不動産クリエイティブ事業を展開するVALMが、千葉県安房群に1年中プールが楽しめるリゾートホテル、「ボタニカル・プール・クラブ(BOTANICAL POOL CLUB、以下BPC)」を8月25日にオープンしました。プールクラブをイメージした同施設では、プールをメインに、サウナやバーベキュー、プールサイドバーも満喫できるそう! 盛り沢山な内容に、SNSではオープン前から耳の早い人たちの間では噂になっていました。今回は、BPCでの宿泊体験をリポートします。
GOOD NEWSの食のブランドラインアップも拡大。21年には、チーズを作る過程で廃棄されてしまうホエイ(乳清)からできた“ブラウンチーズ”を主役にしたクッキーサンドの「ブラウンチーズブラザー」と、規格外の野菜や余ってしまう食材を生かすことでフードロス問題に向き合うスパイスカレーパン「コナとスパイス」が仲間入り。今年6月には、自然と人が共生する里山の恵みを詰め込んだ新ブランド「里山ワルツ」のシリーズが誕生し、放牧酪農を行う那須の森林ノ牧場のミルクを使用した「森のミルクタルト」を、自然の中で放し飼いにされた鶏のたまごを使った「麓のエッグタルト」を発売
し、じわじわとファンを増やしている。
「ウィルソンカキ(WILSONKAKI)」は“2021年の注目すべきアジアのデザイナー10人”に選出されたウィルソン・カキ・イップ=デザイナーが同年に設立したユニセックスウエアブランドです。今季は“日常の痕跡(TRACE OF LIFE)”をテーマに、衣服のシワに着想したコレクションに挑戦。シワ加工や大量のスナップボタンでアレンジしたワークシャツやジャケット、カーゴパンツ、デニム、Tシャツなどを披露しました。また、アルミニウムベースの形状記憶生地やボンディング素材、スナップボタンが形成するプリーツや折り目で、“手を上げる、歩く、座る”といった動きの痕跡も表現しました。小物も豊富で、「アシックス(ASICS)」とコラボした“GT-2160”や“GEL-NYC”、1970〜90年代のデジタルウォッチをリメイクした三連時計やネックレス、ベルトも目を引きました。(松村)
13:00「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
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朝藤りむデザイナーによる「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」が今シーズンも奇想天外なショーを見せました。アンダーグラウンドと水を掛け合わせた造語“Under Wateround”をテーマに、荒川区にある日本初の下水処理場「旧三河島汚水処理場ポンプ場施設」でショーを開催。安部公房の短編小説「水中都市」に着想して、都市生活と海洋生物が交わり、日常が非日常になるイメージをウエアに込めました。毛羽立ったジャカードやサテン素材で表現したウロコや、ヒレのように見える肩周りのフリル、デポン紀の海洋生物の色鮮やかなグラフィックなど。同ブランドは独創的な世界観で、舞台衣装のような奇抜さがあるものの、トラックジャケットなどのスポーティーなリアルクローズも増やしており、クリエイションの幅の広がりも感じました。(美濃島)
15:00「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」
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「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」はシェヤン・ジン=デザイナーが2020年にスタートしたウィメンズウエアブランドで、初のランウエイショーを行いました。深夜の東京の工事現場で見たコンクリートに着想し、“ナイト インザ コンクリート リバー(Night In The Concrete River )”をテーマに掲げました。全体的にダークな色調のスタイリングと、時折見せる青のアイテムが川を想起させます。ワンピースのとがった肩やスクエアシェイプでコンクリートの硬さを表現する一方で、サテンやシルクなどの軽やかな素材で川の柔らかさを表しました。デニムやライニングはデッドストックの生地をアップサイクルしたそうです。着想源となった夜を回想する際の、記憶の曖昧さを表現するため、顔を覆うようなシルバーアクセサリーも組み合わせました。初のショーを終えたジン=デザイナーは「まだ夢にいるみたい、もちろん、またショーをしたい」と笑顔を見せました。(松村)
長野剛織デザイナーによる「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」が東京・鶯谷にある元キャバレーのホール東京キネマ倶楽部でショーを発表しました。「セヴシグ」がメンズ、「アンディサイデッド」がウィメンズの合同ショーです。 “IF WE BREAK DOWN THE WALLS (もし壁を取っ払えたら)“をテーマに、戦争に対する長野デザイナーの思いを反映。スラブの伝統的な民族衣装に見られる花の刺しゅうやクロスステッチを、ヒッピー風のスタイルに落とし込み、ダメージ加工したデニムやクラックレザーのライダースジャケットで、争いによって傷を負った人々の心を表現しました。またチャットGPTを使って「トラの頭を持った神」や「赤い豹の毛皮を着た魔女」といった架空の神々をグラフィック化し、アロハシャツやスカジャンにあしらいました。「もし、争いを生み出す障壁を取り除くことができたら、その先に光があるといいな」という理由で、光沢のあるアイテムも押し出しました。(松村)
「ウィルソンカキ(WILSONKAKI)」は“2021年の注目すべきアジアのデザイナー10人”に選出されたウィルソン・カキ・イップ=デザイナーが同年に設立したユニセックスウエアブランドです。今季は“日常の痕跡(TRACE OF LIFE)”をテーマに、衣服のシワに着想したコレクションに挑戦。シワ加工や大量のスナップボタンでアレンジしたワークシャツやジャケット、カーゴパンツ、デニム、Tシャツなどを披露しました。また、アルミニウムベースの形状記憶生地やボンディング素材、スナップボタンが形成するプリーツや折り目で、“手を上げる、歩く、座る”といった動きの痕跡も表現しました。小物も豊富で、「アシックス(ASICS)」とコラボした“GT-2160”や“GEL-NYC”、1970〜90年代のデジタルウォッチをリメイクした三連時計やネックレス、ベルトも目を引きました。(松村)
13:00「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
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朝藤りむデザイナーによる「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」が今シーズンも奇想天外なショーを見せました。アンダーグラウンドと水を掛け合わせた造語“Under Wateround”をテーマに、荒川区にある日本初の下水処理場「旧三河島汚水処理場ポンプ場施設」でショーを開催。安部公房の短編小説「水中都市」に着想して、都市生活と海洋生物が交わり、日常が非日常になるイメージをウエアに込めました。毛羽立ったジャカードやサテン素材で表現したウロコや、ヒレのように見える肩周りのフリル、デポン紀の海洋生物の色鮮やかなグラフィックなど。同ブランドは独創的な世界観で、舞台衣装のような奇抜さがあるものの、トラックジャケットなどのスポーティーなリアルクローズも増やしており、クリエイションの幅の広がりも感じました。(美濃島)
15:00「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」
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「イージェイシェヤン(EJ SHEYANG)」はシェヤン・ジン=デザイナーが2020年にスタートしたウィメンズウエアブランドで、初のランウエイショーを行いました。深夜の東京の工事現場で見たコンクリートに着想し、“ナイト インザ コンクリート リバー(Night In The Concrete River )”をテーマに掲げました。全体的にダークな色調のスタイリングと、時折見せる青のアイテムが川を想起させます。ワンピースのとがった肩やスクエアシェイプでコンクリートの硬さを表現する一方で、サテンやシルクなどの軽やかな素材で川の柔らかさを表しました。デニムやライニングはデッドストックの生地をアップサイクルしたそうです。着想源となった夜を回想する際の、記憶の曖昧さを表現するため、顔を覆うようなシルバーアクセサリーも組み合わせました。初のショーを終えたジン=デザイナーは「まだ夢にいるみたい、もちろん、またショーをしたい」と笑顔を見せました。(松村)
長野剛織デザイナーによる「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG/(UN)DECIDED」が東京・鶯谷にある元キャバレーのホール東京キネマ倶楽部でショーを発表しました。「セヴシグ」がメンズ、「アンディサイデッド」がウィメンズの合同ショーです。 “IF WE BREAK DOWN THE WALLS (もし壁を取っ払えたら)“をテーマに、戦争に対する長野デザイナーの思いを反映。スラブの伝統的な民族衣装に見られる花の刺しゅうやクロスステッチを、ヒッピー風のスタイルに落とし込み、ダメージ加工したデニムやクラックレザーのライダースジャケットで、争いによって傷を負った人々の心を表現しました。またチャットGPTを使って「トラの頭を持った神」や「赤い豹の毛皮を着た魔女」といった架空の神々をグラフィック化し、アロハシャツやスカジャンにあしらいました。「もし、争いを生み出す障壁を取り除くことができたら、その先に光があるといいな」という理由で、光沢のあるアイテムも押し出しました。(松村)