【スナップ】ビームスの音楽フェスが開催 東京会場の来場者のファッションをチェック

 ビームス(BEAMS)は、2021年の創業45周年を記念して企画した音楽フェスティバル「ビームス ミュージック フェスティバル 2022『BE FES!!』」を、7月5日の大阪公演を皮切りに札幌・東京・名古屋のコンサートホールZeppで順次開催した。新型コロナウイルス拡大の影響で延期している福岡公演を含め、計5都市での開催を予定する。

 8月10日に東京・羽田で開催した東京公演には、東京スカパラダイスオーケストラと、ゲストにオリジナルラブ(Original Love)の田島貴男が出演した。屋外会場では、田渕冬也とミラン、ユカリ・アンド・ザ・ヴァレンタイン(UCARY & THE VALENTINE)がライブパフォーマンスを披露。会場内ではオリジナルのフォトブースを設けたり、プリントスタジオの「パジャ スタジオクルー(PAJA STUDIOCREW)」がその場でシルクスクリーンプリントしたTシャツをギフティングするなどのコンテンツも用意した。来場者は、Tシャツやワンピースなどカジュアルな装いに、「ジェイダブリュー ペイ(JW PEI)」の鮮やかなカラーのショルダーバッグや、ビーズアクセサリーなどの小物でアクセントを加えるスタイリングが目立った。

The post 【スナップ】ビームスの音楽フェスが開催 東京会場の来場者のファッションをチェック appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ビームスの音楽フェスが開催 東京会場の来場者のファッションをチェック

 ビームス(BEAMS)は、2021年の創業45周年を記念して企画した音楽フェスティバル「ビームス ミュージック フェスティバル 2022『BE FES!!』」を、7月5日の大阪公演を皮切りに札幌・東京・名古屋のコンサートホールZeppで順次開催した。新型コロナウイルス拡大の影響で延期している福岡公演を含め、計5都市での開催を予定する。

 8月10日に東京・羽田で開催した東京公演には、東京スカパラダイスオーケストラと、ゲストにオリジナルラブ(Original Love)の田島貴男が出演した。屋外会場では、田渕冬也とミラン、ユカリ・アンド・ザ・ヴァレンタイン(UCARY & THE VALENTINE)がライブパフォーマンスを披露。会場内ではオリジナルのフォトブースを設けたり、プリントスタジオの「パジャ スタジオクルー(PAJA STUDIOCREW)」がその場でシルクスクリーンプリントしたTシャツをギフティングするなどのコンテンツも用意した。来場者は、Tシャツやワンピースなどカジュアルな装いに、「ジェイダブリュー ペイ(JW PEI)」の鮮やかなカラーのショルダーバッグや、ビーズアクセサリーなどの小物でアクセントを加えるスタイリングが目立った。

The post 【スナップ】ビームスの音楽フェスが開催 東京会場の来場者のファッションをチェック appeared first on WWDJAPAN.

「ヴォーグ」がリニューアル号を発売 オリジナルアバターも誕生

 コンデナスト(CONDENAST)の「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」は9月1日、リニューアルした10月号を発売する。リニューアルの一環として今号から「S六S(以下、シックス)」と名付けたオリジナルアバターが誕生するほか、表紙や紙面にQRコードを搭載してデジタルコンテンツと連携する。

 リニューアル号の表紙を飾ったのは、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の娘であるイブ・ジョブズ(Eve Jobs)。デジタルとファッションの交差を表現したデザインに仕上げた。表紙のQRコードを読み取ると、「シックス」のARが出現する仕掛けも備えた。

 本紙のリニューアルに加えて、ウェブサイトやソーシャルメディアの各デザインや表現も一新するほか、表紙や背表紙に使うカラーを“ヴォーグ・ジャパン・ピンク”に策定した。「私たちの未来を明るく前向きにとらえる、楽観的な視点と遊び心を反映した色」と「ヴォーグ」は説明する。

「ヴォーグ ジャパン」は米国でスタートした「ヴォーグ」の日本版として、1999年に創刊。2022年1月に編集者だったティファニー・ゴドイ(Tiffany Godoy)がヘッド・オブ・エディトリアル・コンテントに就任した。今回、同氏のディレクションのもとで大々的なリニューアルを行う。

The post 「ヴォーグ」がリニューアル号を発売 オリジナルアバターも誕生 appeared first on WWDJAPAN.

滝汗必至!理想の体は溶岩ヨガで手に入れる【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は“お湯のない温泉”ともいわれる溶岩ヨガを紹介する。

 体のメンテナンスとダイエットで始めたヨガもかれこれ16年目。その間、さまざまなヨガを試し、体感・結果ともに一番しっくりくるものを探してきた。そんな名越にバチンとハマったのが「溶岩ヨガ」である。体の芯から温まる、凝り固まっている体がほぐれる、そして何より滝のような汗が吹き出し、最高の爽快感!運動とリラックスの両方がかなう溶岩ヨガ。今回は名越おすすめのスタジオをご紹介しよう。

自分に全集中できる時間

 やってきたのは代々木上原駅から徒歩すぐのところにある「ホットスタジオ サンクチュアリ(HOT STUDIO SANCTUARY)」。「ワンランク上の上質な空間」をコンセプトに、落ち着いてリラックスできる雰囲気を大切にしているスタジオだ。時間を忘れ、自分自身に集中してほしいという思いから、目に見えるところに時計などの数字をいれないようにしているそう。常に時間に追われている現代人にとって、これ、意外と大事。スタジオにいる時間は自分に全集中する大切なひととき。では早速、スタジオマネージャーの間宮愛さんと共にレッツヨガ!

こんなにすごい!遠赤外線

 “お湯のない温泉”ともいわれる溶岩ヨガ。温度およそ38度、湿度およそ70%に保たれたスタジオは、そこにいるだけでじんわり汗がにじんでくる温かさ。溶岩石からの遠赤外線のみで温められているので、乾燥したり息苦しさを感じたりすることがなく、体への負担がかからないのがうれしい。空気も柔らかくて居心地よし。ヨガが始まる前には寝そべって溶岩浴もできる。巡りを良くしてから体を動かすと、いつもよりパフォーマンスUP。ここに来るだけで一石二鳥どころかそれ以上なのだ。

 溶岩ヨガの魅力はまだまだある。温められた溶岩プレートからは、大量のミネラルやマイナスイオンが放出。ミネラル成分の一つであるバナジウムには、血圧や血糖値、コレステロール値を低下させる作用があって、生活習慣病の改善に期待ができそうだ。そして特筆すべきなのは、汗の質。体中からだくだくと溢れる汗が、とってもサラサラしている。これは長時間運動しないと出てこない皮脂腺からの汗で、体内の老廃物や酸化した古い脂、化学物質などを排出してくれるというありがたいもの。え、これ、最高の空間じゃないか。恐るべし、遠赤外線。


 3カ月に1回ブラッシュアップされるプログラム。100ほどあるメニューの中から、季節や利用者の声に合わせて組み替えているという。夏は脚、お尻、二の腕とピンポイントで鍛えられるメニューが豊富。名越は〝美尻″を選択。産後、くったくたに垂れたお尻を上向きにさせるべく、ファイッ(燃)!

私をまるごとデトックス

 もはや自分自身が絞れるんじゃないか、というレベルで大量の汗が噴出。驚きなのは足の甲まで汗をかいていること。「え?ここ、汗腺ありました?」と思わず自分の体に聞いてしまう。体中の余分なものが一気に流れ出ていくような感覚は癖になるほど気持ちがいい。つま先から頭のてっぺんまで超絶リフレッシュ!この爽快感、ぜひ味わってみてほしい。

The post 滝汗必至!理想の体は溶岩ヨガで手に入れる【爆裂!健康美容マニア道】 appeared first on WWDJAPAN.

「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン

 
 「ゼニア(ZEGNA)」は24日、レアル・マドリード(Real Madrid)のサッカーおよびバスケットボールチームのオフフィールド用のウエアやユニホームをデザインすると発表した。デザインは9月30日にマドリードで開催するイベント内で発表し、2022-23年のチャンピオンシップ・シーズンから選手らが着用する予定だ。一般向けとして「ゼニア」の一部店舗でも取り扱う。

 詳細は明らかになっていないが、21年11月に「ゼニア」がリブランディングに伴って公開した新しいブランドロゴなどを生かして、レアル・マドリードとのパートナーシップを表現するという。

The post 「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン appeared first on WWDJAPAN.

「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン

 
 「ゼニア(ZEGNA)」は24日、レアル・マドリード(Real Madrid)のサッカーおよびバスケットボールチームのオフフィールド用のウエアやユニホームをデザインすると発表した。デザインは9月30日にマドリードで開催するイベント内で発表し、2022-23年のチャンピオンシップ・シーズンから選手らが着用する予定だ。一般向けとして「ゼニア」の一部店舗でも取り扱う。

 詳細は明らかになっていないが、21年11月に「ゼニア」がリブランディングに伴って公開した新しいブランドロゴなどを生かして、レアル・マドリードとのパートナーシップを表現するという。

The post 「ゼニア」がレアル・マドリードのオフフィールド用ユニホームをデザイン appeared first on WWDJAPAN.

「パレス スケートボード」と「エステティックス」の英米スケートブランドがコラボ 全9型を用意

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、1990年代を代表するアメリカのスケートブランド「エステティックス(AESTHETICS)」とコラボレーションしたコレクションを8月27日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱い、各商品の価格は発売日まで非公開だ。

 今回のコラボは、「パレス」の創設者であるギャレス・スクイス(Gareth Skewis)とレヴ・タンジュ(Lev Tanju)の2人が、若かりし頃に「エステティックス」に大きく影響を受けていたことから実現した。ゲームシャツとフーディー、2型のTシャツ、スエットパンツ、デニム、キャップ、ニット帽、スケートデッキの全9型を用意し、「パレス」仕様の「エステティックス」のロゴや、“PALACE”の“A”を「エステティックス」の“a”に置き換えたスペシャルグラフィックなどを落とし込んでいる。

The post 「パレス スケートボード」と「エステティックス」の英米スケートブランドがコラボ 全9型を用意 appeared first on WWDJAPAN.

「パレス スケートボード」と「エステティックス」の英米スケートブランドがコラボ 全9型を用意

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、1990年代を代表するアメリカのスケートブランド「エステティックス(AESTHETICS)」とコラボレーションしたコレクションを8月27日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱い、各商品の価格は発売日まで非公開だ。

 今回のコラボは、「パレス」の創設者であるギャレス・スクイス(Gareth Skewis)とレヴ・タンジュ(Lev Tanju)の2人が、若かりし頃に「エステティックス」に大きく影響を受けていたことから実現した。ゲームシャツとフーディー、2型のTシャツ、スエットパンツ、デニム、キャップ、ニット帽、スケートデッキの全9型を用意し、「パレス」仕様の「エステティックス」のロゴや、“PALACE”の“A”を「エステティックス」の“a”に置き換えたスペシャルグラフィックなどを落とし込んでいる。

The post 「パレス スケートボード」と「エステティックス」の英米スケートブランドがコラボ 全9型を用意 appeared first on WWDJAPAN.

カラーケア部門は“ソマルカ オレンジ”強し! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 カラーケア部門では、「ソマルカ(SOMARCA)」の“カラーシャンプー〈オレンジ〉”が連覇を達成した。前々回(2020 ヘアサロン版ベストコスメ)は同カラーシャンプーのピンクがNo.1だったので、これで「ソマルカ」ブランドは3連覇したことになる。暖色カラーのトレンドが反映された結果といえるが、“染色力”を評価する声が多かったのが印象的だ。2位は「エヌドット(N.)」の“カラーシャンプー”が受賞。定番のパープルが人気だが、昨秋に登場したベージュも「ミルクティー系カラーにぴったり」などと高い評価を受けている。3位には、アリミノが展開する「カラーストーリー プライム(COLOR STORY PRIME)」が初ランクイン。受賞したのは使いやすい“ポイントコンシーラー M”で、自宅での白髪ケアの提案という、これまで見逃されがちだったカテゴリーを切り開くアイテムだ。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

カラーケア部門

1位 “カラーシャンプー〈オレンジ〉”

「ソマルカ」

 たっぷり泡立つ“カラーシャンプー”と、“カラーシャンプー”の後に使用して染まりをさらに高める“カラーチャージ”のダブル使いで色素を補充することで、サロンで染めた髪のカラーキープをかなえる。アンケートの回答には、「色みが変化しやすいオレンジ系に対応し、色素が濃いので長くキープしてくれる」「オレンジ系のカラーリングはトレンド。その影響もあり売れている」といった声があった。(150mL、税込2200円)

2位 “カラーシャンプー”

「エヌドット」

 毎日使用できる染料濃度に調整しているため、デイリーケアできれいな髪色を長く保つことができるシャンプー。簡単で使いやすく、続けやすい点を大切にしているため、今までカラーケアシャンプーを使ったことがない人にもおすすめできる。ブリーチをしている人や、ハイトーンの黄ばみが気になる人におすすめの“パープル”が1番人気。アンケートの回答には、「普通のシャンプーとしても高性能で、使い続けると明らかに色落ちが違ってくる」といった声があった。(320mL、税込2640円)

3位 “ポイントコンシーラー M”

「カラーストーリー プライム」

 「カラーストーリー プライム」は、グレイカラーの表現力を高めるためのブランド。きれいで上質な仕上がりを維持するためのホームケア製品もラインアップしていて、“ポイントコンシーラー M”もその1つ。コームでスピーディーに、気になる白髪をカバーしてくれる。アンケートの回答には、「少しでも白髪が出ると気になる方におすすめすると、とても喜んでくれる」といった声があった。(10mL、税込1980円)


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

The post カラーケア部門は“ソマルカ オレンジ”強し! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表 appeared first on WWDJAPAN.

カラーケア部門は“ソマルカ オレンジ”強し! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 カラーケア部門では、「ソマルカ(SOMARCA)」の“カラーシャンプー〈オレンジ〉”が連覇を達成した。前々回(2020 ヘアサロン版ベストコスメ)は同カラーシャンプーのピンクがNo.1だったので、これで「ソマルカ」ブランドは3連覇したことになる。暖色カラーのトレンドが反映された結果といえるが、“染色力”を評価する声が多かったのが印象的だ。2位は「エヌドット(N.)」の“カラーシャンプー”が受賞。定番のパープルが人気だが、昨秋に登場したベージュも「ミルクティー系カラーにぴったり」などと高い評価を受けている。3位には、アリミノが展開する「カラーストーリー プライム(COLOR STORY PRIME)」が初ランクイン。受賞したのは使いやすい“ポイントコンシーラー M”で、自宅での白髪ケアの提案という、これまで見逃されがちだったカテゴリーを切り開くアイテムだ。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

カラーケア部門

1位 “カラーシャンプー〈オレンジ〉”

「ソマルカ」

 たっぷり泡立つ“カラーシャンプー”と、“カラーシャンプー”の後に使用して染まりをさらに高める“カラーチャージ”のダブル使いで色素を補充することで、サロンで染めた髪のカラーキープをかなえる。アンケートの回答には、「色みが変化しやすいオレンジ系に対応し、色素が濃いので長くキープしてくれる」「オレンジ系のカラーリングはトレンド。その影響もあり売れている」といった声があった。(150mL、税込2200円)

2位 “カラーシャンプー”

「エヌドット」

 毎日使用できる染料濃度に調整しているため、デイリーケアできれいな髪色を長く保つことができるシャンプー。簡単で使いやすく、続けやすい点を大切にしているため、今までカラーケアシャンプーを使ったことがない人にもおすすめできる。ブリーチをしている人や、ハイトーンの黄ばみが気になる人におすすめの“パープル”が1番人気。アンケートの回答には、「普通のシャンプーとしても高性能で、使い続けると明らかに色落ちが違ってくる」といった声があった。(320mL、税込2640円)

3位 “ポイントコンシーラー M”

「カラーストーリー プライム」

 「カラーストーリー プライム」は、グレイカラーの表現力を高めるためのブランド。きれいで上質な仕上がりを維持するためのホームケア製品もラインアップしていて、“ポイントコンシーラー M”もその1つ。コームでスピーディーに、気になる白髪をカバーしてくれる。アンケートの回答には、「少しでも白髪が出ると気になる方におすすめすると、とても喜んでくれる」といった声があった。(10mL、税込1980円)


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

The post カラーケア部門は“ソマルカ オレンジ”強し! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ザ・ノース・フェイス」立役者の新展開 「ニュートラルワークス.」のサステナブルな服作り

 サステナビリティに配慮したモノづくりとは具体的にはどういうこと?正解がない話とはいえ、指針はほしい。そこでサステナビリティ先進企業であるゴールドウインの大坪岳人「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」事業部長にその定義とリサイクル素材使いや古着回収などの実践内容について聞いた。同事業部長は「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」に18年間所属し、同ブランドを育てた立役者の一人でもある。

WWDJAPAN(以下、WWD):2021年4月から事業部長に就任した「ニュートラルワークス.」ではサステナビリティをどう定義しているか?

大坪岳人ゴールドウイン ニュートラルワークス事業部長(以下、大坪):僕の定義は、自分の子どもに継承できるか、だ。入社後、2006年に初めてサステナビリティという言葉を聞いたときはピンとこなかった。考えを深めたきっかけは、「ザ・ノース・フェイス」に所属時代、アウトドアの展示会に参加した後にアメリカの雪山でスノーボードをしていたときに、「娘は大人になったときにこの素晴らしい景色を見ることができるのだろうか」と思ったこと。実際、30年前と比べると日本のスキー場も雪が減り、ゲレンデがガリガリになっている。自分が感動している景色を子供たちにも見せるためには、どうしたらいいか、と考え始めた。

 サステナビリティやエコの話は、“小さいこと”と“大きいこと”が同じ意味を持つ。例えば、明日気温が上がる話と、いつか地球が滅びる話の2つは自分との距離感が全く違うが、話している内容は実は同じ。100年先のことはわからないし、自分が生きてこの仕事をしていることは難しいだろう。だけど自分が生きている間に知り合う人たち、祖父母から両親、子供、孫をつなげると話は100年スパンとなる。サステナビリティには矛盾も多く、「だったら何も作らない方がいい」とゼロヒャクで考えがちだが、それよりもシンプルに「子どもにちゃんと渡せるか」が判断基準としてはいいのかな、と思う。

WWD:2006年からゴールドウイン社内でサステナビリティという言葉が使われていたことに驚く。誰がリーダーシップをとったのか。

大坪:当時「ザ・ノース・フェイス」の事業部長だった、現社長の渡辺(貴生ゴールドウイン社長)だ。「ザ・ノース・フェイス」は、カタログの冒頭に循環につながるメッセージを掲げていた。大きな流れではなかったが社内の他ブランドも「ノースがやるから自分たちも」という広がりがあったと記憶している。

 また素材調達は富山本店の調達部門がブランドを横断して行っており、同部門が中心となり帝人や旭化成の国内回収事業に参加したり、ダウンの羽毛回収「グリーン ダウン プロジェクト(Green Down Project)」の前身と組んだりと、店頭回収を始めていた。

WWD:回収を始めたきっかけは?

大坪:当時は“サイクル”という言葉を使っていた。持続可能のためには何より長く大切に使うことが重要だから、リペアは昔から行っていた。でもどうしても捨てなければならないものも出てくる。ペットボトルや缶や紙は回収・再生しているのに衣類はできていない。ならば、ポリエステルだけでも循環できるようにしよう、とか、ダウンは食用水鳥の副産物の羽を使っているが量が採れなくなってきた、ならば上質なダウンを再利用しよう、という流れだった。

WWD:これも取り組むのが早かった。

大坪:「パタゴニア(PATAGONIA)」も早い段階から回収やリペアを行っていたし、アウトドアをメーンにする企業は早かったのでは。2008年から社内では“グリーン・イズ・グッド(GREEN IS GOOD)”という標語を掲げ、“グリーンサイクル、グリーンマテリアル、グリーンマインド”の三つの基準でモノづくりから回収・再生の取り組みをしている。グリーンマテリアルはリサイクルなど環境負荷が低い素材を、グリーンマインドは修理しやすい設計などを指す。

WWD:確かにアウトドアやスポーツブランドの多くはサステナビリティへの取り組みが速く、その他のアパレルとの間に大きな差異がある。

大坪:アパレルの中で、特にどのジャンルが石油を多く使っているかと言えば、ポリエステルやナイロンを多く使う僕らでもある。渡辺社長がスパイバー(Spiber)に投資を決めたのも、材料から変えないと根本的に変えられない、という考えもある。

モノづくりのシフトは素材の置き換えからスタート

WWD:サステナビリティなモノづくりへのシフトをどこから着手したのか。

大坪:まずはバージン素材からリサイクル素材への置き換えから始めた。同時にアウトドアウエアが求める機能性やより細くて軽い素材使いを目指すから置き換えへのハードルは高い。置き換えたことで物性が弱まり長く使えなくなっては、本末転倒だ。“置き換えることに意味があるのか?”といったジレンマは結構長い期間あった。今でもその葛藤はあるが、最近は素材展に行ってもエコに配慮した素材が8割を占めるなど、業界でもそれが標準になりつつあると思う。

WWD:どんなアイテムから置き換えを始めたのか。

大坪:量、スケールを非常に意識している。カプセルコレクションなど一部の商品への採用だけではインパクトがないからだ。ボリュームゾーンの価格帯のTシャツなどで取り入れたいがすると今度はコストが難しい。

WWD:原料メーカーと目標を共有して変えていく関係が欠かせない。置き換えはどのくらい進んでいるのか。

大坪:ポリエステルはペットボトル由来のリサイクル素材が出回っているからかなり進んでいて、「ニュートラルワークス.」については100%。ナイロンはまだ再生素材が開発段階だ。

WWD:リサイクル素材の使用比率の目標は?

大坪:全社的に30年までに製品の90%以上を環境負荷低減素材にする目標を掲げている。以前は、年2回展示会を開き、それに合わせたモノづくりを行っていたが、サステナブルな素材開発は3年、5年とスパンが長い。今すぐは変えられないけれど3年後には実現しようなど、長期的な目標を掲げるケースも多い。

WWD:古着回収量の目標は?

大坪:数値では定めておらず、回収対象の品目を増やし、できるだけ多くの量を回収することを目指している。古着屋で売れるから、という理由もあるが認知もまだ不十分。その中で、ダウンジャケットの回収は増えている。

 2021年は全ブランドの直営157店舗で9429キログラムの古着を回収した。20年が127店舗3655キロだから1年で3倍弱には増えているまた、マラソン大会などスポーツイベントの会場ではかなりの量が集まり、レースの出場者の数より多く戻ってきたりする

WWD:目標や結果を対外的に発表することも重要だ。

大坪:以前は「誰に知られていなくても粛々とやる」「売りにしない」文化が社内にあった。「無染色で作りました」と言ってところで、大多数は染めているし、「リサイクル素材に置き換えた」といっても全部じゃないから。でも今はその空気も変わってきた。

大事なのは「人の気持ちを変える」取り組み

WWD:2021年までは「ザ・ノース・フェイス」のディレクターとして全体統括をしていた。影響力のあるブランドは責任も大きい。

大坪:何百億円と売り上げるブランドでも、世界でのインパクトはほんの少し。だけどそれを通じて人の意識を変えたら、その先の大きなアクションにつながると思う。たばこは体に悪い、と昔から言われていた。その物質的な事実は変わらないのに意識が変わったことで今では他人がいるところでは控える人がほとんど。これってまさに人の意識の変化だと思う。ごみも同じ、今では当たり前のように分別をしている。我々が打ち出す施策も意味があるなし、ではなく、人の気持ちや空気感を変えられるものであるか否かで判断をしている。

WWD:人気ブランドだから正しい影響力の使い方をしよう、みたいな意識はあるか?

大坪:それはない。ないというか、使命を背負っているわけではない。もちろん、自分たちの行動が多くの人に良い影響があれば嬉しいし、率先してチャレンジしようとは思ってきた。でも環境問題は、自分たちだけでは絶対にクリアできない課題だから。

 1968年に「ザ・ノース・フェイス」の社長に就任したケネス・ハップ・クロップ(Kenneth Hap Klopp)が最初に社員に伝えた「ジャケットを売るのが君たちの仕事じゃない。世界を変える仕事、それが君らの仕事だ」という有名な言葉がある。僕も4年前に、ハップ・クロップと会って仕事の悩みを話したら、「君の仕事はダウンジャケットを売る仕事じゃないんだよ。お客さんに愛される仕事をしようと考えたら迷わない」と言われて納得した。

 結局、何のために仕事をするのかが大事。売り上げを作るためじゃなく、お客さんに必要だと思われる商品、明日も存在してほしいと思われるブランドを考えるのがブランディングだと思う。そうありたいと強く思っている。

「ニュートラルワークス.」のこと。

WWD:それを今体現しているのが、「ニュートラルワークス.」だ。

大坪:5年前に「ザ・ノース・フェイス」を扱うセレクトショップとして立ち上げたものをブランド事業として新しく生まれ変わらせるタスクをもらった。手前みそだが、“準備ができた状態をつくる”とか、“体と心を整える”といったことを手掛けているアパレルブランドはほかにないと思う。例えばコーヒーや音楽のように仕事の前後に欠かせないもの、今はそういったものがすごく必要だと思うからチャレンジをスタートした。ゴールドウインのオリジナルブランドとして、世界の人たちに“いい”と思ってもらえるものにしたい

WWD:インタビューの冒頭でサステナビリティの定義にあげた「子供に残せるか」に通じるものがある。

大坪:“準備できている状態”は利己的ではありえなくて、自分以外の他者、スケールを広げれば地域や地球が良くないと成立しない。持続可能は「こうしなくちゃ」「こうあるべき」より、「あれいいよね、大切にしたい」という置き換えの効かない存在として続いてゆくことだと思う。ちょっと“イイやつ”強めな表現だけど、 “Good is Cool”、いいことがかっこいいと受け取られるといいな、と思う。

WWD:これから挑戦したいことは?

大坪:未利用資源の活用。使われていないものってたくさんある。漁網やバナナの茎の再利用は始めている。使われていないスペースや時間、なんかも含まれるかもしれない。“Too Good to Waste”なものやコトを廃棄するのではなく、再利用したい。


【WWDJAPAN Educations】

【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講

 昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランに繋げていく。

 また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付けています。


The post 「ザ・ノース・フェイス」立役者の新展開 「ニュートラルワークス.」のサステナブルな服作り appeared first on WWDJAPAN.

「ラグ & ボーン」がタイムレスなワードローブを提案する新コレクション発売

 「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」は、新コレクション“アイコンズ(ICONS)”を8月31日に発売する。直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

 “アイコンズ”は、ウィメンズとメンズを用意し、熟練した職人技と本物志向で作られたタイムレスなウエアやアクセサリーなどをそろえる。アイテムはシングルブレストのコート(税込13万8600円)やレザージャケット(同13万8600円)、カーキのジャケット(同6万9300円)、ブルゾン(同8万2500円)、ジーンズ(同4万700円)などをラインアップする。

 コレクションのローンチを記念し、直営店では8月31日〜9月19日に商品購入者を対象にしたサービスを行う。“アイコンズ”のカスタムフレームを使ったチェキでのポートレート撮影をすることできる。

The post 「ラグ & ボーン」がタイムレスなワードローブを提案する新コレクション発売 appeared first on WWDJAPAN.

「マメ クロゴウチ」が2022-23年秋冬のビジュアルを公開 前季に続いて長野がテーマ

 「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、2022-23年秋冬シーズン“LAND”のビジュアル9枚を公開した。

 22年春夏シーズンに続いて黒河内真⾐⼦デザイナーの出⾝地、⻑野をテーマにしたもので、撮影もフォトグラファー野⽥祐⼀郎によって長野を旅しながら行った。

The post 「マメ クロゴウチ」が2022-23年秋冬のビジュアルを公開 前季に続いて長野がテーマ appeared first on WWDJAPAN.

「ヴァンズ」のプレミアムラインが「ワコマリア」とのコラボスニーカーを発表

 「ヴァンズ(VANS)」のプレミアムライン「ヴォルト・バイ・ヴァンズ(VAULT BY VANS)」は、「ワコマリア(WACKO MARIA)」とコラボレーションしたスニーカー“OG オーセンティック LX(OG AUTHENTIC LX)”を8月27日に発売する。価格は税込1万2100円で、「ワコマリア」の公式オンラインストアと東京・中目黒の旗艦店「パラダイストウキョウ(PARADISE TOKYO)」、全世界の「ヴォルト・バイ・ヴァンズ」販売店などで取り扱う。

 今作は、ピーチとブラウン、グレーの3カラーを用意。アッパーに「ワコマリア」のオリジナルのレオパードパターンを落とし込み、インソールには両者のロゴを落とし込んでいる。なおイメージビジュアルのモデルには、クリエイティブ・ディレクターの野村訓市を起用した。

The post 「ヴァンズ」のプレミアムラインが「ワコマリア」とのコラボスニーカーを発表 appeared first on WWDJAPAN.

体験型ストア「ベータ」がポップアップストアで大阪初進出 福岡、名古屋でも開催

 体験型ストア「ベータ(b8ta)」を運営するベータ・ジャパンは今夏から秋にかけて、大阪、福岡、名古屋の3都市でポップアップストアを開催する。大阪は阪急うめだ本店9階の祝祭広場を会場に、8月24〜28日で開催中。福岡は天神のソラリアプラザ1階で9月16〜25日、名古屋はJRゲートタワー1階で10月12〜16日に実施する。大阪、名古屋への出店は今回が初。福岡は昨年に続く開催となる。

 皮切りとなった大阪には、日産のEVの軽自動車や家電、ビューティアイテム、食品など計19商品が出品している。「ベータ」常設店では一部商品はその場で販売もしているが、ポップアップでは販売はせず体験のみ。ただし、花王が出品している「エスト(EST)」の美容家電は、阪急うめだ本店2階の化粧品売り場で購入が可能。G.Mコーポレーションの美容家電「デンキバリブラシ」も、「ベータ」のポップアップにあわせて2階に販売用のポップアップストアを開いている。「化粧品フロアでは商品のことを知っているお客さまには出会うことができるが、『ベータ』では男性客を含め、商品を知らないお客さまにもリーチができる」と、「ベータ」の常設店にも出品しているG.Mコーポレーションの担当者は話す。

 百貨店では、西武渋谷店の「チューズベース シブヤ」や大丸東京店の「明日見世」、高島屋新宿店の「ミーツストア」など、「ベータ」とも近しい体験型ストア業態の開発が広がっている。「Z世代の取り込みは百貨店の課題であり、Z世代が興味を持つようなモノ、コトを体験できる場として、今回『ベータ』と組んだ。ガジェット類の出品も多く、普段は百貨店にあまり興味のない層の来店も期待できる」と阪急うめだ本店の広報担当者は狙いを話す。

 ベータ・ジャパンは現在、有楽町、新宿、越谷イオンレイクタウンに常設店がある。今回のポップアップストアで立地や客の反応などを見極め、「2023年中には大阪に常設店を出したい」と北川卓司社長。23年中に、アジア圏でのポップアップストアも実施予定という。

The post 体験型ストア「ベータ」がポップアップストアで大阪初進出 福岡、名古屋でも開催 appeared first on WWDJAPAN.

体験型ストア「ベータ」がポップアップストアで大阪初進出 福岡、名古屋でも開催

 体験型ストア「ベータ(b8ta)」を運営するベータ・ジャパンは今夏から秋にかけて、大阪、福岡、名古屋の3都市でポップアップストアを開催する。大阪は阪急うめだ本店9階の祝祭広場を会場に、8月24〜28日で開催中。福岡は天神のソラリアプラザ1階で9月16〜25日、名古屋はJRゲートタワー1階で10月12〜16日に実施する。大阪、名古屋への出店は今回が初。福岡は昨年に続く開催となる。

 皮切りとなった大阪には、日産のEVの軽自動車や家電、ビューティアイテム、食品など計19商品が出品している。「ベータ」常設店では一部商品はその場で販売もしているが、ポップアップでは販売はせず体験のみ。ただし、花王が出品している「エスト(EST)」の美容家電は、阪急うめだ本店2階の化粧品売り場で購入が可能。G.Mコーポレーションの美容家電「デンキバリブラシ」も、「ベータ」のポップアップにあわせて2階に販売用のポップアップストアを開いている。「化粧品フロアでは商品のことを知っているお客さまには出会うことができるが、『ベータ』では男性客を含め、商品を知らないお客さまにもリーチができる」と、「ベータ」の常設店にも出品しているG.Mコーポレーションの担当者は話す。

 百貨店では、西武渋谷店の「チューズベース シブヤ」や大丸東京店の「明日見世」、高島屋新宿店の「ミーツストア」など、「ベータ」とも近しい体験型ストア業態の開発が広がっている。「Z世代の取り込みは百貨店の課題であり、Z世代が興味を持つようなモノ、コトを体験できる場として、今回『ベータ』と組んだ。ガジェット類の出品も多く、普段は百貨店にあまり興味のない層の来店も期待できる」と阪急うめだ本店の広報担当者は狙いを話す。

 ベータ・ジャパンは現在、有楽町、新宿、越谷イオンレイクタウンに常設店がある。今回のポップアップストアで立地や客の反応などを見極め、「2023年中には大阪に常設店を出したい」と北川卓司社長。23年中に、アジア圏でのポップアップストアも実施予定という。

The post 体験型ストア「ベータ」がポップアップストアで大阪初進出 福岡、名古屋でも開催 appeared first on WWDJAPAN.

東京・三軒茶屋のスライダーストアが3周年 眼鏡「シュロン」や“牛乳パン”とコラボ

 東京・三軒茶屋のセレクトショップ、スライダーストアが3周年を迎え、7つの記念アイテムを8月25日に発売した。

 ラインアップは、米国の眼鏡ブランド「シュロン(SHURON)」とコラボしたサングラス(2万4200円税込、以下同)、“牛乳パン”の小林製菓舗(長野県)とコラボしたTシャツ(3300円)とトートバッグ(1100円)、「ディージー ザ ドライ グッズ(DG THE DRY GOODS)」とコラボしたジャージーパンツ(7920円)、某コンビニエンスストアにオマージュを捧げたオリジナルラインソックス(1650円)、張り子作家の寿印(ことぶきじるし)×イラストレーターのそで山かほ子による“スケボーだるま”(5体限定、2万2000円)、その“スケボーだるま”を題材にインテリアブランドの「パシフィカコレクティブス(PACIFICA COLLECTIVES)」が作成したラグマット(5枚限定、2万7500円)。

 スライダーストアは、ジャーナル スタンダードでバイヤーを務めた宮川治が2019年8月23日にオープンしたセレクトショップ。

【エディターズ・チェック】
“店頭で見つけて、ネットで最安値を探す”は、いまやファッション分野でも購入時のデフォルトアクションかもしれない。そんな中でスライダーストアは、“スライダーストアにしかない商品を置く”数少ない店の一つだ。ユニークな個人店が元気なら、ファッション業界はもっと楽しくなる!と信じて、オープン以来(勝手に)応援している。なんといっても、セレンディピティ(偶然の出合い)は実店舗での買い物の最たる魅力だから。

The post 東京・三軒茶屋のスライダーストアが3周年 眼鏡「シュロン」や“牛乳パン”とコラボ appeared first on WWDJAPAN.

ヘアカラー部門は激しいライバル対決を制し「イノア」が連覇! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 ヘアカラー部門は毎年僅差での争いとなるが、今回も全部門の中で1番の接戦だった。集計の後半になっても(今回ランクインした)4ブランドの中でどれが1位になるか読めないデッドヒートのすえ、「イノア(INOA)」が抜け出して連覇を達成した。2位は「2020 ヘアサロン版ベストコスメ」でトップだった「オルディーブ アディクシー(ORDEVE ADDICTHY)」。3位には「アルティスト(ULTIST)」と「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」が同率でランクインした。この部門の激戦は、高機能ブランドが次々と登場して“ヘアカラー戦争”などといわれる今の状況を象徴するもの。ハイトーンカラーブームの影響もあるが、意外にも「イノア」を推す声には「安定して需要の高いブラウン系がきれいに・上質に発色する」といった、ベーシックな性能を評価する声が多かった。

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

ヘアカラー部門

1位 “イノアカラー”

「イノア」

 オイルを主役とした新しい染毛システムを採用。オイル・デリバリー・システムによって薬剤の浸透が効率化し、ダメージの軽減につながっている。アンモニア無配合で刺激臭を軽減した。アンケートの回答には、「上質を求める大人世代も含め、幅広い年齢層のお客さまに満足を提供できるカラー剤」「他ブランドと比較して艶感が圧倒的に違う」といった声があった。

2位 “オルディーブ アディクシー”

「オルディーブ」

 日本人の髪特有の赤みを消すことで、彩度の高い外国人風のカラーをより美しく仕上げる。上質かつ繊細な質感表現もかなえる。アンケートの回答には、「イヤリングカラーやフレーミングカラーなど、ブリーチオンで使ったときの発色が抜群」といった声があった。

3位 “アルティスト”

「アルティスト」

 資生堂プロフェッショナルのヘアカラーシリーズ“プリミエンス”から登場したブランド。資生堂独自のテクノロジーを搭載し、ヘアカラーとケア効果を両立。髪をダメージから守り、美しい髪色を何度でも楽しむための基盤を整えることで、艶やかな発色を持続させる。アンケートの回答には、「誰が使ってもきれいに発色する性能がすごい。とても扱いやすいカラー剤」といった声があった。

3位 “イルミナカラー“

「イルミナカラー」

 現在の“高機能カラーブーム”のきっかけを作ったパイオニア。抜きん出た透明感で外国人風カラーのトレンドを作り、現在でも一般ユーザーからの認知度は非常に高い。前回は惜しくもランクインを逃したが、今回再浮上して3位に。アンケートの回答には、「くすまずに発色させたいとき、最も頼りになる存在」といった声があった。


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

The post ヘアカラー部門は激しいライバル対決を制し「イノア」が連覇! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表 appeared first on WWDJAPAN.

ヘアカラー部門は激しいライバル対決を制し「イノア」が連覇! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

 年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

 ヘアカラー部門は毎年僅差での争いとなるが、今回も全部門の中で1番の接戦だった。集計の後半になっても(今回ランクインした)4ブランドの中でどれが1位になるか読めないデッドヒートのすえ、「イノア(INOA)」が抜け出して連覇を達成した。2位は「2020 ヘアサロン版ベストコスメ」でトップだった「オルディーブ アディクシー(ORDEVE ADDICTHY)」。3位には「アルティスト(ULTIST)」と「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」が同率でランクインした。この部門の激戦は、高機能ブランドが次々と登場して“ヘアカラー戦争”などといわれる今の状況を象徴するもの。ハイトーンカラーブームの影響もあるが、意外にも「イノア」を推す声には「安定して需要の高いブラウン系がきれいに・上質に発色する」といった、ベーシックな性能を評価する声が多かった。

 なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

ヘアカラー部門

1位 “イノアカラー”

「イノア」

 オイルを主役とした新しい染毛システムを採用。オイル・デリバリー・システムによって薬剤の浸透が効率化し、ダメージの軽減につながっている。アンモニア無配合で刺激臭を軽減した。アンケートの回答には、「上質を求める大人世代も含め、幅広い年齢層のお客さまに満足を提供できるカラー剤」「他ブランドと比較して艶感が圧倒的に違う」といった声があった。

2位 “オルディーブ アディクシー”

「オルディーブ」

 日本人の髪特有の赤みを消すことで、彩度の高い外国人風のカラーをより美しく仕上げる。上質かつ繊細な質感表現もかなえる。アンケートの回答には、「イヤリングカラーやフレーミングカラーなど、ブリーチオンで使ったときの発色が抜群」といった声があった。

3位 “アルティスト”

「アルティスト」

 資生堂プロフェッショナルのヘアカラーシリーズ“プリミエンス”から登場したブランド。資生堂独自のテクノロジーを搭載し、ヘアカラーとケア効果を両立。髪をダメージから守り、美しい髪色を何度でも楽しむための基盤を整えることで、艶やかな発色を持続させる。アンケートの回答には、「誰が使ってもきれいに発色する性能がすごい。とても扱いやすいカラー剤」といった声があった。

3位 “イルミナカラー“

「イルミナカラー」

 現在の“高機能カラーブーム”のきっかけを作ったパイオニア。抜きん出た透明感で外国人風カラーのトレンドを作り、現在でも一般ユーザーからの認知度は非常に高い。前回は惜しくもランクインを逃したが、今回再浮上して3位に。アンケートの回答には、「くすまずに発色させたいとき、最も頼りになる存在」といった声があった。


10月11日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)

 10月11日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!

The post ヘアカラー部門は激しいライバル対決を制し「イノア」が連覇! 「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表 appeared first on WWDJAPAN.

森永邦彦×隈研吾 オンワードの「アンエバー」から花器を発売

 オンワード樫山は、森永邦彦が手掛ける「アンリアレイジ(ANREALAGE)」との協業によるバッグ・アクセサリーブランド「アンエバー(ANEVER)」から建築家・隈研吾とコラボレーションした花器を25日に発売する。

 花器は、「アンエバー」のシグネチャーであるドライフラワーを閉じ込めた大小のアクリルプレートを、使用者が好きな順番で重ねることで完成させる。一つ一つのプレートが回転することで、形状は無限に変化する。隈研吾建築都市設計事務所により“つみ花”と名付けられ、花を“摘む”ことと“積み”重ねることの2つの意味を掛け合わせた。ビジュアルにはブランドミューズの平手友梨奈を起用した。

 価格はSサイズが5万9400円、Lサイズが8万9100円。オンワードグループの公式EC「オンワード・クローゼット(ONWARDCROSSET)」、「アンリアレイジ」公式ECと渋谷パルコの店舗、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。

The post 森永邦彦×隈研吾 オンワードの「アンエバー」から花器を発売 appeared first on WWDJAPAN.

静かに広がる「シュタイン」 浅川デザイナーの挑戦と原動力

 東京・神宮前の小さなセレクトショップ「キャロル(CAROL)」のオーナー・浅川喜一朗が2016年にスタートした「シュタイン(STEIN)」。現在の卸先は国内外で約50アカウントに広がり、昨年春には「キャロル」を表参道に移して増床オープンした。今年春には楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFW)にも映像作品を出展するなど、新しい挑戦に踏み出している。浅川デザイナーにブランドの今後を聞いた。

WWD:RFWで映像作品を発表した経緯は?

浅川喜一朗「シュタイン」デザイナー(以下、浅川):21年の秋ごろ、RFWの運営担当の方からお声がけをいただいたのがきっかけでした。これまで自分はヘルムート・ニュートン(HELMUT NEWTON)の作品など主に写真をインスピレーション源にすることが多く、「シュタイン」の服も自然とルックを意識した、どこか静的なデザインになっていたように思います。今回の作品発表にあたり、「映像」を前提として動きのあるクリエイションを考えることは自分の引き出しにはなかったことでしたし、ブランドの可能性を広げる新しいチャレンジだと捉えました。

WWD:映像制作においてこだわったことは?

浅川:ブランドのミニマルで静謐(ひつ)な空気感を、映像を通して伝えることです。何か真新しいことを表現するよりも、映像表現を通じてブランドの“らしさ”を掘り下げられないかと考えました。無機質な空間をモデルが歩くシンプルな構成ですが、空間設計、ライティング、何台も設定した定点カメラで撮影する距離や角度をとにかく試行錯誤し、服のドレープや生地の陰影、奥行きの表現にはかなりこだわりました。映像の制作期間中は、自分の歩調が映像のBGMのリズムと無意識に同調してしまうくらい、とにかく夢中になっていました。

「シュタイン」2022-23秋冬東京コレクション

WWD:生地を幾重にも重ねたコート、色彩のグラデーションが目をひくニットなど、ブランドとして新しい挑戦も感じられた。

浅川:中には、パーツを30くらい別々に作ってから縫製する、とにかく手間をかけたスエットもあります。生地の表面、裏面を使用することで色の濃淡を表現し、ミシンの叩き方や手縫いの方法、加工方法なども細かく打ち合わせを重ねて作り上げた1着です。この仕様書と、自分で古着を縫い合わせて作ったサンプルを工場に持ち込んだときは、「これは……難しいかもね」と工場の皆さんも困惑していました。ただ、僕も自分の頭の中のイメージにできる限り近づけたいと思っていたので、「どうやったらできますか?」と何度も相談、調整を重ね、実現にこぎつけていただきました。スケジュールギリギリに、夜通しかけてパターンデータ、縫製を仕上げてくださった職人の皆さんには頭が上がりません。

WWD:今後の展望は。

浅川:欧州を中心に、海外販路を広げていけたらと思っています。ショーを終えた後、ありがたいことに何人かの海外のセレクトショップのバイヤーさんからアプローチをいただいていて。今回の映像発表は大きな刺激になりましたが、リアルショーであればまた違った表現ができるかもしれませんし、ゆくゆくは海外でも(ショーが)できたら。まずは来春、これまでコロナで難しかったパリでの展示会を実施しようと考えています。

 ただ、僕はいろいろなことに手を広げて器用にこなせるタイプではありません。僕の無茶な服作りが形になっているのも、こうやってお店に立つことができるのも、志を共にできる仲間がいるからです。3年前からブランドのデザインチームを抱えるようになり、今ではお店のスタッフと合わせて9人のメンバーがいます。時間を忘れてヘトヘトになるまで仕事をして家に帰り、いつも迷惑をかけている妻にもとても感謝しています。

WWD:昨年3月、「キャロル」を神宮前から表参道に移転した。

浅川:オープン当初は、おじいさんになるまであのお店(旧店舗)でやっていきたいと思っていたくらい、お気に入りの場所でした。ただありがたいことに、取り扱わせていただいているブランドさんや、「シュタイン」のシーズンごとの商品型数も増え、服にとっても、お客さまにとっても窮屈になっていたこともあり、移転を決意しました。窓から射すおだやかな自然光と、人通りがそこまで多くもなく、そこにたたずんでいるような雰囲気がとても気に入っています。面積は旧店舗の3倍に、客数も約2倍に増えました。

WWD:デザイナーの仕事が増える中でも、店頭に立ち続けている。

浅川:僕の服作りには2つの軸があると思っています。生地や縫製といった、プロダクトとしての完成度を高めること。もう一つが、日々の生活で触れる写真や音楽などから感じたことを自分のフィルターを通じ、デザインとして表現することです。どちらかに偏りすぎても「シュタイン」の服ではないし、袖を通してくれるお客さまの姿を重ねることで、初めてその着地点が見えることもあります。

 「キャロル」のオープン当初は1人のお客さまのご来店もなかった日もあり、そういった日々を忘れたことはありません。だからこそ、お客さまにお立ち寄りいただけるありがたさを心の底から感じられます。自分が作った服に袖に通してくれるお客さまの姿を見るたび、幸せな気持ちが何度でも湧き上がってきます。店頭に立てる時間は以前よりも少なくなってしまっていますが、やはりお店は僕の原点です。信頼できる仲間と一緒に、お客さまに誠実に、いい服を届けていく。そんな矛盾のない仕事を、愚直に続けていけたらと考えています。

The post 静かに広がる「シュタイン」 浅川デザイナーの挑戦と原動力 appeared first on WWDJAPAN.

静かに広がる「シュタイン」 浅川デザイナーの挑戦と原動力

 東京・神宮前の小さなセレクトショップ「キャロル(CAROL)」のオーナー・浅川喜一朗が2016年にスタートした「シュタイン(STEIN)」。現在の卸先は国内外で約50アカウントに広がり、昨年春には「キャロル」を表参道に移して増床オープンした。今年春には楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFW)にも映像作品を出展するなど、新しい挑戦に踏み出している。浅川デザイナーにブランドの今後を聞いた。

WWD:RFWで映像作品を発表した経緯は?

浅川喜一朗「シュタイン」デザイナー(以下、浅川):21年の秋ごろ、RFWの運営担当の方からお声がけをいただいたのがきっかけでした。これまで自分はヘルムート・ニュートン(HELMUT NEWTON)の作品など主に写真をインスピレーション源にすることが多く、「シュタイン」の服も自然とルックを意識した、どこか静的なデザインになっていたように思います。今回の作品発表にあたり、「映像」を前提として動きのあるクリエイションを考えることは自分の引き出しにはなかったことでしたし、ブランドの可能性を広げる新しいチャレンジだと捉えました。

WWD:映像制作においてこだわったことは?

浅川:ブランドのミニマルで静謐(ひつ)な空気感を、映像を通して伝えることです。何か真新しいことを表現するよりも、映像表現を通じてブランドの“らしさ”を掘り下げられないかと考えました。無機質な空間をモデルが歩くシンプルな構成ですが、空間設計、ライティング、何台も設定した定点カメラで撮影する距離や角度をとにかく試行錯誤し、服のドレープや生地の陰影、奥行きの表現にはかなりこだわりました。映像の制作期間中は、自分の歩調が映像のBGMのリズムと無意識に同調してしまうくらい、とにかく夢中になっていました。

「シュタイン」2022-23秋冬東京コレクション

WWD:生地を幾重にも重ねたコート、色彩のグラデーションが目をひくニットなど、ブランドとして新しい挑戦も感じられた。

浅川:中には、パーツを30くらい別々に作ってから縫製する、とにかく手間をかけたスエットもあります。生地の表面、裏面を使用することで色の濃淡を表現し、ミシンの叩き方や手縫いの方法、加工方法なども細かく打ち合わせを重ねて作り上げた1着です。この仕様書と、自分で古着を縫い合わせて作ったサンプルを工場に持ち込んだときは、「これは……難しいかもね」と工場の皆さんも困惑していました。ただ、僕も自分の頭の中のイメージにできる限り近づけたいと思っていたので、「どうやったらできますか?」と何度も相談、調整を重ね、実現にこぎつけていただきました。スケジュールギリギリに、夜通しかけてパターンデータ、縫製を仕上げてくださった職人の皆さんには頭が上がりません。

WWD:今後の展望は。

浅川:欧州を中心に、海外販路を広げていけたらと思っています。ショーを終えた後、ありがたいことに何人かの海外のセレクトショップのバイヤーさんからアプローチをいただいていて。今回の映像発表は大きな刺激になりましたが、リアルショーであればまた違った表現ができるかもしれませんし、ゆくゆくは海外でも(ショーが)できたら。まずは来春、これまでコロナで難しかったパリでの展示会を実施しようと考えています。

 ただ、僕はいろいろなことに手を広げて器用にこなせるタイプではありません。僕の無茶な服作りが形になっているのも、こうやってお店に立つことができるのも、志を共にできる仲間がいるからです。3年前からブランドのデザインチームを抱えるようになり、今ではお店のスタッフと合わせて9人のメンバーがいます。時間を忘れてヘトヘトになるまで仕事をして家に帰り、いつも迷惑をかけている妻にもとても感謝しています。

WWD:昨年3月、「キャロル」を神宮前から表参道に移転した。

浅川:オープン当初は、おじいさんになるまであのお店(旧店舗)でやっていきたいと思っていたくらい、お気に入りの場所でした。ただありがたいことに、取り扱わせていただいているブランドさんや、「シュタイン」のシーズンごとの商品型数も増え、服にとっても、お客さまにとっても窮屈になっていたこともあり、移転を決意しました。窓から射すおだやかな自然光と、人通りがそこまで多くもなく、そこにたたずんでいるような雰囲気がとても気に入っています。面積は旧店舗の3倍に、客数も約2倍に増えました。

WWD:デザイナーの仕事が増える中でも、店頭に立ち続けている。

浅川:僕の服作りには2つの軸があると思っています。生地や縫製といった、プロダクトとしての完成度を高めること。もう一つが、日々の生活で触れる写真や音楽などから感じたことを自分のフィルターを通じ、デザインとして表現することです。どちらかに偏りすぎても「シュタイン」の服ではないし、袖を通してくれるお客さまの姿を重ねることで、初めてその着地点が見えることもあります。

 「キャロル」のオープン当初は1人のお客さまのご来店もなかった日もあり、そういった日々を忘れたことはありません。だからこそ、お客さまにお立ち寄りいただけるありがたさを心の底から感じられます。自分が作った服に袖に通してくれるお客さまの姿を見るたび、幸せな気持ちが何度でも湧き上がってきます。店頭に立てる時間は以前よりも少なくなってしまっていますが、やはりお店は僕の原点です。信頼できる仲間と一緒に、お客さまに誠実に、いい服を届けていく。そんな矛盾のない仕事を、愚直に続けていけたらと考えています。

The post 静かに広がる「シュタイン」 浅川デザイナーの挑戦と原動力 appeared first on WWDJAPAN.

50周年を記念した「ナイキ」×「サカイ」の特別な“コルテッツ” 8月30日に発売

 「ナイキ(NIKE)」は“コルテッツ”の50周年を記念して、「サカイ(SACAI)」とコラボした“ナイキ×サカイ ズーム コルテッツ”を発売する。価格は2万2000円(税込)。

 8月30日に「サカイ」の公式オンラインストアで、31日に「ナイキ」の公式アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」と東京・青山の「ナイキラボ エムエーファイブ(NIKE LAB MA5)」、ドーバー ストリート マーケット ギンザで販売する。

 ナイロンやスエードなど1970年代当時を感じさせる素材使いと前足部の“ズーム エア クッショニング”を組み合わせたもので、履き口やシュータン、“スウッシュ”を重ねる「サカイ」ならではのディテールワークも健在だ。

The post 50周年を記念した「ナイキ」×「サカイ」の特別な“コルテッツ” 8月30日に発売 appeared first on WWDJAPAN.

50周年を記念した「ナイキ」×「サカイ」の特別な“コルテッツ” 8月30日に発売

 「ナイキ(NIKE)」は“コルテッツ”の50周年を記念して、「サカイ(SACAI)」とコラボした“ナイキ×サカイ ズーム コルテッツ”を発売する。価格は2万2000円(税込)。

 8月30日に「サカイ」の公式オンラインストアで、31日に「ナイキ」の公式アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」と東京・青山の「ナイキラボ エムエーファイブ(NIKE LAB MA5)」、ドーバー ストリート マーケット ギンザで販売する。

 ナイロンやスエードなど1970年代当時を感じさせる素材使いと前足部の“ズーム エア クッショニング”を組み合わせたもので、履き口やシュータン、“スウッシュ”を重ねる「サカイ」ならではのディテールワークも健在だ。

The post 50周年を記念した「ナイキ」×「サカイ」の特別な“コルテッツ” 8月30日に発売 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロが新宿三丁目に9月16日、新宿フラッグスに10月28日出店 新宿は4店体制に

 「ユニクロ(UNIQLO)」は9月16日に、新宿に新店「ユニクロ新宿三丁目店」をオープンする。また、10月28日には新宿駅横の商業施設、新宿フラッグスに「ユニクロ新宿フラッグス店」を出店。これで新宿地区の店舗は「ユニクロ新宿西口店」「ユニクロ新宿高島屋店」と合わせて計4店となる。なお、ビックロ内にあった店舗は6月で閉店している。新宿エリア内での移転は、「新宿地区の再開発に伴う人の動線の変化を反映」したもの。

 「ユニクロ新宿三丁目店」は明治通り沿いで、以前は同じファーストリテイリンググループの「プラステ(PLST)」の店舗があった場所。1、2階の2フロアで売り場面積は約726平方メートル。「ユニクロ新宿フラッグス店」は新宿フラッグスの4、5階で、売り場面積は約1419平方メートル。両店ともメンズ、ウィメンズを扱う。

 「ユニクロ新宿三丁目店」の出店に合わせて、同地区に縁のある企業や新宿地区名物とコラボレーションしたTシャツやトートバッグを販売する。寄席演芸場の新宿末廣亭、画材などを扱うショップの世界堂、エリアメディアの新宿三丁目新聞、新宿発の江戸東京野菜である内藤とうがらしと組んでいる。

 「ユニクロ新宿三丁目店」「ユニクロ新宿フラッグス店」の出店記念として、オープンキャンペーン期間中に新宿エリアの4店のいずれかに来店した客にはボックスティッシュを先着で配布。新宿地区店舗用の限定ショッパーも企画した。「ユニクロ新宿三丁目店」では、オープン後の4日間で1万円以上購入した客には先着で「キントー(KINTO)」のウォーターボトル、「ユニクロ新宿フラッグス店」では同じくオリジナルポーチを配布する。

The post ユニクロが新宿三丁目に9月16日、新宿フラッグスに10月28日出店 新宿は4店体制に appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロが新宿三丁目に9月16日、新宿フラッグスに10月28日出店 新宿は4店体制に

 「ユニクロ(UNIQLO)」は9月16日に、新宿に新店「ユニクロ新宿三丁目店」をオープンする。また、10月28日には新宿駅横の商業施設、新宿フラッグスに「ユニクロ新宿フラッグス店」を出店。これで新宿地区の店舗は「ユニクロ新宿西口店」「ユニクロ新宿高島屋店」と合わせて計4店となる。なお、ビックロ内にあった店舗は6月で閉店している。新宿エリア内での移転は、「新宿地区の再開発に伴う人の動線の変化を反映」したもの。

 「ユニクロ新宿三丁目店」は明治通り沿いで、以前は同じファーストリテイリンググループの「プラステ(PLST)」の店舗があった場所。1、2階の2フロアで売り場面積は約726平方メートル。「ユニクロ新宿フラッグス店」は新宿フラッグスの4、5階で、売り場面積は約1419平方メートル。両店ともメンズ、ウィメンズを扱う。

 「ユニクロ新宿三丁目店」の出店に合わせて、同地区に縁のある企業や新宿地区名物とコラボレーションしたTシャツやトートバッグを販売する。寄席演芸場の新宿末廣亭、画材などを扱うショップの世界堂、エリアメディアの新宿三丁目新聞、新宿発の江戸東京野菜である内藤とうがらしと組んでいる。

 「ユニクロ新宿三丁目店」「ユニクロ新宿フラッグス店」の出店記念として、オープンキャンペーン期間中に新宿エリアの4店のいずれかに来店した客にはボックスティッシュを先着で配布。新宿地区店舗用の限定ショッパーも企画した。「ユニクロ新宿三丁目店」では、オープン後の4日間で1万円以上購入した客には先着で「キントー(KINTO)」のウォーターボトル、「ユニクロ新宿フラッグス店」では同じくオリジナルポーチを配布する。

The post ユニクロが新宿三丁目に9月16日、新宿フラッグスに10月28日出店 新宿は4店体制に appeared first on WWDJAPAN.

「バンヤードストーム」がモデルの辻元舞との初コラボ ジャケットとワンピースを発売

 アダストリア子会社エレメントルールのブランド「バンヤードストーム(BARNYARDSTORM)」はこのほど、モデルの辻元舞との初コラボレーションの予約販売をECモール「ドットエスティ(.st)」とゾゾタウンで開始した。発売は9月中旬予定。

 辻元舞は1987年生まれ、京都府出身。光文社の雑誌「ヴェリィ(VERY)」でレギュラーモデルを務めるほか、テレビやYouTubeなどで活躍している。初コラボでは、ウーリッシュなタッチが特徴の“ボリュームスリーブジャケット”(税込2万8600円)と、着方によっては印象を変えられる“タートルドッキングワンピース”(同2万2000円)を用意した。

 ジャケットはしわになりにくく、硬すぎないポリエステル素材。袖にボリュームを持たせ、取り外し可能なベルトでシルエットの変化を楽しむことができる。グレーとベージュの2カラーを用意した。ワンピースは、弾力性のあるレーヨンストレッチと体のラインを拾わないリブ編みのタートルニット、華やかなギャザーをドッキングさせた。タートルネックは開け閉めでビッグカラーにもなるデザインだ。カラーはブラックのみ。

 辻元のコメントは以下の通り。

 「ジャケットは、オーバーサイズにしてラフさを出し、ストンと落ちるメンズライクなデザインに。後ろのスリットは深めに、動いた時にインナーがちらっと見えるのが可愛いように調整しました。袖は絞っても絞らなくても2パターンで使えるように手首にベルトを付けました。グレーとキャメルのカラバリは、ベーシックで使いやすさを重視し、特にグレーは、秋になるとついつい増えてしまう黒のアイテムに合わせるため、敢えてグレーを選びました。

 ワンピースに関しては、とにかく1枚でスタイル良く決まるデザインを目指しました。私は上まで閉めて襟を立ててくしゅくしゅに着たいなと思っています。ボタンデザインなので、タートルネックでも着脱が楽にできるようになっています。切り替えしの位置は高めに設定し、スタイルアップして見えるように、スカートのボリュームにもこだわり、当初プリーツだったものをギャザーに変更しました。スカート部分にはあると何かと便利なポケットを付け、子供から貰ったちょっとしたものを入れられるようにしてあります」。

 「バンヤードストーム」は、コンテンポラリー・コンフォート・カジュアルをキーワードに、 “ハンサムウーマン”のベーシックスタイルを提案する。

The post 「バンヤードストーム」がモデルの辻元舞との初コラボ ジャケットとワンピースを発売 appeared first on WWDJAPAN.

ZOZOがアパレルブランドの衣服生産受注、ユナイテッドアローズやシップス、ナノユニバースが参加

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、出店テナントであるアパレルブランドの衣服の受注生産サービス「メイドバイゾゾ(Made by ZOZO)」を開始する。仕組みの表側では「ゾゾタウン」を通じて受注・販売し、裏側では独自にアパレル生産管理ソフトウエアを開発し、縫製を行う協力工場に提供。自社倉庫である「ゾゾベース(ZOZOBASE)」を経由して配送するため、受注から消費者への発送まで最短10日間で対応できるという。9月1日から、ユナイテットアローズのオンライン限定レーベル「インフォビューティ&ユース(info. BEAUTY&YOUTH)」での販売を開始する。今後はTSIの「ナノユニバース」、「シップス」なども「メイドバイゾゾ」に参加する。

 「メイドバイゾゾ」は最低一着から受注可能で、表側では「ゾゾタウン」で一貫して受注から発送まで行うため、アパレル側の在庫リスクがゼロになる。参加するシップスの大塚祐史・経営企画室統括は、「3Dモデリング等の技術を駆使し、サプライチェーンの川下(ECささげ)まで影響出来る可能性にも期待をしている。商品供給における適時、適量を高精度で実現し、本質的なイノベーション(ファッションDX)の可能性を感じている」とコメントしている。

 ZOZOは2019年にに撤退したプライベートブランド(PB)事業で大規模なアパレルの企画・生産のソフトウエアの開発を行っており、今回の「メイドバイゾゾ」には、その時のノウハウや技術が使われていると見られる。

 縫製工場に対して独自に生産管理のソフトウエアを開発・提供し、アパレル生産を行う企業としては、多数のインフルエンサーを抱え、インフルエンサー型のD2Cブランド開発支援や自社でD2Cブランドを展開するIT企業エニーマインド・グループ(ANYMIND GROUP)が先行している。米国や日本などで急成長中の「シーイン」も同様の仕組みに加え、優れた売れ筋分析技術を所有しており、それが急成長の原動力になっている。ファッション系ECサイトの最大手である「ゾゾタウン」が開始したことで、日本でも今後テックドリブンなアパレル生産が加速する可能性がある。

The post ZOZOがアパレルブランドの衣服生産受注、ユナイテッドアローズやシップス、ナノユニバースが参加 appeared first on WWDJAPAN.

「プーマ」と「ヴォーグ」が初コラボ アパレルやスニーカーを用意

 「プーマ(PUMA)」は、ファッション誌「ヴォーグ(VOGUE)」と初めてコラボレーションしたコレクションを8月25日に発売する。「プーマ」の公式オンラインストアと「プーマストア 原宿キャットストリート」をはじめとする直営店などで取り扱う。

 今回のコラボコレクションは、ライトウェイトジャケットやフーディー、ブラトップなどのスポーティーなストリートウエアから、“コスモ ライダー(KOSMO RIDER)”と“カリ ドリーム(CALI DREAM)”の2型のスニーカー、トートバッグ、キャップまでを豊富に用意。どれもブラックとホワイト、レッドを基調としたカラーリングで、「ヴォーグ」のアイコニックなロゴや“プーマ キャット”を落とし込んでいる。価格はライトウェイトジャケットが税込1万4850円、“コスモ ライダー”が同1万5400円、“カリ ドリーム”が同1万8700円、トートバッグが同8800円、キャップが同4290円など。

 なお、第2弾コレクションが12月に発売予定だ。

The post 「プーマ」と「ヴォーグ」が初コラボ アパレルやスニーカーを用意 appeared first on WWDJAPAN.

成田空港第3ターミナルに“エシカルアート”が出現 若手社員が考える、時代に合った環境づくり

 成田国際空港は4月、LCCが入る第3ターミナルを拡張した。同ターミナルは、“気軽に・機能的・ワクワク”をコンセプトに、シンプルで使いやすく、快適な時間を過ごせる空間を目指している。今回の拡張では、出発ロビーをオープン当初から2倍の面積に増床し、第2ターミナルとのアクセス通路の距離を短縮して、利便性を向上。さらにユーザーの旅客体験価値を高めるため、“VIVID!!”をキャッチコピーに、ターミナル各所をアートで演出するプロジェクトも実施した。福祉ユニット「ヘラルボニー」と契約する、知的障がいのある作家たちが描き出す異彩のアートや、ニットアーティスト蓮沼千紘による古着を使った作品など、時代に合ったエシカルなアートが、利用者の旅路を鮮やかに彩る。

全7カ所に設置した
エシカルアート

若者による若者に向けたプロジェクト

 第3ターミナルのメインユーザーは若い世代だ。アートプロジェクトも、ターゲットと同世代を中心としたメンバーで進めた。まず、SNSや会社ホームページに届くユーザーの意見を分析し、同ターミナルのインダストリアルな環境に対してネガティブな声があることを知った。そこで、無機質なイメージを緩和し、旅の高揚感を創出する“アートによる空間演出”を考案。ターゲットと同世代である強みを生かして、「どんなアートがあるとワクワクするのか」を300以上のアイデアから検討し、思わず触りたくなったり、写真を撮りたくなったりするインタラクティブなアートにたどり着いた。時代に合った空港を目指すため、持続可能性も意識して空間演出を考えた。

 さらには、「国内線利用時にも活用してもらうきっかけを生みたい」「作るだけでなく、ストーリーとともにユーザーに伝えることまでが旅客体験に寄与する」と考え、PR活動も積極的に実施。SNSでは、拡張部オープンまでのカウントダウン投稿を工事に携わった若手社員総出で行い、活発なコメントで溢れるなど、成果を収めている。メンバーは「空港を利用するお客さまも、そうでない方も、空港に来てもらい、第3ターミナルの変化を肌で感じてほしい」と語る。

出展者が語る
空港とアートの相乗効果

WWD:アートのポイントは?

蓮沼:着物の残たんや赤ちゃんの肌着、不要な服資材など、さまざまな人や場所から回収した素材をアート作品に昇華した。見た目のインパクトはもちろん、自由に触ったり座ったり、赤ちゃんが引っ張ってもいい参加型の作品で、人々の交流を生む装置にもなる。無機質な空間にアートがあることで、会話が広がったり、たまたま居合わせた人々の視線が交錯したりと、空間の一体感やライブ感を生んでくれるとうれしい。

松田:この場所から国内外に出発するという意味を込めて、岩手から沖縄、アメリカまで、さまざまな場所の作家を選出した。キャッチコピーである“VIVID!!”を体現する鮮やかな作品ばかり。そして、フードコートにある飛行機の窓をモチーフにしたアート装飾は、成田空港とヘラルボニーのコラボだからこそ作り出せた景色だと思う。「ダイバーシティー&インクルージョンだから」ではなく、当たり前な風景の一部になり、「なんだか気持ちいい」と思ってもらえたら。

WWD:成田空港から依頼を受けたとき、率直にどう思った?

松田:とてもありがたかった。これまで工事現場の仮囲いや駅のラッピングなどもやってきたが、常設での展示は今回が初めて。長く存在すれば、子どもが大きくなったとき、「これって障がいのある人が作ってるんだ。知らなかった」と発見してくれるかもしれない。また、作品があることで、施設に携わる人の意識もアップデートされていくかもしれない。ささいなことでも、影響を与え続けるきっかけになる。

蓮沼:当たり前の存在だったから、「成田空港だ」と意識して利用したことはなかった。今回一緒に仕事したことで、働いている人を知り、社風も知れた。安全性の厳しい制約がある中で、自由に触っていいようにしてくれたり、一緒に作品を作ってくれたり、こんなに積極的に協力してくれるとは思わなかった。多くの人が使う公共施設が、前のめりな姿勢で取り組んでいることに大きな価値があると思う。

第3ターミナルがあなたの旅を豊かに

 同ターミナルの拡張オープンに合わせてイメージムービーも制作した。“VIVID!!”を体現したカラフルな映像で、旅への期待や高揚感が詰まった内容だ。

PHOTOS:SHUHEI SHINE
※掲出作品は予告なく終了することがあります。
問い合わせ先
成田国際空港

The post 成田空港第3ターミナルに“エシカルアート”が出現 若手社員が考える、時代に合った環境づくり appeared first on WWDJAPAN.

ステラ・マッカートニーがスキンケアラインを始動 日本でも展開予定

 デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は今月、自身のファッションブランドに投資するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON 以下、LVMH)と共に、クリーンなスキンケアライン“ステラ(STELLA)”を立ち上げる。「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の公式サイトで販売し、今後日本でも展開する予定だ。2006年に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」傘下でオーガニックスキンケアライン“ケア(CARE)”を発売して以来、16年ぶりにビューティ製品を手掛けることになる。

 ステラのミニマリストの精神にのっとり、デビューはクレンジング、美容液、クリームの3品のみを発売する。価格はクリームが105ドル(約1万4300円)、レフィルが85ドル(約1万1600円)、クレンジングが60ドル(約8200円)、レフィルが45ドル(約6100円)、美容液が140ドル(約1万9100円)、レフィルが110ドル(約1万5000円)。ステラはLVMHのラグジュアリービューティ部門に新設した専属チームと共に、3年をかけ処方やパッケージを開発した。成分は北ヨーロッパから調達し、オリーブオイルの副産物であるスクワランなど、フードウェイストからアップサイクルした原料を使用。製品は全てクルエルティーフリーで開発・製造し、ビーガン処方となっている。製品の香りは調香師のフランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が手掛け、クローブや松の樹脂、ユーカリといったグリーンな香調を特徴とする。コンセプトはステラが幼少期を過ごしたスコットランドの大自然にインスパイアされた。

 サステナビリティに配慮してなるべく少ない成分構成にこだわるほか、パッケージは木の廃材を利用したリサイクル可能なパウチ型を採用。パウチはガラスのボトルやジャーに簡単に入れられるようになっており、中身を使い切った後はパウチを廃棄してガラスのジャーは使い続けられる。環境負荷が大きく禁止されている成分は使わず、アメリカに製品を配送する際は空輸ではなく船便を使うことによりカーボンフットプリントを1/3以上削減した。製品はコットンを使う必要のない処方で、使い捨てサンプルも作らない。

 ステラは、「個人的にスキンケアのために何種類も製品を買いたくない。少ない製品で最大の効果が欲しい。ラグジュアリーでありながらクリーンであるスキンケアを目指した」とコメント。なお、売り上げの1%を湿地の自然を守るNGO団体「ウェットランド・インターナショナル(WETLANDS INTERNATIONAL)」に寄付する。

The post ステラ・マッカートニーがスキンケアラインを始動 日本でも展開予定 appeared first on WWDJAPAN.

リシュモン、傘下EC企業の過半数株式をファーフェッチとドバイの投資会社に売却 パートナーシップを強化

 「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は8月24日、傘下に持つラグジュアリーEC大手のユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の株式の47.5%を高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に、3.2%をドバイの投資会社シンフォニー・グローバル(SYMPHONY GLOBAL)に売却すると発表した。

 YNAPは、リシュモンの子会社だったネッタポルテが2015年にユークス グループと合併して誕生。リシュモンは株式の49%を保有していたが、18年に残りの株式を買い付けて完全子会社化した。高級ブランドECの「ユークス」「ネッタポルテ」「ミスターポーター(MR. PORTER)」などを運営している。

 リシュモンのヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長は、アマゾン(AMAZON)や中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)の躍進ぶりから小売りのデジタル化がさらに加速すると予測し、15年ごろから“ラグジュアリーブランド向けの中立的なECプラットフォーム”を築きたいと発言していた。この構想は、数年前にファーフェッチのジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼最高経営責任者(CEO)と親交を深めたことで前進。20年11月、リシュモン、ファーフェッチ、アリババの3社はグローバルな戦略的パートナーシップ契約を締結した。22年1月には、YNAPとファーフェッチを合併させるべく「協議が進んでいる」ことを明らかにしていた。

 取り引きの完了は23年度中の見込み。これによってYNAPの過半数株式を保有する支配株主はいなくなるため、“中立的なECプラットフォーム”が実現することになるが、将来的に一定の条件の下でファーフェッチがリシュモンからYNAPの株式を全て取得できるオプションが契約に含まれている。なお、今回の取り引きの完了後、リシュモンはファーフェッチのクラスA株式を一定数受け取るという。YNAPの経営陣も刷新される予定で、新たなCEOを任命するほか、取締役会はリシュモンから代表者を3人、ファーフェッチから3人、シンフォニー・グローバルから1人の7人構成にする。

 また、リシュモンとYNAPは、ファーフェッチの企業向けECプラットフォームであるファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション(Farfetch Platform Solutions以下、FPS)を導入する。これにより、リシュモンの傘下ブランドはファーフェッチの技術や知見を取り入れてオムニチャネル化を推進できるようになる。これに加えて、ファーフェッチのマーケットプレイスにも出店する。

 ルパート会長は、「以前から構想していた、ラグジュアリー業界向けの中立的なオンラインプラットフォームを築くという夢の実現に向けた大きな一歩だ。デジタル化が進む中、ラグジュアリーブランドの魅力を守り、その運命をわれわれの手で管理するという重いタスクは一社で担えるものではない。こうして互いに協力することが肝要だ」と語った。

 ネヴェス=ファーフェッチ会長兼CEOは、「YNAPの株式の47.5%を取得し、リシュモンのパートナーとしてYNAPをハイブリッド型のビジネスモデルへと変革していけることをうれしく思う。これによってさらに力強く成長し、利益率も向上すると確信している。今回の取り引きやFPSの導入などにより、いっそう幅広い顧客層、価格帯、地域にアピールできるラグジュアリー向けのECプラットフォームとなるだろう」と述べた。

 シンフォニー・グローバルは、ドバイの実業家モハメド・アラバール(Mohamed Alabbar)が創設。同氏はアラブ首長国連邦の政府系不動産開発会社エマール・プロパティーズ(EMAAR PROPERTIES)創設者兼会長として知られている。同社はドバイの超高層ビルとして有名なブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)や、世界最大級のショッピングモールであるドバイ・モール(The Dubal Mall)などを開発した。

The post リシュモン、傘下EC企業の過半数株式をファーフェッチとドバイの投資会社に売却 パートナーシップを強化 appeared first on WWDJAPAN.

ゴールドウインが日本製のスポーツ用マスク発売 「ザ・ノース・フェイス」など10ブランドで登場

 ゴールドウインは、同社が展開するうちの10ブランドから、スポーツをする人のために設計したマスク“ムーブ プラス マスク(MOVE + MASK)”とキッズ用の“ムーブ プラス マスク キッズ(MOVE + MASK KIDS)”を各ブランドの全国一部直営店および公式オンラインストアで8月26日から順次販売する。

 マスクは、同社の創業の地である富山県小矢部市の研究開発施設「ゴールドウイン テック・ラボ」で実験、検証をして製作した。マスク内の空間を確保することで息苦しさを軽減したほか、ストレスの少ない肌触り、通気性などを確保した素材を採用するなど、運動時に快適なマスクを目指したという。スイムウエアの「スピード(SPEEDO)」などを手がける国内工場で職人が丁寧に縫い上げ、繰り返しの洗濯が可能だ。

 “ムーブ プラス マスク”には「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」「ゴールドウイン(GOLDWIN)」「スピード」「ダンスキン(DANSKIN)」「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」「エレッセ(ELLESSE)」「カンタベリー(CANTERBURY)」「アンパスィ(AND PER SE)」「ウールリッチ(WOOLRICH)」の10ブランドが参加し、価格は税込3300円。“ムーブ プラス マスク キッズ”には「ザ・ノース・フェイス」「ヘリーハンセン」「ゴールドウイン」「スピード」「ダンスキン」「カンタベリー」の6ブランドが参加し、価格は同2750円。それぞれカラーはブラックのみ。

The post ゴールドウインが日本製のスポーツ用マスク発売 「ザ・ノース・フェイス」など10ブランドで登場 appeared first on WWDJAPAN.

「オン」が宝石や鉱物に着想した限定コレクション“ジェムストーン エディション”を発表

 スイス発のパフォーマンスブランド「オン(ON)」は、同国の山々で採れる宝石や鉱物にインスピレーションを得た限定コレクション“ジェムストーン エディション(GEMSTONE EDITION)”を発表した。8月から順次発売し、「オン」の公式オンラインストアと東京・原宿の旗艦店「オン トーキョー(ON TOKYO)」などで取り扱う。

 “ジェムストーン エディション”は、“クラウドウルトラ(CLOUDULTRA)”と“ザ ロジャー クラブハウス(THE ROGER CLUBHOUSE)”、“クラウドノバ フォーム(CLOUDNOVA FOAM)”、“クラウドアウェイ(CLOUDAWAY)”の4型のスニーカーをベースに展開する。現在販売中の“クラウドウルトラ”は蛍石に、同じく販売中の“ザ ロジャー クラブハウス”はオパールに、10月13日発売の“クラウドノバ フォーム”はチタナイトに、11月23日発売の“クラウドアウェイ”はスモーキークォーツに着想。どれもベースモデルの機能性を維持しつつ、アッパーに各宝石や鉱物のカラーを落とし込むことで、独特な配色が目を引く仕上がりになっている。価格は“クラウドウルトラ”が税込2万680円、“ザ ロジャー クラブハウス”と“クラウドノバ フォーム”が同1万8480円、“クラウドアウェイ”が同1万7930円だ。

The post 「オン」が宝石や鉱物に着想した限定コレクション“ジェムストーン エディション”を発表 appeared first on WWDJAPAN.

キーワードは“自然に学ぶ” 「シロ」今井会長と「たねやグループ」山本CEOが取り組む地方創生

 コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。そこで、地方創生や地域活性に力を入れる他業界の企業トップを招き、その理念や取り組みについての対談を行う。初回はテクノロジーやデザインを学び社会に変化を生む起業家精神を育む学校“神山まるごと高専(仮称・認可申請中)”を構想し、理事長に就任予定の「サンサン(Sansan)」寺田親弘社長/CEOを招いた。

 2回目となる今回は、滋賀県の近江八幡に菓子屋のフラッグショップ「ラ コリーナ近江八幡」を構え、観光資源としての価値を高めている「たねやグループ」の山本昌仁CEOを招き、“みんなのすながわプロジェクト”の実行委員長を務める「シロ」今井浩恵会長とともに、それぞれが取り組む事業について語った。

 「ラ コリーナ近江八幡」を建設するにあたり、全てのテーマを「自然に学ぶ」とした山本CEOは、農薬がまかれた建設予定地の土替えから始め、近江八幡を自然あふれるパワースポットになるよう目指した。動画内では、施設を運営する中で始まった植林活動“どんぐりプロジェクト”や、美しい景観が自慢の自社農園“キャンディーファーム”についても紹介。「シロ」の今井会長は「東京に出てきたときに改めて砂川の魅力に気がついた」と、砂川市の豊かな自然の尊さや素晴らしさを語った。

 “みんなのすながわプロジェクト”の一環である施設“みんなの工場”は、今年4月末に起工式を行い、現在は工場部分の鉄骨の柱や梁を立てている。今月以降は屋根が掛けられ、いよいよ施設の形が見える予定だ。 7月には「アリイイリエ アーキテクツ」の建築家・有井淳生、入江可子、プロジェクトマネージャーの高山泉を招き、プロジェクトオーナーである「シロ」今井会長と福永社長がオンライン座談会を実施した。施設設計におけるさまざまな思いや葛藤を伝え合い、12月の新工場稼働に向けて建設にラストスパートをかける。オンライン座談会の様子は“みんなのすながわプロジェクト”オフィシャルサイトにて視聴可能だ。

問い合わせ先
シロ/みんなのすながわプロジェクト事務局
0125-52-3738

The post キーワードは“自然に学ぶ” 「シロ」今井会長と「たねやグループ」山本CEOが取り組む地方創生 appeared first on WWDJAPAN.

「ア ベイシング エイプ®」がアメリカ合衆国郵便公社とコラボ スニーカーとシャツを販売

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は8月28日、アメリカ合衆国郵便公社(United States Postal Service、以下USPS)とコラボしたスニーカー(2万3100円税込、以下同)とシャツ(2万1780円)を公式オンラインストア限定で発売する。

 スニーカーはUSPSのコーポレートカラーである赤と青を基調とし、封筒の質感を表現した米デュポン(DU PONT)製生地の上に配送伝票をデザインする。シャツはUSPSの古いユニホームをサンプリングしたもので、ボックスシルエットが特徴だ。胸ポケットには、アメリカの国鳥ハクトウワシをモチーフにしたUSPSのワッペンを付ける。

The post 「ア ベイシング エイプ®」がアメリカ合衆国郵便公社とコラボ スニーカーとシャツを販売 appeared first on WWDJAPAN.

「テンダーパーソン」2023年春夏コレクション

 「テンダーパーソン(TENDER PERSON)」が2023年春夏コレクションを発表した。

The post 「テンダーパーソン」2023年春夏コレクション appeared first on WWDJAPAN.