「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は、2024年春夏コレクションをパリで発表した。ショー会場周辺には、新たなシルエットの探究を続ける同ブランドの哲学に共鳴するように、裾がフープ状に広がったジャケットやスカートの着用者が見られた。定番である黒のルックが多い中で、中世の道化師に触発された23−24年秋冬コレクションのマルチカラーのハーレークインプリントも存在感を放っていた。どのゲストも、シルエットや色柄などのアヴァンギャルドなアイテムを、自分らしく楽しく着こなしていた。
足元は、国内で今年4月に発売された、「ナイキ(NIKE)」とのコラボレーションによるスニーカー、“ターミネーター ハイSP(Terminator High SP)”を筆頭に、スニーカーの着用率が高かった。愛するブランドの洋服を自由に着用する来場者の光景から、バッグに描かれたブランドのメッセージ“強い意思で自由に生きる(Live fee with strong will)”が浸透していることが伝わってきた。
写真は、「マックスマーラ」2024年リゾートコレクションで訪れたスウェーデン・ストックホルムで PHOTO:MAX MARA
ローラ プロフィール
16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。
写真は、「マックスマーラ」2024年リゾートコレクションで訪れたスウェーデン・ストックホルムで PHOTO:MAX MARA
ローラ プロフィール
16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。
マツキヨココカラ&カンパニーはマツモトキヨシ創業90周年を記念し、6月30日に、「パトリック(PATRICK)」、「ニューエラ(NEW ERA)」、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のEC限定レーベル「インフォ.ビューティ&ユース(INFO.BEAUTY&YOUTH)」それぞれとのコラボ商品を発売する。スニーカーやキャップ、Tシャツを展開し、価格はスニーカーが1万9800円、キャップが4400〜4950円、Tシャツが5500円。
マツキヨココカラ&カンパニーはマツモトキヨシ創業90周年を記念し、6月30日に、「パトリック(PATRICK)」、「ニューエラ(NEW ERA)」、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のEC限定レーベル「インフォ.ビューティ&ユース(INFO.BEAUTY&YOUTH)」それぞれとのコラボ商品を発売する。スニーカーやキャップ、Tシャツを展開し、価格はスニーカーが1万9800円、キャップが4400〜4950円、Tシャツが5500円。
なお、「サヴェージ×フェンティ」は21年2月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)などから1億1500万ドル(約134億円)を、22年1月には米投資会社ニューバーガー・バーマン(NEUBERGER BERMAN)などから1億2500万ドル(約146億円)を調達している。22年3月には、同ブランドがIPO(新規上場)を目指して情報収集をしていると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じた。
いつもは街の中心地から離れた場所でショーを開催する「ゼニア(ZEGNA)」ですが、今季はドゥオーモに程近いサン・フェデーレ広場(Piazza San Fedele)にゲストを招待しました。じっとしていても汗ばむ30度超えの炎天下で行う屋外のショーです。「ゼニア」は気を利かせて、会場入り口でキャップを配ってくれました。ありがたや。そしてその方法がなんともシュールで、壁に開けた小さな小窓から、人の手と共に帽子がニョキっと出てくる、世にも珍しい自動的手動の帽子配布システムです。壁の奥でスタッフが手に取った帽子を一つずつ出すアナログ式で、壁を隔てて人と人が目を合わすこともありません。まるでラーメン一蘭の味集中カウンターです。おかげで、日差しを防いでショーを鑑賞することができました。グラツィエ!
しかし人混みにどんどん流されているうちに、気がつけばライブを行うステージのほぼ真ん前にいるではないですか。夜11時に過ぎに登場した“すごいゲスト”は、なんとジェイ・Z(JAY Z)でした。そして途中でファレルもステージに上がり「I Just Wanna Love U (Give It 2 Me)」を披露します。デザイナーポジションの人がショー後にライブパフォーマンスするなんて、前代未聞です。しかも世界的ロックフェスでヘッドライナーを務めるジェイ・Zが手を伸ばせば触れそうな距離にいて、1、2曲とかではなく、30分間しっかりライブをしてるなんて。「明日も取材があるし5分だけ見よう」と言っていた自分はどこへやら。フルセットをしっかりと見届けて、日付が変わる頃にホテルへと向かいました。ファレルの新生「ルイ・ヴィトン」は、クリエイションという点ではまだまだ未知数ではあるものの、世間からの期待に十分答えた内容だったのではないでしょうか。SNS上で饒舌なファッション評論家のような方たちがさまざまな分析をしていて興味深く見ているのですが、あの現場のパワーを作り出せる個人というのはやっぱり強い。まさに“JOY”な一夜でした。