:10月2〜3日
時間:12:00〜22:30(仮)
場所:渋谷区立宮下公園
住所:東京都渋谷区渋谷1- 26-5 MIYASHITA PARK 屋上
入場料:無料

The post 古着市や「ビューティフルピープル」の金魚すくいなど 都市型ナイトマーケット「渋谷夜市」がミヤシタパークで開催 appeared first on WWDJAPAN.

「シチュエーショニスト」2022年春夏パリ・コレクション

 「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」2022年春夏コレクションをパリで発表した。

The post 「シチュエーショニスト」2022年春夏パリ・コレクション appeared first on WWDJAPAN.

ケリングが中国をのぞくAPAC地域の社長職を新設 元LVMHの要人が就任

 ケリング(KERING)は、2021年10月1日付でケリング・ノースおよびサウスイースト・アジアパシフィック(日本、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド)社長にティエリ・マルティ(Thierry Marty)が就任した。 新設の役職で、APAC地域におけるケリングのコーポレートチームを強化し、同地域におけるグループ傘下のブランドの長期的発展をサポートする。

 ジャン・フランソワ・パルー(Jean-François Palus)=ケリング・グループ マネージングディレクターは「在アジア20年以上の経験から、これらの市場におけるラグジュアリー業界に豊富な経験と深い知識を持つマルティがノースおよびサウスイースト・アジア地域における当社の戦略展開に大きく貢献してくれることを確信している」とコメントしている。

 マルティはソウルを拠点とし、パルーの直属となる。グレーターチャイナ(中国本土、香港、マカオ、台湾を含む)におけるケリングの組織に変更はなく、グレーターチャイナのジンキン・サイ社長が同地域のコーポレートチームを率いる。

 マルティは米国デロイトでキャリアをスタートし、1995年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に入社。これまでにシンガポール、 東京、ソウルを拠点に、アジア地域の「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で財務から経営全般までを担ってきた。

The post ケリングが中国をのぞくAPAC地域の社長職を新設 元LVMHの要人が就任 appeared first on WWDJAPAN.

ケリングが中国をのぞくAPAC地域の社長職を新設 元LVMHの要人が就任

 ケリング(KERING)は、2021年10月1日付でケリング・ノースおよびサウスイースト・アジアパシフィック(日本、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド)社長にティエリ・マルティ(Thierry Marty)が就任した。 新設の役職で、APAC地域におけるケリングのコーポレートチームを強化し、同地域におけるグループ傘下のブランドの長期的発展をサポートする。

 ジャン・フランソワ・パルー(Jean-François Palus)=ケリング・グループ マネージングディレクターは「在アジア20年以上の経験から、これらの市場におけるラグジュアリー業界に豊富な経験と深い知識を持つマルティがノースおよびサウスイースト・アジア地域における当社の戦略展開に大きく貢献してくれることを確信している」とコメントしている。

 マルティはソウルを拠点とし、パルーの直属となる。グレーターチャイナ(中国本土、香港、マカオ、台湾を含む)におけるケリングの組織に変更はなく、グレーターチャイナのジンキン・サイ社長が同地域のコーポレートチームを率いる。

 マルティは米国デロイトでキャリアをスタートし、1995年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)に入社。これまでにシンガポール、 東京、ソウルを拠点に、アジア地域の「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で財務から経営全般までを担ってきた。

The post ケリングが中国をのぞくAPAC地域の社長職を新設 元LVMHの要人が就任 appeared first on WWDJAPAN.

ヘアケアブランド「オラプレックス」が上場

 米ヘアケアブランド「オラプレックス(OLAPLEX)」は9月30日、米ナスダック(NASDAQ)に上場した。公開価格は1株21ドル(約2310円)の見込みだったが、初値は約25ドル(約2750円)になり、終値は24.50ドル(約2695円)だった。約18億ドル(約1980億円)を調達し、時価総額は160億ドル(約1兆7600億円)。

 2014年に米国カリフォルニア州で創設したオラプレックスは、髪内部の結合を修復する「ボンド技術」を開発。髪に負担となるヘアカラーや施術のダメージを抑え、プロフェッショナルヘア業界で人気を集めてきた。同社は特許技術を複数所有し、ボンド技術を業界内に広めた存在だ。米国ではサロン流通に加え、セフォラ(SEPHORA)にリテール専用のシリーズを販売。日本には18年2月に上陸し、プロジエが取り扱っている。また19年に投資会社のアドベント インターナショナル(ADVENT INTERNATIONAL)が買収している。

 同社の2020年度の売り上げは前年比90%増の2億8230万ドル(約310億円)とコロナ禍でも好調で、21年1〜6月期も前年同期比171%増を記録した。

The post ヘアケアブランド「オラプレックス」が上場 appeared first on WWDJAPAN.

エスティ ローダーがファッションフレグランス事業を終了

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は「アラミス(ARAMIS)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ダナ キャラン(DONNA KARAN)」「DKNY」「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」を擁するデザイナーフレグランス事業部を終了する。「アラミス」は他の部署に移動し、ファッションブランドとのフレグランス契約は2023年までに全て終了する。

 「マイケル・コース」は親会社のカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)と契約しているユーロイタリア(EUROITALIA)と提携し、「ダナ キャラン」と「DKNY」は7月にインターパルファム(INTERPARFUMS)と契約した。またかつて傘下だった「トリー バーチ(TORY BURCH)」は19年にライセンスを資生堂と契約。今後エスティ ローダーは「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「ル ラボ(LE LABO)」「エアリン(AERIN)」「キリアン(KILIAN)」「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」などのラグジュアリーフレグランスラインに集中する狙いだ。なお、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」や「クリニーク(CLINIQUE)」もフレグランスを手掛けている。

 同社は「『アラミス』・デザイナーフレグランス事業を2023年6月に終了する。フレグランスはわれわれにとって大きなビジネスの柱であり、今後も長期的に投資する。当面はラグジュアリー・プレステージフレグランスに全面的に注力する」とコメントしている。

The post エスティ ローダーがファッションフレグランス事業を終了 appeared first on WWDJAPAN.

【家飲み】「微アルの次はハードセルツァー」『サッポロ WATER SOUR(ウォーターサワー)』8月24日(火)発売

 ビール市場の新しいジャンルとして、微アルコール(微アル)市場が立ち上がったと思えば、今度はハードセルツァー市場に各社が目をつけた。8月24日(火)サッポロビールが発売した「サッポロ WATER SOUR(ウォーターサワー)」も、ハードセルツァーのジャンルである。アサヒ、キリン、サントリーも黙ってはいないのでは。
Posted in 未分類

グローバルボーイズグループINIが着こなす「アディダス2021秋冬コレクション」第2弾 撮影の感想&お気に入りポイントは?

 「アディダス(ADIDAS)」は、快適性と着こなしやすさを重視した「アディダス2021秋冬コレクション」の第2弾を10月上旬に発売する。イメージキャラクターには、今年6月にオーディション番組から誕生したボーイズグループINI(アイエヌアイ)を起用した。ここではアイテムの特徴や着こなしのポイント、撮影現場のオフショット、メンバーのコメントを通して、コレクションの魅力を伝える。

Q:初の広告撮影の感想は?

ストリートとスポーツの両方で活躍

「プリザーブ」

 10月上旬発売の第2弾は、「プリザーブ(PRSVE)」と「フューチャーアイコン(FUTURE ICON)」の2つのコレクションで構成する。「プリザーブ」は、スポーツと日常生活の両方で着られるコレクションで、ウィメンズにはドロップショルダーで程よい抜け感を演出するジャケットや着心地の良いフリース素材のワンピースなどをそろえる。メンズは、東京を拠点にするデザイン事務所MO’DESIGNが手掛けたグラフィックをあしらったリップストップジャケットや、迷彩柄のスエットシャツなどをそろえる。

Q:「アディダス」の
好きなところは?

ブランドの象徴を大胆に採用

「フューチャーアイコン」

 「フューチャーアイコン」は、「アディダス」の象徴であるスリーストライプスとスリーバーがメインのコレクション。裏起毛や裏パイルといった秋冬らしい素材使いで、スエットやパーカ、ジャケット、パンツなど幅広いアイテムをそろえる。日本限定アイテムとして、はっ水性のあるナイロン素材を使用したウーブンジャケットや、重ね着しやすいリラックスフィットのパーカなど、機能性を備えた商品も提案する。

 同コレクションアイテムはスポーツデポ・アルペン、スポーツオーソリティ、ゼビオグループ、ヒマラヤなどのアディダス取り扱い店舗およびオンラインストアにて、10月上旬から順次販売する。店舗ではINIのビジュアルも掲載し、店舗により扱うビジュアルは異なるため、全メンバーの表情が気になる人は複数店舗やオンラインストアもチェックしよう。スポーツオーソリティやヒマラヤでは限定のキャンペーンも実施中だ。

PHOTOS:HIRONORI SAKUNAGA
問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033

The post グローバルボーイズグループINIが着こなす「アディダス2021秋冬コレクション」第2弾 撮影の感想&お気に入りポイントは? appeared first on WWDJAPAN.

「メルヴィータ」のクリスマスコフレはムーミンとコラボ 人気アルガンオイルなど【2021年クリスマスコフレ】

 仏発オーガニックコスメブランド「メルヴィータ(MELVITA)」は、人気キャラクタームーミンとコラボレーションしたクリスマスコフレ“ノエルコレクション”を数量限定で発売する。第1弾は10月6日にアルガンオイルを、第2弾は11月3日にタッチオイルをそれぞれ発売する。価格は税込1870〜4290円。

 ノエルコレクションは、“Respect Nature Respect for your own Beauty 自然とともに。あなたらしく、美しく。”をテーマに、ムーミン谷のキャラクターたちを通して、自然の中で感じる喜びや植物の力で自分自身がもつ本来の美しさを大切にすることを発信。

 「メルヴィータ」の主力製品である“ビオオイル アルガンオイル”(全4種、各50mL、税込4070〜4290円)は、通常タイプに加え、ローズ、リリーオブザバレー、シトラスの4種類を、“クリスマス 2021 タッチオイル”(全3種、税込各1870円)はローズ、アルガン、シトラスの3種類をラインナップ。いずれも香りによって異なるキャラクターと、ムーミン小説中に登場する名セリフがプリントされた特別パッケージ仕様で展開する。そのほかスキンケアセットも取り扱う。
また発売に先駆けて10月5日まで、メルヴィータ公式ツイッター(@melvitaJP)でムーミンとコラボレーションした製品が当たるキャンペーンを実施している。

The post 「メルヴィータ」のクリスマスコフレはムーミンとコラボ 人気アルガンオイルなど【2021年クリスマスコフレ】 appeared first on WWDJAPAN.

高級ランジェリー「ラペルラ」が東京・代官山でポップアップ開催 イラストレーター須川まきことコラボレーション

 イタリア発高級ランジェリー「ラペルラ(LA PERLA)」は、10月8〜10日、東京・ヒルサイド代官山アネックス・Aでポップアップストアを開催する。ブランドのシグニチャーである“メゾン”“プティ・マクラメ”やシルクコレクションを中心に販売する。会場には、イラストレーターの須川まきことコラボレーションしたイラストを展示。須川は12年にイタリア・ローマで展覧会を行うなど国内外で注目を浴びており、大のランジェリーファンだという。彼女が描く女性は。自身の義足の姿からインスピレーションを得ており、センシュアルでキュート、そしてパワルな魅力にあふれている。

 須川が期間中に税込11万円以上の購入者、1日先着10人のイラストを描き提供するという特別企画も予定している。

The post 高級ランジェリー「ラペルラ」が東京・代官山でポップアップ開催 イラストレーター須川まきことコラボレーション appeared first on WWDJAPAN.

高級ランジェリー「ラペルラ」が東京・代官山でポップアップ開催 イラストレーター須川まきことコラボレーション

 イタリア発高級ランジェリー「ラペルラ(LA PERLA)」は、10月8〜10日、東京・ヒルサイド代官山アネックス・Aでポップアップストアを開催する。ブランドのシグニチャーである“メゾン”“プティ・マクラメ”やシルクコレクションを中心に販売する。会場には、イラストレーターの須川まきことコラボレーションしたイラストを展示。須川は12年にイタリア・ローマで展覧会を行うなど国内外で注目を浴びており、大のランジェリーファンだという。彼女が描く女性は。自身の義足の姿からインスピレーションを得ており、センシュアルでキュート、そしてパワルな魅力にあふれている。

 須川が期間中に税込11万円以上の購入者、1日先着10人のイラストを描き提供するという特別企画も予定している。

The post 高級ランジェリー「ラペルラ」が東京・代官山でポップアップ開催 イラストレーター須川まきことコラボレーション appeared first on WWDJAPAN.

小嶋陽菜が手がける「ハーリップトゥー」から“ロールオンパフュームオイル”が新登場 人気の香り3種をラインアップ

 モデルでタレントの小嶋陽菜が手掛けるライフスタイルブランド「ハーリップトゥー(HER LIP TO)」は10月2日、“ロールオンパフュームオイル”(全3種、各9mL、各税込3960円)を公式サイトで予約販売する。

 同製品は「ハーリップトゥー」で展開するパフュームオイルやキャンドルなどの人気アイテムのベースとなっている香り3種を持ち運びしやすい軽量サイズで展開する。ホホバオイルやシアバター配合で、ネイルオイルとしても使用可能。香りは小嶋陽菜が体験した特別な瞬間や記憶、思い出の場所や出会いが着想源となっており、洋服を着替えるように香りをまとう楽しさを提案する。ティーローズやキャラメルの甘さをベースに、フローラルアンバーの温もりのあるスパイシーさをプラスした“NUDE PEARL”、マンダリンとリリーオブザバレーをトップとミドルに、ラストにシダーウッドやムスクを加えた“GOLDEN HOUR”、ホワイトフローラルの中に、エキゾチックなサンダルウッドやバニラが香る“NUDE FLOWER”をラインアップする。

 「ハーリップトゥー」は2018年に設立し、アパレルラインを中心に展開。21年からプロデューサーを務める小嶋陽菜自身の美容の知識を生かし、クリーンビューティに着目したビューティラインを拡充した。

The post 小嶋陽菜が手がける「ハーリップトゥー」から“ロールオンパフュームオイル”が新登場 人気の香り3種をラインアップ appeared first on WWDJAPAN.

「ジョー マローン」は「星の王子さま」から着想 【クリスマスコフレ2021】

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」 は10月29日、クリスマス限定のコレクションを発売する。今年はアントワーヌ・サン・テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery)の名作「星の王子さま」から着想を得た。コレクションを代表する限定の香り“スターリット マンダリン & ハニー”(100mL、 税込1万9030円)は、きらきらと元気いっぱいのマンダリンにハニーの甘さをプラスし、温もりのあるパウダリーなクマリンで包み込んだ。22日からは一部店舗および公式ECで先行販売する。

 そのほかの製品は2回に分けて発売する。29日に発売する第1弾には毎年人気の“アドベント カレンダー”(税込5万8960円)や人気の香りのミニサイズをセットにした“コロン コレクション”(税込1万3200円)などが登場。また限定の香りとしてジューシーで甘いオレンジと、はじけるフレッシュなマンダリンの2種類のシトラスに官能的なプルーンとリッチなサンダルウッド、アンバーなどを組み合わせた“オレンジ ビター コロン”(30mL、税込9240円/100mL、税込1万9030円)も販売する。

 11月19日にはスノードロップの花びらと森のフレッシュなモスをイメージした透明感のある香り“ホワイト モス & スノードロップ コロン”(100mL、税込1万9030円)を発売。そのほかリッチでレアな香りを使用した“コロン インテンス”を5種詰め合わせた“コロン インテンス コレクション”(税込1万8150円)をはじめ、お得なセットを多数ラインアップする。

The post 「ジョー マローン」は「星の王子さま」から着想 【クリスマスコフレ2021】 appeared first on WWDJAPAN.

CFDAが包括的なサステナビリティガイドを作成 その理由をCEOに聞く

 サステナビリティに関して、さまざまな企業や団体がレポートやガイドを公開しており、参考になるものが増えている。その中の一つに、アメリカンファッションデザイナーズ協議会(以下、CFDA)が無料で公開しているサステナビリティガイド「KPIデザインキット」がある。これは、サステナビリティと財務の重要業績評価指標(KPI)を包括するガイドとして、とても参考になる。CFDAがニューヨーク大学スターン校MBAの 1チームに依頼して作成したもので、目的は「小規模なブランドが現実的に実行でき、大きなインパクトを与えうる“クイック・ウィン(初期の成功)”の分野を適切に優先順位づけさせること」。社内にサステナビリティの専門家や研究開発予算を持たない、小さなデザイン・生産チームで手掛ける独立系デザイナーブランドの現実を考慮しており、中小規模の企業が取り組むべき項目を分かりやすく示している。CFDAのスティーブン・コルブ(Steven Kolb)最高経営責任者(CEO)にKPIキットを作った経緯を聞いた。

WWD:CFDAが、KPIデザインキットを作ることになった理由を教えてほしい。

スティーブン・コルブCEO(以下コルブ):以前からニューヨーク大学ビジネス学科スターンセンターとは、CFDAのファッションイニシアチブであるサステイナブルビジネスに関してパートナーシップを組んでいた。2019年に、公式サイトでサステナビリティハブをローンチした際に、そのリーダーを務めているCFDAの教育およびサステイナビリティイニシアティブ部署のバイスプレジデントであるサラ・コズロウスキー(Sara Kozlowski)が、業界全体でサステナビリティを実践するための実現可能なロードマップを作成する手伝いをニューヨーク大学に依頼した。そこで誕生したのが、KPIツールキットだ。同チームが、新しく設立されたサステナビリティハブ及びガイドを分析し、(233ページあるガイドの)重要ポイントをまとめるためのアドバイスをくれた。KPIキットは、デザイナーがより敏速に変化をもたらすことができる攻略ガイドと言える。

WWD:KPIデザインキットは、小規模及び中規模のビジネスに焦点を当てている。どのようにその規模を決めたのか。

コルブ:会社の売り上げがベースになっている。年商が500万ドル(約5億5000万円)以下、または従業員30人以下の規模の企業に向けて作られた。

WWD:KPIデザインキットに対するファッション業界からの反応はどうか?デザイナーらは特にどの部分を生かしているか?

コルブ:多くのデザイナーは即効果が見える部分、サプライチェーンの素材に関する点から取り組んでいることが多い。特にサステナビリティに最も影響のある、染料がそれだ。このガイドは、デザイナーたちがすでに気にしていた点を明らかにし、インパクトを3つの段階に分けることで取り組みやすくしている。

The post CFDAが包括的なサステナビリティガイドを作成 その理由をCEOに聞く appeared first on WWDJAPAN.

「エルメス」からゴールドが煌めく限定のパウダーが登場 【クリスマスコフレ2021】

 「エルメス(HERMES)」は11月1日、ホリデーシーズン限定のアイテムとして“プードル オルフェーヴル”(7g、税込1万3200円)を発売する。パウダーはきめ細やかでとろけるような質感で、ゴールデンパールが濃厚な輝きを肌に与える。表面にはエクスリブリス(蔵書票)のモチーフを型押しし、繊細な彫刻が施されたかのようなデザインだ。

The post 「エルメス」からゴールドが煌めく限定のパウダーが登場 【クリスマスコフレ2021】 appeared first on WWDJAPAN.

「エルメス」からゴールドが煌めく限定のパウダーが登場 【クリスマスコフレ2021】

 「エルメス(HERMES)」は11月1日、ホリデーシーズン限定のアイテムとして“プードル オルフェーヴル”(7g、税込1万3200円)を発売する。パウダーはきめ細やかでとろけるような質感で、ゴールデンパールが濃厚な輝きを肌に与える。表面にはエクスリブリス(蔵書票)のモチーフを型押しし、繊細な彫刻が施されたかのようなデザインだ。

The post 「エルメス」からゴールドが煌めく限定のパウダーが登場 【クリスマスコフレ2021】 appeared first on WWDJAPAN.