美背中ティーチャー「猫」に学ぶ、後ろ姿の磨き方【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.26。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「美背中」。鬼の顔が浮かぶ井上尚弥の美背中をあがめつつ、一番身近な美背中ティーチャー・猫のしなやかな背骨&背筋を育むビューティアイテムをご紹介します。

井上尚弥の背中に、究極の美を見たり

 運動神経がすこぶる悪く、体育の授業が大嫌いだったわたくし。でもなぜかスポーツ観戦は好きで、いろんなスポーツを広く浅く観て楽しんでいる。
 
 最近面白かった試合と言えば、ボクシングのバンタム級世界3団体統一戦。格闘技は特に浅〜い知識しか持ち合わせていないのだが、それでも、井上尚弥は何も知らない私のようなにわかファンでも、「なんかよくわからないけどすごい……」と思わせてしまう圧倒的なカリスマ性を秘めているので(私の中では、将棋の藤井聡太棋聖も同じ類い)、試合はもちろん、バラエティー番組などに出演するとあらば、つい気になって覗きに行ってしまう。

 ボクシングというより、人間的にとても興味があるので、彼のTwitterもなんとなくフォローしているのだが、つい先日の投稿に目が釘づけに。

 「あれだけ必死こいてトレーニングしたんだもんな。。背筋も喜んでるわ。」というコメントとともに、凄まじいほどに鍛え上げられた背中を捉えた一枚が添えられていた。腹筋ならまだしも、背中も板チョコみたいにバキバキに割れるのかと衝撃を受けたのは私だけではなかったようで、Yahoo!ニュースなどでも「井上尚弥、KOの瞬間に“背中の鬼”が出現していた!」と即取り上げられて話題になっていた。ボディビルダーが背中のポーズをキメたときに飛んでくる「背中に鬼の顔!」というアレ、昔は意味がわからなかったが、そういうことか。背中に鬼背負ってるんだもんな、そりゃ強いわ。念のため対戦相手のノニト・ドネアの背中もチェックしてみたが素人目には鬼の姿は見当たらなかった。

 彼はよく“モンスター”と称されるが、それだと生まれつき無努力で圧倒的なパワーを持っている天才のように感じてしまうが、あの鬼の背筋を見ると、あらゆるものを犠牲にしてどれだけ血の滲む努力を重ねてあの舞台に立っているんだろうと考えずにはいられない。モンスターというより、きっと努力の天才なのだろう。この人はきっと、格闘技じゃなくても、もはやスポーツじゃなくても、どんな分野でも最高のパフォーマンスを成し遂げられる類の人なのだろうな。

均整がとれてしなやか 猫は一番身近な美背中のエキスパート

 三浦大知が「歌とダンス、両方を完璧にこなすには歌って踊る練習を積むしかない」と言っていたのを思い出す。井上尚弥の鬼の背筋も、筋トレだけでどうにかなるものじゃないのだろう。プロボクサーとしての日々の積み重ねがあってのアレなので、素人には到底近づけない(当たり前だ)。

 でも、後ろ姿に年齢が出るとよく言われるから、背中を鍛えておくに越したことはない。鏡の前で無意識にやってしまうキメ顔やお腹を凹ませたポージングは“自分はまだイケる!”と思い込むためのまやかしであり、その姿を見るものは自分以外にいない。目が届きにくく油断しがちな背面の方が、パブリックイメージに近いのだろう。

 井上尚弥の背中はハードルが高すぎるが、身近に「猫」という美背中のエキスパートがいる。猫の背中に鬼はいないが、筋肉とお肉の均整がとれていてとても美しいので、こちらを目指してトレーニングに励むのが良さそうだ。猫の軽やかな跳躍力も、獲物を捕らえるときの俊敏な動きも、背中方向にもお腹方向にも自由自在に曲げ伸ばしができるしなやかさも、猫特有の柔軟性に富んだ背骨の関節と筋肉によるところが大きい。怠惰な生活が怠惰な体を作るように、しなやかな所作がしなやかな筋肉を作るもの。リモートワークでガチガチに凝り固まった筋肉をほぐし、筋トレで程よく背筋を鍛え、猫のようにしなやかな美背中を目指したい。

ハリを生み、ほぐし、鍛える。猫の美背中を目指せるビューティアイテム

 背中の筋トレや柔軟はジムやYouTubeなどで各自やっていただくとして、今回は美背中づくりを強力にサポートしてくれるコスメ&ギアをご紹介。

 こちらはクリニックやエステティックサロンで展開される「MTメタトロン(MTMETATRON)」のボディージェルで、リフトアップ注射などにも使用される肌引き締め成分DMAEを高濃度に配合したパワフルさが魅力。さらに、ダイエット点滴にも使用される「L-カルニチン」や、脂肪の分解に関わる脂肪酸「CLA」、脂肪代謝に関わるといわれる「シネフリン」、血流促進をサポートする「シトルリン」など、脂肪の分解&燃焼のメカニズムに着目した成分もプラスし、ボディーのもたつきにも果敢にアプローチ。背中やウエスト、ヒップ、太ももなど、シルエットの変化が気になる部分に軽くマッサージするようになじませることで、日に日にハリと滑らかさを目指せる。


 「ハイパーアイス(HYPERICE)」の振動付きフォームローラーの最新モデル。研究された振動数と体への振動伝達率で、通常のフォームローラーより深い部位の筋肉へのアプローチを可能に。力強い振動により背骨のコリやこわばりをほぐし、軽やかでしなやかな背中づくりをサポート。振動レベルが3段階あり、ケアしたい部位や痛みに応じて使い分けができるのも嬉しい。


 効率よく体幹を鍛えるプランクを、よりハードにパワフルに進化させる「ルルドスタイル(LOURDES STYLE)」のエクササイズギア。肘から下を、上下左右に10°までゆっくりスイングする独自プレートにのせ、プランクの姿勢をとりEMSを発動させることで、通常のプランクだけでは及ばない広範囲にまで筋肉に刺激を伝えることができ、体幹はもちろん、美しい背中づくりに欠かせない脊柱起立筋までバランスよくエクササイズすることができる。

 「美背中」には、筋肉や姿勢だけでなく、背中の肌の美しさももちろん含まれる。猫はもともと可愛いモフモフの毛で覆われているし、日々せっせとグルーミングをしているから、しなやかな筋肉抜きにしても隙がなく美しい。人間の背中は、背毛や背中ニキビ、猫の引っ掻きキズ(これ私)などトラブルが起こりやすく、肌みせシーズンは目立ちやすいので、このあたりのケアも抜かりなく!

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ビームスが“未来のアーカイブ”を生み出す新プロジェクト 若手バイヤーが惚れた15ブランドが参加

 ビームスはこのほど、“未来のアーカイブ”を生み出すことを目的とした新プロジェクト「フューチャー アーカイブ(FUTURE ARCHIVE)」を始動した。

 始動にあわせ、入社7年目の若手バイヤーの飯塚昴が才能に惚れ込んだという15ブランドとタッグを組み、別注およびオリジナルアイテムをビームス 原宿と公式オンラインストアで7月8日〜8月31日に順次発売する。参加するのは「レッドウィング(RED WING)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「ディッキーズ(DICKIES)」「プア(PWA)」「ダイリク × エス エス ズィー(DAIRIKU × SSZ)」「ブルーフキャンプ(BLUFCAMP)」「シュガーヒル × ラングラー(SUGARHILL × WRANGLER)」「タイガ イガリ(TAIGA IGARI)」「ランディー(RANDY)」「ティー(TTT_MSW)」「サウンドスポーツ(SOUND SPORTS)」「ヒダカ(HIDAKA)」「ダイリク(DAIRIKU)」「ディエッメ(DIEMME)」、タトゥーアーティストのTAPPEIの15組。

 またビームス 原宿では、参加ブランドと関係の深いアーティストがタッグを組んだイベントも開催する。7月8日にTAPPEIによるライブペインティングを行うほか、16日にGliiico×「シュガーヒル(SUGARHILL)」、8月6日にシークレットゲスト×「ティー(TTT_MSW)」、8月13日にAge Factory×「ダイリク(DAIRIKU)」によるフリーライブを実施する。

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デザイナーアナ・スイが思うメイクの魅力を詰め込んだ「アナ スイ コスメティックス」の2022年秋コレクション

 「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は2022年8月1日、「ANNA SUI FACE」がコンセプトの秋のメイクアップコレクション第1弾を発売する。マスカラベースやアイシャドウ 、限定カラーのネイルポリッシュなど、デザイナーのアナ・スイ(Anna Sui)が考えるメイクの魅力を詰め込んだ5種のアイテムをラインアップする。

 「コスメを使って遊べることが、一番好き。 ドレスアップをするかのように装ったり、さまざまな表情を作れたり、 ただべーシックにすることで美しくなることもできる。 メイクアップでさまざまなファンタジーを作り出せるの。 そう、無限に……!」と語るのは、デザイナーのアナ・スイ(Anna Sui)だ。

 “ザ マスカラ ベース”(全1種、税込3300円)は、硬めで毛量が多いスクリューブラシで根元からカールアップさせる。ベースカラーにはシャドーネイビーを採用し、マスカラを重ねることでまつげの黒さに深みをプラスする。2色セットアイシャドウ“アイカラー コンパクト”(新5色、各税込4400円)は、カラーの掛け合わせが存分に楽しめる新5色。“ネイルカラー”(新5色、各税込1980円)は、指先から秋の装いに“着替えられる”ような限定カラーが加わる。ノーブルな“028 サテングレージュ”や深みのある “410 パンプスレッド”のほか、華やかなラメが気分を高める“115 ブルースパングル”などの5色がそろう。その他、ハリ感とコシのある健やかなまつげに導く“ザ アイラッシュ セラム”(全1種、3850円)と、崩れにくい密着感とソフトフォーカス効果で、毛穴や凹凸を感じさせない仕上がりをかなえる“ザ コンシーラー”(全5 色、各3300円)がそろう。

 9月1日にはメイクアップコレクションの第2弾が、10月1日には第3弾が発売予定だ。

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「マキアージュ」の美容液リップティントから花びらをモチーフにした限定3色を発売

 資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は7月21日、マスクにつきにくくみずみずしい発色が続く"ドラマティックリップティント"の限定色(全3色、税込各2530円※編集部調べ)を発売する。

 今回発売する限定色は、ダスティーカラーの花々をイメージした、温かみと深みを感じるトレンドカラーが特徴。カラー展開は、ほんのりくすみがかったやわらかい青みローズの"スモーキーコスモスジャム"、深みのあるレッドカラーが上品で落ち着いた印象を与える"アンバーローズジャム"、肌なじみのよいヌーディーな"テラコッタリリージャム"の3色をラインアップする。

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「ラコステ」がブランド初のNFTを発売 所有することでデザインに関して発言権も

 「ラコステ(LACOSTE)」は“Undw3(読み方:アンダーウォーター)”と題した同ブランド初のNFTを6月14日に発売した。ワニが水面に顔を出した画像のNFTは、0.08ETH(イーサリアム)で販売し、1万1212個用意した。この個数は、アイコンアイテムのポロシャツ“L1212”に由来しているという。なお発売時、0.08ETHは約100ドル(1万3000円)程度だった。

 ラコステのキャサリン・スピンドラー(Catherine Spindler)最高責任者(CEO)は今回のNFTを、「Web3をはじめとする非中央集権(ディセントラライゼーション)のムーブメントに乗るという我々の意欲と野心を表している。ブランドのクリエイティビティと前衛性を象徴するような、ブランドとファンの共同制作などのインタラクティブな体験を用意している」という。

 このNFTの保有者はリアルのスペシャルアイテムに限定アクセスして購入できるほか、デザインに関して自分の意見を発言する場が設けられる。ラコステはリアルとバーチャルの架け橋となるような“長期的なコラボレーション・コミュニティ”を作ろうとしているという。同ブランドはツイッターで、「ファンとのつながりがより重要になっていく中で、次のステップはブランドのファンをコアチームの一員として迎え入れることだと考えている。保有することでラコステ・ファミリーに加わり、我々の将来の方向性について発言することができる」と説明。プロジェクトについての詳細は近日中に発表するとしている。

 「ラコステ」は6月初めにディスコード(Discord)を開設。3月にはゲーム「マインクラフト(Minecraft)」とのコラボレーションプロジェクトを発表し、Web3に進出した。

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「ラコステ」がブランド初のNFTを発売 所有することでデザインに関して発言権も

 「ラコステ(LACOSTE)」は“Undw3(読み方:アンダーウォーター)”と題した同ブランド初のNFTを6月14日に発売した。ワニが水面に顔を出した画像のNFTは、0.08ETH(イーサリアム)で販売し、1万1212個用意した。この個数は、アイコンアイテムのポロシャツ“L1212”に由来しているという。なお発売時、0.08ETHは約100ドル(1万3000円)程度だった。

 ラコステのキャサリン・スピンドラー(Catherine Spindler)最高責任者(CEO)は今回のNFTを、「Web3をはじめとする非中央集権(ディセントラライゼーション)のムーブメントに乗るという我々の意欲と野心を表している。ブランドのクリエイティビティと前衛性を象徴するような、ブランドとファンの共同制作などのインタラクティブな体験を用意している」という。

 このNFTの保有者はリアルのスペシャルアイテムに限定アクセスして購入できるほか、デザインに関して自分の意見を発言する場が設けられる。ラコステはリアルとバーチャルの架け橋となるような“長期的なコラボレーション・コミュニティ”を作ろうとしているという。同ブランドはツイッターで、「ファンとのつながりがより重要になっていく中で、次のステップはブランドのファンをコアチームの一員として迎え入れることだと考えている。保有することでラコステ・ファミリーに加わり、我々の将来の方向性について発言することができる」と説明。プロジェクトについての詳細は近日中に発表するとしている。

 「ラコステ」は6月初めにディスコード(Discord)を開設。3月にはゲーム「マインクラフト(Minecraft)」とのコラボレーションプロジェクトを発表し、Web3に進出した。

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フランス服飾連盟の次期会長に、シャネルのブルーノ・パブロフスキー=プレジデント

 パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。

 新型コロナウイルスの影響を受け、FHCMはデータ解析やソリューションを提供するローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)と提携してパリコレのデジタル化に取り組み、その後、リアルとオンラインのハイブリッドでの開催フォーマットを作り上げた。現在開催中の23年春夏パリ・メンズ・ファション・ウイークでは、参加する84ブランド中78組がリアル発表を行う一方で、すべてのコレクション発表を公式デジタルプラットフォームでも配信している。

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フランス服飾連盟の次期会長に、シャネルのブルーノ・パブロフスキー=プレジデント

 パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。

 新型コロナウイルスの影響を受け、FHCMはデータ解析やソリューションを提供するローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)と提携してパリコレのデジタル化に取り組み、その後、リアルとオンラインのハイブリッドでの開催フォーマットを作り上げた。現在開催中の23年春夏パリ・メンズ・ファション・ウイークでは、参加する84ブランド中78組がリアル発表を行う一方で、すべてのコレクション発表を公式デジタルプラットフォームでも配信している。

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フランス服飾連盟の次期会長に、シャネルのブルーノ・パブロフスキー=プレジデント

 パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)を主催するフランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)の次期会長に、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL) ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントが就任する。7月1日に開かれる総会で、2014年から同職を務めてきたラルフ・トレダノ(Ralph Toledano)=ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)会長の後任として選出される見通しだ。パブロフスキー氏は、これまでトレダノ会長やパスカル・モランド(Pascal Morand)FHCMエグゼクティブ・プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギヨーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL) エグゼクティブ・バイスプレジデントと共に、FHCMの執行委員を務めてきた。会長就任後は、モランド=エグゼクティブ・プレジデントと協力し、前任の取り組みを引き継ぐ方針を示している。

 新型コロナウイルスの影響を受け、FHCMはデータ解析やソリューションを提供するローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)と提携してパリコレのデジタル化に取り組み、その後、リアルとオンラインのハイブリッドでの開催フォーマットを作り上げた。現在開催中の23年春夏パリ・メンズ・ファション・ウイークでは、参加する84ブランド中78組がリアル発表を行う一方で、すべてのコレクション発表を公式デジタルプラットフォームでも配信している。

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そごう広島店、新館を23年夏で営業終了 売り場面積35%減に

 そごう広島店は、2023年秋に全館リニューアルすると発表した。本館の1階・2階を隣接する「アクア広島センター街」側に増床し、化粧品やラグジュアリーブランドの売り場を拡充する。一方、1994年に開業した新館は23年夏に営業を終了する。本館の増床と新館の営業終了によって、売り場面積は現在の5万5000平方メートルから改装後には3万6000平方メートルになる。売り場面積を35%縮小して効率化を図るとともに、経営資源を成長カテゴリーに集中させる。

 同店は広島市の繁華街である基町・紙屋町に1974年開業。2年後に50周年の節目を迎える。近隣に福屋、三越が営業する中、広島の一番店として広域から集客している。市内で24年に新サッカースタジアムがオープンし、旧広島市民球場跡地の整備も控えるタイミングで、20年ぶりの全館リニューアルを行う。

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「メゾン マルジェラ」の香水“レプリカ” 日本人初のアンバサダーに成田凌

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、フレグランスコレクション“レプリカ”のアンバサダーに俳優の成田凌を指名した。日本人が同コレクションのアンバサダーを務めるのは初めて。成田は7月から、オンライン広告を中心にブランドビジュアルおよび動画に登場する。

 成田は、「マルジェラの服が好きで、“レプリカ”も以前から愛用していた。だから今回のアンバサダー就任はとても光栄。撮影で使用した“レイジーサンデー モーニング”は、少し遅く起きた日曜の朝、シーツにくるまっているときに感じるシャボンのような柔らかくて清々しい香りが好き」と話す。

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「ショール」と人気DJのハニー・ディジョンがコラボ オールブラックのコレクション

 「ショール(SCHOLL)」は、ニューヨークやベルリンを拠点に活動するDJのハニー・ディジョン(Honey Dijon)のファッションブランド「ハニー ファッキング ディジョン(HONEY FUCKING DIJON)」と協業し、カプセルコレクションを発売する。アイテムはすべてブラックで、ヒール付きのクロッグシューズなどをシルバーの金具を使ってデザインした。発売は10月の予定で、「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」などのショップで取り扱う。サイズは35〜46(日本サイズ:約22〜28cm)。

 ハニー・ディジョンはコラボに際して、「『ショール』を見ると、母や幼少期を思い出す。ブランドが手掛けるシューズはどれも個性的。とても深い心のつながりを感じるブランドだ。22年現在、ジェンダー規範を問い直す議論や、ノンバイナリー(男女の2軸だけで性をとらえないセクシャリティー)についての対話が増えている。ファッションは本来、すべての人のためにあるもの。アイコニックなシューズの数々を新世代の若者に紹介する良い機会だと感じた。クロッグシューズはまさにアメリカの歴史の中で長く存在してきた象徴的なスタイル」とコメントした。

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「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 美容液部門1位は「ハク」「シャネル」「トーン」など

 「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」を発表!「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップの総合1位は「コスメデコルテ(DECORTE)」“リポソーム アドバンスト リペアセラム”が輝いた。「昨年のリニューアルからダントツの売り上げを維持している」とバイヤーは言う。2位は「ランコム(LANCOME)」の“ジェニフィック アドバンスト N”、3位に「ポーラ(POLA)」の“リンクルショット メディカル セラム N”と続いた。 新製品1位は「シャネル(CHANEL)」の“セラム N°1 ドゥ シャネル”。「すっと入り込む肌なじみの良さが好評。シャネルのスキンケアが初めてのお客も多い」の声から人気のほどがわかる。2位に「ポーラ」」の“ホワイトショット SXS”、3位に「ランコム」の“レネルジー HCF トリプルセラム”で総合でもランクインしたブランドがここでも強かった。

 バラエティー・ドラッグストア総合は、「アンレーベルラボ(UNLABEL LAB)」の“Vエッセンス ビタミンC”が首位を獲得。「毛穴に効果的な美容液で、手に取りやすい価格も魅力」などの声。2位は、「ハク(HAKU)」の“メラノフォーカスZ”。「N オーガニック ヴィ(N ORGANIC VIE)」の“リンクルパックエッセンス”、「イドラプロテクトプラス(HYDRA-PROTECT +)」の“アイクリーム”、「オバジ(OBAGI)」の“ビタミンC25セラム ネオ”が同率3位だった。新製品は、総合にもランクインした「ハク」の“日中美白美容液(HAKU メラノフォーカスUV)”が1位。「美白アイテムで人気NO.1ブランドから、今までなかった日中用が発売され、『ハク』ユーザーに圧倒的な支持を得た」とバイヤーは話す。「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」の“エファクラ ピールケア セラム”も同率で1位。3位は同率で3品が入り、「Nオーガニック(N ORGANIC)」の“エンリッチ&コンセントレート VCエッセンス”、「アネッサ(ANESSA)」の“デイセラム”、「ソフィーナ iP(SOFINA IP)」の“ソフィーナ iP ブライトニング美容液”という結果だった。

 EC総合1位は、「タカミ(TAKAMI)」の “タカミスキンピール”に決まった。2位は
「トーン(TO/ONE)」の“ブースターセラム(M)”、百貨店・セミセルフショップ総合首位の「コスメデコルテ」の“リポソーム アドバンスト リペアセラム”、 「メラノCC」の“メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液”が同率。新製品は3品が同率1位で「カネボウ(KANEBO)」の“カネボウ ヴェイル オブ デイ”、「トーン」“ブースターセラム(M)”、「リンクルターン(WRINKLE TURN)」の“薬用コンセントレートセラム ホワイト”に人気が集まった。(価格は全て税込)










PHOTO:HIROKI WATANABE
TEXT:AKIRA WATANABE

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「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は「アルビオン」「VTコスメティックス」「カネボウ」など

 「WWDJAPAN 2022上半期ベストコスメ」を発表!「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップの総合1位を獲得したのは、「アルビオン(ALBION)」の“アンフィネス ダーマ パンプ ミルク S”。「肌への浸透の良さとハリ感の実感できる」との声が多く聞かれた、とバイヤーは話す。2位も「アルビオン」で“エクサージュ モイスト アドバンスミルク Ⅲ”、同率2位に「クレ・ド・ポー ボーテ (CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ラ・クレーム”がランクインした。 新製品の1位も「アルビオン」が輝き、“アンフィネスホワイト ホワイトニング パンプ ミルク”の人気の高さは「ブランド顧客からの圧倒的な支持。リピーターも多い」との話から伺える。2位は「シセイドウ(SHISEIDO)」の“エッセンシャルイネルジャ ハイドレーティング クリーム”。3位は「コスメデコルテ(DECORTE)」の“イドラクラリティ コンディショニング トリートメント ソフナー ER”、「シャネル(CHANEL)」の“クリーム N°1 ドゥ シャネル”が同率という結果だった。

 バラエティー・ドラッグストア総合は、「VTコスメティックス」の“シカクリーム”が首位。韓国コスメが依然として注目を浴び、とりわけて高い人気のブランドで「数あるシカクリームの中で不動の人気。ジェルタイプのテクスチャーとベタつかない軽い付け心地が人気。ニキビなどの肌トラブルのシンプルにケアしたい時ように購入する方が多い」とはバイヤーの弁。2位は「サミュ(SAM’U)」の“PH センシティブクリーム”、3位に「なめらか本舗」の“なめらか本舗 リンクルアイクリーム N”がランクインした。新製品1位は、2月にリニューアルした「エリクシール(ELIXIR)」の“ブライトニング デーケアレボリューション WT+”が獲得。2位は同率で、総合1位に輝いた「VTコスメティックス」の“シカマイルドアイクリーム”と、「サボリーノ(SABORINO)」の“薬用 ひたっと マスク BR”だった。

 EC総合1位は、「カネボウ(KANEBO)」の “フレッシュ デイ クリーム”に決定。バイヤーは、「サイト全体で4月上旬よりUVケアアイテムの需要が高まっている。UVケアの需要拡大に伴い、紫外線を防ぐ効果と美容効果を叶えるアイテムの人気が高まった。」と分析する。2位は「オルビス(ORBIS)」の“オルビス ユードット モイスチャー”。3位は「キールズ(KIEHL’S)」の“クリーム UFC”、「エリクシール(ELIXIR)」の“ルフレ バランシング おしろいミルク C”、「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の“ララレトロ ホイップクリーム”、大洋製薬の“ワセリンHG クリーム”の4品が同率。新製品1位は「リザード ビューティ」の“クリーム 無⾹料”、2位は「HQ クリスタ」“純 ハイドロキノン クリーム 5.1%”、3位は「アネッサ(ANSESSA)」の“デイセラム”だった。(価格は全て税込)










PHOTO:HIROKI WATANABE
TEXT:AKIRA WATANABE

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「アディダス オリジナルス」から“アディツーサウザンド”が誕生 2000年代初頭のカルチャーに着想

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、新作スニーカー“アディツーサウザンド(ADI2000)”を6月24日に発売する。価格は税込1万2500円で、グリーンやパープル、ブラック、ホワイトなど複数のカラーリングを用意し、「アディダス」の公式オンラインストアと公式アプリ、各直営店で取り扱う。

 “アディツーサウザンド”は、2000年代初頭のカルチャーに着想して誕生。アッパーをスエードやメッシュ、レザーなどの異素材で構成し、ボリューミーなラバーソールを搭載することで、“Y2K”の雰囲気を漂わせるチャンキーなシルエットに仕上げた。また、アイコニックなアッパーサイドのスリーストライプスが、反転仕様になっているのも特徴だ。

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「M・A・C」が占星術にインスパイアされたコレクションを発売

 「M・A・C」は星からインスピレーションを受けた“アストロ パレット コレクション(ASTRO PALETTE COLLECTION)”(プロカラー×4 コンパクト 全12種、税込各770円/スモール アイシャドウ×4 全12種、各税込5720円)を発売する。7月19日から公式オンラインショップで先行発売、7月22日には全国の取り扱い店舗で販売する。

 Z世代やミレニアル世代を中心に関心が高まる占星術に着想を得たコレクションで、パレットケースには星座からインスピレーションを受けた色と、12の星座のモチーフがそれぞれに描かれ、アイシャドウは12の星座が持つ世界観をベースに、「M·A·C」アーティストが、トレンドのアイを目指す絶妙な4色をセレクトした。

 パレットケースとアイシャドウパレットは自由に組み合わせることができ、自分の星座のパレットケースに、星座もしくは好みの4色アイシャドウパレットをセットすることで“自分だけのパレット”が完成する。

 またコレクションの世界観が楽しめるコンテンツも展開。自分に合った“アストロパレット”を提案してくれる「アストロパレット占い診断」では、各パレットの持つ世界観や、パレットを使用したトレンドアイルックの作り方、「M・A・C」 シニア アーティスト 池田ハリス留美子によるメイクアドバイスを受け取ることが可能だ。

 公式オンラインショップでは7月19日から、全国の「M・A・C」カウンターでは7月22日から、“アストロ パレット コレクション”含む税込6490円以上を購入すると、占星術研究家・鏡リュウジ氏監修のビューティメッセージカード“星からあなたへの綺麗のギフト”がプレゼントされる。

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プラダ ジャパンが社長交代 マルシコラ氏が就任

 プラダ ジャパンは5月1日付で、アレッサンドラ・マルシコラ(Alessandra Marsicola)氏が社長に就任した。マルシコラ新社長は、プラダ(PRADA)のパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)最高経営責任者(CEO)の直属で日本、グアム、サイパン、ハワイ担当リージョナル ディレクターを務める。ジャパン社のオフィスに常駐し指揮を執る。ダヴィデ・セシア前社長は退任した。

 同社長は1991年にプラダ・グループに入社。北西ヨーロッパ地域担当のリージョナル ディレクター、日本およびアジアのリテール ディベロップメント ディレクター、プラダ ファッション コマース(上海)の最高経営責任者(CEO)、プラダ ワールドワイド ストア オペレーション ディレクター、プラダ ジャパンのプラダ リテール ディレクターなど、コマーシャル部門においてさまざまな要職を歴任してきた。

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グローバルSPA各社で要職を歴任した重鎮 「マリメッコ」レベッカ・ベイに聞くコロナ後のファッション

 フィンランド発のライフスタイルブランド「マリメッコ(MARIMEKKO)」のレベッカ・ベイ(Rebekka Bay)クリエイティブ・ディレクターは、世界4大グローバルSPA企業のうち、3社でクリエイティブ部門の要職を歴任してきた人物。「マリメッコ」では2017年から取締役を務め、その役を降りて20年9月に現職に就いた。世界中の市場を絶えずウオッチし、生活者が求めるものを形にし続けてきたファッション産業の重要人物であるベイ・ディレクターに、「マリメッコ」で目指すものや、コロナ禍を経た今、求められるファッションについて聞いた。

WWD:20年9月に「マリメッコ」のクリエイティブ・ディレクターに就いた。自身のミッションは何か。

レベッカ・ベイ「マリメッコ」クリエイティブ・ディレクター(以下、ベイ):既によく知られている通り、「マリメッコ」には素晴らしい歴史があり、それに敬意を払って丁寧に扱っていくことが大切だ。昨年ブランド創設70周年を迎えたが、ここから次の70年も歴史を継承していく。私の役目は過去を守りながら、ブランドがグローバルで支持され続けるようにしていくことだと思っている。

 クリエイティブ・ディレクター就任当時はパンデミックの渦中で、「マリメッコ」のチームに溶け込むことには難しさも感じた。私はデンマーク・コペンハーゲンの自宅にいて、チームメンバーは(本社のあるフィンランド・ヘルシンキなどの)それぞれの家で働いており、リモートでチームの目標やビジョンをしっかり共有することはとても大変だった。17年から「マリメッコ」の取締役を務めていたのでブランドのビジョンや方向性はもちろん知っていたが、それでも困難を感じた。

WWD:そもそも、「マリメッコ」とはいつ、どのように出合ったのか。

ベイ:ブランドとの出合いは随分とさかのぼる。当時CEOだったミカ(・イハムオティラ=Mika Ihamuotila)にヘルシンキに招待され、ミカと現CEOのティーナ(・アラフフタ・カスコ=Tiina Alahuhta-Kasko)に会ったのが最初だ。その時は契約を交わすといったものではなく、「もしも今後縁があれば」といった場だった。私にとってはそれが初めてのフィンランド訪問で、あの国の自然や建築物にすっかり魅せられてしまった。同時に、「マリメッコ」にも強い魅力を感じた。(ヘルシンキにある)工場にプリントのための機械をちゃんと持っていて、スタッフの働き方もすばらしい。私はスカンジナビア出身なのでもちろんブランドのことはずっと知っていたが、魅力を再発見した思いだった。

 長らく住んでいたニューヨークから、2年前に母国デンマークのコペンハーゲンに帰国し、今はコペンハーゲンとヘルシンキを行ったり来たりしながら働いている。この2都市はとても近く、それが可能だ。「マリメッコ」のデザインチームが拠点としているのはヘルシンキだが、コペンハーゲンにもフリーのデザイナーなどが集まるスタジオがある。

「歴史あるブランドで働くのは初めての経験」

WWD:これまで、世界有数のSPA企業各社で働いてきたが、それらと「マリメッコ」はどう違うか。

ベイ:さまざまな部分で異なっている。長い間、アメリカや日本企業(のニューヨークオフィス)で働いてきた。それらとの最も大きな違いは、スカンジナビアの企業は組織にヒエラルキーがなく、(相手が誰であっても)全て直接的にやり取りをして、皆で協力しながらモノを作っていくというマインドが強い点だと思う。アートや建築、景色を見るたびに、ようやくスカンジナビアに帰ってきたと強く感じる。アメリカで働いていたころのチームメンバーは、私が生まれついたときから親しんできた文学やアート、建築などとは異なるレファレンスを持っていた。それが壁になっていた部分もある。今ようやくリラックスして仕事に向き合えていると感じる。

 自身のキャリアにおいて、新しい仕事を始める際は常に新しい挑戦を自分に課してきた。今まではレガシーやヘリテージのない会社で、いかにしてそれを作り出すかという仕事をしてきたが、「マリメッコ」には莫大なプリントアーカイブというヘリテージがある。それは私のキャリアにおいて初めてのこと。歴史のある会社でそれを守り、経緯を払いながらブランドを次に導くという役割を担っている。

WWD:「マリメッコ」と言えばプリントのイメージが非常に強いが、そこにシェイプという新しい切り口を加えてブランドをアップデートしようとしている。

ベイ:「マリメッコ」はアートのようなプリントを強みにしてきた。ドレスはアートを表現するためのキャンバスだ。ただ、私はそこにシェイプの理解ももたらしたい。プリントという言語は既に確立されているので、シェイプという言語をここに加えて、これまで2次元(平面的)だった表現を3次元(立体的)にしていきたい。かと言って、ごちゃごちゃしたシルエットを目指すというわけではもちろんない。ドレスをキャンバスとするうえで、クリーンなシェイプは守っていかないといけない。

WWD:前職時代も含め、これまでのキャリアの中で、常に「ワードローブのモジュール化」というキーワードを示してきた。改めて、それはどういった考え方で、「マリメッコ」ではどのように表現するのかを教えてほしい。

ベイ:確かに私は、「ワードローブのモジュール化」というコンセプトを唱え続けてきた。それは、アイテムが(単品としてではなく、1つのまとまった)コレクションとしてそれぞれの人に取り入れられ、拡大していくということ。「マリメッコ」の柄や色のアイテム同士を組み合わせていくのは、やや勇気のいることだと思うが、それを可能にするのが私の仕事だ。そうした提案が受け入れられるように、地域や国によって(MDや商品をローカライズして)アレンジしていくことも求められている。

 世界中にはさまざまな行事があり、例えば中国の旧正月などもその1つだ。(単にスタイリングのしやすさを意識してモジュール化するというのではなく、各国の季節行事などにも合わせて)より高い次元でモジュール化していくことで、全世界さまざまな人の多様なニーズに応えていく。私は世界4大SPAのうちの3社で働いてきた経験があり、国や地域別で好まれるニュアンスやテイストを理解している。それを「マリメッコ」にも提供していく。

WWD:特に日本市場に対してはどのような戦略で臨むのか。

ベイ:(グローバルな)大きなコレクションの中で、日本向けの小さなストーリーを紡いでいく。日本のお客さまは「マリメッコ」を象徴するウニッコ柄を好むが、その中でも特に小さめの柄が支持されている。また、ソフトでニュートラルな色のトーン、例えばサクラのようなピンクが好まれる。そのような、日本のお客さまが求める柄のサイズやカラートーンを、モジュールという考え方の中で表現していく。

 日本人女性は一般的にフェミニンなスタイルを好むと言われている。ただ、今回来日して街行く人たちを見て、よりスポーティーで、構築的なファッションの人もいると感じた。そうした気づきをしっかり生かしていく。22年春夏物には、花びらを意識したシルエットを採用した。これも柔らかい雰囲気を求める日本の女性の気分にはよく合っていると思う。日本の女性の気持ちを100%理解しているとは言わないが、これまで日本で過ごしてきた時間も長く、理解は比較的できていると思う。日本女性の好みのテイストだけでなく、日本の文化にも興味があり、恐らくそこも理解につながっている。

「機会があるたびに、立ち止まって振り返ることが大切」

WWD:コロナを経て、消費者の求めるものや意識はどう変わったと分析しているか。

ベイ:スエットパンツで過ごす長いステイホーム期間を経て、ファッションへの感覚は大きく変わった。ホームカテゴリーが非常に重要になっているし、より心地がよくて、より削ぎ落としたもの、より高いクオリティーでタイムレスな価値を持つものが求められるようになった。一時的なトレンドではなく、人生を豊かにするものが重視されるように変わってきている。「マリメッコ」はまさにそうした考え方に合っており、人々が装うことを手助けするブランドだと思う。美しいプリントが施された1枚のドレスを着れば、ただそれだけでコーディネートが決まる。買い物は単なる売り買いではなく、人生に喜びやエモーショナルな体験を提供するものでないといけない。祖母から母へ、母から娘へと受け継いでいける「マリメッコ」のドレスは、まさにエモーショナルなものだと思う。

WWD:サステナビリティについてのブランドの考え方は。

ベイ:1年半前に、あらゆる分野におけるサステナビリティの方針を打ち出した。かつてはデザインが先行だったが、今はサステナビリティが最優先事項だ。重視するのは便利さではなくサステナビリティ。例えば、われわれの新しいキャンバスバッグにもリサイクル素材を使っているし、そこからさらにリサイクルすることが可能なデザインにしている。金具の使用をなるべく減らすことでリサイクルする際にも無駄が出ず、スムーズに作業が進む。素材や生産方法でサステナビリティを意識するだけでなく、360度の視点で新しい循環型ビジネスも始めている。ビンテージの「マリメッコ」を販売するリセール事業も本国ではテスト的に開始した。リペアサービスも行っている。まだトライアル段階だが、ここから広めていきたいと考えている。

 サステナビリティが全てに先行することは、全く難しいことではない。今の時代、作るものに責任を持つことはデザイナーに必ず求められる要素だ。よりよい地球のためにはこうした考え方のアップデートが重要で、何か機会があるたびに、立ち止まってこれまでの手法でいいのかと考えることが重要。それはとてもポジティブなことだと思っている。

WWD:ファッション業界で、人がうらやむようなキャリアを積んできた。自身の経験をもとに、ファッションブランドに今求められることは何だと考えるか。

ベイ:インテグリティーだ。誠実さ、正直であること、(環境や人権問題などに)コミットする意思があること、思慮深さといったことなどを意味する。ブランドとして、誠実な姿勢と明確な方向性を持つこと。消費者と一緒になって、人生において意味のある、すぐに消えるトレンドなどではない大きなストーリーを紡ぐこと。その結果、人々が(ブランドや客同士で)つながりを持つといったあり方が求められていると感じる。

WWD:とても知的で抑制的、スカンジナビアン的な回答だと感じる。

ベイ:そうかもしれないが、同時にとても日本的だと私は思う。日本の文学について考えても、また、私のヒーローである(インダストリアルデザイナーの)柳宗理、(インテリアデザインや彫刻などを手がけた)イサムノグチの作品を見ても、非常に思想を感じる。柳宗理のキッチンツールは、日常で使う道具でありながらアートのような美しさがあり、素材に対してとても正直だ。そうした価値観をわれわれと日本の人たちは共有している。だからこそ、「マリメッコ」も、日本の女性に支持されるのだと思う。

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「アディダス オリジナルス」が渋谷のカフェ&バー「ブラッディアングル」とコラボ シューレースのない“スーパースター”

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、東京・渋谷のバー「ブラッディアングル(BLOODY ANGLE)」とのコラボシューズ“スーパースター レースレス ブラッディ アングル(SST LACELESS BLOODY ANGLE)”(税込1万7600円)を発売した。原宿と新宿の「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア」や公式アプリをはじめ、「ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)」「アトモス(ATMOS)」などで扱う。

 コラボシューズでは、同ブランドの定番モデル“スーパースターSUPERSTAR”をベースに、ブラッディアングルの内装に着想したカラーと加工でアレンジした。黒を基調として、スリーストライプスやヒールタブのフチ、アウトソールのステッチなどにネオンをイメージした紫を使用し、履き口には赤のアクセントを加えた。アッパーにはレコードの溝を表現したエンボス加工を施し、かかととインソールには同店のロゴをあしらっている。靴紐のないデザインは、ヒップホップグループRun-D.M.C.(ラン・ディーエムシー)のスタイルに着想した。

 今回のコラボは、「アディダス オリジナルス」が世界中のローカルなフードカルチャーとコラボする企画“アデリシャス(Adillicious)”の一環として実現したもの。コラボ相手に選んだブラッディアングルは、ラッパーのリュウゾウ(RYUZO)が手掛けるレコードバーで、チャイナタウンを意識したネオンの内装が特徴だ。ニューヨークを拠点とするレコードバイヤーがセレクトした音楽を流すことでも知られ、ミュージシャンやスタイリストの客も多い。

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資生堂の「HAKU」から美白ケアを底上げするピーリング登場 昨年にわずか1週間で完売したアイテム

 資生堂の美白ブランド「HAKU」は8月21日、洗い流し専用の除去用マスク“HAKU ピーリング”(税込4400円※編集部調べ)を数量限定で発売する。同アイテムは2021年9月に数量限定で発売し、わずか1週間ほどで完売した製品の再販。不要な角層を取り除いて明るく透明感のある肌へ導くほか、ブランド人気の美白美容液と併用することでより美白ケアの効果が期待できる。

 同社の調査によると、シミに悩んでいる30〜50代女性のうち半数以上が美容医療を経験もしくは検討しているという。一方で、美容医療経験者の約7割がシミの再発を実感し、約6割が美容医療と美白美容液を併用。美容医療を行っても毎日のケアとしての美白美容液も重要だと考えていることが分かった。シミ対策にはターンオーバーを整えることや蓄積したメラニンを含む不要な角層を取り除くことが大切なことから、「HAKU」は不要な角層を取り除いていつもの美白ケアを底上げする“HAKU ピーリング”を発売し、消費者の美白ケアのサポートを行う。製品はドラッグストアやGMS、化粧品専門店など約5300店と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」などのECサイトでも販売する。

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資生堂の「HAKU」から美白ケアを底上げするピーリング登場 昨年にわずか1週間で完売したアイテム

 資生堂の美白ブランド「HAKU」は8月21日、洗い流し専用の除去用マスク“HAKU ピーリング”(税込4400円※編集部調べ)を数量限定で発売する。同アイテムは2021年9月に数量限定で発売し、わずか1週間ほどで完売した製品の再販。不要な角層を取り除いて明るく透明感のある肌へ導くほか、ブランド人気の美白美容液と併用することでより美白ケアの効果が期待できる。

 同社の調査によると、シミに悩んでいる30〜50代女性のうち半数以上が美容医療を経験もしくは検討しているという。一方で、美容医療経験者の約7割がシミの再発を実感し、約6割が美容医療と美白美容液を併用。美容医療を行っても毎日のケアとしての美白美容液も重要だと考えていることが分かった。シミ対策にはターンオーバーを整えることや蓄積したメラニンを含む不要な角層を取り除くことが大切なことから、「HAKU」は不要な角層を取り除いていつもの美白ケアを底上げする“HAKU ピーリング”を発売し、消費者の美白ケアのサポートを行う。製品はドラッグストアやGMS、化粧品専門店など約5300店と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」などのECサイトでも販売する。

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“普通”だった「プラダ」と“普通”じゃない「JW アンダーソン」 2023年春夏メンズコレ取材24時Vol.2

 2023年春夏コレクションサーキットが本格開幕。まずは各都市のメンズからスタートしています。日本から渡航する関係者は多くないものの、「WWDJAPAN」は今季も現地取材を敢行し、現場から臨場感たっぷりの情報をお届けします。担当するのは、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリの2人。今回は「プラダ(PRADA)」も登場するミラノ後半をリポートします。

20日 9:00「サントーニ」

 本日も気温は35度まで上がる予報で、過酷なコンディションです。でも日差しが弱い朝は湿気が少なく超爽やか。そんな気持ちのいい天気には、「サントーニ(SANTONI)」のプレゼンテーションがぴったりでした。プレゼンテーション会場の庭園セナート ガーデンには、“旅”をテーマにしたきれいなブルーやグリーン、オレンジのシューズが並びます。グラデーションが美しいスニーカーも登場し、会場ではそのスニーカーを履いたモデルがスケートを楽しんでいました。ぜいたくですね。グラフィティーアーティストによるライブアートも実施していたものの、朝一番に訪れたため完成するまでは見られず。一体、どんな作品に仕上がったのでしょう。

10:00「マリアーノ」

 「マリアーノ(MAGLIANO)」の今季のショー会場は、老朽化した建物です。座席は窓際に面したキャットウオークに向かって配置しており、窓の向こうから明るいライトを照らして逆光に見せるという演出。憂鬱な表情のモデルはキャットウオークの途中で気まぐれに立ち止まったり、そこから降りて自由に会場内を徘徊したりするなど、シュールな空気感。コレクションは「マリアーノ」らしい、レイヤードで魅せる、ゆるくてだらしない遊びの連続。ツヤやかなシルクにタオル地のような柔らかな生地、使い古されて色落ちしたデニムとテクスチャーも幅広く、ルックに深みを感じさせました。多彩なモデルのキャスティングも、等身大のリアルを表現することが目的なのでしょう。ブランドの世界観を具現化していて、素晴らしかったです。

11:00「サイモン クラッカー」

 次は、イタリア・チェゼーナ出身のデザイナーが手掛ける「サイモン クラッカー(SIMON CRACKER)」のショー会場へ。初めて見ましたが、ブランドは10年以上続いている中堅です。コレクションは、パンクのアティチュードを表明するようなDIYのアプローチで、服を切り裂いたり、破ったり、パッチワークしたり。文字にすると激しく見えますが、実際は子どもの工作のように無邪気で自由なクリエイションでした。よく言えば童心に返るような、悪く言えば荒っぽさが目立つような。左右非対称なジャケットやサイドに大きくスリットが入ったパンツは商品化するイメージができたものの、ほとんどのアイテムが凝りすぎた一点物という感じで、作品に近いようなクリエイションでした。この破壊と再生のものづくりは、デザイナーが祖父からかけられた「物を捨てる前に、別の視点で見てみなさい」という言葉が大きいのだとか。

12:00 「エトロ」

 「エトロ(ETRO)」の今季の招待状は、プロの俳優がゲストの一人ひとりに生電話を掛けて詩を暗唱するという斬新なもの。ドキドキしました。詩を出発点とした今季のテーマは、“詩が放つ野性的なパワー(The Wild Power of Poetry)”。そして会場はボッコーニ大学の緑広がる中庭です。待ってる間に「エトロ」仕様のソフトドリンクとフィンガーフードが、結局この日のランチになりました。多忙なスケジュールの日に提供される軽食はとっても助かります。

 爽やかな風が吹き流れる中で披露したコレクションは、見るものの感性を優しく深く刺激します。ファーストルックを飾ったのは、透けるように繊細なシルクの生地が空中に浮遊する、フラワープリントを描いたカフタン。脚を露わにするショーツに素肌に重ねたクロシェ編みのトップス、シャツにはスイミングウエアを合わせ、開放的な夏に後押しされた官能性を表現します。

 ブランドを象徴するノマドの精神は、アイテムとモチーフに見られました。帯をあしらったブレザーやボクシングショーツに羽織るキモノコート、イスラム圏の民族衣装を思わせるロングシャツや刺しゅう入りのチュニック。イギリスやフランスの詩で描写される色鮮やかで装飾的なボタニカルモチーフもあれば、俳句に触発された繊細な梅の木のモチーフもあります。そして特に目を引いたのは、足の指に着けるインディアンジュエリー風の指輪です。必死で足元の写真撮ろうとしましたが失敗。ぜひ、ルック画像を拡大してご覧ください。

 ルックは、白く穏やかな朝に始まり、天頂の光を浴びて朱色へ、終盤から星降る夜を投影したブルーからブラックへと一日の流れに沿って変化していきました。そしてフィナーレに、キーン・エトロ(Kean Etro)さんとヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)さんが登場。来シーズンからは、新クリエイティブ・ディレクターのマルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)がメンズとウィメンズの指揮をとるため、今季が創業ファミリーによる最後のコレクションです。儚く詩的で美しいコレクションに感情を喚起され、二人の姿を見た時はグッとくるものがありました。

14:00「プラダ」

 次は、ミラノメンズの目玉の一つ「プラダ(PRADA)」です。大塚は、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)のデュオになって初めて見たリアルのショーでした。「プラダ」からの問いかけは、趣向を凝らしたインビテーションが届いたときから始まります。今回は、紙でできたシャツでした。シャツには複数の種類があったようで、大塚の元に届いたのは赤いチェック柄。意図はまだ分かりませんが、いい歳して「いいね!」ほしさに実際に着ようとしたら、紙がビリビリに破れてしまいました。ショック。でも、着ようとしたのは絶対に僕だけではないはず。

 ショー会場に着くと、会場内の装飾も紙でできたものでした。巨大な紙のチェック柄カーテンや窓枠、床、そしてゲストのシートも段ボールでした。「ありふれた日常を素材に映し出すことで、服の背景にある人間や現実から特別なものを作り出す」という意図だそうです。

 コレクションは、普通の日常になじむベーシックなアイテムを軸に構成します。序盤は、1990年代の「プラダ」を彷彿とさせるシャープなプロポーションのスーツ。体のラインにぴったり沿うものもあれば、ややボクシーなタイプもあり、モードなスタイルが続きます。ジャケットの合わせの位置が高いのも、何だか懐かしい気分です。中盤には、ビリビリになった紙のシャツと同じチェック柄のアイテムも登場。マイクロミニのレザーショーツや、トーが反り上がったブーツは個性強めではあるものの、ほかはウエアラブルなアイテムばかり。次回のファッションショー会場では、チェック柄を着たゲストが多数いることでしょう。単品ではベーシックでも、それらを選んで衝突させることで着る人のアインデンティや背景を浮かび上がらせる提案です。表面的なスタイルで視覚的に伝えるだけでなく、“普通”の裏側にある実体のない“何か”に焦点を当てる深いクリエイションでした。かわいい紙の家の舞台セットと、ソニックユース(SONIC YOUTH)の楽曲を全編にわたって爆音で流す対比の演出も、同じような意図があるのかもしれません。いずれにせよ、答えはそれぞれに委ねるクリエイションでした。一つ言えることは、シートからモデルまでの距離がめっちゃ遠かった。

15:00「トッズ」

 「トッズ(TOD’S)」はプレゼンテーション形式でコレクションを発表しました。クリエイティブディレクターのヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)が、プレス向けにイタリア語で説明をしてくれたのですが、渡された同時通訳の機械が故障していて一切聞き取ることができず……。貴重な機会なので、ヴァルターさんの写真だけ収めておきました。

 “シェイプス オブ イタリー”と題したコレクションは、これまで通り日常着をエレガントに見せるというコンセプトで、凡庸性の高いアイテムで構成されています。ゴム引きコットンで作るレインコート、新しいプロポーションのフィールドジャケット、ラバーペブルを打ち込んだバイカージャケットは、色彩感覚の優れたヴァルターさんらしいニュートラルカラーでさまざま色のアイテムと組み合わせることができそうです。シューズの新作として、ラバーとレザーを組み合わせた多層構造のソールを備えた“ゴンミーニ”の進化系と、ロゴを配したテニスシューズを会場に飾っていました。ウィメンズでは毎シーズン異なるアプローチで現代性を追求するヴァルターさんですが、メンズでは現実的な視点を重視しているようです。

17:00「モスキーノ」

 ヨーロッパはサマータイムがある上に陽が長いため夕方時が最も暑く、この日は38度でした。大きな廃倉庫の「モスキーノ(MOSCHINO)」の会場内では、じっとしているだけでも汗が吹き出てきます。そんな中、ゲストはビタミンカラーのスリーピーススーツやレザージャケットを羽織っていて、季節を無視したお祭りムード。ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)が「モスキーノ」に加入して以来8年目で、初となるメンズのショーだったため、彼のファンであるゲストは気合いを入れていたのでしょう。

 コレクションには、1970年代に活躍した芸術家トニー・ヴィラモンテス(Tony Viramontes)のイラストを描いた、パステルカラーの作品が彩ります。昨日の「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と同じく唯我独尊かと思いきや、クロップド丈のジャケットやトップス、マイクロミニ丈のショーツ、インナーなしでジャケットを羽織るという、本日までに見られた今季のトレンドをしっかり抑えているではないですか。筋肉質なモデルの、ちらっと覗く腹筋や胸筋はまるでアクセサリーのようにルックを美しく見せます。暑さで火照った私の体から、より一層汗が滝のように流れたのは、マスキュランなルックのせいだったのかもしれません。

18:00 「44レーベル グループ」

 ベルリンを拠点にするDJ兼音楽プロデューサーのマックス・コボジール(Max Kobosil)による「44レーベル グループ(44 LABEL GROUP)」は初見でした。会場に入り、ゲストやスタッフを見渡した瞬間(あ、これは“打ち込み早歩き系”だな)と予想。勝手に名付けた“打ち込み早歩き系”とは、カルチャーをクリエイションのバックグラウンドにするブランドがよく使う、BGM打ち込み&モデル早歩きの演出です。普通ではない空間を作り出してブランドの世界観をアピールするのも、ショーでは当たり前。結果、予想通りのコレクションでした。オールブラックのストリートウエアに、レイブの要素を盛り込んだジェンダーレスなウエアが連続します。クラブを再現したのか、音楽に合わせて踊る若者たちと、ゲートを見張ってる風のコワモテのお兄さんがじわじわといい味を出していました。

19:00「ジェイ ダブリュー アンダーソン」

 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、ミラノで初のリアルショーを開催し、メンズコレクションとウィメンズのリゾート・コレクションを発表しました。昨シーズンはコロナの感染再拡大を受けて急遽デジタルに切り替えたため、半年越しとなる今季のミラノでのショー。廃倉庫の会場に入ると、メッセージを編み込んだニットを着用したモデルが並んでいました。ジョナサンワールド全開なコンセプチュアルアートの表現に、ショー前から期待が高まります。

 ローライズのジーンズにオーバーサイズのTシャツ、ボーダー柄のニットウエアなどありきたりな日常着は、BMXのハンドルバー、割れたスケートボード、ボクシンググローブやバーコードの装飾によって変てこりんで非日常の世界観。「衣服を再構築するというアイデアのもと、日常着の規範を崩し、機械的に元に戻すという手法を取りました」とショー後にバックステージで語るジョナサン。装飾の数々は、「若い頃に消費し遊んでいたアイテムが、最終的にはその人自身を作り、人格の断片になっていく。そんな偶発的なことに焦点を当てた」と説明します。どう噛み砕いて理解すればいいのか時間を要しますが、つまり“自分”を知ろうとする現代の人々を投影した内容のようです。17世紀を生きた画家、レンブラント(Rembrandt)の自画像のプリントについては、「SNS上で自撮りする人々と同じように、約400年前にもアーティストが自画像を描いていました。それが客観的か主観的なのかは本人の捉え方次第ですが、共通しているのは自分自身を再発見したいという欲求。テクノロジーがアップグレードされても、人間はさほど変わらないのかもしれません」とデザインアイデアの源について語ります。

 コレクションを読み解くには、今季は特に難解です。彼がクリエイティブ・ディレクターを務める「ロエベ(LOEWE)」では、“原始的”という言葉を使って、ファッションの概念を根本的に見直している姿勢が見られるため、自身のブランドでも同じことを実験的に行なっているだろうと私は解釈しました。ジョナサン自身もデザイナーとしての原点に立ち返っているのか、2008年にブランドを立ち上げた時に着想を得た、1991年の戯曲「ピッチフォーク・ディズニー(The Pitchfork Disney)」を読み直したことが今季のインスピレーション源だと話していました。難解なのに、奇妙な世界観にどんどん引き込まれてしまうから不思議です。コレクションの意図はさておき、今一番気になるのは立体的なハンドルバーやスケートボードが、コレクションピースにどのように転換されているかという点。後日ショールームでしっかりチェックしてきます!

20:00 「ドゥルーフ カプール」

 本日最後のブランドは、インド発の「ドゥルーフ カプール(DHRUV KAPOOR)」です。前の「ジェイ ダブリュー アンダーソン」で大体の人が「今日も1日お疲れ!」感を出す中、「WWDJAPAN」は最後まで見届けに行きます。だって、“24時”とかいうタイトルをつけてしまったのだから。ただ、会場に到着したのはショー開始予定時刻からすでに30分以上遅れています。扉をくぐると、ウオーキングするモデルが目の前を横切っっていきました。ああ、やはりさすがに遅かった。そう肩を落としていたら、「今、リハーサルだからちょっと待ってて」とのこと。リハ、おっそ。マイペースで助かった。コレクションは普遍的なストリートウエアに、独特なタッチの花柄やビーズの装飾をあしらった、かわいい系のスタイル。やや子どもっぽすぎる印象は抱いたものの、独自の感性はあるなと感じました。

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「ブラック スキャンダル ヨウジヤマモト」×内田すずめ×老月ミカのトリプルコラボ 「ベアブリック」とカプセルコレクションを発売

 ヨウジヤマモトの「ブラック スキャンダル ヨウジヤマモト(BLACK SCANDAL YOHJI YAMAMOTO)」は、アーティストの内田すずめ、インフルエンサー老月ミカが手掛けるブランド「シップ・アンド・クルー(S.H.I.P&CREW)」とのコラボレーションによる「ベアブリック」と、カプセルコレクションを6月26日に発売する。カプセルコレクションはTシャツやスエット、コインケースなど12型を展開。「ヨウジヤマモト」公式オンラインストアと一部店舗、メディコム・トイ直営各店舗、公式オンラインストア各店(カプセルコレクションは実店舗のみ)で取り扱う。

 コラボコレクションは、本コラボレーションのために内田すずめが描き下ろした老月ミカの肖像画や、「ヨウジヤマモト」より「化け物を描いてほしい」という要望を受け、内田すずめが描いた自画像「私の中の私たち」を全面にプリントしたデザインが特徴的だ。

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「ヨウヘイ オオノ」が着物の反物を生かした一点物プロジェクトでポップアップを開催

 大野陽平が手掛けるファッションブランド「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は6月23〜26日、収集している着物の古い反物を生かした一点物プロジェクト「3711プロジェクト(3711 Project)」のポップアップストアを、東京・北青山のGUM表参道で開く。同ポップアップストアは、2021年春に続いて2回目の開催。ビンテージの反物をドレスなど4型に仕立て、計40着を販売するほか、今回は加工によって再生したビンテージのアクセサリーライン「パイルカバード(PILE COVERED)」の商品も販売する。

 プロジェクト名の「3711」は、一般的な着物の反物が37センチ×11メートルという規格で作られていることに由来する。この制限の中で、ブランドらしい構築的なフォルムのドレスを製作。大野が「骨董市やアンティークストアで反物を手にしたとき、手の込んだ職人技術と表情の美しさに感銘を受けたと同時に、それらの反物が誰の目にも触れることなく、使われないままになっていることに疑問を感じた」(発表資料から)ことから、プロジェクト立ち上げに至ったという。

 価格はドレスが6万〜10万円、アクセサリーが1万2000〜1万5000円。ポップアップストア会期終了後、28日の正午からブランドの公式ECでも同プロジェクトの商品を販売する。

■YOHEI OHNO “3711 Project_Vol.2”
日程:6月23〜26日
時間:11〜19時(23日は13時〜、26日は〜18時)
会場:GUM表参道
住所:東京都港区北青山3-10-25

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「ヒロコ コシノ」2022-23年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)」が2022-23年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「マノロ ブラニク」が新作映画「エルヴィス」のシューズを特別制作

 「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」は、衣装デザイナーのキャサリン・マーティン(Catherine Martin)と協業し、7月1日公開の映画「エルヴィス(Elvis)」のシューズを特別制作した。

 シューズは、ホワイトカーフレザーの“ヴィクター(VICTOR)”と、黒と白のツートンカラーのカーフレザーのレースアップシューズ“テューペロ(TUPELO)”、カプチーノカラーのデザートブーツ“グレイスランド(GRACELAND)”、刺しゅうをあしらったカーフブーツ“クレーマー(CRAMER)”の4種類。いずれも「マノロ ブラニク メン」の既存のシルエットに着想を得たという。

 劇中では、オースティン・バトラー(Austin Butler)演じる主人公エルヴィス・プレスリーと、ルーク・ブレイシー(Luke Bracey)が演じるジェリー・シリングが着用している。なお“テューペロ”の原型である“マノロ(MANOLO)”は同ブランドの公式オンラインストアとメンズ取扱い店舗で販売している。

 「マノロ ブラニク」とマーティンは、2001年に「アカデミー賞(Academy Awards)」を獲得した「ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge!)」でもタッグを組み、シューズを制作している。

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英バッグ「アニヤ・ハインドマーチ」から初の“ドッグ・コレクション” 代官山でイベントも開催

 英国発のバッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は6月21日、初の“ドッグ・コレクション”を公式オンラインストアで発売した。価格はドッグキャリーバッグが11万円(税込、以下同)〜、首輪が2万5300円〜、犬用のエチケット袋を入れられるバッグチャームが2万900円など。

 ドッグキャリーバッグにはペットボトル由来のリサイクル素材を用い、“I AM A Plastic Bag”のロゴを入れたモデルと、総柄地に愛犬の名前などを入れてパーソナライズできるモデル(追加料金あり)を用意する。また、星やハートなどポップなモチーフをあしらった首輪には、柔らかく丈夫なヤギ革を採用した。

 “ドッグ・コレクション”の発売を記念して「アニヤ・ハインドマーチ」は、ペットフード・ケア専門店「グリーンドッグ代官山」で6月29日~7月5日の期間、イベントを開催する。通常はオンラインのみで扱うバッグのカスタムオーダーを受け付け(7月1~3日)、7月3日には愛犬の撮影会(予約制)も行う。

■A.HOUNDMARCH at DAIKANYAMA
日程:6月29日~7月5日
時間:9:00〜20:00
場所:グリーンドッグ代官山
住所:渋谷区猿楽町16-15 代官山T-SITE GARDEN 1号棟

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「ディースクエアード」から新作メンズフレグランスが登場 大自然を連想させるウッディーな香り

 川辺が日本国内総輸入代理店を務める「ディースクエアード(DSQUARED2)」フレグランスは、新作メンズ香水“オリジナル ウッド オーデパルファム”(30mL、税込7150円/50mL、同9240円/100mL、同1万2100円)を7月15日に発売する。

 新作は力強く、官能的で自信に満ち溢れるディースクエアードマンをイメージし、大自然を連想させるウッディーフローラルな香りを打ち出す。シダーウッドやハイチ産ベチバー、ムスク、ディープパチョリ、カルダモンなども調合している。

 ボトルには最高級のアッシュ材を使用し、パッケージには「ディースクエアード」を象徴するメープルリーフをあしらっている。

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「ニューバランス」のビンテージライクな“M2002RD”に3つの新カラー 昨年即完売の人気モデル

 スニーカーショップのアトモスは、「ニューバランス(NEW BALANCE)」のライフスタイルモデル“M2002RD”の新色グレー、ネイビー、オレンジの3色を発売する。価格は税込1万7600円で、サイズはグレーとネイビーが23〜29、30cm、オレンジが25.5〜29、30cm。

 グレーは現在、アトモスの特設サイトで6月23日8:59まで抽選販売を受付中。ネイビーは28日9:00〜7月1日8:59に、オレンジは7月4日9:00〜8日8:59に受け付ける。

 ベースとなる“MR2002”は、2010年に登場したメイド・イン・USAのフラッグシップモデルで、アジア製で復刻した“2002R”のビンテージライクなモデルが“M2002RD”だ。生地の端材を組み合わせたようなアッパーと、エイジング加工を施したソールが特徴で、昨年初登場した時には即完売した。

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「ケイタ マルヤマ」が“千代の富士”コラボ第3弾 ポップアップやDJイベントも開催

 「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、“ケイタマルヤマ × 千代の富士”のコラボレーション第3弾のポップアップイベントを東京・原宿のGR8で6月24〜26日に開催する。

 第1弾の“クチュール”、第2弾の“モード”に続き、第3弾では“ストリート”をテーマにコレクションを製作した。オリジナルデザインのグラフィックTシャツ(税込1万3200円)や千代の富士関の浴衣の生地をパッチワークした2点限定の開襟シャツ(同7万7000円)などを用意したほか、前回好評だった刺しゅうTシャツ(同3万3000円)は新たなシルエットで登場する。

 また、今回のコラボレーションのために作られたワッペンを、フーディに自由にカスタムできるイベントを24日17〜19時、25日と26日の14〜16時に開催。丸山敬太デザイナーと秋元剛がカスタムのサポートも行う。

 さらにイベント初日の19〜22時には、ヘアメイクアップアーティストの奈良裕也がディレクションを手掛けるショップ&バー「ピッキー ザ ショップ/バー(PICKY THE SHOP / BAR)」で、DJイベント「Paradise Gum Vol.1」を開催する。DJは田中知之(FPM)、PELI、奈良裕也、DJ TINA KOYAMAが参加、入場料は無料だ。

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「コスメデコルテ」の“AQ”ラインからフェイスパウダー登場 スキンケア後のような自然なハリや艶を演出

 ハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」の“AQ”ラインから8月21日、フェイスパウダー“AQ オーラ リフレクター”(全3種、税込各1万1000円)が誕生する。肌本来の透明感と血色感を引き立てる処方を採用しているほか、肌に密着しやすい板状の粉体とオイルを配合。一人ひとりの骨格を生かしながら、まるでスキンケア後のような自然なハリや艶を演出する。

 「統合美容」をベースに肌・感度に着目した“AQ”ラインが目指すのは、生命力にあふれる肌印象のベースメイク。新登場の“AQ オーラ リフレクター”は透明感と血色感を引き立てる「オーラリフレクション」処方を採用し、6色のパウダーが上品な艶を演出。また、植物由来のスキンケアオイルを高配合し、肌に柔らかさをプラスする。密着力も高く、ヨレや崩れを防いで美しい仕上がりが持続する。

 カラーは、落ち着いた印象を与える“01 クリスタル ラベンダー”、軽やかな印象の“02 ライト ミックス”、可憐で穏やかな印象の“03 サクラ ベージュ”の3種をラインアップ。香りは“AQ”スキンケアと共通の、月下美人の花をアクセントにしたフローラルウッディの香り。

 また、同日には4色のコンシーラーパレット“トーン パーフェクティング パレット”の新色(税込4950円)も登場。既存の“ライトミディアム”と“ミディアム”に追加される“ライト”はコーラルピンクをアクセントにしたカラーで、肌悩みをカバーしながら自然な仕上がりをかなえる。いずれも全国の百貨店と化粧品専門店で発売する。

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「リーボック」×「カンヒョク」から最新コラボスニーカー“プレミア ロード モダン ミッド”が登場

 「リーボック(REEBOK)」は、韓国発の気鋭ファッションブランド「カンヒョク(KANGHYUK)」とコラボレーションしたスニーカー“リーボック カンヒョク プレミア ロード モダン ミッド(REEBOK X KANGHYUK PREMIER ROAD MODERN MID)”を発表した。価格は税込2万8000円で、ブラックカラーを6月25日に「リーボック」の公式オンラインストアと一部取扱店舗で、ブルーカラーを7月1日に東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」で限定発売する。

 “リーボック カンヒョク プレミア ロード モダン ミッド”は、2020年に両者のコラボモデルとして登場した“プレミア ロード モダン カー パート(PREMIER ROAD MODERN CAR PART)”をアップデートした1足だ。アッパーからアウトソール、シューレースまで全体を同系色で統一し、ヒールにも“KANGHYUK”のロゴをさりげなく配置。アッパーは複数の異素材で構成し、その一部の素材で「リーボック」のシグネチャーである“ベクターロゴ”を抽象的に表現しているほか、足首周りには球根状のパッドを搭載し、ヒールにはラバーコーティングしたバンパーを配している。

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「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」2023年春夏メンズ・コレクション

 「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」が2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「アディダス オリジナルス」が海洋保護団体との最新コラボコレクションを発売 13型のスニーカーと8型のアパレルを用意

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、海洋保護団体のパーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(PARLEY FOT THE OCEANS)とコラボレーションした2022-23年秋冬コレクション“FW22 アディダス オリジナルス バイ パーレイ”を発表した。現在、「アディダス」の公式オンラインストアなどで販売中だ。

 両者は15年からパートナーシップ契約を締結しており、新作コレクションは22年4月に発売した前作に引き続き、海岸などで回収されたプラスチックゴミをアップサイクルしたパーレイ・オーシャン・プラスチック(Parley Ocean Plastic)をメイン素材に採用している。ラインアップは、「アディダス オリジナルス」のクラシックモデル“ニッツァ(NIZZA)”を中心とする“スタンスミス(STAN SMITH)”や“スーパースター(SUPERSTAR)”など13型のスニーカーと、トラックジャケットとトラックパンツのセットアップなど8型のアパレルを用意。どれもクラウドダイやトリコロールのストライプスを施すなど、1970年代のビーチカルチャーを想起させる爽やかな色使いが特徴のアイテムに仕上がっている。

 なお発売を記念して、「アディダス オリジナルス フラッグシップストア 原宿」のカスタムプリントサービス “メイカーラボ(MAKER LAB)”では、グラフィックデザイナーの松原光による限定デザインのプリントサービスを7月17日まで実施している。同店でアパレルを購入すると、他デザインとあわせて1アイテムにつき2カ所まで無料でカスタムプリントすることが可能だ。

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「レイジブルー」が漫画「カイジ」と“悪魔的“コラボ “キンキンに冷えてやがる”接触冷感Tシャツなどを発売

 アダストリアが手掛けるブランド「レイジブルー(RAGEBLUE)」は、漫画「カイジ」シリーズとコラボした商品を6月24日に発売する。販路は同ブランドの店舗およびオンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」。

 コラボ商品は、「キンキンに冷えてやがる」や「ざわざわ……」など、作品内で登場する名言や擬音をデザインに取り入れたもので、接触冷感Tシャツ(4290円税込、以下同)、総柄シャツ&ショーツ(共に5940円)の3商品からなる。

 店舗での購入客に、1万ペリカをプレゼントするキャンペーンも実施する。ペリカとは「カイジ」に登場する通貨のことで、次回の7000円以上の買い物で1000円クーポンとして使える。

 また6月20日発売の「週刊ヤングマガジン」(講談社)の裏表紙や、「レイジブルー」の店頭ポスターにスマホをかざすことで、オリジナルARフィルターを楽しめるサービスも提供する。

 「カイジ」は、福本伸行によるギャンブル漫画。1996年に「週刊ヤングマガジン」で連載をスタートした。2007年にはアニメ化、09年には藤原竜也主演で実写映画化もされた。

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「ナギ」が投票者対象の選挙割を実施 ショーツ1枚が5%オフに

 フェムテックブランド「ナギ(NAGI)」は、参議院議員選挙に合わせて6月23日〜7月11日にキャンペーン“Vote with Nagi 2022”を行う。投票者を対象にショーツ1枚につき5%割引するほか、女性支援を行う一般社団法人コラボ(Colabo)に100円寄付する。

 キャンペーンの参加方法は、「ナギ」の公式オンラインサイトにアカウント登録をし、投票証明書の写真をメールするのみ。確認が済むとクーポンが届き、割引価格でショーツを購入することができる。

 キャンペーンに合わせて、ユーザーからの声をもとにまとめた参議院議員選挙で注目している争点を特設サイトで掲載している。

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売れ筋取材で見えるもの 「今週の特集お届け隊」2022年6月20日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年6月20日号からの抜粋です)

村上:最近「何が売れているか」のタイムリーな取材をできていなかったので、今一度「しっかりやります」というステートメントも込めて特集にしようと思った。「シーイン(SHEIN)」や「ユニクロ(UNIQLO)」をはじめ、ジュエリーでは自家需要にいち早くかじを切った「アガット(AGATE)」や「ノジェス(NOJESS)」など、特に今気になっているところを取り上げることが、商機のヒントになればいいなと思った。取材してみてどうだった?

本橋:僕にとっていい機会でした。売れているアイテムには、ブランドのデザイン性や強み、顧客のニーズが凝縮されているので、そこを掘り下げていくことで、ブランドへの理解がすごく深まりました。ランクインしたものは商品自体の魅力と発信の両輪で、売れるベくして売れているんだなと感じました。

村上:本当にそう思うし、まさに狙い通り(笑)。僕は「ディーゼル(DIESEL)」のジュエリーの売れ筋を取材したけれど、メンズがすごく好調だそうで、3位がフープピアスだった。「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のコラボでパール男子が多く見られるようになったり、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でメンズピアスを作ったり、点では把握していたけれど、こういう取材をすることによってボリュームゾーンにも広がってきている一端を見ることができた。点から線につながる感覚が得られるね。

本橋:はい。普段、自分の担当分野ではないさまざまなブランドの売れ筋情報を眺めていると、業界の潮流がなんとなくつかめてきますね。消費者がどういうものに興味をひかれ、手に取っているのかますます興味がわいてきました。

村上:定期的に取材していきたいね。今、展示会を多く回っていて、「紺ブレが売れている」とか、「ツイードのノーカラージャケットを推していく」とか、トレンドとして提案したものが間違っていなかったなと思う。それが売り場に出て、どう受け入れられていくのか。グルグルと回っていく感じを積み上げていきたいと思った。

本橋:僕は次は幅広いブランドがそろう古着店の売れ筋を取材したいです。どんなものが人気か知りたいです。

村上:いいね。僕は次は絶対「マルニ マーケット(MARNI MARKET)」の売れ筋を取材する!

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吉田カバンの「POTR」が「スイコック」とコラボ ポーチ付きサンダルを発売

 吉田(東京、吉田幸裕社長)が手掛けるバッグブランド「ピー・オー・ティー・アール(POTR)」は6⽉29⽇、日本のシューズブランド「スイコック(SUICOKE)」とコラボしたサンダルを発売する。

 「スイコック」の定番モデル“モト(MOTO)”をベースに、着脱可能な「ピー・オー・ティー・アール」のポーチを付属したもので価格は2万3100円(税込)。ポーチには小銭やカード、ワイヤレスイヤホンなどを収納でき、付属のコードを使えば⾸掛けや肩掛けも可能だ。

 「ピー・オー・ティー・アール」は、「オリジナルのフットベッドとグリップ性に優れたアウトソールの組み合わせが特徴で、快適な履き⼼地を実現した」と説明する。

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