【2023クリスマスコフレ】「エトヴォス」が異なるピンクトーンのコフレ2種を発売

「エトヴォス(ETVOS)」は11月1日、ピンクトーンのホリデーコフレとメイクアップアイテムを数量限定で発売する。同コレクションは“自分の中の多様性”をテーマにし、個性の異なるさまざまなピンクカラーを用いた2種のコフレを表現した。予約開始日は10月11日となる。

“ホリデーコフレ2023”(各9900円)は、可憐で繊細な表情に仕上がる“カームピンク”と、華やかな雰囲気をまとえる“ジョイピンク”の2種を用意した。定番の化粧下地“ミネラルインナートリートメントベース”[SPF31・PA+++]の限定カラー“ピンクベージュ”のミニサイズと、4色アイシャドウパレット、エアリーな質感のリップスティック、輝きと艶をプラスするハイライターを専用のボックスに詰め込んだ。セットした商品は全て限定カラーとなる。予約期間中に“ホリデーコフレ 2023”を予約した人には、限定のフェイスブラシ“マルチフェイスブラシ”を贈呈する。

“ホリデーコフレ2023”に含まれている化粧下地と4色アイシャドウパレットは、単品でも販売する。“ミネラルインナートリートメントベース ピンクベージュ”(25mL、4950円)は、小じわなどのさまざまな肌悩みをカバーし、滑らかで美しい肌に整える。肌に溶け込む軽やかなテクスチャーと、石けんでオフできる優しい処方が特徴だ。ミネラル処方の4色アイシャドウパレット“ミネラルクラッシィシャドー”(各4620円)はホリデー限定のカラーとパッケージで、可憐でピュアな目元に彩る“カームピンク”と、華やかでポジティブな雰囲気に仕上げる“ジョイピンク”の2種をそろえる。

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【2023年秋コスメ】「アンドビー」初のスティックルージュが登場 人気の“クレヨンリップ”はリニューアル

「アンドビー(& BE)」は9月15日、2023年秋コレクションを発売する。ブランド初のスティックルージュなどリップ2種とチークの3アイテムをラインアップ。ブランド公式サイトやロフト、プラザ、ハンズ、@cosmeなどで取り扱う。

スティックルージュ“シアーリップ”(各2200円)が新たに仲間入りする。シックな赤みブラウンカラー“ブリック”と、粘膜のような色味のベージュピンクカラー“ヌードピンク”、肌なじみの良いベージュカラー“ナッツベージュ”の3色をそろえる。シアーな発色が特徴で、軽やかに洗練された印象を引き出す。唇の表面をジェル状の膜で覆う処方を採用し、色持ちと艶を長時間キープする。

ハーフマットな質感が特徴のチーク“プレストチーク”(各2420円)は、新色“シームレスベージュ”が登場。陰影感のあるベージュカラーがくすまずに肌に溶け込み、シェーディングとしても使用できる。透け感のある発色が特徴で自然に仕上げる。

人気の“クレヨンリップ”(各1980円)はリニューアルする。ロングラスティング処方を採用し、滑らかなテクスチャーで唇に軽やかにフィット。発色はそのままに、潤いに満ちた艶感と落ちにくさを両立する。カラーは、華やかなベージュブラウン“ナッツブラウン”と上品なカラー“ピンクブラウン”の2色をそろえ、唇を補正するための仕込みとしても使用できる。クレヨンタイプの細い芯で、簡単に唇のアウトラインの縁取りやエッジ部分を立たせることができ、立体感のあるリップメイクをかなえる。植物オイルと保湿成分配合で、唇の乾燥を防ぎ、滑らかに整える。

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スキンケア&メイクアップ部門は史上初めてメイクアイテムが1位! 「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・スキンケア&メイクアップ部門

年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全13部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師155人に、各カテゴリーで「2022年下半期~23年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

スキンケア&メイクアップ部門では、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のアイブロウマスカラ“クシ ブロー”が初ランクインで1位に輝いた。同部門ではこれまで毎年、スキンケアアイテムが1~3位を独占しており、メイクアップアイテムは一度もランクインしたことがなかった。そうした流れの中で今回、メイクアップアイテムが初ランクインし、しかもスキンケアアイテムを抜いて1位に。ここ数年、メイクのアドバイスや提案を行ったり、実際にタッチアップしたりする美容室が増えているが、その動きが顕著に現れた結果だろう。特に眉はヘアカラーとの合わせで提案しやすいので、ある意味で必然的な結果といえる。2位もメイクアイテムで、ミルボンがコーセーと共同開発した美容室専売化粧品「インプレア(IMPREA)」の“アイブロウ マスカラ”がランクイン。同ブランドのスキンケアアイテムは入賞常連だが、今回初めてメイクアイテムが受賞した。1位と2位、どちらもエントリーしやすい目周りのアイテムであることからも、ヘアサロンでメイクを提案する流れが大きくなっていることが読み取れる。3位は、前回1位だった「インプレア」の“ローション”が受賞。変わらぬ人気を見せつけた。(全てサロン専売品。価格は全て編集部調べ)

なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を13部門に分類し、50軒の美容師155人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

スキンケア&メイクアップ部門

1位
“クシ ブロー”

「シュウ ウエムラ」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・クシ ブロー・シュウ ウエムラ

根本から毛先まで、1本1本ムラなく色づく、自然な立体感を演出するアイブロウマスカラ。特徴は、高い精密性をかなえる角度付きのマイクロブラシ。櫛にインスピレーションを受けた仕様は、絶妙な角度とキメ細かいブラシで細い毛から太い毛まで精密にとらえ、ムラなく隙なくカラーリングする。アンケートの回答には、「とても扱いやすく、サロンで購入する意味=サロンクオリティーを感じられる逸品」「仕上がりがよく、メイク直しにタッチアップすると喜んでもらえる」といった声があった。(全8色、各3960円)

2位
“アイブロウ マスカラ”

「インプレア」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・アイブロウ マスカラ・インプレア

自然になじみながら眉を際立たせるナチュラルな印象のブラウン、ふんわりトーンアップした柔らかな印象の明るめのブラウン、なじみながら明るくトーンアップする抜け感印象のイエローベージュなど、全7色をそろえるアイブロウマスカラ。アンケートの回答には、「トレンドのヘアカラーと色が合わせやすい」といった声があった。(全7色、各2420円)

3位
“ローション”

「インプレア」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・ローション・インプレア

角層ケラチンに着目したエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)化粧水。保湿成分のリンゴ果実エキスなどを配合し、とろりとした独自のテクスチャーで、輝きあふれる肌印象へと導く。アンケートの回答には、「特にメンズのお客さまに提案すると、リピーターになってくれるケースが多い」といった声があった。(200mL、5500円)

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西日本最大級「アットコスメ」大阪旗艦店を一挙公開 500ブランドがほぼ全て試せる

アイスタイルグループのアイスタイルリテールは9月1日、「アットコスメ オオサカ(@COSME OSAKA)」をJR大阪駅直結の商業施設・ルクア イーレ3階にオープンする。売り場面積は関西エリア最大の約893㎡。500円以下から10万円以上まで約500のブランドを取り扱い、商品数は約1万2000点をそろえる。“新しい出合い”を創出し、「関西一愛される」店舗を目指す。

「アットコスメ」初出店のブランド続々

百貨店、通販、ドラッグ&バラエティーストアなど、流通チャネルを横断したブランドのラインアップを実現。同店では「アットコスメ」初の取り扱いとなる「シャネル(CHANEL)」、「スック(SUQQU)」、「アスレティア(ATHLETIA)」を導入。なお、「スック」はセミセルフ形態では初の出店となる。資生堂の新生「インウイ(INOUI)」の先行披露や、日本初上陸の韓国コスメブランド「ヘラ(HERA)」が出店する。

“ニッチ”ブランドと出合えるネクストトレンドゾーン

先行発売や限定アイテムをはじめ、日本未導入の海外ブランド、知名度の低いD2Cブランドや新興ブランドなど、これからトレンドになりそうなアイテムを集結。オープニングキャンペーンとして限定キットを用意する。

1日1回無償で貰えるサンプル自動販売機

アットコスメ(@COSME)のアプリをかざすと1日1回、好きなサンプルが無償でもらえる自動販売機を初導入。各商品1日20個限定の配布となる。オープン時には「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」「シセイドウ(SHISEIDO)」「カネボウ(KANEBO)」「ファンケル(FANCL)」「バイユア(BYUR)」など19ブランドがラインアップ。月替わりで最大24ブランド展開する。

2箇所のポップアップスペース

期間限定のポップアップスペースを2箇所で展開。オープン時は「シャネル」と「ランコム(LANCOME)」のポップアップイベントを開催する。

デパコスとプチプラの比較がしやすい

ユーザーが試して比較しながら納得したアイテムを購入できる。メンズコーナーも用意し、注目のメンズコスメをラインアップする。

トレンドが見つかるセールスランキングタワー&ベスコスウォール

店頭で人気の高い商品をそろえる「セールスランキングタワー」や、歴代のベスコス受賞商品を陳列した「アットコスメ ベストコスメアワードウォール」など、東京の旗艦店で行っているコンテンツを踏襲。オープン時の「セールスランキングタワー」はアットコスメ トーキョーの売れ筋を陳列する。

混雑緩和目指しレジは14台用意

アットコスメ トーキョーの課題でもあるレジ混雑緩和のために14台を設置。オペレーションを強化した。

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【2023年秋コスメ】「ネイルズインク」が透明感あふれるシアーヌードコレクション発売

英国発のネイルブランド「ネイルズインク(NAILS INC)」は9月6日、シアーヌードコレクション“アンドレスド ネイルポリッシュ”(14mL、3080円)を発売する。一塗りで透け感のある仕上がりに、さらに重ねると艶感と発色が高まり、シアーからミディアムまでの質感を楽しめる。カラー展開は全4色。ホワイトベースをはじめ、赤ちゃんの肌のようなベビーピンクやピーチカラー、キャラメルブラウンをそろえる。

また、10月4日にはビーガンネイルシリーズ“プラント パワー ネイルポリッシュフレッシュ”から、新色のブルーグレー“エア ドント ケア”(14mL、2750 円)を発売する。とうもろこしやサトウキビなどの植物由来成分を73%使用するビーガンシリーズで、秋冬の静かで澄んだ空気感を表現した。

発売後には店頭で、フラワーショップ「ディリジェンスパーラー(DILIGENCE PARLOUR)」を経営するフローリストの越智康貴とコラボレーションする。店頭のネイルカラーから好きな色を選ぶと、それぞれに占いが書かれたカードを引けるイベントを開催予定だ。

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「Qoo10」のビッグセール“メガ割”が9月1日スタート!ビューティ担当に聞いた攻略方法

EC総合モールの「Qoo10(キューテン)」は、美容好きの愛用者が多い。中でも四半期に1度開催しているセール“メガ割り”は、毎回「X(旧ツイッター)」でトレンド入りするなど、SNSで大きな盛り上がりを見せている。9月1〜12日まで開催する“メガ割”について、運営会社イーベイジャパンのビューティ営業担当の米川由満部長に、基礎知識からお得に商品を購入できる裏技まで教えてもらった。

ビューティの売り上げが6割を占める

WWDJAPAN(以下、WWD):「キューテン」について教えてほしい。

米川由満イーベイジャパンビューティ営業担当部長(以下、米川):2008年に韓国で誕生したEC総合ショッピングモール。10年に日本に上陸し、ファッションやビューティをはじめ、モバイルアイテム、生活用品、食品、本、eチケットなどのさまざまなカテゴリの商品を取り扱う。ビューティカテゴリーの売り上げが全体の6割を占めており、ユーザーの客層は10〜30代の女性が多い。独自のセールなど、さまざまなイベントを打ち出しているが、中でも注目すべきは“メガ割”だ。

> 「キューテン」公式オンラインサイトはこちら

20%オフで購入できる年4回の施策

WWD:SNSでも話題の“メガ割”とは?

米川:年に4回行われるビッグセールが“メガ割”だ。“メガ割”のタグが付いている商品に限り、クーポンを使用すれば20%割引した価格で購入できる。ビューティだけでなく、ファッションや食品なども対象となる。クーポンは期間中に1〜3次発行され、計9枚獲得することが可能だ。“メガ割”のメインページやクーポン専用ページで取得できる。

WWD:具体的に、“メガ割”がいつ開催されるのか知りたい

米川:四半期に1回のペースで開催する。毎年日時を定めていないため、予告投稿する「X」公式アカウントをフォローし、情報をキャッチするのがおすすめ。同アカウントでは開催までのカウントダウンだけでなく、お得な情報を配信するライブコマースなどの詳細を投稿している。

WWD:他社のセールと違うところは?

米川:これまで韓国や中国などの輸入したコスメを豊富に扱っているのは「キューテン」だけだったが、昨今はほかのECモールでも購入できるようになってきている。そこで、より他社との差別化を図るために、各メーカーに“メガ割”だけの特別かつお得なセットを制作いただくようオファーしている。

“メガ割”の攻略方法

WWD:“メガ割”の攻略方法について知りたい

米川:“メガ割”が開始する前に、欲しいアイテムをお気に入り登録しておくこと。スタートしてからお気に入りページに飛んで、すぐにカートに追加して決済をすることができるから。

WWD:よりお得に買い物できる方法はあるのか

米川:開催初日は、ぜひ日本国内発送の商品を購入してほしい。なぜなら“メガ割”の開催期間中に商品が届き、受け取り確認をして商品レビューを書くと、ビューティカテゴリで使える100ポイントをすぐにゲットできるから。“メガ割”期間中にこのポイントとクーポンを併用することで、よりお得に買い物ができる。また、コスメの人気色は早めに売り切れる傾向があるため、こちらもなるべく最初に購入すると良い。スキンケアアイテムなどは各メーカー、多くの在庫を準備しているが、コスメに関してはカラーごとに用意している在庫数が異なるためだ。

WWD:ほかには?

米川:“メガ割”の期間中に配布されたクーポンを全部使ってしまった場合、友人から未使用のクーポンをもらうことができる。マイページ“マイ キューテン”からクーポンページに飛び、メールアドレスを入力して指定する相手に送信することが可能だ。もちろん、自分から友人に送付することもできる。

WWD:今後の「キューテン」の展望は?

米川:これまで、新商品や国内未発売商品を先行販売するなどし、ミレニアル世代とZ世代(MZ世代)の顧客層を中心に喜ばれてきた。今後は、これに加えて「キューテン」でしか買えないオンリーワンの商品を更に増やし、早い配送でお客さまに喜ばれ、安心してお買い物を楽しめる売り場を拡張していきたい。

「VT」や「魔女工場」が“メガ割”限定セットなどを用意

出店している各メーカーはこの期間に合わせた限定セットやお得なキット、一つ購入するともう一点付いてくる“1+1”などを提案する。9月1日から開催する“メガ割”でも、各ブランドさまざまな施策を用意。

「VT コスメティックス(VT COSMETICS)」は、スキンケアアイテムを詰め込んだ限定のキットや、天然マイクロニードル(シリカ)を配合した話題の美容液“リードルショット”を試せるセットなどを販売する。

ほか、スキンケア商品を展開する韓国コスメブランド「魔女工場」は、7000円以上の購入者に公式ショップで使える700円分のクーポンを贈呈。“ガラクラインセット”または“ピュアクレンジングセット”を購入した人には、数量限定で大容量サイズの美容液“ビフィダバイオームコンプレックスアンプル”をプレゼントする。

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【宿泊リポ】プールを楽しむホテル「ボタニカル・プール・クラブ」が千葉県で開業 

不動産クリエイティブ事業を展開するVALMが、千葉県安房群に1年中プールが楽しめるリゾートホテル、「ボタニカル・プール・クラブ(BOTANICAL POOL CLUB、以下BPC)」を8月25日にオープンしました。プールクラブをイメージした同施設では、プールをメインに、サウナやバーベキュー、プールサイドバーも満喫できるそう! 盛り沢山な内容に、SNSではオープン前から耳の早い人たちの間では噂になっていました。今回は、BPCでの宿泊体験をリポートします。

300種類のボタニカルに囲まれた
リゾート感漂うホテル

BPCは、300種類を超えるユニークなボタニカルに囲まれた空間で、屋外温水プールをオールシーズン楽しめるホテル。プールは、全長約40mの“ブラック プール”と炎を囲うサークル型の“シグネチャー プール”を用意しています。

宿泊棟に用意されているゲストルームは、5タイプ21室。テラス付きの部屋や、プライベートプールを備えたスイートルーム、家族やグループなど最大6人でシェアできる専用プールのある部屋などがあり、料金は1人1泊7万3000円から。中にはドッグフレンドリーな部屋やドッグランもあり、大切なペットと思い出を作ることもできます。プールやサウナは、水着を着用して、好きな時間に利用できるのが嬉しい。宿泊は朝食つきで、そのほかのフードやドリンクには追加の料金が発生します。

東京駅から車で1時間半
気軽に楽しめる非日常

BPCまでは、東京駅から車で約1時間半。車に揺られていると徐々に風景が移り変わり、やがて東京ではなかなかお目にかかれない緑が広がる世界に。山道を進むと、白を基調としたホテルが出現! 周囲にはコンビニがないので、チェックインの前にお買い物を済ませておくとよかったかも、とプチ後悔。

エントランスから中に入ると、ボタニカルのコンセプトにマッチした、シトラスやグリーンを感じさせる香りが鼻腔をくすぐります。これが、BPCのシグネチャーのフレグランスのようで、このあともいろんなシーンで登場します。

昼間と夜で雰囲気がガラリとチェンジ
仕事のことは今日だけ忘れて

プールに出てみましょう。全長約40mを誇る“ブラック プール”(※利用は13歳以上のみ)は、少しずつ水深が深くなる作りで、最も深いところで身長162cmの私の首下まで水面が来る深さになっています。プールでのんびり過ごすだけでなく、少し泳ぎたいという人も満足できそうな深さです。 “ブラック プール”を先端まで泳ぐと、千葉の緑豊かな風景が広がります。

サークル型の“シグネチャー プール”には浮き輪やビーチボールが浮かんでいて、自由に使うことができます。プールのまわりには、ゲストルーム以上の数のチェアがずらり。チェア同士の間隔は十分に空けて、プライベート感を損なわないように工夫しているとか。また、冷暖房完備のプールハウス(要予約)も用意されており、こちらはさらにプライベートなスペースです。

プールは、昼間と夜で雰囲気ががらりと変わるのが印象的でした。明るく開放的な印象の昼間とは打って変わって、夜は、静けさとほどよい照明の光が共存する空間の中でくつろぐことができます。夜は薄暗いため、普段、水着を着るのにあまり前向きになれないという人でも、気負わずプールを満喫できそう。また、部屋数が限定されていることもあってか、プールには人がそう多くなく、身内のメンバーでマイペースに楽しめるのも好印象でした。

雄大な自然の風景の中でプールに浮かんでいると、その日の午前中まで東京で仕事をしていたことが嘘のよう…。ステイしている間は、仕事の電話が鳴らないように願うばかりです。

プールサイドバーでは、ビールやカクテルなどの各種ドリンクのほか、プールサイドスナックも楽しめます。プールサイドスナックは、シャンパンに合うアフタヌーンティーをコンセプトにした“プールサイド ローフロー”(4000円)や“フェッシュ&チップス”(1500円)、サローインステーキバーガー(4800円)などがあります。泳ぎ疲れたらここでのんびりおしゃべりを楽しむのもアリ。サークル型のカウンターなので、たまたま居合わせた人とのコミュニケーションが生まれることもあるかも。

広々としたゲストルーム
アメニティーや備品にもこだわりが光る

ゲストルームに入ると、ロビーと同じシグネチャーの香りに包まれました。私が宿泊した部屋は、大きな窓から陽が差し込んでいて、テラスに出ると“シグネチャー プール”のきらめく水面が一望できました。ゲストルームや共用スペースの床やソファは耐水仕様で、水着のままでくつろぐこともできるそう。

ホテルステイをするにあたって、存在感は小さいながらも満足感を大きく左右するものといえば、アメニティー。BPCのゲストルームにはシグネチャーの香りに寄せて作った、オリジナルのシャンプーとトリートメント、ボディーソープ、ボディーミルクが備えられています。香りも良く、ケチらず使える容量で用意されていたので、個人的にはかなり“アタリ”。「ダイソン(DYSON)」のパワフルなドライヤーが備えつけられているのも、思わずガッツポーズが出るポイント。

部屋にテレビがないのも印象的でした。担当者に聞いてみると、「滞在中は思い切りプールを満喫して欲しいから」とのこと。代わりにスピーカーがあったので、私は好きな音楽をかけてのんびり過ごしました。情報をシャットアウトして、思い切りデトックスできそうですね。

プール×お鍋の不思議な組み合わせ?
朝食はプールサイドで食べても◎

食事も旅の楽しみの一つ。BPCでは、ディナーやBBQは必ずオーダーしないといけないものではないものの、こだわりのフードメニューをそろえています。

ディナーは、紹介制のモダンアメリカンレストラン、ノー コード(NO CODE)の米澤文雄シェフが監修したBBQ(8000円)と和食割烹 酒井商会の酒井英彰シェフの監修のホットポット3種類(薬膳火鍋、千葉県産白姫豚のオーガニックハーブしゃぶしゃぶ、和牛ローストビーフ&千葉県産ベーコンのチーズフォンデュ/各8000円)から選ぶことができます。プールクラブにお鍋という組み合わせは不思議ですが、ゲストの冷えた体を温めるためのセレクトだそうです。

私がいただいたのは薬膳火鍋。ピリ辛の黒胡麻麻辣スープと魚介の旨味がつまった緑白湯の2種類のスープでラムや鶏肉を食べ、〆にはフォーを楽しみました。確かに体が温まる!

BBQは、5種類のお肉(鶏、豚、牛、ラム、ソーセージ)や地元産の季節の野菜をハーブで焼き上げます。アップルマスタードやスモーキーBBQ、粒マスタード、かんずりマヨなどのオリジナルソースなどをお好みに合わせてつけることができます。前菜にはシュリンプカクテル、〆にはパエリアが用意されています。

朝食に用意されるのは、野菜たっぷりのミネストローネ(ボタニカルをイメージした緑色!)とふわふわの卵とBLTのサンドイッチ。サンドイッチは、プールサイドやテラスなど、ゲストが好きな場所で楽しめるようにと、専用のボックスに入れて部屋に届きます。卵には贅沢なボリュームがあり、BLTはこんがりと焼かれたスモーキーなベーコンの味わいがしっかりと感じられました。一人暮らしをしていて平日に働いていると、朝から手の込んだ朝食をゆっくり食べる機会もなかなかないので、嬉しいですね。

サウナは2箇所
木々がざわめく中の外気浴が最高

サウナーのみなさま、お待たせいたしました。サウナについてです。サウナは、宿泊棟とプールサイドに一つずつ用意されています。どちらも、水着を着用して利用する男女共用。家族やカップルでも一緒に入れるのが嬉しいですね。宿泊棟のサウナには、飲料水や水風呂、ジャグジー、外気浴スペースが用意されていました。サウナは、暗くて窮屈であることも多いですが、BPCのサウナはくり抜かれた窓から緑が覗く明るい空間です。蝉の鳴き声や木々のざわめきの中で、おいしい空気をいただける外気浴スペースでは、至高の幸せを感じました……。

プールサイドのサウナは大きくないものの、全面が窓になっており、昼間は自然光を浴びながらサウナ浴を楽しめる空間。水風呂の代わりにシャワーが用意されていて、外気浴はプールサイドのチェアで楽しめます。

まとめ

BPCは、都会の喧騒を離れて気軽にリゾート気分を満喫できるホテル。VALMの北原代表は「ゲストがここで自分を癒すことで、自己肯定感が上がるような場所を目指したい」と話してくれましたが、確かに帰りは自然と「よし、明日からまた頑張ろう…!」という気持ちが湧いてきました。毎日頑張っているみなさん、たまの休暇にはBPCのような施設で自分を労ってみてはいかがでしょうか。

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筆の触感までこだわった「ルミアグラス」の新アイライナー発売 発表会にはわたなべ麻衣も登場

「ルミアグラス(LUMIURGLAS)」は11月1日、滑らかな描き心地を実現する京都産のシルクを配合したリキッドアイライナー“ベルベットライナー”(全3色、各1760円)を発売する。このほど発表会を開催し、モデルやタレントとして活躍しているわたなべ麻衣と、吉崎沙世子ヘアメイクアップアーティストが登壇した。

“描き心地”を追求したアイライナー

開発に先立ち、消費者がアイライナーにどんな機能を求めているのかアンケートを行ったところ「崩れにくさ」と「描き心地」を求める声が多かったという。同ブランドはこのデータを参考に、新アイライナーの開発をスタートした。

誕生した“ベルベットライナー”はインクの吐出量、滑らかな描き心地、筆が肌に触れた時の触感など細部までこだわった。目頭から目尻までインクがかすれることなくラインを引くことができ、美しく印象的な目元を演出できる。

カラーはブラックをベースにニュアンスを加えた3色を用意。濃密なブラックと肌なじみのいいブラウンを掛け合わせた王道カラーのブラウンブラック、深みがありつつも血色感を感じるボルドーブラック、マットな質感の黒にグリーンを加えたオリーブブラックを用意した。
パッケージは、既存品よりもスリムになって登場。ポピーの花を施した上品なデザインに仕上げている。

アイラインの入れ方のポイントは?

発表会では新商品を使用したアイメイクの実演も行われた。吉崎ヘアメイクアップアーティストからは「目尻のみにアイラインをプラスするだけ。最初は太く、最後は細めに払って伸ばすと印象的な目元になりつつ、繊細で美しく仕上がる」とアイラインの入れ方のアドバイスが寄せられた。

その言葉を受け自分でラインを引いてみたわたなべは「描きやすいだけでなく、持ちやすい部分も気に入っている。リキッドタイプのアイライナーというと、乾くまで時間がかかるのでほかのメイクに取り掛かりにくいが、すぐに密着するので、目元を動かすことが怖くない」と語り、「いつもブラウンやブラックを選びがちだが、さりげない血色感をプラスできるボルドーブラックはチャレンジしやすそう」と笑顔を見せた。

“ベルベットライナー”は、公式オンラインストアで予約を受け付け中。9月1日には公式オンラインストアとロフトで先行販売を行う。

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「ミューラル」涙でかすむフラワードレス 夢で再会した亡き父との記憶

村松祐輔と関口愛弓のデザイナーデュオによる「ミューラル(MURRAL)」は、2024年春夏コレクションのランウエイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」内で30日に発表した。

この日は1年の中で満月が最も大きく見える“スーパームーン”と、1カ月に2度目の満月“ブルームーン”が重なる“スーパーブルームーン”の前日。会場の国立競技場 2階のテラスは、その特別な月を望める絶好のロケーションだった。

着想源
亡き父と夢で再会した多幸感

今シーズンのコレクション制作は、村松デザイナーが中学時代に永別した父との夢の話から始まったという。「幼い頃に父と一緒に海に行った記憶が夢になって出てきた。浜辺で手をつなぎながら歩き、話すこともできた。夢から覚めても、背中越しの光や風のにおいが鮮明に記憶に残った。夢だと気が付いて涙が出たが、父親に会えた喜びで多幸感に溢れていた」と村松デザイナーは明かす。今季はその感情、“EUPHORIA(多幸感)”をテーマに掲げた。

氷染め職人との協業
夢の共有で完成した柄

コレクションでは、村松デザイナーの夢の情景を描いている。ぼんやりした夢の中の出来事や、涙でぼやけた視界のように、“にじみ”や“かすみ”の表現を多用。象徴的なのは、涙や海を連想させる青いマーブル柄のドレスだ。これは群馬・桐生の職人によるアイスダイ(氷染め)で、色をのせた氷が溶けるとにじんだ柄に染まっていく技法だ。「僕らから絵柄のデザインを渡さずに、職人の方に父との思い出や夢の話を共有することで仕上げてもらった」と村松デザイナー。夢が一人一人異なるように、1点1点異なる染めの模様になるのだという。

また、父との思い出をたどるように、村松デザイナーが実家付近で見つけたバラの写真をグラフィックとして採用。ぼかして重ね、ドレスなどのせて、神秘的な雰囲気を作り出した。

アイテム
象徴的なフラワーモチーフは
レースと架空の花で表現

「ミューラル」の代表的なアイテムいえば、オリジナルのレースを使った花柄ドレスだ。関口デザイナーが、毎シーズン手描きで図案を起こしてデザインしている。今季はアーカイブから7種類の絵柄を選び、“ぼかし”のテクニックで蘇らせた。ひときわ目を引いたのは、レースを細かくハンドカットしてフリンジを加えたドレス。歩くたびにダイナミックに揺れ動き、華やかさをプラスした。

ラスト2ルックも特別だった。透明の花を装飾したコルセットは、1000以上の手作りのワイヤーの花びらを重ねたもの。「ミューラル」による架空の花で、夢の非現実性を美しく表現することでショーを締めくくった。

顧客との強い絆と
クリエイションへの思い

これまでD2Cビジネスを強化してきた「ミューラル」は、月に1回の受注会イベント「サロン・ド・ミューラル(Salon de MURRAL)」を定期開催し、顧客とのコミュニケーションを大切にしてきた。このショーにも約300人の顧客が来場するなど、そのファンコミュニティーの熱気と絆の強さを証明していた。

東コレでショーを行う理由はもう一つあった。「ここ数年、しっかりと顧客に寄り添って、地に足をつけてビジネスを強化してきた。顧客を大事にしながら、もっと目の肥えたメディアやバイヤーの方たちにも認められるクリエイションにしていかなければ、僕らはデザイナーとして成長していくことはできない。世界にもっと『ミューラル』の輪を広げていけるようにしたい」という。

“自分たちの作った服が
誰かの希望になれば”

ショーの後、デザイナー2人は涙を浮かべながらコレクションについて振り返った。関口デザイナーは「自分たちが作った服をこんなにたくさんの人に見てもらえることは、本当に幸せだなと思った」と震えながら声を絞り出した。

涙がこぼれないように空を見上げると、雲に隠れてぼやけた“スーパーブルームーン”がまるでコレクションとリンクするように優しく輝いていた。村松デザイナーは「また父に会いたい––そういう気持ちでこのコレクションを作ってきた。もしかしたら、父に届いているかもしれない」と月を見上げながらつぶやいた。「この多幸感が、誰かにとっての希望になったらうれしい」。

今年10年目を迎えた「ミューラル」は、ビジネスとクリエイションに向き合ってさらに進化した姿を見せてくれた。パーソナルで暖かい記憶が詰まったエモーショナルなコレクションは、今宵の月の光のように多くの人の心を優しく包み込むだろう。

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「シュプリーム」が韓国・ソウルに初出店 日本を除くアジア圏では初の路面店

ニューヨーク(NY)発のストリートウエアブランド「シュプリーム(SUPREME)」は8月19日、韓国・ソウルの江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)に世界で16店舗目のショップをオープンした(648 Sinsa-dong, Gangnam-gu, Seoul 06027)。店舗面積は211平方メートル。日本を除くアジア圏では初の出店となる。オープン数日前からは、熱狂的なファンが2023-24年秋冬コレクション ウイーク1(WEEK1)のアイテムとソウル店限定の“ボックスロゴ”Tシャツを購入するための枠を勝ち取ろうと列を作った。

カンナムの高級ショッピングエリアに位置する同店は、鳥山(トサン)公園に隣接。近隣には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のポップアップストアやアイウエアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」と傘下のコスメブランド「タンバリンズ(TAMBURINS)」が入る旗艦店ハウス トサン(HAUS DOSAN)などがある

「シュプリーム」と長年コラボしてきたロンドンのデザインスタジオ、ブリンクワース(BRINKWORTH)が手掛けたソウル店の外観は、スケーター向けのスロープ状のエントランスや光沢のある黒のファサード、床から天井まで届くガラスのウインドーが特徴。まるでアートギャラリーのような雰囲気を醸し出す。

店内で印象的なのは、シカゴ店のアートワークも手掛けたリタ・アッカーマン(Rita Ackermann)が描いた妖精のようなキャラクターの巨大な壁画だ。反対の壁には、BLACKPINK(ブラックピンク)のリサ(LISA)からバズを起こした猫のミームまで、ポップカルチャーを引用したウィアード・デイブ(Weirdo Dave)によるコラージュアートが飾られている。また、壁や床に施されたネイト・ロウマン(Nate Lowman)による銃弾跡のペイントは空間にポップなアクセントをプラス。NY在住のスピーカー・アーティストであるデヴォン・ターンブル(Devon Turnbull)が同店のためにデザインした、天井から鎖で吊るされた2つのスピーカーも目を引く。

そして、店内中央には巨大化した“シュプリームマネー”のベンチが設置され、来店者が集まって、ゆっくりと時間を過ごせるようになっている。このベンチは著名なアーティストによる作品ではなく、17年秋冬コレクションのペーパーウェイトをベースにしたものだ。なお、2階は同ブランドの現地オフィスになっている。

さらに韓国初出店を記念し、「シュプリーム」は専属スケートチームがソウルの街を駆け巡り、その中でトリック(技)を披露するショートフィルム「PIGGY」を発表。同ブランドに在籍する映像作家ウィリアム・ストロベック(William Strobeck)が撮影した同作はオープンに先駆けて開かれたパーティーで初披露され。現在は公式サイトなどのオンラインでも視聴できる。

「シュプリーム」のソウル出店は、中国で唯一の卸先であるドーバーストリートマーケット北京(DOVER STREET MARKET BEIJING)を通して中国展開を始めてから、約1年後のことになる。「シュプリーム」を擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)のマルティノ・スカッビア・グエリーニ(Martino Scabbia Guerrini)=エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、APAC(アジア太平洋地域)、新進ブランド担当プレジデントは、「『シュプリーム』は中期的にアジアとヨーロッパでの小売店の数を拡大することで、リーチを倍増できる可能性を秘めている」とコメント。「『シュプリーム』は素晴らしいビジネスモデルだが、商品や美学、顧客とのコミュニケーションを革新し続けていく必要があり、そのためには統制しながら取り組んでいくべき。商品の過度な飽和を避け、希少性を持たせることがエクスクルーシブであり続けるための術だ」と説明した。

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「アットコスメ オオサカ」オープン 「東京旗艦店のコピーではない」

アイスタイルグループは9月1日、関西初の旗艦店「アットコスメ オオサカ(@COSME OSAKA)」をJR大阪駅直結の商業施設ルクア イーレ3階にオープンする。同館2階に構えていた「アットコスメストア ルクア大阪店」の移転に伴う出店となる。場所は3月26日に移転した「エストネーション(ESTNATION)」の跡地で売り場面積は約893㎡。デパコスからプチプラまで約500のブランドを取り扱い、商品数は約1万2000点をそろえる。

遠藤宗アイスタイル社長は、「(東京・原宿の旗艦店)アットコスメ トーキョーのコピーを作りたかったわけではない。アットコスメ オオサカは新しい機能として、進化した姿になっている。1つ1つのブランドがわかりやすく、“新しい出合い”を創出する場となっている」と話す。

アットコスメ オオサカでは、日本未導入の海外ブランドや認知が低いD2Cブランドなど、国内外の新興ブランドを展開するゾーンを設置。先行販売や限定品も多く用意する。さらにアットコスメのアプリと連動し、1日1回好きなサンプルを無償でもらえる自動販売機を初導入する。菅原敬アイスタイル取締役CFOは「これまでは、サンプルを渡したお客さまの属性がわからず課題だった。今回はアットコスメのデータと紐付くため、お客さまのデーターをメーカー側にレポートでき、マーケティング活動につなげていただけるメリットがある」と話す。

店舗デザインのコンセプトは“テーマパーク”で、什器の高さをあえて変え奥行き感を演出した。店舗設計を担当した加藤涼太アイスタイル店舗カンパニーFS事業本部OSAKA営業部マネージャーは、「『次のコーナーはどんなブランドと出合えるのだろう』と迷路のように設計し、ワクワク感をもたらせた」。各所に設置されたデジタルサイネージも特徴で、アットコスメトーキョーよりも数が多い。「メーカー側から動画で紹介したいという要望が増えている」。

接客教育に注力したという美容部員は、既存店からの人事異動や新規採用した約30人を配置。店長・ショップマスターは、アットコスメトーキョーの初代店長を務めた田村愛さんが着任した。田村店長は「アットコスメトーキョー以上に盛り上げていきたい」と意気込む。

大阪駅周辺は全国でも屈指の百貨店・商業施設の激戦区であるが、「もともと化粧品を買うときの“ハブ”になりたいという思いで店を作っている。ここで試して、他の店舗で購入しても全く構わない。どこで購入するかはお客さまの自由。ここのエリアが盛り上がり、ビューティ市場全体の活性化につながれば」(遠藤社長)と話す。

アットコスメ トーキョーは2020年1月のオープン直後にコロナ禍に見舞われ、「厳しい時間」を過ごしてきた。ここ最近は順調に推移し、平日は約9000人、週末は約1万5000人と来客数が増加。買い上げ率は約40%で、月間の売り上げも平均約5億円まで伸ばしているという。なお、アットコスメストア ルクア大阪店(売り場面積約149㎡)の売り上げは年間で約7億円だった。アットコスメ オオサカでは、「中長期的にアットコスメ トーキョーの月売り上げの半分を目指したい」。

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サロン専売品からニキビケアクレンジングまで注目高まる「シコンエキス」とは?

成分を重視して、スキンケアやヘアケアを選ぶ人が増えている。今回、注目するのは、「シコン(紫根)エキス」。多年草ムラサキの根を乾燥させたもので、赤紫色が美しくポリフェノールが豊富。一見すると、新しい成分のようにも思えるがその歴史は古い。江戸時代に、外科医・華岡清洲が紫根の粉末と豚の脂を混ぜた軟膏「紫雲膏(しうんこう)」を考案。湿疹、ニキビ、火傷などに使える万能外用薬として活用されてきた。各メーカーに、シコンエキスを配合した経緯やヒット商品の売れ行きを聞いた。

ニキビに悩む人の「クレンジング」にも

ランクアップは、2021年5月に発売した皮脂と毛穴の専門ブランド「アクナル(ACNAL)」の“アクナル ピンクハーブクレンジング”(120mL、3190円)にシコンエキスを配合している。ニキビに悩む人のクレンジング・洗顔中は、肌に触れる時間が長く負担がかかりやすいという理由から。佐々木春佳ランクアップ 製品開発部担当は、「繰り返すにきびの原因は、『毛穴の炎症』と『皮脂の酸化』であり、ニキビを繰り返さないために対策が必要だと考えた。クレンジング・洗顔中は、肌に触れる時間が長く負担がかかりやすいが、洗っている間も肌に負担をかけずニキビケアをできたらという発想から、抗炎症・抗菌作用に優れたシコンエキスを選んだ。“アクナル ピンクハーブクレンジング”は、3月の時点で、定期便での契約者数ベースが前年同月比236%増、売り上げは同220%増と好調に推移しており、にきびや毛穴の詰まりに悩む方から高い支持を得ている」。

毎日使える、スカルプケアシャンプーにも

「ウルオッテ(URUOTTE)」のリンス不要シャンプー“ナチュラルシャンプーエキゾチックフラワー”(250mL、3300円)にも、シコンエキスが配合されている。クィーン代表笹川直子は「スカルプケアを習慣化したいと顧客から支持されている。頭皮の小さな炎症によるかゆみやフケが気になる方からも好評で支持を得ている。特に、20〜30代で頭皮ケアを始める女性から人気」とコメント。

水を一滴も使わず日本原種の薔薇ハマナスを使用した美容クリーム

「アムリターラ(AMRITARA)」は、シコンエキスを配合したアイテムを数多く展開する。“ローズエナジークリーム”(30mL、7480円)、“マイルドベールクリーム”(35mL、6710円)、“ピュア トリートメント リップグロス(ボタニカルピンク)”(10g、2640円)など、幅広い。勝田小百合アムリターラ代表兼商品開発は、「紫根の持つ有効成分『シコニン』の効果を、肌や唇にも活かしたいと考えている。また海外産ではなく、在来の日本産の紫根を使いたいという強い思いがあり、北海道産の農薬不使用で栽培した紫根を使用している」。特に“ローズエナジークリーム”の人気が高く、22年3月から23年3月までの累計販売数は1742個にのぼる。

アリミノは新ラインのキー成分に選定。毛髪の酸化抑制に期待

「アリミノ(ARIMINO)」は、美容室専売ブランド「スプリナージュ(SPRINAGE)」より、新ライン・モイストヴェールを発売する。“スプリナージュ シャンプー モイストヴェール”<医薬部外品>(280mL、3300円)、“スプリナージュ トリートメント モイストヴェール”(230g、3300円)、“スプリナージュ モイストヴェール ミスト”(120mL、3300円)、“スプリナージュ モイストヴェール バーム”(25g、3300円)の共通成分として選んだのがシコンエキスだ。津田真希アリミノ商品開発部担当は、「植物は特有の色を持つものが多くあり、その色味成分に有効性が確認できる。色素を持つ植物の検討を行ってきたが、ピンク色を呈することができるシコンをキー成分として選定した。ピンクは心を穏やかにし、女性ホルモンを活性化するなどの心理的効果も報告されており、情緒的価値を創出できると考えた。研究では、肌への新しい有効性や毛髪の酸化抑制へのアプローチも認められた」と話す。

――― 今後、盛り上がりが期待される注目成分は?

佐々木春佳ランクアップ 製品開発部担当:40代以降に肌のハリ不足に着目して開発された、3種の植物の混合成分『ハリスチャー』だ。肌の土台を整え、セラミドを合成するなど、みずからのうるおいを作り出す力をサポートする働きがある。近年、注目されているゾンビ細胞の増殖を抑制する働きも。ハリスチャーの研究結果は日本抗加齢医学会総会にて発表し、2つの特許を申請している。

笹川直子クィーン代表取締役:2020年11月のリニューアル時から米や茶など、日本の土地に根差した植物に着目している。耕作放棄地の茶の実オイルを配合した“ナチュラルシャンプー 無香料”(250mL、2750円)は、サスティナブルコスメアワード2021を受賞した。

津田真希アリミノ商品開発部担当:ルイボスエキス。ルイボスは、南アフリカに自生する落葉亜低木でハーブの一種だ。ルイボスエキスは、体内のたんぱく質と余分な糖がくっつく「AGEs」をブロックする働きがあるといわれている。髪と地肌の糖化を防ぎ、エイジングに有効な植物由来成分として注目している。

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髙梨沙羅が体験!“ヘアサロン版ベストコスメ”ヘアカラー部門史上初の3連覇「イノアカラー」

ロレアル プロフェッショナルが展開する「イノアカラー(INOA COLOR)」が、「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」のヘアカラー部門において、3連覇を達成した。同賞は、都内の人気ヘアサロン50軒に、この1年間で実際に使用して良かった製品についてアンケートを実施し、その得票数でランキングを出したもの。その結果は、第一線で活躍する美容師が太鼓判を押したことの証でもある。

今回、スキージャンプの髙梨沙羅選手が、「イノアカラー」を体験した。髙橋さんは、バッサリ髪を切ったボブスタイルでカメラの前に立ち、モードな大人の女性として新たな魅力を発揮。ヘアデザインを手掛けた朝日光輝「サンバレー(SUNVALLEY)」代表と共に、新しいヘアスタイルの感想や、「イノアカラー」の魅力を聞いた。さらに受賞を受け、都内某所に“iNOA ギャング&エンジェル”と呼ばれる「イノアカラー」を知り尽くした7人のトップスタイリストが集結。プロからの目線で、同ブランドの実力を語ってもらった。

髙梨沙羅選手と朝日光輝「サンバレー」代表に聞く
「イノアカラー」の魅力

WWDBEAUTY(以下、WWD):かなり髪を切って、印象が変わった。

髙梨沙羅(以下、髙梨):約20cm髪を切りました。これまでハイライトを入れたり、インナーカラーを入れたり、部分的にブリーチしたことはありましたが、今回のように全部の髪をブリーチしたのは初めて。ここまで明るい色にしたことはなかったので、大丈夫かな?と不安もありましたが、想像していた以上に素敵な色に仕上げて頂きました。髪が短いほうが洋服もかっこよく着られるかなと、思い切ってカットしましたが、モードな印象になってすごく嬉しい。これからの色落ちも楽しみです。

WWD:カラー前の不安とは?

髙梨:全部ブリーチして髪が傷まないかも不安だったし、自分に似合うのかも心配でした。ブリーチしたら傷むという前提でトライしたのですが、仕上がったら透明感があるし、ブリーチしたことを忘れるくらい手触りもツルツルしていて、かなり驚きました。

WWD:今回のヘアカラーのポイントは?

朝日光輝「サンバレー」代表(以下、朝日): 髙梨さんからは、寒色系というリクエストでした。ブルー系なども含め検討し、前回の色の褪色具合なども見ながら、グレー3:ベージュ1の割合で寒色系を表現しました。根元は色も入っていなかったので暗くし、毛先に向かって明るくなるようグラデーションに。ブリーチする前には“メタルDX”のプレトリートメントを使用して、ダメージに配慮しました。

髙梨:仕上がってもう一つ驚いたのが天使の輪!頭部にできる天使の輪って、黒髪にできるイメージでしたが、こんなに明るいカラーでもちゃんとできていて、ビックリしました。

WWD:美容師の目から見た「イノアカラー」の長所とは?

朝日:出したい色によっては、2回ブリーチすることもありますが、ダメージが気になる人もいます。その点「イノアカラー」は、独自の“オイル デリバリー システム”で髪のダメージに配慮され、透明感と艶を与えながら希望の色を表現できるので、ヘアデザインの幅が広がります。最近は、大人でもハイトーンを好む傾向にありますが、髪のエイジングが気になる大人もダメージを怖がらずにトライできる素晴らしいカラー剤だと思います。

WWD:サポーターとして「髪色自由化プロジェクト」(働くすべての人が自分らしい髪色で働ける社会を目指すプロジェクト。詳細は下記参照)をどう思う?

髙梨:素晴らしい活動だと思います。個性やこうなりたいというイメージがあるのに、先入観によるルールや暗黙の了解でそれが制限されてしまっては、本当の姿が見えにくくなってしまいます。髪色に個性が出ていれば、それが目に見えて分かりやすいし、会話のきっかけにもなります。私自身も先日ある大会で、ピンクの髪色の選手に「ピンクにしたんだね。すごく似合っている」と声をかけました。応援するほうも、結果だけでなく、個性がある人のほうが応援したくなるだろうし、そういうキャラクターは存分に生かしたほうがいいと思っています。

朝日:私も接客していて、会社や上司の目を気にして、自分のやりたいスタイルを表現できていない人が本当に多いと感じます。他人の物差しで決められた枠からはみ出さないようにして生きるのは窮屈だと思う一方で、自ら言い出すのは難しい。そんな中、ロレアル プロフェッショナルさんが手を挙げ、声を出してくれたことで救われた人も多いだろうし、これから救われる人も多いのではないでしょうか。

髙梨:社会で働くのに、TPOにあった服装や容姿というのは大切だと思いますが、個性は生かしたほうが素敵だと思う。個性あるヘアカラーでも艶があれば清潔感はちゃんと出せるだろうし、お手入れされた艶のある髪はその人の魅力を増すと思います。

顧客にも自分にも「イノアカラー」を選ぶ
7人の“iNOA ギャング&エンジェル”が
その実力を語る

WWDBEAUTY(以下、WWD):「イノアカラー」の一番の魅力とは?

蜂須賀祐太「ワーカー」代表(以下、蜂須賀):なによりリピート力の高さ。一度体験すると「今回もこれにしたい」と、お客さまの方からリクエストされることが圧倒的に多い。「イノアカラー」が日本に上陸したのが2019年。それから多くのカラー剤が出てきたが、主成分の約60%がオイルで、オイルと水の反発力を使って髪を染める“オイル デリバリー システム”の価値は年々高まり存在感を増していると感じる。髪や頭皮にとってさまざまな外的要因がある昨今、カラーによるダメージに配慮したシステムであることは大きな魅力だ。

NATSUMI「アルバム」ディレクター(以下、NATSUMI):頭皮に配慮されているのも、お客さまの満足度とリピート率が高い理由の一つ。最近はハイトーンブームであり、艶髪ブームでもある。「イノアカラー」でカラーしたあとのほうが、カラー前より艶色髪に仕上がるのは、“オイル デリバリー システム”ならではの新感覚だと思う。

MANAE「バイオレット」副店長(以下、MANAE):たしかにブリーチオンカラーの時、しみやすいお客さまにも提案しやすいし、グレイカラーで頭皮の状態を気にされている方にもすすめやすい。「バイオレット」では2019年の日本上陸時から導入しているが、現在に至るまでリピート率は99%。

坂狩トモタカ「シア」代表(以下、坂狩):「シア」はパーマを得意とするサロンだが、「イノアカラー」はワンメイクで色がきれいに出るのが良い。

WWD:カラー剤の違いはパーマにも影響する?

坂狩:攻め方が違ってくる。「イノアカラー」は、そのほかの施術で使用するアルカリ剤を調整しなくていいので、美容師にとってスタイルの可能性を広げるアイテムになっている。

WWD:サロンユーザーが実感できるメリットは?

前坂美来乃「シア」ディレクター(以下、前坂):アンモニア無配合で、帰宅後にカラー剤特有のツンとした臭いがないことだと思う。私自身、ずっと「イノアカラー」を使っている。施術後、鏡を見てその艶色に感動してくださる方も多いし、髪に触れた時の触感も含め、総合的に満足度が高く「これだったら、少しくらい高くなっても続けたい」というお客さまが多い。

NATSUMI:「イノアカラー」は2~3日臭いが残ったり、ドライヤー使用時や枕に着いた臭いを気にしたりするようなストレスがないし、施術中も「臭いがないですよね」と自信を持って言える。サロンでも自宅でもストレスフリーというのが、喜んでもらえるポイント。

浅野宏明「ヴァイス」代表(以下、浅野):頭皮を気にする僕自身も使ってるからこそ、頭皮や髪のエイジングを気にされているグレイヘア世代の方にも自信を持っておすすめできる。

WWD:「イノアカラー」は、グレイヘアにもすすめやすい?

前原穂高「バイオレット」代表:カラーパレットの中に、ファッションカラーと一緒に白髪染めに適した色も入っているから「白髪染め」とお客さまに思われないところがいい。白髪が増え、それまでおしゃれ染めをしていた人が、いきなり「今日から白髪染めに変わってしまった」というのは、それだけでストレスのはず。白髪染め専用でないカラー剤を、何歳になっても使ってもらえるというのは、メンタル的にもかなりプラスだと思う。

坂狩:「シア」はグレイカラーも多いのでマスト。エイジングダメージに対して必要な油分をしっかり与えられ、頭皮にも配慮されている。“オイル デリバリー システム”はグレイヘアにマッチするし、カラー頻度も高く継続的に使用するから、結果がより見えやすい。

NATSUMI:グレイヘアで、髪のボリュームがないことを気にされている方にもおすすめできる。私は世の女性のために、「イノアカラー」が、グレイカラー部門の1位になってほしいと思っている美容師の1人(笑)。グレイカラーは黒やブラウンなど暗くしなければいけない、というイメージがあるけれど、明るめの色でデザインできる。白髪が増えても、おしゃれを楽しむ可能性があることを提案したいし、美容師にとって「イノアカラー」はその提案を実現する武器の一つになると思う。

浅野:今は、白髪を黒やブラウンに染めるのではなく、目立たなければいい、それがデザインされていればいいという考えが主流。その一方で、白髪にコンプレックスがあり、地肌にしっかり塗らないと不安という方もいる。そういう方にも安心して使用できるのも、「イノアカラー」の良さ。

WWD:今年の秋におすすめしたいトレンドカラーは?

前坂:トレンドやおしゃれさでいうと、レッドブラウン系。赤みとブラウンみがあって、濁りが少ない色をすすめたいと思っている。

NATSUMI:今の時点でラベンダーや紫みは人気が高い。ラベンダー=艶みたいなイメージがあり、春に出た新色の“モカラベージュ”は使いやすい。ラベージュにバイオレットやピンクを足して提案するのもいいと思う。

浅野:秋口はラベンダーを求める方がグンと増えるので、僕もベースは“モカラベージュ”が多くなる。よりラベンダーを出したい時はパープルを加えたり、ナチュラル寄りの場合はブラウンを足したり。“モカラベージュ”は年齢を重ねた方でも、透明感がありつつ、艶っぽく、品のある感じに仕上がる。

MANAE:私もラベーシュ系の人気はそのまま続くと思う。ラベージュとモカを合わせるほか、私的には次に暖色がくると思うので、オレンジを最近よく使っている。

蜂須賀:僕はモカ推し。新色の“モカラベージュ”と“モカグレージュ”は発色が良く使いやすい。今も一番使っているが、秋も継続すると思う。

WWD:最後にロレアルが発信している「髪色自由化プロジェクト」についての感想は?

蜂須賀:「ワーカー」は愛知県豊田市にあるが、お客さまの髪色に対する自由化が進んでいるのを確かに感じる。今は、髪色が厳しい所はアルバイトも辞めていく時代。髪色で自由に自分を表現するということが、当たり前になればいい。

前原:とてもいいプロジェクトだと思う。別に奇抜にする必要はないが、自由に髪色を楽しむことで、感性も育つ。感性はファッションやヘアスタイルだけに限ったことではなく、さまざまなことに感じる力が育つということ。感性が揺れ動くという意味でも、いいアクションになると思う。

坂狩:頭皮に配慮されていて、ツンとした臭いも感じにくい「イノアカラー」は、髪色を楽しむ一歩であるファーストカラーリングにピッタリだ。カラーすることで清潔感が失われることを心配する声もあるようだが、艶も出るしカラーしたほうがきれいになれる可能性は高い。自分らしい髪色をどんどん楽しんでほしい。

髪のダメージへの配慮や臭いの軽減など
“ユーザーファースト”な「イノアカラー」

髪表面のダメージに着目し、ロレアル独自の先進テクノロジーであるオイル デリバリーシステム(オイルと水の反発力を使って染料を毛髪内部に届ける)で、手触りも滑らかに仕上げる。特徴は、“オイルグロスカラー”の愛称が示す通り、カラーリング後に艶感が出ること。加えて発色がよく、髪のダメージへの配慮や臭いの軽減など“ユーザーファースト”な機能も兼ね備えている。「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」のヘアカラー部門で史上初の3連覇。

ロレアル プロフェッショナルが推進する
「髪色自由化プロジェクト」とは?

「イノアカラー」を展開するロレアル プロフェッショナルによる、全ての人が自分らしい髪色で働ける社会を目指すプロジェクト。勤務先や職種の都合で好きなヘアカラーを楽しめない人が多い現状に対し、企業ブランドを尊重しつつも、その人らしいスタイルや髪色で働くことができる社会の実現を目指すというもの。同社の調べによると、日本で髪色規定がある企業が約74%(8業種)にのぼるという。スキージャンプの髙梨沙羅選手が、同プロジェクトのサポーターを務める。

PHOTOS : ANNA MIYOSHI(TRON) ※髙梨さん・朝日さん,SOICHI ISHIDA ※iNOA ギャング&エンジェル
TEXT : YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ロレアル プロフェッショナル
03-6911-8321

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【2023クリスマスコフレ】「ネイルズインク」からココアカラーのネイル オーナメントにも

英国発のネイルブランド「ネイルズインク(NAILS INC)」は11月1日、ホリデーコレクションを数量限定で発売する。ココアをイメージした“ココアキッシーズ コージー ウィズ ココア”と、3色をセットにした“ホームベイクド ネイルポリッシュ トリオ キット”をラインアップする。

“ココアキッシーズ コージー ウィズ ココア”(14mL、3080円)は、寒い冬に飲む温かく甘いココアをテーマにしたネイルカラーだ。テイクアウトカップを模した箱にリボンを付け、オーナメントとしても飾れる。一塗りで鮮やかなココアブラウンに発色し、ジェルネイルのような輝きと艶めきが特徴の「ジェルエフェクト」シリーズを採用した。

“ホームベイクド ネイルポリッシュ トリオ キット”(12mL×3色、4180円)は、お菓子の箱のようなハウス型の限定パッケージに包む。通常より小さいミディアムサイズのネイルカラーで、泡立てたホイップのようなピンク、ストロベリージャムのようなラメ感のレッド、熟した果実シロップのような深いプラムの3色をセットにする。保湿効果の高いスーパーフードのケールを配合し、健やかな爪へと導く。

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ドーバー ギンザが「ナイキ」のウエアとスニーカーを発売 スタイルブックの配布も

ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)は9⽉2⽇、「ナイキ」のウエア“ナイキ テック フリース リイマジンド(NIKE TECH FLEECE: REIMAGINED)”およびスニーカー“ナイキ ウィメンズ ショックス TL(NIKE WMNS SHOX TL)”を発売する。ドーバー ストリート マーケット ギンザおよび同公式オンラインで販売する。

ウエア“ナイキ テック フリース リイマジンド”は、ウィメンズのフーディ(1万6170円)とジャケット(2万350円)、パンツ(1万6170円)、さらにメンズのロングジャケット(4万2900円)、シャツジャケット(2万8600円)、タートルネック(1万5620円)、センタープレスのパンツ(2万350円)を販売する。スニーカー“ナイキ ウィメンズ ショックス TL”(2万5300円)は、ブラックとホワイトの2色、サイズは22.5~29.0cmを用意する。

またドーバー ストリート マーケット ギンザで取り扱うブランドと“ナイキ テック フリース リイマジンド”のアイテムを用いたスタイルブックを制作し、9⽉2⽇13時から同店の店頭にて数量限定で無料配布する。フォトグラファーは戎康友、スタイリストは山本マナ、ヘアはASASHI、メイクはUDA、モデルは冨永章胤、平田かのんを起用し、東京・銀座で撮影を行った。

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美容機器部門は「リファ」の独壇場で4連覇! 「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」結果発表

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・美容機器部門

年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全13部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師155人に、各カテゴリーで「2022年下半期~23年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。

美容機器部門では、「リファ(REFA)」の“リファビューテック ドライヤープロ”が1位。“リファビューテック ドライヤー”シリーズとして4連覇となった。今回も、「『表面はしっかり乾いているのに、内部には水分が詰まっている“レア髪”を作る』というコンセプトが分かりやすく、説明しやすい」というコメントが多かったのが印象的だ。2位は“リファビューテック フィンガーアイロン”。「生え際のうねりも簡単に直せる」いう、ユーザーが求めていた機能を備えた点が好評だった。これにより、「リファ」ブランドとして2年連続で1・2位を独占する結果となった。なお、惜しくもランクインはできなかったものの、軽量コンパクトサイズの“リファビューテック ドライヤースマート”も4位という好順位。同ブランドの支持の高さがうかがえる。3位は「ダイソン(DYSON)」の“スーパーソニック イオニック ヘアドライヤー”。2021年のアワードで2位になって以来、復活のランクインとなった。(価格は編集部調べ)

なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を13部門に分類し、50軒の美容師155人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。

美容機器部門

1位
“リファビューテック ドライヤープロ”

「リファ」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・リファビューテック ドライヤープロ・リファ

美容師のブローテクニックが作り上げる、表面はしっかり乾いているのに内部には水分が詰まっている“レア髪”を、誰でも簡単に作れることを目指したドライヤー。髪の温度を自動で調整する“プロセンシング”機能が特徴的。アンケートの回答には、「高価格帯だけど店販品としても好調」「髪が乾燥し過ぎることなく、滑らかに仕上がる」といった声があった。(4万3000円)

2位
“リファビューテック フィンガーアイロン”

「リファ」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・リファビューテック フィンガーアイロン・リファ

独自の技術“カーボンレイヤープレート”が、ストレートアイロンによる水・熱・圧のダメージを抑えながら髪を美しく整える。指先サイズの極細プレートが、毛束1cmを指先でつまんでくせづける美容師のテクニックを再現する。アンケートの回答には、「小回りがきくのでメンズのスタイリングにも最適」といった声があった。(1万4500円)

3位
“スーパーソニック イオニック ヘアドライヤー”

「ダイソン」

「WWDBEAUTY」2023年・ヘアサロン版ベストコスメ・スーパーソニック イオニック ヘアドライヤー・ダイソン

独自のテクノロジーが生み出すパワフルな風の力で髪をすばやく乾かし、過度な熱によるダメージから髪本来の艶感を守るヘアドライヤー。アンケートの回答には、「やはり風量が魅力。一度他のドライヤーに替えても、結局は戻ってくる」といった声があった。(4万5760円)

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ブン&アイ、そごう・西武の売却を決議、9月1日付で米ファンドに

セブン&アイ・ホールディングスは8月31日、臨時取締役会を開き、米ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに9月1日付で子会社のそごう・西武を売却することを決議した。売却額は約2200億円程度と見られ、セブン&アイはそごう・西武への貸付金900億円も放棄する。そごう・西武の労働組合が約60年振りという西武池袋本店でのストに踏み切る中、労使が決裂したまま、売却手続きを行う異例の展開になった。

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ブン&アイ、そごう・西武の売却を決議、9月1日付で米ファンドに

セブン&アイ・ホールディングスは8月31日、臨時取締役会を開き、米ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに9月1日付で子会社のそごう・西武を売却することを決議した。売却額は約2200億円程度と見られ、セブン&アイはそごう・西武への貸付金900億円も放棄する。そごう・西武の労働組合が約60年振りという西武池袋本店でのストに踏み切る中、労使が決裂したまま、売却手続きを行う異例の展開になった。

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ダメージ軽減とスタイリング力を両立 ヘアスタイリストがひもとく、最新カールアイロン“ヴェーダスムースカール 32mm”の魅力

美容機器や化粧品を手掛けるヤーマンは8月29日、サロン向けブランド「ヤーマン プロフェッショナル」から初のカールヘアアイロン“ヴェーダスムースカール 32mm”を発売した。ヤーマンならではの美顔器テクノロジーを応用し、潤いと艶、スタイリング力が共存するサロンワーカーに必須のアイテムだ。韓国トレンドを取り入れたヘアスタイルで支持される「ジュイル 原宿」のSAKURA副店長に、その使い心地を聞いた。

独自のプレート構造で、
低温でも狙った通りのスタイルに
“ヴェーダスムースカール 32mm”

新商品の“ヴェーダスムースカール 32mm”は、独自の“高性能デュアルヒーター”により、高度な温度管理技術を実現。プレートの熱を効率良く髪に伝えることで、理想の巻き髪が作れる。約120℃からの低温設計で髪を熱ダメージによる乾燥から守り、ヒートアップ時間も早く、多忙なサロンワークに最適だ。
また、過剰な熱ごもりを防ぐ“ダメージカットライン”、キューティクルをつぶさずに髪をキャッチする“低反発スプリング構造”を採用。ブラックシリカとトルマリンを配合した滑りの良いプレートで、摩擦ダメージを防ぐ。
さらに幅広いニーズに応えるため、2つのモードを搭載しているのも特徴だ。“スタイリングモード”は短時間でキープ力のあるカールスタイルを求める人に、美顔器発想の“モイスチャーパルス”を採用し、イオン電極が直接髪に触れてアプローチする“ブライトモード”は、しっとりと艶のあるカールを求める人におすすめだ。

“ヴェーダスムースカール 32mm”で作る
艶やかな巻き髪アレンジ

“ヴェーダスムースカール 32mm”を使い、スタイリストSAKURA氏が実際にスタイリングする様子を披露。手触りが良く自然な艶のある、韓国風巻き髪が短時間で完成した。「これまでに試したヘアアイロンの中でも、軽くて持ちやすい。仕上がりのしっとり感が全く違う」とSAKURA氏。「多くのヘアアイロンを試してきたが、現場で働く美容師に一層寄り添うヘアアイロン」とコメントした。

“熱ダメージを軽減し、
ヘアカラーの色持ちをかなえてくれる”

WWD:最近のスタイリングオーダー需要の特徴は?

SAKURA:ボブのブームも少し落ち着き、レイヤーを入れたロングヘアの方が増えたように感じます。韓国トレンドの影響も相まって、くびれシルエットの巻きスタイル“ヨシンモリ”などのリクエストも多くいただきます。

WWD:カールアイロンを使用する際の悩みは?

SAKURA:ハイトーンや寒色系のヘアカラーのお客さまは、アイロンを使うと熱によるダメージで髪色が落ちてしまうのが気になります。きれいな髪色を長持ちさせるために、日頃からミルクやオイルを併用するなど、保湿を意識したケアを取り入れると良いと思います。特に髪を毎日巻く人はダメージが蓄積されやすいので、ケアだけではなくアイロン選びにもぜひ注目してほしいです。

WWD:“ヴェーダスムースカール 32mm”の使い心地は?

SAKURA:見た目がスタイリッシュなのはもちろん、軽くて持ちやすいというのが第一印象でした。温度の立ち上がりも早いため、忙しいサロンワーク中にとても助かります。また、プレート部分に細長く穴が開いているため、髪に熱がこもらないのもダメージ軽減につながるほか、カールを素早く作れます。プレートの滑りもちょうど良くて、髪をつぶさず、しっかり挟めて使いやすい。現場でプロが使うことを考慮し、さまざまな工夫がされていると思います。

WWD:搭載されている2つのモードの使い心地は?

SAKURA:“スタイリングモード”はカールの持ちがよく、巻きが取れやすいお客さまに好評です。120℃と低めの温度設定でもしっかり巻けるので、髪への負担を減らしながらスタイリングできます。また、アイロンを使うと熱により髪がパサつきやすくなってしまいますが、“ブライトモード”で巻くと傷みが軽減できるので、ハイトーンの人にもおすすめです。スタイリング剤なしでもしっとりと艶のあるカールに仕上がるので驚きました。

WWD:どんな人におすすめしたい?

SAKURA:使いやすく、32mmとどんなレングスにも使いやすい太さなので、一般の人からプロまで、皆さんに試してほしいです。韓国風のふんわりしたカールスタイルはもちろん、毛流れを作りやすいので、髪が短い男性のスタイリングにも向いていると思います。1台持っておくと安心なアイロンです。

※個人の感想です。効果・効能を保証するものではありません

ホームスタイリングを
格上げする家庭用カールアイロン
“スムースアイロンフォトイオン
カール 32mm”

“ヴェーダスムースカール 32mm”の高いスタイリング力やカールキープ力と、デイリーに使いやすい手軽さを融合した“スムースアイロンフォトイオン カール 32mm”も登場。20℃刻みの温度設定、単一モードのシンプルな操作性が特徴だ。レングス問わず使いやすい直径32mmの太さで、スタイリング初心者にも手に取りやすい。

PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
MODEL:RAN KITAZAWA(WINTARTS)
問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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【随時更新】ドキュメント8月31日 西武池袋本店「スト突入」

そごう・西武労働組合は31日、西武池袋本店でのストライキを決行した。同店は全館臨時休業となった。百貨店のストは実に61年ぶり。労組が抵抗を強める一方で、親会社セブン&アイ・ホールディングスは臨時取締役会を開き、そごう・西武の売却を決議した。戦後の小売業にとっても激動の日となった8月31日を時系列でレポートする。

午前11時 そごう・西武労組が街頭活動で理解と支持を求める

そろいの白いベストを着たそごう・西武労組の組合員たちが街頭活動を始めた。「ただいま労働者の権利としてストライキ(就業拒否)を実施しています」と書かれたビラを通行人に配る。青いのぼりや横断幕には「池袋の地に百貨店を残そう!」「西武池袋本店を守ろう!」といったメッセージが書かれていた。ビラを受け取った年配の女性は「ずっと利用している百貨店なので、今のまま頑張ってほしい」と話した。同じ頃、東池袋の公園付近でそごう・西武労組によるデモ行進が行われた。三越伊勢丹など同業の労組も参加し、連帯を示した。

午前10時 顧客「ストは働く人の権利。応援したい」

通常であれば、開店時刻だが、シャッターは下ろされたまま。ところどころに貼られた「臨時閉館のお知らせ」をスマホに収める人が目立つ。西武線沿線に住み、毎週店舗で買い物するという40代の女性は「ストで営業しないのは残念だけど、ストは働く人の権利なので応援したい」と話した。また30代の女性は「おしゃれな洋服や化粧品が充実してこその西武。大きなヨドバシカメラが入ると、デパートのイメージが損なわれる。池袋にはすでに家電量販店はたくさんあるし、私は(ヨドバシの大型店の出店に)賛成できない」と焦点になっている改装案に疑問を呈した。

午前9時30分 ストを支持する団体が赤いのぼりを立てる

池袋駅東口の西武池袋本店の前では、ストを支持する団体などが赤いのぼりをたて、「そごう・西武のストを支持します」と言いながら通行人にビラを配っていた。この時点では、そごう・西武労組の関係者の姿は見られなかった。既にざっとみて100人ほどの報道陣が取材を行っていた。一般の通行人がスマホで撮影する姿も目立った。

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「サマンサタバサ」創業者企業が美容事業参入 プロジェクトのアンバサダーにアンミカ&美香&井手上漠らを起用

「サマンサタバサ(SAMANTHA THAVASA)」創業者の寺田和正氏によるサマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュートが美容事業に参入し、新プロジェクト「サマンサ ビューティ プロジェクト」をスタートする。プロジェクト第1弾として電気ヘアブラシを9月1日に発売するほか、AI音声接客を導入したポップアップを11月1日から全国で開催する。8月31日に都内で行われた発表会にはプロジェクトのアンバサダーを務めるモデルでタレントのアンミカや美香、井手上漠、せいらと、SNSでZ世代に高い支持を得ているインフルエンサーのとうあ、前夜に「2023 ミス・ユニバース ジャパンファイナル」でグランプリを獲得し日本代表に選ばれた宮崎莉緒が登場。また、同じくアンバサダーに起用されたFANTASTICSの八木勇征と中島颯太はビデオメッセージでコメントを寄せた。

プロジェクト第1弾の電気ヘアブラシ“ツインマイナスイオン リセット&デトックス ブラッシュ リアディ”(8800円)は、ヘアケア家電などを手掛ける手掛ける小泉成器と共同で開発した。毎分約6000回の音波振動と左右2カ所から発生するマイナスイオン、88本のメタルピンによる頭皮への刺激が爽快感を与え髪に潤いと艶を与える。開発には井手上も参画し、ホワイト、ピンク、パープル、グレーの5色のカラーラインアップは井手上の意見も反映されている。

同商品を手に取りながら行われた華やかな6人のトークステージは、豊富な美容知識と経験、ユーモアを備えたアンミカの独壇場に。司会者に商品を手に取った感想や使用実感を聞かれると「若干通販番組風になりますけどよろしいですか?」と語り会場を笑いに包むと、「頭皮は髪の畑。これは髪と頭皮を両方耕すことができる。ローズカラーのメタルピンの先端が丸いフォルムになっていて、とても心地よい刺激です。また、髪が傷む3大要因のひとつが静電気。これはメタルピンと同じローズカラーで静電気抑制機能がついています」と圧倒的なトーク力を発揮し、美香は「アンミカさんの説明が完璧すぎて聞きってしまいました」尊敬の眼差しを向け、せいらは「アンミカさんの素晴らしい説明で使うのが楽しみになった」と笑顔を見せた。

同プロジェクトではそのほか、ヘアケアからボディー保湿まで幅広く使えるオイルや、ヘアサロン「ZACC」が監修した頭皮と髪のための炭酸セラムも順次発売する予定。

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メルローズ50周年記念スペシャル対談 トップランナーに聞く「ファッション半世紀」

メルローズ50周年記念の連載企画「メルローズと私」のスタートに先立ち、メルローズ前社長の武内一志ビギホールディングス社長と、日本のファッションを50年間見つめてきたユナイテッドアローズ創業者の重松理名誉会長の対談を企画した。

「洋服は着るのではなく、着こなす」

WWD:お二人の出会いは?

重松理ユナイテッドアローズ名誉会長(以下、重松):共通の知人を介してお会いしたのが最初です。その後プライベートでも食事にいくようになりました。私の妻が「マルティニーク」が好きでお店での買い物に付き合っていたこともあったので、お会いする以前から武内さんのことは知っていました。「マルティニーク」は、武内さんが立ち上げられたセレクトショップですね。

武内一志ビギホールディングス社長(以下、武内):はい。メルローズの母体であるビギは1970年代から80年代のDCブランドの火付け役で、デザイナーの世界観の強い服を仕掛けてきました。しかし80年代後半から90年代になるとブームは下火となり、海外のブランドやライフスタイルを提案するセレクトショップが若者の人気を集めます。そのトップランナーがユナイテッドアローズでした。初期のユナイテッドアローズのことをよく覚えていますが、店内には“大人のおもちゃ箱”のような高揚感がありました。スタッフさんにもオーラがあり、何よりも知識豊富で洋服のことを何でも教えてくれた。「洋服は着るのではなく、着こなすんだ」と、強く影響を受けました。自分もいつかセレクトショップを作ることが夢になり、2000年に立ち上げたのが「マルティニーク」でした。

東京の風俗と文化が変わる瞬間を演出した

WWD:創立当時のビギやメルローズについて、お二人の印象を教えてください。

重松:私は73年に社会人となり、今年でメルローズと同じく、ファッションの仕事を始めてちょうど50年になります。70年代初頭は、洗練されたブランドといえばインポートでした。そんな中、パルコや西武百貨店の「カプセル」が日本の最先端のブランドを取り上げ、中でも(メルローズの前身である)ビギはひときわ輝いていました。

当時、アパレルメーカーの多くは神田や日本橋の繊維問屋街に事務所を構え、百貨店や専門店に卸売りしていました。その時代に、ビギやメルローズはすでに表参道にブティックを出店していたのです。表参道がファッションの街になったのも、ビギやメルローズの力が大きい。表参道沿いにあった石垣造りの「ビギ」の1号店は、60年代のロンドンの影響も受けていてとてもかっこ良かった。同潤会青山アパートメントにあったニット専門の「メルローズ」の1号店にも行ったことがあると思います。今振り返れば、東京の風俗と文化が変わる瞬間でした。「日本のブランドがかっこいい」ということが新鮮だったのです。

武内:僕は重松さんより年下なのでまだ学生でしたが、テレビドラマ「傷だらけの天使」(74~75年)で「ビギ」を知りました。菊池武夫先生がデザインを手がけていた頃の「ビギ」が衣装提供をしており、ブランドがドラマに衣装提供をすることもそうですが、主演のショーケン(萩原健一)の洗練されたファッションに衝撃を受けました。

学生時代には親に「参考書を買う」と嘘をついておこづかいをもらい、「ビギ」に買い物に行きました(笑)。同潤会の「メルローズ」でも、面白いニットが売っていたので購入していました。

DCブランドからセレクトショップの時代へ

重松:その頃はちょうどビギやメルローズを代表に、日本にも社名を冠したブランドが出てきた時代。私は最初の3年は婦人アパレルメーカーで働いていましたが、社名がブランド名になることに驚きを覚えました。武内さんは、最初はビギに入社したのですよね。

武内:はい。85年にビギに入社し、最初はメンズデザイナーとして働いていました。ようやく仕事に慣れてきた92年、ビギの創業者の大楠(祐二)に「ウィメンズデザインもやってみないか」と背中を押され、グループのメルローズに移籍したのが転機になりました。

DCブランドの後にインポートブランド、セレクトショップと次々と新しい潮流が出てきて、ファッション業界は混沌としていました。僕はビンテージアイテムを中心に、オリジナルとセレクトアイテムを取り扱うウィメンズのセレクトショップ「マルティニーク」と「ティアラ」を立ち上げました。それまでメルローズの出店先は百貨店が多かったのですが、路面店やファッションビルへも販路を広げたのです。重松さんやユナイテッドアローズからも、もちろん影響を受けてのことでした。

重松:メルローズとユナイテッドアローズでの協業はありませんが、私とメルローズとのつながりは、英ブランド「ジョンスメドレー」にもあります(メルローズは18年にジョンスメドレーを輸入販売するリーミルズエージェンシーを子会社化)。セレクトショップに欠かせないブランドで、買い付けもしていました。私自身も大好きで、今は見ない古いタグの時代からのニットを何枚も持っています。

互いに刺激し合い、高めていく

武内:そうですね。235周年を迎えた際の「ジョンスメドレー」のホームページでは、重松さんに愛好家としてご登場いただきました。昨年のピンクハウスの50周年記念展にも多忙の合間を縫ってお越しいただき、メルローズの歴史をいつもしっかり見てくださることに心から感謝しています。

WWD:ビギやメルローズとユナイテッドアローズは、互いに刺激し合い、発展しているのが面白いですね。メルローズには「服―それはあくまで着る人のためにある」というフィロソフィーがあります。これは半世紀の歴史で根付いたのでしょうか。長くビジネスを続けるために大切にすることはありますか。

武内:昔からビギはデザイナーによる個性の際立ったブランドがそろっていました。一方、メルローズはより広い市場を意識し、柔らかい感じのテイストで、多くの方々に愛される服を作る。手に取ったときの気持ちの高まり、袖を通したときのワクワクやドキドキ。長くアパレルビジネスを存続させていくために「まだ見ぬ景色を、お客様にどれだけ見せることができるか」を大切にしてきました。僕はメルローズの経営からは退きましたが、今も脈々と受け継がれていると思います。

WWD:重松さんは昨年、自身が立ち上げられた日本服飾文化振興財団の書籍「日本現代服飾文化史 ジャパンファッション クロニクル インサイトガイド1945~2021」でも、日本のファッションの変遷をまとめられています。ビギやメルローズがけん引したDCブームをはじめさまざまな過去のファッションを記録されていますね。

重松:日本のファッション史は本当に豊かでバラエティに富んでいます。「こんなにも豊かだったのだ」ということを広く伝えたかったのが、出版のきっかけでした。一方でファッションは年々ミニマル化して、引き算になっています。新しい人たちにもっと足し算のファッションを楽しんでほしいと思っています。ファッションは不滅ですから。

TEXT : MAMI OSUGI
問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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吐噶喇(とから)列島の海水から抽出したミネラルを配合したヘア&ボディーケアシリーズ 髪と頭皮の濃厚ヘアパックが話題

“ノエビア トカラの海の贈りもの”シリーズは、ノエビアが展開している、吐噶喇(とから)列島の海水から抽出したミネラルを配合したヘア&ボディーケアシリーズ。同シリーズの、髪と頭皮の濃厚ヘアパック“ノエビア トカラの海のヘアパック”が話題になっている。

鹿児島県の南西にある、屋久島と奄美大島の間に位置する吐噶喇列島。同海域は、東シナ海と太平洋が交差し、世界最大規模の暖流“黒潮”が流れ込む。その海水には豊富なミネラルが含まれ、美しいサンゴ礁や色とりどりの魚たちを育んでいる。吐噶喇列島の海域の中でも特に流れの速い、黒潮の本流が流れるポイントで取水した海水を使用。その海水に含まれる貴重な微量のミネラルまで余すところなく取り出して原料化。世界有数の透明度を誇る吐噶喇の海のミネラルが、豊かな潤いで髪や肌を包み込む。

6月にリニューアルを行い、透明度の高い海域に生息するオキナワモズクのエキスを新配合。コンブやワカメ、モズクなど褐藻類の粘質物に多く含まれるフコイダンを含有し、さらに海由来のコラーゲンも新たに配合した。海の恵みが髪や地肌を守り、豊かな潤いを与える。

ラインアップは、“トカラの海のヘアパック”“同 シャンプー”“同 コンディショナー”“同 ボディソープ”など。中でも“トカラの海のヘアパック”は、髪と頭皮の両方をケアできるヘアパックとして話題。濃厚なパックで包み込んで、枝毛・切れ毛・パサつきなどの傷んだ髪を補修・保護し、艶のあるしなやかな髪へ導く。さらに地肌の汚れや毛穴の皮脂を吸着除去する2種類の海泥の海シルト“クチャ”と“タナクラクレイ”(ともに清浄成分)を配合。毛穴に詰まった汚れを吸着し、地肌を清潔に保つ。

ヘアパックのパッケージは簡素化して箱を使用せず、シュリンク包装にすることで廃棄物を削減。シャンプー、コンディショナー、ボディソープの容器には、環境に配慮した植物由来のバイオマスプラスチックを使用するなど、環境負荷低減にも取り組んでいる。

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西武池袋本店、スト突入 顧客から「応援したい」の声も

そごう・西武労働組合は31日、西武池袋本店でのストライキを決行した。同店は全館臨時休業となった。百貨店のストは61年ぶり。一方、親会社のセブン&アイ・ホールディングスはきょう午前に臨時取締役会を開き、9月1日付でそごう・西武の米投資会社フォートレス・インベストメント・グループへの売却を決議する。情勢としては労組が求める売却延期は実現しそうにないが、売却をめぐる混乱はまだ続きそうだ。

9時30分。池袋駅東口の西武池袋本店の前では、ストを支持する団体などが赤いのぼりをたて、「そごう・西武のストを支持します」と言いながら通行人にチラシを配っていた。そごう・西武労組の関係者の姿は見られなかった。

10時。通常であれば、開店時刻であるが、シャッターは下ろされたまま。「臨時閉館のお知らせ」がところどころに貼られていた。表通りには多くのテレビカメラなど多くのメディア関係者が集まり、通行人に取材したり、閉店の様子を撮影したりしていた。

西武線沿線に住み、毎週店舗で買い物するという40代の女性は「ストで営業しないのは残念だけど、ストは働く人の権利なので応援したい」と話した。また30代の女性は「おしゃれな洋服や化粧品が充実してこその西武。大きなヨドバシカメラが入ると、デパートのイメージが落ちてしまう。池袋にはすでに家電量販店はたくさんあるし、私は(ヨドバシの大型店の出店に)賛成できない」と焦点になっている改装案に疑問を呈した。

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2020年設立 スイーツとビューティーの 2つの事業を展開するサマンサグローバルが 事業拡大で急成長 新しい仲間を大募集

「バターのいとこ」は今、連日行列を作る話題のスイーツだ。宮本吾一氏が生み出した“ふわっ・シャリッ・とろっ”の3つの食感が楽しめる甘いミルクジャムを挟んだゴーフレット(ワッフル)が幅広い世代を虜にしている。おいしくおしゃれなスイーツであるだけでなく、SDGsに着目したソーシャルグッドな商品であることも魅力。材料はバターを作るときに出る副産物であるスキムミルク(脱脂粉乳)をアップサイクルしており、障害のある人たちや子育て世代の女性スタッフが働く就労支援施設を兼ねた工場で作られているため、酪農家、施設のスタッフ、そして消費者もみな笑顔になれる三方良しのビジネスなのだ。

憧れ消費から
“共感・応援消費”の時代へ

このムーブメントの仕掛け人が、「サマンサタバサ」の創業者である寺田和正氏だ。寺田氏が取締役会長を、宮本氏が社長を務め、栃木県の那須を拠点にするGOOD NEWSが「バターのいとこ」を手掛けており、寺田氏が2020年に立ち上げた新会社のサマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート(以下、サマンサグローバル)が店舗を運営する(那須店を除く)。20年10月に、羽田空港第二ターミナルにスイーツを取り扱う「サマンサタバサグローバルアイランド」を開き、「バターのいとこ」の販売を開始したのを皮切りに、ブランドは急成長。現在はエキュート品川やルミネエスト新宿などを含む全12店に広がった。22年7月には那須に持続可能なまち「グッドニュース」を開業し、「バターのいとこ」の工場周辺に環境に配慮した事業を行うショップやレストランを誘致し、町おこしの取り組みをスタート。

GOOD NEWSの食のブランドラインアップも拡大。21年には、チーズを作る過程で廃棄されてしまうホエイ(乳清)からできた“ブラウンチーズ”を主役にしたクッキーサンドの「ブラウンチーズブラザー」と、規格外の野菜や余ってしまう食材を生かすことでフードロス問題に向き合うスパイスカレーパン「コナとスパイス」が仲間入り。今年6月には、自然と人が共生する里山の恵みを詰め込んだ新ブランド「里山ワルツ」のシリーズが誕生し、放牧酪農を行う那須の森林ノ牧場のミルクを使用した「森のミルクタルト」を、自然の中で放し飼いにされた鶏のたまごを使った「麓のエッグタルト」を発売
し、じわじわとファンを増やしている。

寺田氏は約30年前に「サマンサタバサ」を立ち上げてから、ヒルトン姉妹やミランダ・カーをはじめとする世界的なセレブリティーを起用したプロモーションで注目を集め、“憧れ消費”を推し進めてきた。これからの時代は“共感・応援消費”に注力していくと宣言している。グッドニュースの商品はいずれも社会や地域の課題を解決することを目的としており、共感を生み、応援したくなるような背景があるのだ。

全てが希望と感謝につながるビジネス
“誰かの明日に
つながることがしたい人”募集中!

サマンサグローバルとグッドニュースで非常勤取締役を務める世永亜実氏は、「サマンサタバサ」創業者の寺田和正氏の右腕として、広報部でブランディングやマーケティングを統括し、ブランドを成長させてきた人物だ。サマンサグローバルの魅力を「“社会課題をデザインの力で解決する”という強い信念のもと生まれた会社で、ここで働いていることを幸せに思えるし、誇りに感じられること」と語る。「酪農家さんが愛情を込めて作ったミルクからバターを作るときに90%以上がスキムミルクとして安価に販売される問題を解決し、工場は就労支援施設として障害のある方々の働く場所を増やすことにも貢献できており、全てが希望と感謝につながるビジネスになっている」。同社で働く人々について「既成概念にとらわれず、『自分の仕事で誰かの明日につながるようなことがしたい』という思いを持っている人が集まっている。これからの自分の生き方について考えている人たちにぜひ仲間になってほしい」という。

今年度は年商30億円を予想
サステナブルアクションで急成長!

SDGsに取り組み、持続可能なビジネスで成長するサマンサグローバル。今年度の売上高は 約30億円を予想し、来期は 50 億円を目指している。今後の新規出店は30店鋪予定。創業から約3年のこの企業の快進撃は始まったばかりだ。

成長企業でチャレンジを
楽しみたい人を大募集!

サマンサグローバルでは、店舗でのスイーツ販売の接客を中心に、在庫管理や発注、店舗のディスプレーの考案、販促やキャンペーンを立案、実行するスタッフを募集する。丁寧な研修があるため、未経験者歓迎。雇用形態は正社員、アルバイト、パートなど相談可。現在、「バターのいとこ」は、羽田空港第一ターミナル店(ゲート内)と 羽田空港第二ターミナル店 (ゲート内)、ルミネエスト新宿店 、大丸札幌店 、 新千歳空港店、羽田空港第一ターミナル店 食賓館3付近の6店舗、「ブラウンチーズブラザー」は、羽田空港第一ターミナル店(特選洋菓子) 、羽田空港第二ターミナル店(出発ロビー)の2店舗、「GOOD NEWS TOKYO」は、エキュート品川店、羽田空港第二ターミナル店(出発エリア)、上野マルイ店の3店舗、「里山ワルツ」は、羽田空港第一ターミナル スタースイーツの1店舗。羽田空港だけで7店舗、全12店舗を構える。店舗勤務だけでなく、ブランドに携わる本社の内勤スタッフも採用。

また サマンサグローバルは2023年秋、新事業「Samantha Beauty Project」を本格始動する。「綺麗になりたい」「新しい自分を発見したい」というビューティの本質を追求したプロダクトを開発。「美容室に行ったり、新しいファッションを身にまとったりすることで自信を取り戻す」という思いを体現するように、「Samantha Beauty Project」のプロダクトを取り入れることで、自分に自信を取り戻せるような事業を目指す。ありそうでなかったものと新しい価値をお客さまに提案し、内面も外見も美しく、毎日を素敵に彩るアイテムを発信していく予定だ。

今秋には新宿と有楽町でポップアップストアの出店を開始し、全国展開をスタート。来春には常設店をオープンする。この新規事業についても一緒にブランドの思いを届けていく仲間を募集する。

EDIT&TEXT : MAMI OSUGI
問い合わせ先
サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート
03-5484-7796

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「ラブ・ライナー」がアットコスメオオサカに常設コーナーを展開 ブランド初

アイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」は9月1日、JR大阪駅直結の商業施設・ルクア イーレ 3階にオープンする「アットコスメオオサカ(@COSME OSAKA)」に常設コーナーを展開する。同ブランドが常設コーナーを設けるのはブランド誕生15年目で初めて。

常設コーナーでは、サステナブルを意識した木目調や石目調のデザインを取り入れ、ブランドの世界観を感じられる空間に仕上げた。

「ラブ・ライナー」は2008年に誕生。全国のバラエティーショップやドラッグストアを中心に店舗を拡大する。主力商品のアイライナーはベストコスメを多く受賞するなど幅広い層から支持を集める。ブランドを代表する“ラブ・ライナーリキッド”は2022年3月に専用リフィルをつけ替えることで繰り返し使えるリユーザブルボトル仕様にリニューアル。商品・パッケージへのプラスチックの使用を極力控える、パッケージやリーフレットには FSC 認証紙を使用し、環境へ配慮したモノ作りを推進する。

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「ジミー チュウ」が(G)I-DLEのミヨンを起用した2023年秋のキャンペーンを公開

「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」は、K-POPガールズグループ(G)I-DLE(ジー・アイドゥル)のミヨンを起用した2023年秋のキャンペーンを公開した。

同キャンペーンはパリで撮影され、クロスボディーバッグやパンプスなど“ダイヤモンド”コレクションにフォーカスする。

ミヨンは(G)I-DLEのメインボーカルで、今月から「ジミー チュウ」のグローバルアンバサダーを務める。

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「セルヴォーク」と「イウミー」がコラボキッドを発売 華やかな限定バスソルトを用意

「セルヴォーク(CELVOKE)」は9月14日、セルフケアブランド「イウミー(EUME)」とのコラボレーションキットを「セルヴォーク」全店舗と公式オンラインで数量限定発売する。価格は4070円。

アナツバメ巣発酵液やハーブなどをブレンドした美容ドリンク「セルヴォーク」の“インナーリサージェンスリキッド”(30mL)と、「イウミー」の人気バスソルトを元に両ブランドでコラボした限定バスソルト“クォーツバスソルト ルビー ピオニー”(60g)を組み合わせた。コラボバスソルトは3億年以上の前のヒマラヤバスソルトに、無農薬で育てられたシャクヤクの花びらを加えている。

「イウミー」はダイエット美容家・本島彩帆里がプロデュースするブランド。冷えやむくみに着目し、ソックスやインナー、ドリンクなどをラインアップする。中でも“クォーツバスソルト”は見た目の華やかさも手伝いコスメキッチンなどでも支持を集めている。

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「セルヴォーク」と「イウミー」がコラボキッドを発売 華やかな限定バスソルトを用意

「セルヴォーク(CELVOKE)」は9月14日、セルフケアブランド「イウミー(EUME)」とのコラボレーションキットを「セルヴォーク」全店舗と公式オンラインで数量限定発売する。価格は4070円。

アナツバメ巣発酵液やハーブなどをブレンドした美容ドリンク「セルヴォーク」の“インナーリサージェンスリキッド”(30mL)と、「イウミー」の人気バスソルトを元に両ブランドでコラボした限定バスソルト“クォーツバスソルト ルビー ピオニー”(60g)を組み合わせた。コラボバスソルトは3億年以上の前のヒマラヤバスソルトに、無農薬で育てられたシャクヤクの花びらを加えている。

「イウミー」はダイエット美容家・本島彩帆里がプロデュースするブランド。冷えやむくみに着目し、ソックスやインナー、ドリンクなどをラインアップする。中でも“クォーツバスソルト”は見た目の華やかさも手伝いコスメキッチンなどでも支持を集めている。

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「ジーユー」×「ちいかわ」第3弾 キャラになりきれる耳付きのラウンジパーカなど

「ジーユー(GU)」は9月22日、イラストレーターのナガノによる漫画「ちいかわ」とのコラボアイテム第3弾を発売する。今回は第1弾のコンセプト「“ポシェットの鎧さん”がもしもファッションブランドを作ったら」を再解釈。“ポシェットの鎧さん”による「YOROISAN’S」という架空のブランドをイメージし、ハンドメード感のある刺しゅうデザインのアイテムを発表した。

今回のコラボで登場するキャラクターは、“ちいかわ”と“ハチワレ”“うさぎ”に加え、新たに“モモンガ”“ラッコ”“くりまんじゅう”がラインアップ。ステッチワークのデザインが特徴のスエットプルオーバーや、足としっぽがついたポーチ、それぞれのキャラクターになりきれる耳付きのラウンジパーカなどがそろう。全9型で、価格帯は390〜2990円。全国の「ジーユー」店舗とオンラインストアで取り扱う。

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「ジーユー」×「ちいかわ」第3弾 キャラになりきれる耳付きのラウンジパーカなど

「ジーユー(GU)」は9月22日、イラストレーターのナガノによる漫画「ちいかわ」とのコラボアイテム第3弾を発売する。今回は第1弾のコンセプト「“ポシェットの鎧さん”がもしもファッションブランドを作ったら」を再解釈。“ポシェットの鎧さん”による「YOROISAN’S」という架空のブランドをイメージし、ハンドメード感のある刺しゅうデザインのアイテムを発表した。

今回のコラボで登場するキャラクターは、“ちいかわ”と“ハチワレ”“うさぎ”に加え、新たに“モモンガ”“ラッコ”“くりまんじゅう”がラインアップ。ステッチワークのデザインが特徴のスエットプルオーバーや、足としっぽがついたポーチ、それぞれのキャラクターになりきれる耳付きのラウンジパーカなどがそろう。全9型で、価格帯は390〜2990円。全国の「ジーユー」店舗とオンラインストアで取り扱う。

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「ハルノブムラタ」の美しい情景や「ペイデフェ」前代未聞の汚水処理場ランウエイ 東コレダイジェスト前編

2024年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月28日に開幕しました。9月2日までの6日間に、全50ブランドがコレクションを披露します。ここでは、単独のショーリポートで紹介しきれなかったランウエイショーやプレゼンテーションを厳選し、3人の取材記者が現場からダイジェストでお届けします。

8月28日(月)
15:00「ナノアット(NANO ART)」

「ナノアット(NANO ART)」は後藤凪と田中陸人のデザイナーデュオが2020年に立ち上げたメンズブランドで、今回が東コレ初参加。“レストインピース“をテーマに、人間の体に着想した有機的なカッティングやディテールを使ったウエアを披露しました。襟が心臓のような造形のシャツや、ドローコードを髪の三つ編みのようにしつらえたジャケットが登場しました。トップスに散りばめた樹脂は、大阪のテキスタイルメーカーV&AJAPANが開発した、生分解性ポリエステル素材。特定の条件下で堆肥に埋めると生分解されるもので、また“レスト“という言葉から派生して、パジャマ風のセットアップやガウンなども披露しました。(松村)

16:30「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA」

村田晴信デザイナーによる「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」は東コレへの参加は3回目となりますが、春夏コレクションのショー開催は今回が初めて。東京・上野の東京国立博物館の法隆寺宝物館を舞台に、屋外の水盤を囲んで新作を披露しました。「前シーズンの重厚感から一転、今回は軽さを意識した」と村田デザイナーが話すように、序盤は白シャツをベースにしたドレープ入りのドレスが登場。足元はフットウエアブランド「オーエーオー(OAO)」との初のコラボレーションスニーカーを合わせており、足取りも軽やか。今季の着想源は、夏の風景を美しく切り取った米写真家スリム・アーロンズ(Slim Aarons)や、映画監督ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)の作品。彼らが切り取った夏の情景をほうふつとさせるスカイブルーやグリーン、夕日のようなオレンジからイエローへのグラデーションが目を引きました。フロントローには三吉彩花や西内まりや、馬場ふみかをはじめとする華やかなゲストがブランドのドレスをまとって着席。このコレクションも、彼女たちやエレガントな女性がさまざまなシーンで着用する姿を想像でき、「ハルノブムラタ」が日本発のラグジュアリーブランドへの道を着実に突き進んでいると実感しました。(大杉)

16:30「ヴィルドホワイレン(WILDFRAULEIN)」

「ヴィルドホワイレン(WILDFRAULEIN)」は、ループ志村デザイナーが2014年にスタートした日本のブランド。今シーズンは“ザ プレイヤー“と題して、アメリカの日曜礼拝文化に着想したコレクションを見せました。ショーは、聖職者をほうふつとさせる白のワンピースをまとったモデルが祈りを捧げるシーンで始まり、デザイナー本人が描いたという宗教画風のタペストリーなどを使ったウエアを披露。また、ミリタリーウエアを日常使いするアメリカ文化を表現するため、カーゴパンツやミリタリーベスト、ジャンプスーツなどをテーラード仕立てにアレンジしたウエアも作りました。首にかけたレザー小物には家やアトリエの鍵を付けて、「これまで歩んできたストーリーをショーに込めた」と言います。ショー後には「次シーズンの東コレでは、もっと大きい会場で、さらに面白いショーを開催する」と熱く語りました。(松村)

8月29日(火)
11:30「ウィルソンカキ」

「ウィルソンカキ(WILSONKAKI)」は“2021年の注目すべきアジアのデザイナー10人”に選出されたウィルソン・カキ・イップ=デザイナーが同年に設立したユニセックスウエアブランドです。今季は“日常の痕跡(TRACE OF LIFE)”をテーマに、衣服のシワに着想したコレクションに挑戦。シワ加工や大量のスナップボタンでアレンジしたワークシャツやジャケット、カーゴパンツ、デニム、Tシャツなどを披露しました。また、アルミニウムベースの形状記憶生地やボンディング素材、スナップボタンが形成するプリーツや折り目で、“手を上げる、歩く、座る”といった動きの痕跡も表現しました。小物も豊富で、「アシックス(ASICS)」とコラボした“GT-2160”や“GEL-NYC”、1970〜90年代のデジタルウォッチをリメイクした三連時計やネックレス、ベルトも目を引きました。(松村)

13:00「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」

朝藤りむデザイナーによる「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」が今シーズンも奇想天外なショーを見せました。アンダーグラウンドと水を掛け合わせた造語“Under Wateround”をテーマに、荒川区にある日本初の下水処理場「旧三河島汚水処理場ポンプ場施設」でショーを開催。安部公房の短編小説「水中都市」に着想して、都市生活と海洋生物が交わり、日常が非日常になるイメージをウエアに込めました。毛羽立ったジャカードやサテン素材で表現したウロコや、ヒレのように見える肩周りのフリル、デポン紀の海洋生物の色鮮やかなグラフィックなど。同ブランドは独創的な世界観で、舞台衣装のような奇抜さがあるものの、トラックジャケットなどのスポーティーなリアルクローズも増やしており、クリエイションの幅の広がりも感じました。(美濃島)

15:00「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」

「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」はシェヤン・ジン=デザイナーが2020年にスタートしたウィメンズウエアブランドで、初のランウエイショーを行いました。深夜の東京の工事現場で見たコンクリートに着想し、“ナイト インザ コンクリート リバー(Night In The Concrete River )”をテーマに掲げました。全体的にダークな色調のスタイリングと、時折見せる青のアイテムが川を想起させます。ワンピースのとがった肩やスクエアシェイプでコンクリートの硬さを表現する一方で、サテンやシルクなどの軽やかな素材で川の柔らかさを表しました。デニムやライニングはデッドストックの生地をアップサイクルしたそうです。着想源となった夜を回想する際の、記憶の曖昧さを表現するため、顔を覆うようなシルバーアクセサリーも組み合わせました。初のショーを終えたジン=デザイナーは「まだ夢にいるみたい、もちろん、またショーをしたい」と笑顔を見せました。(松村)

18:00「コンダクター(EL CONDUCTORH)」

長嶺慎太郎デザイナーによる「コンダクター(EL CONDUCTORH)」が3シーズンぶりにショーを開催。これまで地下駐車場や演劇場、映画仕立てのビデオなどチャレンジングな表現を続けてきましたが、今回は「原点に立ち返り、ベーシックなショーをしたい」とメイン会場のヒカリエホールBを選びました。テーマは“suppression(抑制)“。長嶺デザイナーは6月、初めてパリに赴いた際に、毎日のように行われるデモを目にして、自分たちの日常は何かに抑圧された状況なのでは?と疑問に思ったそうで、「人々が自由に考え、自分を解放されられる洋服」を構想。クラシカルなムードと反抗心を備えたウエアとして、グレンチェックのウールの上から有刺鉄線を顔料プリントしたセットアップや、荒く引き裂いたデニムやスウェットなどを作りました。ジェンダーレスなミックススタイルも健在で、シャネルツイードのノーカラージャケットや透け感のあるセンシュアルなトップスなどを男性モデルに着せていました。スポットライトがランダムに照らされた会場を、モデルが足早にウオーキングする演出も疾走感がありました。ルックは15体と少ない印象で、欲を言えばもっとたくさん見たかったです。(美濃島)

19:00「クイーン アンド ジャック(QUEEN&JACK)」

「クイーン アンド ジャック(QUEEN&JACK)」は日本独自の制服文化を元に、日本とイタリアの職人たちが共同制作するウィメンズブランド。今シーズンは“モードな雰囲気をまとうポジティブでエレガントなスクール・ガール”をコンセプトに、ブレザーやセーラー服、スカート、ニットといった制服を再解釈します。ジャケットは大胆なカットアウトやギャザーで形成するパフショルダー、袖のフリルなどでガーリーにアレンジ。シャツやブラウスはレイヤードして奥行きを持たせて、ワンピースはトーマスメイソンやアルビニの生地を使用し、クラシカルな雰囲気も忘れません。セーラーカラーやプリーツなども多用しながら、チェックやピンストライプといったボーイッシュな柄を合わせることで、甘すぎないバランスにしていました。(松村)

8月30日(火)
11:30「トゥー(TWEO)」

台湾出身のデザイナーの譚芸斯(タン・ウンシ)による「トゥー(TWEO)」が東コレに初参加しました。タンデザイナーは、イッセイ ミヤケの「ハート(HAAT)」で企画などを7年経験した人物。ブランド名は”曖昧”という意味を持つ、中世の英語が由来です。今季は、異国への一人旅で感じた孤独や内省がインスピレーション源なっているそう。例えば、折り返したビスチェ風の装飾を施したタンクトップや、ランダムにギャザーと切り替えを入れたアシンメトリーなドレスなど、旅先での感情をねじれやゆがみにして投影。スモーキーなブルーやベージュなどの色調も、センチメンタルな雰囲気を醸し出していました。一部のモデルは花を入れた円盤型のバッグを片手に歩いていて、ロマンチックな印象も抱きました。ショー後、デザイナーに話を聞いてみたかったのですが、「シャイなので」という理由でインタビューはNG。残念ではありますが、どこかミステリアスで異国情緒漂うコレクションに、個人的に思いを巡らせ浸ることができました。(大杉)

13:00「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」

長野剛織デザイナーによる「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」が東京・鶯谷にある元キャバレーのホール東京キネマ倶楽部でショーを発表しました。「セヴシグ」がメンズ、「アンディサイデッド」がウィメンズの合同ショーです。 “IF WE BREAK DOWN THE WALLS (もし壁を取っ払えたら)“をテーマに、戦争に対する長野デザイナーの思いを反映。スラブの伝統的な民族衣装に見られる花の刺しゅうやクロスステッチを、ヒッピー風のスタイルに落とし込み、ダメージ加工したデニムやクラックレザーのライダースジャケットで、争いによって傷を負った人々の心を表現しました。またチャットGPTを使って「トラの頭を持った神」や「赤い豹の毛皮を着た魔女」といった架空の神々をグラフィック化し、アロハシャツやスカジャンにあしらいました。「もし、争いを生み出す障壁を取り除くことができたら、その先に光があるといいな」という理由で、光沢のあるアイテムも押し出しました。(松村)

14:30「グローバルファッションコレクティブ(GLOBAL FASHION COLLECTIVE)」

「グローバルファッションコレクティブ(GLOBAL FASHION COLLECTIVE)」は、2017年にカナダのバンクーバー・ファッション・ウイークが立ち上げた、国際的なデザイナーをサポートするプロジェクトです。今季の東コレでは「アルサ(ALCA)」「セディム(CEDIM)」「クルールス ダフリック(COULEURS D’AFRIQUE)」「ジャスマ(JUSMA)」「カレン モリヤマ(KAREN MORIYAMA)」「マキシム エドワード(MAXIME EDWARD)」が参加しました。テーラードを再解釈し、プリーツを多用したドレスから、ワイヤーを使用したシルエットまで、バラエティー豊かな合同ショーとなりました。(松村)

15:30「ミツルオカザキ(MITSURUOKAZAKI)」

「ミツルオカザキ(MITSURUOKAZAKI)」は2018年に岡崎満デザイナーが設立したメンズブランド。今シーズンは夢に着想したコレクションで、寝癖風のヘアメイクをしたモデルたちが、パジャマのようなストライプの、パイピングを施したコートやシャツを披露しました。また、同ブランドらしい斜め方向の鋭いカッティングも多用し、肌を見せたり、ピアスのような金具で穴を繋ぎ合わせたりしました。複数アイテムに刺しゅうした人型のシルエットは、「不思議国のアリス」のキャラクターを表現したもの。さらにアリスをジャカードで描いたニットも登場しました。(松村)

18:00「へオース(HEOS)」

暁川翔真デザイナーによる「へオース(HEOS)」は、昨シーズンに続き2度目の東コレです。今季のコレクションは「自身のルーツの再定義」と言い、若いころから好きだったミリタリーテイストと、故郷である中国のエッセンスを盛り込んだ色気のあるウエアをそろえました。ミリタリーコートは、胸元や背面のテープまでベージュで統一し、ハリのある生地を使います。ゆったりしたシャツやジャケットは、チャイナジャケット風の前立てや、かつて中国の貿易で使われていた、荷物にぶら下げる許可証に着想したディテールなどで自身のアイデンティティーを加えました。オリジナルテキスタイルも豊富で、オパール加工で蛇柄を表現した軽やかな素材や、ビンテージの小さな布をパッチワークしたようなジャカード生地、一度染めた生地をムラ染めし、その上からシワ加工を施したタイダイ風の素材などを使いました。フィナーレでは天井から火花を降らせる大胆な演出に挑戦。暁川デザイナーは「かつて音楽の道を志したものの挫折し、心新たにファッションに挑戦した」経緯があるそうで、最後の火花には、暗闇の中で見出した、ファッションという希望の光を投影したのだと解釈しました。(美濃島)

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「ハルノブムラタ」の美しい情景や「ペイデフェ」前代未聞の汚水処理場ランウエイ 東コレダイジェスト前編

2024年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月28日に開幕しました。9月2日までの6日間に、全50ブランドがコレクションを披露します。ここでは、単独のショーリポートで紹介しきれなかったランウエイショーやプレゼンテーションを厳選し、3人の取材記者が現場からダイジェストでお届けします。

8月28日(月)
15:00「ナノアット(NANO ART)」

「ナノアット(NANO ART)」は後藤凪と田中陸人のデザイナーデュオが2020年に立ち上げたメンズブランドで、今回が東コレ初参加。“レストインピース“をテーマに、人間の体に着想した有機的なカッティングやディテールを使ったウエアを披露しました。襟が心臓のような造形のシャツや、ドローコードを髪の三つ編みのようにしつらえたジャケットが登場しました。トップスに散りばめた樹脂は、大阪のテキスタイルメーカーV&AJAPANが開発した、生分解性ポリエステル素材。特定の条件下で堆肥に埋めると生分解されるもので、また“レスト“という言葉から派生して、パジャマ風のセットアップやガウンなども披露しました。(松村)

16:30「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA」

村田晴信デザイナーによる「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」は東コレへの参加は3回目となりますが、春夏コレクションのショー開催は今回が初めて。東京・上野の東京国立博物館の法隆寺宝物館を舞台に、屋外の水盤を囲んで新作を披露しました。「前シーズンの重厚感から一転、今回は軽さを意識した」と村田デザイナーが話すように、序盤は白シャツをベースにしたドレープ入りのドレスが登場。足元はフットウエアブランド「オーエーオー(OAO)」との初のコラボレーションスニーカーを合わせており、足取りも軽やか。今季の着想源は、夏の風景を美しく切り取った米写真家スリム・アーロンズ(Slim Aarons)や、映画監督ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)の作品。彼らが切り取った夏の情景をほうふつとさせるスカイブルーやグリーン、夕日のようなオレンジからイエローへのグラデーションが目を引きました。フロントローには三吉彩花や西内まりや、馬場ふみかをはじめとする華やかなゲストがブランドのドレスをまとって着席。このコレクションも、彼女たちやエレガントな女性がさまざまなシーンで着用する姿を想像でき、「ハルノブムラタ」が日本発のラグジュアリーブランドへの道を着実に突き進んでいると実感しました。(大杉)

16:30「ヴィルドホワイレン(WILDFRAULEIN)」

「ヴィルドホワイレン(WILDFRAULEIN)」は、ループ志村デザイナーが2014年にスタートした日本のブランド。今シーズンは“ザ プレイヤー“と題して、アメリカの日曜礼拝文化に着想したコレクションを見せました。ショーは、聖職者をほうふつとさせる白のワンピースをまとったモデルが祈りを捧げるシーンで始まり、デザイナー本人が描いたという宗教画風のタペストリーなどを使ったウエアを披露。また、ミリタリーウエアを日常使いするアメリカ文化を表現するため、カーゴパンツやミリタリーベスト、ジャンプスーツなどをテーラード仕立てにアレンジしたウエアも作りました。首にかけたレザー小物には家やアトリエの鍵を付けて、「これまで歩んできたストーリーをショーに込めた」と言います。ショー後には「次シーズンの東コレでは、もっと大きい会場で、さらに面白いショーを開催する」と熱く語りました。(松村)

8月29日(火)
11:30「ウィルソンカキ」

「ウィルソンカキ(WILSONKAKI)」は“2021年の注目すべきアジアのデザイナー10人”に選出されたウィルソン・カキ・イップ=デザイナーが同年に設立したユニセックスウエアブランドです。今季は“日常の痕跡(TRACE OF LIFE)”をテーマに、衣服のシワに着想したコレクションに挑戦。シワ加工や大量のスナップボタンでアレンジしたワークシャツやジャケット、カーゴパンツ、デニム、Tシャツなどを披露しました。また、アルミニウムベースの形状記憶生地やボンディング素材、スナップボタンが形成するプリーツや折り目で、“手を上げる、歩く、座る”といった動きの痕跡も表現しました。小物も豊富で、「アシックス(ASICS)」とコラボした“GT-2160”や“GEL-NYC”、1970〜90年代のデジタルウォッチをリメイクした三連時計やネックレス、ベルトも目を引きました。(松村)

13:00「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」

朝藤りむデザイナーによる「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」が今シーズンも奇想天外なショーを見せました。アンダーグラウンドと水を掛け合わせた造語“Under Wateround”をテーマに、荒川区にある日本初の下水処理場「旧三河島汚水処理場ポンプ場施設」でショーを開催。安部公房の短編小説「水中都市」に着想して、都市生活と海洋生物が交わり、日常が非日常になるイメージをウエアに込めました。毛羽立ったジャカードやサテン素材で表現したウロコや、ヒレのように見える肩周りのフリル、デポン紀の海洋生物の色鮮やかなグラフィックなど。同ブランドは独創的な世界観で、舞台衣装のような奇抜さがあるものの、トラックジャケットなどのスポーティーなリアルクローズも増やしており、クリエイションの幅の広がりも感じました。(美濃島)

15:00「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」

「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」はシェヤン・ジン=デザイナーが2020年にスタートしたウィメンズウエアブランドで、初のランウエイショーを行いました。深夜の東京の工事現場で見たコンクリートに着想し、“ナイト インザ コンクリート リバー(Night In The Concrete River )”をテーマに掲げました。全体的にダークな色調のスタイリングと、時折見せる青のアイテムが川を想起させます。ワンピースのとがった肩やスクエアシェイプでコンクリートの硬さを表現する一方で、サテンやシルクなどの軽やかな素材で川の柔らかさを表しました。デニムやライニングはデッドストックの生地をアップサイクルしたそうです。着想源となった夜を回想する際の、記憶の曖昧さを表現するため、顔を覆うようなシルバーアクセサリーも組み合わせました。初のショーを終えたジン=デザイナーは「まだ夢にいるみたい、もちろん、またショーをしたい」と笑顔を見せました。(松村)

18:00「コンダクター(EL CONDUCTORH)」

長嶺慎太郎デザイナーによる「コンダクター(EL CONDUCTORH)」が3シーズンぶりにショーを開催。これまで地下駐車場や演劇場、映画仕立てのビデオなどチャレンジングな表現を続けてきましたが、今回は「原点に立ち返り、ベーシックなショーをしたい」とメイン会場のヒカリエホールBを選びました。テーマは“suppression(抑制)“。長嶺デザイナーは6月、初めてパリに赴いた際に、毎日のように行われるデモを目にして、自分たちの日常は何かに抑圧された状況なのでは?と疑問に思ったそうで、「人々が自由に考え、自分を解放されられる洋服」を構想。クラシカルなムードと反抗心を備えたウエアとして、グレンチェックのウールの上から有刺鉄線を顔料プリントしたセットアップや、荒く引き裂いたデニムやスウェットなどを作りました。ジェンダーレスなミックススタイルも健在で、シャネルツイードのノーカラージャケットや透け感のあるセンシュアルなトップスなどを男性モデルに着せていました。スポットライトがランダムに照らされた会場を、モデルが足早にウオーキングする演出も疾走感がありました。ルックは15体と少ない印象で、欲を言えばもっとたくさん見たかったです。(美濃島)

19:00「クイーン アンド ジャック(QUEEN&JACK)」

「クイーン アンド ジャック(QUEEN&JACK)」は日本独自の制服文化を元に、日本とイタリアの職人たちが共同制作するウィメンズブランド。今シーズンは“モードな雰囲気をまとうポジティブでエレガントなスクール・ガール”をコンセプトに、ブレザーやセーラー服、スカート、ニットといった制服を再解釈します。ジャケットは大胆なカットアウトやギャザーで形成するパフショルダー、袖のフリルなどでガーリーにアレンジ。シャツやブラウスはレイヤードして奥行きを持たせて、ワンピースはトーマスメイソンやアルビニの生地を使用し、クラシカルな雰囲気も忘れません。セーラーカラーやプリーツなども多用しながら、チェックやピンストライプといったボーイッシュな柄を合わせることで、甘すぎないバランスにしていました。(松村)

8月30日(火)
11:30「トゥー(TWEO)」

台湾出身のデザイナーの譚芸斯(タン・ウンシ)による「トゥー(TWEO)」が東コレに初参加しました。タンデザイナーは、イッセイ ミヤケの「ハート(HAAT)」で企画などを7年経験した人物。ブランド名は”曖昧”という意味を持つ、中世の英語が由来です。今季は、異国への一人旅で感じた孤独や内省がインスピレーション源なっているそう。例えば、折り返したビスチェ風の装飾を施したタンクトップや、ランダムにギャザーと切り替えを入れたアシンメトリーなドレスなど、旅先での感情をねじれやゆがみにして投影。スモーキーなブルーやベージュなどの色調も、センチメンタルな雰囲気を醸し出していました。一部のモデルは花を入れた円盤型のバッグを片手に歩いていて、ロマンチックな印象も抱きました。ショー後、デザイナーに話を聞いてみたかったのですが、「シャイなので」という理由でインタビューはNG。残念ではありますが、どこかミステリアスで異国情緒漂うコレクションに、個人的に思いを巡らせ浸ることができました。(大杉)

13:00「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」

長野剛織デザイナーによる「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」が東京・鶯谷にある元キャバレーのホール東京キネマ倶楽部でショーを発表しました。「セヴシグ」がメンズ、「アンディサイデッド」がウィメンズの合同ショーです。 “IF WE BREAK DOWN THE WALLS (もし壁を取っ払えたら)“をテーマに、戦争に対する長野デザイナーの思いを反映。スラブの伝統的な民族衣装に見られる花の刺しゅうやクロスステッチを、ヒッピー風のスタイルに落とし込み、ダメージ加工したデニムやクラックレザーのライダースジャケットで、争いによって傷を負った人々の心を表現しました。またチャットGPTを使って「トラの頭を持った神」や「赤い豹の毛皮を着た魔女」といった架空の神々をグラフィック化し、アロハシャツやスカジャンにあしらいました。「もし、争いを生み出す障壁を取り除くことができたら、その先に光があるといいな」という理由で、光沢のあるアイテムも押し出しました。(松村)

14:30「グローバルファッションコレクティブ(GLOBAL FASHION COLLECTIVE)」

「グローバルファッションコレクティブ(GLOBAL FASHION COLLECTIVE)」は、2017年にカナダのバンクーバー・ファッション・ウイークが立ち上げた、国際的なデザイナーをサポートするプロジェクトです。今季の東コレでは「アルサ(ALCA)」「セディム(CEDIM)」「クルールス ダフリック(COULEURS D’AFRIQUE)」「ジャスマ(JUSMA)」「カレン モリヤマ(KAREN MORIYAMA)」「マキシム エドワード(MAXIME EDWARD)」が参加しました。テーラードを再解釈し、プリーツを多用したドレスから、ワイヤーを使用したシルエットまで、バラエティー豊かな合同ショーとなりました。(松村)

15:30「ミツルオカザキ(MITSURUOKAZAKI)」

「ミツルオカザキ(MITSURUOKAZAKI)」は2018年に岡崎満デザイナーが設立したメンズブランド。今シーズンは夢に着想したコレクションで、寝癖風のヘアメイクをしたモデルたちが、パジャマのようなストライプの、パイピングを施したコートやシャツを披露しました。また、同ブランドらしい斜め方向の鋭いカッティングも多用し、肌を見せたり、ピアスのような金具で穴を繋ぎ合わせたりしました。複数アイテムに刺しゅうした人型のシルエットは、「不思議国のアリス」のキャラクターを表現したもの。さらにアリスをジャカードで描いたニットも登場しました。(松村)

18:00「へオース(HEOS)」

暁川翔真デザイナーによる「へオース(HEOS)」は、昨シーズンに続き2度目の東コレです。今季のコレクションは「自身のルーツの再定義」と言い、若いころから好きだったミリタリーテイストと、故郷である中国のエッセンスを盛り込んだ色気のあるウエアをそろえました。ミリタリーコートは、胸元や背面のテープまでベージュで統一し、ハリのある生地を使います。ゆったりしたシャツやジャケットは、チャイナジャケット風の前立てや、かつて中国の貿易で使われていた、荷物にぶら下げる許可証に着想したディテールなどで自身のアイデンティティーを加えました。オリジナルテキスタイルも豊富で、オパール加工で蛇柄を表現した軽やかな素材や、ビンテージの小さな布をパッチワークしたようなジャカード生地、一度染めた生地をムラ染めし、その上からシワ加工を施したタイダイ風の素材などを使いました。フィナーレでは天井から火花を降らせる大胆な演出に挑戦。暁川デザイナーは「かつて音楽の道を志したものの挫折し、心新たにファッションに挑戦した」経緯があるそうで、最後の火花には、暗闇の中で見出した、ファッションという希望の光を投影したのだと解釈しました。(美濃島)

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そごう・西武、追い詰められてスト決行 セブン&アイは「誠実」だったのか

そごう・西武労働組合はきょう31日、西武池袋本店でストライキを決行する。百貨店によるストライキは約60年ぶり。親会社セブン&アイ・ホールディングスによるそごう・西武の売却を先送りさせる狙いだが、セブン&アイは31日に開く臨時取締役会で、9月1日での売却完了を強行する見通しだ。

31日のスト決行によって臨時休業する西武池袋本店では約1万人のスタッフが働く。そごう・西武の従業員はうち1割で、組合員は900人ほど。大多数は取引先のスタッフとなる。あるアパレルの関係者は「コロナや台風のときと同じように当社としては館(百貨店)の方針に従うだけ。ただ、池袋本店が一番店(売上高が最も大きい)のブランドも複数あり、今後の動向は心配だ」と話した。別のアパレルは「ストが大きく報じられた7月以降、明らかに客足が落ちている。イメージダウンを懸念している。長引くのはよくない」と明かした。

最大の争点は池袋本店の「ヨドバシ百貨店化」

これほどこじれたのは、セブン&アイの悪手のためだ。株式譲渡の方針が決定した22年2月から1年半にわたって、労組や社員に対する情報開示が全くなかった。痛みを伴う改革が必要な時こそ、従業員には誠実に向かい合わねばならないのに、役割を放棄していたと言わざるを得ない。

売却先が米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに決まったのが昨年11月。セブン&アイの井阪隆一社長とそごう・西武労組の寺岡泰博委員長は何度も会う機会はあったものの、売却後の具体的な事業計画が示されることはなかった。従業員は報道によって西武池袋本店の大部分にヨドバシカメラが入る改装案を知る。フォートレスは買収にあたってヨドバシホールディングス(HD)をパートナーに迎えた。そのヨドバシHDは池袋本店の不動産を取得する。主導権はヨドバシが握る。事実上の“ヨドバシ百貨店”への転換であり、百貨店の売り場面積は大幅に縮小される。つまり、そごう・西武の従業員は大幅に削減される。

今回のスト決行は、賃上げなどの労働条件ではなく、売却後に会社が存続できるかという経営の根本が争点といえる。西武池袋本店は百貨店として国内3位(23年2月期1768億円)、そごう・西武全体の売上高の3分の1を稼ぎ、利益ではさらに多く貢献する。アパレルブランドや化粧品ブランドの一番店も多い。池袋本店で稼げるから、そごう・西武の他の店舗にも出店するというブランドはたくさんある。池袋本店の見通しが立たないため、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう広島店などの改装を見送るケースも相次いでいる。

「ルイ・ヴィトン」などを展開するLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパンのノルベール・ルレ社長は、テレビ東京の取材に対し、「ラグジュアリービジネスは雰囲気と環境が重要。今まで通り営業を続けたい」と答えた。ヨドバシカメラが悪目立ちしすぎると、ラグジュアリーブランドなどの高額品が離れる可能性がある。高額品は現在の百貨店の成長の柱であり、これを失えば存続が危ぶまれる。

当初、セブン&アイの井阪社長は売却先の条件として、そごう・西武の「事業継続」と「雇用確保」を打ち出してきたが、明らかに矛盾する方向へと舵を切っている。寺岡委員長は「社員の雇用維持について全く不透明であり、強い憤りを感じる」と反発する。

7月25日に労組がスト権を確立し、ようやく労使協議を重ねることになった。それでもセブン&アイは方針を崩さない。経営側は早期売却で腹を決めており、労組に対しては交渉ではなく説得に終始する。経営側はそごう・西武の3000億円もの有利子負債の完済のためには、現状のスキーム以外ないと譲らない。さらにスト権をチラつかせる労組に対し、対抗措置をとった。ヨドバシ導入に慎重な姿勢をとっていたそごう・西武社長の林拓二氏を事実上更迭し、セブン&アイから複数の取締役を送り込む人事を断行した。そごう・西武の取締役の過半をセブン&アイ出身者で固め、売却を急ぐ布陣となった。

そのため31日のスト決行の当日の臨時取締役会で売却が決定する公算が大だ。9月1日に株式譲渡が完了すれば、セブン&アイとは資本関係がなくなるため、交渉の糸口は断たれる。セブン&アイにとっては、ひとまず時間切れで逃げ切ることになる。

「社員に信頼される、誠実な企業でありたい」

セブン&アイは以下のような社是を掲げている。

 私たちは、お客様に信頼される、誠実な企業でありたい。
 私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される、誠実な企業でありたい。
 私たちは、社員に信頼される、誠実な企業でありたい。

祖業のイトーヨーカ堂時代の1972年に制定され、2005年に設立されたセブン&アイにも引き継がれた。今年3月に亡くなったイトーヨーカ堂創業者の伊藤雅敏氏(1924〜2023年)は、「誠実」の商人道を唱え、広く尊敬を集めた経営者だった。近年は、株主の利益を絶対とする「株主資本主義」の行き過ぎが疑問視され、多様な利害関係者との関係構築を重視する「ステークホルダー資本主義」が世界的に注目を集めている。伊藤氏の「誠実」の社是は時代を先取りしていた。

セブン&アイも「『社是』に掲げる精神は、将来、社会環境がどれほど大きく変化しても、ゆるぐことのない普遍的理念」であると、同社ウェブサイトと誇らしげに書く。もうけや資本の論理だけに傾倒するのでなく、取引先、地域社会、そして社員から信頼されてこそ企業の持続的発展がある。売上高10兆円を超える巨大流通グループを束ねる根幹だったはずだ。

だが、そごう・西武の売却までの一連の同社の動きを見る限り、「誠実」とは正反対といわれても仕方ない。セブン&アイ自体がモノ言う株主から追い詰められて、なりふり構わず資本の論理で動くことを余儀なくされた。そごう・西武の労組だけでなく、都市計画の観点から西武ホールディングスや豊島区からも異議が上がったが、これも強引に押し切ろうとしている。売却劇にひと段落ついたとしても、さまざまなステークホルダーに禍根を残すことになるだろう。

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「ミューラル」2024年春夏コレクション

「ミューラル(MURRAL)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル」からマルチバームが登場

サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル(LA CASTAPROFESSIONAL)」は9月13日、髪や全身に使えるマルチバーム“スタイリング グロウリッチ バーム”(22g、2640円)を発売する。

オーガニック植物原料3種を配合し、保湿力に優れたシア脂ベースのノンシリコンタイプ。髪なじみがよく、浮き毛を防止しながら自然な艶と束感をかなえる。スタイリングしながら紫外線ダメージや乾燥から守る。

パッケージは、軽量の薄型スクエアケースを採用し、手が滑らずに開閉できて取り出しやすさを追求。フレッシュな状態で使い切れる内容量にもこだわった。天然精油のみを使用したシトラスハーバルの香りが特徴。長時間香りが持続する。

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サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル」からマルチバームが登場

サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル(LA CASTAPROFESSIONAL)」は9月13日、髪や全身に使えるマルチバーム“スタイリング グロウリッチ バーム”(22g、2640円)を発売する。

オーガニック植物原料3種を配合し、保湿力に優れたシア脂ベースのノンシリコンタイプ。髪なじみがよく、浮き毛を防止しながら自然な艶と束感をかなえる。スタイリングしながら紫外線ダメージや乾燥から守る。

パッケージは、軽量の薄型スクエアケースを採用し、手が滑らずに開閉できて取り出しやすさを追求。フレッシュな状態で使い切れる内容量にもこだわった。天然精油のみを使用したシトラスハーバルの香りが特徴。長時間香りが持続する。

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サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル」からマルチバームが登場

サロン専売ブランド「ラ・カスタ プロフェッショナル(LA CASTAPROFESSIONAL)」は9月13日、髪や全身に使えるマルチバーム“スタイリング グロウリッチ バーム”(22g、2640円)を発売する。

オーガニック植物原料3種を配合し、保湿力に優れたシア脂ベースのノンシリコンタイプ。髪なじみがよく、浮き毛を防止しながら自然な艶と束感をかなえる。スタイリングしながら紫外線ダメージや乾燥から守る。

パッケージは、軽量の薄型スクエアケースを採用し、手が滑らずに開閉できて取り出しやすさを追求。フレッシュな状態で使い切れる内容量にもこだわった。天然精油のみを使用したシトラスハーバルの香りが特徴。長時間香りが持続する。

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【2023年クリスマスコフレ】「オサジ」の2023年ホリデーは写真家の尾身沙紀とコラボ 写真に着想を得たネイルなど

「オサジ(OSAJI)」は10月18日、写真家の尾身沙紀とコラボレーションした“2023ホリデーメイクアップコレクション デパーチャーズ”を限定発売する。10月11日から「オサジ」直営店舗、公式オンラインショップで予約開始する。

同コレクションは、写真家の尾身沙紀が旅先で撮りためた写真にインスピレーションを得て、まだ見ぬ世界でのあたらしい体験へと自分を駆り立てる姿をイメージしている。

ラインアップは、尾身沙紀による写真をネイルカラーで表現した“アップリフト ネイルカラー”(全6色、各1980円)、目もとに美しいニュアンスの立体感をもたらす4色のアイシャドウパレット “ニュアンス アイシャドウパレット”(限定1種、4620円)、さらさら感としっとり感のバランスにこだわったテクスチャーで、よれにくく、乾きにくいマルチユースクリームカラー“ニュアンス フェイスカラーパレット”(限定1種、4620円)。パッケージは石田真澄の写真を使用した特別デザインとなっている。

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9月1日発売「ユニクロ × マメ クロゴウチ」2023年秋冬コレクションをレビュー&アーカイブを振り返り クリエイター・KARENの注目アイテムは?

2021年6月から続いた「ユニクロ(UNIQLO)」と「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」の人気コラボレーションシリーズ「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI以下、マメクロ)」が、9月1日発売の23年秋冬コレクションでついに最終章を迎える。今季は定番のアンダーウエアに加え、繊細な編み技術が際立つ3Dニットなど全22型が登場。ベージュやブラウンを基調としたオータムカラーをベースに、ブラックやホワイトなどベーシックに使いやすいカラーバリエーションがラインアップする。

「マメクロ」最終章をライブ配信で紹介
おすすめのアイテムや着こなしは?

「WWDJAPAN」では8月27日、クリエイターのKAREN氏を招き、インスタグラムでライブ配信を実施。日頃から「ユニクロ」をコーディネートに取り入れ、1シーズン目から「マメクロ」に注目してきたという彼女に、最終コレクションの魅力やスタイリングアイデア、注目しているアイテムを聞いた。

アイテム紹介のほか、「マメクロ」の定番アイテムである歴代のインナーウエアを振り返り、本コラボレーションの軌跡をたどった本配信。「ニットの素材が知りたい」「ビスチェはカップ付き?」など、視聴者からの質問も多く寄せられ回答した。

KAREN(かれん)/フリーランス広告クリエイター、クリエイティブディレクター プロフィール

身長166.5cm。東京を拠点にフリーランスとしてアパレルや美容、飲食などの広告制作やプロモーションの仕事に携わる。さらに自身のインスタグラムYouTubeでは最新アイテムや日々のコーディネート、ライフスタイルを紹介し、幅広い層から支持される

■「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ」2023年秋冬コレクション
発売日:9月1日
※一部商品は10月下旬発売予定
販売店舗:フルラインナップは、67店舗とオンラインストアで発売予定
※一部商品を国内全店舗で展開予定
スペシャルサイト

今までの「マメ クロゴウチ」コラボコレクションを振り返り
「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ」関連記事一覧

第1弾 2021年6月18日発売
ユニクロと「マメ クロゴウチ」がインナーウエアでコラボ 6月18日から全18型を販売

第2弾 2021年11月26日発売
「ユニクロ」×「マメ クロゴウチ」第2弾は11月26日発売 全9型を公開

第3弾 2022年4月29日発売
ユニクロ×「マメ クロゴウチ」第3弾が4月29日に発売 シルク混エアリズムや吸水ショーツに注目
これぞ理想のコラボ!ユニクロ×「マメ クロゴウチ」第3弾 細かなアップデートで磨かれたモノ作り
ユニクロと「マメ」のコラボ第3弾 ヒット請負人MDに聞くこだわりの商品開発

第4弾 2022年11月11日発売
注目の「マメ」コラボはシルクやウール混ヒートテックを開発 22年秋冬ユニクロ展示会から【後編】
ユニクロ×「マメ クロゴウチ」2022秋冬の新作が11月11日に発売 カーキを加えた全21アイテムを公開
ユニクロ×「マメ クロゴウチ」第4弾はウールやシルク混の“ヒートテック”新素材を開発

第5弾 2023年4月28日発売
ユニクロ×「マメ クロゴウチ」23年春夏物は4月28日発売 シアー素材がポイントの23型
「ユニクロ × マメ クロゴウチ」2023年春夏 宮本茉由がまとう透明感あるスタイル  
 
第6弾 2023年9月1日発売
「ユニクロ×マメ クロゴウチ」が23年秋冬で終了 最終コレクションを9月1日に発売
さよなら「ユニクロ×マメ クロゴウチ」 最終コレクションの見どころはここだ!
「ユニクロ × マメ クロゴウチ」最終章 モデル・ヨガインストラクターの池田莉子がリアルに役立つ肌見せコーデを提案!

WWDJAPANの公式インスタグラムでは、今後の注目のコラボレーションや新作発売をライブ配信にて紹介予定。配信通知をお見逃しなく。
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クロスプラスがビューティ企業アイエスリンク子会社化 ヘアオイル「エリップス」など販売

名古屋のアパレルメーカー、クロスプラスは、化粧品の製造、販売、輸入販売を手掛けるアイエスリンク(愛知・春日井、中北裕三社長)を子会社化すると発表した。2006年に設立したアイエスリンクは、バラエティーショップやドラックストアなどを販路にビューティ製品を販売しており、2022年6月期の売上高は12億円。クロスプラスは9月29日までに株式の100%を取得する予定。

クロスプラスは「アツロウタヤマ(ATSURO TAYAMA)」「ジュンコ シマダ(JUNKO SHIMADA)」「ノーク(N.O.R.C)」などのファッションブランドの販売に加え、近年は非アパレル事業の強化に注力。“パステルマスク”や推し活応援を掲げる雑貨ブランド「推部屋プラス」など、ライフスタイル領域の拡大を掲げている。アイエスリンクの買収もその一環。

アイエスリンクは、日本総代理店としてインドネシア発のヘアオイル「エリップス(ELLIPS)」を販売しているほか、ジェルネイルシールの「ビューティアベニュー(BEAUTY AVENUE)」などを扱う。アイエスリンクの展開するビューティ事業は、「販売、物流といった当社の有する機能の活用や、EC販売の拡大など、さらなる事業成長が見込める」(クロスプラスの発表資料から)という。

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「おぱんちゅうさぎ」が真っ黒に! ゾゾタウンとコラボでウエアやグッズなど受注販売

ファッションECのゾゾタウン(ZOZOTOWN)は、イラストレーター“可哀想に!”によるキャラクター「おぱんちゅうさぎ」とのコラボアイテムを発売する。9月6日12時~27日11時59分まで、ゾゾタウン限定での受注販売となる。

スエット(7480円)やカーディガン(9680円)、トートバッグ(3080円)、ブランケット(4400円)、缶バッジセット(2750円)、ぬいぐるみ(4400円)などを販売する。各アイテムには、同コラボのために描き下ろされた真っ黒な「おぱんちゅうさぎ」がデザインされている。

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ステーショナリーブランド「モレスキン」が余剰在庫を使ったバックパック発売

イタリア発のステーショナリーブランド「モレスキン(MOLESKINE)」は、アップサイクルブランド「リドゥ(REDO)」と協業し、余剰在庫を用いたバックパックを9月6日に500個限定で販売する。価格は200ドル(約2万9000円)。取り扱いはイタリア国内のみ。

素材は、製造ラインから回収した素材や余剰在庫で、全て一点モノのデザインだ。イタリア国内の社会的に恵まれない人々を雇用して製作した。ジュゼッペ・リゾ=モレスキン・アメリカ社長は、「クリエイティビティーは、前向きな変化を生むと信じている。『リドゥ』のアップサイクルは、熟練した職人技を通して社会的に恵まれない人々に力を与えることができる。一針一針が彼らの成長の物語であり、彼らの可能性を示している。地球と人々へのコミットメントの相乗効果が、サステナビリティの中心だ。私たちの在庫に新たな命を吹き込みながら、イタリアで丁寧に製造された今回の商品は、まさにそれを体現している」とコメントした。

「リドゥ」は2014年に創業。リサイクル素材を用いたファッション雑貨や家具を製作する。

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「オニツカタイガー」から秋の新作スニーカー ぷくっと膨れたフォームがかわいい

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は9月1日、新作スニーカー“デンティグレ パフ”を発売する。グレー、デザート、ブラックの3色展開で、価格は各2万4200円。

モデル名の通り、パフィーな(ぷくっと膨らんだ)フォームが特徴で、履き心地についても「オニツカタイガー」は「足を包み込むような快適さ」と話す。

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松田未来「リーカ」新作ネイル4色はティータイムに着想 9月6日に発売

松田未来ヘアメイクアップアーティストがプロデュースする「リーカ(RIHKA)」は、お茶の時間にインスパイアされたウォームカラーの新作ネイルポリッシュと数量限定のペティートバッグのコレクションを9月6日に公式オンラインサイトで発売する。

定番カラーとして加わる新作ネイルポリッシュ(2970円)は全4色で、偏光パール入りのアプリコットブラウンカラー“ボン ボン”、大粒フレーク入りのゴールド“キャロブ”、グリッター入りのくすみピンク“シュガー”、スパイシーさを感じさせるオレンジベージュの“シナモン”をラインアップする。

バッグ(5280円)は、ネイルポリッシュのニュアンスカラーに着想したもので、ポーチとしても使うことができる。カラーは、“ボンボン”と“シナモン”をそろえる。

また、ネイルポリッシュとバッグをセットにしたリミテッドセットも販売する。ネイルポリッシュ1本とバッグのセット(8250円)とネイルポリッシュ2本とバッグのセット(1万1220円)の2種類を用意した。

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「M・A・C」が初のセラムファンデーション 「#キスぐらいじゃ落ちない」リップ新作も

「M・A・C」は9月1日、ブランド史上最も肌の潤いにフォーカスしたリキッドファンデーション“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”(全16色、各7260円)を発売する。“スタジオ”シリーズが持つ、スタジオ撮影で求められる隙のないカバー力はそのままに、80%美容液ベースの処方で透明感のある仕上がりと艶肌が長時間持続する。また、10月4日、2月に発売し“キスプルーフ”としてヒット中の“ロックドキス”シリーズから、新作“ロックドキス リップスティック”(全18色、各5060円)を発売する。

“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”は、肌の悩みをカバーするためのファンデーションではなく、肌そのものを美しく見せる自然な仕上がりを目指し開発。ヒアルロン酸やホホバ種子油など33種のスキンケア成分を配合し、滑らかなテクスチャーのセラムが肌に潤いを与える。また、微細なシルバーパールがスタジオでバックライト(後方からの照明)を当てたような発光感と透明感のある肌をかなえる。肌に高密着して、汗や湿気に強く、色移りもしにくいトリプルレジスタント処方で、フレッシュな艶が12時間持続する。

「#キスぐらいじゃ落ちない」をうたう“ロックドキス リップスティック”は、ウルトラクリーミーマットなつけ心地と、発色、色持ちが特徴。「M・A・C」のスリムリップスティックの中でも最も長い24時間美しい仕上がりが持続する。FlexiLockテクノロジーが、柔らかく滑らかな唇へ導く。

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「M・A・C」が初のセラムファンデーション 「#キスぐらいじゃ落ちない」リップ新作も

「M・A・C」は9月1日、ブランド史上最も肌の潤いにフォーカスしたリキッドファンデーション“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”(全16色、各7260円)を発売する。“スタジオ”シリーズが持つ、スタジオ撮影で求められる隙のないカバー力はそのままに、80%美容液ベースの処方で透明感のある仕上がりと艶肌が長時間持続する。また、10月4日、2月に発売し“キスプルーフ”としてヒット中の“ロックドキス”シリーズから、新作“ロックドキス リップスティック”(全18色、各5060円)を発売する。

“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”は、肌の悩みをカバーするためのファンデーションではなく、肌そのものを美しく見せる自然な仕上がりを目指し開発。ヒアルロン酸やホホバ種子油など33種のスキンケア成分を配合し、滑らかなテクスチャーのセラムが肌に潤いを与える。また、微細なシルバーパールがスタジオでバックライト(後方からの照明)を当てたような発光感と透明感のある肌をかなえる。肌に高密着して、汗や湿気に強く、色移りもしにくいトリプルレジスタント処方で、フレッシュな艶が12時間持続する。

「#キスぐらいじゃ落ちない」をうたう“ロックドキス リップスティック”は、ウルトラクリーミーマットなつけ心地と、発色、色持ちが特徴。「M・A・C」のスリムリップスティックの中でも最も長い24時間美しい仕上がりが持続する。FlexiLockテクノロジーが、柔らかく滑らかな唇へ導く。

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「M・A・C」が初のセラムファンデーション 「#キスぐらいじゃ落ちない」リップ新作も

「M・A・C」は9月1日、ブランド史上最も肌の潤いにフォーカスしたリキッドファンデーション“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”(全16色、各7260円)を発売する。“スタジオ”シリーズが持つ、スタジオ撮影で求められる隙のないカバー力はそのままに、80%美容液ベースの処方で透明感のある仕上がりと艶肌が長時間持続する。また、10月4日、2月に発売し“キスプルーフ”としてヒット中の“ロックドキス”シリーズから、新作“ロックドキス リップスティック”(全18色、各5060円)を発売する。

“スタジオ ラディアンス セラム ファンデーション”は、肌の悩みをカバーするためのファンデーションではなく、肌そのものを美しく見せる自然な仕上がりを目指し開発。ヒアルロン酸やホホバ種子油など33種のスキンケア成分を配合し、滑らかなテクスチャーのセラムが肌に潤いを与える。また、微細なシルバーパールがスタジオでバックライト(後方からの照明)を当てたような発光感と透明感のある肌をかなえる。肌に高密着して、汗や湿気に強く、色移りもしにくいトリプルレジスタント処方で、フレッシュな艶が12時間持続する。

「#キスぐらいじゃ落ちない」をうたう“ロックドキス リップスティック”は、ウルトラクリーミーマットなつけ心地と、発色、色持ちが特徴。「M・A・C」のスリムリップスティックの中でも最も長い24時間美しい仕上がりが持続する。FlexiLockテクノロジーが、柔らかく滑らかな唇へ導く。

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「ワイズ フォー メン」が伊勢丹新宿メンズ館でポップアップ 花柄のセットアップなど

ヨウジヤマモトの「ワイズ フォー メン(Y‘S FOR MEN)」は8月30日〜9月12日に、伊勢丹新宿本店メンズ館でポップアップストアをオープンする。またポップアップ企画として、ジャケット3型とパンツ2型のセットアップを発売する。

ジャケットは、ダブルジャケット(24万900円)と6つボタンシングルジャケット(22万8800円)、3つボタンシングルジャケット(23万8700円)の3型。パンツはフラノパンツ(14万1900円〜)を2型発売する。それぞれ「ワイズ フォー メン」のアーカイブに着想を得た花柄が、スーツの裏地から袖裏、ポケットの袋布まで施されている。

そのほか2つボタンのジャケット(9万200円〜)と脇にタックの入ったパンツ(5万7200円〜)のセットアップや、ウールとポリエステル素材を合わせたコールパンツ(8万1400円)なども販売する。

■「ワイズ フォー メン」2023-24 Autumn / Winter –伊勢丹メンズポップアップストア
日程:8月30日~9月12日
場所:伊勢丹新宿本店 メンズ館2階 プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1

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辺見えみりと「リエス」がコラボ シルエットや着心地にこだわった上質な大人服

メルローズが運営する「リエス(LIESSE)」は、女優でタレントの辺見えみりとコラボレーションしたアイテムを9月1日に先行発売する。秋冬コレクションとして、アウターやニットを含む全4型を用意し、「リエス」公式オンラインストア、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)、ルミネ公式通販サイト、楽天(RAKUTEN)で取り扱う。14日に「リエス」各店舗で販売を開始する。

“フォックス2ウエイニット”(2万7500円)はカシミヤを混合した、前後の着回しが可能なショート丈に仕上げた。絶妙なVネックの深さが顔まわりのスッキリ感を演出する。“ロングスリーブニット”(1万9800円)は、最上ランクのウール素材を使用したソフトな風合いに指を通せるフィンガーホールを備えた。他、ファスナーやフラップポケットのディテールにこだわったハイウエストの“ロングタイトスカート”(2万2000円)とシャープでマニッシュな“ロングコート”(7万5900円)を取りそろえる。コートのみ11月2日の発売だ。

また、先行発売同日に辺見えみりのインタビューをメルローズの公式サイトで公開する。14日12時には辺見えみりが同コラボの解説を自身のアカウントと、「リエス」公式アカウントで配信する。

辺見えみりは1976年12月16日生まれ。93年に「いちご白書」でドラマデビュー。その後、数々のバラエティー番組に出演し2022年12月に自身が代表を務める化粧品ブランド「ミズカ(MIZUKA)」を立ち上げた。

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「フェンディ」がスニーカー“フェンディ ステップ”を発売 パンチングがスポーティー

「フェンディ(FENDI)」は、メンズの新作スニーカー“フェンディ ステップ”を発売した。ブラック、ベージュ、ホワイトの3色展開で、価格は各11万8800円。

アッパーは牛革製で、側面のパンチングがスポーティー。また、“FF”ロゴモチーフがアイコニックだ。

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「フェンディ」がスニーカー“フェンディ ステップ”を発売 パンチングがスポーティー

「フェンディ(FENDI)」は、メンズの新作スニーカー“フェンディ ステップ”を発売した。ブラック、ベージュ、ホワイトの3色展開で、価格は各11万8800円。

アッパーは牛革製で、側面のパンチングがスポーティー。また、“FF”ロゴモチーフがアイコニックだ。

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「ジョー マローン」のアイコン、イングリッシュ ペアーの香りが進化 ジュース製造過程の廃棄水分を活用

セリーヌ・ルー/「ジョー マローン ロンドン」フレグランス開発責任者 プロフィール

フレグランスとビューティ業界で長年キャリアを積む。クリエイティブスタジオのリーダーとして、専門知識や芸術的な感性、と科学的な知識を組み合わせて唯一無二のブランドを体現する香りをつくり続けている

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON以下、ジョー マローン)」のアイコニックな香りである“イングリッシュ ペアー&フリージア(以下、ペアー&フリージア)”が生まれ変わった。洋梨のジュースの製造過程で廃棄される水分から抽出された天然原料の洋梨のエッセンスを使用し、独自の製法で作られるようになったのだ。また、新たに“イングリッシ ペアー&スイート ピー(以下、ペアー&スイート ピー)”が登場。来日したセリーヌ・ルー「ジョー マローン」フレグランス開発責任者にイングリッシュ ペアーや新たな香りなどについて聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

セリーヌ・ルー=「ジョー マローン」フレグランス開発責任者:来日するのはロックダウン後初めて。日本にはたくさんインスピレーション源がある。今回は、イングリッシュ ペアーについて紹介するために来日した。

WWD:ペアーを天然香料にした理由と目的は?

ルー:“ペアー&フリージア”のインスピレーションは果樹園。イギリスで梨の木は日本における桜のようなもので、身近で象徴的な存在。ペアーに天然香料はなく、それがフラストレーションでもあった。天然の果物をフレグランスに使いたいと思ったから、それに挑戦するべきだと思った。この天然香料は、「ジョー マローン」のエクスクルーシブだ。

WWD:洋梨の廃棄物のアップサイクルはどのように行うか?

ルー:ジュースメーカーがジュースを製造する際に廃棄する水分を生かしている。その水分に熱を加えて水蒸気にすると、それに梨の成分が濃縮されている。それを香料として使用する。フレグランス1本につき、約1個の梨の抽出物を使用している。

廃棄物のアップサイクルだけでなく、生産者サポートも

WWD:「ジョー マローン」で使用している天然香料の割合は?

ルー:フレグランスごとに違う。天然のものがあればそれを使うのがルールだ。例えば、ジャスミンやローズには天然香料があるがスイート ピーにはないので、アコードをつくった。また、バランスを考えて天然香料を使うようにしている。

WWD:廃棄物をアップサイクルした香料を使用することにより、どのような効果がどのくらい見込めるか?

ルー:今後、もっと廃棄物をアップサイクルした素材を使っていきたい。自然環境に目を向けて、廃棄物の削減をすることで生産者の支援ができる。廃棄物の利用だけでなく、水の使用量を減らすこともできる。バニラの原料は、マダガスカルの生産者から長年調達している。同じ生産者から調達することで、現地の生産コミュニティーをサポートすることができる。

WWD:“ペアー&スイート ピー”を開発した理由は?

ルー:天然香料のペアーを他のフレグランスに使ってみたいと思ったから。パステルカラーのスイート ピーの花の色を香りで表現した。花のイメージ同様、甘美でロマンティックな香りになっている。“ペアー&フリージア”とレイヤードして楽しむこともできる。

WWD:「ジョー マローン」が他のフレグランスブランドと違う点は?

ルー:英国がインスピレーション源でフレグランスの名前が原材料名であること。また、意外性がある自然な香りで、まといやすい。フレグランスのストーリーには感情的なコネクションが感じられ、香りと共に旅路を歩むような親しみやすい存在であること。

WWD:フレグランス開発におけるこだわりは?

ルー:時間をかけて、自分の直感を信じる。誰にでもアピールする香りだと個性がなくなるから、直感を信じて判断する。

WWD:自分自身にとってフレグランスとは?

ルー:笑顔になるもの。ムードによりフレグランスは変わるが、心地よさや喜びを与えてくれる存在だ。

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「エル ガール」がファッションブランドとしてデビュー 価格帯はTシャツが5390円など

クロスプラスは、ラガルデール アクティブ エンタープライズ ジャパンがライセンス展開する「エル・ガール(ELLE GIRL)」のファッションブランド「エル ガール」をローンチした。現在、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)でデビューコレクションを販売中だ。価格帯はTシャツが5390円、カーディガンが1万890円、MA-1が2万5190円、ムートンコートが5万5000円など。

今回のデビューは、同社が注目するダイバーシティーやインクルージョンに関して積極的に発信してきたハースト婦人画報社によるガール世代のエンパワーメントメディア「エル・ガール」に共感して実現した。

9月2日には、さいたまスーパーアリーナで開催する「第 37 回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER」のファッションショーへ出展する。メディア「エル・ガール」のクリエイティブコミュニティー「エル・ガール ユニ」のメンバーである新野尾七奈、る鹿、ひかりんちょとのコラボレーションアイテムの発売やデビューイベントの開催も決定している。

オンライン

「エル ガール」ゾゾタウン公式ページ

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「エル ガール」がファッションブランドとしてデビュー 価格帯はTシャツが5390円など

クロスプラスは、ラガルデール アクティブ エンタープライズ ジャパンがライセンス展開する「エル・ガール(ELLE GIRL)」のファッションブランド「エル ガール」をローンチした。現在、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)でデビューコレクションを販売中だ。価格帯はTシャツが5390円、カーディガンが1万890円、MA-1が2万5190円、ムートンコートが5万5000円など。

今回のデビューは、同社が注目するダイバーシティーやインクルージョンに関して積極的に発信してきたハースト婦人画報社によるガール世代のエンパワーメントメディア「エル・ガール」に共感して実現した。

9月2日には、さいたまスーパーアリーナで開催する「第 37 回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER」のファッションショーへ出展する。メディア「エル・ガール」のクリエイティブコミュニティー「エル・ガール ユニ」のメンバーである新野尾七奈、る鹿、ひかりんちょとのコラボレーションアイテムの発売やデビューイベントの開催も決定している。

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「エル ガール」ゾゾタウン公式ページ

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NY発スキンケアブランド「スーパーエッグ」が日本初上陸 卵美容をヴィーガンで実現

ニューヨーク発※1のヴィーガン※2スキンケアブランド「スーパーエッグ(SUPEREGG)」は3月、日本に初上陸した。韓国の美容哲学や東洋美学に基づき、卵が持つ美容効果に着目して植物由来成分を軸にしたスキンケアアイテムを展開する。

卵は紀元前から美容の分野で注目されていた。中国では紀元前600年に王族の妻が卵白と朱色の顔料を混ぜて使っていたとされており、朝鮮王朝時代末期には女性百科事典に卵と酒を混ぜて肌に塗ることで、艶やかな肌を作るという美容法が記されている。「スーパーエッグ」は独自の“デュプレックス(DUPLEX®)テクノロジー※3”で卵黄、卵白、卵殻膜に含まれる保湿成分を植物由来成分で再現し、スキンケアに配合した。

日本で展開するのは全7アイテムだ。中でも人気商品はハイドロジェル状のフェイスマスク“カーム ムーブメンツ アイアンドチーク マスク”(左右1枚ずつ×5セット、6600円)で、卵白の類似成分を配合する。肌に乗せた瞬間からみずみずしい潤いを実感でき、全顔ではなく頬のサイズでカットされているので、パック中も快適に作業ができる。

そのほか、マイクロカプセル入りの複合ビタミン※4配合の集中保湿美容液“ビタミン コレクティブ バイタリティ エリクサー”(30mL、1万2100円)や乾燥ダメージから保護するフェイスクリーム“サウンド リニューアル セラムクリーム”(60mL、9900円)、目元に潤いとハリをもたらすアイクリーム“フィト バウンス アイ コントアー ソリューション”(15mL、6985円)などをラインアップする。

ブランド創設者のエリカ・チョイ(Erica Choi)は、美術大学を卒業後、バーニーズ ニューヨークのデジタルデザイン副ディレクターを務めた。現在はデジタルメディア「エッグ キャンバス(EGG CANVAS)」を運営し、38.3万フォロワーを抱える自身のインスタグラムを活用しながら幅広く活躍する。

「スーパーエッグ」の日本輸入代理は、アイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」などを手掛けるmshが務め、公式ECを軸に全国でポップアップを開催しながらビジネスを拡大する。これまでエストネーションをはじめ、伊勢丹新宿本店「ビューティアポセカリー」や、関西で初開催したナチュラル&オーガニックコスメの祭典「ビープルフェス」に出店した。「スーパーエッグ」は国際組織1%フォー・ザ・プラネット(1% for the Planet)のパートナーで、年間売り上げの1%以上を環境保護活動に寄付するなどサステナビリティ活動にも注力する。

※1 ニューヨークを拠点とするブランド。製造国は創業者のルーツである韓国
※2 ヴィーガンとは動物由来成分不使用のこと
※3 卵に含まれる成分を植物由来成分で再現したヴィーガン処方
※4 アスコルビン酸、パンテノール、トコフェロール、メナジオン(全て整肌成分)

問い合わせ先
SUPEREGG
mailto:info@supereggnyc.jp

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そごう・西武労組「スト実施」 31日、西武池袋本店は休業

そごう・西武労働組合は、あす31日に西武池袋本店でのストライキを実施することを決めた。これを受け、そごう・西武は同店の同日の営業を取りやめる。労組は親会社であるセブン&アイ・ホールディングスが9月1日付で行おうとしているそごう・西武の売却を先送りするよう経営側に求めていたが、受け入れられないため最終手段でストの実施に踏み切る。

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そごう・西武労組「スト実施」 31日、西武池袋本店は休業

そごう・西武労働組合は、あす31日に西武池袋本店でのストライキを実施することを決めた。これを受け、そごう・西武は同店の同日の営業を取りやめる。労組は親会社であるセブン&アイ・ホールディングスが9月1日付で行おうとしているそごう・西武の売却を先送りするよう経営側に求めていたが、受け入れられないため最終手段でストの実施に踏み切る。

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ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ」がディズニー映画「ホーンテッドマンション」とコラボ

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」は、ディズニー映画「ホーンテッドマンション(The Haunted Mansion)」とコラボレーションしたコレクションを発表した。9月15日に「グラウンド ワイ」のラフォーレ原宿店で先行発売後、10月10日から他直営店とヨウジヤマモトのオフィシャルECサイト「ザ ショップ ヨウジヤマモト(THE SHOP YOHJI YAMAMOTO)」でも取り扱う。

コラボコレクションは、ロングシャツやオーバーサイズのTシャツ、ランニングシャツ、トートバッグなど全8型をラインアップ。どれも呪われた館の壁紙や水晶玉に入った女性“マダム・レオタ”、片手に持つハットボックスがトレードマークの“ハットボックスゴースト”、5人組の音楽グループ“ファントム・ファイブ”など、作中に登場するゴーストのグラフィックを大胆に落とし込んでいる。価格は9900〜7万400円。なおラフォーレ原宿店では、トートバックのホワイトカラーを限定販売する。

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ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ」がディズニー映画「ホーンテッドマンション」とコラボ

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」は、ディズニー映画「ホーンテッドマンション(The Haunted Mansion)」とコラボレーションしたコレクションを発表した。9月15日に「グラウンド ワイ」のラフォーレ原宿店で先行発売後、10月10日から他直営店とヨウジヤマモトのオフィシャルECサイト「ザ ショップ ヨウジヤマモト(THE SHOP YOHJI YAMAMOTO)」でも取り扱う。

コラボコレクションは、ロングシャツやオーバーサイズのTシャツ、ランニングシャツ、トートバッグなど全8型をラインアップ。どれも呪われた館の壁紙や水晶玉に入った女性“マダム・レオタ”、片手に持つハットボックスがトレードマークの“ハットボックスゴースト”、5人組の音楽グループ“ファントム・ファイブ”など、作中に登場するゴーストのグラフィックを大胆に落とし込んでいる。価格は9900〜7万400円。なおラフォーレ原宿店では、トートバックのホワイトカラーを限定販売する。

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ユニクロがリペア&リメークサービスを国内9店に拡大 ほつれ補修は1カ所500円から

「ユニクロ(UNIQLO)」は9月、自社商品のリペアやリメークサービスを提供する「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」を新たに国内6店に開設する。国内では2022年10月に東京・世田谷千歳台店に初導入し、23年春に開業した群馬・前橋南インター店、福岡・天神店の3店体制で運営してきたが、今秋は銀座や大阪にも開設。“1着を長く着る”価値観を発信していく。

導入する店舗は、銀座店、ユニクロ トウキョウ(ともに4日開設)、東急百貨店さっぽろ店(8日開設)、大阪・あべのキューズモール店(15日開設)、浅草店、御徒町店(ともに19日開設)の計6店。東急百貨店さっぽろ店は、新店開業と同時に「リ・ユニクロ スタジオ」を導入する。

「リ・ユニクロ スタジオ」では、Tシャツやニット、ダウンジャケットの穴修理、ジーンズのほつれや股ずれの補修、ボタン付けなどのリペアサービスを提供。料金は1カ所500円から。リメークサービスとしては、従来は“マイ ユニクロ”として提供していた刺しゅうサービス(1カ所700円から)を行う。既存3店で提供している刺し子刺しゅうによるリメークは、新店6店では行わない。

「リ・ユニクロ スタジオ」のサービスは、ドイツの店舗で行った服のアップサイクルワークショップをきっかけにスタートし、22年4月にオープンした英ロンドンのリージェントストリート店などで先行。8月末時点で、欧米や東南アジアなど13の国・地域の25店に導入している。日本のパイロット店という位置付けの世田谷千歳台店では、「40〜50代の男性客がジーンズの補修を依頼するケースが多い。冬はダウンの穴の修理が圧倒的に多い」という。

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ユニクロがリペア&リメークサービスを国内9店に拡大 ほつれ補修は1カ所500円から

「ユニクロ(UNIQLO)」は9月、自社商品のリペアやリメークサービスを提供する「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」を新たに国内6店に開設する。国内では2022年10月に東京・世田谷千歳台店に初導入し、23年春に開業した群馬・前橋南インター店、福岡・天神店の3店体制で運営してきたが、今秋は銀座や大阪にも開設。“1着を長く着る”価値観を発信していく。

導入する店舗は、銀座店、ユニクロ トウキョウ(ともに4日開設)、東急百貨店さっぽろ店(8日開設)、大阪・あべのキューズモール店(15日開設)、浅草店、御徒町店(ともに19日開設)の計6店。東急百貨店さっぽろ店は、新店開業と同時に「リ・ユニクロ スタジオ」を導入する。

「リ・ユニクロ スタジオ」では、Tシャツやニット、ダウンジャケットの穴修理、ジーンズのほつれや股ずれの補修、ボタン付けなどのリペアサービスを提供。料金は1カ所500円から。リメークサービスとしては、従来は“マイ ユニクロ”として提供していた刺しゅうサービス(1カ所700円から)を行う。既存3店で提供している刺し子刺しゅうによるリメークは、新店6店では行わない。

「リ・ユニクロ スタジオ」のサービスは、ドイツの店舗で行った服のアップサイクルワークショップをきっかけにスタートし、22年4月にオープンした英ロンドンのリージェントストリート店などで先行。8月末時点で、欧米や東南アジアなど13の国・地域の25店に導入している。日本のパイロット店という位置付けの世田谷千歳台店では、「40〜50代の男性客がジーンズの補修を依頼するケースが多い。冬はダウンの穴の修理が圧倒的に多い」という。

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名物アナリストが今後のラグジュアリー市場を分析 「富裕層とエントリー層を取り込めるメガブランドの見通しは引き続き明るい」

資産運用大手アライアンス・バーンスタイン(ALLIANCE BERNSTEIN)はこのほど、ラグジュアリーブランドや業界に精通したルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストによるリポート「未来の高級品消費者(Luxury Goods Consumer of the Future)」を発表した。市場の動向について、彼は「新型コロナウイルスのパンデミックが明けた幸福感の中で、消費者は高級商材に溺れた後、“冷静さ”を取り戻す可能性が高い。そして、ラグジュアリーの成長はゆるやかになり、このセクターは周期的なパターンに戻るだろう」と分析。ただし、「富裕層とエントリー層という異なる顧客セグメントを取り込めるポジショニングにあるメガブランドの見通しは引き続き明るい」と続ける。

同リポートによれば、ほとんどのラグジュアリーブランドでは、上位5%の顧客が売り上げの40%以上を占め、下位50%の顧客は売り上げの約15%を生み出しているという。そして、「所得と富の格差が拡大し、社会ピラミッドの頂点に立つ人々の消費力が高まっている。現代のラグジュアリー業界はこの10年間、無限にエスカレートしているような限定アイテムやVIP向け施設とイベントなど、以前よりさらに賢く多様な方法で、トップ層の消費者と再びつながりを深めている」という見解を示す。

一方、ラグジュアリーのメガブランドは、ビューティアイテムやシューズ、ベルト、Tシャツ、コスチュームジュエリー、サングラスなど、ウエアやバッグよりも低価格帯のカテゴリーでの商品展開を拡大し、より多くの顧客との接点を持つようにもなっている。例えば、「プラダ(PRADA)」は、8月にスキンケアとメイクアップ製品をローンチしたばかりだ。ソルカ=アナリストの見解では、高級品への欲求は普遍的なものになりつつあり、「私たちは、個人の権利と自己主張の時代を生きている。“理想の自分”になる手助けをしてくれるラグジュアリーブランドは、今の時代の気分や思考に完璧にフィットしている」と述べる。

さらに、大手ラグジュアリーブランドは、「排他性を維持しているように見せる」ためにカテゴリーの住み分けを行うことで、拡大する中流階級にもブランドを浸透させているようだ。これは、エントリー層の顧客向けのカフェやVIP顧客をもてなすプライベートサロンなど、店舗の設備にまで及ぶ。その象徴的な例が、「ディオール(DIOR)」のパリ・モンテーニュ通り30番地にある本店だ。リポートによると、同店は「あらゆるレベルの消費者が“(自分が所属する)階層”の範囲内で楽しめるように構成されており、一般客は12ユーロ(約1900円)で併設するミュージアム“ラ ギャラリー ディオール(LA GALERIE DIOR)”を訪れることができる一方、限られたトップ顧客はプライベートスイートを予約することができ、滞在中に数百万ユーロを使う」。

世界の主要市場の現状は?

リポートでは、パンデミック後の幸福感による2年半の再興を経て落ち着いたアメリカ市場をラグジュアリーセクター正常化の先駆けとして捉えており、その(一時的な)成長の流れを中国市場が引き継いだと見ている。そして、「日本など、コロナによる規制解除が遅かった国の人々は今でもYOLO(You Only Live Onceの略、“人生は一度きりだから思い切り楽しもう”という意味合いの言葉)モードだ。アメリカ人と比べると、ヨーロッパ人さえ、もっと楽観的だ」という。

またソルカ=アナリストは、「平時のラグジュアリー消費は、消費者がより豊かになったと感じているかに左右される。具体的には、経済成長が加速し、資産市場の価格が上昇し、金融緩和が行われたときに消費意欲が高まる」と説明。「ただ、これらの要因がどうであろうと、多かれ少なかれ、お金は使えるうちに使おうという意識は、パンデミックがもたらした結果の一つだ」と話す。

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「フェティコ」のポップアップショップがミッドウエスト東京でオープン 別注商品も

セレクトショップのミッドウエスト(MIDWEST)は、舟山瑛美デザイナーによる「フェティコ(FETICO)」のポップアップショップを9月2〜10日に、東京店で開催する。ショップでは、2023-24年秋冬コレクションのアイテムや別注のアイテムを販売する。

別注のアイテムは、フェイクレザーのショートジャケット。ラムレザーのスムースな質感を追求し、光沢感もある。ノーカラーのフロントに対し、バックは背中を見せるカッティングを施し、全体的にシャープな印象に仕上げた。2サイズ展開で、価格は7万2600円。

「フェティコ」は20-21年秋冬にデビュー。20年に終了した「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」でウィメンズを手掛けてきた舟山と、同じく「ダダ」でパタンナーをしていた高浜温子の2人が立ち上げた。ブランド名は、学生時代からアズディン・アライア(Azzedine Alaia)やジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)らのフェティッシュなテイストが好きだったという舟山のニックネームが由来。舟山は高校卒業後に渡英し、マランゴーニ学院(Istituto Marangoni)のロンドン校でファウンデーションコースを修了後に帰国。エスモードジャポン東京校でファッションデザインを学んだ後、国内のDCブランドで経験を積み、「ダダ」に参画した。

「フェティコ」は8月28日に2024年春夏コレクションのランウエイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で行ったばかり。9月6日にはブランド初となる海外ショーを香港で開催する予定だ。

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清野菜名×「レイ ビームス」第2弾 ジャージセットアップ、パーカ、キャップの計3型

「レイ ビームス(RAY BEAMS)」は、俳優・清野菜名とのコラボレーション第2弾として、本人がデザインしたアパレルアイテムを9月6日11時にビームス ウィメン原宿、ビームス公式オンラインショップ、ゾゾタウンで発売する。“ワッペンキャップ”のみビームス公式オンラインショップ、ゾゾタウンで予約販売を開始する。10月下旬頃に配送予定。

本コレクションは、ジャージのセットアップ(2万5300円)、パーカ(1万4300円)、キャップ(5500円)の計3型をそろえる。スポーティーかつメンズライクなコーディネートを好む清野菜名が“ラインジャージ”と“ワッペンパーカ”の制作を熱望し、胸元の刺しゅうやワッペン、サイズ感など細部にまでこだわったアイテムに仕上げた。“ワッペンキャップ”のボディーやアイレットは日常に取り入れやすいカラー配色にしたという。ワッペンのアルファベットは、清野菜名のイニシャルとなっている。第1弾に引き続き、商品ネームタグは本コレクションのために描き下ろした。発売を記念して、ビームス ウィメン原宿でポップアップを期間限定で開催し、店舗限定ノベルティとして“おつかれーらいす”ステッカーを数量限定で配布する。

■清野菜名×「レイ ビームス」ポップアップイベント
日程:9月6日〜
場所:ビームス ウィメン原宿
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-15 神宮前テラス 地下1階

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「シンヤコヅカ」2024年春夏コレクション

「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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「シンヤコヅカ」最高傑作の36ルック 月光が照らす幻想と覚悟

小塚信哉デザイナーのメンズブランド「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」は、2024年春夏コレクション“ISSUE #4”のランウエイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で29日に発表した。同ブランドは22年春夏シーズンにリブランディングし、コレクションに“ISSUE”を掲げてからショー形式の発表を毎シーズンを続けている。4回目となる今シーズンは新作披露の場であると共に、ブランドにとって“ある決意”を込めた転機のショーとなった。

「今までで一番自信がある」

ショー前の小塚デザイナーはいつも以上に落ち着き、堂々としていた。その理由はシンプルだった。「今シーズンは今まで一番自信がある」と、37歳の天才肌はこれまで聞いたことのないような声の張り具合で、早口に語る。「コレクションに“ISSUE”を掲げてから、ドローイングを服に発展させる手法を用いてきた。今シーズンはそのクリエイションをさらにはっきりと分かりやすくし、服単体ではなく情景を描きたかった」。

それはつまり「シンヤコヅカ」の良さでもあった“分かる人に伝わればいい”という広くない範囲に向けたクリエイションを、今シーズンからはより多くの人に分かりやすく伝える手法に切り替えるということだった。ブランドコンセプト“全ての物事は明瞭である必要はない”を“絵に描いたような情景”に刷新し、かすみがかった“SHINYAKOZUKA”のロゴは、筆跡がはっきり残る手描きの“SHINYAKOZUKA”に変わった。「ビジネス的な背景はもちろんあるけれど、自分も年齢を重ね、“誰かに認めてほしい”という気持ちよりも“誰かと共有したい”という思いが強くなった」。かつて学んだロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校で教わった「絵に描けることは全て立体にできる」という言葉も、方向転換への決意を後押しした。しかし、新たに進もうとしているものづくりは、これまで以上に自分をさらけ出すことでもある。顔出しNG、落語好き、酒好き――そんな男は「実は、今までのショーで一番緊張している」と猫背になっていた。本当に大丈夫なのか。本番直前には、自らを鼓舞するようにバックステージでぶつぶつと歌っていた。

過去最高の深夜散歩

ただ立っているだけで汗がにじんだショー会場の東京体育館屋外は、気がつけば真っ暗になり、ショー開始の20時を迎えるころには心地よい風が吹いていた。視線を上げると、きれいな月の柔らかな光が約500人のゲストを照らしている。24年春夏コレクションで描いたのは、今宵のような月がきれいな日に、小塚デザイナーがビール片手に散歩した街の風景だった。小塚デザイナーが月明かりの下で見たのは、イタリアンレストランの多忙なスタッフや、店内で微妙な距離感の男女、コンビニでタバコ3箱を買うスエット上下のおじさん、看板で名店と分かるトンカツ屋など。目に映る当たり前の風景がいくつも重なることで、まるで演劇のような絵空事に見えたという。

これらの情景を“ワンダフル ワンダー”と名付けてドローイングし、キーモチーフとしてコレクションの随所に使用した。エレファントカシマシの「月夜の散歩」が一帯に響くと、この絵空事を全面に配したジャケットのファーストルックが姿を見せる。ラグランスリーブの丸みのあるフォームに対し、ボトムスはパワーネットのレギンスでバランスに緩急をつけた。レギンスやシアーなトップスに描いたレタリングは、小塚デザイナーが散歩中に考えていたこと。「ファッションはもっとバカバカしくていいのに」などの言葉をランダムに並べる。そしてランダムのような英字を縦読みすると、実は「TAIHENDA!(大変だ!)」になっていたり、そのニットの品名は“タイト・ヘンリー・ディア(Tight Henry Dear)”で早読みすると「大変だ」だったり、ジャカードで描いた犬は“柴犬顔”と言われる小塚デザイナーに似せていたり、そのニットの品名は“セルフ・ポートレート”だったりと、分かりやすくしたはずのクリエイションに、100人が見て100人が気づかないような分かりづらい仕掛けを忍ばせた。誰よりも、作り手が一番楽しんでいる様子が伝わってきた。

得意とするオーバーサイズのユニホーム一辺倒ではなく、タイトなジャケットにエプロン風のスカートを合わせたスタイルや、シアー素材が軽やかに流動するロングシャツなど、旬の要素も盛り込んでいく。テキスタイルは、しっとりした質感や落ち着いたトーンの色使いで夜をイメージした。さらに、ウルトラスエードにレーザーカットで額縁柄を描く繊細なテクニックや、接結ラメをはじめとするスパークルアイテムの大胆な輝きなど、多彩な強弱のニュアンスを投入して、表情豊かなスタイルへと仕上げた。色柄で押していく印象だった以前までのスタイルからクオリティー面は明らかに向上しており、かつインディーズの自由な空気感を残したまま、クリエイションのスケールはさらに拡張。内向きなテーマを、ここまでロマンチックに品良く表現できる日本人デザイナーはなかなかいない。そして、ブルーとゴールド中心のカラーパレットのヒントになったのは、小塚デザイナーが散歩中に飲むプレミアムなビールだという、本当か冗談かも分からないオチもつけた。

この日のショーは、小塚デザイナー自身でスタイリングし、ラックにかかったコーディネート見本やスタッフパスも自らドローイングした。東コレへの参加を決めてから、すでに完成していた24年春夏コレクションのデザイン画を再び描き直して36ルックを再編集し、そのドローイングをもとに、足りないアイテムを急遽追加生産した。夜の情景を具現化した36ルックは、プロジェクションマッピングとなってショーのフィナーレに登場。「シンヤコヅカ」にとって最高傑作といえるコレクションだった。

「デザイナーとしてあと2年」

転機となった24年春夏コレクションは、今年6月にパリで開いた展示会でも過去最高の実績を残した。1年前に約2億円だった売上高は現在倍増し、海外比率は15%から30%に伸長。特に中国や韓国、香港などのアジアでの買い付けが増え、同時に自社ECの売り上げも堅調に推移するなど、同ブランドのビジネス面を担う取締役の梶浦慎平は「今が仕掛けどき」という確かな手応えを感じている。小塚デザイナーも、本格的な世界進出の目標に向けて勢いづく一方で、「デザイナーとしての勝負はあと2年」という意外な言葉も返ってきた。「思い返せば、9がつく年齢で転機を迎えてきた。19歳で渡英し、29歳でブランドでのビジネスを本格的に始めた。2年後には39歳になる。『シンヤコヅカ』のステージをもう一段階上げるには、あと2年しかないという気持ち」。

いつの時代も、30代半ばから40代前半の中堅デザイナーは、早かれ遅かれ転機を迎える。自身のライフステージの変化や、年齢を重ねていくファン、自分が着たい服と作りたい服、作るべき服のギャップなど、多くが進むべき方向性を考えるタイミングが訪れる。特に、今は若手の日本人デザイナーの層がどんどん厚くなっており、中堅デザイナーたちは下の世代の存在を意識せざるを得ない状況だろう。中堅ど真ん中の「シンヤコヅカ」は守りに入らず、攻めることを選んだ。伏し目がちだったロマンチストは顔を上げ、新しい景色を求めて歩き始めた。会場でショーを目の当たりにしたゲストや、オンラインでコレクションを見た視聴者、コレクションリポートを読む読者――それぞれの思考の先には、「シンヤコヅカ」の服がある。例え賛否が分かれようとも、共に同じ方向を見ながらファッションについて思いを巡らせることが、小塚信哉がデザインしたかった情景ではないだろうか。「シンヤコヅカ」の服は、当たり前の日常に、ほんの少しの幻想をすっと沁み込ませる。

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「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」×横尾忠則の第5弾 “寒山拾得”テーマの新作ドレス

イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」はこのほど、アーティストの横尾忠則とコラボレーションした“タダノリ ヨコオ イッセイ ミヤケ(TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE)”シリーズ第5弾として、新作のドレスを発表した。

横尾は、中国唐の時代の高僧、寒山と拾得を独自の解釈で再構築した「横尾忠則 寒山百得」展を東京国立博物館で9月12日から開催し、102点の新作を初公開する。ドレスには“寒山拾得”の最新作から10作品をデザインのモチーフにした。

ドレスは「イッセイ ミヤケ」1990年春夏コレクションで発表した“リズム・プリーツ”を復刻した2タイプのドレスで、熱を加えると自在に変形する「エイポック エイブル」独自のスチーム ストレッチ技法を施した。価格は27万5000円。9月12日から店頭で抽選販売の申し込みを受け付け、当選者には2024年3月ごろに商品を引き渡す。

また、東京・銀座の店舗「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442(ISSEY MIYAKE GINZA / 442)」の展示空間「キューブ(CUBE)」と大阪・南船橋の店舗イッセイ ミヤケ センバでは、インスタレーション形式の特別展示を行う。

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「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」×横尾忠則の第5弾 “寒山拾得”テーマの新作ドレス

イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」はこのほど、アーティストの横尾忠則とコラボレーションした“タダノリ ヨコオ イッセイ ミヤケ(TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE)”シリーズ第5弾として、新作のドレスを発表した。

横尾は、中国唐の時代の高僧、寒山と拾得を独自の解釈で再構築した「横尾忠則 寒山百得」展を東京国立博物館で9月12日から開催し、102点の新作を初公開する。ドレスには“寒山拾得”の最新作から10作品をデザインのモチーフにした。

ドレスは「イッセイ ミヤケ」1990年春夏コレクションで発表した“リズム・プリーツ”を復刻した2タイプのドレスで、熱を加えると自在に変形する「エイポック エイブル」独自のスチーム ストレッチ技法を施した。価格は27万5000円。9月12日から店頭で抽選販売の申し込みを受け付け、当選者には2024年3月ごろに商品を引き渡す。

また、東京・銀座の店舗「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442(ISSEY MIYAKE GINZA / 442)」の展示空間「キューブ(CUBE)」と大阪・南船橋の店舗イッセイ ミヤケ センバでは、インスタレーション形式の特別展示を行う。

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三越伊勢丹×「モスバーガー」の「モス越」が期間限定で開店 デパ地下クオリティーで勝負

三越伊勢丹と「モスバーガー」がコラボレーションし、期間限定でデパ地下クオリティーのスペシャルなハンバーガーを販売する店舗「モス越」をオープンする。9月6〜19日まで銀座三越の新館9階銀座テラス/テラスルームで開店する。

期間中に通期で提供する“銀座テリヤキバーガー”(1601円)は、1830年創業の日本料理店「なだ万厨房」のだし香るテリヤキソースと黒毛和牛のパティを楽しめるバーガーで、各日300点限定で提供する。“フルーツケーキサンド”(1601円)は、バーガースタイルで楽しめるデザート。「パティスリーモンシェール」の生地とクリームを使用しており、各日70点限りで提供する。

そのほか、週替わりのメニューを用意する。9月6〜12日には、銀座「天一」調理の天ぷらと「なだ万厨房」のすきやきの割り下を使用した“白姫えびのかき揚げライスバーガー”(1601円)、ローストビーフと黒毛和牛パティを贅沢にサンドした“ローストビーフバーガー”(1801円)をラインアップ。9月13〜19日には、「浅草今半」、「つきぢ松露」、「銀座若菜」の伝統を詰めた“すき焼だし巻き玉子ライスバーガー”(1801円)、長崎県産天然真鯛のフライに特製レモンタルタルソースを添えた“真鯛カツバーガー”(1601円)を提供する。全て各日200点限りとなる。

会場ではハンバーガーの他に「モス越」限定グッズも販売する。「モス越」×「キント(KINTO)」ウォーターボトル(各500mL、1980円)、「モス越」ショッパーバッグ(101円)をそろえる。

メニュー開発では、「モスバーガー」の商品開発担当と銀座三越の食品バイヤーが8カ月にわたり試行錯誤。試作を重ね、銀座三越のデパ地下でも人気の「なだ万厨房」や「浅草今半」など7店の食の銘店の味を詰めたスペシャルなハンバーガーに仕上げた。

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三越伊勢丹×「モスバーガー」の「モス越」が期間限定で開店 デパ地下クオリティーで勝負

三越伊勢丹と「モスバーガー」がコラボレーションし、期間限定でデパ地下クオリティーのスペシャルなハンバーガーを販売する店舗「モス越」をオープンする。9月6〜19日まで銀座三越の新館9階銀座テラス/テラスルームで開店する。

期間中に通期で提供する“銀座テリヤキバーガー”(1601円)は、1830年創業の日本料理店「なだ万厨房」のだし香るテリヤキソースと黒毛和牛のパティを楽しめるバーガーで、各日300点限定で提供する。“フルーツケーキサンド”(1601円)は、バーガースタイルで楽しめるデザート。「パティスリーモンシェール」の生地とクリームを使用しており、各日70点限りで提供する。

そのほか、週替わりのメニューを用意する。9月6〜12日には、銀座「天一」調理の天ぷらと「なだ万厨房」のすきやきの割り下を使用した“白姫えびのかき揚げライスバーガー”(1601円)、ローストビーフと黒毛和牛パティを贅沢にサンドした“ローストビーフバーガー”(1801円)をラインアップ。9月13〜19日には、「浅草今半」、「つきぢ松露」、「銀座若菜」の伝統を詰めた“すき焼だし巻き玉子ライスバーガー”(1801円)、長崎県産天然真鯛のフライに特製レモンタルタルソースを添えた“真鯛カツバーガー”(1601円)を提供する。全て各日200点限りとなる。

会場ではハンバーガーの他に「モス越」限定グッズも販売する。「モス越」×「キント(KINTO)」ウォーターボトル(各500mL、1980円)、「モス越」ショッパーバッグ(101円)をそろえる。

メニュー開発では、「モスバーガー」の商品開発担当と銀座三越の食品バイヤーが8カ月にわたり試行錯誤。試作を重ね、銀座三越のデパ地下でも人気の「なだ万厨房」や「浅草今半」など7店の食の銘店の味を詰めたスペシャルなハンバーガーに仕上げた。

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行動制限ナシの夏に着たいのはコレ! 「ゾゾタウン」でZ世代が探したアイテム(2023年7月)

ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で好調なアイテムやショップは? 同サイトの最大顧客層でもあるZ世代顧客の1カ月間の動向を聞いた。デジタルネイティブな20代前半までの層の支持を集めたアイテムは? 「ゾゾコスメ (ZOZOCOSME)」におけるビューティの人気アイテムも気になるところだ。今のトレンドが一目で分かる結果になっている(掲載は全て順不同)。

検索高伸長アイテムには、スニーカーサンダルやビジューサンダル、ビニールバッグといった夏らしいアイテムに加え、浴衣をグレードアップする帯締めがランクインした。

【検索数急上昇/トレンドのアイテムカテゴリー10選】

※( )内は前年同期比

伸長要因:
定番アイテムの一つ、ラグランTシャツは、モックネック仕様のものが人気。ボディスーツは、タックインもキレイに決まり、たるみが出ないため好評。かぎ編みトップスは、シンプルな服装にプラスするだけで、こなれた印象に。シアー系トップスと同様に好調なアイテム。

世界的にトレンドになっているタイトなミニスカートが絶好調。カットアウトデニムは、ワイドシルエットで、両サイドにカットアウトが施されたデザインが人気。

ナップサックはドローストリングがポイントで、ナイロン素材のタイプが人気。クリアバッグも行楽シーズンにマッチ。スニーカーサンダルは歩きやすく、厚底な為スタイルアップも可能。トレンドのビジュー付きサンダルも厚底タイプが好調。制限のない行楽シーズンの訪れで、帯締めが絶好調。

【好調ビューティアイテム5選】

【好調/人気ショップ10選・順不同】

【7月の取り組み成功事例】
90年代の人気ドラマ「GTO」とコラボ。「GTO」のロゴを落とし込んだコーチジャケットや、反町隆史演じる"鬼塚英吉"の名シーンをプリントしたTシャツなどのアイテムを販売。

BL漫画「高良くんと天城くん」とコラボし、人気キャラ描き下ろしイラストを使用した限定アイテムを販売。「ZOZOの広場」を舞台にしたオリジナル描き下ろし漫画の公開に加え、イベント「高良くんと天城くん × ZOZOTOWN in 西千葉DAYS」を8月18~31日に実施。

「マンチェスター・シティFC」が出場する、明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomoとコラボ。マンチェスター・シティFCの選手名と番号をあしらったアパレルアイテムの販売や、抽選で「横浜F・マリノスとマンチェスター・シティFCの観戦チケット」をプレゼントする購入者キャンペーンを実施。

【8月の取り組み】
韓国の女性アイドルグループ「aespa」とコラボし、“Y2K”をテーマに、オリジナルロゴやメンバーカラーをあしらったアパレルや雑貨を17日から受注販売。本企画限定のトレーディングカードをプレゼントする購入者特典に加え、ファッションコンプリートセットをプレゼントするSNSキャンペーンを実施予定。

テレビディレクター・岡宗秀吾と「ゾゾヴィラ」がコラボする新企画「OKAMUNE ARCHIVES」第1弾。1983年に公開され、今年40周年を迎えた映画「竜二」にフィーチャーしたTシャツを、4日から受注販売。同作の熱狂的ファンである芸人の千原ジュニアをメインビジュアルに起用。

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夏休みのお出かけ需要で盛り上がる ルミネエスト新宿や渋谷109で好調だったブランドは?(2023年7月)

猛暑日が続いたが、夏休みに向けた外出需要やイベント需要が高まり、都内の主要ショッピングセンターはどこも売上高2ケタ増だった。ファッションのセールは盛り上がりに欠け、プロパー商品を多く販売する傾向。アーティストとのコラボキャンペーンや、飲食をフックにするなどが集客の仕掛けとして奏功している。都心店はインバウンド需要も大きな追い風になっている。

渋谷109

【高伸長ブランド】

サンリオ(212%増)/サマンサベガ(172%増)/ラファリーストア(110%増)/リズリサ(93%増)/シークレットハニーバイハニーバンチ(88%増)/スプレイ(69%増)/ヴォルカンアンドアフロダイティ(66%増)/キスキス(61増)/ミツマル チコ(60%増)/ドレステーブル バイ シンクスビューティパレット(59%増)/プラザ(48%増)/ミツマルイング プレミアムストア(43%増)/リエンダ(43%増)/ミツマル リン(43%増)/ドールキス(42%増)/マウジー(39%増)/レディミーゴー!(39増)/ギャレッツ(37%増)

【前年比なし好調店舗】

サンアイリゾート/ワンアフターアナザー ナイスクラップ/ルナアース/アルシーヴ/ドットケーオーエム/オリーブ・デ・オリーブ/アンミール/ダズリン/ネバーマインドザエックスユー/バブルス

【安定・堅調ブランド】

スライ/エモダ/アマベル/エブリン/アナップ/プニュズ/フリーズマート/アンクルージュ/cs T&P/エヴリス/フィグ&ヴァイパー/アールアンドイー/レディアゼル/ミツマル エメフィール プラチナ/ジェイダ/グランドエッジ/ウィゴー/リサマリ/ピーチ・ジョン ザ ストア/クリックス/ロイヤルパーティー/アメーバマーズ

【7月の概況】

売上高は前年同期比35.8%増、入館者数は同18.1%増だった。家族連れや友人同士、地方客、インバウンドと幅広く多数のお客さまが来店した。Vuberのポップアップ展開と、セールタイアップで起用したアーティストの影響も大きく、入館者数の増加に繋がった。購買率(47.8%)も前年同期に比べ3.2ポイントアップした。アパレル店舗は、夏休みにおける外出需要やイベント需要が高まり、コーデ購入も多数得られて好調に推移。セール月であったが、全体的にプロパー商品の稼働が高かったことで、客単価増(同7.3%増)に寄与した。

【8月の計画】

1〜20日に6人組ボーイズグループ「DXTEEN」を起用したセールを開催。期間中はシリンダーを中心にビジュアルが館内外に掲出されるほか、ポップアップストアのオープン、ノベルティープレゼント企画など、さまざまな取り組みを実施した。

9日9時半にLINEお友だち登録者限定で、館内で1000円以上のお買い物に使用可能な500円お買物券引き換えクーポンを配信。その場でお友だち登録された方にもクーポンを配信。
15日から10月14日まで秋物ファッションの販売訴求企画として、モデルが着用したファッションビジュアルを制作。ムービーも間内デジタルサイネージで放映。

ルミネエスト新宿

【高伸長ブランド】

アトモスピンク(96%増)/ライチ(71%増)/ジェラートピケ(64%増)/ゴールディ(59%増)/エミ(45%増)/シップス エニィ(W)(41%増)/ディーゼル(38%増)/ビームス(35%増)/ヒステリックグラマー(34%増)/トリップ(32%増)/ハッピーソックス(30%増)/エテ(22%増)/デスティネーション(17%増)/ポーター スタンド(135%増)/アグ(78%増)/オーカ(73%増)/ビジュリィ(71%増)/スパイラルガール(67%増)/ダーリッチ(64%増)/シールーム・リン(29%増)/エイミーイストワール(27%増)/マウジー(26%増)/フリーズマート(24%増)/ムルーア(24%増)/エモダ(22%増)/カシラ(21%増)/ジェミカ(19%増)/リエンダ(18%増)/オニツカタイガー(181%増)/リルリリー(108%増)/レイ ビームス(32%増)/エフ(20%増)/メリージェニー(40%増)/ローリーズファーム(37%増)/アルシーヴ(34%増)/マルキーゼ(31%増)/ヘザー(31%増)/ウンナナクール(30%増)/シアラ(24%増)/マジェスティックレゴン(20%増)/プニュズ(17%増)/サンリオ(137%増)/靴下屋(72%増)/ダブルネーム(57%増)/エブリン(41%増)/アリーバイダブルクローゼット(39%増)/フラワー(36%増)/ビス(35%増)/ジーナシス(34%増)/コトモノマルシェ(32%増)/アンミール(30%増)/レイカズン(28%増)/ケービーエフ(28%増)/スリーコインズ(26%増)/ページボーイ(26%増)/ダズリン(25%増)/センスオブプレイス(21%増)/アイシティ(14%増)アンテ バイアンテシュクレ(12%増)/津田家(100%増)/チーク(51%増)/アパート バイローリーズ(44%増)/ラブラリー バイフェイラー(42%増)/ハルタ(39%増)/トリートユアセルフ(36%増)/ピーク&パイン(33%増)/エムライン(32%増)/ロペピクニック(31%増)/ドリードール(24%増)/リュッカ(23%増)/サンアイリゾート(21%増)/アンデミュウ(20%増)/ウィルセレクション(18%増)/グレゴリー(122%増)/カルバン・クライン(95%増)/デザートスノー(64%増)/シップス エニィ(M)(57%増)/オグラ 眼鏡店(51%増)/ヴィレッジ・バンガード(37%増)/コール&レスポンス(34%増)/ステュディオス(25%増)/ノーアイディー(21%増)/tk. タケオ キクチ(20%増)/トルク(19%増)/ルイス(15%増)/ジュンレッド(14%増)/エルエイチピー(13%増)/ABCマート グランドステージ(109%増)/ブラフシューペリア(101%増)/レトロガール(76%増)/カーハート(67%増)/アヴァランチ(59%増)/ウィゴー(43%増)/ゾフマート(43%増)/ルールズ バイ ロウドリップ(19%増)/レイジブルー(15%増)/ラティス(12%増)

【7月の概況】

館の売上高は前年同月比25.2%増だった。バーゲン前の上旬は、平日と休日でお客さま層が変わり購買動向も変化した。平日は、プロパーの新規アイテムが稼働し、着回しができるものや新規の晩夏(アースカラー)アイテム、秋口まで着られるアイテム、キャミワンピ、シアー素材が売れ筋だった。休日になるとセール待ちのお客さまが増加した。

13〜19日のルミネ・ザ・バーゲン期間中の3連休は、お客さまが多かったものの、以前のように初日の朝に行列ができるようなことははなかった。バーゲン3日目くらいまでの間で「新作」「コラボ」を用意したショップは、リアルの集客と売り上げにつなげていた。バーゲン期中は、全面値下げではなく、プロパー商品を併売するショップが多数、見受けられた。

バーゲン後は、プロパー品とのセットによりセット率がアップ。セールを1~2ラック程にとどめプロパーに切り替えているショップやプロパー在庫を切らさずに展開できたショップが好調だった。また、夏休みの集客を狙ったコラボ商材を展開しているショップも見受けられた。

【8月の計画】

9月13日まで2023年秋冬シーズン立ち上がり施策”IT’S NEW”WEEKを開催中。各ショップが受注会や先行販売を実施するほか、ノベルティーやポイントアップなどのキャンペーンなどを行う。

玉川高島屋S・C

【高伸長ブランド】

※( )内のパーセンテージは対前年同期比
プレインピープル(81%増)/ノワールドプーペ(79%増)/ミズイロインド(71%増)/オルビス(66%増)/ラブラリーバイフェイラー(65%増)/トゥモローランド(W)(58%増)/ミラオーウェン(56%増)/ブリーフィング(55%増)/リベーチェ(50%増)/アンテプリマ(48%増)

【安定・堅調ブランド】

アニエスベー/ウィム ガゼット/マックスマーラ/マルティニーク/ネミカ/マギー/ジェラートピケ/ハウスオブロータス/エタンスラン/セブンティ/トゥモローランド(M)/ヤヌーク/エストネーション/シップス/ディーゼル/ビームス/ビショップ/ブルックスブラザーズ/メーカーズシャツ鎌倉/ユナイテッドアローズ/リベーチェ/ドレステリア/きものやまと/東京ますいわ屋/ダイアナ/スタージュエリー/フォーナインズ/プラザ/無印良品/プロトリーフ

【7月の概況】

専門店売上高は前年同期比11.4%増で、19年対比で2.4%増だった。14日から4日間のセール「タマガワスペシャルデイズ(以下、TSD)」は売上高が同14.4%増の113億円だった。また、5~31日の「シールームリン」のポップアップの売り上げも1360万と好調だった。

TSDでは、初日よりセール目当てのお客さまが多く来店し、入店客数は4日間累計で同8.4%増。夏休みのおでかけ需要や猛暑の影響もあって、衣料品、服飾、雑貨業種で夏物商材が伸長。衣料品業種ではノースリーブワンピ、リネンなど夏素材、ビジネスでも着用可能なセットアップ等が高稼働。またセールイベントであっても、プロパー品でもお買い求めになる傾向は年々強まっており、プロパーでジャストシーズンアイテムを用意できた店舗は、客単価もあがり、売り上げをかさ上げすることができた。

【8月の計画】

2〜30日に「パサンドバイヌキテパ」のポップアップを実施。18日に「デサント」がリニューアルオープン。24日に「パルクアン カラー」がオープン

ルミネ新宿

【高伸長ブランド】

スナイデル ビューティ(269%増)/リファ (122%増)/オルビス(86%増)/マスターピース(80%増)/フレッドペリー(68%増)/デクーヴェルト(57%増)/エロチカ(54%増)/ABCマート スポーツ プラス(53%増)/アニュアンス(53%増)/ビータイム(52%増)/マルティニーク(41%増)/スナイデル ホーム(39%増)/スティーブンアラン(38%増)/マーコート(37%増)/ティアラ(35%増)/ワームス(35%増)/オゥパラディ(34%増)/リムオブジンズ(34%増)/オサジ(33%増)/ミラオーウェン(33%増)/オデット(33%増)/シーナリー(32%増)/ジェラートピケ(32%増)/ビショップ(32%増)/トゥモローランド(31%増)/靴下屋(31%増)

【7月の概況】

館の売上高の前年同月比は18.9%増だった。上旬は、気温が高く、盛夏アイテムへのニーズが高まった。

13〜19日のルミネ・ザ・バーゲン期間中は、特に若年層や週末のフリーのお客さまのセールニーズが高く、ワンピースやトップスなどのセール品が稼働した。一方で、バーゲン期間中に復刻アイテムの予約会を実施したショップでは、店外までお並びいただくほど顧客さまの来店があった。他にも人気商材の再入荷などプロパー品のトピックスがあるショップは、バーゲン以外の目的来店をつくることができ、期間中好調に推移した。下旬から順次秋冬を立ち上げるショップが増えたが、気温が高い日が続いたため、秋色夏素材のすぐ着られるアイテムが好反応だった。また値段よりも気に入るかどうかが購買の決め手となっていた。

引き続きインバウンドは好調で、衣料品やコスメなどが稼働した。中国からのお客さまが増えたことに加えて、夏休みに入ったため日本人の一時帰国のお客さまが増えている。

【8月の計画】

9月13日まで2023年秋冬シーズン立ち上がり施策”IT’S NEW”WEEKを開催中。各ショップが受注会や先行販売を実施するほか、ノベルティーやポイントアップなどのキャンペーンなどを行う。1〜31日に「ラグタグ」買取センターが期間限定オープン。

10日にルミネ2 2階に「ラブティックボンボン」がオープンする。

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いま「名古屋」が熱いワケ:記者談話室vol.93

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

第93回は「いま『名古屋』が熱いワケ」です。「WWDJAPAN」8月21日号では「名古屋30」と題した特集を掲載しました。名古屋はファッションやビューティの分野では、最も売り上げを稼ぐ一番店がけっこう多いと言われています。なぜ名古屋で売れるのか。特集を担当した横山記者が解説します。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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「ルイ・ヴィトン」が腕時計“タンブール”の新作を9月に発売 ウオッチの高級路線化で現行モデルの約80%を廃番に

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アイコニックなウオッチ“タンブール(TAMBOUR)”をシックかつスポーティーに再解釈した新作を9月に発売する。また、ウオッチの高級路線化を進めるため、今回の新作発売を前に現行モデルの80%程度を順次廃番とする。

新作は、直径40mmで厚さ8.3mmの薄型ケースとメタルブレスレットを一体化したユニセックスモデルで、ステンレススティール製を2型、ゴールドを2型、ステンレススティールとゴールドを組み合わせたものを1型の計5型を用意した。価格は“タンブール オトマティック スティール(Tambour Automatic Stainless Steel)”のブルーとシルバーがそれぞれ261万8000円で、ほかのモデルについては近日中に発表する。

ジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターは、「これまでのモデルは平均4000ユーロ(約63万円)程度だったが、今後は2万ユーロ(約316万円)以上となる。一気にこれだけ価格帯を上げるのは、『ルイ・ヴィトン』全体で見ると大したことではないかもしれないが、ウオッチ部門としては大胆な変革でありギャンブルだ」と語った。新作については、「年間の売り上げ目標は設定していない。少しずつ着実に成長させ、顧客やブランドの正当性にとって申し分のないものに育て上げていきたい」と意気込みを見せた。

100モデル以上ある現行ラインアップのうち継続が決定しているのは、“タンブール ホライゾン ライト・アップ(Tambour Horizon Light Up)”や、2021年に発売した“タンブール ストリート ダイバー(Tambour Street Diver)”のほか、複数のウィメンズモデルやハイエンドモデルなど、およそ20モデル程度。同氏によれば、廃番となるモデルの製造は18カ月前から中止していたという。

こうしたウオッチの高級化は長期的な戦略であり、今回のコレクションの結果にかかわらず、2030年まで継続する。なお、現在「ルイ・ヴィトン」のウオッチを買い求めるのは、腕時計をファッションアクセサリーとして購入する顧客と、熱心な腕時計コレクターに大別できるという。高価格化によって前者の顧客層を失う可能性もあるが、それは覚悟していると同氏は説明する。「私たちのゴールは、みんなに(『ルイ・ヴィトン』の)腕時計を着けてもらうことではない。価格を下げ、大量に売ることで事業を拡大することに興味はない。職人のノウハウを高め、それを注ぎ込んだ製品を作り、長年のコレクターや当ブランドの熱心な顧客に心から満足してもらえるハイエンドな作品を届けたいと考えている」。

「ルイ・ヴィトン」は02年に初のウオッチコレクションとして“タンブール”を発表して以来、ウオッチメイキングのアトリエ、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン(La Fabrique du Temps Louis Vuitton)」に投資している。同氏は、「幸運なことに、私たちの部門はウオッチメイキングに情熱のある、大きなメゾンの一部だ。短期間で投資のリターンを得ることを考えずに、のびのびとした発想でハイエンドなウオッチを作ることができる」とコメントした。

なお、今回の新作モデルは「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」初の自社製自動巻き3針ムーブメント、キャリバーLFT023を搭載しているが、これはスイスを拠点とするムーブメントのスペシャリスト、ル・セルクル・デ・オルロジェ(LE CERCLE DES HORLOGERS)と共同で開発・設計した。「当社のみで開発した場合、堅牢性など全ての面で満足できるものを作るには4〜5年かかってしまう。完全に自社製だと言うためだけに、信頼性の低い製品を発表したくなかった」。

また、今後は頻繁に新製品を発表するのではなく、さらなる複雑機構の開発や、完全オーダーメードの時計作りを優先する。これは職人の人数による製造キャパシティーなどの問題もあるが、それだけではないという。同氏は、「最近は(大量に)消費することより、クラフツマンシップを尊ぶようになってきている。腕時計を10本購入する代わりに、たった1本の、しかしとてつもなく素晴らしい品を手に入れたいと考える人が増えており、そうした意味でも当ブランドの戦略は時代の動きとマッチしている」と分析した。

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「Z世代のことなら私に聞いて」 25歳女性が手掛ける新業態を2店舗同日オープン。 京都発の飲食企業『株式会社THAN』

【記事のポイント】 ●京都発の飲食企業、株式会社THAN(京都市下京区函谷鉾町101アーバンネット四条烏丸ビル6階、代表取締役:織田裕貴氏)が絶好調だ。25歳女性スタッフが全面プロデュースした当社の新業態「accent(アクセント)」と、 "萌え断"な創作天ぷらがZ世代に大人気で連日賑わう天ぷら酒場「てんぷぅ」の2号店を、京都河原町に8月25日(金)、同時オープンした。
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