人気美容室「アルバム」が渋谷パルコにオープン クリエイティブ強化店として渋谷エリアで2店舗目

都心を中心に美容室「アルバム(ALBUM)」「アイティー バイ アルバム(IT by ALBUM)」「DXシェアサロン」などを運営するオニカムは、「アルバム 渋谷パルコ店」をオープンした。

渋谷パルコという、ファッションやカルチャーの最先端を発信している高いブランド力を誇る場所に、「アルバム」の中でも特にクリエイティブを強化する店舗として渋谷エリア2店舗目の出店。原宿店の移転となるため、「アルバム」としては渋谷店・新宿店・銀座店・池袋店に次ぐ5店舗目となる超都心型のブランドサロンだ。若者文化の発信地であり、洗練されたショップが並ぶ東京のトレンドをけん引する渋谷パルコで、毎月通える価格でトレンドヘアを提供する。

約48坪の店内に22席(コールドスペース2席含む)を有しており、店内はシンプルでありながら洗練されたスタイリッシュなデザインで、落ち着きのある時間を過ごすことができる。全席にダイソン製品を設置しているなど、先端の設備と経験豊富なスタッフが、顧客一人一人の個性と魅力を引き立てる。

「アルバム」は2022年度の実績で、銀座店が「ホットペッパービューティーアワード」の「ゴールドプライズ」を受賞。全国5万4000店舗中の第1位のネット予約売り上げとなり、グループとしてはこれまで新宿店の3年連続受賞に次ぎ、5年連続で関東エリアの10席以上の席区分(受賞区分の中で最大の席数規模)で受賞した背景があり、“日本で一番予約が入る美容室”としてメジャーな存在となっている。

The post 人気美容室「アルバム」が渋谷パルコにオープン クリエイティブ強化店として渋谷エリアで2店舗目 appeared first on WWDJAPAN.

人気美容室「アルバム」が渋谷パルコにオープン クリエイティブ強化店として渋谷エリアで2店舗目

都心を中心に美容室「アルバム(ALBUM)」「アイティー バイ アルバム(IT by ALBUM)」「DXシェアサロン」などを運営するオニカムは、「アルバム 渋谷パルコ店」をオープンした。

渋谷パルコという、ファッションやカルチャーの最先端を発信している高いブランド力を誇る場所に、「アルバム」の中でも特にクリエイティブを強化する店舗として渋谷エリア2店舗目の出店。原宿店の移転となるため、「アルバム」としては渋谷店・新宿店・銀座店・池袋店に次ぐ5店舗目となる超都心型のブランドサロンだ。若者文化の発信地であり、洗練されたショップが並ぶ東京のトレンドをけん引する渋谷パルコで、毎月通える価格でトレンドヘアを提供する。

約48坪の店内に22席(コールドスペース2席含む)を有しており、店内はシンプルでありながら洗練されたスタイリッシュなデザインで、落ち着きのある時間を過ごすことができる。全席にダイソン製品を設置しているなど、先端の設備と経験豊富なスタッフが、顧客一人一人の個性と魅力を引き立てる。

「アルバム」は2022年度の実績で、銀座店が「ホットペッパービューティーアワード」の「ゴールドプライズ」を受賞。全国5万4000店舗中の第1位のネット予約売り上げとなり、グループとしてはこれまで新宿店の3年連続受賞に次ぎ、5年連続で関東エリアの10席以上の席区分(受賞区分の中で最大の席数規模)で受賞した背景があり、“日本で一番予約が入る美容室”としてメジャーな存在となっている。

The post 人気美容室「アルバム」が渋谷パルコにオープン クリエイティブ強化店として渋谷エリアで2店舗目 appeared first on WWDJAPAN.

オンワード樫山のD2C「アンクレイヴ」、4年目で売上高10億円突破へ

オンワード樫山によるD2Cの婦人服「アンクレイヴ(UNCRAVE)」が好調だ。2020年春の販売開始以降、2ケタ成長を維持し、今期(24年2月期)は売上高10億円を超える見通しだ。EC(ネット通販)をメインとする一方、ポップアップストアやショールーミングストアを設け、顧客が実際に商品に触れる機会を増やす戦略が功を奏した。

「アンクレイヴ」は30〜40代の働く女性が着回ししやすいミニマルな衣服を目指し、ベーシックなカラーでアイテム展開をするほか、UVカットや“マシーンウォッシャブル”(洗濯機で洗える)などの機能にもこだわる。ジャケットとパンツ、スカートなどセットアップの提案が多いのも特徴だ。

今年の春夏は伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、大丸札幌店、大丸東京店の5カ所でポップアップストアを開き、1週間前後の期間で最大2000万〜3000万円を売った。2月には初のショールーミングストアを表参道で行い、会場からインスタライブを配信するなどして、多くの顧客を集めた。春夏シーズンの売上高も前年に比べて20%増で着地する見通しだ。同社の越智大輔執行役員は「ECだけでは素材やパターンの良さが十分には伝わらない。お客様が直接手に触れる場を作ることで、購買の決定率がぐんと高まる」と話す。リアルの場ではトップスとボトムスの販売率も高まるうえ、顧客の率直な感想を集める機会にもなる。

6月27・28日に都内で開催された秋冬向け商材の展示会では、メリノウールを使用したハリのあるニットジャケット(1万6940円)や、フクレジャガード素材のスカート(2万5960円)、ネップヤーンを織り交ぜたツイードセットアップ(ジャケット、オールインワン 各2万9920円)など、素材をひと工夫したアイテムを多くそろえた。

The post オンワード樫山のD2C「アンクレイヴ」、4年目で売上高10億円突破へ appeared first on WWDJAPAN.

高島屋3〜5月期、売上高はコロナ前と同水準に

高島屋の2023年3〜5月期連結業績は、売上高に相当する総額営業収益が前年同期比7.3%増の2176億円、営業利益が同66.4%増の110億円、純利益が同59.8%増の85億円だった。行動制限の撤廃による消費回復が顕著に見られた。コロナ前の19年3〜5月期との比較では、総額営業収益はほぼ同水準まで回復し、営業利益は大幅に上回った。

国内百貨店事業は月を追うごとに改善し、売上高は前年同期比で9.8%増、19年比でも0.1%ながら上回った。訪日客による免税売上高は19年の7割程度まで戻った。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品といった高額品が12.4%増、婦人服や紳士服などのファッションが13.1%増だった。利益率の高いアパレルの回復したことに加え、昨年から本腰を入れたコスト構造改革の成果もあって国内百貨店事業の販管費率は1.5ポイント改善した。

好業績を受けて24年2月期の通期業績予想を上方修正する。総額営業収益は消費減速のリスクを踏まえて据え置くが、営業利益は375億円(当初計画は350億円)、純利益は245億円(同230億円)に上振れる。売上高も利益も19年実績を上回る見通しだ。

The post 高島屋3〜5月期、売上高はコロナ前と同水準に appeared first on WWDJAPAN.

ドラバラはリップで「ケイト」が圧勝 SNSでバズったコンシーラーブラシも上位に「WWDBEAUTY 2023上半期ベストコスメ」を考察

「WWDJAPAN」6月26日号の付録「WWDBEAUTY」とニュースサイト「WWDJAPAN.com」では、「2023年上半期ベストコスメ」を発表している。2023年上半期は、百貨店やバラエティーショップ・ドラッグストア、ECポータルサイト39店舗の協力を得て1〜4月に売れた商品をリサーチし、新商品(ニュープロダクト)と総合(ヒーロープロダクト※新商品も含む)を表彰。13カテゴリーのトップ3が出そろった。

リップは「ケイト」が圧勝

バラエティー・ショップ・ドラッグストアチャネルでも注目すべきはリップ部門。マスクの自由化によって需要が高まっている。その中で「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”が新商品・総合とも1位を獲得し、無双状態だった。艶や発色の良さがありながらマスクにつきにくい処方が引き続き支持され、シーズンごとに新色を投入する仕掛けも多くの女性の心を掴んだ。2、3位では韓国や中国ブランドがランクインし、話題の“粘膜リップ”を表現できるとして支持を集めたようだ。

毛穴ケアのニーズに対応したクレンジング・洗顔料が人気

マスク着用の期間が長く続き、蒸れから毛穴の開きを気にする人が増え毛穴ケアアイテムの需要が高まっている。クレンジング・洗顔は毛穴汚れを落とし、次のスキンケアステップの浸透を促すためにも重要な位置づけ。総合1位の「メラノCC」“ディープクリア酵素洗顔”や新商品1位の「ビオレ(BIORE)」“ザクレンズオイルメイク落とし”などは、バイヤーから「マスク着用で毛穴ケアを意識する顧客が増えたことが影響している」「毛穴に入り込んだメイク汚れまでしっかり落とせる」などの声から選ばれた。2、3位も毛穴ケアにフォーカスした商品となっている。

SNSでバズったコンシーラーブラシが首位

美容機器・ツール部門は百貨店やECではドライヤーなどがランクインしていたが、バラエティーショップ・ドラッグストアはブラシとスポンジが上位を占めた。SNSでも多く取り上げられているコンシーラーブラシが1位を獲得。コンシーラーは手で塗布するより、ブラシを使用した方がムラなく塗れ、カバーもしっかりできるとして愛用者が増えている。新商品ではリップに続き「ケイト」“コンシーラーブラシ”が支持を最も集めた。SNSでは「#クッションスタンプブラシ」と多くの投稿があったという。総合1位の「ロージーローザ(ROSYROSA)」“マルチファンデブラシ”は、「プチプラで優秀とSNSで話題になった」とのバイヤーの声。2、3位もブラシとスポンジがランクインし、ツールを用いてメイクをする人が増加したのを反映したランキングとなった。

The post ドラバラはリップで「ケイト」が圧勝 SNSでバズったコンシーラーブラシも上位に「WWDBEAUTY 2023上半期ベストコスメ」を考察 appeared first on WWDJAPAN.

「THREE」のリキッドアイシャドウが5年ぶりにリニューアル 3つの質感で全8色展開

「スリー(THREE)」は8月9日、リキッドアイシャドウ“アルカミストツイストフォーアイ”を、3つの質感で表現する“ユナイテッドフルイドアイカラー”(全8色、各3850円)に刷新する。リキッドアイシャドウの刷新は5年ぶり。乳液のようなテクスチャーで重ね使いすることで奥行きとニュアンス、透明感も演出する。

“アルカミストツイストフォーアイ”は2018年に誕生。1本でさまざまな表情を出せるとして支持されてきた。今回、2023年秋コレクションのテーマである個性を尊重する「ビヨンド フルイディティ」に基づき、“ユナイテッドフルイドアイカラー”を開発した。2009年のブランド誕生以来メイク商品でこだわってきた発色とテクスチャー、グレーに立ち返り、ナチュラル・シアー・ブリリアントと3つのテクスチャーで目元を演出する。乳液のような滑らかなテクスチャーを実現するミルキータッチ処方を採用したほか、ウォータープルーフ処方により付けたての発色をキープする。リエ・オモト(Rie Omoto)グローバル・クリエイティブ・ディレクターは「透明感やしなやかさ、光りと影が角度によって変化を生むグレーにこだわった。今後、“ユナイテッドフルイドアイカラー”をコアにしながらメイクアップアイテムを進化させる」とコメントした。

なお、同日にはマスカラ“ワイズアイズパースペクティヴ マスカラ”(全4色、各4400円)とアイブロウ“アドバンスドアイデンティティ ブラウシェーピングデュオ”(新1種、限定1種、各4180円)、“アドバンスドアイデンティティ アイブラウペンシル”(新1色、3850円)も発売する。

【カード】

【関連】

The post 「THREE」のリキッドアイシャドウが5年ぶりにリニューアル 3つの質感で全8色展開 appeared first on WWDJAPAN.

「アグ」がアジア初の旗艦店を7月1日に原宿にオープン 人気のプラットフォームサンダルからアパレルまで豊富に

「アグ(UGG)」は7月1日に、アジア初の旗艦店を原宿にオープンする。店舗面積は約407平方メートルで、2フロアで構成する。ガラス張りで自然光を多く取り入れた空間で、拠点を置くカリフォルニアを想起させる装飾を随所に施してブランドの世界観を表現した。

1階はウィメンズ、2階はメンズの商材をメインに販売する。ブーツやプラットフォームサンダルなどの人気商材に加え、アパレルから小物まで幅広くそろう。フロアをつなぐ階段の壁面には、アーティストユニットのヒトツキ(HITOTZUKI)がペインティングを施した。

コラボレーション商品など話題性のある商品の販売にも力を入れる。オープン時には、昨年グローバルで完売が続出したプラットフォームブーツのコレクションを数量限定で先行発売するほか、今春の売れ筋商品であるプラットフォームサンダルも数量限定で再入荷する。

オープンを記念して、来店者にはオリジナルのタトゥーシールを配布する。また、1万5000円以上購入した人には、イラスト入りのメッシュショルダーバッグをプレゼントする。

■「UGG TOKYO FLAGSHIP STORE」

オープン日:7月1日
時間:11:00〜20:00
定休日:1月1日
住所:東京都渋谷区神宮前4-31-12

The post 「アグ」がアジア初の旗艦店を7月1日に原宿にオープン 人気のプラットフォームサンダルからアパレルまで豊富に appeared first on WWDJAPAN.

「アグ」がアジア初の旗艦店を7月1日に原宿にオープン 人気のプラットフォームサンダルからアパレルまで豊富に

「アグ(UGG)」は7月1日に、アジア初の旗艦店を原宿にオープンする。店舗面積は約407平方メートルで、2フロアで構成する。ガラス張りで自然光を多く取り入れた空間で、拠点を置くカリフォルニアを想起させる装飾を随所に施してブランドの世界観を表現した。

1階はウィメンズ、2階はメンズの商材をメインに販売する。ブーツやプラットフォームサンダルなどの人気商材に加え、アパレルから小物まで幅広くそろう。フロアをつなぐ階段の壁面には、アーティストユニットのヒトツキ(HITOTZUKI)がペインティングを施した。

コラボレーション商品など話題性のある商品の販売にも力を入れる。オープン時には、昨年グローバルで完売が続出したプラットフォームブーツのコレクションを数量限定で先行発売するほか、今春の売れ筋商品であるプラットフォームサンダルも数量限定で再入荷する。

オープンを記念して、来店者にはオリジナルのタトゥーシールを配布する。また、1万5000円以上購入した人には、イラスト入りのメッシュショルダーバッグをプレゼントする。

■「UGG TOKYO FLAGSHIP STORE」

オープン日:7月1日
時間:11:00〜20:00
定休日:1月1日
住所:東京都渋谷区神宮前4-31-12

The post 「アグ」がアジア初の旗艦店を7月1日に原宿にオープン 人気のプラットフォームサンダルからアパレルまで豊富に appeared first on WWDJAPAN.

最旬オールホワイトスタイルで夏を先取り【2023春夏トレンド】

白パンツの装いは、夏に人気が高まります。オールホワイトでまとめると、きれいめで洗練された印象に加え、凜とした雰囲気や清潔感、ヘルシーさをまとえるのも魅力です。今回は、ファッションモデルがイベント会場で見せた白主体のコーディネートを中心に、着こなしのポイントをつかんでいきます。

ホワイトルックは、ランウエイでも相次いで提案されています。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」は、オリジナルのプリーツ加工を施したパンツのセットアップを発表。きちんと感を保ちながらも、ドレッシーでアートライクなスタイリングに仕上げました。このように、白の表情を深める演出が今シーズンのトレンドです。

ペンシルパンツで凜々しくクールに

細身のシルエットを選ぶと、白パンツを一段と凜々しく見せられます。上下を白で統一すれば、すがすがしい印象をまとえるので、夏にぴったりのクールなスタイリングです。

モデルの新井貴子さんは、トレンドのクロップドジャケットとパンツのホワイトルックで登場。センタープレスのスリムパンツで、シャープな脚線を引き立てました。中に着たショート丈のトップスで、ほんのり肌見せ。差し色のクラッチバッグで白をさらに際立たせた、トップモデルならではのコーディネートです。

気負わないハンサムスタイル

白系のパンツスーツは、ハンサムにキマりやすい装いです。ビシッとまとまりすぎるのを防ぐには、袖を通さないジャケットの肩掛けが役に立ちます。バッグや靴でムードをずらす小技も取り入れる価値大です。

ダブルブレストのジャケットを肩掛けして抜け感を演出したのは、モデルの滝沢眞規子さん。マスキュリンな表情のパンツスーツにリラックスムードを漂わせました。シャツもボタンを多めにはずして、気負わない雰囲気を強調。自然なドレープや、きれいなセンタープレスが、素材の上質感を印象付けました。バッグと靴はカジュアルなムードを取り入れ、全体を調和させています。

スポーティーにまとめてクリーンに

白ならではの清潔感は、夏にこそ頼もしく感じられます。クリーンなキャラクターをまとうなら、スポーティーなスタイリングが効果的。白キャップは絶好のパートナーです。

モデルの長谷川潤さんは、申し分のない爽やかな装いを披露。コンパクトな白Tシャツとデニムのワイドパンツで、ヘルシーなムードをアピールしました。Tシャツの裾を少しブラウジングしてたるませて、ウエストの細さを強調する小技もさりげないモデルテクニック。白キャップで顔周りを明るく見せる効果も見逃せません。

上下ボリューム差で大人ストリート

ピュアで清らかなイメージは、白ならではの特権。素肌をのぞかせた装いでも、きれいめに仕上がるので、トレンドの健やかなムードとも好相性です。

コンパクトなタンクトップでフレッシュな装いを披露したのは、モデルの佐藤晴美さん。デニムのワイドパンツと合わせて、上半身を華奢に演出。ボトムスにボリュームを持たせたおかげで、小顔効果も発揮しています。厚底サンダルで、さらに縦長のシルエットに整えました。

ディテールが効いたモードスタイル

ホワイトルックは割と見慣れているだけに、ありきたりを避けるなら、ややトリッキーなアレンジが有効です。過剰なボリュームや繊細なディテールは、意外性を誘います。上手に操れば、めりはりのあるシルエットが生まれます。

モデルのemmaさんは、生地に張りを持たせたボンディング加工のTシャツをチョイス。オーバーサイズの立体フォームがかえってスレンダーさを印象付けています。裾からヘアリーなディテールをのぞかせ、リュクスなたたずまいに。足首から下にボリュームたっぷりのフレアパンツが、美しいコントラストを生んでいます。

白パンツのオールホワイトコーデは、きれいめやハンサム、ヘルシー、大人ストリートなど、さまざまなアレンジが楽しめます。スタイリングのコツは、差し色や小物使い、肌見せなど。今回紹介したモデルならではのテクニックを参考にすれば、夏に向けたおしゃれは準備万全です。

The post 最旬オールホワイトスタイルで夏を先取り【2023春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

最旬オールホワイトスタイルで夏を先取り【2023春夏トレンド】

白パンツの装いは、夏に人気が高まります。オールホワイトでまとめると、きれいめで洗練された印象に加え、凜とした雰囲気や清潔感、ヘルシーさをまとえるのも魅力です。今回は、ファッションモデルがイベント会場で見せた白主体のコーディネートを中心に、着こなしのポイントをつかんでいきます。

ホワイトルックは、ランウエイでも相次いで提案されています。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」は、オリジナルのプリーツ加工を施したパンツのセットアップを発表。きちんと感を保ちながらも、ドレッシーでアートライクなスタイリングに仕上げました。このように、白の表情を深める演出が今シーズンのトレンドです。

ペンシルパンツで凜々しくクールに

細身のシルエットを選ぶと、白パンツを一段と凜々しく見せられます。上下を白で統一すれば、すがすがしい印象をまとえるので、夏にぴったりのクールなスタイリングです。

モデルの新井貴子さんは、トレンドのクロップドジャケットとパンツのホワイトルックで登場。センタープレスのスリムパンツで、シャープな脚線を引き立てました。中に着たショート丈のトップスで、ほんのり肌見せ。差し色のクラッチバッグで白をさらに際立たせた、トップモデルならではのコーディネートです。

気負わないハンサムスタイル

白系のパンツスーツは、ハンサムにキマりやすい装いです。ビシッとまとまりすぎるのを防ぐには、袖を通さないジャケットの肩掛けが役に立ちます。バッグや靴でムードをずらす小技も取り入れる価値大です。

ダブルブレストのジャケットを肩掛けして抜け感を演出したのは、モデルの滝沢眞規子さん。マスキュリンな表情のパンツスーツにリラックスムードを漂わせました。シャツもボタンを多めにはずして、気負わない雰囲気を強調。自然なドレープや、きれいなセンタープレスが、素材の上質感を印象付けました。バッグと靴はカジュアルなムードを取り入れ、全体を調和させています。

スポーティーにまとめてクリーンに

白ならではの清潔感は、夏にこそ頼もしく感じられます。クリーンなキャラクターをまとうなら、スポーティーなスタイリングが効果的。白キャップは絶好のパートナーです。

モデルの長谷川潤さんは、申し分のない爽やかな装いを披露。コンパクトな白Tシャツとデニムのワイドパンツで、ヘルシーなムードをアピールしました。Tシャツの裾を少しブラウジングしてたるませて、ウエストの細さを強調する小技もさりげないモデルテクニック。白キャップで顔周りを明るく見せる効果も見逃せません。

上下ボリューム差で大人ストリート

ピュアで清らかなイメージは、白ならではの特権。素肌をのぞかせた装いでも、きれいめに仕上がるので、トレンドの健やかなムードとも好相性です。

コンパクトなタンクトップでフレッシュな装いを披露したのは、モデルの佐藤晴美さん。デニムのワイドパンツと合わせて、上半身を華奢に演出。ボトムスにボリュームを持たせたおかげで、小顔効果も発揮しています。厚底サンダルで、さらに縦長のシルエットに整えました。

ディテールが効いたモードスタイル

ホワイトルックは割と見慣れているだけに、ありきたりを避けるなら、ややトリッキーなアレンジが有効です。過剰なボリュームや繊細なディテールは、意外性を誘います。上手に操れば、めりはりのあるシルエットが生まれます。

モデルのemmaさんは、生地に張りを持たせたボンディング加工のTシャツをチョイス。オーバーサイズの立体フォームがかえってスレンダーさを印象付けています。裾からヘアリーなディテールをのぞかせ、リュクスなたたずまいに。足首から下にボリュームたっぷりのフレアパンツが、美しいコントラストを生んでいます。

白パンツのオールホワイトコーデは、きれいめやハンサム、ヘルシー、大人ストリートなど、さまざまなアレンジが楽しめます。スタイリングのコツは、差し色や小物使い、肌見せなど。今回紹介したモデルならではのテクニックを参考にすれば、夏に向けたおしゃれは準備万全です。

The post 最旬オールホワイトスタイルで夏を先取り【2023春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

百貨店はリップ復調で「ディオール」が圧勝 スキンケアはロングセラーに支持 「WWDBEAUTY 2023上半期ベストコスメ」を考察

「WWDJAPAN」6月26日号の付録「WWDBEAUTY」とニュースサイト「WWDJAPAN.com」では、「2023年上半期ベストコスメ」を発表している。2023年上半期は、百貨店やバラエティーショップ・ドラッグストア、ECポータルサイト39店舗の協力を得て1〜4月に売れた商品をリサーチし、新商品(ニュープロダクト)と総合(ヒーロープロダクト※新商品も含む)を表彰。13カテゴリーのトップ3が出そろった。

マスク自由化でリップに脚光

百貨店チャネルで今期の注目は、3月からマスク着脱が個人の判断になり、コロナ禍で低調傾向にあったカラーリップが復調したこと。その中で存在感を放ったのはリップ部門の新商品、総合とも1位を獲得した「ディオール(DIOR)」の“アディクト リップ マキシマイザー”だ。リニューアルによって24色とカラーレンジが大幅にアップ。ぷっくりとした唇を演出できる処方を強化したほか、90%の自然由来成分にするなど機能も向上。欠品するカラーが続出するほど人気を集めた。2、3位はケア効果のある商品がランクインし、マスクで荒れがちな唇ケアを重視する傾向が反映された順位だった。

スキンケアはロングセラーが根強い人気

肌の土台を整えるとしてスキンケアを重視する傾向は続き、化粧水部門や美容液部門では季節的に肌の透明感を生む美白有効成分やビタミンCなどを配合したアイテムが上位を占めた。印象的だったのは化粧水部門。新商品の1位は1897年に誕生した「シセイドウ(SHISEIDO)」“オイデルミン エッセンスローション”。リニューアルした8代目は、バルク(中身)を充填しながら容器を作るというサステナブルで高い技術を採用したもの。もちろんバルクも自己回復力をサポートする成分がふんだんに配合されている。総合の1位は22年の上半期、下半期ともに同部門の3位から躍進した「SK-Ⅱ」の“フェイシャル トリートメント エッセンス”が獲得した。肌測定器「マジックスキャン」を活用したポップアップの実施や、限定キットの販売などがロングセラー商品の売り上げ拡大に寄与したという。インバウンド客も徐々に戻ってきており、外国人からの支持も高いブランドなだけに今後も期待できそうだ。

メンズコスメはブランド数拡大で混戦

メンズコスメ部門は、ここ数シーズン「シセイドウメン(SHISEIDO MEN)」が存在感を放っていたが、男性のスキンケア、メイク需要の高まりを受けて取り扱いブランドが増え、ランキングも混戦模様だった。新商品の1位は「スリー(THREE)」“バランシングステム ローション”。シェアコスメとしてパートナーと使用しているケースも少なくないという。2位は「クラランス(CLARINS)」のフォーミングジェルと「クワトロボタニコ(QUATTRO BOTANICO)」の美容液。「クワトロボタニコ」は男性向けとしては珍しいコウジ酸が配合され、男性の肌ケアが本格的になってきた感がある。総合1位は根強い人気を保つ「シセイドウメン」の“フェイス クレンザー”だったが、2、3位は「スリー」のトライアルキットやローションがランクインした。特に「シセイドウメン」は2〜3月にかけてフレッシャーズが身だしなみを整えるとして購入したケースが目立ったそうで、若い層を中心に肌ケアは必須となっている。メンズコスメに注力するブランドは今後も増えそうだ。

The post 百貨店はリップ復調で「ディオール」が圧勝 スキンケアはロングセラーに支持 「WWDBEAUTY 2023上半期ベストコスメ」を考察 appeared first on WWDJAPAN.

「エスト」史上最高レベルのカバー力を持つクリームファンデーション登場

花王の「エスト(EST)」は8月4日、ブランド史上最高レベルのカバー力を持つファンデーション“フローレス コンシーリング クリームファンデーション”[SPF35・PA+++](全3色、各15g、各5500円)を数量限定で発売する。

同商品は軽やかなクリームタイプのファンデーションでありながら、大人の肌悩みであるシミや色ムラをしっかりとカバーする。コンシーラーのように部分的にも使用でき、薄いシミならひと塗りで、濃いシミは重ね塗りでカバーできる。高密着処方で、ヒアルロン酸とユーカリエキス、2種類の美容液成分を配合。保湿しながら肌の凹凸に密着し、ファンデーションが小ジワやほうれい線に溜まりにくく、崩れが起きにくい。

同限定ファンデーションの発売を記念し、「エスト」の各ファンデーション購入者には、“コレクティング プライマー”のミニサイズ(5g)をプレゼントする。

The post 「エスト」史上最高レベルのカバー力を持つクリームファンデーション登場 appeared first on WWDJAPAN.

「エスト」史上最高レベルのカバー力を持つクリームファンデーション登場

花王の「エスト(EST)」は8月4日、ブランド史上最高レベルのカバー力を持つファンデーション“フローレス コンシーリング クリームファンデーション”[SPF35・PA+++](全3色、各15g、各5500円)を数量限定で発売する。

同商品は軽やかなクリームタイプのファンデーションでありながら、大人の肌悩みであるシミや色ムラをしっかりとカバーする。コンシーラーのように部分的にも使用でき、薄いシミならひと塗りで、濃いシミは重ね塗りでカバーできる。高密着処方で、ヒアルロン酸とユーカリエキス、2種類の美容液成分を配合。保湿しながら肌の凹凸に密着し、ファンデーションが小ジワやほうれい線に溜まりにくく、崩れが起きにくい。

同限定ファンデーションの発売を記念し、「エスト」の各ファンデーション購入者には、“コレクティング プライマー”のミニサイズ(5g)をプレゼントする。

The post 「エスト」史上最高レベルのカバー力を持つクリームファンデーション登場 appeared first on WWDJAPAN.

35年ぶり来日のケニー・シャーフ 「限界に縛られないことこそがアート」

ケニー・シャーフ/アーティスト

PROFILE:1958年生まれ、アメリカ・カリフォルニア出身。80年代から“イースト・ヴィレッジ・アート・ムーブメント”を担う1人として、同世代のジャン・ミシェル・バスキアやキース・ヘリング、フューチュラらと共に注目を集める。以降、40年以上にわたり第一線で活躍し、2021年には「ディオール」とのコラボレーションを果たした。唯一話せる日本語は「私はケムクジャラです」

ケニー・シャーフ(Kenny Scharf)は、そのカラフルな色彩とアニメに着想した独特のキャラクターで、1980年代のニューヨークのアートシーンにおいてジャン・ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)やキース・ヘリング(Keith Haring)、フューチュラ(FUTURA)らと共に注目を集めたアーティストだ。ラッパーのドレイク(Drake)が作品を大量に所有しているほか、「ディオール(DIOR)」のメンズを手掛けるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、好きが高じて2021年プレ・フォール・メンズ・コレクションでコラボレーションを果たしている。

シャーフは、長らく日本での活動がなかったものの、32年ぶりの個展「I’m Baaack」を東京・原宿のアートギャラリー「ナンヅカ アンダーグラウンド(NANZUKA UNDERGROUND)」と赤坂の草月会館の2会場で開いた。開催に合わせて35年ぶりの来日を果たした彼に、バイオグラフィーを振り返ってもらいながら、今回の個展について語ってもらった。

ーーどのような幼少期を過ごし、アーティストには志してなったのでしょうか?それとも、なるべくしてなったのでしょうか?

ケニー・シャーフ(以下、シャーフ):俺は、自分がアーティストになるべくして生まれたと思っているよ。というのも、全ての人間がアーティストになれる素質を持って生まれていると思っていて、自分をどう表現するかが問題なんだ。あと、いま俺はブラシでペインティングすることがほとんどだけど、3歳の時に保育園でフィンガーペインティング(注:手や指に絵の具を付けて描く技法)していた感覚と記憶をはっきりと覚えていて、それをずっと大事にしているね。

ーーその後、10代で地元カリフォルニアを離れ、ニューヨークの芸術大学スクール・オブ・ビジュアル・アーツ(School of Visual Arts、以下SVA)に進学されていますね。

シャーフ:アーティストになるためには、ニューヨークに行くことが避けては通れないと思っていたからね。SVAに進学する時、ありがたいことに両親がサポートしてくれたけど、とにかくびっくりしていたよ。だって、当時はいま以上にアーティストとして生計を立てることが難しい時代と世界だったしね。

ーーニューヨークではどのように生計を立てていたんでしょうか?

シャーフ:1980年代のニューヨークは、景気も治安も悪かったから誰もが住みたがるような街ではなくて、家賃は数百ドル(注:当時は1ドルが約240円)くらいだった。だから、一晩だけクラブのドアマンやバーテンダーをすれば、残りの1週間は余裕で暮らせてアートの制作に打ち込めたんだよ。それに、クラブはアーティストにとって素晴らしい空間で、他のアーティストとの交流の場にもなるし、さまざまなカルチャーを知る重要な場所だったね。

ーー日本では、新人のグラフィックデザイナーやアーティストが生計を立てる一つの手段としてフライヤーをデザインすることがあります。あなたも経験はありますか?

シャーフ:もちろん、俺もやっていたよ。ニューヨークの街中に、とにかく貼りまくっていたね。

ーー当時の経験や思い出が、今の着想源になることはありますか?

シャーフ:具体的な着想源になることはないかもしれないけど、間違いなく影響は及ぼしているね。当時は本当に自由で、作品を大勢の人に観てもらわなくちゃいけないとか、業界の有名人にジャッジしてもらわなきゃいけないとか、そういった心のプレッシャーなんか一切なかった。呼吸するように何もかもを自然に吸収して発表していたし、みんなが違うことを毎日やっていたね。たとえば、俺が個展を開催した会場が、次の日にはゴルフ場、その次の日には女子プロレスリングのステージになっていたり、毎日がぶっ飛んでいたよ。いくつか思い出も話そうと思ったけど、公に話せることなんてなかった(笑)。

ーー作風が確立したのもニューヨークにいた頃でしょうか?

シャーフ:24歳の頃だったはずだから、82年くらいかな。ポップアート(注:1960年代に隆盛)でよく見られた“引用”の文脈はまだ根強くて、自分も何かを“引用”したいと考えていた時、幼い頃に観ていた「原始家族フリントストーン」と「宇宙家族ジェットソン」をふと思い出したんだよね。過去の世界を舞台にした「フリントストーン」と未来を舞台にした「ジェットソン」、そこに現代(80年代)の自分をミックスして一緒くたにすれば、時間軸を超越したカオスな世界観を作り上げられると考えた。カオスというとネガティブなイメージがあるかもしれないけど、無秩序な世界だからこそ生まれるものがあるーー“Chaos is creative”だね。

アートシーンには、いわゆるスノッブ(注:知識や教養をひけらかす人物)な人たちが一定数いて、俺はその人たちに歓迎されている気がしなかったし、美術館やギャラリーで知識と教養が無ければ楽しめないようなアートは好きじゃなかった。だから、全ての人を受け入れて、知識がなくても理解ができて、どこにでも存在できるアートを目指した。これが俺のステートメントさ。

ーー素敵なお話をありがとうございます。それでは、今回の個展を開いたきっかけや、タイトルについて教えてください。

シャーフ:2018年頃にナンヅカさん(南塚真史、ナンヅカ代表)と企画し始めたんだけど、パンデミックもあったからこのタイミングになってしまった。タイトルは、35年も来日していなかったからシンプルに戻ってきた感覚が強くて、映画「ターミネーター」の名言「I'll be back」を文字って名付けたんだ。

ーーちなみに、35年前はどういった理由で来日を?

シャーフ:とあるプリントプロジェクトのためだったんだけど、ここで言えるようなことは何もしてない(笑)。初来日自体は1985年で、それは今いる「ナンヅカ アンダーグラウンド」とは別に個展を同時開催している草月会館のテシガワラさん(勅使河原宏、草月流の第三代家元)との出会いがきっかけだね。82年にテシガワラさんとニューヨークで知り合い、草月会館でのグループ展「アート&アクション(ART & ACTION)」(85年)に誘ってもらったんだ。その時、テシガワラさんが「“キャデラック”(注:草月流の創始者・勅使河原蒼風の所有物)を持っているからペイントしてよ」と言ってくれて、草月会館で今展示されている“キャデラック”は85年にライブペインティングした作品だよ。

ーー「草月会館」では立体物を多く展示している一方で、「ナンヅカ アンダーグラウンド」はペインティング作品がメインですね。

シャーフ:ペインティングが14点とTVシリーズが4点、あとはインスタレーションの「Cosmic Cavern」だね。ペインティングは全て今回のためだけに描いた新作で、全部で3カ月くらいで描き上げたかな。

ーーペインティングの中には、日本の新聞の見出しを引用した作品がいくつかありますが、この意図は?

シャーフ:これは“Dire Headline(悲劇的な見出し)”がコンセプトで、日本の新聞の見出しを引用しているけど、俺は日本語が読めないからこの見出しが何を意味しているか理解できていない。ただ、新聞の見出しになるほど重要なニュースということだけは情報として分かるから、“自分の理解の範疇を越えているものにも重要な価値がある”ことを表現したんだ。

この作品だと3つのレイヤーで構成していて、1番下が日本の新聞で、その上にちょっと書道っぽさも意識したアクション・ペインティングを重ねて、1番上にハッピーな表情をした俺のキャラクターたちを載せている。要するに、俺たちは常に悲劇的なことが隣り合わせの生活を歩んでいるけど、それでも人生は続いていくから、どんな悲劇があっても楽しく過ごそう、って感じさ。でも、作品の捉え方は人それぞれでいいと思っていて、人間関係で例えると、ある1人の人間に対して表層的に付き合う人がいれば、親密になる人もいるよね?俺の作品もそれと一緒で、通り過ぎた一瞬に「なんかカラフルでかわいい!」って思うだけでもいいし、「あれ、なんか日本語がある」って注意深く観ても良い。作品の理解に余白を持たせているんだ。

ーーペインティング作品が全て新作の一方で、インスタレーション「Cosmic Cavern」は昔からアップデートを続けている作品だそうですね。

シャーフ:使えなくなったおもちゃや家電をアートに変えたくて、キース・ヘリングと一緒に住んでいた81年にスタートし、40年以上も進化させ続けているよ。ロサンゼルスのスタジオから持ってきたもの、韓国で拾ったもの、日本に来て見つけたものまで、ネオンカラーに染めることでアート作品に生まれ変わっているんだ。

ーー最後に、「ディオール」や「ユニクロ(UNIQLO)」などのアパレルブランドとのコラボも行っていますが、本来は鑑賞が目的だったアートを着用することや、ハンドペインティングの作品をデジタルプリントすることに抵抗はないのでしょうか?

シャーフ:ファッションに落とし込むことを嫌うアーティストは理解できるけど、俺は全く抵抗がないね。むしろ、Tシャツを着て街を歩いてもらうことのほうがハッピーになるよ。活動初期から洋服をアーティストにとっての宣伝媒体だと思っていて、プリントTシャツを配ったりしていたからかな?(笑)。自分の中でアートは、観ても着ても乗っても使ってもOKだと思っている。限界に縛られないことこそがアートさ。

■ケニー・シャーフ個展「I’m Baaack」
日程:〜7月9日
場所:ナンヅカ アンダーグラウンド
住所:東京都渋谷区神宮前3-30-10
入場料:無料

日程:〜6月30日
場所:草月会館
住所:東京都目港区赤坂7-2-21
入場料:無料

The post 35年ぶり来日のケニー・シャーフ 「限界に縛られないことこそがアート」 appeared first on WWDJAPAN.

「パレス スケートボード」がプロレス団体「WWE」とコラボ 人気レスラーのミック・フォーリーにフィーチャー

「パレス スケートボード (PALACE SKATEBOARDS以下、パレス) 」は、アメリカの世界的プロレス団体「WWE(World Wrestling Entertainment)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを7月1日に発売する。価格は発売日まで非公開で、「パレス」の公式オンラインストアと東京店で取り扱う。

今回のカプセルコレクションは、2013年に「WWE」の殿堂入りを果たした人気レスラーのミック・フォーリー(Mick Foley)にフィーチャーし、フーディーとスエット、3型のTシャツの全5型を用意する。それぞれ多重人格というキャラ設定のフォーリーにちなみ、フーディーは怪奇キャラ“マンカインド(Mankind)”の決め台詞に“Palace”の文字を組み合わせた“have A Palace Day!”のグラフィックを、スエットはハードコア・プロレスを得意としたことから“HARDCORE LEGEND”のロゴを、Tシャツは“マンカインド”や陽気な男“デュード・ラブ(Dude Love)”の写真などをあしらっている。

The post 「パレス スケートボード」がプロレス団体「WWE」とコラボ 人気レスラーのミック・フォーリーにフィーチャー appeared first on WWDJAPAN.

ジュンがスタッフの制服やサブスク後の古着をリメイク・販売 「リアッシュ」スタート

ジュンは2023-24年秋冬から、サブスクリプションサービスへの提供や店舗スタッフの制服など、使用後の再販や再利用が難しい古着をリメイクし販売するプロジェクト「リアッシュ(RE H)」をスタートする。

ものづくりを担う各ブランドのプロダクトチームの有志社員5人が「“新しいもの を世に生み出す”ことが当たり前であるこの業界において、環境への課題に向き合い、今あるものを無駄にせず、そして循環させるため」に立ち上げた。古着をもとに、各々の趣味嗜好やインスピレーションをもとに作り上げたアイテムを、シーズンごとに小規模のコレクションとして発表する。

ジュングループは福利厚生の一環で、入社3年目までのスタッフに担当ブランドの服を制服として支給している。コロナ下の2020年に、ブランドのスタイリングを学ぶことを主な目的にスタートしたもので、着用後の服は年間500着を回収している。またエアークローゼットとの協業で行っているサブスクリプションのレンタル商品は、エアークローゼットが買い取る以外のアイテムは倉庫で眠っているのが現状だった。「リアッシュ」はこれらのアイテムを活用し、第1弾は13型をオンラインで販売する。

リメイクは、京都を拠点に中古品アパレル事業を展開するヒューマンフォーラムと協業。ジュンがデザインを提案し、同社がリメイクを行う。ヒューマンフォーラムは「USEDを拡張する」をコンセプトに、世界各国の古着や、自社スタジオでのオリジナルリメイクを販売するアパレルショップを展開している。

The post ジュンがスタッフの制服やサブスク後の古着をリメイク・販売 「リアッシュ」スタート appeared first on WWDJAPAN.

【2023年秋コスメ】「エトヴォス」の定番アイシャドウがリニューアル ブランド誕生以来初

「エトヴォス(ETVOS)」は、2023年秋コレクションを発売する。8月2日にリニューアルしたアイシャドウパレットやマスカラ、クリームタイプの単色アイカラーなどの5アイテムを、9月1日にはフェイスパウダーブラシを発売する。

8月2日発売:リニューアルしたアイシャドウやマスカラが登場

“ミネラルクラッシィシャドー”

価格:各4620円
カラー:ベージュブラウン系、モーブピンク系、オレンジブラウン系、ベージュキャメル系

ブランドを代表する4色アイシャドウパレット“ミネラルクラッシィシャドー”がリニューアルして登場。ヒアルロン酸やモモ花エキスなど8種の美容成分を配合し、メイクしながらより目元ケアがかなう処方にアップグレードした。テクスチャーは、肌になじむセミマットや光沢のあるサテンタイプ、グリッターなどの異なる質感をセットした。石けんオフが可能で、皮膚が薄いまぶたの肌負担を軽減できる。

“ミネラルロングラッシュ”

価格:各2970円
カラー:ブラック、チョコレートブラウン、マロンブラウン、モーブボルドー

“ミネラルロングラッシュ”もリニューアルする。健やかで美しいまつ毛を育むパンテノールやケラチンなどの8種の美容成分を配合。セパレートした美しいまつ毛に仕上がり、目元の印象を変えるマロンブラウンやモーブボルドーなどの4色を用意した。

“ミネラルアイバーム”

価格:各2750円
カラー:ぶどう色のボルドー、パールを配合したピンクベージュ

クリームタイプの単色アイカラー“ミネラルアイバーム”から、上品なピンクカラーが登場する。カラーは、ぶどうのような色味のボルドー“シュガーグレープ”と、シルバーやレッドに輝く偏光パールやピンク、ゴールドなどの繊細なパールを配合した“ローズクォーツ”の2色。

“ミネラルシアーマットルージュ”

価格:各3520円
カラー:プラムピンク、限定のヌーディコーラル

マット質感でありつつもシアーに透けるリップスティック“ミネラルシアーマットルージュ”から、2022年秋に販売し公式サイトで即完売したカラー“プラムピンク”が定番商品として復刻。肌のトーンになじんで自然な血色感を与えるベージュ“ヌーディコーラル”を数量限定で販売する。

“ダブルエンドアイブラシ”

価格:2640円

“ダブルエンドアイブラシ”は、テクニックいらずで美しいアイメイクが仕上がる2in1タイプのブラシだ。大きめのブラシは1ストロークでまぶたに幅広く塗布でき、小さめのブラシは細い部分にピンポイントで色を乗せることが可能だ。

“ブレンディング&ライナーブラシ”

価格:2640円

“ブレンディング&ライナーブラシ”はダブルエンドのブラシで、ブラシヘッドのサイズ感やラウンドにこだわって開発した。アイシャドウを優しく塗布できるブレンディングブラシと、ラインを描けるコシのあるブラシの2つを兼ね備えている。

9月1日発売:肌負担を考えて作られたフェイスブラシ

“フェイスパウダーブラシ”

価格:2750円

“フェイスパウダーブラシ”は、ルースパウダーやプレストパウダーと合わせて使うことを想定した平型のフェイスブラシだ。パウダーがつき過ぎることなく、エアリーな肌に仕上げる。

商品一覧

The post 【2023年秋コスメ】「エトヴォス」の定番アイシャドウがリニューアル ブランド誕生以来初 appeared first on WWDJAPAN.

「SK-II」の“スキンパワー”から3年ぶりの新製品 素早く浸透するエイジングケアクリーム

「SK-II」は8月20日、“スキンパワー”シリーズから3年ぶりとなる新製品“スキンパワー アドバンスト クリーム”と“同 エアリークリーム”(50g、各1万7050円/80g、各2万4200円、編集部調べ)を発売する。新知見“エイジングの火種”に働きかける新成分としてキンレンカエキスとシャクヤクエキスを配合。また、毛穴の約30分の1サイズという細かな乳化構造により肌への浸透スピードを速めるマイクロパーティカル処方を採用し、溶けるような感触と美容成分の効果実感を高めた。

「SK-II」は、2017年から実施する大規模な年代別皮膚研究により、肌老化の原因である炎症老化が20代から始まり、20〜70代の全ての年代で起きていることを発見した。ハリの低下や乾燥による小ジワ、キメの乱れ、毛穴の目立ちを引き起こす乾燥状態など炎症老化の始まりを“エイジングの火種”として着目。また、エイジングの悩みが多様化する一方で、一つの根本原因にアプローチして解決したいニーズがあるという消費者インサイトを得て、“スキンパワー アドバンスト”の開発を進めた。

新成分キンレンカエキスとシャクヤクエキスは“エイジングの火種”に網羅的にアプローチすることで、ハリや艶、潤いなど複合的な悩みをケアする。そのほか、ブランドのキー成分であり炎症老化に働きかける作用を新たに発見した独自成分ピテラや、ナイアシンアミド、ペプチドなども配合した。

「SK-II」の店舗カウンターでは、肌測定マシン「マジックスキャン」に画像解析により“エイジングの火種”を可視化し測定する機能を導入する。7月26日から新たなカウンセリングメニューとして提供する。

The post 「SK-II」の“スキンパワー”から3年ぶりの新製品 素早く浸透するエイジングケアクリーム appeared first on WWDJAPAN.

「キコ コスタディノフ」は“服を服で語る” たどり着いたファッションのメタフィクション

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は、2024年春夏メンズ・コレクションをパリで現地時間6月24日に発表した。デザイナーのキコ・コスタディノフは、デンマークの老舗タンナー「エコー(ECCO)」のプロジェクト「アット コレクティブ(AT.KOLLEKTIVE)」にゲストデザイナーの一人として招致され、9月には「アシックス(ASICS)」との新ライン「ノヴァリス (NOVALIS)」の発表を控えるなど、コラボレーションの話題に事欠かない。自身のブランドでの16回目となるメンズコレクションでは、どのような進化を見せたのだろうか。

ショーを読み解く仕掛け

会場となったのは、現フランス大統領のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)が在籍した、パリ随一のエリート校「アンリ4世校」の図書室だ。同ブランドは、檻のついた本棚や頭上のフレスコ画が荘厳な雰囲気を醸し出すこのロケーションを、23年春夏から3シーズン連続で使用している。コレクションノートには、二つの大きなインスピレーション源を記しており、一つはイタリア人映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)の『ラ リコッタ(La Ricotta)』(1962年)。その影響は、差し込んだイエローやピンクのカラーパレットや貴族のモチーフに及んでいるものの、コレクション全体を支配するテーマではない。

もう一つの着想源である、アメリカのコンセプチュアル・アーティストであるトム・バー(Tom Burr)の空間作品は、鋲やプリーツといった服のディテールに直接引用しつつ、会場演出にも影響を与えている。ショーのゲストは、席が並ぶ図書室にたどり着く前に、過去15回のコレクションをラックに吊るした、ショーのバックステージを模したセットを通り抜けた。ブランドの歴史を示唆するこのプレゼンテーションは、今回のコレクションを解き明かす一つの鍵となりそうだ。そしてラックのそばには、椅子や机をひっくり返して、スカルプチャーのように無造作に積み上げており、キコのカオティックなデザインの方法論を体現しているように見える。

雄弁に語る“服”

ショーは、クリーンな黒のセットアップで幕を開けた。直線的なカッティング、エポーレットから派生したような肩周りのディテール、首元のラッフルなどは、どれも舞台衣装を思わせるものだ。蒼白にメイクアップし、感情をはぎ取られたモデルは、ランウエイというステージを演じながら黙々とかっ歩する。ミリタリーやワークウエアの、元々は機能のためにあったディテールやタック、切り替えは、その目的を取り去り、装飾として落とし込んでいる。春夏シーズンにしては珍しいニットスカーフは首に巻いたほか、コートのベルトにすることでガウンのようにスタイリングした。ふくらはぎ丈のチュニックやプリミティブなパターンなど、あらゆる時代やジャンルの要素をミックスし、「キコ コスタディノフ」の服として昇華している。

同ブランドにしかできないこの独特なタッチは、過去15回のコレクションで培った独自の言語である。すべてのアイテムにそのエッセンスを注入し、ロゴを用いずとも、それだけで「キコ コスタディノフ」だとすぐに分かる。そのようなデザイン言語を確立しているデザイナーは、世の中に数あるブランドの中でも稀有な存在だと言えるだろう。

コレクションノートにある「キャラクターについての服、そして服についての服(Clothes about characters, and clothes about clothes)」という一文が、頭の中でリフレインする。業界随一の服オタクとしても知られるキコ・コスタディノフが、ついに「服についての服」を作り上げ、ファッションにおけるメタフィクションにまでたどり着いた。16シーズン分の知の蓄積を携え、この先どこへと向かうのだろうか。

The post 「キコ コスタディノフ」は“服を服で語る” たどり着いたファッションのメタフィクション appeared first on WWDJAPAN.

サンローラン支援の「蔡國強」展が国立新美術館で開催 火薬のアートで脚光浴びる

国立新美術館とサンローラン(SAINT LAURENT)が共催した、現代美術家・蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)の大規模個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」が、6月29日~8月21日に開催する。同氏の日本での展覧会は、2015年に横浜美術館で行った「蔡國強展 帰去来」以来、8年ぶり。28日のプレスカンファレンスには、蔡國強とフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イブ・サンローラン社長兼CEO、逢坂恵理子=国立新美術館館長が登壇した。

蔡國強は、1957年中国福建省・泉州市生まれ。86年に来日し、95年までの約9年間、日本で制作活動を行った。火薬の爆発を用いて描く火薬画の技法が特徴で、93年に発表した、火をつけた導火線で万里の長城を1万メートル延長した作品「万里の長城を1万メートル延長するプロジェクト」で一躍世界の注目を集めた。99年第48回ヴェネチア・ビエンナーレで国際金獅子賞を受賞しているほか、2007年には「キノコ雲のある世紀」でヒロシマ賞を受賞。08年北京オリンピックと22年北京冬季オリンピックの開閉会式では視覚特効芸術と花火監督を務めた。

日本初公開を含む54点を展示

同展のテーマは、宇宙や見えない世界との対話。蔡が1991年に東京で発表した展覧会「原初火球:The Project for Projects」を彼の芸術の起点と捉え、火薬の爆発を用いた創作の原点から今日に至るまでに何が起こったのか、過去・現在・未来をたどったものだ。2000平方メートルの空間には、火薬ドローイングや記録映像、アーカイブ資料、巨大なLEDによるインスタレーションなど、蔡自身が展示構成した日本初公開の新作を含む54点の作品を展示。テーマに沿って5つに区分しながら、全体を一つのインスタレーションのようにキュレーションしている。

ベレッティーニ社長兼CEOは、「創設者イブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)は、ファッションと芸術の関係性を革命的に変えた人物でもある。だからこそ、アートや映画、音楽など、さまざまなクリエイティビティーをサポートすることはわが社の使命」と支援への思いをコメントした。

蔡國強は同展開催にあたり、日本移住直後の日記を読み返したといい、「約37年前の1986年12月13日に、私は中国から日本に一人で来た。混乱もあったが、収穫も大きかった。私のアーティストの原点は日本にある」と振り返った。

同展のタイトル「宇宙遊」については、「日本で暮らしていたころは、東京・板橋区の4畳半のアパートに妻と住んでいた。火薬を使うのは、深夜近所が寝静まった後、狭い台所でのみ。子ども用の花火やマッチを解体して爆発させていた。生活は貧しかったが、宇宙と時間、空間について考え続け、宇宙の広大さを最も近くに感じていた」。そして、今も当時の考えや精神を持ち続けているかを自分に問いかけるといい、「東京で展覧会を開催するのは、リスタートするため。若いころから今まで行ってきた、宇宙や見えない世界との対話を伝え、原点から出発するのは自分にとって重要な意義がある」と説明した。さらに、「現代は不景気で、戦争が起こり、AIが台頭し、これまでにないスピードでさまざまなことが人間の生活に衝撃を与えている。混沌とした時代だからこそ、宇宙規模の広い視点で物事を捉え、対話することは人々にとっても意義があるのではないか」と思いを述べた。

同展の開催に先駆け、26日には蔡が「第二の故郷」と呼ぶ福島・いわき市で花火のパフォーマンスを実施した。「東北大震災による津波や原発事故などで失った命に捧げる」として、「満点の桜が咲く日」と題した昼花火約4万発を、高さ120メートル、幅400メートルにわたって打ち上げた。

■蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる
会期:6月29日〜8月21日
時間:10:00〜18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで
定休日:火曜日
場所:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7-22-2
入場料:一般1500円/大学生1000円/高校生、18歳以下は無料

The post サンローラン支援の「蔡國強」展が国立新美術館で開催 火薬のアートで脚光浴びる appeared first on WWDJAPAN.

【2023年キャンプ】キャンプ芸人ヒロシの「NO.164」と「グリップスワニー」がコラボ デニムパンツを発売

アルペンは6月30日、キャンプ芸人ヒロシのオリジナルブランド「NO.164」と「グリップスワニー(GRIP SWANY)」のコラボデニムパンツ“NO.164 野外 洋袴”を数量限定で発売する。全国のアルペンアウトドアーズ、一部アルペンアウトドアーズエッセンシャルストアおよび公式ECサイトで販売する。価格は1万1999円、カラーはインディゴカラーとライトインディゴカラーの2色展開、サイズはM〜XLの3サイズを用意する。

「NO.164」はアルペンアウトドアーズアンバサダーでもあるキャンプ芸人ヒロシが2020年に立ち上げたオリジナルブランド。ヒロシ自身が使いたいをテーマにこだわりが詰まったキャンプギアを展開する。

今回のコラボでは、ヒロシが愛用しているデニムとして話題の「グリップスワニー」のロングセラーデニム“キャンプパンツ(CAMP PANTS)”をアップデートした。「グリップスワニー」の最大の特徴である“BIG ポケット”にヒロシのアレンジを追加し、右ポケットには縦に3ヵ所、左ポケットには2つの仕切りステッチが装備されている。全部で9つのポケットには、テントの設営時に必要なペグ、ハンマーなどのギア、焚き火に必要なグローブなどの収納が可能だ。

またストレッチデニムを採用し、動きやすさや穿き心地にもこだわった。

The post 【2023年キャンプ】キャンプ芸人ヒロシの「NO.164」と「グリップスワニー」がコラボ デニムパンツを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「M・A・C」がオールスター キット コレクションを限定発売 リップベースやマスカラなど

「M・A・C」は7月7日、オールスター キット コレクションを限定発売する。リップ、リップスティック、マスカラをそろえたセット、アイブロウのセット、化粧水セットの全3種類を展開。全国の店舗、公式オンラインショップで販売する。

“M・A・C スーパースター キット ラッシュ トゥ リップス キット”(全1種、6820円)は、重ね付け自在な“M・A・C スタック マスカラ”、絶大な人気を誇る“プレップ プライムリップ”、人気色“ベルベット テディ”のクリーミーなマットリップスティックの3アイテムをそろえた。

“M・A・C スーパースター キット メイド トゥ ワオ ブロウ キット”(全3種、4400円)は、ブロウセットとアイブロウ スタイラーをそろえ、ライト、ミディアム、ディープの3色を展開する。

“M・A・C スーパースター キット ザ マルチ タスカー フィックス+デュオ”(全1種、4180円)は、ミストタイプ化粧水の“フィックス+”をサイズ違いで2本そろえた。同商品は水分補給やメイク前、メイクの仕上げ、リフレッシュなどさまざまな場面で使用できるマルチな化粧水だ。

The post 「M・A・C」がオールスター キット コレクションを限定発売 リップベースやマスカラなど appeared first on WWDJAPAN.

「ゼータディヴィジョン」が「スイコック」とコラボサンダルを発売 Tシャツなどカプセルコレクションも

プロゲーミングチームやゲーミングライフスタイルブランドを展開する「ゼータディヴィジョン(ZETA DIVISION)」は6月30日、フットウエアブランド「スイコック(SUICOKE)」とコラボしたサンダルと「ゼータディヴィジョン」のカプセルコレクションを発売する。「ゼータディヴィジョン」オンライン、グレイト(GR8)で取り扱う。

コラボサンダル(2万2000円)は、「スイコック」の定番モデル“MOTO”をベースに、「ゼータディヴィジョン」を代表するネオンイエローをあしらい、オリジナル柄でまとめた。

カプセルコレクションは、「ゼータディヴィジョン」のロゴを配したTシャツ(8800円)やショートパンツ(1万2800円)、バッグ(2500円)を発売する。

ルックには、音楽プロデューサー・ラッパーのVaVa(ヴァヴァ)と、モデルのアユミ・ターンブル(Ayumi Turnbull)を起用し、撮影はKeita Suzukiが行った。

The post 「ゼータディヴィジョン」が「スイコック」とコラボサンダルを発売 Tシャツなどカプセルコレクションも appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ギリギリありが「ロエベ」流の違和感 2024年春夏メンズショーの不思議なゲストたち

「ロエベ(LOEWE)」は2024年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ショーでロゴやアナグラムを見る機会は少ないが、ゲストはタンクトップからジーンズ、シューズにバッグと至るところにまで柄を散りばめていた。同ブランドのクリエイションが、以前のシュルレアリスムな世界観から、平凡を非凡に見せるギミックを効かせた表現へと変化していることが影響してか、今季のオフランウエイでは少し違和感のあるカジュアルなリアルクローズが目立った。膨らんだ風船を思わせるサングラスのフレームや、“フラメンコ”バッグに覆われたようなシューズなど、同ブランドのユーモア溢れるアクセサリーがアクセントとなっていた。バッグは安定して高い人気を誇る“パズル”に続き、“アマソナ”の所持率も上がっている。

The post 【スナップ】ギリギリありが「ロエベ」流の違和感 2024年春夏メンズショーの不思議なゲストたち appeared first on WWDJAPAN.

「CFCL」が阪急メンズ大阪に3店舗目の直営店をオープン

高橋悠介が手掛ける「CFCL」は7月5日に、関西圏初の直営店「CFCL 阪急メンズ大阪」を阪急メンズ大阪5階にオープンする。メンズフルラインアップを取りそろえ、“ミラノ リブ(MILAN RIB)”のセットアップシリーズや、ブランドのシグネチャー・“ポッタリー(POTTERY)”シリーズのドレスやスカートなどもユニセックスウエアとして展開する。

内装は表参道や八重洲の店舗と同じく建築設計事務所のMMAが担当した。オープン記念に、過去の生産で余った残糸を使用した“フルートバッグ(FLUTED BAG)”のミニサイズ(非売品)を、1万円以上の購入者に先着・数量限定でプレゼントする。

■「CFCL阪急メンズ大阪」
オープン日:7月5日
時間:平日11:00~20:00 /土日祝10:00~20:00
定休日:施設に準ずる
場所:阪急メンズ大阪5階
住所:大阪府大阪市北区角田町7-10

The post 「CFCL」が阪急メンズ大阪に3店舗目の直営店をオープン appeared first on WWDJAPAN.

心に響いた「ルメール」「オーラリー」、巨匠が見せた奇跡の1分間 2024年春夏メンズコレ取材24時Vol.5

2024年春夏コレクションサーキットが、各都市のメンズ・ファッション・ウイークから本格的に開幕しました。「WWDJAPAN」は今回も現地で連日ほぼ丸一日取材をするノンストップのコレクションリポートを敢行。担当は、メンズ担当の大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリの大阪出身コンビ。時には厳しい愛のツッコミを入れながら、現場のリアルな空気感をお届けします。

9:00 「ベルルッティ」

昨夜の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズの興奮も冷めやらぬまま、ホテルでは原稿に追われ、翌朝9時には「ベルルッティ(BERLUTI)」の展示会会場にいました。まさに24時。早起きは辛いものの、朝一の取材は時間に余裕をもって進められるので好きです。そして「ベルルッティ」の展示会は、じっくり知れば知るほど面白いコレクションでした。

24年春夏シーズンは、“ザ・ヴィブラント・ラグジュアリー”と“ザ・アイコニック・サマー”という2つのテーマを軸に構成します。前者は、同ブランドらしい高級素材を組み合わせて、カジュアルなアイテムを提案します。例えばスエードとコットンを融合したミリタリージャケットや、スエードとテクニカルウールを使ったワークジャケットなど、遊び心ある素材使いが特徴です。袖を通してみると、とにかく驚くほど軽い。中には、はっ水性のある素材のカーコートにレザーを組み合わせて、雨に濡れていいのかダメなのか分からないピースもあるのですが、こういう真顔で冗談を言う大人の余裕が“おしゃれ”を生み出すのです。

“ザ・アイコニック・サマー”のアイテムも、軽やかな素材使いが印象的でした。リップストップを用いたネイビーのブルゾンとパンツで、軽快なスーチングを提案すると、徐々に市場に浸透しつつあるスニーカー“シャドウ”はニットサンダルへと姿を変えます。前シーズンに初登場したシリーズ“トワル・マルブフ”からは、バックパックとショルダーバッグが加わり、新たなアイコンとして着々とラインアップを拡充しています。ほかにも、ホリデーコレクションとして、高級レザーで手回しこまやパズル、シューズのヒール部分のようなフォトスタンドを作ってしまうなど、真顔で冗談を言う系のアイテムが面白くて癒された展示でした。

10:00 「ボッター」

さあ、「ボッター(BOTTER)」からいよいよショーの取材がスタートです。会場に到着すると、シートには何やら大きめのボックスが置いてあります。何だか立派なギフトなのかと箱を開けると、人間の顔と動物の体を組み合わせた“キモかわいい”風のかわいくないキーホルダーが入っているではないですか。箱大きすぎるよ。

コレクションは、前衛的すぎる印象だった同ブランドが、ややウエラブルに変化しました。ファーストルックは、プラスチックのチューブを編んだようなタンクトップ。バッグやセットアップでも登場したこの不思議な編み物は、フランスの子どもが編んで遊ぶスクビドゥ(Scoubidou)というもので、サステナブルを提唱する「ボッター」らしく、再利用素材を使用しています。ジャケットやトップスには動物のようなポリエステルの毛を縫い付け、モデルは動物と人間を融合させたような奇妙な様相でした。アクセサリーには、人間の顔と動物の体を合体させた“キモかわいい”風のかわいくない人形を飾っています。これらコンセプチュアルな要素も入れつつ、トップスになじませた三角ビキニや救命胴衣のように膨らんだベスト、水滴っぽい装飾のジャケットは、カリブ海をルーツに持ち、海洋問題に関する問題提起を行ってきた「ボッター」らしいクリエイション。過去数シーズンは難しく考えすぎていたのか、「ニナリッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを退任して肩の荷が下りたのか、服づくりにおいてより自由な感覚を取り戻したように感じられました。

11:30 「ルメール」

ここで、展示会取材と二手に分かれて「ルメール(LEMAIRE)」のショー会場であるパリ第6大学へ向かいます。地面は雨が降った後のように濡れ、虫の声が響く会場演出で早くもコレクションの世界観にゲストを引き込みます。今シーズンは、ベトナムへの旅からインスピレーションを得たコレクションを披露しました。ニュアンスカラーやインクブルーなどの色使い、適度なボリュームと落ち感、流動的なドレープが生じるシェイプは「ルメール」らしいムードなのですが、その控えめで品のある雰囲気に機能性が加わっています。

スポーティーなマウンテンパーカやナイロンコートは、しっとりとした素材感とカラーリングで、「ルメール」らしく仕上げています。コーティングしたコットンの湿った質感はまるで雨に打たれたかのようであり、それでいて軽やかなデザインに仕上げるバランス感が見事。レイヤードも秀逸で、肩がけしたり、袖を三つ折りしたりと、繊細なニュアンスの作り方がコレクションをさらに魅力的に見せていました。前シーズン同様に、モデルがランウエイをランダムに行き来し、徐々に人数が増えて一帯が「ルメール」色に染まっていく演出は、世界観重視の同ブランドにはぴったり。気温はじんわりと暑いはずなのに、涼しけな空気感が流れる素敵なショーでした。

11:30 「ザ ロウ」

「ザ ロウ(THE ROW)」の展示会場へと足を運びました。男女のモデルを起用した今季のルック数は80と、かなりの数。男女はスタイリングを変えて同じサイズのアイテムを共有し、体型によって洋服の表情が異なることと、スタイリングの楽しさを伝えてきます。ここでは、“ジェンダーレス”という言葉はしっくりきません。「気に入ったシルエットがたまたまウィメンズウエアだった」。そんな男性の声が聞こえてきそうな、こなれ感があります。また、ロング&リーンなシルエットが多数だった「ザ ロウ」ですが、今季はクロップド丈のボトムスや膝丈のドレスとスカートが登場。手持ちの洋服と新しい丈感のアイテムを合わせることで生まれる新しいスタイル、そしてメンズ・ウィメンズにとらわれずに好きなシルエットを選ぶことを、さり気なく提案します。新しいスタイリングにトライして、自分らしいと感じられる時って、新しい自分に出会ったような気がするんです。「ザ ロウ」の、スタイリングのヒントを与えながら着る人に委ねる洋服は、未知なる自分の魅力を引き出してくれると言っても大げさではありません。ファッションが自己表現であるなら、その表現方法にバリエーションをつけて、自己を拡張することを促してくれるようなクリエイション。写真を乗せられないのが残念ですが、上質な生地に触れに触れに触れまくって、展示会場で幸せなひとときを過ごしました。

13:30 「オーラリー」

「オーラリー(AURALEE)」は、ミニショー形式のプレゼンテーションを行いました。1950年代モダニズム的なライトと建築が美しいギャラリーの前の通りをランウエイに、高品質なオリジナルファブリックで作る繊細なコレクションを披露しました。ドライコットンにオーガンジーを重ね、夏でも涼しげなウールモヘアのニットウエア、洗濯機から出してそのまま着たようなシワ加工を施したナイロンタフタで、完璧さから引き算した品性の漂うカジュアルな日常着がそろいます。エクリュやホワイト、ペールグリーンの柔らかさに赤やターコイズでアクセントをきかせた色彩も「オーラリー」らしい絶妙な塩梅。着用者の個性を立たせる余白のある洋服には、今季も詩的な音色が織り込まれているようでした。

14:30 「エゴンラボ」

パリ・メンズにさまざまなニューフェイスが現れる中、特に注目株なのが「エゴンラボ(EGONLAB.)」です。会場にはエディ・スリマン(Hedi Slimane)さながらのライティングセットを組み、今シーズンは王道のクリエイションに挑むショーを見せてくれました。同ブランドの特徴といえば、パンツのきれいなラインです。スラックスと共地のスカートを組み合わせたスーツはシグネチャーで、今シーズンはほかにも脱毛必須のローライズパンツや、マイクロミニ丈のショーツも登場。トップスでは、テーラードジャケットの胸元をスクエアにカッティングしたり、オフショルダーのトップスだったりと、肌を大胆に見せる提案がいつも以上に多かった印象です。ドレスの要素を強めた分、かなりクセを削ぎ落としたクリエイションが個人的には好印象。誰にでも好かれる服ではないけれど、好きな人はとことん好きになりそうなポテンシャルを改めて感じました。

16:00 「ウォルター ヴァン ベイレンドンク」

もう、ショーに伺うのを遠慮しようかと何度思ったことか。だって、もれなく開始時間を大幅に遅れるんですもの。そんなことを考えながら、前シーズンも、前々シーズンも遅刻のおかげで予定を狂わされた「ウォルター ヴァン ベイレンドンク(WALTER VAN BEIRENDONCK)」のショー会場の前に立つ自分がいました。16時開始予定ということは、ショー開始は早くて16時40分かなと覚悟して場内に入ると、すでにシートがそれなりに埋まってるではないですか。一瞬「おお!」と期待感は膨らんだものの、油断しまいとすぐに気を引き締め直します。気を引き締めたところで何もならないのですが、遅れる前提で組んだ予定を改めて整理します。すると、間もなくしてショーが始まりました。時間は16時39分。早い、1分早いではないか。

今シーズンは“DAWLEETOO”という記号を掲げ、情報に溢れる情報社会での現実と非現実の境界線があいまいになる様を服で表現しました。レッドとホワイト、ブラックとイエローという強いカラーを組み合わせを連打し、肌が透けるほどの薄い素材で作ったオールインワンやシャツ、パンツは、宇宙服のようにも見えます。読めそうで読めないレタリングは「エイリアンのアルファベット」だそうで、その後もインベーダーのモチーフやスプレーアートのように大胆な色彩など、ドローイングやコラージュが服を埋め尽くします。“W”の文字から大きな羽や王冠、ウサギの耳が生えたキャップは、突き抜けすぎてて愛らしく見えてきました。フィナーレでは、骨を描いたビニールをすっぽりかぶったモデルたちが整列。背中に並んだ文字を順番に読むとメッセージになっているようでしたが、ちょっとよく分かりませんでした。ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク先生が元気に飛び出して来たころには、時計は17時2分。でも、いいんです。気になって、前シーズンのショー終了時刻を調べたら17時3分でした。今回は1分でも早く終わっただけで心安らかなり。そういうものだと思って見るのが心安らかなりの秘けつだとようやく学びました。

16:15 「ファセッタズム」

「ファセッタズム(FACETASM)」は高校の校舎の回廊をランウエイに、ミニショーを行いました。今季の着想源となったは、落合宏理デザイナーの7歳の息子です。コレクションノートには、「彼が彼になっていく過程を僕にとってはもう戻れない景色の記憶と感情で作ったファンタジーなコレクション」と記されています。パステルカラーの色彩に、バイカージャケットを分解・再構築したアウター、異なるストライプ柄を重ねるなど、プレイフルな要素が純粋な無邪気さを表現していました。

「ファセッタズム」らしいリアルな表現の中で、チュールを多用した装飾によりメルヘンな世界観も持ち合わせます。少し童心に帰りすぎたかのか、ファンタジーよりも子どもっぽさに傾いて、まとまりがないように見えたルックもありました。しかし、おそらく外国人の視点からだと、原宿的な“カワイイ文化”を体現する日本らしいスタイルに映ったかもしれません。コロナ禍に発表した2021年春夏コレクションのデジタル映像に、当時4歳だった息子が描いたイラストが登場したのを記憶しています。お会いしたことないのに、「あれを描いてた子がもう7歳だなんて」と月日の早さを感じました。またモデルに、ラッパーKOHHとして活動していた千葉雄喜さんも登場しました。

17:50 「アクネ ストゥディオズ」

17時開始予定の「ブルーマーブル(BLUEMARBLE)」のショーに向かっていたところ、電車が止まってしまい、すでに17時半。なくなく諦め、降りた駅から近い「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」の2024年春夏メンズ展示会場に駆け足で立ち寄りました。こういう臨機応変さがファッション・ウイークには重要なのです。今季の着想源はベネツィア旅行。スーツケースにデニムを入れて、旅先で購入したアイテムを自由に組み合わせるというアイデアのもと、トロンプルイユを施したジーンズやワックス加工のバイカージャケットと、ブランドのルーツであるデニムを強調します。ヴェネツィアの景色に影響を受けて、中世ヨーロッパの貴族の装いをシルエットやディテールに盛り込み、色彩はレイブのように非常にカラフル。このところコンセプチュアルな表現に傾倒する「アクネ ストゥディオズ」ですが、コマーシャルラインはしっかり着やすいアイテムを提案しているのでホッとしました。

18:30 「ウェールズ ボナー」

「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」は、パリ造幣局を会場にショーを行いました。ゲストが全員着席しているにもかかわらず、なかなか始まらないと思ったら、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が堂々と来場。彼女が着席し、写真撮影を終えると、今シーズン最大の約50分遅れでスタートしました。待ちくたびれたものの、「ウェールズ ボナー」のコレクションは待つ甲斐があるものです。

エチオピア出身の伝説的なマラソン選手から着想得た今季のテーマを“マラソン”と銘打って、モデルとして現役マラソン選手がランウエイを歩きました。継続する「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とのコラボレーションによるウエアとスニーカーに、ブランドの代名詞であるアフリカの美学と現代性、スポーティーな要素を掛け合わせたルックが交互にリズム良くランウエイを彩ます。厳格なテーラリングと手刺しゅうによる装飾で、機能性に優れた日常着を程よくラグジュアリーへと昇華する手法が今季も光っていました。最後は、エチオピアの伝統的な弓奏楽器マシンコを演奏する奏者のパフォーマンスで閉幕。異文化と異なる時代の融合からコレクションの構成に至るまで、彼女は本当に均等なバランスを保ちながらリアルな洋服を作るデザイナーです。マラソンのように、今後も長く走り続けてくれるはず。

20:00 「ルイ ガブリエル ヌイッチ」

本日最後のショーは、「LGN ルイ ガブリエル ヌーチ(LOUIS-GABRIELE NOUCHI)」です。ゲストが全員着席しているのになかなか始まらず、ナオミ・キャンベルが到着することもなく約50分遅れでスタートしました。毎シーズンのように、「引き出し少なめ」とレポートに書いていますが、今季もそれしか言葉が出てきません。ボックスシルエットのジャケットとコート、ボクサーショーツにバスローブ風のアウター。色と素材違いで、過去の彼のシーズンで見た気がしてデジャブかと目を疑いました。1年前のショーでは、全裸にバスローブを羽織って手で股間を隠すモデルがランウエイを歩き、強く印象に残っています。そっちのデジャブだったらまだ面白かったのに。

21:00 「アシックス」

ショーが終わっても、取材はまだまだ終わりません。最後は「アシックス(ASICS)」の“アシックススポーツスタイル”が期間限定のポップアップイベント開くということで、そのレセプションパーティーに行ってきました。会場に着くと、すでにアゲアゲで入口はカオスな状態に一瞬ひるんだものの、何とか入場して会場を巡ります。オーストラリア発の「ハル スタジオ®(HAL STUDIOS®)」との最新コラボレーションシューズを初披露したり、即完売するほど人気の「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのシューズだったりと、貴重なモデルをたくさん展示していました。12時間取材で駆けずり回った身に踊れや踊れの雰囲気はかなりタフでしたが、最近の「アシックス」はエッジが効いていて面白いと思っていたイメージが具現化されたような素敵なイベントだったので、日本での開催も期待しています。

The post 心に響いた「ルメール」「オーラリー」、巨匠が見せた奇跡の1分間 2024年春夏メンズコレ取材24時Vol.5 appeared first on WWDJAPAN.

「カール・ハンセン&サン」からラウリッツェンの名作家具が登場

デンマーク発家具ブランド「カール・ハンセン&サン(CARL HANSEN & SØN )から、デンマーク・モダニズムの先駆者である建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen)による家具が登場、日本で発売を開始した。デンマーク王室御用達である同ブランドは昨年、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ創立100周年を記念してパートナーシップを締結。彼がコペンハーゲンのデンマーク国営放送局 (現在はデンマーク王立音楽アカデミーとして使用)「Radio House(ラジオハウス)」のロビーのためにデザインしたベンチ、ソファ、ラウンジチェアから構成される“Foyerシリーズ”と、コンサートホール「Vega(ヴェガ)」のためにデザインした“VLA26 Vegaチェア”を発売した。今後も、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツとのコラボレーションは継続し、“VLA61 Monarch(モナーク)チェア” などの新作が加わる。

デンマークの著名な文化施設のためにデザインされた椅子
スタッキングできる“VLA26 Vegaチェア”

“VLA26 VEGAチェア"は、ラウリッツェンによる設計で1956年に多目的集会場「人民の家」として竣工し、現在はコンサートホール「ヴェガ」のためにデザインされた。これまでコンサートホールでしかみられなかったこのチェアは1950年代モダニズムの傑作だ。ラウリッツェンらしい美しく機能主義的なデザインは、スタッキングできる機能性もある。エレガントな木製の脚先も特徴だ。快適さを追求したプロポーションが特徴で、ダイナミックな曲線を描くバックレストが座る人を包み込む。張り地のバラエティーも豊富で、さまざまな用途で利用が可能だ。

デンマークの“モダニズムの父”
ヴィルヘルム・ラウリッツェン

デンマークの“モダニズムの父”と呼ばれるラウリッツェン。1894年デンマーク・スラゲルセで生まれ、1912年にソロ・アカデミー高校、21年にコペンハーゲン王立芸術アカデミー建築学校を卒業。翌年に“ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ”を設立。「ラジオハウス」や「ヴェガ」の他、コペンハーゲン空港第1ターミナルや米デンマーク大使館などを手掛けた。彼は、生涯を通じて、建築だけでなく椅子やランプ、手すりやドアハンドルなどあらゆるものを生み出した。1984年に他界。

「3daysofdesign」で
“VLA61 Monarchチェア”を発表

デンマーク・コペンハーゲンで6月に開催されたデザインの祭典「3daysofdesign」で、カール・ハンセン&サンは旗艦店で“House of Craft”をテーマに、素材やクラフツマンシップ、タイムレスなデザインにフォーカスした展示を行った。会場では、彫刻家のニコラス・シュリ―(Nicholas Shurey)による木の素晴らしさを感じてもらう作品や写真のエキシビション、同社のアプレンティス(見習工)・ワークショップ“THE LAB”とシュリ―によるセッションを開催。木で構成された什器を使った空間で、新作家具を紹介した。ラウリッツェンとのコラボレーションからは新作、 “VLA61 Monarchチェア”が登場した。アゲハチョウの一種にちなんで名づけられたこのチェアは、ダブルカーブのアームレストと有機的なデザインのフレームが特徴。手作業で磨き上げられたパーツが彫刻的な表情を際立たせるエレガントなチェアだ。

「THE SOUND OF DESIGN」巡回でラウリッツェンの家具を展示

日本でも、各地のディーラーで巡回展「THE SOUND OF DESIGN」を行い、ラウリッツェンがデザインした“Foyerシリーズ”と“VLA26 Vegaチェア”を展示販売している。千葉・新港のインテリアショップ、TIMBER YARDでは、7月16日まで開催中だ。自然に囲まれた展示スペースは、森の中に佇むガーデンハウスのよう。長年「カール・ハンセン&サン」を販売するTIMBER YARDでは、展示と共に“VLA26 Vegaチェア”の塗り絵コンペなどを開催。TIMBER YARDを運営する並木浩コージーライフ代表は、「『カール・ハンセン&サン』は安心感があり、伝統に培われた”本物“の家具を提供している。若年層から家具上級者まで幅広く人気がある」とコメント。

TIMBER YARDに続き、日本全国のディーラーでラウリッツェンの家具が展示される。

INFORMATION
VLAシリーズ巡回展「THE SOUND OF DESIGN」

TIMBER YARD ~7月16日 
ヤマトヤ・ワイズカーサ北名古屋本店 9月1日〜30日
小倉井筒屋 アイ・メゾン 9月1日〜30日
LAFS produce by Y’s DAY 10月1日〜31日
CONNECT 11月1〜30日(予定)
Club 8 Studio 時期未定

問い合わせ先
カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京
03-5413-5421

The post 「カール・ハンセン&サン」からラウリッツェンの名作家具が登場 appeared first on WWDJAPAN.

ハンズ新宿が化粧品フロアを刷新 売り場面積2倍、1万5000アイテムが集結

ハンズは6月29日、旗艦店のハンズ新宿店をリニューアルオープンした。タカシマヤタイムズスクエアの2~8階のフロアを新装し、3階のヘルス&ビューティゾーンは売り場面積を2倍に拡大。ビューティカテゴリーの強化を図る。

ビューティフロアは「なりたい自分になる。」をテーマに掲げ、コスメ(メイクアップ)、スキンケア、ヘアケア、ボディーケア、メンズコスメ、オーラルケア、ヘルスケア、季節商品に分けたコーナーを展開。商品は、従来の取り扱いから10%増となる約1万5000アイテムをラインアップする。ビューティコンサルティングスタッフが常駐し、客の悩みに応じた商品提案を行うなど“自分磨き”を後押しする。

同フロアで売り上げ構成比が最も高いコスメコーナーでは、AKB48の柏木由紀がプロデュースするコスメブランド「ユーピンク(UPINK)」、フランス発のオーガニック・ヴィーガンコスメブランド「ディーワイピー コスメティック(DYP COSMETHIC)」、ライフスタイルカンパニーの新メイクブランド「エメリーエミリー(EMERY EMILY)」を新たに取り扱う。

売れ筋の河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースするライフスタイルブランド「アンドビー(& BE)」は、ブランドコスメが並ぶ通常棚(180cm幅)の2倍の広さで展開し、リニューアル後の売り上げにも期待を寄せる。次いで売り上げ好調の「チャコット(CHACOTT)」を隣に設置する。

新たに設けたポップアップコーナーは、約1カ月サイクルで展開。第1弾は、中国のZ世代に人気の中国コスメ「パーフェクトダイアリー(PERFECT DIARY)」を紹介する。加えて、話題性の高いブランドを集積したテスターバーも導入。スキンケアコーナーは、売れ筋の「ブイティー(VT)」を筆頭に韓国ブランドの商品を多く取りそろえる。

ハンズならではの「気軽に入りやすい」利点から30~40代の男性客の需要が高いメンズコスメコーナーは、スキンケアを中心に品ぞろえを強化する。売れ筋は「バルクオム(BULK HOMME)」で、主に国内ブランドが支持を集めている。スキンケアでは、1品でケアができるオールインワンタイプが人気で、取り扱いのあるハンズのオリジナルブランド「ムクナ(MUQNA)」のメンズラインでもアプローチする。

メンズのメイクアップ用品に関しては、「マスク着用が緩和し、BBクリームやコンシーラーの売れ行きが徐々に回復しているが、しっかり化粧をしたい人は女性用のコスメブランドを選ぶ傾向にある」(担当者)と、メンズコーナーではメイクの取り扱いを縮小。「ここ最近は男女ペアでビジュアルに起用するブランドが増えている」ことも影響し、ジェンダーレスのカテゴライズを行わなかった。

ヘルスケアでは、フェムテック商品に力を注ぐ。30~50代客に人気の吸水ショーツやデリケートゾーンケアアイテム、オーガニックコットンを採用した生理用ナプキンを拡充する。

化粧品売り場全体の客層は30~40代の女性客が中心だったが、リニューアル後は男性客やZ世代の取り込みにも期待する。高家正行ハンズ代表取締役会長兼カインズ社長 CEOは「ハンズならではの気負わない環境で、どなたでもゆっくり商品を選んでほしい」と述べた。

The post ハンズ新宿が化粧品フロアを刷新 売り場面積2倍、1万5000アイテムが集結 appeared first on WWDJAPAN.

アーティストのJACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraがバーチャル・リアリティの多様な解釈を探求するグループ展「ZOR」を開催

アーティストのJACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraがグループ展「ZOR」を開催する。会期は7月22日〜8月6日で、乃木坂のギャラリー「CALM & PUNK GALLERY」で行う。

同展は、バーチャル・リアリティやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のテクノロジーをどのように解釈し、表現の素材としてどう扱うことができるのかをテーマとしている。JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraは、バーチャル・リアリティーを構成するテクノロジーを素材に多様な解釈や表現を生み出し、周囲の環境とメディアを巻き込みながらオルタナティブな概念や環境を作り出す。

「アップル(Apple)」が新型ヘッドマウントディスプレイ“Apple Vision Pro”をARやMR、XRなどの言葉を使わずに「空間コンピュータ」という言葉で表現したように、「バーチャル・リアリティー」環境は言葉の扱い方によって変容する。人々はメタバースやサイバースペース、アバター、仮想などさまざまな言葉を使って、「バーチャル・リアリティー」をそれぞれ異なる解釈で捉え、未知との遭遇に対して距離感を探っている。

「ZOR」は、そのような「バーチャル・リアリティー」と人々の見えない関係性を探求することを目的に立ち上げられた。「ZOR」という言葉は無線用語で「点だけを送信してください」という意味。「Verticle(頂点)」という目に見えない仮想の点の繋がりで構成される「バーチャル・リアリティー」空間において、人は何を想像することができるか。このプロジェクトでは、音楽や文学、演劇、デザイン、映画等、さまざまな領域における芸術が、どのように「バーチャル」や「メタバース」といった言葉を扱い、イメージを形成しているかを収集し、テクノロジーと人間の関係性を広げることで、未来に向けた新しい可能性を民主的に構築するプラットフォームを作り出す。

また、会場内外でのイベントやバーチャル空間における実験的な取り組みを行うことで、展示アーティストだけでなく、すべての人が「バーチャル・リアリティー」について対話することができる場の創造を試みる。

プロジェクトの主催者であるアーティストのJACKSON kakiは、VR/AR、3DCG、映像、インスタレーション、DJ、サウンド、パフォーマンスなど、マルチメディアを取り扱った表現に取り組んでいる。キュレーターとしても活動しており、2022年には渋谷のクラブ「CONTACT」全フロア使用したグループ展「Imaginary Line」のディレクションとキュレーションを、2023年には「EASTEAST_TOKYO 2023」のVideo/Sound/Performanceのキュレーションを金秋雨と共に行った。

ハンガリー・ブダペスト生まれのSzemán Petraは、アニメーションやビデオゲーム的風景を用いて映像作品を制作するアーティストで、現実の生活がフィクションであるかのように体験される出来事を中心としたモチーフを扱う。自身をモデルとしたキャラクター「Yourself」を主人公とした作品では、さまざまなデジタル領域を横断しながら、それらの境界域やそこで発生する状況を探索している。作品を通して、オン/オフ・スクリーンを問わずフィクションで飽和しきった現代において、人々の記憶や自己イメージはどのように形成されるのかを問いかける。

作品制作・発表を食事・消化・排泄・洗浄になぞらえ、「水に流す」ことをテーマに作曲をするtoiret statusは、自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声等を用いて、サンプリングミュージックの手法でビートを制作する。2016年にアメリカの先鋭的レーベル〈Orange Milk〉からリリースしたファーストアルバム『◎omaru◎』を皮切りにリリースを重ね、これまでに『TINY MIX TAPES』や『The Quietus』等の年間ベストに選出された。また、ロンドンのサマーセットハウスのMutant PromisとEBM(T)のプログラムへの参加、ヴィジュアルアーティストKai Yoshizawaの個展「Post Matter」への音楽制作、スロベニアはリュブリャナにて開催されたビエンナーレ「ISKRA DELTA」への参加等、活動の幅を広げている。

■ZOR
会期:7月22日〜8月6日
会場:CALM & PUNK GALLERY
住所 : 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
時間 : 13:00〜19:00
休日:日曜、月曜、火曜(最終日曜は開廊)
入場:無料


元記事を読む

The post アーティストのJACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraがバーチャル・リアリティの多様な解釈を探求するグループ展「ZOR」を開催 appeared first on WWDJAPAN.

サンローラン支援の「蔡國強」展が国立新美術館で開催 火薬のアートで脚光浴びる

国立新美術館とサンローラン(SAINT LAURENT)が共催した、現代美術家・蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)の大規模個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」が、6月29日~8月21日に開催する。同氏の日本での展覧会は、2015年に横浜美術館で行った「蔡國強展 帰去来」以来、8年ぶり。28日のプレスカンファレンスには、蔡國強とフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イブ・サンローラン社長兼CEO、逢坂恵理子=国立新美術館館長が登壇した。

蔡國強は、1957年中国福建省・泉州市生まれ。86年に来日し、95年までの約9年間、日本で制作活動を行った。火薬の爆発を用いて描く火薬画の技法が特徴で、93年に発表した、火をつけた導火線で万里の長城を1万メートル延長した作品「万里の長城を1万メートル延長するプロジェクト」で一躍世界の注目を集めた。99年第48回ヴェネチア・ビエンナーレで国際金獅子賞を受賞しているほか、2007年には「キノコ雲のある世紀」でヒロシマ賞を受賞。08年北京オリンピックと22年北京冬季オリンピックの開閉会式では視覚特効芸術と花火監督を務めた。

同展のテーマは、宇宙や見えない世界との対話。蔡が1991年に東京で発表した展覧会「原初火球:The Project for Projects」を彼の芸術の起点と捉え、火薬の爆発を用いた創作の原点から今日に至るまでに何が起こったのか、過去・現在・未来をたどったものだ。2000平方メートルの空間には、火薬ドローイングや記録映像、アーカイブ資料、巨大なLEDによるインスタレーションなど、蔡自身が展示構成した日本初公開の新作を含む54点の作品を展示。テーマに沿って5つに区分しながら、全体を一つのインスタレーションのようにキュレーションしている。

ベレッティーニ社長兼CEOは、「創設者イブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)は、ファッションと芸術の関係性を革命的に変えた人物でもある。だからこそ、アートや映画、音楽など、さまざまなクリエイティビティーをサポートすることはわが社の使命」と支援への思いをコメントした。

蔡國強は同展開催にあたり、日本移住直後の日記を読み返したといい、「約37年前の1986年12月13日に、私は中国から日本に一人で来た。混乱もあったが、収穫も大きかった。私のアーティストの原点は日本にある」と振り返った。

同展のタイトル「宇宙遊」については、「日本で暮らしていたころは、東京・板橋区の4畳半のアパートに妻と住んでいた。火薬を使うのは、深夜近所が寝静まった後、狭い台所でのみ。子ども用の花火やマッチを解体して爆発させていた。生活は貧しかったが、宇宙と時間、空間について考え続け、宇宙の広大さを最も近くに感じていた」。そして、今も当時の考えや精神を持ち続けているかを自分に問いかけるといい、「東京で展覧会を開催するのは、リスタートするため。若いころから今まで行ってきた、宇宙や見えない世界との対話を伝え、原点から出発するのは自分にとって重要な意義がある」と説明した。さらに、「現代は不景気で、戦争が起こり、AIが台頭し、これまでにないスピードでさまざまなことが人間の生活に衝撃を与えている。混沌とした時代だからこそ、宇宙規模の広い視点で物事を捉え、対話することは人々にとっても意義があるのではないか」と思いを述べた。

同展の開催に先駆け、26日には蔡が「第二の故郷」と呼ぶ福島・いわき市で花火のパフォーマンスを実施した。「東北大震災による津波や原発事故などで失った命に捧げる」として、「満点の桜が咲く日」と題した昼花火約4万発を、高さ120メートル、幅400メートルにわたって打ち上げた。

■蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる
会期:6月29日〜8月21日
時間:10:00〜18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで
定休日:火曜日
場所:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7-22-2
入場料:一般1500円/大学生1000円/高校生、18歳以下は無料

The post サンローラン支援の「蔡國強」展が国立新美術館で開催 火薬のアートで脚光浴びる appeared first on WWDJAPAN.

「ウカフェ」から新フレーバーの“ウカキ氷”が登場 今年はヴィーガンのココナッツライム

トータルビューティカンパニーの「ウカ(UKA)」が運営するカフェ「ウカフェ(UKAFE)」は、夏の人気商品“ウカキ氷”の新フレーバー、ココナッツライムソースを使用した“ヴィーガン”を発売した。

ココナッツミルクのまろやかなクリーミーソースにクエン酸が豊富なライムを加えることで、甘すぎず暑い日でも食べやすいすっきりとした味わいにまとめた。仕上げにライムゼストをまぶし、香りも加えている。なお、毎年販売する練乳と甜菜糖シロップの“レギュラー”も用意する。

「ウカキ氷」は、高知県苺氷り本舗の自家農園の苺を新鮮なまま閉じ込めた氷を使用する。それを一気に氷削器で削ることで、ふわふわのくちどけを楽しむことができる。

The post 「ウカフェ」から新フレーバーの“ウカキ氷”が登場 今年はヴィーガンのココナッツライム appeared first on WWDJAPAN.

「ゾフ」が販売スタッフ20人以上を募集 希望の勤務地でキャリアアップが可能

「ゾフ(ZOFF)」は、組織強化のため販売スタッフを募集している。採用は20人以上を予定しており、雇用形態は契約社員(正社員登用あり)。学歴・職歴不問で、第二新卒や社会人経験がない人も歓迎する。応募の際に希望の勤務地を申請することができ、転勤はない。

販売スタッフは、接客と販売、店舗運営業務を担う。店頭では、来店客のニーズをヒアリングしながら商品を提案し、個人の顔に合わせた調整やアフターサービスを行う。1年間はOJT研修があり、専門的な知識を身に付けながら着実に接客を学ぶことができる。

また、マイスター制度に合格すると等級に応じて昇給が可能。社内試験を通過すれば、入社半年後から正社員試験を受けられる。過去5年以内で、500人が正社員になった実績がある。その後、副店長や店長、エリアマネジャーに挑戦できる機会もあり、昇格すると昇給や役職手当の支給もある。

「ゾフ」は、「メガネをファッションアイテムにしよう」という思いのもと、メガネをより多くの人に身近に感じてもらえるように努め、日本全国で店舗展開を続けてきた。今後も時代や環境の変化に対応しながら、メガネ文化のさらなる浸透を目指し、新規出店を続けていく。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
契約社員
※3カ月の試用期間あり。期間中の給与・待遇は変わらない
※正社員登用あり。過去5年以内で約500人が正社員になった実績がある

応募条件
・学歴不問
・職種未経験歓迎
・業種未経験歓迎
・社会人未経験歓迎
・第二新卒歓迎
・ブランクOK
※新型コロナウイルス感染症対策のためのマスク着用OK

勤務地
下記都道府県の店舗
※応募の際、希望の都道府県の記入を求める
※転勤なし。U・Iターン歓迎
※交通は各店舗により異なる

●北海道・東北
北海道/岩手/宮城

●関東
東京/神奈川/千葉/埼玉/茨城/栃木/群馬

●中部
愛知/岐阜/静岡/山梨/富山/石川

●近畿
大阪/兵庫/京都/奈良/和歌山/滋賀/三重

●中国
広島/岡山/山口

●四国
徳島/香川/高知

●九州
福岡/熊本/大分/長崎/宮崎/佐賀/鹿児島

<オープニングスタッフ募集の店舗>
・イオンモール新小松店/石川県小松市
・イオンSENRITO店/大阪府豊中市
・ゆめタウン飯塚店/福岡県飯塚市
・ゆめタウン丸亀店/香川県丸亀市
・大泉学園駅周辺SC店(仮称)/東京都練馬区
・甲子園駅周辺SC店(仮称)/兵庫県西宮市
・札幌駅・すすきの駅周辺SC店(仮称)/北海道札幌市中央区
・旭川駅周辺SC店(仮称)/北海道旭川市
※オープンまでは近隣店舗での勤務となる

<希望の街でのキャリアアップ例>
▼1年目/スタッフ(実務や研修で基本業務を習得)
▼2年目/責任者補佐(店舗運営を学ぶ)
▼3年目/副店長(チームづくりを学ぶ)
▼4~6年目/店長(小規模店舗からはじめ、その後は大規模店舗に挑戦)
▼8年目/エリアマネジャー

※上記は一例。自分のペースでキャリアアップできる
※近隣エリアで新店舗がオープンする場合、立ち上げのサポート役を担う機会もある
※人事やマーケティング、商品企画、海外事業など、本社業務に挑戦することも可能

給与・待遇
・東京
月給21万円~

・愛知、石川(一部店舗)
月給20万円~

・神奈川
月給18.5万円~

・香川(一部店舗)、高知
月給18.2万円~

・千葉、埼玉、静岡、岐阜、三重
月給18万円~

・大阪
月給17.5万円~

・北関東、山梨、富山、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山、中国地方、福岡、熊本、長崎、佐賀、鹿児島
月給17.2万円~

・宮城、石川、徳島、香川、大分
月給16.3万円~

・北海道、岩手、山形、宮崎
月給15.5万円~

※経験・スキル等を考慮し決定する
※別途各種手当を支給
※残業代は役職に関係なく1分単位で支給する

<年収例>
410万円/入社4年目・店長/月給30万円 ※別途残業手当+業績賞与
310万円/入社2年目・ショップスタッフ/月給23万円 ※別途残業手当+業績賞与

勤務時間
9時30分~21時30分(シフト制、実働7~8時間)
※営業時間は店舗により異なる
※平均残業時間は月10時間以下

<勤務時間例/原宿店の場合>
(早番)10時30分~19時(実働7時間30分)
(遅番)12時30分~21時(実働7時間30分)

休日休暇
・週休2日制(月8~9日、シフト制)
※入社半年後から、月に1日は計画年休をとり月9日休みとなる
・年次有給休暇(初年度10日)
・夏季・冬季休暇
・慶弔休暇
・介護休暇
・特別休暇
・育児・産前産後休暇

※産休育休からの復職率90%以上
※店舗ごとでスケジュールを管理。希望を考慮して休暇が取得でき、連休・土日の取得も可能
※結婚や子育てを経たスタッフも多数。ライフステージの変化にも対応可能

福利厚生
・決算賞与(業績による)
・正社員登用年2回(正社員登用が前提の募集です)
・各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
・交通費全額支給
・時間外手当(1分単位で支給)
・役職手当(店長/月4万円以上、副店長/月2万2000円以上 ※正社員登用時)
・家族手当(配偶者/月6000円、子ども1人につき/月2000円)
・資格手当
・正月手当
・各種教育制度
・宿泊施設を福利厚生価格で提供(全国2万5000施設)
・スポーツクラブ法人契約(全国3000カ所)
・無料eラーニング完備
・その他全国の飲食店、映画館、レジャー施設等のサービスあり
・確定拠出年金
・社員割引
・社員表彰
・レクリエーション費補助
・子育て支援制度(時短正社員・時差出勤・子どもの看護休暇)など

応募期限
2023年7月26日
※本情報は6月29日時点となります。採用状況に応じて予告なしに応募や掲載が終了する場合がありますのであらかじめご了承ください。

The post 「ゾフ」が販売スタッフ20人以上を募集 希望の勤務地でキャリアアップが可能 appeared first on WWDJAPAN.

スパイバーが目指す「究極の循環型アパレルエコシステム」、ゴールドウインとパンゲアが参画

スパイバー(Spiber)は、衣料品や農業残渣などの廃棄物を原料に人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)」を生産する仕組み「バイオスフィア・サーキュレーション(生物圏循環)」の研究開発を進めている。これは、バイオベースで生分解性の繊維や、サトウキビのバガスやトウモロコシの茎葉などの農業廃棄物などこれまでゴミとされてきたものを資源として最大限活用して「ブリュード・プロテイン」素材に再生するもの。現在、「ブリュード・プロテイン」の原料はサトウキビやトウモロコシの可食部で、生産のための土地が必要なうえ、食糧生産とバッティングしておりバージン素材ともいえる。それが、廃棄物を原料に生産できるとなれば、循環型の廃棄ゼロ社会を実現する「究極のアパレル型エコシステム」ともいえる。そのために必要な技術の確立、製品設計ガイドラインの作成、インフラ構築などに向けて取り組んでいる。

スパイバーはこのほど、このプロジェクトにゴールドウインと欧米拠点の「パンゲア(PANGAIA)」が参画すると発表した。両社ともすでにスパイバーと協働する企業で、循環可能な包括的な製品設計ガイドライン開発に向けたサポートを行う。

ゴールドウインとは微生物が栄養素として分解できるかなどの課題を検知するために試験的なプロダクトを制作。タグにはオーガニックコットンを、縫製糸にはセルロースベースの糸を用いた。今回の試作で多くの示唆や情報を得ることができたというが、今後、完全な循環性に向けてさらに精査を進める。例えば、染料などの加工材料の分解性やセルロースベースにしたときの縫製糸の強度などだ。

なおこのデモプロダクトは、6月26~28日まで英国ロンドンで開催された持続可能なソリューションを提供するアパレル素材の見本市「フューチャー ファブリック エクスポ(Future Fabrics Expo)」内の革新的な素材をフィーチャーした「イノベーションハブ(Innovation Hub)」ブースで展示された。

The post スパイバーが目指す「究極の循環型アパレルエコシステム」、ゴールドウインとパンゲアが参画 appeared first on WWDJAPAN.

「プラダ」のDNAを体現した新フレグランス“パラドックス” ロゴの形のボトルはリサイクル可能

「プラダ(PRADA)」から、新フレグランス“パラドックス”が登場した。“パラドックス”とは、“矛盾”という意味でブランドのDNAの一つだ。同ブランドは、クラフツマンシップとテクノロジー、伝統とモダニティー、チャレンジ精神と洗練など、相反する要素を調和させてきた。
 一目見ただけで「プラダ」と分かるロゴの形のボトル。その中のフレグランスには人々が持つ“さまざまな顔”が表現されている。人が見せる強さや弱さ、それら全てを含めた“自分らしさ”を肯定し讃えるフレグランスに仕上がっている。

環境に優しい香料やパッケージを使用

ミュウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simmons)のディレクションの下、ジボダンのマスター調香師のナデージュ・ル・ガランテゼックやシャマラ・メゾンデュー、アントワーヌ・メゾンデューの三人がブレンドを担当。

タイムレスなホワイトフローラルのノートにマスキュリンなアンバーやムスクが加わった深みのある香りだ。弾けるような香りを実現するために、ネロリの花のつぼみからエッセンスを抽出、開花前のつぼみからエッセンスを抽出するために新しく開発された技術が用いられた。通常セージから抽出されるアンバーアコードであるアンブロフィックスの原料にはサトウキビを用いることで必要な農地を100分の1に抑えている。ムスクに使用されているセレノイドは拡散性が高く、再生可能に由来した香料だ。

また、外箱、ボトル共にリサイクル可能。全てのサイズでリフィルできるようになっている。リフィルを使用することで、パッケージの使用量を4割削減が可能。ガラスが約29%、金属が約67%、プラスチックが約46%、段ボールが約39%の削減になる。

エマ・ワトソンがミューズに

俳優、活動家、アーティストであるエマ・ワトソン(Emma Watson))が“パラドックス”のミューズとして登場。自ら監督したショートフィルムで、8人のワトソンとしての顔を見せる。このフィルムは彼女のデビュー作であり、サステナビリティへのコミットメントの証でもあるといえる。

価格は、30mLが1万1500円、50mLが1万5950円、90mLが2万2550円、リフィル(100mL)が2万900円。30mLと50mLは、9月に開催予定の伊勢丹新宿本店のポップアップで発売される。

The post 「プラダ」のDNAを体現した新フレグランス“パラドックス” ロゴの形のボトルはリサイクル可能 appeared first on WWDJAPAN.

大丸心斎橋店と東京店が3割増収 3〜5月期、都心・ターミナル店の回復鮮明

J.フロント リテイリングの3〜5月期連結業績(国際会計基準)は、小売業の売上高に相当する総額売上高が前年同期比16.1%増の2638億円、営業利益が同34.5%増の101億円、純利益に相当する四半期利益が同7.1%増の63億円だった。

大丸松坂屋百貨店が運営する百貨店事業は、総額売上高が前年同期比14.6%増の1696億円。国内旅行者や訪日外国人の増加により、都心店やターミナル店が大きく回復している。店舗別売上高は、大丸心斎橋店が同34.4%増、大丸東京店が同35.7%増。

パルコによるSC事業の総額売上高は前年同期比15.4%増の694億円。店舗別では渋谷パルコが同62.6%増、心斎橋パルコが52.7%増と、やはり都心店の好調が際立つ。

The post 大丸心斎橋店と東京店が3割増収 3〜5月期、都心・ターミナル店の回復鮮明 appeared first on WWDJAPAN.

カナダ、化粧品の動物実験を禁止 ラッシュやザボディショップが称賛

カナダで6月22日(現地時間)、化粧品の動物実験を禁止する食品医薬品法の改正を含む予算法案が可決された。これにより、化粧品の動物実験の禁止に加え、製品の安全性の確立を動物実験データに依存する化粧品の販売や輸入、動物実験に関する虚偽および誤解を招く表示が禁止される。

ジャン=イヴ・デュクロ(Jean-Yves Duclos)保健大臣は、「化粧品の製造販売のための動物実験は残酷で不必要だ。今回の改正により、カナダで販売される化粧品は全てクルエルティフリー(動物実験を行わない)になる。多くのカナダ国民が強く望み主張してきた動物保護の一環として、一歩前進できたことを誇らしく思う。政府は今後も動物福祉向上のために必要なあらゆる措置に取り組んでいく」と述べた。

北米ラッシュ(LUSH)のブランディ・ホールズ(Brandi Halls)最高倫理責任者はこれを受けて、「動物実験は非効率的で時代遅れ。非人道的な慣習であり、世界中で廃止されるべきだ」と同調した。また、すでに安全性の確立された化粧品原料がおよそ2万種類あること、動物実験よりも科学的に優れ、より迅速かつ低コストなテスト方法が増えていることを強調した。

北米ザボディショップ(THE BODY SHOP)のマーケティングおよびコーポレート・レスポンシビリティ・バイスプレジデントであるヒラリー・ロイド(Hilary Lloyd)は、デュクロ大臣とカナダ保健省が推進した改正を称讃するとともに、「2018年に国会議事堂に62万5000人以上の署名を届けた動物保護団体クルエルティフリーインターナショナル(Cruelty Free International)とザボディショップの小売チームと顧客、そして動物実験廃止に注力してきた全ての人々に感謝する」と述べた。

カナダは、21年に同様の禁止法案を可決したメキシコに続き、北米で動物実験を正式に禁止した2番目の国となった。動物愛護NPOのヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International)によると、EU、英国、インド、韓国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、ブラジルをはじめ、すでに43カ国が動物実験と取引を禁止または制限している。

同団体のキティ・ブロック(Kitty Block)最高経営責任者は、今回の法改正が「革新的で道徳的な科学の発展において、カナダをリーダーに位置づける歴史的な措置」であると説明した。また、米国では同団体の支援を受けて10の州で同様の法案が可決され、オレゴン州では知事の承認を待つ段階にあるとしながらも、「まだまだ課題は多い」と指摘。「熱心なアドボカシー活動や業界からの多大な支援にもかかわらず、いまだに連邦政府レベルで法制化されていない米国は、北米地域としてカナダとメキシコに遅れをとっている」と語った。

The post カナダ、化粧品の動物実験を禁止 ラッシュやザボディショップが称賛 appeared first on WWDJAPAN.

カナダ、化粧品の動物実験を禁止 ラッシュやザボディショップが称賛

カナダで6月22日(現地時間)、化粧品の動物実験を禁止する食品医薬品法の改正を含む予算法案が可決された。これにより、化粧品の動物実験の禁止に加え、製品の安全性の確立を動物実験データに依存する化粧品の販売や輸入、動物実験に関する虚偽および誤解を招く表示が禁止される。

ジャン=イヴ・デュクロ(Jean-Yves Duclos)保健大臣は、「化粧品の製造販売のための動物実験は残酷で不必要だ。今回の改正により、カナダで販売される化粧品は全てクルエルティフリー(動物実験を行わない)になる。多くのカナダ国民が強く望み主張してきた動物保護の一環として、一歩前進できたことを誇らしく思う。政府は今後も動物福祉向上のために必要なあらゆる措置に取り組んでいく」と述べた。

北米ラッシュ(LUSH)のブランディ・ホールズ(Brandi Halls)最高倫理責任者はこれを受けて、「動物実験は非効率的で時代遅れ。非人道的な慣習であり、世界中で廃止されるべきだ」と同調した。また、すでに安全性の確立された化粧品原料がおよそ2万種類あること、動物実験よりも科学的に優れ、より迅速かつ低コストなテスト方法が増えていることを強調した。

北米ザボディショップ(THE BODY SHOP)のマーケティングおよびコーポレート・レスポンシビリティ・バイスプレジデントであるヒラリー・ロイド(Hilary Lloyd)は、デュクロ大臣とカナダ保健省が推進した改正を称讃するとともに、「2018年に国会議事堂に62万5000人以上の署名を届けた動物保護団体クルエルティフリーインターナショナル(Cruelty Free International)とザボディショップの小売チームと顧客、そして動物実験廃止に注力してきた全ての人々に感謝する」と述べた。

カナダは、21年に同様の禁止法案を可決したメキシコに続き、北米で動物実験を正式に禁止した2番目の国となった。動物愛護NPOのヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International)によると、EU、英国、インド、韓国、台湾、ニュージーランド、オーストラリア、ブラジルをはじめ、すでに43カ国が動物実験と取引を禁止または制限している。

同団体のキティ・ブロック(Kitty Block)最高経営責任者は、今回の法改正が「革新的で道徳的な科学の発展において、カナダをリーダーに位置づける歴史的な措置」であると説明した。また、米国では同団体の支援を受けて10の州で同様の法案が可決され、オレゴン州では知事の承認を待つ段階にあるとしながらも、「まだまだ課題は多い」と指摘。「熱心なアドボカシー活動や業界からの多大な支援にもかかわらず、いまだに連邦政府レベルで法制化されていない米国は、北米地域としてカナダとメキシコに遅れをとっている」と語った。

The post カナダ、化粧品の動物実験を禁止 ラッシュやザボディショップが称賛 appeared first on WWDJAPAN.

らくちんの大ヒット業態「大衆酒場フレンチマン」が最大規模で難波に登場。想定月商2,000万円。

【記事のポイント】 ●京都&大阪で10店舗を展開する有限会社らくちんの「大衆酒場フレンチマン」は全店予約不可で、連日6~7回転する大ヒット業態。大阪旗艦店となる「なんばウォーク店」が6月24日にオープンした。同業態6店舗目で最大の20坪弱に35席。想定月商は2,000万円を見込むという。
Posted in 未分類